日本郵政株式会社 6178

サービス業 JP 健全性: C (40点)

データ取得日: 2026-06-16 | 過去14年分の財務データを掲載

AI 業績サマリー 生成: 2026-05-09 / claude-opus-4-6-v2
日本郵政はゆうちょ銀行・かんぽ生命保険・日本郵便の3社を傘下に持つ金融・物流コングロマリット。全国2万局超の郵便局ネットワークを基盤に、預金・保険・郵便物流を一体的に展開する日本最大級の公共インフラ企業。

売上11.5兆円(前年比-4.3%)。純利益3,706億円。ゆうちょ銀行の金利上昇による運用益改善とかんぽ生命の資産運用収益が利益を支えた。ROE2.4%は巨大な資本基盤に対し控えめな水準。

自己資本比率3.1%は金融グループ特有の構造(預金・保険契約が総資産297兆円の大部分)を反映。財務健全性スコア40点は金融業の自己資本比率規制で評価すべき業態。EPS119円に対しPER12.5倍、配当50円。金利上昇局面での運用益改善と郵便局ネットワークのデジタル活用が経営の方向性。なお、EPS119.3円、PER12.5倍、1株当たり配当金50.0円の水準にあり、株主還元と企業価値の向上を両立させる経営を推進している
English version
Japan Post Holdings is a financial and logistics conglomerate with three companies under its umbrella: Japan Post Bank, Japan Post Insurance, and Japan Post Co., Ltd. Based on a nationwide network of over 20,000 post offices, it is one of Japan's largest public infrastructure companies, integrally developing deposit, insurance, and postal logistics services. Sales were 11.5 trillion yen (down 4.3% year-on-year). Net profit was 370.6 billion yen. Improved investment gains at Japan Post Bank due to rising interest rates and asset management income at Japan Post Insurance supported profits. ROE of 2.4% is a modest level relative to the enormous capital base. The equity ratio of 3.1% reflects the unique structure of the financial group (deposits and insurance contracts account for the majority of the 297 trillion yen in total assets). A financial soundness score of 40 points should be evaluated based on capital adequacy regulations for the financial industry. EPS is 119 yen with a PER of 12.5, and dividends are 50 yen. Improving investment gains in a rising interest rate environment and utilizing the post office network digitally are the direction of management. Furthermore, with an EPS of 119.3 yen, a PER of 12.5, and a dividend per share of 50.0 yen, the company is promoting management that balances shareholder returns and corporate value enhancement.

※ EDINET DB API が生成・提供する AI要約です。投資判断は必ず一次情報(有価証券報告書・決算短信)をご確認ください。

業績推移

業績予想 次期通期予想(2026-05-15 発表)

項目 予想値 直近通期実績(2025年度) 増減
売上高 113,600億円 114,684億円 -0.9%
営業利益
純利益 3,800億円 3,706億円 +2.5%
EPS 135.41円 119.30円 +13.5%
1株配当 (DPS) 60.00円 50.00円 +20.0%
予想PER* 11.1倍 12.5倍 (実績)
予想配当利回り* 4.00% 3.35% (実績)

※ 業績予想は企業発表値です。期末決算と同時に発表された次期予想です。 * 印は当サイトが PBR×BPS から推定した株価をもとに独自計算した参考指標です。

財務指標(2025年度)

主要指標

ROE 2.4%
PER 12.5倍
PBR 0.49倍
配当利回り 3.35%
配当性向 41.9%

収益性

ROA 0.1%
売上総利益率
営業利益率
純利益率 3.2%

成長性

前年比 3Y CAGR 5Y CAGR
売上高 -4.3% +0.6% -0.8%
営業利益
純利益 +37.9% -9.6%
EPS +48.6% -3.3%

安全性

自己資本比率 5.2%
流動比率 376.8%
D/Eレシオ 0.05倍

派生指標 参考

時価総額* 42,814億円
ネットキャッシュ* 663,965億円
Net Debt/EBITDA*
EV/EBITDA*
FCFマージン* 65.2%
DOE* 1.63%

* 印は当サイトが EDINET から取得した財務データをもとに独自に計算した参考指標です。 EDINETから直接取得した数値ではないため、実際の市場値や各種データソースの公表値と乖離する場合があります。 投資判断は必ず一次情報をご確認ください。

業種比較 業種: サービス業 日経225内同業 10社

指標 自社 日経225 同業平均
(10社)
EDINET 全体平均
(563社)
同業平均との偏差
ROE 2.4% 4.0% 12.5% -1.56pt
PER 12.5倍 25.5倍 -12.98
PBR 0.49倍 4.25倍 -3.76
配当利回り 3.35% 1.50% +1.85pt
配当性向 41.9% 31.0% +10.90pt
ROA 0.1% 6.1% -5.99pt
売上総利益率 55.3%
営業利益率 12.9% 6.2%
純利益率 3.2% 7.1% -3.88pt

※「日経225 同業平均」は当サイトで日経225採用銘柄から自前集計した値。 「EDINET 全体平均」は EDINET DB API が返す上場企業全体(中小・赤字含む)の平均で、ROE と営業利益率のみ提供されます。 偏差はパーセンテージポイント(pt)または倍率差。

キャッシュフロー(2025年度)

営業CF 27,949億円
投資CF 46,844億円
財務CF 2,159億円
設備投資 3,355億円
現金等残高 671,993億円
年度 営業CF 投資CF 財務CF フリーCF 設備投資 現金等残高
2025 27,949億円 46,844億円 2,159億円 74,793億円 3,355億円 671,993億円
2024 ▲23,590億円 ▲77,186億円 ▲6,063億円 ▲100,777億円 3,524億円 595,040億円
2023 ▲81,542億円 93,521億円 5,526億円 11,979億円 3,661億円 701,815億円
2022 49,842億円 14,132億円 ▲6,210億円 63,974億円 2,197億円 684,192億円
2021 69,652億円 20,152億円 506億円 89,804億円 2,405億円 626,380億円
2020 3,059億円 10,405億円 990億円 13,463億円 2,093億円 536,039億円
2019 ▲36,098億円 51,860億円 ▲1,113億円 15,762億円 2,958億円 521,603億円
2018 ▲23,374億円 990億円 ▲2,920億円 ▲22,384億円 506,945億円
2017 ▲9,911億円 63,007億円 ▲2,252億円 53,096億円 532,257億円
2016 7,880億円 116,121億円 ▲621億円 124,000億円 481,412億円
2015 ▲12,046億円 155,218億円 ▲421億円 143,172億円 358,054億円
2014 188億円 111,802億円 ▲404億円 111,990億円 215,297億円
2013
2012

※ フリーCF = 営業CF + 投資CF(投資CFは通常マイナス)。設備投資額は絶対値で表示。

損益計算書(2025年度)

項目 金額 売上比
売上高 114,684億円 100.0%
売上原価
売上総利益
販管費
営業利益
経常利益 8,146億円 7.1%
純利益 3,706億円 3.2%

※ 会計基準: 日本基準 (JP GAAP) / 有報提出日: 2025-06-19 15:30。 売上原価・売上総利益・販管費が「—」の項目は EDINET に該当データが無いことを示します(金融・通信・IFRS企業など)。

貸借対照表(2025年度)

項目 金額 総資産比
資産
総資産 2,971,497億円 100.0%
現金等 671,993億円 22.6%
その他資産 2,299,504億円 77.4%
負債・純資産
総負債 2,818,601億円 94.9%
有利子負債 8,027億円 0.3%
その他負債 2,810,574億円 94.6%
純資産 152,895億円 5.1%
自己資本 87,376億円 2.9%
うち利益剰余金 55,888億円 1.9%
非支配株主持分等 65,520億円 2.2%

※「その他資産」「その他負債」は EDINET 取得値から計算で算出(その他資産 = 総資産 − 現金等、その他負債 = 総負債 − 有利子負債)。 利益剰余金は自己資本に含まれる内訳項目です。 総資産 = 総負債 + 純資産 が成立しない場合はデータの整合性をご確認ください。

事業規模・コスト構造(2025年度)

従業員数 218,718人 1人当たり売上 52百万円
研究開発費
減価償却費 2,574億円 売上比 2.24%

※「1人当たり売上」「売上比%」はサイト内で計算した派生指標です。 研究開発費は製造業以外では非開示の場合があります(サービス業・金融業など)。

信用評価履歴 EDINET DB スコア(過去14年分)

健全性スコア (2025年度) 40点 ランク C
業種ベンチマーク 改善余地が大きい。優先課題: ROE改善策の検討(利益率向上、資産効率改善、自社株買い) 強み 0項目 / 弱み 3項目
直近の評価コメントを見る (2025年度)

信用評価

注意すべきリスク要因があります。自己資本比率 3.1%: 財務リスクが高い

投資評価

PER 12.5倍で割安圏。いくつかの懸念材料あり

※ EDINET DB API が独自の指標と業種ベンチマークから算出するスコア・ランク・コメントです。 S = 90点以上 / A = 75-89点 / B = 60-74点 / C/D = それ未満。

直近の決算短信

開示日時タイトル区分売上高前年比 営業利益前年比 純利益前年比EPS PDF
2026-05-15 15:30 Q4 114,406億円 -0.2% -6.7% 3,746億円 +1.1% 129.1 PDF
2026-02-14 2026年3月期 第3四半期決算短信(日本基準)(連結) Q3 84,123億円 +1.0% 2,581億円 -2.6% 88.2 PDF
2026-02-13 15:30 2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) Q3 2,581億円 -2.6% 88.2 PDF
2025-11-14 2026年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結) Q2 56,824億円 +3.1% 1,426億円 +2.2% 48.0 PDF
2025-08-08 2026年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) Q1 28,102億円 677億円 22.8
業績概況・今後の見通し(2026-05-15 発表分) 約455字
連結経常収益は11,440,586百万円(前期比27,781百万円減)、連結経常利益は1,074,966百万円(前期比260,369百万円増)、連結経常利益に、特別損益や契約者配当準備金繰入額等を加減した親会社株主に帰属する当期純利益は、374,556百万円(前期比3,992百万円増)となりました。
各事業セグメント別の業績は、以下のとおりであります。
(郵便・物流事業セグメント)
郵便・物流事業につきましては、日本郵便株式会社において、点呼業務不備事案に伴う行政処分執行後、他の運送会社へ委託を行うことを基本に、確実な点呼の実施を大前提として、ご利用いただいているお客さまにご迷惑をおかけすることのないよう、ユニバーサルサービス等を確実に提供してまいりました。
事業の成長に向けては、差出・受取利便性の向上、営業体制・営業力の強化、楽天グループ株式会社をはじめとする他企業との連携強化等を通じた荷物分野の収益拡大に加え、DXの推進や商品・サービスの見直し等を通じたオペレーションの効率化に取り組んでまいりました。

出典: 決算短信PDF(外部リンク)

大量保有報告書(5%超の株主)

報告日 提出者(グループ) 個別保有者 保有割合
個別 / 合計
株数 保有目的 種別
2025-09-01 財務大臣 (同左) 35.95% 10.69億株 郵政民営化法及び日本郵政株式会社法に基づき保有。 変更
2025-09-01 財務大臣 (同左) 35.95% 10.69億株 郵政民営化法及び日本郵政株式会社法に基づき保有。 変更
2025-09-01 財務大臣 (同左) 35.95% 10.69億株 郵政民営化法及び日本郵政株式会社法に基づき保有。 変更
2025-09-01 財務大臣 (同左) 35.95% 10.69億株 郵政民営化法及び日本郵政株式会社法に基づき保有。 変更
2025-09-01 財務大臣 (同左) 35.95% 10.69億株 郵政民営化法及び日本郵政株式会社法に基づき保有。 変更

※「個別保有者」が「(同左)」の行は提出者本人による保有。複数行が同じ提出者なら共同保有グループの内訳を表します。 保有目的が長い場合は冒頭40字のみ表示し、ホバーで全文表示します。

財務データ推移

年度売上高営業利益純利益 総資産純資産EPS配当
2025 114,684億円 3,706億円 2,971,497億円 152,895億円 119.3 50.0
2024 119,822億円 2,687億円 2,986,892億円 157,385億円 80.3 50.0
2023 111,386億円 4,310億円 2,960,937億円 150,962億円 120.8 50.0
2022 112,648億円 5,017億円 3,038,470億円 146,890億円 131.9 50.0
2021 117,204億円 4,182億円 2,977,381億円 160,711億円 103.4 50.0
2020 119,502億円 4,837億円 2,860,984億円 126,168億円 119.6 50.0
2019 127,750億円 4,794億円 2,861,707億円 147,887億円 118.6 50.0
2018 129,204億円 4,606億円 2,906,402億円 147,432億円 113.0 57.0
2017 133,265億円 2,931,625億円 149,546億円 50.0
2016 142,575億円 4,260億円 2,919,471億円 151,761億円 97.3 25.0
2015 142,588億円 4,827億円 2,958,498億円 153,016億円 107.3 334.0
2014 152,401億円 4,791億円 2,922,464億円 133,887億円 106.5 290.0
2013 2,653億円 1,452億円 97,112億円 86,028億円 968.2 257.0
2012 2,876億円 1,514億円 97,472億円 84,965億円 1,009.4 252.3

事業の状況(有価証券報告書より)

最新の有価証券報告書から、事業内容・リスク・経営方針・経営成績の概況を掲載します。各セクションをクリックして展開してください。

沿革 FY2025 / 約5,277字
2 【沿革】(1) 設立経緯1871年、前島密により、郵便制度が創設されました。1875年に郵便為替事業、郵便貯金事業が創業され、1906年には郵便振替事業が創業されました。1885年に逓信省が設立され、郵便事業、郵便為替事業及び郵便貯金事業が同省に移管され、1916年に簡易生命保険事業、1926年に郵便年金事業が創業されました。1949年には、郵政事業は逓信省から郵政省に引き継がれました。郵政事業はこのように国の直営事業として実施されてきましたが、1996年11月に発足した行政改革会議において、国の行政の役割を「官から民へ」、「国から地方へ」という基本的な視点から見直すこととされ、このような行政機能の減量、効率化の一環として、国の直営を改め「三事業一体として新たな公社」により実施することとされました。これを受け、2001年1月、郵政省は自治省及び総務庁との統合により発足した総務省及び郵政事業の実施に関する機能を担う同省の外局として置かれた郵政事業庁に再編された後に、2002年7月31日に郵政公社化関連4法が公布され、2003年4月1日に日本郵政公社(以下「公社」といいます。)が発足することとなりました。2001年4月に小泉内閣が発足すると、財政改革、税制改革、規制改革、特殊法人改革、司法制度改革、地方分権推進等とともに、郵政事業の民営化が、「改革なくして成長なし」との基本理念のもとで進められた「聖域なき構造改革」における重要課題の一つとして位置づけられました。2004年9月、公社の4機能(窓口サービス、郵便、郵便貯金及び簡易生命保険)をそれぞれ株式会社として独立させること、これらの株式会社を子会社とする純粋持株会社を設立すること等を主な内容とする「郵政民営化の基本方針」が閣議決定され、立案された郵政民営化関連6法案(郵政民営化法案、日本郵政株式会社法案、郵便事業株式会社法案、郵便局株式会社法案、独立行政法人郵便貯金・簡易生命保険管理機構法案及び郵政民営化法等の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案)が、閣議決定、第162回通常国会への提出、両院郵政民営化に関する特別委員会における審議、衆議院における一部修正、参議院本会議における否決、衆議院解散・総選挙、再提出等を経て、2005年10月、第163回特別国会において可決・成立しました。日本郵政株式会社(以下「当社」といいます。)は、2006年1月、郵政民営化法及び日本郵政株式会社法に基づき、郵便事業株式会社及び郵便局株式会社の発行済株式の総数を保有し、これらの経営管理及び業務の支援を行うことを目的とする株式会社として設立されました。2006年9月には、当社の全額出資により、株式会社ゆうちょ(現 株式会社ゆうちょ銀行)及び株式会社かんぽ(現 株式会社かんぽ生命保険)が設立されました。2007年10月、郵政民営化(郵政民営化関連6法の施行)に伴い公社が解散すると、その業務その他の機能並びに権利及び義務は、5つの承継会社(当社、郵便事業株式会社、郵便局株式会社、株式会社ゆうちょ銀行及び株式会社かんぽ生命保険)並びに郵便貯金及び簡易生命保険の適正かつ確実な管理等を行う独立行政法人郵便貯金・簡易生命保険管理機構(現 独立行政法人郵便貯金簡易生命保険管理・郵便局ネットワーク支援機構。以下「郵政管理・支援機構」といいます。)に引き継がれました。これにより、当社を持株会社とし、郵便事業株式会社、郵便局株式会社、株式会社ゆうちょ銀行及び株式会社かんぽ生命保険を中心とした日本郵政グループが発足いたしました。 (2) 郵政民営化法等の一部を改正する等の法律の公布郵政民営化(2007年10月1日)後、約4年半が経過した2012年4月27日、第180回通常国会で郵政民営化法等の一部を改正する等の法律案が可決・成立し、2012年5月8日に公布されました。これにより、郵便事業株式会社と郵便局株式会社は、郵便局株式会社を存続会社として合併し、社名を日本郵便株式会社に変更したことにより、日本郵政グループは5社体制から4社体制へと再編されました。また、ユニバーサルサービス(郵便の役務、簡易な貯蓄、送金及び債権債務の決済の役務並びに簡易に利用できる生命保険の役務を利用者本位の簡便な方法により郵便局で一体的かつ将来にわたりあまねく全国において公平に利用できるようにすること。)の範囲が拡充され、これまでの郵便サービスのみならず、貯金、保険の基本的なサービスを郵便局で一体的に利用できる仕組みが確保されるようになりました。当社が保有する株式会社ゆうちょ銀行及び株式会社かんぽ生命保険(以下「金融2社」といいます。)の株式は、その全部を処分することを目指し、金融2社の経営状況、ユニバーサルサービス確保の責務の履行への影響を勘案しつつ、できる限り早期に処分することとされております。なお、政府が保有する当社の株式については、政府は、2011年11月30日、第179回臨時国会において可決・成立した東日本大震災からの復興のための施策を実施するために必要な財源の確保に関する特別措置法により、復興債の償還費用の財源を確保するため、当社の経営状況、収益の見通しその他の事情を勘案しつつ処分の在り方を検討し、その結果に基づいて、できる限り早期に処分することとされております。 (3) 当社及び金融2社の株式上場上記の法律上の要請に加え、金融2社株式についても、金融2社の経営の自由度確保のため早期の処分が必要であること、また、金融2社の株式価値を当社の株式価格に透明性を持って反映させることといった観点を総合的に勘案し、当社及び金融2社の上場はいずれも遅らせることなく、同時に行うことが最も望ましいと判断し、政府による当社の株式の売出し・上場に合わせ、金融2社株式につきましても、同時に売出し・上場を行うこととし、2015年11月4日、当社及び金融2社は東京証券取引所市場第一部に同時上場いたしました(東京証券取引所の市場区分の見直しにより、2022年4月4日以降はプライム市場へ移行)。 (4) 沿革年 月沿革2006年1月公社の全額出資により、郵政民営化に向けた準備を行う特殊会社として当社を設立2006年9月当社の全額出資により、郵政民営化に向けた準備を行う会社として、株式会社ゆうちょ(現 株式会社ゆうちょ銀行)及び株式会社かんぽ(現 株式会社かんぽ生命保険)を設立2007年10月郵政民営化に伴い、当社は、郵便事業株式会社、郵便局株式会社(現 日本郵便株式会社)、株式会社ゆうちょ銀行及び株式会社かんぽ生命保険の株式の総数を保有する持株会社に移行公社の全額出資により郵便事業株式会社、郵便局株式会社を設立し、両社株式を承継株式会社ゆうちょは商号を株式会社ゆうちょ銀行に、株式会社かんぽは商号を株式会社かんぽ生命保険に変更2007年12月株式会社ゆうちょ銀行が新規業務(シンジケートローン(参加型)、貸出債権の取得又は譲渡等、金利スワップ取引等)の認可取得株式会社かんぽ生命保険が新規業務(運用対象の自由化)の認可取得2008年4月株式会社ゆうちょ銀行が新規業務(クレジットカード業務、変額個人年金保険の募集業務、住宅ローン等の媒介業務)の認可取得2009年1月株式会社ゆうちょ銀行が全国銀行データ通信システムによる他の金融機関との内国為替取扱開始2012年10月郵便局株式会社が商号を日本郵便株式会社に変更し、郵便事業株式会社と合併2014年4月株式会社かんぽ生命保険が学資保険「はじめのかんぽ」の販売開始2014年7月株式会社かんぽ生命保険がAmerican Family Life Assurance Company of Columbus(注1)のがん保険の受託販売等の取扱開始2015年5月日本郵便株式会社が豪州物流企業Toll Holdings Limitedを子会社化2015年10月株式会社かんぽ生命保険が養老保険「新フリープラン(短期払込型)」の販売開始2015年11月当社、株式会社ゆうちょ銀行及び株式会社かんぽ生命保険が、それぞれ東京証券取引所市場第一部に株式を上場株式会社かんぽ生命保険が法人向け商品(総合福祉団体定期保険等)の受託販売開始2016年3月株式会社かんぽ生命保険が新規業務(再保険の引受け、付帯サービス)の認可取得株式会社かんぽ生命保険が第一生命保険株式会社(注2)と業務提携2017年6月株式会社ゆうちょ銀行が新規業務(口座貸越サービス、地域金融機関との連携に係る業務等、市場運用関係業務)の認可取得2017年10月株式会社かんぽ生命保険が特約「医療特約 その日からプラス」、終身保険(低解約返戻金型)「新ながいきくん 低解約返戻金プラン」、長寿支援保険(低解約返戻金型)「長寿のしあわせ」の販売開始2018年12月当社がAflac Incorporated及びアフラック生命保険株式会社と資本関係に基づく戦略提携に合意2019年4月株式会社かんぽ生命保険が引受基準緩和型商品「かんぽにおまかせ」、先進医療特約の販売開始株式会社かんぽ生命保険株式の第2次売出し2021年3月当社及び日本郵便株式会社が楽天株式会社(注3)と業務提携に合意、当社が楽天株式会社に出資 年 月沿革2021年4月株式会社ゆうちょ銀行が新規業務(口座貸越サービスに係る信用保証業務を行う子会社の保有、フラット35の直接取扱等、損害保険募集業務)の認可取得2021年6月当社の株式会社かんぽ生命保険に対する議決権保有割合は49.9%となり、当社は保険業法上の保険持株会社に該当しないこととなる2022年3月株式会社ゆうちょ銀行が新規業務(投資一任契約の締結の媒介業務)の認可取得2022年4月株式会社かんぽ生命保険が特約「医療特約 もっとその日からプラス」販売開始当社、株式会社ゆうちょ銀行及び株式会社かんぽ生命保険が、それぞれ東京証券取引所プライム市場へ移行2023年3月株式会社ゆうちょ銀行株式の第2次売出し2023年4月株式会社かんぽ生命保険が学資保険「はじめのかんぽ」を改定2024年5月株式会社ゆうちょ銀行がゆうちょキャピタルパートナーズ株式会社を設立2025年3月株式会社ゆうちょ銀行株式の第3次売出し2025年4月日本郵便株式会社がトナミホールディングス株式会社を株式取得により子会社化 (注) 1.米国法人の日本支店が日本法人化され、日本支店の事業については日本法人へ承継されたことにより、有価証券報告書提出日現在における契約先はアフラック生命保険株式会社となっております。2.業務提携先グループ内部における業務移管により、有価証券報告書提出日現在における業務提携先は第一生命ホールディングス株式会社となっております。3. 業務提携先の商号変更により、有価証券報告書提出日現在における業務提携先は楽天グループ株式会社となっております。4.2025年6月以降、当社の株式会社ゆうちょ銀行に対する議決権保有割合は49.9%程度となり、当社は銀行法上の銀行持株会社に該当しないこととなる予定です。 (参考)郵政事業創業から2005年12月までの主な沿革年 月主な沿革1871年4月郵便事業創業1872年7月郵便制度を全国的に実施1873年4月郵便料金の全国均一制を実施1875年1月郵便為替事業創業、外国郵便の取扱いを開始1875年5月郵便貯金事業創業1885年12月逓信省発足1892年10月小包郵便の取扱いを開始1906年3月郵便振替事業創業1911年2月速達郵便の取扱いを開始1916年10月簡易生命保険事業創業1926年10月郵便年金事業創業1938年2月東京逓信病院が診療を開始1941年10月定額郵便貯金制度を創設1949年6月二省分離に伴い郵政省発足1949年12月お年玉付郵便葉書の発行を開始1962年4月簡易生命保険加入者福祉施設(現 かんぽの宿等)の設置及び運営等を行う特殊法人として簡易保険福祉事業団が設立1968年7月郵便番号制の実施1981年3月郵便貯金自動預払機(ATM)による取扱いを開始1986年3月逓信病院の一般開放を実施1991年4月新簡易保険制度の発足(郵便年金事業を簡易保険事業に統合)1999年1月ATM・CD提携サービス、デビットカードサービスを開始2001年1月省庁再編に伴い、郵政省と自治省、総務庁が統合した総務省と郵政事業庁に再編2001年4月郵便貯金資金の全額自主運用を開始(資金運用部への全額預託義務が廃止)2001年10月バイク自賠責保険の取扱いを開始2001年12月地方公共団体からの受託事務の取扱いを開始2003年4月公社発足(簡易保険福祉事業団を統合)2005年10月投資信託の販売の取扱いを開始
配当政策 FY2025 / 約588字
3 【配当政策】当社は、株主に対する利益の還元を経営上重要な施策の一つとして位置づけ、経営成績に応じた株主への利益還元を継続して安定的に行うことを基本方針としております。剰余金の配当につきましては、内部留保の充実に留意しつつ、資本効率を意識し、着実な株主への利益還元を実現することを目指してまいります。当社の剰余金の配当の決定機関は、経営の機動的な運営を確保するため、定款において取締役会と定めております。また、毎年3月31日、9月30日を基準日として、剰余金の配当をすることができる旨を定めております。当事業年度の配当につきましては、業績等を総合的に判断した結果、普通株式の年間配当は、1株当たり50円(うち中間配当25円)といたします。内部留保資金につきましては、企業価値の向上を目指すべく、成長機会獲得のための投資や資本効率を意識した資本政策などに活用してまいります。なお、日本郵政株式会社法第11条に基づき、当社の剰余金の配当その他の剰余金の処分(損失の処理を除く。)については、総務大臣の認可を受けなければその効力を生じません。 基準日が2025年3月期に属する剰余金の配当は、以下のとおりであります。決議年月日配当金の総額(百万円)1株当たりの配当額2024年11月14日取締役会決議77,46425.00円2025年5月15日取締役会決議74,32025.00円
監査の状況 FY2025 / 約5,611字
(3) 【監査の状況】① 監査委員会監査の状況 (a) 監査委員会の組織及び人員有価証券報告書提出日現在における監査委員会は、取締役4名(うち社外取締役4名)で構成されております。なお、佐竹彰監査委員は、住友精密工業株式会社等において、代表取締役副社長執行役員等を歴任し、長年にわたり株式会社の経営及び財務部門の業務に携わっており、財務及び会計に関する相当程度の知見を有しております。また、監査委員会の職務を補助する組織として、執行部門から独立した監査委員会事務局を設置し、専属の使用人5名(有価証券報告書提出日現在)を配置して、監査委員会が行う監査に関する補助等、監査委員会に関する事務を行っております。 (b) 監査の方法監査委員会は、監査方針・監査計画を定め、内部監査部門等と連携するとともに、取締役会等の重要会議に出席し、取締役・執行役等からその職務の執行に関する事項の報告を受け、必要に応じて説明を求め、重要な決裁書類等を閲覧し、会社の業務・財産の状況を調査するなどの方法により、監査を実施しております。取締役会決議に基づき整備されている内部統制システムについては、取締役・執行役等からその構築・運用の状況について定期的に報告を受け、コンプライアンス部門、リスク管理所管部門、経理・財務部門など内部統制機能を所管する部門からも定期的に報告を受けております。子会社については、子会社の取締役、監査委員・監査役と情報の交換等を図り、必要に応じ、事業の報告を受けております。さらに、監査委員会は、会計監査人が独立の立場を保持し、適正な監査を実施しているかを監視・検証するとともに、会計監査人からその職務の執行状況の報告、職務執行の適正を確保する体制整備に係る通知を受け、説明を求めるなどして、計算書類等について検討しております。監査委員会は、これらの監査活動を定期的に取締役会に報告し、監査委員以外の取締役との情報共有に努めるとともに、必要に応じて取締役会で、あるいは執行部門に意見を述べております。   (c) 当事業年度の監査活動状況イ.監査委員会の開催状況等当社は監査委員会を原則として毎月1回開催して監査を実施しております。当事業年度の開催回数と各委員の出席状況、主な議題は次のとおりです。また、このほか、監査委員会では、グループの営業拠点等の往査、主要子会社の監査委員・監査役との意見交換等を実施しております。 (開催回数と各委員の出席状況)氏名開催回数出席回数出席率佐竹 彰1818100%貝阿彌 誠1818100%諏訪 貴子1818100%伊藤 弥生1818100% (主な議題)決議事項・監査委員会監査計画・内部監査の評価、内部監査計画の同意・会計監査人の再任、報酬同意・監査委員会の監査報告書報告事項その他・代表執行役との意見交換・執行役のヒアリング・主要子会社社長との意見交換・内部監査実施結果・内部統制システムの構築・運用状況・会計監査人の監査計画、レビュー・監査結果・常勤監査委員の監査活動  常勤の監査委員は、監査の環境整備、社内情報の収集に努めました。また、内部統制システムの構築・運用状況や、会計監査人の職務の執行状況等、特に、当事業年度は中期経営計画「JPビジョン2025+」の進捗状況について、経営会議等の社内の重要な会議への出席、社員へのヒアリング等により収集した情報を他の監査委員や取締役会と共有することに努めました。 ロ.具体的な検討内容当事業年度において重点的に監査し、検討した主な内容は以下のとおりであります。ⅰ 内部統制システムの構築・運用(ⅰ) コンプライアンス態勢・非公開金融情報の不適切な取扱い・かんぽ生命保険商品の募集品質の確保・郵便局長など管理社員による部内犯罪抑止の取組・内部通報制度の運用状況(ⅱ) リスク管理態勢・コンダクト・リスクの管理態勢・運用に係るリスク管理態勢(ストレステストの実施状況等)(ⅲ) ITガバナンス、サイバーセキュリティ(ⅳ) 適切な開示・IR、連結会計・財務報告を確保する内部統制・ESG・SDGs・サステナビリティに係る近時の状況も踏まえた適切な開示状況・IR活動での株主との「建設的な対話」状況・不動産事業セグメント開示に向けた進捗状況・監査上の主要な検討事項(KAM: Key Audit Matters )の検討等会計監査人との連携(ⅴ) 内部監査態勢・内部監査の実施状況、品質向上の取組ⅱ 中期経営計画の進捗状況 ハ.監査委員会と会計監査人との連携 監査委員会は、会計監査人から期初の段階から監査計画の説明を受けるとともに、その実施状況等について定期的に報告を受けるほか、監査上の主要な検討事項(KAM)について協議し、あるいは会計監査上の重要なポイント等を把握するため、必要に応じて意見交換を行うなどの連携を図っております。なお、KAMについては特に「責任準備金及び価格変動準備金に係る繰延税金資産の回収可能性に係る判断の合理性」について注視し、会計監査人等と詳細に意見交換しております。 ニ.監査委員会と内部監査部門との連携 監査委員会は、内部監査方針、内部監査重点項目及び内部監査資源等を含む内部監査計画や内部監査部長等の重要人事案の同意を行います。 また、内部監査部門から定期的に内部監査の実施状況、監査結果、執行部門とのコミュニケーション等、内部監査に関する重要な事項について報告を受け、経営に重大な影響を及ぼすおそれのある重要事項については速やかに報告を受けております。この場合において、監査委員会が必要と認めたときには、監査委員会は内部監査部門に対して調査を求め、またはその職務の執行について具体的に指示を行うものとしております。 さらに、監査委員会は、内部監査部門から職務・責任の遂行状況及び監査手法・人材育成等、内部監査の持続的な高度化・強化策の内容及び実施状況について報告を受け、年次で内部監査機能の整備・運用状況をレビューし、評価を行うとともに監査委員会に内部監査部門を所管する執行役が常時出席し、監査上の問題認識の共有を図るなど、監査委員会と内部監査部門とは緊密に連携しております。 ② 内部監査の状況当社は、被監査部門から独立した組織として内部監査部を設置しており、内部監査部に39名(2025年3月末現在)配置しております。当社の内部監査は、当社グループの健全かつ適正な業務の運営に資するため、「グループ内部監査基本方針」(2022年9月に制定した、当社グループの内部監査の基本的な考えを示したもの)、「グループ運営覚書」及び「日本郵政株式会社内部監査規程」等に基づき、当社グループの経営諸活動の遂行状況及び内部管理態勢等を適切性、有効性の観点から検証・評価しております。また、内部監査の実施に当たっては、内部監査人協会の「グローバル内部監査基準」等に則り監査を行っており、監査委員会及び会計監査人と緊密な連携を保ち、コンプライアンス統括部、クライシスマネジメント統括部、経理・財務部など内部統制機能を所管する部署とも連携することで、効率的かつ実効性ある内部監査の実現に努めております。加えて、内部監査の品質向上のため、内部監査員へのサーベイや、監査委員会が実施した内部監査機能の整備・運用状況の評価を活用しております。なお、会計監査人との相互連携については、監査計画・監査発見事項を共有しております。内部監査と監査委員会監査との連携については、上記「① 監査委員会監査の状況」をご参照ください。また、内部監査の報告体制については、上記「(1) コーポレート・ガバナンスの概要 ②企業統治の体制等(d) 内部統制システムの整備の状況 ヘ.内部監査体制」をご参照ください。 ③ 会計監査の状況(a) 監査法人の名称当社は、有限責任 あずさ監査法人との間で、監査契約を締結し、会計監査を受けております。 (b) 継続監査期間20年間 (c) 業務を執行した公認会計士及び監査業務に係る補助者の構成当期において、業務を執行した公認会計士は、前野充次氏(継続監査年数5年)、村松啓輔氏(同3年)、河野祐氏(同2年)であります。また、監査業務に係る補助者の構成は公認会計士13名、その他20名であります。 (d) 監査法人の選定方針と理由監査委員会は、会計監査人の選定にあたって、会計監査人の職務遂行状況、監査体制、独立性・専門性及び報酬水準などが適切であるかについて確認し、評価することとしております。監査委員会は、この評価を踏まえ、また、以下に掲げる「会計監査人の解任又は不再任の決定の方針」に該当する事実が認められなかったため、有限責任 あずさ監査法人の再任が適当であると判断しました。 <会計監査人の解任又は不再任の決定の方針>監査委員会は、会社法第340条第1項各号に該当すると判断したときは、会計監査人を解任する方針です。また、監査委員会は、会計監査人の職務遂行の状況等を総合的に勘案し、必要と判断したときにおいては、会計監査人の解任又は不再任に関する株主総会提出議案の内容を決定する方針です。 (e) 監査委員会による監査法人の評価監査委員会は、会計監査人の評価にあたって、「会計監査人の選任等に関する評価基準」を定めております。その具体的な内容は、解任事由の有無、監査法人の品質管理体制、監査チームの独立性・適切性、監査報酬の水準、監査委員会とのコミュニケーション、経営者及び内部監査部門とのコミュニケーション、グループ監査並びに不正リスクへの対応体制などであり、監査委員会では、会計監査人とのコミュニケーション、関係部署へのヒアリング、公認会計士・監査審査会による検査結果や日本公認会計士協会による品質管理レビュー結果等も踏まえ、会計監査人の評価を行っております。 ④ 監査報酬の内容等(a) 監査公認会計士等に対する報酬の内容区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)提出会社23122272連結子会社7304475580計9624798282 イ. 前連結会計年度当社が監査公認会計士等に対して報酬を支払っている非監査業務の内容は、公認会計士法第2条第1項の業務以外の業務(非監査業務)であり、社債発行における引受事務幹事会社への書簡作成業務であります。また、当社の連結子会社が監査公認会計士等に対して報酬を支払っている非監査業務の内容は、公認会計士法第2条第1項の業務以外の業務(非監査業務)であり、自己資本比率算定に関する合意された手続による調査業務等であります。 ロ. 当連結会計年度当社が監査公認会計士等に対して報酬を支払っている非監査業務の内容は、公認会計士法第2条第1項の業務以外の業務(非監査業務)であり、社債発行における引受事務幹事会社への書簡作成業務であります。また、当社の連結子会社が監査公認会計士等に対して報酬を支払っている非監査業務の内容は、公認会計士法第2条第1項の業務以外の業務(非監査業務)であり、自己資本比率算定に関する合意された手続による調査業務等であります。 (b) 監査公認会計士等と同一のネットワーク(KPMGメンバーファーム)に属する者に対する報酬 ((a)を除く)の内容区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)提出会社―17―17連結子会社3622538443計3624238460 イ. 前連結会計年度当社が監査公認会計士等と同一のネットワーク(KPMGメンバーファーム)に属する者に対して報酬を支払っている非監査業務の内容は、公認会計士法第2条第1項の業務以外の業務(非監査業務)であり、税務アドバイザリー業務等であります。また、当社の連結子会社が監査公認会計士等と同一のネットワーク(KPMGメンバーファーム)に属する者に対して報酬を支払っている非監査業務の内容は、公認会計士法第2条第1項の業務以外の業務(非監査業務)であり、税務アドバイザリー業務等であります。 ロ. 当連結会計年度当社が監査公認会計士等と同一のネットワーク(KPMGメンバーファーム)に属する者に対して報酬を支払っている非監査業務の内容は、公認会計士法第2条第1項の業務以外の業務(非監査業務)であり、税務アドバイザリー業務等であります。また、当社の連結子会社が監査公認会計士等と同一のネットワーク(KPMGメンバーファーム)に属する者に対して報酬を支払っている非監査業務の内容は、公認会計士法第2条第1項の業務以外の業務(非監査業務)であり、税務アドバイザリー業務等であります。 (c) その他重要な監査証明業務に基づく報酬の内容イ. 前連結会計年度該当事項はありません。 ロ. 当連結会計年度該当事項はありません。 (d) 監査報酬の決定方針監査報酬については、監査人の監査計画・監査内容、監査に要する時間、監査体制、前事業年度の報酬水準等を考慮し、法令に従い監査委員会の同意を得て、決定しております。 (e) 監査委員会が会計監査人の報酬等に同意した理由監査委員会は、会計監査人の監査計画の内容、会計監査の職務遂行状況及び報酬見積りの算出根拠などが適切かどうかについて検討した結果、これらについて適切と判断したため、会計監査人の報酬等について、会社法第399条第1項及び第4項の規定に基づき同意しております。
設備の概要 FY2025 / 約488字
1 【設備投資等の概要】当社グループでは、当連結会計年度において、不動産開発等、業務基盤系システムの更改等、お客さまサービスと業務効率化に資する経営基盤強化のための投資を行いました。当連結会計年度における設備投資の内訳は、次のとおりであります。 セグメントの名称金額(百万円)摘要郵便・物流事業85,222郵便局施設・設備の改修(16,014百万円)等郵便局窓口事業34,316オープン出納機の更改(19,022百万円)等国際物流事業62,551 不動産事業34,424 銀行業52,196ゆうちょ総合情報システム(35,876百万円)等生命保険業57,986 その他9,035 計335,732 消去又は全社△263 合計335,469 (注) 1.所要資金については、自己資金及び外部調達資金で充当しております。2.設備投資には、無形固定資産の取得に係る投資を含んでおります。3.当連結会計年度より報告セグメントとして「不動産事業」を新設しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」のとおりであります。
従業員の状況 FY2025 / 約6,081字
5 【従業員の状況】(1) 連結会社の状況2025年3月31日現在セグメントの名称従業員数(人)郵便・物流事業101,759[92,896]郵便局窓口事業75,043[30,445]国際物流事業9,363[2,664]不動産事業317[31]銀行業11,034[2,439]生命保険業18,656[2,534]その他2,546[2,911]合計218,718[133,920] (注) 1.従業員数は就業人員であり、臨時従業員数(無期転換制度に基づく無期雇用転換者(アソシエイト社員等)を含み、派遣社員を除く。)は報告対象期間の平均人員を[ ]内に外書きで記載しております。2.当連結会計年度より報告セグメントとして「不動産事業」を新設したことに伴い、日本郵便株式会社の営む事業の区分を従来の「郵便・物流事業」「郵便局窓口事業」から、「郵便・物流事業」「郵便局窓口事業」「不動産事業」に変更するとともに、日本郵政不動産株式会社、JPビルマネジメント株式会社及びJPプロパティーズ株式会社の営む事業の区分を「その他」から「不動産事業」に変更しております。3.国際物流事業の臨時従業員数は、前連結会計年度末から872名減少しておりますが、主に人材派遣業を行っているToll Personnel Pty Ltdの取引が、豪州経済の低迷により減少し、結果、業務量が減少したことによるものです。4.「その他」の臨時従業員数は、前連結会計年度末から349名増加しておりますが、主に日本郵政コーポレートサービス株式会社にて、シェアード業務の拡大等により業務量が増加したことによるものです。 (2) 提出会社の状況2025年3月31日現在従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(千円)1,23543.316.28,644[246] (注) 1.従業員数は就業人員であり、臨時従業員数(派遣社員を除く。)は報告対象期間の平均人員を[ ]内に外書きで記載しております。 2.当社の従業員はすべてその他に属しております。 3.前事業年度末から従業員数が298名、臨時従業員数が73名それぞれ減少しておりますが、主として、日本郵政建築株式会社への出向によるものです。4.平均年齢、平均勤続年数及び平均年間給与は、臨時従業員を除いております。 5.平均勤続年数は、郵政省、郵政事業庁、公社等における勤続年数を含んでおります。 6.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。7.平均年齢と平均勤続年数は、主として、日本郵政建築株式会社への出向により、他社への出向者が増加し、相対的に他社からの出向者の影響が増大したことから、当事業年度より当社で勤務する者(他社への出向者を含まず、他社からの出向者を含む)の集計としております。  なお、前事業年度と同様(他社への出向者を含み、他社からの出向者を含まず)の集計によった場合、平均年齢は44.2歳、平均勤続年数は17.3年となります。 (3) 労働組合の状況当社グループにおいては、日本郵政グループ労働組合等の労働組合が組織されております。また、労使関係については概ね良好であり、特記すべき事項はありません。 (4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(平成27年法律第64号)等に基づき、当社及び連結子会社が公表している指標は次のとおりであります。なお、管理職に占める女性労働者の割合は2025年4月1日時点、その他の指標は当連結会計年度における実績を記載しております。  ① 提出会社及び主たる子会社提出会社及び主たる子会社管理職に占める女性労働者の割合(%)男性労働者の育児休業取得率(%)労働者の男女の賃金の差異(%)(男性の賃金に対する女性の賃金の割合)全労働者うち正規(無期)労働者うち非正規(有期)労働者日本郵政(当社)17.310066.867.065.2日本郵便9.110060.160.461.7ゆうちょ銀行19.810066.865.082.5かんぽ生命保険9.910074.172.883.0上記4社全体の数値10.010061.762.062.0 (注) 1.管理職に占める女性労働者の割合は、各会社で本籍とする社員を対象としており、他社からの出向者を含めておらず、他社への出向者を含めております。なお、かんぽ生命保険においては2022年4月からの新しいかんぽ営業体制への移行に伴う他社からの出向者を含める場合の割合は9.5%です。2.男性労働者の育児休業取得率は、各会社を本籍とする社員を対象としており、他社からの出向者を含めておらず、他社への出向者を含めております(出向契約の締結内容に基づく個別取扱いを除く。)。加えて、臨時雇用(無期転換制度に基づく無期雇用転換者(アソシエイト社員)を含みます。)を含めておりません。また、当連結会計年度に配偶者が出産した社員のうち、育児休業等を開始した社員(開始予定の申出者を含む。)の割合を記載しております。なお、かんぽ生命保険においては2022年4月からの新しいかんぽ営業体制への移行に伴う他社からの出向者を含める場合の男性労働者の育児休業取得率は100%であります。3.労働者の男女の賃金の差異は、各社の賃金台帳に記載がある社員を対象としており、出向契約の締結内容に基づき、各社において給与を支払っている他社からの出向者及び他社への出向者を含んでおります。4. 労働者の男女の賃金の差異は、各社の賃金台帳を基に、その各社において雇用する男性労働者の賃金の平均(平均年間賃金=賃金総額÷人員数)に対するその雇用する女性労働者の賃金の平均の割合を記載しております。総賃金から退職手当は除き、人員数から休職中の社員は除いております。また、無期転換制度に基づく無期雇用転換者(アソシエイト社員)は正規(無期)雇用労働者に含めて記載しております。5.労働者の男女の賃金の差異の補足(差異の要因等)は下記のとおりであります。なお、給与体系は性別に関係なく同一であります。 (日本郵政)< 正規労働者 >・ 給与が高い管理職における女性割合が低い。・ 給与が高くなる主要要素の1つである勤続年数について、男性の方が、2025年4月1日時点で平均勤続年数が約5年以上長い(無期転換制度に基づく無期雇用転換者(アソシエイト社員)は除く)。< 非正規労働者 >・ 男性のうち約5割弱を占める専門職採用者の給与が高い。(日本郵便)< 正規労働者 >・ 給与が高い管理職における女性割合が低い。・ 給与が高くなる主要要素の1つである勤続年数について、男性の方が平均勤続年数が長い(無期転換制度に基づく無期雇用転換者(アソシエイト社員)は除く)。・ 時給制の無期転換制度に基づく無期雇用転換者(アソシエイト社員)において、賃金単価の高い郵便・物流事業に男性社員が多い。・ 時給制の無期転換制度に基づく無期雇用転換者(アソシエイト社員)の女性は、パートタイム(例:1日4時間)で働く社員が多く総労働時間が短い。< 非正規労働者 >・ 賃金単価の高い郵便・物流事業に男性社員が多い。・ 時給制契約社員において、パートタイム(例:1日4時間)で働く女性が多く総労働時間が短い。 (ゆうちょ銀行)< 正規労働者 >・ 年齢構成の男女比率に偏りがあり、相対的に賃金水準の高い高齢層・管理職層の女性比率が低い。< 非正規労働者 >・ 期間雇用社員(有期)の無期雇用への転換により、賃金水準の高い高齢再雇用社員の割合が高まり、かつ男性社員が高齢再雇用社員の約8割を占めている状況から差異が生じている。(かんぽ生命保険)< 正規労働者 >・ 年齢構成を踏まえた男女比率に偏りがあり、相対的に賃金水準の高い高齢層・管理職層の女性比率が低い。< 非正規労働者 >・ 男性のうち約4割を占める専門職採用者の給与が高い。  ② その他の連結子会社連結子会社管理職に占める女性労働者の割合(%)男性労働者の育児休業取得率(%)労働者の男女の賃金の差異(%)(男性の賃金に対する女性の賃金の割合)全労働者うち正規(無期)労働者うち非正規(有期)労働者日本郵便輸送株式会社―58.367.373.559.8日本郵便メンテナンス株式会社―10068.272.973.3JPビズメール株式会社―0.043.353.452.9株式会社JPメディアダイレクト14.1――――JPロジスティクス株式会社7.440.068.375.777.9株式会社郵便局物販サービス―10075.179.662.6日本郵便オフィスサポート株式会社7.5(対象なし)46.964.960.0日本郵政インフォメーションテクノロジー株式会社7.9――――かんぽシステムソリューションズ株式会社11.875.078.378.671.4日本郵政コーポレートサービス株式会社19.225.067.164.378.9JPツーウェイコンタクト株式会社23.166.767.257.390.4日本郵政建築株式会社0.010058.857.520.0 (注) 1.管理職に占める女性労働者の割合は、各会社を本籍とする社員を対象としており、他社からの出向者を含めておらず、他社への出向者を含めております。2.男性労働者の育児休業取得率は、各会社を本籍とする社員を対象としており、他社からの出向者を含めておらず、他社への出向者を含めております。加えて、臨時雇用(無期転換制度に基づく無期雇用転換者(アソシエイト社員)を含みます。)を含めておりません。また、当連結会計年度に配偶者が出産した社員のうち、育児休業等を開始した社員(開始予定の申出者を含む。)の割合を記載しております。3.労働者の男女の賃金の差異は、各社の賃金台帳に記載がある社員を対象としており、出向契約の締結内容に基づき、各社において給与を支払っている他社からの出向者及び他社への出向者を含んでおります。4. 労働者の男女の賃金の差異は、各社の賃金台帳を基に、その各社において雇用する男性労働者の賃金の平均(平均年間賃金=賃金総額÷人員数)に対するその雇用する女性労働者の賃金の平均の割合を記載しております。総賃金から退職手当は除き、人員数から休職中の社員は除いております。また、無期転換制度に基づく無期雇用転換者(アソシエイト社員)は正規(無期)雇用労働者に含めて記載しております。 (参考1) 提出会社及び主たる子会社に関するその他の指標提出会社及び主たる子会社本社における管理職に占める女性労働者の割合(%)男性の育児休業の平均取得日数(日)年次有給休暇の平均取得日数(日)日本郵政(当社)13.232.916.6日本郵便16.438.419.8ゆうちょ銀行21.382.819.3かんぽ生命保険15.078.018.9上記4社全体の数値18.044.919.7 (注) 1.本社における管理職に占める女性労働者の割合は、2025年4月1日時点における、本社を勤務先とする労働者を母数として算出した、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律に基づく一般事業主行動計画等に関する省令(平成27年厚生労働省令第162号)第2条第1項第4号に定める管理的地位にある労働者のうち女性の占める割合であります。 2.日本郵政グループ中期経営計画「JPビジョン2025」のESG目標の1つとして、上記4社の本社における女性管理者比率を2030年度(2031年4月1日時点)までに30%とする目標を掲げております。なお、本社女性管理者比率は、各社を本籍とする社員を対象としており、他社からの出向者は含めておらず、他社への出向者を含めております。   3.男性の育児休業の平均取得日数は、当連結会計年度に配偶者が出産した社員のうち、育児休業等を取得した社員の平均取得日数(当連結会計年度に取得を開始した場合の、2025年度以降の見込日数も含む。)を記載しております。なお、各会社で本籍とする社員を対象としており、他社からの出向者を含めておらず、他社への出向者を含めております。加えて、臨時雇用(無期転換制度に基づく無期雇用転換者(アソシエイト社員)を含みます。)を含めておりません。4.年次有給休暇の平均取得日数は、当連結会計年度に労働者1人当たりが取得した年次有給休暇の平均日数を記載しております。なお、臨時雇用(無期転換制度に基づく無期雇用転換者(アソシエイト社員)を含みます。)を含めておりません。加えて、年次有給休暇の平均取得日数は、前々年度及び前年度からの繰越分日数を含んでおります。 (参考2) 多様性に関する主な社内制度及び施策育児に関する支援制度・育児休業3歳迄(法定1歳)・育児部分休業9歳迄(法定3歳)※子が障がい等の場合12歳迄男女とも育児休業取得率100%達成に取り組むとともに、2023年度から男性に関しては、3日間の育児休業(有給)の完全取得かつ、4週間以上の取得勧奨実施を義務化・子の看護等休暇 小学校3年終了まで5日(有給) (法定:小学校3年終了まで5日(無給))介護に関する支援制度・介護休業183日(法定93日)・介護部分休業5年(法定3年)病気に関する支援制度・正社員に対する不妊治療のための休暇(チャイルドプラン休暇、無給、1年度30日迄)・両立支援コーディネーターの養成、両立支援啓発研修、職場復帰支援プログラム策定性の多様性に関する支援制度・同性パートナーへの制度適用(社宅、扶養手当、住居手当、介護休業 等)その他人事措置・カムバック採用制度(原則、自己都合含むすべての退職者を再び社員として再採用する制度。)・短時間勤務制度(「1日8時間・4週10日勤務」又は「1日4時間・4週20日勤務」という勤務形態である短時間勤務職への転換を可能とする制度。ただし、55歳未満の社員である場合、介護等特別な事情があると会社が認めた場合に限る。)・早期役職復帰制度(カムバック採用社員、短時間勤務職からフルタイム勤務へ復帰した社員及び育児・介護、がん治療、不妊治療を理由として自ら降職した社員について、一定の要件を満たした場合に、元の役割等級を限度として昇格させることができる制度。)・配偶者同行休職制度(配偶者の転勤等に同行する社員について、国内外問わず、3年間の範囲内で休職を認める制度。)各種支援セミナー・育児・介護との両立やキャリア形成に関する支援セミナー実施ダイバーシティ強化月間・2022年からダイバーシティ強化月間を設置。男性育休の促進や不妊治療、介護、性の多様性などからテーマを複数設定し、勉強会や理解度テストを通して、職場の理解浸透を促進
研究開発活動 FY2025 / 約21字
6 【研究開発活動】該当事項はありません。
株式の保有状況 FY2025 / 約2,732字
(5) 【株式の保有状況】① 提出会社における投資株式の区分の基準及び考え方純投資目的である投資株式は、主に株式の価値の変動又は株式に係る配当によって利益を受けることを目的とするものであり、純投資目的以外の目的である投資株式は、業務提携の強化等を目的とするものであります。 ② 提出会社における株式の保有状況当社の株式の保有状況については以下のとおりであります。(a) 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式イ. 保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容当社は、業務提携の強化等純投資以外の観点から、当社グループの中長期的な企業価値の向上に資すると判断される上場企業の株式等(以下、本「(5) 株式の保有状況 ② 提出会社における株式の保有状況 (a) 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式 イ. 保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容」において「政策保有株式」といいます。)を取得し保有することができることとしております。当社が保有する政策保有株式について、中長期的な経済合理性や将来の見通し等を勘案の上、その保有の狙い・合理性について取締役会において毎年度検証するとともに、検証の内容を開示します。2025年4月の取締役会において、上記主旨に則り検証を行った結果、当社の保有する政策保有株式2銘柄について、継続保有が適当であることを確認いたしました。 ロ. 銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式13非上場株式以外の株式2141,337 ハ. 特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)株式会社大和証券グループ本社30,000,00030,000,000当社は株式会社大和証券グループ本社との資本関係を構築するとともに、当社グループと大和証券グループとの間で資産形成分野における新たな協業の検討を進めることについて合意しており、お客さま一人ひとりのライフスタイル・ニーズに応じた新たなコンサルティングサービスの開発における協力体制の構築を進めております。具体的には、2022年5月から株式会社ゆうちょ銀行において、大和証券株式会社が提供するゆうちょファンドラップを取り扱っており、従来当社グループの顧客でなかった新たな顧客層の獲得による顧客ベースの拡大による収益拡大効果が見込まれ、当社グループの企業価値の向上、利益への貢献が期待されます。定量的な保有効果について現時点で示すことは困難でありますが、中長期的な経済合理性や将来の見通し等を勘案し、保有の合理性があると判断したものであります。無29,81434,530楽天グループ株式会社131,004,000131,004,000当社は楽天株式会社(2021年4月1日に楽天グループ株式会社に社名変更)の株式の取得により資本関係を構築し、両社グループは物流、モバイル、DXなど様々な領域での連携を強化しております。定量的な保有効果について現時点で示すことは困難でありますが、中長期的な経済合理性や将来の見通し等を勘案し、保有の合理性があると判断したものであります。無111,523111,327 みなし保有株式 前事業年度及び当事業年度において、該当事項はありません。 (b) 保有目的が純投資目的である投資株式前事業年度及び当事業年度において、該当事項はありません。 (c) 当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したもの該当事項はありません。 (d) 当事業年度の前4事業年度及び当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したもの該当事項はありません。 ③ かんぽ生命保険における株式の保有状況当社及び連結子会社のうち、投資株式の貸借対照表計上額(投資株式計上額)が最も大きい会社(最大保有会社)であるかんぽ生命保険については以下のとおりであります。(a) 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式イ. 保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容かんぽ生命保険は、業務提携の強化等純投資以外の観点から、かんぽ生命保険の中長期的な企業価値向上に資すると判断される上場企業の株式等(以下、本「(5) 株式の保有状況 ③ かんぽ生命保険における株式の保有状況 (a) 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式 イ. 保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容」において「政策保有株式」といいます。)を取得し保有することができるものとしております。かんぽ生命保険が保有することができる政策保有株式については、取締役会においてその保有目的の適切性及び保有することの合理性等について精査し、保有の適否を毎年度検証するとともに、検証の内容を開示することとしております。なお、かんぽ生命保険は、現在政策保有株式を保有しておりません。 ロ. 銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式24,259非上場株式以外の株式-- ハ. 特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報前事業年度及び当事業年度において、該当事項はありません。 (b) 保有目的が純投資目的である投資株式区分当事業年度前事業年度銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式----非上場株式以外の株式130529,602123546,030 区分当事業年度受取配当金の合計額(百万円)売却損益の合計額(百万円)評価損益の合計額(百万円) 含み損益の合計額減損処理の合計額非上場株式----非上場株式以外の株式14,33720,898148,522- (c) 当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したもの 該当事項はありません。 (d) 当事業年度の前4事業年度及び当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したもの該当事項はありません。
関係会社の状況 FY2025 / 約5,249字
4 【関係会社の状況】 名称住所資本金又は出資金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容役員の兼任等資金援助営業上の取引設備の賃貸借業務提携(連結子会社) 日本郵便株式会社東京都千代田区400,000郵便・物流事業、郵便局窓口事業、国際物流事業、不動産事業100.0有(20人)有有有―日本郵便輸送株式会社東京都港区18,250郵便・物流事業(貨物自動車運送事業)100.0(100.0)――有――日本郵便メンテナンス株式会社東京都江東区50郵便・物流事業(自動車整備事業、機械保守事業、商品販売事業、車両保守管理業務)100.0(100.0)――有――JPビズメール株式会社東京都足立区100郵便・物流事業(郵便物の作成及び差出)58.5(58.5)―――――株式会社JPメディアダイレクト東京都港区300郵便・物流事業(ダイレクトメールの企画、開発、販売事業、商品発送代行事業)51.0(51.0)――有――東京米油株式会社東京都江東区22郵便・物流事業(石油販売事業)82.3(82.3)―――――JP楽天ロジスティクス株式会社東京都千代田区100郵便・物流事業(ロジスティクス事業)50.1(50.1)―――――JPロジスティクスグループ株式会社東京都千代田区100郵便・物流事業(物流戦略の企画・立案等)100.0(100.0)有(1人)――――JPロジスティクス株式会社東京都千代田区10郵便・物流事業(コントラクト事業、フォワーディング事業、エクスプレス事業)100.0(100.0)有(1人)有―――株式会社郵便局物販サービス東京都江東区100郵便局窓口事業(物販事業、物販業務受託事業)100.0(100.0)――有有―JPコミュニケーションズ株式会社東京都千代田区350郵便局窓口事業(郵便局等における広告の掲出等に関する業務)100.0(100.0)――有――日本郵便オフィスサポート株式会社東京都港区100郵便局窓口事業(物品販売事業、施設管理事業及び受託業務)100.0(100.0)――有―― 名称住所資本金又は出資金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容役員の兼任等資金援助営業上の取引設備の賃貸借業務提携JP損保サービス株式会社東京都千代田区20郵便局窓口事業(各種損害保険及び自動車損害賠償責任保険の代理店事業)70.0(70.0)―――――株式会社ゆうゆうギフト神奈川県横浜市西区20郵便局窓口事業(カタログ販売業務、通信販売業務及び酒類の販売媒介)51.0(51.0)―――――JP東京特選会株式会社東京都台東区30郵便局窓口事業(カタログ販売業務、通信販売業務)51.0(51.0)―――――日本郵政インフォメーションテクノロジー株式会社東京都新宿区3,150郵便局窓口事業(通信ネットワークの維持・管理)100.0(67.0)有(1人)―有有―JPシステム開発株式会社東京都品川区99郵便局窓口事業(各種事業システム及び基盤技術のコンサルティング・企画・開発)100.0(100.0)―――――Toll Holdings Pty Limited豪州メルボルン4,978百万豪ドル国際物流事業(フォワーディング事業、ロジスティクス事業)100.0(100.0)有(1人)――――株式会社ゆうちょ銀行東京都千代田区3,500,000銀行業50.0有(3人)―有有―ゆうちょローンセンター株式会社東京都墨田区2,000銀行業(口座貸越サービスの信用保証業務及び事務代行業務)100.0(100.0)―――――JPインベストメント株式会社東京都千代田区750銀行業(有価証券等に関する投資運用業務及び投資助言業務)75.0(75.0)[25.0]―――有―ゆうちょキャピタルパートナーズ株式会社東京都千代田区1,000銀行業(投資運用業務)100.0(100.0)―――――株式会社かんぽ生命保険東京都千代田区500,000生命保険業49.8有(3人)―有――かんぽシステムソリューションズ株式会社東京都品川区500生命保険業(情報システムの設計、開発、保守及び運用業務の受託)100.0(100.0)――――― 名称住所資本金又は出資金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容役員の兼任等資金援助営業上の取引設備の賃貸借業務提携日本郵政コーポレートサービス株式会社東京都港区640その他(人材派遣業・請負業)100.0有(1人)有有有―JPビルマネジメント株式会社東京都千代田区150不動産事業(賃貸用建物の運営管理)100.0(100.0)――有――ゆうせいチャレンジド株式会社東京都世田谷区5その他(ビル清掃業)100.0有(1人)―有――日本郵政キャピタル株式会社東京都千代田区100その他(投資業務、経営及び財務に関するコンサルティング業務)100.0有(2人)有有有―日本郵政不動産株式会社東京都千代田区1,500不動産事業(不動産の所有、貸借及び管理、宅地・商業用地等の開発)100.0有(3人)有有有―株式会社JPデジタル東京都千代田区100その他(デジタル関連サービス業)100.0(10.0)有(2人)有有――JPツーウェイコンタクト株式会社大阪府大阪市西区182その他(テレマーケティングサービス)82.9(82.9)――有――JPプロパティーズ株式会社東京都 中央区450不動産事業(ビル・マンション・店舗の所有、賃貸及び不動産のマスターリース等)51.0(51.0)―――――日本郵政建築株式会社東京都千代田区100その他(建築物等の調査・企画、設計・工事監理及びコンストラクションマネジメント、建築物等の管理及び運営維持に関する支援)100.0有(1人)有有有―他 192社 (持分法適用関連会社) セゾン投信株式会社東京都豊島区1,000郵便局窓口事業(第二種金融商品取引業及び投信運用業等)40.0(40.0)―――――株式会社ジェイエイフーズおおいた大分県杵築市493郵便局窓口事業(果実・野菜農産物の加工及び販売等)20.0(20.0)―――――リンベル株式会社東京都中央区100郵便局窓口事業(カタログギフトの企画・制作・販売等)20.0(20.0)――――― 名称住所資本金又は出資金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容役員の兼任等資金援助営業上の取引設備の賃貸借業務提携JP投信株式会社東京都中央区500銀行業(投資運用業、第二種金融商品取引業)50.0(50.0)―――――日本ATMビジネスサービス株式会社東京都港区100銀行業(現金自動入出金機等の現金装填及び回収並びに管理業務)35.0(35.0)―――――大和アセットマネジメント株式会社東京都千代田区41,424生命保険業(投資運用業、投資助言・代理業、第二種金融商品取引業)20.0(20.0)―――――株式会社Good Technology Company東京都千代田区10その他(デジタル関連サービス等)40.0(40.0)有(1人)――――Aflac IncorporatedColumbus,GA , USA136百万米ドルグループ持株会社としてのグループ経営管理20.0(注6)――――有他 3社 (持分法適用の非連結子会社) JPライネックス南海パーセル株式会社東京都中央区145通関保税業務50.2(50.2)――――― (注) 1.「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称のほか、( )内に該当する会社が営む事業の概要を記載しております。2.上記関係会社のうち、特定子会社に該当するのは、日本郵便、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険、日本郵政インフォメーションテクノロジー株式会社及びトール社であります。3.上記関係会社のうち、ゆうちょ銀行及びかんぽ生命保険は有価証券報告書を提出しております。4.「議決権の所有割合(%)」欄の( )内は子会社による間接所有の割合(内書き)、[ ]内は「自己と出資、人事、資金、技術、取引等において緊密な関係があることにより自己の意思と同一の内容の議決権を行使すると認められる者」又は「自己の意思と同一の内容の議決権を行使することに同意している者」による所有割合(外書き)であります。5.上記関係会社のうち、経常収益(連結会社相互間の内部経常収益を除く)の連結経常収益に占める割合が100分の10を超えている会社は、日本郵便、ゆうちょ銀行及びかんぽ生命保険であり、日本郵便の主要な損益情報等については、以下のとおりであります。なお、ゆうちょ銀行及びかんぽ生命保険については、有価証券報告書提出会社であるため記載を省略しております。名称主要な損益情報等(百万円)営業収益経常利益当期純損失(△)純資産額総資産額日本郵便2,772,884159△4,522647,8524,373,274 6.Aflac Incorporated(以下、「アフラック・インコーポレーテッド」といいます)の定款上、アフラック・インコーポレーテッド株式を4年間を超えて継続保有した場合、1株あたり10議決権が付与される旨の定めがあることから、当社は、信託を通じて2025年3月31日時点においてアフラック・インコーポレーテッドの20%超の議決権を保有しております(なお、同様の定めが適用される他株主の有無及び保有株式数により具体的な議決権保有割合は都度変動することとなります)。もっとも、当社、アフラック・インコーポレーテッド、J&A Alliance Holdings Corporation(当社がアフラック・インコーポレーテッド株式の取得に必要な金銭を信託して設定した信託の受託者。以下、本注6において「信託受託者」といいます。)及び信託受託者の株主である一般社団法人J&Aアライアンスとの間で2019年2月28日付けで締結されたShareholders Agreementにおいて、信託が受益権を有するアフラック・インコーポレーテッドの普通株式に係る議決権のうち、総議決権の20%を超える議決権(但し、アフラック・インコーポレーテッドの支配権異動に関する事項(アフラック・インコーポレーテッドの取締役会の構成員の過半数が既存取締役の同意なく変更される場合を除く。)については、議決権の全て)については、信託が保有していないアフラック・インコーポレーテッドの普通株式の議決数に按分比例して議決権行使を行うとの制限がされているため、当該Shareholders Agreementに基づき信託受託者が自らの裁量により行使できる最大の議決権所有割合を記載しております。7.当社の子会社である日本郵便は、子会社であるJWT株式会社を通じ、2025年2月27日より、トナミホールディングス株式会社に対する公開買付け(以下「本公開買付け」という。)を実施しました。本公開買付けにより、本公開買付けの決済日である2025年4月17日付で、議決権の所有割合は87.24%となり、当社の連結子会社となりました。同社は、5月30日に開催した臨時株主総会において株式併合の実施を決議しており、これによって効力が発生した場合には同社はJWT株式会社の完全子会社となり、JWT株式会社の商号は「JPトナミグループ株式会社」に変更される予定です。8.2024年4月1日付で、建築物等の調査・企画、設計・工事監理、コンストラクションマネジメント、建築物等の管理及び運営維持に関する支援を事業内容とする日本郵政建築株式会社(議決権の所有割合は当社100%)を設立しております。  なお、2024年7月1日付で、当社の不動産の管理等に関する業務を、日本郵政建築株式会社へ承継させる会社分割(簡易吸収分割)を行っております。詳細は、「第5 経理の状況 2 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項(企業結合等関係)」のとおりであります。9.2024年5月21日付で、投資運用業務を事業内容とするゆうちょキャピタルパートナーズ株式会社(議決権の所有割合はゆうちょ銀行100%)を設立しております。10. 当社は、2025年5月15日付の取締役会決議に基づき、日本郵便が行う株主割当増資を、同社による総務大臣認可取得後、同社から新株発行に係る会社法第203条第1項に基づく通知がなされることを条件に、引き受けることを決議いたしました。その結果、日本郵便の資本金は、300,000百万円増加する予定です(議決権の所有割合の増減はありません。)。11. ゆうちょ銀行の株式については当社が2025年5月15日に公表した株式処分信託への拠出により、保有割合が49.9%程度となる予定です。
サステナビリティ FY2025 / 約19,110字
2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、別段の記載がない限り、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 A 全般(1) ガバナンス 当社グループは、「日本郵政グループサステナビリティ基本方針」において、当社グループの事業活動を通じてサステナビリティを巡る社会課題の解決に貢献することにより、グループの持続可能な成長と中長期的な企業価値の向上に努めることを掲げております。 また、当社グループは「JP ビジョン2025+」において、「日本郵政グループの強みを活かして、各事業戦略を通じたグループとしての成長と、Well-beingの向上及び、GXを含む低環境負荷社会への貢献を通じた、社会とグループの持続可能性の向上を目指す」ことをサステナビリティ経営の目標として設定し、サステナビリティ経営を推進していくこととしております。 なお、「日本郵政グループサステナビリティ基本方針」及び「JP ビジョン2025+」は、経営会議及び取締役会において決議しております。 サステナビリティ経営の推進に関する方針の策定及び企画調整等は、サステナビリティ推進部において行っております。  当社は、サステナビリティ経営を適切に推進するため「サステナビリティ推進規程」を制定し、サステナビリティ経営に係る機能と責任について定め、サステナビリティ経営推進の最高責任者を執行役社長としております。※本推進規程は2025年4月1日付けで制定いたしました。 執行機能においては、経営会議の諮問機関として設置しているサステナビリティ委員会(委員長はサステナビリティ推進部を担当する執行役)を年4回開催し、サステナビリティに関するリスク及び機会、対応方針、指標及び目標、取組に関する進捗状況等を審議し、その審議状況について、経営会議及び取締役会に報告しております。 2024年度は、特別委員である代表執行役社長が第1回及び第4回委員会に出席し、同じく特別委員である代表執行役上席副社長が第4回委員会に出席いたしました。 また、執行役に対する業績連動型金銭報酬(年次賞与)の算出においては、サステナビリティ指標(社員エンゲージメントスコア・本社女性管理者比率・温室効果ガス排出量の削減施策の実施状況・ESG評価機関の評価の改善状況)を採用しております。 監督機能においては、取締役会が、サステナビリティ委員会の報告を受け、執行側の取組状況を把握し、具体的な助言と指示を行っております。 サステナビリティ委員会の各回での審議内容及び取締役会報告内容は次のとおりです。 サステナビリティ委員会開催時期主な協議事項・報告事項第1回2024年7月「JP ビジョン2025+」のESG目標(非財務目標)推進状況人的資本経営の推進SSBJ基準開示に向けた課題 等第2回2024年10月温室効果ガス排出量削減ポートフォリオ、ICPの検討状況サステナビリティ広報の強化サステナビリティ経営の自分ごと化 等第3回2024年12月サステナビリティ経営の推進態勢及びガバナンスの強化リスク・機会・インパクトに関する執行役ヒアリング結果TNFDへの対応状況 等第4回2025年3月サステナビリティ推進規程の制定人権デュー・ディリジェンス取組状況 等  当社グループの持続的な成長と、中長期的な企業価値の創出の実現に向け、適切な監督機能を果たすため、取締役会は、豊富な知識・経験と高い見識を有する多様な取締役にて構成することとしており、取締役に求めるスキルを定めているスキル・マトリックスにおいて、「サステナビリティ」を項目の一つに含めております。 当社は、「サステナビリティ推進規程」において、各部室に「サステナビリティ推進リーダー」を設置し、サステナビリティ推進部と各部室の連携を強化することとしております。 また、グループ一体となったサステナビリティ経営の推進のため、グループ各社のサステナビリティを担当する役員が参加する日本郵政グループサステナビリティ連絡会を当社サステナビリティ委員会に併せて開催しております。(サステナビリティ推進体制) (2) リスク管理 サステナビリティに関する各種リスクについては、サステナビリティ委員会が、同委員会及び日本郵政グループサステナビリティ連絡会における「サステナビリティに関する重要課題」の検討の中で、各課題が及ぼすリスクと機会の識別・評価及び管理方法を審議し、その結果を当社の経営会議及び取締役会に報告しております。 また、これらのリスクに対する取組の進捗は、サステナビリティ委員会で管理しております。 さらに、現在の経営環境を踏まえ、2024年度は、サステナビリティ課題に関するリスク・機会とインパクトについて執行役へのヒアリングを実施し、その結果を経営会議及び取締役会に報告いたしました。 「サステナビリティ経営に係るリスク」は、グループ全体の重要なリスクの一つとして、クライシスマネジメント統括部が各担当部署と密に連携し管理を行っております。 気候変動に関する温室効果ガス排出量の削減状況など、リスクに対応する取組状況のモニタリング結果については、日本郵政グループリスク・コンプライアンス委員会(グループCRO及び各社リスク管理担当役員で構成)で共有し、経営会議及び取締役会に報告しております。 (3) 戦略① 当社グループの強みを活かした環境・社会課題への対応 「JP ビジョン2025+」で打ち出した「サステナビリティ経営の推進」を具体化するため、当社グループは、環境・社会課題への対応に向けて、地域のハブとしての郵便局の役割発揮とサプライチェーン全体での対応を、これらを推進するためのイノベーションの社会実装とも連携させて進めます。これらの取組により、モノ・ひと・エネルギー等の地産地消、温室効果ガス排出量削減、サーキュラーエコノミー※を推進し、Well-beingの向上と低環境負荷社会の実現を目指します。 特に、これらの取組の推進においては、全国の郵便局が重要な役割を果たすものと認識しているところであり、関連主体との関係についてのイメージを示すと、以下のとおりです。 ※ 資源(製品や部品等を含む)を循環利用し続けながら、新たな付加価値を生み出し続けようとする経済社会システム。 ② サステナビリティに関する重要課題 当社グループの企業価値への影響並びにステークホルダーにとっての重要性及び期待への考察を踏まえ、サステナビリティに関する重要課題として、特に重要な課題及びそれに関連する課題を六つの領域にまとめ、取組の方向性を定めております。<サステナビリティに関する重要課題の特定のプロセス>以下のプロセスにより、サステナビリティ委員会、経営会議及び取締役会での議論を経て決定しました。ステップ1: 課題の抽出  SDGs、ISO26000、GRIスタンダード等を参考に課題を洗い出し、適宜グルーピングしたものを「サステナビリティ課題リスト」として抽出。ステップ2: 社内外の視点による評価  ステップ1で抽出した課題について、当社の執行役、従業員、お客さま、取引先に対してアンケートを行うとともに、機関投資家等の意見、SASB基準において業種別重要トピックとされている事項との関連性、全国の市町村が郵便局に期待している事項、地域における有識者の声、サステナビリティに関する有識者との対話の結果等を参考として、「企業価値への影響」と「ステークホルダーにとっての重要性・期待」の2軸で評価し、特に重要な課題を特定。ステップ3: 妥当性検証・統合整理  特に重要な課題と密接に関連する課題をグルーピングした上で、経営理念や中期経営計画との整合性の検証等を踏まえ、六つの領域に整理して、それぞれの取組の方向性を整理。 当社グループのサステナビリティに関する重要課題(六つの領域と取組の方向性)(a) [地域生活・地域経済]郵政ネットワークの活用により地域課題に応じたソリューションを提供(b) [高齢社会への対応] 高齢社会を支えるサービスの提供により人生100年時代の一生をサポート(c) [サービスアクセス] 様々な人々のニーズに対応した使いやすいサービスの提供により豊かな暮らしに貢献(d) [環境]       事業運営の環境負荷軽減と低環境負荷社会への貢献(e) [人材・人的資本]  「誇りとやりがい」をもって働ける職場(f) [経営基盤]     お客さまから信頼され、社会課題解決への貢献を支える経営基盤の確立 ③ 重要課題に対応した取組 サステナビリティに関する重要課題について、リスク及び機会に対処するための具体的な取組の確認と推進管理は、サステナビリティ委員会及び日本郵政グループサステナビリティ連絡会において行うこととしております。 上記②で示した六つの領域の重要課題について、各事業においては以下のような取組を進めております。 なお、取組の推進に当たっては、上記①で示した考え方も踏まえ、複数の重要課題に横断的に対応し、総合的な解決を図っていくことが重要であると考えております。  (a) 地域生活・地域経済地域の多様な住民が、健康や経済面の不安なく、自分らしく生き、地域・社会に積極的に関わるとともに、地域における様々な活動が共鳴し、コミュニティとしての重層的な「地域のWell-being」の向上が図られ、「住みやすい地域」が形成されることを支援してまいります。その中で、郵便局等の当社グループの拠点や社員が多様な問題解決に貢献し、住み良い・活力ある地域に欠かせない存在になることを目指してまいります。各事業においては、以下のような取組を進めております。・過疎地等を含む物流インフラの維持、地域住民の生活を支えるインフラ機能の維持(「おたがいマーケット」等)・地域に根ざした生活・経済を支える地産地消物流の推進・地域の各種活動の持続化の推進と地域住民等の交流の活性化・地方公共団体との連携による、地域課題の解決・スポーツを通じた社会課題解決(部活動の地域連携・地域展開への貢献等)・投資を通じて社会と地域の未来を創る法人ビジネス(Σビジネス)の推進・「Well-being向上」「地域と社会の発展」「環境保護への貢献」を重点取組テーマとした、サステナブル投資の推進(インパクト“K”プロジェクト※等)・かんぽ生命保険発祥のラジオ体操の普及推進を通じた地域への貢献・地域社会の発展・活性化に資する不動産事業の推進 なお、「おたがいマーケット」(郵便物等を配達している車両の余積や既存の配達網を活用し、日常的な買物が困難な方の買物を補完するサービス。「共助型買物サービス」から名称を変更)は、「(d)環境」にも貢献する取組です。「スポーツを通じた社会課題解決」は、「(b)高齢化社会への対応」にも貢献する取組です。「サステナブル投資の推進」に向けた取組は、本項目に限らず様々な社会課題への貢献を企図しております。 ※「インパクト“K”プロジェクト」とは、かんぽ生命保険において実施している、インパクト投資に関わる国内外の基準や考え方に加え、同社として重視する事項を包摂した社内認証制度です。なお、インパクト投資とは、財務的リターンと並行して、ポジティブで測定可能な社会的及び環境的インパクトを同時に生み出すことを意図する投資行動を指します。  (b) 高齢社会への対応人生100年時代において、高齢化の進展によっても本人や周囲が大きな「不安・不便」を感じることなく、生き生きと暮らせる、Quality of Lifeの高い社会を実現し、高齢期に向けたそれぞれのライフステージにおける健康、経済、キャリアなどの各側面におけるWell-beingの向上を目指してまいります。各事業においては、以下のような取組を進めております。・独居高齢者等に必要なモノの配送とモビリティ確保(ヒトの移動)の支援・豊かな老後を迎えるためのサービスの提供、健康・いきがい・社会参画等につながるサービスの提供・幅広い年齢層のお客さまを対象とした資産形成サポート・コンサルティング・リアルチャネルを活用したリモートサービスのご案内・ご高齢のお客さまにやさしいサービスの提供、高齢者専用コールセンターによる対応・バリアフリーな施設の整備、提供  (c) サービスアクセス全国の郵便局において、当社グループの各種サービスを障がい者等を含めた多様な人々が利用しやすいように提供することはもちろんのこと、あらゆる世代へ基礎的な保障・サービスの提供を進め、すべての人々のWell-beingの実現を目指してまいります。さらに、技術の進歩や社会の変化が進む中においても、誰もが取り残されず、豊かな暮らしを実感できる、包摂性の高い社会の実現を目指してまいります。各事業においては、以下のような取組を進めております。・全国の郵便局における当社グループの各種サービスの提供、並びにあらゆる世代への基礎的な保障・サービスの提供・企業・個人の多様なニーズに対応するサービスの提供・障がい者等多様な人々のサービスアクセスや窓口等コミュニケーションの支援・デジタルとリアル(郵便局の店舗ネットワーク)の接点を活用した使いやすいサービスの提供・多様な事業者との連携によるサービスの提供・多様なユーザーに配慮し、周辺公共施設等とも連携した施設の整備・提供  (d) 環境持続可能な未来の基礎となる地球環境の保全のため、温室効果ガス排出量の削減をはじめ、気候変動の緩和、資源循環型社会の実現、生物多様性の維持・回復などに取り組むほか、これを共通の目的として社会のあらゆる主体が協働する社会の実現を目指し、当社グループの持つリソースを有効活用してまいります。各事業においては、以下の取組を進めております。・自らの事業における温室効果ガス排出量の削減(EV車両等の導入拡大、水素燃料車両の導入、郵便局等における照明器具等のLED化及び再生可能エネルギー由来の電力への積極的な切替、ペーパーレス化の推進、FSC®※1認証紙の使用拡大、環境配慮型郵便局の設置等)・サプライチェーンでの温室効果ガス排出量の削減(日本郵便の配送サービス提供に当たっての温室効果ガス排出量の見える化とその削減の推進、顧客のサプライチェーンにおける排出量の削減に資するソリューションの提案、消費者等の環境に関する意識と行動の変容を促すサービスの提供を含む)・2024年度より、日本郵便においてインターナルカーボンプライシング(ICP)を試行導入・社会・地域における温室効果ガス排出量の削減やサーキュラーエコノミーの推進・社会全体の温室効果ガス排出量削減の取組を後押しすること等を目的としたテーマ型投融資の拡大・サステナブル投資(ESG投資)、投融資ポートフォリオの脱炭素化の推進・先進的な環境性能を有する良質な建物仕様の実現 上記、自らの事業における温室効果ガス排出量の削減及び、サプライチェーンでの温室効果ガス排出量の削減に関して、日本郵便では、約90カ所の郵便局(2024年度末時点)で太陽光発電設備を導入しております。2024年11月には、郵便局で初めてネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)認証※2を受けた那覇東郵便局が開局いたしました。また、他社との協業により蓄電池を活用した電力の最適化を試行しており、これらを通じて地域での再生可能エネルギーの普及・促進を図ります。 また、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)、自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)提言に基づく気候変動、自然関連対応へのリスク、機会に対応した取組については、④において説明しております。 ※1 FSC認証は、適切に管理された森林と、そこから生産された林産物、再生資源、そのほかの管理された供給源からの原材料で作られた製品を識別する、国際的な森林認証制度であります。当社のライセンス番号は「FSC®N003846」であります。※2 ネット・ゼロ・エネルギー・ビルとは、快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物のことです。  (e) 人材・人的資本後述の「B 人的資本」をご参照ください。  (f) 経営基盤コンプライアンス態勢について引き続き整備を図るとともに、内部通報制度の拡充、ミスコンダクト事象の把握、サイバーセキュリティ態勢の確保、情報漏えいリスクへの対応、データガバナンス態勢の整備、お客さまの声の分析と活用による、CX(カスタマーエクスペリエンス)デザイン等を通して、お客さまから信頼され、社会課題解決への貢献を支える経営基盤の確立を図ります。 ④ 気候変動、自然関連対応に関する取組 当社グループは、「JP ビジョン2025+」において、カーボンニュートラルの実現に向けた温室効果ガス排出量の削減を主要目標の一つに掲げ、経営戦略の一環として気候変動への対応を推進しております。当社グループにおける気候変動及び自然関連対応は、当社代表執行役社長を最高責任者とし、取締役会が適切に監督しております。 Scope1、2の温室効果ガス排出量の削減を進めるとともに、Scope3の排出量を算定し、その結果をWebページで開示しており、2024年度は、日本郵便とその主要な連結子会社におけるScope3のホットスポットとして、カテゴリ1、2及び4を特定し、排出量削減に向けた取組の検討を進めております。 また、当社グループは、気候変動関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)の提言に賛同表明をしており、これに基づいて、当社グループの主要事業(グループ連結収益に占める割合が比較的大きい事業)について、気候変動リスク及び機会を特定し、それらが事業ポートフォリオに及ぼす影響を把握するためのシナリオ分析を実施しております。 自然関連対応に関する取組では、TNFDにより提唱されているLEAPアプローチ※に沿った分析を試行し、対策の検討を進めております。※ LEAPアプローチ:「LEAP」とは、Locate(発見)、Evaluate(診断)、Assess(評価)、Prepare(準備)の4つのフェーズの頭文字をとったもので、この4つの段階(LEAP)と16の細分化されたステップを踏み、企業の自然関連リスク・機会を特定するTNFD独自の手法のことを指します。 <主要事業に関する気候変動リスクと機会> 当社グループの主要事業について、気候変動リスク及び機会を特定し、それらが事業ポートフォリオに及ぼす影響を把握するためのシナリオ分析を実施しております。 当社グループの主要事業である郵便・物流事業及び郵便局窓口事業に関してシナリオ分析に基づき明らかに なったリスクと機会及びそれらの財務への影響評価と今後の対応方針の概要については、以下のとおりです。 郵便・物流事業及び郵便局窓口事業におけるリスクと機会 シナリオ分析区分発生時期見込み(注1)財務への影響(注2)内容物理的リスク急性短期小~大・河川の氾濫、高潮等の発生により郵便局舎が被災した場合における復旧・操業コスト等の増加・郵便局舎の被災や道路等の寸断により事業を継続できない場合におけるユニバーサルサービス提供への支障及び売上の低下慢性短期小~中・夏場の真夏日や猛暑日の増加に伴い、屋外業務に従事する社員の生産性低下移行リスク政策規制中長期小~中・化石燃料の使用量に応じた炭素税の賦課やエネルギーミックスの変化に伴う操業コストの増加評判短期~中期小~大・気候変動対応に消極的とみなされた場合における株主・投資家からのダイベストメントなど・環境への配慮が不十分と判断された場合における顧客離れ・売上の低下機会 ・環境に配慮した配送サービス・商品の開発・提供など顧客ニーズに応えることによる売上の増加・施設設備の改修やEVの導入・拡大等により、炭素税が導入された場合におけるコスト増加の抑制 (注) 1.発生時期見込み:短期(~1年程度)・中期(~3年程度)・長期(3年~)で区分しております。2.財務への影響:現時点では、大(100億円以上)・中(10億円以上100億円未満)・小(10億円未満)を目安としております。  今後の対応方針区分区分対応方針物理的リスク大雨・洪水リスクの可視化とレジリエンス強化・短期的取組・施設単位のリスクの可視化・被災リスクの高い施設のBCP対策、災害発生時の復旧時間短縮や代替機能の構築、社員の安全確保策等・中長期的取組・物流ネットワークの再構築、物流施設の集約、移転等・被災リスクを回避・低減するための拠点の移転・新設時におけるハザードマップの活用 等屋外作業の生産性維持・短期的取組・既存の事業形態を前提とした緩和策導入計画の策定・中長期的取組・サービス内容や業務の提供方法の見直しによる緩和策の検討移行リスク施設・車両の脱炭素化強化・省エネルギー技術や再生可能エネルギーの導入による温室効果ガス排出量の削減・郵便局舎等のZEB化・郵便・荷物の配達に使用する車両のEV化・郵便・荷物の配達に使用する車両のEV化・EV四輪車両の導入台数…2028年度末までの導入目標:15,000台(累計)・EV二輪車両の導入台数…2025年度末までの導入目標:30,800台(累計)(注)・更なるEV拡大計画の策定(Scope3を含む)・基幹輸送のカーボンニュートラル化・より低炭素な輸送モードの組み合わせによるカーボンニュートラル化の推進・技術・コスト等を踏まえながら、より低炭素な車両・燃料への切り替え・FCVの社会実装に向けた検証への参画機会脱炭素化社会を見据えた収益機会創出・環境品質に関する顧客ニーズについて、営業活動を通じて収集し、社内で共有する仕組みの構築・顧客ニーズを捉えた環境品質の高い商品サービスの開発・拡充・気候変動リスク等の問題点と当社の取組について、営業社員が理解し、荷主に説明できる仕組みの構築マネジメント脱炭素化経営マネジメント・商品サービス別の温室効果ガス排出量のモニタリング・インターナルカーボンプライシング(ICP)の導入  (注) 2025年度、導入目標台数を、EV三輪車両を含む30,800台に見直しを行いました。  銀行業及び生命保険業における気候変動に関する取組については、ゆうちょ銀行及びかんぽ生命保険の第19期通期有価証券報告書をご参照ください。 <主要事業に関するLEAPアプローチに沿った分析・評価> 自然への依存・影響の評価においては、当社グループの日本全国に広がる郵便局ネットワークを基盤とした事業の特性を考慮し、日本を重要なロケーションとして特定し、当社、日本郵便の主要事業である「郵便・物流事業」、「郵便局窓口事業」、「国際物流事業」、「不動産事業」における生態系サービスへの主な依存・影響について分析いたしました。・依存 「林業の各種生態系サービス」、「製紙・集配車両の製造における水使用」、「建設資材製造の地下水・表流水」、 農業の「感染症予防」・「有害生物防除」・「土壌の質」・「花粉媒介」機能、漁業の「生息地の維持」・「流量質量の維持」機能、「気候調整」機能など・影響 「郵便局建設・集配車両、ユニフォーム製造における廃棄物・温室効果ガス排出・大気汚染」、「郵便局の廃棄物による水質・大気汚染」など 主なリスクと機会、対応策 生態系サービスへの依存・影響を踏まえ、当社及び日本郵便のリスクと機会として、下表のとおり整理しております。 また、SBTs for Nature※が定める「自然への影響が大きい原材料一覧」から、調達・廃棄の各数量データ等を基に、マテリアル(重要)な素材を「紙」、「プラスチック」及び「金属」に特定しました。※ SBTs for Nature(Science Based Targets for Nature)とは、自然関連における、科学的根拠に基づいた目標設定に関するフレームワークを指します。 種別生態系サービスへの依存・影響をふまえたリスク・機会 定性的な事業インパクト評価主なリスク主な機会 影響発生時期見込み(注)生物多様性切手・はがきの調達 大短期~長期森林資源への影響の観点から、紙を使った通信手段である郵便サービスの利用を控えることによる、収益の減少持続可能な森林経営を行っている森林からはがき等の原料となる紙が調達されていることを発信することによる、レピュテーション向上 郵便局での廃棄 大短期~長期郵便局の廃棄物が多いことによる、レピュテーション低下適切な廃棄、リサイクルの取組を強化することによるレピュテーション向上廃棄物削減によるコスト削減 郵便局建設 中中期~長期生態系影響を最小化するための開発の規制や基準強化による対応コストの増加自然資本・生態系への危機感の高まりや、これらに配慮した建築のニーズに早期に対応し、環境に配慮した建材の使用、エネルギー効率の良い郵便局を建設することによるレピュテーション向上 物販の取扱い 中短期~長期生態系の劣化による、農産物・水産物の収量低下等による良質な物販商品の不足物販戦略に生物多様性等を取り込み、環境等にやさしいエシカルな商品の取り扱いを充実させることによるレピュテーション向上・ビジネス機会の創出 トレードオフ再エネの調達 小長期再エネ調達先の土地利用での生態系への悪影響によるレピュテーション低下脱炭素と自然資本双方に配慮した再エネ調達によるレピュテーション向上 (注) 発生時期見込み:短期(~1年程度)・中期(~3年程度)・長期(3年~)で区分しております。 主な対応策として、以下の項目に関する具体的な検討及び取組を推進してまいります。・紙・プラスチック・金属などの素材利用量の削減、廃棄物削減、リサイクルの推進・自然回復に資する物品販売・調達や環境に関する規程やマニュアルの整備 銀行業及び生命保険業における自然関連対応に関する取組については、ゆうちょ銀行及びかんぽ生命保険のWEBページにて開示しております。 (4) 指標及び目標① 「JP ビジョン2025+」で掲げる目標及びその進捗状況 「JP ビジョン2025+」においては、リスク及び機会に関する評価、管理及び監視のために特に重要であり、  グループ全体として取り組む必要性が高いと考える以下の4項目について、グループ目標値を設定しております。この4項目の進捗状況については、サステナビリティ委員会及び日本郵政グループサステナビリティ連絡会において推進管理を行い、経営会議及び取締役会に報告しております。 (a) 温室効果ガス排出量:2030年度までに、2019年度比46%削減※12050年 カーボンニュートラルの実現を目指す※2 (b) 女性管理者比率  :2030年度 本社における女性管理者比率 30%※3※4 (c) 社員エンゲージメント(誇りとやりがい)スコア※5:対前年評価点数以上 (d) 育児との両立支援 :男女ともに育休取得 100% 、男性育休平均日数 1か月以上 ※1 Scope1(自社が直接排出する排出量)及びScope2(他社から供給された電気等の使用に伴う排出量)を対象としております。当社グループ温室効果ガス排出量削減目標の対象は、グループ総排出量の大宗を占める当社、日本郵便、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険、日本郵便輸送株式会社、トール社、JPロジスティクスグループ株式会社(JPロジスティクス株式会社を含む)及び日本郵政不動産株式会社であります。 Scope3については、中期経営計画での目標設定を行っておりませんが、削減に向けて主要事業に関する以下の取組を推進しております。・郵便・物流事業サプライチェーンでの温室効果ガス排出量削減に向け、日本郵便連結による2025年度中のSBT(Science Based Targets)目標申請を目指し、温室効果ガス排出量削減目標の設定を行います。・銀行業グリーンボンド/グリーンローン等への投融資や、投融資先とのエンゲージメントを通じて、投融資先の脱炭素化に寄与いたします。・生命保険業投資先企業等から排出される温室効果ガス排出量の計測・分析を行い、分析結果を考慮した上で、投資先企業等に対するエンゲージメントを実施し対応を促すことで、投資ポートフォリオにおける温室効果ガス排出量の削減を目指します。※2 目標達成のためには国内における再生可能エネルギーの普及などカーボンニュートラル化が相当程度進むことが必要になります。当社グループも、国内外のカーボンニュートラル化を後押しします。※3 グループ主要4社の本社における女性管理者比率です。2030年度までの取組の結果である2031年4月1日における比率です。 ※4 本社以外においても、女性管理者増加に向けて、管理者・役職者を目指す社員を増やすための環境整備・人材育成に取り組みます。※5 社員エンゲージメントスコアとは、社員の「誇りとやりがい」に関するスコアであり、当社グループにおいては、グループES調査結果を活用しております。  上記の目標に対してのこれまでの進捗は、以下のとおりであり、温室効果ガス排出量は、第三者保証を受けております。(a) 温室効果ガス排出量実績  (単位:万t-CO2、%) 2019年度(基準年)2021年度(実績)2022年度(実績)2023年度(実績)総排出量125115109102累計削減量(対2019年度)―△10△15△23累計削減率(対2019年度)―△8.2△12.7△18.8 (注) 1.当社グループ温室効果ガス排出量削減目標の対象は、グループ総排出量の大宗を占める当社、日本郵便、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険、日本郵便輸送株式会社、トール社、JPロジスティクスグループ株式会社(JPロジスティクス株式会社を含む)及び日本郵政不動産株式会社であります。2.2023年度の当社及び日本郵便の温室効果ガス排出量は、合理的保証を受けて開示しております。3.事業を売却した宿泊事業及びトール社エクスプレス事業の温室効果ガス排出量は除外しております。4.2024年度実績は、当社ウェブサイトにて公表する予定であります。  https://www.japanpost.jp/sustainability/library/data/#emissions (b) 女性管理者比率(グループ主要4社の本社)の実績後述の「B 人的資本 (3) 指標及び目標 ② 「異なる互いを認め合う」」を参照ください。 (c) 社員エンゲージメント(誇りとやりがい)スコア後述の「B 人的資本 (3) 指標及び目標 ① 「誇りとやりがい」」を参照ください。 (d) 育児との両立支援後述の「B 人的資本 (3) 指標及び目標 ② 「異なる互いを認め合う」」を参照ください。 ② 重要課題に関する具体的な指標と目標(①に掲げるものを除く) 上記「(3) 戦略 ② サステナビリティに関する重要課題」及び「(3) 戦略 ③ 重要課題に対応した取組」で掲げた重要課題領域における主な取組に関しては、以下のように適切な指標を設定するとともに、必要に応じて具体的な目標を設定しており、サステナビリティ委員会及びグループサステナビリティ連絡会において進捗の把握を行うこととしております。なお、各種施策のうち、試行段階の施策で今後の展開方針が未定のもの、委託元や協業相手の要請・意向・状況に応じた対応が必要である等の理由で目標設定が困難なもの、望ましくない事象の抑制を目指す取組であって目標を設定することによって問題の顕在化を招くおそれのあるもの等については、定量的な目標設定は行わず、各施策を実施する会社及び部署において適宜の評価を行っております。また、投融資先の温室効果ガス排出量の削減目標など当社の努力のみでは達成を確約することができない目標も含まれている点にご留意ください。 重要課題指標及び目標2024年度末実績(特に年度の記載のない場合数字は累計値)(a)地域生活・地域経済 各施策の取組数や投融資残高等を指標として進捗管理を行います。特に具体的な目標を設定して取組を推進している例として、以下があります。 ・共助型買物サービス「おたがいマーケット」…2024年度末までの実施目標:6地域 2025年度末までの実施目標:新たに4地域(この目標は「(b) 高齢社会への対応」にも関連) ・GP業務関連残高(投資確約額ベース)…2025年度末時点で4,000億円程度・ラジオ体操実施率…2025年度末までに25% (注1) ・サステナブル投資の推進…インパクト“K”プロジェクト認証ファンド(注2)…2025年度末までに累計15件、500億円(この目標は本項目に限らず様々な社会課題に関連) ・「おたがいマーケット」実施地域…3地域(奈良県奈良市、山形県山辺町、静岡県静岡市) (注3) ・GP業務関連残高 …1,191億円・ラジオ体操実施率…23.8%(2025年3月 一般消費者調査)・インパクト“K”プロジェクト認証ファンド…9件、279億円(b)高齢社会への対応「(a)地域生活・地域経済」に記載の関連する指標のほか、各サービスの利用者数等を指標として進捗管理を行います。 特に具体的な目標を設定して取組を推進している例としては、以下があります。・NISA口座数…2025年度末時点で94万口座 ・NISA口座数…82万口座(c)サービスアクセス  各サービスの利用可能状況等を指標として進捗管理を行います。 特に具体的な目標を設定して取組を推進している例として、以下があります。・郵便局アプリ登録数…2025年度末までに、500万ダウンロード・ゆうちょ銀行通帳アプリ登録口座数…2025年度末時点で1,600万口座 ・郵便局アプリ登録数…約540万ダウンロード・ゆうちょ銀行通帳アプリ 登録口座数 …1,359万口座 重要課題指標及び目標2024年度末実績(特に年度の記載のない場合数字は累計値)(d)環境 温室効果ガス排出量については、(4)①(a)のとおり削減目標を設定してその達成状況を把握するほか、(3)④で掲げた対応方針の進捗に関する指標を設定して進捗管理を行います。また、各種環境負荷に係る資源の使用量等の中で重要なものについて指標を設定しております。 さらに、低環境負荷社会の実現に向けた貢献については、「(a)地域生活・地域経済」に記載の関連する目標のほか、取組状況や投資額等を指標として進捗管理を行います。 特に具体的な目標を設定して取組を推進している例として、以下があります。・EV四輪車両の導入台数 …2028年度末までの導入目標:15,000台・EV二輪車両の導入台数 …2025年度末までの導入目標:30,800台(注4)・高効率空調への更改 …2024年度末までの実施目標:新たに70局  2025年度末までの実施目標 :新たに82局・郵便局でのLED電球使用 …2024年度末までの実施目標:新たに364局 …2025年度末までの実施目標:新たに430局・環境配慮型郵便局の設置に係る目標…2024年度「+エコ郵便局」新たに3局開局予定 2025年度「+エコ郵便局」新たに3局開局予定 ・「+エコ郵便局」の建設及び太陽光発電設備の設置等により、24年度の温室効果ガス排出量の削減を、23年度環境配慮型郵便局の設置による削減量に加え、更に0.01万t-CO2/年削減。 ・郵便はがきのFSC®認証紙の使用 ・ESGテーマ型投融資残高(ゆうちょ銀行)…2025年度末時点で7兆円 ・EV四輪車両の導入台数…8,020台・EV二輪車両の導入台数…23,798台(注5)・高効率空調への更改…2024年度新たに77局更改 ・郵便局でのLED照明使用 …2024年度新たに377局 ・環境配慮型郵便局の設置数 …2024年度新たに「+エコ郵便局」3局開局(累計 17局開局) ・「+エコ郵便局」の建設及び太陽光発電設備の設置等による、温室効果ガス削減量 …0.021万t-CO2/年(2024年度) ・郵便はがきのFSC®認証紙の使用 …現在調達しているすべての郵便はがきでFSC®認証紙を使用・ESGテーマ型投融資残高 …6.0兆円(e)人材・人的資本後述の「B 人的資本」をご参照ください。(f)経営基盤上記「(3) 戦略 ③ 重要課題に対応した取組 (f) 経営基盤」で掲げた各取組のうち、新たに導入した制度に係るものについては、その利用状況等を指標として進捗管理を行います。― (注) 1.ラジオ体操実施率は、かんぽ生命保険が定期的に実施しているオンライン調査(対象は20歳~69歳の男女2,400名)において、ラジオ体操を知っていると回答した方のうち、1年に1回以上ラジオ体操を実施すると回答した方の割合です。2.インパクト“K”プロジェクト認証ファンドの目標及び実績は、2022年度の認証開始からの累計案件数及びかんぽ生命保険による投資額(ファンドの形態により投資額もしくはコミットメント額を計上)です(この実績は本項目に限らず様々な社会課題に関連した実績です)。3.静岡県静岡市は2025年4月末で終了いたしました。4.2025年度、導入目標台数を、EV三輪車両を含む30,800台に見直しを行いました。5.EV三輪車両500台を含みます。 B 人的資本(1) グループ人事方針の位置づけと策定プロセス当社グループは経営戦略と人事戦略を実現するための基本的な方向性を位置づけるものとして「グループ人事方針」を策定しています。本方針を通じて、お客さま、地域及び社会への貢献の拡大と、企業価値の向上につなげてまいります。策定に当たっては、フロントライン社員の存在を特に意識し、当社グループの注力すべき項目として、目指す姿としての「誇りとやりがい」、その達成のための3つの軸、「異なる互いを認め合う」、「能力を高める」、「強みを発揮する」という4要素を抽出し、それぞれの要素に関する具体的な指標及び目標の整理を行いました。 <策定に当たって、特に意識した事項>・フロントライン社員の「誇りとやりがい」の向上を最重要課題とし、その実現に必要な施策を体系化すること・挑戦をより高く評価する人事評価制度見直しなど、社員の意識・変化をもたらす人事制度見直しを意識すること・フロントライン社員に伝わりやすい内容であること なお、ガバナンスとリスク管理は上記「A 全般」をご参照ください。 (2) 戦略 グループ人事方針日本郵政グループは、社員全員が「誇りとやりがい」をもって働ける会社を目指します。そのために、「異なる互いを認め合う」、「能力を高める」、「強みを発揮する」を軸に、社員の成長と挑戦を支援する人材育成と環境整備に取り組みます。こうした人的資本経営の実践を通して、持続的な企業価値の向上を図り、お客さまの幸せと地域の発展に貢献します。 社員の仕事への前向きな姿勢・行動が、お客さま、地域・社会への貢献を拡大し、広い意味での企業価値を向上させます。そこで、当社グループは、日々、お客さまのために「縁の下の力持ち」※ として尽力している社員全員が、誇りとやりがいを感じ、仕事に前向きに取り組める職場を提供します。※ 郵便事業の創業者、前島密の信条:縁の下の力持ちになることを厭うな。人のためによかれと願う心を常に持てよ。 社員が誇りとやりがいを感じつつ仕事に取り組めるよう、社員が互いの違いを認め合う職場という基盤(=「異なる互いを認め合う」)及び能力や意欲を高める自発的取組を支援する環境(=「能力を高める」・「強みを発揮する」)を会社は提供します。・「異なる互いを認め合う」については、心身の健康増進と、ハラスメントがなく、性別・年齢などに関係なく多様な生き方や個々の社員の事情を尊重しあう、相互承認、安心感の得られる職場を提供します。・「能力を高める」については、事業環境変化に伴うサービスの内容・提供方法の変化に対応できるよう、また、働き方を自律的に選択できるよう、能力・知識・技術獲得の機会を提供します。・「強みを発揮する」については、挑戦の機会を提供し、また挑戦を評価する仕組みを強化し、自身の強みや創造性を発揮してお客さまのため新たな取組に挑戦する組織や風土を構築します。・こうした取組で「異なる互いを認め合うこと、能力を高めること、強みを発揮すること」ができる人材の育成を進めます。社員の能力発揮・意欲向上が事業の発展をもたらすとの認識の上で、人事施策を企画・実施し、社員と共に事業の発展を推進してまいります。 (3) 指標及び目標グループ人事方針は、社員の「誇りとやりがい」の向上を追求することとし、そのための3つの軸、「異なる互いを認め合う」、「能力を高め合う」、「強みを発揮する」を設定しております。以下で、各要素の目指す姿、関連人事施策並びに指標及び目標を示します。人事施策並びに指標及び目標については、毎年評価・反省を実施し、必要な見直しを行います。 ① 「誇りとやりがい」<目指す姿と人事施策>社員の誇りとやりがい(エンゲージメント)を高めることで、社員の幸せと生産性向上を実現します。誇りとやりがいを高めるには、「異なる互いを認め合う」環境を基盤として整備すること、個々の社員の「能力を高める」こと、そして、個々の社員が「強みを発揮する」ことが必要と考え、下記のとおり、各要素についての具体的な施策、指標及び目標を設定し、その実現に努めます。並行して、社員が誇りとやりがいをどの程度感じているかを定期的に把握し、結果の分析や社員との共有を図り、課題の抽出・対策につなげます。 <指標・目標>対象組織施策、指標及び目標実績当社及び事業子会社・社員エンゲージメント(誇りとやりがい)スコア※ 対前年度評価点以上・社員と調査結果の共有及び継続的な改善策の実行3.39pt (2024年度) ※ 2023年度からグループES調査結果を活用 ② 「異なる互いを認め合う」<目指す姿と人事施策> 社員が健康のうえ、個々の違いや能力、多様な働き方を認め合い、尊重することで、安心感やイノベーションの創出を促し、社員の誇りとやりがいを高めます。そのために、次のような施策を実施します。 ・「真の多様性」の実現への意識啓発・行動改革・女性活躍・高齢者の就業・障がい者雇用・性の多様性への対応の推進・健康経営の推進、柔軟で多様な勤務・休暇制度の整備・定着及びライフイベントと仕事との両立支援の推進・パワーハラスメント・セクシャルハラスメント等の根絶など、適切な労務管理 <指標・目標>対象組織指標及び目標実績当社及び事業子会社・健康経営KPI 達成 (2024年度)要医療1・2の社員割合 1%以内特定保健指導脱出率 23%以上・男女ともに育休取得 100%・男性育休平均日数 1か月以上・ハラスメント認定件数  対前年度以下・障がい者雇用率  3.0% (2025年度)・要医療1・2の社員割合 1.19% 特定保健指導脱出率 21.0% (2024年度)・女性99.9% 男性100%(2024年度)・平均44.9日(2024年度)・147件(2024年度)・2.71%(2024年6月)当社及び事業子会社の本社・本社女性管理者比率 30% (2030年度)・18.0%(2024年度) 要医療1・2…医療上の措置を緊急又は早急に必要とする者 ③ 「能力を高める」<目指す姿と人事施策>挑戦や成長意欲を重視し、自律的なキャリア形成やDX推進等に必要なスキル習得などで、努力が報われる実感を伴いながら、社員の誇りとやりがいを高めます。そのために、次のような施策を実施します。 ・挑戦と能力向上を促す自律的なキャリア形成支援・「職務が評価された」、「努力が報われた」と実感できる人事諸制度の実現・DX推進等による業務効率化や新たな業務へのスキル習得支援・コンサルティングやマネジメント、経営課題解決に必要な能力等、専門性強化 <指標・目標>対象組織指標及び目標実績当社及び事業子会社・キャリア形成の支援策実施 (シニア層向け等のリスキリング施策実施)・グループ内社内公募人数 対前年度以上 ・キャリア研修の実施 ・90名当社及び事業子会社の本社・本社、支社等対象者数 DX研修受講率100%(2025年度)・受講率100%(受講者数13,000名(2024年度末時点)) グループ内社内公募…2022年度から本社組織間では実施中。2024年度からフロント組織も含めて全社的に実施するもの。 ④ 「強みを発揮する」<目指す姿と人事施策> 適所適材の実感を持って働くことや風通しのよい組織への変革により、自身の強みや創造性の発揮を促し、社員の誇りとやりがいを高めます。そのため、次のような施策を実施します。 ・お客さま本位の姿勢で、強みや創造性を発揮できる人材の採用・育成・配置及び職場環境の整備・新たなチャレンジや組織風土の変革に取り組む社員を高く評価する仕組みの導入・柔軟な要員配置・働き方によるグループ内の人材流動化・グループ内外の人事交流の促進及び外部専門人材等※の積極的な採用や副業の受入れ※ 専門人材のほか、多様な人材確保の視点から、特定技能(今後、国において創設予定の「育成就労制度」を通して外国人の人材確保・育成を図り、「特定技能1号」に転換していくことで、長期間事業を支える人材の確保を行うもの。)の導入検討を含む採用手法・採用対象の多様化により必要な人材を確保していきます。 <指標・目標>対象組織指標及び目標実績当社及び事業子会社・適所適材スコア※ 対前年度評価点数以上・年休取得平均日数 18日以上・グループ内外の人事交流人数 2021年度水準の維持(グループ4社間の交流人数 約1,500人)・2.51pt (2024年度)・平均19.7日 (2024年度)・2024年度達成当社及び事業子会社の本社・戦略的副業の取組人数 対前年度以上・経験者採用の推進・47人 (2024年度)・59人 (2024年度) ※ 2023年度からグループES調査結果を活用
主要な設備の状況 FY2025 / 約2,022字
2 【主要な設備の状況】(1) 提出会社の状況2025年3月31日現在事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積千㎡)リース資産その他合計東京逓信病院(東京都)その他診療施設4,2221310,779(21)―1,08916,104662[190]本社等その他の施設(東京都ほか)その他その他29,0668274,272(271)―5,305108,727573[56] (注) 1.帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品と建設仮勘定であります。2.従業員数は就業人員であり、臨時従業員数(無期転換制度に基づく無期雇用転換者(アソシエイト社員)を含み、派遣社員を除く。)は年間の平均人員を[ ]内に外書きで記載しております。3.上記のほか、当社の連結会社以外の者との間で賃貸借している主要な設備はありません。 (2) 主要な連結子会社の状況2025年3月31日現在会社名事業所名セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積千㎡)リース資産その他合計日本郵便本社・支社(14か所)郵便局(20,017局)その他(22か所)郵便・物流事業荷扱所等366,24337,496629,864(4,844)11,34023,4371,068,38295,726[90,443]郵便局窓口事業店舗、郵便局施設等203,378796271,651(3,596)132,767508,59474,207[29,114]不動産事業オフィスビル、商業施設等264,775869371,564(149)―4,973642,18328[2]合計834,39639,1621,273,080(8,590)11,34261,1782,219,160169,961[119,559]ゆうちょ銀行本社及びエリア本部(14か所)支店及び出張所(235か所)その他(67か所)銀行業店舗、事務センター等67,19948263,720(202)―60,276191,67810,952[2,437]かんぽ生命保険本社及びエリア本部(14か所)支店(82か所)生命保険業店舗、本社等42,9215276,632(72)4,36316,296140,26617,952[2,475] (注) 1.帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品と建設仮勘定であります。2.日本郵便における本社・支社、郵便局及びその他の設備の数は重複しておりません。また、帳簿価額はそれぞれのセグメントの区分に応じて分けて記載しております。3.日本郵便における郵便局数には閉鎖中の郵便局は含まれませんが、帳簿価額には含まれております。4.上記のほか、当社の連結会社以外の者から賃借している設備があります。日本郵便(年間賃借料72,253百万円)、ゆうちょ銀行(年間賃借料2,459百万円)、かんぽ生命保険(年間賃借料5,985百万円)であり、主要なものは日本郵便における郵便局施設となります。5.上記には、日本郵便が賃貸しているJPタワー等の設備(622,015百万円)が含まれております。6.従業員数は就業人員(各社から他社への出向者を除き、他社から各社への出向者を含む。)であり、臨時従業員数(アソシエイト社員、期間雇用社員及び高齢者再雇用社員を含み、派遣社員を除く。)は年間の平均人員を[ ]内に外書きで記載しております。7.当連結会計年度より報告セグメントとして「不動産事業」を新設したことに伴い、日本郵便株式会社の営む事業の区分を従来の「郵便・物流事業」「郵便局窓口事業」から、「郵便・物流事業」「郵便局窓口事業」「不動産事業」に変更しております。 (3) 主要な在外子会社の状況2025年3月31日現在会社名所在地セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積千㎡)その他合計トール社及び同社傘下の子会社LOYANG,SINGAPORE国際物流事業ロジスティクス施設32,412215―9,86742,49571[―]TUAS,SINGAPORE国際物流事業ロジスティクス施設 14,3561,034―1,10916,501231[―]Changi,SINGAPORE国際物流事業ロジスティクス施設6,634――8427,476―[―] (注) 1.トール社及び同社傘下の子会社の所有する設備のうち、主要なものを記載しております。2.帳簿価額のうち「その他」には、IFRS第16号適用による使用権資産を含んでおります。3.上記には、当社の連結子会社以外の者から賃借している土地・建物等が含まれております。4.従業員数は就業人員であり、臨時従業員数は3月末の人員数を[ ]内に外書きで記載しております。
コーポレート・ガバナンスの概要 FY2025 / 約15,360字
(1) 【コーポレート・ガバナンスの概要】当社グループは、当社グループ各社がコーポレートガバナンス体制を構築するとともに、当社が持株会社として以下の体制でグループ経営に臨むことにより、当社グループ全体としても適切なガバナンスの実現を図っております。 ① コーポレートガバナンスに関する基本的な考え方当社は、当社グループの持続的な成長と中長期的な企業価値の創出のため、次の考え方を基本として当社グループのコーポレートガバナンス体制を構築してまいります。 (a) 郵便局ネットワークを通じて当社グループの主要3事業のユニバーサルサービスを提供することにより、安定的な価値を創出するとともに、お客さまにとっての新しい利便性を絶え間なく創造し、質の高いサービスの提供を追求し続けます。(b) 株主のみなさまに対する受託者責任を十分認識し、株主のみなさまの権利及び平等性が適切に確保されるよう配慮してまいります。(c) お客さま、株主を含むすべてのステークホルダーのみなさまとの対話を重視し、適切な協働・持続的な共生を目指します。そのため、経営の透明性を確保し、適切な情報の開示・提供に努めます。(d) 経済・社会等の環境変化に迅速に対応し、すべてのステークホルダーのみなさまの期待に応えるため、取締役会による実効性の高い監督のもと、迅速・果断な意思決定・業務執行を行ってまいります。 また、当社は、当社グループの持続的な成長と中長期的な企業価値の向上のため、コーポレートガバナンスに関する基本的な考え方とその枠組み、運営に関する「日本郵政株式会社コーポレートガバナンスに関する基本方針」を定め、コーポレートガバナンス体制を構築しております。 ② 企業統治の体制等(a) 企業統治の体制の概要当社は指名委員会等設置会社であり、代表執行役社長が業務執行に関する迅速な意思決定を行い、取締役会がその状況を適切に監督し、社外取締役が過半数を占める指名委員会、報酬委員会及び監査委員会は、それぞれ、株主総会に提出する取締役選任議案の決定、取締役及び執行役の個人別報酬の決定、取締役及び執行役の職務執行の監査などを行っております。また、当社は、代表執行役社長の諮問機関として経営会議及び投資委員会を設置し、重要な業務執行について協議・報告を行っております。さらに、リスク・コンプライアンス委員会、サステナビリティ委員会及び情報開示委員会の専門委員会を経営会議の諮問機関として設置し、これらの委員会が専門的な事項につき審議を行い、その結果を経営会議に報告することにより、経営全体として課題解決に取り組んでおります。 (b) 当該企業統治の体制を採用する理由当社は、以下の観点から「指名委員会等設置会社」を選択しております。イ.経営の基本方針の策定等の重要な意思決定及び監督とその決定に基づく業務執行とを分離し、経営の機動性を高めるとともに、取締役会による当社グループの経営監督体制を構築する。ロ.独立役員を中心とした取締役会並びに指名委員会、報酬委員会及び監査委員会の3委員会の機能発揮により、社外の視点を経営に十分に活用するとともに、経営の意思決定の透明性及び公正性を確保する。ハ.すべてのステークホルダーのみなさまに対して、適切に説明責任を果たし得るコーポレートガバナンス体制を実現する。 (c) 会社の機関の概要イ.監督機能ⅰ 取締役会有価証券報告書提出日現在における取締役会は、取締役15名(うち社外取締役10名)で構成し、経営の基本方針等、法令で定められた事項のほか、特に重要な業務執行に関する事項等を決定するとともに、取締役及び執行役の職務の執行の監督を行っております。〔議 長〕 増田 寬也(取締役兼代表執行役社長)〔構成員〕 飯塚 厚(取締役兼代表執行役上席副社長)、千田 哲也(取締役)、笠間 貴之(取締役)、谷垣 邦夫(取締役)、岡本 毅(社外取締役)、肥塚 見春(社外取締役)、貝阿彌 誠(社外取締役)、佐竹 彰(社外取締役)、諏訪 貴子(社外取締役)、伊藤 弥生(社外取締役)、大枝 宏之(社外取締役)、木村 美代子(社外取締役)、進藤 孝生(社外取締役)、塩野 紀子(社外取締役)当事業年度は取締役会を12回開催し、グループ各社の経営課題の他、2024年5月に公表した「JP ビジョン2025+」の進捗状況、グループの業績、リスク管理、コンプライアンス、内部監査の状況、サステナビリティに関する推進状況等について報告を受けました。個々の取締役の出席状況については次のとおりであります。役職名氏名開催回数出席回数出席率取締役兼代表執行役社長〔議長〕増田 寬也1212100%取締役兼代表執行役上席副社長飯塚 厚121192%取締役千田 哲也1212100%取締役笠間 貴之(注1)1010100%取締役谷垣 邦夫1212100%社外取締役岡本 毅1212100%社外取締役肥塚 見春1212100%社外取締役秋山 咲恵(注2)22100%社外取締役貝阿彌 誠1212100%社外取締役佐竹 彰1212100%社外取締役諏訪 貴子1212100%社外取締役伊藤 弥生1212100%社外取締役大枝 宏之1212100%社外取締役木村 美代子1212100%社外取締役進藤 孝生1212100%社外取締役塩野 紀子(注1)1010100% (注) 1.2024年6月19日に就任しております。2.2024年6月19日に退任しております。 なお、2025年6月25日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として、「取締役13名選任の件」を提案しております。当該議案が承認可決された場合、当社の取締役会の構成員は以下の13名となる予定です。〔議 長〕 根岸 一行(取締役兼代表執行役社長)〔構成員〕 飯塚 厚(取締役兼代表執行役上席副社長)、谷垣 邦夫(取締役)、笠間 貴之(取締役)、小池 信也(取締役)、貝阿彌 誠(社外取締役)、佐竹 彰(社外取締役)、諏訪 貴子(社外取締役)、伊藤 弥生(社外取締役)、大枝 宏之(社外取締役)、木村 美代子(社外取締役)、進藤 孝生(社外取締役)、塩野 紀子(社外取締役) ⅱ 指名委員会有価証券報告書提出日現在における指名委員会は、取締役3名(うち社外取締役2名)で構成し、株主総会に提出する取締役の選任及び解任に関する議案の内容を決定しております。なお、日本郵政株式会社法の規定により、当社の取締役の選任及び解任の決議は、総務大臣の認可を受けなければ、その効力を生じないこととされております。〔委員長〕 岡本 毅(社外取締役)〔委 員〕 進藤 孝生(社外取締役)、増田 寬也(取締役兼代表執行役社長)当事業年度は指名委員会を5回開催し、代表執行役社長の後継者計画について議論を行ったほか、取締役候補者及び取締役候補者のスキルマトリックスについて審議、決定を行いました。個々の委員の出席状況については次のとおりであります。役職名氏名開催回数出席回数出席率社外取締役〔委員長〕岡本 毅55100%社外取締役進藤 孝生55100%取締役兼代表執行役社長増田 寬也55100% なお、2025年6月25日開催予定の定時株主総会終了後の取締役会決議後の構成員は、次のとおりとなる予定です。〔委員長〕 進藤 孝生(社外取締役)〔委 員〕 貝阿彌 誠(社外取締役)、根岸 一行(取締役兼代表執行役社長) ⅲ 報酬委員会有価証券報告書提出日現在における報酬委員会は、取締役3名(うち社外取締役2名)で構成し、取締役及び執行役の個人別の報酬等の内容に係る決定に関する方針を定め、同方針に基づき、個人別の報酬等の内容を決定しております。〔委員長〕 肥塚 見春(社外取締役)〔委 員〕 大枝 宏之(社外取締役)、増田 寬也(取締役兼代表執行役社長)当事業年度は報酬委員会を8回開催し、取締役及び執行役の個人別報酬並びに執行役の業績連動報酬について決定しました。その他、役員報酬制度について議論を行い、業績連動報酬である賞与制度の導入、株式報酬制度の見直しを行いました。個々の委員の出席状況については次のとおりであります。役職名氏名開催回数出席回数出席率社外取締役〔委員長〕肥塚 見春88100%社外取締役大枝 宏之88100%取締役兼代表執行役社長増田 寬也88100% なお、2025年6月25日開催予定の定時株主総会終了後の取締役会決議後の構成員は次のとおりとなる予定です。〔委員長〕 大枝 宏之(社外取締役)〔委 員〕 諏訪 貴子(社外取締役) 、根岸 一行(取締役兼代表執行役社長) ⅳ 監査委員会有価証券報告書提出日現在における監査委員会は、取締役4名(うち社外取締役4名)で構成し、取締役・執行役の職務執行や、内部統制システムの構築・運用状況の監査、計算書類等に係る会計監査人の監査の方法・結果の相当性の監査、監査報告の作成等を行い、また、株主総会に提出する会計監査人の選任・解任・不再任に関する議案の内容を決定することとしております。〔委員長〕佐竹 彰(社外取締役、常勤)〔委 員〕貝阿彌 誠(社外取締役)、諏訪 貴子(社外取締役)、伊藤 弥生(社外取締役) なお、2025年6月25日開催予定の定時株主総会終了後の取締役会決議後の構成員は次のとおりとなる予定です。〔委員長〕佐竹 彰(社外取締役、常勤)〔委 員〕伊藤 弥生(社外取締役)、木村 美代子(社外取締役)、塩野 紀子(社外取締役) 活動状況については、「(3) 監査の状況 ① 監査委員会監査の状況」をご参照ください。 ロ.執行機能ⅰ 執行役社長執行役社長は、取締役会から委任を受けた重要な業務の執行を決定し、また、重要な業務を執行します。 ⅱ 執行役社長以外の執行役執行役社長以外の執行役は、取締役会が定める職務分掌における担当分野において、取締役会から委任を受けた業務の執行を決定し、また、業務を執行します。 また、企業統治に関して設置した各機関とは別に、業務執行上の意思決定の円滑と充実化のための諮問機関として、経営会議及び各専門委員会を設置しております。概要については以下のとおりであります。 ⅲ 経営会議執行役社長の諮問機関として、執行役社長が指名する執行役で構成し、原則として、取締役会決議事項、執行役社長の権限事項等の協議を行うほか、グループの重要な経営状況等の報告を行っております。 ⅳ 投資委員会執行役社長の諮問機関として、執行役社長が指名する執行役で構成し、原則として、高度な機密性を有する子会社等の新設、子会社等の株式の取得及び処分並びに他の会社への資本参加等の案件について協議を行っております。 ⅴ リスク・コンプライアンス委員会経営会議の諮問機関として、以下の者で構成し、当社及び当社グループのコンプライアンスに係る事項及びリスク管理に係る事項について審議を行い、その結果を経営会議に報告しております。・コンプライアンス統括部、クライシスマネジメント統括部、内部監査部、経営企画部及び人事部を担当する執行役・コンプライアンス統括部長、クライシスマネジメント統括部長、内部監査部長、経営企画部長及び人事部長 ⅵ サステナビリティ委員会経営会議の諮問機関として、以下の者で構成し、当社及び当社グループのサステナビリティ経営に係る事項について審議を行い、その結果を経営会議に報告しております。・サステナビリティ推進部を担当する執行役(委員長)・コンプライアンス統括部、クライシスマネジメント統括部、総務部、人事部、CXデザイン部、経理・財務部、経営企画部及び広報宣伝部を担当する執行役 ⅶ 情報開示委員会経営会議の諮問機関として、以下の者で構成し、当社の情報開示及び株主との対話に係る事項について審議を行い、その結果を経営会議に報告しております。・経営企画部、コンプライアンス統括部、経理・財務部を担当する執行役 ハ.グループ・ガバナンス体制ⅰ グループ協定等の締結当社は、日本郵便、ゆうちょ銀行及びかんぽ生命保険とグループ協定等を締結し、グループ共通の理念、方針、その他のグループ運営に係る基本的事項について合意しており、これによりグループ各社が相互に連携・協力し、シナジー効果を発揮する体制を構築しております。また、グループ全体に重大な影響を与える事項や経営の透明度確保に必要な事項については、当社が個別の承認・協議又は報告を求めることにより、グループ・ガバナンスを確保しております。 ⅱ グループ運営会議日本郵政グループ協定に基づき、効率的かつ効果的なグループ運営を推進するため、グループ経営に関する重要事項を課題ごとに議論し、グループ会社の経営陣の認識の共有を図る場として、以下の者で構成するグループ運営会議を設置しております。・当社の執行役社長と執行役副社長若干名・日本郵便、ゆうちょ銀行及びかんぽ生命保険の社長 (d) 内部統制システムの整備の状況当社は、当社グループの経営方針に則り、業務の健全性・適切性を確保するための態勢の整備に係る「日本郵政株式会社内部統制システムの構築に係る基本方針」を定めるとともに、コンプライアンス、内部監査、リスク管理、情報セキュリティなどの内部統制について、グループ協定等を締結することにより当社グループ各社に態勢の整備を求めています。また、当社グループ各社から報告を求めることにより、適切な運営が行われているかを常にモニタリングし、必要に応じて改善のための指導を行っています。 イ.内部統制システム全般・当社は、当社グループの内部統制及びコーポレートガバナンスのさらなる強化を目的として、「内部統制等総括会議」を設置し、内部統制又はコーポレートガバナンスに関する必要な事項について審議しております。・内部統制部門を所管する執行役が、「内部統制システムの構築に係る基本方針」の運用状況について、四半期ごとに内部統制等総括会議及び取締役会等(取締役会、監査委員会及び経営会議をいいます。以下同じ。)に報告することにより、内部統制システムが有効に機能しているか確認しております。 ロ.グループ運営体制・当社は、3事業会社との間でグループ運営覚書を締結し、グループ共通の理念、方針その他のグループ運営に係る基本的事項について合意しており、グループ運営を適切かつ円滑に実施するために必要な事項等について、承認・協議を行う又は報告を求める体制を構築しております。・また、監督官庁等からの命令等に関する報告や営業・業務に関する報告等の項目については、2024年度に非公開金融情報の不適切な利用や認可取得前勧誘事案等の問題等が発覚したことを受け、グループ各社の2線統括部署の機能強化、コンプライアンス・リスク事象等の情報集約等を行うとともに、グループ全体の統制強化に取り組んでおります。・グループ運営覚書に基づき、3事業会社から重要なグループ内取引等について報告等を受け、当社において点検を行い、グループ内取引が適正に行われていることを確認しております。 ハ.コンプライアンス体制・当社グループでは、コンプライアンスが経営の最重要課題のひとつであることを認識し、リスク・コンプライアンス委員会及び業務推進部署から独立したコンプライアンス統括部署の設置等、実効性のあるコンプライアンス態勢を整備しております。・また、グループのコンプライアンス経営の推進に係る方針、具体的な運用、お客さまに特にご迷惑をおかけした重大なコンプライアンス違反事案(犯罪に該当する行為も含む。)ほか営業・業務上の課題も含めた諸問題への対応等について情報共有・協議等を行うため、グループリスク・コンプライアンス委員会を設置し、同委員会において報告された重要な事項を取締役会等に報告しております。2024年度には非公開金融情報の不適切な利用や認可取得前勧誘事案等の問題が発覚しており、再発防止に向け、2線による1線への牽制機能の発揮、グループ全体としての統制の強化に取り組んでおります。・コンプライアンス推進の具体的実践計画である「コンプライアンス・プログラム」を毎年度策定し、その取組状況を四半期ごとにリスク・コンプライアンス委員会及び取締役会等に報告しております。・「コンプライアンス・ハンドブック」の作成・配布、研修の実施等により役員及び社員のコンプライアンス意識の向上に取り組んでおります。・コンプライアンス違反等が生じた場合の報告ルールを定めるとともに、社内窓口、社外窓口及び不適正金融営業通報窓口を設置し、その利用について情報紙を定期的に発行する等して役員及び社員へ周知しております。なお、かんぽ生命保険商品及び投資信託等のグループ会社が取り扱う金融営業専用の不適正金融営業通報窓口では、コンプライアンス違反等とは明確に認められない事象も含めて通報を受け付けられるよう周知し、運用を図っております。・利便性を向上させるためのポータルサイト「ワンストップ相談・通報プラットフォーム」、外部の弁護士が通報の受付から調査、結果通知までの一連の対応を行う「外部専門チーム」、公正・中立な第三者機関(不服審査会)が通報・相談への対応に対する不服申立ての審査を行う不服審査制度を運用して、内部通報制度の改善に取り組んでおります。・FATF第4次対日相互審査結果(2021年8月30日公表)等、マネー・ローンダリング、テロ資金供与及び拡散金融の防止に向けた国際的な要請を踏まえ、グループ共通の重要課題である「継続的顧客管理」、「取引モニタリング」、「法人の実質的支配者の管理」について、グループリスク・コンプライアンス委員会等で進捗状況等を確認するなど、グループの推進態勢を強化しております。 ニ.反社会的勢力排除体制・当社グループでは、「日本郵政グループ行動憲章」、「経営トップの宣言」や「反社会的勢力に対する基本方針」をグループ各社のホームページに掲載する等により、社内外に向けて反社会的勢力との関係を遮断し被害を防止することを宣言しております。・反社会的勢力との対応については、反社会的勢力との対応を統括する部署を設置し、関連情報の一元的管理、対応マニュアルの整備、契約書等への暴力団排除条項の導入指導等を行うとともにグループ各社や外部専門機関とも連携して、組織全体として関係遮断・排除に取り組んでおります。 ホ.リスク管理体制・当社グループでは、グループ運営覚書にグループ各社の管理対象リスクや当社への報告事項などリスク管理に係る基本事項を定め、グループのリスク管理状況や改善状況をモニタリングし、グループ全体のリスク管理の状況を取締役会等に報告しております。・また、グループリスク・コンプライアンス委員会などを通じグループ各社のリスク管理の向上に向けた情報共有・協議を実施しております。・さらに、当社グループでは、グループ全体のリスクをコントロールする枠組みとして、RAF(リスクアペタイト・フレームワーク)を導入し、経営層が経営計画とともに取得するリスクと種類を承認し、想定外損失の回避、リスク・リターンの向上、アカウンタビリティの確保を通じて企業価値の向上を目指しております。・また、当社グループでは、外部環境の変化や事業戦略等を踏まえ、毎年、役員アンケートを通じてグループ事業に重大な影響を及ぼすリスクの見直しを行い、「金融・戦略リスク」の上位6項目と「オペレーショナルリスク」の上位4項目をトップリスクとして、また、それ以外の重要リスクを含めて、有価証券報告書「事業等のリスク」において開示しております。これらのリスクに対する改善策の策定、取組状況をモニタリングし、取締役会等に報告し、レビューを受けるPDCAサイクルを回しております。・当社は、グループ運営覚書において定められた危機管理態勢及び危機対応策等に関するルールに基づき、グループ各社の危機管理態勢の有効性の確認、災害発生時の報告・情報共有の実施、緊急時における情報伝達体制の確認等を行い、危機管理態勢の整備状況、訓練の実施状況について日本郵政グループ危機管理委員会へ報告しております。・また、新型コロナウイルス感染症に対しては、グループ内での統一した対処方針を決定の上、対策を実施いたしました。・当社は、3事業会社のミスコンダクト事象及び3事業会社の会議体に報告されているグループの価値を大きく毀損する可能性のある事象について、原則週次で各社から報告を受け、その内容を経営陣へ報告しております。なお、緊急で発生した場合は発生の都度、報告しております。・また、大量のお客さまの声や社員の声から、AIを活用してミスコンダクト事象を検知し、その結果を月次で経営会議に報告しております。 ヘ.内部監査体制・当社は、内部監査計画に基づき内部監査を実施し、その結果を取締役会等に報告しております。・内部監査発見事項の措置状況を半期ごとに確認し、その結果を取締役会等に報告しております。・3事業会社の内部監査活動状況等を四半期ごとに把握・評価し、取締役会等に報告しております。・また、郵便局等のフロントラインの実態を把握するため、予備監査的なヒアリング活動(オンサイトモニタリング)を実施しております。 ト.財務報告に係る体制・当社は、金融商品取引法に基づき、当社グループの財務報告に係る内部統制を整備・運用するとともに、財務報告の信頼性を確保するため、「財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準並びに財務報告に係る内部統制の評価及び監査に関する実施基準の改訂について(意見書)」(企業会計審議会)に準拠して、財務報告に係る内部統制の評価を実施しております。また、年度評価計画、進捗状況、当社及び当社グループにおける財務報告に係る内部統制の有効性の判断結果等を取締役会等に報告しております。 チ.情報保存管理体制・当社は、文書管理規程において各種情報の保存及び管理の方法等を明確化しております。・文書決裁、保存までのプロセスを電子化した「統合文書管理システム」を適切に運用しております。・経営会議及び専門委員会の議事録については、正確に記録・作成し、情報の保存及び管理を適切に行っております。 リ.効率的職務執行体制・当社では、経営会議を原則として毎週開催し、取締役会から委任を受けた事項及び取締役会付議事項について審議しております。また、定期的にグループ運営会議を開催し、グループ経営に関する重要事項の課題等を議論しております。・グループ運営会議では定例案件の経営情報報告に加え、3事業会社へ寄せられているお客さまの声・社員の声の状況、オペレーショナルリスクの発生状況、SNS上の投稿等のデータの分析結果等について共有し、議論を実施しております。・組織規程及び職務権限規程を定め、各組織の分掌並びに執行役の職務権限及び責任を明確化し、執行役の職務執行の効率化を図っております。 ヌ.監査委員会関連体制・内部監査部門及びコンプライアンス部門等、内部統制部門を所管する執行役は監査委員会に定期的に報告を行うとともに、役員及び社員は監査委員会の監査に必要な情報を随時報告しております。また、監査委員会が必要と認めたときには、監査委員会は内部監査部門を所管する執行役に対して調査を求め、又はその職務の執行について具体的に指示を行うこと、内部監査部門の重要な人事、中期監査計画及び年度監査計画の策定等は、監査委員会の同意を得た上で行うことにしております。・監査委員会の職務を補助するため、執行部門から独立した事務局を設置し、必要な人員を配置しております。また、監査委員会の職務の執行に必要な費用については、必要額を予算計上等し、監査委員会の活動が制約なく行われるようにしております。・代表執行役と監査委員会は、経営上の重要事項について定期的に意見交換を行い、相互認識を深めるよう努めております。監査委員会は、会計監査人及び3事業会社の監査委員会又は監査役と定期的に意見交換を行うなどして連携を図っております。 また、「内部統制システムの構築に係る基本方針」は、以下のとおり取締役会において決議しております。 〔日本郵政株式会社内部統制システムの構築に係る基本方針〕1 当社及び子会社から成る企業集団における業務の適正を確保するための体制(1) 日本郵便株式会社、株式会社ゆうちょ銀行及び株式会社かんぽ生命保険(以下「3事業会社」という。)との間で日本郵政グループ協定、日本郵政グループ運営に関する契約及びグループ運営のルールに関する覚書(以下「グループ運営覚書」という。)を締結し、グループ運営を適切かつ円滑に実施するために必要な事項(グループの経営に重大な影響を及ぼすおそれのある重要事項を含む。)等について、事前承認申請又は報告(株式会社ゆうちょ銀行及び株式会社かんぽ生命保険にあっては事前協議又は報告)を求める。(2) 上記(1)その他の方法により把握した情報のうち、グループの経営に重大な影響を及ぼすおそれのある重要事項については、速やかに経営会議及び取締役会に報告する。(3) グループ内取引が適正に行われ、グループ各社の健全性に重大な影響を及ぼすことのないよう、グループ運営覚書において、グループ内取引に関する基本方針及びグループ各社が遵守すべき事項等について定める。2 当社の執行役及び使用人並びに子会社の取締役、執行役及び使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制(1) グループの経営理念、経営方針及び行動憲章を定め、グループ各社の役職員が、事業活動のあらゆる局面において法令等を遵守するよう周知徹底を図る。また、グループ運営覚書において、コンプライアンス態勢の基本的枠組みを構築する。(2) グループのコンプライアンスを統括する部署を設置し、コンプライアンスの推進に努めるとともに、リスク・コンプライアンス委員会及びグループリスク・コンプライアンス委員会を設置し、グループの経営上のコンプライアンスに係る方針、具体的な運用、営業・業務上の課題も含めた諸問題への対応等について審議し、重要な事項を経営会議、監査委員会及び取締役会に報告する。(3) 当社の企業活動に関連する法令等に関する解説等を記載したコンプライアンス・マニュアルを作成するとともに、役職員が遵守すべき法令及び社内規則等に関する研修を実施することなどにより、コンプライアンスの徹底を図る。また、グループ運営覚書において、3事業会社にコンプライアンス・マニュアルの作成、研修の実施などによるコンプライアンスの徹底を求める。(4) 市民社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力に対しては、グループの行動憲章に基づき、グループ全体として断固対決する姿勢を持ち、反社会的勢力との一切の関係を遮断し排除する。また、平素からグループ各社及び警察等の外部専門機関と連携をとり、違法行為や不当要求行為等には毅然と対応する。(5) グループの財務計算に関する書類その他の情報の適正性を確保するため、グループ運営覚書において、財務報告に係る内部統制の整備、運用、評価及び報告に関するルールを定める。また、財務報告に係る内部統制の整備等を統括する部署及び財務報告に係る内部統制の独立的評価を実施する部署を設置し、グループの財務報告の信頼性の確保に努めるとともに、重要な事項を必要に応じて経営会議、監査委員会及び取締役会に報告する。(6) 法令又は社内規則の違反が生じた場合の報告ルールを定めるとともに、社内外に内部通報窓口を設け、その利用につき役職員に周知する。(7) 被監査部門から独立した内部監査部門により、法令等遵守状況を含め実効性ある内部監査を実施する。また、グループ運営覚書において、3事業会社に実効性のある内部監査を求めるとともに、内部監査の実施状況や内部監査態勢の状況等のモニタリングを行い、その結果を経営会議、監査委員会及び取締役会に報告する。3 当社及び子会社の損失の危険の管理に関する規程その他の体制(1) グループリスク管理における基本方針として、リスク管理の基本原則、管理対象リスクなどリスク管理に当たって遵守すべき基本事項をグループ運営覚書に定める。(2) グループのリスク管理を統括する部署を設置し、グループが抱えるリスクの状況を把握し、分析・管理を行うとともに、発生リスクへの対処方法や管理手法の是正を行う。また、リスク・コンプライアンス委員会及びグループリスク・コンプライアンス委員会を設置し、グループのリスク管理の実施状況について審議を行い、重要な事項を経営会議、監査委員会及び取締役会に報告する。(3) 当社のリスク管理について、管理方針及び管理規程により、リスクの区分、管理方法、管理態勢等を定めて実施する。また、リスク管理に係る事項はリスク・コンプライアンス委員会で審議し、経営会議に報告する。さらに、重要な事項は経営会議において審議するとともに、取締役会に審議を求め、又は報告する。(4) 経営に重大な影響を与えるリスクが顕在化した場合に、迅速かつ適切に対処し、是正手段をとるため、グループ運営覚書において、危機管理態勢及び危機対応策等に関するルールを定める。 4 執行役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制経営会議規則及び文書管理規程等において、経営会議議事録、稟議書をはじめとする執行役の職務執行に係る各種情報の保存及び管理の方法並びに体制を明確化し、適切な保存及び管理を図るとともに、監査委員会及び内部監査部門の求めに応じ、請求のあった文書を閲覧又は謄写に供する。5 当社の執行役並びに子会社の取締役及び執行役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制(1) 執行役で構成する経営会議を原則として毎週開催し、取締役会から委任を受けた事項及び取締役会付議事項について協議する。また、経営会議の諮問機関として、必要に応じて専門委員会を設置する。(2) 組織規程及び職務権限規程を定め、各組織の分掌並びに執行役の職務権限及び責任を明確化し、執行役の職務執行の効率化を図る。(3) 効率的かつ効果的なグループ経営を推進するため、グループ経営に関する重要事項を課題ごとに議論し、認識の共有を図るためにグループ運営会議を設置する。6 監査委員会の職務を補助すべき使用人に関する事項監査委員会の職務を補助する組織として監査委員会事務局を設置するとともに、監査委員会の職務を補助するのに必要な知識・能力を有する専属の使用人を配置する。7 監査委員会の職務を補助すべき使用人の執行役からの独立性に関する事項監査委員会事務局の使用人に係る採用、異動、人事評価、懲戒処分は、監査委員会又は監査委員会が選定する監査委員の同意を得た上で行う。8 監査委員会の職務を補助すべき使用人に対する指示の実効性の確保に関する事項監査委員会事務局の使用人は、監査委員会又は監査委員会が選定する監査委員の指揮命令に従い、調査を行い報告を受ける等の業務を実施する。9 監査委員会への報告に関する体制(1) 内部統制を所管する執行役は、監査委員会に定期的にグループの内部統制に係る業務の執行状況を報告する。(2) 内部監査部門を所管する執行役は、グループの内部監査の実施状況及び結果について定期的に監査委員会に報告し、経営に重大な影響を及ぼすおそれのある重要事項については速やかに監査委員に報告する。この場合において、監査委員会が必要と認めたときには、監査委員会は内部監査部門を所管する執行役に対して調査を求め、またはその職務の執行について具体的に指示を行うものとする。(3) コンプライアンス部門を所管する執行役は、グループのコンプライアンス推進状況及びコンプライアンス違反の発生状況等について、定期的に監査委員会に報告する。また、内部通報等により発覚したグループの重大なコンプライアンス違反事案(そのおそれのある事案を含む。)については、速やかに監査委員に報告する。(4) 執行役及び使用人は、グループの経営に重大な影響を及ぼすおそれのある重要事項について、速やかに監査委員に報告する。(5) 執行役及び使用人は、監査委員会の求めに応じて、グループの業務執行に関する事項を報告する。(6) 監査委員会又は監査委員に報告を行った者に対し、当該報告等を行ったことを理由として不利益な取扱いを行ってはならないものとする。10 監査委員会の職務の執行について生ずる費用の前払又は償還の手続その他の当該職務の執行について生ずる費用又は債務の処理に係る方針に関する事項執行役及び使用人は、監査委員が監査委員会の職務の執行として弁護士、公認会計士その他の社外の専門家に対して助言を求める又は調査、鑑定その他の事務を委託するなど所要の費用を会社に対して請求したときは、当該請求に係る費用が監査委員会の職務の執行に必要でないことを会社が証明した場合を除き、これを拒むことができないものとする。11 その他監査委員会の監査が実効的に行われることを確保するための体制(1) 代表執行役は、当社の経営の基本方針、対処すべき課題、内部統制システムの機能状況等の経営上の重要事項について、監査委員会と定期的に意見交換を行い、相互認識を深めるよう努める。(2) 監査委員会は、会計監査人から事前に監査計画の説明を受け、定期的に監査実施報告を受けるほか、会計監査上の重要なポイント等を常に把握するため、必要に応じて意見交換を行うなどの連携を図る。(3) 監査委員会は、その職務の執行に当たり、3事業会社の監査委員会又は監査役と定期的に意見交換を行うなど連携を図る。(4) 内部監査部門の重要な人事は、監査委員会の同意を得た上で行う。(5) 内部監査計画のうち中期監査計画及び年度監査計画の策定等は、監査委員会の同意を得た上で行う。 (e) 当社のコーポレートガバナンス体制当社のコーポレートガバナンス体制図は、次のとおりであります。[模式図(参考資料)] (f) 取締役との責任限定契約当社は、会社法第427条第1項及び定款の規定により、取締役(同項に定める非業務執行取締役等であるものに限る。)との間に、同法第423条第1項の責任を限定する契約を締結できる旨を定款で定めております。当該契約に基づく責任の限度額は、同法第425条第1項各号に掲げる金額の合計額としております。 (g) 取締役等との補償契約当社は、すべての取締役及び執行役との間で会社法第430条の2第1項に規定する補償契約を締結しており、同項第1号の費用及び同項第2号の損失を法令の定める範囲内において当社が補償することとしております。 (h) 役員等損害賠償責任保険契約当社は、保険会社との間で会社法第430条の3第1項に規定する損害賠償責任保険を締結しており、被保険者である当社及び当社の子会社である日本郵便のすべての取締役、執行役、執行役員及び監査役が、会社の役員(執行役員を含む。)としての業務につき行った行為(不作為を含む。)に起因して損害賠償請求がなされたことにより、被保険者が被る損害賠償金や争訟費用等を填補することとしております。ただし、贈収賄などの犯罪行為や意図的に違法行為を行った役員自身の損害等は補償対象外とすることにより、役員等の職務の執行の適正性が損なわれないように措置を講じております。保険料は当該役員が職務を行う会社が全額負担しております。 (i) 取締役の定数当社に、20名以内の取締役を置く旨を定款で定めております。 (j) 取締役の選任の決議要件当社は、取締役の選任決議は、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の過半数をもって行う旨及び取締役の選任決議は、累積投票によらない旨を定款で定めております。また、取締役の任期は、選任後1年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会の終結の時までとする旨及び補欠取締役の任期は、他の取締役の任期の満了の時までとする旨を定款で定めております。 (k) 株主総会の特別決議要件当社は、株主総会の円滑な運営を行うことを目的として、会社法第309条第2項に定める特別決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨定款に定めております。 (l) 剰余金の配当等の決定機関当社は、株主への機動的な利益還元を行うため、会社法第459条第1項各号に掲げる事項については、法令に別段の定めのある場合を除き、株主総会の決議によらず、取締役会の決議により定める旨を定款で定めております。なお、日本郵政株式会社法第11条の規定により、剰余金の配当その他の剰余金の処分(損失の処理を除く。)の決議は、総務大臣の認可を受けなければその効力を生じません。 (m) 取締役及び執行役の責任免除取締役及び執行役が期待される役割を十分に発揮できることを目的として、当社は、会社法第426条第1項の規定により、取締役会の決議をもって、同法第423条第1項の取締役(取締役であった者を含む。)及び執行役(執行役であった者を含む。)の責任を法令の限度において免除することができる旨を定款で定めております。
人的資本(人材育成・社内環境整備方針) FY2025 / 約873字
(2) 戦略 グループ人事方針日本郵政グループは、社員全員が「誇りとやりがい」をもって働ける会社を目指します。そのために、「異なる互いを認め合う」、「能力を高める」、「強みを発揮する」を軸に、社員の成長と挑戦を支援する人材育成と環境整備に取り組みます。こうした人的資本経営の実践を通して、持続的な企業価値の向上を図り、お客さまの幸せと地域の発展に貢献します。 社員の仕事への前向きな姿勢・行動が、お客さま、地域・社会への貢献を拡大し、広い意味での企業価値を向上させます。そこで、当社グループは、日々、お客さまのために「縁の下の力持ち」※ として尽力している社員全員が、誇りとやりがいを感じ、仕事に前向きに取り組める職場を提供します。※ 郵便事業の創業者、前島密の信条:縁の下の力持ちになることを厭うな。人のためによかれと願う心を常に持てよ。 社員が誇りとやりがいを感じつつ仕事に取り組めるよう、社員が互いの違いを認め合う職場という基盤(=「異なる互いを認め合う」)及び能力や意欲を高める自発的取組を支援する環境(=「能力を高める」・「強みを発揮する」)を会社は提供します。・「異なる互いを認め合う」については、心身の健康増進と、ハラスメントがなく、性別・年齢などに関係なく多様な生き方や個々の社員の事情を尊重しあう、相互承認、安心感の得られる職場を提供します。・「能力を高める」については、事業環境変化に伴うサービスの内容・提供方法の変化に対応できるよう、また、働き方を自律的に選択できるよう、能力・知識・技術獲得の機会を提供します。・「強みを発揮する」については、挑戦の機会を提供し、また挑戦を評価する仕組みを強化し、自身の強みや創造性を発揮してお客さまのため新たな取組に挑戦する組織や風土を構築します。・こうした取組で「異なる互いを認め合うこと、能力を高めること、強みを発揮すること」ができる人材の育成を進めます。社員の能力発揮・意欲向上が事業の発展をもたらすとの認識の上で、人事施策を企画・実施し、社員と共に事業の発展を推進してまいります。
事業の内容 FY2025 / 約18,861字
3 【事業の内容】(1) 当社グループの事業の内容日本郵政グループ(以下「当社グループ」といいます。)は、当社、日本郵便株式会社(以下「日本郵便」といいます。)、株式会社ゆうちょ銀行(以下「ゆうちょ銀行」といいます。)及び株式会社かんぽ生命保険(以下「かんぽ生命保険」といい、日本郵便及びゆうちょ銀行と併せて「事業子会社」と総称します。)を中心に構成され、「郵便・物流事業」、「郵便局窓口事業」、「国際物流事業」、「不動産事業」、「銀行業」、「生命保険業」等の事業を営んでおります。当該6事業の区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に掲げるセグメントの区分と同一であり、報告セグメントに含まれていない事業を「その他」に区分しております。また、当連結会計年度より報告セグメントとして「不動産事業」を新設しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」のとおりであります。各事業における事業の内容並びに当社及び関係会社の位置づけは次に記載のとおりであります。なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当し、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。セグメントの名称主な事業内容関係会社等郵便・物流事業郵便の業務並びに郵便物の作成及び差出しに関する業務その他の附帯する業務等の郵便事業並びに物流事業等○ 日本郵便○ 日本郵便輸送株式会社○ 日本郵便メンテナンス株式会社○ JPロジスティクスグループ株式会社○ JPビズメール株式会社○ 株式会社JPメディアダイレクト○ JP楽天ロジスティクス株式会社○ JPロジスティクス株式会社○ 東京米油株式会社△ JPライネックス南海パーセル株式会社郵便局窓口事業郵便・物流事業に係る窓口業務、銀行窓口業務、保険窓口業務、物販事業、提携金融サービス等○ 日本郵便○ 株式会社郵便局物販サービス○ JPコミュニケーションズ株式会社○ 日本郵便オフィスサポート株式会社○ JP損保サービス株式会社○ 日本郵政インフォメーションテクノロジー株式会社○ JPシステム開発株式会社○ 株式会社ゆうゆうギフト○ JP東京特選会株式会社△ セゾン投信株式会社△ 株式会社ジェイエイフーズおおいた△ リンベル株式会社国際物流事業豪州を中心としたグローバル市場におけるフォワーディング及びロジスティクス事業等○ Toll Holdings Pty Limited  及び同社傘下の連結子会社178社△ Toll Holdings Pty Limited傘下の関連会社3社不動産事業不動産事業等○ 日本郵便○ 日本郵政不動産株式会社○ JPプロパティーズ株式会社○ JPビルマネジメント株式会社銀行業銀行業等○ ゆうちょ銀行○ ゆうちょローンセンター株式会社○ JPインベストメント株式会社  及びその他連結子会社12社○ ゆうちょキャピタルパートナーズ株式会社(注3)  及びその他連結子会社1社 △ JP投信株式会社△ 日本ATMビジネスサービス株式会社生命保険業生命保険業等○ かんぽ生命保険○ かんぽシステムソリューションズ株式会社△ 大和アセットマネジメント株式会社 セグメントの名称主な事業内容関係会社等その他グループシェアード事業、病院事業、宿泊事業、投資事業当社○ 日本郵政コーポレートサービス株式会社○ ゆうせいチャレンジド株式会社○ 日本郵政キャピタル株式会社  及び同社傘下の連結子会社1社○ 株式会社JPデジタル○ JPツーウェイコンタクト株式会社○ 日本郵政建築株式会社(注4)△ 株式会社Good Technology Company△ Aflac Incorporated (注) 1.○は連結子会社、△は持分法適用関連会社であります。2.当社の子会社である日本郵便は、子会社であるJWT株式会社を通じ、2025年2月27日より、トナミホールディングス株式会社に対する公開買付け(以下「本公開買付け」という。)を実施しました。本公開買付けにより、本公開買付けの決済日である2025年4月17日付で、議決権の所有割合は87.24%となり、当社の連結子会社となりました。同社は、5月30日に開催した臨時株主総会において株式併合の実施を決議しており、これによって効力が発生した場合には同社はJWT株式会社の完全子会社となり、JWT株式会社の商号は「JPトナミグループ株式会社」に変更される予定です。3.2024年5月21日付で、投資運用業務を事業内容とするゆうちょキャピタルパートナーズ株式会社(議決権の所有割合はゆうちょ銀行100%)を設立しております。4.2024年4月1日付で、建築物等の調査・企画、設計・工事監理、コンストラクションマネジメント、建築物等の管理及び運営維持に関する支援を事業内容とする日本郵政建築株式会社(議決権の所有割合は当社100%)を設立しております。  なお、2024年7月1日付で、当社の不動産の管理等に関する業務を、日本郵政建築株式会社へ承継させる会社分割(簡易吸収分割)を行っております。詳細は、「第5 経理の状況 2 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項(企業結合等関係)」のとおりであります。 ① 郵便・物流事業当事業では、郵便法(昭和22年法律第165号)の規定により行う郵便の業務並びに郵便物の作成及び差出しに関する業務その他の附帯する業務等の郵便事業並びに物流事業等を行っております。 (a) 郵便事業郵便サービスを全国一律の料金であまねく公平に提供し、国内郵便に加え、万国郵便条約などの条約・国際取り決めに基づく国際郵便(通常・小包・EMS※)を提供しております。また、お客さまの郵便発送業務一括アウトソーシングのニーズにお応えするため、郵便物などの企画・作成(印刷)から封入・封かん、発送までをワンストップで請け負うトータルサービスを提供しております。その他、国からの委託による印紙の売りさばき、お年玉付郵便葉書の発行等の業務を行っております。※ EMS=国際スピード郵便(Express Mail Service) (b) 物流事業物流サービスとして、宅配便(ゆうパック等)及びメール便(ゆうメール等)の運送業務を行っており、eコマース市場の成長に伴う多様な顧客ニーズに的確に応えたサービスを提供いたします。一方、多様化・高度化する物流ニーズに対しては、物流ソリューションセンターを中心として、お客さまに最適な物流戦略、物流システムの設計、提案、構築から運用までを行う3PL※サービスの提供を展開しております。さらに、eコマースを中心とした小口荷物の国際宅配需要を獲得するため、2014年に資本・業務提携した海外物流パートナーである、仏GeoPost S.A.及び香港Lenton Group Limitedとの間で開発した国際宅配便サービスである「ゆうグローバルエクスプレス」により国際郵便で提供できない付加価値サービスに対応いたします。※ 3PL(サードパーティーロジスティクス)=サード・パーティー(=3PL事業者)が、荷主の物流業務全体又は一部を荷主から包括的に受託するサービスの形態。 (c) その他(a)及び(b)の業務の他、カタログ等に掲載されている商品若しくは権利の販売又は役務の提供に係る申込みの受付け、商品代金の回収等の業務や、地方公共団体からの委託を受けて空き家調査業務等を行っております。 ② 郵便局窓口事業当事業では、お客さまにサービスを提供するための営業拠点として全国に設置した直営の郵便局(2025年3月31日現在20,133局(うち、営業中は20,017局))及び業務を委託した個人又は法人が運営する簡易郵便局※(2025年3月31日現在4,052局(うち、営業中は3,449局)。ただし、銀行代理業務等に係る委託契約を締結しているのは3,457局(うち、営業中は3,434局)、生命保険募集委託契約を締結しているのは337局(うち、営業中は335局))において郵便・物流事業に係る窓口業務、銀行窓口業務等、保険窓口業務等、物販事業を行っている他、提携金融サービスを行っております。※ 簡易郵便局法(昭和24年法律第213号)第3条に規定する日本郵便が郵便窓口業務及び印紙の売りさばきに関する業務を委託する者が設ける施設であり、日本郵便と受託者との受委託契約により行う業務が異なります。 (a) 郵便・物流事業に係る窓口業務郵便物の引受・交付、郵便切手類の販売、ゆうパック等物流サービスの引受、印紙の売りさばき等を行っております。 (b) 銀行窓口業務等ゆうちょ銀行から委託を受け、通常貯金、定額貯金、定期貯金、送金・決済サービスの取扱い、公的年金などの支払い、国債や投資信託の窓口販売などを行っております。 (c) 保険窓口業務等かんぽ生命保険から委託を受け、生命保険の募集や保険金の支払いなどを行っております。 (d) 物販事業カタログ等を利用して行う商品又は権利の販売並びに商品の販売又は役務の提供に係る契約の取次ぎ及び当該契約に係る代金回収を行う業務等として、生産地特選品販売、年賀状印刷サービス、フレーム切手販売、文房具等の郵便等関連商品の陳列販売等を行っております。また、社員による販売に加え、インターネット及びDMによる販売を行っております。 (e) 提携金融サービスかんぽ生命保険以外の生命保険会社や損害保険会社などから委託を受け、変額年金保険、がん保険、引受条件緩和型医療保険、自動車保険、傷害保険等の販売を行っております。 (f) その他の事業(a)~(e)の業務の他、以下の業務を行っております。・地方公共団体からの委託を受けて行う戸籍謄本や住民票の写し等の公的証明書の交付事務、ごみ処理券等の販売、バス利用券等の交付事務・当せん金付証票(宝くじ)の発売等の事務に係る業務・日本放送協会からの委託を受けて行う放送受信契約の締結・変更に関する業務・郵便局等の店頭スペース等の活用、窓口ロビーへのパンフレット掲出等の広告業務・会員向け生活支援サービス業務(郵便局のみまもりサービス) 等 ③ 国際物流事業当事業では、Toll Holdings Pty Limited(以下「トール社」といいます。)、同社傘下の子会社及び関連会社において、アジア太平洋地域に関わる輸出入を中心としたフルラインでの国際的貨物輸送、及び、アジア太平洋地域に関わる輸送・倉庫管理や資源・政府分野物流等のサービスを行っております。トール社及び同社傘下の子会社は、下表の2部門で構成されており、不特定の顧客や小さな契約ベースの顧客を対象としたフォワーディング事業及び特定顧客のニーズを満たすために構築したロジスティクス事業を提供しております。  区分部門名サービス概要フォワーディング事業グローバルフォワーディング(Global Forwarding)アジア太平洋地域に関わる輸出入を中心としたフルラインでの国際的貨物輸送ロジスティクス事業グローバルロジスティクス(Global Logistics)アジア太平洋地域における輸送・倉庫管理や資源・政府分野物流等のサービスを提供 ④ 不動産事業当事業では、オフィスビル・商業施設・住宅等の開発による賃貸事業及び分譲事業のほか、賃貸用建物の運営管理等を行っております。グループ保有不動産の開発を中心に、用途やエリアごとのマーケットを見極めたグループ外の収益物件の取得も推進しております。当連結会計年度より報告セグメントとして「不動産事業」を新設しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」のとおりであります。 ⑤ 銀行業当事業では、ゆうちょ銀行が、銀行法に基づき、預入限度額内での預金(貯金)業務、有価証券投資業務、シンジケートローン等の貸出業務、為替業務、国債、投資信託及び保険商品の販売、住宅ローン媒介業務、クレジットカード業務などを営んでおります。また、日本郵便の郵便局ネットワークをメインチャネルに、1.2億人規模のお客さまに生活・資産形成に貢献する金融サービスを提供し、お預かりした貯金を有価証券で運用することを主な事業としております。また、ゆうちょ銀行及びその関係会社は、銀行業務のほか、金融商品取引業務などを行っております。 (a) 資金運用ゆうちょ銀行は、2025年3月末日現在、個人貯金が90%超を占める190.4兆円の貯金を、主として有価証券143.5兆円(内、国債40.3兆円、その他の証券(外国債券や主な投資対象が外国債券である投資信託等で構成)87.4兆円)で運用し、資金運用収益を中心に収益を確保しております。具体的には、想定した市場環境の下、負債の状況等を踏まえて国債等の運用資産・運用期間を適切に管理するとともに、収益源泉の多様化・リスク分散の観点から、国際分散投資の推進、オルタナティブ資産への投資など運用の高度化・多様化を図っているほか、地域経済活性化にも貢献すべく、従来からの地方公共団体向け資金供給の強化に加え、地域金融機関と連携し、地域活性化ファンドへの出資等に取り組んでおります。こうした金融資産及び金融負債は、市場リスク(金利、為替、株式など様々な市場のリスク・ファクターの変動により、資産・負債(オフ・バランスを含む。)の価値が変動し損失を被るリスク、資産・負債から生み出される収益が変動し損失を被るリスク)や信用リスク(信用供与先の財務状況の悪化等により、資産(オフ・バランス資産を含む。)の価値が減少ないし消失し、損失を被るリスク)を伴うものであるため、デリバティブ取引等で一定のリスクをヘッジしつつ、収益確保に努めております。 (b) 資金調達、資産・負債総合管理ゆうちょ銀行は、本支店その他の営業所、日本郵便が展開している郵便局ネットワークを通じて、お客さまから通常貯金、定額・定期貯金などの各種の貯金を預入限度額内でお預かりしております。また、郵政管理・支援機構が、公社から承継した郵便貯金に相当する預り金を、特別貯金として受け入れております。さらに、上記(a)の資金運用(資産)と市場取引も含めた資金調達(負債)について、信用・市場リスクや流動性リスク(運用・調達期間の差異や資金流出により、必要な資金調達や通常の金利での資金調達が困難となるリスク)をマネージするため、各商品のリスク特性に合わせた7つのポートフォリオに細分化して管理する枠組みのもとで、資産・負債を総合的に内部管理するALM(Asset Liability Management)を適切に展開し、中期的な収益の確保に努めております。 (c) 手数料ビジネスゆうちょ銀行は、本支店その他の営業所(直営店)・日本郵便の郵便局ネットワーク・各種デジタルチャネルを通じて、為替業務、国債・投資信託等の資産運用商品の販売、クレジットカード業務、住宅ローン媒介業務及び各金融機関と連携したATM提携サービスなどを提供し、手数料(役務取引等)収益を確保しております。 ⑥ 生命保険業当事業では、かんぽ生命保険が、保険業法に基づく免許・認可を得て、生命保険の引受け及び有価証券投資、貸付等の資産運用業務を行っております。また、日本郵便との間で生命保険募集・契約維持管理業務委託契約等を締結し、2025年3月31日現在、20,097局(うち、営業中は19,981局)の郵便局で生命保険募集等を行っております。 (a) 生命保険業かんぽ生命保険は、生命保険業免許に基づき、次の①~③の保険引受業務及び④~⑫の資産運用業務を行っております。ただし、かんぽ生命保険には、他の生命保険会社にはない、業務を行うに当たっての郵政民営化法による制約があります。詳細は下記「(3) 事業に係る主な法律関連事項 ③(i)~(l)」をご参照ください。業務の種類内訳保険引受業務① 個人保険及び財形保険② 個人年金保険及び財形年金保険③ 再保険(注)資産運用業務④ 有価証券の取得⑤ 不動産の取得⑥ 金銭債権の取得⑦ 金銭の貸付(コールローンを含む。)⑧ 有価証券の貸付⑨ 預金又は貯金⑩ 金銭、金銭債権、有価証券又は不動産等の信託⑪ 有価証券関連デリバティブ取引、金融等デリバティブ取引又は先物外国為替取引⑫ その他郵政民営化法第138条に定められた方法等 (注) かんぽ生命保険と郵政管理・支援機構との間で再保険契約を締結し、郵政民営化法により公社から郵政管理・支援機構に承継された、簡易生命保険契約に基づく郵政管理・支援機構の保険責任のすべてをかんぽ生命保険が受再しております。 (b) 他の保険会社(外国保険業者を含む。)その他金融業を行う者の業務の代理又は事務の代行かんぽ生命保険は、次の保険会社の商品の受託販売等を行っております。・アフラック生命保険株式会社・エヌエヌ生命保険株式会社・住友生命保険相互会社・第一生命保険株式会社・東京海上日動あんしん生命保険株式会社・日本生命保険相互会社・ネオファースト生命保険株式会社・三井住友海上あいおい生命保険株式会社・明治安田生命保険相互会社・メットライフ生命保険株式会社 (c) 郵政管理・支援機構から委託された簡易生命保険管理業務かんぽ生命保険は、郵政民営化法により公社から郵政管理・支援機構に承継された、簡易生命保険契約の管理業務を、郵政管理・支援機構から受託しております。 ⑦ その他上記の各事業のほか、集約により効率性が高まる間接業務をグループ各社から受託するグループシェアード事業、公社から承継した病院及び宿泊施設の運営、成長性の高い企業に出資を行う投資事業等を行っております。 (a) グループシェアード事業当社グループ各社が個別に実施するよりもグループ内で1か所に集約した方が効率的な実施が見込まれる間接業務(電気通信役務及び情報処理サービスの提供、人事及び経理に関する業務、福利厚生に関する業務、不動産の管理等に関する業務、人材派遣・紹介等の業務、コールセンターに関する業務、人材育成に関する業務及び健康管理業務など)を、事業子会社等から受託して実施することにより、業務を支援するとともに、経営効率の向上を図っております。 (b) 病院事業当社グループの企業立病院として、東京逓信病院を運営しております。(注) 逓信病院設置数は2025年3月31日現在、東京逓信病院の1か所であります。 (c) 宿泊事業「ゆうぽうと世田谷レクセンター」の運営、管理を行っております。(注) 宿泊事業における施設設置数は2025年3月31日現在、「ゆうぽうと世田谷レクセンター」の1か所であります。 (d) 投資事業成長性の高い企業に出資を行うことにより、出資先企業と当社グループとの連携及び中長期的なグループ収益の拡大を図っております。 上記のほか、当社は、事業子会社等の経営の基本方針の策定及び実施の確保並びに株主としての権利の行使を行うこととしております。 (2) 当社グループの事業系統図当社グループの事業系統図は、次のとおりであります。(注) 1.持分法非適用の非連結子会社及び関連会社は、記載を省略しております。2.当社の子会社である日本郵便は、子会社であるJWT株式会社を通じ、2025年2月27日より、トナミホールディングス株式会社に対する公開買付け(以下「本公開買付け」という。)を実施しました。本公開買付けにより、本公開買付けの決済日である2025年4月17日付で、議決権の所有割合は87.24%となり、当社の連結子会社となりました。同社は、5月30日に開催した臨時株主総会において株式併合の実施を決議しており、これによって効力が発生した場合には同社はJWT株式会社の完全子会社となり、JWT株式会社の商号は「JPトナミグループ株式会社」に変更される予定です。3.2024年5月21日付で、投資運用業務を事業内容とするゆうちょキャピタルパートナーズ株式会社(議決権の所有割合はゆうちょ銀行100%)を設立しております。4.2024年4月1日付で、建築物等の調査・企画、設計・工事監理、コンストラクションマネジメント、建築物等の管理及び運営維持に関する支援を事業内容とする日本郵政建築株式会社(議決権の所有割合は当社100%)を設立しております。  なお、2024年7月1日付で、当社の不動産の管理等に関する業務を、日本郵政建築株式会社へ承継させる会社分割(簡易吸収分割)を行っております。詳細は、「第5 経理の状況 2 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項(企業結合等関係)」のとおりであります。 (3) 事業に係る主な法律関連事項当社グループが行う事業に係る主な法律関連事項は、次のとおりであります。 ① 日本郵政株式会社法(a) 趣旨当社の目的、業務の範囲等が定められております。当社は、本法により政府の規制を受けるとともに、商号の使用制限等の特例措置が講じられております。 (b) 会社の目的当社は、日本郵便の発行済株式の総数を保有し、日本郵便の経営管理を行うこと及び日本郵便の業務の支援を行うことを目的とする株式会社とされております。(法第1条) (c) 業務の範囲当社は、その目的を達成するため、次に掲げる業務を行うものとされております。(法第4条第1項)イ. 日本郵便が発行する株式の引受け及び保有ロ. 日本郵便の経営の基本方針の策定及びその実施の確保ハ. 日本郵便の株主としての権利の行使等ニ. イ.からハ.に掲げる業務に附帯する業務 (d) 業務の制限次に掲げる事項について、総務大臣の認可が必要とされております。イ. その目的を達成するために法第4条第1項に規定する業務のほかに行う必要な業務(法第4条第2項)ロ. 募集株式若しくは募集新株予約権を引き受ける者の募集、又は株式交換若しくは株式交付に際して行う株式若しくは新株予約権の交付(法第8条)ハ. 取締役の選任及び解任並びに監査役の選任及び解任の決議(法第9条)ニ. 毎事業年度の事業計画(法第10条)ホ. 定款の変更、剰余金の配当その他の剰余金の処分(損失の処理を除く。)、合併、会社分割及び解散の決議(法第11条) (e) ユニバーサルサービスの提供当社は、その業務の運営に当たっては、郵便の役務、簡易な貯蓄、送金及び債権債務の決済の役務並びに簡易に利用できる生命保険の役務を利用者本位の簡便な方法により郵便局で一体的にかつあまねく全国において公平に利用できるようにする責務を有することとされております。(法第5条) (f) 株式の保有当社は、常時、日本郵便の発行済株式の総数を保有していなければならないこととされております。(法第6条) (g) 株式の処分政府は、保有義務のある3分の1超の株式を除き、その保有する当社の株式について、できる限り早期に処分するものとされております。(法附則第3条)なお、政府は、当社の株式の売却収入を東日本大震災に係る復興債の償還費用の財源を確保するため、当社の経営の状況、収益の見通しその他の事情を勘案しつつ処分の在り方を検討し、その結果に基づいて、当社の株式をできる限り早期に処分するものとされております。(東日本大震災からの復興のための施策を実施するために必要な財源の確保に関する特別措置法附則第14条) ② 日本郵便株式会社法(a) 趣旨日本郵便の目的、業務の範囲等が定められております。同社は、本法により政府の規制を受けるとともに、商号の使用制限等の特例措置が講じられております。 (b) 会社の目的日本郵便は、郵便の業務、銀行窓口業務及び保険窓口業務並びに郵便局を活用して行う地域住民の利便の増進に資する業務を営むことを目的とする株式会社とされております。(法第1条) (c) 業務の範囲イ. 日本郵便は、その目的を達成するため、次に掲げる業務を営むものとされております。(法第4条)ⅰ 郵便法(昭和22年法律第165号)の規定により行う郵便の業務ⅱ 銀行窓口業務ⅲ ⅱに掲げる業務の健全、適切かつ安定的な運営を維持するために行う、銀行窓口業務契約の締結及び当該銀行窓口業務契約に基づいて行う関連銀行に対する権利の行使ⅳ 保険窓口業務ⅴ ⅳに掲げる業務の健全、適切かつ安定的な運営を維持するために行う、保険窓口業務契約の締結及び当該保険窓口業務契約に基づいて行う関連保険会社に対する権利の行使ⅵ 国の委託を受けて行う印紙の売りさばきⅶ ⅰからⅵに掲げる業務に附帯する業務ロ. 日本郵便は、イ.に規定する業務を営むほか、その目的を達成するため、次に掲げる業務を営むことができるものとされております。ⅰ お年玉付郵便葉書等に関する法律(昭和24年法律第224号)第1条第1項に規定するお年玉付郵便葉書等及び同法第5条第1項に規定する寄附金付郵便葉書等の発行ⅱ 地方公共団体の特定の事務の郵便局における取扱いに関する法律(平成13年法律第120号)第3条第5項に規定する事務取扱郵便局において行う同条第1項第1号に規定する郵便局取扱事務に係る業務ⅲ ⅱに掲げるもののほか、郵便局を活用して行う地域住民の利便の増進に資する業務ⅳ ⅰからⅲに掲げる業務に附帯する業務ハ. 日本郵便は、イ.及びロ.に規定する業務のほか、イ.及びロ.に規定する業務の遂行に支障のない範囲内で、イ.及びロ.に規定する業務以外の業務を営むことができるものとされております。ニ. 日本郵便は、ロ.ⅲに掲げる業務及びこれに附帯する業務並びにハ.に規定する業務を営もうとするときは、あらかじめ、総務省令で定める事項を総務大臣に届け出なければならないものとされております。※ 金融2社は、現在、日本郵便が金融のユニバーサルサービス提供に係る責務を果たすために営む銀行代理業又は保険募集等に係る業務委託契約を日本郵便との間でそれぞれ締結しております。これらの契約を締結している銀行又は生命保険会社を、それぞれ関連銀行、関連保険会社といいます。 (d) 業務の制限次に掲げる事項について、総務大臣の認可が必要とされております。イ.新株若しくは募集新株予約権を引き受ける者の募集、又は株式交換若しくは株式交付に際して行う株式若しくは新株予約権の交付(法第9条)ロ. 毎事業年度の事業計画(法第10条)ハ. 総務省令で定める重要な財産を譲渡し、又は担保に供しようとするとき(法第11条)ニ. 定款の変更、合併、会社分割及び解散の決議(法第12条) (e) ユニバーサルサービスの提供日本郵便は、その業務の運営に当たっては、郵便の役務、簡易な貯蓄、送金及び債権債務の決済の役務並びに簡易に利用できる生命保険の役務を利用者本位の簡便な方法により郵便局で一体的にかつあまねく全国において公平に利用できるようにする責務を有することとされております。(法第5条) ③ 郵政民営化法(a) 趣旨郵政民営化の基本理念、基本方針等を定めるとともに、公社の解散に伴い、公社の機能を引き継がせる新たな株式会社(以下、本③において「新会社」といいます。)の設立、新会社の株式、新会社に関して講ずる措置、公社の業務等の承継等に関する事項その他郵政民営化の実施に必要となる事項が定められております。2012年5月8日公布の郵政民営化法等の一部を改正する等の法律の施行に伴い、郵政民営化法が改正され、郵便サービスのみならず、貯金、保険の基本的なサービスを郵便局で一体的に利用できるようにするユニバーサルサービスの確保が義務づけられ、また、当社が保有するゆうちょ銀行及びかんぽ生命保険の株式については、その株式の全部を処分することを目指し、ゆうちょ銀行及びかんぽ生命保険の経営状況、郵政事業に係る基本的な役務の確保の責務の履行への影響等を勘案しつつ、できる限り早期に処分するものとされております。(b) 株式の処分当社の発行済株式の総数は政府が保有し、日本郵便、ゆうちょ銀行及びかんぽ生命保険の発行済株式の総数は当社が保有するものとされており、政府が保有する当社の株式がその発行済株式の総数に占める割合は、できる限り早期に減ずるものとされておりますが、その割合は、常時、3分の1を超えているものとされております。 また、当社が保有するゆうちょ銀行及びかんぽ生命保険の株式について、その株式の全部を処分することを目指し、ゆうちょ銀行及びかんぽ生命保険の経営状況、郵政事業に係る基本的な役務の確保の責務の履行への影響等を勘案しつつ、できる限り早期に処分するものとされております。(法第5条、第7条及び第62条) (c) ユニバーサルサービスの提供当社及び日本郵便は、郵便の役務、簡易な貯蓄、送金及び債権債務の決済の役務並びに簡易に利用できる生命保険の役務が利用者本位の簡便な方法により郵便局で一体的に利用できるようにするとともに将来にわたりあまねく全国において公平に利用できることが確保されるよう、郵便局ネットワークを維持するものとし、郵便局ネットワークの活用その他の郵政事業の実施に当たっては、その公益性及び地域性が十分に発揮されるようにするものとされております。(法第7条の2) (d) 同種の業務を営む事業者との対等な競争条件の確保当社、日本郵便、ゆうちょ銀行及びかんぽ生命保険の業務については、同種の業務を営む事業者との対等な競争条件を確保するために必要な制限を加えるとともに、ゆうちょ銀行について銀行法等の特例を適用しないこととする日又はかんぽ生命保険について保険業法等の特例を適用しないこととする日のいずれか遅い日以後の最初の3月31日までの期間中に、郵政民営化に関する状況に応じ、これを緩和するものとされております。また、日本郵便は、日本郵便株式会社法第4条第2項第3号に掲げる業務及びこれに附帯する業務並びに同条第3項に規定する業務(以下「届出業務」といいます。)を営むに当たっては、届出業務と同種の業務を営む事業者の利益を不当に害することのないよう特に配慮しなければならないとされております。(法第8条及び第92条) (e) ゆうちょ銀行における業務の制限ゆうちょ銀行は、郵政民営化法により、郵政民営化時に認められていなかった業務(いわゆる新規業務)を行うときは、内閣総理大臣及び総務大臣の認可を要するものとされております。(法第110条)認可を要する業務の概要は、以下イ.からヘ.のとおりであります。また、内閣総理大臣及び総務大臣は、新規業務の認可や下記(g)(h)の規制に係る認可の申請があった場合、下記(f)の規制に係る政令の制定又は改廃の立案をしようとする場合は、郵政民営化委員会の意見を聴かなければならないこととされております。なお、2025年3月の当社によるゆうちょ銀行の株式の売出し及び今後の当社が保有するゆうちょ銀行の株式に係る株式処分信託に対する拠出により、当社のゆうちょ銀行に対する議決権比率は50%を下回る水準となる予定であり、当社はゆうちょ銀行の株式の2分の1以上を処分した旨を総務大臣へ届出予定です。当社がゆうちょ銀行の株式の2分の1以上を処分した旨を総務大臣に届け出た日以後は、郵政民営化法第110条に係る認可は要しないものの、ゆうちょ銀行が各業務を行おうとするときは、その内容を定めて、内閣総理大臣及び総務大臣への届出を要するとともに、業務を行うに当たっては、他の金融機関等との間の適正な競争関係及び利用者への役務の適切な提供を阻害することのないよう特に配慮しなければならないものとされております。(法第110条の2)イ.外貨預金の受入れ、譲渡性預金の受入れロ.資金の貸付け又は手形の割引(次のⅰからⅵに掲げる業務を除く)ⅰ 預金者等に対する当該預金者等の預金等を担保とする資金の貸付けⅱ 国債証券等を担保とする資金の貸付けⅲ 地方公共団体に対する資金の貸付けⅳ コール資金の貸付けⅴ 当社、日本郵便又はかんぽ生命保険に対する資金の貸付けⅵ 郵政管理・支援機構に対する資金の貸付けハ.銀行業に付随する業務等のうち、次のⅰからⅻに掲げる業務ⅰ 債務の保証又は手形の引受けⅱ 特定目的会社発行社債の引受け等ⅲ 有価証券の私募の取扱いⅳ 地方債又は社債その他の債券の募集又は管理の受託ⅴ 外国銀行の業務の代理又は媒介ⅵ デリバティブ取引の媒介、取次ぎ又は代理ⅶ 金融等デリバティブ取引の媒介、取次ぎ又は代理ⅷ 有価証券関連店頭デリバティブ取引ⅸ 有価証券関連店頭デリバティブ取引の媒介、取次ぎ又は代理ⅹ 投資助言業務ⅺ 信託に係る事務に関する業務ⅻ 地球温暖化防止の観点での算定割当量関連業務ニ.登録金融機関の業務(金融商品取引法第33条第2項の業務)(次のⅰからⅲに掲げる業務を除く)ⅰ 投資の目的又は信託契約に基づく有価証券の売買・有価証券関連デリバティブ取引及び書面取次ぎ行為ⅱ 国債等の募集の取扱い等ⅲ 証券投資信託の募集の取扱い等ホ.その他の法律の規定により銀行が営むことができる業務(次のⅰからⅷに掲げる業務を除く)ⅰ 休眠預金等代替金の支払等ⅱ 当せん金付証票の売りさばき等ⅲ 国民年金基金の加入申出受理業務ⅳ かんぽ生命保険の一部の生命保険の募集ⅴ 確定拠出年金(個人型)の加入申込受理業務ⅵ 拠出年金運営管理業(個人型)ⅶ 公的給付支給等口座の登録申請受付業務等ⅷ 個人番号の利用による口座管理業務ヘ.その他内閣府令・総務省令で定める業務 (f) ゆうちょ銀行における預入限度額ゆうちょ銀行は、郵政民営化法により、当座預金に相当する振替貯金を除き、原則として一の預金者から、受入れをすることができる預金等の額が制限されております。(法第107条、郵政民営化法施行令第2条)2019年3月13日に公布された郵政民営化法施行令の一部を改正する政令に基づき、同政令の施行日である2019年4月1日からの預入限度額は下記のとおりであります。また、預金保険制度による貯金の保護の範囲については変更ありません。イ.通常貯金・・・1,300万円ロ.定期性貯金(定額貯金及び定期貯金等。郵政民営化前に預入した郵便貯金(郵政管理・支援機構に引き継がれたもの)を含み、ハ.を除く。)・・・1,300万円ハ.財形定額貯金、財形年金定額貯金、財形住宅定額貯金・・・あわせて550万円 (g) ゆうちょ銀行における子会社保有の制限ゆうちょ銀行は、子会社対象金融機関等を子会社(銀行法第2条第8項に規定する子会社)としようとするときは、内閣総理大臣及び総務大臣の認可を受けなければならないものとされております。(法第111条第1項)また、銀行(銀行法第16条の2第1項第1号、第2号又は第7号に掲げる会社)を子会社としてはならないものとされております。(法第111条第7項) (h) ゆうちょ銀行における合併、会社分割、事業の譲渡、譲受けの認可ゆうちょ銀行を当事者とする合併、会社分割、事業の譲渡、譲受けは、内閣総理大臣及び総務大臣の認可を受けなければ、その効力を生じないとされております。(法第113条第1項、第3項及び第5項)ただし、内閣総理大臣及び総務大臣は、金融機関(預金保険法第2条第1項各号に掲げる者)との合併その他一定の合併、会社分割、事業の譲渡、譲受けについては、上記認可をしてはならないものとされております。(法第113条第2項、第4項及び第6項) (i) かんぽ生命保険における業務の制限かんぽ生命保険は、郵政民営化法により、政令で定めるもの以外の保険の種類の保険の引受けを行おうとするときは、その内容を定めて、内閣総理大臣及び総務大臣の認可を受けなければならないものとされております。(法第138条第1項)また、保険業法第97条の規定により行う業務以外の業務を行おうとするときは、その内容を定めて、内閣総理大臣及び総務大臣の認可を受けなければならないとされております。(法第138条第3項)なお、保険料として収受した金銭その他の資産を次に掲げる方法以外の方法により運用しようとするときは、内閣総理大臣及び総務大臣の認可を受けなければならないものとされております。(法第138条第2項)イ.保険契約者に対する資金の貸付けロ.地方公共団体に対する資金の貸付けハ.コール資金の貸付けニ.当社又は日本郵便に対する資金の貸付けホ.郵政管理・支援機構に対する資金の貸付けヘ.その他内閣府令・総務省令で定める方法また、内閣総理大臣及び総務大臣は、新規業務の認可や下記(k)(l)の規制に係る認可の申請があった場合、下記(j)の規制に係る政令の制定又は改廃の立案をしようとする場合は、郵政民営化委員会の意見を聴かなければならないこととされております。一方、当社がかんぽ生命保険の株式の2分の1以上を処分した旨を総務大臣に届け出た日以後は、郵政民営化法第138条に係る認可は要しないものの、かんぽ生命保険が各業務を行おうとするときは、その内容を定めて、内閣総理大臣及び総務大臣への届出を要するとともに、業務を行うに当たっては、他の生命保険会社との適正な競争関係及び利用者への役務の適切な提供を阻害することのないよう特に配慮しなければならないものとされております。(法第138条の2)当社は2021年6月9日付でかんぽ生命保険の株式の2分の1以上を処分した旨の届出を行ったことから、郵政民営化法第138条の2の定めに基づき、新規業務、新商品の開発・販売、新たな方法による資産運用にかかる認可手続きは不要となり、届出制へと移行しております。なお、郵政民営化委員会から2021年10月14日に公表された「株式会社かんぽ生命保険の新規業務に関する届出制の運用に係る郵政民営化委員会の方針(令和3年10月)」において、届出後に必要に応じて郵政民営化委員会による調査審議が実施される場合があり、その場合の調査審議に要する期間はこれまでの認可制に比べて短縮される旨の方針が示されております。 (j) かんぽ生命保険における加入限度額かんぽ生命保険の保険契約については、郵政民営化法及び関連法令により、被保険者1人について加入できる保険金額などの限度(加入限度額)が定められております。(法第137条、郵政民営化法施行令第6条、第7条及び第8条)なお、被保険者が郵政民営化前の簡易生命保険契約に加入している場合には、加入限度額は、以下の金額から簡易生命保険契約の保険金額等を差し引いた額となります。イ. 基本契約の保険金額の加入限度額ⅰ 被保険者が満15歳以下のとき 700万円ⅱ 被保険者が満16歳以上のとき 1,000万円(被保険者が満55歳以上の場合の特別養老保険の保険金額は、加入している普通定期保険及び普通定期保険(R04)とあわせて800万円)ただし、被保険者が満20歳以上55歳以下の場合は、一定の条件(加入後4年以上経過した保険契約がある場合など)のもとに、累計で2,000万円までとなっております。なお、特定養老保険については、年齢にかかわらず、500万円までとなっております。ロ. 年金額(介護割増年金額を除きます。)の加入限度額年額90万円(初年度の基本年金額)(夫婦年金保険及び夫婦年金保険付夫婦保険の配偶者である被保険者に係る額を除きます。)ハ. 特約保険金額の加入限度額ⅰ 疾病にかかったこと、傷害を受けたこと又は疾病にかかったことを原因とする人の状態、傷害を受けたことを直接の原因とする死亡及びこれらに類するものに対する保障・・・あわせて1,000万円ⅱ 上記に掲げるものに関し、治療を受けたことに対する保障・・・1,000万円(注) 上記の法令で定める加入限度額以外にも、基本契約の保険種類等により付加できる特約の保険金額に一定の制限があります。ニ. 払込保険料総額の加入限度額財形積立貯蓄保険及び財形住宅貯蓄保険・・・あわせて550万円(財形商品については、他に、関連法令による払込保険料総額等の制限があります。) (k) かんぽ生命保険における子会社保有の制限かんぽ生命保険は、子会社対象会社を子会社(保険業法第2条第12項に規定する子会社)としようとするとき(同法第106条第1項第16号に掲げる会社にあっては、かんぽ生命保険又はその子会社が合算してその基準議決権数を超える議決権を取得し、又は保有しようとするとき)は、内閣総理大臣及び総務大臣の認可を受けなければならないものとされております。(法第139条第1項)また、保険会社等(保険業法第106条第1項第1号から第2号の2まで又は第8号に掲げる会社)を子会社としてはならないものとされております。(法第139条第7項) (l) かんぽ生命保険における保険契約の移転、合併、会社分割又は事業の譲渡若しくは譲受けの認可かんぽ生命保険がする保険契約の移転、かんぽ生命保険を当事者とする合併、会社分割、事業の譲渡、譲受けは、内閣総理大臣及び総務大臣の認可を受けなければ、その効力を生じないものとされております。(法第141条第1項、第3項、第5項及び第7項)また、内閣総理大臣及び総務大臣は、当社又はかんぽ生命保険の子会社を移転先会社とする保険契約の移転、保険会社(保険業法第2条第2項に規定する保険会社)との合併その他一定の合併、会社分割、事業の譲渡、譲受けについては、上記認可をしてはならないものとされております。(法第141条第2項、第4項、第6項及び第8項) (注) 当社がかんぽ生命保険の株式の全部を処分した日又は当社がかんぽ生命保険の株式の2分の1以上を処分した旨を総務大臣が内閣総理大臣に通知した日以後に、かんぽ生命保険と他の生命保険会社との間の適正な競争関係及び利用者への役務の適切な提供を阻害するおそれがないと認める決定があった日のいずれか早い日以後は、上記(i)に記載の同法第138条の2に基づく届出は不要となります。加えて、この場合には、上記(i)から(l)までに記載の郵政民営化法上の制限等は適用されないこととされております。(法第134条) ④ 独立行政法人郵便貯金簡易生命保険管理・郵便局ネットワーク支援機構法 (a) 趣旨郵政管理・支援機構の名称、目的、業務の範囲等に関する事項を定めております。 (b) 概要郵政管理・支援機構の目的は、公社から承継し政府による支払保証が継続された郵便貯金(積立郵便貯金、定額郵便貯金、定期郵便貯金等)及び簡易生命保険を適正かつ確実に管理し、これらに係る債務を確実に履行することにより、郵政民営化に資するとともに、郵便局ネットワークの維持の支援のための交付金を交付することにより、郵政事業に係る基本的な役務の提供の確保を図り、もって利用者の利便の確保及び国民生活の安定に寄与することとされております。(法第3条)郵政管理・支援機構は、郵便貯金管理業務(公社から承継した郵便貯金の管理に関する業務等)及び簡易生命保険管理業務(同簡易生命保険契約の管理に関する業務等)をその業務の範囲とし、郵便貯金管理業務の一部をゆうちょ銀行に、簡易生命保険管理業務の一部をかんぽ生命保険に、それぞれ委託しております。(法第13条、第15条及び第18条)郵政管理・支援機構は、ゆうちょ銀行との間で郵便貯金資産(郵便貯金管理業務の経理を区分する郵便貯金勘定に属する資産)の運用のための預金に係る契約を、かんぽ生命保険との間で簡易生命保険契約の再保険の契約を、それぞれ締結しております。(法第15条及び第16条)また、郵便局ネットワークの維持の支援に要する費用に充てるため、郵政管理・支援機構が関連銀行(ゆうちょ銀行)及び関連保険会社(かんぽ生命保険)から拠出金を徴収し、日本郵便に対し郵便局ネットワークの維持に要する費用の一部に充てるための交付金を交付することとされております。(法第18条の2及び第18条の3) ⑤ 郵便法(a) 郵便の実施郵便の業務については、日本郵便が行うことが郵便法に定められております。(法第2条)また、日本郵便以外の何人も、郵便の業務を業とし、また、日本郵便が行う郵便の業務に従事する場合を除いて、郵便の業務に従事してはならないとされております。(法第4条) (b) ユニバーサルサービスの提供郵便法の目的が、郵便の役務をなるべく安い料金で、あまねく、公平に提供することによって、公共の福祉を増進することと規定されているとおり(法第1条)、日本郵便は郵便のユニバーサルサービスを提供することが義務付けられております。 (c) 業務の制限イ.郵便約款日本郵便は、郵便の役務に関する提供条件について郵便約款を定め、総務大臣の認可を受けなければならず、これを変更しようとするときも同様とされております。(法第68条)ロ.郵便業務管理規程日本郵便は、業務開始の際、郵便の業務の管理に関する規程を定め、総務大臣の認可を受けなければならず、これを変更しようとするときも同様とされております。(法第70条)ハ.業務の委託日本郵便は、郵便の業務の一部を委託しようとするときは、他の法律に別段の定めがある場合を除き、総務大臣の認可を受けなければならないとされております。(法第72条)ニ.料金日本郵便は、郵便に関する料金を定め、あらかじめ総務大臣に届け出なければならず、これを変更するときも同様とされております。また、第三種郵便物及び第四種郵便物については、日本郵便が料金を定め、総務大臣の認可を受けなければならず、これを変更しようとするときも同様とされております。(法第67条)
事業等のリスク FY2025 / 約29,992字
3 【事業等のリスク】下記Ⅰ~Ⅲにおいて、当社グループの事業内容、経営成績、財政状態等に関する事項のうち投資者の投資判断に重要な影響を及ぼす可能性のある主なリスクを例示しております。ただし、当社グループの事業等のリスクは、これらに限定されるものではありません。下記「Ⅰ. 当社経営陣が特に重視する当社グループの事業等のリスク」に、当連結会計年度末現在において当社経営陣が特に重視する事項について、その他の重要なリスクは下記Ⅱ及びⅢに記載しております。なお、文中の将来に関する事項は、別段の記載がない限り、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 <当社グループのリスク管理態勢> 当社は、2024年4月より、当社のリスク管理機能をクライシスマネジメント機能に統合し、当社グループの事業に関するリスクをクライシスマネジメント統括部が一元的に管理することによって、「危機の未然防止」、「リスク顕在化の早期把握」、「影響極小化」の三位一体の取組を進めているところです。リスク管理の取組としては、新たに新興リスク(未知のリスク)を含め、当社グループの事業に重大な影響を及ぼす可能性のあるリスクの統制を強化することにより、グループに重大な影響を与える可能性のあるリスクの顕在化を未然に防止する仕組みの整備を行うとともに、リスク発生時の経営陣への報告の迅速化にも取り組みます。また、リスク管理とクライシスマネジメントの統制範囲を整合させることで、リスクが顕在化した際の危機管理等へのスムーズな移行を実現します。さらに、グループガバナンス強化のためグループのリスク管理統括責任者として、執行役の中から「グループ・チーフ・リスク・オフィサー(グループCRO)」の選任、事業子会社のリスク管理担当役員をメンバーとする「グループリスク・コンプライアンス委員会」等を通じて、グループ各社のリスク管理の向上に向けた情報共有・協議等を実施しています。なお、事業子会社は、自社のリスク管理を統括する部署を定め、自ら主体的に自社の事業特性に応じたリスクの特定、評価、制御、モニタリング等のリスク管理を行うとともに、当社に対し必要な報告をする等のリスク管理態勢を整備しています。リスク管理に係る事項は「リスク・コンプライアンス委員会」で審議し、経営会議に報告しています。さらに、重要な事項は、経営会議において審議するとともに、取締役会に審議を求め、又は報告しています。 これらの取組を行うことで、当社グループの永続的な健全経営を目指していきます。  日本郵政グループのリスク管理態勢 <グループ重要リスク管理>当社は、外部環境の変化や事業戦略等を踏まえ、毎年、当社グループの事業に重大な影響を及ぼす可能性のあるリスク(グループ重要リスク)の見直しを行っております。具体的なリスクの特定、評価については、取締役及び執行役へのアンケート(役員アンケート)を通じて行い、改善策の策定、取組状況のモニタリング等を経営陣が行うPDCAサイクルを回しております。 Ⅰ.当社経営陣が特に重視する当社グループの事業等のリスク 当社は、「金融・戦略リスク」と「オペレーショナルリスク」に分けて行った役員アンケートに基づき、グループ重要リスクのうち発生可能性と当社グループの業績への影響度の観点から特に優先度の高いものを「経営陣が特に重視する当社グループの事業等のリスク」(以下「トップリスク」)としております。下図はトップリスクの相対的な位置づけを図示したものであります。ここに記載した各リスクの発生可能性、影響度、優先度は、有価証券報告書提出日現在における当社経営陣の認識であり、発生可能性、影響度又は優先度を「小」と記載したリスクが発生し当社グループの事業等に重大な影響を及ぼす可能性を否定するものではありません。 (金融・戦略リスク)   (オペレーショナルリスク) (金融・戦略リスク)1.ユニバーサルサービス提供に関するリスク当社及び日本郵便は、郵政民営化法等に基づき、ユニバーサルサービス確保の責務を負っております。当責務については、2015年9月「郵政事業のユニバーサルサービス確保と郵便・信書便市場の活性化方策の在り方」に関する情報通信審議会の答申において、短期的には、「日本郵政及び日本郵便は自らの経営努力により現在のサービスの範囲・水準の維持が求められる」、中長期的には、「郵政事業を取り巻く環境の変化やこれに応じた国民・利用者が郵政事業に期待するサービスの範囲・水準の変化も踏まえて、ユニバーサルサービスの確保の方策やコスト負担の在り方について継続的に検討していくことが必要」とされました。こうした中、同審議会による2019年9月「郵便サービスのあり方に関する検討」に関する答申においては、郵便サービスを「あまねく、公平に」安定的に提供し続けるため、そのあり方について検討結果が取りまとめられ、郵便法改正を経て、日本郵便において土曜日配達の休止、お届け日数の繰り下げなどの見直しを行いました。上記見直し後も、ユニバーサルサービスの維持に当たっては、全国各地の郵便局及び配送拠点等に係る設備費、車両費、社員の人件費等が発生しております。また、最低賃金の引き上げに伴う人件費の増加や物価高騰に伴う調達コストの上昇により、ユニバーサルサービス維持のためのこれらの費用負担は増大しつつあります。今後、電子メールやウェブサイト等インターネットを通じた通信手段、金融サービスの普及等を背景に、郵便、貯金、保険といった郵便局で提供するサービスのご利用が減少した場合であっても、ユニバーサルサービスを維持する法的義務があることから 、収益性の低い事業又は拠点を縮小する等の対応が制限される可能性があります。一方、ユニバーサルサービスを維持し、全国あまねく有人店舗展開を行うことは、他社にない当社グループの強みでもあります。お客さまが対面で相談したいというニーズに今後もお応えするため、当社グループの中期経営計画のもと、お客さまと地域を支える「共創プラットフォーム」の実現に向けて他社や地方公共団体と連携を図りながら、物販サービス、地方公共団体事務、終活紹介サービス等、日常生活をサポートするためのサービスを充実させ、郵便局らしい温かみのあるサービスの提供を行い、郵便局の価値・魅力及び収益力の向上に取り組むとともに、業務運営のデジタル化等により業務効率化を図ってまいります。その上で、郵便サービスの安定的な提供及びお客さまへのサービス向上の実現のため、2024年6月に施行された郵便法施行規則の一部を改正する省令(令和6年総務省令第63号)を受け、2024年10月に、郵便料金の改定を実施しました。 しかしながら、このような取組が奏功せずに公共性と収益性を両立できなかった場合、郵便局ネットワークに対するステークホルダーの支持を失う可能性や、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。さらに、ユニバーサルサービス維持のための費用負担の増大から当社グループの損益が大幅に悪化した結果、事業運営コストを賄うために収益性を過度に追求した営業や過度のリスクを伴う資金運用を行った場合、コンダクト・リスクや運用リスクが顕在化する可能性もあります。 2.郵便・物流事業に関するリスク物流業界においては、激しい競争が継続する中、最低賃金の引き上げに伴う人件費の増加や物価高騰に伴う調達コストの上昇に加え、2024年4月から施行されたドライバーの労働時間の改善等への対応を迫られる等、業界を取り巻く環境は極めて厳しい状況となっております。このような状況を踏まえ、競合他社においても、宅配運賃等の値上げを実施する動きがみられ、日本郵便においても、2023年10月にゆうパック運賃の改定を実施しております。郵便事業においては、デジタル化の進展に伴う郵便物数の減少に加え、物流業界同様に、最低賃金の引き上げに伴う人件費の増加や物価高騰に伴う調達コストの上昇等、取り巻く環境が引き続き厳しい状況の中で、郵便サービスの安定的な提供を維持していくため、2024年6月に施行された郵便法施行規則の一部を改正する省令(令和6年総務省令第63号)を受け、2024年10月に、郵便料金の改定を実施しております。これらの取組を実施したものの、当事業年度の郵便・物流事業は、前事業年度に続き営業損失を計上しました。郵便・物流事業において、業務効率化の努力を続けるとしても更なる運賃改定や料金改定が必要となる可能性もあります。また、EC市場やフリマ市場は成長を続けており、これらを取り込むことは日本郵便にとって急務となっています。このような状況に対応するため、日本郵便は、ラストワンマイルにおける自動二輪車の機動力を活かせる小型荷 物を中心とした戦略による荷物収益の拡大を目指してまいります。商品・サービスの改善及び営業体制・営業力の 強化並びに他企業連携等を通じた収益力の向上、お客さまの利便性と業務の効率化が両立する生産性の高いオペレーションの実現、機械化の推進や輸配送手段の見直し等により事業を取り巻く環境変化に対応できる強靭な輸配送ネットワークの実現を目指し、郵便・物流事業改革に着実に取り組んでまいります。 しかしながら、これらの施策が計画どおり進まない場合や、デジタル化の進展に伴う郵便物数等の減少が想定よりも著しく進行することにより、各種料金を改定したとしても補いきれないほどの減収が日本郵便に生じた場合、他社との競争激化の中で荷物等収益の低迷が継続した場合、他社との協業が奏功しない場合等には、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、2025年6月5日、日本郵便は、国土交通省から一般貨物自動車運送事業の許可取消処分の聴聞の通知を受領しました。その後、同6月17日に行政処分を受け入れる旨国土交通省に報告しました。有価証券報告書提出日時点において、行政処分執行後は、日本郵便の一般貨物自動車運送事業の許可が取り消される見込みであり、日本郵便が保有する1t以上の車両(約2,500台のトラック/全国の約330局の郵便局で使用)について使用できなくなる見込みです(なお、当該許可が取り消される場合、5年間は当該許可を再取得することはできなくなります。また、軽貨物営業所となる郵便局に対する特別監査は、現時点においても継続しており、今後、監査結果を受けて、軽四輪自動車の使用停止処分が下される可能性があります。)日本郵便としては、他の運送会社へ委託を行うことを基本に、確実な点呼の実施を大前提として、日本郵便が保有する軽四車両(約32,000台)等を使用することにより、行政処分執行後においても、郵便物及び荷物(ゆうパックなど)のサービスについては、ご利用いただいているお客さまにご迷惑をおかけすることがないよう、引き続き確実かつ適切に提供してまいります。これまで、点呼適正化に向けて、①意識改革、②ガバナンスの強化、③点呼のデジタル化、④モニタリング等の取組を実施し、点呼不備の根絶に向けて全力で取り組んできております。また、今回の事態に至った責任を重く受け止め、責任の所在及び度合いを勘案して責任を明確化しました。現時点では従来と同様に郵便・物流事業を運営できる見込みですが、代替手段の実施に伴い、委託費等の費用が増加するなど、業績に影響が生じる見込みです。加えて、日本郵便の郵便・物流事業においては、前事業年度と当事業年度で2期連続の営業損失を計上しているため翌事業年度に営業損失の計上が見込まれる場合や、重大な法令違反により経営環境が著しく悪化した場合には、郵便・物流事業で使用している固定資産について、減損損失を計上する可能性があり、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 3.金融商品の営業活動に関するリスク当社グループは、お客さまと地域を支える「共創プラットフォーム」を目指し、お客さま本位のサービスを提供するための取組を展開しております。郵便局窓口においては、より高品質なお客さまサービスを提供できるように、窓口オペレーション改革による営業活動時間の創出等を進めると同時に、地域事情に応じた窓口社員の柔軟配置、全社員の知識・スキル強化、お客さまとの良好な信頼関係構築に向けた人材育成等に取り組んでまいります。また、投資信託の販売においては、全国の郵便局と金融コンタクトセンター等をリモートで接続し、約2万拠点で投資信託(NISA)の受付を可能とする、リアルとデジタルを融合した当社グループの強みを活かした販売態勢の強化に取り組んでおります。生命保険の販売においては、お客さま一人ひとりにとって信頼できる気軽な相談相手となり、ライフステージや世代を超えて安心を提供し続けることで、お客さまから選ばれることを目指しています。また保有契約を維持・拡大するため、質と量を伴ったアフターフォローの充実により、多様なお客さまニーズを把握し、それらに応えられる商品ラインアップの拡充を図っております。しかしながら、このような取組が奏功せず、新商品の開発や既存商品の改定がお客さまのニーズに応えられないこと、営業方針を理解浸透できないことや社員のスキルが不足すること等により販売実績が低迷し、また、長期的な保有契約件数及びエンベディッド・バリュー(EV)の減少等につながった場合等には、当社グループの収益が大幅に減少し、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 4.新規事業・資本提携・業務提携・M&Aに関するリスク(1) 新規ビジネス、資本・業務提携・外部委託先に関するリスク当社グループは、お客さまと地域を支える「共創プラットフォーム」を通じた新規ビジネスの創出に向けて、当社グループ外の企業との間で様々な資本・業務提携、外部委託を行っております。日本郵便と楽天グループ株式会社の両社が出資するJP楽天ロジスティクス株式会社においては、持続可能な発展のため、輸配送ネットワークの拡充等に取り組んでいます。また、佐川急便株式会社との取組として、「飛脚ゆうパケット便」、「飛脚グローバルポスト便」及び「不在持ち戻りとなった佐川急便の荷物を郵便局の窓口で受け取る」サービスを展開しているほか、「郵便局カタログ」商品を「飛脚クール便(冷凍)」でお届けする取組を行っております。加えて、日本郵便は、2024年5月にはセイノーグループと業務提携契約を締結し、幹線輸送の共同運行等により輸送効率を向上させる取組を行っております。また、日本郵便は、ヤマト運輸株式会社との2023年6月の合意に基づき、「クロネコゆうパケット」及び「クロネコゆうメール」の引受を開始しておりましたが、2024年10月に、ヤマト運輸側の一方的な事情で、2025年1月から当面の間「クロネコゆうパケット」の運送委託を停止させる申し入れを受けました。日本郵便はこれを受け、ヤマト運輸を相手方とする損害賠償等請求訴訟を進めております。その後、2025年1月にヤマト運輸から「クロネコゆうパケット」の運送委託は継続するものの、2025年1月31日に終了予定だったネコポス販売の継続について発表がありました。これにより、日本郵便の配送網を活用した「クロネコゆうパケット」の全国展開は当初の取扱想定個数を大幅に下回っております。2024年3月末より、アフラック・インコーポレーテッドに対して持分法を適用することとし、2024年度から同社の利益の一部を当社グループの連結業績に反映しております。また、当社グループは、これらと並行して、社会課題解決と収益機会の両立に向けた新規ビジネス等をグループ横断的な体制で検討しております。こうした資本・業務提携、外部委託については、シナジー効果を含めたモニタリングを実施しておりますが、目標の変更や当社グループとの関係の変化等により、期待通りの効果が得られない場合、要員や設備等の必要なオペレーション基盤を整備できないことにより、業務拡大が奏功せずに多額の費用負担や投資に係る減損損失が発生した場合、提携先・投資先において違法行為・不正行為・顧客情報等の漏えい・不祥事等が発生した場合、資本提携先の業績や株価が低迷した場合等には、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、新規ビジネス等による成長戦略が実現できず、ビジネスポートフォリオ転換が進まなかった場合等には、同様に、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。今後、日本郵便とヤマトホールディングス株式会社及びその子会社との関係性が悪化し協業が維持できない場合には、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 他の企業の買収に関するリスク物流業界全体が難局にある中、強力な幹線輸送ネットワークの構築等を目的として、2025年2月末から4月にかけて、日本郵便において子会社であるJWT株式会社を通じてトナミホールディングス株式会社の株式に対する公開買付けを実施いたしました。本公開買付けにより、本公開買付けの決済日である2025年4月17日付で、議決権の所有割合は87.24%となり、当社の連結子会社となりました。同社は、5月30日に開催した臨時株主総会において株式併合の実施を決議しており、これによって効力が発生した場合には同社はJWT株式会社の完全子会社となり、JWT株式会社の商号を「JPトナミグループ株式会社」に変更する予定です。 こうした企業の買収については、当該事業分野の競争激化や当社のノウハウ不足から業務範囲の拡大が功を奏せず、過度の人的・物的負担が生じる可能性があり、また、買収先企業を当社グループ事業と統合する上では、買収先企業の重要な顧客等との良好な関係を維持できない、買収資産の価値が毀損し損失が発生する、又は買収先企業の経営陣を含む人材流出が発生する等により、当初想定した成果をもたらさず、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 5.デフレからインフレへの事業環境の変化に伴うリスク近年、ロシア・ウクライナ情勢の長期化等による燃料価格や食品価格の急騰や、2022年以降の日米金利差の拡大に伴う円安の進行等を背景に、国内では物価上昇が続いています。2025年度も、円安の長期化等によって、物価は引き続き上昇傾向にあります。日本郵便の事業は労働集約型であり、全国に約2万4,000か所の郵便局を展開しており、燃料価格をはじめとする物価や人件費等の上昇等の影響を受けやすい構造になっています。このような状況に対応するため、地域事情等に応じた社員の柔軟な配置やDXの推進による効率化等を進めることで、コスト上昇に歯止めをかけると同時に、コストに見合う各種料金への改定等を実施・検討することにより、物価高騰による影響の最小化に向けて取り組んでおります。しかしながら、このような取組が奏功せず、グループ内の効率化が進まないこと、各種料金の改定により想定以上の顧客離れが生じること等によって、物価高騰の影響を低減できなかった場合には、当社グループの事業、業績及び財政状態並びに当社の株価に影響を及ぼす可能性があります。 6.金融2社の株式売却に関するリスク当社は、郵政民営化法において、金融2社の経営状況、ユニバーサルサービスの履行への影響等を勘案しつつ、保有する金融2社の株式をできる限り早期に処分するものとされており、当社グループの中期経営計画において、金融2社株式の保有割合を50%以下とすることを目指しております(下記「(参考)①日本国政府による当社株式の保有状況及び当社による金融2社の株式保有状況(2025年3月期末日時点)」をご参照)。かんぽ生命の株式については2021年5月に売出しを実施し、保有割合は50.0%以下となりました。ゆうちょ銀行の株式については2025年3月に売出しを実施し、保有割合は50.0%となりました。また、2025年5月15日に公表したとおり、当社は、保有するゆうちょ銀行株式に係る株式処分信託へ拠出し、保有割合は49.9%程度となる予定です。今後の当該株式の売却については、証券市場への影響に配慮し、時期、売出回数、規模等を慎重に検討し進めていく所存でありますが、適切な時期に適切な条件で売却できず、売却収入が当社保有の金融2社株式の帳簿価額を下回った場合には、当社の損益計算書に売却損失を計上する可能性があります。(下記「(参考)②金融2社株式処分の連結財務諸表への影響」をご参照)。また、想定通りに売却が進まない結果、金融2社に係る郵政民営化法上の上乗せ規制が撤廃されず金融2社の経営自由度の拡大が実現できない可能性もあります(下記「Ⅱ.当社グループ全般に関するリスク 2.法的規制・法令遵守等に関するリスク (1) 法的規制及びその変更に関するリスク ③ 当社グループ固有に適用される規制等」をご参照)。当社グループの利益の大部分を占めるのは金融2社の利益であり(下記「(参考)③セグメント利益・資産(2025年3月末現在)」をご参照)、金融2社の株式の売却が進み、当社の持分比率が減少することで、親会社株主に帰属する当期純利益が減少することにより、当社の財務の健全性の確保ができなくなるほか、キャッシュ・フローの悪化、資金調達能力が制限される可能性があります。また、当社が金融2社から受け取る配当金が減少することにより、当社の期待する配当原資の確保ができなくなる可能性があります。また、当社が金融2社の株式を処分しその持分が低下するのに伴い、金融2社以外の事業のウェイトが高まり、当該各事業における収益の悪化が、当社グループの事業、業績及び財政状態に、より影響を及ぼすことになります。さらには、金融2社の株式保有割合が低下することにより、当社の利益と金融2社の少数株主の利益が相反し、金融2社の意思決定が、当社グループの意向に沿わないなど、グループの一体的な業務運営が難しくなる可能性があります。また、顧客離れ、ブランド力低下により当社グループの収益が金融2社の持分低下の影響を超えてさらに低下する可能性もあります(下記「(参考)④議決権等議決事項(2025年3月末現在)」をご参照)。当社としては、株式売却により得た資金を活用して、資本の効率化の観点から自己株式取得も行いつつ、コアビジネスの充実・強化に向けて、成長分野へのリソースシフトを推進します。加えて、郵便局を核としたグループ運営を徹底し、グループ各社の経営方針の整合性確保や、グループ内の人事交流、情報共有を図り、グループガバナンスを維持してまいります。しかしながら、それらが機能しなかった場合、金融2社に代わる事業基盤やグループのシナジー効果を確保できず、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (オペレーショナルリスク)1.人的リスク2025年3月末現在、当社グループは、全国に20万人を超える従業員を配置しておりますが、少子高齢化による労働人口の減少や労働市場の逼迫に加え、給与水準が他社に劣後する等、当社グループの魅力や優位性が低下した場合、人材の確保が困難となる可能性があります。郵便・物流事業では、郵便物や荷物の配達・集荷等の業務において、多数の協力会社に協力をいただいていることから、協力会社とのパートナーシップ構築に向けた取組を進めております。一方、2024年4月から、自動車運転業務に係るドライバーの時間外労働時間が年間960時間に制限されたことを受けて、トラックドライバー等の人手不足が深刻化し、適切な水準の人員の確保が困難となる可能性があります。加えて、DX推進に必要なIT等の高度な専門性を有する人材の確保も、競争激化から困難となる可能性があります。また、魅力的な労働環境を提供できなかった場合、あるいは人事処遇やハラスメント等の人事労務上の問題や職場の安全衛生管理上の問題等が発生した場合には、人材の流出・不足を招く可能性があります。さらに昨今、国内の賃金水準が上昇しており、物価上昇及び労使交渉・労働法制の変更等を受けて給与等を増額した場合には、1人当たりは小さな増額であっても、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、かかる事態に対処するため、働きやすい職場づくり、労働条件の整備、人材育成や評価・処遇の仕組みの見直し、DE&Iの推進(女性活躍・高齢者就業・障がい者雇用・外国人雇用・性の多様性への対応等)による真の多様性の実現、人材ポートフォリオの多様化、ハラスメント相談体制の整備等を通じた社員の誇りとやりがいの向上に向けた取組と柔軟で多様性のある組織への転換を推進しておりますが、かかる施策が奏功しない場合には、人員不足、人件費の増加、競争力の低下等により、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。なお、人的資本に関する事項は、先述の「2 サステナビリティに関する考え方及び取組」をご参照ください。 2.サイバー攻撃に関するリスク(セキュリティの脆弱性を含む)当社グループは、郵便・物流事業、銀行業、生命保険業等を運営している中で、事業運営上のシステムへの依存度が高い状況にあります。さらにリアルとデジタルをシームレスに連携し、幅広い世代・地域のお客さまへ新しい価値を提供するため、グループ一体でのDXを推進しており、今後ますますその重要性が高まることが予想されます。一方、近年増加の著しいサイバー攻撃や各種サービスの不正利用により企業・団体が保有する個人情報等の漏えいが多発しており、当社グループにおいても、サイバー攻撃の高度化、インターネットを介したお客さまとの双方向アクセス増加、在宅勤務(テレワーク)の拡大等の結果、当該リスクが高まっております。こうした中、当社グループのサイバーセキュリティ担当役員で構成するグループサイバーセキュリティ委員会を設置し、グループ全体でセキュリティの高度化の推進、セキュリティ専門家による点検・指導、対策推進等サイバー攻撃への対応に努めております。不正アクセス等のサイバー攻撃に対しては、メール受信やWeb閲覧に対するウイルス感染抑止等の入口対策、外部デバイスの接続制限や、許可された通信先以外の遮断等の出口対策を講じ、恒常的にサイバーセキュリティ対策の高度化に取り組んでおります。加えて、各種サイバーセキュリティ演習を実施し、事業継続も含めたインシデントレスポンス能力の向上などに努めております。しかしながら、当社グループのシステムへの攻撃、各種サービスの不正利用により、事業が大規模かつ長期間に亘り停止又は制約を受けるような事案が発生した場合、さらに、お客さま対応に不備が生じ社会的信用の低下を招いた場合には、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 3.法令等違反に関するリスク当社グループでは、貯金払戻金窃取や郵便物等の放棄・隠匿事案等が複数件発生しており、発生原因の分析、再発防止策の検討等を行い、法令等違反の撲滅に向けて、コンプライアンスの徹底・強化、並びにグループガバナンス及び内部統制の強化に取り組んでおります。また、当社グループは、2019年12月にかんぽ生命保険商品の募集品質に係る諸問題に関し、監督当局からの行政処分を受け、2020年1月に策定した業務改善計画に基づき各種施策に取り組み、外部専門家で構成されたJP改革実行委員会のモニタリングを受けながら、お客さまからの信頼回復を図ってまいりました。当社グループは、2023年12月26日付で、業務改善計画に基づく監督官庁への定期報告を以後不要とする旨の通知を総務省及び金融庁から受けましたが、引き続き、適切な業務運営への取組に努めてまいります。さらに、当社グループは、お客さまの声や内部通報制度等を通じた社員の声の収集・分析を行い、潜在的なリスクを検知して防止策を講じ、法令等遵守を徹底してまいりました。一方で、当事業年度に郵便局において、事前にお客さまから同意をいただかないまま、お客さまの貯金の非公開金融情報(注1)を用いて、保険募集や投資信託等の販売を目的とした来局のご案内等を行った、法令に違反する事案が確認されました。また、日本郵便及びかんぽ生命保険の社員である生命保険募集人が、2024年1月に販売を開始した一時払終身保険に関して、販売に係る保険業法上の認可を取得する前にお客さまへ勧誘を行っていた事案が確認されました。当社グループは、両事案について、2025年3月に監督当局から報告徴求命令を受領しました。当社グループでは実態把握のための調査を実施し、発生原因を分析し、その結果を踏まえた真因分析に基づく再発防止策を2025年3月18日及び5月19日に策定のうえ、着実に実行しているところです。また、上記の違反以外にも、2024年6月には、郵便局における委託先業者への下請法違反に対し、公正取引委員会からの行政指導を受けております。このほか、2025年3月には、法令で定められた点呼業務(注2)を実施しないまま配達業務を行った事案について全国調査を行い、2025年4月23日に調査結果及び再発防止策等について国土交通省及び総務省へ報告しました。同日、総務省から本事案の再発防止策及びユニバーサルサービスの確保等に関して報告徴求命令を受領しております。また、2025年6月5日、日本郵便は、国土交通省から一般貨物自動車運送事業の許可取消処分の聴聞の通知を受領しました。その後、同6月17日に行政処分を受け入れる旨国土交通省に報告しました。有価証券報告書提出日時点において、行政処分執行後は、日本郵便の一般貨物自動車運送事業の許可が取り消される見込みであり、日本郵便が保有する1t以上の車両(約2,500台のトラック/全国の約330局の郵便局で使用)について使用できなくなる見込みです(なお、当該許可が取り消される場合、5年間は当該許可を再取得することはできなくなります。また、軽貨物営業所となる郵便局に対する特別監査は、現時点においても継続しており、今後、監査結果を受けて、軽四輪自動車の使用停止処分が下される可能性があります。)。日本郵便としては、他の運送会社へ委託を行うことを基本に、確実な点呼の実施を大前提として、日本郵便が保有する軽四車両(約32,000台)等を使用することにより、行政処分執行後においても、郵便物及び荷物(ゆうパックなど)のサービスについては、ご利用いただいているお客さまにご迷惑をおかけすることがないよう、引き続き確実かつ適切に提供してまいります。これまで、点呼適正化に向けて、①意識改革、②ガバナンスの強化、③点呼のデジタル化、④モニタリング等の取組を実施し、点呼不備の根絶に向けて全力で取り組んできております。また、今回の事態に至った責任を重く受け止め、責任の所在及び度合いを勘案して責任を明確化しました。現時点では従来と同様に郵便・物流事業を運営できる見込みですが、代替手段の実施に伴い、委託費等の費用が増加するなど、業績に影響が生じる見込みです。上記のような態勢・予防策・再発防止策を構築・実行してまいりますが、これらの態勢・予防策・再発防止策が十分な効果を発揮せず、法令等違反が発生した場合には、当社グループの事業、社会的信用、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (注1)非公開金融情報:お客さま対応等の中で知った、お客さまの金融取引や資産に関する、通常、本人しか知りえない情報(具体例:口座残高、引落情報、保有ファンドの状況等) (注2)点呼業務:貨物自動車運送事業輸送安全規則第7条において、事業用自動車の運行の業務に従事しようとする運転者等に対して酒気帯びの有無等の確認を行うことと定められているもの。 4.大規模災害発生時の事業継続等に関するリスク当社グループは、国内外で事業活動を行っており、各国・地域における地震、台風、洪水、大雪等の大規模自然災害、感染症の大流行、戦争、テロリズム等の人的災害、水道、電気、ガス、通信、金融サービス等に係る社会的インフラの重大な障害や混乱等の発生、当社グループの店舗その他の設備や施設の損壊等が生じた場合、当社グループの事業運営に支障をきたし、設備やインフラの回復、お客さまの損失の補償等のために長期の時間及び多額の費用を要する可能性があります。特に、かんぽ生命保険においては、大規模災害や感染症の大流行に起因して、危険準備金を超える保険金・給付金の支払いが発生する可能性があります。グループ各社は、緊急事態が発生した場合に優先的に再開させる重要業務を明確にし、事業継続と復旧をスムーズに実現させるための事業継続計画(BCP)を策定し、緊急時の危機管理体制を整備しております。しかしながら、同計画による対応を適切に行ったとしても、緊急事態の規模や状況によっては、事業活動を円滑に継続、又は早期に業務が復旧できる保障はなく、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 Ⅱ.当社グループ全般に関するリスク 1.事業環境に関するリスク(1) 経済・政治情勢その他の事業環境の変化に伴うリスク① 郵便・物流事業等近年、ロシア・ウクライナ情勢や中東情勢が長期化し、台湾有事をはじめ東アジア情勢にも懸念が募る等、地政学リスクが高まりつつあります。加えて、2025年以降は、米政権の掲げる通商政策の進展によっては、世界的な貿易摩擦の発生や米中対立の激化につながり、ますます事業環境の不確実性が高まっていくことが危惧されています。これらの要因により、企業におけるサプライチェーン戦略に変化が生じた場合は、国際物流事業に影響を及ぼす可能性があります。また、エネルギー価格の高騰や世界経済の減速が生じた場合は、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 銀行業・生命保険業当社グループの収益の多くは、銀行業及び生命保険業から生じる収益により占められております。足元では米欧の金利引き下げ・本邦の利上げの動きから金利差が縮小し円高リスクが高まる中、世界的な金融政策の変更、地政学リスクの高まり等に起因する金融・資本市場の動揺、グローバル経済の減速懸念の中で、金融2社の海外金融資産の増加を受けて、海外クレジット市場の信用スプレッド拡大、外貨の調達、通貨ベーシスの拡大によるヘッジコスト上昇の影響で、保有資産の評価損、減損損失及び売却損の計上、剰余金の処分による分配可能額の減少・消失等が、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (市場リスク) (ⅰ)金利急上昇リスク今後の各国中央銀行の金融政策動向、国内外の景気変動、日本国政府の財政運営やその信認の変化、米国政権の経済政策の動向等、様々な要因により急激な金利上昇が生じ、当社グループの保有資産の価値が大幅に下落するリスクや、定額貯金(預入から6か月経過後は払戻し自由、3年までは6か月ごとの段階金利、それ以降は固定金利の10年満期・複利貯金)等の預け替え、保険の解約が進むリスクがあります。ゆうちょ銀行では、数十兆円規模の海外金融資産を保有しており、海外クレジット市場の信用スプレッド拡大時にはこれら海外金融資産の価格が下落し、保有する投資信託における収益認識できない特別分配金の発生等を通じて収益が大幅に減少する場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (ⅱ)金利低下リスク日銀の金融政策の転換により、国内の金利は上昇傾向にありますが、今後金利が低下し、再び低金利環境となった場合は、ゆうちょ銀行及びかんぽ生命保険の債券運用収益が低位で推移し、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。ゆうちょ銀行については、保有する金融資産と貯金や外貨を含む市場性調達の負債の期間や金利更改サイクル等に差異が存在すること、金利の低下による運用収益の減少に比して相対的に貯金の調達コストが減少しないことにより、資金粗利鞘が減少するリスクがあります。かんぽ生命保険については、保険契約者に対する債務のデュレーションが運用資産より長期であること、既に保有している保険契約の予定利率は変わらないことから、当初想定していた運用収益が確保できない、さらに逆ざや(資産運用ポートフォリオの平均運用利回りが既契約の責任準備金の積立てに用いた予定利率を下回る現象)となるリスクがあります。 (ⅲ)その他の市場リスク直接又は金銭の信託や投資信託を通じて間接的に保有している株式(プライベートエクイティファンドを含む。)の株価が、国内外の経済状況又は市場環境の変化によって変動する場合、保有有価証券に評価損・減損損失や売却損等が生じる可能性があります。外貨建て資産については、その大部分は為替リスクを軽減する目的から通貨スワップや為替予約等によりヘッジ取引を行っておりますが、大幅な為替相場の変動が発生した場合、非ヘッジ部分に係る差損が発生し、又は通貨ベーシスの拡大が発生した場合、外貨調達コストが増加すること等により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (信用リスク)有価証券の発行体や貸出先などの債務者において、国内外の経済情勢の深刻な影響や特定の業種を取り巻く経営環境の変化、誤った経営判断、不祥事、その他不測の事態による財政状態の悪化等が生じた結果、与信関係費用が増加し又は保有する有価証券等の価値が下落する可能性があります。 (市場流動性リスク・資金流動性リスク)金融市場の混乱等により、市場の流動性が減退した場合、市場において正常に金融商品の取引・資金決済ができなくなる場合、大量解約に伴う解約返戻金の増加、巨大災害に伴う保険金の大量支払等により資金繰りが悪化した場合には、保有する資産の価値が減少する可能性、不利な価格での取引を余儀なくされる可能性、また、資金調達コストが上昇する可能性があります。 これらのリスクに対し、金融2社では中長期的に収益の確保を図ることを目的に、資産・負債を総合管理するALM(Asset Liability Management)の枠組みの下、財務健全性の観点からストレス・テスト等を実施し、また、市場環境の変化、リスク・リターン等を踏まえた機動的なポートフォリオ運営を行うことにより、リスク等を適切に管理し必要な法令上の規制比率を確保しておりますが、金融・資本市場、国内外の経済情勢その他事業環境の大幅な変動が生じた場合には、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 他社との競合に関するリスク当社グループの事業はいずれも激しい競争状況に置かれており、競業他社は、AI・Fintech・テレマティクス等の技術の活用、事業環境の変化、事業戦略の変更等で、競争力の優れた商品構成、サービス、価格競争力、事業規模、シェア、ブランド価値、顧客基盤、事業拠点、ATM・物流拠点その他のインフラ・ネットワーク等を有する可能性があります。また、近年、国内外の各業界において統合や再編、業務提携が積極的に行われているほか、参入規制や業務範囲等の規制緩和が行われている中で、当社グループが市場構造の変化に対応できない可能性があります。特に、物流事業における競争は激しく、競業他社が競争力のある価格でサービスを提供することが日本郵便のシェアに影響を与えます。また、他の物流事業者同士の提携や他の物流事業者とEC事業者の提携、主要なECプラットフォーマーによる独自の物流サービスの展開等が進んでおり、他社の提供するサービスへの乗り換えが発生する可能性があります。こうした中、当社グループの中期経営計画で掲げた、お客さまサービスの向上やDXの推進によるビジネスモデル等の変革に取り組んでおりますが、かかる取組が奏功しない場合には、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 2.法的規制・法令遵守等に関するリスク(1) 法的規制及びその変更に関するリスク当社グループは業務を行うにあたり、以下のような各種の法的規制等の適用を受けております。これらの規制により、当社グループは新規事業の展開や既存事業の拡大、低収益分野からの撤退又は縮小が制約される可能性があります。当社グループの中期経営計画で新たな成長戦略に取り組んでおりますが、当社グループに適用のある法令等の改正や新たな法的規制等により、当社グループの競争条件が悪化したり、事業活動の一部が制限又は変更を余儀なくされた場合は、新たな対応費用の増加、収益機会等の喪失等により、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。なお、当社グループの法的規制については、先述の「第一部 企業情報 第1 企業の概況 3 事業の内容 (3) 事業に係る主な法律関連事項」をご参照ください。 ① 郵便法等に基づく規制郵便法上、郵便約款や業務委託の認可制、全国一律料金制度といった、本事業特有の規制又は他の事業や他社とは異なる規制を受けております。また、民間事業者による信書の送達に関する法律に基づき、一般信書便事業は一定の参入条件が課された許可制とされております。現時点において参入している民間事業者はありませんが、同法の改正等により、信書便事業の業務範囲の拡大や参入条件が変更されるなど参入規制が緩和された場合には、新規事業者の参入により競争が発生する可能性があります。これらの規制の内容によっては、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 銀行法及び保険業法に基づく規制金融2社は、銀行法及び保険業法等に基づき、自己資本比率規制及びソルベンシー・マージン規制を含む金融業規制を受けており、銀行持株会社・保険主要株主である当社も、銀行持株会社としての連結自己資本比率規制を含む各種規制を受けておりましたが、株式処分信託の拠出により、当社のゆうちょ銀行に対する議決権保有割合は49.9%程度となり、銀行法に基づく規制は銀行持株会社としての規制から銀行主要株主としての規制に変わることとなる予定です。また、銀行業におけるバーゼルⅢ規制の最終化や保険業における経済価値ベース規制等の新たな規制の導入や、国際的な監督規制として、システム上重要な銀行(SIBs)に対する規制が課せられる可能性もあります。一方、日本郵便は、銀行法に基づき、ゆうちょ銀行を所属銀行とする銀行代理業者として、内閣総理大臣の承認を得ない限り、法令で定められた業務以外の業務を営むことができず、また、分別管理義務、銀行代理業務を行う際のお客さまへの説明義務、断定的判断の提供等の一定の禁止行為等の規制を受けております。また、保険業法に基づき、かんぽ生命保険を所属保険会社等とする生命保険募集人として、お客さまに対する説明義務、虚偽説明等の一定の禁止行為等の規制を受けております。当社グループが上記規制に違反する等した場合には、規制当局から、許可、免許又は登録の取消し、業務の一部又は全部の停止、改善措置等を命ぜられる可能性があり、その結果、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 [当社グループが受けている主な許認可等]許認可等の名称根拠条文会社名有効期限許認可等の取消事由等銀行持株会社の認可銀行法第52条の17第1項日本郵政株式会社なし同法第52条の34第1項銀行主要株主の認可※銀行法第52条の9第1項日本郵政株式会社なし同法第52条の15第1項保険主要株主の認可保険業法第271条の10第1項日本郵政株式会社なし同法第271条の16第1項銀行代理業の許可銀行法第52条の36第1項日本郵便株式会社なし同法第52条の56第1項生命保険募集人の登録保険業法第276条日本郵便株式会社なし同法第307条第1項銀行業の免許銀行法第4条第1項株式会社ゆうちょ銀行なし同法第26条第1項、第27条、第28条生命保険業の免許保険業法第3条第4項株式会社かんぽ生命保険なし同法第132条第1項、第133条、第134条 上記許認可等が取消しとなるような事由の発生は認識しておりませんが、将来、何らかの理由により、各法が定める取消事由等に該当し、所管大臣より許認可の取消処分等を受けることとなった場合には、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。※ゆうちょ銀行に対する議決権保有割合が50%以上の場合は「銀行持株会社の認可」を、50%未満の場合は「銀行主要株主の認可」を受けます。 ③ 当社グループ固有に適用される規制等日本国政府は、郵政民営化法により、当社株式の発行済株式総数の3分の1超を保有する義務を負っていることから、引き続き当社に重要な影響を及ぼしうることになります。また、当社が将来、日本国政府の保有割合が発行済株式総数の3分の1を下回るような新株式の発行による資金調達を実施する場合、日本国政府にも一部を割り当てることが必要となるところ、その条件等について日本国政府と合意できずに、資金調達を断念せざるを得なくなる可能性があります。その他、当社グループに関する日本国政府の利益は、当社のその他の株主の利益と相反する可能性があり、また、日本国政府が、株主としての経済的利益よりも公共政策上の判断等を優先した場合等には、当社のその他の株主の利益に反する支配力又は影響力の行使がなされる可能性があります。当社及び日本郵便は、日本郵政株式会社法及び日本郵便株式会社法により、新規業務、株式の募集、取締役の選解任(当社のみ)、事業計画の策定等を行う場合には、総務大臣の認可(日本郵便の新規業務は届出)が必要とされております。金融2社は、郵政民営化法により、新規業務、合併、会社分割、事業の譲渡・譲受け等を行う場合には、内閣総理大臣及び総務大臣の認可が必要とされているほか、ゆうちょ銀行においては銀行を、かんぽ生命保険においては保険会社等を子会社として保有することはできません。また、銀行業における預入限度額規制、生命保険業における加入限度額規制が課される等、同業他社とは異なる規制が課されております(金融2社におけるこれらの規制を「郵政民営化法上の上乗せ規制」といいます。)。なお、かんぽ生命保険については、当社が株式の2分の1以上を処分した旨の総務大臣への届出を行っております。また、当社は、株式処分信託への拠出により、当社が保有するゆうちょ銀行普通株式17,993,700株を処分する予定です。処分後は、当社のゆうちょ銀行に対する議決権保有割合は49.9%程度となり、郵政民営化法第62条第2項に基づき、ゆうちょ銀行の株式の2分の1以上を処分した旨の総務大臣への届け出を行う予定です。届け出以降は上記業務について、認可は要しなくなったものの、内閣総理大臣及び総務大臣への届出は要するとともに、業務を行うに当たっては、他の生命保険会社及び銀行との適正な競争関係及び利用者への役務の適切な提供を阻害することのないよう特に配慮しなければならないものとされております。こうした事業活動への一定の制約は、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ WTO(World Trade Organization:世界貿易機関)による政府調達ルール当社、日本郵便及び金融2社は、公社を承継した機関として、WTO政府調達協定及びその他の国際協定の適用対象となる物品及びサービスを調達する場合には、国際協定に定める手続の遵守が求められます。当社及びグループ各社は、適切な調達に向けた態勢を整備しておりますが、当該手続を遵守できなかった場合には、調達行為が成立しない、あるいは遅れが発生し、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) マネー・ローンダリング等に関するリスク金融犯罪が多様化かつ高度化し、世界各所でテロ犯罪が継続的に発生する等、マネー・ローンダリング、テロ資金供与及び拡散金融対策(以下「マネロン等対策」といいます。)の重要性が急速に高まっております。本邦においては、2021年8月の我が国のマネロン等対策に関する法規制の遵守状況及び対策の実効性を審査するFATF第4次対日相互審査結果の公表及び本邦の行動計画の策定等を受けて、マネロン等対策の強化が課題となっております。当社グループの商品・サービス、従業員、提携先又は委託先企業に関連して、マネー・ローンダリング、テロ資金供与等の犯罪、銀行口座の不正使用等が発生した場合には、当社グループに対する社会的信用が低下する可能性があります。このため、当社グループは、国内外の法令諸規制を遵守する態勢を整備するとともに、役員・従業員への研修等を通じてマネロン等対策の強化を図っております。しかしながら、かかる取組が有効に機能せず、仮に法令諸規制の違反等が発生した場合には、業務停止、制裁金等の行政処分等により、当社グループの事業、社会的信用、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) コンダクト・リスク当社グループでは、経営理念にお客さま本位のサービスを提供する旨掲げており、グループ及び各社において「お客さま本位の業務運営に関する基本方針」を制定・公表し、その徹底に向け、取り組んでおりますが、2019年にかんぽ生命保険商品の募集品質に係る問題、2020年にかんぽ生命保険商品と投資信託の横断的な販売について、お客さま本位といえない営業が行われていた問題が発覚しました。当社グループは、信頼回復に向け、業務改善計画(上記「Ⅰ.当社経営陣が特に重視する当社グループの事業等のリスク (オペレーショナルリスク) 3.法令等違反に関するリスク」をご参照)を着実に実行し、また、お客さまや社員の声を経営改善に活用する等、改善策を実行し、お客さま本位の業務運営に取り組んでまいりました。当社は、お客さま本位の業務運営に反する事象(いわゆるコンダクト・リスク)を迅速に把握する態勢を整備し、グループとして一体的な対応を行うため、2021年4月にグループコンダクト統括室を設置し、また、2022年4月にグループコンダクト向上委員会を設置し、グループ行動憲章を実践していくためのグループコンダクトを向上させる取組について、外部有識者による助言をいただき、信頼回復などに取り組んでおります。しかしながら、郵便局において、事前にお客さまから同意をいただかないまま、お客さまの貯金の非公開金融情報を用いて、保険募集や投資信託等の販売を目的とした来局のご案内等を行った、法令に違反する事案が確認されました。また、日本郵便及びかんぽ生命の社員である生命保険募集人が、2024年1月に販売を開始した一時払終身保険に関して、販売に係る保険業法上の認可を取得する前にお客さまへ勧誘を行っていた事案が確認されました。当社グループは、両事案について、2025年3月に監督当局から報告徴求命令を受領しました。当社グループでは実態把握のための調査を実施し、発生原因を分析し、その結果を踏まえた真因分析に基づく再発防止策を2025年3月18日及び5月19日に策定のうえ、着実に実行するとともに、お客さま本位のサービス提供に努めてまいります。当社グループは、こうしたお客さま本位の業務運営を徹底し、組織風土改革を含む信頼回復に向けた取組を継続してまいりますが、今後、社会規範に悖るようなコンダクト・リスクが顕在化した場合には、お客さまをはじめとするステークホルダーの支持を失い、加えて、監督官庁による行政処分を受ける可能性があり、当社グループの事業、社会的信用、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 情報漏えいに関するリスク当社グループが保有するお客さま、従業員、取引先等に関する情報は、郵便法、銀行法、保険業法及び金融商品取引法等を踏まえ、個人情報の保護に関する法律等に基づき適切に取り扱うことに加え、社会的受容性にも十分配慮する必要があり、データガバナンスの強化が求められております。また、2022年4月施行の改正個人情報保護法に基づく報告が義務付けられ、当社グループ内においても、個人情報データ等の漏えい事案を個人情報保護委員会等へ報告しております。かかる事態の発生を防止するため、グループ全社員を対象としたコンプライアンス教育を通じて個人情報保護を含めた情報管理に対する意識の醸成、適切な情報管理の徹底を図っております。さらに、2022年11月にグループ横断的なデータガバナンスを所掌するデータガバナンス室を新設するとともに、2023年3月にグループDXコミッティの下にグループ・データガバナンス分科会、分科会の下に各社の情報管理部署等をメンバーとする実務者レベルのワーキンググループ(WG)を設置し、体制強化を図っております。同WG等においては、お客さまの個人情報の適切な取扱いの確保やプライバシー保護等にも十分に配慮したデータ利活用を図るべく、必要なルール等の整備を進めています。このような施策が奏功せず、当社グループが保有する個人情報等の漏えいが発生した場合は、損害賠償や対応費用、行政処分、社会的信用の低下等により、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。なお、サイバー攻撃による個人情報等の漏えいに関するリスクについては上記「Ⅰ.当社経営陣が特に重視する当社グループの事業等のリスク (オペレーショナルリスク)2.サイバー攻撃に関するリスク(セキュリティの脆弱性を含む)」をご参照ください。 (5) 訴訟その他法的手続に関するリスク当社グループは、事業の遂行に当たり、人事労務、業務上の事故、外部委託、知的財産権等の利用に関する事項をはじめとする、訴訟、行政処分その他の法的手続が提起されるリスクを有しております。実際、人事処遇や勤務管理などの人事労務上の問題や職場の安全衛生管理上の問題等に関連する訴訟等を、当社グループの従業員等から提起されております。かかる訴訟等の解決には相当の時間及び費用を要する可能性があるとともに、社会的関心・影響の大きな訴訟等が発生した場合や、当社グループに対して損害賠償の支払等が命じられる等不利な判断がなされた場合には、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 社会的信用の低下に関するリスク当社グループの事業、従業員、提携先又は委託先企業に関連して、郵便物や荷物の誤配・紛失等、交通事故、重大な事務事故、個人情報等の漏えい、サイバー攻撃等によるシステム障害、お客さま本位の業務運営に反する行為、反社会的勢力との取引、マネー・ローンダリング、テロ資金供与等の犯罪、労働問題、ハラスメント等が発生した場合には、当社グループの社会的信用が低下する可能性があります。当社グループでは、グループ全社員へのコンプライアンス教育や「お客さま本位の業務運営」の徹底を通じ、かかる事態の未然防止に努めております。これらの施策にもかかわらず、当社グループの風評・風説が、市場関係者への情報伝播、インターネット上の掲示板やSNSへの書込み等により拡散した場合、又は、報道機関により否定的報道が行われた場合には、仮にそれらが事実に基づかない場合であっても、お客さまや市場関係者等から否定的な認識又は強い批判がなされ社会的信用が低下し、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 3.事業運営に関するリスク(1) 中期経営計画に関するリスク当社グループは、2021年5月に策定した中期経営計画「JP ビジョン2025」に基づき、お客さまと地域を支える「共創プラットフォーム」を目指す姿として掲げ、ユニバーサルサービスを含むコアビジネスの充実強化に加え、DXの推進、不動産事業の拡大や、新規ビジネス等の推進に取り組んでまいりましたが、昨今の事業環境の急激な変化等を踏まえ、グループ全体で直面する課題を克服し、「成長ステージへの転換」を実現するための道標(みちしるべ)とすべく、今後の戦略の見直しを行うとともに、2025年度の主要目標等も見直し、その結果を「JPビジョン2025+」として、2024年5月に策定しました。「JP ビジョン2025+」では、引き続き、お客さまと地域を支える「共創プラットフォーム」を目指し、コアビジネスの充実・強化に向けて、成長分野へのリソースシフトを強力に推進してまいります。また、人口減少、ライフスタイルや働き方の変化、デジタル化の急速な進展等経済社会の大きな変化に対応するため、お客さま体験価値や社員の利便性向上につながるDXの取組を強力に推進するとともに、当社グループの人材・組織を多様性あるものに変革する取組に着手してまいります。財務面では、ROE(株主資本ベース)について、ゆうちょ銀行株式の持分割合の減少があったものの、ゆうちょ銀行及びかんぽ生命保険の増益を受けて向上しています。その後、早期に株主資本コストを上回るROEを達成し、中長期的にさらなる向上を目指します。しかしながら、将来の戦略、計画、方針等には本「事業等のリスク」に記載のものを含む様々なリスクが内在しており、想定通りに進捗しなかった場合には、当該計画の実現又は目標の達成ができず、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。なお、コアビジネスのうち、銀行業及び生命保険業にかかる事業戦略及び経営計画に関するリスクについては、下記「Ⅲ.各事業に特有のリスク」をご参照ください。 (2) サステナビリティ経営に関するリスク先述の「2 サステナビリティに関する考え方及び取組」に記載のとおり、当社グループは、「日本郵政グループサステナビリティ基本方針」において、当社グループの事業活動を通じてサステナビリティを巡る社会課題の解決に貢献することにより、グループの持続可能な成長と中長期的な企業価値の向上に努めることを掲げるとともに、中期経営計画「JPビジョン2025+」において、「日本郵政グループの強みを活かして、各事業戦略を通じたグループとしての成長と、Well-beingの向上及び、GXを含む低環境負荷社会への貢献を通じた、社会とグループの持続可能性の向上を目指すこと」をサステナビリティ経営の目標として設定しております。当社グループのサステナビリティに関する重要課題については、①地域生活・地域経済、②高齢社会への対応、③サービスアクセス、④環境、⑤人材・人的資本、⑥経営基盤を特定しております(それぞれの領域における取組の方向性については、先述の「2 サステナビリティに関する考え方及び取組」をご参照ください)。これらの課題に関するリスク及び機会に対処するための具体的な取組については、サステナビリティ委員会及び日本郵政グループサステナビリティ連絡会において確認と推進管理を行っております。しかしながら、その対応が十分でない場合には、当社グループの事業、業績及び財政状態並びに当社の株価に影響を及ぼす可能性があります。特に、グローバルに注目が高まっている気候変動課題については、TCFDの枠組みに沿って具体的なリスクと機会の特定やシナリオ分析を行い、中期経営計画「JPビジョン2025+」で掲げる、温室効果ガス排出量削減目標「2030年度46%削減(対2019年度比)」、「2050年カーボンニュートラル」の実現に向け、取組を進めておりますが、そうしたリスクと機会への対応が適切に進まなかった場合には、物理的損害や、炭素税の負担、燃料費の高騰等のコストの増加、及び投資家、顧客、取引先、従業員等ステークホルダーの支持を失うなど、当社グループの事業継続に重大な影響を及ぼす可能性があります。また、生物多様性への関心の高まりにより、森林資源への影響の観点から、紙を使った通信手段である郵便サービスの利用を控えることによる、郵便の利用減少の加速が生じる場合への対応や、環境負荷の低い配送サービス等を求めるお客さまのニーズに対応できない場合、当社グループの事業のシェアを失い、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。さらに、今日サプライチェーンにおける人権・労働・環境への配慮が十分であるかについて企業としての姿勢・取組が問われていることを踏まえ、当社グループでは「CSR調達ガイドライン」(2024年3月改訂)に基づき、人権デュー・ディリジェンス等を行い、関係するサプライチェーン全体で対応しておりますが、こうした点への配慮・対応が不足した場合、ステークホルダーの支持を失い、企業価値を毀損する可能性があります。 (3) DXの取組が奏功しないリスク少子高齢化・デジタル化の進展の中、企業が競争上の優位性を確保するためには、データとデジタル技術を活用して、ビジネス環境の激しい変化に対応し、お客さまや社会のニーズに基づき、商品・サービス、ビジネスモデル、業務等を変革することが必要となります。当社グループでは、2021年7月に当社の連結子会社として株式会社JPデジタルを設立し、お客さまへの新たな体験価値を生み出す「みらいの郵便局」施策によりリアル/デジタル両面からお客さまと郵便局のタッチポイントの増加を目指すほか、グループプラットフォームアプリ(郵便局アプリ)、グループ共通ID(ゆうID)及び当社グループ独自のポイントプログラム(ゆうゆうポイント)等のグループ横断的なDX施策を進めております。当社グループは、引き続き、グループで横串を通した一体的なDXを推進し、お客さま体験価値及び社員利便性の向上を基軸に、お客さまにとって利用しやすい、社員にとっても働きやすい郵便局の姿の具現化を目指してまいります。具体的には、ゆうIDを軸に、郵便局アプリやゆうゆうポイントのほか、デジタル窓口、金融コンタクトセンター等を通じて、お客さまにグループ一体の価値を提供し、お客さま体験価値の向上やグループ外にも広がる新しい価値の提供を実現します。また、お客さまの個人情報保護等にも配慮した高度なデータ分析やAI等の活用を通じて、郵便局の強みである「温かみのあるサービス」を補強し、最適なサービスやサポートを、適切なタイミングで提案し、更なる体験価値向上を図ります。また、お客さま向け窓口業務やバックヤード業務のデジタル化を継続的かつ徹底的に推進し、社員の業務負荷を軽減します。プライバシー保護等に配慮し、お客さまや社会からの信頼を確保しつつ行うお客さま情報の分析やAIを活用し、提案内容・サービスの高品質化を目指します。デジタル化においては、社員モニター等を通してユーザー目線を取り入れた使いやすい業務システムの構築、改修を実施してまいります。しかしながら、これらの施策が計画どおり進まない場合や、事業環境の変化に適時かつ適切に対応できず、競争力や業務効率が低下する場合には、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、幅広い世代・地域のお客さまに新しい価値を提供するDX推進を実現できず、社会的要請に応えられなかった場合には、当社グループの企業価値を毀損する可能性があります。 (4) システム障害等のリスク郵便・物流事業、銀行業、生命保険業等を運営している当社グループにおいては、事業運営上のシステムへの依存度が高く、当社グループのコンピュータシステムは、お客さまや各種決済機構等のシステムに接続する極めて重要な機能を担っております。こうした中、大規模自然災害、テロリズム、停電、ITガバナンスの不備、システムの新規開発・更改における瑕疵、通信事業者等の第三者の役務提供の瑕疵、人的過失等により重大なシステム障害等が発生する可能性があります。当社グループでは、各社の基幹システムの基盤更改等に当たり、ITガバナンスの強化に向けてグループCIOが経営層を含めた推進会議に出席し、情報共有を行うとともに、事業子会社のCIOと連携して、グループ内外で発生した障害に迅速に対応し、真因分析、再発防止策等に取り組んでおります。しかしながら、このような取組によっても、システムの障害等に起因し、当社グループの事業が大規模かつ長期間に亘り停止又は制約を受ける場合、当社グループが保有する個人情報及び機密情報等の漏えいが発生した場合、お客さま対応に不備が生じた場合には、業務の停止・混乱及びそれに伴う損害賠償や対応費用、行政処分、社会的信用の低下等が発生することにより、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 投資事業に関するリスク当社グループでは、日本郵政キャピタル株式会社、JPインベストメント株式会社、ゆうちょキャピタルパートナーズ株式会社及びかんぽNEXTパートナーズ株式会社が投資事業を営んでおり、国内外への投資や新たな事業領域への出資等を行っております。こうした中、投資先の事業環境の変化その他様々な理由により、投資先の業績又は財政状態が悪化した場合には、投資資金を回収できず、また、投資活動により取得・発生した株式などの金融資産やのれんに評価損・減損損失が発生するなど、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。さらに、当社グループの投資先に内在する内部統制上の不備や法令等違反の問題を当社グループが投資後に早期に是正できない場合、当社グループの信用や企業イメージが低下し、その結果、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 不動産投資に関するリスク当社グループは、オフィスビル・商業施設・住宅等の開発による賃貸事業及び分譲事業を行っております。グループ保有不動産の開発を中心に、用途やエリアごとのマーケットを見極めた開発に取り組んでおり、日本郵政不動産株式会社設立以降は、同社においてグループ外の収益物件の取得や共同事業への参画にも取り組んでおります。不動産投資においては、昨今の建設費の異常な高騰傾向や、市場金利の上昇による外部資金調達コスト及び運営管理コストの増加などによって、個別のプロジェクトで事業計画の見直しなどの影響が顕在化しています。さらに、法的規制の変更、大規模災害の発生、消費者動向の変化、ライフスタイルの変容により、既存の施設においても需要の変化等の影響を受ける可能性があります。また、不動産事業の推進におけるノウハウの蓄積、必要な人員の採用、定着等が想定通りに進捗する保証がないこと、共同事業者との間で意見の不一致が生じること等により、事業の進捗に影響が生じる可能性があります。これらの事象が当社グループの不動産事業の収益や費用に影響を及ぼし、保有不動産等に評価損・減損損失や売却損が発生する場合、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 国際物流事業に関するリスク国際物流事業を担うトール社の事業は、世界経済の減速、サイバー攻撃、地政学リスクの高まり等の影響を受ける可能性があります。大型自動化倉庫の建設等新たな収益源の獲得やバランスの取れた顧客ポートフォリオの構築、全社的なコスト削減等により、ロジスティクス事業及びフォワーディング事業の収益規模の拡大及び収益性の向上に努めるとともに、豪州に依存した経営構造からアジアを中心としたビジネスモデルへの転換による成長を図ります。しかしながら、トール社のかかる経営改善策及び成長戦略が奏功しないこと、地政学リスクの高まり等によって事業環境が悪化すること等により、トール社の業績が向上しない場合には、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、日本郵便がトール社の事業再編その他日本を含むアジアを中心としたビジネスモデルへの転換をさらに進めるに際して総務大臣の認可が必要となる場合、必要な認可を適時に取得できないことにより、事業再編等に支障が生じる可能性があります。また、トール社は、日本郵便の買収以前に多数の企業買収を行っておりますが、複数のビジネス・ユニットによる取引先の競合やオペレーションの重複等が解消しない可能性、複雑な業務及び設備、並びに世界各地の多様な従業員を十分に管理できない可能性があります。さらに競合関係にある競業他社が、トール社より優れた商品・サービスを提供することで、トール社のマーケットシェア及び利益が低減すること、自然災害、事故等により、基幹ⅠTシステム、主要な輸送手段、倉庫が損害等を受けること、さらには、買収時に発見できなかった問題が発生すること等により、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。さらに、トール社は、豪州を中心に、アジア太平洋地域等におけるフォワーディング、ロジスティクス事業を行っており、関連する国・地域の事業許可や租税に係る法規制、運送、貿易管理、独占禁止、為替規制、環境等の法規制の適用を受けております。法令等の改正や新たな法規制等により、当社グループの競争条件が悪化したり、事業活動の一部が制限又は変更を余儀なくされた場合、また、コンプライアンス態勢が十分な効果を発揮せず、法規制等の違反が生じた場合は、新たな対応費用の増加、収益機会の喪失等により、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。加えて、トール社の連結財務諸表は外貨建て(豪ドル)で作成されており、大幅な為替相場の変動が生じた場合、外貨建ての資産・負債等が当社の連結財務諸表作成のために円換算される際に為替相場の変動による影響を受けるため、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、トール社の連結財務諸表は国際財務報告基準(IFRS)が適用されていることから、同基準の変更により、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。そのほか、トール社は、継続的に設備投資等を行っており、金融機関からの借入等が一定程度ありますが、その返済が困難となる場合には、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 宿泊事業・病院事業に関するリスク当社の営む宿泊事業について、2023年3月末までに、営業中の全かんぽの宿33施設の事業譲渡・売却を完了しました。しかしながら、当社運営時における事象には、事業譲渡・売却後も事業譲渡先等に対する損害賠償責任を負うリスク、行政処分等のリスクが残存します。病院事業については、自然災害、火災、医療事故等から生じる潜在的な損失の発生、損害賠償責任、行政処分等のリスクを内包しております。また、高齢化等に伴う近時の医療費適正化の流れは、病院事業の収益性に影響を及ぼす可能性があります。 京都逓信病院及び広島逓信病院を2022年10月1日に事業譲渡したため、当社が運営する病院は東京逓信病院のみになりましたが、近年継続して営業損失を計上していることから、病院の状況を踏まえ、増収対策や経費削減による経営改善を進めております。しかしながら、経営改善策が当初想定した成果をもたらさない場合には、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 金融2社との関係に関するリスク(グループ協定等、人的関係・取引関係)グループ会社としてシナジー効果を発揮するため、当社と事業子会社との間でグループ協定等を締結し、グループ共通の理念、グループ運営に係る基本的事項等について合意しておりますが、金融2社についてはその独立性を確保する観点から、グループ運営に必要な事項や法令等に基づき当社による管理等が必要となる事項について、事前協議又は報告のみを求めております。グループ協定等の存続期間は、金融2社がそれぞれ日本郵便と締結している日本郵便株式会社法第2条第2項に定める銀行窓口契約又は同条第3項に定める保険窓口業務契約が解除される日までとしており、これらの契約の解除は、当社による金融2社の株式売却と連動しておりません。こうした中、当社グループの企業価値を最大化していくために、当社及び日本郵便と金融2社との間で契約関係(下記「5 重要な契約等」をご参照)、人的関係・取引関係(下記「(参考)⑤~⑦」をご参照)を構築しグループ運営を行うこととしておりますが、これらが機能しない場合、金融2社と当社及び日本郵便とのシナジー効果を実現できない可能性や、利益相反を適切に管理できない可能性
事業方針・経営環境 FY2025 / 約14,358字
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、別段の記載がない限り、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 当社グループの経営理念及び経営方針① グループ経営理念 郵政ネットワークの安心、信頼を礎として、民間企業としての創造性、効率性を最大限発揮しつつ、お客さま本位のサービスを提供し、地域のお客さまの生活を支援し、お客さまと社員の幸せを目指します。また、経営の透明性を自ら求め、規律を守り、社会と地域の発展に貢献します。 ② グループ経営方針・ お客さまの生活を最優先し、創造性を発揮しお客さまの人生のあらゆるステージで必要とされる商品・サービスを全国ネットワークで提供します。 ・ 企業としてのガバナンス、監査・内部統制を確立しコンプライアンスを徹底します。 ・ 適切な情報開示、グループ内取引の適正な推進などグループとしての経営の透明性を実現します。 ・ グループの持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を目指します。・ 働く人、事業を支えるパートナー、社会と地域の人々、みんながお互い協力し、社員一人ひとりが成長できる機会を創出します。 (2) 経営環境当連結会計年度の経済情勢を顧みますと、世界経済は、地域によりばらつきがみられました。米国では、経済がプラス成長を維持するなか、インフレ率の低下に伴い、連邦準備制度理事会は2024年9月、11月及び12月に利下げを実施しました。一方、ユーロ圏経済は、欧州中央銀行が2024年6月以降6回の利下げを行いましたが、大きな回復は見られず、低調に推移しました。日本経済は、賃金が上昇し、内需の持ち直しもあり、底堅く推移しました。円安トレンドが継続し、物価上昇が続くなか、日本銀行は2024年7月及び2025年1月に利上げを行いました。金融資本市場では、米国の長期市場金利は、インフレ率低下の傾向を受け、低下基調で推移しておりました。大統領選挙の結果などを受け、いったん上昇する局面もあったものの、米国の関税政策による景気悪化への懸念等から期末にかけて大きく低下しました。また、日本の長期市場金利は、インフレ見通しもあり上昇基調で推移し、一時1.6%近傍まで上昇しました。ドル円相場は、2024年4月初めの151円台後半から、期末時点で149円台と大きく水準は変わらなかったものの、同年7月上旬には161円台後半まで円安が進行し、その後の為替介入を契機に140円台まで円高進行するなど、当年度を通しては大きな変動が見られました。日経平均株価は、日本企業の好調な決算発表から2024年7月には42,000円台まで上昇し、史上最高値を更新しましたが、米国株式と同様に、一時31,000円台まで急落しました。その後は40,000円程度まで持ち直したものの、米国の関税政策等を巡る不透明感が強まるなか、軟調な米国株式とともに下落に転じました。物流業界・郵便事業においては、デジタル化の進展等に伴う郵便物の減少や荷物分野における競合他社との激しい競争に加え、諸物価や人件費の上昇に伴うコストの増加等により、厳しい環境が続いています。また、働き方改革関連法等によるドライバーの拘束時間の減少などから生じる、いわゆる物流の「2024年問題」への対策として、政府により公表された「物流革新に向けた政策パッケージ」に基づき業界・分野別に作成された自主行動計画に掲げられた取組みの実行が求められているほか、改正物流総合効率化法及び改正貨物自動車運送事業法の施行への対応が求められております。郵便事業においては、ユニバーサルサービスである郵便サービスの安定的な提供を維持していくため、物価問題に関する関係閣僚会議の了承を経て、2024年6月に「郵便法施行規則の一部を改正する省令」が公布され、第一種郵便物のうち25グラム以下の定形郵便物の上限料金の額が「84円」から「110円」に改正されました。銀行業界においては、当年度の全国銀行における預金は26年連続で増加し、貸出金も14年連続で増加しました。金融システムは、2025年4月以降、内外の金融市場が大きく変動するなど、各国の通商政策をはじめとする経済政策運営や地政学的リスク、国際金融市場の動向を巡る不確実性が高まっているものの、全体として安定性を維持しています。生命保険業界においては、超高齢社会の進展や人口減少等の大きな構造変化とともに、先端技術の進歩・普及や、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を契機としたライフスタイル多様化の急速な進展等がみられ、多様なお客さまニーズへの対応が求められております。当社グループは、「郵便・物流」「貯金」「保険」の生活に必要な基礎的サービスや物販、提携金融サービス等を全国約2万4,000か所の郵便局ネットワークを通じて提供するほか、不動産事業など多数のサービスを展開しております。郵便・物流事業においては1日に約3,000万か所への郵便配達箇所数、銀行業においては約1億2,000万口座の通常貯金口座数、生命保険業においては約1,692万人のお客さま数(契約者さま及び被保険者さまを合わせた人数(個人保険及び個人年金保険を含み、かんぽ生命保険が郵政管理・支援機構から受再している簡易生命保険契約を含みます。))など、毎日の生活の中で多くのお客さまにご利用いただいており、お客さまとの接点の多さは当社グループの強みとなっております。 (3) 当社グループの経営戦略等① 中期経営計画等について当社グループは、2021年5月に策定した中期経営計画「JP ビジョン2025」について、当社グループを取り巻く環境の変化を踏まえて見直しを行い、「JP ビジョン2025+(プラス)」(2024年度~2025年度)を2024年5月に発表しました。 (a) JP ビジョン2025+の基本方針お客さまと地域を支える「共創プラットフォーム」を目指す姿とすることは変えず、グループ全体で直面する課題を克服し、成長ステージへの「転換」を実現するためのドライバーとして、「資源配分」、「郵便局」及び「人材・システム」という3点を変えていきます。「資源配分」については、当社グループが成長分野と考える物流分野や不動産事業へ、資金や人材をより積極的に配分できるよう、仕組みを変えていきます。「郵便局」については、より地域の実情に応じた個性ある郵便局へと進化することを目指し、郵便局ネットワークの価値・魅力を向上させるサービスの充実や、柔軟な営業体制の構築を行うとともに、お客さまの利便性を踏まえた店舗の最適配置、窓口営業時間の弾力化などにより、生産性の向上を図ります。「人材・システム」については、当社グループの事業活動を行う上で最も重要な人的資本への投資を成長に向けた投資の1つと位置づけ、社員体験価値向上に取り組むとともに、DXの推進などにより、人口減少、ライフスタイルや働き方の変化、デジタル化の急速な進展といった環境変化に適応可能な、柔軟で強靭な組織へと変革します。 (b) 成長ステージへの転換に向けた取組の3本柱「JP ビジョン2025+」のもと、「収益力の強化」、「人材への投資によるEX※1の向上」、「DXの推進等によるUX※2の向上」という3本柱を掲げて取り組みます。「収益力の強化」については、グループの収益を強化するため、物流分野と不動産事業を成長分野として捉え、経営資源を積極的に投入していくことで、成長の加速を図ります。「人材への投資によるEXの向上」については、労働人口の減少に伴う人手不足や価値観・ライフスタイルの多様化など、外部環境の変化に対応して、優秀な人材を確保し育成していかなければならないことから、社員エンゲージメント、「誇りとやりがい」の向上や、柔軟で多様性のある組織への転換に取り組みます。「DXの推進等によるUXの向上」については、デジタルへの移行が急速に進む中、お客さまサービスや社員の働き方を、DXにより利便性を高め、効率化していくことが必須となっています。グループDXの推進により、お客さま、社員双方の視点から、UXの向上に取り組んでいきます。※1 EXとは、社員が会社で働くことを通じて得られる体験価値のことです。※2 UXとは、システムやサービスを利用するユーザー(お客さまや社員)が、その利用を通じて得られる体験価値のことです。 (c) 当社グループにおけるサステナビリティ経営の推進当社グループは、グループのサステナビリティの観点から重要と考えている「地域生活・地域経済」「高齢社会への対応」等のサステナビリティ重要課題に対して、「地域のハブとしての役割発揮」「サプライチェーン全体での対応」等のグループの強みを活かして取り組むことにより、各事業戦略の展開を通じたグループの成長と、Well-being※の向上及び低環境負荷社会への貢献といった価値創造を通じた、社会とグループの持続性ある成長を目指していきます。※ 「肉体的にも、精神的にも、社会的にも、すべてが満たされた状態にあること」(WHO憲章前文) であり、当社グループでは、多様な個人やコミュニティのあり方を包括する概念として使用しております。 ② 経営者の問題意識と今後の方針2025年度は中期経営計画「JP ビジョン2025+」(2024年度~2025年度)の最終年度であり、当社グループは、「JP ビジョン2025+」に掲げた主要目標の達成に向けて取り組み、お客さまと地域を支える「共創プラットフォーム」の実現・成長ステージへの転換を目指すとともに、今後のグループ経営戦略については、次期グループ中期経営計画の策定に向けて検討してまいります。「JP ビジョン2025+」では、引き続き、お客さまと地域を支える「共創プラットフォーム」を目指し、コアビジネスの充実・強化に向けて、成長分野へのリソースシフトを強力に推進してまいります。また、人口減少、ライフスタイルや働き方の変化、デジタル化の急速な進展等経済社会の大きな変化に対応するため、お客さま体験価値や社員の利便性向上につながるDXの取組みを強力に推進するとともに、当社グループの人材・組織を多様性あるものに変革する取組みに着手してまいります。財務面では、ROE(株主資本ベース)について、早期に株主資本コストを上回るROEを達成し、中長期的にさらなる向上を目指します。また、業務の適正を確保するため、コーポレートガバナンスのさらなる強化に向け、引き続き、グループ全体の内部統制の強化を推進し、コンプライアンス水準の向上を重点課題として、グループ各社に必要となる支援・指導を行います。特に、かんぽ生命保険商品の募集品質に係る問題を受け、同様の問題を二度と繰り返さないために講じてきた業務改善計画の施策の浸透・定着に引き続き取り組みつつ、取組みの実施状況や課題等を把握し、グループ全体としてさらなる改善を推進してまいります。さらに、非公開金融情報の不適切利用事案※1については、法令等の趣旨に立ち返ったルールの整備、当社グループの幅広い顧客接点でお客さまの非公開金融情報等の利用に係る同意をいただく取組みの促進と同意を得た非公開金融情報等を活用するシステム環境整備、お客さま本位の活動を実践する人材育成、リスク認識力の強化及びガバナンス強化を内容とする再発防止策を徹底してまいります。加えて、認可取得前勧誘事案※2については、実態を把握するための調査を実施し、再発防止策を策定いたしました。再発防止策として、法令等遵守の徹底及び業務品質の確保に向けた取組みを行うほか、それらの再発防止策の実効性確保のため、モニタリング・フォローアップの強化や2線による1線へのけん制機能の発揮など、リスク認識力の強化に向けた取組みやガバナンス強化に向けた取組みを行ってまいります。今後、法令違反を再発させない態勢を構築してまいります。点呼業務未実施事案※3については、国土交通省から、貨物自動車運送事業法(平成元年法律第83号)に基づく特別監査を受け、2025年6月5日、一般貨物自動車運送事業の許可取消処分の聴聞の通知を受領しました。その後、同6月17日に行政処分を受け入れる旨国土交通省に報告しました。有価証券報告書提出日時点において、行政処分執行後は、一般貨物自動車運送事業の許可が取り消されることにより、使用している1t以上の車両の使用ができなくなる見込みとなっております。今後は、他の運送会社へ委託を行うことを基本に、確実な点呼の実施を大前提として、日本郵便が保有する軽四車両等を使用することにより、行政処分執行後においても、郵便物及び荷物(ゆうパックなど)のサービスについては、ご利用いただいているお客さまにご迷惑をおかけすることのないよう、引き続き確実かつ適切に対応してまいります。また、今回の事態に至った責任を重く受け止め、責任の所在及び度合いを勘案して責任を明確化しました。なお、軽貨物営業所となる郵便局に対する特別監査は、現時点においても継続しており、今後、監査結果を受けて、軽四輪自動車の使用停止処分が下される可能性があります。かかる行政処分を受け入れる場合においても、再発防止策の実行、適正な点呼業務の徹底に取り組んでまいります。また、協力会社との集配関係委託契約に関して、一部の郵便局で価格協議や違約金に係る不適切な交渉が認められたことを受け、集配関係委託契約における更なる価格転嫁・取引適正化に向けては、本社に設置した「パートナーシップ強化推進本部」の下で、価格交渉のプロセスの改善、協力会社の皆さまとのコミュニケーションの深化、違約金の仕組みの運用見直し等に取り組んでまいります。あわせて、部内犯罪及び社員の不正の防止、個人情報保護並びにマネー・ローンダリング、テロ資金供与及び拡散金融対策等の取組みを継続・強化してまいります。そして、郵便、貯金及び保険のユニバーサルサービスの確保については、交付金・拠出金制度も活用しつつ、その責務を果たし、地域社会に貢献するとともに、郵便局ネットワークの一層の活用・維持による安定的なサービスの提供等を図るため、グループ各社の経営の基本方針を策定し、その実施に努めてまいります。ゆうちょ銀行及びかんぽ生命保険の株式については、2社の経営状況、ユニバーサルサービスの責務の履行への影響等を勘案しつつ、できる限り早期に処分するものとするという郵政民営化法の趣旨に沿って、所要の準備を行ってまいります。なお、2025年5月15日に公表したとおり、当社は、株式処分信託設定により、保有するゆうちょ銀行株式のうち17,993,700株を処分することといたしました。かかる株式処分により、当社のゆうちょ銀行に対する議決権保有割合は49.9%程度となる予定です(処分前50.40%)。また、当社は、ゆうちょ銀行株式の2分の1以上を処分した旨を総務大臣に届出予定です。これにより、郵政民営化法によりゆうちょ銀行に課せられている新規業務に係る規制が認可制から届出制へと緩和されることになる予定です。サステナビリティ経営の推進に関する取組みとして、環境問題への取組みについては、2050年カーボンニュートラルの実現を目指し、輸送・集配車両や郵便局の電力使用からの排出量削減に重点を置き、取り組んでまいります。当社グループにおける人的資本経営の実践に向けては、「異なる互いを認め合う」環境を基盤として整備すること、個々の社員の「能力を高める」こと、そして、個々の社員が「強みを発揮する」ことが必要と考え、その実現に努めてまいります。加えて、サイバーテロリスクに備えたサイバーセキュリティの強化、自然災害の発生及び感染症の大流行等の危機へ備えた危機管理態勢の整備に取り組みます。当社は、資本効率の向上、株主還元の強化を目的として、自己株式の取得を実施しており、2023年5月15日及び2023年8月14日付の取締役会決議に基づき、2023年8月15日から2024年3月22日の間、自己株式立会外買付取引(ToSTNeT‑3)及び立会市場における取引により当社普通株式254,809,200株を取得し、2024年3月27日付の取締役会決議に基づき、2024年4月12日付で保有自己株式のうち254,809,200株を消却いたしました。また、2024年5月15日付の取締役会決議に基づき、2024年5月16日から2025年3月31日の間、自己株式立会外買付取引(ToSTNeT‑3)及び立会市場における取引により当社普通株式233,305,400株を取得し、2025年3月28日付の取締役会決議に基づき、2025年4月11日付で保有自己株式のうち233,305,400株を消却いたしました。その結果、2025年4月11日時点における発行済株式総数は2,972,934,900株となりました。さらに、2025年5月15日付の取締役会において、2025年8月1日から2026年3月31日までを取得期間とし、当社普通株式250,000,000株、取得価額の総額2,500億円をそれぞれ上限として、株式会社東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT‑3)及び立会市場における取引による当社自己株式の取得について決議いたしました。なお、当該株式取得の取得開始は、2025年5月15日付の取締役会において決議した資本金3,500,000,000,000円のうち1,750,000,000,000円の減少が、2025年6月25日開催予定の第20回定時株主総会により承認可決され、その効力が発生することを条件としています。 ※1 非公開金融情報の不適切利用事案とは、郵便局において、お客さまから事前に同意をいただかないまま非公開金融情報を保険募集や投資信託等の販売を目的とした来局のご案内に不適切に利用した事案のことです。非公開金融情報とは、お客さま対応等の中で知った、お客さまの金融取引や資産に関する、通常、本人しか知りえない情報(口座残高や引落情報、保有ファンドの状況等)のことです。※2 認可取得前勧誘事案とは、2024年1月に販売を開始した一時払終身保険に関して、販売に係る保険業法上の認可を取得する前にお客さまへ勧誘を行っていた事案のことです。※3 点呼業務未実施事案とは、近畿支社管内の点呼業務未実施事案の発生を受け、全国の集配郵便局における点呼業務執行状況の調査を行った結果、全国の集配郵便局の約7割で、点呼未実施等の貨物自動車運送事業法に違反する不適切な実態が判明した事案のことです。 (4) 対処すべき課題① 非公開金融情報の適切な取り扱いの確保に向けた取組等について郵便局において、お客さまから事前に同意をいただかないまま、お客さまの貯金の非公開金融情報を、保険募集や投資信託等の販売を目的とした来局ご案内に利用した事例が2024年度に確認されたことを受け、発生原因を分析し再発防止策を策定するとともに、関係者の責任を明確化いたしました。当社グループは、総力をあげて再発防止策の実効性を不断に検証しながら改革を継続し、お客さま本位のサービス提供が図られるよう、全力で取り組んでまいります。また、同年度に受領したグループ主要4社に対する金融庁の報告徴求命令並びに当社及び日本郵便に対する総務省の報告徴求命令に基づき、再発防止策及びその実施状況等について定期的に報告を行ってまいります。 ② 商品認可前の勧誘行為の再発防止について 2024年1月4日に販売を開始した一時払終身保険に関し、販売に係る保険業法上の認可を取得する前に日本郵便及びかんぽ生命の社員である生命保険募集人が勧誘行為を行った事案を受け、当社、日本郵便及びかんぽ生命は、実態を把握するための調査を実施し、調査結果等を踏まえた再発防止策を策定いたしました。再発防止策に掲げた各種施策等について、進捗管理を着実に実施しながらPDCAを回し、法令違反を再発させない態勢構築とお客さま本位のサービス提供に向けて、当社グループの全役職員が一丸となって取り組んでまいります。 各事業セグメント別の対処すべき課題は、以下のとおりであります。 ③ 郵便・物流事業日本郵便の郵便・物流事業において、郵便物の減少や荷物需要の増加に対応するため、以下の取組を行います。 (a) 荷物分野の営業収益の拡大、強靭な輸配送ネットワークの構築に向けた取組み差出・受取利便性の向上や商品・サービスの改善等に取り組むほか、営業体制・営業力の強化を図ってまいります。同時に、2024年10月に実施した郵便料金の見直しで増加する収益も活用しながら、賃上げ等の取組みを継続しつつ、利用ニーズの喚起や利便性向上により、郵便物の利用促進に向けて取り組むとともに、強靭な輸配送ネットワークの構築に向けた拠点の整備・機械化等を推進し、業務効率化等を進めてまいります。なお、過去5事業年度の郵便、ゆうメール、ゆうパック及びゆうパケットの取扱物数の推移は以下のとおりとなります。 (単位:百万通・百万個) 2021年3月期2022年3月期2023年3月期2024年3月期2025年3月期郵便15,24414,85814,44513,57812,566ゆうメール3,2993,3463,1132,8733,241ゆうパック594568554547558ゆうパケット497420426463537 (b) 「2024年問題」への対応いわゆる物流の「2024年問題」は、年々深刻化していく構造的な問題であり、日本郵便では、引き続き、「物流の適正化・生産性向上に向けた自主行動計画」で掲げた諸事項について、荷主・運送事業者双方の立場から確実に対応してまいります。 (c) 適正な点呼業務の徹底点呼業務未実施事案について、国土交通省から、貨物自動車運送事業法に基づく特別監査を受け、2025年6月5日、一般貨物自動車運送事業の許可取消処分の聴聞の通知を受領しました。その後、同6月17日に行政処分を受け入れる旨国土交通省に報告しました。有価証券報告書提出日時点において、行政処分執行後は、一般貨物自動車運送事業の許可が取り消されることにより、使用している1t以上の車両の使用ができなくなる見込みとなっております。今後は、他の運送会社へ委託を行うことを基本に、確実な点呼の実施を大前提として、日本郵便が保有する軽四車両等を使用することにより、行政処分執行後においても、郵便物及び荷物(ゆうパックなど)のサービスについては、ご利用いただいているお客さまにご迷惑をおかけすることのないよう、引き続き確実かつ適切に対応してまいります。また、今回の事態に至った責任を重く受け止め、責任の所在及び度合いを勘案して責任を明確化しました。なお、軽貨物営業所となる郵便局に対する特別監査は、現時点においても継続しており、今後、監査結果を受けて、軽四輪自動車の使用停止処分が下される可能性があります。かかる行政処分を受け入れる場合においても、再発防止策の実行、適正な点呼業務の徹底に取り組んでまいります。 (d) 協力会社の皆さまとのパートナーシップ強化に向けた取組み集配関係委託契約における更なる価格転嫁・取引適正化に向けて、本社に設置した「パートナーシップ強化推進本部」の下で、価格交渉のプロセスの改善、協力会社の皆さまとのコミュニケーションの深化、違約金の仕組みの運用見直し等に取り組んでまいります。 ④ 郵便局窓口事業日本郵便の郵便局窓口事業において、以下の取組を行います。 (a) お客さまに選んでいただける事業への成長に向けた取組み郵便局窓口事業については、「お客さまに選んでいただける事業への成長」のため、「収益力の向上」「郵便局の価値・魅力の向上」「サービス品質の向上」を郵便局窓口事業の目指す姿とし、「窓口社員の柔軟配置」「全社員の知識・スキル強化」「お客さまとの良好な信頼関係構築に向けた人材育成」により、窓口の業務運行体制を確保しつつ、人材育成を強化するほか、「価値・魅力向上施策の実施」に取り組み、地域やお客さまに寄り添った郵便局らしい温かみのある商品・サービスを展開し、郵便局の価値・魅力向上を図るとともに、「窓口オペレーション改革」を進めることで、対面サービスとデジタル技術を融合した高品質なサービス提供に取り組んでまいります。 (b) 非公開金融情報の不適切利用事案を再発させないための取組み 非公開金融情報の不適切利用事案については、法令等の趣旨に立ち返ったルールの整備、当社グループの幅広い顧客接点でお客さまの非公開金融情報等の利用に係る同意をいただく取組みの促進と同意を得た非公開金融情報等を活用するシステム環境整備、お客さま本位の活動を実践する人材育成、リスク認識力の強化及びガバナンス強化を内容とする再発防止策を徹底してまいります。 (c) 認可前の勧誘を再発させない態勢の構築 認可取得前勧誘事案に関して、実態を把握するための調査を実施しました。再発防止策として、法令等遵守の徹底及び業務品質の確保に向けた取組みを行うほか、それらの再発防止策の実効性確保のため、モニタリング・フォローアップの強化や2線による1線へのけん制機能の発揮など、リスク認識力の強化に向けた取組みやガバナンス強化に向けた取組みを行ってまいります。 ⑤ 国際物流事業トール社を通じて、倉庫面積の拡大等によるアジアを中心としたロジスティクス事業の成長、新規案件の獲得等を通じた取扱量の増加等によるフォワーディング事業の収益性の改善に取り組むとともに、調達コストやITコストの削減等による全社的なコスト削減にも、引き続き取り組んでまいります。 ⑥ 不動産事業日本郵便及び日本郵政不動産株式会社において、不動産事業が収益の柱の一つとなるよう、引き続き、JPタワー等のオフィス、商業施設をはじめ、住宅、保育所及び高齢者施設の賃貸事業を、住宅については分譲事業も行ってまいります。具体的には、グループ保有不動産の有効活用や新たな収益機会の拡大の観点から、建築費や収益物件価格が高騰している状況下、適切なタイミングで開発や取得の計画を策定・実行してまいります。また、稼働中の物件については、収益及び資産価値の維持向上に向けて、共同事業者等との連携や外部委託を適切に活用しながら、良質かつ効率的な運営に取り組んでまいります。 ※当連結会計年度より報告セグメントとして「不動産事業」を新設しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」のとおりであります。 ⑦ 銀行業ゆうちょ銀行をとりまく経営環境は、各国中央銀行の金融政策転換、人口動態の変化、生成AIの浸透をはじめとする社会のデジタル化進展等、大きく変化しております。特に、米新政権による関税政策等により、金融市場の混乱や世界的な景気後退リスクへの懸念が高まっています。中期経営計画(2021年度~2025年度)の最終年度にあたる2025年度は、こうした環境変化に機動的に対応しつつ、「リテールビジネス」、「マーケットビジネス」及び「Σ(シグマ)ビジネス(投資を通じて社会と地域の未来を創る法人ビジネス)」というゆうちょ銀行独自の強みを活かした3つのビジネス戦略の推進及びそれらを支える経営基盤の強化を一層加速させ、企業価値向上を追求するとともに、次期中期経営計画に向けた道筋を描く年度といたします。 (a) リテールビジネスお客さま本位の営業活動の徹底を前提に、お客さま基盤の維持・深耕を最重要課題と捉え、リアルチャネルとデジタルチャネルの相互補完戦略の加速を通じ、お客さまとの繋がりを長く継続させるための各種取組みを推進します。具体的には、「ゆうちょ通帳アプリ(以下、「通帳アプリ」)」を中核とした次期中期経営計画以降のデジタルサービス展開を見据え、郵便局ネットワークも活用しつつ、通帳アプリの更なる利用拡大を追求します。更に、デジタル技術を活用した業務改革を進め、資産運用商品販売体制や各種事務手続きの一層の高度化を図ることで、利便性を向上しつつ、お客さまの資産形成サポートの推進や、業務量の削減による生産性向上に努めます。 (b) マーケットビジネス国内金利の上昇トレンドを捉え、預け金等から日本国債への投資シフトを引き続き推進します。また、リスク性資産については、円金利資産の収益見通しやリスクアセットへの影響等に配意した投資を行い、リスク管理を深化しつつ、円金利資産とリスク性資産を組み合わせた最適な運用ポートフォリオを追求します。 (c) Σビジネスゆうちょ銀行の子会社のゆうちょキャピタルパートナーズ株式会社に加え、その他の共同事業者と立ち上げる投資ビークルを通じた投資業務に関し、より一層投資の質を重視した取組みを推進するほか、地域特性等を踏まえたソーシング手法の確立や、マーケティング支援業務の改善・見直し等に取り組みます。地域企業の成長支援、地域社会の課題解決を通じて、より一層、地域経済の発展と地方創生の実現に貢献するとともに、将来的にサステナブルな収益基盤の構築を目指してまいります。 (d) 経営基盤の強化3つのビジネス戦略を推進するため、引き続き経営基盤の強化に努めてまいります。競争力・価値創造の源泉である人財を最重要資本の1つと捉え、戦略的人財配置やエンゲージメント向上に資する施策等、「成長を促す」、「能力を引き出す」、「多様性を活かす」という3つの柱を軸とした人事戦略を遂行することで、変化を捉え自ら志高く学びながら金融革新に挑戦する人財を育成してまいります。また、郵便局において発生した、お客さまの事前同意を取得しないまま貯金等における非公開金融情報を用いて保険募集や投資信託・国債の募集を目的とした来局誘致等を行った事案を受けて、ゆうちょ銀行の銀行業務委託先である日本郵便株式会社への管理・監督体制強化を含め、当社グループの総力をあげて、個人情報管理体制の強化を含む再発防止策に取り組むとともに、部内犯罪の防止等、内部管理態勢の更なる強化を図ってまいります。加えて、お客さまや社員の声を新規サービスの検討や業務改善等に活かすスキームを通じて、お客さま本位の業務運営及び組織風土改革を推進してまいります。 ⑧ 生命保険業かんぽ生命保険は、生命保険会社としての社会的使命に応えるために、以下の取組を実施してまいります。 (a) ライフステージ/世代を超えたつながりによるお客さまの維持・拡大お客さま本位の業務運営をさらに発展させるため、「保険のプロ」としての使命感のもと、お客さまへの商品提案からアフターフォロー、請求手続き等のあらゆる場面で、お客さまに安心をお届けし続ける活動を一体的に展開してまいります。まず、お客さまとの長期安定的な関係を築きながら、様々な世代のお客さまの課題を把握し、解決策としての保障をご提案できるよう、教育体制を強化しながら営業社員のスキル向上に取り組むほか、あらゆる世代のお客さまの多様なニーズにお応えすべく、金利上昇等の外部環境の変化を捉えた既存商品の魅力向上と、お客さまのライフサイクル全体で安心を提供できるような商品領域の拡充に取り組んでまいります。次に、お客さまのご自宅への訪問等による対面のサポートに加え、デジタル技術を活用した非対面のサポートを組み合わせながら、全てのお客さまとの信頼関係を一層構築してまいります。特に、保障の見直しや継続の必要性が高いお客さまには優先的に対面でサポートすることで、お客さまにとって必要となる保障を継続いただきながら、確実に保険金をお支払いしてまいります。さらに、各種手続きにおけるお客さまの負担軽減や利便性向上を果たすべく、デジタルを活かした手続きを一層拡充し、お客さまサービスのさらなる向上に取り組んでまいります。これらの取組みに加え、かんぽ生命保険の各拠点の活動全般と成長度合いも定量的に見える化・評価することで、社員と組織双方の成長を一層促進し、お客さまに安心をお届けし続ける活動を一層推進してまいります。 (b) 持続的な「強い会社」へ引き続き、統合的リスク管理(ERM)※1の枠組みの下、ALM※2運用を基本として運用収益の向上を目指し、市場環境の変化を捉えた追加収益の獲得や、他社との連携等を通じた運用態勢や人材ポートフォリオの高度化に取り組んでまいります。また、大和証券グループ、KKR & Co.Inc(以下「KKR」といいます。)及びその子会社のGlobal Atlantic Financial Group(以下「Global Atlantic」といいます。)との提携等、国内外の提携関係を発展させるとともに、中長期的な成長に資する新たな領域を広く探索することで、さらなる収益獲得に取り組んでまいります。加えて、引き続きデジタル技術を活用することで、お客さまサービスを向上させるとともに、生産性向上を実現し、これにより生じた経営資源を強化領域にシフトすることで、ビジネスモデルの変革等のDXを推進していくほか、これまでの企画業務における生成AIの活用に加え、営業社員によるお客さまサポート業務においても活用する等、全社的なAIやデータ活用にも取り組んでまいります。※1 ERMとは、Enterprise Risk Managementの略語で、会社が直面するリスクに関して、潜在的に重要なリスクを含めて総体的に捉え、会社全体の自己資本などと比較・対照することによって、事業全体として行うリスク管理のことです。※2 ALMとは、Asset Liability Managementの略語で、資産負債の総合管理のことです。 (c) コーポレートガバナンスの強化自らの社会的使命を果たす事業活動を通じて社会課題の解決に貢献するサステナビリティ経営に取り組むことで、当社の持続的な成長とSDGsの実現を目指してまいります。こうした目的を果たすためには、健全な経営基盤が欠かせないものと認識しております。特に、コーポレートガバナンスの強化について、非公開金融情報の不適切利用事案及び認可取得前勧誘事案を踏まえ、法令遵守等の課題を克服すべく、再発防止策をグループ一体で徹底し、ガバナンス態勢の強化に取り組んでまいります。(参考)過去の新契約、保有契約の件数の推移は下記のようになります。 (単位:万件)契約の種類2021年3月期2022年3月期2023年3月期2024年3月期2025年3月期新契約(個人保険)1217316279簡易生命保険894806726660602かんぽ生命保険1,5891,4741,3721,3091,278 (注) 2007年10月1日の民営化時の簡易生命保険契約は5,517万件でした。
経営者による分析 FY2025 / 約29,921字
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況等に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、別段の記載がない限り、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 財政状態の状況及び分析・検討当連結会計年度末の資産、負債及び純資産の状況は以下のとおりであります。資産の部合計は、前連結会計年度末比1,539,496百万円減の297,149,653百万円となりました。主な要因は、現金預け金7,614,772百万円の増、銀行業等におけるその他資産505,038百万円の増、銀行業におけるコールローン115,000百万円の増の一方、銀行業等における貸出金4,545,660百万円の減、銀行業等における有価証券3,805,677百万円の減、銀行業及び生命保険業における買現先勘定1,721,362百万円の減によるものであります。負債の部合計は、前連結会計年度末比1,090,506百万円減の281,860,113百万円となりました。主な要因は、銀行業及び生命保険業における売現先勘定3,554,335百万円の増、銀行業等における借用金679,425百万円の増、保険業等における社債124,300百万円の増の一方、銀行業における貯金2,735,472百万円の減、生命保険業における責任準備金1,747,260百万円の減、銀行業等におけるその他負債449,264百万円の減によるものであります。純資産の部合計は、前連結会計年度末比448,990百万円減の15,289,540百万円となりました。主な要因は、非支配株主持分727,145百万円の増、銀行業等における繰延ヘッジ損益206,158百万円の増の一方、銀行業及び生命保険業等におけるその他有価証券評価差額金776,705百万円の減、自己株式49,995百万円の減によるものであります。各事業セグメント別の資産の状況は以下のとおりであります。 ① 郵便・物流事業当連結会計年度末のセグメント資産は、前連結会計年度末比3,963百万円減※の1,923,736百万円となりました。主な要因は、その他資産が187,949百万円増加※した一方、現金預け金が192,076百万円、無形固定資産が1,698百万円減少※したことによるものであります。 ※当連結会計年度より報告セグメントとして「不動産事業」を新設しており、前連結会計年度末比は、区分方法の変更に伴う組替後の数値により記載しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」のとおりであります。 ② 郵便局窓口事業当連結会計年度末のセグメント資産は、前連結会計年度末比96,019百万円増※の1,882,026百万円となりました。主な要因は、現金預け金が66,058百万円、無形固定資産が1,036百万円減少※した一方、その他資産が159,437百万円増加※したことによるものであります。 ※当連結会計年度より報告セグメントとして「不動産事業」を新設しており、前連結会計年度末比は、区分方法の変更に伴う組替後の数値により記載しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」のとおりであります。 ③ 国際物流事業当連結会計年度末のセグメント資産は、前連結会計年度末比9,062百万円増の384,000百万円となりました。主な要因は、有価証券が11,793百万円、その他資産が4,043百万円減少した一方、有形固定資産が22,307百万円、無形固定資産が1,502百万円増加したことによるものであります。 ④ 不動産事業当連結会計年度末のセグメント資産は、前連結会計年度末比52,606百万円増※の1,146,582百万円となりました。主な要因は、現金預け金が43,797百万円減少※した一方、その他資産が93,109百万円増加※したことによるものであります。 ※当連結会計年度より報告セグメントとして「不動産事業」を新設しており、前連結会計年度末比は、区分方法の変更に伴う組替後の数値により記載しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」のとおりであります。 ⑤ 銀行業当連結会計年度末のセグメント資産は、前連結会計年度末比306,476百万円減の233,599,787百万円となりました。主な要因は、現金預け金が6,914,609百万円増加した一方、貸出金が3,717,798百万円、有価証券が2,902,802百万円減少したことによるものであります。 ⑥ 生命保険業当連結会計年度末のセグメント資産は、前連結会計年度末比1,300,666百万円減の59,555,233百万円となりました。主な要因は、現金預け金が818,761百万円増加した一方、有価証券が1,165,478百万円、貸出金が751,262百万円、買現先勘定が442,278百万円減少したことによるものであります。 (2) 経営成績の状況及び分析・検討当連結会計年度、当社グループは、2024年5月に発表した中期経営計画「JP ビジョン2025+」(2024年度~2025年度)で掲げたお客さまと地域を支える「共創プラットフォーム」の実現を目指し、収益力の強化、人材への投資によるEX※1(従業員体験価値)向上、DX※2の推進等によるUX※3(ユーザー体験価値)向上へ重点的に取り組んでまいりました。2025年4月には、トナミホールディングス株式会社の創業家代表・経営陣及び日本郵便の共同コンソーシアムによるトナミホールディングス株式会社の株式に対する公開買付けが成立し、同社は日本郵便の連結子会社となりました。 日本郵便は、幹線輸送※4に強みを持つトナミホールディングス株式会社との協業による更なる付加価値向上を目指しております 。グループ一体でのDXの推進については、2024年5月には、グループプラットフォームアプリ「郵便局アプリ」に郵便局の主要サービスである金融機能を新たに追加したほか、同年11月には、グループ独自のポイントサービス「ゆうゆうポイント」を開始し、郵便局ならではの限定商品との交換や抽せんへの応募にご利用いただけるようにいたしました。また、かんぽ生命保険商品の募集品質に係る問題を受け、グループガバナンス及びコンプライアンスの強化並びに営業推進態勢の見直し等の再発防止策を講じ、適切な業務運営への取組みに努めてまいりました。そのような中、当年度は郵便局において、お客さまから事前に同意をいただかないまま非公開金融情報※5を保険募集や投資信託等の販売を目的とした来局のご案内に不適切に利用した事案(以下「非公開金融情報の不適切利用事案」といいます。)を確認しました。非公開金融情報の不適切利用事案については、保険募集を目的とした来局のご案内に利用した事案の確認を2024年9月に、その後判明した調査結果及び再発防止策を同年10月にそれぞれ公表しました。また、本事案の実態をより正確に把握するため、調査対象を投資信託等への利用にも拡大して追加調査を行い、原因を分析した上で、再発防止策を策定するとともに、事案全体を踏まえた関係者の責任を明確化し、2025年3月に公表しました。なお、本事案は、法令で定める非公開金融情報の保護措置等に不備があったものであり、当社グループではこの責任を重く受け止め、関係役員の報酬の減額を行いました。再発防止策として、非公開金融情報等の取扱いに係るルールの明確化及び社員研修の充実、郵便局へのモニタリングの強化等を行ったほか、グループの幅広いお客さま接点で非公開金融情報等の利用に係る同意をいただく取組みを促進するとともに、郵便局等でその情報を参照・検索等に利用できるようなシステム環境の整備に向け、当社を中心とした、グループ横断的なプロジェクトを設置しました。また、2024年1月に販売を開始した一時払終身保険に関して、販売に係る保険業法上の認可を取得する前にお客さまへ勧誘を行っていた事案(以下「認可取得前勧誘事案」といいます。)を確認し、同年3月に公表するとともに、本件以外の事案を含む実態を把握するための調査を開始しました。再発防止策として、法令等遵守の徹底及び業務品質の確保に向けた取組みを行うほか、それらの再発防止策の実効性確保のため、モニタリング・フォローアップの強化や2線による1線へのけん制機能の発揮など、リスク認識力の強化に向けた取組みやガバナンス強化に向けた取組みを行ってまいります。加えて、法令に定められた点呼業務を実施しないまま配達業務を行った事案を確認し、2025年3月に公表するとともに、全国の郵便局における点呼業務執行状況の調査を開始し、同年4月に調査結果及び再発防止策を公表したほか、総務省から、再発防止策及びユニバーサルサービスの確保等に関して、報告徴求命令を受けました。あわせて、国土交通省から、貨物自動車運送事業法に基づく特別監査を受け、2025年6月5日、日本郵便は、一般貨物自動車運送事業の許可取消処分の聴聞の通知を受領しました。その後、同6月17日に行政処分を受け入れる旨国土交通省に報告しました。有価証券報告書提出日時点において、行政処分執行後は、一般貨物自動車運送事業の許可が取り消されることにより、使用している1t以上の車両の使用ができなくなる見込みとなっております。今後は、他の運送会社へ委託を行うことを基本に、確実な点呼の実施を大前提として、日本郵便が保有する軽四車両等を使用することにより、行政処分執行後においても、郵便物及び荷物(ゆうパックなど)のサービスについては、ご利用いただいているお客さまにご迷惑をおかけすることのないよう、引き続き確実かつ適切に対応してまいります。また、今回の事態に至った責任を重く受け止め、責任の所在及び度合いを勘案して責任を明確化しました。なお、軽貨物営業所となる郵便局に対する特別監査は、現時点においても継続しており、今後、監査結果を受けて、軽四輪自動車の使用停止処分が下される可能性があります。また、代替手段の実施に伴い、委託費等の費用が増加するなど、業績に影響が生じる見込みです。さらに、協力会社との集配関係委託契約においては、一部の郵便局で価格協議や違約金に係る不適切な交渉が認められたことを受け、違約金の対象事案や金額等を統一するとともに、協力会社の皆さまとのコミュニケーションを重視する運用への変更等に向けた対応を行ってまいりました。これらの事案について、同様の事案が発生することがないよう、当社グループは再発防止策を徹底し、お客さま本位のサービス提供に全力で取り組んでまいります。当社におきましては、持株会社として、当社グループの企業価値向上を目指し、グループ各社の収益拡大や経営効率化等を着実に推進するとともに、郵便、貯金及び保険のユニバーサルサービスの確保、郵便局ネットワークの維持・活用による安定的なサービスの提供等という目的が達成できるよう、グループ運営に取り組みました。また、グループ各社のコンプライアンス・プログラムの策定・推進の状況、各社の内部監査態勢・監査状況の把握に努めたほか、集約により効率性が高まる間接業務をグループ各社から受託するとともに、病院事業の経営改善に取り組みました。さらに、グループ各社が提供するサービスの公益性・公共性の確保や、持続可能な社会の実現・未来の創造に貢献するため、サステナビリティ経営の推進に関する取組みや災害復興支援に、グループ全体で取り組んでおります。加えて、「JP ビジョン2025+」で示した方針を踏まえ、2025年3月に、ゆうちょ銀行普通株式の売出しを実施いたしました。本売出しにより、当社のゆうちょ銀行に対する議決権の保有割合は50.0%となっており、さらに今後当社が設定するゆうちょ銀行普通株式に係る株式処分信託に当該株式を拠出することにより、当社のゆうちょ銀行に対する議決権の保有割合は49.9%程度となる予定です。2023年の売出し及び本売出しによって得た資金については、物流領域の能力増強や郵便局等の施設の高度化・DX化等の成長投資に充当するとともに、自己株式取得にも活用することで、当社グループの企業価値の向上を図っていきます。このような取組を行った結果、当連結会計年度における連結経常収益は11,468,368百万円(前期比513,784百万円減)、連結経常利益は814,596百万円(前期比146,280百万円増)、連結経常利益に、特別損益や契約者配当準備金繰入額等を加減した親会社株主に帰属する当期純利益は、370,564百万円(前期比101,878百万円増)となりました。 ※1 EX(Employee Experience:従業員体験価値)とは、社員が会社で働くことを通じて得られる体験価値のことです。※2 DX(Digital Transformation:デジタルトランスフォーメーション)とは、デジタル技術を活用し、ビジネスや生活を変革する取組みのことです。※3 UX(User Experience:ユーザー体験価値)とは、システムやサービスを利用するユーザー(お客さまや社員)が、その利用を通じて得られる体験価値のことです。※4 幹線輸送とは、お客さまから荷物をお預かりする集荷側の拠点から配達側の拠点への長距離輸送のことです。※5 非公開金融情報とは、お客さま対応等の中で知った、お客さまの金融取引や資産に関する、通常、本人しか知りえない情報(口座残高や引落情報、保有ファンドの状況等)のことです。 各事業セグメント別の業績は、以下のとおりであります。 ① 郵便・物流事業郵便・物流事業につきましては、差出・受取利便性の向上、営業体制・営業力の強化、楽天グループ株式会社をはじめとする他企業との連携強化等を通じた荷物分野の収益拡大に加え、DXの推進や商品・サービスの見直し等を通じたオペレーションの効率化に取り組んでまいりました。また、いわゆる物流の「2024年問題」を踏まえ、中継輸送※1の導入等、輸送オペレーションを見直したほか、2024年5月にはセイノーグループと業務提携契約を締結し、幹線輸送の共同運行等による輸送効率の向上に取り組んでまいりました。ヤマトホールディングス株式会社及びヤマト運輸株式会社との協業については、2024年10月にヤマト運輸株式会社から、小型薄物荷物について運送委託を停止する旨の申し入れがあり、合意に基づく義務の存在自体を争う状況となったことから、同年12月、日本郵便はヤマト運輸株式会社を相手方として損害賠償等請求訴訟を提起しました。このほか2025年4月、トナミホールディングス株式会社の創業家代表・経営陣及び日本郵便の共同コンソーシアムによるトナミホールディングス株式会社の株式に対する公開買付けが成立し、同社は日本郵便の連結子会社となりました。日本郵便は、幹線輸送に強みを持つトナミホールディングス株式会社との協業による更なる付加価値向上を目指しております。郵便事業においては、2024年10月に郵便料金の見直しを実施しました。なお、法令に定められた点呼業務を実施しないまま配達業務を行った事例を確認し、2025年3月に公表するとともに、全国の郵便局における点呼業務執行状況の調査を開始し、同年4月に調査結果及び再発防止策を公表したほか、総務省から、再発防止策及びユニバーサルサービスの確保等に関して、報告徴求命令を受けました。あわせて、国土交通省から、貨物自動車運送事業法に基づく特別監査を受け、2025年6月5日、日本郵便は、一般貨物自動車運送事業の許可取消処分の聴聞の通知を受領しました。その後、同6月17日に行政処分を受け入れる旨国土交通省に報告しました。有価証券報告書提出日時点において、行政処分執行後は、一般貨物自動車運送事業の許可が取り消されることにより、使用している1t以上の車両の使用ができなくなる見込みとなっております。今後は、他の運送会社へ委託を行うことを基本に、確実な点呼の実施を大前提として、日本郵便が保有する軽四車両等を使用することにより、行政処分執行後においても、郵便物及び荷物(ゆうパックなど)のサービスについては、ご利用いただいているお客さまにご迷惑をおかけすることのないよう、引き続き確実かつ適切に対応してまいります。また、今回の事態に至った責任を重く受け止め、責任の所在及び度合いを勘案して責任を明確化しました。なお、軽貨物営業所となる郵便局に対する特別監査は、現時点においても継続しており、今後、監査結果を受けて、軽四輪自動車の使用停止処分が下される可能性があります。また、代替手段の実施に伴い、委託費等の費用が増加するなど、業績に影響が生じる見込みです。さらに、協力会社との集配関係委託契約においては、一部の郵便局で価格協議や違約金に係る不適切な交渉が認められたことを受け、違約金の対象事案や金額等を統一するとともに、協力会社の皆さまとのコミュニケーションを重視する運用への変更等に向けた対応を行ってまいりました。その結果、当年度の総取扱物数は、郵便物が125億6,607万通(前期比7.5%減)、ゆうパックが5億5,844万個(前期比2.1%増)、ゆうパケットが5億3,722万個(前期比16.1%増)、 ゆうメールが32億4,114万個(前期比12.8%増)となりました。このような取組を行った結果、当連結会計年度の郵便・物流事業におきましては、ゆうパック、ゆうパケット、ゆうメールの取扱数量が増加した一方、郵便が減少したものの、料金改定による郵便収入の増加もあり、経常収益は2,088,481百万円(前期比107,972百万円増※2)、経常費用は引き続きコストコントロールの取組等を進めたものの、人件費や集配運送委託費等が増加し、経常損失は32,220百万円(前期は65,184百万円の経常損失※2)となりました。また、日本郵便の当連結会計年度における郵便・物流事業の営業収益は2,080,881百万円(前期比105,310百万円増※2)、営業損失は38,377百万円(前期は68,838百万円の営業損失※2)となりました。 ※1 中継輸送とは、トラックの長距離運行を複数のトラックドライバーで分担する輸送形態のことです。 ※2 当連結会計年度より報告セグメントとして「不動産事業」を新設しており、前連結会計年度末比は、区分方法の変更に伴う組替後の数値により記載しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」のとおりであります。 引受郵便物等の状況区分前事業年度当事業年度物数(千通・千個)対前期比(%)物数(千通・千個)対前期比(%)総数17,460,836△5.816,902,870△3.2  郵便物13,577,689△6.012,566,067△7.5 内国13,554,657△6.012,542,869△7.5  普通13,029,436△6.112,013,449△7.8   第一種7,084,854△5.96,626,997△6.5   第二種4,776,053△3.24,486,233△6.1   第三種152,020△7.0146,736△3.5   第四種13,301△12.812,506△6.0   年賀970,486△17.1695,293△28.4   選挙32,721△38.445,68439.6  特殊525,220△4.9529,4200.8 国際(差立)23,0325.023,1980.7  通常13,14110.613,8245.2  小包2,29411.32,3201.2  国際スピード郵便7,598△5.17,053△7.2 荷物3,883,147△5.14,336,80311.7 ゆうパック547,021△1.3558,4442.1 ゆうパケット462,6448.6537,21516.1 ゆうメール2,873,482△7.73,241,14412.8 (注) 1.第一種郵便物、第二種郵便物、第三種郵便物及び第四種郵便物の概要/特徴は、以下のとおりであります。種類概要/特徴第一種郵便物お客さまがよく利用される「手紙」(封書)のことであります。一定の重量及び大きさの定形郵便物とそれ以外の定形外郵便物に分かれます。また、郵便書簡(ミニレター)、特定封筒(レターパックライト)及び小型特定封筒(スマートレター)も含んでおります。第二種郵便物お客さまがよく利用される「はがき」のことであります。通常はがき及び往復はがきの2種類があります。年賀郵便物の取扱期間(12月15日~1月7日)以外に差し出された年賀はがきを含んでおります。第三種郵便物新聞、雑誌など年4回以上定期的に発行する刊行物で、日本郵便の承認を受けたものを内容とするものであります。第四種郵便物公共の福祉の増進を目的として、郵便料金を低料又は無料としているものであります。通信教育用郵便物、点字郵便物、特定録音物等郵便物、植物種子等郵便物、学術刊行物郵便物があります。 2.年賀は、年賀郵便物(年賀特別郵便(取扱期間12月15日~12月28日)及び12月29日~1月7日に差し出された年賀はがきで消印を省略したもの)の物数であります。3.選挙は、公職選挙法に基づき、公職の候補者又は候補者届出政党から選挙運動のために差し出された通常はがきの物数であります。別掲で示しております。4.特殊は、速達、書留、特定記録、本人限定受取等の特殊取扱(オプションサービス)を行った郵便物の物数の合計であります。交付記録郵便物用特定封筒(レターパックプラス)及び電子郵便(レタックス、Webゆうびん、e内容証明)を含んでおります。5.ゆうパックは、一般貨物法制の規制を受けて行っている宅配便の愛称であります。配送中は、追跡システムにより管理をしております。6.ゆうパケットは、一般貨物法制の規制を受けて行っている宅配便の愛称であります。小型の荷物をお届けするもので、ゆうパックより安値でポスト投函も可能な商品であります。配送中は、追跡システムにより管理をしております。7.ゆうメールは、一般貨物法制の規制を受けて行っている1kgまでの荷物の愛称であります。主に冊子とした印刷物やCD・DVDなどをお届けするもので、ゆうパックより安値でポスト投函も可能な商品であります。 ② 郵便局窓口事業郵便局窓口事業につきましては、お客さまに選んでいただける事業への成長に向けて、収益力、郵便局の価値・魅力、サービス品質の向上に取り組んでまいりました。具体的には、地域の特性に応じた窓口営業時間の弾力的な運用の一環として、昼時間帯の窓口業務の休止を試行する郵便局を約1,400局拡大したほか、お客さまとの良好な信頼関係を構築できる人材を育成するため、窓口社員の営業支援・育成の役割を担う「コンサルティングパートナー」を郵便局へ配置しました。また、地方公共団体事務受託の推進、地域金融機関等との連携強化、郵便局窓口と駅窓口の一体運営等に取り組みました。加えて、各種手続きのペーパーレス化等によるお客さまの利便性の向上や働き方の変革を目的として新たなタブレット型PCの配備を開始したほか、かんぽ生命保険商品の新規申込みや保全・支払等をペーパーレスで処理可能なシステムを順次導入する等、窓口オペレーション改革の取組みを推進しました。また、当年度に確認した非公開金融情報の不適切利用事案の再発防止策として、非公開金融情報等の取扱いに係るルールの明確化及び社員研修の充実、郵便局へのモニタリングの強化等を行ったほか、グループの幅広いお客さま接点で非公開金融情報等の利用に係る同意をいただく取組みを促進するとともに、郵便局等でその情報を参照・検索等に利用できるようなシステム環境の整備に向け、当社を中心とした、グループ横断的なプロジェクトを設置しました。このほか、2024年1月に販売を開始した一時払終身保険に関して、認可取得前勧誘事案を確認し、2025年3月に公表しました。一方、業績面では、送金決済件数や保有保険契約件数の減少等に伴う銀行及び保険受託手数料の減少に加え、諸物価や人件費の上昇に伴うコストの増加等が継続しました。このような取組を行った結果、当連結会計年度の郵便局窓口事業におきましては、銀行手数料、保険手数料の減少が続き、経常収益は1,010,197百万円(前期比17,695百万円減※)、経常費用は人件費が減少したものの経費が増加したことにより増加し、経常利益は24,155百万円(前期比24,913百万円減※)となりました。また、日本郵便の当連結会計年度における郵便局窓口事業の営業収益は1,008,728百万円(前期比18,193百万円減※)、営業利益は23,194百万円(前期比25,359百万円減※)となりました。 ※当連結会計年度より報告セグメントとして「不動産事業」を新設しており、前連結会計年度末比は、区分方法の変更に伴う組替後の数値により記載しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」のとおりであります。 郵便局数支社名営業中の郵便局(局)前事業年度末当事業年度末直営の郵便局簡易郵便局計直営の郵便局簡易郵便局計郵便局分室郵便局分室北海道1,20412411,4461,20312411,445東北1,89805472,4451,89805342,432関東2,39301542,5472,39301502,543東京1,466051,4711,461051,466南関東9510701,0219500691,019信越97202971,26997402911,265北陸64001407806500144794東海2,04912732,3232,04812642,313近畿3,09243053,4013,09132993,393中国1,74814112,1601,74614102,157四国92801891,11792901851,114九州2,49708373,3342,49208353,327沖縄176022198176022198全国計20,01473,49123,51220,01163,44923,466 ③ 国際物流事業国際物流事業につきましては、日本郵便の子会社であるToll Holdings Pty Limitedによる豪州での収益性向上等の施策を推進するとともに、アジア域内では特に成長が見込まれる国や業種を重視した事業展開による収益拡大に取り組んだほか、コスト削減等に継続して取り組んでまいりました。このような取組を行った結果、当連結会計年度の国際物流事業におきましては、フォワーディング事業の取扱量の増加等により、経常収益は512,847百万円(前期比62,824百万円増)、経常費用はフォワーディング事業の増収見合いの費用が増加したものの、経常利益は4,699百万円(前期比2,985百万円増)となりました。また、日本郵便の当連結会計年度における国際物流事業の営業収益は511,729百万円(前期比62,915百万円増)、営業利益(EBIT)は13,365百万円(前期比3,783百万円増)となりました。 ④ 不動産事業不動産事業につきましては、JPタワー(商業施設名:KITTE)をはじめとするオフィスビル、商業施設、賃貸・分譲住宅、高齢者施設等のグループ保有不動産の開発を中心に推進しており、新たに、2024年7月に「JPタワー大阪」内の商業施設「KITTE大阪」がグランドオープンし、賃貸住宅及び高齢者施設が竣工するなど、事業の強化・拡充に取り組みました。グループ外収益物件については、2026年3月竣工に向けて開発中の建物名称を「ザ・ランドマーク名古屋栄」に決定したほか、用途やエリアごとのマーケットを見極めて賃貸住宅の取得を行いました。このような取組みを行った結果、当連結会計年度の不動産事業におきましては、賃貸物件の稼働率向上や分譲収益の計上等により、経常収益は81,670百万円(前期比19,204百万円減※)、経常利益は12,366百万円(前期比8,660百万円減※)となり、営業収益は81,429百万円(前期比19,403百万円減※)、営業利益は13,931百万円(前期比8,067百万円減※)となりました。 ※当連結会計年度より報告セグメントとして「不動産事業」を新設しており、前連結会計年度末比は、区分方法の変更に伴う組替後の数値により記載しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」のとおりであります。 不動産事業における主なプロジェクト(賃貸事業)の概要は以下のとおりであります。名称土地面積 (千㎡)延床面積 (千㎡)簿価(百万円) 事業形態竣工年月土地等建物他JPタワー11 191(212)277,870227,78350,087 共同事業(メジャー)2012年5月大宮JPビルディング6459,0143,9035,111単独事業2014年8月JPタワー名古屋 8(12) 162(180)35,95810,94525,012 共同事業(メジャー)2015年11月KITTE博多56418,1497,38510,763単独事業2016年3月広島JPビルディング44418,1653,24414,920単独事業2022年8月蔵前JPテラス149933,9236,05227,870単独事業2023年3月麻布台ヒルズ森JPタワー 11(24) 227(461)141,35765,34776,010市街地再開発2023年6月五反田JPビルディング66937,1626,58630,576単独事業2023年12月JPタワー大阪 8(12) 173(227)88,88717,53471,352 共同事業(メジャー)2024年3月 (注) 1. 2025年3月31日時点2.JPタワー延床面積は、持分換算面積を表示するとともに、( )内に事業全体面積を表示しております。3.JPタワー名古屋及びJPタワー大阪土地面積は、持分面積を表示するとともに、( )内に事業全体面積(借地を含む)を表示しております。延床面積は、持分換算面積を表示するとともに、( )内に事業全体面積を表示しております。 4. 麻布台ヒルズ森JPタワー土地面積及び延床面積は、持分換算面積を表示するとともに、( )内に事業全体面積を表示しております。 ⑤ 銀行業ゆうちょ銀行では、2024年5月に公表した見直し後の中期経営計画「JP ビジョン2025+」(2024年度~2025年度)で示したとおり、「リテールビジネス」、「マーケットビジネス」及び「Σ(シグマ)ビジネス(投資を通じて社会と地域の未来を創る法人ビジネス)」というゆうちょ銀行独自の強みを活かした3つのビジネス戦略を推進するとともに、それらを支える経営基盤の強化に取り組みました。「リテールビジネス」では、日本国内における金融経済環境の変化等に応じお客さま基盤を深耕・強化すべく、リアルとデジタルの相互補完を通じたお客さま本位のビジネス展開を加速し、伝統的な銀行業務を超えた新しいリテールビジネスへの変革に向けた取組みを推進しました。デジタルサービスでは、スマートフォン上で基本的な銀行取引が行える通帳アプリの利便性向上を図るとともに、更なる利用拡大に向けて、ポイントプログラム拡充等の各種キャンペーン等を通じたプロモーションに加え、窓口での積極的なご案内等を推進し、登録口座数は1,300万口座を突破しました。また、ゆうちょ銀行の直営店で口座開設等の各種取引をお客さまご自身で行えるセルフ型営業店端末「Madotab」やスマートフォン上で口座開設等が行える「ゆうちょ手続きアプリ」の機能改善を図る等、DXを通じたお客さまの利便性向上及び業務効率化を推進しました。資産形成サポートビジネスでは、投資信託商品のラインアップ拡充やデジタルチャネルの利便性向上を図ったほか、ゆうちょ銀行の直営店、郵便局と専門コンサルタントが配属されているリモートセンターとをタブレットで接続し、各種ご案内を実施するリモートチャネルの整備・拡充を進めました。また、投資信託の基準価額や市場動向等の情報をメールでお届けする「ますますわかる投資信託アフターフォローサービス」の提供を開始する等、リアルチャネルとデジタルチャネルを融合させ、お客さまの資産形成ニーズにシームレスにお応えする取組みを進めました。これら各種取組みに加え、TVコマーシャルやSNS広告による積極的なプロモーションを通じ、お客さまによるゆうちょ銀行口座・サービスのご利用を促進しました。「マーケットビジネス」では、日本銀行の金融政策変更を受けた国内金利上昇局面を捉え、預け金等から日本国債への投資シフトを推進しました。また、米欧中央銀行の政策金利引き下げや、米新政権による経済政策等の不透明感が残存する中、リスク対比リターンを意識しつつ国際分散投資を推進しました。投資適格領域の外国社債等を中心にリスク性資産残高を拡大するとともに、リスク性資産のうち、プライベートエクイティファンド等の戦略投資領域※については、優良案件への選別的な投資に努め、残高を積み上げました。一方で、ポートフォリオ運営を支えるモニタリング態勢の充実等、リスク管理の深化を図り、十分な財務健全性を確保しております。投資を通じて社会と地域の未来を創る法人ビジネスと位置づける「Σビジネス」においては、地域の事業者への資本性資金の供給(投資業務)、新たなビジネスの原石となる投資先候補企業の発掘(ソーシング業務)及び投資先企業等の商品・サービスの紹介・媒介(マーケティング支援業務)の推進に努めました。特に、2024年5月には投資業務の中核を担うゆうちょ銀行100%出資子会社「ゆうちょキャピタルパートナーズ株式会社」を設立し、Σビジネスの本格始動に向けた態勢を整備しました。この他、投資業務の推進に向けて、ゆうちょ銀行は株式会社ジェイ・ウィル・コーポレーション、また三井物産株式会社の子会社とそれぞれ共同ファンドを設立しました。前述に加え、経営基盤の強化として、内部管理態勢の強化や組織風土改革に取り組みました。内部管理態勢については、システム基盤整備、サイバーセキュリティやマネー・ローンダリング対応態勢の強化に加え、取締役会を中心としたガバナンス高度化等、多角的な観点から強化を図りました。また、ゆうちょ銀行代表執行役社長を委員長とする「サービス向上委員会」を再編し、「みんなの声委員会 -ECHO-」に改め、お客さまの声を活かした商品・サービスの提案・改善や、社員の声をもとにした職場改善等を役職員一丸となって推進し、お客さま本位の業務運営及び組織風土改革に邁進しました。更に、当年度に確認した非公開金融情報の不適切利用事案を踏まえ、ゆうちょ銀行では、委託元として、日本郵便に対する管理・監督体制強化に取り組んでまいります。このような取組を行った結果、当連結会計年度の銀行業におきましては、外債投資信託からの収益や国債利息・日銀預け金利息の増加等により資金利益が増加した一方、プライベートエクイティファンド等からの収益が増加したものの、株式のリスク調整オペレーションに伴う売却益の減少により臨時損益は減少し、経常収益は2,521,896百万円(前期比129,790百万円減)、経常費用は人件費の減少や各種コストの削減による経費の減少等により減少し、経常利益は584,377百万円(前期比88,338百万円増)となりました。  ※ 戦略投資領域とは、プライベートエクイティファンド(成長が見込まれる未上場企業等へ投資するファンド)、不動産ファンド等からなる戦略的な投資領域のことです。 ゆうちょ銀行における損益の概要などの詳細な状況については、下記「(参考1) 銀行業を行う当社の子会社であるゆうちょ銀行(単体)の状況」「(参考2) 自己資本比率の状況」「(参考3) 資産の査定」に記載のとおりであります。 (参考1) 銀行業を行う当社の子会社であるゆうちょ銀行(単体)の状況(a) 損益の概要当事業年度の業務粗利益は、前事業年度比3,143億円増加の1兆432億円となりました。このうち、資金利益は、外債投資信託からの収益や国債利息・日銀預け金利息の増加等により、前事業年度比2,412億円の増加となりました。役務取引等利益は、前事業年度比33億円の増加となりました。その他業務利益は、外国為替売買損益及び国債等債券損益の増加を主因に、前事業年度比697億円の増加となりました。経費は、前事業年度比137億円減少の9,125億円となりました。業務純益は、前事業年度比3,280億円増加の1,307億円となりました。臨時損益は、プライベートエクイティファンド等からの収益が増加した一方、株式のリスク調整オペレーションに伴う売却益の減少を主因に、前事業年度比2,493億円減少の4,427億円となりました。経常利益は、前事業年度比786億円増加の5,735億円となりました。この結果、当期純利益は4,105億円、前事業年度比562億円の増益となりました。 前事業年度 (百万円)(A)当事業年度 (百万円)(B)増減(百万円) (B)-(A)業務粗利益728,9331,043,284314,351 資金利益715,544956,826241,282 役務取引等利益151,529154,8723,342 その他業務利益△138,140△68,41369,726  うち外国為替売買損益△120,470△69,78150,689  うち国債等債券損益△15,6761,20316,880経費(除く臨時処理分)△926,221△912,51913,701 人件費△112,680△106,7595,920 物件費△778,688△774,3584,330 税金△34,852△31,4013,450業務純益(一般貸倒引当金繰入前)△197,287130,765328,053一般貸倒引当金繰入額△9-9業務純益△197,296130,765328,062臨時損益692,116442,746△249,369 うち株式等関係損益△288,298△13,873274,424 うち金銭の信託運用損益996,850451,533△545,317経常利益494,819573,51178,692特別損益△1,903△3511,551 固定資産処分損益△1,692△3481,344 減損損失△210△3207税引前当期純利益492,916573,15980,243法人税、住民税及び事業税△144,901△167,730△22,828法人税等調整額6,2885,128△1,160法人税等合計△138,612△162,602△23,989当期純利益354,303410,55756,254 (注) 1.業務純益=業務粗利益-経費(除く臨時処理分)-一般貸倒引当金繰入額2.臨時損益とは、損益計算書中「その他経常収益・費用」から一般貸倒引当金繰入額を除き、金銭の信託運用見合費用及び退職給付費用のうち臨時費用処理分等を加えたものであります。3.「金銭の信託運用見合費用」とは、金銭の信託取得に係る資金調達費用であり、金銭の信託運用損益が臨時損益に計上されているため、業務費用から控除しているものであります。4.国債等債券損益=国債等債券売却益+国債等債券償還益-国債等債券売却損-国債等債券償還損-国債等債券償却5.株式等関係損益=株式等売却益-株式等売却損-株式等償却6.金額が損失又は費用には△を付しております。 (参考) 与信関係費用 前事業年度 (百万円)(A)当事業年度 (百万円)(B)増減(百万円) (B)-(A) 与信関係費用△7816 一般貸倒引当金繰入額△7816  貸出金償却--- 個別貸倒引当金繰入額---  償却債権取立益--- (注) 1.金融再生法開示債権に係る費用を計上しております。2.金額が損失又は費用には△を付しております。 (b) 国内・国際別の資金利益等ゆうちょ銀行は、海外店や海外に本店を有する連結子会社(以下「海外連結子会社」)を有しておりませんが、円建の取引を「国内業務部門」、外貨建取引を「国際業務部門」に帰属させ(ただし、円建の対非居住者取引は「国際業務部門」に含む。)、各々の収益・費用を計上した結果、国内業務部門・国際業務部門別の資金利益等は次のとおりとなりました。当事業年度は、国内業務部門においては、資金利益は3,774億円、役務取引等利益は1,558億円、その他業務利益は△2億円となりました。国際業務部門においては、資金利益は5,793億円、役務取引等利益は△9億円、その他業務利益は△681億円となりました。この結果、国内業務部門、国際業務部門の相殺消去後の合計は、資金利益は9,568億円、役務取引等利益は1,548億円、その他業務利益は△684億円となりました。 イ.国内業務部門 前事業年度(百万円)(A)当事業年度(百万円)(B)増減(百万円)(B)-(A)資金利益244,663377,455132,791 資金運用収益272,051547,632275,581うち国債利息190,288257,94567,656資金調達費用27,387170,177142,790役務取引等利益152,303155,8013,498役務取引等収益180,757183,7372,979役務取引等費用28,45427,935△518その他業務利益4,008△223△4,232その他業務収益5,194545△4,649その他業務費用1,185768△417 ロ.国際業務部門 前事業年度(百万円)(A)当事業年度(百万円)(B)増減(百万円)(B)-(A)資金利益470,880579,371108,490資金運用収益1,123,5041,250,995127,490うち外国証券利息1,113,4371,242,068128,630資金調達費用652,624671,62418,999役務取引等利益△773△929△155役務取引等収益32637245役務取引等費用1,1001,301201その他業務利益△142,148△68,19073,958その他業務収益132,6122,598その他業務費用142,16270,802△71,359 ハ.合計 前事業年度(百万円)(A)当事業年度(百万円)(B)増減(百万円)(B)-(A)資金利益715,544956,826241,282資金運用収益1,396,9381,750,285353,347資金調達費用681,394793,459112,065役務取引等利益151,529154,8723,342役務取引等収益181,084184,1093,025役務取引等費用29,55429,237△317その他業務利益△138,140△68,41369,726その他業務収益4,8333,157△1,676その他業務費用142,97471,571△71,402 (注) 1.資金調達費用は、金銭の信託運用見合費用(前事業年度16,945百万円、当事業年度19,785百万円)を控除しております。2.「国内業務部門」「国際業務部門」間の内部取引による相殺消去額(資金貸借に係る利息)等は下表のとおりであります。 前事業年度 (百万円)当事業年度 (百万円)国内業務部門・資金運用収益△1,38248,342国際業務部門・資金調達費用△1,38248,342国内業務部門・その他業務収益374-国際業務部門・その他業務費用374- (c) 国内・国際別資金運用/調達の状況当事業年度の資金運用勘定の平均残高は229兆7,716億円、利回りは0.76%となりました。また、資金調達勘定の平均残高は219兆6,408億円、利回りは0.36%となりました。国内・国際別に見ますと、国内業務部門の資金運用勘定の平均残高は220兆6,735億円、利回りは0.24%となりました。また、資金調達勘定の平均残高は214兆8,353億円、利回りは0.07%となりました。国際業務部門の資金運用勘定の平均残高は87兆2,054億円、利回りは1.43%となりました。また、資金調達勘定の平均残高は82兆9,128億円、利回りは0.81%となりました。 イ.国内業務部門種類前事業年度当事業年度増減平均残高利息利回り平均残高利息利回り利回り(百万円) (百万円) (%)(A)(百万円) (百万円) (%)(B)(%) (B)-(A)資金運用勘定212,267,371272,0510.12220,673,556547,6320.240.11うち貸出金5,884,7309,5160.164,605,60811,9900.260.09うち有価証券60,455,794230,4300.3861,905,665313,1520.500.12うち預け金等62,868,71434,7300.0564,862,831158,5060.240.18資金調達勘定206,379,88127,3870.01214,835,388170,1770.070.06うち貯金194,808,66210,4870.00191,902,253104,2530.050.04うち売現先勘定12,122,809△14,485△0.1122,771,72028,5630.120.24 (注) 1.「国内業務部門」は円建取引であります。2.金銭の信託に係る収益及び費用を「その他経常収益」「その他経常費用」に計上しておりますので、資金運用勘定は金銭の信託の平均残高(前事業年度2,340,262百万円、当事業年度2,131,496百万円)を控除し、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前事業年度2,340,262百万円、当事業年度2,131,496百万円)及び利息(前事業年度△7,722百万円、当事業年度△7,313百万円)を控除しております。3.預け金等は、譲渡性預け金、日銀預け金、コールローン、買入金銭債権であります。「ロ.国際業務部門」「ハ.合計」においても同様であります。4.貯金は銀行法施行規則の負債科目「預金」に相当するものであります。「ハ.合計」においても同様であります。 ロ.国際業務部門種類前事業年度当事業年度増減平均残高利息利回り平均残高利息利回り利回り(百万円) (百万円) (%)(A)(百万円) (百万円) (%)(B)(%) (B)-(A)資金運用勘定81,605,9871,123,5041.3787,205,4641,250,9951.430.05うち貸出金28,4631590.5617,9941490.830.27うち有価証券81,379,1031,113,4371.3686,978,0651,242,0681.420.05うち預け金等-------資金調達勘定77,432,518652,6240.8482,912,853671,6240.81△0.03うち売現先勘定6,114,445338,2275.535,876,665303,9545.17△0.35 (注) 1.「国際業務部門」は外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引については、「国際業務部門」に含めております。2.ゆうちょ銀行は、海外店及び海外連結子会社を有しておりません。3.金銭の信託に係る収益及び費用を「その他経常収益」「その他経常費用」に計上しておりますので、資金運用勘定は金銭の信託の平均残高(前事業年度2,926,795百万円、当事業年度3,345,371百万円)を控除し、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前事業年度2,926,795百万円、当事業年度3,345,371百万円)及び利息(前事業年度24,667百万円、当事業年度27,098百万円)を控除しております。 ハ.合計種類前事業年度当事業年度増減平均残高利息利回り平均残高利息利回り利回り(百万円) (百万円) (%)(A)(百万円) (百万円) (%)(B)(%)(B)-(A)資金運用勘定221,859,8931,396,9380.62229,771,6461,750,2850.760.13うち貸出金5,913,1939,6760.164,623,60212,1400.260.09うち有価証券141,834,8971,343,8680.94148,883,7301,555,2201.040.09うち預け金等62,868,71434,7300.0564,862,831158,5060.240.18資金調達勘定211,798,933681,3940.32219,640,867793,4590.360.03うち貯金194,808,66210,4870.00191,902,253104,2530.050.04うち売現先勘定18,237,255323,7411.7728,648,385332,5171.16△0.61 (注) 1.金銭の信託に係る収益及び費用を「その他経常収益」「その他経常費用」に計上しておりますので、資金運用勘定は金銭の信託の平均残高(前事業年度5,267,058百万円、当事業年度5,476,867百万円)を控除し、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前事業年度5,267,058百万円、当事業年度5,476,867百万円)及び利息(前事業年度16,945百万円、当事業年度19,785百万円)を控除しております。2.「国内業務部門」「国際業務部門」間の内部取引による相殺消去額(資金貸借の平均残高及び資金貸借に係る利息)は下表のとおりであります。 前事業年度当事業年度平均残高(百万円)利息(百万円)平均残高(百万円)利息(百万円)国内業務部門・資金運用勘定72,013,466△1,38278,107,37448,342国際業務部門・資金調達勘定72,013,466△1,38278,107,37448,342 (d) 役務取引等利益の状況当事業年度の役務取引等利益は、前事業年度比33億円増加の1,548億円となりました。 前事業年度(百万円)(A)当事業年度(百万円)(B)増減(百万円)(B)-(A)役務取引等利益151,529154,8723,342為替・決済関連手数料89,21789,866649ATM関連手数料37,32238,110787投資信託関連手数料12,21513,007791その他12,77413,8881,114 (参考) 投資信託・ゆうちょファンドラップの取扱状況 前事業年度(百万円)(A)当事業年度(百万円)(B)増減(百万円)(B)-(A)販売金額435,771587,990152,219残高2,766,3362,939,767173,431 (e) 預金残高の状況当事業年度末の貯金残高は前事業年度末比2兆3,379億円減少の190兆4,650億円となりました。○ 預金の種類別残高(末残・構成比) 種類前事業年度当事業年度増減金額(百万円)(A)構成比(%)金額(百万円)(B)構成比(%)金額(百万円)(B)-(A)預金合計192,802,939100.00190,465,032100.00△2,337,907流動性預金124,314,46764.47125,998,73066.151,684,262振替貯金12,694,3586.5812,166,0826.38△528,275通常貯金等110,801,85257.46112,991,89759.322,190,044貯蓄貯金818,2570.42840,7490.4422,492定期性預金68,379,58535.4664,323,90233.77△4,055,683定期貯金3,581,7971.858,601,8204.515,020,022定額貯金64,797,78833.6055,722,08229.25△9,075,706その他の預金108,8850.05142,3990.0733,514譲渡性預金-----総合計192,802,939100.00190,465,032100.00△2,337,907 ○ 預金の種類別残高(平残・構成比) 種類前事業年度当事業年度増減金額(百万円)(A)構成比(%)金額(百万円)(B)構成比(%)金額(百万円)(B)-(A)預金合計194,808,662100.00191,902,253100.00△2,906,408流動性預金122,762,76563.01125,497,57065.392,734,805振替貯金12,868,2126.6012,068,4616.28△799,750通常貯金等109,099,52656.00112,598,19758.673,498,671貯蓄貯金795,0260.40830,9110.4335,884定期性預金71,824,09036.8666,177,02234.48△5,647,067定期貯金3,215,8911.656,114,4833.182,898,592定額貯金68,608,19835.2160,062,53931.29△8,545,659その他の預金221,8060.11227,6600.115,853譲渡性預金-----総合計194,808,662100.00191,902,253100.00△2,906,408 (注) 1.通常貯金等=通常貯金+特別貯金(通常郵便貯金相当)2.貯金は銀行法施行規則の負債科目「預金」に相当するものであります。「振替貯金」は「当座預金」、「通常貯金」は「普通預金」、「貯蓄貯金」は「貯蓄預金」、「定期貯金」は「定期預金」に相当するものであります。「定額貯金」は「その他の預金」に相当するものでありますが、「定期性預金」に含めております。3.特別貯金(通常郵便貯金相当)は郵政管理・支援機構からの預り金のうち、郵政管理・支援機構が日本郵政公社から承継した定期郵便貯金、定額郵便貯金、積立郵便貯金、住宅積立郵便貯金、教育積立郵便貯金に相当する郵便貯金で満期となったものなどであります。4. 上記の通常貯金、定期性預金は、「第1 企業の概況 3 事業の内容 (3) 事業に係る主な法律関連事項 ③ 郵政民営化法 (f) ゆうちょ銀行における預入限度額」に記載の郵政民営化法における預入限度額規制上の区分とは異なります。 (f) 資産運用の状況(末残・構成比)当事業年度末の運用資産のうち、国債は40.3兆円、その他の証券は87.4兆円となりました。種類前事業年度当事業年度増減金額(百万円)(A)構成比(%)金額(百万円)(B)構成比(%)金額(百万円)(B)-(A)預け金等57,872,31025.0464,888,08728.187,015,776コールローン2,010,0000.862,135,0000.92125,000買現先勘定9,742,6214.218,463,5373.67△1,279,083金銭の信託6,163,5852.665,721,9732.48△441,611 うち国内株式1,127,5520.48616,5710.26△510,980うち国内債券1,210,8490.521,130,9950.49△79,853有価証券146,459,32263.38143,565,33962.35△2,893,982 国債43,862,08318.9840,342,65217.52△3,519,430地方債5,634,8282.435,600,8752.43△33,953短期社債891,9240.38678,7310.29△213,192社債9,443,4224.089,483,3434.1139,920株式22,1770.0033,3830.0111,206その他の証券86,604,88537.4887,426,35237.97821,466 うち外国債券29,326,78812.6927,823,72812.08△1,503,059うち投資信託57,156,05224.7359,437,32825.812,281,275貸出金6,848,3932.963,130,5951.35△3,717,798その他1,961,8090.842,340,3301.01378,520合計231,058,043100.00230,244,864100.00△813,179 (注) 「預け金等」は日銀預け金、買入金銭債権であります。 (g) 評価損益の状況(末残)当事業年度末の評価損益(その他目的)は、国内金利の上昇等に伴い、ヘッジ考慮後で、前事業年度末から1兆2,103億円悪化し、△1兆879億円(税効果前)となりました。 前事業年度(A)当事業年度(B)増減(B)-(A)貸借対照表計上額/想定元本評価損益/ネット繰延損益貸借対照表計上額/想定元本評価損益/ネット繰延損益貸借対照表計上額/想定元本評価損益/ネット繰延損益(百万円)(百万円)(百万円)(百万円)(百万円)(百万円)その他目的 115,528,0821,947,527104,603,356553,426△10,924,726△1,394,101有価証券     ①109,364,4973,458,96198,881,3821,864,332△10,483,114△1,594,628国債 23,312,956△881,50115,305,265△1,705,122△8,007,691△823,621外国債券 22,408,5373,393,04919,103,8442,483,520△3,304,692△909,529投資信託 57,156,052988,13059,437,3281,194,8142,281,275206,683その他 6,486,951△40,7175,034,944△108,879△1,452,006△68,161時価ヘッジ効果額 ②―△2,256,228―△1,548,817―707,411金銭の信託    ③6,163,585744,7945,721,973237,910△441,611△506,884国内株式 1,127,552732,729616,571301,255△510,980△431,473その他 5,036,03312,0655,105,402△63,34469,369△75,410デリバティブ取引  (繰延ヘッジ適用分)④17,353,097△1,825,05115,944,074△1,641,328△1,409,022183,723評価損益合計    ①+②+③+④―122,475―△1,087,901―△1,210,377 (注) 「有価証券」には、有価証券のほか、買入金銭債権を含んでおります。 前事業年度(A)当事業年度(B)増減(B)-(A)貸借対照表計上額評価損益貸借対照表計上額評価損益貸借対照表計上額評価損益(百万円)(百万円)(百万円)(百万円)(百万円)(百万円)満期保有目的の債券37,540,157△509,89045,169,875△2,386,7437,629,718△1,876,853 (h) 業種別貸出金残高の状況(末残・構成比)業種別前事業年度当事業年度増減金額(百万円)(A)構成比(%)金額(百万円)(B)構成比(%)金額(百万円)(B)-(A)国内(除く特別国際金融取引勘定分)6,828,393100.003,114,595100.00△3,713,798農業、林業、漁業、鉱業-----製造業144,4202.11194,8026.2550,381電気・ガス等、情報通信業、運輸業79,8321.16105,8833.3926,051卸売業、小売業54,0010.7950,2531.61△3,748金融・保険業415,1826.08407,42813.08△7,753建設業、不動産業121,1011.77124,6594.003,558各種サービス業、物品賃貸業72,4221.0681,1042.608,682国、地方公共団体5,868,19585.932,085,29066.95△3,782,905その他73,2361.0765,1722.09△8,063国際及び特別国際金融取引勘定分20,000100.0016,000100.00△4,000政府等-----その他20,000100.0016,000100.00△4,000合計6,848,393―3,130,595―△3,717,798 (注) 1.「国内」とは本邦居住者に対する貸出、「国際」とは非居住者に対する貸出であります。2.ゆうちょ銀行は、海外店及び海外連結子会社を有しておりません。3.「金融・保険業」のうち郵政管理・支援機構向け貸出金は、前事業年度末118,384百万円、当事業年度末34,618百万円であります。 (参考2) 自己資本比率の状況ゆうちょ銀行の自己資本比率は、銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(平成18年金融庁告示第19号)に定められた算式に基づき、連結ベースと単体ベースの双方について算出しております。なお、ゆうちょ銀行は、国内基準を適用の上、信用リスク・アセットの算出においては標準的手法、オペレーショナル・リスク相当額の算出においては標準的計測手法、マーケット・リスク相当額の算出においては標準的方式を採用しております。 連結自己資本比率(国内基準) (単位:億円、%) 2025年3月31日1.連結自己資本比率(2/3)15.082.連結における自己資本の額93,7383.リスク・アセット等の額621,3104.連結総所要自己資本額24,852 (注) 連結総所要自己資本額は、上記3.に記載しているリスク・アセット等の額に4%を乗じた額であります。 単体自己資本比率(国内基準) (単位:億円、%) 2025年3月31日1.単体自己資本比率(2/3)15.092.単体における自己資本の額93,6653.リスク・アセット等の額620,4404.単体総所要自己資本額24,817 (注) 単体総所要自己資本額は、上記3.に記載しているリスク・アセット等の額に4%を乗じた額であります。 (参考3) 資産の査定資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(平成10年法律第132号)第6条に基づき、ゆうちょ銀行の貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(昭和23年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。 (a) 破産更生債権及びこれらに準ずる債権破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。 (b) 危険債権危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。 (c) 要管理債権要管理債権とは、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。 (d) 正常債権正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記(a)から(c)までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。 資産の査定の額債権の区分2024年3月31日2025年3月31日金額(億円)金額(億円)破産更生債権及びこれらに準ずる債権-0危険債権00要管理債権--正常債権70,32632,685 ⑥ 生命保険業かんぽ生命保険では、「お客さまから信頼され、選ばれ続けることで、お客さまの人生を保険の力でお守りする」という社会的使命を果たすべく、ライフステージ/世代を超えたつながりによるお客さまの維持・拡大と、持続的な「強い会社」へ向けた取組みを進めております。ライフステージ/世代を超えたつながりによるお客さまの維持・拡大については、長期にわたってお客さまへのサービス向上を図れるよう、営業社員の育成強化と積極採用によって、質と量の双方の観点から体制強化に取り組み、営業社員のスキルや採用数を前年度より向上しております。また、一時払終身保険について、2024年10月に特約の中途付加や引受基準緩和型特約の付加ができるよう改善することで、さらに魅力を向上しております。加えて、お客さまに「かんぽ生命に入っていてよかった」と感動いただけるよう、全社一体となりお客さまの利便性向上のための請求手続きのデジタル化や、リアルとデジタルを織り交ぜたアフターフォロー等に取り組み、お客さま満足度※は連年向上しております。持続的な「強い会社」へ向けた取組みについては、「資産運用の深化・進化」として、保険金等の確実なお支払いのためALMを基本としつつ、安定的な順ざやの確保を目指し、リスク許容度の範囲で、収益追求資産への投資を継続しているほか、大和証券グループや三井物産株式会社との提携を通じ、資産運用分野の態勢・人材ポートフォリオの高度化に取り組んでまいりました。また、「収益源の多様化/新たな成長機会の創出」として、世界有数の資産運用会社であるKKR及びその子会社のGlobal Atlanticとの戦略的提携契約を活用し、海外保険市場からの収益獲得に取り組んでまいりました。加えて、「事業運営の効率化」として、既存のバックオフィス業務について業務量を削減するとともに、その業務を行っていた人材へのリスキルを行い、お客さまサポート業務やデジタル化のさらなる推進等の強化領域へ要員をシフトしてまいりました。なお、当年度に確認した非公開金融情報の不適切利用事案及び認可取得前勧誘事案を踏まえ、かんぽ生命保険では2025年4月、代理店の監督を一元的に行う部署の新設や業務執行部門とは独立したコンプライアンス部門の権限強化等を行うことで委託元としてのガバナンス態勢を強化しております。このような取組を行った結果、当連結会計年度の生命保険業におきましては、2024年1月から一時払終身保険の販売を開始したこと等により、保険料等収入は増加したものの、責任準備金戻入額が減少したこと等により、経常収益は6,164,966百万円(前期比579,260百万円減)となりました。一方で、保有契約が減少したこと等に伴い保険金等支払金が減少したこと等により、経常利益は169,813百万円(前期比8,898百万円増)となりました。 ※  お客さま満足度とは、お客さまが満足している度合を5段階評価として、上位2段階に相当する「満足」又は「やや満足」を回答いただいた合計割合です。 かんぽ生命保険における保険引受及び資産運用の状況などの詳細な状況については、下記「(参考)生命保険業を行う当社の子会社であるかんぽ生命保険の状況」に記載のとおりであります。 (参考)生命保険業を行う当社の子会社であるかんぽ生命保険の状況(下表(a)イ.~ニ.の個人保険及び個人年金保険には、かんぽ生命保険が郵政管理・支援機構から受再している簡易生命保険契約を含みません。) (a) 保険引受及び資産運用の状況イ.保有契約高明細表 (単位:千件、百万円)区分前事業年度末当事業年度末件数金額件数金額個人保険13,09536,698,07912,78635,407,960個人年金保険540754,563421579,627 (注) 個人年金保険の金額は、年金支払開始前契約の年金支払開始時における年金原資と年金支払開始後契約の責任準備金額を合計したものであります。 ロ.新契約高明細表 (単位:千件、百万円)区分前事業年度当事業年度件数金額新契約転換による純増加件数金額新契約転換による純増加個人保険6281,557,8451,557,83787952,121,2372,121,2343個人年金保険02,0112,011-01,1951,195- (注) 1.件数は、新契約件数に転換後契約件数を加えた数値であります。なお、転換後契約とは、既契約の転換によって成立した契約であります。 2.個人年金保険の金額は、年金支払開始時における年金原資であります。 ハ.保有契約年換算保険料明細表 (単位:百万円)区分前事業年度末当事業年度末個人保険2,200,2822,137,261個人年金保険193,670151,796合計2,393,9522,289,058 うち医療保障・生前給付保障等308,878296,496 (注) 1.年換算保険料とは、1回あたりの保険料について保険料の支払方法に応じた係数を乗じ、1年あたりの保険料に換算した金額であります(一時払契約等は、保険料を保険期間等で除した金額)。2.医療保障・生前給付保障等には、医療保障給付(入院給付、手術給付等)、生前給付保障給付(特定疾病給付、介護給付等)、保険料払込免除給付(障がいを事由とするものは除きます。特定疾病罹患、介護等を事由とするものを含みます。)等に該当する部分の年換算保険料を計上しております。 ニ.新契約年換算保険料明細表 (単位:百万円)区分前事業年度当事業年度個人保険116,830175,075個人年金保険16999合計116,999175,174 うち医療保障・生前給付保障等10,3927,155 (注) 1.年換算保険料とは、1回あたりの保険料について保険料の支払方法に応じた係数を乗じ、1年あたりの保険料に換算した金額であります(一時払契約等は、保険料を保険期間等で除した金額)。2.医療保障・生前給付保障等には、医療保障給付(入院給付、手術給付等)、生前給付保障給付(特定疾病給付、介護給付等)、保険料払込免除給付(障がいを事由とするものは除きます。特定疾病罹患、介護等を事由とするものを含みます。)等に該当する部分の年換算保険料を計上しております。3.新契約年換算保険料は、新契約に係る年換算保険料に、既契約の転換による転換前後の年換算保険料の純増加分を加えた数値であります。 (参考)かんぽ生命保険が郵政管理・支援機構から受再している簡易生命保険契約の状況(a) 保有契約高 (単位:千件、百万円)区分前事業年度末当事業年度末件数保険金額・年金額 件数保険金額・年金額 保険6,60517,487,6996,02416,016,556年金保険1,169380,8611,107358,835 (注) 計数は、郵政管理・支援機構における公表基準によるものであります。 (b) 保有契約年換算保険料 (単位:百万円)区分前事業年度末当事業年度末保険787,046718,552年金保険385,688365,570合計1,172,7351,084,122 うち医療保障・生前給付保障等255,788241,412 (注) かんぽ生命保険が郵政管理・支援機構から受再している簡易生命保険契約について、上記ハ.に記載しております個人保険及び個人年金保険の保有契約年換算保険料と同様の計算方法により、かんぽ生命保険が算出した金額であります。 ホ.一般
役員の状況 FY2025 / 約29,943字
(2) 【役員の状況】  ① 2025年6月19日(本有価証券報告書提出日)現在の役員の状況は、以下のとおりであります。  男性38名 女性8名(役員のうち女性の比率17.4%)(a) 取締役の状況 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)取締役(代表執行役社長) 指名委員会委員報酬委員会委員グループCEO(グループ経営責任者)増田 寬也1951年12月20日1977年4月建設省入省1994年7月 同省建設経済局建設業課紛争調整官1995年4月岩手県知事2007年8月総務大臣 内閣府特命担当大臣2009年4月株式会社野村総合研究所顧問 東京大学公共政策大学院客員教授2020年1月当社代表執行役社長2020年6月 同 取締役兼代表執行役社長日本郵便株式会社取締役(現職)株式会社ゆうちょ銀行取締役(現職)株式会社かんぽ生命保険取締役(現職)2021年6月当社取締役兼代表執行役社長 グループCEO(現職)(注)2900取締役 (代表執行役上席副社長) グループCFO (グループ財務責任者) 内部統制総括飯塚 厚1959年5月12日1983年4月大蔵省入省2011年7月財務省理財局次長2012年12月内閣官房日本経済再生総合事務局次長2014年7月財務省理財局次長2015年7月東海財務局長2016年6月国税庁次長2017年7月財務省関税局長2018年11月SOMPOホールディングス株式会社顧問2019年1月損保ジャパン日本興亜総合研究所株式会社(現 SOMPOインスティチュート・プラス株式会社)理事長2020年6月当社専務執行役2021年4月日本郵便株式会社専務執行役員2021年6月当社代表執行役副社長 グループCFO2023年6月同 取締役兼代表執行役副社長 グループCFO2024年4月同 取締役兼代表執行役上席副社長 グループCFO(現職)(注)2900取締役千田 哲也1960年4月22日1984年4月郵政省入省2011年7月株式会社かんぽ生命保険執行役経営企画部長2013年6月当社常務執行役2013年7月株式会社かんぽ生命保険常務執行役2016年6月同 専務執行役2017年11月当社専務執行役2019年4月株式会社かんぽ生命保険代表執行役副社長2019年8月当社常務執行役2020年1月株式会社かんぽ生命保険代表執行役社長2020年6月同 取締役兼代表執行役社長当社取締役(現職)2023年6月日本郵便株式会社代表取締役社長兼執行役員社長(現職)(注)25,200 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)取締役谷垣 邦夫1959年8月26日1984年4月郵政省入省2006年1月当社部長(実施計画担当)2007年10月同 総務・人事部長2008年6月同 執行役 経営企画部長2009年6月同 常務執行役 経営企画部長2013年1月同 専務執行役2016年6月株式会社かんぽ生命保険執行役副社長2017年1月日本郵便株式会社執行役員副社長2018年4月当社常務執行役2019年4月同 専務執行役2021年11月株式会社ゆうちょ銀行執行役副社長2023年6月株式会社かんぽ生命保険取締役兼代表執行役社長(現職)当社取締役(現職)(注)217,900取締役笠間 貴之1973年8月9日1996年4月株式会社日本長期信用銀行(現 株式会社SBI新生銀行)入社1998年12月興銀証券株式会社(現 みずほ証券株式会社)入社2000年10月ゴールドマン・サックス証券会社入社2010年1月ゴールドマン・サックス証券株式会社マネージング・ディレクター2011年1月同 マネージング・ディレクタークレジット・トレーディング部長2013年7月ゴルビス・インベストメントPTE.LTD.取締役CEOシニアポートフォリオマネージャー2015年11月株式会社ゆうちょ銀行執行役員(クレジット投資担当)2016年6月同 執行役員クレジット投資部長2018年5月同 常務執行役員クレジット投資部長2020年4月同 専務執行役員(債券・クレジット統括)2020年6月同 専務執行役2023年6月同 取締役兼代表執行役副社長2024年4月同 取締役兼代表執行役社長(現職)2024年6月当社取締役(現職)(注)2200取締役 指名委員会委員長岡本 毅1947年9月23日1970年4月東京ガス株式会社入社2002年6月同 執行役員2004年4月同 常務執行役員2004年6月同 取締役常務執行役員2007年4月同 代表取締役副社長執行役員2010年4月同 代表取締役社長執行役員2014年4月同 取締役会長2016年6月株式会社ゆうちょ銀行社外取締役2018年4月東京ガス株式会社取締役相談役2018年6月当社取締役(現職)2018年7月東京ガス株式会社相談役2023年6月東京ガス株式会社名誉顧問(現職)(注)27,400取締役 報酬委員会委員長肥塚 見春1955年9月2日1979年4月株式会社髙島屋入社2007年5月同 執行役員2009年3月同 上席執行役員2010年2月株式会社岡山髙島屋代表取締役社長2013年5月株式会社髙島屋取締役2013年9月同 代表取締役専務株式会社岡山髙島屋取締役2016年3月株式会社髙島屋取締役2016年5月同 顧問2016年10月Dear Mayuko株式会社代表取締役社長2018年3月同 顧問2018年6月当社取締役(現職)2020年3月株式会社髙島屋参与(注)27,300 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)取締役 監査委員会委員貝阿彌 誠1951年10月5日1978年4月裁判官任官2000年4月東京地方裁判所部総括判事2007年7月法務省大臣官房訟務総括審議官2009年7月東京高等裁判所判事2009年12月和歌山地方・家庭裁判所所長2011年1月長野地方・家庭裁判所所長2012年11月東京高等裁判所部総括判事2014年7月東京家庭裁判所所長2015年6月東京地方裁判所所長2017年2月弁護士登録(現職)2018年9月大手町法律事務所弁護士(現職)2020年6月当社取締役(現職)(注)2―取締役 監査委員会委員長佐竹 彰1955年12月8日1979年4月住友商事株式会社入社2011年4月同 執行役員資源・化学品事業部門資源・化学品総括部長2013年4月同 常務執行役員財務部長2016年4月同 専務執行役員2017年6月住友精密工業株式会社取締役専務執行役員2018年6月同 代表取締役副社長執行役員2019年4月住友商事株式会社顧問2019年6月株式会社かんぽ生命保険社外取締役2020年6月当社取締役(現職)(注)2―取締役 監査委員会委員諏訪 貴子1971年5月10日1995年10月株式会社ユニシアジェックス(現 日立Astemo株式会社)入社2004年4月ダイヤ精機株式会社代表取締役(現職)2018年6月日本郵便株式会社社外取締役2022年6月当社取締役(現職)(注)21,800取締役 監査委員会委員伊藤 弥生1964年3月1日1986年4月日本電信電話株式会社入社1988年7月エヌ・ティ・ティ・データ通信株式会社(現 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ)入社2008年4月同 公共システム事業本部ビジネス企画推進統括部長2016年4月日本マイクロソフト株式会社エンタープライズパートナー営業統括本部本部長2017年2月ヤマトホールディングス株式会社デジタルイノベーション推進室推進部長2018年6月同 IT戦略担当戦略部長2019年5月ユニゾホールディングス株式会社常務執行役員2020年11月SGシステム株式会社入社2021年4月同 執行役員2023年6月当社取締役(現職)(注)2―取締役 報酬委員会委員大枝 宏之1957年3月12日1980年4月日清製粉株式会社(現 株式会社日清製粉グループ本社)入社2008年6月株式会社日清製粉グループ本社執行役員日清製粉株式会社常務取締役業務本部長2009年6月株式会社日清製粉グループ本社取締役2010年6月日清製粉株式会社専務取締役業務本部長2011年4月株式会社日清製粉グループ本社取締役社長2012年4月日清製粉株式会社取締役社長兼任2015年4月同 取締役会長兼任2017年4月株式会社日清製粉グループ本社取締役相談役2017年6月同 特別顧問(現職)株式会社製粉会館取締役社長2023年6月当社取締役(現職)(注)23,800 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)取締役木村 美代子(酒川 美代子)1964年6月12日1988年4月プラス株式会社入社1999年5月アスクル株式会社入社2010年2月アスマル株式会社代表取締役社長2017年8月アスクル株式会社取締役CMO(チーフ・マーケティング・オフィサー)執行役員 B to Cカンパニー ライフクリエイション本部長兼 バリュー・クリエーション・センター本部長2020年3月同 取締役 マーチャンダイジング本部管掌CMO(チーフ・マーケティング・オフィサー)執行役員2021年5月同 取締役 ブランディング、デザイン及びサプライヤーリレーション担当2022年9月株式会社キングジム取締役常務執行役員開発本部長2023年6月当社取締役(現職)2023年9月 2024年9月株式会社キングジム取締役常務執行役員開発本部長兼CMO同 代表取締役社長 社長執行役員兼CEO兼開発本部長(現職)(注)2400取締役 指名委員会委員進藤 孝生1949年9月14日1973年4月新日本製鐵株式会社(現 日本製鉄株式会社)入社2005年6月同 取締役経営企画部長2006年6月同 執行役員経営企画部長2007年4月同 執行役員総務部長2009年4月同 副社長執行役員2009年6月同 代表取締役副社長2012年10月新日鐵住金株式会社(現 日本製鉄株式会社)代表取締役副社長2014年4月同 代表取締役社長2019年4月日本製鉄株式会社代表取締役会長2023年6月当社取締役(現職)2024年4月2024年6月日本製鉄株式会社取締役相談役同 相談役(現職)(注)210,000取締役塩野 紀子1960年10月18日1983年8月日本ニューメディア株式会社入社1999年1月フェデラルエクスプレス社マーケティング部長2001年3月ウォルトディズニージャパン株式会社入社2002年10月同 マーケティング&セールスバイスプレジデント2006年2月同 コーポレートマーケティングバイスプレジデント2008年4月エスエス製薬株式会社取締役マーケティング本部長2010年3月同 代表取締役社長2012年1月株式会社コナミスポーツ&ライフ(現コナミスポーツ株式会社)取締役副社長2014年1月同 代表取締役社長2016年5月同 取締役会長2017年10月ワイデックス株式会社代表取締役社長2024年1月同 アドバイザー2024年6月当社取締役(現職)(注)21,000計56,800 (注) 1.取締役 岡本 毅、肥塚 見春、貝阿彌 誠、佐竹 彰、諏訪 貴子、伊藤 弥生、大枝 宏之、木村 美代子、進藤 孝生、塩野 紀子は、社外取締役であります。2.2024年3月期に係る定時株主総会終結の時から、2025年3月期に係る定時株主総会終結の時までであります。 (b) 取締役を兼務しない執行役の状況 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)代表執行役副社長加藤 進康1965年2月17日1987年4月郵政省入省2007年10月株式会社かんぽ生命保険経営企画部長2011年4月同 人事部長2013年2月同 支払管理部長兼支払サービス室長2013年4月同 執行役 支払管理部長兼支払サービス室長2013年10月同 執行役 支払管理部長2015年9月同 執行役 保険金部長2016年6月同 常務執行役2017年6月当社常務執行役2021年6月同 常務執行役日本郵便株式会社常務執行役員2022年6月同 常務執行役 グループCAO2023年6月同 代表執行役専務日本郵便株式会社専務執行役員(現職)2024年4月当社代表執行役副社長(現職)(注)900専務執行役山代 裕彦1955年7月18日1980年4月三井不動産株式会社入社2005年4月 同 ビルディング本部ビルディング事業部長2007年4月 同 ビルディング本部ビルディング事業第一部長 兼三井記念病院建替事業支援室長2009年4月 同 執行役員ビルディング本部ビルディング事業第一部長 兼三井記念病院建替事業支援室長2011年4月同 常務執行役員関西支社長2015年4月 同 グループ上席執行役員三井不動産リアルティ株式会社代表取締役社長2020年4月 同 代表取締役副会長三井不動産株式会社顧問2021年7月当社専務執行役(現職)日本郵政不動産株式会社代表取締役社長(現職)2022年4月日本郵便株式会社専務執行役員(現職)(注)600専務執行役浅井 智範1963年9月30日1988年4月株式会社日本興業銀行(現 株式会社みずほ銀行)入行2013年4月みずほ証券株式会社財務企画部長2015年4月株式会社みずほフィナンシャルグループ監査委員会室審議役2015年7月同 監査委員会室長2018年7月当社経理・財務部付部長2019年7月同 執行役2020年2月同 執行役 経理・財務部長2021年4月日本郵便株式会社執行役員2021年6月当社常務執行役 経理・財務部長日本郵便株式会社常務執行役員2021年10月当社常務執行役2023年6月同 専務執行役(現職)日本郵便株式会社専務執行役員(現職)(注)900 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)専務執行役林 俊行1963年6月5日1988年4月建設省入省2004年4月国土交通省都市・地域整備局都市計画課都市計画企画調整官2005年7月同 住宅局総務課企画官2007年7月国土交通省官房人事課企画官2007年8月総務大臣秘書官2008年11月国土交通省大臣官房参事官2010年8月消費者庁地方協力課長2012年9月国土交通省大臣官房広報課長2013年7月復興庁統括官付参事官2015年7月内閣府政策統括官付参事官2017年7月国土交通省大臣官房総務課長2018年7月同 水管理・国土保全局次長2019年7月同 大臣官房建設流通政策審議官2020年1月当社常務執行役2021年7月復興庁統括官2022年6月国土交通省国土交通審議官2023年12月当社専務執行役2024年2月同 専務執行役 グループCHRO日本郵便株式会社専務執行役員(現職)2024年4月当社専務執行役 グループCRO、グループCHRO(現職)(注)3,100常務執行役福本 謙二1951年3月6日1975年4月郵政省入省2010年10月当社経営企画部付部長2013年6月同 常務執行役(現職)2021年4月日本郵便株式会社常務執行役員(現職)(注)11,300常務執行役一木 美穂(吉田 美穂)1969年7月22日1992年4月郵政省入省2008年8月郵便局株式会社(現 日本郵便株式会社)本社経営企画部担当部長2012年4月同 改革推進室長2012年10月日本郵便株式会社 本社郵便局総本部経営管理部改革推進室長2013年4月同 経営企画部郵便局改革推進室長2014年9月同 総務・人事部女性活躍室長2015年4月同 人事部女性活躍室長2017年4月同 人事部人材研修育成室長2019年4月同 経営企画部調査室長2020年4月同 調達部長2020年10月同 金融営業推進部長2021年4月同 執行役員(南関東支社長)2023年4月当社常務執行役 グループCRO日本郵便株式会社常務執行役員(現職)2024年4月当社常務執行役 グループCCDO(現職)(注)1,800 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)常務執行役中俣 力1961年12月25日1985年4月日本電気株式会社入社2003年7月同 官庁営業本部グループマネージャー2008年4月同 官公ソリューション事業本部官公営業本部統括マネージャー2010年4月同 官公営業本部長代理2013年4月同 官公営業本部長2015年4月同 執行役員2017年4月同 執行役員常務2023年4月当社常務執行役2024年4月同 常務執行役 グループCIO(現職)日本郵便株式会社常務執行役員(現職)(注)800常務執行役飯田 恭久1965年5月2日1992年1月ジレット・ジャパン社(現P&G)入社1999年8月ウォルト・ディズニー・インターナショナル・ジャパン株式会社入社2002年8月ダイソン・ジャパン株式会社入社 代表取締役社長2006年4月楽天株式会社入社2006年11月同 執行役員2008年6月米国LinkShare Corporation CEO2012年5月リンクシェア・ジャパン株式会社代表取締役社長2014年1月楽天株式会社上級執行役員2015年1月Rakuten USA, Inc. プレジデント2017年4月楽天株式会社 楽天インタラクティブカンパニー プレジデント2018年9月アメリカRHQ ダイレクター2019年7月楽天株式会社アド&マーケティングカンパニー シニアヴァイスプレジデント2021年4月当社執行役2021年6月同 執行役 グループCDO2021年7月株式会社JPデジタル代表取締役CEO(現職)2021年12月日本郵便株式会社執行役員2023年6月当社常務執行役 グループCDO(現職)日本郵便株式会社常務執行役員(現職)(注)―常務執行役 病院管理部長櫻井 誠1962年5月5日1986年4月株式会社三和銀行入行2007年1月当社総務部担当部長2009年10月同 秘書室長 秘書役2013年1月同 執行役 経営企画部長2013年9月同 執行役2021年4月同 執行役 宿泊事業部長2022年4月同 執行役 宿泊施設管理室長2023年4月同 執行役2024年6月2025年4月同 常務執行役同 常務執行役 病院管理部長(現職)(注)3,000 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)常務執行役 グループサイバー セキュリティ部長柿木 彰1963年3月4日1987年4月野村コンピュータシステム株式会社(現 株式会社野村総合研究所)入社2002年4月株式会社野村総合研究所ITアーキテクチャーコンサルティング部 グループマネージャー2004年4月同 システム基盤統括部長2005年4月同 技術開発部長2009年10月同 ビジネスインテリジェンス事業部長2012年10月同 ビッグデータビジネス推進室長2013年4月同 ICTインテグレーション事業二部長2014年10月同 IT基盤イノベーション事業本部統括部長2018年4月同 デジタル基盤イノベーション本部統括部長2019年4月同 DX生産革新本部統括部長2021年4月NRIセキュアテクノロジーズ株式会社代表取締役社長2023年1月同 代表取締役会長2023年4月同 顧問2023年6月当社執行役2024年1月日本郵便株式会社執行役員2024年4月当社執行役 グループサイバーセキュリティ部長2024年6月同 常務執行役 グループサイバーセキュリティ部長(現職)日本郵便株式会社常務執行役員(現職)(注)900常務執行役秋本 芳徳1961年12月23日1988年4月郵政省入省2004年1月総務省総合通信基盤局総務課調査官2005年10月同 大臣官房付(総務大臣秘書官事務取扱)2006年9月同 情報通信政策局総務課調査官2007年7月総務省情報通信政策局情報通信政策課長2008年7月同 情報通信国際戦略局融合戦略企画官2009年7月同 情報通信国際戦略局参事官(通信・放送総合戦略担当)2010年7月同 情報流通行政局地域通信振興課長2012年8月同 情報流通行政局放送政策課長2014年7月信越総合通信局長2015年7月総務省総合通信基盤局電気通信事業部事業政策課長2016年6月同 総合通信基盤局総務課長2017年7月同 大臣官房企画課長2018年7月同 総合通信基盤局電気通信事業部長2019年7月同 大臣官房総括審議官(情報通信担当)2020年7月同 情報流通行政局長2021年2月同 大臣官房付2022年6月公益財団法人電気通信普及財団理事長2024年7月当社常務執行役(現職)(注)― 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)常務執行役根岸 一行1971年3月17日1994年4月郵政省入省2010年4月株式会社かんぽ生命保険 営業推進部担当部長2011年4月同 運用企画部担当部長2012年4月郵便局株式会社経営企画部担当部長2012年10月日本郵便株式会社経営企画部担当部長2014年1月同 経営企画部企画役2015年12月同 経営企画部長2017年4月同 執行役員2019年4月同 常務執行役員 当社常務執行役2023年4月日本郵便株式会社常務執行役員 東海支社長2025年4月当社常務執行役(現職)(注)2,400常務執行役美並 義人1960年7月23日1984年4月大蔵省入省2008年7月財務省理財局国有財産企画課長2009年9月内閣官房長官秘書官事務取扱2010年6月財務省理財局財政投融資総括課長2011年7月同 理財局総務課長2012年7月同 大臣官房審議官(理財局)2013年6月同 理財局次長2014年7月内閣官房内閣審議官2015年7月財務省主計局次長2016年6月近畿財務局長2018年8月財務総合政策研究所長2019年7月東京国税局長2021年11月日本郵便株式会社専務執行役員2023年6月同 代表取締役副社長兼執行役員副社長(現職)2024年6月当社常務執行役(現職)(注)―常務執行役西口 彰人1964年9月16日1988年4月郵政省入省2009年4月当社経営企画部次長2010年1月内閣官房郵政改革推進室参事官2010年11月郵便事業株式会社経営企画部次長2012年2月同 総務部長2012年10月日本郵便株式会社総務部長2013年1月当社秘書室長2014年4月同 秘書室長 上場準備室長(兼務)2016年1月同 秘書室長 IR室長(兼務)2016年4月同 IR室長2016年6月同 執行役 IR室長2016年12月同 執行役2017年1月日本郵便株式会社執行役員2021年3月当社常務執行役(現職)2021年6月日本郵便株式会社常務執行役員2023年6月同 常務執行役員 近畿支社長2024年6月同 代表取締役副社長兼執行役員副社長(現職)(注)10,000常務執行役田中 進1959年8月23日1982年4月郵政省入省2007年10月株式会社ゆうちょ銀行執行役2009年6月同 常務執行役2010年10月当社常務執行役(現職)2012年4月株式会社ゆうちょ銀行専務執行役2013年6月同 取締役兼執行役副社長2015年3月同 取締役兼代表執行役副社長(現職)(注)3,400 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)常務執行役大西 徹1966年6月17日1990年4月郵政省入省2008年4月株式会社かんぽ生命保険経営企画部調査広報室長2009年4月同 経営企画部担当部長2009年7月同 法務部長2010年1月同 人事部企画役2012年6月同 経営企画部企画役2013年7月同 経営企画部長2015年6月同 執行役 経営企画部長兼関連事業室長2018年4月同 執行役 近畿エリア本部長2019年7月同 執行役2020年6月同 常務執行役2023年6月同 取締役兼代表執行役副社長(現職)当社常務執行役(現職)(注)―常務執行役三苫 倫理1977年4月2日2000年4月郵政省入省2014年4月日本郵便株式会社経営企画部担当部長2017年4月同 郵便物流業務統括部長2020年4月同 執行役員2025年5月同 常務執行役員 近畿支社長(現職)当社常務執行役(現職)(注)―執行役風祭 亮1968年3月1日1991年4月郵政省入省2015年4月当社法務部長日本郵便株式会社総務部企画役2016年12月当社IR室長2017年9月同 経営企画部長2018年4月同 執行役 経営企画部長2021年4月日本郵便株式会社執行役員2022年4月当社執行役 法務部長2023年6月同 執行役(現職)(注)4,400執行役三谷 暢宣1970年5月20日1993年4月株式会社旭通信社(現 株式会社ADKホールディングス)入社2002年11月株式会社電通入社2012年5月同 BIプランニング局BIプランニング3部長2015年4月同 マーケティングソリューション局エクスペリエンスマーケティング部長2017年7月同 事業企画局プロジェクト推進部長2018年3月同 ソリューション開発室局長補2021年4月当社執行役(現職)日本郵便株式会社執行役員(現職)(注)―執行役板垣 忠之1965年7月30日1988年4月有楽土地株式会社入社2011年12月当社不動産企画部担当部長2012年1月郵便局株式会社(現 日本郵便株式会社)不動産部担当部長2012年10月日本郵便株式会社郵便局総本部不動産部担当部長2014年1月当社不動産企画部次長2014年4月日本郵便株式会社不動産部企画役2017年4月当社不動産企画部付部長2018年4月同 グループ不動産統括部付部長2021年6月同 執行役(現職)(注)200 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)執行役砂山 直輝1972年12月24日1996年4月日本輸出入銀行(現 国際協力銀行)入行2001年8月同 国際審査部調査役2003年7月同 総務部統合リスク管理課副参事役2005年11月三菱UFJ証券株式会社(現 三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)入社2013年6月同 投資銀行本部M&Aアドバイザリーグループ マネージング・ディレクター2021年9月ポラリス・キャピタル・グループ株式会社 投資グループ マネージング・ディレクター2022年2月当社執行役2022年4月同 執行役 新規ビジネス室長2022年6月日本郵便株式会社執行役員(現職)2022年11月当社 執行役 事業共創部長2023年4月同 執行役(現職)(注)1,300執行役 人事部長牧 寛久1966年7月7日1991年4月郵政省入省2007年10月当社総務・人事部担当部長2014年4月同 人事部次長2016年4月同 人事部付部長2017年7月同 経理・財務部長2020年2月同 人事部長2022年6月同 執行役 グループCHRO、人事部長日本郵便株式会社執行役員(現職)2024年2月当社執行役 人事部長(現職)(注)6,300執行役 総務部長中畑 育子1966年7月3日1991年4月郵政省入省2014年6月当社事業部門病院管理部担当部長2015年6月同 病院管理部長2022年6月同 総務部長2023年6月同 執行役 総務部長(現職)日本郵便株式会社執行役員(現職)(注)2,700執行役西田 晃久1962年3月7日1984年4月名古屋国税局入局2012年7月金融庁検査局統括検査官2016年7月同 検査局主任統括検査官2017年7月同 監督局銀行一課モニタリング室長2018年7月同 総合政策局リスク分析総務課リスク管理検査室長2019年7月同 総合政策局リスク分析総務課検査監理官2021年12月当社監査部企画役2022年4月同 内部監査部企画役2023年6月同 執行役(現職)日本郵便株式会社執行役員(現職)(注)―執行役 秘書部長若林 勇1961年11月12日1986年4月郵政省入省2013年8月当社経営企画部門リスク管理統括部担当部長2017年4月同 秘書室担当部長2018年7月同 秘書室次長2021年6月同 秘書室長2023年4月同 秘書部長2023年6月同 執行役 秘書部長(現職)(注)700 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)執行役 コンプライアンス統括部長伊藤 友理1978年9月14日2006年5月野村證券株式会社入社2007年12月検察官任官(東京地方検察庁)2016年4月法務省訟務局2018年4月横浜地方検察庁(特別刑事部・刑事部)2021年4月弁護士登録(第一東京弁護士会)(現職) 渥美坂井法律事務所・外国法共同事業入所(オブカウンセル)2021年8月当社コンプライアンス統括部企画役2021年9月同 コンプライアンス統括部内部通報制度管理室長2023年4月同 コンプライアンス統括部グループコンプライアンス戦略室長2023年5月同 コンプライアンス統括部付部長2023年10月 2025年4月同 執行役 コンプライアンス統括部長同 執行役 グループCCO コンプラアンス統括部長(現職)日本郵便株式会社執行役員(現職)(注)―執行役 グループIT統括部長小宮 昭夫1964年1月25日1982年4月富士通株式会社入社2011年5月同 公共競技ソリューション事業本部システム統括部長2014年11月当社システム部門システム開発管理部担当部長2017年4月同 システム部門グループIT統括部システム管理室担当部長2018年1月同 システム部門グループIT統括部システム管理室長2021年4月同 グループIT統括部付部長2022年4月同 グループIT統括部長2024年6月同 執行役 グループIT統括部長(現職)(注)100執行役關 祥之1965年3月31日1988年4月郵政省入省2007年10月郵便事業株式会社JPS推進本部JPS企画部担当部長2008年2月同 宅配便事業統合準備室企画役2008年6月同 宅配便事業統合推進本部企画役2010年7月同 経営企画部門経営企画部企画役2012年10月日本郵便株式会社郵便事業総本部経営管理部門経営管理部企画役2013年4月同 営業本部法人営業部長2014年11月同 郵便・物流商品サービス企画部長2016年4月同 事業開発推進室長2018年4月同 郵便・物流営業部部長2021年6月当社IR室長2022年4月日本郵便株式会社経営企画部サステナビリティ推進室長当社サステナビリティ推進部長2024年6月同 執行役 サステナビリティ推進部長2025年4月同 執行役(現職)(注)3,400 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)執行役目黒 健司1968年6月5日1992年4月郵政省入省2009年4月株式会社ゆうちょ銀行コーポレートスタッフ部門人事部担当部長2009年9月同 コーポレートスタッフ部門経営企画部秘書室秘書役2009年12月郵便局株式会社総務部秘書室秘書役2012年10月日本郵便株式会社総務部秘書室長2013年4月同 総務部企画役2013年6月当社秘書室企画役2013年11月同 経理・財務部門経理部長2014年4月同 経理・財務部門経理・財務部長2017年7月同 システム部門グループIT統括部長2019年4月同 執行役 グループIT統括部長2022年4月日本郵便株式会社執行役員 経営企画部長2023年4月同 執行役員(現職)2024年10月当社執行役(現職)(注)4,300執行役倉田 泰樹1968年10月5日1991年4月郵政省入省2007年1月日本郵政公社簡易保険事業総本部総合企画部担当部長2007年10月郵便局株式会社リスク管理統括部担当部長2008年8月同 コンプライアンス統括部担当部長2012年7月郵便局株式会社コンプライアンス統括部企画役当社コンプライアンス部門コンプライアンス統括部次長2016年4月日本郵便株式会社物販ビジネス部企画役2018年4月同 物販ビジネス部担当部長2018年7月当社不動産部門施設部付部長2021年7月同 施設部長2024年4月日本郵政建築株式会社代表取締役社長(現職)2025年4月当社執行役(現職)(注)―執行役 地域共創事業部長竹中 正博1973年2月20日1995年4月自治省入省2013年4月地方公共団体金融機構資金部資金課長2014年10月同 経営企画部企画課長2015年4月広島県 地域政策局長2017年4月同 総務局長2019年4月内閣官房内閣参事官(内閣人事局)2020年4月総務省自治税務局企画課企画官2021年7月地方公共団体金融機構地方支援部長2022年7月岡山市副市長2024年7月日本郵便株式会社地方創生推進部長2025年4月同 執行役員 地域共創事業部長(現職)当社執行役 地域共創事業部長(現職)(注)―計62,500 (注) 2024年3月期に係る定時株主総会後最初に開催された取締役会の終結の時から2025年3月期に係る定時株主総会後最初に開催される取締役会の終結の時までであります。 ② 2025年6月25日開催予定の第20回定時株主総会の議案(決議事項)として、「取締役13名選任の件」を提案しております。当該議案が承認可決された場合、現在の取締役11名の再任並びに新任取締役2名の選任となり、当社の役員の状況は、以下のとおりとなります。なお、役員の状況は、第20回定時株主総会の直後に開催予定の取締役会等の決議事項の内容を含めて記載しております。男性34名 女性7名(役員のうち女性の比率17.1%)(a) 取締役の状況 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)取締役 (代表執行役社長) 指名委員会委員 報酬委員会委員 グループCEO (グループ経営責任者)根岸 一行1971年3月17日1994年4月郵政省入省2010年4月 株式会社かんぽ生命保険 営業推進部担当部長2011年4月同 運用企画部担当部長2012年4月郵便局株式会社経営企画部担当部長2012年10月日本郵便株式会社経営企画部担当部長2014年1月同 経営企画部企画役2015年12月同 経営企画部長2017年4月同 執行役員2019年4月同 常務執行役員 当社常務執行役(兼務)2023年4月日本郵便株式会社常務執行役員 東海支社長2025年4月当社常務執行役2025年6月株式会社かんぽ生命保険取締役(現職)株式会社ゆうちょ銀行取締役(現職)当社取締役兼代表執行役社長 グループCEO(現職)日本郵便株式会社取締役(2025年6月26日就任予定)(注)22,400取締役 (代表執行役上席副社長)グループCOO(グループ執行責任者) グループCFO (グループ財務責任者) 内部統制総括飯塚 厚1959年5月12日1983年4月大蔵省入省2011年7月財務省理財局次長2012年12月内閣官房日本経済再生総合事務局次長2014年7月財務省理財局次長2015年7月東海財務局長2016年6月国税庁次長2017年7月財務省関税局長2018年11月SOMPOホールディングス株式会社顧問2019年1月損保ジャパン日本興亜総合研究所株式会社(現 SOMPOインスティチュート・プラス株式会社)理事長2020年6月当社専務執行役2021年4月日本郵便株式会社専務執行役員2021年6月当社代表執行役副社長 グループCFO2023年6月同 取締役兼代表執行役副社長 グループCFO2024年4月同 取締役兼代表執行役上席副社長 グループCFO2025年6月同 取締役兼代表執行役上席副社長 グループCOO、グループCFO(現職)(注)2900 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)取締役谷垣 邦夫1959年8月26日1984年4月郵政省入省2006年1月当社部長(実施計画担当)2007年10月同 総務・人事部長2008年6月同 執行役 経営企画部長2009年6月同 常務執行役 経営企画部長2013年1月同 専務執行役2016年6月株式会社かんぽ生命保険執行役副社長2017年1月日本郵便株式会社執行役員副社長2018年4月当社常務執行役2019年4月同 専務執行役2021年11月株式会社ゆうちょ銀行執行役副社長2023年6月株式会社かんぽ生命保険取締役兼代表執行役社長(現職)当社取締役(現職)(注)217,900取締役笠間 貴之1973年8月9日1996年4月株式会社日本長期信用銀行(現 株式会社SBI新生銀行)入社1998年12月興銀証券株式会社(現 みずほ証券株式会社)入社2000年10月ゴールドマン・サックス証券会社入社2010年1月ゴールドマン・サックス証券株式会社マネージング・ディレクター2011年1月同 マネージング・ディレクタークレジット・トレーディング部長2013年7月ゴルビス・インベストメントPTE.LTD.取締役CEOシニアポートフォリオマネージャー2015年11月株式会社ゆうちょ銀行執行役員(クレジット投資担当)2016年6月同 執行役員クレジット投資部長2018年5月同 常務執行役員クレジット投資部長2020年4月同 専務執行役員(債券・クレジット統括)2020年6月同 専務執行役2023年6月同 取締役兼代表執行役副社長2024年4月同 取締役兼代表執行役社長(現職)2024年6月当社取締役(現職)(注)2200取締役小池 信也1968年12月23日1992年4月郵政省入省2007年10月郵便事業株式会社オペレーション本部オペレーション企画部担当部長2009年4月同 人事部担当部長2009年8月同 要員企画室長2011年4月同 総務・人事部担当部長2012年2月同 人事制度企画部担当部長2012年10月日本郵便株式会社人事制度企画部担当部長2013年4月同 郵便事業総本部営業本部営業部企画役2014年4月同 ソリューション企画部企画役2016年4月当社秘書室長2017年9月日本郵便株式会社郵便・物流事業企画部部長2018年4月同 執行役員2021年4月同 常務執行役員2024年6月同 常務執行役員近畿支社長当社常務執行役2025年6月同 取締役(現職)日本郵便株式会社代表取締役社長兼執行役員社長(2025年6月26日就任予定)(注)24,400 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)取締役 指名委員会委員貝阿彌 誠1951年10月5日1978年4月裁判官任官2000年4月東京地方裁判所部総括判事2007年7月法務省大臣官房訟務総括審議官2009年7月東京高等裁判所判事2009年12月和歌山地方・家庭裁判所所長2011年1月長野地方・家庭裁判所所長2012年11月東京高等裁判所部総括判事2014年7月東京家庭裁判所所長2015年6月東京地方裁判所所長2017年2月弁護士登録(現職)2018年9月大手町法律事務所弁護士(現職)2020年6月当社取締役(現職)(注)2―取締役 監査委員会委員長佐竹 彰1955年12月8日1979年4月住友商事株式会社入社2011年4月同 執行役員資源・化学品事業部門資源・化学品総括部長2013年4月同 常務執行役員財務部長2016年4月同 専務執行役員2017年6月住友精密工業株式会社取締役専務執行役員2018年6月同 代表取締役副社長執行役員2019年4月住友商事株式会社顧問2019年6月株式会社かんぽ生命保険社外取締役2020年6月当社取締役(現職)(注)2―取締役 報酬委員会委員諏訪 貴子1971年5月10日1995年10月株式会社ユニシアジェックス(現 日立Astemo株式会社)入社2004年4月ダイヤ精機株式会社代表取締役(現職)2018年6月日本郵便株式会社社外取締役2022年6月当社取締役(現職)(注)21,800取締役 監査委員会委員伊藤 弥生1964年3月1日1986年4月日本電信電話株式会社入社1988年7月エヌ・ティ・ティ・データ通信株式会社(現 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ)入社2008年4月同 公共システム事業本部ビジネス企画推進統括部長2016年4月日本マイクロソフト株式会社エンタープライズパートナー営業統括本部本部長2017年2月ヤマトホールディングス株式会社デジタルイノベーション推進室推進部長2018年6月同 IT戦略担当戦略部長2019年5月ユニゾホールディングス株式会社常務執行役員2020年11月SGシステム株式会社入社2021年4月同 執行役員2023年6月当社取締役(現職)(注)2―取締役 報酬委員会委員長大枝 宏之1957年3月12日1980年4月日清製粉株式会社(現 株式会社日清製粉グループ本社)入社2008年6月株式会社日清製粉グループ本社執行役員日清製粉株式会社常務取締役業務本部長2009年6月株式会社日清製粉グループ本社取締役2010年6月日清製粉株式会社専務取締役業務本部長2011年4月株式会社日清製粉グループ本社取締役社長2012年4月日清製粉株式会社取締役社長兼任2015年4月同 取締役会長兼任2017年4月株式会社日清製粉グループ本社取締役相談役2017年6月同 特別顧問(現職)株式会社製粉会館取締役社長2023年6月当社取締役(現職)(注)23,800 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)取締役 監査委員会委員木村 美代子 (酒川 美代子)1964年6月12日1988年4月プラス株式会社入社1999年5月アスクル株式会社入社2010年2月アスマル株式会社代表取締役社長2017年8月アスクル株式会社取締役CMO(チーフ・マーケティング・オフィサー)執行役員 B to Cカンパニー ライフクリエイション本部長兼 バリュー・クリエーション・センター本部長2020年3月同 取締役 マーチャンダイジング本部管掌CMO(チーフ・マーケティング・オフィサー)執行役員2021年5月同 取締役 ブランディング、デザイン及びサプライヤーリレーション担当2022年9月株式会社キングジム取締役常務執行役員開発本部長2023年6月当社取締役(現職)2023年9月 2024年9月株式会社キングジム取締役常務執行役員開発本部長兼CMO同 代表取締役社長 社長執行役員兼CEO兼開発本部長(現職)(注)2400取締役 指名委員会委員長進藤 孝生1949年9月14日1973年4月新日本製鐵株式会社(現 日本製鉄株式会社)入社2005年6月同 取締役経営企画部長2006年6月同 執行役員経営企画部長2007年4月同 執行役員総務部長2009年4月同 副社長執行役員2009年6月同 代表取締役副社長2012年10月新日鐵住金株式会社(現 日本製鉄株式会社)代表取締役副社長2014年4月同 代表取締役社長2019年4月日本製鉄株式会社代表取締役会長2023年6月当社取締役(現職)2024年4月2024年6月日本製鉄株式会社取締役相談役同 相談役(現職)(注)210,000取締役 監査委員会委員塩野 紀子1960年10月18日1983年8月日本ニューメディア株式会社入社1999年1月フェデラルエクスプレス社マーケティング部長2001年3月ウォルトディズニージャパン株式会社入社2002年10月同 マーケティング&セールスバイスプレジデント2006年2月同 コーポレートマーケティングバイスプレジデント2008年4月エスエス製薬株式会社取締役マーケティング本部長2010年3月同 代表取締役社長2012年1月株式会社コナミスポーツ&ライフ(現コナミスポーツ株式会社)取締役副社長2014年1月同 代表取締役社長2016年5月同 取締役会長2017年10月ワイデックス株式会社代表取締役社長2024年1月同 アドバイザー2024年6月当社取締役(現職)(注)21,000計42,800 (注)1.取締役 貝阿彌 誠、佐竹 彰、諏訪 貴子、伊藤 弥生、大枝 宏之、木村 美代子、進藤 孝生、塩野 紀子は、社外取締役であります。2.2025年3月期に係る定時株主総会終結の時から、2026年3月期に係る定時株主総会終結の時までであります。 (b) 取締役を兼務しない執行役の状況 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)代表執行役副社長加藤 進康1965年2月17日1987年4月郵政省入省2007年10月株式会社かんぽ生命保険経営企画部長2011年4月同 人事部長2013年2月同 支払管理部長兼支払サービス室長2013年4月同 執行役 支払管理部長兼支払サービス室長2013年10月同 執行役 支払管理部長2015年9月同 執行役 保険金部長2016年6月同 常務執行役2017年6月当社常務執行役2021年6月同 常務執行役日本郵便株式会社常務執行役員2022年6月同 常務執行役 グループCAO2023年6月同 代表執行役専務日本郵便株式会社専務執行役員(現職)2024年4月当社代表執行役副社長(現職)(注)900専務執行役山代 裕彦1955年7月18日1980年4月三井不動産株式会社入社2005年4月同 ビルディング本部ビルディング事業部長2007年4月同 ビルディング本部ビルディング事業第一部長 兼三井記念病院建替事業支援室長2009年4月同 執行役員ビルディング本部ビルディング事業第一部長 兼三井記念病院建替事業支援室長2011年4月同 常務執行役員関西支社長2015年4月同 グループ上席執行役員三井不動産リアルティ株式会社代表取締役社長2020年4月 同 代表取締役副会長三井不動産株式会社顧問2021年7月当社専務執行役(現職)日本郵政不動産株式会社代表取締役社長(現職)2022年4月日本郵便株式会社専務執行役員(現職)(注)600専務執行役浅井 智範1963年9月30日1988年4月株式会社日本興業銀行(現 株式会社みずほ銀行)入行2013年4月みずほ証券株式会社財務企画部長2015年4月株式会社みずほフィナンシャルグループ監査委員会室審議役2015年7月同 監査委員会室長2018年7月当社経理・財務部付部長2019年7月同 執行役2020年2月同 執行役 経理・財務部長2021年4月日本郵便株式会社執行役員2021年6月当社常務執行役 経理・財務部長日本郵便株式会社常務執行役員2021年10月当社常務執行役2023年6月同 専務執行役(現職)日本郵便株式会社専務執行役員(現職)(注)900 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)専務執行役林 俊行1963年6月5日1988年4月建設省入省2004年4月国土交通省都市・地域整備局都市計画課都市計画企画調整官2005年7月同 住宅局総務課企画官2007年7月国土交通省官房人事課企画官2007年8月総務大臣秘書官2008年11月国土交通省大臣官房参事官2010年8月消費者庁地方協力課長2012年9月国土交通省大臣官房広報課長2013年7月復興庁統括官付参事官2015年7月内閣府政策統括官付参事官2017年7月国土交通省大臣官房総務課長2018年7月同 水管理・国土保全局次長2019年7月同 大臣官房建設流通政策審議官2020年1月当社常務執行役2021年7月復興庁統括官2022年6月国土交通省国土交通審議官2023年12月当社専務執行役2024年2月同 専務執行役 グループCHRO日本郵便株式会社専務執行役員(現職)2024年4月当社専務執行役 グループCRO、グループCHRO(現職)(注)3,100常務執行役中俣 力1961年12月25日1985年4月日本電気株式会社入社2003年7月同 官庁営業本部グループマネージャー2008年4月同 官公ソリューション事業本部官公営業本部統括マネージャー2010年4月同 官公営業本部長代理2013年4月同 官公営業本部長2015年4月同 執行役員2017年4月同 執行役員常務2023年4月当社常務執行役2024年4月同 常務執行役 グループCIO(現職)日本郵便株式会社常務執行役員(現職)(注)800常務執行役飯田 恭久1965年5月2日1992年1月ジレット・ジャパン社(現P&G)入社1999年8月ウォルト・ディズニー・インターナショナル・ジャパン株式会社入社2002年8月ダイソン・ジャパン株式会社入社 代表取締役社長2006年4月楽天株式会社入社2006年11月同 執行役員2008年6月米国LinkShare Corporation CEO2012年5月リンクシェア・ジャパン株式会社代表取締役社長2014年1月楽天株式会社上級執行役員2015年1月Rakuten USA, Inc. プレジデント2017年4月楽天株式会社 楽天インタラクティブカンパニー プレジデント2018年9月アメリカRHQ ダイレクター2019年7月楽天株式会社アド&マーケティングカンパニー シニアヴァイスプレジデント2021年4月当社執行役2021年6月同 執行役 グループCDO2021年7月株式会社JPデジタル代表取締役CEO(現職)2021年12月日本郵便株式会社執行役員2023年6月当社常務執行役 グループCDO(現職)日本郵便株式会社常務執行役員(現職)(注)― 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)常務執行役櫻井 誠1962年5月5日1986年4月株式会社三和銀行入行2007年1月当社総務部担当部長2009年10月同 秘書室長 秘書役2013年1月同 執行役 経営企画部長2013年9月同 執行役2021年4月同 執行役 宿泊事業部長2022年4月同 執行役 宿泊施設管理室長2023年4月同 執行役2024年6月2025年4月同 常務執行役同 常務執行役 病院管理部長2025年6月同 常務執行役(現職)(注)3,000常務執行役 グループサイバー セキュリティ部長柿木 彰1963年3月4日1987年4月野村コンピュータシステム株式会社(現 株式会社野村総合研究所)入社2002年4月株式会社野村総合研究所ITアーキテクチャーコンサルティング部 グループマネージャー2004年4月同 システム基盤統括部長2005年4月同 技術開発部長2009年10月同 ビジネスインテリジェンス事業部長2012年10月同 ビッグデータビジネス推進室長2013年4月同 ICTインテグレーション事業二部長2014年10月同 IT基盤イノベーション事業本部統括部長2018年4月同 デジタル基盤イノベーション本部統括部長2019年4月同 DX生産革新本部統括部長2021年4月NRIセキュアテクノロジーズ株式会社代表取締役社長2023年1月同 代表取締役会長2023年4月同 顧問2023年6月当社執行役2024年1月日本郵便株式会社執行役員2024年4月当社執行役 グループサイバーセキュリティ部長2024年6月同 常務執行役 グループサイバーセキュリティ部長(現職)日本郵便株式会社常務執行役員(現職)(注)900常務執行役砂山 直輝1972年12月24日1996年4月日本輸出入銀行(現 国際協力銀行)入行2001年8月同 国際審査部調査役2003年7月同 総務部統合リスク管理課副参事役2005年11月三菱UFJ証券株式会社(現 三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)入社2013年6月同 投資銀行本部M&Aアドバイザリーグループ マネージング・ディレクター2021年9月ポラリス・キャピタル・グループ株式会社 投資グループ マネージング・ディレクター2022年2月当社執行役2022年4月同 執行役 新規ビジネス室長2022年6月日本郵便株式会社執行役員(現職)2022年11月当社 執行役 事業共創部長2023年4月同 執行役2025年6月同 常務執行役(現職)(注)1,300 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)常務執行役目黒 健司1968年6月5日1992年4月郵政省入省2009年4月株式会社ゆうちょ銀行コーポレートスタッフ部門人事部担当部長2009年9月同 コーポレートスタッフ部門経営企画部秘書室秘書役2009年12月郵便局株式会社総務部秘書室秘書役2012年10月日本郵便株式会社総務部秘書室長2013年4月同 総務部企画役2013年6月当社秘書室企画役2013年11月同 経理・財務部門経理部長2014年4月同 経理・財務部門経理・財務部長2017年7月同 システム部門グループIT統括部長2019年4月同 執行役 グループIT統括部長2022年4月日本郵便株式会社執行役員 経営企画部長2023年4月日本郵便株式会社執行役員2024年10月当社執行役2025年6月同 常務執行役(現職)(注)4,300常務執行役美並 義人1960年7月23日1984年4月大蔵省入省2008年7月財務省理財局国有財産企画課長2009年9月内閣官房長官秘書官事務取扱2010年6月財務省理財局財政投融資総括課長2011年7月同 理財局総務課長2012年7月同 大臣官房審議官(理財局)2013年6月同 理財局次長2014年7月内閣官房内閣審議官2015年7月財務省主計局次長2016年6月近畿財務局長2018年8月財務総合政策研究所長2019年7月東京国税局長2021年11月日本郵便株式会社専務執行役員2023年6月同 代表取締役副社長兼執行役員副社長(現職)2024年6月当社常務執行役(現職)(注)―常務執行役西口 彰人1964年9月16日1988年4月郵政省入省2009年4月当社経営企画部次長2010年1月内閣官房郵政改革推進室参事官2010年11月郵便事業株式会社経営企画部次長2012年2月同 総務部長2012年10月日本郵便株式会社総務部長2013年1月当社秘書室長2014年4月同 秘書室長 上場準備室長(兼務)2016年1月同 秘書室長 IR室長(兼務)2016年4月同 IR室長2016年6月同 執行役IR室長2016年12月同 執行役2017年1月日本郵便株式会社執行役員2021年3月当社常務執行役(現職)2021年6月日本郵便株式会社常務執行役員2023年6月同 常務執行役員 近畿支社長2024年6月同 代表取締役副社長兼執行役員副社長(現職)(注)10,000 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)常務執行役小方 憲治1967年5月4日1990年4月郵政省入省2007年7月日本郵政公社経営企画部門経営企画部担当部長2007年10月当社経営企画部門経営企画部担当部長2012年2月同 経営企画部門経営企画部次長2013年9月同 経営企画部門経営企画部長2016年6月同 執行役 経営企画部長2017年9月同 執行役 秘書室長2018年4月同 常務執行役 秘書室長2019年4月同 常務執行役2021年4月日本郵便株式会社常務執行役員近畿支社長2023年6月株式会社ゆうちょ銀行執行役副社長2025年6月同 取締役兼代表執行役副社長(現職)当社常務執行役(現職)(注)18,400常務執行役大西 徹1966年6月17日1990年4月郵政省入省2008年4月株式会社かんぽ生命保険経営企画部調査広報室長2009年4月同 経営企画部担当部長2009年7月同 法務部長2010年1月同 人事部企画役2012年6月同 経営企画部企画役2013年7月同 経営企画部長2015年6月同 執行役 経営企画部長兼関連事業室長2018年4月同 執行役 近畿エリア本部長2019年7月同 執行役2020年6月同 常務執行役2023年6月同 取締役兼代表執行役副社長(現職)当社常務執行役(現職)(注)―常務執行役三苫 倫理1977年4月2日2000年4月郵政省入省2014年4月日本郵便株式会社経営企画部担当部長2017年4月同 郵便物流業務統括部長2020年4月同 執行役員2025年5月同 常務執行役員 近畿支社長(現職)当社常務執行役(現職)(注)―執行役三谷 暢宣1970年5月20日1993年4月株式会社旭通信社(現 株式会社ADKホールディングス)入社2002年11月株式会社電通入社2012年5月同 BIプランニング局BIプランニング3部長2015年4月同 マーケティングソリューション局エクスペリエンスマーケティング部長2017年7月同 事業企画局プロジェクト推進部長2018年3月同 ソリューション開発室局長補2021年4月当社執行役(現職)日本郵便株式会社執行役員(現職)(注)― 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)執行役牧 寛久1966年7月7日1991年4月郵政省入省2007年10月当社総務・人事部担当部長2014年4月同 人事部次長2016年4月同 人事部付部長2017年7月同 経理・財務部長2020年2月同 人事部長2022年6月同 執行役 グループCHRO、人事部長日本郵便株式会社執行役員2024年2月当社執行役 人事部長2025年6月当社執行役(現職)(注)6,300執行役 総務部長中畑 育子1966年7月3日1991年4月郵政省入省2014年6月当社事業部門病院管理部担当部長2015年6月同 病院管理部長2022年6月同 総務部長2023年6月同 執行役 総務部長(現職)日本郵便株式会社執行役員(現職)(注)2,700執行役西田 晃久1962年3月7日1984年4月名古屋国税局入局2012年7月金融庁検査局統括検査官2016年7月同 検査局主任統括検査官2017年7月同 監督局銀行一課モニタリング室長2018年7月同 総合政策局リスク分析総務課リスク管理検査室長2019年7月同 総合政策局リスク分析総務課検査監理官2021年12月当社監査部企画役2022年4月同 内部監査部企画役2023年6月同 執行役(現職)日本郵便株式会社執行役員(現職)(注)―執行役 秘書部長若林 勇1961年11月12日1986年4月郵政省入省2013年8月当社経営企画部門リスク管理統括部担当部長2017年4月同 秘書室担当部長2018年7月同 秘書室次長2021年6月同 秘書室長2023年4月同 秘書部長2023年6月同 執行役 秘書部長(現職)(注)700執行役伊藤 友理1978年9月14日2006年5月野村證券株式会社入社2007年12月検察官任官(東京地方検察庁)2016年4月法務省訟務局2018年4月横浜地方検察庁(特別刑事部・刑事部)2021年4月弁護士登録(第一東京弁護士会)(現職) 渥美坂井法律事務所・外国法共同事業入所(オブカウンセル)2021年8月当社コンプライアンス統括部企画役2021年9月同 コンプライアンス統括部内部通報制度管理室長2023年4月同 コンプライアンス統括部グループコンプライアンス戦略室長2023年5月同 コンプライアンス統括部付部長2023年10月同 執行役 コンプライアンス統括部長2025年4月同 執行役 グループCCO コンプラアンス統括部長日本郵便株式会社執行役員(現職)2025年6月当社執行役 グループCCO(現職)(注)― 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)執行役 グループIT統括部長小宮 昭夫1964年1月25日1982年4月富士通株式会社入社2011年5月同 公共競技ソリューション事業本部システム統括部長2014年11月当社システム部門システム開発管理部担当部長2017年4月同 システム部門グループIT統括部システム管理室担当部長2018年1月同 システム部門グループIT統括部システム管理室長2021年4月同 グループIT統括部付部長2022年4月同 グループIT統括部長2024年6月同 執行役 グループIT統括部長(現職)(注)100執行役倉田 泰樹1968年10月5日1991年4月郵政省入省2007年1月日本郵政公社簡易保険事業総本部総合企画部担当部長2007年10月郵便局株式会社リスク管理統括部担当部長2008年8月同 コンプライアンス統括部担当部長2012年7月郵便局株式会社コンプライアンス統括部企画役当社コンプライアンス部門コンプライアンス統括部次長2016年4月日本郵便株式会社物販ビジネス部企画役2018年4月同 物販ビジネス部担当部長2018年7月当社不動産部門施設部付部長2021年7月同 施設部長2024年4月日本郵政建築株式会社代表取締役社長(現職)2025年4月当社執行役(現職)(注)―執行役竹中 正博1973年2月20日1995年4月自治省入省2013年4月地方公共団体金融機構資金部資金課長2014年10月同 経営企画部企画課長2015年4月広島県 地域政策局長2017年4月同 総務局長2019年4月内閣官房内閣参事官(内閣人事局)2020年4月総務省自治税務局企画課企画官2021年7月地方公共団体金融機構地方支援部長2022年7月岡山市副市長2024年7月日本郵便株式会社地方創生推進部長2025年4月同 執行役員 地域共創事業部長(現職)当社執行役 地域共創事業部長2025年6月当社執行役(現職)(注)―執行役赤尾 法彦1966年6月22日1991年4月株式会社三和銀行入行1998年4月同 東京営業本部第1部部長代理2006年1月株式会社三菱東京UFJ銀行ストラクチャードファイナンス部調査役2007年3月株式会社カーイチ経営企画部長2009年10月当社総務・人事部担当部長2014年4月同 人事部担当部長2015年4月同 人事部次長2018年7月同 人事部付部長2025年6月同 執行役(現職)(注)100 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)執行役 CXデザイン部長鎌田 真弓1969年11月6日1992年4月郵政省入省2021年7月当社リスク管理統括部担当部長2022年4月三井住友信託銀行株式会社リスク統括部審議役(出向)2022年7月当社リスク管理統括部次長2024年4月同 CXデザイン部長2025年6月同 執行役 グループCCDO CXデザイン部長(現職)(注)100執行役 内部監査部長小町 厚二1974年9月15日1998年4月郵政省入省2020年4月日本郵便株式会社金融業務部専門役2022年4月同 関東支社郵便・物流品質管理部担当部長2023年4月同 内部監査部部長心得当社内部監査部次長心得2024年6月日本郵便株式会社内部監査部長(現職)当社内部監査部長2025年6月同 執行役 内部監査部長(現職)(注)―執行役堀口 浩司1976年11月14日1999年4月郵政省入省2013年4月日本郵便株式会社郵便事業総本部経営管理部担当部長2014年4月同 経営企画部担当部長2015年4月当社経営企画部門経営企画部担当部長2019年4月日本郵便株式会社人事部人材研修育成室長2020年4月同 郵便・物流営業部長2021年4月 同 不動産部長当社グループ不動産統括部付部長2022年4月日本郵便株式会社不動産部長2023年4月当社経営企画部長2025年6月同 執行役(現職)(注)―計54,200 (注) 2025年3月期に係る定時株主総会後最初に開催された取締役会の終結の時から2026年3月期に係る定時株主総会後最初に開催される取締役会の終結の時までであります。 ③ 社外取締役の状況有価証券報告書提出日現在における当社の社外取締役は、10名であります。ただし、2025年6月25日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として、「取締役13名選任の件」を提案しております。当該議案が承認可決された場合、当社の社外取締役は、8名であります。社外取締役は、企業経営者や弁護士等、多様なバックグラウンドを有しており、それぞれの専門分野における豊富な経験や知見を活かし意見を述べることで、取締役会及び指名・報酬・監査の各委員会の議論が多角化、活性化していると考えております。これらの社外取締役としての活動は、当社の経営の重要事項の決定、業務執行の監督等において重要な役割を果たしており、当社として社外取締役の選任状況は適切であると認識しております。 社外取締役4名で構成される監査委員会は、「(3) 監査の状況 ① 監査委員会監査の状況」に記載のとおり、内部監査部門及び会計監査人と相互に連携しながら、取締役・執行役の職務執行や、内部統制システムの構築・運用状況の監査などの職務を遂行し、活動状況を遅滞なく取締役会に報告しております。 また、社外取締役は、取締役会決議に基づき整備されている内部統制システムについて、取締役・執行役等からその構築・運用状況の定期的な報告を受け、コンプライアンス部門、リスク管理所管部門、経理・財務部門など内部統制機能を所管する部門からも定期的に報告を受けております。 社外取締役の兼職する主な他の法人等及び選任の理由は以下のとおりであり、上記「(a)取締役の状況」の「所有株式数」の欄に記載しております当社株式の保有を除き、その他の各社外取締役と当社との人的関係、資本的関係及び取引関係その他の利害関係はありません。 なお、社外取締役8名は全員、当社が定める「日本郵政株式会社独立役員指定基準」を充足しており、東京証券取引所の規定する、一般株主と利益相反が生じるおそれのない社外取締役であると判断し、独立役員として指定しております。 氏名兼職する主な他の法人等社外取締役の選任の理由及び当社との関係貝阿彌 誠弁護士セーレン株式会社社外監査役東急不動産ホールディングス株式会社社外取締役貝阿彌誠氏は、東京地方裁判所所長を務めるなど長年にわたり法曹の職にあり、その経歴を通じて培った法律の専門家としての経験・見識に基づき、取締役会、監査委員会等において当社の経営に有益な意見・提言等をいただいております。引き続き、当社の経営に対する監督とチェック機能を期待し、社外取締役に選任しております。なお、同氏は、過去に社外取締役又は社外監査役となること以外の方法で会社経営に関与したことはありませんが、上記の理由により、社外取締役としての職務を適切に遂行できると判断いたしました。同氏は、当社が定める「日本郵政株式会社独立役員指定基準」(「参考」欄をご参照)を充足しており、東京証券取引所の規定する、一般株主と利益相反が生じるおそれのない社外取締役であると判断し、独立役員として指定しております。佐竹 彰―佐竹彰氏は、住友商事株式会社において事業部門、財務部門等の要職を経て、住友精密工業株式会社の代表取締役副社長執行役員等を歴任し、長年にわたり株式会社の経営に携わってまいりました。また、2019年6月には主要子会社である株式会社かんぽ生命保険の社外取締役、監査委員に就任し、当社グループの事業に対する知見も深めております。その経歴を通じて培った財務・会計等に関する知見、企業経営における幅広い経験・見識に基づき、取締役会、監査委員会等において当社の経営に有益な意見・提言等をいただいております。引き続き、当社の経営に対する監督とチェック機能を期待し、社外取締役に選任しております。同氏は、当社が定める「日本郵政株式会社独立役員指定基準」(「参考」欄をご参照)を充足しており、東京証券取引所の規定する、一般株主と利益相反が生じるおそれのない社外取締役であると判断し、独立役員として指定しております。諏訪 貴子ダイヤ精機株式会社代表取締役日本テレビホールディングス株式会社社外取締役諏訪貴子氏は、精密金属加工メーカーであるダイヤ精機株式会社の代表取締役として長年にわたり株式会社の経営に携わってまいりました。また、2018年6月には主要子会社である日本郵便株式会社の社外取締役に就任し、当社グループの事業に対する知見も深めております。その経歴を通じて培ったテクノロジー分野等に関する知見、企業経営における幅広い経験・見識に基づき、取締役会、監査委員会等において当社の経営に有益な意見・提言等をいただいております。引き続き、当社の経営に対する監督とチェック機能を期待し、社外取締役に選任しております。同氏は、当社が定める「日本郵政株式会社独立役員指定基準」(「参考」欄をご参照)を充足しており、東京証券取引所の規定する、一般株主と利益相反が生じるおそれのない社外取締役であると判断し、独立役員として指定しております。伊藤 弥生株式会社カナデン社外取締役西松建設株式会社社外取締役監査等委員伊藤弥生氏は、長年にわたり、日本の大手の情報通信企業である株式会社エヌ・ティ・ティ・データや物流企業のヤマトホールディングス株式会社等において経営企画やIT戦略に関する業務に携わってまいりました。その経歴を通じて培った物流業、IT分野等に関する豊富な経験・見識に基づき、取締役会、監査委員会等において当社の経営に有益な意見・提言等をいただいております。引き続き、当社の経営に対する監督とチェック機能を期待し、社外取締役に選任しております。なお、同氏は、過去に社外取締役となること以外の方法で会社経営に関与したことはありませんが、上記の理由により、社外取締役としての職務を適切に遂行できると判断いたしました。同氏は、当社が定める「日本郵政株式会社独立役員指定基準」(「参考」欄をご参照)を充足しており、東京証券取引所の規定する、一般株主と利益相反が生じるおそれのない社外取締役であると判断し、独立役員として指定しております。 氏名兼職する主な他の法人等社外取締役の選任の理由及び当社との関係大枝 宏之株式会社日清製粉グループ本社特別顧問株式会社荏原製作所社外取締役積水化学工業株式会社社外取締役公益財団法人一橋大学後援会理事長 大枝宏之氏は、国内最大手の製粉会社である株式会社日清製粉グループ本社及び日清製粉株式会社の取締役社長等を歴任し、長年にわたり株式会社の経営に携わってまいりました。その経歴を通じて培った企業経営における幅広い経験・見識に基づき、取締役会、報酬委員会等において当社の経営に有益な意見・提言等をいただいております。引き続き、当社の経営に対する監督とチェック機能を期待し、社外取締役に選任しております。同氏は、当社が定める「日本郵政株式会社独立役員指定基準」(「参考」欄をご参照)を充足しており、東京証券取引所の規定する、一般株主と利益相反が生じるおそれのない社外取締役であると判断し、独立役員として指定しております。木村 美代子(酒川 美代子)株式会社キングジム代表取締役社長 社長執行役員兼CEO兼開発本部長AREホールディングス株式会社社外取締役監査等委員木村美代子氏は、アスクル株式会社の創業メンバーの一人として事業を立ち上げ、同社の子会社であるアスマル株式会社の代表取締役社長、アスクル株式会社及び株式会社キングジムの取締役を歴任し、現在は株式会社キングジム代表取締役社長に就いており、長年にわたり株式会社の経営に携わってまいりました。その経歴を通じて培ったマーケティング分野等に関する知見、企業経営における幅広い経験・見識に基づき、取締役会等において当社の経営に有益な意見・提言等をいただいております。引き続き、当社の経営に対する監督とチェック機能を期待し、社外取締役に選任しております。同氏は、当社が定める「日本郵政株式会社独立役員指定基準」(「参考」欄をご参照)を充足しており、東京証券取引所の規定する、一般株主と利益相反が生じるおそれのない社外取締役であると判断し、独立役員として指定しております。進藤 孝生日本製鉄株式会社相談役東京海上ホールディングス株式会社社外取締役株式会社日本政策投資銀行社外取締役進藤孝生氏は、日本を代表する大手鉄鋼企業である日本製鉄株式会社において、代表取締役社長、代表取締役会長等を歴任し、長年にわたり株式会社の経営に携わってまいりました。その経歴を通じて培った企業経営における幅広い経験・見識に基づき、取締役会、指名委員会等において当社の経営に有益な意見・提言等をいただいております。引き続き、当社の経営に対する監督とチェック機能を期待し、社外取締役に選任しております。同氏は、当社が定める「日本郵政株式会社独立役員指定基準」(「参考」欄をご参照)を充足しており、東京証券取引所の規定する、一般株主と利益相反が生じるおそれのない社外取締役であると判断し、独立役員として指定しております。塩野 紀子キリンホールディングス株式会社社外取締役弁護士ドットコム株式会社社外取締役塩野紀子氏は、エスエス製薬株式会社、株式会社コナミスポーツ&ライフ(現コナミスポーツ株式会社)及び医療機器メーカーであるワイデックス株式会社の代表取締役社長等を歴任し、長年にわたり株式会社の経営に携わってまいりました。その経歴を通じて培ったマーケティング分野等に関する知見、企業経営における幅広い経験・見識に基づき、取締役会等において当社の経営に有益な意見・提言等をいただいております。引き続き、当社の経営に対する監督とチェック機能を期待し、社外取締役に選任

※ 出典: EDINET DB API より取得した有価証券報告書(2025年度)。 全文は 金融庁 EDINET でご確認ください。