株式会社ブリヂストン 5108

ゴム製品 IFRS 健全性: S (88点)

データ取得日: 2026-06-14 | 過去15年分の財務データを掲載

AI 業績サマリー 生成: 2026-04-25 / claude-code-opus-4-6
株式会社ブリヂストンはFY2025に売上高4兆4294億円、営業利益3812億円を計上し、営業利益率8.6%の安定した収益性を維持した。純利益3272.6億円と大幅な最終利益を確保しており、世界最大規模のタイヤメーカーとしての収益力を示している。

自己資本比率63.7%の健全な財務基盤のもと純資産3兆6617億円という巨大な自己資本を積み上げており、従業員11万5716名のグローバル製造・販売体制で世界の自動車タイヤ市場に対応している。ROE8.9%は保有純資産の規模感を反映している。

EV化に対応した低転がり抵抗タイヤやタイヤソリューションサービスへの転換が収益の高付加価値化を支えている。新興国市場での需要拡大と先進国での高付加価値タイヤへのシフトが中長期の成長機会だ。

配当230円を継続しており安定した還元姿勢を示している。カーボンニュートラル対応の材料革新と製造プロセス改革が次世代競争力の核となる。

※ EDINET DB API が生成・提供する AI要約です。投資判断は必ず一次情報(有価証券報告書・決算短信)をご確認ください。

業績推移

業績予想 当期通期予想(2026-05-14 発表)

項目 予想値 直近通期実績(2025年度) 増減
売上高 45,000億円 44,295億円 +1.6%
営業利益 3,812億円
純利益 3,400億円 3,273億円 +3.9%
EPS 270.87円 246.00円 +10.1%
1株配当 (DPS) 125.00円 230.00円 -45.7%
予想PER* 13.0倍 14.3倍 (実績)
予想配当利回り* 3.54% 6.54% (実績)

※ 業績予想は企業発表値です。四半期決算時点の通期見通しのため、期中で修正される可能性があります。 * 印は当サイトが PBR×BPS から推定した株価をもとに独自計算した参考指標です。

財務指標(2025年度)

主要指標

ROE 8.9%
PER 14.3倍
PBR 1.23倍
配当利回り 6.54%
配当性向 93.5%

収益性

ROA 5.7%
売上総利益率 38.5%
営業利益率 8.6%
純利益率 7.4%

成長性

前年比 3Y CAGR 5Y CAGR
売上高 -0.0% +2.5% +10.4%
営業利益 -14.0%
純利益 +14.8% +2.9%
EPS +18.2% +4.4%

安全性

自己資本比率 63.7%
流動比率 255.0%
D/Eレシオ 0.23倍

派生指標 参考

時価総額* 45,040億円
ネットキャッシュ* ▲1,132億円
Net Debt/EBITDA* 0.15倍
EV/EBITDA* 6.3倍
FCFマージン* 9.8%
DOE* 8.02%

* 印は当サイトが EDINET から取得した財務データをもとに独自に計算した参考指標です。 EDINETから直接取得した数値ではないため、実際の市場値や各種データソースの公表値と乖離する場合があります。 投資判断は必ず一次情報をご確認ください。

業種比較 業種: ゴム製品 日経225内同業 2社 (参考値)

指標 自社 日経225 同業平均
(2社)
EDINET 全体平均
(17社)
同業平均との偏差
ROE 8.9% 9.9% 5.7% -1.05pt
PER 14.3倍 11.7倍 +2.65
PBR 1.23倍 1.08倍 +0.15
配当利回り 6.54% 4.39% +2.15pt
配当性向 93.5% 56.8% +36.73pt
ROA 5.7% 5.5% +0.21pt
売上総利益率 38.5% 37.4% +1.17pt
営業利益率 8.6% 10.5% 6.7% -1.89pt
純利益率 7.4% 8.0% -0.57pt

※「日経225 同業平均」は当サイトで日経225採用銘柄から自前集計した値。 本銘柄は日経225内に同業他社が 2社しかないため、平均値の信頼性は低い参考値です。 「EDINET 全体平均」は EDINET DB API が返す上場企業全体(中小・赤字含む)の平均で、ROE と営業利益率のみ提供されます。 偏差はパーセンテージポイント(pt)または倍率差。

キャッシュフロー(2025年度)

営業CF 6,604億円
投資CF ▲2,250億円
財務CF ▲4,299億円
設備投資 3,659億円
現金等残高 7,138億円
年度 営業CF 投資CF 財務CF フリーCF 設備投資 現金等残高
2025 6,604億円 ▲2,250億円 ▲4,299億円 4,355億円 3,659億円 7,138億円
2024 5,488億円 ▲2,551億円 ▲3,433億円 2,938億円 3,898億円 7,067億円
2023 6,614億円 ▲2,977億円 ▲1,837億円 3,637億円 4,200億円 7,246億円
2022 2,685億円 ▲3,380億円 ▲3,641億円 ▲695億円 3,171億円 5,189億円
2021 2,815億円 1,317億円 ▲3,793億円 4,132億円 2,620億円 7,875億円
2020 5,269億円 ▲1,554億円 181億円 3,716億円 2,719億円 8,105億円
2019 5,050億円 ▲2,619億円 ▲2,405億円 2,432億円 2,892億円 4,329億円
2018 3,610億円 ▲2,431億円 ▲1,591億円 1,179億円 4,339億円
2017 4,181億円 ▲2,008億円 ▲1,901億円 2,173億円 5,018億円
2016 4,445億円 ▲1,783億円 ▲2,164億円 2,663億円 4,717億円
2015 5,539億円 ▲2,334億円 ▲2,388億円 3,206億円 4,267億円
2014 4,286億円 ▲3,057億円 ▲679億円 1,229億円 3,902億円
2013 4,718億円 ▲2,652億円 ▲1,837億円 2,065億円 3,246億円
2012 4,045億円 ▲2,379億円 ▲554億円 1,665億円 2,694億円
2011 1,522億円 ▲1,771億円 ▲501億円 ▲249億円 1,288億円

※ フリーCF = 営業CF + 投資CF(投資CFは通常マイナス)。設備投資額は絶対値で表示。

損益計算書(2025年度)

項目 金額 売上比
売上高 44,295億円 100.0%
売上原価 27,228億円 61.5%
売上総利益 17,067億円 38.5%
販管費 12,191億円 27.5%
営業利益 3,812億円 8.6%
経常利益 2,411億円 5.4%
純利益 3,273億円 7.4%

※ 会計基準: IFRS / 有報提出日: 2026-03-18 15:24。 売上原価・売上総利益・販管費が「—」の項目は EDINET に該当データが無いことを示します(金融・通信・IFRS企業など)。

貸借対照表(2025年度)

項目 金額 総資産比
資産
総資産 57,477億円 100.0%
現金等 7,138億円 12.4%
その他資産 50,339億円 87.6%
負債・純資産
総負債 20,859億円 36.3%
有利子負債 8,270億円 14.4%
その他負債 12,589億円 21.9%
純資産 36,618億円 63.7%
自己資本 36,618億円 63.7%
うち利益剰余金 30,539億円 53.1%

※「その他資産」「その他負債」は EDINET 取得値から計算で算出(その他資産 = 総資産 − 現金等、その他負債 = 総負債 − 有利子負債)。 利益剰余金は自己資本に含まれる内訳項目です。 総資産 = 総負債 + 純資産 が成立しない場合はデータの整合性をご確認ください。

事業規模・コスト構造(2025年度)

従業員数 115,716人 1人当たり売上 38百万円
研究開発費 1,264億円 売上比 2.85%
減価償却費 3,532億円 売上比 7.97%

※「1人当たり売上」「売上比%」はサイト内で計算した派生指標です。 研究開発費は製造業以外では非開示の場合があります(サービス業・金融業など)。

信用評価履歴 EDINET DB スコア(過去15年分)

健全性スコア (2025年度) 88点 ランク S
業種ベンチマーク 改善余地が大きい。優先課題: 利益率低下の要因分析(原価率上昇 vs 販管費増加) 強み 1項目 / 弱み 2項目
直近の評価コメントを見る (2025年度)

信用評価

自己資本比率 63.7%。財務基盤は非常に堅い

投資評価

PER 14.3倍で割安圏。いくつかの懸念材料あり

※ EDINET DB API が独自の指標と業種ベンチマークから算出するスコア・ランク・コメントです。 S = 90点以上 / A = 75-89点 / B = 60-74点 / C/D = それ未満。

直近の決算短信

開示日時タイトル区分売上高前年比 営業利益前年比 純利益前年比EPS PDF
2026-05-14 14:30 Q1 11,134億円 +5.2% 1,258億円 +41.7% 921億円 +21.4% 72.2 PDF
2026-02-16 14:30 決算短信〔IFRS〕(全文) ( 748K B) Q4 44,295億円 +0.0% 3,812億円 -14.0% 3,273億円 +14.8% 246.0 PDF
2025-11-12 2025年12月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結) Q3 32,349億円 3,684億円 2,031億円 302.8 PDF
2025-08-08 2025年12月期 第2四半期(中間期)決算短信〔IFRS〕(連結) Q2 21,164億円 2,346億円 1,152億円 170.2 PDF
2025-05-15 2025年12月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結) Q1 10,581億円 1,114億円 757億円 111.2 PDF
業績概況・今後の見通し(2026-02-16 発表分) 約331字
当期は、変化が激しく不確実性が高まる事業環境において、事業再編・再構築やグローバルビジネスコストダウン活動を通じてビジネス体質を強化することに注力した1年でした。事業環境については、米国の追加関税の影響が、当社グループにおける直材費や米国向け輸出タイヤに及んだほか、米国の景気減速などが業績に影響を与えました。主要市場におけるタイヤ需要は、北米では、前述の関税影響や景気減速などにより、新車用トラック・バス用タイヤ需要が大きく前期を下回ったほか、市販用乗用車用及び小型トラック用タイヤにおいては、関税引き上げ前の廉価輸入品駆け込み需要の増加などの構造変化がありました。一方、日本及びアジア地域では、概ね堅調に推移し、欧州では、ほぼ前期並みの需要となっております。

出典: 決算短信PDF(外部リンク)

大量保有報告書(5%超の株主)

報告日 提出者(グループ) 個別保有者 保有割合
個別 / 合計
株数 保有目的 種別
2026-04-04 ブラックロック・ジャパン株式会社 (同左) 1.62%
計 14.06%
2,158万株 純投資(投資一任契約に基づく顧客の資産運用および投資信託約款に基づく資産運用目的… 変更
2026-04-04 ブラックロック・ジャパン株式会社 アペリオ・グループ・エルエルシー(Aperio Group, LLC) 0.12%
計 14.06%
163万株 純投資(顧客および投資信託等の資産運用目的) 変更
2026-04-04 ブラックロック・ジャパン株式会社 ブラックロック(ネザーランド)BV(BlackRock (Netherlands) BV) 0.32%
計 14.06%
422万株 純投資(顧客および投資信託等の資産運用目的) 変更
2026-04-04 ブラックロック・ジャパン株式会社 ブラックロック・ファンド・マネジャーズ・リミテッド(BlackRock Fund Managers Limited) 0.29%
計 14.06%
382万株 純投資(顧客および投資信託等の資産運用目的) 変更
2026-04-04 ブラックロック・ジャパン株式会社 ブラックロック・アセット・マネジメント・カナダ・リミテッド(BlackRock Asset Management Canada Limited) 0.26%
計 14.06%
353万株 純投資(顧客および投資信託等の資産運用目的) 変更
2026-04-04 ブラックロック・ジャパン株式会社 ブラックロック・アセット・マネジメント・アイルランド・リミテッド(BlackRock Asset Management Ireland Limited) 0.86%
計 14.06%
1,145万株 純投資(顧客および投資信託等の資産運用目的) 変更
2026-04-04 ブラックロック・ジャパン株式会社 ブラックロック・ファンド・アドバイザーズ(BlackRock Fund Advisors) 2.19%
計 14.06%
2,924万株 純投資(投資信託等の資産運用目的) 変更
2026-04-04 ブラックロック・ジャパン株式会社 ブラックロック・インスティテューショナル・トラスト・カンパニー、エヌ.エイ.(BlackRock Institutional Trust Company, N.A.) 1.20%
計 14.06%
1,604万株 純投資(顧客および投資信託等の資産運用目的) 変更
2026-04-04 ブラックロック・ジャパン株式会社 ブラックロック・インベストメント・マネジメント(ユーケー)リミテッド(BlackRock Investment Management (UK) Limited) 0.17%
計 14.06%
227万株 純投資(顧客および投資信託等の資産運用目的) 変更
2026-04-04 ブラックロック・ジャパン株式会社 (同左) 1.62%
計 14.06%
2,158万株 純投資(投資一任契約に基づく顧客の資産運用および投資信託約款に基づく資産運用目的… 変更

※「個別保有者」が「(同左)」の行は提出者本人による保有。複数行が同じ提出者なら共同保有グループの内訳を表します。 保有目的が長い場合は冒頭40字のみ表示し、ホバーで全文表示します。

財務データ推移

年度売上高営業利益純利益 総資産純資産EPS配当
2025 44,295億円 3,812億円 3,273億円 57,477億円 36,618億円 246.0 230.0
2024 44,301億円 4,433億円 2,850億円 57,235億円 37,316億円 416.2 210.0
2023 43,138億円 4,818億円 3,313億円 54,278億円 33,536億円 484.0 200.0
2022 41,101億円 4,413億円 3,003億円 49,622億円 29,658億円 432.3 175.0
2021 32,461億円 3,768億円 3,940億円 45,749億円 26,299億円 559.6 170.0
2020 26,952億円 625億円 41,893億円 21,500億円 110.0
2019 35,072億円 3,493億円 2,401億円 42,770億円 23,494億円 332.3 160.0
2018 36,501億円 4,027億円 2,916億円 42,527億円 24,398億円 388.0 160.0
2017 36,434億円 4,190億円 2,883億円 39,590億円 24,027億円 375.7 150.0
2016 33,370億円 4,495億円 2,656億円 37,160億円 23,459億円 339.0 140.0
2015 37,903億円 5,172億円 2,843億円 37,958億円 22,820億円 363.0 130.0
2014 36,740億円 4,780億円 3,006億円 39,609億円 21,467億円 383.8 100.0
2013 35,681億円 2,021億円 35,770億円 18,630億円 258.1 57.0
2012 30,397億円 1,716億円 30,398億円 14,173億円 219.3 32.0
2011 30,244億円 1,030億円 26,773億円 11,657億円 131.6 22.0

事業の状況(有価証券報告書より)

最新の有価証券報告書から、事業内容・リスク・経営方針・経営成績の概況を掲載します。各セクションをクリックして展開してください。

沿革 FY2025 / 約2,495字
2【沿革】年月沿革1931年3月福岡県久留米市にブリッヂストンタイヤ株式会社を設立し、自動車タイヤの生産を開始1935年10月ゴルフボールの生産を開始1937年5月本社を東京に移転1937年9月ホースの生産を開始1942年2月日本タイヤ株式会社に社名を変更1949年10月ブリヂストン自転車株式会社(現在のブリヂストンサイクル株式会社)を分離設立1951年2月ブリヂストンタイヤ株式会社に社名を変更1961年10月東京、大阪両証券取引所に株式を上場1967年6月タイに合弁会社Thai Japan Tyre Co., Ltd.(現在のThai Bridgestone Co., Ltd.)を設立1972年9月合弁会社ブリヂストン・スポルディング株式会社(現在のブリヂストンスポーツ株式会社)を設立1973年9月インドネシアに合弁会社P.T. Bridgestone Tire Indonesia(現在のPT Bridgestone Tire Indonesia)を設立1980年12月オーストラリアのUniroyal Holdings Ltd.(現在のBridgestone Australia Ltd.)の株式を買収1982年11月米国にBridgestone Tire Manufacturing(U.S.A.), Inc.を設立(1990年5月、Bridgestone/Firestone, Inc.(現在のBridgestone Americas Tire Operations, LLC)と合併)1984年4月株式会社ブリヂストンに社名を変更1988年5月The Firestone Tire & Rubber Co.(現在のBridgestone Americas Tire Operations, LLC)を買収1993年1月スポーツ事業をブリヂストンスポーツ株式会社に統合1994年12月Bridgestone/Firestone Europe S.A.(現在のBridgestone Europe NV/SA)を欧州事業の統括持株会社とし、欧州における販売・物流機能を同社に統合1994年12月米国にBmah Corp.(現在のBridgestone Americas, Inc.)を設立1997年1月南アフリカのFirestone South Africa (Pty) Ltd.(現在のBridgestone South Africa (Pty) Ltd.)を連結子会社に持つFedstone (Pty) Ltd.(現在のBridgestone South Africa Holdings (Pty) Ltd.)を買収1998年7月ポーランドにBridgestone/Firestone Poland Sp. z o.o.(現在のBridgestone Poznan Sp. z o.o.)を設立1999年11月アラブ首長国連邦にBridgestone Middle East FZE(現在のBridgestone Middle East & Africa FZE)を設立2000年1月中国の天津錦湖輪胎有限公司(現在の普利司通(天津)輪胎有限公司)を買収2000年3月タイにBridgestone Tire Manufacturing (Thailand) Co., Ltd.を設立2001年12月Bridgestone/Firestone, Inc.(現在のBridgestone Americas Tire Operations, LLC)は米州事業の統括持株会社であるBridgestone/Firestone Americas Holding, Inc.(現在のBridgestone Americas, Inc.)のもとで事業内容別に分社化し、組織を再編2003年2月中国に普利司通(無錫)輪胎有限公司を設立2004年10月中国に普利司通(中国)投資有限公司を設立2005年7月ハンガリーにBridgestone Termelo Kft.(現在のBridgestone Tatabanya Kft.)を設立2005年8月インドネシアのPT. Goodyear Sumatra Plantation(現在のPT Bridgestone Sumatra Rubber Estate)を買収2006年7月シンガポールにBridgestone Asia Pacific Pte. Ltd.を設立2007年5月Bridgestone Americas Holding, Inc.(現在のBridgestone Americas, Inc.)がBandag, Incorporated(現在のBridgestone Bandag, LLC)を買収2012年5月タイにBridgestone Specialty Tire Manufacturing (Thailand) Co., Ltd.を設立2014年6月米国のMasthead Industries, LLC(現在のBridgestone Hose America, Inc.)を買収2017年5月Bridgestone Europe NV/SAがフランスのEts Paul Ayme (Holding) & Ayme Er Fils SAS(現在のFirst Stop Ayme SAS)を買収2019年4月Bridgestone Europe NV/SAがオランダのTom Tom Telematics B.V.(現在のBridgestone Mobility Solutions B.V.)を買収2021年9月Bridgestone Americas, Inc.がAzuga Holdings, Inc.を買収2021年12月Bridgestone Mining Solutions Australia Pty. Ltd.がOtraco International Pty Ltdを買収
配当政策 FY2025 / 約796字
3【配当政策】当社は経営にあたり株主の皆様の利益を重要な課題として位置付けており、今後の事業展開に備えた経営基盤の強化をはかりつつ、業績の向上に努めることを基本方針としております。利益配分については、主に稼ぐ力の強化、価値創造へのフォーカス、サステナブルなプレミアムブランド構築のための戦略的成長投資による持続的な成長と企業価値向上の実現を優先しつつ、適正な財務体質の維持と株主還元の充実につなげてまいります。配当については、当該期の業績、財政状態に加え、中期的な利益見通し、投資計画、キャッシュ・フロー等を総合的に勘案して、連結配当性向50%を目安に、持続的な企業価値向上を通じて、安定的且つ継続的な配当額の向上に努めることで、株主の皆様のご期待にお応えしてまいりたいと考えております。当社の剰余金の配当は、中間配当と期末配当の年2回とし、期末配当は定時株主総会の決議事項、中間配当は取締役会の決議事項としております。なお、取締役会の決議により、毎年6月30日を基準日として、中間配当を行うことができる旨を定款に定めております。第107期の配当は、以上の方針に基づき、中間配当は1株につき115円、期末配当は1株につき115円とし、期末配当は2026年3月24日開催予定の第107回定時株主総会の決議により実施する予定であります。この結果、中間配当を含めた年間配当は1株につき230円となります。なお、当事業年度に係る剰余金の配当は以下のとおりであります。決議年月日配当金の総額(百万円)1株当たり配当額(円)2025年8月8日76,704115取締役会決議2026年3月24日73,402115定時株主総会決議(予定)(注) 当社は、2026年1月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。1株当たり配当金の額は、当該株式分割前の実際の配当金の額を記載しております。
監査の状況 FY2025 / 約6,443字
(3)【監査の状況】① 監査委員会監査の状況a.組織・人員当事業年度の当社の監査委員会は、社外取締役4名と社内の常勤監査委員2名の計6名で構成しております。監査委員中嶋康博は、公認会計士として会計監査やアドバイザリー業務の豊富な実務経験を有しており、財務及び会計に関する相当程度の知見を有しております。また、常勤監査委員吉見剛志は、当社の経理業務を長年担当し、財務及び会計に関する相当程度の知見を有しております。また、監査委員会の職務を補助するために、監査担当専任の統括部門長を配置し、その指揮下に、監査委員会の監査を補助する専任部署を設置しております。当該監査担当専任の統括部門長の選任・交代については、監査委員会の同意を経て決定しており、当該統括部門長の評価についても、監査委員会の評価を踏まえて決定することとしております。なお、2026年3月24日開催予定の第107回定時株主総会終了後の取締役会決議により、監査委員会は引き続き6名の取締役(うち4名は社外取締役)で構成される予定です。 b.監査委員会の活動状況(a) 監査委員会の開催頻度 監査委員会は、当事業年度において委員会を合計21回開催しております。このうち、6回は代表執行役と監査委員会の定例協議であり、様々な意見交換や監査委員会からの提言を行っております。 累計所要時間は49時間18分であり、1回あたりの所要時間は3時間17分(代表執行役との定例協議を除く)。個々の監査委員の出席状況については以下のとおりであります。 役職氏名監査委員会出席状況監査委員長 (注)1柴 洋二郎7回/7回(100%)監査委員長 (注)2中嶋 康博21回/21回(100%)監査委員鈴木 洋子21回/21回(100%)監査委員小林 柚香里21回/21回(100%)監査委員 (注)3森川 典子14回/14回(100%)常勤監査委員松田 明21回/21回(100%)常勤監査委員吉見 剛志21回/21回(100%)(注)1 2025年3月25日に退任しております。(注)2 2025年3月25日に監査委員長に就任しております。(注)3 2025年3月25日に就任しております。 (b) 監査委員会及び監査委員の活動状況ア.監査委員会における決議・報告事項当事業年度の監査委員会の決議事項は12件で、主な内容は、監査報告書、監査方針及び監査計画、監査委員職務分担、会計監査人の監査報酬等の同意、会計監査人の再任に係る決議であります。また、報告事項は118件で、主な内容は、会計監査人からの監査報告、経営監査統括部門からの経営監査報告及びグループ内部監査活動報告、執行部門からのリスク管理活動報告、常勤監査委員活動報告等であります。 イ.監査委員の活動状況監査委員は、上記の決議・報告に加え、代表執行役との定例協議において直接の意見交換や提言等を行っております。また、Global EXCO等の重要会議への出席を通じて経営課題や事業の状況を確認すると共に、国内外主要グループ会社及び事業所についても、当事業年度は、国内11拠点、海外16拠点の往査を実施し、その職務執行状況や内部統制システムの運用状況の監査を行っております。また、当社と海外SBUの監査委員会の連携を深めるため、監査委員長によるWebミーティングを行っております。当ミーティングでは、重要な監査発見事項に加え、監査活動における課題等を共有し、グループ全体のガバナンスの強化に取り組んでおります。会計監査に関しては、会計監査人からの監査計画、監査の方法及び結果についての報告及び説明を受け、結果の相当性について検証を行っております。また、KAM(Key Audit Matters/監査上の主要な検討事項)について、四半期ごとに監査上の対応や検討状況について会計監査人より説明を受け、意見交換を行っております。海外の主要なグループ会社を担当する会計監査人とも、当該グループ会社への往査の都度面談し、監査の状況について説明を受けております。常勤監査委員は、上記に加え、監査の実効性の向上を図るため、定例の月次経営執行会議等の重要会議体への出席や内部監査部門と連携して日常的な情報収集活動に努め、監査委員会に報告しております。 ウ.当事業年度の重点監査項目当事業年度においては、監査委員会は以下の3つを注力すべき課題と設定し、経営監査統括部門及び会計監査人と連携して監査活動を行っております。(ア) 中期事業計画(2024-2026)の実行に関する状況 監査委員会は、2025年3月以後の新たなグローバル経営体制の下で実行される中期事業計画(2024-2026)について、サステナビリティ、人的創造性及びWEST/EAST Integrationに関する取り組み状況、「緊急危機対策年」と位置付けられている2025年の取り組み状況及び業務品質向上への取り組み状況の確認を当事業年度の重点課題とし、取締役会での報告、監査委員会での関係部門からの報告及び国内外の事業所への往査を通じて確認しております。 (イ) リスク管理体制の状況 監査委員会は、監査委員会での各リスクを担当する部門からの報告に加え、社内の各会議体への出席や経営監査統括部門及び国内外のグループ内部監査部門等との協議を通じ、当社グループのリスク管理体制の改善状況、並びにTRWP(タイヤ・路面摩耗粉じん)、6PPD(タイヤ業界で一般的に使用される老化防止剤)、サイバー攻撃、地政学リスク等の事業リスクへの対応状況、不正・不祥事等の未然防止策への取り組み状況を確認しております。 (ウ) 内部統制に対するモニタリング体制の状況 監査委員会は、「3ラインモデル」の考え方を踏まえ、経営監査統括部門や海外SBU監査委員会等との連携、社内の各会議体や現場往査を通じ、内部統制に関するモニタリング体制の改善状況と業務品質向上への取り組み状況の確認と提言を行っております。 エ.監査委員会の実効性評価当社では、毎年、取締役会の実効性評価を実施しており、その一環として、監査委員会においても各委員へのヒアリングを実施し、その結果を踏まえて討議を行いました。2025年度の総括としては、代表執行役との面談や、当社及びグループ会社の執行や内部監査部門、会計監査人からの十分な情報提供や報告を受け、また現場往査を通じて、当社及びグループ会社の課題への取り組みや改善の状況を確認し、必要に応じ適切な提言ができたと評価しております。以上より、監査委員会の実効性は十分に確保されていると考えますが、今後も更なる実効性の向上に向け取り組んでまいります。 ② 内部監査の状況a.組織、人員及び手続当社グループの内部監査組織は、経営監査統括部門及び各SBUに設置された内部監査部門等から成り立っております。経営監査統括部門は、内部監査人協会(The Institute of Internal Auditors、以下IIA)の「グローバル内部監査基準」等に適合した運営に努め、年次監査計画を立案し監査委員会の承認を受け、各機能・事業部門及び国内外グループ会社に対し、主にグループガバナンスや内部統制の有効性等に関する内部監査を実施しております。また、経営監査統括部門は、当社グループの内部監査体制の活動を統括し、SBU内部監査部門や国内子会社の内部監査機能等と連携を図り、最適なグループ内部監査体制の構築に向けた活動に取り組んでおります。経営監査統括部門は海外SBU内部監査部門の監査報告と活動報告等を月次会議にて収集し、また、定期的にその内容を監査委員会に報告しております。なお、海外SBU内部監査部門のうち、BRIDGESTONE WESTに属するBSAM及びBSEMEAの内部監査部門は2024年に組織統合を行い、機能の集約及び効率化を図ると共に、さらなる内部監査機能の充実を図っております。2025年12月末時点の経営監査統括部門の人員は31名であり、海外SBU内部監査部門の人員は約60名であります。 b.内部監査、監査委員会監査及び会計監査の相互連携経営監査統括部門は、監査委員会、グループ内部監査組織及び会計監査人のそれぞれの間で必要の都度情報交換、意見交換等を行い、連絡を密にすることで、監査の効率と有効性の更なる向上に努めております。また、経営監査統括部門及び監査委員会は、海外SBUを担当する現地会計監査人とのミーティングを日本で毎年開催しており、海外の会計監査人とも連携を深めております。 c.内部監査、監査委員会監査及び会計監査と内部統制部門との関係経営監査統括部門は、グループの内部監査部門と連携し、国内外の拠点における内部統制の整備運用状況を監査し、その結果を監査委員会に報告すると同時に、内部統制を担当する各部署(内部統制部門)と連携し、内部統制の改善・強化に努めております。財務報告に係る内部統制に関しては、経営監査統括部門と会計監査人及び内部統制部門が連携し、統制状況の確認と改善に努め、その評価結果は監査委員会及び取締役会に報告されております。また、経営監査統括部門は、前記①監査委員会監査の状況にあるとおり、監査委員会が内部統制を担当する各部署から直接報告を受ける場に同席し、内部統制の整備・運用状況を確認すると同時に、必要に応じて意見交換を実施しております。 d.内部監査の実効性を確保するための取り組み経営監査統括部門は、監査機能の実効性を確保する観点から、執行部門から独立性を確保し、監査委員会から指示を受け、また、監査委員会、取締役会及びGlobal CEOに定期的に直接報告を行っております。なお、経営監査統括部門は2022年に、BSAM内部監査部門は2023年に、それぞれ外部専門機関から、その時点におけるIIAのグローバル内部監査基準に「一般的に適合している(Generally Conforms)」との評価を受けており、今後も、5年ごとに外部専門機関による評価を受けてまいります。経営監査統括部門では、毎年、監査品質の自主レビューを行うと共に、国際資格の取得や研修等によって監査人のスキルを高め、先進的な取り組みを行っている他企業の内部監査部門と情報交換を行うなど、監査品質の向上に努め、グループ内部監査部門全体で監査の高度化に取り組んでおります。また、経営監査統括部門では、内部監査の専門家としての知識とスキル向上を図るため、メンバーに国際資格取得を奨励・支援しており、2025年12月末時点の主な資格保有者(※)はCIA(公認内部監査人)7名、CFE(公認不正検査士)7名、CISA(公認情報システム監査人)2名となっております。※複数の資格保有者は複数回カウントしております。 ③ 会計監査の状況a.監査法人の名称有限責任 あずさ監査法人 b.継続監査期間3年間 c.業務を執行した公認会計士田中 弘隆丸田 健太郎中嶋 歩 d.監査業務に係る補助者の構成 当社の会計監査業務に係る補助者は公認会計士43名、日本公認会計士協会準会員14名、その他87名であります。 e.会計監査人の選定方針と理由監査委員会は、会計監査人の職務の遂行が適正に行われることを確保するため、品質管理体制、監査体制、監査計画及び監査報酬水準等の観点から適切な会計監査人を選定することとしております。 監査委員会は、会計監査人が会社法第340条第1項各号のいずれかに該当すると判断したときは、監査委員全員の同意により会計監査人を解任いたします。この場合、監査委員会が選定した監査委員は、解任後最初に招集される株主総会において、会計監査人を解任した旨及びその理由を報告します。また、上記の場合のほか、監査委員会は、適正な監査体制の確保又は向上に必要と認める場合等には、会計監査人の不再任に関する議案の内容を決定し、取締役会は当該決定に基づき、当該議案を株主総会に提出いたします。 上記の方針に従い、監査委員会は現会計監査人である有限責任 あずさ監査法人の監査体制、独立性、監査計画、職務遂行状況等につき、必要な報告を受け、あらかじめ定めた評価基準に基づき評価した結果、第108期(2026年度)の会計監査人として同監査法人を再任しております。 f.会計監査人の評価 監査委員会は、日本監査役協会が定める実務指針等に準拠した評価基準を定めており、その基準に照らし毎年、会計監査人の評価を行っております。その評価に際しては、主に監査体制、独立性、専門性、監査計画及び職務遂行状況等について会計監査人及び社内関係部署からの報告を受け、検討を行っております。  なお、監査委員会は、会計監査人の独立性の観点より、会計監査人及びそのグループから提供される非監査報酬額に制限を設ける当社独自の方針を新たに定めており、会計監査人より定期的に報告を受け、その対応状況を確認しております。 ④ 監査報酬の内容等a.監査公認会計士等に対する報酬区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)提出会社23162539連結子会社205-186-計43664399(注)1 当社と会計監査人との間の監査契約において会社法に基づく監査及び金融商品取引法に基づく監査に対する報酬の額を区分しておらず、実質的にも区分できないため、会計監査人に支払うべき報酬等の総額を記載しております。2 監査公認会計士等の提出会社に対する非監査業務の内容は、以下のとおりであります。(前連結会計年度) 当社が会計監査人に対して報酬を支払っている公認会計士法第2条第1項の業務以外の業務(非監査業務)は、有価証券報告書等に係る英訳業務等であります。(当連結会計年度) 当社が会計監査人に対して報酬を支払っている公認会計士法第2条第1項の業務以外の業務(非監査業務)は、有価証券報告書等に係る英訳業務等であります。3 前連結会計年度の監査証明業務に基づく報酬については、上記以外に前連結会計年度の当社に係る追加報酬5百万円及び連結子会社の監査に係る追加報酬9百万円があります。 b.監査公認会計士等と同一のネットワークに対する報酬(a.を除く)区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)提出会社-27-10連結子会社2,1761222,29088計2,1761492,29098(注) 監査公認会計士等と同一のネットワークの非監査業務の内容は、以下のとおりであります。(前連結会計年度) 当社及び連結子会社における非監査業務の内訳は、税務等に関するアドバイザリー業務等であります。(当連結会計年度) 当社及び連結子会社における非監査業務の内訳は、税務等に関するアドバイザリー業務等であります。 c.その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容 該当事項はありません。 d.監査報酬の決定方針 当社の会計監査人に対する監査報酬については、監査計画に基づき所要工数及び金額の妥当性を検証の上、決定しております。当決定においては、監査委員会の同意を得ております。 e.監査委員会が会計監査人の報酬等に同意した理由 監査委員会は、会計監査人の監査計画の内容、報酬見積の算出根拠並びに非監査報酬等を確認し、検討した結果、公認会計士法第2条第1項の業務に係る報酬等につき合理的な水準であると認め、会社法第399条第1項の同意を行っております。
設備の概要 FY2025 / 約327字
1【設備投資等の概要】 当社グループは、設備投資の検討にあたり、投下資本に対するリターンの最大化を念頭に、財務規律を利かせながら投資活動を行っております。その考え方に基づき、当連結会計年度は米国関税影響などによりグローバルで不確実性が高まる中においても将来への布石を打つことに注力し、タイヤ事業における商品競争力やモノづくり力強化、ソリューション事業の価値創造の拡大への投資や、生産性向上を図るIT基盤構築などへ投資を行いました。この結果、設備投資の総額は3,659億円となりました。 セグメント別では、日本:875億円、アジア・大洋州・インド・中国:411億円、米州:1,440億円、欧州・中近東・アフリカ:448億円、その他:485億円となりました。
従業員の状況 FY2025 / 約3,391字
5【従業員の状況】(1) 連結会社の状況 (2025年12月31日現在)セグメントの名称従業員数(人)日本24,563アジア・大洋州・インド・中国18,425米州46,312欧州・中近東・アフリカ15,783その他7,630全社(共通)3,003合 計115,716  (注) 1 従業員数は就業人員であります。2 日本セグメントの従業員数には、他セグメント向けのタイヤを生産する日本のタイヤ工場の従業員数を含んでおります。 (2) 提出会社の状況 (2025年12月31日現在)従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(千円)13,93442.115.87,713 セグメントの名称従業員数(人)日本10,310その他621全社(共通)3,003合 計13,934(注) 1 従業員数は就業人員であります。2 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。 (3) 労働組合の状況当社の労働組合は、日本労働組合総連合会に加盟しております。現在労働組合との間に特記すべき事項はなく、労使関係は相互信頼の基盤に立ち極めて円満であります。連結子会社についても安定した労使関係を保っており、特記すべき事項はありません。 (4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異当社グループには、1931年の創業以来、第二の創業と位置付ける1988年の米国ファイアストン社の買収等を経て、グローバルで多様な人財を受け入れ多様性を育んできた歴史があります。2020年を初年度とする第三の創業においては、「サステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社へ」をビジョンとして掲げ、変化が常態化する時代においても人とモノの移動を支え続け、社会やお客様の困りごとに寄り添い、解決することを目指しております。ビジョンの実現に向けて、持続的な価値創造基盤を構築していくためには多様性が不可欠であり、多様な人財の活躍こそが「Bridgestone E8(イーエイト) Commitment(コミットメント)」を軸とした価値創造につながるという想いのもと、多様な人財が輝く企業文化の醸成、職場環境の整備のため、様々な取り組みを加速させてまいります。 (管理職に占める女性労働者の割合に関する説明)当社グループでは、多様な人財が相互に尊重し合う職場環境の実現を目指すと共に、組織としての意思決定の多様化を進めるべく、女性リーダーの育成・登用促進に注力しております。日本においては、女性採用強化、育児との両立支援、フェムテックプログラム導入等の様々なライフステージに応じて女性が自分らしく働き続けるための定着支援に加え、「女性基幹職登用促進プログラム」等のキャリア支援強化にも取り組んでおります。女性基幹職登用促進に向けて、2021年にメンタリングとキャリアスポンサー要素を組み合わせた役員メンター制度を導入した効果もあり、当社の女性基幹職比率は2025年12月時点で5.5%となっております(導入前の2020年は2.4%)。今後も、引き続きPDCAを回しながら、更に一層取り組みを加速させてまいります。 (男性労働者の育児休業取得率に関する説明)当社グループでは、性別役割分担に対する個人の意識の変革及び組織風土変革に向け、アンコンシャス・バイアスをテーマとした研修の整備や啓発活動推進など、様々な取り組みを進めております。引き続き、グループ全体で多様な人財が輝く場づくりに取り組んでまいります。なお、当社の男性育児休業(育児目的休暇を含む)取得率(注1)は2025年12月末時点で95.2%(前年比+9.5%)となっております。 (労働者の男女の賃金の差異に関する説明)当社グループにおいて、賃金体系及び制度上の違いはありません。ただし、職種間や基幹職比率等において人財ポートフォリオの偏りに男女差があり、それに伴う賃金差異が生じております。グループ全体で多様な人財が輝く場づくりを進める上で、女性基幹職比率の向上、生産現場における働きやすい環境整備や女性採用強化など、人財ポートフォリオの偏りの改善に取り組んでまいります。 当社(提出会社)及び連結子会社(国内)の多様性に関する指標は以下のとおりであります。 ①提出会社会社名管理職に占める女性労働者の割合(%)(注2,4)男性労働者の育児休業取得率(%)(注1,4)労働者の男女の賃金の差異(%)(注3,4,6)全労働者うち正規雇用労働者うちパート・有期労働者㈱ブリヂストン5.595.283.985.271.2 ②連結子会社会社名管理職に占める女性労働者の割合(%)(注2,4)男性労働者の育児休業取得率(%)(注1,4,5)労働者の男女の賃金の差異(%)(注3,4,5,6)全労働者うち正規雇用労働者うちパート・有期労働者ブリヂストンタイヤソリューションジャパン㈱0.841.867.265.177.6ブリヂストンリテールジャパン㈱0.083.971.277.2116.1ブリヂストンタイヤサービス東日本㈱0.038.968.272.080.2ブリヂストンタイヤサービス西日本㈱0.036.468.471.278.8ブリヂストンタイヤセンター西日本㈱0.0-65.064.293.2ブリヂストンBRM㈱0.033.368.477.738.0ブリヂストンプラントエンジニアリング㈱1.6100.075.176.652.8旭カーボン㈱0.0100.077.377.3-ブリヂストン化工品ジャパン㈱4.355.669.167.475.3ブリヂストンフローテック㈱2.4109.175.978.369.5ブリヂストンサイクル㈱1.1100.068.365.7107.0ブリヂストンスポーツ㈱8.277.878.477.371.3ブリヂストンスポーツセールスジャパン㈱3.250.060.367.265.6ブリヂストンソフトウェア㈱13.5150.080.580.1120.7ブリヂストンチャレンジド㈱66.7100.0110.5111.272.7ブリヂストンビジネスサービス㈱0.0-60.076.255.9(注) 1 育児休業取得率については、当事業年度より、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第2号における育児休業等及び育児目的休暇の取得割合を算出しております。育児休業等には、出生時育児休業(産後パパ育休)の取得人数を合算しております。算出方法は「当事業年度に育児休業を開始した従業員の数及び育児目的休暇を取得した従業員の数の合計数÷当事業年度に配偶者が出産した従業員の数×100」としております。前事業年度に配偶者が出産した従業員が、当事業年度に育児休業等を取得することがあるため、取得率が100%を超えることがあります。2 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。管理職は当社グループ各社における課長級相当職以上を対象に算出し、2025年12月31日時点の総管理職数に占める女性管理職数の割合を記載しております。3 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき、当事業年度における男性の平均年間賃金に対する女性の平均年間賃金の割合を算出したものであります。平均年間賃金は「総賃金÷人員数」としており、総賃金には、基本給・基準外賃金・賞与等を含み、退職手当、通勤手当等を除いております。4 出向者は出向元の従業員として集計しております。5 「-」は対象となる従業員がいないことを示しております。6 正規雇用労働者には、正社員及び無期契約社員を含んでおり、パート・有期労働者は、有期契約社員(定年再雇用社員を含む)を含んでおります。また、海外赴任者の賃金、休業期間中(育児休業、私傷病による病休等)の賃金はそれぞれ除いて算出しております。
研究開発活動 FY2025 / 約2,073字
6【研究開発活動】当社グループは、商品力の強化を中心に、サステナビリティや次世代技術開発に向けた研究開発活動を推進しております。タイヤ事業では、地域や顧客ニーズに対応した新商品の開発・展開を強化しております。その一例として2025年には、乗用車用タイヤにおいて、米国にて、ツーリング領域オールシーズンタイヤの旗艦商品であるTURANZA(トランザ) PRESTIGE(プレステージ)、ベーシックタイヤTURANZA EVERDRIVE(エバードライブ)、プレミアムCUV/SUV/ピックアップトラック向けオールシーズンタイヤのALENZA(アレンザ) PRESTIGEなど各領域の新商品を発売いたしました。日本においても、乗用車用プレミアムスタッドレスタイヤであるBLIZZAK(ブリザック) WZ-1を発売しております。今後も各市場・顧客に魅力的な商品の開発・展開を強化してまいります。また、モータースポーツ活動を「走る実験室」と位置づけ、モータースポーツの場で磨かれる技術開発を強化しております。2025年8月にオーストラリアで開催された世界的なソーラーカーレース「2025 Bridgestone World(ワールド) Solar(ソーラー) Challenge(チャレンジ)」では、タイヤ材料に再生カーボンブラックや再生スチールを初採用し、再生資源・再生可能資源比率を65%以上に引き上げたタイヤを開発・提供しました。また、低炭素輸送や使用タイヤ本数の削減、レース後の使用済タイヤのゴムマットへの再利用など、バリューチェーン全体でサステナビリティ向上にも取り組みました。これらは、パートナー企業との共創により推進しております。資源循環に向けては、使用済みタイヤを原材料へ戻すケミカルリサイクル技術の開発を進めております。2025年1月には、関工場(岐阜県関市)敷地内に使用済タイヤの精密熱分解パイロット実証プラントの建設を決定し、10月に起工式を行いました。2027年中の稼働開始を予定しております。このパイロット実証プラントにおいて、分解油や再生カーボンブラックなどの量産を見据えた技術の確立を目指してまいります。本取り組みは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「グリーンイノベーション基金事業」支援プロジェクトであります。環境面では、TRWP(タイヤ・路面摩耗粉じん)への対応も推進しております。2025年には、Bridgestone Innovation(イノベーション) Park(パーク)内のテストコースB-Mobility(モビリティ)を活用して、TRWPを高効率で捕集することのできる当社独自の実車捕集法を開発し、TRWPの本質を理解することで環境影響を把握する取り組みを加速しております。また、WBCSD(持続可能な開発のための世界経済人会議)傘下のタイヤ産業プロジェクトを通じて、TRWPの物理的・科学的特性とその影響の研究に取り組んでおります。各地域業界団体での取り組みにも積極的に参加し、グローバルで整合の取れた評価試験法の国際標準(ISO規格)策定に協力しております。加えて、当社グループ独自の取り組みとして、ロングライフ商品の拡大やソリューション事業との連携を含め、TRWPの削減に向けたアプローチを継続的に強化してまいります。6PPD(タイヤ産業で一般的に使用されている老化防止剤)についても、タイヤ産業プロジェクトなどを通じて業界全体での取り組みをリードすると共に、独自のアプローチを含めて代替品開発に取り組んでおります。ソリューション事業では、生産財系BtoBソリューション(鉱山、航空、トラック・バス向けのソリューション)の開発を推進しております。特に、鉱山及び航空ソリューションにおいては、デジタルツールを活用した車両・タイヤモニタリングやタイヤ個体管理などのサービスを提供し、より安全で効率的なタイヤの使い方やメンテナンスを提案するなど、お客様のオペレーションの安全性や生産性を高めるサービスの開発に注力しております。さらに次世代タイヤの開発も進めており、空気充填の要らない次世代タイヤAirFree(エアフリー)の社会実装に向け、富山県富山市や福岡県久留米市など地方自治体と連携した実証実験を推進しております。月面探査車用タイヤの研究開発も進めており、地上走行試験やシミュレーションを重ねております。今後も、商品開発、生産、素材やソリューションなど各技術領域において、革新技術の創出や新たな価値創造に向けて、社内及び産官学民の様々なパートナーとの共創なども強化しながら、研究開発活動を推進してまいります。なお、当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は1,264億円であります。 (注) 当社グループの研究開発活動には、特定のセグメントに紐づかないものがあり、またその成果はセグメント横断的に効果があるため、セグメント別の状況及び金額の記載を省略しております。
株式の保有状況 FY2025 / 約2,786字
(5)【株式の保有状況】① 投資株式の区分の基準及び考え方 当社では専ら株式の価値の変動または配当の受領によって利益を受けることを目的として保有する株式を純投資目的である投資株式とし、それ以外の当社の保有方針に合致する株式を政策保有株式と区分しております。なお、当社は純投資目的である投資株式を保有しておりません。 ② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容(a) 政策保有株式に関する保有方針 当社は、当社の事業戦略上の必要性、取引・協業関係の維持・強化を保有の目的として、当社の企業価値の向上に資するものを政策保有株式と定義し、それ以外は保有しない方針であります。 (b) 政策保有の合理性の検証 当社は、保有する株式銘柄、株式数・保有比率等について、毎年、保有の合理性を確認し、取締役会で検証しております。保有の合理性については、執行部門にて個別銘柄ごとに資本コストに見合った経済合理性の定量評価なども勘案の上、当社の保有方針に則り総合的に判断しております。検証の結果、保有の合理性が認められないと判断した株式については、適切なタイミングで縮減を進めており、政策保有株式は年々減少しております。 b.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式291,178非上場株式以外の株式1741,286 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由非上場株式---非上場株式以外の株式--- (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)非上場株式716非上場株式以外の株式89,248(注) 株式数が増加及び減少した銘柄には、株式の併合、株式の分割、株式移転、株式交換、合併等による変動を含んでおりません。 c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報 (a) 特定投資株式 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果(注1)及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)トヨタ自動車㈱9,799,4509,799,450タイヤ事業における取引関係の維持・強化、及びプレミアムタイヤ領域の技術開発、プレミアム車両への装着を通じたサステナブルなプレミアムブランドの創造、モータースポーツ活動を通じたクルマ文化の醸成・プレミアムブランドの強化、宇宙事業を通じた技術開発とブランド強化、人財育成等、戦略的共創パートナーとしての協業/共創関係の維持・強化を通じて、企業価値向上を図るもの有32,88730,829大塚ホールディングス㈱200,000200,000ソリューション事業における取引・協業関係の維持・強化無1,7751,720㈱イエローハット(注2)1,054,152527,076タイヤ事業における取引・協業関係の維持・強化有1,7291,416福山通運㈱200,162200,162ソリューション事業における取引・協業関係の維持・強化無885741センコーグループホールディングス㈱366,888366,888ソリューション事業における取引・協業関係の維持・強化無717547西日本鉄道㈱212,237212,237ソリューション事業における取引・協業関係の維持・強化無593481㈱オートバックスセブン313,632313,632タイヤ事業における取引・協業関係の維持・強化無517460富士急行㈱244,510244,510ソリューション事業における取引・協業関係の維持・強化無507547井関農機㈱270,970270,970タイヤ事業における取引・協業関係の維持・強化有504253新潟交通㈱163,870163,870ソリューション事業における取引・協業関係の維持・強化無354341三愛オブリ㈱153,550153,550タイヤ事業における取引・協業関係の維持・強化無324291伊藤忠エネクス㈱101,386101,386タイヤ事業における取引・協業関係の維持・強化無192166 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果(注1)及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)東海旅客鉄道㈱25,00025,000ソリューション事業における取引・協業関係の維持・強化無10874広島電鉄㈱120,000120,000ソリューション事業における取引・協業関係の維持・強化無7376日新商事㈱50,00050,000タイヤ事業における取引・協業関係の維持・強化無6144カメイ㈱12,10012,100タイヤ事業における取引・協業関係の維持・強化無3723エア・ウォーター㈱10,00010,000ソリューション事業における取引・協業関係の維持・強化無2319TOYO TIRE㈱(注3)-2,500,000-無-6,114㈱三井住友フィナンシャルグループ(注3)-421,836-無-1,588出光興産㈱(注3)-856,000-無-886近鉄グループホールディングス㈱(注3)-124,281-無-411阪急阪神ホールディングス㈱(注3)-57,983-無-239三重交通グループホールディングス㈱(注3)-121,536-無-60大和自動車交通㈱(注3)-42,000-無-30酒井重工業㈱(注3)-11,616-無-28(注)1 各銘柄の定量的な保有効果については事業上の機密保持の観点から記載しておりませんが、当社では、保有の合理性について、執行部門にて個別銘柄ごとに資本コストに見合った経済合理性の定量評価なども勘案の上、当社の保有方針に則り総合的に判断し、取締役会で検証しております。2 株式会社イエローハットは、2025年4月1日付で、普通株式1株につき2株の割合で株式分割しております。3 「-」は、当該銘柄を保有していないことを示しております。 (b) みなし保有株式 該当事項はありません。 ③ 保有目的が純投資目的である投資株式  該当事項はありません。 ④ 当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したもの 該当事項はありません。 ⑤ 当事業年度の前4事業年度及び当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したもの 該当事項はありません。
関係会社の状況 FY2025 / 約3,985字
4【関係会社の状況】名称住所資本金又は出資金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容役員の兼任等貸付金営業上の取引設備の賃貸借(連結子会社) ブリヂストンタイヤソリューションジャパン㈱東京都小平市710国内市販用タイヤ販売の統括、自動車タイヤの販売及びソリューションビジネスの開発・展開100.0ありなし当社からの製品の購入営業用設備ブリヂストン化工品ジャパン㈱横浜市戸塚区400工業用ゴム製品並びに建材の販売及び施工100.0ありなし当社からの製品の購入、当社への製品の納入営業用設備ブリヂストンスポーツ㈱東京都中央区3,000ゴルフ用品の製造及び販売100.0ありなしなし営業用設備ブリヂストンサイクル㈱埼玉県上尾市1,870自転車の製造及び販売100.0ありありなし営業用設備Bridgestone Specialty Tire Manufacturing (Thailand) Co., Ltd.タイ百万タイバーツ11,900建設・鉱山車両用タイヤ、航空機用タイヤの製造及び販売100.0ありなし当社への製品の納入なしBridgestone Mining Solutions Australia Pty. Ltd.オーストラリア百万豪ドル7建設・鉱山車両用タイヤの販売及び関連サービス100.0ありなし当社からの製品の購入なしBridgestone Asia Pacific Pte. Ltd.シンガポール百万シンガポールドル1,624アジア・大洋州・インド・中国タイヤ事業の統括及び自動車タイヤの販売100.0ありなし当社からの製品の購入なし普利司通(中国)投資有限公司中国百万米ドル348中国タイヤ事業の統括及び自動車タイヤの販売100.0ありなし当社からの製品の購入なし普利司通(天津)輪胎有限公司中国百万米ドル106自動車タイヤの製造及び販売(94.5)94.5ありなしなしなし普利司通(無錫)輪胎有限公司中国百万米ドル255自動車タイヤの製造及び販売(100.0)100.0ありなし当社への製品の納入なしBridgestone India Private Ltd.インド百万インドルピー7,737自動車タイヤの製造及び販売(100.0)100.0ありなし当社からの製品の購入、当社への製品の納入なしBridgestone Tire Manufacturing Vietnam LLCベトナム百万米ドル448自動車タイヤの製造及び販売(100.0)100.0ありなし当社への製品の納入なしThai Bridgestone Co., Ltd.タイ百万タイバーツ400自動車タイヤの製造及び販売(69.2)69.2ありなし当社への製品の納入なしBridgestone Tire Manufacturing (Thailand) Co., Ltd.タイ百万タイバーツ6,921自動車タイヤの製造及び販売(100.0)100.0ありなし当社への製品の納入なしPT Bridgestone Tire Indonesiaインドネシア百万インドネシアルピア10,358自動車タイヤの製造及び販売(54.3)54.3ありなし当社への製品の納入なしBridgestone Australia Ltd.オーストラリア百万豪ドル206自動車タイヤの販売(100.0)100.0なしなしなしなしBridgestone Americas, Inc.米国百万米ドル127米州事業の統括100.0ありなしなしなしBridgestone Americas Tire Operations, LLC米国千米ドル1自動車タイヤの製造及び販売(100.0)100.0ありなし当社からの製品・原料の購入、当社への製品の納入なしBridgestone Retail Operations, LLC米国千米ドル1自動車タイヤの販売、自動車整備・補修及び用品の販売(100.0)100.0ありなしなしなしFirestone Polymers, LLC米国千米ドル1合成ゴムの製造及び販売(100.0)100.0なしなし当社への原料の納入なしBridgestone Canada Inc.カナダ百万カナダドル21自動車タイヤの製造及び販売並びに自動車部品の販売(100.0)100.0なしなし当社からの製品の購入なしBridgestone de Mexico, S.A. DE C.V.メキシコ百万ニューメキシコペソ456自動車タイヤの製造及び販売(100.0)100.0なしなし当社からの製品の購入なしBridgestone do Brasil Industria e Comercio LTDA.ブラジル百万ブラジルレアル510自動車タイヤの製造及び販売(100.0)100.0なしなし当社からの製品・原料の購入なしBridgestone Argentina S.A.I.C.アルゼンチン百万アルゼンチンペソ201自動車タイヤの製造及び販売(100.0)100.0なしなし当社からの製品の購入なしBridgestone Europe NV/SAベルギー百万ユーロ2,064欧州・中近東・アフリカ事業の統括及び自動車タイヤの販売100.0ありあり当社からの製品の購入、当社への製品の納入なしBridgestone Poznan Sp. z o.o.ポーランド百万ポーランドズロチ558自動車タイヤの製造及び販売(100.0)100.0なしなしなしなしBridgestone Stargard Sp. z o.o.ポーランド百万ポーランドズロチ573自動車タイヤの製造及び販売(100.0)100.0なしなしなしなしBridgestone Tatabanya Kft.ハンガリー百万ハンガリーフォリント73,311自動車タイヤの製造及び販売(100.0)100.0なしなしなしなしBridgestone Hispania Manufacturing, S.L.U.スペイン千ユーロ3自動車タイヤの製造及び販売(100.0)100.0なしなしなしなしBridgestone Middle East & Africa FZEアラブ首長国連邦百万アラブ首長国連邦ディルハム17自動車タイヤの販売(100.0)100.0なしなしなしなしBridgestone Singapore Pte. Ltd.シンガポール千米ドル674天然ゴムの売買100.0ありなし当社への原料の納入なしBridgestone Treasury Singapore Pte. Ltd.シンガポール百万米ドル451金銭の貸付及び債権の買取100.0ありなし当社の一部の債権の回収代行等なし その他 190社 (持分法適用関連会社等) Brisa Bridgestone Sabanci Lastik Sanayi ve Ticaret A.S.トルコ百万トルコリラ305自動車タイヤの製造及び販売43.6ありなし当社からの製品・原料の購入なし その他 121社   (注)1 ブリヂストンタイヤソリューションジャパン㈱、Bridgestone Specialty Tire Manufacturing (Thailand) Co., Ltd.、Bridgestone Asia Pacific Pte. Ltd.、普利司通(中国)投資有限公司、普利司通(無錫)輪胎有限公司、Bridgestone India Private Ltd.、Bridgestone Tire Manufacturing Vietnam LLC、Bridgestone Tire Manufacturing (Thailand) Co., Ltd.、Bridgestone Australia Ltd.、Bridgestone Americas, Inc.、Bridgestone Americas Tire Operations, LLC、Bridgestone Argentina S.A.I.C.、Bridgestone Europe NV/SA、Bridgestone Poznan Sp. z o.o.、Bridgestone Stargard Sp. z o.o.、Bridgestone Tatabanya Kft.、Bridgestone Singapore Pte. Ltd.、Bridgestone Treasury Singapore Pte. Ltd.は特定子会社に該当しております。2 「議決権に対する所有割合」の( )内数字は間接所有割合(内数)であります。3 米国法上のLimited Liability Company(LLC)については、資本金がないことから当初出資額を記載しております。4 Bridgestone Americas Tire Operations, LLC(以下BATO)及びBridgestone Retail Operations, LLC(以下BSRO)については、その売上収益(連結会社相互間の内部売上収益を除く)の連結売上収益に占める割合が100分の10を超えております。主要な損益情報等BATO(1)売上収益1,169,521百万円 (2)税引前当期利益104,460百万円 (3)当期利益89,393百万円 (4)資本合計732,238百万円 (5)資産合計1,036,394百万円 BSRO(1)売上収益764,009百万円 (2)税引前当期利益52,281百万円 (3)当期利益40,498百万円 (4)資本合計206,008百万円 (5)資産合計480,264百万円
サステナビリティ FY2025 / 約24,377字
2【サステナビリティに関する考え方及び取組】(1) サステナビリティ全般当社グループは創業以来、変わりゆく社会のニーズに対応し、それぞれの時代において一人ひとりの安心・安全な移動や暮らしを支え続けるために事業を拡大・進化させてきました。社会の変化を先取りし、変化をチャンスに変え、事業活動・社会貢献活動を通じて、持続可能な社会の実現に貢献することは、「最高の品質で社会に貢献」を使命とする当社グループの果たすべき役割・責任だと考えております。2020年を初年度とした「第三の創業」Bridgestone 3.0では、サステナビリティを経営の中核に据えた中長期事業戦略を発表し、「2050年 サステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社へ」をビジョンとして掲げました。同時に、2020年に、当社グループ自身の持続的な成長のためにも、社会価値と顧客価値の創造を両立させ、社会、お客様、ブリヂストンが共にWin-Win-Winとなる「サステナビリティビジネス構想」を発表しました。現在は、当社グループのバリューチェーン全体でカーボンニュートラル化やサーキュラーエコノミーの実現、ネイチャーポジティブの推進とビジネスモデルを連動させる独自のサステナビリティビジネスモデルの確立を、経営戦略、中期事業計画に織り込んで推進しております。 ① ガバナンス当社は、企業理念に掲げた使命である「最高の品質で社会に貢献」の下、ビジョンの実現に向け中長期事業戦略をもとに、3ヶ年毎に作成する中期事業計画に沿って経営を進めており、その一環としてガバナンス体制の整備も進めております。当社は、内部統制のより一層の強化によるガバナンス体制の向上に継続的に取り組み、サステナブルなソリューションカンパニーへの進化を実現してまいります。当社の取締役会は、執行部門からの業務執行状況の進捗報告・情報共有等を通じて、多様な視点から執行部門と議論し、監督機能を発揮することで、中長期事業戦略の実現を目指すコーポレート・ガバナンス体制となっております。カーボンニュートラル化やサーキュラーエコノミーの実現、ネイチャーポジティブの推進などのサステナビリティに関する取り組みについて定期的に報告を受け、進捗状況のレビューを実施しております。執行部門については、2024年1月より、Global CEOの下、当社グループのビジネスを主に米欧を中心とするWEST、日本・アジアを中心とするEASTの2つのリージョンとして区分しております。2つのリージョンの下に、複数のSBU(戦略的事業ユニット)を設置し、より現場に密着し、課題に深く入り込めるよう、細かく事業エリアとしてブレークダウンしております。2026年1月にGlobal CEOが交代し、さらに、2026年3月以降の新体制では、急速に変化する事業環境下で、企業競争力を一層強化し、変化へのより俊敏な対応を実現するため、これまで重視してきた事業責任と横串・グローバル最適責任の明確化を引き続き維持いたします。そのうえで、ゴム・タイヤメーカーとして長年培ってきた技術基盤をさらに強固なものとするため、素材開発・製品開発・モノづくり(生産技術)の3軸からなるグローバル技術プラットフォームに執行役 Chief Innovation Officer、Chief Product Officer、Chief Manufacturing Officerを配置いたします。また、経営戦略・事業管理におけるグローバル総合力を強化するべく、グローバル経営プラットフォームの各機能に常務役員を配置し、全社最適の意思決定体制を一層明確にしてまいります。今後も、魅力的な商品・サービス開発とコスト競争力向上の両立を成長の中心に据え、世界各地に広がる事業のポートフォリオマネジメントを通じて、グローカル最適経営のさらなる強化に取り組んでまいります。そして、これらのメンバーを中心に構成する、当社グループにおける最上位の経営執行会議体であるGlobal EXCOにおいて、グローバルな視点から経営戦略や経営課題について議論、審議することにより、当社グループとしてのチェック&バランス機能の強化、意思決定プロセスでの透明性の向上を図ってまいります。サステナビリティを経営の中核に据えた中長期事業戦略をもとにした中期事業計画、年度予算、重要な投資案件などの合意、計画の進捗を共有しております。取締役及び執行役の報酬体系は「優秀人材の確保と啓発」、「競争力のある水準」、「事業戦略遂行の動機付け」、「株主価値増大への動機付け」という報酬原則に基づいて設計されており、2022年度よりサステナビリティ及びトランスフォーメーション推進と中長期事業戦略実現を後押しすることを目的とした中長期インセンティブを導入しております。2025年度は、報酬委員会で以下6つの目標を設定したうえで、取り組みを評価しております。 a.社内外へのコミュニケーションと「Bridgestone E8 Commitment」を軸とした具体的な価値創造b.付加価値と働き甲斐を向上させるための人への投資と育成c.CO2排出量の削減をはじめとしたカーボンニュートラル化d.再生資源・再生可能資源比率の向上を含むサーキュラーエコノミーの実現e.天然ゴム、水資源にフォーカスしたネイチャーポジティブへ向けた活動f.業界リーダーとしてのTRWP(タイヤ・路面摩耗粉じん)及び6PPD(タイヤ業界で一般的に使用される老化防止剤)への対応 2026年3月24日開催予定の定時株主総会及びその後の取締役会終了後のコーポレート・ガバナンス体制の概要図は次のとおりです。 コーポレート・ガバナンス体制及び報酬体系の詳細につきましては、第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1) コーポレート・ガバナンスの概要 ①コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方及びその施策の実施状況 b.コーポレート・ガバナンス体制の概要、(4) 役員の報酬等 ①当事業年度に係る取締役及び執行役の報酬等の額 c.業績連動報酬の算定方法と評価結果の記載内容を参照ください。 また、経営・執行では、経営戦略や経営課題に基づいたコミッティを設置し、各コミッティが地域や組織を横断して、課題解決に向けた取り組みを推進しております。サステナビリティについては、グローバルサステナビリティコミッティ(GSC)をはじめとして、関連する各コミッティがサステナビリティの各種取り組みの計画・実行を推進する役割を担っており、各取り組みにおける進捗管理や、目標値及びKPI、測定基準の策定を進め、PDCAを回しながら継続的に取り組みを強化しております。GSCでは、サステナビリティ優先課題を定期的に見直すと共に、主要なテーマごとに傘下のワーキンググループが活動を推進し、計画と進捗を定期的に経営に報告しております。 ② 戦略・リスク管理社会やお客様へ新たな価値を創出し、お客様・パートナーの皆様と共に持続的に成長していくためには、責任ある企業として不可欠な基盤となる取り組みを継続的に推進しながら、ステークホルダーの皆様と強い信頼関係を構築していくことが重要であると考えております。当社グループのサステナビリティ戦略は、その基盤となる取り組みの一つとして、事業活動や社会貢献活動、あらゆるパートナーとの共創活動を通じて社会やお客様への価値を創出していくための方向性を示したものであり、社会価値・顧客価値を両立しながら持続的に創造していくために取り組むべきサステナビリティ優先課題を明確にしております。 取り組むべきサステナビリティ優先課題・サステナビリティビジネスモデルの確立・進化:カーボンニュートラルへの対応力強化、サーキュラーエコノミービジネス活動の推進、ネイチャーポジティブの推進(「天然ゴム・水資源の持続可能な利用に向けた活動」に注力)・お客様やパートナー、地域との信頼の醸成:地域社会の課題解決に貢献、世界各地での交通安全啓発活動の推進・人権の尊重:グローバル人権方針に沿った取り組みの推進・活動レベルの継続強化・TRWP(タイヤ・路面摩耗粉じん)・6PPD(タイヤ業界で一般的に使用される老化防止剤):業界リーダーとして、業界団体や学術機関などと連携し、タイヤのライフサイクルにおける環境への影響についての調査を推進。また、ロングライフ商品などの拡充やソリューション事業との連携を含め、タイヤを「創って売る」「使う」バリューチェーン全体でTRWP発生量削減の取り組みを継続的に推進。タイヤの安心・安全を担保できることを大前提とした6PPD代替品開発への取り組みを推進。 サステナビリティビジネスモデル当社グループはビジョンとして掲げる「2050年 サステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社へ」の実現に向けて、サステナビリティを中核に据えた中長期事業戦略構想を策定し、具体的な実行計画である中期事業計画に沿って、取り組みを進めております。経営の中核に据えているサステナビリティについては、商品を「創って売る」「使う」、原材料に「戻す」という、バリューチェーン全体でカーボンニュートラル化、サーキュラーエコノミーの実現、ネイチャーポジティブの推進と、ビジネスを連動させるブリヂストン独自のサステナビリティビジネスモデルの確立を進めております。当社グループは、2011年にリファインした「環境宣言」を起点に、「自然と共生する」ために、「資源を大切に使う」技術を開発・活用し、喫緊の課題である地球温暖化に対して「CO2を減らす」ことに取り組み、長年にわたり自然共生に向けて包括的に取り組んでまいりました。2050年を見据えた環境長期目標を2012年に策定し、これを達成するために、2030年を目標とした環境中期目標「マイルストン2030」を2020年に公開しました。カーボンニュートラル化については、2030年にCO2の総量(Scope1、2)を2011年対比50%削減、2050年にカーボンニュートラルへという明確なターゲットを掲げております。サーキュラーエコノミーについては、2030年までに使用する原材料に占める再生資源・再生可能資源比率を40%に向上、2050年に100%サステナブルマテリアル化を目標にしております。また、自然生態系の損失を食い止め、回復させていくネイチャーポジティブの実現に向けて、自然環境毀損につながる行動を回避し(Avoid)、できるだけ低減し(Reduce)、自然の再生及び回復に貢献し(Restore and Regenerate)、根本的なシステムを変革していく(Transform)といったSBTs(注) for Natureフレームワークの考え方に沿って、このサステナビリティビジネスモデルをより循環型・再生型のビジネスモデルとして進化させており、中期事業計画(2024-2026)では、事業に直結する「天然ゴム・水資源の持続可能な利用に向けた活動」に注力してまいります。サステナビリティへの取り組みをバリューチェーン全体で推進し、「Bridgestone E8 Commitment」の「Energy カーボンニュートラルなモビリティ社会の実現を支えること」や「Ecology 持続可能なタイヤとソリューションの普及を通じ、より良い地球環境を将来世代に引き継ぐこと」にコミットしてまいります。リスク管理につきましては、第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等の「グローバル経営リスク管理」に関する記載内容、3 事業等のリスクの記載内容もご参照ください。 (注) Science-based targets ③ 指標及び目標当社グループは、社会価値・顧客価値を両立しながら持続的に創造していくために取り組むべき優先課題について指標及び目標を設定しております。課題解決に向けた活動については、これらの指標及び目標に基づいて、中長期事業戦略の実現を目指す当社のコーポレート・ガバナンス体制のもとで適切に進捗管理を行っております。バリューチェーン全体でカーボンニュートラル化、サーキュラーエコノミーの実現、ネイチャーポジティブの推進とビジネスを連動させる独自のサステナビリティビジネスモデルの確立に向けた取り組みの進捗は以下の通りであります。取り組むべき優先課題サブカテゴリー目標進捗(2025年)SDGsへの貢献Bridgestone E8 Commitmentに掲げる価値の創出サステナビリティビジネスモデルの確立・進化カーボンニュートラルへの対応力強化Scope1、2におけるCO2排出量削減:2030年 50%削減(2011年対比)2050年 カーボンニュートラル化Scope1、2:約64%削減(2011年対比)(注1)再生可能エネルギー比率(電力):約73%(注1)・Energy:カーボンニュートラルなモビリティ社会の実現を支えることにコミットする・Ecology:持続可能なタイヤとソリューションの普及を通じ、より良い地球環境を将来世代に引き継ぐことにコミットするScope3におけるCO2削減貢献:2030年 排出量の5倍以上サーキュラーエコノミービジネス活動の推進資源生産性の向上、長寿命・省資源商品の開発サーキュラーエコノミーへの貢献:2030年 再生資源・再生可能資源比率40%(注2)2050年 100%サステナブルマテリアル化再生資源・再生可能資源率:約40%(注1)ネイチャーポジティブの推進天然ゴムの小規模農家支援強化:2026年 累計支援数30,000軒(注3)累計約24,400軒の小規模農家への研修・技術支援を実施(注1)水ストレス地域における生産拠点でのウォータースチュワードシッププランの策定・実行:2030年 全対象拠点で実行対象となる全16拠点で実行中(注1) 2026年3月18日時点の見込値であり、第三者機関による保証審査を経た確定時に修正する可能性があります。(注2) リトレッド用台タイヤを含むタイヤの総原材料重量に占める比率(注3) 2023年以降の累計件数 その他、ESG関連データは当社Webサイト「サステナビリティ」をご参照ください。 (2) 気候変動及び自然資本損失に関する取組気候変動及び自然資本損失への対応に世界的な関心が高まり、パリ協定に代表される脱炭素社会への動き、ならびに、昆明・モントリオール生物多様性枠組として採択された、生態系や自然資本の損失を止め、反転させ、回復軌道に乗せることを目指すネイチャーポジティブの達成に向けた動きが加速する中で、当社グループは気候変動及び自然資本損失によるリスクと機会を統合的に認識し、事業戦略への反映を進めております。主なリスクとしては、脱炭素社会や自然と共生する社会への転換に伴う「移行リスク」並びに気候変動及び自然資本損失による「物理的リスク」を認識しております。「移行リスク」には、気候変動や自然資本損失のために、国内外において、炭素税やCO2排出削減義務・排出量取引制度、タイヤの低燃費性能等に関する制度・規制、使用済タイヤのリサイクルに関する制度・規制、取水に関する制度・規制、持続可能な天然ゴムに関する制度・規制などの導入が進む際に、社会や顧客の急速なニーズ変化に対して研究開発費を十分な事業成果に結びつけることができない場合は、事業活動の制約やコストの上昇など当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼすリスクがあります。「物理的リスク」には、台風の大型化、洪水や渇水の発生頻度の増加による事業活動中断のリスク、降雨パターンの変化に伴う天然ゴムの収穫不良による原材料調達に関するリスク、降雪量の減少により冬タイヤの需要が減少するリスクがあります。反面、これらの社会や顧客のニーズ変化を新たな成長機会とも捉えており、バリューチェーン全体でカーボンニュートラル化、サーキュラーエコノミーの実現、ネイチャーポジティブの推進とビジネスを連動させる独自のサステナビリティビジネスモデルの確立を、経営戦略、中期事業計画に織り込んで推進しております。「移行リスク」及び機会への認識を踏まえ、2030年目標として「私たちが排出するCO2の総量(Scope1、2)を50%削減する(2011年比)」「ソリューションの提供により、商品・サービスのライフサイクル、バリューチェーン全体(Scope3)を通じて、私たちの生産活動により排出するCO2排出量(Scope1、2)の5倍以上のCO2削減に貢献していく(2020年比)」「再生資源または再生可能資源に由来する原材料の比率を40%に向上する」「水ストレス地域における生産拠点において、水リスク低減に向けたウォータースチュワードシッププランを推進する」を設定し、CO2削減に貢献する新技術の開発、当社グループの生産拠点におけるCO2排出や水ストレス地域での取水などによる自然資本への影響の低減、低燃費タイヤの開発・販売、リトレッドタイヤビジネスの拡大、取引先との協働によるサプライチェーンのCO2排出量及び自然資本への影響の低減など、目標の達成へ向けた活動を進めております。また、森林に関わる移行リスクへの対応として、森林破壊禁止を含む「グローバルサステナブル調達ポリシー」の展開や、サステナビリティに関する第三者調査・評価機関を活用したサプライヤーアセスメントの実施、天然ゴムサプライチェーンの包括的な現地監査及びトレーサビリティ向上施策を進めております。さらに、取引先と協働して上流の農家を訪問することでトレーサビリティを高めると共に、農家へのアセスメントや改善支援を行うなど、生産現場の実態を確認しながら農園レベルでの責任ある調達活動に取り組んでおります。森林破壊防止に向けて当社グループでは、欧州法令に対応するための包括的な体制をグループ全体で整え、対応を進めております。天然ゴムの生産地は東南アジアの熱帯雨林に集中しており、多くの小規模農家によって支えられていることにより、天然ゴムの持続可能なサプライチェーンの構築が当社の持続性においても重要であると考えています。小規模農家の生産性向上や森林破壊ゼロの実現に貢献するために、自社農園で培った技術や病害対策に有効なノウハウを活用し、2026年末までに累計30,000軒を目標に、天然ゴム小規模農家の支援に取り組んでおります。知見を有する国際NGOとの協働を積極的に推進すると共に、当社が支援した小規模農家グループが講師となって現場でノウハウと技術を持続的・自律的に継承していけるように、戦略的に支援に取り組んでおります。個社としての取り組みに加え、持続可能な天然ゴムのためのプラットフォーム(GPSNR)の設立及び推進を主導し、マルチステークホルダーとの対話や協働を通じてサプライチェーンの透明性やトレーサビリティ向上のための基準づくりを進めるなど、天然ゴムの持続可能な利用に向けた取り組みを強化しております。投資の判断においても「移行リスク」及び機会が評価できるように、社内カーボンプライシングによるCO2排出コストと削減効果を加味した投資判断を行っております。また、使用済タイヤを原材料などに「戻す」リサイクル事業の構築、天然ゴム事業における生産性向上に向けた取り組みを通じて、バリューチェーン全体でのCO2排出量及び各種環境負荷による自然資本への影響の低減にも取り組んでおります。「物理的リスク」及び機会に対しては、事業継続計画(Business Continuity Plan、以下BCP)を策定して事業の継続又は再開に向けて適切な危機対応や支援が行えるように体制を整えております。また、気候変動に起因する天然ゴムの収穫不良のリスクに対しては、天然ゴムの生産性向上技術の開発や小規模農家の生産性向上支援等を通じて影響の低減に取り組んでおります。TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)最終提言及びTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)最終提言V1.0が推奨する開示内容に沿った当社グループの対応状況は以下の通りであります。 ① ガバナンス推奨される開示内容ブリヂストングループの対応状況TCFDTNFD依存関係・影響・リスク・機会に対する取締役会の監督体制・取締役会はカーボンニュートラル化やサーキュラーエコノミーの実現、ネイチャーポジティブの推進に向けた活動を含むサステナビリティへの取り組みの状況について定期的に報告を受け、進捗状況のレビューを実施依存関係・影響・リスク・機会の評価と管理における経営者の役割・最上位の経営執行会議体であるGlobal EXCOでカーボンニュートラル化、サーキュラーエコノミーの実現、ネイチャーポジティブの推進に向けた中長期の戦略・目標、実行計画の承認、計画の進捗を管理・2025年は、2026年に設定予定の次期CO2排出削減目標を含む議論を実施先住民族・地域社会・影響を受けるステークホルダー・その他ステークホルダーに向けた人権方針とエンゲージメント活動、取締役会・経営者の監督(TNFD推奨開示内容)-・「グローバル人権方針」及び当社グループの「グローバルサステナブル調達ポリシー」を策定し、国連「ビジネスと人権に関する指導原則」など国際基準が掲げる人権の尊重に対して強いコミットメントを表明。取引先に必ず実施いただきたい事項として、国連「先住民族の権利に関する宣言」に従った合法的な手段での土地取得・利用、土地取得時や森林開発評価・実行方針策定時のFPIC原則の遵守を定め、当社グループ内・取引先・サプライチェーン全体への浸透活動を推進・サプライチェーンが「グローバルサステナブル調達ポリシー」に準拠しているかどうかを確認するデューディリジェンスプロセスを検討・開発するために公益財団法人世界自然保護基金(WWF)ジャパンと協働。WWFと連携して開発したSAQ(Self-Assessment Questionnaire)を使って、天然ゴムの小規模農家を含む取引先のESG現地監査を行い、FPIC原則の遵守含め、リスク評価を実施。今後も、2025年にGPSNRで正式に決議されたFPIC義務遵守を含むGPSNR保証システムへ準拠していく。・天然ゴムのサプライチェーンを対象としたグリーバンスメカニズムを構築し、標準作業手順書と苦情(グリーバンス)への対応状況を公開。先住民族・地域社会に関連するリスクも本メカニズムを活用し確認・人権の尊重を含むサステナビリティへの取り組みの実行計画や進捗状況は経営執行会議体であるGlobal EXCOで承認・管理され、取締役会がレビューを実施 ② 戦略推奨される開示内容ブリヂストングループの対応状況TCFDTNFD短期・中期・長期の依存関係・影響・リスクと機会・気候・自然資本への依存関係と影響、気候変動及び自然資本損失によるリスクと機会を統合的に評価・管理。以下の依存関係・影響・リスク・機会を特定・バリューチェーン全体でカーボンニュートラル化、サーキュラーエコノミーの実現、ネイチャーポジティブの推進とビジネスを連動させる独自のサステナビリティビジネスモデルの確立に取り組んでおり、重要度の高いリスク・機会を経営戦略、中期事業計画に織り込んで推進 気候・自然資本との依存関係(注)・原材料調達段階における水やバイオマスを供給するサービス、生態系が持つ気候・良好な土壌等を維持調整するサービスへの依存・タイヤ製造段階における水を供給するサービスへの依存 気候・自然資本への影響(注)・原材料調達段階における土地利用による影響・タイヤ製造段階における水資源の使用、廃棄物の排出による影響・バリューチェーン全体での温室効果ガスの排出、水資源の使用、大気・水質・土壌への排出、廃棄物の排出による影響 気候変動・自然資本損失による物理的リスク・機会・台風の大型化、洪水や渇水の発生頻度の増加による事業活動中断のリスク・降雨パターンの変化に伴う天然ゴムの収穫不良による原材料調達に関するリスク・降雪量の減少により冬タイヤの需要が減少するリスク・天然ゴムの安定生産に関するニーズの高まり及び生産性向上技術や小規模農家支援による供給安定性の向上機会 脱炭素社会や自然と共生する社会への移行リスク・機会・気候変動や自然資本損失のために制度・規制などの導入が進む際、社会や顧客の急速なニーズ変化に対して研究開発費を十分な事業成長に結びつけることができない場合における事業活動の制約やコストの上昇など、業績や財務状態に悪影響を及ぼすリスク(炭素税やCO2排出削減義務・排出量取引制度、タイヤの低燃費性能に関する制度・規制、使用済タイヤのリサイクルに関する制度・規制、取水に関する制度・規制、持続可能な天然ゴムに関する制度・規制など)・モビリティニーズの変化に伴う競争要因変化に伴う機会(EV向けタイヤの需要増加、お客様のCO2排出量削減に貢献するタイヤ及びソリューションの需要増加等)・使用済タイヤのリサイクルに関する規制地域拡大に伴うリサイクル事業の事業化機会(注) 国連環境計画世界自然保全モニタリングセンター(UNEP-WCMC)他の「ENCORE」の産業グループ別評価で重要性が「非常に高い」又は「高い」と評価された、タイヤ事業のバリューチェーンにおける主な依存関係及び影響ビジネスモデル・バリューチェーン・戦略・財務計画に及ぼす影響様々なシナリオを考慮した組織戦略のレジリエンス・2023年に複数の気候関連シナリオ・自然関連シナリオに基づいてリスク・機会を評価し、対策について事業計画に織り込み毎年レビューを実施(注)・特定された重要度の高いリスク・機会について、既に対応を開始(注) 事業に大きく影響を与え得る政策動向や技術革新、気候変動の物理的影響など、重大な不確実性の領域を考慮 推奨される開示内容ブリヂストングループの対応状況TCFDTNFD直接事業・上流・下流において次に該当する地域・生態系の完全性が高い又は低下している地域・生物多様性の重要性が高い地域・水ストレスのある地域・大きな依存関係や影響を持つ可能性がある地域(TNFD推奨開示内容)・荒廃地緑化によるCO2吸収・固定化の拡大・水資源の量や質の低下リスクのある水ストレス地域に立地する生産拠点を定期的に評価。2025年末時点で水ストレス地域に立地する16生産拠点のすべてで、地域の水事情を踏まえたウォータースチュワードシッププランを策定し、実行中 ③ リスクと影響の管理推奨される開示内容ブリヂストングループの対応状況TCFDTNFD直接事業、バリューチェーンの上流及び下流における依存関係・影響・リスク・機会の特定・評価・優先順位付けプロセス・グループ会社の事業規模や特性を考慮に入れながら、グループ共通のリスク・機会に包括的且つ適切に特定及び対処するよう努めており、気候及び自然資本に関しては、国連環境計画世界自然保全モニタリングセンター(UNEP-WCMC)他の「ENCORE」及び一般社団法人企業と生物多様性イニシアティブ(JBIB)の「企業と生物多様性の関係性マップ®」を活用して評価したバリューチェーン全体における依存関係・影響を考慮の上、リスク・機会を特定・中長期事業戦略の実行に直接関連するビジネス戦略リスク・機会については、2022年に「グローバル経営リスクコミッティ(GMRC)」を設置、リスク対応を強化。GMRCは、各グローバルコミッティ及び機能の代表者や組織内の関連する専門知識を持つメンバーで構成。Global EXCOや取締役に定期的に報告の機会を持ち、グローバルリスク管理がブリヂストンの戦略策定や意思決定に組み込まれるように経営層に関与・GMRCは、様々なグローバルリスクを短期、中期、長期の視点から評価し、重点管理すべきグローバル経営リスクを特定。GMRCの下にグローバルでのワーキンググループや優先度の高い経営リスクへの対応を推進するタスクフォースを設置し、組織横断的なグローバル経営リスク対応を推進・サプライチェーンのレジリエンスや森林破壊に関する規制への対応などを重点管理すべきグローバル経営リスクとして位置づけ、リスク対応に関する取組を監督管理プロセス組織全体のリスク管理への統合・伝達状況 ④ 指標及び目標推奨される開示内容ブリヂストングループの対応状況TCFDTNFDリスクと機会の評価・管理に用いる指標・気候関連リスク・機会・影響を評価・管理する指標の一つとして温室効果ガス排出量(Scope1、2、3、及び商品・サービスのライフサイクル・バリューチェーン全体を通じた温室効果ガス排出量の削減貢献量)を設定し、定期的にモニタリング・投資の判断においてもリスク・機会が評価できるよう、社内カーボンプライシングによるCO2排出コスト(US$100/t-CO2)と削減効果を加味した投資判断を実施・自然関連リスク・機会・影響を評価・管理する指標として、水ストレス地域における取水量、環境負荷(有害/非有害廃棄物排出量・埋立量、VOC排出量、SOx/NOx排出量)、生息地の保全・管理面積、天然ゴムの小規模農家の支援軒数などを設定し、定期的にモニタリング依存関係と影響の評価・管理に用いる指標 推奨される開示内容ブリヂストングループの対応状況TCFDTNFD依存関係・影響・リスク・機会の管理に用いる目標と実績・カーボンニュートラル化、サーキュラーエコノミーの実現、ネイチャーポジティブの推進に向けた中長期環境目標(2050年以降、2030年)を設定し、毎年実績を評価・開示・2030年に向けた目標として「私たちが排出するCO2の総量(Scope1、2)を50%削減する(2011年比)」「ソリューションの提供により、商品・サービスのライフサイクル、バリューチェーン全体(Scope3)を通じて、私たちの生産活動により排出するCO2排出量(Scope1、2)の5倍以上のCO2削減に貢献していく(2020年比)」「再生資源または再生可能資源に由来する原材料の比率を40%に向上する」「水ストレス地域における生産拠点において、水リスク低減に向けたウォータースチュワードシッププランを推進する」を設定・森林破壊抑制に向けた天然ゴム小規模農家支援については「2026年末までに12,000軒の支援を行う」目標を設定。支援活動が順調に推移していることから、2025年末に目標を「2026年末までに30,000軒」へ更新 ・2030年に向けた目標に対する主な実績は以下の通りであります。取り組むべき重点課題指標2024年実績2025年実績2030年目標サステナビリティビジネスモデルの確立・進化カーボンニュートラル化への対応力強化CO2排出量(Scope1、2)の総量(注1)1,755千t-CO2約1,800千t-CO2(注2)-CO2排出量(Scope1、2)の総量削減率(2011年比)(注3)64%約64%(注2)50%サーキュラーエコノミービジネス活動の推進再生資源または再生可能資源に由来する原材料の比率(注4)39.9%約40%(注2)40%ネイチャーポジティブの推進天然ゴムの小規模農家支援数(注5)11,687軒約24,400軒(注2)(2026年)30,000軒水ストレス地域における生産拠点でのウォータースチュワードシッププランの策定・実行対象となる全17拠点で実行中対象となる全16拠点で実行中全対象拠点で実行(注1) 2025年実績より算定範囲はGHGプロトコルで定める経営支配力アプローチに基づく組織境界にて算定。また2024実績は一部の非生産拠点を含んでおりません。(注2) 2026年3月18日時点の見込値であり、第三者機関による保証審査を経た確定時に修正する可能性があります。(注3) 非継続事業を除く生産拠点からの排出を対象とした目標(持分法適用会社のBrisa Bridgestone Sabanci Lastik Sanayi ve Ticaret A.S.工場を含む)であり、2025年に譲渡契約を締結したタイ、メキシコのカーボンブラック事業は算定範囲から除外。(注4) リトレッド用台タイヤを含むタイヤの総原材料重量に占める比率(注5) 2023年以降の累計件数 移行計画(Transition Plan Taskforce開示フレームワーク及びTNFD自然移行計画に関するガイダンスを参照して整理)推奨される開示内容ブリヂストンの対応状況気候関連移行計画自然関連移行計画基礎戦略的野心・「2050年 サステナブルなソリューションカンパニーとして、社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社へ」というビジョンの実現に向け、「中長期事業戦略構想」を策定・気候変動に関しては、パリ協定に即した2050年長期目標に加え、2030年の中期目標を設定-枠組みと範囲-・商品のライフサイクル、バリューチェーン全体を通して、事業活動が環境に与える影響と貢献の両面で重要な課題を特定し、活動を推進ビジネスモデル、バリューチェーン、移行資金調達戦略・事業を通じて社会価値・顧客価値の創出を両立させ、社会、お客様、ブリヂストンが共にWin-Win-Winとなるために、商品を「創って売る」、「使う」、原材料に「戻す」という、バリューチェーン全体でカーボンニュートラル化、サーキュラーエコノミーの実現、ネイチャーポジティブの推進とビジネスを連動させる独自のサステナビリティビジネスモデルの確立について、経営戦略、中期事業計画(2024年-2026年)に織り込んで推進計画の優先順位-・自然資本への依存関係と影響、自然資本損失によるリスクと機会を踏まえながら、優先順位を検討・中期事業計画(2024年-2026年)においては、ネイチャーポジティブに向けて、ブリヂストンの事業に直結している「天然ゴム・水資源の持続可能な利用に向けた活動」に注力主な前提条件と外部要因・複数の気候関連シナリオ・自然関連シナリオを用いて統合的に評価した依存関係・影響・移行リスク、物理リスク及び機会に基づく実行戦略事業計画と運営・CO2排出量(Scope1、2)の削減においては、再生可能エネルギーのポートフォリオの最適化による安定調達、BCMA(Bridgestone Commonality Modularity Architecture)とも連動した生産性向上の推進、エネルギー原単位の改善を進めることで、ビジネスの成長とCO2排出量の削減を高いレベルで両立しながら、更なる削減に向けた技術開発・実証を進め、高まる社会期待への対応力を強化し、社会価値・顧客価値を持続的に提供・マイルストン2030に基づく環境インパクトの改善推進・「ウォータースチュワードシップポリシー」に基づき、水ストレス地域に立地する生産拠点を中心に、2030年までにそれぞれの地域環境に応じた具体的なウォータースチュワードシッププランを策定・実行・小規模農家の生産性向上、森林破壊ゼロの実現に貢献するために、自社農園で培った技術や病害対策に有効なノウハウを活用し天然ゴム小規模農家を支援製品とサービス・商品設計基盤技術ENLITENの拡大を含む、低燃費タイヤの開発・販売、リトレッドタイヤビジネスの拡大、再生資源・再生可能資源の活用、モビリティソリューションの提供等によりCO2削減貢献を拡大及び自然資本への影響の低減を推進 推奨される開示内容ブリヂストンの対応状況気候関連移行計画自然関連移行計画実行戦略方針と条件・環境宣言において活動の方向性(自然と共生する、資源を大切に使う、CO2を減らす)を規定し、2050年を見据えて環境長期目標に向けたアプローチを設定し、「ブリヂストン環境マネジメントポリシー」に反映・CO2削減のため社内カーボンプライシング(ICP、企業内炭素価格)を導入し、CO2排出量の低減や増加の影響を投資の意思決定に反映・「グローバルサステナブル調達ポリシー」に基づきサプライヤーエンゲージメントを推進・「グローバル人権方針」に基づき、国連「ビジネスと人権に関する指導原則」など国際基準が掲げる人権の尊重に対して強いコミットメントを表明財務計画・実行戦略は中期事業計画(2024年-2026年)に織り込み実施エンゲージメント戦略ランドスケープ、流域、シースケープへのエンゲージメント-・水ストレス地域に位置するブリヂストンの生産拠点において「ウォータースチュワードシップポリシー」に基づき、地域の水事情を踏まえたウォータースチュワードシッププランを策定・森林保護と天然ゴムの小規模農家の生産能力向上を目的とした支援を強化していくために、「キャパシティビルディングタスクフォース」を設立し、小規模農家向けに研修と技術サポートを実施・地域やパートナーの皆様と連携し、世界中の生産拠点での様々な生物多様性貢献活動を促進する「生物多様性貢献活動推進プログラム」を運用・WWFジャパン及びデロイト トーマツ グループと協働でSBTs for Nature(SBTN)トライアル分析を実施し、インドネシアで実施している持続可能な天然ゴムに関するプロジェクトにおいて、SBTs for Natureのガイダンスに示されるランドスケープエンゲージメント目標で求められる指標、目標、対応策との合致を確認バリューチェーンへのエンゲージメント・「グローバルサステナブル調達ポリシー」において、お取引先様に対するエネルギーの使用量と温室効果ガスの排出量削減、削減計画の策定、排出量の報告を要請・お取引先様の活動支援のため、CO2削減に焦点を当てた勉強会を開催・CO2削減目標及びCO2排出量の状況に関するアンケート等によりモニタリング・「グローバルサステナブル調達ポリシー」に記載されている、環境への取り組み、人権の尊重、公正な労働慣行の支援、透明性の向上を推進・調達・生産活動を通じて、気候変動や野生生物の保全にとって極めて重要な原生林や高保護価値(HCV:High Conservation Value)、高炭素貯蓄(HCS:High Carbon Stock)地域の保護・再生を推進 推奨される開示内容ブリヂストンの対応状況気候関連移行計画自然関連移行計画エンゲージメント戦略業界へのエンゲージメント・持続可能な開発のための世界経済人会議(WBCSD:World Business Council for Sustainable Development)傘下のタイヤ産業プロジェクト(TIP:Tire Industry Project)を通して、世界のタイヤ生産能力のおよそ65%を占めるタイヤメーカー10社で協力し、グローバルな取り組みを展開・各地域のゴム・タイヤ業界団体への参画・GPSNR(持続可能な天然ゴムのためのグローバルプラットフォーム)を通じて、人権尊重の促進、土地収奪や森林破壊の回避、生物多様性や水資源の保全、天然ゴムの収量の向上、サプライチェーンの透明性とトレーサビリティ向上のための基準づくりを進めると共に「小規模農家ワーキンググループ」での活動に参画政府、公共部門、市民社会へのエンゲージメント・TCFDに賛同・気候変動イニシアティブ(JCI)、日本の経済産業省が主導する仕組みであるGXリーグなどへの参画・TNFDフォーラムへの参画・Business for Natureや企業と生物多様性イニシアティブ(JBIB)への参画測定指標とターゲット依存とインパクトの測定指標とターゲット-・森林破壊抑制に向けた天然ゴム小規模農家支援については、「2026年までに30,000軒の支援を行う」目標を設定・水資源の持続的な利用に関しては、水資源の量や質の低下リスクのある水ストレス地域に立地する生産拠点を定期的に評価し、水ストレス地域における生産拠点の取水量を定期的にモニタリング・WWFジャパンとのパートナーシップを通じて、インドネシアで実施している持続可能な天然ゴムに関するプロジェクトにおいて、SBTNのランドスケープエンゲージメント目標についてトライアル分析を実施し、指標を設定、指標毎にベースラインの確認、目標、対応策を設定ガバナンス、事業及び運営、財務、GHGの指標と目標・CO2排出量(Scope1、2、3)、CO2削減貢献量、再生可能エネルギー(電力)を定期的にモニタリング、データの信頼性担保のため、第三者保証を取得・環境長期目標と中期目標を設定し、中期目標に関しては、SBT認定を取得-カーボンクレジット・CO2削減目標の達成において、カーボンクレジットは未使用- 推奨される開示内容ブリヂストンの対応状況気候関連移行計画自然関連移行計画ガバナンス取締役会の監督と報告・取締役会では、カーボンニュートラル化やサーキュラーエコノミーへの貢献促進、自然共生に向けた活動を含むサステナビリティへの取り組みの状況について定期的に報告を受け、進捗状況のレビューを実施経営陣の役割、責任、説明責任・Global EXCOでカーボンニュートラル化、サーキュラーエコノミーへの貢献促進、自然共生に向けた中長期の戦略・目標、実行計画の承認、計画の進捗を管理文化・価値創造の軸及びベクトルとして位置づける企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」の中で、カーボンニュートラル、ネイチャーポジティブに関する価値を定義○Energy カーボンニュートラルなモビリティ社会の実現を支えることにコミットする○Ecology 持続可能なタイヤとソリューションの普及を通じ、より良い地球環境を将来世代に引き継ぐことにコミットするインセンティブと報酬・役員報酬における中長期インセンティブとして、毎期のサステナビリティ及びトランスフォーメーションに係る取組みに応じて、RSU等を付与スキル、能力、研修・各地域で研修やEラーニング等を通じた教育を実施・日本では、全社員を対象にしたサステナビリティ研修(Eラーニング、対面研修)を年1回実施 (3) 人的資本・多様性に関する取組① 戦略当社グループでは、事業戦略と連動した付加価値創造により企業価値向上を図ると共に、個人の成功・自信の波及を通じて多様な人財が輝ける様になることを人財戦略の軸とし、事業戦略と連動した人財戦略の推進に取り組んでおります。持続的な成長に向けては、・企業理念体系とブリヂストンDNA(「品質へのこだわり」「現物現場」「お客様の困りごとに寄り添う」「挑戦」)に共感し、体現するブリヂストンらしい人財を基盤に、・困難な状況を克服するレジリエンスと強い現場マインド、事業戦略を構築し実行するビジネス感覚を持ち合わせたグローバル経営リーダー人財・当社グループがこれまで培ってきた現場力などの強いリアルに、デジタルを融合させ、価値創造を進化させるデジタル人財・社会/お客様の困りごとをより深い理解によって解決し、断トツ商品と組み合わせた新たな価値を提案するソリューションエンジニア人財など、多様な人財が必要であると考えております。中期事業計画(2024-2026)においては、グローバルで現物現場を大切に、価値創造に、よりフォーカスすることで変革を加速させていくため、経営・業務品質の向上を最優先に、変革の原動力である人財一人ひとりの生産性・創造性の向上に向けて様々な取り組みを進めております。これらの取り組みを表す指標として、人的創造性を2024年からグローバル経営指標として導入し、生産性・創造性の向上を基本として、人財投資を強化し付加価値を上げ、価値創造の好循環を生むことを目指しております。グローバル共通の一本の軸として、人的創造性KPI(調整後営業利益(付加価値)を人財投資(労務費、教育訓練費、福利厚生費の和)で割ったもの)でグローバルの推移を把握しながら、地域別・国別の課題に取り組んでおります。 人的創造性KPI 個人の成長を通じて会社が成長していくこと、会社の成長を通じて個人が成長していくこと、従業員一人ひとりが豊かで充実した人生を送ることなくして会社の持続的な成長はない、を基本的な考え方として、多様な人財が“輝く”、多様な挑戦の場や学びの機会を一人ひとりが最大限活用し、成果創出や価値創造に取り組むことを重視しております。それらを支えるべく、経営・業務品質向上の追求、人財一人ひとりの生産性・創造性向上を図り、事業戦略と連動した人財戦略を推進してまいります。 ブリヂストンらしい人事・組織変革(B-HRX) a.経営・業務品質向上の追求当社グループは、価値創造の基盤として、「良いビジネス体質を創る」ことを、中期事業計画(2024-2026)の最優先課題としております。1960年代に卓越した総合的品質管理を実施している企業に与えられるデミング賞実施賞の受賞に向けて策定した、ブリヂストン独自のデミング・プランに沿って、イノベーションと継続的改善に取り組み、グローバルで経営・業務品質の向上を追求しております。このデミング・プランは、当社DNAを反映しているものであります。当社グループは、この経営・業務品質の向上を図るため、当社DNAへの共感を育み、行動変革を促進するデミング・プラン再浸透施策(経営・業務品質向上)、創業の地研修、当社DNAを次世代に繋ぐ上で重要な次世代グローバル経営リーダー育成「Bridgestone NEXT100」プログラムを通じた経営人財の重点育成に取り組んでおります。 グローバルの取り組みデミング・プラン再浸透施策(経営・業務品質向上)デミング・プラン再浸透施策(経営・業務品質向上):「ブリヂストン独自のデミング・プラン」をグローバルで再確認・再浸透する活動について、中期事業計画(2024-2026)2年目活動として以下を実施- 「ブリヂストン独自のデミング・プラン」研修体系の構築- 各機能部門による業務実例PDCA・なぜなぜ分析を持ち寄ったワークショップ- グローバルアセスメントによるデミング・プランの浸透と活動の有効性のモニタリング創業の地研修当社創業の地である久留米(久留米工場、石橋文化センター等)を訪問し、創業者の想いや受け継いできたDNA、企業理念を体感し、より一層理解を深めることで、当社グループで働く誇りを醸成し、業務へのマインドセットにつなげる機会を整備。日本で開催するGlobal EXCOやリーダー育成研修の機会を活用し、海外SBU人財も多数、当プログラムに参加Bridgestone NEXT100各地域・国別リーダー開発と共に、グローバルで毎年約100人(規模:日本30名、米州30名、欧州20名、アジア20名)を選抜し、3階層(Next/Advancing/Developing Executive)に分け、各地域経営陣とのタウンホールミーティングや各経営報告会議体への参画等を通じた重点育成を推進。2026年1月に就任した森田代表執行役Global CEOはNext Executive経験を有するほか、これまで常務役員以上へ4名を選任 b.人財一人ひとりの生産性・創造性向上(人財の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針)当社グループは、激動の経営環境に対応するため、収益性や生産性の向上などを図ると共に、持続的な価値創造に取り組んでまいります。これらの実現には、人財一人ひとりの生産性・創造性(人的創造性)の向上が必要であり、当社DNA強化を進めていくと共に、会社の成長と従業員一人ひとりの成長の実現が両輪をなすものであるよう、ブリヂストンらしい人財育成と職場環境整備に取り組んでおります。具体的には、多様な人財が自身のキャリアを自覚的に捉え、ブリヂストンの幅広い業務領域で現物現場を大切に、価値創造に主体的に挑戦する人財づくり(挑戦・成長支援)、働きがいと働きやすさを両立した職場環境づくり(多様な人財が輝く場づくり)を重視し、様々な取り組みを加速させております。また、当社グループは、断トツ商品を創って売るタイヤ事業を中核とし、お客様が使う段階で価値を更に増幅させるソリューション事業を成長事業として価値創造を拡大してまいります。そのためには、当社の断トツ商品や現場力などの強いリアルにデジタルを組み合わせ、社会やお客様の困りごとに寄り添い、解決することが重要であると捉えております。そうした「リアル×デジタル」を加速させるブリヂストンらしいデジタル人財やソリューションエンジニア人財の育成に取り組み、新たな価値創造を支えてまいります。これらの取り組みが、質を伴った成長への基盤となると考えております。当社グループの企業経営の基盤は、「安全宣言」に掲げております「安全はすべてに優先する」であります。お客様をはじめとするステークホルダーの皆様からも期待されており、高い安全基準の適用により当社グループの従業員や協力会社の労働安全・衛生を確保する上で、一層重要となっている、この安全宣言に基づき、従業員一人ひとりが安全な職場で安心して働くための環境整備にも取り組んでおります。 ・多様な人財の挑戦・成長支援グローバルの取り組み自律的キャリア開発支援すべての事業所で従業員にキャリア計画や能力開発計画の策定を推奨し、従業員が上司や経営陣の協力・支援を得て意義とやりがいのある業務を完遂し、自律的なキャリア開発に取り組むことを支援- 適切且つオープンなフィードバック文化の推進- 定期的なキャリア開発面談や360度評価等の多面評価の導入幅広い層に対する学びの機会提供当社グループで長期的に活躍してもらうべく、従業員の継続的な学習と成長文化の促進、学習する組織づくりを目指し、地域別・国別の状況を踏まえながら、グループ全体で人財育成投資の継続的強化に取り組み。従業員の自発的な学びを促進するラーニングアクティビティも地域別に開催自ら挑戦・成長する意欲のある人財への重点機会支援自ら手を挙げて在籍国の内外の現場において、自分で立てた課題・仮説の現場での検証、改善、解決に取り組む「現場100日チャレンジプログラム」を通じた挑戦を後押しし、挑戦風土を醸成- 2023年に日本からスタート、2024年にBSAPIC(アジア・大洋州・インド・中国)へ拡大、今後も更なるグローバル展開を推進 日本の取り組み若手従業員への早期マネジメント機会支援マネジメントへのチャレンジ意欲のある若手従業員が、マネジメント補佐として早期にマネジメント経験に挑戦する「マネジメント・チャレンジ制度」を2023年より導入部下の挑戦・成長を後押しするマネジメントビヘイビア強化支援全ライン長(部課長)を対象に、自身のマネジメント行動におけるリーダーシップ促進或いは阻害要素についての気づきを得て改善につなげる「360度評価」や、1on1等のメンバーとの対話においてメンバーの主体的な行動や成長への挑戦を支援する上で必要なコーチングスキルと実践方法を習得する「コーチング研修」を実施 ・多様な人財が輝く場づくりグローバルの取り組み安全な職場で安心して働くための活動高齢化に伴う人間工学的リスクの増加、規制の変更、機械や設備の老朽化、新技術の現場への導入にも対応するように安全基準を継続的に更新すると共に、当社グループの新規事業においても安全に対する意識を真摯に醸成。安全な職場づくりに向け、安全成熟度評価により課題を顕在化し、継続的な改善を推進カルチャーチェンジ推進、その基盤となるエンゲージメント向上活動「Bridgestone E8 Commitment」と連動したグローバルカルチャーチェンジを推進するうえで、従業員エンゲージメントの向上を重要課題のひとつと位置付け、地域毎にパルスサーベイ等を行ないながらPDCAを回すと共に、2023年からグローバル統一のエンゲージメントサーベイも定期的に実施。各地域の文化、特性の違いを尊重しながらも、グローバル共通の強みや改善アイテムを確認し、各地域の事例を共有し合う等、取り組みを深化・進化- グローバル共通の強み:品質及び顧客志向/ビジョン・戦略の浸透- グローバル共通の改善アイテム:コラボレーション(サイロの打破)/迅速なオペレーションの実行/DE&I/人財開発グループグローバルでの女性リーダー育成多様な人財が相互に尊重し合う職場環境の実現を目指すと共に、組織としての意思決定の多様化を進める観点から、事業活動を行う地域別・国別の状況も踏まえながら、女性リーダー育成を推進 日本の取り組み生産現場でのモノづくり進化とカルチャーチェンジ推進を支える環境整備現場最前線の声を反映した即効性がある投資を実施し、福利厚生の充実化、職場環境改善、労働負荷軽減策を引き続き実施- 事業所・休憩所の環境整備などによる多様な人財がモノづくりに従事しやすいインフラ整備- 継続的な暑熱対策、重量物運搬対策に加え、デジタル技術、センシング技術、ロボット技術を活用したスキルレス化などによる、誰もが働きやすい作業環境整備多様な人財活躍基盤の整備、女性基幹職登用促進当社グループ海外拠点と比べ、ギャップのある日本では、多様な人財が活躍するための各種取り組みを推進- 全ライン長(部課長)を対象としたDE&Iマネジメントワークショップ- 女性特有の健康課題を、テクノロジーを活用し解決するフェムテックプログラムと、それを通じた従業員一人ひとりが輝ける職場づくりに向けた啓発活動- 当社役員や社外の専門家がメンターとなり女性基幹職や登用候補者のキャリア形成をサポートするメンター制度健康経営推進による人財のパフォーマンス最大化に向けた取り組み従業員が心身共にいきいきと働ける職場づくりと健康の維持・増進を目指し、生活習慣病、がん、喫煙、メンタルヘルスへの対応をはじめとした健康経営施策を推進。2026年に改定した新・健康経営方針の下、策定した健康経営戦略マップに基づく施策の実践を通じて心身の不調による業務パフォーマンス低下の低減や傷病による欠勤・休職の低減、仕事に対する働きがいの向上を目指すと共に、人財のパフォーマンス最大化に向けて取り組みを進化起業家精神を持った人財が挑戦する場づくり探索事業の一つとして、2023年に社内ベンチャー「ソフトロボティクス ベンチャーズ」を設立。新しい事業をゼロから創り出したいという起業家精神を持った人財が集結、「ゴムを極めたブリヂストンの新たな挑戦 -“いい感じ”にモノをつかむソフトロボティクス、ゴムの力で、すべての人の生活を支える-」の早期事業化に挑戦 ・強いリアル×デジタルを加速させる人財強化グローバルの取り組みデジタル人財の育成・獲得デジタルフリートソリューション事業を担うWebfleet、Azugaと当社グループ人財との融合を図りながら、社会価値・顧客価値の創造のために不可欠な、現物現場を重視するブリヂストンらしいデジタル人財の裾野を広げるべく、育成・獲得をグローバルで推進ソリューションエンジニア人財育成当社グループの戦略の根幹である断トツ商品をコアに、「創って売る」から「使う」段階で価値を増幅させていくために、当社グループの強みである、現場に密着してお客様の困りごとを深く理解する技術サービス活動を更にグローバルで強化。その実行を支える人財として、商品の価値とお客様のニーズ双方への深い理解を有するエンジニア育成に向けて、地域毎の市場特性やニーズに応じて必要なソリューションスキルの体系的習得を推進 日本の取り組み幅広いスキルレベルに対応したデジタルスキル強化への挑戦機会提供デジタルスキルの必要性や習得意欲のある従業員が、自分に合ったレベルを組み合わせることでデジタルスキル習得・強化に挑戦できる機会「デジタル100日研修」を2023年に導入。座学だけでなく、自分の担当業務に関わるデジタル技術の演習をベースにより深く学ぶ機会も提供。さらに、中級(ソリューションフィールドエンジニア)、上級(AI/アルゴリズムエキスパート)向けの習熟度別研修コースを整備 ② 指標及び目標 グローバル2026年目標グローバル2025年実績人的創造性KPI(注)2019年を100とした場合のindex推移130レベル107(前年比+5) 人的創造性重点活動指標グローバル2026年目標グローバル2025年実績経営業務品質向上生産性・創造性向上挑戦・成長支援働く環境整備リアル×デジタル人財強化ⅰ.経営・業務品質向上活動ブリヂストンらしい品質経営研修-2024年より当社幅広い層へ拡大、グローバル展開開始「ブリヂストン独自のデミング・プラン」冊子とともに、デミング・プラン再確認・再浸透活動をグローバルで展開。浸透度アセスメントも実施し、活動のPDCAを推進● ⅱ.デジタル人財数2,000人レベルへ拡充約2,200人(前年比 約450人増) ●ⅲ.現場100日チャレンジプログラム実行者数2024年よりグローバル展開開始2026年に45人レベル/年が取り組みへ拡充2024年よりBSAPIC(アジア・大洋州・インド・中国)へ拡大、日本・BSAPICで2023-25年延べ39人が取り組み ● ⅳ.労働災害発生状況①重篤災害0件1件(前年比±0) ● ②休業度数率(注1)2.502.49(前年比△0.15)ⅴ.女性リーダーの割合(注2)2023年対比+3%レベル17.1%(前年比+0.7%)(注3) ● (注1) 算出方法は、(死傷者数/延実労働時間数)×1,000,000としております。2025年実績は2026年3月18日時点の数値であり、労災判定により変動する可能性があります。(注2) 生産現場を始めとする現場のチームを管理・監督するリーダーを含めたマネジメントポジションを対象にしております。(注3) 当社グループのセグメント別の女性リーダーの割合は以下の通りとなっております。(2025年12月31日現在) カテゴリーセグメント女性リーダーの割合トップマネジメントマネジメントポジションジュニアマネジメントポジション合計日本2.0%8.4%5.8%6.6%アジア・大洋州・インド・中国10.1%20.5%17.7%17.9%米州33.3%25.3%21.8%22.4%欧州・中近東・アフリカ16.7%23.7%19.8%21.2%連結10.5%17.7%17.1%17.1%・就業人員に基づいた割合を示しております。・「日本」には「その他」「全社(共通)」セグメントも含んでおります。・各カテゴリーの当社及び連結子会社における定義は以下の通りであります。トップマネジメント:役員相当の者(Executives & VPs)マネジメントポジション:組織のマネジメントを担う立場にある者(ライン長)ジュニアマネジメントポジション:個人の知見や経験で組織に貢献する、あるいは組織の日々の管理目標を指導する立場にある者
主要な設備の状況 FY2025 / 約4,222字
2【主要な設備の状況】(1) 提出会社 (2025年12月31日現在) 事業所名所在地セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積千㎡)その他使用権資産(面積千㎡)合計久留米工場福岡県久留米市日本生産設備8,2604,7641,043(457)1,155136(11)15,358996東京ACタイヤ製造所東京都小平市日本生産設備2,5411,173-3184(0)4,036210横浜工場横浜市戸塚区日本生産設備9,7481,0712,841(227)5923,066(1)17,318276那須工場栃木県那須塩原市日本生産設備4,0375,4281,220(195)957373(40)12,016749彦根工場滋賀県彦根市日本生産設備10,59311,7481,162(654)2,923695(-)27,1211,410下関工場山口県下関市日本生産設備13,3864,2713,930(270)1,97751(-)23,615784鳥栖工場佐賀県鳥栖市日本生産設備2,7215,822948(182)2,1218(2)11,619775栃木工場栃木県那須塩原市日本生産設備4,9267,2991,372(151)1,6283,950(444)19,175868熊本工場熊本県玉名市日本生産設備2,4342,8851,653(141)572351(6)7,895592甘木工場福岡県朝倉市日本生産設備4,7436,1611,104(388)96610(1)12,984930防府工場山口県防府市日本生産設備6,6677,7931,515(482)1,8211,325(-)19,1221,011関工場岐阜県関市日本生産設備1,4531,0852,709(150)936(-)5,345224佐賀工場佐賀県三養基郡日本生産設備5,1173,7622,908(236)36114(-)12,161549北九州工場北九州市若松区日本生産設備11,8854,3644,703(374)1,30917(-)22,278573技術センター東京都小平市全社その他の設備34,76312,4372,010(3,008)9,9693,743(630)62,9222,642化工品技術センター横浜市戸塚区日本その他の設備2,585237-61-2,883431本社ほか東京都中央区ほか全社その他の設備9,91123723,048(238)8273,829(12)37,852914 (2) 国内子会社 (2025年12月31日現在) 会社名所在地セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積千㎡)その他使用権資産(面積千㎡)合計ブリヂストンスポーツ㈱東京都中央区ほか日本生産設備ほか4757261,839(57)208540(-)3,788327ブリヂストンサイクル㈱埼玉県上尾市ほか日本生産設備ほか-3597(122)1-601390 (3) 在外子会社(アジア・大洋州・インド・中国) (2025年12月31日現在) 会社名(事業所名)所在地セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積千㎡)その他使用権資産(面積千㎡)合計普利司通(天津)輪胎有限公司(天津工場)中国アジア・大洋州・インド・中国生産設備5,56014,844-2,249715(249)23,3681,092普利司通(無錫)輪胎有限公司(無錫工場)中国アジア・大洋州・インド・中国生産設備5,79616,893-2,985527(286)26,2001,343Bridgestone India Private Ltd.(Pune Plant)インドアジア・大洋州・インド・中国生産設備10,02111,822-2,2923,409(759)27,5441,603Thai Bridgestone Co., Ltd.(Nong Khae Plant)タイアジア・大洋州・インド・中国生産設備6,38710,5253,836(1,215)3,238-23,9862,441Bridgestone Tire Manufacturing (Thailand) Co., Ltd.(Chonburi Plant)タイアジア・大洋州・インド・中国生産設備8,0632,3284,184(611)5,160114(-)19,8501,966Bridgestone Specialty Tire Manufacturing (Thailand) Co., Ltd.タイ日本生産設備ほか12,4546,6205,612(822)2,30830(-)27,024748 (米州) (2025年12月31日現在) 会社名(事業所名)所在地セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積千㎡)その他使用権資産(面積千㎡)合計Bridgestone Americas Tire Operations, LLC(Wilson Plant)米国米州生産設備14,13333,95721(1,803)1,217206(-)49,5331,639Bridgestone Americas Tire Operations, LLC(Warren Plant)米国米州生産設備11,04312,667628(3,662)4451,506(-)26,2891,101Bridgestone Americas Tire Operations, LLC(Aiken Plant)米国米州生産設備20,59516,9211,193(2,353)636119(-)39,4641,642Bridgestone Americas Tire Operations, LLC(Aiken Off Road Plant)米国米州生産設備37,6506,5221,636(2,206)241100(-)46,149526Bridgestone Canada Inc.(Joliette Plant)カナダ米州生産設備19,98323,1768(552)1,97030(-)45,1681,512Bridgestone de Mexico, S.A. DE C.V.(Cuernavaca Plant)メキシコ米州生産設備10,44519,9504(368)1,26524(-)31,6871,609Bridgestone do Brasil Industria e Comercio LTDA.(Sao Paulo Plant)ブラジル米州生産設備5,94919,10093(291)1,847901(-)27,8902,070Bridgestone do Brasil Industria e Comercio LTDA.(Bahia Plant)ブラジル米州生産設備14,89818,85115(1,000)1,49962(-)35,3251,026Firestone Polymers, LLC(Lake Charles Plant)米国米州生産設備12,4238,5430(324)386-21,352303Bridgestone Americas Tire Operations, LLC(Technical Center)米国米州その他の設備12,2606,401265(25,145)35713(-)19,297440 (欧州・中近東・アフリカ) (2025年12月31日現在) 会社名(事業所名)所在地セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積千㎡)その他使用権資産(面積千㎡)合計Bridgestone Poznan Sp. z o.o.(Poznan Plant)ポーランド欧州・中近東・アフリカ生産設備27,25819,696256(35)3,5302,893(303)53,6331,738Bridgestone Stargard Sp. z o.o.(Stargard Plant)ポーランド欧州・中近東・アフリカ生産設備16,6091,019768(1,000)388434(-)19,2171,025Bridgestone Tatabanya Kft.(Tatabanya Plant)ハンガリー欧州・中近東・アフリカ生産設備13,4886,8041,585(659)3,257158(-)25,2911,130Bridgestone Hispania Manufacturing, S.L.U.(Bilbao Plant)スペイン欧州・中近東・アフリカ生産設備3,77156811(150)157610(-)5,117565Bridgestone Hispania Manufacturing, S.L.U.(Burgos Plant)スペイン欧州・中近東・アフリカ生産設備8,15325,668-(301)3,9831,934(-)39,7381,465Bridgestone Europe NV/SA(Technical Center)イタリア欧州・中近東・アフリカその他の設備11,33710,2501,393(1,749)491512(-)23,981600 (注)1 金額は、帳簿価額によっており、建設仮勘定は除いております。2 提出会社のうち東京ACタイヤ製造所の土地は区画を分離していないため、技術センターに含めております。3 提出会社のうち技術センターの土地は、所管するテストコース用地(北海道士別市及び栃木県那須塩原市所在)の土地2,497千㎡及び使用権資産土地630千㎡を含んでおります。4 提出会社のうち化工品技術センターの土地は区画を分離していないため、横浜工場に含めております。5 Bridgestone Americas Tire Operations, LLCのTechnical Centerの土地は、テストコース用地の土地24,281千㎡を含んでおります。6 現在休止中の主要な設備はありません。
コーポレート・ガバナンスの概要 FY2025 / 約10,052字
(1)【コーポレート・ガバナンスの概要】① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方及びその施策の実施状況a.コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方当社は、企業理念に掲げた使命である「最高の品質で社会に貢献」を具現化するため、コーポレート・ガバナンスの充実を経営の最重要課題の一つと認識し、経営の質の向上と意思決定の透明化を図ることは絶対的に不可欠であると考え、その強化に継続的に取り組んでおります。その考え方の下、「職務権限規程」によって定められた責任及び権限並びに「方針管理規程」に従って、公正且つ透明な意思決定及び経営方針の展開や伝達を行うことで、経営執行組織全体の行動を統治しております。 b.コーポレート・ガバナンス体制の概要当社は、2016年3月に指名委員会等設置会社へ移行し、その後も継続的にコーポレート・ガバナンス体制の強化を図ってきております。その一環として、当社は、2021年3月26日開催の株主総会において定款変更を行い、取締役会長の制度を廃止し、株主総会の議長及び取締役会の議長をそれぞれの役割に応じて選定する制度へ変更しております。この変更により、株主総会の議長については、株主に対して当社経営についての説明を引き続き充実させる観点より、代表執行役の中から取締役会において選定することとし、取締役会の議長については、執行監督機能をより高める観点より、社外取締役を含む取締役の中から取締役会において選定することとしております。また、株主総会及び取締役会を招集する者についても取締役会において選定することを定款に明記しております。2026年3月24日開催予定の株主総会においては、社外取締役8名(男性5名・女性3名)を含む取締役12名(男性9名・女性3名)の選任を予定しております。また、上記定款の定めに従い、取締役会の決議により、株主総会の議長及び取締役会の議長並びにそれぞれの会議体を招集する者を選定する予定であります。また、当社は、定款、取締役会規程及び職務権限規程において、取締役会として決議すべき経営の基本方針及び重要な業務執行等の決定に関する事項を定めており、これらについて、取締役会において慎重な審議の上、意思決定を行っております。そして、指名委員会、監査委員会、報酬委員会の適切且つ積極的な職務執行により、取締役会による執行役及び取締役の監督と合わせて、コーポレート・ガバナンスが機能する体制を整備・維持しております。本有価証券報告書提出日現在、指名委員会は、社外取締役4名を委員として構成し、公正且つ透明性のある取締役の選・解任の基準・方針を定め、適切な候補選定を行うと共に、代表執行役について、公正且つ透明性のある継承プランの下、適切な選・解任案を取締役会に付議します。また、監査委員会は、社外取締役4名及び社内非執行取締役2名の計6名を委員として構成し(社内非執行取締役2名はいずれも常勤監査委員)、執行役及び取締役の職務の執行に対する監査等を行っております。さらに、報酬委員会は、社外取締役4名を委員として構成し、取締役及び執行役の報酬等の内容について審議を行っております。さらに、当社は、企業統治の透明性をより高めるため、取締役会の諮問機関として、ガバナンス委員会及びコンプライアンス委員会を設置しております。これらの取締役会諮問委員会においては、ガバナンス体制及び関連事項並びにコンプライアンス活動全般を審議対象とし、取締役会に答申することとしております。本有価証券報告書提出日現在、これらの取締役会諮問委員会は、各々社外取締役8名全員を委員として構成し、オブザーバーとして社内非執行取締役の常勤監査委員2名が参加することとしております。 2026年3月18日(本有価証券報告書提出日)現在の取締役会・各委員会の構成は次のとおりであります。氏名役職名取締役会指名委員会報酬委員会監査委員会ガバナンス委員会コンプライアンス委員会石橋 秀一取締役(社内非執行)○-----坂野 真人取締役(社内執行)○-----デイヴィス・スコット(Scott Trevor Davis)社外取締役◎○○-◎○増田 健一社外取締役○◎○-○◎山本 謙三社外取締役○○◎-○○鈴木 洋子社外取締役○--○○○小林 柚香里社外取締役○--○○○中嶋 康博社外取締役○--◎○○森川 典子社外取締役○--○○○板垣 利明社外取締役○○○-○○松田 明取締役(社内非執行)○--○--吉見 剛志取締役(社内非執行)○--○--(注) ○は構成員、◎は機関の長(取締役会議長又は委員長)をそれぞれ示しております。なお、株主総会議長は代表執行役Global CEO 森田泰博を選定しております。 2026年3月24日開催予定の定時株主総会及びその後の取締役会終了後の取締役会・各委員会の構成は次のとおりであります。氏名役職名取締役会指名委員会報酬委員会監査委員会ガバナンス委員会コンプライアンス委員会森田 泰博取締役(社内執行)*○-----田村 亘之取締役(社内執行)○-----デイヴィス・スコット(Scott Trevor Davis)社外取締役◎○○-◎○増田 健一社外取締役○◎○-○◎鈴木 洋子社外取締役○--○○○小林 柚香里社外取締役○--○○○中嶋 康博社外取締役○--◎○○森川 典子社外取締役○--○○○板垣 利明社外取締役○○◎-○○森 重樹社外取締役○○○-○○松田 明取締役(社内非執行)○--○--吉見 剛志取締役(社内非執行)○--○--(注) ○は構成員、◎は機関の長(取締役会議長又は委員長)をそれぞれ示しております。*は株主総会議長を示しております。 2026年3月18日(本有価証券報告書提出日)現在の取締役の当事業年度(2025年1月1日~2025年12月31日)における取締役会及び法定委員会への出席状況は次のとおりであります。氏名取締役会指名委員会報酬委員会監査委員会石橋 秀一15/15回(100%)---デイヴィス・スコット(Scott Trevor Davis)15/15回(100%)12/13回(92%)11/12回(92%)-増田 健一15/15回(100%)13/13回(100%)12/12回(100%)-山本 謙三15/15回(100%)13/13回(100%)12/12回(100%)-鈴木 洋子15/15回(100%)--21/21回(100%)小林 柚香里15/15回(100%)--21/21回(100%)中嶋 康博15/15回(100%)--21/21回(100%)森川 典子11/11回(100%)--14/14回(100%)板垣 利明11/11回(100%)9/10回(90%)9/9回(100%)-松田 明15/15回(100%)--21/21回(100%)吉見 剛志15/15回(100%)--21/21回(100%)(注) 森川典子及び板垣利明は、2025年3月25日開催の第106回定時株主総会において新たに取締役に選任され、また同日それぞれ監査委員並びに指名委員及び報酬委員に就任したため、出席対象回数が他の社外役員と異なっております。 取締役会並びに法定委員会及び諮問委員会における検討内容は次のとおりであります。<取締役会> 当事業年度は、2020年4月の取締役会で決定した中長期事業戦略の実現に向けて、執行部門における最高位の会議体である「Global Executive Committee」(以下Global EXCO)での議論内容に関する代表執行役Global CEOからの報告を中心に、中期事業計画(2024-2026)の進捗状況の確認を行いました。併行して、取締役会においては、サステナビリティの実現に向けた取り組みの現状と優先課題、IR活動の状況、資本政策、並びに社外取締役からの要請に基づくテーマ(IT基盤・ソリューション概況、米国子会社に対するサイバーインシデントに関する概要)について、執行部門からの報告を受けつつ、重点的に議論いたしました。それらに加え、四半期決算や個別案件での審議等も通じて、執行の監督及び取締役会として必要な意思決定をしております。 <法定委員会>・指名委員会 Global CEOを含む国内外の執行役や各事業の責任者と経営戦略について意見交換を行いながら、取締役サクセッションプランニングや代表執行役の選任(Global CEOの交代を含む)に関する議案についても慎重に審議しました。そのうえで、新任取締役候補者の検討を含む取締役会のメンバー構成の議論を重ね、株主総会に上程する取締役選任議案について決定いたしました。 ・監査委員会 「4 (3) ① 監査委員会監査の状況」に記載のとおりであります。 ・報酬委員会 「4 (4) ①d.報酬委員会の活動状況」に記載のとおりであります。 <諮問委員会>・ガバナンス委員会 取締役会機能の実効性評価結果及び設定課題を審議し、取締役会に答申することで、継続的なコーポレート・ガバナンスの向上に繋げております。また、コーポレートガバナンス・コードの全ての原則についての当社の取り組みや考え方を説明した「コーポレートガバナンス・コードに関するレポート」の内容を審議し、取締役会へ答申することで、当社のガバナンス体制整備の取組みの評価及び実効性の向上に向けて議論・提案を行っております。 ・コンプライアンス委員会 当社グループでのコンプライアンス活動、グループ・グローバルでの行動規範「Bridgestone Code of Conduct」の浸透状況や内部通報制度「BridgeLine」の運用状況等について報告を受け議論することで、コンプライアンスに関する体制及び活動を監督しております。 <取締役会の実効性評価> 当社は、取締役会の実効性評価にあたり、取締役会のみならず、法定委員会及び諮問委員会も含めて機能していることがガバナンス強化の前提であるとの認識の下、取締役会・法定委員会・諮問委員会の全体を機能評価の対象として、取締役会・各委員会での審議実績や各取締役の自己評価も踏まえて実施しております。 評価にあたっては、前年度の評価に基づく当年度の課題設定・実行・当年度の評価・当年度の評価に基づく次年度の課題設定というPDCAプロセスを1年間のサイクルで回し、継続的な改善につなげております。 2024年度の実効性評価を踏まえて設定された2025年度の取り組み課題の一つ一つについて2025年度の実効性評価を行った結果、取締役会の継続的な取り組み課題である①「議長を社外取締役が務めることによる取締役会機能の活性化」、及び②「取締役会でのより充実した審議に向けての執行部門からのタイムリーな報告」が継続的に実施されていることを確認し、加えて特に③「重要テーマの適時適切な報告・情報共有」については、独立社外取締役から要請されて2025年に追加設定された特定のテーマ(IT基盤・ソリューション概況、米国子会社に対するサイバーインシデントに関する概要)についても執行部門からの報告内容に対して取締役会での審議がなされ、取締役会の実効性が確保されていることを確認しております。また、取り組み課題の一つである④「多様な経験とスキルを持つ取締役会の人財ポートフォリオの活性化を更に図るため、非執行取締役間での充実した情報共有・議論を図っていくこと」については、取締役の相互理解と連携強化を一層推進できるよう、取締役会・各委員会以外での取締役同士の意見交換の場を増やし、取締役会全体の機能向上に繋げております。 実効性評価プロセス <執行部門>執行部門については、2024年1月より、Global CEOの下、当社グループのビジネスを主に米欧を中心とするWEST、日本・アジアを中心とするEASTの2つのリージョンとして区分しております。2つのリージョンの下に、複数のSBUを設置し、より現場に密着し、課題に深く入り込めるよう、細かく事業エリアとしてブレークダウンしております。2026年1月にGlobal CEOが交代し、さらに、2026年3月以降の新体制では、急速に変化する事業環境下で、企業競争力を一層強化し、変化へのより俊敏な対応を実現するため、これまで重視してきた事業責任と横串・グローバル最適責任の明確化を引き続き維持いたします。そのうえで、ゴム・タイヤメーカーとして長年培ってきた技術基盤をさらに強固なものとするため、素材開発・製品開発・モノづくり(生産技術)の3軸からなるグローバル技術プラットフォームに執行役 Chief Innovation Officer、Chief Product Officer、Chief Manufacturing Officerを配置いたします。また、経営戦略・事業管理におけるグローバル総合力を強化するべく、グローバル経営プラットフォームの各機能に常務役員を配置し、全社最適の意思決定体制を一層明確にしてまいります。今後も、魅力的な商品・サービス開発とコスト競争力向上の両立を成長の中心に据え、世界各地に広がる事業のポートフォリオマネジメントを通じて、グローカル最適経営のさらなる強化に取り組んでまいります。そして、これらのメンバーを中心に構成する、当社グループにおける最上位の経営執行会議体であるGlobal EXCOにおいて、グローバルな視点から経営戦略やサステナビリティを含む経営課題について議論、審議することにより、当社グループとしてのチェック&バランス機能の強化、意思決定プロセスの透明性の向上を図ってまいります。(Global EXCOメンバーは下表のとおりであります。)また、執行部門の職務執行状況については、執行部門内における代表執行役への報告体制を整備すると共に、定期的に且つ遅滞なく取締役会へ報告しており、取締役会における審議の充実と、監督機能の実効性確保を図っております。 2026年3月18日(本有価証券報告書提出日)現在のG-EXCOメンバーは次のとおりであります。氏名役職名森田 泰博代表執行役Global CEO田村 亘之代表執行役 副社長BRIDGESTONE EAST CEOスコット・デイモン(Scott Damon)執行役 副社長BRIDGESTONE WEST CEO兼 Global CDXO兼 BSAM Group President坂野 真人執行役 副社長Global CTOエミリオ・ティベリオ(Emilio Tiberio)執行役 専務BRIDGESTONE WEST CTO草野 智弘執行役 専務Global CIOアグスティン・ペドローニ(Agustin Pedroni)常務役員President of Bridgestone Americas Tire Operations Latin America・Americas Tireメテ・エキン(Mete Ekin)常務役員BSEMEA Group President吉眞 弘常務役員BSAPIC Group Presidentクレイグ・シュナイダー(Craig Schneider)常務役員BRIDGESTONE WEST Retail Group President兼 BRIDGESTONE WEST CSO(注) 略称の意味は、次のとおりであります。CDXO:Chief Digital Transformation OfficerCTO:Chief Technology OfficerCIO:Chief Innovation OfficerCSO:Chief Strategy Officer 2026年3月24日開催予定の定時株主総会後の取締役会終了後のG-EXCOメンバーは次のとおりであります。氏名役職名森田 泰博代表執行役Global CEO田村 亘之代表執行役EAST CEOスコット・デイモン(Scott Damon)執行役WEST CEO兼 BSAM NA Group President草野 智弘執行役CIO今井 弘執行役CPO細 幸彦執行役CMOエミリオ・ティベリオ(Emilio Tiberio)執行役WEST CTOクレイグ・シュナイダー(Craig Schneider)常務役員Group President of WEST Services and Retail Operations兼 WEST CSOメテ・エキン(Mete Ekin)常務役員BSEMEA Group Presidentアグスティン・ペドローニ(Agustin Pedroni)常務役員BSAM LA Group President吉眞 弘常務役員BSAPIC Group President菱沼 直樹常務役員CFO井上 祥常務役員CQO(注) 略称の意味は、次のとおりであります。CIO:Chief Innovation OfficerCPO: Chief Product OfficerCMO: Chief Manufacturing OfficerCTO:Chief Technology OfficerCSO: Chief Strategy OfficerCFO: Chief Financial OfficerCQO: Chief Quality Officer c.現状のコーポレート・ガバナンス体制を採用する理由企業理念の下、「2050年 サステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社へ」をビジョンに掲げる当社グループにとって、最適なガバナンス体制の構築は最優先課題の一つであり、経営の質の向上と意思決定の透明化を継続的に図ることは絶対的に不可欠であると考えております。このガバナンス体制強化の一環として、内部統制のより一層の強化と、事業環境の変化に先駆けて対応できるサステナブルなソリューションカンパニーへの進化を共に実現していくため、現在の体制としております。 2026年3月24日開催予定の定時株主総会及びその後の取締役会終了後のコーポレート・ガバナンス体制の概要図は次のとおりであります。 d.内部統制システムの整備の状況当社取締役会は、会社法第416条第1項第1号ロ及びホの定めにより求められる内部統制システムの整備について、2021年12月20日開催の取締役会において、次の通りその方針を決議いたしました。(a)当社の内部統制システム整備に関する基本的な考え方 当社は、企業理念の「使命」として掲げる「最高の品質で社会に貢献」の下、2020年より「2050年 サステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社へ」をビジョンとして掲げ、その実現に向けて経営を進めている。 その一環として、監督と執行の分離、取締役会による執行の監督、及び執行による適切且つ効率的な業務執行の実現を基本的な考え方として維持し、今後更なる内部統制システムの整備を進めていく。 以上のような認識の下、当社取締役会は、本内部統制システム整備方針を定める。 当社取締役会は、本内部統制システム整備方針に基づき、内部統制のより一層の強化と、事業環境の変化に先駆けて対応できるサステナブルなソリューションカンパニーへの進化を共に実現し、経営と執行の効率と効果の両面で更なる最適化を進めるべく、本方針に従った内部統制システムを整備することを代表執行役に委任し、その遂行を監督する。(b)監査委員会の職務の執行のために必要な事項ア.監査委員会の職務を補助するために、監査担当の専任統括部門長を選任し、その指揮下に監査委員会の補助専任部署を設置する。監査担当の専任統括部門長の選任・交代について、監査委員会との事前協議及び同意を経た上で決定する。なお、監査委員会からの交代の要請があった場合も同様とする。監査担当の専任統括部門長の評価について、監査委員会による評価を踏まえて決定する。イ.監査委員会が定めた者に対し、監査委員会が定めた事項を、監査委員会へ定期的に又は遅滞なく報告させる。監査委員会に報告した当社の取締役、執行役、常務役員及び従業員並びに子会社の取締役、監査役、執行役員及び従業員に対して、当該報告を行ったことを理由として不利益な取り扱いが行われることを禁止する。ウ.監査委員会の職務の執行について生じる費用等を全額支弁する。エ.監査委員会の監査が実効的に行われることを確保するため、監査委員が当社の重要な意思決定の過程及び業務の執行状況を把握するための機会を確保する。 (c)執行役の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制その他当社の業務並びに当社及び子会社から成る企業集団の業務の適正を確保するために必要な事項ア.執行役の職務の執行に係る情報を遅滞なく文書化し、適正に保存管理すると共に、重要な職務執行に関する情報については取締役会に遅滞なく報告する。イ.損失の危険の管理のため、リスク管理体制を整備する。ウ.執行役の職務の執行が効率的に行われることを確保するため、取締役会から代表執行役への適切な権限委譲の下、方針の管理と執行内における適切な職務権限の再配分を行う。エ.執行役、常務役員及び従業員の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するため、コンプライアンス体制、報告体制、反社会的勢力排除に関する体制、及び金融商品取引法第24条の4の4「財務計算に関する書類その他の情報の適正性を確保するための体制の評価」(いわゆるJ-SOX法)に基づくJ-SOX体制を整備する。オ.子会社における業務の適正を確保するため、グローバルでの方針の共有と適切な職務権限の再配分、子会社における業務執行状況の当社への報告体制の整備、及びグローバルでの監査を実施する。子会社のリスク管理体制、コンプライアンス体制、反社会的勢力排除に関する体制、及びJ-SOX体制を整備する。 ② 責任限定契約の内容の概要 当社は、取締役(業務執行取締役等である者を除く。)との間で、会社法第427条第1項の規定に基づく当社定款第25条第2項の定めにより、会社法第423条第1項の損害賠償責任を限定する契約を締結しております。当該契約に基づく賠償責任限度額は、10百万円又は会社法第425条第1項に定める最低責任限度額のいずれか高い金額であります。 ③ 役員等を被保険者とする役員等賠償責任保険契約の内容の概要 当社は、取締役、執行役及び常務役員を被保険者とする、会社法第430条の3第1項に規定する役員等賠償責任保険契約を保険会社との間で締結しており、被保険者がその職務の執行に関し損害賠償請求がなされたことにより被る損害賠償金・争訟費用等が填補されることとなりますが、法令違反を認識しながら行った行為に起因して生じた損害は填補されないなど、一定の免責事由があります。なお、保険料は全額当社が負担しております。 ④ 取締役の定数 当社の取締役の定数は15名以内とする旨定款に定めております。 ⑤ 取締役の選任の要件 当社は、取締役の選任決議について、総株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の過半数によって決する旨定款に定めております。 ⑥ 株主総会決議事項を取締役会で決議することができる事項 当社は、以下について株主総会の決議によらず、取締役会で決議することができる旨定款に定めております。 ・自己株式を買い受けることができる旨 (機動的な対応を可能とするため)・取締役の責任を免除することができる旨 (職務の遂行にあたり期待される役割を十分に発揮できるようにするため)・執行役の責任を免除することができる旨 (職務の遂行にあたり期待される役割を十分に発揮できるようにするため)・中間配当をすることができる旨 (株主への安定的な利益還元を行うため)  なお、指名委員会等設置会社移行前に監査役であった者の責任を免除することができる旨を定款の附則で定めております。 ⑦ 株主総会の特別決議要件 当社は、株主総会の円滑な運営を行うことを目的として、会社法第309条第2項に定める株主総会の特別決議要件について、総株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上に当たる多数によって決する旨定款に定めております。
人的資本(人材育成・社内環境整備方針) FY2025 / 約5,759字
① 戦略当社グループでは、事業戦略と連動した付加価値創造により企業価値向上を図ると共に、個人の成功・自信の波及を通じて多様な人財が輝ける様になることを人財戦略の軸とし、事業戦略と連動した人財戦略の推進に取り組んでおります。持続的な成長に向けては、・企業理念体系とブリヂストンDNA(「品質へのこだわり」「現物現場」「お客様の困りごとに寄り添う」「挑戦」)に共感し、体現するブリヂストンらしい人財を基盤に、・困難な状況を克服するレジリエンスと強い現場マインド、事業戦略を構築し実行するビジネス感覚を持ち合わせたグローバル経営リーダー人財・当社グループがこれまで培ってきた現場力などの強いリアルに、デジタルを融合させ、価値創造を進化させるデジタル人財・社会/お客様の困りごとをより深い理解によって解決し、断トツ商品と組み合わせた新たな価値を提案するソリューションエンジニア人財など、多様な人財が必要であると考えております。中期事業計画(2024-2026)においては、グローバルで現物現場を大切に、価値創造に、よりフォーカスすることで変革を加速させていくため、経営・業務品質の向上を最優先に、変革の原動力である人財一人ひとりの生産性・創造性の向上に向けて様々な取り組みを進めております。これらの取り組みを表す指標として、人的創造性を2024年からグローバル経営指標として導入し、生産性・創造性の向上を基本として、人財投資を強化し付加価値を上げ、価値創造の好循環を生むことを目指しております。グローバル共通の一本の軸として、人的創造性KPI(調整後営業利益(付加価値)を人財投資(労務費、教育訓練費、福利厚生費の和)で割ったもの)でグローバルの推移を把握しながら、地域別・国別の課題に取り組んでおります。 人的創造性KPI 個人の成長を通じて会社が成長していくこと、会社の成長を通じて個人が成長していくこと、従業員一人ひとりが豊かで充実した人生を送ることなくして会社の持続的な成長はない、を基本的な考え方として、多様な人財が“輝く”、多様な挑戦の場や学びの機会を一人ひとりが最大限活用し、成果創出や価値創造に取り組むことを重視しております。それらを支えるべく、経営・業務品質向上の追求、人財一人ひとりの生産性・創造性向上を図り、事業戦略と連動した人財戦略を推進してまいります。 ブリヂストンらしい人事・組織変革(B-HRX) a.経営・業務品質向上の追求当社グループは、価値創造の基盤として、「良いビジネス体質を創る」ことを、中期事業計画(2024-2026)の最優先課題としております。1960年代に卓越した総合的品質管理を実施している企業に与えられるデミング賞実施賞の受賞に向けて策定した、ブリヂストン独自のデミング・プランに沿って、イノベーションと継続的改善に取り組み、グローバルで経営・業務品質の向上を追求しております。このデミング・プランは、当社DNAを反映しているものであります。当社グループは、この経営・業務品質の向上を図るため、当社DNAへの共感を育み、行動変革を促進するデミング・プラン再浸透施策(経営・業務品質向上)、創業の地研修、当社DNAを次世代に繋ぐ上で重要な次世代グローバル経営リーダー育成「Bridgestone NEXT100」プログラムを通じた経営人財の重点育成に取り組んでおります。 グローバルの取り組みデミング・プラン再浸透施策(経営・業務品質向上)デミング・プラン再浸透施策(経営・業務品質向上):「ブリヂストン独自のデミング・プラン」をグローバルで再確認・再浸透する活動について、中期事業計画(2024-2026)2年目活動として以下を実施- 「ブリヂストン独自のデミング・プラン」研修体系の構築- 各機能部門による業務実例PDCA・なぜなぜ分析を持ち寄ったワークショップ- グローバルアセスメントによるデミング・プランの浸透と活動の有効性のモニタリング創業の地研修当社創業の地である久留米(久留米工場、石橋文化センター等)を訪問し、創業者の想いや受け継いできたDNA、企業理念を体感し、より一層理解を深めることで、当社グループで働く誇りを醸成し、業務へのマインドセットにつなげる機会を整備。日本で開催するGlobal EXCOやリーダー育成研修の機会を活用し、海外SBU人財も多数、当プログラムに参加Bridgestone NEXT100各地域・国別リーダー開発と共に、グローバルで毎年約100人(規模:日本30名、米州30名、欧州20名、アジア20名)を選抜し、3階層(Next/Advancing/Developing Executive)に分け、各地域経営陣とのタウンホールミーティングや各経営報告会議体への参画等を通じた重点育成を推進。2026年1月に就任した森田代表執行役Global CEOはNext Executive経験を有するほか、これまで常務役員以上へ4名を選任 b.人財一人ひとりの生産性・創造性向上(人財の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針)当社グループは、激動の経営環境に対応するため、収益性や生産性の向上などを図ると共に、持続的な価値創造に取り組んでまいります。これらの実現には、人財一人ひとりの生産性・創造性(人的創造性)の向上が必要であり、当社DNA強化を進めていくと共に、会社の成長と従業員一人ひとりの成長の実現が両輪をなすものであるよう、ブリヂストンらしい人財育成と職場環境整備に取り組んでおります。具体的には、多様な人財が自身のキャリアを自覚的に捉え、ブリヂストンの幅広い業務領域で現物現場を大切に、価値創造に主体的に挑戦する人財づくり(挑戦・成長支援)、働きがいと働きやすさを両立した職場環境づくり(多様な人財が輝く場づくり)を重視し、様々な取り組みを加速させております。また、当社グループは、断トツ商品を創って売るタイヤ事業を中核とし、お客様が使う段階で価値を更に増幅させるソリューション事業を成長事業として価値創造を拡大してまいります。そのためには、当社の断トツ商品や現場力などの強いリアルにデジタルを組み合わせ、社会やお客様の困りごとに寄り添い、解決することが重要であると捉えております。そうした「リアル×デジタル」を加速させるブリヂストンらしいデジタル人財やソリューションエンジニア人財の育成に取り組み、新たな価値創造を支えてまいります。これらの取り組みが、質を伴った成長への基盤となると考えております。当社グループの企業経営の基盤は、「安全宣言」に掲げております「安全はすべてに優先する」であります。お客様をはじめとするステークホルダーの皆様からも期待されており、高い安全基準の適用により当社グループの従業員や協力会社の労働安全・衛生を確保する上で、一層重要となっている、この安全宣言に基づき、従業員一人ひとりが安全な職場で安心して働くための環境整備にも取り組んでおります。 ・多様な人財の挑戦・成長支援グローバルの取り組み自律的キャリア開発支援すべての事業所で従業員にキャリア計画や能力開発計画の策定を推奨し、従業員が上司や経営陣の協力・支援を得て意義とやりがいのある業務を完遂し、自律的なキャリア開発に取り組むことを支援- 適切且つオープンなフィードバック文化の推進- 定期的なキャリア開発面談や360度評価等の多面評価の導入幅広い層に対する学びの機会提供当社グループで長期的に活躍してもらうべく、従業員の継続的な学習と成長文化の促進、学習する組織づくりを目指し、地域別・国別の状況を踏まえながら、グループ全体で人財育成投資の継続的強化に取り組み。従業員の自発的な学びを促進するラーニングアクティビティも地域別に開催自ら挑戦・成長する意欲のある人財への重点機会支援自ら手を挙げて在籍国の内外の現場において、自分で立てた課題・仮説の現場での検証、改善、解決に取り組む「現場100日チャレンジプログラム」を通じた挑戦を後押しし、挑戦風土を醸成- 2023年に日本からスタート、2024年にBSAPIC(アジア・大洋州・インド・中国)へ拡大、今後も更なるグローバル展開を推進 日本の取り組み若手従業員への早期マネジメント機会支援マネジメントへのチャレンジ意欲のある若手従業員が、マネジメント補佐として早期にマネジメント経験に挑戦する「マネジメント・チャレンジ制度」を2023年より導入部下の挑戦・成長を後押しするマネジメントビヘイビア強化支援全ライン長(部課長)を対象に、自身のマネジメント行動におけるリーダーシップ促進或いは阻害要素についての気づきを得て改善につなげる「360度評価」や、1on1等のメンバーとの対話においてメンバーの主体的な行動や成長への挑戦を支援する上で必要なコーチングスキルと実践方法を習得する「コーチング研修」を実施 ・多様な人財が輝く場づくりグローバルの取り組み安全な職場で安心して働くための活動高齢化に伴う人間工学的リスクの増加、規制の変更、機械や設備の老朽化、新技術の現場への導入にも対応するように安全基準を継続的に更新すると共に、当社グループの新規事業においても安全に対する意識を真摯に醸成。安全な職場づくりに向け、安全成熟度評価により課題を顕在化し、継続的な改善を推進カルチャーチェンジ推進、その基盤となるエンゲージメント向上活動「Bridgestone E8 Commitment」と連動したグローバルカルチャーチェンジを推進するうえで、従業員エンゲージメントの向上を重要課題のひとつと位置付け、地域毎にパルスサーベイ等を行ないながらPDCAを回すと共に、2023年からグローバル統一のエンゲージメントサーベイも定期的に実施。各地域の文化、特性の違いを尊重しながらも、グローバル共通の強みや改善アイテムを確認し、各地域の事例を共有し合う等、取り組みを深化・進化- グローバル共通の強み:品質及び顧客志向/ビジョン・戦略の浸透- グローバル共通の改善アイテム:コラボレーション(サイロの打破)/迅速なオペレーションの実行/DE&I/人財開発グループグローバルでの女性リーダー育成多様な人財が相互に尊重し合う職場環境の実現を目指すと共に、組織としての意思決定の多様化を進める観点から、事業活動を行う地域別・国別の状況も踏まえながら、女性リーダー育成を推進 日本の取り組み生産現場でのモノづくり進化とカルチャーチェンジ推進を支える環境整備現場最前線の声を反映した即効性がある投資を実施し、福利厚生の充実化、職場環境改善、労働負荷軽減策を引き続き実施- 事業所・休憩所の環境整備などによる多様な人財がモノづくりに従事しやすいインフラ整備- 継続的な暑熱対策、重量物運搬対策に加え、デジタル技術、センシング技術、ロボット技術を活用したスキルレス化などによる、誰もが働きやすい作業環境整備多様な人財活躍基盤の整備、女性基幹職登用促進当社グループ海外拠点と比べ、ギャップのある日本では、多様な人財が活躍するための各種取り組みを推進- 全ライン長(部課長)を対象としたDE&Iマネジメントワークショップ- 女性特有の健康課題を、テクノロジーを活用し解決するフェムテックプログラムと、それを通じた従業員一人ひとりが輝ける職場づくりに向けた啓発活動- 当社役員や社外の専門家がメンターとなり女性基幹職や登用候補者のキャリア形成をサポートするメンター制度健康経営推進による人財のパフォーマンス最大化に向けた取り組み従業員が心身共にいきいきと働ける職場づくりと健康の維持・増進を目指し、生活習慣病、がん、喫煙、メンタルヘルスへの対応をはじめとした健康経営施策を推進。2026年に改定した新・健康経営方針の下、策定した健康経営戦略マップに基づく施策の実践を通じて心身の不調による業務パフォーマンス低下の低減や傷病による欠勤・休職の低減、仕事に対する働きがいの向上を目指すと共に、人財のパフォーマンス最大化に向けて取り組みを進化起業家精神を持った人財が挑戦する場づくり探索事業の一つとして、2023年に社内ベンチャー「ソフトロボティクス ベンチャーズ」を設立。新しい事業をゼロから創り出したいという起業家精神を持った人財が集結、「ゴムを極めたブリヂストンの新たな挑戦 -“いい感じ”にモノをつかむソフトロボティクス、ゴムの力で、すべての人の生活を支える-」の早期事業化に挑戦 ・強いリアル×デジタルを加速させる人財強化グローバルの取り組みデジタル人財の育成・獲得デジタルフリートソリューション事業を担うWebfleet、Azugaと当社グループ人財との融合を図りながら、社会価値・顧客価値の創造のために不可欠な、現物現場を重視するブリヂストンらしいデジタル人財の裾野を広げるべく、育成・獲得をグローバルで推進ソリューションエンジニア人財育成当社グループの戦略の根幹である断トツ商品をコアに、「創って売る」から「使う」段階で価値を増幅させていくために、当社グループの強みである、現場に密着してお客様の困りごとを深く理解する技術サービス活動を更にグローバルで強化。その実行を支える人財として、商品の価値とお客様のニーズ双方への深い理解を有するエンジニア育成に向けて、地域毎の市場特性やニーズに応じて必要なソリューションスキルの体系的習得を推進 日本の取り組み幅広いスキルレベルに対応したデジタルスキル強化への挑戦機会提供デジタルスキルの必要性や習得意欲のある従業員が、自分に合ったレベルを組み合わせることでデジタルスキル習得・強化に挑戦できる機会「デジタル100日研修」を2023年に導入。座学だけでなく、自分の担当業務に関わるデジタル技術の演習をベースにより深く学ぶ機会も提供。さらに、中級(ソリューションフィールドエンジニア)、上級(AI/アルゴリズムエキスパート)向けの習熟度別研修コースを整備
事業の内容 FY2025 / 約1,570字
3【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社222社(うち連結子会社222社)、及び関連会社等122社(うち持分法適用会社122社)により構成されており、「日本」「アジア・大洋州・インド・中国」「米州」「欧州・中近東・アフリカ」の報告セグメント及びその他のセグメント区分で以下の事業を行っております。 セグメントの名称主要な事業主要会社日本タイヤ事業ソリューション事業化工品・多角化事業[スポーツ、サイクル][統括・製造・販売]当社[タイヤ販売統括]ブリヂストンタイヤソリューションジャパン㈱[タイヤ製造・販売]Bridgestone Specialty Tire Manufacturing (Thailand) Co., Ltd.[タイヤ販売]Bridgestone Mining Solutions Australia Pty. Ltd.[化工品販売]ブリヂストン化工品ジャパン㈱[ゴルフ用品製造・販売]ブリヂストンスポーツ㈱[自転車等製造・販売]ブリヂストンサイクル㈱アジア・大洋州・インド・中国タイヤ事業ソリューション事業[統括・販売]Bridgestone Asia Pacific Pte. Ltd. 普利司通(中国)投資有限公司[タイヤ製造・販売]普利司通(天津)輪胎有限公司 普利司通(無錫)輪胎有限公司 Bridgestone India Private Ltd. Thai Bridgestone Co., Ltd. Bridgestone Tire Manufacturing (Thailand) Co., Ltd. PT Bridgestone Tire Indonesia米州タイヤ事業ソリューション事業多角化事業[空気バネ][統括]Bridgestone Americas, Inc.[タイヤ製造・販売]Bridgestone Americas Tire Operations, LLC Bridgestone Canada Inc. Bridgestone de Mexico, S.A. DE C.V. Bridgestone do Brasil Industria e Comercio LTDA.[タイヤ販売]Bridgestone Retail Operations, LLC[タイヤ原材料製造・販売]Firestone Polymers, LLC[空気バネ製造・販売]Firestone Industrial Products Company, LLC欧州・中近東・アフリカタイヤ事業ソリューション事業[統括・販売]Bridgestone Europe NV/SA[タイヤ製造・販売]Bridgestone Poznan Sp. z o.o. Bridgestone Stargard Sp. z o.o. Bridgestone Tatabanya Kft. Bridgestone Hispania Manufacturing, S.L.U.[タイヤ販売]Bridgestone Middle East & Africa FZEその他その他の事業[その他]Bridgestone Singapore Pte. Ltd. Bridgestone Treasury Singapore Pte. Ltd.(注)1 タイヤ事業は主に乗用車用タイヤ、トラック・バス用タイヤ、スペシャリティ系タイヤ(鉱山・建設車両用、農業車両用、モーターサイクル用)事業を行っております。2 ソリューション事業は生産財系BtoBソリューション(鉱山、航空、トラック・バス系)事業、小売サービス事業を行っております。3 化工品事業は主に油圧・高機能ホース、ゴムクローラ、樹脂配管、免震ゴム事業を行っております。
事業等のリスク FY2025 / 約5,828字
3【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のあるリスクには以下のようなものがあります。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、当該リスク発生の回避、及び発生した場合の対応に努めております。ただし、記載された事項以外にも予見することが困難なリスクが存在し、当社グループの事業、業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。なお、文中に含まれる将来に関する記載は、有価証券報告書提出日(2026年3月18日)現在で判断したものであります。 (リスクの管理・評価プロセス)当社グループでは、毎年各地域及びグループ全体で直面する可能性のあるリスクを影響度と発生可能性の観点から評価及び特定し、そのリスクに対してグループ全体だけではなく、事業・SBU・部門単位での責任者を明確にし、自律的且つ継続的にリスク管理を行うと共に、経営上重大なリスクに関しては、Global CEOの直接の指揮の下で対応する体制をとっております。 (1) 事業を取り巻く経済環境、及び需要動向に関するリスク当社グループは、開発・調達・生産・流通・販売などの事業活動をグローバルに展開しており、当社グループの業績及び財政状態は、事業活動を行っているそれぞれの国や地域における金利、為替、株式相場の変動などの経済環境や需要動向の変化により、さまざまな形で影響を受けております。当連結会計年度の当社グループの地域ごとの売上収益比率は、米州が51%、欧州・中近東・アフリカが20%、アジア・大洋州・インド・中国が15%、日本が14%の構成となっており、これらの地域の経済環境が悪化した場合には、当社グループの業績及び財政状態に特に大きな悪影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループのビジネスは自動車産業と密接に関連していることから、当社グループの業績及び財政状態は、グローバルな自動車産業の景況による影響を受けております。自動車産業の動向以外にも、タイヤ市販用市場では各国の消費動向や自動車燃料価格の変動などによる影響を受けております。また、タイヤやタイヤ原材料を対象とした関税などによる影響を受ける可能性があります。これらの要因によりタイヤ需要が減少する、あるいは予想している需要増加が減速する場合には、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループの鉱山・建設車両用大型・超大型ラジアルタイヤや油圧ホース等一部の商品につきましては、資源産業及び土木・建築産業の景況による影響を受けており、これらの要因により需要が減少する、あるいは予想している需要増加が減速する場合には、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。さらに、当社グループは、日本、欧州、北米などさまざまな地域で冬用タイヤを販売しておりますが、これらの地域における降雪が少なく需要が減少する場合には、当社グループの業績が悪影響を受ける可能性があります。 (2) 法律・規制・訴訟に関するリスク当社グループは、事業活動を行っている各国において、投資、貿易、為替管理、移転価格を含む税制、独占禁止、環境保護、個人情報保護など、関連する法律や規制の適用を受けております。当社グループの事業活動に影響を及ぼすものとして、例えば、国内外においてタイヤ性能に関する表示制度・規制や化学物質規制などが制定・導入されております。したがって、将来においても、新たな法律や規制により、事業活動の制約やコストの上昇など当社グループの業績及び財政状態が悪影響を受ける可能性があります。これらの他、当社グループは、国内外の事業活動に関連して、訴訟や各国当局による捜査・調査の対象となる可能性があります。重要な訴訟が提起された場合や、各国当局による捜査・調査が開始された場合には、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (3) 事業活動中断のリスク・災害、戦争・テロ・暴動、社会的・政治的混乱など当社グループは、開発・調達・生産・流通・販売などの事業活動をグローバルに展開しており、さまざまな国や地域における大規模な地震や風水害などの自然災害や、戦争・テロ・暴動、ボイコット、感染症、エネルギー供給障害、交通機能障害を含む社会的・政治的混乱などのリスクにさらされております。さらに、国内外における政治的・経済的条件の急激且つ大幅な変動などの要因により、当社グループの事業活動の継続に支障をきたす可能性があり、その結果、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。当社グループの事業活動の中核として重要な拠点が多数所在している日本における地震災害リスクに対しては、当社グループは耐震診断の結果に基づき優先順位をつけて耐震補強工事を計画的に進めております。さらに、地震災害が発生した場合の迅速な初期対応の推進及び業務を早期に復旧継続させることを目的としたBCPを策定し、その運用を振り返ることで内容を継続的に改善しております。また、新型インフルエンザや新型コロナウイルスなどの未知なる病原体が引き起こす感染症の拡大に対しても、従業員・家族・関係者の生命と安全の確保を最優先しながら事業損失の最小化を図るためのBCPを策定し、その運用を通じて内容を拡充しております。しかしながら、実際に発生した場合には、操業の中断・縮小、施設等の損害、多額の復旧費用などにより、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループの特定商品や特定原材料を集中的に生産している拠点で事業活動の継続に支障をきたすような事態が生じた場合は、供給義務を果たせないことによる顧客からの信頼の喪失や賠償責任の追及につながる可能性もあり、その場合には、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ・情報システム障害当社グループの事業活動における情報システムの重要性は非常に高まっており、セキュリティの高度化などシステムやデータの保護に努めております。それにもかかわらず、災害やサイバー攻撃など外的要因や人為的要因などにより情報システムに障害が生じた場合、重要な業務やサービスの停止、機密情報・データや個人情報の盗取や漏洩などのインシデントを引き起こし、事業活動の継続に支障をきたす可能性があります。その結果、当社グループのブランドイメージや社会的信用の低下、業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ・ストライキ当社グループは、円滑な労使関係の構築に努めておりますが、労使間の交渉が不調に終わり、長期間に及ぶストライキなどが発生した場合、事業活動の継続に支障をきたす可能性があり、その結果、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (4) 気候変動及び自然資本損失に関するリスク当社グループは気候変動及び自然資本損失によるリスクと機会を統合的に認識し、事業戦略への反映を進めております。主なリスクとしては、脱炭素社会や自然と共生する社会への転換に伴う「移行リスク」並びに気候変動及び自然資本損失による「物理的リスク」を認識しております。反面、これらの社会や顧客のニーズ変化を新たな成長機会とも捉えております。リスクとその対応の詳細については、「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (2) 気候変動及び自然資本損失に関する取組」に記載しております。 (5) 企業イメージに関するリスク当社グループは、事業活動を通じて企業イメージ・ブランドイメージの維持向上に努める一方、法令遵守や企業倫理に基づく事業活動、及び火災や労働災害などの企業災害の防止・対策活動に努めております。加えて、当社グループを取り巻く社会からの信頼をさらに高めていくことの重要性が高まっているとの認識の下、ステークホルダーの皆様への迅速且つ適切な情報発信の強化にも努めております。それにもかかわらず、社会的な信用を失墜させるような企業不祥事や企業災害が発生した場合、さらにはそれらの事象に対する迅速で適切な情報発信などの対応が実施できなかった場合には、顧客からの信頼喪失や株価の下落を招き、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (6) 為替変動に関するリスク当社グループは、開発・調達・生産・流通・販売などの事業活動をグローバルに展開しており、原材料の調達や販売活動などにおいて、多種の通貨による取引を行っております。外貨建営業債権債務に対しては為替予約取引など、また、外貨建貸付金及び借入金に対しては通貨スワップ取引などを行うことにより、短期的な為替相場の変動影響を最小限にする努力をしておりますが、世界各地で国際間取引を行っていることから、為替相場の変動は、当社グループの業績に影響を及ぼすことになります。また、海外での売上収益、費用、資産・負債等は、連結財務諸表作成のために円換算されることから、為替相場の変動による影響を受けることになります。一般に、他国通貨に対する円高は当社グループの業績に悪影響を及ぼし、円安は当社グループの業績に好影響をもたらします。 (7) 競争激化に関するリスク当社グループは、それぞれの市場で多数の企業と競合しており、販売価格競争を含む厳しい競争環境の中で事業を推進しております。また、原材料価格・エネルギー費・労務費の上昇等によって原価・経費面でマイナス影響を受けることがあります。このような事業環境に対し、当社グループは、顧客や市場への新しい商品価値の提案・提供などにより競争力を高める努力と共に、生産性の向上や経費マネジメントの強化などによる内部努力を継続しておりますが、それらの努力で利益低下を吸収できない場合には、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループは、製造業者として従来から培ってきた製品開発力やモノづくり力に加え、技術イノベーションを核とした戦略を重視しており、新技術を搭載した製品の市場投入を積極的に進めております。これらの技術開発のための投資や費用は、最終的に高い商品価値を顧客や社会に認めていただくために投入しているものですが、競合他社との激しい競争において、事業として十分な成果に結びつけることができない場合は、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (8) 製品の欠陥に関するリスク当社グループは、製造業者として販売する製品の品質に万全を期すことに努めております。特に、タイヤなど人命にかかわる商品を主に扱っているという認識に立ち、製品品質の確保、市場情報の収集や品質に関する早期警報システムの構築など、品質保証体制の充実に努めておりますが、予測できない原因により製品に欠陥が生じた場合や、顧客の安全・安心を最優先に確保するという観点から大規模なリコールなどを実施する可能性は皆無ではありません。そのような事態が発生した場合には、回収費用、社会的な信用の毀損、顧客への補償や訴訟費用・賠償費用などにより、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。特に米国の製造物責任訴訟や集団訴訟は、より重大な悪影響を及ぼす可能性があります。 (9) 原材料調達に関するリスク当社グループは、タイヤなどゴム製品の原材料として天然ゴムを使用しておりますが、天然ゴムの主要生産地である東南アジア諸国における災害、戦争・テロ・暴動、社会的・政治的混乱、ストライキ、あるいは収穫不良などにより、天然ゴムの安定供給に支障が生じた場合、当社グループの生産に必要な量を確保することが困難になり、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。また、天然ゴム以外の主要原材料調達においても、原料需給の逼迫や供給能力の制約により、当社グループの生産に必要な量を確保することが困難になる場合、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。さらに、当社グループは、いくつかの主要原材料の調達について、グループ内の原材料生産拠点、又は一部のグループ外供給元に依存しております。このため、特定の原材料供給元の操業が停止するなどにより、必要な原材料の調達ができない状況が発生した場合は、当該原材料に依存している当社又はグループ会社の生産に著しい悪影響を及ぼし、その結果、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。加えて、需給の逼迫や投機目的の売買などにより、当社グループが調達している原材料の価格が高騰し、生産性向上などの内部努力や価格への転嫁などにより吸収できない場合には、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (10) 退職給付費用及び債務に関するリスク当社グループの退職給付費用及び債務は、数理計算上の割引率などの前提条件に基づいて算出しております。しかしながら、年金資産等の制度資産の公正価値、金利の変動等により、これらの前提条件に大きな変動があった場合、あるいは前提条件の変更が必要になった場合には、退職給付費用や債務が増加し、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (11) 知的財産侵害に関するリスク当社グループでは、知的財産を企業の競争力を高めるための重要な経営資源と位置づけ、第三者の知的財産権に対する侵害の予防、及び保有している多数の知的財産権の保護に努めております。それにもかかわらず、当社グループの認識又は見解との相違から、第三者から知的財産権を侵害したとして訴訟を受け、当社グループとして製造販売中止、あるいは損害賠償などが必要になった場合には、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。また、第三者による知的財産権侵害を当社グループが主張したにもかかわらず、侵害があったと認められない場合には、当社グループの製品差別化や競争優位性が確保されず、結果として当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
事業方針・経営環境 FY2025 / 約3,505字
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループは「最高の品質で社会に貢献」という使命のもと、ビジョンに「2050年 サステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社へ」を掲げております。この使命・ビジョンに沿って、質を伴った成長を実現することで、企業と社会の双方の持続可能性を高めていくことを目指してまいります(2026年通期連結業績予想 売上収益4兆5,000億円、調整後営業利益5,150億円、調整後営業利益率11.4%、親会社の所有者に帰属する当期利益3,400億円)。 ■経営環境認識と対応方向性当社グループを取り巻く経営環境は、サステナビリティへの対応や地政学リスクによるサプライチェーンへの影響、デジタル化・生成AIの進展などの技術革新、さらにモビリティ・タイヤ業界における新興メーカーの台頭など、大きな変化が継続しております。このような環境下において、収益性・生産性の向上と共に、変化を先取りしながら持続的な成長を実現していくことを目指してまいります。また、いかなる経営環境においても、当社グループの経営基盤である安全・品質・環境の継続的な改善・強化に取り組んでまいります。 ■事業戦略当社グループは、タイヤ事業を中核とし、魅力的な商品・サービス開発とコスト競争力向上の両立を成長の中心に据えております。加えて、ソリューション事業の価値創造の拡大及びタイヤを原材料に戻すリサイクル事業を推進することで価値循環の実現を目指してまいります。タイヤ事業では、商品力の強化を徹底しながら、様々な環境変化に対応するため、グローバルな生産・販売ネットワークを活用し、最適なサプライチェーンの構築を推進しております。地産地消を基本としつつ、日本をモノづくりの中核として位置づけ、鉱山車両用や航空機用など高い技術力が求められるタイヤのグローバル供給拠点として活用してまいります。ソリューション事業では、お客様のオペレーションの安全性・生産性の向上に加え、タイヤ使用本数の低減やCO2削減などを通じてサステナビリティにも貢献してまいります。リサイクル事業につきましては、タイヤのケミカルリサイクルの早期社会実装、事業化を推進してまいります。化工品・多角化事業につきましても、当社グループの強みが活きる領域において成長を図ってまいります。また、ブランド力の向上にも注力をしてまいります。 ■サステナビリティに向けた取り組み当社グループは、商品を創って売る、使う、原材料に戻すという、バリューチェーン全体でカーボンニュートラル化、サーキュラーエコノミーの実現、ネイチャーポジティブ(自然再興)の推進とビジネスを連動させる独自のサステナビリティビジネスモデルの確立を、経営戦略及び中期事業計画に織り込んで推進しております。カーボンニュートラル化へ向けては、2030年にCO2の総量(Scope(スコープ)1、2)(注)を2011年対比50%削減という明確なターゲットを掲げており、2025年は2030年目標を上回る約62%の削減を見込んでおります。また、グローバル各地域において、太陽光発電パネルの設置や外部から購入する電力の再生可能エネルギー由来の電力への切り替えなどを推進し、2025年の再生可能エネルギー(電力)の比率は約73%を見込んでおり、2030年目標の100%へ向けた挑戦を着実に進めてまいります。バリューチェーン全体のCO2排出量(Scope3)(注)については、2030年までに商品・サービス・ソリューションのライフサイクルを通じて、Scope1、2における排出量の5倍以上のCO2削減に貢献(基準年:2020年)することを目標として活動を進めており、2025年は約3.3倍の着実な進捗を見込んでおります。サーキュラーエコノミーの実現に向けては、2030年までに再生資源・再生可能資源比率を40%に向上することを目標としており、2025年にはこの目標を前倒しで達成する見込みであります。加えて、ネイチャーポジティブ(自然再興)への貢献においては、当社グループの事業に直結している天然ゴムや水資源の持続可能な利用を推進する活動に注力してまいります。特に、天然ゴムの生産を支えている小規模農家の生産性を向上させ、森林破壊ゼロの実現に貢献するために、自社農園で培った技術や病害対策に有効なノウハウを展開するなど、小規模農家の支援に取り組んでおります。小規模農家支援軒数の目標を2026年までに累計12,000軒としておりましたが、2025年は累計約24,400軒と大幅に上回る活動を実施しております。2026年のターゲットを累計30,000軒に引き上げ、地域社会への貢献も強化してまいります。 ■グローバル経営リスクとその対応当社グループは、グローバル経営リスクとして、現在、4つの重点管理アイテムを設定しております。1つ目は、地政学リスク対応であります。2026年現時点においては、米国関税影響や中東情勢などにおいて、その動向を注視し、当社ビジネスへの影響を見極めながら迅速に対策を進めてまいります。2つ目は、サイバーリスクへの対応であります。当社グループでは、グローバルでサイバーリスク対応チームを立ち上げ、グループ会社や工場も含めて包括的な対策を強化してまいります。3つ目は、6PPD(タイヤ産業で一般的に使用されている老化防止剤)及びTRWP(Tire and Road Wear Particles、タイヤ・路面摩耗粉じん)についての対応であります。業界全体での取り組みをリードすると共に、当社グループとしての対応も進めてまいります。4つ目は、EUDR(欧州森林破壊防止規則)への対応であります。天然ゴムパートナーとのサステナビリティを中核とした関係を強化してまいります。これら以外にも、経営環境の変化を常に注視し、新たな経営リスクの把握や迅速な対応など、グローバルで体制を整備し進めてまいります。 ■人財戦略当社グループは、個人の成長を通じて会社が成長していくこと、会社の成長を通じて個人が成長していくことを基本的な考え方として、人財育成や人財投資の強化を進めております。人的創造性(調整後営業利益(付加価値)を人財投資(労務費、教育訓練費、福利厚生費の和)で割った値)を、2024年からグローバル経営指標として導入し、生産性・創造性の向上を基本として、人財投資を強化し付加価値を上げ、価値創造の好循環を生むことを目指しております。その取り組みの一つとして、自ら課題を見つけ、現場において改善及び解決に取り組む「現場100日チャレンジプログラム」を2023年にスタートし、2024年からはアジア・大洋州・インド・中国へと拡大し、推進しております。また、次世代経営リーダー育成プログラムとして、グローバルで毎年約100名(日本30名、米州30名、欧州20名、アジア20名)を選抜するBridgestone NEXT(ネクスト)100(ハンドレッド)を設け、各地域経営陣とのタウンホールミーティングや各経営報告会議体への参画等を通じ、多様な視点でのリーダー重点育成を推進しております。DE&Iの推進も着実に進めてまいります。日本においては、女性採用の強化や「女性基幹職登用促進プログラム」等のキャリア支援強化にも取り組んでおります。加えて、育児との両立支援、女性特有の健康課題をテクノロジーを活用し解決するフェムテックプログラム導入等、様々なライフステージに応じて従業員が自分らしく働き続けるための支援も行っております。今後も、持続的な成長に向けた人財育成を推進してまいります。 当社グループは、様々なステークホルダーとの調和を図りながら、2031年の創立100周年へ向けて成長を加速させ、タイヤ・ゴム業界における世界No.1の奪回を目指すと共に、企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」を価値創造の軸として、従業員、社会、パートナー、お客様と共に、持続可能な社会を支えることにコミットしてまいります。 (注) Scope1は企業が直接排出するCO2(自社工場のボイラーなどからの排出)、Scope2はエネルギー起源間接排出(電力など他社から供給され、自社で消費したエネルギーに伴うCO2排出)、Scope3はライフサイクルにおける原材料調達、流通、顧客の使用と廃棄・リサイクル段階のCO2排出量等を指します。
経営者による分析 FY2025 / 約7,133字
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当社グループは防振ゴム事業を非継続事業に分類しており、前連結会計年度及び当連結会計年度の金額から非継続事業を控除しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表注記 6.事業セグメント」に記載のとおりであります。文中の将来に関する事項は、当有価証券報告書提出日現在において、判断したものであります。 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況a.業績全般 当連結会計年度前連結会計年度増減金額比率 億円億円億円%売上収益44,29544,301△6△0調整後営業利益4,9374,833+104+2営業利益3,8124,433△621△14税引前当期利益3,5474,214△668△16親会社の所有者に帰属する当期利益3,2732,850+423+15  当連結会計年度は、変化が激しく不確実性が高まる事業環境において、事業再編・再構築やグローバルビジネスコストダウン活動を通じてビジネス体質を強化することに注力した1年でした。 事業環境については、米国の追加関税の影響が、当社グループにおける直材費や米国向け輸出タイヤに及んだほか、米国の景気減速などが業績に影響を与えました。主要市場におけるタイヤ需要は、北米では、前述の関税影響や景気減速などにより、新車用トラック・バス用タイヤ需要が大きく前連結会計年度を下回ったほか、市販用乗用車用及び小型トラック用タイヤにおいては、関税引き上げ前の廉価輸入品駆け込み需要の増加などの構造変化がありました。一方、日本及びアジア地域では、概ね堅調に推移し、欧州では、ほぼ前連結会計年度並みの需要となっております。 当社グループの売上収益については、上記の事業環境の中で、市販用プレミアムタイヤ(18インチ以上の高インチタイヤなど)、鉱山用超大型タイヤの販売が堅調に推移した一方で、新車用タイヤの販売本数減や南米事業、化工品事業の減収が影響し、売上収益はわずかに前連結会計年度を下回りました。なお、為替影響を除くと、前連結会計年度比増収となっております。 調整後営業利益については、原材料高や棚卸未実現利益が減益となるなどの減益要因を売値・MIXの改善でオフセットし、米国関税影響については様々な対策により打ち返すと共に、事業再編・再構築やグローバルビジネスコストダウン活動を通じてビジネス体質を強化した結果、為替影響の向かい風がある中でも前連結会計年度比増益となりました。 営業利益については、事業再編・再構築関連費用を計上したことに加え、前連結会計年度に固定資産売却益の計上があり、前連結会計年度比減益の着地となりました。 当期利益については、過年度に計上した不確実な税務処理(不確実な税務ポジション)の取崩による法人所得税費用の戻入れが当期に発生したことなどにより、前連結会計年度比増益での着地となりました。 以上の結果、当社グループの当連結会計年度の売上収益は4兆4,295億円(前連結会計年度比0.01%減)、調整後営業利益は4,937億円(前連結会計年度比2%増)、営業利益は3,812億円(前連結会計年度比14%減)、税引前当期利益は3,547億円(前連結会計年度比16%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益は3,273億円(前連結会計年度比15%増)となりました。 b.セグメント別業績 当連結会計年度前連結会計年度増減金額比率 日本 億円億円億円%売上収益12,65912,261+398+3調整後営業利益1,9811,873+108+6アジア・大洋州・インド・中国売上収益5,1785,297△120△2調整後営業利益596585+12+2米州売上収益21,30521,800△495△2調整後営業利益2,0151,801+214+12欧州・中近東・アフリカ売上収益8,5298,356+173+2調整後営業利益424298+126+42その他売上収益802840△38△5調整後営業利益7275△3△4連結 合計売上収益44,29544,301△6△0調整後営業利益4,9374,833+104+2 [日本] 売上収益は1兆2,659億円(前連結会計年度比3%増)、調整後営業利益は1,981億円(前連結会計年度比6%増)となりました。 市販用乗用車用及び小型トラック用タイヤ、並びにトラック・バス用タイヤの販売本数は順調に推移した一方で、新車用乗用車用及び小型トラック用タイヤの販売本数は前連結会計年度を下回りました。市販用タイヤの販売拡大に加え売値・販売MIXの改善が、原材料高騰及びインフレ影響、為替影響を吸収し、前連結会計年度比で増収増益となりました。[アジア・大洋州・インド・中国] 売上収益は5,178億円(前連結会計年度比2%減)、調整後営業利益は596億円(前連結会計年度比2%増)となりました。 販売本数は、トラック・バス用タイヤでは前連結会計年度を大幅に下回った一方で、市販用乗用車用及び小型トラック用タイヤは堅調に推移しました。域内各国での売値・販売MIXの改善で原材料高騰・インフレ影響を吸収し、事業再編・再構築の効果もあり、前連結会計年度比減収ながら増益となりました。[米州] 売上収益は2兆1,305億円(前連結会計年度比2%減)、調整後営業利益は2,015億円(前連結会計年度比12%増)となりました。 北米タイヤ事業において、販売本数は、市販用乗用車用及び小型トラック用タイヤは前連結会計年度並み、市販用トラック・バス用タイヤは堅調であった一方で、新車用タイヤは前連結会計年度を下回りました。また、南米タイヤ事業において、市販用乗用車用、小型トラック用及びトラック・バス用タイヤの販売本数が前連結会計年度を大幅に下回りました。米州事業全体では、インフレ及び米国関税、南米事業環境悪化による減益影響があったものの、売値・MIXを着実に改善し、事業再編・再構築の効果もあり前連結会計年度比減収も増益となりました。[欧州・中近東・アフリカ] 売上収益は8,529億円(前連結会計年度比2%増)、調整後営業利益は424億円(前連結会計年度比42%増)となりました。 欧州事業において、販売本数は市販用乗用車用及び小型トラック用タイヤでは順調に推移した一方で、新車用乗用車用及び小型トラック用、トラック・バス用タイヤでは前連結会計年度を下回りました。販売本数減の影響はあるも、売値・MIXが前連結会計年度比改善したことに加え、事業再編・再構築の効果も収益性改善に貢献を開始し、前連結会計年度比増収増益となりました。 (注) セグメント別の金額はセグメント間の取引を含んでおり、連結合計の金額はそれらを消去した後の数値であります。 c.財政状態(流動資産) 流動資産は、現金及び現金同等物が71億円、営業債権及びその他の債権が558億円増加したものの、棚卸資産が598億円減少したことなどから、前連結会計年度末並みの2兆8,632億円となりました。(非流動資産) 非流動資産は、使用権資産が158億円減少したものの、有形固定資産が179億円、繰延税金資産が185億円増加したことなどから、前連結会計年度末比246億円増加(同1%増)し、2兆8,845億円となりました。(流動負債) 流動負債は、リース負債が24億円、引当金が137億円増加したものの、社債及び借入金が440億円、主に過年度に計上した不確実な税務処理(不確実な税務ポジション)の取崩により未払法人所得税等が443億円減少したことなどから、前連結会計年度末比536億円減少(同5%減)し、1兆1,227億円となりました。(非流動負債) 非流動負債は、リース負債が120億円減少したものの、社債及び借入金が1,529億円増加したことなどから、前連結会計年度末比1,444億円増加(同19%増)し、9,052億円となりました。 なお、流動負債及び非流動負債に計上された有利子負債(注)の合計は、前連結会計年度末比993億円増加(同14%増)し、8,270億円となりました。(注) 有利子負債には社債及び借入金、リース負債を含んでおります。(資本) 資本合計は、親会社の所有者に帰属する当期利益の計上により3,273億円、その他の資本の構成要素が437億円増加したものの、配当金(親会社の所有者)により1,486億円、自己株式の取得により3,000億円、それぞれ減少したことなどから、前連結会計年度末比666億円減少(同2%減)し、3兆7,199億円となりました。  これらの結果、当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べて242億円増加(同0.4%増)し、5兆7,477億円となりました。また、当連結会計年度の親会社所有者帰属持分比率は63.7%となり、前連結会計年度末比1.5ポイントの減少となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度前連結会計年度増減金額 億円億円億円営業活動によるキャッシュ・フロー6,6045,488+1,116投資活動によるキャッシュ・フロー△2,250△2,551+301財務活動によるキャッシュ・フロー△4,299△3,433△866現金及び現金同等物に係る換算差額70322△252現金及び現金同等物の増減額126△173+298現金及び現金同等物の期首残高7,0677,246△179売却目的で保有する資産に含まれる現金及び現金同等物の増減額△55△6△49現金及び現金同等物の期末残高7,1387,067+71  当連結会計年度における当社グループの現金及び現金同等物(以下、「資金」)は、全体で71億円増加(前連結会計年度は179億円の減少)し、当連結会計年度末には7,138億円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動による資金収支は、6,604億円の収入(前連結会計年度比1,116億円の収入増)となりました。これは、営業債権及びその他の債権の増加額416億円(前連結会計年度は295億円)、法人所得税の支払額792億円(前連結会計年度は1,173億円)などがあったものの、税引前当期利益3,547億円(前連結会計年度は4,214億円)や、減価償却費及び償却費3,532億円(前連結会計年度は3,481億円)、棚卸資産の減少額792億円(前連結会計年度は棚卸資産の増加額163億円)などがあったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動による資金収支は、2,250億円の支出(前連結会計年度比301億円の支出減)となりました。これは、有形固定資産の売却による収入214億円(前連結会計年度は806億円)、貸付金の回収による収入122億円(前連結会計年度は110億円)などがあったものの、有形固定資産の取得による支出2,511億円(前連結会計年度は2,993億円)、無形資産の取得による支出361億円(前連結会計年度は380億円)などによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動による資金収支は、4,299億円の支出(前連結会計年度比866億円の支出増)となりました。これは、長期借入れによる収入1,000億円(前連結会計年度は収入なし)や、社債の発行による収入1,000億円(前連結会計年度は収入なし)などがあったものの、短期借入金の減少額1,021億円(前連結会計年度は短期借入金の増加額141億円)や、リース負債の返済による支出731億円(前連結会計年度は716億円)、自己株式の取得による支出3,000億円(前連結会計年度は11百万円)、配当金の支払額(親会社の所有者)1,486億円(前連結会計年度は1,403億円)などがあったことによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称金額(百万円)前連結会計年度比(%)日本832,352+3.3アジア・大洋州・インド・中国437,831+1.7米州1,619,683△1.2欧州・中近東・アフリカ661,710△0.2合計3,551,577+0.4 (注) 金額は、販売価格によっております。 b.受注実績 当社グループは、少数の特殊製品(特殊ホース等)について受注生産を行うほかは、すべて見込生産であります。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称金額(百万円)前連結会計年度比(%)日本993,635+3.3アジア・大洋州・インド・中国478,733+0.0米州2,107,190△2.3欧州・中近東・アフリカ831,840+2.3その他18,045△7.3全社又は消去10△2.1合計4,429,452△0.0 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年3月18日)現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(以下、「連結財務諸表規則」という。)第312条の規定によりIFRS会計基準に準拠して作成しております。連結財務諸表を作成するにあたり重要となる会計方針、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表注記 3.重要性のある会計方針」及び「4.重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断」に記載のとおりであります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の経営成績等は、次のとおりであります。 なお、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因や当該事項への対応については、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。 (売上収益、調整後営業利益及び営業利益) 売上収益、調整後営業利益及び営業利益並びにセグメント別の状況については、「(1) 経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。 この結果、調整後営業利益率は11.1%となり、前連結会計年度比0.2ポイントの上昇となりました。 (親会社の所有者に帰属する当期利益) 親会社の所有者に帰属する当期利益は、前連結会計年度比423億円増加(同15%増)し、3,273億円となりました。これは、営業利益が621億円減益したものの、主に過年度に計上した不確実な税務処理(不確実な税務ポジション)の取崩により税金費用が987億円減少したことなどによるものです。 ③ 資本の財源及び資金の流動性 現金及び現金同等物は、前連結会計年度末比71億円増加し、7,138億円となりました。なお、活動区分ごとのキャッシュ・フローについては、「(1) 経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。 資金調達にあたっては、金融機関からの借入れに加え、引き続き、国内普通社債やコマーシャル・ペーパーなどの直接金融手段や、売上債権の証券化、リースの活用など、リスク分散や金利コストの抑制に向けその多様化を図ってまいります。 資金使途につきましては、主に稼ぐ力の強化、価値創造へのフォーカス、サステナブルなプレミアムブランド構築のための戦略的成長投資による持続的な成長と企業価値向上の実現を優先しつつ、適正な財務体質の維持と株主還元に活用してまいります。 ④ 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当連結会計年度においては、売上収益4兆4,295億円(前連結会計年度比6億円減少)、調整後営業利益4,937億円(前連結会計年度比104億円増加)、調整後営業利益率11.1%(前連結会計年度比0.2ポイント上昇)、ROIC8.3%(前連結会計年度比0.2ポイント上昇)、ROE8.6%(前連結会計年度比0.5ポイント上昇)となりました。 当社グループは、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、「最高の品質で社会に貢献」という使命のもと、ビジョンに「2050年 サステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社へ」を掲げております。この使命・ビジョンに沿って、質を伴った成長を実現することで、企業と社会の双方の持続可能性を高めていくことを目指してまいります(2026年通期連結業績予想 売上収益4兆5,000億円、調整後営業利益5,150億円、調整後営業利益率11.4%、親会社の所有者に帰属する当期利益3,400億円)。(注) ROEにつきましては、親会社の所有者に帰属する当期利益のうち継続事業に係る金額に基づいて算出しております。
役員の状況 FY2025 / 約21,753字
(2)【役員の状況】① 役員一覧a 2026年3月18日(有価証券報告書提出日)現在の役員の状況は、以下のとおりです。男性14名 女性3名 (役員のうち女性の比率17.6%)(a) 取締役の状況役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)取締役石橋秀一1954年1月19日生1977年4月 当社入社2003年6月 当社消費財タイヤ事業本部長2005年1月 当社執行役員2012年7月 当社常務執行役員2014年1月 当社専務執行役員2016年1月 当社副社長2016年3月 当社執行役 副社長2019年1月 当社代表執行役 副会長2020年3月 当社取締役 代表執行役      Global CEO2026年1月 当社取締役(現)(注)2113,000取締役坂野真人1963年9月18日生1986年4月 当社入社2012年3月 当社タイヤ研究本部長 兼 タイヤ先      行技術開発部長2017年1月 当社執行役員2018年1月 当社常務執行役員2019年1月 当社執行役 専務2019年9月 当社執行役 専務 G-CTO (Global       Chief Technical Officer)2025年1月 当社執行役 副社長 Global CTO2025年3月 当社取締役 執行役 副社長       Global CTO(現)(注)239,200取締役(注)1デイヴィス・スコット(Scott Trevor Davis)1960年12月26日生1990年4月 特殊法人日本労働研究機構      (現独立行政法人労働政策研究・      研修機構)専任研究員2001年4月 麗澤大学国際経済学部      国際経営学科 教授2006年4月 立教大学経営学部      国際経営学科 教授(現)2011年3月 当社社外取締役(現)(注)22,000取締役(注)1増田健一1963年1月11日生1988年4月 弁護士(現)1997年1月 アンダーソン・毛利法律事務所      (現アンダーソン・毛利・友常法律      事務所外国法共同事業)       パートナー(現)2011年3月 当社社外監査役2016年3月 当社社外取締役(現)(注)2-取締役(注)1山本謙三1954年1月21日生1976年4月 日本銀行入行2003年12月 同 米州統括役      兼 ニューヨーク事務所長2005年7月 同 決済機構局長2006年7月 同 金融機構局長2008年5月 同 理事2012年6月 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ経営研究所 取締役会長2016年3月 当社社外取締役(現)2018年6月 オフィス金融経済イニシアティブ      代表(現)(注)27,200取締役(注)1鈴木洋子1970年9月21日生1998年4月 弁護士(現)1998年4月 髙城合同法律事務所入所2002年11月 鈴木総合法律事務所      パートナー(現)2018年3月 当社社外取締役(現)(注)29,600 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)取締役(注)1小林柚香里1963年4月17日生1987年4月 日本アイ・ビー・エム株式会社入社2002年7月 同 システム製品マーケティング統括本部長2007年1月 同 グローバル・ビジネス・サービス公共セクター担当 理事2007年1月 IBMビジネスコンサルティングサービス株式会社 執行役員2016年3月 マーサー・ジャパン株式会社 成長戦略担当 兼 社長室長2018年1月 マーサー・インベストメント・ソリューションズ株式会社 取締役2018年2月 マーサー・ジャパン株式会社 COO2018年9月 日本マイクロソフト株式会社 執行役員 コーポレート戦略統括本部長      兼 社長室長2020年3月 アマンダライフコンサルティング合同会社 代表(現)2023年3月 当社社外取締役(現)2023年6月 合同会社JC1 代表(現)(注)21,000取締役(注)1中嶋康博1961年10月13日生1984年4月 株式会社日立製作所入社1995年3月 公認会計士(現)2007年7月 あらた監査法人(現PwC Japan有限責任監査法人) 代表社員2012年7月 同 執行役 品質管理担当2014年7月 同 名古屋事務所長2017年7月 同 監視委員会委員2022年7月 中嶋公認会計士事務所 所長(現)2023年3月 当社社外取締役(現)(注)21,000取締役(注)1森川典子1958年10月18日生1981年4月 蝶理株式会社入社1988年8月 アメリカ大和証券株式会社入社1991年9月 アーサーアンダーセン会計事務所入所1995年3月 モトローラー株式会社入社2005年3月 同 取締役 経理財務担当 国内経理財務本部長2009年6月 ボッシュ株式会社入社2010年8月 同 取締役副社長 管理部門統括2025年3月 当社社外取締役(現)(注)2-取締役(注)1板垣利明1960年11月23日生1983年4月 中外製薬株式会社入社2012年4月 同 マーケティング企画部長2015年1月 同 執行役員 財務経理部長2017年1月 同 執行役員 IT統轄部門長      兼 財務経理部長2018年4月 同 上席執行役員 CFO 財務統轄部門長 兼 IT統轄部門長2022年3月 同 取締役 上席執行役員 CFO2024年3月 同 顧問(現)2025年3月 当社社外取締役(現)(注)2800取締役松田 明1963年1月16日生1987年4月 当社入社1989年9月 Bridgestone/Firestone Inc.(現Bridgestone Americas, Inc.)(米国)      派遣2011年1月 当社環境推進本部長2014年3月 当社執行役員 環境担当2017年1月 当社常務執行役員 グローバルイノベーション管掌2019年1月 当社常務執行役員 CQMO・品質経営管掌2022年1月 当社参与 CQMO・品質経営管掌付2023年3月 当社取締役(現)(注)27,600 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)取締役吉見剛志1964年5月26日生1988年4月 当社入社2010年1月 Bridgestone Asia Pacific      Pte. Ltd.(シンガポール)派遣2012年9月 普利司通(中国)投資有限公司(上海)      派遣2013年10月 当社財務本部長2017年3月 当社執行役員 経営監査担当2019年3月 当社取締役(現)(注)27,800計189,200 (注) 1 取締役のうちデイヴィス・スコット(Scott Trevor Davis)、増田健一、山本謙三、鈴木洋子、小林柚香里、中嶋康博、森川典子及び板垣利明は、社外取締役であります。 2 取締役の任期は、2026年3月24日開催予定の定時株主総会の終結の時までであります。 3 当社は指名委員会等設置会社であります。委員会の体制は、「4(1)コーポレート・ガバナンスの概要」に記載のとおりであります。 4 略称の意味は、次のとおりであります。CTO:Chief Technology Officer CQMO:Chief Quality Management Officer (b) 執行役の状況役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)代表執行役Global CEO森田泰博1972年12月25日生1996年4月 当社入社2018年9月 当社本部長(普利司通(中国)投資有限公司 派遣)2022年3月 当社統括部門長2024年1月 当社常務役員2025年1月 当社代表執行役 副社長 Global CAO・Global CSO2026年1月 当社代表執行役 Global CEO(現)(注)115,000代表執行役 副社長BRIDGESTONE EAST CEO田村亘之1963年4月16日生1986年4月 当社入社2012年7月 当社直需業務室長(本部長相当)2017年1月 当社執行役員2022年10月 当社常務役員2025年1月 当社代表執行役 副社長 BRIDGESTONE EAST CEO(現)(注)115,000執行役 副社長BRIDGESTONE WEST CEO兼 Global CDXO兼 BSAM Group Presidentスコット・デイモン(Scott Damon)1970年8月28日生1996年2月 Bandag, Inc.入社2007年5月 Bridgestone Americas Tire Operations, LLCBridgestone Bandag Tire Solutions マーケティング・ブランド&チャネル戦略ダイレクター2019年3月 当社執行役員2020年1月 当社常務執行役員2025年1月 当社執行役 副社長 BRIDGESTONE WEST CEO 兼 Global CDXO(現)(注)112,400執行役 副社長Global CTO坂野真人1963年9月18日生1986年4月 当社入社2012年3月 当社タイヤ研究本部長 兼 タイヤ先行技術開発部長2017年1月 当社執行役員2018年1月 当社常務執行役員2019年1月 当社執行役 専務2019年9月 当社執行役 専務 G-CTO (Global Chief Technical Officer)2025年1月 当社執行役 副社長 Global CTO2025年3月 当社取締役 執行役 副社長 Global CTO(現)(注)139,200 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)執行役 専務BRIDGESTONE WEST CTOエミリオ・ティベリオ(Emilio Tiberio)1971年2月18日生1999年4月 Bridgestone Technical Center Europe S.p.A.入社2019年3月 当社執行役員2022年1月 当社常務役員2025年1月 当社執行役 専務 BRIDGESTONE WEST CTO(現)(注)19,400執行役 専務Global CIO草野智弘1965年6月21日生1990年4月 当社入社2014年5月 タイヤ材料開発第1本部長2017年3月 当社執行役員2019年1月 当社常務執行役員2025年1月 当社執行役 専務 Global CIO(現)(注)120,400計111,400(注) 1 執行役の任期は、2026年3月24日開催予定の定時株主総会終結後最初に招集される取締役会の終結の時までであります。 2 略称の意味は、次のとおりであります。   CAO:Chief Administration Officer  CSO:Chief Strategy Officer   CDXO:Chief Digital Transformation Officer  CTO:Chief Technology Officer   CIO:Chief Innovation Officer b 当社は、2026年3月24日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として、「取締役12名選任の件」を上程しており、当該議案が可決されますと、当社の取締役の状況は、以下のとおりとなる予定であり、当該定時株主総会の直後に開催が予定される取締役会における決議事項の内容(役職等)を含めて記載しております。また、同取締役会において、執行役の選任について付議され、これが承認可決された場合の執行役の状況は以下のとおりとなる予定であります。なお、同取締役会における決議事項の内容(役職等)を含めて記載しております。男性14名 女性3名(役員のうち女性の比率17.6%)(a) 取締役の状況役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)取締役森田泰博1972年12月25日生1996年4月 当社入社2018年9月 当社本部長(普利司通(中国)投資有限公司 派遣)2022年3月 当社統括部門長2024年1月 当社常務役員2025年1月 当社代表執行役 副社長 Global CAO・Global CSO2026年1月 当社代表執行役 Global CEO2026年3月 当社取締役 代表執行役 Global CEO(現)(注)115,000取締役田村亘之1963年4月16日生1986年4月 当社入社2012年7月 当社直需業務室長(本部長相当)2017年1月 当社執行役員2022年10月 当社常務役員2025年1月 当社代表執行役 副社長 BRIDGESTONE EAST CEO2026年3月 当社取締役 代表執行役 EAST CEO(現)(注)115,000取締役(注)1デイヴィス・スコット(Scott Trevor Davis)1960年12月26日生1990年4月 特殊法人日本労働研究機構      (現独立行政法人労働政策研究・      研修機構)専任研究員2001年4月 麗澤大学国際経済学部      国際経営学科 教授2006年4月 立教大学経営学部      国際経営学科 教授(現)2011年3月 当社社外取締役(現)(注)22,000取締役(注)1増田健一1963年1月11日生1988年4月 弁護士(現)1997年1月 アンダーソン・毛利法律事務所      (現アンダーソン・毛利・友常法律      事務所外国法共同事業)       パートナー(現)2011年3月 当社社外監査役2016年3月 当社社外取締役(現)(注)2- 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)取締役(注)1鈴木洋子1970年9月21日生1998年4月 弁護士(現)1998年4月 髙城合同法律事務所入所2002年11月 鈴木総合法律事務所      パートナー(現)2018年3月 当社社外取締役(現)(注)29,600取締役(注)1小林柚香里1963年4月17日生1987年4月 日本アイ・ビー・エム株式会社入社2002年7月 同 システム製品マーケティング統括本部長2007年1月 同 グローバル・ビジネス・サービス公共セクター担当 理事2007年1月 IBMビジネスコンサルティングサービス株式会社 執行役員2016年3月 マーサー・ジャパン株式会社 成長戦略担当 兼 社長室長2018年1月 マーサー・インベストメント・ソリューションズ株式会社 取締役2018年2月 マーサー・ジャパン株式会社 COO2018年9月 日本マイクロソフト株式会社 執行役員 コーポレート戦略統括本部長      兼 社長室長2020年3月 アマンダライフコンサルティング合同会社 代表(現)2023年3月 当社社外取締役(現)2023年6月 合同会社JC1 代表(現)(注)21,000取締役(注)1中嶋康博1961年10月13日生1984年4月 株式会社日立製作所入社1995年3月 公認会計士(現)2007年7月 あらた監査法人(現PwC Japan有限責任監査法人) 代表社員2012年7月 同 執行役 品質管理担当2014年7月 同 名古屋事務所長2017年7月 同 監視委員会委員2022年7月 中嶋公認会計士事務所 所長(現)2023年3月 当社社外取締役(現)(注)21,000取締役(注)1森川典子1958年10月18日生1981年4月 蝶理株式会社入社1988年8月 アメリカ大和証券株式会社入社1991年9月 アーサーアンダーセン会計事務所入所1995年3月 モトローラー株式会社入社2005年3月 同 取締役 経理財務担当 国内経理財務本部長2009年6月 ボッシュ株式会社入社2010年8月 同 取締役副社長 管理部門統括2025年3月 当社社外取締役(現)(注)2-取締役(注)1板垣利明1960年11月23日生1983年4月 中外製薬株式会社入社2012年4月 同 マーケティング企画部長2015年1月 同 執行役員 財務経理部長2017年1月 同 執行役員 IT統轄部門長      兼 財務経理部長2018年4月 同 上席執行役員 CFO 財務統轄部門長 兼 IT統轄部門長2022年3月 同 取締役 上席執行役員 CFO2024年3月 同 顧問(現)2025年3月 当社社外取締役(現)(注)2800取締役(注)1森 重樹1958年7月22日生1981年4月 日本板硝子株式会社 入社2010年7月 同 建築ガラス事業部門 英国・南欧 製造・加工・販売部門長2012年5月 同 上席執行役員 建築ガラス事業部門 アジア事業部日本統括部長2012年6月 同 上席執行役員 高機能ガラス事業部門長2015年4月 同 代表執行役社長 兼 CEO2015年6月 同 取締役 代表執行役社長 兼 CEO2023年4月 同 取締役 代表執行役会長2023年6月 同 執行役会長(現)2026年3月 当社社外取締役(現)(注)2- 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)取締役松田 明1963年1月16日生1987年4月 当社入社1989年9月 Bridgestone/Firestone Inc.(現Bridgestone Americas, Inc.)(米国)      派遣2011年1月 当社環境推進本部長2014年3月 当社執行役員 環境担当2017年1月 当社常務執行役員 グローバルイノベーション管掌2019年1月 当社常務執行役員 CQMO・品質経営管掌2022年1月 当社参与 CQMO・品質経営管掌付2023年3月 当社取締役(現)(注)27,600取締役吉見剛志1964年5月26日生1988年4月 当社入社2010年1月 Bridgestone Asia Pacific      Pte. Ltd.(シンガポール)派遣2012年9月 普利司通(中国)投資有限公司(上海)      派遣2013年10月 当社財務本部長2017年3月 当社執行役員 経営監査担当2019年3月 当社取締役(現)(注)27,800計59,800(注) 1 取締役のうちデイヴィス・スコット(Scott Trevor Davis)、増田健一、鈴木洋子、小林柚香里、中嶋康博、森川典子、板垣利明及び森重樹は、社外取締役であります。  2 取締役の任期は、2026年3月24日開催の定時株主総会の終結の時から1年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会の終結の時までであります。  3 当社は指名委員会等設置会社であります。委員会の体制は、「4(1)コーポレート・ガバナンスの概要」に記載のとおりであります。  4 略称の意味は、次のとおりであります。 CAO:Chief Administration Officer   CSO:Chief Strategy Officer CQMO:Chief Quality Management Officer (b) 執行役の状況役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)代表執行役Global CEO森田泰博1972年12月25日生1996年4月 当社入社2018年9月 当社本部長(普利司通(中国)投資有限公司 派遣)2022年3月 当社統括部門長2024年1月 当社常務役員2025年1月 当社代表執行役 副社長 Global CAO・Global CSO2026年1月 当社代表執行役 Global CEO2026年3月 当社取締役 代表執行役 Global CEO(現)(注)115,000代表執行役EAST CEO田村亘之1963年4月16日生1986年4月 当社入社2012年7月 当社直需業務室長(本部長相当)2017年1月 当社執行役員2022年10月 当社常務役員2025年1月 当社代表執行役 副社長 BRIDGESTONE EAST CEO2026年3月 当社取締役 代表執行役  EAST CEO(現)(注)115,000 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)執行役WEST CEO兼 BSAM NA Group Presidentスコット・デイモン(Scott Damon)1970年8月28日生1996年2月 Bandag, Inc.入社2007年5月 Bridgestone Americas Tire Operations, LLCBridgestone Bandag Tire Solutions マーケティング・ブランド&チャネル戦略ダイレクター2019年3月 当社執行役員2020年1月 当社常務執行役員2025年1月 当社執行役 副社長 BRIDGESTONE WEST CEO 兼 Global CDXO2026年3月 当社執行役 WEST CEO(現)(注)112,400執行役CIO草野 智弘1965年6月21日生1990年4月 当社入社2014年5月 タイヤ材料開発第1本部長2017年3月 当社執行役員2019年1月 当社常務執行役員2025年1月 当社執行役 専務 Global CIO2026年3月 当社執行役 CIO(現)(注)120,400執行役CPO兼 グローバルモータースポーツ管掌今井 弘1965年6月19日生1990年4月 当社入社2009年6月 McLaren Racing Ltd. 入社プリンシパル エンジニア(タイヤ)2017年1月 同 チーフ レース エンジニア2021年1月 同 ダイレクター レースエンジニアリング2025年2月 当社入社 2025年3月 当社常務役員2026年3月 当社執行役 CPO(現)(注)1-執行役CMO細 幸彦1965年10月3日生1990年4月 当社入社2012年4月 日本タイヤ生産本部長2016年1月 当社執行役員2017年3月 当社常務執行役員2025年1月 当社常務役員2026年3月 当社執行役 CMO(現)(注)120,220執行役WEST CTOエミリオ・ティベリオ(Emilio Tiberio)1971年2月18日生1999年4月 Bridgestone Technical Center Europe S.p.A.入社2019年3月 当社執行役員2022年1月 当社常務役員2025年1月 当社執行役 専務 BRIDGESTONE WEST CTO2026年3月 当社執行役 WEST CTO(現)(注)19,400計92,420(注) 1 執行役の任期は、2026年3月24日開催予定の定時株主総会終結後最初に開催される取締役会終結の時から、選任後1年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結後最初に招集される取締役会の終結の時までであります。  2 略称の意味は、次のとおりであります。 CAO:Chief Administration Officer   CSO:Chief Strategy Officer CDXO:Chief Digital Transformation Officer  CIO:Chief Innovation Officer CPO:Chief Product Officer  CMO:Chief Manufacturing Officer  CTO:Chief Technology Officer ② 社外役員の状況a.有価証券報告書提出日(2026年3月18日)現在の社外取締役の状況当社は、8名の社外取締役を選任しております。当社は、社外取締役が取締役会における議案の審議等について、異なるバックグラウンドや専門領域をベースとした高い見識と豊富な経験をもとに、独自の意見を提言することで、取締役会の適正な意思決定の確保やコーポレート・ガバナンスの強化に貢献することができるものと考えております。当社の社外取締役については、適正な取締役会構成を確保するため、当社指名委員会にて定めた「取締役指名方針」(末尾に記載のとおり)に従い、同委員会における厳正な選定手続きを経て候補者を決定したうえで、株主総会において選任されております。2025年3月25日開催の定時株主総会の議案(決議事項)として上程した「取締役12名選任の件」に記載した社外取締役8名の選任理由は以下のとおりであります。 氏名選任の理由主な職業デイヴィス・スコット(Scott Trevor Davis)社会学・国際経営学に関する高い学術知識や国内外におけるサステナビリティやESGに関する豊富な見識を有しております。当社社外取締役就任以降、ガバナンス・コンプライアンス・組織人事戦略の観点を含めて取締役会の適正な意思決定の確保に貢献してまいりました。特に、在任期間を通じて培ってきた当社の事業、置かれている状況及び当社に対する株主の期待等に関する理解などを踏まえて、経営陣との適度な信頼関係の下、2021年以降、当社で初めてとなる独立社外取締役の取締役会議長として、取締役会の議題設定に独立社外取締役からの提案を取り入れる仕組みを導入して毎年それを進化させております。加えて、Global CEOとの定期的な個別対話においても適切な緊張関係を保ち、執行部門から上程される議題・議案やその説明方法について提案や要請を行うことを含めて、取締役会の適切な議題設定・審議の一層の充実等に主導的かつ非常に重要な役割を果たしております。さらに、指名委員及び報酬委員として活発な審議に参画するとともに、ガバナンス委員長として取締役会の実効性評価プロセスの進化を含むガバナンス体制の更なる向上に向けた議論に主導的な役割を果たしております。また、取締役会議長として積極的に投資家・アナリストとの対話にも自ら直接参画し、そこで得た意見や株主の視点をもとに取締役会における議論をより深める等、ステークホルダーの期待に応えられる取締役会の効率的・効果的運営の向上に大いに貢献しております。同候補者については外部弁護士による客観的な意見として、当社における職務遂行実績等を踏まえ「独立性を欠くものではなく、一般株主の利益のために活動することがより期待できる客観的状況にあると考えられる。」旨の評価を受領しております。同候補者が再任された場合は、引き続き取締役会議長に選任される予定であり、当社のガバナンスの向上への貢献が期待されます。さらに、指名委員に選任される予定であり、指名委員会の重要な職責の一つである経営陣のサクセッションプランニングを進めるにあたっても、同候補者がこれまでに培った当社の歴史及び将来のあるべき姿の双方への深い理解を活かして、多大な貢献をすることが期待されます。以上のことから、同候補者は当社の持続的な成長と中長期的な企業価値向上の実現に向けたガバナンスの徹底と向上に必要不可欠な社外取締役として職務を適切に遂行いただけるものと判断いたします。立教大学経営学部国際経営学科 教授 氏名選任の理由主な職業増田 健一国内外の法律事務所において弁護士としての豊富な実務経験及び高い専門性を有しております。当社社外取締役就任以降、グローバル経験に基づく法務・リスク管理分野のみならず株主還元や組織戦略を含む幅広い観点から取締役会の適正な意思決定の確保に貢献してまいりました。特に、在任期間を通じて培ってきた当社の事業、置かれている状況及び当社に対する株主の期待等に関する理解などを踏まえて、経営陣との適度な信頼関係の下、2021年以降、指名委員長として取締役会の人財ポートフォリオの検証や取締役及び執行役のサクセッションプランニング等に能動的かつ主導的に取り組み、経営執行体制の強化とその監督の強化に非常に重要な役割を果たしております。具体例としては、指名委員長として、Global CEOとの間で適切な緊張関係を保ちつつ定期的に個別対話を行い、率先して各取締役との個別面談を高頻度で実施し、取締役相互による評価内容を確認して指名委員会にて共有し、また、社外取締役候補者の検討にあたっては、執行部門から独立して自ら直接、外部コンサルタントの意見聴取、及び候補者となり得る方との複数回にわたる面談を指名委員会面談に先立って実施するなどして、当社の社外取締役に相応しい人財候補かどうかにつき積極的・主体的に情報を収集し、指名委員会における効果的で効率的な候補者検討につなげております。また、報酬委員としても活発な審議に参画すると共に、コンプライアンス委員長として、コンプライアンス体制の検証及び更なる向上に向けた議論に主導的な役割を果たしております。さらに、同候補者については外部弁護士による客観的な意見として、当社における職務遂行実績等を踏まえ「独立性を欠くものではなく、一般株主の利益のために活動することがより期待できる客観的状況にあると考えられる。」旨の評価を受領しております。同候補者が再任された場合は、引き続き指名委員長に選任される予定であり、同候補者がこれまでに培った当社の歴史及び将来のあるべき姿の双方への深い理解を活かして、指名委員会の重要な職責の一つである経営陣のサクセッションプランニングの検討を主導し、多大な貢献をすることが期待されます。以上のことから、同候補者は当社の持続的な成長と中長期的な企業価値向上の実現に向けたサクセッションプラン構築において必要不可欠な社外取締役として職務を適切に遂行いただけるものと判断いたします。弁護士(アンダーソン・毛利・友常法律事務所外国法共同事業 パートナー) 山本 謙三金融市場・金融システムに関する豊富な知識、企業経営及びリスク管理に関する高い見識を有しております。当社社外取締役就任以降、世界情勢を踏まえた企業経営・リスク管理や人的資本向上の観点から取締役会の適正な意思決定の確保に貢献しております。2018年以降は監査委員長としてグローバルな監査体制の強化等を進め、さらに2023年には諸外国における監査法人のローテーション制度を踏まえた会計監査人交代についても、主導的かつ非常に重要な役割を果たしてまいりました。これらの当社監査委員長としての深く豊富な経験も活かして、2024年より、指名委員及び報酬委員として両委員会における活発な審議に参画し、より客観的なプロセス構築、議論の内容に大きく貢献しております。これらの経験、知見及び職務実績を踏まえ、より一層多角的な視点からの貢献が期待されるため、社外取締役として適任であると判断いたします。オフィス金融経済イニシアティブ 代表 鈴木 洋子弁護士としての高い専門性を有すると共に、他会社・各種法人の社外監査役や監事としての豊富な経験と高い見識を有しております。当社社外取締役就任以降、リスク管理分野のみならず、女性活躍推進を含むダイバーシティやエンゲージメントを意識した人的創造性向上や品質経営の観点からも取締役会の適正な意思決定の確保に貢献しております。また、監査委員として活発な審議や子会社等への往査に参画しグローバルな監査体制と内部統制の強化等を推進しております。これらの経験、知見及び職務実績を踏まえ、引き続き上記役割を果たすことが期待されるため、社外取締役として職務を適切に遂行いただけるものと判断いたします。弁護士(鈴木総合法律事務所 パートナー) 氏名選任の理由主な職業小林 柚香里IT業界やコンサルティング業界での豊富な実務経験・経営経験により、デジタル分野や経営戦略に関する高い見識を有しております。当社社外取締役就任以降、グローバルな視点からのデジタル分野やリスク管理等における経営戦略の観点のみならず、女性活躍推進の視点からも取締役会の適正な意思決定の確保に貢献しております。また、監査委員として活発な審議や子会社等への往査に参画しグローバルな監査体制とITガバナンスを含めた内部統制の強化等を推進しております。これらの経験、知見及び職務実績を踏まえ、引き続き上記役割の発揮が期待されるため、社外取締役として適任であると判断いたします。アマンダライフコンサルティング合同会社 代表合同会社JC1 代表 中嶋 康博公認会計士として会計監査やアドバイザリー業務の豊富な実務経験を有すると共に、大学教育にて会計や監査を担当するなどの専門性を有しております。当社社外取締役就任以降、財務・会計分野のみならず、グローバルな視点からのガバナンス向上の観点からも取締役会の適正な意思決定の確保に貢献しております。また、監査委員として活発な審議や子会社等への往査に参画し、会計監査人との連携を含めグローバルな監査体制と内部統制の強化等を推進しております。これらの経験、知見及び職務実績を踏まえ、引き続き上記役割を果たすことが期待されるため、社外取締役として職務を適切に遂行いただけるものと判断いたします。公認会計士(中嶋公認会計士事務所 所長) 森川 典子外資系の情報・通信業界や自動車部品業界での豊富な実務経験・経営経験により、資本・人事・組織戦略に関する高い見識を有しております。また、これまで複数の企業において海外での勤務経験及び本社での統括業務を責任者として担うなど、グローバルでの経験や知見も有しております。当社指名委員長及び指名委員会との複数回の面談を通じ、これらの経験及び知見を踏まえ、取締役の適正な意思決定に貢献することが期待されることを確認できたため、当社取締役会全体の適切な人財ポートフォリオの観点からも、新たに加わる社外取締役として適任であると判断いたします。- 板垣 利明医薬品業界での豊富な実務経験・経営経験により、財務、IT、デジタル、マーケティングに関する高い見識を有しております。加えて、海外駐在経験、クロスボーダーM&A交渉、海外投資家対応など、グローバルでの経験や知見も有しております。当社指名委員長及び指名委員会との複数回の面談を通じ、これらの経験及び知見を踏まえ、取締役の適正な意思決定に貢献することが期待されることを確認できたため、当社取締役会全体の適切な人財ポートフォリオの観点からも、新たに加わる社外取締役として適任であると判断いたします。中外製薬株式会社 顧問 当社と特別な利害関係のない社外取締役であるデイヴィス・スコット(Scott Trevor Davis)、増田健一、山本謙三、鈴木洋子、小林柚香里、中嶋康博、森川典子及び板垣利明は、当社における社外取締役の独立性基準に照らし合わせた結果、一般株主と利益相反が生じるおそれがないことから、独立性のある役員と位置付けております。なお、当社における社外取締役の独立性に関する基準は末尾に記載のとおりであります。また、社外取締役の当社株式の所有状況は、「4(2)①a.(a) 取締役の状況」に記載のとおりであります。 b.定時株主総会後の社外取締役の状況当社の社外取締役候補者については、適正な取締役会構成を確保するため、当社指名委員会にて定めた「取締役指名方針」(末尾に記載のとおり)に従い、同委員会における厳正な選定手続きを経て決定されており、2026年3月24日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として上程している「取締役12名選任の件」に記載している社外取締役8名の選任理由は以下のとおりであります。 氏名選任の理由主な職業デイヴィス・スコット(Scott Trevor Davis)社会学・国際経営学に関する高い学術知識や国内外におけるサステナビリティやESGに関する豊富な見識を有しております。当社社外取締役就任以降、ガバナンス・コンプライアンス・組織人事戦略の観点を含めて取締役会の適正な意思決定の確保に貢献してまいりました。特に、在任期間を通じて培ってきた当社の事業、置かれている状況及び当社に対する株主の期待等に関する理解などを踏まえて、経営陣との適度な信頼関係の下、2021年以降、当社で初めてとなる独立社外取締役の取締役会議長として、取締役会の議題設定に独立社外取締役からの提案を取り入れる仕組みを導入して毎年それを進化させております。加えて、Global CEOとの定期的な個別対話においても適切な緊張関係を保ち、執行部門から上程される議題・議案やその説明方法について提案や要請を行うことを含めて、取締役会の適切な議題設定・審議の一層の充実等に主導的且つ非常に重要な役割を果たしております。さらに、指名委員及び報酬委員として活発な審議に参画すると共に、ガバナンス委員長として取締役会の実効性評価プロセスの進化を含むガバナンス体制の更なる向上に向けた議論に主導的な役割を果たしております。また、取締役会議長として積極的に投資家・アナリストとの対話にも自ら直接参画し、そこで得た意見や株主の視点をもとに取締役会における議論をより深めるなど、ステークホルダーの期待に応えられる取締役会の効率的・効果的運営の向上に大いに貢献しております。同候補者が再任された場合は、引き続き取締役会議長、指名委員、報酬委員及びガバナンス委員長に選任される予定であり、2026年1月から始動している新しい執行体制が適切に機能していることを監督するにあたっても、同候補者がこれまでに培った当社の歴史及び将来のあるべき姿の双方への深い理解を活かして、当社のガバナンス向上へ多大な貢献をすることが期待されます。以上のことから、同候補者は当社の持続的な成長と中長期的な企業価値向上の実現に向けたガバナンスの徹底と向上に必要不可欠な社外取締役として職務を適切に遂行いただけるものと判断いたします。立教大学経営学部国際経営学科 教授 氏名選任の理由主な職業増田 健一国内外の法律事務所において弁護士としての豊富な実務経験及び高い専門性を有しております。当社社外取締役就任以降、グローバル経験に基づく法務・リスク管理分野のみならず株主還元や組織戦略を含む幅広い観点から取締役会の適正な意思決定の確保に貢献してまいりました。特に、在任期間を通じて培ってきた当社の事業、置かれている状況及び当社に対する株主の期待等に関する理解などを踏まえて、経営陣との適度な信頼関係の下、2021年以降、指名委員長として取締役会の人財ポートフォリオの検証や取締役及び執行役のサクセッションプランニング等に能動的且つ主導的に取り組み、経営執行体制の強化とその監督の強化に非常に重要な役割を果たしております。2025年度は特にGlobal CEOのサクセッションプランニングにおいて、指名委員長として、当時現任のGlobal CEO及び複数の後継候補者と対話を重ね、候補者選定の公正性・透明性を確保しつつ、適切な後任を選定し、当社の持続的成長に資するリーダーシップ移行を円滑に実現することに大きく貢献しました。社外取締役候補者の検討に際しては、率先して現任の各取締役との個別面談を実施し、取締役相互による評価内容を確認して指名委員会にて共有するなど、委員会の議論の質の向上に寄与しました。加えて、新任候補者の検討に当たっては、候補者となり得る方との複数回にわたる面談を指名委員会面談に先立って実施することを含めて、当社の社外取締役に相応しい人財候補かどうかの検討材料を積極的・主体的に収集することによっても、指名委員会における効果的且つ効率的な候補者検討につなげております。また、指名委員長として投資家・アナリストとの対話に積極的に参画し、そこで得た意見や株主の視点を踏まえて指名委員会の議論を深め、円滑且つ質の高い運営に貢献しております。さらに、報酬委員としても活発な審議に参画すると共に、コンプライアンス委員長として、コンプライアンス体制の検証及び更なる向上に向けた議論に主導的な役割を果たしております。同候補者が再任された場合は、引き続き指名委員長、報酬委員及びコンプライアンス委員長に選任される予定であり、特に指名委員長として、2026年1月から始動している新しい執行体制が適切に機能していることを監督すると共に、同候補者がこれまでに培った当社の歴史及び将来のあるべき姿の双方への深い理解を活かして、指名委員会の重要な職責の一つである経営陣のサクセッションプランニングの検討を引き続き主導し、多大な貢献をすることが期待されます。以上のことから、同候補者は当社の持続的な成長と中長期的な企業価値向上の実現に向けたサクセッションプラン構築において必要不可欠な社外取締役として職務を適切に遂行いただけるものと判断いたします。弁護士(アンダーソン・毛利・友常法律事務所外国法共同事業 パートナー) 鈴木 洋子弁護士としての高い専門性を有すると共に、他会社・各種法人の社外監査役や監事としての豊富な経験と高い見識を有しております。当社社外取締役就任以降、リスク管理分野のみならず、女性活躍推進を含むダイバーシティや従業員エンゲージメントを意識した人的創造性向上や品質経営、ネイチャーポジティブ、ブランディング活動等の観点からも取締役会の適正な意思決定の確保に貢献しております。また、監査委員として活発な審議や子会社等への往査に参画しグローバルな監査体制と内部統制の強化等を推進しております。同候補者が再任された場合は、引き続き監査委員に選任される予定であり、これまでの経験、知見及び職務実績を踏まえ、引き続き上記役割を果たすことが期待されるため、社外取締役として職務を適切に遂行いただけるものと判断いたします。弁護士(鈴木総合法律事務所 パートナー) 氏名選任の理由主な職業小林 柚香里IT業界やコンサルティング業界での豊富な実務経験・経営経験により、デジタル分野や経営戦略に関する高い見識を有しております。当社社外取締役就任以降、グローバルな視点からのデジタル分野やリスク管理(サイバーセキュリティ対策を含む)等における経営戦略の観点のみならず、女性活躍推進や従業員エンゲージメント向上等の視点からも取締役会の適正な意思決定の確保に貢献しております。また、監査委員として活発な審議や子会社等への往査に参画しグローバルな監査体制とITガバナンスを含めた内部統制の強化等を推進しております。同候補者が再任された場合は、引き続き監査委員に選任される予定であり、これまでの経験、知見及び職務実績を踏まえ、引き続き上記役割を果たすことが期待されるため、社外取締役として職務を適切に遂行いただけるものと判断いたします。アマンダライフコンサルティング合同会社 代表合同会社JC1 代表 中嶋 康博公認会計士として会計監査やアドバイザリー業務の豊富な実務経験を有すると共に、大学教育にて監査やコーポレートガバナンス論等を担当するなどの専門性を有しております。当社社外取締役就任以降、財務・会計分野のみならず、グローバルな視点からのガバナンス向上や適切なビジネスコストダウンの効果検証、商品の競争優位性確保等の観点からも取締役会の適正な意思決定の確保に貢献しております。また、2025年より監査委員長として、会計監査人との連携を含めグローバルな監査体制と内部統制の強化等を推進しております。さらに、監査委員長として投資家・アナリストとの対話に積極的に参画し、そこで得た意見や株主の視点を踏まえて監査委員会の議論を深め、円滑且つ質の高い運営に貢献しております。同候補者が再任された場合は、引き続き監査委員長に選任される予定であり、内部統制やリスク管理の体制が適切に機能するよう監査を引き続き主導し、多大な貢献をすることが期待されます。これらの経験、知見及び職務実績を踏まえ、引き続き上記役割を果たすことが期待されるため、社外取締役として職務を適切に遂行いただけるものと判断いたします。公認会計士(中嶋公認会計士事務所 所長) 森川 典子外資系の情報・通信業界や自動車部品業界での豊富な実務経験・経営経験により、資本・人事・組織戦略に関する高い見識を有しております。また、これまで複数の企業において海外での勤務経験及び本社での統括業務を責任者として担うなど、グローバルでの経験や知見も有しております。当社社外取締役就任以降、資本・人事・組織戦略分野のみならず、サステナビリティ、モノづくり生産性向上や商品戦略等の観点からも取締役会の適正な意思決定の確保に貢献しております。また、昨年3月に社外取締役に就任した後、監査委員の一員として、新鮮な視点から活発な審議や子会社等への往査に参画しグローバルな監査体制と内部統制の強化等を推進しております。同候補者が再任された場合は、引き続き監査委員に選任される予定であり、これまでの経験、知見及び職務実績を踏まえ、引き続き上記役割を果たすことが期待されるため、社外取締役として職務を適切に遂行いただけるものと判断いたします。- 板垣 利明医薬品業界での豊富な実務経験・経営経験により、財務、IT、デジタル、マーケティングに関する高い見識を有しております。加えて、海外駐在経験、クロスボーダーM&A交渉、海外投資家対応等、グローバルでの経験や知見も有しております。当社社外取締役就任以降、財務・会計分野のみならず、ITセキュリティ、非財務目標、ステークホルダーとのコミュニケーション等の観点からも取締役会の適正な意思決定の確保に貢献しております。また、昨年3月に社外取締役に就任した後、指名委員及び報酬委員の一員として、新鮮な視点から両委員会における活発な審議に参画し、より客観的なプロセス構築、議論の充実に大きく貢献しております。同候補者が再任された場合は、指名委員及び新たな報酬委員長に選任される予定であり、特に報酬委員長として、当社のこれからの企業価値向上に一層資する適正な報酬決定及びそのための役員報酬体系の検討を主導し、多大な貢献をすることが期待されます。これらの経験、知見及び職務実績を踏まえ、引き続き上記役割を果たすことが期待されるため、社外取締役として職務を適切に遂行いただけるものと判断いたします。中外製薬株式会社 顧問 氏名選任の理由主な職業森 重樹製造業での海外・日本事業の責任者を経て、グローバル企業における経営責任者としての豊富な経験により、企業経営、リスクマネジメント、人財育成、サステナビリティ等の幅広い領域で高い見識を有しております。当社指名委員長及び指名委員会との複数回の面談を通じ、これらの経験及び知見を踏まえ、取締役の適正な意思決定に貢献することが期待されることを確認できたため、当社取締役会全体の適切な人財ポートフォリオの観点からも、新たに加わる社外取締役として適任であると判断いたします。なお、同候補者が選任された場合は、指名委員及び報酬委員に選任される予定であり、上記の経験、知見及び職務実績を踏まえ、新たな視点から指名委員会及び報酬委員会においても貢献が期待されるため、社外取締役として職務を適切に遂行いただけるものと判断いたします。日本板硝子株式会社執行役会長 当社と特別な利害関係のない社外取締役であるデイヴィス・スコット(Scott Trevor Davis)、増田健一、鈴木洋子、小林柚香里、中嶋康博、森川典子、板垣利明及び森重樹は、当社における社外取締役の独立性基準に照らし合わせた結果、一般株主と利益相反が生じるおそれがないことから、独立性のある役員と位置付けております。なお、当社における社外取締役の独立性に関する基準は末尾に記載のとおりであります。また、社外取締役の当社株式の所有状況は、「4(2)① b (a) 取締役の状況」に記載のとおりであります。 [取締役指名方針]企業理念を具現化していくことができる人格・見識をそなえ、取締役会の一員として業務執行を監督できる経験を有し、当社取締役としての職務遂行に強い意欲があること (社外取締役)(1) 豊富な知見を有し、独立した視点からの的確な判断ができること(2) 当社グループと重大な利害関係がなく、独立性を保つことができること(※)(※) 当社の社外取締役独立性基準に抵触しないこと (社内取締役)(1) 業務に関し広い範囲での知識と経験をそなえていること(2) 取り巻く環境の変化をとらえて適応しつつ、あるべき姿を描くことができる経営能力を有していること [社外取締役独立性基準]当社は、当社の適正なガバナンスにとって必要な客観性と透明性を確保するために、社外取締役が可能な限り独立性を有していることが望ましいと考えます。当社は、当社における社外取締役の独立性基準を以下のとおり定め、社外取締役(その候補者も含む。以下同様)が次の項目のいずれかに該当する場合は、当社にとって十分な独立性を有していないものとみなします。 1 当社及びその連結子会社(以下「当社グループ」と総称する)の出身者(注1)2 当社の大株主(注2)3 次のいずれかに該当する企業等の業務執行者  (1) 当社グループの主要な取引先(注3)  (2) 当社グループの主要な借入先(注4)  (3) 当社グループが議決権ベースで10%以上の株式を保有する企業等4 当社グループの会計監査人である監査法人に所属する公認会計士5 当社グループから多額(注5)の金銭その他の財産を得ているコンサルタント、会計士、税理士、弁護士、司法書士、弁理士等の専門家6 当社グループから多額の寄付を受けている者(注6)7 社外役員の相互就任関係(注7)となる他の会社の業務執行者8 近親者(注8)が上記1から7までのいずれか(4項及び5項を除き、重要な者(注9)に限る)に該当する者9 過去5年間において、上記2から8までのいずれかに該当していた者10 前各項の定めにかかわらず、その他、当社と利益相反関係が生じ得る特段の事由が存在すると認められる者  注1 現に所属している業務執行取締役、執行役、執行役員その他これらに準じる者及び使用人(本基準において「業務執行者」と総称する)及び過去に一度でも当社グループに所属したことがある業務執行者をいう。  2 大株主とは、当社事業年度末において、自己又は他人の名義をもって議決権ベースで5%以上を保有する株主をいう。大株主が法人、組合等の団体である場合は、当該団体に所属する業務執行者をいう。  3 主要な取引先とは、当社グループの製品等の販売先又は仕入先であって、その年間取引金額が当社の連結売上高又は相手方の連結売上高の2%を超えるものをいう。なお、当社グループのタイヤ販売先である自動車メーカー並びにタイヤ原材料仕入先である合成ゴムメーカー及びスチールコードメーカーは取引金額にかかわらず主要な取引先とみなす。  4 主要な借入先とは、当社グループが借入れを行っている金融機関であって、その借入金残高が当社事業年度末において当社の連結総資産又は当該金融機関の連結総資産の2%を超える金融機関をいう。  5 多額とは、当該専門家の役務提供への関与に応じて以下に定めるとおりとする。    (1) 当該専門家が個人として当社グループに役務提供をしている場合は、当社グループから収受している対価(役員報酬を除く)が、年間1千万円を超えるときを多額という。    (2) 当該専門家が所属する法人、組合等の団体が当社グループに役務提供をしている場合は、当該団体が当社グループから収受している対価の合計金額が、当該団体の年間総収入金額の2%を超えるときを多額という。ただし、当該2%を超過しない場合であっても、当該専門家が直接関わっている役務提供の対価として当該団体が収受している金額が年間1千万円を超えるときは多額とみなす。  6 当社グループから年間1千万円を超える寄付を受けている者をいう。当該寄付を受けている者が法人、組合等の団体である場合は、当該団体に所属する者のうち、当該寄付に係わる研究、教育その他の活動に直接関与する者をいう。  7 社外役員の相互就任関係とは、当社グループの業務執行者が他の会社の社外取締役又は社外監査役であり、かつ、当該他の会社の業務執行者が当社の社外取締役である関係をいう。  8 近親者とは、配偶者及び二親等内の親族をいう。  9 重要な者とは、取締役、執行役、執行役員及び部長格以上の業務執行者又はそれらに準じる権限を有する業務執行者をいう。 ③ 社外取締役による監督又は監査と内部監査、監査委員会監査及び会計監査との相互連携並びに内部統制部門との関係社外取締役は、決算報告や内部統制システムの整備方針の検討、同整備方針に基づく運用状況の報告等を始めとする取締役会の議案の審議を通じて、直接又は間接的に内部統制部門から報告を受け、実効性のある執行役及び取締役の監督を実施しております。また、社外取締役による監督と内部監査、監査委員会による監査及び会計監査との相互連携については、「4(3)監査の状況」に記載のとおりであります。

※ 出典: EDINET DB API より取得した有価証券報告書(2025年度)。 全文は 金融庁 EDINET でご確認ください。