直近の決算短信
業績概況・今後の見通し(2026-07-29 発表分)
約10,822字
qualitative.htm
(参考)種類株式の配当の状況
普通株式と権利関係の異なる種類株式に係る1株当たり配当金の内訳は以下のとおりです。
年間配当金
第1四半期末
第2四半期末
第3四半期末
期末
合計
円
銭
円
銭
円
銭
円
銭
円
銭
A種優先株式
2026年3月期
―
0.00
―
0.00
0.00
2027年3月期
―
2027年3月期(予想)
0.00
―
0.00
0.00
B種優先株式
2026年3月期
―
0.00
―
0.00
0.00
2027年3月期
―
2027年3月期(予想)
0.00
―
0.00
0.00
(注)上記のA種優先株式及びB種優先株式は、2012年7月に発行しております。
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ………………………………………………………………………………………………2
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………3
(1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………………3
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ………………………………………………5
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………7
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………………7
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………………7
(追加情報) ……………………………………………………………………………………………………7
(四半期連結貸借対照表に関する注記) ……………………………………………………………………10
(四半期連結キャッシュ・フロー計算書に関する注記) …………………………………………………10
(セグメント情報等の注記) …………………………………………………………………………………11
(収益認識関係に関する注記) ………………………………………………………………………………13
1.経営成績等の概況
当四半期連結累計期間の経営成績等の概況
当該内容は、2026年7月29日に当社ホームページに掲載の「決算概要」において記載しております。
(URL https://www.tepco.co.jp/about/ir/library/results/pdf/2703q1gaiyou-j.pdf)
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2026年3月31日)
当第1四半期連結会計期間
(2026年6月30日)
資産の部
固定資産
13,225,805
13,342,708
電気事業固定資産
5,888,849
6,229,718
水力発電設備
413,513
416,595
原子力発電設備
896,664
1,190,813
送電設備
1,476,438
1,465,682
変電設備
676,680
691,240
配電設備
2,245,836
2,250,874
その他の電気事業固定資産
179,717
214,512
その他の固定資産
405,792
415,348
固定資産仮勘定
2,295,095
1,996,875
建設仮勘定及び除却仮勘定
1,788,867
1,495,305
原子力廃止関連仮勘定
86,994
82,132
使用済燃料再処理関連加工仮勘定
419,233
419,437
核燃料
525,412
529,075
装荷核燃料
82,039
80,548
加工中等核燃料
443,372
448,526
投資その他の資産
4,110,656
4,171,691
長期投資
165,931
165,198
関係会社長期投資
2,000,875
2,066,800
未収原賠・廃炉等支援機構資金交付金
513,265
487,062
廃炉等積立金
748,465
743,404
退職給付に係る資産
282,484
283,740
その他
401,406
427,215
貸倒引当金(貸方)
△1,774
△1,730
流動資産
2,349,796
2,027,573
現金及び預金
937,227
600,957
受取手形、売掛金及び契約資産
591,944
608,033
棚卸資産
160,464
154,635
その他
671,874
675,571
貸倒引当金(貸方)
△11,713
△11,624
合計
15,575,602
15,370,282
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2026年3月31日)
当第1四半期連結会計期間
(2026年6月30日)
負債及び純資産の部
固定負債
7,473,085
7,560,252
社債
3,321,000
3,401,000
長期借入金
99,928
99,894
未払廃炉拠出金
621,662
621,662
特定原子力施設炉心等除去準備引当金
250,034
-
特定原子力施設炉心等除去引当金
180,976
430,073
災害損失引当金
1,249,823
1,253,704
原子力損害賠償引当金
520,447
517,285
退職給付に係る負債
251,642
241,673
資産除去債務
390,349
390,511
その他
587,220
604,445
流動負債
4,684,165
4,385,517
1年以内に期限到来の固定負債
264,793
237,740
短期借入金
2,926,354
2,975,318
支払手形及び買掛金
409,986
373,130
未払税金
99,611
25,236
その他
983,418
774,091
特別法上の引当金
-
59
渇水準備引当金
-
59
負債合計
12,157,251
11,945,829
株主資本
2,965,273
2,955,476
資本金
1,400,975
1,400,975
資本剰余金
756,566
756,566
利益剰余金
815,922
806,129
自己株式
△8,190
△8,194
その他の包括利益累計額
424,371
440,279
その他有価証券評価差額金
22,236
19,139
繰延ヘッジ損益
52,917
52,043
土地再評価差額金
△2,305
△2,305
為替換算調整勘定
299,694
327,003
退職給付に係る調整累計額
51,828
44,397
非支配株主持分
28,706
28,696
純資産合計
3,418,351
3,424,452
合計
15,575,602
15,370,282
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第1四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間
(2025年4月1日から
2025年6月30日まで)
当第1四半期連結累計期間
(2026年4月1日から
2026年6月30日まで)
営業収益
1,425,123
1,481,197
電気事業営業収益
1,295,923
1,342,990
その他事業営業収益
129,199
138,207
営業費用
1,360,423
1,515,467
電気事業営業費用
1,240,289
1,384,183
その他事業営業費用
120,134
131,284
営業利益又は営業損失(△)
64,699
△34,270
営業外収益
61,951
89,717
受取配当金
495
421
受取利息
1,099
1,806
持分法による投資利益
57,493
77,789
その他
2,862
9,700
営業外費用
25,376
44,019
支払利息
22,384
29,037
その他
2,991
14,981
四半期経常収益合計
1,487,075
1,570,915
四半期経常費用合計
1,385,799
1,559,487
経常利益
101,275
11,427
渇水準備金引当又は取崩し
449
59
渇水準備金引当
449
59
特別損失
954,977
15,696
災害特別損失
903,046
-
原子力損害賠償費
51,931
15,696
税金等調整前四半期純損失(△)
△854,151
△4,327
法人税、住民税及び事業税
2,733
1,630
法人税等調整額
986
3,821
法人税等合計
3,720
5,451
四半期純損失(△)
△857,871
△9,779
非支配株主に帰属する四半期純利益又は非支配株主に帰属する四半期純損失(△)
△180
13
親会社株主に帰属する四半期純損失(△)
△857,690
△9,793
(四半期連結包括利益計算書)
(第1四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間
(2025年4月1日から
2025年6月30日まで)
当第1四半期連結累計期間
(2026年4月1日から
2026年6月30日まで)
四半期純損失(△)
△857,871
△9,779
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金
2,953
△1,168
繰延ヘッジ損益
△1,121
△2,457
為替換算調整勘定
△2,955
127
退職給付に係る調整額
△12,801
△7,352
持分法適用会社に対する持分相当額
△53,990
26,759
その他の包括利益合計
△67,915
15,908
四半期包括利益
△925,787
6,128
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益
△925,607
6,114
非支配株主に係る四半期包括利益
△180
14
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(追加情報)
1.福島第一原子力発電所の事故の収束及び廃止措置等に向けた費用又は損失の見積り
(1) 災害損失引当金
東北地方太平洋沖地震により被災した資産の復旧等に要する費用又は損失に備えるため、当第1四半期連結会計期間末における見積額を計上しています。
災害損失引当金に含まれる主な費用又は損失の計上方法等については以下のとおりです。
① 福島第一原子力発電所の事故の収束及び廃止措置等に向けた費用又は損失
政府の原子力災害対策本部が設置する政府・東京電力中長期対策会議により「東京電力(株)福島第一原子力発電所の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ」(2011年12月21日)が策定され(2019年12月27日最終改訂)、当社はこの主要な目標工程等を達成するための具体的な計画として「廃炉中長期実行プラン
2026
」(
2026年3月26日
改訂)を策定しています。
これらに係る費用又は損失のうち、通常の見積りが可能なものについては、具体的な目標期間と個々の対策内容に基づく見積額を計上しています。ただし、原賠機構法第55条の9第2項の承認の申請をした廃炉等積立金の取戻しに関する計画における炉心等除去に要する費用は、ここには含んでいません。
通常の見積りが困難であるものは、海外原子力発電所事故における実績額に基づく概算額を計上しています。
なお、福島第一原子力発電所の廃炉は過去に実例のない取組みであり、原子炉内の燃料デブリ取り出しに関する具体的な作業内容等の決定は、原子炉内の状況を確認するとともに必要となる研究開発等を踏まえての判断となります。したがって、廃炉中長期実行プランに係る費用及び海外原子力発電所事故における実績額に基づき計上している金額については、今後変動する可能性があるものの、当第1四半期連結会計期間末の合理的な見積りが可能な範囲における概算額を計上しています。
② 福島第一原子力発電所1~4号機の廃止に関する費用又は損失のうち加工中等核燃料の処理費用
今後の使用が見込めない加工中等核燃料に係る処理費用について、
具体的な作業等が計画されているものについては、契約等に基づく見積額を計上しています。一方、具体的な作業等を検討中であるものについては、将来の処理に要すると見込まれる
費用の現価相当額(割引率4.0%)を計上しています。
なお、装荷核燃料に係る処理費用は固定負債のその他に含めて表示しています。
(2) 特定原子力施設炉心等除去引当金
東北地方太平洋沖地震により被災した資産の復旧等に要する費用又は損失に備えるため、原賠機構法第55条の9第2項の承認の申請をした廃炉等積立金の取戻しに関する計画に定める金額のうち炉心等除去に要する費用を計上しています。
(3) 廃炉等積立金
原賠機構法第55条の3第1項の規定に基づき、原子力損害賠償・廃炉等支援機構(以下、「機構」という。)より通知を受け、積立てを行った金額を廃炉等積立金として計上しています。
なお、当該積立金は、廃炉等実施認定事業者の廃炉等の適正かつ着実な実施を確保するため、2018年度より、原賠機構法の規定に基づき、機構に積立てを実施しているものです。
2.福島第一原子力発電所の事故等に関する原子力損害に係る賠償
(1) 原子力損害賠償引当金
① 賠償及び除染に係る引当金の計上方法
東北地方太平洋沖地震により被災した福島第一原子力発電所の事故等に関する原子力損害に係る賠償に要する費用に備えるため、当第1四半期連結会計期間末における賠償見積額を原子力損害賠償引当金に計上しています。賠償額の見積りは、原子力損害賠償紛争審査会が決定する、原子力損害に関する中間指針等の賠償に関する国の指針や、放射性物質汚染対処特措法等の法律、これらを踏まえた当社の賠償基準、また、損害賠償請求実績や客観的な統計データ等に基づいています。
なお、新たな賠償に関する国の指針の決定や、当社の賠償基準の策定、また、参照するデータの精緻化や被害を受けられた皆さまとの合意等により、今後変動する可能性があるものの、当第1四半期連結会計期間末における合理的な見積額を計上しています。
② 除染に係る引当金の相殺表示
原子力損害の除染に係る賠償に要する費用への備えについては、電気事業会計規則に基づき、当第1四半期連結会計期間末において、原子力損害賠償引当金を、同額の未収原賠・廃炉等支援機構資金交付金と相殺表示しています。
具体的には、当第1四半期連結会計期間末において、補償契約法の規定による補償金の受入額
188,926
百万円及び放射性物質汚染対処特措法等に基づく当社の国に対する賠償債務(2015年1月1日以降に債務認識したもの)に対応する原賠機構法の規定に基づく資金援助の申請額に係る未収金
1,532,886
百万円は、未収原賠・廃炉等支援機構資金交付金及び原子力損害賠償引当金から控除しています。
(2) 原子力損害賠償費
賠償及び除染に係るもの
東北地方太平洋沖地震により被災した福島第一原子力発電所の事故等に関する原子力損害について、原賠法に基づく賠償を実施しており、当該賠償見積額と前連結会計年度の見積額との差額を原子力損害賠償費に計上しています。
(3) 原賠・廃炉等支援機構特別負担金
資金援助を受けるにあたっては、原賠機構法第52条第1項の規定により機構が定める特別な負担金を支払うこととされていますが、その金額については、当社の収支の状況に照らし、連結会計年度ごとに機構における運営委員会の議決を経て定められるとともに、主務大臣による認可が必要となることなどから
、
計上していません。
3.原子力廃止関連仮勘定の償却及び廃炉円滑化負担金
廃炉の円滑な実施等を目的として廃炉会計制度が措置され、エネルギー政策の変更や安全規制の変更等に伴い廃止した原子炉においては、その残存簿価等について同制度の適用を受けることで一般送配電事業者の託送料金の仕組みを通じて回収することとなります。
(1) 原子力廃止関連仮勘定の償却
当社は2019年7月31日の取締役会決議により、福島第二原子力発電所1~4号機の廃止を決定したことから、同日、電気事業会計規則の
規定
に基づき、経済産業大臣に原子力廃止関連仮勘定承認申請書を提出し、同年8月19日に承認されました。
また、2024年4月1日にGX脱炭素電源法及びGX脱炭素電源法改正省令が施行されたことにより、解体引当金省令が廃止され、電気事業会計規則が改正されました。
これに基づき、当該原子炉の廃止に伴って生ずる使用済燃料再処理等拠出金費及び当該燃料の解体に要する費用に相当する額並びに原子力発電施設解体引当金の要引当額に相当する額からGX脱炭素電源法改正省令施行日の前連結会計年度までに積み立てられた額を控除して得た金額を原子力廃止関連仮勘定に計上しています。
原子力廃止関連仮勘定は電事法施行規則改正省令附則第8条の規定及びGX脱炭素電源法改正省令附則第9条の規定に基づき、一般送配電事業者からの払渡しに応じて償却しています。
(2) 廃炉円滑化負担金
電事法施行規則第45条の21の16の規定に基づき、原子力廃止関連仮勘定及び原子力発電施設解体引当金の要引当額について、経済産業大臣に廃炉円滑化負担金承認申請書を提出し、2020年7月22日に承認され、東京電力パワーグリッド株式会社及び東北電力ネットワーク株式会社において電事法施行規則第45条の21の15の規定に基づき、2020年10月1日を実施期日として託送供給等約款の変更を行い、廃炉円滑化負担金の回収及び当社への払渡しを行っています。
一般送配電事業者から払い渡された廃炉円滑化負担金は、電気事業会計規則に基づき、廃炉円滑化負担金相当収益として計上しています。
(四半期連結貸借対照表に関する注記)
原子力損害の賠償に係る偶発債務
前連結会計年度(2026年3月31日)
多核種除去設備等処理水(ALPS処理水)の海洋放出を開始して以降、外国政府からの輸入停止措置等による損害が発生していますが、当連結会計
年度
末においては、被害状況の全容を確認できていないことなどから、損害賠償請求実績等の入手可能なデータにより合理的な算定が可能な金額を除き、その賠償額を合理的に見積もることができません。
また、放射性物質汚染対処特措法に基づき講ぜられる廃棄物の処理及び除染等の措置等が、国の財政上の措置の下に進められています。当該措置に係る費用のうち、
当連結会計年度末
で当該措置の具体的な実施内容等を把握できる状況になく、費用負担の在り方について国と協議中である費用等については、合理的に見積もることができません。
なお、係る原子力損害の賠償に対し機構は、原賠機構法に基づき、申請のあった原子力事業者に対し必要な資金援助を行うこととされています。
当第1四半期連結会計期間(2026年6月30日)
多核種除去設備等処理水(ALPS処理水)の海洋放出を開始して以降、外国政府からの輸入停止措置等による損害が発生していますが、当第1四半期連結会計期間末においては、被害状況の全容を確認できていないことなどから、損害賠償請求実績等の入手可能なデータにより合理的な算定が可能な金額を除き、その賠償額を合理的に見積もることができません。
また、放射性物質汚染対処特措法に基づき講ぜられる廃棄物の処理及び除染等の措置等が、国の財政上の措置の下に進められています。当該措置に係る費用のうち、当第1四半期連結会計期間末で当該措置の具体的な実施内容等を把握できる状況になく、費用負担の在り方について国と協議中である費用等については、合理的に見積もることができません。
なお、係る原子力損害の賠償に対し機構は、原賠機構法に基づき、申請のあった原子力事業者に対し必要な資金援助を行うこととされています。
(四半期連結キャッシュ・フロー計算書に関する注記)
当第1四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成しておりません。なお、第1四半期連結累計期間に係る減価償却費(のれんを除く無形固定資産に係る償却費を含む。)は、次のとおりです。
前第1四半期連結累計期間
(2025年4月1日から
2025年6月30日まで)
当第1四半期連結累計期間
(2026年4月1日から
2026年6月30日まで)
減価償却費
95,184
百万円
107,221
百万円
(セグメント情報等の注記)
【セグメント情報】
Ⅰ 前第1四半期連結累計期間(2025年4月1日から2025年6月30日まで)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報並びに収益の分解情報
(単位:百万円)
報告セグメント
合計
調整額
(注1)
四半期連結
損益計算書
計上額
(注2)
ホール
ディングス
フュエル
&パワー
パワー
グリッド
エナジー
パートナー
リニューアブルパワー
売上高
外部顧客への売上高
34,951
924
270,432
1,107,553
11,260
1,425,123
-
1,425,123
セグメント間の内部
売上高又は振替高
130,834
-
247,366
42,105
47,223
467,530
△467,530
-
計
165,786
924
517,799
1,149,659
58,484
1,892,653
△467,530
1,425,123
収益の分解情報(注3)
顧客との契約から生じる
収益
165,786
924
517,771
1,140,410
58,484
1,883,376
電気事業営業収益
117,879
924
496,839
1,061,939
57,409
1,734,993
ガス供給事業営業収益
-
-
-
60,013
-
60,013
その他事業営業収益
47,906
-
20,931
18,456
1,075
88,369
顧客との契約以外の源泉から生じた収益
-
-
28
9,248
-
9,277
計
165,786
924
517,799
1,149,659
58,484
1,892,653
△467,530
1,425,123
セグメント利益
162,994
39,442
22,497
30,601
23,585
279,121
△177,846
101,275
(注) 1.セグメント利益の調整額△177,846百万円には、セグメント間の受取配当金消去△176,018百万円等が含まれています。
2.セグメント利益は、四半期連結損益計算書の経常利益と調整を行っています。
3.
「国民の安心・安全と持続的な成長に向けた総合経済対策」に基づき実施される「電気・ガス料金負担軽減支援事業」
により、国が定める値引き単価による電気料金・ガス料金の値引きを行っており、その原資として受領する補助金(以下、「当該補助金」という。)9,277百万円を「顧客との契約以外の源泉から生じた収益」に区分表示しています。内訳は、「パワーグリッド」が28百万円、「エナジーパートナー」が9,248百万円です。
なお、当該補助金以外の顧客との契約以外の源泉から生じた収益の額に重要性はないため、顧客との契約から生じる収益との区分表示はしていません。
Ⅱ 当第1四半期連結累計期間(2026年4月1日から2026年6月30日まで)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報並びに収益の分解情報
(単位:百万円)
報告セグメント
合計
調整額
(注1)
四半期連結
損益計算書
計上額
(注2)
ホール
ディングス
フュエル
&パワー
パワー
グリッド
エナジー
パートナー
リニューアブルパワー
売上高
外部顧客への売上高
55,218
792
350,421
1,052,149
22,615
1,481,197
-
1,481,197
セグメント間の内部
売上高又は振替高
165,632
-
242,410
34,938
49,175
492,156
△492,156
-
計
220,850
792
592,832
1,087,088
71,790
1,973,354
△492,156
1,481,197
収益の分解情報(注3)
顧客との契約から生じる
収益
220,850
792
592,807
1,077,471
71,790
1,963,713
電気事業営業収益
164,857
792
567,711
1,002,908
70,639
1,806,910
ガス供給事業営業収益
-
-
-
56,181
-
56,181
その他事業営業収益
55,992
-
25,096
18,382
1,151
100,622
顧客との契約以外の源泉から生じた収益
-
-
24
9,616
-
9,640
計
220,850
792
592,832
1,087,088
71,790
1,973,354
△492,156
1,481,197
セグメント利益
又は損失(△)
302,745
56,699
△31,218
△50,932
28,183
305,477
△294,049
11,427
(注) 1.セグメント利益
又は損失(△)
の調整額△294,049百万円には、セグメント間の受取配当金消去△293,291百万円等が含まれています。
2.セグメント利益
又は損失(△)
は、四半期連結損益計算書の経常利益と調整を行っています。
3.
「「強い経済」を実現する総合経済対策」に基づき実施される「電気・ガス料金負担軽減支援事業」
により、国が定める値引き単価による電気料金・ガス料金の値引きを行っており、その原資として受領する補助金(以下、「当該補助金」という。)9,640百万円を「顧客との契約以外の源泉から生じた収益」に区分表示しています。内訳は、「パワーグリッド」が24百万円、「エナジーパートナー」が9,616百万円です。
なお、当該補助金以外の顧客との契約以外の源泉から生じた収益の額に重要性はないため、顧客との契約から生じる収益との区分表示はしていません。
(収益認識関係に関する注記)
顧客との契約から生じる収益を分解した情報は、「注記事項(セグメント情報等の注記)」に記載のとおりです。
本文中で用いた法令等の略称
本文中の表記
法令等の名称
原賠機構法
原子力損害賠償・廃炉等支援機構法(平成23年8月10日 法律第94号)
原子力損害に関する中間指針
東京電力株式会社福島第一、第二原子力発電所事故による原子力損害の範囲の判定等に関する中間指針(平成23年8月5日)
放射性物質汚染対処特措法
平成二十三年三月十一日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴う原子力発電所の事故により放出された放射性物質による環境の汚染への対処に関する特別措置法(平成23年8月30日 法律第110号)
電気事業会計規則
電気事業会計規則(昭和40年 通商産業省令第57号)
補償契約法
原子力損害賠償補償契約に関する法律(昭和36年6月17日 法律第148号)
原賠法
原子力損害の賠償に関する法律(昭和36年6月17日 法律第147号)
GX脱炭素電源法
脱炭素社会の実現に向けた電気供給体制の確立を図るための電気事業法等の一部を改正する法律(令和5年 法律第44号)
GX脱炭素電源法改正省令
脱炭素社会の実現に向けた電気供給体制の確立を図るための電気事業法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係省令の整備等に関する省令(令和6年 経済産業省令第21号)
解体引当金省令
原子力発電施設解体引当金に関する省令(平成元年 通商産業省令第30号)
電事法施行規則改正省令
電気事業法施行規則等の一部を改正する省令(平成29年 経済産業省令第77号)
電事法施行規則
電気事業法施行規則(平成7年 通商産業省令第77号)
事業の状況(有価証券報告書より)
最新の有価証券報告書から、事業内容・リスク・経営方針・経営成績の概況を掲載します。各セクションをクリックして展開してください。
沿革 FY2026 / 約5,334字
2 【沿革】 1951年5月関東配電株式会社及び日本発送電株式会社から、設備の出資及び譲渡を受け、東京電力株式会社設立電燈廣告株式会社は設立時において子会社(「東電広告株式会社(1962年5月商号変更)」)1951年8月東京、大阪の両証券取引所市場第一部に上場(2012年7月大阪証券取引所上場廃止)1953年3月尾瀬林業観光株式会社の株式を取得し子会社化(「尾瀬林業株式会社(1972年4月商号変更)」)1953年7月東京計器工業株式会社の株式を取得し子会社化1954年4月東興業株式会社設立(「東電工業株式会社(1961年9月商号変更)」)1955年4月東電不動産株式会社設立(現・連結子会社)*東電不動産株式会社から東電不動産管理株式会社に商号変更(1973年1月)*東電不動産管理株式会社から東電不動産株式会社に商号変更(2005年4月)1955年11月東電フライアッシュ工業株式会社設立(現・連結子会社「東京パワーテクノロジー株式会社」)*東電フライアッシュ工業株式会社から東電環境エンジニアリング株式会社に商号変更(1975年6月)*東電環境エンジニアリング株式会社から東京パワーテクノロジー株式会社に商号変更(2013年7月)1957年6月東京礦油株式会社設立*東京礦油株式会社から株式会社テプコーユに商号変更(1987年12月)*株式会社テプコーユから東電リース株式会社に商号変更(2011年7月)1957年12月スター礦油株式会社の株式を取得し子会社化(「株式会社テプスター(1987年12月商号変更)」)1957年12月南明興産株式会社の株式を取得し子会社化(「東電フュエル株式会社(2011年7月商号変更)」)1960年12月株式会社東電建設設計事務所設立(現・連結子会社「東電設計株式会社(1966年7月商号変更)」)1961年10月名古屋証券取引所市場第一部に上場(2012年6月同証券取引所上場廃止)1963年8月姫川電力株式会社の株式を取得し子会社化(現・連結子会社「東京発電株式会社(1986年6月商号変更)」)1977年7月東京計算サービス株式会社設立(現・連結子会社「株式会社テプコシステムズ(2001年10月商号変更)」)1977年7月東京電材輸送株式会社設立(現・連結子会社「東電物流株式会社(1999年7月商号変更)」)1979年9月東京電設サービス株式会社設立(現・連結子会社)1980年2月東新建物株式会社設立(「東新ビルディング株式会社(1996年10月商号変更)」)1980年4月東京リビングサービス株式会社設立1982年9月東電営配サービス株式会社設立(「株式会社東電ホームサービス(1987年10月商号変更)」)1982年10月東双不動産管理株式会社設立(現・連結子会社「東双ファシリティ&サービス株式会社(2025年4月商号変更)」)1984年4月株式会社ティー・ピー・エス設立(「東電ピーアール株式会社(2000年1月商号変更)」)1987年9月東京都市サービス株式会社設立(現・持分法適用関連会社)1987年9月東京レコードマネジメント株式会社設立(現・連結子会社)1989年11月株式会社テプコケーブルテレビ設立1997年4月テプコ・リソーシズ社設立(現・連結子会社)1999年7月トウキョウ・エレクトリック・パワー・カンパニー・インターナショナル社設立2000年3月マイエナジー株式会社設立2000年6月株式会社アット東京設立(現・持分法適用関連会社)2000年10月株式会社ファミリーネット・ジャパン設立(現・連結子会社)2000年12月日本ファシリティ・ソリューション株式会社設立(現・連結子会社)2000年12月パシフィック・エルエヌジー・シッピング社設立2001年8月東電タウンプランニング株式会社設立(現・連結子会社)2002年2月パシフィック・ユーラス・シッピング社設立2002年2月ティーエムエナジー・オーストラリア社設立2002年12月東京臨海リサイクルパワー株式会社設立2003年3月テプコ・オーストラリア社設立2003年3月テプコ・ダーウィン・エルエヌジー社設立2003年6月東京ティモール・シー・リソーシズ(米)社の株式を取得し子会社化これに伴い、同社の子会社である東京ティモール・シー・リソーシズ(豪)社を子会社化2004年3月株式会社ユーラスエナジーホールディングスの株式を取得し子会社化 2004年9月株式会社パワードコムの株式を取得し子会社化これに伴い、同社の子会社である株式会社ドリーム・トレイン・インターネット、フュージョン・コミュニケーションズ株式会社、株式会社ファミリーネット・ジャパン(現・連結子会社)を子会社化*株式会社ドリーム・トレイン・インターネット及びフュージョン・コミュニケーションズ株式会社の株式を株式会社パワードコムより取得(2005年12月)2005年5月株式会社リビタ設立2005年5月トウキョウ・エレクトリック・パワー・カンパニー・インターナショナル・パイトンⅠ社設立2005年11月リサイクル燃料貯蔵株式会社設立(現・連結子会社)2005年11月シグナス・エルエヌジー・シッピング社設立2006年1月株式会社パワードコム解散(KDDI株式会社と合併)2006年1月TEPCOトレーディング株式会社設立2006年1月東電パートナーズ株式会社設立2007年1月吸収分割により、FTTH事業及び心線貸し事業をKDDI株式会社に継承2007年8月フュージョン・コミュニケーションズ株式会社の株式を全数譲渡2007年8月株式会社当間高原リゾートの取締役会の構成員の過半数を、当社の役員若しくは使用人である者が占めたことにより子会社化(現・連結子会社)2007年8月株式会社ドリーム・トレイン・インターネットの株式を全数譲渡2007年11月マイエナジー株式会社解散(2008年3月清算結了)2008年10月東電不動産株式会社と尾瀬林業株式会社との共同新設分割により、東電用地株式会社を設立(現・連結子会社)2009年4月東新ビルディング株式会社消滅(2009年4月1日「東電不動産株式会社」に吸収合併)2011年7月南明興産株式会社が承継会社となり、株式会社テプコーユ及び株式会社テプスターの燃料事業を吸収分割により継承し、東電フュエル株式会社に商号変更2011年7月株式会社テプコーユが存続会社となり、株式会社テプスターを吸収合併し、東電リース株式会社に商号変更2011年7月株式会社テプスター消滅(2011年7月1日「東電リース株式会社」に吸収合併)2011年7月東電ピーアール株式会社解散(2011年11月清算結了)2012年1月株式会社リビタの株式を一部譲渡し非関係会社化2012年1月株式会社ユーラスエナジーホールディングスの株式を一部譲渡し関連会社化2012年5月東京都市サービス株式会社の株式を一部譲渡し関連会社化(現・持分法適用関連会社)2012年6月名古屋証券取引所市場第一部上場廃止2012年7月大阪証券取引所市場第一部上場廃止2012年7月東京リビングサービス株式会社の株式を全数譲渡2012年10月株式会社アット東京の株式を一部譲渡し関連会社化(現・持分法適用関連会社)2013年1月福島復興本社設置2013年3月株式会社テプコケーブルテレビ解散(2013年6月清算結了)2013年7月東電環境エンジニアリング株式会社が存続会社となり、東電工業株式会社及び尾瀬林業株式会社を吸収合併し、東京パワーテクノロジー株式会社に商号変更2013年7月東電工業株式会社消滅(2013年7月1日「東京パワーテクノロジー株式会社」に吸収合併)2013年7月尾瀬林業株式会社消滅(2013年7月1日「東京パワーテクノロジー株式会社」に吸収合併)2013年7月株式会社ティ・オー・エスが承継会社となり、株式会社東電ホームサービスの営業関連事業を吸収分割により継承し、テプコカスタマーサービス株式会社に商号変更(現・連結子会社)2013年7月東電タウンプランニング株式会社が存続会社となり、株式会社東電ホームサービス及び東電広告株式会社を吸収合併2013年7月株式会社東電ホームサービス消滅(2013年7月1日「東電タウンプランニング株式会社」に吸収合併)2013年7月東電広告株式会社消滅(2013年7月1日「東電タウンプランニング株式会社」に吸収合併)2013年12月ティーエムエナジー・オーストラリア社清算結了2014年10月東京計器工業株式会社解散(2015年2月清算結了)2015年4月東京電力燃料・火力発電事業分割準備株式会社設立(現・連結子会社「東京電力フュエル&パワー株式会社(2016年4月商号変更)」)2015年4月東京電力送配電事業分割準備株式会社設立(現・連結子会社「東京電力パワーグリッド株式会社(2016年4月商号変更)」) 2015年4月東京電力小売電気事業分割準備株式会社設立(現・連結子会社「東京電力エナジーパートナー株式会社(2016年4月商号変更)」)2015年6月吸収分割により、燃料輸送事業及び燃料トレーディング事業を東京電力燃料・火力発電事業分割準備株式会社に継承2015年10月株式会社JERAが承継会社となり、東京電力燃料・火力発電事業分割準備株式会社の燃料輸送事業及び燃料トレーディング事業を吸収分割により継承これに伴い、TEPCOトレーディング株式会社、パシフィック・エルエヌジー・シッピング社、パシフィック・ユーラス・シッピング社、シグナス・エルエヌジー・シッピング社は非関係会社化2015年11月東電リース株式会社の株式を全数譲渡ホールディングカンパニー制に移行2016年4月「東京電力ホールディングス株式会社」へ商号変更し、燃料・火力発電事業を「東京電力フュエル&パワー株式会社」、送配電事業を「東京電力パワーグリッド株式会社」、小売電気事業を「東京電力エナジーパートナー株式会社」に承継2016年7月株式会社JERAが承継会社となり、東京電力フュエル&パワー株式会社の既存燃料事業(上流・調達)及び既存海外火力IPP事業を吸収分割により承継これに伴い、トウキョウ・エレクトリック・パワー・カンパニー・インターナショナル社、テプコ・オーストラリア社、東京ティモール・シー・リソーシズ(米)社、トウキョウ・エレクトリック・パワー・カンパニー・インターナショナル・パイトンⅠ社、テプコ・ダーウィン・エルエヌジー社、東京ティモール・シー・リソーシズ(豪)社は非関係会社化2017年8月TRENDE株式会社設立2017年8月TEPCOホームテック株式会社設立(現・連結子会社)2018年4月株式会社PinT設立(現・連結子会社)2018年5月東京電力ベンチャーズ株式会社設立2019年4月株式会社JERAが承継会社となり、東京電力フュエル&パワー株式会社の燃料受入・貯蔵・送ガス事業及び既存火力発電事業等を吸収分割により承継これに伴い、東電フュエル株式会社、東京臨海リサイクルパワー株式会社は非関係会社化2019年10月テプコ・ソリューション・アドバンス株式会社を設立し、テプコカスタマーサービス株式会社の営業関連業務(電気料金の計算・収入管理等)、屋内配線調査を承継2019年10月東京電力リニューアブルパワー株式会社設立(現・連結子会社)2019年10月株式会社e-Mobility Power設立(現・連結子会社)2020年1月テプコ・リニューアブル・パワー・シンガポール社設立(現・連結子会社)2020年4月東京電力リニューアブルパワー株式会社が承継会社となり、当社の再生可能エネルギー発電事業を吸収分割により承継2020年6月飯舘バイオパートナーズ株式会社設立(現・連結子会社)2021年12月東京電力タイムレスキャピタル第二号投資事業有限責任組合設立(現・連結子会社)2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行2022年6月TF内幸町特定目的会社への出資により子会社化(現・連結子会社)2022年8月株式会社ユーラスエナジーホールディングスの株式を全数譲渡2022年10月東双みらいテクノロジー株式会社設立(現・連結子会社)2022年10月東双みらい製造株式会社設立(現・連結子会社)2022年11月フローテーション・エナジー社の株式を取得(現・連結子会社)2023年6月TRENDE株式会社の株式を全数譲渡2024年4月東京電力タイムレスキャピタル共同投資第一号投資事業有限責任組合設立(現・連結子会社)2024年10月東電パートナーズ株式会社の株式を全数譲渡2025年6月東京電力ベンチャーズ株式会社解散(2025年12月清算結了)2026年3月野村不動産株式会社が承継会社となり、当社のシェアオフィス事業を吸収分割により承継
配当政策 FY2026 / 約473字
3 【配当政策】当社では、株主の皆さまに対する利益配分を経営の最重要課題の一つと認識しているが、東北地方太平洋沖地震以降の厳しい経営環境等に鑑み、配当の基本方針を取り下げている。新しい基本方針は、今後の状況に応じて改めて検討する。また、当社は、取締役会の決議により中間配当金を支払うことができる旨を定款に定めており、剰余金の配当は中間配当金と期末配当金の年2回を基本的な方針とし、これらの決定機関は、中間配当金は取締役会、期末配当金は株主総会である。当年度の業績については、販売電力量が減少したこと等により、売上は減少したものの、燃料費等調整制度の期ずれ影響が好転したことに加え、継続的なコスト削減等により、経常利益を確保した。しかしながら、災害特別損失として9,138億円を計上したこと等から、親会社株主に帰属する当期純損益は4,542億円の損失となった。こうした厳しい経営環境等に鑑み、誠に遺憾ながら当期の配当については見送ることとした。次期の配当についても、引き続き厳しい経営環境等が見込まれることから、中間、期末とも見送る予定としている。
監査の状況 FY2026 / 約2,847字
(3) 【監査の状況】① 監査委員会監査の状況a.監査委員会監査の組織、人員及び手続き監査委員会監査の組織、人員及び手続きについては「(1) コーポレート・ガバナンスの概要 ② 企業統治の体制 イ.企業統治の概要 (c) 監査委員会」に記載のとおりである。 b.監査委員及び監査委員会の活動状況当事業年度において当社は監査委員会を18回開催しており、個々の監査委員の出席状況については以下のとおりである。氏名監査委員会への出席状況守谷 誠二18/18 回(100%)小林 喜光18/18 回(100%)大西 正一郎18/18 回(100%)大川 順子18/18 回(100%)永田 高士18/18 回(100%)内田 貴和 ※14/14 回(100%) ※監査委員 内田貴和は2025年6月の就任以降に開催された監査委員会への出席状況を記載している。 監査委員会は、監査の方針、職務の分担等を定めるに際して、四次総特や2025年度グループ経営計画に織り込まれている重要施策の進捗状況の確認とともに、福島第一原子力発電所廃炉への取り組み状況、福島復興への取り組み状況、柏崎刈羽原子力発電所の再稼働の取り組み状況、安全・安心を最優先とした業務運営や安定供給の確保、収益力と企業価値の向上に向けた取り組み状況等を監査の最重要項目と位置づけた。その上で、監査委員会が定めた監査委員会監査の基準に準拠し、監査の方針、職務の分担等に従い、取締役及び執行役、内部監査部門その他の使用人等と意思疎通を図り、情報の収集及び監査の環境の整備に努めるとともに、内部監査部門その他内部統制部門と連携の上、重要な会議に出席し、取締役及び執行役等並びに会計監査人からその職務の執行状況について報告を受け、必要に応じて説明を求め、重要な決裁書類等を閲覧し、本社及び主要な事業所において業務及び財産の状況を調査した。あわせて、本年1月に五次総特が認定されていることを確認した。 ② 内部監査の状況内部監査については「(1) コーポレート・ガバナンスの概要 ③ 内部統制システムの整備等の状況」に記載のとおりである。 ③ 会計監査の状況a.監査法人の名称監査法人の名称は「(1) コーポレート・ガバナンスの概要 ② 企業統治の体制 イ.企業統治の概要 (e) 会計監査人(監査法人)」に記載のとおりである。 b.継続監査期間57年間 c.業務を執行した公認会計士業務を執行した公認会計士は「(1) コーポレート・ガバナンスの概要 ② 企業統治の体制 イ.企業統治の概要 (e) 会計監査人(監査法人)」に記載のとおりである。 d.監査業務に係る補助者の構成監査業務に係る補助者の構成は「(1) コーポレート・ガバナンスの概要 ② 企業統治の体制 イ.企業統治の概要 (e) 会計監査人(監査法人)」に記載のとおりである。e.監査法人の選定方針と理由会計監査人の職務遂行状況、監査体制及び独立性等を総合的に判断し選定している。会計監査人が会社法第340条第1項各号に該当する場合、監査委員会は、監査委員全員の同意に基づき会計監査人を解任する方針としている。また、上記の場合のほか、会計監査人が職務を適切に遂行することが困難と認められるなど、会計監査人として適当でないと判断される場合には、監査委員会は、会計監査人の解任又は不再任に関する株主総会提出議案の内容を決定する方針としている。 f.監査委員会による監査法人の評価監査委員会は、会計監査人の評価を行っている。この評価については、会計監査人の職務遂行状況、監査体制及び独立性等について総合的に判断している。 ④ 内部監査、監査委員会監査及び会計監査との相互連携並びに内部統制部門との関係監査委員会、内部監査部門及び会計監査人はそれぞれの担当分野において厳正な監査を行うことはもとより、監査計画や監査結果に関する意見交換を定期的に実施すること等により相互連携を図っている。また、内部統制部門は、監査委員会に対して、内部統制システムの整備及び運用の状況等について適宜報告を行うとともに、内部監査部門及び会計監査人に対しても必要に応じ監査に必要な情報提供を行っている。 ⑤ 監査報酬の内容等a.監査公認会計士等に対する報酬 区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)提出会社18261846連結子会社3391334313計5211952719 (前連結会計年度)当社が監査公認会計士等に対して報酬を支払っている非監査業務の内容は、連結財務諸表の英文表記に関する助言業務などである。連結子会社が監査公認会計士等に対して報酬を支払っている非監査業務の内容は、財務制限条項に係る確認業務などである。 (当連結会計年度)当社が監査公認会計士等に対して報酬を支払っている非監査業務の内容は、連結財務諸表の英文表記に関する助言業務などである。連結子会社が監査公認会計士等に対して報酬を支払っている非監査業務の内容は、財務制限条項に係る確認業務などである。 b.監査公認会計士等と同一のネットワークに属する組織に対する報酬(上記a.を除く) 区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)提出会社-112-67連結子会社7603280計717232148 (前連結会計年度)当社が監査公認会計士等と同一のネットワークに属する組織に対して報酬を支払っている非監査業務の内容は、アドバイザリー業務委託などである。連結子会社が監査公認会計士等と同一のネットワークに属する組織に対して報酬を支払っている非監査業務の内容は、アドバイザリー業務委託などである。 (当連結会計年度)当社が監査公認会計士等と同一のネットワークに属する組織に対して報酬を支払っている非監査業務の内容は、アドバイザリー業務委託などである。連結子会社が監査公認会計士等と同一のネットワークに属する組織に対して報酬を支払っている非監査業務の内容は、アドバイザリー業務委託などである。 c.その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容(前連結会計年度)該当事項なし。 (当連結会計年度)該当事項なし。 d.監査報酬の決定方針監査報酬については、監査日数等を勘案し、会社法の定めに従い監査委員会の同意を得た上で決定している。 e.監査委員会が会計監査人の報酬等に同意した理由監査委員会は、会計監査人の監査計画、監査実施状況等を確認したほか、社内関係部署及び会計監査人の双方から、監査日数、報酬算定の根拠等について聴取し、それらについて必要な検証を行ったうえで、会計監査人の報酬等に同意した。
設備の概要 FY2026 / 約368字
1 【設備投資等の概要】設備投資については電気の安定供給維持に必要最低限な水準まで絞り込む一方、福島第一原子力発電所での廃炉・汚染水対策等を行った結果、当連結会計年度の設備投資額は、904,810百万円となった。なお、セグメントごとの設備投資額の内訳(セグメント間取引消去前)は、以下のとおりである。 セグメントの名称項目設備投資額(百万円)ホールディングス原子力245,598原子燃料58,428その他51,842合計355,868フュエル&パワー -パワーグリッド送電166,563変電77,064配電200,521業務28,722その他6,625合計479,496エナジーパートナー業務18,058その他21,101合計39,160リニューアブルパワー水力・新エネルギー等35,954その他516合計36,471総計910,996
従業員の状況 FY2026 / 約3,674字
(2) 【従業員の状況】① 連結会社の状況2026年3月31日現在セグメントの名称従業員数(人)ホールディングス12,994〔378〕フュエル&パワー0〔0〕パワーグリッド20,469〔1,224〕エナジーパートナー3,210〔14〕リニューアブルパワー1,668〔6〕合計38,341〔1,622〕 (注) 「従業員数」は就業人員数(出向人員等を除く)であり、臨時従業員数は〔 〕内に年間の平均人員を外数で記載している。 ② 提出会社の状況 2026年3月31日現在従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)7,15745.122.18,828,7722.7 (注) 1.当社は単一セグメントであるため、セグメントごとの記載をしていない。2.「従業員数」は就業人員数であり、出向人員等は含まない。3.「平均年間給与(税込み)」は、基準外賃金を含む。4.59歳到達年度までに「再雇用や転籍により65歳まで就労する」又は「60歳の定年まで就労する」のいずれかの就労形態を選択する。ただし、転籍を選択する特別管理職に限り、先行して57歳到達年度に転籍を行う。5.労働組合の状況について特記するような事項はない。 ③ 最大人員会社の状況 ア 当事業年度における従業員数が最も多い会社 東京電力パワーグリッド株式会社2026年3月31日現在従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)13,88845.724.98,239,0333.4 (注) 1.同社は単一セグメントであるため、セグメントごとの記載をしていない。2.「従業員数」は就業人員数であり、出向人員等は含まない。3.「平均年間給与(税込み)」は、基準外賃金を含む。4.59歳到達年度までに「再雇用や転籍により65歳まで就労する」又は「60歳の定年まで就労する」のいずれかの就労形態を選択する。ただし、転籍を選択する特別管理職に限り、先行して57歳到達年度に転籍を行う。5.労働組合の状況について特記するような事項はない。 イ 上記アの会社の次に従業員数が多い会社 東京電力エナジーパートナー株式会社2026年3月31日現在従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)2,49244.621.08,384,0163.2 (注) 1.同社は単一セグメントであるため、セグメントごとの記載をしていない。2.「従業員数」は就業人員数であり、出向人員等は含まない。3.「平均年間給与(税込み)」は、基準外賃金を含む。4.59歳到達年度までに「再雇用や転籍により65歳まで就労する」又は「60歳の定年まで就労する」のいずれかの就労形態を選択する。ただし、転籍を選択する特別管理職に限り、先行して57歳到達年度に転籍を行う。5.労働組合の状況について特記するような事項はない。 ④ 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業等取得率及び労働者の男女の賃金の差異ア 提出会社 当事業年度補足説明管理職に占める女性労働者の割合(%)(注)1男性労働者の育児休業等取得率(%)(注)2,5労働者の男女の賃金の差異(%) (注)1全労働者うち正規雇用労働者うちパート・有期労働者7.192.983.582.882.0(注)3,4 (注) 1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものである。2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第2号における育児休業等及び育児目的休暇の取得割合を算出したものである。3.「管理職に占める女性労働者の割合」「男性労働者の育児休業等取得率」「労働者の男女の賃金の差異」に関する取り組み等については「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (2) 人的資本」を参照。4.当社(提出会社)の女性社員比率は13.2%。5.育児休業等取得率の数値は正規雇用のみ。 イ 連結子会社 当事業年度補足説明名称管理職に占める女性労働者の割合(%)(注)1男性労働者の育児休業等取得率(%)労働者の男女の賃金の差異(%)(注)1全労働者うち正規雇用労働者うちパート・ 有期労働者 全労働者うち正規雇用労働者うちパート・有期労働者東京電力パワーグリッド㈱5.8-85.3-(注)3(注)579.780.569.8(注)4東京電力エナジーパートナー㈱11.9-97.9-(注)3(注)583.282.880.0(注)4東京電力リニューアブルパワー㈱2.3-87.5-(注)3(注)575.972.776.0(注)4東電不動産㈱7.6--(対象者なし)-(対象者なし)(注)181.376.166.1 東京パワーテクノロジー㈱-54--(注)273.875.852.4 東電設計㈱2.864--(注)282.781.469.2 ㈱テプコシステムズ8.364.2--(注)281.581.5-(対象者なし) 東京レコードマネジメント㈱14.3-(対象者なし)--(注)281.087.487.8 東京電設サービス㈱-100--(注)295.782.389.7 東電タウンプランニング㈱4.085--(注)384.279.175.7 東電用地㈱5.240--(注)284.183.785.2 テプコ・ソリューション・アドバンス㈱20.3100--(注)271.777.175.2 東電物流㈱3.5100--(注)276.980.873.8 TEPCO光ネットワークエンジニアリング㈱2.0--- --- 東電ハミングワーク㈱30.8--- --- 東双ファシリティ&サービス㈱10.7--- 75.277.263.6 ㈱当間高原リゾート18.2-50-(注)177.386.539.3 ㈱ファミリーネット・ジャパン22.1--- 84.583.8- 日本ファシリティ・ソリューション㈱3.8-80-(注)1--- 東京発電㈱2.8--- 81.478.483.7 (注) 1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものである。2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものである。3.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第2号における育児休業等及び育児目的休暇の取得割合を算出したものである。4.「管理職に占める女性労働者の割合」「男性労働者の育児休業等取得率」「労働者の男女の賃金の差異」に関する取り組み等については「第2 事業の状況 2サステナビリティに関する考え方及び取組 (2) 人的資本」を参照。5.育児休業等取得率の数値は正規雇用のみ。 ウ 東京電力ホールディングス株式会社及び基幹事業会社 当事業年度補足説明管理職に占める女性労働者の割合(%)(注)1男性労働者の育児休業等取得率(%)(注)2,5労働者の男女の賃金の差異(%) (注)1全労働者うち正規雇用労働者うちパート・有期労働者6.888.982.282.074.2(注)3,4 (注) 1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものである。2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第2号における育児休業等及び育児目的休暇の取得割合を算出したものである。3.「管理職に占める女性労働者の割合」「男性労働者の育児休業等取得率」「労働者の男女の賃金の差異」に関する取り組み等については「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (2) 人的資本」を参照。4.当該基幹事業会社は東京電力パワーグリッド㈱、東京電力エナジーパートナー㈱及び東京電力リニューアブルパワー㈱の3社を指している。5.育児休業等取得率の数値は正規雇用のみ。
研究開発活動 FY2026 / 約309字
6 【研究開発活動】当社グループの技術開発については、「東京電力ホールディングス㈱福島第一原子力発電所の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ」並びに「五次総特」に基づき、「中長期ロードマップに基づいた廃炉の推進に向けた技術開発」、「原子力安全の確保と電気の安定供給の達成に資する技術開発」及び「カーボンニュートラル実現に向けた技術開発」を中心として取り組んでいる。当連結会計年度の研究開発費の総額は、20,840百万円である。なお、セグメントごとの研究開発費の内訳は、ホールディングスが8,897百万円、パワーグリッドが9,969百万円、エナジーパートナーが908百万円、リニューアブルパワーが1,065百万円である。
重要な契約等 FY2026 / 約6,252字
5 【重要な契約等】当社は原子力損害賠償・廃炉等支援機構と株式引受契約の締結をしている。契約に関する内容等は以下の通りである。(1)相手方(2)契約締結日名称原子力損害賠償・廃炉等支援機構住所東京都港区赤坂一丁目11番44号 2012年5月21日(3)合意の内容(企業・株主間のガバナンスに関する合意) 当社及び基幹事業会社(東京電力フュエル&パワー株式会社、東京電力パワーグリッド株式会社、東京電力エナジーパートナー株式会社、東京電力リニューアブルパワー株式会社のことをいう。以下同じ)が、(i)原子力損害賠償・廃炉等支援機構(以下、「機構」という。)の承諾なく倒産手続の申立てを行わないこと、(ii)①当社による剰余金の処分、②資本金・準備金の額の変更、若しくは任意積立金の取り崩し、③株式、新株予約権、新株予約権付社債等の発行・処分(単元未満株主からの買増請求に応じる場合を除く。)又は取得・消却(機構からの取得等を除く。)④組織再編行為、又は⑤上記③及び④の他、機構の当社における議決権割合又は持株割合を希釈化させる蓋然性のある行為、⑥当社の基幹事業会社における議決権割合又は持分割合を希釈化させる蓋然性のある行為、又は⑦基幹事業会社の株主総会における特別決議の議決権行使を行う場合には、機構の書面による事前承諾を得ること。(4)合意の目的、取締役会における検討状況その他の当該提出会社における当該合意に係る意思決定に至る過程及び当該合意が当該提出会社の企業統治に及ぼす影響 2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴う福島第一原子力発電所の事故以降、事故に伴う多額の費用・損失の計上や原子力発電の停止等に伴う火力燃料費の増加などにより、当社の財務基盤は大きく毀損した。その結果、当社単体の2011年度末の純資産は震災前の水準(2010年度第3四半期末は2兆6,364 億円)から2兆円以上減少して5,274億円となり、同年度末の自己資本比率は3.5%程度まで低下するに至った。 また、2011年3月に金融機関から約2兆円の緊急融資を受けたことにより、2010年度末の現預金残高は2兆1,343億円となったものの、火力燃料費の増加に加え、電気事業設備の機能維持のための投資資金や多額の社債償還資金等が必要であったこと等から、2011年度末の現預金残高は9,849億円(原子力損害賠償支援機構資金交付金を除く。)に減少した。 当社は、費用削減や資産売却などグループ全体で徹底した経営合理化に加えて、電気料金の引上げを実施したとしても、2012年度は1,050億円の純損失となる見通しで、財務基盤の脆弱な状態が継続するなか、要賠償額の見積もり増加等の収支悪化リスクが顕在化した場合には債務超過に陥る懸念もあった。 以上のような債務超過リスクや資金繰り面でのリスクを回避し、事業の継続性を確実なものにするとともに、公募債市場への復帰等自律的な資金調達力の早期回復を図るためにも、まずは、資本を十分に増強し、財務基盤を強化する必要があったことから、当社は、増資の検討を開始した。 原子力損害賠償・廃炉等支援機構法(以下、「機構法」という。)第41条第1項第2号では、原子力損害の賠償の迅速かつ適切な実施及び電力の安定供給その他の原子炉の運転等に係る事業の円滑な運営の確保に資する資金援助措置の一つとして、機構による原子力事業者が発行する株式の引受けが定められている。当社の株式発行の目的は、機構法に基づく資金援助の目的に合致したものであると考えられることに加え、必要とする金額の規模や緊急性等を考慮した結果、当社は機構に対して株式の引受けを申し込むことが最適であると判断した。 こうした判断のもと、当社は、2012年3月29日、機構に対して、当社が発行する株式(払込金額総額1兆円)の引受けを含む資金援助を申請し、同年5月9日、機構から株式の引受けを含む資金援助の決定が通知された。 これらを踏まえ、当社は、2012年5月21日開催の当社取締役会において、同年6月27日開催の当社定時株主総会において必要な議案が承認可決されることを条件に、機構を割当先とする優先株式の発行及び株式引受契約の締結を決議した。 その後、当社は、事業部門を分社化し、ホールディングカンパニー制に移行すること等に伴い、「株式引受契約」に関して、同契約書に基づき機構が有する権限を、基幹事業会社との関係でも従前と同等のものとする変更を行っている。 なお、当該合意に基づく、機構が有する契約上の権限行使により、当社グループの事業運営に影響が生じる可能性がある。当社は、引き続き、総合特別事業計画の確実な実現に向けて、機構との株式引受契約に基づく義務を履行しながら、賠償・廃炉の資金確保や企業価値向上を目指し、不断の改革に取り組んでいく。 当社及び子会社は、財務上の特約が付された金銭消費貸借契約等の締結を行った。契約に関する内容等は以下の通りである。下記の各財務上の特約に抵触した場合において、各契約に定めるところに従い、貸付人又は各契約に定める一定割合の貸付人から請求があった場合には、下記の各契約に係る債務の全部又は一部について、期限の利益を喪失する。(1)契約会社名(2)契約締結日(3)相手方の属性(4)債務の期末残高(5)弁済期限(6)担保の内容名称東京電力ホールディングス株式会社2022年3月25日政府系金融機関20億円2026年4月28日一般担保2022年3月25日政府系金融機関1億円2026年7月27日一般担保住所東京都千代田区内幸町一丁目1番3号2025年3月26日信託銀行314億円2026年9月30日該当事項なし代表者の氏名代表執行役社長 小早川 智明2026年3月25日都市銀行、信託銀行、外国銀行支店、協同組織金融機関、生命保険会社2,079億円2026年9月30日該当事項なし(7)財務上の特約の内容 総合特別事業計画において想定されている有利子負債の残高と、実際に実施された借入れその他の方法による有利子負債の残高の間に、合理的な範囲を超えて齟齬を生じたとき又はかかる齟齬が生じる蓋然性が認められるとき。但し、総合特別事業計画の履行に重大な悪影響を及ぼさないと認められるときは、この限りでない。 (1)契約会社名(2)契約締結日(3)相手方の属性(4)債務の期末残高(5)弁済期限(6)担保の内容名称東京電力ホールディングス株式会社2026年3月25日都市銀行、その他銀行、地方銀行、第二地方銀行、協同組織金融機関、協同組合組織、生命保険会社、損害保険会社2,981億円2027年3月30日該当事項なし住所東京都千代田区内幸町一丁目1番3号代表者の氏名代表執行役社長 小早川 智明2026年3月25日地方銀行、第二地方銀行、生命保険会社102億円2028年3月30日該当事項なし(7)財務上の特約の内容 各事業年度の5社連結の経常損益を、2事業年度連続して損失としてはならない。 各事業年度末日時点の5社連結の純資産額を直近事業年度末日時点の純資産額及び2012年5月に公表した総合特別事業計画の2013年3月末日時点の純資産額の計画値のうちのいずれか高い方の値の75%以上の金額に維持する。但し、2026年3月末日に終了する事業年度においては、5社連結の純資産額に9,030億円を加算した金額を、直近事業年度末日時点の純資産額及び2012年5月に公表した総合特別事業計画の2013年3月末日時点の純資産額の計画値のうちのいずれか高い方の値の75%以上の金額に維持する。 総合特別事業計画において想定されている有利子負債の残高と、実際に実施された借入れその他の方法による有利子負債の残高の間に、合理的な範囲を超えて齟齬を生じたとき又はかかる齟齬が生じる蓋然性が認められるとき。但し、総合特別事業計画の履行に重大な悪影響を及ぼさないと認められるときは、この限りでない。 (1)契約会社名(2)契約締結日(3)相手方の属性(4)債務の期末残高(5)弁済期限(6)担保の内容名称東京電力パワーグリッド株式会社2026年3月25日政府系金融機関、都市銀行、信託銀行、生命保険会社3,599億円2026年9月30日該当事項なし住所東京都千代田区内幸町一丁目1番3号代表者の氏名代表取締役社長 金子 禎則(7)財務上の特約の内容 各事業年度の5社連結及び全社連結の経常損益を損失としてはならない。 5社連結及び全社連結の以下の項目について、2四半期連続して、当該項目に記載される要件に抵触してはならない。・各四半期の経常損益及び当期純損益に関して、貸付人と合意した各値が黒字の場合には、各四半期の経常損益及び当期純損益を黒字とし、かつ、各四半期の経常損益及び当期純損益のそれぞれに一定の調整額を加えた額を、貸付人と合意した各値の75%以上とし、貸付人と合意した各値が赤字の場合には、各四半期の経常損益及び当期純損益のそれぞれに一定の調整額を加えた額を、貸付人と合意した各値の125%以上とする。・各四半期末日時点の純資産額及び一定の調整額を加えた現預金残高を、貸付人と合意した各値の75%以上とする。 各事業年度の東京電力パワーグリッド株式会社の個別の経常損益及び当期純損益のそれぞれに一定の調整額を加えた額を損失としてはならない。 各事業年度末日時点の東京電力パワーグリッド株式会社の個別の純資産額を、直近事業年度末日時点の純資産額の75%以下としてはならない。 東京電力パワーグリッド株式会社の個別の以下の項目について、2四半期連続して、当該項目に記載される要件に抵触してはならない。・各四半期末日時点の一定の調整額を加えた現預金残高を、貸付人と合意した値の75%以上とする。 (1)契約会社名(2)契約締結日(3)相手方の属性(4)債務の期末残高(5)弁済期限(6)担保の内容名称東京電力パワーグリッド株式会社2026年3月25日都市銀行、信託銀行、地方銀行、第二地方銀行、生命保険会社2,909億円2027年3月30日該当事項なし住所東京都千代田区内幸町一丁目1番3号代表者の氏名代表取締役社長 金子 禎則名称東京電力エナジーパートナー株式会社2026年3月25日 都市銀行、信託銀行、地方銀行、第二地方銀行、生命保険会社525億円2027年3月30日該当事項なし住所東京都千代田区内幸町一丁目1番3号代表者の氏名代表取締役社長 長﨑 桃子名称東京電力リニューアブルパワー株式会社2026年3月25日 都市銀行、地方銀行、生命保険会社226億円2027年3月30日該当事項なし住所東京都千代田区内幸町一丁目1番3号代表者の氏名代表取締役社長 井上 慎介(7)財務上の特約の内容 各事業年度の5社連結の経常損益を、2事業年度連続して損失としてはならない。 各事業年度末日時点の5社連結の純資産額を直近事業年度末日時点の純資産額及び2012年5月に公表した総合特別事業計画の2013年3月末日時点の純資産額の計画値のうちのいずれか高い方の値の75%以上の金額に維持する。但し、2026年3月末日に終了する事業年度においては、5社連結の純資産額に9,030億円を加算した金額を、直近事業年度末日時点の純資産額及び2012年5月に公表した総合特別事業計画の2013年3月末日時点の純資産額の計画値のうちのいずれか高い方の値の75%以上の金額に維持する。 (1)契約会社名(2)契約締結日(3)相手方の属性(4)債務の期末残高(5)弁済期限(6)担保の内容名称東京電力ホールディングス株式会社2026年3月25日政府系金融機関、都市銀行、信託銀行、生命保険会社3,999億円2026年9月30日該当事項なし住所東京都千代田区内幸町一丁目1番3号代表者の氏名代表執行役社長 小早川 智明(7)財務上の特約の内容 各事業年度の5社連結及び全社連結の経常損益を損失としてはならない。 5社連結及び全社連結の以下の項目について、2四半期連続して、当該項目に記載される要件に抵触してはならない。・各四半期の経常損益及び当期純損益に関して、貸付人と合意した各値が黒字の場合には、各四半期の経常損益及び当期純損益を黒字とし、かつ、各四半期の経常損益及び当期純損益のそれぞれに一定の調整額を加えた額を、貸付人と合意した各値の75%以上とし、貸付人と合意した各値が赤字の場合には、各四半期の経常損益及び当期純損益のそれぞれに一定の調整額を加えた額を、貸付人と合意した各値の125%以上とする。・各四半期末日時点の純資産額及び一定の調整額を加えた現預金残高を、貸付人と合意した各値の75%以上とする。 各事業年度の東京電力パワーグリッド株式会社の個別の経常損益及び当期純損益のそれぞれに一定の調整額を加えた額を損失としてはならない。 各事業年度末日時点の東京電力パワーグリッド株式会社の個別の純資産額を、直近事業年度末日時点の純資産額の75%以下としてはならない。 東京電力パワーグリッド株式会社の個別の以下の項目について、2四半期連続して、当該項目に記載される要件に抵触してはならない。・各四半期末日時点の一定の調整額を加えた現預金残高を、貸付人と合意した値の75%以上とする。 総合特別事業計画において想定されている有利子負債の残高と、実際に実施された借入れその他の方法による有利子負債の残高の間に、合理的な範囲を超えて齟齬を生じたとき又はかかる齟齬が生じる蓋然性が認められるとき。但し、総合特別事業計画の履行に重大な悪影響を及ぼさないと認められるときは、この限りでない。 (1)契約会社名(2)契約締結日(3)相手方の属性(4)債務の期末残高(5)弁済期限(6)担保の内容名称東京電力パワーグリッド株式会社2026年3月25日政府系金融機関、都市銀行、信託銀行、生命保険会社6,129億円2026年9月30日該当事項なし住所東京都千代田区内幸町一丁目1番3号代表者の氏名代表取締役社長 金子 禎則(7)財務上の特約の内容 各事業年度の東京電力パワーグリッド株式会社の個別の経常損益及び当期純損益のそれぞれに一定の調整額を加えた額を損失としてはならない。 各事業年度末日時点の東京電力パワーグリッド株式会社の個別の純資産額を、直近事業年度末日時点の純資産額の75%以下としてはならない。 総合特別事業計画とは、借入人が原子力損害賠償・廃炉等支援機構法(平成23年法律第94号、その後の改正を含む。)第41条に基づき原子力損害賠償・廃炉等支援機構(以下、「機構」という。)に対して行った平成23年10月28日付の資金援助の申込みに関して、同法第45条に基づき借入人と機構が策定した特別事業計画(その後の改訂を含む。)をいう。 5社連結とは、東京電力ホールディングス株式会社、東京電力フュエル&パワー株式会社、東京電力パワーグリッド株式会社、東京電力エナジーパートナー株式会社及び東京電力リニューアブルパワー株式会社の5社による連結をいう。全社連結とは、東京電力ホールディングス株式会社の連結をいう。
株式の保有状況 FY2026 / 約2,297字
(5) 【株式の保有状況】① 投資株式の区分の基準及び考え方当社では、投資有価証券に該当する株式のうち、短期間の価格変動により利益を得ることを目的として保有するものを「保有目的が純投資目的である投資株式」、それ以外を「保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式」としている。 ② 提出会社における株式の保有状況当社については以下のとおりである。 (1) 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式イ.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容(非上場株式以外の株式)成長戦略を踏まえた中長期的な連携の必要性や、当社事業の円滑な遂行と持続的成長等を総合的に勘案して、企業価値向上に資する必要最小限の株式を保有することを基本とし、全株式を取締役会で個別に検証した結果、全ての銘柄について保有が適当と判断している。 ロ.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式714,152非上場株式以外の株式-- (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由非上場株式1266グループ会社からの現物分配による増加非上場株式以外の株式--- (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)非上場株式20非上場株式以外の株式15,822 ハ.特定投資株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報 特定投資株式 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)㈱日本製鋼所-742,800定量的な保有効果の記載は困難であるものの、上記(1)イ.の保有の合理性を検証する方法に従って取締役会で個別に検証した結果、同社は原子力・水力の主要部材を製造しており、事業上の関係を勘案し、同社との良好な関係の維持・強化を図るため継続して保有していたが、全株式を売却済み。無-3,889 (2) 保有目的が純投資目的である投資株式該当事項なし。 ③ 東京電力タイムレスキャピタル第二号投資事業有限責任組合における株式の保有状況提出会社及び連結子会社のうち、投資株式の貸借対照表計上額(投資株式計上額)が最も大きい会社(最大保有会社)である東京電力タイムレスキャピタル第二号投資事業有限責任組合については以下のとおりである。 (1) 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式該当事項なし。 (2) 保有目的が純投資目的である投資株式保有目的が純投資目的である投資株式の前事業年度及び当事業年度における貸借対照表計上額の合計額並びに事業年度における受取配当金、売却損益及び評価損益の合計額 区分当事業年度前事業年度銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式121,900121,900非上場株式以外の株式---- 区分当事業年度受取配当金の合計額(百万円)売却損益の合計額(百万円)評価損益の合計額(百万円)非上場株式---非上場株式以外の株式--- ④ 東京電力エナジーパートナー株式会社における株式の保有状況提出会社及び連結子会社のうち、投資株式の貸借対照表計上額(投資株式計上額)が次に大きい会社である東京電力エナジーパートナー株式会社(以下、「東京電力エナジーパートナー」という。)については以下のとおりである。 (1) 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式イ.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容(非上場株式以外の株式)成長戦略を踏まえた中長期的な連携の必要性や、事業の円滑な遂行と持続的成長等を総合的に勘案して、企業価値向上に資する必要最小限の株式を保有することを基本とし、全株式を取締役会で個別に検証した結果、全ての銘柄について保有が適当と判断している。 ロ.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式242,720非上場株式以外の株式112,853 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由非上場株式---非上場株式以外の株式--- (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)非上場株式--非上場株式以外の株式-- ハ.特定投資株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報 特定投資株式 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由東京電力エナジーパートナーの株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)日本瓦斯㈱4,380,0004,380,000定量的な保有効果の記載は困難であるものの、上記(1)イ.の保有の合理性を検証する方法に従って取締役会で個別に検証した結果、同社との業務提携の維持や、新事業への展開による収益強化を目的として継続して保有している。(業務提携概要)電気・都市ガスの小売事業における業務提携。無12,8539,771 (2) 保有目的が純投資目的である投資株式該当事項なし。
関係会社の状況 FY2026 / 約5,287字
4 【関係会社の状況】(1) 連結子会社2026年3月31日現在名称住所資本金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有割合役員の兼任等関係内容東京電力フュエル&パワー㈱東京都千代田区30,000燃料・火力発電事業を営む関連会社の事業活動管理100.0%有資金貸借取引東京電力パワーグリッド㈱(注)2,3東京都千代田区80,000一般送配電事業、不動産賃貸事業及び離島における発電事業100.0%無資金貸借取引、被債務保証東京電力エナジーパートナー㈱(注)2,4東京都千代田区260,000小売電気事業、ガス事業等100.0%有電気の販売、資金貸借取引東京電力リニューアブルパワー㈱(注)2,3東京都千代田区1,000再生可能エネルギー発電事業等100.0%有資金貸借取引東電不動産㈱東京都中央区15,168事業所・社宅の賃貸・管理100.0%有事業所・社宅用建物の賃借東京パワーテクノロジー㈱東京都江東区100発電設備等の工事・運転・保守、環境・エネルギー事業、尾瀬地域事業100.0%有発電(原子力)関連設備の工事・運転・保守、環境保全・調査、山林・土地管理の委託東電設計㈱東京都江東区40土木・建築及び電気設備の設計・監理100.0%有発電設備等の設計及び監理の委託㈱テプコシステムズ東京都江東区350システムの開発・保守100.0%有システムの開発・保守業務の委託東京電設サービス㈱東京都台東区50電力設備、鋼・コンクリート構造物、再エネ設備等のコンサルティング・設計・工事・点検診断・監視制御・機器の販売100.0%(100.0%)有-テプコ・リソーシズ社カナダブリティッシュコロンビア州24,696万カナダドルウランの採掘及び製錬・販売100.0%有-東双ファシリティ&サービス㈱福島県双葉郡20事業所・社宅の賃貸・管理100.0%有事業所・社宅用建物の賃借東電タウンプランニング㈱東京都港区100配電設備の設計・保全、電柱広告の販売・管理、無電柱化・地域開発におけるコンサルティング・工程調整100.0%(100.0%)有-東電用地㈱東京都荒川区100電柱敷地・送電線用地など東電保有土地の管理、電柱敷地・送電線用地の権利取得・管理、用地業務におけるコンサルティング、補償コンサルティング100.0%(100.0%)有-テプコ・ソリューション・アドバンス㈱東京都港区10電気・ガスのバックオフィス業務(申込受付・料金計算・収入管理など)、電気のフィールド業務(出向サービス業務、調査業務など)、BPO事業100.0%(100.0%)有-テプコ・パワー・グリッド・ユーケー社英国7,544万英ポンド欧州における送配電事業への投資・融資と管理、これらに関する経営、技術、財務、管理業務のコンサルティング及び技術・ノウハウ・情報の販売100.0%(100.0%)有-テプコカスタマーサービス㈱東京都港区20電気等エネルギー利用に係る機械器具等の販売、施工工事、修理、リース、電気工事業及び管工事業100.0%(100.0%)有-㈱ファミリーネット・ジャパン東京都港区490マンション向けインターネット接続サービス、一括受電サービス、電力卸及び小売電気・ガス事業等100.0%(100.0%)有-日本ファシリティ・ソリューション㈱東京都品川区490エネルギーサービス100.0%(100.0%)有-㈱PinT東京都千代田区400電力小売事業、ガス小売事業、及び通信事業100.0%(100.0%)有- 名称住所資本金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有割合役員の兼任等関係内容東京電力タイムレスキャピタル第二号投資事業有限責任組合東京都千代田区24,462水関連産業の中堅・中小規模企業等を対象とした投資事業100.0%(100.0%)無-東京電力タイムレスキャピタル共同投資第一号投資事業有限責任組合東京都千代田区11,160日本国内において主たる事業を行う会社その他の事業体に対する投資100.0%(100.0%)無-TF内幸町特定目的会社東京都千代田区23,411特定資産の譲受け並びにその管理及び処分100.0%(100.0%)無-テプコ・リニューアブル・パワー・シンガポール社シンガポール8,610万米ドル水力発電事業に係る持株会社100.0%(100.0%)有-フローテーション・エナジー社英国エディンバラ26,870万英ポンド洋上風力発電事業の開発、建設及び運営100.0%(100.0%)有-東京発電㈱東京都台東区12,500発電及び電気の販売80.0%(80.0%)有-東電物流㈱東京都品川区50電力用資機材等の調達・保管・輸配送・通関、物品及び機材の販売・レンタル80.0%(80.0%)有-リサイクル燃料貯蔵㈱青森県むつ市3,000原子力発電所から発生する使用済燃料の貯蔵・管理及び、これに付帯関連する事業80.0%有-㈱当間高原リゾート新潟県十日町市100ホテル、ゴルフ場の経営80.0%有施設の利用東双みらいテクノロジー㈱福島県双葉郡1,000燃料デブリ取り出しに関するシステム・設備の基本設計事業、研究開発事業75.0%有燃料デブリ取り出しに関する検討委託東京レコードマネジメント㈱東京都品川区20情報記録類の作成、保管、管理業務70.0%(70.0%)有情報記録類の作成、保管、管理業務の委託東双みらい製造㈱福島県双葉郡4,759使用済燃料輸送貯蔵兼用キャスク等廃炉関連製品の製造、販売66.7%有使用済燃料輸送貯蔵兼用キャスクの購買飯舘バイオパートナーズ㈱福島県相馬郡300発電事業、熱供給事業、燃料供給事業60.0%(20.0%)有-㈱e-Mobility Power東京都港区10,000充電サービス及び充電ネットワークサービス事業54.7%有-TEPCOホームテック㈱東京都墨田区475新築及び既存建築物の省エネルギー化に関する企画、提案、設計及び施工、建築設備機器の販売及び設置等51.0%(51.0%)有-その他29社 (注) 1.議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数である。2.特定子会社に該当している。3.有価証券報告書を提出している。4.東京電力エナジーパートナー㈱については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が100分の10を超えているが、セグメント情報の売上高に占める当該連結子会社の売上高の割合(セグメント間の内部売上高又は振替高を含む。)が100分の90を超えるため、主要な損益情報等の記載を省略している。 (2) 持分法適用関連会社2026年3月31日現在名称住所資本金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有割合役員の兼任等関係内容ディープ・シー・グリーン・エナジー(香港)社(注)2香港1,512万米ドル海外工業団地における配電・小売事業50.0%(50.0%)有-㈱JERA(注)2、3東京都中央区100,000燃料調達事業、燃料上流事業、燃料輸送事業、燃料トレーディング事業、国内火力発電事業、海外発電・エネルギーインフラ事業、その他付帯関連する事業50.0%(50.0%)有-東京エナジーアライアンス㈱東京都渋谷区65小売ガス事業、ガス卸事業、電気卸事業、ガス事業に関する保安業務等49.0%(49.0%)有-TEPCO i-フロンティアズ㈱(注)2東京都千代田区25生活に関連する事業等の企画・リサーチ・実証・開発等50.0%(50.0%)有-T&Tエナジー㈱(注)2静岡県静岡市125小売ガス事業、小売電気事業等50.0%(50.0%)有-嬬恋蓄電所合同会社(注)2東京都千代田区8発電事業、電力取引、蓄電池及びその付随設備の運用・管理50.0%無-グリーン・ボルト・ホールド社英国エディンバラ17,954万英ポンド洋上風力開発事業50.0%(50.0%)有-セノス・ホールド社英国エディンバラ3,440万英ポンド洋上風力開発事業50.0%(50.0%)有-ソーラー・ルーフトップ・シーイー・ナイン社タイ1,800万タイバーツタイにおける産業用需要家向け屋根置き太陽光発電コーポレートPPA事業49.0%(49.0%)有-グリーンウェイ・グリッド・グローバル社シンガポール3,516万シンガポールドル送配電事業、次世代インフラ等の投資・運営、新事業インキュベーション、グローバル人材育成44.0%(44.0%)有-イーエスアール・テプコ・リニューアブルズ社(注)2シンガポール1,220万米ドル太陽光発電事業にかかわる持株会社40.0%(40.0%)有-㈱LIXIL TEPCO スマートパートナーズ東京都墨田区450太陽光発電システム販売及び小売電気事業40.0%(40.0%)有-ベト・ハイドロ社シンガポール1,696万米ドル水力発電事業に係る持株会社36.4%(36.4%)有-㈱関電工(注)3東京都港区10,264発・送・変・配電及び通信設備の建設・保修、火力・原子力発電所の電気・計装工事、内線・空調関係工事35.3%(35.3%)有発電設備の工事の委託㈱東光高岳(注)3東京都江東区8,000送・変・配電設備の製造及び据付工事、取引用計器の取替工事、建物・構築物の電気工事35.2%(35.2%)有-エバーグリーン・マーケティング㈱東京都中央区504小売電気事業34.0%(34.0%)有-エナジープールジャパン㈱東京都港区45デマンドレスポンス事業34.0%(34.0%)有-虎ノ門エネルギーネットワーク㈱東京都港区490電気事業、熱供給事業34.0%(34.0%)有-㈱昭栄電気産業東京都葛飾区20電気工事の設計、調査、施工、監理、保守33.8%(33.8%)有-東京都市サービス㈱東京都中央区400熱供給事業、熱供給設備の運転、保守及び管理33.4%(33.4%)有-㈱日立システムズパワーサービス東京都港区100システムの開発・保守及びシステム運用等33.4%有システムの開発・保守及びシステム運用業務等の委託㈱アット東京東京都江東区13,378データセンター事業33.3%(33.3%)有- 2026年3月31日現在名称住所資本金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有割合役員の兼任等関係内容ハウスプラス住宅保証㈱東京都港区1,207建築確認検査業務、住宅性能評価業務、住宅瑕疵担保責任保険業務等29.8%(29.8%)有-ダリアリ・エナジー社ジョージア8,423万ジョージアラリジョージア国における水力発電事業31.4%(31.4%)有-ベトナム・パワー・デベロップメント社ベトナム10,658億ベトナムドンベトナム国における水力発電事業30.1%(30.1%)有-エナジー・アジア・ホールディングス社英領バージン諸島7万米ドル原子燃料事業にかかわる持株会社30.0%有-日本原燃㈱青森県上北郡六ヶ所村400,000使用済核燃料の再処理29.7%有ウランの濃縮、使用済燃料の再処理、高レベル放射性廃棄物の一時保管及び低レベル放射性廃棄物の埋設の委託日本原子力発電㈱東京都台東区120,000原子力発電による電気の卸供給28.3%(0.1%)有-クンチャナ・エナジー・レスタリ社インドネシア2,858万米ドルインドネシア国における再生可能エネルギー事業25.0%(25.0%)有-トライトン・ノール・オフト・ビッドコ社英国1,000英ポンド英国トライトンノール洋上風力発電所における送電事業への投資20.0%(20.0%)有-オフショア・ウインド社英国マンチェスター1,000英ポンド洋上風力開発事業19.0%(19.0%)有-㈱東京エネシス(注)3東京都中央区2,881発電・変電設備等の工事・保守、情報通信設備の設計・工事18.1%有発電(水力・火力・原子力)設備工事の委託小安地熱㈱秋田県湯沢市100蒸気・熱水等の地熱エネルギーによる発電事業15.0%(15.0%)有-グリーン・ボルト・オフショア・ウインドファーム社英国エディンバラ100英ポンド洋上風力開発事業0.0%(0.0%)有-セノス・オフショア・ウインドファーム社英国エディンバラ100英ポンド洋上風力開発事業0.0%(0.0%)有-トライトン・ノール・オフト社英国1,000英ポンド英国トライトンノール洋上風力発電所における送電事業の管理・運営0.0%(0.0%)有-イーエスアール・テプコ・シンガポール1・ホールド社シンガポール1米ドル太陽光発電事業にかかわる持株会社0.0%(0.0%)有-イーエスアール・テプコ・シンガポール・アセット・アルファ社シンガポール1シンガポールドル太陽光発電事業0.0%(0.0%)有-その他12社 (注) 1.議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数である。2.共同支配企業である。3.有価証券報告書を提出している。
サステナビリティ FY2026 / 約7,968字
2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取り組みは、次のとおりである。本項においては、将来に関する事項が含まれているが、当該事項は提出日現在において判断したものである。 (1) カーボンニュートラルの実現に向けた取り組み① ガバナンス当社グループは、カーボンニュートラルの実現を含むサステナビリティ課題を、経営上の重要な戦略事項と位置づけ、当社の取締役会による監督のもと、執行側において適切な意思決定及び実行がなされるガバナンス体制を構築している。 当社の取締役会は、ESGを含むサステナビリティに関する専門的知見の確保を目的に、取締役に求められるスキルを明確化したうえで候補者を選任しており、気候変動をはじめとするサステナビリティ課題について、定期的に審議・監督を行っている。また、重要な経営課題に関する事業計画のPDCAにおいては、脱炭素化の進捗状況に加え、気候変動に係る制度・政策の動向や物理的リスクなど、計画達成を阻害する可能性のある要因について、執行側から取締役会へ報告がなされ、取締役会はその妥当性や対応方針を監督している。さらに、サステナビリティ経営を推進する観点から、執行役の報酬制度における業績連動報酬には、気候変動への取組みに関する評価指標が組み込まれている。執行側におけるサステナビリティ課題の統括機関として、ESG委員会を設置しており、リスク及び機会の観点から、気候変動を含むESG課題を経営戦略に取り込み、対応強化を目的として開催している。なお、同委員会の委員長については、2026年4月より社長から最高財務責任者(CFO)兼ESG担当役員へ変更し、財務戦略及び資本市場との対話を一体的に踏まえたサステナビリティ経営の推進体制を強化している。ESG委員会において審議された対応方針や具体的な対応策については、適宜、執行役会にて決議されている。これにより、サステナビリティ課題に関する検討内容が、速やかに経営判断及び業務執行へと反映される仕組みとしている。 また、ESG委員会には監督側の専門的知見を経営に反映させるため、取締役会長及び監査委員会委員長が オブザーバーとして参加している。ESG委員会での議論内容や、執行役会で決議された重要事項については、 取締役会へ適宜報告され、取締役会による監督機能との連動を図っている。 [東京電力ホールディングス株式会社の体制] ② リスク管理 当社グループは、気候変動に伴うリスク及び機会について、経営リスクの一部として位置づけ、全社的なリ スク管理の枠組みの中で統合的に管理している。 事業計画の策定段階においては、GXの進展、エネルギー安全保障への要請の高まり、気候変動に係る制度・ 政策変更、自然災害の激甚化等の物理的影響など、外部環境変化等に由来するリスク及び事業機会の抽出・評 価を行っている。執行側で経営に与える影響が大きいと判断された事項については重要経営課題として整理し、 取締役会の確認を経て事業計画に反映している。 リスク管理については、リスク管理委員会を中心とした全社的な管理体制を構築しており、ESG委員会と密 接に連携することで、気候変動リスクを含むサステナビリティ関連リスクの適切な管理を行っている。具体的に は、最高リスク管理責任者(CRO)がESG委員会にオブザーバーとして参加しているほか、ESG委員会で の議事概要や検討結果はリスク管理委員会事務局に共有されている。 また、事業計画の進捗管理においては、計画の進捗状況と併せて、事業計画の達成を阻害し得るリスクの変容 状況についても定期的にモニタリングを行っている。これらの内容は、執行役会及び取締役会へ報告され、必 要に応じて対応方針の見直しや追加的な対策が検討される仕組みとしている。 ③ 戦略 当社グループは、気候変動問題を重要な経営課題の一つと認識し、2026年1月に公表した五次総特においても「脱炭素電源の確保・カーボンニュートラルの実現」に向けた取組を掲げている。 エネルギー安全保障への要請の高まりとともに、国内外で期限付きのカーボンニュートラル目標が表明されて いる中、高まるデジタル需要への対応に限らず、当社グループの供給するエネルギー・電力の脱炭素化を抜本的 に進めていく。 この観点から、当社グループとして、地域の理解を大前提に、柏崎刈羽原子力発電所6号機及び7号機の再稼 働を着実に進めていく。加えて、東日本における原子力の安定的な稼働に向けて、原子力技術者や施工力の確 保、審査対応、原子力サプライチェーンの維持等における他社との連携や、デジタル分野をはじめ他の事業者と の連携を図っていく。 また、資産回転型の投資・共創による、水力や風力などの再生可能エネルギーの国内新規開発の推進や系統用 蓄電池の事業拡大に伴う調整力の増強にも果敢に挑戦する。加えて、長期の電力購入契約(PPA)や市場取引 など多様な手段を活用した脱炭素電源の調達の強化を進め、脱炭素社会の実現を牽引していく。 ④ 指標及び目標当社グループは、カーボンニュートラルの実現に向けて、「2040年度においてお客さまにお届けする電力の6割を上回る水準を脱炭素電源で確保」することを目指し、さらに「2050年に向けてエネルギー供給由来のCO2排出の実質ゼロに挑戦」し、脱炭素化に向けた取組を進めていく。なお、2024年度の当社及び基幹事業会社を対象とした温室効果ガス排出量はScope1が20万t-CO2、Scope2(※)が490万t-CO2、Scope3が11,510万t-CO2であった。(※)電力購入先ごとの排出係数に基づき算定する基準(マーケット基準)にて算出している。 (2) 人的資本当社及び基幹事業会社は、福島責任の貫徹とともに、エネルギーの安定供給という社会的責務の全うやカーボンニュートラルの実現といった長期的な課題に取り組んでいる。これらの取り組みは、社会からの信頼を前提として持続的に進めていく必要がある。こうした事業環境において、当社及び基幹事業会社にとって人的資本は、事業活動を支える基盤であると同時に、社会的責任を果たし続けるための重要な要素である。特に、現場における安全文化の醸成、技術・知見の確実な継承、ならびに多様な価値観を尊重した組織運営は、持続可能な事業運営を行う上で欠かすことのできない要件である。当社及び基幹事業会社は、こうした認識のもと、人と組織のありたい姿を示したHR-Visionを掲げ、5つの優先領域を設定した人財マネジメント方針を策定し、自分らしく働ける環境や自ら働き方をデザインできる環境の整備等を通じて、社員一人ひとりが能力を発揮し、長期にわたり活躍できる基盤づくりを進めている。人的資本に関する主な取組や指標については、以下に記載するとおりである。 ① ガバナンス・リスク管理当社及び基幹事業会社は、人財リソースの質・量両面からの確保への対応を重要な経営課題と認識しており、当社の取締役会は、執行役の中から最高労務人事責任者(CHRO)を選任し、業務執行状況の報告を受ける等して、人財戦略及び行動計画の進捗等をモニタリング・監督している。また、当社の執行役会並びに執行役を中心とした経営会議等では、全社的な課題の抽出や対応方針について審議している。また、当社及び基幹事業会社に影響を与える外部環境とそれに関係するリスクの発現可能性、発現した場合の影響度、時間軸を総合的に評価し、人的資本経営・人権尊重の取り組みに活かしている。 ② 戦略当社及び基幹事業会社は、福島責任の貫徹を大前提に、世界的なデジタル需要の高まりを受けた電力需要増への対応とともに、GX・DX等に対応した安定供給責任の全う、カーボンニュートラルの実現に向けた事業構造の変革を進めている。この実現のためには、事業環境等の変化により更に高度化・多様化する人財ニーズを的確にとらえた上で、必要な人財を確保するとともに、ポテンシャルをいかんなく発揮できるよう、グループ全体の事業戦略と連動した人財戦略として設定した「5つの優先領域」に係る取り組みを更に深化させる必要がある。これにより、社員一人ひとりの意欲や能力、組織のパフォーマンスの最大化をめざしていく。また、CHROをはじめ、当社の経営企画担当役員や基幹事業会社の社長等をメンバーとしたHR委員会を設け、HRマネジメントに関する全体方針や、人財の採用・育成・配置等に係る施策の審議・検討を行っている。その中では、グループ全体の事業戦略と人財戦略との整合を図るとともに、HRや各主体が課題解決に向けて責任を持って取り組むサイクルを構築している。 [人財戦略について]※ 上記は当社及び基幹事業会社を対象としている。 <優先領域1:リソースマネジメント>当社事業を支える人財の確保に向けては、採用手法の多様化により、新卒社員、即戦力社員を計画的に採用するとともに、若年層のリテンションやミドル層、シニア層がより意欲・パフォーマンス高く活躍し続けられる魅力ある仕組みを整備している。特に、五次総特の下では、中長期にわたる廃炉事業の完遂とGX・DX等に対応した安定供給の実現の両立を進めており、重要経営課題に必要な人財を優先配置するとともに、安定供給維持に必要な人財だけでなく、中長期にわたり事業戦略上重要なスキル領域(DX等)を特定し、将来、どこでどのようなスキルを持った人財が必要かを明らかにした上で、担い手となる人財を質・量ともに持続的な計画で確保、育成することで、仕事と人の最適化をめざしていく。 <優先領域2:「両利きの経営」を加速する人事戦略>取り巻く環境の変化に対応し、事業を牽引できる経営リーダーや技術・技能の継承を推進する電力プロフェッショナル人財、新たな事業を創造できる稼ぐ力を持った人財の育成に向けたサイクルを構築し、挑戦・選択できる機会を付与している。また、社員一人ひとりのスキルや経験等の人財情報を一元管理し、タレントマネジメントによる、適所適財を実現していく。特に、経営リーダーの育成に向けては、ビジネスを牽引できる経営リーダーを安定・継続的に輩出できるよう、候補人財の選抜や育成を目的とした戦略的人財育成委員会を設置し、選抜、育成、モニタリング等の育成サイクルに経営層が直接関わり、指名委員会と連携した後継者育成の仕組みを構築している。また、稼ぐ人財の育成として市場のニーズや競争状況に適応しながら、革新的な発想や戦略を展開し、新しいビジネスアイデアを実現するために、適性のある人財を社内から発掘し、研修や自律的な学習支援、OJT等を通じて育成している。 <優先領域3:DEI(ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン)>多様な人財が互いに尊重し合い、それぞれの能力を最大限に発揮できる組織づくりを経営の重要なテーマの一つとして位置付け、DEIを人的資本戦略の基盤として推進している。「一人ひとりがTEPCO」のスローガンのもと、性別、年齢、部門、働き方等にとらわれない多様性マネジメントを通じて、インクルーシブな企業文化を醸成し、多様な経験や感性から生まれるリーダーシップを組織の成長と人的資本価値の最大化につなげている。あわせて、ミドルマネジメント層を中心に育成計画に基づく成長機会を提供し、統合的な組織マネジメントを担う人財の育成に注力している。これらの取り組みにより、社会や投資家から信頼され選ばれる企業を目指す中、女性活躍推進に優れた企業として2026年3月に「なでしこ銘柄」に初めて選定されており、今後も多様な人財がワンチームとして活躍できる組織基盤の強化を通じ、持続的な企業価値の向上を図っていく。 <優先領域4:TEPCO Work Innovation>社員一人ひとりのワークライフバランスの実現と幸福度向上を、人財の持続的な活躍と企業価値向上につなげることを目的に、社員が高い付加価値を生み出し続けられる 環境づくりを推進し、仕事と働き方の変革に向けた様々な取り組みを展開している。具体的には、カイゼン・DXを用いた業務改革と働き方の多様化や労働時間マネジメントの適正化等の働き方改革を 一体的に取り組むことで、人と組織が最大限のパフォーマンスを発揮できる働き方の実現を目指している。また、組織としてのパフォーマンス が最大限発揮できるよう、1on1ミーティングの促進や管理職に対するマネジメント支援の充実等、個人の成果と成長に向き合う対話・支援型のマネジメント力を強化するための取り組みを展開し、社員の成長や組織の活力向上を促進している。 <優先領域5:基盤強化>人と組織の活力、生産性を高める上では、社員のエンゲージメントを向上させることが極めて重要と考え、「社員幸福度」を総合KPIとして設定している。また、「社員幸福度」を構成する3つの重要指標として、社員一人ひとりの「働きがい」、「成長実感」、「ワークライフバランス」を設定し、全社員対象の社員意識調査で測定している。調査の結果は、経営会議や企業倫理委員会等に報告すると同時に、社外有識者からもご意見をいただき、全社的な施策の検討・実施につなげている。また、速やかに各組織にフィードバックし、自職場の強みや弱みの理解を促した上で、エンゲージメント向上につながる施策の自律的な展開を推進している。さらには、社員意識調査の結果を活用して、活力ある働き方を実践している現場第一線職場へ訪問・ヒアリングを行い、取り組みを社内広報で紹介する等、好事例の社内展開にも取り組んでいる。また、人権尊重の取り組みとして、国際連合の「ビジネスと人権に関する指導原則」に準拠した人権尊重の仕組みを構築し、あらゆるステークホルダーの人権が尊重されるよう、人権への負の影響の防止と軽減するための取り組みを行っている。具体的には、「東京電力グループ人権方針」をコミットメントとし、人権デュー・ディリジェンス(人権DD)を展開するとともに、救済メカニズムを構築し運用している。人権DDについては、「自社」「連結子会社」「サプライヤー」を優先対応スコープとして特定し、取り組みを進めている。ガバナンスの体制としてCHROが委員長を務める人権委員会において、計画の審議・モニタリングや、人権に関するリスク低減策の議論・提言を実施する等、PDCAサイクルを主導している。取り組み状況は定期的に取締役会へ報告しており、取締役会が執行側を監督する体制も整えている。また、取り組みの実効性を高めるためには社員の理解が欠かせないため、社員の人権方針理解度や職場における人権尊重度について2030年度目標を設定し、研修等を実施している。事業活動を行う国や地域の法改正等、外部環境の変化にも目を配り対応することで、グローバルビジネスにおけるリスクの予見や管理にも寄与するものと考えており、当社グループが信頼され選ばれ続ける企業グループとなるため、社内外のステークホルダーとともに人権尊重の取り組みを推進している。 ③ 指標及び目標当社及び基幹事業会社は、人財戦略の総合KPIとして、「社員幸福度」と「人的資本ROI」を設定している。また、「社員幸福度」、「人的資本ROI」の向上に向けて、HR-Visionや5つの優先領域への取り組みにおける主要なKPIを設定し、成果や進捗を評価しているほか、依願退職率や長時間労働者数等のリスクに関するKPIを設定し、指標のモニタリングを行っている。今後も企業価値向上に寄与する効果的・効率的な人的資本への投資の実行に向けて、人的資本の可視化、KPIのモニタリングや高度化を進める。 [指標について] [当社及び基幹事業会社の管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業等取得率及び労働者の男女の賃金の差異]<管理職に占める女性労働者の割合>2025年度末の管理職に占める女性労働者の割合は6.8%(2024年度末6.4%、2023年度末6.0%、2022年度末5.9%、2021年度末5.8%)であり、女性の採用・育成強化等により、次世代女性リーダーの拡大を進めている。女性社員の中からミドルマネジメント人財を選抜し、育成プログラムとして育成計画の新規策定や3方向アセスメントの実施、適正配置と成長機会の付与を一体運用し、全社的な育成体制を強化している。 <男性労働者の育児休業等取得率>2025年度の男性労働者の育児休業等取得率は88.9%である。性別を問わず、一人ひとりの能力・適性及びライフステージに応じた成長機会の創出に取り組むとともに、仕事と子育ての両立を支援する観点から、法定水準を上回る制度の整備や、ライフイベント前からキャリア意識を醸成する研修・セミナーを実施している。また、休職前から復職後までを一貫して支援する施策を展開し、継続的なキャリア形成と活躍を後押ししている。 <労働者の男女の賃金の差異>2025年度の労働者の男女の賃金の差異は82.2%であり、2023年度以降はほぼ横ばいで推移している。当社及び基幹事業会社においては、同一の役割に対して男女間で賃金差を設けていないが、以下の要因により、平均賃金については男性が女性を上回る状況となっていると認識している。 ・出産・育児期におけるキャリア形成への影響出産・育児期において就業の一時的なペース調整を行うケースが一定程度見られ、その結果として管理職比率に差が生じ、平均賃金に影響している。・従業員構成の差異女性活躍推進の観点から採用を強化していることにより、若年層の女性構成比が比較的高く、平均賃金に影響している。・各種手当の支給状況の差異扶養手当等の支給状況において男女で差異が見られることが、平均賃金差の一因となっている。これらの状況を踏まえ、当社では、ライフイベント前からのキャリア意識醸成や一貫したキャリア形成支援、管理職候補の計画的育成・登用、ならびに性別を問わない両立支援制度の充実等に取り組んでいる。これにより、中長期的な人財構造の是正と賃金格差の縮小を図っていく。 <今後の取り組み>① キャリア継続への支援2023年4月より、育児休業取得者の復職支援として、関東近郊を中心に全国35か所以上の企業主導型保育所を利用可能とする制度を導入している。また、育児休業等により不足しがちな経験の補完を目的に、キャリア形成支援やリーダー育成研修等を実施している。さらに、リモートワーク及びフレックスタイム制度の活用により柔軟な働き方を実現し、働き方の選択肢を拡大している。今後もTEPCO Work Innovationの推進を通じ、場所や時間に制約されない働き方とキャリア継続の両立を図っていく。② 若年層女性従業員の育成当社及び基幹事業会社においては、長期的視点に立った人財育成を行っている。若年層に対しては、階層別研修や自律的学習機会の提供を通じて能力開発を支援し、成長と活躍を後押ししている。 その他詳細は、当社のホームページ及び「TEPCO統合報告書2025」を参照。(https://www.tepco.co.jp/about/ir/library/annual_report/)
主要な設備の状況 FY2026 / 約4,089字
2 【主要な設備の状況】連結ベース及び提出会社の主要な設備の状況については、以下のとおりである。(1) セグメントごとの設備概況 2026年3月31日現在セグメントの名称帳簿価額(百万円)従業員数(人)土地建物機械装置その他相殺消去額等計ホールディングス(13,995)72,952297,881834,979△24,3491,181,46312,750フュエル&パワー(-)-29319△03120パワーグリッド(21,686)368,490156,1454,087,939△46,1214,566,45420,138エナジーパートナー(-)-22,41993,876△254116,0413,210リニューアブルパワー(227,072)15,29911,038398,960△0425,2961,579計(262,754)456,741487,7785,415,774△70,7266,289,56837,677 (注) 1.「土地」の( )内は面積(単位千㎡)である。2.「従業員数」には建設工事専従者664(HD:244、PG:331、EP:0、RP:89)人を含まない。 (2) 提出会社 2026年3月31日現在区分セグメントの名称設備概要帳簿価額(百万円)従業員数(人)土地建物機械装置その他計原子力発電設備ホールディングス発電所数1か所(9,732)19,370150,685742,223912,2804,936最大出力8,212,000kW業務設備ホールディングス-(41)38515,61227,45043,4481,958計-(9,774)19,756166,298769,674955,7286,894 (注) 1.福島第一原子力発電所及び福島第二原子力発電所は、電気事業法に基づく廃止手続きを実施したため、原子力発電設備の発電所数に含まない。ただし、「帳簿価額」、「土地」の面積及び「従業員数」には含んでいる。2.「土地」の( )内は面積(単位千㎡)である。3.上記のほか借地面積は1,270千㎡である。その主なものは、原子力発電設備用借地1,270千㎡である。4.「帳簿価額」には貸付設備71百万円、事業外固定資産37百万円及び附帯事業固定資産15百万円を含まない。5.「従業員数」には建設工事専従者等263人を含まない。6.上記設備には福利厚生施設を含んでいる。 主要発電設備 原子力発電設備 2026年3月31日現在発電所名セグメントの名称所在地出力(kW)土地面積(千㎡)福島第一ホールディングス福島県双葉郡大熊町-3,970福島第二ホールディングス福島県双葉郡楢葉町-1,527柏崎刈羽ホールディングス新潟県柏崎市8,212,0004,206 (注) 福島第一原子力発電所及び福島第二原子力発電所は、電気事業法に基づく廃止手続きを実施したため、廃止となっている。 (3) 国内子会社 2026年3月31日現在会社名区分セグメントの名称設備概要帳簿価額(百万円)従業員数(人)土地建物機械装置その他計東京電力フュエル&パワー㈱業務設備フュエル&パワー-(-)-293193130東京電力パワーグリッド㈱水力発電設備パワーグリッド発電所数1か所(0)0026270最大出力50kW東京電力パワーグリッド㈱内燃力発電設備パワーグリッド発電所数10か所(73)9242,4055,8429,17138最大出力58,360kW東京電力パワーグリッド㈱新エネルギー等発電等設備パワーグリッド発電所数7か所(5)2151,3804,6536,2490最大出力8,415kW東京電力パワーグリッド㈱送電設備パワーグリッド架空電線路 (9,704)150,8927,5091,330,2311,488,6331,450亘長14,831km回線延長28,479km地中電線路 亘長7,032km回線延長12,775km支持物数49,674基東京電力パワーグリッド㈱変電設備パワーグリッド変電所数1,601か所(10,582)158,85963,260461,321683,4411,680出力1,500,000kW 283,943,560kVA調相設備容量49,831,600kVA東京電力パワーグリッド㈱配電設備パワーグリッド架空電線路 (302)14,44424,5372,247,9732,286,9545,810亘長348,239km電線延長1,035,448km地中電線路 亘長20,234km電線延長36,718km支持物数6,044,193基変圧器個数2,649,559個変圧器容量114,382,965kVA東京電力パワーグリッド㈱業務設備パワーグリッド本社1か所 総支社10か所電力所2か所 等(987)24,01641,27328,43193,7214,579東京電力エナジーパートナー㈱業務設備エナジーパートナー-(-)-74320,66721,4102,428東京電力リニューアブルパワー㈱水力発電設備リニューアブルパワー発電所数163か所 (221,911)8,2387,651353,102368,993815最大出力9,798,214kW東京電力リニューアブルパワー㈱新エネルギー等発電等設備リニューアブルパワー発電所数5か所(230)6,04141,1407,18610最大出力50,770kW東京電力リニューアブルパワー㈱業務設備リニューアブルパワー-(-)-2487831,031338東京発電㈱水力発電設備リニューアブルパワー発電所数76か所(4,917)9932,72740,33844,058254最大出力190,651kW東京発電㈱新エネルギー等発電等設備リニューアブルパワー発電所数5か所(12)194062,3542,78027最大出力3,934kW (注) 1.変電設備出力の上段1,500,000kWは周波数変換設備の出力である。2.「土地」の( )内は面積(単位千㎡)である。3.上記のほか借地面積は187,859千㎡である。その主なものは、送電設備用借地179,752千㎡である。4.「従業員数」には建設工事専従者等484人を含まない。5.上記設備には福利厚生施設を含んでいる。 主要水力発電設備 2026年3月31日現在会社名発電所名セグメントの名称所在地水系出力(kW)土地面積(千㎡)最大常時東京電力リニューアブルパワー㈱鬼怒川リニューアブルパワー栃木県日光市利根川127,0003,500594東京電力リニューアブルパワー㈱今市リニューアブルパワー栃木県日光市利根川1,050,000-910東京電力リニューアブルパワー㈱塩原リニューアブルパワー栃木県那須塩原市那珂川900,000-1,017東京電力リニューアブルパワー㈱矢木沢リニューアブルパワー群馬県利根郡みなかみ町利根川160,000-34東京電力リニューアブルパワー㈱玉原リニューアブルパワー群馬県利根郡みなかみ町利根川1,200,000-921東京電力リニューアブルパワー㈱神流川リニューアブルパワー群馬県多野郡上野村利根川・信濃川940,000-1,752東京電力リニューアブルパワー㈱葛野川リニューアブルパワー山梨県大月市富士川・相模川1,200,000-1,367東京電力リニューアブルパワー㈱秋元リニューアブルパワー福島県耶麻郡猪苗代町阿賀野川107,5007,2001,202東京電力リニューアブルパワー㈱安曇リニューアブルパワー長野県松本市信濃川623,000-3,253東京電力リニューアブルパワー㈱水殿リニューアブルパワー長野県松本市信濃川245,000-895東京電力リニューアブルパワー㈱新高瀬川リニューアブルパワー長野県大町市信濃川1,280,000-2,162東京電力リニューアブルパワー㈱中津川第一リニューアブルパワー新潟県中魚沼郡津南町信濃川127,00013,900343東京電力リニューアブルパワー㈱信濃川リニューアブルパワー新潟県中魚沼郡津南町信濃川181,00088,400457 主要送電設備 2026年3月31日現在会社名線路名セグメントの名称種別電圧(kV)亘長(km)東京電力パワーグリッド㈱西群馬幹線パワーグリッド架空500(一部1,000kV設計)168.07東京電力パワーグリッド㈱南新潟幹線パワーグリッド架空500(一部1,000kV設計)110.75東京電力パワーグリッド㈱南いわき幹線パワーグリッド架空500(一部1,000kV設計)195.40東京電力パワーグリッド㈱福島幹線パワーグリッド架空500181.63東京電力パワーグリッド㈱福島東幹線パワーグリッド架空500171.35東京電力パワーグリッド㈱新豊洲線パワーグリッド地中50039.50東京電力パワーグリッド㈱葛南世田谷線パワーグリッド地中27532.50東京電力パワーグリッド㈱千葉葛南線パワーグリッド地中27530.38 主要変電設備 2026年3月31日現在会社名変電所名セグメントの名称所在地最高電圧(kV)出力(kVA)土地面積(千㎡)東京電力パワーグリッド㈱新野田パワーグリッド千葉県野田市5007,800,000288東京電力パワーグリッド㈱新京葉パワーグリッド千葉県船橋市5007,500,000373東京電力パワーグリッド㈱房総パワーグリッド千葉県市原市5006,690,000239東京電力パワーグリッド㈱新富士パワーグリッド静岡県駿東郡小山町5006,690,000325東京電力パワーグリッド㈱新古河パワーグリッド茨城県猿島郡境町5006,000,000234 主要業務設備 2026年3月31日現在会社名事業所名セグメントの名称所在地土地面積(千㎡)東京電力パワーグリッド㈱本社パワーグリッド東京都千代田区 ほか356東京電力パワーグリッド㈱総支社等パワーグリッド東京都新宿区 ほか658
設備の新設、除却等の計画 FY2026 / 約2,685字
3 【設備の新設、除却等の計画】当連結会計年度末現在における重要な設備の新設、除却等の計画については、以下のとおりである。 (1) 概要連結ベースの2026年度の設備投資計画は、1,010,540百万円である。セグメントごとの設備投資計画の内訳(セグメント間取引消去前)は、ホールディングスが439,198百万円、フュエル&パワーが1百万円、パワーグリッドが512,677百万円、エナジーパートナーが24,000百万円、リニューアブルパワーが39,319百万円である。なお、重要な設備の除却、売却等の計画はない。 (2) 2026年度設備投資計画設備投資計画については、電気の安定供給の確保を前提とした上で、中長期にわたる徹底的な経営合理化により設備投資額を抑制するよう努めていく。 主要な設備計画水力会社名件名セグメントの名称出力(千kW)着工運転開始東京電力リニューアブルパワー㈱葛野川 1号機 2号機 3号機 4号機リニューアブルパワー各4001号機 1992年11月2号機 1992年11月3号機 1997年8月4号機 1997年8月1号機 1999年12月2号機 2000年6月3号機 2036年度以降4号機 2014年6月東京電力リニューアブルパワー㈱神流川 1号機 2号機 3号機 4号機 5号機 6号機リニューアブルパワー各4701997年2月1号機 2005年12月2号機 2012年6月3号機 2036年度以降4号機 2036年度以降5号機 2036年度以降6号機 2036年度以降 原子力会社名件名セグメント の名称出力(千kW)着工運転開始東京電力ホールディングス㈱東通 1号東通 2号ホールディングス各1,3851号 2011/12号 未定1号 未定2号 未定 送電会社名件名セグメントの名称電圧(kV)亘長(km)着工運転開始東京電力パワーグリッド㈱東清水線新設パワーグリッド27518.8(既設流用6.4含む)2023年4月2027年1月東京電力パワーグリッド㈱千葉印西線増設パワーグリッド2753番線:10.52024年5月2027年2月(3番線)東京電力パワーグリッド㈱北武蔵野線増設パワーグリッド27513.92024年9月2027年5月東京電力パワーグリッド㈱新宿線引替パワーグリッド2751番線:22.1→21.22番線:19.9→21.23番線:19.8→21.22019年9月2030年8月(1番線)2035年6月(2番線)2028年6月(3番線)東京電力パワーグリッド㈱東新宿線引替パワーグリッド2752番線:23.4→5.03番線:23.4→5.32027年度2035年6月(2番線)2028年6月(3番線)東京電力パワーグリッド㈱新袖ヶ浦線新設パワーグリッド5001号線:0.12号線:0.12027年7月2028年11月(1号線)2029年5月(2号線)東京電力パワーグリッド㈱G5100026アクセス線新設パワーグリッド5000.52024年6月2028年12月東京電力パワーグリッド㈱MS18GHZ051500アクセス線(仮称)新設パワーグリッド2750.12028年3月2029年3月東京電力パワーグリッド㈱城北線新設パワーグリッド275 20.9 2022年9月2033年10月 変電会社名件名セグメントの名称電圧(kV)増加出力着工運転開始東京電力パワーグリッド㈱新所沢変電所変圧器増容量パワーグリッド500/2751,000MVA2025年6月2026年4月(4B)2027年6月(5B)東京電力パワーグリッド㈱千葉印西変電所変圧器増設パワーグリッド275/66600MVA2025年4月(4B)2026年2月(1B)2026年5月(4B)2027年2月(1B)東京電力パワーグリッド㈱豊岡変電所変圧器増設パワーグリッド275/154450MVA2024年11月2026年6月東京電力パワーグリッド㈱新富士変電所変圧器廃止パワーグリッド275/154△200MVA―2026年9月(廃止)東京電力パワーグリッド㈱中東京変電所変圧器増容量パワーグリッド275/154200MVA2024年3月2026年12月(1B)2027年2月(2B)東京電力パワーグリッド㈱江東変電所変圧器増容量パワーグリッド275/66150MVA2026年3月2027年1月東京電力パワーグリッド㈱新富士変電所変圧器増設パワーグリッド500/154750MVA2024年10月2027年2月東京電力パワーグリッド㈱北相模変電所変圧器増設パワーグリッド275/66600MVA2024年11月2027年6月東京電力パワーグリッド㈱北多摩変電所変圧器増容量パワーグリッド275/66200MVA2025年10月(2B)2028年3月(3B)2027年6月(2B)2029年6月(3B)東京電力パワーグリッド㈱東毛変電所変圧器増容量パワーグリッド275/66150MVA2026年7月2027年11月東京電力パワーグリッド㈱房総変電所変圧器増容量パワーグリッド275/154250MVA2026年4月2027年12月東京電力パワーグリッド㈱京浜変電所変圧器増設パワーグリッド275/154450MVA2025年11月2028年3月東京電力パワーグリッド㈱南多摩変電所変圧器増容量パワーグリッド275/66100MVA2027年6月2028年6月東京電力パワーグリッド㈱中東京変電所変圧器廃止パワーグリッド275/154△300MVA―2028年7月(廃止)東京電力パワーグリッド㈱新飯能変電所変圧器増設パワーグリッド500/2751,500MVA2027年3月2029年3月東京電力パワーグリッド㈱葛南変電所変圧器増設パワーグリッド275/66300MVA2028年5月2029年5月東京電力パワーグリッド㈱鹿島変電所変圧器増容量パワーグリッド275/66200MVA2028年9月2029年5月(7B)2030年5月(8B)東京電力パワーグリッド㈱荏田変電所変圧器増設パワーグリッド275/66300MVA2027年5月2029年6月東京電力パワーグリッド㈱新福島変電所変圧器減容量パワーグリッド500/275/66→500/66△860MVA2028年4月2029年6月東京電力パワーグリッド㈱新所沢変電所変圧器廃止パワーグリッド500/275△1,000MVA―2030年1月(廃止)
コーポレート・ガバナンスの概要 FY2026 / 約10,207字
(1) 【コーポレート・ガバナンスの概要】① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方当社は、法令遵守・企業倫理の徹底、的確かつ迅速な意思決定、効率的な業務執行、監査・監督機能の強化を図るための体制・施策の整備に取り組むとともに、経営の客観性・透明性のより一層の向上を図るため指名委員会等設置会社制度を採用し、コーポレート・ガバナンスの充実に取り組んでいる。また、当社は2016年4月よりホールディングカンパニー制に移行しており、当社グループ全体における経営資源の最適配分とガバナンスを実行し、更なる企業価値の向上に努めている。 ② 企業統治の体制イ.企業統治の概要(a) 取締役会(取締役)・執行役会等取締役会は、社外取締役6名を含む13名(男性11名、女性2名)で構成されており、原則として毎月1回、また必要に応じて開催され、重要な業務執行について審議・決定するとともに、執行役から定期的に、また必要に応じて職務執行の状況の報告を受けること等により、取締役及び執行役の職務執行を監督している。また、指名委員会等設置会社に関する会社法の規定に基づき指名・監査・報酬委員会を設置している。取締役会の会長(議長)及び構成員は、「(2) 役員の状況 ① 役員一覧 (1) 取締役」に記載のとおりである。執行役(男性17名、女性1名)は取締役会の方針に従って業務を執行し、取締役会に付議される事項を含め、経営に関する重要な事項については、原則として毎週開催され、代表執行役社長が議長を務める執行役会やその他の会議体等において審議を行うなど、的確かつ迅速な意思決定を図り、効率的な会社運営を実施している。また、執行役会での意思決定を補佐するため、組織を横断した社内委員会を適宜設置している。執行役会の構成員は、「(2) 役員の状況 ① 役員一覧 (2) 執行役」に記載の執行役に加え、取締役会長の小林喜光(社外取締役)及び 監査委員の取締役 守谷誠二である。なお、当社は、特定の業務に対して責任を負い、その業務を執行する執行役員を設置している。 (b) 指名委員会指名委員会は、社外取締役3名を含む5名の取締役で構成されており、1年に1回以上開催され、株主総会に提出する取締役の選任及び解任に関する議案の内容を決定している。また、会社法に基づく権限ではないが、指名委員会は、執行役等の人事に関する事項についても審議している。委員長及び構成員は、「(2) 役員の状況 ① 役員一覧 (1) 取締役」に記載のとおりである。 (c) 監査委員会監査委員会は、社外取締役5名を含む6名の監査委員より構成されており、原則として毎月1回、また必要に応じて開催され、取締役及び執行役の職務の執行の監査及び監査報告の作成等を行っている。なお、監査委員のうち1名は弁護士として、1名は公認会計士として、1名は当社の、1名は他企業の最高財務責任者の業務経験があり、財務・会計及び法律に関する相当程度の知見を有している。委員長及び構成員は、「(2) 役員の状況 ① 役員一覧 (1) 取締役」に記載のとおりである。また、監査委員会を補助するため、3名の監査特命役員と9名のスタッフを配置し、常勤の監査委員・監査特命役員・スタッフが主要な関係会社の非常勤監査役に就任している。なお、監査特命役員及び監査委員会業務室に属する者は、監査委員会の指揮命令に服するものとし、その人事に関する事項については、事前に監査委員会と協議している。 このような体制のもと、監査委員会は、取締役会、執行役会その他の重要な会議への出席、取締役及び執行役の職務執行状況の報告聴取並びに本社及び主要な事業所における業務及び財産の状況の調査等により、厳正な監査を実施するほか、定期的に開催される代表執行役とのミーティング等を通じて取締役及び執行役等との意思疎通を図っている。監査委員が実施した監査の方法、経過及び結果は監査委員会に報告され、監査委員会の職務執行状況は、取締役会に遅滞なく報告されている。 (d) 報酬委員会報酬委員会は、社外取締役4名で構成されており、1年に1回以上開催され、取締役及び執行役の個人別の報酬等の内容に係る決定に関する方針、並びに取締役及び執行役の個人別の報酬等の内容を決定している。委員長及び構成員は、「(2) 役員の状況 ① 役員一覧 (1) 取締役」に記載のとおりである。 (e) 会計監査人(監査法人)当社の会計監査業務を執行した公認会計士は以下のとおりである。氏名所属監査法人春日 淳志EY新日本有限責任監査法人飯田 昌泰EY新日本有限責任監査法人前川 和之EY新日本有限責任監査法人 なお、継続監査年数はいずれも7年以内である。会計監査業務に関わる補助者の構成は、公認会計士11名、その他46名となっている。 ロ.企業統治を採用する理由当社は、法令遵守・企業倫理の徹底、的確かつ迅速な意思決定、効率的な業務執行、監査・監督機能の強化を図るための体制・施策の整備に取り組むとともに、経営の客観性・透明性のより一層の向上を図るため指名委員会等設置会社制度を採用し、コーポレート・ガバナンスの充実に取り組んでいる。また、当社は2016年4月よりホールディングカンパニー制に移行しており、当社グループ全体における経営資源の最適配分とガバナンスを実行し、更なる企業価値の向上に努めている。 ハ.取締役(業務執行取締役等であるものを除く)との責任限定契約当社は、取締役 小林喜光、同 大八木成男、同 大西正一郎、同 大川順子、同 永田高士、同 内田貴和及び同 守谷誠二との間で、その取締役が職務を行うにつき善意でかつ重大な過失がない場合は、その取締役の会社法第423条第1項の責任を法令の限度において限定する契約を締結している。 ニ.取締役及び執行役との補償契約当社は、会社法第430条の2第1項に規定する補償契約を取締役及び執行役全員との間で締結し、同項第1号の費用及び第2号の損失を法令の定める範囲内において補償することとしている。ただし、当社が各取締役又は各執行役に対して責任追及等を行う場合(株主代表訴訟による場合を除く。)の費用等については当社が補償義務を負わないこととするとともに、各取締役又は各執行役がその職務を行うにつき悪意又は重過失があったことが判明した場合等には当社が補償金の返還を請求できることとしている。 ホ.役員等賠償責任保険契約の内容の概要当社は、会社法第430条の3第1項に規定する役員等賠償責任保険契約を保険会社との間で締結し、被保険者がその職務の執行に関し責任を負うこと又は当該責任の追及に係る請求を受けることによって生ずることのある損害を当該保険契約により塡補することとしている。ただし、被保険者が法令に違反することを認識しながら行った行為に起因する損害は塡補されないなど、一定の免責事由がある。当該保険契約の被保険者は当社の取締役、執行役及び執行役員並びに東京電力フュエル&パワー株式会社、東京電力パワーグリッド株式会社、東京電力エナジーパートナー株式会社及び東京電力リニューアブルパワー株式会社を含む一部の子会社の取締役、監査役及び執行役員等であり、保険料は当社及び当該子会社があわせて全額を負担している。 ③ 内部統制システムの整備等の状況当社は、取締役会で決議した内部統制システムの基本方針(「会社業務の適正を確保するための体制の整備」、2006年4月制定)をもとに、法令などの遵守徹底、業務の有効性・効率性の向上など、会社業務の適正を確保するため、体制を整備・運用するとともに適宜評価し、改善に取り組んでいる。また、金融商品取引法に基づく「財務報告に係る内部統制報告制度」についても、適切な制度運用、評価などを行い、財務報告の信頼性確保に努めている。取締役会等での決定事項に基づく業務執行は、「職制及び職務権限規程」等において責任と権限を明確にした上、代表執行役、執行役、執行役員、部室長等が各職位に基づき適切かつ迅速に遂行している。また、規程・マニュアル等の社内規程を整備し、法令遵守や会計の適正処理をはじめとする日常業務に関する品質の維持・向上に努めている。 取締役及び執行役は、当社グループの事業活動に関するリスクを定期的に、また必要に応じて把握・評価し、毎年度の経営計画に反映している。当該リスクは、業務主管箇所が、職務執行の中で管理することを基本とし、複数の所管に関わる場合は、組織横断的な委員会等で審議の上、適切に管理している。経営に重大な影響を及ぼすおそれのあるリスクについては、執行役社長を委員長とする「リスク管理委員会」において、リスクの現実化の予防に努めるとともに、万一現実化した場合には迅速かつ的確に対応することにより、経営に及ぼす影響を最小限に抑制するよう努めている。特に、原子力については、執行役社長直属の組織として「原子力安全監視室」を設置し、第三者の専門的知見を活用した原子力安全に関する取り組みの監視、必要に応じた助言を行い、意思決定へ直接的に関与する体制を整備することで、原子力安全に対するマネジメントの改善を図っている。 内部監査については、内部監査室(人員51名)が中心となり、事業活動全般にわたる業務遂行状況やその管理について監査するとともに、必要に応じて特定のテーマについて監査している。主要な内部監査結果は社長及び取締役会等に報告され、監査対象箇所等は監査結果に基づき所要の改善措置を講じている。また、内部監査組織は、監査で確認した事項について、執行役会等に報告するとともに、必要に応じて取締役会に直接報告することができる。 また、社会規範に沿った業務運営・企業倫理遵守の徹底を図るため、社外有識者を委員に含む企業倫理全般を統括する「東京電力グループ企業倫理委員会」や、法令・倫理上の悩みや疑問を気軽に相談できる「企業倫理相談窓口」等を設置するとともに、あらゆる企業行動の規範となる「企業倫理遵守に関する行動基準」を制定し、その定着に向けて全社員に対し教育・研修を実施している。 さらに、経営の透明性を高め、社外の意見を経営に反映するため、株主や投資家の皆さまに向けた決算等の説明会、インターネット・ホームページ等の媒体を通じた的確かつ迅速な経営情報の開示を行うとともに、国内外の投資家の皆さまと経営層が直接意見交換を行うなど、積極的なIR活動を展開している。 ④ 取締役の選任の決議要件当社は、取締役の選任決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の過半数をもって行い、当該決議は累積投票によらない旨を定款に定めている。 ⑤ 取締役会において決議することができる株主総会決議事項イ.自己の株式の取得当社は、機動的な資本政策の遂行を可能とするため、取締役会の決議によって、自己の株式を買い受けることができる旨を定款に定めている。 ロ.取締役及び執行役の責任免除当社は、取締役及び執行役が期待される役割を十分に発揮できるようにするため、取締役及び執行役が職務を行うにつき善意でかつ重大な過失がない場合は、取締役会の決議によって、取締役及び執行役の会社法第423条第1項の責任を法令の限度において免除することができる旨を定款に定めている。 ハ.中間配当当社は、株主への配当の機会を確保するため、取締役会の決議によって、会社法第454条第5項の規定による剰余金の配当(中間配当)を行うことができる旨を定款に定めている。 ⑥ 株主総会の特別決議要件当社は、会社法第309条第2項に定める株主総会の特別決議について、株主総会を円滑に運営するため、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨を定款に定めている。 ⑦ 種類株式の発行当社は、普通株式のほか、原子力損害賠償・廃炉等支援機構(以下「機構」という。)を割当先とするA種優先株式及びB種優先株式を発行している。普通株式及びA種優先株式は、株主総会において議決権を有する株式であるが、B種優先株式は、法令に別段の定めのある場合を除き、株主総会において議決権を有しない。これは、機構が、議決権付種類株式であるA種優先株式(B種優先株式及び普通株式を対価とする取得請求権が付されている)により、総議決権の2分の1超を取得するとともに、追加的に議決権を取得できる転換権付無議決権種類株式であるB種優先株式(A種優先株式及び普通株式を対価とする取得請求権が付されている)を引き受けることで、潜在的には総議決権の3分の2超の議決権を確保するためである。また、株式ごとに異なる数の単元株式数を定めており、株主総会において議決権を有する普通株式及びA種優先株式は、単元株式数を100株としているが、B種優先株式については、法令に別段の定めのある場合を除き、株主総会において議決権を有しないため、単元株式数を10株としている。なお、詳細については、「第4 提出会社の状況 1 株式等の状況 (1) 株式の総数等 ② 発行済株式」に記載している。 ⑧ 取締役会、指名委員会及び報酬委員会の活動状況イ.取締役会の活動状況当社は指名委員会等設置会社であるため、取締役会が会社経営の基本方針、執行役等の人事、重要な財産の処分など、法令、定款及び取締役会規程に定められた重要な業務執行に関する審議・決定を行い、執行役から定期的に、また必要に応じて職務執行の状況の報告を受けること等により、取締役及び執行役の職務執行を監督している。当事業年度は取締役会を18回開催し、カーボンニュートラルや防災など持続的な成長の実現に向けた取り組みや福島第一原子力発電所における汚染水処理をはじめとする廃炉の貫徹に向けた各種取り組みについて審議や決定を行った。個々の取締役の出席状況は以下のとおりである。 氏名取締役会への出席状況小林 喜光18/18回(100%)大八木 成男18/18回(100%)大西 正一郎18/18回(100%)新川 麻 ※14/4回(100%)大川 順子18/18回(100%)永田 高士18/18回(100%)内田 貴和 ※214/14回(100%)小早川 智明18/18回(100%)山口 裕之18/18回(100%)酒井 大輔18/18回(100%)児島 力 ※14/4回(100%)長﨑 桃子 ※213/14回(93%)福田 俊彦17/18回(94%)吉野 栄洋18/18回(100%)守谷 誠二18/18回(100%) ※1 取締役 新川麻及び児島力は2025年6月の退任前に開催された取締役会への出席状況を記載している。※2 取締役 内田貴和及び長﨑桃子は2025年6月の就任以降に開催された取締役会への出席状況を記載している。 ロ.指名委員会の活動状況当事業年度において指名委員会を7回開催し、株主総会に提出する取締役の選任に関する議案の内容を審議・決定した。また、会社法に基づく権限ではないが、執行役等の人事に関する事項についても審議を行った。個々の委員の出席状況は以下のとおりである。 氏名指名委員会への出席状況小林 喜光7/7回(100%)大八木 成男7/7回(100%)大西 正一郎7/7回(100%)新川 麻 ※12/2回(100%)小早川 智明7/7回(100%)吉野 栄洋7/7回(100%) ※1 取締役 新川麻は2025年6月の退任前に開催された指名委員会への出席状況を記載している。 ハ.報酬委員会の活動状況当事業年度において報酬委員会を6回開催し、2025年度の各執行役の業績連動報酬や2026年度の役員報酬などをはじめとする取締役及び執行役の個人別の報酬等の内容について審議・決定を行った。個々の委員の出席状況は以下のとおりである。 氏名報酬委員会への出席状況大八木 成男6/6回(100%)新川 麻 ※12/2回(100%)大川 順子6/6回(100%)永田 高士6/6回(100%)内田 貴和 ※24/4回(100%) ※1 取締役 新川麻は2025年6月の退任前に開催された報酬委員会への出席状況を記載している。※2 取締役 内田貴和は2025年6月の就任以降に開催された報酬委員会への出席状況を記載している。 <会社の機関・内部統制等の関係> <「会社業務の適正を確保するための体制の整備」についての取締役会決議(2021年12月21日改定)>当社は、会社業務の適正を確保するため、次の体制を整備・運用するとともに、適宜評価し改善する。 1.監査委員会の監査が実効的に行われることを確保するための体制(1) 監査委員会の職務を補助すべき使用人として、監査特命役員を置く。また、監査委員会の職務を補助する専任の組織を設置し、必要な人員を配置する。(2) 監査特命役員及び監査委員会の職務を補助する専任の組織に属する者は、監査委員会の指揮命令に服するものとし、その人事に関する事項については、事前に監査委員会と協議する。(3) 取締役及び執行役は、会社に著しい損害を与えるおそれのある事実を発見したときは、直ちに監査委員に報告するとともに、監査委員会が選定する監査委員の求める事項について、必要な報告を行う。また、当社の取締役、執行役、執行役員及び従業員並びにグループ会社の取締役、監査役、執行役員及び従業員又はこれらの者から報告を受けた者から、監査委員会に対し必要かつ適切な報告が行われるよう体制を整備するとともに、当該報告を行った者が当該報告を行ったことを理由として不利な取り扱いを受けないよう適切に対応する。(4) 監査委員が執行役会、経営企画会議及びその他の重要な会議に出席し、必要に応じて意見を述べることのできる体制を整備する。また、会計監査人及び内部監査組織が監査委員会と連携を図るための環境を整えるとともに、監査委員の職務の執行に必要と認められる費用については、これを支出する等、監査委員会の監査の実効性を確保するための体制を整備する。 2.取締役及び執行役の職務執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制(1) 社会規範に沿った業務運営・企業倫理遵守の徹底を図るため、「東京電力グループ企業行動憲章」及び「企業倫理遵守に関する行動基準」を定め、取締役及び執行役はこれを率先して実践するとともに、執行役員及び従業員にこれを遵守させる。また、社外有識者を委員に含み、企業倫理全般を統括する「東京電力グループ企業倫理委員会」を設置し、コンプライアンス経営を推進する。(2) 取締役会は、原則として毎月1回、また必要に応じて開催し、法令及び定款に従い、重要な職務執行について審議・決定するとともに、執行役から定期的に、また必要に応じて職務執行の状況の報告を受けること等により、取締役及び執行役の職務執行を監督する。また、執行役員に対して、必要に応じて職務執行の状況について、取締役会への報告を求める。また、取締役会の機能を補完するとともに、効率的かつ適切な意思決定を図るため、執行役会を設置する。執行役会は、原則として毎週1回、また必要に応じて開催し、取締役会への付議事項を含む経営の重要事項について審議する。なお、取締役及び執行役は、常に十分な情報の収集を行い、法令及び定款に適合した適切な経営判断を行う。 3.執行役の職務執行に係る情報の保存及び管理に関する体制(1) 執行役会の議事概要その他職務執行に係る情報については、法令及び社内規程に従い、その作成から、利活用、保存、廃棄に至るまで適切に管理する。(2) 情報のセキュリティや職務執行の効率性向上、適正の確保に資するIT環境を整備する。 4.リスク管理に関する規程その他の体制(1) 取締役及び執行役は、当社及びグループ会社の事業活動に関するリスクを定期的に、また必要に応じて把握・評価し、毎年度の経営計画に適切に反映する。また、グループ全体のリスク管理が適切になされるよう社内規程を整備する。(2) 当該リスクは、社内規程に従い、業務所管箇所が、職務執行の中で管理することを基本とし、複数の所管に関わる場合は、組織横断的な委員会等で審議の上、適切に管理する。(3) 経営に重大な影響を及ぼすおそれのあるリスクについては、執行役社長を委員長とする「リスク管理委員会」において、リスクの現実化を予防するとともに、万一現実化した場合には迅速かつ的確に対応することにより、経営に及ぼす影響を最小限に抑制する。 (4) 大規模地震等の非常災害の発生に備え、対応組織の設置、情報連絡体制の構築及び定期的な防災訓練の実施等、適切な体制を整備する。(5) リスク管理体制の有効性については、内部監査組織が定期的に、また必要に応じて監査し、その結果を執行役会等に報告する。執行役は、監査結果を踏まえ、所要の改善を図る。(6) 内部監査組織は、監査で確認した事項について、執行役会等に報告するとともに、必要に応じて取締役会に直接報告する。(7) 会社の経営全般について情報の共有を図り、経営改革を推進するため、経営企画会議を設置する。経営企画会議は、必要に応じて開催し、重点経営課題に関する対応方針や対応の方向性について審議する。(8) 福島第一原子力発電所の事故に対する反省を踏まえ、執行役社長直属の組織として「原子力安全監視室」を設置し、第三者の専門的知見を活用した原子力安全に関する取り組みの監視、必要に応じた助言を行い、意思決定へ直接的に関与する体制を整備することで、原子力安全に対するマネジメントの改善を図る。また、原子力安全監視室は、原子力安全に関する事項について、必要に応じて取締役会に直接報告する。また、原子力を含む事業活動全般に関し、社会との適切なコミュニケーションを行うための体制を整備する。 5.執行役の職務執行が効率的に行われることを確保するための体制(1) 経営上の重要事項については、執行役会のほか、経営企画会議、その他の会議体において適宜審議する等、効率的な意思決定を図る。(2) 執行役による職務執行については、社内規程において責任と権限を明確にし、執行役、執行役員、従業員がそれぞれ適切かつ迅速に執行する。 6.従業員の職務執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制(1) 全ての従業員が「東京電力グループ企業行動憲章」及び「企業倫理遵守に関する行動基準」を遵守するよう、継続的に企業倫理研修を実施すること等により、その定着と徹底を図る。(2) 法令や企業倫理上の問題を匿名で相談できる「企業倫理相談窓口」を設置し、寄せられた事案については、「東京電力グループ企業倫理委員会」で審議の上、適切に対応する。なお、相談者のプライバシーについては、社内規程に従い、厳重に保護する。(3) 社内規程において、職務執行に当たり遵守すべき法令等を明確にするとともに、教育研修等により当該規程に基づく職務執行の徹底を図る。(4) 従業員の職務執行が法令及び定款に適合することを確保するため、内部監査組織が、従業員の職務執行の状況について、定期的に、また必要に応じて監査し、その結果を執行役会等に報告する。執行役は、監査結果を踏まえ、所要の改善を図る。(5) こうした取り組みを通じ、従業員一人ひとりが企業倫理を意識し自ら実践するとともに風通しの良い職場をつくる「しない風土」、社内規程の継続的な改善とその徹底を図る「させない仕組み」、業務上の課題や問題を自発的に言い出し、それを積極的に受け止める「言い出す仕組み」を充実・徹底させる。 7.当社及び子会社から成る企業グループにおける業務の適正を確保するための体制(1) 「東京電力グループ企業行動憲章」の下、グループとして目指すべき共通の方向性及び目標等を経営方針として示し、その達成に向け、グループを挙げて取り組む。また、グループ会社において業務の適正を確保するための体制をグループ会社が自律的に整備・運用できるよう、適切な支援を行う。(2) グループ会社が効率的な意思決定を行い、適切かつ迅速な職務執行ができるよう、社内規程により責任と権限を明確化する。(3) 職務執行上重要な事項については、社内規程等に従い、グループ会社から事前協議や報告を受ける体制を整備する。また、グループ会社の経営状況を把握するとともに、グループにおける経営課題の共有と解決ができるよう、当社取締役及び執行役とグループ会社取締役が定期的な会議の中で意見交換等を行う。(4) グループ会社が「企業倫理相談窓口」を利用できる環境を整える。(5) グループ会社の業務の適正を確保できるよう、必要に応じて当社の内部監査組織が監査等を行う。
人的資本(人材育成・社内環境整備方針) FY2026 / 約3,079字
② 戦略当社及び基幹事業会社は、福島責任の貫徹を大前提に、世界的なデジタル需要の高まりを受けた電力需要増への対応とともに、GX・DX等に対応した安定供給責任の全う、カーボンニュートラルの実現に向けた事業構造の変革を進めている。この実現のためには、事業環境等の変化により更に高度化・多様化する人財ニーズを的確にとらえた上で、必要な人財を確保するとともに、ポテンシャルをいかんなく発揮できるよう、グループ全体の事業戦略と連動した人財戦略として設定した「5つの優先領域」に係る取り組みを更に深化させる必要がある。これにより、社員一人ひとりの意欲や能力、組織のパフォーマンスの最大化をめざしていく。また、CHROをはじめ、当社の経営企画担当役員や基幹事業会社の社長等をメンバーとしたHR委員会を設け、HRマネジメントに関する全体方針や、人財の採用・育成・配置等に係る施策の審議・検討を行っている。その中では、グループ全体の事業戦略と人財戦略との整合を図るとともに、HRや各主体が課題解決に向けて責任を持って取り組むサイクルを構築している。 [人財戦略について]※ 上記は当社及び基幹事業会社を対象としている。 <優先領域1:リソースマネジメント>当社事業を支える人財の確保に向けては、採用手法の多様化により、新卒社員、即戦力社員を計画的に採用するとともに、若年層のリテンションやミドル層、シニア層がより意欲・パフォーマンス高く活躍し続けられる魅力ある仕組みを整備している。特に、五次総特の下では、中長期にわたる廃炉事業の完遂とGX・DX等に対応した安定供給の実現の両立を進めており、重要経営課題に必要な人財を優先配置するとともに、安定供給維持に必要な人財だけでなく、中長期にわたり事業戦略上重要なスキル領域(DX等)を特定し、将来、どこでどのようなスキルを持った人財が必要かを明らかにした上で、担い手となる人財を質・量ともに持続的な計画で確保、育成することで、仕事と人の最適化をめざしていく。 <優先領域2:「両利きの経営」を加速する人事戦略>取り巻く環境の変化に対応し、事業を牽引できる経営リーダーや技術・技能の継承を推進する電力プロフェッショナル人財、新たな事業を創造できる稼ぐ力を持った人財の育成に向けたサイクルを構築し、挑戦・選択できる機会を付与している。また、社員一人ひとりのスキルや経験等の人財情報を一元管理し、タレントマネジメントによる、適所適財を実現していく。特に、経営リーダーの育成に向けては、ビジネスを牽引できる経営リーダーを安定・継続的に輩出できるよう、候補人財の選抜や育成を目的とした戦略的人財育成委員会を設置し、選抜、育成、モニタリング等の育成サイクルに経営層が直接関わり、指名委員会と連携した後継者育成の仕組みを構築している。また、稼ぐ人財の育成として市場のニーズや競争状況に適応しながら、革新的な発想や戦略を展開し、新しいビジネスアイデアを実現するために、適性のある人財を社内から発掘し、研修や自律的な学習支援、OJT等を通じて育成している。 <優先領域3:DEI(ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン)>多様な人財が互いに尊重し合い、それぞれの能力を最大限に発揮できる組織づくりを経営の重要なテーマの一つとして位置付け、DEIを人的資本戦略の基盤として推進している。「一人ひとりがTEPCO」のスローガンのもと、性別、年齢、部門、働き方等にとらわれない多様性マネジメントを通じて、インクルーシブな企業文化を醸成し、多様な経験や感性から生まれるリーダーシップを組織の成長と人的資本価値の最大化につなげている。あわせて、ミドルマネジメント層を中心に育成計画に基づく成長機会を提供し、統合的な組織マネジメントを担う人財の育成に注力している。これらの取り組みにより、社会や投資家から信頼され選ばれる企業を目指す中、女性活躍推進に優れた企業として2026年3月に「なでしこ銘柄」に初めて選定されており、今後も多様な人財がワンチームとして活躍できる組織基盤の強化を通じ、持続的な企業価値の向上を図っていく。 <優先領域4:TEPCO Work Innovation>社員一人ひとりのワークライフバランスの実現と幸福度向上を、人財の持続的な活躍と企業価値向上につなげることを目的に、社員が高い付加価値を生み出し続けられる 環境づくりを推進し、仕事と働き方の変革に向けた様々な取り組みを展開している。具体的には、カイゼン・DXを用いた業務改革と働き方の多様化や労働時間マネジメントの適正化等の働き方改革を 一体的に取り組むことで、人と組織が最大限のパフォーマンスを発揮できる働き方の実現を目指している。また、組織としてのパフォーマンス が最大限発揮できるよう、1on1ミーティングの促進や管理職に対するマネジメント支援の充実等、個人の成果と成長に向き合う対話・支援型のマネジメント力を強化するための取り組みを展開し、社員の成長や組織の活力向上を促進している。 <優先領域5:基盤強化>人と組織の活力、生産性を高める上では、社員のエンゲージメントを向上させることが極めて重要と考え、「社員幸福度」を総合KPIとして設定している。また、「社員幸福度」を構成する3つの重要指標として、社員一人ひとりの「働きがい」、「成長実感」、「ワークライフバランス」を設定し、全社員対象の社員意識調査で測定している。調査の結果は、経営会議や企業倫理委員会等に報告すると同時に、社外有識者からもご意見をいただき、全社的な施策の検討・実施につなげている。また、速やかに各組織にフィードバックし、自職場の強みや弱みの理解を促した上で、エンゲージメント向上につながる施策の自律的な展開を推進している。さらには、社員意識調査の結果を活用して、活力ある働き方を実践している現場第一線職場へ訪問・ヒアリングを行い、取り組みを社内広報で紹介する等、好事例の社内展開にも取り組んでいる。また、人権尊重の取り組みとして、国際連合の「ビジネスと人権に関する指導原則」に準拠した人権尊重の仕組みを構築し、あらゆるステークホルダーの人権が尊重されるよう、人権への負の影響の防止と軽減するための取り組みを行っている。具体的には、「東京電力グループ人権方針」をコミットメントとし、人権デュー・ディリジェンス(人権DD)を展開するとともに、救済メカニズムを構築し運用している。人権DDについては、「自社」「連結子会社」「サプライヤー」を優先対応スコープとして特定し、取り組みを進めている。ガバナンスの体制としてCHROが委員長を務める人権委員会において、計画の審議・モニタリングや、人権に関するリスク低減策の議論・提言を実施する等、PDCAサイクルを主導している。取り組み状況は定期的に取締役会へ報告しており、取締役会が執行側を監督する体制も整えている。また、取り組みの実効性を高めるためには社員の理解が欠かせないため、社員の人権方針理解度や職場における人権尊重度について2030年度目標を設定し、研修等を実施している。事業活動を行う国や地域の法改正等、外部環境の変化にも目を配り対応することで、グローバルビジネスにおけるリスクの予見や管理にも寄与するものと考えており、当社グループが信頼され選ばれ続ける企業グループとなるため、社内外のステークホルダーとともに人権尊重の取り組みを推進している。
事業の内容 FY2026 / 約1,732字
3 【事業の内容】当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社63社及び関連会社74社(2026年3月31日現在)で構成され、電気事業を中心とする事業を行っている。報告セグメントは「ホールディングス」、「フュエル&パワー」、「パワーグリッド」、「エナジーパートナー」、「リニューアブルパワー」の5つとしている。各報告セグメントの主な事業内容は、以下のとおりである。なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当し、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなる。 [ホールディングス]経営サポート、各基幹事業会社(東京電力フュエル&パワー㈱、東京電力パワーグリッド㈱、東京電力エナジーパートナー㈱、東京電力リニューアブルパワー㈱)への共通サービスの効率的な提供、原子力発電等(主要な関係会社)東電不動産㈱、東京パワーテクノロジー㈱、東電設計㈱、㈱テプコシステムズ、テプコ・リソーシズ社、東双ファシリティ&サービス㈱、東京電力タイムレスキャピタル第二号投資事業有限責任組合、東京電力タイムレスキャピタル共同投資第一号投資事業有限責任組合、TF内幸町特定目的会社、リサイクル燃料貯蔵㈱、㈱当間高原リゾート、東双みらいテクノロジー㈱、東京レコードマネジメント㈱、東双みらい製造㈱、飯舘バイオパートナーズ㈱、㈱e-Mobility Power、KK6安全対策共同事業㈱、嬬恋蓄電所合同会社、ソーラー・ルーフトップ・シーイー・ナイン社、イーエスアール・テプコ・リニューアブルズ社、㈱日立システムズパワーサービス、エナジー・アジア・ホールディングス社、日本原燃㈱、日本原子力発電㈱、㈱東京エネシス、イーエスアール・テプコ・シンガポール1・ホールド社、イーエスアール・テプコ・シンガポール・アセット・アルファ社 [フュエル&パワー]火力発電による電力の販売、燃料の調達、火力電源の開発、燃料事業への投資(主要な関係会社)東京電力フュエル&パワー㈱、㈱JERA [パワーグリッド]送電・変電・配電による電力の供給、送配電・通信設備の建設・保守、設備土地・建物等の調査・取得・保全(主要な関係会社)東京電力パワーグリッド㈱、東京電設サービス㈱、東電タウンプランニング㈱、東電用地㈱、テプコ・ソリューション・アドバンス㈱、テプコ・パワー・グリッド・ユーケー社、東電物流㈱、ディープ・シー・グリーン・エナジー(香港)社、グリーンウェイ・グリッド・グローバル社、㈱関電工、㈱東光高岳、㈱昭栄電気産業、㈱アット東京、トライトン・ノール・オフト・ビッドコ社、トライトン・ノール・オフト社 [エナジーパートナー]お客さまのご要望に沿った最適なトータルソリューションの提案、充実したお客さまサービスの提供、安価な電源調達(主要な関係会社)東京電力エナジーパートナー㈱、テプコカスタマーサービス㈱、㈱ファミリーネット・ジャパン、日本ファシリティ・ソリューション㈱、㈱PinT、TEPCOホームテック㈱、TEPCO i-フロンティアズ㈱、T&Tエナジー㈱、東京エナジーアライアンス㈱、㈱LIXIL TEPCOスマートパートナーズ、エバーグリーン・マーケティング㈱、エナジープールジャパン㈱、虎ノ門エネルギーネットワーク㈱、東京都市サービス㈱ [リニューアブルパワー]再生可能エネルギー発電による電力の販売、設備の維持管理、国内外における再生可能エネルギー電源の新規開発・投資(主要な関係会社)東京電力リニューアブルパワー㈱、テプコ・リニューアブル・パワー・シンガポール社、フローテーション・エナジー社、東京発電㈱、グリーン・ボルト・ホールド社、セノス・ホールド社、ベト・ハイドロ社、ダリアリ・エナジー社、ベトナム・パワー・デベロップメント社、クンチャナ・エナジー・レスタリ社、オフショア・ウインド社、小安地熱㈱、グリーン・ボルト・オフショア・ウインドファーム社、セノス・オフショア・ウインドファーム社 以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次頁のとおりである。 [事業系統図]
事業等のリスク FY2026 / 約12,840字
3 【事業等のリスク】当社グループの事業その他に関するリスクについて、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項を以下に記載している。また、必ずしもこれに該当しない事項についても、投資者に対する積極的な情報開示の観点から開示している。当社では、社長を統括責任者、最高リスク管理責任者をリスク運用・管理責任者とするリスク管理体制を整えており、各基幹事業会社の社長、リスク管理担当役員等と連携することにより、平時・リスク顕在化時における当社グループのリスク管理を統括している。取締役及び執行役は、当社及びグループ会社の事業活動に関するリスクを定期的に、また必要に応じて把握・評価し、毎年度の経営計画に適切に反映している。また、グループ全体のリスク管理が適切になされるよう社内規程を整備している。当該リスクは、社内規程に従い、業務所管箇所が、職務執行の中で管理することを基本とし、複数の所管に関わる場合は、組織横断的な委員会等で審議の上、適切に管理している。経営に重大な影響を及ぼすおそれのあるリスクについては、執行役社長を委員長とする「リスク管理委員会」において、リスクの顕在化を予防するとともに、万一顕在化した場合には迅速かつ的確に対応することにより、経営に及ぼす影響を最小限に抑制している。加えて、従業員に対して、関係法令教育や社内規程・マニュアルの教育を定期的に実施している。しかしながら、当社グループを取り巻く経営環境は厳しい状況にあり、以下のリスクが顕在化した場合、事業に大きな影響を与える可能性がある。なお、各リスク項目の記載順序については、事業への影響度や発現可能性等を踏まえて判断した重要度に基づいている。本項においては、将来に関する事項が含まれているが、当該事項は提出日現在において判断したものである。 ① 福島第一原子力発電所の廃炉 影響度特大発現可能性高想定されるリスク内容当社では、「東京電力HD(株)福島第一原子力発電所の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ」に基づき安全に最大限留意しつつ、廃炉作業を進めているが、これまでに経験のない燃料デブリの取り出しにかかる技術的に不透明かつ未解明な課題や、身体汚染、汚染水の漏えい等のトラブルが発生した場合には、廃止措置が計画通りに進捗しない可能性がある。ALPS処理水については、政府の基本方針を踏まえ海洋放出を開始しているが、設備の点検漏れや確認不足、操作ミス等に伴う設備停止等のトラブルの発生、ALPS処理水のモニタリング結果や設備状態に関する情報発信の不十分さ、不誠実な賠償の対応等に伴い、地域や社会の皆さまからのご理解が得られず、これを継続できない可能性がある。汚染水については、地下水流入抑制対策等の重層的な対策により着実に発生量の抑制が進められているが、大雨等により、計画通りに汚染水発生量の抑制ができない可能性がある。 こうした廃炉の取り組みが円滑に進まず、計画以上に長期に及ぶ場合には、当社グループの業績、財政状態及び事業運営に影響を及ぼす可能性がある。対応策廃炉作業は世界でも前例のない取り組みであり、今後の進むべき大きな目標である中長期ロードマップ等をベースに、徐々に得られる新たな情報や知見を踏まえ「廃炉中長期実行プラン」を策定している。「復興と廃炉の両立」を通した「福島への責任を貫徹」を目指し、地域や社会の皆さまのご理解をいただきながら進めるべく、廃炉作業の進捗と今後の見通しについて、より丁寧にわかりやすくお伝えしていく。今後も2号機燃料デブリ試験的取り出し等を通し、新たな情報や知見を一つひとつ集め、「廃炉中長期実行プラン」を進捗や課題に応じて定期的に見直しながら、30~40年後の廃止措置終了に向け、安全に最大限留意しつつ、計画に基づき着実に対応を進めていく。これまでに発生したトラブルを踏まえ、福島第一原子力発電所は、前例に乏しい取り組みが山積していることに加え、高線量下の厳しい環境であることを再認識し、作業毎にリスクを抽出して対策を考え、実行する活動を継続している。さらに、燃料デブリの試験的取り出しの中断事案等を踏まえ、当社は実施主体として、作業の準備段階から細部にわたる手順を確認する等の対策を進めてきた。また、地元企業をはじめ、廃炉に携わる企業との間で、発注側、受注側の立場を超え、廃炉の目的を共有し、達成するため「ワンチーム」をキーワードとして現場レベルでの協働体制の構築を進めていく。ALPS処理水の海洋放出にあたっては、社内において関係部署を横断的に統括する体制を整備し、①設備運用の安全・品質の確保、②迅速なモニタリングと正確な情報発信、③IAEAレビュー等を通じた透明性の確保、④風評対策、そして損害が発生した時の適切な賠償に努めていく。また、その状況を関係者や社会の皆さまに適時お伝えさせていただき、国内外から信頼いただけるよう取り組んでいく。 さらに、建屋屋根の補修や陸側遮水壁内側におけるフェーシング等の重層的な対策を講じるとともに、局所的な建屋止水を進める等の更なる抑制対策により、汚染水の発生量の抑制を図っていく。 ② 電気の安定供給 影響度特大発現可能性高想定されるリスク内容大規模自然災害、設備事故、テロ・暴動等の妨害行為、燃料調達支障、感染症の発生等により、長時間・大規模停電等が発生し、安定供給を確保できなくなる可能性がある。これらの場合、当社グループの業績及び財政状態は影響を受ける可能性があるとともに、社会的信用を低下させ、事業運営に影響を及ぼす可能性がある。対応策計画段階における供給力不足(予備率不足)への対応については、国及び電力広域的運営推進機関が主体となり、需給両面からの対策が検討されている。現在、供給側の対策として追加供給力調達の仕組みが議論されているが、その整理が完了する前に供給力不足が生じた場合には、一般送配電事業者を実施主体とするkW公募の実施を国から要請される可能性がある。そのような状況においても、安定供給の維持に向け、グループ一体となって適切に対応していく。また、日々の運用においては、週次で短期的な需給見通しの確認を行い、広域予備率に基づき適切なタイミングで追加の供給力電源の稼働指示やデマンドレスポンス等の発動指示並びに情報発信を行っていく。自然災害の激甚化・広域化については、電力レジリエンスの強化を軸に据え、内閣府中央防災会議等の被害想定をベースとした設備の補強を促進している。設備事故の未然防止の観点からは、計画的かつ効率的に経年設備の更新を進めることで安定供給の維持に取り組んでいる。テロ・暴動等の妨害行為へは、関係機関との平時からの緊密な連携により備えている。被害軽減の観点からは、複数の送電系統を連系する設備の多重化により、設備の故障時に停電範囲や停電時間を極小化する取り組みを進めるとともに、被災設備の早期復旧に向けては、デジタル技術の積極的活用や、分散型電源として蓄電池・電動車両等も活用した電力供給手段の多様化、復旧資機材の確保や当社グループ一体での災害対応体制の整備、各種ハザードを想定した社内訓練や海上・陸上自衛隊、海上保安庁、さらには国・自治体・一般送配電事業者等の関係者との連携・協働の強化等を図っている。燃料調達については、中東の軍事的緊張等に伴う世界的なLNG需要拡大による燃料調達リスクに対しても、株式会社JERAにおいて、米国LNG最大550万トンの新規調達等のLNGポートフォリオの強靭化を図るとともに、JERA Global Markets社を通じた燃料トレーディング等によるLNG調達の最適化により、可能な限り安定的かつ柔軟な燃料調達に努めていくとともに、当社としてモニタリングに努めていく。感染症対策については、基本的な感染対策の徹底やテレワーク・時差出勤の活用により社員の健康と安全を確保するとともに、感染症拡大に伴うエネルギー産業の構造変化、社会の動向を踏まえたビジネスモデルへの変化についても注視しながら必要な対応を適切に実施していく。 ③ 原子力発電・原子燃料サイクル 影響度特大発現可能性高想定されるリスク内容国による原子力政策の見直しや原子力規制委員会による安全規制の見直し等により、当社グループの原子力発電事業や原子燃料サイクル事業の運営は影響を受ける可能性があるとともに、当社グループの業績及び財政状態は影響を受ける可能性がある。原子力発電は、第7次エネルギー基本計画において「再生可能エネルギー、原子力などエネルギー安全保障に寄与し、脱炭素効果の高い電源を最大限活用することが必要不可欠である。」と記載されており、カーボンニュートラル実現に不可欠であることに加え、低廉で安定的な電力の供給、レジリエンス強化の観点からも重要な電源である。送電を再開した柏崎刈羽原子力発電所6号機の安定運転を継続するとともに、特定重大事故等対処施設の工事を安全最優先で一つひとつ着実に進め、発電所として安定的かつ継続的に稼働できる状態を目指していく。安定的に稼働できない場合には、火力燃料費の増加等により当社グループの業績及び財政状態は影響を受ける可能性がある。使用済燃料の再処理、放射性廃棄物の処分、原子力発電施設等の解体のバックエンド事業については、多額の資金と長期にわたる事業期間が必要になるが、その遂行が滞ることなく適切に実施されるよう制度措置がされている。具体的には、使用済燃料の再処理や放射性廃棄物の処分、原子力発電施設等の解体については、それに要する費用を拠出する制度が措置されている。こうした国による制度措置等によりバックエンド事業に関する不確実性は低減されているが、制度措置等の見直しや制度外の将来費用の見積額の増加、日本原燃株式会社の六ヶ所再処理施設等の稼働状況、同ウラン濃縮施設に係る廃止措置のあり方等により、当社グループの業績及び財政状態は影響を受ける可能性がある。対応策原子力発電に関しては、柏崎刈羽原子力発電所6号機にて、プラント設備の健全性確認を一つひとつ慎重に進め、送電を再開した。引き続き、発電所の安全性向上や核物質防護に関する改善の取り組みに継続的に取り組むとともに、地域の皆さまに対して、発電所の取り組みを丁寧に説明していく。また、地域の皆さまの声を発電所の安全や運営の改善に活かして、地域や社会から信頼される組織や企業文化を醸成することを目指し、柏崎刈羽原子力発電所に必要な本社機能の順次移転や組織再編を検討していく。バックエンド事業に関しては、国の政策や関連する制度措置に則って適切に対応していくことで不確実性の低減を図るとともに、今後の政策、制度の動向を注視していく。また、六ヶ所再処理事業やウラン濃縮事業等の原子燃料サイクル事業の推進に協力していく。高レベル廃棄物の最終処分については、当社は、廃棄物の発生者として基本的な責任を有する立場から、お問い合わせ窓口を設置する等、国や原子力発電環境整備機構(NUMO)と連携しながら、地層処分の実現に向け、理解活動に積極的に取り組んでいる。 ④ 電源調達費用・販売価格・販売電力量 影響度特大発現可能性高想定されるリスク内容販売価格は「燃料費調整制度」及び、「市場価格調整制度」により価格が変動することで電源調達費用の変動をヘッジし、収支変動影響は緩和される。ただし、期ずれや販売と調達の構成差等により、燃料価格・市場価格が大きく変動する場合は収支が悪化する可能性がある。特に、昨今の中東情勢緊迫化を受け、今後、燃料価格・市場価格が変動し、その影響を受ける可能性がある。また、販売電力量は、気温や天候の影響、経済活動、生産活動に加え、節電や省エネルギー、カーボンニュートラル社会の実現に向けた対応等の政策面、さらに小売市場の競争状況等の影響を受ける可能性がある。これらにより、当社グループの業績及び財政状態は影響を受ける可能性がある。対応策電源調達費用、販売価格に関しては、電力デリバティブを活用したヘッジ取引、調達先の拡大等によるコスト削減等で、上述リスクの影響の最小化を図っている。また、「特別高圧・高圧」のお客さまを対象に最新の販売動向、電源調達動向を適切に料金に反映させていただくため、燃料費調整、及び市場価格調整の算定諸元の見直しをさせていただいた。販売電力量に関しても、価格変動を抑制する料金プランを求めるお客さまからのニーズに応じて、市場価格調整の割合が異なる3種類の電気料金プランの提供を開始させていただいた。加えて、中東情勢緊迫化による電力・燃料価格の大幅な価格変動影響による収支リスクの低減のために、成約済の「特別高圧・高圧」のお客さまへメニュー変更等の勧奨を行い、販売と調達の構成差の解消に努めている。今後もより一層、徹底した経営効率化に取り組むとともに、お客さまニーズや市況に応じたサービスの提供や販売価格算定における原子力発電の再稼働の一部織り込みによる卸電力市場価格等の影響幅の圧縮等も実施し、お客さまのご負担を軽減しつつ、当社グループの財政状態の改善を図っていく。 ⑤ 火力発電用燃料価格 影響度大-特大発現可能性高想定されるリスク内容LNG、原油、石炭等の価格は、燃料国際市況や外国為替相場の動向等により変動し、当社グループの業績及び財政状態は影響を受ける可能性がある。特に中東の軍事的緊張等を受けた全世界的な燃料価格の高騰により、当社グループの業績及び財政状態は影響を受ける可能性がある。対応策株式会社JERAにおいて、世界最大級の調達規模を梃子に構築している価格競争力、価格変動リスク対応力に優れた燃料ポートフォリオ、JERA Global Marketsによる燃料トレーディング及び先物市場におけるヘッジの活用等により燃料価格変動に伴うリスク対応に努めていく。 ⑥ 電気事業制度・エネルギー政策変更 影響度大-特大発現可能性中想定されるリスク内容電気事業における制度変更を含めたエネルギー政策の見直し、地球温暖化に関する環境規制の強化等、事業を進めていく上での政策面での変化への対応により、当社グループの業績及び財政状態は影響を受ける可能性がある。対応策エネルギー政策や電気事業に係る制度、環境規制に関する動向等の必要な情報を幅広く、積極的に収集し、関係箇所で連携しながら様々な場を通じて当社グループの考え方を説明するとともに、必要な対応を実施していく。 ⑦ お客さまサービス 影響度大-特大発現可能性中-高想定されるリスク内容法令に反するお客さま応対等により、お客さまからの当社グループ及び当社が提供するサービスへの満足度や社会的信用が大きく低下し、当社グループの業績、財政状態及び円滑な事業運営に影響を及ぼす可能性がある。対応策当社グループは、2021年7月に新たな経営理念を定め、その理念の下で総合特別事業計画に示す具体的戦略の実現に向けて、お客さまのために変革を恐れず挑戦する新たな企業文化を確立し、信頼され、選ばれ続ける企業になることを目指している。販売活動等を担う東京電力エナジーパートナー株式会社においては、お客さまサービスの向上のために、実務に即した研修・教育や応対スクリプトの整備等を行うとともに、電話・訪問の機会を通じて収集した「お客さまの声」を業務改善に活かしている。 また、同社社長を委員長、弁護士及び消費者団体役員を社外委員、関係役員・部室長を委員とする営業品質管理委員会(半期に1回以上開催)において、不適切事例の再発防止に向けた各種取り組み、関連法令の改正への対応状況及びお客さまのWeb手続きの改善等の営業品質向上の取り組みを社内横断的に評価・確認し、更なる業務の改善に活かしている。 ⑧ 安全確保・品質管理・環境汚染防止 影響度大-特大発現可能性中-高想定されるリスク内容当社グループは、あらゆる事業、部門、事業所において、安全確保、品質管理、環境汚染防止に加え、それらの状況について透明性・信頼性の高い情報公開の徹底に努めているが、作業ミス、法令・社内ルール違反等による事故や人身災害、大規模な環境汚染の発生、不適切な広報・情報公開により、当社グループへの社会的信用が低下し、円滑な事業運営に影響を及ぼす可能性がある。対応策当社グループは、企業の社会的責任を果たすため「東京電力グループ企業行動憲章」を制定し、そのもとで、事業活動のあらゆる場面において安全を最優先に掲げ、安全管理の取り組みについて、法令の遵守及び現場を起点とした安全活動による実効性があるルール・施策を策定・展開し、継続的に評価・改善に取り組んでいる。特に、原子力事業では、管理者が現場における設備・人の状況を定期的に確認・改善する等、現地現物を重視した安全・品質の向上に加え、社外の視点や知見を積極的に取り入れる目的で新たに設置した「柏崎刈羽原子力発電所運営会議」等の外部専門家による指導・助言等も踏まえながら継続的な改善に取り組んでいる。品質管理や環境管理についても、規程・マニュアル等により遵守すべきルールを定め徹底するとともに、内部監査等によりその遵守状況を確認し、必要な改善を適宜実施している。情報公開については、お客さまや地域、社会の皆さまに必要な情報が正確に迅速に伝わることを意識して取り組んでいる。 ⑨ 企業倫理遵守 影響度大-特大発現可能性中-高想定されるリスク内容 当社グループは、企業倫理を遵守した業務運営を定着させるための取り組みに努めているが、法令違反等の企業倫理に反した行為が発生した場合、当社グループへの社会的信用が低下する等、円滑な事業運営に影響を及ぼす可能性がある。 中でも、昨今、企業への要請の高まりが見られる「人権」については、社員、グループ会社社員の理解不足に起因する人権侵害が発生した場合、当社への批判等により、円滑な事業運営に影響を及ぼす可能性がある。 また、原子力事業においては、安全文化醸成並びに核セキュリティ文化醸成の方針のもと、従事者に具体的に求められる行動を明確化し、一人ひとりが実践できるよう教育や対話活動等に取り組んでいる。 しかしながら、これらの取り組みが不十分な場合には、当社グループへの社会的信用が低下し、円滑な事業運営に影響を及ぼす可能性がある。対応策「東京電力グループ企業行動憲章」及び「東京電力グループ企業倫理遵守に関する行動基準」を定め、会社としての方向性や役員・従業員が遵守すべき具体的行動を明確にするとともに、社長を委員長とし社外有識者を含めた委員で構成する東京電力グループ企業倫理委員会を設置し、企業倫理の定着を図るための諸施策の審議・決定及びその実践状況について指導・助言を受け、組織ごとに企業倫理責任者・企業倫理担当者を配置することにより、東京電力グループ一体となった定着活動を実施している。また、定期的に実施する意識調査において定着度合いを確認し、その結果を踏まえ、今後の活動方針を決定している。さらに、東京電力グループ大で利用できる企業倫理相談窓口を社内外に設置し、グループ全体で企業倫理に反する行為の未然防止を図っている。人権尊重の推進にあたっては、国際連合のビジネスと人権に関する指導原則に準拠した「東京電力グループ人権方針」(2021年8月)に基づき取り組んでいる。具体的には、人権デュー・ディリジェンスの仕組みを構築、eラーニングや研修による教育、救済メカニズムとしてあらゆるステークホルダーが利用可能な通報窓口の設置等を実施しており、これら取り組みのプロセスや実効性の評価結果を積極的に情報開示している。原子力事業においては、柏崎刈羽原子力発電所における核物質防護事案等を受け、経営層による所員との対話活動を通じて作成した「柏崎刈羽原子力発電所の志」に基づく発電所運営を行っている。発電所の状況変化に応じて活動を充実していくことで、内部コミュニケーションや所員のモチベーションを改善し、地域の皆さまから信頼される発電所を実現するための取り組みを継続して行っている。 ⑩ 情報管理・セキュリティ 影響度大-特大発現可能性高想定されるリスク内容サイバー事案や作業ミス、社内ルール違反等に伴い、電力供給やお客さまサービスに支障を与えた場合、及び当社グループが保有するお客さま情報や業務上の重要な情報が流出した場合には、当社グループの社会的信頼が失墜し、事業運営に甚大な影響を及ぼす可能性がある。対応策高度化・巧妙化するサイバー事案に関しては、原子力事業進展や地政学変化を踏まえた脅威分析、防御対策、常時監視、対応・復旧訓練等のあらゆる手段を用いてサイバーセキュリティ強化に努めている。 重要な情報の管理に関しては、社内規程の整備や情報流出等によって生じるお客さまや社会への影響について社員へ教育・啓発を行うとともに、社内システムの適正なアクセス制御や外部記憶媒体への情報書き出し制限等のシステム上の対策も実施している。 ⑪ 資材調達 影響度大-特大発現可能性高想定されるリスク内容大規模災害の発生、国際情勢の緊迫化、感染症の蔓延等の影響によるサプライチェーンの混乱に加え、物価上昇、建設業をはじめとする担い手不足、さらに国内外調達先の倒産・撤退や海外依存度の高い資材の供給量低下といったサードパーティリスクの高まりにより、調達コストが高騰し、計画的な調達が阻害され、当社グループの業績、財政状態及び円滑な事業運営に影響を及ぼす可能性がある。特に昨今の中東情勢等の地政学問題に起因する納品の遅れや製造不能は、電力の安定供給に支障をきたす可能性がある。また、建設業法、働き方改革関連法等の改正により、工事・委託発注及び資材調達に関わる取引の適正化や発注者としての誠実な対応が一層求められており、これらの対応が不十分な場合、当社グループの事業運営に影響を及ぼす可能性がある。加えて、当社のサプライチェーンにおいて当社グループ又は調達先が万が一、環境破壊や人権侵害に加担していたことが判明した場合、社会的信用を低下させ、事業運営に影響を及ぼす可能性がある。対応策当社グループにおけるサプライチェーンの持続的な確保に向けて、調達先については、取引先登録制度を採用し、あらかじめ適格性を担保するとともに、パートナーシップ構築宣言に示す当社グループのサプライチェーン全体の共存共栄を目指し、競争と共創拡大の方針のもと、調達先の多様化を図っている。昨今の国際情勢の緊迫化等から、主要サプライヤより調達リスク情報を定期的に収集のうえ、資材の納品遅れや製造不能の発生については、早期発注に加え、代替品の検討や在庫管理の徹底と工程調整による欠品リスクの回避、予備品の確保等で対処している。加えて、物価上昇や担い手不足に対しては、サプライヤと十分に連携したうえで資材、要員確保を計画することで調達コストの抑制に努めるほか、サプライヤの動向把握や代替取引先の発掘に努めている。また、当社グループは、建設業法、働き方改革関連法等の動向を踏まえ、発注・調達体制の整備、及び取引先との適切な協議や対話を進めることにより、安定的な事業運営に努めている。さらに、環境問題・人権問題への社会的関心の高まりや、その重要性に鑑みて、「東京電力グループ調達基本方針」、「サステナブル調達ガイドライン」に則った、環境や人権問題に対する取り組み状況の確認や対話を通じた信頼関係の構築等を行うことで、サプライチェーン全体での持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいる。 ⑫ 物価・金利の変動 影響度大-特大発現可能性高想定されるリスク内容当社グループは、国内電気事業に必要な発電・送変電・配電設備等の多数の設備を保有し、これらの設備の建設・更新工事等を計画的に進めていくために多額の投資資金が必要であり、近年は減価償却費を上回る設備投資額となっている。なお、これらの必要資金に充当するため自己資金のほか金融機関からの借入及び社債の発行により資金を調達しており、当社グループの有利子負債残高は、2026年3月末時点で6兆6,337億円(総資産の43%に相当)となっている。 このため、物価・金利の変動については、設備投資・支払利息等の変動に繋がることから、今後の動向により、当社グループの業績及び財政状態に影響を受ける可能性がある。対応策設備投資については、電気の安定供給の確保を大前提とした上で、中長期にわたる徹底的な投資精査・経営合理化を図り、収益性・資本効率性の最大化を目指していく。 また、支払利息に関しては、固定金利の社債発行で資金調達を実施する等、金利変動リスクの低減に努めている。 ⑬ 気候変動等に関する取り組み 影響度大発現可能性中想定されるリスク内容気候変動に関する規制の強化やエネルギー政策の見直しにより、小売電気事業において電力調達費用が増加し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性がある。また、GX・DXの進展に伴う再生可能エネルギーの普及拡大等の電力需給構造の変化により、送配電事業において系統の安定性確保に向けた系統増強等の対策費用が増加する可能性がある。加えて、ESGに関する取り組み停滞により、ESG投資市場でのレピュテーション悪化につながり、当社グループの資金調達や株価に影響を及ぼす可能性がある。対応策気候変動関連の規制強化やエネルギー政策の見直しについては、国内外の制度動向を継続的かつ能動的に把握するとともに、関係箇所で連携しながら様々な場を通じて当社グループの考え方を説明するとともに、必要な対応を実施していく。また、GX・DXの進展に伴う再生可能エネルギーの普及拡大や電力需給構造の変化に対しては、分散型電源やお客さま設備の活用、需給調整力の高度化、次世代ネットワークの構築等を通じて系統の安定性向上を図るとともに、適地提案等により設備形成を計画的に推進し、安定的かつ低廉な電力供給の維持に努めていく。 ESGに関する取り組みについては、株主・投資家の皆さまとの継続的なエンゲージメントを通じて、ご意見やご関心事項を的確に把握し、これらを踏まえたESGに関する取り組みの強化及び情報開示の充実を図り、当社グループのESGへの取り組みに対する理解と信頼の向上に努めていく。加えて、金融商品取引法にもとづくサステナビリティ情報の開示義務化を見据え、体制整備やデータ管理の高度化等の必要な準備を計画的に進めていく。 ⑭ 五次総特に基づく経営改革 影響度大発現可能性中-高想定されるリスク内容五次総特の下、当社グループは、福島への責任を果たしていくために、不断の経営改革に取り組み、賠償・廃炉に必要な資金の確保及び企業価値の向上を目指している。今後、前人未踏の領域である廃炉の貫徹に向けた改革や、GX・DX等による電力需要増への安定供給責任の全うと事業成長に向けた取り組み、経営合理化や資産売却等を通じた財務状況の改善、中長期的な廃炉と企業価値向上を両立するためのアライアンスの具体化等の経営改革が計画通りに進まない場合には、当社グループの業績、財政状態及び事業運営に影響を及ぼす可能性がある。対応策五次総特に基づく経営改革を実現していくために、責任者・期限・達成すべき内容等をアクションプランとして作成し、取り組みを進めていく。また、各アクションプランの進捗状況については重要度に応じたモニタリングを実施し、PDCAを回すことで計画を達成していく。経営合理化の計画の確実な実現に向けては、改善策の進捗状況を適時確認し、変動リスクへのリカバリー対応が機動的に講じられるよう、適切なモニタリング対応を進めていく。最重要課題である廃炉事業の改革、アライアンスの実現等については、執行としての責任を果たすための体制整備や今後の最適な経営体制の整備を早急に進めていく。なお、アライアンスに関しては、社外取締役を中心とした社内委員会にて、アライアンスパートナーからの提案や枠組み・仕組み等に係る精査・評価等、詳細かつ専門的な議論を進め、実現につなげていく。また、五次総特を共同策定した原子力損害賠償・廃炉等支援機構と密に連携のうえ、当該機構の運営委員会での経営改革の実行に係る継続的な審議も踏まえながら、最重要課題への対応に関する検討、経営判断に向けた工程管理を徹底する。 ⑮ 原子力損害賠償・廃炉等支援機構による当社株式の引き受け 影響度大発現可能性中-高想定されるリスク内容当社は、2012年7月31日に原子力損害賠償・廃炉等支援機構(以下「機構」という。)を割当先とする優先株式(A種優先株式及びB種優先株式。以下A種優先株式及びB種優先株式をあわせて「本優先株式」という。)を発行した。A種優先株式には、株主総会における議決権のほか、B種優先株式及び普通株式を対価とする取得請求権が付されている。また、B種優先株式には、法令に別段の定めのある場合を除き、株主総会における議決権は付されていないが、A種優先株式及び普通株式を対価とする取得請求権が付されている。 機構は、本優先株式の引受けにより総議決権の2分の1超を保有しており、株主総会における議決権行使等により、当社グループの事業運営に影響が生じる可能性がある。今後、機構によりB種優先株式のA種優先株式を対価とする取得請求権の行使がなされた場合、又は本優先株式について、普通株式を対価とする取得請求権の行使がなされた場合には、既存株式の希釈化が進む可能性がある。特に、普通株式を対価とする取得請求権が行使された場合には、既存株式の希釈化が進む結果として、持株会社である当社の株価が下落する可能性があるほか、当該普通株式を機構が市場売却した場合には、売却時の市場環境等によっては、さらに持株会社である当社の株価に影響を及ぼす可能性がある。対応策当社グループ一体となって福島への責任貫徹を第一に、社会からの信頼回復、企業価値向上に向けて、経営合理化や原子力損害賠償・廃炉等支援機構運営委員会からの提言への対応も含め、引き続き最大限の努力を行っていく。 ⑯ 電気事業以外の事業 影響度大発現可能性高想定されるリスク内容当社グループは、海外事業を含む電気事業以外の事業を実施している。これらの事業は、当社グループの経営状況の変化に加え、国際情勢の緊迫化、気候変動、顧客ニーズの変容、市況の変化(物価高騰、金利上昇、他社動向等)、サプライチェーン上の人権侵害、従業員の生命・身体に対する脅威等により、投融資時点で想定した結果をもたらさず、当社グループの業績及び財政状態は影響を受ける可能性がある。対応策当社グループの事業や従業員の安全に影響を与えうる政治的経済的な情勢、特に地政学リスクの高まりといった変化や潮目に対する感度を高くし、海外事務所と連携しながらタイムリーに現地情報を収集する等してリスクの回避並びに低減に努めている。 また、実施案件については、実施前には建設費の高騰や金利上昇等による投資採算性のリスク評価を含む厳格な投融資審査基準を設けて案件を厳選するほか、実施中は収益性やリスクに係るモニタリングを四半期ごとに行い不採算事業は撤退・縮小する等、業績悪化リスク低減に努めている。
事業方針・経営環境 FY2026 / 約9,602字
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】(1) 経営環境及び経営方針等当社グループを取り巻く事業環境は、福島第一原子力発電所の廃炉の進捗、GX・DXの進展等に伴う電力需要の増加、物価高騰等に伴う投資・費用増による厳しい財務状況等、大きく変化している。このような事業環境の変化に対応していくため、第五次総合特別事業計画(以下、「五次総特」という。)に基づき、前人未踏の領域である廃炉の貫徹に向けた改革や、GX・DX等による電力需要の増加に対応した安定供給責任の全うと事業成長に向けた取り組み、経営合理化や資産売却等を通じた財務状況の改善を進めていく。加えて、中長期的な廃炉の推進と企業価値向上の両立に向け、資金・技術・能力等の補完につながるアライアンスを追求し、大胆な改革に取り組んでいく。福島への責任を果たしていくため、五次総特のもと、福島事業・経済事業双方の改革に取り組み、賠償・廃炉に必要な資金の確保及び企業価値向上を実現していく。(https://www.tepco.co.jp/about/corporateinfo/business_plan/overall_special_plan.html) (2) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等五次総特のとおり、賠償・廃炉に関して、当社グループ全体で年間約5,000億円程度の資金を確保する。加えて、2028 年度以降のフリーキャッシュフローは黒字を確保する。 (3) 経営環境及び対処すべき課題等福島第一原子力発電所の廃炉事業が燃料デブリの本格的な取り出し等、最難関の局面に入ること、GX・DXの進展やエネルギー安全保障への要請の高まりに伴い国内の電力需要の増加が見込まれること、小売事業の競争激化や物価高騰等に伴う投資・費用増により厳しい財務状況が続いていること等、当社グループを取り巻く事業環境は大きく変化している。このような事業環境変化への対応が、当社グループにとっての重点課題であり、福島責任の貫徹に向け、五次総特のもと、福島事業・経済事業双方の改革に取り組んでいく。福島事業では、被害者の方々に寄り添った迅速かつきめ細やかな賠償や、福島相双復興官民合同チームへの協力を通じた事業・生業や生活の再建・自立、農林水産業再生や風評払拭等に向けた取り組み等、福島復興に継続して取り組んでいく。福島第一原子力発電所の廃炉事業においては、今後より困難かつ複雑になる中でも安全かつ着実に廃炉作業を進めるため、廃炉の遂行主体の自主性・主体性を担保すべく、「福島最優先」の経営判断、廃炉事業遂行能力の向上、体制の構築の三本柱で抜本的に改革を進めていく。また、地域の皆さまとの双方向のコミュニケ―ション等を通じた地域との関係性の深化、廃炉事業を通じた地域の産業・経済基盤の創出への貢献等、「復興と廃炉の両立」に向けた取り組みを推進していく。経済事業では、GX・DXの進展等に伴う電力需要の増加に対し安定供給責任を全うするとともに、事業機会を捉え、「迅速かつプッシュ型の電力供給」「脱炭素電源の確保・カーボンニュートラルの実現」「安定化等の多様なニーズに応じた料金メニューの提供」の3つの社会的価値をお届けする取り組みを進めていく。この成長戦略を進めていくにあたっては、投資の最適化や早期の価値提供の観点から、資産回転型の投資や、様々な場面で既存の枠組みにとらわれない共創や協業・連携の実現に取り組んでいく。柏崎刈羽原子力発電所については、2025年12月に新潟県より6・7号機の再稼働への了解をいただき、本年1月に6号機の原子炉を起動、2月には送電を再開し、4月には営業運転を開始した。電力供給のレジリエンス強化やカーボンニュートラルの実現、さらには足元の中東情勢を背景としたエネルギー安全保障等の観点から、原子力発電の重要性が一層高まるなか、福島第一原子力発電所事故の当事者として反省と教訓を活かし、安全を最優先に安定的な発電所の運営を行うとともに、地域や社会のみなさまからの信頼の醸成に向けた取り組みを継続していく。また、第三者の知見も活用し、投資・費用計画を一から再検証した経営合理化策について確実に実行に移すとともに、中東情勢の影響による燃料・電力市場価格の高騰に伴う調達コストの増加等のリスクにも適切に対処し、足元の経営安定化を早期に実現していく。さらには、中長期的な廃炉の推進と企業価値向上の両立に向けて、自社の強みを活かしつつ、資金・技術・能力等を補完できるアライアンスが、当社の人財の活躍機会の拡大にもつながる最も有力かつ実効的な選択肢であり、その実現に向けて具体化を進めていく。アライアンス等を通じて成長戦略に基づく取り組みの具体化や拡大を進め、事業成長と企業価値の向上につなげ、福島責任貫徹のための資金確保を長期的に確実なものとしていく。電力供給の面では、2025年度冬季は、比較的安定した気候となり、厳気象の想定を上回るような厳しい需要は見られなかったことに加え、皆さまの省エネ・節電への継続的なご協力により、安定供給を確保することができた。2026年度夏季においては、東京エリアを含む広域ブロックにおける厳気象を想定した需要に対し、柏崎刈羽原子力発電所6号機の運転や夏季増加供給力公募の落札結果等の織り込みにより、最低限必要とされる3%の予備率は確保できる見通しである。一方で、電源の計画外停止や異常気象、燃料調達先の国際情勢の悪化等のリスクを踏まえると、予断を許さない状況である。当社としては、引き続き、国や電力広域的運営推進機関とともに安定供給を継続するため、中東情勢等の影響も注視しながら、供給・需要の両面の対策に最大限取り組んでいく。 ① 当年度の施策[ホールディングス]<福島事業>イ.福島復興に向けた取り組み当社は、これまでの賠償に加え、中間指針第五次追補等を踏まえた追加賠償等、引き続き被害者の方々に寄り添った迅速かつきめ細やかな賠償に努め、当年度末までに累計11兆6,827億円をお支払いしてきた。また、住民の方々にご帰還いただくための基盤整備に向けた環境再生・復興推進活動や、風評払拭及び販路開拓に向けた福島県産品の流通促進活動に引き続き注力している。 ロ.福島第一原子力発電所の廃炉燃料デブリの取り出しについては、2号機において、昨年4月に2回目の試験的取り出しに着手し、初回よりも原子炉格納容器の中心部に近い位置からの採取に成功した。また、3号機においては、燃料デブリ取り出し工法評価小委員会の提言を踏まえて大規模取り出しに向けた設計検討をすすめ、昨年7月に同委員会に対し、本格的な取り出し開始までの準備工程に12~15年程度を要すると評価したことを報告した。使用済燃料プールからの燃料取り出しについては、1号機において本年1月にガレキ撤去時のダスト飛散を抑制する大型カバーの設置を、2号機において本年3月に燃料取扱設備の設置をそれぞれ完了する等、取り出しに向けた準備を安全かつ着実にすすめてきた。ALPS処理水の海洋放出については、当年度も全7回の放出を計画どおりに実施し、当社、国及び福島県等が行う海域モニタリングにより安全性が確保されていることを確認している。継続して国際原子力機関(以下、「IAEA」という。)によるレビューも受けており、当年度においても、国際的な安全基準に合致し、人及び環境に与える放射線の影響は無視できる程度との評価をいただいた。また、昨年9月には、海洋放出に伴い使用しなくなったタンク12基の解体が完了し、燃料デブリの取り出し関連施設を設置する敷地を確保してきた。一部の国や地域による国産水産品の輸入停止措置が継続しているため、引き続き、事業者の方々のニーズに応じた販路開拓支援等に全力で取り組んでいく。それでもなお被害が発生した場合には必要十分な賠償を迅速かつ適切に実施していく。 <経済事業>ハ.原子力発電事業の取り組み柏崎刈羽原子力発電所では、原子力改革における取り組みを一過性のものとしないよう、継続的に改善をはかってきている。昨年10月にガバナンスの一層の強化を図る観点から、高い独立性と透明性をもって同発電所の運営を監督するとともに発電所運営に関する計画策定に社外の視点や知見を反映させるため、社外の様々な分野の専門家と社内の役員が一体となって議論を行う「柏崎刈羽原子力発電所運営会議」を設置した。原子力災害時の避難に関するご懸念の声に対しては、自治体が策定する避難計画の実効性を高めるため、新潟県との原子力防災に関する協力協定に基づき、自治体をはじめ関係機関と連携しながら、原子力防災訓練を積み重ねてきた。また、地域のみなさまには、当社の改善活動や発電所の安全対策等についてご理解いただけるよう、コミュニケーションブース等による対話や様々な媒体を活用した広報等を県域全体で展開してきた。こうしたなか、昨年12月に新潟県より、同発電所6・7号機の再稼働への了解をいただき、本年1月、6号機の原子炉を起動した。また、2月には送電を再開し、4月に営業運転を開始した。引き続き安全最優先で着実な発電所運営を行っていく。 ニ.持続的な成長の実現に向けた取り組み当社グループを取り巻く事業環境は、足元の小売電気事業における競争激化、GX・DXの進展等により増加が見込まれる電力需要へ対応していくための原子力・送配電事業投資の増加、物価の高騰等、大きく変化している。加えて、福島第一原子力発電所の廃炉工程が燃料デブリの本格的な取り出しに向けた新たな段階に移行するなか、福島事業と経済事業の双方を支える財務基盤の強化が一層重要となってきた。こうした状況を踏まえ、当年度においては、グループの総力を挙げて徹底的なコスト削減や投資の厳選、保有資産の売却を行うとともに、持続的なキャッシュフローの安定化と成長戦略の実現に向け、原子力損害賠償・廃炉等支援機構と共同で五次総特を策定した。同計画においては、中長期的な廃炉の推進と企業価値向上の両立に向けて、アライアンスを通じた大胆な改革に取り組むこととしており、本年1月の国による同計画の認定後速やかに、アライアンスパートナーの募集等も行っている。 [フュエル&パワー]・供給力確保とクリーンエネルギー供給基盤の構築燃料調達の不確実性が世界的に増大し、安定供給の重要性が高まるなか、株式会社JERAに対して、燃料の価格高騰・調達リスクを踏まえた供給力の確保や、発電所の適切な維持管理を通じた安定的な運転、さらにはカーボンニュートラル達成に向けた再生可能エネルギーと低炭素火力を組み合わせたクリーンエネルギー供給基盤の構築を求め、同社を支援・監督してきた。株式会社JERAは、米国からの新規調達に着手するなど、LNG調達戦略の見直しをすすめ、LNGポートフォリオの強靭化をはかるとともに、発電所の適切な維持管理に加え、知多火力発電所及び袖ケ浦火力発電所における発電設備のリプレース計画をすすめるなど、継続的な安定供給に向けた取り組みをすすめてきた。また、「JERAゼロエミッション2050」の実現に向けて、昨年8月に、英国のbp社との間で両社の洋上風力発電事業を統合したJERA Nex bp社の設立を完了させるなど、再生可能エネルギー事業を推進するとともに、碧南火力発電所のアンモニア転換への挑戦など、水素・アンモニアへの燃料転換にも取り組んできた。 [パワーグリッド]・送配電事業領域の基盤強化と高度化電力の安定供給と強靭性を確保しながら、事業環境の変化に対応し、地域や社会のニーズに応えるための取り組みをすすめてきた。具体的には、労務費・資材市況の上昇、施工力不足等の課題に対し、電力供給の信頼度確保や適正な価格転嫁等を前提に、優先度に応じた工事件名の精査,工事内容の合理化によるコストダウンや、工期調整・早期予報等による施工力の確保をはかった。また、GX・DXの進展等による電力需要の増加や高経年化設備の更新に対応するため、早期に電力供給が可能なエリアを示した大規模供給ポテンシャルマップを公開するとともに、新たな変電所建設スペースの情報を募集するなど、持続可能なネットワークの構築を通じた送配電事業基盤の強化をすすめた。加えて、電力需給バランスの最適化に関する技術開発や実証を行うなど、次世代ネットワークの構築に向けた送配電事業領域における取り組みの高度化をすすめてきた。 [エナジーパートナー]・お客さまのエネルギーコストの安定化に向けた取り組み国際情勢の緊迫化等により燃料・市場価格が変動するなかで、お客さまのエネルギーコストの安定化に向けて、電気料金メニューの多様化や設備サービス、電力需給の状況に応じてお客さまに需要を調整していただくデマンドレスポンスを推進してきた。法人分野では、スポット市場価格の変動を反映させる割合が異なる3つの電気料金メニューを新たに標準メニューとし、太陽光発電設備・蓄電池等の設備の導入やエネルギーマネジメントとあわせてご提案してきた。また、デマンドレスポンスの取り組みを拡大したことにより、電力需給の安定とお客さまの電気料金の低減をすすめてきた。家庭分野では、太陽光発電設備等を定額でご利用いただける「エネカリプラス」等のサービスをご提案し、これまでにグループ全体で5.5万件のご成約をいただいている。また、お客さまが設置する蓄電池・エコキュートを遠隔制御することにより電力需給の安定と再生可能エネルギーの有効活用をすすめる「エコ・省エネチャレンジ 機器制御オプション」のキャンペーンを実施し、約1,000台分の機器についてご参加いただいている。 [リニューアブルパワー]・再エネ電源の最大限活用に向けた取り組み国内の水力発電事業においては、当年度は2箇所の既設水力発電所のリプレースを完了させるとともに、DXを活用した運用ロスの低減や設備トラブルの未然防止に努め、さらなる収益向上に取り組んできた。また、治水機能の強化と水力発電の促進を両立させるハイブリッドダム公募に応札し、昨年10月、東京電力リニューアブルパワー株式会社を含むコンソーシアムが栃木県湯西川ダムの事業候補者に特定された。 国内の洋上風力発電事業においては、運転中の千葉県銚子沖、開発中の長崎県西海市江島沖での取り組みから得た知見を活かし、さらなる案件獲得に向けて、競争力強化をはかってきた。海外においては、引き続き、水力発電事業や洋上風力発電事業の拡大に取り組んできた。洋上風力発電事業については、技術・運営に関するノウハウを習得して国内での開発に活かすことをめざし、海外子会社であるフローテーション・エナジー社を通じて、英国での浮体式洋上風力発電事業の取り組みをすすめてきた。 ② 優先的に対処すべき課題[ホールディングス]<福島事業>イ.「3つの誓い」に基づく賠償と復興に向けた取り組み当社は、「3つの誓い」として掲げた「最後の一人まで賠償貫徹」、「迅速かつきめ細やかな賠償の徹底」、「和解仲介案の尊重」に基づき、引き続き、中間指針第五次追補等を踏まえた追加賠償について、ご請求いただいていない方々へのご案内を実施する等、個々の被害者の方に丁寧に対応しながら迅速かつ適切な賠償をすすめていく。また、福島相双復興官民合同チームへの協力を通じた事業・生業の再建や、住民の方々のご帰還に向けた環境再生・復興推進活動を継続するとともに、福島県産品の販路開拓及びブランド価値向上に資する流通促進活動に取り組んでいく。加えて、廃炉関連産業への地元企業の参入促進や、浜通り地域等への新たな産業基盤の構築をめざす取り組みの推進等を通じて、福島の復興に貢献していく。 ロ.安全確保を最優先とした福島第一原子力発電所の廃炉の貫徹燃料デブリの本格的な取り出し等、最難関の局面を迎える福島第一原子力発電所の廃炉作業を安全かつ着実にすすめていくため、現場主義を第一に、廃炉遂行主体が合理的・主体的な判断の上で必要な経営リソースを投入できるよう、経営判断・実行能力・体制の三本柱で抜本的な廃炉事業の改革に取り組んでいく。また、その実現に向けて原子力関連組織の体制を適切に見直すとともに、豊富な経験や専門的知識を有するパートナー企業の方々と一体的に協働する「ワンチーム」の体制構築を一層すすめていく。福島第一原子力発電所での廃炉作業の主な取り組みについては、2号機の原子炉格納容器の内部調査及び燃料デブリの試験的取り出しについて、作業員及び周辺環境の安全を最優先にすすめていく。また、使用済燃料プールからの燃料取り出しについても安全を最優先とし、1号機においてオペレーティングフロア上のガレキ撤去等を着実にすすめ、2号機においては使用済燃料の取り出しを開始していく。 ALPS処理水の海洋放出については、引き続き、国際原子力機関のレビューや海域モニタリングを通じて客観性・透明性の確保に努めるとともに、定期的な設備の点検を行い、安全かつ安定的に実施していく。また、一部の国や地域による輸入停止措置が継続しているため、引き続き、事業者の方々のニーズに応じた販路開拓支援等に全力で取り組んでいく。それでもなお被害が発生した場合には迅速かつ適切に賠償を実施していく。加えて、ALPS等で浄化処理を行った水のうち、安全に関する規制基準を満たしていない処理途上水の再浄化処理も実施していく。 <経済事業>ハ.原子力発電事業の取り組み電力需要の大幅な増加が見込まれる状況下において、安定供給の責務を果たし、カーボンニュートラルの実現に貢献していくため原子力事業を推進していく。柏崎刈羽原子力発電所においては、核物質防護に係る一連の不適切事案等を踏まえた原子力改革の取り組みを一過性のものとしないよう、改善を積み重ねてきている。また、営業運転を再開した同発電所6号機の安全かつ安定的な運転を継続するとともに、6・7号機の特定重大事故等対処施設の工事を安全最優先で一つひとつ着実にすすめ、発電所として長期にわたり安定した稼働を実現できる状態をめざしていく。引き続き同発電所の安全性について県民のみなさまへ丁寧な説明を行うとともに、みなさまからの信頼をいただけるよう地域との共生に向けた取り組みについてもより一層すすめていく。加えて、福島第二原子力発電所の安全で着実な廃止措置、東通原子力発電所の建設再開、原子燃料サイクル事業の推進にも取り組み、建設・運転・廃止措置の原子力ライフサイクルに一貫して取り組むとともに、原子力の持続的活用推進に向けた検討を進めていく。 ニ.当社グループの収益力拡大に向けた取り組みGX・DXの進展に伴うデータセンター需要の高まりがみられるなか、データセンター事業者にとって、早期の事業開始が可能となる電力供給やエネルギーコストの安定化脱炭素電源の確保といった観点は投資先・立地先を決める重要な要素となっている。当社グループの電力バリューチェーンの総合力を発揮するとともに、関連事業者とも連携しながら、適地の取得や誘致、お客さまとの協働による設備構築、脱炭素電源料金メニューの提供等、あらゆるソリューションを展開し、早期の電力供給をはじめとしたお客さまが求める価値を的確かつ迅速に提供することで、収益力の拡大につなげていく。 [フュエル&パワー]国際情勢の悪化を受けた燃料価格の不安定化・高騰リスクや世界的な物価上昇など、株式会社JERAを取り巻く事業環境が変化し続けるなか、同社は安定供給の確保に万全を尽くしていく。具体的には、GX・DXの進展等に伴う追加需要への迅速な対応に欠かせないLNGのバリューチェーン強化や、燃料調達の分散化・多様化に向けた取り組みを重点的に行うとともに、火力発電所の計画外停止等を最大限抑制し、安定的な運転に努めていく。加えて、「JERAゼロエミッション2050」の実現に向けた再生可能エネルギーの導入・開発や火力発電のゼロエミッション化に取り組んでいく。東京電力フュエル&パワー株式会社は、株式会社JERAにおけるこのような課題への対策が、同社の施策に随時、柔軟に反映されるよう、事業計画の策定への関与とその進捗に対するモニタリング等による質の高いコミュニケーションを通じて、株主として支援・監督していく。 [パワーグリッド]物価の高騰や工事の担い手不足といった事業環境の変化への対応に加え、GX・DXの進展等に伴う社会的ニーズへの対応、特にデータセンターを中心とした大規模需要に対し、早期に電力供給が可能となる供給体制の整備が求められている。これらの課題に対応するため、引き続きコストダウンや施工力の確保に努めながら、分散型電源や蓄電池等のお客さま設備の最大活用によるエリア需給の最適化に向けて取り組んでいく。また、電力需要が増加する地域を的確に想定したプッシュ型の設備形成と、地域の自治体や企業と協働して送配電ネットワークを構築する参加型の設備形成を通じ、適地における効率的な系統整備と早期の電力供給を実現していく。加えて、これらの取り組みにおけるお客さまとの協働等を通じ、お客さまの電力設備の構築・保守サービスを提供すること等により、安定供給の確保と持続的な成長の実現につなげていく。 [エナジーパートナー]地政学リスクの高まりや競争の激化等、外部環境が大きく変化するなか、販売と調達のポートフォリオの最適化により、収支変動リスクへの対応力を強化するとともに、お客さまとの長期にわたるパートナーシップの構築に取り組んでいく。具体的には、販売側では、お客さまニーズに応じた電気料金メニューのご提案に加え、デマンドレスポンスにより創出される調整力・供給力を需給運用や市場供出に活用し、得られるメリットをお客さまへ還元していく。また、調達側では、需給運用サービスの提供によるバランシンググループの拡大やデリバティブ取引による価格ヘッジの活用等を通じて、収支変動リスクを低減していく。これらの取り組みにより、お客さまに選んでいただけるよう努めていく。加えて、エネルギーサービスやBCPサービス等のトータルソリューションの拡充により、今後新増設が期待されるデータセンター分野を含め、多様化・高度化するお客さまニーズへのさらなる対応をすすめていく。 [リニューアブルパワー]水力発電事業については、国内における経年水力発電所のリプレースとDX推進による効率化に加え、需給バランスの調整のための揚水式発電所の活用、ハイブリッドダム事業の推進、コーポレートPPAの活用をはじめとする販売方法の多様化等により、安定供給と収益向上に取り組む。また、海外においては、これまで国内水力発電事業で培った開発・運転保守技術の強みを活かして水力発電所のバリューアップをすすめ、事業の拡大に取り組んでいく。洋上風力発電事業については、国内で着床式洋上風力発電の開発をすすめるとともに、海外ではフローテーション・エナジー社を通じた浮体式洋上風力発電の開発を引き続き推進していく。また、これらの事業を中心に、資産回転型の事業モデルの導入を検討するなど、投資キャッシュフローの最適化を実現できるよう取り組んでいく。 (注)本項においては、将来に関する事項が含まれているが、当該事項は提出日現在において判断したものである。
経営者による分析 FY2026 / 約7,753字
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりである。 ① 財政状態及び経営成績の状況イ.財政状態[資産・負債・純資産]当連結会計年度末の資産は、前連結会計年度末に比べ5,886億円増加し、15兆5,756億円となった。これは、固定資産が増加したことなどによるものである。当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べ9,563億円増加し、12兆1,572億円となった。これは、災害損失引当金が増加したことなどによるものである。当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ3,677億円減少し、3兆4,183億円となった。これは、親会社株主に帰属する当期純損失を計上したことなどによるものである。この結果、自己資本比率は21.8%と前連結会計年度末に比べ3.3ポイント低下した。ロ.経営成績[概要]当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度比7.1%減の6兆3,285億円、経常利益は同64.0%増の4,173億円、親会社株主に帰属する当期純損益は4,542億円の損失(前連結会計年度は1,612億円の利益)となった。[売上高]当連結会計年度における各セグメントの売上高(セグメント間取引消去前)は、ホールディングスが8,268億円(前連結会計年度比3.8%増)、フュエル&パワーが37億円(前連結会計年度比2.1%減)、パワーグリッドが2兆2,943億円(前連結会計年度比2.2%減)、エナジーパートナーが4兆9,896億円(前連結会計年度比10.3%減)、リニューアブルパワーが1,892億円(前連結会計年度比10.8%減)となった。総販売電力量は、前連結会計年度比6.7%減の2,132億kWhとなった。[経常損益]当連結会計年度における各セグメントの経常損益(セグメント間取引消去前)は、ホールディングスが1,289億円(前連結会計年度△507億円)、フュエル&パワーが833億円(前連結会計年度比44.4%増)、パワーグリッドが817億円(前連結会計年度比48.8%増)、エナジーパートナーが2,549億円(前連結会計年度比11.4%減)、リニューアブルパワーが403億円(前連結会計年度比24.7%減)となった。[親会社株主に帰属する当期純利益]当連結会計年度の税金等調整前当期純損失は、特別利益に関係会社株式売却益を1,030億円、原子力損害賠償・廃炉等支援機構からの資金交付金818億円を計上した一方、特別損失に災害特別損失9,138億円、原子力損害賠償費827億円を計上したことなどから、3,943億円となった。ここに、法人税、住民税及び事業税596億円、法人税等調整額5億円、非支配株主に帰属する当期純損失3億円を計上し、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純損失は、4,542億円となった。なお、1株当たり当期純損失は283円51銭となった。 ② キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ102億円(1.1%)増加し、9,366億円となった。(営業活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における営業活動による資金の収入は、前連結会計年度比55.1%増の5,603億円となった。これは、災害損失引当金が増加したことなどによるものである。(投資活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における投資活動による資金の支出は、前連結会計年度比22.8%減の6,636億円となった。これは、投融資の回収による収入が増加したことなどによるものである。(財務活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における財務活動による資金の収入は、前連結会計年度比43.1%減の1,104億円となった。これは、短期借入れによる収入が減少したことなどによるものである。 ③ 生産及び販売の実績当社グループは、原子力発電等を行う「ホールディングス」、火力発電等を行う「フュエル&パワー」、送電・変電・配電による電力の供給等を行う「パワーグリッド」、電気の販売等を行う「エナジーパートナー」及び再生可能エネルギー発電等を行う「リニューアブルパワー」の5つのセグメントがコスト意識を高めるとともに自発的に収益拡大に取り組みつつ、一体となって電気事業を運営している。加えて、電気事業が連結会社の事業の大半を占めており、また、電気事業以外の製品・サービスは多種多様であり、受注生産形態をとらない製品も少なくないため、生産及び販売の実績については、電気事業のみを記載している。 イ.発電実績 種別2025年度(百万kWh)前年同期比(%)発電電力量水力発電電力量9,83391.8火力発電電力量15497.0原子力発電電力量752-新エネルギー等発電電力量80108.9発電電力量合計10,81998.9 (注) 1.上記発電実績には、連結子会社の一部を含んでいる。2.2019年4月1日付けで㈱JERAが承継会社となり、東京電力フュエル&パワー㈱の燃料受入・貯蔵・送ガス事業及び既存火力発電事業等を吸収分割により承継させた。これにより、火力発電電力量は東京電力パワーグリッド㈱の離島における発電電力量である。 ロ.販売実績(a) 総販売電力量 種別2025年度(百万kWh)前年同期比(%) 小売販売電力量171,93391.9卸販売電力量41,30299.7総販売電力量213,23593.3 (注) 連結子会社の一部を含んでいる。 (b) 電気料収入 種別2025年度(百万円)前年同期比(%)電気料収入3,881,41190.0 (注) 1.連結子会社の一部を含んでいる。2.電気料収入は小売販売電力量に相当する。3.「国民の安心・安全と持続的な成長に向けた総合経済対策」、「米国関税措置を受けた緊急対応パッケージ」及び「「強い経済」を実現する総合経済対策」に基づき実施される「電気・ガス料金負担軽減支援事業」により、国が定める値引き単価による電気料金の値引きを行っており、その原資として補助金(以下、「当該補助金」という。) 128,507百万円を受領している。内訳は「パワーグリッド」が348百万円、「エナジーパートナー」が128,158百万円である。電気料収入には当該補助金収入を含んでいない。 (c) 託送収入 種別2025年度(百万円)前年同期比(%)託送収益1,610,313100.8 (注) セグメント間取引消去前。 ④ 託送供給料金東京電力パワーグリッド株式会社は、2023年12月1日、電気事業法第18条第1項に規定された「託送供給等約款」の変更に係る認可申請(発電側課金制度の導入に伴う供給条件の設定及び電気事業法第17条の2第4項の規定により2023年11月24日に経済産業大臣から承認された「託送供給等に係る収入の見通し」の変更に基づく新たな料金を設定)を経済産業大臣に行い、2024年1月17日に経済産業大臣の認可を受け、2024年4月1日から実施している。主要託送供給料金は下記のとおりである。 託送供給料金表(消費税等相当額を含む料金単価) 単位料金単価(円)接続送電サービス低圧電灯定額接続送電サービス電灯料金10Wまで1灯 1か月につき35.5410W超過 20Wまで〃71.0920W 〃 40W 〃〃142.1940W 〃 60W 〃〃213.2860W 〃 100W 〃〃355.47100W 〃 100Wまでごとに〃355.47小型機器料金50VAまで1機器 1か月につき106.1750VA超過 100VAまで〃212.34100VA 〃 100VAまでごとに〃212.34電灯標準接続送電サービス基本料金実量契約1kW 1か月につき230.67SB・主開閉器契約1kVA 1か月につき152.24SB契約;5Aの場合1契約 1か月につき76.12SB契約;15Aの場合〃228.36電力量料金1kWhにつき6.97電灯時間帯別接続送電サービス基本料金実量契約1kW 1か月につき230.67SB・主開閉器契約1kVA 1か月につき152.24SB契約;5Aの場合1契約 1か月につき76.12SB契約;15Aの場合〃228.36電力量料金昼間時間1kWhにつき7.36夜間時間〃6.64電灯従量接続送電サービス〃10.76動力標準接続送電サービス基本料金実量契約1kW 1か月につき731.97主開閉器契約〃461.14電力量料金1kWhにつき4.54 単位料金単価(円)接続送電サービス低圧動力時間帯別接続送電サービス基本料金実量契約1kW 1か月につき731.97主開閉器契約〃461.14電力量料金昼間時間1kWhにつき4.79夜間時間〃4.35動力従量接続送電サービス〃16.54高圧高圧標準接続送電サービス基本料金1kW 1か月につき653.87電力量料金1kWhにつき1.84高圧時間帯別接続送電サービス基本料金1kW 1か月につき653.87電力量料金昼間時間1kWhにつき1.93夜間時間〃1.75高圧従量接続送電サービス〃12.55ピークシフト割引1kW 1か月につき555.80特別高圧特別高圧標準接続送電サービス基本料金〃423.39電力量料金1kWhにつき0.91特別高圧時間帯別接続送電サービス基本料金1kW 1か月につき423.39電力量料金昼間時間1kWhにつき0.94夜間時間〃0.89特別高圧従量接続送電サービス〃7.85ピークシフト割引1kW 1か月につき359.89予備送電サービス高圧予備送電サービスA〃87.62予備送電サービスB〃109.20特別高圧予備送電サービスA〃71.13予備送電サービスB〃86.37系統連系受電サービス基本料金1kW 1か月につき87.01基本料金(離島のお客さま)〃79.85電力量料金1kWhにつき0.28系統設備効率化割引割引AA-11kW 1か月につき30.86A-2(受電電圧が標準電圧140,000Vをこえる場合)〃5.72A-2(受電電圧が標準電圧140,000V以下の場合)〃11.44A-3(受電電圧が標準電圧140,000Vをこえる場合)〃2.86A-3(受電電圧が標準電圧140,000V以下の場合)〃5.72割引BB-11kW 1か月につき48.99B-2〃17.80 (注) 1.上記契約種別のほか、臨時接続送電サービス、発電量調整受電計画差対応電力、接続対象計画差対応電力、需要抑制量調整受電計画差対応電力、給電指令時補給電力がある。2.SBとは、電流制限器又はその他適当な電流を制限する装置。3.時間帯別接続送電サービスにおける「昼間時間」とは、毎日午前8時から午後10時までの時間をいい、「夜間時間」とは、「昼間時間」以外の時間をいう。ただし、日曜日、祝日(「国民の祝日に関する法律」に規定する休日)及び1月2日・3日、4月30日、5月1日・2日、12月30日・31日は、全日「夜間時間」扱いとする。4.系統設備効率化割引とは、需要地近郊や既に送配電設備が手厚く整備されている地域など、送配電設備の追加増強コストが小さい地域に接続する電源に対して、発電側課金の負担額を軽減するものである。5.従来適用してきた近接性評価割引は、新たに導入する割引制度と趣旨や割引の考え方が重複している面もあることから廃止する。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりである。なお、文中の将来に関する事項は、提出日現在において判断したものである。 ① 経営成績等当連結会計年度の当社グループを取り巻く経営環境は、小売電気事業における競争が一層激化するとともに、GX・DXの進展等を踏まえて必要な原子力・送配電事業の投資・費用が増加するなか、物価の高騰等も重なり、依然として厳しい状況が続いた。こうした状況のなか、福島への責任の貫徹に向け、グループの総力を挙げて徹底的なコスト削減や投資の厳選、保有資産の売却を行うなど不断の経営合理化に取り組んできた。また、当連結会計年度においては、福島第一原子力発電所の廃炉に関し、原子力損害賠償・廃炉等支援機構の燃料デブリ取り出し工法評価小委員会の提言を受けて大規模取り出しの設計検討をすすめた結果、その取り出し準備作業に要する費用等、9,138億円の災害特別損失を計上した。当社グループの当連結会計年度の小売販売電力量は、主に特別高圧・高圧の分野において、厳しい競争環境が続いたことなどから、前連結会計年度に比べ8.1%減の1,719億kWhとなり、これに卸販売電力量を加えた総販売電力量は、前連結会計年度に比べ6.7%減の2,132億kWhとなった。当連結会計年度の連結収支については、売上高(営業収益)は、販売電力量が減少したことなどから、前連結会計年度に比べ7.1%減の6兆3,285億円となった。経常損益は、販売電力量が減少したものの、燃料費等調整制度の期ずれの影響が好転したことに加え、継続的な収支改善に努めたことなどから、前年度に比べ64.0%増の4,173億円の利益となった。また、関係会社株式の売却益と原子力損害賠償・廃炉等支援機構からの資金交付金を合わせた1,849億円を特別利益として計上した一方、前述の災害特別損失と原子力損害賠償費を合わせ9,966億円を特別損失として計上したことなどから、親会社株主に帰属する当期純損益は4,542億円の損失となった。当連結会計年度における各セグメントの業績(セグメント間取引消去前)は次のとおりである。[ホールディングス]子会社の売上が増加したことなどから、売上高(営業収益)は前連結会計年度に比べ3.8%増の8,268億円となった。また、基幹事業会社からの受取配当金が増加したことや、原子力関連費用が減少したことなどから、経常利益は前連結会計年度に比べ1,796億円増の1,289億円となった。[フュエル&パワー]持分法適用関連会社である株式会社JERAにおいて、燃料調達価格影響の改善や、海外発電事業及び再生可能エネルギー事業による利益が増加したことなどから、経常利益は前連結会計年度に比べ44.4%増の833億円となった。[パワーグリッド]需給調整に係る売上の減少があったことなどから、売上高(営業収益)は前連結会計年度に比べ2.2%減の2兆2,943億円となった。一方、需給調整市場に係る費用が減少したことなどから、経常利益は前連結会計年度に比べ48.8%増の817億円となった。[エナジーパートナー]小売販売電力量の減少したことなどから、売上高(営業収益)は前連結会計年度に比べ10.3%減の4兆9,896億円となった。加えて、電源調達単価が増加したことなどから、経常利益は前連結会計年度に比べ11.4%減の2,549億円となった。[リニューアブルパワー]卸電力販売が減少したことなどから、売上高(営業収益)は前連結会計年度に比べ10.8%減の1,892億円となった。これに伴い、経常利益は前連結会計年度に比べ24.7%減の403億円となった。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る状況イ.キャッシュ・フロー等(a) キャッシュ・フロー当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりである。 (b) 有利子負債2026年3月31日現在の社債、長期借入金、短期借入金、コマーシャル・ペーパーについては、以下のとおりである。 当連結会計年度(2026年3月31日) 1年以内(百万円)1年超2年以内(百万円)2年超3年以内(百万円)3年超4年以内(百万円)4年超5年以内(百万円)5年超(百万円)社債220,000359,000376,000365,000350,0001,871,000長期借入金4,48324,17129,29246544,3061,692短期借入金2,926,354-----コマーシャル・ペーパー62,000-----合計3,212,838383,171405,292365,465394,3061,872,692 上記については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(金融商品関係)2.金融商品の時価等に関する事項(注2)社債、長期借入金及びその他の有利子負債の連結決算日後の返済予定額」にも記載。 ロ.財務政策当社グループとして、総合特別事業計画(2012年5月に主務大臣より認定。)において機構から1兆円の出資を受けるとともに、取引金融機関に対し追加与信及び借換え等による与信を維持すること等をお願いしており、ご協力をいただいている。これらの機構や金融機関の支援・協力のもとで、自己資本比率の改善、公募社債市場への復帰を2017年3月に実現しており、2025年度はパワーグリッドにおいて2,900億円の公募社債を発行し、リニューアブルパワーにおいて200億円のグリーンボンドを発行した。引き続き社債の発行を継続する等、当社グループの自律的な資金調達力の回復もはかっていく。金融機関からの借入金や社債の発行により調達した資金は、電気事業等に必要な設備資金、借入金返済及び社債償還等に充当している。設備投資計画については、「第3 設備の状況」のとおりであり、借入金返済及び社債償還の予定については、「② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る状況 イ.キャッシュ・フロー等 (b) 有利子負債」のとおりである。また、当社グループでは、グループ全体でより効率的な資金の運用を図る観点からグループ金融制度を採用している。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりである。 ④ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等五次総特のとおり、賠償・廃炉に関して、当社グループ全体で年間約5,000億円程度の資金を確保する。加えて、2028 年度以降のフリーキャッシュフローは黒字を確保する。
役員の状況 FY2026 / 約11,273字
(2) 【役員の状況】① 役員一覧男性23名 女性2名 (役員のうち女性の比率8.0%)(1) 取締役役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)取締役会長指名委員会委員長監査委員会委員小林 喜光1946年11月18日生1974年12月三菱化成工業株式会社(現三菱ケミカル株式会社)入社2007年4月株式会社三菱ケミカルホールディングス(現三菱ケミカルグループ株式会社。以下同じ)代表取締役社長2007年4月三菱化学株式会社(現三菱ケミカル株式会社。以下同じ)代表取締役社長2012年4月三菱化学株式会社取締役会長2012年6月当社取締役(2015年3月まで)2015年4月株式会社三菱ケミカルホールディングス代表取締役会長2015年4月公益社団法人経済同友会代表幹事2015年6月株式会社三菱ケミカルホールディングス取締役会長2017年10月原子力損害賠償・廃炉等支援機構運営委員2021年6月株式会社三菱ケミカルホールディングス取締役2021年6月当社取締役会長(現)(注)2普通株式21,600取締役指名委員会委員報酬委員会委員長大八木 成男1947年5月17日生1971年3月帝人株式会社入社2008年6月帝人株式会社代表取締役社長CEO2010年6月帝人株式会社代表取締役社長執行役員CEO2014年4月帝人株式会社取締役会長2018年4月帝人株式会社取締役相談役2018年6月帝人株式会社相談役2020年6月当社取締役(現)(注)2普通株式15,143取締役指名委員会委員監査委員会委員大西 正一郎1963年9月25日生1992年4月弁護士(現)2003年11月株式会社産業再生機構マネージングディレクター2007年1月フロンティア・マネジメント株式会社代表取締役2017年11月FCDパートナーズ株式会社代表取締役2020年6月当社取締役(現)2021年8月フロンティア・マネジメント株式会社代表取締役共同社長執行役員2022年4月フロンティア・キャピタル株式会社代表取締役共同社長2022年9月フロンティア・キャピタル株式会社代表取締役社長(現)2024年2月フロンティア・マネジメント株式会社代表取締役社長執行役員2025年1月フロンティア・マネジメント株式会社代表取締役会長2026年3月フロンティア・マネジメント株式会社代表取締役会長兼社長(現)(注)2普通株式0取締役監査委員会委員 報酬委員会委員 大川 順子1954年8月31日生1977年12月日本航空株式会社入社2016年4月日本航空株式会社代表取締役専務執行役員2018年4月日本航空株式会社取締役副会長2018年6月日本航空株式会社副会長2019年4月日本航空株式会社特別理事2023年6月当社取締役(現)(注)2普通株式0 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)取締役監査委員会委員報酬委員会委員永田 高士1958年2月28日生1990年3月公認会計士(現)2013年11月有限責任監査法人トーマツ 包括代表代行2015年11月デロイトトーマツグループ ボード議長2015年11月有限責任監査法人トーマツ ボード議長2018年6月デロイトトーマツグループ CEO2022年6月有限責任監査法人トーマツ パートナー2023年6月当社取締役(現)(注)2普通株式0取締役監査委員会委員報酬委員会委員 内田 貴和1960年9月24日生1983年4月三井物産株式会社入社2020年4月三井物産株式会社代表取締役副社長執行役員CFO2022年4月三井物産株式会社取締役2022年6月三井物産株式会社顧問2025年6月当社取締役(現)(注)2普通株式3,226取締役指名委員会委員 小早川 智明1963年6月29日生1988年4月当社入社2014年6月当社カスタマーサービス・カンパニー法人営業部長2015年6月当社常務執行役カスタマーサービス・カンパニー・プレジデント2016年4月東京電力エナジーパートナー株式会社代表取締役社長2016年5月東京電力エナジーパートナー株式会社代表取締役社長商品開発室長2016年6月当社取締役2017年6月当社取締役、代表執行役社長原子力改革特別タスクフォース長2024年6月当社取締役、代表執行役社長新経営理念プロジェクト本部事務局長兼原子力改革特別タスクフォース長2024年10月当社取締役、代表執行役社長原子力改革特別タスクフォース長(現)(注)2普通株式25,462取締役山口 裕之1965年6月5日生1991年4月当社入社2017年6月当社経営企画ユニット経理室長兼ビジネスソリューション・カンパニー2020年4月東京電力パワーグリッド株式会社山梨総支社長2021年4月当社常務執行役2021年4月東京電力エナジーパートナー株式会社取締役(非常勤)(現)2021年4月東京電力リニューアブルパワー株式会社取締役(非常勤)(現)2021年8月当社常務執行役ビジネスソリューション・カンパニー・プレジデント2021年10月当社常務執行役2022年4月当社代表執行役副社長最高財務責任者2022年6月当社取締役、代表執行役副社長最高財務責任者2023年4月当社取締役、代表執行役副社長最高財務責任者兼ESG担当(現)(注)2普通株式57,291 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)取締役酒井 大輔1969年8月12日生1994年4月当社入社2016年4月東京電力フュエル&パワー株式会社経営企画室長2018年5月東京電力フュエル&パワー株式会社経営企画室長兼電気・ガス販売部長2018年7月東京電力フュエル&パワー株式会社経営企画室長2019年4月東京電力パワーグリッド株式会社経営企画室東電物流株式会社出向2021年4月当社経営企画ユニット企画室長2022年4月当社常務執行役経営企画担当(共同)兼事業再構築・アライアンス担当2023年4月当社代表執行役副社長経営企画担当(共同)2023年6月当社取締役、当社代表執行役副社長経営企画担当(共同)2026年4月当社取締役、当社代表執行役副社長アライアンスCEO兼経営企画担当(共同)(注)2普通株式7,178取締役長﨑 桃子1969年12月8日生1992年4月当社入社2016年5月東京電力エナジーパートナー株式会社リビング事業本部戦略・マーケティンググループマネージャー2016年9月東京電力エナジーパートナー株式会社リビング事業本部戦略・マーケティンググループマネージャー兼ガス事業プロジェクト推進室ガスライフ推進グループマネージャー2017年6月東京電力エナジーパートナー株式会社リビング事業本部テプコカスタマーサービス株式会社出向(代表取締役社長)2017年10月東京電力エナジーパートナー株式会社サービスソリューション事業本部テプコカスタマーサービス株式会社出向(代表取締役社長)2019年4月東京電力エナジーパートナー株式会社常務取締役最高情報責任者(CIO)兼オペレーション本部長2020年4月当社常務執行役最高マーケティング責任者兼ESG担当兼EV推進室長2020年4月東京電力エナジーパートナー株式会社取締役(非常勤)2020年4月東京電力リニューアブルパワー株式会社取締役(非常勤)2021年4月当社常務執行役最高マーケティング責任者兼ESG担当兼チーフ・スポークスパーソン2022年4月当社常務執行役最高マーケティング責任者兼ESG担当兼チーフ・スポークスパーソン兼エリアエネルギーイノベーション事業室長2023年4月当社常務執行役最高マーケティング責任者兼エリアエネルギーイノベーション事業室長2023年4月東京電力エナジーパートナー株式会社代表取締役社長(現)2024年6月当社常務執行役最高マーケティング責任者2025年6月当社取締役、執行役副社長最高マーケティング責任者兼チーフ・スポークスパーソン(現)(注)2普通株式7,254 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)取締役福田 俊彦1958年3月14日生1983年4月当社入社2014年8月原子力損害賠償・廃炉等支援機構執行役員技術グループ2019年4月当社執行役員福島第一廃炉推進カンパニー・バイスプレジデント2021年4月原子力損害賠償・廃炉等支援機構上席執行役員廃炉戦略企画室長2022年4月当社常務執行役原子力・立地本部長兼原子力改革特別タスクフォース長代理兼同事務局長2022年6月当社取締役、常務執行役原子力・立地本部長兼原子力改革特別タスクフォース長代理兼同事務局長2023年4月当社取締役、執行役副社長原子力・立地本部長兼原子力改革特別タスクフォース長代理兼同事務局長(現)(注)2普通株式12,719取締役指名委員会委員 吉野 栄洋1968年10月16日生1992年4月通商産業省(現経済産業省)入省2012年6月原子力損害賠償支援機構(現原子力損害賠償・廃炉等支援機構)執行役員2017年7月経済産業省大臣官房参事官(商務・サービスグループ担当)2018年7月経済産業省資源エネルギー庁電力・ガス事業部政策課長2020年6月原子力損害賠償・廃炉等支援機構連絡調整室長(現)2020年6月当社執行役社長補佐兼経営企画担当(共同)2021年6月当社取締役、執行役会長補佐兼社長補佐兼経営企画担当(共同)(現)(注)2普通株式0取締役監査委員会委員長守谷 誠二1963年4月21日生1986年4月当社入社2013年6月当社監査委員会業務室長2016年4月東京電力フュエル&パワー株式会社常務取締役兼当社経営企画ユニット経理室2017年6月東京電力フュエル&パワー株式会社代表取締役社長2017年6月当社取締役2018年9月当社取締役、代表執行役副社長最高財務責任者兼社長補佐2019年4月当社取締役、代表執行役副社長最高財務責任者兼ESG担当兼社長補佐2020年2月当社取締役、代表執行役副社長最高財務責任者兼ESG担当兼社長補佐兼EV推進室長2020年4月当社取締役、代表執行役副社長最高財務責任者兼社長補佐2022年4月当社取締役、代表執行役副社長最高リスク管理責任者兼社長補佐2023年4月当社取締役(現)(注)2普通株式115,468計265,341 (注) 1.取締役 小林 喜光、同 大八木 成男、同 大西 正一郎、同 大川 順子、同 永田 高士及び同 内田 貴和は、社外取締役である。2.2025年6月26日から1年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会の終結の時まで。 (2) 執行役役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)代表執行役社長原子力改革特別タスクフォース長小早川 智明1963年6月29日生(1) 取締役に記載している(注)1普通株式25,462代表執行役副社長最高財務責任者兼ESG担当山口 裕之1965年6月5日生(1) 取締役に記載している(注)1普通株式57,291代表執行役副社長アライアンスCEO兼経営企画担当(共同) 酒井 大輔1969年8月12日生(1) 取締役に記載している(注)1普通株式7,178執行役副社長経営企画担当(共同)永澤 昌1966年7月21日生1990年4月当社入社2016年4月当社経営企画ユニット企画室次長兼グループ事業管理室兼系統広域連系推進室2016年5月東京電力エナジーパートナー株式会社常務取締役ガス事業プロジェクト推進室長2017年6月当社執行役員経営企画ユニット企画室長2019年4月当社常務執行役チーフ・スポークスパーソン2021年4月東京電力リニューアブルパワー株式会社取締役副社長2022年4月東京電力リニューアブルパワー株式会社代表取締役社長海外事業担当2022年6月東京電力リニューアブルパワー株式会社代表取締役社長2025年6月当社執行役副社長経営企画担当(共同)(現)2025年6月東京電力エナジーパートナー株式会社取締役(非常勤)(現)(注)1普通株式1,337執行役副社長 最高マーケティング責任者兼チーフ・スポークスマン長﨑 桃子1969年12月8日生(1) 取締役に記載している(注)1普通株式7,254執行役副社長 原子力・立地本部長兼原子力改革特別タスクフォース長代理兼同事務局長福田 俊彦1958年3月14日生(1) 取締役に記載している(注)1普通株式12,719執行役副社長福島第一廃炉推進カンパニー・プレジデント兼廃炉・汚染水対策最高責任者兼原子力・立地本部副本部長小野 明1959年6月1日生1983年4月当社入社2014年4月当社執行役員福島第一廃炉推進カンパニー・バイスプレジデント兼福島第一原子力発電所長兼福島本部2016年7月原子力損害賠償・廃炉等支援機構執行役員戦略グループ長2018年2月原子力損害賠償・廃炉等支援機構上席執行役員プログラム監督・支援室長2018年4月当社常務執行役福島第一廃炉推進カンパニー・プレジデント兼廃炉・汚染水対策最高責任者兼プロジェクト計画部長2019年4月当社常務執行役福島第一廃炉推進カンパニー・プレジデント兼廃炉・汚染水対策最高責任者2021年8月当社常務執行役福島第一廃炉推進カンパニー・プレジデント兼廃炉・汚染水対策最高責任者兼廃炉情報・企画統括室長2022年4月当社常務執行役福島第一廃炉推進カンパニー・プレジデント兼廃炉・汚染水対策最高責任者2023年4月当社執行役副社長福島第一廃炉推進カンパニー・プレジデント兼廃炉・汚染水対策最高責任者兼原子力・立地本部副本部長(現)(注)1普通株式8,107 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)常務執行役 福島復興本社代表兼福島本部長兼原子力・立地本部副本部長秋本 展秀1968年10月22日生1991年4月当社入社2014年7月当社福島本部復興調整部部長代理兼復興企画グループマネージャー兼福島原子力補償相談室副室長2016年7月当社福島本部復興調整部部長代理兼福島原子力補償相談室副室長2017年6月東京電力エナジーパートナー株式会社常務取締役2017年7月東京電力エナジーパートナー株式会社常務取締役サービスソリューション事業本部長2019年4月東京電力エナジーパートナー株式会社代表取締役社長2019年6月当社取締役2023年4月当社上席フェロー・社長補佐2024年4月当社常務執行役福島復興本社代表兼福島本部長兼原子力・立地本部副本部長2024年11月当社常務執行役福島復興本社代表兼福島本部長兼福島原子力補償相談室長兼原子力・立地本部副本部長2025年6月当社常務執行役福島復興本社代表兼福島本部長兼原子力・立地本部副本部長(現)(注)1普通株式13,475常務執行役 最高情報責任者兼最高情報セキュリティ責任者関 知道1964年1月10日生1986年4月当社入社2015年7月当社経営企画ユニット企画室次長2016年4月当社常務執行役IoT担当2017年6月当社常務執行役IoT担当兼経営企画ユニットシステム企画室長2018年4月当社常務執行役IoT担当2020年4月当社常務執行役最高情報責任者兼最高情報セキュリティ責任者(現)(注)1普通株式4,897常務執行役 防災・安全統括兼最高調達責任者兼最高カイゼン責任者伏見 保則1963年9月27日生1986年4月当社入社2017年6月東京電力パワーグリッド株式会社静岡総支社長2020年4月東京電力パワーグリッド株式会社千葉総支社長2021年6月東京電力パワーグリッド株式会社執行役員千葉総支社長2022年4月東京電力パワーグリッド株式会社常務執行役員千葉総支社長2023年4月当社常務執行役防災・安全統括兼最高カイゼン責任者2024年7月当社常務執行役防災・安全統括兼最高調達責任者兼最高カイゼン責任者(現)(注)1普通株式1,838常務執行役 最高リスク管理責任者岸野 真之1966年11月19日生2016年1月当社入社2018年4月当社秘書室社長付2019年4月当社内部監査室長2021年6月当社秘書室長2022年4月当社執行役員秘書室長兼最高リスク管理責任者補佐2023年4月当社常務執行役最高リスク管理責任者兼秘書室長2024年6月当社常務執行役最高リスク管理責任者(現)(注)1普通株式7,962 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)常務執行役 首都圏・立地地域連携担当兼カーボンニュートラル・防災支援担当村松 明典1961年4月18日生1986年4月東京都入都2011年8月東京都総務局総合防災部長2014年7月東京都産業労働局総務部長2016年7月東京都産業労働局次長2016年10月東京都中央卸売市場長2019年7月東京都産業労働局長2021年10月東京都総務局長2022年7月当社執行役カーボンニュートラル・防災支援担当2024年4月当社常務執行役首都圏・立地地域連携担当兼カーボンニュートラル・防災支援担当(現)(注)1普通株式783 常務執行役 最高労務人事責任者忍 義彦1968年9月24日生1991年4月当社入社2017年10月当社稼ぐ力創造ユニット組織・労務人事室副室長2020年4月当社秘書室長2021年4月当社稼ぐ力創造ユニット組織・労務人事室長2023年4月当社執行役員稼ぐ力創造ユニット組織・労務人事室長2024年4月当社常務執行役最高労務人事責任者(現)(注)1普通株式2,936常務執行役 新潟本社代表兼新潟本部長兼原子力・立地本部副本部長柿澤 幸彦1969年8月22日生1992年4月当社入社2018年4月当社新潟本部副本部長兼地域共生本部準備室2019年4月東京電力エナジーパートナー株式会社常務取締役経営改革本部長2022年4月当社執行役員原子力・立地本部副本部長2022年7月当社執行役員原子力・立地本部副本部長兼立地域調整統括(社長補佐)兼立地地域室長兼広報室2024年6月当社執行役員原子力・立地本部副本部長兼立地調整統括(社長補佐)2025年4月当社常務執行役新潟本社代表兼新潟本部長兼原子力・立地本部副本部長(現)(注)1普通株式5,672常務執行役 エリアエネルギーイノベーション事業室長鈴木 誠一1971年2月1日生1996年4月当社入社2015年7月当社福島第一廃炉推進カンパニータンク建設プロジェクトマネージャー2018年7月東京電力リニューアブルパワー株式会社メコン川流域水力事業開発プロジェクトマネージャー2021年4月当社海外事業室長2026年4月当社常務執行役エリアエネルギーイノベーション事業室長(現)(注)1普通株式533常務執行役 原子力・立地本部青森事業本部長兼原子力・立地本部副本部長宗 一誠1964年1月30日生1986年4月当社入社2015年6月当社原子力・立地本部立地地域部長兼福島本部兼新潟本部2018年4月当社常務執行役原子力・立地本部副本部長(青森担当)兼立地地域部長兼福島本部兼新潟本部2019年4月当社常務執行役原子力・立地本部副本部長(青森担当)2019年7月当社常務執行役原子力・立地本部青森事業本部長兼原子力・立地本部副本部長(現)(注)1普通株式5,926 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)常務執行役 原子力・立地本部柏崎刈羽原子力発電所長兼原子力改革担当兼新潟本部稲垣 武之1963年8月7日生1988年4月当社入社2017年6月当社原子力設備管理部設備計画グループマネージャー兼原子力耐震技術センター安全調査グループマネージャー2017年7月当社原子力設備管理部設備計画グループマネージャー2018年3月当社原子力・立地本部(CFAM統括担当)兼原子力設備管理部2018年7月当社原子力安全・統括部部長代理兼原子力・立地本部(CFAM統括担当)2020年4月当社理事原子力・立地本部副本部長兼原子力・立地本部(CFAM統括担当)2021年8月当社常務執行役原子力改革担当兼原子力・立地本部(CFAM統括担当)2021年10月当社常務執行役原子力・立地本部長兼原子力・立地本部柏崎刈羽原子力発電所長兼原子力改革特別タスクフォース長代理兼同事務局長兼原子力改革担当兼新潟本部2022年4月当社常務執行役原子力・立地本部柏崎刈羽原子力発電所長兼原子力改革担当兼新潟本部(現)(注)1普通株式1,763執行役 会長補佐兼社長補佐兼経営企画担当(共同)吉野 栄洋1968年10月16日生(1) 取締役に記載している(注)1普通株式0計165,133 (注) 1.2025年6月26日から1年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会の終結後最初に招集される取締役会の終結の時まで。2.当社は、業務執行の迅速性・効率性を高めるため、執行役員制度を導入している。執行役員は以下のとおりである。兵頭 賢経営企画ユニット投資統括室長兼ビジネスディベロップメント室阿部 俊一福島第一廃炉推進カンパニー・バイスプレジデント兼廃炉情報・企画統括室長大槻 雅久核物質防護モニタリング室長山口 徹朗原子力・立地本部副本部長兼経営企画ユニット企画室兼原子力改革ユニット原子力改革特別タスクフォース事務局傳田 康貴福島第一廃炉推進カンパニー廃炉戦略室長藤枝 正和福島復興本社副代表弓岡 哲哉福島復興本社副代表兼福島本部副本部長四ツ柳 尚子福島本部ふくしま流通促進室長神田 啓史経営企画ユニット企画室佐藤 学福島第一廃炉推進カンパニー・プロジェクトマネジメント室長兼ALPS処理水統括兼廃炉技術開発センター所長兼福島本部清水 研司福島第一廃炉推進カンパニー・バイスプレジデント兼福島第一原子力発電所長兼福島本部田中 康史経営企画ユニット企画室長兼アライアンス準備室長田中 将人経営企画ユニット企画室(収支安定化戦略担当)中熊 哲弘原子力・立地本部原子燃料サイクル部長兼経営企画ユニット企画室原子力企画室長飯塚 直人福島第一廃炉推進カンパニー燃料デブリ取り出し統括兼福島第一廃炉推進カンパニー(廃炉技術担当)佐藤 育子経営技術戦略研究所長尾野 昌之原子力安全監視室長伊藤 英一郎福島第一廃炉推進カンパニー(廃炉事業改革担当)兼原子力・立地本部副本部長 ② 社外役員の状況イ.社外取締役の員数及び社外取締役との人的関係、資本的関係又は取引関係その他利害関係当社の社外取締役は、小林喜光、大八木成男、大西正一郎、大川順子、永田高士及び内田貴和の6名である。社外取締役6名の出身元の会社等との取引関係等については、その規模(双方の売上高に占める割合等)及び態様(一般消費者としての定型的な取引等)に鑑みて、特記すべき事項はない。ロ.社外取締役の機能及び役割、独立性に関する基準又は方針、選任状況の考え方社外取締役は、それぞれの専門分野における幅広い経験と見識等を活かし、取締役会等を通じて、重要な経営戦略の策定と業務執行の監督を行っている。また、当社は、以下の選任方針に基づき社外取締役6名を選任しており、これらはいずれも株式会社東京証券取引所が定める独立性基準及び当社が定める「社外取締役の独立性判断基準」に照らして独立性があり、一般株主との利益相反が生じるおそれがないと考えており、社外取締役6名を株式会社東京証券取引所の有価証券上場規程第436条の2に定める独立役員として届出を行っている。上記に鑑み、当社の社外取締役は、経営の客観性・透明性をより一層向上させる上で適任な人材であると考えている。 <選任方針>当社は、福島第一原子力発電所事故の責任を全うし、安全確保と競争下での電力の安定供給をやり抜くという使命のもと、企業価値の最大化の実現に向け、「責任と競争」を両立する事業運営・企業改革を主導するにふさわしい人格、識見、能力を有する人物を、取締役候補者及び執行役として選任することとしている。また、取締役会は、専門知識や経験等のバックグラウンドが異なる多様な取締役で構成することとし、その員数は、定款で定める13名以内の適切な人数とすることとしている。このうち、社外取締役については、当社が定める「社外取締役の独立性判断基準」に照らし、独立性の有無を考慮して候補者を選任することとしている。 「社外取締役の独立性判断基準」社外取締役の独立性に関しては、以下のいずれの事項にも該当しない場合、独立性があると判断する。1.当社グループ関係者・当社又は当社子会社の出身者2.主要株主(議決権の10分の1以上を保有する株主をいう。以下同じ)・当社の現在の主要株主の業務執行者(会社法施行規則第2条第3項第6号に規定する「業務執行者」をいう。以下同じ)・当社が現在主要株主である会社の業務執行者3.主要な取引先・当社又は当社子会社を主要な取引先とする法人(※1)の業務執行者・当社又は当社子会社の主要な取引先である法人(※2)の業務執行者4.専門的サービス提供者(弁護士、公認会計士、コンサルタント等)・現在、当社又は当社子会社の会計監査人である監査法人の社員等・上記に該当しない弁護士、公認会計士又は税理士その他のコンサルタントであって、当社又は当社子会社から、役員報酬以外に、過去3年間の平均で年間1,000万円以上の金銭その他の財産を得ている者 5.役員相互就任・当社又は当社子会社から役員を受け入れている会社の役員6.近親者・当社又は当社子会社の取締役、執行役又は執行役員その他の重要な使用人の配偶者又は二親等内の親族(以下「近親者」という。)・最近3年間において、当社又は当社子会社の取締役、執行役又は執行役員その他の重要な使用人であった者の近親者・上記2から4の要件に該当する者の近親者。但し、上記2及び3の業務執行者については、取締役、執行役又は執行役員その他これらに類する役職にある者に限るものとし、上記4の社員等については、社員又はパートナーに限るものとする。7.その他・当社の一般株主全体との間で上記1から6までにおいて考慮されている事由以外の事情で恒常的に実質的な利益相反が生じるおそれのある者なお、上記のいずれかの事項に該当する者であっても、当該人物の人格、識見等に照らし、独立性を有すると考えられる者については、当社は、当該人物が独立性を有する社外取締役としてふさわしいと考える理由を対外的に説明することを条件に、当該人物を当社の独立社外取締役候補者とすることができるものとする。※1:直近3事業年度のいずれかにおいて、当社又は当社子会社からの支払額が、その取引先における年間連結売上高の2%以上である場合における当該取引先※2:直近3事業年度のいずれかにおいて、当社又は当社子会社に対する支払額が、当社における年間連結売上高の2%以上である場合における取引先(借入先については、当社又は当社子会社の借入額が、当社における連結総資産の2%以上である場合における当該借入先) ハ.社外取締役による監督と内部監査、監査委員会監査及び会計監査との相互連携並びに内部統制部門との関係社外取締役は、取締役会等を通じて、執行役等の職務の執行を監督している。また、社外取締役5名を含む監査委員会は、内部監査部門、会計監査人及び内部統制部門と、「(3) 監査の状況 ④ 内部監査、監査委員会監査及び会計監査との相互連携並びに内部統制部門との関係」に記載のとおり相互連携等を図りながら監査を行うとともに、取締役会において当該監査結果を報告している。
沿革 FY2025 / 約5,163字
2 【沿革】 1951年5月関東配電株式会社及び日本発送電株式会社から、設備の出資及び譲渡を受け、東京電力株式会社設立電燈廣告株式会社は設立時において子会社(「東電広告株式会社(1962年5月商号変更)」)1951年8月東京、大阪の両証券取引所市場第一部に上場(2012年7月大阪証券取引所上場廃止)1953年3月尾瀬林業観光株式会社の株式を取得し子会社化(「尾瀬林業株式会社(1972年4月商号変更)」)1953年7月東京計器工業株式会社の株式を取得し子会社化1954年4月東興業株式会社設立(「東電工業株式会社(1961年9月商号変更)」)1955年4月東電不動産株式会社設立(現・連結子会社)*東電不動産株式会社から東電不動産管理株式会社に商号変更(1973年1月)*東電不動産管理株式会社から東電不動産株式会社に商号変更(2005年4月)1955年11月東電フライアッシュ工業株式会社設立(現・連結子会社「東京パワーテクノロジー株式会社」)*東電フライアッシュ工業株式会社から東電環境エンジニアリング株式会社に商号変更(1975年6月)*東電環境エンジニアリング株式会社から東京パワーテクノロジー株式会社に商号変更(2013年7月)1957年6月東京礦油株式会社設立*東京礦油株式会社から株式会社テプコーユに商号変更(1987年12月)*株式会社テプコーユから東電リース株式会社に商号変更(2011年7月)1957年12月スター礦油株式会社の株式を取得し子会社化(「株式会社テプスター(1987年12月商号変更)」)1957年12月南明興産株式会社の株式を取得し子会社化(「東電フュエル株式会社(2011年7月商号変更)」)1960年12月株式会社東電建設設計事務所設立(現・連結子会社「東電設計株式会社(1966年7月商号変更)」)1961年10月名古屋証券取引所市場第一部に上場(2012年6月同証券取引所上場廃止)1963年8月姫川電力株式会社の株式を取得し子会社化(現・連結子会社「東京発電株式会社(1986年6月商号変更)」)1977年7月東京計算サービス株式会社設立(現・連結子会社「株式会社テプコシステムズ(2001年10月商号変更)」)1977年7月東京電材輸送株式会社設立(現・連結子会社「東電物流株式会社(1999年7月商号変更)」)1979年9月東京電設サービス株式会社設立(現・連結子会社)1980年2月東新建物株式会社設立(「東新ビルディング株式会社(1996年10月商号変更)」)1980年4月東京リビングサービス株式会社設立1982年9月東電営配サービス株式会社設立(「株式会社東電ホームサービス(1987年10月商号変更)」)1982年10月東双不動産管理株式会社設立(現・連結子会社)1984年4月株式会社ティー・ピー・エス設立(「東電ピーアール株式会社(2000年1月商号変更)」)1987年9月東京都市サービス株式会社設立(現・持分法適用関連会社)1987年9月東京レコードマネジメント株式会社設立(現・連結子会社)1989年11月株式会社テプコケーブルテレビ設立1997年4月テプコ・リソーシズ社設立(現・連結子会社)1999年7月トウキョウ・エレクトリック・パワー・カンパニー・インターナショナル社設立2000年3月マイエナジー株式会社設立2000年6月株式会社アット東京設立(現・持分法適用関連会社)2000年10月株式会社ファミリーネット・ジャパン設立(現・連結子会社)2000年12月日本ファシリティ・ソリューション株式会社設立(現・連結子会社)2000年12月パシフィック・エルエヌジー・シッピング社設立2001年8月東電タウンプランニング株式会社設立(現・連結子会社)2002年2月パシフィック・ユーラス・シッピング社設立2002年2月ティーエムエナジー・オーストラリア社設立2002年12月東京臨海リサイクルパワー株式会社設立2003年3月テプコ・オーストラリア社設立2003年3月テプコ・ダーウィン・エルエヌジー社設立2003年6月東京ティモール・シー・リソーシズ(米)社の株式を取得し子会社化これに伴い、同社の子会社である東京ティモール・シー・リソーシズ(豪)社を子会社化2004年3月株式会社ユーラスエナジーホールディングスの株式を取得し子会社化 2004年9月株式会社パワードコムの株式を取得し子会社化これに伴い、同社の子会社である株式会社ドリーム・トレイン・インターネット、フュージョン・コミュニケーションズ株式会社、株式会社ファミリーネット・ジャパン(現・連結子会社)を子会社化*株式会社ドリーム・トレイン・インターネット及びフュージョン・コミュニケーションズ株式会社の株式を株式会社パワードコムより取得(2005年12月)2005年5月株式会社リビタ設立2005年5月トウキョウ・エレクトリック・パワー・カンパニー・インターナショナル・パイトンⅠ社設立2005年11月リサイクル燃料貯蔵株式会社設立(現・連結子会社)2005年11月シグナス・エルエヌジー・シッピング社設立2006年1月株式会社パワードコム解散(KDDI株式会社と合併)2006年1月TEPCOトレーディング株式会社設立2006年1月東電パートナーズ株式会社設立2007年1月吸収分割により、FTTH事業及び心線貸し事業をKDDI株式会社に継承2007年8月フュージョン・コミュニケーションズ株式会社の株式を全数譲渡2007年8月株式会社当間高原リゾートの取締役会の構成員の過半数を、当社の役員若しくは使用人である者が占めたことにより子会社化(現・連結子会社)2007年8月株式会社ドリーム・トレイン・インターネットの株式を全数譲渡2007年11月マイエナジー株式会社解散(2008年3月清算結了)2008年10月東電不動産株式会社と尾瀬林業株式会社との共同新設分割により、東電用地株式会社を設立(現・連結子会社)2009年4月東新ビルディング株式会社消滅(2009年4月1日「東電不動産株式会社」に吸収合併)2011年7月南明興産株式会社が承継会社となり、株式会社テプコーユ及び株式会社テプスターの燃料事業を吸収分割により継承し、東電フュエル株式会社に商号変更2011年7月株式会社テプコーユが存続会社となり、株式会社テプスターを吸収合併し、東電リース株式会社に商号変更2011年7月株式会社テプスター消滅(2011年7月1日「東電リース株式会社」に吸収合併)2011年7月東電ピーアール株式会社解散(2011年11月清算結了)2012年1月株式会社リビタの株式を一部譲渡し非関係会社化2012年1月株式会社ユーラスエナジーホールディングスの株式を一部譲渡し関連会社化2012年5月東京都市サービス株式会社の株式を一部譲渡し関連会社化(現・持分法適用関連会社)2012年6月名古屋証券取引所市場第一部上場廃止2012年7月大阪証券取引所市場第一部上場廃止2012年7月東京リビングサービス株式会社の株式を全数譲渡2012年10月株式会社アット東京の株式を一部譲渡し関連会社化(現・持分法適用関連会社)2013年1月福島復興本社設置2013年3月株式会社テプコケーブルテレビ解散(2013年6月清算結了)2013年7月東電環境エンジニアリング株式会社が存続会社となり、東電工業株式会社及び尾瀬林業株式会社を吸収合併し、東京パワーテクノロジー株式会社に商号変更2013年7月東電工業株式会社消滅(2013年7月1日「東京パワーテクノロジー株式会社」に吸収合併)2013年7月尾瀬林業株式会社消滅(2013年7月1日「東京パワーテクノロジー株式会社」に吸収合併)2013年7月株式会社ティ・オー・エスが承継会社となり、株式会社東電ホームサービスの営業関連事業を吸収分割により継承し、テプコカスタマーサービス株式会社に商号変更(現・連結子会社)2013年7月東電タウンプランニング株式会社が存続会社となり、株式会社東電ホームサービス及び東電広告株式会社を吸収合併2013年7月株式会社東電ホームサービス消滅(2013年7月1日「東電タウンプランニング株式会社」に吸収合併)2013年7月東電広告株式会社消滅(2013年7月1日「東電タウンプランニング株式会社」に吸収合併)2013年12月ティーエムエナジー・オーストラリア社清算結了2014年10月東京計器工業株式会社解散(2015年2月清算結了)2015年4月東京電力燃料・火力発電事業分割準備株式会社設立(現・連結子会社「東京電力フュエル&パワー株式会社(2016年4月商号変更)」)2015年4月東京電力送配電事業分割準備株式会社設立(現・連結子会社「東京電力パワーグリッド株式会社(2016年4月商号変更)」) 2015年4月東京電力小売電気事業分割準備株式会社設立(現・連結子会社「東京電力エナジーパートナー株式会社(2016年4月商号変更)」)2015年6月吸収分割により、燃料輸送事業及び燃料トレーディング事業を東京電力燃料・火力発電事業分割準備株式会社に継承2015年10月株式会社JERAが承継会社となり、東京電力燃料・火力発電事業分割準備株式会社の燃料輸送事業及び燃料トレーディング事業を吸収分割により継承これに伴い、TEPCOトレーディング株式会社、パシフィック・エルエヌジー・シッピング社、パシフィック・ユーラス・シッピング社、シグナス・エルエヌジー・シッピング社は非関係会社化2015年11月東電リース株式会社の株式を全数譲渡ホールディングカンパニー制に移行2016年4月「東京電力ホールディングス株式会社」へ商号変更し、燃料・火力発電事業を「東京電力フュエル&パワー株式会社」、送配電事業を「東京電力パワーグリッド株式会社」、小売電気事業を「東京電力エナジーパートナー株式会社」に承継2016年7月株式会社JERAが承継会社となり、東京電力フュエル&パワー株式会社の既存燃料事業(上流・調達)及び既存海外火力IPP事業を吸収分割により承継これに伴い、トウキョウ・エレクトリック・パワー・カンパニー・インターナショナル社、テプコ・オーストラリア社、東京ティモール・シー・リソーシズ(米)社、トウキョウ・エレクトリック・パワー・カンパニー・インターナショナル・パイトンⅠ社、テプコ・ダーウィン・エルエヌジー社、東京ティモール・シー・リソーシズ(豪)社は非関係会社化2017年8月TRENDE株式会社設立2017年8月TEPCOホームテック株式会社設立(現・連結子会社)2018年4月株式会社PinT設立(現・連結子会社)2018年5月東京電力ベンチャーズ株式会社設立(現・連結子会社)2019年4月株式会社JERAが承継会社となり、東京電力フュエル&パワー株式会社の燃料受入・貯蔵・送ガス事業及び既存火力発電事業等を吸収分割により承継これに伴い、東電フュエル株式会社、東京臨海リサイクルパワー株式会社は非関係会社化2019年10月テプコ・ソリューション・アドバンス株式会社を設立し、テプコカスタマーサービス株式会社の営業関連業務(電気料金の計算・収入管理等)、屋内配線調査を承継2019年10月東京電力リニューアブルパワー株式会社設立(現・連結子会社)2019年10月株式会社e-Mobility Power設立(現・連結子会社)2020年1月テプコ・リニューアブル・パワー・シンガポール社設立(現・連結子会社)2020年4月東京電力リニューアブルパワー株式会社が承継会社となり、当社の再生可能エネルギー発電事業を吸収分割により承継2020年6月飯舘バイオパートナーズ株式会社設立(現・連結子会社)2021年12月東京電力タイムレスキャピタル第二号投資事業有限責任組合設立(現・連結子会社)2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行2022年6月TF内幸町特定目的会社への出資により子会社化(現・連結子会社)2022年8月株式会社ユーラスエナジーホールディングスの株式を全数譲渡2022年11月フローテーション・エナジー社の株式を取得(現・連結子会社)2023年6月TRENDE株式会社の株式を全数譲渡2024年4月東京電力タイムレスキャピタル共同投資第一号投資事業有限責任組合設立(現・連結子会社)2024年10月東電パートナーズ株式会社の株式を全数譲渡
配当政策 FY2025 / 約444字
3 【配当政策】当社では、株主の皆さまに対する利益配分を経営の最重要課題の一つと認識しているが、東北地方太平洋沖地震以降の厳しい経営環境等に鑑み、配当の基本方針を取り下げている。新しい基本方針は、今後の状況に応じて改めて検討する。また、当社は、取締役会の決議により中間配当金を支払うことができる旨を定款に定めており、剰余金の配当は中間配当金と期末配当金の年2回を基本的な方針とし、これらの決定機関は、中間配当金は取締役会、期末配当金は株主総会である。当年度の業績については、燃料価格の低下等により、燃料費等調整額が減少したことなどから、売上が減少したものの、グループ全社を挙げた継続的なコスト削減等により、経常利益を確保するとともに、親会社株主に帰属する当期純利益を計上した。しかしながら、当社のおかれている厳しい経営環境等に鑑み、誠に遺憾ながら当期の配当については見送ることとした。次期の配当についても、引き続き厳しい経営環境等が見込まれることから、中間、期末とも見送る予定としている。
監査の状況 FY2025 / 約2,750字
(3) 【監査の状況】① 監査委員会監査の状況a.監査委員会監査の組織、人員及び手続き監査委員会監査の組織、人員及び手続きについては「(1) コーポレート・ガバナンスの概要 ② 企業統治の体制 イ.企業統治の概要 (c) 監査委員会」に記載のとおりである。 b.監査委員及び監査委員会の活動状況当事業年度において当社は監査委員会を13回開催しており、個々の監査委員の出席状況については以下のとおりである。氏名監査委員会への出席状況守谷 誠二13/13 回(100%)小林 喜光13/13 回(100%)大西 正一郎13/13 回(100%)大川 順子13/13 回(100%)永田 高士13/13 回(100%) 監査委員会は、監査の方針、職務の分担等を定めるに際して、四次総特や2024年度グループ経営計画に織り込まれている重要施策の進捗状況の確認とともに、福島第一原子力発電所廃炉への取り組み状況、福島復興への取り組み状況、柏崎刈羽原子力発電所の再稼働の取り組み状況、安全・安心を最優先とした業務運営や安定供給の確保、収益力と企業価値の向上に向けた取り組み状況等を監査の最重要項目と位置づけた。その上で、監査委員会が定めた監査委員会監査の基準に準拠し、監査の方針、職務の分担等に従い、取締役及び執行役、内部監査部門その他の使用人等と意思疎通を図り、情報の収集及び監査の環境の整備に努めるとともに、内部監査部門その他内部統制部門と連携の上、重要な会議に出席し、取締役及び執行役等並びに会計監査人からその職務の執行状況について報告を受け、必要に応じて説明を求め、重要な決裁書類等を閲覧し、本社及び主要な事業所において業務及び財産の状況を調査した。 ② 内部監査の状況内部監査については「(1) コーポレート・ガバナンスの概要 ③ 内部統制システムの整備等の状況」に記載のとおりである。 ③ 会計監査の状況a.監査法人の名称監査法人の名称は「(1) コーポレート・ガバナンスの概要 ② 企業統治の体制 イ.企業統治の概要 (e) 会計監査人(監査法人)」に記載のとおりである。 b.継続監査期間56年間 c.業務を執行した公認会計士業務を執行した公認会計士は「(1) コーポレート・ガバナンスの概要 ② 企業統治の体制 イ.企業統治の概要 (e) 会計監査人(監査法人)」に記載のとおりである。 d.監査業務に係る補助者の構成監査業務に係る補助者の構成は「(1) コーポレート・ガバナンスの概要 ② 企業統治の体制 イ.企業統治の概要 (e) 会計監査人(監査法人)」に記載のとおりである。 e.監査法人の選定方針と理由会計監査人の職務遂行状況、監査体制及び独立性等を総合的に判断し選定している。会計監査人が会社法第340条第1項各号に該当する場合、監査委員会は、監査委員全員の同意に基づき会計監査人を解任する方針としている。また、上記の場合のほか、会計監査人が職務を適切に遂行することが困難と認められるなど、会計監査人として適当でないと判断される場合には、監査委員会は、会計監査人の解任又は不再任に関する株主総会提出議案の内容を決定する方針としている。 f.監査委員会による監査法人の評価監査委員会は、会計監査人の評価を行っている。この評価については、会計監査人の職務遂行状況、監査体制及び独立性等について総合的に判断している。 ④ 内部監査、監査委員会監査及び会計監査との相互連携並びに内部統制部門との関係監査委員会、内部監査部門及び会計監査人はそれぞれの担当分野において厳正な監査を行うことはもとより、監査計画や監査結果に関する意見交換を定期的に実施すること等により相互連携を図っている。また、内部統制部門は、監査委員会に対して、内部統制システムの整備及び運用の状況等について適宜報告を行うとともに、内部監査部門及び会計監査人に対しても必要に応じ監査に必要な情報提供を行っている。 ⑤ 監査報酬の内容等a.監査公認会計士等に対する報酬 区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)提出会社20251826連結子会社361833913計5641452119 (前連結会計年度)当社が監査公認会計士等に対して報酬を支払っている非監査業務の内容は、連結財務諸表の英文表記に関する助言業務などである。連結子会社が監査公認会計士等に対して報酬を支払っている非監査業務の内容は、財務制限条項に係る確認業務などである。 (当連結会計年度)当社が監査公認会計士等に対して報酬を支払っている非監査業務の内容は、連結財務諸表の英文表記に関する助言業務などである。連結子会社が監査公認会計士等に対して報酬を支払っている非監査業務の内容は、財務制限条項に係る確認業務などである。 b.監査公認会計士等と同一のネットワークに属する組織に対する報酬(上記a.を除く) 区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)提出会社-81-112連結子会社11193760計112747172 (前連結会計年度)当社が監査公認会計士等と同一のネットワークに属する組織に対して報酬を支払っている非監査業務の内容は、アドバイザリー業務委託などである。連結子会社が監査公認会計士等と同一のネットワークに属する組織に対して報酬を支払っている非監査業務の内容は、アドバイザリー業務委託などである。 (当連結会計年度)当社が監査公認会計士等と同一のネットワークに属する組織に対して報酬を支払っている非監査業務の内容は、アドバイザリー業務委託などである。連結子会社が監査公認会計士等と同一のネットワークに属する組織に対して報酬を支払っている非監査業務の内容は、アドバイザリー業務委託などである。 c.その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容(前連結会計年度)該当事項なし。 (当連結会計年度)該当事項なし。 d.監査報酬の決定方針監査報酬については、監査日数等を勘案し、会社法の定めに従い監査委員会の同意を得た上で決定している。 e.監査委員会が会計監査人の報酬等に同意した理由監査委員会は、会計監査人の監査計画、監査実施状況等を確認したほか、社内関係部署及び会計監査人の双方から、監査日数、報酬算定のプロセス等について聴取し、それらについて必要な検証を行ったうえで、会計監査人の報酬等に同意した。
設備の概要 FY2025 / 約370字
1 【設備投資等の概要】設備投資については電気の安定供給維持に必要最低限な水準まで絞り込む一方、福島第一原子力発電所での廃炉・汚染水対策等を行った結果、当連結会計年度の設備投資額は、867,481百万円となった。なお、セグメントごとの設備投資額の内訳(セグメント間取引消去前)は、以下のとおりである。 セグメントの名称項目設備投資額(百万円)ホールディングス原子力246,573原子燃料58,237その他40,740合計345,551フュエル&パワー -パワーグリッド送電161,461変電77,559配電186,396業務26,106その他8,710合計460,235エナジーパートナー業務11,718その他18,626合計30,344リニューアブルパワー水力・新エネルギー等35,930その他1,045合計36,976総計873,106
従業員の状況 FY2025 / 約2,897字
5 【従業員の状況】(1) 連結会社の状況2025年3月31日現在セグメントの名称従業員数(人)ホールディングス12,845〔358〕フュエル&パワー0〔0〕パワーグリッド20,449〔1,228〕エナジーパートナー3,139〔13〕リニューアブルパワー1,641〔7〕合計38,074〔1,606〕 (注) 「従業員数」は就業人員数(出向人員等を除く)であり、臨時従業員数は〔 〕内に年間の平均人員を外数で記載している。 (2) 提出会社の状況2025年3月31日現在従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(円)7,20045.021.98,595,666 (注) 1.当社は単一セグメントであるため、セグメントごとの記載をしていない。2.「従業員数」は就業人員数であり、出向人員等は含まない。3.「平均年間給与(税込み)」は、基準外賃金を含む。4.59歳到達年度までに「再雇用や転籍により65歳まで就労する」又は「60歳の定年まで就労する」のいずれかの就労形態を選択する。ただし、転籍を選択する特別管理職に限り、先行して57歳到達年度に転籍を行う。5.労働組合の状況について特記するような事項はない。 (3) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業等取得率及び労働者の男女の賃金の差異① 提出会社 当事業年度補足説明管理職に占める女性労働者の割合(%)(注)1男性労働者の育児休業等取得率(%)(注)2労働者の男女の賃金の差異(%) (注)1全労働者うち正規雇用労働者うちパート・有期労働者6.388.984.483.384.6(注)3,4 (注) 1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものである。2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第2号における育児休業等及び育児目的休暇の取得割合を算出したものである。3.「管理職に占める女性労働者の割合」「男性労働者の育児休業等取得率」「労働者の男女の賃金の差異」に関する取り組み等については「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (2) 人的資本」を参照。4.当社の女性社員比率は12.4%、男女別の社員平均年齢は男性が45.4歳、女性が44.0歳である。 ② 連結子会社 当事業年度補足説明名称管理職に占める女性労働者の割合(%)(注)1男性労働者の育児休業等取得率(%)労働者の男女の賃金の差異(%)(注)1全労働者うち正規雇用労働者うちパート・有期労働者東京電力パワーグリッド㈱5.889.1(注)379.279.867.0(注)4東京電力エナジーパートナー㈱11.193.3(注)382.181.087.3(注)4東京電力リニューアブルパワー㈱2.985.2(注)375.873.177.7(注)4東電不動産㈱6.9100.0(注)373.177.965.2 東京パワーテクノロジー㈱3.178.0(注)3(注)572.474.052.9 東電設計㈱2.255.0(注)283.682.168.5 ㈱テプコシステムズ8.273.7(注)281.881.6- 東京レコードマネジメント㈱16.750.0(注)279.286.882.3 東京電設サービス㈱1.0100.0(注)294.480.895.3 東電タウンプランニング㈱4.2100.0(注)3(注)582.577.872.3 東電用地㈱6.966.7(注)2(注)582.483.878.9 テプコ・ソリューション・アドバンス㈱16.7100.0(注)2(注)570.776.475.9 東電物流㈱3.0150.0(注)2(注)584.690.983.1 TEPCO光ネットワークエンジニアリング㈱3.7-(対象者なし)(注)285.981.175.8 東電ハミングワーク㈱9.1-(対象者なし)(注)3112.1112.1-(対象者なし) 東双不動産管理㈱12.0- --- ㈱当間高原リゾート-66.0(注)2--- ㈱ファミリーネット・ジャパン19.175.0(注)2--- 日本ファシリティ・ソリューション㈱2.1- --- 東京発電㈱2.9-(対象者なし)(注)277.376.7-(対象者なし) (注) 1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものである。2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものである。3.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第2号における育児休業等及び育児目的休暇の取得割合を算出したものである。4.「管理職に占める女性労働者の割合」「男性労働者の育児休業等取得率」「労働者の男女の賃金の差異」に関する取り組み等については「第2 事業の状況 2サステナビリティに関する考え方及び取組 (2) 人的資本」を参照。5.育児休業等取得率の数値は正規雇用のみ。 ③ 東京電力ホールディングス株式会社及び基幹事業会社 当事業年度補足説明管理職に占める女性労働者の割合(%)(注)1男性労働者の育児休業等取得率(%)(注)2労働者の男女の賃金の差異(%) (注)1全労働者うち正規雇用労働者うちパート・有期労働者6.489.281.981.473.3(注)3,4 (注) 1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものである。2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第2号における育児休業等及び育児目的休暇の取得割合を算出したものである。3.「管理職に占める女性労働者の割合」「男性労働者の育児休業等取得率」「労働者の男女の賃金の差異」に関する取り組み等については「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (2) 人的資本」を参照。4.基幹事業会社は東京電力フュエル&パワー㈱、東京電力パワーグリッド㈱、東京電力エナジーパートナー㈱及び東京電力リニューアブルパワー㈱の4社である。
研究開発活動 FY2025 / 約308字
6 【研究開発活動】当社グループの技術開発については、「東京電力ホールディングス㈱福島第一原子力発電所の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ」並びに「四次総特」に基づき、「中長期ロードマップに基づいた廃炉の推進に向けた技術開発」、「原子力安全の確保と電気の安定供給の達成に資する技術開発」及び「カーボンニュートラル実現に向けた技術開発」を中心として取り組んでいる。当連結会計年度の研究開発費の総額は、20,325百万円である。なお、セグメントごとの研究開発費の内訳は、ホールディングスが8,393百万円、パワーグリッドが10,235百万円、エナジーパートナーが970百万円、リニューアブルパワーが726百万円である。
株式の保有状況 FY2025 / 約2,306字
(5) 【株式の保有状況】① 投資株式の区分の基準及び考え方当社では、投資有価証券に該当する株式のうち、短期間の価格変動により利益を得ることを目的として保有するものを「保有目的が純投資目的である投資株式」、それ以外を「保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式」としている。 ② 提出会社における株式の保有状況当社については以下のとおりである。 (1) 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式イ.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容(非上場株式以外の株式)成長戦略を踏まえた中長期的な連携の必要性や、当社事業の円滑な遂行と持続的成長等を総合的に勘案して、企業価値向上に資する必要最小限の株式を保有することを基本とし、全株式を取締役会で個別に検証した結果、全ての銘柄について保有が適当と判断している。 ロ.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式723,864非上場株式以外の株式13,889 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由非上場株式---非上場株式以外の株式--- (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)非上場株式40非上場株式以外の株式-- ハ.特定投資株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報 特定投資株式 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)㈱日本製鋼所742,800742,800定量的な保有効果の記載は困難であるものの、上記(1)イ.の保有の合理性を検証する方法に従って取締役会で個別に検証した結果、同社は原子力・水力の主要部材を製造しており、事業上の関係を勘案し、同社との良好な関係の維持・強化を図るため継続して保有している。無3,8892,516 (2) 保有目的が純投資目的である投資株式該当事項なし。 ③ 東京電力タイムレスキャピタル第二号投資事業有限責任組合における株式の保有状況提出会社及び連結子会社のうち、投資株式の貸借対照表計上額(投資株式計上額)が最も大きい会社(最大保有会社)である東京電力タイムレスキャピタル第二号投資事業有限責任組合については以下のとおりである。 (1) 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式該当事項なし。 (2) 保有目的が純投資目的である投資株式保有目的が純投資目的である投資株式の前事業年度及び当事業年度における貸借対照表計上額の合計額並びに事業年度における受取配当金、売却損益及び評価損益の合計額 区分当事業年度前事業年度銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式121,900121,900非上場株式以外の株式---- 区分当事業年度受取配当金の合計額(百万円)売却損益の合計額(百万円)評価損益の合計額(百万円)非上場株式---非上場株式以外の株式--- ④ 東京電力エナジーパートナー株式会社における株式の保有状況提出会社及び連結子会社のうち、投資株式の貸借対照表計上額(投資株式計上額)が次に大きい会社である東京電力エナジーパートナー株式会社(以下、「東京電力エナジーパートナー」という。)については以下のとおりである。 (1) 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式イ.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容(非上場株式以外の株式)成長戦略を踏まえた中長期的な連携の必要性や、事業の円滑な遂行と持続的成長等を総合的に勘案して、企業価値向上に資する必要最小限の株式を保有することを基本とし、全株式を取締役会で個別に検証した結果、全ての銘柄について保有が適当と判断している。 ロ.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式242,705非上場株式以外の株式19,771 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由非上場株式26営業パートナーの人財育成を図り、設備販売を拡大するための出資非上場株式以外の株式--- (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)非上場株式--非上場株式以外の株式-- ハ.特定投資株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報 特定投資株式 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由東京電力エナジーパートナーの株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)日本瓦斯㈱4,380,0004,380,000定量的な保有効果の記載は困難であるものの、上記(1)イ.の保有の合理性を検証する方法に従って取締役会で個別に検証した結果、同社との業務提携の維持や、新事業への展開による収益強化を目的として継続して保有している。(業務提携概要)電気・都市ガスの小売事業における業務提携。無9,77111,254 (2) 保有目的が純投資目的である投資株式該当事項なし。
関係会社の状況 FY2025 / 約5,210字
4 【関係会社の状況】(1) 連結子会社2025年3月31日現在名称住所資本金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有割合役員の兼任等関係内容東京電力フュエル&パワー㈱東京都千代田区30,000燃料・火力発電事業を営む関連会社の事業活動管理100.0%有資金貸借取引東京電力パワーグリッド㈱(注)2,3東京都千代田区80,000一般送配電事業、不動産賃貸事業及び離島における発電事業100.0%無資金貸借取引、被債務保証東京電力エナジーパートナー㈱(注)2,4東京都千代田区260,000小売電気事業、ガス事業等100.0%有電気の販売、資金貸借取引東京電力リニューアブルパワー㈱(注)2,3東京都千代田区1,000再生可能エネルギー発電事業等100.0%有資金貸借取引東電不動産㈱東京都中央区7,831事業所・社宅の賃貸・管理100.0%有事業所・社宅用建物の賃借東京パワーテクノロジー㈱東京都江東区100発電設備等の工事・運転・保守、環境・エネルギー事業、尾瀬地域事業100.0%有発電(原子力)関連設備の工事・運転・保守、環境保全・調査、山林・土地管理の委託東電設計㈱東京都江東区40土木・建築及び電気設備の設計・監理100.0%有発電設備等の設計及び監理の委託㈱テプコシステムズ東京都江東区350システムの開発・保守100.0%有システムの開発・保守業務の委託東京電設サービス㈱東京都台東区50電力設備、鋼・コンクリート構造物、再エネ設備等のコンサルティング・設計・工事・点検診断・監視制御100.0%(100.0%)有-テプコ・リソーシズ社カナダブリティッシュコロンビア州24,696万カナダドルウランの採掘及び製錬・販売100.0%有-東双不動産管理㈱福島県双葉郡20事業所・社宅の賃貸・管理100.0%有事業所・社宅用建物の賃借東電タウンプランニング㈱東京都港区100配電設備の建設・保全、電柱広告の販売・管理、地中化・地域開発におけるコンサルティング・工程調整100.0%(100.0%)有-東電用地㈱東京都荒川区100電柱敷地・送電線用地など東電保有土地の管理、電柱敷地・送電線用地の取得、用地業務におけるコンサルティング100.0%(100.0%)有-テプコ・ソリューション・アドバンス㈱東京都港区10電気・ガスのバックオフィス業務(申込受付・料金計算・収入管理など)、電気のフィールド業務(出向サービス業務、調査業務など)、BPO事業100.0%(100.0%)有-テプコ・パワー・グリッド・ユーケー社英国7,527万英ポンド欧州における送配電事業への投資・融資と管理、これらに関する経営、技術、財務、管理業務のコンサルティング及び技術・ノウハウ・情報の販売100.0%(100.0%)有-テプコカスタマーサービス㈱東京都港区10電気等エネルギー利用に係る機械器具等の販売、施工工事、修理、リース、電気工事業及び管工事業100.0%(100.0%)有-㈱ファミリーネット・ジャパン東京都港区490マンション向けインターネット接続サービス、一括受電サービス、電力卸及び小売電気・ガス事業等100.0%(100.0%)有-日本ファシリティ・ソリューション㈱東京都品川区490エネルギーサービス100.0%(100.0%)有-(株)PinT東京都千代田区400小売電気事業及び小売ガス事業等100.0%(100.0%)有-東京電力ベンチャーズ㈱東京都千代田区50新規事業の創出・投資・運営サポート100.0%有- 名称住所資本金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有割合役員の兼任等関係内容東京電力タイムレスキャピタル第二号投資事業有限責任組合東京都千代田区23,784水関連産業の中堅・中小規模企業等を対象とした投資事業100.0%(100.0%)無-東京電力タイムレスキャピタル共同投資第一号投資事業有限責任組合東京都千代田区11,050日本国内において主たる事業を行う会社その他の事業体に対する投資100.0%(100.0%)無-TF内幸町特定目的会社東京都千代田区9,623特定資産の譲受け並びにその管理及び処分100.0%(100.0%)無-テプコ・リニューアブル・パワー・シンガポール社シンガポール8,610万米ドル水力発電事業に係る持株会社100.0%(100.0%)有-フローテーション・エナジー社英国エディンバラ21,570万英ポンド洋上風力発電事業の開発、建設及び運営100.0%(100.0%)有-東京発電㈱東京都台東区12,500発電及び電気の販売80.0%(80.0%)有-東電物流㈱東京都品川区50電力用資機材等の調達・保管・輸配送・通関、物品及び機材の販売・レンタル80.0%(80.0%)有-リサイクル燃料貯蔵㈱青森県むつ市3,000原子力発電所から発生する使用済燃料の貯蔵・管理及び、これに付帯関連する事業80.0%有-㈱当間高原リゾート新潟県十日町市100ホテル、ゴルフ場の経営80.0%有施設の利用東京レコードマネジメント㈱東京都品川区20情報記録類の作成、保管、管理業務70.0%(70.0%)有情報記録類の作成、保管、管理業務の委託飯舘バイオパートナーズ㈱福島県相馬郡300発電事業、熱供給事業、燃料供給事業60.0%(20.0%)有-㈱e-Mobility Power東京都港区10,000充電サービス及び充電ネットワークサービス事業54.7%有-TEPCOホームテック(株)東京都墨田区475新築及び既存建築物の省エネルギー化に関する企画、提案、設計及び施工、建築設備機器の販売及び設置等51.0%(51.0%)有-その他33社 (注) 1.議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数である。2.特定子会社に該当している。3.有価証券報告書を提出している。4.東京電力エナジーパートナー㈱については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が100分の10を超えているが、セグメント情報の売上高に占める当該連結子会社の売上高の割合(セグメント間の内部売上高又は振替高を含む。)が100分の90を超えるため、主要な損益情報等の記載を省略している。 (2) 持分法適用関連会社2025年3月31日現在名称住所資本金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有割合役員の兼任等関係内容ディープ・シー・グリーン・エナジー(香港)社(注)2香港1,512万米ドル海外工業団地における配電・小売事業50.0%(50.0%)有-㈱JERA(注)2、3東京都中央区100,000燃料調達事業、燃料上流事業、燃料輸送事業、燃料トレーディング事業、国内火力発電事業、海外発電・エネルギーインフラ事業、その他付帯関連する事業50.0%(50.0%)有-東京エナジーアライアンス㈱東京都渋谷区50小売ガス事業、ガス卸事業、電気卸事業、ガス事業に関する保安業務等50.0%(50.0%)有-TEPCO i-フロンティアズ㈱(注)2東京都千代田区25電気、ガス、水道等の引越し手続きを一元的に行うインフラサービス等50.0%(50.0%)有-T&Tエナジー㈱(注)2静岡県静岡市125小売ガス事業、小売電気事業等50.0%(50.0%)有-KK6安全対策共同事業㈱(注)2新潟県柏崎市150柏崎刈羽原子力発電所6号機の安全対策工事50.0%有原子力発電所の安全対策工事の委託嬬恋蓄電所合同会社(注)2東京都千代田区8発電事業、電力取引、蓄電池及びその付随設備の運用・管理50.0%無-グリーン・ボルト・ホールド社英国エディンバラ10,588万英ポンド洋上風力開発事業50.0%(50.0%)有-セノス・ホールド社英国エディンバラ3,090万英ポンド洋上風力開発事業50.0%(50.0%)有-ソーラー・ルーフトップ・シーイー・ナイン社タイ1,800万タイバーツタイにおける産業用需要家向け屋根置き太陽光発電コーポレートPPA事業49.0%(49.0%)有-㈱関電工(注)3東京都港区10,264発・送・変・配電及び通信設備の建設・保修、火力・原子力発電所の電気・計装工事、内線・空調関係工事47.2%(47.2%)有発電設備の工事の委託グリーンウェイ・グリッド・グローバル社シンガポール3,516万シンガポールドル送配電事業、次世代インフラ等の投資・運営、新事業インキュベーション、グローバル人材育成44.0%(44.0%)有-ロゴス・テプコ・リニューアブルズ社(注)2シンガポール1,220万米ドル太陽光発電事業にかかわる持株会社40.0%(40.0%)有-㈱LIXIL TEPCO スマートパートナーズ東京都墨田区450太陽光発電システム販売及び小売電気事業40.0%(40.0%)有-ベト・ハイドロ社シンガポール1,696万米ドル水力発電事業に係る持株会社36.4%(36.4%)有-㈱東光高岳(注)3東京都江東区8,000送・変・配電設備の製造及び据付工事、取引用計器の取替工事、建物・構築物の電気工事35.2%(35.2%)有-エバーグリーン・マーケティング㈱東京都中央区504小売電気事業34.0%(34.0%)有-エナジープールジャパン㈱東京都港区45デマンドレスポンス事業34.0%(34.0%)有-虎ノ門エネルギーネットワーク㈱東京都港区490電気事業、熱供給事業34.0%(34.0%)有-㈱昭栄電気産業東京都葛飾区20電気工事の設計、調査、施工、監理、保守33.8%(33.8%)有-東京都市サービス㈱東京都中央区400熱供給事業、熱供給設備の運転、保守及び管理33.4%(33.4%)有-㈱日立システムズパワーサービス東京都港区100システムの開発・保守及びシステム運用等33.4%有システムの開発・保守及びシステム運用業務等の委託㈱アット東京東京都江東区13,378データセンター事業33.3%(33.3%)有- 2025年3月31日現在名称住所資本金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有割合役員の兼任等関係内容ハウスプラス住宅保証㈱東京都港区1,207建築確認検査業務、住宅性能評価業務、住宅瑕疵担保責任保険業務等32.4%(32.4%)有-ダリアリ・エナジー社ジョージア8,423万ジョージアラリジョージア国における水力発電事業31.4%(31.4%)有-ベトナム・パワー・デベロップメント社ベトナム10,658億ベトナムドンベトナム国における水力発電事業30.1%(30.1%)有-エナジー・アジア・ホールディングス社英領バージン諸島7万米ドル原子燃料事業にかかわる持株会社30.0%有-日本原燃㈱青森県上北郡六ヶ所村400,000使用済核燃料の再処理29.7%有ウランの濃縮、使用済燃料の再処理、高レベル放射性廃棄物の一時保管及び低レベル放射性廃棄物の埋設の委託日本原子力発電㈱東京都台東区120,000原子力発電による電気の卸供給28.3%(0.1%)有-㈱東京エネシス(注)3東京都中央区2,881発電・変電設備等の工事・保守、情報通信設備の設計・工事27.1%有発電(水力・火力・原子力)設備工事の委託クンチャナ・エナジー・レスタリ社インドネシア2,858万米ドルインドネシア国における再生可能エネルギー事業25.0%(25.0%)有-トライトン・ノール・オフト・ビッドコ社英国1,000英ポンド英国トライトンノール洋上風力発電所における送電事業への投資20.0%(20.0%)有-オフショア・ウインド社英国マンチェスター1,000英ポンド洋上風力開発事業19.0%(19.0%)有-小安地熱㈱秋田県湯沢市100蒸気・熱水等の地熱エネルギーによる発電事業15.0%(15.0%)有-グリーン・ボルト・オフショア・ウインドファーム社英国エディンバラ100英ポンド洋上風力開発事業0.0%(0.0%)有-セノス・オフショア・ウインドファーム社英国エディンバラ100英ポンド洋上風力開発事業0.0%(0.0%)有-トライトン・ノール・オフト社英国1,000英ポンド英国トライトンノール洋上風力発電所における送電事業の管理・運営0.0%(0.0%)有-ロゴス・テプコ・シンガポール1・ホールド社シンガポール1米ドル太陽光発電事業にかかわる持株会社0.0%(0.0%)有-ロゴス・テプコ・シンガポール・アセット・アルファ社シンガポール1シンガポールドル太陽光発電事業0.0%(0.0%)有-その他7社 (注) 1.議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数である。2.共同支配企業である。3.有価証券報告書を提出している。
サステナビリティ FY2025 / 約6,466字
2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取り組みは、次のとおりである。本項においては、将来に関する事項が含まれているが、当該事項は提出日現在において判断したものである。 (1) カーボンニュートラルの実現に向けた取り組み① ガバナンス・リスク管理当社グループは、気候変動のリスク及び機会を含むESG対応を重要な経営課題と認識し、当社の取締役会は責任者(ESG担当役員)を選任している。当社の取締役会は、戦略、行動計画及び業績目標の進捗等を確認するなど気候変動のリスク及び機会について監督している。また、当社の社長を委員長とするESG委員会にて定期的にESG課題について審議しており、リスク管理委員会と連携している。重要なテーマについては、当社の取締役会等で活発な議論を行っている。[東京電力ホールディングス株式会社の体制]② 戦略当社グループは、ビジョン達成に向けた価値創造を実現するための戦略として、2022年4月にカーボンニュートラルに関する事業方針を公表した。2019年に日本のエネルギー企業として初めてTCFD提言に賛同して以降、再生可能エネルギー発電事業会社を分社化するなど先行的な取り組みを進めており、安定供給とカーボンニュートラルの両立に向けて事業構造を変革し、社会とともに持続可能な成長を実現していく。今後は、現在の大規模電源・大量送電から、自家発電・自家消費といった地産地消型の社会に移行していくと想定されるが、当社グループの強みである「電力を中心としたエネルギーに関する幅広く、また深い技術や知見」は、どのようなシナリオとなっても必要不可欠である。このような状況を踏まえ、当社グループは、ベースロード電源として水力・原子力・地熱を活用していくとともに、洋上風力をはじめとした再生可能エネルギーの開発に取り組んでいく。また、「貯めて使う」地産地消型システムを推進するため、これまでの電気(kWh)の販売事業から、お客さまに密着した設備サービス事業にビジネスモデルの軸を大胆にシフトし、お客さま設備から生み出されるエネルギー資源を集めて、需給調整・環境価値取引等のニーズに応えられるようアグリゲーション事業を展開する。これらの新たな事業は社会・コミュニティ等の「まち」単位で、面的に拡大していく。ビジネスモデルの変革にあたっては、設備サービス・アグリゲーション事業の全国展開を最重点分野とし、アライアンスを進めながら現在の事業体制の組み換えも含めたグループ再編も視野に入れた事業構造変革を検討していく。 [ビジネスモデルの変革] ③ 指標及び目標当社グループはカーボンニュートラルの実現に向けて、「2030年度に販売電力由来のCO2排出量を基準年度比で50%削減(※)」、さらには「2050年におけるエネルギー供給由来のCO2排出実質ゼロ」という目標を掲げ取り組んでいく。(※)Scope1、2、3の販売電力由来。Scope1、2は2019年度比、Scope3は2013年度比。 2023年度の販売電力由来のCO2排出量の実績は7,840万t-CO2であった。 [カーボンニュートラルロードマップ] なお、2023年度の当社及び基幹事業会社を対象とした温室効果ガス排出量はScope1が20万t-CO2、Scope2(※)が590万t-CO2であった。(※)電力購入先ごとの排出係数に基づき算定する基準(マーケット基準)にて算出している。 (2) 人的資本当社及び基幹事業会社は、事業環境変化の中にあっても、福島への責任を果たすため、電力の安定供給を果たしながら、カーボンニュートラル社会の実現に向けた取り組みを進めている。こうした事業を進める基盤は人であり、人をかけがえのない財産と捉え、人的資本への積極的な投資に取り組んでいる。人と組織のありたい姿を示したHR-Visionを掲げ、5つの優先領域を設定した人財マネジメント方針を策定し、これらを実践することで、社員一人ひとりが経営理念を体現する世界に通用するプロフェッショナル人財へと成長することを後押ししている。また、人権に対する社会的な意識が高まる中、一人ひとりが人権尊重の大切さを理解し、行動することで、安心・安全に働ける環境を築き、それをありたい姿の実現に結び付けていく。 ① ガバナンス・リスク管理当社及び基幹事業会社は、人財リソースの確保への対応を重要な経営課題と認識しており、取締役会は、執行役の中から人財戦略の責任者(CHRO)を選任し、毎月の業務執行状況の報告を受けるなどして、人財戦略、行動計画及び業績目標の進捗等をモニタリング・監督している。また当社の執行役会並びに執行役を中心とした経営会議等では、全社的な課題の抽出や対応方針について審議している。また、当社及び基幹事業会社に影響を与える外部環境とそれに関係するリスクの発現可能性、発現した場合の影響度、時間軸を総合的に評価し、人的資本経営・人権尊重の取り組みに活かしている。 ② 戦略当社及び基幹事業会社は、既存の電気事業を安定的に運営することで、電力の安定供給を果たすとともに、カーボンニュートラル社会の実現に向けて、分散型エネルギーリソースを活用した設備サービス事業の推進など事業構造の変革を進めている。そのためには、電気事業を支える人財を安定的に確保し、DXや事業創造など重要経営課題に必要な人財を確保、育成・配置するリソースマネジメントを戦略的に実行することにより、「両利きの経営」をさらに加速していく必要があり、経営戦略と連動した人財戦略として、5つの優先領域を設定し、取り組みを重点的に進めることで、社員一人ひとりの意欲や能力、組織のパフォーマンスの最大化をめざしていく。また、CHROをはじめ、各事業主体のCOOや企画担当役員をメンバーとしたHR委員会を設け、HRに関する全社大の重要経営課題について議論を行っている。その中では、事業戦略と人財戦略との整合を図るとともに、HRや各主体が課題解決に向けて責任を持って取り組むサイクルを構築している。 [人財戦略について] ※ 上記は当社及び基幹事業会社を対象としている。 <優先領域1:リソースマネジメント>電気事業を支える人財の確保に向けては、採用手法の多様化により、新卒社員、即戦力社員を計画的に採用するとともに、若年層のリテンションやミドル層、シニア層がより意欲・パフォーマンス高く活躍し続けられる魅力ある仕組みを整備している。一方で、重要経営課題に必要な人財を優先配置するとともに、事業構造の変革や経営基盤の強化に向けては、中長期にわたり事業戦略上重要なスキル領域(DX、事業創造、海外事業)を特定し、将来、どこでどのようなスキルを持った人財が必要かを明らかにした上で、担い手となる人財を質・量ともに計画的に確保、育成することで、仕事と人の最適化をめざしていく。 <優先領域2:「両利きの経営」を加速する人事戦略>取り巻く環境の変化に対応し、事業を牽引できる経営リーダーや技術・技能の継承を推進する電力プロフェッショナル人財、新たな事業を創造できる稼ぐ力を持った人財の育成に向けたサイクルを構築し、挑戦・選択できる機会を付与している。また、社員一人ひとりのスキルや経験等の人財情報を一元管理し、タレントマネジメントによる、適所適財を実現していく。特に、経営リーダーの育成に向けては、ビジネスを牽引できる経営リーダーを安定・継続的に輩出できるよう、候補人財の選抜や育成を目的とした戦略的人財育成委員会を設置し、選抜、育成、モニタリング等の育成サイクルに経営層が直接関わり、指名委員会と連携した後継者育成の仕組みを構築している。また、稼ぐ人財の育成として市場のニーズや競争状況に適応しながら、革新的な発想や戦略を展開し、新しいビジネスアイデアを実現するために、適性のある人財を社内から発掘し、研修や自律的な学習支援、OJTなどを通じて育成している。 <優先領域3:DEI(ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン)>人と組織がともに成長し、創造性の高い、レジリエントな組織構築に向けて、性別・年代などの多様な人財が、お互いの違いを尊重し、受け入れるとともに、多様な視点を活かす「両利きの経営」の基盤となるDEIを推進している。DEIを実現させるため、性別や多世代が融合するコラボレーション、育児や介護と仕事の両立、障がい、LGBTQ等の施策や、ガイドライン・ガイドブックをグループ全体に展開して理解を深め、誰もが自分らしく働けるインクルーシブな組織・風土づくりを推進している。 <優先領域4:TEPCO Work Innovation>社員一人ひとりのワークライフバランスの実現と幸福度向上を目的に、快適に働くことができる環境づくりを進めており、仕事と働き方の変革の推進に向けた様々な取り組みを展開している。働き方の選択肢の多様化や労働時間マネジメントの適正化などの働き方改革とカイゼン・DXを用いた業務改革に一体的に取り組むことで、人と組織が最大限のパフォーマンスを発揮できる働き方の実現を目指している。また、社員一人ひとりの“個”に着目し、個人の力が最大限発揮できるよう、1on1ミーティングやマネジメント教育の充実など個人の成果と成長に向き合う対話・支援型のマネジメント力を強化するための取り組みを展開し、社員の成長や組織の活力向上を促進している。 <優先領域5:基盤強化>人と組織の活力、生産性を高める上では、社員のエンゲージメントを向上させることが極めて重要と考え、「社員幸福度」を総合KPIとして設定している。また、「社員幸福度」を構成する3つの重要指標として、社員一人ひとりの「働きがい」、「成長実感」、「ワークライフバランス」を設定し、全社員対象の社員意識調査で測定している。調査の結果は、経営会議や企業倫理委員会等に報告すると同時に、社外有識者からもご意見をいただき、全社的な施策の検討・実施につなげている。また、速やかに各組織にフィードバックし、自職場の強みや弱みの理解を促した上で、エンゲージメント向上につながる施策の自律的な展開を推進している。さらには、社員意識調査の結果を活用して、活力ある働き方を実践している現場第一線職場へ訪問・ヒアリングを行い、取り組みを社内広報で紹介するなど、好事例の社内展開にも取り組んでいる。また、人権尊重の取り組みとして、国際連合の「ビジネスと人権に関する指導原則」に準拠した人権尊重の仕組みを構築し、あらゆるステークホルダーの人権が尊重されるよう、人権への負の影響の防止と軽減するための取り組みを行っている。具体的には、「東京電力グループ人権方針」をコミットメントとし、人権デュー・ディリジェンス(人権DD)を展開するとともに、救済メカニズムを構築し運用している。人権DDについては、「自社」「連結子会社」「サプライヤー」を優先対応スコープとして特定し、取り組みを進めている。ガバナンスの体制としてCHROが委員長を務める人権委員会において、計画の審議・モニタリングや、人権に関するリスク低減策の議論・提言を実施する等、PDCAサイクルを主導している。取り組み状況は定期的に取締役会へ報告しており、取締役会が執行側を監督する体制も整えている。また、取り組みの実効性を高めるためには社員の理解が欠かせないため、社員の人権方針理解度や職場における人権尊重度について2030年度目標を設定し、研修等を実施している。事業活動を行う国や地域の法改正等、外部環境の変化にも目を配り対応することで、グローバルビジネスにおけるリスクの予見や管理にも寄与するものと考えており、当社グループが信頼され選ばれ続ける企業グループとなるため、社内外のステークホルダーとともに人権尊重の取り組みを推進している。 ③ 指標及び目標当社及び基幹事業会社は、人財戦略の総合KPIとして、「社員幸福度」と「人的資本ROI」を設定している。また、「社員幸福度」、「人的資本ROI」の向上に向けて、HR-Visionや5つの優先領域への取り組みにおける主要なKPIを設定し、成果や進捗を評価しているほか、依願退職率や長時間労働者数等のリスクに関するKPIを設定し、指標のモニタリングを行っている。今後も企業価値向上に寄与する効果的・効率的な人的資本への投資の実行に向けて、人的資本の可視化、KPIのモニタリングや刷新を進める。 [指標について] [当社及び基幹事業会社の管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業等取得率及び労働者の男女の賃金の差異]<管理職に占める女性労働者の割合>2024年度末の管理職に占める女性労働者の割合は6.4%(2023年度末6.0%、2022年度末5.9%、2021年度末5.8%)であり、女性の採用・育成強化等により、次世代女性リーダーの拡大を進めている。女性社員の中からミドルマネジメント人財を選抜し、育成プログラムとして一元管理している。各人の適性等を踏まえた経験・スキル付与など、更なる育成強化を図っている。 <男性労働者の育児休業等取得率>2024年度の男性労働者の育児休業等取得率は89.2%である。セミナー開催やメッセージ配信により性別役割分業意識を払拭し、性別等の属性に関わらず誰もが活躍できる職場環境を整えるとともに、男女ともに家庭と仕事の両立を実現できる働き方の変革に取り組んでいる。 <労働者の男女の賃金の差異>2024年度の労働者の男女の賃金の差異は81.9%であり、2023年度からはほぼ横ばい傾向にある。当社及び基幹事業会社では、同じ役割であれば男女で賃金の差は設けていないが、主に以下の要因により女性より男性の賃金が高くなっていると考えている。イ.女性の出産・育児期のキャリアの断絶性別役割分業意識による出産・育児期のキャリア断絶により、一時的に仕事をペースダウンする女性が多く、結果として賃金が高い傾向にある管理職層の比率が女性に比べ男性の方が高くなっている。ロ.若年層女性従業員の増加女性活躍推進の観点から女性の採用を強化しており、結果として賃金の低い傾向にある若年層の比率が男性に比べ女性の方が高くなっている。ハ.扶養手当など諸手当の支給有無の差女性よりも男性の方が家族を扶養している割合が高い等、諸手当が支給されている比率が女性に比べ男性の方が高くなっている。 <今後の取り組み>イ.キャリア継続への支援2023年4月より、育児休業を取得した社員の復職支援施策として、関東近郊35か所の企業主導型保育所の利用を可能とする制度を導入している。また、育児休業の取得等により不足しがちな経験を補完するため、キャリア実現の意識を高めるキャリア形成支援を行うとともに、リーダー育成等の様々な研修を提供している。加えて、リモートワーク制度やフレックスタイム制度の活用により、通勤時間の削減や柔軟な勤務が可能となり、社員の働き方の選択肢が拡大している。引き続きTEPCO Work Innovationを推進し、場所や時間に囚われず働き、キャリアを継続できる環境を整えていく。ロ.若年層女性従業員の確実な育成当社及び基幹事業会社では、長期的な視点で人財を育成している。若年層に対しては、階層別研修をはじめ、自律的な学びの機会を付与し、個人が持つ能力を発揮できるよう成長を後押ししている。 その他詳細は、当社のホームページ及び「TEPCO統合報告書2024」を参照。(https://www.tepco.co.jp/about/ir/library/annual_report/)
主要な設備の状況 FY2025 / 約4,135字
2 【主要な設備の状況】連結ベース及び提出会社の主要な設備の状況については、以下のとおりである。(1) セグメントごとの設備概況 2025年3月31日現在セグメントの名称帳簿価額(百万円)従業員数(人)土地建物機械装置その他相殺消去額等計ホールディングス(13,983)72,777269,916817,217△26,3791,133,53112,622フュエル&パワー(-)-31121△03320パワーグリッド(21,715)367,885150,1873,957,231△47,2994,428,00420,089エナジーパートナー(-)-19,03182,722△124101,6293,139リニューアブルパワー(227,071)15,28410,238391,891△0417,4131,547計(262,769)455,948449,6845,249,084△73,8046,080,91337,397 (注) 1.「土地」の( )内は面積(単位千㎡)である。2.「従業員数」には建設工事専従者677(HD:223、PG:360、EP:0、RP:94)人を含まない。 (2) 提出会社 2025年3月31日現在区分セグメントの名称設備概要帳簿価額(百万円)従業員数(人)土地建物機械装置その他計原子力発電設備ホールディングス発電所数1か所(9,732)19,370135,106743,711898,1885,056最大出力8,212,000kW業務設備ホールディングス-(29)2112,7549,68012,6461,913計-(9,761)19,581137,861753,391910,8346,969 (注) 1.福島第一原子力発電所及び福島第二原子力発電所は、電気事業法に基づく廃止手続きを実施したため、原子力発電設備の発電所数に含まない。ただし、「帳簿価額」、「土地」の面積及び「従業員数」には含んでいる。2.「土地」の( )内は面積(単位千㎡)である。3.上記のほか借地面積は1,234千㎡である。その主なものは、原子力発電設備用借地1,234千㎡である。4.「帳簿価額」には貸付設備71百万円、事業外固定資産37百万円及び附帯事業固定資産16百万円を含まない。5.「従業員数」には建設工事専従者等231人を含まない。6.上記設備には福利厚生施設を含んでいる。 主要発電設備 原子力発電設備 2025年3月31日現在発電所名セグメントの名称所在地出力(kW)土地面積(千㎡)福島第一ホールディングス福島県双葉郡大熊町-3,970福島第二ホールディングス福島県双葉郡楢葉町-1,527柏崎刈羽ホールディングス新潟県柏崎市8,212,0004,206 (注) 福島第一原子力発電所及び福島第二原子力発電所は、電気事業法に基づく廃止手続きを実施したため、廃止となっている。また、2011年3月に発生した東北地方太平洋沖地震の影響等により、柏崎刈羽原子力発電所の全号機が停止している。 (3) 国内子会社 2025年3月31日現在会社名区分セグメントの名称設備概要帳簿価額(百万円)従業員数(人)土地建物機械装置その他計東京電力フュエル&パワー㈱業務設備フュエル&パワー-(-)-311213330東京電力パワーグリッド㈱水力発電設備パワーグリッド発電所数1か所(0)0029300最大出力50kW東京電力パワーグリッド㈱内燃力発電設備パワーグリッド発電所数10か所(73)9242,3945,2128,53040最大出力58,360kW東京電力パワーグリッド㈱新エネルギー等発電等設備パワーグリッド発電所数4か所(5)2151208001,1360最大出力3,415kW東京電力パワーグリッド㈱送電設備パワーグリッド架空電線路 (9,721)150,4957,2411,289,1941,446,9301,429亘長14,825km回線延長28,453km地中電線路 亘長6,551km回線延長12,692km支持物数49,656基東京電力パワーグリッド㈱変電設備パワーグリッド変電所数1,613か所(10,607)158,81263,094443,226665,1331,685出力1,500,000kW 283,077,410kVA調相設備容量49,795,260kVA東京電力パワーグリッド㈱配電設備パワーグリッド架空電線路 (285)14,54424,6002,185,2922,224,4375,917亘長347,462km電線延長1,034,192km地中電線路 亘長20,194km電線延長36,459km支持物数6,032,164基変圧器個数2,627,073個変圧器容量112,801,845kVA東京電力パワーグリッド㈱業務設備パワーグリッド本社1か所 総支社10か所電力所2か所 等(991)23,91936,78126,10186,8034,546東京電力エナジーパートナー㈱業務設備エナジーパートナー-(-)-78916,76417,5532,404東京電力リニューアブルパワー㈱水力発電設備リニューアブルパワー発電所数163か所(221,910)8,2247,503353,624369,352794最大出力9,797,694kW東京電力リニューアブルパワー㈱新エネルギー等発電等設備リニューアブルパワー発電所数5か所(230)6,04141,6917,7389最大出力50,770kW東京電力リニューアブルパワー㈱業務設備リニューアブルパワー-(-)-2619801,242327東京発電㈱水力発電設備リニューアブルパワー発電所数77か所(4,917)9932,06332,32335,379251最大出力191,367kW東京発電㈱新エネルギー等発電等設備リニューアブルパワー発電所数3か所(12)19 4062,0502,47520最大出力3,190kW (注) 1.変電設備出力の上段1,500,000kWは周波数変換設備の出力である。2.「土地」の( )内は面積(単位千㎡)である。3.上記のほか借地面積は189,716千㎡である。その主なものは、送電設備用借地181,739千㎡である。4.「従業員数」には建設工事専従者等511人を含まない。5.上記設備には福利厚生施設を含んでいる。 水力発電設備 2025年3月31日現在会社名発電所名セグメントの名称所在地水系出力(kW)土地面積(千㎡)最大常時東京電力リニューアブルパワー㈱鬼怒川リニューアブルパワー栃木県日光市利根川127,0003,500594東京電力リニューアブルパワー㈱今市リニューアブルパワー栃木県日光市利根川1,050,000-910東京電力リニューアブルパワー㈱塩原リニューアブルパワー栃木県那須塩原市那珂川900,000-1,017東京電力リニューアブルパワー㈱矢木沢リニューアブルパワー群馬県利根郡みなかみ町利根川160,000-34東京電力リニューアブルパワー㈱玉原リニューアブルパワー群馬県利根郡みなかみ町利根川1,200,000-921東京電力リニューアブルパワー㈱神流川リニューアブルパワー群馬県多野郡上野村利根川・信濃川940,000-1,752東京電力リニューアブルパワー㈱葛野川リニューアブルパワー山梨県大月市富士川・相模川1,200,000-1,367東京電力リニューアブルパワー㈱秋元リニューアブルパワー福島県耶麻郡猪苗代町阿賀野川107,5007,2001,202東京電力リニューアブルパワー㈱安曇リニューアブルパワー長野県松本市信濃川623,000-3,253東京電力リニューアブルパワー㈱水殿リニューアブルパワー長野県松本市信濃川245,000-895東京電力リニューアブルパワー㈱新高瀬川リニューアブルパワー長野県大町市信濃川1,280,000-2,162東京電力リニューアブルパワー㈱中津川第一リニューアブルパワー新潟県中魚沼郡津南町信濃川127,00013,900343東京電力リニューアブルパワー㈱信濃川リニューアブルパワー新潟県中魚沼郡津南町信濃川181,00088,400457 主要送電設備 2025年3月31日現在会社名線路名セグメントの名称種別電圧(kV)亘長(km)東京電力パワーグリッド㈱西群馬幹線パワーグリッド架空500(一部1,000kV設計)168.07東京電力パワーグリッド㈱南新潟幹線パワーグリッド架空500(一部1,000kV設計)110.75東京電力パワーグリッド㈱南いわき幹線パワーグリッド架空500(一部1,000kV設計)195.40東京電力パワーグリッド㈱福島幹線パワーグリッド架空500181.62東京電力パワーグリッド㈱福島東幹線パワーグリッド架空500171.35東京電力パワーグリッド㈱新豊洲線パワーグリッド地中50039.50東京電力パワーグリッド㈱葛南世田谷線パワーグリッド地中27532.50東京電力パワーグリッド㈱千葉葛南線パワーグリッド地中27530.38 主要変電設備 2025年3月31日現在会社名変電所名セグメントの名称所在地最高電圧(kV)出力(kVA)土地面積(千㎡)東京電力パワーグリッド㈱新野田パワーグリッド千葉県野田市5007,800,000288東京電力パワーグリッド㈱新京葉パワーグリッド千葉県船橋市5007,500,000373東京電力パワーグリッド㈱房総パワーグリッド千葉県市原市5006,690,000239東京電力パワーグリッド㈱新富士パワーグリッド静岡県駿東郡小山町5006,690,000325東京電力パワーグリッド㈱新古河パワーグリッド茨城県猿島郡境町5006,000,000234 主要業務設備 2025年3月31日現在会社名事業所名セグメントの名称所在地土地面積(千㎡)東京電力パワーグリッド㈱本社パワーグリッド東京都千代田区 ほか356東京電力パワーグリッド㈱総支社等パワーグリッド東京都新宿区 ほか659
コーポレート・ガバナンスの概要 FY2025 / 約10,245字
(1) 【コーポレート・ガバナンスの概要】① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方当社は、法令遵守・企業倫理の徹底、的確かつ迅速な意思決定、効率的な業務執行、監査・監督機能の強化を図るための体制・施策の整備に取り組むとともに、経営の客観性・透明性のより一層の向上を図るため指名委員会等設置会社制度を採用し、コーポレート・ガバナンスの充実に取り組んでいる。また、当社は2016年4月よりホールディングカンパニー制に移行しており、当社グループ全体における経営資源の最適配分とガバナンスを実行し、更なる企業価値の向上に努めている。 ② 企業統治の体制イ.企業統治の概要(a) 取締役会(取締役)・執行役会等取締役会は、提出日(2025年6月25日)現在、社外取締役6名を含む13名(男性11名、女性2名)で構成されており、原則として毎月1回、また必要に応じて開催され、重要な業務執行について審議・決定するとともに、執行役から定期的に、また必要に応じて職務執行の状況の報告を受けること等により、取締役及び執行役の職務執行を監督している。また、指名委員会等設置会社に関する会社法の規定に基づき指名・監査・報酬委員会を設置している。取締役会の議長及び構成員は、「(2) 役員の状況 ① 役員一覧 a.(1) 取締役」に記載のとおりである。執行役(男性17名、女性1名)は取締役会の方針に従って業務を執行し、取締役会に付議される事項を含め、経営に関する重要な事項については、原則として毎週開催され、代表執行役社長が議長を務める執行役会やその他の会議体等において審議を行うなど、的確かつ迅速な意思決定を図り、効率的な会社運営を実施している。また、執行役会での意思決定を補佐するため、組織を横断した社内委員会を適宜設置している。執行役会の構成員は、「(2) 役員の状況 ① 役員一覧 a.(2) 執行役」に記載の執行役に加え、監査委員の取締役 守谷誠二である。なお、当社は、特定の業務に対して責任を負い、その業務を執行する執行役員を設置している。※当社は、2025年6月26日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として、「取締役13名選任の件」を提案しており、当該議案が承認可決されると、当社の取締役は社外取締役6名を含む13名となる予定である。また、当該定時株主総会後に開催が予定されている取締役会の議案(決議事項)として執行役の選任等の提案を予定しており、当該議案が承認可決されると、当社の執行役は17名となる予定である。 (b) 指名委員会指名委員会は、提出日(2025年6月25日)現在、社外取締役4名を含む6名の取締役で構成されており、1年に1回以上開催され、株主総会に提出する取締役の選任及び解任に関する議案の内容を決定している。また、会社法に基づく権限ではないが、指名委員会は、執行役等の人事に関する事項についても審議している。委員長及び構成員は、「(2) 役員の状況 ① 役員一覧 a.(1) 取締役」に記載のとおりである。 (c) 監査委員会監査委員会は、提出日(2025年6月25日)現在、社外取締役4名を含む5名の監査委員より構成されており、原則として毎月1回、また必要に応じて開催され、取締役及び執行役の職務の執行の監査及び監査報告の作成等を行っている。なお、監査委員のうち1名は弁護士として、1名は公認会計士として、1名は当社最高財務責任者の業務経験があり、財務・会計及び法律に関する相当程度の知見を有している。委員長及び構成員は、「(2) 役員の状況 ① 役員一覧 a.(1) 取締役」に記載のとおりである。また、監査委員会を補助するため、2名の監査特命役員と9名のスタッフを配置し、常勤の監査委員・監査特命役員・スタッフが主要な関係会社の非常勤監査役に就任している。なお、監査特命役員及び監査委員会業務室に属する者は、監査委員会の指揮命令に服するものとし、その人事に関する事項については、事前に監査委員会と協議している。 このような体制のもと、監査委員会は、取締役会、執行役会その他の重要な会議への出席、取締役及び執行役の職務執行状況の報告聴取並びに本社及び主要な事業所における業務及び財産の状況の調査等により、厳正な監査を実施するほか、定期的に開催される代表執行役とのミーティング等を通じて取締役及び執行役等との意思疎通を図っている。監査委員が実施した監査の方法、経過及び結果は監査委員会に報告され、監査委員会の職務執行状況は、取締役会に遅滞なく報告されている。 (d) 報酬委員会報酬委員会は、提出日(2025年6月25日)現在、社外取締役4名で構成されており、1年に1回以上開催され、取締役及び執行役の個人別の報酬等の内容に係る決定に関する方針、並びに取締役及び執行役の個人別の報酬等の内容を決定している。委員長及び構成員は、「(2) 役員の状況 ① 役員一覧 a.(1) 取締役」に記載のとおりである。 (e) 会計監査人(監査法人)当社の会計監査業務を執行した公認会計士は以下のとおりである。氏名所属監査法人春日 淳志EY新日本有限責任監査法人飯田 昌泰EY新日本有限責任監査法人前川 和之EY新日本有限責任監査法人 なお、継続監査年数はいずれも7年以内である。会計監査業務に関わる補助者の構成は、公認会計士16名、その他56名となっている。 ロ.企業統治を採用する理由当社は、法令遵守・企業倫理の徹底、的確かつ迅速な意思決定、効率的な業務執行、監査・監督機能の強化を図るための体制・施策の整備に取り組むとともに、経営の客観性・透明性のより一層の向上を図るため指名委員会等設置会社制度を採用し、コーポレート・ガバナンスの充実に取り組んでいる。また、当社は2016年4月よりホールディングカンパニー制に移行しており、当社グループ全体における経営資源の最適配分とガバナンスを実行し、更なる企業価値の向上に努めている。 ハ.取締役(業務執行取締役等であるものを除く)との責任限定契約当社は、取締役 小林喜光、同 大八木成男、同 大西正一郎、同 新川麻、同 大川順子、同 永田高士及び同 守谷誠二との間で、その取締役が職務を行うにつき善意でかつ重大な過失がない場合は、その取締役の会社法第423条第1項の責任を法令の限度において限定する契約を締結している。 ニ.取締役及び執行役との補償契約当社は、会社法第430条の2第1項に規定する補償契約を取締役及び執行役全員との間で締結し、同項第1号の費用及び第2号の損失を法令の定める範囲内において補償することとしている。ただし、当社が各取締役又は各執行役に対して責任追及等を行う場合(株主代表訴訟による場合を除く。)の費用等については当社が補償義務を負わないこととするとともに、各取締役又は各執行役がその職務を行うにつき悪意又は重過失があったことが判明した場合等には当社が補償金の返還を請求できることとしている。 ホ.役員等賠償責任保険契約の内容の概要当社は、会社法第430条の3第1項に規定する役員等賠償責任保険契約を保険会社との間で締結し、被保険者がその職務の執行に関し責任を負うこと又は当該責任の追及に係る請求を受けることによって生ずることのある損害を当該保険契約により塡補することとしている。ただし、被保険者が法令に違反することを認識しながら行った行為に起因する損害は塡補されないなど、一定の免責事由がある。当該保険契約の被保険者は当社の取締役、執行役及び執行役員並びに東京電力フュエル&パワー株式会社、東京電力パワーグリッド株式会社、東京電力エナジーパートナー株式会社及び東京電力リニューアブルパワー株式会社の取締役、監査役及び執行役員であり、保険料は当社が全額を負担している。 ③ 内部統制システムの整備等の状況当社は、取締役会で決議した内部統制システムの基本方針(「会社業務の適正を確保するための体制の整備」、2006年4月制定)をもとに、法令などの遵守徹底、業務の有効性・効率性の向上など、会社業務の適正を確保するため、体制を整備・運用するとともに適宜評価し、改善に取り組んでいる。また、金融商品取引法に基づく「財務報告に係る内部統制報告制度」についても、適切な制度運用、評価などを行い、財務報告の信頼性確保に努めている。取締役会等での決定事項に基づく業務執行は、「職制及び職務権限規程」等において責任と権限を明確にした上、代表執行役、執行役、執行役員、部室長等が各職位に基づき適切かつ迅速に遂行している。また、規程・マニュアル等の社内規程を整備し、法令遵守や会計の適正処理をはじめとする日常業務に関する品質の維持・向上に努めている。 取締役及び執行役は、当社グループの事業活動に関するリスクを定期的に、また必要に応じて把握・評価し、毎年度の経営計画に反映している。当該リスクは、業務主管箇所が、職務執行の中で管理することを基本とし、複数の所管に関わる場合は、組織横断的な委員会等で審議の上、適切に管理している。経営に重大な影響を及ぼすおそれのあるリスクについては、執行役社長を委員長とする「リスク管理委員会」において、リスクの現実化の予防に努めるとともに、万一現実化した場合には迅速かつ的確に対応することにより、経営に及ぼす影響を最小限に抑制するよう努めている。特に、原子力については、執行役社長直属の組織として「原子力安全監視室」を設置し、第三者の専門的知見を活用した原子力安全に関する取り組みの監視、必要に応じた助言を行い、意思決定へ直接的に関与する体制を整備することで、原子力安全に対するマネジメントの改善を図っている。 内部監査については、内部監査室(人員52名)が中心となり、事業活動全般にわたる業務遂行状況やその管理について監査するとともに、必要に応じて特定のテーマについて監査している。主要な内部監査結果は社長及び取締役会等に報告され、監査対象箇所等は監査結果に基づき所要の改善措置を講じている。また、内部監査組織は、監査で確認した事項について、執行役会等に報告するとともに、必要に応じて取締役会に直接報告することができる。 また、社会規範に沿った業務運営・企業倫理遵守の徹底を図るため、社外有識者を委員に含む企業倫理全般を統括する「東京電力グループ企業倫理委員会」や、法令・倫理上の悩みや疑問を気軽に相談できる「企業倫理相談窓口」等を設置するとともに、あらゆる企業行動の規範となる「企業倫理遵守に関する行動基準」を制定し、その定着に向けて全社員に対し教育・研修を実施している。 さらに、経営の透明性を高め、社外の意見を経営に反映するため、株主や投資家の皆さまに向けた決算等の説明会、インターネット・ホームページ等の媒体を通じた的確かつ迅速な経営情報の開示を行うとともに、国内外の投資家の皆さまと経営層が直接意見交換を行うなど、積極的なIR活動を展開している。 ④ 取締役の選任の決議要件当社は、取締役の選任決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の過半数をもって行い、当該決議は累積投票によらない旨を定款に定めている。 ⑤ 取締役会において決議することができる株主総会決議事項イ.自己の株式の取得当社は、機動的な資本政策の遂行を可能とするため、取締役会の決議によって、自己の株式を買い受けることができる旨を定款に定めている。 ロ.取締役及び執行役の責任免除当社は、取締役及び執行役が期待される役割を十分に発揮できるようにするため、取締役及び執行役が職務を行うにつき善意でかつ重大な過失がない場合は、取締役会の決議によって、取締役及び執行役の会社法第423条第1項の責任を法令の限度において免除することができる旨を定款に定めている。 ハ.中間配当当社は、株主への配当の機会を確保するため、取締役会の決議によって、会社法第454条第5項の規定による剰余金の配当(中間配当)を行うことができる旨を定款に定めている。 ⑥ 株主総会の特別決議要件当社は、会社法第309条第2項に定める株主総会の特別決議について、株主総会を円滑に運営するため、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨を定款に定めている。 ⑦ 種類株式の発行当社は、普通株式のほか、原子力損害賠償・廃炉等支援機構(以下「機構」という。)を割当先とするA種優先株式及びB種優先株式を発行している。普通株式及びA種優先株式は、株主総会において議決権を有する株式であるが、B種優先株式は、法令に別段の定めのある場合を除き、株主総会において議決権を有しない。これは、機構が、議決権付種類株式であるA種優先株式(B種優先株式及び普通株式を対価とする取得請求権が付されている)により、総議決権の2分の1超を取得するとともに、追加的に議決権を取得できる転換権付無議決権種類株式であるB種優先株式(A種優先株式及び普通株式を対価とする取得請求権が付されている)を引き受けることで、潜在的には総議決権の3分の2超の議決権を確保するためである。また、株式ごとに異なる数の単元株式数を定めており、株主総会において議決権を有する普通株式及びA種優先株式は、単元株式数を100株としているが、B種優先株式については、法令に別段の定めのある場合を除き、株主総会において議決権を有しないため、単元株式数を10株としている。なお、詳細については、「第4 提出会社の状況 1 株式等の状況 (1) 株式の総数等 ② 発行済株式」に記載している。 ⑧ 取締役会、指名委員会及び報酬委員会の活動状況イ.取締役会の活動状況当社は指名委員会等設置会社であるため、取締役会が会社経営の基本方針、執行役等の人事、重要な財産の処分など、法令、定款及び取締役会規程に定められた重要な業務執行に関する審議・決定を行い、執行役から定期的に、また必要に応じて職務執行の状況の報告を受けること等により、取締役及び執行役の職務執行を監督している。当事業年度は取締役会を18回開催し、カーボンニュートラルや防災など持続的な成長の実現に向けた取り組み、福島第一原子力発電所における汚染水処理をはじめとする廃炉の貫徹に向けた各種取り組みや洋上風力発電事業の公募参加について審議や決定を行った。個々の取締役の出席状況は以下のとおりである。 氏名取締役会への出席状況小林 喜光18/18回(100%)大八木 成男18/18回(100%)大西 正一郎18/18回(100%)新川 麻17/18回(94%)大川 順子18/18回(100%)永田 高士18/18回(100%)小早川 智明18/18回(100%)山口 裕之18/18回(100%)酒井 大輔18/18回(100%)児島 力18/18回(100%)福田 俊彦18/18回(100%)吉野 栄洋18/18回(100%)守谷 誠二18/18回(100%) ロ.指名委員会の活動状況当事業年度において指名委員会を7回開催し、株主総会に提出する取締役の選任に関する議案の内容を審議・決定した。また、会社法に基づく権限ではないが、執行役等の人事に関する事項についても審議を行った。個々の委員の出席状況は以下のとおりである。 氏名指名委員会への出席状況小林 喜光7/7回(100%)大八木 成男7/7回(100%)大西 正一郎7/7回(100%)新川 麻7/7回(100%)小早川 智明7/7回(100%)吉野 栄洋7/7回(100%) ハ.報酬委員会の活動状況当事業年度において報酬委員会を5回開催し、2024年度の各執行役の業績連動報酬や2025年度の役員報酬などをはじめとする取締役及び執行役の個人別の報酬等の内容について審議・決定を行った。個々の委員の出席状況は以下のとおりである。 氏名報酬委員会への出席状況大八木 成男5/5回(100%)小林 喜光 ※11/1回(100%)新川 麻5/5回(100%)大川 順子5/5回(100%)永田 高士 ※24/4回(100%) ※1 取締役 小林喜光は2024年6月の退任前に開催された報酬委員会への出席状況を記載している。 ※2 取締役 永田高士は2024年6月の就任以降に開催された報酬委員会への出席状況を記載している。 <会社の機関・内部統制等の関係> <「会社業務の適正を確保するための体制の整備」についての取締役会決議(2021年12月21日改定)>当社は、会社業務の適正を確保するため、次の体制を整備・運用するとともに、適宜評価し改善する。 1.監査委員会の監査が実効的に行われることを確保するための体制(1) 監査委員会の職務を補助すべき使用人として、監査特命役員を置く。また、監査委員会の職務を補助する専任の組織を設置し、必要な人員を配置する。(2) 監査特命役員及び監査委員会の職務を補助する専任の組織に属する者は、監査委員会の指揮命令に服するものとし、その人事に関する事項については、事前に監査委員会と協議する。(3) 取締役及び執行役は、会社に著しい損害を与えるおそれのある事実を発見したときは、直ちに監査委員に報告するとともに、監査委員会が選定する監査委員の求める事項について、必要な報告を行う。また、当社の取締役、執行役、執行役員及び従業員並びにグループ会社の取締役、監査役、執行役員及び従業員又はこれらの者から報告を受けた者から、監査委員会に対し必要かつ適切な報告が行われるよう体制を整備するとともに、当該報告を行った者が当該報告を行ったことを理由として不利な取り扱いを受けないよう適切に対応する。(4) 監査委員が執行役会、経営企画会議及びその他の重要な会議に出席し、必要に応じて意見を述べることのできる体制を整備する。また、会計監査人及び内部監査組織が監査委員会と連携を図るための環境を整えるとともに、監査委員の職務の執行に必要と認められる費用については、これを支出する等、監査委員会の監査の実効性を確保するための体制を整備する。 2.取締役及び執行役の職務執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制(1) 社会規範に沿った業務運営・企業倫理遵守の徹底を図るため、「東京電力グループ企業行動憲章」及び「企業倫理遵守に関する行動基準」を定め、取締役及び執行役はこれを率先して実践するとともに、執行役員及び従業員にこれを遵守させる。また、社外有識者を委員に含み、企業倫理全般を統括する「東京電力グループ企業倫理委員会」を設置し、コンプライアンス経営を推進する。(2) 取締役会は、原則として毎月1回、また必要に応じて開催し、法令及び定款に従い、重要な職務執行について審議・決定するとともに、執行役から定期的に、また必要に応じて職務執行の状況の報告を受けること等により、取締役及び執行役の職務執行を監督する。また、執行役員に対して、必要に応じて職務執行の状況について、取締役会への報告を求める。また、取締役会の機能を補完するとともに、効率的かつ適切な意思決定を図るため、執行役会を設置する。執行役会は、原則として毎週1回、また必要に応じて開催し、取締役会への付議事項を含む経営の重要事項について審議する。なお、取締役及び執行役は、常に十分な情報の収集を行い、法令及び定款に適合した適切な経営判断を行う。 3.執行役の職務執行に係る情報の保存及び管理に関する体制(1) 執行役会の議事概要その他職務執行に係る情報については、法令及び社内規程に従い、その作成から、利活用、保存、廃棄に至るまで適切に管理する。(2) 情報のセキュリティや職務執行の効率性向上、適正の確保に資するIT環境を整備する。 4.リスク管理に関する規程その他の体制(1) 取締役及び執行役は、当社及びグループ会社の事業活動に関するリスクを定期的に、また必要に応じて把握・評価し、毎年度の経営計画に適切に反映する。また、グループ全体のリスク管理が適切になされるよう社内規程を整備する。(2) 当該リスクは、社内規程に従い、業務所管箇所が、職務執行の中で管理することを基本とし、複数の所管に関わる場合は、組織横断的な委員会等で審議の上、適切に管理する。(3) 経営に重大な影響を及ぼすおそれのあるリスクについては、執行役社長を委員長とする「リスク管理委員会」において、リスクの現実化を予防するとともに、万一現実化した場合には迅速かつ的確に対応することにより、経営に及ぼす影響を最小限に抑制する。 (4) 大規模地震等の非常災害の発生に備え、対応組織の設置、情報連絡体制の構築及び定期的な防災訓練の実施等、適切な体制を整備する。(5) リスク管理体制の有効性については、内部監査組織が定期的に、また必要に応じて監査し、その結果を執行役会等に報告する。執行役は、監査結果を踏まえ、所要の改善を図る。(6) 内部監査組織は、監査で確認した事項について、執行役会等に報告するとともに、必要に応じて取締役会に直接報告する。(7) 会社の経営全般について情報の共有を図り、経営改革を推進するため、経営企画会議を設置する。経営企画会議は、必要に応じて開催し、重点経営課題に関する対応方針や対応の方向性について審議する。(8) 福島第一原子力発電所の事故に対する反省を踏まえ、執行役社長直属の組織として「原子力安全監視室」を設置し、第三者の専門的知見を活用した原子力安全に関する取り組みの監視、必要に応じた助言を行い、意思決定へ直接的に関与する体制を整備することで、原子力安全に対するマネジメントの改善を図る。また、原子力安全監視室は、原子力安全に関する事項について、必要に応じて取締役会に直接報告する。また、原子力を含む事業活動全般に関し、社会との適切なコミュニケーションを行うための体制を整備する。 5.執行役の職務執行が効率的に行われることを確保するための体制(1) 経営上の重要事項については、執行役会のほか、経営企画会議、その他の会議体において適宜審議する等、効率的な意思決定を図る。(2) 執行役による職務執行については、社内規程において責任と権限を明確にし、執行役、執行役員、従業員がそれぞれ適切かつ迅速に執行する。 6.従業員の職務執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制(1) 全ての従業員が「東京電力グループ企業行動憲章」及び「企業倫理遵守に関する行動基準」を遵守するよう、継続的に企業倫理研修を実施すること等により、その定着と徹底を図る。(2) 法令や企業倫理上の問題を匿名で相談できる「企業倫理相談窓口」を設置し、寄せられた事案については、「東京電力グループ企業倫理委員会」で審議の上、適切に対応する。なお、相談者のプライバシーについては、社内規程に従い、厳重に保護する。(3) 社内規程において、職務執行に当たり遵守すべき法令等を明確にするとともに、教育研修等により当該規程に基づく職務執行の徹底を図る。(4) 従業員の職務執行が法令及び定款に適合することを確保するため、内部監査組織が、従業員の職務執行の状況について、定期的に、また必要に応じて監査し、その結果を執行役会等に報告する。執行役は、監査結果を踏まえ、所要の改善を図る。(5) こうした取り組みを通じ、従業員一人ひとりが企業倫理を意識し自ら実践するとともに風通しの良い職場をつくる「しない風土」、社内規程の継続的な改善とその徹底を図る「させない仕組み」、業務上の課題や問題を自発的に言い出し、それを積極的に受け止める「言い出す仕組み」を充実・徹底させる。 7.当社及び子会社から成る企業グループにおける業務の適正を確保するための体制(1) 「東京電力グループ企業行動憲章」の下、グループとして目指すべき共通の方向性及び目標等を経営方針として示し、その達成に向け、グループを挙げて取り組む。また、グループ会社において業務の適正を確保するための体制をグループ会社が自律的に整備・運用できるよう、適切な支援を行う。(2) グループ会社が効率的な意思決定を行い、適切かつ迅速な職務執行ができるよう、社内規程により責任と権限を明確化する。(3) 職務執行上重要な事項については、社内規程等に従い、グループ会社から事前協議や報告を受ける体制を整備する。また、グループ会社の経営状況を把握するとともに、グループにおける経営課題の共有と解決ができるよう、当社取締役及び執行役とグループ会社取締役が定期的な会議の中で意見交換等を行う。(4) グループ会社が「企業倫理相談窓口」を利用できる環境を整える。(5) グループ会社の業務の適正を確保できるよう、必要に応じて当社の内部監査組織が監査等を行う。
人的資本(人材育成・社内環境整備方針) FY2025 / 約2,817字
② 戦略当社及び基幹事業会社は、既存の電気事業を安定的に運営することで、電力の安定供給を果たすとともに、カーボンニュートラル社会の実現に向けて、分散型エネルギーリソースを活用した設備サービス事業の推進など事業構造の変革を進めている。そのためには、電気事業を支える人財を安定的に確保し、DXや事業創造など重要経営課題に必要な人財を確保、育成・配置するリソースマネジメントを戦略的に実行することにより、「両利きの経営」をさらに加速していく必要があり、経営戦略と連動した人財戦略として、5つの優先領域を設定し、取り組みを重点的に進めることで、社員一人ひとりの意欲や能力、組織のパフォーマンスの最大化をめざしていく。また、CHROをはじめ、各事業主体のCOOや企画担当役員をメンバーとしたHR委員会を設け、HRに関する全社大の重要経営課題について議論を行っている。その中では、事業戦略と人財戦略との整合を図るとともに、HRや各主体が課題解決に向けて責任を持って取り組むサイクルを構築している。 [人財戦略について] ※ 上記は当社及び基幹事業会社を対象としている。 <優先領域1:リソースマネジメント>電気事業を支える人財の確保に向けては、採用手法の多様化により、新卒社員、即戦力社員を計画的に採用するとともに、若年層のリテンションやミドル層、シニア層がより意欲・パフォーマンス高く活躍し続けられる魅力ある仕組みを整備している。一方で、重要経営課題に必要な人財を優先配置するとともに、事業構造の変革や経営基盤の強化に向けては、中長期にわたり事業戦略上重要なスキル領域(DX、事業創造、海外事業)を特定し、将来、どこでどのようなスキルを持った人財が必要かを明らかにした上で、担い手となる人財を質・量ともに計画的に確保、育成することで、仕事と人の最適化をめざしていく。 <優先領域2:「両利きの経営」を加速する人事戦略>取り巻く環境の変化に対応し、事業を牽引できる経営リーダーや技術・技能の継承を推進する電力プロフェッショナル人財、新たな事業を創造できる稼ぐ力を持った人財の育成に向けたサイクルを構築し、挑戦・選択できる機会を付与している。また、社員一人ひとりのスキルや経験等の人財情報を一元管理し、タレントマネジメントによる、適所適財を実現していく。特に、経営リーダーの育成に向けては、ビジネスを牽引できる経営リーダーを安定・継続的に輩出できるよう、候補人財の選抜や育成を目的とした戦略的人財育成委員会を設置し、選抜、育成、モニタリング等の育成サイクルに経営層が直接関わり、指名委員会と連携した後継者育成の仕組みを構築している。また、稼ぐ人財の育成として市場のニーズや競争状況に適応しながら、革新的な発想や戦略を展開し、新しいビジネスアイデアを実現するために、適性のある人財を社内から発掘し、研修や自律的な学習支援、OJTなどを通じて育成している。 <優先領域3:DEI(ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン)>人と組織がともに成長し、創造性の高い、レジリエントな組織構築に向けて、性別・年代などの多様な人財が、お互いの違いを尊重し、受け入れるとともに、多様な視点を活かす「両利きの経営」の基盤となるDEIを推進している。DEIを実現させるため、性別や多世代が融合するコラボレーション、育児や介護と仕事の両立、障がい、LGBTQ等の施策や、ガイドライン・ガイドブックをグループ全体に展開して理解を深め、誰もが自分らしく働けるインクルーシブな組織・風土づくりを推進している。 <優先領域4:TEPCO Work Innovation>社員一人ひとりのワークライフバランスの実現と幸福度向上を目的に、快適に働くことができる環境づくりを進めており、仕事と働き方の変革の推進に向けた様々な取り組みを展開している。働き方の選択肢の多様化や労働時間マネジメントの適正化などの働き方改革とカイゼン・DXを用いた業務改革に一体的に取り組むことで、人と組織が最大限のパフォーマンスを発揮できる働き方の実現を目指している。また、社員一人ひとりの“個”に着目し、個人の力が最大限発揮できるよう、1on1ミーティングやマネジメント教育の充実など個人の成果と成長に向き合う対話・支援型のマネジメント力を強化するための取り組みを展開し、社員の成長や組織の活力向上を促進している。 <優先領域5:基盤強化>人と組織の活力、生産性を高める上では、社員のエンゲージメントを向上させることが極めて重要と考え、「社員幸福度」を総合KPIとして設定している。また、「社員幸福度」を構成する3つの重要指標として、社員一人ひとりの「働きがい」、「成長実感」、「ワークライフバランス」を設定し、全社員対象の社員意識調査で測定している。調査の結果は、経営会議や企業倫理委員会等に報告すると同時に、社外有識者からもご意見をいただき、全社的な施策の検討・実施につなげている。また、速やかに各組織にフィードバックし、自職場の強みや弱みの理解を促した上で、エンゲージメント向上につながる施策の自律的な展開を推進している。さらには、社員意識調査の結果を活用して、活力ある働き方を実践している現場第一線職場へ訪問・ヒアリングを行い、取り組みを社内広報で紹介するなど、好事例の社内展開にも取り組んでいる。また、人権尊重の取り組みとして、国際連合の「ビジネスと人権に関する指導原則」に準拠した人権尊重の仕組みを構築し、あらゆるステークホルダーの人権が尊重されるよう、人権への負の影響の防止と軽減するための取り組みを行っている。具体的には、「東京電力グループ人権方針」をコミットメントとし、人権デュー・ディリジェンス(人権DD)を展開するとともに、救済メカニズムを構築し運用している。人権DDについては、「自社」「連結子会社」「サプライヤー」を優先対応スコープとして特定し、取り組みを進めている。ガバナンスの体制としてCHROが委員長を務める人権委員会において、計画の審議・モニタリングや、人権に関するリスク低減策の議論・提言を実施する等、PDCAサイクルを主導している。取り組み状況は定期的に取締役会へ報告しており、取締役会が執行側を監督する体制も整えている。また、取り組みの実効性を高めるためには社員の理解が欠かせないため、社員の人権方針理解度や職場における人権尊重度について2030年度目標を設定し、研修等を実施している。事業活動を行う国や地域の法改正等、外部環境の変化にも目を配り対応することで、グローバルビジネスにおけるリスクの予見や管理にも寄与するものと考えており、当社グループが信頼され選ばれ続ける企業グループとなるため、社内外のステークホルダーとともに人権尊重の取り組みを推進している。
事業の内容 FY2025 / 約1,868字
3 【事業の内容】当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社66社及び関連会社68社(2025年3月31日現在)で構成され、電気事業を中心とする事業を行っている。報告セグメントは「ホールディングス」、「フュエル&パワー」、「パワーグリッド」、「エナジーパートナー」、「リニューアブルパワー」の5つとしている。各報告セグメントの主な事業内容は、以下のとおりである。なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当し、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなる。 [ホールディングス]経営サポート、各基幹事業会社(東京電力フュエル&パワー㈱、東京電力パワーグリッド㈱、東京電力エナジーパートナー㈱、東京電力リニューアブルパワー㈱)への共通サービスの効率的な提供、原子力発電等(主要な関係会社)東電不動産㈱、東京パワーテクノロジー㈱、東電設計㈱、㈱テプコシステムズ、テプコ・リソーシズ社、東双不動産管理㈱、東京電力ベンチャーズ㈱、東京電力タイムレスキャピタル第二号投資事業有限責任組合、東京電力タイムレスキャピタル共同投資第一号投資事業有限責任組合、TF内幸町特定目的会社、リサイクル燃料貯蔵㈱、㈱当間高原リゾート、東京レコードマネジメント㈱、飯舘バイオパートナーズ㈱、㈱e-Mobility Power、KK6安全対策共同事業㈱、嬬恋蓄電所合同会社、ソーラー・ルーフトップ・シーイー・ナイン社、ロゴス・テプコ・リニューアブルズ社、㈱日立システムズパワーサービス、エナジー・アジア・ホールディングス社、日本原燃㈱、日本原子力発電㈱、㈱東京エネシス、ロゴス・テプコ・シンガポール1・ホールド社、ロゴス・テプコ・シンガポール・アセット・アルファ社 [フュエル&パワー]火力発電による電力の販売、燃料の調達、火力電源の開発、燃料事業への投資(主要な関係会社)東京電力フュエル&パワー㈱、㈱JERA [パワーグリッド]送電・変電・配電による電力の供給、送配電・通信設備の建設・保守、設備土地・建物等の調査・取得・保全(主要な関係会社)東京電力パワーグリッド㈱、東京電設サービス㈱、東電タウンプランニング㈱、東電用地㈱、テプコ・ソリューション・アドバンス㈱、テプコ・パワー・グリッド・ユーケー社、東電物流㈱、ディープ・シー・グリーン・エナジー(香港)社、㈱関電工、グリーンウェイ・グリッド・グローバル社、㈱東光高岳、㈱昭栄電気産業、㈱アット東京、トライトン・ノール・オフト・ビッドコ社、トライトン・ノール・オフト社 [エナジーパートナー]お客さまのご要望に沿った最適なトータルソリューションの提案、充実したお客さまサービスの提供、安価な電源調達(主要な関係会社)東京電力エナジーパートナー㈱、テプコカスタマーサービス㈱、㈱ファミリーネット・ジャパン、日本ファシリティ・ソリューション㈱、㈱PinT、TEPCOホームテック㈱、東京エナジーアライアンス㈱、TEPCO i-フロンティアズ㈱、T&Tエナジー㈱、㈱LIXIL TEPCOスマートパートナーズ、エバーグリーン・マーケティング㈱、エナジープールジャパン㈱、虎ノ門エネルギーネットワーク㈱、東京都市サービス㈱ [リニューアブルパワー]再生可能エネルギー発電による電力の販売、設備の維持管理、国内外における再生可能エネルギー電源の新規開発・投資(主要な関係会社)東京電力リニューアブルパワー㈱、テプコ・リニューアブル・パワー・シンガポール社、フローテーション・エナジー社、東京発電㈱、グリーン・ボルト・ホールド社、セノス・ホールド社、ベト・ハイドロ社、ダリアリ・エナジー社、ベトナム・パワー・デベロップメント社、クンチャナ・エナジー・レスタリ社、オフショア・ウインド社、小安地熱㈱、グリーン・ボルト・オフショア・ウインドファーム社、セノス・オフショア・ウインドファーム社 以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次頁のとおりである。 [事業系統図](注)1.◎印を付した会社は、当連結会計年度において、新たに当社グループに加えた会社である。 2.当連結会計年度において除外した関係会社 ・連結子会社:東電パートナーズ㈱ 、森ヶ崎エナジーサービス㈱ 、ハウスプラス住宅保証㈱、HFP試験センター合同会社 ・持分法適用関連会社:エイドン・リニューアブルズ社
事業等のリスク FY2025 / 約12,888字
3 【事業等のリスク】当社グループの事業その他に関するリスクについて、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項を以下に記載している。また、必ずしもこれに該当しない事項についても、投資者に対する積極的な情報開示の観点から開示している。当社では、社長を統括責任者、最高リスク管理責任者をリスク運用・管理責任者とするリスク管理体制を整えており、各基幹事業会社の社長、リスク管理担当役員等と連携することにより、平時・リスク顕在化時における当社グループのリスク管理を統括している。取締役及び執行役は、当社及びグループ会社の事業活動に関するリスクを定期的に、また必要に応じて把握・評価し、毎年度の経営計画に適切に反映している。また、グループ全体のリスク管理が適切になされるよう社内規程を整備している。当該リスクは、社内規程に従い、業務所管箇所が、職務執行の中で管理することを基本とし、複数の所管に関わる場合は、組織横断的な委員会などで審議の上、適切に管理している。経営に重大な影響を及ぼすおそれのあるリスクについては、執行役社長を委員長とする「リスク管理委員会」において、リスクの顕在化を予防するとともに、万一顕在化した場合には迅速かつ的確に対応することにより、経営に及ぼす影響を最小限に抑制している。加えて、従業員に対して、関係法令教育や社内規程・マニュアルの教育を定期的に実施している。しかしながら、当社グループを取り巻く経営環境は厳しい状況にあり、以下のリスクが顕在化した場合、事業に大きな影響を与える可能性がある。なお、各リスク項目の記載順序については、事業への影響度や発現可能性などを踏まえて判断した重要度に基づいている。本項においては、将来に関する事項が含まれているが、当該事項は提出日現在において判断したものである。 ① 福島第一原子力発電所の廃炉 影響度特大発現可能性高想定されるリスク内容当社では、「東京電力HD(株)福島第一原子力発電所の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ」に基づき安全に最大限留意しつつ、廃炉作業を進めているが、これまでに経験のない燃料デブリの取り出しにかかる技術的に不透明かつ未解明な課題や、身体汚染、汚染水の漏えいなどのトラブルが発生した場合には、廃止措置が計画通りに進捗しない可能性がある。ALPS処理水については、政府の基本方針を踏まえ海洋放出を開始しているが、設備の点検漏れや確認不足、操作ミスなどに伴う設備停止などのトラブルの発生、ALPS処理水のモニタリング結果や設備状態に関する情報発信の不十分さ、不誠実な賠償の対応などに伴い、地域や社会の皆さまからのご理解が得られず、これを継続できない可能性がある。汚染水については、地下水流入抑制対策など重層的な対策により着実に発生量の抑制が進められているが、大雨などにより、計画通りに汚染水発生量の抑制ができない可能性がある。 こうした廃炉の取り組みが円滑に進まず、計画以上に長期に及ぶ場合には、当社グループの業績、財政状態及び事業運営に影響を及ぼす可能性がある。対応策廃炉作業は世界でも前例のない取り組みであり、今後の進むべき大きな目標である中長期ロードマップなどをベースに、徐々に得られる新たな情報や知見を踏まえ「廃炉中長期実行プラン」を策定している。「復興と廃炉の両立」を通した「福島への責任を貫徹」を目指し、地域や社会の皆さまのご理解をいただきながら進めるべく、廃炉作業の進捗と今後の見通しについて、より丁寧にわかりやすくお伝えしていく。今後も2号機燃料デブリ試験的取り出しなどを通し、新たな情報や知見を一つひとつ集め、「廃炉中長期実行プラン」を進捗や課題に応じて定期的に見直しながら、30~40年後の廃止措置終了に向け、安全に最大限留意しつつ、計画に基づき着実に対応を進めていく。これまでに発生したトラブルを踏まえ、福島第一原子力発電所は、前例に乏しい取り組みが山積していることに加え、高線量下の厳しい環境であることを再認識し、作業毎にリスクを抽出して対策を考え、実行する活動を継続している。さらに、燃料デブリの試験的取り出しの中断事案等を踏まえ、当社は実施主体として、作業の準備段階から細部にわたる手順を確認するなどの対策を進めてきた。また、地元企業をはじめ、廃炉に携わる企業との間で、発注側、受注側の立場を超え、廃炉の目的を共有し、達成するため「ワンチーム」をキーワードとして現場レベルでの協働体制の構築を進めていく。ALPS処理水の海洋放出にあたっては、社内において関係部署を横断的に統括する体制を整備し、①設備運用の安全・品質の確保、②迅速なモニタリングと正確な情報発信、③IAEAレビュー等を通じた透明性の確保、④風評対策、そして損害が発生した時の適切な賠償に努めていく。また、その状況を関係者や社会の皆さまに適時お伝えさせていただき、国内外から信頼いただけるよう取り組んでいく。 さらに、建屋屋根の補修や陸側遮水壁内側におけるフェーシングなど重層的な対策を講じるとともに、局所的な建屋止水を進めるなど更なる抑制対策により、汚染水の発生量の抑制を図っていく。 ② 電気の安定供給 影響度特大発現可能性高想定されるリスク内容大規模自然災害、設備事故、テロ・暴動などの妨害行為、燃料調達支障、感染症の発生などにより、長時間・大規模停電などが発生し、安定供給を確保できなくなる可能性がある。これらの場合、当社グループの業績及び財政状態は影響を受ける可能性があるとともに、社会的信用を低下させ、事業運営に影響を及ぼす可能性がある。対応策計画段階における供給力不足(予備率不足)に対しては、2024年度の容量市場運用開始に伴い、国及び電力広域的運営推進機関が主体となり供給側の対策(kW公募など)並びに需要側の対策(デマンドレスポンスなど)の需給両面の対策を検討するが、当社は安定供給の維持に向け協力し、適切に対応していく。日々の運用においては、週次で短期的な需給見通しの確認を行い、広域予備率をもとに適切なタイミングで追加の供給力電源の稼働やデマンドレスポンスなどの発動並びに情報発信を行っていく。自然災害の激甚化・広域化については、電力レジリエンスの強化を軸に据え、内閣府中央防災会議などの被害想定をベースとした設備の補強を促進している。設備事故の未然防止の観点からは、計画的かつ効率的に経年設備の更新を進めることで安定供給の維持に取り組んでいる。テロ・暴動などの妨害行為へは、関係機関との平時からの緊密な連携により備えている。被害軽減の観点からは、複数の送電系統を連系する設備の多重化により、設備の故障時に停電範囲や停電時間を極小化する取り組みを進めるとともに、被災設備の早期復旧に向けては、デジタル技術の積極的活用や、分散型電源として蓄電池・電動車両なども活用した電力供給手段の多様化、復旧資機材の確保や当社グループ一体での災害対応体制の整備、各種ハザードを想定した社内訓練や海上・陸上自衛隊、さらには国・自治体・一般送配電事業者などの関係者との連携・協働の強化などを図っている。燃料調達については、国際情勢の緊迫化などに伴う、世界的なLNG需要の拡大による燃料調達リスクに対しても、引き続き、株式会社JERAにおいて燃料ポートフォリオの柔軟性やJERA Global Marketsによる燃料トレーディングを活用し、可能な限り安定的かつ柔軟な燃料調達に努めていくとともに、当社としてモニタリングに努めていく。 感染症対策については、基本的な感染対策の徹底やテレワーク・時差出勤の活用により社員の健康と安全を確保するとともに、感染症拡大に伴うエネルギー産業の構造変化、社会の動向を踏まえたビジネスモデルへの変化についても注視しながら必要な対応を適切に実施していく。 ③ 原子力発電・原子燃料サイクル 影響度特大発現可能性高想定されるリスク内容国による原子力政策の見直しや原子力規制委員会による安全規制の見直しなどにより、当社グループの原子力発電事業や原子燃料サイクル事業の運営は影響を受ける可能性があるとともに、当社グループの業績及び財政状態は影響を受ける可能性がある。原子力発電は、第7次エネルギー基本計画において「再生可能エネルギー、原子力などエネルギー安全保障に寄与し、脱炭素効果の高い電源を最大限活用することが必要不可欠である。」と記載されており、カーボンニュートラル実現に不可欠であることに加え、低廉で安定的な電力の供給、レジリエンス強化の観点からも重要な電源であり、二度と過酷事故を起こさないという決意のもと、安全対策の強化や組織の改革に取り組んでいる。しかしながら、原子力発電の再稼働の見通しが立たない場合、火力燃料費の増加や不要となる核燃料資産の発生、発電設備の資産性の評価などにより、当社グループの業績及び財政状態は影響を受ける可能性がある。 使用済燃料の再処理、放射性廃棄物の処分、原子力発電施設などの解体のバックエンド事業については、多額の資金と長期にわたる事業期間が必要になるが、その処理が滞ることなく適切に実施されるよう制度措置がされている。具体的には、使用済燃料の再処理や放射性廃棄物の処分、原子力発電施設などの解体については、それに要する費用を拠出する制度が措置されている。こうした国による制度措置などによりバックエンド事業に関する不確実性は低減されているが、制度措置などの見直しや制度外の将来費用の見積額の増加、日本原燃株式会社の六ケ所再処理施設などの稼働状況、同ウラン濃縮施設に係る廃止措置のあり方などにより、当社グループの業績及び財政状態は影響を受ける可能性がある。対応策原子力発電に関しては、柏崎刈羽原子力発電所7号機の健全性確認を実施し、原子炉の起動に必要な主要設備の機能が発揮できることを確認したところである。また、6号機についても再稼働に向け準備を進めているところ。引き続き、発電所の安全性向上や核物質防護に関する改善の取り組みを一つひとつ積み上げていくとともに、地域の皆さまのご不安や心配される点に対して、発電所の取り組みを丁寧に説明していく。さらに、当社は、本社機能の一部を発電所の立地する新潟県柏崎市へと移転し、本社と発電所の一体的な運営により、現場重視の事業運営を進め、地域の皆さまの声を発電所運営に活かすことができる体制を構築していく。バックエンド事業に関しては、国の政策や関連する制度措置に則って適切に対応していくことで不確実性の低減を図るとともに、今後の政策、制度の動向を注視していく。また、六ケ所再処理事業やウラン濃縮事業などの原子燃料サイクル事業の推進に協力していく。 高レベル廃棄物の最終処分については、当社は、廃棄物の発生者として基本的な責任を有する立場から、お問い合わせ窓口を設置するなど、国や原子力発電環境整備機構(NUMO)と連携しながら、地層処分の実現に向け、理解活動に積極的に取り組んでいる。 ④ 電源調達費用、販売価格、販売電力量 影響度特大発現可能性高想定されるリスク内容電源調達費用、販売価格は、国際情勢の緊迫化、外国為替相場の変動などに伴う燃料価格・卸電力市場価格の高騰や電源調達構造の変化の影響を受ける可能性がある。これに加えて、販売価格は、小売市場の競争状況による影響を受ける可能性がある。また、販売電力量は、気温や天候の影響、経済活動、生産活動に加え、節電や省エネルギー、カーボンニュートラル社会の実現に向けた対応など政策面、さらに小売市場の競争状況などの影響を受ける可能性がある。これらにより、当社グループの業績及び財政状態は影響を受ける可能性がある。 ただし、一定の範囲内の燃料価格・外国為替相場・卸電力市場価格の変動については、「燃料費調整制度」及び、「燃料費等調整制度」により、業績への影響は緩和される。対応策電源調達費用、販売価格に関しては、電力デリバティブを活用したヘッジ取引、調達先の拡大などによるコスト削減などで、上述リスクの影響の最小化を図っている。また、「特別高圧・高圧」のお客さまを対象に最新の販売動向、電源調達動向を適切に料金に反映させていただくため、燃料費等調整の算定諸元の見直しをさせていただいた。販売電力量に関しても、価格変動を抑制する料金プランを求めるお客さまからのニーズに応じて、市場価格調整の割合が異なる3種類の電気料金プランの提供を開始させていただいた。 今後もより一層、徹底した経営効率化に取り組むとともに、お客さまニーズや市況に応じたサービスの提供や販売価格算定における原子力発電の再稼働の一部織り込みによる卸電力市場価格などの影響幅の圧縮なども実施し、お客さまのご負担を軽減しつつ、当社グループの財政状態の改善を図っていく。 ⑤ 火力発電用燃料価格 影響度大-特大発現可能性中-高想定されるリスク内容LNG、原油、石炭などの価格は、燃料国際市況や外国為替相場の動向などにより変動し、当社グループの業績及び財政状態は影響を受ける可能性がある。特に国際情勢の緊迫化などを受けた全世界的な燃料価格の高騰により、当社グループの業績及び財政状態は影響を受ける可能性がある。対応策株式会社JERAにおいて、世界最大級の調達規模を梃子に構築している価格競争力、価格変動リスク対応力に優れた燃料ポートフォリオ、JERA Global Marketsによる燃料トレーディング及び先物市場におけるヘッジの活用などにより燃料価格変動に伴うリスク対応に努めていく。 ⑥ 電気事業制度・エネルギー政策変更 影響度大-特大発現可能性中想定されるリスク内容電気事業における制度変更を含めたエネルギー政策の見直し、地球温暖化に関する環境規制の強化など、事業を進めていく上での政策面での変化への対応により、当社グループの業績及び財政状態は影響を受ける可能性がある。対応策エネルギー政策や電気事業に係る制度、環境規制に関する動向など必要な情報を幅広く、積極的に収集し、関係箇所で連携しながら様々な場を通じて当社グループの考え方を説明するとともに、必要な対応を実施していく。 ⑦ お客さまサービス 影響度大-特大発現可能性中-高想定されるリスク内容法令に反するお客さま応対などにより、お客さまからの当社グループ及び当社が提供するサービスへの満足度や社会的信用が大きく低下し、当社グループの業績、財政状態及び円滑な事業運営に影響を及ぼす可能性がある。対応策当社グループは、2021年7月に新たな経営理念を定め、その下で総合特別事業計画に示す具体的戦略の実現に向けて、お客さまのために変革を恐れず挑戦する新たな企業文化を確立し、信頼され、選ばれ続ける企業になることを目指している。販売活動などを担う東京電力エナジーパートナー株式会社においては、お客さまサービスの向上のために、実務に即した研修・教育や応対スクリプトの整備などを行うとともに、電話・訪問の機会を通じて収集した「お客さまの声」を業務改善に活かしている。 また、同社社長を委員長、弁護士及び消費者団体役員を社外委員、関係役員・部室長を委員とする営業品質管理委員会(半期に1回以上開催)において、不適切事例の再発防止に向けた各種取り組み、関連法令の改正への対応状況及びお客さまのWeb手続きの改善などの営業品質向上の取り組みを社内横断的に評価・確認し、更なる業務の改善に活かしている。 ⑧ 安全確保・品質管理・環境汚染防止 影響度大-特大発現可能性中-高想定されるリスク内容当社グループは、あらゆる事業、部門、事業所において、安全確保、品質管理、環境汚染防止に加え、それらの状況について透明性・信頼性の高い情報公開の徹底に努めているが、作業ミス、法令・社内ルール違反などによる事故や人身災害、大規模な環境汚染の発生、不適切な広報・情報公開により、当社グループへの社会的信用が低下し、円滑な事業運営に影響を及ぼす可能性がある。対応策当社グループは、企業の社会的責任を果たすため「東京電力グループ企業行動憲章」を制定し、そのもとで、事業活動のあらゆる場面において安全を最優先に掲げ、安全管理の取り組みについて、法令の遵守及び現場を起点とした安全活動による実効性があるルール・施策を策定・展開し、継続的に評価・改善に取り組んでいる。特に、原子力事業では、管理者が現場における設備・人の状況を定期的に確認・改善するなど、現地現物を重視した安全・品質の向上に加え、外部専門家による指導・助言なども踏まえながら継続的な改善に取り組んでいく。品質管理や環境管理についても、規程・マニュアルなどにより遵守すべきルールを定め徹底するとともに、内部監査などによりその遵守状況を確認し、必要な改善を適宜実施している。 情報公開については、お客さまや地域、社会の皆さまに必要な情報が正確に迅速に伝わることを意識して取り組んでいる。 ⑨ 企業倫理遵守 影響度大-特大発現可能性中-高想定されるリスク内容当社グループは、企業倫理を遵守した業務運営を定着させるための取り組みに努めているが、法令違反などの企業倫理に反した行為が発生した場合、当社グループへの社会的信用が低下するなど、円滑な事業運営に影響を及ぼす可能性がある。 中でも、昨今、企業への要請の高まりが見られる「人権」については、社員、グループ会社社員の理解不足に起因する人権侵害が発生した場合、当社への批判などにより、円滑な事業運営に影響を及ぼす可能性がある。 また、原子力事業においては、安全文化醸成並びに核セキュリティ文化醸成の方針のもと、従事者に具体的に求められる行動を明確化し、一人ひとりが実践できるよう教育や対話活動などに取り組んでいる。しかしながら、これらの取り組みが不十分な場合には、当社グループへの社会的信用が低下し、円滑な事業運営に影響を及ぼす可能性がある。対応策「東京電力グループ企業行動憲章」及び「東京電力グループ企業倫理遵守に関する行動基準」を定め、会社としての方向性や役員・従業員が遵守すべき具体的行動を明確にするとともに、社長を委員長とし社外有識者を含めた委員で構成する東京電力グループ企業倫理委員会を設置し、企業倫理の定着を図るための諸施策の審議・決定及びその実践状況について指導・助言を受け、組織ごとに企業倫理責任者・企業倫理担当者を配置することにより、東京電力グループ一体となった定着活動を実施している。また、定期的に実施する意識調査において定着度合いを確認し、その結果を踏まえ、今後の活動方針を決定している。さらに、東京電力グループ大で利用できる企業倫理相談窓口を社内外に設置し、グループ全体で企業倫理に反する行為の未然防止を図っている。人権尊重の推進にあたっては、国際連合のビジネスと人権に関する指導原則に準拠した「東京電力グループ人権方針」(2021年8月)に基づき取り組んでいる。具体的には、人権デュー・ディリジェンスの仕組みを構築、eラーニングや研修による教育、救済メカニズムとしてあらゆるステークホルダーが利用可能な通報窓口の設置などを実施しており、これら取り組みのプロセスや実効性の評価結果を積極的に情報開示している。 原子力事業においては、柏崎刈羽原子力発電所における核物質防護事案などを受け、経営層による所員との対話活動や対話活動などから得られた意見に基づいた「柏崎刈羽原子力発電所の志」の作成、外部人材の登用などの施策により、内部コミュニケーションや所員のモチベーションの改善を行い、地域の皆さまから信頼される発電所を実現するための取り組みを継続して行っている。 ⑩ 情報管理・セキュリティ 影響度大-特大発現可能性高想定されるリスク内容サイバー事案や作業ミス、社内ルール違反などに伴い、電力供給やお客さまサービスに支障を与えた場合、及び当社グループが保有するお客さま情報や業務上の重要な情報が流出した場合には、当社グループの社会的信頼が失墜し、事業運営に甚大な影響を及ぼす可能性がある。対応策高度化・巧妙化するサイバー事案に関しては、原子力事業進展や地政学変化を踏まえた脅威分析、防御対策、常時監視、対応・復旧訓練などあらゆる手段を用いてサイバーセキュリティ強化に努めている。 重要な情報の管理に関しては、社内規程の整備や情報流出などによって生じるお客さまや社会への影響について社員へ教育・啓発を行うとともに、社内システムの適正なアクセス制御や外部記憶媒体への情報書き出し制限などのシステム上の対策も実施している。 ⑪ 資材調達 影響度大発現可能性高想定されるリスク内容大規模災害の発生、国際情勢の緊迫化、感染症の蔓延などの影響によるサプライチェーンの混乱に加え、物価上昇、建設業をはじめとする担い手不足、さらに国内外調達先の倒産・撤退や海外依存度の高い資材の供給量低下といったサードパーティリスクの高まりにより、調達コストが高騰し、計画的な調達が阻害され、当社グループの業績、財政状態及び円滑な事業運営に影響を及ぼす可能性がある。 また、当社のサプライチェーンにおいて当社グループ又は調達先が万が一、環境破壊や人権侵害に加担していたことが判明した場合、社会的信用を低下させ、事業運営に影響を及ぼす可能性がある。対応策当社グループにおけるサプライチェーンの持続的な確保に向けて、調達先については、取引先登録制度を採用し、あらかじめ適格性を担保するとともに、パートナーシップ構築宣言に示す当社グループのサプライチェーン全体の共存共栄を目指し、競争と共創拡大の方針のもと、調達先の多様化を図っている。資材の納品遅れや製造不能の発生については、早期発注に加え、代替品の検討や在庫管理の徹底と工程調整による欠品リスクの回避、予備品の確保などで対処している。物価上昇や担い手不足に対しては、サプライヤと十分に連携したうえで資材、要員確保を計画することで調達コストの抑制に努めるほか、地元企業の活用拡大にも取り組んでいる。サードパーティリスクに対しては、サプライヤの動向把握や代替取引先の発掘に努めている。 また、環境問題・人権問題への社会的関心の高まりや、その重要性に鑑みて、「東京電力グループ調達基本方針」、「サステナブル調達ガイドライン」に則った、環境や人権問題に対する取り組み状況の確認や対話を通じた信頼関係の構築などを行うことで、サプライチェーン全体での持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいる。 ⑫ 物価・金利の変動 影響度大発現可能性高想定されるリスク内容当社グループは、国内電気事業に必要な発電・送変電・配電設備等の多数の設備を保有し、これらの設備の建設・更新工事等を計画的に進めていくために多額の投資資金が必要であり、近年は減価償却費を上回る設備投資額となっている。なお、これらの必要資金に充当するため自己資金のほか金融機関からの借入及び社債の発行により資金を調達しており、当社グループの有利子負債残高は、2025年3月末時点で6兆5,097億円(総資産の43%に相当)となっている。 このため、物価・金利の変動については、設備投資・支払利息等の変動に繋がることから、今後の動向により、当社グループの業績及び財政状態に影響を受ける可能性がある。対応策設備投資については、電気の安定供給の確保を大前提とした上で、中長期にわたる徹底的な投資精査・経営合理化を図り、収益性・資本効率性の最大化を目指していく。 また、支払利息に関しては、固定金利の社債発行で資金調達を実施するなど、金利変動リスクの低減に努めている。 ⑬ 気候変動等に関する取り組み 影響度大発現可能性中想定されるリスク内容当社グループは、「販売電力由来のCO2排出量を2013年度比で2030年度に50%削減」「2050年におけるエネルギー供給由来のCO2排出実質ゼロ」という目標を宣言し、カーボンニュートラル社会の実現に挑戦しているが、成長志向型カーボンプライシングを含むGX推進法の成立などCO2に関する規制の強化や、需要側での太陽光や蓄電池などの自家発電・自家消費、地産地消の広がりによる販売電力量の低下などにより、当社グループの業績、財政状態及び事業運営、企業イメージに影響を及ぼす可能性がある。 また、ESGに関する投資家の行動変容などにより、当社グループの資金調達や株価に影響を及ぼす可能性がある。対応策当社グループの目標達成に向けては、長期的な安定供給とCO2削減を両立させつつ、ビジネスの軸を「カーボンニュートラル」にシフトし、当社グループ一体となり再エネ電源などのゼロエミッション電源の開発とエネルギー需要の電化促進の両輪での取り組みを展開していく。今後の規制強化に対しては、GX推進法などの温暖化対策に関する制度設計など必要な情報を幅広く・積極的に収集し、関係箇所で連携しながら様々な場を通じて当社グループの考え方を説明するとともに、必要な対応を実施していく。また、大規模電源・大量送電から、自家発電・自家消費といった地産地消型の社会への移行に対しては、これまでの電気(kWh)の販売事業から、お客さまに密着した設備サービス事業にビジネスモデルの軸を大胆にシフトし、新たな事業を社会・コミュニティなどの「まち」単位で、面的に拡大して取り組みを進めていく。ビジネスモデルの変革にあたっては、設備サービス・アグリゲーション事業の全国展開を最重点分野としアライアンスを進めていく。 ESGに関する投資家の行動変容に対しては、ESG委員会やESG担当役員の設置など世界的なESGの潮流を経営に取り込む体制を整備し、ESG課題の抽出と社内改革などの対策、ESG情報開示を充実するとともに、カーボンニュートラルロードマップに記載した取り組み事項や生物多様性等の新たな要請にも着実かつ的確に対応しつつ、株主・投資家の皆さまとのエンゲージメントを通じて当社事業や取り組みに対する理解を深めていく。 ⑭ 四次総特に基づく経営改革 影響度大発現可能性中-高想定されるリスク内容当社グループは、福島への責任を果たしていくため、賠償・廃炉の資金確保や企業価値の向上を目指して、生産性改革、再編・統合を含めた連携などの推進及び事業基盤の強化などの非連続の経営改革に取り組んでいくとともに、原子力発電所を運営する主体として、地域の皆さまをはじめ広く社会の皆さまからの信頼回復の取り組みを最優先事項として位置付け、抜本的な改革に取り組んでいくが、信頼回復が十分に進まず、当社グループの業績、財政状態及び事業運営に影響を及ぼす可能性がある。 加えて、2025年3月の四次総特変更認定に際する大臣指示も踏まえ、収支改善策の検討を推進するとともに、DX/GXの進展などの環境変化を捉えた安定供給と脱炭素の両立に向けた取り組み、アライアンス等も含む中長期的な企業価値向上に向けた取り組みについて取りまとめ、次期総特に反映する必要があるが、内外情勢の変化や検討の遅延などにより、検討とりまとめが遅れた場合、収支財務や事業運営に影響を及ぼす可能性がある。対応策四次総特に基づく経営改革を実現していくために、責任者・期限・達成すべき内容などをアクションプランとして作成し、取り組みを進めている。また、各アクションプランの進捗状況については重要度に応じたモニタリングを実施し、PDCAを回すことで計画を達成していく。地域の皆さまをはじめ広く社会の皆さまからの信頼回復に向けて、経営層を含む組織全体で自己の弱点・課題を認識し、自律的に改善が進む組織になるよう原子力をはじめ経営改革を着実に進めるとともに、カイゼンを基軸とした生産性改革などによる経営合理化や、カーボンニュートラルや防災を軸とした新たな価値の提供などにより、企業価値の向上を実現していく。なお、取り組みの推進にあたっては、2023年12月に原子力損害賠償・廃炉等支援機構運営委員会より発出された「東京電力による経営改革の取り組み等の検証・評価結果」の提言内容も踏まえながら、経営改革を着実に実行していく。 また、次期総特に向けた検討については、共同策定する原子力損害賠償・廃炉等支援機構を含め、社内外の関係組織と密に連携しながら、工程遅延が生じないよう、収支改善策や事業環境変化を捉えた取り組み等の検討、経営審議に向けた工程管理を進めていく。 ⑮ 機構による当社株式の引き受け 影響度大発現可能性中-高想定されるリスク内容当社は、2012年7月31日に原子力損害賠償・廃炉等支援機構(以下「機構」という。)を割当先とする優先株式(A種優先株式及びB種優先株式。以下A種優先株式及びB種優先株式をあわせて「本優先株式」という。)を発行した。A種優先株式には、株主総会における議決権のほか、B種優先株式及び普通株式を対価とする取得請求権が付されている。また、B種優先株式には、法令に別段の定めのある場合を除き、株主総会における議決権は付されていないが、A種優先株式及び普通株式を対価とする取得請求権が付されている。 機構は、本優先株式の引受けにより総議決権の2分の1超を保有しており、株主総会における議決権行使などにより、当社グループの事業運営に影響が生じる可能性がある。今後、機構によりB種優先株式のA種優先株式を対価とする取得請求権の行使がなされた場合、又は本優先株式について、普通株式を対価とする取得請求権の行使がなされた場合には、既存株式の希釈化が進む可能性がある。特に、普通株式を対価とする取得請求権が行使された場合には、既存株式の希釈化が進む結果として、持株会社である当社の株価が下落する可能性があるほか、当該普通株式を機構が市場売却した場合には、売却時の市場環境などによっては、さらに持株会社である当社の株価に影響を及ぼす可能性がある。対応策当社グループ一体となって福島への責任貫徹を第一に、社会からの信頼回復、企業価値向上に向けて、経営合理化や原子力損害賠償・廃炉等支援機構運営委員会からの提言への対応も含め、引き続き最大限の努力を行っていく。 ⑯ 電気事業以外の事業 影響度大発現可能性中想定されるリスク内容当社グループは、海外事業を含む電気事業以外の事業を実施している。これらの事業は、当社グループの経営状況の変化に加え、国際情勢の緊迫化、気候変動、顧客ニーズの変容、市況の変化(物価高騰、金利上昇、他社動向など)、サプライチェーン上の人権侵害、従業員の生命・身体に対する脅威などにより、投融資時点で想定した結果をもたらさず、当社グループの業績及び財政状態は影響を受ける可能性がある。対応策当社グループの事業や従業員の安全に影響を与えうる政治的経済的な情勢、特に地政学リスクの高まりといった変化や潮目に対する感度を高くし、海外事務所と連携しながらタイムリーに現地情報を収集するなどしてリスクの回避並びに低減に努めている。 また、実施案件については、実施前には建設費の高騰や金利上昇等による投資採算性のリスク評価を含む厳格な投融資審査基準を設けて案件を厳選するほか、実施中は収益性やリスクに係るモニタリングを四半期ごとに行い不採算事業は撤退・縮小するなど、投資パフォーマンスの向上に努めている。
事業方針・経営環境 FY2025 / 約9,078字
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】(1) 経営環境及び経営方針等当社グループを取り巻く経営環境は、カーボンニュートラルの実現を目指す世界的な潮流、激甚化・広域化する自然災害に対応したレジリエンス強化の要請、国際情勢を受けた全世界的な燃料価格の高騰など、大きく変化している。このような事業環境の変化に対応していくため、第四次総合特別事業計画(以下、「四次総特」という。)のもと、原子力事業における一連の不適切事案等により毀損した地域や社会の皆さまからの信頼回復に最優先で取り組むほか、多核種除去設備等処理水(以下、「ALPS処理水」という。)の海洋放出については、2021年4月に国から示された基本方針を踏まえ、安全性の確保と風評影響を最大限抑制するための取り組みを主体的に行っていく。加えて、カーボンニュートラルや防災を軸とした新たな価値を提供するビジネスモデルへと転換を図り、更なる収益力拡大と企業価値向上を実現していく。(https://www.tepco.co.jp/about/corporateinfo/business_plan/overall_special_plan.html) [東京電力ホールディングスグループ経営理念] (2) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等四次総特のとおり、賠償・廃炉に関して、当社グループ全体で年間約5,000億円程度の資金を確保する。加えて、年間約4,500億円規模の利益創出も可能な収益基盤を目指す。 (3) 経営環境及び対処すべき課題等小売事業の競争激化や原子力発電所の長期停止、ESG・SDGsに代表される社会的課題に対する意識の高まり、自然災害の激甚化・広域化に伴う防災・電力レジリエンスの強化に向けた社会的要請に加え、新型コロナウイルス感染症の流行がもたらした経済・社会活動の変容など、当社グループを取り巻く事業環境は大きく変化している。このような事業環境変化のなかでも、多様化する社会的な要請にお応えするため、当社グループは安定供給の継続に最大限尽力しながら、「カーボンニュートラル」と「防災」を軸とした、新たな価値を提供するビジネスモデルへと事業構造の変革を図り、収益力向上につなげていく。また、当社グループは一丸となって、福島第一原子力発電所の事故を決して風化させることなく、福島への責任を全うするため、「復興と廃炉の両立」を推進していくとともに、引き続き、2021年4月に国から示された「東京電力ホールディングス株式会社福島第一原子力発電所における多核種除去設備等処理水の処分に関する基本方針」を踏まえ、安全を最優先として海洋放出を進めるとともに、関係者の皆さまの理解醸成に向けた丁寧な説明を積み重ねていく。柏崎刈羽原子力発電所では、7号機において、燃料装荷後に実施する健全性確認を一通り実施し、原子炉の起動に必要な設備の機能が十分に発揮できることを確認した。6号機においては、設計及び工事計画の認可と保安規定変更の認可を取得するとともに、必要な安全対策工事および対象となる使用前事業者検査を実施した後、原子炉への燃料装荷を開始した。引き続き、コミュニケーションブースや発電所の視察などを通じて、原子力の必要性や、発電所の状況をお伝えし、皆さまのご疑問やご懸念にお答えすることで、より一層、ご理解を深めていただけるよう取り組んでいく。電力供給の面では、2024年度冬季は、皆さまの省エネ・節電への継続的なご協力により、安定供給を確保することができた。2025年度夏季の、7月の東京エリアを含む広域ブロックの厳気象H1需要に対する予備率は、最低限必要な3%を確保しているものの、電源の計画外停止や燃料調達リスク等に備え、引き続き最大限対応していく。また、昨今、電力業界では、公正な競争や事業者への信頼を揺るがす事案が発生している。このような状況を踏まえ、当社グループとしては、社内体制の強化や社員教育などを通じて、関係法令の遵守を徹底するとともに、不適切な行為の防止に努めていく。さらには、ワークライフバランスの実現と幸福度の向上を目的に、社員一人ひとりが快適に働くことができる環境づくりや、人と組織が最大限のパフォーマンスを発揮できる働き方の実現を目指して、“TEPCO Work Innovation”を推進していく。 ① 当年度の施策[ホールディングス]<福島事業>イ.福島復興に向けた取り組み当社は、これまでの賠償に加え、中間指針第五次追補等を踏まえた追加賠償などをすすめ、当年度末までに累計11兆5,442億円をお支払いしてきた。追加賠償については、請求されていない方々へのご請求の呼びかけを継続し、対象者の約9割の方々へのお支払いが完了した。また、新型コロナウイルス感染症対策として、福島県外で働く社員の復興推進活動への派遣を一時中断していたが、昨年5月から派遣を再開し、全社員一丸となってご帰還に向けた環境整備に取り組んでいる。 ロ.福島第一・第二原子力発電所の廃炉福島第一原子力発電所については、敷地舗装や陸側遮水壁等による地下水流入量の低減を継続するなど、汚染水発生量の低減を図ってきたほか、燃料デブリの取り出しについては、2号機において、昨年9月に試験的取り出しに着手し、昨年11月にはテレスコ式装置を用いて燃料デブリの採取に成功した。この取り出し着手により、廃炉作業は中長期ロードマップにおける新たな段階に移行した。また、ALPS処理水の海洋放出については、国際原子力機関(以下、「IAEA」という。)から国際的な安全基準に合致し、人及び環境に与える放射線の影響は無視できる程度との評価をいただき、2023年8月に政府による放出開始の判断が示されたことを受けて、放出を開始した。放出開始後も、引き続きIAEAによるレビューを受け、海域モニタリングを強化するなど、客観性・透明性の確保に取り組むとともに、ホームページや国内外のメディアなどの様々な媒体を通じて、正確でわかりやすい情報発信に努めてきた。さらに、ALPS処理水の海洋放出の進捗により、使用しなくなったタンクの解体にも着手し、燃料デブリの取り出し関連施設を設置する敷地を確保している。一部の国・地域による輸入停止措置の影響を受ける国産水産品については、販売イベントの開催等に加え、食品卸売事業者と流通促進に向けた包括連携協定を締結するなど、消費の拡大や国内外の販路開拓等にも取り組んできた。また、ALPS処理水の海洋放出に伴う被害については、適切な賠償に努めてきた。福島第二原子力発電所については、廃止措置計画に定めた廃止措置工程に基づき、第1段階となる解体工事準備期間の主要な作業プロセスである、使用済燃料乾式貯蔵施設の設置に向けた準備を進めている。 <経済事業>ハ.原子力発電事業の取り組み柏崎刈羽原子力発電所の再稼働に向け、7号機については、燃料装荷後の健全性の確認をすすめ、原子炉の起動に必要な設備の機能が十分に発揮できることを確認した。6号機については、新規制基準適合性審査に真摯に対応し、設計及び工事計画の認可と保安規定変更の認可を取得するとともに、必要な安全対策工事および対象となる使用前事業者検査を実施した後、原子炉への燃料装荷を開始した。柏崎刈羽原子力発電所における使用済燃料に関する取り組みでは、プールの貯蔵率が9割を超えている7号機から、貯蔵量に余裕がある3号機への使用済燃料380体の号機間輸送を実施した。リサイクル燃料貯蔵株式会社のリサイクル燃料備蓄センターでは、新規制基準に基づく安全対策工事等を完了し、柏崎刈羽原子力発電所からの使用済燃料集合体69体を収納する一基目のキャスクの輸送を行った。原子力災害時の避難に関するご懸念の声に対しては、自治体が策定する避難計画の実効性を高めるため、新潟県との原子力防災に関する協力協定に基づき、自治体をはじめ関係機関と連携しながら、原子力防災訓練を積み重ねてきた。また、日本のエネルギー事情や発電所の安全対策、原子力災害に対する備えについて、地域のみなさまにご理解いただけるよう、コミュニケーションブースや大規模な説明会などを開催し、対面での理解活動に取り組んできた。あわせて、発電所の視察の受け入れを拡大するとともに、SNSなども含めた様々な手段による情報発信も幅広く実施してきた。 ニ.持続的な成長の実現に向けた取り組み省エネルギーが進展する一方で、データセンターの新増設や電化の推進などにより国内の電力需要は増加に転じることが見込まれている。こうした事業環境の変化を的確に捉えるため、安定供給とカーボンニュートラルの両立を軸に原子力事業や送配電事業等において必要な投資を進めてきた。一方で投資の増加に加えて、昨今の物価や金利上昇なども重なり足元のフリーキャッシュフローはマイナスとなっている。こうした厳しい財務状況のなか、グループの総力を挙げて効率的なコスト削減に取り組むとともに、経営資源の効率的かつ機動的な配分を行うため、個別事業ごとの優先順位付けによる投資の厳選を進めるなど、事業の選択と集中に取り組んできた。 [フュエル&パワー]・供給力確保とクリーンエネルギー供給基盤の構築燃料調達の不確実性が世界的に増大し、安定供給の重要性が高まるなか、燃料の価格高騰・調達リスクを踏まえた供給力の確保や、カーボンニュートラル達成に向けた再生可能エネルギーと低炭素火力を組み合わせたクリーンエネルギー供給基盤の構築を株式会社JERAに求めるとともに、その課題解決に向けて、同社を支援・監督してきた。株式会社JERAは、具体的な取り組みとして、JERA Global Markets社を通じたLNG調達の最適化等により燃料を安定的かつ機動的に確保したほか、最新鋭の五井火力発電所1~3号機の営業運転を開始するなど、供給力の確保に努めてきた。また、2035年度までに2013年度比でCO2排出量60%以上の削減を目指す「JERA環境コミット2035」を踏まえ、水素・アンモニアへの燃料転換に取り組むとともに、bp社との間で、両社の洋上風力発電事業を統合するJERA Nex bp社を設立する旨の合意をするなど再生可能エネルギー事業も推進してきた。 [パワーグリッド]・送配電ネットワークの強靭化と事業領域の拡大電力供給の信頼度を確保しながら、効率的でサステナブルな事業運営に取り組んできた。具体的には、レベニューキャップ制度のもとでの高経年化設備の着実な更新をすすめるとともに、データセンターの新増設等により増加する電力需要に対応するため、千葉県印西市に超高圧変電所や地中送電線を新設し、昨年6月に運用を開始するなど、健全な送配電ネットワークの維持と強靭性の向上に取り組んだ。また、物流等における社会課題に着目し、他の送配電事業者と柱上変圧器の共同輸送に関する実証実験を行うなど、調達改革にも取り組んだほか、DXの推進等を通じ、業務の効率化によるコスト低減をはかるなど、生産性の向上に努めてきた。加えて、他社と共同で設立した事業体が世界で初めてドローン航路を整備し、送電設備の巡視・点検を行うためのドローンやシステム等の提供サービスを開始したほか、ベトナムにおいてエネルギーマネジメントに関する実証に取り組むなど、国内外で送配電ネットワークの新たな価値創造や事業領域の拡大に向けた取り組みを加速してきた。 [エナジーパートナー]・社会情勢の変化に応じた新たな価値の提供自然災害の激甚化やカーボンニュートラルの潮流を受け、エネルギーの地産地消に取り組んできた。具体的には、再開発事業において、AIを活用し効率的に電気と熱エネルギーの地産地消を可能とする仕組みを導入するとともに、街区全体の防災力を向上させる取り組みに着手した。ご家庭のお客さまに対しては、テレビCM・キャンペーンや多様なチャネルを用いた営業活動を通じて、太陽光発電設備やおひさまエコキュート、蓄電池を活用した新しい生活スタイルをご提案し、多くのお客さまにご採用いただいた。また、余剰となった再生可能エネルギーの活用や電力の需給バランスを確保するための調整力の創出に向けて、法人のお客さまに太陽光発電と蓄熱槽を組み合わせたデマンドレスポンスサービスの提供を開始したほか、蓄電池メーカー等と家庭用蓄電池の遠隔制御の実証を行った。加えて、現在の費用構造を踏まえ、2025年4月からの料金について適正化をはかり、収支の安定化に取り組んできた。 [リニューアブルパワー]・国内外における再エネ発電事業の推進国内水力発電事業において、当年度は5箇所の既設水力発電所のリパワリングを完了させ、発電電力量のさらなる増加と設備信頼度の向上に取り組んだほか、ドローンの自律飛行によるダム点検作業を実証するなどDXを活用した保安業務の高度化を推進し、事業基盤の強化に取り組んできた。洋上風力発電事業においては、住友商事株式会社と設立したみらいえのしま合同会社が長崎県西海市に事務所を開設し、同市江島沖の海底地盤調査を実施するなど着床式洋上風力発電の事業開始に向けた準備を着実に進めてきた。また、他事業者と共同で設立した浮体式洋上風力技術研究組合を通じて、浮体式洋上風力発電事業におけるコストとリスクを低減させる共通基盤技術の開発を行い、商用化に取り組んできた。さらに、海外子会社であるFlotation Energy社が手掛ける浮体式洋上風力プロジェクトがイギリスにおける再エネ支援スキームのオークションにおいて落札を果たすなど、国外においても洋上風力発電事業を推進してきた。 ② 優先的に対処すべき課題[ホールディングス]<福島事業>イ.「3つの誓い」に基づく賠償と復興に向けた取り組み当社は、引き続き、中間指針第五次追補等を踏まえた追加賠償の請求をされていない方々への呼びかけを実施するなど、「3つの誓い」として掲げた「最後の一人まで賠償貫徹」、「迅速かつきめ細やかな賠償の徹底」、「和解仲介案の尊重」に基づき、迅速かつ適切な賠償を進めていく。あわせて、特定帰還居住区域の環境整備など、ご帰還に向けた取り組みを行うとともに、地域の皆さまとのコミュニケーションを大切にしながら、引き続き環境再生・復興推進活動を継続していく。また、廃炉関連製品の製造工場の建設等による就労機会の創出や産業基盤の整備等に向けた取り組みを他社とともにすすめるなど、福島の復興に貢献していく。 ロ.地域と共生した福島第一原子力発電所の廃炉の貫徹長期にわたる廃炉の貫徹に向け「廃炉中長期実行プラン」のもと、現場・現物を踏まえたプロジェクト管理と安全・品質管理の機能の強化を図り、安全・着実かつ計画的に廃炉作業を進めていく。燃料デブリの取り出しについては、2号機の段階的な取り出し規模の拡大に向け、研究開発の成果を廃炉作業に適用するためのエンジニアリングを進めるとともに、取り出し規模のさらなる拡大に向けて、まず3号機において、燃料デブリ取り出し工法評価小委員会の提言等を踏まえて、取り出し方法を決定する。使用済燃料プールからの燃料取り出しについては、1号機への大型カバーの設置完了と2号機における燃料取り出しの開始に向けて、安全かつ着実に取り組んでいく。また、「復興と廃炉の両立」の方針のもと、地元企業の参画拡大や域外企業の誘致を通じて、浜通り地域における廃炉関連産業の形成を推進し、地域の雇用創出や人財育成、産業・経済基盤の創造に貢献していく。ALPS処理水の海洋放出にあたっては、実施計画に基づく安全・品質の確保や科学的根拠に基づく情報の国内外への発信、海域モニタリングの強化など、政府の基本方針を踏まえた取り組みを着実に進めていく。また、IAEAによるレビューを通じた客観性・透明性の確保に努めていく。さらに、ALPS処理水の放出に伴う風評影響を最大限抑制すべく、国内外の理解醸成に向けた科学的根拠に基づく情報発信に加えて、一部の国・地域による国産水産品の輸入停止措置に対しては、国内外の販売イベント等を通じた消費拡大や代替販路の確保など、引き続き流通促進活動に取り組んでいく。また、ALPS処理水の海洋放出に伴う被害に対しては、適切に賠償していく。 <経済事業>ハ.原子力発電事業の取り組み電力供給のレジリエンス強化やカーボンニュートラル社会の実現などの観点から、柏崎刈羽原子力発電所は必要不可欠な電源である。技術的準備が完了した7号機に続き、6号機についても再稼働に向けた準備を着実にすすめることで、7号機の特定重大事故等対処施設の設置期限を迎える本年10月以降も、発電所としての稼働を継続できる状態とし、日本の電力供給の安定化と電源の脱炭素化に貢献していく。緊急時の対応については、関係機関との連携を密にしながら、原子力防災訓練を積み重ねていくことで、対応力の向上をはかっていく。また、自治体が作成する避難計画の実効性を高めるため、関係する自治体のご意見を踏まえ、事業者として可能な限り最大限の支援を行っていく。あわせて、自然災害への備えとして、当社施設の活用など、住民の方々への支援についても検討を進めていく。地域のみなさまの信頼やご理解が得られるよう、これまで以上に理解活動に取り組み、地域のみなさまの声を事業運営に活かしていく。 ニ.当社グループの事業戦略と収益力向上への取り組みDXやGXの進展に伴い、国内の電力需要の増加が見込まれるなど、当社グループをとりまく事業環境は大きく変化している。こうした環境変化を大きなビジネスチャンスと捉え、国内の電気事業において必要な投資を引き続き進めるとともに、発電事業、送配電事業、小売事業における施策を有機的に連携させ、当社グループの収益基盤を強化していく。また、足元の設備投資が大幅な増加に加え、物価や金利上昇なども相まって厳しい財務状況が続いている中でも福島への責任を貫徹するため、不断の経営改革や投資の厳選をはじめとした最大限の経営合理化を進めるとともに、原子力損害賠償・廃炉等支援機構と協議のうえ第五次総合特別事業計画を策定し、安定供給・カーボンニュートラルの両立と企業価値の向上に向けて取り組んでいく。 [フュエル&パワー]カーボンニュートラルの実現が求められるなか、国際情勢の悪化を受けてエネルギー安全保障の重要性が一段と高まるなど、株式会社JERAを取り巻くグローバルな事業環境は変化し続けている。こうした事業環境のもと、同社は供給力の確保及び「JERAゼロエミッション2050」に向けた再生可能エネルギーの開発・導入や水素・アンモニア等を組み合わせたゼロエミッション火力発電の実現に向けた取り組みを行っている。東京電力フュエル&パワー株式会社は、株式会社JERAにおけるこのような課題への対策が、同社の施策に随時、柔軟に反映されるよう、事業計画の策定への関与とその進捗に対するモニタリング等による質の高いコミュニケーションを通じて、支援・監督していく。こうしたなか、株式会社JERAが余剰電力の一部をスポット市場に供出しておらず昨年11月に電力・ガス取引監視等委員会から業務改善勧告を受けたことについては、大変重く受け止めており、同社が策定した再発防止策の着実な実行状況を引き続き注視していく。 [パワーグリッド]今後も省エネルギー化がすすむ一方で、生成AIの普及に代表されるDXの進展や、GX推進に伴う電化の促進等による電力需要の増加が見込まれている。こうした状況下において、地域のレジリエンス強化などの送配電ネットワークに対する新たな要請や、労務費・資材市況の上昇、施工力の確保といった課題も踏まえつつ、関係機関や事業者と連携し、適地における先行的・計画的な系統整備を図るなど、効率的かつ確実な設備保全・拡充の取り組みを進めていく。加えて、他業種も含めた国内外の事業者との協業・連携等を通じて事業領域の拡大にも取り組んでいく。また、情報管理に関する体制整備の不備等に対する業務改善計画に基づく取り組みを確実にすすめ、引き続き内部統制システムの一層の強化をはかり、一般送配電事業の中立性・信頼性を確保していく。 [エナジーパートナー]お客さまから選ばれ続けるパートナーとなるために、事業の選択と集中をすすめ、エネルギーコストの削減・安定化とカーボンニュートラルの実現といったお客さまのニーズにあわせたご提案を行っていく。具体的には、エネルギーコストの安定化に対するお客さまのニーズに応じた料金プランの充実をはかるとともに、卸電力市場を通じた市場調達と相対取引による電源調達を組み合わせた最適な調達ポートフォリオの構築に努めていく。また、太陽光発電設備と蓄電池等を活用したエネルギーの地産地消を推進し、カーボンニュートラルに資する設備サービス事業をより一層強化していく。加えて、データセンターや半導体工場の新増設に伴う電力需要の増加が見込まれるため、これを好機と捉え、一層の需要獲得と収益拡大に取り組んでいく。 [リニューアブルパワー]水力発電所のリパワリングやダムの運用高度化による発電電力量のさらなる増加に取り組むとともに、IoT技術の活用による設備保全業務の効率化を推進し、国内水力発電事業の収益性を向上させていく。また、これまで培った技術力やノウハウを最大限活用した技術支援により、海外における水力発電所のバリューアップにも取り組んでいく。洋上風力発電事業については、長崎県西海市江島沖での運転開始に向けた開発を着実にすすめるほか、国内外における案件を積み上げ、事業拡大に向けた競争力強化に取り組んでいく。さらに、浮体式洋上風力発電の技術開発をすすめ、国内における広域かつ大規模な商用化の早期実現をめざしていく。こうした取り組みを通じて、再生可能エネルギーの長期安定電源化を推進し、主力電源化を実現していく。 (注)本項においては、将来に関する事項が含まれているが、当該事項は提出日現在において判断したものである。
経営者による分析 FY2025 / 約7,646字
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりである。 ① 財政状態及び経営成績の状況イ.財政状態[資産・負債・純資産]当連結会計年度末の資産は、前連結会計年度末に比べ3,915億円増加し、14兆9,869億円となった。これは、関係会社長期投資が増加したことなどによるものである。当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べ1,434億円増加し、11兆2,008億円となった。これは、有利子負債が増加したことなどによるものである。当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ2,481億円増加し、3兆7,861億円となった。これは、親会社株主に帰属する当期純利益を計上したことなどによるものである。この結果、自己資本比率は25.1%と前連結会計年度末に比べ1.0ポイント上昇した。ロ.経営成績[概要]当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度比1.6%減の6兆8,103億円、経常利益は同40.2%減の2,544億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同39.8%減の1,612億円となった。[売上高]当連結会計年度における各セグメントの売上高(セグメント間取引消去前)は、ホールディングスが7,962億円(前連結会計年度比12.4%増)、フュエル&パワーが37億円(前連結会計年度比2.8%減)、パワーグリッドが2兆3,452億円(前連結会計年度比6.4%増)、エナジーパートナーが5兆5,598億円(前連結会計年度比3.2%減)、リニューアブルパワーが2,121億円(前連結会計年度比34.2%増)となった。総販売電力量は、前連結会計年度比0.1%減の2,286億kWhとなった。[経常損益]当連結会計年度における各セグメントの経常損益(セグメント間取引消去前)は、ホールディングスが△507億円(前連結会計年度△1,271億円)、フュエル&パワーが577億円(前連結会計年度比67.0%減)、パワーグリッドが549億円(前連結会計年度比65.0%減)、エナジーパートナーが2,879億円(前連結会計年度比11.7%減)、リニューアブルパワーが536億円(前連結会計年度比18.8%増)となった。[親会社株主に帰属する当期純利益]当連結会計年度の税金等調整前当期純利益は、特別利益に原子力損害賠償・廃炉等支援機構からの資金交付金873億円を計上した一方、特別損失に原子力損害賠償費803億円、災害特別損失626億円を計上したことなどから、1,987億円となった。ここに、法人税、住民税及び事業税358億円、法人税等調整額10億円、非支配株主に帰属する当期純利益5億円を計上し、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、1,612億円となった。なお、1株当たり当期純利益は100円67銭となった。 ② キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ3,086億円(25.0%)減少し、9,264億円となった。(営業活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における営業活動による資金の収入は、前連結会計年度比46.3%減の3,612億円となった。これは、未払費用が減少したことなどによるものである。(投資活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における投資活動による資金の支出は、前連結会計年度比23.0%増の8,592億円となった。これは、固定資産の取得による支出が増加したことなどによるものである。(財務活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における財務活動による資金の収入は、前連結会計年度比64.1%減の1,941億円となった。これは、短期借入れによる収入が減少したことなどによるものである。 ③ 生産及び販売の実績当社グループは、原子力発電等を行う「ホールディングス」、火力発電等を行う「フュエル&パワー」、送電・変電・配電による電力の供給等を行う「パワーグリッド」、電気の販売等を行う「エナジーパートナー」及び再生可能エネルギー発電等を行う「リニューアブルパワー」の5つのセグメントがコスト意識を高めるとともに自発的に収益拡大に取り組みつつ、一体となって電気事業を運営している。加えて、電気事業が連結会社の事業の大半を占めており、また、電気事業以外の製品・サービスは多種多様であり、受注生産形態をとらない製品も少なくないため、生産及び販売の実績については、電気事業のみを記載している。 イ.発電実績 種別2024年度(百万kWh)前年同期比(%)発電電力量水力発電電力量10,70696.9火力発電電力量159102.5原子力発電電力量--新エネルギー等発電電力量73128.9発電電力量合計10,93897.1 (注) 1.上記発電実績には、連結子会社の一部を含んでいる。2.2019年4月1日付けで㈱JERAが承継会社となり、東京電力フュエル&パワー㈱の燃料受入・貯蔵・送ガス事業及び既存火力発電事業等を吸収分割により承継させた。これにより、火力発電電力量は東京電力パワーグリッド㈱の離島における発電電力量である。 ロ.販売実績(a) 総販売電力量 種別2024年度(百万kWh)前年同期比(%) 小売販売電力量187,18395.4卸販売電力量41,439127.4総販売電力量228,62199.9 (注) 連結子会社の一部を含んでいる。 (b) 電気料収入 種別2024年度(百万円)前年同期比(%)電気料収入4,314,73897.1 (注) 1.連結子会社の一部を含んでいる。2.電気料収入は小売販売電力量に相当する。3.「デフレ完全脱却のための総合経済対策」に基づき実施される「電気・ガス価格激変緩和対策事業」「酷暑乗り切り緊急支援」、及び「国民の安心・安全と持続的な成長に向けた総合経済対策」に基づき実施される「電気・ガス料金負担軽減支援事業」により、国が定める値引き単価による電気料金の値引きを行っており、その原資として補助金(以下、「当該補助金」という。) 176,379百万円を受領している。内訳は「パワーグリッド」が751百万円、「エナジーパートナー」が175,628百万円である。電気料収入には当該補助金収入を含んでいない。 (c) 託送収入 種別2024年度(百万円)前年同期比(%)託送収益1,597,429101.7 (注) セグメント間取引消去前。 ④ 託送供給料金東京電力パワーグリッド株式会社は、2023年12月1日、電気事業法第18条第1項に規定された「託送供給等約款」の変更に係る認可申請(発電側課金制度の導入に伴う供給条件の設定及び電気事業法第17条の2第4項の規定により2023年11月24日に経済産業大臣から承認された「託送供給等に係る収入の見通し」の変更に基づく新たな料金を設定)を経済産業大臣に行い、2024年1月17日に経済産業大臣の認可を受け、2024年4月1日から実施している。主要託送供給料金は下記のとおりである。 託送供給料金表(消費税等相当額を含む料金単価) 単位料金単価(円)接続送電サービス低圧電灯定額接続送電サービス電灯料金10Wまで1灯 1か月につき35.5410W超過 20Wまで〃71.0920W 〃 40W 〃〃142.1940W 〃 60W 〃〃213.2860W 〃 100W 〃〃355.47100W 〃 100Wまでごとに〃355.47小型機器料金50VAまで1機器 1か月につき106.1750VA超過 100VAまで〃212.34100VA 〃 100VAまでごとに〃212.34電灯標準接続送電サービス基本料金実量契約1kW 1か月につき230.67SB・主開閉器契約1kVA 1か月につき152.24SB契約;5Aの場合1契約 1か月につき76.12SB契約;15Aの場合〃228.36電力量料金1kWhにつき6.97電灯時間帯別接続送電サービス基本料金実量契約1kW 1か月につき230.67SB・主開閉器契約1kVA 1か月につき152.24SB契約;5Aの場合1契約 1か月につき76.12SB契約;15Aの場合〃228.36電力量料金昼間時間1kWhにつき7.36夜間時間〃6.64電灯従量接続送電サービス〃10.76動力標準接続送電サービス基本料金実量契約1kW 1か月につき731.97主開閉器契約〃461.14電力量料金1kWhにつき4.54 単位料金単価(円)接続送電サービス低圧動力時間帯別接続送電サービス基本料金実量契約1kW 1か月につき731.97主開閉器契約〃461.14電力量料金昼間時間1kWhにつき4.79夜間時間〃4.35動力従量接続送電サービス〃16.54高圧高圧標準接続送電サービス基本料金1kW 1か月につき653.87電力量料金1kWhにつき1.84高圧時間帯別接続送電サービス基本料金1kW 1か月につき653.87電力量料金昼間時間1kWhにつき1.93夜間時間〃1.75高圧従量接続送電サービス〃12.55ピークシフト割引1kW 1か月につき555.80特別高圧特別高圧標準接続送電サービス基本料金〃423.39電力量料金1kWhにつき0.91特別高圧時間帯別接続送電サービス基本料金1kW 1か月につき423.39電力量料金昼間時間1kWhにつき0.94夜間時間〃0.89特別高圧従量接続送電サービス〃7.85ピークシフト割引1kW 1か月につき359.89予備送電サービス高圧予備送電サービスA〃87.62予備送電サービスB〃109.20特別高圧予備送電サービスA〃71.13予備送電サービスB〃86.37系統連系受電サービス基本料金1kW 1か月につき87.01基本料金(離島のお客さま)〃79.85電力量料金1kWhにつき0.28系統設備効率化割引割引AA-11kW 1か月につき30.86A-2(受電電圧が標準電圧140,000Vをこえる場合)〃5.72A-2(受電電圧が標準電圧140,000V以下の場合)〃11.44A-3(受電電圧が標準電圧140,000Vをこえる場合)〃2.86A-3(受電電圧が標準電圧140,000V以下の場合)〃5.72割引BB-11kW 1か月につき48.99B-2〃17.80 (注) 1.上記契約種別のほか、臨時接続送電サービス、発電量調整受電計画差対応電力、接続対象計画差対応電力、需要抑制量調整受電計画差対応電力、給電指令時補給電力がある。2.SBとは、電流制限器又はその他適当な電流を制限する装置。3.時間帯別接続送電サービスにおける「昼間時間」とは、毎日午前8時から午後10時までの時間をいい、「夜間時間」とは、「昼間時間」以外の時間をいう。ただし、日曜日、祝日(「国民の祝日に関する法律」に規定する休日)及び1月2日・3日、4月30日、5月1日・2日、12月30日・31日は、全日「夜間時間」扱いとする。4.系統設備効率化割引とは、需要地近郊や既に送配電設備が手厚く整備されている地域など、送配電設備の追加増強コストが小さい地域に接続する電源に対して、発電側課金の負担額を軽減するものである。5.従来適用してきた近接性評価割引は、新たに導入する割引制度と趣旨や割引の考え方が重複している面もあることから廃止する。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりである。なお、文中の将来に関する事項は、提出日現在において判断したものである。 ① 経営成績等当連結会計年度の当社グループを取り巻く経営環境は、引き続き燃料価格や卸電力市場価格の低下がみられたものの、労務費・資材価格の高騰などにより、依然として厳しい状況が続いた。こうした状況のもと、当社グループは、デジタルトランスフォーメーション(DX)やグリーントランスフォーメーション(GX)の進展に伴う電力需要の増加に対応するうえで必要な設備投資を適切に実施してきた。これに伴い、フリーキャッシュフローのマイナスが続いているが、グループの総力を挙げて徹底的なコスト削減や事業の選択と集中をはじめとする不断の経営合理化を進めてきた。当社グループの当連結会計年度の小売販売電力量は、主に特別高圧・高圧の分野において、厳しい競争環境が続いたことなどから、前連結会計年度に比べ4.6%減の1,872億kWhとなった。このため、卸販売電力量が増加したものの、総販売電力量は、前連結会計年度に比べ0.1%減の2,286億kWhとなった。当連結会計年度の連結収支については、売上高(営業収益)は、燃料価格の低下等により燃料費等調整額が減少したことなどから、前連結会計年度に比べ1.6%減の6兆8,103億円となった。経常損益は、主に燃料費等調整制度の期ずれの影響が悪化したことなどから、前年度に比べ40.2%減の2,544億円となった。また、原子力損害賠償・廃炉等支援機構からの資金交付金873億円を特別利益として計上した一方、原子力損害賠償費と災害特別損失を合わせ1,430億円を特別損失として計上したことなどから、親会社株主に帰属する当期純利益は1,612億円の利益となった。当連結会計年度における各セグメントの業績(セグメント間取引消去前)は次のとおりである。[ホールディングス]販売電力料収入が増加したことなどから、売上高(営業収益)は前連結会計年度に比べ12.4%増の7,962億円となった。一方、当連結会計年度の特別負担金が前連結会計年度よりも減少したことなどから、経常損益は前連結会計年度比764億円増の507億円の損失となった。[フュエル&パワー]持分法適用関連会社である株式会社JERAにおいて、燃料費調整制度の期ずれ影響が悪化したことなどから、経常利益は前連結会計年度比67.0%減の577億円となった。[パワーグリッド]託送収入が増加したことなどから、売上高(営業収益)は前連結会計年度比6.4%増の2兆3,452億円となった。一方、需給調整に係る費用や修繕費が増加したことなどから、経常利益は前連結会計年度比65.0%減の549億円となった。[エナジーパートナー]燃料価格の低下等により燃料費等調整額が減少したことなどから、売上高(営業収益)は前連結会計年度比3.2%減の5兆5,598億円となった。加えて、燃料費等調整制度の期ずれ影響が悪化したことなどから、経常利益は前連結会計年度比11.7%減の2,879億円となった。[リニューアブルパワー]販売電力料収入が増加したことなどから、売上高(営業収益)は前連結会計年度比34.2%増の2,121億円となった。これに伴い、経常利益は前連結会計年度比18.8%増の536億円となった。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る状況イ.キャッシュ・フロー等(a) キャッシュ・フロー当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりである。 (b) 有利子負債2025年3月31日現在の社債、長期借入金、短期借入金、コマーシャル・ペーパーについては、以下のとおりである。 当連結会計年度(2025年3月31日) 1年以内(百万円)1年超2年以内(百万円)2年超3年以内(百万円)3年超4年以内(百万円)4年超5年以内(百万円)5年超(百万円)社債304,000220,000359,000376,000315,0001,961,000長期借入金12,4534,38816,92728,36210219,617短期借入金2,867,871-----コマーシャル・ペーパー25,000-----合計3,209,324224,388375,927404,362315,1021,980,617 上記については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(金融商品関係)2.金融商品の時価等に関する事項(注2)社債、長期借入金及びその他の有利子負債の連結決算日後の返済予定額」にも記載。 ロ.財務政策当社グループとして、総合特別事業計画(2012年5月に主務大臣より認定。)において機構から1兆円の出資を受けるとともに、取引金融機関に対し追加与信及び借換え等による与信を維持することなどをお願いしており、ご協力をいただいている。これらの機構や金融機関の支援・協力のもとで、自己資本比率の改善、公募社債市場への復帰を2017年3月に実現しており、2024年度はパワーグリッドにおいて4,300億円の公募社債を発行し、リニューアブルパワーにおいて400億円のグリーンボンドを発行した。引き続き社債の発行を継続するなど、当社グループの自律的な資金調達力の回復もはかっていく。金融機関からの借入金や社債の発行により調達した資金は、電気事業等に必要な設備資金、借入金返済及び社債償還等に充当している。設備投資計画については、「第3 設備の状況」のとおりであり、借入金返済及び社債償還の予定については、「② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る状況 イ.キャッシュ・フロー等 (b) 有利子負債」のとおりである。また、当社グループでは、グループ全体でより効率的な資金の運用を図る観点からグループ金融制度を採用している。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりである。 ④ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的指標等四次総特のとおり、賠償・廃炉に関して、当社グループ全体で年間約5,000億円程度の資金を確保する。加えて、年間約4,500億円規模の利益創出も可能な収益基盤を目指す。当連結会計年度における経常利益は2,544億円となった。
役員の状況 FY2025 / 約19,803字
(2) 【役員の状況】① 役員一覧a.2025年6月25日(提出日)現在の当社の役員の状況は、以下のとおりである。男性22名 女性3名 (役員のうち女性の比率12.0%)(1) 取締役役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)取締役会長指名委員会委員長監査委員会委員小林 喜光1946年11月18日生1974年12月三菱化成工業株式会社(現三菱ケミカル株式会社)入社2007年4月株式会社三菱ケミカルホールディングス(現三菱ケミカルグループ株式会社。以下同じ)代表取締役社長2007年4月三菱化学株式会社(現三菱ケミカル株式会社。以下同じ)代表取締役社長2012年4月三菱化学株式会社取締役会長2012年6月当社取締役(2015年3月まで)2015年4月株式会社三菱ケミカルホールディングス代表取締役会長2015年4月公益社団法人経済同友会代表幹事2015年6月株式会社三菱ケミカルホールディングス取締役会長2017年10月原子力損害賠償・廃炉等支援機構運営委員2021年6月株式会社三菱ケミカルホールディングス取締役2021年6月当社取締役会長(現)(注)2普通株式21,600取締役 指名委員会委員 報酬委員会委員長大八木 成男1947年5月17日生1971年3月帝人株式会社入社2008年6月帝人株式会社代表取締役社長CEO2010年6月帝人株式会社代表取締役社長執行役員CEO2014年4月帝人株式会社取締役会長2018年4月帝人株式会社取締役相談役2018年6月帝人株式会社相談役2020年6月当社取締役(現)(注)2普通株式13,312取締役 指名委員会委員 監査委員会委員大西 正一郎1963年9月25日生1992年4月弁護士(現)2003年11月株式会社産業再生機構マネージングディレクター2007年1月フロンティア・マネジメント株式会社代表取締役2017年11月FCDパートナーズ株式会社代表取締役(現)2020年6月当社取締役(現)2021年8月フロンティア・マネジメント株式会社代表取締役共同社長執行役員2022年4月フロンティア・キャピタル株式会社代表取締役共同社長2022年9月フロンティア・キャピタル株式会社代表取締役社長2024年2月フロンティア・マネジメント株式会社代表取締役社長執行役員2025年1月フロンティア・マネジメント株式会社代表取締役会長(現)(注)2普通株式0 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)取締役指名委員会委員報酬委員会委員新川 麻1965年2月17日生1991年4月弁護士(現)2001年1月西村総合法律事務所(現西村あさひ法律事務所・外国法共同事業)パートナー(現)2019年4月東京大学大学院法学政治学研究科客員教授2021年6月当社取締役(現)(注)2普通株式0取締役 監査委員会委員 報酬委員会委員大川 順子1954年8月31日生1977年12月日本航空株式会社入社2016年4月日本航空株式会社代表取締役専務執行役員2018年4月日本航空株式会社取締役副会長2018年6月日本航空株式会社副会長2019年4月日本航空株式会社特別理事2023年6月当社取締役(現)(注)2普通株式0取締役 監査委員会委員報酬委員会委員永田 高士1958年2月28日生1990年3月公認会計士(現)2013年11月有限責任監査法人トーマツ 包括代表代行2015年11月デロイトトーマツグループ ボード議長2015年11月有限責任監査法人トーマツ ボード議長2018年6月デロイトトーマツグループ CEO2022年6月有限責任監査法人トーマツ パートナー2023年6月当社取締役(現)(注)2普通株式0取締役 指名委員会委員小早川 智明1963年6月29日生1988年4月当社入社2014年6月当社カスタマーサービス・カンパニー法人営業部長2015年6月当社常務執行役カスタマーサービス・カンパニー・プレジデント2016年4月東京電力エナジーパートナー株式会社代表取締役社長2016年5月東京電力エナジーパートナー株式会社代表取締役社長商品開発室長2016年6月当社取締役2017年6月当社取締役、代表執行役社長原子力改革特別タスクフォース長2024年6月当社取締役、代表執行役社長新経営理念プロジェクト本部事務局長兼原子力改革特別タスクフォース長2024年10月当社取締役、代表執行役社長原子力原子力改革特別タスクフォース長(現)(注)2普通株式23,631取締役山口 裕之1965年6月5日生1991年4月当社入社2017年6月当社経営企画ユニット経理室長兼ビジネスソリューション・カンパニー2020年4月東京電力パワーグリッド株式会社山梨総支社長2021年4月当社常務執行役2021年4月東京電力エナジーパートナー株式会社取締役(非常勤)(現)2021年4月東京電力リニューアブルパワー株式会社取締役(非常勤)(現)2021年8月当社常務執行役ビジネスソリューション・カンパニー・プレジデント2021年10月当社常務執行役2022年4月当社代表執行役副社長最高財務責任者2022年6月当社取締役、代表執行役副社長最高財務責任者2023年4月当社取締役、代表執行役副社長最高財務責任者兼ESG担当(現)(注)2普通株式48,131 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)取締役酒井 大輔1969年8月12日生1994年4月当社入社2016年4月東京電力フュエル&パワー株式会社経営企画室長2018年5月東京電力フュエル&パワー株式会社経営企画室長兼電気・ガス販売部長2018年7月東京電力フュエル&パワー株式会社経営企画室長2019年4月東京電力パワーグリッド株式会社経営企画室東電物流株式会社出向2021年4月当社経営企画ユニット企画室長2022年4月当社常務執行役経営企画担当(共同)兼事業再構築・アライアンス担当2023年4月当社代表執行役副社長経営企画担当(共同)2023年6月当社取締役、当社代表執行役副社長経営企画担当(共同)(現)(注)2普通株式5,346取締役児島 力1963年10月25日生1986年4月三菱商事株式会社入社1996年4月世界銀行グループ国際金融公社投資官2003年2月GEプラスチックスグローバル・マーケティング本部長2005年6月同社アジア・パシフィック・マーケティング本部長2007年4月ブリッジポイント・キャピタル(英国)ディレクター2013年4月三菱商事株式会社産業金融事業本部企業金融部長2016年4月同社新産業金融事業グループCEOオフィス室長2019年4月同社複合都市開発グループCEOオフィス室長2019年12月当社参与2020年4月東京電力リニューアブルパワー株式会社取締役副社長兼常務取締役海外事業担当2021年4月東京電力リニューアブルパワー株式会社取締役副社長最高財務責任者(CFO)兼海外事業担当2022年4月当社執行役副社長最高イノベーション責任者2022年4月東京電力リニューアブルパワー株式会社取締役(非常勤)2022年6月当社取締役、執行役副社長最高イノベーション責任者2023年4月当社取締役、執行役副社長最高イノベーション責任者兼事業再構築・アライアンス担当2023年9月最高イノベーション責任者兼事業再構築・アライアンス担当兼ビジネスディベロップメント室長(現)(注)2普通株式2,924 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)取締役福田 俊彦1958年3月14日生1983年4月当社入社2014年8月原子力損害賠償・廃炉等支援機構執行役員技術グループ2019年4月当社執行役員福島第一廃炉推進カンパニー・バイスプレジデント2021年4月原子力損害賠償・廃炉等支援機構上席執行役員廃炉戦略企画室長2022年4月当社常務執行役原子力・立地本部長兼原子力改革特別タスクフォース長代理兼同事務局長2022年6月当社取締役、常務執行役原子力・立地本部長兼原子力改革特別タスクフォース長代理兼同事務局長2023年4月当社取締役、執行役副社長原子力・立地本部長兼原子力改革特別タスクフォース長代理兼同事務局長(現)(注)2普通株式12,354取締役指名委員会委員吉野 栄洋1968年10月16日生1992年4月通商産業省(現経済産業省)入省2012年6月原子力損害賠償支援機構(現原子力損害賠償・廃炉等支援機構)執行役員2017年7月経済産業省大臣官房参事官(商務・サービスグループ担当)2018年7月経済産業省資源エネルギー庁電力・ガス事業部政策課長2020年6月原子力損害賠償・廃炉等支援機構連絡調整室長(現)2020年6月当社執行役社長補佐兼経営企画担当(共同)2021年6月当社取締役、執行役会長補佐兼社長補佐兼経営企画担当(共同)(現)(注)2普通株式0取締役監査委員会委員長守谷 誠二1963年4月21日生1986年4月当社入社2013年6月当社監査委員会業務室長2016年4月東京電力フュエル&パワー株式会社常務取締役兼当社経営企画ユニット経理室2017年6月東京電力フュエル&パワー株式会社代表取締役社長2017年6月当社取締役2018年9月当社取締役、代表執行役副社長最高財務責任者兼社長補佐2019年4月当社取締役、代表執行役副社長最高財務責任者兼ESG担当兼社長補佐2020年2月当社取締役、代表執行役副社長最高財務責任者兼ESG担当兼社長補佐兼EV推進室長2020年4月当社取締役、代表執行役副社長最高財務責任者兼社長補佐2022年4月当社取締役、代表執行役副社長最高リスク管理責任者兼社長補佐2023年4月当社取締役(現)(注)2普通株式106,308計233,606 (注) 1.取締役 小林 喜光、同 大八木 成男、同 大西 正一郎、同 新川 麻、同 大川 順子及び同 永田 高士は、社外取締役である。2.2024年6月26日から1年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会の終結の時まで。 (2) 執行役役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株) 代表執行役社長兼原子力改革特別タスクフォース長小早川 智明1963年6月29日生(1) 取締役に記載している(注)1普通株式23,631代表執行役副社長 最高財務責任者兼ESG担当山口 裕之1965年6月5日生(1) 取締役に記載している(注)1普通株式48,131代表執行役副社長 経営企画担当(共同)酒井 大輔1969年8月12日生(1) 取締役に記載している(注)1普通株式5,346 執行役副社長 最高イノベーション責任者兼事業再構築・アライアンス担当兼ビジネスディベロップメント室長児島 力1963年10月25日生(1) 取締役に記載している(注)1普通株式2,924 執行役副社長 原子力・立地本部長兼原子力改革特別タスクフォース長代理兼同事務局長福田 俊彦1958年3月14日生(1) 取締役に記載している(注)1普通株式12,354 執行役副社長 福島第一廃炉推進カンパニー・プレジデント兼廃炉・汚染水対策最高責任者兼原子力・立地本部副本部長小野 明1959年6月1日生1983年4月当社入社2014年4月当社執行役員福島第一廃炉推進カンパニー・バイスプレジデント兼福島第一原子力発電所長兼福島本部2016年7月原子力損害賠償・廃炉等支援機構執行役員戦略グループ長2018年2月原子力損害賠償・廃炉等支援機構上席執行役員プログラム監督・支援室長2018年4月当社常務執行役福島第一廃炉推進カンパニー・プレジデント兼廃炉・汚染水対策最高責任者兼プロジェクト計画部長2019年4月当社常務執行役福島第一廃炉推進カンパニー・プレジデント兼廃炉・汚染水対策最高責任者2021年8月当社常務執行役福島第一廃炉推進カンパニー・プレジデント兼廃炉・汚染水対策最高責任者兼廃炉情報・企画統括室長2022年4月当社常務執行役福島第一廃炉推進カンパニー・プレジデント兼廃炉・汚染水対策最高責任者2023年4月当社執行役副社長福島第一廃炉推進カンパニー・プレジデント兼廃炉・汚染水対策最高責任者兼原子力・立地本部副本部長(現)(注)1普通株式7,925常務執行役 福島復興本社代表兼福島本部長兼原子力・立地本部副本部長秋本 展秀1968年10月22日生1991年4月当社入社2014年7月当社福島本部復興調整部部長代理兼復興企画グループマネージャー兼福島原子力補償相談室副室長2016年7月当社福島本部復興調整部部長代理兼福島原子力補償相談室副室長2017年6月東京電力エナジーパートナー株式会社常務取締役2017年7月東京電力エナジーパートナー株式会社常務取締役サービスソリューション事業本部長2019年4月東京電力エナジーパートナー株式会社代表取締役社長2019年6月当社取締役2023年4月当社上席フェロー・社長補佐2024年4月当社常務執行役福島復興本社代表 兼福島本部長兼原子力・立地本部副本部長2024年11月当社常務執行役福島復興本社代表 兼福島本部長兼福島原子力補償相談室長兼原子力・立地本部副本部長(現)(注)1普通株式13,384 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)常務執行役 最高情報責任者兼最高情報セキュリティ責任者関 知道1964年1月10日生1986年4月当社入社2015年7月当社経営企画ユニット企画室次長2016年4月当社常務執行役IoT担当2017年6月当社常務執行役IoT担当兼経営企画ユニットシステム企画室長2018年4月当社常務執行役IoT担当2020年4月当社常務執行役最高情報責任者兼最高情報セキュリティ責任者(現)(注)1普通株式4,523常務執行役 最高マーケティング責任者長﨑 桃子1969年12月8日生1992年4月当社入社2016年5月東京電力エナジーパートナー株式会社リビング事業本部戦略・マーケティンググループマネージャー2016年9月東京電力エナジーパートナー株式会社リビング事業本部戦略・マーケティンググループマネージャー兼ガス事業プロジェクト推進室ガスライフ推進グループマネージャー2017年6月東京電力エナジーパートナー株式会社リビング事業本部テプコカスタマーサービス株式会社出向(代表取締役社長)2017年10月東京電力エナジーパートナー株式会社サービスソリューション事業本部テプコカスタマーサービス株式会社出向(代表取締役社長)2019年4月東京電力エナジーパートナー株式会社常務取締役最高情報責任者(CIO)兼オペレーション本部長2020年4月当社常務執行役最高マーケティング責任者兼ESG担当兼EV推進室長2020年4月東京電力エナジーパートナー株式会社取締役(非常勤)2020年4月東京電力リニューアブルパワー株式会社取締役(非常勤)2021年4月当社常務執行役最高マーケティング責任者兼ESG担当兼チーフ・スポークスパーソン2022年4月当社常務執行役最高マーケティング責任者兼ESG担当兼チーフ・スポークスパーソン兼エリアエネルギーイノベーション事業室長2023年4月当社常務執行役最高マーケティング責任者兼エリアエネルギーイノベーション事業室長2023年4月東京電力エナジーパートナー株式会社代表取締役社長(現)2024年6月当社常務執行役最高マーケティング責任者(現)(注)1普通株式6,339 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)常務執行役 防災・安全統括兼最高カイゼン責任者伏見 保則1963年9月27日生1986年4月当社入社2017年6月東京電力パワーグリッド株式会社静岡総支社長2020年4月東京電力パワーグリッド株式会社千葉総支社長2021年6月東京電力パワーグリッド株式会社執行役員千葉総支社長2022年4月東京電力パワーグリッド株式会社常務執行役員千葉総支社長2023年4月当社常務執行役防災・安全統括兼最高カイゼン責任者2024年6月当社常務執行役防災・安全統括兼最高調達責任者兼最高カイゼン責任者(現)(注)1普通株式1,656常務執行役 最高リスク管理責任者兼秘書室長岸野 真之1966年11月19日生2016年1月当社入社2018年4月当社秘書室社長付2019年4月当社内部監査室長2021年6月当社秘書室長2022年4月当社執行役員秘書室長兼最高リスク管理責任者補佐2023年4月当社常務執行役最高リスク管理責任者兼秘書室長2024年6月当社常務執行役最高リスク管理責任者(現)(注)1普通株式7,780常務執行役 最高イノベーション責任者補佐兼チーフ・スポークスパーソン吉田 貴彦1968年11月15日生1992年4月当社入社2016年4月東京電力パワーグリッド株式会社富士支社長2018年7月当社原子力・立地本部副本部長2019年12月当社原子力・立地本部長副本部長兼廃止措置準備室長2021年4月当社原子力・立地本部副本部長兼廃止措置準備室長兼福島第一廃炉推進カンパニープロジェクトマネジメント室2021年5月当社原子力・立地本部副本部長兼廃止措置室長兼福島第一廃炉推進カンパニープロジェクトマネジメント室2021年6月当社福島第一廃炉推進カンパニープロジェクトマネジメント室2021年8月当社福島第一廃炉推進カンパニー廃炉技術開発センター所長2023年4月当社常務執行役最高イノベーション責任者補佐兼チーフ・スポークスパーソン(現) 2023年4月東京電力エナジーパートナー株式会社取締役(非常勤)(現)(注)1普通株式2,678常務執行役 首都圏・立地地域連携担当兼カーボンニュートラル・防災支援担当村松 明典1964年8月2日生1986年4月東京都入都2011年8月東京都総務局総合防災部長2014年7月東京都産業労働局総務部長2016年7月東京都産業労働局次長2016年10月東京都中央卸売市場長2019年7月東京都産業労働局長2021年10月東京都総務局長2022年7月当社執行役カーボンニュートラル・防災支援担当2024年4月当社常務執行役首都圏・立地地域連携担当兼カーボンニュートラル・防災支援担当(現)(注)1普通株式601 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)常務執行役 最高労務人事責任者忍 義彦1968年9月24日生1991年4月当社入社2017年10月当社稼ぐ力創造ユニット組織・労務人事室副室長2020年4月当社秘書室長2021年4月当社稼ぐ力創造ユニット組織・労務人事室長2023年4月当社執行役員稼ぐ力創造ユニット組織・労務人事室長2024年4月当社常務執行役最高労務人事責任者(現)(注)1普通株式2,571常務執行役 新潟本社代表兼新潟本部長兼原子力・立地本部副本部長柿澤 幸彦1969年8月22日生1992年4月当社入社2018年4月当社新潟本部副本部長兼地域共生本部準備室2019年4月東京電力エナジーパートナー株式会社常務取締役経営改革本部長2022年4月当社執行役員原子力・立地本部副本部長2022年7月当社執行役員原子力・立地本部副本部長兼立地域調整統括(社長補佐)兼立地地域室長兼広報室2024年6月当社執行役員原子力・立地本部副本部長兼立地調整統括(社長補佐)2025年4月当社常務執行役新潟本社代表兼新潟本部長兼原子力・立地本部副本部長(現)(注)1普通株式5,123常務執行役原子力・立地本部青森事業本部長兼原子力・立地本部副本部長宗 一誠1964年1月30日生1986年4月当社入社2015年6月当社原子力・立地本部立地地域部長兼福島本部兼新潟本部2018年4月当社常務執行役原子力・立地本部副本部長(青森担当)兼立地地域部長兼福島本部兼新潟本部2019年4月当社常務執行役原子力・立地本部副本部長(青森担当)2019年7月当社常務執行役原子力・立地本部青森事業本部長兼原子力・立地本部副本部長(現)(注)1普通株式5,560常務執行役 原子力・立地本部柏崎刈羽原子力発電所長兼原子力改革担当兼新潟本部稲垣 武之1963年8月7日生1988年4月当社入社2017年6月当社原子力設備管理部設備計画グループマネージャー兼原子力耐震技術センター安全調査グループマネージャー2017年7月当社原子力設備管理部設備計画グループマネージャー2018年3月当社原子力・立地本部(CFAM統括担当)兼原子力設備管理部2018年7月当社原子力安全・統括部部長代理兼原子力・立地本部(CFAM統括担当)2020年4月当社理事原子力・立地本部副本部長兼原子力・立地本部(CFAM統括担当)2021年8月当社常務執行役原子力改革担当兼原子力・立地本部(CFAM統括担当)2021年10月当社常務執行役原子力・立地本部長兼原子力・立地本部柏崎刈羽原子力発電所長兼原子力改革特別タスクフォース長代理兼同事務局長兼原子力改革担当兼新潟本部2022年4月当社常務執行役原子力・立地本部柏崎刈羽原子力発電所長兼原子力改革担当兼新潟本部(現)(注)1普通株式1,580執行役 会長補佐兼社長補佐兼経営企画担当(共同)吉野 栄洋1968年10月16日生(1) 取締役に記載している(注)1普通株式0計152,106 (注) 1.2024年6月26日から1年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会の終結後最初に招集される取締役会の終結の時まで。2.当社は、業務執行の迅速性・効率性を高めるため、執行役員制度を導入している。執行役員は以下のとおりである。西村 冬彦洋上風力担当梶山 直希福島第一廃炉推進カンパニー・バイスプレジデント白井 真福島本部環境再生室長茨木 久美福島第一廃炉推進カンパニー兵頭 賢経営企画ユニット投資統括室長兼ビジネスディベロップメント室水谷 良亮原子力・立地本部柏崎刈羽原子力発電所所長補佐兼原子力改革担当代理兼新潟本部阿部 俊一福島第一廃炉推進カンパニー・バイスプレジデント兼廃炉情報・企画統括室長大槻 雅久核物質防護モニタリング室長山口 徹朗原子力・立地本部副本部長兼経営企画ユニット企画室兼原子力改革ユニット原子力改革特別タスクフォース事務局高松 樹福島第一廃炉推進カンパニー・シニアバイスプレジデント岩城 克彦原子力安全監視室長傳田 康貴福島第一廃炉推進カンパニー廃炉戦略室準備担当藤枝 正和福島復興本社副代表弓岡 哲哉福島復興本社副代表兼福島本部副本部長四ツ柳 尚子福島本部ふくしま流通促進室長神田 啓史経営企画ユニット企画室佐藤 学福島第一廃炉推進カンパニー・プロジェクトマネジメント室長兼ALPS処理水統括兼福島本部清水 研司福島第一廃炉推進カンパニー・バイスプレジデント兼福島第一原子力発電所長兼福島本部 b.2025年6月26日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として、「取締役13名選任の件」を提案しており、当該議案が承認可決されると、当社の取締役は以下の(1)のとおりとなる予定である。また、当該定時株主総会後に開催が予定されている取締役会の議案(決議事項)として取締役の役職及び執行役の選任等の提案を予定しており、当該議案が承認可決されると、当社の取締役及び執行役は以下の(1)及び(2)のとおりとなる予定である。男性22名 女性2名 (役員のうち女性の比率8.3%)(1) 取締役役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)取締役会長小林 喜光1946年11月18日生1974年12月三菱化成工業株式会社(現三菱ケミカル株式会社)入社2007年4月株式会社三菱ケミカルホールディングス(現三菱ケミカルグループ株式会社。以下同じ)代表取締役社長2007年4月三菱化学株式会社(現三菱ケミカル株式会社。以下同じ)代表取締役社長2012年4月三菱化学株式会社取締役会長2012年6月当社取締役(2015年3月まで)2015年4月株式会社三菱ケミカルホールディングス代表取締役会長2015年4月公益社団法人経済同友会代表幹事2015年6月株式会社三菱ケミカルホールディングス取締役会長2017年10月原子力損害賠償・廃炉等支援機構運営委員2021年6月株式会社三菱ケミカルホールディングス取締役2021年6月当社取締役会長(現)(注)2普通株式21,600取締役大八木 成男1947年5月17日生1971年3月帝人株式会社入社2008年6月帝人株式会社代表取締役社長CEO2010年6月帝人株式会社代表取締役社長執行役員CEO2014年4月帝人株式会社取締役会長2018年4月帝人株式会社取締役相談役2018年6月帝人株式会社相談役2020年6月当社取締役(現)(注)2普通株式13,312取締役大西 正一郎1963年9月25日生1992年4月弁護士(現)2003年11月株式会社産業再生機構マネージングディレクター2007年1月フロンティア・マネジメント株式会社代表取締役2017年11月FCDパートナーズ株式会社代表取締役(現)2020年6月当社取締役(現)2021年8月フロンティア・マネジメント株式会社代表取締役共同社長執行役員2022年4月フロンティア・キャピタル株式会社代表取締役共同社長2022年9月フロンティア・キャピタル株式会社代表取締役社長2024年2月フロンティア・マネジメント株式会社代表取締役社長執行役員2025年1月フロンティア・マネジメント株式会社代表取締役会長(現)(注)2普通株式0取締役大川 順子1954年8月31日生1977年12月日本航空株式会社入社2016年4月日本航空株式会社代表取締役専務執行役員2018年4月日本航空株式会社取締役副会長2018年6月日本航空株式会社副会長2019年4月日本航空株式会社特別理事2023年6月当社取締役(現)(注)2普通株式0 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)取締役永田 高士1958年2月28日生1990年3月公認会計士(現)2013年11月有限責任監査法人トーマツ 包括代表代行2015年11月デロイトトーマツグループ ボード議長2015年11月有限責任監査法人トーマツ ボード議長2018年6月デロイトトーマツグループ CEO2022年6月有限責任監査法人トーマツ パートナー2023年6月当社取締役(現)(注)2普通株式0取締役内田 貴和1960年9月24日生2020年4月三井物産株式会社代表取締役副社長執行役員CFO2022年4月三井物産株式会社取締役2022年6月三井物産株式会社顧問2025年6月当社取締役(現)(注)2普通株式0取締役小早川 智明1963年6月29日生1988年4月当社入社2014年6月当社カスタマーサービス・カンパニー法人営業部長2015年6月当社常務執行役カスタマーサービス・カンパニー・プレジデント2016年4月東京電力エナジーパートナー株式会社代表取締役社長2016年5月東京電力エナジーパートナー株式会社代表取締役社長商品開発室長2016年6月当社取締役2017年6月当社取締役、代表執行役社長原子力改革特別タスクフォース長2024年6月当社取締役、代表執行役社長新経営理念プロジェクト本部事務局長兼原子力改革特別タスクフォース長2024年10月当社取締役、代表執行役社長原子力原子力改革特別タスクフォース長(現)(注)2普通株式23,631取締役山口 裕之1965年6月5日生1991年4月当社入社2017年6月当社経営企画ユニット経理室長兼ビジネスソリューション・カンパニー2020年4月東京電力パワーグリッド株式会社山梨総支社長2021年4月当社常務執行役2021年4月東京電力エナジーパートナー株式会社取締役(非常勤)(現)2021年4月東京電力リニューアブルパワー株式会社取締役(非常勤)(現)2021年8月当社常務執行役ビジネスソリューション・カンパニー・プレジデント2021年10月当社常務執行役2022年4月当社代表執行役副社長最高財務責任者2022年6月当社取締役、代表執行役副社長最高財務責任者2023年4月当社取締役、代表執行役副社長最高財務責任者兼ESG担当(現)(注)2普通株式48,131 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)取締役酒井 大輔1969年8月12日生1994年4月当社入社2016年4月東京電力フュエル&パワー株式会社経営企画室長2018年5月東京電力フュエル&パワー株式会社経営企画室長兼電気・ガス販売部長2018年7月東京電力フュエル&パワー株式会社経営企画室長2019年4月東京電力パワーグリッド株式会社経営企画室東電物流株式会社出向2021年4月当社経営企画ユニット企画室長2022年4月当社常務執行役経営企画担当(共同)兼事業再構築・アライアンス担当2023年4月当社代表執行役副社長経営企画担当(共同)2023年6月当社取締役、当社代表執行役副社長経営企画担当(共同)(現)(注)2普通株式5,346取締役長﨑 桃子1969年12月8日生1992年4月当社入社2016年5月東京電力エナジーパートナー株式会社リビング事業本部戦略・マーケティンググループマネージャー2016年9月東京電力エナジーパートナー株式会社リビング事業本部戦略・マーケティンググループマネージャー兼ガス事業プロジェクト推進室ガスライフ推進グループマネージャー2017年6月東京電力エナジーパートナー株式会社リビング事業本部テプコカスタマーサービス株式会社出向(代表取締役社長)2017年10月東京電力エナジーパートナー株式会社サービスソリューション事業本部テプコカスタマーサービス株式会社出向(代表取締役社長)2019年4月東京電力エナジーパートナー株式会社常務取締役最高情報責任者(CIO)兼オペレーション本部長2020年4月当社常務執行役最高マーケティング責任者兼ESG担当兼EV推進室長2020年4月東京電力エナジーパートナー株式会社取締役(非常勤)2020年4月東京電力リニューアブルパワー株式会社取締役(非常勤)2021年4月当社常務執行役最高マーケティング責任者兼ESG担当兼チーフ・スポークスパーソン2022年4月当社常務執行役最高マーケティング責任者兼ESG担当兼チーフ・スポークスパーソン兼エリアエネルギーイノベーション事業室長2023年4月当社常務執行役最高マーケティング責任者兼エリアエネルギーイノベーション事業室長2023年4月東京電力エナジーパートナー株式会社代表取締役社長(現)2024年6月当社常務執行役最高マーケティング責任者2025年6月当社取締役、執行役副社長最高マーケティング責任者兼チーフ・スポークスパーソン(現)(注)2普通株式6,339 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)取締役福田 俊彦1958年3月14日生1983年4月当社入社2014年8月原子力損害賠償・廃炉等支援機構執行役員技術グループ2019年4月当社執行役員福島第一廃炉推進カンパニー・バイスプレジデント2021年4月原子力損害賠償・廃炉等支援機構上席執行役員廃炉戦略企画室長2022年4月当社常務執行役原子力・立地本部長兼原子力改革特別タスクフォース長代理兼同事務局長2022年6月当社取締役、常務執行役原子力・立地本部長兼原子力改革特別タスクフォース長代理兼同事務局長2023年4月当社取締役、執行役副社長原子力・立地本部長兼原子力改革特別タスクフォース長代理兼同事務局長(現)(注)2普通株式12,354取締役吉野 栄洋1968年10月16日生1992年4月通商産業省(現経済産業省)入省2012年6月原子力損害賠償支援機構(現原子力損害賠償・廃炉等支援機構)執行役員2017年7月経済産業省大臣官房参事官(商務・サービスグループ担当)2018年7月経済産業省資源エネルギー庁電力・ガス事業部政策課長2020年6月原子力損害賠償・廃炉等支援機構連絡調整室長(現)2020年6月当社執行役社長補佐兼経営企画担当(共同)2021年6月当社取締役、執行役会長補佐兼社長補佐兼経営企画担当(共同)(現)(注)2普通株式0取締役守谷 誠二1963年4月21日生1986年4月当社入社2013年6月当社監査委員会業務室長2016年4月東京電力フュエル&パワー株式会社常務取締役兼当社経営企画ユニット経理室2017年6月東京電力フュエル&パワー株式会社代表取締役社長2017年6月当社取締役2018年9月当社取締役、代表執行役副社長最高財務責任者兼社長補佐2019年4月当社取締役、代表執行役副社長最高財務責任者兼ESG担当兼社長補佐2020年2月当社取締役、代表執行役副社長最高財務責任者兼ESG担当兼社長補佐兼EV推進室長2020年4月当社取締役、代表執行役副社長最高財務責任者兼社長補佐2022年4月当社取締役、代表執行役副社長最高リスク管理責任者兼社長補佐2023年4月当社取締役(現)(注)2普通株式106,308計237,021 (注) 1.取締役 小林 喜光、同 大八木 成男、同 大西 正一郎、同 大川 順子、同 永田 高士及び同 内田 貴和は、社外取締役である。2.2025年6月26日から1年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会の終結の時まで。 (2) 執行役役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株) 代表執行役社長原子力改革特別タスクフォース長小早川 智明1963年6月29日生(1) 取締役に記載している(注)1普通株式23,631代表執行役副社長 最高財務責任者兼ESG担当山口 裕之1965年6月5日生(1) 取締役に記載している(注)1普通株式48,131代表執行役副社長 経営企画担当(共同)酒井 大輔1969年8月12日生(1) 取締役に記載している(注)1普通株式5,346執行役副社長経営企画担当(共同)永澤 昌1966年7月21日生1990年4月東京電力株式会社入社2016年4月当社経営企画ユニット企画室次長兼グループ事業管理室兼系統広域連系推進室2016年5月東京電力エナジーパートナー株式会社常務取締役ガス事業プロジェクト推進室長2017年6月当社執行役員経営企画ユニット企画室長2019年4月当社常務執行役チーフ・スポークスパーソン2021年4月東京電力リニューアブルパワー株式会社取締役副社長2022年4月東京電力リニューアブルパワー株式会社代表取締役社長海外事業担当2022年6月東京電力リニューアブルパワー株式会社代表取締役社長2025年6月当社執行役副社長経営企画担当(共同)(現)2025年6月東京電力エナジーパートナー株式会社取締役(非常勤)(現)(注)1普通株式1,320執行役副社長 最高マーケティング責任者兼チーフ・スポークスマン長﨑 桃子1969年12月8日生(1) 取締役に記載している(注)1普通株式6,339執行役副社長 原子力・立地本部長兼原子力改革特別タスクフォース長代理兼同事務局長福田 俊彦1958年3月14日生(1) 取締役に記載している(注)1普通株式12,354執行役副社長福島第一廃炉推進カンパニー・プレジデント兼廃炉・汚染水対策最高責任者兼原子力・立地本部副本部長小野 明1959年6月1日生1983年4月当社入社2014年4月当社執行役員福島第一廃炉推進カンパニー・バイスプレジデント兼福島第一原子力発電所長兼福島本部2016年7月原子力損害賠償・廃炉等支援機構執行役員戦略グループ長2018年2月原子力損害賠償・廃炉等支援機構上席執行役員プログラム監督・支援室長2018年4月当社常務執行役福島第一廃炉推進カンパニー・プレジデント兼廃炉・汚染水対策最高責任者兼プロジェクト計画部長2019年4月当社常務執行役福島第一廃炉推進カンパニー・プレジデント兼廃炉・汚染水対策最高責任者2021年8月当社常務執行役福島第一廃炉推進カンパニー・プレジデント兼廃炉・汚染水対策最高責任者兼廃炉情報・企画統括室長2022年4月当社常務執行役福島第一廃炉推進カンパニー・プレジデント兼廃炉・汚染水対策最高責任者2023年4月当社執行役副社長福島第一廃炉推進カンパニー・プレジデント兼廃炉・汚染水対策最高責任者兼原子力・立地本部副本部長(現)(注)1普通株式7,925 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)常務執行役 福島復興本社代表兼福島本部長兼原子力・立地本部副本部長秋本 展秀1968年10月22日生1991年4月当社入社2014年7月当社福島本部復興調整部部長代理兼復興企画グループマネージャー兼福島原子力補償相談室副室長2016年7月当社福島本部復興調整部部長代理兼福島原子力補償相談室副室長2017年6月東京電力エナジーパートナー株式会社常務取締役2017年7月東京電力エナジーパートナー株式会社常務取締役サービスソリューション事業本部長2019年4月東京電力エナジーパートナー株式会社代表取締役社長2019年6月当社取締役2023年4月当社上席フェロー・社長補佐2024年4月当社常務執行役福島復興本社代表兼福島本部長兼原子力・立地本部副本部長2024年11月当社常務執行役福島復興本社代表兼福島本部長兼福島原子力補償相談室長兼原子力・立地本部副本部長2025年6月当社常務執行役福島復興本社代表兼福島本部長兼原子力・立地本部副本部長(現)(注)1普通株式13,384常務執行役 最高情報責任者兼最高情報セキュリティ責任者関 知道1964年1月10日生1986年4月当社入社2015年7月当社経営企画ユニット企画室次長2016年4月当社常務執行役IoT担当2017年6月当社常務執行役IoT担当兼経営企画ユニットシステム企画室長2018年4月当社常務執行役IoT担当2020年4月当社常務執行役最高情報責任者兼最高情報セキュリティ責任者(現)(注)1普通株式4,523常務執行役 防災・安全統括兼最高調達責任者兼最高カイゼン責任者伏見 保則1963年9月27日生1986年4月当社入社2017年6月東京電力パワーグリッド株式会社静岡総支社長2020年4月東京電力パワーグリッド株式会社千葉総支社長2021年6月東京電力パワーグリッド株式会社執行役員千葉総支社長2022年4月東京電力パワーグリッド株式会社常務執行役員千葉総支社長2023年4月当社常務執行役防災・安全統括兼最高カイゼン責任者2024年7月当社常務執行役防災・安全統括兼最高調達責任者兼最高カイゼン責任者(現)(注)1普通株式1,656常務執行役 最高リスク管理責任者岸野 真之1966年11月19日生2016年1月当社入社2018年4月当社秘書室社長付2019年4月当社内部監査室長2021年6月当社秘書室長2022年4月当社執行役員秘書室長兼最高リスク管理責任者補佐2023年4月当社常務執行役最高リスク管理責任者兼秘書室長2024年6月当社常務執行役最高リスク管理責任者(現)(注)1普通株式7,780 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)常務執行役 首都圏・立地地域連携担当兼カーボンニュートラル・防災支援担当村松 明典1964年8月2日生1986年4月東京都入都2011年8月東京都総務局総合防災部長2014年7月東京都産業労働局総務部長2016年7月東京都産業労働局次長2016年10月東京都中央卸売市場長2019年7月東京都産業労働局長2021年10月東京都総務局長2022年7月当社執行役カーボンニュートラル・防災支援担当2024年4月当社常務執行役首都圏・立地地域連携担当兼カーボンニュートラル・防災支援担当(現)(注)1普通株式601 常務執行役 最高労務人事責任者忍 義彦1968年9月24日生1991年4月当社入社2017年10月当社稼ぐ力創造ユニット組織・労務人事室副室長2020年4月当社秘書室長2021年4月当社稼ぐ力創造ユニット組織・労務人事室長2023年4月当社執行役員稼ぐ力創造ユニット組織・労務人事室長2024年4月当社常務執行役最高労務人事責任者(現)(注)1普通株式2,571常務執行役 新潟本社代表兼新潟本部長兼原子力・立地本部副本部長柿澤 幸彦1969年8月22日生1992年4月当社入社2018年4月当社新潟本部副本部長兼地域共生本部準備室2019年4月東京電力エナジーパートナー株式会社常務取締役経営改革本部長2022年4月当社執行役員原子力・立地本部副本部長2022年7月当社執行役員原子力・立地本部副本部長兼立地域調整統括(社長補佐)兼立地地域室長兼広報室2024年6月当社執行役員原子力・立地本部副本部長兼立地調整統括(社長補佐)2025年4月当社常務執行役新潟本社代表兼新潟本部長兼原子力・立地本部副本部長(現)(注)1普通株式5,123常務執行役 原子力・立地本部青森事業本部長兼原子力・立地本部副本部長宗 一誠1964年1月30日生1986年4月当社入社2015年6月当社原子力・立地本部立地地域部長兼福島本部兼新潟本部2018年4月当社常務執行役原子力・立地本部副本部長(青森担当)兼立地地域部長兼福島本部兼新潟本部2019年4月当社常務執行役原子力・立地本部副本部長(青森担当)2019年7月当社常務執行役原子力・立地本部青森事業本部長兼原子力・立地本部副本部長(現)(注)1普通株式5,560 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)常務執行役 原子力・立地本部柏崎刈羽原子力発電所長兼原子力改革担当兼新潟本部稲垣 武之1963年8月7日生1988年4月当社入社2017年6月当社原子力設備管理部設備計画グループマネージャー兼原子力耐震技術センター安全調査グループマネージャー2017年7月当社原子力設備管理部設備計画グループマネージャー2018年3月当社原子力・立地本部(CFAM統括担当)兼原子力設備管理部2018年7月当社原子力安全・統括部部長代理兼原子力・立地本部(CFAM統括担当)2020年4月当社理事原子力・立地本部副本部長兼原子力・立地本部(CFAM統括担当)2021年8月当社常務執行役原子力改革担当兼原子力・立地本部(CFAM統括担当)2021年10月当社常務執行役原子力・立地本部長兼原子力・立地本部柏崎刈羽原子力発電所長兼原子力改革特別タスクフォース長代理兼同事務局長兼原子力改革担当兼新潟本部2022年4月当社常務執行役原子力・立地本部柏崎刈羽原子力発電所長兼原子力改革担当兼新潟本部(現)(注)1普通株式1,580執行役 会長補佐兼社長補佐兼経営企画担当(共同)吉野 栄洋1968年10月16日生(1) 取締役に記載している(注)1普通株式0計147,824 (注) 1.2025年6月26日から1年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会の終結後最初に招集される取締役会の終結の時まで。 ② 社外役員の状況イ.社外取締役の員数及び社外取締役との人的関係、資本的関係又は取引関係その他利害関係当社の社外取締役は、小林喜光、大八木成男、大西正一郎、新川麻、大川順子及び永田高士の6名である。社外取締役6名の出身元の会社等との取引関係等については、その規模(双方の売上高に占める割合等)及び態様(一般消費者としての定型的な取引等)に鑑みて、特記すべき事項はない。ロ.社外取締役の機能及び役割、独立性に関する基準又は方針、選任状況の考え方社外取締役は、それぞれの専門分野における幅広い経験と見識等を活かし、取締役会等を通じて、重要な経営戦略の策定と業務執行の監督を行っている。また、当社は、以下の選任方針に基づき社外取締役6名を選任しており、これらはいずれも株式会社東京証券取引所が定める独立性基準及び当社が定める「社外取締役の独立性判断基準」に照らして独立性があり、一般株主との利益相反が生じるおそれがないと考えており、社外取締役6名を株式会社東京証券取引所の有価証券上場規程第436条の2に定める独立役員として届出を行っている。上記に鑑み、当社の社外取締役は、経営の客観性・透明性をより一層向上させる上で適任な人材であると考えている。 <選任方針>当社は、福島第一原子力発電所事故の責任を全うし、安全確保と競争下での電力の安定供給をやり抜くという使命のもと、企業価値の最大化の実現に向け、「責任と競争」を両立する事業運営・企業改革を主導するにふさわしい人格、識見、能力を有する人物を、取締役候補者及び執行役として選任することとしている。また、取締役会は、専門知識や経験等のバックグラウンドが異なる多様な取締役で構成することとし、その員数は、定款で定める13名以内の適切な人数とすることとしている。このうち、社外取締役については、当社が定める「社外取締役の独立性判断基準」に照らし、独立性の有無を考慮して候補者を選任することとしている。 「社外取締役の独立性判断基準」社外取締役の独立性に関しては、以下のいずれの事項にも該当しない場合、独立性があると判断する。1.当社グループ関係者・当社又は当社子会社の出身者2.主要株主(議決権の10分の1以上を保有する株主をいう。以下同じ)・当社の現在の主要株主の業務執行者(会社法施行規則第2条第3項第6号に規定する「業務執行者」をいう。以下同じ)・当社が現在主要株主である会社の業務執行者3.主要な取引先・当社又は当社子会社を主要な取引先とする法人(※1)の業務執行者・当社又は当社子会社の主要な取引先である法人(※2)の業務執行者4.専門的サービス提供者(弁護士、公認会計士、コンサルタント等)・現在、当社又は当社子会社の会計監査人である監査法人の社員等・上記に該当しない弁護士、公認会計士又は税理士その他のコンサルタントであって、当社又は当社子会社から、役員報酬以外に、過去3年間の平均で年間1,000万円以上の金銭その他の財産を得ている者 5.役員相互就任・当社又は当社子会社から役員を受け入れている会社の役員6.近親者・当社又は当社子会社の取締役、執行役又は執行役員その他の重要な使用人の配偶者又は二親等内の親族(以下「近親者」という。)・最近3年間において、当社又は当社子会社の取締役、執行役又は執行役員その他の重要な使用人であった者の近親者・上記2から4の要件に該当する者の近親者。但し、上記2及び3の業務執行者については、取締役、執行役又は執行役員その他これらに類する役職にある者に限るものとし、上記4の社員等については、社員又はパートナーに限るものとする。7.その他・当社の一般株主全体との間で上記1から6までにおいて考慮されている事由以外の事情で恒常的に実質的な利益相反が生じるおそれのある者なお、上記のいずれかの事項に該当する者であっても、当該人物の人格、識見等に照らし、独立性を有すると考えられる者については、当社は、当該人物が独立性を有する社外取締役としてふさわしいと考える理由を対外的に説明することを条件に、当該人物を当社の独立社外取締役候補者とすることができるものとする。※1:直近3事業年度のいずれかにおいて、当社又は当社子会社からの支払額が、その取引先における年間連結売上高の2%以上である場合における当該取引先※2:直近3事業年度のいずれかにおいて、当社又は当社子会社に対する支払額が、当社における年間連結売上高の2%以上である場合における取引先(借入先については、当社又は当社子会社の借入額が、当社における連結総資産の2%以上である場合における当該借入先) ハ.社外取締役による監督と内部監査、監査委員会監査及び会計監査との相互連携並びに内部統制部門との関係社外取締役は、取締役会等を通じて、執行役等の職務の執行を監督している。また、社外取締役4名を含む監査委員会は、内部監査部門、会計監査人及び内部統制部門と、「(3) 監査の状況 ④ 内部監査、監査委員会監査及び会計監査との相互連携並びに内部統制部門との関係」に記載のとおり相互連携等を図りながら監査を行うとともに、取締役会において当該監査結果を報告している。
※ 出典: EDINET DB API より取得した有価証券報告書(2026年度)。
全文は 金融庁 EDINET でご確認ください。
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