事業の状況(有価証券報告書より)
最新の有価証券報告書から、事業内容・リスク・経営方針・経営成績の概況を掲載します。各セクションをクリックして展開してください。
沿革 FY2026 / 約2,356字
2【沿革】(1)提出会社の設立1951年8月1日提出会社の前身である日本航空株式会社(旧会社)が資本金1億円をもって設立され、翌年10月から自主運航による国内線定期航空輸送事業が開始されました。1953年10月1日提出会社は日本航空株式会社法(昭和28年法律第154号)の定めるところにより、旧会社と政府の折半出資による20億円の資本金をもって設立されました。このようにして設立された提出会社は、旧会社の権利義務の一切を継承して、国内幹線の運営にあたるとともに本邦唯一の国際線定期航空運送事業の免許会社として発足しました。 (2)設立後の変遷年月事業の変遷1951年8月 1953年10月 1954年2月 1960年8月1961年6月1961年10月1963年10月1964年4月 1965年1月1966年11月1967年3月1970年2月1970年7月1971年5月 1975年8月 1983年 1987年11月1988年4月1993年1月2002年9月 2002年10月 2004年4月 2004年4月2004年6月2006年10月2007年4月2008年4月日本航空株式会社(旧会社)が資本金1億円をもって設立。翌年10月から自主運航による国内線定期航空輸送事業を開始。日本航空株式会社法(昭和28年法律第154号)の定めるところにより、20億円の資本金をもって日本航空株式会社が設立。国内幹線の運営にあたるとともにわが国唯一の国際線定期航空運送事業の免許会社となる。東京~ホノルル~サンフランシスコ線開設により、本邦企業初の国際線定期輸送を開始。初のジェット旅客機であるダグラスDC-8型航空機が運航開始。北周り欧州線開設。証券取引所(東京、大阪、名古屋)市場第二部に上場。日本航空整備株式会社を吸収合併。日東航空株式会社、富士航空株式会社、北日本航空株式会社の合併により日本国内航空株式会社設立。ジャルパック販売開始。ニューヨーク線開設。世界一周路線(西回り)開設。証券取引所(東京、大阪、名古屋)市場第一部に指定。ボーイング747型航空機(ジャンボジェット)が運航開始。日本国内航空株式会社と東亜航空株式会社の合併により東亜国内航空株式会社設立。日中国交正常化に伴い運休していた台湾路線を運航するために日本アジア航空株式会社を設立、台湾線に再就航。国際航空運送協会(IATA)統計で旅客・貨物輸送実績世界一に。(1987年まで5年間世界一を維持)完全民営化。東亜国内航空株式会社が株式会社日本エアシステムに社名変更。マイレージプログラム導入。当社と株式会社日本エアシステムの株式移転により、株式会社日本航空システムを設立したことに伴い、証券取引所(東京、大阪、名古屋)市場第一部から上場廃止。株式会社日本航空システムが証券取引所(東京、大阪、名古屋)市場第一部に上場。当社と株式会社日本エアシステムがそれぞれ株式会社日本航空インターナショナルおよび株式会社日本航空ジャパンに商号変更。あわせて当社が国際旅客事業および貨物事業を担い、株式会社日本航空ジャパンが国内旅客事業を担う体制に事業再編。簡易株式交換により、日本アジア航空株式会社を完全子会社化。株式会社日本航空システムの商号を株式会社日本航空に変更。当社と株式会社日本航空ジャパンが合併。グローバルアライアンスである「ワンワールド」に加盟。当社と日本アジア航空株式会社が合併。 年月事業の変遷2010年1月 2010年2月 2010年11月2010年12月 2011年3月2011年4月 2011年4月2012年4月2012年9月2012年10月2014年4月2014年10月2014年10月2016年10月2017年11月2018年7月 2019年9月2020年7月2021年6月 2022年3月2022年4月 2024年2月2024年4月2024年4月2025年4月当社、株式会社日本航空、株式会社ジャルキャピタルの3社が会社更生手続申立。会社更生手続の申立に伴い、株式会社日本航空が証券取引所(東京、大阪、名古屋)市場第一部から上場廃止。更生計画認可決定。株式会社日本航空を当社が吸収合併。同時に、国際線のグループ航空会社である株式会社ジャルウェイズ他2社を合併。会社更生手続の終結。当社の商号を株式会社日本航空インターナショナルから日本航空株式会社に変更。アメリカン航空との共同事業開始。ボーイング787型航空機が運航開始。東京証券取引所市場第一部に株式を上場。ブリティッシュ・エアウェイズとの共同事業開始。フィンエアーとの共同事業開始。当社と株式会社ジャルエクスプレスが合併。株式取得により株式会社北海道エアシステムを子会社化。イベリア航空との共同事業開始。旅客基幹システムを全面的に刷新。国際線中長距離ローコストキャリア準備会社 株式会社ティー・ビー・エルを設立。(2019年3月 株式会社ZIPAIR Tokyoに社名変更)(2020年6月 貨物専用便が運航開始、2020年10月 旅客便が運航開始)エアバスA350型航空機が運航開始。マレーシア航空との共同事業開始。株式取得により春秋航空日本株式会社を子会社化。(2021年11月 スプリング・ジャパン株式会社に社名変更)株式取得により株式会社JALUXを子会社化。東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。ボーイング767型貨物専用機が運航開始。株式会社ジャルセールスを吸収合併。エアバスA321-200P2F型貨物専用機の運航開始。ガルーダ・インドネシア航空と共同事業を開始。 創立後の合併、社名変更等の経緯は次のとおりです。
配当政策 FY2026 / 約968字
3【配当政策】当社は、株主の皆さまへの還元を経営の最重要事項のひとつとしてとらえており、将来における企業成長と経営環境の変化に対応するための投資や強固な財務体質構築に資する内部留保を確保しつつ、継続的・安定的な配当に加え、自己株式の取得を柔軟に行うことで、株主の皆さまへの還元を積極的に行うことを基本方針としております。配当金額については、配当性向を概ね35%程度を目安としつつ、継続性・安定性および予測可能性を重視して決定してまいります。加えて、自己株式の取得については、当社の財務状況などを見据え、積極的かつ柔軟に実施を検討いたします。これにより、当社は、ステークホルダーの皆さまへの期間利益および経営資源の適切な配分を実施することで、配当金総額と自己株式取得額の合計額を踏まえた総還元性向について、概ね35%から50%程度の範囲となるよう努めてまいります。また、資本効率の向上にも継続的に取り組み、配当金総額と自己株式取得額の合計額を株主に帰属する資本で除した「株主資本総還元率」の水準にも留意し、同指標については概ね3%以上となるよう努めてまいります。当社は中間配当と期末配当の年2回の剰余金の配当を行うことを基本方針としており、剰余金の配当の決定機関は、期末配当については株主総会、中間配当については取締役会です。なお、当社は、「取締役会の決議により、毎年9月30日を基準日として中間配当を行うことができる。」旨を定款に定めております。 2026年3月期は連結業績が2026年3月2日に公表した業績予想を上回ったものの、足元の中東情勢影響を考慮して配当予想を据え置くこととし、期末配当案を1株当たり50円とし、中間配当46円と合わせて、1株当たりの年間の配当金は96円となります。2027年3月期は、通期連結業績予想を踏まえて、年間配当予想は1株当たり96円、うち中間配当予想は1株当たり48円といたします。従来からの基本方針である継続的かつ安定的な株主還元の実現に努めてまいります。なお、基準日が当事業年度に属する剰余金の配当は次のとおりです。決議年月日配当金の総額(百万円)1株当たり配当額(円)2025年10月30日取締役会決議20,08646.002026年6月23日定時株主総会決議 (予定)21,49150.00
監査の状況 FY2026 / 約4,345字
(3)【監査の状況】①監査役監査の状況a)監査役監査の組織、人員有価証券報告書提出日現在、監査役監査は、常勤監査役2名および独立社外監査役3名の合計5名により実施しています。常勤監査役菊山英樹は、2019年から4年間、財務・経理本部長を務め、財務および会計に関する相当程度の知見を有しております。常勤監査役田村亮は、当社入社以来、主に技術部門や整備に従事するとともに、2021年から4年間、整備本部長を務め、安全管理に関する相当程度の知見を有しております。また、社外監査役久保伸介は、公認会計士の資格を有し、財務および会計に関する相当程度の知見を有しております。社外監査役岡田譲治は、総合商社に入社以来一貫して財務・経理部門に従事し、総合商社の代表取締役副社長執行役員CFOを務める等、財務および会計に関する相当程度の知見を有しております。さらに、社外監査役松村眞理子は、弁護士の資格を有し、法務、コンプライアンス分野における豊かな経験と見識を有しております。監査役の職務を遂行する組織である監査役室に専任スタッフを配置し、監査役の職務遂行のサポートを行っています。当該監査役スタッフの人事等は監査役の同意を得るものとし、取締役からの独立性を高め、監査役の指示の実効性を確保しています。また、監査役の職務の執行に伴い発生する費用については、監査役の請求に基づき適切に支払っており、監査活動の実効性は担保されています。なお、当社は、2026年6月23日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として、「監査役1名選任の件」を提案しており、当該議案が承認可決された場合、監査役監査は、引き続き常勤監査役2名および社外監査役3名の合計5名により実施いたします。 b)監査役及び監査役会の活動状況監査役および監査役会は、2024年度の監査における指摘事項のフォローアップおよび「2021-2025年度 JALグループ中期経営計画ローリングプラン2025」等をふまえ、当期の期初に当期の監査方針および監査項目ならびに監査計画を策定し、監査を実施しました。監査役は、取締役会に加え、グループ安全対策会議、経営会議、グループリスクマネジメント会議、サステナビリティ推進会議、顧客価値創造会議をはじめとする各種重要な会議に出席するほか、代表取締役および社外取締役との意見交換や重要な決裁書類等の閲覧により、会社経営および事業運営上の重要事項ならびに業務執行状況を監査します。今期においては、代表取締役との意見交換(4回)、社外取締役との意見交換(2回)、主要子会社社長へのインタビュー(12社)、主要子会社常勤監査役との個別意見交換(28回)および合同意見交換会(2回)、安全推進本部とのグループ安全目標に関するヒアリング(1回)、総務本部との内部統制システムの整備・運用状況に関するヒアリング(2回)等を通じ、当社および子会社の業務執行状況を把握しています。菊山、久保、岡田、松村監査役は当期に開催された取締役会14回すべてに、北田監査役は2025年6月退任までに開催された3回すべてに、新任の田村監査役は選任後開催された11回すべてに出席し、能動的・積極的な役割認識のもと、意見を述べてまいりました。この他に、内部監査部門や会計監査人との緊密な連携に努めるほか、主要子会社常勤監査役との会議を定期的に開催し、グループ全体での監査の充実強化を図っています。また、監査計画に基づき、各部門および子会社への監査(103ヶ所)を実施しました。さらに、内部統制システムへの影響が懸念される事象の発生に対しては、機動的に、計画外での監査を実施してまいりました。その結果、「2021-2025年度 JALグループ中期経営計画ローリングプラン2025」に沿った施策が各部門、グループ各社において着実に実行されていること、および国内外旅客需要の回復に適切に対応していることを確認いたしました。こうした監査を通じて認識した課題等は、社長や担当執行役員に報告するとともに、監査役会で議論の上、内部監査部門陪席のもと報告会(2回)を開催して執行部門全体への共有を図り、さらに取締役会でも報告を行いました。報告以降も重要な監査事項についての対応状況を継続してモニタリングしています。 内部通報については、主要部門から定期的な報告を受けるとともに、通報を行った者を保護する体制が整備されていることを確認いたしました。さらに、会計監査人との意見交換(7回)および内部監査部門との定例会議(5回)を実施し、監査品質および監査効率の向上に努めており、会計監査人の監査計画・重点監査項目・監査状況等の報告および監査報告書へのKAM(監査上の主要な検討事項)記載に関する課題の共有を受け、情報交換を図りました。当期においては、監査役会を13回開催し、菊山、松村監査役は13回すべて、久保、岡田監査役は12回に、北田監査役は2025年6月退任までに開催された3回すべてに、新任の田村監査役は選任後開催された監査役会10回すべてに出席しました。 監査役会では、監査方針、監査計画策定の他、評価、監査に関する重要事項について検討・決議等を行っています。当期の監査役会においては、監査方針および計画の決定、監査役選任議案への同意、常勤監査役の選定、会計監査人の選任、同報酬に関する同意、監査報告書の作成などの定例案件の他、会計監査人による非保証業務に関する事前了解に関する決議、また往査での指摘事項に関するフォローアップ状況、リスク管理、EMS監査、統合報告書の確認などについて、報告、討議を行いました。監査役会においては、監査役全員に対してアンケートを実施し、監査活動の状況についての自己評価を行っています。 ②内部監査の状況当社グループの内部監査は、「JALグループ内部監査規程」などに基づき、企業グループ全体における重大なリスクの発生を未然に防止し、損失の低減、組織目的達成の実効性向上などを通じ、経営に資することを目的として行っております。この目的を達成するために、企業グループにおける内部管理体制の実効性をより高めるための提言を行うことを基本方針としております。 当社の内部監査は社長直轄の独立組織である監査部が担当しており、監査部長を内部監査責任者、監査部所属員を内部監査担当者として、監査部長以下12名の体制(公認内部監査人(CIA)や内部監査士など、監査専門資格保持者を含む)で実施しております。内部監査を通じて把握した内部統制に係る重要な事象に関しては、監査法人へも情報を提供し、必要に応じ指導、助言を得る等、相互連携にも努めております。監査部は当社およびJALグループ各社に対し適切に監査を実施しており、各監査ごとに、経営者へ監査結果を報告し、監査役には定期的に、監査の進捗状況、監査結果を報告しています。また、取締役会において、定期的に監査結果を報告しています。 ③会計監査の状況会計監査については、有限責任あずさ監査法人に依頼しており、同監査法人が会社法監査および金融商品取引法に基づく監査を実施しております。定期的な監査の他、各種法令や規則の制定・改廃等、会計上の課題については適宜確認を行い、会計処理の適正化に努めております。 a)継続監査期間 16年間 b)業務を執行した公認会計士 宍戸 通孝 間瀬 友未 有吉 真哉 c)監査業務に係る補助者の構成 当社の業務に係る補助者は、公認会計士26名、その他57名です。 d)監査法人の選定方針と理由監査の実効性を確保する観点から、独立性・職業倫理・監査品質・監査役や経営者との連携等を選定方針として掲げており、これを満たすと判断し、有限責任あずさ監査法人の再任を決議しています。なお、会社法第340条第1項に定める会計監査人の解任の他、当社の監査業務に重大な支障をきたす事態、その他会計監査人が継続してその職責を全うするうえでの重大な疑義を抱く事象等が発生した場合には、監査役会が会計監査人の解任または不再任に関する議案の内容を決定し、取締役会が当該議案を株主総会に提出することにしています。 e)監査役及び監査役会による監査法人の評価監査役会において、毎年、上記に掲げた方針に照らし評価を実施する他、経理部門および内部監査部門における会計監査人の評価も重要な要素として参考にしています。 ④監査報酬の内容等a)監査公認会計士等に対する報酬の内容区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬 (百万円)非監査業務に基づく報酬 (百万円)監査証明業務に基づく報酬 (百万円)非監査業務に基づく報酬 (百万円)提出会社1656517825連結子会社981104-計2636628225当社は、監査公認会計士等に対して監査証明業務に基づく報酬として、公認会計士法第2条第1項の業務に係る報酬を支払っております。また、当社および一部の子会社は公認会計士法第2条第1項の業務以外の業務(非監査業務)である共同事業に関する合意された手続業務等に関わる報酬を支払っております。 b)監査公認会計士等と同一のネットワーク(KPMGグループ)に対する報酬の内容(aを除く)区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬 (百万円)非監査業務に基づく報酬 (百万円)監査証明業務に基づく報酬 (百万円)非監査業務に基づく報酬 (百万円)提出会社-21-39連結子会社-8-10計-30-50当社および一部の子会社は、監査公認会計士等と同一のネットワークに対して公認会計士法第2条第1項の業務以外の業務(非監査業務)として税務業務等に関わる報酬を支払っております。なお、非連結子会社における当連結会計年度の監査証明業務に基づく報酬の額は2百万円となります。 c)その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容(前連結会計年度)該当事項はありません。(当連結会計年度)該当事項はありません。 d)監査報酬の決定方針監査公認会計士等への監査報酬および非監査業務報酬については、事前に職務権限規程に基づき社内決裁を得て決定しております。なお、当社監査役会は、取締役、社内関係部署および会計監査人からの必要な資料の入手や報告をもとに、前事業年度の監査計画と実績の比較、監査時間および報酬額の推移を確認した上で、当事業年度の監査予定時間および報酬額の妥当性等を検討し、会計監査人の報酬等につき、会社法第399条第1項の同意を行います。
設備の概要 FY2026 / 約543字
1【設備投資等の概要】当連結会計年度の設備投資については、総額202,424百万円(無形資産含む。)です。当社グループは、主にフルサービスキャリア事業において、運航効率を改善するための新型航空機導入に関する設備投資や、多様化する顧客ニーズに対応するための競争力投資、利便性向上・効率化を目的としたシステム投資を含む無形資産に関する設備投資等を行っております。当連結会計年度に実施した設備投資の主な内容は、航空機5機(エアバスA350-1000型3機、エアバスA350-900型2機)の新規購入および航空機購入のための前払金の支払いです。また、主要な設備を売却しており、その内訳は次のとおりです。なお、売却したエアバスA350-900型1機は当連結会計年度中に賃借航空機へ変更しておりますが、連結財務諸表上は、IFRSに準拠して、売却および賃借として会計処理せずに、引き続き航空機として認識しております。会社名セグメントの名称設備の内容異動時期 提出会社フルサービスキャリア事業航空機(エアバスA350-900型1機) 2026年2月 1機売却フルサービスキャリア事業航空機(ボーイング777-300型3機) 2025年7月 1機売却 2025年10月 1機売却 2026年2月 1機売却
従業員の状況 FY2026 / 約5,429字
(2)【従業員の状況】①連結会社の状況 2026年3月31日現在セグメントの名称従業員数(名)フルサービスキャリア事業29,231(1,556)LCC事業2,046(88)マイル/金融・コマース事業1,734(332)その他6,065(681)合計39,076(2,657)(注)1.従業員数は、休職者および当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含みます。2.従業員数欄の( )内には、臨時雇用者数の年間の平均人員数を外数で記載しております。臨時雇用者数には、人材会社からの派遣社員及びパートタイム社員を含めております。3.特定のセグメントに分類できない会社の従業員は、主に従事している業務および業務に従事した時間に基づく按分計算により、適切なセグメントに帰属させています。 ②提出会社の状況 2026年3月31日現在 従業員数(名)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(千円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)常勤社員14,62740.214.910,1126.5 2026年3月31日現在セグメントの名称従業員数(名)フルサービスキャリア事業14,350(109)LCC事業21(0)マイル/金融・コマース事業93(2)その他163(0)合計14,627(111)(注)1.従業員数は、海外現地雇用社員を含みますが、平均年齢、平均勤続年数は、海外現地雇用社員を母数に含んでおりません。2.従業員数欄の( )内には、臨時雇用者数の年間の平均人員数を外数で記載しております。臨時雇用者数には、人材会社からの派遣社員及びパートタイム社員を含めております。3.他社への出向者および派遣社員(2,640名)、休職者(1,496名)は含んでおりません。4.平均年間給与は、各種手当等の基準外賃金および各種手当を含んでおります。また海外雇用社員の給与は含んでおり、他社への出向者の給与は除いて算出しております。5.平均年間給与は、国内雇用社員と海外雇用社員の平均であり、年間の人件費に含まれる現金給与相当額を当事業年度中の平均在籍人数で除して算出しております。 (参考情報) 平均年間給与(千円)地上社員7,002運航乗務員21,527客室乗務員6,327合計8,119(注)グループ連結平均年間給与は、当社グループの連結人件費に含まれる現金給与相当額を当事業年度中の平均在籍人数で除して算出しております。 ③労働組合の状況2026年3月31日現在 会社名名称組合員数(名)構成上部団体提出会社JAL労働組合9,654地上社員・客室乗務員航空連合日本航空乗員組合2,371地上社員・運航乗務員航空労組連絡会(航空連)日本航空キャビンクルーユニオン161客室乗務員航空労組連絡会(航空連)日本航空ユニオン301地上社員航空労組連絡会(航空連)(注)連結子会社には、株式会社JALグランドサービスのJALグランドサービス労働組等、日本トランスオーシャン航空株式会社の日本トランスオーシャン航空労働組合等があります。 ④管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異イ.提出会社当事業年度補足説明管理職に占める女性労働者の割合(%) (注1)男性労働者の育児休業取得率(%) (注2)労働者の男女の賃金の差異(%)(注3、6)全労働者うち正社員うちパート・ 有期労働者33.696.449.648.744.4(注4、5)(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含みます。2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第2号における育児休業等および育児目的休暇の取得割合を算出したものであります。3.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。男女の賃金差異に記載した数値は、男性の平均年間賃金を100%とした場合の女性の平均年間賃金の割合です。4.男女の賃金差異は、職種別の単価の差や勤続年数の差、男女構成比の偏りの影響を受けております。なお職種別の詳細は以下のとおりです。・地上正社員の男女賃金差異78.5%(平均勤続年数:男性22.6年、女性10.1年、人数比:男性76.9%、女性23.1%)・運航乗務員正社員の男女賃金差異51.0%(平均勤続年数:男性19.0年、女性6.7年、人数比:男性97.7%、女性2.3%)・客室乗務員正社員の男女賃金差異130.4%(平均勤続年数:男性3.9年、女性11.9年、人数比:男性2.1%、女性97.9%)5.部分就労の労働者については、フルタイム労働者の所定労働時間で換算した人員数を基に平均年間賃金を算出しております。6.男女賃金差異を縮小するため、ライフイベントとの両立支援や職種ごとの男女構成比の偏りに着目した取り組みを進めることで、誰もが自律的にキャリア実現できる環境を整えてまいります。 ロ.連結子会社当事業年度補足説明会社名管理職に占める女性労働者の割合(%) (注1)男性労働者の育児休業取得率(%) (注2)労働者の男女の賃金の差異(%)(注3、8)全労働者うち正社員うちパート・有期労働者株式会社ジェイエア32.7100.034.131.337.4(注4)日本エアコミューター株式会社18.080.049.751.723.0(注4)株式会社北海道エアシステム11.1100.053.752.5-(注4)日本トランスオーシャン航空株式会社23.265.450.749.354.8(注4)琉球エアコミューター株式会社21.4120.044.244.442.3(注4)株式会社ZIPAIR Tokyo3.691.726.024.925.9(注4)スプリング・ジャパン株式会社17.885.732.844.016.8(注4)株式会社JALスカイ79.3100.0103.087.4138.9(注5)JALスカイエアポート沖縄株式会社34.7100.081.579.869.8(注5)株式会社JALスカイ大阪93.9100.0107.374.2134.6 株式会社JALスカイ九州94.7100.0146.9129.164.3(注5)株式会社JALスカイ札幌85.3100.0120.5120.765.5(注5)株式会社JALスカイ金沢75.0-93.992.9101.6(注5)株式会社JALスカイ仙台28.6-79.176.5115.2(注5)株式会社JALグランドサービス6.5100.069.174.073.6(注5)株式会社JALグランドサービス大阪12.5100.065.386.470.3 株式会社JALグランドサービス九州0.0100.067.281.364.5 株式会社JALグランドサービス札幌0.0100.073.582.892.7(注5)株式会社JALエンジニアリング4.4100.067.574.221.0(注5) 当事業年度補足説明会社名管理職に占める女性労働者の割合(%) (注1)男性労働者の育児休業取得率(%) (注2)労働者の男女の賃金の差異(%)(注3、8)全労働者うち正社員うちパート・有期労働者株式会社JALメンテナンスサービス11.1100.072.393.945.6(注6)日航関西エアカーゴ・システム株式会社0.0100.080.879.694.1(注5、7)株式会社JALカーゴサービス12.1100.076.976.371.5 株式会社JALカーゴハンドリング0.0100.076.179.981.7 株式会社JALカーゴサービス九州0.0100.071.371.2133.6(注5)株式会社JALナビア95.7100.0121.4103.6116.8(注5、7)株式会社JALマイレージバンク77.8-91.588.0103.4(注7)ジャルロイヤルケータリング株式会社14.0100.076.182.376.5 株式会社JALエアテック2.485.771.871.793.7(注5)株式会社ジャルパック36.450.084.482.587.2 株式会社JALJTAセールス42.9-72.280.1147.3(注5)株式会社JALエービーシー13.6-76.077.087.0(注5、7)株式会社JALUX15.977.874.273.854.8(注5)JALデジタル株式会社16.3100.086.284.787.9(注5、7)JALペイメント・ポート株式会社0.0100.0--- 株式会社ジャルカード50.0100.087.886.392.3(注5)株式会社JAL-DFS83.3-107.7105.286.6(注7)株式会社JALファシリティーズ0.0100.072.169.4117.5 SJフューチャーホールディングス株式会社----- 当事業年度補足説明会社名管理職に占める女性労働者の割合(%) (注1)男性労働者の育児休業取得率(%) (注2)労働者の男女の賃金の差異(%)(注3、8)全労働者うち正社員うちパート・有期労働者JAL Agriport株式会社0.0---- JALビジネスアビエーション株式会社0.0-49.5-49.5(注5)株式会社JALブランドコミュニケーション39.1100.084.886.132.7(注5)JTAインフォコム株式会社0.0100.081.984.279.7(注5)JAL SBIフィンテック株式会社----- 株式会社JALサンライト47.450.0108.4113.489.2(注5、7)株式会社JALUXエアポート52.2100.080.778.699.3 株式会社オーエフシー0.0-96.096.554.1(注7)株式会社JAL航空みらいラボ14.3---- (注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。対象となる社員がいない場合は「-」を記載しております。各社から他社への出向者を除き、他社から各社への出向者を含みます。2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第2号における育児休業等および育児目的休暇の取得割合を算出したものであります。対象となる男性社員がいない場合は「-」を記載しております。3.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。対象となる社員がいない場合は「-」を記載しております。男女の賃金差異に記載した数値は、男性の平均年間賃金を100%とした場合の女性の平均年間賃金の割合です。4.男女の賃金差異は、職種別の単価の差や男女構成比の偏りの影響を受けております。また、正社員の男女の賃金差異は、職種別に異なり、それぞれ勤続年数の影響を受けております。主なものは以下のとおりです。・地上社員正社員の男女賃金差異104.2%(平均勤続年数:男性10.0年、女性6.0年、人数比:男性37.5%、女性62.5%)・運航乗務員正社員の男女賃金差異71.3%(平均勤続年数:男性11.0年、女性10.0年、人数比:男性96.0%、女性4.0%)・客室乗務員正社員の男女賃金差異133.5%(平均勤続年数:男性2.0年、女性6.0年、人数比:男性2.0%、女性98.0%)・地上社員正社員の男女賃金差異122.3%(平均勤続年数:男性4.8年、女性4.6年、人数比:男性35.1%、女性64.9%)・運航乗務員正社員の男女賃金差異74.4%(平均勤続年数:男性4.1年、女性3.7年、人数比:男性99.4%、女性0.6%) ・客室乗務員正社員の男女賃金差異104.9%(平均勤続年数:男性4.8年、女性3.5年、人数比:男性5.6%、女性94.4%)また、株式会社ZIPAIR Tokyoにつきましては、男性は機長と副操縦士、女性は副操縦士のみの人員構成であることも影響しております。5.男女の賃金差異は、男女別の平均勤続年数の差の影響を受けております。6.男女の賃金差異は、非正規雇用労働者において、夜勤を含むシフト勤務が男性に偏っていることの影響を受けております。7.部分就労の労働者については、フルタイム労働者の所定労働時間で換算した人員数を基に平均年間賃金を算出しております。8.男女賃金差異を縮小するため、ライフイベントとの両立支援や職種ごとの男女構成比の偏りに着目した取り組みを進めることで、誰もが自律的にキャリア実現できる環境を整えてまいります。
研究開発活動 FY2026 / 約29字
6【研究開発活動】研究開発費を発生させる活動はありません。
重要な契約等 FY2026 / 約886字
5【重要な契約等】重要な契約の内容会社名契約の名称または種類契約の内容契約相手先締結年月契約期間国名日本航空株式会社航空機調達契約(注)ボーイング社製787型航空機の発注に関する契約ザ・ボーイング・カンパニー2005年5月-米国アライアンス世界的な航空連合であるワンワールドへの加盟に際し、基本的な規約事項を定めた契約ワンワールドマネジメントカンパニーおよび加盟各社2007年4月解約しない限り継続米国アメリカン航空との共同事業アメリカン航空との包括的な業務提携に関する契約アメリカン航空2010年2月5年経過後は自動更新米国航空機調達契約(注)エアバス社製A350型航空機の発注に関する契約エアバス2013年10月-仏国ブリティッシュ・エアウェイズ、フィンランド航空およびイベリア航空との共同事業ブリティッシュ・エアウェイズ、フィンランド航空およびイベリア航空との包括的な業務提携に関する契約ブリティッシュ・エアウェイズ、フィンランド航空およびイベリア航空2016年10月5年経過後は自動更新英国フィンランドスペインマレーシア航空との共同事業マレーシア航空との包括的な業務提携に関する契約マレーシア航空2020年4月5年経過後は自動更新マレーシア航空機調達契約(注)ボーイング社製737型航空機の発注に関する契約ザ・ボーイング・カンパニー2023年3月-米国航空機調達契約(注)ボーイング社製787型航空機の発注に関する契約ザ・ボーイング・カンパニー2024年7月-米国航空機調達契約(注)エアバス社製A350型航空機の発注に関する契約エアバス2024年7月-仏国航空機調達契約(注)エアバス社製A321型航空機の発注に関する契約エアバス2024年7月-仏国ガルーダ・インドネシア航空との共同事業ガルーダ・インドネシア航空との包括的な業務提携に関する契約ガルーダ・インドネシア航空2024年10月5年経過後は自動更新インドネシア(注)当該契約に基づく航空機の調達については、「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画 (1)重要な設備の新設等」に記載しております。
株式の保有状況 FY2026 / 約2,563字
(5)【株式の保有状況】当社が航空運送事業を経営するに当たっては、営業、調達、サービスの提供等の分野での広範な提携・協業関係の構築および地域社会との良好な関係の維持が不可欠であり、また、グローバル規模での競争に勝ち抜き、成長していくためにもさまざまな分野におけるパートナーとの関係強化を図ることが必要だと考えています。こうした目的を達成するため、当社は他社の株式を取得・保有する場合がありますが、その場合には、ステークホルダーとの信頼関係の維持を前提に、当社の企業価値向上につながる企業の株式を厳選し、保有対象とすることを基本としています。上場企業の株式の保有については、上述の目的に適った銘柄を必要最小限保有することを基本方針とします。企業価値向上への貢献度については常時検証します。具体的には、受取配当金および株式保有に起因する取引利益について目標資本コストと比較し、定量的検討を行うとともに、定性的な要素も勘案いたします。加えて、時価評価額にも留意し、企業価値向上の観点から保有する意義が乏しいと判断される銘柄については、市場への影響やその他事業面等で考慮すべき事項にも配慮しつつ売却を検討してまいります。当社が保有する上場企業の株式の縮減に関する方針については、2026年1月21日の取締役会にて確認し、一部縮減の検討をしております。 (a)投資株式のうち保有目的が純投資目的以外の目的であるものの銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式7410,523非上場株式以外の株式956,237 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由非上場株式299新規事業・既存事業強化に伴う出資等非上場株式以外の株式199新規事業・既存事業強化に伴う出資等 (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)非上場株式40非上場株式以外の株式2538 (b)保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式の保有区分、銘柄、株式数、貸借対照表計上額及び保有目的 特定投資株式 特定投資株式保有効果については目標資本コストと比較し、当社が進める各事業領域における収支改善効果について、定量的検討および定性的な要素も総合的に勘案して保有効果を検証し、2026年1月21日の取締役会にて確認いたしました。また、2025年1月の取締役会にて、定性的な保有効果は必ずしも現在の株式数を維持せずとも得られうることから、全銘柄につき保有数の縮減の可能性について今後検討していくよう指摘を受け、全銘柄の保有意義について再度検証を行いました。 今後も、政策保有株式については、保有する意義や保有に伴うリターン・リスクについて精査し、保有の適否の検証を継続してまいります。原則として、全銘柄縮減の方向で、精査・検討を実施していきます。 また、当社は、当社株式を政策保有株式として保有している会社から当社株式の売却の申出があった場合、市場への影響を最小限にする配慮を求めるものの、当該会社との取引を縮減することその他の取引に関する制限を示唆することなどにより売却を妨げる行為は行いません。銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)日本空港ビルデング(株)4,398,2404,398,240主に当社基幹空港である羽田空港ターミナルにおける取引・協業関係の構築・維持・強化のため。有22,68118,085イオン(株)10,347,6003,449,200主にマイレージ事業における、同社のポイントサービスであるWAONとの連携等の取引・協業関係の構築・維持・強化を通じた増収・競争力強化のため。当事業年度中に普通株式1株につき3株の割合で株式分割を行ったため。有19,50012,934東日本旅客鉄道(株)1,652,1001,652,100主に国内旅客事業における取引・協業関係の構築・維持・強化を通じた増収・競争力強化のため。有5,9884,876(株)オリエンタルランド1,880,0001,880,000主に国内旅客事業における取引・協業関係の構築・維持・強化を通じた増収・競争力強化のため。有5,0765,536東急(株)1,002,0001,002,000主にマイレージ・クレジットカード事業における同社のポイントサービスであるTOKYU POINTとの連携等の取引・協業関係の構築・維持・強化を通じた増収・競争力強化のため。有1,8651,688三菱倉庫(株)355,000355,000主に航空貨物事業における取引・協業関係の構築・維持・強化を通じた増収・競争力強化のため。有468343京王電鉄(株)86,80086,800主に国内旅客事業における取引・協業関係の構築・維持・強化を通じた増収・競争力強化のため。有334330(株)ispace524,380524,380主に宇宙輸送に関する情報収集及び協業のため。無228395クリアル(株)133,800-主にマイレージ事業における資本業務提携により、連携等の取引・協業関係の構築・維持・強化を通じた増収・競争力強化のため。有93- 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)富士石油(株)-1,034,600株式保有効果の観点から、当社の財務状況・株式市場への影響やその他事業面等で考慮すべき事項にも配慮しつつ、売却をいたしました。同社株式は、2026年3月31日時点で保有しておりません。無-315(株)日新-5,200株式保有効果の観点から、当社の財務状況・株式市場への影響やその他事業面等で考慮すべき事項にも配慮しつつ、売却をいたしました。同社株式は、2026年3月31日時点で保有しておりません。有-24
関係会社の状況 FY2026 / 約5,009字
4【関係会社の状況】名称住所資本金(百万円)セグメントの名称(主要な事業の内容)※1議決権の所有割合役員の兼任(名)資金援助(貸付金)営業上の取引設備の賃貸借直接(%)間接(%)合計(%)(連結子会社) 株式会社ジェイエア大阪府池田市100フルサービスキャリア事業100.0-100.0なし7,964百万円運送の共同引受地上業務受託一般管理業務受託航空燃料販売販売業務受託運航業務受託整備業務受託航空機賃貸事務所賃貸日本エアコミューター株式会社※5鹿児島県霧島市100フルサービスキャリア事業60.0-60.0なしなし運送の共同引受地上業務受託一般管理業務受託航空燃料販売販売業務受託整備業務受託事務所賃貸株式会社北海道エアシステム札幌市東区490フルサービスキャリア事業57.4-57.4なしなし運送の共同引受地上業務受託一般管理業務受託航空燃料販売販売業務受託なし日本トランスオーシャン航空株式会社※5沖縄県那覇市4,537フルサービスキャリア事業72.8-72.81なし運送の共同引受連帯運送地上業務受託一般管理業務受託航空燃料販売販売業務受委託運航業務受託整備業務受委託航空機賃貸事務所賃貸琉球エアーコミューター株式会社沖縄県那覇市396フルサービスキャリア事業-74.574.5なし2,707百万円連帯運送地上業務受託一般管理業務受託航空燃料販売なし株式会社JALナビア東京都品川区50フルサービスキャリア事業100.0-100.0なしなし航空旅客予約・発券業務委託事務所賃貸株式会社ZIPAIR Tokyo千葉県成田市100LCC事業100.0-100.0なしなしコードシェア一般管理業務受託整備業務受託航空燃料販売地上業務受託運航業務受託航空機賃貸施設賃貸スプリング・ジャパン株式会社千葉県成田市100LCC事業66.7-66.7なし13,500百万円運航業務受託コードシェア航空燃料販売整備業務受託地上業務受託一般管理業務受託なし株式会社JALUX東京都港区2,558マイル/金融・コマース事業21.648.169.7なしなし物品等の購入及び業務サービス委託等事務所賃貸JALペイメント・ポート株式会社東京都品川区390マイル/金融・コマース事業16.568.584.9なしなしマイルの販売事務所賃貸株式会社ジャルカード東京都品川区360マイル/金融・コマース事業50.6-50.6なしなしJALカード等業務委託事務所賃貸株式会社JAL-DFS※6千葉県成田市300マイル/金融・コマース事業-100.0100.0なしなしなしなしSJフューチャーホールディングス株式会社東京都品川区100マイル/金融・コマース事業50.5-50.5なしなしなしなし株式会社JALエービーシー東京都中央区100マイル/金融・コマース事業-100.0100.0なしなし航空手荷物取扱業務委託なしJAL SBI フィンテック株式会社東京都品川区45マイル/金融・コマース事業51.0-51.0なしなしなしなし株式会社JALマイレージバンク東京都品川区40マイル/金融・コマース事業100.0-100.0なしなしJALマイレージバンク業務委託法人販売精算業務委託マイルパートナー提携業務委託事務所賃貸株式会社JALUXエアポート東京都大田区15マイル/金融・コマース事業-100.0100.0なしなしなしなし株式会社JALデジタル東京都港区702その他100.0-100.0なしなしシステム開発・保守・運用委託等事務所賃貸株式会社JALファシリティーズ東京都大田区180その他85.06.091.0なしなし建設工事施設維持管理業務委託事務所賃貸JAL Agriport株式会社千葉県成田市100その他100.0-100.0なし400百万円物品等の購入及び業務サービス委託等なしJALビジネスアビエーション株式会社東京都大田区100その他51.0-51.0なしなし地上業務受託なし株式会社JALブランドコミュニケーション東京都品川区100その他100.0-100.0なしなし機内搭載誌編集機内エンタテイメント選定デジタルCX関連等業務委託事務所賃貸株式会社ジャルパック東京都品川区80その他97.00.997.9なしなし航空座席の販売等事務所賃貸JTAインフォコム株式会社沖縄県那覇市50その他-100.0100.0なしなしなしなし株式会社JALJTAセールス沖縄県那覇市30その他16.783.3100.0なしなし販売促進業務委託なし株式会社JALサンライト東京都品川区20その他100.0-100.0なしなし業務サービス委託事務所賃貸株式会社オーエフシー東京都品川区10その他50.040.090.0なしなしなしなし株式会社JAL航空みらいラボ東京都品川区10その他100.0-100.03なし業務サービス委託事務所賃貸JUPITERGLOBAL LIMITED香港千香港ドル1,960その他46.44.651.0なしなし航空貨物販売業務委託なしJALPAK INTERNATIONAL HAWAII, INC.アメリカホノルル市千米ドル1,000その他-100.0100.0なしなしなしなしJALPAK INTERNATIONAL (EUROPE) B.V.オランダアムステルダム市千ユーロ1,600その他-100.0100.0なしなしなし事務所賃貸JALPAK INTERNATIONAL (FRANCE) S.A.S.フランスパリ市千ユーロ160その他-100.0100.0なしなし航空券の販売事務所賃貸EURO-CREATIVE TOURS (U.K.) LTD.イギリスロンドン市千英ポンド100その他-100.0100.0なしなし航空券の販売事務所賃貸PT. TAURINA TRAVEL DJAYA※3インドネシアジャカルタ市千インドネシアルピア500,000その他-49.049.0なしなし航空券の販売なしJapan Airlines Ventures, Inc.アメリカレッドウッド市0その他100.0-100.0なしなしなしなしJAL Innovation Fund II, L.P.アメリカレッドウッド市0その他100.0-100.0なしなしなしなしJAL Innovation Fund II, LLCアメリカレッドウッド市0その他-100.0100.0なしなしなしなし日航関西エアカーゴ・システム株式会社大阪府泉南市100-(貨物郵便関係)69.2-69.2なしなし地上業務委託施設賃貸株式会社JALカーゴサービス千葉県成田市50-(貨物郵便関係)100.0-100.0なしなし地上業務委託施設賃貸株式会社JALカーゴハンドリング千葉県成田市50-(貨物郵便関係)-100.0100.0なしなし地上業務委託なし株式会社JALカーゴサービス九州福岡市博多区20-(貨物郵便関係)40.040.080.0なしなし地上業務委託事務所賃貸ジャルロイヤルケータリング株式会社※7千葉県成田市2,700-(旅客サービス関係)51.0-51.0なしなし航空機内食の購入なし株式会社JALスカイ東京都大田区100-(空港旅客関係)100.0-100.0なしなし航空旅客取扱業務委託ステーションオペレーション業務委託事務所賃貸JALスカイエアポート沖縄株式会社沖縄県那覇市33-(空港旅客関係)66.733.3100.0なしなし航空旅客取扱業務委託ステーションオペレーション業務委託地上業務委託なし株式会社JALスカイ大阪大阪府豊中市30-(空港旅客関係)100.0-100.0なしなし航空旅客取扱業務委託ステーションオペレーション業務委託なし株式会社JALスカイ九州福岡市博多区30-(空港旅客関係)100.0-100.0なしなし航空旅客取扱業務委託ステーションオペレーション業務委託なし株式会社JALスカイ札幌北海道千歳市30-(空港旅客関係)100.0-100.0なしなし航空旅客取扱業務委託ステーションオペレーション業務委託なし株式会社JALスカイ金沢石川県小松市10-(空港旅客関係)100.0-100.0なしなし航空旅客取扱業務委託地上業務委託ステーションオペレーション業務委託なし株式会社JALスカイ仙台宮城県名取市10-(空港旅客関係)100.0-100.0なしなし航空旅客取扱業務委託ステーションオペレーション業務委託なし株式会社JALグランドサービス東京都大田区100-(グランドハンドリング関係)99.80.2100.0なしなし地上業務委託事務所賃貸株式会社JALグランドサービス大阪大阪府豊中市10-(グランドハンドリング関係)-100.0100.0なしなしなしなし株式会社JALグランドサービス九州福岡市博多区10-(グランドハンドリング関係)-100.0100.0なしなしなしなし株式会社JALグランドサービス札幌北海道千歳市10-(グランドハンドリング関係)-97.797.7なしなしなしなし株式会社JALエアテック東京都大田区100-(整備関係)67.23.470.6なしなし車両・整備用器材等の整備委託事務所賃貸株式会社JALエンジニアリング東京都大田区80-(整備関係)100.0-100.0なしなし航空機・エンジン・装備品の整備及び整備管理業務の委託事務所賃貸株式会社JALメンテナンスサービス東京都大田区10-(整備関係)100.0-100.0なしなしなし事務所賃貸 名称住所資本金(百万円)セグメントの名称(主要な事業の内容)※1議決権の所有割合役員の兼任(名)資金援助(貸付金)営業上の取引設備の賃貸借直接(%)間接(%)合計(%)(持分法適用会社) 空港施設株式会社※2東京都大田区6,826フルサービスキャリア事業21.0-21.0なしなし施設の賃借施設賃借株式会社エージーピー東京都大田区703フルサービスキャリア事業46.6-46.6なしなし航空機用動力購入等施設賃貸沖縄給油施設株式会社沖縄県那覇市100フルサービスキャリア事業30.020.050.0なしなし燃料施設の利用なし名古屋エアケータリング株式会社愛知県常滑市100フルサービスキャリア事業30.0-30.0なしなし航空機内食の購入なし福岡エアーカーゴターミナル株式会社福岡市博多区50フルサービスキャリア事業40.0-40.0なしなし国際貨物取扱業務の委託なしAVIATION TRAINING NORTHEAST ASIA B.V.オランダホーフトドルプ市千米ドル100フルサービスキャリア事業50.0-50.0なしなしなしなしジェットスター・ジャパン株式会社千葉県成田市100LCC事業50.0-50.0なし8,281百万円コードシェア地上業務受託運航整備受託航空燃料販売事務所賃貸株式会社マネースクエアHD東京都港区3,106マイル/金融・コマース事業33.3-33.3なしなしなしなし株式会社ロイヤリティマーケティング※4東京都渋谷区2,381その他15.0-15.0なしなしマイルの販売及びポイントの購入LMデータ購入及び分析なしアビコム・ジャパン株式会社東京都港区1,310その他36.8-36.8なしなし情報通信サービスの利用施設賃貸KDDIスマートドローン株式会社東京都千代田区100その他20.0-20.0なしなしなしなし(注)1.セグメントの名称は、特定のセグメントに分類できない会社は、主要な事業の内容を記載しております。2.有価証券届出書または有価証券報告書を提出している会社は、空港施設株式会社です。3.持分は100分の50以下ですが、実質的に支配しているため子会社としております。4.持分は100分の20未満ですが、実質的な影響力を持っているため関連会社としております。5.セグメントの名称(主要な事業の内容)には、整備関係を含みます。6.株式会社JAL―DFSは、2026年4月1日付でJALUX Travel Retailに社名変更しております。7.ジャルロイヤルケータリング株式会社は、2026年4月1日付でJALロイヤルケータリング株式会社に社名変更しております。
サステナビリティ FY2026 / 約12,720字
2【サステナビリティに関する考え方及び取組】当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取り組みは、次のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1)サステナビリティ全般①ガバナンス当社グループでは、サステナビリティに関する重要事項を取締役会で審議・決定しています。取締役会への付議にあたり、社長を議長とするサステナビリティ推進会議において、以下の事項を主な議題とし、マネジメントレビューを行っています。 ● サステナビリティの実現に向けた取り組みの重要課題・年度目標の決定、進捗のモニタリング・評価 ● 気候変動のリスクと機会に関する対応の決定 ● 環境マネジメントシステム(EMS)のモニタリング・評価 ● 人権デューデリジェンスのモニタリング・評価サステナビリティ推進会議の下部会議体であるサステナビリティ推進委員会(委員長:ESG推進部担当役員)を月次で開催しています。重要課題(マテリアリティ)の再整理、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)/TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)に関する情報開示、Dow Jones Best-in-Class Indices評価結果とレビュー、ESG評価の総括などについて議論を行っており、取締役会に計2回報告しました。また、2023年4月に立ち上げたGX戦略の専門部署が事務局を務めるGX関係役員会と、2024年7月に立ち上げた関係・つながり創造の専門部署が事務局を務める関係・つながり創造役員会をサステナビリティ推進委員会の派生会議として活用しており、それぞれの分野に特化したプロジェクトや施策・事業の進捗管理ができる体制を構築しています。 ②戦略当社グループは、2021年5月に、「安心・安全」「サステナビリティ」をキーワードとした「JAL Vision 2030」、および、その実現に向けた「2021-2025年度 JALグループ中期経営計画」を策定、発表しました。また、「中期経営計画ローリングプラン2023」においてESG戦略を価値創造・成長を実現する最上位の戦略と位置づけ、環境負荷の低減を前提に、サステナブルな人流・商流・物流と関係人口を創出し、コロナ禍を経て見直されつつある「移動・つながり」の力で、地域社会の衰退や幸福度の低下といった社会課題の解決を目指す価値創造ストーリーを示しました。当社グループは重要課題(マテリアリティ)を継続的に見直しており、2023年度には8つのマテリアリティに整理しました。これは、航空に限らず当社グループの全事業領域における経済的価値の創出との連動性が高まることを意図して整理されたものです。また、2025年度の経営目標・利益目標の達成により中期経営計画を完遂し、2026年度以降のさらなる成長へつなげていくために、2025年3月19日に「2021-2025年度 JALグループ中期経営計画ローリングプラン2025」を策定しました。中期経営計画の完遂に向けた具体的な取り組みに加え、既存領域での事業構造改革の深化や社会課題起点での新たな事業の創出に取り組むことをお示ししています。当社グループは、社会課題解決を通じてグループ全体の事業を成長させ、中長期的な企業価値の向上を目指してまいりました。さらに、2026年3月2日には新たな成長戦略である「JALグループ経営ビジョン2035」を策定しました。環境変化を適切に捉え、持続的な成長を実現するため、従来の「5ヵ年の中期経営計画+ローリングプラン」から、「10年ビジョンと機動的な単年度計画」へ転換し、短期的な計画では実現の難しい抜本的な事業変革に取り組むとともに、足元の環境変化に対しては、単年度計画により機動的かつ柔軟に対応してまいります。 ③リスク管理当社グループでは、リスクを組織の使命・目的・目標の達成を阻害する事象または行為と定義し、リスク管理部が半期ごとにリスク調査と評価を行っています。特に重要と評価されたものを優先リスクと位置づけ、社長を議長とするグループリスクマネジメント会議でリスク管理の状況を確認し、対応策を審議・決定します。環境を含むサステナビリティ全般のガバナンスに関わるリスクはサステナビリティ推進会議において、リスクの管理方針と必要な対応策を審議し、その内容は取締役会に報告しています。 ④指標と目標8つのマテリアリティに基づき、「移動を通じた関係・つながり」を創出していくための取り組み、GX戦略をはじめ豊かな地球を次世代へ引き継ぐための地球環境保全の取り組み、人財戦略が目指す人的資本経営、人権デューデリジェンスにかかわる対応、そして価値創造の基盤となるガバナンスそれぞれに指標と目標を設定し、ESG経営を推進しています。いずれも定量的な数値目標を設定することが可能で、意思を持って推進していく項目を設定し、当社Webサイトで開示しています。(https://www.jal.com/ja/sustainability/initiatives/) (2)気候変動への対応JALグループは、この豊かな地球を次世代に引き継ぐ責任を果たすため、「JALグループ環境方針」を定め、さまざまな取り組みを推進しています。現在、地球上では、さまざまな環境問題が顕在化していますが、JALグループは社会の持続可能性にとって気候変動への対応が特に重要な課題であると認識していることから、航空運送事業者の責務として、CO2排出量の削減をはじめとするさまざまな取り組みを着実に推進すべく、2020年6月の株主総会で、2050年までにCO2排出量実質ゼロ(ネット・ゼロエミッション)を目指すことを宣言しました。また、2021年2月には「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」の提言に賛同し、今後も定期的にTCFDおよびその後継となるISSB(注1)基準、およびSSBJ(注2)基準を参考にした情報開示を実施していきます。さらに、SBT(注3)イニシアティブの動向を注視し、SBTイニシアティブが目指す2050年までのネット・ゼロエミッション実現に向けて取り組んでいきます。なお、当期においてはSSBJ基準のすべての定めには準拠しておりません。気候変動への対応においては、リスクの低減と機会の獲得を通じて中長期的な成長を実現し、持続的な企業価値の向上につなげていくため、日々の事業活動におけるCO2削減に真摯に取り組むことはもちろんのこと、ステークホルダーとの連携を通じて、燃料効率を高めるための技術革新や持続可能な航空燃料(SAF)などの製造開発の促進にも積極的に取り組んでいます。また、カーボンクレジット活用や除去新技術への貢献を通して、バリューチェーン外での脱炭素の取り組みも進めています。(注)1.ISSB(International Sustainability Standards Board:国際サステナビリティ基準審議会)2.SSBJ(Sustainability Standards Board of Japan:サステナビリティ基準委員会)3.SBT(Science Based Target:科学と整合した目標) ①ガバナンスJALグループは、取締役会が、気候変動・生物多様性に関する執行の取り組みに関し、定期的な報告(2025年度実績: 2回)を通じて強い監督機能を発揮しています。取締役会は、取締役候補の選任、執行役員の選任、報酬の決定ならびに重要な意思決定を通じて、高い透明性の下、強い経営監視機能を発揮します。執行においては、社長が議長を務めるサステナビリティ推進会議で、基本方針の策定、重要な目標の設定と進捗管理を実施するとともに、課題に対する対応方針を審議・決定します。サステナビリティ推進部担当役員が委員長を務めるサステナビリティ推進委員会で、環境マネジメントシステム(EMS)を通じて把握した課題やGX関係役員会(2025年度実績: 9回)を通じて確認した課題を審議の上、サステナビリティ推進会議に報告します。なお、中期経営計画には気候変動への対応を経営戦略に織り込んだ上で、事業を通じた社会課題の解決に向けたサステナビリティ全般における8つの重要課題(マテリアリティ)を定めています。これらの課題に対する着実な取り組みを通じ、持続可能な事業運営および企業価値の向上を実現するという強い意志の下、外部ESG評価やCO2排出削減目標などを指標として役員報酬に反映しています。 ②戦略シナリオ分析JALグループは、2018年に環境省が主管する「TCFDに沿った気候リスク・機会のシナリオ分析支援事業」へ参画し、国際エネルギー機関(IEA)および気候変動に関する政府間パネル(IPCC)による今世紀末までの平均気温上昇が「4℃未満」と「2℃未満」の2つのシナリオ(RCP8.5(注4), RCP2.6(注5))に基づき、2030年の社会を考察しました。 (注)4.RCP8.5シナリオ:IPCC第五次報告書における高位参照シナリオ(2100年における温室効果ガス排出量の最大排出量に相当するシナリオ)5.RCP2.6シナリオ:IPCC第五次報告書における低位安定化シナリオ(将来の気温上昇を2℃以下に抑えるという目標の下に開発された排出量の最も低いシナリオ) [JALグループのネット・ゼロエミッション実現に向けたシナリオ作成の前提] JALグループのネット・ゼロエミッション実現に向けた移行計画JALグループは1.5℃シナリオを前提に、2020年6月の株主総会において2050年のネット・ゼロエミッションの目標を掲げました。その後、IEA SDS(注6)シナリオなどを踏まえてリスクと機会を考慮して具体的なロードマップを作成し、2021年には「2021-2025年度JALグループ中期経営計画」に反映、2025年に同ローリングプランでロードマップを更新しました。さらに現下の航空業界を取り巻く環境を踏まえ、「JALグループ経営ビジョン2035」の中で新たなロードマップをお示ししております。なお、JALグループの航空機が排出するCO2の削減については、ICAOやIATAでの最新の検討資料やATAG(注7)の「WAYPOINT 2050」などの最新のシナリオを参照しつつ、2050年までのCO2削減のシナリオを検討し、今後の課題と打ち手について議論を進めています。シナリオ作成にあたっては、総需要に基づくRTK(有償輸送トンキロ)の伸びを国際線・国内線それぞれに設定の上2050年までのCO2総排出量を算出し、各取り組みによる効果を反映しました。 (注)6.IEA SDSシナリオ:IEA(国際エネルギー機関)による持続可能な開発目標を完全に達成するための道筋である、持続可能な開発シナリオ(Sustainable Development Scenario)7.ATAG(Air Transport Action Group)航空業界のサステナビリティを推進するグローバル連合 [JALグループのネット・ゼロエミッション実現に向けたロードマップ] ネット・ゼロエミッション達成に向けた推進体制強化のため、サステナビリティ推進委員会の下に、GXに関する議題に特化した会議体としてGX関係役員会を設置し、議論を行っています。議題によっては、取締役会まで上程しGXに関する施策の決定を行っています。特に注力すべきと認識しているSAF(注8)の活用については、調達本部の中に専任の国産SAF推進タスクフォースを設置し、国産SAFの製造にも積極的に関与するなど、取り組みを加速させるとともに脱炭素化に向けた投資などを促進するためのインターナルカーボンプライシング(ICP)の活用など、多種多様な手法によりGX戦略を推進しています。 (注)8.SAF(Sustainable Aviation Fuel):持続可能な航空燃料。原料の生産・調達から製造、輸送、燃焼までのライフサイクルで、従来のジェット燃料比でCO2排出量を平均80%削減可能とされる。 リスクと機会気候変動は「安全・安心な社会」における事業運営を前提とした航空運送事業に対して負の影響を及ぼし、結果として、事業の継続を考える上で甚大なリスクとなる可能性があります。特に近年、気候変動による物理リスクが顕在化する例が多く見受けられます。また、航空会社によるCO2削減をはじめとする気候変動への対応は、省燃費機材への更新やカーボンプライシングへの対応など、さまざまな財務上のインパクトを与える可能性があります。JALグループでは、事業に影響を与えるこれらの要素をTCFDにおける気候変動に関するリスク・機会の分類に沿って整理・検討し、下表に記載しています。なお、ここでいう「時期」および「発生時の影響」の区分とは、次に定めたとおりです。リスクと機会は、毎年度見直しを行っています。以下は、2025年7月30日の取締役会において確認したものです。 リスク 機会 ③リスク管理JALグループでは、リスクを組織の使命・目的・目標の達成を阻害する事象または行為と定義し、半期ごとにリスク調査と評価を行っています。特に重要と評価されたものを優先リスクと位置づけ、社長を議長とするグループリスクマネジメント会議でリスク管理の状況を確認し、対応策を審議・決定します。経営戦略上の重点課題である、気候変動や生物多様性などの環境課題については、関連する国際社会の法・規制や政策動向などを踏まえつつ、環境マネジメントシステム(EMS)に基づくPDCAサイクルを通じてリスク管理を実施しています。気候変動に関するリスクについては、移行リスク・物理リスクともに、JALグループ全体のリスクマネジメント体制において管理しています。 ④指標と目標JALグループでは、豊かな地球を次世代に引き継ぐために、CO2排出量をはじめ廃棄物や水使用量などの環境データについて指標と目標を定めて取り組み、その結果を企業サイトやJALレポートにて開示しています。航空運送という事業の特性上、CO2排出量の内訳は航空機からの直接排出が約99%を占めています。この事実を踏まえ、航空機からのCO2排出量削減を最優先課題として対応しています。さらに、排出量の約1%を占める地上施設・地上車両などの航空機以外からのCO2の削減についても同様に高い目標を定め、グループ一丸となって取り組んでいます。技術革新や市場形成などに関するさまざまな課題を克服するために、国内外のさまざまなステークホルダーとの連携・協働を強化しつつ、CO2削減の国際的な枠組みに則り、日本政府の「クリーンエネルギー戦略」とも整合しながら、最先端の取り組みで業界をリードしていきます。 2030年までのCO2削減の目標・取り組みJALグループは、2050年CO2排出量実質ゼロの実現に向けたマイルストーンとして、2021年5月に本邦航空会社として初めて2030年度における具体的な目標(総排出量2019年度対比10%削減)を掲げました。これまで、アライアンスでのSAFの共同調達や機材更新時のESGファイナンス活用などに率先して取り組み、世界の航空業界の脱炭素化を推進してきました。今後も、省燃費機材への着実な更新、日々の運航の工夫(JAL Green Operations)の実施、またSAF活用の具体的な目標を定めた上での戦略的な調達、といった従来の取り組みを加速することに加え、カーボンクレジットの活用や除去や回収などの新技術の活用検討を実施することにより、目標の達成に向けて果敢に挑戦します。なお、SAFについては海外における製造・サプライチェーン構築の動きが加速していますが、日本国内でも政府の「経済財政運営と改革の基本方針2025」、「新しい資本主義のグランドデザインおよび実行計画」、「脱炭素成長型経済構造移行推進戦略」の中で、SAFの製造・流通を推進していくことが明記されました。JALグループは、2030年度のSAFに関する二つの目標である、全搭載燃料の10%のSAFへの置き換えとSAF使用によるCO2排出量の5%削減の実現のため、官民の連携や国内外のステークホルダーとの協働を通じ、SAFの商用化促進に向けて積極的に取り組みます。また、間接排出についても目標を設定し、着実に削減してきましたが、今般、地上の直接排出(車両、地上施設)に関する目標の設定により、航空機以外における2030年度の排出量目標を、2019年度対比35%減と定めました。このことにより、航空機以外のCO2排出量削減についての取り組みをさらに加速します。 (3)自然資本(生物多様性)への対応①ガバナンス当社グループでは、生物多様性に関する取り組みに対しても、気候変動への対応と同様のガバナンス体制を構築しており、TNFDの提言に基づく情報開示は取締役会で報告・承認されます。 ②戦略当社グループは、TNFDが提唱する、自然関連のリスクと機会を科学的根拠に基づき体系的に評価するためのLEAPアプローチ(注9)に則り、ダブルマテリアリティの概念の下、自社の事業が自然に依存している面と影響を及ぼしている面の両方の観点から、優先地域の特定をした上で、リスクと機会の評価を行っています。当社グループの航空運送事業における自然への依存と影響を洗い出し、依存は「自然遺産・ビーチリゾート等自然が豊かな観光地への運航」、「現地食材商品の販売」、「洪水や暴風雨などの自然災害からの植生による保護」、「水利用」、影響は「空港周辺への環境汚染の可能性」、「GHG排出」、「SAFの製造過程における生態系への影響の懸念」などが挙げられました。CO2削減に必須であるSAFおよびクレジットについては、公的機関が定めた認証制度に基づき、厳格なサステナビリティ基準を満たしたものを調達することで、バリューチェーン上の生物多様性リスクの低減に努めてまいります。水リスクに関しては、世界資源研究所が提供する水リスク分析ツールAqueductを活用して当社グループの取水地域を分析した結果、水ストレスレベルが低いとされる日本国内が主であり、リスクは低いと認識していますが、総取水量の8割を占める首都圏(羽田・成田)を中心に、航空機部品洗浄のための水のリサイクルなどを通じて水資源の保全に努めていきます。また、海外についても分析を行った結果、取水量が少ないため優先地域としていないものの、今後当該地域での取り組みも拡大していきます。生物多様性リスクに関しては、WWFが提供する生物多様性リスクフィルターにおける重要な生物多様性が存在する地域と当社グループの就航地を照合したところ、日本国内の多くが生物多様性リスクの高い地域であることがわかりました。このうち、特にリスクが高いとされたエリアをSensitive Locationsとしました。また、自然観光需要の高いエリアを「事業が自然に依存している地域」、主要空港である東京を「事業が自然に影響を与えている地域」としてMaterial Locationsとしました。これらを総合的に掛け合わせ、北海道・鹿児島・沖縄・東京を優先して生物多様性の保全に取り組むべき地域と特定し、例えば沖縄での有性生殖サンゴの育成や、北海道でのタンチョウ保全、鹿児島でのマングローブの植樹の取り組みなどを実施しています。また、海外の就航地についても、TNFDが推奨する4つのツール(Aqueduct x IBAT x GFW x ENCORE)とIWT(違法野生生物取引)ホットスポットをかけ合わせ、重要な生物多様性や水リスクが存在する地域をSensitive Locationsと特定しました。また、JALグループの就航地に関わるMaterial Locationを特定しました。これらの分析を基に、観光需要が大きく、事業が自然に依存し影響を与えている地域であるハワイ・オーストラリアを優先して生物多様性の保全に取り組むべき地域として特定し、取り組みを推進しています。例えば、2024年6月から「JAL Mahalo運賃」の販売を開始し、お客さまと共にハワイの環境・文化保全に取り組み、2025年3月にはホノルルでダイヤモンドヘッドでのレストレーション活動やハワイ固有種の植樹などをお客さまと共に実施しました。また、オーストラリアの生態系保護のため、害虫の侵入を防ぐための措置を実施しています。生物多様性の損失は航空運送事業の継続を考える上で重大なリスクとなる可能性がある一方、それを管理することは機会にもつながります。2023年にWWFジャパンの有識者と実施したワークショップでは特定した依存と影響を基に自然に関連するリスクと機会の評価も行いました。その後も毎年見直しを行い、下表のとおり整理しています。今後、財務上のインパクトも分析の上、リスクと機会の評価を深めていきます。 (注)9.「LEAP」とは、Locate(発見)、Evaluate(診断)、Assess(評価)、Prepare(準備)の4つのフェーズの頭文字をとったもの。バリューチェーン全体を対象に自然との接点を発見し、優先すべき地域を特定する(Locate)、自社の企業活動と自然との依存関係や影響を診断する(Evaluate)、診断結果を基に、重要なリスクと機会を評価する(Assess)、自然関連リスクと機会に対応する準備を行い、投資家に報告する(Prepare)情報ガイダンス リスク機会 ③リスクと影響の管理当社グループでは、半期ごとに実施するリスク調査において、特に重要と評価されたものを優先リスクと位置づけ、社長を議長とするグループリスクマネジメント会議でリスク管理の状況を確認し、対応策を審議・決定します。経営戦略上の重点課題である、気候変動や生物多様性などの環境課題については、関連する国際社会の法・規制や政策動向などを踏まえつつ、EMSに基づくPDCAサイクルを通じてリスク管理を実施しています。 ④指標と目標JALグループは、生物多様性には、気候変動をはじめとするさまざまな環境課題が影響していると認識し、包括的な解決を目指しています。生物多様性の保全に直接的に関わる目標に加え、CO2排出量や廃棄物、水使用量などの環境データについても開示しています。また、TNFDで求められているコアグローバル指標(注10)に沿った開示をESGデータで進めており、今後拡充していきます。(https://www.jal.com/ja/sustainability/initiatives/) 取り組み指標FY25目標CO2排出量の削減(注11)スコープ1〔航空〕排出量921万トン未満プラスチックの削減(注12)客室とラウンジにおける自社規格品の「新規石油由来」使い捨てプラスチックの削減率100%空港・貨物輸送における使い捨てプラスチックの環境配慮素材配合(注13)利用率100%機内食廃棄量の削減(注14)歩留まり改善2.50%産業廃棄物の削減(注15)最終処分率1%以下を維持観光資源の保全・拡大〔沖縄〕有性生殖サンゴの育成数2026年までに1000群体〔沖縄〕有性生殖サンゴ関連のツアー拡大ツアー拡大〔北海道〕タンチョウの取り組み拡大取り組み拡大〔鹿児島(奄美・宇検村)〕産官学連携の下、マングローブの植樹(注17)エコツアー催行 3回認証取得済み商材の活用(注16)認証紙を利用している機内アイテム数の割合100%違法な野生生物取引の防止違法な野生生物の輸送回数0回取り扱い食材・商材における生物多様性への配慮ESGリスク低減に向けた食材・商材の社内ガイドラインの違反件数0回空港周辺の生態系への影響抑制〔東京〕有害物質を含む水の不適切管理発生数0回(注)10.コアグローバル指標:自然に依存、影響をもたらすとTNFDで定義されている指標11.CO2の排出による気候変動は生物多様性にも影響を与えるため、気候変動と生物多様性をはじめとする諸課題の包括的な解決を目指しています。CO2削減についてはTCFDで開示しています。12.プラスチックは石油由来資源を原料とした化合物であり、気候変動の一因になっています。また海洋へ流出すると生態系に深刻な被害を与えることが指摘されており、新規石油由来の使い捨てプラスチックの削減に努めています。13.バイオマス・再生プラ・認証紙など、新規石油由来の原料不使用もしくは低減したアイテム14.食品の生産・輸送・加工・流通・廃棄を含めた食料システムはCO2を排出し、生物多様性の損失の要因となるため、機内食廃棄量の削減に努めています。15.法令に則った廃棄物の適正管理に加え、定期的に分別率とリサイクルの実現率をモニターし、資源の循環に努めています。16.森林破壊による気候変動や生物多様性への悪影響を低減するために、持続可能性に配慮した責任ある調達に努めています。17.宇検村・上智大学・伊藤忠商事との産学官連携協定に基づいたプロジェクト (4)人財への取り組み①戦略当社グループの人財戦略の基本方針等については、第4 提出会社の状況に集約して記載しております。本項では、戦略に基づく取り組みの両輪である「プロフェッショナルとしての活躍」と「新たな価値を創る変革・挑戦文化の醸成」について、人財育成方針と社内環境整備方針を含め具体的な取り組み内容を記載します。 <プロフェッショナルとしての活躍>当社グループは、航空運送事業を主軸としてこれまで培ってきた「安全を支え、最高のサービスを生み出すプロフェッショナリズム」を確実に次世代へ継承しつつ、激化する採用競争や急速なテクノロジーの進化といった外部環境の変化に柔軟に対応し、自ら新たな価値創造に挑戦し変革を起こすことができる人財を育成してまいります。JALグループの運航を支える専門的なスキルや知識は、一朝一夕には習得し得ない、当社グループにおける人的資本の強みです。この強みを次世代へ確実に継承していくために、社員が将来の成長の道筋を見通し、中長期にわたってキャリアを築き続けられる環境が不可欠です。そのために、リーダーへの「人財育成・組織活性」の動機付けや、各種サーベイ結果を基にした「良い職場づくり」に向けた振り返りと対話等を通じて、仕事を通じた成長とやりがいを実感できる職場環境を整えていきます。こうした取り組みを通じて定着率の向上を図ることで、培ってきた強みを確実に次世代へ繋いでまいります。また、既存事業の深化や新たな事業領域の拡大など、あらゆる領域における持続的な価値創造に向けては、全ての社員を対象に、自律的なキャリア形成を支援していきます。変化の激しい事業環境下で社員が持てる能力を最大限に発揮し続けるためには、自発的な学びと挑戦を組織全体で後押しする環境が不可欠です。そのために、中長期的なキャリアを描くための制度や、テクノロジーを活用した支援ツール、各種研修の実施等を通じて、主体的な能力開発をサポートしていきます。こうした取り組みを通じて自律的な学びと能力発揮を後押しし、事業環境の変化に柔軟に対応しながらプロフェッショナルとして活躍できる人財を育成していきます。 <新たな価値を創る変革・挑戦文化の醸成>外部環境の不確実性が高まる中、「JALグループ経営ビジョン2035」で掲げる既存事業の着実な成長と、社会課題起点の新たな事業領域の拡大を実現していくためには、現状の延長線上の取り組みだけではなく、新しい取り組みにもスピード感をもって挑戦し、変革していくことが不可欠です。挑戦があらゆるところで湧きおこり、変革の実行力が高い組織文化を醸成するため、以下の2つのアプローチで施策を実行していきます。 ・多様な人財の協働促進多様な人財がそれぞれの強みを活かして活躍すること、そして多様な価値観を持つ個人が組織や職種の壁を越え交流することで新たな発想の種が生まれるという考えのもと、社内環境の整備を進めてまいります。具体的には、海外採用社員のキャリアパス策定や職種別のジェンダーバランスに着目した取り組み、障がいのある社員の活躍領域の拡大、高い目標に挑み続けるアスリート社員の支援など、個々の力を活かせる環境を整えていきます。また、意図的に越境経験を増やすことで組織間の心理的な壁を取り除き、交流を活発化させていきます。 ・共創を導くリーダーの育成と挑戦の場の拡充変化の激しい時代に必要な変革を実行できる組織へと変わるため、実践を次の成長へと繋げながら、前向きに挑戦を積み重ねられる環境を整えることで、一人一人の活力を引き出し、新たな価値創造に挑む「変革・挑戦文化」を組織に根付かせてまいります。具体的には、変革を牽引する新しいリーダー像を再定義し等級制度に反映するとともに、その役割発揮を支える評価制度・報酬制度を導入し、共創型リーダーの活躍を制度面から強力に後押しします。加えて、現場のカイゼンから新規事業のアイデアまで、社員のアイデアを形にできる場を拡充していきます。②指標と目標「JALグループ経営ビジョン2035」の実現に向けた、人財戦略の最上位目標として「社員一人一人のウェルビーイングの向上」を掲げています。多様な価値観を互いに認め合い、社員一人一人が自律的に自らのキャリアや人生を選択し、充足感を感じられる企業へと成長していくため、従来のエンゲージメントを包含する、より包括的な概念を目標指標として設定しました。外部機関が設計したウェルビーイング調査の設問に基づき、各設問の肯定回答率の平均値をウェルビーイングスコアとして算出・可視化し、その水準を継続的にモニタリングしていくことで、人的資本の最大化を図ってまいります。 指標目標(2030年度)生産性向上(時間あたりEBIT)FY2025対比 1.5倍以上ウェルビーイングスコア日本トップレベル ※毎年向上 (参考)2021-2025年度 JALグループ中期経営計画の実績KPI目標(2025年度)実績(2025年度)一人当たり売上高の拡大+38%(2019年度対比)(注18)+28%(2019年度対比)成長領域への人財配置+3,500名(2019年度対比)+3,600名(2019年度対比)女性管理職比率30%31.9%エンゲージメントの高い社員割合(注19)+10pt(2019年度対比)+6.3pt(2019年度対比)(注)18.本数値は、2024年4月時点で設定した目標値に基づくものです。なお、今後については、多様な働き方の推進を踏まえ、生産性指標として「一人当たり」ではなく「時間当たり付加価値」の概念を取り入れる方針です。19.社員意識調査でポジティブな回答をした社員の割合です。 各指標の経年推移は以下のとおりです。
主要な設備の状況 FY2026 / 約2,538字
2【主要な設備の状況】(1)航空機①提出会社2026年3月31日セグメントの名称機種機数(機)座席数帳簿価額(百万円)フルサービスキャリア事業エアバスA350型22(6)239席~391席529,872フルサービスキャリア事業ボーイング777型9244席4,581フルサービスキャリア事業、LCC事業ボーイング787型50(3)186席~291席274,110フルサービスキャリア事業ボーイング767型24199席~261席17,659フルサービスキャリア事業ボーイング737型36(7)144席~165席51,934フルサービスキャリア事業エンブラエルERJ170/190型3276席~95席28,700フルサービスキャリア事業その他(貨物機、予備原動機、予備部品)3(3)-76,385 合計176(19) 983,245(注)1.リース中のものを( )外数で示しております。2.航空機リース契約の概要は次のとおりです。機種機数(機)契約相手先リース期間(注)エアバスA350型6エフティージュエルリーシング有限会社 他9社2038年1月20日ボーイング787型3エフシーグリーンリーシング有限会社 他4社2031年1月28日ボーイング737型7ACCIPITER INVESTMENTS AIRCRAFT 1 LIMITED他6社2031年6月26日その他3ヤマト運輸株式会社2029年4月10日(注)リース期間は当該機種の最終日を表示しております。 ②国内子会社2026年3月31日会社名セグメントの名称機種機数(機)座席数帳簿価額(百万円)株式会社ジェイエアフルサービスキャリア事業予備部品--26日本エアコミューター株式会社フルサービスキャリア事業ATR42-600/72-600型その他(予備原動機、予備部品) 10(1)-48席~70席-6,4991,427株式会社北海道エアシステムフルサービスキャリア事業ATR42-600型その他(予備原動機、予備部品)4-48席-5,318799日本トランスオーシャン航空株式会社フルサービスキャリア事業ボーイング737型予備部品13-165席-24,802121琉球エアーコミューター株式会社フルサービスキャリア事業 デ・ハビランドDHC-8-400CC型その他(予備原動機、予備部品)5-50席-0453スプリング・ジャパン株式会社LCC事業ボーイング737型0(6)189席19,001 合計32(7) 58,450(注)1.リース中のものを( )外数で示しております。2.航空機リース契約の概要は次のとおりです。機種機数(機)契約相手先リース期間(注)ボーイング737型6Avolon Aerospace 他3社2033年6月21日ATR42-600型1但馬空港ターミナル株式会社2033年7月19日(注)リース期間は当該機種の最終日を表示しております。(2)事業所①提出会社2026年3月31日 事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)(注4)従業員数(名)建物及び構築物機械装置及び運搬具(注3)土地(面積㎡)(注1)その他(注2)合計本社等 16,42410,770 0(2,723)[318,528] 6,80233,99911,517本社他(東京都品川区他)フルサービスキャリア事業、LCC事業、マイル/金融・コマース事業、その他事務所設備830 2,505羽田地区事業所(東京都大田区) フルサービスキャリア事業、その他空港設備12,353 -(-)[120,558] 8,988成田地区事業所(千葉県成田市) フルサービスキャリア事業、LCC事業、その他空港設備2,226 -(-)[195,634] 24その他 フルサービスキャリア事業、その他その他設備1,013 0(2,723)[2,335] -国内事業所 支店・営業所空港支店・空港所 フルサービスキャリア事業、その他事務所設備及び空港設備11,7488,411 -(-)[167,000] 2,79122,951583海外事業所 支店・営業所空港支店・空港所 フルサービスキャリア事業、LCC事業、その他事務所設備及び空港設備988150 9(52)[16,327] 3101,4582,527(注)1.賃借している土地の面積については、[ ]で外書きしております。2.その他の資産には建設仮勘定を含んでおりません。3.「機械装置及び運搬具」等の事業所ごとの内訳については少額であるため記載を省略しております。4.帳簿価額は日本基準に基づく金額を記載しております。②国内子会社2026年3月31日 会社名事業所名(所在地)セグメントの名称(主要な事業の内容)(注1)設備の内容帳簿価額(百万円)(注4)従業員数(名)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)(注2)その他(注3)合計日本エアコミューター株式会社本社事業所等(鹿児島霧島市)フルサービスキャリア事業空港設備517858-(-)[11,360]2141,591441日本トランスオーシャン航空株式会社本社事業所等(沖縄県那覇市)フルサービスキャリア事業空港設備8461,884-(-)[19,296]842,815920ジャルロイヤルケータリング株式会社(注5)本社工場等(千葉県成田市)-(旅客サービス関係)機内食設備2,053768-(-)[26,347]1182,940564株式会社JALUX本社事業所等(東京都港区)マイル/金融・コマース事業事務所設備55520-(8,588)[-]1,9582,534456(注)1.セグメントの名称は、特定のセグメントに分類できない会社は、主要な事業の内容を記載しております。2.賃借している土地の面積については、[ ]で外書きしております。3.その他の資産には投資不動産が含まれておりますが、建設仮勘定を含んでおりません。4.帳簿価額は日本基準に基づく金額を記載しております。5.ジャルロイヤルケータリング株式会社は、2026年4月1日付でJALロイヤルケータリング株式会社に社名変更しております。
設備の新設、除却等の計画 FY2026 / 約366字
3【設備の新設、除却等の計画】(1)重要な設備の新設等 セグメントの名称設備の内容投資予定額契約年月受領予定時期資金調達方法総額(百万円)既支払額(百万円)フルサービスキャリア事業、LCC事業航空機2,986,70193,0892005年5月~2024年7月2026年度 7機2027年度以降 82機自己資金、有利子負債等外部資金調達(注)上記は当社の設備投資の計画です。当社は持続的な成長と資産効率向上の両立に向けて、常に設備投資の計画を見直しており、今後の航空需要、当社の財務状況、航空機メーカーとの交渉状況等によって、具体的な設備投資は上記と異なる可能性があります。 (2)重要な設備の除却等2026年度中に、提出会社である日本航空株式会社は、フルサービスキャリア事業において、ボーイング777型機1機を売却する予定です。
コーポレート・ガバナンスの概要 FY2026 / 約17,005字
(1)【コーポレート・ガバナンスの概要】①コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方JALグループは、輸送分野における安全のリーディングカンパニーとして、存立の大前提である安全を堅持しつつ、お客さまに最高のサービスを提供します。また、公正な競争を通じて良い商品を提供し適正な利益を得るという経済的責任を果たすとともに、広く社会の一員としてその責務を果たし、貢献する企業グループであることを念頭に事業を展開しています。このことを踏まえ、企業理念の下に、「JALフィロソフィ」を定め、適切な経営判断を迅速に行います。同時に、高い経営の透明性の下に、強い経営監視機能を発揮するコーポレート・ガバナンス体制を確立し、企業価値の向上に努め、説明責任を果たします。取締役会は、会社法、関連法令および定款に次ぐ重要なものとして「コーポレート・ガバナンスの基本方針」を定め、コーポレート・ガバナンスを確立し、適宜見直しを行います。 ②企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由監査役会設置会社として、取締役会から独立した、独任制の監査役による強い監査機能を有するとともに、強い経営監視機能を発揮するため、役員の指名・報酬等に関する任意の委員会を設置しています。また、意思決定の迅速化を図る観点から、当社は執行役員制度を採用しています。 〔業務執行責任者に対する監督・牽制の強化〕 ≪取締役会≫ 1.取締役会取締役会は、取締役候補、監査役候補の選任および執行役員の選任、報酬の決定、ならびに重要な意思決定を通じて、高い透明性の下、強い経営監視機能を発揮します。そのために、a.取締役会は、経営監視機能と業務執行機能を分離し、執行役員を兼務しない取締役から取締役会議長を選任します。b.取締役会は、3名以上の適切な人数の独立性の高い社外取締役候補を選任するとともに、社外取締役が取締役会の3分の1以上を構成する体制とします。c.2023年6月定時株主総会より、取締役会は女性取締役を複数とする体制を構築しています。d.取締役および監査役は、原則として取締役会への出席率を80%以上とする旨定めています。e.取締役会は、効率的な意思決定を行うため社長への適切な権限委譲を行っています。 取締役会の構成員および活動状況は次のとおりです。〔2026年度〕議長: 赤坂 祐二(取締役会長)提出日時点の構成員:赤坂 祐二、鳥取 三津子、斎藤 祐二、青木 紀将、柏 頼之、中川 由起夫、 柳 弘之、三屋 裕子、菰田 正信 (注2) ※当社は、2026年6月23日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として「取締役9名選任の件」を提案しており、当該議案が承認可決された場合の取締役会の議長および構成員については、以下となります。議長: 赤坂 祐二(取締役会長)構成員:赤坂 祐二、鳥取 三津子、斎藤 祐二、青木 紀将、レゲット ロス、中川 由起夫、 柳 弘之、三屋 裕子、菰田 正信 (注2) 〔2025年度〕議長:赤坂 祐二(取締役会長)開催実績・出席状況: 氏名開催回数出席回数取締役(注2)赤坂 祐二14回14回鳥取 三津子14回14回斎藤 祐二14回14回青木 紀将14回14回柏 頼之14回14回中川 由起夫11回11回柳 弘之14回13回三屋 裕子14回14回菰田 正信11回11回監査役(注3)菊山 英樹14回14回田村 亮14回14回久保 伸介14回14回岡田 譲治14回14回松村 眞理子14回14回※中川取締役、菰田取締役は2025年6月に就任。(注2)※田村監査役は2025年6月に取締役を退任し、監査役に就任。※2025年6月に退任した小林取締役、北田監査役は3回/3回出席。(注3) 主な活動:主に下記等について議論を行いました。a.経営戦略関連 ・「JALグループ経営ビジョン2035」の策定b.その他重要な業務執行の決定と監督 ・ジェットスター・ジャパンの戦略的株主変更方針 ・マイル・ライフ事業に関する出資 ・JAL Innovation Fund IIの設立c.決算・財務関連 ・各四半期決算 ・資金調達 ・株主還元d.ガバナンス・リスクマネジメント関連 ・安全に関する報告 ・業務改善勧告に関わる検証委員会報告 ・取締役会実効性評価 ・取締役会規程・委員会規程の改定 ・政策保有株式の検証 ・上場関連会社に関する方針 ・役員人事・報酬に関する委員会答申・決定 ・内部統制の整備・運用評価 ・デリバティブ取引に関わるリスク管理規程の改定 ・リスクマネジメント関連報告 ・監査部による内部監査報告 ・監査役監査の方針および結果 ・監査役監査結果に対する対応e.ステークホルダーとの対話 ・株主総会・株主還元関連議案の承認 ・株主優待制度の運用状況 ・IR説明会などに関するフィードバック ・TCFD/TNFDに基づいた気候変動に係る情報開示 2.取締役会の実効性確保当社では「コーポレート・ガバナンスの基本方針」において、毎年、各取締役・監査役の評価なども参考にしつつ、取締役会の実効性を評価し、運営などについて適切に見直しを行うこととしています。 〔2025年度 実効性評価のプロセス〕a.取締役および監査役の全員に対し、取締役会事務局より、アンケート調査およびインタビューを実施し、その分析結果をふまえて、取締役会において、評価と今後に向けた取り組みについて議論を行いました。なお、アンケートは、取締役会の構成、監督、経営戦略、株主との対話、取締役会の文化、社外取締役の貢献、監査役の活動、取締役会の運営の各要素に関する、評価点設問(5段階評価)および自由記述の設問で構成されています。b.その後、取締役会において後記のとおり今後の取り組みを決定しました。なお、第三者による分析は3年に1度を目安に実施しており、至近では2023年度の実効性評価の際に実施しております。 〔2025年度 評価結果〕以上のプロセスを経て、取締役会の実効性が確保されていることを確認するとともに、取り組むべき課題を認識しました。 a.概要 ・取締役会の構成:取締役および監査役が備えるべきスキルおよび多様性は確保されている。 ・監督:リスクマネジメント、権限委譲、執行に対するモニタリング、情報開示の観点で適切に監督を実施している。 ・経営戦略:至近の事業・財務面での課題にも対処しつつ、2026年度からのJALグループ経営ビジョン2035に関して、継続的に議論を重ね、策定・公表した。 ・株主との対話:機関投資家との対話等の取り組み状況に関し、定期的に報告を受け助言を行っている。 ・取締役会の文化:自由闊達で建設的な議論・意見交換を行っている。 ・社外取締役の貢献:社外取締役は、その責務を意識し、執行と良好な関係を構築しながら、リスクテイクの支援、けん制機能の発揮の両面で適切に役割を果たしている。 ・監査役の活動:監査役は自らの活動について取締役会に適切に報告するとともに、意見を述べるなど、けん制機能を発揮している。 ・運営:議案選定、社外役員に対するサポート等の観点において適切に運営されている。 b.2025年度 重点課題に対する評価 c.2026年度 重点課題以上の評価を踏まえつつ、事業のサステナリビリティを高めるとともに、成長を実現し、企業価値の向上を図る観点から、以下の事項について、重点的に執行の取り組み状況を監督し、議論を深めてまいります。 その他、さまざまな取り組みを通じて、社外役員と執行とのコミュニケーション強化を図り、取締役会の実効性向上を図ってまいります。 3.取締役〔多様性の確保〕a.取締役は、ジェンダー、国際性、職歴、年齢などの観点で多様性確保に留意し、さまざまな分野に関する豊富な経験と高い見識や専門知識を有する者から選任します。また、2023年には女性取締役を複数とし、2024年には、当社で初めて社長に女性を登用するなど、経営層においてもDEIを推進しています。b.取締役が備えるべき専門知識や経験などについては、2021年度にスキル・マトリックスを策定、2023年度に改定の上、公表しています。 〔社外取締役〕a.社外取締役は、実践的・多角的な視点から当社の経営への助言や業務執行に関する適切な監督を行います。b.社外取締役は、その多様性確保に留意し、さまざまな分野に関する豊富な経験と高い見識や専門知識を有する者から選任するとともに、当社の定める社外役員の「独立性基準」に基づき、実質的な独立性を確保し得ない者は社外取締役候補として選任いたしません。また、当社の他4社を超える上場会社の取締役・監査役などを兼任する者は選任しません。c.社外取締役のうち1名を筆頭独立社外取締役として選任し、監査役ならびに社内各部門との連携強化を図ります。≪監査役会及び監査役≫ 1.監査役会監査役会は、取締役の職務の執行の監査、会計監査人の選解任や監査報酬に関わる権限の行使などの役割・責務を果たすにあたって、株主に対する受託者責任を踏まえ、独立した客観的な立場において適切な判断を行います。監査役会の構成員および活動状況は次のとおりです。〔2026年度〕議長: 菊山 英樹(常勤監査役)提出日時点の構成員:菊山 英樹、田村 亮、久保 伸介、岡田 譲治、松村 眞理子 (注3) ※当社は、2026年6月23日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として、「監査役1名選任の件」を提案しており、当該議案が承認可決された場合の監査役会の議長および構成員については、以下となります。議長: 菊山 英樹(常勤監査役)構成員:菊山 英樹、田村 亮、岡田 譲治、松村 眞理子、渡辺 淳子 (注3) 〔2025年度〕議長: 菊山 英樹(常勤監査役)開催実績:13回(菊山、松村監査役は13回/13回出席。久保、岡田監査役は12回/13回出席。2025年6月で退任した北田監査役は3回/3回出席。2025年6月より就任した田村監査役は10回/10回出席。)主な活動:監査方針および計画の決定、監査役選任議案への同意、常勤監査役の選定、監査役の報酬の決定、会計監査人の選任、同報酬に関する同意、監査報告書の作成等の定例案件に関する決議の他、会計監査人による非保証業務に関する事前了解、リスク管理、EMS監査、統合報告書の確認等について、報告、討議を行いました。また、監査役全員に対してアンケートを実施し、監査活動の状況についての自己評価を行いました。 2.監査役〔監査〕a.監査役は、取締役会その他重要な会議に出席する他、代表取締役および社外役員との意見交換や重要な決裁書類などの閲覧により、会社経営および事業運営上の重要事項ならびに業務執行状況を監査します。b.監査役室スタッフと共に、各部門および子会社に監査を行い、その結果を代表取締役に報告するとともに執行部門へのフィードバックも行います。c.内部監査部門や会計監査人との緊密な連携にも努めるほか、主要子会社常勤監査役との会議を定期的に開催し、グループ全体での監査の充実強化を図ります。 〔監査役候補者〕a.監査役候補は、さまざまな分野に関する豊富な知識、経験を有する者から選任し、より中立的、客観的な視点から監査を実施することにより、経営の健全性を確保します。監査役が備えるべき専門知識や経験などについては、2021年度にスキルマトリックスを策定し、公表しています。b.当社の定める社外役員の「独立性基準」にもとづき、実質的な独立性を確保し得ない者は社外監査役候補して選任いたしません。また、社外監査役は、当社の他4社を超える上場会社の取締役・監査役などを兼任する者は選任しません。 〔経営の透明性の確保と情報開示〕 1.コーポレート・ガバナンス委員会会社の持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に向け、コーポレート・ガバナンス強化のため、取締役会に必要な答申・提言を行います。コーポレート・ガバナンス委員会は取締役会議長と社外取締役で構成し、委員長は社外取締役より選定します。当委員会の構成員および活動状況は次のとおりです。(注1)〔2026年度〕委員長:三屋 裕子(社外取締役)委員: 赤坂 祐二、柳 弘之、菰田 正信 (注2)オブザーバー参加:岡田 譲治(社外監査役) ※当社は、2026年6月23日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として「取締役9名選任の件」を提案しております。これらが承認可決された場合の委員の構成は、以下となります。委員長:三屋 裕子(社外取締役)委員: 赤坂 祐二、柳 弘之、菰田 正信 (注2)オブザーバー参加:岡田 譲治(社外監査役) 〔2025年度〕委員長:柳 弘之(筆頭独立社外取締役)委員: 赤坂 祐二、三屋 裕子、菰田 正信 (注2)オブザーバー参加:岡田 譲治(社外監査役)開催実績:3回(全委員出席、2025年6月より就任した菰田取締役は2回/2回出席。2025年6月で退任した小林取締役は1回/1回出席。)主な活動:コーポレート・ガバナンス関連規程の改定や、取締役会実効性評価に関する提言を行いました。 2.指名委員会取締役候補および監査役候補の選任に関する議案を株主総会に提出する場合、指名委員会は、取締役会から諮問を受け、当該候補の人格、知見、能力、経験、実績等を総合的に判断し、取締役会に答申します。また、執行役員の選任および解任を行う場合、指名委員会は取締役会から諮問を受け、当該候補の人格、知見、能力、経験、実績等を総合的に判断し、取締役会に答申し、取締役会は、その答申を踏まえ、決議します。指名委員会は、社長等に求められる資質を、「安全運航がJALグループの存立基盤であることを肝に銘じ、JALフィロソフィを自ら先頭に立ち実践することで、全社員とともに企業理念の実現に向け着実な成果を上げられるもの」と定めるとともに、社長等の候補人財については、実践的かつ多様な経験をさせることを通じて、早期に経営に必要な素養を身に付けることができるようにします。さらに、経営陣幹部に、法令違反、ハラスメント、取締役会軽視等、その資質を問うべき状況があると認められた場合は、取締役会等における取締役による申し立てに基づき、直ちに当事者を除く指名委員会メンバー等が調査を行います。役員の懲戒については、指名委員会での議決、または指名委員会による答申を踏まえ、取締役会の決議で決定します。なお、取締役解任については株主総会の承認を要します。また、取締役および執行役員の懲戒を行う場合、懲戒の種類により、指名委員会の議決をもって決定、もしくは指名委員会の議決を経て取締役会の決議をもって決定します。指名委員会は社長と取締役会の決議で選定された4名以内の取締役で構成し、過半数は社外取締役とします。委員長は社外取締役より選定します。当委員会の構成員および活動状況は次のとおりです。(注1)〔2026年度〕委員長:柳 弘之(筆頭独立社外取締役)委員: 鳥取 三津子、斎藤 祐二、三屋 裕子、菰田 正信 (注2) ※当社は、2026年6月23日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として「取締役9名選任の件」を提案しております。これらが承認可決された場合の委員の構成は、以下となります。委員長:柳 弘之(筆頭独立社外取締役)委員: 鳥取 三津子、斎藤 祐二、三屋 裕子、菰田 正信 (注2) 〔2025年度〕委員長:柳 弘之(筆頭独立社外取締役)委員: 鳥取 三津子、斎藤 祐二、小林 栄三(2025年6月まで)、三屋 裕子、菰田 正信(2025年6月以降) (注2)開催実績:6回(小林、菰田取締役以外の取締役は6/6回出席。2025年6月より就任した菰田取締役は5回/5回出席。2025年6月で退任した小林取締役は1回/1回出席。)主な活動:取締役会への答申事項の他、役員交代にあたっての役員候補者選任に関わる要件・プロセス、社長再任確認のプロセスおよび今後の経営人財のサクセッションプランなどについて討議しました。社長再任確認については、社外取締役と社長との対話を行い、アルコール問題をはじめとする航空安全対策など、今後も継続的に対応を要する課題に対し役員一丸となって取り組んでおり、チーム経営により執行幹部の自主・自律に基づいた経営実践で企業成長を目指して努力していることなどから、企業価値向上に貢献していると評価し、2026年度においても鳥取三津子氏を社長に再任することが当社経営にとって望ましいと判断しました。 3.報酬委員会報酬委員会は、取締役、執行役員および監査役の報酬に関して、取締役会からの諮問事項について協議し、その結果を取締役会に答申します。また、報酬制度が持続的な成長に向けた健全なインセンティブとなるよう適宜検証します。報酬委員会は社長と取締役会の決議で選定された4名以内の取締役で構成し、過半数は社外取締役とします。委員長は社外取締役より選定します。これらにより報酬決定プロセスの透明性と公正性を担保します。当委員会の構成員および活動状況は次のとおりです。(注1)〔2026年度〕委員長:菰田 正信(社外取締役)委員: 鳥取 三津子、斎藤 祐二、柳 弘之、三屋 裕子 (注2) ※当社は、2026年6月23日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として「取締役9名選任の件」を提案しております。これらが承認可決された場合の委員の構成は、以下となります。委員長:菰田 正信(社外取締役)委員: 鳥取 三津子、斎藤 祐二、柳 弘之、三屋 裕子 (注2) 〔2025年度〕委員長:小林 栄三(社外取締役):2025年6月まで 菰田 正信(社外取締役):2025年6月以降委員: 鳥取 三津子、斎藤 祐二、柳 弘之、三屋 裕子 (注2)開催実績:7回(小林、菰田取締役以外の取締役は7/7回出席。2025年6月より就任した菰田取締役は5回/5回出席。2025年6月で退任した小林取締役は2回/2回出席。)主な活動:中期経営計画を完遂するための役員報酬制度の具体的な指標、評価方法等について討議を行い、取締役会に答申しました。また、JALグループ経営ビジョン2035の着実な実行に向けた取り組みの開始に際し、現在の役員報酬制度がその基本方針に則り適切に維持できているかについて継続的に議論を行っています。 4.人事委員会(運営の実態等をふまえ、2026年度より指名委員会に統合)執行役員の選任および解任に関して、取締役会からの諮問事項について協議し、その結果を取締役会に答申します。人事委員会は社長と取締役会の決議で選定された4名以内の取締役で構成し、過半数は社外取締役とします。委員長は社長とします。当委員会の構成員および活動状況は次のとおりです。(注1)〔2025年度〕委員長:鳥取 三津子(代表取締役社長執行役員)委員: 斎藤 祐二、小林 栄三(2025年6月まで)、柳 弘之、三屋 裕子、菰田 正信(2025年6月以降)(注2)開催実績:3回(小林、菰田取締役以外の取締役は3/3回出席。2025年6月より就任した菰田取締役は3回/3回出席。2025年6月で退任した小林取締役は0回/0回出席。)主な活動:取締役会への答申事項の他、執行役員候補人財の育成および新執行体制の在り方について討議しました。 5.役員懲戒委員会(運営の実態等をふまえ、2026年度より指名委員会に統合)取締役および執行役員の懲戒を行う場合、役員懲戒委員会で決定します。役員懲戒委員会は社長と取締役会の決議で選定された4名以内の取締役で構成し、過半数は社外取締役とします。委員長は社外取締役より選定します。なお、株主総会への取締役解任議案の提出等については取締役会の決議を要するものとします。当委員会の構成員および活動状況は次のとおりです。(注1)〔2025年度〕委員長:柳 弘之(筆頭独立社外取締役)委員: 鳥取 三津子、斎藤 祐二、小林 栄三(2025年6月まで)、三屋 裕子、菰田 正信(2025年6月以降) (注2)開催実績:2回(小林、菰田取締役以外の取締役は2/2回出席。2025年6月より就任した菰田取締役は2回/2回出席。2025年6月で退任した小林取締役は0回/0回出席。)主な活動:国土交通省より通知された厳重注意に関連した役員処分などについて審議を行いました。 上記の任意の委員会に加えて、筆頭独立社外取締役が主催する、社外取締役・社外監査役のみで構成する「独立社外役員意見交換会」を年に数回開催し、社外役員間のネットワークの強化を図っています。 (注)1.各委員長の氏名および役職、各委員の氏名については、2026年6月23日の株主総会開催前の時点を記載しております。2.柳 弘之、三屋 裕子、菰田 正信は社外取締役です。3.久保 伸介、岡田 譲治、松村 眞理子、渡辺 淳子は社外監査役です。 6.情報開示ステークホルダーが容易にJALグループの企業姿勢を閲覧できるよう、「コーポレート・ガバナンスの基本方針」をはじめとして、企業理念、経営戦略、経営計画等のさまざまな情報を当社Webサイトに掲載します。また、財務情報やESG等の非財務情報を統合した統合報告書「JAL REPORT」を毎年発行します。 ガバナンスに関するその他の機関は次のとおりで当社内に設置しております。 ・経営会議取締役会および社長による適切かつ機動的な意思決定に資することを目的とした機関とし、取締役会決議案件および社長決裁案件のうち経営会議による確認が必要なものの審議を行います。〔2025年度〕開催実績:37回主な活動:取締役会に付議する経営上の重要な案件を審議しました。 ・グループ安全対策会議JALグループ全体の航空安全を確保し、安全管理を推進することを目的とし、JALグループの理念・方針に基づき、安全管理に関する重要な方針の決定、安全管理体制の実態把握および体制の定期的な見直し、日常運航上安全に関わる対応の決定などを行います。〔2025年度〕開催実績:12回主な活動:JALグループ全体の航空安全に関わる方針、安全管理体制の実態把握の他、当期に発生した航空事故などへの対応について議論を行いました。特に、飲酒事例に関して2度にわたり行政指導を受けた事実を重く受け止め、社内意識改革や運航乗務員の飲酒傾向の管理の更なる強化を中心に、JALグループでの飲酒問題を根絶するための対策について、議論を行うとともに、その進捗を確認しました。なお、航空事故および重大インシデントの発生時には、速やかに取締役会に報告しています。 ・グループリスクマネジメント会議リスクを総括的に管理し、JALグループ経営の安定化を図ることを目的とし、リスクマネジメントの基本方針の策定・定期的なリスク評価・対応策の策定および事業継続マネジメントなどを行います。〔2025年度〕開催実績:2回主な活動:優先リスクへの対応、重点課題である地政学リスク、首都直下地震、富士山噴火、サイバーセキュリティへの対応などについて議論を行い、取締役会に計2回報告しました。 ・サステナビリティ推進会議JAL Vision 2035で掲げる「心はずむつながりが社会全体に広がるサステナブルでウェルビーイングな未来」を目指すことを目的とし、重要課題・年度目標の進捗管理、気候変動のリスクと機会に関するマネジメント・環境マネジメントシステム・人権デューデリジェンスのレビューを行います。〔2025年度〕開催実績:4回主な活動:重要課題の再整理、TCFD/TNFDに関する情報開示、Dow Jones Best-in-Class Indices評価結果とレビュー、移動を通じた関係・つながりを創出する取り組みなどについて議論を行い、取締役会に計2回報告しました。 ・顧客価値創造会議JALグループに接するすべてのお客さま・社会を対象として、顧客価値の創造・向上を目的に、重要な案件や課題の解決について、グループ横断で協議・決定・モニタリングなどを行います。〔2025年度〕開催実績:4回主な活動:「お客さまに共感いただき、深く長い関係を築く」ことを成長のドライバーに、「顧客価値=お客さまにとってのJALの価値」を向上させ、持続的な企業価値の向上を実現するため、中長期的な顧客戦略(ブランド戦略・タッチポイント戦略・データ顧客基盤戦略)について議論を行いました。 ・JALフィロソフィ会議JALグループ社員が、JALフィロソフィを判断の基準として、企業理念の実現に向かって本音でぶつかりあい、信頼しあえる仲間として日々の業務を推進するための施策立案、実施、モニタリング、進捗管理を行います。〔2025年度〕開催実績:1回 ・グループ業績報告会JALグループの連結・各事業セグメントの「業績」を共有するとともに、業績向上のための施策を検討します。〔2025年度〕開催実績:12回 ・グループ運営会議JALグループの重要経営案件に関する進捗確認・対応策の討議、および重要な案件の報告を行います。〔2025年度〕開催実績:19回 〔JALフィロソフィ勉強会〕 社長は、「JALフィロソフィ」をJALグループに浸透させるため、自らを含め、JALグループの役員および社員を対象としたJALフィロソフィ勉強会を適宜実施します。 〔株主との建設的な対話に関する方針〕 当社は、株主総会が株主との建設的な対話の場であることを認識し、株主の視点に立って、招集通知等での正確な情報を十分な検討期間を確保して提供するとともに、株主総会におけるわかり易い情報提供を行い、株主が適切な権利行使ができる環境を整えます。また、当社は、代表取締役、財務・経理担当役員等が積極的に対話に臨み、経営戦略・事業戦略・財務情報等について、公平性・正確性・継続性を重視し、次の方針の下、双方向の良好なコミュニケーションを図るIR(インベスター・リレーションズ)活動を展開します。 1.グループCFO、財務・経理担当役員、総務担当役員を株主との対話を統括する経営陣として指定しています。2.当社は、財務部において、情報の収集および管理、開示を統括する責任者およびそれらを実施する担当者を配置し、関連部署と連携しながら、適時かつ公正・適正に情報開示を行っています。3.当社は、四半期決算および経営計画公表時には決算および経営計画説明会を開催するとともに、統合報告書「JAL REPORT」などの発行および施設見学会の開催等により、投資機会の促進と情報開示の充実に努めています。4.経営に株主意見を反映するため、株主との対話の結果については、適宜経営陣へのフィードバックを行い、経営陣は株主からの要望や意見、問題意識を共有しています。5.当社では決算情報の漏えいを防ぎ、公平性を確保するために、当社の業況や決算に係る問い合わせへの回答やコメントを一切行わないサイレントピリオドを設定するとともに公表しています。また、社内で、情報の統括管理およびインサイダー情報の管理に努めています。 ③内部統制システムの整備及び運用状況(2026年3月31日現在) 〔内部統制システムの整備状況(基本方針)〕 JALグループは、お客さまに最高のサービスを提供し、企業価値を高め、社会の進歩発展に貢献するために、「コーポレート・ガバナンスの基本方針」を定め、その実効性の向上を目指し、以下に述べる体制や事項に関して制度や組織を整え、会社法および会社法施行規則に基づく業務の適正性を確保します。また、内部統制システムの整備・運用状況を評価検証し、是正が必要な場合は改善措置を講じることとします。 1.取締役、使用人の職務の執行が法令および定款に適合することを確保するための体制を整備します。a.企業の行動指針である「JALフィロソフィ」を制定し、取締役・使用人にその実践を促します。b.取締役会が「内部統制システムの基本方針」を決定し、総務部が内部統制システムの整備を推進します。c.リスク管理部がコンプライアンスに係る業務を統括し、関連規程の整備および運用状況をモニタリングします。d.取締役・使用人の職務執行が法令等に適合することを確保するための監査体制を整えます。 2.取締役の職務の執行に係る情報の保存および管理に関する体制を整備します。取締役の職務の執行に係る情報は、法令および社内規程に従い、適切に保存・管理します。 3.損失の危険の管理に関する規程その他の体制を整備します。JALグループ全体のリスクを管理するために、「グループ安全対策会議」「グループリスクマネジメント会議」等を設置し、適切にリスクを管理し、損失の危険の発生を未然に防止します。また、「JALグループ内部統制要綱」等を制定し、総務部が業務の適正性を継続的にモニタリングします。 4.取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制を整備します。a.定例取締役会を月1回開催するとともに、必要に応じて臨時開催し、JALグループの経営方針・計画等に係る重要な意思決定を行います。また、「経営会議」「グループ業績報告会」等の会議体を設置し、取締役の職務の執行の効率性を確保します。b.社内規程により、職務権限、職制権限、業務分掌等を定め、効率的な職務執行を確保するための分権をします。 5.JALグループにおける業務の適正を確保するための体制を整備します。a.「JALグループ会社管理規程」を制定し、JALグループ各社が「JALフィロソフィ」に基づいて公正かつ効率的に経営を行う体制を確保します。また、「JALグループ内部統制要綱」を制定し、総務部が業務の適正性を継続的にモニタリングします。b.JALグループ各社の取締役等の職務の執行に係る事項の会社への報告に関する体制を整備します。c.JALグループ各社の損失の危険の管理に関する規程その他の体制を整備します。d.JALグループ各社の取締役等の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制を整備します。e.JALグループ各社の取締役等および使用人の職務の執行が法令および定款に適合することを確保するための体制を整備します。 6.監査役がその職務を補助すべき使用人を置くことを求めた場合における当該使用人に関する事項、当該使用人の取締役からの独立性に関する事項、監査役の当該使用人に対する指示の実効性の確保に関する事項を整備します。 7.監査役への報告等に関する体制を整備します。a.取締役および使用人が監査役に報告するための体制を整備します。b.JALグループ各社の取締役、監査役、使用人またはこれらの者から報告を受けた者が監査役に報告をするための体制を整備します。c.報告をした者が当該報告をしたことを理由として不利な取り扱いを受けないことを確保するための体制を整備します。 8.監査役の職務の執行について生ずる費用の前払または償還の手続その他の当該職務の執行について生ずる費用または債務の処理に係る方針に関する事項を整備します。 9.その他監査役会または監査役の監査が実効的に行われることを確保するための体制を整備します。〔内部統制システムの運用状況〕 1.取締役、使用人の職務の執行が法令および定款に適合することを確保するための体制を整備します。a.「JALフィロソフィ」およびJALグループ行動規範「社会への約束」を定め、教育等を通じてその浸透・実践を促進しています。b.「内部統制システムの基本方針」および「JALグループ内部統制要綱」を定め、会社法および金融商品取引法の内部統制の整備・運用および評価を適切に行っています。c.365日・24時間受付、日英両言語対応可能な窓口を含む公益通報窓口(社内・社外)を設置するとともに、定期的に社員に対し窓口に関する周知を行い、コンプライアンスに係る事案等を早期に検知し、迅速に対応を講じる体制を構築しています。d.新規取引先候補の属性確認を実施しているほか、3年ごとに定期審査として属性情報に変更がないかレビューを行っています。e.取締役に対し、法的留意事項等を説明し、「忠実義務」「善管注意義務」を含む取締役の義務、権限および責任について周知徹底を図っています。また、使用人等に対し、職務執行に必要な知識習得のための教育を実施し、周知徹底を図っています。f.監査部は、年度計画に基づき、「JALグループ内部統制要綱」に定められた内部管理体制の整備および運用状況を確認しています。各監査ごとに、経営者へ監査結果を報告し、監査役には定期的に、監査の進捗状況、監査結果を報告しています。取締役会において、定期的に監査結果を報告しています。g.整備監査部は、各種法令、社内規程に従った整備業務が実施されていることを確認しています。h.安全監査部は、グループ安全対策会議に出席し、当会議提出資料等の確認を通じて、経営の安全に係る討議、関与、指示等を確認しています。また、各生産本部および安全推進本部、各空港に対する内部監査を実施しています。 2.取締役の職務の執行に係る情報の保存および管理に関する体制を整備します。取締役会その他の重要な会議の意思決定に係る情報(文書・議事録)および稟議書は、法令および社内規程に従って作成し、保存・管理しています。 3.損失の危険の管理に関する規程その他の体制を整備します。a.損失の危険の発生を未然に防止するために、予防的リスクマネジメントのPDCAサイクルを運用・実施しています。また、その取り組みの結果は、グループリスクマネジメント会議・取締役会に報告し、マネジメント評価を実施しています。b.安全上のトラブルにより2024年度と2025年度に計3回の行政指導を受け、監督官庁に再発防止策を提出しました。飲酒傾向管理において、外部専門家による定期的かつ客観的な評価・助言を受ける仕組みを構築しました。社外取締役を委員長とする検証委員会が、再発防止策の進捗や有効性を客観的にフォローアップします。経営と社員が一体となって再発防止策を実行します。c.首都直下型地震などの不測の事態に備え、大阪にオペレーションコントロールセンター分室を設置するとともに、外部専門家の知見も活用しつつ、事業継続計画の拡充および訓練に取り組み、実効性を向上させています。また、安否確認システムを活用したJALグループ全体を対象とした通報訓練を定期的に実施するなど、常日頃より社員一人一人の危機管理意識の醸成と社員に関する早期の状況把握に努めています。d.航空事故・事件の発生時に迅速かつ的確な危機管理対応を実施できるよう、事故ご被災者・ご遺族との窓口となる世話役や事故対策本部の要員を継続して養成しています。 4.取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制を整備します。取締役会の実効性評価等を通じて、職務権限と会議体の運営方法を毎年レビューするとともに、持続的な成長に向けて、戦略的な討議を実現する環境を整備しています。適切な経営判断を迅速に行うため、社長直下の経営会議体として、「経営会議」「グループ業績報告会」等を設置しています。 5.JALグループにおける業務の適正を確保するための体制を整備します。a.「JALグループ会社管理規程」および「JALグループ内部統制要綱」を制定し、総務部が主体となり業務の適正性をモニタリングしています。b.拡大業績報告会などを通じ、目標達成に向けた取り組みが確実に実行されていることをモニタリングするとともに、指導・支援を行っています。c.JALグループ各社の総務部門に対して、日常的かつ定期的に連携、情報を共有し、リスクマネジメント体制の強化に資する指導および支援を行っています。d.当社とJALグループ各社との間で基本協定書を締結し、事業運営に係る両社の基本的関係を明確にしています。e.JALグループ各社の経営に携わる取締役等が自らの責任・役割を再認識し、公正かつ効率的な経営を行うための支援を行っています。f.監査部はJALグループ各社に対し適切に監査を実施しています。また、取締役会において、定期的に監査結果を報告しています。g.整備監査部は、JALグループ各社に対し、各種法令、社内規程に従った整備業務が実施されていることを確認しています。h.安全監査部は安全監査計画に基づき、グループ安全対策会議に出席し、当会議提出資料等の確認を通じて、経営の安全に係る討議、関与、指示等を確認しています。また、各生産本部および安全推進本部、各空港に対する内部監査を実施しています。 6.監査役がその職務を補助すべき使用人を置くことを求めた場合における当該使用人に関する事項、当該使用人の取締役からの独立性に関する事項、監査役の当該使用人に対する指示の実効性の確保に関する事項を整備します。監査役監査の実効性を高め、かつ監査業務を円滑に遂行するため、取締役から独立した組織を設け、使用人(監査役スタッフ)を配置しています。また、監査役スタッフは監査役の業務指示・命令を受け、その人事は監査役の同意のもとに行っています。 7.監査役への報告等に関する体制を整備します。a.監査役は取締役会ほか重要会議に出席し、役員決裁以上の稟議を閲覧するほか、社長インタビュー・関連部のヒアリング・社内各部署の往査等を通じ会社業務の執行状況を監査しています。監査で認識された課題等については、年2回、監査役会ならびに取締役会に報告するとともに、その後の対応状況について確認をしています。b.監査役は子会社監査役と定期的に意見・情報交換を行うほか、子会社の往査を実施しています。c.監査役は、監査役への報告をした者が当該報告をしたことを理由として不利な取扱いを受けないことを確保するための体制の整備状況を確認しています。8.監査役の職務の執行について生ずる費用の前払または償還の手続その他の当該職務の執行について生ずる費用または債務の処理に係る方針に関する事項を整備します。監査役監査に必要な費用は適切に支払っています。 9.その他監査役会または監査役の監査が実効的に行われることを確保するための体制を整備します。監査役は監査部および監査法人と定期的に意見・情報交換を実施し監査の実効性を高めています。 ④責任限定契約の内容の概要当社と各社は、取締役および各監査役との間で、それぞれ、会社法第427条第1項および当社定款の規定に基づき、同法第423条第1項に定める損害賠償責任の限度額について、同法第425条第1項に定める最低責任限度額とする責任限定契約を締結しております。 ⑤役員等賠償責任保険契約の概要当社は、取締役、監査役および執行役員等を被保険者として、会社法第430条の3第1項に規定する役員等賠償責任保険契約を保険会社との間で締結しており、保険料は当社が全額負担しております。当該保険契約は、被保険者が業務について行った行為に起因して損害賠償請求がなされたことにより被保険者が被る損害賠償金や争訟費用等を補填するものです。ただし、被保険者による犯罪行為や意図的に違法行為を行った場合は補填の対象外とすること等により、被保険者の職務の執行の適正性が損なわれないようにするための措置を講じております。 ⑥取締役の定数当社の取締役は3名以上15名以内とする旨定款で定めております。 ⑦取締役の選任の決議要件当社は、取締役の選任決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の過半数をもって行う旨定款に定めております。なお、取締役の選任決議は、累積投票によらない旨定款に定めております。 ⑧株主総会の特別決議要件当社は、会社法第309条第2項に定める株主総会の特別決議要件について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨定款に定めております。これは、株主総会における特別決議の定足数を緩和することにより、株主総会の円滑な運営を行うことを目的とするものです。 ⑨中間配当当社は、会社法第454条第5項の規定により、取締役会の決議によって毎年9月30日を基準日として、中間配当を行うことができる旨定款を定めております。これは、株主の皆さまへの利益配分の機会を充実させるためです。 ⑩自己の株式の取得当社は、会社法第165条第2項および第459条第1項第1号の規定により、取締役会の決議をもって、自己の株式を取得することができる旨定款に定めております。これは、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とするため、市場取引等により自己の株式を取得することを目的とするものです。 ⑪取締役及び監査役の責任免除当社は、会社法第426条第1項の規定により、取締役会の決議をもって取締役および監査役(取締役および監査役であった者を含む)の損害賠償責任を法令に定める限度において免除することができる旨定款に定めております。これは、取締役および監査役が職務を遂行するにあたり、その能力を十分に発揮して、期待される役割を果たし得る環境を整備することを目的とするものです。
人的資本(人材育成・社内環境整備方針) FY2026 / 約1,642字
①戦略当社グループの人財戦略の基本方針等については、第4 提出会社の状況に集約して記載しております。本項では、戦略に基づく取り組みの両輪である「プロフェッショナルとしての活躍」と「新たな価値を創る変革・挑戦文化の醸成」について、人財育成方針と社内環境整備方針を含め具体的な取り組み内容を記載します。 <プロフェッショナルとしての活躍>当社グループは、航空運送事業を主軸としてこれまで培ってきた「安全を支え、最高のサービスを生み出すプロフェッショナリズム」を確実に次世代へ継承しつつ、激化する採用競争や急速なテクノロジーの進化といった外部環境の変化に柔軟に対応し、自ら新たな価値創造に挑戦し変革を起こすことができる人財を育成してまいります。JALグループの運航を支える専門的なスキルや知識は、一朝一夕には習得し得ない、当社グループにおける人的資本の強みです。この強みを次世代へ確実に継承していくために、社員が将来の成長の道筋を見通し、中長期にわたってキャリアを築き続けられる環境が不可欠です。そのために、リーダーへの「人財育成・組織活性」の動機付けや、各種サーベイ結果を基にした「良い職場づくり」に向けた振り返りと対話等を通じて、仕事を通じた成長とやりがいを実感できる職場環境を整えていきます。こうした取り組みを通じて定着率の向上を図ることで、培ってきた強みを確実に次世代へ繋いでまいります。また、既存事業の深化や新たな事業領域の拡大など、あらゆる領域における持続的な価値創造に向けては、全ての社員を対象に、自律的なキャリア形成を支援していきます。変化の激しい事業環境下で社員が持てる能力を最大限に発揮し続けるためには、自発的な学びと挑戦を組織全体で後押しする環境が不可欠です。そのために、中長期的なキャリアを描くための制度や、テクノロジーを活用した支援ツール、各種研修の実施等を通じて、主体的な能力開発をサポートしていきます。こうした取り組みを通じて自律的な学びと能力発揮を後押しし、事業環境の変化に柔軟に対応しながらプロフェッショナルとして活躍できる人財を育成していきます。 <新たな価値を創る変革・挑戦文化の醸成>外部環境の不確実性が高まる中、「JALグループ経営ビジョン2035」で掲げる既存事業の着実な成長と、社会課題起点の新たな事業領域の拡大を実現していくためには、現状の延長線上の取り組みだけではなく、新しい取り組みにもスピード感をもって挑戦し、変革していくことが不可欠です。挑戦があらゆるところで湧きおこり、変革の実行力が高い組織文化を醸成するため、以下の2つのアプローチで施策を実行していきます。 ・多様な人財の協働促進多様な人財がそれぞれの強みを活かして活躍すること、そして多様な価値観を持つ個人が組織や職種の壁を越え交流することで新たな発想の種が生まれるという考えのもと、社内環境の整備を進めてまいります。具体的には、海外採用社員のキャリアパス策定や職種別のジェンダーバランスに着目した取り組み、障がいのある社員の活躍領域の拡大、高い目標に挑み続けるアスリート社員の支援など、個々の力を活かせる環境を整えていきます。また、意図的に越境経験を増やすことで組織間の心理的な壁を取り除き、交流を活発化させていきます。 ・共創を導くリーダーの育成と挑戦の場の拡充変化の激しい時代に必要な変革を実行できる組織へと変わるため、実践を次の成長へと繋げながら、前向きに挑戦を積み重ねられる環境を整えることで、一人一人の活力を引き出し、新たな価値創造に挑む「変革・挑戦文化」を組織に根付かせてまいります。具体的には、変革を牽引する新しいリーダー像を再定義し等級制度に反映するとともに、その役割発揮を支える評価制度・報酬制度を導入し、共創型リーダーの活躍を制度面から強力に後押しします。加えて、現場のカイゼンから新規事業のアイデアまで、社員のアイデアを形にできる場を拡充していきます。
事業の内容 FY2026 / 約785字
3【事業の内容】当社グループは、当社、子会社139社および関連会社54社により構成され、「フルサービスキャリア事業」、「LCC事業」、「マイル/金融・コマース事業」および「その他」を営んでおり、その事業内容と各事業に係る位置づけおよび事業の種類別セグメントとの関連は、次のとおりです。 (1)フルサービスキャリア 事業世界と日本、都市と地域をつなぐ航空運送事業や自社旅客機貨物スペースおよび貨物専用機を組み合わせた貨物郵便事業を当社、株式会社ジェイエア、日本エアコミューター株式会社、株式会社北海道エアシステム、日本トランスオーシャン航空株式会社、琉球エアーコミューター株式会社等が行っております。(2)LCC事業北米・アジアや日本国内・中国などを結ぶ航空運送事業を株式会社ZIPAIR Tokyo、スプリング・ジャパン株式会社等が行っております。(3)マイル/金融・コマース 事業マイレージプログラムの運営、クレジットカード事業、卸売業等を株式会社JALマイレージバンク、株式会社ジャルカード、株式会社JALUX等が行っております。(4)その他航空運送を利用した旅行の企画販売やシステム開発・運用等を株式会社ジャルパック、JALデジタル株式会社等が行っております。 以上に述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりです。 (5)留意事項当社を含む当社グループ航空会社9社は、航空法に基づく本邦航空運送事業者として、国土交通省より事業許可を受けて事業を運営しており、当該許可についての有効期限やその他の期限は法令等で定められておらず、当該許可の取消は航空法第119条、失効は航空法第120条にてそれぞれ定められております。当社グループは、当該許可の保持を図るべく適正な社内体制を整えており、現時点において当該許可の取消または失効の原因となる事象はありません。
事業等のリスク FY2026 / 約7,282字
3【事業等のリスク】投資者の投資判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、航空運送事業を中心とする当社グループの事業の内容に鑑み、当社グループにおいては様々なリスクが存在しております。当社グループは、「JALグループリスクマネジメント基本方針」において、重大な損失につながる要素ならびに「業務の有効性と効率性」、「財務報告の信頼性」、「法令等の遵守」、「資産の保全」を阻害する要素、加えて市場環境の変動や疫病・震災・テロ等の外的要因のみならず、グループ全体・自社・自組織の目標達成を阻害する業務執行上の要素もリスクと定め、リスクに強靭な企業グループとして事業を継続できるよう、適切なリスクマネジメントを実施してまいります。グループ全体のリスク総括のために社長を議長とする「グループリスクマネジメント会議」を置き、JALグループが抱えている主要なリスクを俯瞰的に把握し適正なリスク管理に努めるとともに、連結業績に影響を及ぼす事象が発生した場合は「財務リスク委員会」と連携して対応しております。 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、連結会社の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性のあると認識している主要なリスクは次のとおりです。ただし、これらは当社グループに関する全てのリスクを網羅したものではなく、記載された事項以外の予見しがたいリスクも存在します。また、本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末現在において判断したものです。 (1)航空安全に関わるリスク当社グループでは、航空機の運航の安全性の確保のため、日々様々な取り組みを実施しておりますが、ひとたび死亡事故を発生させてしまった場合、当社グループの運航の安全性に対する顧客の信頼および社会的評価が失墜するだけでなく、死傷した旅客等への補償等に対応すべきであることから、当社グループの業績に極めて深刻な影響を与える可能性があります。さらに、当社グループや、当社グループが運航する型式の航空機、また当社のコードシェア便において安全問題が発生した場合、当社グループの運航の安全性に対する顧客の信頼および社会的評価が低下し、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。当社グループでは、「安全」をJALグループ存続の大前提と位置付け、全社員が日々航空安全の実現に向けたゆまぬ努力を継続しております。また、航空事故対応の専門部門を配置するとともに社長を議長とする「グループ安全対策会議」を置き、グループ全体の安全に対して徹底した管理を行っています。なお、航空事故に伴う各種損害の軽減、ならびに被災者への確実な賠償を行う目的で、現在業界水準と同程度の補償額・補償範囲の損害賠償保険に加入しております。 (2)自然災害・テロ攻撃等の災害に関わるリスク当社グループの航空機の利用者の過半数は羽田空港および成田空港を発着する航空機を利用しており、当社グループの事業における羽田・成田両空港の位置付けは極めて重要です。また、当社グループの運航管理・予約管理等、航空機の運航に重要な情報システムセンター、ならびに全世界の航空機の運航管理やスケジュール統制等を実施する「IOC(Integrated Operations Control)」は東京地区に設置しています。そのため、東京地区を含む首都圏において、大規模な震災や火山の噴火、大型台風等による被害が発生した場合、もしくは当該重要施設において火災やテロ攻撃等の災害が発生し、羽田・成田両空港の長期間閉鎖や、当社グループの情報システムやIOCの機能が長期間停止した場合、当社グループの経営に重大な影響を及ぼす可能性があります。IOCの機能停止に備え危機管理体制およびBCPを整備しており、その一環として、大阪国際空港内にオペレーションコントロールの一部機能を移管しています。その機能は東京地区のIOCの機能の全てを代替できるものではありませんが、東京地区のIOCの機能が停止した場合、その再稼働までの間、暫定的に東京地区のIOCを代替します。 (3)気候変動・地球温暖化・環境規制に関わるリスク世界では、地球温暖化等に起因する気候変動が大きな課題となっており、日本国内において大規模な自然災害の発生頻度が多くなるような場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループが属する航空業界は、気候変動の要因となる化石燃料を大量に消費する業界であることから、CO2排出量の削減が社会的な責務であり、当社グループにおいても極めて重要な経営課題となっております。温暖化防止を始めとした地球環境に係わる企業の社会的責任が高まる中、CO2排出量、騒音、有害物質等に関する環境規制が強化され、消費行動にも影響を及ぼしつつあります。今後、温室効果ガス排出量取引制度等、温室効果ガス排出への課金等費用負担を伴う環境規制のさらなる強化等が行われた場合、また、消費者の行動様式に変化が生じた場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。加えて環境負荷軽減への取り組みが不十分な場合には、当社グループの社会的な評価が低下し、当社グループの事業運営に影響を与える可能性があります。そのため、当社グループでは、2025年3月に公表した「2021-2025年度 JALグループ中期経営計画ローリングプラン2025」において、ESG戦略を価値創造・成長を実現する最上位の戦略と位置づけ、社会課題の解決を加速化してまいりました。さらに、2026年3月に発表した新たな成長戦略である「JALグループ経営ビジョン2035」では、気候変動への対応と事業成長の両立を掲げ、2050年CO₂排出量実質ゼロの実現に向けては、省燃費機材への更新促進、運航の工夫、SAF(Sustainable Aviation Fuel:持続可能な航空燃料)の安定的かつ適正な価格での調達などの取り組みを加速させるとともに、排出量取引やネガティブエミッション(CO2除去・回収等)といった新技術を活用してまいります。 なお、気候変動に関わるリスクの概要やリスク低減に向けた当社の対応については、TCFD(Task Force on Climate-related Financial Disclosures)の枠組みを活用し、その詳細を当社ホームページにて開示しています。(https://www.jal.com/ja/sustainability/environment/climate-action/) (4)国際情勢や経済動向等の外部経営環境に関わるリスク①外部経営環境に関わるリスク当社グループは、日本および世界各地に航空運送事業を展開しており、航空需要は、世界の経済動向、テロ攻撃や地域紛争、戦争等により大幅に減少し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループの業務は、整備業者、空港職員、航空保安官、燃油取扱業者、手荷物取扱者、警備会社等の第三者の提供するサービスに一定程度依存しており、第三者が、当社グループの事業運営に影響を及ぼす可能性があります。②競争環境に関わるリスク当社グループは、国内および海外において、路線、サービスおよび料金に関して激しい競争に直面しています。国内線では、既存の航空会社との競争に加え、LCCを含む低コストキャリアや新幹線との競争、国際線では、海外および日本の主要航空会社との競争が激化しており、それに加えて海外および日本の航空会社によって形成されるアライアンス、コードシェアおよびマイレージ提携が競争を激化させています。上述のように、現在の当社グループの競争環境や事業環境が大幅に変化した場合、当社グループの経営に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、航空運送事業においては、a)共同事業、b)複数の航空会社によるアライアンスへの加盟、c)コードシェア提携、d)マイレージ提携等、様々な形式で世界中の航空会社との提携を展開しております。また、マイル事業等の非航空事業分野においても、他業種との広範な提携関係を構築することで顧客基盤の強化を図っておりますが、これらの提携パートナーの経営状況や、提携関係に大きな変化が生じた場合には、当社グループの提携戦略に影響を及ぼす可能性があります。 これらのリスクの軽減に向け、地政学的なリスクをモニターする体制、関係当局、提携パートナーとの良好な関係の構築、商品・サービス競争力の向上、柔軟な需給適合の実施、適切な委託先管理に努めております。 (5)航空機導入に関わるリスク当社グループは、航空運送事業において、燃費効率に優れた新型機への更新や機種統合による効率化を目指し、ボーイング社、エアバス社等に対して航空機を発注しておりますが、これらの航空機メーカーやエンジン等の重要な部品のサプライヤーにおける技術上・財務上・その他の理由により納期が遅延した場合、当社グループの機材計画は変更を余儀なくされ、当社グループの中長期的な事業に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、航空機メーカー等と状況を常時把握し、都度、航空機導入・退役計画を見直すことでかかるリスクの低減に努めております。(6)市況変動に関わるリスク①燃油価格の変動に関わるリスク当社グループの業績は、燃油価格の変動により大きな影響を受けます。当社グループは、燃油価格の上昇分を一部燃油特別付加運賃として顧客に転嫁しておりますが、これは燃油価格の変動を直ちに反映することができず、また、顧客に全てを転嫁することは困難です。また、当社グループは、燃油価格の変動リスクを軽減するため、原油のヘッジ取引を行っております。なお、ヘッジ取引手法やヘッジポジションの状況等によっては、原油市況の下落の効果を直ちに業績に反映することができず、短期的な当社グループの業績の改善に寄与しない可能性があります。また、当社グループの事業運営には航空燃料の安定的な調達が不可欠であり、航空燃料の供給に制約等が生じる場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。②為替変動に関わるリスク当社グループは、日本国外においても事業を展開しており、外貨建により、収益の一部を受領し費用の一部を支払っています。特に当社グループにおける主要な費用である航空機燃料の価格の大半は米ドルに連動した金額となることから、当社グループにおいては米ドルの為替変動による影響は収益よりも費用が大きくなっております。これら為替変動による収支変動を軽減する目的で、収入で得た外貨は外貨建の支出に充当することを基本とし、加えてヘッジ取引を行っております。また航空機価格の大半は米ドルに連動した金額となることから、資産計上額および減価償却費が為替変動により増減するリスクがあります。これら為替変動によるリスクを軽減する目的で為替取得機会の分散を図るべくヘッジ取引を行っております。③資金・金融市場・財務に関わるリスク当社グループは、航空機の購入等の多額の設備投資を必要としており、その資金需要に応じる為に金融機関や市場からの資金調達を行う可能性があります。当社グループの資金調達能力や資金調達コストについては、資金・金融市場の動向や当社グループの信用力の変動等により、資金調達の制約や資金調達コストの上昇を招く可能性があります。また、当社グループは繰延税金資産を計上しておりますが、当社グループの将来の課税所得の見込み額が低下した場合、もしくは税制改正等により、過去に計上した繰延税金資産の取り崩しが発生し、当社グループの財務状況に一時的に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、キャッシュ・フロー創出力の向上と資金調達能力の維持向上に向け、強固なリスク耐性を備えた財務体質を保つべく財務戦略を計画・遂行してまいります。 (7)世界的な疫病の蔓延拡大に関わるリスク①短期的な業績に与える影響に関わるリスク2020年初頭から全世界規模で感染が拡大した新型コロナウイルス感染症のように、未知の疫病の世界的な拡大が将来発生した場合には、各国政府による入境制限や移動の制限・自粛要請といった人の移動に関する規制の発動や、企業や利用者の感染防止を目的とした自発的な航空機利用の回避により、航空旅客需要は大幅に減少する可能性があります。当社グループが営む航空運送事業は、航空機材費や人件費等の固定費比率が高いことから、短期的な需要の急減は、当社グループを含む航空運送事業者の業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。②中長期的な事業環境の変化に関わるリスク新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、一時的に人の移動が大きく制限を受けたことにより、ITを活用し、移動を伴わず非対面での働き方が社会に広く浸透しております。こうした社会・行動様式の変化により、航空機を使った業務渡航の需要に変化が生じることで、当社グループが営む航空運送事業の事業戦略への影響が拡大する可能性があります。当社グループでは、LCC事業やマイル・ライフ・インフラ領域を強化するポートフォリオ変革を進め、事業リスクの分散を進めております。また、旅客機に加えて貨物専用機も保有する等により、世界的な疫病の蔓延拡大により、旅客需要が減少した状況においても、貨物需要へ積極的に応じることのできる体制を強化しております。 (8)法的規制・訴訟に関わるリスク当社グループの事業は、様々な側面において、国際的な規制ならびに政府および地方自治体レベルの法令および規則に基づく規制に服しています。これらの規制の変化等により、当社グループの事業がさらに規制され、また、大幅な費用の増加が必要となる可能性があります。①法的規制に関わるリスク当社グループは、航空法をはじめとする航空事業関連法令、二国間航空協定を含む条約その他の国際的取り決め、独占禁止法その他諸外国の類似の法令、ならびに着陸料等の公租公課等の定めに基づき事業を行っておりますが、これらに変更が生じた場合や、法令に基づき耐空性改善通報等が発出された場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、羽田空港等、当社グループの航空運送事業において重要な位置付けをもつ空港における発着枠の割当て等が、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。当社グループは、公正な競争環境が確保されるよう、国土交通省をはじめ国内外の関係当局等に対して要望しております。②訴訟に関わるリスク当社グループは事業活動に関して各種の訴訟に巻き込まれるおそれがあり、これらが当社グループの事業または業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループは訴訟の提起等を受けており、事態の進展によっては、追加的な支出や引当金の計上により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、重大なリスクとなり得る法令違反および競争阻害行為等の防止に万全を期すべく、全社員および役員に対してコンプライアンス遵守を徹底させるべく、教育・啓発活動等に努めております。 (9)IT(情報システム)、顧客情報の取り扱いに関わるリスク当社グループは、業務の多くを情報システムに依存しています。コンピュータ・プログラムの不具合やコンピュータ・ウィルス等のサイバー攻撃によって情報システムに様々な障害が生じた場合には、重要なデータの喪失に加えて、航空機の運航に支障が生じる等、当社グループの経営に影響を及ぼす可能性があります。また、情報システムを支える電力、通信回線等のインフラや、メールコミュニケーション等の当社が利用するクラウドサービスに大規模な障害が発生した場合、当社グループの業務に重大な支障をきたす可能性があります。また、当社グループが保有する顧客の個人情報が取り扱い不備または不正アクセス等により漏洩した場合には、当社グループの事業、システムまたはブランドに対する社会的評価が傷つけられ、顧客および市場の信頼が低下して、当社グループの事業運営や業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、情報セキュリティに関する国際規格の認証(ISO27001)の取得・維持をグループ内で推進し、全社の情報セキュリティ品質向上に努めています。具体的な活動として、グループ全社員の情報セキュリティ・個人情報保護に対する意識やリテラシーの向上を目的に、個人情報の取り扱いに関する教育や標的型メールの攻撃訓練を定期的に実施しております。また24時間365日体制で不正アクセスやウイルス感染などの脅威を監視し、インシデント発生時にはサイバーインシデントへの対応体制を構築し、迅速な対応と再発防止等を行っております。なお、個人情報の漏洩に備えた保険にも加入しております。 (10)人材・労務に関わるリスク当社グループの事業運営には、航空機の運航に関連して法律上要求される国家資格を始めとする各種の資格や技能を有する人材の確保が必要ですが、当社グループの従業員がその業務に必要なこれらの資格や技能を取得するまでには相応の期間を要することから、当社グループが想定する人員体制を必要な時期に確保できない場合には、当社グループの事業運営が影響を受ける可能性があります。また、当社グループの社員の多くは労働組合に所属しておりますが、当社グループの従業員による集団的なストライキ等の労働争議が発生した場合には、当社グループの航空機の運航が影響を受ける可能性があります。当社グループでは、採用競争力の向上、離職率の低減に努めるとともに、良好な労使関係の維持に努めております。
事業方針・経営環境 FY2026 / 約1,734字
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものです。 (1)会社の経営の基本方針当社グループは、「JALグループ企業理念」を次のとおり定めています。 (JALグループ企業理念)JALグループは、全社員の物心両面の幸福を追求し、一、お客さまに最高のサービスを提供します。一、企業価値を高め、社会の進歩発展に貢献します。 (2)目標とする経営指標「JALグループ経営ビジョン2035」において、2030年度の経営目標を以下のとおり定めております。 (3)経営環境ならびに対処すべき課題当社グループを取り巻く経営環境に目を向けると、円安、物価高、サプライチェーンの乱れ等によるコスト増、地政学リスクによるボラティリティの常態化といった課題が顕在化する一方、アジア=北米の人流・物流、インバウンド需要拡大、成田空港の機能強化等の将来の成長に向けた事業機会が拡大しています。そのような中、当社グループは、2026年3月に新たな成長戦略である「JALグループ経営ビジョン2035」を策定、発表しました。短期的な計画では実現の難しい抜本的な事業変革に取り組むとともに、顕在化している課題に対しては単年度計画により機動的かつ柔軟に対応してまいります。中長期レンジで取り組む課題は以下のとおり整理しています。 1.事業ポートフォリオ変革の推進 2.変革実現のための全社横断戦略の推進 3.財務戦略の推進 1.事業ポートフォリオ変革の推進外部環境の変化に強く、社会価値創出と着実な成長を実現する事業ポートフォリオへの変革を推進し、2030年度にEBIT3,000億円、2035年度に3,500億円以上を目指します。フルサービスキャリア、LCC、CARGOの3本柱で国際路線事業の成長を加速するとともに、戦略投資とグローバルでの提携拡大によりマイル・ライフ事業の飛躍的な成長を実現します。また、国内路線事業構造改革の完遂により収益基盤を強化し、社会インフラとしてサステナブルな国内線ネットワークを確立します。さらに、JALグループのアセットとパートナーとの共創を通じた社会的インパクト創出を目指すエコシステムの構築や次世代モビリティの新たなビジネス創出等、社会価値起点の事業領域を拡大してまいります。 2.変革実現のための全社横断戦略の推進変革実現に向けて、全社横断の戦略に取り組みます。「CX(顧客体験)」では、新ブランドスローガン「Soaring Together」の下、あらゆるシーンで一貫した顧客体験を創出し、JALらしいサービスを、日常・非日常のシーンでお届けしてまいります。そして、共感を軸としたお客さまとの深く長い関係づくりを推進し、お客さまの共感度世界No.1を目指します。「GX(Green Transformation)」では、2050年のCO2排出量実質ゼロに向け、2030年度の目標であるCO2排出量10%削減(2019年度対比)を着実に達成します。国産SAFの生産拡大や価格低廉化に向けた官民連携を強化し、持続可能な航空の未来に向けて取り組んでまいります。また、「人財/DX(Digital Transformation)」では、AIやデジタル技術を積極的に活用し、業務の効率化と当社グループの人財が持つ強みとデータの掛け合わせによる価値創造に取り組み、抜本的な生産性向上と日本トップレベルの社員のウェルビーイングを実現します。さらに、JALグループの存立基盤である「安全」を全ての活動の礎とし、先進テクノロジーとプロフェッショナリズムにより、世界最高水準の安全品質を追求し続けます。 3.財務戦略の推進事業ポートフォリオ変革、全社横断戦略を支える基盤として、強固な財務体質と高い資本効率を両立し、戦略的な経営資源配分によって企業価値向上を実現します。 以上の取り組みを通じて「JALグループ経営ビジョン2035」で掲げた理想の未来社会「Sustainable Well-being Future(心はずむつながりが社会全体に広がるサステナブルでウェルビーイングな未来)」の実現を目指します。
経営者による分析 FY2026 / 約15,103字
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】当連結会計年度(2025年4月1日〜2026年3月31日)における経営環境を概括すると、日本および米国をはじめとする世界主要国経済は、不安定な世界情勢の中でも概ね緩やかな成長を持続しました。こうした経済情勢を踏まえ、国際旅客の売上については、好調なインバウンド需要が継続する中で日本発ビジネス需要も当初の見込みを上回る回復基調にあることから、旅客数を大きく伸ばし順調に推移しました。国内旅客の売上についても、各種キャンペーンを実施し需要喚起に取り組んだ結果、前年同期比で旅客数を大きく伸ばし、堅調に推移しました。費用に関しては、円安が進む中、費用削減に努めることで費用の増加を抑えられております。 (1)経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりです。 ①財政状態及び経営成績の状況当社グループは、コロナ禍の経験から事業ポートフォリオを再構築すべく、特に非航空事業領域での新たなビジネスの創造およびグループ全体の利益拡大を目指し、事業構造改革を推進してまいりました。中期経営計画最終年度である今年度は、非航空事業の利益拡大、「フルサービスキャリア事業」、「マイル/金融・コマース事業」およびその他の事業における増収増益により、EBIT目標2,000億円を上回る水準を達成しております。特に「LCC事業」では、国際線中長距離LCCであるZIPAIRを中心に成田空港からのネットワークを拡充し、「マイル/金融・コマース事業」では、マイルをよりたまりやすく使いやすくするサービスを拡大しております。人的資本経営については、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)に取り組む企業を認定・表彰する日本最大のアワード「D&I AWARD 2025」において、従業員数3,001人以上の企業部門で最上位賞にあたる「D&I AWARD大賞」を、航空会社として初めて受賞しました。また、同認定において、2021年より5年連続で最高評価の「ベストワークプレイス」に認定されました。今後も多様な人財がさまざまなフィールドで活躍できる環境を整え、新たな価値創造を実現してまいります。GXについては、最新鋭の省燃費機材エアバスA350-1000型機の導入による環境に配慮したフライトの実施や、2025年5月より、国産SAF(持続可能な航空燃料)の使用を始めております。今後もSAFの利用拡大に社会やお客さまとともに取り組むなど、気候変動への対応と事業成長の両立を実現してまいります。また、航空業界において高い保安管理水準を達成していることを認められ、国際航空運送協会(IATA)から航空保安管理における国際認証において「Operating(レベル2)」を取得したほか、当社の提供するサービスが世界最高品質であると評価され、APEX主催の「2025 APEX EXPO」において、日本の航空会社として唯一、5年連続で「WORLD CLASS™」に、SKYTRAX社による「ワールド・エアライン・スター・レイティング」においては、最高評価「5スター」に9年連続で認定されるなど、企業価値向上に取り組む姿勢をご評価いただいております。 当社グループは3月2日に新たな成長戦略である「JALグループ経営ビジョン2035」を発表いたしました。今後は、2030年度のEBIT目標3,000億円、そして2035年度のEBIT目標3,500億円の達成に向け、事業ポートフォリオ変革を推進してまいります。特に国際路線事業および「マイル/金融・コマース事業」の成長・利益の拡大を柱とし、国際路線事業については、「フルサービスキャリア事業」においての機材大型化、中長距離機材の増機により国際線を拡大してまいります。また、「LCC事業」では国際線中長距離LCCであるZIPAIRを中心に、成田空港からのネットワーク拡充により国際線の規模を拡大してまいります。貨物事業では大型貨物機増強や高付加価値貨物輸送拡大により、貨物機ネットワークを拡充してまいります。「マイル/金融・コマース事業」では、国内外での異業種提携先の拡大や戦略投資等により、事業を更に拡大してまいります。一方、国内路線事業では、燃油サーチャージ導入や競合他社との協業、業界横断での需給バランスの改善等により、早期に利益率を高め、重要な社会インフラとしてサステナブルな国内線ネットワークを確立してまいります。 a.財政状態当連結会計年度末における資産については、前連結会計年度末に比べ4,038億円増加し、3兆1,987億円となりました。負債については、前連結会計年度末に比べ857億円増加の1兆8,639億円となりました。資本については、前連結会計年度末に比べ3,180億円増加の1兆3,347億円となりました。 b.経営成績当連結会計年度における売上収益は2兆125億円(前年同期比9.1%増加)、営業費用は1兆8,340億円(前年同期比8.3%増加)となり、財務・法人所得税前利益(当社は、当期利益から法人所得税費用、利息およびその他の財務収益・費用を除いた「財務・法人所得税前利益」をEBITと定義しております。以下「EBIT」という。)は2,180億円(前年同期比26.4%増加)、親会社の所有者に帰属する当期利益は1,376億円(前年同期比28.6%増加)となりました。 セグメントの経営成績は、次のとおりです。 <フルサービスキャリア事業>当連結会計年度におけるフルサービスキャリア事業の経営成績については、売上収益は1兆5,874億円(前年同期比9.3%増加)、EBITは1,450億円(前年同期比30.5%増加)となりました。(売上収益およびEBITはセグメント間連結消去前数値です。) フルサービスキャリア事業の売上収益は、次のとおりです。項目前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)対前年同期比フルサービスキャリア事業売上収益 (億円)14,51815,874109.3%国際線8,2989,180110.6% 旅客収入 (億円)6,9657,600109.1% 貨物郵便収入 (億円)1,3161,562118.7% 手荷物収入 (億円)1616100.9%国内線6,0366,431106.5% 旅客収入 (億円)5,7166,091106.6% 貨物郵便収入 (億円)314334106.3% 手荷物収入 (億円)44100.5%その他 (億円)183262143.1%(注)金額については切捨処理、比率については四捨五入処理しております。 輸送実績(フルサービスキャリア)は次のとおりです。項目前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)対前年同期比(利用率は ポイント差)国際線 有償旅客数(人)7,584,5368,008,848105.6%有償旅客キロ(千人・キロ)41,916,18145,305,343108.1%有効座席キロ(千席・キロ)49,971,88252,795,858105.7%有償座席利用率(%)83.985.81.9有償貨物トン・キロ(千トン・キロ)2,767,4803,220,293116.4%郵便トン・キロ(千トン・キロ)96,34980,38083.4%国内線 有償旅客数(人)36,127,46438,234,040105.8%有償旅客キロ(千人・キロ)27,666,78229,272,164105.8%有効座席キロ(千席・キロ)35,082,82434,889,51499.4%有償座席利用率(%)78.983.95.0有償貨物トン・キロ(千トン・キロ)305,220311,132101.9%郵便トン・キロ(千トン・キロ)21,67623,728109.5%合計 有償旅客数(人)43,712,00046,242,888105.8%有償旅客キロ(千人・キロ)69,582,96474,577,508107.2%有効座席キロ(千席・キロ)85,054,70687,685,373103.1%有償座席利用率(%)81.885.13.2有償貨物トン・キロ(千トン・キロ)3,072,7013,531,425114.9%郵便トン・キロ(千トン・キロ)118,025104,10988.2%(注)1.旅客キロは、各区間有償旅客数(人)に当該区間距離(キロ)を乗じたものであり、座席キロは、各区間有効座席数(席)に当該区間距離(キロ)を乗じたものです。輸送量(トン・キロ)は、各区間輸送量(トン)に当該区間距離(キロ)を乗じたものです。2.区間距離は、IATA(国際航空運送協会)、ICAO(国際民間航空機関)の統計資料に準じた算出基準の大圏距離方式で算出しております。3.フルサービスキャリア(国際線):日本航空(株)、日本トランスオーシャン航空(株)フルサービスキャリア(国内線):日本航空(株)、(株)ジェイエア、 日本エアコミューター(株)、(株)北海道エアシステム、 日本トランスオーシャン航空(株)、 琉球エアーコミューター(株)4.数字については切捨処理、比率については四捨五入処理しております。 当連結会計年度では前年同期比で大幅な増収・増益となっております。国際旅客では、引き続き好調なインバウンド需要に加え、日本発ビジネス需要の計画を上回る回復により、旅客数・単価が前年より大きく増加しております。2026年1月より新たに成田=デリー線を開設したほか、最新鋭機材エアバスA350-1000型機を羽田=パリ線を含む5路線12便において毎日運航するなど、お客さまの利便性の向上、さらなる収益拡大に努めております。さらには、当社グループ会社である日本トランスオーシャン航空は、2026年2月より沖縄=台北線を就航しております。また、3月の中東情勢悪化による中東における外国航空会社の運休の影響をうけ、当社欧州線直行便への代替需要やインド発北米行きの乗り継ぎ需要を積極的に取り込んだことにより、運休となったドーハ線を上回る収益を確保することができております。国内旅客では、事業環境が厳しい中でも、各種キャンペーンを実施し需要喚起に取り組んだ結果、旅客数、収入とも前年同期比で増加しました。大阪・関西万博を契機に、インバウンドのお客さまの地方周遊を促進したほか、航空と多様な交通手段をシームレスに繋げることを目的に、JAL MaaS「乗換案内+乗車券」サイトとJR東日本の予約サービス「えきねっと」との連携を開始するなど、日本国内の空港および事業者との協働拡大を実現しております。国際貨物は、自社貨物機に加え、カリッタ航空の大型貨物機を活用した米国線の定期貨物便の運航により、成長著しいアジア=北米間の貨物需要獲得に注力、加えて医薬品やAI・EV関連部品等の高単価貨物の獲得を強化した結果、物量・単価共前年を大きく上回り、大幅な増収を達成しました。また、JR東日本グループと連携した新幹線と航空機を組み合わせたワンストップ輸送サービス「JAL de はこビュン」のサービスを開始し、地域産品の海外輸出促進にも取り組みました。さらに、カーゴルクス航空とのパートナーシップを強化し、2026年度からの欧州の貨物便ネットワーク強化に向けた準備を進めました。国内貨物は、総需要が伸び悩むなか、新規需要獲得に向け、保安検査代行などの新サービスや荷主等へのセミナーを積極的に実施しました。また、ヤマトホールディングス株式会社との貨物専用機の運航便数を増やし、物流を通じた社会課題の解決に取り組み、収入は前年を上回りました。 <LCC事業>当連結会計年度におけるLCC事業の経営成績については、売上収益は1,149億円(前年同期比10.4%増加)、EBITは96億円(前年同期比17.1%減少)となりました。(売上収益およびEBITはセグメント間連結消去前数値です。) LCC事業の売上収益は、次のとおりです。項目前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)対前年同期比LCC事業売上収益 (億円)1,0411,149110.4%国際線 旅客収入 (億円)855965112.9%国内線 旅客収入 (億円)331957.2%その他 (億円)152164107.7%(注)金額については切捨処理、比率については四捨五入処理しております。 輸送実績(LCC)は、次のとおりです。項目前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)対前年同期比(利用率は ポイント差)ZIPAIR 有償旅客数(人)1,355,8051,380,861101.8%有償旅客キロ(千人・キロ)7,718,2878,190,437106.1%有効座席キロ(千席・キロ)9,106,38310,535,650115.7%有償座席利用率(%)84.877.7△7.0スプリング・ジャパン 有償旅客数(人)1,012,7181,068,838105.5%有償旅客キロ(千人・キロ)1,498,5091,765,293117.8%有効座席キロ(千席・キロ)1,896,9062,016,734106.3%有償座席利用率(%)79.087.58.5 (注)1.旅客キロは、各区間有償旅客数(人)に当該区間距離(キロ)を乗じたものであり、座席キロは、各区間有効座席数(席)に当該区間距離(キロ)を乗じたものです。輸送量(トン・キロ)は、各区間輸送量(トン)に当該区間距離(キロ)を乗じたものです。2.区間距離は、IATA(国際航空運送協会)、ICAO(国際民間航空機関)の統計資料に準じた算出基準の大圏距離方式で算出しております。3.スプリング・ジャパンの輸送実績には国際線および国内線の合計を記載しております。4.数字については切捨処理、比率については四捨五入処理しております。 LCCマーケットの需要増加に柔軟に対応した結果、保有機数が前年と変わらない中で前年同期比で増収となりました。国際線中長距離LCCであるZIPAIRは旺盛な渡航需要にお応えし、成田=バンコク、ソウル線およびロサンゼルス、ホノルル線の増便等を行いました。また、2026年2月から3月には観光需要を取り込むべく米国フロリダ州オーランドへの直行チャーター便(旅客便)を運航いたしました。サービス面では、2026年2月より、アジアのエアラインとして初めて、スペースX社の衛星インターネットサービス「Starlink」を搭載し、上空でも地上と同等の高速かつ安定したインターネット接続を可能としました。今後も全機全路線でのご提供に向けて段階的に搭載便を拡大してまいります。ZIPAIRをはじめ、スプリング・ジャパン、ジェットスター・ジャパンも含めた特徴の異なるLCC3社によるネットワーク構築によりインバウンド・アウトバウンド増加に貢献するとともに、新たな人流の創出をめざしてまいります。 <マイル/金融・コマース事業> <その他>当連結会計年度におけるマイル/金融・コマース事業の経営成績については、売上収益は2,222億円(前年同期比10.9%増加)、EBITは455億円(前年同期比19.5%増加)となりました。(売上収益およびEBITはセグメント間連結消去前数値です。) JALUXの増収ならびにマイル発行数の順調な増加により、安定的に利益を計上いたしました。マイルについては、当社持分法適用会社である株式会社マネースクエアHDが2026年2月より日々の資産運用によりマイルを貯めることができる新プログラムを開始したほか、海外のお客さまへもマイルサービスを展開すべく、Capital OneやBilt Rewardsをはじめとする海外金融事業者との提携も開始しました。一方、マイルの償還先として「マイルde体験」のような体験型の特典を拡大するなど、償還の多様化を進めております。今後もマイルを「ためる」「つかう」シーンを拡大する「JALマイルライフ構想」を引き続き推進し、顧客層の拡大・利益成長を実現してまいります。また、コマースでは、JALUXの航空機エンジン部品取引が引き続き好調を維持していること等により、安定的に利益を計上しております。その他外航受託については、グランドハンドリングにおいて、2025年12月から、東京国際空港(羽田)および成田国際空港の2空港において国内で初めて、自動運転レベル4(特定条件下での完全無人運転)に対応したトーイングトラクターの実用化を開始しております。これにより、空港業務の省人化と効率化、電動車両による環境負荷低減を実現し、持続可能な空港グランドハンドリング体制を構築するとともに、外航受託を推進してまいります。 ②キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ2,611億円増加し、1兆101億円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)税引前利益2,072億円に減価償却費等の非資金項目および営業活動に係る債権・債務の加減算等を行った結果、営業活動によるキャッシュ・フロー(インフロー)は3,948億円(前年同期は3,815億円のキャッシュ・インフロー)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)固定資産の取得による支出を主因として、投資活動によるキャッシュ・フロー(アウトフロー)は△1,831億円(前年同期は△2,811億円のキャッシュ・アウトフロー)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)その他の資本性金融商品の発行による収入を主因として、財務活動によるキャッシュ・フロー(インフロー)は446億円(前年同期は△649億円のキャッシュ・アウトフロー)となりました。 ③生産、受注及び販売の実績当社グループの生産、受注及び販売に該当する業種・業態がほとんどないため、「① 財政状態及び経営成績の状況」に含めて記載しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。 ①重要な会計方針及び見積り当社の連結財務諸表は、IFRSに基づき作成しております。連結財務諸表の作成に当たり、経営者の判断に基づく会計方針の選択と適用、資産・負債および収益・費用の報告金額および開示に影響を与える見積りが必要となりますが、その判断および見積りに関しては連結財務諸表作成時に入手可能な情報に基づき合理的に判断しております。しかしながら、実際の結果は、見積り特有の不確実性が伴うことから、これら見積りと異なる可能性があります。当社グループの連結財務諸表の作成にあたって採用している重要性がある会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 3.重要性がある会計方針」に記載しております。経営者が行った連結財務諸表の金額に重要な影響を与える見積りは次のとおりです。 ・収益認識航空輸送に係る収益は、航空輸送役務の完了時に認識しております。航空輸送に使用される予定のない航空券販売(失効見込みの未使用航空券)は、航空券の条件や過去の傾向を考慮して適切な認識のタイミングを見積り、収益認識しております。また、当社グループは会員顧客向けのマイレージプログラム「JALマイレージバンク」を運営しており、旅客輸送サービス等の利用に応じて付与するマイルの内、将来顧客が行使することが見込まれる分を履行義務として認識し、顧客がマイルの利用に際して選択するサービスの構成割合を考慮して独立販売価格を見積り、取引価格はこれらの履行義務に対して独立販売価格の比率に基づいて配分しております。マイレージプログラムの履行義務に配分された取引価格は契約負債として認識し、マイルの利用に従い収益計上しております。 ・航空機等の減価償却費航空機、航空機エンジン部品および客室関連資産等の各構成要素の耐用年数決定にあたり、将来の経済的使用可能予測期間を考慮して、減価償却費を算定しております。 ・非金融資産の減損当社グループは、期末日現在の対象資産について、減損が生じている可能性を示す事象があるかを検討し、減損の兆候が存在する場合には減損損失の計上要否の検討を行っております。 ・繰延税金資産の認識当社グループは、将来減算一時差異、未使用の繰越税額控除および繰越欠損金を利用できる課税所得が生じる可能性が高い範囲内で繰延税金資産を認識しております。 当社グループの連結財務諸表の作成にあたっての見積りに関しては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 4.重要な会計上の見積り及び判断」に記載しております。 ②経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容a.経営成績等1)財政状態(資産合計)当連結会計年度末における総資産は、主に現金及び現金同等物の増加により、前連結会計年度末に比べ4,038億円増加し、3兆1,987億円となりました。 (負債合計)当連結会計年度末における負債は、主に契約負債の増加等により、前連結会計年度末に比べ857億円増加の1兆8,639億円となりました。 (資本合計)当連結会計年度末における資本は、配当金の支払い等で減少したものの、公募永久劣後債の発行によるその他の資本性金融商品の計上および親会社の所有者に帰属する当期利益による利益剰余金の増加により、前連結会計年度末に比べ3,180億円増加の1兆3,347億円となりました。2)経営成績当社グループの当連結会計年度の経営成績は、収入面では、国際旅客収入(フルサービスキャリア)は引き続き好調なインバウンド需要に加え、日本発ビジネス需要の計画を上回る回復により、前年対比635億円の増収となりました。国内旅客収入(フルサービスキャリア)は、事業環境が厳しい中でも、各種キャンペーンを実施し需要喚起に取り組んだ結果、前年対比375億円の増収となりました。この結果、売上収益は2兆125億円(前年同期比9.1%増加)となりました。費用面では、燃油費は使用量の増加等により154億円の増加、人件費は人的資本投資の増加等により350億円増加しました。営業費用全体としては1兆8,340億円(前年同期比8.3%増加)となりました。 以上の結果、当連結会計年度のEBITは2,180億円(前年同期比26.4%増加)となりました。また、親会社の所有者に帰属する当期利益は、1,376億円(前年同期比28.6%増加)となりました。 (今後の見通し)JALグループは2026年3月2日に新たな成長戦略である「JALグループ経営ビジョン2035」を発表いたしました。従来の5ヵ年の中期経営計画という枠組みを越え、10年先を見据えた現状にとらわれない抜本的な変革に挑むとともに、足元の環境変化に対しては単年度計画を実行し、機動的かつ柔軟に対応してまいります。具体的には、国際線の増機、機材大型化といった機材投資の倍増とともに、マイル・ライフ事業への戦略投資の強化を計画しております。これにより、「事業ポートフォリオ変革」を加速し、新たな成長を実現してまいります。一方で、ウクライナ情勢の長期化や中東情勢の緊迫による原油価格の高騰を含め、世界情勢は急速に不確実性を増しており、政治・経済の動向に依然として留意が必要な経営環境となっております。2027年3月期は、このような厳しい環境下においても、航空・非航空事業の業績を確実に安定させ、2027年3月期の通期連結業績予想につきましては、同経営ビジョンでお示ししたとおり、連結売上収益2兆950億円、EBIT1,800億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は1,100億円を見込んでおります。 3)キャッシュ・フローの状況当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況については、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 b.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容好調な国際旅客事業や需要喚起が奏功した国内旅客事業の伸長、および高収益なマイル/金融・コマース事業の成長により2025年度は過去最高のEBIT2,180億円を達成しました。2026年度は、フルサービスキャリア事業とLCC事業における国際旅客の増収、国内旅客の収益性向上に引き続き取り組むと共に、戦略投資を通じたマイル/金融・コマース事業を中心とした非航空領域の成長により、EBIT1,800億円を目指します。また、中長期的には、新たな成長戦略である「JALグループ経営ビジョン2035」の実行を通じて、社会価値創出と着実な成長を実現します。円安、物価高、サプライチェーンの乱れ等によるコスト増、地政学リスクによるボラティリティの常態化等、足下で顕在化する課題に対しては単年度計画により機動的かつ柔軟に対応しながら、中長期的な成長に向けては、事業の成長機会を確実に捉える「Growth」、環境変化やリスクに柔軟に対応し航空インフラとしての持続性を高める「Sustainability」、社会価値を起点に事業領域を拡大する「Social Impact」の3軸で、環境変化に強い事業ポートフォリオを構築してまいります。 c.資本の財源及び資金の流動性1)財務戦略の基本的な考え方当社グループは、強固な財務体質と高い資本効率を両立しつつ、企業価値向上のために戦略的に経営資源を配分することを財務戦略の基本方針としております。強固な財務体質の維持に関しては、格付評価上の自己資本比率の水準を45%程度に保ち、「シングルAフラット」以上の信用格付(日本の格付機関)の取得・維持を目指し、リスク耐性の強化を図ります。同時に、持続的な成長に向けた取り組みも加速させます。設備投資に関しては、早期に新機材を導入するとともに、LCC事業領域の拡大を図り、グループとしての成長を加速します。 2)経営資源の配分に関する考え方当社グループは、新型コロナウイルス感染拡大により甚大なる影響を受けた経験を踏まえ、適正な手元現預金の水準について検証を実施した結果、イベントリスク発生時に大きな影響を受ける旅客収入規模に応じ、航空券払戻リスクにも一定程度耐えうる水準を設定しております。リスク耐性の強化および資産効率の両立を図るべく、旅客収入の5.0~5.6カ月分(毎月末)を安定的な経営に必要な手元現預金水準(コミットメントライン含む)として確保してまいります。成長戦略を加速するための投資を推進しつつ、配当金総額と自己株式取得額の合計額を踏まえた総還元性向について、概ね35%から50%程度の範囲となるように努めることで、企業価値向上に資する経営資源の配分に取り組んでまいります。 3)資金需要の主な内容当社グループの資金需要は、営業活動に係る資金支出では、航空運送事業に関わる燃油費、運航施設利用費、整備費、航空販売手数料、機材費(航空機に関わる償却費、賃借料、保険料など)、サービス費(機内・ラウンジ・貨物などのサービスに関わる費用)、人件費などがあります。また、投資活動に係る資金支出は、成長を加速させるための省燃費機材の導入等の資産投資等があります。 4)資金調達当社グループは、事業活動の維持および将来の成長のために必要な資金について、安定的かつ機動的に確保することに努めております。設備投資は、内部資金および外部資金を有効に活用して実施してまいります。設備投資額は営業キャッシュ・フローの範囲内とすることを原則としておりますが、十分な手元流動性の確保、資金調達手段の多様化、資本効率の向上を企図し、主要な事業資産である航空機などの調達に当たっては、金融機関からの借入、社債の発行、航空機リース等の有利子負債を一部活用しております。また、ESG投資の推進に向けては、2024年5月に当社として3回目、4回目となるトランジションボンドを発行するなど、今後もESGファイナンスを積極的に活用してまいります。当社グループは従前から、安定的な外部資金調達能力の維持向上は重要な経営課題と認識しており、資金調達能力の源泉である強固な財務体質の維持向上に努めてまいります。また、当社は国内2社の格付機関から信用格付を取得しております。本報告書提出時点において、日本格付研究所の格付は「シングルA(安定的)」、格付投資情報センターの格付は「シングルAマイナス(安定的)」となっております。また、主要な取引先金融機関とは良好な取引関係を維持しており、健全な財務体質を有していることから、必要な運転資金、投資資金の調達に関しては問題ないと認識しています。コロナ禍を耐え抜くために機動的な資金調達を実施したことで、有利子負債残高はこの3年間で大幅に増加しましたが、2026年3月末時点においても、格付評価上の自己資本比率は40.2%(注1)、ネットD/Eレシオは△0.1倍(注2)と、航空業界においては世界最高レベルの強固な財務基盤を維持できております。 (注)1.格付評価上の自己資本比率=格付評価上の自己資本/総資産2.格付評価上のネットD/Eレシオ=(格付評価上の有利子負債-現金及び現金同等物)/格付評価上の自己資本 d.経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等JALグループでは「JALグループ経営ビジョン2035」を掲げ、その実現に向けて2030年度の経営目標を以下のとおり策定しております。 (安全・安心)航空事故(注1)・重大インシデント(注2)「ゼロ」の実現に向け、以下をはじめとする取り組みを進めるとともに、先進テクノロジーとプロフェッショナリズムで、安全と安心を磨き続けます。(1)飲酒問題の根絶経営層をはじめ全社一丸となった再発防止策の徹底と定着(2)揺れからお客さまと社員を守る運航の実現運航・気象データを活用した揺れの予測精度向上による負傷リスクの最小化(3)事故の教訓を心に刻み、自ら安全・安心をつくる人財の育成日々の業務と安全をより深く結びつけるための教育の拡充 指標2030年度までの目標2025年度までの目標2025年度実績航空事故0件0件3件(注3)重大インシデント0件0件1件(注4)2025年度の実績を真摯に受け止め、再発防止策を確実に実行していきます。(注)1.航空機の運航によって発生した人の死傷(重傷以上)、航空機の墜落、衝突または火災、航行中の航空機の損傷(大修理相当)等2.航空事故には至らないものの、その恐れがあったと認められる事態。滑走路からの逸脱、非常脱出等3.航空事故(1)2025年12月8日、ジェイエアが運航する日本航空2151便において、降下中の揺れにより、お客さまが骨折した事案。(2)2025年12月22日、日本航空057便において、巡行中の揺れにより、客室乗務員が骨折した事案。(3)2026年3月13日、日本航空158便において、離陸上昇中に鳥衝突が発生した。この衝突による機首部の損傷について修理を進める過程で、損傷の程度が大修理を要するものであることが確認された事案。4.重大インシデント:2025年12月11日、北海道エアシステムが運航する日本航空2823便において、丘珠空港離陸後、第2(右側)エンジンが停止した事案。 2025年度は、引き続きお客さまに心地よい安心をお届けするため、NPS(Net Promoter Score)を顧客満足度目標の指標として顧客体験の向上に取り組んでまいりました。ご利用状況としては、国内線・国際線ともに前年度より多くのお客さまにご搭乗いただき、利用率は年間を通じて高い水準で推移しました。こうしたなか、国内線においては、機内エンターテインメントコンテンツの拡充や地方空港での「JAL SMART AIRPORT」の展開などのサービス強化が奏功し、お客さまから高い評価をいただいた結果、NPSの経営目標を達成いたしました。一方で国際線においては、旺盛な訪日需要の高まりのなかで、最新鋭機材エアバスA350-1000型機の導入拡大や機内サービス品質の向上などに努めたものの、お客さまの評価が伸び悩み、経営目標の達成には至りませんでした。この結果を真摯に受け止め、お客さまの多様な価値観やニーズに対して寄り添うとともにお応えしていくことが課題と捉えています。2026年度からは、JALグループ経営ビジョン2035の実現に向けて、顧客体験への満足に留まらず、共感を軸としたお客さまとの深く長い関係づくりに取り組み、当社への「お客さまの共感度合い」で世界No.1となることを目指します。新ブランドスローガン「Soaring Together」のもと、国内線サービスのリニューアルやJALアプリ刷新を皮切りに、移動中や旅先・日常生活などあらゆるシーンで、お客さまに心に響く出会いと体験をお届けしてまいります。 指標2025年度までの目標(2021年度期初対比)2025年度実績(2021年度期初対比)NPS 国内線+4.0ポイント+4.2ポイントNPS 国際線+4.0ポイント△3.0ポイント (財務)これまで築き上げた高い収益性と強固な財務安定性を兼ね備えつつ、成長に向けた積極的な投資および経営資源の有効活用により常に成長し続けるために、「EBITマージン(売上高利益率)2025年度に10%以上を達成、ROIC(投資利益率)2025年度に9%を達成、EPS(1株当たり純利益)2025年度に290円レベルを達成」を目指しておりました。中期経営計画の最終年度である2025年度の経営目標(財務)は全て達成いたしました。今後も高い収益性と強固な財務安定性を目指してまいります。指標2030年度までの目標2025年度までの目標2025年度実績EBITマージン(売上高利益率)(注1)10%以上10%以上10.8%ROIC(投資利益率)(注2)9%9%9.5%EPS(1株当たり純利益)-290円レベル306円自己資本比率(注3)45%程度50%程度40.3%(注)1.EBITマージン=EBIT / 売上収益2.投資利益率(ROIC)=EBIT(税引後)/ 期首・期末固定資産(*)平均*固定資産=棚卸資産+非流動資産-繰延税金資産-退職給付に係る資産3.自己資本比率=親会社所有者帰属持分比率 (サステナビリティ)環境目標について、「省燃費機材への更新」「運航の工夫」「持続可能な航空燃料(SAF)の活用」「カーボンクレジットの活用」「除去新技術を持つ企業への出資」によるCO2排出量削減と、客室・ラウンジでの新規石油由来プラスチック全廃、および貨物・空港での環境配慮素材配合への置き換えによる使い捨てプラスチック削減に取り組み、経営目標を達成しました。地域社会目標について、多くの人々やさまざまな物の流動を創出し、航空会社の根源的な価値である輸送力を活かして、地域活性化に貢献してまいりました。DEI推進目標について、女性社員の意思決定への参画をさらに促すとともに、多様な人財の登用と活躍を推進した結果、経営目標を達成しました。 指標2030年度までの目標2025年度までの目標2025年度実績環境CO2削減航空機からのCO2排出量(注1)FY2019対比△10%総排出量921万トン未満 (2019年度実績)913万トン※速報値使い捨てプラスチック削減-客室・ラウンジ:新規石油由来全廃貨物・空港:環境配慮素材配合へ100%変更客室・ラウンジ:全廃達成貨物・空港:100%変更達成地域社会国内の旅客(注2)・貨物輸送量-FY2019対比+10%旅客+9%貨物△8%人グループ内女性管理職比率-30%31.9%(注)1.オフセットを含む2.観光需要喚起などによる大都市圏と地方間の旅客数の増分
役員の状況 FY2026 / 約11,832字
(2)【役員の状況】①2026年6月22日現在の当社の役員の状況は、以下のとおりです。男性11名 女性3名 (役員のうち女性の比率21.4%)役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(百株)取締役会長赤坂 祐二1962年1月3日生1987年4月2009年4月当社入社当社安全推進本部部長(兼)ご被災者相談部長2014年4月当社執行役員 整備本部長、株式会社JALエンジニアリング代表取締役社長2016年4月 当社常務執行役員整備本部長、株式会社JALエンジニアリング代表取締役社長2018年4月当社社長執行役員2018年6月当社代表取締役社長執行役員2023年4月当社代表取締役社長執行役員グループCEO2024年4月当社代表取締役会長2025年4月当社取締役会長(現任) (注3)176代表取締役社長執行役員鳥取 三津子1964年12月31日生1985年4月当社入社2015年5月 当社成田第1客室乗員部第2客室乗員室長2016年5月当社成田第2客室乗員部長2019年4月当社客室安全推進部長2020年4月当社執行役員客室本部長2022年4月当社常務執行役員客室本部長2023年4月当社専務執行役員カスタマー・エクスペリエンス本部長、ブランドコミュニケーション担当2023年6月当社代表取締役専務執行役員グループCCO、カスタマー・エクスペリエンス本部長2024年4月当社代表取締役社長執行役員グループCEO(現任) (注3)107代表取締役副社長執行役員斎藤 祐二1964年9月26日生1988年4月当社入社2009年10月当社東京支店販売業務部長2011年1月当社国際路線事業部長2019年4月当社執行役員経営管理本部長2021年4月当社常務執行役員経営企画本部長、経営管理本部長2023年4月当社専務執行役員経営企画本部長、グループCFO2023年6月当社取締役専務執行役員経営企画本部長、グループCFO2024年4月当社代表取締役副社長執行役員コーポレート部門管掌、グループCFO(現任) (注3)53 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(百株)取締役副社長執行役員青木 紀将1964年7月28日生1989年4月2012年3月当社入社当社経営管理部長2014年4月当社旅客システム推進部長2018年7月当社路線統括本部副本部長(旅客システム推進部担当)2019年4月当社執行役員路線統括本部長付2019年6月当社執行役員日本トランスオーシャン航空株式会社代表取締役社長、沖縄地区担当2022年4月当社常務執行役員総務本部長2024年4月当社副社長執行役員顧客部門管掌、グループCCO、カスタマー・エクスペリエンス本部長2024年6月当社取締役副社長執行役員顧客部門管掌、グループCCO、カスタマー・エクスペリエンス本部長(現任) (注3)57取締役柏 頼之1962年9月5日生1986年4月当社入社2011年1月当社旅客販売統括本部企画部長2013年7月当社九州地区支配人2016年4月当社執行役員旅客販売統括本部副本部長、国際旅客販売本部長、Web販売本部長、東日本地区支配人2020年4月当社執行役員秘書部、政策業務部、総合政策センター担当2021年4月当社常務執行役員秘書部、政策業務部、総合政策センター担当2022年4月当社常務執行役員総合政策センター担当2024年4月当社専務執行役員総合政策センター担当2024年6月当社取締役専務執行役員総合政策センター担当2024年7月当社取締役専務執行役員秘書部・総合政策部担当、株式会社JAL航空みらいラボ代表取締役社長2026年4月当社取締役株式会社JAL航空みらいラボ代表取締役社長(現任) (注3)41取締役常務執行役員中川 由起夫1967年4月24日生1990年4月当社入社2017年4月株式会社JALエンジニアリング技術部長2019年4月株式会社JALエンジニアリング執行役員2021年4月当社執行役員調達本部長2025年2月当社常務執行役員安全推進本部長、ご被災者相談室長2025年6月当社取締役常務執行役員安全推進本部長、ご被災者相談室長(現任) (注3)34 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(百株)社外取締役柳 弘之1954年11月20日生1978年4月ヤマハ発動機株式会社入社2007年3月同社執行役員2009年3月同社上席執行役員2010年3月同社代表取締役社長2018年1月同社代表取締役会長2019年3月AGC株式会社社外取締役キリンホールディングス株式会社社外取締役(現任)2021年3月ヤマハ発動機株式会社取締役会長2021年6月当社社外取締役(現任)2022年1月ヤマハ発動機株式会社取締役2022年3月同社顧問2022年6月三菱電機株式会社社外取締役(現任) (注3)40社外取締役三屋 裕子1958年7月29日生1981年4月株式会社日立製作所入社2010年7月株式会社サイファ代表取締役2014年3月株式会社アシックス社外監査役2015年3月藤田観光株式会社社外取締役2015年4月株式会社パロマ社外取締役2016年6月公益財団法人日本バスケットボール協会代表理事2018年3月株式会社SORA(現 株式会社PIT)代表取締役2018年6月株式会社福井銀行社外取締役2019年6月JXTGホールディングス株式会社(現ENEOSホールディングス株式会社)社外取締役(監査等委員) 株式会社デンソー社外取締役(現任)2021年6月公益財団法人日本オリンピック委員会副会長(現任)2023年6月当社社外取締役(現任) (注3)22社外取締役菰田 正信1954年6月8日生1978年4月三井不動産株式会社入社2005年4月同社執行役員2008年4月同社常務執行役員2009年6月同社常務取締役 常務執行役員2010年7月同社専務取締役 専務執行役員2011年6月同社代表取締役社長 社長執行役員2023年4月同社代表取締役会長(現任)2023年6月日本テレビホールディングス株式会社社外取締役(現任)日本テレビ放送網株式会社社外取締役(現任)2024年6月公益社団法人日本観光振興協会会長(現任)2025年6月当社社外取締役(現任) (注3)- 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(百株)常勤監査役菊山 英樹1960年3月19日生1983年4月 当社入社2005年9月 当社米州支社総務部長2007年4月 当社経営企画室部長2010年2月 当社執行役員 経営企画本部副本部長2012年2月 当社常務執行役員 路線統括本部国内路線事業本部長2013年4月 当社専務執行役員 路線統括本部長2016年6月 当社取締役専務執行役員 路線統括本部長2019年4月 当社取締役専務執行役員 財務・経理本部長2020年4月 当社代表取締役専務執行役員 財務・経理本部長2023年4月 当社取締役2023年6月 当社常勤監査役(現任) (注4) 38常勤監査役田村 亮1965年9月21日生1988年4月当社入社2016年4月株式会社JALエンジニアリング執行役員2019年4月当社執行役員調達本部長2021年4月当社執行役員整備本部長、株式会社JALエンジニアリング代表取締役社長2023年4月当社常務執行役員整備本部長、株式会社JALエンジニアリング代表取締役社長2024年6月当社取締役常務執行役員整備本部長、株式会社JALエンジニアリング代表取締役社長2025年4月当社取締役2025年6月当社常勤監査役(現任) (注5)34社外監査役久保 伸介1956年3月4日生1979年4月 監査法人サンワ・東京丸の内事務所(現:有限責任監査法人トーマツ)入所1998年6月監査法人トーマツ代表社員2000年6月トーマツベンチャーサポート株式会社代表取締役社長2003年1月トーマツターンアラウンドサポート株式会社(現:デロイトトーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社)取締役2010年3月更生会社株式会社日本航空コンプライアンス調査委員会委員(注6)2017年10月久保伸介公認会計士事務所所長(現任)2018年1月事業活性化アドバイザリー株式会社代表取締役2018年5月共栄会計事務所代表パートナー(現任)2018年6月当社社外監査役(現任)2025年3月川崎汽船株式会社社外取締役(監査委員)(現任) (注7) 102 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(百株)社外監査役岡田 譲治1951年10月10日生1974年4月2006年2月2008年4月2011年6月三井物産株式会社入社同社財務統括部長同社執行役員 経理部長同社代表取締役 常務執行役員CFO2013年2月金融庁企業会計審議会委員2013年7月IFRS財団評議員2014年4月三井物産株式会社代表取締役 副社長執行役員CFO2015年6月同社常勤監査役2017年11月公益社団法人日本監査役協会会長2019年10月太陽有限責任監査法人経営評議会 委員(現任)2020年6月当社社外監査役(現任)2023年6月日本公認不正検査士協会 理事長(現任)2024年6月会計教育研修機構 理事(現任)2026年6月津田塾大学評議員(現任) (注8)79社外監査役松村 眞理子1959年9月24日生1988年4月弁護士登録(第一東京弁護士会)ブラウン・守谷・帆足・窪田法律事務所入所1994年2月龍土綜合法律事務所入所2006年1月真和総合法律事務所 パートナー弁護士(現任)2018年6月明治ホールディングス株式会社 社外取締役(2026年6月退任予定)2022年4月第一東京弁護士会会長、日本弁護士連合会副会長2023年6月株式会社小松製作所 社外監査役(現任)ソーダニッカ株式会社 社外取締役(現任)2024年6月当社社外監査役(現任) (注8)13計796(注)1.取締役柳弘之、三屋裕子、菰田正信は社外取締役です。2.監査役久保伸介、岡田譲治、松村眞理子は社外監査役です。3.2025年6月24日開催の定時株主総会の終結の時から1年内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時まで。4.2023年6月23日開催の定時株主総会の終結の時から4年内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時まで。5.2025年6月24日開催の定時株主総会の終結の時から4年内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時まで。6.コンプライアンス調査委員会の活動期間は2010年3月2日より2010年8月31日まで。7.2022年6月21日開催の定時株主総会の終結の時から4年内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時まで。8.2024年6月18日開催の定時株主総会の終結の時から4年内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時まで。9.提出会社は意思決定の迅速化、戦略決定責任と執行責任の明確化を図るべく、執行役員制度を導入しております。取締役を兼務しない執行役員は次のとおりです。役名職名氏名専務執行役員路線事業本部長レゲット ロス常務執行役員ソリューション営業本部長、関係・つながり共創㈱社長越智 健一郎常務執行役員中国地区総代表小枝 直仁常務執行役員人財本部長大堀 哲常務執行役員西日本支社長宮坂 久美子常務執行役員総務本部長野田 靖常務執行役員秘書部・総合政策部担当小山 雄司執行役員㈱ジェイエア社長武井 真剛執行役員デジタルテクノロジー本部長、JALデジタル㈱社長鈴木 啓介執行役員空港本部長野口 望執行役員東京空港支店長、㈱JALスカイ社長斉藤 久美子執行役員貨物郵便本部長木藤 祐一郎執行役員客室本部長中野 淳子執行役員日本エアコミューター㈱社長増村 浩二執行役員オペレーション本部長下口 拓也執行役員財務・経理本部長、経営管理本部長弓﨑 雅夫執行役員日本トランスオーシャン航空㈱社長、沖縄地区担当堀尾 裕子執行役員カスタマー・エクスペリエンス本部 副本部長崎原 淳子執行役員ソリューション営業本部 副本部長、東京支社長西原口 香織執行役員九州支社長猿渡 美穂執行役員経営企画本部長鈴木 隆夫執行役員調達本部長、総務本部 副本部長小川 宣子執行役員整備本部長、㈱JALエンジニアリング社長濱本 隆士執行役員路線事業本部 副本部長内藤 建一郎執行役員運航本部長南 正樹執行役員マイレージ・ライフスタイル事業本部長西田 真吾執行役員イノベーション本部長飯山 高広執行役員北海道支社長大田 啓之 ②2026年6月23日開催予定の定時株主総会の議案として、「取締役9名選任の件」および「監査役1名選任の件」を上程しており、当該決議が承認可決されますと、当社の役員の状況およびその任期は、以下のとおりとなる予定です。 なお、役員の役職等については、当該定時株主総会の直後に開催が予定される取締役会の決議事項の内容を含めて記載しています。男性10名 女性4名 (役員のうち女性の比率28.6%)役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(百株)取締役会長赤坂 祐二1962年1月3日生1987年4月2009年4月当社入社当社安全推進本部部長(兼)ご被災者相談部長2014年4月当社執行役員 整備本部長、株式会社JALエンジニアリング代表取締役社長2016年4月 当社常務執行役員整備本部長、株式会社JALエンジニアリング代表取締役社長2018年4月当社社長執行役員2018年6月当社代表取締役社長執行役員2023年4月当社代表取締役社長執行役員グループCEO2024年4月当社代表取締役会長2025年4月当社取締役会長(現任) (注3)176代表取締役社長執行役員鳥取 三津子1964年12月31日生1985年4月当社入社2015年5月 当社成田第1客室乗員部第2客室乗員室長2016年5月当社成田第2客室乗員部長2019年4月当社客室安全推進部長2020年4月当社執行役員客室本部長2022年4月当社常務執行役員客室本部長2023年4月当社専務執行役員カスタマー・エクスペリエンス本部長、ブランドコミュニケーション担当2023年6月当社代表取締役専務執行役員グループCCO、カスタマー・エクスペリエンス本部長2024年4月当社代表取締役社長執行役員グループCEO(現任) (注3)107代表取締役副社長執行役員斎藤 祐二1964年9月26日生1988年4月当社入社2009年10月当社東京支店販売業務部長2011年1月当社国際路線事業部長2019年4月当社執行役員経営管理本部長2021年4月当社常務執行役員経営企画本部長、経営管理本部長2023年4月当社専務執行役員経営企画本部長、グループCFO2023年6月当社取締役専務執行役員経営企画本部長、グループCFO2024年4月当社代表取締役副社長執行役員コーポレート部門管掌、グループCFO(現任) (注3)53 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(百株)取締役副社長執行役員青木 紀将1964年7月28日生1989年4月2012年3月当社入社当社経営管理部長2014年4月当社旅客システム推進部長2018年7月当社路線統括本部副本部長(旅客システム推進部担当)2019年4月当社執行役員路線統括本部長付2019年6月当社執行役員日本トランスオーシャン航空株式会社代表取締役社長、沖縄地区担当2022年4月当社常務執行役員総務本部長2024年4月当社副社長執行役員顧客部門管掌、グループCCO、カスタマー・エクスペリエンス本部長2024年6月当社取締役副社長執行役員顧客部門管掌、グループCCO、カスタマー・エクスペリエンス本部長(現任) (注3)57取締役専務執行役員レゲット ロス1963年6月25日生1985年2月当社入社2018年4月当社国際路線事業部副部長2020年4月当社国際提携部副部長2021年4月当社執行役員路線事業本部副本部長 国際提携担当2023年4月当社常務執行役員路線事業本部長2026年4月当社専務執行役員路線事業本部長2026年6月当社取締役専務執行役員路線事業本部長(現任) (注3)37取締役常務執行役員中川 由起夫1967年4月24日生1990年4月当社入社2017年4月株式会社JALエンジニアリング技術部長2019年4月株式会社JALエンジニアリング執行役員2021年4月当社執行役員調達本部長2025年2月当社常務執行役員安全推進本部長、ご被災者相談室長2025年6月当社取締役常務執行役員安全推進本部長、ご被災者相談室長(現任) (注3)34 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(百株)社外取締役柳 弘之1954年11月20日生1978年4月ヤマハ発動機株式会社入社2007年3月同社執行役員2009年3月同社上席執行役員2010年3月同社代表取締役社長2018年1月同社代表取締役会長2019年3月AGC株式会社社外取締役キリンホールディングス株式会社社外取締役(現任)2021年3月ヤマハ発動機株式会社取締役会長2021年6月当社社外取締役(現任)2022年1月ヤマハ発動機株式会社取締役2022年3月同社顧問2022年6月三菱電機株式会社社外取締役(現任) (注3)40社外取締役三屋 裕子1958年7月29日生1981年4月株式会社日立製作所入社2010年7月株式会社サイファ代表取締役2014年3月株式会社アシックス社外監査役2015年3月藤田観光株式会社社外取締役2015年4月株式会社パロマ社外取締役2016年6月公益財団法人日本バスケットボール協会代表理事2018年3月株式会社SORA(現 株式会社PIT)代表取締役2018年6月株式会社福井銀行社外取締役2019年6月JXTGホールディングス株式会社(現ENEOSホールディングス株式会社)社外取締役(監査等委員) 株式会社デンソー社外取締役(現任)2021年6月公益財団法人日本オリンピック委員会副会長(現任)2023年6月当社社外取締役(現任) (注3)22社外取締役菰田 正信1954年6月8日生1978年4月三井不動産株式会社入社2005年4月同社執行役員2008年4月同社常務執行役員2009年6月同社常務取締役 常務執行役員2010年7月同社専務取締役 専務執行役員2011年6月同社代表取締役社長 社長執行役員2023年4月同社代表取締役会長(現任)2023年6月日本テレビホールディングス株式会社社外取締役(現任)日本テレビ放送網株式会社社外取締役(現任)2024年6月公益社団法人日本観光振興協会会長(現任)2025年6月当社社外取締役(現任) (注3)- 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(百株)常勤監査役菊山 英樹1960年3月19日生1983年4月 当社入社2005年9月 当社米州支社総務部長2007年4月 当社経営企画室部長2010年2月 当社執行役員 経営企画本部副本部長2012年2月 当社常務執行役員 路線統括本部国内路線事業本部長2013年4月 当社専務執行役員 路線統括本部長2016年6月 当社取締役専務執行役員 路線統括本部長2019年4月 当社取締役専務執行役員 財務・経理本部長2020年4月 当社代表取締役専務執行役員 財務・経理本部長2023年4月 当社取締役2023年6月 当社常勤監査役(現任) (注4) 38常勤監査役田村 亮1965年9月21日生1988年4月当社入社2016年4月株式会社JALエンジニアリング執行役員2019年4月当社執行役員調達本部長2021年4月当社執行役員整備本部長、株式会社JALエンジニアリング代表取締役社長2023年4月当社常務執行役員整備本部長、株式会社JALエンジニアリング代表取締役社長2024年6月当社取締役常務執行役員整備本部長、株式会社JALエンジニアリング代表取締役社長2025年4月当社取締役2025年6月当社常勤監査役(現任) (注5)34社外監査役岡田 譲治1951年10月10日生1974年4月2006年2月2008年4月2011年6月三井物産株式会社入社同社財務統括部長同社執行役員 経理部長同社代表取締役 常務執行役員CFO2013年2月金融庁企業会計審議会委員2013年7月IFRS財団評議員2014年4月三井物産株式会社代表取締役 副社長執行役員CFO2015年6月同社常勤監査役2017年11月公益社団法人日本監査役協会会長2019年10月太陽有限責任監査法人経営評議会 委員(現任)2020年6月当社社外監査役(現任)2023年6月日本公認不正検査士協会 理事長(現任)2024年6月会計教育研修機構 理事(現任)2026年6月津田塾大学評議員(現任) (注6)79 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(百株)社外監査役松村 眞理子1959年9月24日生1988年4月弁護士登録(第一東京弁護士会)ブラウン・守谷・帆足・窪田法律事務所入所1994年2月龍土綜合法律事務所入所2006年1月真和総合法律事務所 パートナー弁護士(現任)2018年6月明治ホールディングス株式会社 社外取締役(2026年6月退任予定)2022年4月第一東京弁護士会会長、日本弁護士連合会副会長2023年6月株式会社小松製作所 社外監査役(現任)ソーダニッカ株式会社 社外取締役(現任)2024年6月当社社外監査役(現任) (注6)13社外監査役渡辺 淳子1962年1月2日生2001年6月監査法人トーマツ(現 有限責任監査法人トーマツ)入社2004年6月有限責任監査法人トーマツ パートナー2013年11月有限責任監査法人トーマツ 経営会議メンバー2015年11月デロイトトーマツ合同会社(現 合同会社デロイトトーマツグループ)及び有限責任監査法人トーマツ ボードメンバー2018年8月Deloitte Asia Pacific Limited ボードメンバー2022年6月Deloitte Touche Tohmatsu Limited ボードメンバーDeloitte Asia Pacific Limited 副議長2024年12月デロイトトーマツリスクアドバイザリー合同会社(現 合同会社デロイトトーマツ)パートナー2026年6月当社社外監査役(現任)双日株式会社 社外取締役(監査等委員)(2026年6月就任予定) (注7)-計690(注)1.取締役柳弘之、三屋裕子、菰田正信は社外取締役です。2.監査役岡田譲治、松村眞理子、渡辺淳子は社外監査役です。3.2026年6月23日開催の定時株主総会の終結の時から1年内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時まで。4.2023年6月23日開催の定時株主総会の終結の時から4年内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時まで。5.2025年6月24日開催の定時株主総会の終結の時から4年内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時まで。6.2024年6月18日開催の定時株主総会の終結の時から4年内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時まで。7.2026年6月23日開催の定時株主総会の終結の時から4年内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時まで。8.提出会社は意思決定の迅速化、戦略決定責任と執行責任の明確化を図るべく、執行役員制度を導入しております。取締役を兼務しない執行役員は次のとおりです。役名職名氏名常務執行役員ソリューション営業本部長、関係・つながり共創㈱社長越智 健一郎常務執行役員中国地区総代表小枝 直仁常務執行役員人財本部長大堀 哲常務執行役員西日本支社長宮坂 久美子常務執行役員総務本部長野田 靖常務執行役員秘書部・総合政策部担当小山 雄司執行役員㈱ジェイエア社長武井 真剛執行役員デジタルテクノロジー本部長、JALデジタル㈱社長鈴木 啓介執行役員空港本部長野口 望執行役員東京空港支店長、㈱JALスカイ社長斉藤 久美子執行役員貨物郵便本部長木藤 祐一郎執行役員客室本部長中野 淳子執行役員日本エアコミューター㈱社長増村 浩二執行役員オペレーション本部長下口 拓也執行役員財務・経理本部長、経営管理本部長弓﨑 雅夫執行役員日本トランスオーシャン航空㈱社長、沖縄地区担当堀尾 裕子執行役員カスタマー・エクスペリエンス本部 副本部長崎原 淳子執行役員ソリューション営業本部 副本部長、東京支社長西原口 香織執行役員九州支社長猿渡 美穂執行役員経営企画本部長鈴木 隆夫執行役員調達本部長、総務本部 副本部長小川 宣子執行役員整備本部長、㈱JALエンジニアリング社長濱本 隆士執行役員路線事業本部 副本部長内藤 建一郎執行役員運航本部長南 正樹執行役員マイレージ・ライフスタイル事業本部長西田 真吾執行役員イノベーション本部長飯山 高広執行役員北海道支社長大田 啓之 ③社外役員の状況当社の社外取締役は3名、社外監査役は3名です。菰田正信氏は、公益社団法人日本観光振興協会の会長であり、当社は同法人に会費等の支払いを行いましたが、この合計金額は1,000万円以下です。提出会社とその他の各社外取締役および社外監査役との間において、特筆すべき人的関係、資本的関係および取引関係その他の利害関係はありません。社外取締役は、その多様性確保に留意し、さまざまな分野に関する豊富な経験と高い見識や専門知識を有する者から選任するとともに、当社の定める社外役員の「独立性基準」(後述)に基づき、実質的な独立性を確保し得ない者は社外取締役として選任いたしません。また、社外取締役のうち1名を筆頭独立社外取締役として選任し、監査役ならびに社内各部門との連携強化を図ります。社外取締役については、当社に対する理解を深めるため、現場の視察に加え、御巣鷹山慰霊登山、安全啓発センターの見学等の安全に関する教育を行います。また、必要に応じて、付議議案の事前説明を実施するとともに、その他の要望案件について説明する機会を設けます。社外監査役は、さまざまな分野に関する豊富な知識、経験を有する者から選任するとともに、当社の定める社外役員の「独立性基準」(後述)に基づき、実質的な独立性を確保し得ない者は社外監査役として選任いたしません。社外監査役は、他の監査役とともに内部監査部門、会計監査人と連携し、より中立的、客観的な視点から監査を実施することにより、経営の健全性を確保します。社外監査役については、当社に対する理解を深めるため、現場の視察に加え、御巣鷹山慰霊登山、安全啓発センターの見学等の安全に関する教育を行います。また、必要に応じて、付議議案の事前説明を実施するとともに、その他の要望案件について説明する機会を設けます。 [社外役員の「独立性基準」] 当社の社外役員については、高い経営の透明性と強い経営監視機能を発揮するコーポレート・ガバナンス体制を高いレベルで確立し、企業価値の向上を図るため、その独立性を判断する基準(原則として、以下のいずれにも該当しない者を独立性を有する者と判断する。)を以下のとおり定めております。 1.現在または過去10年間において、当社および当社の連結子会社の業務執行者(注)であった者。2.過去3年間において下記a~fのいずれかに該当していた者。a.当社との一事業年度の取引額が、当社または当該取引先のいずれかの連結売上高の1%を超える取引先またはその業務執行者。b.当社への出資比率が5%以上の大株主またはその業務執行者。c.当社の主要な借入先またはその業務執行者。d.当社より年間1,000万円を超える寄付を受けた者または受けた団体に所属する者。e.当社より役員報酬以外に年間1,000万円を超える報酬を受けた者またはその連結売上高の1%を超える報酬を受けた団体に所属する者。f.当社の業務執行者が他の会社の社外役員に就任している場合における当該他の会社の業務執行者。3.上記1および2に掲げる者の配偶者または二親等以内の親族。(注)業務執行者とは業務執行取締役、執行役員をいう。 ④社外取締役又は社外監査役による監督又は監査と内部監査、監査役監査及び会計監査との相互連携ならびに内部統制部門との関係社外監査役は、他の監査役とともに内部統制部門ならびに会計監査人と、必要に応じて適宜情報および意見交換を実施し、監査の充実を図っております。社外取締役は、社外監査役とともに、必要に応じて適宜監督監査に係る情報共有を図っております。
沿革 FY2025 / 約2,356字
2【沿革】(1)提出会社の設立1951年8月1日提出会社の前身である日本航空株式会社(旧会社)が資本金1億円をもって設立され、翌年10月から自主運航による国内線定期航空輸送事業が開始されました。1953年10月1日提出会社は日本航空株式会社法(昭和28年法律第154号)の定めるところにより、旧会社と政府の折半出資による20億円の資本金をもって設立されました。このようにして設立された提出会社は、旧会社の権利義務の一切を継承して、国内幹線の運営にあたるとともに本邦唯一の国際線定期航空運送事業の免許会社として発足しました。 (2)設立後の変遷年月事業の変遷1951年8月 1953年10月 1954年2月 1960年8月1961年6月1961年10月1963年10月1964年4月 1965年1月1966年11月1967年3月1970年2月1970年7月1971年5月 1975年8月 1983年 1987年11月1988年4月1993年1月2002年9月 2002年10月 2004年4月 2004年4月2004年6月2006年10月2007年4月2008年4月日本航空株式会社(旧会社)が資本金1億円をもって設立。翌年10月から自主運航による国内線定期航空輸送事業を開始。日本航空株式会社法(昭和28年法律第154号)の定めるところにより、20億円の資本金をもって日本航空株式会社が設立。国内幹線の運営にあたるとともにわが国唯一の国際線定期航空運送事業の免許会社となる。東京~ホノルル~サンフランシスコ線開設により、本邦企業初の国際線定期輸送を開始。初のジェット旅客機であるダグラスDC-8型航空機が運航開始。北周り欧州線開設。証券取引所(東京、大阪、名古屋)市場第二部に上場。日本航空整備株式会社を吸収合併。日東航空株式会社、富士航空株式会社、北日本航空株式会社の合併により日本国内航空株式会社設立。ジャルパック販売開始。ニューヨーク線開設。世界一周路線(西回り)開設。証券取引所(東京、大阪、名古屋)市場第一部に指定。ボーイング747型航空機(ジャンボジェット)が運航開始。日本国内航空株式会社と東亜航空株式会社の合併により東亜国内航空株式会社設立。日中国交正常化に伴い運休していた台湾路線を運航するために日本アジア航空株式会社を設立、台湾線に再就航。国際航空運送協会(IATA)統計で旅客・貨物輸送実績世界一に。(1987年まで5年間世界一を維持)完全民営化。東亜国内航空株式会社が株式会社日本エアシステムに社名変更。マイレージプログラム導入。当社と株式会社日本エアシステムの株式移転により、株式会社日本航空システムを設立したことに伴い、証券取引所(東京、大阪、名古屋)市場第一部から上場廃止。株式会社日本航空システムが証券取引所(東京、大阪、名古屋)市場第一部に上場。当社と株式会社日本エアシステムがそれぞれ株式会社日本航空インターナショナルおよび株式会社日本航空ジャパンに商号変更。あわせて当社が国際旅客事業および貨物事業を担い、株式会社日本航空ジャパンが国内旅客事業を担う体制に事業再編。簡易株式交換により、日本アジア航空株式会社を完全子会社化。株式会社日本航空システムの商号を株式会社日本航空に変更。当社と株式会社日本航空ジャパンが合併。グローバルアライアンスである「ワンワールド」に加盟。当社と日本アジア航空株式会社が合併。 年月事業の変遷2010年1月 2010年2月 2010年11月2010年12月 2011年3月2011年4月 2011年4月2012年4月2012年9月2012年10月2014年4月2014年10月2014年10月2016年10月2017年11月2018年7月 2019年9月2020年7月2021年6月 2022年3月2022年4月 2024年2月2024年4月2024年4月2025年4月当社、株式会社日本航空、株式会社ジャルキャピタルの3社が会社更生手続申立。会社更生手続の申立に伴い、株式会社日本航空が証券取引所(東京、大阪、名古屋)市場第一部から上場廃止。更生計画認可決定。株式会社日本航空を当社が吸収合併。同時に、国際線のグループ航空会社である株式会社ジャルウェイズ他2社を合併。会社更生手続の終結。当社の商号を株式会社日本航空インターナショナルから日本航空株式会社に変更。アメリカン航空との共同事業開始。ボーイング787型航空機が運航開始。東京証券取引所市場第一部に株式を上場。ブリティッシュ・エアウェイズとの共同事業開始。フィンエアーとの共同事業開始。当社と株式会社ジャルエクスプレスが合併。株式取得により株式会社北海道エアシステムを子会社化。イベリア航空との共同事業開始。旅客基幹システムを全面的に刷新。国際線中長距離ローコストキャリア準備会社 株式会社ティー・ビー・エルを設立。(2019年3月 株式会社ZIPAIR Tokyoに社名変更)(2020年6月 貨物専用便が運航開始、2020年10月 旅客便が運航開始)エアバスA350型航空機が運航開始。マレーシア航空との共同事業開始。株式取得により春秋航空日本株式会社を子会社化。(2021年11月 スプリング・ジャパン株式会社に社名変更)株式取得により株式会社JALUXを子会社化。東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。ボーイング767型貨物専用機が運航開始。株式会社ジャルセールスを吸収合併。エアバスA321-200P2F型貨物専用機の運航開始。ガルーダ・インドネシア航空と共同事業を開始。 創立後の合併、社名変更等の経緯は次のとおりです。
配当政策 FY2025 / 約968字
3【配当政策】当社は、株主の皆さまへの還元を経営の最重要事項のひとつとしてとらえており、将来における企業成長と経営環境の変化に対応するための投資や強固な財務体質構築に資する内部留保を確保しつつ、継続的・安定的な配当に加え、自己株式の取得を柔軟に行うことで、株主の皆さまへの還元を積極的に行うことを基本方針としております。配当金額については、配当性向を概ね35%程度を目安としつつ、継続性・安定性および予測可能性を重視して決定してまいります。加えて、自己株式の取得については、当社の財務状況などを見据え、積極的かつ柔軟に実施を検討いたします。これにより、当社は、ステークホルダーの皆さまへの期間利益および経営資源の適切な配分を実施することで、配当金総額と自己株式取得額の合計額を踏まえた総還元性向について、概ね35%から50%程度の範囲となるよう努めてまいります。また、資本効率の向上にも継続的に取り組み、配当金総額と自己株式取得額の合計額を株主に帰属する資本で除した「株主資本総還元率」の水準にも留意し、同指標については概ね3%以上となるよう努めてまいります。当社は中間配当と期末配当の年2回の剰余金の配当を行うことを基本方針としており、剰余金の配当の決定機関は、期末配当については株主総会、中間配当については取締役会です。なお、当社は、「取締役会の決議により、毎年9月30日を基準日として中間配当を行うことができる。」旨を定款に定めております。 2026年3月期は連結業績が2026年3月2日に公表した業績予想を上回ったものの、足元の中東情勢影響を考慮して配当予想を据え置くこととし、期末配当案を1株当たり50円とし、中間配当46円と合わせて、1株当たりの年間の配当金は96円となります。2027年3月期は、通期連結業績予想を踏まえて、年間配当予想は1株当たり96円、うち中間配当予想は1株当たり48円といたします。従来からの基本方針である継続的かつ安定的な株主還元の実現に努めてまいります。なお、基準日が当事業年度に属する剰余金の配当は次のとおりです。決議年月日配当金の総額(百万円)1株当たり配当額(円)2025年10月30日取締役会決議20,08646.002026年6月23日定時株主総会決議 (予定)21,49150.00
監査の状況 FY2025 / 約4,345字
(3)【監査の状況】①監査役監査の状況a)監査役監査の組織、人員有価証券報告書提出日現在、監査役監査は、常勤監査役2名および独立社外監査役3名の合計5名により実施しています。常勤監査役菊山英樹は、2019年から4年間、財務・経理本部長を務め、財務および会計に関する相当程度の知見を有しております。常勤監査役田村亮は、当社入社以来、主に技術部門や整備に従事するとともに、2021年から4年間、整備本部長を務め、安全管理に関する相当程度の知見を有しております。また、社外監査役久保伸介は、公認会計士の資格を有し、財務および会計に関する相当程度の知見を有しております。社外監査役岡田譲治は、総合商社に入社以来一貫して財務・経理部門に従事し、総合商社の代表取締役副社長執行役員CFOを務める等、財務および会計に関する相当程度の知見を有しております。さらに、社外監査役松村眞理子は、弁護士の資格を有し、法務、コンプライアンス分野における豊かな経験と見識を有しております。監査役の職務を遂行する組織である監査役室に専任スタッフを配置し、監査役の職務遂行のサポートを行っています。当該監査役スタッフの人事等は監査役の同意を得るものとし、取締役からの独立性を高め、監査役の指示の実効性を確保しています。また、監査役の職務の執行に伴い発生する費用については、監査役の請求に基づき適切に支払っており、監査活動の実効性は担保されています。なお、当社は、2026年6月23日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として、「監査役1名選任の件」を提案しており、当該議案が承認可決された場合、監査役監査は、引き続き常勤監査役2名および社外監査役3名の合計5名により実施いたします。 b)監査役及び監査役会の活動状況監査役および監査役会は、2024年度の監査における指摘事項のフォローアップおよび「2021-2025年度 JALグループ中期経営計画ローリングプラン2025」等をふまえ、当期の期初に当期の監査方針および監査項目ならびに監査計画を策定し、監査を実施しました。監査役は、取締役会に加え、グループ安全対策会議、経営会議、グループリスクマネジメント会議、サステナビリティ推進会議、顧客価値創造会議をはじめとする各種重要な会議に出席するほか、代表取締役および社外取締役との意見交換や重要な決裁書類等の閲覧により、会社経営および事業運営上の重要事項ならびに業務執行状況を監査します。今期においては、代表取締役との意見交換(4回)、社外取締役との意見交換(2回)、主要子会社社長へのインタビュー(12社)、主要子会社常勤監査役との個別意見交換(28回)および合同意見交換会(2回)、安全推進本部とのグループ安全目標に関するヒアリング(1回)、総務本部との内部統制システムの整備・運用状況に関するヒアリング(2回)等を通じ、当社および子会社の業務執行状況を把握しています。菊山、久保、岡田、松村監査役は当期に開催された取締役会14回すべてに、北田監査役は2025年6月退任までに開催された3回すべてに、新任の田村監査役は選任後開催された11回すべてに出席し、能動的・積極的な役割認識のもと、意見を述べてまいりました。この他に、内部監査部門や会計監査人との緊密な連携に努めるほか、主要子会社常勤監査役との会議を定期的に開催し、グループ全体での監査の充実強化を図っています。また、監査計画に基づき、各部門および子会社への監査(103ヶ所)を実施しました。さらに、内部統制システムへの影響が懸念される事象の発生に対しては、機動的に、計画外での監査を実施してまいりました。その結果、「2021-2025年度 JALグループ中期経営計画ローリングプラン2025」に沿った施策が各部門、グループ各社において着実に実行されていること、および国内外旅客需要の回復に適切に対応していることを確認いたしました。こうした監査を通じて認識した課題等は、社長や担当執行役員に報告するとともに、監査役会で議論の上、内部監査部門陪席のもと報告会(2回)を開催して執行部門全体への共有を図り、さらに取締役会でも報告を行いました。報告以降も重要な監査事項についての対応状況を継続してモニタリングしています。 内部通報については、主要部門から定期的な報告を受けるとともに、通報を行った者を保護する体制が整備されていることを確認いたしました。さらに、会計監査人との意見交換(7回)および内部監査部門との定例会議(5回)を実施し、監査品質および監査効率の向上に努めており、会計監査人の監査計画・重点監査項目・監査状況等の報告および監査報告書へのKAM(監査上の主要な検討事項)記載に関する課題の共有を受け、情報交換を図りました。当期においては、監査役会を13回開催し、菊山、松村監査役は13回すべて、久保、岡田監査役は12回に、北田監査役は2025年6月退任までに開催された3回すべてに、新任の田村監査役は選任後開催された監査役会10回すべてに出席しました。 監査役会では、監査方針、監査計画策定の他、評価、監査に関する重要事項について検討・決議等を行っています。当期の監査役会においては、監査方針および計画の決定、監査役選任議案への同意、常勤監査役の選定、会計監査人の選任、同報酬に関する同意、監査報告書の作成などの定例案件の他、会計監査人による非保証業務に関する事前了解に関する決議、また往査での指摘事項に関するフォローアップ状況、リスク管理、EMS監査、統合報告書の確認などについて、報告、討議を行いました。監査役会においては、監査役全員に対してアンケートを実施し、監査活動の状況についての自己評価を行っています。 ②内部監査の状況当社グループの内部監査は、「JALグループ内部監査規程」などに基づき、企業グループ全体における重大なリスクの発生を未然に防止し、損失の低減、組織目的達成の実効性向上などを通じ、経営に資することを目的として行っております。この目的を達成するために、企業グループにおける内部管理体制の実効性をより高めるための提言を行うことを基本方針としております。 当社の内部監査は社長直轄の独立組織である監査部が担当しており、監査部長を内部監査責任者、監査部所属員を内部監査担当者として、監査部長以下12名の体制(公認内部監査人(CIA)や内部監査士など、監査専門資格保持者を含む)で実施しております。内部監査を通じて把握した内部統制に係る重要な事象に関しては、監査法人へも情報を提供し、必要に応じ指導、助言を得る等、相互連携にも努めております。監査部は当社およびJALグループ各社に対し適切に監査を実施しており、各監査ごとに、経営者へ監査結果を報告し、監査役には定期的に、監査の進捗状況、監査結果を報告しています。また、取締役会において、定期的に監査結果を報告しています。 ③会計監査の状況会計監査については、有限責任あずさ監査法人に依頼しており、同監査法人が会社法監査および金融商品取引法に基づく監査を実施しております。定期的な監査の他、各種法令や規則の制定・改廃等、会計上の課題については適宜確認を行い、会計処理の適正化に努めております。 a)継続監査期間 16年間 b)業務を執行した公認会計士 宍戸 通孝 間瀬 友未 有吉 真哉 c)監査業務に係る補助者の構成 当社の業務に係る補助者は、公認会計士26名、その他57名です。 d)監査法人の選定方針と理由監査の実効性を確保する観点から、独立性・職業倫理・監査品質・監査役や経営者との連携等を選定方針として掲げており、これを満たすと判断し、有限責任あずさ監査法人の再任を決議しています。なお、会社法第340条第1項に定める会計監査人の解任の他、当社の監査業務に重大な支障をきたす事態、その他会計監査人が継続してその職責を全うするうえでの重大な疑義を抱く事象等が発生した場合には、監査役会が会計監査人の解任または不再任に関する議案の内容を決定し、取締役会が当該議案を株主総会に提出することにしています。 e)監査役及び監査役会による監査法人の評価監査役会において、毎年、上記に掲げた方針に照らし評価を実施する他、経理部門および内部監査部門における会計監査人の評価も重要な要素として参考にしています。 ④監査報酬の内容等a)監査公認会計士等に対する報酬の内容区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬 (百万円)非監査業務に基づく報酬 (百万円)監査証明業務に基づく報酬 (百万円)非監査業務に基づく報酬 (百万円)提出会社1656517825連結子会社981104-計2636628225当社は、監査公認会計士等に対して監査証明業務に基づく報酬として、公認会計士法第2条第1項の業務に係る報酬を支払っております。また、当社および一部の子会社は公認会計士法第2条第1項の業務以外の業務(非監査業務)である共同事業に関する合意された手続業務等に関わる報酬を支払っております。 b)監査公認会計士等と同一のネットワーク(KPMGグループ)に対する報酬の内容(aを除く)区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬 (百万円)非監査業務に基づく報酬 (百万円)監査証明業務に基づく報酬 (百万円)非監査業務に基づく報酬 (百万円)提出会社-21-39連結子会社-8-10計-30-50当社および一部の子会社は、監査公認会計士等と同一のネットワークに対して公認会計士法第2条第1項の業務以外の業務(非監査業務)として税務業務等に関わる報酬を支払っております。なお、非連結子会社における当連結会計年度の監査証明業務に基づく報酬の額は2百万円となります。 c)その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容(前連結会計年度)該当事項はありません。(当連結会計年度)該当事項はありません。 d)監査報酬の決定方針監査公認会計士等への監査報酬および非監査業務報酬については、事前に職務権限規程に基づき社内決裁を得て決定しております。なお、当社監査役会は、取締役、社内関係部署および会計監査人からの必要な資料の入手や報告をもとに、前事業年度の監査計画と実績の比較、監査時間および報酬額の推移を確認した上で、当事業年度の監査予定時間および報酬額の妥当性等を検討し、会計監査人の報酬等につき、会社法第399条第1項の同意を行います。
設備の概要 FY2025 / 約543字
1【設備投資等の概要】当連結会計年度の設備投資については、総額202,424百万円(無形資産含む。)です。当社グループは、主にフルサービスキャリア事業において、運航効率を改善するための新型航空機導入に関する設備投資や、多様化する顧客ニーズに対応するための競争力投資、利便性向上・効率化を目的としたシステム投資を含む無形資産に関する設備投資等を行っております。当連結会計年度に実施した設備投資の主な内容は、航空機5機(エアバスA350-1000型3機、エアバスA350-900型2機)の新規購入および航空機購入のための前払金の支払いです。また、主要な設備を売却しており、その内訳は次のとおりです。なお、売却したエアバスA350-900型1機は当連結会計年度中に賃借航空機へ変更しておりますが、連結財務諸表上は、IFRSに準拠して、売却および賃借として会計処理せずに、引き続き航空機として認識しております。会社名セグメントの名称設備の内容異動時期 提出会社フルサービスキャリア事業航空機(エアバスA350-900型1機) 2026年2月 1機売却フルサービスキャリア事業航空機(ボーイング777-300型3機) 2025年7月 1機売却 2025年10月 1機売却 2026年2月 1機売却
従業員の状況 FY2025 / 約5,429字
(2)【従業員の状況】①連結会社の状況 2026年3月31日現在セグメントの名称従業員数(名)フルサービスキャリア事業29,231(1,556)LCC事業2,046(88)マイル/金融・コマース事業1,734(332)その他6,065(681)合計39,076(2,657)(注)1.従業員数は、休職者および当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含みます。2.従業員数欄の( )内には、臨時雇用者数の年間の平均人員数を外数で記載しております。臨時雇用者数には、人材会社からの派遣社員及びパートタイム社員を含めております。3.特定のセグメントに分類できない会社の従業員は、主に従事している業務および業務に従事した時間に基づく按分計算により、適切なセグメントに帰属させています。 ②提出会社の状況 2026年3月31日現在 従業員数(名)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(千円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)常勤社員14,62740.214.910,1126.5 2026年3月31日現在セグメントの名称従業員数(名)フルサービスキャリア事業14,350(109)LCC事業21(0)マイル/金融・コマース事業93(2)その他163(0)合計14,627(111)(注)1.従業員数は、海外現地雇用社員を含みますが、平均年齢、平均勤続年数は、海外現地雇用社員を母数に含んでおりません。2.従業員数欄の( )内には、臨時雇用者数の年間の平均人員数を外数で記載しております。臨時雇用者数には、人材会社からの派遣社員及びパートタイム社員を含めております。3.他社への出向者および派遣社員(2,640名)、休職者(1,496名)は含んでおりません。4.平均年間給与は、各種手当等の基準外賃金および各種手当を含んでおります。また海外雇用社員の給与は含んでおり、他社への出向者の給与は除いて算出しております。5.平均年間給与は、国内雇用社員と海外雇用社員の平均であり、年間の人件費に含まれる現金給与相当額を当事業年度中の平均在籍人数で除して算出しております。 (参考情報) 平均年間給与(千円)地上社員7,002運航乗務員21,527客室乗務員6,327合計8,119(注)グループ連結平均年間給与は、当社グループの連結人件費に含まれる現金給与相当額を当事業年度中の平均在籍人数で除して算出しております。 ③労働組合の状況2026年3月31日現在 会社名名称組合員数(名)構成上部団体提出会社JAL労働組合9,654地上社員・客室乗務員航空連合日本航空乗員組合2,371地上社員・運航乗務員航空労組連絡会(航空連)日本航空キャビンクルーユニオン161客室乗務員航空労組連絡会(航空連)日本航空ユニオン301地上社員航空労組連絡会(航空連)(注)連結子会社には、株式会社JALグランドサービスのJALグランドサービス労働組等、日本トランスオーシャン航空株式会社の日本トランスオーシャン航空労働組合等があります。 ④管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異イ.提出会社当事業年度補足説明管理職に占める女性労働者の割合(%) (注1)男性労働者の育児休業取得率(%) (注2)労働者の男女の賃金の差異(%)(注3、6)全労働者うち正社員うちパート・ 有期労働者33.696.449.648.744.4(注4、5)(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含みます。2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第2号における育児休業等および育児目的休暇の取得割合を算出したものであります。3.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。男女の賃金差異に記載した数値は、男性の平均年間賃金を100%とした場合の女性の平均年間賃金の割合です。4.男女の賃金差異は、職種別の単価の差や勤続年数の差、男女構成比の偏りの影響を受けております。なお職種別の詳細は以下のとおりです。・地上正社員の男女賃金差異78.5%(平均勤続年数:男性22.6年、女性10.1年、人数比:男性76.9%、女性23.1%)・運航乗務員正社員の男女賃金差異51.0%(平均勤続年数:男性19.0年、女性6.7年、人数比:男性97.7%、女性2.3%)・客室乗務員正社員の男女賃金差異130.4%(平均勤続年数:男性3.9年、女性11.9年、人数比:男性2.1%、女性97.9%)5.部分就労の労働者については、フルタイム労働者の所定労働時間で換算した人員数を基に平均年間賃金を算出しております。6.男女賃金差異を縮小するため、ライフイベントとの両立支援や職種ごとの男女構成比の偏りに着目した取り組みを進めることで、誰もが自律的にキャリア実現できる環境を整えてまいります。 ロ.連結子会社当事業年度補足説明会社名管理職に占める女性労働者の割合(%) (注1)男性労働者の育児休業取得率(%) (注2)労働者の男女の賃金の差異(%)(注3、8)全労働者うち正社員うちパート・有期労働者株式会社ジェイエア32.7100.034.131.337.4(注4)日本エアコミューター株式会社18.080.049.751.723.0(注4)株式会社北海道エアシステム11.1100.053.752.5-(注4)日本トランスオーシャン航空株式会社23.265.450.749.354.8(注4)琉球エアコミューター株式会社21.4120.044.244.442.3(注4)株式会社ZIPAIR Tokyo3.691.726.024.925.9(注4)スプリング・ジャパン株式会社17.885.732.844.016.8(注4)株式会社JALスカイ79.3100.0103.087.4138.9(注5)JALスカイエアポート沖縄株式会社34.7100.081.579.869.8(注5)株式会社JALスカイ大阪93.9100.0107.374.2134.6 株式会社JALスカイ九州94.7100.0146.9129.164.3(注5)株式会社JALスカイ札幌85.3100.0120.5120.765.5(注5)株式会社JALスカイ金沢75.0-93.992.9101.6(注5)株式会社JALスカイ仙台28.6-79.176.5115.2(注5)株式会社JALグランドサービス6.5100.069.174.073.6(注5)株式会社JALグランドサービス大阪12.5100.065.386.470.3 株式会社JALグランドサービス九州0.0100.067.281.364.5 株式会社JALグランドサービス札幌0.0100.073.582.892.7(注5)株式会社JALエンジニアリング4.4100.067.574.221.0(注5) 当事業年度補足説明会社名管理職に占める女性労働者の割合(%) (注1)男性労働者の育児休業取得率(%) (注2)労働者の男女の賃金の差異(%)(注3、8)全労働者うち正社員うちパート・有期労働者株式会社JALメンテナンスサービス11.1100.072.393.945.6(注6)日航関西エアカーゴ・システム株式会社0.0100.080.879.694.1(注5、7)株式会社JALカーゴサービス12.1100.076.976.371.5 株式会社JALカーゴハンドリング0.0100.076.179.981.7 株式会社JALカーゴサービス九州0.0100.071.371.2133.6(注5)株式会社JALナビア95.7100.0121.4103.6116.8(注5、7)株式会社JALマイレージバンク77.8-91.588.0103.4(注7)ジャルロイヤルケータリング株式会社14.0100.076.182.376.5 株式会社JALエアテック2.485.771.871.793.7(注5)株式会社ジャルパック36.450.084.482.587.2 株式会社JALJTAセールス42.9-72.280.1147.3(注5)株式会社JALエービーシー13.6-76.077.087.0(注5、7)株式会社JALUX15.977.874.273.854.8(注5)JALデジタル株式会社16.3100.086.284.787.9(注5、7)JALペイメント・ポート株式会社0.0100.0--- 株式会社ジャルカード50.0100.087.886.392.3(注5)株式会社JAL-DFS83.3-107.7105.286.6(注7)株式会社JALファシリティーズ0.0100.072.169.4117.5 SJフューチャーホールディングス株式会社----- 当事業年度補足説明会社名管理職に占める女性労働者の割合(%) (注1)男性労働者の育児休業取得率(%) (注2)労働者の男女の賃金の差異(%)(注3、8)全労働者うち正社員うちパート・有期労働者JAL Agriport株式会社0.0---- JALビジネスアビエーション株式会社0.0-49.5-49.5(注5)株式会社JALブランドコミュニケーション39.1100.084.886.132.7(注5)JTAインフォコム株式会社0.0100.081.984.279.7(注5)JAL SBIフィンテック株式会社----- 株式会社JALサンライト47.450.0108.4113.489.2(注5、7)株式会社JALUXエアポート52.2100.080.778.699.3 株式会社オーエフシー0.0-96.096.554.1(注7)株式会社JAL航空みらいラボ14.3---- (注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。対象となる社員がいない場合は「-」を記載しております。各社から他社への出向者を除き、他社から各社への出向者を含みます。2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第2号における育児休業等および育児目的休暇の取得割合を算出したものであります。対象となる男性社員がいない場合は「-」を記載しております。3.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。対象となる社員がいない場合は「-」を記載しております。男女の賃金差異に記載した数値は、男性の平均年間賃金を100%とした場合の女性の平均年間賃金の割合です。4.男女の賃金差異は、職種別の単価の差や男女構成比の偏りの影響を受けております。また、正社員の男女の賃金差異は、職種別に異なり、それぞれ勤続年数の影響を受けております。主なものは以下のとおりです。・地上社員正社員の男女賃金差異104.2%(平均勤続年数:男性10.0年、女性6.0年、人数比:男性37.5%、女性62.5%)・運航乗務員正社員の男女賃金差異71.3%(平均勤続年数:男性11.0年、女性10.0年、人数比:男性96.0%、女性4.0%)・客室乗務員正社員の男女賃金差異133.5%(平均勤続年数:男性2.0年、女性6.0年、人数比:男性2.0%、女性98.0%)・地上社員正社員の男女賃金差異122.3%(平均勤続年数:男性4.8年、女性4.6年、人数比:男性35.1%、女性64.9%)・運航乗務員正社員の男女賃金差異74.4%(平均勤続年数:男性4.1年、女性3.7年、人数比:男性99.4%、女性0.6%) ・客室乗務員正社員の男女賃金差異104.9%(平均勤続年数:男性4.8年、女性3.5年、人数比:男性5.6%、女性94.4%)また、株式会社ZIPAIR Tokyoにつきましては、男性は機長と副操縦士、女性は副操縦士のみの人員構成であることも影響しております。5.男女の賃金差異は、男女別の平均勤続年数の差の影響を受けております。6.男女の賃金差異は、非正規雇用労働者において、夜勤を含むシフト勤務が男性に偏っていることの影響を受けております。7.部分就労の労働者については、フルタイム労働者の所定労働時間で換算した人員数を基に平均年間賃金を算出しております。8.男女賃金差異を縮小するため、ライフイベントとの両立支援や職種ごとの男女構成比の偏りに着目した取り組みを進めることで、誰もが自律的にキャリア実現できる環境を整えてまいります。
研究開発活動 FY2025 / 約29字
6【研究開発活動】研究開発費を発生させる活動はありません。
株式の保有状況 FY2025 / 約2,563字
(5)【株式の保有状況】当社が航空運送事業を経営するに当たっては、営業、調達、サービスの提供等の分野での広範な提携・協業関係の構築および地域社会との良好な関係の維持が不可欠であり、また、グローバル規模での競争に勝ち抜き、成長していくためにもさまざまな分野におけるパートナーとの関係強化を図ることが必要だと考えています。こうした目的を達成するため、当社は他社の株式を取得・保有する場合がありますが、その場合には、ステークホルダーとの信頼関係の維持を前提に、当社の企業価値向上につながる企業の株式を厳選し、保有対象とすることを基本としています。上場企業の株式の保有については、上述の目的に適った銘柄を必要最小限保有することを基本方針とします。企業価値向上への貢献度については常時検証します。具体的には、受取配当金および株式保有に起因する取引利益について目標資本コストと比較し、定量的検討を行うとともに、定性的な要素も勘案いたします。加えて、時価評価額にも留意し、企業価値向上の観点から保有する意義が乏しいと判断される銘柄については、市場への影響やその他事業面等で考慮すべき事項にも配慮しつつ売却を検討してまいります。当社が保有する上場企業の株式の縮減に関する方針については、2026年1月21日の取締役会にて確認し、一部縮減の検討をしております。 (a)投資株式のうち保有目的が純投資目的以外の目的であるものの銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式7410,523非上場株式以外の株式956,237 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由非上場株式299新規事業・既存事業強化に伴う出資等非上場株式以外の株式199新規事業・既存事業強化に伴う出資等 (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)非上場株式40非上場株式以外の株式2538 (b)保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式の保有区分、銘柄、株式数、貸借対照表計上額及び保有目的 特定投資株式 特定投資株式保有効果については目標資本コストと比較し、当社が進める各事業領域における収支改善効果について、定量的検討および定性的な要素も総合的に勘案して保有効果を検証し、2026年1月21日の取締役会にて確認いたしました。また、2025年1月の取締役会にて、定性的な保有効果は必ずしも現在の株式数を維持せずとも得られうることから、全銘柄につき保有数の縮減の可能性について今後検討していくよう指摘を受け、全銘柄の保有意義について再度検証を行いました。 今後も、政策保有株式については、保有する意義や保有に伴うリターン・リスクについて精査し、保有の適否の検証を継続してまいります。原則として、全銘柄縮減の方向で、精査・検討を実施していきます。 また、当社は、当社株式を政策保有株式として保有している会社から当社株式の売却の申出があった場合、市場への影響を最小限にする配慮を求めるものの、当該会社との取引を縮減することその他の取引に関する制限を示唆することなどにより売却を妨げる行為は行いません。銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)日本空港ビルデング(株)4,398,2404,398,240主に当社基幹空港である羽田空港ターミナルにおける取引・協業関係の構築・維持・強化のため。有22,68118,085イオン(株)10,347,6003,449,200主にマイレージ事業における、同社のポイントサービスであるWAONとの連携等の取引・協業関係の構築・維持・強化を通じた増収・競争力強化のため。当事業年度中に普通株式1株につき3株の割合で株式分割を行ったため。有19,50012,934東日本旅客鉄道(株)1,652,1001,652,100主に国内旅客事業における取引・協業関係の構築・維持・強化を通じた増収・競争力強化のため。有5,9884,876(株)オリエンタルランド1,880,0001,880,000主に国内旅客事業における取引・協業関係の構築・維持・強化を通じた増収・競争力強化のため。有5,0765,536東急(株)1,002,0001,002,000主にマイレージ・クレジットカード事業における同社のポイントサービスであるTOKYU POINTとの連携等の取引・協業関係の構築・維持・強化を通じた増収・競争力強化のため。有1,8651,688三菱倉庫(株)355,000355,000主に航空貨物事業における取引・協業関係の構築・維持・強化を通じた増収・競争力強化のため。有468343京王電鉄(株)86,80086,800主に国内旅客事業における取引・協業関係の構築・維持・強化を通じた増収・競争力強化のため。有334330(株)ispace524,380524,380主に宇宙輸送に関する情報収集及び協業のため。無228395クリアル(株)133,800-主にマイレージ事業における資本業務提携により、連携等の取引・協業関係の構築・維持・強化を通じた増収・競争力強化のため。有93- 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)富士石油(株)-1,034,600株式保有効果の観点から、当社の財務状況・株式市場への影響やその他事業面等で考慮すべき事項にも配慮しつつ、売却をいたしました。同社株式は、2026年3月31日時点で保有しておりません。無-315(株)日新-5,200株式保有効果の観点から、当社の財務状況・株式市場への影響やその他事業面等で考慮すべき事項にも配慮しつつ、売却をいたしました。同社株式は、2026年3月31日時点で保有しておりません。有-24
関係会社の状況 FY2025 / 約5,009字
4【関係会社の状況】名称住所資本金(百万円)セグメントの名称(主要な事業の内容)※1議決権の所有割合役員の兼任(名)資金援助(貸付金)営業上の取引設備の賃貸借直接(%)間接(%)合計(%)(連結子会社) 株式会社ジェイエア大阪府池田市100フルサービスキャリア事業100.0-100.0なし7,964百万円運送の共同引受地上業務受託一般管理業務受託航空燃料販売販売業務受託運航業務受託整備業務受託航空機賃貸事務所賃貸日本エアコミューター株式会社※5鹿児島県霧島市100フルサービスキャリア事業60.0-60.0なしなし運送の共同引受地上業務受託一般管理業務受託航空燃料販売販売業務受託整備業務受託事務所賃貸株式会社北海道エアシステム札幌市東区490フルサービスキャリア事業57.4-57.4なしなし運送の共同引受地上業務受託一般管理業務受託航空燃料販売販売業務受託なし日本トランスオーシャン航空株式会社※5沖縄県那覇市4,537フルサービスキャリア事業72.8-72.81なし運送の共同引受連帯運送地上業務受託一般管理業務受託航空燃料販売販売業務受委託運航業務受託整備業務受委託航空機賃貸事務所賃貸琉球エアーコミューター株式会社沖縄県那覇市396フルサービスキャリア事業-74.574.5なし2,707百万円連帯運送地上業務受託一般管理業務受託航空燃料販売なし株式会社JALナビア東京都品川区50フルサービスキャリア事業100.0-100.0なしなし航空旅客予約・発券業務委託事務所賃貸株式会社ZIPAIR Tokyo千葉県成田市100LCC事業100.0-100.0なしなしコードシェア一般管理業務受託整備業務受託航空燃料販売地上業務受託運航業務受託航空機賃貸施設賃貸スプリング・ジャパン株式会社千葉県成田市100LCC事業66.7-66.7なし13,500百万円運航業務受託コードシェア航空燃料販売整備業務受託地上業務受託一般管理業務受託なし株式会社JALUX東京都港区2,558マイル/金融・コマース事業21.648.169.7なしなし物品等の購入及び業務サービス委託等事務所賃貸JALペイメント・ポート株式会社東京都品川区390マイル/金融・コマース事業16.568.584.9なしなしマイルの販売事務所賃貸株式会社ジャルカード東京都品川区360マイル/金融・コマース事業50.6-50.6なしなしJALカード等業務委託事務所賃貸株式会社JAL-DFS※6千葉県成田市300マイル/金融・コマース事業-100.0100.0なしなしなしなしSJフューチャーホールディングス株式会社東京都品川区100マイル/金融・コマース事業50.5-50.5なしなしなしなし株式会社JALエービーシー東京都中央区100マイル/金融・コマース事業-100.0100.0なしなし航空手荷物取扱業務委託なしJAL SBI フィンテック株式会社東京都品川区45マイル/金融・コマース事業51.0-51.0なしなしなしなし株式会社JALマイレージバンク東京都品川区40マイル/金融・コマース事業100.0-100.0なしなしJALマイレージバンク業務委託法人販売精算業務委託マイルパートナー提携業務委託事務所賃貸株式会社JALUXエアポート東京都大田区15マイル/金融・コマース事業-100.0100.0なしなしなしなし株式会社JALデジタル東京都港区702その他100.0-100.0なしなしシステム開発・保守・運用委託等事務所賃貸株式会社JALファシリティーズ東京都大田区180その他85.06.091.0なしなし建設工事施設維持管理業務委託事務所賃貸JAL Agriport株式会社千葉県成田市100その他100.0-100.0なし400百万円物品等の購入及び業務サービス委託等なしJALビジネスアビエーション株式会社東京都大田区100その他51.0-51.0なしなし地上業務受託なし株式会社JALブランドコミュニケーション東京都品川区100その他100.0-100.0なしなし機内搭載誌編集機内エンタテイメント選定デジタルCX関連等業務委託事務所賃貸株式会社ジャルパック東京都品川区80その他97.00.997.9なしなし航空座席の販売等事務所賃貸JTAインフォコム株式会社沖縄県那覇市50その他-100.0100.0なしなしなしなし株式会社JALJTAセールス沖縄県那覇市30その他16.783.3100.0なしなし販売促進業務委託なし株式会社JALサンライト東京都品川区20その他100.0-100.0なしなし業務サービス委託事務所賃貸株式会社オーエフシー東京都品川区10その他50.040.090.0なしなしなしなし株式会社JAL航空みらいラボ東京都品川区10その他100.0-100.03なし業務サービス委託事務所賃貸JUPITERGLOBAL LIMITED香港千香港ドル1,960その他46.44.651.0なしなし航空貨物販売業務委託なしJALPAK INTERNATIONAL HAWAII, INC.アメリカホノルル市千米ドル1,000その他-100.0100.0なしなしなしなしJALPAK INTERNATIONAL (EUROPE) B.V.オランダアムステルダム市千ユーロ1,600その他-100.0100.0なしなしなし事務所賃貸JALPAK INTERNATIONAL (FRANCE) S.A.S.フランスパリ市千ユーロ160その他-100.0100.0なしなし航空券の販売事務所賃貸EURO-CREATIVE TOURS (U.K.) LTD.イギリスロンドン市千英ポンド100その他-100.0100.0なしなし航空券の販売事務所賃貸PT. TAURINA TRAVEL DJAYA※3インドネシアジャカルタ市千インドネシアルピア500,000その他-49.049.0なしなし航空券の販売なしJapan Airlines Ventures, Inc.アメリカレッドウッド市0その他100.0-100.0なしなしなしなしJAL Innovation Fund II, L.P.アメリカレッドウッド市0その他100.0-100.0なしなしなしなしJAL Innovation Fund II, LLCアメリカレッドウッド市0その他-100.0100.0なしなしなしなし日航関西エアカーゴ・システム株式会社大阪府泉南市100-(貨物郵便関係)69.2-69.2なしなし地上業務委託施設賃貸株式会社JALカーゴサービス千葉県成田市50-(貨物郵便関係)100.0-100.0なしなし地上業務委託施設賃貸株式会社JALカーゴハンドリング千葉県成田市50-(貨物郵便関係)-100.0100.0なしなし地上業務委託なし株式会社JALカーゴサービス九州福岡市博多区20-(貨物郵便関係)40.040.080.0なしなし地上業務委託事務所賃貸ジャルロイヤルケータリング株式会社※7千葉県成田市2,700-(旅客サービス関係)51.0-51.0なしなし航空機内食の購入なし株式会社JALスカイ東京都大田区100-(空港旅客関係)100.0-100.0なしなし航空旅客取扱業務委託ステーションオペレーション業務委託事務所賃貸JALスカイエアポート沖縄株式会社沖縄県那覇市33-(空港旅客関係)66.733.3100.0なしなし航空旅客取扱業務委託ステーションオペレーション業務委託地上業務委託なし株式会社JALスカイ大阪大阪府豊中市30-(空港旅客関係)100.0-100.0なしなし航空旅客取扱業務委託ステーションオペレーション業務委託なし株式会社JALスカイ九州福岡市博多区30-(空港旅客関係)100.0-100.0なしなし航空旅客取扱業務委託ステーションオペレーション業務委託なし株式会社JALスカイ札幌北海道千歳市30-(空港旅客関係)100.0-100.0なしなし航空旅客取扱業務委託ステーションオペレーション業務委託なし株式会社JALスカイ金沢石川県小松市10-(空港旅客関係)100.0-100.0なしなし航空旅客取扱業務委託地上業務委託ステーションオペレーション業務委託なし株式会社JALスカイ仙台宮城県名取市10-(空港旅客関係)100.0-100.0なしなし航空旅客取扱業務委託ステーションオペレーション業務委託なし株式会社JALグランドサービス東京都大田区100-(グランドハンドリング関係)99.80.2100.0なしなし地上業務委託事務所賃貸株式会社JALグランドサービス大阪大阪府豊中市10-(グランドハンドリング関係)-100.0100.0なしなしなしなし株式会社JALグランドサービス九州福岡市博多区10-(グランドハンドリング関係)-100.0100.0なしなしなしなし株式会社JALグランドサービス札幌北海道千歳市10-(グランドハンドリング関係)-97.797.7なしなしなしなし株式会社JALエアテック東京都大田区100-(整備関係)67.23.470.6なしなし車両・整備用器材等の整備委託事務所賃貸株式会社JALエンジニアリング東京都大田区80-(整備関係)100.0-100.0なしなし航空機・エンジン・装備品の整備及び整備管理業務の委託事務所賃貸株式会社JALメンテナンスサービス東京都大田区10-(整備関係)100.0-100.0なしなしなし事務所賃貸 名称住所資本金(百万円)セグメントの名称(主要な事業の内容)※1議決権の所有割合役員の兼任(名)資金援助(貸付金)営業上の取引設備の賃貸借直接(%)間接(%)合計(%)(持分法適用会社) 空港施設株式会社※2東京都大田区6,826フルサービスキャリア事業21.0-21.0なしなし施設の賃借施設賃借株式会社エージーピー東京都大田区703フルサービスキャリア事業46.6-46.6なしなし航空機用動力購入等施設賃貸沖縄給油施設株式会社沖縄県那覇市100フルサービスキャリア事業30.020.050.0なしなし燃料施設の利用なし名古屋エアケータリング株式会社愛知県常滑市100フルサービスキャリア事業30.0-30.0なしなし航空機内食の購入なし福岡エアーカーゴターミナル株式会社福岡市博多区50フルサービスキャリア事業40.0-40.0なしなし国際貨物取扱業務の委託なしAVIATION TRAINING NORTHEAST ASIA B.V.オランダホーフトドルプ市千米ドル100フルサービスキャリア事業50.0-50.0なしなしなしなしジェットスター・ジャパン株式会社千葉県成田市100LCC事業50.0-50.0なし8,281百万円コードシェア地上業務受託運航整備受託航空燃料販売事務所賃貸株式会社マネースクエアHD東京都港区3,106マイル/金融・コマース事業33.3-33.3なしなしなしなし株式会社ロイヤリティマーケティング※4東京都渋谷区2,381その他15.0-15.0なしなしマイルの販売及びポイントの購入LMデータ購入及び分析なしアビコム・ジャパン株式会社東京都港区1,310その他36.8-36.8なしなし情報通信サービスの利用施設賃貸KDDIスマートドローン株式会社東京都千代田区100その他20.0-20.0なしなしなしなし(注)1.セグメントの名称は、特定のセグメントに分類できない会社は、主要な事業の内容を記載しております。2.有価証券届出書または有価証券報告書を提出している会社は、空港施設株式会社です。3.持分は100分の50以下ですが、実質的に支配しているため子会社としております。4.持分は100分の20未満ですが、実質的な影響力を持っているため関連会社としております。5.セグメントの名称(主要な事業の内容)には、整備関係を含みます。6.株式会社JAL―DFSは、2026年4月1日付でJALUX Travel Retailに社名変更しております。7.ジャルロイヤルケータリング株式会社は、2026年4月1日付でJALロイヤルケータリング株式会社に社名変更しております。
サステナビリティ FY2025 / 約12,720字
2【サステナビリティに関する考え方及び取組】当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取り組みは、次のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1)サステナビリティ全般①ガバナンス当社グループでは、サステナビリティに関する重要事項を取締役会で審議・決定しています。取締役会への付議にあたり、社長を議長とするサステナビリティ推進会議において、以下の事項を主な議題とし、マネジメントレビューを行っています。 ● サステナビリティの実現に向けた取り組みの重要課題・年度目標の決定、進捗のモニタリング・評価 ● 気候変動のリスクと機会に関する対応の決定 ● 環境マネジメントシステム(EMS)のモニタリング・評価 ● 人権デューデリジェンスのモニタリング・評価サステナビリティ推進会議の下部会議体であるサステナビリティ推進委員会(委員長:ESG推進部担当役員)を月次で開催しています。重要課題(マテリアリティ)の再整理、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)/TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)に関する情報開示、Dow Jones Best-in-Class Indices評価結果とレビュー、ESG評価の総括などについて議論を行っており、取締役会に計2回報告しました。また、2023年4月に立ち上げたGX戦略の専門部署が事務局を務めるGX関係役員会と、2024年7月に立ち上げた関係・つながり創造の専門部署が事務局を務める関係・つながり創造役員会をサステナビリティ推進委員会の派生会議として活用しており、それぞれの分野に特化したプロジェクトや施策・事業の進捗管理ができる体制を構築しています。 ②戦略当社グループは、2021年5月に、「安心・安全」「サステナビリティ」をキーワードとした「JAL Vision 2030」、および、その実現に向けた「2021-2025年度 JALグループ中期経営計画」を策定、発表しました。また、「中期経営計画ローリングプラン2023」においてESG戦略を価値創造・成長を実現する最上位の戦略と位置づけ、環境負荷の低減を前提に、サステナブルな人流・商流・物流と関係人口を創出し、コロナ禍を経て見直されつつある「移動・つながり」の力で、地域社会の衰退や幸福度の低下といった社会課題の解決を目指す価値創造ストーリーを示しました。当社グループは重要課題(マテリアリティ)を継続的に見直しており、2023年度には8つのマテリアリティに整理しました。これは、航空に限らず当社グループの全事業領域における経済的価値の創出との連動性が高まることを意図して整理されたものです。また、2025年度の経営目標・利益目標の達成により中期経営計画を完遂し、2026年度以降のさらなる成長へつなげていくために、2025年3月19日に「2021-2025年度 JALグループ中期経営計画ローリングプラン2025」を策定しました。中期経営計画の完遂に向けた具体的な取り組みに加え、既存領域での事業構造改革の深化や社会課題起点での新たな事業の創出に取り組むことをお示ししています。当社グループは、社会課題解決を通じてグループ全体の事業を成長させ、中長期的な企業価値の向上を目指してまいりました。さらに、2026年3月2日には新たな成長戦略である「JALグループ経営ビジョン2035」を策定しました。環境変化を適切に捉え、持続的な成長を実現するため、従来の「5ヵ年の中期経営計画+ローリングプラン」から、「10年ビジョンと機動的な単年度計画」へ転換し、短期的な計画では実現の難しい抜本的な事業変革に取り組むとともに、足元の環境変化に対しては、単年度計画により機動的かつ柔軟に対応してまいります。 ③リスク管理当社グループでは、リスクを組織の使命・目的・目標の達成を阻害する事象または行為と定義し、リスク管理部が半期ごとにリスク調査と評価を行っています。特に重要と評価されたものを優先リスクと位置づけ、社長を議長とするグループリスクマネジメント会議でリスク管理の状況を確認し、対応策を審議・決定します。環境を含むサステナビリティ全般のガバナンスに関わるリスクはサステナビリティ推進会議において、リスクの管理方針と必要な対応策を審議し、その内容は取締役会に報告しています。 ④指標と目標8つのマテリアリティに基づき、「移動を通じた関係・つながり」を創出していくための取り組み、GX戦略をはじめ豊かな地球を次世代へ引き継ぐための地球環境保全の取り組み、人財戦略が目指す人的資本経営、人権デューデリジェンスにかかわる対応、そして価値創造の基盤となるガバナンスそれぞれに指標と目標を設定し、ESG経営を推進しています。いずれも定量的な数値目標を設定することが可能で、意思を持って推進していく項目を設定し、当社Webサイトで開示しています。(https://www.jal.com/ja/sustainability/initiatives/) (2)気候変動への対応JALグループは、この豊かな地球を次世代に引き継ぐ責任を果たすため、「JALグループ環境方針」を定め、さまざまな取り組みを推進しています。現在、地球上では、さまざまな環境問題が顕在化していますが、JALグループは社会の持続可能性にとって気候変動への対応が特に重要な課題であると認識していることから、航空運送事業者の責務として、CO2排出量の削減をはじめとするさまざまな取り組みを着実に推進すべく、2020年6月の株主総会で、2050年までにCO2排出量実質ゼロ(ネット・ゼロエミッション)を目指すことを宣言しました。また、2021年2月には「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」の提言に賛同し、今後も定期的にTCFDおよびその後継となるISSB(注1)基準、およびSSBJ(注2)基準を参考にした情報開示を実施していきます。さらに、SBT(注3)イニシアティブの動向を注視し、SBTイニシアティブが目指す2050年までのネット・ゼロエミッション実現に向けて取り組んでいきます。なお、当期においてはSSBJ基準のすべての定めには準拠しておりません。気候変動への対応においては、リスクの低減と機会の獲得を通じて中長期的な成長を実現し、持続的な企業価値の向上につなげていくため、日々の事業活動におけるCO2削減に真摯に取り組むことはもちろんのこと、ステークホルダーとの連携を通じて、燃料効率を高めるための技術革新や持続可能な航空燃料(SAF)などの製造開発の促進にも積極的に取り組んでいます。また、カーボンクレジット活用や除去新技術への貢献を通して、バリューチェーン外での脱炭素の取り組みも進めています。(注)1.ISSB(International Sustainability Standards Board:国際サステナビリティ基準審議会)2.SSBJ(Sustainability Standards Board of Japan:サステナビリティ基準委員会)3.SBT(Science Based Target:科学と整合した目標) ①ガバナンスJALグループは、取締役会が、気候変動・生物多様性に関する執行の取り組みに関し、定期的な報告(2025年度実績: 2回)を通じて強い監督機能を発揮しています。取締役会は、取締役候補の選任、執行役員の選任、報酬の決定ならびに重要な意思決定を通じて、高い透明性の下、強い経営監視機能を発揮します。執行においては、社長が議長を務めるサステナビリティ推進会議で、基本方針の策定、重要な目標の設定と進捗管理を実施するとともに、課題に対する対応方針を審議・決定します。サステナビリティ推進部担当役員が委員長を務めるサステナビリティ推進委員会で、環境マネジメントシステム(EMS)を通じて把握した課題やGX関係役員会(2025年度実績: 9回)を通じて確認した課題を審議の上、サステナビリティ推進会議に報告します。なお、中期経営計画には気候変動への対応を経営戦略に織り込んだ上で、事業を通じた社会課題の解決に向けたサステナビリティ全般における8つの重要課題(マテリアリティ)を定めています。これらの課題に対する着実な取り組みを通じ、持続可能な事業運営および企業価値の向上を実現するという強い意志の下、外部ESG評価やCO2排出削減目標などを指標として役員報酬に反映しています。 ②戦略シナリオ分析JALグループは、2018年に環境省が主管する「TCFDに沿った気候リスク・機会のシナリオ分析支援事業」へ参画し、国際エネルギー機関(IEA)および気候変動に関する政府間パネル(IPCC)による今世紀末までの平均気温上昇が「4℃未満」と「2℃未満」の2つのシナリオ(RCP8.5(注4), RCP2.6(注5))に基づき、2030年の社会を考察しました。 (注)4.RCP8.5シナリオ:IPCC第五次報告書における高位参照シナリオ(2100年における温室効果ガス排出量の最大排出量に相当するシナリオ)5.RCP2.6シナリオ:IPCC第五次報告書における低位安定化シナリオ(将来の気温上昇を2℃以下に抑えるという目標の下に開発された排出量の最も低いシナリオ) [JALグループのネット・ゼロエミッション実現に向けたシナリオ作成の前提] JALグループのネット・ゼロエミッション実現に向けた移行計画JALグループは1.5℃シナリオを前提に、2020年6月の株主総会において2050年のネット・ゼロエミッションの目標を掲げました。その後、IEA SDS(注6)シナリオなどを踏まえてリスクと機会を考慮して具体的なロードマップを作成し、2021年には「2021-2025年度JALグループ中期経営計画」に反映、2025年に同ローリングプランでロードマップを更新しました。さらに現下の航空業界を取り巻く環境を踏まえ、「JALグループ経営ビジョン2035」の中で新たなロードマップをお示ししております。なお、JALグループの航空機が排出するCO2の削減については、ICAOやIATAでの最新の検討資料やATAG(注7)の「WAYPOINT 2050」などの最新のシナリオを参照しつつ、2050年までのCO2削減のシナリオを検討し、今後の課題と打ち手について議論を進めています。シナリオ作成にあたっては、総需要に基づくRTK(有償輸送トンキロ)の伸びを国際線・国内線それぞれに設定の上2050年までのCO2総排出量を算出し、各取り組みによる効果を反映しました。 (注)6.IEA SDSシナリオ:IEA(国際エネルギー機関)による持続可能な開発目標を完全に達成するための道筋である、持続可能な開発シナリオ(Sustainable Development Scenario)7.ATAG(Air Transport Action Group)航空業界のサステナビリティを推進するグローバル連合 [JALグループのネット・ゼロエミッション実現に向けたロードマップ] ネット・ゼロエミッション達成に向けた推進体制強化のため、サステナビリティ推進委員会の下に、GXに関する議題に特化した会議体としてGX関係役員会を設置し、議論を行っています。議題によっては、取締役会まで上程しGXに関する施策の決定を行っています。特に注力すべきと認識しているSAF(注8)の活用については、調達本部の中に専任の国産SAF推進タスクフォースを設置し、国産SAFの製造にも積極的に関与するなど、取り組みを加速させるとともに脱炭素化に向けた投資などを促進するためのインターナルカーボンプライシング(ICP)の活用など、多種多様な手法によりGX戦略を推進しています。 (注)8.SAF(Sustainable Aviation Fuel):持続可能な航空燃料。原料の生産・調達から製造、輸送、燃焼までのライフサイクルで、従来のジェット燃料比でCO2排出量を平均80%削減可能とされる。 リスクと機会気候変動は「安全・安心な社会」における事業運営を前提とした航空運送事業に対して負の影響を及ぼし、結果として、事業の継続を考える上で甚大なリスクとなる可能性があります。特に近年、気候変動による物理リスクが顕在化する例が多く見受けられます。また、航空会社によるCO2削減をはじめとする気候変動への対応は、省燃費機材への更新やカーボンプライシングへの対応など、さまざまな財務上のインパクトを与える可能性があります。JALグループでは、事業に影響を与えるこれらの要素をTCFDにおける気候変動に関するリスク・機会の分類に沿って整理・検討し、下表に記載しています。なお、ここでいう「時期」および「発生時の影響」の区分とは、次に定めたとおりです。リスクと機会は、毎年度見直しを行っています。以下は、2025年7月30日の取締役会において確認したものです。 リスク 機会 ③リスク管理JALグループでは、リスクを組織の使命・目的・目標の達成を阻害する事象または行為と定義し、半期ごとにリスク調査と評価を行っています。特に重要と評価されたものを優先リスクと位置づけ、社長を議長とするグループリスクマネジメント会議でリスク管理の状況を確認し、対応策を審議・決定します。経営戦略上の重点課題である、気候変動や生物多様性などの環境課題については、関連する国際社会の法・規制や政策動向などを踏まえつつ、環境マネジメントシステム(EMS)に基づくPDCAサイクルを通じてリスク管理を実施しています。気候変動に関するリスクについては、移行リスク・物理リスクともに、JALグループ全体のリスクマネジメント体制において管理しています。 ④指標と目標JALグループでは、豊かな地球を次世代に引き継ぐために、CO2排出量をはじめ廃棄物や水使用量などの環境データについて指標と目標を定めて取り組み、その結果を企業サイトやJALレポートにて開示しています。航空運送という事業の特性上、CO2排出量の内訳は航空機からの直接排出が約99%を占めています。この事実を踏まえ、航空機からのCO2排出量削減を最優先課題として対応しています。さらに、排出量の約1%を占める地上施設・地上車両などの航空機以外からのCO2の削減についても同様に高い目標を定め、グループ一丸となって取り組んでいます。技術革新や市場形成などに関するさまざまな課題を克服するために、国内外のさまざまなステークホルダーとの連携・協働を強化しつつ、CO2削減の国際的な枠組みに則り、日本政府の「クリーンエネルギー戦略」とも整合しながら、最先端の取り組みで業界をリードしていきます。 2030年までのCO2削減の目標・取り組みJALグループは、2050年CO2排出量実質ゼロの実現に向けたマイルストーンとして、2021年5月に本邦航空会社として初めて2030年度における具体的な目標(総排出量2019年度対比10%削減)を掲げました。これまで、アライアンスでのSAFの共同調達や機材更新時のESGファイナンス活用などに率先して取り組み、世界の航空業界の脱炭素化を推進してきました。今後も、省燃費機材への着実な更新、日々の運航の工夫(JAL Green Operations)の実施、またSAF活用の具体的な目標を定めた上での戦略的な調達、といった従来の取り組みを加速することに加え、カーボンクレジットの活用や除去や回収などの新技術の活用検討を実施することにより、目標の達成に向けて果敢に挑戦します。なお、SAFについては海外における製造・サプライチェーン構築の動きが加速していますが、日本国内でも政府の「経済財政運営と改革の基本方針2025」、「新しい資本主義のグランドデザインおよび実行計画」、「脱炭素成長型経済構造移行推進戦略」の中で、SAFの製造・流通を推進していくことが明記されました。JALグループは、2030年度のSAFに関する二つの目標である、全搭載燃料の10%のSAFへの置き換えとSAF使用によるCO2排出量の5%削減の実現のため、官民の連携や国内外のステークホルダーとの協働を通じ、SAFの商用化促進に向けて積極的に取り組みます。また、間接排出についても目標を設定し、着実に削減してきましたが、今般、地上の直接排出(車両、地上施設)に関する目標の設定により、航空機以外における2030年度の排出量目標を、2019年度対比35%減と定めました。このことにより、航空機以外のCO2排出量削減についての取り組みをさらに加速します。 (3)自然資本(生物多様性)への対応①ガバナンス当社グループでは、生物多様性に関する取り組みに対しても、気候変動への対応と同様のガバナンス体制を構築しており、TNFDの提言に基づく情報開示は取締役会で報告・承認されます。 ②戦略当社グループは、TNFDが提唱する、自然関連のリスクと機会を科学的根拠に基づき体系的に評価するためのLEAPアプローチ(注9)に則り、ダブルマテリアリティの概念の下、自社の事業が自然に依存している面と影響を及ぼしている面の両方の観点から、優先地域の特定をした上で、リスクと機会の評価を行っています。当社グループの航空運送事業における自然への依存と影響を洗い出し、依存は「自然遺産・ビーチリゾート等自然が豊かな観光地への運航」、「現地食材商品の販売」、「洪水や暴風雨などの自然災害からの植生による保護」、「水利用」、影響は「空港周辺への環境汚染の可能性」、「GHG排出」、「SAFの製造過程における生態系への影響の懸念」などが挙げられました。CO2削減に必須であるSAFおよびクレジットについては、公的機関が定めた認証制度に基づき、厳格なサステナビリティ基準を満たしたものを調達することで、バリューチェーン上の生物多様性リスクの低減に努めてまいります。水リスクに関しては、世界資源研究所が提供する水リスク分析ツールAqueductを活用して当社グループの取水地域を分析した結果、水ストレスレベルが低いとされる日本国内が主であり、リスクは低いと認識していますが、総取水量の8割を占める首都圏(羽田・成田)を中心に、航空機部品洗浄のための水のリサイクルなどを通じて水資源の保全に努めていきます。また、海外についても分析を行った結果、取水量が少ないため優先地域としていないものの、今後当該地域での取り組みも拡大していきます。生物多様性リスクに関しては、WWFが提供する生物多様性リスクフィルターにおける重要な生物多様性が存在する地域と当社グループの就航地を照合したところ、日本国内の多くが生物多様性リスクの高い地域であることがわかりました。このうち、特にリスクが高いとされたエリアをSensitive Locationsとしました。また、自然観光需要の高いエリアを「事業が自然に依存している地域」、主要空港である東京を「事業が自然に影響を与えている地域」としてMaterial Locationsとしました。これらを総合的に掛け合わせ、北海道・鹿児島・沖縄・東京を優先して生物多様性の保全に取り組むべき地域と特定し、例えば沖縄での有性生殖サンゴの育成や、北海道でのタンチョウ保全、鹿児島でのマングローブの植樹の取り組みなどを実施しています。また、海外の就航地についても、TNFDが推奨する4つのツール(Aqueduct x IBAT x GFW x ENCORE)とIWT(違法野生生物取引)ホットスポットをかけ合わせ、重要な生物多様性や水リスクが存在する地域をSensitive Locationsと特定しました。また、JALグループの就航地に関わるMaterial Locationを特定しました。これらの分析を基に、観光需要が大きく、事業が自然に依存し影響を与えている地域であるハワイ・オーストラリアを優先して生物多様性の保全に取り組むべき地域として特定し、取り組みを推進しています。例えば、2024年6月から「JAL Mahalo運賃」の販売を開始し、お客さまと共にハワイの環境・文化保全に取り組み、2025年3月にはホノルルでダイヤモンドヘッドでのレストレーション活動やハワイ固有種の植樹などをお客さまと共に実施しました。また、オーストラリアの生態系保護のため、害虫の侵入を防ぐための措置を実施しています。生物多様性の損失は航空運送事業の継続を考える上で重大なリスクとなる可能性がある一方、それを管理することは機会にもつながります。2023年にWWFジャパンの有識者と実施したワークショップでは特定した依存と影響を基に自然に関連するリスクと機会の評価も行いました。その後も毎年見直しを行い、下表のとおり整理しています。今後、財務上のインパクトも分析の上、リスクと機会の評価を深めていきます。 (注)9.「LEAP」とは、Locate(発見)、Evaluate(診断)、Assess(評価)、Prepare(準備)の4つのフェーズの頭文字をとったもの。バリューチェーン全体を対象に自然との接点を発見し、優先すべき地域を特定する(Locate)、自社の企業活動と自然との依存関係や影響を診断する(Evaluate)、診断結果を基に、重要なリスクと機会を評価する(Assess)、自然関連リスクと機会に対応する準備を行い、投資家に報告する(Prepare)情報ガイダンス リスク機会 ③リスクと影響の管理当社グループでは、半期ごとに実施するリスク調査において、特に重要と評価されたものを優先リスクと位置づけ、社長を議長とするグループリスクマネジメント会議でリスク管理の状況を確認し、対応策を審議・決定します。経営戦略上の重点課題である、気候変動や生物多様性などの環境課題については、関連する国際社会の法・規制や政策動向などを踏まえつつ、EMSに基づくPDCAサイクルを通じてリスク管理を実施しています。 ④指標と目標JALグループは、生物多様性には、気候変動をはじめとするさまざまな環境課題が影響していると認識し、包括的な解決を目指しています。生物多様性の保全に直接的に関わる目標に加え、CO2排出量や廃棄物、水使用量などの環境データについても開示しています。また、TNFDで求められているコアグローバル指標(注10)に沿った開示をESGデータで進めており、今後拡充していきます。(https://www.jal.com/ja/sustainability/initiatives/) 取り組み指標FY25目標CO2排出量の削減(注11)スコープ1〔航空〕排出量921万トン未満プラスチックの削減(注12)客室とラウンジにおける自社規格品の「新規石油由来」使い捨てプラスチックの削減率100%空港・貨物輸送における使い捨てプラスチックの環境配慮素材配合(注13)利用率100%機内食廃棄量の削減(注14)歩留まり改善2.50%産業廃棄物の削減(注15)最終処分率1%以下を維持観光資源の保全・拡大〔沖縄〕有性生殖サンゴの育成数2026年までに1000群体〔沖縄〕有性生殖サンゴ関連のツアー拡大ツアー拡大〔北海道〕タンチョウの取り組み拡大取り組み拡大〔鹿児島(奄美・宇検村)〕産官学連携の下、マングローブの植樹(注17)エコツアー催行 3回認証取得済み商材の活用(注16)認証紙を利用している機内アイテム数の割合100%違法な野生生物取引の防止違法な野生生物の輸送回数0回取り扱い食材・商材における生物多様性への配慮ESGリスク低減に向けた食材・商材の社内ガイドラインの違反件数0回空港周辺の生態系への影響抑制〔東京〕有害物質を含む水の不適切管理発生数0回(注)10.コアグローバル指標:自然に依存、影響をもたらすとTNFDで定義されている指標11.CO2の排出による気候変動は生物多様性にも影響を与えるため、気候変動と生物多様性をはじめとする諸課題の包括的な解決を目指しています。CO2削減についてはTCFDで開示しています。12.プラスチックは石油由来資源を原料とした化合物であり、気候変動の一因になっています。また海洋へ流出すると生態系に深刻な被害を与えることが指摘されており、新規石油由来の使い捨てプラスチックの削減に努めています。13.バイオマス・再生プラ・認証紙など、新規石油由来の原料不使用もしくは低減したアイテム14.食品の生産・輸送・加工・流通・廃棄を含めた食料システムはCO2を排出し、生物多様性の損失の要因となるため、機内食廃棄量の削減に努めています。15.法令に則った廃棄物の適正管理に加え、定期的に分別率とリサイクルの実現率をモニターし、資源の循環に努めています。16.森林破壊による気候変動や生物多様性への悪影響を低減するために、持続可能性に配慮した責任ある調達に努めています。17.宇検村・上智大学・伊藤忠商事との産学官連携協定に基づいたプロジェクト (4)人財への取り組み①戦略当社グループの人財戦略の基本方針等については、第4 提出会社の状況に集約して記載しております。本項では、戦略に基づく取り組みの両輪である「プロフェッショナルとしての活躍」と「新たな価値を創る変革・挑戦文化の醸成」について、人財育成方針と社内環境整備方針を含め具体的な取り組み内容を記載します。 <プロフェッショナルとしての活躍>当社グループは、航空運送事業を主軸としてこれまで培ってきた「安全を支え、最高のサービスを生み出すプロフェッショナリズム」を確実に次世代へ継承しつつ、激化する採用競争や急速なテクノロジーの進化といった外部環境の変化に柔軟に対応し、自ら新たな価値創造に挑戦し変革を起こすことができる人財を育成してまいります。JALグループの運航を支える専門的なスキルや知識は、一朝一夕には習得し得ない、当社グループにおける人的資本の強みです。この強みを次世代へ確実に継承していくために、社員が将来の成長の道筋を見通し、中長期にわたってキャリアを築き続けられる環境が不可欠です。そのために、リーダーへの「人財育成・組織活性」の動機付けや、各種サーベイ結果を基にした「良い職場づくり」に向けた振り返りと対話等を通じて、仕事を通じた成長とやりがいを実感できる職場環境を整えていきます。こうした取り組みを通じて定着率の向上を図ることで、培ってきた強みを確実に次世代へ繋いでまいります。また、既存事業の深化や新たな事業領域の拡大など、あらゆる領域における持続的な価値創造に向けては、全ての社員を対象に、自律的なキャリア形成を支援していきます。変化の激しい事業環境下で社員が持てる能力を最大限に発揮し続けるためには、自発的な学びと挑戦を組織全体で後押しする環境が不可欠です。そのために、中長期的なキャリアを描くための制度や、テクノロジーを活用した支援ツール、各種研修の実施等を通じて、主体的な能力開発をサポートしていきます。こうした取り組みを通じて自律的な学びと能力発揮を後押しし、事業環境の変化に柔軟に対応しながらプロフェッショナルとして活躍できる人財を育成していきます。 <新たな価値を創る変革・挑戦文化の醸成>外部環境の不確実性が高まる中、「JALグループ経営ビジョン2035」で掲げる既存事業の着実な成長と、社会課題起点の新たな事業領域の拡大を実現していくためには、現状の延長線上の取り組みだけではなく、新しい取り組みにもスピード感をもって挑戦し、変革していくことが不可欠です。挑戦があらゆるところで湧きおこり、変革の実行力が高い組織文化を醸成するため、以下の2つのアプローチで施策を実行していきます。 ・多様な人財の協働促進多様な人財がそれぞれの強みを活かして活躍すること、そして多様な価値観を持つ個人が組織や職種の壁を越え交流することで新たな発想の種が生まれるという考えのもと、社内環境の整備を進めてまいります。具体的には、海外採用社員のキャリアパス策定や職種別のジェンダーバランスに着目した取り組み、障がいのある社員の活躍領域の拡大、高い目標に挑み続けるアスリート社員の支援など、個々の力を活かせる環境を整えていきます。また、意図的に越境経験を増やすことで組織間の心理的な壁を取り除き、交流を活発化させていきます。 ・共創を導くリーダーの育成と挑戦の場の拡充変化の激しい時代に必要な変革を実行できる組織へと変わるため、実践を次の成長へと繋げながら、前向きに挑戦を積み重ねられる環境を整えることで、一人一人の活力を引き出し、新たな価値創造に挑む「変革・挑戦文化」を組織に根付かせてまいります。具体的には、変革を牽引する新しいリーダー像を再定義し等級制度に反映するとともに、その役割発揮を支える評価制度・報酬制度を導入し、共創型リーダーの活躍を制度面から強力に後押しします。加えて、現場のカイゼンから新規事業のアイデアまで、社員のアイデアを形にできる場を拡充していきます。②指標と目標「JALグループ経営ビジョン2035」の実現に向けた、人財戦略の最上位目標として「社員一人一人のウェルビーイングの向上」を掲げています。多様な価値観を互いに認め合い、社員一人一人が自律的に自らのキャリアや人生を選択し、充足感を感じられる企業へと成長していくため、従来のエンゲージメントを包含する、より包括的な概念を目標指標として設定しました。外部機関が設計したウェルビーイング調査の設問に基づき、各設問の肯定回答率の平均値をウェルビーイングスコアとして算出・可視化し、その水準を継続的にモニタリングしていくことで、人的資本の最大化を図ってまいります。 指標目標(2030年度)生産性向上(時間あたりEBIT)FY2025対比 1.5倍以上ウェルビーイングスコア日本トップレベル ※毎年向上 (参考)2021-2025年度 JALグループ中期経営計画の実績KPI目標(2025年度)実績(2025年度)一人当たり売上高の拡大+38%(2019年度対比)(注18)+28%(2019年度対比)成長領域への人財配置+3,500名(2019年度対比)+3,600名(2019年度対比)女性管理職比率30%31.9%エンゲージメントの高い社員割合(注19)+10pt(2019年度対比)+6.3pt(2019年度対比)(注)18.本数値は、2024年4月時点で設定した目標値に基づくものです。なお、今後については、多様な働き方の推進を踏まえ、生産性指標として「一人当たり」ではなく「時間当たり付加価値」の概念を取り入れる方針です。19.社員意識調査でポジティブな回答をした社員の割合です。 各指標の経年推移は以下のとおりです。
主要な設備の状況 FY2025 / 約2,538字
2【主要な設備の状況】(1)航空機①提出会社2026年3月31日セグメントの名称機種機数(機)座席数帳簿価額(百万円)フルサービスキャリア事業エアバスA350型22(6)239席~391席529,872フルサービスキャリア事業ボーイング777型9244席4,581フルサービスキャリア事業、LCC事業ボーイング787型50(3)186席~291席274,110フルサービスキャリア事業ボーイング767型24199席~261席17,659フルサービスキャリア事業ボーイング737型36(7)144席~165席51,934フルサービスキャリア事業エンブラエルERJ170/190型3276席~95席28,700フルサービスキャリア事業その他(貨物機、予備原動機、予備部品)3(3)-76,385 合計176(19) 983,245(注)1.リース中のものを( )外数で示しております。2.航空機リース契約の概要は次のとおりです。機種機数(機)契約相手先リース期間(注)エアバスA350型6エフティージュエルリーシング有限会社 他9社2038年1月20日ボーイング787型3エフシーグリーンリーシング有限会社 他4社2031年1月28日ボーイング737型7ACCIPITER INVESTMENTS AIRCRAFT 1 LIMITED他6社2031年6月26日その他3ヤマト運輸株式会社2029年4月10日(注)リース期間は当該機種の最終日を表示しております。 ②国内子会社2026年3月31日会社名セグメントの名称機種機数(機)座席数帳簿価額(百万円)株式会社ジェイエアフルサービスキャリア事業予備部品--26日本エアコミューター株式会社フルサービスキャリア事業ATR42-600/72-600型その他(予備原動機、予備部品) 10(1)-48席~70席-6,4991,427株式会社北海道エアシステムフルサービスキャリア事業ATR42-600型その他(予備原動機、予備部品)4-48席-5,318799日本トランスオーシャン航空株式会社フルサービスキャリア事業ボーイング737型予備部品13-165席-24,802121琉球エアーコミューター株式会社フルサービスキャリア事業 デ・ハビランドDHC-8-400CC型その他(予備原動機、予備部品)5-50席-0453スプリング・ジャパン株式会社LCC事業ボーイング737型0(6)189席19,001 合計32(7) 58,450(注)1.リース中のものを( )外数で示しております。2.航空機リース契約の概要は次のとおりです。機種機数(機)契約相手先リース期間(注)ボーイング737型6Avolon Aerospace 他3社2033年6月21日ATR42-600型1但馬空港ターミナル株式会社2033年7月19日(注)リース期間は当該機種の最終日を表示しております。(2)事業所①提出会社2026年3月31日 事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)(注4)従業員数(名)建物及び構築物機械装置及び運搬具(注3)土地(面積㎡)(注1)その他(注2)合計本社等 16,42410,770 0(2,723)[318,528] 6,80233,99911,517本社他(東京都品川区他)フルサービスキャリア事業、LCC事業、マイル/金融・コマース事業、その他事務所設備830 2,505羽田地区事業所(東京都大田区) フルサービスキャリア事業、その他空港設備12,353 -(-)[120,558] 8,988成田地区事業所(千葉県成田市) フルサービスキャリア事業、LCC事業、その他空港設備2,226 -(-)[195,634] 24その他 フルサービスキャリア事業、その他その他設備1,013 0(2,723)[2,335] -国内事業所 支店・営業所空港支店・空港所 フルサービスキャリア事業、その他事務所設備及び空港設備11,7488,411 -(-)[167,000] 2,79122,951583海外事業所 支店・営業所空港支店・空港所 フルサービスキャリア事業、LCC事業、その他事務所設備及び空港設備988150 9(52)[16,327] 3101,4582,527(注)1.賃借している土地の面積については、[ ]で外書きしております。2.その他の資産には建設仮勘定を含んでおりません。3.「機械装置及び運搬具」等の事業所ごとの内訳については少額であるため記載を省略しております。4.帳簿価額は日本基準に基づく金額を記載しております。②国内子会社2026年3月31日 会社名事業所名(所在地)セグメントの名称(主要な事業の内容)(注1)設備の内容帳簿価額(百万円)(注4)従業員数(名)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)(注2)その他(注3)合計日本エアコミューター株式会社本社事業所等(鹿児島霧島市)フルサービスキャリア事業空港設備517858-(-)[11,360]2141,591441日本トランスオーシャン航空株式会社本社事業所等(沖縄県那覇市)フルサービスキャリア事業空港設備8461,884-(-)[19,296]842,815920ジャルロイヤルケータリング株式会社(注5)本社工場等(千葉県成田市)-(旅客サービス関係)機内食設備2,053768-(-)[26,347]1182,940564株式会社JALUX本社事業所等(東京都港区)マイル/金融・コマース事業事務所設備55520-(8,588)[-]1,9582,534456(注)1.セグメントの名称は、特定のセグメントに分類できない会社は、主要な事業の内容を記載しております。2.賃借している土地の面積については、[ ]で外書きしております。3.その他の資産には投資不動産が含まれておりますが、建設仮勘定を含んでおりません。4.帳簿価額は日本基準に基づく金額を記載しております。5.ジャルロイヤルケータリング株式会社は、2026年4月1日付でJALロイヤルケータリング株式会社に社名変更しております。
コーポレート・ガバナンスの概要 FY2025 / 約17,005字
(1)【コーポレート・ガバナンスの概要】①コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方JALグループは、輸送分野における安全のリーディングカンパニーとして、存立の大前提である安全を堅持しつつ、お客さまに最高のサービスを提供します。また、公正な競争を通じて良い商品を提供し適正な利益を得るという経済的責任を果たすとともに、広く社会の一員としてその責務を果たし、貢献する企業グループであることを念頭に事業を展開しています。このことを踏まえ、企業理念の下に、「JALフィロソフィ」を定め、適切な経営判断を迅速に行います。同時に、高い経営の透明性の下に、強い経営監視機能を発揮するコーポレート・ガバナンス体制を確立し、企業価値の向上に努め、説明責任を果たします。取締役会は、会社法、関連法令および定款に次ぐ重要なものとして「コーポレート・ガバナンスの基本方針」を定め、コーポレート・ガバナンスを確立し、適宜見直しを行います。 ②企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由監査役会設置会社として、取締役会から独立した、独任制の監査役による強い監査機能を有するとともに、強い経営監視機能を発揮するため、役員の指名・報酬等に関する任意の委員会を設置しています。また、意思決定の迅速化を図る観点から、当社は執行役員制度を採用しています。 〔業務執行責任者に対する監督・牽制の強化〕 ≪取締役会≫ 1.取締役会取締役会は、取締役候補、監査役候補の選任および執行役員の選任、報酬の決定、ならびに重要な意思決定を通じて、高い透明性の下、強い経営監視機能を発揮します。そのために、a.取締役会は、経営監視機能と業務執行機能を分離し、執行役員を兼務しない取締役から取締役会議長を選任します。b.取締役会は、3名以上の適切な人数の独立性の高い社外取締役候補を選任するとともに、社外取締役が取締役会の3分の1以上を構成する体制とします。c.2023年6月定時株主総会より、取締役会は女性取締役を複数とする体制を構築しています。d.取締役および監査役は、原則として取締役会への出席率を80%以上とする旨定めています。e.取締役会は、効率的な意思決定を行うため社長への適切な権限委譲を行っています。 取締役会の構成員および活動状況は次のとおりです。〔2026年度〕議長: 赤坂 祐二(取締役会長)提出日時点の構成員:赤坂 祐二、鳥取 三津子、斎藤 祐二、青木 紀将、柏 頼之、中川 由起夫、 柳 弘之、三屋 裕子、菰田 正信 (注2) ※当社は、2026年6月23日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として「取締役9名選任の件」を提案しており、当該議案が承認可決された場合の取締役会の議長および構成員については、以下となります。議長: 赤坂 祐二(取締役会長)構成員:赤坂 祐二、鳥取 三津子、斎藤 祐二、青木 紀将、レゲット ロス、中川 由起夫、 柳 弘之、三屋 裕子、菰田 正信 (注2) 〔2025年度〕議長:赤坂 祐二(取締役会長)開催実績・出席状況: 氏名開催回数出席回数取締役(注2)赤坂 祐二14回14回鳥取 三津子14回14回斎藤 祐二14回14回青木 紀将14回14回柏 頼之14回14回中川 由起夫11回11回柳 弘之14回13回三屋 裕子14回14回菰田 正信11回11回監査役(注3)菊山 英樹14回14回田村 亮14回14回久保 伸介14回14回岡田 譲治14回14回松村 眞理子14回14回※中川取締役、菰田取締役は2025年6月に就任。(注2)※田村監査役は2025年6月に取締役を退任し、監査役に就任。※2025年6月に退任した小林取締役、北田監査役は3回/3回出席。(注3) 主な活動:主に下記等について議論を行いました。a.経営戦略関連 ・「JALグループ経営ビジョン2035」の策定b.その他重要な業務執行の決定と監督 ・ジェットスター・ジャパンの戦略的株主変更方針 ・マイル・ライフ事業に関する出資 ・JAL Innovation Fund IIの設立c.決算・財務関連 ・各四半期決算 ・資金調達 ・株主還元d.ガバナンス・リスクマネジメント関連 ・安全に関する報告 ・業務改善勧告に関わる検証委員会報告 ・取締役会実効性評価 ・取締役会規程・委員会規程の改定 ・政策保有株式の検証 ・上場関連会社に関する方針 ・役員人事・報酬に関する委員会答申・決定 ・内部統制の整備・運用評価 ・デリバティブ取引に関わるリスク管理規程の改定 ・リスクマネジメント関連報告 ・監査部による内部監査報告 ・監査役監査の方針および結果 ・監査役監査結果に対する対応e.ステークホルダーとの対話 ・株主総会・株主還元関連議案の承認 ・株主優待制度の運用状況 ・IR説明会などに関するフィードバック ・TCFD/TNFDに基づいた気候変動に係る情報開示 2.取締役会の実効性確保当社では「コーポレート・ガバナンスの基本方針」において、毎年、各取締役・監査役の評価なども参考にしつつ、取締役会の実効性を評価し、運営などについて適切に見直しを行うこととしています。 〔2025年度 実効性評価のプロセス〕a.取締役および監査役の全員に対し、取締役会事務局より、アンケート調査およびインタビューを実施し、その分析結果をふまえて、取締役会において、評価と今後に向けた取り組みについて議論を行いました。なお、アンケートは、取締役会の構成、監督、経営戦略、株主との対話、取締役会の文化、社外取締役の貢献、監査役の活動、取締役会の運営の各要素に関する、評価点設問(5段階評価)および自由記述の設問で構成されています。b.その後、取締役会において後記のとおり今後の取り組みを決定しました。なお、第三者による分析は3年に1度を目安に実施しており、至近では2023年度の実効性評価の際に実施しております。 〔2025年度 評価結果〕以上のプロセスを経て、取締役会の実効性が確保されていることを確認するとともに、取り組むべき課題を認識しました。 a.概要 ・取締役会の構成:取締役および監査役が備えるべきスキルおよび多様性は確保されている。 ・監督:リスクマネジメント、権限委譲、執行に対するモニタリング、情報開示の観点で適切に監督を実施している。 ・経営戦略:至近の事業・財務面での課題にも対処しつつ、2026年度からのJALグループ経営ビジョン2035に関して、継続的に議論を重ね、策定・公表した。 ・株主との対話:機関投資家との対話等の取り組み状況に関し、定期的に報告を受け助言を行っている。 ・取締役会の文化:自由闊達で建設的な議論・意見交換を行っている。 ・社外取締役の貢献:社外取締役は、その責務を意識し、執行と良好な関係を構築しながら、リスクテイクの支援、けん制機能の発揮の両面で適切に役割を果たしている。 ・監査役の活動:監査役は自らの活動について取締役会に適切に報告するとともに、意見を述べるなど、けん制機能を発揮している。 ・運営:議案選定、社外役員に対するサポート等の観点において適切に運営されている。 b.2025年度 重点課題に対する評価 c.2026年度 重点課題以上の評価を踏まえつつ、事業のサステナリビリティを高めるとともに、成長を実現し、企業価値の向上を図る観点から、以下の事項について、重点的に執行の取り組み状況を監督し、議論を深めてまいります。 その他、さまざまな取り組みを通じて、社外役員と執行とのコミュニケーション強化を図り、取締役会の実効性向上を図ってまいります。 3.取締役〔多様性の確保〕a.取締役は、ジェンダー、国際性、職歴、年齢などの観点で多様性確保に留意し、さまざまな分野に関する豊富な経験と高い見識や専門知識を有する者から選任します。また、2023年には女性取締役を複数とし、2024年には、当社で初めて社長に女性を登用するなど、経営層においてもDEIを推進しています。b.取締役が備えるべき専門知識や経験などについては、2021年度にスキル・マトリックスを策定、2023年度に改定の上、公表しています。 〔社外取締役〕a.社外取締役は、実践的・多角的な視点から当社の経営への助言や業務執行に関する適切な監督を行います。b.社外取締役は、その多様性確保に留意し、さまざまな分野に関する豊富な経験と高い見識や専門知識を有する者から選任するとともに、当社の定める社外役員の「独立性基準」に基づき、実質的な独立性を確保し得ない者は社外取締役候補として選任いたしません。また、当社の他4社を超える上場会社の取締役・監査役などを兼任する者は選任しません。c.社外取締役のうち1名を筆頭独立社外取締役として選任し、監査役ならびに社内各部門との連携強化を図ります。≪監査役会及び監査役≫ 1.監査役会監査役会は、取締役の職務の執行の監査、会計監査人の選解任や監査報酬に関わる権限の行使などの役割・責務を果たすにあたって、株主に対する受託者責任を踏まえ、独立した客観的な立場において適切な判断を行います。監査役会の構成員および活動状況は次のとおりです。〔2026年度〕議長: 菊山 英樹(常勤監査役)提出日時点の構成員:菊山 英樹、田村 亮、久保 伸介、岡田 譲治、松村 眞理子 (注3) ※当社は、2026年6月23日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として、「監査役1名選任の件」を提案しており、当該議案が承認可決された場合の監査役会の議長および構成員については、以下となります。議長: 菊山 英樹(常勤監査役)構成員:菊山 英樹、田村 亮、岡田 譲治、松村 眞理子、渡辺 淳子 (注3) 〔2025年度〕議長: 菊山 英樹(常勤監査役)開催実績:13回(菊山、松村監査役は13回/13回出席。久保、岡田監査役は12回/13回出席。2025年6月で退任した北田監査役は3回/3回出席。2025年6月より就任した田村監査役は10回/10回出席。)主な活動:監査方針および計画の決定、監査役選任議案への同意、常勤監査役の選定、監査役の報酬の決定、会計監査人の選任、同報酬に関する同意、監査報告書の作成等の定例案件に関する決議の他、会計監査人による非保証業務に関する事前了解、リスク管理、EMS監査、統合報告書の確認等について、報告、討議を行いました。また、監査役全員に対してアンケートを実施し、監査活動の状況についての自己評価を行いました。 2.監査役〔監査〕a.監査役は、取締役会その他重要な会議に出席する他、代表取締役および社外役員との意見交換や重要な決裁書類などの閲覧により、会社経営および事業運営上の重要事項ならびに業務執行状況を監査します。b.監査役室スタッフと共に、各部門および子会社に監査を行い、その結果を代表取締役に報告するとともに執行部門へのフィードバックも行います。c.内部監査部門や会計監査人との緊密な連携にも努めるほか、主要子会社常勤監査役との会議を定期的に開催し、グループ全体での監査の充実強化を図ります。 〔監査役候補者〕a.監査役候補は、さまざまな分野に関する豊富な知識、経験を有する者から選任し、より中立的、客観的な視点から監査を実施することにより、経営の健全性を確保します。監査役が備えるべき専門知識や経験などについては、2021年度にスキルマトリックスを策定し、公表しています。b.当社の定める社外役員の「独立性基準」にもとづき、実質的な独立性を確保し得ない者は社外監査役候補して選任いたしません。また、社外監査役は、当社の他4社を超える上場会社の取締役・監査役などを兼任する者は選任しません。 〔経営の透明性の確保と情報開示〕 1.コーポレート・ガバナンス委員会会社の持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に向け、コーポレート・ガバナンス強化のため、取締役会に必要な答申・提言を行います。コーポレート・ガバナンス委員会は取締役会議長と社外取締役で構成し、委員長は社外取締役より選定します。当委員会の構成員および活動状況は次のとおりです。(注1)〔2026年度〕委員長:三屋 裕子(社外取締役)委員: 赤坂 祐二、柳 弘之、菰田 正信 (注2)オブザーバー参加:岡田 譲治(社外監査役) ※当社は、2026年6月23日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として「取締役9名選任の件」を提案しております。これらが承認可決された場合の委員の構成は、以下となります。委員長:三屋 裕子(社外取締役)委員: 赤坂 祐二、柳 弘之、菰田 正信 (注2)オブザーバー参加:岡田 譲治(社外監査役) 〔2025年度〕委員長:柳 弘之(筆頭独立社外取締役)委員: 赤坂 祐二、三屋 裕子、菰田 正信 (注2)オブザーバー参加:岡田 譲治(社外監査役)開催実績:3回(全委員出席、2025年6月より就任した菰田取締役は2回/2回出席。2025年6月で退任した小林取締役は1回/1回出席。)主な活動:コーポレート・ガバナンス関連規程の改定や、取締役会実効性評価に関する提言を行いました。 2.指名委員会取締役候補および監査役候補の選任に関する議案を株主総会に提出する場合、指名委員会は、取締役会から諮問を受け、当該候補の人格、知見、能力、経験、実績等を総合的に判断し、取締役会に答申します。また、執行役員の選任および解任を行う場合、指名委員会は取締役会から諮問を受け、当該候補の人格、知見、能力、経験、実績等を総合的に判断し、取締役会に答申し、取締役会は、その答申を踏まえ、決議します。指名委員会は、社長等に求められる資質を、「安全運航がJALグループの存立基盤であることを肝に銘じ、JALフィロソフィを自ら先頭に立ち実践することで、全社員とともに企業理念の実現に向け着実な成果を上げられるもの」と定めるとともに、社長等の候補人財については、実践的かつ多様な経験をさせることを通じて、早期に経営に必要な素養を身に付けることができるようにします。さらに、経営陣幹部に、法令違反、ハラスメント、取締役会軽視等、その資質を問うべき状況があると認められた場合は、取締役会等における取締役による申し立てに基づき、直ちに当事者を除く指名委員会メンバー等が調査を行います。役員の懲戒については、指名委員会での議決、または指名委員会による答申を踏まえ、取締役会の決議で決定します。なお、取締役解任については株主総会の承認を要します。また、取締役および執行役員の懲戒を行う場合、懲戒の種類により、指名委員会の議決をもって決定、もしくは指名委員会の議決を経て取締役会の決議をもって決定します。指名委員会は社長と取締役会の決議で選定された4名以内の取締役で構成し、過半数は社外取締役とします。委員長は社外取締役より選定します。当委員会の構成員および活動状況は次のとおりです。(注1)〔2026年度〕委員長:柳 弘之(筆頭独立社外取締役)委員: 鳥取 三津子、斎藤 祐二、三屋 裕子、菰田 正信 (注2) ※当社は、2026年6月23日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として「取締役9名選任の件」を提案しております。これらが承認可決された場合の委員の構成は、以下となります。委員長:柳 弘之(筆頭独立社外取締役)委員: 鳥取 三津子、斎藤 祐二、三屋 裕子、菰田 正信 (注2) 〔2025年度〕委員長:柳 弘之(筆頭独立社外取締役)委員: 鳥取 三津子、斎藤 祐二、小林 栄三(2025年6月まで)、三屋 裕子、菰田 正信(2025年6月以降) (注2)開催実績:6回(小林、菰田取締役以外の取締役は6/6回出席。2025年6月より就任した菰田取締役は5回/5回出席。2025年6月で退任した小林取締役は1回/1回出席。)主な活動:取締役会への答申事項の他、役員交代にあたっての役員候補者選任に関わる要件・プロセス、社長再任確認のプロセスおよび今後の経営人財のサクセッションプランなどについて討議しました。社長再任確認については、社外取締役と社長との対話を行い、アルコール問題をはじめとする航空安全対策など、今後も継続的に対応を要する課題に対し役員一丸となって取り組んでおり、チーム経営により執行幹部の自主・自律に基づいた経営実践で企業成長を目指して努力していることなどから、企業価値向上に貢献していると評価し、2026年度においても鳥取三津子氏を社長に再任することが当社経営にとって望ましいと判断しました。 3.報酬委員会報酬委員会は、取締役、執行役員および監査役の報酬に関して、取締役会からの諮問事項について協議し、その結果を取締役会に答申します。また、報酬制度が持続的な成長に向けた健全なインセンティブとなるよう適宜検証します。報酬委員会は社長と取締役会の決議で選定された4名以内の取締役で構成し、過半数は社外取締役とします。委員長は社外取締役より選定します。これらにより報酬決定プロセスの透明性と公正性を担保します。当委員会の構成員および活動状況は次のとおりです。(注1)〔2026年度〕委員長:菰田 正信(社外取締役)委員: 鳥取 三津子、斎藤 祐二、柳 弘之、三屋 裕子 (注2) ※当社は、2026年6月23日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として「取締役9名選任の件」を提案しております。これらが承認可決された場合の委員の構成は、以下となります。委員長:菰田 正信(社外取締役)委員: 鳥取 三津子、斎藤 祐二、柳 弘之、三屋 裕子 (注2) 〔2025年度〕委員長:小林 栄三(社外取締役):2025年6月まで 菰田 正信(社外取締役):2025年6月以降委員: 鳥取 三津子、斎藤 祐二、柳 弘之、三屋 裕子 (注2)開催実績:7回(小林、菰田取締役以外の取締役は7/7回出席。2025年6月より就任した菰田取締役は5回/5回出席。2025年6月で退任した小林取締役は2回/2回出席。)主な活動:中期経営計画を完遂するための役員報酬制度の具体的な指標、評価方法等について討議を行い、取締役会に答申しました。また、JALグループ経営ビジョン2035の着実な実行に向けた取り組みの開始に際し、現在の役員報酬制度がその基本方針に則り適切に維持できているかについて継続的に議論を行っています。 4.人事委員会(運営の実態等をふまえ、2026年度より指名委員会に統合)執行役員の選任および解任に関して、取締役会からの諮問事項について協議し、その結果を取締役会に答申します。人事委員会は社長と取締役会の決議で選定された4名以内の取締役で構成し、過半数は社外取締役とします。委員長は社長とします。当委員会の構成員および活動状況は次のとおりです。(注1)〔2025年度〕委員長:鳥取 三津子(代表取締役社長執行役員)委員: 斎藤 祐二、小林 栄三(2025年6月まで)、柳 弘之、三屋 裕子、菰田 正信(2025年6月以降)(注2)開催実績:3回(小林、菰田取締役以外の取締役は3/3回出席。2025年6月より就任した菰田取締役は3回/3回出席。2025年6月で退任した小林取締役は0回/0回出席。)主な活動:取締役会への答申事項の他、執行役員候補人財の育成および新執行体制の在り方について討議しました。 5.役員懲戒委員会(運営の実態等をふまえ、2026年度より指名委員会に統合)取締役および執行役員の懲戒を行う場合、役員懲戒委員会で決定します。役員懲戒委員会は社長と取締役会の決議で選定された4名以内の取締役で構成し、過半数は社外取締役とします。委員長は社外取締役より選定します。なお、株主総会への取締役解任議案の提出等については取締役会の決議を要するものとします。当委員会の構成員および活動状況は次のとおりです。(注1)〔2025年度〕委員長:柳 弘之(筆頭独立社外取締役)委員: 鳥取 三津子、斎藤 祐二、小林 栄三(2025年6月まで)、三屋 裕子、菰田 正信(2025年6月以降) (注2)開催実績:2回(小林、菰田取締役以外の取締役は2/2回出席。2025年6月より就任した菰田取締役は2回/2回出席。2025年6月で退任した小林取締役は0回/0回出席。)主な活動:国土交通省より通知された厳重注意に関連した役員処分などについて審議を行いました。 上記の任意の委員会に加えて、筆頭独立社外取締役が主催する、社外取締役・社外監査役のみで構成する「独立社外役員意見交換会」を年に数回開催し、社外役員間のネットワークの強化を図っています。 (注)1.各委員長の氏名および役職、各委員の氏名については、2026年6月23日の株主総会開催前の時点を記載しております。2.柳 弘之、三屋 裕子、菰田 正信は社外取締役です。3.久保 伸介、岡田 譲治、松村 眞理子、渡辺 淳子は社外監査役です。 6.情報開示ステークホルダーが容易にJALグループの企業姿勢を閲覧できるよう、「コーポレート・ガバナンスの基本方針」をはじめとして、企業理念、経営戦略、経営計画等のさまざまな情報を当社Webサイトに掲載します。また、財務情報やESG等の非財務情報を統合した統合報告書「JAL REPORT」を毎年発行します。 ガバナンスに関するその他の機関は次のとおりで当社内に設置しております。 ・経営会議取締役会および社長による適切かつ機動的な意思決定に資することを目的とした機関とし、取締役会決議案件および社長決裁案件のうち経営会議による確認が必要なものの審議を行います。〔2025年度〕開催実績:37回主な活動:取締役会に付議する経営上の重要な案件を審議しました。 ・グループ安全対策会議JALグループ全体の航空安全を確保し、安全管理を推進することを目的とし、JALグループの理念・方針に基づき、安全管理に関する重要な方針の決定、安全管理体制の実態把握および体制の定期的な見直し、日常運航上安全に関わる対応の決定などを行います。〔2025年度〕開催実績:12回主な活動:JALグループ全体の航空安全に関わる方針、安全管理体制の実態把握の他、当期に発生した航空事故などへの対応について議論を行いました。特に、飲酒事例に関して2度にわたり行政指導を受けた事実を重く受け止め、社内意識改革や運航乗務員の飲酒傾向の管理の更なる強化を中心に、JALグループでの飲酒問題を根絶するための対策について、議論を行うとともに、その進捗を確認しました。なお、航空事故および重大インシデントの発生時には、速やかに取締役会に報告しています。 ・グループリスクマネジメント会議リスクを総括的に管理し、JALグループ経営の安定化を図ることを目的とし、リスクマネジメントの基本方針の策定・定期的なリスク評価・対応策の策定および事業継続マネジメントなどを行います。〔2025年度〕開催実績:2回主な活動:優先リスクへの対応、重点課題である地政学リスク、首都直下地震、富士山噴火、サイバーセキュリティへの対応などについて議論を行い、取締役会に計2回報告しました。 ・サステナビリティ推進会議JAL Vision 2035で掲げる「心はずむつながりが社会全体に広がるサステナブルでウェルビーイングな未来」を目指すことを目的とし、重要課題・年度目標の進捗管理、気候変動のリスクと機会に関するマネジメント・環境マネジメントシステム・人権デューデリジェンスのレビューを行います。〔2025年度〕開催実績:4回主な活動:重要課題の再整理、TCFD/TNFDに関する情報開示、Dow Jones Best-in-Class Indices評価結果とレビュー、移動を通じた関係・つながりを創出する取り組みなどについて議論を行い、取締役会に計2回報告しました。 ・顧客価値創造会議JALグループに接するすべてのお客さま・社会を対象として、顧客価値の創造・向上を目的に、重要な案件や課題の解決について、グループ横断で協議・決定・モニタリングなどを行います。〔2025年度〕開催実績:4回主な活動:「お客さまに共感いただき、深く長い関係を築く」ことを成長のドライバーに、「顧客価値=お客さまにとってのJALの価値」を向上させ、持続的な企業価値の向上を実現するため、中長期的な顧客戦略(ブランド戦略・タッチポイント戦略・データ顧客基盤戦略)について議論を行いました。 ・JALフィロソフィ会議JALグループ社員が、JALフィロソフィを判断の基準として、企業理念の実現に向かって本音でぶつかりあい、信頼しあえる仲間として日々の業務を推進するための施策立案、実施、モニタリング、進捗管理を行います。〔2025年度〕開催実績:1回 ・グループ業績報告会JALグループの連結・各事業セグメントの「業績」を共有するとともに、業績向上のための施策を検討します。〔2025年度〕開催実績:12回 ・グループ運営会議JALグループの重要経営案件に関する進捗確認・対応策の討議、および重要な案件の報告を行います。〔2025年度〕開催実績:19回 〔JALフィロソフィ勉強会〕 社長は、「JALフィロソフィ」をJALグループに浸透させるため、自らを含め、JALグループの役員および社員を対象としたJALフィロソフィ勉強会を適宜実施します。 〔株主との建設的な対話に関する方針〕 当社は、株主総会が株主との建設的な対話の場であることを認識し、株主の視点に立って、招集通知等での正確な情報を十分な検討期間を確保して提供するとともに、株主総会におけるわかり易い情報提供を行い、株主が適切な権利行使ができる環境を整えます。また、当社は、代表取締役、財務・経理担当役員等が積極的に対話に臨み、経営戦略・事業戦略・財務情報等について、公平性・正確性・継続性を重視し、次の方針の下、双方向の良好なコミュニケーションを図るIR(インベスター・リレーションズ)活動を展開します。 1.グループCFO、財務・経理担当役員、総務担当役員を株主との対話を統括する経営陣として指定しています。2.当社は、財務部において、情報の収集および管理、開示を統括する責任者およびそれらを実施する担当者を配置し、関連部署と連携しながら、適時かつ公正・適正に情報開示を行っています。3.当社は、四半期決算および経営計画公表時には決算および経営計画説明会を開催するとともに、統合報告書「JAL REPORT」などの発行および施設見学会の開催等により、投資機会の促進と情報開示の充実に努めています。4.経営に株主意見を反映するため、株主との対話の結果については、適宜経営陣へのフィードバックを行い、経営陣は株主からの要望や意見、問題意識を共有しています。5.当社では決算情報の漏えいを防ぎ、公平性を確保するために、当社の業況や決算に係る問い合わせへの回答やコメントを一切行わないサイレントピリオドを設定するとともに公表しています。また、社内で、情報の統括管理およびインサイダー情報の管理に努めています。 ③内部統制システムの整備及び運用状況(2026年3月31日現在) 〔内部統制システムの整備状況(基本方針)〕 JALグループは、お客さまに最高のサービスを提供し、企業価値を高め、社会の進歩発展に貢献するために、「コーポレート・ガバナンスの基本方針」を定め、その実効性の向上を目指し、以下に述べる体制や事項に関して制度や組織を整え、会社法および会社法施行規則に基づく業務の適正性を確保します。また、内部統制システムの整備・運用状況を評価検証し、是正が必要な場合は改善措置を講じることとします。 1.取締役、使用人の職務の執行が法令および定款に適合することを確保するための体制を整備します。a.企業の行動指針である「JALフィロソフィ」を制定し、取締役・使用人にその実践を促します。b.取締役会が「内部統制システムの基本方針」を決定し、総務部が内部統制システムの整備を推進します。c.リスク管理部がコンプライアンスに係る業務を統括し、関連規程の整備および運用状況をモニタリングします。d.取締役・使用人の職務執行が法令等に適合することを確保するための監査体制を整えます。 2.取締役の職務の執行に係る情報の保存および管理に関する体制を整備します。取締役の職務の執行に係る情報は、法令および社内規程に従い、適切に保存・管理します。 3.損失の危険の管理に関する規程その他の体制を整備します。JALグループ全体のリスクを管理するために、「グループ安全対策会議」「グループリスクマネジメント会議」等を設置し、適切にリスクを管理し、損失の危険の発生を未然に防止します。また、「JALグループ内部統制要綱」等を制定し、総務部が業務の適正性を継続的にモニタリングします。 4.取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制を整備します。a.定例取締役会を月1回開催するとともに、必要に応じて臨時開催し、JALグループの経営方針・計画等に係る重要な意思決定を行います。また、「経営会議」「グループ業績報告会」等の会議体を設置し、取締役の職務の執行の効率性を確保します。b.社内規程により、職務権限、職制権限、業務分掌等を定め、効率的な職務執行を確保するための分権をします。 5.JALグループにおける業務の適正を確保するための体制を整備します。a.「JALグループ会社管理規程」を制定し、JALグループ各社が「JALフィロソフィ」に基づいて公正かつ効率的に経営を行う体制を確保します。また、「JALグループ内部統制要綱」を制定し、総務部が業務の適正性を継続的にモニタリングします。b.JALグループ各社の取締役等の職務の執行に係る事項の会社への報告に関する体制を整備します。c.JALグループ各社の損失の危険の管理に関する規程その他の体制を整備します。d.JALグループ各社の取締役等の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制を整備します。e.JALグループ各社の取締役等および使用人の職務の執行が法令および定款に適合することを確保するための体制を整備します。 6.監査役がその職務を補助すべき使用人を置くことを求めた場合における当該使用人に関する事項、当該使用人の取締役からの独立性に関する事項、監査役の当該使用人に対する指示の実効性の確保に関する事項を整備します。 7.監査役への報告等に関する体制を整備します。a.取締役および使用人が監査役に報告するための体制を整備します。b.JALグループ各社の取締役、監査役、使用人またはこれらの者から報告を受けた者が監査役に報告をするための体制を整備します。c.報告をした者が当該報告をしたことを理由として不利な取り扱いを受けないことを確保するための体制を整備します。 8.監査役の職務の執行について生ずる費用の前払または償還の手続その他の当該職務の執行について生ずる費用または債務の処理に係る方針に関する事項を整備します。 9.その他監査役会または監査役の監査が実効的に行われることを確保するための体制を整備します。〔内部統制システムの運用状況〕 1.取締役、使用人の職務の執行が法令および定款に適合することを確保するための体制を整備します。a.「JALフィロソフィ」およびJALグループ行動規範「社会への約束」を定め、教育等を通じてその浸透・実践を促進しています。b.「内部統制システムの基本方針」および「JALグループ内部統制要綱」を定め、会社法および金融商品取引法の内部統制の整備・運用および評価を適切に行っています。c.365日・24時間受付、日英両言語対応可能な窓口を含む公益通報窓口(社内・社外)を設置するとともに、定期的に社員に対し窓口に関する周知を行い、コンプライアンスに係る事案等を早期に検知し、迅速に対応を講じる体制を構築しています。d.新規取引先候補の属性確認を実施しているほか、3年ごとに定期審査として属性情報に変更がないかレビューを行っています。e.取締役に対し、法的留意事項等を説明し、「忠実義務」「善管注意義務」を含む取締役の義務、権限および責任について周知徹底を図っています。また、使用人等に対し、職務執行に必要な知識習得のための教育を実施し、周知徹底を図っています。f.監査部は、年度計画に基づき、「JALグループ内部統制要綱」に定められた内部管理体制の整備および運用状況を確認しています。各監査ごとに、経営者へ監査結果を報告し、監査役には定期的に、監査の進捗状況、監査結果を報告しています。取締役会において、定期的に監査結果を報告しています。g.整備監査部は、各種法令、社内規程に従った整備業務が実施されていることを確認しています。h.安全監査部は、グループ安全対策会議に出席し、当会議提出資料等の確認を通じて、経営の安全に係る討議、関与、指示等を確認しています。また、各生産本部および安全推進本部、各空港に対する内部監査を実施しています。 2.取締役の職務の執行に係る情報の保存および管理に関する体制を整備します。取締役会その他の重要な会議の意思決定に係る情報(文書・議事録)および稟議書は、法令および社内規程に従って作成し、保存・管理しています。 3.損失の危険の管理に関する規程その他の体制を整備します。a.損失の危険の発生を未然に防止するために、予防的リスクマネジメントのPDCAサイクルを運用・実施しています。また、その取り組みの結果は、グループリスクマネジメント会議・取締役会に報告し、マネジメント評価を実施しています。b.安全上のトラブルにより2024年度と2025年度に計3回の行政指導を受け、監督官庁に再発防止策を提出しました。飲酒傾向管理において、外部専門家による定期的かつ客観的な評価・助言を受ける仕組みを構築しました。社外取締役を委員長とする検証委員会が、再発防止策の進捗や有効性を客観的にフォローアップします。経営と社員が一体となって再発防止策を実行します。c.首都直下型地震などの不測の事態に備え、大阪にオペレーションコントロールセンター分室を設置するとともに、外部専門家の知見も活用しつつ、事業継続計画の拡充および訓練に取り組み、実効性を向上させています。また、安否確認システムを活用したJALグループ全体を対象とした通報訓練を定期的に実施するなど、常日頃より社員一人一人の危機管理意識の醸成と社員に関する早期の状況把握に努めています。d.航空事故・事件の発生時に迅速かつ的確な危機管理対応を実施できるよう、事故ご被災者・ご遺族との窓口となる世話役や事故対策本部の要員を継続して養成しています。 4.取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制を整備します。取締役会の実効性評価等を通じて、職務権限と会議体の運営方法を毎年レビューするとともに、持続的な成長に向けて、戦略的な討議を実現する環境を整備しています。適切な経営判断を迅速に行うため、社長直下の経営会議体として、「経営会議」「グループ業績報告会」等を設置しています。 5.JALグループにおける業務の適正を確保するための体制を整備します。a.「JALグループ会社管理規程」および「JALグループ内部統制要綱」を制定し、総務部が主体となり業務の適正性をモニタリングしています。b.拡大業績報告会などを通じ、目標達成に向けた取り組みが確実に実行されていることをモニタリングするとともに、指導・支援を行っています。c.JALグループ各社の総務部門に対して、日常的かつ定期的に連携、情報を共有し、リスクマネジメント体制の強化に資する指導および支援を行っています。d.当社とJALグループ各社との間で基本協定書を締結し、事業運営に係る両社の基本的関係を明確にしています。e.JALグループ各社の経営に携わる取締役等が自らの責任・役割を再認識し、公正かつ効率的な経営を行うための支援を行っています。f.監査部はJALグループ各社に対し適切に監査を実施しています。また、取締役会において、定期的に監査結果を報告しています。g.整備監査部は、JALグループ各社に対し、各種法令、社内規程に従った整備業務が実施されていることを確認しています。h.安全監査部は安全監査計画に基づき、グループ安全対策会議に出席し、当会議提出資料等の確認を通じて、経営の安全に係る討議、関与、指示等を確認しています。また、各生産本部および安全推進本部、各空港に対する内部監査を実施しています。 6.監査役がその職務を補助すべき使用人を置くことを求めた場合における当該使用人に関する事項、当該使用人の取締役からの独立性に関する事項、監査役の当該使用人に対する指示の実効性の確保に関する事項を整備します。監査役監査の実効性を高め、かつ監査業務を円滑に遂行するため、取締役から独立した組織を設け、使用人(監査役スタッフ)を配置しています。また、監査役スタッフは監査役の業務指示・命令を受け、その人事は監査役の同意のもとに行っています。 7.監査役への報告等に関する体制を整備します。a.監査役は取締役会ほか重要会議に出席し、役員決裁以上の稟議を閲覧するほか、社長インタビュー・関連部のヒアリング・社内各部署の往査等を通じ会社業務の執行状況を監査しています。監査で認識された課題等については、年2回、監査役会ならびに取締役会に報告するとともに、その後の対応状況について確認をしています。b.監査役は子会社監査役と定期的に意見・情報交換を行うほか、子会社の往査を実施しています。c.監査役は、監査役への報告をした者が当該報告をしたことを理由として不利な取扱いを受けないことを確保するための体制の整備状況を確認しています。8.監査役の職務の執行について生ずる費用の前払または償還の手続その他の当該職務の執行について生ずる費用または債務の処理に係る方針に関する事項を整備します。監査役監査に必要な費用は適切に支払っています。 9.その他監査役会または監査役の監査が実効的に行われることを確保するための体制を整備します。監査役は監査部および監査法人と定期的に意見・情報交換を実施し監査の実効性を高めています。 ④責任限定契約の内容の概要当社と各社は、取締役および各監査役との間で、それぞれ、会社法第427条第1項および当社定款の規定に基づき、同法第423条第1項に定める損害賠償責任の限度額について、同法第425条第1項に定める最低責任限度額とする責任限定契約を締結しております。 ⑤役員等賠償責任保険契約の概要当社は、取締役、監査役および執行役員等を被保険者として、会社法第430条の3第1項に規定する役員等賠償責任保険契約を保険会社との間で締結しており、保険料は当社が全額負担しております。当該保険契約は、被保険者が業務について行った行為に起因して損害賠償請求がなされたことにより被保険者が被る損害賠償金や争訟費用等を補填するものです。ただし、被保険者による犯罪行為や意図的に違法行為を行った場合は補填の対象外とすること等により、被保険者の職務の執行の適正性が損なわれないようにするための措置を講じております。 ⑥取締役の定数当社の取締役は3名以上15名以内とする旨定款で定めております。 ⑦取締役の選任の決議要件当社は、取締役の選任決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の過半数をもって行う旨定款に定めております。なお、取締役の選任決議は、累積投票によらない旨定款に定めております。 ⑧株主総会の特別決議要件当社は、会社法第309条第2項に定める株主総会の特別決議要件について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨定款に定めております。これは、株主総会における特別決議の定足数を緩和することにより、株主総会の円滑な運営を行うことを目的とするものです。 ⑨中間配当当社は、会社法第454条第5項の規定により、取締役会の決議によって毎年9月30日を基準日として、中間配当を行うことができる旨定款を定めております。これは、株主の皆さまへの利益配分の機会を充実させるためです。 ⑩自己の株式の取得当社は、会社法第165条第2項および第459条第1項第1号の規定により、取締役会の決議をもって、自己の株式を取得することができる旨定款に定めております。これは、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とするため、市場取引等により自己の株式を取得することを目的とするものです。 ⑪取締役及び監査役の責任免除当社は、会社法第426条第1項の規定により、取締役会の決議をもって取締役および監査役(取締役および監査役であった者を含む)の損害賠償責任を法令に定める限度において免除することができる旨定款に定めております。これは、取締役および監査役が職務を遂行するにあたり、その能力を十分に発揮して、期待される役割を果たし得る環境を整備することを目的とするものです。
人的資本(人材育成・社内環境整備方針) FY2025 / 約1,642字
①戦略当社グループの人財戦略の基本方針等については、第4 提出会社の状況に集約して記載しております。本項では、戦略に基づく取り組みの両輪である「プロフェッショナルとしての活躍」と「新たな価値を創る変革・挑戦文化の醸成」について、人財育成方針と社内環境整備方針を含め具体的な取り組み内容を記載します。 <プロフェッショナルとしての活躍>当社グループは、航空運送事業を主軸としてこれまで培ってきた「安全を支え、最高のサービスを生み出すプロフェッショナリズム」を確実に次世代へ継承しつつ、激化する採用競争や急速なテクノロジーの進化といった外部環境の変化に柔軟に対応し、自ら新たな価値創造に挑戦し変革を起こすことができる人財を育成してまいります。JALグループの運航を支える専門的なスキルや知識は、一朝一夕には習得し得ない、当社グループにおける人的資本の強みです。この強みを次世代へ確実に継承していくために、社員が将来の成長の道筋を見通し、中長期にわたってキャリアを築き続けられる環境が不可欠です。そのために、リーダーへの「人財育成・組織活性」の動機付けや、各種サーベイ結果を基にした「良い職場づくり」に向けた振り返りと対話等を通じて、仕事を通じた成長とやりがいを実感できる職場環境を整えていきます。こうした取り組みを通じて定着率の向上を図ることで、培ってきた強みを確実に次世代へ繋いでまいります。また、既存事業の深化や新たな事業領域の拡大など、あらゆる領域における持続的な価値創造に向けては、全ての社員を対象に、自律的なキャリア形成を支援していきます。変化の激しい事業環境下で社員が持てる能力を最大限に発揮し続けるためには、自発的な学びと挑戦を組織全体で後押しする環境が不可欠です。そのために、中長期的なキャリアを描くための制度や、テクノロジーを活用した支援ツール、各種研修の実施等を通じて、主体的な能力開発をサポートしていきます。こうした取り組みを通じて自律的な学びと能力発揮を後押しし、事業環境の変化に柔軟に対応しながらプロフェッショナルとして活躍できる人財を育成していきます。 <新たな価値を創る変革・挑戦文化の醸成>外部環境の不確実性が高まる中、「JALグループ経営ビジョン2035」で掲げる既存事業の着実な成長と、社会課題起点の新たな事業領域の拡大を実現していくためには、現状の延長線上の取り組みだけではなく、新しい取り組みにもスピード感をもって挑戦し、変革していくことが不可欠です。挑戦があらゆるところで湧きおこり、変革の実行力が高い組織文化を醸成するため、以下の2つのアプローチで施策を実行していきます。 ・多様な人財の協働促進多様な人財がそれぞれの強みを活かして活躍すること、そして多様な価値観を持つ個人が組織や職種の壁を越え交流することで新たな発想の種が生まれるという考えのもと、社内環境の整備を進めてまいります。具体的には、海外採用社員のキャリアパス策定や職種別のジェンダーバランスに着目した取り組み、障がいのある社員の活躍領域の拡大、高い目標に挑み続けるアスリート社員の支援など、個々の力を活かせる環境を整えていきます。また、意図的に越境経験を増やすことで組織間の心理的な壁を取り除き、交流を活発化させていきます。 ・共創を導くリーダーの育成と挑戦の場の拡充変化の激しい時代に必要な変革を実行できる組織へと変わるため、実践を次の成長へと繋げながら、前向きに挑戦を積み重ねられる環境を整えることで、一人一人の活力を引き出し、新たな価値創造に挑む「変革・挑戦文化」を組織に根付かせてまいります。具体的には、変革を牽引する新しいリーダー像を再定義し等級制度に反映するとともに、その役割発揮を支える評価制度・報酬制度を導入し、共創型リーダーの活躍を制度面から強力に後押しします。加えて、現場のカイゼンから新規事業のアイデアまで、社員のアイデアを形にできる場を拡充していきます。
事業の内容 FY2025 / 約785字
3【事業の内容】当社グループは、当社、子会社139社および関連会社54社により構成され、「フルサービスキャリア事業」、「LCC事業」、「マイル/金融・コマース事業」および「その他」を営んでおり、その事業内容と各事業に係る位置づけおよび事業の種類別セグメントとの関連は、次のとおりです。 (1)フルサービスキャリア 事業世界と日本、都市と地域をつなぐ航空運送事業や自社旅客機貨物スペースおよび貨物専用機を組み合わせた貨物郵便事業を当社、株式会社ジェイエア、日本エアコミューター株式会社、株式会社北海道エアシステム、日本トランスオーシャン航空株式会社、琉球エアーコミューター株式会社等が行っております。(2)LCC事業北米・アジアや日本国内・中国などを結ぶ航空運送事業を株式会社ZIPAIR Tokyo、スプリング・ジャパン株式会社等が行っております。(3)マイル/金融・コマース 事業マイレージプログラムの運営、クレジットカード事業、卸売業等を株式会社JALマイレージバンク、株式会社ジャルカード、株式会社JALUX等が行っております。(4)その他航空運送を利用した旅行の企画販売やシステム開発・運用等を株式会社ジャルパック、JALデジタル株式会社等が行っております。 以上に述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりです。 (5)留意事項当社を含む当社グループ航空会社9社は、航空法に基づく本邦航空運送事業者として、国土交通省より事業許可を受けて事業を運営しており、当該許可についての有効期限やその他の期限は法令等で定められておらず、当該許可の取消は航空法第119条、失効は航空法第120条にてそれぞれ定められております。当社グループは、当該許可の保持を図るべく適正な社内体制を整えており、現時点において当該許可の取消または失効の原因となる事象はありません。
事業等のリスク FY2025 / 約7,282字
3【事業等のリスク】投資者の投資判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、航空運送事業を中心とする当社グループの事業の内容に鑑み、当社グループにおいては様々なリスクが存在しております。当社グループは、「JALグループリスクマネジメント基本方針」において、重大な損失につながる要素ならびに「業務の有効性と効率性」、「財務報告の信頼性」、「法令等の遵守」、「資産の保全」を阻害する要素、加えて市場環境の変動や疫病・震災・テロ等の外的要因のみならず、グループ全体・自社・自組織の目標達成を阻害する業務執行上の要素もリスクと定め、リスクに強靭な企業グループとして事業を継続できるよう、適切なリスクマネジメントを実施してまいります。グループ全体のリスク総括のために社長を議長とする「グループリスクマネジメント会議」を置き、JALグループが抱えている主要なリスクを俯瞰的に把握し適正なリスク管理に努めるとともに、連結業績に影響を及ぼす事象が発生した場合は「財務リスク委員会」と連携して対応しております。 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、連結会社の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性のあると認識している主要なリスクは次のとおりです。ただし、これらは当社グループに関する全てのリスクを網羅したものではなく、記載された事項以外の予見しがたいリスクも存在します。また、本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末現在において判断したものです。 (1)航空安全に関わるリスク当社グループでは、航空機の運航の安全性の確保のため、日々様々な取り組みを実施しておりますが、ひとたび死亡事故を発生させてしまった場合、当社グループの運航の安全性に対する顧客の信頼および社会的評価が失墜するだけでなく、死傷した旅客等への補償等に対応すべきであることから、当社グループの業績に極めて深刻な影響を与える可能性があります。さらに、当社グループや、当社グループが運航する型式の航空機、また当社のコードシェア便において安全問題が発生した場合、当社グループの運航の安全性に対する顧客の信頼および社会的評価が低下し、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。当社グループでは、「安全」をJALグループ存続の大前提と位置付け、全社員が日々航空安全の実現に向けたゆまぬ努力を継続しております。また、航空事故対応の専門部門を配置するとともに社長を議長とする「グループ安全対策会議」を置き、グループ全体の安全に対して徹底した管理を行っています。なお、航空事故に伴う各種損害の軽減、ならびに被災者への確実な賠償を行う目的で、現在業界水準と同程度の補償額・補償範囲の損害賠償保険に加入しております。 (2)自然災害・テロ攻撃等の災害に関わるリスク当社グループの航空機の利用者の過半数は羽田空港および成田空港を発着する航空機を利用しており、当社グループの事業における羽田・成田両空港の位置付けは極めて重要です。また、当社グループの運航管理・予約管理等、航空機の運航に重要な情報システムセンター、ならびに全世界の航空機の運航管理やスケジュール統制等を実施する「IOC(Integrated Operations Control)」は東京地区に設置しています。そのため、東京地区を含む首都圏において、大規模な震災や火山の噴火、大型台風等による被害が発生した場合、もしくは当該重要施設において火災やテロ攻撃等の災害が発生し、羽田・成田両空港の長期間閉鎖や、当社グループの情報システムやIOCの機能が長期間停止した場合、当社グループの経営に重大な影響を及ぼす可能性があります。IOCの機能停止に備え危機管理体制およびBCPを整備しており、その一環として、大阪国際空港内にオペレーションコントロールの一部機能を移管しています。その機能は東京地区のIOCの機能の全てを代替できるものではありませんが、東京地区のIOCの機能が停止した場合、その再稼働までの間、暫定的に東京地区のIOCを代替します。 (3)気候変動・地球温暖化・環境規制に関わるリスク世界では、地球温暖化等に起因する気候変動が大きな課題となっており、日本国内において大規模な自然災害の発生頻度が多くなるような場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループが属する航空業界は、気候変動の要因となる化石燃料を大量に消費する業界であることから、CO2排出量の削減が社会的な責務であり、当社グループにおいても極めて重要な経営課題となっております。温暖化防止を始めとした地球環境に係わる企業の社会的責任が高まる中、CO2排出量、騒音、有害物質等に関する環境規制が強化され、消費行動にも影響を及ぼしつつあります。今後、温室効果ガス排出量取引制度等、温室効果ガス排出への課金等費用負担を伴う環境規制のさらなる強化等が行われた場合、また、消費者の行動様式に変化が生じた場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。加えて環境負荷軽減への取り組みが不十分な場合には、当社グループの社会的な評価が低下し、当社グループの事業運営に影響を与える可能性があります。そのため、当社グループでは、2025年3月に公表した「2021-2025年度 JALグループ中期経営計画ローリングプラン2025」において、ESG戦略を価値創造・成長を実現する最上位の戦略と位置づけ、社会課題の解決を加速化してまいりました。さらに、2026年3月に発表した新たな成長戦略である「JALグループ経営ビジョン2035」では、気候変動への対応と事業成長の両立を掲げ、2050年CO₂排出量実質ゼロの実現に向けては、省燃費機材への更新促進、運航の工夫、SAF(Sustainable Aviation Fuel:持続可能な航空燃料)の安定的かつ適正な価格での調達などの取り組みを加速させるとともに、排出量取引やネガティブエミッション(CO2除去・回収等)といった新技術を活用してまいります。 なお、気候変動に関わるリスクの概要やリスク低減に向けた当社の対応については、TCFD(Task Force on Climate-related Financial Disclosures)の枠組みを活用し、その詳細を当社ホームページにて開示しています。(https://www.jal.com/ja/sustainability/environment/climate-action/) (4)国際情勢や経済動向等の外部経営環境に関わるリスク①外部経営環境に関わるリスク当社グループは、日本および世界各地に航空運送事業を展開しており、航空需要は、世界の経済動向、テロ攻撃や地域紛争、戦争等により大幅に減少し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループの業務は、整備業者、空港職員、航空保安官、燃油取扱業者、手荷物取扱者、警備会社等の第三者の提供するサービスに一定程度依存しており、第三者が、当社グループの事業運営に影響を及ぼす可能性があります。②競争環境に関わるリスク当社グループは、国内および海外において、路線、サービスおよび料金に関して激しい競争に直面しています。国内線では、既存の航空会社との競争に加え、LCCを含む低コストキャリアや新幹線との競争、国際線では、海外および日本の主要航空会社との競争が激化しており、それに加えて海外および日本の航空会社によって形成されるアライアンス、コードシェアおよびマイレージ提携が競争を激化させています。上述のように、現在の当社グループの競争環境や事業環境が大幅に変化した場合、当社グループの経営に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、航空運送事業においては、a)共同事業、b)複数の航空会社によるアライアンスへの加盟、c)コードシェア提携、d)マイレージ提携等、様々な形式で世界中の航空会社との提携を展開しております。また、マイル事業等の非航空事業分野においても、他業種との広範な提携関係を構築することで顧客基盤の強化を図っておりますが、これらの提携パートナーの経営状況や、提携関係に大きな変化が生じた場合には、当社グループの提携戦略に影響を及ぼす可能性があります。 これらのリスクの軽減に向け、地政学的なリスクをモニターする体制、関係当局、提携パートナーとの良好な関係の構築、商品・サービス競争力の向上、柔軟な需給適合の実施、適切な委託先管理に努めております。 (5)航空機導入に関わるリスク当社グループは、航空運送事業において、燃費効率に優れた新型機への更新や機種統合による効率化を目指し、ボーイング社、エアバス社等に対して航空機を発注しておりますが、これらの航空機メーカーやエンジン等の重要な部品のサプライヤーにおける技術上・財務上・その他の理由により納期が遅延した場合、当社グループの機材計画は変更を余儀なくされ、当社グループの中長期的な事業に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、航空機メーカー等と状況を常時把握し、都度、航空機導入・退役計画を見直すことでかかるリスクの低減に努めております。(6)市況変動に関わるリスク①燃油価格の変動に関わるリスク当社グループの業績は、燃油価格の変動により大きな影響を受けます。当社グループは、燃油価格の上昇分を一部燃油特別付加運賃として顧客に転嫁しておりますが、これは燃油価格の変動を直ちに反映することができず、また、顧客に全てを転嫁することは困難です。また、当社グループは、燃油価格の変動リスクを軽減するため、原油のヘッジ取引を行っております。なお、ヘッジ取引手法やヘッジポジションの状況等によっては、原油市況の下落の効果を直ちに業績に反映することができず、短期的な当社グループの業績の改善に寄与しない可能性があります。また、当社グループの事業運営には航空燃料の安定的な調達が不可欠であり、航空燃料の供給に制約等が生じる場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。②為替変動に関わるリスク当社グループは、日本国外においても事業を展開しており、外貨建により、収益の一部を受領し費用の一部を支払っています。特に当社グループにおける主要な費用である航空機燃料の価格の大半は米ドルに連動した金額となることから、当社グループにおいては米ドルの為替変動による影響は収益よりも費用が大きくなっております。これら為替変動による収支変動を軽減する目的で、収入で得た外貨は外貨建の支出に充当することを基本とし、加えてヘッジ取引を行っております。また航空機価格の大半は米ドルに連動した金額となることから、資産計上額および減価償却費が為替変動により増減するリスクがあります。これら為替変動によるリスクを軽減する目的で為替取得機会の分散を図るべくヘッジ取引を行っております。③資金・金融市場・財務に関わるリスク当社グループは、航空機の購入等の多額の設備投資を必要としており、その資金需要に応じる為に金融機関や市場からの資金調達を行う可能性があります。当社グループの資金調達能力や資金調達コストについては、資金・金融市場の動向や当社グループの信用力の変動等により、資金調達の制約や資金調達コストの上昇を招く可能性があります。また、当社グループは繰延税金資産を計上しておりますが、当社グループの将来の課税所得の見込み額が低下した場合、もしくは税制改正等により、過去に計上した繰延税金資産の取り崩しが発生し、当社グループの財務状況に一時的に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、キャッシュ・フロー創出力の向上と資金調達能力の維持向上に向け、強固なリスク耐性を備えた財務体質を保つべく財務戦略を計画・遂行してまいります。 (7)世界的な疫病の蔓延拡大に関わるリスク①短期的な業績に与える影響に関わるリスク2020年初頭から全世界規模で感染が拡大した新型コロナウイルス感染症のように、未知の疫病の世界的な拡大が将来発生した場合には、各国政府による入境制限や移動の制限・自粛要請といった人の移動に関する規制の発動や、企業や利用者の感染防止を目的とした自発的な航空機利用の回避により、航空旅客需要は大幅に減少する可能性があります。当社グループが営む航空運送事業は、航空機材費や人件費等の固定費比率が高いことから、短期的な需要の急減は、当社グループを含む航空運送事業者の業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。②中長期的な事業環境の変化に関わるリスク新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、一時的に人の移動が大きく制限を受けたことにより、ITを活用し、移動を伴わず非対面での働き方が社会に広く浸透しております。こうした社会・行動様式の変化により、航空機を使った業務渡航の需要に変化が生じることで、当社グループが営む航空運送事業の事業戦略への影響が拡大する可能性があります。当社グループでは、LCC事業やマイル・ライフ・インフラ領域を強化するポートフォリオ変革を進め、事業リスクの分散を進めております。また、旅客機に加えて貨物専用機も保有する等により、世界的な疫病の蔓延拡大により、旅客需要が減少した状況においても、貨物需要へ積極的に応じることのできる体制を強化しております。 (8)法的規制・訴訟に関わるリスク当社グループの事業は、様々な側面において、国際的な規制ならびに政府および地方自治体レベルの法令および規則に基づく規制に服しています。これらの規制の変化等により、当社グループの事業がさらに規制され、また、大幅な費用の増加が必要となる可能性があります。①法的規制に関わるリスク当社グループは、航空法をはじめとする航空事業関連法令、二国間航空協定を含む条約その他の国際的取り決め、独占禁止法その他諸外国の類似の法令、ならびに着陸料等の公租公課等の定めに基づき事業を行っておりますが、これらに変更が生じた場合や、法令に基づき耐空性改善通報等が発出された場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、羽田空港等、当社グループの航空運送事業において重要な位置付けをもつ空港における発着枠の割当て等が、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。当社グループは、公正な競争環境が確保されるよう、国土交通省をはじめ国内外の関係当局等に対して要望しております。②訴訟に関わるリスク当社グループは事業活動に関して各種の訴訟に巻き込まれるおそれがあり、これらが当社グループの事業または業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループは訴訟の提起等を受けており、事態の進展によっては、追加的な支出や引当金の計上により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、重大なリスクとなり得る法令違反および競争阻害行為等の防止に万全を期すべく、全社員および役員に対してコンプライアンス遵守を徹底させるべく、教育・啓発活動等に努めております。 (9)IT(情報システム)、顧客情報の取り扱いに関わるリスク当社グループは、業務の多くを情報システムに依存しています。コンピュータ・プログラムの不具合やコンピュータ・ウィルス等のサイバー攻撃によって情報システムに様々な障害が生じた場合には、重要なデータの喪失に加えて、航空機の運航に支障が生じる等、当社グループの経営に影響を及ぼす可能性があります。また、情報システムを支える電力、通信回線等のインフラや、メールコミュニケーション等の当社が利用するクラウドサービスに大規模な障害が発生した場合、当社グループの業務に重大な支障をきたす可能性があります。また、当社グループが保有する顧客の個人情報が取り扱い不備または不正アクセス等により漏洩した場合には、当社グループの事業、システムまたはブランドに対する社会的評価が傷つけられ、顧客および市場の信頼が低下して、当社グループの事業運営や業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、情報セキュリティに関する国際規格の認証(ISO27001)の取得・維持をグループ内で推進し、全社の情報セキュリティ品質向上に努めています。具体的な活動として、グループ全社員の情報セキュリティ・個人情報保護に対する意識やリテラシーの向上を目的に、個人情報の取り扱いに関する教育や標的型メールの攻撃訓練を定期的に実施しております。また24時間365日体制で不正アクセスやウイルス感染などの脅威を監視し、インシデント発生時にはサイバーインシデントへの対応体制を構築し、迅速な対応と再発防止等を行っております。なお、個人情報の漏洩に備えた保険にも加入しております。 (10)人材・労務に関わるリスク当社グループの事業運営には、航空機の運航に関連して法律上要求される国家資格を始めとする各種の資格や技能を有する人材の確保が必要ですが、当社グループの従業員がその業務に必要なこれらの資格や技能を取得するまでには相応の期間を要することから、当社グループが想定する人員体制を必要な時期に確保できない場合には、当社グループの事業運営が影響を受ける可能性があります。また、当社グループの社員の多くは労働組合に所属しておりますが、当社グループの従業員による集団的なストライキ等の労働争議が発生した場合には、当社グループの航空機の運航が影響を受ける可能性があります。当社グループでは、採用競争力の向上、離職率の低減に努めるとともに、良好な労使関係の維持に努めております。
事業方針・経営環境 FY2025 / 約1,734字
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものです。 (1)会社の経営の基本方針当社グループは、「JALグループ企業理念」を次のとおり定めています。 (JALグループ企業理念)JALグループは、全社員の物心両面の幸福を追求し、一、お客さまに最高のサービスを提供します。一、企業価値を高め、社会の進歩発展に貢献します。 (2)目標とする経営指標「JALグループ経営ビジョン2035」において、2030年度の経営目標を以下のとおり定めております。 (3)経営環境ならびに対処すべき課題当社グループを取り巻く経営環境に目を向けると、円安、物価高、サプライチェーンの乱れ等によるコスト増、地政学リスクによるボラティリティの常態化といった課題が顕在化する一方、アジア=北米の人流・物流、インバウンド需要拡大、成田空港の機能強化等の将来の成長に向けた事業機会が拡大しています。そのような中、当社グループは、2026年3月に新たな成長戦略である「JALグループ経営ビジョン2035」を策定、発表しました。短期的な計画では実現の難しい抜本的な事業変革に取り組むとともに、顕在化している課題に対しては単年度計画により機動的かつ柔軟に対応してまいります。中長期レンジで取り組む課題は以下のとおり整理しています。 1.事業ポートフォリオ変革の推進 2.変革実現のための全社横断戦略の推進 3.財務戦略の推進 1.事業ポートフォリオ変革の推進外部環境の変化に強く、社会価値創出と着実な成長を実現する事業ポートフォリオへの変革を推進し、2030年度にEBIT3,000億円、2035年度に3,500億円以上を目指します。フルサービスキャリア、LCC、CARGOの3本柱で国際路線事業の成長を加速するとともに、戦略投資とグローバルでの提携拡大によりマイル・ライフ事業の飛躍的な成長を実現します。また、国内路線事業構造改革の完遂により収益基盤を強化し、社会インフラとしてサステナブルな国内線ネットワークを確立します。さらに、JALグループのアセットとパートナーとの共創を通じた社会的インパクト創出を目指すエコシステムの構築や次世代モビリティの新たなビジネス創出等、社会価値起点の事業領域を拡大してまいります。 2.変革実現のための全社横断戦略の推進変革実現に向けて、全社横断の戦略に取り組みます。「CX(顧客体験)」では、新ブランドスローガン「Soaring Together」の下、あらゆるシーンで一貫した顧客体験を創出し、JALらしいサービスを、日常・非日常のシーンでお届けしてまいります。そして、共感を軸としたお客さまとの深く長い関係づくりを推進し、お客さまの共感度世界No.1を目指します。「GX(Green Transformation)」では、2050年のCO2排出量実質ゼロに向け、2030年度の目標であるCO2排出量10%削減(2019年度対比)を着実に達成します。国産SAFの生産拡大や価格低廉化に向けた官民連携を強化し、持続可能な航空の未来に向けて取り組んでまいります。また、「人財/DX(Digital Transformation)」では、AIやデジタル技術を積極的に活用し、業務の効率化と当社グループの人財が持つ強みとデータの掛け合わせによる価値創造に取り組み、抜本的な生産性向上と日本トップレベルの社員のウェルビーイングを実現します。さらに、JALグループの存立基盤である「安全」を全ての活動の礎とし、先進テクノロジーとプロフェッショナリズムにより、世界最高水準の安全品質を追求し続けます。 3.財務戦略の推進事業ポートフォリオ変革、全社横断戦略を支える基盤として、強固な財務体質と高い資本効率を両立し、戦略的な経営資源配分によって企業価値向上を実現します。 以上の取り組みを通じて「JALグループ経営ビジョン2035」で掲げた理想の未来社会「Sustainable Well-being Future(心はずむつながりが社会全体に広がるサステナブルでウェルビーイングな未来)」の実現を目指します。
経営者による分析 FY2025 / 約15,103字
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】当連結会計年度(2025年4月1日〜2026年3月31日)における経営環境を概括すると、日本および米国をはじめとする世界主要国経済は、不安定な世界情勢の中でも概ね緩やかな成長を持続しました。こうした経済情勢を踏まえ、国際旅客の売上については、好調なインバウンド需要が継続する中で日本発ビジネス需要も当初の見込みを上回る回復基調にあることから、旅客数を大きく伸ばし順調に推移しました。国内旅客の売上についても、各種キャンペーンを実施し需要喚起に取り組んだ結果、前年同期比で旅客数を大きく伸ばし、堅調に推移しました。費用に関しては、円安が進む中、費用削減に努めることで費用の増加を抑えられております。 (1)経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりです。 ①財政状態及び経営成績の状況当社グループは、コロナ禍の経験から事業ポートフォリオを再構築すべく、特に非航空事業領域での新たなビジネスの創造およびグループ全体の利益拡大を目指し、事業構造改革を推進してまいりました。中期経営計画最終年度である今年度は、非航空事業の利益拡大、「フルサービスキャリア事業」、「マイル/金融・コマース事業」およびその他の事業における増収増益により、EBIT目標2,000億円を上回る水準を達成しております。特に「LCC事業」では、国際線中長距離LCCであるZIPAIRを中心に成田空港からのネットワークを拡充し、「マイル/金融・コマース事業」では、マイルをよりたまりやすく使いやすくするサービスを拡大しております。人的資本経営については、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)に取り組む企業を認定・表彰する日本最大のアワード「D&I AWARD 2025」において、従業員数3,001人以上の企業部門で最上位賞にあたる「D&I AWARD大賞」を、航空会社として初めて受賞しました。また、同認定において、2021年より5年連続で最高評価の「ベストワークプレイス」に認定されました。今後も多様な人財がさまざまなフィールドで活躍できる環境を整え、新たな価値創造を実現してまいります。GXについては、最新鋭の省燃費機材エアバスA350-1000型機の導入による環境に配慮したフライトの実施や、2025年5月より、国産SAF(持続可能な航空燃料)の使用を始めております。今後もSAFの利用拡大に社会やお客さまとともに取り組むなど、気候変動への対応と事業成長の両立を実現してまいります。また、航空業界において高い保安管理水準を達成していることを認められ、国際航空運送協会(IATA)から航空保安管理における国際認証において「Operating(レベル2)」を取得したほか、当社の提供するサービスが世界最高品質であると評価され、APEX主催の「2025 APEX EXPO」において、日本の航空会社として唯一、5年連続で「WORLD CLASS™」に、SKYTRAX社による「ワールド・エアライン・スター・レイティング」においては、最高評価「5スター」に9年連続で認定されるなど、企業価値向上に取り組む姿勢をご評価いただいております。 当社グループは3月2日に新たな成長戦略である「JALグループ経営ビジョン2035」を発表いたしました。今後は、2030年度のEBIT目標3,000億円、そして2035年度のEBIT目標3,500億円の達成に向け、事業ポートフォリオ変革を推進してまいります。特に国際路線事業および「マイル/金融・コマース事業」の成長・利益の拡大を柱とし、国際路線事業については、「フルサービスキャリア事業」においての機材大型化、中長距離機材の増機により国際線を拡大してまいります。また、「LCC事業」では国際線中長距離LCCであるZIPAIRを中心に、成田空港からのネットワーク拡充により国際線の規模を拡大してまいります。貨物事業では大型貨物機増強や高付加価値貨物輸送拡大により、貨物機ネットワークを拡充してまいります。「マイル/金融・コマース事業」では、国内外での異業種提携先の拡大や戦略投資等により、事業を更に拡大してまいります。一方、国内路線事業では、燃油サーチャージ導入や競合他社との協業、業界横断での需給バランスの改善等により、早期に利益率を高め、重要な社会インフラとしてサステナブルな国内線ネットワークを確立してまいります。 a.財政状態当連結会計年度末における資産については、前連結会計年度末に比べ4,038億円増加し、3兆1,987億円となりました。負債については、前連結会計年度末に比べ857億円増加の1兆8,639億円となりました。資本については、前連結会計年度末に比べ3,180億円増加の1兆3,347億円となりました。 b.経営成績当連結会計年度における売上収益は2兆125億円(前年同期比9.1%増加)、営業費用は1兆8,340億円(前年同期比8.3%増加)となり、財務・法人所得税前利益(当社は、当期利益から法人所得税費用、利息およびその他の財務収益・費用を除いた「財務・法人所得税前利益」をEBITと定義しております。以下「EBIT」という。)は2,180億円(前年同期比26.4%増加)、親会社の所有者に帰属する当期利益は1,376億円(前年同期比28.6%増加)となりました。 セグメントの経営成績は、次のとおりです。 <フルサービスキャリア事業>当連結会計年度におけるフルサービスキャリア事業の経営成績については、売上収益は1兆5,874億円(前年同期比9.3%増加)、EBITは1,450億円(前年同期比30.5%増加)となりました。(売上収益およびEBITはセグメント間連結消去前数値です。) フルサービスキャリア事業の売上収益は、次のとおりです。項目前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)対前年同期比フルサービスキャリア事業売上収益 (億円)14,51815,874109.3%国際線8,2989,180110.6% 旅客収入 (億円)6,9657,600109.1% 貨物郵便収入 (億円)1,3161,562118.7% 手荷物収入 (億円)1616100.9%国内線6,0366,431106.5% 旅客収入 (億円)5,7166,091106.6% 貨物郵便収入 (億円)314334106.3% 手荷物収入 (億円)44100.5%その他 (億円)183262143.1%(注)金額については切捨処理、比率については四捨五入処理しております。 輸送実績(フルサービスキャリア)は次のとおりです。項目前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)対前年同期比(利用率は ポイント差)国際線 有償旅客数(人)7,584,5368,008,848105.6%有償旅客キロ(千人・キロ)41,916,18145,305,343108.1%有効座席キロ(千席・キロ)49,971,88252,795,858105.7%有償座席利用率(%)83.985.81.9有償貨物トン・キロ(千トン・キロ)2,767,4803,220,293116.4%郵便トン・キロ(千トン・キロ)96,34980,38083.4%国内線 有償旅客数(人)36,127,46438,234,040105.8%有償旅客キロ(千人・キロ)27,666,78229,272,164105.8%有効座席キロ(千席・キロ)35,082,82434,889,51499.4%有償座席利用率(%)78.983.95.0有償貨物トン・キロ(千トン・キロ)305,220311,132101.9%郵便トン・キロ(千トン・キロ)21,67623,728109.5%合計 有償旅客数(人)43,712,00046,242,888105.8%有償旅客キロ(千人・キロ)69,582,96474,577,508107.2%有効座席キロ(千席・キロ)85,054,70687,685,373103.1%有償座席利用率(%)81.885.13.2有償貨物トン・キロ(千トン・キロ)3,072,7013,531,425114.9%郵便トン・キロ(千トン・キロ)118,025104,10988.2%(注)1.旅客キロは、各区間有償旅客数(人)に当該区間距離(キロ)を乗じたものであり、座席キロは、各区間有効座席数(席)に当該区間距離(キロ)を乗じたものです。輸送量(トン・キロ)は、各区間輸送量(トン)に当該区間距離(キロ)を乗じたものです。2.区間距離は、IATA(国際航空運送協会)、ICAO(国際民間航空機関)の統計資料に準じた算出基準の大圏距離方式で算出しております。3.フルサービスキャリア(国際線):日本航空(株)、日本トランスオーシャン航空(株)フルサービスキャリア(国内線):日本航空(株)、(株)ジェイエア、 日本エアコミューター(株)、(株)北海道エアシステム、 日本トランスオーシャン航空(株)、 琉球エアーコミューター(株)4.数字については切捨処理、比率については四捨五入処理しております。 当連結会計年度では前年同期比で大幅な増収・増益となっております。国際旅客では、引き続き好調なインバウンド需要に加え、日本発ビジネス需要の計画を上回る回復により、旅客数・単価が前年より大きく増加しております。2026年1月より新たに成田=デリー線を開設したほか、最新鋭機材エアバスA350-1000型機を羽田=パリ線を含む5路線12便において毎日運航するなど、お客さまの利便性の向上、さらなる収益拡大に努めております。さらには、当社グループ会社である日本トランスオーシャン航空は、2026年2月より沖縄=台北線を就航しております。また、3月の中東情勢悪化による中東における外国航空会社の運休の影響をうけ、当社欧州線直行便への代替需要やインド発北米行きの乗り継ぎ需要を積極的に取り込んだことにより、運休となったドーハ線を上回る収益を確保することができております。国内旅客では、事業環境が厳しい中でも、各種キャンペーンを実施し需要喚起に取り組んだ結果、旅客数、収入とも前年同期比で増加しました。大阪・関西万博を契機に、インバウンドのお客さまの地方周遊を促進したほか、航空と多様な交通手段をシームレスに繋げることを目的に、JAL MaaS「乗換案内+乗車券」サイトとJR東日本の予約サービス「えきねっと」との連携を開始するなど、日本国内の空港および事業者との協働拡大を実現しております。国際貨物は、自社貨物機に加え、カリッタ航空の大型貨物機を活用した米国線の定期貨物便の運航により、成長著しいアジア=北米間の貨物需要獲得に注力、加えて医薬品やAI・EV関連部品等の高単価貨物の獲得を強化した結果、物量・単価共前年を大きく上回り、大幅な増収を達成しました。また、JR東日本グループと連携した新幹線と航空機を組み合わせたワンストップ輸送サービス「JAL de はこビュン」のサービスを開始し、地域産品の海外輸出促進にも取り組みました。さらに、カーゴルクス航空とのパートナーシップを強化し、2026年度からの欧州の貨物便ネットワーク強化に向けた準備を進めました。国内貨物は、総需要が伸び悩むなか、新規需要獲得に向け、保安検査代行などの新サービスや荷主等へのセミナーを積極的に実施しました。また、ヤマトホールディングス株式会社との貨物専用機の運航便数を増やし、物流を通じた社会課題の解決に取り組み、収入は前年を上回りました。 <LCC事業>当連結会計年度におけるLCC事業の経営成績については、売上収益は1,149億円(前年同期比10.4%増加)、EBITは96億円(前年同期比17.1%減少)となりました。(売上収益およびEBITはセグメント間連結消去前数値です。) LCC事業の売上収益は、次のとおりです。項目前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)対前年同期比LCC事業売上収益 (億円)1,0411,149110.4%国際線 旅客収入 (億円)855965112.9%国内線 旅客収入 (億円)331957.2%その他 (億円)152164107.7%(注)金額については切捨処理、比率については四捨五入処理しております。 輸送実績(LCC)は、次のとおりです。項目前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)対前年同期比(利用率は ポイント差)ZIPAIR 有償旅客数(人)1,355,8051,380,861101.8%有償旅客キロ(千人・キロ)7,718,2878,190,437106.1%有効座席キロ(千席・キロ)9,106,38310,535,650115.7%有償座席利用率(%)84.877.7△7.0スプリング・ジャパン 有償旅客数(人)1,012,7181,068,838105.5%有償旅客キロ(千人・キロ)1,498,5091,765,293117.8%有効座席キロ(千席・キロ)1,896,9062,016,734106.3%有償座席利用率(%)79.087.58.5 (注)1.旅客キロは、各区間有償旅客数(人)に当該区間距離(キロ)を乗じたものであり、座席キロは、各区間有効座席数(席)に当該区間距離(キロ)を乗じたものです。輸送量(トン・キロ)は、各区間輸送量(トン)に当該区間距離(キロ)を乗じたものです。2.区間距離は、IATA(国際航空運送協会)、ICAO(国際民間航空機関)の統計資料に準じた算出基準の大圏距離方式で算出しております。3.スプリング・ジャパンの輸送実績には国際線および国内線の合計を記載しております。4.数字については切捨処理、比率については四捨五入処理しております。 LCCマーケットの需要増加に柔軟に対応した結果、保有機数が前年と変わらない中で前年同期比で増収となりました。国際線中長距離LCCであるZIPAIRは旺盛な渡航需要にお応えし、成田=バンコク、ソウル線およびロサンゼルス、ホノルル線の増便等を行いました。また、2026年2月から3月には観光需要を取り込むべく米国フロリダ州オーランドへの直行チャーター便(旅客便)を運航いたしました。サービス面では、2026年2月より、アジアのエアラインとして初めて、スペースX社の衛星インターネットサービス「Starlink」を搭載し、上空でも地上と同等の高速かつ安定したインターネット接続を可能としました。今後も全機全路線でのご提供に向けて段階的に搭載便を拡大してまいります。ZIPAIRをはじめ、スプリング・ジャパン、ジェットスター・ジャパンも含めた特徴の異なるLCC3社によるネットワーク構築によりインバウンド・アウトバウンド増加に貢献するとともに、新たな人流の創出をめざしてまいります。 <マイル/金融・コマース事業> <その他>当連結会計年度におけるマイル/金融・コマース事業の経営成績については、売上収益は2,222億円(前年同期比10.9%増加)、EBITは455億円(前年同期比19.5%増加)となりました。(売上収益およびEBITはセグメント間連結消去前数値です。) JALUXの増収ならびにマイル発行数の順調な増加により、安定的に利益を計上いたしました。マイルについては、当社持分法適用会社である株式会社マネースクエアHDが2026年2月より日々の資産運用によりマイルを貯めることができる新プログラムを開始したほか、海外のお客さまへもマイルサービスを展開すべく、Capital OneやBilt Rewardsをはじめとする海外金融事業者との提携も開始しました。一方、マイルの償還先として「マイルde体験」のような体験型の特典を拡大するなど、償還の多様化を進めております。今後もマイルを「ためる」「つかう」シーンを拡大する「JALマイルライフ構想」を引き続き推進し、顧客層の拡大・利益成長を実現してまいります。また、コマースでは、JALUXの航空機エンジン部品取引が引き続き好調を維持していること等により、安定的に利益を計上しております。その他外航受託については、グランドハンドリングにおいて、2025年12月から、東京国際空港(羽田)および成田国際空港の2空港において国内で初めて、自動運転レベル4(特定条件下での完全無人運転)に対応したトーイングトラクターの実用化を開始しております。これにより、空港業務の省人化と効率化、電動車両による環境負荷低減を実現し、持続可能な空港グランドハンドリング体制を構築するとともに、外航受託を推進してまいります。 ②キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ2,611億円増加し、1兆101億円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)税引前利益2,072億円に減価償却費等の非資金項目および営業活動に係る債権・債務の加減算等を行った結果、営業活動によるキャッシュ・フロー(インフロー)は3,948億円(前年同期は3,815億円のキャッシュ・インフロー)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)固定資産の取得による支出を主因として、投資活動によるキャッシュ・フロー(アウトフロー)は△1,831億円(前年同期は△2,811億円のキャッシュ・アウトフロー)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)その他の資本性金融商品の発行による収入を主因として、財務活動によるキャッシュ・フロー(インフロー)は446億円(前年同期は△649億円のキャッシュ・アウトフロー)となりました。 ③生産、受注及び販売の実績当社グループの生産、受注及び販売に該当する業種・業態がほとんどないため、「① 財政状態及び経営成績の状況」に含めて記載しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。 ①重要な会計方針及び見積り当社の連結財務諸表は、IFRSに基づき作成しております。連結財務諸表の作成に当たり、経営者の判断に基づく会計方針の選択と適用、資産・負債および収益・費用の報告金額および開示に影響を与える見積りが必要となりますが、その判断および見積りに関しては連結財務諸表作成時に入手可能な情報に基づき合理的に判断しております。しかしながら、実際の結果は、見積り特有の不確実性が伴うことから、これら見積りと異なる可能性があります。当社グループの連結財務諸表の作成にあたって採用している重要性がある会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 3.重要性がある会計方針」に記載しております。経営者が行った連結財務諸表の金額に重要な影響を与える見積りは次のとおりです。 ・収益認識航空輸送に係る収益は、航空輸送役務の完了時に認識しております。航空輸送に使用される予定のない航空券販売(失効見込みの未使用航空券)は、航空券の条件や過去の傾向を考慮して適切な認識のタイミングを見積り、収益認識しております。また、当社グループは会員顧客向けのマイレージプログラム「JALマイレージバンク」を運営しており、旅客輸送サービス等の利用に応じて付与するマイルの内、将来顧客が行使することが見込まれる分を履行義務として認識し、顧客がマイルの利用に際して選択するサービスの構成割合を考慮して独立販売価格を見積り、取引価格はこれらの履行義務に対して独立販売価格の比率に基づいて配分しております。マイレージプログラムの履行義務に配分された取引価格は契約負債として認識し、マイルの利用に従い収益計上しております。 ・航空機等の減価償却費航空機、航空機エンジン部品および客室関連資産等の各構成要素の耐用年数決定にあたり、将来の経済的使用可能予測期間を考慮して、減価償却費を算定しております。 ・非金融資産の減損当社グループは、期末日現在の対象資産について、減損が生じている可能性を示す事象があるかを検討し、減損の兆候が存在する場合には減損損失の計上要否の検討を行っております。 ・繰延税金資産の認識当社グループは、将来減算一時差異、未使用の繰越税額控除および繰越欠損金を利用できる課税所得が生じる可能性が高い範囲内で繰延税金資産を認識しております。 当社グループの連結財務諸表の作成にあたっての見積りに関しては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 4.重要な会計上の見積り及び判断」に記載しております。 ②経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容a.経営成績等1)財政状態(資産合計)当連結会計年度末における総資産は、主に現金及び現金同等物の増加により、前連結会計年度末に比べ4,038億円増加し、3兆1,987億円となりました。 (負債合計)当連結会計年度末における負債は、主に契約負債の増加等により、前連結会計年度末に比べ857億円増加の1兆8,639億円となりました。 (資本合計)当連結会計年度末における資本は、配当金の支払い等で減少したものの、公募永久劣後債の発行によるその他の資本性金融商品の計上および親会社の所有者に帰属する当期利益による利益剰余金の増加により、前連結会計年度末に比べ3,180億円増加の1兆3,347億円となりました。2)経営成績当社グループの当連結会計年度の経営成績は、収入面では、国際旅客収入(フルサービスキャリア)は引き続き好調なインバウンド需要に加え、日本発ビジネス需要の計画を上回る回復により、前年対比635億円の増収となりました。国内旅客収入(フルサービスキャリア)は、事業環境が厳しい中でも、各種キャンペーンを実施し需要喚起に取り組んだ結果、前年対比375億円の増収となりました。この結果、売上収益は2兆125億円(前年同期比9.1%増加)となりました。費用面では、燃油費は使用量の増加等により154億円の増加、人件費は人的資本投資の増加等により350億円増加しました。営業費用全体としては1兆8,340億円(前年同期比8.3%増加)となりました。 以上の結果、当連結会計年度のEBITは2,180億円(前年同期比26.4%増加)となりました。また、親会社の所有者に帰属する当期利益は、1,376億円(前年同期比28.6%増加)となりました。 (今後の見通し)JALグループは2026年3月2日に新たな成長戦略である「JALグループ経営ビジョン2035」を発表いたしました。従来の5ヵ年の中期経営計画という枠組みを越え、10年先を見据えた現状にとらわれない抜本的な変革に挑むとともに、足元の環境変化に対しては単年度計画を実行し、機動的かつ柔軟に対応してまいります。具体的には、国際線の増機、機材大型化といった機材投資の倍増とともに、マイル・ライフ事業への戦略投資の強化を計画しております。これにより、「事業ポートフォリオ変革」を加速し、新たな成長を実現してまいります。一方で、ウクライナ情勢の長期化や中東情勢の緊迫による原油価格の高騰を含め、世界情勢は急速に不確実性を増しており、政治・経済の動向に依然として留意が必要な経営環境となっております。2027年3月期は、このような厳しい環境下においても、航空・非航空事業の業績を確実に安定させ、2027年3月期の通期連結業績予想につきましては、同経営ビジョンでお示ししたとおり、連結売上収益2兆950億円、EBIT1,800億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は1,100億円を見込んでおります。 3)キャッシュ・フローの状況当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況については、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 b.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容好調な国際旅客事業や需要喚起が奏功した国内旅客事業の伸長、および高収益なマイル/金融・コマース事業の成長により2025年度は過去最高のEBIT2,180億円を達成しました。2026年度は、フルサービスキャリア事業とLCC事業における国際旅客の増収、国内旅客の収益性向上に引き続き取り組むと共に、戦略投資を通じたマイル/金融・コマース事業を中心とした非航空領域の成長により、EBIT1,800億円を目指します。また、中長期的には、新たな成長戦略である「JALグループ経営ビジョン2035」の実行を通じて、社会価値創出と着実な成長を実現します。円安、物価高、サプライチェーンの乱れ等によるコスト増、地政学リスクによるボラティリティの常態化等、足下で顕在化する課題に対しては単年度計画により機動的かつ柔軟に対応しながら、中長期的な成長に向けては、事業の成長機会を確実に捉える「Growth」、環境変化やリスクに柔軟に対応し航空インフラとしての持続性を高める「Sustainability」、社会価値を起点に事業領域を拡大する「Social Impact」の3軸で、環境変化に強い事業ポートフォリオを構築してまいります。 c.資本の財源及び資金の流動性1)財務戦略の基本的な考え方当社グループは、強固な財務体質と高い資本効率を両立しつつ、企業価値向上のために戦略的に経営資源を配分することを財務戦略の基本方針としております。強固な財務体質の維持に関しては、格付評価上の自己資本比率の水準を45%程度に保ち、「シングルAフラット」以上の信用格付(日本の格付機関)の取得・維持を目指し、リスク耐性の強化を図ります。同時に、持続的な成長に向けた取り組みも加速させます。設備投資に関しては、早期に新機材を導入するとともに、LCC事業領域の拡大を図り、グループとしての成長を加速します。 2)経営資源の配分に関する考え方当社グループは、新型コロナウイルス感染拡大により甚大なる影響を受けた経験を踏まえ、適正な手元現預金の水準について検証を実施した結果、イベントリスク発生時に大きな影響を受ける旅客収入規模に応じ、航空券払戻リスクにも一定程度耐えうる水準を設定しております。リスク耐性の強化および資産効率の両立を図るべく、旅客収入の5.0~5.6カ月分(毎月末)を安定的な経営に必要な手元現預金水準(コミットメントライン含む)として確保してまいります。成長戦略を加速するための投資を推進しつつ、配当金総額と自己株式取得額の合計額を踏まえた総還元性向について、概ね35%から50%程度の範囲となるように努めることで、企業価値向上に資する経営資源の配分に取り組んでまいります。 3)資金需要の主な内容当社グループの資金需要は、営業活動に係る資金支出では、航空運送事業に関わる燃油費、運航施設利用費、整備費、航空販売手数料、機材費(航空機に関わる償却費、賃借料、保険料など)、サービス費(機内・ラウンジ・貨物などのサービスに関わる費用)、人件費などがあります。また、投資活動に係る資金支出は、成長を加速させるための省燃費機材の導入等の資産投資等があります。 4)資金調達当社グループは、事業活動の維持および将来の成長のために必要な資金について、安定的かつ機動的に確保することに努めております。設備投資は、内部資金および外部資金を有効に活用して実施してまいります。設備投資額は営業キャッシュ・フローの範囲内とすることを原則としておりますが、十分な手元流動性の確保、資金調達手段の多様化、資本効率の向上を企図し、主要な事業資産である航空機などの調達に当たっては、金融機関からの借入、社債の発行、航空機リース等の有利子負債を一部活用しております。また、ESG投資の推進に向けては、2024年5月に当社として3回目、4回目となるトランジションボンドを発行するなど、今後もESGファイナンスを積極的に活用してまいります。当社グループは従前から、安定的な外部資金調達能力の維持向上は重要な経営課題と認識しており、資金調達能力の源泉である強固な財務体質の維持向上に努めてまいります。また、当社は国内2社の格付機関から信用格付を取得しております。本報告書提出時点において、日本格付研究所の格付は「シングルA(安定的)」、格付投資情報センターの格付は「シングルAマイナス(安定的)」となっております。また、主要な取引先金融機関とは良好な取引関係を維持しており、健全な財務体質を有していることから、必要な運転資金、投資資金の調達に関しては問題ないと認識しています。コロナ禍を耐え抜くために機動的な資金調達を実施したことで、有利子負債残高はこの3年間で大幅に増加しましたが、2026年3月末時点においても、格付評価上の自己資本比率は40.2%(注1)、ネットD/Eレシオは△0.1倍(注2)と、航空業界においては世界最高レベルの強固な財務基盤を維持できております。 (注)1.格付評価上の自己資本比率=格付評価上の自己資本/総資産2.格付評価上のネットD/Eレシオ=(格付評価上の有利子負債-現金及び現金同等物)/格付評価上の自己資本 d.経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等JALグループでは「JALグループ経営ビジョン2035」を掲げ、その実現に向けて2030年度の経営目標を以下のとおり策定しております。 (安全・安心)航空事故(注1)・重大インシデント(注2)「ゼロ」の実現に向け、以下をはじめとする取り組みを進めるとともに、先進テクノロジーとプロフェッショナリズムで、安全と安心を磨き続けます。(1)飲酒問題の根絶経営層をはじめ全社一丸となった再発防止策の徹底と定着(2)揺れからお客さまと社員を守る運航の実現運航・気象データを活用した揺れの予測精度向上による負傷リスクの最小化(3)事故の教訓を心に刻み、自ら安全・安心をつくる人財の育成日々の業務と安全をより深く結びつけるための教育の拡充 指標2030年度までの目標2025年度までの目標2025年度実績航空事故0件0件3件(注3)重大インシデント0件0件1件(注4)2025年度の実績を真摯に受け止め、再発防止策を確実に実行していきます。(注)1.航空機の運航によって発生した人の死傷(重傷以上)、航空機の墜落、衝突または火災、航行中の航空機の損傷(大修理相当)等2.航空事故には至らないものの、その恐れがあったと認められる事態。滑走路からの逸脱、非常脱出等3.航空事故(1)2025年12月8日、ジェイエアが運航する日本航空2151便において、降下中の揺れにより、お客さまが骨折した事案。(2)2025年12月22日、日本航空057便において、巡行中の揺れにより、客室乗務員が骨折した事案。(3)2026年3月13日、日本航空158便において、離陸上昇中に鳥衝突が発生した。この衝突による機首部の損傷について修理を進める過程で、損傷の程度が大修理を要するものであることが確認された事案。4.重大インシデント:2025年12月11日、北海道エアシステムが運航する日本航空2823便において、丘珠空港離陸後、第2(右側)エンジンが停止した事案。 2025年度は、引き続きお客さまに心地よい安心をお届けするため、NPS(Net Promoter Score)を顧客満足度目標の指標として顧客体験の向上に取り組んでまいりました。ご利用状況としては、国内線・国際線ともに前年度より多くのお客さまにご搭乗いただき、利用率は年間を通じて高い水準で推移しました。こうしたなか、国内線においては、機内エンターテインメントコンテンツの拡充や地方空港での「JAL SMART AIRPORT」の展開などのサービス強化が奏功し、お客さまから高い評価をいただいた結果、NPSの経営目標を達成いたしました。一方で国際線においては、旺盛な訪日需要の高まりのなかで、最新鋭機材エアバスA350-1000型機の導入拡大や機内サービス品質の向上などに努めたものの、お客さまの評価が伸び悩み、経営目標の達成には至りませんでした。この結果を真摯に受け止め、お客さまの多様な価値観やニーズに対して寄り添うとともにお応えしていくことが課題と捉えています。2026年度からは、JALグループ経営ビジョン2035の実現に向けて、顧客体験への満足に留まらず、共感を軸としたお客さまとの深く長い関係づくりに取り組み、当社への「お客さまの共感度合い」で世界No.1となることを目指します。新ブランドスローガン「Soaring Together」のもと、国内線サービスのリニューアルやJALアプリ刷新を皮切りに、移動中や旅先・日常生活などあらゆるシーンで、お客さまに心に響く出会いと体験をお届けしてまいります。 指標2025年度までの目標(2021年度期初対比)2025年度実績(2021年度期初対比)NPS 国内線+4.0ポイント+4.2ポイントNPS 国際線+4.0ポイント△3.0ポイント (財務)これまで築き上げた高い収益性と強固な財務安定性を兼ね備えつつ、成長に向けた積極的な投資および経営資源の有効活用により常に成長し続けるために、「EBITマージン(売上高利益率)2025年度に10%以上を達成、ROIC(投資利益率)2025年度に9%を達成、EPS(1株当たり純利益)2025年度に290円レベルを達成」を目指しておりました。中期経営計画の最終年度である2025年度の経営目標(財務)は全て達成いたしました。今後も高い収益性と強固な財務安定性を目指してまいります。指標2030年度までの目標2025年度までの目標2025年度実績EBITマージン(売上高利益率)(注1)10%以上10%以上10.8%ROIC(投資利益率)(注2)9%9%9.5%EPS(1株当たり純利益)-290円レベル306円自己資本比率(注3)45%程度50%程度40.3%(注)1.EBITマージン=EBIT / 売上収益2.投資利益率(ROIC)=EBIT(税引後)/ 期首・期末固定資産(*)平均*固定資産=棚卸資産+非流動資産-繰延税金資産-退職給付に係る資産3.自己資本比率=親会社所有者帰属持分比率 (サステナビリティ)環境目標について、「省燃費機材への更新」「運航の工夫」「持続可能な航空燃料(SAF)の活用」「カーボンクレジットの活用」「除去新技術を持つ企業への出資」によるCO2排出量削減と、客室・ラウンジでの新規石油由来プラスチック全廃、および貨物・空港での環境配慮素材配合への置き換えによる使い捨てプラスチック削減に取り組み、経営目標を達成しました。地域社会目標について、多くの人々やさまざまな物の流動を創出し、航空会社の根源的な価値である輸送力を活かして、地域活性化に貢献してまいりました。DEI推進目標について、女性社員の意思決定への参画をさらに促すとともに、多様な人財の登用と活躍を推進した結果、経営目標を達成しました。 指標2030年度までの目標2025年度までの目標2025年度実績環境CO2削減航空機からのCO2排出量(注1)FY2019対比△10%総排出量921万トン未満 (2019年度実績)913万トン※速報値使い捨てプラスチック削減-客室・ラウンジ:新規石油由来全廃貨物・空港:環境配慮素材配合へ100%変更客室・ラウンジ:全廃達成貨物・空港:100%変更達成地域社会国内の旅客(注2)・貨物輸送量-FY2019対比+10%旅客+9%貨物△8%人グループ内女性管理職比率-30%31.9%(注)1.オフセットを含む2.観光需要喚起などによる大都市圏と地方間の旅客数の増分
役員の状況 FY2025 / 約11,832字
(2)【役員の状況】①2026年6月22日現在の当社の役員の状況は、以下のとおりです。男性11名 女性3名 (役員のうち女性の比率21.4%)役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(百株)取締役会長赤坂 祐二1962年1月3日生1987年4月2009年4月当社入社当社安全推進本部部長(兼)ご被災者相談部長2014年4月当社執行役員 整備本部長、株式会社JALエンジニアリング代表取締役社長2016年4月 当社常務執行役員整備本部長、株式会社JALエンジニアリング代表取締役社長2018年4月当社社長執行役員2018年6月当社代表取締役社長執行役員2023年4月当社代表取締役社長執行役員グループCEO2024年4月当社代表取締役会長2025年4月当社取締役会長(現任) (注3)176代表取締役社長執行役員鳥取 三津子1964年12月31日生1985年4月当社入社2015年5月 当社成田第1客室乗員部第2客室乗員室長2016年5月当社成田第2客室乗員部長2019年4月当社客室安全推進部長2020年4月当社執行役員客室本部長2022年4月当社常務執行役員客室本部長2023年4月当社専務執行役員カスタマー・エクスペリエンス本部長、ブランドコミュニケーション担当2023年6月当社代表取締役専務執行役員グループCCO、カスタマー・エクスペリエンス本部長2024年4月当社代表取締役社長執行役員グループCEO(現任) (注3)107代表取締役副社長執行役員斎藤 祐二1964年9月26日生1988年4月当社入社2009年10月当社東京支店販売業務部長2011年1月当社国際路線事業部長2019年4月当社執行役員経営管理本部長2021年4月当社常務執行役員経営企画本部長、経営管理本部長2023年4月当社専務執行役員経営企画本部長、グループCFO2023年6月当社取締役専務執行役員経営企画本部長、グループCFO2024年4月当社代表取締役副社長執行役員コーポレート部門管掌、グループCFO(現任) (注3)53 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(百株)取締役副社長執行役員青木 紀将1964年7月28日生1989年4月2012年3月当社入社当社経営管理部長2014年4月当社旅客システム推進部長2018年7月当社路線統括本部副本部長(旅客システム推進部担当)2019年4月当社執行役員路線統括本部長付2019年6月当社執行役員日本トランスオーシャン航空株式会社代表取締役社長、沖縄地区担当2022年4月当社常務執行役員総務本部長2024年4月当社副社長執行役員顧客部門管掌、グループCCO、カスタマー・エクスペリエンス本部長2024年6月当社取締役副社長執行役員顧客部門管掌、グループCCO、カスタマー・エクスペリエンス本部長(現任) (注3)57取締役柏 頼之1962年9月5日生1986年4月当社入社2011年1月当社旅客販売統括本部企画部長2013年7月当社九州地区支配人2016年4月当社執行役員旅客販売統括本部副本部長、国際旅客販売本部長、Web販売本部長、東日本地区支配人2020年4月当社執行役員秘書部、政策業務部、総合政策センター担当2021年4月当社常務執行役員秘書部、政策業務部、総合政策センター担当2022年4月当社常務執行役員総合政策センター担当2024年4月当社専務執行役員総合政策センター担当2024年6月当社取締役専務執行役員総合政策センター担当2024年7月当社取締役専務執行役員秘書部・総合政策部担当、株式会社JAL航空みらいラボ代表取締役社長2026年4月当社取締役株式会社JAL航空みらいラボ代表取締役社長(現任) (注3)41取締役常務執行役員中川 由起夫1967年4月24日生1990年4月当社入社2017年4月株式会社JALエンジニアリング技術部長2019年4月株式会社JALエンジニアリング執行役員2021年4月当社執行役員調達本部長2025年2月当社常務執行役員安全推進本部長、ご被災者相談室長2025年6月当社取締役常務執行役員安全推進本部長、ご被災者相談室長(現任) (注3)34 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(百株)社外取締役柳 弘之1954年11月20日生1978年4月ヤマハ発動機株式会社入社2007年3月同社執行役員2009年3月同社上席執行役員2010年3月同社代表取締役社長2018年1月同社代表取締役会長2019年3月AGC株式会社社外取締役キリンホールディングス株式会社社外取締役(現任)2021年3月ヤマハ発動機株式会社取締役会長2021年6月当社社外取締役(現任)2022年1月ヤマハ発動機株式会社取締役2022年3月同社顧問2022年6月三菱電機株式会社社外取締役(現任) (注3)40社外取締役三屋 裕子1958年7月29日生1981年4月株式会社日立製作所入社2010年7月株式会社サイファ代表取締役2014年3月株式会社アシックス社外監査役2015年3月藤田観光株式会社社外取締役2015年4月株式会社パロマ社外取締役2016年6月公益財団法人日本バスケットボール協会代表理事2018年3月株式会社SORA(現 株式会社PIT)代表取締役2018年6月株式会社福井銀行社外取締役2019年6月JXTGホールディングス株式会社(現ENEOSホールディングス株式会社)社外取締役(監査等委員) 株式会社デンソー社外取締役(現任)2021年6月公益財団法人日本オリンピック委員会副会長(現任)2023年6月当社社外取締役(現任) (注3)22社外取締役菰田 正信1954年6月8日生1978年4月三井不動産株式会社入社2005年4月同社執行役員2008年4月同社常務執行役員2009年6月同社常務取締役 常務執行役員2010年7月同社専務取締役 専務執行役員2011年6月同社代表取締役社長 社長執行役員2023年4月同社代表取締役会長(現任)2023年6月日本テレビホールディングス株式会社社外取締役(現任)日本テレビ放送網株式会社社外取締役(現任)2024年6月公益社団法人日本観光振興協会会長(現任)2025年6月当社社外取締役(現任) (注3)- 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(百株)常勤監査役菊山 英樹1960年3月19日生1983年4月 当社入社2005年9月 当社米州支社総務部長2007年4月 当社経営企画室部長2010年2月 当社執行役員 経営企画本部副本部長2012年2月 当社常務執行役員 路線統括本部国内路線事業本部長2013年4月 当社専務執行役員 路線統括本部長2016年6月 当社取締役専務執行役員 路線統括本部長2019年4月 当社取締役専務執行役員 財務・経理本部長2020年4月 当社代表取締役専務執行役員 財務・経理本部長2023年4月 当社取締役2023年6月 当社常勤監査役(現任) (注4) 38常勤監査役田村 亮1965年9月21日生1988年4月当社入社2016年4月株式会社JALエンジニアリング執行役員2019年4月当社執行役員調達本部長2021年4月当社執行役員整備本部長、株式会社JALエンジニアリング代表取締役社長2023年4月当社常務執行役員整備本部長、株式会社JALエンジニアリング代表取締役社長2024年6月当社取締役常務執行役員整備本部長、株式会社JALエンジニアリング代表取締役社長2025年4月当社取締役2025年6月当社常勤監査役(現任) (注5)34社外監査役久保 伸介1956年3月4日生1979年4月 監査法人サンワ・東京丸の内事務所(現:有限責任監査法人トーマツ)入所1998年6月監査法人トーマツ代表社員2000年6月トーマツベンチャーサポート株式会社代表取締役社長2003年1月トーマツターンアラウンドサポート株式会社(現:デロイトトーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社)取締役2010年3月更生会社株式会社日本航空コンプライアンス調査委員会委員(注6)2017年10月久保伸介公認会計士事務所所長(現任)2018年1月事業活性化アドバイザリー株式会社代表取締役2018年5月共栄会計事務所代表パートナー(現任)2018年6月当社社外監査役(現任)2025年3月川崎汽船株式会社社外取締役(監査委員)(現任) (注7) 102 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(百株)社外監査役岡田 譲治1951年10月10日生1974年4月2006年2月2008年4月2011年6月三井物産株式会社入社同社財務統括部長同社執行役員 経理部長同社代表取締役 常務執行役員CFO2013年2月金融庁企業会計審議会委員2013年7月IFRS財団評議員2014年4月三井物産株式会社代表取締役 副社長執行役員CFO2015年6月同社常勤監査役2017年11月公益社団法人日本監査役協会会長2019年10月太陽有限責任監査法人経営評議会 委員(現任)2020年6月当社社外監査役(現任)2023年6月日本公認不正検査士協会 理事長(現任)2024年6月会計教育研修機構 理事(現任)2026年6月津田塾大学評議員(現任) (注8)79社外監査役松村 眞理子1959年9月24日生1988年4月弁護士登録(第一東京弁護士会)ブラウン・守谷・帆足・窪田法律事務所入所1994年2月龍土綜合法律事務所入所2006年1月真和総合法律事務所 パートナー弁護士(現任)2018年6月明治ホールディングス株式会社 社外取締役(2026年6月退任予定)2022年4月第一東京弁護士会会長、日本弁護士連合会副会長2023年6月株式会社小松製作所 社外監査役(現任)ソーダニッカ株式会社 社外取締役(現任)2024年6月当社社外監査役(現任) (注8)13計796(注)1.取締役柳弘之、三屋裕子、菰田正信は社外取締役です。2.監査役久保伸介、岡田譲治、松村眞理子は社外監査役です。3.2025年6月24日開催の定時株主総会の終結の時から1年内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時まで。4.2023年6月23日開催の定時株主総会の終結の時から4年内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時まで。5.2025年6月24日開催の定時株主総会の終結の時から4年内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時まで。6.コンプライアンス調査委員会の活動期間は2010年3月2日より2010年8月31日まで。7.2022年6月21日開催の定時株主総会の終結の時から4年内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時まで。8.2024年6月18日開催の定時株主総会の終結の時から4年内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時まで。9.提出会社は意思決定の迅速化、戦略決定責任と執行責任の明確化を図るべく、執行役員制度を導入しております。取締役を兼務しない執行役員は次のとおりです。役名職名氏名専務執行役員路線事業本部長レゲット ロス常務執行役員ソリューション営業本部長、関係・つながり共創㈱社長越智 健一郎常務執行役員中国地区総代表小枝 直仁常務執行役員人財本部長大堀 哲常務執行役員西日本支社長宮坂 久美子常務執行役員総務本部長野田 靖常務執行役員秘書部・総合政策部担当小山 雄司執行役員㈱ジェイエア社長武井 真剛執行役員デジタルテクノロジー本部長、JALデジタル㈱社長鈴木 啓介執行役員空港本部長野口 望執行役員東京空港支店長、㈱JALスカイ社長斉藤 久美子執行役員貨物郵便本部長木藤 祐一郎執行役員客室本部長中野 淳子執行役員日本エアコミューター㈱社長増村 浩二執行役員オペレーション本部長下口 拓也執行役員財務・経理本部長、経営管理本部長弓﨑 雅夫執行役員日本トランスオーシャン航空㈱社長、沖縄地区担当堀尾 裕子執行役員カスタマー・エクスペリエンス本部 副本部長崎原 淳子執行役員ソリューション営業本部 副本部長、東京支社長西原口 香織執行役員九州支社長猿渡 美穂執行役員経営企画本部長鈴木 隆夫執行役員調達本部長、総務本部 副本部長小川 宣子執行役員整備本部長、㈱JALエンジニアリング社長濱本 隆士執行役員路線事業本部 副本部長内藤 建一郎執行役員運航本部長南 正樹執行役員マイレージ・ライフスタイル事業本部長西田 真吾執行役員イノベーション本部長飯山 高広執行役員北海道支社長大田 啓之 ②2026年6月23日開催予定の定時株主総会の議案として、「取締役9名選任の件」および「監査役1名選任の件」を上程しており、当該決議が承認可決されますと、当社の役員の状況およびその任期は、以下のとおりとなる予定です。 なお、役員の役職等については、当該定時株主総会の直後に開催が予定される取締役会の決議事項の内容を含めて記載しています。男性10名 女性4名 (役員のうち女性の比率28.6%)役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(百株)取締役会長赤坂 祐二1962年1月3日生1987年4月2009年4月当社入社当社安全推進本部部長(兼)ご被災者相談部長2014年4月当社執行役員 整備本部長、株式会社JALエンジニアリング代表取締役社長2016年4月 当社常務執行役員整備本部長、株式会社JALエンジニアリング代表取締役社長2018年4月当社社長執行役員2018年6月当社代表取締役社長執行役員2023年4月当社代表取締役社長執行役員グループCEO2024年4月当社代表取締役会長2025年4月当社取締役会長(現任) (注3)176代表取締役社長執行役員鳥取 三津子1964年12月31日生1985年4月当社入社2015年5月 当社成田第1客室乗員部第2客室乗員室長2016年5月当社成田第2客室乗員部長2019年4月当社客室安全推進部長2020年4月当社執行役員客室本部長2022年4月当社常務執行役員客室本部長2023年4月当社専務執行役員カスタマー・エクスペリエンス本部長、ブランドコミュニケーション担当2023年6月当社代表取締役専務執行役員グループCCO、カスタマー・エクスペリエンス本部長2024年4月当社代表取締役社長執行役員グループCEO(現任) (注3)107代表取締役副社長執行役員斎藤 祐二1964年9月26日生1988年4月当社入社2009年10月当社東京支店販売業務部長2011年1月当社国際路線事業部長2019年4月当社執行役員経営管理本部長2021年4月当社常務執行役員経営企画本部長、経営管理本部長2023年4月当社専務執行役員経営企画本部長、グループCFO2023年6月当社取締役専務執行役員経営企画本部長、グループCFO2024年4月当社代表取締役副社長執行役員コーポレート部門管掌、グループCFO(現任) (注3)53 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(百株)取締役副社長執行役員青木 紀将1964年7月28日生1989年4月2012年3月当社入社当社経営管理部長2014年4月当社旅客システム推進部長2018年7月当社路線統括本部副本部長(旅客システム推進部担当)2019年4月当社執行役員路線統括本部長付2019年6月当社執行役員日本トランスオーシャン航空株式会社代表取締役社長、沖縄地区担当2022年4月当社常務執行役員総務本部長2024年4月当社副社長執行役員顧客部門管掌、グループCCO、カスタマー・エクスペリエンス本部長2024年6月当社取締役副社長執行役員顧客部門管掌、グループCCO、カスタマー・エクスペリエンス本部長(現任) (注3)57取締役専務執行役員レゲット ロス1963年6月25日生1985年2月当社入社2018年4月当社国際路線事業部副部長2020年4月当社国際提携部副部長2021年4月当社執行役員路線事業本部副本部長 国際提携担当2023年4月当社常務執行役員路線事業本部長2026年4月当社専務執行役員路線事業本部長2026年6月当社取締役専務執行役員路線事業本部長(現任) (注3)37取締役常務執行役員中川 由起夫1967年4月24日生1990年4月当社入社2017年4月株式会社JALエンジニアリング技術部長2019年4月株式会社JALエンジニアリング執行役員2021年4月当社執行役員調達本部長2025年2月当社常務執行役員安全推進本部長、ご被災者相談室長2025年6月当社取締役常務執行役員安全推進本部長、ご被災者相談室長(現任) (注3)34 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(百株)社外取締役柳 弘之1954年11月20日生1978年4月ヤマハ発動機株式会社入社2007年3月同社執行役員2009年3月同社上席執行役員2010年3月同社代表取締役社長2018年1月同社代表取締役会長2019年3月AGC株式会社社外取締役キリンホールディングス株式会社社外取締役(現任)2021年3月ヤマハ発動機株式会社取締役会長2021年6月当社社外取締役(現任)2022年1月ヤマハ発動機株式会社取締役2022年3月同社顧問2022年6月三菱電機株式会社社外取締役(現任) (注3)40社外取締役三屋 裕子1958年7月29日生1981年4月株式会社日立製作所入社2010年7月株式会社サイファ代表取締役2014年3月株式会社アシックス社外監査役2015年3月藤田観光株式会社社外取締役2015年4月株式会社パロマ社外取締役2016年6月公益財団法人日本バスケットボール協会代表理事2018年3月株式会社SORA(現 株式会社PIT)代表取締役2018年6月株式会社福井銀行社外取締役2019年6月JXTGホールディングス株式会社(現ENEOSホールディングス株式会社)社外取締役(監査等委員) 株式会社デンソー社外取締役(現任)2021年6月公益財団法人日本オリンピック委員会副会長(現任)2023年6月当社社外取締役(現任) (注3)22社外取締役菰田 正信1954年6月8日生1978年4月三井不動産株式会社入社2005年4月同社執行役員2008年4月同社常務執行役員2009年6月同社常務取締役 常務執行役員2010年7月同社専務取締役 専務執行役員2011年6月同社代表取締役社長 社長執行役員2023年4月同社代表取締役会長(現任)2023年6月日本テレビホールディングス株式会社社外取締役(現任)日本テレビ放送網株式会社社外取締役(現任)2024年6月公益社団法人日本観光振興協会会長(現任)2025年6月当社社外取締役(現任) (注3)- 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(百株)常勤監査役菊山 英樹1960年3月19日生1983年4月 当社入社2005年9月 当社米州支社総務部長2007年4月 当社経営企画室部長2010年2月 当社執行役員 経営企画本部副本部長2012年2月 当社常務執行役員 路線統括本部国内路線事業本部長2013年4月 当社専務執行役員 路線統括本部長2016年6月 当社取締役専務執行役員 路線統括本部長2019年4月 当社取締役専務執行役員 財務・経理本部長2020年4月 当社代表取締役専務執行役員 財務・経理本部長2023年4月 当社取締役2023年6月 当社常勤監査役(現任) (注4) 38常勤監査役田村 亮1965年9月21日生1988年4月当社入社2016年4月株式会社JALエンジニアリング執行役員2019年4月当社執行役員調達本部長2021年4月当社執行役員整備本部長、株式会社JALエンジニアリング代表取締役社長2023年4月当社常務執行役員整備本部長、株式会社JALエンジニアリング代表取締役社長2024年6月当社取締役常務執行役員整備本部長、株式会社JALエンジニアリング代表取締役社長2025年4月当社取締役2025年6月当社常勤監査役(現任) (注5)34社外監査役岡田 譲治1951年10月10日生1974年4月2006年2月2008年4月2011年6月三井物産株式会社入社同社財務統括部長同社執行役員 経理部長同社代表取締役 常務執行役員CFO2013年2月金融庁企業会計審議会委員2013年7月IFRS財団評議員2014年4月三井物産株式会社代表取締役 副社長執行役員CFO2015年6月同社常勤監査役2017年11月公益社団法人日本監査役協会会長2019年10月太陽有限責任監査法人経営評議会 委員(現任)2020年6月当社社外監査役(現任)2023年6月日本公認不正検査士協会 理事長(現任)2024年6月会計教育研修機構 理事(現任)2026年6月津田塾大学評議員(現任) (注6)79 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(百株)社外監査役松村 眞理子1959年9月24日生1988年4月弁護士登録(第一東京弁護士会)ブラウン・守谷・帆足・窪田法律事務所入所1994年2月龍土綜合法律事務所入所2006年1月真和総合法律事務所 パートナー弁護士(現任)2018年6月明治ホールディングス株式会社 社外取締役(2026年6月退任予定)2022年4月第一東京弁護士会会長、日本弁護士連合会副会長2023年6月株式会社小松製作所 社外監査役(現任)ソーダニッカ株式会社 社外取締役(現任)2024年6月当社社外監査役(現任) (注6)13社外監査役渡辺 淳子1962年1月2日生2001年6月監査法人トーマツ(現 有限責任監査法人トーマツ)入社2004年6月有限責任監査法人トーマツ パートナー2013年11月有限責任監査法人トーマツ 経営会議メンバー2015年11月デロイトトーマツ合同会社(現 合同会社デロイトトーマツグループ)及び有限責任監査法人トーマツ ボードメンバー2018年8月Deloitte Asia Pacific Limited ボードメンバー2022年6月Deloitte Touche Tohmatsu Limited ボードメンバーDeloitte Asia Pacific Limited 副議長2024年12月デロイトトーマツリスクアドバイザリー合同会社(現 合同会社デロイトトーマツ)パートナー2026年6月当社社外監査役(現任)双日株式会社 社外取締役(監査等委員)(2026年6月就任予定) (注7)-計690(注)1.取締役柳弘之、三屋裕子、菰田正信は社外取締役です。2.監査役岡田譲治、松村眞理子、渡辺淳子は社外監査役です。3.2026年6月23日開催の定時株主総会の終結の時から1年内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時まで。4.2023年6月23日開催の定時株主総会の終結の時から4年内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時まで。5.2025年6月24日開催の定時株主総会の終結の時から4年内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時まで。6.2024年6月18日開催の定時株主総会の終結の時から4年内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時まで。7.2026年6月23日開催の定時株主総会の終結の時から4年内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時まで。8.提出会社は意思決定の迅速化、戦略決定責任と執行責任の明確化を図るべく、執行役員制度を導入しております。取締役を兼務しない執行役員は次のとおりです。役名職名氏名常務執行役員ソリューション営業本部長、関係・つながり共創㈱社長越智 健一郎常務執行役員中国地区総代表小枝 直仁常務執行役員人財本部長大堀 哲常務執行役員西日本支社長宮坂 久美子常務執行役員総務本部長野田 靖常務執行役員秘書部・総合政策部担当小山 雄司執行役員㈱ジェイエア社長武井 真剛執行役員デジタルテクノロジー本部長、JALデジタル㈱社長鈴木 啓介執行役員空港本部長野口 望執行役員東京空港支店長、㈱JALスカイ社長斉藤 久美子執行役員貨物郵便本部長木藤 祐一郎執行役員客室本部長中野 淳子執行役員日本エアコミューター㈱社長増村 浩二執行役員オペレーション本部長下口 拓也執行役員財務・経理本部長、経営管理本部長弓﨑 雅夫執行役員日本トランスオーシャン航空㈱社長、沖縄地区担当堀尾 裕子執行役員カスタマー・エクスペリエンス本部 副本部長崎原 淳子執行役員ソリューション営業本部 副本部長、東京支社長西原口 香織執行役員九州支社長猿渡 美穂執行役員経営企画本部長鈴木 隆夫執行役員調達本部長、総務本部 副本部長小川 宣子執行役員整備本部長、㈱JALエンジニアリング社長濱本 隆士執行役員路線事業本部 副本部長内藤 建一郎執行役員運航本部長南 正樹執行役員マイレージ・ライフスタイル事業本部長西田 真吾執行役員イノベーション本部長飯山 高広執行役員北海道支社長大田 啓之 ③社外役員の状況当社の社外取締役は3名、社外監査役は3名です。菰田正信氏は、公益社団法人日本観光振興協会の会長であり、当社は同法人に会費等の支払いを行いましたが、この合計金額は1,000万円以下です。提出会社とその他の各社外取締役および社外監査役との間において、特筆すべき人的関係、資本的関係および取引関係その他の利害関係はありません。社外取締役は、その多様性確保に留意し、さまざまな分野に関する豊富な経験と高い見識や専門知識を有する者から選任するとともに、当社の定める社外役員の「独立性基準」(後述)に基づき、実質的な独立性を確保し得ない者は社外取締役として選任いたしません。また、社外取締役のうち1名を筆頭独立社外取締役として選任し、監査役ならびに社内各部門との連携強化を図ります。社外取締役については、当社に対する理解を深めるため、現場の視察に加え、御巣鷹山慰霊登山、安全啓発センターの見学等の安全に関する教育を行います。また、必要に応じて、付議議案の事前説明を実施するとともに、その他の要望案件について説明する機会を設けます。社外監査役は、さまざまな分野に関する豊富な知識、経験を有する者から選任するとともに、当社の定める社外役員の「独立性基準」(後述)に基づき、実質的な独立性を確保し得ない者は社外監査役として選任いたしません。社外監査役は、他の監査役とともに内部監査部門、会計監査人と連携し、より中立的、客観的な視点から監査を実施することにより、経営の健全性を確保します。社外監査役については、当社に対する理解を深めるため、現場の視察に加え、御巣鷹山慰霊登山、安全啓発センターの見学等の安全に関する教育を行います。また、必要に応じて、付議議案の事前説明を実施するとともに、その他の要望案件について説明する機会を設けます。 [社外役員の「独立性基準」] 当社の社外役員については、高い経営の透明性と強い経営監視機能を発揮するコーポレート・ガバナンス体制を高いレベルで確立し、企業価値の向上を図るため、その独立性を判断する基準(原則として、以下のいずれにも該当しない者を独立性を有する者と判断する。)を以下のとおり定めております。 1.現在または過去10年間において、当社および当社の連結子会社の業務執行者(注)であった者。2.過去3年間において下記a~fのいずれかに該当していた者。a.当社との一事業年度の取引額が、当社または当該取引先のいずれかの連結売上高の1%を超える取引先またはその業務執行者。b.当社への出資比率が5%以上の大株主またはその業務執行者。c.当社の主要な借入先またはその業務執行者。d.当社より年間1,000万円を超える寄付を受けた者または受けた団体に所属する者。e.当社より役員報酬以外に年間1,000万円を超える報酬を受けた者またはその連結売上高の1%を超える報酬を受けた団体に所属する者。f.当社の業務執行者が他の会社の社外役員に就任している場合における当該他の会社の業務執行者。3.上記1および2に掲げる者の配偶者または二親等以内の親族。(注)業務執行者とは業務執行取締役、執行役員をいう。 ④社外取締役又は社外監査役による監督又は監査と内部監査、監査役監査及び会計監査との相互連携ならびに内部統制部門との関係社外監査役は、他の監査役とともに内部統制部門ならびに会計監査人と、必要に応じて適宜情報および意見交換を実施し、監査の充実を図っております。社外取締役は、社外監査役とともに、必要に応じて適宜監督監査に係る情報共有を図っております。
※ 出典: EDINET DB API より取得した有価証券報告書(2026年度)。
全文は 金融庁 EDINET でご確認ください。
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