テルモ株式会社 4543

精密機器 IFRS 健全性: S (95点)

データ取得日: 2026-07-26 | 過去15年分の財務データを掲載

AI 業績サマリー 生成: 2026-07-07 / codex-gpt55-v1
テルモ株式会社は、連結子会社101社、持分法適用会社4社で構成される。事業区分は心臓血管カンパニー、メディカルケアソリューションズカンパニー、血液・細胞テクノロジーカンパニー、オーガンテクノロジーズ事業である。

FY2026の売上高は1兆1,318億円で前年比+9.2%、営業利益は1,763億円で+11.8%、経常利益は1,745億円、純利益は1,359億円で+16.2%となった。営業利益率は15.6%で、売上と各利益が拡大した。

総資産は2兆3,122億円で前年比+26.5%、純資産は1兆5,845億円で+15.8%。自己資本比率は68.5%、ROEは9.2%。営業CFは2,309億円、投資CFは-3,441億円、財務CFは1,555億円、現金は2,805億円、従業員は31,185名である。

EPSは92.1円、PERは22.9倍、配当は30.0円、配当性向は27.8%。中長期ビジョンに「デバイスからソリューションへ」を掲げる。高齢化社会、個別化医療の進展、2025年10月29日付の完全子会社化に伴う新事業追加が注目点である。

※ EDINET DB API が生成・提供する AI要約です。投資判断は必ず一次情報(有価証券報告書・決算短信)をご確認ください。

業績推移

業績予想 次期通期予想(2026-05-15 発表)

項目 予想値 直近通期実績(2026年度) 増減
売上高 12,390億円 11,319億円 +9.5%
営業利益 2,245億円 1,763億円 +27.3%
純利益 1,653億円 1,359億円 +21.6%
EPS 112.06円 92.14円 +21.6%
1株配当 (DPS) 36.00円 30.00円 +20.0%
予想PER* 18.8倍 22.9倍 (実績)
予想配当利回り* 1.71% 1.42% (実績)

※ 業績予想は企業発表値です。期末決算と同時に発表された次期予想です。 * 印は当サイトが PBR×BPS から推定した株価をもとに独自計算した参考指標です。

財務指標(2026年度)

主要指標

ROE 9.2%
PER 22.9倍
PBR 1.96倍
配当利回り 1.42%
配当性向 32.6%

収益性

ROA 5.9%
売上総利益率 52.5%
営業利益率 15.6%
純利益率 12.0%

成長性

前年比 3Y CAGR 5Y CAGR
売上高 +9.2% +11.3% +13.0%
営業利益 +11.8%
純利益 +16.2% +15.0%
EPS +16.6% +15.7%

安全性

自己資本比率 68.5%
流動比率 159.2%
D/Eレシオ 0.24倍

派生指標 参考

時価総額* 31,056億円
ネットキャッシュ* ▲993億円
Net Debt/EBITDA* 0.37倍
EV/EBITDA* 11.8倍
FCFマージン* -10.0%
DOE* 2.79%

* 印は当サイトが EDINET から取得した財務データをもとに独自に計算した参考指標です。 EDINETから直接取得した数値ではないため、実際の市場値や各種データソースの公表値と乖離する場合があります。 投資判断は必ず一次情報をご確認ください。

業種比較 業種: 精密機器 日経225内同業 4社

指標 自社 日経225 同業平均
(4社)
EDINET 全体平均
(52社)
同業平均との偏差
ROE 9.2% 11.5% 9.6% -2.29pt
PER 22.9倍 41.6倍 -18.67
PBR 1.96倍 3.15倍 -1.19
配当利回り 1.42% 0.97% +0.45pt
配当性向 32.6% 26.6% +5.94pt
ROA 5.9% 7.9% -2.00pt
売上総利益率 52.5% 55.4% -2.88pt
営業利益率 15.6% 10.6% 9.8% +4.96pt
純利益率 12.0% 11.8% +0.19pt

※「日経225 同業平均」は当サイトで日経225採用銘柄から自前集計した値。 「EDINET 全体平均」は EDINET DB API が返す上場企業全体(中小・赤字含む)の平均で、ROE と営業利益率のみ提供されます。 偏差はパーセンテージポイント(pt)または倍率差。

キャッシュフロー(2026年度)

営業CF 2,309億円
投資CF ▲3,441億円
財務CF 1,555億円
設備投資 971億円
現金等残高 2,805億円
年度 営業CF 投資CF 財務CF フリーCF 設備投資 現金等残高
2026 2,309億円 ▲3,441億円 1,555億円 ▲1,133億円 971億円 2,805億円
2025 2,108億円 ▲825億円 ▲1,088億円 1,283億円 825億円 2,219億円
2024 1,463億円 ▲815億円 ▲621億円 649億円 784億円 2,049億円
2023 1,175億円 ▲591億円 ▲866億円 584億円 758億円 1,873億円
2022 1,415億円 ▲785億円 ▲709億円 630億円 692億円 2,053億円
2021 1,215億円 ▲853億円 ▲74億円 362億円 772億円 2,008億円
2020 1,175億円 ▲847億円 140億円 328億円 895億円 1,669億円
2019 936億円 ▲748億円 ▲675億円 188億円 608億円 1,230億円
2018 1,146億円 ▲441億円 ▲41億円 705億円 1,678億円
2017 829億円 ▲1,835億円 610億円 ▲1,006億円 1,050億円
2016 803億円 ▲235億円 ▲799億円 568億円 1,469億円
2015 731億円 ▲404億円 441億円 327億円 1,767億円
2014 963億円 ▲527億円 ▲318億円 435億円 925億円
2013 503億円 ▲313億円 ▲223億円 190億円 752億円
2012 562億円 ▲2,472億円 1,830億円 ▲1,910億円 738億円

※ フリーCF = 営業CF + 投資CF(投資CFは通常マイナス)。設備投資額は絶対値で表示。

損益計算書(2026年度)

項目 金額 売上比
売上高 11,319億円 100.0%
売上原価 5,372億円 47.5%
売上総利益 5,947億円 52.5%
販管費 4,099億円 36.2%
営業利益 1,763億円 15.6%
純利益 1,359億円 12.0%

※ 会計基準: IFRS / 有報提出日: 2026-06-23 11:38。 売上原価・売上総利益・販管費が「—」の項目は EDINET に該当データが無いことを示します(金融・通信・IFRS企業など)。 経常利益は会計基準により非開示の場合があります。

貸借対照表(2026年度)

項目 金額 総資産比
資産
総資産 23,122億円 100.0%
現金等 2,805億円 12.1%
その他資産 20,317億円 87.9%
負債・純資産
総負債 7,277億円 31.5%
有利子負債 3,798億円 16.4%
その他負債 3,479億円 15.0%
純資産 15,845億円 68.5%
自己資本 15,845億円 68.5%
うち利益剰余金 11,165億円 48.3%

※「その他資産」「その他負債」は EDINET 取得値から計算で算出(その他資産 = 総資産 − 現金等、その他負債 = 総負債 − 有利子負債)。 利益剰余金は自己資本に含まれる内訳項目です。 総資産 = 総負債 + 純資産 が成立しない場合はデータの整合性をご確認ください。

事業規模・コスト構造(2026年度)

従業員数 31,185人 1人当たり売上 36百万円
研究開発費 769億円 売上比 6.79%
減価償却費 954億円 売上比 8.43%

※「1人当たり売上」「売上比%」はサイト内で計算した派生指標です。 研究開発費は製造業以外では非開示の場合があります(サービス業・金融業など)。

信用評価履歴 EDINET DB スコア(過去15年分)

健全性スコア (2026年度) 95点 ランク S
業種ベンチマーク 複数の指標で全業種上位に位置しており、競争力の高い企業 強み 3項目 / 弱み 0項目
直近の評価コメントを見る (2026年度)

信用評価

自己資本比率 68.5%。財務基盤は非常に堅い

投資評価

PER 22.9倍で適正水準

※ EDINET DB API が独自の指標と業種ベンチマークから算出するスコア・ランク・コメントです。 S = 90点以上 / A = 75-89点 / B = 60-74点 / C/D = それ未満。

直近の決算短信

開示日時タイトル区分売上高前年比 営業利益前年比 純利益前年比EPS PDF
2026-05-15 15:30 2026年3月期 期末決算短信〔IFRS〕(連結) (PDF 518 KB) Q4 11,319億円 +9.2% 1,763億円 +11.8% 1,359億円 +16.2% 92.1 PDF
2026-02-13 15:30 Q3 8,316億円 +7.7% 1,449億円 +8.5% 1,095億円 +11.1% 74.3 PDF
2025-11-12 2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔IFRS〕(連結) Q2 5,349億円 1,010億円 769億円 92.2 PDF
2025-08-07 2026年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結) Q1 2,600億円 559億円 418億円 28.4 PDF
2025-05-14 2025年3月期 Q4 10,362億円 1,577億円 1,170億円 79.0 PDF
業績概況・今後の見通し(2026-05-15 発表分) 約457字
2027年3月期においても、医療需要の増加傾向が継続し、欧米を中心に売上収益の拡大が見込まれます。マクロ環境は、サプライチェーンの混乱や、原材料価格の高騰リスクは継続するものと考えます。また、中東情勢をはじめとする地政学リスクも高まり、先行きは不透明な状況になっています。このような環境下において、業績予想については、売上収益、調整後営業利益において増収増益を見込んでいます。米国における関税政策と中東情勢の影響についても一定の想定に基づき影響額を推定し、業績見通しに織り込んでいます。製造現場における生産性の向上、コスト削減策等、市場環境に応じた適切な対策を今後も推進していきます。高成長が見込まれる分野では、引き続き生産能力の拡大を中心とする設備投資を進める予定です。また、5カ年成長戦略「GS26」の最終年度である今期においても、医療従事者の不足や院内業務効率化の推進等、医療現場の課題に向き合い、新たな価値・ソリューションを提供する事業の拡大・創出に取り組むことで、成長戦略で掲げた目標の達成を目指します。

出典: 決算短信PDF(外部リンク)

大量保有報告書(5%超の株主)

報告日 提出者(グループ) 個別保有者 保有割合
個別 / 合計
株数 保有目的 種別
2026-05-21 野村證券株式会社 (同左) 0.28%
計 9.19%
411万株 証券業務に係る商品在庫、及び累積投資業務の運営目的として保有している。 変更
2026-05-21 野村證券株式会社 ノムラ インターナショナル ピーエルシー(NOMURA INTERNATIONAL PLC) 0.13%
計 9.19%
198万株 証券業務に係わる商品在庫として保有している。 変更
2026-05-21 野村證券株式会社 野村アセットマネジメント株式会社 8.78%
計 9.19%
1.30億株 信託財産の運用として保有している。 変更
2026-05-21 野村證券株式会社 (同左) 0.28%
計 9.19%
411万株 証券業務に係る商品在庫、及び累積投資業務の運営目的として保有している。 変更
2026-05-21 野村證券株式会社 ノムラ インターナショナル ピーエルシー(NOMURA INTERNATIONAL PLC) 0.13%
計 9.19%
198万株 証券業務に係わる商品在庫として保有している。 変更
2026-05-21 野村證券株式会社 野村アセットマネジメント株式会社 8.78%
計 9.19%
1.30億株 信託財産の運用として保有している。 変更
2026-05-21 野村證券株式会社 (同左) 0.28%
計 9.19%
411万株 証券業務に係る商品在庫、及び累積投資業務の運営目的として保有している。 変更
2026-05-21 野村證券株式会社 ノムラ インターナショナル ピーエルシー(NOMURA INTERNATIONAL PLC) 0.13%
計 9.19%
198万株 証券業務に係わる商品在庫として保有している。 変更
2026-05-21 野村證券株式会社 野村アセットマネジメント株式会社 8.78%
計 9.19%
1.30億株 信託財産の運用として保有している。 変更
2026-04-21 マサチューセッツ・ファイナンシャル・サービセズ・カンパニー マサチューセッツ・ファイナンシャル・サービセズ・カンパニー(Massachusetts Financial Services Company) 6.56%
計 6.67%
9,706万株 純投資(資産運用契約に基づき、顧客資産の運用のために保有している。) 変更

※「個別保有者」が「(同左)」の行は提出者本人による保有。複数行が同じ提出者なら共同保有グループの内訳を表します。 保有目的が長い場合は冒頭40字のみ表示し、ホバーで全文表示します。

財務データ推移

年度売上高営業利益純利益 総資産純資産EPS配当
2026 11,319億円 1,763億円 1,359億円 23,122億円 15,845億円 92.1 30.0
2025 10,362億円 1,577億円 1,170億円 18,284億円 13,685億円 79.0 26.0
2024 9,219億円 1,401億円 1,064億円 18,314億円 13,271億円 71.5 44.0
2023 8,202億円 1,173億円 893億円 16,022億円 11,111億円 119.0 40.0
2022 7,033億円 1,160億円 888億円 14,737億円 10,123億円 117.5 34.0
2021 6,138億円 984億円 773億円 13,512億円 8,567億円 102.3 29.0
2020 6,289億円 1,106億円 852億円 12,414億円 7,548億円 114.0 28.0
2019 5,995億円 1,066億円 795億円 11,208億円 6,980億円 108.7 54.0
2018 5,878億円 1,086億円 913億円 10,810億円 5,503億円 259.1 50.0
2017 5,142億円 766億円 550億円 10,223億円 4,914億円 76.2 42.0
2016 5,250億円 817億円 507億円 8,895億円 5,002億円 135.1 39.0
2015 4,895億円 675億円 385億円 9,921億円 5,735億円 50.7 30.5
2014 4,674億円 341億円 8,328億円 4,962億円 89.8 58.0
2013 4,023億円 470億円 7,710億円 4,379億円 123.8 44.0
2012 3,867億円 242億円 6,925億円 3,525億円 63.6 39.0

事業の状況(有価証券報告書より)

最新の有価証券報告書から、事業内容・リスク・経営方針・経営成績の概況を掲載します。各セクションをクリックして展開してください。

沿革 FY2026 / 約1,737字
2 【沿革】 1921年9月東京都東京市下谷区に資本金500千円にて「赤線検温器株式会社」を設立1922年2月体温計を発売1963年1月プラスチック製注射筒を発売1964年1月静岡県富士宮市に富士宮工場開設1970年3月静岡県富士宮市に愛鷹工場開設1971年5月ベルギーにテルモヨーロッパNV設立1971年10月米国にキンブルテルモ社(現テルモアメリカスホールディング, Inc.)設立1974年10月「テルモ株式会社」と商号変更1983年4月山梨県中巨摩郡昭和町に甲府工場開設1985年5月当社株式東京証券取引所市場第一部へ指定1989年11月神奈川県足柄上郡中井町に研究開発センター開設1991年1月静岡県富士市に駿河工場開設1995年12月中国にテルモ医療産品杭州有限公司を設立1998年3月フィリピンにテルモフィリピンCorp.を設立1999年6月インドにテルモペンポールLtd.を設立1999年6月テルモメディカルCorp.(現テルモアメリカスホールディング, Inc.)が米国3M社から人工心肺事業を買収しテルモカーディオバスキュラーシステムズCorp.及びテルモカーディオバスキュラーシステムズヨーロッパGmbHを設立2002年6月研究開発センター敷地内に医療関係者向けトレーニング施設「テルモメディカルプラネックス」開設2002年11月英国バスクテック, Ltd.を買収2005年1月エドワーズライフサイエンス(株)より日本国内における人工心肺関連事業を譲受2005年2月米国ミッションメディカルInc.を買収2006年3月米国マイクロベンション, Inc.を買収2006年4月ベトナムにテルモベトナムCo., Ltd.を設立2007年1月チリにテルモチリLtda.を設立2007年3月ドイツ コーラー社より人工心臓弁事業を譲受2008年6月(株)クリニカル・サプライ(現テルモ・クリニカルサプライ(株))を買収2010年1月テルモアメリカスホールディング, Inc.を設立2011年4月米国カリディアンBCTホールディングCorp.(現テルモBCTホールディングCorp.)を買収2011年5月コスタリカにマイクロベンションコスタリカS.r.l.を設立2011年8月中国に泰尓茂中国投資有限公司を設立2011年11月シンガポールにテルモアジアホールディングスPte. Ltd.を設立2011年12月米国オンセットメディカルCorp.を買収2011年12月山口県山口市にテルモ山口(株)を設立2012年12月中国に威高テルモ威高医療産品有限公司を設立2013年1月ベトナムにテルモBCTベトナム Co., Ltd.を設立2013年2月ロシアにテルモロシアLLC.を設立2013年3月ポーランドでメドサービスSp. z.o.o.を買収2013年7月テルモインディアプライベートLtd.を設立2014年1月米国にテルモメディカルイノベーション, Inc.を設立2016年2月アラブ首長国連邦にテルモミドルイーストFZE.を設立2016年7月米国シークエントメディカル, Inc.を買収2016年10月プエルトリコにテルモプエルトリコLLCを設立2017年1月米国セント・ジュード・メディカル社と米国アボットラボラトリーズ社から止血デバイス事業等を買収2017年3月米国ボルトンメディカル, Inc.を買収2018年12月中国易生科技(北京)有限公司(エッセン・テクノロジー社)を買収2019年11月米国アオルティカCorp.を買収2020年1月コスタリカにテルモカーディオバスキュラーコスタリカLLC S.r.l.を設立2020年5月コスタリカにTFBマニュファクチャリングS.r.l.を設立2021年2月米国ヘルスケアアウトカムズサイエンシズの全資産を買収2023年11月南アフリカ共和国にテルモ南アフリカ Pty. Ltd.を設立2024年8月コーポレートベンチャーキャピタル「Terumo Ventures」を設立2025年9月中国ウーシー・バイオロジクス社からドイツ レバークーゼンの薬剤製品工場を買収2025年10月英国オーガノックス, Ltd.を買収
配当政策 FY2026 / 約648字
3 【配当政策】当社は、高い利益性と持続的な成長を確保するため、利益の再投資を適正かつ積極的に進め、企業価値の一層の増大を図っていきます。これは、株主の皆様の利益に適うものであり、投資価値の増大につながるものと考えております。株主の皆様への利益配分につきましては、安定した増配に加えて、成長投資や財務健全性等を総合的に勘案しながら、総還元性向50%を水準に自己株式取得も検討してまいります。当社は、中間配当と期末配当の年2回の剰余金の配当を行うことを基本方針としております。これらの剰余金の配当の決定機関は、期末配当につきましては株主総会、中間配当につきましては取締役会です。当事業年度の剰余金の配当につきましては、中間配当は1株当たり15円を実施し、期末配当は1株当たり15円を、2026年6月26日開催予定の定時株主総会で決議して実施する予定です。この結果、当期の配当性向(連結)は32.6%となりました。内部留保資金につきましては、研究開発の推進、生産設備の拡充及び海外事業の展開などに重点的に投資し、経営基盤の強化を図るために有効投資してまいります。当社は、「取締役会の決議により、毎年9月30日を基準日として、中間配当を行うことができる。」旨を定款に定めております。なお、当事業年度に係る剰余金の配当は以下のとおりです。 決議年月日配当金の総額(百万円)1株当たり配当額(円)2025年11月12日取締役会決議22,126152026年6月26日定時株主総会決議(予定)22,12615
監査の状況 FY2026 / 約4,048字
(3) 【監査の状況】当社は、2026年4月1日付けで経営基盤の強化を目的に、コーポレート機能部門を再編しました。それに伴い内部監査室を内部監査部へ名称変更、J-SOX室はリスクマネジメント部に、SCM推進室はグループサプライチェーン部にそれぞれ統合されております。なお、「(3) 監査の状況」では2026年3月31日時点の部門名を記載しております。 ① 監査等委員会による監査の状況a.組織と人員当社は監査等委員会設置会社であり、監査等委員会は3名の取締役(うち2名は社外取締役)で構成されています。各監査等委員の状況および当事業年度に開催した監査等委員会と取締役会への出席率は以下のとおりです。役職名氏名経歴等当事業年度の監査等委員会への出席率当事業年度の取締役会への出席率常勤監査等委員柴﨑 崇紀当社SCM推進室長、上席執行役員・中国地域代表を務める等、豊富な業務経験・知見を有しております。100%(14/14回)100%(15/15回)社外監査等委員(独立役員)中村 雅一公認会計士の資格を有しており、財務および会計に関する相当程度の知見を有しております。100%(3/3回)100%(4/4回)社外監査等委員(独立役員)宇野 総一郎日本および海外での弁護士としての専門的な知見および豊富な経験を有しております。100%(14/14回)100%(15/15回)社外監査等委員(独立役員)林 敬子公認会計士の資格を有しており、財務および会計に関する相当程度の知見を有しております。100%(11/11回)100%(11/11回) (注)林氏の監査等委員会および取締役会の出席回数については、2025年6月24日開催の定時株主総会での就任以降に開催された監査等委員会および取締役会を対象としております。また、中村氏の監査等委員会および取締役会の出席回数については、2025年6月24日の定時株主総会での退任以前に開催された監査等委員会および取締役会を対象としております。 なお、監査等委員会の監査・監督業務の強化のため、監査等委員会を補助する組織として監査等委員会室を設置し、専任スタッフを配置しています。専任スタッフは監査等委員の指示・命令に基づき職務を行い、監査等委員でない取締役その他グループ役職員からの指示・命令を受けません。 b.重点監査項目年度計画において以下を重点監査項目と定めて活動しました。1)中長期成長戦略の進捗確認・各カンパニー、本社各部門、および国内外の事業所や子会社での中長期成長戦略の策定、運用及び進捗状況の確認2)内部統制システムの有効性およびリスク管理体制の確認 c.監査活動における役割分担常勤監査等委員と社外監査等委員による監査活動とその役割分担は以下のとおりです。監査活動頻度分担常勤社外主要な決裁・重要書類、議事録などの閲覧毎月〇〇国内外子会社および主要事業所の往査随時〇〇会長、社長CEO、取締役、CFO、カンパニープレジデントのヒアリング毎月〇-役員、本社各部門責任者のヒアリング定期〇〇内部監査室からの報告毎月〇〇代表取締役との意見交換半期毎〇〇監査等委員会の実効性評価定期〇〇会計監査人との面談四半期および随時〇〇 d.監査活動の概要下記の監査活動を通じてガバナンス体制の運用状況を確認し、必要に応じて提言を行いました。・取締役会、経営会議およびその他の重要会議への出席ならびに主要な決裁、業務執行に関する重要書類、議事録などの閲覧により、意思決定プロセス、リスク管理体制、および内部統制の整備運用状況を確認しました。・国内外の子会社および主要事業所については、往査やWEB会議により経営者や責任者への聴取および現場視察を行い、マネジメントの状況、リスク認識と対応、内部統制の整備運用状況、ならびに資産管理状況を確認しました。・会長、社長CEO、取締役、CFO、各カンパニーのプレジデントから、事業の状況、リスク認識と対応、および内部統制の整備・運用状況について毎月聴取を行いました。・役員、本社各部門責任者から、事業の状況、リスク認識と対応、および内部統制の整備・運用状況について定期聴取を行いました。・内部監査室とは毎月会合を開催し、内部監査の計画や結果について報告を受けるとともに、必要に応じて監査指示等を行いました。当該定例会において、J-SOX室より財務報告に係る内部統制評価の報告を受け、内部監査室とともにその内容を確認しました。・内部統制の整備・運用状況およびコンプライアンス体制の運用状況等に関する重要テーマについては、関連部門を監査等委員会に招聘してヒアリングを行い、必要に応じて指示・助言を行いました。・代表取締役と定期的な会合を持ち、経営課題や監査活動を通じて発見した問題点およびその改善要請等について意見交換を行いました。・監査等委員会の実効性についてアンケート形式で自己評価を実施し、次年度以降の監査計画に反映させるべく討議を行いました。・会計監査人とは、12回の面談を行いました。定期的な監査報告会や意見交換会を持つほか、監査上の主要な検討事項(KAM)およびその他テーマについて適宜意見交換を行い、連携を深める一方、会計監査人の独立性、監査の適正性および監査品質について確認・評価を行いました。 ② 内部監査室による監査内部監査室は、社長CEO直轄の組織でグローバルの監査体制(国内9名、海外13名)を構築し、その強化を推進しております。業務の有効性、効率性、コンプライアンスおよび資産保全の観点で、子会社を含むグループ全体の監査を定期的に実施し、発見事項の分析および改善提言を報告書にまとめております。報告書は監査対象部門責任者、社長CEO、監査等委員会および関連する部門等に報告しております。監査計画および総括報告は内部統制委員会および取締役会に行っております。また、金融商品取引法に基づく財務報告の信頼性を確保する内部統制の整備、運用の有効性を評価しております。 ③ 会計監査の状況a.監査法人の名称有限責任 あずさ監査法人 b.継続監査期間23年間継続監査期間は、現任の監査人である有限責任 あずさ監査法人が2004年に新日本監査法人から業務を引き継いで以降の期間を開示しております。 c.業務を執行した公認会計士業務を執行した公認会計士の氏名継続監査年数指定有限責任社員 業務執行社員 谷 尋史2年指定有限責任社員 業務執行社員 渡辺 雄一6年指定有限責任社員 業務執行社員 松尾 洋孝4年 d.監査業務に係る補助者の構成監査業務に係る補助者の構成公認会計士        25名その他           89名 e.会計監査人の選定方針と理由監査等委員会が、有限責任 あずさ監査法人の独立性および専門性、品質管理体制、ガバナンス体制、当社グループの活動全体を一元的に監査する体制を有しているか、ならびに監査報酬等を総合的に勘案し、適任と判断いたしました。 f.監査等委員会による会計監査人の評価監査等委員会は、毎期、会計監査人の適格性、独立性、専門性、監査の品質管理状況、ガバナンス体制の状況、監査等委員・経営者・内部監査部門とのコミュニケーションの状況、当期の監査実績ならびに会計監査の職務の遂行状況等を総合的に評価しています。 g.会計監査人の解任または不再任の決定の方針会計監査人が会社法第340条第1項各号のいずれかに該当すると判断した場合、監査等委員会は、監査等委員全員の同意により会計監査人を解任いたします。監査等委員会は、毎期の評価に基づき不再任が妥当と判断した場合、会計監査人の不再任に関する株主総会提出議案の内容を決定いたします。 ④ 監査報酬の内容等a.監査公認会計士等に対する報酬の内容 区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)提出会社15933171―連結子会社7383計166361793 (前連結会計年度)提出会社における非監査業務の内容は、主としてコンフォートレターに関する業務です。連結子会社における非監査業務の内容は、主として財務情報のレビュー業務です。 (当連結会計年度)連結子会社における非監査業務の内容は、主として財務情報のレビュー業務です。 b.監査公認会計士等と同一のネットワーク(KPMG)に対する報酬(a.を除く) 区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)提出会社―4―60連結子会社671195711224計671199711285 (前連結会計年度)当社及び連結子会社における非監査業務の内容は、主として税務に関する助言業務です。 (当連結会計年度)当社及び連結子会社における非監査業務の内容は、主として税務に関する助言業務です。 c.その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容(前連結会計年度)該当事項はありません。 (当連結会計年度)該当事項はありません。 d.監査報酬の決定方針当社は、監査契約締結前に当社の監査公認会計士等が当社の規模・業務の特性から見積った監査計画時間に基づく報酬額を協議し、監査等委員会の同意を得た上で、正式な社内手続きを経て決定する方針としております。 e.監査等委員会が会計監査人の報酬等に同意した理由監査等委員会は、前期の会計監査の遂行状況を評価し、当該期の監査計画の内容および報酬見積りの妥当性等を確認した結果、会計監査人の報酬等について、監査品質を維持向上していくために合理的な水準であると判断したため、会社法第399条第1項および第3項の同意をしています。
設備の概要 FY2026 / 約686字
1 【設備投資等の概要】当社グループは、主に生産部門における生産能力の増強、効率化、品質改善等を目的とした設備投資のほか、研究開発部門の充実、強化を図るための投資を継続的に実施しております。当連結会計年度は971億円の設備投資等を実施しました。報告セグメントごとに示すと以下のとおりです。 心臓血管カンパニーの設備投資額は367億円となりました。主に愛鷹工場、テルモメディカルCorp.、バスクテック,Ltd.、マイクロベンション,Inc.において生産能力の増強等を実施しました。メディカルケアソリューションズカンパニーの設備投資額は367億円となりました。医療機器と医薬品を組み合わせたコンビネーション製品の開発製造受託(Contract Development and Manufacturing Organization。以下、「CDMO」)等の生産体制強化のため甲府工場内の新棟工場建設に向けた投資に加え、富士宮工場、テルモヨーロッパN.V.において、生産能力の増強、設備更新等を実施しました。血液・細胞テクノロジーカンパニーの設備投資額は217億円となりました。テルモBCT, Inc.を中心に、生産能力の増強等に加え、引き続き原料血漿採取関連の生産設備等の投資を実施しました。オーガンテクノロジーズの設備投資額は11億円となりました。臓器保存デバイス関連の設備投資を実施しました。全社共通(管理部門)の設備投資額は9億円となりました。業務システムの機能向上を目的とした投資等を実施しました。なお、当連結会計年度において、重要な設備の除却・売却などはありません。
従業員の状況 FY2026 / 約2,010字
(2) 【従業員の状況】① 連結会社の状況2026年3月31日現在セグメントの名称従業員数(人)心臓血管カンパニー17,007メディカルケアソリューションズカンパニー6,331血液・細胞テクノロジーカンパニー6,557オーガンテクノロジーズ事業238全社(管理)1,052合計31,185 (注) 従業員数は就業人員数であり、当社グループからグループ外への出向者及び派遣社員等は除いています。 ② 提出会社の状況2026年3月31日現在従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)5,73640.315.68,216,6215.5 セグメントの名称従業員数(人)心臓血管カンパニー2,128メディカルケアソリューションズカンパニー2,469血液・細胞テクノロジーカンパニー287オーガンテクノロジーズ事業-全社(管理)852合計5,736 (注) 1.従業員数は就業人員数であり、当社から社外への出向者及び派遣社員等は除いています。2.平均年齢、平均勤続年数及び平均年間給与の算出に際しては、当社正社員分のみで算出しております。3.平均年間給与(税込)は、基準外賃金及び賞与を含んでおります。 ③ 労働組合の状況 当社の労働組合は、テルモ労働組合(2026年3月31日現在組合員数3,850名)が組織されております。テルモ労働組合はUAゼンセンに加盟しております。なお、労使関係は概ね良好であり、特記すべき事項はありません。 ④ 使用人等のみに対して付与する新株予約権の内容使用人等のみに対して付与する新株予約権の内容について「1株式等の状況 (2) 新株予約権等の状況 ① ストックオプション制度の内容」に記載しております。 ⑤ 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異 (a) 提出会社当事業年度管理職に占める女性労働者の割合(%)男性労働者の育児休業取得率(%)労働者の男女の賃金の差異(%)全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者13.288.383.484.281.8 (注)1.管理職に占める女性労働者の割合及び労働者の男女の賃金の差異については、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出しております。2.管理職に占める女性労働者の人数は139名です。(2026年3月31日現在)3.男性労働者の育児休業取得率については、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出しております。4.管理職に占める女性労働者の割合及び男性労働者の育児休業取得率については、出向者を出向先の労働者として集計しております。(該当がある場合)5.労働者の男女の賃金の差異については、出向者を出向元の労働者として集計しております。(該当がある場合。海外出向者を除く)6.賃金の差異は管理職に占める女性の割合が低いことが影響していると考えられるため、女性管理職比率の更なる引き上げを目指し、女性リーダーシップ研修等の拡充や、ジョブ型人事制度導入による管理職任用条件の見直し等の取り組みを進めております。 (b) 連結子会社当事業年度名称管理職に占める女性労働者の割合(%)男性労働者の育児休業取得率(%)労働者の男女の賃金の差異(%)全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者テルモ山口(株)6.385.787.789.594.2テルモヒューマンクリエイト(株)69.233.383.8101.289.0テルモ・クリニカルサプライ(株)5.0----テルモBCT(株)7.4---- (注)1.管理職に占める女性労働者の割合及び労働者の男女の賃金の差異については、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出しております。2.男性労働者の育児休業取得率については、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出しております。3.管理職に占める女性労働者の割合及び男性労働者の育児休業取得率については、出向者を出向先の労働者として集計しております。(該当がある場合)4.労働者の男女の賃金の差異については、出向者を出向元の労働者として集計しております。(該当がある場合。海外出向者を除く)
研究開発活動 FY2026 / 約3,050字
6 【研究開発活動】当連結会計年度の研究開発費は769億円(売上収益比率6.8%)となりました。 心臓血管カンパニーインターベンショナルシステムズ事業では、OPUSWAVEデュアルセンサーイメージングシステムおよび、同システムに使用する DualViewイメージングカテーテルが、米国食品医薬品局(FDA)より510(k)クリアランスを取得しました。OPUSWAVEイメージングシステムは、光干渉断層法(OFDI)と血管内超音波(IVUS)という2つの血管内イメージング技術を、1本のカテーテルで同時に取得可能とするデュアルセンサーシステムです。これにより、血管内の微細構造を高解像度で可視化するOFDIと、血管全体構造を把握できるIVUSのそれぞれの特性を活かした包括的な評価が可能になります。また、末梢血管、ラディアルアクセスの領域では、下肢動脈の血管内治療に用いる薬剤塗布バルーンカテーテル「Kanshas」の薬事承認を本邦で取得しました。Kanshasは、テルモ初の下肢動脈用薬剤塗布バルーンで、再狭窄リスクの低減が期待されます。有効長200cmのロングシャフトによりラディアル手技に対応しており、独自のUnicoat薬剤塗布技術を通じて、下肢治療における薬剤送達の安定性向上を図っています。国内で年間約3万件規模とされる下肢動脈治療市場において、末梢血管分野の製品ポートフォリオ拡充を進めます。心臓外科・体外循環領域では、カーディオバスキュラー事業が、体外循環用血液学的パラメータモニタ「CDI OneView モニタリングシステム」を開発し、米国FDA 510(k)クリアランス取得に続き、欧州医療機器規則(MDR)認証を取得しました。最大22項目のパラメータをリアルタイムに可視化するデジタルモニタリング技術として、周術期管理の高度化を支える取り組みであり、グローバルで順次発売を開始しています。当事業に係る研究開発費は539億円となりました。 メディカルケアソリューションズカンパニーホスピタルケアソリューション事業では、日本初となる留置針型ミッドラインカテーテル「サーフローMidela」を国内の医療機関で発売しました。本製品は、上腕の末梢静脈から挿入し腋窩付近に留置するミッドラインカテーテルで、末梢静脈留置カテーテル(PIVC)と末梢挿入型中心静脈カテーテル(PICC)の中間に位置づけられます。従来、PIVCでは、短期間での交換が必要であり、PICCでは高度な穿刺技術が課題とされてきましたが、ミッドラインカテーテルは、より低侵襲かつ安全に末梢での輸液治療を行う選択肢となります。また、独自の「3D針テクノロジー」による穿刺成功率の向上に加え、止血弁や針刺し防止機構を搭載することで安全性を高め、患者さんおよび医療従事者双方の負担軽減に配慮した設計を特長としています。ファーマシューティカルソリューション事業では、医薬品開発製造受託(CDMO)事業のグローバル展開に向けた基盤強化を進めました。2025年5月、WuXi Biologics社がドイツ・レバークーゼンに保有する薬剤製品工場の買収に合意し、欧州における初のCDMO生産拠点を獲得しました。本工場は、医薬品の製造所における製造管理と品質管理に関する基準(GMP)に準拠した設備と生産ノウハウを有しており、プレフィルドシリンジ製剤やバイアル製剤の開発・生産を通じて、欧米を中心とするCDMO需要への対応を進めます。本取り組みは、国内拠点で培ってきた製剤・無菌充填技術と海外生産拠点を組み合わせ、ファーマシューティカルソリューション事業における研究開発および生産体制の拡充を図るものです。また、テルモの凍結乾燥血漿製剤の製造システム開発プロジェクトが、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の令和7年度「次世代型医療機器開発等促進事業(医療機器版3Rプロジェクト)」に採択されました。本事業は、供給途絶リスクの高い医療機器の国産化を通じ、日本の医療機器産業の競争力強化を目指すものです。従来の新鮮凍結血漿は融解に時間を要することに加え、冷凍保管が必要なため、災害医療や離島医療、救急現場での使用に制約があります。本プロジェクトでは、常温保管と迅速な再構成が可能なソフトバッグ型凍結乾燥血漿製剤を開発し、防衛医科大学校と連携して国内製造体制の確立と世界初の実用化を目指します。当事業に係る研究開発費は99億円となりました。 血液・細胞テクノロジーカンパニー血液製剤化分野では、血液自動製剤システム「Reveos」およびソフトウェア「Lumia」が米国内の複数の血液センターで導入され、全血処理の自動化による供給安定化に向けた取り組みが進められています。Reveosは、全血から血小板・血漿・赤血球を単一の自動遠心工程で分離するシステムであり、従来の多工程にわたる手作業依存型プロセスの効率化と標準化を可能としています。これにLumiaを組み合わせることで、装置稼働状況や処理データを一元的に管理し、業務フロー全体の可視化および運用最適化を支援します。こうした装置とソフトウェアを一体で活用する取り組みにより、限られた人員体制下でも安定した血液成分製造を行うための基盤整備が進められており、血小板供給の安定化や業務効率の向上に向けた実践的な活用が広がっています。また、京都大学iPS細胞研究財団(CiRA財団)との共同研究がAMED事業に採択されました。細胞増殖システム「Quantum Flex」を活用して、iPS細胞製造における手作業依存や品質ばらつき、コスト増大といった課題に対応するため、自動化・標準化された拡大培養プロセスの確立に向けた研究開発を進めています。当事業に係る研究開発費は108億円となりました。 その他経営戦略と連携した研究開発を推進するため、グループR&Dの全体像を可視化し、最適なポートフォリオと成長パイプラインの構築に取り組んでいます。コーポレートR&Dにおいては、新領域の創出を加速させるとともに、大規模な研究テーマへのリソース配分(アロケーションシフト)を断行し、より効率的なR&D活動を追求しています。米国カリフォルニア州にR&D拠点として設立した「Discovery and TEchnology Center of Terumo(D-TECT)」は、現地医療機関との連携強化やアカデミア・スタートアップの動向把握を通じ、すでに新たな開発プロジェクトを始動させています。今後はさらに活動規模を拡大し、グローバル展開を加速させてまいります。また、CVC部門であるテルモベンチャーズにおいても、米国を中心としたメドテック企業への投資を順調に拡大しています。デジタルトランスフォーメーション(DX)については、イノベーションの柱としての位置づけをより鮮明にしました。米国拠点を核としたデジタルヘルス企業の探索や、戦略的製品向けの内製AI開発を推進しています。並行して、デジタル人財の統合や生成AI・クラウド・セキュリティ等の専門能力強化を継続し、全社的なケイパビリティの向上を牽引しています。 なお、当連結会計年度の研究開発費総額には、オーガンテクノロジーズ事業に係る研究開発費18億円、各事業分野に配分できない基礎研究費用5億円が含まれております。
株式の保有状況 FY2026 / 約2,051字
(5) 【株式の保有状況】1) 投資株式の区分の基準及び考え方保有目的が純投資目的である投資株式と純投資目的以外の目的である投資株式の区分について、当社では専ら株式の価値の変動又は株式に係る配当によって利益を受けることを目的とする場合を「純投資目的」としています。 2) 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容当社は事業機会創出や企業価値向上を目的とし、他社企業の株式を保有する場合があります。保有株式については、中長期的な観点から経済合理性・目的を毎年取締役会等で検証を行っております。 b.投資株式のうち保有目的が純投資目的以外の目的であるものの銘柄数及び貸借対照表計上額の合計額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式197,207非上場株式以外の株式1019,165 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由非上場株式62,839主に事業機会探索を目的とした投資非上場株式以外の株式214,241退職給付信託返還 (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)非上場株式110,947非上場株式以外の株式-- c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報 特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)第一生命ホールディングス(株)    (注)48,279,200279,200全事業における保険・年金取引関係維持・強化のため保有しております。(注)2無(注)111,764316クオリプス(株)530,000530,000主に心臓血管カンパニーにおける事業機会探索のため保有しております。 無3,7154,404(株)みずほフィナンシャルグループ411,46238全事業における金融取引関係維持・強化のため保有しております。 (注)2無2,5040東邦ホールディングス(株)122,080122,080主にメディカルケアソリューションズカンパニーにおける代理店取引関係維持・強化のため保有しております。 無581544アルフレッサホールディングス(株)84,69284,692主にメディカルケアソリューションズカンパニーにおける代理店取引関係維持・強化のため保有しております。 無(注)1214178(株)ほくやく・竹山ホールディングス140,368140,368主にメディカルケアソリューションズカンパニーにおける代理店取引関係維持・強化のため保有しております。 無 (注)1129124(株)メディパルホールディングス43,30343,303主にメディカルケアソリューションズカンパニーにおける代理店取引関係維持・強化のため保有しております。 有127101ウイン・パートナーズ(株)50,00050,000主に心臓血管カンパニーにおける代理店取引関係維持・強化のため保有しております。 無(注)16866メディアスホールディングス(株)72,00072,000主にメディカルケアソリューションズカンパニーにおける代理店取引関係維持・強化のため保有しております。有5968大木ヘルスケアホールディングス(株)1,0501,050主にメディカルケアソリューションズカンパニーにおける代理店取引関係維持・強化のため保有しております。無10 (注) 1.発行者の一部子会社は当社の株式を保有しております。2.退職給付信託の返還に伴い、みなし保有株式から移管しております。3.定量的な保有効果は個別取引等の秘密保持の観点から記載することが困難であるため記載しておりませんが、保有の合理性は、保有意義の検証プロセスに基づいて検証しております。4.第一生命ホールディングス(株)は、2026年4月1日に(株)第一ライフグループに社名変更しております。 みなし保有株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)第一生命ホールディングス(株)―8,000,000退職給付信託契約による議決権行使の指図権限を有しております。無(注)1―9,064(株)みずほフィナンシャルグループ―411,424退職給付信託契約による議決権行使の指図権限を有しております。無―1,666 (注) 1.発行者の一部子会社は当社の株式を保有しております。2.「―」は、当該銘柄を保有していないことを示しております。
関係会社の状況 FY2026 / 約2,167字
4 【関係会社の状況】 名称住所資本金又は出資金主要事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容備考役員の兼任等営業上の取引(連結子会社) テルモヨーロッパN.V.ベルギー千ユーロ415,600心臓血管カンパニーメディカルケアソリューションズカンパニー100.0あり当社への売上及び当社よりの仕入注1、3バスクテック, Ltd.イギリス千ポンド28,126心臓血管カンパニー100.0(100.0)あり当社への売上及び当社よりの仕入注1テルモアメリカスホールディング, Inc.アメリカ百万米ドル4,992その他100.0ありなし注1、3テルモメディカルCorp.アメリカ千米ドル306,695心臓血管カンパニーメディカルケアソリューションズカンパニー100.0(100.0)あり当社への売上及び当社よりの仕入注1テルモカーディオバスキュラーシステムズCorp.アメリカ千米ドル573,171心臓血管カンパニー100.0(100.0)あり当社への売上及び当社よりの仕入注1テルモラテンアメリカCorp.アメリカ千米ドル21,960心臓血管カンパニーメディカルケアソリューションズカンパニー100.0(100.0)あり当社よりの仕入 マイクロベンション, Inc.アメリカ千米ドル589,588心臓血管カンパニー100.0(100.0)あり当社への売上及び当社よりの仕入注1テルモプエルトリコLLCプエルトリコ千米ドル841,444心臓血管カンパニー100.0ありなし注1ボルトンメディカル, Inc.アメリカ千米ドル151,877心臓血管カンパニー100.0(100.0)あり当社への売上注1テルモBCTホールディングCorp.アメリカ千米ドル1,352,360その他100.0(100.0)ありなし注1、3テルモBCT, Inc.アメリカ千米ドル951,863血液・細胞テクノロジーカンパニー100.0(100.0)あり当社よりの仕入注1テルモBCTヨーロッパN.V.ベルギー千ユーロ126,319血液・細胞テクノロジーカンパニー100.0(52.9)なし当社よりの仕入注1テルモBCTバイオテクノロジーLLCアメリカ千米ドル164,438血液・細胞テクノロジーカンパニー100.0(100.0)ありなし注1テルモBCTベトナムCo., Ltd.ベトナム千米ドル54,300血液・細胞テクノロジーカンパニー100.0(100.0)あり当社よりの仕入注1テルモフィリピンCorp.フィリピン千フィリピンペソ3,650,000メディカルケアソリューションズカンパニー100.0あり当社への売上及び当社よりの仕入注1 名称住所資本金又は出資金主要事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容備考役員の兼任等営業上の取引テルモベトナム Co., Ltd.ベトナム千米ドル19,500心臓血管カンパニー100.0あり当社への売上及び当社よりの仕入注1テルモ中国投資有限会社中華人民共和国千人民元1,820,493その他100.0あり当社への売上注1テルモ医療産品杭州有限会社中華人民共和国千人民元389,569心臓血管カンパニーメディカルケアソリューションズカンパニー100.0(100.0)あり当社への売上及び当社よりの仕入注1エッセンテクノロジー北京有限会社中華人民共和国千人民元304,120心臓血管カンパニー100.0(100.0)あり当社よりの仕入注1テルモアジアホールディングスPte. Ltd.シンガポール千シンガポールドル30,127その他100.0あり当社への売上及び当社よりの仕入 テルモキャピタルマネジメントPte. Ltd.シンガポール千米ドル1,122,000その他100.0(100.0)ありなし注1テルモ・クリニカルサプライ株式会社岐阜県各務原市百万円80心臓血管カンパニー100.0あり当社への売上及び当社よりの仕入 テルモ山口株式会社山口県山口市百万円195心臓血管カンパニーメディカルケアソリューションズカンパニー100.0あり当社への売上注1テルモグローバルリインシュアランス, Inc.アメリカ百万円35,043その他100.0ありなし注1オーガノックス, Ltd.イギリス千ポンド93,493オーガンテクノロジーズ事業100.0(99.6)あり当社への売上注1その他76社 (持分法適用会社) その他4社 (注) 1.特定子会社に該当します。2.議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数です。3.テルモヨーロッパN.V.、テルモアメリカスホールディング, Inc.及びテルモBCTホールディングCorp.については、売上収益(連結会社相互間の内部売上収益を除く)の連結売上収益に占める割合が10%を超えております。主要な損益情報等 (単位:百万円) テルモヨーロッパN.V.テルモアメリカスホールディング, Inc.テルモBCTホールディングCorp.売上収益 162,138416,674230,769税引前利益 3,23730,16218,526当期利益2,42125,77413,782資本合計 111,020962,586143,839資産合計 181,6551,187,222316,934
サステナビリティ FY2026 / 約10,578字
2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】(1) サステナビリティ全般①ガバナンス・リスク管理テルモは、取締役会で決議した経営の基本方針に基づき業務執行に関する意思決定を行う経営会議の下部組織として、社長CEOを委員長とするサステナビリティ委員会を2023年4月に設置しました。当委員会は関連部門や各グループ会社と連携してサステナビリティに関わる活動方針の立案、CSV・ESGに関する重点活動テーマやKPIの設定を行い、グループ全体の活動を促進する役割を担っています。テーマ毎の活動状況やKPIの進捗は委員会でモニタリングし、経営会議および業務執行の監督機能を担う取締役会へ定期報告を行うとともに、経営会議や取締役会での指摘内容を関連部門やグループ会社にフィードバックし、活動の改善・拡充を図っています。また、サステナビリティに関するリスク管理については、リスクと機会をタイムリーに把握して活動方針や計画に反映するため、サステナビリティ委員会が中心となって社外のサステナビリティに関する動向を調査し、当社グループとの関連性の識別や影響度の評価を行った上で、経営会議・取締役会に報告・提言を行っています。 サステナビリティ推進体制 ②戦略 テルモは、持続可能な社会の実現とテルモグループの持続的成長の両立に向けて長期的視点でサステナビリティ経営を推進するため、2021年12月に「テルモグループ サステナビリティ基本方針」を制定し、併せてサステナビリティ重点活動テーマを改定しました。基本方針および重点活動テーマでは、テルモの企業理念に基づき、医療課題の解決を通じた「社会価値創造」(CSV)をサステナビリティ経営の最重要活動テーマと位置付けました。さらに、社会価値創造を支える基盤としての活動をESGと定義し、活動テーマを設定してCSVとともに推進しています。 サステナビリティ重点活動テーマ 重点活動テーマの特定プロセス以下のプロセスを経て、テルモグループの重点活動テーマを特定しました。 ステップ1 課題の抽出GRI(Global Reporting Initiative)やSASB(Sustainability Accounting Standards Board)などが公表しているサステナビリティ関連のガイドラインや基準などを参照し、テルモグループに関連のあるサステナビリティ課題を網羅的に抽出。 ステップ2 優先順位づけ抽出した課題について、ステークホルダーにとっての重要度と、企業理念との関連性などテルモグループにとっての重要度を評価し、双方にとって重要度の高い課題を抽出。 ステップ3 重点活動テーマの特定抽出された重要度の高い課題の内容を基に、テルモグループにおける現状の取り組みも考慮しながら、重点活動テーマを特定。特定されたテーマを経営会議、取締役会で審議し、妥当性を確認。 ③指標及び目標2022年度からの5カ年成長戦略「GS26」では、前述のサステナビリティ重点活動テーマを基に、CSV・ESGに関する取り組みテーマやモニタリング項目・KPIを設定し、役員で分担して推進しています。さらにサステナビリティ経営の推進における役員の貢献度合いを評価・報酬に適切に反映するため、役員の業績評価指標として、2023年度より「将来企業価値目標」を導入しました。 GS26 CSVテーマサステナビリティ重点活動テーマである「医療課題の解決」(「医療技術・サービスの普及、医療アクセスの向上」「一人ひとりの人生に寄り添う医療の提供」「持続可能な医療システムの共創」)に貢献すべく、各カンパニーがGS26で取り組むCSVテーマを設定し、それぞれの強みを活かしたユニークなソリューションを提供することで、社会価値と経済価値の両立を実現していきます。 心臓血管カンパニーCSVテーマ①ラディアル手技の普及②トレーニング③個別化医療の推進モニタリング項目・KPI①ラディアル比率(2026年度):心臓(冠動脈)75%以上、下肢動脈 20%以上、腹部 15%以上、脳血管 15%以上 ②トレーニング参加医療従事者数(TIS)③ステントグラフト、脳動脈瘤用袋状塞栓デバイス等の普及推進2025年度主な取り組み・実績①心臓(冠動脈)、腹部、脳血管において順調に進捗 心臓(冠動脈)80%、下肢動脈 6%、腹部 17%、脳血管 15%②大規模な学会でのトレーニングが集計対象として捕捉されたことなどにより全受講者数は前年度比約4割弱増加(約74千人)※②は2024年度実績③事業間・地域間の連携プログラムにおいて引き続きデジタルの取り組みを推進 メディカルケアソリューションズカンパニーCSVテーマ①周術期ソリューション②外来化学療法ソリューション③リーナル(腎臓)ケアソリューションモニタリング項目・KPI①グローバルで1,000施設導入②国内がん拠点病院の35%に導入③グローバルで20,000人の患者さんが使用2025年度主な取り組み・実績①グローバルで986施設に導入(国内927施設、海外59施設、海外8か国へ展開)②国内がん拠点病院の31%に導入。外来化学療法室向けソリューション「薬物療法業務支援システム」が導入施設にて初稼働③グローバルで約15,000人の患者さんが使用。国内では腹膜透析管理アプリケーション「テルモPDマイケア」の販売が拡大、中国でも中性液の販売拡大が継続 血液・細胞テクノロジーカンパニーCSVテーマ①イノベーションを拡大し、治療を受けられる患者数を増やす②これまで届けられなかった患者さんに命を救う技術を届ける③医療提供のインフラを効率化するモニタリング項目・KPI①主要製品プラットフォーム 保険償還獲得状況とディスポーザブル製品※販売数量:ディスポーザブル製品※販売数量 年率二桁成長 ※全血バッグとReveos、TACSI、Trima Accel、Spectra Optia、FINIA、Quantumのディスポーザブルセット②中国、アフリカ 売上額増加③血液自動製剤システム 累計導入台数増加2025年度主な取り組み・実績①主要製品プラットフォームによる治療患者数の指標となるディスポーザブル製品販売数量は前年度比11%増加 医療アクセス向上に資する資金確保や国・自治体との提携を推進(ケニア、ブラジル、中国、米国、英国等)②中国:成分採血システム「Trima Accel」のディスポーザブル製品売上や遠心型血液成分分離装置「Spectra Optia」の導入台数が過去最高を記録 アフリカ:現地での事業遂行力強化に向け、専任リーダーのもとで機能別の専門体制を確立。鎌状赤血球症を国家の優先課題として位置付けることを目的に、アフリカの3か国(ケニア、ウガンダ、コートジボワール)と覚書を締結。③血液自動製剤システム:売上が前年度比22%増加 (注) GS26公表後に各カンパニーのCSVテーマ、モニタリング項目・KPIの内容を一部見直しております。 GS26 ESGテーマGS26のESGテーマでは、製品・サービスの品質と安全性、安定供給の確保や、多様な人財が活躍できる組織作りなど、CSVを支える基盤となる活動とともに、カーボンニュートラルの実現といった社会からの期待・要請に応える活動にも取り組んでいます。これらの取り組みを通じて、テルモグループの持続的な成長を支える強固な事業基盤の構築と持続可能な社会の実現への貢献を目指します。テーマKPI2025年度実績カーボンニュートラル実現CO2排出量(2018年度比、Scope 1+2)削減率50.4%(2030年度)削減率100%(2040年度)30.4%削減(注2)使用電力の再生可能エネルギー利用利用率50%(2030年度)37.2%(注2)資源の有効活用水使用量(売上収益当たり、2018年度比)削減率20%(2030年度)46.9%削減(注2)リサイクル率90%(2030年度)91.4%(注2)製品・サービスの品質と安全性、安定供給の確保規制当局からの重大な指摘事項の件数0件0件持続可能なサプライチェーンマネジメント重大な市場欠品0件0件サプライヤーガイドラインの趣旨に反する重大な逸脱のある取引0件0件労働環境の安全対策推進死亡・重大労災発生件数0件死亡 0件重大労災 0件アソシエイト・エクスペリエンス向上アソシエイトを対象としたエンゲージメントサーベイの結果-(注3)多様な人財を活かし価値創造につなげる組織へ経営役員、グローバル・キーポジション(GKP)の外国人比率-経営役員 30.4%(注4)GKP 67.0%(注4)女性管理職比率(テルモ株式会社)13%(2026年度)13.2%取締役会の実効性取締役会の実効性評価毎年実施実施コンプライアンスの推進会社の経営に重大な影響を与える法令違反0件0件 (注)1.GS26公表後に内容を一部見直しております。2.2024年度の実績を記載しております。3.サーベイの結果につきましては、当社ウェブサイトに掲載している統合報告書(テルモレポート2025 サステナビリティ編)の40ページ「エンゲージメントサーベイ」をご覧ください。4.2026年4月1日時点の比率を記載しております。 (2) 人的資本①ガバナンス・リスク管理テルモでは、グループ全体で人財戦略を推進するため、チーフヒューマンリソースオフィサー(CHRO)のもと、日本および海外のグループ各社の人事部門が連携したグローバルな推進体制を構築しています。この体制により、全体での整合を図りながら、人財戦略を含む重要な人事施策について、迅速かつ横断的な検討・実行を行っています。人財戦略および関連施策の進捗状況については、定期的に取締役会へ報告しており、取締役会は人的資本経営を中長期的な企業価値創造を支える重要な経営基盤の一つと位置づけ、監督・議論を行っています。また、人的資本に関する取り組みについては、役員の業績と報酬と連動させることで、経営層の責任とコミットメントを明確にしています。具体的には、役員の業績連動報酬(賞与)の非財務業績目標である「将来企業価値目標」に「人財の可能性の最大化」をKPIの一つとして組み込むことで、人財戦略と経営戦略の連動を図っています。(将来企業価値目標の詳細については、「第4提出会社の状況 4コーポレート・ガバナンスの状況等 (4) 役員の報酬等 ② 各報酬構成とその考え方」をご参照ください)さらに、テルモでは、経営会議の下部機関としてリスク管理委員会を設置し、テルモグループ全体の重要リスクの特定や対応策の策定・実行、その後のモニタリングに渡るリスクマネジメントを統括しています。人財に関するリスクについても、経営上の重要なリスクの一つとして全社的なリスク管理体制のもとで継続的な把握・監視を行い、必要に応じて人財戦略や施策へ反映しています。(注)リスク管理委員会の位置付けは、2026年4月1日時点の情報を記載しております。 ②戦略人財の多様性の確保を含む人財の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針(注)本項目では、「第4提出会社の状況 5従業員の状況等 (1) 人財戦略に関する基本方針等」の記載事項である、連結会社の経営方針・経営戦略等に関連付けて記載すべき連結会社の人財戦略の内容も含めて記載しております。 医療を取り巻く環境が大きく変化する中、テルモグループが持続的な成長を実現するためには、事業戦略の実行を支える人財基盤の強化が不可欠であると認識しています。この認識のもと、テルモグループでは、アソシエイト一人ひとりが企業と共に成長し続けることを目指し、人財の育成および個々の能力が最大限に発揮される基盤強化を重要なテーマとして人財戦略を展開しています。5カ年成長戦略「GS26」においては、変化の激しい事業環境への対応およびグローバル事業の拡大を見据え、「変革の実現」と「グローバル経営の実現」を人財戦略の柱と位置づけています。これに基づき、多様なバックグラウンドを持つリーダーの育成や、人事基盤の高度化を通じて、事業成長を持続的に支える組織能力の強化に取り組んできました。こうした組織能力の基盤として、テルモでは “Growth Mindset”とDiversity(多様性)、Equity(公平性)、Inclusion(包摂性)(以下、「DE&I」)を重視した企業文化の醸成に取り組んでいます。両者は変化に対応し挑戦し続ける姿勢と、多様な視点を活かす環境を通じて、組織全体の競争力向上を支えるものです。グローバルリーダーの育成に関しては、グローバル共通の枠組みとしてスキル・コンピテンシーの定義から育成、育成状況・計画の議論、任用・活用までを一体で設計しています。具体的には、グループ横断選抜型育成プログラムや、経営層によるグローバルタレントレビューを通じて、将来の事業成長を担うリーダー人財の可視化とパイプライン構築を進めています。Growth Mindset推進においては、「実験する」、「進歩を評価する」、「他者から学ぶ」という3つの行動習慣を日々の業務に根付かせることを重視しており、アソシエイト一人ひとりの挑戦と成長を促進しています。DE&Iについては、2021年のグローバルDE&Iカウンシル発足以降、グループ共通のフィロソフィーやガイドラインを整備し、多様性の確保と活躍環境の整備を進めてきました。2025年には、DE&Iをビジネス戦略とより明確に結び付けることを目的に、グループ各社の経営幹部やビジネスリーダーが参画するDE&I戦略委員会を設置しました。グローバルDE&Iカウンシルがグループ横断の課題共有や啓発活動を担う一方、DE&I戦略の策定および施策の効果モニタリングはDE&I戦略委員会が担う体制とし、両者が連携することで、DE&Iの戦略性と実行性をグループ全体で高めていきます。 [DE&Iに関する重点分野における主な取り組み]●目標設定・人事プロセス:経営役員によるDE&I目標設定、人事プロセスとして継続的に管理・レビュー●インクルーシブリーダーシップ:グローバルリーダーとしての実践を育成や評価を通じて促進●帰属意識・一体感:事業や地域を越えたARG(Associate Resource Group)同士のコラボレーションを促進、組織全体の一体感を向上●コミュニケーション:社内外コミュニケーションを通じて、DE&Iに対する理解と共感を醸成 ③人財の多様性の確保に関する指標及び目標<目標値を設定している指標> - テルモ株式会社GS26で掲げている目標:2026年度末までに女性管理職比率13%を目指す <指標の内容と実績> ・女性管理職  - テルモグループ 女性管理職比率:31.6%(2026年3月31日現在)  - テルモ株式会社 女性管理職比率:13.2%(2026年3月31日現在) ・外国人管理職  - テルモグループ 経営役員外国人比率:30.4%(2026年4月1日現在) - テルモグループ グローバル・キーポジション外国人比率:67.0%(2026年4月1日現在) ・中途採用者管理職  - テルモグループ 経営役員中途採用比率:47.8%(2026年3月31日現在) - テルモ株式会社 管理職中途採用比率:23.3%(2026年3月31日現在) (注)1.テルモでは、共に働き会社の成長を支える大切な存在として、アソシエイトを「人材」ではなく「人財」と表記しています。2.上記指標のうち、テルモ株式会社の女性管理職比率以外の指標は各国や地域によって状況が異なるため、モニタリングのみを実施しており、目標値は設定しておりません。 (3) 気候変動・自然への対応気候変動への対策と生物多様性・生態系・生態系サービスを含む自然保全・再生は、相互の関連性が強く、テルモでは関連するリスクと機会への対応を一体的に取り組むことが重要と認識しています。TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)・TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)の各フレームワークに基づき、気候変動・自然に関するリスクと機会への対応について以下に開示します。ガバナンス・気候変動・自然共通取締役会のメンバーであるEHS(環境・安全衛生)担当取締役が気候変動・自然を含む環境に関わる監督責任者です。EHS担当取締役が議長を務めるEHSマネジメント委員会が、気候と自然を含む環境管理に関する最高の意思決定機関です。また、経営会議の下部組織であるサステナビリティ委員会にはEHS担当役員がメンバーとして参加しており、GS26のESGに関するテーマ・KPIであるカーボンニュートラル実現および資源の有効利用の取り組みと目標に対する進捗状況をモニタリングし、経営会議および取締役会に定期報告を行っています。気候に関しては、リスクと機会の特定、方針、戦略、目標の策定と見直し、目標の達成状況の監視を行い、経営会議および取締役会に報告しています。EHSマネジメント委員会を年3回開催するほか、本委員会のもとにEHS専門部会としてエネルギー部会を設置し、エネルギーに関わる目標の進捗管理、EHSマネジメント委員会への定期的な報告を行っています。自然に関しては、自然への影響と依存、およびリスクと機会の評価の取り組みについて、EHSマネジメント委員会に定期的な報告を行っており、サステナビリティ委員会にも年に1回の報告を行っています。 戦略・気候変動「医療を通じて社会に貢献する」という企業理念のもと、人のいのちと健康を守るため医療機器・医薬品の提供を止めないことが最も重要であると認識しています。さらに、新しい治療方法の提供を通して、医療の効率化と医療現場からの温室効果ガス(GHG)排出削減を実現することが可能と考えています。気候シナリオとして、物理的リスクの増大を想定した産業革命前からの気温上昇が4℃のシナリオ(RCP(Representative Concentration Pathways)8.5)と、移行リスクの増大を想定した気温上昇を1.5℃以内に抑えるシナリオ(RCP1.9)の2つを念頭に置き、事業に影響を及ぼすリスクと機会を「事業に影響を及ぼす気候関連リスク」、「事業に影響を及ぼす気候関連機会」のリストの通り整理しています。 ・自然2025年4月には、「テルモグループ自然に関するステートメント」を制定し、バリューチェーンを通した生物多様性保全の取り組みを推進していく方針を示しました。2024年度には、事業活動およびバリューチェーンについての自然への依存と影響、リスクと機会に関する初期的な評価を実施しました。評価の対象はバリューチェーン全体(直接操業、上流、下流)とし、その結果を踏まえて、当社における自然関連のリスクと機会を検討しました。 リスク管理・気候変動・自然共通EHSマネジメント委員会が、気候・自然関連リスクと機会を特定、事業への影響を評価し、関連部門に対してリスクの低減と機会の促進のための管理を指示し、進捗状況を管理しています。テルモグループのリスクマネジメントにおけるリスク対象には、EHSマネジメント委員会から挙げられた気候関連リスク、生物多様性に関するリスクが含まれます。特に重要なリスクとして、気候関連リスクや環境・安全衛生に関するリスクは、リスク管理委員会が制定する全社リスク管理体制のもと、リスク管理計画に基づくモニタリングが行われています。 指標•目標・気候変動テルモでは、パリ協定が求める産業革命前と比較して気温上昇を「1.5℃」に抑える水準と整合したGHG排出量削減目標を設定しています。この目標は、国際的な団体である「Science Based Targets initiative」(SBTイニシアチブ)から、科学的根拠に基づくものとして認定されています。 テルモグループの温室効果ガス排出量削減目標Scope 1+2・2030年度までに、温室効果ガス排出量を2018年度比で50.4%削減※・2030年度までに、使用電力の再生可能エネルギー比率50%を達成・2040年度までに、カーボンニュートラルを実現Scope 3・2030年度までに、売上収益当たりの温室効果ガス排出量を2018年度比で60%削減※ ※SBTイニシアチブから認定を取得した目標 2024年度 CO2排出量(Scope 1、Scope 2 内訳) Scope 1Scope 2合計国内(t-CO2) 41,261 44,155 85,416海外(t-CO2)21,23289,189110,421合計(t-CO2)62,493*133,344*195,837* 対象:テルモグループ(国内事業所、海外生産事業所・開発拠点)*第三者検証における保証対象指標2024年度実績の第三者保証の詳細につきましては、当社ウェブサイトに掲載している統合報告書(テルモレポート2025サステナビリティ編)を参照ください。 (2025年度実績は、第三者保証後に当社統合報告書(テルモレポート)にて公開予定) ・自然GS26において取り組むESGの活動テーマとして、資源の有効利用に関する2030年度目標を設定しています。・2030年度までに、売上収益当たりの水使用量を2018年度比で20%以上削減・2030年度までに、リサイクル率90%を達成また、生態系を含めた環境汚染の防止を目的に下記の目標を設定しています。・重大環境事故ゼロ(大気・水質・土壌汚染など) 「Scope」については、GHG(Greenhouse Gas)プロトコルによる以下の区分で報告しています。 Scope 1:直接排出(燃料燃焼などの自社の排出)  Scope 2:購入した電気などのエネルギー生産に伴う間接排出(電力事業者などの排出)  Scope 3:Scope2以外の間接排出(原料生産、輸送、廃棄などの他社の排出) 事業に影響を及ぼす気候関連リスクリスクリスクの内容物理的リスク自然災害が発生した場合の建物・設備・在庫への被害、操業の一時停止により製品の供給に支障が生じた場合の機会損失慢性的な気温上昇や水不足によるエネルギーコストの増加、労働生産性の低下、操業に一時的な支障が生じた場合の機会損失社会インフラである医療体制が自然災害の影響を受けた場合の特定製品に対する需要の急増、医療体制の機能低下・停滞が長期化した場合の収益への影響移行リスク炭素税が導入・強化された場合のエネルギーコスト・原材料費の増加GHG排出規制などの環境規制強化に伴う設備変更とそれに伴う設備投資コストの増加顧客やビジネスパートナーからのGHG排出削減要請や環境配慮型製品の供給要請が高まった場合の対応コストの増加、対応が困難な場合の機会損失 事業に影響を及ぼす気候関連機会機会機会の内容物理的機会気候変動に伴う長期的な疾病構造の変化に対応した製品の提供、医療体制のレジリエンス強化に寄与する製品の提供(安定供給)移行機会生産やサプライチェーンのエネルギー効率向上によるコスト削減医療現場の効率性向上やGHG排出量削減に寄与する製品の提供 気候関連リスク・機会については、4℃シナリオ、1.5℃シナリオそれぞれにおいて、上記のリスク・機会がテルモの事業に与える影響度を分析した結果、以下のリスクが比較的影響度が大きいと推定されました。<4℃シナリオ>自然災害が発生した場合の事業所の建物・設備・在庫への被害、操業の一時停止により製品の供給に支障が生じた場合の機会損失<1.5℃シナリオ>自然災害が発生した場合の事業所の建物・設備・在庫への被害、操業の一時停止により製品の供給に支障が生じた場合の機会損失 炭素税が導入・強化された場合のエネルギーコストや原材料費の増加 自然災害など事業継続に関わるリスクへの対応については、テルモグループ共通の基本的な考え方および体制・対応事項を「グループ事業継続マネジメント(BCM)規程」で定めています。平時においては、各生産拠点、原材料調達や物流などに携わる本社機能部門、各カンパニー、海外子会社のリスク担当者が連携し、有事の際に事業を中断しないため、また、万が一中断しても早期に復旧・再開させるために、BCP(事業継続計画)を策定しています。事業継続に関わるリスクが発生した場合は、テルモ株式会社の社長CEOを対策本部長として「対策本部」を設置し、迅速に対応を行います。テルモグループのサプライチェーンや業務が一定期間停止することが判明した場合には、早期の復旧を図ります。エネルギーコストや原材料費の増加に対しては、エネルギー効率の高い生産設備の導入や、より少ない原材料やエネルギーで生産できる製品の開発などに継続的に取り組んでいきます。 自然への依存と影響の初期評価2024年に「ENCORE」※を用い、産業グループ別の評価に基づいたバリューチェーン全体における「自然への依存と影響」に関する初期評価を行いました。その結果から、原材料の調達やサプライチェーンにおける自然への影響が大きい可能性があること、生産(直接操業)では汚染防止および水使用量削減が重要であること、製品使用の段階でも廃棄物の削減や汚染防止が重要であることが分かりました。今後、これらのリスクを低減するために強化すべき対策を明らかにし、取り組みを進めていきます。※国連環境計画世界自然保全モニタリングセンター(UNEP-WCMC)などが開発したツール。
主要な設備の状況 FY2026 / 約1,582字
2 【主要な設備の状況】当社グループにおける主要な設備は、以下のとおりです。 (1) 提出会社 2026年3月31日現在事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額従業員数(人)土地(百万円)(面積㎡)建物及び構築物(百万円)機械装置及び運搬具(百万円)その他(百万円)合計(百万円)富士宮工場(静岡県富士宮市)メディカルケアソリューションズカンパニー医薬品生産設備1,222(102,758)8,6889,6824,49224,085765血液・細胞テクノロジーカンパニー愛鷹工場(静岡県富士宮市)心臓血管カンパニー医療機器生産設備907(78,449) 9,897 6,903 7,400 25,109 1,294メディカルケアソリューションズカンパニー甲府工場(山梨県中巨摩郡昭和町)メディカルケアソリューションズカンパニー医療機器生産設備3,599(217,794)2,900 6,614 4,584 73,786981 血液・細胞テクノロジーカンパニーメディカルケアソリューションズカンパニー医薬品生産設備 31,245 3,851 20,989本社(東京都渋谷区幡ヶ谷)心臓血管カンパニー統括業務施設-333 1548 883 60メディカルケアソリューションズカンパニー血液・細胞テクノロジーカンパニー東京オフィス (東京都港区虎ノ門ヒルズ ステーションタワー)心臓血管カンパニー統括業務施設2 (30) 10,109 169 1,018 11,300 1,034メディカルケアソリューションズカンパニー血液・細胞テクノロジーカンパニー湘南センター(神奈川県足柄上郡中井町)心臓血管カンパニー研究開発施設等4,428(184,646)6,069 367 2,756 13,621 689メディカルケアソリューションズカンパニー血液・細胞テクノロジーカンパニー (2) 国内子会社 2026年3月31日現在会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額従業員数(人)土地(百万円)(面積㎡)建物及び構築物(百万円)機械装置及び運搬具(百万円)その他(百万円)合計(百万円)テルモ山口株式会社山口工場(山口県山口市)心臓血管カンパニー医療機器生産設備675(133,419)21,234 14,158 4,948 41,016 1,040メディカルケアソリューションズカンパニー医薬品生産設備 (3) 在外子会社 2026年3月31日現在会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額従業員数(人)土地(百万円)(面積㎡)建物及び構築物(百万円)機械装置及び運搬具(百万円)その他(百万円)合計(百万円)テルモヨーロッパN.V.レバークーゼン工場他(ドイツ他)メディカルケアソリューションズカンパニー医療機器生産設備117(102,563)14,40111,2878,45534,262289心臓血管カンパニーテルモメディカルCorp.メリーランド工場(アメリカ)心臓血管カンパニー医療機器生産設備307(274,865)3,717 7,695 4,85016,571 856テルモBCT, Inc.レイクウッド工場他(アメリカ)血液・細胞テクノロジーカンパニー医療機器生産設備481(135,745) 8,912 32,548 16,257 58,199 1,248マイクロベンション, Inc.カリフォルニア工場他(アメリカ)心臓血管カンパニー医療機器生産設備1,731(53,194)12,684 2,342 2,408 19,1662,541 (注) 1.IFRSに基づく金額を記載しております。2.帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品、建設仮勘定の合計です。なお、使用権資産は各項目に含まれております。
設備の新設、除却等の計画 FY2026 / 約363字
3 【設備の新設、除却等の計画】当社グループの設備投資については、需要予測、投資効率等を総合的に勘案して策定しております。設備計画は原則的に連結会社各社が個別に策定し、提出会社の取締役会で承認を得ております。当連結会計年度末現在における重要な設備の新設、改修の計画は以下のとおりです。 (1) 重要な設備の新設等 会社名所在地セグメントの名称設備の主な内容・目的投資予定金額資金調達方法着手及び完了予定年月総額(百万円)既支払額(百万円)着手完了当社甲府工場山梨県中巨摩郡昭和町メディカルケアソリューションズカンパニーCDMO等生産体制強化のための新棟建設他58,000 47,986自己資金2023年2月2027年3月 (2) 重要な設備の除却等経常的な設備の更新のための除却等を除き、重要な設備の除却等の計画はありません。
コーポレート・ガバナンスの概要 FY2026 / 約16,906字
(1) 【コーポレート・ガバナンスの概要】《コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方》テルモは、『医療を通じて社会に貢献する』を企業理念とします。その理念のもと、世界中のお客様、株主、アソシエイト、取引先、社会などのステークホルダーの期待に応え、長期にわたる持続的成長および企業価値の最大化を達成するために、価値ある商品とサービスを提供します。 企業理念を実現するために、社会に対する約束として長期的に追求していく方向性を「Our Promise 私たちの約束」として掲げます。Our Promise 私たちの約束「すべては、患者さんへの揺るぎない約束から始まります。私たちは、患者さんの声に真摯に耳を傾け、その希望や願いを深く理解することで、世界中の患者さんの生活の質が向上するように、さらなるイノベーションを大胆かつ情熱を込めて追求し続けます。」 そして世界中の全アソシエイトの行動の基礎となる共通の価値観を次の5つにまとめ、コアバリューズとして制定します。Respect(尊重)-他者の尊重Integrity(誠実)-企業理念を胸にCare(ケア)-患者さんへの想いQuality(品質)-優れた仕事へのこだわりCreativity(創造力)-イノベーションの追求 企業理念、Our Promiseおよびコアバリューズを基本に、経営の透明性・客観性を保ちつつ迅速な意思決定を実現するコーポレート・ガバナンスの仕組み作りを推進します。株主との対話の推進等、ステークホルダーへのアカウンタビリティ(説明責任)を充実させることにより、社内外からの理解と信頼が継続して得られるよう努めます。上記に加え、コーポレートガバナンス・コードを軸に、良き企業市民としてグローバルに活動する体制を構築します。コーポレート・ガバナンス体制の実効性を高めるには、自由闊達な、明るい、働きがいのある企業風土が不可欠であり、その風土の醸成に努めます。※ テルモでは共に働く仲間という意味を込めて社員を「アソシエイト」と呼んでいます。 《企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由》1) コーポレート・ガバナンス体制の概要当社は、取締役会・取締役の監査・監督機能の充実をはじめ、コーポレート・ガバナンスの一層の強化に繫げるとともに、それを通じて中長期での企業価値の最大化を図るため、監査等委員会設置会社の体制を採用しております。加えて、経営の透明性と客観性を高めるため、指名委員会、報酬委員会、コーポレート・ガバナンス委員会および内部統制委員会を任意の機関として設置しております。 1.取締役会(1) 役割・取締役会は、企業価値の最大化に向け経営の基本方針等に関する最適な意思決定に務めます。・意思決定の迅速化のため、取締役会で決議した経営の基本方針に基づく業務執行については経営役員・担当役員への権限委譲を進め、取締役会は、その業務執行を監督します。・取締役会は、コーポレート・ガバナンスの維持向上および経営の健全性の観点から、重要な責務の一つとして、社長後継者の指名プロセスを適切に監督します。 (2) 構成・監査等委員を除く取締役の員数は15名以内とします。・取締役総数のうち、独立社外取締役は3分の1以上とします。・議長は、コーポレート・ガバナンスにおける執行と監督の分離の観点から、代表取締役会長が務めることを原則とします。ただし、会長が選任されていない場合は、上記観点を基本に議長候補者の実情を勘案して、指名委員会が提案した取締役をもって、取締役会は議長に選任します。 2.監査等委員会(1) 役割監査等委員会は、テルモグループにおける業務の適法、妥当かつ効率的な運営のため、次の事項をはじめ取締役等の職務執行の監査・監督を行います。・取締役会への出席、議決権行使および意見陳述・その他の重要会議への出席、意見陳述・監査報告の作成・監査の方針、会社の業務および財産の状況の調査方法、その他監査等委員会の権限の行使に関する事項の決定監査・監督を遂行するにあたり、監査等委員会は代表取締役、内部監査部、会計監査人との連携を図るとともに、グループ内の内部統制部門への指示・命令を行う、業務執行部門から定期的あるいは個別の報告を受ける等、内部統制システムを活用します。(2) 構成・監査等委員である取締役の員数は5名以内とし、その過半数は独立社外取締役とします。・委員長は、決議により監査等委員の中から選定します。 3.指名委員会(1) 役割コーポレート・ガバナンスの観点から、取締役会にとって最重要の責務の一つである社長および会長の後継者人事ならびに取締役・経営役員の選任および解任に関する事項について、取締役会の諮問機関として審議を行います。委員会は、審議の内容を適宜取締役会へ報告します。(2) 構成・委員会は、取締役の中から取締役会が選任する委員をもって構成し、独立社外取締役を過半数とします。・委員長は、委員の互選により独立社外取締役の中から選定します。ただし、委員長に事故があるときは、委員の互選により選定された他の独立社外取締役がこれに代わるものとします。 4.報酬委員会(1) 役割経営の健全性とコーポレート・ガバナンスの維持向上の観点から、次の事項に関し、取締役会の諮問機関として、審議および助言を行います。委員会は、審議の内容を適宜取締役会へ報告します。ただし、監査等委員の報酬に関する事項については、会社法第361条の規定に反してはならないものとします。・取締役・経営役員および担当役員の報酬に関する事項(報酬等の額またはその算定方法の決定に関する方針等)・その他、取締役会から委員会に委嘱された事項、または委員会がその目的の遂行のために必要と認めた事項(2) 構成・委員会は、取締役の中から取締役会が選任する委員をもって構成し、その過半数は独立社外取締役、また少なくとも1名は代表取締役とします。・委員長は、委員の互選により独立社外取締役の中から選定します。ただし、委員長に事故があるときは、委員の互選により選定された他の独立社外取締役がこれに代わるものとします。 5.コーポレート・ガバナンス委員会(1) 役割経営の健全性とコーポレート・ガバナンスの維持向上の観点から、次の事項に関し、取締役会の諮問機関として、審議および助言を行います。なお、委員会での審議内容は適宜取締役会へ報告します。・コーポレート・ガバナンスに関する基本的な事項・コーポレート・ガバナンス体制の構築、整備および運用に関する重要事項・環境(Environment)・社会(Society)分野における体制整備、持続可能性(Sustainability)のための取組み等、コーポレート・ガバナンスと密接に関連する重要事項・その他、取締役会から委員会に委嘱された事項、または委員会がその目的の遂行のために必要と認めた事項(2) 構成・委員会は、取締役の中から取締役会が選任する委員をもって構成し、その過半数は独立社外取締役、また少なくとも1名は代表取締役とします。・委員長は、委員の互選により独立社外取締役の中から選定します。ただし、委員長に事故があるときは、委員の互選により選定された他の独立社外取締役がこれに代わるものとします。 6.内部統制委員会(1) 役割取締役会の下部機関として、当社「内部統制システム整備の基本方針」に基づき、テルモグループの内部統制システムの整備・運用を担います。(2) 構成・経営役員または担当役員を兼ねる取締役および委員長が指名する者(社内事業部門・機能部門の役員・部長および社外の有識者等の中から選定)で構成します。・監査等委員は出席し、意見を述べることができます。・委員長は、社長CEOとします。 7.リスク管理委員会(1) 役割経営会議の下部機関として、全社横断的視点のリスク認識・評価・分析および優先度等を踏まえ、テルモグループのリスク管理体制の整備・運用を担います。(2) 構成・経営役員または担当役員を兼ねる取締役および委員長が指名する者(社内事業部門・機能部門の役員・部長および社外の有識者等の中から選定)で構成します。・監査等委員は出席し、意見を述べることができます。・委員長は、社長CEOとします。 2026年6月23日(有価証券報告書提出日)現在の取締役会、監査等委員会及び任意の諮問委員会の構成員は下表のとおりです。(◎:議長、委員長、*:社外取締役)取締役会監査等委員会指名委員会報酬委員会コーポレート・ガバナンス委員会◎高木 俊明鮫島 光 長田 敏彦 国元 規正 西  秀訓* 小澤 敬也* 小木曾 麻里* 柴﨑 崇紀 宇野 総一郎* 林  敬子*◎宇野 総一郎* 林  敬子* 柴﨑 崇紀 ◎西  秀訓*小澤 敬也*小木曾 麻里*宇野 総一郎*林  敬子*高木 俊明鮫島 光 ◎小澤 敬也*西  秀訓*小木曾 麻里*宇野 総一郎*林  敬子*高木 俊明鮫島 光 ◎小木曾 麻里*西  秀訓*小澤 敬也*宇野 総一郎*林  敬子*高木 俊明 鮫島 光 なお、当社は、2026年6月26日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として、「取締役(監査等委員である取締役を除く)7名選任の件」を提案しており、当該議案が承認可決されますと、監査等委員でない取締役7名(うち社外取締役3名)、監査等委員である取締役3名(うち社外取締役2名)となる予定です。(◎:議長、委員長、*:社外取締役)取締役会監査等委員会指名委員会報酬委員会コーポレート・ガバナンス委員会◎高木 俊明鮫島 光長田 敏彦国元 規正小澤 敬也*小木曾 麻里*奈良 寿*柴﨑 崇紀宇野 総一郎*林  敬子*◎林  敬子* 宇野 総一郎* 柴﨑 崇紀 ◎小木曾 麻里*小澤 敬也* 奈良 寿*宇野 総一郎*林  敬子*高木 俊明鮫島 光 ◎小澤 敬也*小木曾 麻里*奈良 寿*宇野 総一郎*林  敬子*高木 俊明鮫島 光 ◎小木曾 麻里*小澤 敬也*奈良 寿*宇野 総一郎*林  敬子*高木 俊明 鮫島 光 当社のコーポレート・ガバナンス体制の模式図は次のとおりです。 2) 当該体制を採用する理由当社では、次の事項をはじめ、コーポレート・ガバナンスの一層の強化に繋げるとともに、それを通じて中長期での企業価値の最大化を図るため、監査等委員会設置会社の体制を採用しております。(1) 監査・監督機能の強化監査等委員である取締役が取締役会における議決権を持つこと等により、監査・監督機能のさらなる強化に繋げます。(2) 経営の透明性と客観性の向上独立社外取締役の比率を高めることにより、取締役会において、独立した立場から株主その他のステークホルダーの視点を踏まえた意見がより活発に提起されることを通じ、意思決定における透明性・客観性の向上を図ります。(3) 意思決定の迅速化経営役員・担当役員への業務執行の権限委譲を進め、取締役会をモニタリング型にシフトすることで、意思決定・事業展開をより一層加速します。 (4) 取締役会、指名委員会、報酬委員会、コーポレート・ガバナンス委員会の活動状況a. 取締役会の活動状況2025年度における活動状況は次のとおりです。役職名氏名出席状況代表取締役会長高木 俊明100% (15回/ 15回)代表取締役社長CEO鮫島 光100% (15回/ 15回)取締役専務経営役員長田 敏彦100% (15回/ 15回)取締役顧問広瀬 和紀100% (4回/ 4回)取締役常務経営役員国元 規正100% (15回/ 15回)社外取締役西 秀訓100% (15回/ 15回)社外取締役小澤 敬也100% (15回/ 15回)社外取締役小木曾 麻里100% (15回/ 15回)取締役(常勤監査等委員)柴﨑 崇紀100% (15回/ 15回)社外取締役(監査等委員)中村 雅一100% (4回/ 4回)社外取締役(監査等委員)宇野 総一郎100% (15回/ 15回)社外取締役(監査等委員)林 敬子100% (11回/ 11回) (注)林敬子氏の取締役会出席回数については、2025年6月24日開催の定時株主総会での就任以降に開催された取締役会のみを対象としております。また、広瀬和紀、中村雅一の両氏の取締役会出席回数については、2025年6月24日開催の定時株主総会での退任以前に開催された取締役会のみを対象としております。 当社では、取締役会のガバナンス向上を目的に、取締役会の実効性に関する評価を2015年度より1年に1回実施しております。評価にあたっては、全取締役を対象とした匿名のアンケート調査に加え、2025年度は全取締役と一部経営役員へのインタビューを実施いたしました。なお、忌憚のない意見を聞き出すことと客観性の確保を目的として、アンケート調査、取締役・経営役員へのインタビューおよびその分析は、第三者機関である株式会社ボードアドバイザーズに委託しております。 分析結果については、過半数が社外取締役で構成されているコーポレート・ガバナンス委員会で議論した上で、取締役会において重点課題や今後の取り組みを報告・提案し、次年度の取締役会および各委員会のテーマに組み込む等、運営に反映させております。 [実施プロセス]① コーポレート・ガバナンス委員会において第三者機関の選定、実効性評価の実施方法・プロセスについて審議し、取締役会へ報告② 第三者機関が全取締役に対しアンケートを実施、アンケート結果を踏まえ全取締役および一部経営役員に対しインタビューを実施③ 結果の分析・評価を第三者機関がコーポレート・ガバナンス委員会へ報告・審議④ 重点課題の確認と今後の取り組み内容を取締役会へ報告・提案 [実施方法]・アンケート対象者:全取締役回答方式:選択式、自由記述式主な項目:全体評価、前年度の重点課題への対応、取締役会の構成、議論の重要度・充足度、会議運営、各諮問委員会に関する内容、株主との対話、取締役としての貢献、次世代経営陣について等・インタビュー対象者:全取締役、一部経営役員 [2025年度の評価結果(総括)]・企業価値向上に向けた重要な経営アジェンダの一つとしてガバナンスを位置づけ、監督側・執行側が共に高いコミットメントで臨んでおり、その実効性は概ね確保されている・監督と執行の信頼関係のもと、オープンな議論を通してガバナンスの実践と強化に向き合うあり方が、当社取締役会の実効性を支える強み① 執行側の取締役会に対する積極的かつオープンな姿勢:執行側は取締役会に対して前広に情報を開示するとともに、社外取締役からの指摘や意見を求める機会を設けて、得られたフィードバックを真摯に受け止めている② 自由闊達な議論が行える取締役会風土:議長のファシリテーションのもと、重要な論点に焦点を当てた議論が、監督と執行の適度な距離感を保ちつつ、自由闊達にできるボードカルチャーが醸成されている③ 監査等委員によるガバナンスへの高いコミットメント:外部の目線から厳しい指摘を行う社外の監査等委員と、現場の事情に詳しく往査の実効性を高めている社内の監査等委員が、高いコミットメントでガバナンスに関わり、取締役会の実効性向上に貢献している [評価結果(重点課題等)]・監督および経営体制について、昨年度に引き続き、主要な論点について討議が必要- 取締役会の構成・役割、特に経営経験者のさらなる増強、および外国籍の社外取締役の招聘の要否- 取締役会議長職の在り方(社内/社外を含む)- 指名委員会等設置会社への移行の是非・次期中長期戦略の検討にあたり、特に重要な議案の討議拡充が必要- 戦略に沿った事業ポートフォリオ検討- 経営リソースの強化・配分(資本政策、人的資本)- グローバルに広がる事業のガバナンス(例:事業実態の可視化、組織体制・権限の明確化) これらを含め、課題として認識している事項については2026年度の取締役会および委員会活動の中で対応策を講じていくとともに、取締役会のガバナンス向上を図るための施策を引き続き検討、実施してまいります。 なお、2024年度の取締役会実効性評価において今後も検討を要する課題として挙げられた事項について、2025年度の対応と、それに対する第三者機関による評価は次のとおりです。 2024年度の評価結果を受けた課題2025年度の対応第三者機関による評価1.中長期の成長に繋がる重要議案の議論の拡充・グローバルガバナンス体制の在り方の検討・事業ポートフォリオの見直し議論の強化取締役会において、下記の議論を継続して実施・グローバルガバナンス、内部統制・次期中長期戦略、ポートフォリオの見直し議論・重要度が増すグローバルの事業運営や監督のあり方については、更なる方針の明確化や強化が必要・次期中長期戦略と併せて、事業ポートフォリオの議論が執行側で行われており、取締役会にも方向性が共有されている2.執行体制の変化に併せた監督機能の見直し新体制のもとで執行側の動き方が変化する中、監督機能のあり方について議論は行われているものの、主に下記の論点についてコンセンサスは必ずしも得られていない①ボードサクセッションに向けた社外取締役要件、②社外取締役比率拡大など、取締役会構成、③執行側への更なる権限委譲、取締役会付議基準、④機関設計変更の要否、⑤取締役会議長のあり方監督機能のあるべき姿に向けては、個別課題への対症療法ではなく、総合的かつ一体的な議論が求められるコーポレート・ガバナンス委員会を中心に、2024年度の評価結果を受けた課題に対して、執行側と社外取締役との間で複数回にわたり意見交換・討議を行った・コーポレート・ガバナンス委員会にて、複数回にわたりオープンな議論が交わされている・主要な論点についてはコンセンサスには至っておらず、引き続きの集中的な討議が必要 b. 指名委員会の活動状況2025年度における活動状況は次のとおりです。 役職名氏名出席状況委員長社外取締役西 秀訓100% (5回/ 5回)委員社外取締役小澤 敬也100% (5回/ 5回)委員社外取締役小木曾 麻里100% (5回/ 5回)委員社外取締役(監査等委員)中村 雅一100% (1回/ 1回)委員社外取締役(監査等委員)宇野 総一郎100% (5回/ 5回)委員社外取締役(監査等委員)林 敬子100% (4回/ 4回)委員代表取締役会長高木 俊明100% (5回/ 5回)委員代表取締役社長CEO鮫島 光100% (5回/ 5回) (注)林敬子氏の指名委員会出席回数については、2025年6月24日開催の定時株主総会での就任以降に開催された指名委員会のみを対象としております。また、中村雅一氏の指名委員会出席回数については、2025年6月24日開催の定時株主総会での退任以前に開催された指名委員会のみを対象としております。 当事業年度は主に、取締役・経営役員の選任等に関わる役員人事について継続的な審議を行い、取締役会へ報告・助言を行いました。 c. 報酬委員会の活動状況2025年度における活動状況は次のとおりです。 役職名氏名出席状況委員長社外取締役小澤 敬也100% (6回/ 6回)委員社外取締役西 秀訓100% (6回/ 6回)委員社外取締役小木曾 麻里100% (6回/ 6回)委員社外取締役(監査等委員)中村 雅一100% (3回/ 3回)委員社外取締役(監査等委員)宇野 総一郎100% (6回/ 6回)委員社外取締役(監査等委員)林 敬子100% (3回/ 3回)委員代表取締役会長高木 俊明100% (6回/ 6回)委員代表取締役社長CEO鮫島 光100% (6回/ 6回) (注)林敬子氏の報酬委員会出席回数については、2025年6月24日開催の定時株主総会での就任以降に開催された報酬委員会のみを対象としております。また、中村雅一氏の報酬委員会出席回数については、2025年6月24日開催の定時株主総会での退任以前に開催された報酬委員会のみを対象としております。 当事業年度は主に、中長期的な役員報酬体系の方向性に関する継続議論や、役員の非財務業績評価制度である将来企業価値目標の運用改善の検討、取締役・経営役員および担当役員の報酬に関する事項(報酬等の額またはその算定方法の決定に関する方針等)についての継続的な審議を行い、取締役会へ報告・助言を行いました。 d. コーポレート・ガバナンス委員会の活動状況2025年度における活動状況は次のとおりです。 役職名氏名出席状況委員長社外取締役小木曾 麻里100% (7回/ 7回)委員社外取締役西 秀訓100% (7回/ 7回)委員社外取締役小澤 敬也100% (7回/ 7回)委員社外取締役(監査等委員)中村 雅一100% (1回/ 1回)委員社外取締役(監査等委員)宇野 総一郎100% (7回/ 7回)委員社外取締役(監査等委員)林 敬子100% (6回/ 6回)委員代表取締役会長高木 俊明100% (7回/ 7回)委員代表取締役社長CEO鮫島 光100% (7回/ 7回) (注)林敬子氏のコーポレート・ガバナンス委員会出席回数については、2025年6月24日開催の定時株主総会での就任以降に開催されたコーポレート・ガバナンス委員会のみを対象としております。また、中村雅一氏のコーポレート・ガバナンス委員会出席回数については、2025年6月24日開催の定時株主総会での退任以前に開催されたコーポレート・ガバナンス委員会のみを対象としております。 当事業年度は主に、当社の中長期的な成長戦略を見据え、取締役会の役割や議論すべきテーマ、将来の取締役会構成およびガバナンス体制の在り方等について多面的に審議を行い、取締役会へ報告・助言を行いました。 3) 内部統制システムの整備の状況当社は、会社法に基づく「内部統制システム整備の基本方針」を取締役会において決議し、テルモグループにおける内部統制システムの整備を推進しています。 1.取締役及び使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制1) 正しく行動すること、そのために、適用法令・業界規範・社内規則を遵守し、高い倫理観に従って行動すること(以下、「コンプライアンス」という。)が、企業理念を実践するために不可欠であることを「テルモグループ行動規範」に明記し、当社の取締役、経営役員、担当役員、使用人及びグループ各社においてこれらに相当する者(以下、「グループ役職員」という。)に、これに関する継続的な教育・啓発を行う体制を構築します。2) 「グループ内部統制システム規程」を定め、グループの内部統制システムの整備を担うべく、社長CEOが委員長を務める内部統制委員会を設置します。その委員会において、コンプライアンスに係る重要な施策を審議し、その活動状況を定期的に取締役会及び監査等委員会又は監査等委員会が選定する監査等委員(以下、「選定監査等委員」という。)に報告する体制を構築します。3) 金融商品取引法の定めに従い、財務報告の信頼性を確保するための体制を構築します。4) 「グループ内部統制システム規程」に基づき、重大なコンプライアンス違反等が発生した場合、内部統制委員長の指揮のもと、対応チームを立ち上げ、発生原因及び再発防止策を内部統制委員会に報告・提言する体制を構築します。 2.取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制1) 「グループ文書管理規程」を定め、業務執行取締役の職務執行に係る情報を文書又は電磁的媒体に記録し、文書等の種類、重要性等に応じて保存する体制を構築します。2) 「文書管理基準マニュアル 重要な会議体の議事録等取扱いについて」を定め、当社の重要な会議体の議事録を保存する体制を構築します。3) 取締役及び監査等委員会又は選定監査等委員(以下、「監査等委員会等」という。)は、常時これらの文書等を閲覧することができる体制を構築します。 3.リスク(損失の危険)の管理に関する規程その他の体制1) 「グループリスク管理規程」を定め、グループの横断的なリスク管理体制の整備を担うべく、社長CEOが委員長を務めるリスク管理委員会を設置し、その活動状況を定期的に取締役会及び選定監査等委員に報告する体制を構築します。2) 事業、品質、製品安全、災害、環境等のリスクに関し、その発生源となる活動を行う部署が主体的に管理し、かつ、当該リスクカテゴリーごとの専門部署が、経営に重要な影響を及ぼすリスクの優先度等を踏まえて、上記リスク管理活動を支援・けん制する体制を構築します。 4.取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制1) 取締役会で承認された中長期成長戦略及び年度計画の達成に向け、取締役、経営役員等から構成される経営会議のほか、重要なサステナビリティ活動テーマの取り組み状況のモニタリング等を行うサステナビリティ委員会、重要テーマ等について戦略の質を高めるためのソリューションレビュー会議等を整備し、事業部門等に対し、迅速・適切かつ効率的な職務執行を支援・指導・監督する体制を構築します。2) 「決裁制度に関するグループ規程」を定め、迅速かつ効率的な会社の意思決定を行う体制を構築します。3) 「グループ業務分掌規程」その他の諸規程を定め、執行部門の組織運営方針及び役割を整備します。 5.当社並びにその子会社から成る企業集団における業務の適正を確保するための体制1) 「グループ会社管理規程」その他の諸規程を定め、グループ全体の事業戦略、資源配分、事業分野の調整、リスク管理、コンプライアンス等についての整合性を図りつつ、グループ各社が、テルモグループの一員として、自主的に健全な経営を推進することを支援する体制を構築します。2) 「グループリスク管理規程」に基づき、グループ各社のリスク管理体制を構築します。3) 「決裁制度に関するグループ規程」に基づき、グループ各社において、重要性に応じた適切な承認権者による意思決定が行われ、特に重要な事項については当社の承認又は当社の経営会議もしくは取締役会への付議を必要とする体制を構築します。 4) 「テルモグループ行動規範」をグループ共通の行動原則として定め、グループ各社に周知し、それについて継続的に教育する体制を構築します。5) 「グループ規程管理規程」を定め、それに従って、それぞれの関連部署が、グループ共通の重要テーマについてグループ規程を制定し、グループ各社に周知する体制を構築します。6) グループ全体においてコンプライアンスのための体制が整備されることを支援・推進し、その状況をモニタリングします。7) グループ役職員がコンプライアンス違反等を知ったとき、職制を通さずに通報することができ、通報したグループ役職員が不利益な取扱いを受けないことを保障する内部通報制度を構築します。 6.内部監査体制1) 内部監査部は社長CEO、取締役会及び監査等委員会の指示のもとに監査を実施し、それぞれに報告します。2) 地域及び重要子会社の内部監査部門と、本社内部監査部は連携し、グループの内部監査体制を構築します。3) 前1~5に定めるところの運用状況及び有効性を監査し、その結果及び改善課題を内部統制委員会に報告・提言すると共に当該改善課題の実行完了を確認する体制を構築します。 7.監査等委員会の職務を補助すべき使用人に関する事項監査等委員会を補助する組織として、専任の使用人(以下、「専任使用人」という。)から成る監査等委員会室を置きます。 8.専任使用人の監査等委員でない取締役からの独立性に関する事項専任使用人の人選、人事考課、給与、異動及び懲戒処分については、事前に監査等委員会の同意を得るものとします。なお、当該専任使用人の人選に際しては、監査等機能の一翼を担う重要な役割を有することに鑑み、その経験、知見、行動力等を考慮するものとします。 9.専任使用人に対する監査等委員会の指示の実効性の確保に関する事項専任使用人は、監査等委員会等の指揮・命令に基づき職務を行うものとし、監査等委員でない取締役その他のグループ役職員からの指揮・命令を受けません。 10.グループ役職員(これらの者から報告を受けた者を含み、「報告者等」という。)が監査等委員会に報告をするための体制1) 法令に定める事項に加え、「取締役、経営役員、担当役員および使用人の監査等委員への報告に関するグループ規程」に基づき、報告者等は、監査等委員会等に対し、適時・適切に報告します。2) 監査等委員会等は、グループ各社に設置している内部通報制度の運用状況及び事案の内容について定期的に報告を受け、適宜指示・助言等を行います。 11.報告者等が当該通報・報告をしたことを理由として不利益を受けないことを確保するための体制1) グループ役職員が直接・間接を問わず、監査等委員会等に通報・報告をした場合、当該通報・報告を理由として、人事上その他一切の点で不利益な取り扱いを行うことを禁止し、その旨グループ役職員に周知徹底します。2) 監査等委員会等は、通報・報告をした者の異動、人事評価、懲戒等に関し、取締役にその理由の開示・説明を求めることができます。 12.監査等委員会等の職務の執行について生じる費用の前払又は償還の手続その他の当該職務の執行について生じる費用又は債務の処理に係る方針に関する事項1) 監査等委員会等は、その職務の執行に関し、法令で定める費用等を当社に請求することができます。2) 監査等委員会等は、その職務の執行に必要と認めるときは、外部専門家を起用することができます。なお、これに要する費用は、前号1)によるものとします。 13.その他監査等委員会の監査が実効的に行われることを確保するための体制1) 代表取締役は、監査等委員会と定期的な意見交換会を開催します。2) 選定監査等委員は、経営会議をはじめとする重要な会議体に出席することができます。3) 監査等委員会等は、内部監査部門との定例連絡会の開催、会計監査人との定例会合の開催のほか、必要に応じこれらの部署又は機関との会合を行います。 4) 内部統制システムの運用状況当事業年度における内部統制システムの運用状況の概要は次のとおりです。 1.取締役及び使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制当社はグループ役職員に「テルモグループ行動規範」研修を行い、内部統制委員会(年4回開催)において、コンプライアンスに係る重要施策の審議を行っています。また、「反腐敗・反贈賄グループ規程」等重要な規程基準の研修を行い、周知徹底しています。また、制定・改定した規程類をe‐ラーニングを活用して周知徹底しています。財務報告の信頼性を確保する体制を強化するため、該当部門で自己点検を行っています。内部通報制度は、社内における内部受付と顧問弁護士並びに外部機関における外部受付を設置し、広く通報を受け付けています。また、取締役のコンプライアンス案件は、監査等委員が受け付けています。 2.取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制当社は「グループ文書管理規程」に基づき、グループに文書保存ルールを周知し、「文書管理基準マニュアル 重要な会議体の議事録等取扱いについて」に基づき、会議体の議事録を適切に保存・管理しています。 3.リスク(損失の危険)の管理に関する規程その他の体制当社は、「グループリスク管理規程」「グループリスク管理ガイドライン」に基づき、リスク評価と対応の効率化・標準化を図り、リスク管理委員会(年2回開催)において、リスクへの対応策を審議し、リスク低減の活動を行っています。またアソシエイトのリスク感度向上を目的としたワークショップ形式のリスク管理研修を行っています。 4.取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制当社は取締役会(15回)及び経営会議(26回)、サステナビリティ委員会(2回)、ソリューションレビュー会議(6回)を通じて、取締役の職務の執行の効率性を確保しています。また、「決裁制度に関するグループ規程」に基づき、迅速な意思決定を行っています。 5.当社並びにその子会社から成る企業集団における業務の適正を確保するための体制当社は、「グループ会社管理規程」及び「グループ業務分掌規程」により、報告体制を整備し、運用状況をモニタリングしています。また、「グループ規程管理規程」により、グループに適用する遵守事項を見直し、整備しています。 6.監査等委員会の職務を補助する体制、報告に関する事項当社は、取締役から独立した監査等委員会室の設置等、監査等委員会の活動を補助する体制を整備しています。「取締役、経営役員、担当役員および使用人の監査等委員への報告に関するグループ規程」、「監査等委員会規則」と内部通報制度に基づき、監査等委員にも報告が共有され、報告者等が不利益を受けないことを「テルモグループ行動規範」研修で周知しています。 5) 責任限定契約の内容の概要当社と非業務執行取締役は、会社法第427条第1項の規定に基づき、同法第423条第1項の損害賠償責任を限定する契約を締結しております。当該契約に基づく損害賠償責任の限度額は、会社法第425条第1項に定める最低責任限度額としています。なお、当該責任限定が認められるのは、当該非業務執行取締役が責任の原因となった職務の遂行について善意かつ重大な過失がないときに限られます。 6) 役員等賠償責任保険契約の内容の概要当社は、当社の取締役を含む経営役員および担当役員等を被保険者とし、会社法第430条の3第1項に規定する役員等賠償責任保険契約を保険会社との間で締結しており、被保険者がその職務の執行に関し責任を負うこと、または、当該責任の追及に係る請求を受けることによって生じることのある損害について補填することとしています。(ただし、保険契約上で定められた免責事由に該当するものを除きます。)本保険の保険料は、全額を当社が負担しています。 7) 役員の定数当社の取締役(監査等委員である者を除く。)は15名以内とし、監査等委員である取締役は5名以内とする旨を定款に定めております。 8) 取締役の選任の決議要件当社は、取締役の選任決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の過半数をもって行う旨を定款に定めております。また、取締役の選任決議は累積投票によらないものとする旨を定款に定めております。 9) 株主総会決議事項を取締役会で決議することができることとした事項1.自己株式の取得当社は、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とするために、会社法第165条第2項の規定により、取締役会の決議をもって、自己株式を取得することができる旨を定款に定めております。 2.中間配当金当社は、株主への機動的な利益還元を可能とするため、会社法第454条第5項の規定により、取締役会の決議によって、毎年9月30日の最終の株主名簿に記載又は記録された株主又は登録株式質権者に対し、中間配当を行うことができる旨を定款に定めております。 10) 取締役の責任免除当社は、取締役の責任免除について、職務の遂行にあたり期待される役割を十分に発揮できるようにするため、会社法第426条第1項の規定に基づき、取締役会の決議をもって、会社法第423条第1項の取締役(取締役であった者を含む。)の賠償責任を法令の限度において免除することができる旨を定款に定めております。また、監査等委員会設置会社への移行以前の行為に関し、会社法第426条第1項の規定により、監査役であった者の賠償責任を法令の限度において免除することができる旨を定款に定めております。 11) 株主総会の特別決議要件当社は、株主総会の円滑な運営を行うため、会社法第309条第2項に定める決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨を定款に定めております。 12) 会社の支配に関する基本方針1.当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針当社は経営支配権の異動を通じた企業活動や経済の活性化を否定するものではありません。また、大規模買付行為が開始された場合において、これを受け入れるかどうかは、原則として、当社株主の皆様の判断に委ねられるべきものであると考えております。しかしながら、当社は、大規模買付行為又はこれに関する提案につきましては、当社株主の皆様が、当該大規模買付者の事業内容、事業計画、さらには過去の投資行動等から、当該大規模買付行為又は提案の企業価値及び株主の皆様共同の利益への影響を慎重に判断する必要があると認識しています。そのためには、大規模買付者及び当社取締役会の双方から、当社株主の皆様に必要かつ十分な情報、意見、提案などの提供と、それらを検討するための必要かつ十分な時間が確保される必要があると考えます。 当社取締役会は、このような基本的な考え方に立ち、大規模買付行為等を行おうとする者に対しては、当社の企業価値及び株主共同の利益を確保するため、大規模買付行為等の是非を株主の皆様が適切に判断するために必要かつ十分な情報の提供を要求するほか、当社において適時適切な情報開示を行う等、金融商品取引法、会社法その他の法令及び定款の許容する範囲内において、適切と判断される措置を講じていきます。 2.基本方針の実現に資する取組み1) 当社の企業価値及び株主皆様の共同の利益向上に向けた取組み① 企業理念と経営の基本姿勢当社は1921年の創業以来、「医療を通じて社会に貢献する」との企業理念のもと、日本の医療機器業界をリードする企業として、医療の進歩や安全性の向上とともに、企業価値及び株主皆様の共同の利益の向上に誠実に努めることを経営の基本姿勢としており、現在では、世界160か国以上の国に高品質な医療機器を供給しております。 ② 具体的な取組み医療を取り巻く環境は、世界的な医療費抑制政策の高まりに加えて、高齢化社会を背景に患者さんのQOL向上への社会的要請が強まるなど、大きく変化しようとしています。新型コロナウイルス感染症の流行は、こうした変化を加速させ、当社の参入領域は、今後も成長が期待できる領域であると考えております。例えば、カテーテルを用いた血管内治療の分野では、心臓の血管だけではなく、末梢動脈疾患をはじめとする全身の血管内治療に、より侵襲度が低い、手首の血管から病変部にアプローチするカテーテル治療(TRI)の普及による患者さんの負担軽減と医療経済性の向上が求められています。また血液・細胞の分野においては輸血療法に加え、細胞および遺伝子治療、アフェレシス治療や血漿分画製剤を用いた治療の需要も高まっています。さらに、医療現場では、医療安全、院内感染対策、医療費の抑制や、慢性疾患を抱えながら生活している一人ひとりの患者さんのために最適化された医療に加え、薬剤投与の安全性と使い勝手に配慮した投与デバイスのニーズが高まっています。このような新たな市場ニーズを成長の機会として捉え、企業理念である医療を通じた社会への貢献を実現するべく、持続的かつ収益性のある成長を続けると同時に、既存の枠組みにとらわれず、新しい価値を創出し、医療現場と患者さんに貢献してまいります。 2) 当社の社会的使命当社は医療機器のリーディングカンパニーとして、長年にわたって医療現場と信頼関係を築き、医療を通じて社会に貢献してまいりました。優れた商品やサービスを高い品質で安定的に供給すること、そして、患者さんや医療従事者の視点に立ち、医療を取り巻く様々な社会的課題の解決に向けてイノベーションの創出に取り組むことが、最も重要な当社の社会的責任であると考えています。このような考え方のもと、当社は引き続き、製品の供給や品質の確保において世界の医療供給体制の中で重要な役割を担い、医療現場に安全と安心を提供してまいります。不適切な買収行為により、当社製品の供給や品質に問題が生じた場合、社会の人々の生命や健康に深刻な影響を及ぼす可能性も否定できません。そのような事態を招くことなく、社会と医療現場からの長年の信頼を維持向上させる安定的経営は、当社の企業価値及び株主皆様の共同の利益にもかなうこととなります。 3) コーポレート・ガバナンスの強化コーポレート・ガバナンスに関する取組みにつきましては、「(1) コーポレート・ガバナンスの概要」に記載のとおりです。 3.具体的取組みに対する当社取締役会の判断及びその理由上記2に記載した、当社の目標の実現に向けた成長戦略の着実な実行は、当社の企業価値及び株主皆様の共同の利益を確保・向上させるものであり、当社の基本方針に沿うものです。
人的資本(人材育成・社内環境整備方針) FY2026 / 約1,481字
人財の多様性の確保を含む人財の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針(注)本項目では、「第4提出会社の状況 5従業員の状況等 (1) 人財戦略に関する基本方針等」の記載事項である、連結会社の経営方針・経営戦略等に関連付けて記載すべき連結会社の人財戦略の内容も含めて記載しております。 医療を取り巻く環境が大きく変化する中、テルモグループが持続的な成長を実現するためには、事業戦略の実行を支える人財基盤の強化が不可欠であると認識しています。この認識のもと、テルモグループでは、アソシエイト一人ひとりが企業と共に成長し続けることを目指し、人財の育成および個々の能力が最大限に発揮される基盤強化を重要なテーマとして人財戦略を展開しています。5カ年成長戦略「GS26」においては、変化の激しい事業環境への対応およびグローバル事業の拡大を見据え、「変革の実現」と「グローバル経営の実現」を人財戦略の柱と位置づけています。これに基づき、多様なバックグラウンドを持つリーダーの育成や、人事基盤の高度化を通じて、事業成長を持続的に支える組織能力の強化に取り組んできました。こうした組織能力の基盤として、テルモでは “Growth Mindset”とDiversity(多様性)、Equity(公平性)、Inclusion(包摂性)(以下、「DE&I」)を重視した企業文化の醸成に取り組んでいます。両者は変化に対応し挑戦し続ける姿勢と、多様な視点を活かす環境を通じて、組織全体の競争力向上を支えるものです。グローバルリーダーの育成に関しては、グローバル共通の枠組みとしてスキル・コンピテンシーの定義から育成、育成状況・計画の議論、任用・活用までを一体で設計しています。具体的には、グループ横断選抜型育成プログラムや、経営層によるグローバルタレントレビューを通じて、将来の事業成長を担うリーダー人財の可視化とパイプライン構築を進めています。Growth Mindset推進においては、「実験する」、「進歩を評価する」、「他者から学ぶ」という3つの行動習慣を日々の業務に根付かせることを重視しており、アソシエイト一人ひとりの挑戦と成長を促進しています。DE&Iについては、2021年のグローバルDE&Iカウンシル発足以降、グループ共通のフィロソフィーやガイドラインを整備し、多様性の確保と活躍環境の整備を進めてきました。2025年には、DE&Iをビジネス戦略とより明確に結び付けることを目的に、グループ各社の経営幹部やビジネスリーダーが参画するDE&I戦略委員会を設置しました。グローバルDE&Iカウンシルがグループ横断の課題共有や啓発活動を担う一方、DE&I戦略の策定および施策の効果モニタリングはDE&I戦略委員会が担う体制とし、両者が連携することで、DE&Iの戦略性と実行性をグループ全体で高めていきます。 [DE&Iに関する重点分野における主な取り組み]●目標設定・人事プロセス:経営役員によるDE&I目標設定、人事プロセスとして継続的に管理・レビュー●インクルーシブリーダーシップ:グローバルリーダーとしての実践を育成や評価を通じて促進●帰属意識・一体感:事業や地域を越えたARG(Associate Resource Group)同士のコラボレーションを促進、組織全体の一体感を向上●コミュニケーション:社内外コミュニケーションを通じて、DE&Iに対する理解と共感を醸成
事業の内容 FY2026 / 約466字
3 【事業の内容】当社の企業集団は、連結財務諸表提出会社(以下、「当社」)と、連結子会社101社、持分法適用会社4社により構成されており、その事業区分を「心臓血管カンパニー」、「メディカルケアソリューションズカンパニー」、「血液・細胞テクノロジーカンパニー」、「オーガンテクノロジーズ事業」の4事業に区分しております。2025年10月29日付でオーガノックス, Ltd.の全株式を取得し、完全子会社化したことにより、当期より、新たに「オーガンテクノロジーズ事業」を報告セグメントとして追加しております。上記事業は「第5経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 ⑥連結財務諸表注記 5.セグメント情報」に掲げるセグメントの区分と同一です。当社グループを構成している各会社間の取引の概要と位置づけは以下の図のとおりです。関係会社と事業区分の関係は「第1企業の概況 4関係会社の状況」に、事業区分ごとの主要な製品は「第5経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 ⑥連結財務諸表注記 5.セグメント情報」に記載のとおりです。
事業等のリスク FY2026 / 約180字
3 【事業等のリスク】当社は、内外で発生する種々のリスク事象に対応するため、「グループリスク管理規程」を制定し、組織体制の整備及び各事象への対応を行っています。当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性のある主要なリスクには、以下のようなものがあります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。
事業方針・経営環境 FY2026 / 約4,973字
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1) 経営方針当社グループは、医療を通じて社会に貢献する、という不変の「企業理念」に加え、この企業理念を実現するために、追求していく方向性を示す「Our Promise 私たちの約束」、アソシエイト(社員)が行動の基礎とする共通の価値観である「コアバリューズ」、アソシエイトが高い倫理観をもって正しく行動するために守るべき行動原則となる「テルモグループ行動規範」、この4つをグループ共通の理念として定めています。全アソシエイトがこの企業理念体系に基づいた事業活動を行うことで、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。 Our Promise 私たちの約束:すべては、患者さんへの揺るぎない約束から始まります。私たちは、患者さんの声に真摯に耳を傾け、その希望や願いを深く理解することで、世界中の患者さんの生活の質が向上するように、さらなるイノベーションを大胆かつ情熱を込めて追求し続けます。 コアバリューズ:「Respect(尊重)-他者の尊重」「Integrity(誠実)-企業理念を胸に」「Care(ケア)-患者さんへの想い」「Quality(品質)-優れた仕事へのこだわり」「Creativity(創造力)-イノベーションの追求」 (2) 経営環境、経営戦略及び優先的に対処すべき課題医療は大きな変化の途中にあります。世界的な高齢化と生活水準向上の帰結として、慢性疾患の増加など「疾病構造」の変化が起きています。このような慢性疾患の増加は、患者管理の長期化など、「医療の時間軸」に変化を与えています。また、バイオ医薬や細胞・遺伝子治療及びデジタル・AI技術の発展は「医療を支える技術」に変化をもたらしています。これらの変化はいずれも、テルモが真摯に取り組むべき課題であり、その課題解決に向けて、5カ年成長戦略「GS26」の達成を目指しています。 5カ年成長戦略「GS26」1)中長期を見据えたビジョンテルモは、2021年12月に次の10年超を見据えた5カ年成長戦略「GS26」を策定し、そのビジョンを「デバイスからソリューションへ」と掲げました。具体的には、この中で3つの“D”に取り組みます。1つ目はDeliveryです。心臓血管カンパニーの成長ドライバーである「ラディアル・アプローチ(TRI)」を支えるカテーテルなど、強みである生体内へのアクセス・デリバリーという機能とそれを支える技術を指します。今後の新しいソリューション開発においても、これらの技術は最大の武器です。2つ目はDigitalです。データを活用した効率改善や、診断・治療の最適化に活用するデジタル技術など、医療機器の分野においても不可欠なものになっています。患者さんに提供するバイタル測定機器やアプリの開発など、「デジタルペーシェントジャーニー」のソリューションが具体的な例です。3つ目はDeviceuticalsです。これは、テルモが目指す、Device(機器)とPharmaceuticals(薬剤)の融合を表した造語です。テルモの機器が、薬剤の利用や製造に、付加価値を提供することを目指します。血液・細胞テクノロジーカンパニーが取り組んでいる原料血漿の分野もこの一例です。 2)カンパニー別成長戦略<心臓血管カンパニー>GS26のビジョンとして、「患者さんに寄り添い、変わりゆく治療の未来を共に創造する」ことを掲げます。これを実現するための戦略として、以下の3つを実行します。 ①新製品ローンチを通じた治療事業の拡大脳血管・大動脈・下肢動脈の疾患や、がんの治療セグメントに向けた新製品を発売することでパイプラインを拡充し、大きな市場で高い成長を実現していきます。同時に、デジタル技術を用いた個別化医療へのソリューション提供を進めます。 ②疾病横断でのラディアル手技の普及これまでは心臓血管を中心に実施されてきたラディアル手技(患者さんの負担がより少ない手首の血管からのカテーテル治療)を、下肢血管・腹部血管・脳血管など、全身の血管に拡げていきます。並行して、蓄積した治療成績のビッグデータに基づき、ラディアル手技のメリットを明確にすることで、個々の患者さんにとって最適な治療方針をドクターに提案していきます。 ③成長を支えるオペレーションの進化心臓血管カンパニーの全事業にわたって、グローバルで最適地生産を進めていくことで、需要の拡大に備えた増産体制を構築すると同時に、コストダウンを図ります。また、DXによる生産の効率化も進めていきます。これらによって、高付加価値製品へのシフトにとどまらない収益性の改善を実現します。 <メディカルケアソリューションズカンパニー>GS26のビジョンとして、「独自の技術を融合した患者本位のソリューションを通して医療の質向上と変革に貢献する」ことを掲げます。この実現に向けて、以下の4つの戦略を実行します。 ①ホスピタルケアソリューション院内における医療機器とデータの管理や、医療安全、さらには病院経営の効率化などの価値を提供します。例えば、薬剤の投与情報を院内の部門システムとつなげることにより、記録やバイタルの管理、誤投与の防止に貢献します。また、感染対策のソリューションについては、単なる製品の販売にとどまらず、現場での使用状況を解析し、さらなる改善に向けた提案をしていきます。 ②ライフケアソリューション慢性疾患の患者さんへの個別化医療を支えるデータや、モニタリングの仕組みを作ります。糖尿病領域では、血糖測定やインスリン投与の情報を管理するシステムや、食事・運動・服薬などの情報と併せて解析し、医師による、個別の患者さんへの最適な指導や治療を支援する仕組みを作ります。さらに、インスリンポンプと持続血糖測定器を投与アルゴリズムで連動させることで、グルコース濃度の細かな調整が期待できる、インスリン自動投与制御(AID)システムを提供していきます。 ③ファーマシューティカルソリューション製薬会社に対して、薬剤の価値を最大化させるユニークなデバイスやサービスを組み合わせたソリューションを提案します。薬剤の安全・効率に資するソリューションから徐々にステップアップし、パッチポンプや皮内投与デバイスによって薬剤の効果を向上させることを目指します。また、核酸医薬、遺伝子治療の効果にフォーカスしたデバイス開発により、中枢・循環器・がん領域への展開を目指します。 ④海外ビジネスソリューション東南アジアでは高機能の薬剤投与システム、北米ではBtoBを活用した静脈アクセス製品の販売を拡大します。糖尿病領域では、欧州でのインスリンポンプ販売を徐々に拡大させるとともに、巨大市場となりつつある中国で事業展開の礎を築きます。また、製薬会社とのビジネスでは、強みであるプラスチック製の薬剤充填用シリンジ「PLAJEX」のグローバル展開を図ります。 <血液・細胞テクノロジーカンパニー>GS26のビジョンとして、「血液と細胞の可能性を活かして、治療効果の向上とアンメットニーズに応えるイノベーションをグローバルに展開する」ことを掲げます。この実現に向けて、以下の4つの戦略を実行します。 ①Blood and Beyond(血液からの発展)採血業務の効率化に寄与する原料血漿採取システムを米国からスタートさせ、さらにこれを米国以外の市場にも展開させることを目指します。また、細胞処理の領域では、フォーカス領域を拡大し、細胞治療を受ける患者さんと、細胞治療のプロセス全体にアプローチします。そして、血液治療の領域では、選択的血漿交換療法へ進出し、この療法が有効な患者さんの治療に貢献します。 ②Equipment and Beyond(機器からの発展)全血の製剤化プロセスの自動化や、サービス・ソフトウェアなどの強みを生かして、血液センターをはじめ、顧客の業務効率化を支援します。また、原料血漿市場においても、技術と技術を補完するサービスを共に展開する、デジタルエコシステムを導入することを目指します。 ③地域展開中国、中南米、アフリカなどの成長著しい地域において製品ポートフォリオを拡充し、より複合的なソリューションを提供します。 ④オペレーショナル・エクセレンスフレキシブルなグローバル供給体制の構築、改良改善文化の浸透、そして、マーケティング活動のレベルアップを図り、より高いサービスの提供を目指します。 3)コーポレート戦略①イノベーションソリューション開発の3つの方向性について、目指すべき長期的なゴールを設定しています。Deliveryでは、低侵襲治療の普及率が60%にとどまっていることに対して、高度な疾患治療における高付加価値な生体アクセス・デリバリーにより、低侵襲治療100%の世界を目指します。Digitalについては、患者さんの長期的なQOL向上を妨げる要因として、慢性疾患の治療の継続が難しいことを課題と認識し、デジタルを駆使して治療の完遂率100%を目指します。Deviceuticalsでは、薬剤治療効果が高められない原因として、医薬品とデバイスのコンビネーション製品が少ないことを課題と認識し、デリバリー技術のイノベーションで、コンビネーション製品の進化を加速させます。これらの長期的な課題解決と、各カンパニーの提供する中期的なイノベーションとのシナジーを創出することで、将来の成長を牽引します。 ②デジタルトランスフォーメーション(DX)社内に有するDX機能を強化し、データ分析、遠隔モニタリング、ロボティクスなどの具体的なテーマに沿った検討を進めます。同時に、M&Aや提携の機会を積極的に探索することで、他社に負けないスピードでこれを実現していきます。 ③人財中長期のビジョンを実現する上で重要なスキルを特定し、その獲得・強化を目指すことによって、グローバルでの適所適材を実現します。また、変革を推進するためには、アソシエイト一人ひとりが、新しいことに挑戦することで成長できるというマインドを持つことが重要と考え、これを「Growth Mindset」と呼んで推進していきます。 ④全社収益改善生産、調達、ロジスティクス、定型管理機能の4つの機能領域に注力し、グローバルでの最適化を図ります。グループ内のコラボレーションを通じて、将来の成長を支える強固な基盤を構築し、企業価値を高めます。 ⑤生産コスタリカ、日本、ベトナムの三極生産体制を強化し、グローバル生産の最適化に努めます。また、コストの効率化にとどまらず、個別の工場で獲得した自動化、省力化、デジタル化のノウハウをグローバルに展開することで、生産イノベーションを推進します。 ⑥CSV/ESG財務目標だけでなく、サステナビリティ経営にもコミットします。事業活動を通じて実現するCSV(社会への価値創造)と、それを支える基盤としてのESG(環境、社会、ガバナンス)という2つのカテゴリーを構成し、CSVでは、「医療技術・サービスの普及、医療アクセスの向上」、「一人ひとりの人生に寄り添う医療の提供」、「持続可能な医療システムの共創」という3つの重点領域において、各カンパニーの具体的なテーマを設定しました。ESGについては、環境、社会、ガバナンスのそれぞれについて、重点テーマを抽出し、具体的な数値目標を設定しています。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等当社グループでは、2021年12月に次の5カ年を対象とする成長戦略を策定し、成長性、収益性、効率性においてそれぞれ以下の目標を掲げ、達成に向けて取り組んでいます。 目標成長性売上収益:1桁後半の成長収益性営業利益率※:20%以上資本効率性ROIC※:10%以上ROE:10%以上を堅持            想定為替レート:USD=107円、EUR=128円※ 新規M&Aの影響を除く
経営者による分析 FY2026 / 約6,900字
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】[業績等の概要](1) 業績当社グループでは、2021年12月に次の5カ年を対象とする成長戦略を策定しました。高齢化社会における慢性疾患との共生や患者さんのQOL向上、ゲノム医療とAIの進化による個別化医療の進展といった、医療のパラダイムシフトに対応するための中長期ビジョンとして「デバイスからソリューションへ」を掲げました。製品軸から顧客軸へフォーカスを移し、医療のエコシステム全体とより積極的にかかわることで、顧客の課題に複合的なソリューションを提案できる企業を目指して経営を推進しています。5カ年成長戦略の4年目となる当期の連結業績は以下のとおりです。 前連結会計年度(百万円)当連結会計年度(百万円)増減額(百万円)増減率(%)売上収益1,036,1711,131,87795,7069.2(海外)818,964909,27490,30911.0(日本)217,206222,6035,3962.5調整後営業利益203,445219,36915,9237.8営業利益157,668176,32018,65211.8税引前利益154,574178,25223,67715.3当期利益116,978135,91418,93516.2親会社の所有者に帰属する当期利益116,978135,91418,93516.2 セグメントの業績は以下のとおりです。 セグメントの名称 前連結会計年度(百万円)当連結会計年度(百万円)増減額(百万円)心臓血管カンパニー売上収益624,357676,42152,063調整後営業利益154,682163,9949,312メディカルケアソリューションズカンパニー売上収益211,235216,1384,903調整後営業利益22,99321,568△1,424血液・細胞テクノロジーカンパニー売上収益200,280231,03730,756調整後営業利益26,48233,6357,152オーガンテクノロジーズ事業売上収益-7,985-調整後営業利益-1,665- (注) 調整後営業利益は、営業利益から買収に伴い取得した無形資産の償却費及び一時的な損益を調整した利益です。 <心臓血管カンパニー>海外は、インターベンショナルシステムズ事業を中心に全事業で伸長し、前期比8.6%の増収となりました。日本は、インターベンショナルシステムズ事業及びニューロ事業の売上が好調に推移し、前期比5.9%の増収となりました。その結果、心臓血管カンパニーの売上収益は前期比8.3%増の6,764億円となりました。 <メディカルケアソリューションズカンパニー>日本は、ホスピタルケアソリューション事業において、一部事業の終了等の影響を受けたものの、ファーマシューティカルソリューション事業が伸長し、前期比0.4%の増収となりました。海外は、北米及び欧州で売上が増加し、前期比7.2%の増収となりました。その結果、メディカルケアソリューションズカンパニーの売上収益は前期比2.3%増の2,161億円となりました。 <血液・細胞テクノロジーカンパニー>海外は、北米における血漿イノベーションビジネスの展開加速に伴いグローバルブラッドソリューションが好調に推移し、前期比15.5%の増収となりました。日本は、採血関連製品の売上が増加し、前期比13.2%の増収となりました。その結果、血液・細胞テクノロジーカンパニーの売上収益は前期比15.4%増の2,310億円となりました。 <オーガンテクノロジーズ事業>当社は、2025年10月29日付でオーガノックス, Ltd.の全株式を取得し、同社を完全子会社化したことに伴い、取得日以降の同社の業績を連結業績として開示しております。また、オーガノックス, Ltd.が手掛ける事業の名称を「オーガンテクノロジーズ事業」に決定しました。なお、本決定は事業内容の変更を伴うものではありません。当該セグメントの売上高は、北米市場を中心とした事業拡大により、80億円となりました。 (2) キャッシュ・フロー≪キャッシュ・フロー計算書概要≫ 前連結会計年度(百万円)当連結会計年度(百万円)増減額(百万円)営業活動によるキャッシュ・フロー210,802230,85220,049投資活動によるキャッシュ・フロー△82,481△344,102△261,620財務活動によるキャッシュ・フロー△108,766155,503264,269現金及び現金同等物の期末残高221,872280,49458,621 (営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果得られた資金は、2,309億円となりました。税引前利益1,783億円、減価償却費及び償却費954億円、法人所得税の支払額416億円が主な要因です。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果使用した資金は、3,441億円となりました。オーガノックス, Ltd.やドイツレバークーゼン工場の取得等に伴う関係会社又はその他の事業の取得による支出2,483億円、生産設備等への投資に伴う有形固定資産の取得による支出852億円、新ITシステムへの投資等に伴う無形資産の取得による支出168億円が主な要因です。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果得られた資金は、1,555億円となりました。オーガノックス, Ltd.の買収を目的とした借入れによる収入2,398億円、配当金の支払額413億円、長期借入金の返済による支出350億円が主な要因です。 また、上記に加えて、現金及び現金同等物に係る換算差額により164億円増加した結果、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は、前連結会計年度末より586億円増加して2,805億円となりました。 [生産、受注及び販売の状況](1) 生産実績当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりです。 報告セグメント金額(百万円)前連結会計年度比(%)心臓血管カンパニー703,93113.4メディカルケアソリューションズカンパニー217,31710.3血液・細胞テクノロジーカンパニー242,59918.0合計1,163,84813.7 (注) 1.金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。2.報告セグメントに含まれる製品は、「第5経理の状況 1連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 ⑥連結財務諸表注記 5.セグメント情報 (1) 報告セグメントに関する基礎」をご覧ください。3.当連結会計年度の仕入製品の仕入実績は、当連結会計年度平均販売価格算出で、49,858百万円です。4.オーガンテクノロジーズ事業につきましては、生産を定義することが困難であるため、記載を省略しております。 (2) 受注実績当社グループは主として見込み生産を行っているため、受注実績の記載をしておりません。 (3) 販売実績当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりです。 報告セグメントサブセグメント金額(百万円)前連結会計年度比(%)心臓血管カンパニーインターベンショナルシステムズ443,5059.2ニューロ106,90210.0カーディオバスキュラー70,0204.0アオルティック55,9934.6メディカルケアソリューションズカンパニーホスピタルケアソリューション146,1160.6ライフケアソリューション20,761△2.8ファーマシューティカルソリューション49,26010.4血液・細胞テクノロジーカンパニー―231,03715.4オーガンテクノロジーズ事業―7,985-調整額294△1.1合計1,131,8779.2 (注) 1.調整額294百万円は、報告セグメントに帰属しない外部向け人材派遣による収入等です。2.報告セグメントに含まれる製品は、「第5経理の状況 1連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 ⑥連結財務諸表注記 5.セグメント情報 (1) 報告セグメントに関する基礎」をご覧ください。 [財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析]文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年6月23日)現在において判断したものです。将来に関する事項は不確実性を内包しておりますので将来生じる実際の結果と差異が生じる可能性があります。 (1) 経営成績<連結業績について> 前連結会計年度(百万円)当連結会計年度(百万円)増減額(百万円)増減率(%)売上収益1,036,1711,131,87795,7069.2売上総利益560,670594,67534,0056.1調整後営業利益203,445219,36915,9237.8営業利益157,668176,32018,65211.8税引前利益154,574178,25223,67715.3当期利益116,978135,91418,93516.2親会社の所有者に帰属する当期利益116,978135,91418,93516.2 ① 売上収益売上収益は、前期比9.2%増の1兆1,319億円となりました。グローバルで医療需要の拡大が継続し、米州を中心に主要ビジネスが成長し、当社グループの販売は好調に推移しました。海外は、アクセス製品を中心としたインターベンショナルシステムズ事業や、血漿イノベーションビジネスの展開加速を受けてグローバルブラッドソリューションが拡大し、前期比11.0%の増収となりました。日本は、ファーマシューティカルソリューション事業の売上が好調に推移し、前期比2.5%の増収となりました。なお、地域別の売上収益及びその前期比は、下図のとおりです。 ② 利益売上総利益は、米国における関税政策の影響を受けつつも売上収益の増加により、前期比6.1%増の5,947億円となりました。調整後営業利益は、売上総利益の増加等により、前期比7.8%増の2,194億円となりました。営業利益、税引前利益、親会社の所有者に帰属する当期利益は、売上総利益の増加等により、いずれも増益となりました。 なお、当社グループは、当社グループが適用する会計基準であるIFRSにおいて定義されていない、調整後営業利益という業績管理指標を追加的に開示しております。調整後営業利益は、営業利益から買収に伴い取得した無形資産の償却費及び一時的な損益を調整した利益であり、セグメント利益と一致しています。調整後営業利益は、当社グループが中長期的に持続的な成長を目指す上で、各事業運営の業績を把握するために経営管理に利用している指標であり、財務諸表の利用者が当社グループの業績を評価する上でも、有用な情報であると考えております。 セグメントごとの業績の概況については、「[業績等の概要] (1) 業績」に記載しております。 (2) 財政状態の分析<主要財務指標> 前連結会計年度当連結会計年度親会社所有者帰属持分当期利益率8.7%9.2%資産合計当期利益率6.4%6.6%親会社所有者帰属持分比率74.8%68.5%1株当たり親会社所有者帰属持分927.85円1,074.18円フリー・キャッシュ・フロー128,321百万円△113,249百万円 ① 資産当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ4,838億円増の2兆3,122億円となりました。これは主に、オーガノックス, Ltd.の取得等によりのれん及び無形資産が2,582億円増加、生産設備への投資やドイツレバークーゼン工場の取得等により有形固定資産が754億円増加、事業規模の拡大等により現金及び現金同等物が586億円増加、為替相場が円安方向に推移した影響等により棚卸資産が412億円増加したことによるものです。 ② 負債当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ2,679億円増の7,277億円となりました。これは主に、オーガノックス, Ltd.の買収を目的とした借入れ等により社債及び借入金が2,050億円増加したことによるものです。 ③ 資本当連結会計年度末における資本合計は、前連結会計年度末に比べ2,160億円増の1兆5,845億円となりました。これは主に、当期利益の計上により1,359億円増加、為替相場が円安方向に推移した影響等に伴うその他の包括利益の計上により1,210億円増加した一方で、剰余金の配当により413億円減少したことによるものです。 なお、キャッシュ・フローの状況については、「[業績等の概要] (2) キャッシュ・フロー」に記載しております。 (3) 資本の財源及び資金の流動性① キャッシュ・フロー当連結会計年度の「[業績等の概要] (2) キャッシュ・フロー」に記載のとおりです。 ② 財務政策当社グループは、資本政策の基本方針として「事業オペレーション改善などを通じた資産効率の向上と、財務健全性も考慮した適正な資本構成の構築を図りつつ、売上成長・利益率改善に加えて、投下資本利益率(ROIC)及び株主資本利益率(ROE)の改善を目指します」を掲げております。運転資金需要の主なものは、製品製造のための原材料、部品購入のほか、製造費用、販売費及び一般管理費等の営業費用によるものです。研究開発費は営業費用の一部として計上されます。また、持続的な成長のため、設備投資をはじめ、企業買収による投資などへの投資資金需要が発生します。当連結会計年度における重要な資本的支出の予定とその主な財源は「第3設備の状況 3設備の新設、除却等の計画」に記載のとおりです。当社グループは、事業活動に必要な資金を安定的に確保するため、資本政策の基本方針に沿って、内部資金、借入、社債等により調達しております。具体的には、年度事業計画に基づく資金調達計画を策定・更新するとともに、定期的に手元流動性及び有利子負債の状況等を把握・集約しております。また、欧米・アジア・中国の拠点とキャッシュマネジメントシステムを運用し、グループ内余剰資金を活用するなど資金効率の向上に努めています。さらに、金融機関には十分な借入枠を有しており、内部資金、資金調達と併せ、当社グループの成長を維持するために将来必要な運転資金及び設備等投資資金を調達することは可能であると考えています。中長期的な成長投資は継続しつつ、さらにM&Aに関しても持続的かつ収益性のある成長に資する案件は、今後も継続し追求します。一方、不急とみなすことのできる経費や投資案件は見直していきます。また、利益配分につきましては、「安定した増配に加えて、成長投資や財務健全性等を総合的に勘案しながら、総還元性向50%を水準に自己株式取得も検討する」を基本方針としております。2026年6月26日開催予定の定時株主総会における期末配当の議案により、当期の年間配当金は1株につき30円(うち中間配当金15円)となり、実質4円増配を予定しております。次期の年間配当金につきましては、1株につき36円(うち中間配当金18円)を予定しております。 なお、当連結会計年度の有利子負債の残高については、「第5経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 ⑥連結財務諸表注記 15.社債及び借入金」に記載のとおりです。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定は、「第5経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 ⑥連結財務諸表注記 2.作成の基礎 (4) 見積り及び判断の利用」に記載のとおりです。 (5) 次期の見通し2027年3月期においても、医療需要の増加傾向が継続し、欧米を中心に売上収益の拡大が見込まれます。マクロ環境は、サプライチェーンの混乱や、原材料価格の高騰リスクは継続するものと考えます。また、中東情勢をはじめとする地政学リスクも高まり、先行きは不透明な状況になっています。このような環境下において、業績予想については、売上収益、調整後営業利益において増収増益を見込んでいます。米国における関税政策と中東情勢の影響についても一定の想定に基づき影響額を推定し、業績見通しに織り込んでいます。製造現場における生産性の向上、コスト削減策等、市場環境に応じた適切な対策を今後も推進していきます。高成長が見込まれる分野では、引き続き生産能力の拡大を中心とする設備投資を進める予定です。また、5カ年成長戦略「GS26」の最終年度である今期においても、医療従事者の不足や院内業務効率化の推進等、医療現場の課題に向き合い、新たな価値・ソリューションを提供する事業の拡大・創出に取り組むことで、成長戦略で掲げた目標の達成を目指します。
役員の状況 FY2026 / 約13,015字
(2) 【役員の状況】① 役員一覧A) 2026年6月23日(有価証券報告書提出日)現在の当社の役員の状況は、以下のとおりです。男性8名 女性2名 (役員のうち女性の比率20%)役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)代表取締役会長高木 俊明1958年3月24日生1981年4月当社入社2004年4月愛鷹工場長2008年4月愛鷹工場長、駿河工場長6月執行役員2009年6月研究開発本部統轄2010年6月取締役上席執行役員2013年6月品質保証部、安全情報管理部管掌、環境推進室管掌2015年4月テルモ・コールセンター担当7月チーフクオリティーオフィサー(CQO)2016年4月取締役常務執行役員2017年4月生産部担当、調達部担当2018年4月取締役専務執行役員知的財産部担当、テルモメディカルプラネックス担当2020年4月レギュラトリーアフェアーズ、情報提供管理室、臨床開発部、SCM推進室管掌、CIOオフィス、情報戦略部管掌2021年4月研究開発推進部担当2022年4月代表取締役会長(現在)注3158,336代表取締役社長CEO鮫島 光1964年5月27日生1988年4月東亜燃料工業(株)(現ENEOS(株))入社2001年2月シティバンク、エヌ・エイ入行2002年1月当社入社2007年6月心臓血管グループカテーテルカンパニー(グローバル)プレジデント2014年4月執行役員、心臓血管カンパニーTIS事業(現インターベンショナルシステムズ事業)プレジデント2016年4月上席執行役員2017年4月心臓血管カンパニープレジデント2018年4月常務執行役員2020年4月ホスピタルカンパニー(現メディカルケアソリューションズカンパニー)プレジデント2022年4月専務経営役員2024年4月社長CEO6月代表取締役社長CEO(現在)注375,387 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)取締役専務経営役員イノベーション担当コーポレートR&D、知的財産部、臨床開発部、レギュラトリーアフェアーズ部、テルモメディカルプラネックス、テルモベンチャーズ長田 敏彦1967年1月28日生1989年4月当社入社2016年1月経営企画室長4月執行役員2018年4月上席執行役員2020年4月常務執行役員、心臓血管カンパニープレジデント、TIS事業(現インターベンショナルシステムズ事業)プレジデント2022年4月専務経営役員2024年4月イノベーション担当研究開発部門(CTOオフィス、イノベーションセンター、技術統括室、研究管理部)、DX推進室、知的財産部、臨床開発部、テルモメディカルプラネックス6月取締役専務経営役員(現在)2025年4月イノベーション担当コーポレートR&D、知的財産部、臨床開発部、レギュラトリーアフェアーズ、テルモメディカルプラネックス、テルモベンチャーズ2026年4月イノベーション担当コーポレートR&D、知的財産部、臨床開発部、レギュラトリーアフェアーズ部、テルモメディカルプラネックス、テルモベンチャーズ(現在)注346,920取締役常務経営役員コーポレートバリュープロモーション担当総務渉外部、法務コンプライアンス部、コーポレートコミュニケーション部、国内営業統括部、テルモ・コールセンター、EHSマネジメント部国元 規正1963年7月4日生1987年4月当社入社2011年10月秘書室長2018年4月執行役員、秘書室長   7月執行役員、東欧・ロシア・中東・アフリカ地域代表2022年4月経営役員、欧州・中東・アフリカ地域統轄2023年4月常務経営役員、企業価値推進部門(広報室、IR室、ブランド戦略室、サステナビリティ推進室、デザイン企画室)、人事部門(DE&I推進室、人事部、グローバル人事部、人財開発室)、国内営業本部   6月取締役常務経営役員(現在)2024年4月コーポレートバリュープロモーション担当コーポレートアフェアーズ、法務コンプライアンス部門(CLOオフィス、法務室、コンプライアンス室)、コーポレートコミュニケーション部門(広報室、IR室、ブランド戦略室、サステナビリティ推進室、デザイン企画室)、国内営業本部、テルモ・コールセンター2025年4月コーポレートバリュープロモーション担当コーポレートアフェアーズ、法務コンプライアンス部門(CLOオフィス、法務室、コンプライアンス室)、コーポレートコミュニケーション部門(広報室、IR室、ブランド戦略室、サステナビリティ推進室、デザイン企画室)、国内営業本部、テルモ・コールセンター、EHS室2026年4月コーポレートバリュープロモーション担当総務渉外部、法務コンプライアンス部、コーポレートコミュニケーション部、国内営業統括部、テルモ・コールセンター、EHSマネジメント部(現在)注353,112 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)取締役西 秀訓1951年1月6日生1975年4月カゴメ(株)入社2000年6月同社取締役2005年6月同社取締役常務執行役員2008年6月同社取締役専務執行役員2009年4月同社代表取締役社長2014年1月同社代表取締役会長6月長瀬産業(株)社外取締役2016年3月カゴメ(株)取締役会長2019年6月不二製油グループ本社(株)(現不二製油(株))社外取締役2020年6月当社社外取締役(現在)(2026年6月退任予定)注36,310取締役小澤 敬也1953年2月23日生1977年3月東京大学医学部医学科卒業1985年3月米国NIH留学(Fogarty Fellow:~1987年)1990年9月東京大学医科学研究所助教授1994年11月自治医科大学血液医学研究部門教授1998年2月自治医科大学血液学講座主任教授4月自治医科大学分子病態治療研究センター遺伝子治療研究部教授2014年4月東京大学医科学研究所附属病院長、遺伝子・細胞治療センター長自治医科大学免疫遺伝子細胞治療学(タカラバイオ)講座客員教授2018年4月自治医科大学名誉教授・客員教授(現在)日本医療研究開発機構(AMED)プログラムスーパーバイザー(現在)6月日本医療研究開発機構(AMED)プログラムオフィサー(現在)10月自治医科大学遺伝子治療研究センターシニアアドバイザー(現在)2021年6月当社社外取締役(現在)2023年4月自治医科大学難治性疾患遺伝子細胞治療開発講座客員教授2026年2月一般財団法人医科学研究推進財団理事(現在)注32,561取締役小木曾 麻里1966年11月15日生1990年4月(株)日本長期信用銀行入行1998年6月世界銀行入行2003年6月世界銀行グループ多数国間投資保証機関東京事務所長2012年10月アイインキュベート(株)創業者兼CEO2014年10月ダルバーグジャパン(株)日本代表2016年1月公益財団法人笹川平和財団国際事業企画部長2017年7月同財団ジェンダーイノベーショングループ長2019年6月(株)ファーストリテイリング社長室部長2021年1月(株)SDGインパクトジャパン代表取締役社長(現在)2022年6月三菱商事(株)社外監査役2024年6月三菱商事(株)社外取締役(2026年6月退任)当社社外取締役(現在)2026年6月楽天銀行(株)社外取締役(2026年6月就任予定)注31,576 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)取締役(常勤監査等委員)柴﨑 崇紀1961年12月25日生1986年4月当社入社2005年7月泰尓茂医療産品(杭州)有限公司第1工場長2007年9月経営企画室次長2008年10月泰尓茂医療産品(杭州)有限公司董事長兼総経理2014年4月執行役員7月SCM推進室長2016年4月泰尓茂(中国)投資有限公司董事長兼総経理2017年4月上席執行役員、中国地域代表2021年6月取締役(常勤監査等委員)(現在)注441,348取締役(監査等委員)宇野 総一郎1963年1月14日生1988年4月長島・大野法律事務所(現長島・大野・常松法律事務所)入所弁護士登録1993年11月米国ニューヨーク州司法試験合格1997年1月長島・大野法律事務所(現長島・大野・常松法律事務所)パートナー弁護士(現在)2004年6月ソフトバンク(株)(現ソフトバンクグループ(株))社外監査役2018年6月(株)ドリームインキュベータ社外取締役(監査等委員)2019年6月当社社外取締役(監査等委員)(現在)注4―取締役(監査等委員)林 敬子1960年8月11日生1986年4月東京国税局入局1994年3月公認会計士登録2006年7月監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ)パートナー2016年7月日本公認会計士協会常務理事2018年11月トーマツチャレンジド(株)代表取締役2019年10月デロイトトーマツグループD&Iコミッティアドバイザー日本公認会計士協会監査・規律審査会 審査会長2020年6月(株)明電舎社外取締役(監査等委員)(現在)(2026年6月退任予定)ライフネット生命保険(株)社外取締役2020年7月林敬子公認会計士事務所所長(現在)2021年2月日本フイルコン(株)社外監査役3月日本ビルファンド投資法人監督役員(現在)6月ライフネット生命保険(株)社外取締役(監査等委員)(2025年6月退任)2023年4月早稲田大学大学院会計研究科教授(現在)2025年6月当社社外取締役(監査等委員)(現在)2026年6月ジャフコグループ(株)社外取締役(監査等委員)(現在)注4471計386,021 (注) 1.取締役 西秀訓、小澤敬也、小木曾麻里の3氏は、社外取締役です。2.取締役 宇野総一郎、林敬子の両氏は、監査等委員である社外取締役です。3.監査等委員以外の取締役の任期は、2025年6月24日開催の定時株主総会から1年です。4.監査等委員である取締役の任期は、2025年6月24日開催の定時株主総会から2年です。 5.当社は、法令に定める監査等委員である取締役の員数を欠くことになる場合に備え、会社法第329条第3項に定める補欠の監査等委員である取締役(補欠監査等委員)2名を選任しております。補欠監査等委員の略歴は以下のとおりです。氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)古杉 裕亮1961年11月14日生1984年10月監査法人太田哲三事務所(現EY新日本有限責任監査法人)入所1989年4月EW(現EY)バンクーバー(Canada)に出向1992年10月帰国後、監査部門に配属2000年5月同法人パートナー就任2010年7月同法人石油セクターEY日本リジョンリーダー2014年7月同法人常務理事財務管理本部長2024年6月当社補欠監査等委員(現在)7月古杉公認会計士事務所代表者(現在)注7―白𡈽 麻子1961年11月1日生1989年4月弁護士登録2003年1月銀座第一法律事務所入所(現在)2004年3月第二東京弁護士会仲裁センター仲裁人候補者就任(現在)2005年4月選任弁護士(国被告事件訴訟代理人)就任2007年3月東京都建築審査会専門調査員就任(現在)12月東京地方裁判所民事調停委員就任2018年4月内閣官房内閣人事局公務員関係判例研究会会員2020年4月東京労働局紛争調整委員会委員就任(現在)2025年6月当社補欠監査等委員(現在)注7― 6.補欠監査等委員 古杉裕亮氏は監査等委員である取締役の柴﨑崇紀氏および林敬子氏の補欠として、白𡈽麻子氏は監査等委員である取締役の宇野総一郎氏の補欠として、選任されています。7.補欠監査等委員 古杉裕亮氏および白𡈽麻子氏の任期は、2025年6月24日開催の定時株主総会から1年です。8.各取締役の所有株式数には、テルモ役員持株会における保有分が含まれています。なお、所有株式数は、2026年5月末時点のものです。 B) 2026年6月26日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として、「取締役(監査等委員である取締役を除く)7名選任の件」及び「補欠の監査等委員である取締役2名選任の件」を提案しており、当該議案が承認可決されますと、当社の役員の状況は以下のとおりとなる予定です。なお、役員の役職等につきましては、当該定時株主総会の直後に開催が予定される取締役会の決議事項の内容(役職等)を含めて記載しております。 男性8名 女性2名 (役員のうち女性の比率20%)役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)代表取締役会長高木 俊明1958年3月24日生1981年4月当社入社2004年4月愛鷹工場長2008年4月愛鷹工場長、駿河工場長6月執行役員2009年6月研究開発本部統轄2010年6月取締役上席執行役員2013年6月品質保証部、安全情報管理部管掌、環境推進室管掌2015年4月テルモ・コールセンター担当7月チーフクオリティーオフィサー(CQO)2016年4月取締役常務執行役員2017年4月生産部担当、調達部担当2018年4月取締役専務執行役員知的財産部担当、テルモメディカルプラネックス担当2020年4月レギュラトリーアフェアーズ、情報提供管理室、臨床開発部、SCM推進室管掌、CIOオフィス、情報戦略部管掌2021年4月研究開発推進部担当2022年4月代表取締役会長(現在)注3158,336代表取締役社長CEO鮫島 光1964年5月27日生1988年4月東亜燃料工業(株)(現ENEOS(株))入社2001年2月シティバンク、エヌ・エイ入行2002年1月当社入社2007年6月心臓血管グループカテーテルカンパニー(グローバル)プレジデント2014年4月執行役員、心臓血管カンパニーTIS事業(現インターベンショナルシステムズ事業)プレジデント2016年4月上席執行役員2017年4月心臓血管カンパニープレジデント2018年4月常務執行役員2020年4月ホスピタルカンパニー(現メディカルケアソリューションズカンパニー)プレジデント2022年4月専務経営役員2024年4月社長CEO6月代表取締役社長CEO(現在)注375,387 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)取締役専務経営役員イノベーション担当コーポレートR&D、知的財産部、臨床開発部、レギュラトリーアフェアーズ部、テルモメディカルプラネックス、テルモベンチャーズ長田 敏彦1967年1月28日生1989年4月当社入社2016年1月経営企画室長4月執行役員2018年4月上席執行役員2020年4月常務執行役員、心臓血管カンパニープレジデント、TIS事業(現インターベンショナルシステムズ事業)プレジデント2022年4月専務経営役員2024年4月イノベーション担当研究開発部門(CTOオフィス、イノベーションセンター、技術統括室、研究管理部)、DX推進室、知的財産部、臨床開発部、テルモメディカルプラネックス6月取締役専務経営役員(現在)2025年4月イノベーション担当コーポレートR&D、知的財産部、臨床開発部、レギュラトリーアフェアーズ、テルモメディカルプラネックス、テルモベンチャーズ2026年4月イノベーション担当コーポレートR&D、知的財産部、臨床開発部、レギュラトリーアフェアーズ部、テルモメディカルプラネックス、テルモベンチャーズ(現在)注346,920取締役常務経営役員コーポレートバリュープロモーション担当総務渉外部、法務コンプライアンス部、コーポレートコミュニケーション部、国内営業統括部、テルモ・コールセンター、EHSマネジメント部国元 規正1963年7月4日生1987年4月当社入社2011年10月秘書室長2018年4月執行役員、秘書室長   7月執行役員、東欧・ロシア・中東・アフリカ地域代表2022年4月経営役員、欧州・中東・アフリカ地域統轄2023年4月常務経営役員、企業価値推進部門(広報室、IR室、ブランド戦略室、サステナビリティ推進室、デザイン企画室)、人事部門(DE&I推進室、人事部、グローバル人事部、人財開発室)、国内営業本部   6月取締役常務経営役員(現在)2024年4月コーポレートバリュープロモーション担当コーポレートアフェアーズ、法務コンプライアンス部門(CLOオフィス、法務室、コンプライアンス室)、コーポレートコミュニケーション部門(広報室、IR室、ブランド戦略室、サステナビリティ推進室、デザイン企画室)、国内営業本部、テルモ・コールセンター2025年4月コーポレートバリュープロモーション担当コーポレートアフェアーズ、法務コンプライアンス部門(CLOオフィス、法務室、コンプライアンス室)、コーポレートコミュニケーション部門(広報室、IR室、ブランド戦略室、サステナビリティ推進室、デザイン企画室)、国内営業本部、テルモ・コールセンター、EHS室2026年4月コーポレートバリュープロモーション担当総務渉外部、法務コンプライアンス部、コーポレートコミュニケーション部、国内営業統括部、テルモ・コールセンター、EHSマネジメント部(現在)注353,112 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)取締役小澤 敬也1953年2月23日生1977年3月東京大学医学部医学科卒業1985年3月米国NIH留学(Fogarty Fellow:~1987年)1990年9月東京大学医科学研究所助教授1994年11月自治医科大学血液医学研究部門教授1998年2月自治医科大学血液学講座主任教授4月自治医科大学分子病態治療研究センター遺伝子治療研究部教授2014年4月東京大学医科学研究所附属病院長、遺伝子・細胞治療センター長自治医科大学免疫遺伝子細胞治療学(タカラバイオ)講座客員教授2018年4月自治医科大学名誉教授・客員教授(現在)日本医療研究開発機構(AMED)プログラムスーパーバイザー(現在)6月日本医療研究開発機構(AMED)プログラムオフィサー(現在)10月自治医科大学遺伝子治療研究センターシニアアドバイザー(現在)2021年6月当社社外取締役(現在)2023年4月自治医科大学難治性疾患遺伝子細胞治療開発講座客員教授2026年2月一般財団法人医科学研究推進財団理事(現在)注32,561取締役小木曾 麻里1966年11月15日生1990年4月(株)日本長期信用銀行入行1998年6月世界銀行入行2003年6月世界銀行グループ多数国間投資保証機関東京事務所長2012年10月アイインキュベート(株)創業者兼CEO2014年10月ダルバーグジャパン(株)日本代表2016年1月公益財団法人笹川平和財団国際事業企画部長2017年7月同財団ジェンダーイノベーショングループ長2019年6月(株)ファーストリテイリング社長室部長2021年1月(株)SDGインパクトジャパン代表取締役社長(現在)2022年6月三菱商事(株)社外監査役2024年6月三菱商事(株)社外取締役(2026年6月退任)当社社外取締役(現在)2026年6月楽天銀行(株)社外取締役(2026年6月就任予定)注31,576 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)取締役奈良 寿1963年1月23日生1985年4月横河北辰電機株式会社(現横河電機(株))入社2001年10月Yokogawa Engineering Asia Pte. Ltd. 副社長2003年10月Yokogawa (Thailand) Ltd. 社長2007年1月横河電機株式会社ソリューション事業部第1営業本部長2010年4月同社常務執行役員ソリューション営業本部長2011年6月同社取締役常務執行役員ソリューション営業統括本部長2012年4月同社取締役常務執行役員ソリューションサービス営業統括本部長2013年4月同社取締役横河ソリューションサービス(株)代表取締役社長2017年4月同社取締役専務執行役員日本・韓国代表兼横河ソリューションサービス(株)代表取締役社長2018年4月同社取締役専務執行役員ライフイノベーション事業本部長2019年4月同社代表取締役社長2024年6月同社取締役代表執行役社長2025年4月同社取締役会長代表執行役(現在)2026年6月当社社外取締役(予定)注3―取締役(常勤監査等委員)柴﨑 崇紀1961年12月25日生1986年4月当社入社2005年7月泰尓茂医療産品(杭州)有限公司第1工場長2007年9月経営企画室次長2008年10月泰尓茂医療産品(杭州)有限公司董事長兼総経理2014年4月執行役員7月SCM推進室長2016年4月泰尓茂(中国)投資有限公司董事長兼総経理2017年4月上席執行役員、中国地域代表2021年6月取締役(常勤監査等委員)(現在)注441,348取締役(監査等委員)宇野 総一郎1963年1月14日生1988年4月長島・大野法律事務所(現長島・大野・常松法律事務所)入所弁護士登録1993年11月米国ニューヨーク州司法試験合格1997年1月長島・大野法律事務所(現長島・大野・常松法律事務所)パートナー弁護士(現在)2004年6月ソフトバンク(株)(現ソフトバンクグループ(株))社外監査役2018年6月(株)ドリームインキュベータ社外取締役(監査等委員)2019年6月当社社外取締役(監査等委員)(現在)注4― 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)取締役(監査等委員)林 敬子1960年8月11日生1986年4月東京国税局入局1994年3月公認会計士登録2006年7月監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ)パートナー2016年7月日本公認会計士協会常務理事2018年11月トーマツチャレンジド(株)代表取締役2019年10月デロイトトーマツグループD&Iコミッティアドバイザー日本公認会計士協会監査・規律審査会 審査会長2020年6月(株)明電舎社外取締役(監査等委員)(現在)(2026年6月退任予定)ライフネット生命保険(株)社外取締役2020年7月林敬子公認会計士事務所所長(現在)2021年2月日本フイルコン(株)社外監査役3月日本ビルファンド投資法人監督役員(現在)6月ライフネット生命保険(株)社外取締役(監査等委員)2023年4月早稲田大学大学院会計研究科教授(現在)2025年6月当社社外取締役(監査等委員)(現在)2026年6月ジャフコグループ(株)社外取締役(監査等委員)(現在)注4471計379,711 (注) 1.取締役 小澤敬也、小木曾麻里、奈良寿の3氏は、社外取締役です。2.取締役 宇野総一郎、林敬子の両氏は、監査等委員である社外取締役です。3.監査等委員以外の取締役の任期は、2026年6月26日開催の定時株主総会から1年です。4.監査等委員である取締役の任期は、2025年6月24日開催の定時株主総会から2年です。5.当社は、法令に定める監査等委員である取締役の員数を欠くことになる場合に備え、会社法第329条第3項に定める補欠の監査等委員である取締役(補欠監査等委員)2名を選任しております。補欠監査等委員の略歴は以下のとおりです。氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)古杉 裕亮1961年11月14日生1984年10月監査法人太田哲三事務所(現EY新日本有限責任監査法人)入所1989年4月EW(現EY)バンクーバー(Canada)に出向1992年10月帰国後、監査部門に配属2000年5月同法人パートナー就任2010年7月同法人石油セクターEY日本リジョンリーダー2014年7月同法人常務理事財務管理本部長2024年6月当社補欠監査等委員(現在)7月古杉公認会計士事務所代表者(現在)注7―白𡈽 麻子1961年11月1日生1989年4月弁護士登録2003年1月銀座第一法律事務所入所(現在)2004年3月第二東京弁護士会仲裁センター仲裁人候補者就任(現在)2005年4月選任弁護士(国被告事件訴訟代理人)就任2007年3月東京都建築審査会専門調査員就任(現在)12月東京地方裁判所民事調停委員就任2018年4月内閣官房内閣人事局公務員関係判例研究会会員2020年4月東京労働局紛争調整委員会委員就任(現在)2025年6月当社補欠監査等委員(現在)注7― 6.補欠監査等委員 古杉裕亮氏は監査等委員である取締役の柴﨑崇紀氏および林敬子氏の補欠として、白𡈽麻子氏は監査等委員である取締役の宇野総一郎氏の補欠として、選任予定です。7.補欠監査等委員 古杉裕亮氏および白𡈽麻子氏の任期は、2026年6月26日開催の定時株主総会から1年です。8.各取締役の所有株式数には、テルモ役員持株会における保有分が含まれています。なお、所有株式数は、2026年5月末時点のものです。 ② 社外取締役(監査等委員である社外取締役を含む)1) 社外取締役と当社との関係当社の社外取締役は5名、うち監査等委員である社外取締役は2名です。社外取締役西秀訓氏は、カゴメ(株)の元代表取締役社長、会長ですが、当社との間に特別な関係その他の利害関係はありません。同氏には、豊富な経営者経験及び長年にわたる海外事業経験・マーケティング経験で培われた見識等を当社の経営及びその監督に活かして頂いております。社外取締役小澤敬也氏は、自治医科大学の名誉教授・客員教授ですが、当社と同大学との間に特別な関係その他の利害関係はありません。なお、当社は同氏が名誉教授・客員教授を務める自治医科大学に対して一定の奨学寄付を行っておりますが、同大学における同氏の職責とは関係しないものです。同氏には、遺伝子治療、細胞治療、血液内科学における研究業績をはじめとした専門知識、また、東京大学医科学研究所附属病院長、同遺伝子・細胞治療センター長等を歴任され、当該団体の実務執行に携わられたことにより培われた豊富な経験等を当社の経営およびその監督に活かして頂いております。社外取締役小木曾麻里氏は、(株)SDGインパクトジャパンの代表取締役社長であり、三菱商事(株)の社外取締役(2026年6月退任)、また2026年6月開催予定の楽天銀行(株)の定時株主総会において同行の社外取締役に就任予定ですが、当社と各社との間に特別な関係その他の利害関係はありません。同氏には、豊富な経営者経験、長年にわたるグローバルでの金融業界経験で培われた見識およびDE&IやESGに関する取組みを牽引されてきた経験等を当社の経営及びその監督に活かして頂いております。監査等委員である社外取締役宇野総一郎氏は、長島・大野・常松法律事務所所属の弁護士ですが、当社と同事務所との間に特別な関係その他の利害関係はありません。同氏には、日本及び海外での弁護士としての専門的な知見及び豊富な経験を活かし、独立した立場から監査・監督にあたって頂いております。監査等委員である社外取締役林敬子氏は、林敬子公認会計士事務所所長、早稲田大学大学院会計研究科教授、日本ビルファンド投資法人監督役員、(株)明電舎社外取締役(監査等委員)(2026年6月退任予定)、ジャフコグループ(株) 社外取締役(監査等委員)ですが、当社と同事務所等との間に特別な関係その他の利害関係はありません。同氏は、公認会計士として財務及び会計に関する豊富な知見を有しており、独立した立場から、当社の業務執行に対する監査・監督にあたって頂いております。なお、西秀訓、小澤敬也、小木曾麻里、林敬子の各氏は当社の株式を保有しておりますが、その数は「① 役員一覧」の所有株式数欄に記載のとおり極めて僅少であり、特別な資本関係はありません。そのほか、当社と各社外取締役との間には、人的関係、資本的関係又は取引関係その他の利害関係はありません。 2) 社外取締役の独立性判断基準次の事項に該当する場合には、当社において、独立社外取締役(一般株主と利益相反が生じるおそれのない社外取締役をいう)であるとはいえないものとし、選任の対象候補から除外します。(1) 当社グループ関係者① 当社又はその子会社(以下「当社グループ」という)の業務執行取締役、執行役員、監査等委員、監査役、その他の使用人(以下「業務執行取締役等」と総称する)である者② 過去10年間において当社グループの業務執行取締役等であった者(2) 株主関係① 当社の現在の主要株主(議決権所有割合10%以上をいう。以下同じ)② 上記①が企業である場合には、当該企業又はその親会社もしくは重要な子会社(以下「企業等」と総称する)の業務執行取締役等③ 当社が現在主要株主である企業等の業務執行取締役等(3) 取引先関係者以下のいずれかに該当する企業等の業務執行取締役等① 当社グループを主要な取引先とする者(取引先の年間連結総売上高の2%以上が当社グループへの売上である者)② 当社グループの主要な取引先(当社グループが、年間連結総売上収益の2%以上の支払いを行った者) ③ 当社グループから一定額(過去3事業年度の平均で年間1,000万円又は当該組織の平均年間総費用の30%のいずれか大きい額)を超える寄付又は助成を受けている組織(例えば、公益財団法人、公益社団法人、非営利法人等)(4) 人事交流先関係者当社グループから取締役(常勤・非常勤を問わない)を受け入れている企業等の業務執行取締役等(5) 主要借入先関係者当社グループが借り入れを行っている金融機関であって、その借入金残高が当社の連結総資産の2%を超える場合の借入先の企業等の業務執行取締役等(6) 外部専門家等以下のいずれかに該当する者① 現在当社グループの会計監査人または会計参与である公認会計士、または監査法人のパートナーまたは社員② 当社グループの会計監査人または会計参与である公認会計士、または監査法人のパートナーまたは社員であって、当社グループの監査業務を実際に担当していた者③ 上記①②に該当しない弁護士、公認会計士または税理士その他のコンサルタントであって、役員報酬以外に、当社グループから、過去3事業年度の平均で年間1,000万円以上の金銭その他の財産上の利益を得ている者④ 上記①②に該当しない法律事務所、監査法人、税理士法人またはコンサルティング・ファームその他の専門的アドバイザリー・ファームであって、当社グループを主要な取引先とするファーム(過去3事業年度の平均で、その連結総売上高の2%以上が当社グループへの売上であるファーム)のパートナー、アソシエイトまたは社員である者(7) 近親者近親者(配偶者又は二親等内の親族もしくは同居の親族をいう)が上記(1)から(6)までのいずれかに該当する者(8) 過去の該当者過去5年間において上記(2)に該当していた、および、過去3年間において上記(3)から(6)までのいずれかに該当していた者(9) その他上記(1)から(8)には該当しないが、それ以外の事情により、実質的な利益相反が生じるおそれがある者 ③ 社外取締役による監督又は監査と内部監査、監査等委員会監査及び会計監査との相互連携並びに内部統制部門との関係社外取締役は、取締役会への出席を通じて、定期的に内部監査部から内部監査の報告、リスクマネジメント部から内部統制システムの整備及び運用状況の報告を受け、各々の専門的見地から意見交換をすることで、経営に対する監督機能を発揮しております。加えて、監査等委員である社外取締役は、常勤監査等委員と緊密に情報共有するとともに、代表取締役、内部監査部、会計監査人と適宜及び定期的に会合・意見交換を実施し、相互連携の強化及び監査・監督機能の向上に努めております。
沿革 FY2025 / 約1,737字
2 【沿革】 1921年9月東京都東京市下谷区に資本金500千円にて「赤線検温器株式会社」を設立1922年2月体温計を発売1963年1月プラスチック製注射筒を発売1964年1月静岡県富士宮市に富士宮工場開設1970年3月静岡県富士宮市に愛鷹工場開設1971年5月ベルギーにテルモヨーロッパNV設立1971年10月米国にキンブルテルモ社(現テルモアメリカスホールディング, Inc.)設立1974年10月「テルモ株式会社」と商号変更1983年4月山梨県中巨摩郡昭和町に甲府工場開設1985年5月当社株式東京証券取引所市場第一部へ指定1989年11月神奈川県足柄上郡中井町に研究開発センター開設1991年1月静岡県富士市に駿河工場開設1995年12月中国にテルモ医療産品杭州有限公司を設立1998年3月フィリピンにテルモフィリピンCorp.を設立1999年6月インドにテルモペンポールLtd.を設立1999年6月テルモメディカルCorp.(現テルモアメリカスホールディング, Inc.)が米国3M社から人工心肺事業を買収しテルモカーディオバスキュラーシステムズCorp.及びテルモカーディオバスキュラーシステムズヨーロッパGmbHを設立2002年6月研究開発センター敷地内に医療関係者向けトレーニング施設「テルモメディカルプラネックス」開設2002年11月英国バスクテック, Ltd.を買収2005年1月エドワーズライフサイエンス(株)より日本国内における人工心肺関連事業を譲受2005年2月米国ミッションメディカルInc.を買収2006年3月米国マイクロベンション, Inc.を買収2006年4月ベトナムにテルモベトナムCo., Ltd.を設立2007年1月チリにテルモチリLtda.を設立2007年3月ドイツ コーラー社より人工心臓弁事業を譲受2008年6月(株)クリニカル・サプライ(現テルモ・クリニカルサプライ(株))を買収2010年1月テルモアメリカスホールディング, Inc.を設立2011年4月米国カリディアンBCTホールディングCorp.(現テルモBCTホールディングCorp.)を買収2011年5月コスタリカにマイクロベンションコスタリカS.r.l.を設立2011年8月中国に泰尓茂中国投資有限公司を設立2011年11月シンガポールにテルモアジアホールディングスPte. Ltd.を設立2011年12月米国オンセットメディカルCorp.を買収2011年12月山口県山口市にテルモ山口(株)を設立2012年12月中国に威高テルモ威高医療産品有限公司を設立2013年1月ベトナムにテルモBCTベトナム Co., Ltd.を設立2013年2月ロシアにテルモロシアLLC.を設立2013年3月ポーランドでメドサービスSp. z.o.o.を買収2013年7月テルモインディアプライベートLtd.を設立2014年1月米国にテルモメディカルイノベーション, Inc.を設立2016年2月アラブ首長国連邦にテルモミドルイーストFZE.を設立2016年7月米国シークエントメディカル, Inc.を買収2016年10月プエルトリコにテルモプエルトリコLLCを設立2017年1月米国セント・ジュード・メディカル社と米国アボットラボラトリーズ社から止血デバイス事業等を買収2017年3月米国ボルトンメディカル, Inc.を買収2018年12月中国易生科技(北京)有限公司(エッセン・テクノロジー社)を買収2019年11月米国アオルティカCorp.を買収2020年1月コスタリカにテルモカーディオバスキュラーコスタリカLLC S.r.l.を設立2020年5月コスタリカにTFBマニュファクチャリングS.r.l.を設立2021年2月米国ヘルスケアアウトカムズサイエンシズの全資産を買収2023年11月南アフリカ共和国にテルモ南アフリカ Pty. Ltd.を設立2024年8月コーポレートベンチャーキャピタル「Terumo Ventures」を設立2025年9月中国ウーシー・バイオロジクス社からドイツ レバークーゼンの薬剤製品工場を買収2025年10月英国オーガノックス, Ltd.を買収
配当政策 FY2025 / 約648字
3 【配当政策】当社は、高い利益性と持続的な成長を確保するため、利益の再投資を適正かつ積極的に進め、企業価値の一層の増大を図っていきます。これは、株主の皆様の利益に適うものであり、投資価値の増大につながるものと考えております。株主の皆様への利益配分につきましては、安定した増配に加えて、成長投資や財務健全性等を総合的に勘案しながら、総還元性向50%を水準に自己株式取得も検討してまいります。当社は、中間配当と期末配当の年2回の剰余金の配当を行うことを基本方針としております。これらの剰余金の配当の決定機関は、期末配当につきましては株主総会、中間配当につきましては取締役会です。当事業年度の剰余金の配当につきましては、中間配当は1株当たり15円を実施し、期末配当は1株当たり15円を、2026年6月26日開催予定の定時株主総会で決議して実施する予定です。この結果、当期の配当性向(連結)は32.6%となりました。内部留保資金につきましては、研究開発の推進、生産設備の拡充及び海外事業の展開などに重点的に投資し、経営基盤の強化を図るために有効投資してまいります。当社は、「取締役会の決議により、毎年9月30日を基準日として、中間配当を行うことができる。」旨を定款に定めております。なお、当事業年度に係る剰余金の配当は以下のとおりです。 決議年月日配当金の総額(百万円)1株当たり配当額(円)2025年11月12日取締役会決議22,126152026年6月26日定時株主総会決議(予定)22,12615
監査の状況 FY2025 / 約4,048字
(3) 【監査の状況】当社は、2026年4月1日付けで経営基盤の強化を目的に、コーポレート機能部門を再編しました。それに伴い内部監査室を内部監査部へ名称変更、J-SOX室はリスクマネジメント部に、SCM推進室はグループサプライチェーン部にそれぞれ統合されております。なお、「(3) 監査の状況」では2026年3月31日時点の部門名を記載しております。 ① 監査等委員会による監査の状況a.組織と人員当社は監査等委員会設置会社であり、監査等委員会は3名の取締役(うち2名は社外取締役)で構成されています。各監査等委員の状況および当事業年度に開催した監査等委員会と取締役会への出席率は以下のとおりです。役職名氏名経歴等当事業年度の監査等委員会への出席率当事業年度の取締役会への出席率常勤監査等委員柴﨑 崇紀当社SCM推進室長、上席執行役員・中国地域代表を務める等、豊富な業務経験・知見を有しております。100%(14/14回)100%(15/15回)社外監査等委員(独立役員)中村 雅一公認会計士の資格を有しており、財務および会計に関する相当程度の知見を有しております。100%(3/3回)100%(4/4回)社外監査等委員(独立役員)宇野 総一郎日本および海外での弁護士としての専門的な知見および豊富な経験を有しております。100%(14/14回)100%(15/15回)社外監査等委員(独立役員)林 敬子公認会計士の資格を有しており、財務および会計に関する相当程度の知見を有しております。100%(11/11回)100%(11/11回) (注)林氏の監査等委員会および取締役会の出席回数については、2025年6月24日開催の定時株主総会での就任以降に開催された監査等委員会および取締役会を対象としております。また、中村氏の監査等委員会および取締役会の出席回数については、2025年6月24日の定時株主総会での退任以前に開催された監査等委員会および取締役会を対象としております。 なお、監査等委員会の監査・監督業務の強化のため、監査等委員会を補助する組織として監査等委員会室を設置し、専任スタッフを配置しています。専任スタッフは監査等委員の指示・命令に基づき職務を行い、監査等委員でない取締役その他グループ役職員からの指示・命令を受けません。 b.重点監査項目年度計画において以下を重点監査項目と定めて活動しました。1)中長期成長戦略の進捗確認・各カンパニー、本社各部門、および国内外の事業所や子会社での中長期成長戦略の策定、運用及び進捗状況の確認2)内部統制システムの有効性およびリスク管理体制の確認 c.監査活動における役割分担常勤監査等委員と社外監査等委員による監査活動とその役割分担は以下のとおりです。監査活動頻度分担常勤社外主要な決裁・重要書類、議事録などの閲覧毎月〇〇国内外子会社および主要事業所の往査随時〇〇会長、社長CEO、取締役、CFO、カンパニープレジデントのヒアリング毎月〇-役員、本社各部門責任者のヒアリング定期〇〇内部監査室からの報告毎月〇〇代表取締役との意見交換半期毎〇〇監査等委員会の実効性評価定期〇〇会計監査人との面談四半期および随時〇〇 d.監査活動の概要下記の監査活動を通じてガバナンス体制の運用状況を確認し、必要に応じて提言を行いました。・取締役会、経営会議およびその他の重要会議への出席ならびに主要な決裁、業務執行に関する重要書類、議事録などの閲覧により、意思決定プロセス、リスク管理体制、および内部統制の整備運用状況を確認しました。・国内外の子会社および主要事業所については、往査やWEB会議により経営者や責任者への聴取および現場視察を行い、マネジメントの状況、リスク認識と対応、内部統制の整備運用状況、ならびに資産管理状況を確認しました。・会長、社長CEO、取締役、CFO、各カンパニーのプレジデントから、事業の状況、リスク認識と対応、および内部統制の整備・運用状況について毎月聴取を行いました。・役員、本社各部門責任者から、事業の状況、リスク認識と対応、および内部統制の整備・運用状況について定期聴取を行いました。・内部監査室とは毎月会合を開催し、内部監査の計画や結果について報告を受けるとともに、必要に応じて監査指示等を行いました。当該定例会において、J-SOX室より財務報告に係る内部統制評価の報告を受け、内部監査室とともにその内容を確認しました。・内部統制の整備・運用状況およびコンプライアンス体制の運用状況等に関する重要テーマについては、関連部門を監査等委員会に招聘してヒアリングを行い、必要に応じて指示・助言を行いました。・代表取締役と定期的な会合を持ち、経営課題や監査活動を通じて発見した問題点およびその改善要請等について意見交換を行いました。・監査等委員会の実効性についてアンケート形式で自己評価を実施し、次年度以降の監査計画に反映させるべく討議を行いました。・会計監査人とは、12回の面談を行いました。定期的な監査報告会や意見交換会を持つほか、監査上の主要な検討事項(KAM)およびその他テーマについて適宜意見交換を行い、連携を深める一方、会計監査人の独立性、監査の適正性および監査品質について確認・評価を行いました。 ② 内部監査室による監査内部監査室は、社長CEO直轄の組織でグローバルの監査体制(国内9名、海外13名)を構築し、その強化を推進しております。業務の有効性、効率性、コンプライアンスおよび資産保全の観点で、子会社を含むグループ全体の監査を定期的に実施し、発見事項の分析および改善提言を報告書にまとめております。報告書は監査対象部門責任者、社長CEO、監査等委員会および関連する部門等に報告しております。監査計画および総括報告は内部統制委員会および取締役会に行っております。また、金融商品取引法に基づく財務報告の信頼性を確保する内部統制の整備、運用の有効性を評価しております。 ③ 会計監査の状況a.監査法人の名称有限責任 あずさ監査法人 b.継続監査期間23年間継続監査期間は、現任の監査人である有限責任 あずさ監査法人が2004年に新日本監査法人から業務を引き継いで以降の期間を開示しております。 c.業務を執行した公認会計士業務を執行した公認会計士の氏名継続監査年数指定有限責任社員 業務執行社員 谷 尋史2年指定有限責任社員 業務執行社員 渡辺 雄一6年指定有限責任社員 業務執行社員 松尾 洋孝4年 d.監査業務に係る補助者の構成監査業務に係る補助者の構成公認会計士        25名その他           89名 e.会計監査人の選定方針と理由監査等委員会が、有限責任 あずさ監査法人の独立性および専門性、品質管理体制、ガバナンス体制、当社グループの活動全体を一元的に監査する体制を有しているか、ならびに監査報酬等を総合的に勘案し、適任と判断いたしました。 f.監査等委員会による会計監査人の評価監査等委員会は、毎期、会計監査人の適格性、独立性、専門性、監査の品質管理状況、ガバナンス体制の状況、監査等委員・経営者・内部監査部門とのコミュニケーションの状況、当期の監査実績ならびに会計監査の職務の遂行状況等を総合的に評価しています。 g.会計監査人の解任または不再任の決定の方針会計監査人が会社法第340条第1項各号のいずれかに該当すると判断した場合、監査等委員会は、監査等委員全員の同意により会計監査人を解任いたします。監査等委員会は、毎期の評価に基づき不再任が妥当と判断した場合、会計監査人の不再任に関する株主総会提出議案の内容を決定いたします。 ④ 監査報酬の内容等a.監査公認会計士等に対する報酬の内容 区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)提出会社15933171―連結子会社7383計166361793 (前連結会計年度)提出会社における非監査業務の内容は、主としてコンフォートレターに関する業務です。連結子会社における非監査業務の内容は、主として財務情報のレビュー業務です。 (当連結会計年度)連結子会社における非監査業務の内容は、主として財務情報のレビュー業務です。 b.監査公認会計士等と同一のネットワーク(KPMG)に対する報酬(a.を除く) 区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)提出会社―4―60連結子会社671195711224計671199711285 (前連結会計年度)当社及び連結子会社における非監査業務の内容は、主として税務に関する助言業務です。 (当連結会計年度)当社及び連結子会社における非監査業務の内容は、主として税務に関する助言業務です。 c.その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容(前連結会計年度)該当事項はありません。 (当連結会計年度)該当事項はありません。 d.監査報酬の決定方針当社は、監査契約締結前に当社の監査公認会計士等が当社の規模・業務の特性から見積った監査計画時間に基づく報酬額を協議し、監査等委員会の同意を得た上で、正式な社内手続きを経て決定する方針としております。 e.監査等委員会が会計監査人の報酬等に同意した理由監査等委員会は、前期の会計監査の遂行状況を評価し、当該期の監査計画の内容および報酬見積りの妥当性等を確認した結果、会計監査人の報酬等について、監査品質を維持向上していくために合理的な水準であると判断したため、会社法第399条第1項および第3項の同意をしています。
設備の概要 FY2025 / 約686字
1 【設備投資等の概要】当社グループは、主に生産部門における生産能力の増強、効率化、品質改善等を目的とした設備投資のほか、研究開発部門の充実、強化を図るための投資を継続的に実施しております。当連結会計年度は971億円の設備投資等を実施しました。報告セグメントごとに示すと以下のとおりです。 心臓血管カンパニーの設備投資額は367億円となりました。主に愛鷹工場、テルモメディカルCorp.、バスクテック,Ltd.、マイクロベンション,Inc.において生産能力の増強等を実施しました。メディカルケアソリューションズカンパニーの設備投資額は367億円となりました。医療機器と医薬品を組み合わせたコンビネーション製品の開発製造受託(Contract Development and Manufacturing Organization。以下、「CDMO」)等の生産体制強化のため甲府工場内の新棟工場建設に向けた投資に加え、富士宮工場、テルモヨーロッパN.V.において、生産能力の増強、設備更新等を実施しました。血液・細胞テクノロジーカンパニーの設備投資額は217億円となりました。テルモBCT, Inc.を中心に、生産能力の増強等に加え、引き続き原料血漿採取関連の生産設備等の投資を実施しました。オーガンテクノロジーズの設備投資額は11億円となりました。臓器保存デバイス関連の設備投資を実施しました。全社共通(管理部門)の設備投資額は9億円となりました。業務システムの機能向上を目的とした投資等を実施しました。なお、当連結会計年度において、重要な設備の除却・売却などはありません。
従業員の状況 FY2025 / 約2,010字
(2) 【従業員の状況】① 連結会社の状況2026年3月31日現在セグメントの名称従業員数(人)心臓血管カンパニー17,007メディカルケアソリューションズカンパニー6,331血液・細胞テクノロジーカンパニー6,557オーガンテクノロジーズ事業238全社(管理)1,052合計31,185 (注) 従業員数は就業人員数であり、当社グループからグループ外への出向者及び派遣社員等は除いています。 ② 提出会社の状況2026年3月31日現在従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)5,73640.315.68,216,6215.5 セグメントの名称従業員数(人)心臓血管カンパニー2,128メディカルケアソリューションズカンパニー2,469血液・細胞テクノロジーカンパニー287オーガンテクノロジーズ事業-全社(管理)852合計5,736 (注) 1.従業員数は就業人員数であり、当社から社外への出向者及び派遣社員等は除いています。2.平均年齢、平均勤続年数及び平均年間給与の算出に際しては、当社正社員分のみで算出しております。3.平均年間給与(税込)は、基準外賃金及び賞与を含んでおります。 ③ 労働組合の状況 当社の労働組合は、テルモ労働組合(2026年3月31日現在組合員数3,850名)が組織されております。テルモ労働組合はUAゼンセンに加盟しております。なお、労使関係は概ね良好であり、特記すべき事項はありません。 ④ 使用人等のみに対して付与する新株予約権の内容使用人等のみに対して付与する新株予約権の内容について「1株式等の状況 (2) 新株予約権等の状況 ① ストックオプション制度の内容」に記載しております。 ⑤ 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異 (a) 提出会社当事業年度管理職に占める女性労働者の割合(%)男性労働者の育児休業取得率(%)労働者の男女の賃金の差異(%)全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者13.288.383.484.281.8 (注)1.管理職に占める女性労働者の割合及び労働者の男女の賃金の差異については、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出しております。2.管理職に占める女性労働者の人数は139名です。(2026年3月31日現在)3.男性労働者の育児休業取得率については、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出しております。4.管理職に占める女性労働者の割合及び男性労働者の育児休業取得率については、出向者を出向先の労働者として集計しております。(該当がある場合)5.労働者の男女の賃金の差異については、出向者を出向元の労働者として集計しております。(該当がある場合。海外出向者を除く)6.賃金の差異は管理職に占める女性の割合が低いことが影響していると考えられるため、女性管理職比率の更なる引き上げを目指し、女性リーダーシップ研修等の拡充や、ジョブ型人事制度導入による管理職任用条件の見直し等の取り組みを進めております。 (b) 連結子会社当事業年度名称管理職に占める女性労働者の割合(%)男性労働者の育児休業取得率(%)労働者の男女の賃金の差異(%)全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者テルモ山口(株)6.385.787.789.594.2テルモヒューマンクリエイト(株)69.233.383.8101.289.0テルモ・クリニカルサプライ(株)5.0----テルモBCT(株)7.4---- (注)1.管理職に占める女性労働者の割合及び労働者の男女の賃金の差異については、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出しております。2.男性労働者の育児休業取得率については、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出しております。3.管理職に占める女性労働者の割合及び男性労働者の育児休業取得率については、出向者を出向先の労働者として集計しております。(該当がある場合)4.労働者の男女の賃金の差異については、出向者を出向元の労働者として集計しております。(該当がある場合。海外出向者を除く)
研究開発活動 FY2025 / 約3,050字
6 【研究開発活動】当連結会計年度の研究開発費は769億円(売上収益比率6.8%)となりました。 心臓血管カンパニーインターベンショナルシステムズ事業では、OPUSWAVEデュアルセンサーイメージングシステムおよび、同システムに使用する DualViewイメージングカテーテルが、米国食品医薬品局(FDA)より510(k)クリアランスを取得しました。OPUSWAVEイメージングシステムは、光干渉断層法(OFDI)と血管内超音波(IVUS)という2つの血管内イメージング技術を、1本のカテーテルで同時に取得可能とするデュアルセンサーシステムです。これにより、血管内の微細構造を高解像度で可視化するOFDIと、血管全体構造を把握できるIVUSのそれぞれの特性を活かした包括的な評価が可能になります。また、末梢血管、ラディアルアクセスの領域では、下肢動脈の血管内治療に用いる薬剤塗布バルーンカテーテル「Kanshas」の薬事承認を本邦で取得しました。Kanshasは、テルモ初の下肢動脈用薬剤塗布バルーンで、再狭窄リスクの低減が期待されます。有効長200cmのロングシャフトによりラディアル手技に対応しており、独自のUnicoat薬剤塗布技術を通じて、下肢治療における薬剤送達の安定性向上を図っています。国内で年間約3万件規模とされる下肢動脈治療市場において、末梢血管分野の製品ポートフォリオ拡充を進めます。心臓外科・体外循環領域では、カーディオバスキュラー事業が、体外循環用血液学的パラメータモニタ「CDI OneView モニタリングシステム」を開発し、米国FDA 510(k)クリアランス取得に続き、欧州医療機器規則(MDR)認証を取得しました。最大22項目のパラメータをリアルタイムに可視化するデジタルモニタリング技術として、周術期管理の高度化を支える取り組みであり、グローバルで順次発売を開始しています。当事業に係る研究開発費は539億円となりました。 メディカルケアソリューションズカンパニーホスピタルケアソリューション事業では、日本初となる留置針型ミッドラインカテーテル「サーフローMidela」を国内の医療機関で発売しました。本製品は、上腕の末梢静脈から挿入し腋窩付近に留置するミッドラインカテーテルで、末梢静脈留置カテーテル(PIVC)と末梢挿入型中心静脈カテーテル(PICC)の中間に位置づけられます。従来、PIVCでは、短期間での交換が必要であり、PICCでは高度な穿刺技術が課題とされてきましたが、ミッドラインカテーテルは、より低侵襲かつ安全に末梢での輸液治療を行う選択肢となります。また、独自の「3D針テクノロジー」による穿刺成功率の向上に加え、止血弁や針刺し防止機構を搭載することで安全性を高め、患者さんおよび医療従事者双方の負担軽減に配慮した設計を特長としています。ファーマシューティカルソリューション事業では、医薬品開発製造受託(CDMO)事業のグローバル展開に向けた基盤強化を進めました。2025年5月、WuXi Biologics社がドイツ・レバークーゼンに保有する薬剤製品工場の買収に合意し、欧州における初のCDMO生産拠点を獲得しました。本工場は、医薬品の製造所における製造管理と品質管理に関する基準(GMP)に準拠した設備と生産ノウハウを有しており、プレフィルドシリンジ製剤やバイアル製剤の開発・生産を通じて、欧米を中心とするCDMO需要への対応を進めます。本取り組みは、国内拠点で培ってきた製剤・無菌充填技術と海外生産拠点を組み合わせ、ファーマシューティカルソリューション事業における研究開発および生産体制の拡充を図るものです。また、テルモの凍結乾燥血漿製剤の製造システム開発プロジェクトが、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の令和7年度「次世代型医療機器開発等促進事業(医療機器版3Rプロジェクト)」に採択されました。本事業は、供給途絶リスクの高い医療機器の国産化を通じ、日本の医療機器産業の競争力強化を目指すものです。従来の新鮮凍結血漿は融解に時間を要することに加え、冷凍保管が必要なため、災害医療や離島医療、救急現場での使用に制約があります。本プロジェクトでは、常温保管と迅速な再構成が可能なソフトバッグ型凍結乾燥血漿製剤を開発し、防衛医科大学校と連携して国内製造体制の確立と世界初の実用化を目指します。当事業に係る研究開発費は99億円となりました。 血液・細胞テクノロジーカンパニー血液製剤化分野では、血液自動製剤システム「Reveos」およびソフトウェア「Lumia」が米国内の複数の血液センターで導入され、全血処理の自動化による供給安定化に向けた取り組みが進められています。Reveosは、全血から血小板・血漿・赤血球を単一の自動遠心工程で分離するシステムであり、従来の多工程にわたる手作業依存型プロセスの効率化と標準化を可能としています。これにLumiaを組み合わせることで、装置稼働状況や処理データを一元的に管理し、業務フロー全体の可視化および運用最適化を支援します。こうした装置とソフトウェアを一体で活用する取り組みにより、限られた人員体制下でも安定した血液成分製造を行うための基盤整備が進められており、血小板供給の安定化や業務効率の向上に向けた実践的な活用が広がっています。また、京都大学iPS細胞研究財団(CiRA財団)との共同研究がAMED事業に採択されました。細胞増殖システム「Quantum Flex」を活用して、iPS細胞製造における手作業依存や品質ばらつき、コスト増大といった課題に対応するため、自動化・標準化された拡大培養プロセスの確立に向けた研究開発を進めています。当事業に係る研究開発費は108億円となりました。 その他経営戦略と連携した研究開発を推進するため、グループR&Dの全体像を可視化し、最適なポートフォリオと成長パイプラインの構築に取り組んでいます。コーポレートR&Dにおいては、新領域の創出を加速させるとともに、大規模な研究テーマへのリソース配分(アロケーションシフト)を断行し、より効率的なR&D活動を追求しています。米国カリフォルニア州にR&D拠点として設立した「Discovery and TEchnology Center of Terumo(D-TECT)」は、現地医療機関との連携強化やアカデミア・スタートアップの動向把握を通じ、すでに新たな開発プロジェクトを始動させています。今後はさらに活動規模を拡大し、グローバル展開を加速させてまいります。また、CVC部門であるテルモベンチャーズにおいても、米国を中心としたメドテック企業への投資を順調に拡大しています。デジタルトランスフォーメーション(DX)については、イノベーションの柱としての位置づけをより鮮明にしました。米国拠点を核としたデジタルヘルス企業の探索や、戦略的製品向けの内製AI開発を推進しています。並行して、デジタル人財の統合や生成AI・クラウド・セキュリティ等の専門能力強化を継続し、全社的なケイパビリティの向上を牽引しています。 なお、当連結会計年度の研究開発費総額には、オーガンテクノロジーズ事業に係る研究開発費18億円、各事業分野に配分できない基礎研究費用5億円が含まれております。
株式の保有状況 FY2025 / 約2,051字
(5) 【株式の保有状況】1) 投資株式の区分の基準及び考え方保有目的が純投資目的である投資株式と純投資目的以外の目的である投資株式の区分について、当社では専ら株式の価値の変動又は株式に係る配当によって利益を受けることを目的とする場合を「純投資目的」としています。 2) 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容当社は事業機会創出や企業価値向上を目的とし、他社企業の株式を保有する場合があります。保有株式については、中長期的な観点から経済合理性・目的を毎年取締役会等で検証を行っております。 b.投資株式のうち保有目的が純投資目的以外の目的であるものの銘柄数及び貸借対照表計上額の合計額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式197,207非上場株式以外の株式1019,165 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由非上場株式62,839主に事業機会探索を目的とした投資非上場株式以外の株式214,241退職給付信託返還 (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)非上場株式110,947非上場株式以外の株式-- c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報 特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)第一生命ホールディングス(株)    (注)48,279,200279,200全事業における保険・年金取引関係維持・強化のため保有しております。(注)2無(注)111,764316クオリプス(株)530,000530,000主に心臓血管カンパニーにおける事業機会探索のため保有しております。 無3,7154,404(株)みずほフィナンシャルグループ411,46238全事業における金融取引関係維持・強化のため保有しております。 (注)2無2,5040東邦ホールディングス(株)122,080122,080主にメディカルケアソリューションズカンパニーにおける代理店取引関係維持・強化のため保有しております。 無581544アルフレッサホールディングス(株)84,69284,692主にメディカルケアソリューションズカンパニーにおける代理店取引関係維持・強化のため保有しております。 無(注)1214178(株)ほくやく・竹山ホールディングス140,368140,368主にメディカルケアソリューションズカンパニーにおける代理店取引関係維持・強化のため保有しております。 無 (注)1129124(株)メディパルホールディングス43,30343,303主にメディカルケアソリューションズカンパニーにおける代理店取引関係維持・強化のため保有しております。 有127101ウイン・パートナーズ(株)50,00050,000主に心臓血管カンパニーにおける代理店取引関係維持・強化のため保有しております。 無(注)16866メディアスホールディングス(株)72,00072,000主にメディカルケアソリューションズカンパニーにおける代理店取引関係維持・強化のため保有しております。有5968大木ヘルスケアホールディングス(株)1,0501,050主にメディカルケアソリューションズカンパニーにおける代理店取引関係維持・強化のため保有しております。無10 (注) 1.発行者の一部子会社は当社の株式を保有しております。2.退職給付信託の返還に伴い、みなし保有株式から移管しております。3.定量的な保有効果は個別取引等の秘密保持の観点から記載することが困難であるため記載しておりませんが、保有の合理性は、保有意義の検証プロセスに基づいて検証しております。4.第一生命ホールディングス(株)は、2026年4月1日に(株)第一ライフグループに社名変更しております。 みなし保有株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)第一生命ホールディングス(株)―8,000,000退職給付信託契約による議決権行使の指図権限を有しております。無(注)1―9,064(株)みずほフィナンシャルグループ―411,424退職給付信託契約による議決権行使の指図権限を有しております。無―1,666 (注) 1.発行者の一部子会社は当社の株式を保有しております。2.「―」は、当該銘柄を保有していないことを示しております。
関係会社の状況 FY2025 / 約2,167字
4 【関係会社の状況】 名称住所資本金又は出資金主要事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容備考役員の兼任等営業上の取引(連結子会社) テルモヨーロッパN.V.ベルギー千ユーロ415,600心臓血管カンパニーメディカルケアソリューションズカンパニー100.0あり当社への売上及び当社よりの仕入注1、3バスクテック, Ltd.イギリス千ポンド28,126心臓血管カンパニー100.0(100.0)あり当社への売上及び当社よりの仕入注1テルモアメリカスホールディング, Inc.アメリカ百万米ドル4,992その他100.0ありなし注1、3テルモメディカルCorp.アメリカ千米ドル306,695心臓血管カンパニーメディカルケアソリューションズカンパニー100.0(100.0)あり当社への売上及び当社よりの仕入注1テルモカーディオバスキュラーシステムズCorp.アメリカ千米ドル573,171心臓血管カンパニー100.0(100.0)あり当社への売上及び当社よりの仕入注1テルモラテンアメリカCorp.アメリカ千米ドル21,960心臓血管カンパニーメディカルケアソリューションズカンパニー100.0(100.0)あり当社よりの仕入 マイクロベンション, Inc.アメリカ千米ドル589,588心臓血管カンパニー100.0(100.0)あり当社への売上及び当社よりの仕入注1テルモプエルトリコLLCプエルトリコ千米ドル841,444心臓血管カンパニー100.0ありなし注1ボルトンメディカル, Inc.アメリカ千米ドル151,877心臓血管カンパニー100.0(100.0)あり当社への売上注1テルモBCTホールディングCorp.アメリカ千米ドル1,352,360その他100.0(100.0)ありなし注1、3テルモBCT, Inc.アメリカ千米ドル951,863血液・細胞テクノロジーカンパニー100.0(100.0)あり当社よりの仕入注1テルモBCTヨーロッパN.V.ベルギー千ユーロ126,319血液・細胞テクノロジーカンパニー100.0(52.9)なし当社よりの仕入注1テルモBCTバイオテクノロジーLLCアメリカ千米ドル164,438血液・細胞テクノロジーカンパニー100.0(100.0)ありなし注1テルモBCTベトナムCo., Ltd.ベトナム千米ドル54,300血液・細胞テクノロジーカンパニー100.0(100.0)あり当社よりの仕入注1テルモフィリピンCorp.フィリピン千フィリピンペソ3,650,000メディカルケアソリューションズカンパニー100.0あり当社への売上及び当社よりの仕入注1 名称住所資本金又は出資金主要事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容備考役員の兼任等営業上の取引テルモベトナム Co., Ltd.ベトナム千米ドル19,500心臓血管カンパニー100.0あり当社への売上及び当社よりの仕入注1テルモ中国投資有限会社中華人民共和国千人民元1,820,493その他100.0あり当社への売上注1テルモ医療産品杭州有限会社中華人民共和国千人民元389,569心臓血管カンパニーメディカルケアソリューションズカンパニー100.0(100.0)あり当社への売上及び当社よりの仕入注1エッセンテクノロジー北京有限会社中華人民共和国千人民元304,120心臓血管カンパニー100.0(100.0)あり当社よりの仕入注1テルモアジアホールディングスPte. Ltd.シンガポール千シンガポールドル30,127その他100.0あり当社への売上及び当社よりの仕入 テルモキャピタルマネジメントPte. Ltd.シンガポール千米ドル1,122,000その他100.0(100.0)ありなし注1テルモ・クリニカルサプライ株式会社岐阜県各務原市百万円80心臓血管カンパニー100.0あり当社への売上及び当社よりの仕入 テルモ山口株式会社山口県山口市百万円195心臓血管カンパニーメディカルケアソリューションズカンパニー100.0あり当社への売上注1テルモグローバルリインシュアランス, Inc.アメリカ百万円35,043その他100.0ありなし注1オーガノックス, Ltd.イギリス千ポンド93,493オーガンテクノロジーズ事業100.0(99.6)あり当社への売上注1その他76社 (持分法適用会社) その他4社 (注) 1.特定子会社に該当します。2.議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数です。3.テルモヨーロッパN.V.、テルモアメリカスホールディング, Inc.及びテルモBCTホールディングCorp.については、売上収益(連結会社相互間の内部売上収益を除く)の連結売上収益に占める割合が10%を超えております。主要な損益情報等 (単位:百万円) テルモヨーロッパN.V.テルモアメリカスホールディング, Inc.テルモBCTホールディングCorp.売上収益 162,138416,674230,769税引前利益 3,23730,16218,526当期利益2,42125,77413,782資本合計 111,020962,586143,839資産合計 181,6551,187,222316,934
サステナビリティ FY2025 / 約10,578字
2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】(1) サステナビリティ全般①ガバナンス・リスク管理テルモは、取締役会で決議した経営の基本方針に基づき業務執行に関する意思決定を行う経営会議の下部組織として、社長CEOを委員長とするサステナビリティ委員会を2023年4月に設置しました。当委員会は関連部門や各グループ会社と連携してサステナビリティに関わる活動方針の立案、CSV・ESGに関する重点活動テーマやKPIの設定を行い、グループ全体の活動を促進する役割を担っています。テーマ毎の活動状況やKPIの進捗は委員会でモニタリングし、経営会議および業務執行の監督機能を担う取締役会へ定期報告を行うとともに、経営会議や取締役会での指摘内容を関連部門やグループ会社にフィードバックし、活動の改善・拡充を図っています。また、サステナビリティに関するリスク管理については、リスクと機会をタイムリーに把握して活動方針や計画に反映するため、サステナビリティ委員会が中心となって社外のサステナビリティに関する動向を調査し、当社グループとの関連性の識別や影響度の評価を行った上で、経営会議・取締役会に報告・提言を行っています。 サステナビリティ推進体制 ②戦略 テルモは、持続可能な社会の実現とテルモグループの持続的成長の両立に向けて長期的視点でサステナビリティ経営を推進するため、2021年12月に「テルモグループ サステナビリティ基本方針」を制定し、併せてサステナビリティ重点活動テーマを改定しました。基本方針および重点活動テーマでは、テルモの企業理念に基づき、医療課題の解決を通じた「社会価値創造」(CSV)をサステナビリティ経営の最重要活動テーマと位置付けました。さらに、社会価値創造を支える基盤としての活動をESGと定義し、活動テーマを設定してCSVとともに推進しています。 サステナビリティ重点活動テーマ 重点活動テーマの特定プロセス以下のプロセスを経て、テルモグループの重点活動テーマを特定しました。 ステップ1 課題の抽出GRI(Global Reporting Initiative)やSASB(Sustainability Accounting Standards Board)などが公表しているサステナビリティ関連のガイドラインや基準などを参照し、テルモグループに関連のあるサステナビリティ課題を網羅的に抽出。 ステップ2 優先順位づけ抽出した課題について、ステークホルダーにとっての重要度と、企業理念との関連性などテルモグループにとっての重要度を評価し、双方にとって重要度の高い課題を抽出。 ステップ3 重点活動テーマの特定抽出された重要度の高い課題の内容を基に、テルモグループにおける現状の取り組みも考慮しながら、重点活動テーマを特定。特定されたテーマを経営会議、取締役会で審議し、妥当性を確認。 ③指標及び目標2022年度からの5カ年成長戦略「GS26」では、前述のサステナビリティ重点活動テーマを基に、CSV・ESGに関する取り組みテーマやモニタリング項目・KPIを設定し、役員で分担して推進しています。さらにサステナビリティ経営の推進における役員の貢献度合いを評価・報酬に適切に反映するため、役員の業績評価指標として、2023年度より「将来企業価値目標」を導入しました。 GS26 CSVテーマサステナビリティ重点活動テーマである「医療課題の解決」(「医療技術・サービスの普及、医療アクセスの向上」「一人ひとりの人生に寄り添う医療の提供」「持続可能な医療システムの共創」)に貢献すべく、各カンパニーがGS26で取り組むCSVテーマを設定し、それぞれの強みを活かしたユニークなソリューションを提供することで、社会価値と経済価値の両立を実現していきます。 心臓血管カンパニーCSVテーマ①ラディアル手技の普及②トレーニング③個別化医療の推進モニタリング項目・KPI①ラディアル比率(2026年度):心臓(冠動脈)75%以上、下肢動脈 20%以上、腹部 15%以上、脳血管 15%以上 ②トレーニング参加医療従事者数(TIS)③ステントグラフト、脳動脈瘤用袋状塞栓デバイス等の普及推進2025年度主な取り組み・実績①心臓(冠動脈)、腹部、脳血管において順調に進捗 心臓(冠動脈)80%、下肢動脈 6%、腹部 17%、脳血管 15%②大規模な学会でのトレーニングが集計対象として捕捉されたことなどにより全受講者数は前年度比約4割弱増加(約74千人)※②は2024年度実績③事業間・地域間の連携プログラムにおいて引き続きデジタルの取り組みを推進 メディカルケアソリューションズカンパニーCSVテーマ①周術期ソリューション②外来化学療法ソリューション③リーナル(腎臓)ケアソリューションモニタリング項目・KPI①グローバルで1,000施設導入②国内がん拠点病院の35%に導入③グローバルで20,000人の患者さんが使用2025年度主な取り組み・実績①グローバルで986施設に導入(国内927施設、海外59施設、海外8か国へ展開)②国内がん拠点病院の31%に導入。外来化学療法室向けソリューション「薬物療法業務支援システム」が導入施設にて初稼働③グローバルで約15,000人の患者さんが使用。国内では腹膜透析管理アプリケーション「テルモPDマイケア」の販売が拡大、中国でも中性液の販売拡大が継続 血液・細胞テクノロジーカンパニーCSVテーマ①イノベーションを拡大し、治療を受けられる患者数を増やす②これまで届けられなかった患者さんに命を救う技術を届ける③医療提供のインフラを効率化するモニタリング項目・KPI①主要製品プラットフォーム 保険償還獲得状況とディスポーザブル製品※販売数量:ディスポーザブル製品※販売数量 年率二桁成長 ※全血バッグとReveos、TACSI、Trima Accel、Spectra Optia、FINIA、Quantumのディスポーザブルセット②中国、アフリカ 売上額増加③血液自動製剤システム 累計導入台数増加2025年度主な取り組み・実績①主要製品プラットフォームによる治療患者数の指標となるディスポーザブル製品販売数量は前年度比11%増加 医療アクセス向上に資する資金確保や国・自治体との提携を推進(ケニア、ブラジル、中国、米国、英国等)②中国:成分採血システム「Trima Accel」のディスポーザブル製品売上や遠心型血液成分分離装置「Spectra Optia」の導入台数が過去最高を記録 アフリカ:現地での事業遂行力強化に向け、専任リーダーのもとで機能別の専門体制を確立。鎌状赤血球症を国家の優先課題として位置付けることを目的に、アフリカの3か国(ケニア、ウガンダ、コートジボワール)と覚書を締結。③血液自動製剤システム:売上が前年度比22%増加 (注) GS26公表後に各カンパニーのCSVテーマ、モニタリング項目・KPIの内容を一部見直しております。 GS26 ESGテーマGS26のESGテーマでは、製品・サービスの品質と安全性、安定供給の確保や、多様な人財が活躍できる組織作りなど、CSVを支える基盤となる活動とともに、カーボンニュートラルの実現といった社会からの期待・要請に応える活動にも取り組んでいます。これらの取り組みを通じて、テルモグループの持続的な成長を支える強固な事業基盤の構築と持続可能な社会の実現への貢献を目指します。テーマKPI2025年度実績カーボンニュートラル実現CO2排出量(2018年度比、Scope 1+2)削減率50.4%(2030年度)削減率100%(2040年度)30.4%削減(注2)使用電力の再生可能エネルギー利用利用率50%(2030年度)37.2%(注2)資源の有効活用水使用量(売上収益当たり、2018年度比)削減率20%(2030年度)46.9%削減(注2)リサイクル率90%(2030年度)91.4%(注2)製品・サービスの品質と安全性、安定供給の確保規制当局からの重大な指摘事項の件数0件0件持続可能なサプライチェーンマネジメント重大な市場欠品0件0件サプライヤーガイドラインの趣旨に反する重大な逸脱のある取引0件0件労働環境の安全対策推進死亡・重大労災発生件数0件死亡 0件重大労災 0件アソシエイト・エクスペリエンス向上アソシエイトを対象としたエンゲージメントサーベイの結果-(注3)多様な人財を活かし価値創造につなげる組織へ経営役員、グローバル・キーポジション(GKP)の外国人比率-経営役員 30.4%(注4)GKP 67.0%(注4)女性管理職比率(テルモ株式会社)13%(2026年度)13.2%取締役会の実効性取締役会の実効性評価毎年実施実施コンプライアンスの推進会社の経営に重大な影響を与える法令違反0件0件 (注)1.GS26公表後に内容を一部見直しております。2.2024年度の実績を記載しております。3.サーベイの結果につきましては、当社ウェブサイトに掲載している統合報告書(テルモレポート2025 サステナビリティ編)の40ページ「エンゲージメントサーベイ」をご覧ください。4.2026年4月1日時点の比率を記載しております。 (2) 人的資本①ガバナンス・リスク管理テルモでは、グループ全体で人財戦略を推進するため、チーフヒューマンリソースオフィサー(CHRO)のもと、日本および海外のグループ各社の人事部門が連携したグローバルな推進体制を構築しています。この体制により、全体での整合を図りながら、人財戦略を含む重要な人事施策について、迅速かつ横断的な検討・実行を行っています。人財戦略および関連施策の進捗状況については、定期的に取締役会へ報告しており、取締役会は人的資本経営を中長期的な企業価値創造を支える重要な経営基盤の一つと位置づけ、監督・議論を行っています。また、人的資本に関する取り組みについては、役員の業績と報酬と連動させることで、経営層の責任とコミットメントを明確にしています。具体的には、役員の業績連動報酬(賞与)の非財務業績目標である「将来企業価値目標」に「人財の可能性の最大化」をKPIの一つとして組み込むことで、人財戦略と経営戦略の連動を図っています。(将来企業価値目標の詳細については、「第4提出会社の状況 4コーポレート・ガバナンスの状況等 (4) 役員の報酬等 ② 各報酬構成とその考え方」をご参照ください)さらに、テルモでは、経営会議の下部機関としてリスク管理委員会を設置し、テルモグループ全体の重要リスクの特定や対応策の策定・実行、その後のモニタリングに渡るリスクマネジメントを統括しています。人財に関するリスクについても、経営上の重要なリスクの一つとして全社的なリスク管理体制のもとで継続的な把握・監視を行い、必要に応じて人財戦略や施策へ反映しています。(注)リスク管理委員会の位置付けは、2026年4月1日時点の情報を記載しております。 ②戦略人財の多様性の確保を含む人財の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針(注)本項目では、「第4提出会社の状況 5従業員の状況等 (1) 人財戦略に関する基本方針等」の記載事項である、連結会社の経営方針・経営戦略等に関連付けて記載すべき連結会社の人財戦略の内容も含めて記載しております。 医療を取り巻く環境が大きく変化する中、テルモグループが持続的な成長を実現するためには、事業戦略の実行を支える人財基盤の強化が不可欠であると認識しています。この認識のもと、テルモグループでは、アソシエイト一人ひとりが企業と共に成長し続けることを目指し、人財の育成および個々の能力が最大限に発揮される基盤強化を重要なテーマとして人財戦略を展開しています。5カ年成長戦略「GS26」においては、変化の激しい事業環境への対応およびグローバル事業の拡大を見据え、「変革の実現」と「グローバル経営の実現」を人財戦略の柱と位置づけています。これに基づき、多様なバックグラウンドを持つリーダーの育成や、人事基盤の高度化を通じて、事業成長を持続的に支える組織能力の強化に取り組んできました。こうした組織能力の基盤として、テルモでは “Growth Mindset”とDiversity(多様性)、Equity(公平性)、Inclusion(包摂性)(以下、「DE&I」)を重視した企業文化の醸成に取り組んでいます。両者は変化に対応し挑戦し続ける姿勢と、多様な視点を活かす環境を通じて、組織全体の競争力向上を支えるものです。グローバルリーダーの育成に関しては、グローバル共通の枠組みとしてスキル・コンピテンシーの定義から育成、育成状況・計画の議論、任用・活用までを一体で設計しています。具体的には、グループ横断選抜型育成プログラムや、経営層によるグローバルタレントレビューを通じて、将来の事業成長を担うリーダー人財の可視化とパイプライン構築を進めています。Growth Mindset推進においては、「実験する」、「進歩を評価する」、「他者から学ぶ」という3つの行動習慣を日々の業務に根付かせることを重視しており、アソシエイト一人ひとりの挑戦と成長を促進しています。DE&Iについては、2021年のグローバルDE&Iカウンシル発足以降、グループ共通のフィロソフィーやガイドラインを整備し、多様性の確保と活躍環境の整備を進めてきました。2025年には、DE&Iをビジネス戦略とより明確に結び付けることを目的に、グループ各社の経営幹部やビジネスリーダーが参画するDE&I戦略委員会を設置しました。グローバルDE&Iカウンシルがグループ横断の課題共有や啓発活動を担う一方、DE&I戦略の策定および施策の効果モニタリングはDE&I戦略委員会が担う体制とし、両者が連携することで、DE&Iの戦略性と実行性をグループ全体で高めていきます。 [DE&Iに関する重点分野における主な取り組み]●目標設定・人事プロセス:経営役員によるDE&I目標設定、人事プロセスとして継続的に管理・レビュー●インクルーシブリーダーシップ:グローバルリーダーとしての実践を育成や評価を通じて促進●帰属意識・一体感:事業や地域を越えたARG(Associate Resource Group)同士のコラボレーションを促進、組織全体の一体感を向上●コミュニケーション:社内外コミュニケーションを通じて、DE&Iに対する理解と共感を醸成 ③人財の多様性の確保に関する指標及び目標<目標値を設定している指標> - テルモ株式会社GS26で掲げている目標:2026年度末までに女性管理職比率13%を目指す <指標の内容と実績> ・女性管理職  - テルモグループ 女性管理職比率:31.6%(2026年3月31日現在)  - テルモ株式会社 女性管理職比率:13.2%(2026年3月31日現在) ・外国人管理職  - テルモグループ 経営役員外国人比率:30.4%(2026年4月1日現在) - テルモグループ グローバル・キーポジション外国人比率:67.0%(2026年4月1日現在) ・中途採用者管理職  - テルモグループ 経営役員中途採用比率:47.8%(2026年3月31日現在) - テルモ株式会社 管理職中途採用比率:23.3%(2026年3月31日現在) (注)1.テルモでは、共に働き会社の成長を支える大切な存在として、アソシエイトを「人材」ではなく「人財」と表記しています。2.上記指標のうち、テルモ株式会社の女性管理職比率以外の指標は各国や地域によって状況が異なるため、モニタリングのみを実施しており、目標値は設定しておりません。 (3) 気候変動・自然への対応気候変動への対策と生物多様性・生態系・生態系サービスを含む自然保全・再生は、相互の関連性が強く、テルモでは関連するリスクと機会への対応を一体的に取り組むことが重要と認識しています。TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)・TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)の各フレームワークに基づき、気候変動・自然に関するリスクと機会への対応について以下に開示します。ガバナンス・気候変動・自然共通取締役会のメンバーであるEHS(環境・安全衛生)担当取締役が気候変動・自然を含む環境に関わる監督責任者です。EHS担当取締役が議長を務めるEHSマネジメント委員会が、気候と自然を含む環境管理に関する最高の意思決定機関です。また、経営会議の下部組織であるサステナビリティ委員会にはEHS担当役員がメンバーとして参加しており、GS26のESGに関するテーマ・KPIであるカーボンニュートラル実現および資源の有効利用の取り組みと目標に対する進捗状況をモニタリングし、経営会議および取締役会に定期報告を行っています。気候に関しては、リスクと機会の特定、方針、戦略、目標の策定と見直し、目標の達成状況の監視を行い、経営会議および取締役会に報告しています。EHSマネジメント委員会を年3回開催するほか、本委員会のもとにEHS専門部会としてエネルギー部会を設置し、エネルギーに関わる目標の進捗管理、EHSマネジメント委員会への定期的な報告を行っています。自然に関しては、自然への影響と依存、およびリスクと機会の評価の取り組みについて、EHSマネジメント委員会に定期的な報告を行っており、サステナビリティ委員会にも年に1回の報告を行っています。 戦略・気候変動「医療を通じて社会に貢献する」という企業理念のもと、人のいのちと健康を守るため医療機器・医薬品の提供を止めないことが最も重要であると認識しています。さらに、新しい治療方法の提供を通して、医療の効率化と医療現場からの温室効果ガス(GHG)排出削減を実現することが可能と考えています。気候シナリオとして、物理的リスクの増大を想定した産業革命前からの気温上昇が4℃のシナリオ(RCP(Representative Concentration Pathways)8.5)と、移行リスクの増大を想定した気温上昇を1.5℃以内に抑えるシナリオ(RCP1.9)の2つを念頭に置き、事業に影響を及ぼすリスクと機会を「事業に影響を及ぼす気候関連リスク」、「事業に影響を及ぼす気候関連機会」のリストの通り整理しています。 ・自然2025年4月には、「テルモグループ自然に関するステートメント」を制定し、バリューチェーンを通した生物多様性保全の取り組みを推進していく方針を示しました。2024年度には、事業活動およびバリューチェーンについての自然への依存と影響、リスクと機会に関する初期的な評価を実施しました。評価の対象はバリューチェーン全体(直接操業、上流、下流)とし、その結果を踏まえて、当社における自然関連のリスクと機会を検討しました。 リスク管理・気候変動・自然共通EHSマネジメント委員会が、気候・自然関連リスクと機会を特定、事業への影響を評価し、関連部門に対してリスクの低減と機会の促進のための管理を指示し、進捗状況を管理しています。テルモグループのリスクマネジメントにおけるリスク対象には、EHSマネジメント委員会から挙げられた気候関連リスク、生物多様性に関するリスクが含まれます。特に重要なリスクとして、気候関連リスクや環境・安全衛生に関するリスクは、リスク管理委員会が制定する全社リスク管理体制のもと、リスク管理計画に基づくモニタリングが行われています。 指標•目標・気候変動テルモでは、パリ協定が求める産業革命前と比較して気温上昇を「1.5℃」に抑える水準と整合したGHG排出量削減目標を設定しています。この目標は、国際的な団体である「Science Based Targets initiative」(SBTイニシアチブ)から、科学的根拠に基づくものとして認定されています。 テルモグループの温室効果ガス排出量削減目標Scope 1+2・2030年度までに、温室効果ガス排出量を2018年度比で50.4%削減※・2030年度までに、使用電力の再生可能エネルギー比率50%を達成・2040年度までに、カーボンニュートラルを実現Scope 3・2030年度までに、売上収益当たりの温室効果ガス排出量を2018年度比で60%削減※ ※SBTイニシアチブから認定を取得した目標 2024年度 CO2排出量(Scope 1、Scope 2 内訳) Scope 1Scope 2合計国内(t-CO2) 41,261 44,155 85,416海外(t-CO2)21,23289,189110,421合計(t-CO2)62,493*133,344*195,837* 対象:テルモグループ(国内事業所、海外生産事業所・開発拠点)*第三者検証における保証対象指標2024年度実績の第三者保証の詳細につきましては、当社ウェブサイトに掲載している統合報告書(テルモレポート2025サステナビリティ編)を参照ください。 (2025年度実績は、第三者保証後に当社統合報告書(テルモレポート)にて公開予定) ・自然GS26において取り組むESGの活動テーマとして、資源の有効利用に関する2030年度目標を設定しています。・2030年度までに、売上収益当たりの水使用量を2018年度比で20%以上削減・2030年度までに、リサイクル率90%を達成また、生態系を含めた環境汚染の防止を目的に下記の目標を設定しています。・重大環境事故ゼロ(大気・水質・土壌汚染など) 「Scope」については、GHG(Greenhouse Gas)プロトコルによる以下の区分で報告しています。 Scope 1:直接排出(燃料燃焼などの自社の排出)  Scope 2:購入した電気などのエネルギー生産に伴う間接排出(電力事業者などの排出)  Scope 3:Scope2以外の間接排出(原料生産、輸送、廃棄などの他社の排出) 事業に影響を及ぼす気候関連リスクリスクリスクの内容物理的リスク自然災害が発生した場合の建物・設備・在庫への被害、操業の一時停止により製品の供給に支障が生じた場合の機会損失慢性的な気温上昇や水不足によるエネルギーコストの増加、労働生産性の低下、操業に一時的な支障が生じた場合の機会損失社会インフラである医療体制が自然災害の影響を受けた場合の特定製品に対する需要の急増、医療体制の機能低下・停滞が長期化した場合の収益への影響移行リスク炭素税が導入・強化された場合のエネルギーコスト・原材料費の増加GHG排出規制などの環境規制強化に伴う設備変更とそれに伴う設備投資コストの増加顧客やビジネスパートナーからのGHG排出削減要請や環境配慮型製品の供給要請が高まった場合の対応コストの増加、対応が困難な場合の機会損失 事業に影響を及ぼす気候関連機会機会機会の内容物理的機会気候変動に伴う長期的な疾病構造の変化に対応した製品の提供、医療体制のレジリエンス強化に寄与する製品の提供(安定供給)移行機会生産やサプライチェーンのエネルギー効率向上によるコスト削減医療現場の効率性向上やGHG排出量削減に寄与する製品の提供 気候関連リスク・機会については、4℃シナリオ、1.5℃シナリオそれぞれにおいて、上記のリスク・機会がテルモの事業に与える影響度を分析した結果、以下のリスクが比較的影響度が大きいと推定されました。<4℃シナリオ>自然災害が発生した場合の事業所の建物・設備・在庫への被害、操業の一時停止により製品の供給に支障が生じた場合の機会損失<1.5℃シナリオ>自然災害が発生した場合の事業所の建物・設備・在庫への被害、操業の一時停止により製品の供給に支障が生じた場合の機会損失 炭素税が導入・強化された場合のエネルギーコストや原材料費の増加 自然災害など事業継続に関わるリスクへの対応については、テルモグループ共通の基本的な考え方および体制・対応事項を「グループ事業継続マネジメント(BCM)規程」で定めています。平時においては、各生産拠点、原材料調達や物流などに携わる本社機能部門、各カンパニー、海外子会社のリスク担当者が連携し、有事の際に事業を中断しないため、また、万が一中断しても早期に復旧・再開させるために、BCP(事業継続計画)を策定しています。事業継続に関わるリスクが発生した場合は、テルモ株式会社の社長CEOを対策本部長として「対策本部」を設置し、迅速に対応を行います。テルモグループのサプライチェーンや業務が一定期間停止することが判明した場合には、早期の復旧を図ります。エネルギーコストや原材料費の増加に対しては、エネルギー効率の高い生産設備の導入や、より少ない原材料やエネルギーで生産できる製品の開発などに継続的に取り組んでいきます。 自然への依存と影響の初期評価2024年に「ENCORE」※を用い、産業グループ別の評価に基づいたバリューチェーン全体における「自然への依存と影響」に関する初期評価を行いました。その結果から、原材料の調達やサプライチェーンにおける自然への影響が大きい可能性があること、生産(直接操業)では汚染防止および水使用量削減が重要であること、製品使用の段階でも廃棄物の削減や汚染防止が重要であることが分かりました。今後、これらのリスクを低減するために強化すべき対策を明らかにし、取り組みを進めていきます。※国連環境計画世界自然保全モニタリングセンター(UNEP-WCMC)などが開発したツール。
主要な設備の状況 FY2025 / 約1,582字
2 【主要な設備の状況】当社グループにおける主要な設備は、以下のとおりです。 (1) 提出会社 2026年3月31日現在事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額従業員数(人)土地(百万円)(面積㎡)建物及び構築物(百万円)機械装置及び運搬具(百万円)その他(百万円)合計(百万円)富士宮工場(静岡県富士宮市)メディカルケアソリューションズカンパニー医薬品生産設備1,222(102,758)8,6889,6824,49224,085765血液・細胞テクノロジーカンパニー愛鷹工場(静岡県富士宮市)心臓血管カンパニー医療機器生産設備907(78,449) 9,897 6,903 7,400 25,109 1,294メディカルケアソリューションズカンパニー甲府工場(山梨県中巨摩郡昭和町)メディカルケアソリューションズカンパニー医療機器生産設備3,599(217,794)2,900 6,614 4,584 73,786981 血液・細胞テクノロジーカンパニーメディカルケアソリューションズカンパニー医薬品生産設備 31,245 3,851 20,989本社(東京都渋谷区幡ヶ谷)心臓血管カンパニー統括業務施設-333 1548 883 60メディカルケアソリューションズカンパニー血液・細胞テクノロジーカンパニー東京オフィス (東京都港区虎ノ門ヒルズ ステーションタワー)心臓血管カンパニー統括業務施設2 (30) 10,109 169 1,018 11,300 1,034メディカルケアソリューションズカンパニー血液・細胞テクノロジーカンパニー湘南センター(神奈川県足柄上郡中井町)心臓血管カンパニー研究開発施設等4,428(184,646)6,069 367 2,756 13,621 689メディカルケアソリューションズカンパニー血液・細胞テクノロジーカンパニー (2) 国内子会社 2026年3月31日現在会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額従業員数(人)土地(百万円)(面積㎡)建物及び構築物(百万円)機械装置及び運搬具(百万円)その他(百万円)合計(百万円)テルモ山口株式会社山口工場(山口県山口市)心臓血管カンパニー医療機器生産設備675(133,419)21,234 14,158 4,948 41,016 1,040メディカルケアソリューションズカンパニー医薬品生産設備 (3) 在外子会社 2026年3月31日現在会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額従業員数(人)土地(百万円)(面積㎡)建物及び構築物(百万円)機械装置及び運搬具(百万円)その他(百万円)合計(百万円)テルモヨーロッパN.V.レバークーゼン工場他(ドイツ他)メディカルケアソリューションズカンパニー医療機器生産設備117(102,563)14,40111,2878,45534,262289心臓血管カンパニーテルモメディカルCorp.メリーランド工場(アメリカ)心臓血管カンパニー医療機器生産設備307(274,865)3,717 7,695 4,85016,571 856テルモBCT, Inc.レイクウッド工場他(アメリカ)血液・細胞テクノロジーカンパニー医療機器生産設備481(135,745) 8,912 32,548 16,257 58,199 1,248マイクロベンション, Inc.カリフォルニア工場他(アメリカ)心臓血管カンパニー医療機器生産設備1,731(53,194)12,684 2,342 2,408 19,1662,541 (注) 1.IFRSに基づく金額を記載しております。2.帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品、建設仮勘定の合計です。なお、使用権資産は各項目に含まれております。
コーポレート・ガバナンスの概要 FY2025 / 約16,906字
(1) 【コーポレート・ガバナンスの概要】《コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方》テルモは、『医療を通じて社会に貢献する』を企業理念とします。その理念のもと、世界中のお客様、株主、アソシエイト、取引先、社会などのステークホルダーの期待に応え、長期にわたる持続的成長および企業価値の最大化を達成するために、価値ある商品とサービスを提供します。 企業理念を実現するために、社会に対する約束として長期的に追求していく方向性を「Our Promise 私たちの約束」として掲げます。Our Promise 私たちの約束「すべては、患者さんへの揺るぎない約束から始まります。私たちは、患者さんの声に真摯に耳を傾け、その希望や願いを深く理解することで、世界中の患者さんの生活の質が向上するように、さらなるイノベーションを大胆かつ情熱を込めて追求し続けます。」 そして世界中の全アソシエイトの行動の基礎となる共通の価値観を次の5つにまとめ、コアバリューズとして制定します。Respect(尊重)-他者の尊重Integrity(誠実)-企業理念を胸にCare(ケア)-患者さんへの想いQuality(品質)-優れた仕事へのこだわりCreativity(創造力)-イノベーションの追求 企業理念、Our Promiseおよびコアバリューズを基本に、経営の透明性・客観性を保ちつつ迅速な意思決定を実現するコーポレート・ガバナンスの仕組み作りを推進します。株主との対話の推進等、ステークホルダーへのアカウンタビリティ(説明責任)を充実させることにより、社内外からの理解と信頼が継続して得られるよう努めます。上記に加え、コーポレートガバナンス・コードを軸に、良き企業市民としてグローバルに活動する体制を構築します。コーポレート・ガバナンス体制の実効性を高めるには、自由闊達な、明るい、働きがいのある企業風土が不可欠であり、その風土の醸成に努めます。※ テルモでは共に働く仲間という意味を込めて社員を「アソシエイト」と呼んでいます。 《企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由》1) コーポレート・ガバナンス体制の概要当社は、取締役会・取締役の監査・監督機能の充実をはじめ、コーポレート・ガバナンスの一層の強化に繫げるとともに、それを通じて中長期での企業価値の最大化を図るため、監査等委員会設置会社の体制を採用しております。加えて、経営の透明性と客観性を高めるため、指名委員会、報酬委員会、コーポレート・ガバナンス委員会および内部統制委員会を任意の機関として設置しております。 1.取締役会(1) 役割・取締役会は、企業価値の最大化に向け経営の基本方針等に関する最適な意思決定に務めます。・意思決定の迅速化のため、取締役会で決議した経営の基本方針に基づく業務執行については経営役員・担当役員への権限委譲を進め、取締役会は、その業務執行を監督します。・取締役会は、コーポレート・ガバナンスの維持向上および経営の健全性の観点から、重要な責務の一つとして、社長後継者の指名プロセスを適切に監督します。 (2) 構成・監査等委員を除く取締役の員数は15名以内とします。・取締役総数のうち、独立社外取締役は3分の1以上とします。・議長は、コーポレート・ガバナンスにおける執行と監督の分離の観点から、代表取締役会長が務めることを原則とします。ただし、会長が選任されていない場合は、上記観点を基本に議長候補者の実情を勘案して、指名委員会が提案した取締役をもって、取締役会は議長に選任します。 2.監査等委員会(1) 役割監査等委員会は、テルモグループにおける業務の適法、妥当かつ効率的な運営のため、次の事項をはじめ取締役等の職務執行の監査・監督を行います。・取締役会への出席、議決権行使および意見陳述・その他の重要会議への出席、意見陳述・監査報告の作成・監査の方針、会社の業務および財産の状況の調査方法、その他監査等委員会の権限の行使に関する事項の決定監査・監督を遂行するにあたり、監査等委員会は代表取締役、内部監査部、会計監査人との連携を図るとともに、グループ内の内部統制部門への指示・命令を行う、業務執行部門から定期的あるいは個別の報告を受ける等、内部統制システムを活用します。(2) 構成・監査等委員である取締役の員数は5名以内とし、その過半数は独立社外取締役とします。・委員長は、決議により監査等委員の中から選定します。 3.指名委員会(1) 役割コーポレート・ガバナンスの観点から、取締役会にとって最重要の責務の一つである社長および会長の後継者人事ならびに取締役・経営役員の選任および解任に関する事項について、取締役会の諮問機関として審議を行います。委員会は、審議の内容を適宜取締役会へ報告します。(2) 構成・委員会は、取締役の中から取締役会が選任する委員をもって構成し、独立社外取締役を過半数とします。・委員長は、委員の互選により独立社外取締役の中から選定します。ただし、委員長に事故があるときは、委員の互選により選定された他の独立社外取締役がこれに代わるものとします。 4.報酬委員会(1) 役割経営の健全性とコーポレート・ガバナンスの維持向上の観点から、次の事項に関し、取締役会の諮問機関として、審議および助言を行います。委員会は、審議の内容を適宜取締役会へ報告します。ただし、監査等委員の報酬に関する事項については、会社法第361条の規定に反してはならないものとします。・取締役・経営役員および担当役員の報酬に関する事項(報酬等の額またはその算定方法の決定に関する方針等)・その他、取締役会から委員会に委嘱された事項、または委員会がその目的の遂行のために必要と認めた事項(2) 構成・委員会は、取締役の中から取締役会が選任する委員をもって構成し、その過半数は独立社外取締役、また少なくとも1名は代表取締役とします。・委員長は、委員の互選により独立社外取締役の中から選定します。ただし、委員長に事故があるときは、委員の互選により選定された他の独立社外取締役がこれに代わるものとします。 5.コーポレート・ガバナンス委員会(1) 役割経営の健全性とコーポレート・ガバナンスの維持向上の観点から、次の事項に関し、取締役会の諮問機関として、審議および助言を行います。なお、委員会での審議内容は適宜取締役会へ報告します。・コーポレート・ガバナンスに関する基本的な事項・コーポレート・ガバナンス体制の構築、整備および運用に関する重要事項・環境(Environment)・社会(Society)分野における体制整備、持続可能性(Sustainability)のための取組み等、コーポレート・ガバナンスと密接に関連する重要事項・その他、取締役会から委員会に委嘱された事項、または委員会がその目的の遂行のために必要と認めた事項(2) 構成・委員会は、取締役の中から取締役会が選任する委員をもって構成し、その過半数は独立社外取締役、また少なくとも1名は代表取締役とします。・委員長は、委員の互選により独立社外取締役の中から選定します。ただし、委員長に事故があるときは、委員の互選により選定された他の独立社外取締役がこれに代わるものとします。 6.内部統制委員会(1) 役割取締役会の下部機関として、当社「内部統制システム整備の基本方針」に基づき、テルモグループの内部統制システムの整備・運用を担います。(2) 構成・経営役員または担当役員を兼ねる取締役および委員長が指名する者(社内事業部門・機能部門の役員・部長および社外の有識者等の中から選定)で構成します。・監査等委員は出席し、意見を述べることができます。・委員長は、社長CEOとします。 7.リスク管理委員会(1) 役割経営会議の下部機関として、全社横断的視点のリスク認識・評価・分析および優先度等を踏まえ、テルモグループのリスク管理体制の整備・運用を担います。(2) 構成・経営役員または担当役員を兼ねる取締役および委員長が指名する者(社内事業部門・機能部門の役員・部長および社外の有識者等の中から選定)で構成します。・監査等委員は出席し、意見を述べることができます。・委員長は、社長CEOとします。 2026年6月23日(有価証券報告書提出日)現在の取締役会、監査等委員会及び任意の諮問委員会の構成員は下表のとおりです。(◎:議長、委員長、*:社外取締役)取締役会監査等委員会指名委員会報酬委員会コーポレート・ガバナンス委員会◎高木 俊明鮫島 光 長田 敏彦 国元 規正 西  秀訓* 小澤 敬也* 小木曾 麻里* 柴﨑 崇紀 宇野 総一郎* 林  敬子*◎宇野 総一郎* 林  敬子* 柴﨑 崇紀 ◎西  秀訓*小澤 敬也*小木曾 麻里*宇野 総一郎*林  敬子*高木 俊明鮫島 光 ◎小澤 敬也*西  秀訓*小木曾 麻里*宇野 総一郎*林  敬子*高木 俊明鮫島 光 ◎小木曾 麻里*西  秀訓*小澤 敬也*宇野 総一郎*林  敬子*高木 俊明 鮫島 光 なお、当社は、2026年6月26日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として、「取締役(監査等委員である取締役を除く)7名選任の件」を提案しており、当該議案が承認可決されますと、監査等委員でない取締役7名(うち社外取締役3名)、監査等委員である取締役3名(うち社外取締役2名)となる予定です。(◎:議長、委員長、*:社外取締役)取締役会監査等委員会指名委員会報酬委員会コーポレート・ガバナンス委員会◎高木 俊明鮫島 光長田 敏彦国元 規正小澤 敬也*小木曾 麻里*奈良 寿*柴﨑 崇紀宇野 総一郎*林  敬子*◎林  敬子* 宇野 総一郎* 柴﨑 崇紀 ◎小木曾 麻里*小澤 敬也* 奈良 寿*宇野 総一郎*林  敬子*高木 俊明鮫島 光 ◎小澤 敬也*小木曾 麻里*奈良 寿*宇野 総一郎*林  敬子*高木 俊明鮫島 光 ◎小木曾 麻里*小澤 敬也*奈良 寿*宇野 総一郎*林  敬子*高木 俊明 鮫島 光 当社のコーポレート・ガバナンス体制の模式図は次のとおりです。 2) 当該体制を採用する理由当社では、次の事項をはじめ、コーポレート・ガバナンスの一層の強化に繋げるとともに、それを通じて中長期での企業価値の最大化を図るため、監査等委員会設置会社の体制を採用しております。(1) 監査・監督機能の強化監査等委員である取締役が取締役会における議決権を持つこと等により、監査・監督機能のさらなる強化に繋げます。(2) 経営の透明性と客観性の向上独立社外取締役の比率を高めることにより、取締役会において、独立した立場から株主その他のステークホルダーの視点を踏まえた意見がより活発に提起されることを通じ、意思決定における透明性・客観性の向上を図ります。(3) 意思決定の迅速化経営役員・担当役員への業務執行の権限委譲を進め、取締役会をモニタリング型にシフトすることで、意思決定・事業展開をより一層加速します。 (4) 取締役会、指名委員会、報酬委員会、コーポレート・ガバナンス委員会の活動状況a. 取締役会の活動状況2025年度における活動状況は次のとおりです。役職名氏名出席状況代表取締役会長高木 俊明100% (15回/ 15回)代表取締役社長CEO鮫島 光100% (15回/ 15回)取締役専務経営役員長田 敏彦100% (15回/ 15回)取締役顧問広瀬 和紀100% (4回/ 4回)取締役常務経営役員国元 規正100% (15回/ 15回)社外取締役西 秀訓100% (15回/ 15回)社外取締役小澤 敬也100% (15回/ 15回)社外取締役小木曾 麻里100% (15回/ 15回)取締役(常勤監査等委員)柴﨑 崇紀100% (15回/ 15回)社外取締役(監査等委員)中村 雅一100% (4回/ 4回)社外取締役(監査等委員)宇野 総一郎100% (15回/ 15回)社外取締役(監査等委員)林 敬子100% (11回/ 11回) (注)林敬子氏の取締役会出席回数については、2025年6月24日開催の定時株主総会での就任以降に開催された取締役会のみを対象としております。また、広瀬和紀、中村雅一の両氏の取締役会出席回数については、2025年6月24日開催の定時株主総会での退任以前に開催された取締役会のみを対象としております。 当社では、取締役会のガバナンス向上を目的に、取締役会の実効性に関する評価を2015年度より1年に1回実施しております。評価にあたっては、全取締役を対象とした匿名のアンケート調査に加え、2025年度は全取締役と一部経営役員へのインタビューを実施いたしました。なお、忌憚のない意見を聞き出すことと客観性の確保を目的として、アンケート調査、取締役・経営役員へのインタビューおよびその分析は、第三者機関である株式会社ボードアドバイザーズに委託しております。 分析結果については、過半数が社外取締役で構成されているコーポレート・ガバナンス委員会で議論した上で、取締役会において重点課題や今後の取り組みを報告・提案し、次年度の取締役会および各委員会のテーマに組み込む等、運営に反映させております。 [実施プロセス]① コーポレート・ガバナンス委員会において第三者機関の選定、実効性評価の実施方法・プロセスについて審議し、取締役会へ報告② 第三者機関が全取締役に対しアンケートを実施、アンケート結果を踏まえ全取締役および一部経営役員に対しインタビューを実施③ 結果の分析・評価を第三者機関がコーポレート・ガバナンス委員会へ報告・審議④ 重点課題の確認と今後の取り組み内容を取締役会へ報告・提案 [実施方法]・アンケート対象者:全取締役回答方式:選択式、自由記述式主な項目:全体評価、前年度の重点課題への対応、取締役会の構成、議論の重要度・充足度、会議運営、各諮問委員会に関する内容、株主との対話、取締役としての貢献、次世代経営陣について等・インタビュー対象者:全取締役、一部経営役員 [2025年度の評価結果(総括)]・企業価値向上に向けた重要な経営アジェンダの一つとしてガバナンスを位置づけ、監督側・執行側が共に高いコミットメントで臨んでおり、その実効性は概ね確保されている・監督と執行の信頼関係のもと、オープンな議論を通してガバナンスの実践と強化に向き合うあり方が、当社取締役会の実効性を支える強み① 執行側の取締役会に対する積極的かつオープンな姿勢:執行側は取締役会に対して前広に情報を開示するとともに、社外取締役からの指摘や意見を求める機会を設けて、得られたフィードバックを真摯に受け止めている② 自由闊達な議論が行える取締役会風土:議長のファシリテーションのもと、重要な論点に焦点を当てた議論が、監督と執行の適度な距離感を保ちつつ、自由闊達にできるボードカルチャーが醸成されている③ 監査等委員によるガバナンスへの高いコミットメント:外部の目線から厳しい指摘を行う社外の監査等委員と、現場の事情に詳しく往査の実効性を高めている社内の監査等委員が、高いコミットメントでガバナンスに関わり、取締役会の実効性向上に貢献している [評価結果(重点課題等)]・監督および経営体制について、昨年度に引き続き、主要な論点について討議が必要- 取締役会の構成・役割、特に経営経験者のさらなる増強、および外国籍の社外取締役の招聘の要否- 取締役会議長職の在り方(社内/社外を含む)- 指名委員会等設置会社への移行の是非・次期中長期戦略の検討にあたり、特に重要な議案の討議拡充が必要- 戦略に沿った事業ポートフォリオ検討- 経営リソースの強化・配分(資本政策、人的資本)- グローバルに広がる事業のガバナンス(例:事業実態の可視化、組織体制・権限の明確化) これらを含め、課題として認識している事項については2026年度の取締役会および委員会活動の中で対応策を講じていくとともに、取締役会のガバナンス向上を図るための施策を引き続き検討、実施してまいります。 なお、2024年度の取締役会実効性評価において今後も検討を要する課題として挙げられた事項について、2025年度の対応と、それに対する第三者機関による評価は次のとおりです。 2024年度の評価結果を受けた課題2025年度の対応第三者機関による評価1.中長期の成長に繋がる重要議案の議論の拡充・グローバルガバナンス体制の在り方の検討・事業ポートフォリオの見直し議論の強化取締役会において、下記の議論を継続して実施・グローバルガバナンス、内部統制・次期中長期戦略、ポートフォリオの見直し議論・重要度が増すグローバルの事業運営や監督のあり方については、更なる方針の明確化や強化が必要・次期中長期戦略と併せて、事業ポートフォリオの議論が執行側で行われており、取締役会にも方向性が共有されている2.執行体制の変化に併せた監督機能の見直し新体制のもとで執行側の動き方が変化する中、監督機能のあり方について議論は行われているものの、主に下記の論点についてコンセンサスは必ずしも得られていない①ボードサクセッションに向けた社外取締役要件、②社外取締役比率拡大など、取締役会構成、③執行側への更なる権限委譲、取締役会付議基準、④機関設計変更の要否、⑤取締役会議長のあり方監督機能のあるべき姿に向けては、個別課題への対症療法ではなく、総合的かつ一体的な議論が求められるコーポレート・ガバナンス委員会を中心に、2024年度の評価結果を受けた課題に対して、執行側と社外取締役との間で複数回にわたり意見交換・討議を行った・コーポレート・ガバナンス委員会にて、複数回にわたりオープンな議論が交わされている・主要な論点についてはコンセンサスには至っておらず、引き続きの集中的な討議が必要 b. 指名委員会の活動状況2025年度における活動状況は次のとおりです。 役職名氏名出席状況委員長社外取締役西 秀訓100% (5回/ 5回)委員社外取締役小澤 敬也100% (5回/ 5回)委員社外取締役小木曾 麻里100% (5回/ 5回)委員社外取締役(監査等委員)中村 雅一100% (1回/ 1回)委員社外取締役(監査等委員)宇野 総一郎100% (5回/ 5回)委員社外取締役(監査等委員)林 敬子100% (4回/ 4回)委員代表取締役会長高木 俊明100% (5回/ 5回)委員代表取締役社長CEO鮫島 光100% (5回/ 5回) (注)林敬子氏の指名委員会出席回数については、2025年6月24日開催の定時株主総会での就任以降に開催された指名委員会のみを対象としております。また、中村雅一氏の指名委員会出席回数については、2025年6月24日開催の定時株主総会での退任以前に開催された指名委員会のみを対象としております。 当事業年度は主に、取締役・経営役員の選任等に関わる役員人事について継続的な審議を行い、取締役会へ報告・助言を行いました。 c. 報酬委員会の活動状況2025年度における活動状況は次のとおりです。 役職名氏名出席状況委員長社外取締役小澤 敬也100% (6回/ 6回)委員社外取締役西 秀訓100% (6回/ 6回)委員社外取締役小木曾 麻里100% (6回/ 6回)委員社外取締役(監査等委員)中村 雅一100% (3回/ 3回)委員社外取締役(監査等委員)宇野 総一郎100% (6回/ 6回)委員社外取締役(監査等委員)林 敬子100% (3回/ 3回)委員代表取締役会長高木 俊明100% (6回/ 6回)委員代表取締役社長CEO鮫島 光100% (6回/ 6回) (注)林敬子氏の報酬委員会出席回数については、2025年6月24日開催の定時株主総会での就任以降に開催された報酬委員会のみを対象としております。また、中村雅一氏の報酬委員会出席回数については、2025年6月24日開催の定時株主総会での退任以前に開催された報酬委員会のみを対象としております。 当事業年度は主に、中長期的な役員報酬体系の方向性に関する継続議論や、役員の非財務業績評価制度である将来企業価値目標の運用改善の検討、取締役・経営役員および担当役員の報酬に関する事項(報酬等の額またはその算定方法の決定に関する方針等)についての継続的な審議を行い、取締役会へ報告・助言を行いました。 d. コーポレート・ガバナンス委員会の活動状況2025年度における活動状況は次のとおりです。 役職名氏名出席状況委員長社外取締役小木曾 麻里100% (7回/ 7回)委員社外取締役西 秀訓100% (7回/ 7回)委員社外取締役小澤 敬也100% (7回/ 7回)委員社外取締役(監査等委員)中村 雅一100% (1回/ 1回)委員社外取締役(監査等委員)宇野 総一郎100% (7回/ 7回)委員社外取締役(監査等委員)林 敬子100% (6回/ 6回)委員代表取締役会長高木 俊明100% (7回/ 7回)委員代表取締役社長CEO鮫島 光100% (7回/ 7回) (注)林敬子氏のコーポレート・ガバナンス委員会出席回数については、2025年6月24日開催の定時株主総会での就任以降に開催されたコーポレート・ガバナンス委員会のみを対象としております。また、中村雅一氏のコーポレート・ガバナンス委員会出席回数については、2025年6月24日開催の定時株主総会での退任以前に開催されたコーポレート・ガバナンス委員会のみを対象としております。 当事業年度は主に、当社の中長期的な成長戦略を見据え、取締役会の役割や議論すべきテーマ、将来の取締役会構成およびガバナンス体制の在り方等について多面的に審議を行い、取締役会へ報告・助言を行いました。 3) 内部統制システムの整備の状況当社は、会社法に基づく「内部統制システム整備の基本方針」を取締役会において決議し、テルモグループにおける内部統制システムの整備を推進しています。 1.取締役及び使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制1) 正しく行動すること、そのために、適用法令・業界規範・社内規則を遵守し、高い倫理観に従って行動すること(以下、「コンプライアンス」という。)が、企業理念を実践するために不可欠であることを「テルモグループ行動規範」に明記し、当社の取締役、経営役員、担当役員、使用人及びグループ各社においてこれらに相当する者(以下、「グループ役職員」という。)に、これに関する継続的な教育・啓発を行う体制を構築します。2) 「グループ内部統制システム規程」を定め、グループの内部統制システムの整備を担うべく、社長CEOが委員長を務める内部統制委員会を設置します。その委員会において、コンプライアンスに係る重要な施策を審議し、その活動状況を定期的に取締役会及び監査等委員会又は監査等委員会が選定する監査等委員(以下、「選定監査等委員」という。)に報告する体制を構築します。3) 金融商品取引法の定めに従い、財務報告の信頼性を確保するための体制を構築します。4) 「グループ内部統制システム規程」に基づき、重大なコンプライアンス違反等が発生した場合、内部統制委員長の指揮のもと、対応チームを立ち上げ、発生原因及び再発防止策を内部統制委員会に報告・提言する体制を構築します。 2.取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制1) 「グループ文書管理規程」を定め、業務執行取締役の職務執行に係る情報を文書又は電磁的媒体に記録し、文書等の種類、重要性等に応じて保存する体制を構築します。2) 「文書管理基準マニュアル 重要な会議体の議事録等取扱いについて」を定め、当社の重要な会議体の議事録を保存する体制を構築します。3) 取締役及び監査等委員会又は選定監査等委員(以下、「監査等委員会等」という。)は、常時これらの文書等を閲覧することができる体制を構築します。 3.リスク(損失の危険)の管理に関する規程その他の体制1) 「グループリスク管理規程」を定め、グループの横断的なリスク管理体制の整備を担うべく、社長CEOが委員長を務めるリスク管理委員会を設置し、その活動状況を定期的に取締役会及び選定監査等委員に報告する体制を構築します。2) 事業、品質、製品安全、災害、環境等のリスクに関し、その発生源となる活動を行う部署が主体的に管理し、かつ、当該リスクカテゴリーごとの専門部署が、経営に重要な影響を及ぼすリスクの優先度等を踏まえて、上記リスク管理活動を支援・けん制する体制を構築します。 4.取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制1) 取締役会で承認された中長期成長戦略及び年度計画の達成に向け、取締役、経営役員等から構成される経営会議のほか、重要なサステナビリティ活動テーマの取り組み状況のモニタリング等を行うサステナビリティ委員会、重要テーマ等について戦略の質を高めるためのソリューションレビュー会議等を整備し、事業部門等に対し、迅速・適切かつ効率的な職務執行を支援・指導・監督する体制を構築します。2) 「決裁制度に関するグループ規程」を定め、迅速かつ効率的な会社の意思決定を行う体制を構築します。3) 「グループ業務分掌規程」その他の諸規程を定め、執行部門の組織運営方針及び役割を整備します。 5.当社並びにその子会社から成る企業集団における業務の適正を確保するための体制1) 「グループ会社管理規程」その他の諸規程を定め、グループ全体の事業戦略、資源配分、事業分野の調整、リスク管理、コンプライアンス等についての整合性を図りつつ、グループ各社が、テルモグループの一員として、自主的に健全な経営を推進することを支援する体制を構築します。2) 「グループリスク管理規程」に基づき、グループ各社のリスク管理体制を構築します。3) 「決裁制度に関するグループ規程」に基づき、グループ各社において、重要性に応じた適切な承認権者による意思決定が行われ、特に重要な事項については当社の承認又は当社の経営会議もしくは取締役会への付議を必要とする体制を構築します。 4) 「テルモグループ行動規範」をグループ共通の行動原則として定め、グループ各社に周知し、それについて継続的に教育する体制を構築します。5) 「グループ規程管理規程」を定め、それに従って、それぞれの関連部署が、グループ共通の重要テーマについてグループ規程を制定し、グループ各社に周知する体制を構築します。6) グループ全体においてコンプライアンスのための体制が整備されることを支援・推進し、その状況をモニタリングします。7) グループ役職員がコンプライアンス違反等を知ったとき、職制を通さずに通報することができ、通報したグループ役職員が不利益な取扱いを受けないことを保障する内部通報制度を構築します。 6.内部監査体制1) 内部監査部は社長CEO、取締役会及び監査等委員会の指示のもとに監査を実施し、それぞれに報告します。2) 地域及び重要子会社の内部監査部門と、本社内部監査部は連携し、グループの内部監査体制を構築します。3) 前1~5に定めるところの運用状況及び有効性を監査し、その結果及び改善課題を内部統制委員会に報告・提言すると共に当該改善課題の実行完了を確認する体制を構築します。 7.監査等委員会の職務を補助すべき使用人に関する事項監査等委員会を補助する組織として、専任の使用人(以下、「専任使用人」という。)から成る監査等委員会室を置きます。 8.専任使用人の監査等委員でない取締役からの独立性に関する事項専任使用人の人選、人事考課、給与、異動及び懲戒処分については、事前に監査等委員会の同意を得るものとします。なお、当該専任使用人の人選に際しては、監査等機能の一翼を担う重要な役割を有することに鑑み、その経験、知見、行動力等を考慮するものとします。 9.専任使用人に対する監査等委員会の指示の実効性の確保に関する事項専任使用人は、監査等委員会等の指揮・命令に基づき職務を行うものとし、監査等委員でない取締役その他のグループ役職員からの指揮・命令を受けません。 10.グループ役職員(これらの者から報告を受けた者を含み、「報告者等」という。)が監査等委員会に報告をするための体制1) 法令に定める事項に加え、「取締役、経営役員、担当役員および使用人の監査等委員への報告に関するグループ規程」に基づき、報告者等は、監査等委員会等に対し、適時・適切に報告します。2) 監査等委員会等は、グループ各社に設置している内部通報制度の運用状況及び事案の内容について定期的に報告を受け、適宜指示・助言等を行います。 11.報告者等が当該通報・報告をしたことを理由として不利益を受けないことを確保するための体制1) グループ役職員が直接・間接を問わず、監査等委員会等に通報・報告をした場合、当該通報・報告を理由として、人事上その他一切の点で不利益な取り扱いを行うことを禁止し、その旨グループ役職員に周知徹底します。2) 監査等委員会等は、通報・報告をした者の異動、人事評価、懲戒等に関し、取締役にその理由の開示・説明を求めることができます。 12.監査等委員会等の職務の執行について生じる費用の前払又は償還の手続その他の当該職務の執行について生じる費用又は債務の処理に係る方針に関する事項1) 監査等委員会等は、その職務の執行に関し、法令で定める費用等を当社に請求することができます。2) 監査等委員会等は、その職務の執行に必要と認めるときは、外部専門家を起用することができます。なお、これに要する費用は、前号1)によるものとします。 13.その他監査等委員会の監査が実効的に行われることを確保するための体制1) 代表取締役は、監査等委員会と定期的な意見交換会を開催します。2) 選定監査等委員は、経営会議をはじめとする重要な会議体に出席することができます。3) 監査等委員会等は、内部監査部門との定例連絡会の開催、会計監査人との定例会合の開催のほか、必要に応じこれらの部署又は機関との会合を行います。 4) 内部統制システムの運用状況当事業年度における内部統制システムの運用状況の概要は次のとおりです。 1.取締役及び使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制当社はグループ役職員に「テルモグループ行動規範」研修を行い、内部統制委員会(年4回開催)において、コンプライアンスに係る重要施策の審議を行っています。また、「反腐敗・反贈賄グループ規程」等重要な規程基準の研修を行い、周知徹底しています。また、制定・改定した規程類をe‐ラーニングを活用して周知徹底しています。財務報告の信頼性を確保する体制を強化するため、該当部門で自己点検を行っています。内部通報制度は、社内における内部受付と顧問弁護士並びに外部機関における外部受付を設置し、広く通報を受け付けています。また、取締役のコンプライアンス案件は、監査等委員が受け付けています。 2.取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制当社は「グループ文書管理規程」に基づき、グループに文書保存ルールを周知し、「文書管理基準マニュアル 重要な会議体の議事録等取扱いについて」に基づき、会議体の議事録を適切に保存・管理しています。 3.リスク(損失の危険)の管理に関する規程その他の体制当社は、「グループリスク管理規程」「グループリスク管理ガイドライン」に基づき、リスク評価と対応の効率化・標準化を図り、リスク管理委員会(年2回開催)において、リスクへの対応策を審議し、リスク低減の活動を行っています。またアソシエイトのリスク感度向上を目的としたワークショップ形式のリスク管理研修を行っています。 4.取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制当社は取締役会(15回)及び経営会議(26回)、サステナビリティ委員会(2回)、ソリューションレビュー会議(6回)を通じて、取締役の職務の執行の効率性を確保しています。また、「決裁制度に関するグループ規程」に基づき、迅速な意思決定を行っています。 5.当社並びにその子会社から成る企業集団における業務の適正を確保するための体制当社は、「グループ会社管理規程」及び「グループ業務分掌規程」により、報告体制を整備し、運用状況をモニタリングしています。また、「グループ規程管理規程」により、グループに適用する遵守事項を見直し、整備しています。 6.監査等委員会の職務を補助する体制、報告に関する事項当社は、取締役から独立した監査等委員会室の設置等、監査等委員会の活動を補助する体制を整備しています。「取締役、経営役員、担当役員および使用人の監査等委員への報告に関するグループ規程」、「監査等委員会規則」と内部通報制度に基づき、監査等委員にも報告が共有され、報告者等が不利益を受けないことを「テルモグループ行動規範」研修で周知しています。 5) 責任限定契約の内容の概要当社と非業務執行取締役は、会社法第427条第1項の規定に基づき、同法第423条第1項の損害賠償責任を限定する契約を締結しております。当該契約に基づく損害賠償責任の限度額は、会社法第425条第1項に定める最低責任限度額としています。なお、当該責任限定が認められるのは、当該非業務執行取締役が責任の原因となった職務の遂行について善意かつ重大な過失がないときに限られます。 6) 役員等賠償責任保険契約の内容の概要当社は、当社の取締役を含む経営役員および担当役員等を被保険者とし、会社法第430条の3第1項に規定する役員等賠償責任保険契約を保険会社との間で締結しており、被保険者がその職務の執行に関し責任を負うこと、または、当該責任の追及に係る請求を受けることによって生じることのある損害について補填することとしています。(ただし、保険契約上で定められた免責事由に該当するものを除きます。)本保険の保険料は、全額を当社が負担しています。 7) 役員の定数当社の取締役(監査等委員である者を除く。)は15名以内とし、監査等委員である取締役は5名以内とする旨を定款に定めております。 8) 取締役の選任の決議要件当社は、取締役の選任決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の過半数をもって行う旨を定款に定めております。また、取締役の選任決議は累積投票によらないものとする旨を定款に定めております。 9) 株主総会決議事項を取締役会で決議することができることとした事項1.自己株式の取得当社は、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とするために、会社法第165条第2項の規定により、取締役会の決議をもって、自己株式を取得することができる旨を定款に定めております。 2.中間配当金当社は、株主への機動的な利益還元を可能とするため、会社法第454条第5項の規定により、取締役会の決議によって、毎年9月30日の最終の株主名簿に記載又は記録された株主又は登録株式質権者に対し、中間配当を行うことができる旨を定款に定めております。 10) 取締役の責任免除当社は、取締役の責任免除について、職務の遂行にあたり期待される役割を十分に発揮できるようにするため、会社法第426条第1項の規定に基づき、取締役会の決議をもって、会社法第423条第1項の取締役(取締役であった者を含む。)の賠償責任を法令の限度において免除することができる旨を定款に定めております。また、監査等委員会設置会社への移行以前の行為に関し、会社法第426条第1項の規定により、監査役であった者の賠償責任を法令の限度において免除することができる旨を定款に定めております。 11) 株主総会の特別決議要件当社は、株主総会の円滑な運営を行うため、会社法第309条第2項に定める決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨を定款に定めております。 12) 会社の支配に関する基本方針1.当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針当社は経営支配権の異動を通じた企業活動や経済の活性化を否定するものではありません。また、大規模買付行為が開始された場合において、これを受け入れるかどうかは、原則として、当社株主の皆様の判断に委ねられるべきものであると考えております。しかしながら、当社は、大規模買付行為又はこれに関する提案につきましては、当社株主の皆様が、当該大規模買付者の事業内容、事業計画、さらには過去の投資行動等から、当該大規模買付行為又は提案の企業価値及び株主の皆様共同の利益への影響を慎重に判断する必要があると認識しています。そのためには、大規模買付者及び当社取締役会の双方から、当社株主の皆様に必要かつ十分な情報、意見、提案などの提供と、それらを検討するための必要かつ十分な時間が確保される必要があると考えます。 当社取締役会は、このような基本的な考え方に立ち、大規模買付行為等を行おうとする者に対しては、当社の企業価値及び株主共同の利益を確保するため、大規模買付行為等の是非を株主の皆様が適切に判断するために必要かつ十分な情報の提供を要求するほか、当社において適時適切な情報開示を行う等、金融商品取引法、会社法その他の法令及び定款の許容する範囲内において、適切と判断される措置を講じていきます。 2.基本方針の実現に資する取組み1) 当社の企業価値及び株主皆様の共同の利益向上に向けた取組み① 企業理念と経営の基本姿勢当社は1921年の創業以来、「医療を通じて社会に貢献する」との企業理念のもと、日本の医療機器業界をリードする企業として、医療の進歩や安全性の向上とともに、企業価値及び株主皆様の共同の利益の向上に誠実に努めることを経営の基本姿勢としており、現在では、世界160か国以上の国に高品質な医療機器を供給しております。 ② 具体的な取組み医療を取り巻く環境は、世界的な医療費抑制政策の高まりに加えて、高齢化社会を背景に患者さんのQOL向上への社会的要請が強まるなど、大きく変化しようとしています。新型コロナウイルス感染症の流行は、こうした変化を加速させ、当社の参入領域は、今後も成長が期待できる領域であると考えております。例えば、カテーテルを用いた血管内治療の分野では、心臓の血管だけではなく、末梢動脈疾患をはじめとする全身の血管内治療に、より侵襲度が低い、手首の血管から病変部にアプローチするカテーテル治療(TRI)の普及による患者さんの負担軽減と医療経済性の向上が求められています。また血液・細胞の分野においては輸血療法に加え、細胞および遺伝子治療、アフェレシス治療や血漿分画製剤を用いた治療の需要も高まっています。さらに、医療現場では、医療安全、院内感染対策、医療費の抑制や、慢性疾患を抱えながら生活している一人ひとりの患者さんのために最適化された医療に加え、薬剤投与の安全性と使い勝手に配慮した投与デバイスのニーズが高まっています。このような新たな市場ニーズを成長の機会として捉え、企業理念である医療を通じた社会への貢献を実現するべく、持続的かつ収益性のある成長を続けると同時に、既存の枠組みにとらわれず、新しい価値を創出し、医療現場と患者さんに貢献してまいります。 2) 当社の社会的使命当社は医療機器のリーディングカンパニーとして、長年にわたって医療現場と信頼関係を築き、医療を通じて社会に貢献してまいりました。優れた商品やサービスを高い品質で安定的に供給すること、そして、患者さんや医療従事者の視点に立ち、医療を取り巻く様々な社会的課題の解決に向けてイノベーションの創出に取り組むことが、最も重要な当社の社会的責任であると考えています。このような考え方のもと、当社は引き続き、製品の供給や品質の確保において世界の医療供給体制の中で重要な役割を担い、医療現場に安全と安心を提供してまいります。不適切な買収行為により、当社製品の供給や品質に問題が生じた場合、社会の人々の生命や健康に深刻な影響を及ぼす可能性も否定できません。そのような事態を招くことなく、社会と医療現場からの長年の信頼を維持向上させる安定的経営は、当社の企業価値及び株主皆様の共同の利益にもかなうこととなります。 3) コーポレート・ガバナンスの強化コーポレート・ガバナンスに関する取組みにつきましては、「(1) コーポレート・ガバナンスの概要」に記載のとおりです。 3.具体的取組みに対する当社取締役会の判断及びその理由上記2に記載した、当社の目標の実現に向けた成長戦略の着実な実行は、当社の企業価値及び株主皆様の共同の利益を確保・向上させるものであり、当社の基本方針に沿うものです。
人的資本(人材育成・社内環境整備方針) FY2025 / 約1,481字
人財の多様性の確保を含む人財の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針(注)本項目では、「第4提出会社の状況 5従業員の状況等 (1) 人財戦略に関する基本方針等」の記載事項である、連結会社の経営方針・経営戦略等に関連付けて記載すべき連結会社の人財戦略の内容も含めて記載しております。 医療を取り巻く環境が大きく変化する中、テルモグループが持続的な成長を実現するためには、事業戦略の実行を支える人財基盤の強化が不可欠であると認識しています。この認識のもと、テルモグループでは、アソシエイト一人ひとりが企業と共に成長し続けることを目指し、人財の育成および個々の能力が最大限に発揮される基盤強化を重要なテーマとして人財戦略を展開しています。5カ年成長戦略「GS26」においては、変化の激しい事業環境への対応およびグローバル事業の拡大を見据え、「変革の実現」と「グローバル経営の実現」を人財戦略の柱と位置づけています。これに基づき、多様なバックグラウンドを持つリーダーの育成や、人事基盤の高度化を通じて、事業成長を持続的に支える組織能力の強化に取り組んできました。こうした組織能力の基盤として、テルモでは “Growth Mindset”とDiversity(多様性)、Equity(公平性)、Inclusion(包摂性)(以下、「DE&I」)を重視した企業文化の醸成に取り組んでいます。両者は変化に対応し挑戦し続ける姿勢と、多様な視点を活かす環境を通じて、組織全体の競争力向上を支えるものです。グローバルリーダーの育成に関しては、グローバル共通の枠組みとしてスキル・コンピテンシーの定義から育成、育成状況・計画の議論、任用・活用までを一体で設計しています。具体的には、グループ横断選抜型育成プログラムや、経営層によるグローバルタレントレビューを通じて、将来の事業成長を担うリーダー人財の可視化とパイプライン構築を進めています。Growth Mindset推進においては、「実験する」、「進歩を評価する」、「他者から学ぶ」という3つの行動習慣を日々の業務に根付かせることを重視しており、アソシエイト一人ひとりの挑戦と成長を促進しています。DE&Iについては、2021年のグローバルDE&Iカウンシル発足以降、グループ共通のフィロソフィーやガイドラインを整備し、多様性の確保と活躍環境の整備を進めてきました。2025年には、DE&Iをビジネス戦略とより明確に結び付けることを目的に、グループ各社の経営幹部やビジネスリーダーが参画するDE&I戦略委員会を設置しました。グローバルDE&Iカウンシルがグループ横断の課題共有や啓発活動を担う一方、DE&I戦略の策定および施策の効果モニタリングはDE&I戦略委員会が担う体制とし、両者が連携することで、DE&Iの戦略性と実行性をグループ全体で高めていきます。 [DE&Iに関する重点分野における主な取り組み]●目標設定・人事プロセス:経営役員によるDE&I目標設定、人事プロセスとして継続的に管理・レビュー●インクルーシブリーダーシップ:グローバルリーダーとしての実践を育成や評価を通じて促進●帰属意識・一体感:事業や地域を越えたARG(Associate Resource Group)同士のコラボレーションを促進、組織全体の一体感を向上●コミュニケーション:社内外コミュニケーションを通じて、DE&Iに対する理解と共感を醸成
事業の内容 FY2025 / 約466字
3 【事業の内容】当社の企業集団は、連結財務諸表提出会社(以下、「当社」)と、連結子会社101社、持分法適用会社4社により構成されており、その事業区分を「心臓血管カンパニー」、「メディカルケアソリューションズカンパニー」、「血液・細胞テクノロジーカンパニー」、「オーガンテクノロジーズ事業」の4事業に区分しております。2025年10月29日付でオーガノックス, Ltd.の全株式を取得し、完全子会社化したことにより、当期より、新たに「オーガンテクノロジーズ事業」を報告セグメントとして追加しております。上記事業は「第5経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 ⑥連結財務諸表注記 5.セグメント情報」に掲げるセグメントの区分と同一です。当社グループを構成している各会社間の取引の概要と位置づけは以下の図のとおりです。関係会社と事業区分の関係は「第1企業の概況 4関係会社の状況」に、事業区分ごとの主要な製品は「第5経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 ⑥連結財務諸表注記 5.セグメント情報」に記載のとおりです。
事業等のリスク FY2025 / 約180字
3 【事業等のリスク】当社は、内外で発生する種々のリスク事象に対応するため、「グループリスク管理規程」を制定し、組織体制の整備及び各事象への対応を行っています。当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性のある主要なリスクには、以下のようなものがあります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。
事業方針・経営環境 FY2025 / 約4,973字
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1) 経営方針当社グループは、医療を通じて社会に貢献する、という不変の「企業理念」に加え、この企業理念を実現するために、追求していく方向性を示す「Our Promise 私たちの約束」、アソシエイト(社員)が行動の基礎とする共通の価値観である「コアバリューズ」、アソシエイトが高い倫理観をもって正しく行動するために守るべき行動原則となる「テルモグループ行動規範」、この4つをグループ共通の理念として定めています。全アソシエイトがこの企業理念体系に基づいた事業活動を行うことで、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。 Our Promise 私たちの約束:すべては、患者さんへの揺るぎない約束から始まります。私たちは、患者さんの声に真摯に耳を傾け、その希望や願いを深く理解することで、世界中の患者さんの生活の質が向上するように、さらなるイノベーションを大胆かつ情熱を込めて追求し続けます。 コアバリューズ:「Respect(尊重)-他者の尊重」「Integrity(誠実)-企業理念を胸に」「Care(ケア)-患者さんへの想い」「Quality(品質)-優れた仕事へのこだわり」「Creativity(創造力)-イノベーションの追求」 (2) 経営環境、経営戦略及び優先的に対処すべき課題医療は大きな変化の途中にあります。世界的な高齢化と生活水準向上の帰結として、慢性疾患の増加など「疾病構造」の変化が起きています。このような慢性疾患の増加は、患者管理の長期化など、「医療の時間軸」に変化を与えています。また、バイオ医薬や細胞・遺伝子治療及びデジタル・AI技術の発展は「医療を支える技術」に変化をもたらしています。これらの変化はいずれも、テルモが真摯に取り組むべき課題であり、その課題解決に向けて、5カ年成長戦略「GS26」の達成を目指しています。 5カ年成長戦略「GS26」1)中長期を見据えたビジョンテルモは、2021年12月に次の10年超を見据えた5カ年成長戦略「GS26」を策定し、そのビジョンを「デバイスからソリューションへ」と掲げました。具体的には、この中で3つの“D”に取り組みます。1つ目はDeliveryです。心臓血管カンパニーの成長ドライバーである「ラディアル・アプローチ(TRI)」を支えるカテーテルなど、強みである生体内へのアクセス・デリバリーという機能とそれを支える技術を指します。今後の新しいソリューション開発においても、これらの技術は最大の武器です。2つ目はDigitalです。データを活用した効率改善や、診断・治療の最適化に活用するデジタル技術など、医療機器の分野においても不可欠なものになっています。患者さんに提供するバイタル測定機器やアプリの開発など、「デジタルペーシェントジャーニー」のソリューションが具体的な例です。3つ目はDeviceuticalsです。これは、テルモが目指す、Device(機器)とPharmaceuticals(薬剤)の融合を表した造語です。テルモの機器が、薬剤の利用や製造に、付加価値を提供することを目指します。血液・細胞テクノロジーカンパニーが取り組んでいる原料血漿の分野もこの一例です。 2)カンパニー別成長戦略<心臓血管カンパニー>GS26のビジョンとして、「患者さんに寄り添い、変わりゆく治療の未来を共に創造する」ことを掲げます。これを実現するための戦略として、以下の3つを実行します。 ①新製品ローンチを通じた治療事業の拡大脳血管・大動脈・下肢動脈の疾患や、がんの治療セグメントに向けた新製品を発売することでパイプラインを拡充し、大きな市場で高い成長を実現していきます。同時に、デジタル技術を用いた個別化医療へのソリューション提供を進めます。 ②疾病横断でのラディアル手技の普及これまでは心臓血管を中心に実施されてきたラディアル手技(患者さんの負担がより少ない手首の血管からのカテーテル治療)を、下肢血管・腹部血管・脳血管など、全身の血管に拡げていきます。並行して、蓄積した治療成績のビッグデータに基づき、ラディアル手技のメリットを明確にすることで、個々の患者さんにとって最適な治療方針をドクターに提案していきます。 ③成長を支えるオペレーションの進化心臓血管カンパニーの全事業にわたって、グローバルで最適地生産を進めていくことで、需要の拡大に備えた増産体制を構築すると同時に、コストダウンを図ります。また、DXによる生産の効率化も進めていきます。これらによって、高付加価値製品へのシフトにとどまらない収益性の改善を実現します。 <メディカルケアソリューションズカンパニー>GS26のビジョンとして、「独自の技術を融合した患者本位のソリューションを通して医療の質向上と変革に貢献する」ことを掲げます。この実現に向けて、以下の4つの戦略を実行します。 ①ホスピタルケアソリューション院内における医療機器とデータの管理や、医療安全、さらには病院経営の効率化などの価値を提供します。例えば、薬剤の投与情報を院内の部門システムとつなげることにより、記録やバイタルの管理、誤投与の防止に貢献します。また、感染対策のソリューションについては、単なる製品の販売にとどまらず、現場での使用状況を解析し、さらなる改善に向けた提案をしていきます。 ②ライフケアソリューション慢性疾患の患者さんへの個別化医療を支えるデータや、モニタリングの仕組みを作ります。糖尿病領域では、血糖測定やインスリン投与の情報を管理するシステムや、食事・運動・服薬などの情報と併せて解析し、医師による、個別の患者さんへの最適な指導や治療を支援する仕組みを作ります。さらに、インスリンポンプと持続血糖測定器を投与アルゴリズムで連動させることで、グルコース濃度の細かな調整が期待できる、インスリン自動投与制御(AID)システムを提供していきます。 ③ファーマシューティカルソリューション製薬会社に対して、薬剤の価値を最大化させるユニークなデバイスやサービスを組み合わせたソリューションを提案します。薬剤の安全・効率に資するソリューションから徐々にステップアップし、パッチポンプや皮内投与デバイスによって薬剤の効果を向上させることを目指します。また、核酸医薬、遺伝子治療の効果にフォーカスしたデバイス開発により、中枢・循環器・がん領域への展開を目指します。 ④海外ビジネスソリューション東南アジアでは高機能の薬剤投与システム、北米ではBtoBを活用した静脈アクセス製品の販売を拡大します。糖尿病領域では、欧州でのインスリンポンプ販売を徐々に拡大させるとともに、巨大市場となりつつある中国で事業展開の礎を築きます。また、製薬会社とのビジネスでは、強みであるプラスチック製の薬剤充填用シリンジ「PLAJEX」のグローバル展開を図ります。 <血液・細胞テクノロジーカンパニー>GS26のビジョンとして、「血液と細胞の可能性を活かして、治療効果の向上とアンメットニーズに応えるイノベーションをグローバルに展開する」ことを掲げます。この実現に向けて、以下の4つの戦略を実行します。 ①Blood and Beyond(血液からの発展)採血業務の効率化に寄与する原料血漿採取システムを米国からスタートさせ、さらにこれを米国以外の市場にも展開させることを目指します。また、細胞処理の領域では、フォーカス領域を拡大し、細胞治療を受ける患者さんと、細胞治療のプロセス全体にアプローチします。そして、血液治療の領域では、選択的血漿交換療法へ進出し、この療法が有効な患者さんの治療に貢献します。 ②Equipment and Beyond(機器からの発展)全血の製剤化プロセスの自動化や、サービス・ソフトウェアなどの強みを生かして、血液センターをはじめ、顧客の業務効率化を支援します。また、原料血漿市場においても、技術と技術を補完するサービスを共に展開する、デジタルエコシステムを導入することを目指します。 ③地域展開中国、中南米、アフリカなどの成長著しい地域において製品ポートフォリオを拡充し、より複合的なソリューションを提供します。 ④オペレーショナル・エクセレンスフレキシブルなグローバル供給体制の構築、改良改善文化の浸透、そして、マーケティング活動のレベルアップを図り、より高いサービスの提供を目指します。 3)コーポレート戦略①イノベーションソリューション開発の3つの方向性について、目指すべき長期的なゴールを設定しています。Deliveryでは、低侵襲治療の普及率が60%にとどまっていることに対して、高度な疾患治療における高付加価値な生体アクセス・デリバリーにより、低侵襲治療100%の世界を目指します。Digitalについては、患者さんの長期的なQOL向上を妨げる要因として、慢性疾患の治療の継続が難しいことを課題と認識し、デジタルを駆使して治療の完遂率100%を目指します。Deviceuticalsでは、薬剤治療効果が高められない原因として、医薬品とデバイスのコンビネーション製品が少ないことを課題と認識し、デリバリー技術のイノベーションで、コンビネーション製品の進化を加速させます。これらの長期的な課題解決と、各カンパニーの提供する中期的なイノベーションとのシナジーを創出することで、将来の成長を牽引します。 ②デジタルトランスフォーメーション(DX)社内に有するDX機能を強化し、データ分析、遠隔モニタリング、ロボティクスなどの具体的なテーマに沿った検討を進めます。同時に、M&Aや提携の機会を積極的に探索することで、他社に負けないスピードでこれを実現していきます。 ③人財中長期のビジョンを実現する上で重要なスキルを特定し、その獲得・強化を目指すことによって、グローバルでの適所適材を実現します。また、変革を推進するためには、アソシエイト一人ひとりが、新しいことに挑戦することで成長できるというマインドを持つことが重要と考え、これを「Growth Mindset」と呼んで推進していきます。 ④全社収益改善生産、調達、ロジスティクス、定型管理機能の4つの機能領域に注力し、グローバルでの最適化を図ります。グループ内のコラボレーションを通じて、将来の成長を支える強固な基盤を構築し、企業価値を高めます。 ⑤生産コスタリカ、日本、ベトナムの三極生産体制を強化し、グローバル生産の最適化に努めます。また、コストの効率化にとどまらず、個別の工場で獲得した自動化、省力化、デジタル化のノウハウをグローバルに展開することで、生産イノベーションを推進します。 ⑥CSV/ESG財務目標だけでなく、サステナビリティ経営にもコミットします。事業活動を通じて実現するCSV(社会への価値創造)と、それを支える基盤としてのESG(環境、社会、ガバナンス)という2つのカテゴリーを構成し、CSVでは、「医療技術・サービスの普及、医療アクセスの向上」、「一人ひとりの人生に寄り添う医療の提供」、「持続可能な医療システムの共創」という3つの重点領域において、各カンパニーの具体的なテーマを設定しました。ESGについては、環境、社会、ガバナンスのそれぞれについて、重点テーマを抽出し、具体的な数値目標を設定しています。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等当社グループでは、2021年12月に次の5カ年を対象とする成長戦略を策定し、成長性、収益性、効率性においてそれぞれ以下の目標を掲げ、達成に向けて取り組んでいます。 目標成長性売上収益:1桁後半の成長収益性営業利益率※:20%以上資本効率性ROIC※:10%以上ROE:10%以上を堅持            想定為替レート:USD=107円、EUR=128円※ 新規M&Aの影響を除く
経営者による分析 FY2025 / 約6,900字
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】[業績等の概要](1) 業績当社グループでは、2021年12月に次の5カ年を対象とする成長戦略を策定しました。高齢化社会における慢性疾患との共生や患者さんのQOL向上、ゲノム医療とAIの進化による個別化医療の進展といった、医療のパラダイムシフトに対応するための中長期ビジョンとして「デバイスからソリューションへ」を掲げました。製品軸から顧客軸へフォーカスを移し、医療のエコシステム全体とより積極的にかかわることで、顧客の課題に複合的なソリューションを提案できる企業を目指して経営を推進しています。5カ年成長戦略の4年目となる当期の連結業績は以下のとおりです。 前連結会計年度(百万円)当連結会計年度(百万円)増減額(百万円)増減率(%)売上収益1,036,1711,131,87795,7069.2(海外)818,964909,27490,30911.0(日本)217,206222,6035,3962.5調整後営業利益203,445219,36915,9237.8営業利益157,668176,32018,65211.8税引前利益154,574178,25223,67715.3当期利益116,978135,91418,93516.2親会社の所有者に帰属する当期利益116,978135,91418,93516.2 セグメントの業績は以下のとおりです。 セグメントの名称 前連結会計年度(百万円)当連結会計年度(百万円)増減額(百万円)心臓血管カンパニー売上収益624,357676,42152,063調整後営業利益154,682163,9949,312メディカルケアソリューションズカンパニー売上収益211,235216,1384,903調整後営業利益22,99321,568△1,424血液・細胞テクノロジーカンパニー売上収益200,280231,03730,756調整後営業利益26,48233,6357,152オーガンテクノロジーズ事業売上収益-7,985-調整後営業利益-1,665- (注) 調整後営業利益は、営業利益から買収に伴い取得した無形資産の償却費及び一時的な損益を調整した利益です。 <心臓血管カンパニー>海外は、インターベンショナルシステムズ事業を中心に全事業で伸長し、前期比8.6%の増収となりました。日本は、インターベンショナルシステムズ事業及びニューロ事業の売上が好調に推移し、前期比5.9%の増収となりました。その結果、心臓血管カンパニーの売上収益は前期比8.3%増の6,764億円となりました。 <メディカルケアソリューションズカンパニー>日本は、ホスピタルケアソリューション事業において、一部事業の終了等の影響を受けたものの、ファーマシューティカルソリューション事業が伸長し、前期比0.4%の増収となりました。海外は、北米及び欧州で売上が増加し、前期比7.2%の増収となりました。その結果、メディカルケアソリューションズカンパニーの売上収益は前期比2.3%増の2,161億円となりました。 <血液・細胞テクノロジーカンパニー>海外は、北米における血漿イノベーションビジネスの展開加速に伴いグローバルブラッドソリューションが好調に推移し、前期比15.5%の増収となりました。日本は、採血関連製品の売上が増加し、前期比13.2%の増収となりました。その結果、血液・細胞テクノロジーカンパニーの売上収益は前期比15.4%増の2,310億円となりました。 <オーガンテクノロジーズ事業>当社は、2025年10月29日付でオーガノックス, Ltd.の全株式を取得し、同社を完全子会社化したことに伴い、取得日以降の同社の業績を連結業績として開示しております。また、オーガノックス, Ltd.が手掛ける事業の名称を「オーガンテクノロジーズ事業」に決定しました。なお、本決定は事業内容の変更を伴うものではありません。当該セグメントの売上高は、北米市場を中心とした事業拡大により、80億円となりました。 (2) キャッシュ・フロー≪キャッシュ・フロー計算書概要≫ 前連結会計年度(百万円)当連結会計年度(百万円)増減額(百万円)営業活動によるキャッシュ・フロー210,802230,85220,049投資活動によるキャッシュ・フロー△82,481△344,102△261,620財務活動によるキャッシュ・フロー△108,766155,503264,269現金及び現金同等物の期末残高221,872280,49458,621 (営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果得られた資金は、2,309億円となりました。税引前利益1,783億円、減価償却費及び償却費954億円、法人所得税の支払額416億円が主な要因です。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果使用した資金は、3,441億円となりました。オーガノックス, Ltd.やドイツレバークーゼン工場の取得等に伴う関係会社又はその他の事業の取得による支出2,483億円、生産設備等への投資に伴う有形固定資産の取得による支出852億円、新ITシステムへの投資等に伴う無形資産の取得による支出168億円が主な要因です。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果得られた資金は、1,555億円となりました。オーガノックス, Ltd.の買収を目的とした借入れによる収入2,398億円、配当金の支払額413億円、長期借入金の返済による支出350億円が主な要因です。 また、上記に加えて、現金及び現金同等物に係る換算差額により164億円増加した結果、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は、前連結会計年度末より586億円増加して2,805億円となりました。 [生産、受注及び販売の状況](1) 生産実績当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりです。 報告セグメント金額(百万円)前連結会計年度比(%)心臓血管カンパニー703,93113.4メディカルケアソリューションズカンパニー217,31710.3血液・細胞テクノロジーカンパニー242,59918.0合計1,163,84813.7 (注) 1.金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。2.報告セグメントに含まれる製品は、「第5経理の状況 1連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 ⑥連結財務諸表注記 5.セグメント情報 (1) 報告セグメントに関する基礎」をご覧ください。3.当連結会計年度の仕入製品の仕入実績は、当連結会計年度平均販売価格算出で、49,858百万円です。4.オーガンテクノロジーズ事業につきましては、生産を定義することが困難であるため、記載を省略しております。 (2) 受注実績当社グループは主として見込み生産を行っているため、受注実績の記載をしておりません。 (3) 販売実績当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりです。 報告セグメントサブセグメント金額(百万円)前連結会計年度比(%)心臓血管カンパニーインターベンショナルシステムズ443,5059.2ニューロ106,90210.0カーディオバスキュラー70,0204.0アオルティック55,9934.6メディカルケアソリューションズカンパニーホスピタルケアソリューション146,1160.6ライフケアソリューション20,761△2.8ファーマシューティカルソリューション49,26010.4血液・細胞テクノロジーカンパニー―231,03715.4オーガンテクノロジーズ事業―7,985-調整額294△1.1合計1,131,8779.2 (注) 1.調整額294百万円は、報告セグメントに帰属しない外部向け人材派遣による収入等です。2.報告セグメントに含まれる製品は、「第5経理の状況 1連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 ⑥連結財務諸表注記 5.セグメント情報 (1) 報告セグメントに関する基礎」をご覧ください。 [財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析]文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年6月23日)現在において判断したものです。将来に関する事項は不確実性を内包しておりますので将来生じる実際の結果と差異が生じる可能性があります。 (1) 経営成績<連結業績について> 前連結会計年度(百万円)当連結会計年度(百万円)増減額(百万円)増減率(%)売上収益1,036,1711,131,87795,7069.2売上総利益560,670594,67534,0056.1調整後営業利益203,445219,36915,9237.8営業利益157,668176,32018,65211.8税引前利益154,574178,25223,67715.3当期利益116,978135,91418,93516.2親会社の所有者に帰属する当期利益116,978135,91418,93516.2 ① 売上収益売上収益は、前期比9.2%増の1兆1,319億円となりました。グローバルで医療需要の拡大が継続し、米州を中心に主要ビジネスが成長し、当社グループの販売は好調に推移しました。海外は、アクセス製品を中心としたインターベンショナルシステムズ事業や、血漿イノベーションビジネスの展開加速を受けてグローバルブラッドソリューションが拡大し、前期比11.0%の増収となりました。日本は、ファーマシューティカルソリューション事業の売上が好調に推移し、前期比2.5%の増収となりました。なお、地域別の売上収益及びその前期比は、下図のとおりです。 ② 利益売上総利益は、米国における関税政策の影響を受けつつも売上収益の増加により、前期比6.1%増の5,947億円となりました。調整後営業利益は、売上総利益の増加等により、前期比7.8%増の2,194億円となりました。営業利益、税引前利益、親会社の所有者に帰属する当期利益は、売上総利益の増加等により、いずれも増益となりました。 なお、当社グループは、当社グループが適用する会計基準であるIFRSにおいて定義されていない、調整後営業利益という業績管理指標を追加的に開示しております。調整後営業利益は、営業利益から買収に伴い取得した無形資産の償却費及び一時的な損益を調整した利益であり、セグメント利益と一致しています。調整後営業利益は、当社グループが中長期的に持続的な成長を目指す上で、各事業運営の業績を把握するために経営管理に利用している指標であり、財務諸表の利用者が当社グループの業績を評価する上でも、有用な情報であると考えております。 セグメントごとの業績の概況については、「[業績等の概要] (1) 業績」に記載しております。 (2) 財政状態の分析<主要財務指標> 前連結会計年度当連結会計年度親会社所有者帰属持分当期利益率8.7%9.2%資産合計当期利益率6.4%6.6%親会社所有者帰属持分比率74.8%68.5%1株当たり親会社所有者帰属持分927.85円1,074.18円フリー・キャッシュ・フロー128,321百万円△113,249百万円 ① 資産当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ4,838億円増の2兆3,122億円となりました。これは主に、オーガノックス, Ltd.の取得等によりのれん及び無形資産が2,582億円増加、生産設備への投資やドイツレバークーゼン工場の取得等により有形固定資産が754億円増加、事業規模の拡大等により現金及び現金同等物が586億円増加、為替相場が円安方向に推移した影響等により棚卸資産が412億円増加したことによるものです。 ② 負債当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ2,679億円増の7,277億円となりました。これは主に、オーガノックス, Ltd.の買収を目的とした借入れ等により社債及び借入金が2,050億円増加したことによるものです。 ③ 資本当連結会計年度末における資本合計は、前連結会計年度末に比べ2,160億円増の1兆5,845億円となりました。これは主に、当期利益の計上により1,359億円増加、為替相場が円安方向に推移した影響等に伴うその他の包括利益の計上により1,210億円増加した一方で、剰余金の配当により413億円減少したことによるものです。 なお、キャッシュ・フローの状況については、「[業績等の概要] (2) キャッシュ・フロー」に記載しております。 (3) 資本の財源及び資金の流動性① キャッシュ・フロー当連結会計年度の「[業績等の概要] (2) キャッシュ・フロー」に記載のとおりです。 ② 財務政策当社グループは、資本政策の基本方針として「事業オペレーション改善などを通じた資産効率の向上と、財務健全性も考慮した適正な資本構成の構築を図りつつ、売上成長・利益率改善に加えて、投下資本利益率(ROIC)及び株主資本利益率(ROE)の改善を目指します」を掲げております。運転資金需要の主なものは、製品製造のための原材料、部品購入のほか、製造費用、販売費及び一般管理費等の営業費用によるものです。研究開発費は営業費用の一部として計上されます。また、持続的な成長のため、設備投資をはじめ、企業買収による投資などへの投資資金需要が発生します。当連結会計年度における重要な資本的支出の予定とその主な財源は「第3設備の状況 3設備の新設、除却等の計画」に記載のとおりです。当社グループは、事業活動に必要な資金を安定的に確保するため、資本政策の基本方針に沿って、内部資金、借入、社債等により調達しております。具体的には、年度事業計画に基づく資金調達計画を策定・更新するとともに、定期的に手元流動性及び有利子負債の状況等を把握・集約しております。また、欧米・アジア・中国の拠点とキャッシュマネジメントシステムを運用し、グループ内余剰資金を活用するなど資金効率の向上に努めています。さらに、金融機関には十分な借入枠を有しており、内部資金、資金調達と併せ、当社グループの成長を維持するために将来必要な運転資金及び設備等投資資金を調達することは可能であると考えています。中長期的な成長投資は継続しつつ、さらにM&Aに関しても持続的かつ収益性のある成長に資する案件は、今後も継続し追求します。一方、不急とみなすことのできる経費や投資案件は見直していきます。また、利益配分につきましては、「安定した増配に加えて、成長投資や財務健全性等を総合的に勘案しながら、総還元性向50%を水準に自己株式取得も検討する」を基本方針としております。2026年6月26日開催予定の定時株主総会における期末配当の議案により、当期の年間配当金は1株につき30円(うち中間配当金15円)となり、実質4円増配を予定しております。次期の年間配当金につきましては、1株につき36円(うち中間配当金18円)を予定しております。 なお、当連結会計年度の有利子負債の残高については、「第5経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 ⑥連結財務諸表注記 15.社債及び借入金」に記載のとおりです。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定は、「第5経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 ⑥連結財務諸表注記 2.作成の基礎 (4) 見積り及び判断の利用」に記載のとおりです。 (5) 次期の見通し2027年3月期においても、医療需要の増加傾向が継続し、欧米を中心に売上収益の拡大が見込まれます。マクロ環境は、サプライチェーンの混乱や、原材料価格の高騰リスクは継続するものと考えます。また、中東情勢をはじめとする地政学リスクも高まり、先行きは不透明な状況になっています。このような環境下において、業績予想については、売上収益、調整後営業利益において増収増益を見込んでいます。米国における関税政策と中東情勢の影響についても一定の想定に基づき影響額を推定し、業績見通しに織り込んでいます。製造現場における生産性の向上、コスト削減策等、市場環境に応じた適切な対策を今後も推進していきます。高成長が見込まれる分野では、引き続き生産能力の拡大を中心とする設備投資を進める予定です。また、5カ年成長戦略「GS26」の最終年度である今期においても、医療従事者の不足や院内業務効率化の推進等、医療現場の課題に向き合い、新たな価値・ソリューションを提供する事業の拡大・創出に取り組むことで、成長戦略で掲げた目標の達成を目指します。
役員の状況 FY2025 / 約13,015字
(2) 【役員の状況】① 役員一覧A) 2026年6月23日(有価証券報告書提出日)現在の当社の役員の状況は、以下のとおりです。男性8名 女性2名 (役員のうち女性の比率20%)役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)代表取締役会長高木 俊明1958年3月24日生1981年4月当社入社2004年4月愛鷹工場長2008年4月愛鷹工場長、駿河工場長6月執行役員2009年6月研究開発本部統轄2010年6月取締役上席執行役員2013年6月品質保証部、安全情報管理部管掌、環境推進室管掌2015年4月テルモ・コールセンター担当7月チーフクオリティーオフィサー(CQO)2016年4月取締役常務執行役員2017年4月生産部担当、調達部担当2018年4月取締役専務執行役員知的財産部担当、テルモメディカルプラネックス担当2020年4月レギュラトリーアフェアーズ、情報提供管理室、臨床開発部、SCM推進室管掌、CIOオフィス、情報戦略部管掌2021年4月研究開発推進部担当2022年4月代表取締役会長(現在)注3158,336代表取締役社長CEO鮫島 光1964年5月27日生1988年4月東亜燃料工業(株)(現ENEOS(株))入社2001年2月シティバンク、エヌ・エイ入行2002年1月当社入社2007年6月心臓血管グループカテーテルカンパニー(グローバル)プレジデント2014年4月執行役員、心臓血管カンパニーTIS事業(現インターベンショナルシステムズ事業)プレジデント2016年4月上席執行役員2017年4月心臓血管カンパニープレジデント2018年4月常務執行役員2020年4月ホスピタルカンパニー(現メディカルケアソリューションズカンパニー)プレジデント2022年4月専務経営役員2024年4月社長CEO6月代表取締役社長CEO(現在)注375,387 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)取締役専務経営役員イノベーション担当コーポレートR&D、知的財産部、臨床開発部、レギュラトリーアフェアーズ部、テルモメディカルプラネックス、テルモベンチャーズ長田 敏彦1967年1月28日生1989年4月当社入社2016年1月経営企画室長4月執行役員2018年4月上席執行役員2020年4月常務執行役員、心臓血管カンパニープレジデント、TIS事業(現インターベンショナルシステムズ事業)プレジデント2022年4月専務経営役員2024年4月イノベーション担当研究開発部門(CTOオフィス、イノベーションセンター、技術統括室、研究管理部)、DX推進室、知的財産部、臨床開発部、テルモメディカルプラネックス6月取締役専務経営役員(現在)2025年4月イノベーション担当コーポレートR&D、知的財産部、臨床開発部、レギュラトリーアフェアーズ、テルモメディカルプラネックス、テルモベンチャーズ2026年4月イノベーション担当コーポレートR&D、知的財産部、臨床開発部、レギュラトリーアフェアーズ部、テルモメディカルプラネックス、テルモベンチャーズ(現在)注346,920取締役常務経営役員コーポレートバリュープロモーション担当総務渉外部、法務コンプライアンス部、コーポレートコミュニケーション部、国内営業統括部、テルモ・コールセンター、EHSマネジメント部国元 規正1963年7月4日生1987年4月当社入社2011年10月秘書室長2018年4月執行役員、秘書室長   7月執行役員、東欧・ロシア・中東・アフリカ地域代表2022年4月経営役員、欧州・中東・アフリカ地域統轄2023年4月常務経営役員、企業価値推進部門(広報室、IR室、ブランド戦略室、サステナビリティ推進室、デザイン企画室)、人事部門(DE&I推進室、人事部、グローバル人事部、人財開発室)、国内営業本部   6月取締役常務経営役員(現在)2024年4月コーポレートバリュープロモーション担当コーポレートアフェアーズ、法務コンプライアンス部門(CLOオフィス、法務室、コンプライアンス室)、コーポレートコミュニケーション部門(広報室、IR室、ブランド戦略室、サステナビリティ推進室、デザイン企画室)、国内営業本部、テルモ・コールセンター2025年4月コーポレートバリュープロモーション担当コーポレートアフェアーズ、法務コンプライアンス部門(CLOオフィス、法務室、コンプライアンス室)、コーポレートコミュニケーション部門(広報室、IR室、ブランド戦略室、サステナビリティ推進室、デザイン企画室)、国内営業本部、テルモ・コールセンター、EHS室2026年4月コーポレートバリュープロモーション担当総務渉外部、法務コンプライアンス部、コーポレートコミュニケーション部、国内営業統括部、テルモ・コールセンター、EHSマネジメント部(現在)注353,112 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)取締役西 秀訓1951年1月6日生1975年4月カゴメ(株)入社2000年6月同社取締役2005年6月同社取締役常務執行役員2008年6月同社取締役専務執行役員2009年4月同社代表取締役社長2014年1月同社代表取締役会長6月長瀬産業(株)社外取締役2016年3月カゴメ(株)取締役会長2019年6月不二製油グループ本社(株)(現不二製油(株))社外取締役2020年6月当社社外取締役(現在)(2026年6月退任予定)注36,310取締役小澤 敬也1953年2月23日生1977年3月東京大学医学部医学科卒業1985年3月米国NIH留学(Fogarty Fellow:~1987年)1990年9月東京大学医科学研究所助教授1994年11月自治医科大学血液医学研究部門教授1998年2月自治医科大学血液学講座主任教授4月自治医科大学分子病態治療研究センター遺伝子治療研究部教授2014年4月東京大学医科学研究所附属病院長、遺伝子・細胞治療センター長自治医科大学免疫遺伝子細胞治療学(タカラバイオ)講座客員教授2018年4月自治医科大学名誉教授・客員教授(現在)日本医療研究開発機構(AMED)プログラムスーパーバイザー(現在)6月日本医療研究開発機構(AMED)プログラムオフィサー(現在)10月自治医科大学遺伝子治療研究センターシニアアドバイザー(現在)2021年6月当社社外取締役(現在)2023年4月自治医科大学難治性疾患遺伝子細胞治療開発講座客員教授2026年2月一般財団法人医科学研究推進財団理事(現在)注32,561取締役小木曾 麻里1966年11月15日生1990年4月(株)日本長期信用銀行入行1998年6月世界銀行入行2003年6月世界銀行グループ多数国間投資保証機関東京事務所長2012年10月アイインキュベート(株)創業者兼CEO2014年10月ダルバーグジャパン(株)日本代表2016年1月公益財団法人笹川平和財団国際事業企画部長2017年7月同財団ジェンダーイノベーショングループ長2019年6月(株)ファーストリテイリング社長室部長2021年1月(株)SDGインパクトジャパン代表取締役社長(現在)2022年6月三菱商事(株)社外監査役2024年6月三菱商事(株)社外取締役(2026年6月退任)当社社外取締役(現在)2026年6月楽天銀行(株)社外取締役(2026年6月就任予定)注31,576 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)取締役(常勤監査等委員)柴﨑 崇紀1961年12月25日生1986年4月当社入社2005年7月泰尓茂医療産品(杭州)有限公司第1工場長2007年9月経営企画室次長2008年10月泰尓茂医療産品(杭州)有限公司董事長兼総経理2014年4月執行役員7月SCM推進室長2016年4月泰尓茂(中国)投資有限公司董事長兼総経理2017年4月上席執行役員、中国地域代表2021年6月取締役(常勤監査等委員)(現在)注441,348取締役(監査等委員)宇野 総一郎1963年1月14日生1988年4月長島・大野法律事務所(現長島・大野・常松法律事務所)入所弁護士登録1993年11月米国ニューヨーク州司法試験合格1997年1月長島・大野法律事務所(現長島・大野・常松法律事務所)パートナー弁護士(現在)2004年6月ソフトバンク(株)(現ソフトバンクグループ(株))社外監査役2018年6月(株)ドリームインキュベータ社外取締役(監査等委員)2019年6月当社社外取締役(監査等委員)(現在)注4―取締役(監査等委員)林 敬子1960年8月11日生1986年4月東京国税局入局1994年3月公認会計士登録2006年7月監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ)パートナー2016年7月日本公認会計士協会常務理事2018年11月トーマツチャレンジド(株)代表取締役2019年10月デロイトトーマツグループD&Iコミッティアドバイザー日本公認会計士協会監査・規律審査会 審査会長2020年6月(株)明電舎社外取締役(監査等委員)(現在)(2026年6月退任予定)ライフネット生命保険(株)社外取締役2020年7月林敬子公認会計士事務所所長(現在)2021年2月日本フイルコン(株)社外監査役3月日本ビルファンド投資法人監督役員(現在)6月ライフネット生命保険(株)社外取締役(監査等委員)(2025年6月退任)2023年4月早稲田大学大学院会計研究科教授(現在)2025年6月当社社外取締役(監査等委員)(現在)2026年6月ジャフコグループ(株)社外取締役(監査等委員)(現在)注4471計386,021 (注) 1.取締役 西秀訓、小澤敬也、小木曾麻里の3氏は、社外取締役です。2.取締役 宇野総一郎、林敬子の両氏は、監査等委員である社外取締役です。3.監査等委員以外の取締役の任期は、2025年6月24日開催の定時株主総会から1年です。4.監査等委員である取締役の任期は、2025年6月24日開催の定時株主総会から2年です。 5.当社は、法令に定める監査等委員である取締役の員数を欠くことになる場合に備え、会社法第329条第3項に定める補欠の監査等委員である取締役(補欠監査等委員)2名を選任しております。補欠監査等委員の略歴は以下のとおりです。氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)古杉 裕亮1961年11月14日生1984年10月監査法人太田哲三事務所(現EY新日本有限責任監査法人)入所1989年4月EW(現EY)バンクーバー(Canada)に出向1992年10月帰国後、監査部門に配属2000年5月同法人パートナー就任2010年7月同法人石油セクターEY日本リジョンリーダー2014年7月同法人常務理事財務管理本部長2024年6月当社補欠監査等委員(現在)7月古杉公認会計士事務所代表者(現在)注7―白𡈽 麻子1961年11月1日生1989年4月弁護士登録2003年1月銀座第一法律事務所入所(現在)2004年3月第二東京弁護士会仲裁センター仲裁人候補者就任(現在)2005年4月選任弁護士(国被告事件訴訟代理人)就任2007年3月東京都建築審査会専門調査員就任(現在)12月東京地方裁判所民事調停委員就任2018年4月内閣官房内閣人事局公務員関係判例研究会会員2020年4月東京労働局紛争調整委員会委員就任(現在)2025年6月当社補欠監査等委員(現在)注7― 6.補欠監査等委員 古杉裕亮氏は監査等委員である取締役の柴﨑崇紀氏および林敬子氏の補欠として、白𡈽麻子氏は監査等委員である取締役の宇野総一郎氏の補欠として、選任されています。7.補欠監査等委員 古杉裕亮氏および白𡈽麻子氏の任期は、2025年6月24日開催の定時株主総会から1年です。8.各取締役の所有株式数には、テルモ役員持株会における保有分が含まれています。なお、所有株式数は、2026年5月末時点のものです。 B) 2026年6月26日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として、「取締役(監査等委員である取締役を除く)7名選任の件」及び「補欠の監査等委員である取締役2名選任の件」を提案しており、当該議案が承認可決されますと、当社の役員の状況は以下のとおりとなる予定です。なお、役員の役職等につきましては、当該定時株主総会の直後に開催が予定される取締役会の決議事項の内容(役職等)を含めて記載しております。 男性8名 女性2名 (役員のうち女性の比率20%)役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)代表取締役会長高木 俊明1958年3月24日生1981年4月当社入社2004年4月愛鷹工場長2008年4月愛鷹工場長、駿河工場長6月執行役員2009年6月研究開発本部統轄2010年6月取締役上席執行役員2013年6月品質保証部、安全情報管理部管掌、環境推進室管掌2015年4月テルモ・コールセンター担当7月チーフクオリティーオフィサー(CQO)2016年4月取締役常務執行役員2017年4月生産部担当、調達部担当2018年4月取締役専務執行役員知的財産部担当、テルモメディカルプラネックス担当2020年4月レギュラトリーアフェアーズ、情報提供管理室、臨床開発部、SCM推進室管掌、CIOオフィス、情報戦略部管掌2021年4月研究開発推進部担当2022年4月代表取締役会長(現在)注3158,336代表取締役社長CEO鮫島 光1964年5月27日生1988年4月東亜燃料工業(株)(現ENEOS(株))入社2001年2月シティバンク、エヌ・エイ入行2002年1月当社入社2007年6月心臓血管グループカテーテルカンパニー(グローバル)プレジデント2014年4月執行役員、心臓血管カンパニーTIS事業(現インターベンショナルシステムズ事業)プレジデント2016年4月上席執行役員2017年4月心臓血管カンパニープレジデント2018年4月常務執行役員2020年4月ホスピタルカンパニー(現メディカルケアソリューションズカンパニー)プレジデント2022年4月専務経営役員2024年4月社長CEO6月代表取締役社長CEO(現在)注375,387 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)取締役専務経営役員イノベーション担当コーポレートR&D、知的財産部、臨床開発部、レギュラトリーアフェアーズ部、テルモメディカルプラネックス、テルモベンチャーズ長田 敏彦1967年1月28日生1989年4月当社入社2016年1月経営企画室長4月執行役員2018年4月上席執行役員2020年4月常務執行役員、心臓血管カンパニープレジデント、TIS事業(現インターベンショナルシステムズ事業)プレジデント2022年4月専務経営役員2024年4月イノベーション担当研究開発部門(CTOオフィス、イノベーションセンター、技術統括室、研究管理部)、DX推進室、知的財産部、臨床開発部、テルモメディカルプラネックス6月取締役専務経営役員(現在)2025年4月イノベーション担当コーポレートR&D、知的財産部、臨床開発部、レギュラトリーアフェアーズ、テルモメディカルプラネックス、テルモベンチャーズ2026年4月イノベーション担当コーポレートR&D、知的財産部、臨床開発部、レギュラトリーアフェアーズ部、テルモメディカルプラネックス、テルモベンチャーズ(現在)注346,920取締役常務経営役員コーポレートバリュープロモーション担当総務渉外部、法務コンプライアンス部、コーポレートコミュニケーション部、国内営業統括部、テルモ・コールセンター、EHSマネジメント部国元 規正1963年7月4日生1987年4月当社入社2011年10月秘書室長2018年4月執行役員、秘書室長   7月執行役員、東欧・ロシア・中東・アフリカ地域代表2022年4月経営役員、欧州・中東・アフリカ地域統轄2023年4月常務経営役員、企業価値推進部門(広報室、IR室、ブランド戦略室、サステナビリティ推進室、デザイン企画室)、人事部門(DE&I推進室、人事部、グローバル人事部、人財開発室)、国内営業本部   6月取締役常務経営役員(現在)2024年4月コーポレートバリュープロモーション担当コーポレートアフェアーズ、法務コンプライアンス部門(CLOオフィス、法務室、コンプライアンス室)、コーポレートコミュニケーション部門(広報室、IR室、ブランド戦略室、サステナビリティ推進室、デザイン企画室)、国内営業本部、テルモ・コールセンター2025年4月コーポレートバリュープロモーション担当コーポレートアフェアーズ、法務コンプライアンス部門(CLOオフィス、法務室、コンプライアンス室)、コーポレートコミュニケーション部門(広報室、IR室、ブランド戦略室、サステナビリティ推進室、デザイン企画室)、国内営業本部、テルモ・コールセンター、EHS室2026年4月コーポレートバリュープロモーション担当総務渉外部、法務コンプライアンス部、コーポレートコミュニケーション部、国内営業統括部、テルモ・コールセンター、EHSマネジメント部(現在)注353,112 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)取締役小澤 敬也1953年2月23日生1977年3月東京大学医学部医学科卒業1985年3月米国NIH留学(Fogarty Fellow:~1987年)1990年9月東京大学医科学研究所助教授1994年11月自治医科大学血液医学研究部門教授1998年2月自治医科大学血液学講座主任教授4月自治医科大学分子病態治療研究センター遺伝子治療研究部教授2014年4月東京大学医科学研究所附属病院長、遺伝子・細胞治療センター長自治医科大学免疫遺伝子細胞治療学(タカラバイオ)講座客員教授2018年4月自治医科大学名誉教授・客員教授(現在)日本医療研究開発機構(AMED)プログラムスーパーバイザー(現在)6月日本医療研究開発機構(AMED)プログラムオフィサー(現在)10月自治医科大学遺伝子治療研究センターシニアアドバイザー(現在)2021年6月当社社外取締役(現在)2023年4月自治医科大学難治性疾患遺伝子細胞治療開発講座客員教授2026年2月一般財団法人医科学研究推進財団理事(現在)注32,561取締役小木曾 麻里1966年11月15日生1990年4月(株)日本長期信用銀行入行1998年6月世界銀行入行2003年6月世界銀行グループ多数国間投資保証機関東京事務所長2012年10月アイインキュベート(株)創業者兼CEO2014年10月ダルバーグジャパン(株)日本代表2016年1月公益財団法人笹川平和財団国際事業企画部長2017年7月同財団ジェンダーイノベーショングループ長2019年6月(株)ファーストリテイリング社長室部長2021年1月(株)SDGインパクトジャパン代表取締役社長(現在)2022年6月三菱商事(株)社外監査役2024年6月三菱商事(株)社外取締役(2026年6月退任)当社社外取締役(現在)2026年6月楽天銀行(株)社外取締役(2026年6月就任予定)注31,576 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)取締役奈良 寿1963年1月23日生1985年4月横河北辰電機株式会社(現横河電機(株))入社2001年10月Yokogawa Engineering Asia Pte. Ltd. 副社長2003年10月Yokogawa (Thailand) Ltd. 社長2007年1月横河電機株式会社ソリューション事業部第1営業本部長2010年4月同社常務執行役員ソリューション営業本部長2011年6月同社取締役常務執行役員ソリューション営業統括本部長2012年4月同社取締役常務執行役員ソリューションサービス営業統括本部長2013年4月同社取締役横河ソリューションサービス(株)代表取締役社長2017年4月同社取締役専務執行役員日本・韓国代表兼横河ソリューションサービス(株)代表取締役社長2018年4月同社取締役専務執行役員ライフイノベーション事業本部長2019年4月同社代表取締役社長2024年6月同社取締役代表執行役社長2025年4月同社取締役会長代表執行役(現在)2026年6月当社社外取締役(予定)注3―取締役(常勤監査等委員)柴﨑 崇紀1961年12月25日生1986年4月当社入社2005年7月泰尓茂医療産品(杭州)有限公司第1工場長2007年9月経営企画室次長2008年10月泰尓茂医療産品(杭州)有限公司董事長兼総経理2014年4月執行役員7月SCM推進室長2016年4月泰尓茂(中国)投資有限公司董事長兼総経理2017年4月上席執行役員、中国地域代表2021年6月取締役(常勤監査等委員)(現在)注441,348取締役(監査等委員)宇野 総一郎1963年1月14日生1988年4月長島・大野法律事務所(現長島・大野・常松法律事務所)入所弁護士登録1993年11月米国ニューヨーク州司法試験合格1997年1月長島・大野法律事務所(現長島・大野・常松法律事務所)パートナー弁護士(現在)2004年6月ソフトバンク(株)(現ソフトバンクグループ(株))社外監査役2018年6月(株)ドリームインキュベータ社外取締役(監査等委員)2019年6月当社社外取締役(監査等委員)(現在)注4― 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)取締役(監査等委員)林 敬子1960年8月11日生1986年4月東京国税局入局1994年3月公認会計士登録2006年7月監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ)パートナー2016年7月日本公認会計士協会常務理事2018年11月トーマツチャレンジド(株)代表取締役2019年10月デロイトトーマツグループD&Iコミッティアドバイザー日本公認会計士協会監査・規律審査会 審査会長2020年6月(株)明電舎社外取締役(監査等委員)(現在)(2026年6月退任予定)ライフネット生命保険(株)社外取締役2020年7月林敬子公認会計士事務所所長(現在)2021年2月日本フイルコン(株)社外監査役3月日本ビルファンド投資法人監督役員(現在)6月ライフネット生命保険(株)社外取締役(監査等委員)2023年4月早稲田大学大学院会計研究科教授(現在)2025年6月当社社外取締役(監査等委員)(現在)2026年6月ジャフコグループ(株)社外取締役(監査等委員)(現在)注4471計379,711 (注) 1.取締役 小澤敬也、小木曾麻里、奈良寿の3氏は、社外取締役です。2.取締役 宇野総一郎、林敬子の両氏は、監査等委員である社外取締役です。3.監査等委員以外の取締役の任期は、2026年6月26日開催の定時株主総会から1年です。4.監査等委員である取締役の任期は、2025年6月24日開催の定時株主総会から2年です。5.当社は、法令に定める監査等委員である取締役の員数を欠くことになる場合に備え、会社法第329条第3項に定める補欠の監査等委員である取締役(補欠監査等委員)2名を選任しております。補欠監査等委員の略歴は以下のとおりです。氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)古杉 裕亮1961年11月14日生1984年10月監査法人太田哲三事務所(現EY新日本有限責任監査法人)入所1989年4月EW(現EY)バンクーバー(Canada)に出向1992年10月帰国後、監査部門に配属2000年5月同法人パートナー就任2010年7月同法人石油セクターEY日本リジョンリーダー2014年7月同法人常務理事財務管理本部長2024年6月当社補欠監査等委員(現在)7月古杉公認会計士事務所代表者(現在)注7―白𡈽 麻子1961年11月1日生1989年4月弁護士登録2003年1月銀座第一法律事務所入所(現在)2004年3月第二東京弁護士会仲裁センター仲裁人候補者就任(現在)2005年4月選任弁護士(国被告事件訴訟代理人)就任2007年3月東京都建築審査会専門調査員就任(現在)12月東京地方裁判所民事調停委員就任2018年4月内閣官房内閣人事局公務員関係判例研究会会員2020年4月東京労働局紛争調整委員会委員就任(現在)2025年6月当社補欠監査等委員(現在)注7― 6.補欠監査等委員 古杉裕亮氏は監査等委員である取締役の柴﨑崇紀氏および林敬子氏の補欠として、白𡈽麻子氏は監査等委員である取締役の宇野総一郎氏の補欠として、選任予定です。7.補欠監査等委員 古杉裕亮氏および白𡈽麻子氏の任期は、2026年6月26日開催の定時株主総会から1年です。8.各取締役の所有株式数には、テルモ役員持株会における保有分が含まれています。なお、所有株式数は、2026年5月末時点のものです。 ② 社外取締役(監査等委員である社外取締役を含む)1) 社外取締役と当社との関係当社の社外取締役は5名、うち監査等委員である社外取締役は2名です。社外取締役西秀訓氏は、カゴメ(株)の元代表取締役社長、会長ですが、当社との間に特別な関係その他の利害関係はありません。同氏には、豊富な経営者経験及び長年にわたる海外事業経験・マーケティング経験で培われた見識等を当社の経営及びその監督に活かして頂いております。社外取締役小澤敬也氏は、自治医科大学の名誉教授・客員教授ですが、当社と同大学との間に特別な関係その他の利害関係はありません。なお、当社は同氏が名誉教授・客員教授を務める自治医科大学に対して一定の奨学寄付を行っておりますが、同大学における同氏の職責とは関係しないものです。同氏には、遺伝子治療、細胞治療、血液内科学における研究業績をはじめとした専門知識、また、東京大学医科学研究所附属病院長、同遺伝子・細胞治療センター長等を歴任され、当該団体の実務執行に携わられたことにより培われた豊富な経験等を当社の経営およびその監督に活かして頂いております。社外取締役小木曾麻里氏は、(株)SDGインパクトジャパンの代表取締役社長であり、三菱商事(株)の社外取締役(2026年6月退任)、また2026年6月開催予定の楽天銀行(株)の定時株主総会において同行の社外取締役に就任予定ですが、当社と各社との間に特別な関係その他の利害関係はありません。同氏には、豊富な経営者経験、長年にわたるグローバルでの金融業界経験で培われた見識およびDE&IやESGに関する取組みを牽引されてきた経験等を当社の経営及びその監督に活かして頂いております。監査等委員である社外取締役宇野総一郎氏は、長島・大野・常松法律事務所所属の弁護士ですが、当社と同事務所との間に特別な関係その他の利害関係はありません。同氏には、日本及び海外での弁護士としての専門的な知見及び豊富な経験を活かし、独立した立場から監査・監督にあたって頂いております。監査等委員である社外取締役林敬子氏は、林敬子公認会計士事務所所長、早稲田大学大学院会計研究科教授、日本ビルファンド投資法人監督役員、(株)明電舎社外取締役(監査等委員)(2026年6月退任予定)、ジャフコグループ(株) 社外取締役(監査等委員)ですが、当社と同事務所等との間に特別な関係その他の利害関係はありません。同氏は、公認会計士として財務及び会計に関する豊富な知見を有しており、独立した立場から、当社の業務執行に対する監査・監督にあたって頂いております。なお、西秀訓、小澤敬也、小木曾麻里、林敬子の各氏は当社の株式を保有しておりますが、その数は「① 役員一覧」の所有株式数欄に記載のとおり極めて僅少であり、特別な資本関係はありません。そのほか、当社と各社外取締役との間には、人的関係、資本的関係又は取引関係その他の利害関係はありません。 2) 社外取締役の独立性判断基準次の事項に該当する場合には、当社において、独立社外取締役(一般株主と利益相反が生じるおそれのない社外取締役をいう)であるとはいえないものとし、選任の対象候補から除外します。(1) 当社グループ関係者① 当社又はその子会社(以下「当社グループ」という)の業務執行取締役、執行役員、監査等委員、監査役、その他の使用人(以下「業務執行取締役等」と総称する)である者② 過去10年間において当社グループの業務執行取締役等であった者(2) 株主関係① 当社の現在の主要株主(議決権所有割合10%以上をいう。以下同じ)② 上記①が企業である場合には、当該企業又はその親会社もしくは重要な子会社(以下「企業等」と総称する)の業務執行取締役等③ 当社が現在主要株主である企業等の業務執行取締役等(3) 取引先関係者以下のいずれかに該当する企業等の業務執行取締役等① 当社グループを主要な取引先とする者(取引先の年間連結総売上高の2%以上が当社グループへの売上である者)② 当社グループの主要な取引先(当社グループが、年間連結総売上収益の2%以上の支払いを行った者) ③ 当社グループから一定額(過去3事業年度の平均で年間1,000万円又は当該組織の平均年間総費用の30%のいずれか大きい額)を超える寄付又は助成を受けている組織(例えば、公益財団法人、公益社団法人、非営利法人等)(4) 人事交流先関係者当社グループから取締役(常勤・非常勤を問わない)を受け入れている企業等の業務執行取締役等(5) 主要借入先関係者当社グループが借り入れを行っている金融機関であって、その借入金残高が当社の連結総資産の2%を超える場合の借入先の企業等の業務執行取締役等(6) 外部専門家等以下のいずれかに該当する者① 現在当社グループの会計監査人または会計参与である公認会計士、または監査法人のパートナーまたは社員② 当社グループの会計監査人または会計参与である公認会計士、または監査法人のパートナーまたは社員であって、当社グループの監査業務を実際に担当していた者③ 上記①②に該当しない弁護士、公認会計士または税理士その他のコンサルタントであって、役員報酬以外に、当社グループから、過去3事業年度の平均で年間1,000万円以上の金銭その他の財産上の利益を得ている者④ 上記①②に該当しない法律事務所、監査法人、税理士法人またはコンサルティング・ファームその他の専門的アドバイザリー・ファームであって、当社グループを主要な取引先とするファーム(過去3事業年度の平均で、その連結総売上高の2%以上が当社グループへの売上であるファーム)のパートナー、アソシエイトまたは社員である者(7) 近親者近親者(配偶者又は二親等内の親族もしくは同居の親族をいう)が上記(1)から(6)までのいずれかに該当する者(8) 過去の該当者過去5年間において上記(2)に該当していた、および、過去3年間において上記(3)から(6)までのいずれかに該当していた者(9) その他上記(1)から(8)には該当しないが、それ以外の事情により、実質的な利益相反が生じるおそれがある者 ③ 社外取締役による監督又は監査と内部監査、監査等委員会監査及び会計監査との相互連携並びに内部統制部門との関係社外取締役は、取締役会への出席を通じて、定期的に内部監査部から内部監査の報告、リスクマネジメント部から内部統制システムの整備及び運用状況の報告を受け、各々の専門的見地から意見交換をすることで、経営に対する監督機能を発揮しております。加えて、監査等委員である社外取締役は、常勤監査等委員と緊密に情報共有するとともに、代表取締役、内部監査部、会計監査人と適宜及び定期的に会合・意見交換を実施し、相互連携の強化及び監査・監督機能の向上に努めております。

※ 出典: EDINET DB API より取得した有価証券報告書(2026年度)。 全文は 金融庁 EDINET でご確認ください。