NTN株式会社 6472

機械 JP 健全性: B (65点)

データ取得日: 2026-06-16 | 過去14年分の財務データを掲載

AI 業績サマリー 生成: 2026-04-30 / claude-opus-4-6-v2
NTNはベアリング(軸受)の大手メーカーで、自動車用ハブベアリングとドライブシャフト用等速ジョイントを主力としている。等速ジョイントで世界トップクラスのシェアを持ち、自動車の駆動系部品に不可欠なベアリングと動力伝達部品を世界中の自動車メーカーに供給するグローバルサプライヤーとしての地位を確立。産業機械向けベアリングでも幅広い製品群を展開。

売上8,256億円(前年比-1.3%)と微減収を記録。営業利益230億円(営業利益率2.8%)と利益率は低い水準にとどまり、純利益マイナス238億円は海外子会社の大規模な減損損失が影響した深刻な最終赤字を計上。ROEマイナス9.6%と厳しい数値。

自己資本比率27.2%と低い水準にあり、財務健全性スコア65点とやや厳しい財務評価。営業CF456億円、FCF197億円と安定したキャッシュ創出力は確保している。EPSマイナス45円の赤字下で配当11円を維持する姿勢。減損損失の一巡と自己資本の回復強化が最優先の経営課題であり、EV向け駆動系部品の拡販が中長期の成長テーマとなる。
English version
NTN is a major bearing manufacturer with automotive hub bearings and constant velocity joints for drive shafts as core products. It holds world-class market share in constant velocity joints and has established itself as a global supplier providing bearings and power transmission components essential to automotive drivetrain systems to automakers worldwide. It also offers a broad product portfolio for industrial machinery bearings. Revenue of 825.6 billion (YoY -1.3%) recorded a slight decline. Operating profit of 23.0 billion (operating margin 2.8%) remained at a low profit margin level, with net loss of 23.8 billion representing a severe final loss due to significant impairment losses at overseas subsidiaries. ROE of -9.6% reflects harsh metrics. Equity ratio of 27.2% is at a low level, with financial health score of 65 points indicating somewhat tight financial evaluation. Operating cash flow of 45.6 billion and FCF of 19.7 billion maintained stable cash generation. Despite a loss with EPS of - 45, dividends of 11 were maintained. Recovery from impairment losses and strengthening equity capital are top priority management issues, with EV-oriented drivetrain component expansion as a mid-to-long-term growth theme.

※ EDINET DB API が生成・提供する AI要約です。投資判断は必ず一次情報(有価証券報告書・決算短信)をご確認ください。

業績推移

業績予想 次期通期予想(2026-05-14 発表)

項目 予想値 直近通期実績(2025年度) 増減
売上高 8,100億円 8,256億円 -1.9%
営業利益 330億円 230億円 +43.7%
純利益 150億円 ▲238億円 -163.0%
EPS 25.23円 -44.90円 -156.2%
1株配当 (DPS) 13.00円 11.00円 +18.2%

※ 業績予想は企業発表値です。期末決算と同時に発表された次期予想です。 * 印は当サイトが PBR×BPS から推定した株価をもとに独自計算した参考指標です。

財務指標(2025年度)

主要指標

ROE -9.0%
PER
PBR
配当利回り
配当性向

収益性

ROA -2.8%
売上総利益率 17.1%
営業利益率 2.8%
純利益率 -2.9%

成長性

前年比 3Y CAGR 5Y CAGR
売上高 -1.3% +8.7% +4.8%
営業利益 -18.4%
純利益
EPS

安全性

自己資本比率 29.0%
流動比率 126.4%
D/Eレシオ 1.13倍

派生指標 参考

時価総額*
ネットキャッシュ* ▲1,542億円
Net Debt/EBITDA* 2.36倍
EV/EBITDA*
FCFマージン* 2.4%
DOE* 2.50%

* 印は当サイトが EDINET から取得した財務データをもとに独自に計算した参考指標です。 EDINETから直接取得した数値ではないため、実際の市場値や各種データソースの公表値と乖離する場合があります。 投資判断は必ず一次情報をご確認ください。

業種比較 業種: 機械 日経225内同業 17社

指標 自社 日経225 同業平均
(17社)
EDINET 全体平均
(215社)
同業平均との偏差
ROE -9.0% 9.5% 6.9% -18.44pt
PER 19.2倍
PBR 1.86倍
配当利回り 2.87%
配当性向 53.3%
ROA -2.8% 4.7% -7.50pt
売上総利益率 17.1% 30.2% -13.12pt
営業利益率 2.8% 10.7% 8.7% -7.90pt
純利益率 -2.9% 7.4% -10.24pt

※「日経225 同業平均」は当サイトで日経225採用銘柄から自前集計した値。 「EDINET 全体平均」は EDINET DB API が返す上場企業全体(中小・赤字含む)の平均で、ROE と営業利益率のみ提供されます。 偏差はパーセンテージポイント(pt)または倍率差。

キャッシュフロー(2025年度)

営業CF 456億円
投資CF ▲260億円
財務CF ▲187億円
設備投資 322億円
現金等残高 1,277億円
年度 営業CF 投資CF 財務CF フリーCF 設備投資 現金等残高
2025 456億円 ▲260億円 ▲187億円 197億円 322億円 1,277億円
2024 651億円 ▲250億円 ▲302億円 401億円 266億円 1,273億円
2023 342億円 ▲139億円 ▲333億円 204億円 223億円 1,107億円
2022 90億円 25億円 ▲413億円 115億円 198億円 1,215億円
2021 365億円 ▲179億円 547億円 185億円 238億円 1,472億円
2020 437億円 ▲618億円 74億円 ▲181億円 577億円 712億円
2019 432億円 ▲656億円 207億円 ▲224億円 452億円 835億円
2018 618億円 ▲484億円 ▲75億円 134億円 861億円
2017 624億円 ▲412億円 ▲82億円 212億円 793億円
2016 462億円 ▲338億円 ▲280億円 125億円 673億円
2015 251億円 ▲313億円 ▲375億円 ▲62億円 878億円
2014 691億円 ▲341億円 66億円 349億円 1,297億円
2013 205億円 ▲566億円 696億円 ▲361億円 861億円
2012 171億円 ▲528億円 472億円 ▲358億円 526億円

※ フリーCF = 営業CF + 投資CF(投資CFは通常マイナス)。設備投資額は絶対値で表示。

損益計算書(2025年度)

項目 金額 売上比
売上高 8,256億円 100.0%
売上原価 6,842億円 82.9%
売上総利益 1,414億円 17.1%
販管費 1,184億円 14.3%
営業利益 230億円 2.8%
経常利益 105億円 1.3%
純利益 ▲238億円 -2.9%

※ 会計基準: 日本基準 (JP GAAP) / 有報提出日: 2025-06-26 15:00。 売上原価・売上総利益・販管費が「—」の項目は EDINET に該当データが無いことを示します(金融・通信・IFRS企業など)。

貸借対照表(2025年度)

項目 金額 総資産比
資産
総資産 8,564億円 100.0%
現金等 1,277億円 14.9%
その他資産 7,287億円 85.1%
負債・純資産
総負債 6,077億円 71.0%
有利子負債 2,820億円 32.9%
その他負債 3,258億円 38.0%
純資産 2,487億円 29.0%
自己資本 1,675億円 19.6%
うち利益剰余金 464億円 5.4%
非支配株主持分等 812億円 9.5%

※「その他資産」「その他負債」は EDINET 取得値から計算で算出(その他資産 = 総資産 − 現金等、その他負債 = 総負債 − 有利子負債)。 利益剰余金は自己資本に含まれる内訳項目です。 総資産 = 総負債 + 純資産 が成立しない場合はデータの整合性をご確認ください。

事業規模・コスト構造(2025年度)

従業員数 21,996人 1人当たり売上 38百万円
研究開発費 197億円 売上比 2.38%
減価償却費 424億円 売上比 5.13%

※「1人当たり売上」「売上比%」はサイト内で計算した派生指標です。 研究開発費は製造業以外では非開示の場合があります(サービス業・金融業など)。

信用評価履歴 EDINET DB スコア(過去14年分)

健全性スコア (2025年度) 65点 ランク B
業種ベンチマーク 改善余地が大きい。優先課題: 原価率・販管費率の見直しによる営業利益率の改善 強み 1項目 / 弱み 4項目
直近の評価コメントを見る (2025年度)

信用評価

注意すべきリスク要因があります。純利益が前年比-325%の大幅減少

投資評価

注意点: ROE -9.6%: 赤字のため資本効率が算出不能

※ EDINET DB API が独自の指標と業種ベンチマークから算出するスコア・ランク・コメントです。 S = 90点以上 / A = 75-89点 / B = 60-74点 / C/D = それ未満。

直近の決算短信

開示日時タイトル区分売上高前年比 営業利益前年比 純利益前年比EPS PDF
2026-05-14 16:00 決算短信(連結・個別) Q4 8,263億円 +0.1% 310億円 +35.2% 129億円 23.4 PDF
2026-02-03 Q3 6,033億円 -2.0% 193億円 +35.8% 37億円 6.9 PDF
2025-10-31 2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結) Q2 4,023億円 129億円 31億円 5.9
2025-08-04 2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) Q1 1,990億円 70億円 12億円 2.3
2025-05-14 2025年3月期決算短信〔日本基準〕(連結) Q4 8,256億円 230億円 ▲238億円 -44.9
業績概況・今後の見通し(2026-05-14 発表分) 約622字
当期における世界経済は、一部の地域において弱さがみられるものの、緩やかな持ち直しが継続しました。日本経済については、中東情勢の影響を注視する必要があるものの、個人消費や設備投資などに改善の動きが見られ、緩やかに回復しました。海外においては、米国経済は、一部に弱さがみられるものの、景気は緩やかな拡大が継続しました。中国経済は景気が緩やかに減速しているものの、アジアのその他新興国経済は、景気の回復や景気の拡大がみられました。かかる状況下、2024年4月から開始した中期経営計画「DRIVE NTN100」Finalで掲げた「事業構造の変革(Transformation)の加速」の継続とNTN再生の完了を目指し、生産再編を中心とする事業構造改革の実行と、「SQCCD」※の強化を通じた「稼ぐ力」の向上に注力してまいります。当期の売上高は826,344百万円(前連結会計年度比0.1%増)となりました。損益につきましては、規模減の影響などはありましたが、営業利益は売価転嫁や変動費の削減などにより31,034百万円(前連結会計年度比35.2%増)となりました。経常利益は、円安の影響で為替差損益が改善したことなどにより23,484百万円(前連結会計年度比124.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は、日本セグメントの税効果の影響などにより12,871百万円(前連結会計年度は23,801百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。

出典: 決算短信PDF(外部リンク)

大量保有報告書(5%超の株主)

報告日 提出者(グループ) 個別保有者 保有割合
個別 / 合計
株数 保有目的 種別
2026-02-05 野村證券株式会社 野村アセットマネジメント株式会社 6.86%
計 7.09%
4,101万株 信託財産の運用として保有している。 変更
2026-02-05 野村證券株式会社 (同左) 0.01%
計 7.09%
7万株 証券業務に係る商品在庫、及び累積投資業務の運営目的として保有している。 変更
2026-02-05 野村證券株式会社 ノムラ インターナショナル ピーエルシー(NOMURA INTERNATIONAL PLC) 0.22%
計 7.09%
131万株 証券業務に係わる商品在庫として保有している。 変更
2026-02-05 野村證券株式会社 ノムラ セキュリテーズ インターナショナル(NOMURA SECURITIES INTERNATIONAL,Inc.) 0.00%
計 7.09%
0株 証券業務に係わる商品在庫として保有している。 変更
2026-02-05 野村證券株式会社 野村アセットマネジメント株式会社 6.86%
計 7.09%
4,101万株 信託財産の運用として保有している。 変更
2026-02-05 野村證券株式会社 (同左) 0.01%
計 7.09%
7万株 証券業務に係る商品在庫、及び累積投資業務の運営目的として保有している。 変更
2026-02-05 野村證券株式会社 ノムラ インターナショナル ピーエルシー(NOMURA INTERNATIONAL PLC) 0.22%
計 7.09%
131万株 証券業務に係わる商品在庫として保有している。 変更
2026-02-05 野村證券株式会社 ノムラ セキュリテーズ インターナショナル(NOMURA SECURITIES INTERNATIONAL,Inc.) 0.00%
計 7.09%
0株 証券業務に係わる商品在庫として保有している。 変更
2026-02-05 野村證券株式会社 野村アセットマネジメント株式会社 6.86%
計 7.09%
4,101万株 信託財産の運用として保有している。 変更
2026-02-05 野村證券株式会社 (同左) 0.01%
計 7.09%
7万株 証券業務に係る商品在庫、及び累積投資業務の運営目的として保有している。 変更

※「個別保有者」が「(同左)」の行は提出者本人による保有。複数行が同じ提出者なら共同保有グループの内訳を表します。 保有目的が長い場合は冒頭40字のみ表示し、ホバーで全文表示します。

財務データ推移

年度売上高営業利益純利益 総資産純資産EPS配当
2025 8,256億円 230億円 ▲238億円 8,564億円 2,487億円 -44.9 11.0
2024 8,363億円 281億円 106億円 9,103億円 2,808億円 19.9 10.0
2023 7,740億円 171億円 104億円 8,698億円 2,374億円 19.5 5.0
2022 6,420億円 69億円 73億円 8,555億円 2,164億円 13.8
2021 5,628億円 ▲31億円 ▲116億円 8,366億円 1,838億円 -21.9
2020 6,520億円 75億円 ▲440億円 7,578億円 1,684億円 -82.8 5.0
2019 7,338億円 269億円 ▲70億円 8,408億円 2,464億円 -13.1 15.0
2018 7,447億円 396億円 204億円 8,394億円 2,698億円 38.4 15.0
2017 6,836億円 356億円 28億円 7,970億円 2,451億円 5.3 10.0
2016 7,170億円 478億円 150億円 7,940億円 2,485億円 28.3 10.0
2015 7,019億円 439億円 234億円 8,561億円 2,626億円 43.9 6.0
2014 6,390億円 ▲146億円 8,480億円 2,134億円 -27.5 2.0
2013 5,396億円 ▲142億円 7,685億円 2,117億円 -26.7
2012 5,435億円 60億円 6,933億円 2,121億円 11.3 10.0

事業の状況(有価証券報告書より)

最新の有価証券報告書から、事業内容・リスク・経営方針・経営成績の概況を掲載します。各セクションをクリックして展開してください。

沿革 FY2025 / 約2,992字
2 【沿革】 年月経歴1918年3月三重県桑名郡桑名町の西園鉄工所でボールベアリングの研究製作を開始1923年5月巴商会と西園鉄工所が提携し、NTNの商標で国産軸受の製造販売を開始1927年3月合資会社エヌチーエヌ製作所を設立1934年3月合資会社エヌチーエヌ製作所を株式会社に組織変更1937年1月東洋ベアリング製造株式会社に商号変更1938年5月兵庫県武庫郡(現宝塚市)に昭和ベアリング製造株式会社を設立(旧宝塚製作所)1939年9月昭和ベアリング製造株式会社を合併1939年10月三重県桑名市に桑名工場を新設(現桑名製作所)1949年5月大阪証券取引所市場第一部及び東京証券取引所市場第一部上場1960年3月静岡県磐田市に株式会社東洋ベアリング磐田製作所を設立(現磐田製作所)1960年5月西林精工株式会社を傘下に入れる(1992年10月、株式会社NTN平野製作所に商号変更)1961年4月金剛ベアリング株式会社を傘下に入れる(現和歌山製作所)1962年1月ドイツ、ErkrathにNTN Wälzlager(Europa) GmbH(現NTN Wälzlager (Deutschland) GmbH)を設立1963年1月アメリカ、New YorkにNTN BEARING CORP.OF AMERICAを設立1963年11月東洋ベアリング販売株式会社に国内販売の営業権を譲渡1968年9月カナダ、MississaugaにNTN BEARING CORP.OF CANADA LTD.を設立1971年1月アメリカ、Schiller ParkにAMERICAN NTN BEARING MFG.CORP.を設立1971年12月岡山県備前市に株式会社東洋ベアリング岡山製作所を設立(現岡山製作所)ドイツ、MettmannにNTN Kugellagerfabrik(Deutschland) GmbHを設立1972年11月エヌ・テー・エヌ東洋ベアリング株式会社に商号変更1973年3月カナダ、MississaugaにNTN BEARING-CAE LTD.を設立(1981年12月、NTN BEARING CORP.OF CANADA LTD.に合併)1975年3月アメリカ、ElginにNTN ELGIN CORP.を設立(1985年3月、AMERICAN NTN BEARING MFG.CORP.に合併)1976年4月エヌ・テー・エヌ販売株式会社を設立(1989年10月、NTN販売株式会社に商号変更)1980年12月東洋ベアリング販売株式会社から大口需要家向け営業の譲受1983年3月株式会社東洋ベアリング磐田製作所及び株式会社東洋ベアリング岡山製作所を合併1984年7月長野県箕輪町に株式会社東洋ベアリング長野製作所を設立(現長野製作所)1985年12月アメリカ、MacombにNTN-BOWER CORP.を設立1989年4月アメリカ、ColumbusにNTN DRIVESHAFT,INC.を設立1989年10月NTN株式会社(登記上、エヌティエヌ株式会社)に商号変更株式会社東洋ベアリング長野製作所を合併1990年10月アメリカ、Mount ProspectにNTN USA CORP.を設立1996年9月アメリカ、LititzにNTN-BCA CORP.を設立1998年5月タイ、PluakdaengにNTN MANUFACTURING(THAILAND)CO.,LTD.を設立1998年7月フランス、AllonnesにNTN TRANSMISSIONS EUROPEを設立2000年9月NTN販売株式会社を吸収合併2001年4月株式会社NTN平野製作所を吸収合併2002年8月中華人民共和国、上海市に上海恩梯恩精密機電有限公司を設立中華人民共和国、平湖市に恩梯恩日本電産(浙江)有限公司を設立2002年9月中華人民共和国、廣州市に廣州恩梯恩裕隆傳動系統有限公司を設立2004年4月三重県桑名市に株式会社NTN三重製作所を開設(関連会社を子会社化し、商号変更)2004年8月中華人民共和国、常州市に常州恩梯恩精密軸承有限公司を設立 年月経歴2005年7月中華人民共和国、上海市に恩梯恩(中国)投資有限公司を設立2005年9月インド、RewariにNTN Manufacturing India Private Limitedを設立2005年11月タイ、PluakdaengにNTN-NIDEC(THAILAND)CO.,LTD.を設立2005年12月長野県箕輪町に株式会社NTN上伊那製作所を設立2006年4月ドイツ、IFA-Antriebstechnik GmbHへ資本参加2006年7月静岡県袋井市に株式会社NTN袋井製作所を設立フランス、S.N.R. ROULEMENTS(現NTN Europe S.A.)へ資本参加2007年2月中華人民共和国、常州市に恩梯恩阿愛必(常州)有限公司を設立2008年4月石川県宝達志水町に株式会社NTN宝達志水製作所を設立フランス、S.N.R. ROULEMENTSを連結子会社化2010年7月フランス、S.N.R. ROULEMENTSの社名をNTN-SNR ROULEMENTS S.A.に変更2010年12月石川県志賀町に株式会社NTN能登製作所を設立2011年1月中華人民共和国、洛陽市に恩梯恩LYC(洛陽)精密軸承有限公司を設立2011年9月中華人民共和国、南京市に南京恩梯恩精密機電有限公司を設立2013年4月メキシコ、AguascalientesにNTN MANUFACTURING DE MEXICO,S.A.DE C.V.を設立2014年1月中華人民共和国、襄陽市に襄陽恩梯恩裕隆傳動系統有限公司を設立2015年7月アメリカ、AndersonにNTN DRIVESHAFT ANDERSON,INC.を設立2015年12月NTN特殊合金株式会社と日本科学冶金株式会社が合併し、NTNアドバンストマテリアルズ 株式会社に商号変更2018年4月株式会社NTNベアリングサービスを株式会社NTNセールスジャパンに商号変更2018年10月連結子会社の株式会社NTN金剛製作所、株式会社NTN三雲製作所及びNTN精密樹脂株式会社の3社を吸収合併し、金剛製作所(現和歌山製作所)、三雲製作所、精密樹脂製作所を新設羽咋丸善株式会社(現平鍛造株式会社)へ資本参加2019年6月指名委員会等設置会社へ移行2021年6月平鍛造株式会社を連結子会社化2021年7月フランス、AnnecyにNTN Europe Holdings SASを設立2022年4月東京証券取引所プライム市場へ移行2023年3月フランス、NTN-SNR ROULEMENTS S.A.の社名をNTN Europe S.A.に変更2023年8月本店を大阪市西区京町堀一丁目3番17号から大阪市北区中之島三丁目6番32号に移転2023年10月金剛製作所を和歌山製作所に改称ドイツ、NTN Wälzlager(Europa) GmbHがSNR Wälzlager GmbHを吸収合併し、社名をNTN Wälzlager (Deutschland) GmbHに変更
配当政策 FY2025 / 約500字
3 【配当政策】当社は、「取締役会の決議によって、毎年9月30日の最終の株主名簿に記載又は記録された株主又は登録株式質権者に対し会社法第454条第5項に規定する剰余金の配当をすることができる。」旨を定款に定めております。当社は、株主の皆様に対する利益還元を最重要方針の一つと考えております。配当につきましては、将来の成長のために必要な研究開発や設備投資等の資金を確保し、中長期的な視点から安定的に継続しつつ、経営成績に応じて実施することを基本方針としております。具体的にはキャッシュ・フローの状況を勘案のうえ、連結配当性向を重視し決定することにしております。当社は、中間配当と期末配当の年2回の剰余金の配当を行うことを基本方針としております。これらの剰余金の配当の決定機関は、期末配当については株主総会、中間配当については取締役会であります。当事業年度の配当につきましては、以下のとおり1株につき11円(うち中間配当5.5円)といたしました。 決議年月日配当金の総額(百万円)1株当たり配当額(円)2024年10月31日取締役会決議2,9235.52025年6月25日定時株主総会決議2,9235.5
監査の状況 FY2025 / 約2,416字
(3) 【監査の状況】① 監査委員会監査の状況提出日現在の監査委員会は5名の取締役で構成され、うち3名は社外取締役です。なお、監査委員長である木谷泰夫氏は銀行において長年の業務経験を有しており、財務に関する相当程度の知見を有しております。監査委員会は、監査委員会で決定した監査基準、監査方針、監査計画等に基づき、取締役会その他重要な会議に出席するほか、取締役及び執行役並びに使用人等からその職務の執行状況について報告を受け又は聴取し、取締役及び執行役の職務執行を監査しております。(当事業年度における活動状況)当事業年度において、当社は監査委員会を13回開催し、主に監査の方針及び監査計画の策定、会計監査人の監査計画の内容に関する評価、会計監査人の選定に関する評価及び内部統制システムの整備・運用状況の評価等について審議いたしました。なお、各委員の出席状況は以下のとおりであります。氏名等出席状況常勤監査委員(委員長・社外取締役)木谷 泰夫13回/13回(100%)常勤監査委員(注)江上 正樹10回/10回(100%)常勤監査委員尾迫  功13回/13回(100%)監査委員(社外取締役)川上  良13回/13回(100%)監査委員(社外取締役)西村 知典13回/13回(100%) (注) 江上正樹氏は2024年6月25日付で就任いたしました。 常勤監査委員は経営会議への出席、重要な文書類等の閲覧を行い、その結果を監査委員会に報告し、情報共有を図っております。各監査委員は取締役会、執行役会のほか、サステナビリティ委員会、リスク管理委員会、コンプライアンス委員会及び公正取引監察委員会等、内部統制システムを運用する委員会に出席し、モニタリングを行っております。なお、監査委員会、会計監査人及び経営監査部は、定期的に会合を持ち監査方針、監査計画、監査結果等について情報・意見交換を図る等、監査の効率と実効性の向上に努めております。 ② 内部監査の状況当社では、経営監査部が、金融商品取引法に基づく内部統制システムの監査を含めた内部監査業務を担当しており、その人員は、提出日現在で5名です。経営監査部は、当社グループの各部門の業務の遂行状況について、法令や社内規程等に対する準拠性、妥当性、事業活動の有効性、効率性の観点から内部監査を実施し、その結果に基づく改善への助言や提言を行うと共に、改善対策の実施状況の確認、フォローアップ監査を行っております。また、内部監査の結果を代表執行役社長、取締役会及び監査委員会等に報告しております。 ③ 会計監査の状況当連結会計年度における会計監査の状況は以下のとおりであります。a.監査法人の名称EY新日本有限責任監査法人 b.継続監査期間46年間 c.業務を執行した公認会計士指定有限責任社員 業務執行社員 高井大基 d.監査業務に係る補助者の構成当社の会計監査業務に係る補助者は公認会計士19名、会計士試験合格者6名、その他25名であります。 e.監査法人の選定方針と理由会計監査人を選定するにあたって監査委員会は当社の会計監査に必要とされる専門性、独立性、品質管理体制に加え、国際的なネットワークファームの活用により国際事業等への事業展開に対応できることなどを重視しております。EY新日本有限責任監査法人は上記の選定方針と適合すると判断しております。 f.監査委員及び監査委員会による監査法人の評価当社の監査委員会は、監査法人に対して以下の観点で評価を行っております。この評価において、特段の問題点は認められませんでした。① 監査法人の品質管理② 監査チーム③ 監査報酬等④ 監査委員等とのコミュニケーション⑤ 経営者等との関係⑥ グループ監査⑦ 不正リスク ④ 監査報酬の内容等a.監査公認会計士等に対する報酬 区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)提出会社14919157―連結子会社51―53―計20019210― 当社における非監査業務の内容は、前連結会計年度においてはコンフォートレター作成業務です。また、当連結会計年度は、上記以外に前連結会計年度の監査に係る追加報酬1百万円を支払っております。 b.監査公認会計士等と同一のネットワーク(Ernst & Young)に属する組織に対する報酬(a.を除く) 区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)提出会社―16―108連結子会社380123383112計380139383220 当社における非監査業務の内容は、前連結会計年度及び当連結会計年度ともに、税務に係るコンサルティング業務です。また、当連結会計年度においては、内部統制支援等に係るコンサルティング業務が含まれております。連結子会社における非監査業務の内容は、前連結会計年度及び当連結会計年度ともに、主に海外連結子会社における会計及び税務に係るコンサルティング業務です。上記の他に、当社の非連結子会社が支払った又は支払うべき報酬はありません。 c.その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容(前連結会計年度)該当事項はありません。(当連結会計年度)該当事項はありません。 d.監査報酬の決定方針監査日数、会社の規模及び業務の特性等の要素を勘案し、適切に決定しております。 e.監査委員会が会計監査人の報酬等に同意した理由取締役会が提案した会計監査人に対する報酬等に対して、当社の監査委員会が会社法第399条第1項の同意をした理由は、監査日数、会社の規模及び業務の特性等に照らし、合理的と考えられるためです。
設備の概要 FY2025 / 約548字
1 【設備投資等の概要】当社グループ(当社及び連結子会社)では、生産能力の向上・省人合理化並びに既存設備の維持更新・安全環境の改善・新商品研究開発等を主眼に設備投資を行っております。日本では、当社桑名製作所の軸受製造設備導入、和歌山製作所の軸受製造設備導入、株式会社NTN紀南製作所の建屋建設及び株式会社NTN三重製作所の軸受製造設備導入等により15,102百万円の設備投資を行いました。米州では、NTN DRIVESHAFT ANDERSON, INC. の等速ジョイント製造設備導入等により3,402百万円の設備投資を行いました。欧州では、NTN Europe S.A.の建屋建設等により9,523百万円の設備投資を行いました。アジア他地域では、NTN MANUFACTURING(THAILAND) CO., LTD.の太陽光発電設備導入、NTN NEI MANUFACTURING INDIA PVT. LTD.の建屋建設及び等速ジョイント製造設備導入等により4,191百万円の設備投資を行いました。これらにセグメント間の設備移管等△58百万円を調整した結果、当連結会計年度の設備投資の総額は32,162百万円となりました。なお、所要資金につきましては自己資金及び借入金によっております。
従業員の状況 FY2025 / 約2,606字
5 【従業員の状況】(1) 連結会社の状況2025年3月31日現在セグメントの名称従業員数(人)日本8,279米州5,080欧州4,982アジア他3,655合計21,996 (注) 1.従業員数は、就業人員であります。2.臨時従業員数は、従業員数の100分の10未満であるため、記載を省略しております。 (2) 提出会社の状況2025年3月31日現在従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(円)5,58142.120.17,241,974 (注) 1.従業員数は、就業人員であります。2.臨時従業員数は、従業員数の100分の10未満であるため、記載を省略しております。3.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。4.提出会社の従業員は、全て「日本」セグメントに含まれております。 (3) 労働組合の状況労使関係について特記すべき事項はありません。 (4) 管理職に占める女性従業員の割合、男性従業員の育児休業取得率及び従業員の男女の賃金の差異① 提出会社当社において、男女間で賃金体系及び制度上の違いはありません。ただし、主に次の理由から賃金差異が生じております。(職種間の人員構成の男女差)重い製品を扱う製造現場では男性従業員が多く、製造現場で働く従業員に支給する手当※の有無による賃金差異が生じております。手当の有無による違いが生じない、管理職の部長、課長職位では、部長の賃金差異が109.8%、課長の賃金差異が100.4%であります。※手当:交替勤務や特殊作業など、特定の職務に就く従業員にかかる負荷の対価として支給する手当(管理職比率、等級別人員構成の男女差)相対的に賃金が高い管理職及び上位等級者に、女性よりも男性が多いことが、賃金差異につながっております。当社の人材戦略の柱である「社員の多様性を尊重した働きがいのある環境づくり」を進める上で、製造業務の改善による多様な人材が活躍できる職場造りや、管理職や新規採用者に占める女性従業員比率の向上に取組んでおります。 当事業年度の男性従業員の育児休業取得率は前事業年度の62.8%から着実に増加しております。 当事業年度管理職に占める女性従業員の割合(%)(注)1.男性従業員の育児休業取得率(%)(注)2.従業員の男女の賃金の差異(%)(注)1.全従業員従業員非正規雇用従業員4.273.080.281.087.0 (注) 1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。なお、過年度に配偶者が出産した従業員が、当事業年度に育児休業を取得することがあるため、取得率が100%を超えることがあります。3.従業員には、正規雇用従業員及びフルタイムの無期転換した非正規雇用従業員を含んでおります。4.パートタイマーについては、正規雇用従業員の所定労働時間をもとに人員数の換算を行っております。5.委託契約など契約形態及び働き方が通常従業員と異なる者は対象から除いております。6.出向者は出向先の従業員として集計しております。 ② 国内連結子会社 当事業年度名称管理職に占める女性従業員の割合(%)(注)1.男性従業員の育児休業取得率(%)(注)2.従業員の男女の賃金の差異(%)(注)1.全従業員従業員非正規雇用従業員株式会社NTNセールスジャパン5.8-90.493.269.2株式会社NTN三重製作所2.666.669.081.384.3株式会社NTN宝達志水製作所0.0-96.696.6-株式会社NTN能登製作所0.0100.071.671.3114.1株式会社NTN袋井製作所0.020.074.774.596.2株式会社NTN赤磐製作所0.00.088.587.2-株式会社NTN御前崎製作所0.050.080.383.290.0NTNアドバンストマテリアルズ株式会社3.450.058.576.275.3NTN鋳造株式会社9.080.083.789.355.9株式会社NTN紀南製作所7.671.464.981.470.2株式会社NTN上伊那製作所0.050.078.085.3109.1平鍛造株式会社0.0-75.278.160.0NTNテクニカルサービス株式会社0.054.571.085.587.8NTN物流株式会社0.0100.089.086.8182.1 (注) 1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。なお、過年度に配偶者が出産した従業員が、当事業年度に育児休業を取得することがあるため、取得率が100%を超えることがあります。3.従業員には、正規雇用従業員及びフルタイムの無期転換した非正規雇用の従業員を含んでおります。4.パートタイマーについては、正規雇用従業員の所定労働時間をもとに人員数の換算を行っております。5.委託契約など契約形態及び働き方が通常従業員と異なる者は対象から除いております。6.出向者は出向先の従業員として集計しております。7.「-」は該当者が存在していないことを示しております。 ③ 連結会社 当連結会計年度名称管理職に占める女性従業員の割合(%)男性従業員の育児休業取得率(%)従業員の男女の賃金の差異(%)全従業員従業員非正規雇用従業員当社及び連結子会社16.2****当社及び国内連結子会社3.969.970.779.673.3 (注) 「*」は海外連結子会社の指標の定義や集計方法が異なるため、記載を省略していることを示しております。
研究開発活動 FY2025 / 約3,394字
6 【研究開発活動】当社グループは、「新しい技術の創造と新商品の開発を通じて国際社会に貢献する」という企業理念の実践を通じて、世界を取り巻く社会課題の解決に貢献し、持続可能な「なめらかな社会」の実現を目指しています。2024年4月より中期経営計画「DRIVE NTN100」Finalが始まり、「DRIVE NTN100」の基本方針である事業構造の変革(Transformation)を加速するため、事業軸から商品軸の新組織に体制変更し、軸受事業ではOEM・補修が一体となり供給能力の強化やソリューション提案を、CVJアクスル事業は、利益拡大と電動化などの新たなニーズへ対応できる体制にしました。研究開発では、当社の持続的成長を目的に「基盤商品、基盤技術の強化」と「新たな領域の展開」の二軸で活動し、当社のコアコンピタンスを活かした製品開発に取組んでいます。なお、研究開発は主として当社(日本)で行っており、当連結会計年度における研究開発活動費はグループ全体で19,656百万円です。 (1) 「基盤商品、基盤技術の強化」持続可能な「なめらかな社会」実現に向けて当社が提供する付加価値は、1)止めない技術2)長寿命化技術3)エネルギーロスの低減です。1)止めない技術当社は2035年の姿として、売上高に占める補修事業の売上比率を40%に拡大する目標を掲げています。これを達成するためには、モノ売り(商品提供)だけでなくコト売り(サービス提供)に繋げるビジネスモデルの構築が必要となります。コト売り事例として、風力発電用に軸受状態監視システム(CMS)を開発し、組み込まれている軸受の故障予知診断を行うサービス事業を行っています。日本に設置されている陸上風力発電300機以上に本システムが設置されており、AIも活用し24時間の監視を行っています。最近では、軸受内部にセンサー、発電ユニットおよび無線デバイスを内蔵した「しゃべる軸受®」の小型化に取組むとともに、工作機用途ではスピンドルの主軸軸受用間座にこれらの機能を内蔵した「センサ内蔵ユニット」を開発中で、軸受の故障予知だけでなく工作機械の加工状態監視にも取組んでいます。今後、更にサービス・ソリューション分野の技術を磨き、モノ売り⇒コト売り⇒モノ売りに繋げる軸受ライフサイクルマネージメントの構築を進めます。 2)長寿命化技術長寿命化技術として特殊熱処理技術「HA-C」を開発しました。本技術は材料に硬く微細な析出物を多数分散させるなどの手法により、非常に高い表面硬さと高負荷容量化を実現し従来品と同等以上の寿命を確保しながら軸受の外径を約15%、幅寸法を約30%、質量を約55%軽量化することが可能になりました。本技術を適用した転がり軸受は、e-Axleなどの自動車用途での過酷な使用環境に適用することが可能です。また、電動車のモーター用軸受で生ずる問題に電食があります。バッテリーは車の航続距離延長や充電時間の短縮などを目的に高電圧化が進んでおり、将来的には800Vのバッテリー普及が予想されています。バッテリーが高電圧化すると通電による軸受の電食損傷が拡大すると想定しており、この対策として、既にセラミック球入り軸受を量産納入中ですが、コストダウンを図った樹脂モールド絶縁軸受を新たに開発し、2025年3月から量産を開始しました。 3)エネルギーロスの低減エネルギーロスの低減では、工作機械主軸軸受用高速・長寿命グリース、およびグリース潤滑軸受への潤滑油給油ユニットを開発しました。工作機械は加工時間の短縮を目的に、主軸の高速回転化が進んでいます。主軸を支える軸受の潤滑方法にはエアオイル潤滑とグリース潤滑があり、一般的にdmn値※1にして140万を超えるとエアオイル潤滑が用いられる傾向にあります。エアオイル潤滑は長期に安定した潤滑が可能である一方、圧縮空気やエアオイルの供給装置が必要となります。当社はグリースの基油と基油を半固体状に保持する増ちょう剤、添加剤を見直してグリース潤滑でdmn190万の高速回転を可能とすることで、圧縮空気の削減によりコンプレッサの使用を廃止しカーボンニュートラルに貢献します。自動車分野では、タイヤの回転を支えるハブベアリングにおいて軸受内部およびシールに塗布する低フリクショングリースを新たに開発し「低フリクションハブベアリング」シリーズを拡充しました。また、モーターなどのパワートレインユニットの動力をタイヤに伝えるドライブシャフトにおいても高効率・静粛性が求められており、当社は独自の「スフェリカル・クロスグルーブ構造※2」を採用した高効率固定式等速ジョイント「CFJ※3」と、内部部品の傾きを抑え振動につながるスライド動抵抗を従来比で50%削減した、低振動しゅう動式等速ジョイント「PTJ」の組み合わせを、EV向けに提案を開始しました。これからも独自の提案で電気自動車(EV)やハイブリッド車(HEV、PHEV)をはじめとする各種車両の省燃費・電動化に貢献します。※1.軸受の回転性能を表す指標で、軸受ピッチ円径(mm)×回転速度(min-1) 2.ボールが通る転動溝を内輪・外輪で交差させボールが内部部品を押す力を相殺する構造 3.第74回自動車技術会 技術開発賞受賞 当社が展開している精密機器事業では、業界最速の直進フィーダ「クロスドライブリニアフィーダ」を開発し、その機構の独創性と業界最速の高速搬送速度、および製造現場のコンプレッサのエア使用量削減によるカーボンニュートラルへの寄与が認められ、モノづくり日本会議と日刊工業新聞社が主催する2024年“超”モノづくり部品大賞 奨励賞を受賞しました。 (2) 「新たな領域の展開」中期経営計画「DRIVE NTN100」Finalでは、前中期経営計画に引き続き「モビリティ・モジュール」、「ロボットモジュール」、「再生可能エネルギー(自然エネルギー)」、「ライフサイエンス」、「サービス・ソリューション」および「次世代エネルギー(水素など)」の6分野を、新規事業の候補として事業化を検討中です。活動の一部として、モビリィリティ・モジュールでは電動車市場の拡大に伴い、電動油圧式ブレーキが伸長し、油圧を送り込む駆動部品としてボールねじの引き合いが増加しています。更に、将来的には電動機械式ブレーキへの移行が想定されており、ボールねじの需要は更なる拡大が予想されています。当社はこの変化に追随すべく、ボールねじの高効率化や小型化の開発に取組んでいます。ロボットモジュールでは、手首関節モジュール「i-WRIST®」を市場展開しています。自動車の電動化により大型ダイカスト部品の需要が拡大しており、更に部品を集約したギガキャストが将来技術として注目されています。現在、ダイカスト品の外観検査(キズや鋳巣など)は、人手による目視検査が殆どで、労働力不足や生産性の向上を背景に、外観検査の自動化が急務となっています。迅速な動きが特長の「i-WRIST®」は本用途に適しており、多くのお客様から注目を頂き、「i-WRIST®」を搭載した外観検査システムの開発を進めています。自然エネルギー事業では、当社の移動型独立電源「N3 エヌキューブ」が防災ニーズの高まりから、各省庁・自治体から高評価を得ています。2025年3月期には「N3 エヌキューブ」レストルームモデルの循環式水洗トイレ(通称:空飛ぶトイレ)が、奈良県五條市から能登半島地震で被害を受けた石川県鳳珠郡能登町へ無償貸与されました。また、国土交通省が選定した「防災道の駅」の一つである徳島県の道の駅「いたの」で災害発生を想定した「N3 エヌキューブ」の移動・設置・発電といった一連の動作を実演し検証しました。本検証のほかにも、自治体や防災関連団体と協業の下、「N3 エヌキューブ」の提案を行い、自治体や地域住民の方々に防災意識を高めていただく活動に取組んでいます。当社は、国土交通省がガイドラインを制定し推進する、災害時だけでなく平常時でも有効活用可能な高付加価値コンテナとして「N3 エヌキューブ」を提供し、再生可能エネルギーの普及および安心で安全な社会の実現に貢献してまいります。
株式の保有状況 FY2025 / 約3,572字
(5) 【株式の保有状況】① 投資株式の区分の基準及び考え方当社は、保有目的が純投資目的である投資株式と純投資目的以外の目的である投資株式の区分について、純投資目的である投資株式は、専ら株式の価値の変動又は株式に係る配当によって利益を受けることを目的とするものとし、純投資目的以外の目的である投資株式(政策保有株式)は、当社の中長期的な企業価値向上の観点から、安定的・長期的な取引関係の維持・強化等を目的とするものとして区分しております。 ② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の  内容当社は、当社の中長期的な企業価値向上の観点から、安定的・長期的な取引関係の維持・強化等を目的に、他の上場会社の株式を保有しております。政策保有株式については、保有目的に合致しているかを定期的に検証し、保有目的に合致しないと判断する銘柄については縮減を図ります。当社は、保有資産の効率化等の観点から保有の縮減を進め、当事業年度末時点で退職給付信託として拠出した株式のみ保有しており、純投資目的以外の目的である投資株式は保有しておりません。 b.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式251,196非上場株式以外の株式―― (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由非上場株式―――非上場株式以外の株式――― (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)非上場株式――非上場株式以外の株式151 c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報 特定投資株式 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)株式会社群馬銀行―54,000当事業年度中に全株を売却しております。無―47 みなし保有株式 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ2,395,6004,791,200従業員の退職給付の原資として信託拠出し、議決権行使に関する指図権限を有しております。同社子会社との間で資金決済等の銀行取引等を行っており、それらと関連付けた定量的な保有効果を記載することは困難ですが、年金財政状況や取引状況、配当、株価変動等のリターンやリスクを踏まえて、当事業年度において株式の一部を売却しております。有4,8177,459東京海上ホールディングス株式会社336,300336,300従業員の退職給付の原資として信託拠出し、議決権行使に関する指図権限を有しております。同社子会社との間で損害保険契約、ファシリティサービス委託等を行っており、それらと関連付けた定量的な保有効果を記載することは困難ですが、年金財政状況や取引状況、配当、株価変動等のリターンやリスクを踏まえて、売却要否を判断し、信託拠出を継続しております。有1,9291,581オークマ株式会社279,370139,685従業員の退職給付の原資として信託拠出し、議決権行使に関する指図権限を有しております。主に軸受事業において当社商品の販売等を行っており、それらと関連付けた定量的な保有効果を記載することは困難ですが、年金財政状況や取引状況、配当、株価変動等のリターンやリスクを踏まえて、売却要否を判断し、信託拠出を継続しております。有952994日本トムソン株式会社1,000,0001,000,000従業員の退職給付の原資として信託拠出し、議決権行使に関する指図権限を有しております。主に軸受事業において当社商品の販売等を行っており、それらと関連付けた定量的な保有効果を記載することは困難ですが、年金財政状況や取引状況、配当、株価変動等のリターンやリスクを踏まえて、売却要否を判断し、信託拠出を継続しております。有486642東海旅客鉄道株式会社169,500169,500従業員の退職給付の原資として信託拠出し、議決権行使に関する指図権限を有しております。主に軸受事業において当社商品の販売等を行っており、それらと関連付けた定量的な保有効果を記載することは困難ですが、年金財政状況や取引状況、配当、株価変動等のリターンやリスクを踏まえて、売却要否を判断し、信託拠出を継続しております。無483631岡谷鋼機株式会社34,00017,000従業員の退職給付の原資として信託拠出し、議決権行使に関する指図権限を有しております。主に鋼材等の原材料調達を行っており、それらと関連付けた定量的な保有効果を記載することは困難ですが、年金財政状況や取引状況、配当、株価変動等のリターンやリスクを踏まえて、売却要否を判断し、信託拠出を継続しております。有237287 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)株式会社大垣共立銀行50,00050,000従業員の退職給付の原資として信託拠出し、議決権行使に関する指図権限を有しております。資金決済等の銀行取引等を行っており、それらと関連付けた定量的な保有効果を記載することは困難ですが、年金財政状況や取引状況、配当、株価変動等のリターンやリスクを踏まえて、売却要否を判断し、信託拠出を継続しております。有118109東日本旅客鉄道株式会社30,00010,000従業員の退職給付の原資として信託拠出し、議決権行使に関する指図権限を有しております。主に軸受事業において当社商品の販売等を行っており、それらと関連付けた定量的な保有効果を記載することは困難ですが、年金財政状況や取引状況、配当、株価変動等のリターンやリスクを踏まえて、売却要否を判断し、信託拠出を継続しております。無8887西日本旅客鉄道株式会社20,00010,000従業員の退職給付の原資として信託拠出し、議決権行使に関する指図権限を有しております。主に軸受事業において当社商品の販売等を行っており、それらと関連付けた定量的な保有効果を記載することは困難ですが、年金財政状況や取引状況、配当、株価変動等のリターンやリスクを踏まえて、売却要否を判断し、信託拠出を継続しております。無5862中外炉工業株式会社9,9009,900従業員の退職給付の原資として信託拠出し、議決権行使に関する指図権限を有しております。主に機械装置の補修委託等を行っており、それらと関連付けた定量的な保有効果を記載することは困難ですが、年金財政状況や取引状況、配当、株価変動等のリターンやリスクを踏まえて、売却要否を判断し、信託拠出を継続しております。有3630 (注) 1.貸借対照表計上額の上位銘柄を選定する段階で、特定投資株式とみなし保有株式を合算しておりません。2.株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループは当社株式を保有しておりませんが、同社子会社である株式会社三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行株式会社、三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社及び三菱UFJ eスマート証券株式会社は当社株式を保有しております。3.東京海上ホールディングス株式会社は当社株式を保有しておりませんが、同社子会社である東京海上日動火災保険株式会社、東京海上日動ファシリティーズ株式会社は当社株式を保有しております。4.オークマ株式会社は、2024年9月30日を基準日(効力発生日:2024年10月1日)として普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。5.岡谷鋼機株式会社は、2024年8月31日を基準日(効力発生日:2024年9月1日)として普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。6.東日本旅客鉄道株式会社は、2024年3月31日を基準日(効力発生日:2024年4月1日)として普通株式1株につき3株の割合で株式分割を行っております。7.西日本旅客鉄道株式会社は、2024年3月31日を基準日(効力発生日:2024年4月1日)として普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。
関係会社の状況 FY2025 / 約6,067字
4 【関係会社の状況】(1) 日本 名称住所資本金主要な事業内容議決権の所有割合(%)関係内容役員の兼任等資金援助営業上の取引設備の賃貸借当社役員(名)当社社員(名)(連結子会社) 百万円 株式会社NTNセールスジャパン東京都港区480軸受・等速ジョイント・精密機器商品等販売100―5なし当社製品の国内販売を担当している。あり株式会社NTN三重製作所三重県桑名市100軸受製造100―4運転資金の貸付を行っている。当社製品の製造を担当している。〃株式会社NTN宝達志水製作所石川県宝達志水町100〃100―5〃〃〃株式会社NTN能登製作所石川県志賀町100〃100―4〃〃〃株式会社NTN袋井製作所静岡県袋井市100等速ジョイント製造100―3なし〃〃株式会社NTN赤磐製作所岡山県赤磐市100軸受製造100―4運転資金の貸付を行っている。〃〃株式会社NTN御前崎製作所静岡県御前崎市266〃97.4―5なし〃〃NTNアドバンストマテリアルズ株式会社愛知県蟹江町400軸受・精密機器商品等製造99.34―5運転資金の貸付を行っている。〃〃NTN鋳造株式会社島根県出雲市50鋳造品加工100―3〃当社製品の製造工程の一部を担当している。〃株式会社NTN紀南製作所和歌山県上富田町50軸受鍛造及び旋削加工100―3なし〃〃株式会社NTN上伊那製作所長野県箕輪町725軸受部品製造80―4〃〃〃平鍛造株式会社石川県羽咋市30鍛造品加工及び販売56.67―5〃〃〃NTNテクニカルサービス株式会社大阪府大阪市50副資材調達、各種請負業務100―5〃当社製品の製造に係る副資材の調達並びに各種請負業務を担当している。〃NTN物流株式会社三重県桑名市10物流業務100(100)―5〃当社グループの物流業務を担当している。〃(持分法適用非連結子会社) 株式会社NTN多度製作所三重県桑名市10等速ジョイント製造70―4なし当社製品の製造を担当している。なし光精軌工業株式会社奈良県天理市100軸受部品製造100―4〃〃〃 (2) 米州 名称住所資本金主要な事業内容議決権の所有割合(%)関係内容役員の兼任等資金援助営業上の取引設備の賃貸借当社役員(名)当社社員(名)(連結子会社) NTN USA CORP. MountProspect,IL,U.S.A.US.$675,475,028米州子会社統括管理10013運転資金の貸付を行っている。なしなしNTN BEARING CORP.OFAMERICA〃US.$24,700,000軸受・等速ジョイント・精密機器商品等販売100(100)―2なし当社製品の海外販売を担当している。〃NBCA Asset Finance LLC.〃US.$1米国における関係会社の運転資金の調達100(100)―1〃なし〃NTN DRIVESHAFT,INC.Columbus,IN,U.S.A.US.$128,800,000等速ジョイント製造100(100)―5〃当社製品の製造を担当している。〃NTN DRIVESHAFT ANDERSON,INC.Anderson,IN,U.S.A.US.$119,000,000〃100(100)―5〃〃〃AMERICAN NTN BEARINGMFG.CORP.Elgin,IL,U.S.A.US.$54,300,000軸受製造100(100)―3〃〃〃NTN-BOWER CORP.Macomb,IL,U.S.A.US.$167,000,000軸受・等速ジョイント部品製造100―5運転資金の貸付を行っている。〃〃NTK PRECISION AXLE CORP.Frankfort,IN,U.S.A.US.$30,000,000軸受の熱処理及び旋削加工60(60)―3なし当社製品の製造工程の一部を担当している。〃NTA PRECISION AXLE CORP.Carol Stream,IL,U.S.A.US.$40,000,000軸受の鍛造、旋削加工及び熱処理62.5(62.5)―4〃〃〃NTN BEARING CORP.OFCANADA LTD.MississaugaCanadaCAN.$20,100,000軸受製造及び軸受・等速ジョイント・精密機器商品等販売100(100)―3〃当社製品の製造及び海外販売を担当している。〃NTN-SUDAMERICANA,S.A.PanamaPanamaUS.$700,000軸受・等速ジョイント・精密機器商品等販売100(100)―3〃当社製品の海外販売を担当している。〃NTN MANUFACTURING DE MEXICO,S.A.DE C.V.AguascalientesMexicoMex.$594,205,718軸受・等速ジョイント製造及び販売100(99)―5〃当社製品の製造及び海外販売を担当している。〃NTN do Brasil Produção de Semi-Eixos Ltda.Guarulhos BrazilBRL598,206,751等速ジョイント製造及び販売100――〃〃〃その他1社 (持分法適用関連会社) Seohan-NTN DriveshaftUSA CORP.Auburn,AL,U.S.A.US.$6,000,000等速ジョイント製造及び販売49―2なし当社製品の製造及び海外販売を担当している。なし (3) 欧州 名称住所資本金主要な事業内容議決権の所有割合(%)関係内容役員の兼任等資金援助営業上の取引設備の賃貸借当社役員(名)当社社員(名)(連結子会社) NTN Europe S.A.AnnecyFranceEURO322,639,919欧州子会社統括管理及び軸受の製造及び販売100―3運転資金の貸付を行っている。当社製品の製造及び海外販売を担当している。なしNTN TRANSMISSIONSEUROPEAllonnesFranceEURO124,988,315等速ジョイント製造及び販売100―2〃〃〃NTN TRANSMISSIONSEUROPE CREZANCYCrezancyFranceEURO11,500,000等速ジョイント鍛造加工100(100)――なし当社製品の製造工程の一部を担当している。〃NTN Wälzlager(Deutschland) GmbHErkrathF.R.GermanyEURO16,200,000軸受・等速ジョイント・精密機器商品等販売100(100)―2〃当社製品の海外販売を担当している。〃NTN Kugellagerfabrik(Deutschland) GmbHMettmannF.R.GermanyEURO18,500,000軸受・精密機器商品等製造100―2運転資金の貸付を行っている。当社製品の製造を担当している。〃NTN Mettmann(Deutschland) GmbH〃EURO25,000軸受製造100(100)―2なし〃〃NTN AntriebstechnikGmbHGardelegenF.R.GermanyEURO50,000等速ジョイント製造及び販売100―3運転資金の貸付を行っている。当社製品の製造及び海外販売を担当している。〃NTN BEARINGS(UK)LTD.LichfieldU.K.STG.£2,600,000軸受・等速ジョイント・精密機器商品等販売100(100)―1なし当社製品の海外販売を担当している。〃その他6社 (4) アジア他 名称住所資本金主要な事業内容議決権の所有割合(%)関係内容役員の兼任等資金援助営業上の取引設備の賃貸借当社役員(名)当社社員(名)(連結子会社) NTN BEARING-SINGAPORE (PTE)LTD.SingaporeS.$36,000,000軸受・等速ジョイント・精密機器商品等販売100(0.97)―2なし当社製品の海外販売を担当している。なしNTN BEARING VIETNAM CO.,LTD.Hanoi VietnamUS.$300,000〃100(100)―3〃〃〃NTN BEARING-MALAYSIA SDN.BHD.Selangor MalaysiaM.$1,000,000〃100(100)―2〃〃〃NTN BEARING-THAILAND CO.,LTD.Bangkok ThailandBAHT780,000,000〃100(99.999)―2〃〃〃NTN MANUFACTURING (THAILAND)CO.,LTD.Pluakdaeng ThailandBAHT1,311,000,000軸受・等速ジョイント・精密機器商品等製造及び販売100(99.999)―3〃当社製品の製造及び海外販売を担当している。〃NTPT CO.,LTD.Sriracha ThailandBAHT700,000,000軸受・等速ジョイントの鍛造、旋削加工75(10.73)―3〃当社製品の製造工程の一部を担当している。〃PT. NTN BEARING INDONESIAJakarta IndonesiaUS.$7,300,000軸受・等速ジョイント・精密機器商品等販売100(100)―3〃当社製品の海外販売を担当している。〃NTN BEARING INDIA PRIVATE LTD.Chennai IndiaINR300,000,000〃100(0.1)―1〃〃〃NTN NEI Manufacturing India Private LTD.Rewari IndiaINR4,808,000,000軸受・等速ジョイント・精密機器商品等製造及び販売97.4(24.96)―4〃当社製品の製造及び海外販売を担当している。〃NTN KOREA CO.,LTD.Seoul KoreaWON500,000,000軸受・等速ジョイント・精密機器商品等販売100―4〃当社製品の海外販売を担当している。〃恩梯恩(中国)投資有限公司中華人民共和国上海市US.$388,547,500中国子会社統括管理及び軸受・等速ジョイント・精密機器商品等販売100―7〃〃〃南京恩梯恩精密機電有限公司中華人民共和国江蘇省南京市US.$180,000,000軸受製造及び販売100(86.67)―8〃当社製品の製造及び海外販売を担当している。〃上海恩梯恩精密機電有限公司中華人民共和国上海市US.$166,500,000軸受・等速ジョイント部品製造及び販売95(95)―5〃〃〃廣州恩梯恩裕隆傳動系統有限公司中華人民共和国廣東省廣州市US.$12,500,000等速ジョイント製造及び販売60(12)―3〃〃〃襄陽恩梯恩裕隆傳動系統有限公司中華人民共和国湖北省襄陽市US.$34,000,000〃60(60)―3〃〃〃恩梯恩阿愛必(常州)有限公司中華人民共和国江蘇省常州市US.$28,440,000軸受製造及び販売100―4〃〃〃NTN CHINA LTD.KowloonHong KongHK.$2,500,000軸受・等速ジョイント・精密機器商品等販売100―2〃当社製品の海外販売を担当している。〃その他1社 名称住所資本金主要な事業内容議決権の所有割合(%)関係内容役員の兼任等資金援助営業上の取引設備の賃貸借当社役員(名)当社社員(名)(持分法適用関連会社) 東培工業股份有限公司台湾 台北市NT.$1,257,232,620軸受製造及び販売27.3521なしライセンスに基づき当社製品の製造を担当している。なし台惟工業股份有限公司台湾 湖口郷NT.$160,000,000等速ジョイント製造及び販売36.25―4〃ライセンスの供与及び半製品の供給を行っている。〃恩梯恩東派(上海)軸承販売有限公司中華人民共和国上海市US.$1,460,000軸受・等速ジョイント・精密機器商品等販売25(25)―2〃当社製品の海外販売を担当している。〃上海東培企業有限公司中華人民共和国上海市US.$36,000,000軸受製造及び販売17.86(17.86)―1〃ライセンスに基づき当社製品の製造を担当している。〃PT. TPI MANUFACTURING INDONESIABekasiIndonesiaUS.$55,415,050軸受製造及び販売28.8(0.002)―2〃当社製品の製造を担当している。〃PT.Astra NTN DriveshaftIndonesiaKarawangIndonesiaIDR120,000,000,000等速ジョイント製造49―4〃ライセンスに基づき当社製品の製造を担当している。〃 (注) 1.上記のうち、NTN USA CORP.、NTN DRIVESHAFT,INC.、NTN DRIVESHAFT ANDERSON,INC.、AMERICAN NTN BEARING MFG.CORP.、NTN-BOWER CORP.、NTN do Brasil Produção de Semi-Eixos Ltda.、NTN Europe S.A.(以下、NTN-EU)、NTN TRANSMISSIONS EUROPE、NTN NEI Manufacturing India Private LTD.、恩梯恩(中国)投資有限公司、南京恩梯恩精密機電有限公司、上海恩梯恩精密機電有限公司は特定子会社であります。2.議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数であります。3.有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。4.上記のうち、NTN-BOWER CORP.及びNTN DRIVESHAFT,INC.は債務超過会社であり、債務超過の金額は2025年3月末時点でそれぞれ、23,550百万円、18,300百万円であります。5.上記のうち、NTN BEARING CORP.OF AMERICA(以下、NBCA)及びNTN-EUについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。なお、NTN-EUは同社の子会社9社を連結した数値であります。主要な損益情報等 NBCA  (1) 売上高     222,708百万円(2) 経常利益     2,464百万円(3) 当期純利益    1,916百万円(4) 純資産額     23,511百万円(5) 総資産額     66,835百万円NTN-EU (1) 売上高     158,936百万円(2) 経常損失(△) △2,332百万円(3) 当期純損失(△)△3,612百万円(4) 純資産額     57,916百万円(5) 総資産額    129,779百万円
サステナビリティ FY2025 / 約10,579字
2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、以下のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2025年6月26日)現在において当社グループが判断したものであります。 (1) サステナビリティ全般[ガバナンス]当社グループは、経営の基本方針に掲げる、「なめらかな社会」の実現に向けて、当社グループ並びに役員及び従業員が実践する以下①、②の活動をサステナビリティ活動と定め、その取組みを推進しています。① 社会課題に向き合い、社会から信頼され必要とされる企業として、環境・社会的価値を創出する活動② 摩擦を減らすことでエネルギー消費を抑える製品・サービスを提供することにより、企業価値を向上させ、当社グループを持続的に成長させる活動当社グループは、ESG推進部を担当する執行役(サステナビリティ活動の統括責任者)を委員長とする「サステナビリティ委員会」を設置し、年2回以上開催しています。当委員会では、主に「なめらかな社会」の実現に向けてのリスクと機会の分析に関する事項やマテリアリティの特定に関する事項など、「なめらかな社会」の実現に向けた課題とその解決に向けた必要なサステナビリティ活動に関する審議を行い、その内容を定期的に取締役会に報告する体制を構築しています。また、執行役の年次インセンティブ(賞与)につきましては、各執行役の重点目標にESG項目も含まれ、報酬委員会で審議の上、個人別の支給額にも反映されています。役員の報酬等の額又はその算定方法等の具体的な内容は「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等(4)役員の報酬等」に記載しております。 [戦略]当社グループが「なめらかな社会」の実現(SDGsの実現を含む)に向けて優先的な対応を必要とする課題を「マテリアリティ」と定義し、現在13項目のマテリアリティを特定しています。特定されたマテリアリティについては項目ごとに年度での対応施策を策定し、「なめらかな社会」の実現に向けた取組みを推進しています。 [リスク管理]サステナビリティに関連するリスクと機会の取組みについては、サステナビリティ委員会で審議を行い、取組みの状況は、リスクと機会に紐づけられたマテリアリティの対応施策として、定期的に確認しています。また、サステナビリティに関連するリスクについては、リスク管理委員会においてより具体的に対応策を報告・審議する枠組みとしています。リスクの未然防止と危機発生時の被害極小化を図ることを目的として、ESG推進部を担当する執行役(リスク管理統括責任者)を委員長とするリスク管理委員会を設置し、当社グループの事業を取り巻くさまざまなリスクの「特定」、「分析」、「評価」、「対応」を定期的に確認しています。リスクは、外部要因、内部要因からなる以下20のリスクに分類した上でリスク低減に取組んでおり、リスク管理委員会で報告・審議した内容は、年2回取締役会に報告しています。 (気候変動(気温上昇)対応)グローバルでのカーボンニュートラルの実現に向けた取組みとして執行役社長を委員長とするカーボンニュートラル推進委員会及び各地区担当執行役を会長とするグローバル各地区のメンバーで構成される地区部会を設置・開催し、好事例や課題の情報共有、グローバルでの横展開・相互啓発を図っています。カーボンニュートラル推進委員会は半期に1回開催し、その内容を取締役会に報告しています。2024年度に開催したカーボンニュートラル推進委員会では、グローバルのCO2排出量の推移、カーボンニュートラル予算の立案・執行状況・効果確認、カーボンニュートラルロードマップ及び各地区部会の活動状況について報告し、情報共有や課題の解決に向けた施策・支援策等を討議しました。 <シナリオ分析>2021年5月に「TCFD提言」への賛同を表明し、気候変動が事業にもたらすリスクと機会を把握し、サステナビリティ活動に反映させています。気候変動(気温上昇)による影響について、21世紀中の気温上昇を「4℃」、「1.5℃未満」としたシナリオ分析結果から想定されるリスクと機会は以下のとおりです。気温上昇想定されるリスク想定される機会4℃(現状のまま、世界がCO2を排出)・異常気象(大雨、洪水、暴風)による自社工場及びサプライチェーンの操業停止・工場等従業員の熱中症リスク自然災害による電力の遮断を防ぐライフラインの確保(定置型独立電源装置、移動型独立電源装置の市場提供)1.5℃未満(脱炭素社会へ移行)・炭素税等による調達や操業コストの増加・脱炭素社会に向けた軸受による機械装置 省エネルギー化への貢献(基盤製品によるCO2削減)・脱炭素社会に向けた風力発電装置の安定稼働への貢献(風力発電向け大形軸受、CMSサービスの提供)・脱炭素社会に向けた水素エネルギー活用、普及への貢献(水素エネルギーに関わる装置への軸受類の製品技術開発と市場提供)・自動車EV,CASEに対応する製品開発を通じた安全・快適な自動車社会への貢献(電動モジュール製品の製品技術開発と市場提供) [指標及び目標]上記のリスクと機会は、13項目のマテリアリティのうち、「エネルギーロスの低減」及び「気候変動への対応」等に結びついており、それぞれ対応施策を策定しています。このうち、「気候変動への対応」の長期的目標を「2035年度カーボンニュートラル(サプライチェーンを含めて2050年度)」、2022年度以降のKPI(管理指標)として「2018年度比で、2030年度に事業活動におけるCO2排出量50%削減」を設定し、段階的に脱炭素化する計画(カーボンニュートラルロードマップ)を作成しました。2023年4月にカーボンニュートラル推進の専任組織であるカーボンニュートラル戦略推進部を設置し、長期的目標達成のために必要な諸施策の推進を強化しています。 <当社グループのCO2排出量の実績> 2018年度実績(基準)2023年度実績2024年度実績CO2排出量(万トン)72.853.646.6※ 当事業年度のCO2排出量実績は、基準年度である2018年度比で約35.9%※の削減となり、長期的目標達成に向け計画どおりの進捗となりました。今後も、カーボンニュートラル達成のために必要な諸施策を着実に推進してまいります。※上記実績は、有価証券報告書提出日までに入手した情報に基づく第三者検証前の見込値を記載しています。 (2) 人的資本当社グループでは、ESG課題の一つとして「豊かな人づくり」を掲げています。従業員が事業活動を通じて「成長」し、「イキイキと働く」ことができる企業グループであり続けるように企業文化を育み、人事制度や職場環境を整え人的資本の価値を最大限引き出し、成長させることで持続的に企業価値を向上させます。この「人的資本経営」の実践を通じて、様々な社会課題を解決し経済的価値、環境・社会的価値の向上に取組む組織風土を醸成し、働きがいをもって仕事に取組める多様な人材を育成することで「豊かな人づくり」の実現を目指します。「豊かな人づくり」を実現するための人材戦略として、「変革に挑戦する次世代を担う人材の確保」「社員の多様性を尊重した働きがいのある環境づくり」「職場の学ぶ文化と育成する風土の醸成」「安全・健康に働きイノベーティブな発想ができる職場環境の実現」「人権の尊重」を5つの柱としています。具体的な施策として、中期経営計画の基本方針である「事業構造の変革の加速」及びその変革を支える取組みを実行し、当社グループとして目指す姿を実現するため、「人材獲得と育成」と「組織風土醸成」の両面から人材戦略を策定し、「経営戦略実現のために求められる専門能力の向上」、「グループ経営をリードする経営人材の育成」、「自律的成長とキャリア自律の実現」、「ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン」、「挑戦し、やりきる職場風土への変革」、「NTNスピリットに基づくマインド変革」を重点に、それぞれの取組みを推進しています。 [戦略]人材戦略の5つの柱のもと、中期経営計画達成に向けて重点とする取組みは次のとおりです。「経営戦略実現のために求められる専門能力の向上」事業構造を変革(事業ポートフォリオの変革)するには、ビジネスの構造を変えるような抜本的かつ主体的な行動や新領域へのチャレンジが必須であり、戦略実現に求められる組織能力や人材も変化しています。中期経営計画の基本方針である事業構造の変革や、それを支える戦略を達成するためには、それぞれに必要となる組織能力を獲得することが重要です。人材育成や適所への人材配置、採用の仕組みの強化、多角化による外部人材の獲得を組み合わせることで、組織能力の獲得を推進しています。具体的な取組みとして、年齢・性別を問わず多様な人材、また、専門性・独自性を活かして事業に貢献する人材の活躍を推進するために、2024年4月より、管理職層の人事制度を人の能力を基準とした制度から仕事を基準とした制度へ変更するとともに、多様な人材の活躍推進と高い専門性を持つ人材の確保、育成を図ることを目的に、組織運営を担うマネジメント人材(組織の長)と特定分野・領域の専門性を磨く人材がそれぞれ活躍できるよう、各々のコースを設定しました。今後は、この新人事制度の定着と若年層から専門能力を高めることが出来る人事制度や仕組みの確立等に取組むことで、従業員の高度な専門性獲得に向けた主体的な行動や新領域へのチャレンジを引き出し、組織能力の獲得を推進します。[具体的な取組み(実績)]・専門系コース(エキスパート)の手挙げによる主体的行動の引き出し・新卒採用における職種限定採用、配属先確定採用の拡大(6職種、18人採用)・技術系スペシャリスト人材育成制度の導入(3領域、11人実施) 「グループ経営をリードする経営人材の育成」不確実な時代に経営戦略を実現するためには、当社グループをリードできる経営者を計画的に育成していくことが重要と考えています。成果を上げている人材を経営人材候補として人材プールを形成し、経営トップ層と人事部門が一体となった育成を行うほか、若手層を含む管理職を対象に経営者育成プログラムを実施し、中長期的な観点から経営者の育成を図っています。具体的な取組みとして、若手管理職を選抜し、経営に必要な思考・知識を体系的に学習するカリキュラム「NTN Next Leader Program」を実施するなど、経営人材を安定的に輩出できるようサクセッションプランに基づく候補者の選抜と育成に取組んでいます。目標数に近い候補者を確保できている一方、年齢や職種、育成施策に偏りが生じており、最適な候補者プール構築に向け、経営層に必要なスキルの定義、早期の選抜や継続的な育成に計画的に取組んでまいります。[具体的な取組み(実績)]・執行役候補者の選抜によるサクセッションプランの定着・経営層候補者の拡大と早期育成を目的とした選抜型研修(NTN Next Leader Program)の充実 2024年度27人修了(累計138人修了)・担うべき役割と職務の価値・報酬をリンクさせた管理職人事制度の定着 「自律的成長とキャリア自律の実現」自律的なキャリア展望やキャリア開発に基づく成長と、キャリア展望を実現できるように支援することで、従業員と組織の持続的成長を実現します。具体的な取組みとして、2024年4月より、課長や部長といったポストにチャレンジする従業員を募集する「ポストチャレンジ・プログラム」を実施しております。この制度は、従業員が希望するキャリアや働く場所を自ら選択できる機会を提供し、従業員のモチベーションを高め、組織の活性化を促すことを目的としています。2024年度には5名がこの制度を利用し、新たなキャリアに挑戦しています。また、若年層から中高年層まで幅広い年代層を対象に、自身のキャリアを考えるキャリア研修を実施しています。さらに、上司向けのキャリア支援教育も実施し、キャリアを考える機会と支援体制を充実させております。今後は、キャリアコンサルティング体制の確立や、手挙げ式の施策の拡充など、従業員がキャリアを考える機会と自ら望むキャリアを実現するための制度を充実させ、従業員と組織の成長に繋げてまいります。 [具体的な取組み(実績)]・ポストにチャレンジする従業員を募集する「ポストチャレンジ・プログラム」の導入・社外への転進を支援する制度「ネクストライフ支援制度」の導入・年代別キャリア研修(20歳台から50歳台)と上司向けキャリア支援教育の実施・従業員が自律的に学ぶことが出来る人材育成プログラム(AI等に関するWeb研修)の充実・部下の職務能力の育成を目的とした考課者訓練の充実(毎年実施) 「ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン」多様な専門性と経験を持つ人材で組織を構成し、その違いを力に変え、多様な視点や仮説を通じてイノベーションや日常的な価値創造を実現するために、個々人の能力を最大限発揮できる「従業員の多様性を尊重した働きがいのある環境づくり」に取組んでいます。具体的な取組みとして、多様な専門性と経験を持つ人材の獲得を目的に、中途採用の拡大に取組んでおり、2021年度に6.7%だった中途採用比率を、2024年度には17.3%まで拡大してきました。女性管理職比率を増やす施策として、育児期の従業員が管理職昇格を目指しやすいようにしています。具体的には、柔軟な勤務時間や短時間勤務、在宅勤務、勤務地の限定などの選択を継続したまま昇格できるようにし、昇格者に占める女性比率を20%まで引き上げました。今後は、更なる中途採用の拡大や、多様な人材を国内外の拠点の責任あるポジションに積極的に登用できる環境や制度を整備し、個々の属性や価値観の違いを認め合い尊重し、一人ひとりが挑戦することができ、能力を十分に発揮できる環境づくりを推進します。[具体的な取組み(実績)]・中途採用の拡大による様々なキャリアバックグラウンドを持つ人材確保の強化(アルムナイ、リファラルなどの採用手法の充実化検討)・LGBTQガイドブックの発行、LGBTQに関するeラーニング講座開催・従業員のライフスタイルの変化や個々の価値観に応じた選択ができる人事制度の充実・従業員の介護リテラシー向上に向けたセミナーの開催、介護の基礎知識を学ぶeラーニング実施や「仕事と介護の両立支援ハンドブック」発行 「挑戦し、やりきる職場風土への変革」厳しい環境のもとで競合優位性を維持・向上させ、持続的に成長するには、これまで以上に独創的な価値の創出が必要となり、過去の成功や前例にとらわれることなく、常に新しい発想で挑戦する姿勢とそれを可能にする職場風土が重要と考えています。具体的な取組みとして、管理職層の新人事制度において、目標管理制度におけるチャレンジ目標の設定や適時フォローの制度化を行い、新しい評価制度や仕組みを浸透させる活動に取組んでまいりました。今後は、挑戦をサポートする施策のより一層の充実や、新しい目標管理制度や評価制度及び会社業績と個人の業績評価を連動させる仕組みを定着させることで、挑戦意欲のある人材が働きがいを感じながら挑戦し続けられる組織へ変革してまいります。[具体的な取組み(実績)]・新しい目標管理制度、評価制度の浸透活動・個人の業績管理と分配のあり方の見直し(業績連動による報酬(賞与)制度導入) 「NTNスピリットに基づくマインド変革」長期戦略の実現には、優秀な人材を惹きつけることが不可欠であり、そのためにはエンゲージメントの高い企業風土を醸成することが重要です。目指すべき意識・行動を明文化した「NTNスピリット」を従業員全員で共有し、自社がどのように在りたいか、何のために存在するか、一人ひとりが働く意義を見出すことで、自ら考え自ら行動する従業員を増やし、変革への本気の挑戦を生み出すことが、企業価値向上に繋がることはもちろん、従業員の成長や組織の一体感、そしてエンゲージメントの向上に繋がると考えています。具体的な取組みとして、従業員と経営層とのコミュニケーションを深めることを目的に、タウンホールミーティングを継続して実施しております。2024年度は、国内(26拠点)、海外(33拠点)でそれぞれ2,000人を超える従業員が参加し、社長や執行役が会社の目指す姿や何に注力していくかを説明し、コミュニケーションを深めました。また、従業員エンゲージメント調査の結果等を用いた職場改善活動においては、好事例の横展開を行い、会社全体でエンゲージメント向上に取組んでいます。特に、組織の一体感醸成に課題を感じており、今後は、部署間のコミュニケーションを活性化させる仕組みの導入や、タウンホールミーティングの継続による従業員との対話などの活動を通じて、従業員がNTNで働くことに誇りを持ち、「イキイキと働く」ことができるよう、企業理念の更なる浸透とエンゲージメント向上を強化していきます。[具体的な取組み(実績)]・社長や執行役が各拠点を訪問し従業員との対話を深めるタウンホールミーティングの継続実施・従業員エンゲージメント調査を活用した職場改善活動の横拡げ また、これらの中期経営計画実現に向けて重点とする取組みを推進していくためには、従業員の心身の安全と健康が確保されていることが不可欠です。当社グループで働くすべての人の安全と健康の確保は、経営の基盤としてあらゆる事業活動に優先する最も大切な価値であり、この基本姿勢のもと、「安全・健康に働きイノベーティブな発想ができる職場環境の実現」を目指しています。[具体的な取組み(実績)]・安全を支える仕組みづくりとしての労働安全衛生マネジメントシステムの有効な運用による安全性の強化・リスクアセスメント研修、危険予知研修による安全に強い人づくりの継続実施・労働災害防止のため、現場の安全管理状態を確認指導する安全監査の継続実施・従業員の健康増進と疾病予防や活力ある職場環境の実現に向けた、若年層メタボ対策、禁煙施策、ストレスチェック等の継続実施・健康経営の普及に向けた取引先との健康経営セミナーの共同実施 これらの取組みの結果、「健康経営優良法人大規模法人部門」の上位500法人に与えられる「ホワイト500」に2021年度から5年連続で認定されております。 [ガバナンス]当社グループの人的資本経営の実行体制として、重要な人事事項・人事施策は、取締役会や、経営層が参加する社内重要会議、人事委員会などの場で定期的に報告し議論しています。また、重要な人事施策に関しては経営会議の審議を経て、決裁しています。また、従業員エンゲージメント調査等を活用して職場の状況をモニタリングする体制を整え、持続的な企業価値向上の推進力を高めていきます。 [リスク管理]日本国内における、少子高齢化による労働力人口の不足に加え、変化が激しく不確実性の高い時代背景から、多様な人材の確保が年々困難の度を増しており、当社では事業継続におけるリスクと認識しております。こういったリスクに対応するために、多様な働き方やワークライフバランスを実現するための「働きやすさ」と「やりがい」を高める施策を充実させてきました。今後は、従業員一人ひとりが今まで以上に「働きがい」をもって仕事に取組むための施策を充実させることで、多様な人材の獲得と定着に繋げてまいります。また、当社の人員構成は年齢別にみると逆ピラミッド型、男女別にみると男性中心の人員構成となっており、これらの人員構成の偏りも事業継続におけるリスクとして認識しております。これらのリスクに対応するため、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンの各種施策を推し進め、多様な人材が「イキイキと働く」ことができるような環境構築を進めてまいります。人権については、当社グループの事業活動が影響を及ぼし得る当社グループ内及びサプライチェーン上のどの国、地域においても人権尊重に努めるべく、国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」に掲げられた「尊重」と「救済」の2つの観点に基づき、「従業員における人権リスク対応」、「サプライチェーンにおける人権リスク対応」、「救済へのアクセスの構築」に優先的に取組んでいます。具体的な取組みとして、当社グループの事業活動における人権リスクを特定するため、当社の海外関係会社を対象に定期的な調査を実施しております。また、法令や業務行動規準、社内規程に違反する行為に関する相談を広く受け付ける相談窓口を社内・社外に設置し、運用しています。今後も計画的に人権デューデリジェンスや人権啓発活動に取組んでまいります。 [指標及び目標]中期経営計画実現に向けて重点とする取組みに関する指標及び目標は次のとおりです。いずれの指標も目標に対して概ね計画通りに進捗していると認識しております。計画に対して未達となっている指標についてはその要因を検討のうえ必要な対策を講じ、「豊かな人づくり」に向けて取組みを進めてまいります。 中期経営計画実現に向けて重点とする取組み指標2022年度2023年度2024年度目標指標の選定理由人材獲得と育成経営戦略実現のために求められる専門能力の向上エキスパートコース人数(エキスパート:高度専門人材)(当社)(注2)―6名8名施策を導入して間もないため、今後目標を定めます専門能力向上を測る指標として、エキスパートの育成状況を採用しておりますグループ経営をリードする経営人材の育成サクセッションプラン候補者数19名24名25名30名2026年度経営人材の育成状況を測る指標として採用しております自律的成長とキャリア自律の実現従業員一人あたり研修時間(当社)16.2時間11.9時間21.0時間対前年比増加従業員の自律的成長を支援する教育訓練の実績を指標として採用しております従業員一人あたり研修費用(当社)(注3)―19,180円32,671円 組織風土醸成ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン女性管理職比率(当社)4.4%4.5%4.2%5%2026年度男女が性差なく「イキイキと働く」ための環境づくりの指標として採用しております男性育児休業取得率(当社)37.2%62.8%73.0%100%2026年度中途採用比率(当社)19.0%21.3%17.3%30%2026年度多様な人材が活躍できるキャリアや雇用制度、環境づくりの指標として採用しております障がい者雇用率(当社)2.57%(法定雇用率:2.3%)2.57%(法定雇用率:2.3%)2.50%(法定雇用率:2.5%)その時点の法定雇用率以上挑戦し、やりきる職場風土への変革従業員エンゲージメント調査における「挑戦」や「変革」に関するスコア(当社)(注4)学びある失敗が許容される組織がある―(2021年度:肯定的回答率58%)肯定的回答率50%―肯定的回答率80%2026年度従業員の挑戦や変革に対する思いを測る指標として採用しております新しい方法の提案が奨励される職場環境である―(2021年度:肯定的回答率45%)肯定的回答率42%―私は期待以上の成果を上げようと挑戦する―(2021年度:肯定的回答率76%)肯定的回答率65%― 中期経営計画実現に向けて重点とする取組み指標2022年度2023年度2024年度目標指標の選定理由組織風土醸成NTNスピリットに基づくマインド変革従業員エンゲージメント調査における「企業理念」と「協力」に関するスコア(当社)(注4)NTNスピリットが実践されている―(2021年度:肯定的回答率62%)肯定的回答率51%―肯定的回答率80%2026年度企業理念の浸透による組織の一体感の醸成を促進する指標として採用しております自分自身が働く意義を理解している―(2021年度:肯定的回答率74%)肯定的回答率55%―お互いを尊重した部署間の協働がある―(2021年度:肯定的回答率32%)肯定的回答率29%―人権人権教育受講者数(延人数)(当社)1,354名1,443名1,812名対前年比増加人権に関する認識と理解の徹底をはかる人権教育を指標として採用しております健康経営適正な体重者の比率(BMI18.5 以上25 未満の割合)(当社)65.4%66.0%65.5%70.0%2026年度従業員が安全に健康で長く働き続けていくための指標として採用しております高ストレス者の割合(当社)8.6%9.0%8.7%7.0%2026年度労働災害(休業)発生件数(当社)(注5)4件2件0件0件 (注) 1.上記指標の対象は、特に指定の無い限り当社及び連結子会社であります。2.エキスパートコースが2023年度に新設した制度であるため、それ以前には対象者が存在しておりませ ん。なお、人数はエキスパートコースとして認定され、就任を予定する人数であります。3.研修費用の実績は2023年度から調査を開始しております。4.従業員エンゲージメント調査は隔年で実施しているため、2022年度及び2024年度には調査を実施しておらず、次回調査は2025年度に実施を予定しております。また、2021年度及び2023年度に実施した従業員エンゲージメント調査は、一部の従業員を対象としたものであります。5.労働災害(休業)発生件数について、2024年度は2023年12月16日から2024年12月15日を同事業年度に係る集計対象期間としており、2023年度以前の事業年度に係る集計対象期間もそれに準じております。
主要な設備の状況 FY2025 / 約2,602字
2 【主要な設備の状況】2025年3月31日現在の当社グループにおける主要な設備は、以下のとおりであります。(1) 提出会社 事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)その他合計桑名製作所(三重県桑名市 他)日本軸受用生産設備及び研究設備5,3667,7471,462(177,079)1,15015,7251,338磐田製作所(静岡県磐田市)日本軸受・等速ジョイント・精密機器商品等用生産設備及び研究設備3,1748,2514,593(312,104)1,53817,5561,803岡山製作所(岡山県備前市)日本軸受・等速ジョイント用生産設備1,3512,8801,297(187,448)9496,4761,051長野製作所(長野県箕輪町)日本軸受・精密機器商品等用生産設備17069761(148,909)1921,192157和歌山製作所(和歌山県橋本市 他)日本軸受用生産設備11,4649,8023,442(151,433)3,00827,715341三雲製作所(三重県松阪市)日本軸受・精密機器商品等用生産設備3091,046507(37,722)2392,100133精密樹脂製作所(三重県東員町)日本軸受・精密機器商品等用生産設備362308532(30,239)2051,40699その他日本軸受・等速ジョイント・精密機器商品等の製造販売総括事務及び物流拠点等2,1011519,446(708,096)35412,051291 (2)国内子会社 会社名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)その他合計株式会社NTN三重製作所(三重県桑名市)日本軸受用生産設備2,0352,185-(99,680)5304,751720株式会社NTN宝達志水製作所(石川県宝達志水町)日本軸受用生産設備1,00932-(79,681)371,07962株式会社NTN能登製作所(石川県志賀町)日本軸受用生産設備1,414236-(105,921)1261,778135株式会社NTN袋井製作所(静岡県袋井市)日本等速ジョイント用生産設備1,057300-(70,216)1791,537249株式会社NTN赤磐製作所(岡山県赤磐市)日本軸受用生産設備77958-(66,281)46883129 (3)在外子会社 会社名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)その他合計NTN DRIVESHAFT,INC.(Columbus,IN,U.S.A.)米州等速ジョイント用生産設備7,17511,483229(475,587)42819,3161,588NTN DRIVESHAFT ANDERSON,INC.(Anderson,IN,U.S.A.)米州等速ジョイント用生産設備8,8359,0660(161,874)10418,005527AMERICAN NTN BEARINGMFG.CORP.(Elgin,IL,U.S.A.)米州軸受用生産設備3,4103,669459(137,188)1,1698,709524NTN-BOWER CORP.(Macomb,IL,U.S.A.)米州軸受・等速ジョイント部品用生産設備3,5456,347110(424,920)24410,248852NTN Europe S.A.(Annecy,France)欧州軸受用生産設備5,8736,023645(425,491)3,82516,3672,275NTN-SNR RULMENTI(Sibiu,Romania)欧州軸受用生産設備2,6272,57988(133,502)1,5986,893850SNR CEVENNES(Saint Privat des Vieux, France)欧州軸受用生産設備4154,85128(205,294)1,4986,794303NTN TRANSMISSIONS EUROPE(Allonnes,France)欧州等速ジョイント用生産設備1,7185,342242(450,635)6687,971603NTN Kugellagerfabrik(Deutschland)GmbH(Mettmann,F.R.Germany)欧州軸受・精密機器商品等用生産設備31118449(61,974)2580574NTN MANUFACTURING(THAILAND)CO.,LTD.(Pluakdaeng,Thailand)アジア他軸受・等速ジョイント・精密機器商品等用生産設備6262,4781,549(257,618)1,6436,298770NTN NEI Manufacturing India Private LTD.(Rewari,India)アジア他軸受・等速ジョイント・精密機器商品等用生産設備173778259(125,290)6861,896195南京恩梯恩精密機電有限公司(中華人民共和国江蘇省南京市)アジア他軸受用生産設備1,35252-(224,554)221,42796上海恩梯恩精密機電有限公司(中華人民共和国上海市)アジア他軸受・等速ジョイント部品用生産設備4,1326,785-(264,505) 47211,3901,039廣州恩梯恩裕隆傳動系統有限公司(中華人民共和国廣東省廣州市)アジア他等速ジョイント用生産設備6001,706-(52,821) 3302,637504 (注) 1.帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品並びに建設仮勘定の合計であります。2.土地面積は、連結会社及び連結会社以外から賃借中のものを含んでおります。3.主要な賃借及びリース設備として、以下のものがあります。提出会社事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容土地の面積(㎡)年間賃借料又はリース料(百万円)本社 他(大阪市北区)日本軸受・等速ジョイント・精密機器商品等の製造販売総括事務拠点-360軸受事業本部東京支社 他(東京都港区)日本軸受・等速ジョイント・精密機器商品等の国内販売総括事務及び販売拠点-100
コーポレート・ガバナンスの概要 FY2025 / 約7,489字
(1) 【コーポレート・ガバナンスの概要】① 企業統治の体制<コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方>当社は、コーポレート・ガバナンスの強化・充実を経営の最重要課題の一つと位置付け、経営の一層の効率化及び健全化を進めるとともに、株主、投資家の皆様への迅速かつ正確な情報を開示することで、経営の透明性を高めるよう努めております。 <企業統治の体制の概要とその体制を採用する理由>当社は、2019年6月25日開催の第120期定時株主総会での承認を経て、監査役会設置会社から指名委員会等設置会社に移行しました。これは、迅速な意思決定機構・業務執行機構の構築、経営の監督機能の強化及び経営の透明性・公正性の向上を図ることを目的としたものであり、この体制で中長期にわたる企業価値の向上に努めてまいります。 [取締役会]取締役会は、経営の基本方針を決定し、取締役及び執行役の職務の執行を監督します。取締役会は法令又は定款で定める取締役会決議事項以外の業務執行について、大幅に執行役へ権限委譲しており、経営の監督機能の強化と意思決定の迅速化を図っております。取締役の任期は1年、員数は15名以内と定款で定めており、取締役会は原則月1回及び必要の際に機動的に開催しております。提出日現在の取締役は、「(2) 役員の状況 ① 役員一覧 1) 取締役の状況」に記載のとおり12名、うち6名が社外取締役です。取締役会議長は、社外取締役が務めております。(当事業年度における活動状況)当事業年度において、当社は取締役会を15回開催し、主に当事業年度の事業計画及び中期経営計画の進捗状況、事業別・地域別の現状と課題、安全衛生、品質管理、コンプライアンス、リスク管理、サステナビリティに関する事項等を審議いたしました。なお、各取締役の出席状況は以下のとおりであります。氏名等出席状況取締役鵜飼 英一15回/15回(100%)取締役宮澤 秀彰15回/15回(100%)取締役山本 正明15回/15回(100%)取締役木下 俊平15回/15回(100%)取締役江上 正樹15回/15回(100%)取締役尾迫  功15回/15回(100%)社外取締役川上  良15回/15回(100%)社外取締役西村 知典15回/15回(100%)社外取締役(議長)小松 百合弥15回/15回(100%)社外取締役村越  晃15回/15回(100%)社外取締役木谷 泰夫15回/15回(100%)社外取締役(注)塔下 辰彦11回/11回(100%) (注) 塔下辰彦氏は2024年6月25日付で就任いたしました。 [指名委員会]指名委員会は、株主総会に提出する取締役の選解任に関する議案の内容の決定等を行います。提出日現在の委員は、「(2) 役員の状況 ① 役員一覧 1) 取締役の状況」に記載のとおり5名、うち3名が社外取締役です。指名委員長は、社外取締役が務めております。(当事業年度における活動状況)当事業年度において、当社は指名委員会を5回開催し、主に当社のサクセッションプラン、執行役社長の選定手続に関する運用基準、2026年3月期の役員体制(執行役社長、代表執行役、執行役候補者及び取締役候補者の選定等)について審議いたしました。なお、各委員の出席状況は以下のとおりであります。氏名等出席状況指名委員(委員長・社外取締役)村越  晃5回/5回(100%)指名委員(社外取締役)川上  良5回/5回(100%)指名委員(社外取締役)木谷 泰夫5回/5回(100%)指名委員鵜飼 英一5回/5回(100%)指名委員尾迫  功5回/5回(100%) [監査委員会]監査委員会は、取締役及び執行役の職務執行の監査や株主総会に提出する会計監査人の選解任に関する議案の内容の決定等を行います。なお、監査委員会の職務を補助する組織は経営監査部であり、兼務の担当者が監査委員会事務局等を担っております。当該担当者については、経営監査部長が監査委員会を補助するに相応しい能力・経験等を有する者を監査委員会の同意を得て任命しております。また、当該担当者の異動、懲戒、評価等に係る事項については、監査委員会の同意を得るものとしております。提出日現在の委員は、「(2) 役員の状況 ① 役員一覧 1) 取締役の状況」に記載のとおり5名、うち3名が社外取締役です。監査委員長は、社外取締役が務めております。また、木谷泰夫、江上正樹、播磨悦の各氏は、常勤の監査委員です。(当事業年度における活動状況)当事業年度における監査委員会の活動状況は「(3) 監査の状況 ① 監査委員会監査の状況」に記載のとおりであります。 [報酬委員会]報酬委員会は、取締役及び執行役の報酬等の内容に係る決定に関する方針と個人別の報酬等の内容の決定等を行います。提出日現在の委員は、「(2) 役員の状況 ① 役員一覧 1) 取締役の状況」に記載のとおり6名、うち4名が社外取締役です。報酬委員長は、社外取締役が務めております。(当事業年度における活動状況)当事業年度における報酬委員会の活動状況は「(4) 役員の報酬等 ⑤ 報酬委員会の活動状況等」に記載のとおりであります。 [執行役]執行役は、取締役会から委任された業務の執行の決定及び業務の執行を行います。執行役は取締役会の決議により選任され、任期は1年と定款で定めており、提出日現在の執行役は、「(2) 役員の状況 ① 役員一覧 2) 執行役の状況」に記載のとおり12名です。 [経営会議]経営会議は、代表執行役社長の意思決定のサポート機関として、業務執行に関する重要な事項について審議します。代表執行役社長及び代表執行役社長が指名する執行役で構成され、原則月2回開催しております。 [執行役会]執行役会は、代表執行役社長が主宰し全執行役の出席のもと、取締役会決定事項が示達され、執行役は業務の執行状況を報告します。原則月1回開催し、執行役間で情報を共有することにより、効率的・効果的な業務執行を図っております。 [コーポレート・ガバナンス体制] <内部統制システムに関する基本的な考え方及びその整備状況>当社の内部統制システムに関する基本的な考え方は以下のとおりであり、リスクマネジメントやコンプライアンスを最重要課題の1つと位置づけ、内部統制システムの整備に取組んでおります。 1) 執行役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制文書規程等の社内規程に従い、法令上保存を義務づけられている文書、決裁書及び重要な会議録・資料については、適切に保存・管理できる体制を整える。 2) 損失の危険の管理に関する規程その他の体制リスク管理に関する基本方針及びリスク管理規程を制定し、NTNグループの経営に大きな影響を与えるリスクの特定、分析、評価、対応を定期的に確認するために、リスク管理委員会を設置する。NTNグループの経営に大きな影響を与えるリスクについては、リスク毎に管理責任者と推進部署を決定し、推進部署がリスク低減に取り組む。不測の事態が発生した場合には、リスク管理規程により対策本部を設置し、社内及び社外の専門家の意見も取り入れ、迅速な対応を行い、損害拡大を防止しこれを最小限に止める。 3) 執行役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制・取締役会は、執行役を任命し、執行役毎に業務の担当を決定し、責任の明確化を図ると共に、執行役の業務執行のモニタリングを行い、監督する。・各執行役は職務分掌及び与えられた権限に基づいて各部門の責任と権限の明確化を行い、業務が効率的に執行される仕組みを整備すると共に、自己の職務の執行状況について、取締役会等の重要会議にて報告する。・経営監査部は、代表執行役社長又は、監査委員会からの指示に基づき、各部門の業務内容と業務運営の実態を調査し、必要な場合は業務改善の要請を行い、代表執行役社長、監査委員会及び関係部門に対して報告を行う。 4) 執行役及び使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制各種の基本方針及び業務行動規準を定め、全ての役員及び使用人は事業活動においてはこれを遵守して行動する。コンプライアンス(企業倫理)に関する基本規程を制定し、コンプライアンス委員会を設置し、役員及び使用人への徹底を図る。また、公正な取引を推進するために競争法遵守に関する基本規程を別途制定するとともに、代表執行役社長を委員長とする公正取引監察委員会を設置し、遵守状況の監督・指導を行う。相談窓口として社内並びに社外のヘルプラインの周知を図り、その適正な運用を行う。また、経営監査部は、コンプライアンス(企業倫理)の状況を定期的に監査する。 5) 当該株式会社並びにその親会社及び子会社から成る企業集団における業務の適正を確保するための体制1.子会社の取締役等の職務の執行に係る事項の報告に関する体制子会社からの週報及び月報等により、子会社の取締役等の職務の執行に係る事項の報告を受ける体制を確保する。また、関係会社管理規程に基づき子会社と経営管理に関する確認書等を締結することにより、取締役会議事録等で子会社の職務執行に関する事項を当社に報告させ、一定の事項については、当社に承認申請を行わせることにより、子会社における当社への報告に関する体制を整える。 2.子会社の損失の危険の管理に関する規程その他の体制関係会社管理規程に基づき子会社と経営管理に関する確認書等を締結することにより、子会社に対し、当社のリスク管理に関する基本方針を遵守させる。また、リスク毎に定められた推進部署が当該リスクに関し子会社への指導を行う。不測の事態が発生した場合には、当社のリスク管理規程により対策本部を設置し、損害拡大を防止しこれを最小限に止める。 3.子会社の取締役等の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制当社は、グループ中期経営計画を策定し、当該中期経営計画を具体化するため、事業年度毎のグループ全体の重点目標及び予算配分を定める。また、当該重点目標及び予算配分に基づく具体的な職務の執行については、当社は、関係会社管理規程に基づき、当社のグループにおける指揮命令系統を定めるとともに、決裁権限規則により権限及び意思決定に関する基準を定め、当該基準に基づき当社の決裁を得る体制を整える。 4.子会社の取締役等及び使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制関係会社管理規程に基づき子会社と経営管理に関する確認書等を締結することにより、当社の基本方針及び業務行動規準を遵守させ、子会社の全ての役員及び使用人に対し、これらを周知徹底させる。また、コンプライアンス(企業倫理)に関する基本規程に基づき子会社の管理者を設置し、当該管理者に対し、子会社におけるコンプライアンス徹底に関する施策を実施させる。加えて、独禁法遵守規程に基づき、子会社に競争法遵守に関する指導及び監査を行う。また、相談窓口としてヘルプラインの周知を図り、その適正な運用を行う。 6) 監査委員会の監査が実効的に行われることを確保するための体制1.監査委員会の職務を補助すべき取締役及び使用人に関する事項、当該取締役及び使用人の執行役からの独立性に関する事項及び監査委員会による当該取締役及び使用人に対する指示の実効性の確保に関する事項監査委員会がその職務を補助すべき使用人が必要であると求めた場合は、経営監査部がその職務を担い、経営監査部長は監査補助者として相応しい能力・経験等を有する者を監査委員会の同意を得て任命する。その場合、経営監査部の当社の執行役からの独立性及び監査委員会による経営監査部への指示の実効性を確保するため、経営監査部長が予め任命した使用人の異動、懲戒、評価等に係る事項については、監査委員会の同意を得るものとする。 2.監査委員会への報告に関する体制イ.取締役(監査委員である取締役を除く。)、執行役及び会計参与並びに使用人が監査委員会に報告をするための体制取締役会、経営会議及び執行役会には、監査委員が出席する。また、当社に著しい損害を及ぼす恐れのある事実、内部監査の結果、コンプライアンス(企業倫理)に関する苦情及びヘルプラインの通報の状況については都度報告する。ロ.子会社の取締役、会計参与、監査役、執行役、業務を執行する社員、会社法第598条第1項の職務を行うべき者その他これらの者に相当する者及び使用人又はこれらの者から報告を受けた者が監査委員会に報告をするための体制取締役会、経営会議及び執行役会への出席、決裁案件の確認、監査委員会監査の実施並びに子会社からの週報及び月報等により、子会社の取締役や使用人又はこれらの報告を受けた者から監査委員会に対し報告がなされる体制を確保する。 3.監査委員会に報告をした者が当該報告をしたことを理由として不利な取扱いを受けないことを確保するための体制法令や社内規程等に違反する行為について報告等を行ったことに対し不利な取扱いが行われた場合は、ヘルプラインを通じて速やかに是正することにより、監査委員会に報告をした者が不利な取扱いを受けないことを確保する。 4.監査委員の職務の執行について生ずる費用の前払又は償還の手続その他の当該職務の執行について生ずる費用又は債務の処理に係る方針に関する事項監査委員の職務の適正な執行のために生ずる費用や債務については、当社が全額を負担し、その処理については必要に応じて監査委員会と協議する。 5.その他監査委員会の監査が実効的に行われることを確保するための体制当社の監査委員は、代表執行役社長と定期的な会合をもち、会社が対処すべき課題、監査委員会監査の環境整備の状況、監査上の重要課題等について意見の交換、及び必要な要請を行う。また、経営監査部及び会計監査人と定期的な会合をもち、監査の効率化を図る。 ② 責任限定契約の内容の概要当社は、取締役江上正樹、播磨悦、社外取締役川上良、小松百合弥、村越晃、木谷泰夫、塔下辰彦、和田浩美の各氏との間で、会社法第427条第1項の規定に基づき、同法第423条第1項の損害賠償責任を限定する契約を締結しております。当該契約に基づく責任の限度額は、法令が規定する額としております。 ③ 役員等賠償責任保険契約の内容の概要当社は、当社の取締役、執行役等を被保険者とした役員等賠償責任保険契約を保険会社との間で締結しております。被保険者が会社の役員等としての業務につき行った行為または不作為に起因して被保険者に対し損害賠償請求がなされたことにより被保険者が被る損害(損害賠償金や争訟費用等)を填補するものであり、その保険料は全額当社が負担しております。 ④ 取締役及び執行役の責任免除当社は、会社法第426条第1項の規定により、取締役会の決議によって、会社法第423条第1項の取締役(取締役であった者を含む)及び執行役(執行役であった者を含む)の責任について、法令の限度において免除することができる旨を定款に定めています。これは取締役及び執行役が期待される役割を十分に発揮できるようにすることを目的とするものです。 ⑤ 取締役選任の決議要件当社は、株主総会における取締役の選任決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、出席した当該株主の議決権の過半数をもって行い、累積投票によらないものとする旨を定款に定めています。 ⑥ 自己株式の取得当社は、会社法第165条第2項の規定により、取締役会の決議によって市場取引等により自己の株式を取得することができる旨を定款に定めています。これは、機動的な資本政策を可能とすることを目的とするものです。 ⑦ 株主総会の特別決議要件当社は、会社法第309条第2項に定める株主総会の特別決議要件について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、出席した当該株主の議決権の3分の2以上をもって行う旨を定款に定めています。これは、特別決議の定足数を緩和することにより株主総会の円滑な運営を行うことを目的とするものです。 ⑧ 中間配当当社は、会社法第454条第5項の規定により、取締役会の決議によって、毎年9月30日の最終の株主名簿に記載又は記録された株主又は登録株式質権者に対し、剰余金の配当(中間配当)をすることができる旨を定款に定めています。これは剰余金の中間配当を取締役会の権限とすることにより、株主への機動的な利益還元を行うことを目的とするものです。 ⑨ 会社の支配に関する基本方針当社は、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者については、当社の財務及び事業の内容を十分に理解し、当社の企業価値・株主共同の利益の確保・向上に資する者である必要があると考えております。当社は、当社株式の大規模買付であっても、当社の企業価値・株主共同の利益の確保・向上に資するものであれば、これを一概に否定するものではありません。当社が上場会社である以上、基本的には当社株式の大規模買付も自由であり、最終的には株主の皆様ご自身が判断されるべきものと考えております。しかしながら、株式の大規模買付の中には、その目的や手法等に鑑み、専ら大規模買付者自らの利益のみを追求しようとするもの、対象会社の株主や取締役会が大規模買付の内容等について検討し、または対象会社の取締役会が代替案等を提案するために十分な情報や時間を提供しないもの等、対象会社の企業価値・株主共同の利益の確保・向上に資さないものも想定されます。このような大規模買付者は、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者として不適切であり、当社は、このような大規模買付者に対して、企業価値・株主共同の利益の確保・向上のために、大規模買付行為の是非を株主の皆様が適切に判断するために必要かつ十分な情報の提供を求めるとともに、当社取締役会の意見表明等の情報開示を行い、株主の皆様の検討のための情報と時間の確保に努め、株主の皆様の意思を確認するための株主総会を適宜開催する等、法令及び定款の許容する範囲内において、適切な措置を講じてまいります。
人的資本(人材育成・社内環境整備方針) FY2025 / 約4,263字
[戦略]人材戦略の5つの柱のもと、中期経営計画達成に向けて重点とする取組みは次のとおりです。「経営戦略実現のために求められる専門能力の向上」事業構造を変革(事業ポートフォリオの変革)するには、ビジネスの構造を変えるような抜本的かつ主体的な行動や新領域へのチャレンジが必須であり、戦略実現に求められる組織能力や人材も変化しています。中期経営計画の基本方針である事業構造の変革や、それを支える戦略を達成するためには、それぞれに必要となる組織能力を獲得することが重要です。人材育成や適所への人材配置、採用の仕組みの強化、多角化による外部人材の獲得を組み合わせることで、組織能力の獲得を推進しています。具体的な取組みとして、年齢・性別を問わず多様な人材、また、専門性・独自性を活かして事業に貢献する人材の活躍を推進するために、2024年4月より、管理職層の人事制度を人の能力を基準とした制度から仕事を基準とした制度へ変更するとともに、多様な人材の活躍推進と高い専門性を持つ人材の確保、育成を図ることを目的に、組織運営を担うマネジメント人材(組織の長)と特定分野・領域の専門性を磨く人材がそれぞれ活躍できるよう、各々のコースを設定しました。今後は、この新人事制度の定着と若年層から専門能力を高めることが出来る人事制度や仕組みの確立等に取組むことで、従業員の高度な専門性獲得に向けた主体的な行動や新領域へのチャレンジを引き出し、組織能力の獲得を推進します。[具体的な取組み(実績)]・専門系コース(エキスパート)の手挙げによる主体的行動の引き出し・新卒採用における職種限定採用、配属先確定採用の拡大(6職種、18人採用)・技術系スペシャリスト人材育成制度の導入(3領域、11人実施) 「グループ経営をリードする経営人材の育成」不確実な時代に経営戦略を実現するためには、当社グループをリードできる経営者を計画的に育成していくことが重要と考えています。成果を上げている人材を経営人材候補として人材プールを形成し、経営トップ層と人事部門が一体となった育成を行うほか、若手層を含む管理職を対象に経営者育成プログラムを実施し、中長期的な観点から経営者の育成を図っています。具体的な取組みとして、若手管理職を選抜し、経営に必要な思考・知識を体系的に学習するカリキュラム「NTN Next Leader Program」を実施するなど、経営人材を安定的に輩出できるようサクセッションプランに基づく候補者の選抜と育成に取組んでいます。目標数に近い候補者を確保できている一方、年齢や職種、育成施策に偏りが生じており、最適な候補者プール構築に向け、経営層に必要なスキルの定義、早期の選抜や継続的な育成に計画的に取組んでまいります。[具体的な取組み(実績)]・執行役候補者の選抜によるサクセッションプランの定着・経営層候補者の拡大と早期育成を目的とした選抜型研修(NTN Next Leader Program)の充実 2024年度27人修了(累計138人修了)・担うべき役割と職務の価値・報酬をリンクさせた管理職人事制度の定着 「自律的成長とキャリア自律の実現」自律的なキャリア展望やキャリア開発に基づく成長と、キャリア展望を実現できるように支援することで、従業員と組織の持続的成長を実現します。具体的な取組みとして、2024年4月より、課長や部長といったポストにチャレンジする従業員を募集する「ポストチャレンジ・プログラム」を実施しております。この制度は、従業員が希望するキャリアや働く場所を自ら選択できる機会を提供し、従業員のモチベーションを高め、組織の活性化を促すことを目的としています。2024年度には5名がこの制度を利用し、新たなキャリアに挑戦しています。また、若年層から中高年層まで幅広い年代層を対象に、自身のキャリアを考えるキャリア研修を実施しています。さらに、上司向けのキャリア支援教育も実施し、キャリアを考える機会と支援体制を充実させております。今後は、キャリアコンサルティング体制の確立や、手挙げ式の施策の拡充など、従業員がキャリアを考える機会と自ら望むキャリアを実現するための制度を充実させ、従業員と組織の成長に繋げてまいります。 [具体的な取組み(実績)]・ポストにチャレンジする従業員を募集する「ポストチャレンジ・プログラム」の導入・社外への転進を支援する制度「ネクストライフ支援制度」の導入・年代別キャリア研修(20歳台から50歳台)と上司向けキャリア支援教育の実施・従業員が自律的に学ぶことが出来る人材育成プログラム(AI等に関するWeb研修)の充実・部下の職務能力の育成を目的とした考課者訓練の充実(毎年実施) 「ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン」多様な専門性と経験を持つ人材で組織を構成し、その違いを力に変え、多様な視点や仮説を通じてイノベーションや日常的な価値創造を実現するために、個々人の能力を最大限発揮できる「従業員の多様性を尊重した働きがいのある環境づくり」に取組んでいます。具体的な取組みとして、多様な専門性と経験を持つ人材の獲得を目的に、中途採用の拡大に取組んでおり、2021年度に6.7%だった中途採用比率を、2024年度には17.3%まで拡大してきました。女性管理職比率を増やす施策として、育児期の従業員が管理職昇格を目指しやすいようにしています。具体的には、柔軟な勤務時間や短時間勤務、在宅勤務、勤務地の限定などの選択を継続したまま昇格できるようにし、昇格者に占める女性比率を20%まで引き上げました。今後は、更なる中途採用の拡大や、多様な人材を国内外の拠点の責任あるポジションに積極的に登用できる環境や制度を整備し、個々の属性や価値観の違いを認め合い尊重し、一人ひとりが挑戦することができ、能力を十分に発揮できる環境づくりを推進します。[具体的な取組み(実績)]・中途採用の拡大による様々なキャリアバックグラウンドを持つ人材確保の強化(アルムナイ、リファラルなどの採用手法の充実化検討)・LGBTQガイドブックの発行、LGBTQに関するeラーニング講座開催・従業員のライフスタイルの変化や個々の価値観に応じた選択ができる人事制度の充実・従業員の介護リテラシー向上に向けたセミナーの開催、介護の基礎知識を学ぶeラーニング実施や「仕事と介護の両立支援ハンドブック」発行 「挑戦し、やりきる職場風土への変革」厳しい環境のもとで競合優位性を維持・向上させ、持続的に成長するには、これまで以上に独創的な価値の創出が必要となり、過去の成功や前例にとらわれることなく、常に新しい発想で挑戦する姿勢とそれを可能にする職場風土が重要と考えています。具体的な取組みとして、管理職層の新人事制度において、目標管理制度におけるチャレンジ目標の設定や適時フォローの制度化を行い、新しい評価制度や仕組みを浸透させる活動に取組んでまいりました。今後は、挑戦をサポートする施策のより一層の充実や、新しい目標管理制度や評価制度及び会社業績と個人の業績評価を連動させる仕組みを定着させることで、挑戦意欲のある人材が働きがいを感じながら挑戦し続けられる組織へ変革してまいります。[具体的な取組み(実績)]・新しい目標管理制度、評価制度の浸透活動・個人の業績管理と分配のあり方の見直し(業績連動による報酬(賞与)制度導入) 「NTNスピリットに基づくマインド変革」長期戦略の実現には、優秀な人材を惹きつけることが不可欠であり、そのためにはエンゲージメントの高い企業風土を醸成することが重要です。目指すべき意識・行動を明文化した「NTNスピリット」を従業員全員で共有し、自社がどのように在りたいか、何のために存在するか、一人ひとりが働く意義を見出すことで、自ら考え自ら行動する従業員を増やし、変革への本気の挑戦を生み出すことが、企業価値向上に繋がることはもちろん、従業員の成長や組織の一体感、そしてエンゲージメントの向上に繋がると考えています。具体的な取組みとして、従業員と経営層とのコミュニケーションを深めることを目的に、タウンホールミーティングを継続して実施しております。2024年度は、国内(26拠点)、海外(33拠点)でそれぞれ2,000人を超える従業員が参加し、社長や執行役が会社の目指す姿や何に注力していくかを説明し、コミュニケーションを深めました。また、従業員エンゲージメント調査の結果等を用いた職場改善活動においては、好事例の横展開を行い、会社全体でエンゲージメント向上に取組んでいます。特に、組織の一体感醸成に課題を感じており、今後は、部署間のコミュニケーションを活性化させる仕組みの導入や、タウンホールミーティングの継続による従業員との対話などの活動を通じて、従業員がNTNで働くことに誇りを持ち、「イキイキと働く」ことができるよう、企業理念の更なる浸透とエンゲージメント向上を強化していきます。[具体的な取組み(実績)]・社長や執行役が各拠点を訪問し従業員との対話を深めるタウンホールミーティングの継続実施・従業員エンゲージメント調査を活用した職場改善活動の横拡げ また、これらの中期経営計画実現に向けて重点とする取組みを推進していくためには、従業員の心身の安全と健康が確保されていることが不可欠です。当社グループで働くすべての人の安全と健康の確保は、経営の基盤としてあらゆる事業活動に優先する最も大切な価値であり、この基本姿勢のもと、「安全・健康に働きイノベーティブな発想ができる職場環境の実現」を目指しています。[具体的な取組み(実績)]・安全を支える仕組みづくりとしての労働安全衛生マネジメントシステムの有効な運用による安全性の強化・リスクアセスメント研修、危険予知研修による安全に強い人づくりの継続実施・労働災害防止のため、現場の安全管理状態を確認指導する安全監査の継続実施・従業員の健康増進と疾病予防や活力ある職場環境の実現に向けた、若年層メタボ対策、禁煙施策、ストレスチェック等の継続実施・健康経営の普及に向けた取引先との健康経営セミナーの共同実施 これらの取組みの結果、「健康経営優良法人大規模法人部門」の上位500法人に与えられる「ホワイト500」に2021年度から5年連続で認定されております。
事業の内容 FY2025 / 約696字
3 【事業の内容】当社グループはNTN株式会社(当社)、子会社74社及び関連会社12社(2025年3月31日現在)で構成され、軸受商品及びCVJアクスル商品等の、補修市場向け、産業機械市場向け及び自動車市場向けへの製造販売を主な事業内容としており、国内においては当社(本社)が、また海外においては地区別に置かれた総支配人室が担当する地域の事業活動を統括しております。各地域に属する現地法人は、独自に事業戦略立案や事業計画策定を行い、その収益性や投資効率を分析しながら事業活動を展開しております。したがって、当社グループは本社及び総支配人室を基礎とした地域別の事業セグメントから構成されており、「日本」、「米州」、「欧州」及び「アジア他」の4つを報告セグメントとしております。当社グループにおける各社の位置づけは各セグメントとも概ね次のとおりであります。・国内の製造については主に当社が行っておりますが、製造の一部を国内製造関係会社に委託し当社が購入しております。また、部品加工の一部を国内部品加工関係会社に委託しております。・国内の販売については主として当社が直接行っており、一部については国内販売関係会社を通じて行っております。・海外の製造については、海外製造関係会社が当社より一部の半製品の供給を受けて行っております。・海外の販売については、当社、当社及び海外製造関係会社より製品を購入した海外販売関係会社、並びに海外製造関係会社が行っております。また、2024年12月にASAHI FORGE OF AMERICA CORP.の株式を売却したため、持分法の適用範囲から除外しております。
事業等のリスク FY2025 / 約3,382字
3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2025年6月26日)現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 外部事業環境に関するリスク1) 経済状況当社グループ商品の製造拠点、販売拠点はグローバルな国と地域に及び、取引先も多岐の産業分野に亘っておりますため、特定の国や地域の経済状況の変動や取引先が属する産業の景気変動などにより、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 2) 為替レートの変動当社グループの連結売上高に占める海外売上高の割合は50%を超えており、今後もグローバルな事業展開を加速させることにより、海外売上高の割合は増加の見込みであります。海外子会社の現地通貨建ての経営成績及び財政状態は、連結財務諸表の作成のために円換算されております。また当社が海外の顧客等に輸出する場合、その取引の多くは外貨建てで行われております。当社グループでは為替予約や現地調達の拡大によってリスクヘッジを実施しておりますが、現地通貨と円貨の為替レート変動による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローへの影響を完全に回避できるものではありません。 3) 市場価格の低下当社グループの製造活動や販売活動における競争環境はグローバル規模で厳しさを増しております。中国をはじめとする新興国製品の台頭により軸受の一部では市場価格が下落してきております。また当社グループの売上の半分以上を占める自動車業界ではグローバルな価格競争を背景に価格引き下げ要請が厳しさを増しております。当社グループでは原価低減の継続的推進と同時に高品質、高付加価値の新商品開発を実施しておりますが、市場価格の低下圧力が財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 4) 原材料価格、物流コスト、関税率の上昇当社グループは、外部より様々な原材料の調達を行っております。特に材料費のなかで大きなウエイトを占める鋼材の価格上昇に対しては製品価格への反映や歩留り向上、VA・VE活動による材料コスト低減を図っております。また、当社グループは製品・半製品を海上輸送によって海外に輸出しており、海上運賃等の物流コストが高騰した場合や関税率に変動があった場合、製品価格への反映やサプライチェーンの見直し等によって利益影響の低減を図っております。原材料価格や物流コスト、関税率の想定を超える上昇が発生した場合、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 5) 災害の発生や感染症の蔓延のリスク当社グループ及び当社グループ取引先の事業拠点が、地震、洪水などの天災、火災や感染症の蔓延等による被害を受ける可能性があります。当社グループでは、大規模災害の発生に備え、安否確認システムの導入や防災訓練を実施し、感染症の蔓延対策においてはマスクなどの備蓄等の各種対策を講じております。危機発生時において即座に初動措置を行うことによって被害を最小限に止めるよう備えておりますが、完全なリスク回避は困難であり、結果として当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 6) 気候変動リスク当社グループが拠点を有する国と地域における気候変動(気温上昇)に伴う異常気象(大雨、洪水、暴風などによる操業、営業の停止等)や環境規制の強化(炭素税の導入による原材料、エネルギーの調達コスト増加等)などにより、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。なお、気候変動(気温上昇)による影響について、TCFD提言に沿ったシナリオ分析の結果は「2.サステナビリティに関する考え方及び取組 (1) サステナビリティ全般[リスク管理]」に記載のとおりであります。 (2) 事業運営に関するリスク1) 特定業界への依存当社グループの販売は、軸受部門の約半分が自動車業界向けであり、等速ジョイント部門は、自動車の駆動輪へ動力を伝達するための部品で、その大半を自動車業界向けに販売しており、自動車業界への依存度が高くなっております。軸受や精密機器商品につきましては産業機械分野への販売拡大も進め、販売構成のバランスを常に考えた施策を推進しておりますが、自動車分野における急激な需要変動があった場合、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 2) 製品の不具合当社グループは、品質の確保を図るため、顧客の要求機能・仕様を満足し、かつ安全性に配慮した適正品質の追求に努めており、グローバルベースで品質管理の徹底を図っております。しかし製品に重大な不具合が存在し、重大な事故やクレーム、リコール等の起因となった場合、多額の製品補償費用等の発生により、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。当社グループはグローバルな製造物責任保険に加入しておりますが、損害賠償等の損失についてその全てを担保するものではありません。 3) 知的財産権当社グループは、新商品開発を通じて多くの新技術やノウハウを生み出しており、経営資源として活用しております。しかし第三者から当社グループの知的財産権侵害、または予期せず、第三者の知的財産権の侵害等が発生する可能性があります。特許出願による権利保護等の知的財産権マネジメントの徹底を図っておりますが、上記のような知的財産権の侵害が発生した場合、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 4) グローバル事業展開当社グループは、グローバルに事業を展開しており、連結売上高に占める海外売上高は50%を超えております。海外での事業展開に伴い次のようなリスクがあります。① 各国間もしくは各国税制の予期せぬ変化に伴うリスク② 米国通商政策等、国際貿易政策の予期せぬ変化に伴うリスク③ 各国法規制の予期せぬ変化に伴うリスク④ 人材確保の困難性⑤ 新興諸国における未成熟な技術水準や不安定な労使関係⑥ 各国での政情不安これらのリスクに対しては、グループ内での情報収集等を行い、その予防及び回避に努めておりますが、これらの事象が発生した場合、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 5) 情報セキュリティ当社グループは、社内規程整備に加え、従業員教育を通じて、適切な情報管理方法の周知・徹底に努めております。しかしながら、サイバー攻撃、不正アクセス、コンピューターウィルス侵入等により、万一これら情報が流出した場合や重要データの破壊、改ざん、システム停止等が生じた場合には、当社グループの信用低下や生産及び販売活動などに支障をきたし、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 6) 法的規制等当社グループは、事業活動を行っている国及び地域で各種の法令・規則(租税法規、環境法規、労働・安全衛生法規、独占禁止法・アンチダンピング法・贈収賄関連法規等の経済法規、貿易・為替法規、証券取引所の上場規程等)の適用を受けております。当社グループは、これらの法令・規則を遵守し公正な企業活動に努めておりますが、万一法令・規則違反を理由とする訴訟や法的手続において、当社グループにとって不利益な結果が生じた場合、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、これらの法令・規則が変更された場合や、予想できない新たな法令・規則が設けられた場合、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。なお、当社グループが受けている訴訟については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結貸借対照表 注記事項(連結貸借対照表関係)3偶発債務等(訴訟等)」に記載のとおりであります。
事業方針・経営環境 FY2025 / 約4,534字
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2025年6月26日)現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営の基本方針NTNグループは、企業理念の実践を通じて、「なめらかな社会※」の実現を目指します。ステークホルダーをはじめとした社会から信頼され必要とされる企業として、人権の尊重とコンプライアンスを重視し、事業活動に取組んでまいります。※「なめらかな社会」:人と自然が調和し、人々が安心して豊かに暮らせる社会 <企業理念>新しい技術の創造と新商品の開発を通じて国際社会に貢献する 1.独創的技術の創造2.客先及び最終消費者に適合した付加価値技術及びサービスの提供3.着実な業績の伸長の下での社員の生活向上、株主への利益還元、社会への貢献4.グローバリゼーションの推進と国際企業にふさわしい経営・企業形態の形成 <ステークホルダーへの姿勢>従業員顧客取引先地域社会株主環境多様性と個性を尊重し、従業員が安全で健康的に働き、活躍できる職場環境づくりに努めます。お客様と誠実に向き合い、安全・安心で信頼性の高い商品・サービスを提供することにより、お客様の満足を追求します。公正で自由な環境のもと、取引先との相互信頼に基づく良好なパートナーシップを構築し、共に成長・発展をはかります。事業を行う地域の文化や慣習を尊重し、事業活動を通じて、地域社会の期待に応え、長期的な信頼関係を構築します。持続的な利益の創出による株主への利益還元に努め、積極的なコミュニケーションを通じて、長期的な信頼関係を構築します。事業活動において自然との調和をはかり、環境負荷低減に寄与する技術と商品・サービスの提供を通じて、地球環境に貢献します。 (2) 経営戦略及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題「なめらかな社会」の実現に向けて、当社グループが優先的に取組むべき13項目のマテリアリティを特定し、対応施策の策定を行い、その進捗状況を定期的に確認しています。昨年4月、当社は約10年後に目指す姿として、新たに「2035年度の姿と目標指標」を設定しました。OEMと補修の両輪で安定的に稼ぐ事業構造へ変革することで、景気変動下においても株主資本コストを安定して上回るROEの継続と、カーボンニュートラルの達成及び豊かな人づくりの実現を目指します。これらの「経済的価値」と「環境・社会的価値」を当社グループのステークホルダーとともに向上させることで企業価値を高め、ステークホルダーをはじめとした社会から信頼され、必要とされる企業を目指してまいります。 [中期経営計画「DRIVE NTN100」Finalの概要]昨年4月から3年間の中期経営計画「DRIVE NTN100」Finalを開始しました。「事業構造の変革(Transformation)の加速」という前中期経営計画の基本方針は変えず、前中期経営計画で果たせなかったNTNの再生を完了させる期間と位置づけています。NTNの再生のために、生産再編を中心とする事業構造改革を実行するとともに、「SQCCD」※の強化を通じて「稼ぐ力」の向上に注力しております。※ Safety(安全)、Quality(品質)、Compliance(法令遵守)、Cost(コスト)&Cash(キャッシュ)、 Delivery(納期)&Development(開発) 1.基本戦略(1) デジタル技術と経営資源の融合AIをはじめとするデジタル技術は更に進化し、ビジネスへの活用も拡大しています。それらのデジタル技術と当社が培った経営資源を融合し、事業構造の変革を加速することで、NTNの再生を成し遂げます。 (2) 生産再編本中期経営計画の3年間で、事業構造改革に繋がる生産再編の企画、具体化及び実行を進め固定費圧縮と競争力の向上を目指します。生産再編に必要な構造改革費用を確保するとともに、株主還元、債務返済等に適切に資金を配分した上で、2035年度に向けた成長が加速できるよう成長投資、カーボンニュートラル、情報化投資等に資金を振り分けます。 (3) 「安全、品質、法令遵守、コスト・キャッシュ、納期・開発」に関する企業理念の定着化推進「創業者の精神」、「企業理念」、「NTNスピリット」に代表される当社グループの企業理念体系を従業員に定着させるため、「安全、品質、法令遵守、コスト・キャッシュ、納期・開発」の頭文字をとった「SQCCD」を事業運営の柱となるポリシーと位置づけ、日頃から全世界の従業員が身近な心構えとして活用できるように徹底しています。 2.事業別戦略OEM向け利益率向上と補修向け供給力強化を目的に、昨年4月に市場軸組織から商品軸組織へ大幅な組織変更を行いました。これまで市場軸組織で分散していた軸受事業を集約することでOEM向けと補修向け一体で稼ぐ事業へ変革するとともに、当社グループの売上の6割を占める自動車向け等速ジョイント(CVJ)とアクスル軸受の利益体質の強化を図ります。また、持続的成長を実現するため、「新たな領域への展開」に関わる研究開発組織を集約し、「コア技術を活かした他社優位性商品の実現」を活動軸に、マーケティングから開発、生産を一気通貫で運営する「未来創造開発本部」を昨年4月に設置しました。市場・顧客ニーズに合致した商品・サービスの創出を加速します。(1) 軸受他事業自動車OEMや産業機械OEM、補修向け等様々な市場に販売している軸受製品を、商品軸で管理する事業組織に集約、変更することで、OEMと補修一体で稼ぐビジネスモデルへ変革します。OEM向けと補修向けの生産能力の最適配分、及び資産効率の最大化を図り、事業構造の変革を進めることで、補修向けの販売拡大と軸受事業の利益拡大を推進します。また、電動化・EV用新商品開発による利益ある新規案件の獲得や、お客様の設備の状態監視ビジネスの拡大等、新たな領域における事業拡大を通じて、ハードの売り切りからソフト・サービスを加えたビジネスへ変革を目指します。また、成長分野である、次世代モビリティ・モジュール、ロボット周辺モジュール、自然エネルギー商品を基軸に、市場ニーズに合致した、機能・品質・コストに優れたモジュール商品、ユニット商品を開発し、新事業となる商品の創出と育成を加速します。<取組み状況>補修市場への供給強化に向けて、当社和歌山製作所や株式会社NTN三重製作所に整備した生産ラインを利益率の高い補修向け製品の生産に活用するとともに、汎用品在庫即納システム「FIRST」の完成品在庫を拡充し、世界中のお客様への迅速な納入につなげています。産機OEMビジネスは、主力8業種を拡大、維持に分類※するとともに、新たに挑戦する業種を設定しました。拡大業種は生産能力の強化と販売促進、維持業種は原価及び売価の改善、挑戦業種は市場調査に基づき、ターゲット地域・顧客の選定、アプローチ等を推進しています。加えて、多面的な顧客分析を実施のうえ重要顧客を設定し、最大利益が得られる生産能力配分を決定する仕組みの構築に取組んでいます。自動車OEM向けでは、電動化・EV用として、従来より高水準の高速、低トルク、耐電食性等の各ニーズに適応する軸受開発を進め、これらの量産を順次開始しています。内燃機関(ICE)車向け軸受の需要が減少する一方で、上記の高付加価値軸受やモジュール商品・ユニット商品の開発と拡販が全体の利益改善に寄与しています。  ※ 拡大業種:工作機械、回転電気(モーター)、航空・宇宙   維持業種:建設機械、農業機械、変減速機、鉄道車両、風力発電 (2) CVJアクスル事業設計改革、調達・物流改革、事業再編に取組むことで筋肉質な事業基盤を構築するとともに、自動車の駆動領域の要となるCVJとアクスル軸受の両製品を扱う強みを活かして、電動化をはじめ新たなニーズに対応した事業展開を加速します。調達・物流・もの造り改革による原価低減とグローバル供給体制・サプライチェーン再構築等の活動を通じて技術力と価格競争力の両立を追求します。販売ではお客様に寄り添った提案と適正価格の販売に拘り、顧客満足度と利益率の向上を図ります。また、拡大するEV市場に対しては、大型/高角・高効率/軽量化/低フリクション化等のニーズを捉えた差別化商品の開発とスピーディな市場への投入を行います。部品・完成品の調達・供給網再構築による利益の最大化を目指す一方で、生産再編等を推進します。<取組み状況>CVJとアクスル軸受の利益体質を強化すべく、欧州・中国・カナダにおいて工場の統廃合等の再編計画を既に実行段階に移しており、また米国においても2025年度より実行に移していきます。新製品ではCFJ(高効率固定式等速ジョイント)の量産が欧州でも立ち上がり、更なる販売拡大を図るため、原価低減活動に取組んでいます。CVJアクスル事業の顧客戦略の一つであるパートナーシップ強化についても順調で、国内顧客の内製CVJの引き受けが完了した他、新規プロジェクトにおける新製品の共創活動や、成長市場であるインドにおける研究開発体制の強化を進めています。一方、EVシフトの鈍化やグローバル市場の景気低迷により、足元の利益改善が停滞している状況です。急速に変化する事業環境に対応すべく昨年より継続している材料価格等のコスト上昇分を確実に売価転嫁することを徹底するとともに、生産再編を早期に完了させることで、より強固な事業基盤の形成を図ります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等① 長期ビジョン及び中期経営計画に関する目標約10年後に目指す姿として、新たに「2035年度の姿と目標指標」を設定しました。OEMと補修の両輪で安定的に稼ぐ事業構造へ変革することで、景気変動下においても株主資本コストを安定して上回るROEの継続と、カーボンニュートラルの達成、並びに豊かな人づくりの実現を目指します。それに向けて、2024年4月から開始した中期経営計画「DRIVE NTN100」Finalでは、最終年度の目標として下表のとおり目標値を設定しております。 目標とする経営指標(連結)2025年3月期実績2027年3月期目標売上高825,587百万円830,000百万円営業利益22,959百万円50,000百万円営業利益率2.8%6.0%特別損益△19,068百万円△5,000百万円当期純利益△23,801百万円21,500百万円棚卸資産回転率3.4回4.5回ROIC2.6%6.2%ROE△9.6%8.0%自己資本比率27.2%30.0%ネットD/Eレシオ1.00.7 ② CO2排出量削減に関する目標「2.サステナビリティに関する考え方及び取組 (1) サステナビリティ全般[指標及び目標]」に記載のとおりであります。
経営者による分析 FY2025 / 約9,514字
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度における世界経済は、一部の地域において足踏みがみられたものの、持ち直しが継続しました。日本経済については、個人消費で一部足踏みが残りましたが、設備投資、雇用情勢は持ち直しまたは改善の動きがみられ、景気は緩やかに回復しました。海外においては、米国経済は、通商政策など政策動向による影響が懸念されたものの、景気は拡大しました。中国経済は、政策効果により生産が持ち直しているものの、景気は足踏み状態となり、アジアのその他新興国経済は、タイや韓国で景気の弱含みがみられましたが、緩やかに回復しました。欧州経済は英国やドイツなど一部に景気の足踏みがみられたものの、持ち直しの動きがみられました。かかる状況下、2024年4月から開始した中期経営計画「DRIVE NTN100」Finalで掲げた「事業構造の変革(Transformation)の加速」の継続とNTN再生の完了を目指し、生産再編を中心とする事業構造改革の実行と、「SQCCD」※の強化を通じた「稼ぐ力」の向上に注力してまいります。※ Safety(安全)、Quality(品質)、Compliance(法令遵守)、Cost(コスト)&Cash(キャッシュ)、Delivery(納期)&Development(開発) 当連結会計年度の売上高は825,587百万円(前連結会計年度比1.3%減)となりました。損益につきましては、営業利益は売価転嫁や比例費の削減などはありましたが、規模減の影響などにより22,959百万円(前連結会計年度比18.4%減)となりました。経常利益は、為替差損計上の影響などにより10,475百万円(前連結会計年度比47.6%減)、親会社株主に帰属する当期純損失は、特別損失の計上や税効果の影響などにより23,801百万円(前連結会計年度は10,568百万円の親会社株主に帰属する当期純利益)となりました。なお、営業利益の主な増減要因は、以下のとおりであります。規模効果    △34,031百万円人件費       2,678百万円比例費       4,729百万円売価レベル   13,154百万円為替        5,962百万円経費他      2,316百万円 セグメントの業績につきましては、以下のとおりであります。1) 日本販売につきましては、軸受他事業においては、補修市場向けで減少し、OEM市場向けでも産業機械向けおよび自動車向けともに減少しました。CVJアクスル事業においては、自動車のOEM市場向けでは客先需要の回復などにより増加しました。全体としては、売上高は354,480百万円(前連結会計年度比2.7%減)となりました。セグメント損益は売価転嫁や為替の影響などはありましたが、販売規模減の影響などがあり、11,207百万円のセグメント利益(前連結会計年度比26.4%減)となりました。2) 米州販売につきましては、軸受他事業においては、補修市場向けで増加し、OEM市場向けでは産業機械向けで増加し、自動車向けで減少しました。CVJアクスル事業においては、自動車の補修市場向けおよびOEM市場向けともに客先需要の低減などにより減少しました。全体としては、売上高は271,889百万円(前連結会計年度比1.6%減)となりました。セグメント損益は売価転嫁や比例費の削減などはありましたが、販売規模減の影響などがあり、395百万円のセグメント損失(前連結会計年度は198百万円のセグメント損失)となりました。3) 欧州販売につきましては、軸受他事業においては、補修市場向けで減少し、OEM市場向けでも産業機械向けおよび自動車向けともに減少しました。CVJアクスル事業においては、自動車の補修市場向けおよびOEM市場向けで客先需要の回復などにより増加しました。全体としては、売上高は190,517百万円(前連結会計年度比1.5%減)となりました。セグメント損益は売価転嫁や比例費の削減などはありましたが、固定費の増加や販売規模減の影響などがあり、4,163百万円のセグメント損失(前連結会計年度は2,227百万円のセグメント損失)となりました。4) アジア他販売につきましては、軸受他事業においては、補修市場向けで減少し、OEM市場向けでも産業機械向けおよび自動車向けともに減少しました。CVJアクスル事業においては、自動車の補修市場向けおよびOEM市場向けともに客先需要の低減などにより減少しました。全体としては、売上高は168,557百万円(前連結会計年度比3.2%減)となりました。セグメント損益は比例費の削減などがありましたが、販売規模減の影響などがあり、14,757百万円のセグメント利益(前連結会計年度比6.6%減)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況営業活動の結果得られた資金は45,623百万円(前連結会計年度比19,480百万円、29.9%の減少)となりました。主な内訳は減価償却費42,379百万円の収入、法人税等の支払額10,793百万円の支出であります。投資活動の結果使用した資金は25,960百万円(前連結会計年度比990百万円、4.0%の増加)となりました。主な内訳は有形固定資産の取得による支出23,535百万円であります。財務活動の結果使用した資金は18,708百万円(前連結会計年度比11,504百万円、38.1%の減少)となりました。主な内訳は長期借入金の返済による支出46,723百万円に対して、長期借入れによる収入34,000百万円であります。これらの増減に換算差額△508百万円を算入しました結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は127,712百万円となり、前連結会計年度末に比べ445百万円(0.3%)の増加となりました。 ③ 生産、受注及び販売の実績1) 生産実績当連結会計年度における生産実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称生産高(百万円)前年度比(%)日本314,45697.0米州202,54991.2欧州133,74099.1アジア他78,73492.6合計729,48095.2 (注) 上記金額は平均販売価格により表示しております。 2) 受注実績当連結会計年度における受注実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称受注高(百万円)前年度比(%)受注残高(百万円)前年度比(%)日本217,20599.744,433104.6米州258,47892.3113,66495.8欧州189,83599.542,297113.7アジア他148,30490.852,19293.1合計813,82495.5252,58699.3 (注) 上記金額は平均販売価格により表示しております。 3) 販売実績当連結会計年度における販売実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称販売高(百万円)前年度比(%)日本354,48097.3米州271,88998.4欧州190,51798.5アジア他168,55796.8セグメント間取引消去△159,85792.9合計825,58798.7 (注) 相手先別の販売実績は、総販売実績の100分の10以上の相手先がないため、記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容当社グループに関する経営成績等の状況の分析・検討内容は原則として連結財務諸表に基づいて分析した内容です。なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2025年6月26日)現在において当社グループが判断したものです。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成しております。この連結財務諸表の作成に当たりましては、会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に与える見積りを必要とします。これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況」 1 (1) 連結財務諸表 の「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しておりますが、特に以下の項目が連結財務諸表の作成に影響を及ぼすと考えております。1) 収益の認識基準当社グループの顧客との契約から生じる収益は、約束した財又はサービスを顧客に移転することにより履行義務を充足した時に又は充足するにつれて収益を認識しております。2) 貸倒引当金の計上基準当社グループは、売上債権等の貸倒損失に備えて、回収不能となる見込額を貸倒引当金として計上しております。将来、顧客の財務状況が悪化し支払能力が低下した場合には、引当金の追加計上又は貸倒損失が発生する可能性があります。3) 有価証券の減損処理当社グループは、金融機関や販売又は仕入に係る取引会社の株式を保有しております。これらの株式は、株式市場の価格変動リスクを負っているため、合理的な基準に基づいて減損処理を行っております。将来、株式市場が悪化した場合には、有価証券評価損を計上する可能性があります。4) 繰延税金資産の回収可能性の評価当社グループは、繰延税金資産の回収可能性を評価するに際して、将来の課税所得を合理的に見積もっております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積額が減少した場合は繰延税金資産が減額され、税金費用が計上される可能性があります。 5) 退職給付費用及び負債の前提条件当社グループは、退職給付費用及び債務を割引率、将来の報酬水準、退職率、直近の統計数値に基づいて算出される死亡率、及び年金資産の期待運用収益率などに基づいて合理的に見積もっております。これらの前提条件が変化した場合には、実際の結果が見積りと異なる可能性があります。その影響は発生の都度、負債に計上され、将来にわたって規則的に費用計上されるため、費用及び負債に影響を及ぼす可能性があります。6) 固定資産の減損処理当社グループが有する固定資産のうち、「固定資産の減損に係る会計基準」において対象とされるものについては、損益報告や経営計画などの企業内部の情報、経営環境や資産の市場価格などの企業外部の要因に関する情報に基づき、資産又は資産グループ別に減損の兆候の有無を確認し、企業環境の変化や経済事象の発生によりその帳簿価額の回収が懸念されているかなど、減損損失の認識を判定しております。この判定により減損損失を認識すべきと判断した場合には、その帳簿価額を回収可能価額まで減損処理を行っております。経営・市場環境といった企業外部要因等の変化により、回収可能価額が変更された場合には、減損損失の金額の増加又は新たな減損損失の認識の可能性があります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容1) 売上高の分析当連結会計年度の売上高は825,587百万円となり、前連結会計年度に比べ10,698百万円(1.3%)減少しました。為替の影響による増加額26,442百万円を考慮しますと、実質では37,140百万円の減少となりました。なお、海外売上高は614,912百万円となり、前連結会計年度に比べ11,348百万円(1.8%)減少しました。売上高に占める海外売上高の割合は74.5%(米州33.1%、欧州20.3%、アジア他21.1%)となり、前連結会計年度に比べ0.4ポイント低下しました。2) 売上原価、販売費及び一般管理費の分析当連結会計年度の売上原価は684,221百万円となり、対売上高比率は82.9%と前連結会計年度に比べ0.3ポイント上昇しました。また、販売費及び一般管理費は118,406百万円となり、対売上高比率は14.3%と前連結会計年度に比べ0.3ポイント上昇しました。3) 営業利益の分析当連結会計年度の営業利益は22,959百万円となり、前連結会計年度に比べ5,190百万円(18.4%)減少しました。売上高営業利益率は2.8%となり、前連結会計年度に比べ0.6ポイント低下しました。4) 営業外収益及び費用の分析当連結会計年度の営業外収益及び費用は、12,485百万円の費用超過となりました。収益は受取利息1,898百万円、持分法による投資利益856百万円、受取配当金101百万円などにより5,896百万円となり、前連結会計年度に比べ284百万円の増加となりました。費用は支払利息8,968百万円、為替差損4,397百万円などにより18,381百万円となり、前連結会計年度に比べ4,621百万円の増加となりました。5) 経常損益の分析当連結会計年度の経常利益は10,475百万円となり、前連結会計年度に比べ9,526百万円(47.6%)減少しました。売上高経常利益率は1.3%となり、前連結会計年度に比べ1.1ポイント低下しました。6) 特別損益の分析当連結会計年度の特別利益は、有形固定資産売却益747百万円を計上し、前連結会計年度に比べ3,817百万円減少しました。また特別損失は、減損損失11,735百万円、事業再編損7,171百万円、独占禁止法関連損失909百万円を計上し、前連結会計年度に比べ11,802百万円増加しました。7) 親会社株主に帰属する当期純利益の分析当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純損失は23,801百万円(前連結会計年度は10,568百万円の親会社株主に帰属する当期純利益)となりました。売上高当期純利益率は△2.9%(△は親会社株主に帰属する当期純損失、前連結会計年度の売上高当期純利益率は1.3%)となりました。 8) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等についての分析当社は2024年4月より約10年後に目指す姿として、新たに「2035年度の姿と目標指標」を設定しました。OEMと補修の両輪で安定的に稼ぐ事業構造へ変革することで、景気変動下においても株主資本コストを安定して上回るROEの継続と、カーボンニュートラルの達成、並びに豊かな人づくりの実現を目指します。さらに、それに向けて、2024年4月から開始した中期経営計画「DRIVE NTN100」Finalにおける最終年度の目標値、及び当連結会計年度における実績は下表のとおりであります。 目標とする経営指標(連結)2025年3月期実績2027年3月期目標売上高825,587百万円830,000百万円営業利益22,959百万円50,000百万円営業利益率2.8%6.0%特別損益△19,068百万円△5,000百万円当期純利益△23,801百万円21,500百万円棚卸資産回転率3.4回4.5回ROIC2.6%6.2%ROE△9.6%8.0%自己資本比率27.2%30.0%ネットD/Eレシオ1.00.7 この結果を受け、中期経営計画最終年度の目標値、さらには2035年度の姿に向けて、翌連結会計年度において比例費の削減や売価転嫁などの施策を推進し、これらの実現に向けて一層注力してまいります。なお、事業活動におけるCO₂排出量削減の状況については、「2.サステナビリティに関する考え方及び取組 (1) サステナビリティ全般[指標及び目標]」に記載のとおりであります。 事業形態別の業績につきましては、以下のとおりであります。前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)(単位:百万円)事業形態外部顧客への売上高営業利益軸受他事業346,77717,699CVJアクスル事業489,50810,449連結合計836,28528,149 当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)(単位:百万円)事業形態外部顧客への売上高営業利益軸受他事業340,70313,680CVJアクスル事業484,8839,279連結合計825,58722,959 (a) 軸受他事業客先需要の低減などにより売上高は340,703百万円(前連結会計年度比1.8%減)となりました。営業損益は売価転嫁や配賦方法の見直しによる共通費の減少などはありましたが、販売規模減の影響などにより13,680百万円の営業利益(前連結会計年度比22.7%減)となりました。(b) CVJアスクル事業客先需要の低減などはありましたが、為替の影響もあり売上高は484,883百万円(前連結会計年度比0.9%減)となりました。営業損益は売価転嫁や比例費の削減などはありましたが、販売規模減の影響や配賦方法の見直しによる共通費の増加などにより9,279百万円の営業利益(前連結会計年度比11.2%減)となりました。 ③ 資本の財源及び資金の流動性についての分析当社では、営業活動で獲得したキャッシュ・フローと、投資活動で支出したキャッシュ・フローを合計したフリー・キャッシュ・フローを重要な指標の1つとしています。この指標を基に成長投資や運転資金への充当、または、負債の返済や新たな資金調達の要否を検討するとともに、フリー・キャッシュ・フロー創出のための施策を立案・推進し、財務体質の強化を図っています。また、財務体質の強化を図る指標として、自己資本比率、ネットD/Eレシオ等を使用しています。また、当社グループが事業活動を維持拡大するために必要な資金を安定的に確保するため、営業活動で獲得した自己資金と外部資金を有効に活用しています。外部からの資金については、調達コストの低減を図りながら資金調達手段の多様化と資本効率の向上を目的に、金融機関からの借入、社債の発行、営業債権の流動化を行っています。取引金融機関とは長年に亘って築き上げてきた良好な関係を維持しており、資金調達に関しては問題なく実施可能と認識しています。更に、当社の一部子会社間については、当社グループが保有する資金をグループ内で効率的に活用するグローバル・キャッシュ・マネジメントシステムを金融機関と構築し、2022年9月より運用しております。それにより資金の偏在をならし、資金の効率化や流動性の確保を図っています。 1) 財政状態の分析流動資産は前連結会計年度末に比べ29,067百万円(5.2%)減少し、533,861百万円となりました。これは主に、商品及び製品の減少8,943百万円、受取手形及び売掛金の減少8,592百万円、仕掛品の減少6,333百万円によります。固定資産は前連結会計年度末に比べ24,761百万円(7.1%)減少し、322,563百万円となりました。これは主に機械装置及び運搬具の減少11,196百万円、無形固定資産の減少5,673百万円、建物および構築物の減少5,177百万円、繰延税金資産の減少3,961百万円、投資有価証券の増加965百万円によります。この結果、総資産は前連結会計年度末に比べ53,827百万円(5.9%)減少し、856,425百万円となりました。流動負債は前連結会計年度末に比べ62,607百万円(17.4%)増加し、422,513百万円となりました。これは主に1年内償還予定の社債の増加40,000百万円、1年内償還予定の転換社債型新株予約権付社債の増加22,035百万円、短期借入金の増加15,578百万円、未払費用などのその他の減少2,664百万円によります。固定負債は前連結会計年度末に比べ84,310百万円(31.3%)減少し、185,213百万円となりました。これは主に社債の減少50,000百万円、転換社債型新株予約権付社債の減少22,084百万円、長期借入金の減少13,599百万円によります。この結果、負債合計は前連結会計年度末に比べ21,704百万円(3.4%)減少し、607,726百万円となりました。純資産合計は前連結会計年度末に比べ32,123百万円(11.4%)減少し、248,699百万円となりました。これは主に利益剰余金の減少29,383百万円、為替換算調整勘定の減少1,989百万円によります。 なお、自己資本比率は27.2%(前連結会計年度末比1.8ポイント低下)となり、期末発行済株式総数に基づく1株当たり純資産額は439.89円(前連結会計年度末比57.94円減)となりました。有利子負債は前連結会計年度末に比べ8,072百万円(2.2%)減少し、353,992百万円となりました。為替の影響による増加額2,157百万円を考慮しますと実質では10,229百万円の減少となりました。なお、有利子負債依存度は41.3%(前連結会計年度末比1.5ポイント上昇)となりました。正味運転資本は111,348百万円となり前連結会計年度末比91,672百万円減少しました。また流動比率は126.4%(前連結会計年度末比30.0ポイント減少)となりました。棚卸資産回転率は3.4回(前連結会計年度末比0.2回増加)、総資産回転率は1.0回(前連結会計年度末比0.1回増加)となりました。2) キャッシュ・フローの分析営業活動の結果得られた資金は45,623百万円(前連結会計年度比19,480百万円、29.9%の減少)となりました。主な内訳は減価償却費42,379百万円の収入、法人税等の支払額10,793百万円の支出であります。投資活動の結果使用した資金は25,960百万円(前連結会計年度比990百万円、4.0%の増加)となりました。主な内訳は有形固定資産の取得による支出23,535百万円であります。財務活動の結果使用した資金は18,708百万円(前連結会計年度比11,504百万円、38.1%の減少)となりました。主な内訳は長期借入金の返済による支出46,723百万円に対して、長期借入れによる収入34,000百万円であります。これらの増減に換算差額△508百万円を算入しました結果、当期末における現金及び現金同等物は127,712百万円となり、前連結会計年度末に比べ445百万円(0.3%)の増加となりました。なお、営業活動による資金と投資活動による資金を合算したフリー・キャッシュ・フローは19,663百万円となりました。また、売上高営業キャッシュ・フロー比率は5.5%となりました。 ④ 経営成績に重要な影響を与える要因について「第2 事業の状況」「3.事業等のリスク」及び「4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」「(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容」の①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定に記載しています。
役員の状況 FY2025 / 約8,674字
(2) 【役員の状況】① 役員一覧男性 18名 女性 2名 (役員のうち女性の比率 10.0%)1) 取締役の状況役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(千株)取締役指名委員会委員報酬委員会委員鵜飼 英一1957年2月1日生1980年4月当社入社2001年4月当社岡山製作所品質保証部長2003年2月当社磐田製作所品質保証部長2005年1月当社品質管理部長2006年2月当社宝塚製作所品質保証部長2007年1月当社宝塚製作所副所長(兼)品質保証部長2009年2月当社品質管理部長2011年4月当社執行役員2014年4月当社常務執行役員2017年6月当社取締役(現任)2019年6月当社執行役常務2021年4月当社執行役社長(現任)(注)2200取締役報酬委員会委員山本 正明1961年3月17日生1986年4月当社入社2007年10月当社財務本部財務経理部長2011年4月当社経営戦略本部経営管理部長2013年12月当社財務本部経営管理部長(兼)関係会社管理部長2014年8月当社中国地区副総支配人恩梯恩(中国)投資有限公司董事2015年4月当社執行役員2019年6月当社執行役(現任)2022年6月当社取締役(現任)(注)274取締役木下 俊平1962年1月13日生1988年4月当社入社2009年3月S.N.R. ROULEMENTS(現NTN Europe S.A.)部長2013年11月NTN TRANSMISSIONS EUROPE副社長2014年10月当社財務本部副本部長2018年4月当社中国地区副総支配人(兼)恩梯恩(中国)投資有限公司副総経理2021年4月当社経営戦略本部副本部長(兼)経営企画部長2022年4月当社執行役(現任)2023年6月当社取締役(現任)(注)267取締役孝橋 宏二1960年10月21日生1983年4月当社入社2010年2月当社経営戦略本部IR·広報部長2015年4月当社経営戦略本部副本部長(兼)広報·IR部長(兼)情報企画部長2016年4月当社経営戦略本部副本部長(兼)情報企画部長2020年4月当社情報企画部長2022年4月当社執行役(現任)2025年6月当社取締役(現任)(注)243取締役監査委員会委員江上 正樹1957年12月26日生1980年4月当社入社2009年7月当社要素技術研究所長2011年4月当社先端技術研究所長2012年4月当社環境・知財部長2012年8月当社環境・知財部長(兼)商品化戦略部長2014年4月当社自動車事業本部副本部長2014年10月当社商品開発研究所長2015年4月当社執行役員2017年4月当社常務執行役員2019年6月当社執行役(2024年3月退任)2020年7月当社取締役(現任)(注)264 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(千株)取締役指名委員会委員監査委員会委員播磨 悦1959年4月3日生1983年4月当社入社2007年4月当社品質管理部長2009年2月当社磐田製作所品質保証部長2010年10月当社岡山製作所副所長(兼)品質保証部長2011年6月当社自動車事業本部副本部長(兼)岡山製作所長2011年7月当社自動車事業本部副本部長(兼)岡山製作所長(兼)株式会社NTN赤磐製作所社長2011年10月当社執行役員2021年4月当社執行役(2025年3月退任)2025年6月当社取締役(現任)(注)296取締役指名委員会委員監査委員会委員川上 良1967年10月1日生1999年4月弁護士登録(大阪弁護士会)大阪西総合法律事務所(現 弁護士法人大阪西総合法律事務所)入所2011年4月大阪大学大学院高等司法研究科特任教授2015年6月当社社外監査役2019年6月当社社外取締役(現任)2020年4月大阪大学大学院高等司法研究科教授(2023年3月退官)2024年4月弁護士法人大阪西総合法律事務所代表社員(現任)(注)2― 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(千株)取締役取締役会議長報酬委員会委員小松 百合弥1962年10月18日生1986年4月野村證券株式会社入社1988年4月クレディスイス信託銀行株式会社入行1990年4月スパークス投資顧問株式会社(現 スパークス・グループ株式会社)入社1996年5月The Dreyfus Corporation入社1999年12月Fiduciary Trust Company International入社2000年9月インテラセット株式会社入社2004年11月Worldeye Capital Inc.入社2006年6月Olympus Capital Holdings Asia入社2010年7月大和クオンタム・キャピタル株式会社入社2010年8月大塚化学株式会社執行役員(2012年12月退任)2012年8月株式会社ドワンゴ顧問2013年1月株式会社ドワンゴ執行役員2014年10月株式会社KADOKAWA・DWANGO(現 株式会社KADOKAWA)取締役株式会社ドワンゴ取締役(2021年6月退任)2017年6月カドカワ株式会社(現 株式会社KADOKAWA)執行役員(2019年2月退任)2020年7月当社社外取締役(現任)2021年6月株式会社ドリームインキュベータ社外取締役(現任)2021年9月IAパートナーズ株式会社マネージング・ディレクター2022年6月株式会社ダイセル社外取締役(現任)2023年1月IAパートナーズ株式会社取締役(2024年4月退任)(注)210取締役指名委員会委員長報酬委員会委員村越  晃1958年6月27日生1982年4月三菱商事株式会社入社2012年4月同社執行役員2017年4月同社常務執行役員2017年6月同社取締役常務執行役員2021年4月同社代表取締役常務執行役員2022年4月同社取締役(2022年6月退任)2022年6月当社社外取締役(現任)2023年6月三菱商事株式会社常勤監査役(現任)(注)25取締役指名委員会委員監査委員会委員長木谷 泰夫1962年7月28日生1986年4月株式会社三和銀行(現 株式会社三菱UFJ銀行)入行2012年6月株式会社三菱東京UFJ銀行(現 株式会社三菱UFJ銀行)執行役員(2015年5月退任)2013年7月株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ執行役員(2015年5月退任)2015年6月三菱UFJニコス株式会社常務執行役員(2019年6月退任)2019年6月株式会社T&Tアド代表取締役社長(2023年6月退任)2023年6月当社社外取締役(現任)(注)25 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(千株)取締役監査委員会委員報酬委員会委員長塔下 辰彦1956年1月14日生1980年4月伊藤忠商事株式会社入社2010年4月伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社執行役員2013年4月同社取締役(兼)常務執行役員2016年4月同社取締役(兼)専務執行役員2017年4月同社代表取締役副社長2020年4月同社代表取締役社長2023年4月同社相談役(2024年3月退任)2024年6月当社社外取締役(現任)日本製罐株式会社社外取締役(現任)(注)22取締役報酬委員会委員和田 浩美1960年7月24日生1983年4月松下電器産業株式会社(現パナソニック ホールディングス株式会社)入社2010年4月パナソニック株式会社(現パナソニック ホールディングス株式会社)理事2016年3月非営利標準化団体LinuxFoundation理事2020年8月パナソニック株式会社 オートモーティブ社(現パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社)顧問2021年6月株式会社今仙電機製作所社外取締役(2024年6月退任)堺化学工業株式会社社外取締役(2025年6月退任予定)2022年6月株式会社i-Golfスタジオ(現株式会社HIROZ)代表取締役(現任)2022年10月パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社非常勤顧問(現任)2023年3月株式会社シマノ社外取締役(現任)2025年6月当社社外取締役(現任)テイ・エス テック株式会社社外取締役(現任)(注)2―計569 (注) 1.取締役川上良、小松百合弥、村越晃、木谷泰夫、塔下辰彦、和田浩美の6氏は、社外役員(会社法施行規則第2条第3項第5号)に該当する社外取締役(会社法第2条第15号)であります。2.取締役の任期は、2025年3月期に係る定時株主総会の終結の時から2026年3月期に係る定時株主総会の終結の時までであります。3.取締役川上良氏は、2025年6月27日付で、三精テクノロジーズ株式会社の社外監査役に就任予定であります。4.取締役小松百合弥氏は、2025年6月27日付で、東京ガス株式会社の社外取締役に就任予定であります。 2) 執行役の状況 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(千株)代表執行役執行役社長CEO(最高経営責任者)(兼)グループ経営本部長鵜飼 英一1957年2月1日生1) 取締役の状況参照(注)200代表執行役CFO(最高財務責任者)(兼)欧州・アフリカ州地区担当山本 正明1961年3月17日生1) 取締役の状況参照(注)74執行役品質統括本部・複合材料商品事業部・インド地区担当市川 博幸1960年4月18日生1984年4月当社入社2006年8月当社岡山製作所品質保証部長2010年10月当社磐田製作所ニードルベアリング工場長2011年4月当社磐田製作所副所長(兼)ニードルベアリング工場長2013年1月恩梯恩LYC(洛陽)精密軸承有限公司部長級2013年6月恩梯恩LYC(洛陽)精密軸承有限公司社長級2015年12月恩梯恩LYC(洛陽)精密軸承有限公司社長2018年1月当社中国地区副総支配人(兼)恩梯恩(中国)投資有限公司副総経理2018年4月当社産業機械事業本部副本部長(兼)桑名製作所長2021年4月当社執行役(現任)(注)48執行役SCM戦略本部長中国地区・生産技術本部担当皆見 章行1960年5月18日生1983年4月当社入社2005年8月当社生産技術研究所企画管理部長2008年1月当社生産技術研究所長(兼)企画管理部長2011年10月南京恩梯恩精密機電有限公司社長級2015年4月当社生産戦略部長2017年4月当社執行役員2020年4月当社執行役(現任)(注)69執行役グループ経営本部副本部長人材戦略部・人事部・総務部・法務部担当川端 恭弘1963年5月13日生1986年4月当社入社2008年4月当社財務本部投資フォロー部長2008年12月当社財務本部予算部長2012年10月当社財務本部経理部長2015年10月当社欧州・アフリカ州地区副総支配人2021年4月当社人事本部副本部長(兼)グローバル人材育成部長2022年4月当社執行役(現任)(注)28執行役グループ経営本部副本部長財務戦略部・ESG推進部・経理部・内部統制推進部担当菊田 剛1971年1月19日生1995年4月当社入社2014年10月当社岡山製作所管理部長2018年5月当社財務本部経営管理部長2022年4月当社財務本部長2023年4月当社グループ経営本部財務戦略部長2025年4月当社執行役(現任)(注)―執行役グループ経営本部副本部長経営戦略部・カーボンニュートラル戦略推進部・米州地区担当NTN USA CORP. 取締役会長木下 俊平1962年1月13日生1) 取締役の状況参照(注)67執行役グループ経営本部副本部長コーポレート・コミュニケーション部・ICT戦略部担当孝橋 宏二1960年10月21日生1) 取締役の状況参照(注)43 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(千株)執行役CVJアクスル事業本部長楯岡 生也1963年3月6日生1985年4月当社入社2014年6月当社自動車事業本部パワートレーン技術部長2017年1月NTN BEARING CORP. OF AMERICA副社長2021年4月NTN USA CORP.副社長(兼)NTN BEARING CORP. OF AMERICA副社長2022年4月当社自動車事業本部自動車軸受製品ユニット長2024年4月当社執行役(現任)(注)18執行役事業構造改革担当谷尾 雅之1964年1月21日生1986年4月当社入社2006年4月当社生産技術研究所生産技術開発部長2008年8月株式会社NTN三重製作所第二工場長2010年10月当社桑名製作所大型工場長2013年4月株式会社NTN宝達志水製作所社長2015年4月当社生産技術研究所長2019年10月当社生産本部生産改革推進部長当社生産技術研究所長2021年4月当社産業機械事業本部副本部長(兼)桑名製作所長2023年4月当社アセアン・大洋州・西アジア地区総支配人2024年4月当社執行役(現任)(注)7執行役CTO(最高技術責任者)研究部門・未来創造開発本部・新商品戦略部・知的財産戦略部担当中野 賀泰1962年8月3日生1985年4月当社入社2012年4月当社自動車事業本部自動車技術部長2020年4月当社商品開発研究所長2021年12月当社岡山製作所長当社自動車事業本部事業戦略本部アクスル製品ユニット長2024年4月当社執行役(現任)(注)6執行役軸受事業本部長 アセアン・大洋州・西アジア地区・NTN KOREA CO.,LTD.担当柳田 圭治1964年8月17日生1988年4月当社入社2014年7月当社アセアン・大洋州地区総支配人室部長級2018年4月当社アセアン・大洋州地区副総支配人2020年10月当社アフターマーケット事業本部副本部長2023年4月当社中国地区総支配人室総支配人(兼)廣州恩梯恩裕隆傅動系統有限公司董事長(兼)襄陽恩梯恩裕隆傅動系統有限公司董事長(兼)恩梯恩(中国)投資有限公司 董事長兼総経理2025年4月当社執行役(現任)(注)1計566 (注) 執行役の任期は、2025年4月1日から2026年3月31日までであります。 ② 社外取締役の状況当社は、社外取締役の選任にあたっては、以下に記載の「取締役選任基準」及び「社外取締役の独立性基準」により、資質と独立性を考慮の上、決定しております。提出日現在の社外取締役6名は全員これらの基準を満たしており、いずれも当社との間に特別な利害関係はなく、社外取締役全員を株式会社東京証券取引所の定めに基づく独立役員として指定し、同取引所に届け出ております。 <取締役選任基準>・心身ともに健康であること。・高い倫理観、遵法精神を有していること。・客観的な観点から、建設的な議論ができること。・自らの資質向上に努める意欲が旺盛なこと。・全社的、中長期的な観点から判断する能力に優れていること。・環境、社会の変化に対する先見性、洞察力に優れていること。・各分野における十分な実績、専門性を有していること。(経営者あるいは専門性)・社外取締役については、(1) 職務遂行に十分な時間が取れること、(2) 別途定める独立性基準を満たしていること、(3) 社外取締役間の多様性が確保できること、(4) 三委員会のいずれかの委員としての職務を遂行する資質を有していること。 <社外取締役の独立性基準>社外取締役は、当社グループからの独立性を確保するため、以下の各号に掲げる要件のいずれにも該当しなければならない。(1) 当社グループの業務執行取締役(会社法2条15号(会社法が改正された場合は改正後の条数による同様の規定)の定義による。)、執行役、会計参与または使用人(以下「業務執行取締役等」という。)でなく、かつ、その就任の前10年間当社グループの業務執行取締役等でなかったこと。(2) 就任時および就任の前3年間、以下に該当しないこと。ア ① 当社の大株主(総議決権の10%以上を保有する者をいい、間接保有形態を含む。以下同じ。)または大株主である組織の業務執行取締役でない取締役および業務執行取締役等② 当社グループが大株主である組織の業務執行取締役等イ 当社グループの主要な借入先(直近の会計年度末日時点において当社連結総資産の2%以上の負債を負担する先をいう。)または主要な借入先である組織の業務執行取締役等ウ 当社グループの主幹事証券会社の業務執行取締役等エ ① 当社グループの主要な取引先(当社グループが物品又は役務の対価として直近3会計年度のいずれかにおいて受け取った金額が当社グループの直近の会計年度の連結売上高の2%以上となる取引先をいう。以下同じ。)または主要な取引先である組織の業務執行取締役等② 当社グループを主要な取引先とする者(当社グループがその者に対して物品又は役務の対価として直近3会計年度のいずれかにおいて支払った金額がその者の直近の会計年度の連結売上高の2%以上となる者をいう。)またはその組織の業務執行取締役等オ 当社グループの会計監査人である監査法人に所属する者カ コンサルタント、会計専門家または法律専門家として、社外取締役としての報酬以外に、当社グループから直近の3会計年度の平均で1,000万円以上の金銭その他の財産を受け取った者または当社グループから直近の3会計年度の平均で多額の金銭その他の財産(1,000万円以上または当該団体の同期間の平均の売上高もしくは収入額の2%以上のいずれか高い方の額をいう。)を受け取った団体に所属する者キ 当社グループから直近の3会計年度の平均で多額の寄付金(1会計年度あたり1,000万円以上をいう。)を受け取った者または多額の寄付金を受け取った団体に所属する者ク 当社グループと役員の相互就任の関係にある者(当社グループの役員、使用人が役員等である組織について、その組織に所属する者が当社グループの役員となる場合をいう。) (3) 以下の者の近親者(配偶者および2親等以内の親族をいう。)でないこと。ア 就任時に当社グループの業務執行取締役等であり、または、就任の前10年間に当社グループの業務執行取締役等であった者イ 第(2)号のいずれかに該当する者(重要でない使用人および所属する者は除く。) 社外取締役川上良氏は、企業法務に精通する弁護士としての豊富な経験に基づく幅広い知見等を有しており、業務執行者から独立した立場での適切な発言等、職務を通じて経営の透明性・公正性を高める観点から監督を行うことで当社の持続的な企業価値の向上を図ることが期待できるため、社外取締役に選任しております。 社外取締役小松百合弥氏は、株式会社ドワンゴの取締役等の経営者としての豊富な経験に基づく幅広い知見等を有しており、業務執行者から独立した立場での適切な発言等、職務を通じて経営の透明性・公正性を高める観点から監督を行うことで当社の持続的な企業価値の向上を図ることが期待できるため、社外取締役に選任しております。 社外取締役村越晃氏は、三菱商事株式会社の代表取締役常務執行役員等の経営者としての豊富な経験に基づく幅広い知見等を有しており、業務執行者から独立した立場での適切な発言等、職務を通じて経営の透明性・公正性を高める観点から監督を行うことで当社の持続的な企業価値の向上を図ることが期待できるため、社外取締役に選任しております。 社外取締役木谷泰夫氏は、長年の銀行における経験と財務等に関する知見等を有しており、業務執行者から独立した立場での適切な発言等、職務を通じて経営の透明性・公正性を高める観点から監督を行うことで当社の持続的な企業価値の向上を図ることが期待できるため、社外取締役に選任しております。なお同氏は当社のメインバンクである株式会社三菱東京UFJ銀行(現 株式会社三菱UFJ銀行)出身者でありますが、退任して相当期間が経過し、かつ当社は複数の金融機関と取引しております。また、同氏は株式会社T&Tアドの元代表取締役社長であります。当社は同社に屋外広告塔の管理業務等を委託しておりますが、同社売上高に占めるその割合は軽微(0.1%未満)であります。 社外取締役塔下辰彦氏は、伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社の代表取締役社長等の経営者としての豊富な経験に基づく幅広い知見等を有しており、業務執行者から独立した立場での適切な発言等、職務を通じて経営の透明性・公正性を高める観点から監督を行うことで当社の持続的な企業価値の向上を図ることが期待できるため、社外取締役に選任しております。なお当社は同社から鋼材等を調達しておりますが、同社売上高に占めるその割合は軽微(0.1%未満)であります。 社外取締役和田浩美氏は、パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社の出身者であり、技術・研究部門、IT技術部門における豊富な経験に基づく幅広い知見等を有しており、業務執行者から独立した立場での適切な発言等、職務を通じて経営の透明性・公正性を高める観点から監督を行うことで当社の持続的な企業価値の向上を図ることが期待できるため、社外取締役に選任しております。なお、当社は同社に軸受等を販売しておりますが、当社売上高に占めるその割合は軽微(0.1%未満)であります。

※ 出典: EDINET DB API より取得した有価証券報告書(2025年度)。 全文は 金融庁 EDINET でご確認ください。