株式会社 クボタ 6326

機械 USGAAP 健全性: A (78点)

データ取得日: 2026-06-16 | 過去15年分の財務データを掲載

AI 業績サマリー 生成: 2026-04-03 / claude-code-opus-4-6
クボタは、農業機械・建設機械を中心に、水・環境インフラ事業を展開するグローバルメーカー。国内外207社の関係会社を擁し、売上の約77%を海外が占める。農業機械では小型トラクタで世界的な存在感を持ち、北米・欧州・アジアに製造・販売拠点を広く構える。

売上高はこの6年で約1.85兆円から約3兆円へと大きく拡大した。為替の円安効果や値上げの寄与も大きいが、インドや東南アジアでの事業拡大、M&Aによる建設機械の強化が成長を牽引してきた。ただし直近期は営業利益率が低下に転じ、約8.8%まで後退。競争力の低下や固定費の高止まりが課題として浮上している。ROEも7%台に下がり、東証プライムの8%基準を割り込んだ。

財務基盤は安定している。自己資本比率は約42%で推移し、内部留保は毎年積み上がっている。直近期は営業キャッシュフローが大幅に改善し、フリーキャッシュフローも黒字に転換。前中期計画期間中に膨張した設備投資の抑制が効き始めた格好で、今後は資本効率重視の経営へ舵を切る方針。

2026年から始まる新中期経営計画では、物量重視から収益性・資本効率重視への転換を明確に打ち出している。機械事業では建設機械とインド市場を成長の柱に据え、水・環境事業はカンパニー化で自立運営を進めた。AI・DXによる業務改革にも本腰を入れる。リスク面では米国の関税政策による直近のコスト増、欧州市場の低迷、中国市場の不透明感が重くのしかかる。配当性向は31%と安定的だが、株主還元強化も計画に織り込まれており、自社株買いも継続して実施している。

※ EDINET DB API が生成・提供する AI要約です。投資判断は必ず一次情報(有価証券報告書・決算短信)をご確認ください。

業績推移

業績予想 当期通期予想(2026-05-08 発表)

項目 予想値 直近通期実績(2025年度) 増減
売上高 31,500億円 30,189億円 +4.3%
営業利益 3,000億円 2,655億円 +13.0%
純利益 2,100億円 1,867億円 +12.5%
EPS 184.69円 163.44円 +13.0%
1株配当 (DPS) 52.00円 50.00円 +4.0%
予想PER* 12.0倍 13.6倍 (実績)
予想配当利回り* 2.35% 2.26% (実績)

※ 業績予想は企業発表値です。四半期決算時点の通期見通しのため、期中で修正される可能性があります。 * 印は当サイトが PBR×BPS から推定した株価をもとに独自計算した参考指標です。

財務指標(2025年度)

主要指標

ROE 7.3%
PER 13.6倍
PBR 0.96倍
配当利回り 2.26%
配当性向 30.6%

収益性

ROA 3.0%
売上総利益率 29.3%
営業利益率 8.8%
純利益率 6.2%

成長性

前年比 3Y CAGR 5Y CAGR
売上高 +0.1% +4.1% +10.2%
営業利益 -15.9%
純利益 -19.0% +6.1%
EPS -17.3% +7.7%

安全性

自己資本比率 42.3%
流動比率 165.1%
D/Eレシオ 0.85倍

派生指標 参考

時価総額* 25,181億円
ネットキャッシュ* ▲19,651億円
Net Debt/EBITDA* 4.92倍
EV/EBITDA* 11.2倍
FCFマージン* 5.4%
DOE* 2.17%

* 印は当サイトが EDINET から取得した財務データをもとに独自に計算した参考指標です。 EDINETから直接取得した数値ではないため、実際の市場値や各種データソースの公表値と乖離する場合があります。 投資判断は必ず一次情報をご確認ください。

業種比較 業種: 機械 日経225内同業 17社

指標 自社 日経225 同業平均
(17社)
EDINET 全体平均
(215社)
同業平均との偏差
ROE 7.3% 9.5% 6.9% -2.13pt
PER 13.6倍 19.2倍 -5.64
PBR 0.96倍 1.86倍 -0.90
配当利回り 2.26% 2.87% -0.61pt
配当性向 30.6% 53.3% -22.74pt
ROA 3.0% 4.7% -1.71pt
売上総利益率 29.3% 30.2% -0.95pt
営業利益率 8.8% 10.7% 8.7% -1.89pt
純利益率 6.2% 7.4% -1.18pt

※「日経225 同業平均」は当サイトで日経225採用銘柄から自前集計した値。 「EDINET 全体平均」は EDINET DB API が返す上場企業全体(中小・赤字含む)の平均で、ROE と営業利益率のみ提供されます。 偏差はパーセンテージポイント(pt)または倍率差。

キャッシュフロー(2025年度)

営業CF 3,279億円
投資CF ▲1,637億円
財務CF ▲1,845億円
設備投資 1,798億円
現金等残高 2,770億円
年度 営業CF 投資CF 財務CF フリーCF 設備投資 現金等残高
2025 3,279億円 ▲1,637億円 ▲1,845億円 1,642億円 1,798億円 2,770億円
2024 2,821億円 ▲2,089億円 ▲263億円 732億円 2,154億円 2,951億円
2023 ▲173億円 ▲1,734億円 1,784億円 ▲1,907億円 1,470億円 2,221億円
2022 ▲77億円 ▲3,185億円 2,826億円 ▲3,262億円 1,694億円 2,258億円
2021 925億円 ▲1,274億円 606億円 ▲349億円 1,214億円 2,586億円
2020 1,429億円 ▲471億円 ▲684億円 958億円 872億円 2,229億円
2019 824億円 ▲915億円 ▲215億円 ▲91億円 867億円 1,997億円
2018 891億円 ▲588億円 ▲278億円 304億円 641億円 2,291億円
2017 2,223億円 ▲1,303億円 ▲326億円 919億円 2,307億円
2016 1,850億円 ▲1,675億円 114億円 175億円 1,694億円
2015 1,970億円 ▲1,303億円 ▲277億円 667億円 1,463億円
2014 859億円 ▲1,172億円 480億円 ▲313億円 1,124億円
2013 830億円 ▲1,046億円 68億円 ▲216億円 884億円
2012 456億円 ▲792億円 309億円 ▲336億円 984億円
2011 679億円 ▲641億円 ▲161億円 38億円 939億円

※ フリーCF = 営業CF + 投資CF(投資CFは通常マイナス)。設備投資額は絶対値で表示。

損益計算書(2025年度)

項目 金額 売上比
売上高 30,189億円 100.0%
売上原価 21,346億円 70.7%
売上総利益 8,843億円 29.3%
販管費 6,091億円 20.2%
営業利益 2,655億円 8.8%
経常利益 2,511億円 8.3%
純利益 1,867億円 6.2%

※ 会計基準: 米国基準 (US GAAP) / 有報提出日: 2026-03-16 15:00。 売上原価・売上総利益・販管費が「—」の項目は EDINET に該当データが無いことを示します(金融・通信・IFRS企業など)。

貸借対照表(2025年度)

項目 金額 総資産比
資産
総資産 62,049億円 100.0%
現金等 2,770億円 4.5%
その他資産 59,280億円 95.5%
負債・純資産
総負債 35,819億円 57.7%
有利子負債 22,421億円 36.1%
その他負債 13,398億円 21.6%
純資産 26,230億円 42.3%
自己資本 26,230億円 42.3%
うち利益剰余金 19,559億円 31.5%

※「その他資産」「その他負債」は EDINET 取得値から計算で算出(その他資産 = 総資産 − 現金等、その他負債 = 総負債 − 有利子負債)。 利益剰余金は自己資本に含まれる内訳項目です。 総資産 = 総負債 + 純資産 が成立しない場合はデータの整合性をご確認ください。

事業規模・コスト構造(2025年度)

従業員数 52,503人 1人当たり売上 57百万円
研究開発費 1,103億円 売上比 3.65%
減価償却費 1,338億円 売上比 4.43%

※「1人当たり売上」「売上比%」はサイト内で計算した派生指標です。 研究開発費は製造業以外では非開示の場合があります(サービス業・金融業など)。

信用評価履歴 EDINET DB スコア(過去15年分)

健全性スコア (2025年度) 78点 ランク A
業種ベンチマーク 改善余地が大きい。優先課題: 利益率低下の要因分析(原価率上昇 vs 販管費増加) 強み 0項目 / 弱み 2項目
直近の評価コメントを見る (2025年度)

信用評価

純資産が毎年増加。内部留保が着実に蓄積されている

投資評価

PER 13.6倍で割安圏。いくつかの懸念材料あり

※ EDINET DB API が独自の指標と業種ベンチマークから算出するスコア・ランク・コメントです。 S = 90点以上 / A = 75-89点 / B = 60-74点 / C/D = それ未満。

直近の決算短信

開示日時タイトル区分売上高前年比 営業利益前年比 純利益前年比EPS PDF
2026-05-08 14:00 Q1 8,100億円 +13.7% 980億円 +59.1% 733億円 +77.2% 64.5 PDF
2026-02-12 14:00 2025年12月期(第136期) 決算短信 (約0.3MB) Q4 30,189億円 +0.1% 2,655億円 -15.9% 1,867億円 -19.0% 163.4 PDF
2025-11-07 2025年12月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結) Q3 22,043億円 2,147億円 1,420億円 124.1
2025-08-05 2025年12月期 第2四半期(中間期)決算短信〔IFRS〕(連結) Q2 14,549億円 1,430億円 925億円 80.6
2025-05-09 2025年12月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結) Q1 7,126億円 616億円 413億円 36.0
業績概況・今後の見通し(2026-05-08 発表分) 約462字
当第1四半期(2026年1月1日~2026年3月31日)の売上高は前年同期比975億円(13.7%)増加して8,100億円となりました。国内売上高は機械部門、水・環境部門、その他部門共に増収となり、前年同期比197億円(12.0%)増の1,844億円となりました。海外売上高は機械部門及び水・環境部門で増収となり、前年同期比778億円(14.2%)増の6,256億円となりました。営業利益は、米国関税の影響によるコスト増加や諸経費の増加などの減益要因はありましたが、為替の改善や機械部門での北米を中心とした増販益や価格改定などにより前年同期比364億円(59.1%)増の980億円となりました。税引前利益は前年同期比397億円(62.8%)増加して1,028億円となりました。法人所得税は246億円の負担、持分法による投資損益は10億円の利益となり、四半期利益は前年同期比310億円(64.5%)増の791億円となりました。親会社の所有者に帰属する四半期利益は前年同期を319億円(77.2%)上回る733億円となりました。

出典: 決算短信PDF(外部リンク)

大量保有報告書(5%超の株主)

報告日 提出者(グループ) 個別保有者 保有割合
個別 / 合計
株数 保有目的 種別
2026-03-30 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 株式会社三菱UFJ銀行 1.12%
計 4.26%
1,273万株 政策投資 変更
2026-03-30 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 三菱UFJ信託銀行株式会社 1.58%
計 4.26%
1,800万株 純投資 変更
2026-03-30 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ MUFGセキュリティーズEMEA (MUFG Securities EMEA plc) 0.47%
計 4.26%
540万株 ディーリング目的による保有 変更
2026-03-30 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 三菱UFJアセットマネジメント株式会社 1.09%
計 4.26%
1,246万株 純投資 変更
2026-03-30 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社 0.00%
計 4.26%
0株 変更
2026-03-30 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ MUFGセキュリティーズ(カナダ)(MUFG Securities(Canada), Ltd.) 0.00%
計 4.26%
0株 変更
2026-03-30 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 株式会社三菱UFJ銀行 1.12%
計 4.26%
1,273万株 政策投資 変更
2026-03-30 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 三菱UFJ信託銀行株式会社 1.58%
計 4.26%
1,800万株 純投資 変更
2026-03-30 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ MUFGセキュリティーズEMEA (MUFG Securities EMEA plc) 0.47%
計 4.26%
540万株 ディーリング目的による保有 変更
2026-03-30 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 三菱UFJアセットマネジメント株式会社 1.09%
計 4.26%
1,246万株 純投資 変更

※「個別保有者」が「(同左)」の行は提出者本人による保有。複数行が同じ提出者なら共同保有グループの内訳を表します。 保有目的が長い場合は冒頭40字のみ表示し、ホバーで全文表示します。

財務データ推移

年度売上高営業利益純利益 総資産純資産EPS配当
2025 30,189億円 2,655億円 1,867億円 62,049億円 26,230億円 163.4 50.0
2024 30,163億円 3,156億円 2,304億円 60,187億円 24,773億円 197.6 50.0
2023 30,207億円 3,288億円 2,385億円 53,592億円 21,758億円 201.7 48.0
2022 26,770億円 2,144億円 1,565億円 47,651億円 18,745億円 130.8 44.0
2021 21,968億円 2,446億円 1,748億円 37,737億円 16,780億円 145.5 42.0
2020 18,532億円 1,753億円 1,285億円 31,893億円 14,760億円 105.9 36.0
2019 19,200億円 2,017億円 1,491億円 31,393億円 14,428億円 121.6 36.0
2018 18,503億円 1,893億円 1,386億円 28,957億円 13,399億円 112.4 34.0
2017 17,515億円 1,364億円 28,539億円 13,013億円 110.3 32.0
2016 15,961億円 1,325億円 26,706億円 11,988億円 106.6 30.0
2015 12,448億円 1,101億円 25,329億円 11,403億円 88.5 28.0
2014 15,843億円 1,395億円 24,722億円 11,001億円 111.7 28.0
2013 15,105億円 1,327億円 21,107億円 9,358億円 105.7 28.0
2012 12,215億円 778億円 18,526億円 7,945億円 61.9 17.0
2011 10,294億円 621億円 15,552億円 6,760億円 49.2 15.0

事業の状況(有価証券報告書より)

最新の有価証券報告書から、事業内容・リスク・経営方針・経営成績の概況を掲載します。各セクションをクリックして展開してください。

沿革 FY2025 / 約1,680字
2 【沿革】 年月沿革1890年2月創業者 久保田権四郎 大阪市南区御蔵跡町に久保田鉄工所を興し、各種鋳物の製造・販売を開始。1893年7月水道用鋳鉄管の製造を開始。1922年2月発動機(農工用小型エンジン)の製造を開始。1927年2月株式会社隅田川精鉄所を買収し、鋳鉄管事業を拡張。1930年12月株式会社久保田鉄工所及び株式会社久保田鉄工所機械部を設立。1937年3月株式会社久保田鉄工所機械部を株式会社久保田鉄工所に合併。1937年11月堺工場を新設し、農工用発動機の大量生産に着手。1940年10月武庫川工場を新設し、産業機械事業を拡張。翌年10月遠心力鋳鉄管の鋳造を開始。1949年5月東京証券取引所、大阪証券取引所(2013年7月に東京証券取引所と統合)に上場。1950年8月製品別事業部制を採用。1952年12月武庫川機械工場でポンプの製造を開始。1953年6月社名を久保田鉄工株式会社に変更。1954年4月ビニルパイプ工場を新設し、合成樹脂管の本格的製造に着手。1957年11月久保田建材工業株式会社を設立し、住宅建材事業に進出。1960年12月船橋工場(隅田川工場より移転)を新設し、鋳鉄管の量産体制を確立。1961年5月水道研究所を新設。翌年12月水処理事業部を新設し、環境事業に本格進出。1962年5月枚方機械工場・枚方鋳鋼工場を新設し、産業機械・鋳鋼製品の量産体制を確立。1967年1月小田原工場を新設。同年6月久保田建材工業株式会社の製造部門を吸収し、住宅建材事業に本格進出。1969年5月宇都宮工場を新設し、田植機、バインダーの量産体制を確立。1972年6月関東大径鋼管株式会社を吸収合併。市川工場と改称し、引続きスパイラル鋼管を製造。1972年9月米国にクボタトラクター Corp.を設立し、北米におけるトラクタの販売体制を強化。1973年9月久宝寺工場を新設。船出町工場より製造設備を移設し、電装機器製造工場とする。1974年3月フランスにヨーロッパクボタトラクタ販売有限会社(現 クボタヨーロッパ S.A.S.)を設立し、ヨーロッパにおける農業機械販売体制を強化。1975年8月農業用トラクタの専門量産工場として筑波工場を新設。1976年11月ニューヨーク証券取引所に上場。(2013年7月に同取引所上場廃止。)1980年4月外壁材専門工場として鹿島工場を新設。1985年1月エンジン専門工場として堺製造所に堺臨海工場を新設。1990年4月社名を株式会社クボタに変更。2002年10月関西地区における環境エンジニアリング事業の拠点として阪神事務所を新設。2003年12月住宅建材事業を会社分割により、クボタ松下電工外装株式会社(現 ケイミュー株式会社)に承継。2004年8月タイの関連会社ザ・サイアムクボタインダストリー Co.,Ltd.(現 サイアムクボタコーポレーション Co.,Ltd.)を子会社化し、東南アジアにおける農業機械の開発・製造・販売体制を強化。2005年4月シーアイ化成株式会社との合成樹脂管事業統合により、クボタシーアイ株式会社(現 株式会社クボタケミックス)を設立。2007年9月タイにおけるトラクタの生産拠点としてサイアムクボタトラクター Co.,Ltd.(現 サイアムクボタコーポレーション Co.,Ltd.)を設立。2012年3月畑作用インプルメントメーカーであるノルウェーのクバンランド ASA(現 クバンランド AS)を買収、子会社化。2013年12月フランスに畑作用大型トラクタの生産拠点としてクボタファームマシナリーヨーロッパ S.A.S.を設立。2016年7月インプルメントメーカーである米国のグレートプレーンズマニュファクチュアリング,Inc.を買収、子会社化。2022年4月トラクタメーカーであるインドのエスコーツ Ltd.(現 エスコーツクボタ Ltd.)を買収、子会社化。2022年9月世界各地域の研究開発拠点の連携及び研究開発体制の強化を目的としてグローバル技術研究所を開設。
配当政策 FY2025 / 約660字
3 【配当政策】当社は、健全な経営の維持と将来の経営環境への対応を勘案しながら、株主還元を適切に実施することを重要な経営課題の1つと考えており、その充実に努めております。当社は、安定的な配当の維持・向上と機動的な自己株式の取得・消却を併せて実施することを株主還元の基本方針としております。配当金額については、業績動向、財政状態、総還元性向等を総合的に勘案して決定しております。内部留保資金については、健全な経営の維持と将来の経営環境への対応を考慮の上、その使途を決定する方針を採っております。上記の方針に基づき、当事業年度の期末配当金を1株当たり25円としました。これにより、中間配当金(1株当たり25円)と合わせた年間配当金は1株当たり50円となります。当社は中間配当及び期末配当の年2回の剰余金の配当を行うことを基本方針としており、これらの配当の決定機関は取締役会です。当社は会社法第454条第5項に規定する中間配当を行うことができる旨を定款に定めております(「第6 提出会社の株式事務の概要」参照)。基準日が当事業年度に属する剰余金の配当は次のとおりです。決議年月日配当金の総額(百万円)1株当たり配当額(円)2025年8月5日28,46025.00取締役会決議2026年2月12日28,46025.00取締役会決議なお、上表の2025年8月5日開催及び2026年2月12日開催の取締役会決議に基づく配当金の総額には、株式報酬制度に関連して信託が保有する当社株式に対する配当金がそれぞれ25百万円含まれております。
監査の状況 FY2025 / 約3,651字
(3) 【監査の状況】① 監査役監査の状況当社の監査役は、有価証券報告書の提出日現在において6名(うち社外監査役3名)となっております。社外監査役のうち1名は公認会計士の資格を有し、IFRS会計基準を含む会計及び財務に関して十分な知見を有しております。監査役は、監査役会が定めた監査役監査の基準に準拠し、監査の方針、職務の分担等に従い、取締役、内部監査部門その他の使用人等と意思疎通を図り、情報の収集及び監査の環境の整備に努めております。また、経営上重大な影響を及ぼすと思われる事項等について、遅滞なく監査役に報告がなされる体制が整備されているほか、監査役の職務執行について生じる費用の支払が円滑になされるための体制が整備されております。主要な国内の連結子会社及び持分法適用会社の監査役を兼務するとともに、監査役会で決定された監査方針と計画に従い、各連結子会社及び持分法適用会社の経営執行状況を監査しております。また、一部の国内連結子会社には8名の(専任)監査役を配置し、監査役を支える体制の充実及びグループ内部統制の強化を図っております。海外拠点についても、北米、欧州、アジア、豪州において主要な連結子会社の実地監査を行うとともに、一部ウェブ会議形式も併用しております。なお、監査役を補佐するスタッフとして監査役室が設置されており、6名が配置されております。これらのスタッフの人事異動、人事評価等にあたっては監査役と協議し合意を得て行うものとすることで、その独立性が確保されております。監査役会は、定例として毎月1回開催されるほか、必要に応じ随時開催されます。有価証券報告書提出日現在の当事業年度における監査役会の開催回数は16回であり、個々の監査役の出席状況は次のとおりです。役職名氏名出席回数出席率監査役(常勤)檜 山 泰 彦16回100%監査役(常勤)常 松 正 志16回100%監査役(常勤)伊 藤 和 司16回100%社外監査役(非常勤)山 田 雄 一16回100%社外監査役(非常勤)木 村 圭二郎16回100%社外監査役(非常勤)井 野 勢津子12回100%(注1)社外監査役(非常勤)古 澤 ゆ り4回100%(注2)(注)1 2025年3月21日の監査役就任後に開催された監査役会を対象として、出席率を算定しております。  2 2025年3月21日の監査役退任前に開催された監査役会を対象として、出席率を算定しております。 監査役会における具体的な検討事項は、監査の方針及び職務の分担、内部統制システムの整備及び運用状況、会計監査人の評価及び再任可否の決定と監査報告等であり、その活動内容は次のとおりです。なお、監査役が実施した監査結果については、監査役会において適宜、他の監査役に報告を実施しております。項目活動内容担当重要な会議への出席取締役会への出席による経営意思決定プロセスや内部統制環境の状況の確認全監査役経営会議・リスクマネジメント会議への出席による経営重点課題への取組状況の確認常勤監査役監査役監査の実施取締役会、執行役員会議事録、各部門報告書並びに業績関連資料等の重要書類の閲覧全監査役一定のローテーションに基づくクボタ本社の各部門、工場、事業所並びに連結子会社及び持分法適用会社の往査による内部統制の状況、資産管理状況及び業務活動状況等の調査(国内10拠点、国内連結子会社及び持分法適用会社8社、海外連結子会社32社に往査)全監査役決算報告会による業績数値の把握全監査役クボタ監査役ホットライン制度に基づく調査の実施常勤監査役会計監査人との連携等会計監査人との監査計画についての意見交換及び監査上の主要な検討事項(KAM)についての意見交換全監査役会計監査人との定期的な報告会による監査結果及び各四半期決算状況の把握全監査役会計監査人の独立性及び監査の適正性の検証全監査役連結子会社監査役及び内部監査部門等との連携監査部の監査結果に基づく内部統制及び事業運営における課題の共有全監査役国内連結子会社の監査役との会合による情報共有(年1回)及び専任監査役との情報共有による内部統制の状況の確認全監査役リスク管理主管部門からの報告常勤監査役取締役との意見交換代表取締役との経営全般に関する意見交換会を実施(年4回)全監査役取締役等から業務推進状況聴取の実施常勤監査役 ② 内部監査の状況財務報告に係る内部統制の内部監査については、業務執行部門から独立した監査部が必要な専門性を有する21名のスタッフにより、当社及びその連結子会社等を対象として監査を行っております。また、このほかのリスクに対応した内部統制についてはそれぞれの主管部門において内部監査が行われ、さらに当該監査の妥当性について独立した監査部により二次的な監査が行われます。内部監査はあらかじめ社長の承認を得た監査計画に基づき、実地あるいは書面による監査手続を実施します。内部監査部門及び会計監査人はそれぞれ監査役会に対して、監査の計画や結果等の報告を定期的に行うことで連携しております。また、内部監査部門と会計監査人との間でも必要に応じて情報交換が行われる体制となっており、効率的な監査活動の実施が図られております。これらの監査における指摘事項については、業務執行部門及び主管部門において改善の検討が行われ、必要な改善が実行されているか再監査が行われます。リスク管理に関する啓発・教育活動・監査・指摘・改善・再監査といった活動がこれらの監査及び業務執行部門等において実行され、その結果や対策が内部統制を統括するリスクマネジメント会議に報告されます。同委員会は全社の内部統制の状況を定期的に社長及び取締役会に報告します。また、財務報告に係る内部統制の有効性評価結果は監査部により取纏められ、社長及び取締役会に報告されます。当社はこうしたサイクルを通して内部統制の定着・強化及び業務遂行の質の向上を図っております。 ③ 会計監査の状況a. 監査法人の名称有限責任監査法人トーマツ b. 継続監査期間1968年以降 c. 業務を執行した公認会計士池田賢重氏、伊藤穣氏、肝付晃氏 d. 監査業務に係る補助者の構成公認会計士26名、公認会計士試験合格者6名、その他58名 e. 監査役会による監査法人の評価及び選任・再任の方針等監査役会は、会計監査人の監査活動の体制とその独立性、監査品質並びに報酬の妥当性等を確認して評価を行い、会計監査人の選任・再任の要否を検討しております。当事業年度においてもこれらの要素を確認し、上記監査法人の再任を決定しております。また、会計監査人が会社法第340条第1項の各号のいずれかに該当し、解任が相当と認められる場合には、監査役会は監査役全員の同意により会計監査人を解任します。会計監査人が会社法第337条第3項に定める欠格事由に該当する等、当社の会計監査人としての資格・資質が欠如する場合や、業務執行状況その他諸般の事情を総合的に判断して再任しないことが適切であると判断した場合には、監査役会は監査役会の決議により、会計監査人の解任または不再任に関する議案の内容を決定します。 ④ 監査報酬の内容等a. 監査公認会計士等に対する報酬区分前年度当年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)提出会社3271632317連結子会社29-513計3561637420前年度及び当年度における非監査業務の内容は社債発行に係るコンフォートレター作成業務等です。 b. 監査公認会計士等と同一のネットワーク(Deloitte Touche Tohmatsu)に対する報酬(aを除く)区分前年度当年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)提出会社-20-3連結子会社1,0363101,13657計1,0363301,13660前年度及び当年度における非監査業務の内容は税務関連業務及び各種アドバイザリー業務等です。 c. その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容該当事項はありません。 d. 監査報酬の決定方針当社は監査日数等を勘案して監査報酬の額を決定しております。決定にあたっては監査公認会計士等の独立性を損ねることのないように留意するとともに、監査役会の同意を得ております。 e. 監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由監査役会は、取締役、社内関係部署及び会計監査人より必要な資料の入手、報告を受けた上で会計監査人の監査計画の内容、会計監査の職務遂行状況の相当性、報酬見積の算定根拠について確認し、審議した結果、これらについて適切であると判断したため、会計監査人の報酬等の金額に同意しました。
設備の概要 FY2025 / 約682字
1 【設備投資等の概要】当社の設備投資は、増大する需要に対応するための増産投資、市場競争力強化のための合理化投資、DX推進のためのIT投資及び事業拡大に向けた研究開発力強化のための投資を中心に実施しております。また、環境保全、安全衛生及びBCP対策等に係る設備投資についても取組んでおります。当年度の設備投資金額は179,831百万円であり、その内訳は次のとおりです。なお、当年度より、社内組織をベースとした事業セグメントの構成の変更に基づき、従来、「全社」に含めておりました部門の一部を各事業セグメントに含めております。この変更に伴い、前年度についても変更後の区分に組替えて表示しております。 前年度(自 2024年1月1日至 2024年12月31日)当年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日)前年度比(%) 金額(百万円)金額(百万円)機械191,208153,70880.4水・環境17,64417,799100.9その他31225782.4全社6,2858,067128.4合計215,449179,83183.5 主な投資内容は次のとおりです。機械日本におけるBCP対応及び日本・北米における増産対応のための投資を行いました。 水・環境合理化及びBCP対応のための投資を行いました。 全社日本におけるIT基盤強化のための投資を行いました。 当年度中に生産能力に重要な影響を及ぼすような固定資産の売却、撤去または滅失はありませんでした。なお、経常的に発生する設備更新のための廃売却損失は前年度5,273百万円、当年度5,139百万円でした。
従業員の状況 FY2025 / 約2,091字
5 【従業員の状況】(1) 連結会社の状況 2025年12月31日現在事業別セグメントの名称従業員数(人)機械41,342(13,637)水・環境8,379(230)その他1,379(223)全社(共通)1,403(-)合計52,503(14,090)(注) 1 従業員数は就業人員数です。また、( )内に臨時従業員の年間平均人員数を外数で記載しております。   2 当年度より、社内組織をベースにした事業セグメントの構成の変更に基づき、従来、「全社(共通)」欄に含めていた数値の一部を各事業セグメントに含めています。 (2) 提出会社の状況 2025年12月31日現在従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(円)15,89739.914.38,609,216 事業別セグメントの名称従業員数(人)機械11,569水・環境3,017全社(共通)1,311合計15,897(注) 1 従業員数は就業人員数です。2 平均年間給与には、賞与及び基準外賃金が含まれております。 (3) 労働組合の状況労使関係は安定しており、特記すべき事項はありません。 (4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異① 提出会社当事業年度補足説明管理職に占める女性労働者の割合(%)(注1)男性労働者の育児休業取得率(%)(注2)労働者の男女の賃金の差異(%)(注1)(注3)(注4)全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者等5.192.381.180.579.5 (注) 1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものです。2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6における育児休業等の取得割合を算出したものです。3 正規雇用労働者については、等級制度並びに賃金体系は一律であるため、同一の等級における男女の賃金の差異はありません。男女の賃金の差異は、管理職層における男性の比率が女性と比べ高いこと等が要因となっております。4 パート・有期労働者等については、賃金水準が高く男性比率が高い特定の労働契約の者が含まれていることが要因となっており、男女による差異は設けておりません。 ② 連結子会社当事業年度補足説明名称管理職に占める女性労働者の割合(%)(注1)男性労働者の育児休業取得率(%)(注2)労働者の男女の賃金の差異(%)(注1)全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者等㈱クボタクレジット22.0100.068.563.366.0㈱クボタケミックス1.585.776.474.486.4 クボタ環境エンジニアリング㈱2.279.571.181.440.1 ㈱北海道クボタ7.57.775.875.8-(注3)㈱みちのくクボタ1.246.278.378.776.1㈱関東甲信クボタ14.240.070.473.057.0 ㈱東海近畿クボタ2.255.669.268.381.2㈱中四国クボタ0.5100.069.268.976.4 ㈱南九州沖縄クボタ6.512.569.874.041.0 クボタ機械設計㈱32.7-89.989.9-(注3,4)クボタアグリサービス㈱0.027.375.577.152.9 ㈱クボタ建機ジャパン16.875.075.275.962.6 ㈱クボタ計装8.3100.081.981.593.0 ㈱クボタ建設2.116.757.959.244.1 クボタインクルージョンワークス㈱50.0100.0110.7118.540.7 クボタロジスティクス㈱1.488.964.469.732.1 クボタエイトサービス㈱7.80.070.475.953.2 平和管財㈱2.3100.053.795.741.7(注5)クボタ空調㈱33.390.081.681.1-(注3)(注) 1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものです。2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6における育児休業等の取得割合を算出したものです。3 労働者の男女の賃金の差異について「-」となっているものは、該当する労働者がすべて男性または女性、あるいは該当する労働者がいないため、割合の算出ができないことを示しております。4 男性労働者の育児休業取得率が「-」となっているものは、対象となる従業員がいないことを示しております。5 平和管財㈱については、2026年3月2日に当社が保有していた同社の全株式をALSOK㈱に譲渡しております。
研究開発活動 FY2025 / 約2,971字
6 【研究開発活動】当社は創業時から、イノベーションによって様々な社会課題を解決し、世の中に新しい価値を提供してきました。世界が大きな変革期を迎えている中、クボタがより一層社会に貢献するためには、従来以上に未来を見据えたソリューションが不可欠であると考えています。現在だけでなく、近い将来に起こり得る社会課題を予見し、絶え間ない技術の研鑽と試行錯誤によって得た知見に最先端技術を融合し、かつてない感動と新しい価値を生み出すべく、従業員が一丸となって、事業に直結した製品・技術の開発と、会社の持続的な発展を支える中長期的研究開発の両立に努めております。当年度に発生した研究開発支出は1,103億円であり、事業別セグメントごとの研究開発支出及びその主な研究開発成果等は次のとおりです。 (1) 機械農業機械及び農業関連商品、エンジン、建設機械に係る製品開発とそれに関連する先行基礎研究開発を行っております。主な成果は次のとおりです。 ① 営農支援システム「KSAS」 新機能の開発生成AIを活用した「KSAS AIチャット機能」及び、「衛星リモートセンシング機能」を開発し、追加しました。さらに、農業生産者の環境負荷低減の取組みを見える化するための「みえるらべる」の取得を支援する新機能を開発しました。主な特長は以下のとおりです。「KSAS AIチャット機能」[特長1] KSASの使用方法や新規就農に役立つ情報だけでなく、営農に関する簡単な質問に回答できるよう機能を強化しました。[特長2] 過去の質問履歴を確認し、過去の対話の続きから再開できる「対話履歴機能」を追加しました。[特長3] 回答に関連するマニュアルの該当ページをPDFで表示する機能も追加しました。 「衛星リモートセンシング機能」[特長4] 人工衛星で撮影した画像をもとに農作物の生育状態をマップ上に表示することができます。[特長5] 人工衛星を用いて広範囲に、より多くのほ場の生育状態を確認することができます。 「みえるらべる」[特長6] 従来、農業生産者が別途行わなければならなかった農作物の生産過程における温室効果ガス排出量と削減への貢献率の算定及び農林水産省への報告を、KSASに記録された栽培データを用いることによってKSAS上で一括して行うことができます。 ② GS機能搭載製品のラインアップを拡充トラクタ、コンバイン、田植機、乗用全自動野菜移植機において、GNSS(衛星測位システム)から得られる位置情報を利用して自動でまっすぐに走行・作業ができる「GS(Go Straight、直進自動操舵)機能」を搭載する農業機械のラインアップを拡充しました。主な特長は以下の通りです。[特長1] 設定した始点Aと終点Bを結んだ「基準線」に対して平行になるように自動で方向修正をします。トラクタ「レクシアMR800H~1050H GS仕様」と乗用全自動野菜移植機はRTK-GNSSアンテナを標準装備(トラクタ「スラッガーGS仕様」、コンバイン、田植機ではオプション装備)しているので、基準線に対して誤差±3cm程度の精度の高い直進作業が可能です。[特長2] トラクタ、田植機、コンバインでは、始点A・終点Bで基準線を設定する以外に、方位角(数値)を入力して基準線を作成するモードや、一定距離を走行するとその進行方向の延長線上に自動で基準線を作成するモードもあります。[特長3] KSAS(クボタスマートアグリシステム)と連携した「GSリンク」を搭載した機種は、KSASで登録した基準方位や作業機の設定等を機体に呼び出すことができます。基準線の登録や設定作業を省略することができ、作業効率の向上を図ることができます。また、KSASに登録された基準方位は、「GSリンク」機能搭載の異なる機種間で共有することができ、トラクタ、田植機、コンバインで同じ基準線を活用する等、相乗効果が期待できます。 ③ 農作業、土木・建築作業の完全無人化とグリーン化に向けた研究開発農業だけでなく土木・建設作業も人手不足は喫緊の課題であり、省人化・無人化に向けて、自動運転技術、遠隔操縦技術、複数機械の群制御技術等に取組んでいます。2025年は、大阪・関西万博において、2種類の汎用プラットフォームロボットのコンセプトモデルを出展しました。なお、これらの機械が環境負荷を高めないように、グリーン化に向けた研究開発も進めています。同万博に無人運転水素燃料電池トラクタ(コンセプトモデル)を出展し、多くの来場者の方々にご見学いただいたことから、当該技術への高い関心を再認識しました。各地域の未来に、より一層貢献できる製品やサービスの実現をめざし、引続き研究開発に取組みます。 当セグメントに係る研究開発支出は1,035億円です。 (2) 水・環境パイプシステム(ダクタイル鉄管、合成管等)、産業機材(反応管、スパイラル鋼管、空調機器等)、環境(各種環境プラント、ポンプ等)に係る製品開発とそれに関連する先行基礎研究開発を行っております。主な成果は次のとおりです。 ① 呼び径 500~1000 GX 形ダクタイル鉄管の開発多くのお客様よりご好評をいただいているGX形ダクタイル鉄管に、これまでの呼び径75~450に加え、呼び径500~1000の新シリーズを開発し、ラインアップに追加いたしました。主な特長は以下の通りです。[特長1] メタルタッチ構造を採用することで、簡単かつ確実な施工管理を実現しました。トルク管理が不要で、従来のNS形と比較してボルトの本数を半減したことで 接合時間が約1/2に短縮され、現場の施工効率向上に寄与します。[特長2] 管下ボルトレス押輪の採用により、管下でのボルト締め付け作業及びその施工管理が不要となりました。これにより、施工性が飛躍的に向上し、より安全でスムーズな現場作業が可能となります。[特長3] 直管製品はすべて当社阪神工場の電気炉にて生産しています。CO2排出量を抑えた製造プロセスを採用することで、環境負荷の低減に貢献します。 ② 四足歩行ロボットを活用した自動点検技術の開発施設運営を受託するごみ焼却施設での実証試験を経て、「四足歩行ロボットによる自動巡視点検技術」を開発しました。主な特長は以下の通りです。[特長1] 四足歩行ロボットが、設定ルートを自動巡回して点検対象のメーターなどを撮影し、画像読み取りAIで数値化した点検データを各種システムに転送します。[特長2] ダイオキシン管理区域における点検箇所の64%を自動巡視点検でカバーし、巡視点検業務の作業時間を約3時間短縮しました。作業員は異常の兆候確認や迅速対応などより重要度の高い業務に時間を振り向けることが可能となります。[特長3] 施設内全点検箇所の約45%を占める焼却炉周辺のダイオキシン管理区域について、防護マスクなどの保護具着用を伴う作業者の立ち入り機会を低減し、安全性向上につなげました。[特長4] 数値化した点検データをクラウド上で一元管理し、運転状況や設備情報を見える化することで、傾向把握による施設運転の安定化が可能となります。 当セグメントに係る研究開発支出は68億円です。
株式の保有状況 FY2025 / 約3,046字
(5) 【株式の保有状況】① 投資株式の区分の基準及び考え方当社は、株式の価値の変動または株式に係る配当金によって利益を受けることを目的に所有する株式を純投資目的での保有、それ以外のものを純投資目的以外の目的での保有と区分しております。 ② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式a. 保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容当社は、グローバル規模での競争に勝ち抜き、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を実現するためには、開発・製造・物流・販売・サービス・資金調達のすべての過程において様々な企業との協力が必要であると考えております。当該観点のもと、事業上の関係や事業戦略等を総合的に勘案して、政策保有株式を保有しております。政策保有株式については、毎年、取締役会で、保有目的、保有に伴う便益、リスク等を総合的に勘案の上、保有の適否を個別銘柄ごとに検証し、保有が相当でないと判断される場合には、市場環境等を考慮した上で順次縮減する方針です。なお、検証の結果、当事業年度において売却した政策保有株式の売却価額は12,674百万円です。 b. 銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式4410,545非上場株式以外の株式2169,343 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由非上場株式41,734社外パートナーとの連携によるオープンイノベーション推進のための出資等非上場株式以外の株式--- (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)非上場株式10非上場株式以外の株式812,674 c. 特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報 特定投資株式銘柄前事業年度当事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(千株)株式数(千株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)大阪瓦斯㈱3,1253,125パイプシステムにおける販売先としての取引関係の維持・発展有10,81516,973三井住友トラストグループ㈱2,8282,828安定的な資金調達の維持  無(※)10,44313,512㈱三井住友フィナンシャルグループ1,7411,741安定的な資金調達の維持  無(※)6,5538,777東邦瓦斯㈱1,4391,439パイプシステムにおける販売先としての取引関係の維持・発展有6,1186,711㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ2,4162,416安定的な資金調達の維持  無(※)4,4606,023㈱日水コン2,3702,370水環境事業の拡大に向けた関係構築無3,3085,818三菱地所㈱1,0521,052パイプシステムにおける販売先としての取引関係の維持・発展有2,3144,019デンヨー㈱500500農業機械及びエンジンにおける販売先としての取引関係の維持・発展有1,4951,795西部ガスホールディングス㈱586586パイプシステムにおける販売先としての取引関係の維持・発展有1,0151,322南海電気鉄道㈱366366地域経済との関係維持・発展有9091,088㈱山善1,055703パイプシステムにおける販売先としての取引関係及び安定的な調達取引関係の維持・発展有1,4721,043㈱ワキタ300300建設機械における販売先としての取引関係の維持・発展無504578新東工業㈱485485農業機械及びエンジンにおける安定的な調達取引関係の維持・発展有459527㈱タカキタ660660農業機械及びエンジンにおける安定的な調達取引関係の維持・発展有246265㈱ヨロズ250250農業機械及びエンジンにおける安定的な調達取引関係の維持・発展有303251㈱丸山製作所9595農業機械及びエンジンにおける安定的な調達取引関係の維持・発展有201219㈱ニッカトー200200環境における安定的な調達取引関係の維持・発展有100126大同メタル工業㈱120120機械事業における安定的な調達取引関係の維持・発展有63117アジアパイルホールディングス㈱5555産業機材における販売先としての取引関係の維持・発展無4677岡谷鋼機㈱88環境における販売先としての取引関係の維持・発展有5675㈱北川鉄工所1111機械事業における安定的な調達取引関係の維持・発展有1319信越化学工業㈱2,323-検証の結果、売却済み有12,302-京阪神ビルディング㈱447-検証の結果、売却済み有739-㈱カネカ138-検証の結果、売却済み有520- 銘柄前事業年度当事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(千株)株式数(千株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)清水建設㈱138-検証の結果、売却済み無172-ユアサ商事㈱27-検証の結果、売却済み無121-㈱AIRMAN50-検証の結果、売却済み無90-戸田建設㈱84-検証の結果、売却済み無80-(注) 1 定量的な保有効果は記載が困難でありますが、「a. 保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容」に記載の方法で保有の適否を個別銘柄ごとに検証しております。2 当社の株式の保有の有無の欄における「無(※)」は、保有先企業は当社の株式を保有しておりませんが、同社子会社が当社の株式を保有していることを示しております。 みなし保有株式銘柄前事業年度当事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(千株)株式数(千株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)信越化学工業㈱3,1003,100議決権行使の指図権限有16,41715,106㈱みずほフィナンシャルグループ1,7201,720議決権行使の指図権限無(※)6,6619,804㈱三井住友フィナンシャルグループ1,9251,925議決権行使の指図権限無(※)7,2489,707㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ3,3443,344議決権行使の指図権限無(※)6,1738,337㈱カネカ207207議決権行使の指図権限有780913(注) 1 定量的な保有効果は記載が困難でありますが、「a. 保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容」に記載の方法で保有の適否を個別銘柄ごとに検証しております。2 みなし保有株式は退職給付信託に設定しているものです。「貸借対照表計上額」には事業年度末日における時価に対象となる株式数を乗じた金額を、「保有目的」には当該株式について当社が有する権限の内容を記載しております。3 当社の株式の保有の有無の欄における「無(※)」は、保有先企業は当社の株式を保有しておりませんが、同社子会社が当社の株式を保有していることを示しております。 ③ 保有目的が純投資目的である投資株式該当事項はありません。
関係会社の状況 FY2025 / 約3,721字
4 【関係会社の状況】 会社名住所資本金(百万円)主要な事業内容関係会社の議決権に対する所有割合(%)関係内容役員の兼任等資金の貸付設備の賃貸借営業上の取引他〔連結子会社〕 ㈱北海道クボタ他農業機械販売会社5社札幌市西区他100農業機械等の販売82.5無無有当社製品の販売㈱クボタ建機ジャパン大阪市浪速区300建設機械等の販売100.0無無有当社製品の販売㈱クボタクレジット大阪市浪速区500農業機械及びその関連商品等の小売金融業務(22.9)77.8有有有信用保証クボタマシナリートレーディング㈱大阪市浪速区30農業機械、エンジン及び建設機械関係部品の輸出入100.0有有有当社への資材の供給㈱クボタエンジンジャパン大阪市浪速区310産業用汎用エンジンの販売・サービス・エンジニアリング100.0無無有当社製品の販売クボタノースアメリカCorp. (注2)アメリカデラウェア州千USD597,100北米機械事業の統括100.0有無無 クボタトラクターCorp. (注2,3)アメリカテキサス州千USD37,000トラクタ、汎用機械、建設機械及びインプルメントの販売(100.0)100.0有無無当社製品の販売クボタクレジットCorp.,U.S.A.アメリカテキサス州千USD8,000トラクタ、汎用機械、建設機械及びインプルメントの小売金融業務(90.0)100.0有無無 クボタマニュファクチュアリング オブアメリカ Corp.アメリカジョージア州千USD80,900トラクタ、汎用機械、建設機械及びインプルメントの製造(100.0)100.0有無無 クボタエンジンアメリカ Corp.アメリカイリノイ州千USD10,000エンジン及びその部品、アクセサリーの販売・エンジニアリング・アフターサービス(100.0)100.0無無無当社製品の販売クボタインシュランス Corp.アメリカハワイ州千USD2,000米国における損害保険等の引受業(100.0)100.0有無無 グレートプレーンズマニュファクチュアリング,Inc.他グループ子会社16社アメリカカンザス州千USD90インプルメント及び建設機械の製造・販売(100.0)100.0有無無 クボタリサーチアンドデベロップメントノースアメリカCorp. (注2)アメリカジョージア州千USD90,000汎用機械及びインプルメントの開発(100.0)100.0有無無研究業務の委託クボタカナダ Ltd.カナダオンタリオ州千CAD6,000トラクタ、汎用機械、建設機械及びインプルメントの販売100.0有無無当社製品の販売クボタホールディングスヨーロッパ B.V.(注2)オランダ北ホラント州千EUR532,788欧州機械事業の統括100.0有無無 クボタヨーロッパS.A.S.フランスヴァル・ドワーズ県千EUR11,167建設機械、トラクタ、汎用機械及びエンジンの販売(100.0)100.0無無無当社製品の販売クボタファームマシナリーヨーロッパS.A.S.フランスノール県千EUR57,000畑作用大型トラクタの製造(100.0)100.0無無無 クボタバウマシーネンGmbHドイツラインラント・プファルツ州千EUR14,316建設機械の製造・販売(100.0)100.0有無無当社製品の購入クボタ(ドイツランド)GmbHドイツヘッセン州千EUR3,579トラクタ、汎用機械及びエンジンの販売(100.0)100.0無無無当社製品の販売 会社名住所資本金(百万円)主要な事業内容関係会社の議決権に対する所有割合(%)関係内容役員の兼任等資金の貸付設備の賃貸借営業上の取引他クボタ(U.K.)Ltd.イギリスオックスフォードシャー州千GBP2,000建設機械、トラクタ、汎用機械及びエンジンの販売(100.0)100.0無無無当社製品の販売クバンランド AS他グループ子会社34社ノルウェーローガラン県千EUR53,090インプルメントの製造・販売(100.0)100.0有無無 クボタブラベンダーテクノロジー GmbH他グループ子会社2社ドイツノルトライン・ヴェストファーレン州千EUR3,000重量式フィーダの製造・販売(100.0)100.0無無無 サイアムクボタコーポレーションCo.,Ltd. (注2)タイパトゥムタニー県千THB2,739,000トラクタ、コンバイン、インプルメント及び横形ディーゼルエンジンの製造・販売及び建設機械の販売60.0有無無当社製品の購入サイアムクボタリーシング Co.,Ltd.タイパトゥムタニー県千THB2,625,000トラクタ及びコンバイン等の小売金融業務(100.0)100.0有無無 クボタエンジン(タイランド)Co.,Ltd.タイチャチェンサオ県千THB1,400,000立形ディーゼルエンジンの製造100.0有無無 エスコーツクボタ Ltd.他グループ子会社6社 (注5)インドハリヤナ州千INR 1,118,778トラクタ及び建設機械等の製造・販売55.0有無無 久保田農業機械(蘇州)有限公司中国江蘇省千CNY170,999コンバイン、田植機及びトラクタの製造・販売(100.0)100.0有無無 久保田建機(無錫)有限公司中国江蘇省千CNY289,035建設機械の製造(100.0)100.0有無無 久保田(中国)融資租賃有限公司中国上海市千CNY529,302建設機械及び農業機械のファイナンス・リース及びファクタリング事業(100.0)100.0有無無 クボタコリアCo.,Ltd.韓国ソウル市千KRW200,000トラクタ、コンバイン、田植機、建設機械及びエンジンの販売100.0無無無当社製品の販売クボタミャンマーCo.,Ltd.ミャンマーヤンゴン地方域千USD23,800コンバイン及びトラクタの販売(20.0)100.0有無無当社製品の販売クボタオーストラリア Pty Ltd.オーストラリアビクトリア州千AUD21,000トラクタ、汎用機械、建設機械及びエンジンの販売100.0無無無当社製品の販売㈱クボタケミックス兵庫県尼崎市3,198合成管及び継手等の製造・販売100.0有有有 クボタ環境エンジニアリング㈱東京都中央区400各種環境装置及び環境プラントの設計・製作・施工・補修・運転・維持管理等100.0有無有当社が施工した施設の維持管理・補修・改造日本プラスチック工業㈱愛知県小牧市175プラスチック製品の製造・販売(67.0)67.0無無有 ㈱クボタ建設大阪市浪速区400上下水道・土木・建築工事の設計・施工100.0有無有当社関連工事の請負・施工クボタ空調㈱東京都中央区400産業用空調機器の製造・販売・メンテナンス100.0無無有 クボタマテリアルズカナダ Corp.カナダオンタリオ州千CAD15,000鋳鋼製品及びTXAX製品の製造・販売100.0無無無当社製品の購入クボタサウジアラビアCo.,LLCサウジアラビア東部州千SAR56,250鋳鋼製品の製造・販売、バルブの販売及びバルブメンテナンス事業100.0無無無当社製品の購入クボタロジスティクス㈱大阪市浪速区75運送・保管・荷役・流通加工に係る物流管理及び物流情報サービス100.0無無有当社製品の運送・保管 会社名住所資本金(百万円)主要な事業内容関係会社の議決権に対する所有割合(%)関係内容役員の兼任等資金の貸付設備の賃貸借営業上の取引他平和管財㈱ (注4)東京都中央区50ビルメンテナンス、警備・保安及び施設管理60.0無無有当社ビルメンテナンス業務の請負久保田(中国)投資有限公司 (注2)中国上海市千CNY1,710,478中国子会社の統括100.0有無無 その他85社 〔持分法適用会社〕 ㈱秋田クボタ他農業機械販売会社6社秋田県秋田市他60農業機械等の販売35.7無無有当社製品の販売ケイミュー㈱大阪市中央区8,000外壁材、屋根材及び雨といの製造・販売50.0有無有 その他9社 (注) 1 関係会社の議決権に対する所有割合の上段( )内は間接所有割合(内数)を示しております。2 特定子会社に該当します。3 クボタトラクター Corp.は売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。同社の当年度における主要な損益情報等は、売上高826,514百万円、税引前利益18,893百万円、当期利益13,940百万円、資本合計288,710百万円、総資産額723,030百万円です。4 平和管財㈱については、2026年3月2日に当社が保有していた同社の全株式をALSOK㈱に譲渡しております。5 エスコーツクボタ Ltd.の子会社であるエスコーツクボタファイナンス Ltd.について、2026年2月12日開催の当社及びエスコーツクボタ Ltd.の取締役会において、増資を実行することを決議しました。本増資が完了次第、同社は2027年12月末までに特定子会社に該当する予定です。
サステナビリティ FY2025 / 約13,450字
2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】文中の将来に関する事項は、当年度末現在において当社が判断したものです。 (1) サステナビリティ全般① 基本的な考え方、戦略当社は企業理念「クボタグローバルアイデンティティ」(以下「KGI」)の中で、ブランドステートメントとして「For Earth, For Life」を掲げ、美しい地球環境を守りながら、人々の豊かな暮らしを支えていくことを約束しております。そして、KGIを実現するにあたって「グローバル・メジャー・ブランド クボタ」(以下「GMBクボタ」)をめざしており、GMBクボタ実現に向けた2030年のめざす姿として長期ビジョン「GMB2030」を掲げております。GMB2030では豊かな社会と自然の循環にコミットする“命を支えるプラットフォーマー”となること、すなわち地球環境と人間社会のサステナビリティ、当社のサステナビリティの両立に取組んでおります。具体的には、食料・水・環境領域での新たなソリューションの展開と既存事業の拡充及び社会への適合です。また、それら事業展開を牽引・後押しする経営基盤の強化に向けて、ESG経営を推進しています。 ② ガバナンス、リスク管理1)体制取締役会、経営会議とその諮問機関である人財戦略会議とリスクマネジメント会議などで重要ESGテーマの目標、施策及び進捗の検討と決定が行われています。詳細は「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1)コーポレート・ガバナンスの概要」を参照ください。2)役員報酬の連動ESGテーマと役員報酬を連動させる報酬体系をとっており、役員報酬における年次賞与の20%はK-ESG評価として、目標の達成度に応じて標準額の0%~200%の範囲で変動させております。役員報酬制度の詳細は「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (4)役員の報酬等」を参照ください。 ③ 重点ESGテーマ、指標と目標中期経営計画2030では「未来の成長を支える強靭なグローバル基盤」としてESG経営を位置づけ、「気候変動」「人的資本」「コーポレート・ガバナンス」「リスクマネジメント」を重点ESGテーマとして取り組んでいます。重点ESGテーマの指標と目標はそれぞれ次のとおりです。重点ESGテーマ指標目標気候変動スコープ1、2 排出量38.9万t (2014年比50%減)人的資本女性管理職比率7% 社員エンゲージメント60コーポレート・ガバナンス取締役会の実効性取締役会と執行部門の両輪が機能し、ガバナンスが継続的に向上リスクマネジメント海外コンプライアンス体制の構築各地域での必要な体制・機能の整備 (2) 人的資本① 基本的な考え方当社がGMB2030を実現していくためには、既存事業の拡充と新たなソリューション創出を両立し、持続的な成長と収益力向上を実現していくことが不可欠です。その原動力となるのは、強くしなやかな組織と、多様で自律した人財です。当社は現場主義やOn Your Sideの精神を基盤としつつ、事業環境の高度化・グローバル化に対応するため、人財の質の高度化と挑戦を促す組織文化の醸成を進めています。そのために「組織の強化」「個の強化」「健康経営」を基本方針とし、人財の成長と組織の実行力向上を通じて、事業成長と企業価値向上を支えていきます。 ② 人的資本戦略当社の人的資本戦略は、経営戦略と一体となって策定しており、事業成長と収益力向上を支える人財基盤の強化を目的としています。具体的には、経営資源の選択と集中、バランスシートを意識した戦略的な財務運営、未来の成長を支える強靭なグローバル基盤という経営方針と連動し、人的資本の観点から組織力と人財力の高度化を進めています。各基本方針(組織の強化/個の強化/健康経営の推進)に対応する戦略・施策ポリシーを定め、KPI及び具体施策を通じて実行しています。1) 人的資本 基本方針基本方針概要a組織の強化多様な人財が集い、つながることで新たな価値を創出し、それがイノベーションやサステナビリティの源泉となります。当社では『対話』を重視した企業文化を構築し、個々の能力を引き出すことが組織の強化を実現するための鍵であると考えております。b個の強化個々人が未知の領域の課題解決にチャレンジをしていく必要があり、そのためにはメンバーそれぞれが強い想いを持ち、個々の力を発揮していくことが求められます。c健康経営の推進当社がこれからも社会に必要とされるソリューションを生み出すためには、活動の主体者である従業員の心身の健康が欠かせません。従業員の健康を大切にする風土を醸成し、一人ひとりの心身の健康を保つと共に、いきいきと働き続けることができる職場づくりを通して、当社の人的資本戦略を下支えします。 <GMB2030と人的資本の関係図>2) 基本方針の戦略、施策ポリシーa. 組織の強化、b. 個の強化、c. 健康経営の推進の3つの基本方針について、戦略と施策ポリシーを定めて取組みを進めております。 <基本方針の戦略、施策ポリシー> [戦略]a. 組織の強化 (=社内環境整備方針)・多様な人財を獲得し、その個性を尊重しながら、人財の価値を最大限引き出す『対話』を重視した企業文化の構築当社は人的資本戦略の柱として、「組織の強化」を推進しております。異なる価値観や考え方があることを認識し、多様な個性を最大限に活かすことはイノベーションにつながります。加えて、組織がグローバルで持続的に成長していくためにも、多様性を活かすことは重要な観点です。また、当社では『対話』をキーワードにDEIの戦略を展開しております。多様な個性を持った人財が積極的に『対話』し、多様な意見を交わすことで新しいアイデアが生まれ、現存の課題に対する新しいアプローチが見つかります。そして人財の価値を最大限に引き出す『対話』を重視した組織文化は、個々の能力・経験・考え方が認められ個々の力をより発揮できる環境を構築します。また、エンゲージメント向上やローテーション・公募の活性化を通じて適材適所を実現し、人財の能力発揮と生産性向上を図っています。これにより人的側面から資本効率と収益力の向上を支えています。b. 個の強化 (=人財育成方針)・戦略的かつ計画的な育成投資によるチャレンジ意欲ある人財への成長機会の提供・従業員の想いを大切にした自律的なキャリア形成支援当社は人的資本戦略の柱として、「想い」を重視しております。GMB2030実現に向けて、当社全体の個人の成長は欠かすことができず、個人の成長の土台となるのは、一人ひとりの想いであると捉えております。想いを自律的に実現できる環境をさらに整え、一人ひとりの想いが原動力となって、個人も組織も成長していくような組織をめざしております。これからも従業員一人ひとりが自分と向き合い、自律的にキャリアを考えていけるような支援を積極的に行い、従業員の視野を拡げ、自己成長に向け意欲的にチャレンジする方への育成投資を重点的に行っていきます。そして一人ひとりのエンゲージメントを高めつつ、個々人の持つ強みを最大限に引き出し、その強みを伸ばしながらチームで価値創造できる人財育成を行います。加えて、サクセッションプランの高度化や挑戦機会の拡充を通じて、将来の経営を担う人財や新たな価値創出を担う人財の育成を進めています。これにより経営基盤の強化と未来の成長を支えるグローバルな人財基盤を構築しています。 c. 健康経営の推進 (=社内環境整備方針)・健康経営戦略マップに基づくデータ分析により、人的資本への効果的な健康施策への投資サイクルを構築する当社は人的資本戦略の土台として、健康経営を推進しております。戦略の核となるのは、「健康経営戦略マップ」に基づくデータ分析です。健診データや労働時間データ、各種サーベイで取得した「KPI指標」を多変量解析し、心身の健康やパフォーマンスを促進/阻害する要因を深掘りしながら、効果的な健康施策への投資サイクルを構築しております。健康な従業員は、組織の「創造性」と「生産性」を向上させ、全体のパフォーマンスに寄与します。このアプローチは、K-ESG経営にも密接に連動し、企業の持続的成長にもつながります。 <健康経営戦略マップ> [施策ポリシー]a. 組織の強化・マネージャーがメンバー一人ひとりに向き合い、双方の想い・考え方を理解・共感しあう施策を実行する・多様な人財の集まりと生産性の高いフレキシブルな働き方の中で共創・創発を促進する『対話』を重視した文化を構築するためにはマネージャーの存在は必要不可欠です。1on1ミーティングや日々の対話を通じて、マネージャーがメンバー一人ひとりの想いに理解・共感し、その想いに対して最大限支援することが個々人のエンゲージメントを高め、多様な人財の価値を引き出すことができると考えております。また、性別、国籍、年齢、経験、価値観等、あらゆる属性や様々な個性をもつ従業員一人ひとりが、熱意をもって働けるよう、状況に合わせた働きやすい制度の整備等、多様な人財が活躍できる場を提供していきます。 b. 個の強化・将来の経営人財候補を戦略的・計画的に発掘・育成する・チャレンジ意欲ある人財へ積極的な投資を行う・事業・職務で実現したい従業員の想いを受け止め、従業員の自律的キャリアを最大限支援する当社がこれから既存事業の拡充や新たなソリューションへの取組みを行うには経営人財の計画的な育成とチャレンジ意欲ある人財への積極的な投資を行い、より変化に柔軟で多様性のある人財を育成していく必要があります。また一人ひとりの想いを確実に受け止め、事業や職務で実現したキャリアについて、上司部下間で十分な対話を行い、従業員の想いを最大化し、行動につなげることが今後のめざす姿を実現する近道であると考えております。 c. 健康経営の推進・ヘルスリテラシー向上を起点として、適正な受療行動と予防活動を促進する健康になるためには、「行動」を変える必要があり、「行動」を変えるためには、まず「意識」を変える必要があります。「ヘルスリテラシー」は、健康意識・知識を推し量る指標の1つであり、この数値が高い従業員を増やしていくことが、健康な従業員を増やしていくことにつながります。健康を「自分ごと」として捉え、自律的な健康増進に取組む「ヘルスリテラシー」のある従業員を増やすべく、健康施策に継続的な投資をしております。 [具体的な取組み(一例)]■従業員エンゲージメントの向上 K-ESG経営を推進するには、従業員が企業理念を実践し、社内外のステークホルダーの共感と参画を得ることが重要です。そこで、K-ESG経営推進の主体者である従業員が誇りや喜びを持ち、働きがいと働きやすさを感じられる組織づくりを国内外で進めるべく、2021年11月よりエンゲージメントサーベイを実施しております。2025年度は国内・海外の子会社含め、約24,000名がサーベイに参加しました。着実にスコアは向上しておりますが、現状の肯定的回答率スコア47%(グループ全体)から2030年でスコア60%をめざし、エンゲージメントを高める取組みをさらに推進していく必要があります。サーベイ結果は組織によって異なるため、各組織に適したアクションを展開することが必要です。そのためには、組織全体でしっかり対話を行い、組織内のメンバー全員にも自分事化してもらう働きかけを行っております。2023年から組織内の対話を促進すべく、組織づくりワークショップ(部長向け)を実施し、組織の活性化・エンゲージメント向上を図っております。メンバーとの対話を通じて、組織のありたい姿を描き、組織内に伝えていく一連の流れを体験することで、エンゲージメント向上に向けた具体的なアクションを展開しております。 ■女性活躍促進 女性の活躍は組織全体のイノベーション促進や持続的成長を実現させると考え、2020年より女性従業員の採用数を増やしております。今後は引続き事務系社員で50%近くを採用し、技術系社員も現状の12%~13%から20%程度まで引き上げるべく、取組みを進めております。それと同時に今まで以上に女性が働きやすく、活躍できる環境を整備していきます。また、女性従業員間の交流と相互支援を目的とした、Kubota Women Employee Resource Groupを発足させました。組織を超えて女性リーダーが集い、自発的な活動を通じた新しい繋がりを築くことで、自身のキャリアに対する考えを深め、モチベーション向上を図ります。また自らのリーダーとしての経験を共有することで、次世代を担う若手従業員が多様なキャリアや価値観に触れる機会を創出し、次の女性リーダーの育成につなげていきます。女性従業員のエンパワーメントを目的とした女性活躍推進フォーラムも開催しております。社長をはじめとする経営層が女性の活躍がクボタにとって不可欠であること、そして女性活躍推進に対する思いを直接女性従業員に向けて語りかけております。また、グローバルに活躍する社内ロールモデルの講話を通じて、女性従業員が前向きに自身のキャリアを考え、自分らしいリーダー像を見出す機会を創出しております。管理職における女性従業員の比率は、年々増加傾向にあります。これまでも人事制度の変更等、性別によらない登用を確実に進め、女性の活躍を支える両立支援の拡充等、エクイティ(公平性)を重視した施策を実施してきました。これからもより一層ダイバーシティ・マネジメントを強化し、公平な育成・登用を実現していき、すべての従業員が自分らしく活躍できる職場環境を整備し、意欲を持って働き続ける風土醸成を進めます。■健康意識の向上 当社では、従業員一人ひとりの「ヘルスリテラシー」を向上させるために、2018年から2021年にかけて希望者全員(実績:12,309名)に対して「ウェアラブルデバイス」の無償貸与をしております。2022年からは「健康アプリ」を導入し、健診結果やバイタルデータを手元でいつでも確認できる環境を整えると共に、年間を通じた「健康イベント(クボタ健康チャレンジ)」と健康行動に対する「ポイントインセンティブ」を通じて、従業員の自律的な健康増進をサポートしております。 ③ 指標と目標人的資本関連KPIは、経営戦略に資するものとして、『エンゲージメントサーベイ(以下、ES)によるエンゲージメントスコア(肯定的回答率)』『女性管理職比率』を設定しております。これら指標と目標は状況に合わせて見直しを行います。これらに加え、エンゲージメントや多様性の向上が生産性や挑戦行動の促進につながる観点から、人的資本KPIの高度化を進めています。 KPI項目対象範囲2025年実績2030年目標ES エンゲージメントスコア連結47%60%女性管理職比率単体5.1%7% ④ ガバナンス代表取締役社長をはじめ事業部門、財務、人事、研究開発、製造、環境等の担当役員がメンバーであるKESG経営戦略会議で人的資本に関する審議を行っております。そして、社長を含む事業本部及び機能別本部トップの役員がメンバーの人財会議で、将来の経営層候補人財について、最適な育成や人財配置等を検討しております。また、エンゲージメントスコアや多様性の状況は役員報酬制度に組み込まれております。 (3) 気候変動、自然資本への対応とTCFD・TNFD提言に基づく情報開示当社は、2050年に向けた環境面から事業活動の方向性を示す「環境ビジョン」で、カーボンニュートラルでレジリエントな社会の実現への貢献を掲げております。2020年1月にTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言及び2024年2月にTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)提言へ賛同し、情報開示に努めています。最新のTCFD及びTNFD提言に基づく開示は以下リンク先をご覧ください。TCFD: https://www.kubota.co.jp/sustainability/environment/tcfd/index.htmlTNFD: https://www.kubota.co.jp/sustainability/environment/tnfd/index.html  TCFD① ガバナンス気候変動、自然資本を含む環境経営課題は「KESG経営戦略会議」等で、経営幹部を中心に審議・管理を行っております。会議の結果は取締役会や執行役員会に報告するとともに、「環境管理担当責任者会議」を通じてグループ内に展開しております。また、ESG経営の取組みをより一層加速させるための動機付けとして、役員報酬制度のうち年次賞与の評価指標に気候変動対応目標を組み込んでおります。 ② 戦略当社はグループ全体に関する気候変動と自然資本の影響を評価するため、全事業を対象にシナリオ分析を実施しています。気候変動については、2030年に想定される事業への影響評価を2050年に向けた人口増加や経済発展をベースに、1.5℃/2℃、4℃のシナリオを用いて行いました。当社はこれらのシナリオ分析結果をもとに事業へのリスクや機会を整理し、事業分野毎に対策戦略を立案しております。 <機械事業における分析結果>シナリオTCFDシナリオ分析結果概要(市場・事業環境の変化)評価結果(2030年)財務インパクト(2030年)(注)1.5℃/2℃リスク「技術」気候変動関連の規制強化等による製品設計・使用要件の変化・内燃機関の燃費改善の規制が今後強化される・農業機械や建設機械等、内燃機関を使用する製品に対する新たな規制が適用される等、電動化、燃料電池化、低・脱炭素燃料化(水素エンジン、合成燃料エンジン)等、動力源のニーズが多様化・長時間の稼働やハイパワーが求められ電動化が難しい大型製品は内燃機関搭載製品が使用され、低・脱炭素燃料の利用が増加燃費改善、多様な動力源に対応する研究開発を積極的に進め、将来の事業機会獲得につなげる必要がある中機会「製品」2030年時点では一部の先進地域で規制が適用されるが、脱炭素化製品の売上高への影響は限定的小-中機会「市場」脱炭素化製品・サービスを望む市場ニーズの変化・建設機械や芝刈機、ユーティリティビークルにおいて、騒音低減化、給油手間の忌避や室内利用等、内燃機関搭載製品にない新たな価値を求める市場ニーズが拡大・地域の燃料供給インフラに応じ、低・脱炭素燃料を利用した水素エンジン、ガスエンジンやハイブリッドエンジンを搭載した製品の需要が拡大一部の先行市場や既存市場で電動ユーティリティビークル、乗用モーア、建設機械等を求める顧客はあるが、2030年時点での売上高への影響は限定的小-中機会「市場」農業における脱炭素推進による農業形態の変化・気候変動への適応策として、農業技術発展や農地の有効利用が促進され、農作物の生産量は増加・先進国で農業の脱炭素化が進み持続可能な農法の普及が拡大・新興国で農業の脱炭素化と近代化が同時に進みスマート農業や営農ソリューション、エネルギー効率の高い農業機械の需要が拡大・土壌の炭素貯留を増加させる等、脱炭素型農業の需要が拡大農業の低・脱炭素化に貢献する農業機械、スマート農業ソリューション等の売上高増加が期待できる中-大4℃機会「レジリエンス」耕作適地の変化(農機・農法の需要変化)・気候変動は耕作適地の移動や農作物生産に影響を与える・スマート農機や精密農業等、新たな農機・農法への移行支援や農業ソリューションの需要が拡大・特に北米、アジア、欧州の一部地域等、より湿潤な地域における農業ソリューションの需要に変化気象変化に対応可能な農業機械、農業ソリューションの売上高増加が期待できる中-大(注) 損益への影響を 「小」≦25億円、25億円<「中」≦250億円、250億円<「大」 で示す。 上記分析結果に基づく機械事業における対応戦略イノベーションを通じて製品使用段階でのCO2排出抑制に貢献・今後も規制強化が予想されるエンジンの燃費改善、ハイブリッド化等の研究開発を継続強化・市場のニーズに応じ、カーボンニュートラルに貢献する製品ラインアップの拡充・地域のエネルギー供給状況に応じ、電動化、燃料電池化、低・脱炭素燃料化(水素エンジン、合成燃料エンジン)等、多様な動力源の実用化に向けた研究開発の加速農業からの温室効果ガス削減や持続可能な食料生産活動を支援・バイオマス地域資源循環や炭素貯留等、低・脱炭素農業や気象変化に対応可能な製品・サービスの研究開発を推進、営農ソリューションを具現化・農業の効率化・省力化に貢献するスマート農業(農機自動化、精密農業等)を可能とする農業機械やサービスの拡充と普及拡大・フードバリューチェーンの課題解決に貢献する植物工場等次世代作物生産を通じた持続可能な農業の構築に貢献・さらなる農業の効率化や農業を通じた脱炭素化に貢献する最先端技術とICTを融合させたクボタ営農支援システム「KSAS(クボタスマートアグリシステム)」やクボタIoTソリューションシステム「KSIS(クボタスマートインフラストラクチャシステム)」、ほ場水管理システム「WATARAS」の利用用途の拡大<水環境事業における分析結果>シナリオTCFDシナリオ分析結果概要(市場・事業環境の変化)評価結果(2030年)財務インパクト(2030年)(注)1.5℃/2℃機会「市場」水と資源の確保・保全に向けた社会動向の変化・人口増加や経済発展が進むことでさらに水需要が増加・気候変動の影響による水資源の逼迫や水質悪化等への予防措置として、先進国やアジア諸国で生活・産業用水の取水・排水規制が強化される・水不足・水質悪化を解消するためのソリューションの需要が拡大上下水道のインフラ整備に関連する製品・ソリューションの売上高増加が期待できる中-大機会「資源効率」水と資源の確保・保全に向けた社会動向の変化・ごみや農業残さの利活用、従来活用されていなかった小水力からのエネルギー回収等、エネルギーや資源の有効利用につながるソリューションの需要が増加・脱炭素とサーキュラー・エコノミーの両立が加速し、新規資源の採掘を回避し、資源の循環利用が増加・都市化工事の増加や作業者の減少等により水インフラ工事の効率化につながるソリューションの需要が拡大資源・エネルギーの再生・回収や利用効率化に関するソリューションの売上高増加が期待できる中-大4℃機会「レジリエンス」気象災害に対する意識の変化・気候変動が進むことで、台風・豪雨等自然災害増加や、渇水、水質悪化等、生活環境に悪影響・自然災害激甚化への対策として、既存上下水道インフラのレジリエンス強化や老朽更新、水質改善等の需要が増加・気候変動に伴い激甚化する自然災害に対して、日本では国土強靭化に向けた水関連製品の需要が拡大水インフラ強靭化、災害対策、水質改善に関連する製品・ソリューションの需要は継続し、売上高増加が期待できる小-中(注) 損益への影響を 「小」≦25億円、25億円<「中」≦250億円、250億円<「大」 で示す。 上記分析結果に基づく水環境事業における対応戦略様々な資源(水・エネルギー・鉱物等)の有効活用、サーキュラー・エコノミーの実現に貢献・水需要の増加に応える上下水道インフラ整備や水リサイクルへの貢献・水質改善に貢献する浄水・下水処理関連製品・ソリューションの提供拡大・地域の資源循環の仕組み作りに貢献する農業系残さや生活ごみ、下水汚泥等からのバイオ燃料の製造及び利用促進・廃家電等の都市鉱山から有用な金属を回収することで廃棄物の埋め立て処分を削減し、廃プラスチックをエネルギー源として利用する「ディープ・リサイクル技術」の開発推進・下水汚泥から重金属やリンを回収する下水汚泥溶融システムの提供による資源の有効利用促進・水道管路工事・施工管理における省エネルギー化に貢献する「スマート水道工事システム」の利用拡大を推進気象災害に強い水インフラづくりに貢献・災害に強いダクタイル鉄管や災害からの復旧に貢献する排水ポンプ車、災害予防に貢献する排水機場の河川水位シミュレーション・運転管理システム等、防災・災害対応製品の提供拡大・水環境プラント・機器の遠隔監視・診断・制御を支援するKSISの利用用途の拡大 <事業共通の分析結果>シナリオTCFDシナリオ分析結果概要(市場・事業環境の変化)評価結果(2030年)財務インパクト(2030年)(注1)1.5℃/2℃リスク「規制」社会が企業に求める脱炭素化対応の変化・炭素価格制度・炭素国境調整措置が導入される等、各国で製品ライフサイクルを通じた脱炭素要求が拡大・脱炭素化に向けた規制や取組みが加速し、エネルギー価格が上昇・化石燃料の使用、CO2排出に対する課税が強化・各国で省エネルギー規制強化によりエネルギーコストや省エネ対策費が増加脱炭素化や省エネに対応する設備投資の増加、エネルギー価格、原材料価格上昇により製造コストが増加する中省エネ・CO2排出抑制対応等による排出削減目標達成時に想定される炭素税の負担が発生する小(約25億円)(注2)4℃リスク「物理的」異常気象増加による自社・サプライヤーへの影響・豪雨や洪水等の気象災害が激甚化・高頻度化・自社拠点やサプライヤーでの事業活動に悪影響・原材料調達遅延により、生産・販売活動に影響気象災害による災害損失が発生する可能性がある中(約30-60億円)(注3)気象災害による悪影響を回避するBCP対策費が増加する可能性がある中(注) 1 損益への影響を 「小」≦25億円、25億円<「中」≦250億円、250億円<「大」 で示す。 2 2030年時点の予想される炭素税を乗じて試算 3 過去発生した気象災害にともなう損失を参考に試算 上記分析結果に基づく対応戦略事業活動から発生するCO2排出等の環境負荷を低減・拠点における省エネ、高効率設備導入、電炉化・燃料転換、LED照明の導入、再エネの利用拡大に向けた取組みの推進自拠点・サプライヤーにおける気候変動リスク対策を強化・ハザードマップを活用した豪雨・浸水・暴風によるリスクが高い拠点の特定と建設物の補強や電気設備への浸水対策の計画的な推進・調達ルートの多様化を図る等、部材調達の分散化・事業継続計画(BCP)に基づく気象災害に強いモノづくり体制の構築 TNFD自然資本については、TNFDが提唱するLEAPアプローチやリスク分析ツール「ENCORE」を用いて、自然資本との関わりが深い事業について評価しました。LEAPアプローチの「Locate」において、機械事業では稲作用の農業機械が使われるアジア地域及び畑作・果樹栽培用機械が使われるアジア、欧州、米州を特定しました。また、水環境事業では水ストレス地域としてアジアを、天然資源依存地域として日本を特定しました。「Evaluate」では客先における農業の実施により、土地や水資源などに影響を及ぼし、同時に農業もこれらに依存していることがわかりました。また、水関連事業では水資源や水質に依存しているものの、環境事業では自然資本への依存は高くないことがわかりました。「Assess」では影響度や依存度が高い項目についてシナリオ分析を実施し、「Prepare」ではリスクの低減や機会の拡大につながる対応戦略を立案しました。 <シナリオ分析結果(抜粋)>事業要因もしくは生態系サービスTNFDシナリオ分析結果概要想定される事業リスク、機会機械影響水使用・人口増加にともない水需要が増加する一方で、かんがい用水に利用可能な水確保が課題となる・農業技術の進歩が水効率向上に寄与する・生態系の健全性を維持するため、農業や産業による水源への影響を最小限に抑える規制などが強化されるリスク:・農業用に利用可能な水の減少、風水災、水質・土壌汚染などにより農作物の収量が減少。これにより農機販売に影響を及ぼす可能性がある機会:・農作物の収量拡大に資する農業機械やソリューションの需要が拡大する・低・脱炭素に貢献する農業機械、建設機械、ソリューションの売上が拡大する依存水の循環、地表水、地下水影響生態系(淡水、陸上)水質・土壌汚染・人口増加にともなう食料需要を満たすため、農作物の収量拡大が求められる・農地確保のため、森林や貯水池の土地転用が発生すれば、土地保水力の低下や農地への風水害の増加を招き、森林伐採は生態系の損失や気候変動の加速につながる・収量拡大のための過剰な肥料や農薬の利用は、花粉の移動の減少や水・土の劣化につながる依存暴風緩衝、地盤安定化受粉水環境影響-・都市部の拡大や人口増加により、水資源や都市緑地の需要が増加する。水源や水域の保全、自然保全を考慮した水管理が強化される・気候変動の影響による水資源の逼迫や水質悪化などへの措置として、生活・産業用水の取水・排水規制が課せられる・水不足・水質悪化を解消するためのソリューションの需要が拡大する機会:・水の効率的な管理や再生利用を可能とするソリューションの需要が拡大する・資源の有効利用や循環利用を促進するソリューションの需要が拡大する依存水の循環、地表水、地下水影響廃棄物・ごみや農業残さの利活用、資源の有効利用につながるソリューションの需要が高まる依存- 主な対応戦略・農業の水利用効率向上や森林伐採の抑制、生息域保護につながる農業ソリューションの提供を拡大する。・スプレイヤー、ドローン等農作物の収量拡大や施肥量最適化に貢献する製品の提供を通じて、温室効果ガスの排出抑制や生態系や生息域への悪影響を抑制する。・上下水道の配管材の提供及び水処理プラントのエンジニアリング等により、水インフラの整備や水リサイクルに貢献する。・廃棄物から金属やプラスチック等の資源を回収するための破砕・選別設備、下水汚泥から化学肥料を取り出す溶融炉等のリサイクルプラントの提供を通じて、サーキュラー・エコノミーを実現する。 <低炭素経済への移行計画>当社は、2030年以降のカーボンニュートラルの時代の動力源は多くの選択肢があり、全方位で対策をしなければならないと考えております。以下は当社の気候変動対応を示した移行計画です。 ③ リスク管理当社はバリューチェーン全体(直接操業、上流・下流含む)における気候変動の緩和と適応を含む環境保全活動に関わるマテリアリティの特定を行っております。発現するリスク・機会の対象期間は短期・中期・長期的な視点で行い、特定したリスク・機会は毎年見直しを行っております。また、情報収集・分析、課題抽出、重要度の検討、リスク・機会の特定と重点施策の策定を通じ環境保全活動に関わるマテリアリティを特定しております。評価プロセスとして、環境保全中長期目標を設定し、その進捗管理を行っております。中期(3-5年の期間)・長期(5-15年の期間)の目標はKESG経営戦略会議等で審議しております。各生産拠点は計画を作成し、環境管理部は毎年進捗状況の管理を行っております。実績と目標との差異を分析した上で、重点施策や中長期的な取組みの方向性を検討しております。また、環境管理担当責任者会議を通じ各地域の状況に応じた気候変動への対応を推進しております。 ④ 指標と目標当社では、気候変動や自然資本に関連するリスクの低減と機会の拡大をめざした環境保全中長期目標を設定し、目標達成に向けた取組みを推進しております。また、グローバル拠点(スコープ1、2)及び上流・下流(スコープ3)のCO2排出量を算定し、実績値を開示しております。主な開示データは第三者機関による保証を取得し、その精度向上に努めております。取組項目指標基準年度2025年度実績(注3、4)2025年度目標(注4)2030年度目標(注4)2040年度目標(注4)CO2排出削減(スコープ1、2)CO2排出量(注1)2014▲34.4%-▲50%▲75%CO2排出原単位(注2)2014▲49.6%▲45%▲60%-再生可能エネルギー利用率(注1)-22.9%20%以上60%以上-水資源節約水使用原単位(注2)2014▲40.4%▲35%▲45%-(注) 1 グローバル拠点を対象としております。 2 グローバル生産拠点を対象として、原単位は生産高当たりの環境負荷量としております。 3 実績は2026年3月3日時点の速報値です。 4 ▲は「マイナス」を表します。 CO2排出量(スコープ1、2)の推移(注) 2025年度速報値は2026年3月3日時点のものです。
主要な設備の状況 FY2025 / 約1,999字
2 【主要な設備の状況】当年度における主要な設備は次のとおりです。「機械装置及びその他」には「機械装置」のほか「工具、器具及び備品」、「車両運搬具」を含めて記載しております。なお、帳簿価額は各社の個別財務諸表における金額を記載しております。 (1) 提出会社2025年12月31日現在 事業所名(主たる所在地)事業別セグメントの名称生産品目または業務内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及びその他土地建設仮勘定合計面積(千㎡)金額阪神工場(兵庫県尼崎市)水・環境ダクタイル鉄管3,2645,909(4)3651,9304,12315,226583京葉工場(千葉県船橋市)水・環境ダクタイル鉄管3,2902,75544510,66444017,149349市川工場(千葉県市川市)水・環境スパイラル鋼管6102,131(19)625132263,480133恩加島事業センター(大阪市大正区)機械水・環境鋳物部品6,30510,329(1)825364617,333373グローバル技術研究所(堺市堺区)機械全社研究開発55,88210,952(3)65723,4791,15291,4653,157堺製造所(堺市堺区)機械農業機械エンジン建設機械精密機器19,83918,251(24)1859321,50740,5291,918堺臨海工場(堺市西区)機械エンジン22,87827,327(1)2107,8272,93760,9691,436宇都宮工場(栃木県宇都宮市)機械農業機械1,6002,572(7)1461883,0427,402453筑波工場(茨城県つくばみらい市)機械農業機械エンジン22,99224,681(22)5137,22914,12669,0282,424枚方製造所(大阪府枚方市)機械水・環境建設機械ポンプ・バルブ鋳鋼品17,7888,7383046728,47235,6701,891滋賀工場(滋賀県湖南市)水・環境浄化槽2,1372761781,032943,53959本社東京本社その他支社等(大阪市浪速区他)(注2)機械水・環境全社管理業務、販売業務及び研究開発等16,2174,2411,64426,9253,91751,3003,121(注) 1 土地及び建物の一部を賃借しており賃借料は約12億円です。賃借している土地の面積は( )で外書きしております。なお、賃借土地・建物の主な用途は製品置場及び営業拠点です。2 土地には工場用地、物流及び営業拠点用地、厚生施設用地等が含まれております。 (2) 国内子会社2025年12月31日現在 会社名事業所名(主たる所在地)事業別セグメントの名称生産品目または業務内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及びその他土地建設仮勘定合計面積(千㎡)金額㈱クボタケミックス本社・支店・工場(兵庫県尼崎市他)水・環境合成管・継手3745,896(95)--8947,164722(注) 賃借している土地の面積は( )で外書きしております。なお、賃借土地の主な用途は製造拠点です。 (3) 在外子会社2025年12月31日現在 会社名事業所名(主たる所在地)事業別セグメントの名称生産品目または業務内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及びその他土地建設仮勘定合計面積(千㎡)金額クボタノースアメリカ Corp.本社(アメリカデラウェア州)機械統括業務14,5144163,1748,88024624,056148クボタトラクター Corp.本社・支店(アメリカテキサス州他)機械管理業務及び販売業務等25,3352,9248702,5582,10032,9171,288クボタマニュファクチュアリングオブ アメリカCorp.本社工場(アメリカジョージア州)機械トラクタ汎用機械建設機械インプルメント21,54225,7115117615,75853,7722,909グレートプレーンズマニュファクチュアリング,Inc.他グループ子会社16社本社・工場(アメリカカンザス州他)機械インプルメント建設機械15,97322,6071,79090912,07851,5672,102サイアムクボタコーポレーションCo.,Ltd.本社・工場(タイパトゥムタニー県他)機械トラクタコンバインインプルメント横型ディーゼルエンジン8,6728,5174984,0181,84423,0512,770エスコーツクボタ Ltd.他グループ子会社6社本社・工場(インドハリヤナ州他)機械トラクタ建設機械4,99713,059(365)47417,9302,94738,9334,371(注) 賃借している土地の面積は( )で外書きしております。なお、賃借土地の主な用途は製造拠点です。
コーポレート・ガバナンスの概要 FY2025 / 約7,857字
(1) 【コーポレート・ガバナンスの概要】① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方当社は長期ビジョン「GMB2030」を掲げ、「豊かな社会と自然の循環にコミットする“命を支えるプラットフォーマー”」となることをめざし、持続的な企業価値の向上に取り組んでおります。この長期ビジョンを実現するため、当社は中期経営計画2030を策定し、その達成に向けて、経営の健全性、効率性、透明性をより向上させるべく、コーポレート・ガバナンスのさらなる強化に向けて取組みを進めております。 ② 企業統治の体制a. 企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由当社は、監査役会設置会社を基本に、任意の指名諮問委員会・報酬諮問委員会を設置しております。また、当社は、管理監督機能の強化及び業務執行責任の明確化と権限移譲による意思決定の迅速化をめざすため、執行役員・エグゼクティブオフィサー制を採用し、経営会議等で執行役員以下経営各層に適切な範囲の決裁権を委ねることで監督と執行の分離を図っております。さらに、チーフオフィサー制により、CxOがグローバルに全社横断的に各機能についての責任と権限を持つことで、各機能の専門性を高め、全社視点でのガバナンスを強化するとともに、CEOからの権限移譲により、意思決定の迅速化を図っております。食料・水・環境分野に幅広い事業領域を持つ当社において、取締役会は、それぞれの事業に精通した社内取締役の視点と社外取締役のもつ客観的な視点及び幅広い知見をもとに、経営における重要な基本方針の決定や執行役員・エグゼクティブオフィサーによる業務執行の監視・監督を行い、一方で法的に独立した立場の監査役が高い監査機能をもってモニタリング機能を働かせる体制であるべきと考えております。加えて、過半数が社外取締役で構成される任意の指名諮問委員会、報酬諮問委員会を設置することで、役員等の人事及び報酬についての客観性と透明性を確保し、事業運営の健全性、効率性、実効性を確保しながら企業の持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を図ることができると判断しております。これらのあり方を実現するため、当社は以下の企業統治の体制を採用しております(有価証券報告書提出日現在)。 当社は、2026年3月19日開催予定の第136回定時株主総会の議案(決議事項)として、「取締役10名選任の件」及び「監査役3名選任の件」を上程しており、当該議案が承認可決されますと、当社の取締役会は10名の取締役(内、社外取締役5名)、監査役会は引続き6名(内、社外監査役3名)の監査役で構成される予定です。また、指名諮問委員及び報酬諮問委員に7名の取締役(内、社外取締役5名)が就任、両委員会のオブザーバーに社外監査役1名が就任する予定です。 取締役会は全社の戦略的な意思決定と取締役・執行役員・エグゼクティブオフィサーによる業務執行の監督を行っております。取締役会は、定例として毎月1回開催されるほか、必要に応じ随時開催され、取締役会で議論し設定した年間議題をベースにしながら、経営計画に関する事項、資金計画、投資・事業再編、ガバナンス等の重要経営課題について審議、決定しております。 当事業年度において開催された取締役会の回数は14回であり、個々の取締役の出席状況は次のとおりです。役職名氏名出席回数出席率代表取締役社長北 尾 裕 一14回100%代表取締役副社長執行役員花 田 晋 吾14回100%取締役吉 川 正 人14回100%取締役渡 邉   大14回100%取締役吉 岡 榮 司14回100%取締役専務執行役員木 村 浩 人14回100%社外取締役新 宅 祐太郎14回100%社外取締役荒 金 久 美14回100%社外取締役川 名 浩 一14回100%社外取締役古 澤 ゆ り14回100%(注1)社外取締役山 下 良 則10回 91%(注2)社外取締役松 田   譲3回100%(注3)(注)1 2025年3月21日の社外監査役退任までに社外監査役として出席した取締役会を含めて、出席率を算定しております。  2 2025年3月21日の就任後に開催された取締役会を対象として、出席率を算定しております。  3 2025年3月21日の退任前に開催された取締役会を対象として、出席率を算定しております。 当事業年度における取締役会での、法令に定められたものを除く具体的な検討内容は次のとおりです。テーマ具体的な検討内容経営計画関連経営方針、経営体制投資・事業再編関連事業計画、設備投資計画、その他重要な投資・事業再編案件ガバナンス関連取締役会の実効性評価、リスクマネジメント、コンプライアンス、役員人事(取締役・監査役・執行役員・エグゼクティブオフィサー)、役員報酬 また、当社は、企業の持続的な成長と中長期的な企業価値向上に資するテーマについて取締役会メンバーで議論する場「Value Up Discussion Meeting」(以下「VUDM」)を定期的に開催しております。当社は、VUDMを意思決定の場とは位置付けず、意見交換と情報共有を目的として開催し、議論の内容を適宜執行側へ伝達しております。当事業年度は、6回開催し、2026年からの中期経営計画の策定に向けた重要テーマに焦点を当てました。具体的には、社外取締役の意見を反映し、まず事業戦略上重要な北米のビジネスモデルについて取締役・監査役が理解を深め、その上で中長期的な機械事業及び水・環境事業の戦略、研究開発の全体戦略について議論しました。また、併せて中期経営計画における財務目標についても、資本コストを上回る収益性を確保し、資本効率を意識した経営の重要性を踏まえて議論しました。こうした議論を通じて、VUDMでの意見を執行部門が中期経営計画案に落とし込み、再度VUDMで議論するといった過程を積み重ね、取締役会での審議・決議を経て、2026年2月に公表した中期経営計画の策定に繋がっております。 監査役会は取締役の業務執行の監督と監査を行っております。監査役会の活動状況については、「(3) 監査の状況 ① 監査役監査の状況」に記載しております。 指名諮問委員会は、取締役候補者の選任、経営層のサクセッションプランニング、特任顧問の選任について審議し、スキル・マトリックスを活用し取締役会の構成や多様性についても議論を進めております。2022年度からは、指名諮問委員会の審議事項へ「社長の選解任・後継者計画に関する事項」を改めて追加し、当社の経営トップ層として必要な資質や能力、育成方法などについての議論も積極的に行っております。当事業年度において開催された指名諮問委員会は8回であり、活動内容は次のとおりです。時期活動内容2025年2月2025年度指名諮問委員会の年間議題、2024年度社長の評価、2025年度社長の目標設定についての審議2025年5月経営体制改革、経営層のサクセッションプランニングについての審議2025年6月経営体制改革についての審議2025年7月経営層のサクセッションプランニング、取締役候補者についての審議2025年9月経営層のサクセッションプランニング、取締役候補者についての審議2025年10月(2回開催)経営層のサクセッションプランニング、取締役候補者についての審議2025年12月ボードサクセッションについての審議 報酬諮問委員会は、取締役・執行役員・エグゼクティブオフィサー・特任顧問の報酬レベルの整合性及び報酬制度の妥当性について審議しております。現行の報酬制度では、長期ビジョン「GMB2030」で掲げた当社のめざす姿を実現するため、GMB企業に相応しい競争力のある報酬水準を設定するとともに、短期・中長期での成長に強く連動した評価体系を取入れております。当事業年度において開催された報酬諮問委員会は5回であり、活動内容は次のとおりです。時期活動内容2025年2月(2回開催)2024年度年次賞与についての審議、2025年度各評価指標の目標値設定についての審議2025年10月報酬ベンチマークにおける比較企業群の選定、2026年度役員の新報酬制度の策定に向けた検討についての審議2025年11月2026年度役員の新報酬制度の策定に向けた検討についての審議2025年12月2026年度役員の新報酬制度の策定に向けた検討についての審議 なお、取締役会の諮問機関である指名諮問委員会と報酬諮問委員会については、独立した客観的な視点を取入れるために構成員の過半数を社外取締役としているほか、委員長には社外取締役を任命しております。当事業年度における指名諮問委員会及び報酬諮問委員会の構成員並びに出席状況は次のとおりです。(◎は委員長、〇は構成員、△はオブザーバーを表します。)役職名氏名指名諮問委員会報酬諮問委員会委員出席回数出席率委員出席回数出席率社外取締役新 宅 祐太郎◎8回100%◎5回100%社外取締役荒 金 久 美〇8回100%〇5回100%社外取締役川 名 浩 一〇8回100%〇5回100%社外取締役古 澤 ゆ り〇7回100%(注1)〇3回100%(注1)社外取締役山 下 良 則〇7回100%(注1)〇2回67%(注1)社外取締役松 田   譲〇(注2)1回100%(注3)〇(注2)2回100%(注3)代表取締役社長北 尾 裕 一〇8回100% 代表取締役副社長執行役員花 田 晋 吾〇7回100%(注1)〇5回100%取締役吉 川 正 人〇(注4)1回100%(注5)〇5回100%社外監査役山 田 雄 一 △5回100%(注)1 2025年3月21日の第135回定時株主総会後に委員に就任してから開催された指名諮問委員会及び報酬諮問委員会を対象として、出席率を算定しております。  2 2025年3月21日の第135回定時株主総会終結の時をもって委員を退任するまでは、松田譲氏が両委員会の委員長を務めました。  3 2025年3月21日の第135回定時株主総会終結の時をもって委員を退任する前に開催された指名諮問委員会及び報酬諮問委員会を対象として、出席率を算定しております。  4 2025年3月21日の第135回定時株主総会終結の時をもって委員を退任しました。  5 2025年3月21日の第135回定時株主総会終結の時をもって委員を退任する前に開催された指名諮問委員を対象として、出席率を算定しております。 このほかに、特定の重要課題について意思決定や審議を行う経営会議を設けております。経営会議は中長期の経営戦略に基づく投融資等の意思決定や審議を行う役割を担っております。経営会議で審議された事項のうち、重要な事項については取締役会に上申しております。有価証券報告書提出日現在の各機関の構成員は次のとおりです。(◎は議長もしくは委員長、〇は構成員、□は出席者、△はオブザーバーを表します。)役 名氏 名取締役会指名諮問委員会報酬諮問委員会監査役会経営会議代表取締役会長北 尾 裕 一◎〇 代表取締役社長 CEO花 田 晋 吾〇〇〇 ◎取締役吉 川 正 人〇 〇 取締役渡 邉  大〇 取締役吉 岡 榮 司〇 取締役木 村 浩 人〇 社外取締役(独立役員)新宅 祐太郎〇◎◎ 社外取締役(独立役員)荒 金 久 美〇〇〇 社外取締役(独立役員)川 名 浩 一〇〇〇 社外取締役(独立役員)古 澤 ゆ り〇〇〇 社外取締役(独立役員)山 下 良 則〇〇〇 監査役檜 山 泰 彦□ ◎△監査役常 松 正 志□ ○△監査役伊 藤 和 司□ ○△社外監査役(独立役員)山 田 雄 一□ △○ 社外監査役(独立役員)木村 圭二郎□ ○ 社外監査役(独立役員)井野 勢津子□ ○ 専務執行役員 CTO市 川 信 繁 〇専務執行役員 CMO東  隆 尚 〇専務執行役員近 藤  渉 ○常務執行役員 CHSO山 本 万 平 ○常務執行役員 CHRO太 田 旬 治 ○常務執行役員 CCQO滝 川 英 雄 ○常務執行役員 CBPO佐々木  倫 〇エグゼクティブオフィサー CIO谷 原 博 幸 ○ 2026年3月19日開催予定の第136回定時株主総会終了後の各機関の構成員は次のとおりとなる予定です。(◎は議長もしくは委員長、〇は構成員、□は出席者、△はオブザーバーを表します。)役 名氏 名取締役会指名諮問委員会報酬諮問委員会監査役会経営会議代表取締役会長北 尾 裕 一◎〇〇 代表取締役社長 CEO花 田 晋 吾〇〇〇 ◎取締役専務執行役員 CTO市 川 信 繁〇 〇取締役専務執行役員 CMO東  隆 尚〇 〇取締役専務執行役員近 藤  渉〇 〇社外取締役(独立役員)新宅 祐太郎〇◎◎ 社外取締役(独立役員)荒 金 久 美〇〇〇 社外取締役(独立役員)川 名 浩 一〇〇〇 社外取締役(独立役員)古 澤 ゆ り〇〇〇 社外取締役(独立役員)山 下 良 則〇〇〇 監査役常 松 正 志□ ◎△監査役伊 藤 和 司□ 〇△監査役森  秀 樹□ 〇△社外監査役(独立役員)山 田 雄 一□△△〇 社外監査役(独立役員)木村 圭二郎□ 〇 社外監査役(独立役員)井野 勢津子□ 〇 常務執行役員 CHSO山 本 万 平 〇常務執行役員 CHRO太 田 旬 治 〇常務執行役員 CCQO滝 川 英 雄 〇常務執行役員 CBPO佐々木  倫 〇エグゼクティブオフィサー CIO谷 原 博 幸 〇 b. 内部統制システムの整備の状況当社は、取締役・執行役員・エグゼクティブオフィサー・従業員の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制の基礎として「クボタグループ行動憲章」、「クボタグループ行動基準」を定め、グループ全体の取締役・執行役員・エグゼクティブオフィサー・従業員の守るべき規範としております。リスクマネジメント会議のもと、経営上のリスクについてリスクカテゴリーごとに定めた担当部門(以下「主管部門」)が、法令・倫理の遵守のための教育、研修等の活動を展開するとともに、監査を実施しております。また、内部通報や相談窓口として、通報者保護を規定した業務規則「内部通報制度運用編」に基づいて「クボタホットライン」を設置し、法令違反等の不適切な行為の早期発見と防止を図っております。さらに、有価証券報告書等の重要な開示書類の適正性及び財務報告に係る内部統制の有効性評価について確認するため、財務情報等開示委員会を設置しております。 c. リスク管理体制及び情報管理体制の整備の状況コンプライアンス、環境、安全衛生、災害、品質等、グループ全体の事業上及び業務上のリスクについては、リスクマネジメント会議のもと、主管部門あるいは委員会等がグループ全体のリスク対応のための社内規則・規程、マニュアル等を整備し、リスク管理を行っております。また、当社に生じる新たなリスクへの対応は同委員会が主管部門を定め、当該部門がリスク管理を行っております。取締役・執行役員・エグゼクティブオフィサーの職務の執行に係る情報については、「文書保存規則」等の社内規則・規程に従って適切に保存及び管理を行っており、必要に応じて閲覧可能な状態を維持しております。 d. 連結子会社の業務の適正を確保するための体制整備の状況当社はグループ全体の統制環境を整備するため「クボタグループ行動憲章」、「クボタグループ行動基準」を制定し、理念と行動規範を共有しております。さらに、連結子会社を含めた業務の適正を確保するため、諸規則・規程類を整備し、適切な内部統制システムを構築しております。財務報告に係る内部統制システムをはじめとした経営上のリスクに関する内部統制システムの整備、運用状況は、当社及び連結子会社の各部門が自主監査した後、内部監査部門並びに主管部門が監査し、その結果を担当役員、リスクマネジメント会議、代表取締役社長、取締役会、監査役に報告しております。連結子会社の管理は、当社が定める「子関連会社管理規則」に基づき実施し、業務の適正を確保しております。連結子会社は、連結子会社の業務及び連結子会社の取締役等の職務の執行の状況を当社の所管部門に報告しております。当社は当社の事業部門と連結子会社との事業上のつながりを重視し、関係する事業部門を第一次管理部門とした上で、連結子会社から経営計画等の報告を受けて経営会議にて協議すること等により、連結子会社の取締役の職務の執行の効率を確保しております。 e. 責任限定契約の概要当社は、社外取締役及び社外監査役の全員と、会社法第427条第1項の規定に基づき、損害賠償責任を限定する契約を締結しております。当該契約に基づく責任の限度額は法令が規定する額としております。 f. 役員等賠償責任保険契約の概要当社は、取締役(社外取締役を含む)及び監査役(社外監査役を含む)全員を被保険者として、会社法第430条の3第1項に規定される役員等賠償責任保険(D&O保険)契約を締結しております。当該保険契約は、役員等がその職務の執行に関し責任を負うこと、または当該責任の追及に係る請求を受けることによって生ずる損害について填補する契約です。ただし、法令違反の行為であることを認識して行った行為に起因して生じた損害は填補されない等、一定の免責事由があります。なお、保険料は全額当社が負担しております。また、当社は、執行役員及びエグゼクティブオフィサーを被保険者とする同様の契約も締結しております。 ③ その他a. 取締役の定数有価証券報告書提出日現在、当社は取締役を13名以内とする旨を定款で定めております。 b. 取締役の選任決議要件当社は取締役の選任決議については、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の過半数をもって行う旨を定款で定めております。また、取締役の選任については累積投票によらないものとする旨を定款で定めております。 c. 自己の株式の取得当社は会社法第165条第2項の規定により、取締役会の決議によって自己の株式を取得することができる旨を定款で定めております。これは機動的に自己株式の取得を行うことを目的とするものです。 d. 剰余金の配当等の決定機関当社は剰余金の配当等会社法第459条第1項各号に定める事項については、法令に別段の定めがある場合を除き、取締役会の決議により定める旨を定款で定めております。これは株主への機動的な利益還元を行うことを目的とするものです。 e. 中間配当当社は取締役会の決議によって、毎年6月30日を基準日として中間配当をすることができる旨を定款で定めております。 f. 株主総会の特別決議要件当社は会社法第309条第2項に定める決議は、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨を定款で定めております。これは株主総会における特別決議の定足数を緩和することにより、株主総会の円滑な運営を行うことを目的とするものです。
人的資本(人材育成・社内環境整備方針) FY2025 / 約4,521字
② 人的資本戦略当社の人的資本戦略は、経営戦略と一体となって策定しており、事業成長と収益力向上を支える人財基盤の強化を目的としています。具体的には、経営資源の選択と集中、バランスシートを意識した戦略的な財務運営、未来の成長を支える強靭なグローバル基盤という経営方針と連動し、人的資本の観点から組織力と人財力の高度化を進めています。各基本方針(組織の強化/個の強化/健康経営の推進)に対応する戦略・施策ポリシーを定め、KPI及び具体施策を通じて実行しています。1) 人的資本 基本方針基本方針概要a組織の強化多様な人財が集い、つながることで新たな価値を創出し、それがイノベーションやサステナビリティの源泉となります。当社では『対話』を重視した企業文化を構築し、個々の能力を引き出すことが組織の強化を実現するための鍵であると考えております。b個の強化個々人が未知の領域の課題解決にチャレンジをしていく必要があり、そのためにはメンバーそれぞれが強い想いを持ち、個々の力を発揮していくことが求められます。c健康経営の推進当社がこれからも社会に必要とされるソリューションを生み出すためには、活動の主体者である従業員の心身の健康が欠かせません。従業員の健康を大切にする風土を醸成し、一人ひとりの心身の健康を保つと共に、いきいきと働き続けることができる職場づくりを通して、当社の人的資本戦略を下支えします。 <GMB2030と人的資本の関係図>2) 基本方針の戦略、施策ポリシーa. 組織の強化、b. 個の強化、c. 健康経営の推進の3つの基本方針について、戦略と施策ポリシーを定めて取組みを進めております。 <基本方針の戦略、施策ポリシー> [戦略]a. 組織の強化 (=社内環境整備方針)・多様な人財を獲得し、その個性を尊重しながら、人財の価値を最大限引き出す『対話』を重視した企業文化の構築当社は人的資本戦略の柱として、「組織の強化」を推進しております。異なる価値観や考え方があることを認識し、多様な個性を最大限に活かすことはイノベーションにつながります。加えて、組織がグローバルで持続的に成長していくためにも、多様性を活かすことは重要な観点です。また、当社では『対話』をキーワードにDEIの戦略を展開しております。多様な個性を持った人財が積極的に『対話』し、多様な意見を交わすことで新しいアイデアが生まれ、現存の課題に対する新しいアプローチが見つかります。そして人財の価値を最大限に引き出す『対話』を重視した組織文化は、個々の能力・経験・考え方が認められ個々の力をより発揮できる環境を構築します。また、エンゲージメント向上やローテーション・公募の活性化を通じて適材適所を実現し、人財の能力発揮と生産性向上を図っています。これにより人的側面から資本効率と収益力の向上を支えています。b. 個の強化 (=人財育成方針)・戦略的かつ計画的な育成投資によるチャレンジ意欲ある人財への成長機会の提供・従業員の想いを大切にした自律的なキャリア形成支援当社は人的資本戦略の柱として、「想い」を重視しております。GMB2030実現に向けて、当社全体の個人の成長は欠かすことができず、個人の成長の土台となるのは、一人ひとりの想いであると捉えております。想いを自律的に実現できる環境をさらに整え、一人ひとりの想いが原動力となって、個人も組織も成長していくような組織をめざしております。これからも従業員一人ひとりが自分と向き合い、自律的にキャリアを考えていけるような支援を積極的に行い、従業員の視野を拡げ、自己成長に向け意欲的にチャレンジする方への育成投資を重点的に行っていきます。そして一人ひとりのエンゲージメントを高めつつ、個々人の持つ強みを最大限に引き出し、その強みを伸ばしながらチームで価値創造できる人財育成を行います。加えて、サクセッションプランの高度化や挑戦機会の拡充を通じて、将来の経営を担う人財や新たな価値創出を担う人財の育成を進めています。これにより経営基盤の強化と未来の成長を支えるグローバルな人財基盤を構築しています。 c. 健康経営の推進 (=社内環境整備方針)・健康経営戦略マップに基づくデータ分析により、人的資本への効果的な健康施策への投資サイクルを構築する当社は人的資本戦略の土台として、健康経営を推進しております。戦略の核となるのは、「健康経営戦略マップ」に基づくデータ分析です。健診データや労働時間データ、各種サーベイで取得した「KPI指標」を多変量解析し、心身の健康やパフォーマンスを促進/阻害する要因を深掘りしながら、効果的な健康施策への投資サイクルを構築しております。健康な従業員は、組織の「創造性」と「生産性」を向上させ、全体のパフォーマンスに寄与します。このアプローチは、K-ESG経営にも密接に連動し、企業の持続的成長にもつながります。 <健康経営戦略マップ> [施策ポリシー]a. 組織の強化・マネージャーがメンバー一人ひとりに向き合い、双方の想い・考え方を理解・共感しあう施策を実行する・多様な人財の集まりと生産性の高いフレキシブルな働き方の中で共創・創発を促進する『対話』を重視した文化を構築するためにはマネージャーの存在は必要不可欠です。1on1ミーティングや日々の対話を通じて、マネージャーがメンバー一人ひとりの想いに理解・共感し、その想いに対して最大限支援することが個々人のエンゲージメントを高め、多様な人財の価値を引き出すことができると考えております。また、性別、国籍、年齢、経験、価値観等、あらゆる属性や様々な個性をもつ従業員一人ひとりが、熱意をもって働けるよう、状況に合わせた働きやすい制度の整備等、多様な人財が活躍できる場を提供していきます。 b. 個の強化・将来の経営人財候補を戦略的・計画的に発掘・育成する・チャレンジ意欲ある人財へ積極的な投資を行う・事業・職務で実現したい従業員の想いを受け止め、従業員の自律的キャリアを最大限支援する当社がこれから既存事業の拡充や新たなソリューションへの取組みを行うには経営人財の計画的な育成とチャレンジ意欲ある人財への積極的な投資を行い、より変化に柔軟で多様性のある人財を育成していく必要があります。また一人ひとりの想いを確実に受け止め、事業や職務で実現したキャリアについて、上司部下間で十分な対話を行い、従業員の想いを最大化し、行動につなげることが今後のめざす姿を実現する近道であると考えております。 c. 健康経営の推進・ヘルスリテラシー向上を起点として、適正な受療行動と予防活動を促進する健康になるためには、「行動」を変える必要があり、「行動」を変えるためには、まず「意識」を変える必要があります。「ヘルスリテラシー」は、健康意識・知識を推し量る指標の1つであり、この数値が高い従業員を増やしていくことが、健康な従業員を増やしていくことにつながります。健康を「自分ごと」として捉え、自律的な健康増進に取組む「ヘルスリテラシー」のある従業員を増やすべく、健康施策に継続的な投資をしております。 [具体的な取組み(一例)]■従業員エンゲージメントの向上 K-ESG経営を推進するには、従業員が企業理念を実践し、社内外のステークホルダーの共感と参画を得ることが重要です。そこで、K-ESG経営推進の主体者である従業員が誇りや喜びを持ち、働きがいと働きやすさを感じられる組織づくりを国内外で進めるべく、2021年11月よりエンゲージメントサーベイを実施しております。2025年度は国内・海外の子会社含め、約24,000名がサーベイに参加しました。着実にスコアは向上しておりますが、現状の肯定的回答率スコア47%(グループ全体)から2030年でスコア60%をめざし、エンゲージメントを高める取組みをさらに推進していく必要があります。サーベイ結果は組織によって異なるため、各組織に適したアクションを展開することが必要です。そのためには、組織全体でしっかり対話を行い、組織内のメンバー全員にも自分事化してもらう働きかけを行っております。2023年から組織内の対話を促進すべく、組織づくりワークショップ(部長向け)を実施し、組織の活性化・エンゲージメント向上を図っております。メンバーとの対話を通じて、組織のありたい姿を描き、組織内に伝えていく一連の流れを体験することで、エンゲージメント向上に向けた具体的なアクションを展開しております。 ■女性活躍促進 女性の活躍は組織全体のイノベーション促進や持続的成長を実現させると考え、2020年より女性従業員の採用数を増やしております。今後は引続き事務系社員で50%近くを採用し、技術系社員も現状の12%~13%から20%程度まで引き上げるべく、取組みを進めております。それと同時に今まで以上に女性が働きやすく、活躍できる環境を整備していきます。また、女性従業員間の交流と相互支援を目的とした、Kubota Women Employee Resource Groupを発足させました。組織を超えて女性リーダーが集い、自発的な活動を通じた新しい繋がりを築くことで、自身のキャリアに対する考えを深め、モチベーション向上を図ります。また自らのリーダーとしての経験を共有することで、次世代を担う若手従業員が多様なキャリアや価値観に触れる機会を創出し、次の女性リーダーの育成につなげていきます。女性従業員のエンパワーメントを目的とした女性活躍推進フォーラムも開催しております。社長をはじめとする経営層が女性の活躍がクボタにとって不可欠であること、そして女性活躍推進に対する思いを直接女性従業員に向けて語りかけております。また、グローバルに活躍する社内ロールモデルの講話を通じて、女性従業員が前向きに自身のキャリアを考え、自分らしいリーダー像を見出す機会を創出しております。管理職における女性従業員の比率は、年々増加傾向にあります。これまでも人事制度の変更等、性別によらない登用を確実に進め、女性の活躍を支える両立支援の拡充等、エクイティ(公平性)を重視した施策を実施してきました。これからもより一層ダイバーシティ・マネジメントを強化し、公平な育成・登用を実現していき、すべての従業員が自分らしく活躍できる職場環境を整備し、意欲を持って働き続ける風土醸成を進めます。■健康意識の向上 当社では、従業員一人ひとりの「ヘルスリテラシー」を向上させるために、2018年から2021年にかけて希望者全員(実績:12,309名)に対して「ウェアラブルデバイス」の無償貸与をしております。2022年からは「健康アプリ」を導入し、健診結果やバイタルデータを手元でいつでも確認できる環境を整えると共に、年間を通じた「健康イベント(クボタ健康チャレンジ)」と健康行動に対する「ポイントインセンティブ」を通じて、従業員の自律的な健康増進をサポートしております。
事業の内容 FY2025 / 約1,701字
3 【事業の内容】当社グループは当社及び国内外207社の関係会社(連結子会社190社及び持分法適用会社17社)により構成され、機械、水・環境、その他の3事業セグメント区分にわたって多種多様な製品・サービスの提供を行っております。当社(以下、原則として連結子会社を含む)の各事業セグメントにおける主要品目及び主な関係会社は以下のとおりです。また、当社はIFRS会計基準に準拠して連結財務諸表を作成しており、関係会社の範囲に含まれる連結子会社及び持分法適用会社はIFRS会計基準に基づいて決定しております。「第2 事業の状況」及び「第3 設備の状況」における関係会社の範囲についても同様です。 (1) 機械主として農業機械及び農業関連商品、エンジン、建設機械の製造及び販売等を行っております。① 主要品目農業機械及び農業関連商品トラクタ、耕うん機、コンバイン、田植機、芝刈機、ユーティリティビークル、その他農業機械、インプルメント、アタッチメント、ポストハーベスト機器、野菜機械、中間管理機、その他関連機器、ミニライスセンター、育苗・精米・園芸施設、各種計量・計測・制御機器及びシステムエンジン農業機械用・建設機械用・産業機械用・発電機用等各種エンジン建設機械ミニバックホー、ホイールローダ、コンパクトトラックローダ、スキッドステアローダ、その他各種建設機械関連商品② 主な関係会社(製造・販売)[海外]クボタマニュファクチュアリング オブ アメリカ Corp.、グレートプレーンズマニュファクチュアリング,Inc.他グループ子会社16社、クボタファームマシナリーヨーロッパ S.A.S.、クボタバウマシーネン GmbH、クバンランド AS 他グループ子会社34社、久保田農業機械(蘇州)有限公司、サイアムクボタコーポレーション Co.,Ltd.、クボタエンジン(タイランド)Co.,Ltd.、エスコーツクボタ Ltd.他グループ関係会社8社(販売・サービス等)[国内]㈱北海道クボタ他農業機械販売会社12社、㈱クボタ建機ジャパン[海外]クボタノースアメリカ Corp.、クボタトラクター Corp.、クボタエンジンアメリカ Corp.、クボタカナダ Ltd.、クボタホールディングスヨーロッパ B.V.、クボタヨーロッパ S.A.S.、クボタ(ドイツランド)GmbH、クボタ(U.K.)Ltd.、クボタオーストラリア Pty Ltd.(小売金融)[国内]㈱クボタクレジット[海外]クボタクレジット Corp.,U.S.A.、サイアムクボタリーシング Co.,Ltd.、久保田(中国)融資租賃有限公司 (2) 水・環境主としてパイプシステム(ダクタイル鉄管、合成管等)、産業機材(反応管、スパイラル鋼管、空調機器等)、環境(各種環境プラント、ポンプ等)に係る製品の製造及び販売等を行っております。① 主要品目パイプシステムダクタイル鉄管、合成管、官需向けバルブ、排水集合管、各種建設工事等の設計・施工産業機材反応管、ハースロール、TXAX[ブレーキ用材料]、スパイラル鋼管(鋼管杭、鋼管矢板)、空調機器環境上下水処理装置及びプラント、ポンプ及びポンププラント、水処理用膜ユニット、各種用排水プラント、し尿処理プラント、廃棄物焼却・溶融プラント、廃棄物破砕・選別プラント、排煙脱硫装置、膜型発酵メタンプラント、浄化槽、民需向けバルブ ② 主な関係会社(製造・販売等)[国内]㈱クボタケミックス、日本プラスチック工業㈱、クボタ空調㈱[海外]クボタマテリアルズカナダ Corp.、クボタサウジアラビア Co.,LLC(運転・維持管理・補修等)[国内]クボタ環境エンジニアリング㈱(設計・施工)[国内]㈱クボタ建設 (3) その他主として各種サービスの提供等を行っております。① 主要品目その他物流等各種サービス、屋根材、外壁材② 主な関係会社(製造・販売等)[国内]ケイミュー㈱(各種サービス)[国内]クボタロジスティクス㈱[海外]久保田(中国)投資有限公司 〔事業系統図〕これらを図示すると概ね次のとおりです。
事業等のリスク FY2025 / 約4,158字
3 【事業等のリスク】当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」)の状況に重要な影響を及ぼす可能性のある主要なリスクには次のようなものがあります。なお、文中の将来に関する事項は、当年度末現在において当社が判断したものです。 (1) 経済状況当社製品には生産財・資本財が多いため、民間設備投資、建設投資、国内公共投資等の低迷により、当社製品の需要が減退し、売上が減少する可能性があります。また、農業政策が農業関連製品の売上に影響を与える可能性があります。海外、特に欧米においては、小型トラクタ等の売上が個人消費や住宅建設投資等の一般景気の低迷により減少する可能性があります。これらの結果、当社の経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (2) 原材料の価格高騰・調達難当社は外部の供給業者から多くの原材料、部品を調達しております。また、事業のグローバル化に伴って海外生産拠点での調達も増加しており、世界規模での調達網の構築による最適地調達を推進しております。しかし、原材料、部品の価格が需給の逼迫や市況の変動等によって急激に高騰し、それが長期化した場合は利益を減少させる可能性があります。また、原材料、部品の調達に支障をきたした場合、製品の製造や販売が困難となり、売上が減少する可能性があります。これらの結果、当社の経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (3) 国際的事業展開に伴うリスク当社が大規模な海外展開を行っている事業は、海外事業に付随したリスクを抱えております。これらのリスクが顕在化した場合、安定的な製品の製造及び販売が困難になり、売上の減少や調達・輸送コストの増加等により当社の経営成績等に重要な影響を及ぼし、成長を阻害する可能性があります。重要なリスクとしては次のようなものがあります。① 重要な市場における政府による許認可政策や補助金政策の変化に伴うリスク② 国際貿易政策による予期せぬ関税や輸出入割当量の変化に伴うリスク③ 各国法規制の予期せぬ変化に伴うリスク④ 地政学リスク⑤ 開発途上国における不安定な労使関係⑥ 人的資源確保の困難性⑦ サプライチェーンやロジスティクスの混乱に伴うリスク⑧ 各国税制の予期せぬ変化に伴うリスク⑨ 移転価格や事前確認申請の交渉における予期せぬ結果に伴うリスク (4) 為替レートの変動当社は海外に経営成績等に大きく貢献する複数の製造・販売・金融子会社を有しております。各海外子会社の現地通貨建ての財務諸表は、円換算後に連結財務諸表に反映されております。また、親会社が海外の子会社や外部顧客に輸出する場合、その取引の多くは現地通貨建てで行われ、獲得した外貨は円貨へと換算されます。従って、現地通貨と円貨との為替レートの変動が経営成績等に影響を与えます。通常は他の通貨に対して円高になれば当社の経営成績等にマイナスの影響を及ぼします。為替レートの変動によるマイナスの影響を軽減するため、最適地生産の考え方に基づき生産拠点の現地への移行を進めております。また、先物為替契約等のデリバティブを利用しております。しかし、これらの活動にもかかわらず、著しい為替レートの変動は当社の経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (5) 金利変動リスク当社は有利子負債を有しており、これらは固定金利または変動金利が課されております。金利が上昇した場合、支払利息が増加するほか、金融事業に関連して特に米国において、インセンティブコストが上昇します。金利の上昇による影響を軽減するため、金利スワップ契約等のデリバティブにより金利の変動に対応しております。しかし、こうしたリスクヘッジにもかかわらず、著しい金利水準の変動は当社の経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (6) 株式相場の変動リスク当社は有価証券を保有しており、その大半が株式であるため株式相場の動向次第で公正価値が大きく変動する可能性があります。また、株式相場の下落により退職給付制度に関する制度資産が減少する可能性があります。なお、制度資産については許容できるリスクのもとで可能な限りの運用成果を上げることを運用方針としており、リスクを分散するため、金利変動リスク、経済成長率、通貨の種類等の投資収益に影響する要因を考慮の上、投資先の産業、会社の種類、地域等を慎重に検討してポートフォリオのバランスをとっております。しかし、有価証券の公正価値変動、制度資産の減少が当社の経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (7) 第三者との戦略的提携、合併・買収等の成否当社は今後も第三者との提携、合併・買収等に取組み、新たな成長を模索する可能性がありますが、このような活動の成否は事業を取巻く環境、取引相手の能力、あるいは当社と相手が共通の目標を共有しているか否か等に影響されると考えられます。このような活動が成功しない場合や投資に対するリターンが予想を下回る場合は、収益性の悪化により当社の経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (8) 他社との競争当社は各事業において競合他社との厳しい競争にさらされているため、取引条件、研究開発、品質等で競争優位性を維持できない場合には、売上の減少等により経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (9) 製品やサービス当社は品質教育の実施、品質問題の未然防止への取組み及び品質に関する社内監査等を実施し、品質の維持・向上に努めております。しかし、当社が提供する製品やサービスに重大な契約不適合や欠陥があった場合、賠償責任を負うことで多額の費用が発生する可能性があります。また、そのような事態が発生した場合には、当社に対する社会的評価及びブランド価値の低下を招き、当社製品に対する需要が減退し、売上が減少する可能性があります。これらの結果、当社の経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (10) 環境汚染、公害等当社は環境法令を確実に遵守して環境事故を未然に防止するため、環境マネジメントシステムを構築し、ルールに基づいた業務運営と環境保全活動の継続的な改善に努めております。しかし、これらの努力にもかかわらず、当社が有害物質の排出・漏洩、大気汚染、水質汚濁、土壌汚染等を引き起こした場合、その是正措置をとるために多額の費用や支出が発生したり、訴訟に発展したりする可能性があります。この結果、当社の経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (11) アスベスト関連当社は過去、1954年から2001年にわたりアスベストを含む製品の製造に携わっておりました。アスベスト健康被害に関連して、健康被害にあった方々への支払や訴訟に関する費用が発生し、それらの費用が多額になるような場合には、当社の経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (12) コンプライアンスリスク当社は法令遵守と倫理に基づいた企業活動を行う旨を宣言し、当社の取締役、執行役員及び従業員が事業遂行にあたって、各種法令や倫理基準並びに社内行動規範等から逸脱した行為を行うことがないよう、グループ全体への徹底を図っております。しかし、万一、それらの行為が発生し、当社がコンプライアンス上の問題に直面した場合には、監督官庁等からの処分、訴訟の提起や社会的信用の失墜等を招き、売上の減少や費用の増加等により当社の経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (13) ITシステム及びネットワーク当社はデータ及びITシステムの機密性、可用性及び完全性といった情報セキュリティを毀損するような一定のリスクを抱えております。これらのリスクを低減すべく、適切な情報管理を目的としたセキュリティシステム、方針・方策、過程、手法、専門チームや技術を構築しております。しかし、これらの努力にもかかわらず、当社のITシステム及びネットワーク上の問題が発生した場合、業務運営の中断によって事業機会を喪失するほか、社内情報流出に伴う損害賠償責任を負ったり、知的財産権を侵害されたりする可能性があり、多額の費用や支出が発生する可能性があります。また、そのような事態が発生した場合、当社に対する社会的評価及びブランド価値の低下を招き、当社製品に対する需要が減退し、売上が減少する可能性があります。これらの結果、当社の経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (14) 環境規制への対応当社は製造販売する製品や事業活動に関する様々な環境規制に対応する必要があります。今後さらなる規制の強化、例えば温室効果ガス排出規制や排ガス規制、主要材料の使用制限等が行われた場合、その対応のために相当のコスト負担をする可能性があり、それが当社の経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (15) 自然災害等予測困難な事象による被害当社は日本、北米、欧州及びアジア等で事業活動を営んでおります。それらの国・地域において予測困難な事象が発生した場合、原材料の調達を含む製品の製造や物流、販売活動に被害を受けることにより、当社の経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。予測困難な事象には、地震や津波、洪水、台風、干ばつといった自然災害や感染症の流行、戦争やテロ、火災等の事故及び情報システムや通信ネットワークの停止、電力供給の停止または不足等が含まれます。昨今、地球温暖化や気候変動により、世界中で災害リスクが高まっております。また、日本は世界でも有数の地震多発国であり、強度の地震もしくは津波の被害を受ける可能性があります。 (16)人権に関するリスク近時、人権をめぐる社会的関心が高まると共に、欧州を中心として人権保護に係る法制化が進んでいることから、当社及び当社の調達先、業務委託先等の取引先等を含むバリューチェーンにおいて人権侵害となる行為が発生した場合には、当社が社会的指弾を受けたり、当社製品が不買運動の対象となったり、あるいは法令に基づく罰則を課されること等により、当社の経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。
事業方針・経営環境 FY2025 / 約3,161字
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、当年度末現在において当社が判断したものです。 クボタグループは、「グローバル・メジャー・ブランド(GMB)」すなわち「最も多くのお客様から信頼されることによって、最も多くの社会貢献をなしうる企業(ブランド)」となることを将来のめざす姿としています。この実現を加速するため、2030年を見据えた長期ビジョン「GMB2030」の中で、クボタグループのあるべき姿として「豊かな社会と自然の循環にコミットする“命を支えるプラットフォーマー”」を掲げています。「事業を通じた社会課題の解決により、社会価値と経済価値を合わせた企業価値を創出する」と定義づけているK-ESG経営については、環境変化に応じてテーマの重点化を行い継続してまいります。気候変動対応、人的資本の強化、コーポレートガバナンスの強化、リスクマネジメントといった、事業の支えとなる重要かつ共通性の高いテーマに重点を置き、サステナブルな取組みを推進していきます。 (1) クボタグループの事業環境① 外部環境に対する認識国内市場は、米価高騰を背景とした農家の設備投資意欲の高まり、国民の農業への関心の高まりなどが見られます。また、上下水道を含む社会インフラ老朽化といった課題を背景に、政府では新たな第1次国土強靭化実施中期計画が策定されるなど、当社グループの機械事業、水・環境事業にとって追い風といえる環境にあります。海外市場は、「食料・水・環境」の各分野のポテンシャルは大きく、短期的には米国の関税政策といった逆風はあるものの、中長期的には非常に底堅いと考えています。また、欧州の景気回復、インド市場の成長などにも大きな期待をしています。また、新中期経営計画(2026年~2030年)の期間においてもAIやICTの最新技術の活用は引続き重要なトレンドです。「食料・水・環境」の各分野で、人手不足をはじめとしたあらゆるニーズに対応することが求められると考えています。 ② クボタの現状前中期経営計画(2021年~2025年)の期間中、売上高は大きく増えましたが、営業利益率が低下傾向にあります。背景には製品・事業の競争力の低下や、固定費の高止まりなどが挙げられます。資産効率の面でも、設備投資、IT投資、研究開発投資などの成長投資が高い水準で推移した結果、全体としてフリーキャッシュフローが低水準にとどまりました。また、社会の要請に応えるソリューションビジネスが十分に生み出せておらず、既存の事業分野においても、ヒット商品の創出が少なくなっていることも大きな課題です。このような現状を打破して、従来の物量重視から転換して収益性や資本効率を重視した経営への質的改善を実行し、持続的な企業価値の向上を実現していくために、主に以下のような取組みを進めてまいります。 (2) 今後の取組み新中期経営計画の目標達成のためには、グループ総力を挙げて臨む必要があります。新しい組織運営を通じて国内外の経営資源を総動員し、機械事業、水・環境事業を展開する「クボタらしいグローバルカンパニー」をめざします。 ① 全社の経営体制改革機械事業、水・環境事業それぞれの事業特性に合った事業運営が可能な体制構築を進めています。特に機械事業は、事業部門と本社部門の機能重複による事業運営の非効率化、意思決定プロセスの複雑化が課題でした。大幅な機構改革を実施して効率的な事業運営と迅速な意思決定が可能な体制に移行し、事業成長を加速させていきます。水・環境事業については、2025年1月のカンパニー化により権限移譲を進め、自立運営ができる体制としました。その効果は着実に現れ、事業成長の基盤が整いつつあります。一方、クボタグループとしてのガバナンスを利かせる必要もあります。2026年1月に導入したチーフオフィサー制は、全社経営の視点から各事業を横断的に支援するための施策を、責任を持って遂行するとともに、意思決定のスピードアップを図ることを目的としています。各チーフオフィサーが機械事業、水・環境事業それぞれに対してグローバルに責任を持ち、各々の施策を実行していきます。 ② 両利きの経営両利きの経営においては、「既存事業の深化」と「新規事業の探索」を両立させることが重要です。直近の売上高の成長は、機械事業における為替の影響や値上げ効果に支えられた部分が大きく、水・環境事業も、さらなる事業成長を促進する必要があります。会社全体の成長には既存事業のなかで成長事業を伸ばすことが不可欠ですが、新規事業の探索にも本格的に取り組む必要があります。新規事業探索の方法論を学ぶ研修の強化、新しいことに挑戦する風土の醸成、M&Aを利用した事業の獲得、新たに設置した農業ソリューション本部を通じた新規事業開拓といった取組みを通じ、付加価値の向上と稼ぐ力の回復をめざします。 ③ キャッシュの効率的な活用前中期経営計画の期間中、BCP(事業継続計画)や増産対応などで設備投資が集中し、それが固定費として財務上の圧迫要因となっています。これらは将来の事業成長の礎となる重要な投資でしたが、そのコントロールが不十分でした。今後は、新中期経営計画の財務目標を達成するため、全社としての最適配分を意識しながら、厳格に事業維持投資と成長投資のバランスをコントロールしていきます。 ④ AI活用、DXによる業務の大幅見直しAIの活用状況が今後の競争力を大きく左右すると考えています。すでに定型業務などで個別の改善活動は進んでいますが、会社全体としての本格的な業務刷新を追求すべく、定型業務以外での改善、提案能力の向上をめざします。 (3) 各事業がめざす姿① 機械事業:「小さい機械で、大きな仕事を」競合よりも小さな製品で、同等以上の大きな仕事ができるようになりたいという意思を込めています。より小さい機械で、より高いパフォーマンスの仕事ができ、より簡単に、誰でも使えるよう、ITやAIなどの技術をフル活用しながら、その実現をめざします。また、電動や水素など代替動力への取組みも継続しますが、当面はディーゼルエンジンに対する需要は旺盛に続くとみており、既存事業のうち建設機械事業、インド「発」事業、ライフサイクルサポート事業の3つを成長の柱と位置づけています。 ② 水・環境事業:「製品・技術を核としたソリューションで社会インフラの強靭化に貢献する」製品・技術を核としたソリューションの提供により、社会・産業インフラの強靭化・最適化を後押しし、事業を通じた社会課題の解決に貢献していきます。そのためにも、基盤となる既存事業における製品、エンジニアリング、サービスの強化と、成長分野への取組みを強化します。成長分野では、水循環ソリューション・資源循環ソリューションの拡大、カーボンニュートラル関連への技術展開、海外事業の拡大などをテーマに、取組みを強化します。 クボタグループには、長年にわたり地表数メートル上と下で社会インフラを支えてきた知見やノウハウ、データなどの重要な無形資産があります。既存事業をベースにそれらの資産を活用して常に進化し続け、社会や顧客への新しいトータルソリューション・プラットフォームの提供をめざしてまいります。そして、「On Your Side」の精神による企業風土の変革を積極的に推進し、多様な人財が力を発揮して挑戦できる風通しの良い風土と、それをベースにした「クボタらしいグローバルカンパニー」という企業文化の確立に向かって進んでまいります。
経営者による分析 FY2025 / 約3,991字
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】文中の将来に関する事項は、当年度末現在において当社が判断したものです。 (1) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容当年度における、経営者の視点による当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」)の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。なお、当社は、2025年1月1日付の機構改革に基づき事業セグメントの構成を当期より変更しており、従来「調整」に含めていた一部の費用を各事業セグメントに含めております。この変更に伴い、前年度比は組み替え後の数値に基づいて算定しております。 ① 経営成績当年度の売上高は前年度比26億円(0.1%)増加して3兆189億円となりました。国内売上高は機械部門、水・環境部門の増収により、前年度比527億円(8.3%)増の6,852億円となりました。海外売上高は機械部門の減収により、前年度比501億円(2.1%)減の2兆3,337億円となりました。当年度の海外売上高比率は、前年度比1.7ポイント低下して77.3%となりました。営業利益は、主に米国関税の影響に伴うコスト増加、機械部門での減販損や販売構成の悪化により、前年度比502億円(15.9%)減の2,655億円となりましたが、インセンティブの削減や価格改定、固定費の削減などにより順調にコストの吸収が進んでいます。税引前利益は前年度比532億円(15.9%)減少して2,821億円となりました。法人所得税は681億円の負担、持分法による投資損益は27億円の利益となり、当期利益は前年度比429億円(16.5%)減の2,168億円となりました。親会社の所有者に帰属する当期利益は前年度を438億円(19.0%)下回る1,867億円となりました。 事業別セグメントの外部顧客への売上高及びセグメント利益の状況は次のとおりです。(機械)当事業セグメントでは主として農業機械及び農業関連商品、エンジン、建設機械の製造・販売等を行っております。当事業セグメントの売上高は前年度比0.3%減少して2兆6,286億円となり、売上高全体の87.1%を占めました。国内売上高は前年度比13.8%増の3,548億円となりました。主に農業機械及び農業関連商品の増加により増収となりました。海外売上高は前年度比2.2%減の2兆2,738億円となりました。北米では、トラクタ市場は全体としては落ち込んだものの馬力帯により差がみられます。販売は在庫削減の実施もあり減少しました。建設機械は住宅市場、公共工事の安定により市場は堅調に推移しましたが、販売は前期の在庫充足需要に対し、当期は需要並みの水準となったため減少しました。欧州では、トラクタは市場の低迷により販売が減少しましたが、建設機械は市場の回復により販売が増加しました。アジアは、タイでは作物価格の低迷及び洪水の影響により、稲作市場、畑作市場共に縮小し、販売が減少しました。インドは、新製品の導入に加え、税制優遇(GST引き下げ)により農業市場は好調に推移し、販売が増加しました。当事業のセグメント利益は、米国関税の影響に伴うコスト増加や減販損及び販売構成の悪化により、前年度比21.6%減少して2,536億円となりましたが、インセンティブの削減や価格改定、固定費の削減などにより順調にコストの吸収が進んでいます。 (水・環境)当事業セグメントでは主としてパイプシステム(ダクタイル鉄管、合成管等)、産業機材(反応管、スパイラル鋼管、空調機器等)、環境(各種環境プラント、ポンプ等)に係る製品の製造・販売等を行っております。当事業セグメントの売上高は前年度比3.2%増加して3,744億円となり、売上高全体の12.4%を占めました。国内売上高は前年度比3.5%増の3,144億円となりました。各事業で売上が増加し、増収となりました。海外売上高は前年度比1.9%増の599億円となりました。環境事業で売上が増加し、増収となりました。当事業セグメントのセグメント利益は価格改定効果や増販益などにより、前年度比35.9%増加して330億円となりました。 (その他)当事業セグメントでは主として各種サービスの提供等を行っております。当事業セグメントの売上高は前年度比5.1%減少して159億円となり、売上高全体の0.5%を占めました。当事業セグメントのセグメント利益は前年度比14.7%減少して8億円となりました。 ② 財政状態当年度末の資産合計は前年度末比1,862億円増加して6兆2,049億円となりました。資産の部は、生産体制強化や災害対策のための投資などにより主に有形固定資産で増加しました。負債の部は、主に営業債務などにより増加しました。資本は、利益の積み上がりや為替の変動などに伴うその他の資本の構成要素の改善により増加しました。親会社所有者帰属持分比率は前年度末比1.1ポイント増加して42.3%となりました。 ③ キャッシュ・フロー当年度の営業活動によるキャッシュ・フローは3,279億円の収入となりました。当期利益は減少しましたが、主にインセンティブ削減による金融債権の増加抑制や運転資本の減少により、前年度比458億円の収入増となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは1,637億円の支出となりました。有形固定資産の取得の減少などにより、前年度比では452億円の支出減となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは1,845億円の支出となりました。主に長期借入金の返済の増加や資金調達の減少により、前年度比1,582億円の支出増となりました。これらのキャッシュ・フローに為替変動の影響を加えた結果、当年度末の現金及び現金同等物残高は期首残高から182億円減少して2,770億円となりました。 (2) 資金の源泉及び流動性当社の財務の基本方針は、操業に必要となる資金源を十分に確保すること及びバランスシートの健全性を強化することです。当社は運転資金の効率的な管理を通じて、事業活動における資本効率の最適化を図るとともに、グループ内の資金を親会社や海外の金融子会社に集中させることにより、グループ内の資金管理の効率改善に努めております。当社は営業活動によるキャッシュ・フロー並びに現金及び現金同等物を内部的な資金の源泉と考えており、資金需要に応じて金融機関からの借入、社債の発行、債権の証券化による資金調達、コマーシャル・ペーパーの発行等を行っております。運転資金及び設備投資のための資金については、主として内部資金により充当することとしており、必要に応じて金融機関からの借入金等を充当しております。当年度の社債及び借入金の使途は、主として販売金融、設備投資及び運転資金への充当となっております。なお、資金調達に係る債務の残高については「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表注記 ※16 社債及び借入金」をご参照ください。現在のところ、当社は健全な財務基盤及び安定したキャッシュ・フロー創出力により、事業運営や投資活動のための資金調達に困難が生じることはないと考えております。 (3) 生産、受注及び販売の実績① 生産実績当年度における事業別セグメントの生産実績は次のとおりです。 事業別セグメントの名称金額(百万円)前年度比(%)機械2,459,774△3.0水・環境375,9001.2その他15,823△5.6合計2,851,497△2.5(注) 1 セグメント間取引については相殺消去しております。2 金額は販売額をもって計上しております。 ② 受注実績当年度における事業別セグメントの受注実績は次のとおりです。なお、機械では一部を除き受注生産を行っておらず、水・環境及びその他においても一部受注生産を行っていない事業があります。 事業別セグメントの名称受注高(百万円)前年度比(%)受注残高(百万円)前年度末比(%)機械7,20629.43,83522.0水・環境319,30123.9329,91810.4その他28△91.628△92.3合計326,53523.8333,78110.4(注) セグメント間取引については相殺消去しております。 ③ 販売実績当年度における事業別セグメントの販売実績は次のとおりです。 事業別セグメントの名称金額(百万円)前年度比(%)機械2,628,618△0.3水・環境374,3523.2その他15,921△5.1合計3,018,8910.1(注) 1 セグメント間取引については相殺消去しております。2 販売額が総販売額の10%以上に及ぶ販売先は前年度、当年度ともにありません。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社はIFRS会計基準に準拠して連結財務諸表を作成しており、会計方針の適用並びに資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を使用しております。実際の業績はこれらの見積り及び仮定とは異なる場合があります。見積り及び仮定は継続して見直され、当該見直しによる影響は会計上の見積りの変更として、見積りを変更した報告期間及び将来の報告期間において認識されます。重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表注記 ※2 作成の基礎 (3) 重要な会計上の判断、見積り及び仮定」及び「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表注記 ※3 重要性がある会計方針」に記載しております。
役員の状況 FY2025 / 約18,391字
(2) 【役員の状況】① 役員一覧(ア)有価証券報告書提出日現在の当社の役員の状況は、以下のとおりです。男性14名 女性3名 (役員のうち女性の比率18%)役職名氏名生年月日略歴任期所 有株式数(千株)代表取締役会長北 尾 裕 一1956年7月15日生1979年4月当社に入社2005年4月当社トラクタ技術部長2009年4月当社執行役員、トラクタ事業部長2011年1月クボタトラクター Corp.社長2013年4月当社常務執行役員2013年10月当社農業機械総合事業部長、農機海外営業本部長2014年6月当社取締役常務執行役員2015年4月当社取締役専務執行役員、機械ドメイン担当2019年1月当社代表取締役副社長執行役員、機械事業本部長2019年6月当社イノベーションセンター所長2020年1月当社代表取締役社長2026年1月当社代表取締役会長(現在) (注3)173代表取締役社長 CEO花 田 晋 吾1963年11月14日生1989年4月当社に入社2015年4月当社トラクタ事業推進部長2017年1月当社大型トラクタ事業推進部長2018年1月当社汎用事業ユニット長、汎用事業推進部長2019年1月当社執行役員、トラクタ第三事業部長2020年2月当社トラクタ第三事業推進部長2021年1月クボタホールディングスヨーロッパ B.V.社長、クバンランド AS社長2022年1月当社常務執行役員、クボタノースアメリカ Corp.社長、クボタトラクター Corp.社長2023年3月当社取締役常務執行役員2024年1月当社取締役専務執行役員、機械統括本部長、企画本部副本部長、イノベーションセンター副所長2025年1月当社代表取締役副社長執行役員、機械事業本部長、イノベーションセンター所長2026年1月当社代表取締役社長 CEO(現在) (注3)27取締役社長特命吉 川 正 人1959年1月27日生1981年4月当社に入社2008年2月当社鉄管企画部長2009年10月当社パイプシステム企画部長2010年10月当社経営企画部長2012年4月当社執行役員2013年10月クボタトラクター Corp.社長2015年4月当社常務執行役員2017年3月当社取締役常務執行役員2018年1月当社取締役専務執行役員2019年1月当社企画本部長、グローバルIT化推進部長2019年4月当社グローバルICT本部長2020年1月当社取締役副社長執行役員2022年1月当社代表取締役副社長執行役員2024年1月当社人事・総務本部長、KESG推進担当、本社事務所長、クボタ技能研修所長2025年1月 当社取締役(現在)、社長特命(現在) (注3)98取締役社長特命渡 邉   大1958年10月2日生1984年4月当社に入社2008年6月当社機械海外総括部長2012年1月クボタヨーロッパ S.A.S.社長2013年4月当社執行役員2014年2月クボタファームマシナリーヨーロッパ S.A.S.社長2014年12月クバンランド AS社長2016年9月当社欧米インプルメント事業ユニット長2017年1月当社常務執行役員、欧米インプルメント事業部長2017年10月クボタホールディングスヨーロッパ B.V.社長2018年1月当社インプルメント事業部長2019年1月当社専務執行役員、機械統括本部長2019年3月当社取締役専務執行役員2019年6月当社イノベーションセンター副所長2020年1月当社機械事業本部長、イノベーションセンター所長2023年1月当社取締役副社長執行役員2025年1月当社取締役(現在)、社長特命(現在) (注3)113 役職名氏名生年月日略歴任期所 有株式数(千株)取締役社長特命吉 岡 榮 司1958年11月17日生1981年4月当社に入社2005年4月当社品質・ものづくり統括部長2010年4月当社筑波工場長2013年4月当社空調事業ユニット長、クボタ空調㈱社長2016年1月当社執行役員、素形材事業部長2019年1月当社社長特命事項担当2020年1月当社常務執行役員、パイプインフラ事業部長2022年1月当社専務執行役員、水環境事業本部長、イノベーションセンター副所長、東京本社事務所長2023年3月当社取締役専務執行役員2025年1月当社取締役(現在)、社長特命(現在) (注3)49取締役木 村 浩 人1961年5月6日生1984年4月当社に入社2007年4月当社作業機技術第二部長2010年4月当社機械研究業務部タイ技術情報センター所長2010年8月サイアムクボタコーポレーション Co.,Ltd.副社長2017年1月当社執行役員、サイアムクボタコーポレーション Co.,Ltd.社長2019年9月クボタリサーチアンドディベロップメントアジア Co.,Ltd.社長2020年1月当社常務執行役員、イノベーションセンター副所長、研究開発本部副本部長、アセアン統括本部副本部長2021年1月当社研究開発本部長、カーボンニュートラル推進部長2022年3月当社取締役常務執行役員2022年9月当社グローバル技術研究所長2023年1月当社取締役専務執行役員2025年1月当社機械事業本部副本部長2026年1月当社取締役(現在) (注3)45取締役新 宅 祐太郎1955年9月19日生1979年4月東亜燃料工業㈱(現:ENEOS㈱)に入社1999年1月テルモ㈱に入社2005年6月同社執行役員2006年6月同社取締役執行役員2007年6月同社取締役上席執行役員、研究開発センター・知的財産統轄部・法務室管掌2009年6月同社取締役常務執行役員、経営企画室長、人事部・経理部管掌2010年6月同社代表取締役社長2017年4月同社取締役顧問2017年6月参天製薬㈱取締役、㈱J-オイルミルズ取締役2018年3月当社取締役(現在)2018年4月一橋大学大学院経営管理研究科客員教授2019年4月同大学院経営管理研究科特任教授(現在)2019年9月㈱構造計画研究所取締役2024年7月㈱構造計画研究所ホールディングス取締役(現在) (注3)16取締役荒 金 久 美1956年7月4日生1981年4月㈱小林コーセー(現:㈱コーセー)に入社2002年3月㈱コーセー研究本部開発研究所主幹研究員2004年3月同社マーケティング本部商品開発部長2006年3月同社執行役員、マーケティング本部副本部長2010年3月同社研究所長2011年3月同社品質保証部長、総括製造販売責任者2011年6月同社取締役、品質保証部・お客様相談室・購買部・商品デザイン部担当2017年6月同社常勤監査役2019年3月当社監査役2020年3月カゴメ㈱取締役(現在)2020年6月戸田建設㈱取締役(現在)2021年3月当社取締役(現在) (注3)13 役職名氏名生年月日略歴任期所 有株式数(千株)取締役川 名 浩 一1958年4月23日生1982年4月日揮㈱(現:日揮ホールディングス㈱)に入社1997年7月同社アブダビ事務所長、クウェート事務所長2001年7月同社ロンドン事務所長2004年5月同社プロジェクト事業投資推進部長2007年7月同社執行役員、新事業推進本部長代行2007年8月同社新事業推進本部長2009年7月同社常務取締役、営業統括本部長2010年6月同社代表取締役副社長2011年7月同社代表取締役社長最高執行責任者(COO)2012年6月同社代表取締役社長2017年6月同社取締役副会長2019年6月 東京エレクトロン デバイス㈱取締役、㈱バンダイナムコホールディングス取締役(現在)、コムシスホールディングス㈱取締役(監査等委員)2020年6月㈱レノバ取締役2020年12月㈱ispace取締役(現在)2023年3月当社取締役(現在)2023年6月㈱レノバ取締役会長(非常勤・非執行)(現在) (注3)8取締役古 澤 ゆ り1963年7月22日生1986年4月運輸省(現:国土交通省)に入省2000年12月経済協力開発機構(OECD)アドミニストレーター2004年7月国土交通省総合政策局国際企画室企画官2006年7月海上保安庁総務部国際・危機管理官2008年7月内閣官房内閣参事官(内閣官房副長官補付)2011年8月㈱資生堂国際事業部国際営業部担当次長2014年7月国土交通省大臣官房審議官(国際担当)2015年9月観光庁審議官2016年6月内閣官房内閣人事局内閣審議官2019年7月国土交通省大臣官房付2021年3月当社監査役2022年6月㈱SUBARU監査役(現在)2025年3月当社取締役(現在) (注3)8取締役山 下 良 則1957年8月22日生1980年3月㈱リコーに入社1995年2月リコーUKプロダクツ Ltd.管理部長2008年4月リコーエレクトロニクス,Inc.社長2010年4月㈱リコー グループ執行役員2011年4月同社常務執行役員、総合経営企画室長2012年6月同社取締役、専務執行役員2016年6月同社取締役、副社長執行役員2017年4月同社代表取締役、社長執行役員・CEO2021年4月公益社団法人経済同友会副代表幹事2021年10月日本気候リーダーズ・パートナーシップ(JCLP)共同代表2023年4月㈱リコー代表取締役会長2024年6月野村不動産ホールディングス㈱取締役(現在)、旭化成㈱取締役(現在)2025年3月当社取締役(現在)2025年4月㈱リコー取締役会長(現在)2025年7月一般社団法人日本気候リーダーズ・パートナーシップ(JCLP)代表理事(現在) (注3)0監査役(常勤)檜 山 泰 彦1957年12月25日生1981年4月当社に入社2008年4月クボタインダストリアル イクイップメント Corp.社長2010年4月当社トラクタ事業推進部長2012年4月当社農機事業推進部長2014年4月当社農業機械総合事業部第一事業ユニット長、農機第一事業推進部長、農機第二事業推進部長2015年4月当社トラクタ事業ユニット長2016年1月当社執行役員2017年1月当社トラクタ第一事業ユニット長2018年1月当社トラクタ事業部副事業部長2018年3月当社監査役(現在) (注4)27監査役(常勤)常 松 正 志1964年3月10日生1986年4月当社に入社2010年6月当社水処理システム企画部長2018年1月当社環境事業推進部長2019年2月当社水環境総括部長2022年3月当社監査役(現在) (注4)9 役職名氏名生年月日略歴任期所 有株式数(千株)監査役(常勤)伊 藤 和 司1963年9月22日生1987年4月大和証券㈱に入社2002年4月UFJキャピタルマーケッツ証券㈱(現:三菱UFJモルガン・スタンレー証券㈱)に入社2007年3月デプファ・バンク・ピーエルシー(銀行)東京支店に入行2010年10月当社に入社2015年4月当社戦略企画部長2018年1月当社執行役員、企画本部副本部長、グローバルマネジメント推進部長、戦略企画部長2020年1月当社経営企画部長2024年3月当社監査役(現在) (注5)34監査役(非常勤)山 田 雄 一1954年3月25日生1984年10月監査法人朝日会計社(現:有限責任 あずさ監査法人)に入社1988年3月公認会計士登録(現在)2003年8月朝日監査法人(現:有限責任 あずさ監査法人)代表社員2008年6月あずさ監査法人(現:有限責任 あずさ監査法人)本部理事2011年9月有限責任 あずさ監査法人副東京事務所長2015年7月同監査法人東京社員会議長2016年6月㈱日本政策金融公庫監査役2016年7月山田雄一公認会計士事務所所長(現在)2017年6月住友金属鉱山㈱監査役2020年3月当社監査役(現在) (注5)9監査役(非常勤)木 村 圭二郎1961年4月14日生1987年4月弁護士登録(現在)、昭和法律事務所入所1994年1月ニューヨーク州弁護士会登録(現在)1998年5月共栄法律事務所設立2000年6月オカダアイヨン㈱監査役2007年9月㈱ナガオカ監査役2009年6月㈱シャルレ監査役2011年1月共栄法律事務所代表パートナー(現在)2015年3月日本電気硝子㈱監査役2022年3月当社監査役(現在) (注4)6監査役(非常勤)井 野 勢津子1964年3月18日生1988年4月サントリー㈱に入社1994年9月ペプシコ,Inc.に入社2003年7月サンマイクロシステムズ ジャパン㈱取締役経理財務本部長2006年11月SAPジャパン㈱代表取締役最高財務責任者2012年3月アマゾンジャパン リテール部門CFO2017年6月アシュリオン・ジャパン CFO2024年1月エイトローズベンチャーズジャパン ベンチャーパートナー(現在)2024年6月ヤマトホールディングス㈱監査役(現在)2025年3月当社監査役(現在) (注6)1計643(注) 1 取締役のうち、新宅祐太郎氏、荒金久美氏、川名浩一氏、古澤ゆり氏及び山下良則氏は、社外取締役です。2 監査役のうち、山田雄一氏、木村圭二郎氏及び井野勢津子氏は、社外監査役です。3 2024年12月期に関する定時株主総会における選任後1年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時までです。4 2021年12月期に関する定時株主総会における選任後4年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時までです。5 2023年12月期に関する定時株主総会における選任後4年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時までです。6 2024年12月期に関する定時株主総会における選任後4年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時までです。 7 当社は、法令に定める社外監査役の員数を欠く場合に備え、会社法第329条第3項に定める補欠の社外監査役1名を選任しております。補欠の社外監査役の略歴は次のとおりです。氏名生年月日略歴所 有株式数(千株)岩 本  朗1969年6月22日生1995年4月弁護士登録(現在)-2008年5月あすなろ法律事務所入所2010年5月(弁)あすなろ あすなろ法律事務所代表社員(現在)2020年4月大阪弁護士会副会長 8 当社は執行役員・エグゼクティブオフィサー制を採用しており、取締役を兼務しない執行役員・エグゼクティブオフィサーの構成は次のとおりです。役名氏名職名専務執行役員ニキル ナンダエスコーツクボタ Ltd.会長兼社長専務執行役員湯 川 勝 彦建設機械事業部長専務執行役員CTO市 川 信 繁研究開発本部長、技術開発推進ユニット長、グローバル技術研究所長専務執行役員CMO東   隆 尚製造統括本部長、機械グローバルオペレーション本部長、アセアン統括本部長専務執行役員近 藤   渉水環境カンパニー長、東京本社事務所長常務執行役員新 井 洋 彦調達本部長常務執行役員CHSO山 本 万 平安全衛生推進本部長常務執行役員福 原 真 一環境事業部長、資源循環事業ユニット長常務執行役員飯 塚 智 浩部品事業部長常務執行役員CHRO太 田 旬 治HR本部長、本社事務所長、クボタ技能研修所長常務執行役員CCQO滝 川 英 雄コンプライアンス・品質保証本部長常務執行役員市 川   孝パイプシステム事業部長常務執行役員種 田 敏 行エンジン事業部長常務執行役員CBPO佐々木   倫企画統括本部長常務執行役員鈴 木 聡 司農業機械事業部長執行役員森   秀 樹農業機械事業部副事業部長 役名氏名職名エグゼクティブオフィサーCIO谷 原 博 幸ICT本部長エグゼクティブオフィサー渡 辺 史 郎機械グローバルカスタマーファースト本部長エグゼクティブオフィサートッドステューキ農業ソリューション本部長、クボタノースアメリカ Corp.社長エグゼクティブオフィサー荒 木 浩 之次世代技術研究ユニット長、次世代研究第一部長エグゼクティブオフィサー牧 野 義 史水環境ソリューション推進本部長エグゼクティブオフィサー鈴 井 格 仁農機技術統括ユニット長エグゼクティブオフィサー中 河 浩 一水環境総合研究所長エグゼクティブオフィサー谷   和 典サイアムクボタコーポレーション Co.,Ltd.社長エグゼクティブオフィサー神 原 裕 司製造統括ユニット長エグゼクティブオフィサー鶴 田 慎 哉農機国内本部長、クボタアグリサービス㈱社長エグゼクティブオフィサー森 岡 澄 雄産業機材事業部長エグゼクティブオフィサー山 田 進 一クボタホールディングスヨーロッパ B.V.社長、クバンランドAS会長エグゼクティブオフィサー和 田 光 司水環境統括本部長エグゼクティブオフィサー西 山 雅 也コンプライアンス・品質保証本部副本部長エグゼクティブオフィサー西   啓四郎トラクタユニット長エグゼクティブオフィサー福 岡 誠 司事業統括ユニット長、事業統括部長エグゼクティブオフィサー竹 田 順 治生産技術統括ユニット長エグゼクティブオフィサーブライアンアーノルド北米製造SCM統括ユニット長、クボタノースアメリカ Corp.副社長、クボタマニュファクチュアリング オブ アメリカ Corp.社長エグゼクティブオフィサー塩 見 泰 章クボタマシナリートレーディング㈱社長、調達本部副本部長エグゼクティブオフィサー岩 田 州之助汎用機ユニット長エグゼクティブオフィサー習 田 勝 之KESG推進ユニット長、社長室長エグゼクティブオフィサー八 幡 健 人クボタ環境エンジニアリング㈱社長 (イ)2026年3月19日開催予定の第136回定時株主総会の議案(決議事項)として、「取締役10名選任の件」、「監査役3名選任の件」及び「補欠監査役1名選任の件」を上程しており、当該議案が承認可決されますと、当社の役員の状況及びその任期は、以下のとおりとなる予定です。なお、役員の役職等については、当該定時株主総会の直後に開催が予定される取締役会の決議事項の内容(役職等)を含めて記載しています。 男性13名 女性3名 (役員のうち女性の比率19%)役職名氏名生年月日略歴任期所 有株式数(千株)代表取締役会長北 尾 裕 一1956年7月15日生1979年4月当社に入社2005年4月当社トラクタ技術部長2009年4月当社執行役員、トラクタ事業部長2011年1月クボタトラクター Corp.社長2013年4月当社常務執行役員2013年10月当社農業機械総合事業部長、農機海外営業本部長2014年6月当社取締役常務執行役員2015年4月当社取締役専務執行役員、機械ドメイン担当2019年1月当社代表取締役副社長執行役員、機械事業本部長2019年6月当社イノベーションセンター所長2020年1月当社代表取締役社長2026年1月当社代表取締役会長(現在) (注3)173代表取締役社長 CEO花 田 晋 吾1963年11月14日生1989年4月当社に入社2015年4月当社トラクタ事業推進部長2017年1月当社大型トラクタ事業推進部長2018年1月当社汎用事業ユニット長、汎用事業推進部長2019年1月当社執行役員、トラクタ第三事業部長2020年2月当社トラクタ第三事業推進部長2021年1月クボタホールディングスヨーロッパ B.V.社長、クバンランド AS社長2022年1月当社常務執行役員、クボタノースアメリカ Corp.社長、クボタトラクター Corp.社長2023年3月当社取締役常務執行役員2024年1月当社取締役専務執行役員、機械統括本部長、企画本部副本部長、イノベーションセンター副所長2025年1月当社代表取締役副社長執行役員、機械事業本部長、イノベーションセンター所長2026年1月当社代表取締役社長 CEO(現在) (注3)27取締役専務執行役員 CTO研究開発本部長技術開発推進ユニット長グローバル技術研究所長市 川 信 繁1966年2月17日生1990年4月当社に入社2015年4月当社車両基礎技術部長、車両基礎研究室長、トラクタ技術部第一設計室長2017年4月当社海外開発室長2018年1月当社欧州農機技術部長、欧州農機技術部第二室長2019年1月当社執行役員、クボタヨーロッパS.A.S.社長、クボタホールディングスヨーロッパB.V.副社長2022年1月当社トラクタ第一事業部長2023年1月当社トラクタ総合事業部副事業部長2024年1月当社常務執行役員、トラクタ事業部長、研究開発本部副本部長、トラクタ技術統括ユニット長2025年1月当社イノベーションセンター副所長2026年1月当社専務執行役員 CTO(Chief Technology Officer)(現在)、研究開発本部長(現在)、技術開発推進ユニット長(現在)、グローバル技術研究所長(現在)2026年3月当社取締役(予定) (注3)22 役職名氏名生年月日略歴任期所 有株式数(千株)取締役専務執行役員 CMO製造統括本部長機械グローバルオペレーション本部長アセアン統括本部長東   隆 尚1968年1月4日生1990年4月当社に入社2014年1月当社堺製造所生産技術部長2014年4月当社モノづくり統括部長2015年4月当社堺製造所本機製造部長2019年1月当社堺製造所長、堺研修所長2020年1月当社執行役員、サイアムクボタコーポレーションCo.,Ltd.社長、クボタリサーチアンドディベロップメントアジアCo.,Ltd.社長2023年1月クボタノースアメリカCorp.エグゼクティブバイスプレジデント2024年1月当社常務執行役員、生産技術本部副本部長、機械統括本部副本部長2025年1月当社機械事業本部副本部長、製造統括本部長、生産技術ユニット長2026年1月当社専務執行役員 CMO(Chief Manufacturing Officer)(現在)、製造統括本部長(現在)、機械グローバルオペレーション本部長(現在)、アセアン統括本部長(現在)2026年3月当社取締役(予定) (注3)27取締役専務執行役員水環境カンパニー長東京本社事務所長近 藤   渉1965年8月19日生1988年4月当社に入社2013年4月当社人事部長2021年1月当社エグゼクティブオフィサー、人事・総務本部副本部長2022年1月当社水環境総括部長、水環境コンプライアンス推進部長2024年1月当社水環境総括本部長2025年1月当社常務執行役員、水環境カンパニー長(現在)、東京本社事務所長(現在)2026年1月当社専務執行役員(現在)2026年3月当社取締役(予定) (注3)20取締役新 宅 祐太郎1955年9月19日生1979年4月東亜燃料工業㈱(現:ENEOS㈱)に入社1999年1月テルモ㈱に入社2005年6月同社執行役員2006年6月同社取締役執行役員2007年6月同社取締役上席執行役員、研究開発センター・知的財産統轄部・法務室管掌2009年6月同社取締役常務執行役員、経営企画室長、人事部・経理部管掌2010年6月同社代表取締役社長2017年4月同社取締役顧問2017年6月参天製薬㈱取締役、㈱J-オイルミルズ取締役2018年3月当社取締役(現在)2018年4月一橋大学大学院経営管理研究科客員教授2019年4月同大学院経営管理研究科特任教授(現在)2019年9月㈱構造計画研究所取締役2024年7月㈱構造計画研究所ホールディングス取締役(現在) (注3)16取締役荒 金 久 美1956年7月4日生1981年4月㈱小林コーセー(現:㈱コーセー)に入社2002年3月㈱コーセー研究本部開発研究所主幹研究員2004年3月同社マーケティング本部商品開発部長2006年3月同社執行役員、マーケティング本部副本部長2010年3月同社研究所長2011年3月同社品質保証部長、総括製造販売責任者2011年6月同社取締役、品質保証部・お客様相談室・購買部・商品デザイン部担当2017年6月同社常勤監査役2019年3月当社監査役2020年3月カゴメ㈱取締役(現在)2020年6月戸田建設㈱取締役(現在)2021年3月当社取締役(現在) (注3)13 役職名氏名生年月日略歴任期所 有株式数(千株)取締役川 名 浩 一1958年4月23日生1982年4月日揮㈱(現:日揮ホールディングス㈱)に入社1997年7月同社アブダビ事務所長、クウェート事務所長2001年7月同社ロンドン事務所長2004年5月同社プロジェクト事業投資推進部長2007年7月同社執行役員、新事業推進本部長代行2007年8月同社新事業推進本部長2009年7月同社常務取締役、営業統括本部長2010年6月同社代表取締役副社長2011年7月同社代表取締役社長最高執行責任者(COO)2012年6月同社代表取締役社長2017年6月同社取締役副会長2019年6月 東京エレクトロン デバイス㈱取締役、㈱バンダイナムコホールディングス取締役(現在)、コムシスホールディングス㈱取締役(監査等委員)2020年6月㈱レノバ取締役2020年12月㈱ispace取締役(現在)2023年3月当社取締役(現在)2023年6月㈱レノバ取締役会長(非常勤・非執行)(現在) (注3)8取締役古 澤 ゆ り1963年7月22日生1986年4月運輸省(現:国土交通省)に入省2000年12月経済協力開発機構(OECD)アドミニストレーター2004年7月国土交通省総合政策局国際企画室企画官2006年7月海上保安庁総務部国際・危機管理官2008年7月内閣官房内閣参事官(内閣官房副長官補付)2011年8月㈱資生堂国際事業部国際営業部担当次長2014年7月国土交通省大臣官房審議官(国際担当)2015年9月観光庁審議官2016年6月内閣官房内閣人事局内閣審議官2019年7月国土交通省大臣官房付2021年3月当社監査役2022年6月㈱SUBARU監査役(現在)2025年3月当社取締役(現在) (注3)8取締役山 下 良 則1957年8月22日生1980年3月㈱リコーに入社1995年2月リコーUKプロダクツ Ltd.管理部長2008年4月リコーエレクトロニクス,Inc.社長2010年4月㈱リコー グループ執行役員2011年4月同社常務執行役員、総合経営企画室長2012年6月同社取締役、専務執行役員2016年6月同社取締役、副社長執行役員2017年4月同社代表取締役、社長執行役員・CEO2021年4月公益社団法人経済同友会副代表幹事2021年10月日本気候リーダーズ・パートナーシップ(JCLP)共同代表2023年4月㈱リコー代表取締役会長2024年6月野村不動産ホールディングス㈱取締役(現在)、旭化成㈱取締役(現在)2025年3月当社取締役(現在)2025年4月㈱リコー取締役会長(現在)2025年7月一般社団法人日本気候リーダーズ・パートナーシップ(JCLP)代表理事(現在) (注3)0監査役(常勤)常 松 正 志1964年3月10日生1986年4月当社に入社2010年6月当社水処理システム企画部長2018年1月当社環境事業推進部長2019年2月当社水環境総括部長2022年3月当社監査役(現在) (注4)9監査役(常勤)伊 藤 和 司1963年9月22日生1987年4月大和証券㈱に入社2002年4月UFJキャピタルマーケッツ証券㈱(現:三菱UFJモルガン・スタンレー証券㈱)に入社2007年3月デプファ・バンク・ピーエルシー(銀行)東京支店に入行2010年10月当社に入社2015年4月当社戦略企画部長2018年1月当社執行役員、企画本部副本部長、グローバルマネジメント推進部長、戦略企画部長2020年1月当社経営企画部長2024年3月当社監査役(現在) (注5)34 役職名氏名生年月日略歴任期所 有株式数(千株)監査役(常勤)森   秀 樹1965年6月30日生1989年4月当社に入社2010年10月久保田発動機(上海)有限公司 総経理2013年10月当社エンジングローバルマーケティング第一部長2016年10月クボタエンジンアメリカコーポレーション社長2020年1月当社執行役員、カスタマーソリューション統括事業部長、カスタマーソリューション事業推進部長2021年1月当社カスタマーソリューション事業部長2024年1月当社インプルメント事業部長2026年1月当社農業機械事業部副事業部長2026年3月当社監査役(予定) (注4)23監査役(非常勤)山 田 雄 一1954年3月25日生1984年10月監査法人朝日会計社(現:有限責任 あずさ監査法人)に入社1988年3月公認会計士登録(現在)2003年8月朝日監査法人(現:有限責任 あずさ監査法人)代表社員2008年6月あずさ監査法人(現:有限責任 あずさ監査法人)本部理事2011年9月有限責任 あずさ監査法人副東京事務所長2015年7月同監査法人東京社員会議長2016年6月㈱日本政策金融公庫監査役2016年7月山田雄一公認会計士事務所所長(現在)2017年6月住友金属鉱山㈱監査役2020年3月当社監査役(現在) (注5)9監査役(非常勤)木 村 圭二郎1961年4月14日生1987年4月弁護士登録(現在)、昭和法律事務所入所1994年1月ニューヨーク州弁護士会登録(現在)1998年5月共栄法律事務所設立2000年6月オカダアイヨン㈱監査役2007年9月㈱ナガオカ監査役2009年6月㈱シャルレ監査役2011年1月共栄法律事務所代表パートナー(現在)2015年3月日本電気硝子㈱監査役2022年3月当社監査役(現在) (注4)6監査役(非常勤)井 野 勢津子1964年3月18日生1988年4月サントリー㈱に入社1994年9月ペプシコ,Inc.に入社2003年7月サンマイクロシステムズ ジャパン㈱取締役経理財務本部長2006年11月SAPジャパン㈱代表取締役最高財務責任者2012年3月アマゾンジャパン リテール部門CFO2017年6月アシュリオン・ジャパン CFO2024年1月エイトローズベンチャーズジャパン ベンチャーパートナー(現在)2024年6月ヤマトホールディングス㈱監査役(現在)2025年3月当社監査役(現在) (注6)1計403(注) 1 取締役のうち、新宅祐太郎氏、荒金久美氏、川名浩一氏、古澤ゆり氏及び山下良則氏は、社外取締役です。2 監査役のうち、山田雄一氏、木村圭二郎氏及び井野勢津子氏は、社外監査役です。3 2025年12月期に関する定時株主総会における選任後1年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時までです。4 2025年12月期に関する定時株主総会における選任後4年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時までです。5 2023年12月期に関する定時株主総会における選任後4年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時までです。6 2024年12月期に関する定時株主総会における選任後4年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時までです。 7 当社は、法令に定める社外監査役の員数を欠く場合に備え、会社法第329条第3項に定める補欠の社外監査役1名を選任しております。補欠の社外監査役の略歴は次のとおりです。氏名生年月日略歴所 有株式数(千株)岩 本  朗1969年6月22日生1995年4月弁護士登録(現在)-2008年5月あすなろ法律事務所入所2010年5月(弁)あすなろ あすなろ法律事務所代表社員(現在)2020年4月大阪弁護士会副会長 8 当社は執行役員・エグゼクティブオフィサー制を採用しており、取締役を兼務しない執行役員・エグゼクティブオフィサーの構成は次のとおりです。役名氏名職名専務執行役員ニキル ナンダエスコーツクボタ Ltd.会長兼社長専務執行役員湯 川 勝 彦建設機械事業部長常務執行役員新 井 洋 彦調達本部長常務執行役員CHSO山 本 万 平安全衛生推進本部長常務執行役員福 原 真 一環境事業部長、資源循環事業ユニット長常務執行役員飯 塚 智 浩部品事業部長常務執行役員CHRO太 田 旬 治HR本部長、本社事務所長、クボタ技能研修所長常務執行役員CCQO滝 川 英 雄コンプライアンス・品質保証本部長常務執行役員市 川   孝パイプシステム事業部長常務執行役員種 田 敏 行エンジン事業部長常務執行役員CBPO佐々木   倫企画統括本部長常務執行役員鈴 木 聡 司農業機械事業部長 役名氏名職名エグゼクティブオフィサーCIO谷 原 博 幸ICT本部長エグゼクティブオフィサー渡 辺 史 郎機械グローバルカスタマーファースト本部長エグゼクティブオフィサートッドステューキ農業ソリューション本部長、クボタノースアメリカ Corp.社長エグゼクティブオフィサー荒 木 浩 之次世代技術研究ユニット長、次世代研究第一部長エグゼクティブオフィサー牧 野 義 史水環境ソリューション推進本部長エグゼクティブオフィサー鈴 井 格 仁農機技術統括ユニット長エグゼクティブオフィサー中 河 浩 一水環境総合研究所長エグゼクティブオフィサー谷   和 典サイアムクボタコーポレーション Co.,Ltd.社長エグゼクティブオフィサー神 原 裕 司製造統括ユニット長エグゼクティブオフィサー鶴 田 慎 哉農機国内本部長、クボタアグリサービス㈱社長エグゼクティブオフィサー森 岡 澄 雄産業機材事業部長エグゼクティブオフィサー山 田 進 一クボタホールディングスヨーロッパ B.V.社長、クバンランドAS会長エグゼクティブオフィサー和 田 光 司水環境統括本部長エグゼクティブオフィサー西 山 雅 也コンプライアンス・品質保証本部副本部長エグゼクティブオフィサー西   啓四郎トラクタユニット長エグゼクティブオフィサー福 岡 誠 司事業統括ユニット長、事業統括部長エグゼクティブオフィサー竹 田 順 治生産技術統括ユニット長エグゼクティブオフィサーブライアンアーノルド北米製造SCM統括ユニット長、クボタノースアメリカ Corp.副社長、クボタマニュファクチュアリング オブ アメリカ Corp.社長エグゼクティブオフィサー塩 見 泰 章クボタマシナリートレーディング㈱社長、調達本部副本部長エグゼクティブオフィサー岩 田 州之助汎用機ユニット長エグゼクティブオフィサー習 田 勝 之KESG推進ユニット長、社長室長エグゼクティブオフィサー八 幡 健 人クボタ環境エンジニアリング㈱社長 ② 社外役員の状況当社は有価証券報告書提出日現在において、5名の社外取締役及び3名の社外監査役を選任しております。なお、2026年3月19日開催予定の第136回定時株主総会の議案(決議事項)として、「取締役10名選任の件」及び「監査役3名選任の件」を上程しており、当該議案が承認可決されますと、当社の社外取締役は5名、社外監査役は3名となる予定です。社外取締役は、当社の持続的な成長及び企業価値向上を実現するため、実践的かつ客観的な視点及び高い見識をもとに経営の監督を担っております。また、指名諮問委員会や報酬諮問委員会においては、豊富な経験及び幅広い知見に基づく適切な関与・助言を通じて、取締役候補者の選任、取締役の報酬制度の在り方及び報酬水準等に関する審議を行っております。社外監査役は、多様な経験、知識、専門性及び見識と独立した立場での当社の監査業務のさらなる充実を担っております。取締役会の構成については、有効な討議ができる適切な員数を維持しつつ、事業領域、知識、経験及び専門分野等の多様性と経営の透明性、健全性を確保しており、有価証券報告書提出日現在において取締役11名中5名が社外取締役、取締役会出席者17名中8名が社外役員となっております。また、監査役会の構成については、半数以上を東京証券取引所が定める独立役員及び当社が定める独立性基準の要件を満たす者から選任し、うち1名を会計・財務に関する高度で専門的な知識と経験のある者(公認会計士等)から選任しており、有価証券報告書提出日現在において監査役6名中3名が社外監査役となっております。なお、2026年3月19日開催予定の第136回定時株主総会の議案(決議事項)として、「取締役10名選任の件」及び「監査役3名選任の件」を上程しており、当該議案が承認可決されますと、取締役10名中5名が社外取締役、監査役6名中3名が社外監査役、取締役会出席者16名中8名が社外役員となる予定です。 社外役員の選任にあたっては、東京証券取引所の定める独立役員及び当社が定める独立性基準の要件を満たす者から選任しております。なお、当社が定める独立性基準の要件は、当社のウェブサイトに掲載しており、そのURLは次のとおりです。https://www.kubota.co.jp/sustainability/governance/governance/index.html 有価証券報告書提出日における社外取締役及び社外監査役の重要な兼職の状況及び選任理由は、以下のとおりです。新宅祐太郎氏は、テルモ㈱の代表取締役社長として、激しい国際競争を勝抜くためのグローバル化、M&Aの推進、事業ポートフォリオの入替といった成長戦略を講じる等、時流を捉える経営者としての確かな手腕と実績を有しております。また、当社取締役会において資本政策の知見からも積極的に発言を行い、経営の監督に適切な役割を果たしております。当社は、同氏について、今後も引続き、当社の持続的成長と企業価値向上に寄与していただけると判断し、社外取締役として選任しております。なお、同氏と当社との間に特別の利害関係はありません。また、同氏の重要な兼職先である㈱構造計画研究所ホールディングスと当社との間には取引関係がありますが、その取引額は当社の売上高の0.1%未満、同社の連結売上高の0.8%未満であり、その他の兼職先である企業と当社との間にも特別の関係はありません。荒金久美氏は、㈱コーセーにおいて、研究者として化粧品の基礎研究に従事したのち、商品開発、研究開発、品質保証、購買等の幅広い分野での責任者を歴任し、取締役として経営への参画も経験しております。また、常勤監査役としての職務執行の監査に係る知見も有し、当社取締役会においても多様な視点から積極的に発言を行い、経営の監督に適切な役割を果たしております。当社は、同氏について、今後も引続き、当社の持続的成長と企業価値向上に寄与していただけると判断し、社外取締役として選任しております。なお、同氏と当社との間に特別の利害関係はありません。また、同氏の重要な兼職先であるカゴメ㈱及び戸田建設㈱と当社との間には取引関係がありますが、その取引額は当社の売上高及び各社の連結売上高のそれぞれ0.1%未満です。川名浩一氏は、日揮ホールディングス㈱で海外事業所責任者を歴任し、海外事業に広く精通しております。2011年に代表取締役社長に就任し、国内外のメガプロジェクトの遂行やインフラ分野での事業投資を牽引する等、経営者としての豊富な知識と経験を有しております。また、当社取締役会においても、プロジェクトマネジメントやリスクマネジメント等の観点から積極的に発言を行っております。当社は、同氏について、今後も引続き、当社の持続的成長と企業価値向上、取締役会の監督機能の強化に寄与していただけると判断し、社外取締役として選任しております。なお、同氏と当社との間に特別の利害関係はありません。また、同氏の重要な兼職先である㈱バンダイナムコホールディングス、㈱ispace及び㈱レノバと当社との間にも特別の関係はありません。古澤ゆり氏は、中央官庁において国内外の様々な職務を経験し幅広い視野と高い知見を有しております。また、企業での海外事業展開にも携わり、グローバルな経験を積むとともに、政府の中枢で働き方改革、女性活躍並びにダイバーシティ推進の経験も有しております。2021年3月からは当社社外監査役として、2025年3月からは当社社外取締役として、取締役会において人財活躍等の多様な視点から積極的に発言を行い、取締役会の実効性向上に貢献しております。当社は、同氏について、今後も当社の持続的成長と企業価値向上、取締役会の監督機能強化に寄与していただけると判断し、会社経営に関与した経験を有しておりませんが、社外取締役として選任しております。なお、同氏と当社との間に特別の利害関係はありません。また、同氏の重要な兼職先である㈱SUBARUと当社との間にも特別の関係はありません。山下良則氏は、㈱リコーの代表取締役・社長執行役員・CEOとして、構造改革や成長戦略をグローバルに推進するとともに、ガバナンスや経営管理体制の強化に取り組み、OA(オフィスオートメーション)メーカーからデジタルサービスの会社への事業構造の転換、収益力の強化を実現するなど、経営者として豊富な経験と幅広い知見を有しております。また、当社取締役会においても、グローバル経営等の観点から積極的に発言を行っております。当社は、同氏について、今後も当社の持続的成長と企業価値向上、取締役会の監督機能の強化に寄与していただけると判断し、社外取締役として選任しております。なお、同氏と当社との間に特別の利害関係はありません。また、同氏の重要な兼職先である㈱リコー及び旭化成㈱と当社との間には取引関係がありますが、その取引額は当社の売上高及び各社の連結売上高のそれぞれ0.1%未満であり、その他の兼職先と当社との間にも特別の関係はありません。山田雄一氏は、公認会計士として財務・会計に関する十分な知見を有しております。また、大手監査法人在籍中に多くの企業監査実績と経験があるほか、他社の社外監査役経験等、監査全般についての豊富な知見を有しております。当社は、同氏について、直接会社経営に関与した経験を有しておりませんが、これらの専門的な見地と独立した立場で当社の監査業務のさらなる充実に寄与していただけると判断し、社外監査役として選任しております。なお、同氏と当社との間に特別の利害関係はありません。また、同氏の重要な兼職先である山田雄一公認会計士事務所と当社との間にも特別の関係はありません。木村圭二郎氏は、弁護士として法務に関する豊富な知識を有しております。また、法律事務所での豊富な企業法務に関する実務実績に加えて、複数の企業で社外監査役に就任する等の豊かな経験と知識を有しております。当社は、同氏について、直接会社経営に関与した経験を有しておりませんが、2022年より当社の社外監査役を務め、専門的な見地と幅広い経験並びに独立した立場で当社の監査業務に一層貢献していただけると判断し、社外監査役として選任しております。なお、同氏と当社との間に特別の利害関係はありません。また、同氏の重要な兼職先である共栄法律事務所と当社との間にも特別の関係はありません。井野勢津子氏は、長年IT関連業界、グローバル企業の経営企画部門の責任者を歴任しており、グローバル感覚や財務・会計、ITに関する十分な知見を有しております。当社は、同氏について、このような豊富な経験を活かして当社の監査業務のさらなる充実に寄与していただけると判断し、社外監査役として選任しております。なお、同氏と当社との間に特別の利害関係はありません。また、同氏の重要な兼職先であるヤマトホールディングス㈱と当社との間には取引関係がありますが、その取引額は当社の売上高及び同社の連結売上高の0.1%未満であり、その他の兼職先である会社と当社との間にも特別の関係はありません。 なお、2026年3月19日開催予定の第136回定時株主総会の議案(決議事項)として、「取締役10名選任の件」及び「監査役3名選任の件」を上程しており、新宅祐太郎氏、荒金久美氏、川名浩一氏、古澤ゆり氏、山下良則氏を当社の社外取締役候補者、木村圭二郎氏を当社の社外監査役候補者としております。 資本的関係のうち社外取締役及び社外監査役の当社株式の保有状況については、「① 役員一覧」に記載しております。いずれも一般株主と利益相反が生じるおそれのある重要な利害関係ではなく、社外取締役及び社外監査役の全員を東京証券取引所の定めに基づく独立役員として同取引所に届け出ております。なお、社外監査役については、「(3) 監査の状況 ② 内部監査の状況」に記載の会計監査人及び内部監査部門との相互連携に参加しております。

※ 出典: EDINET DB API より取得した有価証券報告書(2025年度)。 全文は 金融庁 EDINET でご確認ください。