大塚ホールディングス株式会社 4578

医薬品 IFRS 健全性: S (100点)

データ取得日: 2026-06-13 | 過去15年分の財務データを掲載

AI 業績サマリー 生成: 2026-05-07 / claude-code-opus-4-6
大塚ホールディングス株式会社は医薬品セクターの企業で、2025年度の業績は以下の通りだ。売上高は2.5兆円を記録した。営業利益は4794億円を確保した。当期純利益は3632億円を計上した。総資産は4.2兆円規模で事業を展開する。

営業利益率は19.4%で、売上高に対する収益効率を示す。前期比では売上高+6.0%と増収となった。営業利益は前期比+48.2%の変化だ。営業キャッシュフローは4036億円のプラスを確保しており、本業からの資金創出力がある。

自己資本比率は72.3%と高水準で、財務基盤は安定している。総資産4.2兆円のうち3.0兆円を自己資本でまかなっている。ROEは12.0%で、株主資本に対する収益効率を示す。総資産利益率(ROA)は8.7%。

大塚ホールディングス株式会社は医薬品分野で売上2.5兆円、営業利益4794億円、純利益3632億円の事業規模を持つ。収益基盤の強化と財務健全性の維持が、今後の持続的な成長を支える鍵となる。
English version
大塚ホールディングス株式会社, operating in the Pharmaceuticals sector, reported FY2025 net sales of ¥2.5T and operating income of ¥479.4B, with net income of ¥363.1B. Total assets stood at ¥4.2T. The company files under IFRS.

The operating margin of 19.4% indicates solid profitability. Revenue increased 6.0% year-on-year. Operating cash flow was positive at ¥403.6B.

The equity ratio of 72.3% demonstrates a highly conservative capital structure with minimal reliance on debt. ROE of 12.0% is at a reasonable level. ROA was 8.7%.

大塚ホールディングス株式会社 maintains net sales of ¥2.5T and total assets of ¥4.2T as of FY2025, positioning itself as a player in Japan's Pharmaceuticals sector.

※ EDINET DB API が生成・提供する AI要約です。投資判断は必ず一次情報(有価証券報告書・決算短信)をご確認ください。

業績推移

業績予想 当期通期予想(2026-04-28 発表)

項目 予想値 直近通期実績(2025年度) 増減
売上高 25,200億円 24,689億円 +2.1%
営業利益 3,600億円 4,794億円 -24.9%
純利益 2,650億円 3,632億円 -27.0%
EPS 504.94円 685.06円 -26.3%
1株配当 (DPS) 70.00円 140.00円 -50.0%
予想PER* 17.6倍 13.0倍 (実績)
予想配当利回り* 0.79% 1.57% (実績)

※ 業績予想は企業発表値です。四半期決算時点の通期見通しのため、期中で修正される可能性があります。 * 印は当サイトが PBR×BPS から推定した株価をもとに独自計算した参考指標です。

財務指標(2025年度)

主要指標

ROE 12.6%
PER 13.0倍
PBR 1.55倍
配当利回り 1.57%
配当性向 20.4%

収益性

ROA 8.7%
売上総利益率 71.7%
営業利益率 19.4%
純利益率 14.7%

成長性

前年比 3Y CAGR 5Y CAGR
売上高 +6.0% +12.4% +11.7%
営業利益 +48.1%
純利益 +5.8% +39.5%
EPS +8.1% +40.5%

安全性

自己資本比率 72.3%
流動比率 216.5%
D/Eレシオ 0.08倍

派生指標 参考

時価総額* 47,018億円
ネットキャッシュ* 3,067億円
Net Debt/EBITDA* -0.51倍
EV/EBITDA* 7.4倍
FCFマージン* 9.8%
DOE* 2.44%

* 印は当サイトが EDINET から取得した財務データをもとに独自に計算した参考指標です。 EDINETから直接取得した数値ではないため、実際の市場値や各種データソースの公表値と乖離する場合があります。 投資判断は必ず一次情報をご確認ください。

業種比較 業種: 医薬品 日経225内同業 9社

指標 自社 日経225 同業平均
(9社)
EDINET 全体平均
(81社)
同業平均との偏差
ROE 12.6% 11.3% 5.3% +1.32pt
PER 13.0倍 27.9倍 -14.87
PBR 1.55倍 2.33倍 -0.78
配当利回り 1.57% 3.03% -1.46pt
配当性向 20.4% 61.2% -40.74pt
ROA 8.7% 6.8% +1.90pt
売上総利益率 71.7% 75.3% -3.61pt
営業利益率 19.4% 18.0% -78.5% +1.41pt
純利益率 14.7% 14.9% -0.19pt

※「日経225 同業平均」は当サイトで日経225採用銘柄から自前集計した値。 「EDINET 全体平均」は EDINET DB API が返す上場企業全体(中小・赤字含む)の平均で、ROE と営業利益率のみ提供されます。 偏差はパーセンテージポイント(pt)または倍率差。

キャッシュフロー(2025年度)

営業CF 4,036億円
投資CF ▲1,616億円
財務CF ▲1,373億円
設備投資 2,923億円
現金等残高 5,346億円
年度 営業CF 投資CF 財務CF フリーCF 設備投資 現金等残高
2025 4,036億円 ▲1,616億円 ▲1,373億円 2,420億円 2,923億円 5,346億円
2024 3,546億円 ▲2,658億円 ▲1,894億円 888億円 3,273億円 4,262億円
2023 2,832億円 ▲1,905億円 ▲603億円 927億円 2,110億円 5,133億円
2022 2,118億円 ▲816億円 ▲955億円 1,303億円 1,393億円 4,716億円
2021 2,289億円 ▲953億円 ▲958億円 1,336億円 1,441億円 4,107億円
2020 2,328億円 ▲999億円 ▲1,049億円 1,330億円 1,228億円 3,569億円
2019 1,926億円 ▲523億円 ▲893億円 1,404億円 871億円 3,340億円
2018 1,358億円 ▲933億円 ▲892億円 425億円 2,850億円
2017 1,028億円 ▲401億円 ▲945億円 628億円 3,366億円
2016 1,420億円 ▲1,351億円 ▲931億円 69億円 3,699億円
2015 2,579億円 ▲4,226億円 1,750億円 ▲1,647億円 4,606億円
2014 885億円 ▲287億円 ▲360億円 599億円 4,591億円
2013 2,265億円 ▲1,085億円 ▲667億円 1,179億円 4,175億円
2012 1,193億円 ▲912億円 ▲719億円 281億円 3,476億円
2011 1,476億円 ▲1,076億円 ▲411億円 400億円 3,842億円

※ フリーCF = 営業CF + 投資CF(投資CFは通常マイナス)。設備投資額は絶対値で表示。

損益計算書(2025年度)

項目 金額 売上比
売上高 24,689億円 100.0%
売上原価 6,991億円 28.3%
売上総利益 17,698億円 71.7%
販管費 10,045億円 40.7%
営業利益 4,794億円 19.4%
経常利益 842億円 3.4%
純利益 3,632億円 14.7%

※ 会計基準: IFRS / 有報提出日: 2026-03-26 10:13。 売上原価・売上総利益・販管費が「—」の項目は EDINET に該当データが無いことを示します(金融・通信・IFRS企業など)。

貸借対照表(2025年度)

項目 金額 総資産比
資産
総資産 41,976億円 100.0%
現金等 5,346億円 12.7%
その他資産 36,629億円 87.3%
負債・純資産
総負債 11,641億円 27.7%
有利子負債 2,280億円 5.4%
その他負債 9,361億円 22.3%
純資産 30,334億円 72.3%
自己資本 30,334億円 72.3%
うち利益剰余金 22,057億円 52.5%

※「その他資産」「その他負債」は EDINET 取得値から計算で算出(その他資産 = 総資産 − 現金等、その他負債 = 総負債 − 有利子負債)。 利益剰余金は自己資本に含まれる内訳項目です。 総資産 = 総負債 + 純資産 が成立しない場合はデータの整合性をご確認ください。

事業規模・コスト構造(2025年度)

従業員数 37,758人 1人当たり売上 65百万円
研究開発費 3,528億円 売上比 14.29%
減価償却費 1,162億円 売上比 4.71%

※「1人当たり売上」「売上比%」はサイト内で計算した派生指標です。 研究開発費は製造業以外では非開示の場合があります(サービス業・金融業など)。

信用評価履歴 EDINET DB スコア(過去15年分)

健全性スコア (2025年度) 100点 ランク S
業種ベンチマーク 強みが多いが、一部改善の余地がある 強み 4項目 / 弱み 1項目
直近の評価コメントを見る (2025年度)

信用評価

自己資本比率 72.3%。財務基盤は非常に堅い

投資評価

PER 13.0倍で割安圏。いくつかの懸念材料あり

※ EDINET DB API が独自の指標と業種ベンチマークから算出するスコア・ランク・コメントです。 S = 90点以上 / A = 75-89点 / B = 60-74点 / C/D = それ未満。

直近の決算短信

開示日時タイトル区分売上高前年比 営業利益前年比 純利益前年比EPS PDF
2026-04-28 13:30 Q1 6,303億円 +8.2% 1,263億円 +1.5% 983億円 +15.7% 186.3 PDF
2026-03-01 2025年12月期 決算短信〔IFRS〕(連結) Q4 24,689億円 +6.0% 4,794億円 +48.2% 3,632億円 +5.8% 685.1 PDF
2026-02-13 13:30 2025年12月期 決算短信〔IFRS〕(連結) Q4 24,689億円 +6.0% 4,794億円 +48.2% 3,632億円 +5.8% 685.1 PDF
2025-11-14 2025年12月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結) Q3 18,187億円 +5.1% 4,074億円 +56.1% 2,977億円 +55.3% 560.8 PDF
2025-08-14 2025年12月期 第2四半期(中間期)決算短信〔IFRS〕(連結) Q2 11,808億円 +6.5% 2,421億円 +91.7% 1,735億円 +61.0% 326.1 PDF
業績概況・今後の見通し(2026-04-28 発表分) 約1,097字
当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、経常的な収益力を示す指標として事業利益を採用しております。事業利益とは、売上収益から売上原価、販売費及び一般管理費並びに研究開発費を控除した額に持分法による投資損益を加減算した額であります。大塚グループは、健康に関する未充足あるいは潜在的なニーズや課題を見出し、その解決に向け、新たな健康観や行動変容を社会に提案しています。人々の健康ニーズが、身体的、精神的な側面から、社会的にも満たされた状態であるWell-beingへと進化するなか、疾患の治療から診断、予防、健康維持・増進に至るまで、健康を支える幅広い事業領域の製品・サービスの創出・提供に留まらず、日々の暮らしにおける新たな選択肢や適切な情報の提供、地域との共創等にも取り組み、一人ひとりの健康、そしてその先にあるその人らしい“生き方”に寄り添う価値を届ける企業を目指しています。当第1四半期連結累計期間の売上収益は、すべての事業セグメントで増収となり、630,342百万円(前年同四半期比8.2%増)となりました。主な要因は、医療関連事業において、第4次中期経営計画の成長ドライバーとして位置付けた抗精神病薬「レキサルティ」、抗悪性腫瘍剤「ロンサーフ」の『コア2』製品に加え、持続性注射剤「エビリファイ メンテナ/エビリファイ アシムトファイ」、2025年に上市した抗APRIL抗体「ボイザクト(一般名:シベプレンリマブ)」及びロイヤリティ収入の増加、並びに2025年5月より米国で輸液事業を新たに開始したこと等によるものです。また、ニュートラシューティカルズ関連事業においても、成長ドライバーとして設定した3つの社会課題別カテゴリー全てが成長したことから売上収益は増加しました。研究開発費投資前事業利益は、205,120百万円(同1.9%増)となりました。主な要因は、売上収益の増加に伴う売上総利益の増加等です。研究開発費は、82,101百万円(同4.7%増)となりました。開発品目では『ネクスト8』製品である、新規抗精神病薬ウロタロント、血液がんの治療薬として開発中のASTX030に加え、フェニルケトン尿症治療薬として開発中のrepinatrabit等の開発費が増加しました。順調な売上成長により、事業利益は123,019百万円(同0.1%増)と増益となりました。営業利益は事業利益の増加に伴い126,287百万円(同1.5%増)となりました。なお、四半期利益は99,295百万円(同15.5%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は98,348百万円(同15.7%増)となりました。

出典: 決算短信PDF(外部リンク)

大量保有報告書(5%超の株主)

報告日 提出者(グループ) 個別保有者 保有割合
個別 / 合計
株数 保有目的 種別
2026-03-05 野村證券株式会社 (同左) 0.18%
計 5.03%
97万株 証券業務に係る商品在庫、及び累積投資業務の運営目的として保有している。 新規
2026-03-05 野村證券株式会社 ノムラ インターナショナル ピーエルシー(NOMURA INTERNATIONAL PLC) -0.01%
計 5.03%
-40,762株 証券業務に係わる商品在庫として保有している。 新規
2026-03-05 野村證券株式会社 野村アセットマネジメント株式会社 4.86%
計 5.03%
2,638万株 信託財産の運用として保有している。 新規
2026-03-05 野村證券株式会社 (同左) 0.18%
計 5.03%
97万株 証券業務に係る商品在庫、及び累積投資業務の運営目的として保有している。 新規
2026-03-05 野村證券株式会社 ノムラ インターナショナル ピーエルシー(NOMURA INTERNATIONAL PLC) -0.01%
計 5.03%
-40,762株 証券業務に係わる商品在庫として保有している。 新規
2026-03-05 野村證券株式会社 野村アセットマネジメント株式会社 4.86%
計 5.03%
2,638万株 信託財産の運用として保有している。 新規
2026-03-05 野村證券株式会社 (同左) 0.18%
計 5.03%
97万株 証券業務に係る商品在庫、及び累積投資業務の運営目的として保有している。 新規
2026-03-05 野村證券株式会社 ノムラ インターナショナル ピーエルシー(NOMURA INTERNATIONAL PLC) -0.01%
計 5.03%
-40,762株 証券業務に係わる商品在庫として保有している。 新規
2026-03-05 野村證券株式会社 野村アセットマネジメント株式会社 4.86%
計 5.03%
2,638万株 信託財産の運用として保有している。 新規
2025-12-02 野村アセットマネジメント株式会社 野村證券株式会社 0.09%
計 4.96%
49万株 証券業務に係る商品在庫、及び累積投資業務の運営目的として保有している。 変更

※「個別保有者」が「(同左)」の行は提出者本人による保有。複数行が同じ提出者なら共同保有グループの内訳を表します。 保有目的が長い場合は冒頭40字のみ表示し、ホバーで全文表示します。

財務データ推移

年度売上高営業利益純利益 総資産純資産EPS配当
2025 24,689億円 4,794億円 3,632億円 41,976億円 30,334億円 685.1 140.0
2024 23,299億円 3,236億円 3,431億円 37,393億円 27,336億円 633.8 120.0
2023 20,186億円 1,396億円 1,216億円 33,612億円 23,937億円 224.1 110.0
2022 17,380億円 1,503億円 1,339億円 31,026億円 22,253億円 247.0 100.0
2021 14,983億円 1,545億円 1,255億円 28,209億円 20,110億円 231.3 100.0
2020 14,228億円 1,986億円 1,481億円 26,278億円 18,524億円 273.2 100.0
2019 13,962億円 1,766億円 1,272億円 25,813億円 17,663億円 234.6 100.0
2018 12,920億円 1,083億円 825億円 24,774億円 17,045億円 152.2 100.0
2017 12,400億円 1,125億円 24,803億円 17,933億円 207.6 100.0
2016 11,955億円 926億円 24,783億円 17,105億円 170.8 100.0
2015 14,274億円 1,518億円 1,020億円 25,753億円 16,985億円 188.2 100.0
2014 12,243億円 1,965億円 1,431億円 22,387億円 16,530億円 264.2 75.0
2013 14,528億円 1,510億円 20,284億円 15,108億円 278.1 65.0
2012 12,181億円 1,224億円 17,792億円 13,251億円 221.9 58.0
2011 11,546億円 922億円 16,668億円 12,228億円 165.2 45.0

事業の状況(有価証券報告書より)

最新の有価証券報告書から、事業内容・リスク・経営方針・経営成績の概況を掲載します。各セクションをクリックして展開してください。

沿革 FY2025 / 約1,320字
2【沿革】2008年6月7日大塚製薬㈱の取締役会において、株式移転による当社設立を決議し、株式移転計画を作成2008年6月25日大塚製薬㈱の定時株主総会において、株式移転による当社設立を承認2008年7月8日株式移転により当社設立2008年10月1日吸収分割により、大塚製薬㈱の株式管理事業の一部を承継2008年10月31日株式交換により、㈱大塚製薬工場を完全子会社化2008年11月1日吸収分割により、㈱大塚製薬工場及び大塚倉庫㈱の株式管理事業の一部を承継2009年1月1日株式交換により、大鵬薬品工業㈱を完全子会社化2009年2月13日当社完全子会社の大塚製薬㈱がニュートリション エ サンテ SASを買収2009年3月27日大塚化学ホールディングス㈱による第三者割当増資を引き受け、同社を子会社化2009年6月30日当社の子会社である大塚化学ホールディングス㈱が、同社を存続会社とし、大塚化学㈱を消滅会社とする吸収合併を実施。また、大塚化学ホールディングス㈱を大塚化学㈱に商号変更2009年7月1日株式交換により、大塚化学㈱(2009年6月30日に大塚化学ホールディングス㈱より商号変更)を完全子会社化2009年8月1日吸収分割により、大塚化学㈱(2009年6月30日に大塚化学ホールディングス㈱より商号変更)の株式管理事業の一部を承継2010年1月1日当社の子会社である大塚食品㈱が、同社を存続会社とし、大塚ベバレジ㈱を消滅会社とする吸収合併を実施2010年12月15日東京証券取引所市場第一部上場2013年10月11日当社完全子会社の大塚製薬㈱が大塚アメリカ Inc.を通じて、米国アステックスファーマシューティカルズ Inc.を買収2015年1月13日当社完全子会社の大塚製薬㈱が大塚アメリカ Inc.を通じて、米国アバニアファーマシューティカルズ Inc.を買収2017年8月31日当社完全子会社の大塚製薬㈱が設立したカナダにおける買収目的子会社を通じて、デイヤフーズ Inc.を買収2018年6月29日当社が買収オプションを行使し、リコーメディカル Inc.を完全子会社化2018年8月31日当社完全子会社の大塚製薬㈱が大塚アメリカ Inc.を通じて、米国ビステラ Inc.を買収2022年4月4日東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行2023年11月30日当社連結子会社であるファーマバイト LLCがボナファイドヘルス LLCを買収2024年9月19日当社完全子会社の大塚製薬㈱が大塚アメリカ Inc.を通じて、ジュナナセラピューティクス Inc.を買収2025年3月31日当社完全子会社である大鵬薬品工業㈱がAraris Biotech AGを買収2025年5月1日当社完全子会社である㈱大塚製薬工場の米国子会社Otsuka Pharmaceutical Factory America, Inc.が、ICU Medical, Inc.が新設した輸液事業会社の持分の60%を取得するとともに、新設会社の社名をOtsuka ICU Medical LLCに変更し、子会社化
配当政策 FY2025 / 約600字
3【配当政策】 当社は、株主に対する利益の還元を経営上の重要な施策の一つとして位置づけており、将来における企業成長と経営環境の変化に対応するために必要な内部留保資金を確保しつつ、利益の成長に応じた株主の利益還元を継続的に行うことを基本方針としております。 当社は、中間配当と期末配当の年2回の剰余金の配当を行うことを基本方針としております。 当社は、取締役会の決議により、毎年6月30日を基準日として中間配当を行うことができる旨を定款に定めております。また、剰余金の配当等会社法第459条第1項各号に定める事項については、法令に別段の定めがある場合を除き、株主総会の決議によらずに取締役会の決議によって定める旨を定款に定めております。当期の配当金につきましては、連結業績や今後の業績見通し、フリー・キャッシュ・フローなどを総合的に勘案した上で、期末配当を1株につき70円とし、中間配当(70円)とあわせて1株につき140円の配当を実施することを決定しました。この結果、連結配当性向は、20.4%となりました。 内部留保資金につきましては、研究開発、設備投資に投入することにより、企業価値の向上を図り、株主の利益還元の寄与に努めてまいります。 決議年月日配当金の総額(百万円)1株当たり配当額(円)2025年7月31日36,96970.0取締役会決議2026年2月13日36,96970.0取締役会決議
監査の状況 FY2025 / 約6,366字
(3)【監査の状況】① 監査役監査の状況イ.組織体制・人員 当社は監査役会設置会社であり、監査役会は、本報告書提出日現在、常勤監査役1名と非常勤監査役3名(うち、社外監査役3名)により構成されております。監査役会議長は常勤監査役 鳥羽洋三が務めており、更に法律もしくは会計に高度な専門性を有するなど企業経営に関する高い見識を有する非常勤監査役3名の体制で監査を実施しております。 なお、当社は、2026年3月27日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として、「監査役4名選任の件」を提案しており、当該議案が承認可決されますと、監査役会は引き続き4名の監査役(うち3名は社外監査役)で構成されることになります。 [各監査役の経験及び能力] 役職名氏名経験及び能力常勤監査役鳥羽 洋三経理・財務、IT部門で要職を歴任し、財務及び会計に関する相当程度の知見、かつ海外現地法人のマネジメントやグループ経営についての豊富な経験を活かした幅広い視野と高い知見を有しております。社外監査役菅原 洋公認会計士としての専門性に加え、医薬品事業に対する深い知見や企業経営等多くの事業経験と高い知見を有しております。社外監査役大澤 加奈子弁護士としての専門性とその業務を通じた海外企業との交渉等、豊富な経験と高い知見を有しております。社外監査役辻 さちえ公認会計士としての専門性を有し、内部統制、内部監査、リスクマネジメントの業務に精通しており、高い知見を有しております。  なお、監査役の監査機能強化を図るため、監査役の職務を補助するものとして、監査役室を設置し、監査役会の招集事務及び監査役の業務補助を取締役の指揮系統から独立して実施しています。 ロ.監査役の活動状況 監査役は、取締役会に出席して意見を述べ、取締役の職務執行における経営の適法性・健全性の監査を実施し、監査役会を月次に又は必要に応じて随時開催し、個々の監査役の監査活動の報告・意見交換及び情報交換を行い、監査の有効性・効率性を高めることに努めております。 [監査役会・取締役会への出席状況] 当事業年度における各監査役の出席状況は次のとおりであります。 役職名氏名当事業年度の出席数/開催数(出席率)監査役会取締役会常勤監査役鳥羽 洋三15回/15回(100%)13回/13回(100%)社外監査役菅原 洋15回/15回(100%)13回/13回(100%)社外監査役大澤 加奈子15回/15回(100%)13回/13回(100%)社外監査役辻 さちえ15回/15回(100%)13回/13回(100%) [監査の基本方針] 監査役は、経営計画、経営上・業務運営上のリスク、内部統制の整備・運用状況等を把握し、経営環境を踏まえ、事業を通じたサステナブル社会の実現に向けた取り組みが、組織的に適切に推進されているかどうかを監査しております。また、国際関係の変動や価値観の急激な変化とリスクに迅速に対応し得る体制が構築されているかどうか、これらを受けての経営課題への対応状況、更には、企業不祥事及び会社に著しい損害を及ぼす事象の発生防止に向け、活動しております。 当事業年度は、ウェブ会議システム活用によるヒアリング・意見交換を併用しながら、国内・海外の重要拠点に対して往査を実施し、各拠点における経営課題への対応状況等についてモニタリングいたしました。 [監査役会における共有・検討事項] 当事業年度の監査役会において、決議事項11件の他、協議・報告など監査役間の意見交換がなされております。 主な共有・検討事項(決議・審議事項)・監査方針・重点監査項目・監査計画及び業務分担の件・監査役会監査報告について・会計監査人の評価、選任(不再任・選任)について・会計監査人の報酬等の同意に関する件・監査役関連規程の一部改定の件 等 (報告事項)・監査活動の報告(月次)・国内・海外往査報告(随時)・主要事業会社の監査方針・監査計画及び監査の状況について・内部監査部からの報告・内部統制部からの報告・会計監査人からの報告・会計監査人又はネットワーク・ファームによる非保証業務の事前了解に関する手続き [常勤監査役の主な活動] 常勤監査役は監査役会議長を務めるほか、社外監査役による往査その他の監査活動において、各監査役の専門的知見が十分に発揮されるよう、関係部署からの情報収集及び必要な社内支援の提供に努めております。 主要事業会社の監査役からは報告を聴取し連携を図ると共に、内部監査部門の指摘事項に対する改善の推進を支援、コンプライアンス・ガバナンス・リスクマネジメント・内部通報制度の運用等について更なる高度化を促しております。 また、国内外のグループ全体の状況を把握することに努め、それらの結果を社外監査役・社外取締役に共有するなど、情報提供に取り組んでおります。 [社外監査役・常勤監査役の主な活動](主要事業会社監査役との連携の状況) 監査役は、傘下の主要事業会社の常勤監査役との間で、グループ監査役会を四半期毎に開催し、当社監査役会の監査の基本方針や重点監査項目を共有するとともに、リスクマネジメント上の重要テーマ・会計監査人とのコミュニケーション・グループのサステナビリティへの取り組み状況等について情報交換を行っております。 また、当社の社外監査役がそれぞれの知見を活かし、社会の動向を踏まえたテーマにより解説を行う機会を設けるなど、グループ全体の監査の更なる質的向上を図っております。 期中においては、当社の監査役と主要事業会社の監査役とは、必要に応じて共同で往査を実施するなど、効率的な情報収集と監査活動に努めております。加えて、監査役は、主要事業会社の監査役との個別の意見交換を実施し、個社の課題や往査の状況を共有できる体制を構築し、連携の強化を図っております。 (社外取締役との連携の状況) 監査役は、社外取締役との意見交換会を主催し、四半期毎に意見交換を実施しております。また、その中で、会計監査人・社外取締役・監査役の三者による意見交換や主要事業会社の代表取締役・取締役との意見交換を実施しております。常勤監査役からは、大塚グループリスクマネジメント研修・グループ監査役会の報告等を行い、社外取締役との情報の共有を図っております。当事業年度における社外監査役・常勤監査役の具体的な活動は、次のとおりであります。 社外監査役 菅原 洋社外監査役 大澤 加奈子社外監査役 辻 さちえ常勤監査役 鳥羽 洋三の主な活動(重要会議等出席)・取締役会に出席し、議事運営・決議内容等を監査し、必要に応じて意見表明・大塚グループリスクマネジメント研修出席 (ヒアリング・意見交換)・代表取締役と適時に意見交換を実施するとともに、期末に意見交換会を開催・取締役と意見交換、執行役員・部長への監査・ヒアリングを実施・社外取締役・監査役意見交換会に出席(当事業年度は4回開催)・主要事業会社常勤監査役・監査役との意見交換・国内、海外グループ会社への往査 (各部門との連携・報告聴取・情報収集)・社外役員事業説明会に出席し、執行部門から報告を聴取・内部監査部から、月次で書面報告を受け必要に応じて意見交換、監査役会等において半期毎に内部監査計画・監査体制・監査結果の報告を聴取、必要に応じて意見表明・内部統制部から、監査役会等において半期毎に報告を聴取し、必要に応じて意見表明・内部通報制度の運用及び状況報告を聴取・財務会計部門から適時に報告を聴取し、必要に応じて意見表明 (事業会社との連携・情報収集)・国内主要事業会社の重要会議・報告会等に出席・国内外グループ会社の経営幹部に対する監査・ヒアリングを実施、意見表明・海外・国内往査、及び個社の監査役との意見交換会において、課題を聴取し、公認会計士・弁護士等の知見を活かした専門的な視点から助言を行っております。・主要事業会社とのグループ監査役会において、社外監査役の専門的知見を活かした講演等を実施するなど、グループ全体の監査の質的向上を推進しております。 (重要な書類等の閲覧)・重要な会議の資料及び取締役会議事録等の閲覧・稟議書の閲覧 (会計監査人との連携)・会計監査人より年度監査計画・年度監査の実施状況・期中レビュー結果概要・期末監査結果概要・内部統制監査(J-SOX)の結果等について説明・報告を受け意見交換を実施、監査上の主要な検討事項(KAM)に関する説明を受け意見交換 ・監査及び期中レビュー計画概要説明・年度監査の実施状況等の報告(第1四半期)・期中レビュー結果概要報告(第2四半期)・年度監査の実施状況等の報告(第3四半期)・期末監査に向けた留意事項説明・翌事業年度の監査及び期中レビュー計画概要説明(監査報酬及び監査計画時間等)・KAM(監査上の主要な検討事項)に関するディスカッション・会社法監査結果報告(期末)・金融商品取引法監査結果報告(内部統制監査報告含む)5月5月8月11月11月11月 12月2026年2月2026年3月・当社グループ海外法人の会計監査人との面談・意見交換(会計監査人・監査役・社外取締役)随時7月(年1回) (その他)・会計監査人又はネットワーク・ファームによる非保証業務の事前了解に関する手続 ② 内部監査の状況イ.組織、人員及び手続 内部監査部門として社長直轄の内部監査部(本報告書提出日現在8名)を設置し、当社及び当社の関係会社の財産及び業務全般に対して適正かつ効率的な業務執行がなされているかについて、「内部監査規程」に基づく監査を実施し、取締役会、社長及び監査役に定期的に報告を行っております。改善の必要性が指摘された場合には改善勧告を行い、その後の実施状況を確認し職務執行の適正化を図っております。 なお、当社及び当社の関係会社の財務報告に係る内部統制への対応については内部統制部を設置し、内部監査部との連携により、運用状況の継続的モニタリングを行い、内部統制の経営者評価が確実に実施できる体制を整えております。また、横断的なリスク管理体制及びコンプライアンス体制の構築を図るとともに、内部監査部・会計監査人とも連携し業務の適正化を確保しております。 ロ.内部監査、監査役監査及び会計監査の相互連携並びにこれらの監査と内部統制部門との関係 内部監査部は、定例の監査役会等において、監査計画・監査の進捗と結果の報告、意見交換を行うとともに、必要に応じて、適時に連携を図っております。また、月次で監査報告書を書面で提出し、情報を共有しております。 内部監査部と会計監査人は、四半期ごとの定期的な打合せ・意見交換に加え、必要に応じて随時に打合せ・意見交換を実施しております。 内部統制部においても、定例の監査役会等において報告を行っており、両部署と監査役とは相互に緊密に連携を図っております。 ハ.内部監査の実効性を確保するための取り組み 当社傘下の主要事業会社にも内部監査組織を設置しており、当社グループ全体で69名(国内57名、海外12名、兼任含む)の監査要員を擁し、網羅的に効果的な監査を可能とする体制の整備が進められています。併せて、当社主導により、各事業会社の監査計画の調整、指摘事項の改善進捗管理、リスクの高い領域を対象とした共同監査、監査要員の勉強会の開催、データ分析ツールの導入などが行われており、グループ全体として一体感のある監査業務運営が行われています。 ③ 会計監査の状況イ.監査法人の名称有限責任 あずさ監査法人ロ. 継続監査期間5年間ハ. 業務を執行した公認会計士の氏名川瀬 洋人鈴木 専行松尾 洋孝ニ. 監査業務に係る補助者の構成当社の会計監査業務に係る補助者は、公認会計士22名、その他67名です。ホ.会計監査人の選定方針と理由 監査役会は、会計監査人の職務の執行に支障がある場合等、その必要があると判断した場合は、会計監査人の解任又は不再任に関する議案を決定し、取締役会は当該決定に基づき株主総会の会議の目的とすることとしております。 また、監査役会は、会計監査人が会社法第340条第1項各号に定める項目に該当すると認められ、改善する見込みがないと判断した場合は、監査役全員の同意に基づき、会計監査人を解任します。この場合、監査役会が選定した監査役は、解任後最初に招集される株主総会におきまして、会計監査人を解任した旨と解任の理由を報告することとしております。 今後も決定にあたっては、上記評価方針に加え継続監査期間等も考慮し、評価を継続して参ります。 へ.監査役及び監査役会による監査法人の評価 当社の監査役会は、「外部会計監査人選解任(再任・不再任)及び評価のための基準」を策定しており、会計監査人としての基本的要件、国内外の組織体制やガバナンス及び連携の状況、国内外の監査実施体制、監査品質管理体制と運用の状況、及びグループの連結ベースの監査費用の合理性と決定プロセス等の項目を評価し、総合的に判断しております。④ 監査報酬の内容等イ.監査公認会計士等に対する報酬の内容区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)提出会社131121304連結子会社309-331-計440124624 前連結会計年度における非監査業務の内容は、サステナブル調達に関する体制構築支援業務及び社債発行に伴うコンフォートレター作成業務であります。 当連結会計年度における非監査業務の内容は、社債発行に伴うコンフォートレター作成業務であります。 ロ.監査公認会計士等と同一のネットワーク(KPMGのメンバーファーム)に対する報酬(イ.を除く)区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)提出会社-11-11連結子会社878881,01099計8781001,010111 前連結会計年度の当社における非監査業務の内容は、環境パフォーマンス指標の保証業務であります。また、連結子会社における非監査業務の内容は、税務に係る助言業務等であります。 当連結会計年度の当社における非監査業務の内容は、環境パフォーマンス指標の保証業務であります。また、連結子会社における非監査業務の内容は、外部環境調査及び方針資料作成等であります。 ハ.その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容 該当事項はありません。 ニ.監査報酬の決定方針及び監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由・監査報酬の決定方針 当社は、会計監査人の監査報酬の決定に当たり、前年度実績、同業他社・同規模会社との比較、監査業務及び監査時間の妥当性の検証を実施し、監査の質及び監査内容が合理的かつ適正なものであるかを検討した上で、監査役会の同意を得て決定いたします。・監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由 当社の監査役会は、会計監査人の報酬等の決定に当たり、監査計画や監査実施状況を踏まえ、監査品質の維持・向上と監査の効率的な実施の両立の観点から、会計監査人の監査計画の内容、会計監査の職務遂行状況及び報酬見積もりの算出根拠等が適切であるかどうかについて必要な検証を行った上で、会計監査人の報酬等の額について会社法第399条第1項の同意の判断をいたしました。
設備の概要 FY2025 / 約640字
1【設備投資等の概要】 当連結会計年度中の設備投資金額(のれん及び無形資産への投資を含む)は292,287百万円であります。これらの資金調達につきましては、自己資金及び借入金にて充当いたしました。セグメント別の設備投資は次のとおりであります。<医療関連事業> 主な設備投資としましては、アラリス社及び大塚ICUメディカル社の子会社化、当社グループの事務・生産・研究設備の建設がありました。設備投資金額(のれん及び無形資産への投資を含む)は221,675百万円であります。 <ニュートラシューティカルズ関連事業> 主な設備投資としましては、ファーマバイト社のサプリメント新工場、及びベトナム、中国、ナイジェリア、インドでのポカリスエット新工場の生産設備のほか、既存設備の更新等となっております。設備投資金額(のれん及び無形資産への投資を含む)は38,905百万円であります。 <消費者関連事業> 主な設備投資としましては、既存設備の更新等となっております。設備投資金額(のれん及び無形資産への投資を含む)は5,103百万円であります。 <その他の事業> 主な設備投資としましては、既存設備の更新等となっております。設備投資金額(のれん及び無形資産への投資を含む)は17,564百万円であります。 <全社共通> 主な設備投資としましては、当社グループの事務設備のほか、ソフトウエアの更新等となっております。設備投資金額(のれん及び無形資産への投資を含む)は9,037百万円であります。
従業員の状況 FY2025 / 約1,949字
5【従業員の状況】(1) 連結会社の状況 2025年12月31日現在セグメントの名称従業員数(名)医療関連事業22,897(1,925)ニュートラシューティカルズ関連事業9,625(2,231)消費者関連事業590(107)その他の事業3,143(538)報告セグメント計36,255(4,801)全社(共通)1,503(474)合計37,758(5,275)(注)1.従業員は就業人員であります。2.従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員であります。3.全社(共通)として記載されている従業員数は、管理部門に所属しているものであります。 (2) 提出会社の状況 2025年12月31日現在従業員数(名)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(円)224(33)46.93.310,004,876 セグメントの名称従業員数(名)全社(共通)224(33)合計224(33)(注)1.従業員は就業人員であります。2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。3.従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員であります。4.全社(共通)として記載されている従業員数は、管理部門に所属しているものであります。 (3) 労働組合の状況 当社には労働組合はありません。なお、連結会社と従業員の関係は安定しております。 (4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異① 提出会社当事業年度管理職に占める女性労働者の割合(%)注)1男性労働者の育児休業取得率(%)(注)2労働者の男女の賃金の差異(%)(注)1、3全労働者正規雇用非正規雇用23.6100.067.882.556.7(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。2025年12月31日時点の数値を記載しております。2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。なお、法定及び当社独自で制定している法定を上回る制度による育児休業を対象としており、2025年度(2025年1月1日~12月31日)中に育児休業を取得した男性従業員数÷2025年度中に育児休業を取得する権利を有していた男性従業員数(2025年1月1日~2025年12月31日に配偶者が出産した男性従業員数)として算出しております。3.休職者を含んでおります。2025年12月31日時点の数値を記載しております。 ② 連結子会社当事業年度名称管理職に占める女性労働者の割合(%) (注)1、4男性労働者の育児休業取得率 (%) (注)2労働者の男女の賃金の差異(%)(注)1、3、4全労働者正規雇用非正規雇用大塚製薬㈱13.686.479.682.464.2㈱大塚製薬工場9.173.484.285.867.3大鵬薬品工業㈱13.995.579.078.066.8大塚倉庫㈱14.325.076.487.370.9大塚化学㈱11.8140.095.395.992.0大塚食品㈱7.560.087.181.285.7大塚メディカルデバイス㈱13.5100.084.075.966.3(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。2025年12月31日時点の数値を記載しております。2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。なお、法定及び各社独自で制定している法定を上回る制度による育児休業すべてを対象としており、2025年度(2025年1月1日~12月31日)中に育児休業を取得した男性従業員数÷2025年度中に育児休業を取得する権利を有していた男性従業員数(2025年1月1日~2025年12月31日に配偶者が出産した男性従業員数等、各社定義)として算出しております。3.2025年12月31日時点の数値を記載しております。4.連結子会社のうち、主要な連結子会社以外のものについては、「第7 提出会社の参考情報 2 その他の参考情報」に記載しております。
研究開発活動 FY2025 / 約2,505字
6【研究開発活動】 当連結会計年度における研究開発費は、352,838百万円です。 主な研究開発分野及び新製品の開発のセグメント別の状況は、次のとおりです。 (医療関連事業) 当社グループは、「顕在化しているが満たされない医療上のニーズ」をテーマに、精神・神経、がん、循環器・腎、自己免疫領域を重点領域として、研究開発を進めています。 医療関連事業における研究開発費は、334,485百万円です。  当連結会計年度の医療関連事業における研究開発の主な進捗状況は、以下のとおりです。領域開発コード製品名一般名エリア対象・適応症状況*1精神・神経領域OPC-34712レキサルティブレクスピプラゾール米国心的外傷後ストレス障害開発戦略上、開発を中止 EB-1020―センタナファジン日本注意欠如・多動症2025年5月、フェーズⅡ/Ⅲ試験を開始 米国注意欠如・多動症2025年11月、承認申請 米国大うつ病開発戦略上、開発を中止 SEP-363856―ウロタロント日本・米国統合失調症2025年3月、フェーズⅢ試験を開始 日本・中国統合失調症開発戦略上、フェーズⅡ/Ⅲ試験を中止 MSP-2020――欧州未定2025年12月、フェーズⅠ試験を開始がん領域ASTX727INQOVI/INAQOVIdecitabine・cedazuridine米国急性骨髄性白血病2025年7月、承認申請 欧州急性骨髄性白血病2025年11月、承認申請 ASTX029――米国固形がん開発戦略上、Mosaic Therapeutics社に導出 ASTX295――米国固形がん開発戦略上、Mosaic Therapeutics社に導出 ASTX030―azacitidine・cedazuridine米国骨髄異形成症候群、慢性骨髄単球性白血病、急性骨髄性白血病2025年2月、フェーズⅢ試験を開始 TAS-115―pamufetinib日本骨肉腫開発戦略上、開発を中止 日本前立腺がん開発戦略上、開発を中止 TAS1440――米国急性骨髄性白血病開発戦略上、Benz Sciences社に導出 TAS0953―vepafestinib日本がん悪液質2025年10月、フェーズⅡ試験を開始 TAS6417―ジパレルチニブ米国非小細胞肺がん2025年11月、ローリングサブミッション開始 TAS6417+SCC244ハイイータン*2ジパレルチニブ +グマロンチニブ日本非小細胞肺がん2025年6月、フェーズⅠ試験を開始 TAS6417+TAS-116ジェセリ*3ジパレルチニブ +ピミテスピブ日本非小細胞肺がん2025年6月、フェーズⅠ試験を開始がん領域TAS6417+AB680―ジパレルチニブ +quemliclustat日本非小細胞肺がん2025年6月、フェーズⅠ試験を開始 AB122+TAS-115―zimberelimab + pamufetinib日本固形がん開発戦略上、開発を中止 AB680+ABI-007アブラキサン*4quemliclustat+パクリタキセル(アルブミン懸濁型)日本膵管腺がん2025年2月、フェーズⅢ試験を開始循環器・腎領域ETC-1002ネクセトールベムペド酸日本高コレステロール血症、家族性高コレステロール血症2025年9月、承認取得 OPC-131461――日本心性浮腫開発戦略上、フェーズⅡ試験を中止 OPC-61815サムタストルバプタンリン酸エステルナトリウム中国心性浮腫2025年9月、承認取得 PRDS-001Paradise システム超音波式腎デナベーションシステム日本治療抵抗性高血圧症2025年8月、承認取得自己免疫領域VIS649VOYXACTシベプレンリマブ米国IgA腎症2025年11月、承認取得 中国IgA腎症2025年8月、承認申請 米国シェーグレン症候群2025年6月、フェーズⅡ試験を開始 CAN10――未定自己免疫疾患フェーズⅠ試験を実施中 OPF-310――米国1型糖尿病2025年8月、フェーズⅠ/Ⅱ試験を開始その他領域TAS-303――日本腹圧性尿失禁開発戦略上、開発を中止 TAS-115―pamufetinib日本進行性フェノタイプを示す慢性線維化性間質性肺疾患開発戦略上、開発を中止 OPA-15406モイゼルトジファミラスト中国アトピー性皮膚炎2025年8月、承認申請 OPC-167832―quabodepistat米国多剤耐性結核2025年10月、フェーズⅢ試験を開始 OPC-1085ELミケルナカルテオロール・ラタノプラスト中国緑内障、高眼圧症2025年12月、承認申請 OPS-2071――中国過敏性腸症候群開発戦略上、開発を中止 JNT-517―repinatrabit米国フェニルケトン尿症2025年11月、フェーズⅢ試験を開始 EN-P11――日本経腸栄養による栄養管理2025年10月、承認申請*1 米国・欧州における承認申請は、当局へ承認申請、あるいは当局による申請受理を意味します。それ以外の国・地域では当局に承認申請を提出したことを意味します*2 SCC244の製品名*3 TAS-116の製品名*4 ABI-007の製品名 (ニュートラシューティカルズ関連事業) 当事業においては、医療関連事業で培ったノウハウを活かし、人々の健康の維持・増進と社会全体のWell-beingを目指し、社会課題の解決につながる独創的な製品の研究開発に取り組んでいます。 ニュートラシューティカルズ関連事業における研究開発費は、12,319百万円です。 (消費者関連事業) 当事業においては、食品事業、飲料事業を中核とし、生活に身近な食と健康をテーマに革新的な製品の研究開発に取り組んでいます。 消費者関連事業における研究開発費は、630百万円です。 (その他の事業) 当事業においては、独自技術を基盤に、有機、無機の合成技術を主体とした新製品や次世代分野の研究開発を行っています。 その他の事業における研究開発費は、5,403百万円です。
株式の保有状況 FY2025 / 約10,766字
(5)【株式の保有状況】 当社は持株会社として、グループ戦略の立案・決定、グループ経営のモニタリング機能を果たすとともに、グループ会社に対して、各種共通サービスの提供を行っております。 当社及び当社グループが保有する投資株式は政策投資及び業務戦略を目的としており、純投資目的である投資株式は保有しておりません。 ① 投資株式の区分の基準及び考え方(ⅰ)純投資目的である投資株式 専ら株式の価値の変動又は株式に係る配当によって利益を受けることを目的とする株式(ⅱ)純投資目的以外の目的である投資株式 専ら株式の価値の変動又は株式に係る配当によって利益を受けることを目的としない株式であり、中長期的かつ安定的な当社及び当社グループ、ひいては発行会社の持続的企業価値の向上を目的とする政策投資及び業務戦略を目的とする株式 ② 保有方針 当社及び当社グループ会社は、事業上の関係の維持・強化を図ることにより、当社グループの中長期的な企業価値を向上させることを目的として、取引先等の上場会社の株式を保有することがあり、これらを取得する際には、社内規程に基づき取得意義や経済合理性の観点を踏まえて取得是非を判断するとともに、取得後は定期的に保有継続の合理性を検証し、企業価値の向上に寄与しないと判断した場合、保有関係を見直します。 政策保有株式の議決権行使については、原則として投資先企業の取締役会提案議案に賛成します。但し、当社の企業価値の向上に寄与しないおそれがあるなどの場合には、検証の上、合理的に賛否を判断します。 ③ 保有の合理性を検証する方法 当社及び当社グループ会社が保有する投資株式について、毎年、取締役会で個別銘柄毎に経済合理性、定性的保有意義の両面から検証しています。・経済合理性は、個別銘柄毎に、取得価額に対する当社グループの目標資本コストに比べ、配当金・関連取引利益などの関連収益が上回っているか否かを検証しています。・上記に加え定性的保有意義についても確認し、このうち継続して保有するとした銘柄については、投資先との取引関係の維持・強化や共同事業を推進することなどを保有目的としていることを確認しています。 ④ 保有の適否に関する取締役会等における検証の内容 政策保有の継続の適否について、2025年12月末時点の当社及び当社グループ会社が保有する投資株式を、前述の方法により、2026年1月に開催された取締役会にて検証を行いました。 ⑤ 最大保有会社及び最大保有会社の次に大きい会社 当社の連結子会社の中で、投資株式の最大保有会社に該当する大塚製薬㈱及び最大保有会社の次に大きい会社に該当する大鵬ベンチャーズ LLCは、当社の保有方針に基づき保有しております。 ⑥ 提出会社における株式の保有状況(ⅰ)銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)上場株式35,776非上場株式27,240 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由上場株式---非上場株式--- (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)上場株式--非上場株式-- (ⅱ)特定投資株式銘柄前事業年度当事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由(注)1当社の株式の保有の有無(注)2株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)小野薬品工業㈱1,176,5001,176,500子会社における事業上の関係の維持・強化のため、事業基盤の安定化に資する協力関係の構築を図るため、保有しております。保有の合理性については、毎年取締役会で経済合理性及び定性的保有意義の観点から総合的に保有の妥当性を検証しています。有1,9222,555松竹㈱142,400142,400歌舞伎座オフィシャル・パートナーとして協賛・支援を行い、広報活動等を通じて互いに企業価値を高めることを目的として保有しております。保有の合理性については、毎年取締役会で経済合理性及び定性的保有意義の観点から総合的に保有の妥当性を検証しています。有1,5631,690東洋製罐グループホールディングス㈱400,000400,000大塚グループとして、主に包装容器の仕入等を行っており、関係の維持・強化を目的として保有しています。保有の合理性については、毎年取締役会で経済合理性及び定性的保有意義の観点から総合的に保有の妥当性を検証しています。有9621,530 (注)1.定量的な保有効果については、秘密保持の観点から記載を控えております。   2.当社の株式保有の有無は、大塚ホールディングス㈱株式に係る直接保有のみを記載しております。(ⅲ)みなし保有株式 該当事項はありません。 ⑦ 最大保有会社である大塚製薬㈱における株式の保有状況(ⅰ)銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)上場株式3046,702非上場株式201,897 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由上場株式820株式配当による取得(2銘柄)持株会による定期取得(6銘柄)非上場株式199追加取得(1銘柄) (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)上場株式16936非上場株式214 (ⅱ)特定投資株式銘柄前事業年度当事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由(注)1当社の株式の保有の有無(注)2株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)第一三共㈱6,406,2006,406,200当社グループ会社において受託事業の取引があり、事業上の関係の維持・強化を目的として保有しています。保有の合理性については、毎年取締役会で経済合理性及び定性的保有意義の観点から総合的に保有の妥当性を検証しています。無27,87921,447㈱阿波銀行932,200932,200主要金融機関との安定的な金融・資金取引の協力関係維持・強化を目的として保有しています。これにより、大塚製薬㈱の事業基盤及び財務活動の円滑化に寄与する関係の構築を図っています。保有の合理性については、毎年取締役会で経済合理性及び定性的保有意義の観点から総合的に保有の妥当性を検証しています。有2,5374,087東邦ホールディングス㈱789,800789,800医薬品販売等に係る事業上の関係の維持・強化を目的として保有しています。これにより、大塚製薬㈱の事業基盤の安定化に資する協力関係の構築を図っています。保有の合理性については、毎年取締役会で経済合理性及び定性的保有意義の観点から総合的に保有の妥当性を検証しています。有3,3723,686㈱メディパルホールディングス1,160,4941,160,494医薬品販売等に係る事業上の関係の維持・強化を目的として保有しています。これにより、大塚製薬㈱の事業基盤の安定化に資する協力関係の構築を図っています。保有の合理性については、毎年取締役会で経済合理性及び定性的保有意義の観点から総合的に保有の妥当性を検証しています。有2,7623,214 銘柄前事業年度当事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由(注)1当社の株式の保有の有無(注)2株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)Dong-A Socio Holdings Co., Ltd.248,494255,948韓国におけるニュートラシューティカルズ関連製品の製造販売を担う東亜大塚㈱の株主であるDong-A Socio Holdings Co., Ltd. との協働関係を通じて、同国における大塚製薬㈱グループ製品の安定的な供給体制の維持及び事業基盤の強化を図っております。これら事業運営上の重要な関係を継続・発展させることを目的として、同社株式を保有しております。保有の合理性については、毎年取締役会で経済合理性及び定性的保有意義の観点から総合的に保有の妥当性を検証しています。株式配当により株式が増加しております。無2,9353,077Dong-A ST Co., Ltd.437,928446,686韓国におけるニュートラシューティカルズ関連事業の製造販売を担う東亜大塚㈱の株主であるDong-A Socio Holdings グループと長年にわたり協働関係を構築してきておりますが、同グループの医薬品分野における中核会社である Dong-A ST Co., Ltd. との関係維持を目的として、同社株式を保有しております。保有の合理性については、毎年取締役会で経済合理性及び定性的保有意義の観点から総合的に保有の妥当性を検証しています。株式配当により株式が増加しております。無2,7702,572雪印メグミルク㈱620,000620,000当社グループは、同社グループと委託製造及び販売に関する協働を継続しておりますが、これらの取引関係は企業価値の向上に資すると判断しており、関係の維持・強化を目的として継続保有しております。保有の合理性については、毎年取締役会で経済合理性及び定性的保有意義の観点から総合的に保有の妥当性を検証しています。有1,7122,005 銘柄前事業年度当事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由(注)1当社の株式の保有の有無(注)2株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)㈱スズケン228,860228,860医薬品販売等に係る事業上の関係の維持・強化を目的として保有しています。これにより、大塚製薬㈱の事業基盤の安定化に資する協力関係の構築を図っています。保有の合理性については、毎年取締役会で経済合理性及び定性的保有意義の観点から総合的に保有の妥当性を検証しています。有1,0841,403Jeil Pharma Holdings Inc.1,497,0501,497,050韓国における医薬品事業を展開する韓国大塚製薬㈱が、大塚製薬㈱とJeil Pharma Holdingsグループとの合弁により設立された経緯を通じて、同グループとの間で長年にわたり協働関係を築いております。これら事業上の関係性の維持が韓国における医薬品事業の安定的な推進に重要であることから、同社の株式を保有しております。保有の合理性については、毎年取締役会で経済合理性及び定性的保有意義の観点から総合的に保有の妥当性を検証しています。無1,2591,315アルフレッサ ホールディングス㈱399,444399,444医薬品販売等に係る事業上の関係の維持・強化を目的として保有しています。これにより、大塚製薬㈱の事業基盤の安定化に資する協力関係の構築を図っています。保有の合理性については、毎年取締役会で経済合理性及び定性的保有意義の観点から総合的に保有の妥当性を検証しています。有864971㈱りそなホールディングス491,100491,100主要金融機関との安定的な金融・資金取引の協力関係維持・強化を目的として保有しています。これにより、大塚製薬㈱の事業基盤及び財務活動の円滑化に寄与する関係の構築を図っています。保有の合理性については、毎年取締役会で経済合理性及び定性的保有意義の観点から総合的に保有の妥当性を検証しています。有562733 銘柄前事業年度当事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由(注)1当社の株式の保有の有無(注)2株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)GlycoNex Inc.3,036,0003,036,000過去の共同研究開発の協力を踏まえ、医療・創薬分野における技術動向や研究開発情報の把握を目的として保有しております。保有の合理性については、毎年取締役会で経済合理性及び定性的保有意義の観点から総合的に保有の妥当性を検証しています。無366390㈱ほくやく・竹山ホールディングス419,878423,204医薬品販売等に係る事業上の関係の維持・強化を目的として保有しています。これにより、大塚製薬㈱の事業基盤の安定化に資する協力関係の構築を図っています。保有の合理性については、毎年取締役会で経済合理性及び定性的保有意義の観点から総合的に保有の妥当性を検証しています。持株会により株式が増加しております。有370385㈱バイタルケーエスケー・ホールディングス268,500268,500医薬品販売等に係る事業上の関係の維持・強化を目的として保有しています。これにより、大塚製薬㈱の事業基盤の安定化に資する協力関係の構築を図っています。保有の合理性については、毎年取締役会で経済合理性及び定性的保有意義の観点から総合的に保有の妥当性を検証しています。有335367伊藤忠食品㈱20,00020,000ニュートラシューティカルズ関連製品の流通機能の維持・強化や市場動向の把握を目的として保有しています。これにより、大塚製薬㈱製品の安定供給体制の確保や、流通事業における協力関係の深化に資するものと判断しています。保有の合理性については、毎年取締役会で経済合理性及び定性的保有意義の観点から総合的に保有の妥当性を検証しています。無143224 銘柄前事業年度当事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由(注)1当社の株式の保有の有無(注)2株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)大木ヘルスケアホールディングス㈱99,12599,125同社が有する全国規模のドラッグストア向け販売網と製品供給機能を通じて、ニュートラシューティカルズ関連製品の安定的な販売チャネルを確保しています。これらの協働は、大塚製薬㈱製品の市場浸透及び流通効率の向上に寄与し、大塚製薬㈱グループの事業基盤及び企業価値の向上に資することから、同社株式を保有しております。保有の合理性については、毎年取締役会で経済合理性及び定性的保有意義の観点から総合的に保有の妥当性を検証しています。有80140エイチ・ツー・オーリテイリング㈱56,08451,289定期的に個別銘柄について検討した結果、一部売却しております。残存する株式は持株会によるものです。無129105イオン㈱20,36241,371定期的に個別銘柄について検討した結果、一部売却しております。残存する株式は持株会によるものですが、持株会と株式分割により株式が増加しております。無75102西日本旅客鉄道㈱30,00030,000同社グループが展開する鉄道関連小売業態や自動販売機網を通じて、ニュートラシューティカルズ関連製品の販売機会が提供されており、大塚製薬㈱製品の消費者接点の確保及び市場浸透に寄与しています。これらの事業上の関係の維持は、大塚製薬㈱グループの販売基盤の安定化に資すると判断しており、同社株式を保有しております。保有の合理性については、毎年取締役会で経済合理性及び定性的保有意義の観点から総合的に保有の妥当性を検証しています。無8393㈱セブン&アイ・ホールディングス87,74934,937定期的に個別銘柄について検討した結果、一部売却しております。残存する株式は持株会によるものです。無21878小野薬品工業㈱26,00026,000医療関連事業の運営に資する業界動向や事業理解の深化を目的として保有しています。保有の合理性については、毎年取締役会で経済合理性及び定性的保有意義の観点から総合的に保有の妥当性を検証しています。有4256 銘柄前事業年度当事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由(注)1当社の株式の保有の有無(注)2株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)セントラルフォレストグループ㈱20,00020,000ニュートラシューティカルズ関連製品の流通機能の維持・強化や市場動向の把握を目的として保有しています。これにより、大塚製薬㈱製品の安定供給体制の確保や、流通事業における協力関係の深化に資するものと判断しています。保有の合理性については、毎年取締役会で経済合理性及び定性的保有意義の観点から総合的に保有の妥当性を検証しています。無4755ヤマエグループホールディングス㈱18,53918,789ニュートラシューティカルズ関連製品の流通機能の維持・強化や市場動向の把握を目的として保有しています。これにより、大塚製薬㈱製品の安定供給体制の確保や、流通事業における協力関係の深化に資するものと判断しています。保有の合理性については、毎年取締役会で経済合理性及び定性的保有意義の観点から総合的に保有の妥当性を検証しています。持株会により株式が増加しております。無3647ANAホールディングス㈱10,00010,000販売等取引関係の維持・強化を目的として保有しています。保有の合理性については、毎年取締役会で経済合理性及び定性的保有意義の観点から総合的に保有の妥当性を検証しています。無2829アルテック㈱103,000103,000飲料容器関連資材の安定調達及び供給体制の維持を目的として保有しています。同社とは、大塚製薬㈱製品の製造に必要な資材の安定供給を確保するうえで重要な取引関係を構築しており、持続的な事業運営に資するものと判断しています。保有の合理性については、毎年取締役会で経済合理性及び定性的保有意義の観点から総合的に保有の妥当性を検証しています。無2129 銘柄前事業年度当事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由(注)1当社の株式の保有の有無(注)2株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)東日本旅客鉄道㈱6,0006,000同社グループが展開する鉄道関連小売業態や自動販売機網を通じて、ニュートラシューティカルズ関連製品の販売機会が提供されており、大塚製薬㈱製品の消費者接点の確保及び市場浸透に寄与しています。これらの事業上の関係の維持は、大塚製薬㈱グループの販売基盤の安定化に資すると判断しており、同社株式を保有しております。保有の合理性については、毎年取締役会で経済合理性及び定性的保有意義の観点から総合的に保有の妥当性を検証しています。無1624㈱マルイチ産商18,42719,230ニュートラシューティカルズ関連製品の流通機能の維持・強化や市場動向の把握を目的として保有しています。これにより、大塚製薬㈱製品の安定供給体制の確保や、流通事業における協力関係の深化に資するものと判断しています。保有の合理性については、毎年取締役会で経済合理性及び定性的保有意義の観点から総合的に保有の妥当性を検証しています。持株会により株式が増加しております。無2022アシードホールディングス㈱24,00024,000同社による自動販売機オペレーションを通じて大塚専用機の維持管理及び新規ロケーション開拓の支援を受けており、ニュートラシューティカルズ関連製品の販売チャネルの安定運営に寄与しています。これらの協働は事業基盤の強化と企業価値向上に資することから、同社株式を保有しております。保有の合理性については、毎年取締役会で経済合理性及び定性的保有意義の観点から総合的に保有の妥当性を検証しています。無1518カメイ㈱3,0003,000ニュートラシューティカルズ関連製品の流通機能の維持・強化や市場動向の把握を目的として保有しています。これにより、大塚製薬㈱製品の安定供給体制の確保や、流通事業における協力関係の深化に資するものと判断しています。保有の合理性については、毎年取締役会で経済合理性及び定性的保有意義の観点から総合的に保有の妥当性を検証しています。無59 銘柄前事業年度当事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由(注)1当社の株式の保有の有無(注)2株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)セガサミーホールディングス㈱1,3001,300販売等取引関係の維持・強化を目的として保有しています。保有の合理性については、毎年取締役会で経済合理性及び定性的保有意義の観点から総合的に保有の妥当性を検証しています。無33三菱食品㈱103,400-定期的に個別銘柄について検討した結果、売却しております。-519-㈱バローホールディングス7,200-定期的に個別銘柄について検討した結果、売却しております。-15-㈱ベルク2,000-定期的に個別銘柄について検討した結果、売却しております。-13-三菱ケミカルグループ㈱12,500-定期的に個別銘柄について検討した結果、売却しております。-9-㈱オークワ10,000-定期的に個別銘柄について検討した結果、売却しております。-8-アクシアル リテイリング㈱9,600-定期的に個別銘柄について検討した結果、売却しております。-8-㈱リテールパートナーズ6,700-定期的に個別銘柄について検討した結果、売却しております。-8-ウエルシアホールディングス㈱3,200-定期的に個別銘柄について検討した結果、売却しております。-6-アルビス㈱2,000-定期的に個別銘柄について検討した結果、売却しております。-5-㈱ヤマナカ8,000-定期的に個別銘柄について検討した結果、売却しております。-4-㈱エコス1,000-定期的に個別銘柄について検討した結果、売却しております。-2-㈱ヤマザワ1,452-定期的に個別銘柄について検討した結果、売却しております。-1-ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス㈱2,269-定期的に個別銘柄について検討した結果、売却しております。-1- (注)1.定量的な保有効果については、秘密保持の観点から記載を控えております。   2.当社の株式保有の有無は、大塚ホールディングス㈱株式に係る直接保有のみを記載しております。(ⅲ)みなし保有株式 該当事項はありません。 ⑧ 最大保有会社の次に大きい会社である大鵬ベンチャーズ LLCにおける株式の保有状況(ⅰ)銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)上場株式32,460非上場株式1830,161 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由上場株式---非上場株式75,127追加取得(7銘柄) (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)上場株式1297非上場株式419,078 (ⅱ)特定投資株式銘柄前事業年度当事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由(注)1当社の株式の保有の有無(注)2株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)Arcus Biosciences, Inc.585,569585,569同社は、大鵬薬品工業㈱が日本及びアジアにおける独占的開発・販売権を取得している複数のがん免疫領域パイプラインを保有する重要な提携先であり、当社のがん領域研究開発における中核的パートナーです。これらの革新的治療薬の開発を安定的かつ長期的に推進するため、同社との関係強化及び共同開発体制の強化を目的として株式を保有しております。保有の合理性については、毎年取締役会で経済合理性及び定性的保有意義の観点から総合的に保有の妥当性を検証しています。無1,3792,184 銘柄前事業年度当事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由(注)1当社の株式の保有の有無(注)2株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)Werewolf Therapeutics, Inc.2,068,9092,068,909同社は、腫瘍局所でのみ活性化する独自のPREDATOR® 技術を活用した次世代型サイトカイン治療の研究開発を行う企業であり、コーポレートベンチャーキャピタルである大鵬ベンチャーズ LLCを通じて戦略的に出資を行っている企業です。がん免疫領域における革新的モダリティの探索及び将来的な協業可能性の創出を目的として株式を保有しております。保有の合理性については、毎年取締役会で経済合理性及び定性的保有意義の観点から総合的に保有の妥当性を検証しています。無484204NextCure, Inc.389,77332,481同社は、独自のFIND IO™プラットフォームを活用して、革新的な医薬品の開発に注力しているバイオ医薬品企業であり、コーポレートベンチャーキャピタルである大鵬ベンチャーズ LLC を通じて戦略的に出資を行っている企業です。革新的モダリティの探索及び将来的な協業可能性の創出を目的として株式を保有しております。保有の合理性については、毎年取締役会で経済合理性及び定性的保有意義の観点から総合的に保有の妥当性を検証しています。定期的に個別銘柄について検討した結果、部分売却しております。無4772ORIC Pharmaceuticals, Inc.135,316-定期的に個別銘柄について検討した結果、売却しております。-172-(注)1.定量的な保有効果については、秘密保持の観点から記載を控えております。   2.当社の株式保有の有無は、大塚ホールディングス(株)株式に係る直接保有のみを記載しております。 (ⅲ)みなし保有株式 該当事項はありません。
関係会社の状況 FY2025 / 約9,733字
4【関係会社の状況】名称住所資本金又は出資金主要な事業の内容(注)1議決権の所有(被所有)割合関係内容所有割合(%)被所有割合(%)(子会社) 大塚製薬㈱(注)2、7東京都千代田区20,000百万円医療関連事業ニュートラシューティカルズ関連事業100.0-経営支援料の受取資金の貸借役員の兼任6名㈱大塚製薬工場(注)2徳島県鳴門市15,080百万円医療関連事業ニュートラシューティカルズ関連事業100.0-経営支援料の受取資金の貸借役員の兼任2名大鵬薬品工業㈱(注)2東京都千代田区200百万円医療関連事業ニュートラシューティカルズ関連事業100.0-経営支援料の受取資金の貸借役員の兼任1名大塚倉庫㈱大阪市港区800百万円その他の事業(倉庫業)100.0-経営支援料の受取資金の貸借大塚化学㈱大阪市中央区5,000百万円医療関連事業その他の事業(化学品製造販売)100.0-経営支援料の受取資金の貸借役員の兼任1名大塚電子㈱大阪府枚方市245百万円その他の事業(液晶・分光事業)95.0(95.0)-資金の貸借大塚食品㈱大阪市中央区1,000百万円ニュートラシューティカルズ関連事業消費者関連事業100.0-経営支援料の受取資金の貸借イーエヌ大塚製薬㈱岩手県花巻市1,510百万円医療関連事業60.0(60.0)-資金の貸借大塚包装工業㈱徳島県鳴門市58百万円医療関連事業その他の事業(紙器製造販売)72.2(72.2)-資金の貸借大塚テクノ㈱徳島県鳴門市40百万円医療関連事業その他の事業(プラスチック成型品製造販売)100.0(100.0)-資金の貸借㈱JIMRO群馬県高崎市100百万円医療関連事業99.9(99.9)--㈱ジェイ・オー・ファーマ島根県出雲市2,000百万円医療関連事業66.5(66.5)-資金の貸借岡山大鵬薬品㈱岡山県備前市50百万円医療関連事業ニュートラシューティカルズ関連事業100.0(100.0)-資金の貸借エムジーシー大塚ケミカル㈱大阪市西区450百万円その他の事業(化学品製造販売)51.0(51.0)--大塚メディカルデバイス㈱(注)2東京都千代田区32,550百万円医療関連事業100.0-経営支援料の受取資金の貸借役員の兼任1名日本理化学工業㈱大阪府東大阪市20百万円医療関連事業61.0(61.0)-資金の貸借大塚オーミ陶業㈱大阪市中央区100百万円その他の事業(陶磁器・建築材料製造販売)93.0(93.0)-資金の貸借大塚リッジ㈱徳島県鳴門市100百万円その他の事業(ホテル運営)100.0(100.0)-資金の貸借役員の兼任1名東山フイルム㈱愛知県名古屋市中村区1,087百万円その他の事業(工業用フィルムの製造販売)95.8(95.8)--大塚ウエルネスベンディング㈱東京都千代田区400百万円ニュートラシューティカルズ関連事業消費者関連事業100.0(100.0)-資金の貸借大塚メカトロニクス㈱広島県広島市佐伯区50百万円その他の事業(車両検査機器の製造販売)63.0(63.0)--㈱リリアム大塚神奈川県相模原市中央区75百万円医療関連事業100.0(100.0)-資金の貸借大塚デジタルヘルス㈱東京都千代田区267百万円医療関連事業100.0(100.0)-資金の貸借大塚ビジネスサポート㈱徳島県板野郡25百万円その他の事業(シェアードサービス業務の提供)100.0-資金の貸借大鵬イノベーションズ合同会社東京都千代田区0百万円医療関連事業100.0(100.0)-役員の兼任1名アリルジュ㈱東京都千代田区100百万円医療関連事業100.0(100.0)--㈱エイ・トラックス大阪市中央区37百万円その他の事業(旅行業)100.0(100.0)-資金の貸借はーとふる川内㈱徳島県板野郡75百万円その他の事業(オフィスサポート事業)100.0(100.0)-資金の貸借大塚晴海開発㈱東京都中央区50百万円その他の事業(不動産の管理、売買、賃貸及び仲介事業)90.0(90.0)--シンクレスト㈱神奈川県藤沢市98百万円医療関連事業51.0(51.0)--大塚クリニカルソリューションズ㈱沖縄県うるま市109百万円医療関連事業100.0(100.0)-資金の貸借hakkai㈱新潟県魚沼市57百万円その他の事業(精密プラスチック成型品及び金型の製造販売)100.0(100.0)--大塚アメリカ Inc.(注)2アメリカ合衆国USD4,645百万その他の事業(持株会社)100.0(100.0)-資金の貸借大塚アメリカファーマシューティカル Inc.(注)7アメリカ合衆国USD50百万医療関連事業100.0(100.0)--大塚ファーマシューティカルD&C Inc.アメリカ合衆国USD1百万医療関連事業100.0(100.0)--ファーマバイト LLCアメリカ合衆国USD1百万ニュートラシューティカルズ関連事業100.0(100.0)--ボナファイドヘルス LLCアメリカ合衆国USD0ニュートラシューティカルズ関連事業100.0(100.0)--クリスタルガイザーウォーターカンパニーアメリカ合衆国USD22百万ニュートラシューティカルズ関連事業消費者関連事業100.0(100.0)--リッジヴィンヤーズ Inc.アメリカ合衆国USD9百万消費者関連事業100.0(100.0)--ケンブリッジアイソトープラボラトリーズ Inc.アメリカ合衆国USD1千医療関連事業100.0(100.0)--CILアイソトープセパレーション LLC.アメリカ合衆国USD1千医療関連事業100.0(100.0)--大塚グローバル・インシュランス Inc.アメリカ合衆国USD1百万その他の事業(大塚グループの再保険引受)100.0-資金の貸借フードステイト Inc.アメリカ合衆国USD165ニュートラシューティカルズ関連事業100.0(100.0)--アバニアファーマシューティカルズ LLC.(注)4アメリカ合衆国USD89千医療関連事業100.0(100.0)--大鵬オンコロジー Inc.アメリカ合衆国USD1医療関連事業100.0(100.0)-資金の貸借役員の兼任1名大鵬ベンチャーズ LLCアメリカ合衆国USD307百万医療関連事業100.0(100.0)-役員の兼任1名カリナンパール Corp.アメリカ合衆国USD24百万医療関連事業100.0(100.0)-役員の兼任1名大塚ケミカルアメリカ Inc.アメリカ合衆国USD22百万その他の事業(化学品製造販売)100.0(100.0)--大塚プレシジョンヘルス Inc.(注)4アメリカ合衆国USD5医療関連事業100.0(100.0)--リコーメディカル Inc.アメリカ合衆国USD37百万医療関連事業100.0(100.0)-資金の貸借役員の兼任1名ビステラ Inc.アメリカ合衆国USD1医療関連事業100.0(100.0)--A&P Inphatec LLCアメリカ合衆国USD0その他の事業(化学品製造販売)100.0(100.0)--マクウェイド センター フォー ストラテジック リサーチ アンド ディベロップメント LLCアメリカ合衆国USD0医療関連事業100.0(100.0)--大塚ニュートラシューティカル エマージング ベンチャー LLCアメリカ合衆国USD0ニュートラシューティカルズ関連事業100.0(100.0)--ジュナナセラピューティクス Inc.アメリカ合衆国USD10医療関連事業100.0(100.0)--大塚製薬工場アメリカ Inc.アメリカ合衆国USD460医療関連事業100.0(100.0)-役員の兼任1名大塚ICUメディカル LLCアメリカ合衆国USD0医療関連事業60.0(60.0)-役員の兼任1名大塚カナダファーマシューティカル Inc.カナダCAD450医療関連事業100.0(100.0)--デイヤフーズ Inc.(注)2カナダCAD403百万ニュートラシューティカルズ関連事業100.0(100.0)--大鵬ファーマカナダ Inc.カナダCAD6百万円医療関連事業100.0(100.0)-役員の兼任1名マインドセットファーマ Inc.カナダCAD16百万円医療関連事業100.0(100.0)--大塚ファーマシューティカルヨーロッパ Ltd.(注)2英国EUR140百万医療関連事業100.0(100.0)--大塚ファーマシューティカル(U.K.) Ltd.英国GBP100医療関連事業100.0(100.0)--アステックスセラピューティクス Ltd.英国GBP100医療関連事業100.0(100.0)--ヴェリアンホールディングス Ltd.英国GBP25千医療関連事業100.0(100.0)--ヴェリアンメディカル Ltd.英国GBP6,970医療関連事業100.0(100.0)--大塚ファーマシューティカル S.A.スペイン王国EUR2百万医療関連事業100.0(100.0)--ヘブロン S.A.スペイン王国EUR329千医療関連事業その他の事業(化学品製造販売)100.0(100.0)--トロセレンイベリカ S.A.スペイン王国EUR6百万その他の事業(化学品製造販売)51.0(51.0)--ニュートリション エ サンテ イベリア SLスペイン王国EUR879千ニュートラシューティカルズ関連事業100.0(100.0)--大塚ファーマ GmbHドイツ連邦共和国EUR50千医療関連事業100.0(100.0)--アドバンスドバイオケミカルコンパウンド GmbHドイツ連邦共和国USD27百万医療関連事業100.0(100.0)--大塚ノーベルプロダクツ GmbHドイツ連邦共和国EUR100千医療関連事業100.0(100.0)--リコーメディカル ヨーロッパ GmbHドイツ連邦共和国EUR25千医療関連事業100.0(100.0)--大塚ホールディングスヨーロッパ GmbHドイツ連邦共和国EUR25千その他の事業(シェアードサービス業務の提供)100.0--大塚ファーマスカンジナビア ABスウェーデン王国SEK100千医療関連事業100.0(100.0)--大塚ファーマシューティカルフランス SASフランス共和国EUR99万医療関連事業100.0(100.0)--ナルドベル SAS(注)2フランス共和国EUR160百万ニュートラシューティカルズ関連事業(持株会社)100.0(100.0)--ニュートリション エ サンテ SASフランス共和国EUR65百万ニュートラシューティカルズ関連事業100.0(100.0)--ニュートリション エ サンテ イタリア SpAイタリア共和国EUR6百万ニュートラシューティカルズ関連事業100.0(100.0)--大塚ファーマシューティカルイタリア S.r.l.イタリア共和国EUR101千医療関連事業100.0(100.0)--大塚ファーマシューティカルオランダ BVオランダ王国EUR100医療関連事業100.0(100.0)--ニュートリション エ サンテ ベネルクス SAベルギー王国EUR509千ニュートラシューティカルズ関連事業100.0(100.0)--インターファーマプラハ a.s.チェコ共和国CZK1,328百万医療関連事業100.0(100.0)--大塚ファーマシューティカル(スイス) GmbHスイス連邦CHF100千医療関連事業100.0(100.0)--大鵬オンコロジーヨーロッパ GmbHスイス連邦CHF2百万医療関連事業100.0(100.0)--アラリスバイオテック AGスイス連邦CHF435千医療関連事業100.0(100.0)--韓国大塚製薬㈱大韓民国KRW5,240百万医療関連事業ニュートラシューティカルズ関連事業70.0(70.0)--韓国大塚電子㈱大韓民国KRW500百万その他の事業(液晶・分光事業)100.0(100.0)--KOC㈱大韓民国KRW15,000百万その他の事業(化学品製造販売)90.0(90.0)--大塚(中国)投資有限公司(注)2中華人民共和国USD222百万その他の事業(持株会社)100.0(100.0)--上海大塚食品有限公司中華人民共和国USD16百万ニュートラシューティカルズ関連事業消費者関連事業100.0(100.0)--大塚(上海)薬物研究開発有限公司中華人民共和国USD17百万医療関連事業100.0(100.0)--四川大塚製薬有限公司中華人民共和国USD33百万医療関連事業ニュートラシューティカルズ関連事業100.0(100.0)--浙江大塚製薬有限公司中華人民共和国USD54百万医療関連事業100.0(100.0)--天津大塚飲料有限公司中華人民共和国USD49百万ニュートラシューティカルズ関連事業69.3(69.3)--蘇州大塚製薬有限公司(注)4中華人民共和国RMB370百万医療関連事業100.0(100.0)--大塚製薬研発(北京)有限公司中華人民共和国USD1百万医療関連事業100.0(100.0)--大塚慎昌(広東)飲料有限公司中華人民共和国USD32百万ニュートラシューティカルズ関連事業60.0(60.0)--張家港大塚化学有限公司中華人民共和国USD17百万その他の事業(化学品製造販売)92.0(92.0)--南京大塚泰邦科技有限公司中華人民共和国USD16百万医療関連事業100.0(100.0)--芳維特(上海)健康科技有限公司中華人民共和国USD13百万ニュートラシューティカルズ関連事業100.0(100.0)--大塚電子(蘇州)有限公司中華人民共和国RMB5百万その他の事業(計測機器・分析装置輸入販売)100.0(100.0)--大鵬薬品信息諮詢(北京)有限公司中華人民共和国USD1,800千医療関連事業100.0(100.0)--楽山大塚科技有限公司中華人民共和国USD3百万その他の事業(プラスチック成型品製造販売)100.0(100.0)--大塚化学管理(上海)有限公司中華人民共和国USD5百万医療関連事業その他の事業(化学品の原料調達、輸出入及び販売)100.0(100.0)--大塚材料科技(上海)有限公司中華人民共和国RMB10百万その他の事業(高付加価値コンパウンド、配合剤の研究開発及び評価)100.0(100.0)--大塚華南精密器械(深圳)有限公司中華人民共和国RMB6,219千その他の事業(樹脂加工品の製造販売、組立加工品の製造販売)100.0(100.0)--香港大塚製薬有限公司中華人民共和国香港特別行政区HKD8百万医療関連事業ニュートラシューティカルズ関連事業100.0(100.0)--高寶華南有限公司中華人民共和国香港特別行政区HKD28,140千その他の事業(樹脂、樹脂加工品及び組立加工品の販売)100.0(100.0)--台湾大塚製薬股份有限公司中華民国(台湾)TWD233百万医療関連事業ニュートラシューティカルズ関連事業74.4(74.4)--大塚科技股份有限公司中華民国(台湾)TWD15百万その他の事業(計測機器・分析装置販売)90.0(90.0)--大塚シンガポール Pte. Ltd.(注)2シンガポール共和国SGD109百万ニュートラシューティカルズ関連事業その他の事業(持株会社)100.0(100.0)--大塚製薬(シンガポール)㈱シンガポール共和国SGD1,250千医療関連事業ニュートラシューティカルズ関連事業100.0(100.0)--大鵬ファーマアジアパシフィック Pte. Ltd.シンガポール共和国USD5,881千医療関連事業100.0(100.0)--PT大塚インドネシアインドネシア共和国IDR1,245百万医療関連事業80.8(80.8)--PT大塚ジャヤインダーインドネシア共和国IDR10,000百万消費者関連事業94.9(94.9)--PTメラピウタマファルマインドネシア共和国IDR470百万医療関連事業99.9(99.9)--PTウィダトラバクティインドネシア共和国IDR126,578百万医療関連事業90.0(90.0)--PTアメルタインダ大塚インドネシア共和国USD6百万ニュートラシューティカルズ関連事業94.4(94.4)--PTラウタン大塚ケミカルインドネシア共和国USD22百万その他の事業(化学品製造販売)70.0(70.0)--PT大塚ディストリビューションインドネシアインドネシア共和国IDR12,000百万ニュートラシューティカルズ関連事業99.0(99.0)--大塚(フィリピン)製薬 Inc.フィリピン共和国PHP115百万医療関連事業100.0(100.0)--大塚ソーラーフィリピン Inc.フィリピン共和国PHP500百万ニュートラシューティカルズ関連事業60.0(60.0)--大塚ケミカルインディア㈱インド共和国INR458百万医療関連事業その他の事業(化学品製造販売)99.8(99.8)--大塚製薬インド㈱インド共和国INR234百万医療関連事業100.0(100.0)--大塚ニュートラシューティカルインディアインド共和国INR223百万ニュートラシューティカルズ関連事業100.0(100.0)--大塚パキスタン Ltd.パキスタン・イスラム共和国PKR121百万医療関連事業67.9(67.9)--大塚ニュートラシューティカルベトナム Ltd.(注)2ベトナム社会主義共和国USD109百万ニュートラシューティカルズ関連事業100.0(100.0)--大塚製薬ベトナム㈱ベトナム社会主義共和国USD35百万医療関連事業90.2(90.2)--大塚テクノベトナム有限会社ベトナム社会主義共和国USD15百万医療関連事業100.0(100.0)--大塚製薬(マレーシア)㈱マレーシアMYR39百万医療関連事業ニュートラシューティカルズ関連事業100.0(100.0)--大塚ニュートラシューティカル(タイランド)㈱タイ王国THB450百万ニュートラシューティカルズ関連事業90.0(90.0)--大塚ミャンマー㈱ミャンマー連邦共和国USD8百万ニュートラシューティカルズ関連事業100.0(100.0)--大塚オーストラリア製薬 Pty Ltd.オーストラリア連邦AUD3百万医療関連事業100.0(100.0)--大鵬ファーマ・オセアニア Pty Ltd.オーストラリア連邦AUD3百万医療関連事業100.0(100.0)--ダイアトランズ大塚㈱ニュージーランドAUD50百万医療関連事業100.0(100.0)--大塚ニュートラシューティカルメキシコ㈱メキシコ合衆国MXN293百万ニュートラシューティカルズ関連事業100.0(100.0)--エジプト大塚製薬㈱エジプト・アラブ共和国USD13百万医療関連事業100.0(100.0)-役員の兼任1名大塚エル・オブール製薬エジプト㈱エジプト・アラブ共和国EGP108百万医療関連事業80.0(80.0)--アラブ大塚ニュートラシューティカルズ㈱エジプト・アラブ共和国USD41百万ニュートラシューティカルズ関連事業100.0(100.0)--大塚ナイジェリアニュートラシューティカルカンパニー Ltd.(注)2ナイジェリア連邦共和国NGN82,695百万ニュートラシューティカルズ関連事業100.0(100.0)--アブディ イブラヒム 大塚製薬㈱トルコ共和国TRY17百万医療関連事業50.0(50.0)--その他38社 名称住所資本金又は出資金主要な事業の内容(注)1議決権の所有(被所有)割合関係内容所有割合(%)被所有割合(%)(関連会社) アース製薬㈱(注)3東京都千代田区10,192百万円その他の事業(家庭用殺虫剤等製造販売)24.6(24.6)--アース環境サービス㈱東京都中央区296百万円その他の事業(総合環境衛生管理)23.1(23.1)--ニチバン㈱(注)3東京都文京区5,451百万円その他の事業(粘着テープ等製造販売)33.2(33.2)--ハイエスサービス㈱埼玉県越谷市30百万円その他の事業(運輸関連業)49.0(49.0)--大輪総合運輸㈱徳島県鳴門市70百万円その他の事業(運輸関連業)49.0(49.0)--徳島ヴォルティス㈱徳島県板野郡409百万円その他の事業(サッカーの興行)24.5(24.5)--㈱北里大塚バイオメディカルアッセイ研究所神奈川県相模原市100百万円医療関連事業28.9(28.9)--CGロクサーヌ LLCアメリカ合衆国USD4百万消費者関連事業46.5(46.5)--東亜大塚㈱大韓民国KRW66,000百万ニュートラシューティカルズ関連事業50.0(50.0)--中国大塚製薬有限公司中華人民共和国RMB315百万医療関連事業50.0(50.0)--広東大塚製薬有限公司中華人民共和国RMB184百万医療関連事業49.0(49.0)--金車大塚股份有限公司中華民国(台湾)TWD300百万ニュートラシューティカルズ関連事業50.0(50.0)--タイ大塚製薬㈱タイ王国THB35百万医療関連事業49.0(49.0)--アルマ S.A.フランス共和国EUR103百万消費者関連事業49.0(49.0)--大塚ジプト㈱エジプト・アラブ共和国EGP7百万医療関連事業50.0(50.0)--その他11社 (注)1.主要な事業の内容欄には、セグメントの名称を記載しております。2.大塚製薬㈱、㈱大塚製薬工場、大鵬薬品工業㈱、大塚メディカルデバイス㈱、大塚アメリカ Inc.、デイヤフーズ Inc.、大塚ファーマシューティカルヨーロッパ Ltd.、ナルドベル SAS、大塚(中国)投資有限公司、大塚シンガポール Pte.Ltd.、大塚ニュートラシューティカルベトナム Ltd.及び大塚ナイジェリアニュートラシューティカルカンパニー Ltd.は、特定子会社に該当します。3.有価証券報告書の提出会社であります。4.アバニアファーマシューティカルズ LLC.、大塚プレシジョンヘルス Inc.及び蘇州大塚製薬有限公司は、債務超過の状況にある会社であり、債務超過の額は以下のとおりであります。アバニアファーマシューティカルズ LLC.147,102百万円大塚プレシジョンヘルス Inc.22,623百万円蘇州大塚製薬有限公司12,612百万円5.当社と一部の連結子会社は、当社グループ企業相互間で余剰・不足資金を融通し、資金の効率化を図っております。6.「議決権の所有(被所有)割合」欄の(内書)は間接所有であります。 7.大塚製薬㈱及び大塚アメリカファーマシューティカル Inc.については、売上収益(連結会社相互間の内部売上収益を除く)の連結売上収益に占める割合が10%を超えております。当該会社の最近事業年度の主要な損益情報等は以下のとおりであります。なお、大塚製薬㈱については日本基準での数値となっております。大塚製薬㈱(1) 売上収益665,579百万円(2) 経常利益118,665 (3) 当期純利益103,305 (4) 純資産額1,025,382 (5) 総資産額1,563,595 大塚アメリカファーマシューティカル Inc.(1) 売上収益655,573百万円(2) 税引前当期利益47,996 (3) 当期利益35,147 (4) 資本合計106,528 (5) 資産合計490,849
サステナビリティ FY2025 / 約25,265字
2【サステナビリティに関する考え方及び取組】 大塚グループは、“Otsuka-people creating new products for better health worldwide”の企業理念のもと、革新的な製品・サービスを通じて人々の健康とより良い日常への貢献を目指し、社会課題の解決と持続的成長の両立を経営の中心に据えています。気候変動、資源制約、人口構造や医療ニーズの変化、人権問題、地政学リスク、複雑化するサプライチェーンなど、事業環境は急速に変化しており、これらは当社の事業継続に直接的な影響を与える重要な要素です。 当社は、こうした外部環境を踏まえ、社会・環境・経済の観点から重要なテーマをマテリアリティとして特定し、重点的に取り組む領域を明確にしています。特に、イノベーションの源泉となる人財及び事業継続に大きく関わる気候変動は、当社のマテリアリティとも強く連動する領域であり、長期的な成長の土台として重点的に取り組んでいます。 これらの領域への取り組みは、社会や事業環境の変化を適切に捉え、持続可能性と企業価値向上を両立するためのものです。当社は、外部環境の変化を踏まえながら取り組みの質を高め、社会課題の解決と当社グループの持続可能な発展につなげていくことを目指しています。 詳細につきましては当社ホームページをご参照ください。大塚ホールディングス ウェブサイト「サステナビリティ」    https://www.otsuka.com/jp/sustainability/ (1) サステナビリティ① ガバナンス 当社グループは、サステナビリティ推進責任者である当社代表取締役副社長を委員長とする「大塚グループ サステナビリティ推進委員会」を2018年に設置しました。本委員会は当社サステナビリティ推進部を事務局とし、経営企画、研究、生産、環境、人事、コンプライアンス、広報、IR、総務等の関連部署から部門長及び担当者がメンバーとして参加し、サステナビリティ経営戦略の討議・決定、活動進捗報告、社内外の評価を検証することで実効性の向上に努めています。 ■サステナビリティ推進体制 ■テーマ毎の会議体・タスクフォース 人権、環境、サプライチェーン管理、顧客対応、従業員エンゲージメントなどのテーマごとに委員会やタスクフォースを設置しており、具体的な施策を立案し、実行しています。各委員会・タスクフォースには、当社グループ各事業会社の責任者や担当者が参加し、横断的に活動を展開しています。 各委員会・タスクフォースの得られた活動内容や進捗は、年1回定期開催されるサステナビリティ推進委員会で共有され、当社グループ全体のサステナビリティ経営の推進につなげています。 組織体内容構成会議開催頻度大塚グループサステナビリティ推進委員会- サステナビリティ経営の方向性と計画の討議・決定- 活動進捗報告- 社会要請の伝達による社内意識形成及び活動推進- 大塚ホールディングス 代表取締役副社長- サステナビリティ推進委員会メンバー年1回大塚ホールディングス環境委員会- 環境戦略の審議と決定- 環境目標や活動計画の承認- 大塚ホールディングス 代表取締役副社長- グループ各事業会社 環境管掌役員年2回大塚グループ環境実務者会議- 環境の目標や活動計画の立案- 活動実績の報告- 大塚ホールディングス・グループ各事業会社 環境管理責任者年12回サステナブル調達強化プロジェクト- ビジネスパートナーと協働したサステナブル調達活動推進- 強固な安定調達体制の構築を目指す「安定調達」- 倫理的かつ持続可能な調達活動を目指す「責任ある調達」- 大塚ホールディングス 代表取締役副社長- グループ各事業会社 調達担当及び関連部門委員会:年3回ワーキングチーム:適宜開催大塚グループ人権タスクフォース- 人権尊重のグループ内組織構築・活動推進- 人権デュー・ディリジェンスの実施- 人権救済のメカニズムの構築- 人権教育と啓発活動の計画策定- 大塚ホールディングス コンプライアンス・人事・サステナビリティ推進担当適宜開催従業員エンゲージメント タスクフォース- エンゲージメント調査結果の分析手法の最適化と活用方策の検討- 調査結果をふまえたグループ全体及び各事業会社のアクションプラン/施策や目標設定の支援- 各社施策の好事例/改善点共有による取り組みの高度化を推進- 大塚ホールディングス 代表取締役副社長- グループ各事業会社 人事担当委員会:年3回ワーキングチーム:適宜開催大塚グループお客様対応担当者連絡会- 事業会社における消費者志向経営推進の活動状況共有- 顧客対応質的向上の施策検討と取り組み推進- 大塚ホールディングス 代表取締役副社長- グループ各事業会社顧客対応窓口担当連絡会:年2回研修:年6回サステナビリティレポーティング- サステナビリティ開示基準に準拠した対応- 報告方法の決定- 大塚ホールディングス コンプライアンス・財務・人事・IR・経営企画・サステナビリティ推進担当- グループ各事業会社 関連部門適宜開催 ■取締役会で報告・決議されたサステナビリティに関連する議題と内容(2025年) 当社では、サステナビリティ推進責任者が取締役会でサステナビリティに関する具体的な取り組みや進捗について報告するほか、審議が必要とされた関連する事項に関しては討議のうえ取締役会の承認を経て決議します。 開催月議題内容1月内部通報年次報告国内外における内部通報の内容、件数等の報告、内部通報体制強化に向けた取り組みの報告役員賞与 サステナビリティに関する取り組み(国内の事業会社)大塚ホールディングス・国内の事業会社役員の業績連動賞与におけるサステナビリティに関する取り組みを評価(人財・環境・品質・サプライヤー管理等)・決議2月2024年「大塚グループ・グローバル行動規準」関連研修受講状況大塚グループ全ての従業員が受講した 「大塚グループ・グローバル行動規準」関連の研修状況の確認7月サステナビリティ開示基準の状況報告サステナビリティ開示基準における各国の状況報告・対応審議11月太陽光発電導入の進捗・今後の運用方法国内の再生可能エネルギー開発の体制に対する決議12月コーポレートガバナンス・ガイドライン改定改定内容の決議従業員エンゲージメント調査進捗大塚ホールディングスで実施した従業員エンゲージメント調査の結果・結果に基づく取り組みについて報告  当社の取締役報酬の詳細については、「第4 提出会社の状況 4コーポレート・ガバナンスの状況等 (4)役員の報酬等」をご参照ください。 ② 戦略 大塚グループは、「企業理念のもと、事業を通じた社会課題の解決に取り組み、自らの持続的な成長と健康でサステナブルな社会の実現を目指す」ことを「サステナビリティミッション」として掲げ、新たな市場創造による事業成長と同時に、社会価値を創造する「サステナビリティ経営」を進めています。 ■大塚グループのサステナビリティ経営  上記のサステナビリティミッション達成に向けて、事業環境及び社会情勢の変化を考慮し、企業が優先して取り組むべき重要項目であるマテリアリティを2024年に再特定しました。大塚グループは、このマテリアリティを第4次中期経営計画に組み込み、事業戦略と一体化させることで、サステナビリティ経営をより一層加速させています。  マテリアリティの特定プロセスの詳細につきましては当社ホームページをご参照ください。大塚ホールディングス ウェブサイト「マテリアリティ(重要項目)」https://www.otsuka.com/jp/sustainability/hd_activity/materiality.html ■大塚グループのマテリアリティ<(a)トータルヘルスケア企業として世界の人々へWell-beingを提供>社会課題・満たされていない医療ニーズ/消費者が気づいていない健康ニーズの存在・変化する健康価値観への対応 <(b)企業理念を実現する人財の育成と環境整備>社会課題・グローバル競争の激化/デジタル化の進展による経営競争環境の変化・画一的組織の限界による個人の価値観や働き方の多様化/流動性の高まり <(c)ビジネスパートナーと協働したサステナブルな社会の実現>社会課題・サプライチェーン寸断による原料調達や製品供給の不安定化・持続可能なサプライチェーンの構築 <(d)地球環境への負荷低減>社会課題・気候変動による地球環境負荷の増大 ③ リスク管理 人的資本関連のリスクは「(2)人財の育成と環境整備」、気候変動関連のリスクは「(3)気候変動への取組」、当社グループの全体的なリスク管理については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク 1.当社グループのリスクマネジメント体制 2.認識している重要なリスク」をご参照ください。 ④ 指標及び目標 当社グループでは、各マテリアリティにつき、指標及び目標を定め、取り組みを進めています。 (a) トータルヘルスケア企業として世界の人々へWell-beingを提供 当社グループは顕在化しているが満たされない医療ニーズと消費者が気付いていないニーズに対し、医療関連事業とニュートラシューティカルズ関連事業を主として独創的な製品やサービスを通じた様々なソリューションにより、Well-beingを提供します。 <戦略> グループ内外の多様な資産を活用した製品価値の最大化<施策> 疾患に対するアンコンシャスバイアスを打開するシームレスな診断法、治療法、サービスの提供<指標> グローバルアクセスの拡大、精神・神経、がん、循環器・腎、自己免疫領域における疾患啓発への取り組み推進、結核撲滅当社グループが重点領域とする精神・神経、がん、循環器・腎、自己免疫領域を中心とした革新的な新薬の創出に加え、診療支援や介護負担軽減、疾患啓発、社会復帰支援を推進し、患者さんや患者さんを支える方々のWell-beingに寄り添うソリューションを提供することを目標に活動しています。また、治療満足度の低い疾患に対する研究開発に取り組むとともに、必要な医薬品へのアクセスが制限される方々へのサポートも行っています。 ■精神・神経領域 本疾患領域では病気の原因やメカニズムが十分に解明されておらず、新薬の創出が難しいため、満足な治療法が確立されていないという課題が顕在しています。また、世界的な高齢化に伴いアルツハイマー型認知症の増加が予想される中、本疾患に伴うアジテーション*は、介護者の負担を重くし、患者さん自身や家族、介護者の生活の質(QOL)を低下させるなど、大きな社会課題となっています。当社グループは、治療薬の提供に留まらず、疾患に対するアンコンシャスバイアス(偏見)を打開するシームレスな診断法、治療法、サービスによる包括的アプローチにより、この社会課題に取り組んでいます。*アルツハイマー型認知症に伴う焦燥感、易刺激性、興奮に起因する、過活動又は攻撃的言動 ■がん領域 自社創薬を中心としながらも、高度な専門知見を有するアカデミア(大学・研究機関)やコーポレートベンチャーキャピタル投資などを通じて出会う新たなパートナー企業との共創により、世界中の患者さんにとって価値のある製品を提供し続けていきます。2025年には、大鵬薬品が公益財団法人がん研究会及び日本電気株式会社とともに、全ゲノム情報を活用した新規がん治療ワクチンの創製を目指す共同研究契約を締結しました。複数の患者さんに共通するがん特異的抗原を標的としたワクチンの研究開発を進めており、アンメットメディカルニーズの高いがん領域への貢献を目指しています。 ■結核撲滅に向けて 世界三大感染症の一つである結核に関しては、結核治療薬「デルティバ」を通じてアクセスの向上と適正使用の体制整備を進めています。本製品は2015年にWHO必須医薬品モデルリストに掲載され、2025年6月時点、135カ国・地域において延べ13万例以上に使用されています。 また、結核患者数が世界で2番目に多いインドネシアでは、大塚製薬の現地法人2社が協働し「FREE Tuberculosis at Workplaces(職場における結核撲滅)」プログラムを展開しています。 結核治療へのアクセスの拡大や疾患啓発に取り組むとともに、新規結核治療薬の開発を進め、結核の撲滅と世界の公衆衛生の改善に貢献していくことを目指しています。 ■自己免疫領域 当社グループは、ADPKD(常染色体優性多発性嚢胞腎)治療薬サムスカ/ジンアークの研究開発及び事業活動を通じて培った腎領域の知見と構築した事業基盤を活かし、自己免疫疾患に対する臨床開発や、買収・アライアンスによるパイプライン強化を進めています。治療選択肢が限られ、安全性やQOL低下が懸念される自己免疫領域のアンメットニーズに応えるため、積極的に研究開発を推進しています。 2025年には、世界初の抗APRIL抗体である「VOYXACT®(一般名:シベプレンリマブ)」が、原発性IgA腎症の成人患者においてタンパク尿減少の効果を示し、米国FDAより迅速承認を取得しました。VOYXACT®は4週ごとの自己投与が可能な皮下投与製剤であり、これまで選択肢の限られていた進行性の自己免疫性慢性腎臓病であるIgA腎症に対する、新たな治療選択肢を提供します。 今後は、IgA腎症に関する認知度の低さや、適切な医療へのアクセスに課題が残る現状を踏まえ、疾患啓発等の取り組みを一層強化していくことに加え、新たな創薬技術の取り込みなどを通じて、希少疾病を含む専門性の高い疾患領域への挑戦を進めていきます。 <戦略> 満たされていない医療ニーズに対応する研究開発力の強化<施策> グローバル研究拠点とアカデミアネットワークを最大限活用した自社創薬力強化、最新テクノロジーとノウハウを利用した開発力の強化<指標> 自社創薬力、アンメットメディカルニーズに貢献する製品開発力 当社グループは、病気の治癒及び健康の維持・増進に資する革新的な製品の研究開発を、国内外の研究所とのネットワークを通じて推進しています。 そのために自社の事業コンセプト、人財ケイパビリティ、企業文化の醸成により研究開発環境を整備しています。2025年度の医療関連事業における研究開発費は334,485百万円(前期比12.8%増)であり、対売上研究開発費比率は19.2%となりました。長年の新薬研究で蓄積してきた低分子を中心とする創薬研究基盤と、最先端技術を有機的に融合させ、自社創薬力の強化により社会課題である満たされない医療ニーズへ貢献します。 また、当社グループの特徴として、各事業会社が独立した立場で強みを持ち寄り、最適な協業パートナーと連携していく「水平協業」の経営スタイルが挙げられます。この考え方のもと、大塚グループ全体を有機的に連携させ、各社の知見と技術を融合することで、強固な創薬基盤に進化させてきました。 現在、各社の強みを活かした多くのプログラムが、2030年以降の上市を見据えて進行しています。今後は、グループ内連携をさらに深化させるとともに、外部サイエンスの協業や臨床開発のスピードと確度を高めることで、より多くのプログラムを上市へとつなげてまいります。 ■水平協業によるイノベーション創出 <戦略> 世の中の変化に適応し、複合的な健康ソリューションを生活者に提供<施策> 熱中症などへの水分電解質補給の啓発、女性の健康カテゴリーの成長<指標> ポカリスエットの浸透度、女性の健康への貢献度医療関連事業で培ってきた研究基盤や知見を活かし、地球温暖化や健康価値観の変化、少子高齢化などの社会課題を見据えた新しいコンセプトの創出や新カテゴリーへの挑戦を成長機会として捉えています。これらの取り組みから生まれる製品・サービスによって、社会課題の解決と人々のWell-being実現に貢献します。 ■気候及び環境リスク地球温暖化による健康課題の一つである熱中症対策や環境負荷低減に貢献する製品群目標:海外「ポカリスエット」1,000億円ブランドへの挑戦■女性の健康科学的根拠に基づいた製品開発で女性特有の健康課題に対するソリューションを提供する製品群目標:北米を中心に本カテゴリーの育成に注力し、成長基盤を構築■ヘルシアーライフライフステージに合わせた様々なニーズに対応する製品群目標:ライフステージに合わせた独自の製品展開により、更なる価値最大化へ 上記についての実績の詳細については、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要」をご参照ください。 (b) 企業理念を実現する人財の育成と環境整備 当社グループでは、イノベーションの源泉である人財力を強化するとともに、その力を最大化させるための環境整備を推進しています。多様な事業を通じて、従業員に挑戦の機会を提供し、エンゲージメントの向上を支援することで、柔軟で創造的な企業文化を醸成し、持続的な成長につながる組織づくりを進めていきます。 <戦略> 企業理念の実現に向け、イノベーションの源泉である人財力を強化 人財力を最大化させるための環境整備<施策> 独自の人財育成プログラムを通じた「流汗悟道」「実証」「創造性」を実践する人財の育成 多様な事業を有する大塚ならではの多彩な人財が活躍できる職場・組織づくりと機会の提供 従業員エンゲージメントを向上させる仕組みづくり<指標> 企業文化の浸透度、次世代を担う人財を育てる仕組みづくり 社員挑戦指数、社員挑戦応援指数 大塚の企業理念を実現するための従業員エンゲージメント詳細については、「(2)人財の育成と環境整備」をご参照ください。 (c) ビジネスパートナーと協働したサステナブルな社会の実現 大塚グループでは、製品・サービスをステークホルダーの皆様に安定的に届けるため、パンデミックや地政学リスクなどによるサプライチェーンの寸断がもたらす原料調達や製品供給の不安定化への対応を強化しています。加えて、自然環境の保全や人権尊重といった企業の社会的責任を調達段階から組み込むことが、近年、サプライチェーン全体のリスク低減とレジリエンス向上のために不可欠とされています。こうした背景から、当社グループにおいても、調達と供給の安定化に加え、責任ある調達を推進することの重要性が一段と高まっています。 これらの多面的な課題への対応には、当社グループ内だけでなく、ビジネスパートナーの皆様との協働が不可欠です。当社グループは、「安定調達」と「責任ある調達」を2本柱として、持続可能なサプライチェーンを構築し、サステナブルな社会の実現を目指したサステナブル調達活動を推進しています。 <戦略> 安定調達:リスクに対応した強固な安定調達体制の構築 責任ある調達:責任ある調達の推進<施策> 安定調達:サプライチェーン上流の可視化とリスクの特定及び対応 責任ある調達:人権や環境等に配慮した「責任ある調達」を実現するためのビジネスパートナーとの強固なエンゲージメントの構築<指標> 安定調達:本施策へのサプライヤー参加率、インシデント発生時のアンケート回答率、特定したリスクへの対応率 責任ある調達:サプライヤーとのコミュニケーション実施数■安定調達: 当社グループ全体の調達情報を一元的に管理するプラットフォームを2024年に構築しました。本プラットフォームの運用にあたっては、ビジネスパートナーの皆様と目的・意義の共有が不可欠であることから、日本国内の直接材サプライヤーを対象に説明会を実施し、情報連携体制の構築を進めました。2025年は対象となるサプライヤーのうち約8割に本施策へご協力、ご参加いただき、同意取得及び拠点情報の登録が進みました。さらに、2025年には、本プラットフォームを活用した災害時のサプライヤー状況確認アンケートを実際のインシデント発生時に実施しました。その結果、アンケート回答率は100%となり、従来の個別確認による方法と比較して効率的な情報収集が可能になりました。 なお、本プラットフォームを活用することで、国内外の取引先地域におけるインシデントのタイムリーな把握が容易となりました。国外のサプライチェーンのリスク管理強化もふまえ、今後は海外に拠点があるサプライヤーも含めたより多くのサプライヤーに対し、本プラットフォームの登録及び情報連携を進めていきます。 引き続き災害時におけるサプライチェーンへの影響把握の迅速化と、初動対応の改善を進め、今後も本プラットフォーム運用のさらなる拡充を図っていきます。 ■責任ある調達: 国内事業会社12社、及び当社で構成するワーキンググループにおいて、横断的なサプライヤーリスク管理プログラムを推進しています。本ワーキンググループでは、全サプライヤーに対し「大塚グループ 調達方針」「大塚グループ サステナブル調達ガイドライン」の周知と同意取得を実施しています。 また、サプライヤーアセスメントについては、国際的な評価プラットフォームであるEcoVadisと当社グループが実施するSAQ(自己評価アンケート)を組み合わせ、段階的に評価を実施しています。 「サプライヤーとのコミュニケーション実施数」(アセスメント対象:国内全ての直接材サプライヤー約620社)第1期:2025年:389社実施完了第2期:2026年:約170社(予定)第3期:2027年:約60社(予定) 第1期アセスメントの結果、リスクの顕在化が懸念されると評価された7件のサプライヤーに対して当社の是正措置方針にもとづくヒアリングを実施し、いずれも懸念がないことを確認しました。  また当社グループは、ビジネスパートナーの皆様からのサプライヤーアセスメントにも適切に対応し、対話やエンゲージメントを通じて改善に取り組むことで、自社のみならず、グローバルなサプライチェーン全体の持続可能性向上に寄与することを目指しています。 本プログラムは海外事業会社でも2024年より展開を進めており、今後も現地におけるリスク管理と責任ある調達の取り組みを強化していきます。 なお、当社グループは、ビジネスパートナーとともに高い倫理観を共有し、責任ある事業活動を推進するため、「大塚グループ ビジネスパートナー行動規準」を策定しています。本規準はビジネスパートナーの皆様に当社グループが期待する事項や遵守いただきたい基準を示したものです。また、当社グループ関係者による不正行為や法令違反、又はその疑いが生じた場合に、ビジネスパートナーの方々が相談・報告できる通報窓口として「大塚グループ ビジネスパートナー スピークアップライン」を設けています。 3.事業等のリスク 2.認識している重要なリスク (2)各事業領域共通の重要なリスク「サプライチェーンの透明性に関するリスク」「自然災害・パンデミックに関するリスク」、及び「原材料価格の高騰等に関するリスク」もあわせてご参照ください。 (d) 地球環境への負荷低減 当社グループは、2050年環境ビジョン「ネットゼロ」のもと、事業特性を踏まえた環境負荷低減に向け、「カーボンニュートラル」「サーキュラーエコノミー」「ウォーターニュートラル」「バイオダイバーシティ」の4つを環境重要項目として位置づけています。これらの重点領域において、5ヵ年目標(2024~2028年)に基づき、取り組みを推進しています。 詳細については、「(3)気候変動への取組」をご参照ください。 <戦略> 事業活動におけるすべての環境負荷をゼロにする2050年環境ビジョン「ネットゼロ」の実現<施策I> カーボンニュートラル:地球温暖化による気候変動の抑制<指標>・2028年 CO₂排出量削減目標Scope1,2:2017年比 50%削減Scope3:2050年カーボンニュートラルに向けた取り組みを推進・自己創出再生可能エネルギー比率 20%*1    *1自社グループ設備を通じて創出、又は発電事業者等と共同で創出した再生可能エネルギー <施策II> サーキュラーエコノミー:資源利用の抑制循環利用<指標>(2028年目標)・単純焼却と埋立を50%削減(2019年比)・食品ロス削減計画の策定と実行(2030年目標)・PETボトルにおけるリサイクル原料及び植物由来原料の使用割合100% <施策III> ウォーターニュートラル:水資源の維持・保全<指標>(2028年目標)・水ストレス地域の事業拠点での水利用戦略の立案・水資源管理プログラムの全拠点展開・水使用量10%削減(2023年比) <施策IV> バイオダイバーシティ:自然資源の持続可能な安定調達<指標>(2028年目標)・RSPO認証パーム油を100%利用・サステナブルな紙を100%利用<進捗I> カーボンニュートラル・CO2排出量の削減 Scope1,2:50%削減(2017年比) 2024年度の結果として、基準年である2017年度比で31.9%の削減となりました。これは、CO₂フリー電力及び太陽光発電を含む再生可能エネルギーの導入拡大に加え、省エネルギー施策の推進や高効率機器の導入等により、エネルギー利用効率の改善を図ったことによるものです。引き続き、環境負荷の低減に向けた取り組みを推進していきます。 ・自己創出再生可能エネルギー20% 2024年度の総電力使用量のうち自己創出再生可能エネルギーの比率は3%という結果でした。なお、総電力使用量に占める割合として一般電力使用比率47%、上記以外の再生可能エネルギー電力の導入比率は50%でした。 ・Scope3:2050年カーボンニュートラルに向けた取り組み Scope1,2における排出削減及び再生可能エネルギー活用に加え、ビジネスパートナーとの協働を通じて、サプライチェーン全体でのさらなる環境負荷低減、カーボンニュートラルを目指し取り組みを進めていきます。<進捗II> サーキュラーエコノミー・単純焼却と埋立を50%削減(2019年比) 2024年度の廃棄物単純焼却・埋立量は、基準年である2019年度比で11.4%の削減となりました。当社グループは、「化石資源由来原料の使用」及び「自然への廃棄物の排出」をゼロにすべき環境負荷と認識し、取り組みを推進しています。 ・食品ロス削減計画の策定と実行 当社グループは、2024年度に食品ロス削減に向けた方針及び指標策定を開始し、現在、食品ロスの発生実態に関する調査を進めています。調査結果を踏まえ、今後、具体的な数値目標を設定し、食品ロス削減に向けた取り組みを推進していく予定です。 ・PETボトルにおけるリサイクル原料及び植物由来原料の使用割合100%(グローバル) 持続可能な資源調達及び循環利用の強化に取り組んでいます。2024年度におけるリサイクル樹脂を使用したPETボトルへの切替率は、国内で15.1%となりました。国内にて20を超える自治体との資源循環協定の締結を通じ、PETボトルの長期的かつ安定的な回収スキームの構築を進めています。2025年より国内にて100%リサイクルペットボトルへの切り替えを段階的に開始し、今後さらなる導入範囲を拡大していく予定です。 <進捗Ⅲ> ウォーターニュートラル・水ストレス地域の事業拠点での水利用戦略の立案 水ストレス地域に所在する事業拠点において、現時点で顕在化している重大な水リスクは確認されていません。今後も現地子会社と連携し、長期的視点で水資源管理体制の維持・強化を継続してまいります。 ・水資源管理プログラムの全拠点展開 国や地域ごとの法令・条例の遵守に加え、水管理に関する管理基準を定めたガイドラインを策定し、運用しています。すべての生産・研究拠点において、取水から排水に至るまでの水量及び水質を継続的に把握することで、水資源管理の強化を図り、持続可能な水の利用を目指してまいります。 ・水使用量10%削減(2023年比) 2024年度の水使用量は、生産数量の増加のため、基準年2023年度比で1.5%増加しました。一方で、生産数量の増加に対して水利用効率を示す水売上原単位は基準年2023年度比で12.0%改善しており、効率面では一定の成果が確認されました。引き続き、水使用量の削減及び水利用効率の向上に取り組んでまいります。 <進捗Ⅳ>バイオダイバーシティ・RSPO認証パーム油を100%利用 2024年に本目標を設定し、当社グループの自社工場におけるパーム油の取扱量の把握を完了しました。今後、RSPO認証パーム油100%利用に向けて移行計画を策定し、RSPOへの加盟及び認証の取得を進めてまいります。 ・サステナブルな紙を100%利用 2024年に紙調達管理ガイドラインを策定しました。現在、国内拠点におけるサステナブルな紙の利用状況及び進捗の確認を進めており、今後、移行計画を策定のうえ、当該目標の達成に向けた取り組みを継続してまいります。  当社のサステナビリティ活動の最新情報、実績については「統合報告書」「環境報告書」をご参照ください。「統合報告書」https://www.otsuka.com/jp/sustainability/library/「環境報告書」https://www.otsuka.com/jp/sustainability/environmental_report.html (2) 人財の育成と環境整備① ガバナンス 当社グループは、人的資本の最大化をサステナビリティ経営における戦略の中心に据え、「企業理念の実現に向け、イノベーションの源泉である人財力を強化」と「人財力を最大化させるための環境整備」をグループ全体の優先事項としています。各事業会社の事業特性や独自性を尊重しつつ、コンプライアンス、人権尊重、企業理念やコアとなる価値観については、グループとして基本的な枠組みを設け、明確なガバナンスの下でリスクや課題を適切に把握・管理しています。また、グループ横断的な委員会やタスクフォースを設置し、グループ共通の基準や施策の浸透状況を定期的にモニタリングすることで、取り組みの実効性を確保しています。さらに、職場環境の健全性・公正性を高めるために、内部通報制度の充実に加え、企業理念・企業文化の醸成及び体現を可能とする人財育成や従業員のスキルアップを目的とした教育支援を強化しています。これらタスクフォース等の取り組みや進捗については取締役会に報告し、必要に応じて取締役会での審議・承認を経て重要事項の決定を行うことで、ガバナンスの透明性と実効性を担保しています。  詳細については、「(1)サステナビリティ①ガバナンス 取締役会で報告・決議されたサステナビリティに関連する議題と内容(2025年)」をご参照ください。 ② 戦略 当社グループは、「世界の人々の健康に貢献する なくてはならない企業へ」という目指す姿の実現に向け、人的資本を中長期的成長の基盤と位置付けています。特に、当社グループの事業戦略上重要な人財を「経営人財・グローバル人財、研究開発人財、デジタル人財」と位置づけ、イノベーション創出及び事業競争力の強化に資する人財の質・量を確保するため、体系的な育成プログラム、次世代リーダーの計画的育成、専門人財の高度化など、多面的な人財開発施策を推進しています。また、人権を尊重した働きやすい職場環境づくりを目指し、DE&Iのさらなる浸透、健康経営の推進、働きがいと生産性向上を両立させる職場環境整備を進めています。これらの取り組みを通じて、従業員一人ひとりが能力を最大限発揮できる基盤の構築に努めています。加えて、採用戦略の強化やグローバル人財の獲得、評価制度及びキャリア形成支援の一層の充実により、人財マネジメント全体の質的向上を図っています。これらの人的資本投資により、従業員の持続的成長と専門性向上、組織の活性化、イノベーション創出力の強化を実現し、長期的な企業価値向上へつなげてまいります。 ■大塚グループの人的資本 ③ リスク管理1.人的資本に関するリスク 当社グループは、幅広い事業ポートフォリオを基盤にグローバルで事業を展開する中、人的資本は価値創造の源泉であるとの認識のもと、人財の確保・育成・活用の重要な経営課題として位置づけております。人的資本に関して当社が認識する主なリスクは以下のとおりです。 (1)高度専門人財の確保・育成に関するリスク 当社グループが事業戦略上重要と位置付ける経営人財・グローバル人財、研究開発人財、デジタル人財等の確保・育成が計画通りに進まない場合、研究開発の遅延、品質保証体制の弱体化、競争力の低下を招く可能性があります。 (2)国内外における人財マネジメントの複雑性に関するリスク 各国・地域の法規制、雇用慣行、文化の差異に適切に対応できない場合、現地事業の遂行遅延、コンプライアンスの不備、統治機能の低下につながるおそれがあります。 (3)職場環境及び従業員の健康に関するリスク 健康経営の推進や働きやすい職場環境整備が十分に機能しない場合、生産性やエンゲージメントの低下、離職率の上昇など、組織パフォーマンスの毀損につながる可能性があります。 (4)多様性・包括性(DE&I)推進に関するリスク 多様な人財が活躍できる環境整備が不十分な場合、意思決定の多角性が損なわれ、イノベーションの停滞や採用競争力の低下を招く可能性があります。 (5)人権尊重・内部通報体制の運用に関するリスク 人権侵害の予防・救済や内部通報制度の運用が適切になされない場合、レピュテーション低下や事業継続への負の影響につながるおそれがあります。 2.人的資本に関する機会 上記リスク管理と並行し、人的資本への計画的投資は、当社の持続的成長に資する機会を創出します。 (1)人財育成によるイノベーション創出 経営人財・グローバル人財、研究開発人財、デジタル人財など、当社グループの持続的成長に不可欠な重要人財を計画的に育成・確保することにより、革新的な製品・サービスの創出が促進され、将来の成長機会を継続的に生み出す事業基盤が強化されます。これらの取り組みは、中長期的な収益力の向上と競争優位性の確立に直結し、企業価値向上の原動力となります。 (2)多様な事業構造がもたらすキャリア創出機会 医療関連事業、ニュートラシューティカルズ関連事業、消費者関連事業など、多岐にわたる事業ポートフォリオを有する当社グループでは、従業員に多面的なキャリアを形成する機会を提供しています。これにより、多角的視点と既成概念にとらわれない発想力を持つ人財が育成され、事業間連携によるシナジーの深化や企業価値の向上が期待されます。さらに、多様な専門性やバックグラウンドを有する人財の活躍を推進することで、組織全体の創造性が高まり、顧客課題・社会課題に応える新たな製品・サービスの創出につながります。 (3)従業員エンゲージメント向上による組織の活性化 従業員エンゲージメント向上を目的としたグループ横断的タスクフォースの設置により、企業文化の浸透や組織を超えた好事例の共有が体系的に進展し、組織全体の生産性向上と職場の活性化が期待されます。また、健康経営の実践や職場環境の最適化によって従業員のエンゲージメント及び定着率が改善し、人的資本が持つ価値を継続的に引き出すための基盤が強化されます。これらの取り組みは、企業ブランドの向上や採用競争力の強化にも寄与し、当社グループの持続的成長を支える重要な要素となります。 3.リスク管理プロセス 当社グループでは、各社人事部門が事業部門及び海外を含む主要事業会社の人事部門と連携し、労働市場動向、事業戦略との整合性、社会・規制動向、人事関連データ等を踏まえて、人的資本に係るリスク及び機会を体系的に抽出しています。特定されたリスクと機会については、人事戦略に反映した具体的施策へと落とし込み、適切なKPIを設定したうえで進捗管理を行っています。また、グループ全体の人財育成や職場環境整備、企業文化の醸成に関する取り組みは、「大塚グループ サステナビリティ推進委員会」に報告・共有されます。同委員会は、これらの活動状況を定期的に審議し、その結果を取締役会へ報告することで、グループガバナンスの実効性向上に寄与しています。さらに、評価及び管理の結果については、サステナビリティ開示基準に沿って、有価証券報告書、統合報告書、コーポレートサイト等を通じて適時・適切に開示しています。加えて、投資家や外部ステークホルダーからのフィードバックを踏まえ、リスク認識や施策の見直しを継続的に行うことで、改善サイクルの高度化を図っています。  3.事業等のリスク 2.認識している重要なリスク (2)各事業領域共通の重要なリスク「人財確保・育成、企業文化・企業理念の浸透に関するリスク」及び「人権に関するリスク」もあわせてご参照ください。 ④ 指標及び実績Ⅰ.企業理念の実現に向け、イノベーションの源泉である人財力を強化 当社グループは、イノベーションの源泉である「人財力の強化」を戦略とし、独自の人財育成プログラム及び継続的な研修を通じて、従業員一人ひとりの能力開発を支援しています。幅広い事業ポートフォリオを背景に、部門横断的な人財ローテーションや、海外出向、人事部門間の戦略的協業を含む、事業間を超えた多面的なキャリア形成を可能にする仕組みを構築しています。これにより、従業員が広い視野と多様な経験を獲得し、新たな価値創出につなげています。 独自の人財育成プログラムを通じた「流汗悟道」「実証」「創造性」を実践する人財の育成 2024年度研修総計(グローバル30社計)研修参加者数:延べ50,141名、教育研修時間:323,347時間、教育研修費用:約17億円*集計範囲については、後述の「注)集計範囲について」をご参照ください。 a.経営人財・グローバル人財 不確実性の高い事業環境に対応するため、当社グループは、失敗を恐れず挑戦し、企業理念を体現する経営人財及びグローバル人財の育成を推進しています。国際化が進む事業環境において、異文化環境下でもリーダーシップやチームワークを発揮でき、自己成長に取り組む人財の強化を通じて、グループ全体の競争力向上に取り組んでいます。さらに、持続的成長とガバナンス強化を目的に、経営幹部層の計画的な後継者育成(サクセッションプランニング)を推進し、将来の経営を担う候補者の発掘・育成に努めています。 研修例事業会社タイトル研修内容/目的実績大塚ホールディングス/グループ各事業会社Integrated Leadership Program全体を俯瞰する力を強化し、文化・理念を軸に全社戦略と変革を担うグローバル経営人財を育成する累計参加人数*308名Global Leadership Program多国籍の参加者と共に理念を内在化し、経営人財としての人間力と経営力を高める累計参加人数84名(内日本人14名)Otsuka Globale-Learning Platform世界の社員共有の学習プラットフォーム。グローバルでの学習機会を共有し、ビジネスにおけるリテラシーやスキルの学習に加え、各社のトップ経営者からのメッセージなど大塚独自の取り組みを通じて世界の社員がともに学ぶ場を提供する延べ8,800名超(80社、29カ国・地域)大塚ホールディングス/大塚製薬Otsuka Leadership HUB職種を超えたネットワーク形成のHUBとなる人財となるよう、経営判断や戦略・組織運営を学び、組織変革を牽引するリーダーを育成する2025年参加人数25名Career Infusionグローバルビジネスに携わることを目指す社員を対象に、海外で活躍する社員から業務や異文化対応を学び、視野を広げる公募型研修累計参加人数87名海外赴任前研修赴任後の異文化環境への適応と業務パフォーマンスの最大化を目指すオンライン研修累計参加人数163名大塚製薬工場次世代経営リーダー育成プログラム会社・自部門の新たな姿を描きその実現をリードする、次世代経営リーダーに必要なスキルとマインドを学ぶ選抜型研修累計参加人数37名Next Leadership Training次世代リーダー候補として組織を牽引し、戦略実現に貢献する力を養う選抜型研修累計参加人数70名大鵬薬品工業大鵬塾グローバル経営人財候補として課題解決力と異文化対応力を強化し、将来のリーダーを育成する階層別選抜型研修累計参加人数42名 * 2016年~2025年、前身のSenior Leadership ProgramとMiddle Leadership Programを含む ※累計参加人数は2025年12月末時点 国内からの海外出向者数:170名(大塚ホールディングス㈱、大塚製薬㈱、㈱大塚製薬工場、大鵬薬品工業㈱、大塚化学㈱、大塚食品㈱、大塚メディカルデバイス㈱計 2025年12月末現在) b.研究開発人財 当社グループは、研究開発領域において「高度な専門性」「異分野融合を通じた創造性」「グローバル環境への適応力」を備えた人財の育成・確保を重視しています。 創薬部門では、重点領域における深い専門知識に基づく研究推進を目的に、博士号保有者や国内外のアカデミア出身の研究者を積極採用しています。また、国内外研究所間の人財交流やローテーションを通じて、先端技術や研究文化に触れる機会を提供し、創造的な課題解決に不可欠な多角的視点の育成にも取り組んでいます。新薬開発部門では、変化の大きい臨床開発環境に柔軟に対応し、国際共同開発を主導できる人財育成を重視しています。部門独自の語学研修や選抜型リーダー育成プログラムを通じて、国際的なコミュニケーション力や意思決定力の強化を図っています。 博士号保有者数:570名(大塚ホールディングス㈱、大塚製薬㈱、㈱大塚製薬工場、大鵬薬品工業㈱、大塚化学㈱、大塚メディカルデバイス㈱、大塚電子㈱、大塚テクノ㈱、岡山大鵬薬品㈱、東山フイルム㈱、㈱JIMRO、イーエヌ大塚製薬㈱、㈱ジェイ・オー・ファーマ計 2025年末現在) c.デジタル人財 当社グループは、デジタル化の推進を、個々の働き方の最適化や価値観の最大化や競争力の向上につなげるための重要な取り組みと位置づけ、デジタル人財の育成を重点施策の一つとして進めています。2025年7月には、横断的な人財育成プラットフォームである「大塚デジタルアカデミー(Otsuka Digital Academy)」を開学し、デジタル化を担うリーダー人財の育成及び全社員のデジタルリテラシー向上に向けた取り組みを体系的に推進しています。同アカデミーでは、従来のグループ共通研修や各社独自の取り組みに加え、研修で得た知識を実務で活用できるよう支援体制の整備を進めています。また、業務への実装支援やフォローアップ研修を通じて、知識・スキルの定着を図る仕組みづくりにも取り組んでいます。さらに、全社員を対象としたデジタル関連リテラシー研修を計画的に展開し、社員によるデジタル化の実践や、そこで得られた知見・事例がグループ内で共有され、各事業に生かされる循環的な仕組みの構築を目指しています。 Ⅱ.人財力を最大化させるための環境整備 当社グループは、企業文化を自ら実践し体現できる人財こそが持続的成長を支える基盤であると捉えています。そのため、従業員一人ひとりが健康で活力をもって成長し続けられるよう、能力や個性を発揮できる職場環境の整備に取り組んでいます。また、企業理念と企業文化の醸成を推進することで、全従業員が主体的に力を発揮し、新たな価値創出につなげる人財基盤の強化を図っています。 多様な事業を有する大塚グループならではの多彩な人財が活躍できる職場・組織づくりと機会の提供a.事業戦略と連動した人財戦略 当社グループは、戦略的な人的資本投資と全社的な組織力強化に向け、人事部門と事業部門の連携強化のほか、さらに深化した情報分析と意思決定を実現するための人財に関するデータの基盤整備や、KPIマネジメントを通じた人事施策を推進しています。人事部門のグローバル連携も強化し、担当役員と海外主要事業会社の人事責任者を中心に、個社を超えた連携と事業マネジメントの各社協業推進、組織横断的な人財登用、人財育成、戦略的要員計画などについて議論を進めています。 b.ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)の推進 当社グループでは、DE&Iを人的資本の取り組みの重要な戦略的要素として取り入れることで、様々なバックグラウンドを持つ人財が活躍できる職場づくりを推進しています。幅広い事業ポートフォリオを有するグループとしての強みを活かし、すべての従業員に平等な成長の機会を提供することで、グループの持続的な成長とイノベーションを支える強固な基盤を構築しています。 大塚製薬ではダイバーシティ&インクルージョン推進プロジェクトを中心に、属性に関わらず、すべての従業員が働きやすい環境を整えることを目的に活動しています。“人財の多様性を尊重し個々の能力を生かすことによって、新たな価値を創造し企業競争力を向上させ継続的発展へと導くこと”を目標に社内の情報や経験の共有、従業員のモチベーション維持・向上のための施策を積極的に実施するとともに、各種制度や活動を従業員に浸透させるための活動を通して、働きがいにつながる環境づくりを行っています。 また、当社グループでは障がい者の就業機会の創出を図るとともに、障がいのある方が能力を十分に発揮し活躍する場を提供しています。大塚製薬は2011年に特例子会社「はーとふる川内株式会社」を設立し、ノーマライゼーションの実現に向けて、身体、知的ならびに精神に障がいのある方たちの雇用にも積極的に取り組んでいます。 指標集計範囲実績(2025年度)女性管理職比率 12.3%男性育児休業取得者数 296名女性育児休業取得者数国内19社144名男性育児休業取得率 84.1%女性育児休業取得率 102.9%*障がい者雇用率国内21社2.6%(2025年6月1日時点)* 本取得率における算定方法の特性上、育児休業をその年度に初めて取得した従業員を基準に 算定するため、前年度以前に出生した子に関する休業取得が含まれる場合があります。 主な研修例事業会社タイトル研修内容/目的実績大塚製薬自主的勉強会「WING」全国からメンバーを募り、応募したメンバー内で活動のテーマ決めから具体的活動内容まで自主的に行う組織横断の勉強会。「大塚が成長発展し続けるために まず、わたし達が変わり会社を変える」をテーマに、会社をより良くするための課題抽出とその解決策を議論する。2009年から実施DEIセミナー(旧 イクボスセミナー)仕事も人生も楽しむことで、良いシナジーが生まれるような生き方を提案する、役員及び全社員を対象とした講演会。より働きやすい職場環境を目指し、2015年10月にはイクボス企業同盟※に加入。2015年から実施1 on 1の推進上司とメンバー(部下)間で、メンバーの気づきや主体性を引き出し、よりよい関係構築を目的として定期的な1on1を推進している。大鵬薬品LGBTQ研修基礎知識や事例、日本社会の現状に加え、具体的な施策を紹介。受講者には大鵬オリジナル アライステッカー(LGBTQ権利尊重の意思表示)を配布し、社内での理解促進を図っている。2017年から実施※2015年に特定非営利活動法人ファザーリング・ジャパン(代表理事:安藤哲也氏)が主宰 c.健康経営 健康経営統括責任者である大塚ホールディングスの代表取締役副社長のもと、大塚製薬健康保険組合、各グループ会社の健康経営推進者や産業医・産業保健師といった専門職スタッフが連携し、組織横断で従業員やそのご家族の健康維持・増進に向けた取り組みを進めています。 当社では、健康推進に向けて「健康意識向上」「健康目標達成」「Well-beingの推進」という3つのフェーズを設定し、戦略的かつ段階的に目標達成を図っています。各フェーズに応じた施策を展開することで、社員一人ひとりの健康とWell-beingを支援し、企業全体の生産性向上や組織の活性化を促進します。企業価値の向上を図るとともに、トータルヘルスケア企業として、世界の人々にWell-beingを提供することの実現を目指しています。 ■健康経営推進のロードマップ 2024年度2025年度 目標実績目標健診受診率84.0%85.5%85.0%特定保健指導実施率73.5%68.1%74.0% ※大塚製薬健康保険組合(大塚グループ国内企業対象)の被保険者と被扶養者 外部評価外部認証内容事業会社健康経営優良法人大規模法人部門 ホワイト500大塚製薬、大鵬薬品大規模法人部門大塚ホールディングス、大塚製薬工場、大塚倉庫、大塚化学、大塚食品、イーエヌ大塚製薬中小規模法人部門ブライト500大塚ウエルネスベンディング中小規模法人部門 ネクストブライト1000大塚製薬健康保険組合、大塚テクノ中小規模法人部門大塚メディカルデバイス、大塚ビジネスサポート、大塚電子、大塚メカトロニクス、はーとふる川内、岡山大鵬、大塚包装工業、JIMRO d.労働安全衛生 当社グループは、すべての事業活動において安全と健康の確保を重要な経営要素と位置づけ、関係者への教育・訓練を含む安全で健康的な職場環境の整備に取り組んでいます。また、安全衛生に関する情報交換会等を通じて、生産・研究部門を中心にグループ各社で発生した労働災害事例を共有し、再発防止に努めています。 2024年度労働災害度数率:1.37(労働災害による死傷者数/延べ実労働時間数×1,000,000、グローバル30社)2024年度労働災害強度率:0.00(延べ労働損失日数/延べ実労働時間数×1,000、グローバル21社) e.従業員の人権の尊重 2024年、当社コンプライアンス・人事・サステナビリティ推進担当で構成される「大塚グループ 人権タスクフォース」が発足しました。本タスクフォースは、「大塚グループ 人権方針」及び国連「ビジネスと人権に関する指導原則」に基づき、人権尊重をグループ全体で実行的に推進するためのグループ横断的な組織として機能しています。具体的には、グループの事業活動における人権リスクを特定・評価し、予防・軽減に取り組む「人権デュー・ディリジェンス」の強化、社内外からの懸念に対応する人権救済メカニズムの整備、人権尊重を事業活動に組み込むための教育・研修や啓発活動の企画・実施などを体系的に推進しています。 従業員エンゲージメントを向上させる仕組みづくり 当社グループは、マテリアリティ「企業理念を実現する人財の育成と環境整備」において、従業員エンゲージメントに関する指標を設定しています。2024年には横断的にタスクフォースを立ち上げ、従業員エンゲージメントの位置づけ、求める人財像に関する共通理解、評価方法の確立等に向けた検討を進めています。  本タスクフォースでは、事業会社ごとの特性を尊重しながら、グループとして一貫した組織分析及び改革の推進体制を強化することを目指しています。グループ共通の価値基準や評価方法に、各事業会社が有する固有の視点を組み合わせることで、従業員育成、組織診断、組織改革などに活用できる仕組みづくりを進めています。また、エンゲージメント調査については、使用する調査方法と運用基盤の統一を段階的にすすめており、2025年には大塚ホールディングス、大塚製薬、大塚メディカルデバイス、大塚食品において統一運用を開始し、2026年以降は大鵬薬品、大塚化学、大塚製薬工場、大塚倉庫へ対象を拡大していく予定です。さらに、企業文化の浸透度・挑戦に関する指標(社員挑戦指数、挑戦応援指数)、中期経営計画の理解度に関する共通設問をグループ内で統一しています。これにより、各社が共通の価値観を共有し、従業員が日々の業務で拠り所とする基盤を形成するとともに、従業員が「大塚グループとして求められる姿」を理解し、人財育成の質向上につながる仕組みとして機能することを期待しています。  エンゲージメント調査の結果については、取締役会へ報告されるとともに、執行役員及び部門長に対して結果及び分析内容を共有し、対応アクションの検討・実行を依頼します。また、各部門には、年代、勤務歴、等級など多様な切り口で自部門の結果を分析できるダッシュボードを提供し、その分析を踏まえて部門目標に反映させる取り組みを進めています。 2025年度エンゲージメント調査結果と取り組み(大塚ホールディングス及び大塚製薬) 2025年度に実施した従業員エンゲージメント調査においては、両社共通して、大塚グループの製品・サービスに対する強い信頼及び肯定的な認識が示されるとともに、経営陣の意思決定に対しても高い信頼を寄せていることが確認されました。一方で、調査自体への期待度が低いことに加え、会社の経営方針や今後の変革の方向性が従業員に十分に伝わっておらず、その理解や適応を支援する仕組みが不足している点、さらに中期経営計画と日常業務とのつながりが明確でない点が課題として明らかになりました。 これらを踏まえ、2026年度は調査結果を部門単位で詳細に分析し、各部門において分析結果に基づく人財育成・組織活性化に向けた目標及びアクションプランの策定・実行を促進していきます。また、部門ごとの組織改革に関する具体的取り組み内容の共有を進めるとともに、経営層からの情報発信機会を拡充し、エンゲージメント調査の考え方及び結果、今後の取り組み等を体系的に共有する場や対話の機会を定期的に設けることにより、全社的な情報伝達と双方向コミュニケーションの強化を図ることを計画しています。 注)集計範囲について各実績は、提出会社及び主要な連結子会社の集計範囲で算出しております。 表記データ集計グローバル30社大塚ホールディングス㈱、大塚製薬㈱、㈱大塚製薬工場、大鵬薬品工業㈱、大塚倉庫㈱、大塚化学㈱、大塚食品㈱、大塚メディカルデバイス㈱、大塚電子㈱、大塚テクノ㈱、岡山大鵬薬品㈱、大塚包装工業㈱、大塚オーミ陶業㈱、東山フイルム㈱、大塚ウエルネスベンディング㈱、㈱JIMRO、大塚ビジネスサポート㈱、イーエヌ大塚製薬㈱、㈱ジェイ・オー・ファーマ、大塚ファーマシューティカルD&C Inc.、大塚アメリカファーマシューティカル Inc.、ファーマバイト LLC、大塚ファーマシューティカルヨーロッパ Ltd. 、ニュートリション エ サンテ SAS 、PTアメルタインダ大塚、大塚慎昌(広東)飲料有限公司 、天津大塚飲料有限公司、浙江大塚製薬有限公司 、PT大塚インドネシア、大鵬オンコロジー Inc.グローバル21社大塚ホールディングス㈱、大塚製薬㈱、㈱大塚製薬工場、大鵬薬品工業㈱、大塚倉庫㈱、大塚化学㈱、大塚食品㈱、大塚メディカルデバイス㈱、大塚電子㈱、大塚テクノ㈱、岡山大鵬薬品㈱、大塚包装工業㈱、大塚オーミ陶業㈱、東山フイルム㈱、大塚ウエルネスベンディング㈱、㈱JIMRO、大塚ビジネスサポート㈱、イーエヌ大塚製薬㈱、㈱ジェイ・オー・ファーマ、大塚ファーマシューティカルD&C Inc.、大塚アメリカファーマシューティカル Inc.国内21社大塚ホールディングス㈱、大塚製薬㈱、㈱大塚製薬工場、大鵬薬品工業㈱、大塚倉庫㈱、大塚化学㈱、大塚食品㈱、大塚メディカルデバイス㈱、大塚電子㈱、大塚テクノ㈱、岡山大鵬薬品㈱、大塚包装工業㈱、大塚オーミ陶業㈱、東山フイルム㈱、大塚ウエルネスベンディング㈱、㈱JIMRO、大塚ビジネスサポート㈱、イーエヌ大塚製薬㈱、日本理化学工業㈱、大塚メカトロニクス㈱、㈱ジェイ・オー・ファーマ国内19社大塚ホールディングス㈱、大塚製薬㈱、㈱大塚製薬工場、大鵬薬品工業㈱、大塚倉庫㈱、大塚化学㈱、大塚食品㈱、大塚メディカルデバイス㈱、大塚電子㈱、大塚テクノ㈱、岡山大鵬薬品㈱、大塚包装工業㈱、大塚オーミ陶業㈱、東山フイルム㈱、大塚ウエルネスベンディング㈱、㈱JIMRO、大塚ビジネスサポート㈱、イーエヌ大塚製薬㈱、㈱ジェイ・オー・ファーマ (3) 気候変動への取組① ガバナンス 当社グループは、世界の人々の健康に貢献するトータルヘルスケア企業として、事業を通じた地球環境の負荷低減に真摯に取り組み、地球の自然と未来を守る持続可能な社会づくりに貢献していきたいと考え、ガバナンス体制を構築しています。気候変動に関わる重要課題は、当社代表取締役副社長と、グループ各社の取締役、又は役員で構成される「大塚ホールディングス 環境委員会」において審議・決定しています。グループ全体の方向性に係る審議内容は当社取締役会の承認決議を経て、当社グループの対応方針として各社に共有され、各グループ事業会社 生産部門の取締役をはじめ環境管理担当者で構成される「大塚グループ 環境実務者委員会」によって実行、展開されます。本会議では、検討されたリスクや機会の評価、モニタリング結果の報告を行い、「大塚ホールディングス 環境委員会」は改善の指示、企画立案の承認を行います。また、モニタリング結果内容が事業戦略や経営資源に影響を及ぼす場合は、当社の取締役会で決議案件として都度、経営計画に組み込まれます。本委員会は、サステナビリティ全体の戦略や方向性を決定する「大塚グループ サステナビリティ推進委員会」の傘下に位置づけられており、グループのサステナビリティ活動の一つとして役割を担っています。 ■大塚グループ環境推進体制 ② 戦略 当社グループは、事業活動におけるすべての環境負荷をゼロにするという2050年環境ビジョン「ネットゼロ」を掲げています。グループの事業活動におけるCO2 排出量の削減に加え、サプライチェーン全体での環境負荷をゼロにすることを目指し、気候変動に関する重要な財務、及び戦略に影響を及ぼす可能性のあるリスクと機会の評価・分析を実施しています。また、気候変動に対応する脱炭素化への取り組みが必要と認識し、再生可能エネルギーの積極的な導入や、エネルギー利用効率の最大化など、環境負荷低減と事業成長への貢献の両立に取り組んでいます。 a.シナリオ分析プロセス 気候変動関連の2℃未満シナリオ及び4℃シナリオにおける事業リスクと機会を、IEA(国際エネルギー機関)*1、及びIPCC(気候変動に関する政府間パネル)*2等が示すシナリオを用いて分析し、適応策と財務影響等について検証しました。今後もリスクと機会の評価・分析を継続的に実施し、シナリオ分析の拡充を進めていきます。*1 IEA World Energy Outlook 2020( Sustainable Development Scenario, Stated Policy Scenario )*2 IPCC( RCP2.6, RCP8.5 ) ■気候関連リスクに伴う財務影響及び対応 ■気候関連機会に伴う財務影響及び対応 b.レジリエンス強化に向けた適応策 気候変動が事業に与えるリスク・機会と財務インパクトを把握するため、シナリオ分析を実施しました。その結果、炭素税をはじめとする地球温暖化対策の政策手段の導入や規制強化によるエネルギーコストの上昇に関して、当社の事業活動に影響を及ぼす可能性があることが分かりました。これらのリスクを回避・軽減する適応策として、産業革命前からの気温上昇を1.5℃に抑える「1.5℃水準」に対応した気候変動目標を改定し、再生可能エネルギーの導入拡大やメガソーラー設備の導入、燃料転換などを推進し、温室効果ガス排出削減目標の達成とともに、さらなる事業活動のレジリエンス強化に取り組んでいます。 ③ リスク管理 気候関連リスクによる重大な財務、及び戦略に影響を及ぼす可能性のあるリスクを「大塚ホールディングス 環境委員会」及び「大塚グループ 環境実務者委員会」にて定期的に評価・分析しています。リスク評価の中で重要と判断された場合には、「大塚ホールディングス 環境委員会」委員長が取締役会に報告し、審議・承認された内容は、当社グループの対応方針として各社に共有し、気候関連リスク低減へのマネジメントを図っています。 ④ 指標及び目標指標2017年度実績2024年度実績2017年度比CO2排出量(Scope1,2)818,000t-CO2*557,000t-CO2*△31.9%2028年目標:CO2排出量を2017年比50%削減* 排出量は、丸め幅100tCO₂に基づき端数処理を行い表示しています。  当社の気候変動における指標及び目標等の詳細については、「環境報告書」をご参照ください。大塚ホールディングス「環境報告書」https://www.otsuka.com/jp/sustainability/environmental_report.html
主要な設備の状況 FY2025 / 約3,034字
2【主要な設備の状況】(1) 提出会社事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(名)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積千㎡)使用権資産その他合計東京本部(東京都港区)全社的管理業務事務設備---(-)9,32539,328194研修施設(徳島県板野郡板野町)全社的管理業務研修設備4,028--(-)-1384,1672大塚化学㈱徳島工場(徳島県徳島市)全社的管理業務その他3664,035-(-)-44,405-大阪国際美術館(徳島県鳴門市)全社的管理業務その他10,441--(-)-3210,474- (2) 国内子会社会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(名)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積千㎡)使用権資産その他合計大塚製薬㈱本社(東京都千代田区及び東京都港区他)全社的管理業務事務設備他6,006174,255(442)5,3011,24116,8221,227大塚製薬㈱徳島美馬工場(徳島県美馬市)医療関連事業生産設備5,6295,8251,668(151)338513,512140大塚製薬㈱徳島工場(徳島県徳島市)医療関連事業ニュートラシューティカルズ関連事業生産設備9,0756,4871,149(204)4603,42920,601857大塚製薬㈱徳島板野工場(徳島県板野郡板野町)医療関連事業ニュートラシューティカルズ関連事業生産設備1,9322,2414,359(400)-2838,816214大塚製薬㈱徳島ワジキ工場(徳島県那賀郡那賀町)医療関連事業ニュートラシューティカルズ関連事業生産設備1,7551,8651,302(223)-2095,132242大塚製薬㈱佐賀工場(佐賀県神埼郡吉野ヶ里町)医療関連事業ニュートラシューティカルズ関連事業生産・研究設備2,0843,0662,260(157)-4027,815280大塚製薬㈱袋井工場(静岡県袋井市)ニュートラシューティカルズ関連事業生産設備5519315,342(73)-826,908100大塚製薬㈱徳島研究所他3研究所(徳島県徳島市他)医療関連事業ニュートラシューティカルズ関連事業研究設備5,78851434(4)-2,9719,246414大塚製薬㈱大阪創薬研究センター(大阪府箕面市)医療関連事業研究設備11,170-1,250(46)-1,84914,270164㈱大塚製薬工場本社・鳴門工場・研究所(徳島県鳴門市)医療関連事業ニュートラシューティカルズ関連事業事務・生産・研究設備5,6502,359796(89)1101,56710,480971㈱大塚製薬工場松茂工場(徳島県板野郡松茂町)医療関連事業ニュートラシューティカルズ関連事業生産設備5,2788,7151,740(110)5547816,267491㈱大塚製薬工場釧路工場(北海道釧路市)医療関連事業生産設備1,7551,894103(134)193494,122247㈱大塚製薬工場富山工場(富山県射水市)医療関連事業生産設備1,0061,4331,560(75)143024,317158大鵬薬品工業㈱本社(東京都千代田区)全社的管理業務事務設備4871467(0)3,5561144,239688大鵬薬品工業㈱徳島工場他(徳島県徳島市)医療関連事業ニュートラシューティカルズ関連事業生産・研究設備4,1701,451284(108)-8216,728319大鵬薬品工業㈱北島工場(徳島県板野郡北島町)医療関連事業生産設備7,0869389,373(277)4836217,809103大鵬薬品工業㈱埼玉工場(埼玉県児玉郡神川町)医療関連事業生産設備4,5641,9371,812(40)-7589,073139大鵬薬品工業㈱つくば研究センター(茨城県つくば市)医療関連事業研究設備2,442741,224(89)-1,2304,970233大塚化学㈱徳島工場(徳島県徳島市)その他の事業生産設備1,1993,408503(102)32105,325243イーエヌ大塚製薬㈱花巻工場(岩手県花巻市)医療関連事業生産・研究設備3,7984,7391,204(88)-41510,157307㈱ジェイ・オー・ファーマ本社(工場含む)(島根県出雲市)医療関連事業事務・生産設備1,9072,083242(14)2452354,715271大塚倉庫㈱首都圏第二センター(千葉県浦安市)その他の事業倉庫---(-)5,904-5,90430大塚食品㈱徳島工場(徳島県徳島市)消費関連事業生産設備7152,935196(58)463314,342101 (3) 在外子会社会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(名)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積千㎡)使用権資産その他合計大塚アメリカファーマシューティカルInc.本社(アメリカ合衆国)医療関連事業事務設備---(-)4,766-4,766789CILアイソトープセパレーション LLCジーニア工場(アメリカ合衆国)医療関連事業生産・研究設備9,4939,509124(134)-2819,15785アドバンスドバイオケミカルコンパウンド GmbHラーデベルク工場(ドイツ連邦共和国)医療関連事業生産・研究設備4,6873,915142(10)40-8,786335リッジヴィンヤーズ Inc.本社(アメリカ合衆国)消費者関連事業生産・研究設備1,2991,3211,839(230)704135,17771ファーマバイト LLCサンフェルナンド工場(アメリカ合衆国)ニュートラシューティカルズ関連事業生産設備9012,140-(-)1,684104,736271ファーマバイト LLCアラバマ工場(アメリカ合衆国)ニュートラシューティカルズ関連事業生産設備6,9386,110187(202)-1213,248683ファーマバイト LLCニューオールバニー工場(アメリカ合衆国)ニュートラシューティカルズ関連事業生産設備29,1048,7691,433(169)-13739,445191大塚ICUメディカル LLCオースティン工場(アメリカ合衆国)医療関連事業生産・研究設備9,3428,0702,582(600)-8520,0811,250ニュートリション エ サンテ SASルヴェル工場(フランス共和国)ニュートラシューティカルズ関連事業生産設備2,5733,003251(30)1851086,122691韓国大塚製薬㈱郷南工場(大韓民国)医療関連事業生産設備5,3852,238295(28)-1568,076127PT大塚インドネシアラワン工場(インドネシア共和国)医療関連事業生産設備8562,833242(76)-1,1125,044600PTアメルタインダ大塚スカブミ工場(インドネシア共和国)ニュートラシューティカルズ関連事業生産設備1,5794,814612(225)151367,157462大塚製薬インド㈱クラリオン工場(インド共和国)医療関連事業生産設備1,2593,6531,495(112)-756,484495(注)帳簿価額のうち「その他」は、「工具、器具及び備品」の合計であります。
コーポレート・ガバナンスの概要 FY2025 / 約7,334字
(1)【コーポレート・ガバナンスの概要】① コーポレートガバナンスに関する基本的な考え方 当社は、“Otsuka-people creating new products for better health worldwide”(世界の人々の健康に貢献する革新的な製品を創造する)という企業理念の実践を通じて、持続的かつ中長期的な企業価値の増大を実現するため、透明性・公平性を保ちつつ、迅速な意思決定を行うとともに、顧客、取引先、従業員、地域社会、株主等すべてのステークホルダーとの対話により信頼に応え社会的責任を果たしていくことを基本方針としております。当社は、「コーポレートガバナンス・ガイドライン」を定め、当社のコーポレートガバナンスに関する基本的な方針を規定しております。 ② 企業統治の体制及び当該体制を採用する理由 当社は、会社法上の機関設計として監査役会設置会社を採用しており、取締役会、監査役会及び会計監査人を設置しております。また、取締役会の諮問機関として、社長及び全社外取締役から構成されるコーポレートガバナンス委員会を設置し、当社におけるコーポレートガバナンスの在り方、社長その他経営幹部のサクセッションプラン、経営人材の育成、その他当社グループの経営課題を議論し必要に応じて取締役会に答申を行っております。また、コーポレートガバナンス委員会の小委員会として、全社外取締役から構成される指名・報酬委員会を設置し、社長の評価、取締役・監査役の選解任、取締役の評価・報酬等に関する事項について審議し決定した事項について、コーポレートガバナンス委員会に報告の後、必要に応じて取締役会に答申を行っております。 当社は定款により、取締役の員数を18名以内、監査役の員数を5名以内とする旨を規定しております。 当社の企業統治の体制の概要図は、以下のとおりです。 (本報告書提出日現在) (当該体制を採用する理由) 当社においては、社外取締役を含む取締役会が、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を図るため、経営計画の実行を推進するとともに、経営に対する監督を行い、収益力・資金効率等を向上させる役割・責務を負っております。監査役会設置会社である当社は、取締役から独立した監査役及び監査役会が軸となり、会計監査人及び内部監査部との連携を図りながら取締役の職務執行の監査を実施することにより、企業の健全性を確保し、社会的信頼に応える良質な企業統治体制を確立しております。イ.取締役及び取締役会取締役会は取締役会規程に基づき、定例の取締役会を毎月一回開催するほか、必要に応じて適宜臨時に開催し、経営に関する重要事項の意思決定及び業務執行の監督を行っております。取締役は本報告書提出日現在13名(うち社外取締役5名)です。なお、事業年度に関する経営責任の明確化を図るため、取締役の任期を1年としております。(本報告書提出日現在(2026年3月26日)の取締役会の議長、構成員の氏名等)  議長  代表取締役社長兼CEO  井上眞      代表取締役会長    大塚一郎      代表取締役副社長   松尾嘉朗      取締役CFO       牧野祐子      取締役        高木修一、小林将之、東條紀子      取締役相談役     樋口達夫      社外取締役      松谷有希雄、青木芳久、三田万世、北地達明、瀬口二郎 2025年度の取締役会での主な審議事項カテゴリー審議回数主な報告・議論など業績・予算13• 連結業績・計画進捗状況のモニタリング• 事業会社単体の業績、各事業セグメントの現況・課題に関する協議• 中期経営計画進捗状況のモニタリングコーポレートガバナンス34• 取締役会の実効性向上に向けた課題抽出• 役員人事・報酬に関する承認• 子会社の活動状況のモニタリング• グループガバナンス強化に向けた施策進捗状況の確認• 政策保有株式の見直しサステナビリティ3• 太陽光発電導入の進捗と今後の運用方法• 欧州サステナビリティ関連法規制に関する審議• サステナビリティ戦略に関する審議M&A・提携10• 大塚製薬㈱眼科遺伝子治療薬「4D-150(抗VEGF薬)」のライセンス契約に関する審議• 大鵬薬品工業㈱ アラリス社買収に関する審議リスクマネジメント6• 内部統制報告書の承認、グローバル研修の実施結果及び利益相反確認結果の報告、活動報告と活動計画の承認• 内部通報に関する年間報告(通報窓口整備状況、通報件数、概要)、及び取り組み計画承認• 海外危機管理に対する取り組み強化の進捗状況報告財務戦略11• 資金調達方針の策定• 配当方針の策定• 自己株式取得に関する審議IT1• グループ AI ポリシー発行 ロ.コーポレートガバナンス委員会 当社は2017年2月よりコーポレートガバナンス委員会を設置しています。コーポレートガバナンス委員会は、取締役会の諮問機関として、当社におけるコーポレートガバナンスの在り方、社長その他経営幹部のサクセッションプラン、経営人材の育成、その他当社グループの経営課題を議論し、必要に応じて取締役会に答申を行っております。同委員会は、社長及び全ての社外取締役(本報告書提出日現在5名)の6名で構成され、委員長については社外取締役の中から互選により選任されます。(本報告書提出日現在のコーポレートガバナンス委員会の議長、構成員の氏名等)  議長(委員長)  社外取締役      松谷有希雄           代表取締役社長兼CEO  井上眞           社外取締役      青木芳久、三田万世、北地達明、瀬口二郎  なお、当事業年度中におけるコーポレートガバナンス委員会の議長、構成員の氏名等は以下のとおりです。  議長  代表取締役社長兼CEO  井上眞      取締役副社長     松尾嘉朗(総務担当取締役)      社外取締役      松谷有希雄、関口康*、青木芳久、三田万世、北地達明、瀬口二郎*  *関口康氏は任期満了の2025年3月まで、瀬口二郎氏は取締役就任後の2025年4月以降の構成員です。  2025年度のコーポレートガバナンス委員会におきましては、コーポレートガバナンスの在り方、社長その他経営幹部のサクセッションプラン、経営人材の育成等について審議いたしました。 ハ.指名・報酬委員会 当社は、2023年4月より、コーポレートガバナンス委員会の小委員会として指名・報酬委員会を設置しています。指名・報酬委員会は、全社外取締役の5名で構成され、委員長は社外取締役の中から互選により選任されます。 指名・報酬委員会は、以下の事項を審議し、決定した事項については、コーポレートガバナンス委員会に報告の後、必要に応じて取締役に答申を行っております。  ①社長の評価  ②指名(取締役・監査役の選任・解任に関する事項)  ③報酬(取締役の評価・個別報酬、報酬体系、水準等に関する事項) 2025年度の指名・報酬委員会におきましては、取締役、経営幹部候補者の指名、次期インセンティブプラン等について審議いたしました。 ※当社は、2026年1月1日付でコーポレートガバナンス委員会及び指名・報酬委員会の構成を変更し、社内取締役から総務担当取締役を外しております。また、コーポレートガバナンス委員会の委員長を社長から、社外取締役の中から互選により選任されることに変更しております。※当社は、2026年3月27日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として「取締役13名選任の件」を提案しており、当該議案が承認可決されると、当社の取締役は13名(内、社外取締役5名)となります。また、当該定時株主総会の直後に開催が予定されている取締役会の決議事項として「代表取締役及び役付取締役選定の件」について付議される予定ですが、これらが承認可決された場合の取締役会の構成員について変更はありません。また、コーポレートガバナンス委員会及び指名・報酬委員会の構成、委員長も変更はありません。 取締役の活動状況(会議の出席状況)氏名当事業年度の出席回数/開催回数(出席率)取締役会コーポレートガバナンス委員会指名・報酬委員会大塚 一郎13回/13回(100%)--井上 眞13回/13回(100%)5回/5回(100%)2回/2回(100%)松尾 嘉朗13回/13回(100%)5回/5回(100%)2回/2回(100%)牧野 祐子13回/13回(100%)--高木 修一13回/13回(100%)--小林 将之13回/13回(100%)--東條 紀子13回/13回(100%)--樋口 達夫12回/13回(92.3%)--松谷 有希雄13回/13回(100%)5回/5回(100%)2回/2回(100%)関口 康3回/3回(100%)1回/1回(100%)1回/1回(100%)青木 芳久13回/13回(100%)5回/5回(100%)2回/2回(100%)三田 万世13回/13回(100%)5回/5回(100%)2回/2回(100%)北地 達明13回/13回(100%)5回/5回(100%)2回/2回(100%)瀬口 二郎9回/10回(90%)4回/4回(100%)1回/1回(100%)(注)1.関口康氏は2025年3月28日開催の定時株主総会終結の時をもって任期満了により退任しておりますので、任期中に開催された会議における出席状況を記載しています。2.瀬口二郎氏は、社外取締役に就任した2025年3月28日以降に開催された会議における出席状況を記載しています。 ニ.監査役及び監査役会 監査役は取締役会に出席して意見を述べるとともに、監査役会による監査を軸に取締役の職務遂行における経営の適法性、健全性を監視しております。監査役は、本報告書提出日現在4名(うち社外監査役3名)であります。 監査役による監査が実効的に行われることを確保するため、取締役及び使用人から職務の執行状況を聴取し、稟議書等その他業務執行に係る重要な文書を閲覧できる体制、業務執行に係る報告を求められた場合速やかに報告する体制を構築しております。また、監査役の職務を補助するものとして、監査役室を設置し、監査役会の招集事務及び監査役の業務補助を取締役の指揮系統から独立して実施しております。(監査役会の議長、構成員の氏名等)  議長  常勤監査役 鳥羽洋三      社外監査役 菅原洋、大澤加奈子、辻さちえ ※当社は、2026年3月27日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として「監査役4名選任の件」を提案しており、当該議案が承認可決されると、監査役会は引き続き監査役4名(内、社外監査役3名)となり監査役会の構成員について変更はありません。 ホ.内部監査部 内部監査部門として社長直轄の内部監査部(本報告書提出日現在8名)を設置し、当社及び当社の関係会社の財産及び業務全般に対して適正かつ効率的な業務執行がなされているかについて、「内部監査規程」に基づく監査を実施し、取締役会、社長及び監査役に定期的に報告を行っております。改善の必要性が指摘された場合には改善勧告を行い、その後の実施状況を確認し職務執行の適正化を図っております。 ヘ.内部統制部 当社は、内部統制をコンプライアンス・リスク管理と一体となって機能するコーポレートガバナンスの重要な構成要素と捉え、コンプライアンス・リスク管理の主管部署として内部統制部を設置し、内部統制システムの整備を推進しております。 内部統制部は、「大塚グループ・グローバル行動規準」等の大塚グループ・グローバル規程類の当社及び当社関係会社への浸透を図るとともに、各社のコンプライアンス・プログラム、リスク管理プログラムの構築・浸透を図っております。その整備・運用状況は、定期的に取締役会、監査役会及び会計監査人に報告されております。 また、当社及び当社の関係会社の財務報告に係る内部統制への対応につきましては、内部統制に関連する諸規程・マニュアルの整備や、運用ルールの周知徹底・教育を図るとともに、内部監査部との連携による運用状況の継続的モニタリングを行い、内部統制の経営者評価が確実に実施できる体制を整えております。 ト.会計監査人 当社は、会計監査人として有限責任 あずさ監査法人と監査契約を締結しており、公正不偏の立場から会計監査を受けております。 ③ 当社及び子会社から成る企業集団における業務の適正を確保するための体制 当社は大塚グループの企業価値の最大化の役割を担う持株会社として、大塚グループ全体の視点から業務の適正を確保するための体制を整備しております。 関係会社は、「関係会社管理規程」に規定された事項について、必要に応じて当社に報告し、その中で重要な事項については当社の承認を得ることとし、大塚グループの連携体制を確立しております。 当社及び主要な子会社においては、監査役制度を採用し、複数の監査役が取締役の職務執行行為を監査することによってその実効性を高めるべく取り組んでおります。監査役は、取締役会をはじめ各種重要な会議に出席し、監査方針・監査計画に従って、取締役の職務執行を監査する体制をとっております。また、当社監査役と主要事業会社の常勤監査役は、原則年4回のグループ監査役会の他個別の意見交換を実施し、情報の共有化、連携の強化を図り、各社の経営状況等について報告を求めることとしております。 また、当社の内部監査部は「内部監査規程」に基づき、関係会社も対象として監査を統括又は実施し、横断的なリスク管理体制及びコンプライアンス体制の構築を図り、一体的に業務の適正化を確保しております。 ④ リスク管理体制の整備の状況 職務執行に係る潜在するリスクについては、リスク管理に係る各規程を策定し、社員へのリスク管理教育の徹底を図り、リスク管理体制を構築しております。なお、不測の事態が生じた場合には、迅速な対応を行い、必要に応じて各種リスク管理に係る委員会を設置し、損害拡大を最小限に抑える体制を構築してまいります。 ⑤ 剰余金の配当等の決定 当社は、剰余金の配当等会社法第459条第1項各号に定める事項について、取締役会の決議によって定める旨定款に定めております。これは、剰余金の配当等会社法第459条第1項各号に定める事項を取締役会で決議することによって、資本政策の機動性を確保することを目的とするものであります。 ⑥ 中間配当 当社は、会社法第454条第5項の規定により、取締役会の決議によって毎年6月30日を基準日として、中間配当を行うことができる旨定款に定めております。これは、株主への機動的な利益還元を可能にするためであります。 ⑦ 取締役及び監査役の責任免除 当社は、取締役及び監査役が職務の遂行にあたり期待される役割を十分に発揮できるよう、会社法第426条第1項の規定により、任務を怠ったことによる取締役(取締役であった者を含みます。)及び監査役(監査役であった者を含みます。)の損害賠償責任を、法令の限度において、取締役会の決議によって免除することができる旨を定款に定めております。 また、会社法第427条第1項の規定により、取締役(業務執行取締役等であるものを除く。)及び監査役との間に、任務を怠ったことによる損害賠償責任を限定する契約を締結することができる旨を定款に定めております。当社と社外取締役及び監査役は、会社法第427条第1項の規定に基づき、同法第423条第1項の損害賠償責任を限定する契約を締結しております。当該契約に基づく損害賠償責任の限度額は、法令が定める額といたします。なお、当該責任限定が認められるのは、当該社外取締役及び監査役が責任の原因となった職務の遂行について善意かつ重大な過失がないときに限られます。 ⑧ 役員等賠償責任保険契約 当社は、会社法第430条の3第1項に規定する役員等賠償責任保険契約を保険会社との間で締結しており、その内容の概要は以下のとおりです。本保険契約は2026年7月に更新の予定であります。  保険契約の内容の概要・被保険者の範囲当社の取締役及び監査役、並びに当社の国内主要子会社の取締役及び監査役(契約後に就任したものを含みます)・被保険者の実質的な保険料負担割合保険料は当社及び子会社が負担しており、被保険者の保険料負担はありません。・填補の対象となる保険事故の概要被保険者の業務の遂行に起因して損害賠償請求がなされたことによって被る損害(法律上の損害賠償金及び争訟費用)について填補されます。・役員等の職務の執行の適正性が損なわれないための措置被保険者の故意、違法な私的利益供与、犯罪行為等による賠償責任に対しては填補の対象とされない旨の免責条項が付されております。 ⑨ 取締役の選任及び解任の決議要件 当社は、取締役の選任決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の過半数をもって行う旨、及び取締役の選任決議は累積投票によらない旨を定款に定めております。 また、取締役の解任決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の過半数を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨定款に定めております。 ⑩ 株主総会の特別決議要件の変更 当社は、会社法第309条第2項に定める株主総会の特別決議要件について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨定款に定めております。これは、株主総会における特別決議の定足数を緩和することにより、株主総会の円滑な運営を行うことを目的とするものであります。
人的資本(人材育成・社内環境整備方針) FY2025 / 約512字
② 戦略 当社グループは、「世界の人々の健康に貢献する なくてはならない企業へ」という目指す姿の実現に向け、人的資本を中長期的成長の基盤と位置付けています。特に、当社グループの事業戦略上重要な人財を「経営人財・グローバル人財、研究開発人財、デジタル人財」と位置づけ、イノベーション創出及び事業競争力の強化に資する人財の質・量を確保するため、体系的な育成プログラム、次世代リーダーの計画的育成、専門人財の高度化など、多面的な人財開発施策を推進しています。また、人権を尊重した働きやすい職場環境づくりを目指し、DE&Iのさらなる浸透、健康経営の推進、働きがいと生産性向上を両立させる職場環境整備を進めています。これらの取り組みを通じて、従業員一人ひとりが能力を最大限発揮できる基盤の構築に努めています。加えて、採用戦略の強化やグローバル人財の獲得、評価制度及びキャリア形成支援の一層の充実により、人財マネジメント全体の質的向上を図っています。これらの人的資本投資により、従業員の持続的成長と専門性向上、組織の活性化、イノベーション創出力の強化を実現し、長期的な企業価値向上へつなげてまいります。 ■大塚グループの人的資本
事業の内容 FY2025 / 約4,005字
3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社181社、関連会社26社で構成され、事業の核をヘルスケアにおいて、国内・海外で医療関連、ニュートラシューティカルズ関連(注)、消費者関連及びその他(倉庫・運送事業、液晶・分光事業及び化学薬品等)の事業活動を展開しております。 当社は持株会社として、グループ戦略の立案・決定、グループ経営のモニタリング機能を果たすとともに、グループ会社に対して、各種共通サービスの提供を行っております。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 当社グループの事業に係わる位置づけ及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 (注)ニュートラシューティカルズとは、栄養「Nutrition」+医薬品「Pharmaceuticals」の造語であり、科学的根拠をもとに開発された医薬部外品や機能性食品及び栄養補助食品等を取り扱うセグメントです。 [医療関連事業] 国内においては、大塚製薬㈱及び大鵬薬品工業㈱他が、海外においては大塚アメリカファーマシューティカル Inc.、大鵬オンコロジー Inc.及び大塚ファーマシューティカルヨーロッパ Ltd.他が医療用医薬品の販売を担っております。 このうち、治療薬の分野に関しては、大塚製薬㈱及び大鵬薬品工業㈱が日本における製造販売を行っており、大塚製薬㈱及び大鵬薬品工業㈱は、大塚アメリカファーマシューティカル Inc.、大鵬オンコロジー Inc.及び大塚ファーマシューティカルヨーロッパ Ltd.他に対して治療薬の輸出を行っております。また、臨床栄養の分野に関しては、日本においては㈱大塚製薬工場及びイーエヌ大塚製薬㈱他が製造販売を、海外においては米国、中国、インド、インドネシア及びエジプト他、各国で製造販売を行っております。研究開発活動に関しては、日本及び米国を中心に行っており、新薬に関する臨床開発業務を、大塚製薬㈱は米国の大塚ファーマシューティカルD&C Inc.他、大鵬薬品工業㈱は米国の大鵬オンコロジー Inc.に委託しております。 当社の医療関連事業における主要製品は、以下のとおりであります。製品名主な効果・効能薬の作用と効果についてエビリファイ持続性水懸筋注用/エビリファイ メンテナ統合失調症双極Ⅰ型障害脳内の神経伝達物質であるドパミンなどの受容体に作用し、幻覚・妄想などの症状を抑え、不安定な精神状態を安定させるとともに、やる気がしない、何も興味が持てないといったような状態を改善する。エビリファイ アシムトファイ統合失調症双極Ⅰ型障害アリピプラゾール2ヵ月持続性注射剤脳内の神経伝達物質であるドパミンなどの受容体に作用し、幻覚・妄想などの症状を抑え、不安定な精神状態を安定させるとともに、やる気がしない、何も興味が持てないといったような状態を改善する。レキサルティ統合失調症大うつ病補助療法アルツハイマー型認知症に伴う焦燥感、易刺激性、興奮に起因する、過活動又は攻撃的言動脳内の神経伝達物質であるセロトニンやドパミンなどの受容体に作用し、幻覚・妄想などの症状を抑え、不安定な精神状態を安定させるとともに、やる気がしない、何も興味が持てないといったような状態を改善する。サムスカ/ジンアーク心不全・肝硬変における体液貯留常染色体優性多発性のう胞腎(ADPKD)の進行抑制抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)における低ナトリウム血症の改善腎臓に作用して尿量を増やし、体内の余分な水分を排泄することにより、体のむくみをとる。腎臓での「バソプレシン」の働きをさまたげ、のう胞が増大する速度を抑える。腎臓に作用して尿量を増やし、体内の余分な水分を排泄することにより、血液中のナトリウム濃度を上昇させる。ロンサーフ治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸がん、がん化学療法後に増悪した治癒切除不能な進行・再発の胃がん腫瘍細胞のDNAに取り込まれ、腫瘍増殖抑制効果を発揮する。アブラキサン乳がん、胃がん、非小細胞肺がん、治癒切除不能な膵がん細胞の中に入り、悪性の細胞の増殖を抑えて死滅させる。アロキシ抗悪性腫瘍剤による消化器症状(悪心、嘔吐)の抑制薬剤性の吐き気や嘔吐をおさえる。ニューデクスタ情動調節障害(PBA)中枢神経系に作用する臭化水素酸デキストロメトルファンとその有効血中濃度を高めるための代謝を阻害する硫酸キニジンの配合剤。モイゼルトアトピー性皮膚炎皮膚の炎症を抑えてアトピー性皮膚炎の症状を改善する。INQOVI/INAQOVI骨髄異形成症候群(MDS)慢性骨髄単球性白血病(CMML)腫瘍細胞のDNA及びRNAに取り込まれ、悪性の細胞の増殖を抑えて死滅させる。ビラノアアレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症)に伴う皮膚のかゆみヒスタミンH1受容体拮抗作用を有し、スギ花粉症などの季節性アレルギー性鼻炎、ダニやハウスダストで起こる通年性アレルギー性鼻炎によるくしゃみ・鼻みず・鼻づまりの鼻症状、じんましんの症状、また湿疹・皮膚炎(虫刺されなど)皮膚そうよう症など皮膚のかゆみを改善する。VOYXACT(米国迅速承認)進行リスクのある成人のIgA腎症におけるタンパク尿の減少IgA腎症の発症と進行において重要な役割を果たすAPRIL(A Proliferation Inducing Ligand)を阻害し、IgA腎症の発生機序の上流にあるガラクトース欠損IgA1産生を抑制する。 [ニュートラシューティカルズ関連事業] 国内においては、大塚製薬㈱を中心にニュートラシューティカルズ関連製品の製造販売、仕入販売を行っており、海外においては、ファーマバイト LLC、デイヤフーズ Inc.、PTアメルタインダ大塚、ニュートリション エ サンテ SASを中心にニュートラシューティカルズ関連製品の製造販売を行っております。また、大塚製薬㈱は一部の製品について㈱大塚製薬工場、大塚食品㈱、ファーマバイト LLCから仕入れています。当事業においては、医療関連事業で培ったノウハウを活かし、人々の健康の維持・増進と社会全体のWell-beingを目指し、社会課題の解決につながる科学的根拠に基づいた独創的な製品の研究開発に取り組んでいます。 当社のニュートラシューティカルズ関連事業における主要製品は、以下のとおりであります。製品・ブランド名製品概要ポカリスエット発汗により失われた水分と電解質をスムーズに補給する健康飲料オロナミンCドリンクビタミンCの他、ビタミンB2、B6やアミノ酸を含有した炭酸栄養ドリンクチオビタ・ドリンクビタミンB1、B2、B6、ニコチン酸アミド等配合のビタミン含有保健剤ボディメンテカラダを守る「乳酸菌B240」と体調管理をサポートする成分を組み合わせた製品オーエスワン(OS-1)水・電解質を補給・維持するのに適した経口補水液デイヤ植物由来の原料から作られるチーズ代替品、ドレッシングなど乳代替製品ジェルブレ小麦胚芽やフルーツなど、素材と栄養にこだわった健康・栄養食品エクエル大豆を乳酸菌で発酵させて作ったエクオールを含有した食品ボナファイド自然から着想を得た健康食品など、女性の健康分野をサポートする製品ユコラ女性の泌尿器系健康分野をサポートする製品インナーシグナル肌のターンオーバーに着目して開発、日本初の効能効果が承認された薬用スキンケアサクラエシミのもととなるメラニンの生成「抑制」と「排出」促進、ダブルの美白効能が承認された薬用美白美容液ネイチャーメイド着色料、香料、保存料無添加のビタミン・ミネラル等のサプリメントメガフード植物由来のサプリメントカロリーメイト身体に必要な5大栄養素を手軽に摂れるバランス栄養食ソイジョイ(SOYJOY)大豆をまるごと粉にした生地にフルーツ等を加えて焼き上げた栄養食品 [消費者関連事業] 国内においては、大塚食品㈱が消費者製品の製造販売を行っており、海外においては、CGロクサーヌ LLC及びアルマ S.A.を中心にミネラルウォーターの製造販売を行っております。 当社の消費者関連事業における主要製品は、以下のとおりであります。製品名製品概要クリスタルガイザーカリフォルニア生まれのミネラルウォーターシンビーノ ジャワティストレート無糖・無香料のストレートティマッチビタミンとミネラルをおいしくとれる、爽やかな飲み心地のビタミン炭酸飲料RIDGE(リッジ)カリフォルニアワインボンカレー世界初の市販用レトルト食品マイサイズおいしくカロリーコントロールができる食品シリーズ [その他の事業] 大塚化学㈱が化学製品の製造販売をするほか、大塚電子㈱は計測機器の製造販売及び輸入販売をしております。大塚包装工業㈱は紙器の製造、大塚テクノ㈱が合成樹脂成形製品の製造を行っており、国内のグループ会社へ供給しております。大塚倉庫㈱が、大塚製薬㈱、㈱大塚製薬工場及び大鵬薬品工業㈱等日本におけるグループ各社の製造する製品、及びグループ外企業の製品等の保管・出荷業務を行っております。事業の系統図(2025年12月31日現在)は、次のとおりであります。 セグメント及び事業分野と主要事業会社との関係は、次のとおりであります。 (注)健粧品は肌も身体の大事な器官の一つであるという事実から、美しく粧うための化粧品ではなく、健やかに粧う「健粧品」として、「肌の健康」をテーマに独自の発想と技術をもって作られたスキンケア製品です。
事業等のリスク FY2025 / 約15,342字
3【事業等のリスク】 当社グループ事業の運営及び展開等については、様々なリスク要因があります。当社グループは、それらの想定されるリスク要因に対し、事前に低減・移転・回避・保有を判断し、事実上可能な範囲での施策を検討・実施しておりますが、すべてのリスク要因を排除又は低減することは不可能又は著しく困難であり、これらのリスクが顕在化した場合には、当社グループの業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 以下、当社グループのリスクマネジメント体制、及び当社グループが重要なリスクであると判断する項目を記載いたしますが、当社グループの事業等に係るリスクをすべて網羅するものではありません。また、将来に関する事項については、当連結会計年度末時点において、当社グループが判断又は予想する主要なものであり、事業等に係るリスクはこれらに限るものではありません。 1. 当社グループのリスクマネジメント体制<リスクマネジメント体制の全体像> 当社グループは、当社及び主要事業会社における全社リスク管理の一層の充実に取り組むため、リスクを全社包括的に認識・評価し、経営資源を重要なリスクに対する統制へ優先的に配分すること等を目的として、2020年からエンタープライズリスクマネジメント(ERM)を導入しております。2022年には、ISO31000やCOSOをはじめとしたグローバル基準を参照し、「大塚グループ・グローバルERMポリシー」を制定しました。 ERMの取り組みでは、企業理念の実現や事業戦略の目標達成に大きな影響を与える不確実性を「リスク」と定義し、全社リスク管理のフレームワーク及びリスク評価の仕組みを構築しています。そのうえで、主要事業会社におけるリスク評価を通して当社グループにおける重要なリスクを識別・評価し、リスクの低減・移転・回避・保有を判断、管理方針の策定、その実行及びモニタリングを継続的に行うことで、効果的かつ効率的に当社グループのリスクを管理しております。 当社では、財務・経営企画・総務を担当する当社取締役/執行役員を委員長/委員とする「グローバルリスク監督委員会」を設置しています。当社の取締役会にて重要なリスクの審議や報告を行うことに加え、同委員会が、重要なリスクに対する管理方針の立案、主要事業会社への必要な指示や支援、管理方針の実施状況のモニタリング等、ERM活動の全般を統括しています。これらの取り組みは当社の取締役会へ報告され、取締役会が必要に応じて指示を行うことで、ERMの有効性のレビューならびに実効性を監督しています。 <リスク管理活動の内容> 重要なリスクの特定にあたっては、まず当社及び主要事業会社において、マネジメントインタビューによる経営上のリスク認識の共有(トップダウンアプローチ)と、現場従業員によるリスクとそのコントロール状況のアセスメント(ボトムアップアプローチ)を行い、当社グループに存在するリスクを識別しております。この中で、各社において主要なリスクと判断されたものについては、各社でリスク管理方針及びリスク管理のアクションプランを策定、定期的にリスク状況やアクションプランの進捗状況を把握し、見直しを行っております。当社では各社の主要なリスクを集約・見える化し、当社グループに存在するリスクとコントロール状況を俯瞰的に把握しています。そのうえで、グループ全体に共通するリスクについて精査し、当社グループとしての重要なリスクの取りまとめを行っております。その結果に基づき、全社的な観点からグローバルリスク監督委員会において、経済的損失や事業継続性等に繋がりうる当社グループとして影響が大きなリスクを、優先度の高い重要なリスクとして選定しています。 重要なリスクについては、当社及び主要事業会社にてリスク内容や許容範囲を踏まえた各種対策を立案・実行しています。当社は主要事業会社に対して必要な指示や支援を行い、主要事業会社は当社に対して適宜報告や相談を行う等、相互に連携しながらERMを推進・運用しています。 また、当社及び主要事業会社は定期的にリスクのモニタリングを実施し、リスクの顕在化を可能な限り防止するとともに、リスクが許容範囲内に収まっているかの適切な管理に努めております。 (当社グループのリスク管理体制) 2. 認識している重要なリスク 「1. 当社グループのリスクマネジメント体制」に記載のとおり、当社グループでは、当社及び主要事業会社において、全社的にリスクのアセスメントを実施した結果、以下の重要なリスクを認識しており、リスク低減等のための取り組みを実施しています。 (1) コア事業領域における重要なリスク① 医療関連事業における重要なリスク医療費抑制策に関するリスク<リスクの概要> 各国政府は増え続ける医療費に歯止めをかけるため、医療費を適正化する方針を示しており、日本においては定期的な薬価引き下げや、ジェネリック医薬品の使用が促進されております。 また、当社グループの重要市場である米国においても、インフレ抑制法による先発医薬品(ブランド品)の直接価格交渉のほか、低価格のジェネリック医薬品やバイオシミラー(バイオ後続品)の使用促進も進んでいます。さらに、米国政府が国際的な薬価水準を参照する最恵国待遇(MFN)等の価格の導入を試みていることを踏まえると、今後の医療費政策の動向が当社グループの業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。<対応> 当社グループは、革新的な新薬を適正価格で提供し、医療を取り巻く環境整備等にも配慮すると同時に、新薬が持つ価値の立証に努めております。 また、日本における薬価の中間年改定を含めた薬価制度改革の他、海外を含めた行政施策の動向を継続的に注視しており、各種規制を遵守したうえで適時に対応策を検討しております。 一方で、人々の病気の予防・健康に対する意識の高まりに対し、トータルヘルスケアをコンセプトに、ウェルビーイングというテーマで健康をより広い範囲で捉え、一人ひとりの健康に向き合い事業を進める当社グループの特徴を活かし、社会課題を解決する製品やサービスを提供し続けることで「世界の人々の健康に貢献する、なくてはならない企業」を目指しております。 新薬開発の不確実性に関するリスク<リスクの概要> 医療用医薬品・医療機器等の開発には多額の研究開発投資を必要とし、厳格な審査に基づく承認取得等のプロセスは長期にわたります。臨床試験で想定した有効性と安全性が確認できないこと等による開発の遅延・中止により、独占販売期間の短縮、競合品の先行、あるいは当該開発品の上市断念等により研究開発費に見合う売上収益が計上できず、中長期的な事業計画に影響を与える可能性があります。また、投資した設備等の稼働率が想定を下回ることによる利益率の低下や資産の減損損失の計上等により、当社グループ業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。<対応> 当社グループでは、精神・神経、がん、循環器・腎、自己免疫領域等を重点領域とし、顕在化しているが満たされない医療上のニーズに焦点を当てた研究開発に注力し、当該領域におけるパイプラインの充実化と開発の成功確度を高めることに努めております。また、試験のモニタリングを強化し、課題が認められた場合は関連部門と連携した対応策を実施しております。一方で、開発計画通りにプロジェクトが進まない場合も想定した影響分析や、外部からの導入による開発品目の拡充等によりリスクを低減しております。 これらの取り組みに加え、当社グループでは、医薬品開発に関する主要な計画について各社の取締役会で意思決定を行うとともに、諮問機関であるグローバル戦略会議等で開発に関する予算順位付け等を行い、適宜研究開発方針を見直し、適切にポートフォリオを管理しております。 副作用等に関するリスク<リスクの概要> 医薬品・医療機器等では、安全性プロファイルに影響する予期せぬ重大な副作用が生じることがあります。そのような場合、開発中止、販売中止、添付文書の改訂、回収等の対応が必要になり、事業全体の売上収益や開発計画への影響が発生する可能性があります。<対応> 当社グループでは、前述のポートフォリオ管理に加え、EMAのGVP、ICH E2シリーズ、WHOガイダンスに準拠したグローバルな安全管理体制を構築し、全世界で統一された手順と教育のもと、安全性情報の収集・評価を行っています。医薬品・医療機器等を開発・販売しているすべての国・地域において、グループ各社又は提携会社等により収集された安全性情報は、医学的評価を行い、各グローバルデータベースで一元管理し、ICH E2B(R2/R3)ガイドラインに基づき各国・地域の規制に従って迅速報告しています。また、安全性情報は、シグナル検出・医学的評価(ICH E2E)を経て、必要に応じ添付文書やリスクマネジメントプラン(RMP)の見直し、リスク最小化策への反映をしています。 品質に関するリスク<リスクの概要> 当社グループの製品に関して、原材料調達先、自社工場・製造委託先の製造プロセスにおける不備により、最終製品の品質に問題が生じた場合や関連法令が遵守されない場合には、回収、販売停止等が生じ、製品供給の不安定化により、患者さんへ適切な医療が提供できなくなる可能性があります。 さらに、社会的信頼の喪失等により、当社グループのブランド価値や信用が低下し業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。<対応> 当社グループは、すべての人々に信頼される安全・安心な製品を安定供給するために、技術の開発・取得、人財育成を進め、継続的な品質改善を行っています。「大塚グループ 品質ポリシー」を掲げて品質文化(Quality Culture)の醸成を推進し、各国・地域の規制に準拠するとともに、「ICH Q10医薬品品質システムに関するガイドライン」に基づいた品質システムを強化しています。当社グループの各事業会社は、特性に合わせた品質方針のもと、製造工程ごとの品質管理試験の実施とデータの信頼性確保に努め、トレーサビリティを徹底し、品質保証体制の強化に常に取り組んでおります。加えて、製造委託先や原材料の取引先に対しても、品質管理・保証のための明確な基準を定め、厳格な監査基準による製造管理及び品質保証体制の定期的な確認・評価等を実施し、当社グループと同様の製品品質を確保しております。 ② ニュートラシューティカルズ関連事業における重要なリスク新カテゴリー・新エリア展開に関するリスク<リスクの概要> ニュートラシューティカルズ関連事業では、「柔軟性を持つグローバル企業へ、ライフステージに合わせた健康ソリューションの提案」をテーマに、グローバル視点での社会課題への貢献、次世代の成長ドライバーの創出・育成、高利益率体制の継続に取り組んでいます。これらを推進するにあたり、顧客の潜在ニーズを取り入れた製品を市場に適応させられない場合や、新エリアでの法的規制、経済情勢、政情不安や事業環境の不確実性等のリスクが顕在化した場合には、当社グループの業績や事業計画に重大な影響を及ぼす可能性があります。<対応> 当社グループでは、各市場でのブランド価値を維持・向上するため、市場環境の変化をマクロ・ミクロの両面から注視しています。製品や地域の特性を踏まえ、必要に応じて長期的な視点で戦略を最適化することで、リスクの低減に努めています。また、関連部門では、新たなグローバルブランドやカテゴリーの創出に向けて、グループ各社と連携しながら市場機会の調査・検索することで、関連事業の効果的なグローバル展開に繋げています。 食の安全性・品質に関するリスク(消費者関連事業も共通)<リスクの概要> 近年、国内外の食品業界においては、有害物質の混入等の様々な問題が発生しており、当社グループの品質管理体制の範囲を超えた事態が生じた場合は、当社グループの業績、財政状態並びに社会的信用に重大な影響を及ぼす可能性があります。<対応> 当社グループは、すべての人々に信頼される安全・安心な製品を安定供給するために、技術の開発・取得、人財育成を進め、継続的な品質改善を行っています。「大塚グループ 品質ポリシー」を掲げて品質文化(Quality Culture)の醸成を推進し、各国・各地域の規制に準拠するとともに、「ISO9001」(品質)、「ISO22000」「FSSC22000」(食品安全)等の認証取得を進め、それぞれの事業会社が特性に合わせた品質方針のもと、製造管理・品質管理の実施とデータの信頼性確保に努め、トレーサビリティを徹底し、品質保証体制の強化に常に取り組んでおります。また、自社製造品のみならず委託製造品を含む国内外すべての製品の品質管理や安全性保証等に関して万全を期すよう努め、各国・各地域で制度や規程が異なるなか、製造委託先や原材料の取引先に対しても、品質管理・保証のための明確な基準を定め、厳格な監査手順により製造管理及び品質保証体制の定期的な確認・評価等を実施し、当社グループが求める製品品質を確保しております。事業会社では顧客の声を聴く適切な窓口体制を整えており、製品やサービスに対するご指摘に対しては速やかに関連部署の連携のもと情報収集と調査が行われ、重大な事態を未然に防ぐための適切な対応を行っています。 (2) 各事業領域共通の重要なリスクグループ統治・戦略に関するリスク<リスクの概要> 当社グループにおいて、適切な経営資源配分、グループ戦略立案や見直し及びグループ会社の監視・監督等といった持株会社統治、さらに国内外の事業展開を進める中で主要事業会社を通じたグループ会社管理による効果が十分発揮されなかった場合、当社グループの業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。また、世界的な経済状況の変化により、資金調達が計画通りに実施できない、もしくは資金調達コストが上昇する場合は、当社グループの業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。<対応> 当社グループでは、グループ各社からの事業の報告とその分析を基にして、グループ全体として適切な戦略判断と経営資源の配分を行っており、医療関連事業とニュートラシューティカルズ関連事業をコア事業としております。特に、医療関連事業では、「顕在化しているが満たされない医療上のニーズ」をテーマに、重点領域として精神・神経、がん、循環器・腎、自己免疫領域に注力しています。また、ニュートラシューティカルズ関連事業では、日々の健康の維持・増進をサポートする機能性飲料・機能性食品、サプリメント等を中心に、経営資源の重点配分に取り組んでおります。 また、国内外の市場環境変化を機動的に捉え、適切に対応するために、様々なリスクの顕在化の可能性を検討したうえで、その検討結果を速やかに経営層に報告しております。具体的には、潜在的なニーズや社会課題に対して新しいコンセプトのソリューションを提案し、ユニークかつ多様な事業をベースとする独創的な製品・サービスの創出に注力しております。加えて、当社グループらしい多様な製品を保有することにより、事業全体のリスク分散を図り、個人消費動向の変動に関する環境変化に対応しております。 当社グループは、「大塚グループ・グローバル行動規準」や関連するグローバルポリシーを制定し、それらに基づく世界共通の教育研修を徹底することで、グループ会社全体を統制する仕組みを作っております。また、「取締役会規程」及び「関係会社管理規程」に規定された事項に基づき、国内外のグループ各社から定期的に情報収集・情報交換を実施し、重要な事項については当社の承認を得ることを求めることで、グループの連携体制を確立しております。加えて、国内外のグループ各社に対して定期的に当社からの内部監査を実施し、モニタリング体制を構築するとともに当社グループとして内部通報制度を整備しております。 当社グループは、金融機関等との良好な関係の維持を図るとともに、資金調達手段の多様化に積極的に取り組み、必要に応じて、社債発行等の手段を通じて調達を行っております。また、市場が不安定な混乱状況に陥り、これらの手段により十分な資金調達ができなくなった場合に備え、新たな資金調達手段に取り組むと共に、プーリングやグループ内融資を活用してグループ内の資金を集約し、最新の資金計画に基づき余裕をもって資金調達できる体制を構築しております。 人財確保・育成、企業文化・企業理念の浸透に関するリスク<リスクの概要> 企業文化や企業理念が十分に浸透せず、グループ戦略を踏まえた事業運営が可能な人財が確保できない場合、長期的に当社グループの競争力や業績に影響を及ぼす可能性があります。また、海外展開やM&A・アライアンス、デジタルトランスフォーメーション(DX)といった重要かつ高度な戦略推進のために必要十分な人財を確保することができない場合、競争力・収益力が想定されたように成長せず、当社グループの業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。<対応> 当社グループでは、経営幹部の主導のもと、国内外を含む大塚グループ従業員を対象に、経営人財として求められる人財像やビジネススキルを体系的に育成するプログラムを展開し、グループ戦略・グローバル戦略を踏まえた事業運営を担う人財の継続的な創出に取り組んでおります。併せて、各事業会社においても独自の幹部育成プログラムを実施し、事業特性に即した次世代リーダーの育成を推進しております。また、企業理念の浸透や、企業文化の醸成を通じてすべての従業員のエンゲージメント向上を目的に、グループ横断的なタスクフォースを設置し、調査システムや指標の統一に取り組むとともに、従業員エンゲージメントの位置づけや求める人財像の共通理解、評価方法の確立に向けた検討を進めております。加えて、イノベーションの持続的な創出と企業競争力の観点から、研究開発人財の確保・定着、デジタル人財の育成等を強化するとともに、「大塚グループ・グローバル行動規準」において、ダイバーシティ推進を明確に掲げ、多様な人財の活躍を支える制度・仕組みの整備を進めております。特に、育児・介護といったライフイベントを考慮した勤務体系の導入や、働き方の多様化を踏まえたハイブリッド型勤務体制のもと、柔軟性と生産性を両立できる環境整備に努めております。さらに、内部通報制度の信頼性と実効性を高めるため、「大塚グループ・グローバルスピークアップポリシー」を制定し、教育・啓発活動等を通じてスピークアップ文化の定着を図っております。 人権に関するリスク<リスクの概要> 世界的な人権尊重の潮流のなか、人権リスクへの対応を義務付ける法律が世界各国に広がりを見せています。人権リスクとは事業に関わるすべての人が人権侵害を受けるリスクであり、それを放置した場合、顧客・社会からの信頼が失墜するレピュテーションリスク、業務停滞、ビジネスパートナーとの取引停止やサプライチェーンの寸断といったオペレーショナルリスク、訴訟・行政罰等の法務リスク、そして投資引き揚げ・株価低下の財務リスク等、グループの業績や持続可能性に重大な影響を与える可能性があります。<対応> 当社グループでは「大塚グループ・グローバル行動規準」のもと、国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」に準拠し、「大塚グループ 人権方針」を2020年に策定しています。ステークホルダーごとに想定される重要な人権課題を「大塚グループ 人権に関する重点課題」として定め、大塚グループ人権推進責任者(大塚ホールディングス取締役)のもと「大塚グループ 人権タスクフォース」が活動を推進しています。また、主要事業会社においても人権課題に対応するためのチーム体制を整備し、それぞれの事業特性に応じた取り組みを進めています。グループ全体で人権尊重を徹底し、社会に対してポジティブインパクトをもたらすために、独立した外部有識者とも連携しながら、人権尊重の仕組みを構築しています。 加えて、サプライチェーン上の人権リスク評価を実施し、必要に応じて、社外ステークホルダーに対しても対話等を通じて直接確認・調査を行う等、当リスクの適切な管理に努めています。また、社内においても人権に関する社員教育や定期的なモニタリング等を実施しています。 さらに当社グループでは、匿名でも利用できる内部通報窓口を各社に設置するとともに、社外ステークホルダーが当社グループ各社との取引・契約関係において認識した不正や人権問題を含む不適切な事案を匿名で通報できる外部窓口を設置しています。これらの通報・相談については、グループ各社と連携し適切に調査及び対応を行っています。 気候変動に関するリスク<リスクの概要> 地球温暖化に伴う気候変動については、酷暑や渇水、洪水等の異常気象の頻発や激甚化により、原材料となる農作物の収量減少や、品質低下を招き、調達コストの上昇につながる可能性があります。また、脱炭素化への移行が適切に進まない場合には、炭素税の導入・強化やエネルギー価格の上昇等により、事業運営コストが増加するとともに、国際的な競争優位性の低下をもたらし、当社グループの業績あるいは持続的成長に重大な影響を与える可能性があります。<対応> 当社グループでは、「大塚ホールディングス 環境委員会」のもと「大塚グループ環境方針」や「環境活動指針」をはじめとする各種方針及び目標を制定し、グループ一体となって取り組みを推進しています。 特に、気候変動に伴う調達コストの上昇や、炭素税の導入・強化等によるエネルギー価格の上昇といった潜在的な財務リスクについては、TCFDの枠組みが移管されたISSBをはじめ、国際的な開示要請や法令に基づき、気候変動リスク及び機会の特定・評価を実施しています。また、シナリオ分析を通じて、財務影響や事業戦略のレジリエンスを検証し、省エネルギーや再生可能エネルギーの活用、温室効果ガス排出削減に取り組むことで、リスク低減と中長期的な企業価値の向上に努めております。 サプライチェーンの透明性に関するリスク<リスクの概要> 自社、製造委託先、原材料供給元、物流会社、販売会社等を含むサプライチェーンにおいて、人権、労働、環境、腐敗防止、その他サステナビリティ全般に関する不適切な事態が発生した場合には、事業遂行体制の見直しを迫られるとともに、当社グループのブランド価値や信用が失墜し、業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。<対応> 当社グループでは「大塚グループ・グローバル行動規準」に基づき、大塚グループで業務に携わるすべての人々に高い倫理観を持って社会通念に基づき行動することを求めています。調達活動に際しては、「大塚グループ調達方針」を策定し、公平・公正で透明性のあるサプライヤー選定や、関連法令・ルールの遵守を定めています。また、品質・安全性・安定供給に加え、倫理的かつ持続可能なサプライチェーンの構築を目的に「大塚グループ サステナブル調達ガイドライン」及び「大塚グループ ビジネスパートナー行動規準」を制定し、取引先からの同意取得や、各項目におけるサプライヤーの取り組み状況の確認やモニタリング等を実施しております。 コーポレートブランド管理に関するリスク<リスクの概要> 当社グループのコーポレートブランド育成・管理が適切に実行されていない場合、コーポレートブランドが毀損され、企業イメージに影響を及ぼす可能性があります。当社グループの事業活動やイメージについて批判的な評価や誤った情報が拡散した場合等、様々な要素によって当社グループのブランド価値や信用が低下し、業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。<対応> 当社グループのコーポレートブランドを適切に育成・管理するために、コーポレートブランドのグループ各企業における使用ルールを整備し、コーポレートブランドの管理とその価値の維持・向上に向けた取り組みを推進しております。当社グループのコーポレートシンボルは、「CI管理委員会」(注)を中心に、グループ統一ルールのもと適切な管理を行っております。また、コーポレートブランドに影響を及ぼす事象についてグループ各社から情報を収集する体制を整備しております。当社グループのレピュテーションに影響を及ぼす問題が発生した場合の適切なメディア対応に備え、「大塚グループPRガイドライン」において、メディアとの適切なコミュニケーションや職責をあらかじめ明確化しているほか、グループ各社の関連部門等を対象とした、リスク発生時における外部との適切なコミュニケーションについての研修や演習を実施しております。(注) CIはコーポレート・アイデンティティを表します。 各種業務提携及び買収に関するリスク<リスクの概要> 当社グループの重要な成長戦略に資する各種業務提携及び買収については、実施後に事業環境等が変化した場合、当初想定していた事業上の効果を得られない可能性があります。その結果、提携・買収により見込んでいた利益が実現できず、提携の解消や、のれん・無形資産の減損損失を計上すること等により、当社グループの業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。<対応> 当社グループは、業務提携及び買収を適切に実施し、その後の持続的な成長につなげるため、対象企業や資産に対してデュー・ディリジェンス及び価値評価を行い、取締役会での十分な審議を経て決定するとともに、提携・買収後の事業運営についても継続的なモニタリングを実施しております。また、外部の専門家を適宜起用するとともに、案件執行能力を備えた社内人財の育成にも努めております。 デジタライゼーションに関するリスク<リスクの概要> 当社グループとしてのデジタライゼーションに対する取り組み方針や、その支援施策が適切になされない場合、当社グループの各事業会社においてDXの遅れが発生し、競争の優位性の確保やシェアの拡大ができなくなり、当社グループの業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。<対応> 当社グループでは、グループの総合力を活かしながらグループ各社及び各事業部門を中心として、スピード感を持った最新テクノロジーの導入を目指しております。具体的な取り組みとして、研究部門・生産部門・販売部門から患者さん向けのスマートフォンアプリケーションまで、様々な場面で実証実験や実務適用を行っております。また、ITリテラシー向上を目的としたAI・機械学習やIoT等の最新テクノロジーに関する従業員向けセミナー等の開催及びグループ内の好事例の共有により、グループ全体のIT知識・スキルの底上げを推進しております。 自然災害・パンデミックに関するリスク<リスクの概要> 地震、津波、台風、洪水等の大規模な自然災害による物的被害や感染症等のパンデミックが発生した場合、当社グループの工場・研究所・事業所等施設の稼働停止、当社グループの人的資産の喪失、医療関連事業の臨床試験中断による新製品開発の遅延、患者さんへ適切な医療が提供できないことによる製品売上の減少、消費低迷によるニュートラシューティカルズ関連事業の製品売上減少等により、当社グループの業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループのみならずサプライチェーン全体が大きな被害を受けることが予想され、当社グループ製品・サービスの提供に支障をきたす可能性があります。<対応> 当社グループでは、大規模地震等の災害発生時においても事業活動を最大限継続し、製品の安定供給が図れるよう、事業継続計画(BCP)を策定しております。具体的には、自然災害の発生に備えて、従業員及び家族の安否確認体制の構築、グループ各社拠点間の通信手段の確保、災害対応用備蓄品の整備等を行うとともに、定期的な訓練等を実施しております。事業継続マネジメント(BCM)の観点では、生産、受注、物流等の各業務において、グループ各社が協働してグループ全体で事業継続に取り組む体制を構築し、適正な原材料・製品在庫量の確保、複数購買体制、代替生産体制及び物流体制等に関する対策の強化に努めております。その一環として、毎年テーマを定めグループ会社合同によるBCP演習を実施しております。 感染症に対してはグローバルリスク監督委員会が主体となり、パンデミック発生時における、基本的な感染防止策の徹底、在宅勤務の活用、生産拠点における来訪者の制限、サーモグラフィカメラによる発熱者チェック等の基本的な対応方針を策定しています。 自然災害やパンデミックによる影響について、コア事業をはじめとする各事業に関する国内外の動向を適切に把握し、事業継続に影響を及ぼすリスクの顕在化の可能性を検討したうえで、その結果を速やかに経営層に報告し対策を講じております。 原材料価格の高騰等に関するリスク<リスクの概要> 当社グループの製品に使用する主要な原材料の価格は、天候、自然災害、市場価格、経済情勢、燃料費、為替等によって変動します。当該価格がこれらの原因等により高騰し状況が改善しない場合には、当該製品の原価が上昇し、又は原材料が調達できなくなり、当社グループの業績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。<対応> 当社グループでは主要原材料の価格の高騰等によるリスクを低減させるために、複数の供給元からの原材料調達への取り組み、上流原料や素材を含む原材料の市場動向等の情報収集、代替原料の確保、適正在庫の確保及び生産性向上による原価低減等の様々な対応策を実施しております。また、このような対策を実施したうえで、原材料価格の上昇については必要に応じ販売価格に転嫁する等対応を行うことがあります。 知的財産権の侵害に関するリスク<リスクの概要> 当社グループでは、当社グループが保有し又は当社グループが他社からライセンスを受けている知的財産権が第三者から侵害を受けた場合には、期待される収益が失われる可能性があります。また、当社グループの製造又は販売する製品が第三者の知的財産権を侵害した場合には、当該製品を回収し、又はその製造もしくは販売を中止することを求められる他、多額の損害賠償を請求される可能性があります。<対応> 当社グループでは、特許権を含む知的財産権を適切に管理する体制を整え、また、継続的なモニタリングを実施することで、第三者からの知的財産権の侵害のリスクに常に注意を払っております。また、専門家、データベース及び調査機関等を利用した調査・情報収集等を行うことで、第三者の知的財産権に対する侵害のリスクに常に注意を払っております。加えて、実際に知的財産係争が発生した場合には、社内外の関係者と協力し、事業への影響を最小限にとどめるよう対応しております。 訴訟に関するリスク<リスクの概要> 当社グループは、その事業運営に関し、製造物責任、労務問題、知的財産権の侵害、契約の不履行、環境汚染等に関して第三者から訴訟を提起される可能性があり、当社グループに不利益な内容の判決、決定又は和解がなされた場合、当社グループの業績及び財政状態並びに事業戦略及び社会的信用に重大な影響を及ぼす可能性があります。<対応> 当社グループでは、訴訟情報の前兆を把握するため当社グループ内での報告体制を構築するとともに、当社法務部がグループ各社と情報を交換し、必要な指示、サポートを行っております。また、適宜、顧問弁護士等と協議を行い、訴訟リスクの低減に努めております。 サイバーセキュリティに関するリスク<リスクの概要> 当社グループでは、システム障害や事故及び外部からのサイバー攻撃、従業員や業務委託先等の第三者による過失等の行為を含む様々な原因により、システムの停止による事業活動の中断、情報の改ざん、悪用又は漏洩等が発生する可能性があります。その場合、当社グループの業績、財政状態並びに社会的信用に重大な影響を及ぼす可能性があります。<対応> 当社グループでは、情報セキュリティについての基本的な考え方を示した「大塚グループ・グローバル情報セキュリティポリシー」を制定し、グループ各社に向けて情報管理及びセキュリティの重要性に関して認識を統一させるとともに、役員・従業員へポリシーに基づく教育や研修等を通じて、情報セキュリティの重要性の周知徹底を図っております。さらには、各種サイバー攻撃等への対策として、セキュリティインフラの強化及びプロセスの整備をグループ全体で図るとともに、サイバーセキュリティのフレームワークに基づくグループ横断のアセスメントにより、当社及び国内外のグループ各社におけるガバナンスを含むセキュリティの管理状況を可視化し、評価結果に基づく是正・改善を推進し、継続的なセキュリティの強化に努めています。加えて、当社及びグループ各社にCSIRT(Computer Security Incident Response Team)を設置し、情報セキュリティインシデント等に対応できる体制を構築しております。また、従業員からのインシデント等の報告に関する手順については、各社において必要な整備と運用改善を継続的に進めております。そのうえで、グループ各社で発生したインシデントが主要事業会社を通じて適切に共有されるよう、毎年エスカレーション訓練を実施しております。 さらに、情報セキュリティに関する具体的な施策の検討や最新情報の共有等を目的とした「グループ情報セキュリティ委員会」を組織するとともに、グループ各社のセキュリティ担当者のスキル向上を目的としたサイバー人財育成研修を実施し、グループ全体の包括的なセキュリティレベルの底上げを推進しています。 これらのセキュリティに関する取り組みは、取締役会へも適宜報告し、取締役会の監督のもと、継続的に改善を実施しています。 海外展開に関するリスク<リスクの概要> 当社グループは、日本以外にも米国、欧州及びアジアを中心に、研究開発、製造及び販売活動を行っております。グローバルな事業活動を行うにあたり、各国の法的規制の変更・強化、経済情勢の変化、政情不安や事業環境の不確実性等のリスクが顕在化した場合には、事業活動の停滞や事業展開の遅延・中止等により、当社グループの業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 また、地政学的な要因に関する突発的な不測の事態が発生した場合、従業員・家族等の安全確保や雇用の確保に影響を与えることも想定されます。<対応> 当社グループでは、現地経営環境及び経営状況、地政学的リスクに係る影響を把握し、必要に応じて長期的な視点による経営戦略の見直し等を実施するとともに、関連部門が適宜連携して対応することで、海外展開におけるリスク低減に取り組んでおります。 さらには、危機管理対策マニュアルの作成、演習等を通じた緊急事態発生時の訓練の実施、定期的なリスク情報の収集・共有等、当社グループ全体で危機管理体制の向上に取り組んでおります。 地政学に関するリスク<リスクの概要> 当社グループは、世界各地域で事業活動を展開していることから、地政学的緊張の高まりの影響を大きく受ける可能性があります。近年、各国・地域間における重要情報、物資への規制強化をはじめとした各国・地域の経済安全保障法制度や関税政策の変更、国際紛争による物流の制限等、地政学要因が企業活動に大きく影響する環境となっており、当社グループの収益性やサプライチェーンに影響を及ぼす可能性があります。加えて、国際情勢の急激な変化や武力衝突の発生によって、関連地域における事業制限やサプライチェーン停滞・供給遅延等のリスクが顕在化することや、為替市場が不安定になり相場に急激な変動が生じることにより、当社グループの業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。<対応> 当社グループは、各地域の政治・経済・社会情勢を綿密にモニタリングし、リスクを早期に認識し対応する体制を整えています。定期的に、グループ全体の事業活動への影響を分析・可視化し、有事を想定したBCPの見直しや継続的な更新、サプライチェーン全体の最適化を推進しております。また、公平・公正で透明性を持った調達方針と調達先との良好な関係構築を通じて、安定調達・供給の実現とサプライチェーンの安定化に努めております。特に、重要原料の調達先や供給拠点の分散化や多様化を進めることで、一地域におけるリスクの影響を最小限に抑えるよう取り組んでおります。さらに、リスク発生時の対応策を事前に準備し、必要に応じて事業構造の見直しや供給網の再構築を行う等、柔軟に対応できる体制を確立しています。加えて、為替予約等のデリバティブを活用し、為替リスクをヘッジするとともに、日々のモニタリングにより、急激な変動の影響を最小限に留めるよう取り組んでおります。各国・地域の関税政策への対応としては、最新の情報を収集し当社グループへの影響を評価しながら、生産・供給体制の最適化に取り組んでおります。
事業方針・経営環境 FY2025 / 約3,805字
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 大塚グループは、健康に関する未充足あるいは潜在的なニーズや課題を見出し、その解決に向け、新たな健康観や行動変化を社会に提案しています。人々の健康ニーズが、身体的、精神的な側面から、社会的にも満たされた状態であるWell-beingへと進化するなか、疾患の治療から診断、予防、健康維持・増進に至るまで、健康を支える幅広い事業領域の製品・サービスの創出・提供に留まらず、日々の暮らしにおける新たな選択肢や適切な情報の提供、地域との共創等にも取り組み、一人ひとりの健康、そしてその先にあるその人らしい“生き方”に寄り添う価値を届ける企業を目指しています。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 第4次中期経営計画について 2024年度から2028年度を対象期間とする第4次中期経営計画では、大塚グループが2035年に目指す姿を示すとともに、この長期ビジョンに沿って第4次中期経営計画の位置づけを明確にし、業績目標を策定いたしました。 長期ビジョン|大塚グループが2035年に目指す姿 大塚グループは「地球環境」「女性の健康」「少子高齢社会」の3つを重点課題と捉え、2035年に目指す姿として長期ビジョンを示し、以下の取り組みを強化してまいります。 ■「個別化医療や病気の克服を目指す治療法の開発」「個別化されたヘルスデータとデジタルを活用した新規健康価値の提供」「世の中の変化に適応し、ライフステージに合わせた健康ソリューションの提案」に取り組みます。■トータルヘルスケアをコンセプトに、「地球環境」「女性の健康」「少子高齢社会」という社会課題に向き合い、「予防・健康増進」「治療・診断」に明確にカテゴライズできない新しい健康価値を提供します。■「Better healthからBeyond health、そしてWell-beingへ」というテーマで健康をより広い範囲で捉え、一人ひとりの健康に向き合い事業を推進します。 第4次中期経営計画の位置づけと主な施策 第4次中期経営計画は、「新規事業の拡大と次世代の成長を生み出す投資を促進~創造と成長の5年間~」と位置づけ、医療関連事業とニュートラシューティカルズ関連事業をコア事業として、独自の事業基盤への更なる投資、Well-beingにつながる新たな価値創造、持続的成長を支える積極的な財務戦略、という3つの取り組みに注力します。 第4次中期経営計画骨子<業績目標>進化した売上・利益成長ステージの確立・新製品群を背景とする新しい売上成長ドライバーの確立・LOE*による調整局面を短期にとどめ、再び事業利益成長率2桁以上の成長ステージへ <事業戦略>進化した事業成長ステージの確立・充実した開発後期の新薬候補群から着実に上市を実現・過去最高水準の安定的な財務状況を背景に、3,000億円規模の研究開発投資を継続・医療関連事業、NC関連事業において、新製品・新サービスによる事業領域の拡大・深化を実現・経営計画実現後の新ステージでは、利益の規模と質が大きく向上 <財務戦略>資本コストを意識した経営の実践・ROIC、ROEによる業績管理・積極的な成長投資の継続・株主還元の充実*独占販売期間終了|Loss of exclusivity (2) 第4次中期経営計画の進捗 第4次中期経営計画の2年度目となる2025年度の進捗、2026年の見通しは、以下のとおりです。<業績目標の進捗> ・2025年度の売上収益は、すべての事業セグメントで増収となり、2,468,892百万円(前期比6.0%増)となりました。主な要因は、医療関連事業において、第4次中期経営計画の成長ドライバーとして位置付けた抗精神病薬「レキサルティ」、抗悪性腫瘍剤「ロンサーフ」の『コア2』製品に加え、持続性注射剤「エビリファイメンテナ/エビリファイ アシムトファイ」等の売上増加によるものです。また、ニュートラシューティカルズ関連事業においても、成長ドライバーとして設定した3つの社会課題別カテゴリー全てが成長したことから売上収益は増加しました。 研究開発費投資前事業利益は、798,968百万円(同7.3%増)となりました。主な要因は、売上収益の増加に伴う売上総利益の増加などです。 研究開発費は、352,838百万円(同12.3%増)となりました。開発品目では『ネクスト8』製品である、新規抗精神病薬ウロタロント、注意欠如・多動症(ADHD)治療薬センタナファジン、非小細胞肺がんを対象として開発中のジパレルチニブに加え、前連結会計年度に買収したジュナナ社のrepinatrabit等の開発費が増加しました。 順調な売上成長により、事業利益は446,129百万円(同3.6%増)と増益となりました。 <事業戦略の進捗>・アンメットニーズの解決に貢献する後期開発パイプラインの中で、抗APRIL抗体「VOYXACT®(一般名:シベプレンリマブ)」はIgA腎症を対象とし、uPCRデータを用いたグローバルフェーズⅢ試験において迅速承認を取得しました。また、第5次中期経営計画において新たな柱となる『ネクスト8』製品において複数の製品で承認申請を行いました。さらに、次世代 ADC 創薬技術基盤を持つアラリス社を買収し、がん領域での継続的な開発品ポートフォリオの拡充も進めています。 ・ニュートラシューティカルズ関連事業において、成長ドライバーとして新たに設定した3つの社会課題別カテゴリーにおいて、「ポカリスエット」や「ネイチャーメイド」を中心に全カテゴリーが成長したことから売上収益は増収となり、前期に続き売上収益、事業利益ともに過去最高となりました。また、2025年は米国でファーマバイト社のサプリメント新工場、ベトナムではポカリスエットの新工場が設立されました。インド、ナイジェリアでもポカリスエットの販売を開始し、引き続き、高成長市場においてブランドを確立することにより、さらなる事業規模の拡大と収益性の向上を目指します。 (3) 経営環境及び対処すべき課題 第4次中期経営計画2年目となる2025年は、ロシア・ウクライナや中東情勢、米国の関税政策等に伴う地政学的リスクの高まりにより社会情勢はより一層不透明さを増し、当社グループの事業活動においても一定の影響を受けました。このような環境の中、新たな事業環境に対応するマーケティング活動や営業活動等を積極的に進め、また、原材料価格の高騰、為替変動による物価上昇等にも対処してまいりました。 ヘルスケア業界を取り巻く事業環境は、高齢化、高額医薬品の発売等による医療費の増加傾向が続いており、日米欧諸国において治療に対する医療コストへの関心が高まっております。限られた財源の中で、医療指針が医療コストと治療効果のバランスの中で捉えられ、薬価制度の改革やジェネリック医薬品の浸透が進む一方、AI、機械学習や遺伝子治療等の新テクノロジーが台頭してきています。 社会環境がこのように変化し続けるなか、大塚グループは、健康に関する未充足あるいは潜在的なニーズや課題を見出し、その解決に向け、新たな健康観や行動変化を社会に提案しています。人々の健康ニーズが、身体的、精神的な側面から、社会的にも満たされた状態であるWell-beingへと進化するなか、疾患の治療から診断、予防、健康維持・増進に至るまで、健康を支える幅広い事業領域の製品・サービスの創出・提供に留まらず、日々の暮らしにおける新たな選択肢や適切な情報の提供、地域との共創等にも取り組み、一人ひとりの健康、そしてその先にあるその人らしい“生き方”に寄り添う価値を届ける企業を目指しています。  医療関連事業は、治療満足度の低い疾患が多く残されている精神・神経、がん、循環器・腎領域、自己免疫領域を重点領域として、研究開発を進めています。また、医療の最適化に向けた体系的なソリューションに挑戦してまいります。さらに、アライアンスやオープンイノベーション、ベンチャーキャピタルとの協業等による創薬基盤の強化、創薬モダリティの多様化に取り組み、持続的な進化と成長を目指してまいります。 ニュートラシューティカルズ関連事業は、健康への意識が高まる中、医療関連事業で培われたサイエンス・ノウハウを活かしながら、顕在化されていないニーズや社会課題に対して新しいコンセプトのソリューションを提案し、世界の人々の健康維持・増進による健康寿命の延伸に貢献することを目指します。グローバルにおける環境変化を見据え、最新のサイエンスやテクノロジーと独自のビジネスモデルを組み合わせて、新たな価値の創造、新カテゴリー・新エリア展開への挑戦を進めます。健康を取り巻く様々な社会課題に対して、課題の顕在化から啓発活動を継続的に実施し、各ブランドからそのソリューションをこれからも提案し続けます。さらに外部機関との連携を強化し、これらの活動を推進してまいります。  また、当社グループは、企業理念のもと、事業を通じた社会課題の解決に取り組み、自らの持続的な成長と健康でサステナブルな社会の実現を目指します。
経営者による分析 FY2025 / 約9,822字
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要① 経営成績の状況 当社グループは、経常的な収益力を示す指標として事業利益を採用しております。 事業利益とは、売上収益から売上原価、販売費及び一般管理費並びに研究開発費を控除した額に持分法による投資損益を加減算した額であります。(単位:百万円) 前連結会計年度(2024年12月期)当連結会計年度(2025年12月期)増減額増減率売上収益2,329,8612,468,892139,0316.0%研究開発費投資前事業利益744,696798,96854,2717.3%事業利益430,463446,12915,6663.6%営業利益323,564479,375155,81148.2%税引前当期利益335,854468,037132,18339.4%当期利益347,271366,21618,9445.5%親会社の所有者に帰属する当期利益343,120363,15020,0305.8% 研究開発費314,233352,83838,60512.3%減損損失126,04026,426△99,614△79.0%  大塚グループは、健康に関する未充足あるいは潜在的なニーズや課題を見出し、その解決に向け、新たな健康観や行動変化を社会に提案しています。人々の健康ニーズが、身体的、精神的な側面から、社会的にも満たされた状態であるWell-beingへと進化するなか、疾患の治療から診断、予防、健康維持・増進に至るまで、健康を支える幅広い事業領域の製品・サービスの創出・提供に留まらず、日々の暮らしにおける新たな選択肢や適切な情報の提供、地域との共創等にも取り組み、一人ひとりの健康、そしてその先にあるその人らしい“生き方”に寄り添う価値を届ける企業を目指しています。  当連結会計年度の売上収益は、すべての事業セグメントで増収となり、2,468,892百万円(前期比6.0%増)となりました。主な要因は、医療関連事業において、第4次中期経営計画の成長ドライバーとして位置付けた抗精神病薬「レキサルティ」、抗悪性腫瘍剤「ロンサーフ」の『コア2』製品に加え、持続性注射剤「エビリファイ メンテナ/エビリファイ アシムトファイ」等の売上増加によるものです。また、ニュートラシューティカルズ関連事業においても、成長ドライバーとして設定した3つの社会課題別カテゴリー全てが成長したことから売上収益は増加しました。 研究開発費投資前事業利益は、798,968百万円(同7.3%増)となりました。主な要因は、売上収益の増加に伴う売上総利益の増加などです。 研究開発費は、352,838百万円(同12.3%増)となりました。開発品目では『ネクスト8』製品である、新規抗精神病薬ウロタロント、注意欠如・多動症(ADHD)治療薬センタナファジン、非小細胞肺がんを対象として開発中のジパレルチニブに加え、前連結会計年度に買収したジュナナ社のrepinatrabit等の開発費が増加しました。 順調な売上成長により、事業利益は446,129百万円(同3.6%増)と増益となりました。 営業利益はデイヤフーズ社等において減損損失を計上しましたが、事業利益の増加に加え、MicroPort Scientific Corporation(以下「マイクロポート社」)株式の売却に伴う利益を計上したことから479,375百万円(同48.2%増)となりました。また、減損損失は前連結会計年度より小規模であったことも合わせて大幅な増益となりました。 なお、当期利益は366,216百万円(同5.5%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益は363,150百万円(同5.8%増)となりました。 セグメントの業績は次のとおりです。(単位:百万円) 医療関連事業ニュートラシューティカルズ関連事業消費者関連事業その他の事業調整額連結売上収益1,744,234577,66934,634115,922△3,5692,468,892事業利益402,01668,90725,1717,469△57,434446,129 (参考-前連結会計年度)(単位:百万円) 医療関連事業ニュートラシューティカルズ関連事業消費者関連事業その他の事業調整額連結売上収益1,629,032557,04333,760113,657△3,6312,329,861事業利益390,60864,14723,6626,952△54,907430,463 (医療関連事業) 当連結会計年度における売上収益は1,744,234百万円(前期比7.1%増)、事業利益は402,016百万円(同2.9%増)となりました。 <主要製品の状況>・抗精神病薬「レキサルティ」 米国では、大うつ病及びアルツハイマー型認知症に伴うアジテーションに関する疾患啓発活動並びに情報提供活動の強化により処方数が伸長し、増収となりました。日本では、統合失調症及びうつ病・うつ状態の効能に加え、2024年9月にアルツハイマー型認知症に伴うアジテーション*1の効能の承認を取得しました。これに伴い情報提供活動を強化し大幅増収となりました。これらの結果、売上収益は331,338百万円(前期比23.9%増)となりました。*1 日本の添付文書上の効能・効果は「アルツハイマー型認知症に伴う焦燥感、易刺激性、興奮に起因する、過活動又は攻撃的言動」 ・抗悪性腫瘍剤「ロンサーフ」 米国では、大腸がんに対するベバシズマブ併用療法の認知向上に伴い処方数が伸長し、増収となりました。日本では、2024年7月の大腸癌治療ガイドライン改訂以降、ベバシズマブ併用療法が推奨され処方は堅調に推移しました。これらの結果、売上収益は109,279百万円(前期比4.7%増)となりました。 ・アリピプラゾール持続性注射剤(1ヵ月製剤)「エビリファイ メンテナ」 米国と日本では、双極Ⅰ型障害及び統合失調症に対する継続した情報提供活動により、売上収益は224,504百万円(前期比2.5%増)となりました。 ・アリピプラゾール持続性注射剤(2ヵ月製剤)「エビリファイ アシムトファイ」 米国と欧州では、製品の有用性の訴求や情報提供活動、及びアリピプラゾール持続性注射剤(1ヵ月製剤)「エビリファイ メンテナ」等からの切り替えにより処方数が伸長し、大幅増収となりました。これらの結果、売上収益は34,786百万円(前期比83.7%増)となりました。 ・V2-受容体拮抗剤「サムスカ/ジンアーク」 米国では、2025年4月に常染色体優性多発性のう胞腎(ADPKD)治療薬としての独占販売期間が終了し、後発医薬品が発売され、減収となりました。欧州と日本でも、後発医薬品の影響を受け減収となりました。これらの結果、売上収益は221,910百万円(前期比21.1%減)となりました。 (ニュートラシューティカルズ関連事業) 当連結会計年度における売上収益は577,669百万円(前期比3.7%増)、事業利益は68,907百万円(同7.4%増)となりました。 <社会課題別カテゴリーの状況>・For Climate & Environmental Risk(気候及び環境リスク) 水分・電解質補給飲料「ポカリスエット」は、前年並に推移しています。日本では、夏期の熱中症警戒アラートの多発により生活者の野外での活動量が減少しましたが、水分・電解質補給の重要性の啓発や飲用体験機会の創出活動などを継続しました。また、東京2025世界陸上競技選手権大会での支援活動によるブランド価値の向上や、11月以降の乾燥シーズンにおける健康課題への需要を捉えたことにより、販売数量は底堅く推移しました。海外では、ブランド価値向上に対する取り組みが奏功し、フィリピンを中心とした一部エリアで販売数量が大幅に伸長しました。一方、インドネシアをはじめとする一部エリアでは経済活動が鈍化した影響を受け、海外全体での販売数量は微増となりました。なお、新たな展開エリアとしてインドで2025年7月に、ナイジェリアで11月に正式販売を開始しました。欧州を中心に健康食品を展開するニュートリション エ サンテ社では、「ジェルブレ」等の主力製品の成長等により、増収となりました。これらの結果、当カテゴリーの売上収益は201,665百万円(前期比1.6%増)となりました。 ・For Women’s Health(女性の健康) 北米においては、ボナファイドヘルス社が販売するほてりや夜間発汗に悩む女性をサポートする植物由来サプリメント「Thermella(サーメラ)」等の好調な成長により、増収となりました。日本では、女性の健康に関するセミナーの開催等、幅広い情報提供により「エクエル」の認知が進み、増収となりました。これらの結果、当カテゴリーの売上収益は60,800百万円(前期比7.4%増)となりました。 ・For Healthier Life(ヘルシアーライフ) ファーマバイト社のサプリメント「ネイチャーメイド」は、サイエンス、イノベーション、品質の3つのコアバリューを柱に製品の開発・展開をしています。米国では、ブランド及び品質に対する高い信頼性を背景に、革新的な製品の展開や、生活者に栄養の重要性を伝える活動を継続し、eコマースや大型小売店において販売が好調に推移しました。「ネイチャーメイド」のシェアは拡大*2・増収となり、これらの結果、当カテゴリーの売上収益は234,721百万円(前期比7.0%増)となりました。*2 Circana Data; Market Advantage; 4 wks 12/28/2025, Food, Drug, Mass Excluding Amazon and Costco (MULO) © 2025 Circana [カテゴリーを構成する製品]For Climate & Environmental Risk|ポカリスエット、OS-1、デイヤ、ニュートリション エ サンテ社ブランドFor Women’s Health|エクエル、ボナファイド、ユコラ、コスメディクス*3(インナーシグナル、サクラエ)For Healthier Life|ネイチャーメイド、メガフード、カロリーメイト*3 Cosmedics(健粧品)=cosmetics(化粧品) + medicine(医薬品) (消費者関連事業) 当連結会計年度における売上収益は34,634百万円(前期比2.6%増)、事業利益は25,171百万円(同6.4%増)となりました。 「クリスタルガイザー」は、日本のミネラルウォーター市場が微減*4する中、eコマースを中心に販売数量は伸長しました。また、東京2025世界陸上競技選手権大会を通じて、国内外に対し、ブランド認知の一層の向上を図りました。ビタミン炭酸飲料「マッチ」は、高校生を中心とした共感、体感施策により接点を創出し、認知と飲用経験を高めるマーケティング活動を通じてブランド価値が向上し、販売数量は伸長しました。*4 インテージ SRI+ (その他の事業) 当連結会計年度における売上収益は115,922百万円(前期比2.0%増)、事業利益は7,469百万円(同7.4%増)となりました。 機能化学品分野は、KATACHI Businessの強化を目的としたhakkai株式会社の完全子会社化により売上収益は微増となりました。 運輸・倉庫分野は、新規顧客獲得により増収となりました。 ※ その他、製品別の売上収益等につきましては、決算補足資料(ファクトブック)をご参照ください。https://www.otsuka.com/jp/ir/library/materials.html ② 財政状態の状況(単位:百万円) 前連結会計年度(2024年12月31日)当連結会計年度(2025年12月31日)増減額流動資産1,366,9721,622,006255,033非流動資産2,372,2782,575,556203,278資産合計3,739,2514,197,562458,311流動負債632,664749,112116,448非流動負債328,421348,68820,267負債合計961,0851,097,801136,716資本合計2,778,1653,099,761321,595 a. 資産 当連結会計年度末における総資産は4,197,562百万円(前連結会計年度末は3,739,251百万円)となり、458,311百万円増加しました。その内訳は、流動資産が255,033百万円の増加、非流動資産が203,278百万円の増加であります。(流動資産) 当連結会計年度末における流動資産は1,622,006百万円(前連結会計年度末は1,366,972百万円)となり、255,033百万円増加しました。その主たる内訳は、Otsuka ICU Medical LLC(以下「大塚ICUメディカル社」)の子会社化等により棚卸資産が76,031百万円増加した他、現金及び現金同等物が108,471百万円、売上債権及びその他の債権が50,700百万円増加したことによるものです。(非流動資産) 当連結会計年度末における非流動資産は2,575,556百万円(前連結会計年度末は2,372,278百万円)となり、203,278百万円増加しました。その主たる内訳は、Araris Biotech AG(以下「アラリス社」)及び大塚ICUメディカル社の子会社化等により、有形固定資産が68,263百万円、無形資産が29,886百万円、のれんが60,519百万円、持分法で会計処理されている投資が44,256百万円増加したこと等によるものです。b. 負債 当連結会計年度末における負債合計は1,097,801百万円(前連結会計年度末は961,085百万円)となり、136,716百万円増加しました。その内訳は、流動負債が116,448百万円の増加、非流動負債が20,267百万円の増加であります。(流動負債) 当連結会計年度末における流動負債は749,112百万円(前連結会計年度末は632,664百万円)となり、116,448百万円増加しました。その主たる内訳は、契約負債が2,621百万円減少したものの、主に1年以内償還予定の社債の増加により社債及び借入金が31,799百万円、未払法人所得税が10,645百万円、その他の流動負債が64,633百万円増加したこと等によるものです。(非流動負債) 当連結会計年度末における非流動負債は348,688百万円(前連結会計年度末は328,421百万円)となり、20,267百万円増加しました。その主たる内訳は、契約負債が9,336百万円減少したものの、リース負債が5,451百万円、その他の金融負債がアラリス社の買収による条件付対価を計上したこと等により14,918百万円、繰延税金負債が4,791百万円増加したことによるものです。c. 資本 当連結会計年度末における資本は3,099,761百万円(前連結会計年度末は2,778,165百万円)となり、321,595百万円増加しました。その主な要因は、2025年3月18日開催の取締役会決議に基づき、資本効率の向上及び株主還元のため、自己株式の取得及び消却を実施したことにより自己株式が17,787百万円増加するとともに資本剰余金が50,441百万円減少したこと、配当金の支払い69,194百万円があったものの、親会社の所有者に帰属する当期利益363,150百万円の計上等により利益剰余金が301,336百万円増加したこと、主として為替の影響によりその他の資本の構成要素が66,757百万円増加したこと等です。③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は534,645百万円となり、前連結会計年度末より108,471百万円増加しました。当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、403,579百万円となりました。一方で、将来の持続的成長に向けて、主に医療関連事業においてアラリス社及び大塚ICUメディカル社を新たに子会社化したこと、医療関連事業及びニュートラシューティカルズ関連事業を中心に設備投資等を行ったこと、持分法適用関連会社であったマイクロポート社株式の売却等により、投資活動によるキャッシュ・フローは、△161,585百万円となりました。また、社債の発行を行った一方で、資本効率の向上及び株主還元のため、自己株式の取得を行うとともに、リース負債の返済、配当金の支払いを行ったことにより、財務活動によるキャッシュ・フローは、△137,344百万円となりました。 これらの結果、営業活動によるキャッシュ・イン・フローは、投資活動及び財務活動を合わせたキャッシュ・アウト・フローを上回り、現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末より増加し、534,645百万円となりました。  当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、403,579百万円(対前期比48,941百万円増)となりました。 当連結会計年度の主な内容は、税引前当期利益468,037百万円、減価償却費及び償却費116,167百万円、棚卸資産の増減額△53,471百万円、売上債権及びその他の債権の増減額△42,470百万円、法人所得税等の支払額△73,972百万円となっております。当連結会計年度における対前期比48,941百万円のキャッシュ・フロー増加の主な要因は、医療関連事業の増収が業績を牽引し、税引前当期利益が対前期比で132,183百万円増加したこと等により、非資金費用である減損損失が対前期比で99,614百万円減少した影響を上回ったことによるものです。(投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、△161,585百万円(同104,207百万円支出減)となりました。 当連結会計年度の主な内容は、有形固定資産の取得による支出△87,841百万円、無形資産の取得による支出△53,828百万円、投資の取得による支出△10,183百万円、マイクロポート社株式等の売却を含む投資の売却及び償還による収入78,372百万円、アラリス社及び大塚ICUメディカル社等に係る子会社の取得による支出△87,279百万円等であります。当連結会計年度における対前期比104,207百万円のキャッシュ・フロー増加の主な要因は、無形資産の取得による支出が20,023百万円増加した一方で、投資の取得による支出が68,834百万円減少したこと、子会社の取得による支出が28,278百万円減少したこと、定期預金の増減額が対前期比17,559百万円となったこと等により、対前期比で支出減となったことによるものです。(財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、△137,344百万円(同52,022百万円支出減)となりました。 当連結会計年度の主な内容は、自己株式の取得による支出△70,096百万円、短期借入金の増減額720百万円、長期借入金の返済による支出△1,326百万円、社債発行による収入30,000百万円、リース負債の返済による支出△24,695百万円、配当金の支払額△70,975百万円であります。当連結会計年度における対前期比52,022百万円のキャッシュ・フロー増加の主な要因は、短期資金の返済が対前期比で41,790百万円減少したこと、前連結会計年度における社債の償還による支出20,000百万円が当連結会計年度はなかったこと及び資本効率の向上及び株主還元のための自己株式の取得を実施したことによるものです。 ④ 生産、受注及び販売の実績a. 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。セグメントの名称生産高(百万円)前年同期比(%)医療関連事業264,927122.8%ニュートラシューティカルズ関連事業268,260102.9%消費者関連事業18,87595.0%その他の事業51,74898.4%合計603,812110.1%(注)1.ニュートラシューティカルズとは、栄養「Nutrition」+薬「Pharmaceuticals」の造語であり、科学的根拠をもとに開発された医薬部外品や機能性食品及び栄養補助食品等を取り扱うセグメントです。2.金額は、製造原価によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 b. 受注実績 連結子会社は主として受注見込みによる生産方式をとっております。 c. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。セグメントの名称販売高(百万円)前年同期比(%)医療関連事業1,744,234107.1%ニュートラシューティカルズ関連事業577,621103.7%消費者関連事業34,610102.5%その他の事業112,426102.1%合計2,468,892106.0%(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。2.前連結会計年度及び当連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、当該販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10以上の相手先がないため、記載を省略しております。3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要性がある会計方針及び重要な会計上の見積り 当社グループの連結財務諸表は、IFRSに基づき作成されております。この連結財務諸表を作成するにあたり重要性がある会計方針及び重要な会計上の見積りについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 3.重要性がある会計方針 4.重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断」に記載のとおりであります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析、検討内容 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」及び「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。 ③ 資本の財源及び資金の流動性に関する情報 当社グループのキャッシュ・フローの分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。  当社グループの当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は534,645百万円であり、社債及び借入金の合計額127,007百万円を上回っております。  当社グループにおける経常的な資金需要としましては、主に事業の拡大に伴う運転資本の増加、生産設備の増強・更新に伴う設備投資及び研究開発投資がありますが、基本的に営業キャッシュ・フローで獲得した資金を主な財源としております。一方、事業の買収等に伴う非経常的な資金需要につきましては、必要に応じて外部から調達しております。
役員の状況 FY2025 / 約8,560字
(2)【役員の状況】① 役員一覧1.2026年3月26日(有価証券報告書提出日現在)の当社の役員の状況は、以下のとおりです。男性 12名  女性 5名 (役員のうち女性の比率29.4%)役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(千株)代表取締役会長大塚 一郎1965年2月15日生1987年4月㈱大塚製薬工場入社1997年6月大塚製薬㈱取締役消費者製品開発部長1998年6月同社常務取締役消費者製品部・宣伝・販促・開発部担当2001年12月㈱大塚製薬工場取締役研究開発担当2002年5月同社代表取締役2003年12月同社代表取締役副社長2004年12月同社代表取締役社長2008年7月当社取締役2010年6月当社取締役副社長2014年6月㈱大塚製薬工場代表取締役 当社代表取締役副会長2015年3月 大塚製薬㈱取締役(現任)㈱大塚製薬工場取締役会長当社代表取締役会長(現任)2022年3月㈱大塚製薬工場代表取締役(現任) (注)37,888(注)5代表取締役社長兼CEO井上 眞1958年8月9日生1983年4月大塚製薬㈱入社2008年6月同社執行役員診断事業部事業部長2009年6月同社常務執行役員医薬品事業部副事業部長2015年3月同社取締役(兼)専務執行役員ニュートラシューティカルズ事業部長2015年4月ファーマバイトLLC取締役2017年3月大塚製薬㈱常務取締役ニュートラシューティカルズ事業担当2017年9月デイヤフーズInc.取締役2018年3月大塚製薬㈱専務取締役ニュートラシューティカルズ事業担当2018年10月ナルドベルSAS取締役会長2019年3月大塚製薬㈱取締役副社長2020年3月同社代表取締役社長(現任)当社取締役2024年1月当社代表取締役COO2025年1月当社代表取締役社長兼CEO(現任) (注)387代表取締役副社長松尾 嘉朗1960年11月3日生1985年4月大塚製薬㈱入社2003年1月同社執行役員総務部長補佐2006年6月同社執行役員総務部長2007年11月同社常務執行役員総務部長(兼)法務・企画渉外担当2008年7月当社常務取締役(総務担当)2016年3月当社専務取締役(総務担当)2017年1月大塚メディカルデバイス㈱取締役2022年3月大塚製薬㈱代表取締役副社長(現任)当社取締役副社長2023年3月大塚食品㈱取締役2025年1月当社代表取締役副社長(現任) (注)393 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(千株)取締役CFO牧野 祐子1961年10月23日生1982年4月大塚製薬㈱入社1993年4月Deloitte & Touche LLC シアトル事務所(現 Deloitte Touche Tohmatsu LLC)入所1996年4月バクスター㈱入社2000年4月大塚製薬㈱入社2015年3月当社経営財務会計部部長2016年9月当社執行役員経営財務会計部長 大塚製薬㈱執行役員経理部長2017年4月当社執行役員税務部長 大塚製薬㈱執行役員財務会計部長2018年3月当社取締役(財務担当)2019年3月当社取締役CFO(現任)2022年3月大塚製薬㈱取締役(財務担当) (注)338取締役高木 修一1966年1月3日生1989年4月飛島建設㈱入社1995年9月大塚製薬㈱入社2002年8月同社OIAA事業部財務部2003年7月同社経理部2015年3月㈱大塚製薬工場執行役員インド担当2015年5月クラリス大塚㈱(現大塚製薬インド㈱)CEO2019年1月当社常務執行役員社長室担当2019年3月大塚製薬㈱取締役財務(兼)事業ポートフォリオマネジメント担当当社取締役(事業ポートフォリオマネジメント担当)2021年10月大塚アメリカInc.取締役社長2022年3月大塚製薬㈱常務取締役(事業戦略(兼)大塚アメリカInc.担当)当社常務取締役CSO2023年2月大塚アメリカInc.取締役会長2023年3月㈱大塚製薬工場取締役2024年1月当社取締役(現任)㈱大塚製薬工場代表取締役社長(現任) (注)346取締役小林 将之1966年7月10日生1989年4月㈱大和銀行(現㈱りそな銀行)入行1993年10月大鵬薬品工業㈱入社2002年8月大鵬ファーマU.S.A.Inc.(現大鵬オンコロジーInc.)取締役社長2003年9月大鵬薬品工業㈱取締役2010年4月大塚アメリカInc.取締役社長兼CEO2012年4月大鵬薬品工業㈱代表取締役社長(現任)大鵬ファーマU.S.A.Inc.取締役2014年4月大鵬オンコロジーInc.取締役会長(現任)2017年3月当社取締役(現任) (注)394 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(千株)取締役東條 紀子1964年2月28日生1987年4月ゴールドマン・サックス証券会社入社1991年8月Shearson Lehman Brothers入社2002年7月マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社 エンゲージメントマネージャー2006年6月インテル㈱インテルキャピタルジャパンディレクター2008年8月当社常務取締役(事業企画担当)2011年2月大塚メディカルデバイス㈱取締役2012年4月大塚アメリカInc.取締役社長兼CEO2015年8月ファーマバイトLLC取締役CEO2017年1月大塚メディカルデバイス㈱代表取締役社長(現任)2017年5月大塚アメリカInc.取締役2017年8月ファーマバイトLLC取締役会長2018年3月当社取締役(現任) (注)375取締役相談役樋口 達夫1950年6月14日生1977年3月大塚製薬㈱入社1998年6月同社専務取締役(ファーマバイト)1998年11月同社取締役副社長1999年6月同社取締役アメリカ担当2000年6月同社代表取締役社長2008年6月同社取締役2008年7月当社代表取締役社長兼CEO2011年12月大塚化学㈱取締役2015年2月大塚製薬㈱代表取締役社長2020年3月同社代表取締役会長2025年1月当社取締役相談役(現任)大塚製薬㈱取締役会長(現任) (注)3209取締役松谷 有希雄1949年10月20日生1975年4月聖路加国際病院小児科研修医1981年10月厚生省(現厚生労働省)入省2005年8月厚生労働省医政局長2007年8月国立療養所多磨全生園長2012年4月国立保健医療科学院長2015年12月国際医療福祉大学副学長2016年3月当社社外取締役(現任)2019年6月一般財団法人日本公衆衛生協会理事長2025年6月同財団法人会長(現任) (注)3-取締役青木 芳久1952年1月17日生1974年4月伊藤忠商事㈱入社2003年6月同社執行役員2009年4月同社常務執行役員食料カンパニープレジデント2010年4月同社代表取締役専務執行役員食料カンパニープレジデント2017年3月同社理事(現任)2017年6月㈱あらた社外取締役2019年3月当社社外取締役(現任) (注)3-取締役三田 万世1960年10月14日生1983年4月モルガン・スタンレー証券㈱(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券㈱)入社1989年1月同社株式調査部(ヘルスケア担当)2000年12月同社マネージング・ディレクター2013年12月同社投資銀行本部シニア・アドバイザー ヘルスケア担当2020年3月当社社外取締役(現任)2023年6月三井不動産㈱社外監査役(現任) (注)30 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(千株)取締役北地 達明1956年4月23日生1985年10月サンワ東京丸の内事務所(現有限責任監査法人トーマツ)入所1989年4月公認会計士登録1996年7月監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ)社員(パートナー)2010年4月内閣府公益認定等委員会委員2012年10月有限責任監査法人トーマツアドバイザリー開発部長2013年11月同所ボードメンバー2017年6月同所アドバイザリー事業本部インダストリー事業部長2019年6月デロイト トーマツ合同会社 Thought Leader2021年9月神奈川県顧問(現任)2022年3月当社社外取締役(現任) (注)3-取締役瀬口 二郎1963年7月29日生1986年4月㈱東京銀行(現㈱三菱UFJ銀行)入行1999年3月メリルリンチ日本証券㈱入社2010年7月同社代表取締役社長Bank of America Corporation (以下BofA)在日代表2013年10月BofA Global Corporate & Investment Banking アジア太平洋地域統括責任者2016年6月メリルリンチ日本証券㈱代表取締役社長BofA在日代表2019年1月BofA Co-President of APAC(アジア太平洋地域共同総代表)2023年7月BofA アジア太平洋地域シニアアドバイザー2025年3月当社社外取締役(現任)2025年6月㈱りそなホールディングス社外取締役(現任) (注)3-常勤監査役鳥羽 洋三1957年3月16日生1979年4月大塚化学㈱入社1995年1月同社情報センター センター長2006年1月トロセレンGmbH CFO2009年5月大塚化学ホールディングス㈱(現大塚化学㈱)執行役員情報システム部長2009年6月当社執行役員経営財務会計部IT担当部長2011年12月大塚化学㈱取締役総務・経理・IT担当2015年3月当社専務執行役員経営財務会計部(兼)コーポレートサービス部担当2018年3月当社常勤監査役(現任)2019年3月大塚化学㈱監査役(現任) (注)48監査役菅原 洋1970年3月13日生1997年10月中央監査法人入所2000年10月監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ)入所2002年4月公認会計士登録2006年2月ウィルキャピタルマネジメント㈱ヴァイスプレジデント2010年6月当社社外監査役(現任)2012年6月大塚製薬㈱社外監査役2013年10月日本駐車場開発㈱社外取締役2016年3月大塚製薬㈱監査役(現任)2018年8月㈱インバウンドプラットフォーム社外取締役(現任) (注)48 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(千株)監査役大澤 加奈子1970年12月22日生1998年4月弁護士登録(第一東京弁護士会) 梶谷綜合法律事務所入所(現任)2005年10月米国ニューヨーク州弁護士資格取得2015年6月リンテック㈱社外取締役(監査等委員)(現任)2021年4月法制審議会担保法制部会委員2021年5月事業再生研究機構理事2021年6月TPR㈱社外取締役(現任)2022年3月当社社外監査役(現任)2022年6月東芝テック㈱社外監査役(現任)2023年5月事業再生研究機構常務理事(現任) (注)4-監査役辻 さちえ1972年4月23日生1996年10月監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ)入所1999年4月公認会計士登録2015年7月㈱エスプラス(現㈱ビズサプリ)代表取締役(現任)2016年6月一般社団法人日本公認不正検査士協会理事(現任)2021年3月SBSホールディングス㈱社外取締役(監査等委員)(現任)2021年6月新電元工業㈱社外監査役2022年3月当社社外監査役(現任) (注)4-計8,549(注)5(注)1.松谷有希雄氏、青木芳久氏、三田万世氏、北地達明氏及び瀬口二郎氏は、社外取締役であります。2.菅原洋氏、大澤加奈子氏及び辻さちえ氏は、社外監査役であります。3.2025年3月28日より、2025年12月期に係る定時株主総会終結の時までであります。なお、2026年3月27日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として、「取締役13名選任の件」を上程しておりますが、当該決議が承認可決されたときの任期は、2026年3月27日より、2026年12月期に係る定時株主総会終結の時までとなります。4.2022年3月30日より、2025年12月期に係る定時株主総会終結の時までであります。なお、2026年3月27日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として、「監査役4名選任の件」を上程しておりますが、当該決議が承認可決されたときの任期は、2026年3月27日より、2029年12月期に係る定時株主総会終結の時までとなります。5.所有株式数には、大塚創業家持株会信託口における所有株式数も含めた実質保有株数を記載しております。6.三田万世氏の戸籍上の氏名は中塚万世であります。7.大澤加奈子氏の戸籍上の氏名は小池加奈子であります。8.辻さちえ氏の戸籍上の氏名は上田さちえであります。 2.2026年3月27日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として、「取締役13名選任の件」及び「監査役4名選任の件」を上程しておりますが、当該決議が承認可決されたときの当社の役員の状況及びその任期は、上記の内容から変更はありません。 ② 社外役員の状況社外取締役及び社外監査役 当社の社外取締役は5名、社外監査役は3名であります。(本報告書提出日現在) 社外取締役は、取締役会において、広い見識・豊富な経験に基づき中立的・客観的立場から有効な助言を行うことを通じて、適切な意思決定及び業務執行の監督という取締役会の統治機能を強化することをその役割としております。また、社外取締役は、必要に応じて内部統制部門の状況を把握し、取締役会における諸活動等を通じて、経営に対する監督機能の強化・充実を図っております。 社外監査役は、財務・会計、法務及び経営に関する高い見識及び企業経営に関する豊富な経験に基づき、中立的・客観的立場から監査業務を行うことによって、経営の透明性の向上を図り、監査機能を強化することをその役割としています。また、社外監査役は、内部監査部・内部統制部・コーポレートマネジメント部・コーポレートアカウンティング部・財務部等の関係部署及び会計監査人と適宜情報交換及び意見交換を行っており、監査役監査の実効性の向上を図っております。 当社におきましては、独立性が確保され、かつ、企業経営における豊富な経験と高い見識を有している社外取締役及び社外監査役が選任されている状況と考えております。 社外取締役及び社外監査役の選任基準は、以下のとおりです。 社外取締役及び社外監査役については、さまざまな分野に関する豊富な知識・経験を有し、経営に関する中立性及び客観性の観点から、公正かつ客観的な経営の監督・監視又は監査を行うことにより、取締役に対する経営監視機能を十分に発揮できる人材であることをその選任の基準としております。中立性、客観性を担保するためのひとつの基準が経営陣からの独立性であると認識しており、会社と候補者との間に、一般株主と利益相反が生じるおそれがないことが求められております。当社では、社外取締役の独立性の基準として、当社グループ会社において過去に業務執行に従事していないこと以外に、コーポレートガバナンス・ガイドラインにおいて、「社外取締役の独立性基準」を設けております。社外監査役の独立性基準についても、これに準じて判断いたします。 [社外取締役の独立性基準] 当社は、以下の事項に該当しない場合、当該社外取締役に独立性があると判断する。① 当該社外取締役の2親等以内の近親者が、現在又は過去3年において、当社又は当社グループ会社の業務執行取締役、執行役、執行役員又は重要な使用人(以下「業務執行者」)として在籍していた場合② 当該社外取締役が、現在、業務執行者として在職している会社と当社グループ会社において取引があり、過去3事業年度において、その取引金額がいずれかの会社の連結売上収益の2%を超える場合③ 当該社外取締役が、過去3事業年度のうちいずれかの1事業年度あたり、法律、会計もしくは税務の専門家又はコンサルタントとして、当社グループ会社から直接的に500万円を超える報酬(当社の取締役としての報酬は除く)を受けている場合④ 当該社外取締役が業務執行者を務めている非営利団体に対する寄付金が、過去3事業年度において合計1,000万円を超え、かつ、当該団体の総収入の2%を超える場合 [社外取締役及び社外監査役の選任状況及び選任理由] 松谷有希雄氏は、医療福祉の分野における豊富な経験と高い見識及び医療全般における高い専門性を有しており、社外取締役として独立した立場から、当社の経営に客観的かつ専門的な視点で、的確かつ有益な提言及び助言を行っております。同氏は、一般社団法人日本公衆衛生協会の会長であります。一般財団法人日本公衆衛生協会と当社の間に開示すべき重要な取引関係はありません。 青木芳久氏は、経営者としての豊富な経験、実績と高い見識、食品業界における豊富な経験・専門性・ネットワークを有しており、社外取締役として独立した立場から、当社の経営に客観的かつ専門的な視点で、的確かつ有益な提言及び助言を行っております。 三田万世氏は、証券アナリストとして企業分析に関する豊富な経験と、それに基づく客観的に企業を観察・分析する高い見識を有しており、社外取締役として独立した立場から、当社の経営に客観的かつ専門的な視点で、的確かつ有益な提言及び助言を行っております。同氏は、三井不動産㈱の社外監査役であります。三井不動産㈱と当社との間に開示すべき重要な取引関係はありません。 北地達明氏は、公認会計士としての専門性及びリスクマネジメント、コーポレートガバナンス等に関するコンサルティングの経験を有しており、社外取締役として独立した立場から、当社の経営に客観的かつ専門的な視点で、的確かつ有益な提言及び助言を行っております。同氏は、神奈川県顧問であります。神奈川県と当社との間に開示すべき重要な取引関係はありません。 瀬口二郎氏は、グローバル企業の経営者としての豊富な経験と実績、インベストメントバンカーとしての豊富な知見を有しており、社外取締役として独立した立場から、当社の経営に客観的かつ専門的な視点で、的確かつ有益な提言及び助言を行っております。同氏は、㈱りそなホールディングスの社外取締役であります。同社は、当社グループの取引銀行である㈱りそな銀行をはじめとするりそなグループの持株会社であります。しかしながら、同氏は㈱りそなホールディングス及びその子会社の業務執行者として在職していたことはなく、当社との間に開示すべき重要な取引関係はありません。 菅原洋氏は、公認会計士としての専門知識に加え、多くの事業経験も有しており、その経験と専門性を当社の監査に活かしております。本有価証券報告書提出日現在において、当社普通株式8千株を保有しております。同氏は、大塚製薬㈱の監査役、㈱インバウンドプラットフォームの社外取締役であります。なお、大塚製薬㈱は当社の完全子会社であります。また、当社と㈱インバウンドプラットフォームとの間に開示すべき重要な取引関係はありません。 大澤加奈子氏は、弁護士として専門性とその業務を通じた海外企業との交渉等豊富な経験を有しており、その経験と専門性を当社の監査に活かしております。同氏は梶谷綜合法律事務所所属の弁護士、リンテック㈱の社外取締役(監査等委員)、TPR㈱の社外取締役、東芝テック㈱の社外監査役、事業再生研究機構常務理事であります。当社とこれらの他の会社等の間に開示すべき重要な取引関係はありません。 辻さちえ氏は、公認会計士としての専門性を有し、内部統制、内部監査、リスクマネジメントの業務に精通しており、その経験と専門性を当社の監査に活かしております。同氏は、㈱ビズサプリ代表取締役、一般社団法人日本公認不正検査士協会理事、SBSホールディングス㈱社外取締役(監査等委員)であります。当社とこれらの他の会社等との間に開示すべき重要な取引関係はありません。 当社は、社外取締役松谷有希雄氏、青木芳久氏、三田万世氏、北地達明氏及び瀬口二郎氏、並びに社外監査役大澤加奈子氏及び辻さちえ氏を㈱東京証券取引所が規定する独立役員に指定し、同取引所に届け出ております。 ③ 社外取締役又は社外監査役による監督又は監査と内部監査、監査役監査及び会計監査との相互連携並びに内部統制部門との関係 社外取締役と監査部門との相互連携については、社外取締役と監査役による定期的な情報交換(外部会計監査人及び内部監査部門との情報交換含む)及び経営に関するディスカッションを通じて充実を図っています。 また、社外取締役及び社外監査役に対して、事業の状況、業界の状況等に関する定期的な報告会を行うほか、当社グループの事業等の理解を深めることを目的として適宜グループ各事業の説明や事業所、工場・研究所等現場の見学等の機会を設けております。

※ 出典: EDINET DB API より取得した有価証券報告書(2025年度)。 全文は 金融庁 EDINET でご確認ください。