株式会社髙島屋 8233

小売業 JP 健全性: A (78点)

データ取得日: 2026-06-21 | 過去15年分の財務データを掲載

業績推移

業績予想 次期通期予想(2026-04-14 発表)

項目 予想値 直近通期実績(2026年度) 増減
売上高 5,030億円 4,924億円 +2.2%
営業利益 575億円 535億円 +7.4%
純利益 380億円 ▲82億円 -563.8%
EPS 129.68円 -27.44円 -572.6%
1株配当 (DPS) 20.00円 34.00円 -41.2%

※ 業績予想は企業発表値です。期末決算と同時に発表された次期予想です。 * 印は当サイトが PBR×BPS から推定した株価をもとに独自計算した参考指標です。

財務指標(2026年度)

主要指標

ROE -1.7%
PER -72.1倍
PBR
配当利回り
配当性向

収益性

ROA -0.6%
売上総利益率 60.9%
営業利益率 10.9%
純利益率 -1.7%

成長性

前年比 3Y CAGR 5Y CAGR
売上高 -1.2% +3.5% -6.3%
営業利益 -6.9%
純利益
EPS

安全性

自己資本比率 35.5%
流動比率 67.1%
D/Eレシオ 0.87倍

派生指標 参考

時価総額*
ネットキャッシュ* ▲3,370億円
Net Debt/EBITDA* 3.86倍
EV/EBITDA*
FCFマージン* 3.8%
DOE* 2.21%

* 印は当サイトが EDINET から取得した財務データをもとに独自に計算した参考指標です。 EDINETから直接取得した数値ではないため、実際の市場値や各種データソースの公表値と乖離する場合があります。 投資判断は必ず一次情報をご確認ください。

業種比較 業種: 小売業 日経225内同業 11社

指標 自社 日経225 同業平均
(11社)
EDINET 全体平均
(326社)
同業平均との偏差
ROE -1.7% 14.3% 9.7% -15.99pt
PER -72.1倍 30.1倍 -102.22
PBR 3.71倍
配当利回り 2.09%
配当性向 47.6%
ROA -0.6% 6.6% -7.22pt
売上総利益率 60.9% 55.0% +5.88pt
営業利益率 10.9% 12.6% 2.9% -1.73pt
純利益率 -1.7% 8.5% -10.18pt

※「日経225 同業平均」は当サイトで日経225採用銘柄から自前集計した値。 「EDINET 全体平均」は EDINET DB API が返す上場企業全体(中小・赤字含む)の平均で、ROE と営業利益率のみ提供されます。 偏差はパーセンテージポイント(pt)または倍率差。

キャッシュフロー(2026年度)

営業CF 538億円
投資CF ▲349億円
財務CF ▲318億円
設備投資 436億円
現金等残高 774億円
年度 営業CF 投資CF 財務CF フリーCF 設備投資 現金等残高
2026 538億円 ▲349億円 ▲318億円 189億円 436億円 774億円
2025 725億円 ▲397億円 ▲418億円 328億円 294億円 886億円
2024 595億円 ▲385億円 ▲206億円 210億円 304億円 929億円
2023 365億円 ▲107億円 ▲324億円 258億円 250億円 886億円
2022 210億円 ▲371億円 ▲48億円 ▲161億円 345億円 890億円
2021 437億円 ▲270億円 23億円 167億円 325億円 1,053億円
2020 406億円 ▲234億円 ▲235億円 172億円 425億円 884億円
2019 679億円 ▲858億円 172億円 ▲179億円 947億円
2018 369億円 ▲623億円 142億円 ▲254億円 951億円
2017 423億円 ▲91億円 ▲42億円 331億円 1,038億円
2016 256億円 ▲161億円 ▲192億円 96億円 735億円
2015 410億円 ▲1,160億円 116億円 ▲750億円 865億円
2014 406億円 ▲304億円 644億円 102億円 1,451億円
2013 441億円 ▲285億円 ▲329億円 157億円 640億円
2012 319億円 ▲164億円 ▲82億円 156億円 761億円

※ フリーCF = 営業CF + 投資CF(投資CFは通常マイナス)。設備投資額は絶対値で表示。

損益計算書(2026年度)

項目 金額 売上比
売上高 4,924億円 100.0%
売上原価 1,928億円 39.2%
売上総利益 2,996億円 60.8%
販管費 2,461億円 50.0%
営業利益 535億円 10.9%
経常利益 569億円 11.6%
純利益 ▲82億円 -1.7%

※ 会計基準: 日本基準 (JP GAAP) / 有報提出日: 2026-05-20 11:00。 売上原価・売上総利益・販管費が「—」の項目は EDINET に該当データが無いことを示します(金融・通信・IFRS企業など)。

貸借対照表(2026年度)

項目 金額 総資産比
資産
総資産 13,462億円 100.0%
現金等 774億円 5.8%
その他資産 12,688億円 94.2%
負債・純資産
総負債 8,685億円 64.5%
有利子負債 4,145億円 30.8%
その他負債 4,540億円 33.7%
純資産 4,777億円 35.5%
自己資本 3,957億円 29.4%
うち利益剰余金 3,070億円 22.8%
非支配株主持分等 820億円 6.1%

※「その他資産」「その他負債」は EDINET 取得値から計算で算出(その他資産 = 総資産 − 現金等、その他負債 = 総負債 − 有利子負債)。 利益剰余金は自己資本に含まれる内訳項目です。 総資産 = 総負債 + 純資産 が成立しない場合はデータの整合性をご確認ください。

事業規模・コスト構造(2026年度)

従業員数 6,518人 1人当たり売上 76百万円
研究開発費
減価償却費 338億円 売上比 6.86%

※「1人当たり売上」「売上比%」はサイト内で計算した派生指標です。 研究開発費は製造業以外では非開示の場合があります(サービス業・金融業など)。

信用評価履歴 EDINET DB スコア(過去15年分)

健全性スコア (2026年度) 78点 ランク A
業種ベンチマーク 全体的に標準的な水準。差別化のための強みの明確化が課題 強み 2項目 / 弱み 2項目
直近の評価コメントを見る (2026年度)

信用評価

注意すべきリスク要因があります。純利益が前年比-121%の大幅減少

投資評価

PER -72.1倍で割安圏。注意点: PERがマイナス(赤字)。バリュエーション評価不可

※ EDINET DB API が独自の指標と業種ベンチマークから算出するスコア・ランク・コメントです。 S = 90点以上 / A = 75-89点 / B = 60-74点 / C/D = それ未満。

直近の決算短信

開示日時タイトル区分売上高前年比 営業利益前年比 純利益前年比EPS PDF
2026-04-14 15:30 2026年2月期 決算短信〔日本基準〕(連結) Q4 4,924億円 -1.2% 535億円 -6.9% ▲82億円 -27.4 PDF
2025-10-14 2026年2月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結) Q2 4,872億円 237億円 212億円 70.1
2025-06-30 2026年2月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) Q1 2,412億円 126億円 70億円 23.1
2025-04-14 2025年2月期 決算短信〔日本基準〕(連結) Q4 10,327億円 575億円 395億円 126.3
2024-12-24 2025年2月期 第3四半期 決算短信〔日本基準〕(連結) Q3 7,543億円 415億円 261億円 82.8
業績概況・今後の見通し(2026-04-14 発表分) 約40,357字

qualitative
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………

(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………

(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………

(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………

(4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………

(5)資本政策の基本的な方針 ………………………………………………………………………
11
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………
11
3.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………
12
(1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………
12
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………
14
連結損益計算書 …………………………………………………………………………………
14
連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………………
16
(3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………
17
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………
19
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………
21
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………
21
(会計方針の変更に関する注記)………………………………………………………………
21
(当連結会計年度における重要な子会社の異動)……………………………………………
21
(表示方法の変更) ……………………………………………………………………………
21
(連結貸借対照表に関する注記) ……………………………………………………………
22
(連結損益計算書に関する注記) ……………………………………………………………
24
(連結キャッシュ・フロー計算書関係) ……………………………………………………
27
(セグメント情報等の注記) …………………………………………………………………
28
(1株当たり情報) ……………………………………………………………………………
33
(重要な後発事象) ……………………………………………………………………………
34
4.個別財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………
35
(1)貸借対照表 ………………………………………………………………………………………
35
(2)損益計算書 ………………………………………………………………………………………
38
(3)株主資本等変動計算書…………………………………………………………………………
39
(4)個別財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………
41
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………
41
(表示方法の変更) ……………………………………………………………………………
41
(貸借対照表に関する注記) …………………………………………………………………
42
(損益計算書に関する注記) …………………………………………………………………
43
(重要な後発事象) ……………………………………………………………………………
45
5.その他…………………………………………………………………………………………………
46
(役員の異動)……………………………………………………………………………………
46
1.経営成績等の概況

1)当期の経営成績の概況
当連結会計年度における我が国の社会経済は、米国の関税政策に端を発する貿易摩擦に加え、中東・中国をはじめとする地政学リスクの高まりなどを背景に、金融市場(金利・為替・株価)並びに経済環境(物価・個人消費・インバウンド需要)において不確実性の高い状況が続きました。とりわけ個人消費においては、実質賃金のマイナスが長期化し力強さを欠く中、これら外部環境の不確実性も影響し、「消費の二極化」など価値観の変化が進展する状況となりました。
髙島屋グループ(以下、当社)は、創業200周年の節目となる2031年に「目指す姿」を「お客様・従業員・株主・地域社会など、すべてのステークホルダーの『こころ豊かな生活を実現する身近なプラットフォーム 』」と定め、現中期経営計画(2024~2026年度)初年度にグランドデザインとして公表いたしました。
このグランドデザイン実現に向け、当年度は経営目標に「自立と共創のうねりによる成長加速」を掲げ、「グループのシームレス化」を本格的に始動しました。当社は、「国内・アジアの主要都市に展開する複数の利益創出拠点」「グループ会社の総合力」、そして、各拠点・各組織で培った「幅広い顧客基盤」という3つの強みを有しています。国内外のグループ商業施設やEC、金融などで取り扱う商品やサービスの総和は、当社ならではの競争優位性であります。しかしながら、例えば、当社商業施設内で隣接している百貨店と専門店で利用可能な決済手段やポイントサービスが異なっているなど、お客様視点で当社の強みを十分いかしきれていない課題があります。そこで、百貨店と専門店、国内と海外、リアルとネットといった様々な垣根を越え、シームレスに商品やサービスを提供できる体制・仕組みを構築することで、お客様への提供価値の最大化を図ってまいります。
この経営目標に向け、経営課題を「グループの総力で創りあげる次世代型SC」「価値創造の源泉となる営業力強化」「個人の成長支援に向けた組織・土台づくり」「営業活動を軸としたESG経営の実践」「成長領域での更なる存在感の発揮」と定め、着実に取組を進めてまいりました。
□グループの総力で創りあげる次世代型SC
グランドデザイン実現に向け、「次世代型SC」への転換は、グループ総合戦略「まちづくり」における重要な取組であります。個人と組織の「自立」と相互の「共創」という考え方の下、グループ各事業のノウハウを結集し、それぞれの経営資源を相互に活用することで「館の魅力最大化」につなげてまいります。「次世代型SC」の特徴は3点あります。1点目は、「新たなコンテンツ導入による来店動機の創出」、2点目は、「地域の社会インフラとしての機能具備」であります。3点目は、「百貨店の存在をより活用すること」であります。百貨店・専門店それぞれの強みをいかすだけではなく、百貨店が有するお客様情報の利活用やフロア構成の最適化などにおいて、より踏み込んで連携することにより、拠点全体としての魅力向上を実現してまいります。
これら「次世代型SC」への転換に向けた取組として「玉川髙島屋S.C.」においては、新たな地域のランドマークとして生まれ変わることを目指したリニューアルプロジェクト(2027年度グランドオープン予定)が進行しております。昨年3月には二子玉川駅に面する南館ファサードに情報発信装置として大型の「LEDキューブ」を設置し、アート作品や季節を感じられる映像などを放映することで、賑わいと開放感を創出しております。同年4月には、西館ストリートにフードコート「P.」が開業いたしました。多様な文化やスタイルを発信する4つの店舗で構成され、歩道と空間、地域をつなぐ、新たな体験価値を提供しております。また、百貨店と専門店の垣根を越え、お客様にストレスなくお買物を楽しんでいただける「シームレス化」の象徴となる本館食料品フロアのプロジェクトも始動しております。日常からハレの日まですべての食を担う「お客様に愛される商圏 NO.1食料品フロア」をコンセプトに、百貨店と専門店が一体となり、品揃えやサービスの充実に向けた売場づくりを進めております。
海外においても、ベトナム・ハノイでのSC開業(2027年度予定)に向けたプロジェクトが着実に進行しております。中核となる百貨店の存在をいかしながら、来街・来店動機を生み出す多様なコンテンツ、社会インフラとして地域のコミュニティ機能を備えた魅力的な「次世代型SC」を国内・海外で創りあげてまいります。
□価値創造の源泉となる営業力強化
「次世代型SC」において中核となる百貨店の魅力そのものを向上させるべく、「より心豊かな暮らし」や「新しいモノ・コト」への期待といったお客様の根源的・普遍的なニーズに応える力を商品政策や顧客政策、販売・サービス政策を通じて高めております。商品政策においては、当社の強みである東西大型5店を軸に、お取引先と連携した品揃え強化を推進し、その取組を中小型店にも拡充することで、お客様ニーズにお応えしてまいりました。また、「アイテム平場」や「自主編集売場」の再強化に加え、「ライフスタイル」「文化」「社会性」を切り口とした独自性のある催事開発など、新たなモノ・コトの創出を通じて、実店舗の強みをいかしたワンストップでの体験価値を提供してまいりました。
顧客政策においては、昨年4月からお客様の利便性向上を目的に髙島屋の各種カードにおけるポイントが「1ポイント単位で利用可能」となりました。また、タカシマヤアプリにおいても、同年6月にリニューアルを実施し、オンラインストアとの会員ID連携や特典付与機能の強化に加え、デジタルでのアプローチを強化するなど、重要な顧客接点ツールとしての魅力向上に取り組んでまいりました。
さらに、シンガポールをはじめとする優良な海外店舗を有する強みをいかし、国内店舗への送客を推進することで、国境を越えた買い回りを促進し、顧客の固定化を図ってまいりました。
□個人の成長支援に向けた組織・土台づくり
当社は、経営理念「いつも、人から。」が表すとおり、「人」で成り立つ企業集団であります。エンゲージメントと生産性向上の好循環を促し持続的成長につなげるべく、人的資本経営を推進しております。具体的には、多様な人材の活躍支援や積極登用に加え、グループ横断での人材育成にも取り組んでおります。また、土台となる組織風土におきましては、双方向でのコミュニケーションを通じ、従業員個々の能力を最大化させていくマネジメントを実践してまいりました。さらに、当社はグループ商業施設において、お取引先を含めた従業員の就労環境の改善や、働く場としての魅力向上による人材確保の観点から、継続して休業日を設定しております。正月営業については、元日に加え、1月2日についても原則休業日としております。
□営業活動を軸としたESG経営の実践
グループの持続的成長には、「地球環境」を含めたすべてのステークホルダーと利益を共に分かち合い、相互にエンゲージメントを高めていく仕組みの創造が必要であります。従業員一人ひとりがESG経営に取り組む姿勢を理解し、主体的に行動できる風土醸成を進めていくと共に、多くのお客様との接点がある当社ならではのメッセージを発信していくことで、その効果を最大限に発揮してまいりました。象徴的な活動である「TSUNAGU ACTION」においては、グループ各組織の事業特性や経営資源をいかし、取組を加速してまいりました。
□成長領域での更なる存在感の発揮
海外と金融を成長領域と位置付けている中、海外事業においては、「シンガポール髙島屋S.C.」で培ったノウハウやパートナーシップをいかし、成長市場であるベトナムでの開発を段階的に進めております。また、金融事業においても、カード事業に加え、投融資事業など新たな領域へのチャレンジを進めております。これらの成長領域における利益増大を通じて、経営環境の変化に柔軟に対応できる、バランスの良い事業ポートフォリオを実現してまいります。
<連結業績>
当期の連結業績につきましては、連結営業収益は492,370百万円(前年比1.2%減)、連結営業利益は53,516百万円(前年比6.9%減)、連結事業利益は59,624百万円(前年比5.9%減)、連結経常利益は56,879百万円(前年比5.8%減)となり、親会社株主に帰属する当期純損失は8,194百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益39,525百万円)となりました。
ROE(自己資本利益率)は△1.8%、ROIC(投下資本利益率)は5.7%、EBITDA(会社の現金創出力を評価する指標)総資産比率は5.7%、純有利子負債EBITDA倍率は2.7%となりました。
<単体業績>
当期の単体業績につきましては、売上高は300,879百万円(前年比3.7%減)、営業利益は24,169百万円(前年比11.9%減)、経常利益は35,196百万円(前年比17.2%減)となり、当期純損失は19,715百万円(前年同期は当期純利益31,648百万円)となりました。
当社は、株主価値向上を図るうえで、1株当たり当期純利益(EPS)を重要な経営指標の一つとして位置付けております。EPSの希薄化懸念を払拭し、中長期的な株主価値の向上を図ることを目的として、当社が発行した2028年満期ユーロ円建転換社債型新株予約権付社債の買入れ及び消却(以下、「本買入れ・消却」)を実施いたしました。
「本買入れ・消却」の実施に伴い、買入価額の総額と帳簿価額の合計との差額71,285百万円を特別損失として計上しております。この一過性の特別損失の計上により、連結業績及び単体業績はいずれも当期純損失となりましたが、当該特別損失の影響を除いた業績については、概ね当初想定していた水準で推移しております。
また、ROE(自己資本利益率)についても、当該特別損失の影響によりマイナスとなっておりますが、同様に一過性の要因によるものであります。
当社は、現中期経営計画(2024~2026年度)発表以降、市場との建設的な対話を踏まえ、固定資産の売却により得たキャッシュや手元資金を活用した自己株式の取得・消却に加え、財務健全性を確保しつつ、資本コストを意識した負債活用による「本買入れ・消却」など、機動的な資本政策及び株主還元策を推進してまいりました。
事業のセグメント別業績は、次のとおりであります。
<国内百貨店業>
国内百貨店業での営業収益は303,856百万円(前年比4.5%減)、営業利益は24,863百万円(前年比12.9%減)となりました。
売上高は、前年度、円安を背景に拡大したインバウンド需要の反動による影響が大きく、売上高全体では減収となりましたが、国内顧客売上高は堅調に推移し、既存店対比で前年実績を上回りました。
商品利益率は、百貨店店頭では前年実績から微減となりました。堅調に推移する国内顧客売上高において、利益率の低いラグジュアリーブランドなどの売上高が前年実績を大きく上回ったことによる売上構成比の変化が主要因です。
販売管理費については、ベースアップなど人的資本経営の推進に向けた費用は継続して配分しております。また、新たな催事の開発など、営業力強化につなげる費用は効果性を見極め、適正に投下しました。一方、コスト削減に向けた取組も同時に推進したことで、前年からの増加を最小限に抑制いたしました。
なお、堺店につきましては、本年1月7日をもって61年の歴史に幕をおろしました。営業終了に至る日まで多くのお客様にご愛顧いただき、感謝申しあげます。
<海外百貨店業>
海外百貨店業での営業収益は34,310百万円(前年比0.1%増)、営業利益は8,524百万円(前年比1.9%増)となりました。
シンガポール髙島屋におきましては、長引くインフレ下での消費停滞に加え、コスト増加の影響を受け、小幅な減収減益となりました。
上海高島屋におきましては、新たなテナントの誘致など収益基盤の強化に継続して取り組んでおりますが、景気低迷による消費減速の影響が大きく、減収・赤字となりました。
ホーチミン髙島屋におきましては、成長分野である子供用品やお客様からの支持の高い化粧品などの品揃え強化と共に、コストの増加を最小限に抑制したことで、増収増益となりました。
サイアム髙島屋におきましては、昨年3月に発生したミャンマー地震や地政学リスクの高まりに加え、タイ・バーツ高の影響を受け、国内顧客売上高及びツーリスト売上高が低迷したことから、減収・赤字となりました。
<国内商業開発業>
国内商業開発業での営業収益は41,767百万円(前年比2.3%増)、営業利益は6,568百万円(前年比4.1%減)となりました。
東神開発株式会社におきましては、「玉川髙島屋S.C.」の改装工事の影響がありましたが、その他の施設も含め営業施策を強化したことで、入店客数、売上高(歩合家賃・クレジット手数料収入等)の増大につながり、増収となりました。一方、人件費の上昇による外部委託費など施設運営に関わる費用の増加もあり、減益となりました。
<海外商業開発業>
海外商業開発業での営業収益は15,738百万円(前年比2.0%増)、営業利益は5,845百万円(前年比1.1%減)となりました。
トーシンディベロップメントシンガポールPTE.LTD.におきましては、改装工事に伴う空室区画の増加による賃料収入の影響がありましたが、為替影響で小幅な増収となりました。一方、人的資本投資の強化、外部委託費など施設運営に関わる費用の増加もあり、減益となりました。
成長ドライバーであるベトナム事業は、着実に進捗しております。首都ハノイにおける「ウエストレイクスクエアハノイ」開発計画におきましては、昨年8月に起工式を執り行いました。第Ⅰ期計画では、ハノイ初出店となる髙島屋(百貨店)を核とするSC(商業フロア)に加え、上層階にオフィスフロアを備える複合ビルを建設いたします。建設にあたっては、米グリーンビルディング協会が開発した建物の環境評価システム「LEED認証」で最高レベルの「プラチナ」の取得を目指した設計としております。2027年秋の開業に向け、リーシング活動・出店準備を進めてまいります。
<金融業>
金融業での営業収益は20,699百万円(前年比9.8%増)、営業利益は5,575百万円(前年比15.4%増)となりました。
髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ株式会社におきましては、収益の柱であるカード事業における取扱高の増大や新規入会会員の増加により、手数料収入及び年会費収入が伸長し、増収増益となりました。
カード事業では、まちづくり戦略におけるグループの顧客接点を活用した基盤づくりとして、髙島屋各店や専門店、タカシマヤオンラインストアをはじめとしたWEBチャネルでの新規会員獲得を強化してまいりました。その結果、コロナ禍以前の2019年度と比較して新規会員獲得数が2割以上増加し、取扱高や年会費収入の増大につながっております。また、昨年6月にはショッピングお支払い方法「あとから」分割払いサービスの対象範囲の拡大と手続の利便性向上を実施し、サービスの利用件数・利用金額は着実に増加しております。
ライフパートナー事業では、昨年3月に住信SBIネット銀行株式会社を所属銀行とする銀行代理業の許可を取得し、ファイナンシャルカウンターにおける銀行口座開設及び銀行商品のご案内を開始いたしました。さらに、同年9月からはカードカウンターでも銀行口座開設のご案内を開始しております。カード・証券・保険・相続・信託に加えて銀行商品を取り扱うことで、総合的な金融相談への対応力を強化すると共に、カード事業とのシナジー創出を進めた結果、口座数・預かり資産残高は着実に増加しております。
投融資事業では、これまでソーシャルレンディングで培ったノウハウや企業ネットワークをいかし、法人融資を開始いたしました。融資先及び案件の拡大により、事業収益は順調に伸長しております。また、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)市場で強みを持つヴァスト・キュルチュール株式会社の子会社化に続き、昨年9月には法人向け金融事業を手掛ける株式会社クレイリッシュ(本年3月に株式会社髙島屋クレイキャピタルに商号変更)の株式の過半数を取得いたしました。これらのM&Aを通じて、経営人材・専門人材の確保や事業ノウハウの獲得も進めております。
<建装業>
建装業での営業収益は33,240百万円(前年比10.8%増)、営業利益は2,522百万円(前年比16.2%増)となりました。
髙島屋スペースクリエイツ株式会社におきましては、ホテルなどの大型物件やラグジュアリーブランドを中心とした商業施設の受注が堅調に推移いたしました。さらに、コスト管理の強化により、利益率が改善したことも寄与し、増収増益となりました。
<その他の事業>
その他の事業全体での営業収益は42,756百万円(前年比4.6%増)、営業利益は2,024百万円(前年比2.4%増)となりました。
飲食業の株式会社アール・ティー・コーポレーション、人材派遣業の株式会社センチュリーアンドカンパニーが増収増益となったことから、その他の事業全体におきましては、増収増益となりました。
なお、当期の期末配当金につきましては、安定的な配当水準を維持することを基本スタンスとしつつ、一過性の特別損失の影響を除いた業績及び経営環境を総合的に勘案した結果、1株につき前期の期末配当金から4円増配し、17円とさせていただきたいと存じます。これにより、当期の年間配当金は、先に実施いたしました中間配当金17円と併せて1株につき34円となります。当社は2024年9月1日付で普通株式1株を2株とする株式分割を実施しております。同年8月31日を基準日としてお支払いしました中間配当金(1株につき23円)は、当該株式分割実施後の1株あたり配当金に換算すると11円50銭に相当します。期末配当金13円と合わせた前期の年間配当金相当額は1株あたり24円50銭となり、当期の年間配当金34円は9円50銭の増配となります。
また、株主還元拡充、資本効率向上を図るため、150億円の自己株式を取得し、取得した全株式を消却いたしました。
(2)当期の財政状態の概況
当連結会計年度末の総資産は、1,346,229百万円と前連結会計年度末に比べ50,217百万円増加しました。これは、現金及び預金の減少11,350百万円、受取手形、売掛金及び契約資産の増加42,060百万円、海外子会社における使用権資産の減少9,579百万円、株価上昇や持分法適用会社の業績伸長等に伴う投資有価証券の増加11,998百万円が主な要因です。
負債については、868,480百万円と前連結会計年度末に比べ72,816百万円の増加となりました。これは、支払手形及び買掛金の増加8,968百万円、有利子負債(社債及び借入金)の増加79,810百万円が主な要因です。
純資産については、477,749百万円と前連結会計年度末に比べ22,598百万円減少しました。これは、親会社株主に帰属する当期純損失による利益剰余金の減少8,194百万円、自己株式の取得による減少2,356百万円が主な要因です。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
営業活動によるキャッシュ・フローは、53,837百万円の収入となり、前年同期が72,493百万円の収入であったことに比べ18,656百万円の収入の減少となりました。主な要因は、転換社債償還損が72,065百万円増加したものの、税金等調整前当期純利益が68,302百万円減少したこと、売上債権の増減額が29,147百万円増加したことなどによるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローは、34,924百万円の支出となり、前年同期が39,694百万円の支出であったことに比べ4,769百万円の支出の減少(収入の増加)となりました。主な要因は、有形及び無形固定資産の取得による支出が16,424百万円増加したものの、有形及び無形固定資産の売却による収入が17,449百万円増加したこと、関係会社株式の取得による支出が8,918百万円減少したことなどによるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローは、31,772百万円の支出となり、前年同期が41,772百万円の支出であったことに比べ9,999百万円の支出の減少(収入の増加)となりました。主な要因は、社債の償還による支出が131,358百万円増加したものの、短期借入金の純増減額が129,976百万円増加したこと、長期借入れによる収入が11,315百万円増加したことなどによるものです。
これらに換算差額を加えた結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ11,118百万円減少し、77,441百万円となりました。
(参考) キャッシュ・フロー関連指標の推移
2022年
2月期
2023年
2月期
2024年
2月期
2025年
2月期
2026年
2月期
自己資本比率(%)
34.8
35.1
35.7
36.5
33.4
時価ベースの自己資本比率(%)
16.4
25.4
28.0
28.8
43.1
キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)
10.2
5.9
3.5
2.8
5.2
インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)
4.5
7.0
10.4
9.3
7.1
自己資本比率             :自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率       :株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率  :有利子負債/営業キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ   :営業キャッシュ・フロー/利払い
※ 各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
※ 株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式総数(自己株式控除後)により算出しております。
※ 営業キャッシュ・フローは連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている短期借入金、1年内償還予定の社債、社債、長期借入金、コマーシャル・ペーパーを対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。
(4)今後の見通し
次年度の日本経済は、積極財政や経済対策の進展により、緩やかな回復が見込まれております。一方、世界的な地政学リスクの一段の高まりが、金融市場や消費環境にどのような影響を及ぼすか、引き続き慎重な見極めが必要な状況にあります。
そのような中、次年度は「グループ総合力発揮による中期経営計画の必達~2031年のグランドデザイン実現に向けて、基礎固めをやり抜く~」を経営目標に掲げております。現中期経営計画(2024~2026年度)は当社が有する3つの強み(「国内・アジアの主要都市に展開する複数の利益創出拠点」「グループ会社の総合力」「幅広い顧客基盤」)を圧倒的競争優位に昇華させるための「基盤構築」期間という位置付けです。最終年度である次年度は、掲げた目標をやり抜く重要な1年として経営課題を「グループのシームレス化によるまちづくり戦略の強靭化」「仕事変革(組織風土改革とデジタル活用)」「経営基盤強化(ESG経営・人的資本経営)」と定めております。
□グループのシームレス化によるまちづくり戦略の強靭化
現中期経営計画では、「次世代型SCへの転換」「海外事業(ベトナム)」「金融事業」を新たな成長の柱と位置付け、集中的な投資を進めております。2031年度に掲げる「各領域で事業利益100億円規模を創出する」という目標を確実なものとするためには、「グループのシームレス化」が不可欠です。次年度は、「シームレス化」で実現すべき内容のロードマップを具体的に策定し、取組のスピードアップを図ってまいります。
《次世代型SC》 ~各拠点での転換推進と、核となる百貨店の営業力強化~
グループ総合戦略である「まちづくり」を具現化する象徴的な取組が、グループ一体で創り上げる「次世代型SC」です。新たなコンテンツの導入や多様な来店動機の創出に加え、地域・お客様・お取引先の参画を得ながら、「百貨店核の強み」をいかして百貨店と専門店の価値を掛け合わせ、SC全体としての魅力向上を図ってまいります。次世代型SCへの転換を通じ、当社が目指す「こころ豊かな生活を実現する身近なプラットフォーム」への進化を加速してまいります。
次世代型SCにおいて中核となる百貨店は、「外部環境に左右されない営業力」の獲得に向けた取組を一段と強化してまいります。商品政策では、価値観や消費行動の変化を捉えた「ヒト軸」のマーケティングを推進し、お客様ニーズを起点とした新たなモノ・コトの創出を通じて、より高い体験価値を提供してまいります。顧客政策においては、デジタルを活用した商品提案や、グループの総合力をいかした金融サービスの提案など、顧客特性に応じたパーソナルな施策を推進し、お客様一人ひとりの当社に対するロイヤルティ向上を図ってまいります。
《海外事業》 ~市場環境に則した戦略の遂行と、人材育成強化~
海外事業においては、重点投資を進めるベトナム開発を中心に、各拠点の市場動向を踏まえた成長戦略を着実に遂行すると共に、海外統括機能や支援体制など、事業成長を支える基盤整備をグループ全体で強化してまいります。また、ローカル人材の登用や国を越えた人材交流を進め、将来を見据えた人材育成にも取り組んでまいります。
《金融事業》 ~グループ全体で推進する金融事業強化~
金融サービスを重要な品揃えの一つとして位置付け、金融事業を推進するための体制を整備してまいります。グループ全体で具体化を進めることで、お客様の豊かな暮らしに寄り添い、生涯価値(LTV)の最大化を図ると共に、新たなお客様との接点を広げてまいります。
□仕事変革 ~組織風土改革とデジタル活用~
不透明な経営環境の中では、個人と組織が能動的かつ迅速に行動しなければ、社会やお客様ニーズの変化に対応できません。当社で働くすべての人の働きがいやエンゲージメントを高めることが重要であり、そのために、誰もが働きやすい職場環境の整備と、新たなチャレンジを後押しする風土の醸成に取り組んでまいります。
また、労働人口が減少し、人手不足が深刻化する中、業務のDⅩ化は喫緊の課題となっています。DX・AI活用を通じて、定型業務の自動化による時間創出を図ると共に、デジタルを活用した高付加価値な商品・サービスを提供し、お客様満足度の向上を目指してまいります。
□経営基盤強化 ~ESG経営・人的資本経営~
ESG経営は、課題解決だけでなく、ESGリスクの低減を通じて企業の持続可能性を高める段階へ移行しています。経営戦略として、国際基準に沿ったグループサステナビリティ戦略を策定、推進すべく、ESG推進室の機能強化に合わせ、「サステナビリティ推進室」に名称を変更いたしました。環境・社会課題に伴うコスト上昇を吸収しつつ、収益力を高め、価値創造を継続するため、経営戦略と一体となった取組を加速してまいります。ESG営業政策については、「TSUNAGU ACTION」を軸に、社会的価値と経済的価値を同時に創造する経営戦略(CSV)に基づく取組を強化し、サステナブルな収益の増大を目指してまいります。また、本年2月には、国内中小企業が有する伝統や技術を守り、文化・歴史を未来へとつなぐことを目的として、「百年のれんプロジェクト」を発足いたしました。本プロジェクトでは、資金需要やブランド価値の維持・向上(販路拡大に向けた戦略策定、事業の継続性確保等)に関する支援ニーズを有する企業を対象として、協業先との連携のもと、「百年のれん投資戦略」の具体化に向けた検討を進めてまいります。これらの取組を通じ、日本の将来を支える持続的なプラットフォームの構築を図ると共に、地域社会及び地域経済の活性化に資するESG経営の推進に取り組んでまいります。
AI全盛期を迎えつつある現在においても、持続的成長の原動力は「人」の力であることは変わりません。人材の質がサービスやブランド価値に直結するため、高度なスキル・経験が求められます。
海外事業においても、多言語・多文化対応力やマーチャンダイジング力など、幅広い能力が求められます。これらを担う人材の確保・育成とエンゲージメント向上につなげる人的資本経営は、重要な課題です。一人当たりの生産性の向上を前提とした労働分配率の引き上げや職場環境の改善など、「人」への積極的な投資は、今後も継続的に実施してまいります。
事業のセグメント別取組は、次のとおりであります。
<国内百貨店業>
商品政策においては、引き続き、当社の強みの一つである東西大型5店を軸に、「魅力ある品揃え」の実現に向けた取組を推進してまいります。さらに、当社ならではの「アイテム平場」「自主編集売場」、「EC」の継続強化や、新たなモノ・コト開発を通じ、お客様満足度の向上を目指してまいります。また、商品利益率においても、重点お取引先との連携を通じ、利益率の高い衣料品・雑貨を中心としたファッション領域の強化を図ることにより、商品利益率の改善につなげてまいります。
顧客政策においては、外商顧客への営業体制の強化を通じて、金融などの新たなサービスを提供することにより、既存顧客の満足度向上と次世代顧客の獲得を図ってまいります。また、優良な海外店舗を有する強みをいかし、海外顧客の基盤確立とロイヤルカスタマー化に向けた取組を推進してまいります。さらに、着実に会員数が増加しているタカシマヤアプリについても、あらゆるお客様との重要な顧客接点ツールとしての魅力を高めてまいります。
なお、本年8月3日をもって現在の形での営業を終了する洛西店につきましては、これまでご利用いただいているお客様に、引き続き京都店を中心にご愛顧いただける体制を整えてまいります。
<海外百貨店業>
シンガポール髙島屋におきましては、経営環境が不透明な中、ファッション関連商品や食料品など品揃えの再強化に加え、顧客政策を推進することで、国内顧客やツーリストの維持・拡大を図ってまいります。
上海高島屋におきましては、景気低迷による消費減速が長期化する状況の中、お客様ニーズに基づいたテナントの導入など、収益基盤の安定化に継続して取り組んでまいります。
開店10周年を迎えるホーチミン髙島屋におきましては、商品カテゴリー・ブランドの再編や催・イベントの強化により店舗の集客力を高め、更なる売上高の増大を目指してまいります。
サイアム髙島屋におきましては、化粧品売場のリニューアルに続き、ラグジュアリーゾーンの段階的な拡大を進めており、改装による集客力の向上及び売上高の増大など、効果の最大化を図ってまいります。
<国内商業開発業>
東神開発株式会社におきましては、2027年度のグランドオープンを目指し、「玉川髙島屋S.C.」のリニューアルプロジェクトが始動しております。「京都髙島屋S.C.」「柏髙島屋ステーションモール」「流山おおたかの森S.C.」など、その他の施設においても、SC全体としての魅力向上を図ってまいります。
<海外商業開発業>
成長ドライバーと位置付けるベトナム事業におきましては、ハノイでの住宅・オフィス・商業の複合開発事業に加え、今後、ホーチミンのサイゴンセンターにおける増床計画が本格化してまいります。2016年の開業以来、成長を続けているサイゴンセンターは更なる進化を遂げ、1993年に開業し国際的にも高く評価されている「シンガポール髙島屋S.C.」に並ぶASEAN第2の拠点へと成長させてまいります。また、資本効率向上の観点から、長期的に資産を保有し持続的な成長を実現する基幹事業と、短期回収型事業への参画を組み合わせ、資産規模も適切にコントロールしてまいります。
<金融業>
持続的成長に向け、カード事業、ライフパートナー事業、投融資事業の3事業それぞれの施策を充実させることで、個人の資産管理から法人の資金需要までカバーする「髙島屋のステークホルダーにとっての総合金融プラットフォーム」の構築を目指してまいります。
<建装業>
髙島屋スペースクリエイツ株式会社におきましては、主力であるホテル・ラグジュアリー市場が引き続き活況となる見込みの一方、内装業全体では人材不足が深刻化していることから、多様な人材を確保する「人的資本経営」を推進してまいります。また、昨年開設したベトナム子会社につきましては、本格的に営業を開始することで、日本クオリティーの内装需要を確実に捉え、持続的な成長につなげてまいります。
<その他の事業>
飲食業の株式会社アール・ティー・コーポレーション、人材派遣業の株式会社センチュリーアンドカンパニー、広告宣伝業の株式会社エー・ティ・エーなど、その他の事業におきましても、各業界における競争力を高めることで、安定的な収益基盤の構築につなげてまいります。
当社は、資本コストを意識したROIC経営を推進しています。セグメント別及びグループ会社別、百貨店各店舗別のROICに加え、次世代型SCへの転換を進める中で、「拠点別」(百貨店・専門店)ROICも経営指標として採用しています。それぞれの事業特性や地域特性を踏まえた「ROICツリー」を策定し、現場の一人ひとりがROIC向上に向けた具体的な行動を実践できる仕組みの構築や、風土の醸成にも取り組んでいます。
現中期経営計画(2024~2026年度)は、投資が先行するフェーズと位置付けており、2027年度以降は、これらの投資の成果を着実に収益として回収するフェーズへ移行する見通しです。ROIC経営の実効性を一層高めることで、持続的な利益成長及び資本効率の向上を図ってまいります。
また、市場との対話は引き続き強化してまいります。市場評価とのギャップの極小化に向け、持続的な利益成長への期待感を高めていくと共に、機動的な資本政策及び株主還元策を志向してまいります。
当社は、本年5月開催予定の第160回定時株主総会における承認を条件として、「監査役会設置会社」から「監査等委員会設置会社」へ移行する予定です。グループ経営の多角化・高度化が進展する中、権限委任を通じた意思決定の更なる迅速化、取締役会における戦略的議論の充実及び監督機能の一層の強化を図ることで、グループ総合戦略である「まちづくり」の下、当社独自の価値提供に向けた取組を加速してまいります。
(5)資本政策の基本的な方針
<基本的な考え方>
当社は、将来の事業リスクに備え、財務健全性を担保しつつ、適切な財務レバレッジの活用を進めています。
主要な経営指標(KPI)として、ROIC、EBITDA、自己資本比率、DOE(株主資本配当率)、TSR(株主総利回り)を設定しております。特に資本コストを意識した経営の実現に向けた取組として、ROIC経営を推進しております。2025年度のROICは5.7%とWACC4.8%を上回りました。今後も、百貨店各店を含む各事業体で特性を踏まえたROICツリーを活用、現場一人ひとりが意識し行動できる仕組みを構築してまいります。EBITDAについては、財務安定性の観点から、純有利子負債EBITDA倍率、現金創出力の観点から、総資産対EBITDA比率を設定しております。
各経営指標については、決算説明会資料(※)で開示しております。
※ https://www.takashimaya.co.jp/corp/ir/tanshin/
当社は、企業価値向上をめざし、一株当たり利益(EPS)の増加に加え、市場との対話の充実により株価収益率(PER)を高めてまいります。
また、EBITDAを意識した経営の推進により、国内外の各事業における現金創出力が高まっていることを踏まえ、資金配分の適正化など資金効率を向上させる取組を推進してまいります。
さらに、安定的、持続的な利益成長に資する資産は自ら保有する「持つ経営」を基本方針とする中、機動的な経営判断のもと、ROICや現金創出力を更に向上させるサイクルを構築することで、資産効率も高めていきます。
<株主還元>
配当は、純資産増加をベースとした累進配当に加え、各種経営指標を考慮しています。業績が好調に推移し想定以上のフリーキャッシュフローが創出された場合には、人的資本・ESG投資を含む追加の成長投資、及び、株主還元等、マルチステークホルダーへのバランスを重視した利益配分の観点から、資金使途を機動的かつ総合的に判断します。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは日本基準に基づき連結財務諸表を作成しております。
尚、今後のIFRS(国際財務報告基準)の適用につきましては、国内外の諸情勢や業界動向も踏まえ、適切に対応していく方針です。
3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2025年2月28日)
当連結会計年度
(2026年2月28日)
資産の部
流動資産
現金及び預金
※7
90,538
※7
79,187
受取手形、売掛金及び契約資産
※6
160,591
※6
195,762
営業貸付金
※1
3,807
※1
10,695
商品及び製品
35,366
35,233
仕掛品
290
366
原材料及び貯蔵品
958
1,050
その他
42,621
42,614
貸倒引当金
△671
△558
流動資産合計
333,501
364,353
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額)
※2
,
※4
193,090
※2
,
※4
194,601
機械装置及び運搬具(純額)
※2
790
※2
853
工具、器具及び備品(純額)
※2
,
※4
11,723
※2
,
※4
14,619
土地
※3
419,861
※3
422,536
リース資産(純額)
※2
586
※2
409
建設仮勘定
9,982
11,240
使用権資産(純額)
※2
123,739
※2
114,879
有形固定資産合計
759,774
759,140
無形固定資産
のれん
2,736
2,729
借地権
11,696
11,183
使用権資産
6,899
6,180
その他
15,693
18,093
無形固定資産合計
37,025
38,187
投資その他の資産
投資有価証券
※5
119,967
※5
131,966
差入保証金
※7
23,919
※7
23,595
繰延税金資産
11,446
15,820
退職給付に係る資産
2,463
3,349
その他
10,110
12,575
貸倒引当金
△2,197
△2,759
投資その他の資産合計
165,710
184,547
固定資産合計
962,510
981,876
資産合計
1,296,012
1,346,229
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2025年2月28日)
当連結会計年度
(2026年2月28日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金
123,849
132,817
短期借入金
37,672
140,748
1年内償還予定の社債

10,495
リース債務
9,313
9,760
未払法人税等
7,233
3,508
契約負債
100,744
105,865
商品券
40,328
37,483
預り金
63,491
64,798
ポイント引当金
2,181
2,244
役員賞与引当金
145
161
その他
30,586
34,877
流動負債合計
415,546
542,760
固定負債
社債
80,113
10,000
長期借入金
83,818
120,170
リース債務
130,558
123,297
資産除去債務
4,991
5,495
退職給付に係る負債
37,974
28,559
役員退職慰労引当金
276
341
繰延税金負債
2,705
2,500
再評価に係る繰延税金負債
※3
9,049
※3
8,742
その他
30,630
26,611
固定負債合計
380,117
325,719
負債合計
795,663
868,480
純資産の部
株主資本
資本金
66,025
66,025
資本剰余金
37,522
37,528
利益剰余金
335,679
307,042
自己株式
△12,530
△14,886
株主資本合計
426,695
395,709
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金
8,713
12,930
繰延ヘッジ損益
5
0
土地再評価差額金
※3
3,972
※3
2,463
為替換算調整勘定
30,285
31,576
退職給付に係る調整累計額
3,376
7,109
その他の包括利益累計額合計
46,352
54,079
非支配株主持分
27,299
27,960
純資産合計
500,348
477,749
負債純資産合計
1,296,012
1,346,229
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2024年3月1日
至 2025年2月28日)
当連結会計年度
(自 2025年3月1日
至 2026年2月28日)
営業収益
498,491
492,370
売上高
412,769
401,958
売上原価
199,099
192,777
売上総利益
213,669
209,181
その他の営業収入
85,722
90,412
営業総利益
299,392
299,593
販売費及び一般管理費
広告宣伝費
11,329
11,123
ポイント引当金繰入額
2,181
2,244
配送費及び作業費
32,799
32,622
消耗品費
3,110
3,073
貸倒引当金繰入額
664
803
役員報酬及び給料手当
64,742
66,521
退職給付費用
821
164
役員賞与引当金繰入額
145
161
役員退職慰労引当金繰入額
103
93
福利厚生費
13,462
13,908
光熱費
12,311
11,902
支払手数料
12,385
12,471
不動産賃借料
22,773
23,646
機械賃借料
1,005
1,060
減価償却費
32,878
33,765
のれん償却額
332
391
その他
30,840
32,119
販売費及び一般管理費合計
241,888
246,076
営業利益
57,503
53,516
営業外収益
受取利息
2,056
1,644
受取配当金
2,162
1,926
未回収商品券整理益
1,558
2,764
為替差益
609

持分法による投資利益
3,686
4,181
固定資産受贈益
737
1,141
その他
726
916
営業外収益合計
11,538
12,574
営業外費用
支払利息
7,875
7,750
為替差損

165
その他
770
1,295
営業外費用合計
8,645
9,212
経常利益
60,396
56,879
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2024年3月1日
至 2025年2月28日)
当連結会計年度
(自 2025年3月1日
至 2026年2月28日)
特別利益
固定資産売却益
※1
76
※1
12,606
投資有価証券売却益
4,079
178
リース債務免除益
27

その他
6
90
特別利益合計
4,190
12,875
特別損失
固定資産除却損
※2
2,916
※2
4,189
投資有価証券評価損
434

店舗閉鎖損失
※3
1,080
※4
1,033
減損損失
※5
2,892
※5
2,630
転換社債償還損

72,065
その他
8
885
特別損失合計
7,332
80,804
税金等調整前当期純利益又は税金等調整前当期純損失(△)
57,253
△11,048
法人税、住民税及び事業税
9,104
4,442
法人税等調整額
7,479
△8,492
法人税等合計
16,583
△4,050
当期純利益又は当期純損失(△)
40,670
△6,998
非支配株主に帰属する当期純利益
1,145
1,195
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)
39,525
△8,194
(連結包括利益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2024年3月1日
至 2025年2月28日)
当連結会計年度
(自 2025年3月1日
至 2026年2月28日)
当期純利益又は当期純損失(△)
40,670
△6,998
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金
△3,277
3,932
繰延ヘッジ損益
2
△5
土地再評価差額金

△264
為替換算調整勘定
3,961
△835
退職給付に係る調整額
△726
3,758
持分法適用会社に対する持分相当額
2,669
2,007
その他の包括利益合計
2,628
8,593
包括利益
43,298
1,594
(内訳)
親会社株主に係る包括利益
40,790
776
非支配株主に係る包括利益
2,507
818
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2024年3月1日 至 2025年2月28日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金
資本剰余金
利益剰余金
自己株式
株主資本合計
当期首残高
66,025
54,790
320,867

32,692
408,991
当期変動額
剰余金の配当

6,782

6,782
親会社株主に帰属する当期純利益
39,525
39,525
自己株式の取得・処分
80
0

15,136

15,056
自己株式の消却

17,393

17,904
35,297

連結範囲の変動

27

27
非支配株主との取引に係る親会社の持分変動
44
44
株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

当期変動額合計


17,268
14,811
20,161
17,704
当期末残高
66,025
37,522
335,679

12,530
426,695
その他の包括利益累計額
非支配
株主持分
純資産合計
その他有価証券評価差額金
繰延ヘッジ損益
土地再評価差額金
為替換算調整勘定
退職給付に係る調整累計額
その他の
包括利益累計額合計
当期首残高
11,944
3
3,972
25,050
4,116
45,087
24,722
478,802
当期変動額
剰余金の配当

6,782
親会社株主に帰属する当期純利益
39,525
自己株式の取得・処分

15,056
自己株式の消却

連結範囲の変動

27
非支配株主との取引に係る親会社の持分変動

44
株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

3,230
2

5,234

740
1,265
2,576
3,841
当期変動額合計

3,230
2

5,234

740
1,265
2,576
21,546
当期末残高
8,713
5
3,972
30,285
3,376
46,352
27,299
500,348
当連結会計年度(自 2025年3月1日 至 2026年2月28日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金
資本剰余金
利益剰余金
自己株式
株主資本合計
当期首残高
66,025
37,522
335,679

12,530
426,695
当期変動額
剰余金の配当

9,032

9,032
親会社株主に帰属する当期純損失(△)

8,194

8,194
自己株式の取得・処分
6


15,011

15,004
自己株式の消却


12,655
12,655

土地再評価差額金の取崩
1,244
1,244
株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

当期変動額合計

6

28,637

2,356

30,986
当期末残高
66,025
37,528
307,042

14,886
395,709
その他の包括利益累計額
非支配
株主持分
純資産合計
その他有価証券評価差額金
繰延ヘッジ損益
土地再評価差額金
為替換算調整勘定
退職給付に係る調整累計額
その他の
包括利益累計額合計
当期首残高
8,713
5
3,972
30,285
3,376
46,352
27,299
500,348
当期変動額
剰余金の配当

9,032
親会社株主に帰属する当期純損失(△)

8,194
自己株式の取得・処分

15,004
自己株式の消却

土地再評価差額金の取崩
1,244
株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
4,216

5

1,508
1,291
3,732
7,726
661
8,387
当期変動額合計
4,216

5

1,508
1,291
3,732
7,726
661

22,598
当期末残高
12,930
0
2,463
31,576
7,109
54,079
27,960
477,749
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2024年3月1日
至 2025年2月28日)
当連結会計年度
(自 2025年3月1日
至 2026年2月28日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益又は税金等調整前当期純損失(△)
57,253
△11,048
減価償却費
32,888
33,777
減損損失
2,892
2,630
のれん償却額
332
391
貸倒引当金の増減額(△は減少)
△28
350
退職給付に係る資産負債の増減額(△は減少)
△4,631
△4,771
役員退職慰労引当金の増減額(△は減少)
12
65
ポイント引当金の増減額(△は減少)
△8
62
受取利息及び受取配当金
△4,218
△3,570
支払利息
7,875
7,750
持分法による投資損益(△は益)
△3,686
△4,181
固定資産売却損益(△は益)
△76
△12,606
固定資産除却損
2,916
4,189
投資有価証券売却損益(△は益)
△4,079
△178
転換社債償還損

72,065
売上債権の増減額(△は増加)
△7,231
△36,379
棚卸資産の増減額(△は増加)
754
94
仕入債務の増減額(△は減少)
△800
8,237
預り金の増減額(△は減少)
△3,071
1,247
未払金の増減額(△は減少)
1,583
2,203
契約負債の増減額(△は減少)
1,443
4,748
その他
△1,190
△707
小計
78,930
64,371
利息及び配当金の受取額
6,197
5,771
利息の支払額
△7,817
△7,636
法人税等の支払額
△4,816
△8,669
営業活動によるキャッシュ・フロー
72,493
53,837
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の預入による支出
△1,497
△1,516
定期預金の払戻による収入
1,524
1,816
有価証券及び投資有価証券の取得による支出
△2,908
△1,317
有価証券及び投資有価証券の売却及び償還による収入
4,672
297
有形及び無形固定資産の取得による支出
△28,811
△45,236
有形及び無形固定資産の売却による収入
96
17,546
資産除去債務の履行による支出
△196
△212
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出
△326
※2
△788
関係会社株式の取得による支出
△10,388
△1,470
子会社の清算による収入

360
短期貸付金の純増減額(△は増加)
△3,045
△4,938
長期貸付けによる支出
△153
△152
その他
1,340
686
投資活動によるキャッシュ・フロー
△39,694
△34,924
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2024年3月1日
至 2025年2月28日)
当連結会計年度
(自 2025年3月1日
至 2026年2月28日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少)

129,976
長期借入れによる収入
28,000
39,315
長期借入金の返済による支出
△38,580
△32,672
社債の償還による支出

△131,358
リース債務の返済による支出
△8,824
△12,383
自己株式の取得による支出
△15,001
△15,000
配当金の支払額
△6,782
△9,032
その他
△584
△617
財務活動によるキャッシュ・フロー
△41,772
△31,772
現金及び現金同等物に係る換算差額
3,992
1,741
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)
△4,980
△11,118
現金及び現金同等物の期首残高
92,898
88,559
連結の範囲の変更に伴う現金及び現金同等物の増減額(△は減少)
641

現金及び現金同等物の期末残高
※1
88,559
※1
77,441
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(会計方針の変更に関する注記)
(「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」等の適用)
「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」(企業会計基準第27号 2022年10月28日。以下「2022年改正会計基準」という。)等を当連結会計年度の期首から適用しております。
法人税等の計上区分(その他の包括利益に対する課税)に関する改正については、2022年改正会計基準第20-3項ただし書きに定める経過的な取扱い及び「税効果会計に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第28号 2022年10月28日。以下「2022年改正適用指針」という。)第65-2項(2)ただし書きに定める経過的な取扱いに従っております。なお、当該会計方針の変更による連結財務諸表への影響はありません。
また、連結会社間における子会社株式等の売却に伴い生じた売却損益を税務上繰り延べる場合の連結財務諸表における取扱いの見直しに関連する改正については、2022年改正適用指針を当連結会計年度の期首から適用しております。当該会計方針の変更は、遡及適用され、前連結会計年度については遡及適用後の連結財務諸表となっております。なお、当該会計方針の変更による前連結会計年度の連結財務諸表への影響はありません。
(当連結会計年度における重要な子会社の異動)
(1)連結の範囲の重要な変更
当連結会計年度において、以下の5社を新たに連結の範囲に含めております。
新規設立 :TAKASHIMAYA INTERIOR LIMITED
LIABILITY COMPANY(建装業)
VNBC PTE.LTD.(海外商業開発業)
VNIBS PTE.LTD.(海外商業開発業)
株式取得 :株式会社ソアズロック(広告宣伝業)
株式会社クレイリッシュ(金融業、2026年3月1日付で株式会社髙島屋クレイキャピタルへ商号変更)
なお、上記子会社の異動は特定子会社の異動には該当いたしません。
(2)持分法適用の範囲の重要な変更
当連結会計年度において、以下の1社を新たに持分法の適用範囲に含めております。
新規出資 :合同会社STAY9
(表示方法の変更)
(連結貸借対照表)
前連結会計年度において、「流動資産」の「受取手形、売掛金及び契約資産」に含めて表示していた債権の一部について、取引内容および資産の性質を踏まえ、当連結会計年度より「営業貸付金」(前連結会計年度3,807百万円)として独立掲記しております。
(連結損益計算書)
前連結会計年度において、「営業外収益」の「その他」に含めておりました「固定資産受贈益」(前連結会計年度737百万円)については、金額的重要性が増したため、当連結会計年度より独立掲記しております。
なお、いずれも、前連結会計年度の連結財務諸表については、当連結会計年度の表示方法に基づき組替えを行っております。
(連結貸借対照表に関する注記)
※1 当座貸越契約及び貸出コミットメント
当社及び連結子会社(髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ㈱)においては、カードローン及びクレジットカード業務に附帯するキャッシング業務等を行っております。当該業務における当座貸越契約及び貸出コミットメントに係る貸出未実行残高は次のとおりであります。
前連結会計年度
(2025年2月28日)
当連結会計年度
(2026年2月28日)
当座貸越極度額及び貸出コミットメントの総額
156,718百万円
161,925百万円
貸出実行残高
3,356百万円
3,300百万円
差引額
153,361百万円
158,625百万円
なお、上記当座貸越契約及び貸出コミットメント契約においては、借入人の資金使途、信用状態等に関する審査を貸出の条件としているものが含まれているため、必ずしも全額が貸出実行されるものではありません。
※2 有形固定資産の減価償却累計額は次のとおりであります。
前連結会計年度
(2025年2月28日)
当連結会計年度
(2026年2月28日)
有形固定資産の減価償却累計額
415,289
百万円
430,966
百万円
※3 当社及び連結子会社2社において「土地の再評価に関する法律」(平成10年3月31日公布法律第34号)及び平成11年3月31日の同法律の改正に基づき、事業用の土地の再評価を行っております。なお、再評価差額については、当該差額に係る税金相当額を「再評価に係る繰延税金負債」として負債の部に計上し、これを控除した金額を「土地再評価差額金」として純資産の部に計上しております。
・再評価の方法
「土地の再評価に関する法律施行令」(平成10年3月31日公布政令第119号)第2条第3号に定める固定資産税評価額及び被合併会社から引継いだ土地のうち、第2条第4号に定める路線価のあるものは当該路線価にそれぞれ合理的な調整を行い算出しております。
・再評価を行った年月日
当社
2000年12月31日(被合併会社)及び2001年2月28日
連結子会社1社
2001年2月28日
連結子会社1社
2002年3月31日
※4 圧縮記帳額
国庫補助金の受入により、有形固定資産の取得価額から直接減額された圧縮記帳額は、次のとおりであります。
前連結会計年度
(2025年2月28日)
当連結会計年度
(2026年2月28日)
建物及び構築物(純額)
95
百万円
95
百万円
工具、器具及び備品(純額)
10
百万円
10
百万円
合計
105
百万円
105
百万円
※5 非連結子会社及び関連会社に対するものは次のとおりであります。
前連結会計年度
(2025年2月28日)
当連結会計年度
(2026年2月28日)
投資有価証券(株式)
94,041
百万円
101,218
百万円
※6 売掛金は、流動化(譲渡方式)により次のとおり減少しております。
前連結会計年度
(2025年2月28日)
当連結会計年度
(2026年2月28日)
売掛金
23,000
百万円

百万円
※7 賃貸借契約等に基づく供託資産は次のとおりであります。
前連結会計年度
(2025年2月28日)
当連結会計年度
(2026年2月28日)
現金及び預金
1,570
百万円
1,639
百万円
差入保証金
10
百万円
10
百万円
合計
1,580
百万円
1,649
百万円
8 偶発債務
前連結会計年度
(2025年2月28日)
当連結会計年度
(2026年2月28日)
銀行借入金に対する債務保証
ケッペルランドワトコツー
カンパニーリミテッド
4,690
百万円
3,590
百万円
ケッペルランドワトコスリー
カンパニーリミテッド
1,172
百万円

百万円
エデュスマート タイ ホー
エデュケーション カンパニー
リミテッド(注)1・2
446
百万円
307
百万円
従業員の住宅ローンに対する連帯保証
1
百万円
0
百万円
合計
6,311
百万円
3,898
百万円
(注)1 前連結会計年度において銀行借入金に対する債務保証446百万円のうち335百万円につきましてはエデュフィット インターナショナル エデュケーション コーポレーション ジョイントストック カンパニーより再保証を受けております。
2 当連結会計年度において銀行借入金に対する債務保証307百万円のうち230百万円につきましてはエデュフィット インターナショナル エデュケーション コーポレーション ジョイントストック カンパニーより再保証を受けております。
(連結損益計算書に関する注記)
※1 固定資産売却益の内容は、次のとおりであります。
前連結会計年度
(自 2024年3月1日
至 2025年2月28日)
当連結会計年度
(自 2025年3月1日
至 2026年2月28日)
土地
41
百万円
13,506
百万円
建物及び構築物(純額)
35
百万円
△897
百万円
その他

百万円
△2
百万円
合計
76
百万円
12,606
百万円
当連結会計年度において、土地と建物等が一体となった固定資産を売却した際、各資産種類毎では売却益、売却損が発生しているため、売却損益を通算して固定資産売却益を計上しております。
※2 固定資産除却損の内容は、次のとおりであります。
前連結会計年度
(自 2024年3月1日
至 2025年2月28日)
当連結会計年度
(自 2025年3月1日
至 2026年2月28日)
建物及び構築物(純額)
1,062
百万円
1,798
百万円
その他の固定資産
115
百万円
252
百万円
原状回復費用
1,738
百万円
2,138
百万円
合計
2,916
百万円
4,189
百万円
※3 2024年7月31日をもって営業終了した髙島屋岐阜店に係るものであります。
※4 2026年1月7日をもって営業終了した髙島屋堺店ならびに2026年8月3日をもって営業終了する髙島屋洛西店に
係るものであります。
※5 減損損失
前連結会計年度(自 2024年3月1日 至 2025年2月28日)
以下の資産グループについて減損損失を計上しております。
会社名(場所)
用途
種類
減損損失
㈱髙島屋 柏店
(千葉県柏市)
店舗等
建物
1,324
百万円
その他
307
百万円
㈱髙島屋 EC店
(東京都中央区)
事業運営等
ソフトウエア
833
百万円
その他
0
百万円
㈱髙島屋 クロスメディア事業部
(東京都中央区)
事業運営等
ソフトウエア
68
百万円
その他
0
百万円
㈱アール・ティー・コーポレーション
(東京都中央区)
店舗等
建物
173
百万円
その他
13
百万円
その他
店舗等
建物
93
百万円
その他
79
百万円
合  計
2,892
百万円
当社及び連結子会社は、キャッシュ・フローを生み出す最小単位として、主として店舗を基本単位として資産のグルーピングをしております。
このうち、業績不振等によって割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回った資産グループについては、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失2,892百万円として特別損失に計上しました。
当社及び国内連結子会社に属する資産グループの回収可能価額は、使用価値又は正味売却価額により算定しております。使用価値については将来キャッシュ·フローがマイナスの資産グループを、零として算定しております。また正味売却価額については、不動産鑑定評価額等に基づき算定しております。
当連結会計年度(自 2025年3月1日 至 2026年2月28日)
以下の資産グループについて減損損失を計上しております。
会社名(場所)
用途
種類
減損損失
㈱髙島屋 柏店
(千葉県柏市)
店舗等
建物
577
百万円
その他
208
百万円
㈱髙島屋 洛西店
(京都市西京区)
店舗等
土地
535
百万円
その他
6
百万円
㈱岡山髙島屋
(岡山県岡山市)
店舗等
建物
259
百万円
その他
378
百万円
東神開発㈱
(東京都世田谷区)
店舗等
建物

百万円
その他
235
百万円
㈱アール・ティー・コーポレーション
(東京都中央区)
店舗等
建物
107
百万円
その他
6
百万円
その他
店舗等
ソフトウェア
225
百万円
その他
90
百万円
合  計
2,630
百万円
当社及び連結子会社は、キャッシュ・フローを生み出す最小単位として、主として店舗を基本単位として資産のグルーピングをしております。
このうち、業績不振等によって割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回った資産グループについては、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失2,630百万円として特別損失に計上しました。
当社及び国内連結子会社に属する資産グループの回収可能価額は、使用価値又は正味売却価額により算定しております。使用価値については将来キャッシュ·フローがマイナスの資産グループを、零として算定しております。また正味売却価額については、不動産鑑定評価額等に基づき算定しております。
(連結キャッシュ・フロー計算書関係)
※1 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係
前連結会計年度
(自 2024年3月1日
至 2025年2月28日)
当連結会計年度
(自 2025年3月1日
至 2026年2月28日)
現金及び預金勘定
90,538
百万円
79,187
百万円
預入期間が3ヶ月を超える定期預金
△1,978
百万円
△1,746
百万円
現金及び現金同等物
88,559
百万円
77,441
百万円
※2 当連結会計年度に株式の取得により新たに連結子会社となった主な会社の資産及び負債の内訳
株式の取得により新たに㈱髙島屋クレイキャピタルを連結したことに伴う連結開始時の資産及び負債の内訳
並びに同社株式の取得価額と同社取得のための支出(純額)との関係は次の通りであります。
流動資産
5,906百万円
固定資産
44百万円
のれん
285百万円
流動負債
△4,692百万円
固定負債
△317百万円
非支配株主持分
△461百万円
同社株式の取得価額
765百万円
同社現金及び現金同等物
△205百万円
差引:同社取得のための支出
559百万円
3 重要な非資金取引の内容
前連結会計年度
(自 2024年3月1日
至 2025年2月28日)
当連結会計年度
(自 2025年3月1日
至 2026年2月28日)
使用権資産

百万円
782
百万円
リース債務

百万円
530
百万円
(セグメント情報等の注記)
【セグメント情報】
1.報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社グループは、「国内百貨店業」を中心に事業別のセグメントから構成されており、サービスの内容や提供方法等を考慮した上で集約し、「国内百貨店業」「海外百貨店業」「国内商業開発業」「海外商業開発業」「金融業」「建装業」を報告セグメントとしております。
「国内百貨店業」及び「海外百貨店業」は、主として衣料品、身回品、雑貨、家庭用品、食料品等の販売を行っております。「国内商業開発業」及び「海外商業開発業」は、百貨店とのシナジー効果を発揮する商業開発及び資産、施設の管理運営を行っております。「金融業」は、積立投資や団体保険などの金融商品の仲介並びにクレジットカードの発行とグループ会社の金融業を行っております。「建装業」は、内装工事の受注・施工を行っております。
2.報告セグメントごとの営業収益、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、連結財務諸表を作成するために採用される会計方針に準拠した方法であります。
報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。
セグメント間の内部収益及び振替高は市場実勢価格に基づいております。
3.報告セグメントごとの営業収益、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2024年3月1日 至 2025年2月28日)
(単位:百万円)
報告セグメント
その他
(注)1
合計
調整額
(注)2
連結
財務諸表
計上額
(注)3
国内
百貨店業
海外
百貨店業
国内
商業
開発業
海外
商業
開発業
金融業
建装業

営業収益
(1)外部顧客への営業収益
318,210
34,287
40,833
15,434
18,851
29,997
457,614
40,877
498,491

498,491
(2)セグメント間の内部営業収益又は振替高
17,701
940
10,182
634
4,303
3,463
37,226
15,780
53,006

53,006


335,911
35,227
51,016
16,069
23,154
33,461
494,840
56,657
551,498

53,006
498,491
セグメント利益
28,530
8,363
6,851
5,908
4,831
2,171
56,658
1,977
58,635

1,132
57,503
セグメント資産
581,458
117,968
188,044
208,046
137,511
18,662
1,251,691
35,427
1,287,118
8,893
1,296,012
その他の項目
減価償却費
13,735
6,254
5,186
6,439
85
56
31,758
539
32,298
590
32,888
のれんの償却額


21
268
41
1
332

332

332
持分法適用会社への投資額
21,755

2,986
44,176


68,917

68,917

68,917
有形固定資産及び無形固定資産の増加額
18,363
790
8,282
1,237
100
189
28,963
1,040
30,004
120
30,124
(注)1 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれていない事業セグメントであり、通信販売業、卸売業、広告宣伝業、飲食業等を含んでおります。
2 調整額は以下のとおりであります。
(1)  セグメント利益の調整額△1,132百万円は、セグメント間取引消去△10百万円、各報告セグメントに配分していない全社資産の減価償却費△1,121百万円であります。
(2)  セグメント資産の調整額8,893百万円には、セグメント間の債権債務消去等△138,164百万円、各報告セグメントに配分していない全社資産147,057百万円が含まれております。全社資産は、主に報告セグメントに帰属しない親会社での余資運用資金(現金及び預金)、長期投資資金(投資有価証券)及び管理部門に係る資産等であります。
(3)  減価償却費の調整額590百万円は、セグメント間の未実現利益調整額等△531百万円、各報告セグメントに配分していない全社資産の減価償却費1,121百万円が含まれております。
(4)  有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額120百万円は、セグメント間の未実現利益調整額等△12百万円、各報告セグメントに配分していない全社資産の有形固定資産及び無形固定資産の増加額133百万円が含まれております。
3 セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と、セグメント資産は連結貸借対照表の資産合計と調整を行っております。
当連結会計年度(自 2025年3月1日 至 2026年2月28日)
(単位:百万円)
報告セグメント
その他
(注)1
合計
調整額
(注)2
連結
財務諸表
計上額
(注)3
国内
百貨店業
海外
百貨店業
国内
商業
開発業
海外
商業
開発業
金融業
建装業

営業収益
(1)外部顧客への営業収益
303,856
34,310
41,767
15,738
20,699
33,240
449,613
42,756
492,370

492,370
(2)セグメント間の内部営業収益又は振替高
18,117
889
10,267
668
4,493
4,522
38,959
16,356
55,316

55,316


321,974
35,200
52,035
16,406
25,193
37,763
488,572
59,113
547,686

55,316
492,370
セグメント利益
24,863
8,524
6,568
5,845
5,575
2,522
53,899
2,024
55,924

2,407
53,516
セグメント資産
589,939
114,310
195,152
213,784
166,026
21,430
1,300,643
36,037
1,336,680
9,548
1,346,229
その他の項目
減価償却費
14,111
6,182
5,415
6,352
91
51
32,205
646
32,852
924
33,777
のれんの償却額


21
286
72
1
381
10
391

391
持分法適用会社への投資額
23,538

3,487
47,119


74,144

74,144

74,144
有形固定資産及び無形固定資産の増加額
24,213
1,710
14,861
2,146
88
164
43,185
1,568
44,754

144
44,609
(注)1 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれていない事業セグメントであり、通信販売業、卸売業、広告宣伝業、飲食業等を含んでおります。
2 調整額は以下のとおりであります。
(1)  セグメント利益の調整額△2,407百万円は、セグメント間取引消去△1,272百万円、各報告セグメントに配分していない全社資産の減価償却費△1,134百万円であります。
(2)  セグメント資産の調整額9,548百万円には、セグメント間の債権債務消去等△130,133百万円、各報告セグメントに配分していない全社資産139,681百万円が含まれております。全社資産は、主に報告セグメントに帰属しない親会社での余資運用資金(現金及び預金)、長期投資資金(投資有価証券)及び管理部門に係る資産等であります。
(3)  減価償却費の調整額924百万円は、セグメント間の未実現利益調整額等△209百万円、各報告セグメントに配分していない全社資産の減価償却費1,134百万円が含まれております。
(4)  有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額△144百万円は、セグメント間の未実現利益調整額等△536百万円、各報告セグメントに配分していない全社資産の有形固定資産及び無形固定資産の増加額391百万円が含まれております。
3 セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と、セグメント資産は連結貸借対照表の資産合計と調整を行っております。
【関連情報】
前連結会計年度(自 2024年3月1日 至 2025年2月28日)
1 製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2 地域ごとの情報
(1)営業収益
(単位:百万円)
日本
シンガポール
その他
合計
447,842
38,728
11,920
498,491
(2)有形固定資産
(単位:百万円)
日本
シンガポール
その他
合計
617,514
117,154
25,105
759,774
3 主要な顧客ごとの情報
外部顧客への営業収益のうち、連結損益計算書の営業収益の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。
当連結会計年度(自 2025年3月1日 至 2026年2月28日)
1 製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2 地域ごとの情報
(1)営業収益
(単位:百万円)
日本
シンガポール
その他
合計
441,412
38,546
12,410
492,370
(2)有形固定資産
(単位:百万円)
日本
シンガポール
その他
合計
624,824
112,849
21,466
759,140
3 主要な顧客ごとの情報
外部顧客への営業収益のうち、連結損益計算書の営業収益の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
前連結会計年度(自 2024年3月1日 至 2025年2月28日)
(単位:百万円)
報告セグメント
その他
全社・消去
合計
国内
百貨店業
海外
百貨店業
国内
商業
開発業
海外
商業
開発業
金融業
建装業

減損損失
2,637

0



2,637
255

2,892
当連結会計年度(自 2025年3月1日 至 2026年2月28日)
(単位:百万円)
報告セグメント
その他
全社・消去
合計
国内
百貨店業
海外
百貨店業
国内
商業
開発業
海外
商業
開発業
金融業
建装業

減損損失
2,181

235



2,417
213

2,630
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
前連結会計年度(自 2024年3月1日 至 2025年2月28日)
(のれん)
(単位:百万円)
報告セグメント
その他
全社・消去
合計
国内
百貨店業
海外
百貨店業
国内
商業
開発業
海外
商業
開発業
金融業
建装業

当期償却額


21
268
41
1
332


332
当期末残高


105
2,170
459
1
2,736


2,736
(負ののれん)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2025年3月1日 至 2026年2月28日)
(のれん)
(単位:百万円)
報告セグメント
その他
全社・消去
合計
国内
百貨店業
海外
百貨店業
国内
商業
開発業
海外
商業
開発業
金融業
建装業

当期償却額


21
286
72
1
381
10

391
当期末残高


84
1,767
671

2,523
206

2,729
(負ののれん)
該当事項はありません。
(1株当たり情報)
前連結会計年度
(自 2024年3月1日
至 2025年2月28日)
当連結会計年度
(自 2025年3月1日
至 2026年2月28日)
1株当たり純資産額
1,559円30銭
1株当たり純資産額
1,535円03銭
1株当たり当期純利益
126円33銭
1株当たり当期純損失(△)
△27円44銭
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
107円25銭
潜在株式調整後1株当たり当期純利益

(注)1 当社は、2024年9月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。前連結会計年度の
期首に当該株式分割が行われたと仮定して、1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益または1株当たり当
期純損失及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益を算定しております。
2 当連結会計年度の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの1株当たり当
期純損失であるため記載しておりません。
3 算定上の基礎
(1) 1株当たり純資産額
前連結会計年度
(2025年2月28日)
当連結会計年度
(2026年2月28日)
連結貸借対照表の純資産の部の合計額(百万円)
500,348
477,749
普通株式に係る純資産額(百万円)
473,048
449,788
連結貸借対照表の純資産の部の合計額と1株当たり純資産額の算定に用いられた普通株式に係る当連結会計年度末の純資産額との差額の主な内容
非支配株主持分(百万円)
27,299
27,960
普通株式の発行済株式数(株)
315,566,316
305,208,916
普通株式の自己株式数(株)
12,194,482
12,194,516
1株当たり純資産額の算定に用いられた普通株式の数(株)
303,371,834
293,014,400
(2) 1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益
前連結会計年度
(自 2024年3月1日
至 2025年2月28日)
当連結会計年度
(自 2025年3月1日
至 2026年2月28日)
連結損益計算書上の親会社株主に帰属する当期純利益または親会社株主に帰属する当期純損失
(△)(百万円)
39,525
△8,194
普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純利益または普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純損失(△)(百万円)
39,525
△8,194
普通株主に帰属しない金額(百万円)


普通株式の期中平均株式数(株)
312,866,668
298,546,228
潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定に用いられた当期純利益調整額の主要な内訳(百万円)
その他営業外収益(税額相当額控除後)
△20

親会社株主に帰属する当期純利益調整額
(百万円)
△20

潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定に用いられた普通株式増加数の主要な内訳(株)
転換社債型新株予約権付社債
55,463,117

普通株式増加数(株)
55,463,117

希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定に含めなかった潜在株式の概要


(重要な後発事象)
該当事項はありません。
4.個別財務諸表及び主な注記
(1)貸借対照表
(単位:百万円)
前事業年度
(2025年2月28日)
当事業年度
(2026年2月28日)
資産の部
流動資産
現金及び預金
32,850
13,139
受取手形
188
291
売掛金
※1
76,748
※1
83,016
商品
28,500
28,052
貯蔵品
668
721
前渡金
501
717
前払費用
2,951
3,326
短期貸付金
※1
13,765
※1
33,151
立替金
※1
4,821
※1
4,467
その他
※1
23,214
※1
25,982
貸倒引当金
△2,029
△2,141
流動資産合計
182,180
190,724
固定資産
有形固定資産
建物
※3
113,242
※3
112,730
構築物
1,243
1,119
車両運搬具
0
0
工具、器具及び備品
6,365
8,484
土地
355,511
352,792
リース資産
216
61
建設仮勘定
878
908
有形固定資産合計
477,459
476,097
無形固定資産
借地権
3,777
3,777
共同施設負担金
3,960
3,707
ソフトウエア
5,932
7,405
その他
4,268
5,381
無形固定資産合計
17,939
20,273
投資その他の資産
投資有価証券
19,038
24,594
関係会社株式
47,244
47,616
長期貸付金
※1
82,130
※1
76,614
差入保証金
※1
15,753
※1
15,084
繰延税金資産
6,321
12,152
その他
520
1,226
貸倒引当金
△5,301
△5,321
投資その他の資産合計
165,707
171,968
固定資産合計
661,106
668,339
資産合計
843,286
859,064
(単位:百万円)
前事業年度
(2025年2月28日)
当事業年度
(2026年2月28日)
負債の部
流動負債
買掛金
※1
76,732
※1
81,052
短期借入金
※1
136,110
※1
233,969
1年内償還予定の社債

10,010
リース債務
198
55
未払金
※1
17,808
※1
18,405
未払法人税等
2,094
31
未払費用
1,047
1,262
契約負債
15,366
17,602
商品券
40,322
37,478
預り金
※1
69,864
※1
62,439
役員賞与引当金
96
96
ポイント引当金
2,181
2,244
その他
※1
2,958
※1
2,997
流動負債合計
364,780
467,645
固定負債
社債
80,113
10,000
長期借入金
83,000
110,000
リース債務
68
12
退職給付引当金
36,445
32,237
関係会社事業損失引当金
2,140
1,937
長期預り金
※1
7,246
※1
6,858
再評価に係る繰延税金負債
8,372
8,046
その他
637
2,084
固定負債合計
218,023
171,176
負債合計
582,804
638,822
(単位:百万円)
前事業年度
(2025年2月28日)
当事業年度
(2026年2月28日)
純資産の部
株主資本
資本金
66,025
66,025
資本剰余金
資本準備金
36,634
36,634
資本剰余金合計
36,634
36,634
利益剰余金
利益準備金
60
60
その他利益剰余金
固定資産圧縮積立金
29,945
29,060
別途積立金
72,070
72,070
繰越利益剰余金
56,711
17,437
利益剰余金合計
158,787
118,628
自己株式
△12,555
△14,899
株主資本合計
248,891
206,387
評価・換算差額等
その他有価証券評価差額金
8,362
12,120
繰延ヘッジ損益
5
0
土地再評価差額金
3,223
1,733
評価・換算差額等合計
11,591
13,854
純資産合計
260,482
220,241
負債純資産合計
843,286
859,064
(2)損益計算書
(単位:百万円)
前事業年度
(自 2024年3月1日
至 2025年2月28日)
当事業年度
(自 2025年3月1日
至 2026年2月28日)
営業収益
※1
339,115
※1
328,007
売上高
※1
312,280
※1
300,879
売上原価
※1
146,189
※1
137,843
売上総利益
166,091
163,035
その他の営業収入
※1
26,834
※1
27,128
営業総利益
192,925
190,163
販売費及び一般管理費
※1
,
※2
165,506
※1
,
※2
165,994
営業利益
27,419
24,169
営業外収益
受取利息及び配当金
※1
17,073
※1
11,754
固定資産受贈益
637
1,025
未回収商品券整理益
1,284
2,168
その他
※1
221
※1
757
営業外収益合計
19,216
15,706
営業外費用
支払利息
※1
2,056
※1
2,814
関係会社株式評価損

1,009
整理済商品券回収費用
593
536
その他
※1
1,470
※1
319
営業外費用合計
4,121
4,679
経常利益
42,514
35,196
特別利益
固定資産売却益
※3
76
※3
12,606
投資有価証券売却益
※4
2,732
※4
178
特別利益合計
2,809
12,785
特別損失
投資有価証券評価損
432

固定資産除却損
※5
2,252
※5
3,237
減損損失
※6
2,706
※6
1,643
店舗閉鎖損失
709
1,033
転換社債償還損

72,065
その他

467
特別損失合計
6,100
78,446
税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△)
39,222
△30,464
法人税、住民税及び事業税
378
△2,480
法人税等調整額
7,195
△8,268
法人税等合計
7,573
△10,748
当期純利益又は当期純損失(△)
31,648
△19,715
(3)株主資本等変動計算書
前事業年度(自 2024年3月1日 至 2025年2月28日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金
資本剰余金
利益剰余金
資本準備金
その他資本剰余金
資本剰余金合計
利益準備金
その他利益剰余金
利益剰余金合計
固定資産
圧縮積立金
別途積立金
繰越利益
剰余金
当期首残高
66,025
36,634
17,393
54,028
60
29,965
72,070
49,729
151,824
当期変動額
剰余金の配当

6,782

6,782
固定資産圧縮積立金の取崩

20
20

当期純利益
31,648
31,648
自己株式の取得・処分
0
0
自己株式の消却

17,393

17,393

17,903

17,903
株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
当期変動額合計



17,393

17,393


20

6,982
6,962
当期末残高
66,025
36,634

36,634
60
29,945
72,070
56,711
158,787
株主資本
評価・換算差額等
純資産合計
自己株式
株主資本合計
その他有価証券評価差額金
繰延ヘッジ損益
土地再評価差額金
評価・換算
差額等合計
当期首残高

32,851
239,026
10,525
3
3,223
13,752
252,779
当期変動額
剰余金の配当

6,782

6,782
固定資産圧縮積立金の取崩


当期純利益
31,648
31,648
自己株式の取得・処分

15,001

15,001

15,001
自己株式の消却
35,297


株主資本以外の項目の当期変動額(純額)


2,163
2


2,161

2,161
当期変動額合計
20,296
9,865

2,163
2


2,161
7,703
当期末残高

12,555
248,891
8,362
5
3,223
11,591
260,482
当事業年度(自 2025年3月1日 至 2026年2月28日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金
資本剰余金
利益剰余金
資本準備金
その他資本剰余金
資本剰余金合計
利益準備金
その他利益剰余金
利益剰余金合計
固定資産
圧縮積立金
別途積立金
繰越利益
剰余金
当期首残高
66,025
36,634

36,634
60
29,945
72,070
56,711
158,787
当期変動額
剰余金の配当

9,032

9,032
固定資産圧縮積立金の取崩

496
496

当期純損失

19,715

19,715
自己株式の取得・処分


自己株式の消却



12,655

12,655
土地再評価差額金の取崩
1,244
1,244
税率変更による積立金の調整額

388
388

株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
当期変動額合計






885


39,273

40,159
当期末残高
66,025
36,634

36,634
60
29,060
72,070
17,437
118,628
株主資本
評価・換算差額等
純資産合計
自己株式
株主資本合計
その他有価証券評価差額金
繰延ヘッジ損益
土地再評価差額金
評価・換算
差額等合計
当期首残高

12,555
248,891
8,362
5
3,223
11,591
260,482
当期変動額
剰余金の配当

9,032

9,032
固定資産圧縮積立金の取崩


当期純損失

19,715

19,715
自己株式の取得・処分

15,000

15,000

15,000
自己株式の消却
12,655


土地再評価差額金の取崩
1,244
1,244
税率変更による積立金の調整額


株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

3,758

5

1,490
2,262
2,262
当期変動額合計

2,344

42,503
3,758

5

1,490
2,262

40,240
当期末残高

14,899
206,387
12,120
0
1,733
13,854
220,241
(4)個別財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(表示方法の変更)
(損益計算書)
前事業年度において、「営業外収益」の「その他」に含めておりました「固定資産受贈益」(前事業年度637百万円)は、金額的重要性が増したため、当事業年度より独立掲記しております。
前事業年度において、独立掲記しておりました「営業外費用」の「関係会社事業損失引当金繰入額」は、重要性が乏しくなったため、当事業年度より「その他」に含めて表示しております。この結果、前事業年度の損益計算書において、「営業外費用」に表示していた「関係会社事業損失引当金繰入額」1,192百万円、「その他」278百万円を、「その他」1,470百万円として組み替えております。
(貸借対照表に関する注記)
※1 関係会社に対する金銭債権及び金銭債務(区分表示されたものを除く)
前事業年度
(2025年2月28日)
当事業年度
(2026年2月28日)
短期金銭債権
56,926
百万円
81,381
百万円
長期金銭債権
86,577
百万円
81,051
百万円
短期金銭債務
168,486
百万円
155,870
百万円
長期金銭債務
4,488
百万円
4,488
百万円
2 保証債務
前事業年度
(2025年2月28日)
当事業年度
(2026年2月28日)
従業員の住宅ローンに対する保証
1
百万円
0
百万円
※3 圧縮記帳額
国庫補助金の受入により、有形固定資産の取得価額から直接減額された圧縮記帳額は、次のとおりであります。
前事業年度
(2025年2月28日)
当事業年度
(2026年2月28日)
建物
70
百万円
70
百万円
(損益計算書に関する注記)
※1 関係会社との取引高
前事業年度
(自 2024年3月1日
至 2025年2月28日)
当事業年度
(自 2025年3月1日
至 2026年2月28日)
営業取引による取引高
売上高
1,121
百万円
886
百万円
仕入高
6,174
百万円
5,643
百万円
販売費及び一般管理費
41,695
百万円
46,807
百万円
その他の取引高
21,097
百万円
21,898
百万円
営業取引以外の取引高
21,527
百万円
20,254
百万円
※2 販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は次のとおりであります。
前事業年度
(自 2024年3月1日
至 2025年2月28日)
当事業年度
(自 2025年3月1日
至 2026年2月28日)
役員報酬及び給料手当
40,178
百万円
40,648
百万円
広告宣伝費
8,549
百万円
7,859
百万円
ポイント引当金繰入額
2,181
百万円
2,244
百万円
配送費及び作業費
32,210
百万円
32,339
百万円
減価償却費
14,477
百万円
14,891
百万円
不動産及び機械賃借料
20,707
百万円
21,245
百万円
※3 固定資産売却益の内容は、次のとおりであります。
前事業年度
(自 2024年3月1日
至 2025年2月28日)
当事業年度
(自 2025年3月1日
至 2026年2月28日)
土地
41
百万円
13,506
百万円
建物及び構築物(純額)
35
百万円
△897
百万円
その他

百万円
△2
百万円
合計
76
百万円
12,606
百万円
当事業年度において、土地と建物等が一体となった固定資産を売却した際、各資産種類毎では売却益、売却損が発生しているため、売却損益を通算して固定資産売却益を計上しております。
※4 前事業年度及び当事業年度における投資有価証券売却益は主に上場株式を売却したものであります。
※5 固定資産除却損の内容は、次のとおりであります。
前事業年度
(自 2024年3月1日
至 2025年2月28日)
当事業年度
(自 2025年3月1日
至 2026年2月28日)
建物
716
百万円
1,115
百万円
その他の固定資産
73
百万円
208
百万円
原状回復費用
1,461
百万円
1,912
百万円
合計
2,252
百万円
3,237
百万円
※6 減損損失
前事業年度(自 2024年3月1日 至 2025年2月28日)
以下の資産グループにおいて減損損失を計上しております。
場所
用途
種類
減損損失
柏店
(千葉県柏市)
店舗等
建物
1,324
百万円
その他
307
百万円
EC店
(東京都中央区)
事業運営等
ソフトウエア
833
百万円
その他
0
百万円
クロスメディア事業部
(東京都中央区)
事業運営等
ソフトウエア
68
百万円
その他
0
百万円
その他
店舗等
建物
93
百万円
その他
78
百万円
合  計
2,706
百万円
当社は、キャッシュ・フローを生み出す最小単位として、主として店舗を基本単位として資産のグルーピングをしております。
このうち、業績不振等によって割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回った資産グループについては、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失2,706百万円として特別損失に計上しました。回収可能価額は使用価値又は正味売却価額により算定しております。使用価値については将来キャッシュ·フローがマイナスの資産グループを、零として算定しております。また正味売却価額については、不動産鑑定評価額等に基づき算定しております。
当事業年度(自 2025年3月1日 至 2026年2月28日)
以下の資産グループにおいて減損損失を計上しております。
場所
用途
種類
減損損失
柏店
(千葉県柏市)
店舗等
建物
577
百万円
その他
208
百万円
洛西店
(京都市西京区)
店舗等
土地
535
百万円
その他
6
百万円
その他
店舗等
ソフトウェア
225
百万円
その他
90
百万円
合  計
1,643
百万円
当社は、キャッシュ・フローを生み出す最小単位として、主として店舗を基本単位として資産のグルーピングをしております。
このうち、業績不振等によって割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回った資産グループについては、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失1,643百万円として特別損失に計上しました。回収可能価額は使用価値又は正味売却価額により算定しております。使用価値については将来キャッシュ·フローがマイナスの資産グループを、零として算定しております。また正味売却価額については、不動産鑑定評価額等に基づき算定しております。
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
5.その他
(役員の異動)
当社は、2026年2月19日開催の取締役会において、2026年5月開催予定の第160回定時株主総会における承認を条件として、現在の「監査役会設置会社」から「監査等委員会設置会社」に移行することを決議しております。
①代表取締役の異動
該当事項はありません。
②その他の役員の異動
・新任取締役候補
佐藤 尚弘  (現 専務執行役員 企画本部長、史料館担当)
大川 秋生  (現 情報システム・情報セキュリティ担当顧問)
末吉 武嘉  (現 髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ株式会社 代表取締役社長)
・監査等委員である取締役候補
片岡 不二恵 (現 常勤監査役)
岡部 恒明  (現 常勤監査役)
菅原 邦彦  (現 社外監査役)
寺原 真希子 (現 社外監査役)
菅久 修一
・退任予定取締役
難波  斉  (現 取締役)
横山 和久  (現 取締役)
園田 篤弘  (現 取締役)
青木 和宏  (現 取締役)
後藤  晃  (現 社外取締役)

出典: 決算短信PDF(外部リンク)

大量保有報告書(5%超の株主)

報告日 提出者(グループ) 個別保有者 保有割合
個別 / 合計
株数 保有目的 種別
2026-04-28 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 株式会社三菱UFJ銀行 1.02%
計 5.23%
310万株 政策投資・退職給付信託 新規
2026-04-28 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 三菱UFJ信託銀行株式会社 2.27%
計 5.23%
692万株 政策投資・純投資 新規
2026-04-28 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 三菱UFJアセットマネジメント株式会社 1.94%
計 5.23%
591万株 純投資 新規
2026-04-28 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 株式会社三菱UFJ銀行 1.02%
計 5.23%
310万株 政策投資・退職給付信託 新規
2026-04-28 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 三菱UFJ信託銀行株式会社 2.27%
計 5.23%
692万株 政策投資・純投資 新規
2026-04-28 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 三菱UFJアセットマネジメント株式会社 1.94%
計 5.23%
591万株 純投資 新規
2026-04-28 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 株式会社三菱UFJ銀行 1.02%
計 5.23%
310万株 政策投資・退職給付信託 新規
2026-04-28 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 三菱UFJ信託銀行株式会社 2.27%
計 5.23%
692万株 政策投資・純投資 新規
2026-04-28 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 三菱UFJアセットマネジメント株式会社 1.94%
計 5.23%
591万株 純投資 新規
2026-04-07 野村證券株式会社 (同左) 0.01%
計 12.64%
2万株 証券業務に係る商品在庫、及び累積投資業務の運営目的として保有している。 変更

※「個別保有者」が「(同左)」の行は提出者本人による保有。複数行が同じ提出者なら共同保有グループの内訳を表します。 保有目的が長い場合は冒頭40字のみ表示し、ホバーで全文表示します。

財務データ推移

年度売上高営業利益純利益 総資産純資産EPS配当
2026 4,924億円 535億円 ▲82億円 13,462億円 4,777億円 -27.4 34.0
2025 4,985億円 575億円 395億円 12,960億円 5,003億円 126.3 49.0
2024 4,661億円 459億円 316億円 12,705億円 4,788億円 200.5 37.0
2023 4,434億円 325億円 278億円 11,782億円 4,365億円 169.8 26.0
2022 7,611億円 41億円 54億円 11,443億円 4,205億円 32.1 24.0
2021 6,809億円 ▲135億円 ▲340億円 11,505億円 4,151億円 -203.7 24.0
2020 9,191億円 256億円 160億円 11,685億円 4,559億円 93.3 24.0
2019 9,128億円 267億円 164億円 10,781億円 4,616億円 94.1 18.0
2018 9,078億円 353億円 237億円 10,358億円 4,495億円 67.7 12.0
2017 9,236億円 340億円 209億円 9,865億円 4,219億円 59.7 12.0
2016 9,296億円 330億円 238億円 9,744億円 4,074億円 67.9 12.0
2015 9,125億円 320億円 226億円 9,796億円 4,085億円 132.6 10.0
2014 9,042億円 187億円 9,021億円 3,649億円 56.7 10.0
2013 8,703億円 165億円 7,907億円 3,354億円 50.1 10.0
2012 8,581億円 109億円 8,039億円 3,075億円 33.0 10.0

事業の状況(有価証券報告書より)

最新の有価証券報告書から、事業内容・リスク・経営方針・経営成績の概況を掲載します。各セクションをクリックして展開してください。

沿革 FY2025 / 約2,699字
2【沿革】  当社は1831年(天保2年)、初代飯田新七が京都烏丸松原で古着木綿商を始めました。これが髙島屋の創業です。創業以来、京都、大阪、東京に店舗を広め、の商標のもとにその事業を継承してきました。1909年(明治42年)に、資本金100万円をもって髙島屋飯田合名会社を設立、その後、1919年(大正8年)8月20日に組織を変更して、株式会社髙島屋呉服店(1930年(昭和5年)に現在の株式会社髙島屋に変更)となり、以来次第に近代百貨店の体制を整えて現在に至りました。 1919年8月株式会社髙島屋呉服店を設立。 本店所在地を京都(下京区烏丸通)に、店舗を京都のほか、大阪(南区心斎橋筋)、東京(京橋区南伝馬町)に置く。1930年12月商号を「株式会社髙島屋」に変更。 大阪市南区難波(現・中央区難波)に南海店(現・大阪店)を開店。1933年3月東京店を東京都中央区日本橋に移転。(現・日本橋店)1939年6月株式会社髙島屋工作所(現・髙島屋スペースクリエイツ株式会社)を設立。(現・連結子会社)1942年4月株式会社宝屋(現・株式会社グッドリブ)を設立。(現・連結子会社)1944年3月本店所在地を京都市から、大阪市南区難波(現・中央区難波)に移転。1949年5月大阪証券取引所及び東京証券取引所に上場。1950年10月 京都市下京区四条河原町(現在地)に京都店第1期増築完成。(創業の地・烏丸店は1952年閉鎖)1957年4月株式会社横浜髙島屋を設立。(1959年10月横浜市西区南幸町に横浜店を開店)1960年12月 株式会社東京ストアを設立。(1970年1月株式会社立川髙島屋に商号変更。同年6月東京都立川市曙町に立川店を開店。2023年1月百貨店区画営業終了)1961年5月株式会社米子髙島屋を設立。(1964年4月鳥取県米子市角盤町に米子店を開店)1961年10月株式会社髙島屋工作所(現・髙島屋スペースクリエイツ株式会社)が大阪証券取引所市場第2部に上場。1963年12月東神開発株式会社を設立。(現・連結子会社)1964年10月大阪府堺市三国ヶ丘御幸通(現・堺市堺区三国ヶ丘御幸通)に堺店を開店。(2026年1月閉店)1968年7月 株式会社大宮髙島屋を設立。(1970年11月大宮市大門町(現・さいたま市大宮区大門町)に大宮店を開店)1969年11月東京都世田谷区玉川に株式会社横浜髙島屋・玉川店を開店。1970年1月 京葉興業株式会社を設立。(1971年7月株式会社柏髙島屋に商号変更。1973年11月千葉県柏市末広町に柏店を開店)1971年4月 株式会社岡山髙島屋を設立。(1973年5月岡山市本町(現・岡山市北区本町)に岡山店を開店)1972年11月株式会社高崎髙島屋を設立。(1977年10月群馬県高崎市旭町に高崎店を開店)1973年5月和歌山市東蔵前丁に和歌山店を開店。(2014年8月閉店)1973年8月株式会社髙島屋友の会を設立。(現・連結子会社)1974年3月 株式会社泉北髙島屋を設立。(同年11月堺市茶山台(現・堺市南区茶山台)に泉北店を開店)1974年8月 株式会社ヤナゲン髙島屋を設立。(1976年10月株式会社岐阜髙島屋に社名変更。1977年9月岐阜市日ノ出町に岐阜店を開店。同店は2024年7月閉店) 1975年3月株式会社大宮髙島屋、株式会社柏髙島屋が合併し、株式会社大宮柏髙島屋を設立。1982年4月京都市西京区大原野に洛西店を開店。(2026年8月閉店予定)1983年3月 株式会社高崎髙島屋、株式会社大宮柏髙島屋、株式会社立川髙島屋が合併し、株式会社関東髙島屋を設立。1983年10月横浜市港南区港南台に株式会社横浜髙島屋・港南台店を開店。(2020年8月閉店)1986年8月髙島屋クレジット株式会社(現・髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ株式会社)を設立。(現・連結子会社)1989年6月シンガポールにTAKASHIMAYA SINGAPORE PTE.LTD.(現・TAKASHIMAYA SINGAPORE LTD.)を設立。(現・連結子会社)(1993年10月にシンガポール髙島屋開店)1990年9月株式会社関東髙島屋を合併。同社各店はそれぞれ株式会社髙島屋の立川店(前記のとおり現在は百貨店区画営業終了)、大宮店、柏店及び高崎店となる。1991年5月岡山県津山市大手町に株式会社岡山髙島屋・津山店を開店。(1999年3月閉店)1995年9月株式会社横浜髙島屋、株式会社岐阜髙島屋、株式会社泉北髙島屋、株式会社岡山髙島屋及び株式会社米子髙島屋を合併。各社はそれぞれ株式会社髙島屋の横浜店、玉川店、港南台店、岐阜店、泉北店、岡山店、津山店及び米子店となる。(なお、港南台店、岐阜店及び津山店は前記のとおり現在は閉店)1996年10月東京都渋谷区千駄ヶ谷に新宿店を開店。2000年10月株式会社髙島屋工作所(現・髙島屋スペースクリエイツ株式会社)が株式交換により100%子会社となった結果、大阪証券取引所市場第2部上場を廃止。2001年9月建装事業を株式会社髙島屋工作所(現・髙島屋スペースクリエイツ株式会社)に営業譲渡。2003年9月会社分割により米子店を分社化し、株式会社米子髙島屋を設立。(2020年3月株式譲渡)2004年4月会社分割により岡山店、岐阜店及び高崎店を分社化し、株式会社岡山髙島屋、株式会社岐阜髙島屋及び株式会社高崎髙島屋を設立。(現・連結子会社)2009年2月 2013年9月中国上海市に上海高島屋百貨有限公司を設立。(現・連結子会社)(2012年12月上海高島屋開店)ベトナムホーチミン市にTAKASHIMAYA VIETNAM LTD.を設立。(現・連結子会社)(2016年7月ホーチミン髙島屋開店)2015年2月 2020年3月 2020年3月 タイバンコク市にSIAM TAKASHIMAYA (THAILAND) CO.,LTD.を設立。(現・連結子会社)(2018年11月サイアム髙島屋開店)株式会社米子髙島屋の全株式を株式会社ジョイアーバンに譲渡。株式会社米子髙島屋とは商標等ライセンス契約を締結し、屋号はJU米子髙島屋として営業継続。髙島屋クレジット株式会社と髙島屋保険株式会社を合併し、存続会社である髙島屋クレジット株式会社の商号を「髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ株式会社」に変更。2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。
配当政策 FY2025 / 約523字
3【配当政策】 当社では、安定的な配当水準を維持することを基本スタンスとしながら、業績や経営環境を総合的に勘案し、株主の皆様への利益還元を図ってまいります。 当社は、「取締役会の決議によって、毎年8月31日を基準日として中間配当をすることができる。」旨を定款に定めております。 当社の剰余金の配当は、中間配当及び期末配当の年2回を基本的な方針としております。配当の決定機関は、中間配当は取締役会、期末配当は株主総会であります。 当期の剰余金の配当につきましては、安定的な配当水準を維持することを基本スタンスとしながら、業績や経営環境を総合的に勘案し、中間配当として1株につき17円とし、また期末配当として1株につき17円を予定しております。 内部留保資金につきましては、各店舗の改装など営業力の拡充及び財務体質の強化のための原資として活用させていただく所存であります。(注) 当期を基準日とする剰余金の配当の取締役会又は株主総会の決議(予定)年月日は以下のとおりであります。決議年月日配当金の総額(百万円)1株当たり配当額(円)2025年10月14日5,08817.00取締役会決議2026年5月26日4,98117.00定時株主総会決議(予定)
監査の状況 FY2025 / 約3,795字
(3)【監査の状況】① 監査役監査の状況a.組織・人員・当社の監査役は4名であり、常勤監査役2名、社外監査役2名から構成されています。・当社の監査役会は、監査役選定基準において、①監査役任期(4年間)を全うすることができる ②業務執行者からの独立性が確保できている ③監査役として適切な経験・能力及び必要な財務・会計・法務に関する知識を有する、特に財務・会計に関する十分な知見を有する者を1名以上確保できている ことを選定要件としています。監査役会は、この選定基準に則り、監査役の選任に関する議案を株主総会に提出することに対する同意の決議を行います。・監査役会の事務局機能及び監査役の職務遂行のサポート機能を担う専任の監査役スタッフ1名を配置し、監査役監査の実効性を確保しています。 b.監査役会の活動状況・監査役会は、髙島屋監査役会規則に則り、監査報告の作成、常勤監査役の選定及び解職、監査の方針、監査計画、業務及び財産状況の調査の方法、その他の監査役の職務の執行に関する事項、及び内部統制システムの整備・運用状況等の監査の結果について検討すると共に、会計監査人の選任、解任又は不再任に関する事項の決定、会計監査人の報酬等に対する同意等、監査役会決議事項及び同意事項について審議・決議します。・監査役会は、会計監査人が独立の立場を保持し適正な監査を実施しているかを監視し検証すると共に、会計監査人からその職務の執行状況について報告を受け、必要に応じて説明を求めています。また、会計監査人から「職務の遂行が適正に行われることを確保するための体制」(会社計算規則第131条各号に掲げる事項)を「監査に関する品質管理基準」(企業会計審議会)等に従って整備している旨の通知を受けています。・当事業年度は監査役会を13回開催しました。平均所要時間は83分間でした。・個々の監査役の出席状況は次のとおりでした。 氏名出席状況 ※出席/開催常勤監査役片岡 不二恵13回/13回 岡部 恒明13回/13回社外監査役菅原 邦彦13回/13回 寺原 真希子13回/13回 ・当事業年度において、監査役会には 協議事項13件、決議事項12件、報告事項55件、 その他2件、計82件の議案が付議されました。・監査役会は、代表取締役と定期的に会合を開催し、重要課題等の意見交換を行い、代表取締役との相互認識を深めました。・監査役会は、社外取締役と業務監査室監査報告を定期的に聴取し意見交換を行うと共に、社外取締役とのコミュニケーションの機会を設け情報の共有と相互認識を深めました。・監査役会は、会計監査人から期初に会計監査人監査計画の説明を受け、期中に監査状況を聴取、期末には会社法監査及び金融商品取引法監査の結果報告を受けました。また、適宜コミュニケーションの機会を設け、監査役会と会計監査人の連携に取り組みました。・監査役会は、「監査上の主要な検討事項(KAM)」に関し、会計監査人と、監査役会・期中の報告会等の機会を通じ、想定される検討事項の絞込みに関する協議、対象項目の選定に向けたスケジュールの確認等の連携を図りました。 c.監査役の主な活動状況・監査役は、監査役会において定めた髙島屋監査役監査基準並びに当事業年度の監査役監査方針及び監査計画に則り、取締役会その他重要な会議へ出席する他、取締役、執行役員、業務監査室、内部管理部門等から職務の執行状況について報告を受け、必要に応じて説明を求めています。また、稟議書、契約書等の重要な決裁書類等を閲覧・調査すると共に、本社、百貨店各店、各事業部及び関係会社に対して業務及び財産状況についての往査を行っています。・当事業年度の監査役監査方針における重点監査項目として、①取締役会等の意思決定の監査 ②事業報告及び計算関係書類等の監査 ③内部統制システムに係る監査 ④グループ・ガバナンスに係る監査 ⑤会計監査人の職務遂行の適正性を確保するための体制の監査 を定めました。・常勤監査役を中心に、当事業年度の監査役監査方針に基づき、取締役、執行役員、本社各部、百貨店各店、各事業部及びグループ関係会社から報告を聴取、又は往査し、業務の執行状況を監査すると共に、事業報告及び計算関係書類等の監査により財産の状況を確認しました。これらの監査結果については、監査役会において報告・審議され、全監査役によって確認されました。 ※なお当社は、2026年5月26日開催予定の第160回定時株主総会の議案(決議事項)として、「監査等委員会設置会社への移行」「定款の一部変更」及び「監査等委員である取締役5名選任の件」を提案しており、これらの議案が承認可決された場合、新たに設置した監査等委員会は、監査等委員である取締役5名(うち3名は独立社外取締役)で構成されることになります。 ② 内部監査の状況当社における内部監査は、業務監査室(人員13名)が担当しており、定期的に業務監査及び財務報告に係る内部統制の整備・運用評価を行い、諸法令や社内諸規則の遵守状況、経営活動全般にわたる管理・運営状況、重点施策の執行・浸透状況を独立した立場から検討・評価し、その結果に基づく問題点の指摘及び改善の方向性の提案・改善状況の確認を行っております。また取締役会へ監査結果を報告するとともに、取締役及び監査役との意見交換を定期的に行うことにより、経営に資する有効な監査の実施に努めております。 ③ 会計監査の状況a.監査法人の名称有限責任 あずさ監査法人 b.継続監査期間51年間 c.業務を執行した公認会計士服部 將一西本  弘 d.監査業務に係る補助者の構成当社の会計監査業務に係る補助者は、公認会計士24名、その他51名であります。 e.会計監査人の解任又は不再任の決定の方針監査役会は、会計監査人が会社法第340条第1項の解任事由のいずれかに該当する場合、解任する必要があると判断したときは、監査役全員の同意により、会計監査人を解任します。この場合、監査役会が選定した監査役は、会計監査人解任後最初に招集される株主総会において、解任した旨及びその理由を報告します。また、監査役会は、上記の場合のほか、会計監査人が会社法、公認会計士法等の法令違反による懲戒処分や監督官庁からの処分を受けた場合、職業倫理、独立性、専門性、効率性、品質管理体制等の観点から監査を遂行するに不十分であると認められた場合、その他の事情を総合的に勘案して会計監査人を解任すること又は再任しないことが相当であると判断した場合には、株主総会に提出する会計監査人の解任又は不再任に関する議案の内容を決定します。 ※なお当社は、2026年5月26日開催予定の第160回定時株主総会の議案(決議事項)として、「監査等委員会設置会社への移行」「定款の一部変更」を提案しており、当該議案が承認可決された場合、上記方針の「監査役会」とあるのは「監査等委員会」と、「監査役」とあるのは「監査等委員」とする予定です。 f.会計監査人の選任の方針と評価監査役会は、「会計監査人の解任又は不再任の決定の方針」に則り、当事業年度における会計監査人の職業倫理、独立性、専門性、効率性、品質管理体制を審査すると共に、「会計監査人の評価基準」に則り、当事業年度の会計監査人への聴取、及び社内関係部署等への聴取をもとに監査の実施状況等について評価を行い、会計監査人としての適正性の判定と再任の適否について協議しました。その結果、監査役会は会計監査人の再任を決定しました。 ④ 監査報酬の内容等a.監査公認会計士等に対する報酬等区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)提出会社157-1594連結子会社52-54-計209-2134当社における非監査業務の内容は、主なものとして、サステナビリティ情報開示に係る助言業務を依頼し、対価を支払っております。 b.監査公認会計士等と同一のネットワーク(KPMG)に対する報酬(a.を除く)区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)提出会社-15-14連結子会社56456329計56606344当社における非監査業務の内容は、主なものとして、グループ通算制度の適用に係る助言業務を依頼し、対価を支払っております。また、連結子会社における非監査業務の内容は、在外子会社の税務に係る助言業務等を依頼し、対価を支払っております。 c.その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容該当事項はありません。 d.監査報酬の決定方針該当事項はありません。 e.監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由監査役会は、過年度の監査計画における監査項目別、階層別監査時間の実績及び報酬額の推移並びに会計監査人の職務遂行状況を確認し、当事業年度の監査計画及び報酬額の妥当性を検討した結果、会計監査人の報酬等について相当であると判断し会社法第399条第1項の同意を行っております。
設備の概要 FY2025 / 約298字
1【設備投資等の概要】 当連結会計年度の設備投資については、百貨店業及び商業開発業を中心に、全体で43,623百万円実施いたしました。 セグメントの設備投資について示すと、次のとおりであります。 1 国内百貨店業24,493百万円2 海外百貨店業1,174 3 国内商業開発業14,861 4 海外商業開発業1,869 5 金融業88 6 建装業164 7 その他1,568 8 消去又は全社△596 計43,623  国内百貨店業では、当社が新宿店・日本橋店・京都店・大阪店を中心とした店内改装等を実施いたしました。 国内商業開発業では、東神開発㈱が玉川髙島屋S・Cの改装等を実施いたしました。
従業員の状況 FY2025 / 約1,778字
5【従業員の状況】(1)連結会社の状況 2026年2月28日現在セグメントの名称従業員数(名)国内百貨店業3,541(3,650)海外百貨店業914(102)国内商業開発業271(75)海外商業開発業197(3)金融業389(173)建装業288(70)報告セグメント計5,600(4,073)その他918(3,291)合計6,518(7,364)(注)1 従業員数は、就業人員であります。2 「従業員数」欄の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員であります。 (2)提出会社の状況 2026年2月28日現在従業員数(名)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(千円)3,463(3,386)49.325.37,920 セグメントの名称従業員数(名)国内百貨店業3,417(3,334)その他46(52)合計3,463(3,386)(注)1 従業員数は、就業人員であります。2 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。3 「従業員数」欄の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員であります。 (3)労働組合の状況 ㈱髙島屋、㈱アール・ティー・コーポレーション、髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ㈱、髙島屋スペースクリエイツ㈱、㈱グッドリブ及び㈱髙島屋ファシリティーズの各労働組合は、全髙島屋労働組合連合会を組織しており、UAゼンセン(全国繊維化学食品流通サービス一般労働組合同盟)に加盟しております。また、ハノイ レジデンシャル アンド コマーシャル センター ― HRCC.LTD.の労働組合は、Cau Giay District Confederation of Laborに加盟しております。 なお、労使関係について特に記載すべき事項はありません。 (4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異①提出会社管理職に占める女性労働者の割合(%) (注2)男性労働者の育児休業取得率(%) (注3、4)労働者の男女の賃金の差異(%)(注5、6)全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者34.8229.259.961.658.8 ②連結子会社名称管理職に占める女性労働者の割合(%) (注2)男性労働者の育児休業取得率  (%) (注3、4)労働者の男女の賃金の差異(%)(注5、6)全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者㈱岡山髙島屋50.0-73.554.766.5㈱高崎髙島屋11.1200.050.751.779.3㈱アール・ティー・コーポレーション26.0200.062.279.0103.7東神開発㈱32.1125.072.479.157.6髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ㈱40.4-58.468.139.6髙島屋スペースクリエイツ㈱21.2100.071.169.864.9㈱エー・ティ・エー12.5-74.069.5103.0㈱センチュリーアンドカンパニー63.6200.085.292.090.8㈱髙島屋ファシリティーズ5.9-72.570.9-(注)1 表のうち、該当者がいない場合は「-」で表記しております。2 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。3 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第2号における育児休業等及び育児目的休暇の取得割合を算出したものであります。4 当事業年度に出産した従業員数及び配偶者が出産した従業員数に対して、当事業年度に育児休業を取得した従業員数の割合を算出しております。なお、過年度に出産した従業員又は配偶者が出産した従業員が、当事業年度に育児休業を取得することがあるため、取得率が100%を超えることがあります。5 賃金差異の計算におけるパート・有期雇用労働者には、当該期間中に給与支払いが生じた再雇用社員、契約社員、パートタイマー、アルバイト等を対象に算出しております。6 賃金は支給総額を支給対象人数で割って算出しており、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
研究開発活動 FY2025 / 約21字
6【研究開発活動】 特記事項はありません。
株式の保有状況 FY2025 / 約3,731字
(5)【株式の保有状況】①投資株式の区分の基準及び考え方当社は、保有目的が純投資目的である投資株式と純投資目的以外の目的である投資株式の区分について、株式の価値の変動又は株式に係る配当によって利益を受けることを目的に保有する株式を純投資目的である投資株式、当社グループの事業の円滑な推進と企業価値向上に資することを目的として保有するものを純投資目的以外の目的として区分しております。なお、原則として純投資目的である投資株式は保有しないこととしております。 ②保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式 a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容当社の企業活動においては多くの取引先・事業提携先を有しております。それらの先との親密な関係構築、維持、強化に繋がり当社の経営戦略にも即し、その結果、中長期的な企業価値向上に資するものと認められる株式は保有する一方で、それ以外の株式については縮減を進めます。保有意義の有無については、取締役会で毎年、株式保有が相手先との関係構築、維持、強化に繋がっているか、相手先の時価や業績が、関係深度(取引額等)及び保有に伴うリスクやコストに見合うかの観点で検証し、判断いたします。 b.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式561,689非上場株式以外の株式1822,719 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由非上場株式---非上場株式以外の株式126重要な取引先との関係強化 (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)非上場株式24非上場株式以外の株式1292 c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)㈱クレディセゾン855,200855,200(保有目的・業務提携等の概要)金融業における共同出資会社の運営など事業運営上の関係強化のための保有(定量的な保有効果)中長期的な当社の企業価値向上に資するものと認められると判断しております。有4,0813,011㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ1,164,1631,164,163(保有目的・業務提携等の概要)メインバンクグループとの財務面での関係強化のための保有(定量的な保有効果)中長期的な当社の企業価値向上に資するものと認められると判断しております。有3,4552,215㈱NANKAI1,007,0021,007,002(保有目的・業務提携等の概要)なんば及び南海沿線での店舗の不動産貸借など事業運営上の関係強化のための保有(定量的な保有効果)中長期的な当社の企業価値向上に資するものと認められると判断しております。有3,1362,533トヨタ自動車㈱791,485791,485(保有目的・業務提携等の概要)主として百貨店業における重要な取引先との関係強化のための保有(定量的な保有効果)中長期的な当社の企業価値向上に資するものと認められると判断しております。無3,0272,128SUMINOE㈱1,849,846924,923(保有目的・業務提携等の概要)主として百貨店業における重要な取引先との関係強化のための保有(定量的な保有効果)中長期的な当社の企業価値向上に資するものと認められると判断しております。(株式数が増加した理由)株式分割によるものです。有2,6612,097日本空港ビルデング㈱290,000290,000(保有目的・業務提携等の概要)主として建装業における重要な取引先との関係強化のための保有(定量的な保有効果)中長期的な当社の企業価値向上に資するものと認められると判断しております。無1,5461,296相鉄ホールディングス㈱431,800431,800(保有目的・業務提携等の概要)横浜店の不動産貸借など事業運営上の関係強化のための保有(定量的な保有効果)中長期的な当社の企業価値向上に資するものと認められると判断しております。有1,269969㈱オンワードホールディングス1,477,1371,436,395(保有目的・業務提携等の概要)主として百貨店業における重要な取引先との関係強化のための保有(定量的な保有効果)中長期的な当社の企業価値向上に資するものと認められると判断しております。(株式数が増加した理由)取引先持株会に加入し、定期的に追加取得を行っているためです。有1,206774 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)ANAホールディングス㈱283,813283,813(保有目的・業務提携等の概要)主として百貨店業における重要な取引先との関係強化のための保有(定量的な保有効果)中長期的な当社の企業価値向上に資するものと認められると判断しております。有965808東海旅客鉄道㈱*125,000125,000(保有目的・業務提携等の概要)共同出資の百貨店運営など事業運営上の関係強化のための保有(定量的な保有効果)中長期的な当社の企業価値向上に資するものと認められると判断しております。有576370㈱ロック・フィールド*145,200145,200(保有目的・業務提携等の概要)主として百貨店業における重要な取引先との関係強化のための保有(定量的な保有効果)中長期的な当社の企業価値向上に資するものと認められると判断しております。有205230日本ハム㈱*25,00025,000(保有目的・業務提携等の概要)主として百貨店業における重要な取引先との関係強化のための保有(定量的な保有効果)中長期的な当社の企業価値向上に資するものと認められると判断しております。有178113㈱ホテル、ニューグランド*29,00029,000(保有目的・業務提携等の概要)主として百貨店業における重要な取引先との関係強化のための保有(定量的な保有効果)中長期的な当社の企業価値向上に資するものと認められると判断しております。無171170リゾートトラスト ㈱*51,84025,920(保有目的・業務提携等の概要)主として建装業における重要な取引先との関係強化のための保有(定量的な保有効果)中長期的な当社の企業価値向上に資するものと認められると判断しております。(株式数が増加した理由)株式分割によるものです。無10080㈱歌舞伎座*21,00021,000(保有目的・業務提携等の概要)主として建装業における重要な取引先との関係強化のための保有(定量的な保有効果)中長期的な当社の企業価値向上に資するものと認められると判断しております。無9496㈱帝国ホテル*20,00020,000(保有目的・業務提携等の概要)主として百貨店業における重要な取引先との関係強化のための保有(定量的な保有効果)中長期的な当社の企業価値向上に資するものと認められると判断しております。無2918 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)㈱ロイヤルホテル*6,7056,705(保有目的・業務提携等の概要)主として百貨店業における重要な取引先との関係強化のための保有(定量的な保有効果)中長期的な当社の企業価値向上に資するものと認められると判断しております。無67武蔵野興業㈱*1,3001,300(保有目的・業務提携等の概要)大宮店の不動産貸借など事業運営上の関係強化のための保有(定量的な保有効果)中長期的な当社の企業価値向上に資するものと認められると判断しております。有32日本毛織㈱*-185,000当事業年度中に売却いたしました。有-2451 「-」は当該銘柄を保有していないことを示しております。2 *銘柄は、当期末貸借対照表計上額が資本金額の100分の1以下でありますが、当社の保有する特定投資株式が60銘柄に満たないため、全銘柄について記載しております。3 当社の株式の保有の有無は先方の主要子会社の持株状況も確認しております。 ③保有目的が純投資目的である投資株式該当事項はありません。 ④当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したもの該当事項はありません。 ⑤当事業年度の前4事業年度及び当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したもの該当事項はありません。
関係会社の状況 FY2025 / 約3,591字
4【関係会社の状況】 2026年2月28日現在名称住所資本金又は出資金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容(連結子会社) ㈱岡山髙島屋岡山市北区90国内百貨店業100.0㈱髙島屋より店舗の転借、㈱髙島屋ファシリティーズへ施設管理業務等の委託他役員の兼任 5名㈱岐阜髙島屋岐阜県岐阜市50〃100.0該当なし㈱高崎髙島屋群馬県高崎市50〃100.0㈱髙島屋ファシリティーズへ施設管理業務等の委託他役員の兼任 5名㈱髙島屋友の会東京都中央区50〃(前払式特定取引による取次業)100.0㈱髙島屋より友の会事業の運営受託他役員の兼任 5名タカシマヤ シンガポール LTD.(注)4シンガポール千Sドル海外百貨店業100.0トーシンディベロップメントシンガポールPTE.LTD.へ不動産の賃貸他役員の兼任 4名100,000上海高島屋百貨有限公司 ※1(注)4上海市長寧区千元〃100.0役員の兼任 6名660,000(61.7)タカシマヤ ベトナム LTD.※2ホーチミン市百US$〃100.0髙島屋スペースクリエイツ㈱へ建築設備計画のコンサルティング業務委託他役員の兼任 2名320,042(100.0)サイアム タカシマヤ(タイランド)CO.,LTD. ※2(注)4バンコク市百万THB〃51.0役員の兼任 3名2,200(51.0)東神開発㈱ (注)4東京都世田谷区2,140国内商業開発業100.0㈱髙島屋との店舗賃貸借役員の兼任 6名トーシンディベロップメントシンガポールPTE.LTD. ※3シンガポール千Sドル海外商業開発業100.0タカシマヤ シンガポール LTD.からの不動産の賃借他役員の兼任 3名8,526(100.0)A&BディベロップメントCORP. ※4ホーチミン市百万VND〃70.0該当なし23,375(70.0)ゲートウェイ ベトナムエデュケーション ジョイント ストック カンパニー ※5ハノイ市百万VND〃75.0該当なし168,320(75.0)グローバランドLTD. ※6ロードタウン百US$〃60.0該当なし100(60.0)ハノイ レジデンシャル アンド コマーシャル センター― HRCC LTD. ※7ハノイ市百万VND〃100.0該当なし441,102(100.0)SLUCカンパニーリミテッド ※8〃百万VND〃90.0該当なし867,460(90.0)ト-シン ディベロップメント ベトナム LTD. ※3ホーチミン市百万VND〃100.0役員の兼任 3名38,390(100.0)エヌエスランド ベトナム ジョイント ストック カンパニー ※9ハノイ市百万VND〃75.0該当なし81,800(75.0)VN ABホールディングPTE.LTD. ※3シンガポール 〃51.0該当なし5,143(51.0)トーシン プロパティ インベストメントPTE.LTD. ※3〃 〃100.0該当なし763(100.0)トーシン エデュケーション インベストメントPTE.LTD. ※3〃 〃100.0該当なし6,961(100.0)VNIP ホールディングスPTE.LTD. ※3〃百US$〃100.0該当なし466,190(100.0)VNSL ホールディングスPTE.LTD. ※3〃 〃100.0該当なし4,225(100.0)VNLL ホールディングスPTE.LTD. ※3〃 〃100.0該当なし2,390(100.0) 2026年2月28日現在名称住所資本金又は出資金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容VNOP ホールディングスPTE.LTD. ※3シンガポール 海外商業開発業100.0該当なし538(100.0)TVNVY PTE.LTD. ※3〃百US$〃100.0該当なし635,727(100.0)VNBC PTE.LTD. ※10〃US$〃100.0該当なし1(100.0)VNIBS PTE.LTD. ※10〃US$〃100.0該当なし1(100.0)髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ㈱東京都中央区100金融業69.5㈱髙島屋よりクレジット業務の受託他役員の兼任 7名ヴァスト・キュルチュール㈱大阪府大阪市5〃50.0役員の兼任 4名㈱クレイリッシュ(注)5埼玉県さいたま市99〃51.0役員の兼任 4名髙島屋スペースクリエイツ㈱東京都中央区100建装業100.0㈱髙島屋及び連結子会社より内装工事等の受注他役員の兼任 5名TAKASHIMAYA INTERIOR LIMITED LIABILITY COMPANY ※11ホーチミン市百US$〃100.0役員の兼任 6名700(100.0)㈱グッドリブ東京都中央区100その他(酒類等卸売業)100.0㈱髙島屋及び連結子会社へ酒類等の卸売他役員の兼任 6名㈱アール・ティー・ディー※12〃10〃(卸売業)60.0㈱アール・ティー・コーポレーションへ食品等の卸売他役員の兼任 2名(60.0)タカシマヤトランスコスモス インターナショナルコマースPTE.LTD.シンガポール百US$〃(〃)51.0役員の兼任 3名129,426㈱アール・ティー・コーポレーション東京都中央区470〃(飲食業)100.0㈱髙島屋、東神開発㈱より飲食店の運営受託他役員の兼任 5名㈱エー・ティ・エー〃80〃(広告宣伝業)100.0㈱髙島屋及び連結子会社の宣伝広告媒体作成他役員の兼任 6名㈱ソアズロック ※13名古屋市西区3〃(〃)100.0㈱髙島屋及び連結子会社の映像制作他役員の兼任 3名㈱センチュリーアンドカンパニー東京都中央区90〃(人材派遣業)100.0㈱髙島屋及び連結子会社へ人材派遣・業務請負・研修受託他役員の兼任 6名㈱髙島屋ファシリティーズ※3東京都世田谷区30〃(建物維持・管理請負業他)100.0㈱髙島屋及び連結子会社より設備の維持管理及び警備業務の受託他役員の兼任 4名(100.0)㈱セレクトスクエア東京都中央区100〃(通信販売業)100.0㈱髙島屋より通信販売用写真撮影受託他役員の兼任 4名(持分法適用関連会社) ㈱ジェイアール東海髙島屋名古屋市中村区10,000国内百貨店業34.1㈱髙島屋及び連結子会社へ各種業務委託、髙島屋スペースクリエイツ㈱への内装工事の発注他役員の兼任 3名㈱伊予鉄髙島屋愛媛県松山市100〃33.6㈱髙島屋及び連結子会社より商品仕入及び各種業務委託、髙島屋スペースクリエイツ㈱への内装工事の発注他役員の兼任 3名ニーアン ディベロップメント PTE.LTD.シンガポール千Sドル海外商業開発業26.3タカシマヤ シンガポール LTD.へ不動産の賃貸他役員の兼任 2名376,471その他7社----- (注)1 「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。なお( )内は具体的な事業内容であります。2 「議決権の所有割合」欄の(内書)は、間接所有割合であります。3 間接所有※印の内訳は、次のとおりであります。※1は、タカシマヤ シンガポールLTD.が49.2%、東神開発㈱が12.5%それぞれ所有しております。※2は、タカシマヤ シンガポールLTD.が所有しております。※3は、東神開発㈱が所有しております。※4は、VNAB ホールディングPTE.LTD.が所有しております。※5は、トーシン プロパティ インベストメントPTE.LTD.が50.0%、トーシンディベロップメントシンガポールPTE.LTD.が25.0%それぞれ所有しております。※6は、VNIPホールディングスPTE.LTD.が所有しております。※7は、グローバランドLTD.が所有しております。※8は、VNSLホールディングスPTE.LTD.が所有しております。※9は、VNOPホールディングスPTE.LTD.が74.99%、トーシンディベロップメントシンガポールPTE.LTD.が0.01%それぞれ所有しております。※10は、TVNVY PTE.LTD.が所有しております。※11は、髙島屋スペースクリエイツ㈱が所有しております。※12は、㈱アール・ティー・コーポレーションが所有しております。※13は、㈱エー・ティ・エーが所有しております。4 東神開発㈱、タカシマヤ シンガポールLTD.、上海高島屋百貨有限公司、サイアム タカシマヤ(タイランド)CO.,LTD.、トーシン エデュケーション インベストメントPTE.LTD.及びTVNVY PTE.LTD.は特定子会社であります。5 ㈱クレイリッシュは、2026年3月1日付で㈱髙島屋クレイキャピタルへ商号変更しております。
サステナビリティ FY2025 / 約16,527字
2【サステナビリティに関する考え方及び取組】 当社のサステナビリティに関する考え方及び取組は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)当社のESG経営 当社のグループ経営理念「いつも、人から。」は、SDGsが目指す「誰一人取り残さない」社会の実現と強く結び付くものです。2006年には、経営理念をもとにCSR活動領域を策定し、現在もそれに即した経営の推進や情報の開示を行っています。活動領域には、事業活動を通じて得た利益をさまざまな人々に還元する「経済的役割」や「コンプライアンス(法令遵守)」といった基本的な活動に加え、「企業倫理」に基づく行動や新しい価値の創造、社会課題の解決など「社会的役割」の実現といった活動があります。 こうした従来のCSR経営にSDGsの概念を融合し推進しているのが、「グループESG経営」であり、「すべての人々が21世紀の豊かさを実感できる社会の実現」に貢献していくことをめざしています。これにより、「環境に優しいより豊かな生活・文化」「多様な価値観への対応、多様な人材の活用」「お客様視点に立った経営」など、当社ならではの価値提供を通じ、ステークホルダーの皆様からの共感を獲得していきます。  ESG経営の重点課題につきましては、「脱炭素化推進RE100」や「ダイバーシティ推進」をはじめとする10の項目を設定しています。例えば、「脱炭素化推進」では、流山おおたかの森S.C.をはじめとする各施設の実質再エネ100%電力への切替をはじめ、一部店舗ではオフサイト型PPAによる追加性のある再エネ電力調達を推進しています。2025年3月より、流山おおたかの森S.C.・髙島屋グループ本社ビル・横浜物流センターにおいて、実質再エネ100%電力へ切替を行いました。2026年4月には玉川髙島屋S.C.において全館で再エネ100%化を達成するとともに、日本橋髙島屋S.C.本館においては、新たにオフサイトPPA契約を締結しました。 また、「ダイバーシティ推進」では、女性の活躍・ジェンダー平等に向けた取組や、外国人の労働者としての受け入れと生活者としての支援など、多様な価値観や能力を尊重し、あらゆる人材がその能力を最大限発揮でき、やりがいを感じられるダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンの実現に向けた環境整備や意識啓発に取り組んでいます。  グループESG経営を推進することで、従来型のビジネスモデルから脱却し、時代や社会の要請に合わせて変革していくことが重要であり、結果として社会課題の解決はもちろんのこと、事業成長の好機にもつながるものと考えます。 ●グループESG経営概念図  また、「グランドデザイン」で掲げる「こころ豊かな生活を実現する身近なプラットフォーム」としての役割を果たすとともに、社会課題の解決と当社グループの持続的な成長を図ることを明文化した「サステナビリティ基本方針」を2025年10月に制定しました。本基本方針は、中長期的にめざす姿である「グランドデザイン」及び、その実現に向けた中期経営計画を下支えする基本的な方針と位置づけています。これに基づき、お客様、従業員、お取引先、投資家、地域社会等のステークホルダーとの良好なパートナーシップを構築し、サプライチェーン全体を通じて、持続可能な社会の実現と企業価値の向上に取り組んでいます。 ●グループ理念体系図 ●サステナビリティ基本方針については、サステナビリティホームページをご覧ください。※ https://www.takashimaya.co.jp/corp/csr/  なお、ESG経営については、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)経営環境及び対処すべき課題 □経営基盤強化 ~ESG経営・人的資本経営~」にも記載しています。 ① ガバナンス 当社では、グループESG経営の推進を通じ、社会課題解決と企業価値の向上・持続的成長を図り、お客様や株主・投資家をはじめとしたステークホルダーの皆様からのご期待に応えるため、コーポレート・ガバナンスの強化及び内部統制システムの整備に取り組んでいます。具体的には社長を委員長とする「グループサステナビリティ委員会」を設置し、サステナビリティに関する重要事項について議論・確認を行い、取締役会に報告を行っております。 「グループサステナビリティ委員会」は、半期に一度開催し、ESG重点課題の進捗状況及び新しい社会課題に対する取組状況をグループ横断的に検証し、強化する体制を整えています。また、議論された内容については取締役会に報告し、取締役会による監督体制のもと、取組に対するガバナンスの強化に努めています。  なお、内部統制システムの体制図については、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1)コーポレート・ガバナンスの概要 ③企業統治に関するその他の事項」に掲載しております。 ●ESG重点課題 推進体制図 ※ 2026年3月1日より、経営企画部「ESG推進室」は経営企画部「サステナビリティ推進室」に変更しております。これは持続的成長に向けた経営戦略として、国際基準に沿ったグループサステナビリティ戦略の策定・推進、非財務情報の収集体制構築と情報開示等の機能強化を目的としております。 また、「髙島屋グループCSR委員会」もサステナビリティ戦略を見据えた方針・政策議論を強化すべく「グループサステナビリティ委員会」へ変更しております。 ●グループサステナビリティ委員会(旧髙島屋グループCSR委員会)の主な議題 本委員会は、当社取締役・執行役員に加え、グループ事業会社の社長が参加しました。主な議題は以下のとおりです。2024年度1回目(2024年8月)・外部講師による講演 「ESG最新動向(人的資本・生物多様性・サプライチェーン・人権 など)」・TSUNAGU ACTION・お取引先従業員を含むエンゲージメント可視化・向上・サステナビリティ重点課題進捗状況・グループ廃食用油 “SAF化” への取組2回目(2025年2月)・外部講師による講演 「サステナビリティ経営に関する日本企業の現在地と今後の課題」・2024年度「ガバナンス・サステナビリティ重点課題」検証・お取引先アンケート実施報告(サプライチェーンマネジメント)2025年度1回目(2025年8月)・外部講師による講演 「企業に求められるサプライチェーンマネジメントについて」・TSUNAGU ACTION・お取引先従業員を含むエンゲージメント可視化・向上・市場要請を踏まえたサステナビリティ課題確認と対応の方向性2回目(2026年2月)・外部講師による講演 「企業価値向上のためのSSBJ制度開示の活用」・2025年度「ガバナンス・サステナビリティ重点課題」検証・グループESG重点課題の見直しについて・2026年度サプライチェーンマネジメント対応 ② 戦略 当社は、事業活動を通じ、SDGsの達成に強く寄与できる取組を環境・社会の2領域に落とし込み、領域ごとに10項目の重点課題(マテリアリティ)を特定し、取組を推進しています。 ●重点課題とアクションプラン 一方、社会環境が変化する中、サステナビリティ戦略についても経営戦略とともに定期的な見直しが必要と認識し、2025年度より、外部環境変化やステークホルダーの声、当社の戦略や財務影響等を踏まえ、重点課題・KPIの刷新に向けた議論を進めています。●当社ESG経営の象徴的営業活動「TSUNAGU ACTION」 ESGの考え方を経営の中心に据え、広範囲かつビジネスに直結する取組とするためには、より多くのステークホルダーの支持・共感を獲得することが重要です。当社が、生活・文化・地域社会を支えるプラットフォームとしての役割を一層発揮し、お客様・お取引先・地域社会とともに、チャネル全体でESG経営を推進することで、持続可能でこころ豊かな生活の実現に貢献していきます。その一環として、2023年度よりお客様・お取引先との共創による当社のサステナブル活動「TSUNAGU ACTION」を拡大展開しています。「環境負荷軽減とデザイン性・機能性」を両立する商品開発や、多様性を尊重する(インクルーシブ化)商品提案や施設・サービスなど、当社ならではの価値提供を通じて、サステナブルなライフスタイルの提案に取り組んでいます。 なお、2025年度の取組は、TSUNAGU ACTIONホームページをご覧ください。※ https://www.takashimaya.co.jp/store/special/tsunaguaction/ ●人的資本の考え方 企業の持続的成長や価値向上に直結する「人的資本」への投資は、社会のサステナビリティと企業の利益創出を両立する上で不可欠な戦略投資です。当社は、専門性や多様な価値観を持つすべての人の価値を最大限引き出し、お取引先からの派遣スタッフを含めた従業員が、主体的に生き生きと成果発揮できる企業を目指し、人的資本経営を推進していきます。人的資本の詳細については、「(2)サステナビリティに関する個別課題 <人的資本経営・多様性>」に記載しています。 ③ リスク管理 当社は、気候関連課題などのサステナビリティ課題を含む事業へのリスクについて、社長を委員長とする「グループサステナビリティ委員会」及び「グループリスクマネジメント委員会」にて、当社の業務執行に関わる様々なリスクを抽出・評価し、リスクの未然防止及びリスク発生時の損失極小化に向けた対応などについて、協議を行っています。なお、リスク特定・評価に関する議論内容は最終的に取締役会へ報告しています。また、当社は、脱炭素社会の実現に向けた「RE100」や「EV100」の推進、廃棄プラスチックや食品ロスの削減、循環型ビジネスの構築などに取り組むとともに、自然災害の激甚化に伴う営業機会損失を最小限に抑制するため、店舗や施設のレジリエンスを高める設備投資や、サプライチェーン上の人権リスクの未然防止・軽減に向けた人権デューデリジェンスの体制整備などに取り組んでいます。  上記のリスク管理の詳細は、「3 事業等のリスク」に記載しています。気候変動に関するリスク(シナリオ分析に基づくリスク・機会及び財務影響等)については、「(2)サステナビリティに関する個別課題 <気候変動への対応>」に記載しています。 ④ 指標と目標 当社グループがめざす将来社会を見据え、環境・社会課題解決に向け取り組むべきKPIと数値目標を2020年に策定し取組の実践とモニタリングを行っています。気候変動に関する指標と目標については、「(2)サステナビリティに関する個別課題 <気候変動への対応>」にも記載しています。●重要課題とKPI (2)サステナビリティに関する個別課題  <気候変動への対応> 当社は「髙島屋グループ環境方針」で気候変動対応への貢献や温室効果ガス(GHG)排出量の削減を掲げ、環境課題解決につながる21世紀の心豊かなライフスタイルを提案することをめざしています。 このグループ環境方針は、ESG経営で掲げる環境課題の解決につなげるグループの基本的姿勢です。お客様やお取引先、地域社会など多くの人々との直接的な接点を持つという事業特性を生かし、環境方針に基づくさまざまな活動に取り組んでいます。 しかし一方で、近年は気候変動や資源の枯渇、生物多様性の減少といった環境問題が世界規模で深刻化しており、環境問題への取組の重要性や緊急性がますます高まっています。特に中核事業である百貨店業では、化石燃料などの地下資源に由来する電力の大量消費やプラスチックや食品ごみの大量廃棄、衣料品の過剰在庫など、現行のビジネスモデルが環境負荷を前提としていることを根本的なリスクと捉えています。 上記課題認識の下、当社は従来型のビジネスモデルから、地球資源を再生・修復するビジネスモデルへと変革し、環境課題解決と事業成長の両立に取り組むこととし、TCFD提言への賛同を表明しました。TCFD提言が推奨する「ガバナンス」「戦略」「リスク管理とリスクに対する取り組み」「指標と目標」の4つの開示項目に 基づき情報開示のさらなる拡充を図っていきます。  なお、2026年3月には「髙島屋グループ環境方針」を改訂しました。同方針についてはサステナビリティホームページをご覧ください。※ https://www.takashimaya.co.jp/corp/csr/ {TCFD提言が推奨する開示項目に沿った情報開示} TCFD提言が推奨する4つの開示項目<ガバナンス><戦略><リスク管理><指標と目標>と、項目毎の具体的な開示内容に基づき、当社は、気候関連情報を開示しています。 ① ガバナンス 気候変動に関するガバナンスは、サステナビリティ全般のガバナンスに組み込まれています。体制図を含む詳細については、「(1)当社のESG経営 ① ガバナンス」に記載しています。 ② 戦略(気候関連シナリオ分析)a.短期・中期・長期のリスク・機会の詳細 将来の気候変動が事業活動に与えるリスクと機会、財務影響を把握するため、TCFDが提唱するフレームワークにのっとり、シナリオ分析の手法を用いて、2050年時点における外部環境変化を予測し、分析を実施しました。気候変動に伴う自然環境の変化や資源の枯渇などは、長期間にわたり事業活動に大きな影響を与えるため、百貨店のみならずグループ事業全体において、従来型のビジネスから、地球資源を再生・修復するビジネスへと変革していくことが必要であると認識しています。当社がめざす将来社会を見据え、環境・社会領域におけるESG重点課題10項目は、2030年時点の達成目標(中長期)や、年度ごとの数値目標(ロードマップ)を設定し、PDCAサイクルにて進捗管理を行っています b.リスク・機会が事業・戦略・財務計画におよぼす影響の内容・程度 TCFDが推奨する気候変動関連リスクを移行リスク・物理的リスクの2つのカテゴリーに分類し、当社の事業活動に甚大な影響をおよぼす可能性がある主要なリスク項目を特定しました。また、「2℃以下シナリオを含む、さまざまな気候変動関連シナリオに基づく検討」を行うため、IPCCやIEAなどのシナリオを参考に、事業活動や財務におよぼす影響を分析し、その対応策を検討・推進しています。シナリオ分析は、パリ協定の目標である「2℃未満」と、CO2排出量削減が不十分な「4℃」の2つのシナリオを想定し、TCFDが推奨する典型的な気候関連リスクと機会を参考に分析を行いました。 想定シナリオ 2℃未満シナリオ気候変動対応の厳しい法規制施行による事業運営コストの増加エネルギーコストや商品価格の高騰に伴う、商品調達リスクの拡大消費者の環境意識の高まりによる新たなマーケット獲得4℃シナリオ自然災害の多発・激甚化に伴う店舗被災、サプライチェーンの断絶など、営業機会の損失エネルギー価格の高騰や資源不足に伴う商品調達リスクの拡大環境負荷を前提としたビジネスモデルから脱却できない企業に対する市場からの淘汰 ●髙島屋グループのリスク・機会の概要と事業及び財務への影響 ◎:非常に大きい ○:大きい :非常に大きくなる :大きくなる :軽微リスク・機会の分類髙島屋グループ 気候変動関連リスク・機会の概要事業及び財務への影響+2℃未満+4℃リスク移行リスク市場と技術* 再生可能エネルギーへの転換に伴う調達コスト増加* 環境マーケット需要の獲得遅れに伴う競争力低下〇評判* 環境課題への対応遅れに伴うステークホルダーからの  信用失墜、ブランド価値の毀損、組織会員離反◎政策と法* 炭素税の導入、プラスチック循環促進法への対応など、  規制強化に伴う事業運営コストの増加〇物理的リスク* 大規模自然災害の発生に伴う店舗閉鎖や、サプライチェーン  断絶に伴う営業機会損失◎機会エネルギー源* 省エネ推進に伴う電力使用コスト削減* 災害に備えた事業活動のレジリエンス確保〇市場* ESG経営の推進によるステークホルダーからの共感獲得、  企業価値向上* 高まる環境意識に対応した商品・サービスの提供による  マーケット獲得〇※+4℃の矢印は+2℃未満シナリオと比較した際の影響の大きさを示しています。c.シナリオに基づくリスク・機会及び財務影響とそれに対する戦略・レジリエンス 2030年時点を想定した2つのシナリオにおける事業及び財務への影響に関し、規制強化に伴う炭素税の導入や、再生可能エネルギー由来の電力調達コストが財務に影響をおよぼすものと考え、2℃未満シナリオにおける財務影響を試算しています。 ●髙島屋グループへの財務影響2030年時点を想定した財務影響炭素税導入約25億円コスト増・IEA(※)の2℃未満シナリオにおける2030年の先進国 国際炭素税価格(約11千円/t-CO2)を基準に、当社 2019年時点のCO2排出量(約230,516t)より算出再エネ由来の電力調達約16億円コスト増・現状の調達電気との料金格差(約4円/KWh)に、当社 2019年時点の電力使用量(約392,824MWh)より算出 ※IEA(国際エネルギー機関)発行「世界エネルギー展望 World Energy Outlook2019」参照  当社は、気候変動関連リスクに対する事業活動や財務に与える影響などを踏まえ、持続可能な社会の実現に貢献することをめざし、社会課題解決と事業成長の両立を図る「グループESG経営」を推進しています。その一環として、2019年に事業活動で使用する電力を100%再生可能エネルギー由来の電力で調達することをめざす国際的イニシアチブ「RE100」に参加し、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを推進しています。脱炭素化に向けては、中長期的視点で再エネ由来電力調達によるコスト増リスクも見据え、横浜店、大阪店、京都髙島屋S.C.、高崎髙島屋、日本橋髙島屋S.C.には、オフサイトPPAによる再エネ由来電力を導入しています。また、店舗設備を省エネ効率の高い機器へと順次更新するとともに、既存照明をLED照明に変更することで、使用電力及びCO2の削減に努めています。国内百貨店では、2024年度約5.3億円のLED化投資を行い、CO2排出量を推計約1,300t-CO2を削減しました。(※国内平均排出係数にて算定) なお、2025年度についても、約2.1億円のLED化投資を継続して行いました。 さらにグループ総合戦略「まちづくり」を通じ、「街のアンカーとしての役割発揮」「館の魅力最大化」に取り組むとともに、環境に配慮した商品やサービス、店舗施設提供など、新しい価値を提案する次世代商業施設づくりにて、新たなマーケット獲得に取り組んでいます。グループ経営においても、既存事業の収益強化と将来の成長に向け事業規模拡大や、新規事業開発を進めるなど、気候変動リスクの抑制とともに、マーケット変化に積極的に対応した新たなビジネス機会獲得に取り組んでいます。 ③ リスク管理とリスクに対する取組 気候変動に関するリスク管理及びリスクに対する取組は、サステナビリティ全般のガバナンスに組み込まれています。詳細については、「(1)当社のESG経営 ③ リスク管理」に記載しています。 ④ 指標と目標a.気候関連リスク・機会の管理に用いる指標 当社は、気候関連リスク・機会を管理するための指標として、Scope1・2・3温室効果ガス排出量及び、事業活動で使用する電力に占める再生可能エネルギー比率を指標として定めています。 b.温室効果ガス排出量(Scope1・2・3) 百貨店事業・商業開発事業の収益シェアが大きい当社は、環境負荷を前提とした現行のビジネスモデルをリスクと捉え、環境課題の解決に向けて取り組んでいます。2019年、事業活動で使用する電力を100%再生可能エネルギー由来の電力で調達することをめざす国際的イニシアチブ「RE100」に参加し、脱炭素化推進に取り組んでいます。当社の2024年度Scope1・2温室効果ガス排出量は、約207千t-CO2、国内百貨店におけるScope3温室効果ガス排出量は、約4,438千t-CO2となりました。 ●温室効果ガス排出量 範囲2020年度2021年度2022年度2023年度2024年度温室効果ガス排出量CO2連結Scope1排出量(t)21,05520,19719,91018,90518,214Scope2排出(t)(マーケット基準)178,090183,301179,377187,350189,028Scope1+2排出量(t)179,145203,497199,286206,255207,242国内百貨店Scope3排出量(t)2,495,5472,772,2444,264,2363,442,3354,438,641フロン類排出量国内百貨店SCt-CO21,6091,5809671,1191,094※ 当社の温室効果ガス排出量に関しては、髙島屋グループGHG排出量算定ルールにより、第三者機関の検証を受  けています。※ 2023年度までは国内百貨店のみ。2024年度からは海外含む連結ベースにて算定。※ 店内で使用している冷凍・冷蔵等のフロン漏えい量を、フロン排出抑制法に基づき、CO2換算した数値です。 c.気候関連リスク・機会の管理に用いる基準値及び目標 当社は、2019年「RE100」に参加しました。「2030年度にScope1・2温室効果ガス排出量30%以上削減」「2050年度までにScope1・2温室効果ガス排出量ゼロ」を目標として設定し、毎年度の数値目標を設定したロードマップに基づき、脱炭素社会の実現に向け、取り組んでいます。当社は、2019年度Scope1・2温室効果ガス排出量を基準に、中長期の温室効果ガス排出量削減目標とRE達成目標を設定し、脱炭素化を推進しています。 2020年度より施設電力の再生可能エネルギー由来電力転換を進めており、2023年度より、国内で初めて短期契約によるオフサイト型PPAを横浜店で開始し、2024年度には高崎髙島屋、大阪店、京都店へと展開しました。さらに2025年度には、流山おおたかの森S.C.、髙島屋グループ本社ビル及び横浜物流センターの3施設において、使用電力を実質再生可能エネルギー100%への切替を実施しました。Scope1・2単位2019年度(基準)2025年度2030年度2050年度温室効果ガス排出量t-CO2230,516208,961161,3610削減量(2019年度比)―△21,555△69,155△230,516温室効果ガス削減目標(2019年度比)%―△9.4%△30%以上△100%RE達成率0%8.6%30%以上100% <人的資本経営・多様性> ‐価値創造の源泉としての「人」‐ 当社は、創業以来「いつも、ひとから。」という考え方を企業活動の根底に据えてきました。お客様、従業員、取引先、地域社会など、あらゆるステークホルダーとの関係性の中で価値を生み出してきた当社グループにとって、「ひと」は単なる経営資源ではなく、価値創造の起点であり、競争力の源泉であると考えています。 百貨店、商業開発、金融、建装など多様な事業を展開する当社グループの事業構造は、商品や空間といった有形資産のみで価値が完結するものではありません。現場における一人ひとりの判断や創意工夫、お客様との対話、地域や取引先との信頼関係といった、人を介した無形の価値の積み重ねによって、当社ならではの価値が形成されてきました。 このため当社では、グループ全体を通じて、人的資本を短期的な施策の対象としてではなく、中長期的な企業価値向上を支える基盤として位置づけ、経営戦略と一体で捉えています。 ① ガバナンス 当社の人的資本経営を推進する上での重要事項については、取締役会及び経営会議体において報告・審議を行っています。2025年度は、人的資本を「価値創造の源泉」と位置づける考え方や、重点的に取り組むべきテーマについて経営確認しました。また、人的資本に関する取組の状況や指標について、社長を委員長とする「グループサステナビリティ委員会」や経営会議体にて、議論・確認を行い、必要に応じて取締役会に報告を行っております。 これにより、人的資本に関する課題や変化を経営レベルで把握し、経営判断に反映する体制を整えています。 ② 戦略 当社のグループ経営戦略の中核には、「まちづくり」を通じた持続的な価値創造があります。これは、単なる施設開発や商業機能の提供にとどまらず、地域に根ざし、「人・モノ・コト」をつなぎながら、長期的な視点で価値を高めていく戦略です。こうした戦略を支えるのは、多様な人材がそれぞれの強みや専門性を発揮し、変化する環境に応じて価値創造に関わり続けることです。人口減少や価値観の多様化が進む中、画一的な人材活用では、当社グループが目指す持続的な成長や、顧客との長期的な関係構築を実現することは困難であると認識しています。 このような認識のもと、2025年度の経営議論において当社は、「多様な人材の活躍を通じて、価値創造を持続させること」を、人的資本経営の中核的な考え方として確認しました。これは、人材の確保・育成・活躍を、短期的な人事施策の集合ではなく、経営戦略を実現するための中長期的な基盤として捉えるという意思を明確にしたものです。 ●価値創造の源泉としての人的資本(概念図) ●人材に関する基本的な考え方 ※本図は、当社グループが人的資本を価値創造の源泉として捉える基本的な考え方を示したものであり、「髙島屋グループ統合報告書2025」P56~58の記載内容を再掲しています。  当社は、「営業力強化」「組織力の向上」「働きがいの向上」に向け、人材育成の基本方針を定め、社会環境や時代の変化を見据えた人材育成に取り組んでいます。 a.人材育成方針・社会環境が急激に変化する中、企業の持続的成長には、未来を見据えた事業のトランスフォームが不可欠となります。そのために、多様な人材が主体的に能力開発に取り組み、自律的にキャリアを形成していくことを大切にします。 ・当社の人材育成の根幹は「OJT」です。「OJT」により、業務現場でしか得られない仕事の進め方や知識・技能を習得し、実務能力や問題解決力を高めます。また、多様な「Off・JT」により、業務現場以外の急変する環境に即した教育を有機的に組み合わせることで、クリエイティブ・イノベーティブな発想力・構想力を養っていきます。 ●能力開発体系 OJTを基本としつつ、計画的に自らキャリアを開発できるよう、「社会人として必要となるビジネス基礎能力」を習得するプログラムや、専門性をより一層高めるための職務別·ジャンル別のプログラムなどの研修メニューを整備しています。また、一部の研修を除き雇用形態にかかわらず、すべての従業員が等しく受講できる環境を整えています。 研修メニューの中には、海外事業戦略や海外店舗の運営ノウハウを習得する「海外派遣研修制度」があり、2026年度はパリ・ミラノとサイアムに長期研修生を派遣し、多様な価値観・文化を受容しながら、グローバルに活躍する人材の育成につなげています。 また、従来から実施している通信教育や資格取得費用の補助に加えて、「資格取得お祝い金制度」を導入し、個人のキャリア自律、専門性強化を推進しています。更に、個人の「学び」を制度面で支援するために「学び勤務」制度も導入し、学びと仕事の両立を可能とする仕組みなども整備しています。 DX推進に向けた個々人のデジタルスキル向上に関しては、ITに関する基礎的知識として、全役員・経営層に国家資格である「ITパスポート」の受験を必須化、従業員にも取得を促進し、現在326名(国内百貨店計・2026年2月時点)が取得しています。さらに、百貨店業におけるデジタルスキルの社内基準を整備し、半期ごとにスキルの向上・実践に関する行動目標を設定するなど、デジタル人材の育成による業務改善や働き方改革への取り組みを進めています。 OJTを基本としつつ、計画的に自らのキャリアを開発できるよう、多様なプログラムや研修メニューを整備しています。雇用形態にかかわらず、全ての従業員が等しく受講できる環境を整えています。●キャリアサポート(アセスメント制度、オープンエントリー・FA制度) 当社の人事に関する制度運営は、「個人の自主性の尊重」を基本的な考え方とし、一人ひとりの個性と意欲を尊重した人材育成をめざしています。キャリア実現に向けたサポートの仕組みを整備しています。 ●アセスメント制度 年に一度、各職務に求められる「能力・スキル」と現在の自分との差異を明確化し、今後の能力開発計画に反映する「能力評価アセスメント」と、進路・キャリアプランなどの意思を表明する「自己申告」を実施しています。人材配置の最適化や効果的な人材育成につなげることで、個人の能力向上と組織全体のパフォーマンス向上につなげています。能力評価アセスメントにおいては、将来就きたい職務の実現(キャリア形成)に向けた羅針盤として、「職務基準書」を活用しています。職務基準書で定めた各項目に沿って、自身の能力を本人と上長が相互に評価します。職務に求められる能力ギャップを確認した上で、翌年期初にはその年度の能力開発目標とOJTを含めた 能力開発計画を決めていきます。また、半期ごとに行う人事考課目標やフィードバック面談と合わせて行うことで、組織目標の達成と個人の成長を連動させる仕組みとしています。●オープンエントリー/FA制度 本人が希望する職務や挑戦したいキャリアを、ジョブローテーションに活用する制度です。本制度は1991年からスタートし、自ら手を挙げ、その意欲を実現する仕組みにより、一人ひとりの高度な専門性と自律的なキャリア形成を実現してきました。直近5年間(2021年-2025年)では累計300名以上の従業員が本制度を活用しています。 ●キャリア自律支援体制一人ひとりが当事者意識をもってキャリアビジョンを描くことが、本人と企業双方の成長につながると考え、キャリア相談窓口を社内外に設置するほか、セルフ・キャリアドックの実施や社内の多様な仕事を動画で紹介するなど、総合的にキャリア自律を支援する仕組みを整備しています。相談窓口では年代·雇用形態問わず、誰もが仕事を通じて成長し働きがいを高められるよう、有資格者が相談を受け付け、本人がキャリアについて考えるサポートをしています。加えて、節目となる昇格と年齢のタイミングで、キャリア研修とキャリアサポート面談を実施するセルフ・キャリアドックを導入し、キャリア形成の促進と専門性を高め、個人と会社の双方の成長につなげています。 b.エンゲージメント向上 人的資本経営推進の重要な要素として、グループ会社を含む従業員エンゲージメントの可視化・向上の取り組みを推進しています。メンタルヘルス(ストレス)とエンゲージメントを同時に測定することで、組織の状態を細かく分析し、各種人事制度運営の見直しや、職場単位での改善につなげています。 加えて国内百貨店においては、店頭での販売最前線を担うお取引先従業員(百貨店におけるローズスタッフ)にとっての働く場としての魅力向上が欠かせません。ローズスタッフを対象とした総合満足度調査を通じて「当社で働く想い」をしっかりと把握し、継続的に改善策を講じることで、満足度の向上と営業力強化につなげています。 各種調査結果を踏まえ、店休日の設定、福利厚生施設の改善(社員食堂や休憩室など)、コミュニケーションのあり方に関する動画研修を通じた意識啓発など、さまざまな取り組みを進めています。 ●従業員エンゲージメント調査結果(過去3年間)2023年2024年2025年前年比51.151.551.8+0.3※当社グループの偏差値(調査会社による算出) ●ローズスタッフ満足度調査結果(過去3年間)2023年2024年2025年前年比6.256.466.67+0.21※10段階評価(当社調査) c.ダイバーシティ推進当社では、2020年に「髙島屋グループ ダイバーシティ推進方針」を策定し、多様な価値観や生活背景を有する人材の能力が最大限に発揮できる環境を整備し、「人と企業の双方の成長」を実現するための取組を行っています。今後も当方針に基づき、多様な価値観や能力を尊重し、あらゆる人材が当社グループで働くことにやりがいを感じられるダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンの実現をめざしていきます。 ※なお、同方針は2026年4月に、公正性、包摂性に関する概念を明確化するために、「髙島屋グループ DE&I方針」へ改訂しています。同方針については、サステナビリティホームページよりご確認ください。 https://www.takashimaya.co.jp/corp/csr/contribution/diversity.html 当社は、女性の活躍推進・ジェンダー平等に向けて、男女を問わず、誰もが適材適所で一層活躍できる環境づくりを推進しています。本人の意欲・能力及び将来のキャリアビジョンを踏まえた配置・登用を行うとともに、多様な価値観や生活背景を有する一人ひとりが働きやすく、能力を最大限に発揮できる環境の整備に取り組んでいます。こうした環境整備にあたっては、エクイティ(公平性)の考えに基づき、個々の状況に応じた支援が必要です。その一環として、アンコンシャス・バイアス研修や、育児・介護等のさまざまな事情を抱えるメンバーを含めた職場運営について学ぶ 「多様な部下の理解と育成研修」を、管理監督者を対象に毎年実施しています。また、育児勤務者一人ひとりのキャリア形成支援及び不安・悩みの解消を目的として、毎年開催している「育児勤務者懇談会」や「育児勤務者メンター制度」等を通じたフォローを行っております。今後も風通しのよい職場風土と円滑なコミュニケーションに向け、従業員の意識改革を継続的に取り組んでいきます。また、LGBTQ+への取組についても、性的指向・性自認などの違いを越え、差別・ハラスメントがなく、誰もが活躍できる環境づくりに取り組むことを明記し、制度や環境整備・風土醸成を進めており、「PRIDE指標2025(work with PRIDEが策定)」において2年連続で「ゴールド」の認定を受けています。Ally活動の一環として東京・大阪での関連イベントへの参加や、社内の福利厚生制度の見直しを行うなど、安心して働ける環境整備や、職場内の正しい理解と風土醸成に取り組んでいます。  d.健康経営 従業員の心身の健康を守ることは企業の責務であり、グループの成長には、従業員一人ひとりの活力が不可欠です。当社グループは、2017年に「健康経営宣言」を策定し、心身ともに充実した組織・従業員による上質なサービスの提供と、社会環境変化に対応し得る生産性の向上をめざし、健康経営を推進しています。 2024年度には、当社グループの特性を踏まえ、健康経営における目指す姿と6つの重点領域(=TakaWellness)を設定し、さらなる取組を進めています。「生活習慣病予防」においては、健康ポイントプログラムやウォーキングキャンペーンなどを実施し、また「女性の健康支援」にも注力しています。 さらには、疾病の早期発見・重症化予防に重点をおいた健診メニューの充実や、生活習慣病予防に向けた健康行動の促進、ワークライフバランスの実現に向けた働き方改革や安全衛生など、産業医・人事部・健康保険組合が連携し、従業員の健康保持・増進への取組を進めています。こうした取組により、2020年より7年連続、経済産業省の健康経営優良法人(大規模法人部門)に認定されています。 e.働き方改革推進多様な生活背景を持つ従業員が仕事と私生活を両立するため、人事諸制度を拡充し、働きやすい環境整備に取り組んでいます。出産・育児や看護・介護に加え、傷病や不妊治療など幅広い休暇制度を設け、ライフステージの変化や想定外の事態が生じた場合にも働き続けられる環境を整えています。グループ会社やお取引先従業員を含む、従業員のワークライフバランスの充実のために営業時間の短縮や店休日の設定を推進しています。特に2025年度から、1月2日を店休日とし、働き方の満足度やモチベーションの向上につなげました。また、長時間労働の削減に向け、店・職場ごとの繁閑の特性に合わせ、年間の業務計画を踏まえた変形労働時間制の採用や、始終業時間のスライドや拡縮を柔軟に計画できるようにしています。また、2024年度より、55歳から70歳までの従業員を対象として、仕事と生活のバランスを考えて働き方を変えることができる「ライフバランス勤務」を新設し、柔軟な働き方を可能とする人事制度を整備することで、ワークライフバランスのさらなる拡充を図っております。 ③ リスク管理とリスクに対する取組 当社は百貨店、商業開発など運営しており、リテーラーとして、人的資本への依存度が高く、人材の確保・育成・活躍の状況は、経営戦略の遂行や中長期的な価値創造に直接影響を及ぼします。このため当社グループでは、人的資本に関する課題を、単なる人事上の問題ではなく、経営戦略の実行を左右する重要なリスク要因として認識しています。 具体的には、必要な人材の確保や育成が進まない場合、現場におけるサービス品質や専門性の低下を通じて競争力が損なわれ、成長機会の逸失につながる可能性があります。そのためベテラン人材の確保のために70歳まで働き続けることができる再雇用延長制度の導入や、新卒・経験者採用の拡大などに取り組んでいます。また、人材の定着やエンゲージメントが低下した場合には、生産性や創造性の低下を招き、企業価値に影響を及ぼすおそれがあります。 2025年度の経営議論においては、これらのリスクを踏まえ、人的資本の状況を継続的に把握・確認していくことの重要性を経営確認しました。当社では、グループ全体で、人的資本に関する状況を定量・定性の両面から把握し、経営としてモニタリングすることで、リスクの顕在化防止及び早期対応に努めています。 ④ 指標と目標 人的資本経営の進捗状況を把握するため、当社では、グループ従業員の構成、エンゲージメント、ダイバーシティ等に関する指標を設定し、経営管理に活用しています。これらの指標は、第159期有価証券報告書において開示している内容と同一の考え方に基づくものであり、2025年度においても、人的資本に関する現行の管理指標として位置づけています。 なお、人的資本に関するKPIや目標水準については、経営戦略との整合性や事業環境の変化を踏まえ、今後段階的に検討・整理していく予定です。指標実績目標2025年度2025年度2026年度2030年度女性管理職比率 ※131.4%35.4%36.4%40.0%以上有給休暇取得率 ※272.6%80.0%82.0%100.0%人当生産性 ※3(営業利益/従業員)8.2百万円4.7百万円5.0百万円6.6百万円※1 女性活躍推進法の管理職の定義に基づき算定しております。対象は、提出会社、国内連結子会社及び非連結子会社のタカシマヤトランスコスモスインターナショナルコマースジャパン㈱の数値であります。(3月1日時点)※2 労働基準法に基づく年次有給休暇の付与日数を分母、取得日数を分子として算定しております。対象は、提出会社、国内連結子会社及び非連結子会社のタカシマヤトランスコスモスインターナショナルコマースジャパン㈱の数値であります。※3 当該年度末の海外子会社を含む連結従業員数を分母とし、年度連結営業利益を分子に算出しております。
主要な設備の状況 FY2025 / 約3,057字
2【主要な設備の状況】(1)提出会社 2026年2月28日現在事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(名)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)リース資産使用権資産その他合計本社・大阪店・本館(大阪市中央区)国内百貨店業店舗9,946-5,4637-1,09616,514661(4,197)本社・大阪店・事務別館(大阪市浪速区他)国内百貨店業及び全社事務所8,934-6,254--2,18217,371[684](6,780)京都店(京都市下京区)国内百貨店業店舗21,428019,7863-1,05042,269438(11,982)[393]洛西店(京都市西京区)国内百貨店業店舗--212--621821(6,001)[54]泉北店(堺市南区)国内百貨店業店舗0----0035(-)[151]堺店(堺市堺区)国内百貨店業店舗0----0038(-)[-]大阪ロジスティックセンター(大阪市住之江区)国内百貨店業配送所1850---8527014(-)[5] 2026年2月28日現在事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(名)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)リース資産使用権資産その他合計本社・日本橋店・本館(東京都中央区)国内百貨店業店舗18,834061,56937-1,04781,4891,009(10,565)本社・日本橋店・事務別館(東京都中央区)国内百貨店業及び全社事務所2,740-51,9054-27754,928[644](2,957)横浜店(横浜市西区)国内百貨店業店舗7,2280-5-7647,997497(-)[444]新宿店(東京都渋谷区)国内百貨店業店舗32,5070168,5171-1,307202,334327(19,281)[363]玉川店(東京都世田谷区)国内百貨店業店舗2,125--2-2372,365210(-)[174]大宮店(さいたま市大宮区)国内百貨店業店舗472-4,081--1364,69037(3,396)[117]柏店(千葉県柏市)国内百貨店業店舗539-1,3640-1162,021117(1,936)[162]横浜物流センター(横浜市鶴見区)国内百貨店業配送所1,3230851--1082,28213(11,900)[14](注)1 帳簿価額には、建設仮勘定の金額を含んでおりません。2 上記中[外書]は、臨時従業員数であります。3 上記事業所の内、新宿店、玉川店及び柏店の一部は東神開発㈱からの賃借物件であります。 (2)国内子会社 2026年2月28日現在会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(名)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)リース資産使用権資産その他合計㈱岡山髙島屋髙島屋岡山店(岡山市北区)国内百貨店業店舗0----0056(-)[133]㈱高崎髙島屋髙島屋高崎店(群馬県高崎市)国内百貨店業店舗1,060-8530-2962,21061(1,723)[178]東神開発㈱髙島屋玉川店他(東京都世田谷区他)国内商業開発業店舗等68,30018966,703279-2,669138,142271(112,420)[75]髙島屋スペースクリエイツ㈱大阪工場他(堺市美原区他)建装業工場等23431,2281-471,515287(11,602)[70](注)1 帳簿価額には、建設仮勘定の金額を含んでおりません。2 上記中[外書]は、臨時従業員数であります。3 上記事業所の内、髙島屋玉川店等は提出会社への賃貸設備であります。(3)在外子会社 2026年2月28日現在会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(名)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)リース資産使用権資産その他合計タカシマヤシンガポール LTD.シンガポール髙島屋(シンガポール)海外百貨店業店舗等8211--37,06960338,496396(-)[78]上海高島屋百貨有限公司上海高島屋(中国上海市)海外百貨店業店舗等39---6726719121(-)[10]タカシマヤベトナム LTD.ホーチミン髙島屋(ベトナムホーチミン市)海外百貨店業店舗等41947--3,6561184,242195(-)[6]サイアムタカシマヤ(タイランド)CO.,LTD.サイアム髙島屋(タイバンコク市)海外百貨店業店舗等2,606--0-1,7764,384202(-)[8]トーシン ディベロップメント シンガポール PTE.LTD.シンガポール髙島屋 S.C.(シンガポール)海外商業開発業店舗等6461188-77,2793578,15238(249)[3]A&BディベロップメントCORP.A&Bタワー(ベトナムホーチミン市)海外商業開発業事務所等1,7160---01,71725(-)[-]ハノイ レジデンシャル アンド コマーシャル センター ― HRCC LTD.インドチャイナプラザハノイ(ベトナムハノイ市)海外商業開発業店舗等2,936539----3,47647(-)[-](注)1 帳簿価額には、建設仮勘定の金額を含んでおりません。2 上記中[外書]は、臨時従業員数であります。  上記の他、連結会社以外からの主要な賃借設備の内容は、下記のとおりであります。(1)提出会社2026年2月28日現在 賃借物件借入先名使用区分セグメントの名称面積(㎡)南海ターミナルビル南海電気鉄道㈱大阪店国内百貨店業70,363阪急河原町ビルディング阪急阪神不動産㈱京都店国内百貨店業37,227南海堺東ビル南海電気鉄道㈱堺店国内百貨店業46,230パンジョ百貨店棟㈱パンジョ泉北店国内百貨店業28,141日本生命岡山駅前ビル日本生命保険(相)㈱岡山髙島屋国内百貨店業32,017新相鉄ビル㈱相鉄ビルマネジメント横浜店国内百貨店業91,122大宮髙島屋共同ビル武蔵野興業㈱他大宮店国内百貨店業14,480柏西口共同ビル他柏中央ビル㈱他柏店国内百貨店業25,939 (2)国内子会社2026年2月28日現在 会社名賃借物件借入先名使用区分セグメントの名称面積(㎡)㈱高崎髙島屋高崎駅前ビル高崎倉庫㈱高崎店国内百貨店業33,987 (3)在外子会社2026年2月28日現在 会社名賃借物件借入先名使用区分セグメントの名称面積(㎡)タカシマヤシンガポール LTD.ニーアンシティーシンガポールNgee Ann Development PTE.LTD.シンガポール髙島屋海外百貨店業56,105上海高島屋百貨有限公司古北国際財富中心Ⅱ期商業棟上海古北(集団)有限公司上海高島屋海外百貨店業60,287タカシマヤベトナム LTD.サイゴンセンターKeppel Land Watco Ⅱ Co. Ltdホーチミン髙島屋海外百貨店業15,402サイアムタカシマヤ(タイランド)CO.,LTD.アイコンサイアムICONSIAM Co. Ltdサイアム髙島屋海外百貨店業36,133トーシン ディベロップメント シンガポール PTE.LTD.ニーアンシティーシンガポールHSBC Institutional Trust Servicesシンガポール髙島屋S.C.海外商業開発業20,993
コーポレート・ガバナンスの概要 FY2025 / 約7,621字
(1)【コーポレート・ガバナンスの概要】① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方当社は、経営理念「いつも、人から。」に基づき、「人を信じ、人を愛し、人につくす」こころを大切にし、社会に貢献し続ける企業グループを目指しております。これを実現し、企業価値の向上とお客様、株主・投資家の皆様をはじめとした様々なステークホルダーのご期待に応えるために、コーポレート・ガバナンスの強化を経営上の重要な課題と認識しております。こうした考えのもと、以下の取組を進めております。1.執行役員制度を導入し、取締役会を活性化・高度化2.取締役会から業務執行ラインへの権限委任を進め、意思決定・施策実行をスピードアップ3.取締役(執行役員を含む)の任期を1年にし、事業年度毎の責任を明確化4.業績連動報酬体系を取り入れた役員報酬制度を導入し、業績向上、企業価値向上に向けたインセンティブを強化5.社外取締役をメンバーとする指名委員会、報酬委員会を設置し、公正性・透明性を確保当社では、お客様の視点に立った経営を進めるため、お客様の情報や日常の業務情報を迅速に把握して直接経営に反映させることが極めて重要と考えております。今後もこうした考えに基づき、「経営」から「現場」までの全マネジメントの段階で、コーポレート・ガバナンスを一元的に機能させてまいります。 ② 企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由当社における企業統治の体制は、取締役会及び監査役制度を基本としております。取締役会は機能強化に向けて、グループ全体最適の視点から活発な議論と適切な意思決定が行われるよう、取締役の員数をスリム化(12名)し、執行役員制度を導入しております。また、広い視点に立った有益な助言を得ることを企図して取締役のうち4名を社外取締役とし、取締役の任期を1年とすることで、事業年度毎の責任を明確化しております。加えて、業績・企業価値向上に向けたインセンティブ強化のため「業績連動報酬体系」を導入しております。監査役については、4名の監査役のうち2名を社外監査役とし、それぞれ独立した視点から取締役の業務執行を日常的に監視しております。また、会計監査については、有限責任 あずさ監査法人と連携し、適正に監査を実施しております。経営の公正性・透明性の確保に向けては、取締役会の諮問機関として、「指名委員会」「報酬委員会」を設置しております。「指名委員会」については、社外取締役を参画させ、取締役・執行役員の候補者案・人事案を審議いたします。なお、2025年度については1回開催しております。「報酬委員会」については、社外取締役を委員長として、取締役・執行役員の評価及び個別報酬額を審議いたします。なお、2025年度については4回開催しております。  なお、2026年5月26日開催予定の第160回定時株主総会における定款変更議案の承認を前提に、当社は監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行いたします。本移行により、取締役会の監督機能の更なる強化を図るとともに、その透明性を担保いたします。また、取締役会から取締役への業務執行の決定権限に関する委任範囲を拡大することで意思決定・施策実行の更なる迅速化及び経営の機動性向上を実現します。取締役会においては中長期的視点からグループとしての経営方針・戦略に関する議論を充実させることにより、企業価値向上を図ってまいります。  有価証券報告書提出日現在の、機関ごとの構成員は次のとおりであります。 取締役会構成員の氏名等目的・権限:当社の業務執行を決定し、取締役の職務の執行を監督する人数:12名(うち、社外取締役4名)議長:取締役社長(代表取締役)村田 善郎構成員:専務取締役(代表取締役)牧野 考一・常務取締役(代表取締役)杉山 智子    常務取締役 難波 斉・取締役 横山 和久・取締役 園田 篤弘    取締役 青木 和宏・取締役 清瀨 雅幸    取締役(社外取締役)後藤 晃・取締役(社外取締役)横尾 敬介    取締役(社外取締役)有馬 充美・取締役(社外取締役)海老澤 美幸 監査役会構成員の氏名等目的・権限:監査に関する重要な事項について報告を受け、協議又は決議をすると共に監査を実施する人数:4名(うち、社外監査役2名)議長:常勤監査役 片岡 不二恵構成員:常勤監査役 岡部 恒明    社外監査役 菅原 邦彦・社外監査役 寺原 真希子 指名委員会構成員の氏名等目的・権限:役員指名における一層の透明性、公正性を確保し、適正な経営体制を構築する人数:6名(うち、社外取締役3名)委員長:取締役社長(代表取締役)村田 善郎構成員:専務取締役(代表取締役)牧野 考一・常務取締役(代表取締役)杉山 智子    取締役(社外取締役)後藤 晃・取締役(社外取締役)有馬 充美    取締役(社外取締役)海老澤 美幸 報酬委員会構成員の氏名等目的・権限:取締役及び執行役員の報酬の公正性、妥当性、透明性を向上させる人数:5名(うち、社外取締役2名)委員長:取締役(社外取締役)後藤 晃構成員:取締役社長(代表取締役)村田 善郎    専務取締役(代表取締役)牧野 考一・常務取締役(代表取締役)杉山 智子    取締役(社外取締役)横尾 敬介 ●経営機構図  また2026年5月26日開催予定の第160回定時株主総会で承認可決された際の、機関ごとの構成員は以下のとおりとなる予定です。 なお、役員の役職等については、当該定時株主総会の直後に開催が予定される取締役会及び監査等委員会の決議事項の内容(役職等)を含めて記載しています。 取締役会構成員の氏名等目的・権限:当社の業務執行を決定し、取締役の職務の執行を監督する人数:15名(うち、社外取締役6名)議長:取締役社長(代表取締役)村田 善郎構成員:専務取締役(代表取締役)牧野 考一・専務取締役(代表取締役)佐藤 尚弘    常務取締役(代表取締役)杉山 智子    取締役 大川 秋生・取締役 清瀨 雅幸・取締役 末吉 武嘉    取締役(社外取締役)横尾 敬介・取締役(社外取締役)有馬 充美    取締役(社外取締役)海老澤 美幸 上記15名の内数として、監査等委員会構成員の氏名等目的・権限:監査に関する重要な事項について報告を受け、協議又は決議をすると共に監査を実施する人数:5名(うち、社外取締役監査等委員3名)議長:常勤監査等委員取締役 片岡 不二恵構成員:常勤監査等委員取締役 岡部 恒明    社外監査等委員取締役 菅原 邦彦・社外監査等委員取締役 寺原 真希子    社外監査等委員取締役 菅久 修一 指名委員会構成員の氏名等目的・権限:役員指名における一層の透明性、公正性を確保し、適正な経営体制を構築する人数:5名(うち、社外取締役3名)委員長:取締役(社外取締役)横尾 敬介構成員:取締役社長(代表取締役)村田 善郎・常務取締役(代表取締役)杉山 智子    取締役(社外取締役)有馬 充美・取締役(社外取締役監査等委員)寺原 真希子 報酬委員会構成員の氏名等目的・権限:取締役及び執行役員の報酬の公正性、妥当性、透明性を向上させる人数:5名(うち、社外取締役3名)委員長:取締役(社外取締役監査等委員)菅原 邦彦構成員:専務取締役(代表取締役)佐藤 尚弘・常務取締役(代表取締役)杉山 智子    取締役(社外取締役)海老澤 美幸・取締役(社外取締役監査等委員)菅久 修一 <参考:監査等委員会設置会社移行後の経営機構図(予定)> ③ 企業統治に関するその他の事項リスク管理体制を含む内部統制システムの整備の状況 経営戦略や事業目的等を組織内に浸透させ、a.業務の有効性及び効率性、b.コンプライアンス、c.財務報告の信頼性確保、d.資産保全を図るために、内部統制システム及びリスク管理体制(以下、総称して「内部統制システム」)の整備は不可欠であります。また当社がお客様や株主などステークホルダーの皆様との信頼関係を深め、社会的責任を重視した経営を持続的に推進するうえで、その支えとなるのが内部統制システムであると考えております。こうした認識のもと、「内部統制システム」の整備に関する基本方針に基づき、内部統制の体制整備を行っております。 「内部統制システム」に関わる主な会議といたしましては、社長を委員長とする「髙島屋グループサステナビリティ委員会」及び「髙島屋グループリスクマネジメント委員会」を設置しております。「髙島屋グループサステナビリティ委員会」においては、コンプライアンス経営の徹底に加え、内部統制の状況や新しい社会課題に対するCSR領域への取組状況等をグループ横断的に検証しております。一方、「髙島屋グループリスクマネジメント委員会」においては、主管部門が各部門と連携し、案件ごとにラインを通じて内部統制の強化を図っております。また、コンプライアンスリスク・自然災害リスク等の予防、極小化に向けグループ横断的に統制を図ると共に、新たなビジネスへのチャレンジ等、事業戦略上発生するリスクに対しては、リターンとのバランスを考慮しながら的確にコントロールするなど、グループ全体のリスクマネジメント体制の確立に取り組んでおります。 ●サステナビリティ推進体制図 ●リスクマネジメント体制図 子会社の業務の適正を確保するための体制整備の状況 グループ会社においても、「髙島屋グループリスクマネジメント委員会」のもと、ラインを通じてコンプライアンス経営の徹底を図っております。当社はグループ会社に対して年度の経営方針に基づき、PDCAによるグループ全体の方針管理を行い、重点課題及び対策の進捗状況を定期的に確認しております。当社取締役は、グループ会社の重要な業務執行のうち、当社又はグループ経営上の観点から当社が必要と認める事項について、決裁規則に基づき決裁を行っております。また、グループ会社の業務指導を所管する企画本部が、グループ会社における内部統制システムの構築とコンプライアンス経営の推進を指導しております。海外事業においても、企画本部がベトナム・ホーチミンに設置したアジア統括駐在員事務所や現地の専門家と協働し、現地事業会社のモニタリングを強化しております。 教育・研修に関して、当社及びグループ会社は「コンプライアンスガイドブック」等を利用し、コンプライアンスの周知徹底を図るなど、様々な統制活動を実施しております。 コミュニケーション・情報開示については、経営トップ自らが「現場」との双方向コミュニケーションに継続的に取り組み、課題の迅速な把握に努めると共に、社外ステークホルダーの皆様に対して適時・適切な情報開示を推進しております。 モニタリング(監視活動)については、内部統制を維持・強化するための補完機能として位置づけ、業務監査室によるグループ会社も含めた業務プロセスの定期的な監査を行っております。あわせて、「髙島屋グループ・コンプライアンス・ホットライン」「ハラスメント・ホットライン」「就労相談窓口」「法務相談窓口」を設置し、不正行為等の通報を受け付ける体制を運営しております。通報にあたっては秘匿性を保障し、通報者に不利益が及ばないことを確保するとともに、迅速な事案対応に向けて当社及びグループ各社の通報制度に係る担当者への教育も実施しております。また、グループの全従業員に対し通報制度について周知を行い、より多くの内部通報を受け付け、自浄作用を高める取組を行っております。 今後も内部統制強化に積極的に取り組み、全てのステークホルダーのご期待に応える、公正で透明な企業活動を行ってまいります。 ≪反社会的勢力排除に向けた基本的考え方及びその整備状況≫ 当社は、経営理念「いつも、人から。」の実現に向け、経営者・従業員が一体となって実践する指針のひとつに「社会から信頼される行動」を掲げています。この指針に基づき、社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力に対しては、決して屈することなく毅然と対処し、排除いたします。 そのために、総務本部に「法務・リスクマネジメント室」を設置しております。具体的には、万一、反社会的勢力から各店、各事業部及びグループ会社が不当な要求を受けた場合、同室が迅速かつ一元的にその情報を収集・分析し、必要に応じて警察等の関係官庁や弁護士等の外部専門機関と連携しながら指導・助言を行うことにより、グループ一体となって解決を図る体制を整備しております。 責任限定契約の内容の概要 当社と社外取締役及び社外監査役は、会社法第427条第1項の規定に基づき、同法第423条第1項の損害賠償責任を限定する契約を締結しております。当該契約に基づく損害賠償責任の限度額は、法令に規定する金額であります。 なお、当該責任限定が認められるのは、当該社外取締役又は社外監査役が責任の原因となった職務の遂行について、善意で且つ重大な過失がないときに限られます。 取締役の定数 当社の取締役は、3名以上15名以内とする旨を定款に定めております。なお、当社は、2026年5月26日開催予定の第160回定時株主総会の議案(決議事項)として、「定款一部変更の件」を提案しており、当該議案が承認可決されると、当社の定款における取締役の定数は19名以内(うち監査等委員である取締役は5名以内)となります。 取締役の選任の決議要件 当社は、取締役の選任決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席することを要する旨を定款に定めております。 また、累積投票による取締役の選任については、累積投票によらないものとする旨を定款に定めております。 取締役会で決議できる株主総会決議事項a.自己株式の取得 当社は、自己の株式の取得について、経済情勢の変化に対応して財務政策等の経営諸施策を機動的に遂行することを可能とするため、会社法第165条第2項の規定に基づき、取締役会の決議によって市場取引等により自己の株式を取得することができる旨を定款に定めております。b.中間配当 当社は、株主への機動的な利益還元ができるよう、取締役会の決議により毎年8月31日を基準日として会社法第454条第5項に定める中間配当を行うことができる旨を定款に定めております。 取締役及び監査役の責任免除 当社は、取締役及び監査役が職務の遂行に当たり期待される役割を十分に発揮できるようにするため、会社法第426条第1項の規定により、同法第423条第1項に規定する取締役(取締役であった者を含む。)及び監査役(監査役であった者を含む。)の損害賠償責任を、法令の限度において、取締役会の決議によって免除することができる旨を定款に定めております。 役員等賠償責任保険契約の内容の概要 当社は役員等賠償責任保険契約を保険会社との間で締結し、被保険者が負担することになるその職務の執行に関し責任を負うこと又は当該責任の追及に係る請求を受けることによって生ずることのある損害を当該保険契約により填補することとしております。 当該保険契約の被保険者は当社の取締役、監査役、執行役員及び国内連結子会社の取締役、監査役、執行役員であります。 株主総会の特別決議要件 当社は、会社法第309条第2項に定める株主総会の特別決議要件について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨を定款に定めております。これは、株主総会における特別決議の定足数を緩和することにより、株主総会の円滑な運営を行うことを目的とするものであります。 ④ 取締役会の活動状況当事業年度において当社は取締役会を月1回開催しており、年間15回開催しております。なお、個々の取締役の出席状況については次のとおりであります。 役職名氏名出席状況 ※出席/開催代表取締役社長村田 善郎15回/15回代表取締役専務横山 和久15回/15回園田 篤弘15回/15回代表取締役常務杉山 智子13回/13回常務取締役牧野 考一15回/15回 難波 斉13回/13回 青木 和宏13回/13回取締役八木 信和2回/2回髙山 俊三2回/2回宇都宮 優子2回/2回清瀨 雅幸15回/15回社外取締役後藤 晃15回/15回横尾 敬介15回/15回有馬 充美15回/15回海老澤 美幸15回/15回(注)1.取締役の八木 信和、髙山 俊三、宇都宮 優子の各氏は、2025年5月20日開催の第159回定時株主総会終結の時をもって取締役を退任いたしましたので、取締役会出席状況は在任中の状況を表示しております。2.代表取締役常務の杉山 智子、常務取締役の難波 斉、青木 和宏の各氏は、2025年5月20日開催の第159回定時株主総会にて取締役に選任されましたので、取締役会出席状況は就任後の状況を表示しております。 取締役会における具体的な検討内容として、法令で定められた事項、重要な業務執行に関する事項及び株主総会の決議により授権された事項等に関して意思決定を行っております。また、重要な業務の執行状況について報告を受けております。 ⑤ 指名・報酬委員会の活動状況 当事業年度において、当社の指名委員会は社外取締役3名及び取締役4名の計7名、また報酬委員会は社外取締役2名及び取締役4名の計6名により構成され、年間計画による開催及び必要に応じて適宜開催し、取締役の指名・報酬等に関する手続きの公正性・透明性・客観性の強化を図っております。  なお、個々の委員の出席状況については次のとおりであります。●指名委員会役職名氏名出席状況 ※出席/開催代表取締役社長(委員長)村田 善郎1回/1回代表取締役専務横山 和久1回/1回園田 篤弘1回/1回代表取締役常務杉山 智子1回/1回社外取締役後藤 晃1回/1回有馬 充美1回/1回海老澤 美幸1回/1回 ●報酬委員会役職名氏名出席状況 ※出席/開催社外取締役(委員長)後藤 晃4回/4回代表取締役社長村田 善郎4回/4回代表取締役専務横山 和久4回/4回園田 篤弘4回/4回代表取締役常務杉山 智子4回/4回社外取締役横尾 敬介4回/4回  指名・報酬委員会における具体的な検討内容として、取締役会からの諮問に応じ、当社の取締役・役付執行役員の指名・報酬等に関する事項について審議し、役員の選任案や個別評価及び報酬額について取締役会に答申を行っております。
人的資本(人材育成・社内環境整備方針) FY2025 / 約5,715字
② 戦略 当社のグループ経営戦略の中核には、「まちづくり」を通じた持続的な価値創造があります。これは、単なる施設開発や商業機能の提供にとどまらず、地域に根ざし、「人・モノ・コト」をつなぎながら、長期的な視点で価値を高めていく戦略です。こうした戦略を支えるのは、多様な人材がそれぞれの強みや専門性を発揮し、変化する環境に応じて価値創造に関わり続けることです。人口減少や価値観の多様化が進む中、画一的な人材活用では、当社グループが目指す持続的な成長や、顧客との長期的な関係構築を実現することは困難であると認識しています。 このような認識のもと、2025年度の経営議論において当社は、「多様な人材の活躍を通じて、価値創造を持続させること」を、人的資本経営の中核的な考え方として確認しました。これは、人材の確保・育成・活躍を、短期的な人事施策の集合ではなく、経営戦略を実現するための中長期的な基盤として捉えるという意思を明確にしたものです。 ●価値創造の源泉としての人的資本(概念図) ●人材に関する基本的な考え方 ※本図は、当社グループが人的資本を価値創造の源泉として捉える基本的な考え方を示したものであり、「髙島屋グループ統合報告書2025」P56~58の記載内容を再掲しています。  当社は、「営業力強化」「組織力の向上」「働きがいの向上」に向け、人材育成の基本方針を定め、社会環境や時代の変化を見据えた人材育成に取り組んでいます。 a.人材育成方針・社会環境が急激に変化する中、企業の持続的成長には、未来を見据えた事業のトランスフォームが不可欠となります。そのために、多様な人材が主体的に能力開発に取り組み、自律的にキャリアを形成していくことを大切にします。 ・当社の人材育成の根幹は「OJT」です。「OJT」により、業務現場でしか得られない仕事の進め方や知識・技能を習得し、実務能力や問題解決力を高めます。また、多様な「Off・JT」により、業務現場以外の急変する環境に即した教育を有機的に組み合わせることで、クリエイティブ・イノベーティブな発想力・構想力を養っていきます。 ●能力開発体系 OJTを基本としつつ、計画的に自らキャリアを開発できるよう、「社会人として必要となるビジネス基礎能力」を習得するプログラムや、専門性をより一層高めるための職務別·ジャンル別のプログラムなどの研修メニューを整備しています。また、一部の研修を除き雇用形態にかかわらず、すべての従業員が等しく受講できる環境を整えています。 研修メニューの中には、海外事業戦略や海外店舗の運営ノウハウを習得する「海外派遣研修制度」があり、2026年度はパリ・ミラノとサイアムに長期研修生を派遣し、多様な価値観・文化を受容しながら、グローバルに活躍する人材の育成につなげています。 また、従来から実施している通信教育や資格取得費用の補助に加えて、「資格取得お祝い金制度」を導入し、個人のキャリア自律、専門性強化を推進しています。更に、個人の「学び」を制度面で支援するために「学び勤務」制度も導入し、学びと仕事の両立を可能とする仕組みなども整備しています。 DX推進に向けた個々人のデジタルスキル向上に関しては、ITに関する基礎的知識として、全役員・経営層に国家資格である「ITパスポート」の受験を必須化、従業員にも取得を促進し、現在326名(国内百貨店計・2026年2月時点)が取得しています。さらに、百貨店業におけるデジタルスキルの社内基準を整備し、半期ごとにスキルの向上・実践に関する行動目標を設定するなど、デジタル人材の育成による業務改善や働き方改革への取り組みを進めています。 OJTを基本としつつ、計画的に自らのキャリアを開発できるよう、多様なプログラムや研修メニューを整備しています。雇用形態にかかわらず、全ての従業員が等しく受講できる環境を整えています。●キャリアサポート(アセスメント制度、オープンエントリー・FA制度) 当社の人事に関する制度運営は、「個人の自主性の尊重」を基本的な考え方とし、一人ひとりの個性と意欲を尊重した人材育成をめざしています。キャリア実現に向けたサポートの仕組みを整備しています。 ●アセスメント制度 年に一度、各職務に求められる「能力・スキル」と現在の自分との差異を明確化し、今後の能力開発計画に反映する「能力評価アセスメント」と、進路・キャリアプランなどの意思を表明する「自己申告」を実施しています。人材配置の最適化や効果的な人材育成につなげることで、個人の能力向上と組織全体のパフォーマンス向上につなげています。能力評価アセスメントにおいては、将来就きたい職務の実現(キャリア形成)に向けた羅針盤として、「職務基準書」を活用しています。職務基準書で定めた各項目に沿って、自身の能力を本人と上長が相互に評価します。職務に求められる能力ギャップを確認した上で、翌年期初にはその年度の能力開発目標とOJTを含めた 能力開発計画を決めていきます。また、半期ごとに行う人事考課目標やフィードバック面談と合わせて行うことで、組織目標の達成と個人の成長を連動させる仕組みとしています。●オープンエントリー/FA制度 本人が希望する職務や挑戦したいキャリアを、ジョブローテーションに活用する制度です。本制度は1991年からスタートし、自ら手を挙げ、その意欲を実現する仕組みにより、一人ひとりの高度な専門性と自律的なキャリア形成を実現してきました。直近5年間(2021年-2025年)では累計300名以上の従業員が本制度を活用しています。 ●キャリア自律支援体制一人ひとりが当事者意識をもってキャリアビジョンを描くことが、本人と企業双方の成長につながると考え、キャリア相談窓口を社内外に設置するほか、セルフ・キャリアドックの実施や社内の多様な仕事を動画で紹介するなど、総合的にキャリア自律を支援する仕組みを整備しています。相談窓口では年代·雇用形態問わず、誰もが仕事を通じて成長し働きがいを高められるよう、有資格者が相談を受け付け、本人がキャリアについて考えるサポートをしています。加えて、節目となる昇格と年齢のタイミングで、キャリア研修とキャリアサポート面談を実施するセルフ・キャリアドックを導入し、キャリア形成の促進と専門性を高め、個人と会社の双方の成長につなげています。 b.エンゲージメント向上 人的資本経営推進の重要な要素として、グループ会社を含む従業員エンゲージメントの可視化・向上の取り組みを推進しています。メンタルヘルス(ストレス)とエンゲージメントを同時に測定することで、組織の状態を細かく分析し、各種人事制度運営の見直しや、職場単位での改善につなげています。 加えて国内百貨店においては、店頭での販売最前線を担うお取引先従業員(百貨店におけるローズスタッフ)にとっての働く場としての魅力向上が欠かせません。ローズスタッフを対象とした総合満足度調査を通じて「当社で働く想い」をしっかりと把握し、継続的に改善策を講じることで、満足度の向上と営業力強化につなげています。 各種調査結果を踏まえ、店休日の設定、福利厚生施設の改善(社員食堂や休憩室など)、コミュニケーションのあり方に関する動画研修を通じた意識啓発など、さまざまな取り組みを進めています。 ●従業員エンゲージメント調査結果(過去3年間)2023年2024年2025年前年比51.151.551.8+0.3※当社グループの偏差値(調査会社による算出) ●ローズスタッフ満足度調査結果(過去3年間)2023年2024年2025年前年比6.256.466.67+0.21※10段階評価(当社調査) c.ダイバーシティ推進当社では、2020年に「髙島屋グループ ダイバーシティ推進方針」を策定し、多様な価値観や生活背景を有する人材の能力が最大限に発揮できる環境を整備し、「人と企業の双方の成長」を実現するための取組を行っています。今後も当方針に基づき、多様な価値観や能力を尊重し、あらゆる人材が当社グループで働くことにやりがいを感じられるダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンの実現をめざしていきます。 ※なお、同方針は2026年4月に、公正性、包摂性に関する概念を明確化するために、「髙島屋グループ DE&I方針」へ改訂しています。同方針については、サステナビリティホームページよりご確認ください。 https://www.takashimaya.co.jp/corp/csr/contribution/diversity.html 当社は、女性の活躍推進・ジェンダー平等に向けて、男女を問わず、誰もが適材適所で一層活躍できる環境づくりを推進しています。本人の意欲・能力及び将来のキャリアビジョンを踏まえた配置・登用を行うとともに、多様な価値観や生活背景を有する一人ひとりが働きやすく、能力を最大限に発揮できる環境の整備に取り組んでいます。こうした環境整備にあたっては、エクイティ(公平性)の考えに基づき、個々の状況に応じた支援が必要です。その一環として、アンコンシャス・バイアス研修や、育児・介護等のさまざまな事情を抱えるメンバーを含めた職場運営について学ぶ 「多様な部下の理解と育成研修」を、管理監督者を対象に毎年実施しています。また、育児勤務者一人ひとりのキャリア形成支援及び不安・悩みの解消を目的として、毎年開催している「育児勤務者懇談会」や「育児勤務者メンター制度」等を通じたフォローを行っております。今後も風通しのよい職場風土と円滑なコミュニケーションに向け、従業員の意識改革を継続的に取り組んでいきます。また、LGBTQ+への取組についても、性的指向・性自認などの違いを越え、差別・ハラスメントがなく、誰もが活躍できる環境づくりに取り組むことを明記し、制度や環境整備・風土醸成を進めており、「PRIDE指標2025(work with PRIDEが策定)」において2年連続で「ゴールド」の認定を受けています。Ally活動の一環として東京・大阪での関連イベントへの参加や、社内の福利厚生制度の見直しを行うなど、安心して働ける環境整備や、職場内の正しい理解と風土醸成に取り組んでいます。  d.健康経営 従業員の心身の健康を守ることは企業の責務であり、グループの成長には、従業員一人ひとりの活力が不可欠です。当社グループは、2017年に「健康経営宣言」を策定し、心身ともに充実した組織・従業員による上質なサービスの提供と、社会環境変化に対応し得る生産性の向上をめざし、健康経営を推進しています。 2024年度には、当社グループの特性を踏まえ、健康経営における目指す姿と6つの重点領域(=TakaWellness)を設定し、さらなる取組を進めています。「生活習慣病予防」においては、健康ポイントプログラムやウォーキングキャンペーンなどを実施し、また「女性の健康支援」にも注力しています。 さらには、疾病の早期発見・重症化予防に重点をおいた健診メニューの充実や、生活習慣病予防に向けた健康行動の促進、ワークライフバランスの実現に向けた働き方改革や安全衛生など、産業医・人事部・健康保険組合が連携し、従業員の健康保持・増進への取組を進めています。こうした取組により、2020年より7年連続、経済産業省の健康経営優良法人(大規模法人部門)に認定されています。 e.働き方改革推進多様な生活背景を持つ従業員が仕事と私生活を両立するため、人事諸制度を拡充し、働きやすい環境整備に取り組んでいます。出産・育児や看護・介護に加え、傷病や不妊治療など幅広い休暇制度を設け、ライフステージの変化や想定外の事態が生じた場合にも働き続けられる環境を整えています。グループ会社やお取引先従業員を含む、従業員のワークライフバランスの充実のために営業時間の短縮や店休日の設定を推進しています。特に2025年度から、1月2日を店休日とし、働き方の満足度やモチベーションの向上につなげました。また、長時間労働の削減に向け、店・職場ごとの繁閑の特性に合わせ、年間の業務計画を踏まえた変形労働時間制の採用や、始終業時間のスライドや拡縮を柔軟に計画できるようにしています。また、2024年度より、55歳から70歳までの従業員を対象として、仕事と生活のバランスを考えて働き方を変えることができる「ライフバランス勤務」を新設し、柔軟な働き方を可能とする人事制度を整備することで、ワークライフバランスのさらなる拡充を図っております。 ③ リスク管理とリスクに対する取組 当社は百貨店、商業開発など運営しており、リテーラーとして、人的資本への依存度が高く、人材の確保・育成・活躍の状況は、経営戦略の遂行や中長期的な価値創造に直接影響を及ぼします。このため当社グループでは、人的資本に関する課題を、単なる人事上の問題ではなく、経営戦略の実行を左右する重要なリスク要因として認識しています。 具体的には、必要な人材の確保や育成が進まない場合、現場におけるサービス品質や専門性の低下を通じて競争力が損なわれ、成長機会の逸失につながる可能性があります。そのためベテラン人材の確保のために70歳まで働き続けることができる再雇用延長制度の導入や、新卒・経験者採用の拡大などに取り組んでいます。また、人材の定着やエンゲージメントが低下した場合には、生産性や創造性の低下を招き、企業価値に影響を及ぼすおそれがあります。 2025年度の経営議論においては、これらのリスクを踏まえ、人的資本の状況を継続的に把握・確認していくことの重要性を経営確認しました。当社では、グループ全体で、人的資本に関する状況を定量・定性の両面から把握し、経営としてモニタリングすることで、リスクの顕在化防止及び早期対応に努めています。
事業の内容 FY2025 / 約863字
3【事業の内容】 当社グループは2026年2月28日現在、当社と子会社47社及び関連会社18社で構成され、国内百貨店業、海外百貨店業を主要業務として、国内商業開発業、海外商業開発業、金融業及び建装業等を営んでおります。 当社グループが営んでいる主な事業内容と位置づけは、次のとおりであります。 ① 国内百貨店業 当社、連結子会社の㈱岡山髙島屋等の子会社4社及び関連会社3社で構成し、商品の供給、商品券等の共通取扱を行っております。② 海外百貨店業 連結子会社のタカシマヤ シンガポールLTD.等の子会社5社で構成し、商品の供給等を行っております。③ 国内商業開発業 連結子会社の東神開発㈱等の子会社4社及び関連会社3社で構成し、百貨店とのシナジー効果を発揮する商業開発及び資産・施設の管理運営を行っております。④ 海外商業開発業 連結子会社であるトーシン ディベロップメント シンガポールPTE.LTD.等の子会社19社及び関連会社10社で構成し、住宅・オフィス・商業の複合開発事業や、学校不動産賃貸事業を行っております。⑤ 金融業 連結子会社の髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ㈱等の子会社3社と関連会社1社で構成し、クレジットカード事業及びファイナンシャルカウンター事業、保険事業、金融商品仲介等を行っております。⑥ 建装業 連結子会社の髙島屋スペースクリエイツ㈱等の子会社2社が、内装工事の受注・施工を行っております。⑦ その他 当社(食料品PB運営部)、連結子会社の㈱グッドリブ等の子会社4社及び関連会社1社は、主にグループ各社へ商品の供給を行っております。 連結子会社の㈱アール・ティー・コーポレーションが、飲食業を行っております。 連結子会社の㈱エー・ティ・エー等の子会社2社が、広告宣伝業を行っております。 当社(クロスメディア事業部)、連結子会社の㈱センチュリーアンドカンパニー、㈱髙島屋ファシリティーズ、㈱セレクトスクエアは、通信販売業その他を行っております。  グループ事業系統図は次のとおりであります。
事業等のリスク FY2025 / 約7,277字
3【事業等のリスク】社長を委員長とする「グループリスクマネジメント委員会」は、当社グループの横断的なリスク管理体制の構築に努めるとともに、経営環境の変化に伴う新たなリスクに適切に対応できるよう、常に管理体制を見直し、強化しております。また、リスクが事業に与える影響度や発生頻度・可能性を検証し、リスクマップを作成、重要なリスクの選定と対策の策定を実施しております。加えて、サステナビリティを巡る課題への対応が、リスクの減少、ひいては収益機会の拡大や企業価値向上に繋がるという認識のもと、「グループサステナビリティ委員会」においてグループESG経営に積極的に取り組んでおります。 ■リスク管理体制■リスクマップ有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のあるリスクには、以下のようなものがあります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社が判断したものであります。また、以下の記載は、当社の事業等のリスクをすべて網羅することを意図したものではないことにご留意ください。また、以下に記載したリスクのうち、新たな成長領域への事業拡大に関する法令違反や情報漏洩、お客様が損失を被るような事故等により、レピュテーションが低下するリスクは全ての項目において常に内在しています。当社は「コンプライアンスの徹底」を何よりも優先すべく、経営トップが強い意志を持って、グループ全体のリスクマネジメント体制の強化、内部統制システムの充実、取締役会の機能強化に取り組んでまいります。(1)経営戦略リスク ①ESG経営への取組遅れのリスク<リスクと機会> ・・・影響度=特に大リスク*ステークホルダーからの信用喪失*グループ収益の根幹となるブランド価値の毀損*法令違反によるレピュテーションの低下、営業損失機 会*当社グループの持続的成長*新たなマーケットの獲得*当社グループの社会的評価向上 <対応策>当社のESG戦略においては、環境・社会・ガバナンスそれぞれの面において、ステークホルダーに対して当社ならではの価値を提供することで共感を獲得し、社会課題解決と事業成長を両立しつつ、最終的には全ての人々が21世紀の豊かさを実感できる社会の実現を目指しております。ESG経営を確実に推進していくために、グループの視点での方針管理、進捗管理を充実するための「グループ環境・社会貢献部会」を設置し、より一体的でかつ実効性が発揮できる体制を整えております。持続可能な社会の実現に向け、環境負荷軽減や多様性を尊重する(インクルーシブ化)商品やサービスの提供を通じ、お客様やお取引先と共に取り組む当社のサステナブル活動「TSUNAGU ACTION」をはじめ、環境面においては、再生可能エネルギー転換や省エネ対策などによる脱炭素化推進や、廃棄物の削減・リサイクルの推進を全社で推進しています。社会面におきましては、人権尊重に基づく事業活動、国籍や人種・宗教、LGBTQ+などに係わらないDE&Iの推進、教育機会、福利厚生の提供など、多様な価値観を受け入れる基本指針の策定と、その浸透に向けた意識の醸成を推進してまいります。ガバナンス面では、取締役会が果たすべき責務・役割が発揮できているか、機能発揮のための適切な体制整備や取締役会運営ができているかという視点で、年1回、全取締役・監査役対象のアンケートと、その結果に基づく社外取締役・監査役への個別ヒアリングを通して取締役会の実効性評価を行っております。更に、評価結果から得られた改善点に対しては速やかに次年度取締役会に反映するなどPDCAサイクルを徹底し、取締役会の実効性向上に努めてまいります。また当社では社長を委員長とする「グループサステナビリティ委員会」を設置し、コンプライアンス経営の徹底に加えて内部統制の状況や新しい社会課題に対するCSR領域への取組状況等をグループ横断的に検証し強化する体制を整えております。また、不正行為等の通報を匿名でも受け付ける窓口「髙島屋グループ・コンプライアンス・ホットライン」「ハラスメント・ホットライン」「就労相談窓口」「法務相談窓口」を設置し、通報者に不利益が及ばないことを確保しつつ、より多くの内部通報を受け付けて自浄作用を高める仕組みを整えております。国内、海外問わず事業拡大に応じて増えつつある子会社・孫会社などグループ全体に行きわたるモニタリングと三線ディフェンスの一層強化に努めてまいります。 ②海外事業展開におけるリスク<リスクと機会> ・・・影響度=大リスク*突発的な政治・経済情勢の変化や為替変動に伴う資産価値の変動と投資回収の遅れ*現地法律や規制変更への未対応、現地採用従業員の文化・宗教等の違いからくるガバナンス破綻機 会*カントリーリスクを踏まえた展開による盤石な事業基盤の確立と海外におけ る事業拡大 <対応策>当社においては、経営における迅速な判断・軌道修正を可能とするため、現地法人を設立して当該法人にイニシアチブを持たせています。その上で、グループ本社とはリモート会議等によるタイムリーな情報共有や、自主点検シートを活用した経営状況のチェックなど、三線ディフェンスの強化によるグローバルガバナンスの徹底を図ってまいります。また、当社が注力しているアジア事業のリスクマネジメント体制の強化へ向け、アジア統括駐在員事務所をベトナム・ホーチミンに開設し、現地の専門コンサルタントと協働しています。更に、現地従業員との人権尊重に基づく雇用関係確立、国籍や人種・宗教・LGBTQ+などに係わらない平等な賃金・教育機会・福利厚生を提供してまいります。そのうえで、現地従業員の幹部登用も視野に入れた能力開発を積極的に進め、同じ当社の一員としての共通目標、意識の共有を図ってまいります。 (2)事業環境リスク①社会構造の変化による国内人口の減少に伴うリスク<リスクと機会> ・・・影響度=大リスク*少子高齢化、若年層の百貨店離れなど消費行動の変化に伴うマーケット縮小*労働人口の減少に伴う事業戦略に基づいた必要人材の確保難機 会*リスキリングによる人材有効活用の促進 <対応策>抗えないこれらの外部環境変化に対応するため、百貨店においてはお客様の興味・関心に即した売場の再編、エシカルな消費行動に対応した独自商品の販売を強化し、魅力ある品揃えの実現に努めてまいります。また多様化するニーズに対応した販売の仕組みづくりや、単なる商品販売に止まらず、金融サービスなどライフタイムバリュー(LTV)全般の向上に寄与する商品提供による来店動機・機会の向上に努めてまいります。更に、実店舗に頼らないECの訴求力向上、百貨店のないエリアへの通販カタログ配布などを通じて商圏の拡大及びお客様との接点の拡大を図ります。また、街のアンカーとしての機能強化につながる拠点開発や異業種・外部企業とのアライアンスによって非商業分野も取り込んだ新たなコンテンツ開拓を通じ、百貨店を核とするSCを中心事業とし、生活を彩るさまざまなモノを提供することはもちろん、記憶に残るコト、大切な人と過ごすトキといった「体験価値」も包含し、ワンストップで提供することで幅広い世代のお客様の支持を獲得してまいります。一方、労働人口減少への対策としては、新卒にこだわらない採用活動、専門人材の登用、外国人労働者の受け入れを積極的に推進するほか、品揃え強化に向けたバイイング能力の向上、リスキルなど社内の人材育成にも努めています。定年後の処遇も改善し、最長70歳までの再雇用延長制度のもとベテラン社員が高いスキルやノウハウを発揮して活躍し続ける仕組みを導入しています。様々な就労ニーズに応えるコース別の雇用管理と、柔軟な働き方が選択できる勤務制度を採用し、多くのベテラン社員が活躍しています。 ②自然災害(地震・台風・洪水等)のリスク<リスクと機会> ・・・影響度=大リスク*店舗など営業用資産の損壊によるビジネス機会の逸失*交通機関や通信網の破綻によるビジネス機会の逸失機 会*安全・安心に向けた取組を通じた、社会インフラとしての地域への貢献 <対応策>当社は関西・関東隔たりなく拠点を展開しており、大規模かつ広域にわたる甚大な災害が起きた場合でも、関西・関東のいずれかに危機管理対策本部を速やかに設置し、情報連携及び指示命令系統を損なわない体制を整えております。また被災店舗への救援体制の整備、重要データ消失を防ぐクラウド化の推進、事業を最低限継続できる各種インフラや備品の整備など、BCP対策の徹底を図っております。 主要都市に拠点を持つ企業として求められる社会的使命を果たす観点から、大規模災害時に帰宅困難者を受け入れるスペースを店舗施設内に予め確保するほか、生活関連物資を中心とした店頭商品の拠出ができるよう、あらかじめ仕入先と取り決めておくなど、直ちに被災者救援活動を行う体制を整えております。また、行政と連携しながら、地域の防災拠点としての機能を果たすべく取組を進めております。 ③戦争・地政学・世界経済減退のリスク<リスクと機会> ・・・影響度=大リスク*物流や人流が制限されることによる商品調達や売上機会への影響*海外拠点・事業における方針変更の可能性*金融市場の混乱による資金調達への悪影響*政情不安等に起因する経済混乱が引き起こす消費マインドの低下機 会*新規マーケット、お取引先、調達ルートの開拓*企業活動における有事の際のレジリエンス向上*国産商品の需要拡大戦争・地政学上の混乱発生時に想定される、サイバー攻撃に起因するリスクに関しては、「(3)-①サイバー攻撃によるシステム障害・情報漏洩発生リスク」において記載しております。 <対応策>アメリカによるイラン攻撃、ロシアによるウクライナ侵攻や米中二国間関係の悪化による台湾有事リスクなど、国際情勢は日々変化を続けています。当社のサプライチェーンは多国間にわたることから、世界規模の混乱は商品調達や適正な価格形成、事業活動のためのエネルギーコストに大きな影響を与えます。予期せぬ損失の発生可能性を回避するため、国内取引先の開拓、調達先の切り替えや、遅延リスクを見越した発注・展開計画策定などに取り組んでおります。また、当社が成長のドライバーと位置付ける海外事業においても、現地従業員の安全対策やBCP計画の策定とともに、利益影響の試算を実施しながら随時戦略の見直しを図ります。市場の混乱が金融領域に及んだ場合には、当社が通常求める条件での資金調達ができないリスクが考えられます。現時点で必要な資金は確保しておりますが、将来におけるリスクシナリオを想定し、多様な資金調達手段により十分な手元流動性を確保してまいります。また、アメリカとイランの軍事衝突による原油価格高騰により、消費需要の減退リスクが高まっております。社会・経済状況の変化次第では、更なる売上減少リスクが増大することも想定されるため、状況に応じた抜本的なリスク削減策を実施してまいります。 ④新たなパンデミックの発生リスク<リスクと機会> ・・・影響度=特に大リスク*店舗の休業・営業時間の短縮によるビジネス機会の逸失*消費行動の変化及び来店頻度の減少機 会*新たな社会環境や消費行動に対応した事業展開*アセットの多角化、経営資源の有効活用によるグループ事業の成長 <対応策>コロナ禍の経験と反省を踏まえ、このようなパンデミック影響の極小化に向けて事業ポートフォリオを見直し、経営の更なる安定化を図ります。百貨店の事業基盤を一層強化すると共に、商業開発業、金融業などの成長領域事業の積極拡大を進めてまいります。また、リアル店舗の魅力向上と合わせて、ECなどの無店舗販売チャネルの強化拡大、デジタル技術を活用したリモート接客システムの導入など非接触型販売の仕組みを積極的に導入してまいります。 ⑤サプライチェーンの破綻リスク<リスクと機会> ・・・影響度=大リスク*お取引先の倒産や事業終了による百貨店の商品調達への支障、品揃えの魅力度低下*テナントの賃料支払能力低下による賃貸収入の減少*生産・物流・販売段階における人材不足による営業活動への影響機 会*お取引先との強固な関係構築による品揃えの魅力度向上と安定的な利益確保サプライチェーン上における人権問題(不当労働、差別等)に起因するレピュテーション低下、不買運動などによる損失の発生リスクに関しては「(4)-①事業活動における人権問題発生リスク」において記載しております。 <対応策>当社は、事業活動における一連の取引において、法令順守はもとより、環境保全や人権などに配慮し、公平・公正な取引を推進するために「髙島屋グループ取引指針」を策定しております。「髙島屋グループ取引指針」では、「人権の尊重」の視点に加え、法令順守、持続可能なサプライチェーンの構築などを事業活動において重視すべき項目に掲げています。この指針に則り、主要なお取引先と目標を共有・協働し、新たなお取引先開拓による安定した商品調達やОМОによる在庫の効率化、ドライバー・車両不足へ対応した配送スキームの検討など、様々な面でお取引先とともにサプライチェーン全般に及ぶリスクの低減へ向けた取組を推進しております。国内商業開発業・海外商業開発業においては、専門店テナントとの共同販促活動を一層強化推進するほか、経営状態が厳しいテナントに対しては、敷金からの一時的な家賃への充当、当面の家賃支払猶予など資金支援を行い、共存共栄を原則とした取組に努めてまいります。 (3)情報セキュリティリスク①サイバー攻撃によるシステム障害・情報漏洩発生リスク<リスクと機会> ・・・影響度=特に大リスク*外部からの不正アクセスによる改ざんや破壊によるシステム障害がもたらす 営業機会の逸失*個人情報等、機微な情報漏洩による社会的信用の失墜機 会*サイバーレジリエンスの向上*顧客からの信頼や社会的信用の向上 <対応策>当社は、情報管理規則に基づき、事業活動を通じて得るあらゆる情報の取り扱いについて、その特性に応じた組織機能により適正に管理しております。また、各職場・職能に応じた適切なデジタルスキルの取得へ向けた教育機会も設けております。サイバー攻撃の脅威・要防御範囲が増す中では、適切なセキュリティマネジメントがなされなければ、ステークホルダーからの信頼失墜、ひいては企業の存続にも関わりかねないリスクを発生させかねません。今や情報管理の範囲は従来のクローズド環境からSaaSアプリやインターネット上のサービスを含む外部へ拡大しており、自社のセキュリティの仕組みだけでなく、外部サービス事業者を含めた網羅的な対策が必要と認識しております。米国立標準技術研究所(NIST)のサイバーセキュリティフレームワークと当社の情報セキュリティ基本方針に基づき、「識別」「防御」「検知」「対応」「復旧」の各レベルで必要な防御策を講じるとともに、侵害に備えた対応を実施するべくロードマップを敷いて取組を進めております。同時に、システム利用不可のシナリオを想定し、業務継続方法を確立するなど被害発生時のレジリエンス強化にも取り組んでおります。 (4)社会的リスク①事業活動における人権問題発生リスク<リスクと機会> ・・・影響度=特に大リスク*接客時や媒体表現における差別的対応(国籍・ジェンダー等)によるレピュテーション低下*就業上のカスタマーハラスメントやハラスメントへの対策不足によるエンゲージメントの低下*サプライチェーン上における人権問題(ハラスメント、不当労働、差別等)に起因するレピュテーション低下、不買運動などによる損失発生機 会*人権を尊重する経営の実践によるステークホルダーからの信頼獲得と髙島屋ファンの増大 <対応策>当社は、1831年の創業以来、商いの行動規範である「店是(てんぜ)」において、「顧客の待遇を平等にし、いやしくも貧富貴賤(ひんぷきせん)に依りて差等を附すべからず」を掲げるなど、人権を尊重する創業の精神を受け継いできました。この「店是」の精神を起点に、人権の尊重を変えることのない基本的価値観として全従業員に共有しています。人権を尊重する経営については、社長を委員長とする「髙島屋グループサステナビリティ委員会」においてグループ横断的な進捗確認と対応を推進していきます。また、お取引先やビジネスパートナーと協働し、サプライチェーン全体の直接的な人権侵害だけでなく、間接的に負の影響を助長・関与する人権侵害リスクの防止・是正に努めていくことを、「人権コミットメント」として制定し、社内外に公表しております。サプライチェーン上の人権リスクの防止・是正に向けては、国連人権理事会で採択された「ビジネスと人権に関する指導原則」に基づく人権デューデリジェンスに取り組んでおり、グループの事業領域ごとの人権リスクを洗い出し、課題を特定しています。人権リスクを防止・軽減するため、管理監督者を対象としたコンプライアンス研修のテーマに「ビジネスと人権」を取り上げ、仕入れ担当者に対してはサプライチェーン上における人権リスク課題などについての教育を実施しました。また、事業活動における一連の取引を公平・公正に推進するため新たに策定した「髙島屋グループ取引指針」について、お取引先にも同意・協力を依頼するとともに、お取引先アンケートを通じて各社の状況を確認しております。当社はお取引先と公平で良好なパートナーシップを築きながら、より良い取引を継続的に推進し、共存共栄を図ってまいります。
事業方針・経営環境 FY2025 / 約7,221字
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】髙島屋グループ(以下、当社)の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)経営方針2025年度は経営目標に「自立と共創のうねりによる成長加速」を掲げ、創業200年にあたる2031年に当社がめざす姿である「グランドデザイン」の実現に向けて重要な「グループのシームレス化」を本格的に始動いたしました。玉川髙島屋S.C.の食料品フロアでは、百貨店と専門店の垣根を越え、商品・サービスのシームレスな提供実現に向け、2026年1月より段階的に改装工事を開始しております。2026年度の経営環境につきましては、物価上昇の継続による国内消費動向の不透明性に加え、為替動向や地政学的リスクを主要因としてインバウンド需要の変動性が高まるなど、百貨店事業を中心に不確実性がより増している状況であります。加えて、労働人口の減少や原油価格の高騰を背景に、人件費や物流費をはじめとする営業費の上昇が利益を下押ししております。持続的成長の実現に向けては、当社ならではの新しいコンテンツやサービスの導入・開発等を通じたお客様体験価値の向上、国内・海外双方での顧客基盤の強化・連携に加え、ROICを軸として資本コストを意識した経営をさらに進めていくことが重要であると認識しております。2026年度は、2024年度に掲げた3か年の中期経営計画の最終年度であります。グランドデザインの実現に向けた基礎固めをやり抜き、上記の経営環境リスクを抑制しながら2027年度以降の成長・投資回収フェーズへと着実につなげていくことが重要と認識しております。これを受け、2026年度の経営目標・経営課題を次のとおり定めております。 [経営目標]グループ総合力発揮による中期経営計画の必達―グランドデザイン実現に向けて、基礎固めをやり抜く― [主要な経営課題]① グループのシームレス化によるまちづくり戦略の強靭化② 仕事変革…組織風土改革とデジタル活用③ 経営基盤強化(ESG経営・人的資本経営) 中期経営計画で定めた主要3課題(まちづくり・ESG経営・人的資本経営)につきましては、計画通りに推進できているかその進捗を精査し、必要な修正を適宜行ったうえで計画完遂をめざしてまいります。特に、当社ならではのまちづくりにつきましては、百貨店を核に専門店ともシームレスに掛け合わせるなどグループの総力を挙げて多様な来店動機を生み出す「次世代型SC」、重点的に投資を行っているベトナム開発をはじめとした「海外事業」、新たなお客様接点であり生涯価値(LTV)最大化の鍵となる「金融事業」、これら3領域を成長の柱として強力に推進してまいります。(2)経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標等 2026年度の連結経営目標は以下のとおりです。 なお、総額営業収益については、収益認識に関する会計基準等を適用前の従来基準で算出しております。〇総額営業収益       10,550億円 ( 2025年度比     + 227億円)〇総額営業収益販売管理費比率  23.8% (    同     ± 0.0% )〇営業利益            575億円 (    同    + 39億円)〇自己資本比率           33.9% (    同     + 0.5% )〇ROE(当期純利益/自己資本)  8.3% (    同     +10.1% )〇総資産対EBITDA比率     6.0% (    同     + 0.3% )〇純有利子負債EBITDA倍率   3.0倍 (    同     + 0.3倍 )〇ROIC(投下資本利益率)    5.5% (    同     △ 0.2% ) (3)経営環境及び対処すべき課題現中期経営計画(2024~2026年度)の最終年度である2026年度は、掲げた目標をやり抜く重要な1年として、経営課題を「グループのシームレス化によるまちづくり戦略の強靭化」「仕事変革(組織風土改革とデジタル活用)」「経営基盤強化(ESG経営・人的資本経営)」と定めております。 □グループのシームレス化によるまちづくり戦略の強靭化現中期経営計画では、「次世代型SCへの転換」「海外事業(ベトナム)」「金融事業」を新たな成長の柱と位置付け、集中的な投資を進めております。2031年度に掲げる「各領域で事業利益100億円規模を創出する」という目標を確実なものとするためには、「グループのシームレス化」が不可欠です。次年度は、「シームレス化」で実現すべき内容のロードマップを具体的に策定し、取組のスピードアップを図ってまいります。 《次世代型SC》 ~各拠点での転換推進と、核となる百貨店の営業力強化~グループ総合戦略である「まちづくり」を具現化する象徴的な取組が、グループ一体で創り上げる「次世代型SC」です。新たなコンテンツの導入や多様な来店動機の創出に加え、地域・お客様・お取引先の参画を得ながら、「百貨店核の強み」をいかして百貨店と専門店の価値を掛け合わせ、SC全体としての魅力向上を図ってまいります。次世代型SCへの転換を通じ、当社が目指す「こころ豊かな生活を実現する身近なプラットフォーム」への進化を加速してまいります。次世代型SCにおいて中核となる百貨店は、「外部環境に左右されない営業力」の獲得に向けた取組を一段と強化してまいります。商品政策では、価値観や消費行動の変化を捉えた「ヒト軸」のマーケティングを推進し、お客様ニーズを起点とした新たなモノ・コトの創出を通じて、より高い体験価値を提供してまいります。顧客政策においては、デジタルを活用した商品提案や、グループの総合力をいかした金融サービスの提案など、顧客特性に応じたパーソナルな施策を推進し、お客様一人ひとりの当社に対するロイヤルティ向上を図ってまいります。 《海外事業》 ~市場環境に即した戦略の遂行と、人材育成強化~海外事業においては、重点投資を進めるベトナム開発を中心に、各拠点の市場動向を踏まえた成長戦略を着実に遂行すると共に、海外統括機能や支援体制など、事業成長を支える基盤整備をグループ全体で強化してまいります。また、ローカル人材の登用や国を越えた人材交流を進め、将来を見据えた人材育成にも取り組んでまいります。 《金融事業》 ~グループ全体で推進する金融事業強化~金融サービスを重要な品揃えの一つとして位置付け、金融事業を推進するための体制を整備してまいります。グループ全体で具体化を進めることで、お客様の豊かな暮らしに寄り添い、生涯価値(LTV)の最大化を図ると共に、新たなお客様との接点を広げてまいります。 □仕事変革 ~組織風土改革とデジタル活用~不透明な経営環境の中では、個人と組織が能動的かつ迅速に行動しなければ、社会やお客様ニーズの変化に対応できません。当社で働くすべての人の働きがいやエンゲージメントを高めることが重要であり、そのために、誰もが働きやすい職場環境の整備と、新たなチャレンジを後押しする風土の醸成に取り組んでまいります。また、労働人口が減少し、人手不足が深刻化する中、業務のDⅩ化は喫緊の課題となっています。DX・AI活用を通じて、定型業務の自動化による時間創出を図ると共に、デジタルを活用した高付加価値な商品・サービスを提供し、お客様満足度の向上を目指してまいります。 □経営基盤強化 ~ESG経営・人的資本経営~ESG経営は、課題解決だけでなく、ESGリスクの低減を通じて企業の持続可能性を高める段階へ移行しています。経営戦略として、国際基準に沿ったグループサステナビリティ戦略を策定、推進すべく、ESG推進室の機能強化を目的とし、名称を「サステナビリティ推進室」に変更いたしました。環境・社会課題に伴うコスト上昇を吸収しつつ、収益力を高め、価値創造を継続するため、経営戦略と一体となった取組を加速してまいります。ESG営業政策については、「TSUNAGU ACTION」を軸に、社会的価値と経済的価値を同時に創造する経営戦略(CSV)に基づく取組を強化し、サステナブルな収益の増大を目指してまいります。また、本年2月には、国内中小企業が有する伝統や技術を守り、文化・歴史を未来へとつなぐことを目的として、「百年のれんプロジェクト」を発足いたしました。本プロジェクトでは、資金需要やブランド価値の維持・向上(販路拡大に向けた戦略策定、事業の継続性確保等)に関する支援ニーズを有する企業を対象として、協業先との連携のもと、「百年のれん投資戦略」の具体化に向けた検討を進めてまいります。これらの取組を通じ、日本の将来を支える持続的なプラットフォームの構築を図ると共に、地域社会及び地域経済の活性化に資するESG経営の推進に取り組んでまいります。AI全盛期を迎えつつある現在においても、持続的成長の原動力は「人」の力であることは変わりません。人材の質がサービスやブランド価値に直結するため、高度なスキル・経験が求められます。海外事業においても、多言語・多文化対応力やマーチャンダイジング力など、幅広い能力が求められます。これらを担う人材の確保・育成とエンゲージメント向上につなげる人的資本経営は、重要な課題です。一人当たりの生産性の向上を前提とした労働分配率の引き上げや職場環境の改善など、「人」への積極的な投資は、今後も継続的に実施してまいります。 事業のセグメント別の取組は、次のとおりであります。 <国内百貨店業>商品政策においては、引き続き、当社の強みの一つである東西大型5店を軸に、「魅力ある品揃え」の実現に向けた取組を推進してまいります。さらに、当社ならではの「アイテム平場」「自主編集売場」、「EC」の継続強化や、新たなモノ・コト開発を通じ、お客様満足度の向上を目指してまいります。また、商品利益率においても、重点お取引先との連携を通じ、利益率の高い衣料品・雑貨を中心としたファッション領域の強化を図ることにより、商品利益率の改善につなげてまいります。顧客政策においては、外商顧客への営業体制の強化を通じて、金融などの新たなサービスを提供することにより、既存顧客の満足度向上と次世代顧客の獲得を図ってまいります。また、優良な海外店舗を有する強みをいかし、海外顧客の基盤確立とロイヤルカスタマー化に向けた取組を推進してまいります。さらに、着実に会員数が増加しているタカシマヤアプリについても、あらゆるお客様との重要な顧客接点ツールとしての魅力を高めてまいります。なお、本年8月3日をもって現在の形での営業を終了する洛西店につきましては、これまでご利用いただいているお客様に、引き続き京都店を中心にご愛顧いただける体制を整えてまいります。 <海外百貨店業>シンガポール髙島屋におきましては、経営環境が不透明な中、ファッション関連商品や食料品など品揃えの再強化に加え、顧客政策を推進することで、国内顧客やツーリストの維持・拡大を図ってまいります。上海高島屋におきましては、景気低迷による消費減速が長期化する状況の中、お客様ニーズに基づいたテナントの導入など、収益基盤の安定化に継続して取り組んでまいります。開店10周年を迎えるホーチミン髙島屋におきましては、商品カテゴリー・ブランドの再編や催・イベントの強化により店舗の集客力を高め、更なる売上高の増大を目指してまいります。サイアム髙島屋におきましては、化粧品売場のリニューアルに続き、ラグジュアリーゾーンの段階的な拡大を進めており、改装による集客力の向上及び売上高の増大など、効果の最大化を図ってまいります。 <国内商業開発業>東神開発株式会社におきましては、2027年度のグランドオープンを目指し、「玉川髙島屋S.C.」のリニューアルプロジェクトが始動しております。「京都髙島屋S.C.」「柏髙島屋ステーションモール」「流山おおたかの森S.C.」など、その他の施設においても、SC全体としての魅力向上を図ってまいります。 <海外商業開発業>成長ドライバーと位置付けるベトナム事業におきましては、ハノイでの住宅・オフィス・商業の複合開発事業に加え、今後、ホーチミンのサイゴンセンターにおける増床計画が本格化してまいります。2016年の開業以来、成長を続けているサイゴンセンターは更なる進化を遂げ、1993年に開業し国際的にも高く評価されている「シンガポール髙島屋S.C.」に並ぶASEAN第2の拠点へと成長させてまいります。また、資本効率向上の観点から、長期的に資産を保有し持続的な成長を実現する基幹事業と、短期回収型事業への参画を組み合わせ、資産規模も適切にコントロールしてまいります。 <金融業>持続的成長に向け、カード事業、ライフパートナー事業、投融資事業の3事業それぞれの施策を充実させることで、個人の資産管理から法人の資金需要までカバーする「髙島屋のステークホルダーにとっての総合金融プラットフォーム」の構築を目指してまいります。 <建装業>髙島屋スペースクリエイツ株式会社におきましては、主力であるホテル・ラグジュアリー市場が引き続き活況となる見込みの一方、内装業全体では人材不足が深刻化していることから、多様な人材を確保する「人的資本経営」を推進してまいります。また、昨年開設したベトナム子会社につきましては、本格的に営業を開始することで、日本クオリティーの内装需要を確実に捉え、持続的な成長につなげてまいります。 <その他の事業>飲食業の株式会社アール・ティー・コーポレーション、人材派遣業の株式会社センチュリーアンドカンパニー、広告宣伝業の株式会社エー・ティ・エーなど、その他の事業におきましても、各業界における競争力を高めることで、安定的な収益基盤の構築につなげてまいります。 当社は、資本コストを意識したROIC経営を推進しています。セグメント別及びグループ会社別、百貨店各店舗別のROICに加え、次世代型SCへの転換を進める中で、「拠点別」(百貨店・専門店)ROICも経営指標として採用しています。それぞれの事業特性や地域特性を踏まえた「ROICツリー」を策定し、現場の一人ひとりがROIC向上に向けた具体的な行動を実践できる仕組みの構築や、風土の醸成にも取り組んでいます。現中期経営計画は、投資が先行するフェーズと位置付けており、2027年度以降は、これらの投資の成果を着実に収益として回収するフェーズへ移行する見通しです。ROIC経営の実効性を一層高めることで、持続的な利益成長及び資本効率の向上を図ってまいります。また、市場との対話は引き続き強化してまいります。市場評価とのギャップの極小化に向け、持続的な利益成長への期待感を高めていくと共に、機動的な資本政策及び株主還元策を志向してまいります。 当社は、本年5月開催予定の第160回定時株主総会における承認を条件として、「監査役会設置会社」から「監査等委員会設置会社」へ移行する予定です。グループ経営の多角化・高度化が進展する中、権限委任を通じた意思決定の更なる迅速化、取締役会における戦略的議論の充実及び監督機能の一層の強化を図ることで、グループ総合戦略である「まちづくり」の下、当社独自の価値提供に向けた取組を加速してまいります。 (4)資本政策の基本的な方針<基本的な考え方>当社は、将来の事業リスクに備え、財務健全性を担保しつつ、適切な財務レバレッジの活用を進めています。主要な経営指標(KPI)として、ROIC、EBITDA、自己資本比率、DOE(株主資本配当率)、TSR(株主総利回り)を設定しております。特に資本コストを意識した経営の実現に向けた取組として、ROIC経営を推進しております。2025年度のROICは5.7%とWACC4.8%を上回りました。今後も、百貨店各店を含む各事業体で特性を踏まえたROICツリーを活用、現場一人ひとりが意識し行動できる仕組みを構築してまいります。EBITDAについては、財務安定性の観点から、純有利子負債EBITDA倍率、現金創出力の観点から、総資産対EBITDA比率を設定しております。 各経営指標については、決算説明会資料(※)で開示しております。※ https://www.takashimaya.co.jp/corp/ir/tanshin/ 当社は、企業価値向上をめざし、一株当たり利益(EPS)の増加に加え、市場との対話の充実により株価収益率(PER)を高めてまいります。また、EBITDAを意識した経営の推進により、国内外の各事業における現金創出力が高まっていることを踏まえ、資金配分の適正化など資金効率を向上させる取組を推進してまいります。さらに、安定的、持続的な利益成長に資する資産は自ら保有する「持つ経営」を基本方針とする中、機動的な経営判断のもと、ROICや現金創出力を更に向上させるサイクルを構築することで、資産効率も高めていきます。 <株主還元>配当は、純資産増加をベースとした累進配当に加え、各種経営指標を考慮しています。業績が好調に推移し想定以上のフリーキャッシュフローが創出された場合には、人的資本・ESG投資を含む追加の成長投資、及び株主還元等、マルチステークホルダーへのバランスを重視した利益配分の観点から、資金使途を機動的かつ総合的に判断します。
経営者による分析 FY2025 / 約11,475字
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の概要当連結会計年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況は次のとおりであります。  ①財政状態及び経営成績の状況a.財政状態 前連結会計年度(百万円)当連結会計年度(百万円)増減高(百万円)前年比(%)総資産1,296,0121,346,22950,2173.9負債795,663868,48072,8169.2純資産500,348477,749△22,598△4.5自己資本比率36.5%33.4%-△3.1 b.経営成績 前連結会計年度(百万円)当連結会計年度(百万円)増減高(百万円)前年比(%)営業収益498,491492,370△6,121△1.2営業利益57,50353,516△3,986△6.9経常利益60,39656,879△3,516△5.8親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)39,525△8,194△47,719- (事業のセグメント別業績) 前連結会計年度(百万円)当連結会計年度(百万円)増減高(百万円)前年比(%)連結営業収益498,491492,370△6,121△1.2国内百貨店業318,210303,856△14,353△4.5海外百貨店業34,28734,310220.1国内商業開発業40,83341,7679342.3海外商業開発業15,43415,7383032.0金融業18,85120,6991,8489.8建装業29,99733,2403,24310.8その他40,87742,7561,8794.6連結営業利益 ※57,50353,516△3,986△6.9国内百貨店業28,53024,863△3,666△12.9海外百貨店業8,3638,5241601.9国内商業開発業6,8516,568△283△4.1海外商業開発業5,9085,845△63△1.1金融業4,8315,57574315.4建装業2,1712,52235016.2その他1,9772,024472.4(注)連結営業利益は、セグメント利益の合計額からセグメント調整額を控除したものです。  ②キャッシュ・フロー 前連結会計年度(百万円)当連結会計年度(百万円)増減高(百万円)前年比(%)営業活動キャッシュ・フロー72,49353,837△18,656△25.7投資活動キャッシュ・フロー△39,694△34,9244,769-財務活動キャッシュ・フロー△41,772△31,7729,999-現金及び現金同等物88,55977,441△11,118△12.6  ③生産、受注及び販売の実績a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称生産高(百万円)前年比(%)建装業31,85310.2合計31,85310.2  (注)1 セグメント間取引については、相殺消去をしております。  2 金額は、販売価格によっております。  3 上記以外のセグメントについては、該当事項はありません。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称受注高(百万円)前年比(%)受注残高(百万円)前年比(%)建装業32,94826.020,1215.8合計32,94826.020,1215.8  (注)1 セグメント間取引については、相殺消去をしております。  2 上記以外のセグメントについては、該当事項はありません。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称販売高(百万円)前年比(%)国内百貨店業303,856△4.5海外百貨店業34,3100.1国内商業開発業41,7672.3海外商業開発業15,7382.0金融業20,6999.8建装業33,24010.8その他42,7564.6合計492,370△1.2  (注)1 セグメント間取引については、相殺消去をしております。  2 販売高には、「その他の営業収入」を含めて表示しております。(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当社が当連結会計年度末現在において判断したものであります。  ①当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容a.経営成績等の状況に関する認識当連結会計年度における我が国の社会経済は、米国の関税政策に端を発する貿易摩擦に加え、中東・中国をはじめとする地政学リスクの高まりなどを背景に、金融市場(金利・為替・株価)並びに経済環境(物価・個人消費・インバウンド需要)において不確実性の高い状況が続きました。とりわけ個人消費においては、実質賃金のマイナスが長期化し力強さを欠く中、これら外部環境の不確実性も影響し、「消費の二極化」など価値観の変化が進展する状況となりました。髙島屋グループ(以下、当社)は、創業200周年の節目となる2031年に「目指す姿」を「お客様・従業員・株主・地域社会など、すべてのステークホルダーの『こころ豊かな生活を実現する身近なプラットフォーム 』」と定め、現中期経営計画(2024~2026年度)初年度にグランドデザインとして公表いたしました。このグランドデザイン実現に向け、当年度は経営目標に「自立と共創のうねりによる成長加速」を掲げ、「グループのシームレス化」を本格的に始動しました。当社は、「国内・アジアの主要都市に展開する複数の利益創出拠点」「グループ会社の総合力」、そして、各拠点・各組織で培った「幅広い顧客基盤」という3つの強みを有しています。国内外のグループ商業施設やEC、金融などで取り扱う商品やサービスの総和は、当社ならではの競争優位性であります。しかしながら、例えば、当社商業施設内で隣接している百貨店と専門店で利用可能な決済手段やポイントサービスが異なっているなど、お客様視点で当社の強みを十分いかしきれていない課題があります。そこで、百貨店と専門店、国内と海外、リアルとネットといった様々な垣根を越え、シームレスに商品やサービスを提供できる体制・仕組みを構築することで、お客様への提供価値の最大化を図ってまいります。この経営目標に向け、経営課題を「グループの総力で創りあげる次世代型SC」「価値創造の源泉となる営業力強化」「個人の成長支援に向けた組織・土台づくり」「営業活動を軸としたESG経営の実践」「成長領域での更なる存在感の発揮」と定め、着実に取組を進めてまいりました。 □グループの総力で創りあげる次世代型SCグランドデザイン実現に向け、「次世代型SC」への転換は、グループ総合戦略「まちづくり」における重要な取組であります。個人と組織の「自立」と相互の「共創」という考え方の下、グループ各事業のノウハウを結集し、それぞれの経営資源を相互に活用することで「館の魅力最大化」につなげてまいります。「次世代型SC」の特徴は3点あります。1点目は、「新たなコンテンツ導入による来店動機の創出」、2点目は、「地域の社会インフラとしての機能具備」であります。3点目は、「百貨店の存在をより活用すること」であります。百貨店・専門店それぞれの強みをいかすだけではなく、百貨店が有するお客様情報の利活用やフロア構成の最適化などにおいて、より踏み込んで連携することにより、拠点全体としての魅力向上を実現してまいります。これら「次世代型SC」への転換に向けた取組として「玉川髙島屋S.C.」においては、新たな地域のランドマークとして生まれ変わることを目指したリニューアルプロジェクト(2027年度グランドオープン予定)が進行しております。昨年3月には二子玉川駅に面する南館ファサードに情報発信装置として大型の「LEDキューブ」を設置し、アート作品や季節を感じられる映像などを放映することで、賑わいと開放感を創出しております。同年4月には、西館ストリートにフードコート「P.」が開業いたしました。多様な文化やスタイルを発信する4つの店舗で構成され、歩道と空間、地域をつなぐ、新たな体験価値を提供しております。また、百貨店と専門店の垣根を越え、お客様にストレスなくお買物を楽しんでいただける「シームレス化」の象徴となる本館食料品フロアのプロジェクトも始動しております。日常からハレの日まですべての食を担う「お客様に愛される商圏 NO.1食料品フロア」をコンセプトに、百貨店と専門店が一体となり、品揃えやサービスの充実に向けた売場づくりを進めております。海外においても、ベトナム・ハノイでのSC開業(2027年度予定)に向けたプロジェクトが着実に進行しております。中核となる百貨店の存在をいかしながら、来街・来店動機を生み出す多様なコンテンツ、社会インフラとして地域のコミュニティ機能を備えた魅力的な「次世代型SC」を国内・海外で創りあげてまいります。 □価値創造の源泉となる営業力強化「次世代型SC」において中核となる百貨店の魅力そのものを向上させるべく、「より心豊かな暮らし」や「新しいモノ・コト」への期待といったお客様の根源的・普遍的なニーズに応える力を商品政策や顧客政策、販売・サービス政策を通じて高めております。商品政策においては、当社の強みである東西大型5店を軸に、お取引先と連携した品揃え強化を推進し、その取組を中小型店にも拡充することで、お客様ニーズにお応えしてまいりました。また、「アイテム平場」や「自主編集売場」の再強化に加え、「ライフスタイル」「文化」「社会性」を切り口とした独自性のある催事開発など、新たなモノ・コトの創出を通じて、実店舗の強みをいかしたワンストップでの体験価値を提供してまいりました。顧客政策においては、昨年4月からお客様の利便性向上を目的に髙島屋の各種カードにおけるポイントが「1ポイント単位で利用可能」となりました。また、タカシマヤアプリにおいても、同年6月にリニューアルを実施し、オンラインストアとの会員ID連携や特典付与機能の強化に加え、デジタルでのアプローチを強化するなど、重要な顧客接点ツールとしての魅力向上に取り組んでまいりました。さらに、シンガポールをはじめとする優良な海外店舗を有する強みをいかし、国内店舗への送客を推進することで、国境を越えた買い回りを促進し、顧客の固定化を図ってまいりました。 □個人の成長支援に向けた組織・土台づくり当社は、経営理念「いつも、人から。」が表すとおり、「人」で成り立つ企業集団であります。エンゲージメントと生産性向上の好循環を促し持続的成長につなげるべく、人的資本経営を推進しております。具体的には、多様な人材の活躍支援や積極登用に加え、グループ横断での人材育成にも取り組んでおります。また、土台となる組織風土におきましては、双方向でのコミュニケーションを通じ、従業員個々の能力を最大化させていくマネジメントを実践してまいりました。さらに、当社はグループ商業施設において、お取引先を含めた従業員の就労環境の改善や、働く場としての魅力向上による人材確保の観点から、継続して休業日を設定しております。正月営業については、元日に加え、1月2日についても原則休業日としております。 □営業活動を軸としたESG経営の実践グループの持続的成長には、「地球環境」を含めたすべてのステークホルダーと利益を共に分かち合い、相互にエンゲージメントを高めていく仕組みの創造が必要であります。従業員一人ひとりがESG経営に取り組む姿勢を理解し、主体的に行動できる風土醸成を進めていくと共に、多くのお客様との接点がある当社ならではのメッセージを発信していくことで、その効果を最大限に発揮してまいりました。象徴的な活動である「TSUNAGU ACTION」においては、グループ各組織の事業特性や経営資源をいかし、取組を加速してまいりました。 □成長領域での更なる存在感の発揮海外と金融を成長領域と位置付けている中、海外事業においては、「シンガポール髙島屋S.C.」で培ったノウハウやパートナーシップをいかし、成長市場であるベトナムでの開発を段階的に進めております。また、金融事業においても、カード事業に加え、投融資事業など新たな領域へのチャレンジを進めております。これらの成長領域における利益増大を通じて、経営環境の変化に柔軟に対応できる、バランスの良い事業ポートフォリオを実現してまいります。 b.財政状態当連結会計年度末の総資産は、1,346,229百万円と前連結会計年度末に比べ50,217百万円増加しました。これは、現金及び預金の減少11,350百万円、受取手形、売掛金及び契約資産並びに営業貸付金の増加42,060百万円、海外子会社における使用権資産の減少9,579百万円、株価上昇や持分法適用会社の業績伸長等に伴う投資有価証券の増加11,998百万円が主な要因です。 負債については、868,480百万円と前連結会計年度末に比べ72,816百万円の増加となりました。これは、支払手形及び買掛金の増加8,968百万円、有利子負債(社債及び借入金)の増加79,810百万円が主な要因です。純資産については、477,749百万円と前連結会計年度末に比べ22,598百万円減少しました。これは、親会社株主に帰属する当期純損失による減少8,194百万円、自己株式の消却に伴う減少12,655百万円及び配当の支払いによる減少9,032百万円等による利益剰余金の減少28,637百万円が主な要因です。 以上の結果、自己資本比率は33.4%(前年比3.1ポイント減)となり、1株当たり純資産額は1,535円03銭(前年比24円27銭減)となりました。 c.経営成績<連結業績>当連結会計年度の連結業績につきましては、連結営業収益は492,370百万円(前年比1.2%減)、連結営業利益は53,516百万円(前年比6.9%減)、連結経常利益は56,879百万円(前年比5.8%減)となり、親会社株主に帰属する当期純損失は8,194百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益39,525百万円)となりました。ROE(自己資本利益率)は△1.8%、ROIC(投下資本利益率)は5.7%、総資産対EBITDA(会社の現金創出力を評価する指標)比率は5.7%、純有利子負債EBITDA倍率は2.7倍となりました。 <単体業績>当事業年度の単体業績につきましては、売上高は300,879百万円(前年比3.7%減)、営業利益は24,169百万円(前年比11.9%減)、経常利益は35,196百万円(前年比17.2%減)となり、当期純損失は19,715百万円(前年同期は当期純利益31,648百万円)となりました。 事業のセグメント別業績は、次のとおりであります。  <国内百貨店業>国内百貨店業での営業収益は303,856百万円(前年比4.5%減)、営業利益は24,863百万円(前年比12.9%減)となりました。 売上高は、前年度、円安を背景に拡大したインバウンド需要の反動による影響が大きく、売上高全体では減収となりましたが、国内顧客売上高は堅調に推移し、既存店対比で前年実績を上回りました。商品利益率は、百貨店店頭では前年実績から微減となりました。堅調に推移する国内顧客売上高において、利益率の低いラグジュアリーブランドなどの売上高が前年実績を大きく上回ったことによる売上構成比の変化が主要因です。販売管理費については、ベースアップなど人的資本経営の推進に向けた費用は継続して配分しております。また、新たな催事の開発など、営業力強化につなげる費用は効果性を見極め、適正に投下しました。一方、コスト削減に向けた取組も同時に推進したことで、前年からの増加を最小限に抑制いたしました。なお、堺店につきましては、本年1月7日をもって61年の歴史に幕をおろしました。営業終了に至る日まで多くのお客様にご愛顧いただき、感謝申しあげます。  <海外百貨店業>海外百貨店業での営業収益は34,310百万円(前年比0.1%増)、営業利益は8,524百万円(前年比1.9%増)となりました。 シンガポール髙島屋におきましては、長引くインフレ下での消費停滞に加え、コスト増加の影響を受け、小幅な減収減益となりました。上海高島屋におきましては、新たなテナントの誘致など収益基盤の強化に継続して取り組んでおりますが、景気低迷による消費減速の影響が大きく、減収・赤字となりました。ホーチミン髙島屋におきましては、成長分野である子供用品やお客様からの支持の高い化粧品などの品揃え強化と共に、コストの増加を最小限に抑制したことで、増収増益となりました。サイアム髙島屋におきましては、昨年3月に発生したミャンマー地震や地政学リスクの高まりに加え、タイ・バーツ高の影響を受け、国内顧客売上高及びツーリスト売上高が低迷したことから、減収・赤字となりました。 <国内商業開発業>国内商業開発業での営業収益は41,767百万円(前年比2.3%増)、営業利益は6,568百万円(前年比4.1%減)となりました。 東神開発株式会社におきましては、「玉川髙島屋S.C.」の改装工事の影響がありましたが、その他の施設も含め営業施策を強化したことで、入店客数、売上高(歩合家賃・クレジット手数料収入等)の増大につながり、増収となりました。一方、人件費の上昇による外部委託費など施設運営に関わる費用の増加もあり、減益となりました。  <海外商業開発業>海外商業開発業での営業収益は15,738百万円(前年比2.0%増)、営業利益は5,845百万円(前年比1.1%減)となりました。 トーシンディベロップメントシンガポールPTE.LTD.におきましては、改装工事に伴う空室区画の増加による賃料収入の影響がありましたが、為替影響で小幅な増収となりました。一方、人的資本投資の強化、外部委託費など施設運営に関わる費用の増加もあり、減益となりました。成長ドライバーであるベトナム事業は、着実に進捗しております。首都ハノイにおける「ウエストレイクスクエアハノイ」開発計画におきましては、昨年8月に起工式を執り行いました。第Ⅰ期計画では、ハノイ初出店となる髙島屋(百貨店)を核とするSC(商業フロア)に加え、上層階にオフィスフロアを備える複合ビルを建設いたします。建設にあたっては、米グリーンビルディング協会が開発した建物の環境評価システム「LEED認証」で最高レベルの「プラチナ」の取得を目指した設計としております。2027年秋の開業に向け、リーシング活動・出店準備を進めてまいります。  <金融業>金融業での営業収益は20,699百万円(前年比9.8%増)、営業利益は5,575百万円(前年比15.4%増)となりました。 髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ株式会社におきましては、収益の柱であるカード事業における取扱高の増大や新規入会会員の増加により、手数料収入及び年会費収入が伸長し、増収増益となりました。カード事業では、まちづくり戦略におけるグループの顧客接点を活用した基盤づくりとして、髙島屋各店や専門店、タカシマヤオンラインストアをはじめとしたWEBチャネルでの新規会員獲得を強化してまいりました。その結果、コロナ禍以前の2019年度と比較して新規会員獲得数が2割以上増加し、取扱高や年会費収入の増大につながっております。また、昨年6月にはショッピングお支払い方法「あとから」分割払いサービスの対象範囲の拡大と手続の利便性向上を実施し、サービスの利用件数・利用金額は着実に増加しております。ライフパートナー事業では、昨年3月に住信SBIネット銀行株式会社を所属銀行とする銀行代理業の許可を取得し、ファイナンシャルカウンターにおける銀行口座開設及び銀行商品のご案内を開始いたしました。さらに、同年9月からはカードカウンターでも銀行口座開設のご案内を開始しております。カード・証券・保険・相続・信託に加えて銀行商品を取り扱うことで、総合的な金融相談への対応力を強化すると共に、カード事業とのシナジー創出を進めた結果、口座数・預かり資産残高は着実に増加しております。投融資事業では、これまでソーシャルレンディングで培ったノウハウや企業ネットワークをいかし、法人融資を開始いたしました。融資先及び案件の拡大により、事業収益は順調に伸長しております。また、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)市場で強みを持つヴァスト・キュルチュール株式会社の子会社化に続き、昨年9月には法人向け金融事業を手掛ける株式会社クレイリッシュ(本年3月に株式会社髙島屋クレイキャピタルに商号変更)の株式の過半数を取得いたしました。これらのM&Aを通じて、経営人材・専門人材の確保や事業ノウハウの獲得も進めております。  <建装業>建装業での営業収益は33,240百万円(前年比10.8%増)、営業利益は2,522百万円(前年比16.2%増)となりました。 髙島屋スペースクリエイツ株式会社におきましては、ホテルなどの大型物件やラグジュアリーブランドを中心とした商業施設の受注が堅調に推移いたしました。さらに、コスト管理の強化により、利益率が改善したことも寄与し、増収増益となりました。  <その他の事業>その他の事業全体での営業収益は42,756百万円(前年比4.6%増)、営業利益は2,024百万円(前年比2.4%増)となりました。 飲食業の株式会社アール・ティー・コーポレーション、人材派遣業の株式会社センチュリーアンドカンパニーが増収増益となったことから、その他の事業全体におきましては、増収増益となりました。 なお、当期の期末配当金につきましては、安定的な配当水準を維持することを基本スタンスとしつつ、一過性の特別損失の影響を除いた業績及び経営環境を総合的に勘案した結果、1株につき前期の期末配当金から4円増配し、17円とさせていただきたいと存じます。これにより、当期の年間配当金は、先に実施いたしました中間配当金17円と併せて1株につき34円となります。当社は2024年9月1日付で普通株式1株を2株とする株式分割を実施しております。同年8月31日を基準日としてお支払いしました中間配当金(1株につき23円)は、当該株式分割実施後の1株あたり配当金に換算すると11円50銭に相当します。期末配当金13円と合わせた前期の年間配当金相当額は1株あたり24円50銭となり、当期の年間配当金34円は9円50銭の増配となります。また、株主還元拡充、資本効率向上を図るため、150億円の自己株式を取得し、取得した全株式を消却いたしました。 d.キャッシュ・フロー営業活動によるキャッシュ・フローは、53,837百万円の収入となり、前年同期が72,493百万円の収入であったことに比べ18,656百万円の収入の減少となりました。主な要因は、転換社債償還損が72,065百万円増加したものの、税金等調整前当期純損失11,048百万円(前期は税金等調整前当期純利益57,253百万円)を計上したこと、売上債権の増減額が29,147百万円増加したことなどによるものです。投資活動によるキャッシュ・フローは、34,924百万円の支出となり、前年同期が39,694百万円の支出であったことに比べ4,769百万円の支出の減少(収入の増加)となりました。主な要因は、有形及び無形固定資産の取得による支出が16,424百万円増加したものの、有形及び無形固定資産の売却による収入が17,449百万円増加したこと、関係会社株式の取得による支出が8,918百万円減少したことなどによるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは、31,772百万円の支出となり、前年同期が41,772百万円の支出であったことに比べ9,999百万円の支出の減少(収入の増加)となりました。主な要因は、社債の償還による支出が131,358百万円増加したものの、短期借入金の純増減額が129,976百万円増加したこと、長期借入れによる収入が11,315百万円増加したことなどによるものです。これらに換算差額を加えた結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ11,118百万円減少し、77,441百万円となりました。  ②資本の財源及び資金の流動性資本の財源及び資金の流動性に関し、当社は運転資金及び設備資金等の必要資金につきましては、内部資金、売掛債権流動化資金、又は外部調達(借入もしくは社債)により資金調達することとしております。このうち外部調達に関しましては、主として長期・安定した資金にて実施しております。また、当社は国内金融機関から相対取引による十分な借入枠を有しており、TMS(トレジャリー・マネジメント・サービス:グループ会社間で一元的に資金を管理する仕組み)により国内グループ会社間の資金融通を行うことで資金効率を高め、海外グループ会社は十分な手許資金を保有することで事業運営上の流動性を確保しております。なお、当連結会計年度末の有利子負債(リース債務は含まない)の残高は281,413百万円であります。 ③重要な会計方針並びに重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社の連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。その作成には経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債や収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。当社の連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。また、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。  ④経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 指標2025年度経営上の目標増 減総額営業収益10,322億円10,550億円227億円総額営業収益販売管理費比率23.8%23.8%-営業利益535億円575億円39億円自己資本比率33.4%33.9%0.5%ROE(自己資本当期純利益率)△1.8%8.3%10.1%総資産対EBITDA比率5.7%6.0%0.3%純有利子負債EBITDA倍率2.7倍3.0倍0.3倍ROIC(投下資本利益率)5.7%5.5%△0.2%※総額営業収益については、収益認識に関する会計基準等を適用前の従来基準で算出しております。 当社では、「総額営業収益」、「総額営業収益販売管理費比率」、「営業利益」、「自己資本比率」、「ROE(自己資本当期純利益率)」、「総資産対EBITDA比率」、「純有利子負債EBITDA倍率」、「ROIC(投下資本利益率)」を経営成績の客観的な分析指標として採用しております。達成状況を判断するため、当連結会計年度実績との比較をしておりますが、目標値設定過程に関しては、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2) 経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標等」及び「同 (3)経営環境及び対処すべき課題」をご覧ください。
役員の状況 FY2025 / 約17,510字
(2)【役員の状況】1.有価証券報告書提出日現在の当社の役員の状況は、以下のとおりです。 ① 役員一覧男性11名 女性5名 (役員のうち女性の比率31.3%)役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(千株)代表取締役取締役社長業務監査室担当村 田 善 郎1961年10月26日生1985年4月当社入社2011年5月当社営業本部柏店長2013年2月当社執行役員総務本部副本部長、総務部長、賃料管理室長2014年2月当社執行役員総務本部副本部長、総務部長、賃料管理室長、企画本部開発グループ長、アジア開発室長、日本橋再開発計画室副室長2015年3月当社常務執行役員企画本部副本部長、経営戦略部長、IT推進室担当2015年5月当社常務取締役企画本部副本部長、経営戦略部長、IT推進室担当2017年8月当社代表取締役 常務取締役総務本部長、企画本部副本部長、経営戦略部長、秘書室、IT推進室担当2018年3月当社代表取締役 常務取締役企画本部長、IT推進室担当2019年3月当社代表取締役 取締役社長、CSR推進室、業務監査室担当2020年3月当社代表取締役 取締役社長、業務監査室担当2021年11月当社代表取締役 取締役社長、営業本部担当、業務監査室担当2024年5月当社代表取締役 取締役社長、業務監査室担当(現任) (注)3108代表取締役専務取締役営業本部長ライフデザインオフィス担当牧 野 考 一1962年9月21日生1985年4月当社入社2010年2月当社営業本部MD本部婦人服ディビジョン長2013年2月当社営業本部柏店長2015年3月株式会社ファッションプラザ・サンローゼ代表取締役 取締役社長2016年3月株式会社ジェイアール東海髙島屋営業本部長2016年5月同社常務取締役営業本部長2019年3月当社執行役員営業本部新宿店長2021年3月当社上席執行役員営業本部MD本部副本部長、アウトレット運営部長2022年3月当社上席執行役員営業本部MD本部副本部長2023年3月当社常務執行役員営業本部副本部長、MD本部長2024年5月2025年3月当社常務取締役営業本部副本部長、MD本部長当社常務取締役営業本部日本橋店長2026年3月当社代表取締役 専務取締役営業本部長、ライフデザインオフィス担当(現任) (注)333代表取締役常務取締役総務本部長秘書室担当杉 山 智 子1967年12月24日生1990年4月当社入社2016年9月当社営業本部MD本部子供情報&ホビーディビジョン長2019年3月当社営業本部新宿店副店長兼総務部長2020年3月当社総務本部総務部法務・リスクマネジメント室長2022年3月当社執行役員総務本部総務部長2025年3月当社常務執行役員総務本部長、秘書室担当2025年5月当社代表取締役 常務取締役総務本部長、秘書室担当(現任) (注)311 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(千株)常務取締役営業本部大阪店長難 波   斉1964年12月20日生1988年4月当社入社2015年3月高崎髙島屋代表取締役 取締役社長2019年3月株式会社ジェイアール東海髙島屋営業本部長2019年5月同社常務取締役営業本部長2021年3月当社執行役員営業本部新宿店長2023年3月当社常務執行役員企画本部副本部長、経営企画部長2025年3月当社常務執行役員営業本部大阪店長2025年5月当社常務取締役営業本部大阪店長(現任) (注)316取締役横 山 和 久1964年5月16日生1988年4月当社入社2015年3月当社営業本部(オムニチャネル戦略推進本部)営業推進部オムニチャネル推進室長2017年3月当社企画本部経営戦略部デジタルイノベーション推進室長2018年3月当社執行役員企画本部経営戦略部長2019年3月当社執行役員企画本部副本部長、経営戦略部長2021年3月当社執行役員企画本部副本部長、財務部長2022年3月当社上席執行役員企画本部副本部長、財務部長2023年3月当社専務執行役員営業本部長、ライフデザインオフィス長2023年5月 2025年3月当社代表取締役 専務取締役営業本部長、ライフデザインオフィス長当社代表取締役 専務取締役営業本部長、ライフデザインオフィス担当2026年3月当社取締役、株式会社ジェイアール東海髙島屋 営業本部長(現任) (注)337取締役園 田 篤 弘1965年7月26日生1988年4月当社入社2019年3月当社企画本部財務部副部長2023年2月税理士登録(現任)2023年3月当社執行役員企画本部財務部長2024年3月当社専務執行役員企画本部長、史料館担当2024年5月当社代表取締役 専務取締役企画本部長、史料館担当2026年3月当社取締役(現任) (注)315取締役青 木 和 宏1965年1月9日生1987年4月当社入社2011年2月当社営業本部クロスメディア事業部長2013年2月当社営業本部営業企画部長2015年3月当社営業本部(オムニチャネル戦略推進本部)営業推進部営業推進グループ長2017年3月当社執行役員営業本部横浜店長2022年3月株式会社エー・ティ・エー代表取締役 取締役社長2025年3月当社常務執行役員営業本部副本部長、営業企画部長、ライフデザインオフィス長2025年5月当社常務取締役営業本部副本部長、営業企画部長、ライフデザインオフィス長2026年3月当社取締役、株式会社セレクトスクエア代表取締役社長(現任) (注)337取締役清 瀨 雅 幸1957年9月16日生1992年3月東神開発株式会社入社2006年5月同社取締役開発本部長2008年3月同社常務取締役経営管理本部長2014年2月同社常務取締役営業本部副本部長(営業企画・玉川担当)2016年3月同社専務取締役営業本部長2018年3月同社代表取締役 取締役副社長2021年3月当社常務執行役員企画本部長2021年5月当社代表取締役 常務取締役企画本部長2021年11月当社代表取締役 常務取締役企画本部長、経営戦略部長2022年3月当社代表取締役 常務取締役企画本部長2023年3月当社代表取締役 専務取締役企画本部長2024年3月当社取締役、東神開発株式会社代表取締役会長(現任) (注)321 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(千株)取締役後 藤   晃1945年9月7日生1982年4月成蹊大学経済学部教授1989年4月一橋大学経済学部教授1997年4月一橋大学イノベーション研究センター教授2001年11月東京大学先端経済工学研究センター教授2003年4月東京大学先端経済工学研究センター長2004年4月東京大学先端科学技術研究センター教授2007年2月公正取引委員会委員2007年6月東京大学名誉教授(現任)2012年2月政策研究大学院大学教授2014年5月当社社外取締役(現任)2023年6月公益財団法人公正取引協会会長(現任) (注)317取締役横 尾 敬 介1951年11月26日生1974年4月 株式会社日本興業銀行(現株式会社みずほ銀行)入行2001年6月 みずほ証券株式会社常務執行役員経営企画グループ長2007年4月同社取締役社長2011年6月同社取締役会長2015年4月公益社団法人経済同友会副代表幹事・専務理事2016年10月第一生命保険株式会社社外取締役2017年6月日本水産株式会社(現株式会社ニッスイ)社外取締役2019年5月 ソナー・アドバイザーズ株式会社取締役会長(現任)2019年12月 株式会社産業革新投資機構代表取締役社長CEO(現任)2020年5月当社社外取締役(現任)2020年6月株式会社リコー社外取締役(現任) (注)38取締役有 馬 充 美1962年8月11日生1986年4月 株式会社第一勧業銀行(現株式会社みずほ銀行)入行2014年4月 株式会社みずほ銀行執行役員コーポレートアドバイザリー部長2016年4月同行執行役員国際営業部長2019年4月 西武鉄道株式会社社外取締役、株式会社プリンスホテル社外取締役2020年5月当社社外取締役(現任)2020年5月株式会社大創産業社外取締役2020年10月株式会社REAPRA社外取締役2021年6月株式会社西武ホールディングス社外取締役(現任)西武鉄道株式会社取締役(非業務執行)、株式会社プリンスホテル(現株式会社西武不動産)取締役(非業務執行)2022年4月株式会社西武・プリンスホテルズワールドワイド取締役(非業務執行)2023年6月カルチュア・エンタテインメント株式会社(現カルチュア・エンタテインメント グループ株式会社)社外取締役(現任)2024年6月株式会社商工組合中央金庫社外取締役(現任)2026年3月キヤノン株式会社社外取締役(現任) (注)38取締役海老澤 美 幸1975年8月12日生1998年4月自治省(現総務省)入省2017年1月弁護士登録(現任)2022年5月当社社外取締役(現任)2024年5月タキヒヨー株式会社社外取締役(現任)2025年6月カルチュア・エンタテインメント グループ株式会社社外取締役(現任) (注)34 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(千株)常勤監査役片 岡 不二恵1959年10月27日生1982年4月当社入社2015年3月当社業務監査室長2016年3月当社役員待遇業務監査室長2017年3月当社執行役員総務本部総務部長2018年3月当社執行役員総務本部副本部長、総務部長2020年3月当社監査役付2020年5月当社監査役(現任) (注)427常勤監査役岡 部 恒 明1961年4月21日生1984年4月当社入社2012年2月当社営業本部京都店副店長2013年2月当社営業本部日本橋店副店長2014年2月当社執行役員営業本部京都店長2018年3月当社常務執行役員営業本部営業推進部長2018年5月当社常務取締役営業本部営業推進部長2019年3月当社代表取締役 常務取締役企画本部長、IT推進室担当2020年3月当社代表取締役 常務取締役企画本部長2021年3月当社代表取締役 常務取締役総務本部長、秘書室担当2023年3月当社取締役特命担当2023年5月当社監査役(現任) (注)548監査役菅 原 邦 彦1952年3月8日生1979年3月公認会計士登録(現任)1997年6月監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ)代表社員2013年8月公認会計士菅原邦彦事務所代表(現任)2013年8月株式会社サカタのタネ社外取締役(現任)2023年5月当社社外監査役(現任) (注)510監査役寺 原 真希子1974年12月23日生2000年4月弁護士登録(現任)2008年2月米国ニューヨーク州弁護士登録(現任)2010年9月榎本・寺原法律事務所(現 弁護士法人東京表参道法律会計事務所)共同代表弁護士(現任)2018年6月株式会社アドバンテッジリスクマネジメント社外取締役(現任)2019年3月日本フェィウィック株式会社社外取締役(現任)2019年6月ジャパン・インフラファンド・アドバイザーズ株式会社 コンプライアンス委員会外部委員(現任)2021年10月イオンリート投資法人監督役員(現任)2023年5月当社社外監査役(現任)2024年6月株式会社ニッスイ社外監査役(現任) (注)5-計405(注)1 取締役 後藤 晃、横尾 敬介、有馬 充美、海老澤 美幸の各氏は、社外取締役であります。2 監査役 菅原 邦彦、寺原 真希子の両氏は、社外監査役であります。3 取締役の任期は、2025年2月期に係る定時株主総会終結の時から2026年2月期に係る定時株主総会終結の時までであります。4 監査役の任期は、2024年2月期に係る定時株主総会終結の時から2028年2月期に係る定時株主総会終結の時までであります。5 監査役の任期は、2023年2月期に係る定時株主総会終結の時から2027年2月期に係る定時株主総会終結の時までであります。6 当社は、法令に定める監査役の員数を欠くことになる場合に備え、会社法第329条第3項に定める補欠監査役1名を選任しております。補欠監査役の略歴は次のとおりであります。氏名生年月日略歴任期所有株式数(千株)大 西 祐 子1980年1月4日生2007年7月公認会計士登録(現任)(注)7-2015年9月2024年6月桜橋監査法人パートナー就任(現任)NCS&A株式会社社外監査役(現任)7 補欠監査役の任期は、就任した時から退任した監査役の任期の満了の時までであります。 8 当社の執行役員の略歴は以下のとおりであります。役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(千株)専務執行役員企画本部長史料館担当佐 藤 尚 弘 1961年9月27日生1985年4月2011年5月2013年2月2016年6月 2021年3月 2023年3月2025年3月2026年3月当社入社当社大宮店副店長兼総務部長当社柏店副店長兼総務部長A&S髙島屋デューティーフリー株式会社取締役管理部長株式会社センチュリーアンドカンパニー代表取締役社長当社上席執行役員営業本部日本橋店長当社執行役員企画本部経営企画部賃料管理室長当社専務執行役員企画本部長、史料館担当(現任)(注)916常務執行役員営業本部MD本部長増 井 大 輔 1972年1月14日生1995年4月当社入社(注)972017年3月当社営業本部大宮店長2021年3月当社営業本部玉川店長2023年3月当社執行役員営業本部新宿店長2025年3月当社常務執行役員営業本部MD本部長(現任)常務執行役員営業本部副本部長営業企画部長ライフデザインオフィス長笹 尾   薫 1967年7月31日生1991年4月2023年3月2025年3月2026年3月 当社入社当社企画本部経営企画部副部長当社常務執行役員企画本部副本部長、経営企画部長当社常務執行役員営業本部副本部長、営業企画部長、ライフデザインオフィス長(現任)(注)92上席執行役員総務本部総務部長山 口 牧 子 1962年9月24日生1985年4月2012年2月2016年3月2018年3月 2022年3月2025年3月2026年3月当社入社当社営業本部新宿店副店長当社営業本部玉川店長株式会社ファッションプラザ・サンローゼ代表取締役社長当社企画本部経営企画部賃料管理室長当社執行役員総務本部総務部長当社上席執行役員総務本部総務部長(現任)(注)94上席執行役員総務本部副本部長人事部長阿 部 宗 彦 1968年9月25日生1991年4月2019年3月2021年3月2022年3月2023年3月 2025年3月2026年3月 当社入社株式会社高崎髙島屋取締役副店長当社営業本部大宮店副店長当社営業本部大宮店長株式会社センチュリーアンドカンパニー代表取締役社長当社執行役員総務本部副本部長、人事部長当社上席執行役員総務本部副本部長、人事部長(現任)(注)91執行役員営業本部新宿店長澁 谷 裕 子 1969年5月20日生1992年4月2013年2月2015年3月2018年3月2023年3月2025年3月当社入社当社営業本部MD本部特選・宝飾品ディビジョン長当社営業本部営業推進部営業開発グループ長シンガポール髙島屋副店長当社執行役員営業本部MD本部副本部長当社執行役員営業本部新宿店長(現任)(注)97執行役員営業本部横浜店長竹 下   真 1965年10月29日生1988年4月当社入社(注)942015年3月当社MD本部紳士・スポーツDVディビジョン長2018年3月当社営業本部新宿店副店長2020年1月株式会社高崎髙島屋代表取締役社長(店長)2021年3月株式会社ジェイアール東海髙島屋営業本部長2021年5月株式会社ジェイアール東海髙島屋常務取締役営業本部長2024年3月当社執行役員営業本部横浜店長(現任)執行役員企画本部情報システム部長桐 明 桂 介 1967年3月8日生1991年4月2023年3月2024年3月当社入社当社企画本部情報システム部長当社執行役員企画本部情報システム部長(現任)(注)94執行役員企画本部財務部長福 岡   収 1970年12月6日生1993年4月2018年3月2020年3月 2021年3月2024年3月当社入社当社営業本部柏店副店長タカシマヤトランスコスモス インターナショナルコマース シンガポール PTE.LTD.社長タカシマヤベトナム LTD.社長当社執行役員企画本部財務部長(現任)(注)94執行役員営業本部法人事業部長橋 本 逸 郎 1966年4月12日生1990年4月2018年3月 2019年3月 2020年3月2022年3月2024年9月当社入社当社企画本部経営戦略部デジタルイノベーション推進室長当社企画本部経営戦略部副部長兼デジタルイノベーション推進室長当社企画本部経営戦略部副部長株式会社岐阜髙島屋 代表取締役社長(店長)当社執行役員営業本部法人事業部長(現任)(注)95執行役員総務本部業務部長及 川 智 子 1967年2月24日生1989年4月2013年2月2018年3月2019年3月 2020年3月2022年3月2025年3月当社入社株式会社高崎髙島屋取締役副店長当社営業本部玉川店副店長当社営業本部MD本部リビング&フードディビジョン長当社営業本部MD本部食料品部長当社営業本部日本橋店副店長当社執行役員総務本部業務部長(現任)(注)91執行役員営業本部MD本部副本部長加 藤 恭 子 1967年7月12日生1990年4月2020年3月2021年3月2025年3月当社入社当社営業本部MD本部婦人服・特選・宝飾品部長当社営業本部MD本部化粧品・特選・宝飾品部長当社執行役員営業本部MD本部副本部長(現任)(注)93執行役員営業本部京都店長岡   憲 史 1967年2月13日生1989年4月当社入社(注)9-2021年3月株式会社岡山髙島屋副店長兼販売部長2024年3月同社代表取締役社長2026年3月当社執行役員京都店長(現任)執行役員日本橋店長永 井 晴 子 1968年8月3日生1991年4月2024年3月2026年3月当社入社当社新宿店副店長当社執行役員日本橋店長(現任)(注)9-執行役員企画本部副本部長経営企画部長本 田 浩一郎 1971年2月28日生1994年4月2023年3月2026年3月 当社入社株式会社セレクトスクエア代表取締役社長当社執行役員企画本部副本部長、経営企画部長(現任)(注)91執行役員財務部広報・IR室長大 江 真理子 1976年2月12日生1998年4月2020年3月2021年3月2023年3月2025年3月2026年3月 当社入社当社営業本部MD本部化粧品・婦人雑貨部部長当社営業本部玉川店副店長当社営業本部玉川店店長当社企画本部財務部広報・IR室長当社執行役員企画本部財務部広報・IR室長(現任)(注)9-9 執行役員の任期は、2026年3月1日から2027年2月28日までであります。 ② 社外役員の状況社外取締役及び社外監査役の当事業年度における主な活動状況は以下のとおりです。区分氏名主な活動状況取締役後 藤   晃当事業年度に開催された取締役会15回の全てに出席し、学識経験者としての専門知識や経験等、及び元公正取引委員会委員としての経験をいかし、議案審議等に必要な発言を適宜行っております。取締役横 尾 敬 介当事業年度に開催された取締役会15回の全てに出席し、会社経営者としての専門知識や経験等をいかし、議案審議等に必要な発言を適宜行っております。取締役有 馬 充 美当事業年度に開催された取締役会15回の全てに出席し、金融分野での専門知識・経験や複数の企業の社外取締役としての豊富な知識・経験等をいかし、議案審議等に必要な発言を適宜行っております。取締役海老澤 美 幸当事業年度に開催された取締役会15回の全てに出席し、弁護士としての専門知識や経験等をいかし、議案審議等に必要な発言を適宜行っております。監査役菅 原 邦 彦当事業年度に開催された取締役会15回の全てに出席し、また監査役会13回の全てに出席し、公認会計士としての専門知識・経験等をいかし、議案審議等に必要な発言を適宜行っております。監査役寺 原 真希子当事業年度に開催された取締役会15回の全てに出席し、また監査役会13回の全てに出席し、弁護士としての専門知識・経験等をいかし、議案審議等に必要な発言を適宜行っております。  社外取締役及び社外監査役については、当社の株式を保有しておりますが、その重要性はないと判断しており、また、当社の社外役員の独立性判断基準を満たしていることから、独立性に影響を与えるものではないと判断しております。 (ご参考)≪社外役員の独立性判断基準≫ 当社は、社外取締役及び社外監査役を独立役員として指定するにあたって、その独立性を判断するため、「社外役員の独立性判断基準」を独自に定めており、社外取締役及び社外監査役又はその候補者が、以下のいずれにも該当しないと判断する場合、独立性を有している者と判断しております。①  当社及び当社の子会社(以下「当社グループ」という。)の業務執行者(※1)又は   過去10年間において当社グループの業務執行者であった者②  当社グループの主要な取引先(※2)の業務執行者③  当社グループの主要な借入先(※3)の業務執行者④  当社の主要株主(※4)又はその業務執行者⑤  当社グループが主要株主(※4)である会社の業務執行者⑥  当社グループの会計監査人である監査法人に所属する者⑦  当社グループから、役員報酬以外に多額(※5)の金銭その他の財産上の利益を得ている弁護士、公認会計士、税理士又はコンサルタント等⑧  当社グループから、多額(※5)の寄付又は助成を受けている者又は法人、組合等の団体の理事その他の業務執行者⑨  当社グループの業務執行者を役員に選任している会社の業務執行者⑩  上記②~⑨のいずれかに過去3年間において該当していた者⑪  次のいずれかに掲げる者(重要な者(※6)に限る)の配偶者又は二親等内の親族A) 当社グループの業務執行者(社外監査役を独立役員として指定する場合にあっては   業務執行者でない取締役を含む)B) 就任前1年間のいずれかの時期において、前A)に該当していた者C) 上記②~⑨のいずれかに該当する者⑫  その他、一般株主との間に実質的な利益相反が生じるおそれがあり、独立した社外役員として職務を果たせないと合理的に判断される事情を有している者 ※1業務執行者とは、法人その他の団体の業務執行取締役、執行役、執行役員又は支配人その他の使用人をいう※2当社グループの主要な取引先とは、過去3年間のいずれかにおいて、当社の年間連結売上高の2%以上の額の支払いを当社に行っている取引先、又はその取引先の年間連結売上高の2%以上の額の支払いを当社から受けた取引先をいう※3当社グループの主要な借入先とは、直近事業年度末における当社の連結総資産の2%以上の額を当社に融資している借入先をいう※4主要株主とは、総議決権の10%以上の議決権を直接又は間接的に保有している者又はその業務執行者をいう※5多額とは、過去3事業年度の平均で、個人の場合は年間1,000万円以上、法人、組合等の団体の場合は、当該団体の総収入の2%を超えることをいう※6重要な者とは、取締役(社外取締役を除く)、監査役(社外監査役を除く)、執行役員及び部長格以上の上級管理職にある使用人をいう ③ 社外取締役又は社外監査役による監督又は監査と内部監査、監査役監査及び会計監査との相互連携並びに内部統制部門との関係 当社における社外取締役は、業務執行の監督並びに幅広い視野に立った有益な助言を得ることを企図し選任しております。社外監査役は、それぞれが独立した視点から取締役の業務執行を監視するために選任しております。また社外監査役は、業務監査室及び有限責任 あずさ監査法人と意見交換を行い、相互連携を図っております。 2.2026年5月26日開催予定の第160回定時株主総会において承認可決された際の、当社の役員の状況及びその任期は、以下のとおりとなる予定です。なお、役員の役職等については、当該定時株主総会の直後に開催が予定される取締役会の決議事項の内容(役職等)を含めて記載しています。 ① 役員一覧男性10名 女性5名 (役員のうち女性の比率33.3%)役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(千株)代表取締役取締役社長業務監査室担当村 田 善 郎1961年10月26日生1985年4月当社入社2011年5月当社営業本部柏店長2013年2月当社執行役員総務本部副本部長、総務部長、賃料管理室長2014年2月当社執行役員総務本部副本部長、総務部長、賃料管理室長、企画本部開発グループ長、アジア開発室長、日本橋再開発計画室副室長2015年3月当社常務執行役員企画本部副本部長、経営戦略部長、IT推進室担当2015年5月当社常務取締役企画本部副本部長、経営戦略部長、IT推進室担当2017年8月当社代表取締役 常務取締役総務本部長、企画本部副本部長、経営戦略部長、秘書室、IT推進室担当2018年3月当社代表取締役 常務取締役企画本部長、IT推進室担当2019年3月当社代表取締役 取締役社長、CSR推進室、業務監査室担当2020年3月当社代表取締役 取締役社長、業務監査室担当2021年11月当社代表取締役 取締役社長、営業本部担当、業務監査室担当2024年5月当社代表取締役 取締役社長、業務監査室担当(現任) (注)3108代表取締役専務取締役営業本部長ライフデザインオフィス担当牧 野 考 一1962年9月21日生1985年4月当社入社2010年2月当社営業本部MD本部婦人服ディビジョン長2013年2月当社営業本部柏店長2015年3月株式会社ファッションプラザ・サンローゼ代表取締役 取締役社長2016年3月株式会社ジェイアール東海髙島屋営業本部長2016年5月同社常務取締役営業本部長2019年3月当社執行役員営業本部新宿店長2021年3月当社上席執行役員営業本部MD本部副本部長、アウトレット運営部長2022年3月当社上席執行役員営業本部MD本部副本部長2023年3月当社常務執行役員営業本部副本部長、MD本部長2024年5月2025年3月当社常務取締役営業本部副本部長、MD本部長当社常務取締役営業本部日本橋店長2026年3月当社代表取締役 専務取締役営業本部長、ライフデザインオフィス担当(現任) (注)333代表取締役専務取締役企画本部長史料館担当佐 藤 尚 弘1961年9月27日生1985年4月当社入社2011年5月当社営業本部大宮店副店長兼総務部長2013年2月当社営業本部柏店副店長兼総務部長2016年6月A&S髙島屋デューティーフリー株式会社取締役管理部長2021年3月株式会社センチュリーアンドカンパニー代表取締役 取締役社長2023年3月当社上席執行役員営業本部日本橋店長2025年3月当社執行役員企画本部経営企画部賃料管理室長2026年3月当社専務執行役員企画本部長、史料館担当2026年5月当社代表取締役 専務取締役企画本部長、史料館担当(現任) (注)316代表取締役常務取締役総務本部長秘書室担当杉 山 智 子1967年12月24日生1990年4月当社入社2016年9月当社営業本部MD本部子供情報&ホビーディビジョン長2019年3月当社営業本部新宿店副店長兼総務部長2020年3月当社総務本部総務部法務・リスクマネジメント室長2022年3月当社執行役員総務本部総務部長2025年3月当社常務執行役員総務本部長、秘書室担当2025年5月当社代表取締役 常務取締役総務本部長、秘書室担当(現任) (注)311 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(千株)取締役大 川 秋 生1968年10月8日生2018年10月当社入社2019年3月当社IT推進室長2020年3月当社執行役員情報システム部長2022年3月当社執行役員経営企画部長、情報システム部担当2023年3月株式会社Lupinas社外取締役2025年5月当社情報システム担当顧問2026年3月当社情報システム・情報セキュリティ担当顧問2026年3月株式会社Lupinasエグゼクティブアドバイザー(現任)2026年5月当社取締役、情報システム・情報セキュリティ担当顧問(現任) (注)34取締役清 瀨 雅 幸1957年9月16日生1992年3月東神開発株式会社入社2006年5月同社取締役開発本部長2008年3月同社常務取締役経営管理本部長2014年2月同社常務取締役営業本部副本部長(営業企画・玉川担当)2016年3月同社専務取締役営業本部長2018年3月同社代表取締役 取締役副社長2021年3月当社常務執行役員企画本部長2021年5月当社代表取締役 常務取締役企画本部長2021年11月当社代表取締役 常務取締役企画本部長、経営戦略部長2022年3月当社代表取締役 常務取締役企画本部長2023年3月当社代表取締役 専務取締役企画本部長2024年3月当社取締役、東神開発株式会社代表取締役会長(現任) (注)321取締役末 吉 武 嘉1968年10月13日生1991年4月当社入社2016年3月当社営業本部営業推進部営業推進グループ長2018年3月当社営業本部営業推進部副部長2019年3月髙島屋クレジット株式会社(現髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ株式会社)専務取締役営業本部長2020年3月髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ株式会社専務取締役2022年3月同社取締役社長(代表取締役)(現任)2026年5月当社取締役(現任) (注)35取締役横 尾 敬 介1951年11月26日生1974年4月 株式会社日本興業銀行(現株式会社みずほ銀行)入行2001年6月 みずほ証券株式会社常務執行役員経営企画グループ長2007年4月同社取締役社長2011年6月同社取締役会長2015年4月公益社団法人経済同友会副代表幹事・専務理事2016年10月第一生命保険株式会社社外取締役2017年6月日本水産株式会社(現株式会社ニッスイ)社外取締役2019年5月 ソナー・アドバイザーズ株式会社取締役会長(現任)2019年12月 株式会社産業革新投資機構代表取締役社長CEO(現任)2020年5月当社社外取締役(現任)2020年6月株式会社リコー社外取締役(現任) (注)38 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(千株)取締役有 馬 充 美1962年8月11日生1986年4月 株式会社第一勧業銀行(現株式会社みずほ銀行)入行2014年4月 株式会社みずほ銀行執行役員コーポレートアドバイザリー部長2016年4月同行執行役員国際営業部長2019年4月 西武鉄道株式会社社外取締役、株式会社プリンスホテル社外取締役2020年5月当社社外取締役(現任)2020年5月株式会社大創産業社外取締役2020年10月株式会社REAPRA社外取締役2021年6月株式会社西武ホールディングス社外取締役(現任)西武鉄道株式会社取締役(非業務執行)、株式会社プリンスホテル(現株式会社西武不動産)取締役(非業務執行)2022年4月株式会社西武・プリンスホテルズワールドワイド取締役(非業務執行)2023年6月カルチュア・エンタテインメント株式会社(現カルチュア・エンタテインメント グループ株式会社)社外取締役(現任)2024年6月株式会社商工組合中央金庫社外取締役(現任)2026年3月キヤノン株式会社社外取締役(現任) (注)38取締役海老澤 美 幸1975年8月12日生1998年4月自治省(現総務省)入省2017年1月弁護士登録(現任)2022年5月当社社外取締役(現任)2024年5月タキヒヨー株式会社社外取締役(現任)2025年6月カルチュア・エンタテインメント グループ株式会社社外取締役(現任) (注)34取締役監査等委員片 岡 不二恵1959年10月27日生1982年4月当社入社2007年3月当社営業本部MD本部ギフト推進室長2008年3月当社営業本部MD本部ギフト・サービスプランニング室長2011年2月当社営業本部MD本部MD政策室マーチャンダイジングディレクター2013年4月当社営業本部クロスメディア事業部営業第3グループ長2015年3月当社業務監査室長2016年3月当社役員待遇業務監査室長2017年3月当社執行役員総務本部総務部長2018年3月当社執行役員総務本部副本部長、総務部長2020年3月当社監査役付2020年5月当社監査役2026年5月当社取締役(監査等委員)(現任) (注)427取締役監査等委員岡 部 恒 明1961年4月21日生1984年4月当社入社2012年2月当社営業本部京都店副店長2013年2月当社営業本部日本橋店副店長2014年2月当社執行役員営業本部京都店長2018年3月当社常務執行役員営業本部営業推進部長2018年5月当社常務取締役営業本部営業推進部長2019年3月当社代表取締役 常務取締役企画本部長、IT推進室担当2020年3月当社代表取締役 常務取締役企画本部長2021年3月当社代表取締役 常務取締役総務本部長、秘書室担当2023年3月当社取締役特命担当2023年5月当社監査役2026年5月当社取締役(監査等委員)(現任) (注)448取締役監査等委員菅 原 邦 彦1952年3月8日生1979年3月公認会計士登録(現任)1997年6月監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ)代表社員2013年8月公認会計士菅原邦彦事務所代表(現任)2013年8月株式会社サカタのタネ社外取締役(現任)2023年5月当社社外監査役2026年5月当社取締役(監査等委員)(現任) (注)410 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(千株)取締役監査等委員寺 原 真希子1974年12月23日生2000年4月弁護士登録(現任)2008年2月米国ニューヨーク州弁護士登録(現任)2010年9月榎本・寺原法律事務所(現 弁護士法人東京表参道法律会計事務所)共同代表弁護士(現任)2018年6月株式会社アドバンテッジリスクマネジメント社外取締役(現任)2019年3月日本フェィウィック株式会社社外取締役(現任)2019年6月ジャパン・インフラファンド・アドバイザーズ株式会社 コンプライアンス委員会外部委員(現任)2021年10月イオンリート投資法人監督役員(現任)2023年5月当社社外監査役2024年6月株式会社ニッスイ社外監査役(現任)2026年5月当社取締役(監査等委員)(現任) (注)4-取締役監査等委員菅 久 修 一1960年8月14日生1983年3月公正取引委員会事務局入局1991年6月在ベルリン日本国総領事館領事2009年6月公正取引委員会事務総局審査局管理企画課長2010年6月公正取引委員会事務総局官房総務課長2013年2月消費者庁審議官2016年6月公正取引委員会事務総局取引部長2017年7月公正取引委員会事務総局経済取引局長2020年1月公正取引委員会事務総長2022年8月ベーカー&マッケンジー法律事務所・外国法共同事業 シニアコンサルタント2025年12月渥美坂井法律事務所・外国法共同事業 シニアコンサルタント(現任)2026年5月当社取締役(監査等委員)(現任) (注)4-計306(注)1 取締役 横尾 敬介、有馬 充美、海老澤 美幸の各氏は、社外取締役であります。2 監査等委員である取締役 菅原 邦彦、寺原 真希子、菅久 修一の各氏は、社外取締役であります。3 取締役の任期は、2026年2月期に係る定時株主総会終結の時から2027年2月期に係る定時株主総会終結の時までであります。4 監査等委員である取締役の任期は、2026年2月期に係る定時株主総会終結の時から2028年2月期に係る定時株主総会終結の時までであります。5 当社は、法令に定める監査役の員数を欠くことになる場合に備え、会社法第329条第3項に定める補欠監査役1名を選任しております。補欠監査役の略歴は次のとおりであります。氏名生年月日略歴任期所有株式数(千株)大 西 祐 子1980年1月4日生2007年7月公認会計士登録(現任)(注)6-2015年9月2024年6月桜橋監査法人パートナー就任(現任)NCS&A株式会社社外監査役(現任)6 補欠監査役の任期は、就任した時から退任した監査役の任期の満了の時までであります。 7 当社の執行役員の略歴は以下のとおりであります。役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(千株)常務執行役員営業本部MD本部長増 井 大 輔 1972年1月14日生1995年4月当社入社(注)872017年3月当社営業本部大宮店長2021年3月当社営業本部玉川店長2023年3月当社執行役員営業本部新宿店長2025年3月当社常務執行役員営業本部MD本部長(現任)常務執行役員営業本部副本部長営業企画部長ライフデザインオフィス長笹 尾   薫 1967年7月31日生1991年4月2023年3月2025年3月2026年3月 当社入社当社企画本部経営企画部副部長当社常務執行役員企画本部副本部長、経営企画部長当社常務執行役員営業本部副本部長、営業企画部長、ライフデザインオフィス長(現任)(注)82上席執行役員総務本部総務部長山 口 牧 子 1962年9月24日生1985年4月2012年2月2016年3月2018年3月 2022年3月2025年3月2026年3月当社入社当社営業本部新宿店副店長当社営業本部玉川店長株式会社ファッションプラザ・サンローゼ代表取締役社長当社企画本部経営企画部賃料管理室長当社執行役員総務本部総務部長当社上席執行役員総務本部総務部長(現任)(注)84上席執行役員総務本部副本部長人事部長阿 部 宗 彦 1968年9月25日生1991年4月2019年3月2021年3月2022年3月2023年3月 2025年3月2026年3月 当社入社株式会社高崎髙島屋取締役副店長当社営業本部大宮店副店長当社営業本部大宮店長株式会社センチュリーアンドカンパニー代表取締役社長当社執行役員総務本部副本部長、人事部長当社上席執行役員総務本部副本部長、人事部長(現任)(注)81執行役員営業本部新宿店長澁 谷 裕 子 1969年5月20日生1992年4月2013年2月2015年3月2018年3月2023年3月2025年3月当社入社当社営業本部MD本部特選・宝飾品ディビジョン長当社営業本部営業推進部営業開発グループ長シンガポール髙島屋副店長当社執行役員営業本部MD本部副本部長当社執行役員営業本部新宿店長(現任)(注)87執行役員営業本部横浜店長竹 下   真 1965年10月29日生1988年4月当社入社(注)842015年3月当社MD本部紳士・スポーツDVディビジョン長2018年3月当社営業本部新宿店副店長2020年1月株式会社高崎髙島屋代表取締役社長(店長)2021年3月株式会社ジェイアール東海髙島屋営業本部長2021年5月株式会社ジェイアール東海髙島屋常務取締役営業本部長2024年3月当社執行役員営業本部横浜店長(現任)執行役員企画本部情報システム部長桐 明 桂 介 1967年3月8日生1991年4月2023年3月2024年3月当社入社当社企画本部情報システム部長当社執行役員企画本部情報システム部長(現任)(注)84執行役員企画本部財務部長福 岡   収 1970年12月6日生1993年4月2018年3月2020年3月 2021年3月2024年3月当社入社当社営業本部柏店副店長タカシマヤトランスコスモス インターナショナルコマース シンガポール PTE.LTD.社長タカシマヤベトナム LTD.社長当社執行役員企画本部財務部長(現任)(注)84執行役員営業本部法人事業部長橋 本 逸 郎 1966年4月12日生1990年4月2018年3月 2019年3月 2020年3月2022年3月2024年9月当社入社当社企画本部経営戦略部デジタルイノベーション推進室長当社企画本部経営戦略部副部長兼デジタルイノベーション推進室長当社企画本部経営戦略部副部長株式会社岐阜髙島屋 代表取締役社長(店長)当社執行役員営業本部法人事業部長(現任)(注)85執行役員総務本部業務部長及 川 智 子 1967年2月24日生1989年4月2013年2月2018年3月2019年3月 2020年3月2022年3月2025年3月当社入社株式会社高崎髙島屋取締役副店長当社営業本部玉川店副店長当社営業本部MD本部リビング&フードディビジョン長当社営業本部MD本部食料品部長当社営業本部日本橋店副店長当社執行役員総務本部業務部長(現任)(注)81執行役員営業本部MD本部副本部長加 藤 恭 子 1967年7月12日生1990年4月2020年3月2021年3月2025年3月当社入社当社営業本部MD本部婦人服・特選・宝飾品部長当社営業本部MD本部化粧品・特選・宝飾品部長当社執行役員営業本部MD本部副本部長(現任)(注)83執行役員営業本部京都店長岡   憲 史 1967年2月13日生1989年4月当社入社(注)8-2021年3月株式会社岡山髙島屋副店長兼販売部長2024年3月同社代表取締役社長2026年3月当社執行役員京都店長(現任)執行役員日本橋店長永 井 晴 子 1968年8月3日生1991年4月2024年3月2026年3月当社入社当社新宿店副店長当社執行役員日本橋店長(現任)(注)8-執行役員企画本部副本部長経営企画部長本 田 浩一郎 1971年2月28日生1994年4月2023年3月2026年3月 当社入社株式会社セレクトスクエア代表取締役社長当社執行役員企画本部副本部長、経営企画部長(現任)(注)81執行役員財務部 広報・IR室長大 江 真理子 1976年2月12日生1998年4月2020年3月2021年3月2023年3月2025年3月2026年3月 当社入社当社営業本部MD本部化粧品・婦人雑貨部部長当社営業本部玉川店副店長当社営業本部玉川店店長当社企画本部財務部広報・IR室長当社執行役員企画本部財務部広報・IR室長(現任)(注)8-8 執行役員の任期は、2026年5月26日から2027年2月28日までであります。

※ 出典: EDINET DB API より取得した有価証券報告書(2025年度)。 全文は 金融庁 EDINET でご確認ください。