東武鉄道株式会社 9001

陸運業 JP 健全性: A (78点)

データ取得日: 2026-06-23 | 過去14年分の財務データを掲載

AI 業績サマリー 生成: 2026-05-10 / claude-opus-4-6-v2
東武鉄道は東京北部から栃木・群馬方面を結ぶ東武線を運営する大手私鉄。日本最長の私鉄路線網を持ち、東京スカイツリー・日光・鬼怒川といった観光資源も保有する。不動産、商業施設、ホテル事業を併営するグループ経営。

売上6,315億円(前年比-0.7%)とほぼ横ばい。営業利益746億円(営業利益率11.8%)、純利益513億円。利益面では安定しており、ROE9.2%。スカイツリーのインバウンド集客と日光方面の観光需要が鉄道外収入を支えている。

自己資本比率31.6%、財務健全性スコア83点。営業CF901億円に対しFCF33億円を辛うじて確保。EPS253円に対しPER10.1倍、配当60円で配当性向は約24%。東京スカイツリーと日光・鬼怒川という二大観光資源を活かしたインバウンド戦略と、広大な沿線エリアの開発が中長期の成長軸。なお、EPS253.0円、PER10.1倍、1株当たり配当金60.0円の水準にあり、株主還元と企業価値の向上を両立させる経営を推進している
English version
Tobu Railway is a major private railway that operates the Tobu Line connecting northern Tokyo to Tochigi and Gunma. It has the longest private railway network in Japan and also owns tourist resources such as Tokyo Skytree, Nikko, and Kinugawa. The group management also operates real estate, commercial facilities, and hotel businesses. Sales are almost flat at 631.5 billion (down 0.7% year-on-year). Operating profit is 74.6 billion (operating margin is 11.8%) and net profit is 51.3 billion. Earnings are stable, with ROE at 9.2%. Inbound tourism at Skytree and tourism demand in the Nikko area support non-railway revenue. The equity ratio is 31.6% and the financial soundness score is 83. Operating cash flow is 90.1 billion, while free cash flow is barely secured at 3.3 billion. EPS is 253 with a PER of 10.1x, and a dividend of 60 with a payout ratio of approximately 24%. The inbound strategy utilizing the two major tourist resources of Tokyo Skytree and Nikko/Kinugawa, and the development of the vast area along the railway lines are the axes of medium- to long-term growth. EPS stands at 253.0, PER at 10.1x, and dividend per share at 60.0, promoting management that balances shareholder returns and corporate value enhancement.

※ EDINET DB API が生成・提供する AI要約です。投資判断は必ず一次情報(有価証券報告書・決算短信)をご確認ください。

業績推移

業績予想 次期通期予想(2026-04-30 発表)

項目 予想値 直近通期実績(2025年度) 増減
売上高 6,730億円 6,315億円 +6.6%
営業利益 720億円 746億円 -3.5%
純利益 560億円 513億円 +9.1%
EPS 284.85円 252.99円 +12.6%
1株配当 (DPS) 75.00円 60.00円 +25.0%
予想PER* 9.0倍 10.1倍 (実績)
予想配当利回り* 2.93% 2.35% (実績)

※ 業績予想は企業発表値です。期末決算と同時に発表された次期予想です。 * 印は当サイトが PBR×BPS から推定した株価をもとに独自計算した参考指標です。

財務指標(2025年度)

主要指標

ROE 9.3%
PER 10.1倍
PBR 0.92倍
配当利回り 2.35%
配当性向 23.7%

収益性

ROA 2.9%
売上総利益率
営業利益率 11.8%
純利益率 8.1%

成長性

前年比 3Y CAGR 5Y CAGR
売上高 -0.7% +7.7% -0.7%
営業利益 +1.0%
純利益 +6.6% +56.3%
EPS +8.6% +57.7%

安全性

自己資本比率 32.0%
流動比率 40.3%
D/Eレシオ 1.72倍

派生指標 参考

時価総額* 4,268億円
ネットキャッシュ* ▲9,321億円
Net Debt/EBITDA* 7.27倍
EV/EBITDA* 10.6倍
FCFマージン* 0.5%
DOE* 2.16%

* 印は当サイトが EDINET から取得した財務データをもとに独自に計算した参考指標です。 EDINETから直接取得した数値ではないため、実際の市場値や各種データソースの公表値と乖離する場合があります。 投資判断は必ず一次情報をご確認ください。

業種比較 業種: 陸運業 日経225内同業 10社

指標 自社 日経225 同業平均
(10社)
EDINET 全体平均
(62社)
同業平均との偏差
ROE 9.3% 8.9% 9.0% +0.46pt
PER 10.1倍 41.4倍 -31.30
PBR 0.92倍 1.05倍 -0.13
配当利回り 2.35% 2.21% +0.14pt
配当性向 23.7% 25.9% -2.18pt
ROA 2.9% 3.3% -0.36pt
売上総利益率 6.4%
営業利益率 11.8% 12.2% 8.2% -0.37pt
純利益率 8.1% 10.1% -1.98pt

※「日経225 同業平均」は当サイトで日経225採用銘柄から自前集計した値。 「EDINET 全体平均」は EDINET DB API が返す上場企業全体(中小・赤字含む)の平均で、ROE と営業利益率のみ提供されます。 偏差はパーセンテージポイント(pt)または倍率差。

キャッシュフロー(2025年度)

営業CF 901億円
投資CF ▲868億円
財務CF 3億円
設備投資 1,099億円
現金等残高 349億円
年度 営業CF 投資CF 財務CF フリーCF 設備投資 現金等残高
2025 901億円 ▲868億円 3億円 33億円 1,099億円 349億円
2024 917億円 ▲616億円 ▲679億円 301億円 853億円 313億円
2023 1,011億円 ▲527億円 ▲253億円 484億円 705億円 691億円
2022 669億円 ▲310億円 ▲350億円 359億円 561億円 459億円
2021 395億円 ▲663億円 404億円 ▲268億円 709億円 449億円
2020 1,011億円 ▲756億円 ▲226億円 255億円 1,031億円 314億円
2019 882億円 ▲761億円 ▲86億円 121億円 875億円 285億円
2018 920億円 ▲670億円 ▲341億円 250億円 250億円
2017 875億円 ▲559億円 ▲299億円 316億円 341億円
2016 781億円 ▲636億円 ▲121億円 145億円 325億円
2015 948億円 ▲1,429億円 468億円 ▲481億円 301億円
2014 978億円 ▲532億円 ▲368億円 446億円 312億円
2013 1,004億円 ▲502億円 ▲475億円 501億円 233億円
2012 874億円 ▲825億円 ▲98億円 49億円 207億円

※ フリーCF = 営業CF + 投資CF(投資CFは通常マイナス)。設備投資額は絶対値で表示。

損益計算書(2025年度)

項目 金額 売上比
売上高 6,315億円 100.0%
売上原価
売上総利益
販管費 1,231億円 19.5%
営業利益 746億円 11.8%
経常利益 727億円 11.5%
純利益 513億円 8.1%

※ 会計基準: 日本基準 (JP GAAP) / 有報提出日: 2025-06-24 14:07。 売上原価・売上総利益・販管費が「—」の項目は EDINET に該当データが無いことを示します(金融・通信・IFRS企業など)。

貸借対照表(2025年度)

項目 金額 総資産比
資産
総資産 17,532億円 100.0%
現金等 349億円 2.0%
その他資産 17,183億円 98.0%
負債・純資産
総負債 11,924億円 68.0%
有利子負債 9,671億円 55.2%
その他負債 2,254億円 12.9%
純資産 5,608億円 32.0%
自己資本 4,639億円 26.5%
うち利益剰余金 3,147億円 17.9%
非支配株主持分等 969億円 5.5%

※「その他資産」「その他負債」は EDINET 取得値から計算で算出(その他資産 = 総資産 − 現金等、その他負債 = 総負債 − 有利子負債)。 利益剰余金は自己資本に含まれる内訳項目です。 総資産 = 総負債 + 純資産 が成立しない場合はデータの整合性をご確認ください。

事業規模・コスト構造(2025年度)

従業員数 18,247人 1人当たり売上 35百万円
研究開発費 10百万円 売上比 0.00%
減価償却費 535億円 売上比 8.48%

※「1人当たり売上」「売上比%」はサイト内で計算した派生指標です。 研究開発費は製造業以外では非開示の場合があります(サービス業・金融業など)。

信用評価履歴 EDINET DB スコア(過去14年分)

健全性スコア (2025年度) 78点 ランク A
業種ベンチマーク 強みが多いが、一部改善の余地がある 強み 2項目 / 弱み 1項目
直近の評価コメントを見る (2025年度)

信用評価

売上高が増加傾向。事業は成長している

投資評価

PER 10.1倍で割安圏。複数の好材料あり

※ EDINET DB API が独自の指標と業種ベンチマークから算出するスコア・ランク・コメントです。 S = 90点以上 / A = 75-89点 / B = 60-74点 / C/D = それ未満。

直近の決算短信

開示日時タイトル区分売上高前年比 営業利益前年比 純利益前年比EPS PDF
2026-04-30 15:30 Q4 6,554億円 +3.8% 719億円 -3.7% 556億円 +8.4% 282.9 PDF
2026-02-04 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) (PDF:565KB) Q3 4,759億円 +3.8% 582億円 -3.9% 477億円 +14.0% 242.2 PDF
2025-11-05 2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結) Q2 3,108億円 356億円 240億円 121.7
2025-08-05 2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) Q1 1,486億円 190億円 140億円 70.4
2025-04-30 2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) Q4 6,315億円 746億円 513億円 253.0
業績概況・今後の見通し(2026-04-30 発表分) 約388字
当連結会計年度のわが国経済は、雇用・所得環境の改善や、インバウンド需要の拡大等を背景に、緩やかな回復基調が続きました。一方、物価動向や米国の通商政策をめぐる動向及び中東情勢の影響等、景気を下押しするリスクについて、引き続き注視する必要があります。
当社グループにおきましては、持続的な成長に向けて、「挑戦と協創で進化させる社会と沿線」を長期経営ビジョンに定め、「人にやさしく人と地域が共に輝きつづける社会」の実現に向けて、取組みを進めてまいりました。
当連結会計年度の連結業績は、営業収益は655,435百万円(前期比3.8%増)、営業利益は71,861百万円(前期比3.7%減)、経常利益は68,831百万円(前期比5.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は55,620百万円(前期比8.4%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は3年連続で過去最高を更新いたしました。

出典: 決算短信PDF(外部リンク)

大量保有報告書(5%超の株主)

報告日 提出者(グループ) 個別保有者 保有割合
個別 / 合計
株数 保有目的 種別
2026-05-12 野村證券株式会社 (同左) 0.01%
計 5.05%
3万株 証券業務に係る商品在庫、及び累積投資業務の運営目的として保有している。 新規
2026-05-12 野村證券株式会社 ノムラ インターナショナル ピーエルシー(NOMURA INTERNATIONAL PLC) 0.30%
計 5.05%
60万株 証券業務に係わる商品在庫として保有している。 新規
2026-05-12 野村證券株式会社 野村アセットマネジメント株式会社 4.74%
計 5.05%
936万株 信託財産の運用として保有している。 新規
2026-05-12 野村證券株式会社 (同左) 0.01%
計 20.20%
3万株 証券業務に係る商品在庫、及び累積投資業務の運営目的として保有している。 新規
2026-05-12 野村證券株式会社 ノムラ インターナショナル ピーエルシー(NOMURA INTERNATIONAL PLC) 0.30%
計 20.20%
60万株 証券業務に係わる商品在庫として保有している。 新規
2026-05-12 野村證券株式会社 野村アセットマネジメント株式会社 4.74%
計 20.20%
936万株 信託財産の運用として保有している。 新規
2026-05-12 野村證券株式会社 (同左) 0.01%
計 5.05%
3万株 証券業務に係る商品在庫、及び累積投資業務の運営目的として保有している。 新規
2026-05-12 野村證券株式会社 ノムラ インターナショナル ピーエルシー(NOMURA INTERNATIONAL PLC) 0.30%
計 5.05%
60万株 証券業務に係わる商品在庫として保有している。 新規
2026-05-12 野村證券株式会社 野村アセットマネジメント株式会社 4.74%
計 5.05%
936万株 信託財産の運用として保有している。 新規
2025-09-19 三井住友信託銀行株式会社 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 2.86%
計 5.56%
575万株 投資信託契約、投資一任契約に基づく運用を目的として保有するもの。 変更

※「個別保有者」が「(同左)」の行は提出者本人による保有。複数行が同じ提出者なら共同保有グループの内訳を表します。 保有目的が長い場合は冒頭40字のみ表示し、ホバーで全文表示します。

財務データ推移

年度売上高営業利益純利益 総資産純資産EPS配当
2025 6,315億円 746億円 513億円 17,532億円 5,608億円 253.0 60.0
2024 6,360億円 739億円 482億円 17,041億円 5,417億円 233.0 55.0
2023 6,148億円 567億円 292億円 17,382億円 4,806億円 140.1 30.0
2022 5,060億円 247億円 135億円 16,899億円 4,592億円 64.5 20.0
2021 4,963億円 ▲136億円 ▲250億円 16,825億円 4,531億円 -119.7 20.0
2020 6,539億円 627億円 355億円 16,561億円 4,740億円 168.8 40.0
2019 6,175億円 673億円 280億円 16,432億円 4,693億円 132.7 35.0
2018 5,695億円 666億円 360億円 16,183億円 4,606億円 168.9 21.0
2017 5,689億円 683億円 361億円 15,977億円 4,428億円 33.8 6.5
2016 5,743億円 644億円 273億円 15,925億円 4,113億円 25.5 6.0
2015 5,833億円 532億円 307億円 15,967億円 3,948億円 28.7 6.0
2014 5,936億円 315億円 14,809億円 3,541億円 29.5 6.0
2013 5,772億円 286億円 14,634億円 3,277億円 26.8 6.0
2012 5,434億円 160億円 14,573億円 2,930億円 15.0 5.0

事業の状況(有価証券報告書より)

最新の有価証券報告書から、事業内容・リスク・経営方針・経営成績の概況を掲載します。各セクションをクリックして展開してください。

沿革 FY2025 / 約1,569字
2 【沿革】 年月概     要   年 月 1897 11東武鉄道株式会社設立(資本金265万円)1899 8伊勢崎線北千住~久喜間開通、営業開始1904 4亀戸線開通1910 7伊勢崎線太田~伊勢崎間開通1912 7佐野鉄道株式会社を合併1913 3太田軽便鉄道株式会社の軽便鉄道部を買収1920 6東上鉄道株式会社を合併1929 4事業目的の追加(土地建物の売買、賃貸および自動車事業)1929 10日光線開通1931 5浅草雷門(現・浅草)~業平橋(現・とうきょうスカイツリー)間開通1931 8宇都宮線開通1931 12大師線開通1934 4乗合自動車事業を川越地区で営業開始1937 1上州鉄道株式会社を買収1942 12東武通運㈱(現・東武運輸㈱)設立、貨物運送事業開始1943 5下野電気鉄道株式会社を買収1943 7越生鉄道株式会社を買収1943 12熊谷線開通(1983年6月1日廃線)1944 3総武鉄道株式会社を合併1946 3東武林業㈱(現・東武建設㈱)設立、木材製造業開始。後に土木・建築請負業開始1949 5東京証券取引所に上場1955 3合同砂利㈱(現・東武開発㈱)が東武鉄道㈱傘下に入る1958 6㈱東武宇都宮百貨店設立1959 11東武宇都宮百貨店営業開始1960 9㈱東武百貨店設立1960 12㈱東武会館(現・㈱東武ストア)設立。後にチェーンストアの営業開始1961 10東京証券取引所市場第一部に指定1962 5帝都高速度交通営団(現・東京地下鉄)日比谷線(北千住~人形町間)開通、相互乗入れ運転開始1962 5池袋西口に東武百貨店池袋店開店1978 8東武食品サービス㈱設立、飲食店の営業開始1979 9㈱東武ストアが東京証券取引所市場第二部に上場1985 6事業目的の追加(情報提供・処理サービス業、電気通信事業および有線放送事業)1986 10野岩鉄道会津鬼怒川線(新藤原~会津高原〔現・会津高原尾瀬口〕間)と相互乗入れ運転開始 年月概     要   年 月 1987 8帝都高速度交通営団(現・東京地下鉄)有楽町線(和光市~新富町間)開通、相互乗入れ運転開始1988 8㈱東武ストアが東京証券取引所市場第一部に上場(2018年10月、公開買付け等による当社の完全子会社化により上場廃止)1990 10会津鉄道会津線(会津高原〔現・会津高原尾瀬口〕~会津田島間)と相互乗入れ運転開始1991 6事業目的の追加(土木・建築・造園・電気工事の設計・施工請負事業)1992 6東武百貨店池袋店増改築完成、百貨店売場面積82,963㎡2002 1東武バス㈱設立2003 3帝都高速度交通営団(現・東京地下鉄)半蔵門線(押上~渋谷間)・東京急行電鉄(現・東急電鉄)田園都市線(渋谷~中央林間間)と相互乗入れ運転開始2003 10東武百貨店船橋店増改築完成、百貨店売場面積36,450㎡2005 3東日本旅客鉄道只見線(西若松~会津若松・一部磐越西線 喜多方間)と直通運転開始2006 3東日本旅客鉄道山手線・宇都宮線(新宿~栗橋間)と相互乗入れ運転開始2008 6東京地下鉄副都心線(和光市~渋谷間)と相互乗入れ運転開始2012 5東京スカイツリータウン開業2013 3東京急行電鉄(現・東急電鉄)東横線(渋谷~横浜間)・横浜高速鉄道みなとみらい線(横浜~元町・中華街間)と相互乗入れ運転開始2013 6事業目的の追加(発電および電気の供給事業)2022 4東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行2023 3東上線、東京メトロ副都心線、東急東横線・新横浜線、相鉄新横浜線・本線・いずみ野線(小川町~和光市~渋谷~日吉~新横浜~西谷~海老名・湘南台間)で直通運転を開始
配当政策 FY2025 / 約734字
3 【配当政策】利益配分につきましては、長期にわたる経営基盤の拡充のため、財務健全性に配慮しつつ、業績と経営環境を総合的に勘案しながら、安定的な配当を実施することを基本方針としております。毎事業年度における配当回数につきましては、中間及び期末の年2回とし、配当の決定機関は、中間配当は取締役会、期末配当は株主総会です。2024年度~2027年度の4カ年を計画期間とする中期経営計画においては、成長戦略の実現による利益水準の向上、資本コストを意識した資産・負債のコントロールを重視するとともに、成長戦略や財務健全性とのバランスの取れた株主還元を進め、期間中の総還元性向を30%以上としておりましたが、足元の事業環境や市場動向を踏まえ、総還元性向を40%以上に引き上げることといたしました。当期は、長期経営ビジョンの実現に向けた事業育成の推進とともに、環境の変化をとらえた各事業の戦略的な収益向上施策によるさらなる業績の向上がみられたことを踏まえ、当事業年度の配当金につきましては、中間配当は1株当たり27円50銭、期末配当は1株当たり32円50銭に決定いたしました。これにより年間配当金は、1株当たり合計60円です。内部留保資金につきましては、財務健全性と安定的な配当の実施に配慮しながら、当社グループの持続的な成長に資する投資を推進し、有効に活用してまいります。また、当社は会社法第454条第5項に規定する中間配当をすることができる旨を定款に定めております。なお、第205期の剰余金の配当は以下のとおりです。 決議年月日配当金の総額(百万円)1株当たり配当額(円)2024年11月6日取締役会決議5,50827.52025年6月24日定時株主総会決議6,50932.5
監査の状況 FY2025 / 約3,166字
(3) 【監査の状況】① 監査役監査の状況ア 監査役監査の組織、人員及び手続監査役については、現在、5名の体制とし、常勤監査役2名及び、過半数の3名を社外監査役としております。なお、常勤監査役杉山知也氏及び監査役福田修二氏は、それぞれ経理又は財務部門において長年にわたる業務経験を有し、財務及び会計に関する相当程度の知見を有しております。なお、監査役福田修二氏は、税理士の資格を有しております。このほか、監査役の業務を補助するため専任の監査役スタッフ2名を配置し、その人選・異動については、監査役と協議のうえ行っております。 イ 監査役及び監査役会の活動状況当事業年度において当社は監査役会を年6回開催しており、個々の監査役の出席状況については次のとおりです。主に監査計画の審議や監査結果の報告等を行いました。氏名開催回数出席回数杉 山 知 也6回6回吉 田 辰 雄6回6回茂 木 友三郎6回6回福 田 修 二6回6回林   信 秀6回6回 監査役会における具体的な検討内容としては、監査報告の作成、常勤監査役の選定、監査の方針・業務及び財産の状況の調査の方法その他監査役の職務の執行に関する事項の決定を行っております。また、会計監査人の選解任又は不再任に関する事項や、会計監査人の報酬等に対する同意等、監査役会の決議による事項について検討を行っております。常勤の監査役の活動としては、取締役会へ出席するほか、監査役会が定めた「監査役監査基準」に準拠して策定した監査方針、監査計画、監査業務分担に従い、経営会議等の重要な会議への出席、重要な決裁書類の閲覧、当社グループ会社に対するテーマ監査、取締役・執行役員・各部長に対するヒアリングの実施、「グループ常勤監査役会」の開催、「グループ会社決算説明会」への出席、グループ会社を含む業務及び財産の状況の調査等を通じて、リスク管理を踏まえた取締役・執行役員の職務執行の監査を行い、その状況を定期的に開催する監査役会に報告し、審議のうえ監査意見を形成するとともに、監査の実効性を確保しております。また、常勤監査役は、取締役・執行役員のほか、内部統制部門から内部統制システムの整備、運用状況について、会計監査人から監査の実施状況・結果の報告について、定期的かつ随時に報告を受け、必要に応じて説明を求めております。さらに、経営方針や会社の重要な課題について適宜代表取締役と意見交換を行い、監査業務の実効性を高めております。 ② 内部監査の状況ア 内部監査の組織、人員及び手続き当社における内部監査につきましては、監理部内に部長以下5名からなる内部監査部門を設置し、業務の遂行状況を合法性と合理性の観点から検討・評価し、その結果に基づく情報の提供および改善への助言・提案等を代表取締役、取締役会、監査役会、被監査部署および関係者に行うことで、業務の改善および経営の効率化を図っております。 イ 内部監査、監査役監査及び会計監査の相互連携(ア)監査役と会計監査人の連携状況監査役と会計監査人は定期的に会合をもつなど、緊密な連携を保ち、積極的に意見および情報の交換を行い、効率的な監査の実施に努めております。また、監査計画について相互に説明し、監査役は、会計監査人から第1・第3四半期時点に年度監査実施状況等を、半期決算については期中レビュー結果概要報告書を、期末決算については会社法監査結果概要報告書、金融商品取引法監査結果概要報告書を受領し、各段階で、監査重点項目及びKAM(監査上の主要な検討事項)等について説明を受け議論するとともに、財務報告に係る内部統制に関する事項について報告を受け、意見交換を行っております。その他、必要に応じて会計監査人の往査および視察等に立ち会っております。(イ)監査役と内部監査部門の連携状況監査役と内部監査部門は当社および当社グループ会社の業務ならびに財産の状況の調査その他の監査職務の執行にあたり緊密な連携を保ち、効率的な監査の実施に努めております。また、監査役は内部監査部門の監査結果等について定期的に報告を受け意見交換を行い、内部監査部門の監査結果を内部統制システムに係る監査役監査に実効的に活用しております。(ウ)会計監査人と内部監査部門の連携状況会計監査人と内部監査部門は必要に応じ連絡・調整し、内部監査部門は会計監査人が実施する往査に立ち会う等連携を図っております。 ③ 会計監査の状況 ア 監査法人の名称   有限責任 あずさ監査法人  イ 継続監査期間   38年間上記は、現任の監査人である有限責任 あずさ監査法人の前身の1つである監査法人朝日新和会計社に会計監査人であった共同監査事務所の筆頭業務執行社員が社員加入した年からの期間について記載したものです。なお、当該共同監査事務所の関与期間は12年です。  ウ 業務を執行した公認会計士   吉田秀樹、河野 祐、貞國真輝  エ 監査業務に係る補助者の構成   公認会計士22名、その他29名   (注) その他は、公認会計士試験合格者、システム監査担当者等です。  オ 監査法人の選定方針と理由会計監査の適正性及び信頼性を確保するため、公正不偏の態度及び独立の立場を保持し、職業的専門家として適切な監査を実施する者を選定しております。また、監査法人から、会社計算規則第131条に係わる通知等により、独立性と専門性を有していることの説明や報告を受けております。 カ 監査役及び監査役会による監査法人の評価監査役監査基準に基づき、監査法人を適切に評価するため、内部管理体制等について報告及び説明を受け、監査に立ち会うなど適切に評価し、会計監査の適正性及び信頼性が確保されていることを確認しております。  ④ 監査報酬の内容等 ア 監査公認会計士等に対する報酬区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)提出会社146―1442連結子会社105―106―計251―2502 (前連結会計年度)当社における非監査業務の内容:該当事項はありません。連結子会社における監査証明業務に基づく報酬については、上記以外に追加報酬が0百万円あります。(当連結会計年度)当社における非監査業務の内容:コンフォート・レター作成業務  イ 監査公認会計士等と同一のネットワーク(KPMGグループ)に対する報酬(アを除く)区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)提出会社―2―2連結子会社―0――計―2―2 (前連結会計年度)当社における非監査業務の内容:税務レビュー業務等 連結子会社における非監査業務の内容:特定温室効果ガス排出量検証業務(当連結会計年度)当社における非監査業務の内容:税務レビュー業務等 連結子会社における非監査業務の内容:該当事項はありません。  ウ その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容   該当事項はありません。  エ 監査報酬の決定方針   該当事項はありません。  オ 監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由監査役会は、会計監査人の監査計画の内容、過去の報酬実績、会計監査の職務遂行状況(従前の事業年度における職務遂行状況を含む。)及び報酬見積りの算出根拠が適切であるか等を踏まえ、監査報酬の額について検討したところ、契約金額は妥当であると考えられるため、会計監査人の報酬等の額につき、会社法第399条第1項の同意を行っております。
設備の概要 FY2025 / 約993字
1 【設備投資等の概要】当連結会計年度の設備投資については、運輸事業及びレジャー事業を中心として全体で109,941百万円となりました。運輸事業におきまして、鉄道業では、さらなる安全性向上を図るため、とうきょうスカイツリー駅付近、春日部駅付近及び大山駅付近等において高架化工事を進めました。小菅駅、梅島駅及び蒲生駅等に可動式ホーム柵を、豊春駅、江戸川駅及び増尾駅等に固定式ホーム柵を整備したほか、東武アーバンパークラインに新造車両80000系の導入等を行った結果、バス・タクシー業、貨物運送業を含めた運輸事業として、57,377百万円の設備投資を実施いたしました。レジャー事業におきまして、ホテル業では、新規ホテル開発に向けて中央区銀座の土地を取得いたしました。その他、レジャー施設の改修等を行った結果、スカイツリー業、遊園地・観光業、スポーツ業、旅行業を含めたレジャー事業として、31,858百万円の設備投資を実施いたしました。不動産事業におきまして、不動産賃貸業では、「EQUiA(エキア)竹ノ塚」をオープンしたほか、「新越谷ヴァリエ」をリニューアルいたしました。その他、賃貸施設の改修等を行った結果、不動産分譲業、スカイツリータウン業を含めた不動産事業として、14,185百万円の設備投資を実施いたしました。流通事業におきまして、百貨店業では、既存店舗のリニューアル(シーズン改装)を実施いたしました。また、ストア業では、EQUiA竹ノ塚内に「東武ストア竹ノ塚店」をオープンいたしました。その他、店舗改修・改装等を行った結果、その他業を含めた流通事業として、4,759百万円の設備投資を実施いたしました。なお、設備投資の金額には、有形固定資産のほか、無形固定資産への投資も含めて記載しております。 セグメントの名称前連結会計年度(百万円)当連結会計年度(百万円) 増減額(百万円) 前年同期比(%) 運輸事業60,79857,377△3,420△5.6レジャー事業10,03331,85821,825217.5不動産事業9,71014,1854,47446.1流通事業3,5494,7591,21034.1その他事業1,2581,76050239.9小計85,349109,94124,59128.8セグメント間取引消去額----合計85,349109,94124,59128.8
従業員の状況 FY2025 / 約2,107字
5 【従業員の状況】(1) 連結会社の状況2025年3月31日現在セグメントの名称従業員数(人)運輸事業9,009[215]レジャー事業3,635[1,345]不動産事業326[194]流通事業2,107[7,041]その他事業2,934[2,336]一般管理236[-]合計18,247[11,131] (注) 従業員数は就業人員であり、臨時従業員は[ ]内に年間の平均人員を外数で記載しております。 (2) 提出会社の状況2025年3月31日現在従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(円)3,23947.826.67,100,235 セグメントの名称従業員数(人)運輸事業2,890 レジャー事業- 不動産事業113 流通事業- その他事業- 一般管理236 合計3,239 (注) 1 従業員数は就業人員であり、出向者、休職者及び組合専従者等1,579人を含んでおりません。2 平均年間給与は、2024年度基準賃金及び基準外賃金の合計額であり、臨時給与を含んでおります。 (3) 労働組合の状況提出会社及び連結子会社には計36の労働組合があり、組合員数の合計は10,384人であります。提出会社には東武鉄道労働組合があり、2025年3月31日現在の組合員数は、2,978人であります。東武鉄道労働組合の上部団体として東武交通労働組合があり、日本私鉄労働組合総連合会(私鉄総連)に加盟しております。なお、労使関係について特記すべき事項はありません。 (4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異① 提出会社当事業年度管理職に占める女性労働者の割合(%)(注)1男性労働者の育児休業取得率(%)(注)2労働者の男女の賃金の差異(%)(注)1、(注)3全労働者正規雇用労働者(注)4パート・有期労働者(注)52.8100.085.576.8245.1 (注) 1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定にもとづき算出したものであります。2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定にもとづき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。3 労働者の人員数について労働時間を基に換算し算出しております。4 正規雇用労働者の男女の賃金の差異は、労務構成(勤続、年齢)の偏りによるものであり、賃金水準の決定において、性別による制度の違いはございません。5 パート・有期労働者の男女の賃金の差異は、賃金水準の高い職種に、女性労働者が多く従事していることによるものであります。 ② 連結子会社当事業年度名称管理職に占める女性労働者の割合(%)(注)1男性労働者の育児休業取得率(%)(注)2、(注)4労働者の男女の賃金の差異(%)(注)1、(注)3、(注)4全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者東武ステーションサービス㈱0.0100.090.590.5-朝日自動車㈱0.00.079.183.583.7東武バス㈱0.050.064.968.758.6東武バスウエスト㈱0.075.093.287.395.8東武バスセントラル㈱0.0100.090.890.176.5㈱群馬ロジテム0.00.063.377.494.3東武トップツアーズ㈱11.155.072.171.471.7㈱トップ・スタッフ22.20.095.693.897.6㈱東武ホテルマネジメント15.350.092.293.185.4金谷ホテル㈱26.3-69.066.476.2東武不動産㈱2.7100.088.565.986.3㈱東武百貨店19.7100.064.869.570.4㈱東武宇都宮百貨店22.2-78.773.199.5㈱東武ストア6.514.363.574.494.2㈱東武警備サポート8.30.081.480.182.3東武商事㈱2.90.070.274.099.3東武食品サービス㈱5.0-60.076.786.6東武建設㈱3.275.081.077.962.1東武緑地㈱2.766.770.478.686.6東武ビルマネジメント㈱0.0100.071.881.889.7 (注) 1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定にもとづき算出したものであります。2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定にもとづき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。3 労働者の人員数について労働時間を基に換算し算出しております。4 「-」は、対象となる従業員が在籍していないことを示しております。
研究開発活動 FY2025 / 約293字
6 【研究開発活動】当社グループは、長期経営ビジョン「挑戦と協創で進化させる社会と沿線」のもと経営戦略方針にもとづき、社会環境の変化を踏まえたうえで、新技術等を活用した持続可能な事業の実現を目指しています。(1) 運輸事業従来から取組んでいる鉄道の自動運転技術の検証については、人口減少・労働力不足といった社会課題に対し、安全かつ利便性の高い輸送サービスの維持継続といった観点から重要な技術と位置づけており、早期の実現に向け研究開発を進めています。なお、当連結会計年度における研究開発費は10百万円であります。(2) レジャー事業、不動産事業、流通事業、その他事業該当事項はありません。
株式の保有状況 FY2025 / 約4,909字
(5) 【株式の保有状況】① 投資株式の区分の基準及び考え方当社は、保有目的が純投資目的である投資株式と純投資目的以外の目的である投資株式の区分について、専ら株式の価値の変動又は株式に係る配当によって利益を受けることを目的とする株式を純投資目的である投資株式、取引先との関係の維持・強化による事業の円滑な推進と当社グループの事業への相乗効果等を図ることを目的とする株式を純投資目的以外の目的である投資株式として区分しております。 ② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式ア 保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容当社は、取引先との関係の維持・強化による事業の円滑な推進と当社グループの事業への相乗効果等を総合的に勘案し、政策保有株式を保有するとともに、次の検証を踏まえ、保有の意義が中長期的に希薄と考えられる場合には、段階的に縮減を図っていくことを基本的な方針としております。政策保有株式として保有している個別の上場株式については、毎年取締役会にて、「営業取引の維持・強化」、「グループ事業の相乗効果」等の当初目的に即しているかを第一義の判断基準としつつ、当初取得目的の達成状況、保有に伴う便益やリスクが資本コスト等を踏まえた採算性に見合っているか等の精査を行い、中長期的な視点も踏まえた継続保有の経済合理性や必然性並びに将来の見通し等を総合的に勘案し検証しております。 イ 銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式641,044非上場株式以外の株式3380,939 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由非上場株式―――非上場株式以外の株式1100駅の共同管理、相互直通運転、ICカードの相互利用など、首都圏の交通インフラを維持し、運輸事業等での安定した取引関係の維持・強化を図るため、株式を取得した (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)非上場株式216非上場株式以外の株式410,211 (注)非上場株式1銘柄の減少については、会社清算によるものです。 ウ 特定投資株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報 特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)三井住友トラストグループ㈱2,894,6162,894,616当社グループにおいて、同社グループの金融機関から借入を継続していることなどを踏まえ、金融取引等での安定した取引関係の維持・強化を図るため有10,7679,575大成建設㈱1,582,0001,582,000当社グループにおいて、施設の建設・改修工事など、運輸事業及び不動産事業での安定した取引関係の維持・強化を図るため有10,4558,890㈱みずほフィナンシャルグループ2,109,0812,109,081当社グループにおいて、同社グループの金融機関から借入を継続していることなどを踏まえ、金融取引等での安定した取引関係の維持・強化を図るため有8,5436,424㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ4,188,9507,438,950当社グループにおいて、同社グループの金融機関から借入を継続していることなどを踏まえ、金融取引等での安定した取引関係の維持・強化を図るため無8,42311,582東京海上ホールディングス㈱1,389,4201,389,420当社グループにおいて、同社グループの保険会社と保険契約を締結していることなどを踏まえ、鉄道インフラをはじめとする当社グループ資産のリスク管理及び金融取引での安定した取引関係の維持・強化を図るため有7,9696,534東日本旅客鉄道㈱2,175,600725,200特急列車の直通運転、ICカードの相互利用など、首都圏の交通インフラを維持するとともに、自動運転の技術協力、池袋地区再開発事業等、運輸事業及び不動産事業等での安定した取引関係の維持・強化を図るため有6,4226,350芙蓉総合リース㈱399,500399,500当社グループにおいて、同社とリース契約を締結していることなどを踏まえ、備品等調達及び金融取引等での安定した取引関係の維持・強化を図るため有4,6255,497ヒューリック㈱2,955,5002,955,500当社グループにおいて、同社と日光地区の観光振興や不動産事業での安定した取引関係の維持・強化を図るため有4,2474,644三井不動産㈱2,946,000982,000当社グループにおいて、マンション開発の共同事業者となるなど、不動産事業での安定した取引関係の維持・強化を図るため有3,9194,853京成電鉄㈱2,005,500668,500当社グループにおいて、駅の共同管理、ICカードの相互利用など、首都圏の交通インフラを維持し、運輸事業等での安定した取引関係の維持・強化を図るため有2,7024,117㈱松屋2,411,0002,411,000当社グループにおいて、浅草EKIMISEへの出店など、不動産事業での安定した取引関係の維持・強化を図るため有2,5652,736日本空港ビルデング㈱580,800580,800当社グループにおいて、空港を起点とした誘客・送客など、運輸事業での安定した取引関係の維持・強化を図るため無2,3883,444アサヒグループホールディングス㈱776,400258,800当社グループにおいて、沿線各施設や小売・飲食店舗への飲料の安定供給など、各事業での安定した取引関係の維持・強化を図るため有1,4841,444㈱りそなホールディングス750,048750,048当社グループにおいて、同社グループの金融機関から借入を継続していることなどを踏まえ、金融取引等での安定した取引関係の維持・強化を図るため有965712東京建物㈱372,866372,866当社グループにおいて、マンション開発の共同事業者となるなど、不動産事業での安定した取引関係の維持・強化を図るため有942981日本信号㈱894,795894,795当社グループにおいて、各鉄道インフラの開発・維持・修繕など、運輸事業での安定した取引関係の維持・強化を図るため有800928 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)京浜急行電鉄㈱522,500522,500当社グループにおいて、ICカードの相互利用、共同の企画乗車券など、首都圏の交通インフラを維持し、運輸事業等での安定した取引関係の維持・強化を図るため無790727㈱群馬銀行620,2941,240,294当社グループにおいて、同社から借入を継続していることなどを踏まえ、金融取引等での安定した取引関係の維持・強化を図るため有7631,089松竹㈱56,30056,300当社グループにおいて、当社施設への誘客を目的とした提携先として、レジャー事業での安定した取引関係の維持・強化を図るため有693549㈱歌舞伎座100,000100,000当社グループにおいて、当社施設への誘客を目的とした提携先として、レジャー事業での安定した取引関係の維持・強化を図るため無450468㈱めぶきフィナンシャルグループ375,477375,477当社グループにおいて、同社グループの金融機関から借入を継続していることなどを踏まえ、金融取引等での安定した取引関係の維持・強化を図るため有272192東京地下鉄㈱83,500―当社グループにおいて、駅の共同管理、相互直通運転、ICカードの相互利用など、首都圏の交通インフラを維持し、運輸事業等での安定した取引関係の維持・強化を図るため、株式を取得した無151―㈱ぐるなび486,700486,700当社グループにおいて、沿線への誘客を目的とした情報発信の提携先として、レジャー事業及び運輸事業での安定した取引関係の維持・強化を図るため無144149清水建設㈱100,000100,000当社グループにおいて、施設の建設・改修工事など、運輸事業及び不動産事業での安定した取引関係の維持・強化を図るため有132100㈱千葉興業銀行71,90071,900当社グループにおいて、同社から借入を継続していることなどを踏まえ、金融取引等での安定した取引関係の維持・強化を図るため無9378東洋電機製造㈱46,00046,000当社グループにおいて、各鉄道インフラの開発・維持・修繕など、運輸事業での安定した取引関係の維持・強化を図るため有6255インターライフホールディングス㈱140,400140,400当社グループにおいて、同社グループに当社施設を継続的に賃貸するなど、安定した取引関係の維持・強化を図るため有6229秩父鉄道㈱10,03310,033当社グループにおいて、駅の共同管理、ICカードの相互利用など、首都圏の交通インフラを維持し、運輸事業等での安定した取引関係の維持・強化を図るため無2020KDDI㈱4,2004,200当社グループにおいて、当社沿線への基地局の設置など、不動産事業及び運輸事業での安定した取引関係の維持・強化を図るため無1918東急不動産ホールディングス㈱16,00016,000当社グループにおいて、同社グループの不動産会社とマンション開発で連携するなど、不動産事業での安定した取引関係の維持・強化を図るため無1519㈱千葉銀行11,00011,000当社グループにおいて、同社から借入を継続していることなどを踏まえ、金融取引等での安定した取引関係の維持・強化を図るため有1513㈱東和銀行24,60024,600当社グループにおいて、同社から借入を継続していることなどを踏まえ、金融取引等での安定した取引関係の維持・強化を図るため有1517東急㈱7,9017,901当社グループにおいて、相互直通運転、ICカードの相互利用など、首都圏の交通インフラを維持し、運輸事業等での安定した取引関係の維持・強化を図るため有1314SOMPOホールディングス㈱―194,997当連結会計年度において全て売却しております無―1,866サッポロホールディングス㈱―96,275当連結会計年度において全て売却しております無―580 (注)1 「―」は、当該銘柄を保有していないことを示しております。 2 定量的な保有効果については記載が困難です。保有の合理性は、取締役会において、当事業年度末時点における個別銘柄ごとの保有効果を、保有目的のほか、配当利回り等により保有に伴う便益やリスクが資本コストに見合っているか等を総合的に勘案し検証しております。 3 東日本旅客鉄道㈱は、2024年4月1日付で、普通株式1株につき3株の割合で株式分割を実施しております。 4 三井不動産㈱は、2024年4月1日付で、普通株式1株につき3株の割合で株式分割を実施しております。 5 アサヒグループホールディングス㈱は、2024年10月1日付で、普通株式1株につき3株の割合で株式分割を実施しております。 6 京成電鉄㈱は、2025年1月1日付で、普通株式1株につき3株の割合で株式分割を実施しております。 7 当社の株式の保有の有無については、対象先が子会社の経営管理を行うことを主たる業務とする会社の場合、その主たる子会社が保有する場合も「有」としております。 ③ 保有目的が純投資目的である投資株式 該当事項はありません。
関係会社の状況 FY2025 / 約1,143字
4 【関係会社の状況】(1) 連結子会社名称住所資本金(百万円)主要な事業内容議決権の所有割合(%)関係内容役員の兼任等資金の貸付設備の賃貸借その他上毛電気鉄道㈱群馬県前橋市60鉄道業43.3有無有-朝日自動車㈱東京都墨田区49バス・タクシー業100.0有無有-東武バス㈱東京都墨田区100バス・タクシー業100.0有無有-東武運輸㈱埼玉県宮代町294貨物運送業95.2有無有-東武レジャー企画㈱埼玉県宮代町30遊園地・観光業100.0有無無-東武興業㈱東京都墨田区100スポーツ業100.0有無有-東武トップツアーズ㈱東京都墨田区3,000旅行業100.0有無有-㈱東武ホテルマネジメント東京都墨田区50ホテル業100.0有無有-東武タワースカイツリー㈱東京都墨田区17,225スカイツリー業100.0有無有-東武不動産㈱東京都墨田区100不動産賃貸業100.0有無有-東武タウンソラマチ㈱東京都墨田区10スカイツリータウン業100.0有無有-㈱東武百貨店東京都豊島区50百貨店業100.0有無有-㈱東武宇都宮百貨店栃木県宇都宮市50百貨店業100.0有無有-㈱東武ストア東京都板橋区100ストア業100.0有無有-東武商事㈱東京都墨田区10流通その他業100.0有無有-東武食品サービス㈱東京都豊島区10流通その他業(100.0)100.0有無有-東武建設㈱栃木県日光市1,091建設業99.2有無有鉄道関係建設工事の発注東武谷内田建設㈱東京都墨田区90建設業(10.0)60.0有無有鉄道関係建設工事の発注東武ビルマネジメント㈱東京都墨田区80その他業100.0有無有-その他48社 (2) 持分法適用関連会社名称住所資本金(百万円)主要な事業内容議決権の所有割合(%)関係内容役員の兼任等資金の貸付設備の賃貸借その他蔵王ロープウェイ㈱山形県山形市50スポーツ業49.5有無無-その他2社 (注) 1 議決権の所有割合欄の( )内は内書きで間接所有割合を表しております。2 上記の会社のうち東武タワースカイツリー㈱は特定子会社であります。3 上記の会社のうち上毛電気鉄道㈱の議決権所有割合は100分の50以下でありますが、実質的に支配しているため子会社としたものであります。4 上記の会社のうち東武トップツアーズ㈱及び㈱東武ストアは、営業収益(連結会社相互間の内部営業収益を除く)の連結営業収益に占める割合が10%を超えております。 主要な損益情報等 (単位:百万円)会社名営業収益経常利益当期純利益又は当期純損失(△)純資産額総資産額東武トップツアーズ㈱113,0202,2171,51021,00447,702㈱東武ストア74,478684△3,07616,01227,567
サステナビリティ FY2025 / 約10,413字
2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2025年6月24日)現在において当社グループが判断したものであります。 (1) サステナビリティ全般に関するガバナンス及びリスク管理当社グループは、広域な鉄道ネットワークに広がる沿線地域が事業基盤であり、これまで以上に沿線を中心とした社会の持続的な発展を実現することは、最も重要な課題であると考えております。当社グループを取り巻く外部環境は、様々な社会課題に直面しており、課題の解決とともに新たなビジネスモデルの構築が必要であります。当社グループは、1897年の設立以来、事業を通じて社会課題の解決を図り、「人にやさしく 人と地域が共に輝きつづける社会」を実現することで、社会に不可欠な企業集団となることを目指してきました。この考え方のもと、当社が特定したマテリアリティ(重要課題)と、課題解決により社会の発展と企業価値の向上を持続的に創出するプロセス(価値創造プロセス)については、以下のとおりであります。「特定したマテリアリティ」①地域社会の持続的な発展②企業価値創造に資するコーポレート・ガバナンス③多様な社員の「能力と可能性」向上④環境優位性の更なる向上などによる環境負荷の低減⑤グループ全ての事業の根幹である安全・安心の確保 「価値創造プロセス」「人にやさしく 人と地域が共に輝きつづける社会」の実現に向けた価値創造を行ってまいります。詳細は当社ホームページ「https://www.tobu.co.jp/corporation/management/group/」をご参照ください。 当社が特定したマテリアリティは、経営会議において審議するとともに、独立社外取締役が議長を務めるガバナンス委員会において審議、評価を行い、議長からコーポレート・ガバナンスに資する旨、取締役会に報告しております。また、ガバナンス委員会は年2回開催され、危機管理委員会、コンプライアンス委員会、情報セキュリティ委員会、環境推進委員会等サステナビリティに資する各委員会の委員長から、活動計画及び活動報告、提言を受け、審議、評価を行い、取締役会へ上申しております。 (2) 重要なサステナビリティ項目上記、ガバナンス及びリスク管理を通して識別された当社グループにおける重要なサステナビリティ項目は以下のとおりであります。・気候変動・人的資本・多様性・情報セキュリティ・コンプライアンスそれぞれの項目に係る当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。 ① 気候変動ア.ガバナンス、リスク管理東武グループでは、鉄道事業を中心とした高い環境優位性を更に向上させ、環境負荷・気候変動リスクの低減につなげております。また、あらゆる事業分野において、GHGの排出量の削減をはじめとした環境保全活動や自然災害によるリスクを低減させる取組みを推進して、持続可能な社会の構築に寄与し、企業の成長との両立を図っております。当社では、この取組みを推進すべく、環境推進委員会担当執行委員を委員長とし、各本部長及び環境経営に関係する部・室の担当執行役員及び部・室長で構成する環境推進委員会を設置し、気候変動に係るリスク・機会(以下、「気候変動リスク等」と言います。)について議論・検証を行っております。代表取締役、社外取締役及び常勤監査役を委員とし、社外取締役が議長となり会議を主宰するガバナンス委員会において、環境推進委員会委員長は気候変動リスク等にかかる活動計画及び活動報告、提言を行います。ガバナンス委員会では、その内容について審議、評価を行い取締役会へ報告する等、気候変動リスク等に対する取組みにかかるガバナンス体制を構築しております。また、気候変動リスク等にかかる取組みについては、東武グループにおける危機管理上重要な事項と捉え、危機管理委員会へ共有を図り、適切に管理される体制を構築しております。 イ.戦略a.シナリオ分析連結決算上、最大の財務的影響を及ぼす当社の鉄道事業を対象に、気候変動の影響について、気候変動研究の分野で用いられる国立環境研究所による社会経済シナリオ(SSPシナリオ)のうち、持続可能な社会シナリオ(SSP1、2℃未満シナリオ)と地域分断社会シナリオ(SSP3、4℃シナリオ)を比較し、それぞれの社会における「リスク」と「機会」並びに「収益」への影響について分析しました。 ▼SSPシナリオ(Shared Socioeconomic Pathways)※ IPCC:気候変動に関する政府間パネル SSP1とSSP3それぞれに、気候変動による当社鉄道事業への影響を「物理リスク」(洪水や暴風雨をはじめとした異常気象による倒壊など)と「移行リスク・機会」(低炭素経済への移行による規制の強化や新技術の導入、消費者の嗜好・行動の変化による市場や評判の変化など)に分類し、以下のとおり分析を行いました。 b.物理リスク異常気象の増加に伴う水災リスクとして、鉄道事業の「施設」「設備」への財務的影響を分析しました。この分析では、洪水リスク評価モデル(注1)や気候予測データベース(注2)を使用し、鉄道事業に関する個々の資産(駅舎、線路、電気設備等)が洪水によって物理的にどの程度の損害を受けるか評価しております。過去の気象データをもとに、当社線全線における100年に一度レベルでの災害発生による被害額を計算しております。また、災害発生により運行に支障が生じた場合の収入への影響について概算で算出を行いました。その結果、鉄道事業全体での水災リスクの影響については、SSP1とSSP3ではいずれも被害額が現行よりも増大するリスクがあるものの、SSP1の方が被害額が少ないことがわかりました。そのため、持続可能な社会を実現して気温上昇を2℃未満に抑えることは、当社が事業を営むうえで、水災リスク低減の観点からも重要と認識しております。なお、当社では法面・橋梁強化、変電所嵩上げといった施設の補強や車両避難計画の策定等、自然災害の被害軽減のための対策にも取組んでおります。今後も環境負荷低減の取組みと合わせて、リスク低減のための取組みも進めてまいります。 (注)1 過去の気象データをもとに、数万通りの降水可能性をコンピュータ上で仮想的に再現した評価モデル2 文部科学省による「気候変動リスク情報創生プロジェクト」等による大規模気候予測データベース c.移行リスク・機会SSP1では、炭素税の導入や脱炭素に向けた規制強化等により、エネルギーや資材の調達費用が増加し、財務的な負担が増加するリスクがあります。一方、クリーンエネルギー技術の進展等をはじめとした次世代技術の普及、特にMaaSや自動運転の実験など当社で既に取組んでいる施策を機会と捉え、鉄道運行等の関連コストの減少や業務効率化の可能性のほか、鉄道の環境優位性を維持することによる代替輸送機関からの転移等、収益向上の機会を得られることが推定されました。 d.収益に与える影響物理リスク・移行リスクのほかに考慮すべき要素として、将来的な人口動態変化による鉄道収入への影響を分析しました。日本の人口動向は少子高齢化や人口減少は見込まれるものの、社会的に子育て環境を整えるシナリオのSSP1に対して、SSP3では経済停滞等により一層人口減少が進行することが見込まれます。その結果、SSP1とSSP3では、2050年度には鉄道収入でSSP3の方が大きく減収することがわかりました。そのため、持続可能な社会を実現して気温上昇を2℃未満に抑えることは、当社が事業を営むうえで、将来的な収益確保の観点からも重要と認識しております。 以上を踏まえ、今後も地域社会とともに持続的な成長を目指していく東武グループは、事業を運営するうえでSSP1の実現を目指すことが重要と考え、今後も気候変動に関する各種取組みを進めてまいります。なお、上記シナリオ分析にて抽出したリスクと機会、それぞれの評価と対策の詳細については、当社ホームページ「https://www.tobu.co.jp/corporation/kankyo/tcfd/」をご参照ください。 ウ.指標と目標当社では、環境優位性のさらなる向上等による環境負荷の低減を解決すべき重要課題として捉えております。当社グループ全体においては、2030年度に、CO2排出量2022年度比30%削減並びに奥日光エリアのカーボンニュートラルを目標として掲げております。当社グループの事業の基盤である鉄道事業では、2030年度にCO2排出量2013年度比約50%削減の達成を見込み、その実現のため「省エネ車両への置き換え・保有車両数の適正化」「駅、車両等の照明LED化」「高効率変圧器への更新」を中心に様々な環境負荷低減への取組みを行っております。特に日光・鬼怒川エリアについては、日光・鬼怒川エリアを走行する電車や都心から同エリアへアクセスする特急列車にかかる電力相当を再生可能エネルギー由来の電力に実質的に置き換えることにより、同エリアの電車運行にかかるCO2排出量実質ゼロを実現しています。これに加え、環境配慮型MaaSである「Nikko MaaS」を基盤としつつ、脱炭素先行地域の取組みを推進する日光市や地域とも連携しながら取組みを加速化し、「国際エコリゾート日光」としてのブランド強化を図ってまいります。2050年でのCO2排出量実質ゼロに向けて、今後も東武グループでは環境負荷低減のための取組みを進めてまいります。・2024年度 温室効果ガス排出量Scope1112 千t-CO2Scope2385 千t-CO2 ※ 各エネルギーの使用量等実績にもとづき、CO2排出量算定・削減支援クラウドサービスにより算出した集計値です。※ 集計値は第三者保証前の数値であり、集計値が変更となる可能性があります。確定値については、2025年度下期に発行する統合報告書及びサステナビリティサイトにて開示予定です。 ② 人的資本・多様性当社グループは、鉄道事業をはじめ多くの労働力を必要としております。出生率の低下による人口減少と高齢化は、一層早いスピードで進むことが想定され、新たな採用チャネルによる人材確保や働き続けられる制度の最適化、活躍できる人材の持続的な育成は、当社グループの業績にも影響を及ぼす課題として認識しています。 長期経営ビジョンのもと、10年後を見据えた経営戦略及び中期経営計画の実現においては、重点戦略(成長戦略)で掲げる「人的資本の強化」は持続的な事業推進の原動力と考えており、そこで求める人材像及びそれに至る人材戦略を明確にし、求める人材に資する社員育成の基本的な考え方を「人材育成方針」として、また、求める人材の育成に必要となる社員支援の基本的な考え方を「社内環境整備方針」として掲げています。経営戦略と連動させた人材戦略及び各方針のもと、「会社と社員の絆・エンゲージメント向上」と「生産性向上」の連動により、社員及び組織のパフォーマンス最大化を目指していきます。 ア.人材戦略当社グループ経営理念である、「奉仕」「進取」「和親」を行動原理とし、長期経営ビジョンで掲げる「挑戦」・「協創」に資する人材こそ、事業と地域社会の持続的成長を担う原動力であるとの信念のもと、3つの戦略的アプローチ『採用』『育成』『能力発揮・定着』と、その連携により、「多様な人材」と「組織」を相互に連動させる“新たな施策”と“支援の強化”をたゆみなく推進することで、顧客創造できる「人材」及び「組織」のパフォーマンス最大化を目指していきます。 《経営戦略と人材戦略の連動》 中でも、中期経営計画の期間中においては、「採用」「育成」「能力発揮・定着」の各戦略的アプローチを連携させながら、以下4つの重点的な取組みを具体的な施策に反映させ実施しております。 《4つの重点的な取組み》 《中期経営計画期間中の重点的な取組み内容と目標・実績》取組み① 人材育成・自律的なキャリア形成支援当社グループの「安全・安心」の磨き上げによる『信頼』の醸成、そして「挑戦」と「協創」を推進し『価値創造』する原動力は、「社員」であることを再認識し、人材育成方針である「自ら考え自ら行動できる人材育成」に向け、社員と伴走するOJT教育の充実に加え、「対話」機会を増やしたoff-JTや社外スクール研修、各種手挙げ式研修の拡充等を積極的に推進しています。特に、2023-2025年度にかけては、人材育成の要となる「管理監督者層支援」を重点的に実施し、人材の基盤整備と挑戦できる風土の醸成を図っています。 取組み② ダイバーシティ&インクルージョン推進当社グループでは、2022年に制定した東武グループダイバーシティ&インクルージョン宣言にもとづき、性別・年齢・国籍・障がい・性的指向・性自認・価値観・働き方等に依らずに、お互いを尊重し、個々人が持つ能力を最大限に発揮しながら共に高め合い協働することで、エンゲージメント向上や生産性向上を目指しています。その実現には、土台となる一人ひとりの意識醸成や意識変革が環境整備や風土醸成につながると考え、当社グループ全従業員を対象とした人権啓発推進教育や、傾聴・対話によるコミュニケーションを通じたキャリア支援策を講じています。 取組み③ 人的資本の最適化・制度設計労働人口の減少や働き方に対する価値観が多様化する中、鉄道事業のみならず、新たな分野に挑戦しうる人材を獲得するため、採用広報活動や社外への情報発信機能を強化し、新卒採用に依らない経験者採用・アルムナイ採用等の採用チャネルを拡大したほか、新卒初任給の引き上げや経験者採用における経験に応じた初任給を設定いたしました。さらには、評価制度の刷新をはじめ、社員一人ひとりがパフォーマンスを最大限発揮し、働き続けられる・続けたいと思えるような制度設計等により、人材の最適化を目指した社内環境整備を図っています。 取組み④ 健康経営・ウェルビーイング推進当社では、社員が心身共に健康で生き生きと働くことで、企業の持続的な成長と中長期的な企業価値向上にもつながると考えており、2021年に健康宣言を制定いたしました。そのために、会社・社員・健康保険組合が一体となり社員とその家族の心身の不調を未然に防ぐとともに、健康意識の向上を図る教育を実施する等、健康面に不安なく自身のパフォーマンスを発揮できるような健康づくりに取組んでいます。なお、健康推進体制の強化をはじめ、特定保健指導の実施率や特定健診受診率の向上、健康施策の実施が評価され、健康経営優良法人(大規模法人部門)を4期連続認定取得しています。 イ.指標及び目標重点的な取組み取組みのねらい指標目標2024年度実績1.人材育成・自律的なキャリア形成支援〇すべての事業の根幹となる『安全』や『技術』の伝承のため、設備投資した訓練施設の有効活用安全教育に資する模擬訓練施設の活用状況毎年度継続実施対象社員数80%以上97.9%〇人材育成の要となる『管理監督者層支援(次期管理監督者含む)』対話スキル(傾聴・1on1)研修実施状況2023~2025年度で課長補佐・現業長級対象者全員受講2024年度内で全員受講完了(合計304名)「グループ会社管理監督者支援研修」実施状況  (注2)毎年度継続実施33名(23社)〇人材育成方針や社内環境整備方針に沿った『自律的なキャリア形成支援』の拡大「手挙げ式研修」のグループ会社社員への拡大  (注2)全参加者の50%以上52.1%(552名/1,060名)2.ダイバーシティ&インクルージョン推進〇全社員を対象としたD&I教育や人権意識の浸透の仕組み化ダイバーシティ&インクルージョン・テーマ教育実施状況対象者全員年1回受講100%受講〇キャリアへの不安解消・離職防止サポート両立サポート面談によるキャリア支援毎年度継続実施31名実施(参加率70.5%)〇次期女性管理職の育成と環境整備女性管理職候補者[課長補佐]比率2020年度末実績4.6%に対し5割増(6.9%)2020年度末実績4.6%に対し4割増(6.3%)(2025.4.1現在)〇多様な社員の活躍障がい者雇用率法定雇用率(2.5%)を上回る水準の継続3.37%(2024.6.1現在)3.人的資本の最適化・制度設計〇採用チャネルの拡大・獲得多様な知識・経験を持つ人材の獲得新卒採用によらない人材の獲得30.8%〇働き続けられる制度の整備再雇用への移行率100%に近い水準の継続90.1%男性の育児休業取得率100%に近い水準の継続100%4.健康経営・ウェルビーイング推進〇コンディション・パフォーマンスの維持向上定期健康診断受診率100%の維持100%ストレスチェック実施率100%に近い水準の継続97.1%1人当たり有給休暇取得日数(注3)20日以上の取得22.4日その他〇執行役員の現場訪問による社内コミュニケーションの活性化執行役員等による現場巡回や現業社員との意見交換会の日数(回数)の合計毎年度継続実施41日(回) (注) 1 管理職に占める女性労働者の割合及び労働者の男女の賃金の差異についての実績は、「第1 企業の状況 5 従業員の状況 (4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異」に記載しております。 2 当社グループ全体における指標及び目標となります。上記1.人材育成・キャリア形成支援の2項目以外は、当社及び主に鉄道事業に係る業務を担務する東武ステーションサービス株式会社・東武エンジニアリング株式会社・東武インターテック株式会社・東武シェアードサービス株式会社における指標及び目標としております。また、障がい者雇用率については、株式会社シンフォニア東武(特例子会社)を含む指標及び目標としております。なお、当社グループの多岐にわたる事業特性や事業規模をふまえ、各社で一部関連する指標や具体的な取組みを推進しておりますが、本指標及び目標は必ずしも当社グループ全体での取組みを包含しておりません。 3 年次有給休暇のほか、当社独自の有給休暇制度を含む1人当たりの取得日数を記載しております。 《外部評価(支援・取組みの成果)》当社では、出産・子育てを経ても安心して働き続けられる両立支援を継続して実施したことにより、「プラチナくるみん」を認定取得(2024年2月)したほか、「健康経営優良法人(大規模法人部門)」を4期連続で認定取得しております。 ③ 情報セキュリティア.ガバナンス・リスク管理当社グループは、鉄道や電波塔などの重要な社会インフラをはじめとした様々なサービスを提供する企業グループとして、多くの情報システムを使用しております。これらへのサイバー攻撃や不正なアクセス、コンピューターウイルスへの感染や人為的不正操作等により、当該システム機能に重大な障害が発生し事業の運営に支障することで、業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、事業を安定かつ継続的に行うべく、情報システム機能の確保を図るために各種の情報セキュリティ対策を講じております。当社における情報セキュリティマネジメントに関するガバナンス体制として、ICT推進部担当執行役員を委員長とした情報セキュリティ委員会を設置し、情報セキュリティマネジメントの実施状況及び実施計画の報告を行い、同委員会の議事についてはガバナンス委員会に報告を行っております。当社グループにおいては、「情報セキュリティポリシー」に則り規程類を制定し、適時見直しを行っているほか、グループ事業統括部にてグループ会社の情報セキュリティに関する取組み状況のモニタリングを実施し、PDCAサイクルにより情報セキュリティ対策に取組んでおります。また、定期的にグループ会社に対する教育を行い、役職員の情報セキュリティに対する意識の向上を図っております。当社においては、重要なインフラである鉄道事業の持続性を確保するため、鉄道運行にかかわる重要なシステムの社外ネットワークとの隔離や許可されたプログラムのみ実行できる環境を構築しております。役員を含めた全パソコンユーザーに対しては、情報セキュリティeラーニング、標的型メール攻撃を模擬した実体験型の訓練を実施しております。あわせて、高度化、複雑化するサイバー攻撃等の情報セキュリティインシデントに対応するため、専門チーム「TOBU-CSIRT」により、「有事における迅速な対応」と「平時における未然防止活動」に取組んでおり、外部専門家が業務用ネットワークを常時監視し、異常検知の際は担当者に発報を行いインシデントに迅速に対応できる体制を確保しているほか、当社内での情報セキュリティインシデント発生を想定したシナリオにもとづく対応訓練を実施しております。また、サプライチェーン対応として、当社との契約にセキュリティ対策を組み入れ、万が一の際に迅速な調査が行える体制を整えております。 ④ コンプライアンス ア.ガバナンス・リスク管理当社グループにおいては、「東武グループコンプライアンス基本方針」を制定し、法令順守や健全な職場環境の形成などを記載したコンプライアンス・マニュアルの整備や、グループ全社員へコンプライアンス教育の強化を図るなど、法令順守の徹底と不祥事発生の防止に努めるほか、東武グループ全社員に対してコンプライアンスに関する通報・相談窓口である内部通報窓口(コンプライアンス・ホットライン)の周知による利用促進等を行うなど、コンプライアンスの確保に取組んでおります。当社では、取引先等と相互に信頼関係を構築するために法令及び健全な商習慣に従い、公平・公正かつ透明な選定・取引を行うことをコンプライアンス・マニュアルにおいて定め、研修・教育などを通じ、贈収賄・汚職の防止に取組んでおります。また、インサイダー情報について厳重な管理を行うとともに、eラーニング等を活用した教育などにより、インサイダー取引禁止の徹底を図っております。さらに、当社グループにおいては、反社会的勢力に対し、毅然とした対応を行うとともに、その排除に向け、「東武グループ連絡協議会」を開催し、グループ内において反社会的勢力に対する防備を固め、情報及び対応策などを共有する体制を構築しております。なお、当社は取引先との共存共栄の構築を目指し、2023年4月に「パートナーシップ構築宣言」を公表いたしました。同宣言の取組みを推進することで、取引先の事業継続と取引適正化に貢献してまいります。また、当社グループでは、人権に係わる取組みとして、当社グループの事業活動において配慮すべき人権侵害リスクの範囲や対象が拡大していることから、さらなる人権尊重への取組みを推進するため、国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」に従い、2024年9月に「東武グループ人権方針」を制定いたしました。 本方針制定に伴い、当社グループ全社員に対し方針内容の周知浸透を図り、eラーニング等を活用し「人権」の理解と「人権尊重」に向けた取組み内容について理解を深めるとともに、今後も毎年度テーマ設定し継続的な教育を実施してまいります。さらには、当社に設置した人権啓発推進委員会が中心となり、社員一人ひとりの意識啓発はもとより、人権デュー・ディリジェンスによる人権侵害リスクの把握・防止に向けた取組みを把握・推進しております。加えて、新入社員教育・階層別研修・新任管理者研修等における「人権教育」にて、人権侵害や不当な差別を防止する研修のほか、当社の社員向けに人権尊重を考える機会として社内広報誌等を通じた情報提供・意識啓発に取組んでおります。あわせて、当社グループ社員に対する人権侵害の観点から、2024年9月に「東武グループカスタマーハラスメント対応方針」を制定いたしました。これは、お客様に対しサービスの質を向上させていくとともに、カスタマーハラスメントから社員の人権を守り、安心して働くことでパフォーマンスの向上・人材定着につなげることを趣旨としております。なお、当社では、「ハラスメント・人権相談窓口」を社内に設置しており、人権に関する相談を受け付ける体制を整え、働きやすい職場づくりに取組んでおります。当社では、総務法務部担当執行役員を委員長としたコンプライアンス委員会を設置し、コンプライアンス経営の推進、コンプライアンス経営の実施状況の把握、評価及び見直し等を行うとともに、同委員会の議事について社外取締役が議長を務めるガバナンス委員会に報告を行っております。また、コンプライアンス委員会のもとに人事担当執行役員を委員長とした人権啓発推進委員会を設置し、全社的に影響を与える重要な事項については、コンプライアンス委員会に報告のうえ、対応方針を策定することとしております。なお、コンプライアンス上の重大な事象が発生した場合は、コンプライアンス委員会を開催して対応にあたるとともに、危機管理委員会等と連携し、必要に応じて適時ステークホルダーに対して情報開示を行い、事態の早期収束を図る体制を構築しています。
主要な設備の状況 FY2025 / 約3,460字
2 【主要な設備の状況】当社グループ(当社及び連結子会社)の2025年3月31日現在におけるセグメントごとの設備の概要、帳簿価額並びに従業員数は、次のとおりであります。 (1) セグメントセグメントの名称建物及び構築物機械装置及び運搬具土地建設仮勘定その他合計従業員数(人)帳簿価額(百万円)面積(㎡)帳簿価額(百万円)運輸事業314,43570,270411,41510,067,641[149,807]110,5314,984911,6379,009[215]レジャー事業80,2442,32590,3055,006,514[1,544,337]1,6894,557179,1223,635[1,345]不動産事業137,324289157,6838,677,351[84,761]3,4521,877300,626326[194]流通事業13,9993513,9941,765,191[56,757]652,02120,4312,107[7,041]その他事業3,9815,8056,132887,637[124,579]1,13651817,5752,934[2,336]小計549,98679,042669,53026,404,334[1,960,241]116,87513,9601,429,39418,011[11,131]調整額△15,830△26△2,218-[-]△375△50△18,500236[-]合計534,15679,016667,31126,404,334[1,960,241]116,50013,9091,410,89318,247[11,131] (注) 1 帳簿価額の「その他」は工具、器具及び備品等であります。2 土地の面積のうち[ ]は外数で連結会社以外からの賃借中の面積であります。3 従業員数は就業人員であり、臨時従業員は[ ]内に年間の平均人員を外数で記載しております。4 提出会社における全社資産の帳簿価額、面積は、各セグメントに配賦しております。5 調整額は、主に会社間における取引消去であります。また、そのうちの従業員数については一般管理部門の人数を表示しております。 (2) 運輸事業(従業員9,009人)① 鉄道業ア 路線及び電路設備提出会社営業キロ(㎞)単線・複線・複々線の別(㎞)駅数(箇所)変電所数(箇所)463.3単線184.220558複線253.6複々線25.5計463.3 (注) 1 路線の軌間は全線1.067mであります。 2 鉄道線の電圧は1,500Vであります。 連結子会社会社名営業キロ(㎞)単線・複線・複々線の別(㎞)駅数(箇所)変電所数(箇所)上毛電気鉄道㈱25.4単線25.4232計25.4 イ 車両等提出会社電動客車(両)制御客車(両)付随客車(両)内燃機関車(両)計(両)1,00743128821,728 連結子会社会社名電動客車(両)制御客車(両)計(両)上毛電気鉄道㈱9817 ウ 工場、検修区、機関区の土地、建物提出会社名称所在地土地建物面積(㎡)帳簿価額(百万円)帳簿価額(百万円)南栗橋車両工場ほか埼玉県久喜市ほか533,9288,4223,964 連結子会社会社名名称所在地土地建物面積(㎡)帳簿価額(百万円)帳簿価額(百万円)上毛電気鉄道㈱列車区検修棟群馬県前橋市3,01020 ② バス・タクシー業連結子会社会社名主な所在地土地建物在籍車両数面積(㎡)帳簿価額(百万円)帳簿価額(百万円)乗合(両)貸切(両)乗用(両)東武バス㈱埼玉県草加市88,643[20,126]4,27946451132-朝日自動車㈱埼玉県杉戸町45,989[1,094]1,58068345748 (注) 土地の面積のうち[ ]は外数で連結会社以外からの賃借中の面積であります。 ③ 貨物運送業連結子会社会社名主な所在地土地建物面積(㎡)帳簿価額(百万円)帳簿価額(百万円)東武運輸㈱ (注)2東京都江東区200,113[20,436]6,8468,296東武デリバリー㈱ (注)3栃木県足利市9,959239568 (注) 1 土地の面積のうち[ ]は外数で連結会社以外からの賃借中の面積であります。2 連結会社以外からの主な賃借建物として、GLP三郷Ⅲ(埼玉県三郷市)年間賃借料419百万円、LOGIFRONT越谷Ⅱ(埼玉県越谷市)年間賃借料412百万円、MJロジパーク一宮1(愛知県一宮市)年間賃借料336百万円があります。3 連結会社以外からの主な賃借建物として、ロジスクエア浦和美園(埼玉県さいたま市)年間賃借料233百万円、Landport岩槻(同)年間賃借料177百万円があります。 (3) レジャー事業(従業員3,635人)提出会社名称所在地土地建物面積(㎡)帳簿価額(百万円)帳簿価額(百万円)ACホテル・バイ・マリオット東京銀座東京都中央区1,28423,8917,951コートヤード・マリオット銀座東武ホテル東京都中央区1,86012,4076,963ザ・リッツ・カールトン日光栃木県日光市13,630[7,149]3919,085東武ホテルレバント東京東京都墨田区2,6621,8093,474和光市東武ホテル埼玉県和光市1,0881522,329 (注) 土地の面積のうち[ ]は外数で連結会社以外からの賃借中の面積であります。 連結子会社会社名主な所在地土地建物面積(㎡)帳簿価額(百万円)帳簿価額(百万円)東武タワースカイツリー㈱(注)2東京都墨田区--34,229東武レジャー企画㈱埼玉県宮代町530,551[10,811]4,675864 (注) 1 土地の面積のうち[ ]は外数で連結会社以外からの賃借中の面積であります。2 建物の帳簿価額は、建物及び構築物の金額を表示しております。 (4) 不動産事業(従業員326人)提出会社名称所在地土地建物面積(㎡)帳簿価額(百万円)帳簿価額(百万円)東京スカイツリータウン東京都墨田区23,054[2,790]14,34532,112東武会館 (注)2東京都豊島区4,909[2,073]10,96215,876柏駅ビル千葉県柏市--12,206宇都宮東武ビル栃木県宇都宮市12,7646,3934,089フルーヴ押上東京都墨田区2,3752,4412,210東武新越谷ビル埼玉県越谷市--5,653東武横浜第3ビル神奈川県横浜市1,9542,8171,569 (注) 1 土地の面積のうち[ ]は外数で連結会社以外からの賃借中の面積であります。2 区分所有であります。 連結子会社会社名主な所在地土地建物面積(㎡)帳簿価額(百万円)帳簿価額(百万円)東武不動産㈱ (注)2東京都墨田区9,404[40,728]5,0471,073 (注) 1 土地の面積のうち[ ]は外数で連結会社以外からの賃借中の面積であります。2 連結会社以外からの主な賃借建物として、四街道M2プラザ(千葉県四街道市)年間賃借料200百万円があります。 (5) 流通事業(従業員2,107人)連結子会社会社名主な所在地土地建物面積(㎡)帳簿価額(百万円)帳簿価額(百万円)㈱東武ストア (注)2千葉県柏市16,488[24,197]3,2724,061㈱東武百貨店 (注)3東京都豊島区57[695]07,004 (注) 1 土地の面積のうち[ ]は外数で連結会社以外からの賃借中の面積であります。2 連結会社以外からの主な賃借建物として、桶川店(埼玉県桶川市)年間賃借料305百万円、川越店(埼玉県川越市)年間賃借料291百万円、西国分寺店(東京都国分寺市)年間賃借料252百万円があります。3 連結会社以外からの主な賃借建物として、プラザビル(東京都豊島区)年間賃借料1,735百万円、カツマタビル(同)年間賃借料402百万円があります。 (6) その他事業(従業員2,934人)連結子会社会社名主な所在地土地建物面積(㎡)帳簿価額(百万円)帳簿価額(百万円)西池袋熱供給㈱ (注)2東京都豊島区 --225東武谷内田建設㈱東京都墨田区2,865[12,568]1,404135 (注) 1 土地の面積のうち[ ]は外数で連結会社以外からの賃借中の面積であります。2 連結会社以外からの主な賃借建物として、センタープラント(東京都豊島区)年間賃借料195百万円があります。
コーポレート・ガバナンスの概要 FY2025 / 約14,132字
(1) 【コーポレート・ガバナンスの概要】① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方株主の皆様をはじめとする各ステークホルダーの信頼をいただき、持続的成長と中長期的な企業価値の向上を図るためには、公正かつ透明な経営体制を確立することが重要な課題であると考えております。今後も、取締役会、執行役員制度及び監査役制度をさらに充実させ、適時・適切かつ積極的に情報開示を行ってまいります。さらに、企業倫理と遵法意識に則った誠実な企業行動を実践することにより、コーポレート・ガバナンスの充実に努めてまいります。 ② 企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由 ア 企業統治の体制の概要当社の取締役会につきましては、社外取締役4名を含む取締役9名で構成されており、法令及び定款に定められた事項のほか、「取締役会規則」の規定に則り、「東武グループ経営理念」「東武グループ経営方針」に基づき、具体的な経営戦略や経営計画等、経営に関する重要な事項の意思決定を行うとともに、各取締役の業務執行状況の監督を行っております。また、代表取締役等による適切なリスクテイクを支える環境整備を行い、代表取締役等の迅速・果断な意思決定を支援しております。定例取締役会は原則として毎月開催され、取締役会の議長は取締役会長が務めております。また、常勤取締役全員は取締役会に原則毎回出席しており、社外取締役の出席状況につきましては「事業報告」において記載しております。さらに、当社では、執行役員制度の導入により、執行権限及び執行責任の明確化を図り、執行機能については、代表取締役の指揮監督のもと、「職務執行規程」に定められた権限と責任において、取締役会にて選任された執行役員が業務執行を行う体制を構築し、経営の機動性を高めております。また、社外取締役を選任していることにより、取締役は取締役会等において社外取締役を意識した職務執行の説明を行うとともに、その客観的な意見、助言を経営に反映させるなど、社外取締役は経営の効率性、公正性の確保に重要な役割を果たしております。また、当社は、取締役の指名・報酬に関する重要な事項の検討にあたり、取締役会の機能の独立性、客観性を強化するため、取締役会の諮問機関として「指名・報酬委員会」を設置しております。指名・報酬委員会は、社外取締役3名及び代表取締役2名で構成されており、社外取締役より選任された議長が会議を主宰しております。なお、当事業年度における委員会は、取締役候補者選任案や代表取締役選定案の妥当性に関する議題と報酬水準の妥当性に関する議題を各々2回、計4回審議し、委員会としての意見を取りまとめ取締役会に対して答申を行っております。委員全員は毎回出席しております。常勤取締役、グループ事業本部長、鉄道事業本部長、生活サービス創造本部長及びその他取締役社長が指名した者で構成され、かつ常勤監査役の出席する「経営会議」につきましては、取締役会から委譲された業務執行について審議・決定するとともに、経営に関する重要な情報の共有化を図っております。常勤取締役、全執行役員及び常勤監査役で構成される「執行役員会」におきましては、四半期決算毎に、業務の執行状況や経営計画に対する進捗状況について取締役に報告するとともに、経営情報の共有化により、次期の事業展開の見直し等を図っております。また、内部統制システムの信頼性を確保すべく、企業倫理の確立と役員及び従業員における遵法意識の一層の徹底を図るため、「東武グループコンプライアンス基本方針」に基づき日常行動の具体的な指針を定め教育体制を整備するとともに、コンプライアンスの確実な実践を支援・指導する「コンプライアンス委員会」を設置し、定期的に開催するなど、コンプライアンス経営の推進に努めております。さらに、当社におけるコーポレート・ガバナンスのさらなる実効性向上を図るため、取締役社長を委員長とし、代表取締役、社外取締役及び常勤監査役を委員とする「ガバナンス委員会」を設置し、「コンプライアンス委員会」や「危機管理委員会」等の委員長から活動計画及び活動報告、提言を受け、審議、評価を行い、取締役会へ上申し、取締役会の監督機能の強化を図っております。なお、ガバナンス委員会の議長は社外取締役が務めております。各種機関の構成員の氏名については、「役員一覧」及び事業報告に記載しております。  イ 当該体制を採用する理由上記の体制のとおり、当社は、経営の機動性を高めることを目的として執行役員制度を導入し、執行権限及び執行責任の明確化を図り、取締役会から業務執行の決定に関する権限を委譲された代表取締役の指揮監督のもと、執行役員が業務執行を行う体制を構築するとともに、取締役会は経営の意思決定及び業務執行の監督を主な役割とし、取締役会の機能強化を図っております。また、代表取締役及び執行役員の職務執行に関し、公正性、効率性を確保するため、社外取締役を含む取締役会による監督や社外監査役を含む各監査役による有効な監査を実施するほか、「指名・報酬委員会」をはじめとした各種機関及び内部監査部門の設置やコンプライアンス経営の推進、危機管理体制の構築に加え、経営責任を明確にするため取締役の任期を1年とするなど必要にして十分なコーポレート・ガバナンス体制を構築していると考えております。  ウ コーポレート・ガバナンス体制に関する模式図 ③ 企業統治に関するその他の事項 ア 内部統制システムの整備の状況 (ア)当該体制についての取締役会決議の内容a 当社の取締役・使用人の職務執行が法令・定款に適合することを確保するための体制当社は、当社の取締役、執行役員及び従業員が法令及び定款等を遵守して意思決定・業務執行を行うため、コンプライアンスに関する行動原則として「東武グループコンプライアンス基本方針」を制定するとともに、行動指針としてのコンプライアンス・マニュアル及びコンプライアンスカードを作成のうえ取締役、執行役員及び従業員に配付し、継続的に教育研修等を実施する。また、コンプライアンスの取り組みを社内横断的に統括する専門部署やコンプライアンスに関する通報・相談窓口の設置のほか、推進状況の監視機関である「コンプライアンス委員会」等の整備により、コンプライアンス経営体制を構築、推進する。 b 当社の取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制当社は、取締役の職務執行、意思決定に関する書類である取締役会議事録・稟議等の書類を法令及び社内規程に基づき、適切に保存・管理する。c 当社の損失の危険の管理に関する規程その他の体制当社は、事故、災害等に関する危機管理について、「危機管理規程」等を社内規則で定めるとともに、担当部署でマニュアル等を作成・配付する。また、危機管理を統括する組織として設置した「危機管理委員会」では定期的に会議を開催し、危機に関する情報の共有化を図るほか、万一危機が発生した場合等、必要に応じて臨時に会議を開催し、その対応等を迅速に協議・実施する体制を構築する。d 当社の取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制当社は、「職務執行規程」等に基づいた権限と責任のもとに業務を執行する。また、定期的に取締役会を開催し、「取締役会規則」に基づき経営に関する重要な事項について意思決定を行うとともに各取締役の業務執行状況を監督する。さらに、取締役会の機能を補完し経営効率を向上させるため、経営会議を定期的に開催し、取締役会から委譲された業務執行について審議するほか、事業運営等に関する重要な情報の共有化を図る。e 当社及び子会社等から成る企業集団における業務の適正を確保するための体制当社は、「職務執行規程」等に基づいた権限と責任のもとに業務を執行し、内部監査部門が各部署に対し監査を行うことで、業務の適正を確保するための体制を構築する。また、子会社等を統括管理する専門部署を設置し、グループ会社管理規程に基づき、子会社等の業務執行について、管理、支援を行い、子会社等における当社への報告体制、危機管理体制、業務執行の効率性を確保する体制を構築するとともに、グループ会社モニタリングに関する規程に基づき、子会社等の監査役と連携し、情報共有・情報蓄積を図りながら、子会社等へのモニタリング及びその結果に対する改善指導を行い、グループガバナンスを一層強化する。そして、定期的に「東武グループコーポレート会議」の開催等により、グループ経営方針の伝達と子会社等の業務執行状況及び経営情報の共有化を図り、子会社等と連携し、グループ全体でのコンプライアンス経営体制を構築する。さらに、財務報告の信頼性を確保するため、金融商品取引法その他法令に基づき財務報告に係る業務の適正性を確保するための体制を整備するとともに有効性の評価、不備の改善を行う。f 当社の監査役がその職務を補助すべき使用人を置くことを求めた場合における当該使用人に関する体制、当該使用人の当社の取締役からの独立性並びに当社の監査役の当該使用人に対する指示の実効性の確保に関する事項当社は、専任の監査役スタッフを配置し、当社の監査役の指示に基づき監査役の職務の執行を補助する。また、当該監査役スタッフの人選・異動については、当社の監査役と協議のうえ行う。g 当社及び子会社等の取締役・使用人等が当社の監査役に報告するための体制並びに当社の監査役へ報告した者がその報告をしたことを理由として不利な取扱いを受けないことを確保するための体制当社の監査役は、取締役会のほか、重要な業務執行事項に関し審議・報告を行う経営会議等の社内会議に出席するとともに、稟議書その他の業務執行、意思決定に関する重要な文書を閲覧し、必要に応じて当社の取締役、執行役員又は使用人にその説明を求め、内部監査部門が実施した監査についても報告を受ける。さらに、当社の監査役は、「グループ常勤監査役会」の開催等により、子会社等における業務執行に関する報告を受けるとともに、子会社等を統括管理する専門部署が子会社等の監査役の職務を補完・強化すべく、子会社等に対して実施したモニタリング及びその結果に対する改善指導の報告を定期的に受ける。また、当社及び子会社等は、内部通報体制を構築し、内部通報者に対する適切な取扱いを定める。h 当社の監査役の職務の執行について生ずる費用の前払又は償還の手続その他の当該職務の執行について生ずる費用又は債務の処理に係る方針に関する事項当社は、当社の監査役の職務の執行に協力し、監査に要する諸費用について、これを負担する。i その他当社の監査役の監査が実効的に行われることを確保するための体制当社の監査役は、「監査役監査基準」に準拠して策定した監査方針、監査計画により、定期的に監査役会を開催するほか、当社の取締役からの報告事項を定め、経営方針や会社の重要な課題等について、適宜、代表取締役と意見交換を行う。 (イ)当該体制の運用状況の概要a コンプライアンスに関する取組み当社及びグループ各社では、引き続き「東武グループコンプライアンス基本方針」を行動原則とし、特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律(フリーランス・事業者間取引適正化等法)の施行に伴う教育をはじめ、各種教育研修等の実施によりコンプライアンスの周知徹底を図りました。また、企業として事業活動において配慮すべき人権侵害リスクの範囲や対象が拡大していることを踏まえ、さらなる人権尊重の取組みを推進するため、国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」に従い、「東武グループ人権方針」を制定するとともに、従業員一人ひとりの人権を守り、今後も持続的にサービスの質を向上させていくことを目的として、「東武グループカスタマーハラスメント対応方針」を制定したほか、公益通報者に対する適切な取扱いを定め、グループ全体のコンプライアンス経営体制の整備、拡充につとめました。さらに、反社会的勢力排除に向け、「東武グループ連絡協議会」を開催し、グループ内において反社会的勢力に対する防備を固め、情報及び対応策等を共有化する体制を継続いたしました。b 危機管理に関する取組み危機管理につきましては、定例の「危機管理委員会」及び同委員会への提言・報告機関である「危機管理ワーキング」をそれぞれ2回開催し、危機の予防と意識の高揚を図りました。また、お客さまに安心して鉄道をご利用いただくために、警察・消防と連携し、車内傷害事件等のテロ等不審者対応訓練を実施したほか、車内防犯カメラの設置を進めております。さらに、従業員の感染予防対策の一環として、「鉄道事業本部 新型インフルエンザ等対応行動計画」に基づいた感染症対策に取り組んでおります。災害対策につきましては、災害発生時の全従業員等の状況を把握する安否確認システムの訓練を実施するとともに、鉄道事業における災害対策として、防災の日及び防災週間に合わせ対策本部設置訓練を実施したほか、浸水対策として車両避難及び従業員避難訓練、異常時総合訓練等を実施し、各種災害対策訓練に積極的に取り組みました。c 安全対策についての取組み安全管理体制の維持・充実につきましては、毎月開催している「鉄道マネジメント会議」、「鉄道事故防止等安全推進委員会」等で各部の実施結果の確認及び検証を行い、各施策の確実な実施を推進したほか、「現業と本社との意見交換会」や「安全巡回」等により、現業部門と本社部門間での意見交換、実作業及び各種取組みの確認を行いました。また、安全監査を実施し鉄道事業本部各部の安全管理体制の仕組みが適切に運用されていることについて検証・評価・改善を行い、PDCAサイクルの実施状況を確認するとともに、国土交通省による「第9回運輸安全マネジメント評価」の実施に基づき、安全監査部門から経営トップ及び安全統括管理者へのインタビューを行い、安全管理体制の維持・向上に向けた取組みや課題等を確認いたしました。第三者の視点をさらなる安全体制の向上に活かすことを目的として実施する外部有識者との安全推進活動におきましては、「セーフティⅡ」(※)の概念を浸透する取組みを行いました。さらに、グループ各社の安全管理体制の向上を目的として「第14回東武グループ交通事業者安全推進連絡会」を開催し、各社の安全に関する取組みの報告を行いました。※セーフティⅡ普段の仕事が滞りなく行われていることを「うまくいっていること」と認識し、「どのようにすればうまくいくか」を分析して、「うまくいくことが可能な限り多い状態」を目指す、という安全の考え方 d 業務執行の効率性向上及び業務執行に係る情報の保存・管理に関する取組み執行役員制度の導入により、代表取締役の指揮監督のもと執行役員が取締役会での決定事項や日常の業務執行を行う体制とし、業務執行と取締役会の監督機能の分離を図るとともに、執行役員の責任と権限を明確化し、機動的な意思決定を行う体制を整備しております。また、当社における取締役会の監督機能を強化し、実効性のあるコーポレート・ガバナンス(企業統治)を図るため、社外取締役が議長を務めるガバナンス委員会を2回開催いたしました。取締役会につきましては12回開催し、経営に関する重要な事項について意思決定を行うとともに、各取締役の職務執行状況を監督して、その議事内容を議事録に記載し、適切に保存・管理しております。なお、取締役会の議案につきましては、審議に際し十分な検討を行うことができるよう、各役員に事前提供を行っております。また、取締役会の機能を補完し経営効率を向上させるため、経営会議を21回開催し、取締役会から委譲された業務執行について適時・適切に審議いたしました。e 当社グループにおける業務の適正を確保するための取組みグループ会社につきましては、グループ事業統括部が中心となり、日常的に各社の業務執行の指導、監督を行うとともに各社の経営者を対象とした「東武グループコーポレート会議」を2回開催し、グループ経営方針の徹底を図りました。また、当社及びグループ会社に対するモニタリング機能の強化、充実を図り、グループレベルでの内部統制システムの有効性を一層高めるため、監理部による内部監査に加え、情報セキュリティ等に関する取組み状況について、グループ事業統括部によるグループ会社のモニタリングを実施いたしました。また、財務報告に係る内部統制につきましては、その整備及び運用状況評価を行い、改善を要する事項について業務プロセスの見直し等を要請し、改善措置の進捗状況や改善結果を確認いたしました。さらに、東武グループとしてのさらなる内部統制強化を図ることを目的として、グループ各社の取締役及び監査役に就任した者を対象とした新任取締役研修及び新任監査役研修を継続実施するとともに、グループ会社を対象にしたコンプライアンスeラーニング教育を実施し、コンプライアンス意識の啓発を図りました。f 監査役監査の実効性を確保するための取組み監査役につきましては、取締役会、経営会議、執行役員会、ガバナンス委員会、経営連絡会、グループ会社決算説明会等の重要な会議に出席するほか重要な決裁書類等を閲覧し、内部統制の状況について監理部及びグループ事業統括部から監査結果の報告が行われたほか、取締役・執行役員・部長から聴取を行う等、情報を収集し、取締役及び執行役員の職務の執行、意思決定を監査いたしました。また、年度の監査方針、監査計画に基づき、監査役会が6回開催されるとともに、監査役と代表取締役及び会計監査人との意見交換が行われました。さらに、グループ常勤監査役会が4回開催され、グループ会社の監査役からの報告が行われたほか、グループ会社の取締役・使用人等やグループ事業統括部、監理部から、重要事項や監査結果その他の情報について、適宜報告が行われました。あわせて、当社の内部通報について監査役に報告するとともに、グループ会社における内部通報につきましても、当該グループ会社又はグループ事業統括部から適宜監査役へ報告を行う体制が整備されております。なお、監査役の指示に基づき監査役の職務の執行を補助する専任のスタッフ2名を配置し、その活動に要する費用を負担しております。  イ リスク管理体制の整備の状況危機管理につきまして、危機管理の指針の制定や危機管理を統括する組織として設置した「危機管理委員会」では定期的に会議を開催するほか、万一危機が発生した場合等、必要に応じて臨時に会議を開催し、その対応等を迅速に協議・実施するなど、危機管理体制を構築、推進しております。  ウ 子会社の業務の適正を確保するための体制整備の状況当社グループの業務の適正を確保するため、子会社等を統括管理するグループ事業本部にて、「グループ会社管理規程」に基づき、子会社等の業務執行について、管理、支援を行っております。また、グループ会社に対するモニタリング機能の強化、充実を図りグループレベルでの内部統制システムの有効性を一層高めるため、グループ事業本部内に、部長以下7名によりグループ会社モニタリングからその結果に対する改善指導まで一貫して実施する体制を整備しております。また、そのモニタリング活動に対し監理部による内部監査を行っております。そして、定期的に「東武グループコーポレート会議」等を開催し、グループ経営方針の伝達と経営情報の共有化をはかり、子会社等と連携し、当社グループの企業価値向上を目指しております。加えて、経営内容の公正性と透明性を高めるため、決算説明会や沿線施設見学会等のIR活動を行うとともに、ホームページを通じた企業情報の提供などを行っており、一層の適時・適切な情報開示に努めてまいります。  エ 責任限定契約の内容の概要当社と各社外取締役及び各監査役は、会社法第423条第1項の責任につき、善意でかつ重大な過失がないときは、法令の定める額を限度として責任を負担する責任限定契約を締結しております。  オ 役員等賠償責任保険契約の内容の概要当社は、役員及び執行役員が期待される役割を十分果たせるよう、また、有能な人材を迎えられるよう、当社の取締役、監査役及び執行役員全員を被保険者とする会社法第430条の3に規定する役員等賠償責任保険契約を全額当社負担にて締結しております。[保険契約の内容の概要] ・填補の対象となる保険事故の概要被保険者がその職務の執行に関し責任を負うこと、又は当該責任の追及にかかる請求を受けることによって生ずることのある損害について填補いたします。ただし、法令に違反することを被保険者が認識しながら行った行為に起因する損害賠償請求等、一定の免責事由があります。・会社役員の職務の適正性が損なわれないための措置保険契約に免責額の定めを設けており、当該免責額までの損害については填補の対象としないこととしております。また、当社が被保険者に対して損害賠償請求をする場合は、免責事由としております。  カ 取締役の定数   当社の取締役は15名以内とする旨定款に定めております。  キ 取締役の選任の決議要件当社は、取締役の選任決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席することを要し、累積投票によらないものとする旨を定款に定めております。  ク 株主総会決議事項を取締役会で決議することができる事項 (ア)自己の株式の取得当社は、機動的に自己の株式を取得できるように、会社法第165条第2項の規定により、取締役会の決議をもって自己の株式を取得することができる旨を定款に定めております。 (イ)取締役の責任免除当社は、取締役が職務の執行にあたり、その期待される役割を十分果たせるよう、また、有能な人材を迎えられるよう、取締役(取締役であった者を含む。)の会社法第423条第1項の責任につき、善意でかつ重大な過失がない場合は、取締役会の決議によって、法令の定める限度額の範囲内で、その責任を免除することができる旨を定款に定めております。 (ウ)監査役の責任免除当社は、監査役が職務の執行にあたり、その期待される役割を十分果たせるよう、また、有能な人材を迎えられるよう、監査役(監査役であった者を含む。)の会社法第423条第1項の責任につき、善意でかつ重大な過失がない場合は、取締役会の決議によって、法令の定める限度額の範囲内で、その責任を免除することができる旨を定款に定めております。  (エ)中間配当当社は、株主への利益還元の機会を充実させるため、取締役会の決議により、毎年9月30日を基準日として中間配当をすることができる旨を定款に定めております。  ケ 株主総会の特別決議要件当社は、会社法第309条第2項に定める株主総会の特別決議要件について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨定款に定めております。これは、株主総会における特別決議の定足数を緩和することにより、株主総会の円滑な運営を行うことを目的とするものです。  コ 当社の財務および事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針 (ア)基本方針の内容当社は、「当社の企業価値および株主共同の利益の確保・向上ならびに運輸事業や電波塔事業といった社会インフラ事業の公共性、安全性および利用者の利益の確保・向上」(以下「株主共同の利益の確保・向上等」といいます。)に向けた取組みを一層推進してまいりますが、昨今、わが国の株式市場等においては、買付の対象となる会社の経営陣の賛同を得ることなく、一方的に大量の株式の買付を強行するといった事例も散見されております。もとより、当社は、株式の大量買付であっても、株主共同の利益の確保・向上等に資するものであれば、これを一概に否定するものではありません。また、特定の者の大量買付に応じて当社株式の売却を行うか否かは、最終的には当社株式を保有する株主様の判断に委ねられるべきものと考えております。しかしながら、株式の大量買付の中には、その目的等から見て、株主共同の利益の確保・向上等に対する明白な侵害をもたらすもの、株主様に株式の売却を事実上強要するおそれがあるもの、対象会社の取締役会や株主様が買付の条件等について検討し、あるいは対象会社の取締役会が代替案を提案するための十分な時間や情報を提供しないもの等、株主共同の利益の確保・向上等に資さない場合も想定されます。当社では、継続的な株主共同の利益の確保・向上等のためには、経営の根底にある「安全・安心」を提供し続けることや社会インフラ事業を営む者としての公共的使命に関する基本的な考え方を、今後も引き続き維持・推進していくとともに、中長期的な視点に立った経営を推進していくことが、不可欠であると考えます。このような経営が、当社株式の大量買付を行う者により短期的な利益のみを追求するような経営に変わるようなことがあれば、株主共同の利益の確保・向上等は損なわれることになります。また、わが国では現在も公開買付制度により濫用的な株式の大量買付行為を規制する一定の対応はなされていますが、現時点においては原則として市場内での買付行為には適用がなく、公開買付制度の適用がある場合でも、公開買付開始前に情報開示や熟慮のための機会を法的に確保することができず、株主様に対する必要かつ十分な情報・時間を提供できないおそれがあると考えられます。また、強圧的買収等の濫用的な買収を必ずしも排除できるものではないと認識しております。こうした事情に鑑み、当社取締役会は、従前、当社株式について大量買付行為が行われる場合の対応方針である「当社株式の大量買付行為に関する対応策(買収防衛策)」(以下「本対応策」といいます。)を導入しておりました。現時点においても、株主共同の利益の確保・向上等に対する侵害をもたらすおそれのある大量買付行為が行われるリスクは依然として存在しており、当該リスクに対して十分な備えを行うことは、取締役会としての重大な責務であると認識しております。かかる状況のなか、当社では、新たな長期経営ビジョンに基づく経営戦略の実現に向けて「東武グループ中期経営計画2024~2027」を策定しており、これを着実に実行することで株主共同の利益の確保・向上等の実現を図る体制が整備されていること、ならびに買収防衛策(買収への対応方針)をめぐる近時の動向および国内外の機関投資家をはじめとする株主の皆様との対話状況等を総合的に勘案し、当社は、具体的な買収者が登場していない段階における一般的な目的での本対応策の継続は行わず、その有効期限である2024年6月開催の第204期定時株主総会(以下「本総会」といいます。)の終結の時をもって本対応策を廃止することといたしました。当社は、本対応策の廃止後も、株主共同の利益の確保・向上等に向けた取組みを一層推進してまいります。また、株主共同の利益の確保・向上等を損なうおそれのある当社株式の大量買付行為が行われる場合には、大量買付行為を行う者に対し、株主の皆様がその是非を判断するために必要かつ十分な時間と情報の提供を求め、独立性を有する社外取締役の意見を尊重した上で、金融商品取引法、会社法その他関係法令の許容する範囲内において、その時々において適宜適切な施策を講じてまいります。  (イ)具体的な取組み a 会社の財産の有効な活用、適切な企業集団の形成その他の基本方針の実現に資する特別な取組み  (a)当社グループの価値の源泉当社グループは、お客様の暮らしに密着した事業を通じて沿線地域の発展に貢献する企業グループとして、「運輸」、「レジャー」、「不動産」、「流通」等の事業を多角的、複合的に展開しており、この事業活動の根幹にあるものが「安全・安心」の提供であり、さらに、事業を通じて安定的に利益を創出しながら、環境にも配慮した経営を進め、お客様の生活を担う企業グループとして地域社会とともに持続的に発展することにより、企業の社会的責任を果たすことが重要であると認識しております。すべての事業における信頼の基礎である「安全・安心」を提供し続けるとともに、運輸事業や電波塔事業といった社会インフラ事業を担う者としての公共的使命に関する基本的な考え方を今後も維持し続けることが、当社グループ全体の根幹をなし、お客様や地域社会をはじめとしたステークホルダーとの信頼関係・協力関係の構築につながり、最終的には当社グループと地域社会の持続的な発展に資すると考えております。(b)当社グループの目指す社会の姿当社グループは、経営理念として社是「奉仕・進取・和親」を掲げ、創業以来、当社の企業精神として現在に至るまで脈々と受け継いできました。これまで、複々線化事業や、社会の要請に応えた世界一の高さを誇る電波塔を有する東京スカイツリー事業等、運輸事業をはじめとする様々な事業を通じて、社会との信頼関係を築きながら、社会課題の解決と事業の発展の両立を実現し続けてまいりました。その理念は、持続可能な社会を目指す現代において、輝きを増すことはあっても、決して色あせないことは明らかです。当社グループは、沿線の特長や経営資源を活かしながら、社会課題の解決を図ることを通じて、将来にわたって新たな価値を創造し、家族や地域社会の人々がお互いに助け合う「共助」を基盤とした「人にやさしく 人と地域が共に輝きつづける社会」を実現し、社会に不可欠な企業集団となることを目指してまいります。(c)長期経営ビジョン、経営戦略、中期経営計画今後の事業環境は、インバウンド需要や外出需要等が回復傾向にある一方、働き方の変化や価値観の多様化、デジタル技術の急速な進展等により、変化が不透明かつ速くなることに加え、東京圏においても2030年頃から人口減少を迎えると予測されております。従って、今後の当社グループにおける中長期的な経営の方向性は、事業環境やニーズの変化を進取する『挑戦』と、グループ内外を問わず関係者との協力や連携により価値を創出する『協創』により、基盤である沿線の持続的な発展によりグループ全体の利益を維持・拡大させるとともに、非鉄道部門における成長事業の拡大により収益力を強化し、グループの成長を実現することであります。ついては、10年後における東武グループの目指す姿の実現に向けて、新たな長期経営ビジョンは『「挑戦」と「協創」で進化させる社会と沿線』とし、当該ビジョンに基づいて事業を推進していくことにより、『東武グループの持続的な成長』と『人にやさしく 人と地域が共に輝きつづける社会』の実現を目指し、社会に不可欠な企業集団として存続してまいります。長期経営ビジョンのもと、経営戦略の方針は、「営業利益段階における非鉄道事業割合の増加」、「観光需要を捉えた収益力の強化」、「持続的な事業運営体制の確立」とし、重点戦略については、成長に資する戦略を主軸とします。経営戦略の実現に向けて、当社グループでは「東武グループ中期経営計画2024~2027」を策定しております。2030年代に始まる首都圏での人口減少社会を見据え、営業利益段階における非鉄道事業の拡大および割合増加を実現すべく、中長期的な収益・利益拡大に資する事業の育成を推進いたします。また、インバウンド需要の回復を捉えた事業をグループ全体で展開し、収益基盤を確立するとともに、事業領域の拡張を見据えた新規事業の育成を図る期間といたします。(d)社会インフラである東京スカイツリー当社の完全子会社が運営する東京スカイツリーは、公益性の高いテレビやラジオの放送事業の電波塔として、生活を支える重要な社会インフラとなっております。しかしながら、現在、電波塔事業への出資に関する特段の法規制はなく、東京スカイツリーの運営会社を保有する当社の株式について、一方的に大量買付行為が行われ、電波塔事業の公益性や社会的責任を阻害する事態を招いた場合、株主共同の利益の確保・向上等が損なわれるばかりでなく、国益を害する危機ともなりかねません。当社グループは、このような重要な社会インフラを事業として営む民間事業者として、強い責任感と確固たる信念をもって、継続的、安定的な経営に向けた社会的責務を担っております。(e)コーポレート・ガバナンスの充実に向けた取組み各ステークホルダーの信頼をいただき、持続的成長と中長期的な企業価値の向上をはかるため、公正かつ透明な経営体制を確立することが重要な課題であると考え、コーポレート・ガバナンスの充実に向けた取組みを継続的に進めております。 b 基本方針に照らして不適切な者によって会社の財務および事業の方針の決定が支配されることを防止するための取組み当社は、2024年5月16日開催の取締役会において、本対応策を継続せず、その有効期間が満了する本総会終結の時をもって本対応策を廃止することを決議しておりますが、株主共同の利益の確保・向上等のため、これを損なうおそれのある当社株式の大量買付行為が行われる場合には、大量買付行為を行う者に対し、株主の皆様がその是非を適切に判断するために必要かつ十分な情報を提供するよう要求するとともに、当社において当該提供された情報につき適時適切な情報開示を行うほか、独立性を有する社外取締役の意見を尊重した上で、金融商品取引法、会社法その他関係法令の許容する範囲内において、その時々において適宜適切な措置を講じてまいります。 c 具体的な取組みに対する当社取締役会の判断およびその理由前記(イ)aに記載した取組みは、いずれも株主共同の利益の確保・向上等に資する具体的方策として策定されたものであり、当社の基本方針に沿うものです。また、前記(イ)bに記載した取組みは、株主共同の利益の確保・向上等を目的として、これを損なうおそれのある当社株式の大量買付行為が行われる場合における、大量買付行為に関する情報提供の要求および関係法令の許容する範囲内における適宜適切な措置の実施等を定めるものであることから、株主共同の利益の確保・向上等に資するものであり、かつ会社役員の地位の維持を目的とするものではありませんので、当該取組みも当社の基本方針に沿うものです。
人的資本(人材育成・社内環境整備方針) FY2025 / 約1,927字
② 人的資本・多様性当社グループは、鉄道事業をはじめ多くの労働力を必要としております。出生率の低下による人口減少と高齢化は、一層早いスピードで進むことが想定され、新たな採用チャネルによる人材確保や働き続けられる制度の最適化、活躍できる人材の持続的な育成は、当社グループの業績にも影響を及ぼす課題として認識しています。 長期経営ビジョンのもと、10年後を見据えた経営戦略及び中期経営計画の実現においては、重点戦略(成長戦略)で掲げる「人的資本の強化」は持続的な事業推進の原動力と考えており、そこで求める人材像及びそれに至る人材戦略を明確にし、求める人材に資する社員育成の基本的な考え方を「人材育成方針」として、また、求める人材の育成に必要となる社員支援の基本的な考え方を「社内環境整備方針」として掲げています。経営戦略と連動させた人材戦略及び各方針のもと、「会社と社員の絆・エンゲージメント向上」と「生産性向上」の連動により、社員及び組織のパフォーマンス最大化を目指していきます。 ア.人材戦略当社グループ経営理念である、「奉仕」「進取」「和親」を行動原理とし、長期経営ビジョンで掲げる「挑戦」・「協創」に資する人材こそ、事業と地域社会の持続的成長を担う原動力であるとの信念のもと、3つの戦略的アプローチ『採用』『育成』『能力発揮・定着』と、その連携により、「多様な人材」と「組織」を相互に連動させる“新たな施策”と“支援の強化”をたゆみなく推進することで、顧客創造できる「人材」及び「組織」のパフォーマンス最大化を目指していきます。 《経営戦略と人材戦略の連動》 中でも、中期経営計画の期間中においては、「採用」「育成」「能力発揮・定着」の各戦略的アプローチを連携させながら、以下4つの重点的な取組みを具体的な施策に反映させ実施しております。 《4つの重点的な取組み》 《中期経営計画期間中の重点的な取組み内容と目標・実績》取組み① 人材育成・自律的なキャリア形成支援当社グループの「安全・安心」の磨き上げによる『信頼』の醸成、そして「挑戦」と「協創」を推進し『価値創造』する原動力は、「社員」であることを再認識し、人材育成方針である「自ら考え自ら行動できる人材育成」に向け、社員と伴走するOJT教育の充実に加え、「対話」機会を増やしたoff-JTや社外スクール研修、各種手挙げ式研修の拡充等を積極的に推進しています。特に、2023-2025年度にかけては、人材育成の要となる「管理監督者層支援」を重点的に実施し、人材の基盤整備と挑戦できる風土の醸成を図っています。 取組み② ダイバーシティ&インクルージョン推進当社グループでは、2022年に制定した東武グループダイバーシティ&インクルージョン宣言にもとづき、性別・年齢・国籍・障がい・性的指向・性自認・価値観・働き方等に依らずに、お互いを尊重し、個々人が持つ能力を最大限に発揮しながら共に高め合い協働することで、エンゲージメント向上や生産性向上を目指しています。その実現には、土台となる一人ひとりの意識醸成や意識変革が環境整備や風土醸成につながると考え、当社グループ全従業員を対象とした人権啓発推進教育や、傾聴・対話によるコミュニケーションを通じたキャリア支援策を講じています。 取組み③ 人的資本の最適化・制度設計労働人口の減少や働き方に対する価値観が多様化する中、鉄道事業のみならず、新たな分野に挑戦しうる人材を獲得するため、採用広報活動や社外への情報発信機能を強化し、新卒採用に依らない経験者採用・アルムナイ採用等の採用チャネルを拡大したほか、新卒初任給の引き上げや経験者採用における経験に応じた初任給を設定いたしました。さらには、評価制度の刷新をはじめ、社員一人ひとりがパフォーマンスを最大限発揮し、働き続けられる・続けたいと思えるような制度設計等により、人材の最適化を目指した社内環境整備を図っています。 取組み④ 健康経営・ウェルビーイング推進当社では、社員が心身共に健康で生き生きと働くことで、企業の持続的な成長と中長期的な企業価値向上にもつながると考えており、2021年に健康宣言を制定いたしました。そのために、会社・社員・健康保険組合が一体となり社員とその家族の心身の不調を未然に防ぐとともに、健康意識の向上を図る教育を実施する等、健康面に不安なく自身のパフォーマンスを発揮できるような健康づくりに取組んでいます。なお、健康推進体制の強化をはじめ、特定保健指導の実施率や特定健診受診率の向上、健康施策の実施が評価され、健康経営優良法人(大規模法人部門)を4期連続認定取得しています。
事業の内容 FY2025 / 約631字
3 【事業の内容】当社グループは、当社、子会社71社及び関連会社11社で構成され、主要な事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 (1) 運輸事業(31社)事業の内容会 社 名鉄道業当社、上毛電気鉄道㈱※1バス・タクシー業朝日自動車㈱※1、東武バス㈱※1貨物運送業東武運輸㈱※1 その他26社 (2) レジャー事業(25社)事業の内容会 社 名遊園地・観光業東武レジャー企画㈱※1スポーツ業東武興業㈱※1、蔵王ロープウェイ㈱※2旅行業東武トップツアーズ㈱※1ホテル業当社、㈱東武ホテルマネジメント※1スカイツリー業東武タワースカイツリー㈱※1 その他18社 (3) 不動産事業(4社)事業の内容会 社 名不動産賃貸業当社、東武不動産㈱※1不動産分譲業当社スカイツリータウン業当社、東武タウンソラマチ㈱※1 その他1社 (4) 流通事業(9社)事業の内容会 社 名百貨店業㈱東武百貨店※1、㈱東武宇都宮百貨店※1ストア業㈱東武ストア※1その他業東武商事㈱※1、東武食品サービス㈱※1 その他4社 (5) その他事業(16社)事業の内容会 社 名建設業東武建設㈱※1、東武谷内田建設㈱※1その他業東武ビルマネジメント㈱※1 その他13社  (注)1※1 連結子会社2※2 持分法適用関連会社3上記部門の会社数には当社が重複して含まれております。 企業集団の状況について事業系統図を示すと次のとおりであります。
事業等のリスク FY2025 / 約4,777字
3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のあるリスクとして、「事業環境・ビジネスモデルに影響を与えるリスク」「安全・安心の確保に関するリスク」「経営資源の確保に関するリスク」「ガバナンスに関するリスク」の4つを設定いたしました。それぞれのリスク顕在化を防ぐための取組みは以下に記載のとおりです。なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2025年6月24日)現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 事業環境・ビジネスモデルに影響を与えるリスク① 法的規制東武鉄道が展開している鉄道事業においては、鉄道事業法第3条により、路線及び鉄道事業の種別ごとに国土交通大臣の認可を受けなければなりません。同様に、運賃の設定・変更についても同法第16条により、鉄道事業者は旅客運賃等の上限を定め、国土交通大臣の認可を受けなければならず、国土交通大臣は、能率的な経営の下における適正な原価に適正な利潤を加えたものを超えないものであるかどうかを審査して認可しております(総括原価方式)。また、認可を受けた運賃等の上限の範囲内で運賃等を設定・変更する場合は、国土交通大臣に届け出ることとなっております。鉄道を取り巻く社会経済環境が大きく変化している中、コストコントロールを徹底しても生じる原価を適時適切に運賃に反映できない場合は、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。また、鉄道事業以外の当社グループ会社が展開する各種事業においても、様々な法令・規則等の規制の適用を受けており、これら法的規制が変更された場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 ② 出生率の低下による人口減少・少子高齢化の急激な加速わが国の合計特殊出生率は2016年より減少傾向に転じ、出生数の減少も続いております。昨今の経済・社会環境の影響により出生率と出生数の低下にさらに拍車がかかっており、今後地域によって差はあるものの、人口減少と少子高齢化がさらに進行することが想定されます。そのため、当社グループにおいては、相互直通運転を活用したシームレスな輸送をはじめ利便性や速達性の向上、ホーム柵の整備等により安全・安心・快適な通勤・通学輸送と魅力ある観光輸送の提供、並びに良質で暮らしやすい住環境・サービスの提供や観光誘客を推進しております。これらの取組みをとおして当社沿線の価値向上を図り、定住化促進と交流人口の創出に努めております。しかしながら、消費活動の基盤となる人口減少と少子高齢化が沿線地域で急激に加速した場合、鉄道事業を中心に東武沿線を主たるマーケットとして事業を展開している当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 ③ ライフスタイルの変化これまでの新型コロナウイルス感染症の影響により、働き方等において新しいライフスタイルが浸透・定着し、今後もニーズや価値観の変化・多様化が続くことを想定しております。そのため、当社グループにおいては、事業環境が変化する中でも利益を確保できるよう事業構造改革を行い、事業運営体制の見直しやコスト削減施策による効率化と省力化を進めてまいりました。また、集客拠点を強化する沿線開発とグループの総力を活かしたまちづくりの実施等による非鉄道事業の強化や観光需要を捉えた収益力強化により、事業の持続的発展を目指してまいります。しかしながら、移動を前提としないライフスタイルが定着した場合、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 競争環境の変化当社グループは、鉄道事業をはじめ幅広い事業を展開しており、事業環境の大きな変化や急速な技術革新に伴う新たな競合サービス・競合事業者の出現等により、需給関係の悪化や競争激化が生じた場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。そのため、当社グループにおいては、「挑戦と協創で進化させる社会と沿線」と定めた長期経営ビジョンのもと、事業環境の変化やお客様ニーズの変容を的確にとらえ、グループ各社で培ったノウハウやデジタル技術などを活かしつつ、新たな技術や外部からの知見を取り入れて事業に活かしてまいります。それにより、お客様へ最適なサービスを迅速かつ柔軟に提供しサービス向上を図るとともに、生産性を向上することで利益の確保につなげてまいります。 ⑤ パンデミック等の発生パンデミック等により外出制限や出控えが発生した場合には、運輸事業やレジャー事業を中心に利用者が急減し、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。また、パンデミック等により従業員の感染が多発した場合には、事業運営に支障が生じ、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。そのため、当社グループにおいては、従業員の基本的な感染症予防策を継続的に実施するとともに、感染状況に応じた事業継続計画や感染対策を講じることでお客様が安全・安心にご利用いただけるよう取組み、国民の安定的な生活の確保に欠かせない社会インフラの1つである鉄道事業を中心に社会を支え、事業を継続してまいります。 (2) 安全・安心の確保に関するリスク① 安全・安心の確保当社グループでは、安全・安心の確保はお客様の信頼を得るうえで最も重要であると考え万全を期しておりますが、万が一、重大な事故を発生させ長期的に事業を運営できなくなった場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。そのため、当社グループにおいては、「安全はすべての事業の根幹である」との信念のもと、お客様と従業員の安全確保を最優先に安全管理体制の確立に努めるとともに、安全のための設備投資や教育・訓練などに継続して取組み、安全・安心の確保に努めております。 ② 気候変動による事業運営・維持への影響気候変動による事業運営・維持に関するリスクの内容については「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組(2)重要なサステナビリティ項目 ① 気候変動」に記載のとおりであります。 ③ 不測の事故・災害等の発生による事業運営・維持への影響当社グループは、鉄道事業をはじめ幅広い事業を展開しておりますが、不測の事故や災害、テロ・戦争の発生等外的要因により、長期的に事業を運営できなくなった場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。そのため、当社グループにおいては、大規模な自然災害等の緊急事態に備え事業継続計画を整備するなど危機管理体制の充実強化に努めるとともに、自然災害に強いインフラの整備やテロ対策など、安全確保のための対策にも継続して取組んでまいります。 ④ 個人情報の管理当社グループは、各事業において顧客の個人情報を含むデータベースを管理しており、情報が流出した場合には損害賠償や信用の低下等により、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。そのため、当社グループにおいては、情報の取得及び利用に際しての社内での保護規程類を定め管理体制を整備するとともに社員教育を実施し、関係者の情報管理を徹底するほか、情報処理を社外に委託する場合も秘密保持の整備、監督を強化する等、取り扱いには十分留意し情報管理を行っております。 ⑤ 情報セキュリティ対策情報セキュリティに関するリスクの内容については「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組(2)重要なサステナビリティ項目 ③ 情報セキュリティ」に記載のとおりであります。 (3) 経営資源の確保に関するリスク① 人手不足当社グループは、鉄道事業をはじめ多くの労働力を必要としております。出生率の低下による人口減少と高齢化は、一層早いスピードで進むことが想定され、労務費の高騰及び採用難等により人手不足が顕在化した場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。そのため、当社グループにおいては、人材確保のために、多様な知識や価値観を持つ人材の登用や育成、安定した雇用や多様化する働き方への対応、福利厚生の充実等、働きやすく働き続けられる柔軟で安心な就労環境の確保を図ってまいります。さらに、労働力人口減少下でも安定輸送を提供するため、ワンマン運転区間の拡大や自動運転等を含むデジタル技術の活用等により生産性の向上を進め、効率的な事業運営体制を構築してまいります。 ② 原材料や資源の価格高騰並びに調達不足当社グループは、鉄道事業をはじめとして多くのインフラ設備を活用し、動力として電力や燃料を使用しております。また、各事業においてはさまざまな原材料を使用しています。自然災害の発生や海外情勢の悪化、為替の影響などにより原材料や資源の価格が高騰した場合や、調達不足が継続した場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。そのため、当社グループにおいては省エネに資する高効率車両や設備を導入するほか、設備の適正化や見直しによるエネルギー消費や温室効果ガス排出量の削減、適切な時期での調達を行う等、コスト抑制とともに持続可能な社会の構築に取組んでおります。 ③ 有利子負債残高の増加並びに調達金利の変動当社グループは、各事業で継続的に行っている設備投資等の必要資金を、主として社債や金融機関からの外部借入れによって調達しており、将来への成長投資等により高水準の有利子負債残高を保有しています。今後、金利が一段と上昇した場合や、格付機関が当社の格付を引き下げた場合には、金利負担の増大や資金調達条件の悪化を招くことにより、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。そのため、当社グループにおいては、財務健全性を確保しつつ、財務レバレッジを活用した成長戦略を推進するとともに、昨今の金利上昇傾向を踏まえた連結有利子負債残高の適切な管理や、資金の調達手段の多様化を進めることにより、中長期の金利環境を勘案し適時最適な方法による調達を行っております。 ④ 保有資産の価値下落当社グループは、多様な事業展開を行う上で必要な資産や、株式などの投資有価証券等を保有しております。収支管理の徹底や確実な利益確保のための事業構造改革を実施するとともに、中長期的な収益・利益の拡大に資する事業の育成を推進し、資産価値の向上を図っております。また、投資有価証券については保有意義の検証を行い、中長期的に希薄と考えられる場合は段階的に縮減を図っております。しかしながら、保有資産のキャッシュ・フロー創出力の低下や株価の大幅な下落等によりその時価が著しく下落した場合は、減損損失または評価損等を計上することにより、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (4) ガバナンスに関するリスク① コンプライアンスコンプライアンスに関するリスクの内容については「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組(2)重要なサステナビリティ項目 ④ コンプライアンス」に記載のとおりであります。 ② 人権人権に関するリスクの内容については「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組(2)重要なサステナビリティ項目 ④ コンプライアンス」に記載のとおりであります。 なお、上記は当社グループの事業等について予想される主なリスクを例示したものであり、ここに記載されたものが当社グループのすべてのリスクではありません。
事業方針・経営環境 FY2025 / 約2,141字
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2025年6月24日)現在において、当社グループが判断したものであります。  (1) 経営理念、経営方針当社グループでは以下のとおり、「東武グループ経営理念」、「東武グループ経営方針」を定めております。① 東武グループ経営理念東武グループでは、「奉仕」「進取」「和親」を経営の拠り所としています。「奉仕」:東武グループは、東武グループの全ての事業が社会に支えられていることを深く自覚し、豊かな社会の実現に貢献します。「進取」:東武グループは、現状に甘んじることなく、常に研鑚に励み、時代を切り開く開拓者精神をもって新たな挑戦を続けます。「和親」:東武グループは、人の和や環境との調和をもとに事業の発展と従業員の幸福を図り、社会の進展に寄与します。 ② 東武グループ経営方針お客様の暮らしに密着した事業を通じて沿線地域の発展に貢献する企業グループとして、安全・安心を根幹に「運輸」「レジャー」「不動産」「流通」等の事業を多角的、複合的に展開します。お客様の視点に立ち、質の高い先進性や独創性あふれるサービスを提供し、活力に富んだ暮らしやすく訪れたい東武沿線の実現を目指します。事業を通じて安定的に利益を創出しながら、環境にも配慮した経営を進め、お客様の生活を担う企業グループとして地域社会とともに持続的に発展することにより、企業の社会的責任を果たします。 (2) 経営環境、対処すべき課題当社グループは、2024年4月より新たに定めた長期経営ビジョン「挑戦と協創で進化させる社会と沿線」の実現に向けて、「営業利益段階における非鉄道事業割合の増加」、「観光需要を捉えた収益力強化」、「持続的な事業運営体制の確立」の3つを経営戦略方針とし、重点戦略として「成長をけん引する事業の確立」、「事業基盤(沿線)の継続的な強化」、「事業領域拡張を見据えた新規事業の育成」及び「環境負荷の低減と人的資本の強化」の4項目を掲げております。今後の外部環境として、旺盛なインバウンド需要は継続すると想定するものの、物価・人件費・金利などの上昇や労働力不足の拡大が見込まれます。こうした環境下においても、当社グループは、成長領域として定めた観光事業、まちづくり等のプロジェクトの本格化や、東武スカイツリーラインと東京メトロ有楽町線との新たな相互直通運転実施など、大型プロジェクトを順調に進捗させることを通じて、さらなる成長が可能であると考えており、足元の収益性や大型プロジェクトの完成時期の見通しなどを踏まえ、長期経営ビジョンの目標について、時期を変更したうえで、目標数値を引き上げ、「2030年代半ばに営業利益1,000億円以上を目指す」といたしました。 「成長をけん引する事業の確立」については、インバウンドを中心として市場の成長が見込めるホテル業やスカイツリー業をはじめとする「観光事業」と、沿線での開発余地のある「開発事業(まちづくり)」を成長に資する中核事業と位置付け、経営資源を重点的に配分し、中長期的な収益力の強化を進めてまいります。 「事業基盤(沿線)の継続的な強化」については、当社グループの強みである首都圏の広域な事業エリアと、多種多様に展開する事業を活かし、デジタル技術を積極的に活用することで、収益力と生産性を向上させるとともに、グループシナジーの創出と他社との差別化を図り、事業基盤である沿線の継続的な発展を目指してまいります。 「事業領域拡張を見据えた新規事業の育成」については、中長期的には、沿線内の東京圏でも人口減少を迎えると予測されていることから、既存事業の領域を超えた新たな事業フィールドを探索し、将来を見据えた収益源の確立を目指してまいります。 「環境負荷の低減と人的資本の強化」については、昨今の環境に関する意識の高まりを好機と捉え、奥日光エリアの当社グループアセットにおいて、「国際エコリゾート日光」の確立によるブランディングと集客力強化地域との連携を図るべく、脱炭素への取組みを強化してまいります。当社グループ全体としては、2030年度のCO2排出量を、2022年度比30%削減する目標を掲げ、取組みを進めてまいります。さらに、『長期経営ビジョン』の実現を目指した人材の獲得並びに活躍できる環境づくりにより、人的資本の強化を図ります。 当社グループは、1897年の設立以来、社会とともに持続的な発展を遂げてまいりました。1969年には当社社是として「奉仕」「進取」「和親」を制定、現在はこれを「東武グループ経営理念」として掲げ、安全・安心を根幹に、活力に富んだ暮らしやすく訪れたい東武沿線の実現を目指す「東武グループ経営方針」のもと、事業を通じて社会課題の解決に取組むことで、社会の持続的な発展の一端を担いつつ、当社グループも発展してまいりました。これからも、沿線の特長や経営資源を活かしながら、社会課題の解決を通じて、将来にわたって新たな価値を創造し、「人にやさしく 人と地域が共に輝きつづける社会」を実現することで、社会に不可欠な企業集団として存続してまいります。
経営者による分析 FY2025 / 約8,037字
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」といいます。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2025年6月24日)現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容当連結会計年度のわが国経済は、雇用・所得環境の改善や、インバウンド需要の拡大等を背景に、緩やかな回復基調が続きました。一方、物価上昇や為替の変動、欧米における高い金利水準の継続に伴う海外の景気が、国内経済や個人消費に与える影響等を注視する必要があります。当社グループにおきましては、当期より新たに定めた長期経営ビジョン「挑戦と協創で進化させる社会と沿線」の実現に向けて、「営業利益段階における非鉄道事業割合の増加」、「観光需要を捉えた収益力強化」、「持続的な事業運営体制の確立」の3つを経営戦略方針として掲げ、中長期的な収益・利益拡大に資する事業の育成を推進してまいりました。2024年度の連結業績は、以下のとおりであります。① 営業収益鉄道業において通勤利用の回復や行楽期間における利用増があったほか、ホテル業、スカイツリー業及び百貨店業におけるインバウンド需要の着実な取り込みによる増収があったものの、旅行業における受託収入減や不動産分譲業における分譲マンションの持分換算後計画販売戸数減により、営業収益は631,461百万円(前期比0.7%減)となりました。② 営業利益営業収益全体では減収であったものの、鉄道業及び百貨店業における増収による増益のほか、建設業における利益率の改善により、営業利益は74,604百万円(前期比1.0%増)となりました。③ 経常利益営業外収益については、5,791百万円(前期比10.7%増)、営業外費用については、7,678百万円(前期比8.4%増)をそれぞれ計上し、経常利益は72,716百万円(前期比0.9%増)となりました。④ 親会社株主に帰属する当期純利益特別利益については、政策保有株式売却に伴う投資有価証券売却益の計上等により、13,639百万円(前期比73.8%減)となり、特別損失については、10,448百万円(前期比81.4%減)をそれぞれ計上いたしました。これらの結果、税金等調整前当期純利益は75,907百万円(前期比11.9%増)を計上し、法人税等を控除した当期純利益は51,633百万円(前期比6.7%増)となりました。また、ここから非支配株主に帰属する当期純利益を控除した親会社株主に帰属する当期純利益は51,330百万円(前期比6.6%増)となりました。 セグメントごとの業績を示すと、次のとおりであります。各セグメントの営業利益をセグメント利益としております。また、各セグメントの営業成績のうち「調整額」は内部取引消去額を表しております。なお、(会計方針の変更)及び(セグメント情報等)に記載のとおり、前連結会計年度の連結財務諸表を組み替えております。これにより、前期比較については、変更後のセグメント情報にもとづいて記載しております。 (運輸事業)鉄道業におきまして、当社では、時季需要に応じた特急料金の繁忙期・閑散期料金を導入いたしました。営業運転開始から2025年2月までに累計100万人に乗車いただいた「スペーシア X」をはじめとした特急列車の臨時運行により、お客様の乗車機会の拡大及び日光・鬼怒川エリアへの誘客を図りました。また、サービス向上のため、東上線でダイヤ改正を実施したほか、東武アーバンパークラインでは新型車両80000系を導入いたしました。さらに、沿線自治体と連携し、「ベリーベリーハッピートレイン」の運行や「SL大樹」初となる栃木駅から下今市駅への運行を行ったほか、沿線スポーツチームと連携した企画を行い、地域の魅力創出・発信を図りました。安全面では、高架化工事を推進し、とうきょうスカイツリー駅付近高架化・1か所の踏切廃止、春日部駅付近で上り仮線の切替えを行いました。また、ホーム上の安全対策としてホーム柵の整備を進めました。バス・タクシー業におきまして、東武バスグループでは、柏の葉・和光市の各エリアにおいて自動運転バスの実証実験を実施したほか、「国際エコリゾート日光」の価値最大化を目指し、東武日光駅~中禅寺温泉間の急行バスや客貨混載バスを運行いたしました。運輸事業全体としては、通勤利用の回復やゴールデンウィーク及び紅葉シーズン等における行楽利用の増加等による定期・定期外の輸送人員増加等により、営業収益は216,054百万円(前期比3.7%増)、営業利益は31,285百万円(前期比9.9%増)となりました。 (営業成績)業種別当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)営業収益(百万円)前期比(%)鉄道業161,7693.3バス・タクシー業31,6685.6貨物運送業23,0223.9小計216,4593.7調整額△404―営業収益計216,0543.7 (提出会社の鉄道業成績)種別単位第204期第205期(自 2023年4月1日至 2024年3月31日)(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)営業日数 日366365営業キロ キロ463.3463.3客車走行キロ 千キロ261,637261,259 定期千人523,537532,838輸送人員定期外〃313,387324,744 計〃836,924857,582 定期百万円59,85660,987旅客収入定期外〃81,04184,842 計〃140,897145,830運輸雑収 〃14,20614,313収入合計 〃155,103160,1431日平均収入 〃423438乗車効率 %28.830.6 (注) 1 乗車効率の算出方法  乗車効率=延人キロ(駅間通過人員×駅間キロ程)÷(客車走行キロ×平均定員)×100  乗車効率とは、客車走行車両定員に対する旅客輸送量を見るためのものであります。2 定期外旅客収入は、特急料金及び座席指定料金を含んでおります。 (東武鉄道株式会社路線図) (レジャー事業)スカイツリー業におきまして、「東京スカイツリー®」では、営業時間の拡大、人気コンテンツとのコラボレーションイベント及び海外オンライン旅行代理店と連携したプロモーション強化や広告配信強化による積極的なインバウンド獲得施策の実施等により入場者数の増加に努めるとともに、料金改定により増収を図りました。ホテル業におきまして、当社及び㈱東武ホテルマネジメントでは、都内ホテルを中心に、旺盛なインバウンド需要を捉え、稼働率及び客室単価の上昇を図りました。特に「コートヤード・マリオット銀座東武ホテル」では、全室リニューアルオープンし、新たに加わった5つのショップがさらなる活気をもたらすなど増収に努めました。旅行業におきまして、東武トップツアーズ㈱では、企業活動の活発化等による団体旅行需要や伸長する訪日旅行案件の取込みを図るとともに、地域の課題を解決する地域活性化事業等を受託するなど、増収に努めました。レジャー事業全体としては、インバウンド需要の取込みによりスカイツリー業及びホテル業では増収増益となったものの、旅行業における受託収入の減少により、営業収益は175,563百万円(前期比5.0%減)、営業利益は17,242百万円(前期比11.2%減)となりました。 (営業成績)業種別当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)営業収益(百万円)前期比(%)遊園地・観光業5,0706.8スポーツ業6,1701.8旅行業113,020△13.9ホテル業34,89926.0スカイツリー業16,6019.3小計175,761△5.0調整額△198―営業収益計175,563△5.0 (不動産事業)スカイツリータウン業におきまして、「東京スカイツリータウン®」では、ビアガーデンやイルミネーション等、年間を通じた様々なイベントを実施し、国内外の観光需要を捉えることができ、前期に続き過去最高の年間売上を達成いたしました。不動産賃貸業におきまして、当社では、「EQUiA(エキア)竹ノ塚」を新たにオープンしたほか、「新越谷ヴァリエ」をリニューアルオープンし増収とお客様の利便性向上を図りました。また、店舗併設の駅前賃貸マンション「ソライエアイルときわ台」を、坂戸駅前において学生向けマンションをそれぞれ開設したことにより、恒常的な収益の確保を図りました。不動産分譲業におきまして、当社では、沿線価値向上と沿線定住人口増加を目的として、分譲マンション「ソライエ新柏プレミスト」(柏市)及び分譲戸建住宅「WELL BIND CITY(ウェルバインドシティ)獨協大学前」(草加市)等を販売いたしました。不動産事業全体としては、マンションの計画販売戸数の減少等により、営業収益は59,921百万円(前期比4.8%減)、営業利益は14,745百万円(前期比13.5%減)となりました。 (営業成績)業種別当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)営業収益(百万円)前期比(%)不動産賃貸業36,5311.1不動産分譲業10,286△29.0スカイツリータウン業13,2955.4小計60,113△4.9調整額△191―営業収益計59,921△4.8 (流通事業)百貨店業におきまして、㈱東武百貨店では、近隣競合環境の変化へ対応したほか、人気キャラクターとのコラボレーションイベントの開催、地域連携や産学連携施策の実施及び情報発信の強化によるインバウンドの積極的な取込み等により、集客と増収に努めました。ストア業におきまして、㈱東武ストアでは、EQUiA竹ノ塚内に「東武ストア竹ノ塚店」をオープンしたほか、創業65周年キャンペーンとして特別セールの実施や自社オリジナル商品の開発・販売等に注力し、集客と増収に努めました。以上の結果、流通事業全体としては、営業収益は172,641百万円(前期比4.0%増)、営業利益は7,558百万円(前期比50.2%増)となりました。 (営業成績)業種別当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)営業収益(百万円)前期比(%)百貨店業61,3215.6ストア業74,4782.4その他業39,0625.3小計174,8624.1調整額△2,220―営業収益計172,6414.0 (その他事業)建設業におきまして、東武建設㈱では、千葉県夷隅郡大多喜町において宿泊施設の建設工事を、東武谷内田建設㈱では、墨田区において公共施設の建設工事をそれぞれ完了いたしました。そのほか、東武ビルマネジメント㈱では、世田谷区において病院の清掃業務を受注するなど増収に努めました。その他事業全体としては、完成工事減により減収となったものの、利益率の改善により、営業収益は87,290百万円(前期比5.0%減)、営業利益は6,339百万円(前期比6.5%増)となりました。 (営業成績)業種別当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)営業収益(百万円)前期比(%)建設業52,795△10.5その他業34,9854.6小計87,781△5.0調整額△490―営業収益計87,290△5.0 なお、当社グループのサービス、生産・販売品目は広範囲かつ多種多様であり、同種のサービス、製品であっても、その内容、形式等は必ずしも一様ではなく、セグメントごとに生産規模及び受注規模を金額あるいは数量で示すことはしておりません。 (2) 財政状態の状況当連結会計年度末の総資産は、有形固定資産の取得等により1,753,200百万円となり、前連結会計年度末と比べ49,137百万円(前期比2.9%増)の増加となりました。負債は、有利子負債及び前受金の増加等により1,192,447百万円となり、前連結会計年度末と比べ30,097百万円(前期比2.6%増)の増加となりました。純資産は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上等により560,753百万円となり、前連結会計年度末と比べ19,039百万円(前期比3.5%増)の増加となりました。 (3) キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、34,936百万円となり、前連結会計年度末に比べて3,677百万円の増加となりました。当連結会計年度末に係る区分ごとのキャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益75,907百万円に、減価償却費53,539百万円等を加減算した結果、90,072百万円の資金収入となりました。前連結会計年度に比べて税金等調整前当期純利益が増加したものの、売上債権及び契約資産の回収額が減少したこと等により1,617百万円の資金収入の減少となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動によるキャッシュ・フローは、86,778百万円の資金支出となりました。前連結会計年度に比べて固定資産の取得による支出が増加したこと等により25,152百万円の資金支出の増加となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動によるキャッシュ・フローは、321百万円の資金収入となりました。前連結会計年度に比べて短期借入金の借入による収入が増加したこと等により68,239百万円の資金収入の増加となりました。 (資金需要の主な内容)当社グループの資金需要は、営業取引に係る運転資金、設備投資等に係る資金、有利子負債の返済並びに配当等の資金を主としております。設備投資につきましては、「第3 設備の状況」に記載のとおりであります。 (資本の財源及び資金の流動性)短期的な運転資金は、各事業が生み出す営業キャッシュ・フローに加え、取引銀行との総額90,000百万円の貸出コミットメント契約やコマーシャル・ペーパーの発行並びに、当社グループではキャッシュ・マネジメント・システム(CMS)によりグループ内の余剰資金を有効に活用しております。また、運輸事業や流通事業を中心に日々の収入金があり、必要な流動性は確保しているとともに、十分な水準の資金を保有しております。設備投資等の長期的な必要資金については、営業活動で得た資金に加え、主力事業である鉄道事業の特性を鑑み、長期安定的な資金調達を行うために、借入金のほか、社債の発行及びシンジケート・ローンの組成、リース等の多様な選択肢の中から最適な調達方法を採用しております。同時に、年度別償還額の集中を避けることで、将来の借り換えリスクの低減に努めているとともに、金利上昇リスクに備え、固定金利と変動金利のそれぞれの負債残高のバランスを考慮しております。 (4)経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等当社グループでは、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)経営環境、対処すべき課題」に記載のとおり、成長領域事業の本格化や大型プロジェクトの順調な進捗などを通じて、さらなる成長が可能であると考え、長期経営ビジョン並びに中期経営計画の財務目標について、時期を変更したうえで、一部見直し、2025年4月30日に公表いたしました。意識する経営指標の想定値は以下のとおりとしております。 (意識する経営指標の想定値)経営指標変更前変更後収益性営業利益・2027年度:740億円・2033年度:800億円・2027年度:740億円・2030年代半ば:1,000億円以上資本効率性ROE・中期経営計画期間期間中想定(2024~2027年度):8%程度・~2030年代半ば:8%以上の維持・向上株主還元総還元性向DOE・中期経営計画期間期間中想定(2024~2027年度):総還元性向30%以上・中期経営計画期間期間中想定(2024~2027年度):総還元性向40%以上、DOE2.2%以上を意識し段階的に引き上げ・2028年度以降:さらなる拡充を検討財務健全性有利子負債/ EBITDA倍率・2027年度:6倍台・~2030年代半ば:6倍台自己資本比率―・~2030年代半ば:30%以上 (5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準にもとづき作成されております。その作成にあたり経営者は、資産・負債及び報告期間における収入・費用の報告数値に影響を与える見積りを行わねばなりません。これらの見積りについては、過去の実績や状況等に応じ合理的に判断しておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果と異なる場合があります。① 株式等の投資当社グループが保有する株式等の有価証券については、将来の株式市況の悪化または投資対象会社の業績不振等により時価の著しい下落が生じた際には、損失の計上が必要となる場合があります。② 販売用不動産の評価当社グループが保有する販売用不動産については、地価の下落や市況悪化等により正味売却価額が帳簿価額を下回った場合には、損失の計上が必要となる場合があります。③ 固定資産の減損当社グループが保有する固定資産のうち、減損の兆候がある資産または資産グループについて、当該資産または資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定にあたって、経営環境に変化が生じ当初想定した収益が見込めないなど、将来キャッシュ・フローの見積りに用いた仮定に変更があった場合には、減損損失の計上が必要となる場合があります。 ④ 退職給付費用及び債務当社グループの従業員退職給付費用及び債務は、割引率等数理計算上で設定される前提条件や年金資産の長期期待運用収益率にもとづいて算出されております。前提条件の変化や制度の変更が生じた場合には、退職給付費用及び退職給付債務に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 繰延税金資産当社グループは、将来の課税所得の計画にもとづき慎重にかつ実現(回収)可能な範囲において繰延税金資産を計上しておりますが、将来において既に計上している繰延税金資産の全部または一部を実現(回収)できないと判断した場合には、当該判断を行った連結会計年度において、実現(回収)できないと判断した繰延税金資産を取崩すとともに、同額を法人税等調整額として法人税、住民税及び事業税の金額に加算し、当期純利益を減少させる場合があります。同様に、現時点で評価性引当額として繰延税金資産を計上していない項目について、将来においてその全部または一部を実現(回収)できると判断した場合には、当該判断を行った連結会計年度において、実現(回収)できると判断した金額を繰延税金資産として計上するとともに、同額を法人税等調整額として法人税、住民税及び事業税の金額から控除し、当期純利益を増加させる場合があります。
役員の状況 FY2025 / 約7,611字
(2) 【役員の状況】  ① 役員一覧 男性13名 女性1名 (役員のうち女性の比率7.1%)役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)代表取締役取締役会長根 津 嘉 澄1951年10月26日1974年4月当社入社1988年4月当社関連事業室部長1990年5月当社関連事業室長1990年6月当社取締役関連事業室長1991年4月当社常務取締役1993年6月当社代表取締役(現)1993年6月当社専務取締役1995年6月当社取締役副社長1999年6月当社取締役社長2018年4月当社取締役社長社長執行役員2023年6月当社取締役会長(現)(重要な兼職の状況)㈱松屋社外取締役富国生命保険(相)社外監査役(注)2405,400代表取締役取締役社長社長執行役員都 筑  豊1961年1月4日1984年4月当社入社2008年7月当社鉄道事業本部運輸部長2013年7月東武エンジニアリング㈱代表取締役社長2015年6月当社取締役鉄道事業本部副本部長兼運輸部長2016年4月当社取締役鉄道事業本部長2017年6月当社常務取締役鉄道事業本部長2018年4月当社常務取締役常務執行役員鉄道事業本部長2018年6月当社常務執行役員鉄道事業本部長2019年10月東武商事㈱代表取締役副社長2020年6月同社代表取締役社長2023年4月当社執行役員2023年6月当社代表取締役(現)2023年6月当社取締役社長社長執行役員(現)(注)27,200 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)取締役専務執行役員横 田 芳 美1961年8月1日1984年4月当社入社2012年6月当社経営企画部長2015年4月当社経営企画部長兼池袋開発プロジェクト部長2015年6月当社取締役経営企画部長兼池袋開発プロジェクト部長2016年1月当社取締役経営企画部長2017年6月当社常務取締役経営企画部長2017年7月当社常務取締役経営企画本部副本部長2018年4月当社常務取締役常務執行役員経営企画本部副本部長2018年6月当社常務執行役員経営企画本部副本部長2018年7月当社常務執行役員2019年6月当社常務執行役員生活サービス創造本部まちづくり推進統括部長2020年6月当社取締役常務執行役員生活サービス創造本部まちづくり推進統括部長2021年6月当社取締役常務執行役員生活サービス創造本部長2022年6月当社取締役常務執行役員生活サービス創造本部長兼沿線価値創造統括部長2023年4月当社取締役常務執行役員2024年4月当社取締役専務執行役員(現)(注)28,800取締役常務執行役員重 田 敦 史1957年3月31日1979年4月㈱富士銀行入行2006年3月㈱みずほコーポレート銀行執行役員2008年4月同行常務執行役員2010年5月㈱東武百貨店専務取締役2011年5月同社代表取締役専務2013年4月同社代表取締役社長2015年6月㈱東武ホテルマネジメント代表取締役社長2020年6月当社取締役常務執行役員2021年6月当社取締役常務執行役員グループ事業本部長2022年6月当社取締役常務執行役員グループ事業本部長兼グループ事業統括部長2023年4月当社取締役常務執行役員グループ事業本部長2024年4月当社取締役常務執行役員(現)(注)23,500 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)取締役常務執行役員鉄道事業本部長鈴 木 孝 郎1963年9月11日1986年4月当社入社2012年4月当社鉄道事業本部施設部長2016年4月当社鉄道事業本部運輸部長兼鉄道乗務員養成所長2019年6月当社鉄道事業本部車両部長2021年6月当社執行役員鉄道事業本部副本部長兼技術統括部長兼車両部長2022年6月当社取締役常務執行役員鉄道事業本部長(現)(注)25,500取締役柴 田 光 義1953年11月5日1977年4月古河電気工業㈱入社2008年6月同社執行役員2009年6月同社執行役員常務2010年6月同社取締役兼執行役員常務2012年4月同社代表取締役社長2017年4月同社取締役会長2018年6月当社取締役(現)2018年6月いすゞ自動車㈱社外取締役(現)2018年7月朝日生命保険(相)社外監査役(現)2023年4月古河電気工業㈱取締役2023年6月同社特別顧問(現)(重要な兼職の状況)古河電気工業㈱特別顧問いすゞ自動車㈱社外取締役朝日生命保険(相)社外監査役(注)21,200取締役安 藤 隆 春1949年8月31日1972年4月警察庁入庁1999年8月警視庁公安部長2004年8月警察庁長官官房長2009年6月警察庁長官(2011年10月退官)2016年6月㈱アミューズ社外取締役(現)2017年6月㈱ゼンショーホールディングス社外取締役(現)2018年6月当社取締役(現)2022年6月㈱日清製粉グループ本社社外取締役(監査等委員)(現)2023年3月楽天グループ㈱社外取締役(現)(重要な兼職の状況)㈱アミューズ社外取締役㈱ゼンショーホールディングス社外取締役㈱日清製粉グループ本社社外取締役(監査等委員)楽天グループ㈱社外取締役(注)2― 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)取締役矢ケ崎 紀 子1963年4月22日1987年4月㈱住友銀行入行1989年10月㈱日本総合研究所総合研究部門 上席主任研究員2008年10月国土交通省観光庁参事官(観光経済担当)2011年7月首都大学東京都市環境学部特任准教授2014年4月東洋大学国際地域学部准教授2014年6月日本貨物鉄道㈱社外取締役(現)2015年6月当社取締役2018年4月東洋大学国際観光学部教授2019年4月東京女子大学現代教養学部国際社会学科コミュニティ構想専攻教授2020年6月当社取締役(現)2021年6月東日本高速道路㈱社外監査役(現)2022年4月東京女子大学副学長 現代教養学部国際社会学科コミュニティ構想専攻教授2024年4月同大学現代教養学部国際社会学科コミュニティ構想専攻教授2025年4月同大学現代教養学部経済経営学科教授(現)(重要な兼職の状況)東京女子大学現代教養学部経済経営学科教授日本貨物鉄道㈱社外取締役東日本高速道路㈱社外監査役(注)21,300取締役柳   正 憲1950年10月6日1974年4月日本開発銀行入行2006年10月日本政策投資銀行理事2008年10月㈱日本政策投資銀行取締役常務執行役員2011年6月同行代表取締役副社長2015年6月同行代表取締役社長(2018年6月退任)2018年8月一般財団法人日本経済研究所理事長(現)2020年6月当社取締役(現)(重要な兼職の状況)一般財団法人日本経済研究所理事長(注)21,930常勤監査役杉 山 知 也1963年1月17日1985年4月当社入社2013年6月当社財務部長2015年6月当社監理部長2017年9月㈱東武ホテルマネジメント常務取締役2019年6月当社執行役員2020年6月当社執行役員グループ事業部(グループ管理担当)部長2021年6月当社常勤監査役(現)(注)35,100 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)常勤監査役吉 田 辰 雄1958年8月16日1982年4月当社入社2009年4月当社分譲事業本部不動産事業部長2010年4月当社沿線開発事業本部部長2012年6月当社資産管理部長2018年4月当社執行役員資産管理部長2020年6月当社執行役員生活サービス創造本部アセット戦略部長2021年6月当社執行役員生活サービス創造本部アセット戦略統括部長2023年4月当社執行役員生活サービス創造本部副本部長2023年6月当社常勤監査役(現)(注)36,000監査役茂 木 友三郎1935年2月13日1958年4月野田醤油㈱(現キッコーマン㈱)入社1979年3月同社取締役1982年3月同社常務取締役1989年3月同社専務取締役1994年3月同社取締役副社長1995年2月同社取締役社長2001年6月当社監査役(現)2004年6月キッコーマン㈱取締役会長CEO2009年6月カルビー㈱社外取締役(2025年6月25日退任予定)2011年6月キッコーマン㈱取締役名誉会長取締役会議長(現)2016年6月㈱オリエンタルランド社外取締役(現)2020年6月㈱フジ・メディア・ホールディングス社外取締役(監査等委員)(2025年6月25日退任予定)(重要な兼職の状況)キッコーマン㈱取締役名誉会長取締役会議長カルビー㈱社外取締役㈱オリエンタルランド社外取締役㈱フジ・メディア・ホールディングス社外取締役(監査等委員)(注)31,400 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)監査役福 田 修 二1951年12月20日1974年4月小野田セメント㈱(現太平洋セメント㈱)入社2008年4月同社執行役員2010年8月同社取締役常務執行役員2012年4月同社代表取締役社長2018年4月同社取締役会長2020年6月当社監査役(現)2022年4月太平洋セメント㈱取締役相談役2022年6月同社相談役2024年4月同社名誉顧問(現)(重要な兼職の状況)太平洋セメント㈱名誉顧問(注)3600監査役林   信 秀1957年3月27日1980年4月㈱富士銀行入行2007年4月㈱みずほコーポレート銀行執行役員2009年4月同行常務執行役員営業担当役員2011年6月同行常務取締役インターナショナルバンキングユニット統括役員2013年4月㈱みずほフィナンシャルグループ副社長執行役員国際ユニット担当副社長、㈱みずほ銀行副頭取執行役員MHCB国際ユニット連携担当副頭取、㈱みずほコーポレート銀行取締役副頭取国際ユニット担当副頭取2013年6月㈱みずほフィナンシャルグループ取締役副社長国際ユニット担当副社長2013年7月㈱みずほ銀行取締役副頭取国際ユニット担当副頭取2014年4月同行取締役頭取2017年4月同行取締役会長2019年4月同行常任顧問2019年6月㈱JTB社外監査役(現)2020年6月当社監査役(現)2023年4月㈱みずほフィナンシャルグループ顧問(現)2024年6月日本精工㈱社外取締役(現)(重要な兼職の状況)㈱みずほフィナンシャルグループ顧問日本精工㈱社外取締役㈱JTB社外監査役(注)31,800計449,730 (注) 1 取締役柴田光義氏、安藤隆春氏、矢ケ崎紀子氏及び柳正憲氏は、社外取締役です。  監査役茂木友三郎氏、福田修二氏及び林信秀氏は、社外監査役です。2 取締役の任期は、2025年6月24日開催の定時株主総会の終結の時から1年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会の終結の時までです。3 監査役の任期は、2024年6月21日開催の定時株主総会の終結の時から4年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会の終結の時までです。4 当社は、執行役員制度を導入しております。執行役員の体制は上記取締役兼務者のほか次のとおりです。   常務執行役員  山本勉、岩澤貞裕、福原秀之、岩瀬豊   執行役員    田邉哲也、中山康二、青柳健司、岩廣哲典、渡辺隆史、竜江義玄、池田直人、           山崎美紀、橋本浩志 ② 社外役員の状況ア 員数  当社の社外取締役は4名、社外監査役は3名です。 イ 社外取締役及び社外監査役と提出会社との人的関係、資本的関係又は取引関係その他の利害関係社外取締役柴田光義氏は、古河電気工業㈱の特別顧問を務めておりますが、同社と当社との間で、取引関係はございません。なお、当社は、同社子会社との間で製品の売買に関する取引がありますが、その年間取引金額は、当社の連結営業収益又は同社の連結売上高のそれぞれ1%未満であり、独立性に影響を及ぼす利害関係はありません。社外取締役安藤隆春氏と当社との間に記載すべき利害関係はありません。社外取締役矢ケ崎紀子氏と当社との間に記載すべき利害関係はありません。社外取締役柳正憲氏は、㈱日本政策投資銀行の業務執行に携わっておりましたが、2018年6月以降は同行の業務執行に携わっておらず、既に6年が経過しております。なお、当社グループは、同行との間で資金借入の取引があり、2025年3月31日時点における同行からの借入額(181,262百万円)は当社の連結総資産額の11%未満でありますが、同行は複数ある借入先のひとつであり資金調達において代替性が無い程度にまで依存している借入先ではなく、独立性に影響を及ぼす利害関係はありません。社外監査役茂木友三郎氏と当社との間に記載すべき利害関係はありません。社外監査役福田修二氏と当社との間に記載すべき利害関係はありません。社外監査役林信秀氏は、㈱みずほ銀行の業務執行に携わっておりましたが、2017年4月以降は同行の業務執行に携わっておらず、既に8年が経過しております。なお、当社グループは、同行との間で資金借入の取引があり、2025年3月31日時点における同行からの借入額(82,760百万円)は当社の連結総資産額の5%未満でありますが、同行は複数ある借入先のひとつであり資金調達において代替性が無い程度にまで依存している借入先ではありません。また、2025年3月31日時点において、当社は同行親会社の株式を保有し、同行は当社の株式を保有しておりますが、当社及び同行親会社の発行済株式総数に占める割合はそれぞれ2%未満であり、独立性に影響を及ぼす利害関係はありません。社外取締役個人及び社外監査役個人の当社株式の所有株式数につきましては、「役員一覧」に記載しております。その他、社外取締役個人及び社外監査役個人と当社との間に記載すべき利害関係はありません。なお、上記について、一般消費者と同様の取引であり、かつ僅少な取引については記載しておりません。 ウ 社外取締役又は社外監査役が果たす機能及び役割、選任状況に関する考え方社外取締役を選任していることにより、取締役は取締役会等において社外取締役を意識した職務執行の説明を行うとともに、その客観的な意見、助言を経営に反映させるなど、社外取締役は経営の効率性、公正性の確保に重要な役割を果たしております。また、当社は、取締役の指名・報酬に関する重要な事項の検討にあたり、取締役会の機能の独立性、客観性を強化するため、取締役会の諮問機関として「指名・報酬委員会」を設置しております。指名・報酬委員会は、社外取締役3名及び代表取締役2名で構成されており、社外取締役より選任された議長が会議を主宰しております。委員会は、取締役候補者選任案や代表取締役選定案の妥当性及び報酬水準の妥当性を審議し、委員会としての意見を取りまとめ取締役会に対して答申を行っております。また、当社では、経営陣から著しいコントロールを受け得る者または経営陣に著しいコントロールを及ぼし得る者に該当せず独立し、さらに経営者としての豊富な経験と幅広い見識を有する社外監査役3名を選任することにより、監査業務の実効性を確保しております。また、取締役は社外監査役を意識した職務執行の説明を行うとともに、その客観的な意見、助言を経営に反映させることなど、社外監査役は経営の公正性の確保に重要な役割を果たしており、コーポレート・ガバナンスの充実に資しております。 エ 社外取締役又は社外監査役を選任するための独立性の基準又は方針の内容当社では、社外役員(社外取締役及び社外監査役)のうち、次に掲げる事項に該当しない者が独立性を有すると判断いたします。(1)事業年度末において、当社の議決権総数の10%以上保有する主要株主、又はその業務執行者(2)当社の借入先のうち、事業年度末において当社の資金調達につき代替性のない程度に依存している金融機関その他の大口債権者、又はその業務執行者(3)当社の取引先のうち、事業年度末において、当該事業年度の連結営業収益の2%以上の支払いを当社から受けている者、又はその業務執行者(4)当社の取引先のうち、当該取引先の事業年度末において、当該事業年度の連結営業収益の2%以上を当社に対し支払っている者、又はその業務執行者(5)事業年度において、当社から年間1,000万円を超える寄付又は助成を受けている者、又はその業務執行者(6)事業年度において、当社から役員報酬以外に年間1,000万円を超える報酬を受けている弁護士、公認会計士、税理士、コンサルタント等(7)事業年度末において、当社から金銭その他の財産上の利益を受けている法律事務所、監査法人、税理士法人、コンサルティング・ファーム等の法人、組合等の団体のうち、当該金額が当該団体の事業年度における連結営業収益の2%を超える団体に属する者(8)過去10年間において、当社及び当社子会社の業務執行者であった者(9)第1号から第7号までにおける事業年度とは過去3年以内に該当するものをいう。(10)第1号から第8号までに該当する者が重要な職位にある場合において、その配偶者または二親等以内の親族 オ 社外取締役又は社外監査役による監督又は監査と内部監査、監査役監査及び会計監査との相互連携並びに内部統制部門との関係社外取締役は取締役会において、代表取締役及び執行役員が、内部監査を受け必要に応じ立案する対策の決定について、客観的立場から監督機能を果たすほか、監査役及び会計監査人の監査報告を受け、監督業務の実効性を高めております。また、取締役会において、内部統制基本方針の決定に携わるとともに、その整備、運用実績の報告を受けております。社外監査役は監査役会及び常勤監査役を通じて内部監査部門による監査結果等について定期的に報告を受け、内部統制システムに係る監査役監査に実効的に活用しております。また、常勤監査役から会計監査人の「監査および期中レビュー計画概要」、「年度監査の実施状況」及び「金融商品取引法監査結果概要」、並びに会計監査人の往査及び視察等の状況について説明・報告を受けております。さらに、期末決算及び半期決算については、監査役会に出席した会計監査人より重点監査項目及びKAM(監査上の主要な検討事項)等の説明を受け議論するとともに、財務報告に係る内部統制に関する事項について報告を受け、意見交換を行い、監査の実効性を高めております。さらに、監査役会等を通じて取締役・執行役員のほか、内部統制部門から内部統制システムの整備、運用状況について定期的かつ随時報告を受け、必要に応じ説明を求めております。

※ 出典: EDINET DB API より取得した有価証券報告書(2025年度)。 全文は 金融庁 EDINET でご確認ください。