事業の状況(有価証券報告書より)
最新の有価証券報告書から、事業内容・リスク・経営方針・経営成績の概況を掲載します。各セクションをクリックして展開してください。
沿革 FY2026 / 約1,899字
2 【沿革】1951年5月電気事業再編成令により,中部配電株式会社及び日本発送電株式会社から設備の出資及び譲渡を受け,設立1951年8月東京・名古屋・大阪の各証券取引所に上場〃中部計器工業㈱(現・連結子会社)を設立1953年6月中電興業㈱(現・連結子会社)を設立1955年3月日本耐火防腐㈱(現・連結子会社)の株式を取得し子会社化1957年4月永楽不動産㈱(現・連結子会社)を設立1957年10月永楽自動車㈱(現・連結子会社)を設立1960年6月中電ビル㈱を設立1961年11月中部火力工事㈱(現・連結子会社)を設立1962年3月中電工事㈱(現・連結子会社)を設立1978年8月中部環境エンジニアリング㈱(現・連結子会社)を設立〃中電コンピューターサービス㈱を設立1981年7月日本耐火防腐㈱が,㈱ニッタイに商号変更1983年11月中部火力工事㈱が,㈱中部プラントサービスに商号変更1988年4月中部環境エンジニアリング㈱が,㈱中部環境緑化センターを吸収合併,㈱中部環境テックに商号変更1988年7月永楽不動産㈱が,㈱永楽開発に商号変更1989年6月㈱コンピュータ・テクノロジー・インテグレイタ(現・連結子会社)を設立1990年10月㈱中部環境テックが,中部ポートサービス㈱を吸収合併,㈱テクノ中部に商号変更1993年12月中電興業㈱が,中興電機㈱を吸収合併1997年9月中電ビル㈱が,㈱電気文化会館と電気ビル㈱を吸収合併1999年4月中電工事㈱が,㈱シーテックに商号変更1999年7月㈱コンピュータ・テクノロジー・インテグレイタが,㈱シーティーアイに商号変更2001年4月㈱シーエナジー(現・連結子会社)を設立2001年10月中部計器工業㈱が,中部精機㈱を吸収合併,中部精機㈱に商号変更2002年10月中電ビル㈱が,㈱アスパックを吸収合併2003年10月㈱シーティーアイが,中電コンピューターサービス㈱を吸収合併,㈱中電シーティーアイに商号変更〃㈱シーテック,㈱ニッタイ他1社が,中電静岡工営㈱及び中電長野工営㈱の業務の一部を吸収分割により承継。㈱永楽開発が,それ以外の業務を承継し,中電静岡工営㈱及び中電長野工営㈱を吸収合併2006年10月㈱永楽開発が,㈱中部グリーナリ及び中電ビル㈱を吸収合併,中電不動産㈱に商号変更〃㈱ニッタイが,㈱永楽開発の業務の一部を吸収分割により承継,中電配電サポート㈱に商号変更2008年10月永楽自動車㈱が,㈱トーエネックサービスの業務の一部を吸収分割により承継,㈱中電オートリースに商号変更2012年4月㈱シーエナジーが,㈱エル・エヌ・ジー中部を吸収合併2013年10月ダイヤモンドパワー㈱(現・連結子会社)の株式を取得し子会社化2015年4月㈱JERA(現・持分法適用関連会社)を設立2015年10月㈱JERAが,当社の燃料輸送事業及び燃料トレーディング事業を吸収分割により承継2016年7月㈱JERAが,当社の既存燃料事業(上流・調達),既存海外発電・エネルギーインフラ事業及び株式会社常陸那珂ジェネレーションの実施する火力発電所のリプレース・新設事業を吸収分割により承継2017年4月㈱シーエナジーが,CEPO半田バイオマス発電㈱(現・連結子会社)を設立 2019年4月〃㈱JERAが,当社の燃料受入・貯蔵・送ガス事業及び既存火力発電事業等を吸収分割により承継中部電力送配電事業分割準備㈱(現・連結子会社「中部電力パワーグリッド㈱(2020年4月商号変更)」)及び中部電力小売電気事業分割準備㈱(現・連結子会社「中部電力ミライズ㈱(2020年4月商号変更)」)を設立2020年4月〃中部電力パワーグリッド㈱が,当社の一般送配電事業等を承継中部電力ミライズ㈱が,当社の小売電気事業等を承継2021年4月㈱日本エスコン(現・連結子会社)の第三者割当増資を引き受け,同社を子会社化。これにより,同社の子会社10社を子会社化2021年10月㈱日本エスコンが,㈱ピカソ(現・連結子会社)及びグループ7社の株式を取得し子会社化2022年4月中電興業㈱が,中電クラビス㈱に商号変更2023年7月㈱日本エスコンが,㈱四条大宮ビル(現・連結子会社)の株式を取得し子会社化2024年1月合同会社CEPCO-Rが,㈱ジェネックス(現・連結子会社)及びグループ2社の株式を取得し子会社化。これにより,㈱ジェネックスの子会社4社を子会社化2025年4月㈱日本エスコンが,㈱芝リアルエステート(現・連結子会社)の株式を取得し子会社化2025年7月㈱日本エスコンが,㈱エスコンに商号変更
配当政策 FY2026 / 約858字
3 【配当政策】電力の安全・安定的な供給のための設備投資を継続的に進めつつ,成長分野への投資を推進することで,持続的な成長を目指し,企業価値の向上に努めてまいります。株主還元については,重要な使命と認識し,安定的な配当の継続を基本としながら,利益の成長を踏まえた還元に努め,連結配当性向30%以上を目指してまいります。なお,新たな株主還元方針については,2026年4月に公表した中期経営計画の骨子でお示しした方向性を踏まえ,新たな中期経営計画の中でお示しする予定です。期末配当金については,株主還元方針,中期的な財務状況等を踏まえ,1株につき35円とすることを2026年6月25日開催予定の定時株主総会で決議する予定であります。なお,当社は会社法第454条第5項に規定する中間配当をすることができる旨を定款に定めており,毎事業年度における配当の回数については,中間,期末の年2回を基本的な方針とし,配当の決定機関は,中間配当金は取締役会,期末配当金は定時株主総会としております。 第102期の剰余金の配当は,以下のとおりです。決議年月日配当金の総額(百万円)1株当たり配当額(円)2025年10月28日取締役会26,478352026年6月25日定時株主総会26,47835計52,95770 (注) 1 2025年10月28日取締役会決議による配当金の総額には,「株式給付信託(BBT-RS)」に係る信託口が保有する当社株式に対する配当金36百万円が含まれている。2 2026年6月25日定時株主総会決議による配当金の総額には,「株式給付信託(BBT-RS)」に係る信託口が保有する当社株式に対する配当金36百万円が含まれている。 〔参考〕 第102期 連結配当性向 (%)連結配当性向(期ずれ補正後(注))23.2(23.9) (注) 連結配当性向の計算において,親会社株主に帰属する当期純利益から燃料価格等の変動が電力販売価格に反映されるまでの期ずれ影響を除いている。(経常利益に含まれる期ずれ差益 70億円)
監査の状況 FY2026 / 約3,358字
(3) 【監査の状況】① 監査等委員会監査の状況監査等委員会は,取締役(監査等委員である取締役を除く。以下,本項において同じ。)並びに内部監査部門及び業務執行部門と意思疎通を図り,監査等委員である取締役による,取締役会などの重要な会議への出席,取締役からの職務執行状況の聴取,業務及び財産の状況の調査,並びに会社の業務の適正を確保するための体制の整備に関する取締役会決議の内容及び当該決議に基づき整備されている体制(内部統制システム)の状況の監視・検証などを通じて,取締役の職務執行全般について監査している。子会社については,子会社の取締役及び監査役等と意思疎通及び情報の交換を図り,必要に応じて子会社から事業の報告を受けている。監査等委員会は,監査等委員である取締役5名のうち3名を社外取締役としており,監査・監督機能の客観性及び中立性を確保している。また,監査等委員会は,監査等委員である取締役による経営会議等の重要な会議への出席,取締役からの職務執行状況の聴取,事業場への往査,内部監査部門との連携等を日常的に行うことにより情報収集の充実を図り,当該情報を監査等委員である取締役全員で共有することを通じて,監査・監督機能の実効性を高めるため,常勤の監査等委員である取締役を選定している。監査等委員である取締役には,財務及び会計に関する相当程度の知見を有する者が含まれるとともに,監査等委員会室に所属する職員8名が監査等委員会の職務を補助している。 当事業年度において当社は監査等委員会設置会社として監査等委員会を合計17回開催しており,個々の出席状況については次のとおりである。 役職氏名出席回数取締役常任監査等委員(常勤)古田 真二全17回中17回取締役監査等委員(常勤)澤栁 友之(注)1全4回中4回取締役監査等委員(常勤)岡 俊彦(注)2全13回中13回取締役社外監査等委員中川 清明全17回中17回取締役社外監査等委員村瀬 桃子全17回中17回取締役社外監査等委員山形 光正全17回中16回 (注)1 取締役監査等委員(常勤) 澤栁友之の監査等委員会への出席状況については,当事業年度中,第101期定時株主総会の終結の時をもって辞任するまでに開催した監査等委員会を対象に記載している。2 取締役監査等委員(常勤) 岡俊彦の監査等委員会への出席状況については,当事業年度中,2025年6月26日就任後に開催した監査等委員会を対象に記載している。 監査等委員会の主な活動内容は,監査の方針及び監査実施計画の策定,内部統制システム整備・運用状況の確認,会計監査人の監査の方法及び結果の相当性判断等である。このうち,浜岡原子力発電所の新規制基準適合性審査における基準地震動策定に係る不適切事案については,独立した外部専門家のみで構成される調査委員会において事実関係及び原因の調査,再発防止策の検討等が行われており,監査等委員会として,今後,原因究明や再発防止策の策定の取組み状況を注視していく。また,浜岡原子力発電所の安全性向上対策工事における不適切な調達手続については,監査等委員会として,今後,再発防止に向けた取組み状況を注視していく。監査上の主要な検討事項(Key Audit Matters : KAM)に関しては,監査等委員会が,監査人と複数回にわたって協議した。 また,監査等委員会の実効性について,監査等委員である取締役へのアンケート及び社外取締役(監査等委員である取締役を除く。)との意見交換を経て,期中発生のリスク事象への対応も含めて実効性は確保されていると評価し,取締役会に報告した。評価プロセスで示された課題については,更に改善に努め,監査活動に反映していく。 ② 内部監査の状況等内部監査については,業務執行部門から独立した社長直属の経営監査部(26名)が実施している。同部は,原子力安全のための品質保証活動など業務執行部門の活動や,ガバナンス,リスク・マネジメント,及びコントロールの各プロセスを客観的に評価し,助言・勧告を提供するとともに,それらの結果を取締役会,監査等委員会及び社長に報告している。 内部監査の実施プロセスについては,内部評価を実施するとともに,定期的に第三者機関による外部評価を受け,品質の維持・向上に努めている。同部は,監査等委員及び会計監査人と定期的にコミュニケーションを図ることで,リスクに関する情報を収集し,内部監査への期待を把握するとともに,内部監査の効率性,有効性の向上を図っている。 ③ 会計監査の状況ア 監査法人の名称有限責任 あずさ監査法人 イ 継続監査期間20年間 ウ 業務を執行した公認会計士蓮見 貴史福田 真也鈴木 淳一継続監査年数はいずれも7年以内である。 エ 監査業務に係る補助者の構成当社の会計監査業務に係る補助者は,公認会計士22名,日本公認会計士協会準会員20名,その他34名である。 オ 監査法人の選定方針と理由会計監査人の規模,体制,独立性及び業務執行状況等を総合的に勘案し選定している。会計監査人が会社法第340条第1項各号に該当すると判断した場合には,監査等委員会が監査等委員全員の同意にもとづき会計監査人を解任する方針である。また,会計監査人の職務遂行状況などを勘案し,会計監査人が継続してその職責を全うするうえで重要な疑義を抱く事象があったと判断した場合には,会計監査人の解任または不再任を株主総会の議案とする方針である。 カ 監査等委員会による監査法人の評価当社の監査等委員会は,会計監査人の評価を行っている。この評価については,規模,体制,独立性及び業務執行状況等を総合的に勘案している。 ④ 監査報酬の内容等ア 監査公認会計士等に対する報酬区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)提出会社97―14448連結子会社18501740計282031949 (注)1 当社の重要な子会社のうち,㈱エスコンは,当社の会計監査人以外の監査法人の監査を受けている。2 前連結会計年度における報酬金額は,第2四半期連結会計期間に連結の範囲から除外した㈱トーエネックが支払うべき3ヶ月分の金額を含んでいる。 前連結会計年度連結子会社における非監査業務の内容は,再生可能エネルギー電気の利用の促進に関する特別措置法施行規則に基づく合意された手続業務である。 当連結会計年度当社における非監査業務の内容は,非財務情報の開示に係るアドバイザリー業務である。また,連結子会社における非監査業務の内容は,再生可能エネルギー電気の利用の促進に関する特別措置法施行規則に基づく合意された手続業務である。 イ 監査公認会計士等と同一のネットワーク(KPMGメンバーファーム)に対する報酬(アを除く)区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)提出会社―24―15連結子会社132342計13263418 前連結会計年度当社における非監査業務の内容は,温室効果ガス排出量に対する第三者保証業務,税務に関するアドバイザリー業務等である。また,連結子会社における非監査業務の内容は,合意された手続業務である。 当連結会計年度当社における非監査業務の内容は,温室効果ガス排出量に対する第三者保証業務,税務に関するアドバイザリー業務等である。また,連結子会社における非監査業務の内容は,合意された手続業務である。 ウ その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容前連結会計年度該当事項なし 当連結会計年度該当事項なし エ 監査報酬の決定方針当社は,監査報酬の決定に関する方針を定めていないが,監査時間数等を勘案したうえで決定している。 オ 監査等委員会が会計監査人の報酬等に同意した理由監査等委員会は,会計監査人の監査計画の内容,報酬の算定根拠などを確認し,検討した結果,会計監査人の報酬等に同意している。
設備の概要 FY2026 / 約279字
1 【設備投資等の概要】設備投資については,水力や原子力,風力などの脱炭素電源投資に取り組むとともに,グループ全体で,電力の安定供給や公衆保安を確保したうえで,設備のスリム化などの経営効率化に最大限取り組んだ結果,当連結会計年度の設備投資額は,327,998百万円となった。なお,セグメントごとの設備投資額の内訳は,以下のとおりである。 セグメントの名称項目設備投資額(百万円)ミライズ34,455パワーグリッド送電64,448変電59,634配電64,062その他38,235合計226,382その他77,888内部取引消去△10,727総計327,998
従業員の状況 FY2026 / 約2,138字
(2) 【従業員の状況】① 連結会社の状況2026年3月31日現在セグメントの名称従業員数(人)ミライズ1,942パワーグリッド9,886その他10,872合計22,700 (注) 従業員数は就業人員数(当社グループから当社グループ外への出向者,休職者等を除き,当社グループ外 から当社グループへの出向者等を含む)を記載している。 ② 提出会社の状況2026年3月31日現在従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)3,36742.519.09,452,9835.2 (注) 1 当社に報告セグメントを構成する事業セグメントが存在しないため,セグメント別の記載を省略している。2 従業員数は就業人員数(当社から他社への出向者,休職者等を除き,他社から当社への出向者等を含む)を記載している。3 シニア社員等(定年後再雇用者),一般嘱託員等は従業員数に含め,執行役員及び執行役員待遇は従業員数に含めていない。4 平均年齢及び平均勤続年数には,他社から当社への出向者等を含めていない。5 平均年間給与には,賞与及び基準外賃金を含めている。 ③ 提出会社及び連結子会社における管理職に占める女性労働者の割合等 提出会社及び連結子会社管理職に占める女性労働者の割合(%)(注)1男性労働者の育児休業取得率(%)(注)2労働者の男女の賃金の格差(%)(注)3補足説明全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者中部電力株式会社2.8100.069.573.432.8(注)4,5中部電力ミライズ株式会社4.2101.967.772.454.0(注)4,5中部電力パワーグリッド株式会社1.6100.063.577.645.6(注)4,5中電エナジーサービス株式会社―100.086.086.690.3 中部精機株式会社1.8100.071.674.456.9 中電配電サポート株式会社0.8112.560.967.947.2 中電不動産株式会社2.5100.065.370.047.6 株式会社エスコン7.6100.061.059.568.4 中電クラビス株式会社12.1100.068.774.149.5 株式会社中部プラントサービス1.4126.377.477.243.9 株式会社シーテック1.5100.079.878.559.4 中電防災株式会社―100.070.474.869.8 株式会社テクノ中部―140.072.980.245.3 株式会社中電シーティーアイ5.6100.075.976.276.3 中電ウイング株式会社―※ 100.097.8102.555.4 (注) 1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(2015年法律第64号)の規定に基づき算出したものである。2 「育児休業,介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(1991年法律第76号)の規定に基づき,「育児休業,介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(1991年労働省令第25号)第71条の6第2号における育児休業等及び育児目的休暇の取得割合を算出したものである。ただし,※は,同施行規則第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出している。なお,過年度に配偶者が出産した男性労働者がその年度に育児休業等と育児目的休暇を取得せず,当連結会計年度に初めて取得することがあるため,男性労働者の育児休業取得率が100%を超える場合がある。3 労働者の男女の賃金格差の対象期間は,2025年度(2025年4月から2026年3月まで)であり,賃金は,賞与及び基準外賃金を含み,退職金,通勤手当等は除いている。なお,男女の賃金の差異を比較する指標「平均年間賃金」(総賃金/人員数)を算出するための「人員数」は,育児短縮勤務者などのフルタイム勤務者以外も労働時間に応じた換算を行わず1名としてカウントしている。4 中部電力株式会社,中部電力ミライズ株式会社,中部電力パワーグリッド株式会社の3社における管理職に占める女性労働者の割合は2.5%,男性労働者の育児休業取得率は100.2%である。5 管理職に占める女性労働者の割合は,課長級以上である特別役付職員の割合を算出している。 6 区分「正規雇用労働者」及び「パート・有期労働者」の状況は,以下のとおりである。提出会社及び連結子会社正規雇用労働者パート・有期労働者平均人員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間時間外実績(時間)平均人員数( )は時間給制適用者数(人)男性女性男性女性男性女性男性女性男性女性中部電力株式会社2,73544341.738.318.814.4326.4218.2256(6)57(53)中部電力ミライズ株式会社90629941.339.017.416.2359.1212.556(1)54(43)中部電力パワーグリッド株式会社7,3551,12040.140.420.219.3301.9161.1534(17)510(449) ④ 労働組合の状況労働組合との間には,特記するような事項はない。
研究開発活動 FY2026 / 約741字
6 【研究開発活動】当社グループの研究開発活動は,当社を中心に行っている。当社は,電力の安定供給等に資する事業会社・事業部門の現場課題の解決につながる技術研究開発を着実に実施するとともに,共創パートナーとの連携により技術革新を促し,S+3Eの追求や GX・DXに関する技術研究開発を積極的に進め,その成果をエネルギー事業及びその周辺事業へ導入を図る。また,当社グループの事業活動より得られる知的財産の積極的な権利化と合わせ,研究成果の社会実装ならびに規格化・標準化を進める。 (1)GXの推進①再生可能エネルギーの拡大,水素・アンモニアサプライチェーンの構築や火力発電における混焼に貢献する技術研究開発を推進する。②再生可能エネルギーや新たな分散リソースの導入拡大に向けて,電力ネットワークのさらなる高度化・品質の高い電気の安価なお届けに貢献する技術研究開発を推進する。③お客さまの脱炭素化及び省エネなどの需要側の電化,水素・アンモニアの利用技術,省エネソリューションに貢献する技術研究開発を推進する。 (2)DXの推進①業務のデジタル変革(効率化・高度化等)を進めるため,AI・デジタルツイン・ロボティクス等の現場活用に貢献する技術研究開発を推進する。②GXの実現に向けてDXを最大限活用し,供給・需要双方のニーズに応えるEaaS(エネルギー・生産最適化等),GXに資するデータ活用,それらに必要なプラットフォームの構築等に貢献する技術研究開発を推進する。 なお,当連結会計年度における当社グループ全体としての研究開発費の総額は,8,835百万円(ミライズ925百万円,パワーグリッド6,046百万円,その他1,862百万円)である。(注)上記金額には,内部取引を考慮していない。
重要な契約等 FY2026 / 約16字
5 【重要な契約等】該当事項なし
株式の保有状況 FY2026 / 約2,420字
(5) 【株式の保有状況】① 投資株式の区分の基準及び考え方当社は,専ら株式価値の変動または株式に係る配当によって利益を受けることを目的とする投資株式を純投資目的である投資株式,それ以外の投資株式を純投資目的以外の目的である投資株式としている。 ② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容当社は,当社の事業運営や地域の発展に寄与する企業など,中長期的な観点から当社グループの企業価値向上に資すると判断されるものに限って,上場株式を保有している。上場している政策保有株式については,毎年,取締役会で経済合理性や保有の意義などを勘案したうえで保有の適否を検証している。 b.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式12691,499非上場株式以外の株式1216,493 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由非上場株式51,223当社グループの企業価値向上のための出資非上場株式以外の株式――― (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)非上場株式11非上場株式以外の株式63,039 (注) 当事業年度において株式数が増加または減少した銘柄には,株式の併合,株式の分割,株式移転,株式交換,合併等で変動した銘柄は対象外としている。 c.保有区分,銘柄別の株式数,貸借対照表計上額等の情報等特定投資株式銘柄(当事業年度)(前事業年度)保有目的,業務提携等の概要,定量的な保有効果及び株式数が増加した理由(注)1当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)東海旅客鉄道㈱1,544,0001,544,000主要な交通インフラ事業者であり,中部地域の産業振興への寄与を目的として株式を保有有6,3054,406㈱日本製鋼所340,000340,000原子力発電関係の部材の供給元であり,事業運営上の関係維持・強化のため,株式を保有無2,8461,780静岡ガス㈱1,500,0001,500,000都市ガス販売を行う南遠州パイプライン㈱の共同運営等のパートナーであり,関係維持・強化のため,株式を保有有2,2631,696イオン㈱(注)2900,000300,000災害時の相互協力協定締結等の事業運営上及び販売戦略上の関係維持・強化のため,株式を保有無1,6961,125大同特殊鋼㈱807,780807,780特殊鋼鋼材等の製造企業であり,中部地域の製造業発展への寄与を目的として株式を保有無1,464961中部日本放送㈱883,400883,400公共性の高い放送事業者であり,中部地域の放送文化発展への寄与を目的として株式を保有有1,011583㈱サーラコーポレーション(注)3235,000235,000同社子会社であるサーラエナジー㈱は,都市ガス販売等を行う㈱CSエナジーサービスや南遠州パイプライン㈱の共同運営等のパートナーであり,関係維持・強化のため,株式を保有無242203日本トランスシティ㈱153,370153,370バイオマス発電所で使用する発電用燃料の荷役・保管業務等の委託先であり,事業運営上の関係維持・強化のため,株式を保有有188136㈱JDSC233,100233,100電力データ分析を含め,協業実績のあるAIベンダーであり,新規事業の協業先として関係維持・強化のため,株式を保有無179190㈱Welby434,782434,782PHR(Personal Health Record)サービスを運営する企業であり,新規事業の協業先として関係維持・強化のため,株式を保有無139156㈱カラダノート300,000300,000ライフイベント支援サービスを展開する企業であり,新規事業,電力事業の協業先として関係維持・強化のため,株式を保有無122126㈱御園座22,00022,000芸能文化を長年支える劇場であり,中部地域の文化発展への寄与を目的として株式を保有無3437 銘柄(当事業年度)(前事業年度)保有目的,業務提携等の概要,定量的な保有効果及び株式数が増加した理由(注)1当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)㈱名古屋銀行―102,284―有―804㈱八十二長野銀行(注)4―637,560―有―673㈱十六フィナンシャルグループ―78,245―無―377㈱あいちフィナンシャルグループ―75,321―無―215㈱しずおかフィナンシャルグループ(注)3―100,000―無―162㈱大垣共立銀行―30,000―有―71 (注) 1 定量的な保有効果については,記載が困難である。保有の合理性については,2026年5月開催の取締役会において,(5)②aに記載の方法に基づき検証している。 2 イオン株式会社は,2025年9月1日付で,普通株式1株につき3株の割合で株式分割を実施している。 3 当該会社は,当社株式を保有していないが,子会社において,当社株式を保有している。 4 当社は,㈱八十二銀行の株式を保有していたが,同社は2026年1月1日付で,㈱長野銀行と合併し,㈱八十二長野銀行となった。 ③ 保有目的が純投資目的である投資株式該当事項なし ④ 当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したもの該当事項なし ⑤ 当事業年度の前4事業年度及び当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したもの該当事項なし
関係会社の状況 FY2026 / 約2,872字
4 【関係会社の状況】(連結子会社)名称住所資本金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容セグメント:ミライズ 中部電力ミライズ株式会社(注)2,3名古屋市東区4,000小売電気事業等100.0当社からの電力の購入役員の兼任等……有株式会社シーエナジー名古屋市東区7,600液化天然ガスの販売及びエネルギー設備の設計・運転・メンテナンス等の総合エネルギー事業100.0(100.0)―役員の兼任等……有ダイヤモンドパワー株式会社東京都中央区120小売電気事業100.0(100.0)―役員の兼任等……無CEPO半田バイオマス発電株式会社愛知県半田市499バイオマス発電事業90.0(90.0)―役員の兼任等……有セグメント:パワーグリッド 中部電力パワーグリッド株式会社(注)2,3名古屋市東区40,000一般送配電事業等100.0当社との資金貸借取引役員の兼任等……有中部精機株式会社愛知県春日井市68電気計器の製造・整備・修理及び検定代弁81.8(81.8)―役員の兼任等……有中電配電サポート株式会社名古屋市東区30配電に関する支障樹木の伐採関連業務・用地業務等100.0(100.0)―役員の兼任等……無セグメント:その他 株式会社ジェネックス愛知県碧南市25太陽光発電所の開発,運営,保守管理等100.0(100.0)―役員の兼任等……有中電不動産株式会社名古屋市中区100不動産の販売・賃貸及び管理100.0当社への不動産の賃貸及び当社施設の管理の受託役員の兼任等……有株式会社エスコン (注)4東京都港区16,519不動産の販売・賃貸及び企画仲介コンサル事業51.0当社グループの不動産事業強化に向けた資本業務提携役員の兼任等……有株式会社ピカソ大阪市中央区101不動産の賃貸事業100.0(100.0)―役員の兼任等……無株式会社四条大宮ビル京都市下京区101不動産の賃貸事業100.0(100.0)―役員の兼任等……無株式会社芝リアルエステート東京都港区5不動産の賃貸事業100.0(100.0)―役員の兼任等……無中電クラビス株式会社名古屋市中区25広告,防犯カメラ,損害保険代理及びリース100.0(14.3)当社展示館の運営及び当社社員向け研修等の受託 役員の兼任等……有株式会社中電オートリース名古屋市南区100自動車のリース・整備・修理及び部品の販売100.0当社への自動車のリース・部品の販売及び当社の自動車の整備・修理の受託役員の兼任等……有株式会社中部プラントサービス名古屋市熱田区240火力・原子力発電所の保修工事80.0当社の原子力発電所の保修工事の受託役員の兼任等……有株式会社シーテック名古屋市緑区720送電線・変電所・水力発電所等の工事及び電気通信工事100.0(32.3)当社の水力発電所等の工事の受託役員の兼任等……有株式会社テクノ中部名古屋市港区120発電関連設備の運転・保守・管理及び環境関連事業100.0当社の原子力発電所関連設備の運転・保守・管理及び環境関連事業の受託役員の兼任等……有株式会社中電シーティーアイ名古屋市東区100情報処理サービス並びにソフトウェアの開発及び保守100.0当社の情報処理並びにソフトウェア開発及び保守の受託役員の兼任等……有その他59社 (持分法適用関連会社)名称住所資本金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容セグメント:ミライズ 株式会社CDエナジーダイレクト東京都中央区1,750小売電気事業等50.0(50.0)―役員の兼任等……無MCリテールエナジー株式会社東京都千代田区495小売電気事業等49.3(49.3)―役員の兼任等……無セグメント:パワーグリッド 新日本ヘリコプター株式会社東京都江東区250ヘリコプターによる送電線巡視,送電線工事資材輸送及び調査50.0(50.0)―役員の兼任等……無セグメント:JERA 株式会社JERA (注)4,5―――――セグメント:その他 Artemis II - CMGT 1 GmbHドイツハンブルク25千ユーロドイツ海底送電事業への投資49.0(49.0)―役員の兼任等……有Artemis II - CMGT 2 GmbHドイツハンブルク25千ユーロドイツ海底送電事業への投資 49.0(49.0)―役員の兼任等……有Diamond Chubu Europe B.V.オランダアムステルダム1ユーロオランダ総合エネルギー事業会社への投資20.0(20.0)―役員の兼任等……有Bitexco Power Corporationベトナムハノイ22,441億ドンベトナム水力発電事業等20.0(20.0)―役員の兼任等……有Ecowende C.V.オランダレイスウェイク1,216,000千ユーロオランダ洋上風力発電所の建設及び運営30.0(30.0)―役員の兼任等……有Alia Venture, L.P. (注)6アメリカデラウェア1千ドル不動産の開発事業―(―)―役員の兼任等……無Kuilei Venture, L.P. (注)6アメリカデラウェア1千ドル不動産の開発事業―(―)―役員の兼任等……無株式会社トーエネック (注)4名古屋市中区7,680屋内線・配電線工事及び電気通信工事44.6―役員の兼任等……有愛知電機株式会社 (注)4愛知県春日井市4,053電気機械器具の製造・販売及び修理24.8―役員の兼任等……有東海コンクリート工業株式会社三重県いなべ市300コンクリートポール・同パイル及びその他セメント二次製品の生産・販売26.8―役員の兼任等……有中部テレコミュニケーション株式会社名古屋市中区38,816電気通信サービス及び電気通信機器の賃貸等サービス19.0当社への電気通信サービスの提供役員の兼任等……有その他82社 (注) 1 議決権の所有割合の( )内は,間接所有割合で内数を記載している。2 特定子会社に該当している。3 中部電力ミライズ株式会社及び中部電力パワーグリッド株式会社については,売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が100分の10を超えているが,セグメント情報の売上高に占める当該連結子会社の売上高の割合(セグメント間の内部売上高又は振替高を含む)が100分の90を超えるため,主要な損益情報等の記載を省略している。4 有価証券報告書を提出している。5 株式会社JERAの状況については,「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 関連当事者情報」において記載しているため,記載を省略している。6 当社グループは議決権を有していないものの,「投資事業組合に対する支配力基準及び影響力基準の適用に関する実務上の取扱い(企業会計基準委員会実務対応報告第20号 2006年9月8日 2011年3月25日改正)」を適用し,持分法適用関連会社としている。
サステナビリティ FY2026 / 約10,428字
2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】「わたしたち中部電力グループは,人と人,人と社会をつなぎ,お客さま・地域そして地球でくらすみなさまとともに,エネルギーに満ちた明るく幸せな未来の創造に挑戦し続けます。」という中部電力グループ企業理念の下,当社は,社会の持続的な成長を目指している。このような事業活動のなかで,安全・安価で安定的なエネルギーをお届けするという変わらぬ使命を果たすとともに,気候変動をはじめとした地球環境への対応,自然災害等の危機管理,人権尊重に関する取り組み,人的資本への投資などの戦略を実施している。加えて,これらを両立するガバナンス・リスク管理を実現していく。なお,文中における将来に関する事項は,有価証券報告書提出日(2026年6月24日)現在において判断したものである。 (1) サステナビリティ全般に関する考え方及び取り組み[ガバナンス]当社のサステナビリティ関連のガバナンス体制図は以下のとおりである。 ガバナンス機関又は個人①取締役会による監督体制当社では,サステナビリティに関連するリスク及び機会について,経営戦略や業務執行に影響を与える重要事項として位置づけ,取締役会規程及びリスク管理規程に基づき,取締役会が最終的な意思決定及び監督責任を負う体制を構築している。各部門はサステナビリティ関連のリスク及び機会を含むマテリアリティ(重要課題)に関連するKGIを設定し,業務執行計画へ反映することで,中長期的な企業価値向上の実現を踏まえた事業活動の定着化に繋げている。業務執行の方向性を踏まえた経営基本計画は年に一度,経営執行会議へ付議された上で,取締役会で決議されている。また,目標設定・モニタリング委員会において四半期ごとに業務の執行状況のモニタリングを実施し,その結果を取締役会へ報告することで,取締役会の監督を受けている。取締役会はサステナビリティ関連のリスク及び機会の観点を踏まえた業務の執行状況の報告を受け,社会・環境に与える影響や,当社グループの収支実績・見通しに与える影響を考慮した上で提言を行っている。 ②取締役会の構成・取締役のスキル取締役会の構成・規模については,取締役会における審議の充実,経営の迅速な意思決定,取締役に対する監督機能及び当社を取り巻く事業環境や経営諸課題を総合的に勘案した上で,各取締役の知識,能力,専門分野,実務経験などのバランスを踏まえ決定している。取締役に求める専門性及び経験についてはスキル・マトリックスで公表している。https://www.chuden.co.jp/resource/ir/ir_kabunushi/ir_sokai/ir_sokai_102_01.pdf 経営者の役割(サステナビリティ関連全般のリスク及び機会の審議)サステナビリティ関連の基本方針や重要事項については取締役会が決定・監督を行い,その方針に基づく施策については取締役会から委任を受けた社長が推進している。社長は以下の会議体において責任者を担う。各会議体・委員会においてサステナビリティ関連事項が審議され,その内容や審議結果が直接または審議結果を取り込んだ経営戦略や事業計画等を通じ取締役会に付議され,取締役会による監督を受けている。なお,サステナビリティ関連のリスク及び機会についての課題認識や設定したKGIの進捗管理は業務執行計画に組み込まれる。また,これらは当社グループの経営戦略における一要素として業務管理がなされ,取締役会に報告される。 ①経営執行会議社長,副社長,役付執行役員及び中部電力ミライズ㈱社長で構成され,取締役会に付議する事項のうち事前審議を要する事項や,重要な業務執行に関する基本方策等について審議を行っている。 ②CSR推進会議社長,副社長,役付執行役員,中部電力パワーグリッド㈱社長及び中部電力ミライズ㈱社長で構成され,サステナビリティ全般に関する基本方針や体制,中期的な方向性等の重要事項について審議を行い,必要に応じて取締役会に付議している。また,人権に関するリスク及び機会について,年1回議題として取り扱い,前年度取り組みの進捗確認,当年度計画の審議,人権デュー・ディリジェンスのモニタリング等を行っている。 ③目標設定・モニタリング委員会社長を委員長,経営戦略本部長を副委員長とし,経営管理部統括,中部電力パワーグリッド㈱社長,中部電力ミライズ㈱社長,カンパニー社長等で構成され,全社及び各事業の目標,経営資源配分の設定に関する審議,目標の進捗,達成度,目標達成に向けた対応策及びリスク状況等の検証を行っている。 ④リスクマネジメント会議社長,副社長及び役付執行役員で構成され,リスク管理に関する基本方針や重要リスクへの対応方針について審議を行い,特に重要なリスクについては取締役会に付議するなど,経営レベルでのリスク管理を実施している。 (気候変動関連のリスク及び機会の審議)⑤ゼロエミッション推進会議社長,副社長,カンパニー社長,本部長,統括,中部電力パワーグリッド㈱社長,中部電力ミライズ㈱社長及び㈱JERAをはじめとしたグループ会社社長で構成され,気候変動に関する目標設定を行い,行動計画及び取り組み状況について審議・評価を行い,経営執行会議と連携し,経営戦略や全社計画に反映している。 (人的資本関連のリスク及び機会の審議)⑥人財戦略委員会人事部統括を委員長,経営戦略本部長を副委員長とし,委員長が指名する本店各部長やカンパニー・事業会社の各室・本部・部長等で構成される。人財に関する重要事項について,経営戦略と整合的に審議・調整を行うため,経営執行会議の下部機関として設置している。 (人権関連のリスク及び機会の審議)⑦コンプライアンス推進会議取締役会の監督の下運営される会議体であり,取締役会の指名により社長を議長とし,チーフ・コンプライアンス・オフィサー,社外委員及び監査等委員等で構成される。当該会議では,違法・不正行為・反倫理的行為(過剰な接待・贈答などの腐敗行為や,パワーハラスメント・セクシャルハラスメント他人権侵害を含む。)について相談できるヘルプライン案件に関する事実解明のための調査及び審議をしており,審議事項は取締役会に報告する体制としている。 ⑧ 人権啓発推進委員会当社ではダイバーシティ推進グループ長,中部電力パワーグリッド㈱や中部電力ミライズ㈱の各事業会社においては人事グループ長を委員長とし,本店本社各本部・室・部における筆頭グループ長等で構成され,全社人権啓発推進計画及び人権啓発推進活動計画,人権問題に関する事項について審議を行い,各事業場における人権啓発活動を通じて,グループ全体への浸透を図っている。 [リスク管理]①サステナビリティ関連のリスク及び機会の識別等及びモニタリングを行うためのプロセス及び関連する方針当社は,サステナビリティ関連のリスク及び機会について,企業の中長期的・持続的な価値創造及び企業の見通しに与える影響の重要性を踏まえ,バリュー・チェーン全体を評価対象範囲として,体系的な識別及びモニタリングを行っている。CSR推進会議において,各事業部門の業務執行計画及び経営に重大な影響を与えるリスクの確認結果からサステナビリティ関連のリスク及び機会を識別し,重要度を評価している。また,リスク及び機会と併せて目標設定・モニタリング委員会において定期的な評価・管理を実施している。<インプット等に関する情報>経営ビジョン及び中期経営計画の策定と連動して実施したマテリアリティを特定する際に,SASBの開示トピックやGRI等の国際的ガイドラインを参照し,当社グループを取り巻く事業環境や社会的要請を踏まえた経営課題(イシュー)を網羅的に抽出している。これらのマテリアリティを起点として,サステナビリティに関連するリスク及び機会を幅広く識別した上で,短期・中期・長期にわたり企業の見通しに重要な影響を与えると合理的に見込まれるか否かの観点から重要性評価を実施している。<リスク及び機会の評価方法>サステナビリティ関連のリスクに関しては,年1回の経営に重大な影響を与えるリスクの確認の中で影響度と発生頻度(数十年に1回程度,10年に1回程度,数年に1回程度,1年に1回以上)の2軸で優先順位付けをし,加えて直近の事象発生や外部環境等を鑑みた経営層判断を加味している。影響度に関しては,リスクの影響が定量的なものであれば財務影響額(損失又は利益),定性的なものであれば社会的信頼(ステークホルダーやメディア報道への影響)・安定供給(電力供給に支障が生じる規模・時間)・環境(汚染範囲,復旧に要する時間)への影響度を評価軸として採用している。また,経営課題の重要性再評価にあたっては,サステナビリティ関連のリスク及び機会に関して,直近の外部環境や当社グループの戦略・方針を鑑み,影響度と発生頻度を再確認の上,マテリアリティをCSR推進会議で年1回報告している。<リスク及び機会をモニタリングする方法>サステナビリティ関連のリスク及び機会を含むマテリアリティに紐づく各部門のKGIが業務執行計画上設定され,定期的なモニタリングで評価・管理を実施している。 ②上記プロセスと全体的なリスク管理プロセスとの関連性等当社は,業務執行計画に気候関連を含む全てのサステナビリティ関連のリスク及び機会を織り込み,全社的なリスク及び機会の識別・評価・モニタリングのプロセスに組み込んでいる。特にサステナビリティ関連のリスクの内,経営に重大な影響を与えるリスクについては,経営戦略本部内のリスク管理部署がリスクオーナー(カンパニー社長,本店の部門長)の報告を把握・評価の上,リスクマネジメント会議に報告し,対応方針の審議を受けるとともに,経営計画及びリスクオーナーが実施するリスク対策にこれを反映する。なお,当社のリスク管理体制の詳細については,「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1)コーポレート・ガバナンスの概要 ③内部統制システムに関する基本的な考え方及びその整備状況 イ リスク管理に関する体制」に記載している。 [戦略・指標及び目標]当社グループは,社会の持続的な成長を目指し,中部電力グループCSR宣言に基づき事業活動を展開し,企業理念に定めた社会的使命を果たすことで,社会とともに成長していく。そのため,SDGsの掲げる目標やESGに関する国際ガイドライン等を参考に抽出した経営課題に対し,投資家をはじめとしたステークホルダーにとっての重要度と,利益・コストや社会的評価,事業戦略との整合性といった当社グループにとっての重要度の大きく2つの視点から重要性評価・分類を行い,重要課題として整理し,重要課題をCSR推進会議,取締役会を経てマテリアリティとして特定のうえ,対応する指標・目標を定め,課題解決に優先的に取り組んでいる。 ※1 再生可能エネルギーの促進,脱炭素技術をはじめとした新技術の開発・社会実装,環境経営の実践含む。※2 新しいコミュニティづくり,循環型社会の実現含む。※3 多様な人財の確保・育成,安全・健康含む。※4 腐敗防止,人権の尊重含む。※5 「育児休業,介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(1991年労働省令第25号)第71条の6第2号における育児休業等及び育児目的休暇の取得割合を算出したものである。※6 CO2排出量のみ2024年度値を記載。2025年度実績は,中部電力グループレポート2026にて公表を予定。 (2) 脱炭素社会実現に向けた取り組み気候変動に伴う様々な変化を「機会」と捉え,企業価値向上に向けて積極的に取り組んでいる。こうした取り組みをステークホルダーの皆さまにお知らせするために,2019年5月に気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)に賛同を表明し,TCFD提言に沿った開示を継続している。なお,気候変動対応におけるガバナンス,リスク管理については,「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (1) サステナビリティ全般に関する考え方及び取り組み」に記載している。 [戦略]当社グループでは,カーボンニュートラル実現に向けた取り組みを「ゼロエミチャレンジ2050」としてとりまとめた。社会やお客さまとともに,エネルギーインフラの革新を通じて「脱炭素」と「安全・安定・効率性」の同時達成を目指していく。カーボンニュートラル実現に向けて,以下の取り組みを推進していく。・再生可能エネルギー拡大目標 (保有・施工・保守含む) 2030年頃320万kW(80億kWh)以上に向けた 再エネ開発・保有・水素・アンモニアサプライチェーンの構築,アンモニア混焼技術の確立・非効率石炭火力発電のフェードアウト,火力発電のさらなる高効率化・再生可能エネルギー接続可能量の拡大に向けた電力系統設備・運用の高度化,需給運用の広域化・「ミライズGreenでんき」をはじめとするCO2フリーメニューの多様化・イノベーションによる革新的技術実用化・採用また,国際エネルギー機関(IEA)などの公表データを参照し,「脱炭素社会への移行に関するリスク・機会」の評価にあたっては「1.5℃シナリオ」などを,異常気象など「物理的変化に関するリスク」の評価にあたっては「4℃シナリオ」を選定している。さらに,気候変動リスク・機会を事業戦略上の重要な要素と認識し,主要な項目について影響評価をし,取締役会等に報告したうえで事業戦略に反映している。 選定シナリオ1.5℃シナリオ4℃シナリオ参照WEO2024,第7次エネルギー基本計画 等気候変動に関する政府間パネル(IPCC):IPCC第6次評価報告書(SSP5-8.5シナリオ) ※1 短期 (1年) 中期 (5年) 長期 (6年~)※2 「大」年間500億円以上 「中」年間100億円~500億円 「小」年間100億円未満※3 炭素価格は複数の選定シナリオを考慮しつつ,短中期は非FIT非化石証書上限価格 (1.3円/kWh) ,及びGX-ETS排出量取引制度の上限価格見通し(5,000円程度/t-CO2),中長期はIEA WEOシナリオ (APS,NZEシナリオ 2030年$135~140/t-CO2)等を参考に試算。※4 火力発電資産のシナリオ分析の詳細については,JERA統合報告書を参照。 [指標及び目標]当社グループは,「2050年までに事業全体のCO2排出量ネット・ゼロに挑戦」し,脱炭素社会の実現に貢献していく。具体的には,「2030年までに,お客さまへ販売する電気由来のCO2排出量を2013年度比で50%以上削減」していく。また,当社※1が保有する「社有車を100%電動化※2・3」していく。※4なお,2024年度時点で,お客さまへ販売する電気由来のCO2排出量を2013年度比で約38%削減している。 ※1 中部電力(株),中部電力ミライズ(株),中部電力パワーグリッド(株)※2 電気自動車 (EV) ,プラグインハイブリッド車 (PHV) ,燃料電池車 (FCV) 等※3 電動化に適さない緊急・工事用の特殊車両等を除く。2025年度末時点で430台の電動車導入が完了。※4 当社はGXリーグの方針に賛同し,参画を通じてさらなる削減目標の設定・達成を実施していく。(注) 1 2026年6月末時点の目標であり,今後の制度設計などが変更された場合,目標値等を変更する場合がある。2 カーボンニュートラル実現に向けた取り組みの詳細については,「ゼロエミチャレンジ2050」を参照。 (注)1 販売電力の発電時の排出量は未調整排出量を使用。 2 温室効果ガスとは,CO2,CH4,N2O,SF6をCO2換算して表したもの。 3 中部電力(株),中部電力ミライズ(株),中部電力パワーグリッド(株)3社合計の値を記載。 4 2025年度(2026年3月期)のGHG排出量関連データについては,中部電力グループレポート2026にて 公表を予定。 5 環境・気候変動に関する非財務データの詳細については,「ESGデータ集2025」を参照。 https://www.chuden.co.jp/csr/performance_data/ なお,「E:環境データ」に記載の2024年度Scоpe1,2,3(カテゴリ3)の実績については,排出量データの信頼性向上を目的として,KPMGあずさサステナビリティ株式会社に第三者保証を依頼し,保証報告書を取得している。 (3) 人権尊重に関する取り組み 企業と人権に関する最も重要な国際的枠組みの一つである「ビジネスと人権に関する指導原則」などの人権尊重の枠組みに則り,人権への負の影響を予防・是正・軽減し,救済するため,具体的な措置として「方針によるコミットメント」「人権デュー・ディリジェンスの実施」「救済措置」などを行うことで,人権尊重の取り組みを推進している。 2023年7月には「中部電力グループ人権基本方針」を改定し,事業活動に関わる全てのステークホルダーを対象とした人権デュー・ディリジェンスの仕組みを構築するとともに,継続的な改善を行っている。 なお,人権尊重に関する取り組みにおけるガバナンス,リスク管理については,「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (1) サステナビリティ全般に関する考え方及び取り組み」に記載している。 [戦略・リスク管理]実効性が求められる人権デュー・ディリジェンスでは,当社グループの事業活動において発生の可能性がある人権リスクのうち,関連するステークホルダーと対話を行いながら,優先して取り組む人権リスクを,下記手法を用い特定した。 ・各種動向調査や社内インタビューの実施,過去の人権に関する相談・通報内容などの分析 ・人権リスクを網羅的に抽出したうえで,社内インタビューなどから示唆された当社グループに関わるリ スク項目を特定・人権侵害の発生の可能性,人権侵害の規模,人権侵害が及ぼす範囲,是正可能性の観点からリスクを評価し,特定した人権リスクをマッピング。優先順位付けを行い優先的に取り組む人権リスクを特定 優先して取り組む人権リスクは,自社従業員,ビジネスパートナー,地域住民の方々,お客さまだけでなく,女性や子ども,非正規雇用者,先住民の方々,移住労働者の方々を対象としている。今後も,内外の事業環境変化に合わせて,定期的に評価内容の点検・見直しを行う。 上記の手法を踏まえ検討した結果,強制労働,児童労働,紛争等の影響を受ける地域における人権問題,パワーハラスメント,労働安全衛生,環境・気候変動に関する人権問題を最優先に取り組む人権リスクとして特定した。これらのリスクに対し,優先的に予防・是正・軽減措置を実施している。なお,優先して取り組むリスクの適切な把握・対応に向けて,定期的・継続的に確認を実施している。 サプライチェーンを含めた当社グループのビジネスモデルにおいて関連する人権リスクを把握・評価し,優先度が高い人権リスクを定め,従業員及びサプライチェーンをはじめとするステークホルダーの人権尊重に取り組んでいる。 [指標及び目標] 人権デュー・ディリジェンスについて,「中部電力グループ人権基本方針」における適用範囲である連結子会社も含め当社グループ一丸での人権尊重の取り組みを進めている。具体的には,「2030年度までに連結子会社(約30社)を含めた当社グループの全てのステークホルダーへの人権デュー・ディリジェンスの実施・深化・定着」を目指し,PDCAサイクルを回しながら取り組みを推進している。人権デュー・ディリジェンスロードマップを策定し,連結子会社含め当社グループの全てのステークホルダーに対して,人権デュー・ディリジェンスの実施と深化を進めている。 なお,2025年度末時点で,各連結子会社(約30社)において自社従業員に係るリスクをはじめ,全てのステークホルダーへの人権リスクに対する予防・是正・軽減措置の対応実施及び検討がされていることを確認しており,2030年度の上記目標に対し順調に進捗していると評価している(2027年度末において現時点で想定している取り組みは一通り実施する計画)。 今後も連結子会社において優先的なリスクから順次取り組みを進め,当社グループの全てのステークホルダーに対する人権デュー・ディリジェンスの実施・深化・定着を目指す。 (4) 人的資本・多様性に関する取り組み[戦略・指標及び目標]当社グループは,地域・社会の持続的な発展への貢献の実現に向けては,人財一人ひとりの成長・活躍が不可欠との基本的な考えに基づき,多様な人財がライフイベントやキャリアステージに応じて能力を発揮し,会社と相互に価値を高め合う状態の実現が重要であるとの認識のもと,2023年5月に人財戦略を公表した。本戦略では,多種多様な力を持つ人財を確保・育成し,そして人財一人ひとりが,その能力を思う存分発揮するための取り組みを2本の柱として具体化し,社員に約束している。1本目の柱は,「多様な人財が活躍できる環境づくり」。企業経営の最優先事項である安全・健康への取り組みに加え,多様な個性を受入れ,認め合う風土醸成を目指し,一人ひとりの違いに配慮した制度整備や支援提供を行うことが,さらなる企業成長や社員の就労意欲向上のための投資そのものであるとの考えのもと,各種活動に取り組んできた。2本目の柱は,「自己変革に挑戦する社員への機会と支援の提供」。多様な社員が自らのキャリアを考え,自律的にチャレンジし,先輩の軌跡を超えた成長・活躍を実現できる環境を整えるため,「Chance(チャンスを創出する)」「Challenge(果敢に挑戦する)」「Change(変革を実現する)」の3つのキーワードを軸に,「自己変革に挑戦する社員に機会と支援を提供」することを,社員に対する当社のコミットメントとして具体的な施策に取り組んできた。当社グループは現在,将来にわたり安定した事業運営を確保するため,「選択と集中」により経営資源を戦略的に配分するとの方針を掲げて各取り組みを進めており,人財一人ひとりが,求められる役割の意義を実感しながら,その能力をより高い水準で発揮することが一層求められている。当社グループは,人財一人ひとりの成長・活躍を組織の力へとつなげることを重視し,グループ全体での人的資本経営の観点から,事業環境や経営課題の変化を踏まえつつ,人財戦略の継続的な検討・高度化を行っている。一方,浜岡原子力発電所の新規制基準適合性審査における基準地震動策定に係る不適切事案を受け,人財戦略に係る今後の目標については,再発防止策等を十分に反映したうえで,現在策定中の2026年度以降の新たな中期経営計画等を踏まえ,公表する予定である。上記のとおり,当社グループは中期経営計画をはじめとする経営戦略の見直しを進めているが,「人財一人ひとりの成長・活躍が企業価値そのもの」との考えは不変であり,人財一人ひとりが,会社の目指す姿に共感し,その実現のために自身の能力を思う存分発揮したい,発揮していると実感できる状態に到達することで,私たち中部電力グループは地域・社会の持続的な発展に貢献していく。なお,人的資本に関するガバナンス,リスク管理については,「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (1) サステナビリティ全般に関する考え方及び取り組み」に記載している。 ※1 目標及び実績は中部電力(株),中部電力ミライズ(株),中部電力パワーグリッド(株)3社合計の値を記載。ただし,死亡災害発生件数には,執行役員,直接雇用の従業員及び派遣社員に加え,請負・委託による災害件数を含む。なお,連結ベースでの指標及び目標の開示については,各社毎に事業内容及び事業環境が多岐に亘るため,当社グループに属する全ての会社を統合した指標は設定していない。※2 健康イキイキ度とは,心身ともに万全な状態で働けている度合で100%が最良。評価手法「SPQ」で測定。「健康年齢」とは,(株)JMDCが蓄積した約360万人分のデータを基に,健康診断結果と医療費の関係を解析し,個人の健康状態を年齢で表した指標。メンタル疾患休務率・身体疾患休務率とは,病気やけがで休務している度合であり,傷病による休務日数をもとに算出。※3 「育児休業,介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(1991年労働省令第25号)第71条の6第2号における育児休業等及び育児目的休暇の取得割合を算出したものである。※4 1日のフレックス精算時間をマイナスとする働き方。これにより捻出した時間を趣味等に活用。※5 KPIとして掲げる300ポストとは,「2025年度定期異動対応分」として2024年度に募集をかけるポスト数を示しており,その実績値(2024年度に募集をかけたポスト数)は420ポストである。なお,「2026年度定期異動対応分」として2025年度に募集をかけたポスト数は,365ポストである。※6 (株)リンクアンドモチベーションが提供するエンゲージメントサーベイにて測定。
主要な設備の状況 FY2026 / 約3,488字
2 【主要な設備の状況】(1) 提出会社電気事業固定資産 区分セグメントの名称設備概要帳簿価額(百万円)従業員数(人)土地構築物機械装置その他内部取引等の消去計水力発電設備その他発電所数201カ所(56,377,433) 最大出力5,486,030kW12,268180,63491,49420,656△4,737300,316857原子力発電設備その他発電所数1カ所(1,794,774) 最大出力3,617,000kW12,97917,57034,08020,029△2,17382,486983新エネルギー等発電等設備その他発電所数14カ所(182,842) 最大出力101,291kW3,49416616,4911,330△20321,279172業務設備その他本店 1カ所(946,143) 支店(社) 2カ所5,959862,59719,937△2,32426,2561,261計 ―(59,301,192) 34,702198,457144,66461,954△9,439430,3393,273 (注) 1 従業員数(就業人員数)は,建設工事従事者5人,附帯事業従事者64人,不動産事業従事者25人,合計94人を除いたものである。2 帳簿価額には,貸付設備6百万円(土地6百万円)を含まない。3 土地の( )内数字は面積(単位㎡)を示し,借地2,097,857㎡を除いたものである。 主要発電設備主要水力発電設備発電所名所在地水系出力(kW)土地面積(㎡)最大常時奥矢作第一愛知県豊田市矢作川323,000―592,527奥矢作第二 〃〃780,000―498,035畑薙第一静岡県静岡市葵区大井川86,0004,4002,381,268畑薙第二 〃〃86,60017,200312,362奥泉静岡県榛原郡川根本町〃92,00035,600371,625大井川 〃〃68,60022,600363,705井川静岡県静岡市葵区〃62,00013,0003,224,739川口静岡県島田市〃58,00019,700558,405奥美濃岐阜県本巣市木曽川1,500,000―4,047,647高根第一岐阜県高山市〃340,00001,799,716馬瀬川第一岐阜県下呂市〃288,00004,861,501馬瀬川第二 〃〃66,4000464,542小坂 〃〃50,10012,400250,262横山岐阜県揖斐郡揖斐川町〃70,0002,3009,519徳山 〃〃164,2005,27016,222,561新上麻生岐阜県加茂郡七宗町〃61,400―21,322矢作第一岐阜県恵那市矢作川61,2001,70017,512平岡長野県下伊那郡天龍村天竜川101,00023,9002,507,976泰阜長野県下伊那郡泰阜村〃54,50011,800765,887 原子力発電設備発電所名所在地出力(kW)土地面積(㎡)浜岡静岡県御前崎市3,617,0001,794,774 主要業務設備事業所名所在地土地面積(㎡)本店愛知県名古屋市東区他301,966 (2) 国内子会社① 中部電力パワーグリッド㈱電気事業固定資産 区分セグメントの名称設備概要帳簿価額(百万円)従業員数(人)土地構築物機械装置その他内部取引等の消去計送電設備パワーグリッド架空電線路亘長10,516km 回線延長19,788km(8,719,105) 地中電線路亘長1,317km 回線延長2,421km 支持物数 34,592基91,603437,39024,92412,363△12,292553,989913変電設備パワーグリッド変電所995カ所 出力300,000126,204,500kWkVA(7,771,933) 調相設備容量14,373,000kVA 連系所2カ所 出力1,200,000kW 調相設備容量620,000kVA84,219-314,88133,834△7,274425,661998配電設備パワーグリッド架空電線路亘長132,020km 電線延長559,744km 地中電線路亘長4,819km(3,950) 電線延長7,025km 支持物数2,895,908基 変圧器個数1,672,000個 変圧器容量90,494,764kVA37627,802233,69330,222△29,125862,6303,584業務設備パワーグリッド本社 1カ所(692,815) 支社 19カ所 営業所 35カ所22,6942224,45175,429△5,056117,5423,168計 ―(17,187,803) 198,5551,065,216597,951151,850△53,7491,959,8248,663 (注) 1 従業員数(就業人員数)は,建設工事従事者159人を除いたものである。2 帳簿価額には,貸付設備465百万円(土地465百万円)を含まない。3 土地の( )内数字は面積(単位㎡)を示し,借地1,504,492㎡を除いたものである。4 変電所出力の上段300,000kWは,周波数変換設備の出力である。 主要送電設備線路名種別電圧(kV)亘長(km)信濃幹線架空50045南信幹線〃50070西部幹線〃50080東部幹線〃50076駿遠幹線〃50046東栄幹線〃50042新三河幹線〃50030浜岡幹線〃50029静岡幹線〃50050奥美濃岐北線〃50021岐北分岐線〃5001豊根連絡線〃50011豊根幹線〃50043愛岐幹線〃50082三岐幹線〃50090岐阜連絡線〃50013越美幹線〃500110飛騨分岐線〃5001三重東近江線〃5003三重連絡線〃5006第二浜岡幹線〃50033静岡連絡線〃5007 主要変電設備変電所名所在地電圧(kV)出力(kVA)土地面積(㎡)東部愛知県豊田市5004,000,000153,426愛知 〃5003,000,000165,651新三河愛知県新城市5003,000,00078,175東栄愛知県北設楽郡東栄町5001,500,00063,718静岡静岡県島田市5001,000,000113,901駿遠静岡県掛川市5005,000,000219,977西部三重県いなべ市5003,000,000162,549北部岐阜県関市5003,000,000223,945信濃長野県塩尻市5003,000,000133,553南信長野県駒ヶ根市500800,000167,399 連系所名所在地電圧(kV)出力(kW)土地面積(㎡)南福光富山県南砺市500300,000330,866飛騨(変換所)岐阜県高山市500900,000― 主要業務設備事業所名所在地土地面積(㎡)支社等愛知県名古屋市中区他692,815 ② その他の国内子会社 会社名(本社所在地)主なセグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)土地構築物機械装置その他内部取引等の消去計㈱シーエナジー(愛知県名古屋市東区)ミライズ太陽光発電設備 他(30,704)462,37933,17411,092-46,692235㈱中電Looop Solar(愛知県名古屋市東区)ミライズ太陽光発電設備 他(54,295)9036411,839142-12,4377中電不動産㈱(愛知県名古屋市中区)その他建物 他(1,396,397)32,9911,01516736,152△21370,114543㈱シーテック(愛知県名古屋市緑区)その他建物 他(119,393)6,6722,6979,39215,154△36133,5551,603㈱中電シーティーアイ(愛知県名古屋市東区)その他建物 他(-)-0-10,651-10,6511,250㈱エスコン(東京都港区)その他土地 他(66,945)17,191166-4,795-22,153333㈱ピカソ(大阪府大阪市中央区)その他土地 他(18,712)12,40164710,454-22,91020優木産業㈱(大阪府大阪市中央区)その他建物 他(18,755)5,747-26,499-12,249 -㈱四条大宮ビル(京都府京都市下京区)その他土地 他(60,549)21,2345-6,732-27,97316 (注) 1 従業員数は就業人員数を記載している。2 土地の( )内数字は面積(単位㎡)を示し,借地を除いたものである。
設備の新設、除却等の計画 FY2026 / 約648字
3 【設備の新設,除却等の計画】中東情勢の影響などから,業績見通しの前提となる燃料価格や卸電力市場価格等の不確実性が高まっており,現時点では2026年度の設備投資額を合理的に見通すことが困難な状況であることから,2026年度の設備投資額を未定とした。ただし,安定供給の確保及び設備の維持に必要な工事については,引き続き計画的かつ持続的に取り組んでいく。なお,所要資金については,自己資金,社債及び借入金で充当する予定である。 主な新設等パワーグリッド(送電)名称(区分)電圧(kV)亘長(km)着工運転開始関ケ原開閉所(新設)500-2026/82030/6 (変電)名称(区分)電圧(kV)出力(千kW)着工運転開始東清水周波数変換所(増設)2756002021/52028/3 名称(区分)電圧(kV)出力(千kVA)着工運転開始北四日市変電所(新設)2751,3502025/42029/1下伊那変電所(新設)5006002021/102031/10東栄変電所(増設)5002,2002022/62024/10(2B)2027/3(1B)静岡変電所(増設)5001,0002025/32027/3 その他(水力)名称(区分)出力(千kW)着工運転開始大井川発電所(増設)32027/112028/4久野脇発電所(増設)12027/112028/4 (注) 1 東栄変電所のうち,1,500千kVA(2B)は2024年10月に運転開始済。2 運転開始時期が未定の設備については記載していない。
コーポレート・ガバナンスの概要 FY2026 / 約11,075字
(1) 【コーポレート・ガバナンスの概要】 ① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方当社は,「中部電力グループコーポレート・ガバナンス基本方針」において,コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方及び基本方針を定めている。 「中部電力グループコーポレート・ガバナンス基本方針」当社グループは,「中部電力グループ企業理念」を実践し,本理念に掲げる目指す姿を実現するためには,株主・投資家をはじめとするステークホルダーのみなさまから信頼され選択され続けることが必要と考えている。事業運営にあたっては,「中部電力グループCSR宣言」に基づき,安全を最優先に,エネルギーの安定供給を果たし,地球環境の保全に努めるとともに,公正・透明性を経営の中心に据え,経営及び業務執行に対する適切な監督を行い,迅速な意思決定を行うための仕組みを整備するなど,コーポレート・ガバナンスの一層の充実に努める。 ア 株主の権利・平等性の確保・すべての株主のみなさまに対し,株主総会における議決権をはじめとした株主のみなさまの権利が適切に行使いただけるよう環境を整備するイ ステークホルダーとの適切な協働・当社グループの事業を遂行するにあたっては,お客さまや地域社会,株主・投資家をはじめとするステークホルダーのみなさまのご理解とご協力が不可欠であるため,ステークホルダーのみなさまとの相互コミュニケーションを重視し,透明性の高い開かれた企業活動を推進するウ 適切な情報開示と透明性の確保・財務情報はもとより非財務情報を含めた経営状況及び事業活動全般について,幅広くかつ適時適切に情報を開示するエ 取締役会等の責務・当社取締役会は,会社の持続的成長と中長期的な企業価値の向上を図るべく経営上の重要事項の意思決定や,独立社外取締役の関与などを通じた実効性ある経営及び業務執行の監督を行う ・執行役員制により,経営の意思決定・監督と執行の分離,業務執行の迅速化などを図る・当社監査等委員会は,独立した客観的な立場から取締役の職務執行の監査を行うオ 株主との対話・「株主との建設的な対話に関する方針」に基づき,当社グループの経営状況及び事業活動について,株主のみなさまに丁寧に説明する ② コーポレート・ガバナンス体制の状況経営機構等の概要及びコーポレート・ガバナンス関連施策は次のとおりである。 当社は,執行と監督の分離の一層の深化を図り,機動的な意思決定とより高度なガバナンスの両立を実現するため,2024年6月開催の定時株主総会を以て,監査等委員会設置会社に移行している。「取締役会」,「監査等委員会」などの会社法で定められている機関に加え,「経営戦略会議」及び「経営執行会議」を設置している。 「取締役会」は,原則として毎月1回開催し,法令・定款所定の事項及び経営上重要な事項を審議・決定するとともに,取締役から職務執行状況の報告を受けるなどして,取締役の職務執行を監督している。また,監査等委員である取締役が取締役会における議決権を有することにより,監査・監督機能の実効性が更に強化されている。加えて,取締役(監査等委員である取締役を含む。)13名のうち7名(過半数)が社外取締役となっている。なお,男性11名・女性2名で構成されており,監査等委員である取締役は5名である。また,取締役会の構成,規模について,取締役会における審議の充実,経営の迅速な意思決定,取締役に対する監督機能及び当社を取り巻く事業環境や経営諸課題を総合的に勘案したうえで,各取締役の知識,能力,専門分野,実務経験などのバランスを踏まえ決定している。なお,取締役に求める専門性及び経験については,スキル・マトリックスとして公表している。スキル・マトリックスについて,「第102期定時株主総会招集ご通知」P.23,24を参照。https://www.chuden.co.jp/resource/ir/ir_kabunushi/ir_sokai/ir_sokai_102_01.pdf社長,副社長,カンパニー社長,本部長,統括などで構成する「経営執行会議」は,原則として毎週1回開催し,取締役会付議事項の事前審議を行うとともに,それに該当しない業務執行上の重要事項について審議している。また,中長期的な経営に関する方向性については,代表取締役などで構成する「経営戦略会議」において協議し,必要なものについては経営執行会議及び取締役会に付議している。業務執行体制については,経営の意思決定・監督と執行の分離,業務執行の迅速化などを図るため,執行役員制を採用している。カンパニー社長・本部長・統括を務める執行役員には社長の権限を大幅に委譲し,特定分野の業務執行はカンパニー社長・本部長・統括以下で完結させる一方,その執行状況について,適宜,経営執行会議及び取締役会に報告させている。また,カンパニー制を採る再生可能エネルギーの事業分野においては,カンパニー社長の諮問機関としてカンパニーボードを設置している。さらに,経営責任・執行責任を明確にし,かつ経営環境の変化に即応できる経営体制を構築するため,取締役(監査等委員である取締役を除く。)及び執行役員の任期を1年としている。 「監査等委員会」は,原則として毎月1回開催し,監査等委員である取締役間の役割分担,情報共有により,組織的・効率的な監査を実現するとともに,法令・定款所定の事項について決議・同意などを行っている。監査等委員である取締役5名のうち3名が社外取締役,また男性4名・女性1名で構成されている。 機関名役職名氏名取締役会 代表取締役会長勝野 哲◎代表取締役社長林 欣吾代表取締役速水 敏浩取締役鍋田 和宏 橋本 孝之,嶋尾 正,栗原 美津枝,加藤 治彦取締役常任監査等委員(常勤)古田 真二取締役監査等委員(常勤)岡 俊彦取締役監査等委員中川 清明,村瀬 桃子,山形 光正監査等委員会 取締役常任監査等委員(常勤)古田 真二◎取締役監査等委員(常勤)岡 俊彦取締役監査等委員中川 清明,村瀬 桃子,山形 光正経営戦略会議 代表取締役会長勝野 哲社長執行役員林 欣吾◎副社長執行役員鍋田 和宏 専務執行役員速水 敏浩経営執行会議 社長執行役員林 欣吾◎副社長執行役員鍋田 和宏,佐々木 敏春,神谷 泰範専務執行役員大谷 真哉,佐藤 裕紀,野田 英智,中畑 禎,長谷川 聡,速水 敏浩,安井 稔,加藤 隆之常務執行役員植田 光紀中部電力ミライズ㈱社長中川 治 (注) 1 ◎は各機関の長である。 2 取締役 橋本孝之,嶋尾正,栗原美津枝,加藤治彦は,社外取締役である。 3 取締役監査等委員 中川清明,村瀬桃子,山形光正は,社外取締役監査等委員である。 当社のコーポレート・ガバナンス体制を図で示すと次のとおりである。 ③ 内部統制システムに関する基本的な考え方及びその整備状況当社は,内部統制システムの整備に関する基本的な考え方として「会社の業務の適正を確保するための体制」を定め,この体制に掲げる内部統制システムを整備し,運用している。 <会社の業務の適正を確保するための体制>当社は,公正・透明性を経営の中心に据え,業務の適正を確保するため,次の体制を整備するとともに,これを有効に機能させ,株主,お客さまをはじめとするステークホルダーから信頼される企業となるように努める。ア 経営管理に関する体制・中部電力グループの経営の最高責任者として,CEO(チーフ・エグゼクティブ・オフィサー)を置く。(ア) 業務執行に関する体制・取締役会は,原則として毎月1回開催し,法令・定款所定の決議事項及び経営上重要な事項を決定するとともに,取締役から職務執行状況の報告を受けるなどして,取締役の職務執行を監督する。また,社外取締役により社外の視点からの監督を行う。・監査等委員会は,職務執行状況の聴取などを通じて,取締役の職務執行を監査する。・業務執行における重要な事項について多面的に検討するため,経営執行会議及び経営戦略会議(以下,合わせて「経営会議」という。)を設置する。経営執行会議は,原則として毎週1回開催し,取締役会に付議する事項及び社長が意思決定すべきその他重要事項の審議を行うとともに,業務執行状況等に関する報告を受ける。また,会長,社長,副社長及び経営企画部門の長で構成する経営戦略会議は,必要に応じて開催し,経営に関する方針・方向性について審議する。・経営の意思決定・監督と執行の分離及び迅速な業務執行を実現するため,執行役員制を採り,カンパニー社長・本部長・統括を務める執行役員に社長の権限を大幅に委譲し,特定分野の業務執行をカンパニー社長・本部長・統括以下で完結させる一方,その執行状況について,適宜,経営執行会議及び取締役会に報告させる。・カンパニー制を採る再生可能エネルギーの事業分野においては,カンパニー社長の諮問機関としてカンパニーボードを設置する。 ・取締役ではないカンパニー社長・本部長・統括についても,経営執行会議の構成員として取締役会決議案件の審議に参加させ,また取締役会において適宜議案の説明をさせること等により,経営の意思決定と特定分野の業務執行との乖離の防止を図る。・取締役(監査等委員である取締役を除く。)並びに執行役員及びその他の職員(以下,「取締役等」という。)の職務執行の適正及び効率性を確保するため,社内規程において,各部門(カンパニー,本部,本店の部,支店・支社をいう。以下同じ。)及び各部署並びにそれらの長の業務分掌,権限等を定める。また,取締役等は,業務執行状況について,適時に,取締役会,経営執行会議,カンパニーボードまたは上位者に報告する。・取締役等の意思決定の適正を確保するため,決裁手続において,起案箇所,関係部門及び審査部門による審査を行う。(イ) 取締役等の職務執行に係る情報の保存及び管理に関する体制・取締役等の職務執行に係る情報の保存及び管理を適切に行うため,社内規程において,取締役会議事録,経営会議資料,カンパニーボード資料,決裁文書等の作成,保存及び管理に関する事項を定める。(ウ) 内部監査に関する体制・ガバナンス,リスク・マネジメント,及びコントロールの各プロセスを評価し,客観的なアシュアランス,助言・勧告を提供するため,業務執行ラインから独立した組織として社長直属の内部監査部門を設置する。内部監査部門は,内部監査の実施結果を取締役会,監査等委員会及び社長に報告する。イ リスク管理に関する体制・全社及び各部門のリスク管理が適切に行われるよう,組織,権限及び社内規程を整備するとともに,その責任者として,CRO(チーフ・リスクマネジメント・オフィサー)を置く。・個々の事業または業務運営上のリスクを管理するために,カンパニー社長,本店の部門の長を責任者(以下,「リスクオーナー」という。)とするとともに,経営に重大な影響を与えるリスクを統合的に管理するためにリスクマネジメント会議を設置する。また,リスクマネジメント会議の審議結果については,必要に応じて,取締役会へ付議する。・個々の事業または業務運営上のリスクについては,リスクオーナーが,これを管理する体制を整備する。また,リスクオーナーは,計画の策定・実行にあたり,リスクを把握・評価のうえ,その結果に基づいてこれを管理する。・経営に重大な影響を与えるリスクについては,経営戦略本部内のリスク管理部署がリスクオーナーの報告を把握・評価のうえ,リスクマネジメント会議に報告し,対応方針の審議を受けるとともに,経営計画及びリスクオーナーが実施するリスク対策にこれを反映する。・非常災害その他当社の財産,社会的信頼等に重大な影響を与える事象が発生したときの情報伝達及び対応について社内規程に定めるとともに,これら事象が発生したときに備え定期的に訓練等を実施する。・原子力の自主的・継続的な安全性向上に向けた取り組みとして,当社の原子力安全の取り組み姿勢・理念を反映した中部電力グループ原子力安全憲章を制定する。また,原子力部門へのガバナンスを強化するため,原子力安全向上会議を設置し,同会議において,リスクを分析・評価するとともに原子力の安全性向上に必要な対応策について審議する。さらに,社外の各分野の有識者のガバナンス等に関する知見を安全性向上に向けた取り組みに活用するため,原子力安全向上会議アドバイザリーボードを設置する。・社内外の原子力の専門家の安全に関する知見を現場における安全性向上の取り組みに活用するため,浜岡原子力安全アドバイザリーボードを設置する。・法令等に従って財務報告を適正に行うために,組織及び社内規程類を整備し,適切に運用する。ウ コンプライアンスに関する体制・コンプライアンス経営を推進するため,その責任者としてCCO(チーフ・コンプライアンス・オフィサー)を置くとともに,取締役会の監督のもと,社長を議長,CCOを副議長,社外委員及び監査等委員を加えたコンプライアンス推進会議を設置し,役員・管理職員等の役割・責務を明確化して,各々自律的にコンプライアンスを推進する体制を整備する。・法務・コンプライアンス機能を強化するため,コンプライアンス本部を設置する。 ・法令及び社会規範の遵守に関する理念並びに取締役等・監査等委員が遵守すべき基本的事項を定めた中部電力グループコンプライアンス基本方針,中部電力グループ贈収賄・腐敗防止方針及び中部電力グループ税務方針を制定・周知する。・コンプライアンスの定着を図るため,取締役及び管理職員を対象とした啓発活動を実施し,管下職員への適切な指導・監督に当たらせるとともに,職員に対し各種研修を行う。・独占禁止法において禁止される行為を未然に防止し,公正かつ自由な競争に基づく事業活動を確保するため,競合他社との接触について,社内規程を定める。・コンプライアンス違反事象の未然防止・早期改善のため,通常の業務報告経路とは別に,内部通報の窓口「ヘルプライン」を社内及び社外に設置する。なお,ヘルプラインの利用者の保護について,社内規程を定める。・反社会的勢力との関係遮断については,対応部署を定め,社内規程類を整備するとともに,関連する外部専門機関と連携して対応する。・原子力本部のガバナンス向上の責任者として,原子力本部副本部長を置く。原子力本部副本部長は,コンプライアンス・リスク管理面等の管理・監督に関して,社長やCCO・CFO(チーフ・ファイナンス・オフィサー)に適宜報告を実施する。エ 監査に関する体制(ア) 監査等委員会の職務を補助すべき職員に関する事項・監査等委員会の職務を補助するため,執行部門から独立した組織として監査等委員会直属の監査等委員会室を設置するとともに,必要に応じて監査特命役員を置く。・監査等委員会室には,監査等委員会の意向を踏まえた員数の職員を置く。(イ) 監査等委員会の職務を補助すべき職員の独立性及び当該職員に対する監査等委員会の指示の実効性の確保に関する事項・監査特命役員及び監査等委員会室に所属する職員は,執行部門の業務に係る役職を兼務せず,取締役(監査等委員である取締役を除く。)の指揮・命令を受けない。・取締役等は,監査等委員会の指示に基づき職務を遂行したことを理由として,監査特命役員及び監査等委員会室に所属する職員に不利益を及ぼさない。・監査特命役員の選任及び解任並びに監査等委員会室に所属する職員の異動及び評定にあたっては,監査等委員会の意向を尊重する。(ウ) 監査等委員会への報告に関する体制・取締役等は,次のとおり,職務執行状況等について監査等委員会に報告する。・取締役会及び経営会議並びにカンパニーボードの付議事項について,監査等委員会からの求めに応じ報告する。・当社に著しい損失を与えるおそれのある事実を知ったときは,ただちに監査等委員会に報告する。・部門ごとに原則として年1回,当該部門に係る職務執行状況を監査等委員会に報告する。・重要な決裁文書については決裁後すみやかに,また業務執行に係るその他の文書類についても求めに応じて,監査等委員会の閲覧に供する。(エ) 監査等委員会に報告した者が当該報告をしたことを理由として不利益を受けないことを確保するための体制・取締役等は,監査等委員会もしくは監査特命役員または監査等委員会室に所属する職員に報告をしたことを理由として,報告した者に不利益を及ぼさない。・監査等委員及び取締役等は,監査等委員会に報告した者が望まない場合,正当な理由なく,その者の氏名等個人を特定できる情報を社内または社外に開示しない。(オ) 監査費用等に関する事項・監査等委員会が職務上必要と認める費用等を請求したときは,すみやかに当該費用等を支払う。(カ) その他監査等委員会の監査が実効的に行われることを確保する体制・監査等委員は,経営会議及びその他重要な会議体並びにカンパニーボードに出席のうえ,意見を述べることができる。・社長は,定期的に監査等委員会と代表取締役が経営全般に関し意見交換する機会を設ける。・内部監査部門及び会計監査人は,監査計画の策定・実施にあたって監査等委員会と調整するとともに,実施結果を監査等委員会に報告する。 オ 中部電力グループの業務の適正を確保するための体制・中部電力グループの業務の適正及び効率性を確保するため,グループ会社を統括する部門を設置し,グループ会社全般に関する経営戦略・方針の立案を行うとともに,社内規程類を整備し,経営上の特に重要な事項について協議または報告を求めるなど,グループ会社の経営管理を行う。また,グループ会社を統括する部門は,グループ各社の事業の概況を当社監査等委員会に報告する。・グループ各社のリスクについては,各社が把握・評価・管理する。・中部電力パワーグリッド㈱及び中部電力ミライズ㈱(以下,「事業会社」という。)の社長は,自社に加え自社のグループ会社について,当社のリスクオーナーとしての役割を果たす。・当該会社の経営施策及び経営に重大な影響を与えるリスクの検証,審議及び確認は,個別会社ごとに当該会社の社長と当社の社長等で構成する会議体で行う。 なお,その会議体は,事業会社に対しては四半期ごとに開催する目標設定・モニタリング委員会,その他のグループ各社に対しては,原則として年1回開催するグループ経営戦略会議とする。当社監査等委員は,これらに出席のうえ,意見を述べることができる。・当社の取締役等並びにグループ会社の取締役等及び監査役・監査等委員は,グループ会社においてグループ経営に重大な影響を与える事象が発生した場合,すみやかに状況把握を行うとともに,当社監査等委員会及び経営執行会議に報告する。・中部電力グループにおけるコンプライアンス推進のため,中部電力グループ・コンプライアンス推進協議会を設置するとともに,中部電力グループコンプライアンス基本方針,中部電力グループ贈収賄・腐敗防止方針及び中部電力グループ税務方針を制定する。また,グループ各社のコンプライアンス経営を推進するため,各社において,コンプライアンス委員会またはコンプライアンス担当の取締役等・部署の設置,その他推進体制を整備するとともに,基本方針の制定をはじめとする自律的な取り組みを行う。・コンプライアンス違反事象の未然防止・早期改善のため,グループ各社が必要に応じ自ら内部通報の窓口を設けるほか,グループ各社共同のコンプライアンスに関する内部通報の窓口「中電グループ・共同ヘルプライン」を設置する。・当社の取締役等または監査等委員等に,必要に応じグループ会社の取締役または監査役・監査等委員を兼務させる。・当社監査等委員会は,グループ会社監査役・監査等委員間の定期的な意見交換を行う。・当社の内部監査部門は,必要に応じてグループ会社に対して内部監査を行い,その結果を取締役会,監査等委員会及び社長に報告する。 ④ 責任限定契約の内容の概要当社は,会社法第427条第1項及び定款の規定により,社外取締役(監査等委員である取締役を含む。)との間で,任務を怠ったことによる損害賠償責任を会社法第425条第1項に定める最低責任限度額に限定する契約(責任限定契約)を締結している。 ⑤ 補償契約の内容の概要当社は,会社法第430条の2第1項に規定する補償契約を,取締役(監査等委員である取締役を含む。)全員との間で締結し,同項第1号の費用及び第2号の損失を法令の定める範囲内において補償することとしている。ただし,当社が各取締役(監査等委員である取締役を含む。)に対して責任追及等を行う場合(株主代表訴訟による場合を除く。)の費用については補償対象外とするとともに,各取締役(監査等委員である取締役を含む。)がその職務を行うにつき悪意または重過失があったことが判明した場合等には当社が補償金の返還を請求できることとしている。 ⑥ 役員等賠償責任保険契約の内容の概要当社は,会社法第430条の3第1項に規定する役員等賠償責任保険契約を保険会社との間で締結し,被保険者が会社の役員としての業務につき行った行為に起因して,保険期間中に株主,会社,従業員,その他第三者から損害賠償請求がなされた場合に係る損害賠償金及び訴訟費用等を塡補することとしている。ただし,被保険者が法令に違反することを認識しながら行った行為に起因する損害は塡補されないなど,一定の免責事由がある。当該保険契約の被保険者は当社,中部電力ミライズ株式会社及び中部電力パワーグリッド株式会社の取締役(監査等委員である取締役を含む。),監査役,取締役会決議により重要な人事として定める役職に選任された者及び社外派遣役員であり,保険料は当社,中部電力ミライズ株式会社及び中部電力パワーグリッド株式会社が全額を負担している。 ⑦ 取締役会等の活動状況ア 取締役会等の開催状況当事業年度において当社は取締役会を合計18回,指名・報酬等検討会議を合計14回開催しており,個々の取締役(監査等委員である取締役を含む。)の出席状況については次のとおりである。役職名氏名取締役会指名・報酬等検討会議出席回数出席回数代表取締役会長勝野 哲全18回中18回―代表取締役社長林 欣吾全18回中18回全14回中14回代表取締役速水 敏浩(注)1全15回中15回―取締役水谷 仁(注)2全3回中3回―取締役鍋田 和宏全18回中18回―取締役橋本 孝之全18回中18回全14回中14回取締役嶋尾 正全18回中17回全14回中13回取締役栗原 美津枝全18回中18回全14回中14回取締役工藤 陽子(注)2全3回中3回全3回中3回取締役加藤 治彦(注)1全15回中15回全11回中11回取締役常任監査等委員(常勤)古田 真二全18回中18回―取締役監査等委員(常勤)澤栁 友之(注)3全3回中3回―取締役監査等委員(常勤)岡 俊彦(注)1全15回中15回―取締役監査等委員中川 清明全18回中18回全14回中14回取締役監査等委員村瀬 桃子全18回中18回―取締役監査等委員山形 光正全18回中17回― (注) 1 取締役 速水敏浩,加藤治彦,取締役監査等委員(常勤) 岡俊彦の取締役会及び指名・報酬等検討会議への出席状況については,当事業年度中,2025年6月26日就任後に開催した取締役会及び指名・報酬等検討会議を対象に記載している。2 取締役 水谷仁,工藤陽子の取締役会及び指名・報酬等検討会議への出席状況については,当事業年度中,第101期定時株主総会の終結の時をもって退任するまでに開催した取締役会及び指名・報酬等検討会議を対象に記載している。3 取締役監査等委員(常勤) 澤栁友之の取締役会への出席状況については,当事業年度中,第101期定時株主総会の終結の時をもって辞任するまでに開催した取締役会を対象に記載している。 イ 具体的な検討内容(ア) 取締役会取締役会は,原則として毎月1回開催し,法令・定款所定の事項及び経営上重要な事項を審議・決定するとともに,取締役から職務執行状況の報告を受けるなどして取締役の職務執行を監督している。主な審議事項(2025年度)・株主総会の目的事項・役員人事・計算書類の承認・中部電力グループ 経営計画の策定・ガバナンス強化に係る事項(イ) 指名・報酬等検討会議指名・報酬等検討会議は,社長及び社長が指名する独立社外取締役(監査等委員である取締役を含む。)で構成しており,取締役(監査等委員である取締役を含む。)及び役付執行役員の人事案並びに取締役(監査等委員である取締役を除く。),役付執行役員の報酬の決定にあたり,社外取締役から助言を得ることで,その公正・透明性を確保している。主な審議事項(2025年度)1 役員報酬・取締役(監査等委員である取締役を除く。)の個人別の報酬の内容についての決定に関する方針の一部変更・月例報酬支給額・2024年度業績連動賞与支給額・2025年度の業績連動報酬 2 役員人事・取締役候補者(監査等委員である取締役を含む。)及び役付執行役員の人事案・社長の後継候補者の育成状況の確認 ⑧ 取締役(監査等委員である取締役を含む。)の定数 当社の取締役(監査等委員である取締役を含む。)の員数を15人以内,そのうち監査等委員である取締役は6人以内とする旨定款に定めている。 ⑨ 取締役(監査等委員である取締役を含む。)の選任の決議要件当社は,取締役(監査等委員である取締役を含む。)の選任決議について,議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し,その議決権の過半数をもって行い,累積投票によらない旨を定款に定めている。 ⑩ 株主総会決議事項を取締役会で決議することができる事項ア 自己の株式の取得の決定機関当社は,機動的な経営の遂行を可能とするため,会社法第165条第2項の規定により,取締役会の決議をもって自己の株式を取得することができる旨定款に定めている。イ 中間配当の決定機関当社は,株主への機動的な利益還元を行うため,取締役会の決議により,中間配当を行うことができる旨定款に定めている。ウ 取締役(監査等委員である取締役を含む。)の責任免除当社は,取締役が期待される役割を十分に発揮できるようにするため,会社法第426条第1項の規定により,任務を怠ったことによる取締役(取締役であった者を含む。)の損害賠償責任を,法令の限度において,取締役会の決議をもって免除することができる旨定款に定めている。 ⑪ 株主総会の特別決議要件当社は,会社法第309条第2項に定める株主総会の特別決議について,株主総会を円滑に運営するため,議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し,その議決権の3分の2以上をもって行う旨定款に定めている。
人的資本(人材育成・社内環境整備方針) FY2026 / 約1,951字
(4) 人的資本・多様性に関する取り組み[戦略・指標及び目標]当社グループは,地域・社会の持続的な発展への貢献の実現に向けては,人財一人ひとりの成長・活躍が不可欠との基本的な考えに基づき,多様な人財がライフイベントやキャリアステージに応じて能力を発揮し,会社と相互に価値を高め合う状態の実現が重要であるとの認識のもと,2023年5月に人財戦略を公表した。本戦略では,多種多様な力を持つ人財を確保・育成し,そして人財一人ひとりが,その能力を思う存分発揮するための取り組みを2本の柱として具体化し,社員に約束している。1本目の柱は,「多様な人財が活躍できる環境づくり」。企業経営の最優先事項である安全・健康への取り組みに加え,多様な個性を受入れ,認め合う風土醸成を目指し,一人ひとりの違いに配慮した制度整備や支援提供を行うことが,さらなる企業成長や社員の就労意欲向上のための投資そのものであるとの考えのもと,各種活動に取り組んできた。2本目の柱は,「自己変革に挑戦する社員への機会と支援の提供」。多様な社員が自らのキャリアを考え,自律的にチャレンジし,先輩の軌跡を超えた成長・活躍を実現できる環境を整えるため,「Chance(チャンスを創出する)」「Challenge(果敢に挑戦する)」「Change(変革を実現する)」の3つのキーワードを軸に,「自己変革に挑戦する社員に機会と支援を提供」することを,社員に対する当社のコミットメントとして具体的な施策に取り組んできた。当社グループは現在,将来にわたり安定した事業運営を確保するため,「選択と集中」により経営資源を戦略的に配分するとの方針を掲げて各取り組みを進めており,人財一人ひとりが,求められる役割の意義を実感しながら,その能力をより高い水準で発揮することが一層求められている。当社グループは,人財一人ひとりの成長・活躍を組織の力へとつなげることを重視し,グループ全体での人的資本経営の観点から,事業環境や経営課題の変化を踏まえつつ,人財戦略の継続的な検討・高度化を行っている。一方,浜岡原子力発電所の新規制基準適合性審査における基準地震動策定に係る不適切事案を受け,人財戦略に係る今後の目標については,再発防止策等を十分に反映したうえで,現在策定中の2026年度以降の新たな中期経営計画等を踏まえ,公表する予定である。上記のとおり,当社グループは中期経営計画をはじめとする経営戦略の見直しを進めているが,「人財一人ひとりの成長・活躍が企業価値そのもの」との考えは不変であり,人財一人ひとりが,会社の目指す姿に共感し,その実現のために自身の能力を思う存分発揮したい,発揮していると実感できる状態に到達することで,私たち中部電力グループは地域・社会の持続的な発展に貢献していく。なお,人的資本に関するガバナンス,リスク管理については,「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (1) サステナビリティ全般に関する考え方及び取り組み」に記載している。 ※1 目標及び実績は中部電力(株),中部電力ミライズ(株),中部電力パワーグリッド(株)3社合計の値を記載。ただし,死亡災害発生件数には,執行役員,直接雇用の従業員及び派遣社員に加え,請負・委託による災害件数を含む。なお,連結ベースでの指標及び目標の開示については,各社毎に事業内容及び事業環境が多岐に亘るため,当社グループに属する全ての会社を統合した指標は設定していない。※2 健康イキイキ度とは,心身ともに万全な状態で働けている度合で100%が最良。評価手法「SPQ」で測定。「健康年齢」とは,(株)JMDCが蓄積した約360万人分のデータを基に,健康診断結果と医療費の関係を解析し,個人の健康状態を年齢で表した指標。メンタル疾患休務率・身体疾患休務率とは,病気やけがで休務している度合であり,傷病による休務日数をもとに算出。※3 「育児休業,介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(1991年労働省令第25号)第71条の6第2号における育児休業等及び育児目的休暇の取得割合を算出したものである。※4 1日のフレックス精算時間をマイナスとする働き方。これにより捻出した時間を趣味等に活用。※5 KPIとして掲げる300ポストとは,「2025年度定期異動対応分」として2024年度に募集をかけるポスト数を示しており,その実績値(2024年度に募集をかけたポスト数)は420ポストである。なお,「2026年度定期異動対応分」として2025年度に募集をかけたポスト数は,365ポストである。※6 (株)リンクアンドモチベーションが提供するエンゲージメントサーベイにて測定。
事業の内容 FY2026 / 約1,405字
3 【事業の内容】当社グループは,当社,子会社78社及び関連会社97社(2026年3月31日現在)で構成され,電気やガスなどを供給するエネルギー事業をコア領域として,海外エネルギー事業,エネルギー事業に関連する建設業・製造業,不動産事業など,さまざまな事業を展開している。当社は,2019年4月1日付で,燃料受入・貯蔵・送ガス事業及び既存火力発電事業等を吸収分割により㈱JERAに承継させ,2020年4月1日付で,当社が営む小売電気事業等を中部電力ミライズ㈱に,一般送配電事業等を中部電力パワーグリッド㈱に,権利義務を承継させた。この体制の下,「ミライズ」,「パワーグリッド」,「JERA」の3つを報告セグメントとしている。 [ミライズ]電力・ガスの販売と各種サービスの提供[パワーグリッド]電力ネットワークサービスの提供[JERA]燃料上流・調達から発電,電力・ガスの卸販売 当社及び関係会社の事業を「事業系統図」として示すと以下のとおりである。 ※1 ミライズエネチェンジ㈱,ENECHANGE EVラボ㈱,EV充電インフラ1号合同会社,EV充電インフラ2号合同 会社は,2026年5月26日に民事再生法の規定による再生手続き開始の決定を受けている。※2 ㈱日本エスコンは,㈱エスコンに商号変更している。※3 FUEL㈱は,㈱エスコンインベストメントパートナーズに商号変更している。※4 ㈱芝リアルエステートは,出資により,新たに連結の範囲に含めている。※5 ㈱モンテディオフットボールパークは,出資により,新たに連結の範囲に含めている。※6 能登フォレストデザイン㈱は,出資により,新たに連結の範囲に含めている。※7 丸紅伊那みらいでんき㈱は,ICT伊那みらいでんき㈱に商号変更している。※8 CeneC合同会社は,出資により,新たに持分法の適用範囲に含めている。※9 クリーンウッドエナジー㈱は,出資により,新たに持分法の適用範囲に含めている。※10 TCK Global Education合同会社は,出資により,新たに持分法の適用範囲に含めている。※11 Mithra Solar Holding Ltd及び傘下の会社6社は,出資により,新たに持分法の適用範囲に含めている。※12 Origin Chaengwattana Co. Ltdは,出資により,新たに持分法の適用範囲に含めている。※13 裾野バイオマス発電合同会社は,株式譲渡により,持分法の適用範囲から除外している。※14 渋川バイオマス発電合同会社は,株式譲渡により,持分法の適用範囲から除外している。※15 長野バイオマス発電合同会社は,株式譲渡により,持分法の適用範囲から除外している。※16 上越バイオマス発電合同会社は,株式譲渡により,持分法の適用範囲から除外している。※17 Greenway Grid Global Pte.Ltd.は,株式譲渡により,持分法の適用範囲から除外している。※18 Geothermie Rupertiwinkel GmbHは,株式譲渡により,持分法の適用範囲から除外している。※19 BRITANIA BANGNA KM.39 CO.,LTD.は,株式譲渡により,持分法の適用範囲から除外している。※20 ㈱大垣スクールランチサポートは,清算結了により,持分法の適用範囲から除外している。
事業等のリスク FY2026 / 約9,000字
3 【事業等のリスク】当社グループの財政状態,経営成績及びキャッシュ・フローの状況に関する変動要因のうち,投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる事項には,主に以下のようなものがある。なお,文中における将来に関する事項は,有価証券報告書提出日(2026年6月24日)現在において判断したものであり,今後のエネルギー政策や電気事業制度の見直しなどの影響を受ける可能性がある。 (1)事業環境の変化2025年度の期ずれを除いた連結経常損益は,2024年度に比べミライズにおける電源調達ポートフォリオの組み換えによる費用削減効果等の拡大,パワーグリッドにおける需給調整にかかる費用の減少などから,2,840億円程度確保することができた。しかしながら,先行きを不透明にする事象として,中東や欧州における紛争・アジア情勢などの地政学リスク,燃料価格の高止まりや石油製品の供給支障の継続に加え,為替変動リスクも含めた燃料価格のボラティリティが高いことや,世界の気候や景気等の動向に起因する燃料需要の大幅な増加,物価・賃金・金利の上昇,小売事業の競争激化,電気事業の制度変更などがある。また,出力が不安定な自然変動電源が大量導入された中,異常気象等による想定外の需要の増加や悪天候による太陽光発電量などの低下が重なり,さらに設備のトラブルが発生した場合や資源国において不測の事態が生じた場合などには,日本国内における需給状況が悪化することが懸念される。このような事業環境の変化のもと,電力需給への対応として当社グループは,再生可能エネルギー発電出力の予測精度向上,他の一般送配電事業者との連携も含めた日々の系統運用・需給調整や水力発電所の安定的な運用,電力系統の次世代化,㈱JERAによる最新鋭の火力発電設備へのリプレース,火力発電所における補修点検時期の調整や重要設備の巡視強化,㈱JERAの子会社であるJERA Global Markets Pte. Ltd.を通じた機動的な燃料調達や,将来の電力需要増加も見据えた新規調達や長期売買契約締結などによる安定的な燃料確保,お客さまに電気を効率的にご利用いただくデマンドレスポンスの活用などにより,グループ一丸となってエネルギーの安定供給を継続する。安定的な事業成長に向けて,国内エネルギー事業においては,内外無差別な卸取引の進展も踏まえ,電源調達ポートフォリオの最適化,市場リスク管理の高度化などに引き続き取り組んでいく。中長期的には,GX(グリーントランスフォーメーション)やDX(デジタルトランスフォーメーション)の進展などにより電力需要の見通しは増加傾向に変化しており,エネルギー安定供給確保,経済成長,脱炭素の同時実現に向けた制度設計の検討が進められている。このような中,当社は,グループ一体となって,電力の安定供給確保,分散・循環型システムが併用された安全で安心な脱炭素社会の実現,事業構造の変革を通じた新たな収益源の獲得・拡大,電化等による需要創出に取り組んでいく。また,「S(安全性の確保)+3E(エネルギー安定供給・経済効率性・環境適合性)」の実現に向けた設備形成や燃料調達などを適切に行うとともに,これに資するエネルギー政策や電気事業制度に関する提言を実施していく。ただし,産業構造の変化などに的確に対応できない場合や,中東や欧州における紛争・アジア情勢などの地政学リスクに起因する影響の拡大,各種市場における想定と異なる制度見直しの実施など,当社グループを取り巻く事業環境が変化した場合,財政状態,経営成績及びキャッシュ・フローは影響を受ける可能性がある。 ①燃料・電力価格の変動等 当社グループの電源調達費用は,LNG,石炭,原油,卸電力などの市場価格及び為替相場の変動により影響を受ける可能性がある。これに対して中部電力ミライズ㈱では,これら価格のボラティリティが高い中においても,お客さまに安定して電気をお届けするため,2026年4月には,燃料価格及び卸電力市場価格の変動をより適切に反映した特別高圧・高圧の標準料金メニューに見直した。また,電力先物取引などのヘッジ取引により,調達価格の安定化を実施している。これらにより財政状態,経営成績及びキャッシュ・フローへの影響は緩和される。 ㈱JERAによる燃料調達や中部電力ミライズ㈱による市場などを通じた電力調達において,調達先の分散化,契約の長期化・柔軟性の確保など,燃料・電力等の市場変動に影響されにくい事業構造への移行を行っている。加えて,市場変動性の高まりを踏まえリスク管理の高度化や市場価格変動に柔軟に対応した販売施策に取り組んでいく。 ただし,中東や欧州における紛争・アジア情勢などの地政学リスクに起因する影響の拡大,長期化などの政治・経済・社会情勢の悪化や天候の変動,調達先の設備・操業トラブルなどにより,需給状況や市場価格が大きく変動することがある。これらのリスクの顕在化に伴う,調達費用の増減,調達価格と販売価格の差異,電力の市場価格・卸価格の変動などにより,財政状態,経営成績及びキャッシュ・フローは影響を受ける可能性がある。 ②競争等への対応 脱炭素化に伴うエネルギー需給構造の転換によりGXやDXが進展しており,中長期的な電力需要の見通しも増加傾向に変化している。 厳しい競争環境が継続する中でも,中部地域及び中部電力グループを選んでいただくべく,グループ全体で的確に対応していく。 中部電力ミライズ㈱では,これまでの電気・ガスなどのお届けを通じて築いてきたお客さまとの「つながり」をもとに,お客さまの暮らしを豊かにするサービスや,ビジネス上の課題解決を実現するサービスを提供し,新たな価値の提供を進めていく。 ㈱JERAは,燃料制約や需給ひっ迫の回避に向けて,最新鋭の火力発電設備へのリプレース,火力発電所における補修点検時期の調整や重要設備の巡視強化など,安定的な供給力の確保に取り組んでいる。加えて,㈱JERAの子会社であるJERA Global Markets Pte. Ltd.を通じた機動的な調達に取り組むとともに,将来の電力需要増加も見据え,新規調達や長期売買契約締結を進めるなど,安定的かつ競争力のある燃料確保にも努めている。 ただし,産業構造の変化などに的確に対応できない場合や,中東や欧州における紛争・アジア情勢などの地政学リスクのさらなる高まりによる調達環境の悪化,競争激化や景気動向・気温変動などにより,財政状態,経営成績及びキャッシュ・フローは影響を受ける可能性がある。 ③シナジー領域等 当社グループは,DXやAX(AIトランスフォーメーション)を推進し,事業活動で得られた情報やデータの連携・利活用を進める。加えて,シナジー領域として,エネルギー事業で培った設備のインフラ運営ノウハウ,技術人財や中部エリアを網羅する拠点,電化・省エネソリューション等も活用し,マルチユーティリティ事業(上下水道・資源循環事業など)や不動産事業を展開して新たな価値を創出していく。2026年4月には,社内外との連携・協業を加速し,事業・サービスを機動的に展開するため,マルチユーティリティ本部を設置した。同本部のもと社会課題の解決に貢献していく。また,不動産事業については,不動産事業本部が中心となり,エネルギーに加え,社会課題解決に資する取り組みとのシナジーを発揮できるよう,グループ一体となってまちづくりを推進していく。 また,当社は,株式会社東芝及びそのグループ会社の企業価値向上を目的とするTB投資事業有限責任組合に,有限責任組合員として出資している。 グローバル事業においては,再生可能エネルギーなどの「グリーン領域」,水素・アンモニアなどの「ブルー領域」,マイクログリッド・アジア配電事業などの「小売・送配電・新サービス領域」及び地熱発電などの「フロンティア領域」の4領域を組み合わせて最適なポートフォリオを形成し,各国・地域の社会課題解決への貢献と,収益の拡大を目指している。 なお,当社は,2016年7月1日付で会社分割により海外発電・エネルギーインフラ事業を㈱JERAへ承継した取引について,2022年12月17日に,メキシコ税務当局から約759億円(2022年12月時点の為替レートに基づく)の納付を命じる更正決定通知を受領した。本通知の内容は,日墨租税条約及びメキシコ税法に反する不合理なものであることから,2023年2月10日に,当局に対し行政不服審査を申し立てた。加えて,日墨租税条約に基づく両国税務当局間の相互協議も実施中である。 また,足元では資機材価格高騰などの継続が見込まれることから,投資案件を厳選するとともに,適切なリスク評価と定期的なモニタリングを実施している。 ただし,これらの事業が,他事業者との競争激化やカントリーリスクの顕在化,新技術の導入遅延や政策・制度等の変更などにより,当社グループの期待するような結果をもたらさない場合には,財政状態,経営成績及びキャッシュ・フローは影響を受ける可能性がある。 ④地球環境保全国の2050年カーボンニュートラル宣言以降,エネルギー安定供給,経済成長,脱炭素を同時実現するべく「GX2040ビジョン」及び「第7次エネルギー基本計画」が閣議決定されるなど,地球環境保全に向けた取り組みは喫緊の課題となっている。 当社グループでは,「中部電力グループ環境基本方針」のもと,カーボンニュートラル実現に向けた取り組みを「ゼロエミチャレンジ2050」としてとりまとめた。社会やお客さまとともに,エネルギーインフラの革新を通じて「脱炭素」と「安全・安定・効率性」の同時達成を目指していく。具体的には,2030年頃に向けた再生可能エネルギーの拡大目標(保有・施工・保守含む)に関し,320万kW以上を目指すとともに,原子力の活用,水素・アンモニアサプライチェーンの構築,碧南火力発電所におけるアンモニア転換の商用化,非効率石炭火力発電の停廃止,火力発電のさらなる高効率化,再生可能エネルギー接続可能量の拡大に向けた電力系統設備・運用の高度化,需給運用の広域化,水力発電の最適運用,「ミライズGreenでんき」をはじめとするCO2フリーメニューの多様化などのあらゆる施策を総動員し,「2030年までに,お客さまへ販売する電気由来のCO2排出量を2013年度比で50%以上削減」を達成する。さらに,イノベーションによる革新的技術実用化・採用を通じ,「2050年までに,事業全体のCO2排出量ネット・ゼロに挑戦」していく。そのような中,想定を上回る事業環境の変化を受け,当社グループの㈱シーテックは,3海域で進める洋上風力発電事業に関して,事業性再評価のうえ,事業パートナー間で協議を行った結果,開発取り止めを決定した。これに伴い当連結会計年度において,損失を計上した。ただし,今後撤退を進める中で追加損失が発生する可能性がある。今後も脱炭素社会の実現に向けた方針に変わりはないが,化石燃料賦課金や排出量取引制度などのカーボンプライシング制度をはじめとした脱炭素関連の制度や事業環境の変化に的確に対応できない場合,また,非化石価値の動向や技術革新などを踏まえたビジネスモデルの変革を的確に実施できない場合,財政状態,経営成績及びキャッシュ・フローは影響を受ける可能性がある。 ⑤金利及び物価・賃金の上昇等金利の上昇については,当社グループの有利子負債残高のうち91.4%は,社債,長期借入金の長期資金であり,その大部分を固定金利で調達しているため,財政状態,経営成績及びキャッシュ・フローへの影響は短期的には限定的である。ただし,今後新たに調達する資金等においては,金利の上昇の影響が見込まれる。市場金利の動向や資金需要の状況を引き続き見極めながら,適時適切に資金を調達していく。物価・賃金の上昇については,その影響を最小限に抑えられるよう効率化等に引き続き取り組んでいく。また,取引先の置かれた状況の把握に努め,適切な価格により取引先の皆さまと対等な立場で公平・公正な取引を実施している。ただし,金利・物価・賃金の上昇が継続する場合,財政状態,経営成績及びキャッシュ・フローは影響を受ける可能性がある。 ⑥米国の通商政策 米国の関税政策をはじめとする自国産業保護を目的とした通商政策により,今後,自動車等の輸出量が減少する場合,自動車関連の産業集積地である中部エリアの電力需要に一定の影響が生じる可能性がある。電力需要が減少する場合においても,市場価格や燃料価格の変動を捉えた電源調達費用の削減等により収支悪化の抑制に努めていく。 ただし,電力需要の減少が継続する場合,財政状態,経営成績及びキャッシュ・フローは影響を受ける可能性がある。 (2)基準地震動策定に係る不適切事案及び原子力発電設備の非稼働 国の2050年カーボンニュートラル宣言以降,エネルギー安定供給,経済成長,脱炭素を同時実現するべく「GX2040ビジョン」及び「第7次エネルギー基本計画」が閣議決定され,そのなかで再生可能エネルギーと原子力発電を最大限活用する方針が示された。 浜岡原子力発電所については,新規制基準を踏まえたさらなる安全性向上対策や原子力発電の理解向上に向けた取り組みを進めるとともに,3・4号機については,新規制基準適合性審査を受けていた。また,5号機については,海水流入事象に対する具体的な復旧方法の検討と並行して,新規制基準を踏まえた対策を検討し,審査の申請に向けた準備を進めていた。しかしながら,2026年1月に公表した基準地震動策定に係る不適切事案を受け,いずれも中断している。当社は,独立した外部専門家のみで構成される調査委員会による調査に全面的に協力するとともに,当社として改善すべき事項は先行して着実に取り組むべく,社長を議長とする「解体的再構築に向けた検討会議」を設置し,「意識・行動の変革」,「組織・組織風土の変革」,「ルール・仕組みの強化」を柱とする取り組みを進めている。 当社グループは,浜岡原子力発電所全号機の運転停止状況下において,火力電源での代替を行っており,これによる電源調達費用の大幅な増加などにより,財政状態,経営成績及びキャッシュ・フローは影響を受ける見込みである。 また,原子力規制委員会等の判断,浜岡原子力発電所の運転停止状況の継続や当社グループが受電している他社の原子力発電設備の状況などによっては,財政状態,経営成績及びキャッシュ・フローは影響を受ける可能性がある。 (3)原子力バックエンド費用等 原子力のバックエンド事業は,使用済燃料の再処理,放射性廃棄物の処分,原子力発電施設等の廃止措置など,超長期の事業で不確実性を有する。この不確実性は,使用済燃料再処理・廃炉推進機構が,再処理や廃止措置等に係る資金を確保・管理する仕組みをはじめとした国による制度措置などに基づき,必要な費用を引当て・拠出していることにより低減されている。しかしながら,原子力バックエンド費用及び原子燃料サイクルに関する費用は,制度の見直し,制度内外の将来費用の見積り額の増減,再処理施設の稼働状況などにより増減するため,財政状態,経営成績及びキャッシュ・フローは影響を受ける可能性がある。 (4)大規模自然災害等 当社グループの事業活動においては,南海トラフ地震・巨大台風・異常気象などの大規模自然災害,武力攻撃,テロ行為,疫病の流行,事故などのリスクが存在する。当社グループでは,これらの事象が発生した場合に備えて,BCP(事業継続計画)などを策定のうえ,設備の形成,維持,運用などの事前対策に取り組むとともに,発生後における体制の整備や訓練などを実施している。 2025年3月31日に国は「南海トラフ巨大地震における被害想定見直し」及び「南海トラフ巨大地震対策」について報告書を取りまとめ,2025年7月1日に南海トラフ地震防災対策推進基本計画を変更している。国が地形データの高精度化等により公表した新被害想定に基づき,再評価を行った結果,事前の追加設備対策の必要はないことを確認している。今後も,国・自治体の動向を注視し,最新知見をもとに当社グループBCP(事業継続計画)などの見直しを行っていく。 また,台風災害で得られた教訓などを踏まえ,アクションプランに基づき,各種復旧支援システムの整備による設備復旧体制の強化,ホームページやスマートフォンアプリによるお客さまへの情報発信の強化,自治体・他電力会社などとの連携強化に取り組んでいる。さらに,レジリエンス(強靭化・回復力)の強化に向けて,自治体などと連携しながら,予防保全のための樹木の事前伐採や無電柱化の一層の加速,水力発電用ダムの洪水発生が予想される場合における治水協力などに取り組んでいく。 ただし,大規模自然災害,武力攻撃,テロ行為,疫病の流行,事故などにより,供給支障や設備の損壊などが発生した場合には,その被害状況などによっては,財政状態,経営成績及びキャッシュ・フローは影響を受ける可能性がある。 (5)セキュリティ(経済安全保障・情報管理等)当社グループでは,重要インフラであるエネルギーの安定供給を確保するため,サイバー攻撃などによる電力の供給支障や機微情報漏えいのリスクに対応すべく,経営層のリーダーシップのもと,ガバナンス体制の強化,電力ISACなどを通じた他事業者・関係機関などとの情報共有・分析,各種セキュリティ対策や訓練などを継続的に実施している。特に,基幹インフラ役務の安定的な提供の確保に関する制度の対象となる重要設備については,経済安全保障推進法やサイバー対処能力強化法などの関係法令に基づき,妨害行為を防止するために必要な措置を講じていく。今後も,国際情勢などの変化や脅威動向を継続的に把握し,サイバー攻撃の高度化・巧妙化に備えて,政府との連携も密にしたうえで,リスクの低減及び影響の最小化に向けた対策を継続的に実施していく。また,個人情報(特定個人情報を含む)をはじめとした各種情報の管理の徹底に向け,専任部署を設置し,個人情報保護法などの関係法令に基づき,規程類を整備することに加え,教育や意識啓発活動の実施などの取り組みをこれまで以上に強化していく。加えて,リスクアセスメントの実施・分析を通じて,より高度なガバナンス体制の構築やITシステムの脆弱性の発見・解消,運用ルールの強化などに努め,さらなるセキュリティ確保に万全を期す。 ただし,サイバー攻撃やITシステムの不備,情報の漏えいなどにより,対応に要する直接的な費用のほか,社会的信用の低下などが発生した場合には,財政状態,経営成績及びキャッシュ・フローは影響を受ける可能性がある。 (6)人的資本・人権 今後,社会構造の変容が見込まれる中,変化に適切に対応していくためにも,将来を見据えた人財の確保・高度スキルの獲得等が重要な課題となっている。 当社グループでは,この課題に対し,「安全」と「健康」を最優先事項として,「一人ひとりの成長・活躍が企業価値そのもの」との考えに基づき人財戦略を公表するとともに,経営層においても多様な専門性を確保している。 また,企業の人権に関する影響力が拡大する中,人権尊重の取り組みに対する要請は一層高まっている。 当社グループでは,「中部電力グループ人権基本方針」に基づき,人権デュー・ディリジェンスをはじめとする人権尊重の実践に取り組んでいる。 ただし,今後の人的資本の十分な質と量の確保ができない場合や,人権リスクが顕在化し社会的な信用の低下等が発生した場合には,財政状態,経営成績及びキャッシュ・フローは影響を受ける可能性がある。 (7)コンプライアンス 当社グループでは,法令及び社会規範の遵守に関する基本方針及び行動原則を示した「中部電力グループコンプライアンス基本方針」のもと,「中部電力グループ贈収賄・腐敗防止方針」及び「金品授受に関するガイドライン」を制定するなど,コンプライアンスの徹底,企業倫理の向上に努めている。 浜岡原子力発電所の安全性向上対策工事の一部で,一部の取引先との間で長期間未精算になっている事案が判明し,また,当社原子力部門の役員が,社内規程に反し,これらの事実を取締役会等に対して長期に亘って報告を行っていなかった事案が判明した。調達ルールの見直しや管理体制の強化,予算管理の徹底,定期的な会議の設置,教育の充実,他部門出身の副本部長の配置によるサポート強化,他部門との交流,モニタリングの強化を継続的に実施し,再発防止に努めていく。 また,原子力規制委員会による原子炉等規制法に基づく浜岡原子力発電所3・4号機の新規制基準適合性審査において,浜岡原子力発電所の地震動の評価を不適切な方法で実施していた事案が発生した。当社は,当社から独立した外部専門家のみで構成される調査委員会の調査に全面的に協力するとともに,当社として改善すべき事項は先行して着実に取り組むべく,社長を議長とする「解体的再構築に向けた検討会議」を設置し,「意識・行動の変革」,「組織・組織風土の変革」,「ルール・仕組みの強化」を柱とする取り組みを進めている。今後,調査委員会による調査結果も踏まえ,このような不適切事案を二度と生じさせることがないよう,さらなる改善策・対応策を検討・立案し,全社を挙げて取り組んでいく。 当社グループは,今後も,常にコンプライアンスに関する取り組み状況を確認し,その結果に基づいて説明責任を果たすとともに,コンプライアンス徹底に向けた不断の取り組みを進めていく。 ただし,コンプライアンスに反する事象により,社会的信用の低下などが発生した場合には,財政状態,経営成績及びキャッシュ・フローは影響を受ける可能性がある。
事業方針・経営環境 FY2026 / 約4,047字
1 【経営方針,経営環境及び対処すべき課題等】文中における将来に関する事項は,有価証券報告書提出日(2026年6月24日)現在において判断したものである。 (1) 会社の経営の基本方針浜岡原子力発電所の新規制基準適合性審査における基準地震動策定に係る不適切事案につきましては,現在も独立した外部専門家のみで構成される調査委員会(以下,「調査委員会」という。)による調査が継続しておりますが,ステークホルダーのみなさまから再び信頼される企業へと生まれ変わるため,先行して改善すべき事項として,「意識・行動の変革」,「組織・組織風土の変革」,「ルール・仕組みの強化」を柱とする取り組みを着実に進めております。今後,調査委員会による調査結果も踏まえ,このような不適切事案を二度と生じさせることがないよう,さらなる改善策・対応策を検討・立案し,全社を挙げて取り組んでまいります。当社は,「人と社会のつながりを,幸せのエネルギーに」という企業理念のもと,経営ビジョン2.0の達成に向けグループ一体となって事業に取り組んでまいりました。当社を取り巻く事業環境として,燃料価格につきましては,中東情勢の影響などにより,不確実性がさらに高まっております。また,物価・労務単価・金利のさらなる上昇に加え円安も進行するなど,国内外における投資環境の不透明性がこれまで以上に増しております。さらに,人口減少などに伴う社会課題が顕在化しております。中長期的には,GX(グリーントランスフォーメーション)やDX(デジタルトランスフォーメーション)の進展などにより電力需要の見通しが増加傾向に変化しており,エネルギー安定供給確保,経済成長,脱炭素の同時実現に向けた制度設計の検討が進められております。当社は,経営ビジョン2.0の達成に向けグループ一体となって,電力の安定供給確保,分散・循環型システムが併用された安全で安心な脱炭素社会の実現,事業構造の変革を通じた新たな収益源の獲得・拡大,電化等による需要創出に取り組んでまいりました。また,ESG(環境・社会・ガバナンス)の観点を踏まえた事業経営を深化させることで,SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献し,持続的な成長と企業価値の向上に努めてまいります。 (2) 目標とする経営指標2025年度は,中期経営計画の最終年度であり,中期経営目標として掲げた「連結経常利益2,000億円以上,ROIC3.2%以上」を達成いたしました。2026年4月には,「中部電力グループ 新中期経営計画の骨子」を公表いたしました。新たな中期経営計画につきましては,調査委員会による調査結果を踏まえ,必要な事項を反映のうえ公表いたします。 (3) 中長期的な会社の経営戦略・会社の対処すべき課題「選択と集中」を進め,エネルギー事業をコアとした成長の実現に向けて,多角化から転換し,エネルギーとシナジーが発揮できる事業に集中することで,中期的にROE(自己資本利益率)8%以上の達成を目指してまいります。具体的には,中部地域に根差した顧客基盤・ブランド力や面的拠点,エネルギー事業で培った知見・人財,挑戦を続ける開拓者精神といった当社グループの強みを活かし,需要造成・安定供給,低・脱炭素価値提供,シナジー事業の展開,グループ経営の深化を成長戦略の4つの柱と位置づけ,これらを着実に推進することで,持続的な成長を実現してまいります。また,これらの柱を実現するための基盤として,AI等の先端技術を実装し,業務変革(生産性の向上)や事業・サービスの高度化を推進してまいります。「選択と集中」の方向性については,エネルギー事業とのシナジーの発揮を前提に,成長性・資本効率の観点から事業の選択を進めるとともに,持続的な成長に向けた経営資源の適切な配分を通じて,事業ポートフォリオの見直しを図ってまいります。資本政策につきましては,自己資本比率30%半ばから後半を目安とした最適資本構成の考え方は堅持し,中期的なROE8%以上実現の観点も踏まえた資本政策を検討・実施してまいります。このような経営戦略のもと,以下の課題への対応を通じて,中部電力グループ全体の持続的成長と企業価値の向上を果たしてまいります。 (S(安全性の確保)+3E(エネルギー安定供給・経済効率性・環境適合性)の実現に向けた取り組み)中部電力グループは,特定の電源に依存せず,多様かつバランスの取れた電源構成が重要であるとの考えにもとづき,エネルギー安全保障に寄与し脱炭素効果の高い再生可能エネルギーや原子力発電の最大限の活用などに取り組んでまいります。供給力・調整力として重要な役割を担う火力発電につきましては,その担い手であるJERAにおいて,短期的には,中東情勢の影響などを踏まえ,政府の方針にもとづいた石炭火力の活用や設備の確実な運用,トレーディングも活用した燃料の安定的な確保に取り組んでまいります。中長期的には,安定供給と低炭素化の両立に資するLNG火力発電の活用等に取り組むとともに,長期安定的な燃料の確保に努めてまいります。また,JERAゼロエミッション2050のもと,非効率石炭火力の停廃止や水素・アンモニアのサプライチェーンの構築を含むゼロエミッション電源の追求など,着実な脱炭素化にも取り組んでまいります。再生可能エネルギーにつきましては,2017年度比で「2030年頃に保有・施工・保守を通じた320万kW(80億kWh)以上」の拡大を目指し,投資環境・制度動向を見極めながら開発に取り組むとともに,グループ会社による太陽光発電設備の保守・施工などを進めてまいります。さらに,中長期的な電力需要の見通しが増加傾向にある中,経済合理的な設備形成やウェルカムゾーンの公表を通じた大規模需要の適地誘導等のより良い連系サービスの提供に取り組むとともに,系統の次世代化も進めてまいります。加えて,太陽光発電をはじめとした自然変動電源の予測精度向上,他の一般送配電事業者と連携した広域的な需給運用の拡大などにより,中部エリアに加え全国の安定供給の維持に寄与してまいります。 (浜岡原子力発電所の状況)浜岡原子力発電所につきましては,新規制基準を踏まえたさらなる安全性向上対策や原子力発電の理解向上に向けた取り組みを進めるとともに,3・4号機の新規制基準適合性審査を受けておりましたが,2026年1月に公表した基準地震動策定に係る不適切事案を受け,いずれも中断しております。当社は,調査委員会による調査に全面的に協力するとともに,地域のみなさまなどに対し,本事案の概要や現在の発電所の状況をご説明するなどしております。 (エネルギー領域の成長に向けた取り組み)当社は,DXやAX(AIトランスフォーメーション)を推進する中核組織として,2026年4月にデジタル変革推進本部を設置いたしました。同本部のもと,先端技術の実装などを通じて生産性向上やビジネスモデル変革を進め,グループ全体の収益力の向上を目指してまいります。また,産業集積地である中部エリアの特性を踏まえ,産業プロセスの電化や地域産業のDX化に資するソリューションを提供し,電力需要の拡大につながる取り組みを推進してまいります。さらに,DER(分散型エネルギー資源)を活用した高度なエネルギーマネジメントを実現し,最適なエネルギー利用と多様な価値の創出を進めてまいります。 (エネルギー事業とのシナジーが見込まれる領域の取り組み)中部電力グループは,DXやAXを推進し,事業活動で得られた情報やデータの連携・利活用を進めるとともに,エネルギー事業とのシナジーが見込まれる領域で事業を展開し,新たな価値を創出してまいります。2026年4月には,社内外との連携・協業を加速し,サーキュラーエコノミーの実現に貢献する事業・サービスを機動的に展開するため,マルチユーティリティ本部を設置いたしました。同本部のもと,上下水道・資源循環事業などに取り組み,社会課題の解決に貢献してまいります。また,不動産事業につきましては,不動産事業本部が中心となり,エネルギーに加え,社会課題の解決に資する事業とのシナジーを発揮できるよう,グループ一体となってまちづくりを推進してまいります。 (資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた取り組み)中部電力グループは,企業価値向上を重要な経営課題と考えており,東京証券取引所の「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」の要請も踏まえ,取り組みを進めております。資本効率の向上については,政策保有株の売却などに取り組んできておりますが,今後は,事業ポートフォリオの組み替えや資産の入れ替え,事業別ROICの目標化などを進めるほか,安全・安定供給に関わる投資は着実に実施したうえで成長投資とのバランスを踏まえ,自己株取得の実施余地や時期・規模の考え方を整理するなど資本政策の検討も含め,ROE8%以上の達成を目指してまいります。また,資本市場の皆さまとの対話を継続し,定量的な情報の開示充実を進め,企業価値向上に努めてまいります。なお,これらの取り組みについては,新たな中期経営計画において具体的に取りまとめ,公表させていただきます。 中部電力グループは,脱炭素社会の実現,社会課題の解決,大規模災害時における事業継続やサイバーセキュリティの高度化など,ESGの観点を踏まえた事業経営を深化させることで,SDGsの達成に貢献し,持続的な成長と企業価値の向上に努めてまいります。今後とも,お客さまや社会からの信頼が事業運営の基盤であることを肝に銘じ,コンプライアンス経営を徹底するとともに,企業の社会的責任(CSR)を果たすことで,ステークホルダーのみなさまとともに,社会の持続的な発展(サステナビリティ)に貢献してまいります。
経営者による分析 FY2026 / 約8,916字
4 【経営者による財政状態,経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(経営成績等の状況の概要) (1) 業績等の概要当連結会計年度におけるわが国経済は,米国の通商政策による影響が自動車産業を中心にみられたが,雇用・所得環境の改善や各種政策の効果に支えられ,緩やかな景気回復が継続した。一方で,中東情勢の影響や米国の通商政策をめぐる動向などによる景気の下押しが懸念されている。燃料価格については,中東情勢の影響などにより,不確実性がさらに高まっている。また,物価・労務単価・金利のさらなる上昇に加え円安も進行するなど,国内外における投資環境の不透明性がこれまで以上に増している。さらに,人口減少などに伴う社会課題が顕在化している。 このような中,当連結会計年度の収支状況について,連結売上高は,3兆5,460億円となり,前連結会計年度と比べ1,231億円の減収となった。連結経常損益は,2,910億円の利益となり,前連結会計年度と比べ146億円の増益となった。 (2) 生産,受注及び販売の状況当社グループは,電力・ガスの販売と各種サービスの提供を行う「ミライズ」,電力ネットワークサービスの提供を行う「パワーグリッド」,燃料上流・調達から発電,電力・ガスの卸販売を行う「JERA」等が,バリューチェーンを通じて,電気事業を運営している。当社グループにおける生産,受注及び販売の状況については,その大半を占める電気事業のうち主要な実績を記載している。 ① 発電実績種別当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)対前年増減率(%)発電電力量(百万kWh)水力8,770△5.3原子力――新エネルギー394△4.2合計9,165△5.3出水率(%)90.6― (注) 1 発電電力量及び出水率は,中部電力㈱の実績を記載している。2 出水率は,1994年度から2023年度までの30カ年平均に対する比である。3 発電電力量及び出水率は,有価証券報告書提出日(2026年6月24日)現在において把握している実績を記載している。4 四捨五入の関係で,合計が一致しない場合がある。 ② 販売実績ア 販売電力量及び料金収入種別当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)対前年増減率(%)販売電力量(百万kWh)低圧30,260△3.2高圧・特別高圧78,7112.8合計108,9711.0料金収入(百万円)2,259,734△3.9 (注) 1 販売電力量及び料金収入は,中部電力ミライズ㈱の実績を記載している。2 販売電力量は,有価証券報告書提出日(2026年6月24日)現在において把握している実績を記載している。3 四捨五入の関係で,合計が一致しない場合がある。4 料金収入には「国民の安心・安全と持続的な成長に向けた総合経済対策」,「米国関税措置を受けた緊急対応パッケージ」及び「「強い経済」を実現する総合経済対策」に基づく施策である「電気・ガス料金支援」により受領する補助金67,161百万円を含む。 〔参考1〕グループ合計の販売電力量(百万kWh)119,9592.3 (注) 1 中部電力ミライズ㈱及びその主要な子会社,関連会社の実績を記載している。なお,グループ内の販売電力量は除いている。2 販売電力量は,有価証券報告書提出日(2026年6月24日)現在において把握している実績を記載している。 〔参考2〕他社販売電力量(百万kWh)21,110△1.8 (注) 1 中部電力ミライズ㈱の実績を記載している。なお,中部電力ミライズ㈱の主要な子会社及び関連会社への販売電力量は除いている。2 他社販売電力量は,有価証券報告書提出日(2026年6月24日)現在において把握している実績を記載している。 イ 中部エリアの需要電力量及び料金収入種別当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)対前年増減率(%)中部エリアの需要電力量(百万kWh)123,921△0.5料金収入(百万円)636,775△0.5 (注) 1 中部エリアの需要電力量及び料金収入は,中部電力パワーグリッド㈱の実績を記載している。2 中部エリアの需要電力量は,有価証券報告書提出日(2026年6月24日)現在において把握している実績を記載している。3 料金収入は,接続供給託送収益(インバランスの供給に係る収益を除く)を記載している (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)当社グループに関する財政状態,経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析については,連結財務諸表に基づいて分析した内容である。 (1) 財政状態の分析① 資産固定資産については,㈱JERA などの関係会社長期投資の増加により投資その他の資産が増加したことなどから,前連結会計年度末と比べ3,759億円増加し,6兆3,579億円となった。流動資産については,現金及び預金が増加したことなどから,前連結会計年度末と比べ1,519億円増加し,1兆2,947億円となった。 ② 負債有利子負債が増加したことなどから,負債合計は,前連結会計年度末と比べ1,736億円増加し,4兆4,398億円となった。 ③ 純資産配当金の支払いはあったが,親会社株主に帰属する当期純利益の計上やその他の包括利益累計額の増加などから,純資産合計は,前連結会計年度末と比べ3,542億円増加し,3兆2,128億円となった。この結果,自己資本比率は,41.0%となった。 〔資産・負債・純資産比較表(要旨)〕項 目前連結会計年度末(2025年3月31日)当連結会計年度末(2026年3月31日)増 減金額(億円)金額(億円)金額(億円)増減率(%)資 産固定資産59,82063,5793,7596.3 電気事業固定資産23,63324,0924591.9 その他の固定資産4,0173,965△52△1.3 固定資産仮勘定5,2105,94673614.1 投資その他の資産24,95327,5152,56210.3流動資産11,42712,9471,51913.3 現金及び預金2,9353,36643114.7 受取手形、売掛金及び契約資産3,1192,739△379△12.2 棚卸資産3,0503,2351856.1 合 計71,24876,5275,2787.4負 債 ・ 純 資 産固定負債30,09231,6191,5275.1 社債6,7606,9672063.1 長期借入金18,19519,7141,5188.3流動負債12,55012,7662161.7 1年以内に期限到来の固定負債3,3283,038△289△8.7 短期借入金2,6152,668522.0 支払手形及び買掛金2,2932,53824410.7 負債合計42,66244,3981,7364.1株主資本24,00525,7951,7907.5 利益剰余金19,09620,8821,7869.4その他の包括利益累計額3,8595,5861,72744.7非支配株主持分720745253.5 純資産合計28,58532,1283,54212.4 合 計71,24876,5275,2787.4 前連結会計年度末(2025年3月31日)当連結会計年度末(2026年3月31日)増 減増減率(%)自己資本比率(%)39.141.01.94.9有利子負債残高(億円)30,77832,3341,5555.1 (注) 1 億円未満切り捨て2 有利子負債残高の増減の内訳は,次のとおりである。 連結範囲の変更による影響 110億円 調達・返済による影響 1,445億円 (2) 経営成績の分析中部電力ミライズ㈱の販売電力量は,中部エリア内外における競争が進展する中,エリア外における契約獲得などから,前連結会計年度と比べ1.0%増加し1,090億kWhとなった。なお,中部電力ミライズ㈱及びその主要な子会社,関連会社の合計の販売電力量は,中部エリア外を中心とした契約獲得などから,前連結会計年度と比べ2.3%増加し1,200億kWhとなった。 〔販売電力量〕 前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)増 減増減率(%)低圧(億kWh)313303△10△3.2高圧・特別高圧(億kWh)766787212.8合 計1,0791,090111.0 (注) 1 販売電力量は,中部電力ミライズ㈱の実績を記載している。2 販売電力量は,有価証券報告書提出日(2026年6月24日)現在において把握している実績を記載している。3 四捨五入の関係で,合計が一致しない場合がある。 〔参考1〕グループ合計の販売電力量(億kWh)1,1731,200272.3 (注) 1 中部電力ミライズ㈱及びその主要な子会社,関連会社の実績を記載している。なお,グループ内の販売電力量は除いている。2 販売電力量は,有価証券報告書提出日(2026年6月24日)現在において把握している実績を記載している。 〔参考2〕他社販売電力量(億kWh)215211△4△1.8 (注) 1 中部電力ミライズ㈱の実績を記載している。なお,中部電力ミライズ㈱の主要な子会社及び関連会社への販売電力量は除いている。2 他社販売電力量は,有価証券報告書提出日(2026年6月24日)現在において把握している実績を記載している。 中部エリアの需要電力量は,冬季の気温影響による暖房設備の稼動減や検針期間の日数減などから,前連結会計年度と比べ0.5%減少し1,239億kWhとなった。 〔中部エリアの需要電力量〕 前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)増 減増減率(%)中部エリアの需要電力量(億kWh)1,2451,239△6△0.5 (注) 1 中部エリアの需要電力量は,中部電力パワーグリッド㈱の実績を記載している。2 中部エリアの需要電力量は,有価証券報告書提出日(2026年6月24日)現在において把握している実績を記載している。 収支の状況については,連結売上高は,燃料費調整額(燃調収入)等の減少などから,前連結会計年度と比べ3.4%減少し3兆5,460億円となった。連結経常損益は,浜岡原子力発電所の新規制基準適合性審査における基準地震動策定に係る不適切事案を受け,審査に関係する業務などの委託契約を解約することとし,実施済みの業務に対応した費用を計上したものの,JERAの国内火力事業における石炭の調達競争力改善などによる利益の増加などから,前連結会計年度と比べ146億円増加し2,910億円の利益となった。また,子会社などにおける減損損失160億円を特別損失に計上した。これにより,親会社株主に帰属する当期純損益は,前連結会計年度と比べ257億円増加し2,277億円の利益となった。 当連結会計年度におけるセグメント別の業績(内部取引消去前)及び取り組みは以下のとおりである。なお,㈱JERAは持分法適用関連会社のため,売上高は計上されない。 [ミライズ]〔業績〕電力・ガスの販売と各種サービスの提供に伴う売上高については,燃調収入等の減少などから,前連結会計年度と比べ3.5%減少し2兆8,592億円となった。経常損益は,燃料価格等の変動が電力販売価格に反映されるまでの期ずれが差損から差益へ転じたことや電源調達ポートフォリオの組み替えによる費用削減効果等が拡大したことなどから,前連結会計年度と比べ209億円増加し1,379億円の利益となった。〔当連結会計年度の取り組み〕電気・ガスなどのお届けを通じて築いてきたお客さまとのつながりをもとに,お客さまのくらしを豊かにするサービスや,ビジネス上の課題解決を実現するサービスを提供し,新たな価値をお届けしている。「中部電力ミライズショップ」では,ご家庭のエネルギー最適化の提案を通じて,安心で快適な住まいづくりをお手伝いしている。また,ご家庭向け銀行サービス「カテエネBANK」に加え,2025年9月には,法人・個人事業主向けに「ビジエネBANK」の提供を開始するなど,中小企業をはじめとするお客さまのビジネスに役立つサービスも提供している。脱炭素の実現に向けては,ご家庭のお客さま向けに,「ミライズGreenでんき」やふるさと納税制度を通じてCO2フリー電気を提供している。法人のお客さま向けには,「みんなで脱炭素プロジェクト」として,太陽光PPAや省エネソリューションなどの各種サービスを提供することで,お客さまとともに再生可能エネルギーを拡大・有効活用する取り組みを推進している。また,2024年度に続き,電気料金などの負担軽減策として,特別高圧・高圧とご家庭を中心とした低圧のお客さまの料金割引などを行った。2026年4月には,燃料価格及び卸電力市場価格の変動をより適切に反映させるため,特別高圧・高圧の標準料金メニューの見直しを行っている。今後も「とどける」「よりそう」「つなげる」をキーワードに,お客さまのニーズに応じた魅力的なサービスの開発・提供に努めていく。 [パワーグリッド]〔業績〕電力ネットワークサービスの提供に伴う売上高については,エリア需要の減少に伴う託送収益の減少や需給調整に係る収益の減少などから,前連結会計年度と比べ3.6%減少し9,286億円となった。経常損益は,エリア需要の減少に伴う託送収益の減少や設備関係費の増加はあったものの,需給調整に係る費用の減少などから,前連結会計年度並みの475億円の利益となった。〔当連結会計年度の取り組み〕日々の設備保守を確実に行うことに加え,再生可能エネルギーの導入拡大を踏まえた系統運用の高度化や高経年化した設備の更新を行うとともに,他の一般送配電事業者等との連携も含めた系統運用・需給調整を通じて,中部エリアの安定供給を確保し,全国の安定供給にも寄与してきた。また,中部エリアにおける電力需要の中長期的な見通しが増加傾向にある中,電力の安定供給と脱炭素を両立していくため,電源の追加調達など着実に供給力を確保し,他エリアとの電力融通の拡大に向けた設備の増強を進めている。加えて,地域の実情に応じた設備形成の最適化に取り組むとともに,系統用蓄電池を活用した電力系統の混雑対策の実証を開始するなど,電力系統の次世代化に向けた取り組みを推進している。さらに,業界全体で施工力・物流力不足などへの取り組みを推進しており,他の一般送配電事業者との共同輸送や,国内の電気工事士として活躍できる人財の海外での育成などに取り組んでいる。加えて,GX・DXの進展に伴い増加が見込まれるデータセンター需要等を踏まえ,中部エリアにおける適地の選定・公開を進めるなど,地域の持続的な経済成長に貢献していく。 [JERA]〔業績〕燃料上流・調達から発電,電力・ガスの卸販売に伴う経常損益は,国内火力事業における石炭の調達競争力改善などによる利益の増加などから,前連結会計年度と比べ268億円増加し941億円の利益となった。なお,燃料価格等の変動が電力販売価格に反映されるまでの期ずれを除いたJERAによる連結経常損益への影響は891億円程度の利益となった。〔当連結会計年度の取り組み〕燃料上流・調達から発電,電力・ガス卸販売にいたるバリューチェーンの最適運用,効率的運営に努めつつ,安定的な燃料調達などエネルギーの安定供給確保における重要な役割も担っている。燃料制約や需給ひっ迫の回避に向けては,最新鋭の火力発電設備へのリプレースに向けた検討を進めるとともに,火力発電所における補修点検時期の調整やボイラ等重要設備の重点巡視を実施するなど,安定的な供給力の確保に取り組んでいる。加えて,JERAの子会社であるJERA Global Marketsを通じた機動的な調達に取り組むとともに,将来の電力需要増加も見据え,米国産LNGの新規調達やカタール・エナジー社との長期売買契約締結を進めるなど,安定的な燃料確保にも努めている。また,エネルギーの安定供給を確保しながら,2050年時点で国内外の事業から排出されるCO₂を実質ゼロとするJERAゼロエミッション2050に向けた取り組みを進めている。具体的には,燃料アンモニアの製造や調達,輸送に向けた協業の検討を進めるなどサプライチェーン構築にも取り組むとともに,再生可能エネルギーの拡大に向けて,英国のbpと共同で,世界最大級の洋上風力発電事業会社であるJERA Nex bpを設立した。(注) JERAゼロエミッション2050は,脱炭素技術の着実な進展と経済合理性,政策との整合性を前提としている。JERAは,引き続き,自ら脱炭素技術の開発を進め,経済合理性の確保に向けて主体的に取り組んでいく。 (目標とする経営指標の達成状況等)燃料価格等の変動が電力販売価格に反映されるまでの期ずれを除いた連結経常損益は2,840億円程度の利益,ROIC(期ずれ除き)は4.4%となり,中期経営目標(2022年公表・2024年見直し)として掲げていた「連結経常利益2,000億円以上,ROIC3.2%以上」を達成した。 〔連結収支比較表〕項 目前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)増 減金額(億円)金額(億円)金額(億円)増減率(%)経常収益営業収益(売上高)36,69235,460△1,231△3.4営業外収益7831,09130839.4合 計37,47536,552△923△2.5経常費用営業費用34,27133,159△1,111△3.2営業外費用439481419.5合 計34,71133,641△1,069△3.1(営業損益)(2,420)(2,300)(△120)(△5.0)経常損益2,7642,9101465.3渇水準備金5△7△12―特別損失6416096150.9法人税等603409△194△32.2非支配株主に帰属する当期純損益707000.1親会社株主に帰属する当期純損益2,0202,27725712.7 (注) 1 特別損失:有価証券評価損(前連結会計年度),減損損失(当連結会計年度)2 内部取引相殺消去後(億円未満切り捨て) (3) キャッシュ・フローの状況の分析営業活動によるキャッシュ・フローは,㈱JERAからの配当金の受取などから,前連結会計年度と比べ330億円増加し3,344億円の収入となった。投資活動によるキャッシュ・フローは,投融資による支出が減少したことなどから,前連結会計年度と比べ409億円支出が減少し3,507億円の支出となった。この結果,フリー・キャッシュ・フローは,前連結会計年度と比べ740億円改善し163億円の支出となった。財務活動によるキャッシュ・フローは,資金調達が増加したことなどから,前連結会計年度と比べ1,150億円増加し874億円の収入となった。これらにより,当連結会計年度末の現金及び現金同等物は,前連結会計年度末と比べ722億円増加した。 資本の財源及び資金の流動性について,当社グループは,主に電気事業の運営上必要な設備資金を,社債発行や銀行借入等により調達し,短期的な運転資金は,主に短期社債により調達することを基本としている。 〔連結キャッシュ・フロー比較表(要旨)〕項 目前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)増 減金額(億円)金額(億円)金額(億円)増減率(%)営業活動によるキャッシュ・フロー ①3,0133,34433011.0投資活動によるキャッシュ・フロー ②△3,917△3,507409△10.5財務活動によるキャッシュ・フロー△2768741,150― フリー・キャッシュ・フロー ①+②△904△163740△81.9 項 目前連結会計年度末(2025年3月31日)当連結会計年度末(2026年3月31日)増 減金額(億円)金額(億円)金額(億円)増減率(%)現金及び現金同等物の期末残高2,9243,64772224.7 (注) 億円未満切り捨て (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は,わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されている。この連結財務諸表を作成するにあたり重要となる会計方針については,「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載されているとおりである。当社グループは,固定資産の評価,繰延税金資産,貸倒引当金,退職給付に係る負債及び資産,企業結合などに関して,過去の実績や当該取引の状況に照らして,合理的と考えられる見積り及び判断を行い,その結果を資産・負債の帳簿価額及び収益・費用の金額に反映して連結財務諸表を作成しているが,実際の結果は見積り特有の不確実性があるため,これらの見積りと異なる場合がある。また,連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち,重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載している。
役員の状況 FY2026 / 約5,986字
(2) 【役員の状況】①役員一覧男性11名 女性2名 (役員のうち女性の比率15.4%) 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数 (株)_(注)12代表取締役会長勝 野 哲1954年6月13日1977年4月当社入社2007年7月当社常務執行役員 東京支社長2010年6月当社取締役 専務執行役員 経営戦略本部長2013年6月当社代表取締役 副社長執行役員 経営戦略本部長2015年6月当社代表取締役社長 社長執行役員2020年4月当社代表取締役会長(現)2024年6月中部日本放送株式会社社外監査役(現)2025年6月一般社団法人中部経済連合会会長(現)(注)954,497代表取締役社長 社長執行役員 CEO林 欣 吾1961年1月9日1984年4月当社入社2016年4月当社執行役員 東京支社長2018年4月当社専務執行役員 販売カンパニー社長2018年6月当社取締役 専務執行役員 販売カンパニー社長2020年4月当社代表取締役社長 社長執行役員2024年4月電気事業連合会会長2025年4月当社代表取締役社長 社長執行役員CEO(現)(注)952,313取締役 副社長執行役員 経営戦略本部長鍋 田 和 宏1961年4月10日1986年4月当社入社2018年4月当社執行役員 コーポレート本部部長2020年4月当社専務執行役員 技術開発本部長2023年4月当社専務執行役員 技術開発本部長CTO,CSO2024年4月当社副社長執行役員 経営戦略本部長 CIO2024年6月当社取締役 副社長執行役員経営戦略本部長 CIO2026年4月当社取締役 副社長執行役員経営戦略本部長(現)(注)930,019代表取締役 専務執行役員 経営管理部,調達部, 事業基盤支援部統括 CFO速 水 敏 浩1967年6月27日1990年4月当社入社2020年4月当社経営管理本部部長2022年4月中部電力パワーグリッド株式会社執行役員 三重支社長2025年4月当社専務執行役員経営管理部,調達部,事業基盤支援部統括 CFO2025年6月当社代表取締役 専務執行役員経営管理部,調達部,事業基盤支援部統括 CFO(現)(注)92,423取締役橋 本 孝 之1954年7月9日1978年4月日本アイ・ビー・エム株式会社入社2000年4月同社取締役2003年4月同社常務執行役員2007年1月同社専務執行役員2008年4月同社取締役 専務執行役員2009年1月同社代表取締役 社長執行役員2012年5月同社取締役会長2014年4月同社会長2015年1月同社副会長2016年6月当社社外取締役(現)2017年5月日本アイ・ビー・エム株式会社名誉相談役(現)2019年11月株式会社山城経営研究所代表取締役社長(現)2021年7月デロイトトーマツ合同会社及び有限責任監査法人トーマツ独立非業務執行役員(現)(注)98,507取締役嶋 尾 正1950年2月2日1973年4月大同製鋼株式会社(現大同特殊鋼株式会社)入社2004年6月同社取締役2006年6月同社常務取締役2009年6月同社代表取締役副社長2010年6月同社代表取締役社長2015年6月同社代表取締役 社長執行役員2016年6月同社代表取締役会長2019年6月当社社外取締役(現)2022年11月名古屋商工会議所会頭(現)2023年6月大同特殊鋼株式会社相談役(現)(注)912,076 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数 (株)取締役栗 原 美津枝1964年4月7日1987年4月日本開発銀行(現株式会社日本政策投資銀行)入行2008年6月米国スタンフォード大学国際政策研究所(派遣)2010年6月株式会社日本政策投資銀行財務部次長2011年5月同行企業金融第4部医療・生活室長2013年4月同行企業金融第6部長2015年2月同行常勤監査役2020年6月当社社外取締役(現)2020年6月 株式会社日本政策投資銀行退行2020年6月株式会社価値総合研究所代表取締役会長2021年3月住友林業株式会社社外取締役(現)2024年6月株式会社みずほ銀行社外取締役監査等委員(現)2025年8月株式会社日本政策投資銀行設備投資研究所シニアエグゼクティブフェロー(顧問)(現)2026年1月株式会社価値総合研究所取締役会長(注)91,277取締役加 藤 治 彦1952年7月21日1975年4月大蔵省入省2007年7月財務省主税局長2009年7月国税庁長官2010年7月退官2011年6月株式会社証券保管振替機構代表取締役社長2013年6月トヨタ自動車株式会社社外取締役2014年3月キヤノン株式会社社外取締役2019年6月トヨタ自動車株式会社常勤監査役2023年6月ニチコン株式会社社外取締役(現)2024年6月朝日放送グループホールディングス株式会社社外取締役監査等委員(現)2025年6月当社社外取締役(現)(注)9396取締役常任監査等委員(常勤)古 田 真 二1959年8月25日1983年4月当社入社2016年4月当社執行役員 三重支店長2018年4月当社執行役員 三重支店長 兼 電力ネットワークカンパニー 三重支社長2020年4月当社専務執行役員 安全健康推進室統括マネジメントサービス本部長2021年4月当社専務執行役員 秘書室,安全健康推進室統括マネジメントサービス本部長2024年4月当社監査特命役員2024年6月当社取締役常任監査等委員(常勤)(現)2024年6月愛知電機株式会社社外監査役(非常勤)(現)(注)1027,716取締役監査等委員(常勤)岡 俊 彦1963年11月11日1986年4月当社入社2021年4月中部電力パワーグリッド株式会社取締役 副社長執行役員2023年4月当社執行役員かいぜん推進室長 統括CKO2025年4月当社監査特命役員2025年6月当社取締役監査等委員(常勤)(現)(注)115,047取締役監査等委員中 川 清 明1958年9月13日1984年4月東京地方検察庁検事2010年8月法務省大臣官房審議官2012年1月高知地方検察庁検事正2013年4月最高検察庁検事2014年8月静岡地方検察庁検事正2015年10月最高検察庁公安部長2016年9月公安調査庁長官2020年5月名古屋高等検察庁検事長2021年9月退官2021年12月弁護士登録2023年6月当社社外監査役2024年6月当社社外取締役監査等委員(現)(注)10546 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数 (株)取締役監査等委員村 瀬 桃 子1966年4月12日1996年4月弁護士登録齋藤勉法律事務所(現本町シティ法律事務所)入所2003年12月同所退所2004年1月村瀬・矢崎綜合法律事務所(現ひのき綜合法律事務所)パートナー(現)2019年9月笹徳印刷株式会社社外監査役2020年6月株式会社コメ兵(現株式会社コメ兵ホールディングス)社外取締役2021年6月株式会社コメ兵ホールディングス社外取締役監査等委員(現)2023年4月笹徳印刷株式会社社外取締役監査等委員(現)2024年6月当社社外取締役監査等委員(現)(注)101,484取締役監査等委員山 形 光 正1970年6月29日1995年4月トヨタ自動車株式会社 入社2013年5月同社エンジン設計部第1基盤技術設計室長2018年1月同社パワートレーン製品企画部チーフエンジニア2019年1月同社パワートレーンカンパニー製品企画/システム開発領域長2020年1月同社パワートレーンカンパニーExecutive Vice President2022年1月同社パワートレーンカンパニー President2023年7月同社水素ファクトリーPresident(現)2023年10月Commercial Japan Partnership Technologies 取締役(現)2024年6月当社社外取締役監査等委員(現)2024年6月トヨタホーム株式会社社外取締役(現)(注)10369計196,670 (注) 1 CEO:Chief Executive Officer2 CTO:Chief Technology Officer3 CSO:Chief Standardization Officer4 CIO:Chief Information Officer5 CFO:Chief Financial Officer6 統括CKO:統括 Chief Kaizen Officer7 取締役 橋本孝之,嶋尾正,栗原美津枝,加藤治彦は,社外取締役である。8 取締役監査等委員 中川清明,村瀬桃子,山形光正は,社外取締役監査等委員である。9 2025年6月26日開催の定時株主総会終結の時から2026年3月期に係る定時株主総会終結の時までである。10 2024年6月26日開催の定時株主総会終結の時から2026年3月期に係る定時株主総会終結の時までである。11 2025年6月26日開催の定時株主総会終結の時から2027年3月期に係る定時株主総会終結の時までである。12 所有株式数は,役員持株会における本人持分を含む。13 当社は執行役員制を導入している。14 社外取締役(監査等委員である取締役を含む。)は全員,当社が上場する各金融商品取引所が定める独立役員の要件及び当社が定める社外取締役(監査等委員である取締役を含む。)の独立性判断基準を充たしており,当社は社外取締役(監査等委員である取締役を含む。)全員を独立役員として指定し,届け出ている。15 当社は,法令に定める監査等委員である社外取締役の員数を欠くことになる場合に備え,会社法第329条第3項に定める補欠の監査等委員である取締役1名を選任している。補欠の監査等委員である取締役の略歴は次のとおりである。 氏 名生年月日略歴所有株式数 (株)永 冨 史 子1952年11月28日1981年4月弁護士登録蜂須賀法律事務所入所7,1001989年3月同所退所1989年4月永冨法律事務所開設(現)2016年6月当社社外監査役2017年6月日本特殊陶業株式会社社外監査役2022年6月同社社外取締役監査等委員(現)2024年6月当社社外監査役退任 ② 社外役員の状況等社外取締役(監査等委員である取締役を含む。)は,内部統制システムの整備・運用状況について報告を受けるとともに,定期的に,取締役(監査等委員である取締役を含む。)の間で意見交換を実施している。社外取締役(監査等委員である取締役を含む。)は,全員が当社の定める基準(※)に照らして独立性を有しており,経営陣から独立した立場で,それぞれの経歴を通じて培った識見・経験を踏まえ,経営の監督機能及び監査機能を担っている。なお,当社は,社外取締役(監査等委員である取締役を含む。)全員を,当社が上場する各金融商品取引所の定める独立役員として指定し,届け出ている。 (※) 社外取締役(監査等委員である取締役を含む。)の独立性判断基準当社は,社外取締役(監査等委員である取締役を含む。)の独立性判断基準として,株式会社東京証券取引所など国内の金融商品取引所が定める独立役員の要件を踏まえ,本人の現在及び過去3事業年度における以下に定める要件の該当の有無を確認のうえ,独立性を判断している。 1 当社の主要な取引先(※1)またはその業務執行者(※2)でないこと2 当社の主要な借入先(※3)またはその業務執行者でないこと3 当社より,役員報酬以外に多額(※4)の金銭その他の財産を得ているコンサルタント,会計専門家または法律専門家でないこと(ただし,当該財産を得ている者が法人,組合などの団体である場合は,当該団体に所属する者をいう)4 当社の大株主(※5)またはその業務執行者でないこと5 当社より,多額(※4)の寄付を受けていないこと(ただし,当該寄付を受けた者が法人,組合などの団体である場合は,当該団体に所属する者をいう)6 本人の配偶者,二親等以内の親族が以下に掲げる者に該当しないこと①上記1~5に掲げる者 ②当社または当社子会社の業務執行者,業務執行者でない取締役,監査役 ③当社の会計監査人の代表社員または社員 ※1 「主要な取引先」とは,年間取引額が,当社から支払いを受ける場合は,その者の直近事業年度における連結売上高の2%を,当社に支払いを行う場合は,当社の直近事業年度における連結売上高の2%をそれぞれ超える取引先をいう。※2 「業務執行者」とは,会社法施行規則第2条第3項第6号に規定する業務執行者をいう。※3 「主要な借入先」とは,借入額が当社連結総資産の2%を超える借入先をいう。※4 「多額」とは,個人である場合は年間1,000万円を超える額,法人,組合などの団体に所属する者である場合は,当該団体の直近事業年度における年間総収入の2%を超える額をいう。※5 「大株主」とは,直接・間接に10%以上の議決権を保有する者をいう。 取締役(監査等委員である取締役を含む。)及び役付執行役員の選任の公正・透明性を確保するため,各候補者については,会長,社長,その他の代表取締役,常任監査等委員などで構成する人事会議並びに社長及び社長が指名する独立社外取締役(監査等委員である取締役を含む。)を構成員とする指名・報酬等検討会議の協議を経て,取締役会にて決定している。指名・報酬等検討会議では,独立社外取締役(監査等委員である取締役を含む。)から,候補者の選定にあたり多様性やスキルの観点を含めて助言いただいているほか,社長の後継者計画の策定及び後継候補者の育成状況について定期的に確認いただいている。また,監査等委員である取締役候補者については,監査等委員会の同意を得ている。取締役(監査等委員である取締役を除く。)の報酬については,取締役会から授権された社長が,人事会議及び指名・報酬等検討会議の協議を経て決定している。監査等委員である取締役の報酬については,監査等委員会における監査等委員である取締役全員の協議により決定している。役付執行役員の報酬については,人事会議及び指名・報酬等検討会議の協議を経て社長が決定している。 ③ 会社と会社の社外取締役(監査等委員である取締役を含む。)の人的関係,資本的関係または取引関係その他の利害関係の概要(提出日現在における社外取締役(監査等委員である取締役を含む。)との関係)社外取締役(監査等委員である取締役を含む。)7名と当社との間には特別の利害関係はない。
沿革 FY2025 / 約1,827字
2 【沿革】1951年5月電気事業再編成令により,中部配電株式会社及び日本発送電株式会社から設備の出資及び譲渡を受け,設立1951年8月東京・名古屋・大阪の各証券取引所に上場〃中部計器工業㈱(現・連結子会社)を設立1953年6月中電興業㈱(現・連結子会社)を設立1955年3月日本耐火防腐㈱(現・連結子会社)の株式を取得し子会社化1957年4月永楽不動産㈱(現・連結子会社)を設立1957年10月永楽自動車㈱(現・連結子会社)を設立1960年6月中電ビル㈱を設立1961年11月中部火力工事㈱(現・連結子会社)を設立1962年3月中電工事㈱(現・連結子会社)を設立1978年8月中部環境エンジニアリング㈱(現・連結子会社)を設立〃中電コンピューターサービス㈱を設立1981年7月日本耐火防腐㈱が,㈱ニッタイに商号変更1983年11月中部火力工事㈱が,㈱中部プラントサービスに商号変更1988年4月中部環境エンジニアリング㈱が,㈱中部環境緑化センターを吸収合併,㈱中部環境テックに商号変更1988年7月永楽不動産㈱が,㈱永楽開発に商号変更1989年6月㈱コンピュータ・テクノロジー・インテグレイタ(現・連結子会社)を設立1990年10月㈱中部環境テックが,中部ポートサービス㈱を吸収合併,㈱テクノ中部に商号変更1993年12月中電興業㈱が,中興電機㈱を吸収合併1997年9月中電ビル㈱が,㈱電気文化会館と電気ビル㈱を吸収合併1999年4月中電工事㈱が,㈱シーテックに商号変更1999年7月㈱コンピュータ・テクノロジー・インテグレイタが,㈱シーティーアイに商号変更2001年4月㈱シーエナジー(現・連結子会社)を設立2001年10月中部計器工業㈱が,中部精機㈱を吸収合併,中部精機㈱に商号変更2002年10月中電ビル㈱が,㈱アスパックを吸収合併2003年10月㈱シーティーアイが,中電コンピューターサービス㈱を吸収合併,㈱中電シーティーアイに商号変更〃㈱シーテック,㈱ニッタイ他1社が,中電静岡工営㈱及び中電長野工営㈱の業務の一部を吸収分割により承継。㈱永楽開発が,それ以外の業務を承継し,中電静岡工営㈱及び中電長野工営㈱を吸収合併2006年10月㈱永楽開発が,㈱中部グリーナリ及び中電ビル㈱を吸収合併,中電不動産㈱に商号変更〃㈱ニッタイが,㈱永楽開発の業務の一部を吸収分割により承継,中電配電サポート㈱に商号変更2008年10月永楽自動車㈱が,㈱トーエネックサービスの業務の一部を吸収分割により承継,㈱中電オートリースに商号変更2012年4月㈱シーエナジーが,㈱エル・エヌ・ジー中部を吸収合併2013年10月ダイヤモンドパワー㈱(現・連結子会社)の株式を取得し子会社化2015年4月㈱JERA(現・持分法適用関連会社)を設立2015年10月㈱JERAが,当社の燃料輸送事業及び燃料トレーディング事業を吸収分割により承継2016年7月㈱JERAが,当社の既存燃料事業(上流・調達),既存海外発電・エネルギーインフラ事業及び株式会社常陸那珂ジェネレーションの実施する火力発電所のリプレース・新設事業を吸収分割により承継2017年4月㈱シーエナジーが,CEPO半田バイオマス発電㈱(現・連結子会社)を設立 2019年4月〃㈱JERAが,当社の燃料受入・貯蔵・送ガス事業及び既存火力発電事業等を吸収分割により承継中部電力送配電事業分割準備㈱(現・連結子会社「中部電力パワーグリッド㈱(2020年4月商号変更)」)及び中部電力小売電気事業分割準備㈱(現・連結子会社「中部電力ミライズ㈱(2020年4月商号変更)」)を設立2020年4月〃中部電力パワーグリッド㈱が,当社の一般送配電事業等を承継中部電力ミライズ㈱が,当社の小売電気事業等を承継2021年4月㈱日本エスコン(現・連結子会社)の第三者割当増資を引き受け,同社を子会社化。これにより,同社の子会社10社を子会社化2021年10月㈱日本エスコンが,㈱ピカソ(現・連結子会社)及びグループ7社の株式を取得し子会社化2022年4月中電興業㈱が,中電クラビス㈱に商号変更2023年7月㈱日本エスコンが,㈱四条大宮ビル(現・連結子会社)の株式を取得し子会社化2024年1月合同会社CEPCO-Rが,㈱ジェネックス(現・連結子会社)及びグループ2社の株式を取得し子会社化。これにより,㈱ジェネックスの子会社4社を子会社化
配当政策 FY2025 / 約778字
3 【配当政策】電力の安全・安定的な供給のための設備投資を継続的に進めつつ,成長分野への投資を推進することで,持続的な成長を目指し,企業価値の向上に努めてまいります。株主還元については,重要な使命と認識し,安定的な配当の継続を基本としながら,利益の成長を踏まえた還元に努め,連結配当性向30%以上を目指してまいります。期末配当金については,株主還元方針,中期的な財務状況等を踏まえ,1株につき30円とすることを2025年6月26日開催予定の定時株主総会で決議する予定であります。なお,当社は会社法第454条第5項に規定する中間配当をすることができる旨を定款に定めており,毎事業年度における配当の回数については,中間,期末の年2回を基本的な方針とし,配当の決定機関は,中間配当金は取締役会,期末配当金は定時株主総会としております。 第101期の剰余金の配当は,以下のとおりです。決議年月日配当金の総額(百万円)1株当たり配当額(円)2024年10月29日取締役会22,696302025年6月26日定時株主総会22,69630計45,39360 (注) 1 2024年10月29日取締役会決議による配当金の総額には,「株式給付信託(BBT)」に係る信託口が保有する当社株式に対する配当金11百万円が含まれている。2 2025年6月26日定時株主総会決議による配当金の総額には,「株式給付信託(BBT)」に係る信託口が保有する当社株式に対する配当金37百万円が含まれている。 〔参考〕 第101期 連結配当性向 (%)連結配当性向(期ずれ補正後(注))22.4(24.1) (注) 連結配当性向の計算において,親会社株主に帰属する当期純利益から燃料価格等の変動が電力販売価格に反映されるまでの期ずれ影響を除いている。(経常利益に含まれる期ずれ差益 120億円)
監査の状況 FY2025 / 約3,351字
(3) 【監査の状況】① 監査等委員会監査の状況当社は,2024年6月26日を以て監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行した。監査等委員会は,取締役(監査等委員である取締役を除く。以下,本項において同じ。)並びに内部監査部門及び業務執行部門と意思疎通を図り,監査等委員である取締役による,取締役会などの重要な会議への出席,取締役からの職務執行状況の聴取,業務及び財産の状況の調査,並びに会社の業務の適正を確保するための体制の整備に関する取締役会決議の内容及び当該決議に基づき整備されている体制(内部統制システム)の状況の監視・検証などを通じて,取締役の職務執行全般について監査している。子会社については,子会社の取締役及び監査役等と意思疎通及び情報の交換を図り,必要に応じて子会社から事業の報告を受けている。監査等委員会は,監査等委員である取締役5名のうち3名を社外取締役としており,監査・監督機能の客観性及び中立性を確保している。また,監査等委員会は,監査等委員である取締役による経営会議等の重要な会議への出席,取締役からの職務執行状況の聴取,事業場への往査,内部監査部門との連携等を日常的に行うことにより情報収集の充実を図り,当該情報を監査等委員である取締役全員で共有することを通じて,監査・監督機能の実効性を高めるため,常勤の監査等委員である取締役を選定している。なお,当社は,2025年6月26日開催予定の第101期定時株主総会の議案(決議事項)として,「監査等委員である取締役1名選任の件」を提案しているが,当該議案が承認可決された場合においても,上記の構成に変更はない。監査等委員である取締役には,財務及び会計に関する相当程度の知見を有する者が含まれるとともに,監査特命役員及び監査等委員会室に所属する職員11名が監査等委員会の職務を補助している。 当事業年度において当社は監査役会設置会社として監査役会を合計8回開催し,監査等委員会設置会社として監査等委員会を合計15回開催しており,個々の出席状況については次のとおりである。ア.監査役会役職氏名出席回数常任監査役(常勤)片岡 明典全8回中8回監査役(常勤)澤栁 友之全8回中8回社外監査役永冨 史子全8回中8回社外監査役高田 坦史全8回中8回社外監査役中川 清明全8回中8回 イ.監査等委員会役職氏名出席回数取締役常任監査等委員(常勤)古田 真二全15回中15回取締役監査等委員(常勤)澤栁 友之全15回中15回取締役社外監査等委員中川 清明全15回中15回取締役社外監査等委員村瀬 桃子全15回中14回取締役社外監査等委員山形 光正全15回中15回 監査等委員会の主な活動内容は,監査の方針及び監査実施計画の策定,内部統制システム整備・運用状況の確認,会計監査人の監査の方法及び結果の相当性判断等である。このうち,内部統制システムの整備・運用状況の監視・検証の一環として重点監査項目と位置付けた「独占禁止法および行為規制の遵守をはじめとするコンプライアンスの取組み」について,公正取引委員会から独占禁止法にもとづく課徴金納付命令等を受けたことに関して,「コンプライアンス徹底策」及びその強化策に基づき,各種対策を確実に実施していることを確認した。監査上の主要な検討事項(Key Audit Matters : KAM)に関しては,監査等委員会が,監査人と複数回にわたって協議した。 また,監査等委員会の実効性について,監査等委員である取締役及び社外取締役(監査等委員である取締役を除く。)へのアンケート並びに社外取締役(監査等委員である取締役を除く。)との意見交換を経て,期中発生のリスク事象への対応も含めて実効性は確保されていると評価し,取締役会に報告した。評価プロセスで示された課題については,更に改善に努め,監査活動に反映していく。 ② 内部監査の状況等内部監査については,業務執行部門から独立した社長直属の経営監査部(25名)が,客観的な視点で実施している。同部は,原子力安全のための品質保証活動など業務執行部門の活動や,内部統制システム(財務報告に係る内部統制を含む)の有効性等を調査・評価し,改善のための助言や提言を行うとともに,それらの結果を社長,監査等委員会及び取締役会に報告している。 内部監査の実施プロセスについては,内部評価を実施するとともに,定期的に第三者機関による外部評価を受け,品質の維持・向上に努めている。監査等委員会,内部監査部門及び会計監査人は,相互に監査計画や監査結果について情報を提供するなど緊密な連携を保つとともに,内部統制機能を有する部門からの報告をそれぞれの監査に活かしている。 ③ 会計監査の状況ア 監査法人の名称有限責任 あずさ監査法人 イ 継続監査期間19年間 ウ 業務を執行した公認会計士岩田 国良村井 達久福田 真也継続監査年数はいずれも7年以内である。 エ 監査業務に係る補助者の構成当社の会計監査業務に係る補助者は,公認会計士14名,日本公認会計士協会準会員8名,その他15名である。 オ 監査法人の選定方針と理由会計監査人の規模,体制,独立性及び業務執行状況等を総合的に勘案し選定している。会計監査人が会社法第340条第1項各号に該当すると判断した場合には,監査等委員会が監査等委員全員の同意にもとづき会計監査人を解任する方針である。また,会計監査人の職務遂行状況などを勘案し,会計監査人が継続してその職責を全うするうえで重要な疑義を抱く事象があったと判断した場合には,会計監査人の解任または不再任を株主総会の議案とする方針である。 カ 監査等委員会による監査法人の評価当社の監査等委員会は,会計監査人の評価を行っている。この評価については,規模,体制,独立性及び業務執行状況等を総合的に勘案している。 ④ 監査報酬の内容等ア 監査公認会計士等に対する報酬区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)提出会社92―97―連結子会社22201850計31402820 (注)1 当社の重要な子会社のうち,㈱日本エスコンは,当社の会計監査人以外の監査法人の監査を受けている。2 当連結会計年度における報酬金額は,第2四半期連結会計期間に連結の範囲から除外した㈱トーエネックが支払うべき3ヶ月分の金額を含んでいる。 前連結会計年度連結子会社における非監査業務の内容は,再生可能エネルギー電気の利用の促進に関する特別措置法施行規則に基づく合意された手続業務である。 当連結会計年度連結子会社における非監査業務の内容は,再生可能エネルギー電気の利用の促進に関する特別措置法施行規則に基づく合意された手続業務である。 イ 監査公認会計士等と同一のネットワーク(KPMGメンバーファーム)に対する報酬(アを除く)区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)提出会社―22―24連結子会社12―132計12221326 前連結会計年度当社における非監査業務の内容は,温室効果ガス排出量に対する第三者保証業務,税務に関するアドバイザリー業務等である。 当連結会計年度当社における非監査業務の内容は,温室効果ガス排出量に対する第三者保証業務,税務に関するアドバイザリー業務等である。また,連結子会社における非監査業務の内容は,合意された手続業務である。 ウ その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容前連結会計年度該当事項なし 当連結会計年度該当事項なし エ 監査報酬の決定方針当社は,監査報酬の決定に関する方針を定めていないが,監査時間数等を勘案したうえで決定している。 オ 監査等委員会が会計監査人の報酬等に同意した理由監査等委員会は,会計監査人の監査計画の内容,報酬の算定根拠などを確認し,検討した結果,会計監査人の報酬等に同意している。
設備の概要 FY2025 / 約278字
1 【設備投資等の概要】設備投資については,水力や原子力,風力などの脱炭素電源投資に取り組むとともに,グループ全体で,電力の安定供給や公衆保安を確保したうえで,設備のスリム化などの経営効率化に最大限取り組んだ結果,当連結会計年度の設備投資額は,272,381百万円となった。なお,セグメントごとの設備投資額の内訳は,以下のとおりである。 セグメントの名称項目設備投資額(百万円)ミライズ31,077パワーグリッド送電42,635変電43,771配電55,635その他23,686合計165,728その他82,945内部取引消去△7,370総計272,381
従業員の状況 FY2025 / 約2,317字
5 【従業員の状況】(1) 連結会社の状況2025年3月31日現在セグメントの名称従業員数(人)ミライズ1,888パワーグリッド10,021その他10,657合計22,566 (注)1 従業員数は就業人員数(当社グループから当社グループ外への出向者,休職者等を除き,当社グループ外から当社グループへの出向者等を含む)を記載している。 2 従業員数は前連結会計年度末から5,808人減少した。これは,㈱トーエネックの株式を一部売却したことにより,同社及びその子会社7社を連結の範囲から除外したことなどによるものである。 (2) 提出会社の状況2025年3月31日現在従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(円)3,28942.819.58,988,818 (注) 1 当社に報告セグメントを構成する事業セグメントが存在しないため,セグメント別の記載を省略している。2 従業員数は就業人員数(当社から他社への出向者,休職者等を除き,他社から当社への出向者等を含む)を記載している。3 シニア社員等(定年後再雇用者),一般嘱託員等は従業員数に含め,執行役員及び執行役員待遇は従業員数に含めていない。4 平均年齢及び平均勤続年数には,他社から当社への出向者等を含めていない。5 平均年間給与には,賞与及び基準外賃金を含めている。 (3) 提出会社及び連結子会社における管理職に占める女性労働者の割合等 提出会社及び連結子会社管理職に占める女性労働者の割合(%)(注)1男性労働者の育児休業取得率(%)(注)2労働者の男女の賃金の格差(%)(注)3補足説明全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者中部電力株式会社2.5103.168.473.136.2(注)4,5,6中部電力ミライズ株式会社2.9102.566.071.256.4(注)4,5,6中部電力パワーグリッド株式会社1.2102.563.877.346.9(注)4,5,6中電配電サポート株式会社1.690.059.565.949.0 中電クラビス株式会社12.0―66.477.544.1 中部精機株式会社1.9100.071.079.551.7 中電不動産株式会社3.3 50.065.571.942.2 株式会社中部プラントサービス1.0106.978.178.147.9 株式会社シーテック0.995.880.177.668.0 中電防災株式会社―100.066.074.762.8 株式会社テクノ中部―100.073.079.339.7 株式会社中電シーティーアイ5.6100.075.375.184.6 中電ウイング株式会社―※ 100.088.097.541.7 株式会社日本エスコン7.150.057.656.160.2 (注) 1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものである。2 男性労働者の育児休業取得率は,「育児休業,介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき,「育児休業,介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第2号における育児休業等及び育児目的休暇の取得割合を算出したものであり,※は,同施行規則第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出している。なお,過年度に配偶者が出産した男性労働者がその年度に育児休業等と育児目的休暇を取得せず,当連結会計年度に初めて取得した場合,男性労働者の育児休業取得率が100%を超える場合がある。3 労働者の男女の賃金格差の対象期間は,2024年度(2024年4月から2025年3月まで)であり,賃金は,賞与及び基準外賃金を含み,退職金,通勤手当等は除いている。なお,男女の賃金の差異を比較する指標「平均年間賃金」(総賃金/人員数)を算出するための「人員数」は,育児短縮勤務者などのフルタイム勤務者以外も労働時間に応じた換算を行わず1名としてカウントしている。4 中部電力株式会社,中部電力ミライズ株式会社,中部電力パワーグリッド株式会社の3社における管理職に占める女性労働者の割合は2.0%,男性労働者の育児休業取得率は102.7%である。5 管理職員として,業務管理・部下の労働時間管理等を担う一般役付職員と,その上位職である特別役付職員という職員区分を設けており,管理職に占める女性労働者の割合は,特別役付職員である者の割合を算出している。なお,前連結会計年度との差異に関しては,「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (4)人的資本・多様性に関する取組」を参照。 6 区分「正規雇用労働者」及び「パート・有期労働者」の状況は,以下のとおりである。提出会社及び連結子会社正規雇用労働者パート・有期労働者平均人員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間時間外実績(時間)平均人員数( )は時間給制適用者数(人)男性女性男性女性男性女性男性女性男性女性中部電力株式会社2,67139542.338.919.615.4318.9213.2225(4)60(55)中部電力ミライズ株式会社90627841.839.418.316.7349.3205.961(1)57(48)中部電力パワーグリッド株式会社7,5511,12840.340.520.519.6288.4158.9531(18)487(425) (4) 労働組合の状況労働組合との間には,特記するような事項はない。
研究開発活動 FY2025 / 約678字
6 【研究開発活動】当社グループの研究開発活動は,当社を中心に行っている。当社は,安定供給につながる技術研究開発とともに,経営環境の変化に対応した柔軟かつ戦略的な技術研究開発を推進するため,長期的かつ総合的な視点から,次の各分野の技術研究開発に精力的に取り組んでいる。その研究成果を業務全般に活用するとともに,さまざまな機会を通じて広く社会に発信してきた。また,研究成果及び当社グループの事業活動により得られる知的財産の積極的な権利化及び社会実装に向けた規格化・標準化を進めている。(1) 脱炭素や生物多様性など地球環境に配慮した良質なエネルギーを安全・安価で安定的にお届けするという「変わらぬ使命の完遂」に向けた技術研究開発・原子力発電所の一層の安全性向上等に資する技術研究開発・再生可能エネルギーの導入拡大に向けた,洋上風力発電導入等に関する技術研究開発・水素・アンモニアなど,脱炭素に資する技術研究開発・次世代ネットワーク構築など,分散型電源の大量導入下での電力品質維持に資する技術研究開発(2) 地域社会やステークホルダーへの「新たな価値の創出」に向けた技術研究開発・お客さまの脱炭素化や省エネ・電化の推進に資する技術研究開発・「新しいコミュニティの形」の創造に資する技術研究開発・地域資源循環型社会実現に資する技術研究開発 なお,当連結会計年度における当社グループ全体としての研究開発費の総額は,9,341百万円(ミライズ977百万円,パワーグリッド6,207百万円,その他2,157百万円)である。(注)上記金額には,内部取引を考慮していない。
株式の保有状況 FY2025 / 約2,051字
(5) 【株式の保有状況】① 投資株式の区分の基準及び考え方当社は,専ら株式価値の変動または株式に係る配当によって利益を受けることを目的とする投資株式を純投資目的である投資株式,それ以外の投資株式を純投資目的以外の目的である投資株式としている。 ② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容当社は,当社の事業運営や地域の発展に寄与する企業など,中長期的な観点から当社グループの企業価値向上に資すると判断されるものに限って,上場株式を保有している。上場している政策保有株式については,毎年,取締役会で経済合理性や保有の意義などを勘案したうえで保有の適否を検証している。 b.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式12591,424非上場株式以外の株式1813,706 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由非上場株式71,332当社グループの企業価値向上のための出資及び出資比率の減少による関係会社株式からの区分変更非上場株式以外の株式1541当社グループの企業価値向上のための出資 (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)非上場株式31,202非上場株式以外の株式11,816 (注) 1 当事業年度において株式数が増加または減少した銘柄には,株式の併合,株式の分割,株式移転,株式交換,合併等で変動した銘柄は対象外としている。2 当事業年度において株式数が増加した非上場株式のうち1銘柄は,関係会社株式からの区分変更によるものであり,取得価額の発生はない。 c.保有区分,銘柄別の株式数,貸借対照表計上額等の情報等特定投資株式銘柄(当事業年度)(前事業年度)保有目的,業務提携等の概要,定量的な保有効果及び株式数が増加した理由(注)1当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)東海旅客鉄道㈱1,544,0001,544,000事業運営上の関係維持・強化有4,4065,752㈱日本製鋼所340,000340,000原子力事業運営上の関係維持・強化無1,7801,151静岡ガス㈱1,500,0001,500,000グループ会社の事業運営上の関係維持・強化有1,6961,428イオン㈱300,000300,000事業運営上の関係維持・強化無1,1251,078大同特殊鋼㈱807,780807,780事業運営上の関係維持・強化無9611,467㈱名古屋銀行102,284102,284地域における事業運営上の関係維持・強化有804681㈱八十二銀行637,560637,560地域における事業運営上の関係維持・強化有673663中部日本放送㈱883,400883,400地域の発展・振興への貢献有583643㈱十六フィナンシャルグループ(注)278,24578,245地域における事業運営上の関係維持・強化無377374㈱あいちフィナンシャルグループ(注)275,32175,321地域における事業運営上の関係維持・強化無215199㈱サーラコーポレーション(注)2235,000235,000グループ会社の事業運営上の関係維持・強化無203195㈱JDSC233,100233,100生活関連事業運営上の関係維持・強化無190224㈱しずおかフィナンシャルグループ(注)2100,000100,000地域における事業運営上の関係維持・強化無162144㈱Welby434,782―生活関連事業運営上の関係維持・強化無156―日本トランスシティ㈱153,370153,370燃料受入等事業運営上の関係維持・強化有136 103㈱カラダノート300,000300,000生活関連事業運営上の関係維持・強化無126167㈱大垣共立銀行30,00030,000地域における事業運営上の関係維持・強化有7165㈱御園座22,00022,000地域の発展・振興への貢献無3740東邦瓦斯㈱(注)2―466,000―無―1,614 (注) 1 定量的な保有効果については,記載が困難である。保有の合理性については,2025年5月開催の取締役会において,(5)②aに記載の方法に基づき検証している。2 当該会社は,当社株式を保有していないが,子会社において,当社株式を保有している。 ③ 保有目的が純投資目的である投資株式該当事項なし ④ 当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したもの該当事項なし ⑤ 当事業年度の前4事業年度及び当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したもの該当事項なし
関係会社の状況 FY2025 / 約2,763字
4 【関係会社の状況】(連結子会社)名称住所資本金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容セグメント:ミライズ 中部電力ミライズ株式会社(注)2,3名古屋市東区4,000小売電気事業等100.0当社からの電力の購入役員の兼任等……有株式会社シーエナジー名古屋市東区7,600液化天然ガスの販売及びエネルギー設備の設計・運転・メンテナンス等の総合エネルギー事業100.0(100.0)―役員の兼任等……有ダイヤモンドパワー株式会社東京都中央区120小売電気事業100.0(100.0)―役員の兼任等……無CEPO半田バイオマス発電株式会社愛知県半田市499バイオマス発電事業90.0(90.0)―役員の兼任等……有セグメント:パワーグリッド 中部電力パワーグリッド株式会社(注)2,3名古屋市東区40,000一般送配電事業等100.0当社との資金貸借取引役員の兼任等……有中部精機株式会社愛知県春日井市68電気計器の製造・整備・修理及び検定代弁81.8―役員の兼任等……有中電配電サポート株式会社名古屋市東区30配電に関する支障樹木の伐採関連業務・用地業務等100.0(100.0)―役員の兼任等……無セグメント:その他 株式会社ジェネックス愛知県碧南市25太陽光発電所の開発,運営,保守管理等100.0(100.0)―役員の兼任等……有中電クラビス株式会社名古屋市中区25広告,防犯カメラ,損害保険代理及びリース100.0(14.3)当社展示館の運営及び当社社員向け研修等の受託 役員の兼任等……有中電不動産株式会社名古屋市中区100不動産の販売・賃貸及び管理100.0当社への不動産の賃貸及び当社施設の管理の受託役員の兼任等……有株式会社中電オートリース名古屋市南区100自動車のリース・整備・修理及び部品の販売100.0当社への自動車のリース・部品の販売及び当社の自動車の整備・修理の受託役員の兼任等……有株式会社中部プラントサービス名古屋市熱田区240火力・原子力発電所の保修工事80.0当社の原子力発電所の保修工事の受託役員の兼任等……有株式会社シーテック名古屋市緑区720送電線・変電所・水力発電所等の工事及び電気通信工事100.0(32.3)当社の水力発電所等の工事の受託役員の兼任等……有株式会社テクノ中部名古屋市港区120発電関連設備の運転・保守・管理及び環境関連事業100.0当社の原子力発電所関連設備の運転・保守・管理及び環境関連事業の受託役員の兼任等……有株式会社中電シーティーアイ名古屋市東区100情報処理サービス並びにソフトウェアの開発及び保守100.0当社の情報処理並びにソフトウェア開発及び保守の受託役員の兼任等……有株式会社日本エスコン (注)4東京都港区16,519不動産の販売・賃貸及び企画仲介コンサル事業51.1当社グループの不動産事業強化に向けた資本業務提携役員の兼任等……有株式会社ピカソ大阪市中央区90不動産の賃貸事業100.0(100.0)―役員の兼任等……無株式会社四条大宮ビル京都市下京区6不動産の賃貸事業100.0(100.0)―役員の兼任等……無その他57社 (持分法適用関連会社)名称住所資本金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容セグメント:ミライズ 株式会社CDエナジーダイレクト東京都中央区1,750小売電気事業等50.0(50.0)―役員の兼任等……無セグメント:パワーグリッド 新日本ヘリコプター株式会社東京都江東区250ヘリコプターによる送電線巡視,送電線工事資材輸送及び調査50.0(50.0)―役員の兼任等……無セグメント:JERA 株式会社JERA (注)4,5―――――セグメント:その他 Artemis II - CMGT 1 GmbHドイツハンブルク25千ユーロドイツ海底送電事業への投資49.0(49.0)―役員の兼任等……有Artemis II - CMGT 2 GmbHドイツハンブルク25千ユーロドイツ海底送電事業への投資 49.0(49.0)―役員の兼任等……有Diamond Chubu Europe B.V.オランダアムステルダム1ユーロオランダ総合エネルギー事業会社への投資20.0(20.0)―役員の兼任等……有Bitexco Power Corporationベトナムハノイ22,441億ドンベトナム水力発電事業等20.0(20.0)―役員の兼任等……有Ecowende C.V.オランダレイスウェイク674,000千ユーロオランダ洋上風力発電所の建設及び運営30.0(30.0)―役員の兼任等……有株式会社トーエネック (注)4名古屋市中区7,680屋内線・配電線工事及び電気通信工事44.6―役員の兼任等……有愛知電機株式会社 (注)4愛知県春日井市4,053電気機械器具の製造・販売及び修理24.8―役員の兼任等……有東海コンクリート工業株式会社三重県いなべ市300コンクリートポール・同パイル及びその他セメント二次製品の生産・販売26.8―役員の兼任等……有中部テレコミュニケーション株式会社名古屋市中区38,816電気通信サービス及び電気通信機器の賃貸等サービス19.0当社への電気通信サービスの提供役員の兼任等……有Alia Venture, L.P. (注)6アメリカデラウェア1千ドル不動産の開発事業―(―)―役員の兼任等……無Kuilei Venture, L.P. (注)6アメリカデラウェア1千ドル不動産の開発事業―(―)―役員の兼任等……無その他73社 (注) 1 議決権の所有割合の( )内は,間接所有割合で内数を記載している。2 特定子会社に該当している。3 中部電力ミライズ株式会社及び中部電力パワーグリッド株式会社については,売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が100分の10を超えているが,セグメント情報の売上高に占める当該連結子会社の売上高の割合(セグメント間の内部売上高又は振替高を含む)が100分の90を超えるため,主要な損益情報等の記載を省略している。4 有価証券報告書を提出している。5 株式会社JERAの状況については,「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 関連当事者情報」において記載しているため,記載を省略している。6 当社グループは議決権を有していないものの,「投資事業組合に対する支配力基準及び影響力基準の適用に関する実務上の取扱い(企業会計基準委員会実務対応報告第20号 2006年9月8日 2011年3月25日改正)」を適用し,持分法適用関連会社としている。
サステナビリティ FY2025 / 約7,713字
2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】「わたしたち中部電力グループは,人と人,人と社会をつなぎ,お客さま・地域そして地球でくらすみなさまとともに,エネルギーに満ちた明るく幸せな未来の創造に挑戦し続けます。」という新しい中部電力グループ企業理念の下,当社は,社会の持続的な成長を目指している。このような事業活動のなかで,安全・安価で安定的なエネルギーをお届けするという変わらぬ使命を果たすとともに,気候変動をはじめとした地球環境への対応,自然災害等の危機管理,人権尊重に関する取り組み,人的資本への投資などの戦略を実施している。加えて,これらを両立するガバナンス・リスク管理を実現していく。なお,文中における将来に関する事項は,有価証券報告書提出日(2025年6月25日)現在において判断したものである。 (1) サステナビリティ全般に関する考え方及び取り組み[ガバナンス]サステナビリティに関する方針,方向性等の審議,グループ全体の取り組みの定期的な報告のために,社長,副社長,カンパニー社長,本部長,統括等で構成するCSR推進会議を設置し,重要事項については,取締役会へ付議している。取締役会の構成,規模については,取締役会における審議の充実,経営の迅速な意思決定,取締役に対する監督機能及び中部電力グループ経営ビジョン2.0に掲げる,地球環境に配慮した良質なエネルギーを安全・安価で安定的にお届けする「変わらぬ使命の完遂」と事業環境の変化に対応した新しいサービスを提供する「新たな価値の創出」の達成や「脱炭素社会実現」への貢献など経営諸課題を総合的に勘案したうえで,各取締役の知識,能力,専門分野,実務経験などのバランスを踏まえ決定している。取締役に求める専門性及び経験についてはスキル・マトリックスで公表しており,環境政策に関する知識,環境負荷低減に資する技術等の専門性及び経験を意味する「環境」項目を設定している。なお,気候変動については,社長直属の機関であるゼロエミッション推進会議において,中部電力・事業会社及び(株)JERAをはじめとしたグループ会社における超長期及び中長期的な気候変動に関する目標設定を行い,その目標達成に向けた行動計画を策定・評価したうえで社内計画に反映している。また,人財戦略については,経営執行会議において取り組み方針や目標の設定を行い,モニタリングを行っている。当社のコーポレート・ガバナンスの体制の詳細については,「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1)コーポレート・ガバナンスの概要 ②コーポレート・ガバナンス体制の状況」に記載している。 [リスク管理]サステナビリティに関連する課題のうち経営に重大な影響を与えるリスクについては,経営戦略本部内のリスク管理部署がリスクオーナー(カンパニー社長,本店の部門の長)の報告を把握・評価のうえ,リスクマネジメント会議に報告し,対応方針の審議を受けるとともに,経営計画及びリスクオーナーが実施するリスク対策にこれを反映する。なお,当社のリスク管理体制の詳細については,「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1)コーポレート・ガバナンスの概要 ③内部統制システムに関する基本的な考え方及びその整備状況 イ リスク管理に関する体制」に記載している。また,その体制の中で把握した当社の経営に重大な影響を与える主要なリスク及びその対策については,「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載している。 [戦略・指標及び目標]当社グループは,社会の持続的な成長を目指し,当社グループの行動規範であるCSR宣言に基づき事業活動を展開し,企業理念に定めた社会的使命を果たすことで,社会とともに成長していく。そのため,SDGsの掲げる目標やESGに関する国際ガイドライン等を参考に抽出した経営課題に対し,投資家をはじめとしたステークホルダーにとっての重要度と,利益・コストや社会的評価,事業戦略との整合性といった当社グループにとっての重要度の大きく2つの視点から重要性評価・分類を行い,重要課題として整理し,重要課題をCSR推進会議,取締役会を経てマテリアリティ(重要課題)として特定のうえ,対応する指標・目標を定め,課題解決に優先的に取り組んでいる。 ※1 再生可能エネルギーの促進,脱炭素技術をはじめとした新技術の開発・社会実装,環境経営の実践含む。※2 新しいコミュニティづくり,循環型社会の実現含む。※3 多様な人財の確保・育成,安全・健康含む。※4 腐敗防止,人権の尊重含む。※5 「育児休業,介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」における「育児休業等と育児目的休暇の取得割合」を示す。※6 CO2排出量のみ2023年度値を記載。2024年度実績は,2025年8月発行予定の中部電力グループレポート2025にて公表を予定。 (2) 脱炭素社会実現に向けた取り組み気候変動に伴う様々な変化を「機会」と捉え,企業価値向上に向けて積極的に取り組んでいる。こうした取り組みをステークホルダーの皆さまにお知らせするために,2019年5月に気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)に賛同を表明し,TCFD提言に沿った開示を継続している。なお,気候変動対応におけるガバナンス,リスク管理については,「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (1) サステナビリティ全般に関する考え方及び取り組み」に記載している。 [戦略]当社グループでは,カーボンニュートラル実現に向けた取り組みを「ゼロエミチャレンジ2050」としてとりまとめた。社会やお客さまとともに,エネルギーインフラの革新を通じて「脱炭素」と「安全・安定・効率性」の同時達成を目指していく。カーボンニュートラル実現に向けて,以下の取り組みを推進していく。・再生可能エネルギー拡大目標 (保有・施工・保守含む) 2030年頃320万kW以上に向けた再エネ開発・保有・安全性の向上と地域の皆さまの信頼を最優先にした浜岡原子力発電所の早期再稼働・水素・アンモニアサプライチェーンの構築,アンモニア混焼技術の確立・非効率石炭火力発電のフェードアウト,火力発電のさらなる高効率化・再生可能エネルギー接続可能量の拡大に向けた電力系統設備・運用の高度化,需給運用の広域化・「ミライズGreenでんき」をはじめとするCO2フリーメニューの多様化・イノベーションによる革新的技術実用化・採用また,国際エネルギー機関(IEA)などの公表データを参照し,「脱炭素社会への移行に関するリスク・機会」の評価にあたっては「1.5℃シナリオ」などを,異常気象など「物理的変化に関するリスク」の評価にあたっては「4℃シナリオ」を選定している。さらに,気候変動リスク・機会を事業戦略上の重要な要素と認識し,主要な項目について影響評価をし,取締役会等に報告したうえで事業戦略に反映している。 選定シナリオ1.5℃シナリオ4℃シナリオ参照国際エネルギー機関(IEA):Net Zero by 2050(NZEシナリオ),WEO2022(APSシナリオ),第6次エネルギー基本計画 等気候変動に関する政府間パネル(IPCC):IPCC第6次評価報告書(SSP5-8.5シナリオ) ※1 短期 (1年) 中期 (5年) 長期 (6年~)※2 「大」年間500億円以上 「中」年間100億円~500億円 「小」年間100億円未満※3 炭素価格は複数の選定シナリオを考慮しつつ,短中期は非FIT非化石証書上限価格 (1.3円/kWh) ,中長期はIEA WEOシナリオ (APS,NZEシナリオ 2030年$135~140/t-CO2)等を参考に試算すると,CO21,000万tにつき1,600億円程度の収支影響がある。※4 火力発電資産のシナリオ分析の詳細については,JERA統合報告書を参照。 [指標及び目標]当社グループは,「2050年までに事業全体のCO2排出量ネット・ゼロに挑戦」し,脱炭素社会の実現に貢献していく。具体的には,「2030年までに,お客さまへ販売する電気由来のCO2排出量を2013年度比で50%以上削減」していく。また,当社※1が保有する「社有車を100%電動化※2・3」していく。※4なお,2023年度時点で,お客さまへ販売する電気由来のCO2排出量を2013年度比で約37%削減している。 ※1 中部電力(株),中部電力ミライズ(株),中部電力パワーグリッド(株)※2 電気自動車 (EV) ,プラグインハイブリッド車 (PHV) ,燃料電池車 (FCV) 等※3 電動化に適さない緊急・工事用の特殊車両等を除く。2024年度末時点で358台の電動車導入が完了。※4 当社はGXリーグの方針に賛同し,参画を通じてさらなる削減目標の設定・達成を実施していく。(注) 1 2025年6月末時点の目標であり,今後の制度設計などが変更された場合,目標値等を変更する場合がある。2 カーボンニュートラル実現に向けた取り組みの詳細については,「ゼロエミチャレンジ2050」を参照。(注) 1 温室効果ガスとは,CO2,CH4,N2O,SF6をCO2換算して表したもの。 2 中部電力(株),中部電力ミライズ(株),中部電力パワーグリッド(株)3社合計の値を記載。3 2024年度(2025年3月期)のGHG排出量関連データについては,2025年8月発行予定の中部電力グループレポート2025にて公表を予定。4 環境・気候変動に関する非財務データの詳細については,「ESGデータ集2024」を参照。https://www.chuden.co.jp/csr/performance_data/ なお,「E:環境データ」に記載の2023年度Scope1,2,3(カテゴリ3)の実績については,排出量データの信頼性向上を目的として,KPMGあずさサステナビリティ株式会社に第三者保証を依頼し,保証報告書を取得している。 (3) 人権尊重に関する取り組み 企業と人権に関する最も重要な国際的枠組みの一つである「ビジネスと人権に関する指導原則」などの人権尊重の枠組みに則り,人権への負の影響を予防・是正・軽減し,救済するため,具体的な措置として「方針によるコミットメント」「人権デュー・ディリジェンスの実施」「救済措置」などを行うことで,人権尊重の取り組みを推進している。 2023年7月には「中部電力グループ人権基本方針」を改定し,事業活動に関わる全てのステークホルダーを対象とした人権デュー・ディリジェンスの仕組みを構築するとともに,継続的な改善を行っている。 [ガバナンス] 社長を議長とするCSR推進会議において,原則,年1回人権に関する議題を扱い,前年度取り組みの進捗確認,当年度計画の審議,人権デュー・ディリジェンスのモニタリングなどを行っている。また,人権問題に関する正しい理解と認識を深めるため,従業員等への啓発活動を推進することを目的として,中部電力人権啓発推進委員会を開催している。 [戦略・リスク管理]実効性が求められる人権デュー・ディリジェンスでは,中部電力の事業活動において発生の可能性がある人権リスクのうち,関連するステークホルダーと対話を行いながら,優先して取り組む人権リスクを,下記手法を用い特定した。 ・各種動向調査や社内インタビューの実施,過去の人権に関する相談・通報内容などの分析 ・人権リスクを網羅的に抽出したうえで,社内インタビューなどから示唆された当社に関わるリスク項目を特定・人権侵害の発生の可能性,人権侵害の規模,人権侵害が及ぼす範囲,是正可能性の観点からリスクを評価し,特定した人権リスクをマッピング。優先順位付けを行い優先的に取り組む人権リスクを特定 優先して取り組む人権リスクは,自社従業員,ビジネスパートナー,地域住民の方々,お客さまだけでなく,女性や子ども,非正規雇用者,先住民の方々,移住労働者の方々を対象としている。今後も,内外の事業環境変化に合わせて,定期的に評価内容の点検・見直しを行う。 上記の手法を踏まえ検討した結果,強制労働,児童労働,紛争等の影響を受ける地域における人権問題,パワーハラスメント,労働安全衛生,環境・気候変動に関する人権問題を最優先に取り組む人権リスクとして特定した。これらのリスクに対し,優先的に予防・是正・軽減措置を実施している。なお,優先して取り組むリスクの適切な把握・対応に向けて,定期的・継続的に確認を実施している。 サプライチェーンを含めた当社グループのビジネスモデルにおいて関連する人権リスクを把握・評価し,優先度が高い人権リスクを定め,従業員及びサプライチェーンをはじめとするステークホルダーの人権尊重に取り組んでいる。 [指標及び目標] 人権デュー・ディリジェンスについて,「中部電力グループ人権基本方針」における適用範囲である連結子会社(約30社)も含め中部電力グループ一丸での人権尊重の取り組みを進めている。具体的には,「2030年度までに連結子会社(約30社)を含めた中部電力グループのステークホルダー全般への人権デュー・ディリジェンスの実施・深化・定着」を目指し,PDCAサイクルを回しながら取り組みを推進している。人権デュー・ディリジェンスロードマップを策定し,連結子会社含めた当社グループの全てのステークホルダーに対して,人権デュー・ディリジェンスの実施と深化を進めている。今後,連結子会社の規模等に応じて段階的に取り組みを拡大し,各社において優先的なリスクから順次対応を進める。 なお,2024年度末時点で,各連結子会社の自社従業員に係るリスクをはじめ,各社優先して取り組む人権リスクへの予防・是正・軽減措置が対応実施されていることを確認しており,今後はビジネスパートナー等を含むサプライチェーン全体のステークホルダーの人権リスクへの対応を強化していく。 (4) 人的資本・多様性に関する取り組み[戦略・指標及び目標]当社グループは現在,お客さま・社会とともに歩んできた中部電力グループ70年の歴史の中でも,社会・暮らしそしてエネルギー業界を取り巻く環境は「激変」ともいえる大きな転換期に直面している。この変化の中で,私たちは,エネルギーのお届けという変わらぬ使命の完遂と,事業環境の変化に対応した新たな価値の創出の同時達成を目指すこと,また,その実現に向けた,「人財一人ひとりの成長・活躍が企業価値そのもの」との基本的な考え方を経営ビジョン2.0に掲げた。これを踏まえて当社が策定した人財戦略においては,多種多様な力を持つ人財を確保・育成し,そして人財一人ひとりが,その能力を思う存分発揮するための取り組みを2本の柱として具体化し,社員に約束している。1本目の柱は,「多様な人財が活躍できる環境づくり」。企業経営の最優先事項である安全・健康への取り組みに加え,多様な個性を受入れ,認め合う風土醸成を目指し,一人ひとりの違いに配慮した制度整備や支援提供を行うことが,さらなる企業成長や社員の就労意欲向上のための投資そのものであるとの考えのもと,各種活動に取り組んでいる。2本目の柱は,「自己変革に挑戦する社員への機会と支援の提供」。多様な社員が自らのキャリアを考え,自律的にチャレンジし,先輩の軌跡を超えた成長・活躍を実現できる環境を整えるため,「Chance(チャンスを創出する)」「Challenge(果敢に挑戦する)」「Change(変革を実現する)」の3つのキーワードを軸に,「自己変革に挑戦する社員に機会と支援を提供」することを,社員に対する当社のコミットメントとして具体的な施策に取り組んでいる。上記の人財戦略を推進することにより,人財一人ひとりが,会社の目指す姿に共感し,その実現のために自身の能力を思う存分発揮したい,発揮していると実感できる状態に到達することで,私たち中部電力グループは地域・社会の持続的な発展に貢献していく。なお,人的資本に関するガバナンス・リスク管理については,「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (1) サステナビリティ全般に関する考え方及び取り組み」に記載している。 ※1 目標及び実績は中部電力(株),中部電力ミライズ(株),中部電力パワーグリッド(株)3社合計の値を記載。ただし,死亡災害発生件数には,執行役員,直接雇用の従業員及び派遣社員に加え,請負・委託による災害件数を含む。なお,連結ベースでの指標及び目標の開示については,各社毎に事業内容及び事業環境が多岐に亘るため,当社グループに属する全ての会社を統合した指標は設定していない。※2 健康イキイキ度とは,心身ともに万全な状態で働けている度合。評価手法「WLQ-J」で測定(2025年度から評価手法の見直しにより,「SPQ」にて測定予定)。傷病休務率とは,病気やけがで休務している度合。傷病による休務日数をもとに算出(2024年度より百分率で記載)。※3 「育児休業,介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」における「育児休業等と育児目的休暇の取得割合」を示す。※4 1日のフレックス精算時間をマイナスとする働き方。これにより捻出した時間を趣味等に活用。※5 KPIとして掲げる300ポストとは,「2025年度定期異動対応分」として2024年度に募集をかけるポスト数を示しており,その実績値(2024年度に募集をかけたポスト数)は420ポストである。※6 ㈱リンクアンドモチベーションが提供するエンゲージメントサーベイにて測定。 <管理職に占める女性労働者の割合における2023年度との差異> 2023年度までは,管理職を役付職員(一般役付職員と特別役付職員の合計)として,管理職に占める女性労働者の割合を算出していたが,2024年度より特別役付職員を管理職として算出している。 なお,役付職員(一般役付職員と特別役付職員の合計)・管理職員(特別役付職員)に占める女性労働者数及び割合の推移は以下のとおり。 ※1 中部電力(株),中部電力ミライズ(株),中部電力パワーグリッド(株) ※2 2014~2020年は(株)JERA転籍者を含む 今後は,特別役付職員を更に増加できるように,女性のキャリア形成に資する取り組み(メンタープログラム,主任ステップアップ研修等),及び仕事と家庭の両立支援(勤務時間の短縮措置,フレックスタイム勤務制などの両立支援制度や,育休復職者のためのキャリアアップ研修等)を強化し実施していく。
主要な設備の状況 FY2025 / 約3,408字
2 【主要な設備の状況】(1) 提出会社電気事業固定資産 区分セグメントの名称設備概要帳簿価額(百万円)従業員数(人)土地構築物機械装置その他内部取引等の消去計水力発電設備その他発電所数200カ所(56,331,784) 最大出力5,477,290kW12,153175,92782,15717,378△4,477283,139831原子力発電設備その他発電所数1カ所(1,794,774) 最大出力3,617,000kW12,97918,36136,44719,307△1,88785,208984新エネルギー等発電等設備その他発電所数12カ所(182,843) 最大出力98,831kW3,49417117,6511,410△22222,506154業務設備その他本店 1カ所(955,866) 支店(社) 2カ所6,074932,47624,005△2,68329,9661,255計 ―(59,265,267) 34,702194,553138,73362,101△9,269420,8213,224 (注) 1 従業員数(就業人員数)は,建設工事従事者5人,附帯事業従事者60人,合計65人を除いたものである。2 帳簿価額には,貸付設備6百万円(土地6百万円)を含まない。3 土地の( )内数字は面積(単位㎡)を示し,借地2,095,795㎡を除いたものである。 主要発電設備主要水力発電設備発電所名所在地水系出力(kW)土地面積(㎡)最大常時奥矢作第一愛知県豊田市矢作川323,000―592,527奥矢作第二 〃〃780,000―498,035畑薙第一静岡県静岡市葵区大井川86,0004,4002,381,268畑薙第二 〃〃86,60017,200312,362奥泉静岡県榛原郡川根本町〃92,00035,600371,625大井川 〃〃68,20021,600363,743井川静岡県静岡市葵区〃62,00013,0003,224,739川口静岡県島田市〃58,00019,800558,405奥美濃岐阜県本巣市木曽川1,500,000―4,047,647高根第一岐阜県高山市〃340,00001,799,716馬瀬川第一岐阜県下呂市〃288,00004,861,501馬瀬川第二 〃〃66,4000464,542小坂 〃〃50,10012,400250,262横山岐阜県揖斐郡揖斐川町〃70,0002,3009,519徳山 〃〃164,2005,27016,222,561新上麻生岐阜県加茂郡七宗町〃61,400―21,322矢作第一岐阜県恵那市矢作川61,2001,70017,512平岡長野県下伊那郡天龍村天竜川101,00023,9002,509,865泰阜長野県下伊那郡泰阜村〃54,50011,800765,887 原子力発電設備発電所名所在地出力(kW)土地面積(㎡)浜岡静岡県御前崎市3,617,0001,794,774 主要業務設備事業所名所在地土地面積(㎡)本店愛知県名古屋市東区他301,966 (2) 国内子会社① 中部電力パワーグリッド㈱電気事業固定資産 区分セグメントの名称設備概要帳簿価額(百万円)従業員数(人)土地構築物機械装置その他内部取引等の消去計送電設備パワーグリッド架空電線路亘長10,553km 回線延長19,872km(8,707,521) 地中電線路亘長1,325km 回線延長2,425km 支持物数 34,629基91,504434,73524,05512,697△11,630551,361918変電設備パワーグリッド変電所998カ所 出力300,000127,174,600kWkVA(7,789,714) 調相設備容量14,113,000kVA 連系所2カ所 出力1,200,000kW 調相設備容量620,000kVA85,825―313,33235,474△6,953427,678997配電設備パワーグリッド架空電線路亘長131,798km 電線延長558,847km 地中電線路亘長4,789km(3,950) 電線延長7,002km 支持物数2,889,108基 変圧器個数1,663,907個 変圧器容量88,855,609kVA37612,935224,48819,812△27,179830,0943,677業務設備パワーグリッド本社 1カ所(733,794) 支社 19カ所 営業所 35カ所21,491122,33274,631△3,556114,8993,217計 ―(17,234,979) 198,8581,047,672584,208142,616△49,3201,924,0358,809 (注) 1 従業員数(就業人員数)は,建設工事従事者179人を除いたものである。2 帳簿価額には,貸付設備437百万円(土地437百万円)を含まない。3 土地の( )内数字は面積(単位㎡)を示し,借地1,493,710㎡を除いたものである。4 変電所出力の上段300,000kWは,周波数変換設備の出力である。 主要送電設備線路名種別電圧(kV)亘長(km)信濃幹線架空50045南信幹線〃50070西部幹線〃50080東部幹線〃50076駿遠幹線〃50046東栄幹線〃50042新三河幹線〃50030浜岡幹線〃50029静岡幹線〃50050奥美濃岐北線〃50021岐北分岐線〃5001豊根連絡線〃50011豊根幹線〃50043愛岐幹線〃50082三岐幹線〃50090岐阜連絡線〃50013越美幹線〃500110飛騨分岐線〃5001三重東近江線〃5003三重連絡線〃5006第二浜岡幹線〃50033静岡連絡線〃5007 主要変電設備変電所名所在地電圧(kV)出力(kVA)土地面積(㎡)東部愛知県豊田市5004,000,000153,426愛知 〃5003,000,000165,651新三河愛知県新城市5003,000,00078,175東栄愛知県北設楽郡東栄町5001,500,00063,718静岡静岡県島田市5001,000,000113,901駿遠静岡県掛川市5005,000,000219,977西部三重県いなべ市5003,000,000162,549北部岐阜県関市5003,000,000223,945信濃長野県塩尻市5003,000,000133,553南信長野県駒ヶ根市500800,000167,399 連系所名所在地電圧(kV)出力(kW)土地面積(㎡)南福光富山県南砺市500300,000330,866飛騨(変換所)岐阜県高山市500900,000― 主要業務設備事業所名所在地土地面積(㎡)支社等愛知県名古屋市中区他733,794 ② その他の国内子会社 会社名(本社所在地)主なセグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)土地構築物機械装置その他内部取引等の消去計㈱シーエナジー(愛知県名古屋市東区)ミライズ太陽光発電設備 他(11,751)202,40030,50314,374-47,299219中電不動産㈱(愛知県名古屋市中区)その他建物 他(1,406,745)31,0461,03113936,394△20368,407538㈱シーテック(愛知県名古屋市緑区)その他建物 他(110,850)6,6612,81110,35715,609△36035,0791,629㈱中電シーティーアイ(愛知県名古屋市東区)その他建物 他(-)-0-11,389-11,3891,209㈱日本エスコン(東京都港区)その他土地 他(66,945)17,191194-4,877-22,262325㈱ピカソ(大阪府大阪市中央区)その他土地 他(18,712)12,40165210,816-23,27719優木産業㈱(大阪府大阪市中央区)その他建物 他(17,203)6,086-26,868-12,957-㈱四条大宮ビル(京都府京都市下京区)その他土地 他(57,116)20,4993-4,644-25,14715 (注) 1 従業員数は就業人員数を記載している。2 土地の( )内数字は面積(単位㎡)を示し,借地を除いたものである。
コーポレート・ガバナンスの概要 FY2025 / 約11,418字
(1) 【コーポレート・ガバナンスの概要】 ① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方当社は,「中部電力グループコーポレート・ガバナンス基本方針」において,コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方及び基本方針を定めている。 「中部電力グループコーポレート・ガバナンス基本方針」当社グループは,「中部電力グループ企業理念」を実践し,本理念に掲げる目指す姿を実現するためには,株主・投資家をはじめとするステークホルダーのみなさまから信頼され選択され続けることが必要と考えている。事業運営にあたっては,「中部電力グループCSR宣言」に基づき,安全を最優先に,エネルギーの安定供給を果たし,地球環境の保全に努めるとともに,公正・透明性を経営の中心に据え,経営及び業務執行に対する適切な監督を行い,迅速な意思決定を行うための仕組みを整備するなど,コーポレート・ガバナンスの一層の充実に努める。 ア 株主の権利・平等性の確保・すべての株主のみなさまに対し,株主総会における議決権をはじめとした株主のみなさまの権利が適切に行使いただけるよう環境を整備するイ ステークホルダーとの適切な協働・当社グループの事業を遂行するにあたっては,お客さまや地域社会,株主・投資家をはじめとするステークホルダーのみなさまのご理解とご協力が不可欠であるため,ステークホルダーのみなさまとの相互コミュニケーションを重視し,透明性の高い開かれた企業活動を推進するウ 適切な情報開示と透明性の確保・財務情報はもとより非財務情報を含めた経営状況及び事業活動全般について,幅広くかつ適時適切に情報を開示するエ 取締役会等の責務・当社取締役会は,会社の持続的成長と中長期的な企業価値の向上を図るべく経営上の重要事項の意思決定や,独立社外取締役の関与などを通じた実効性ある経営及び業務執行の監督を行う ・執行役員制により,経営の意思決定・監督と執行の分離,業務執行の迅速化などを図る・当社監査等委員会は,独立した客観的な立場から取締役の職務執行の監査を行うオ 株主との対話・「株主との建設的な対話に関する方針」に基づき,当社グループの経営状況及び事業活動について,株主のみなさまに丁寧に説明する ② コーポレート・ガバナンス体制の状況経営機構等の概要及びコーポレート・ガバナンス関連施策は次のとおりである。 当社は,執行と監督の分離の一層の深化を図り,機動的な意思決定とより高度なガバナンスの両立を実現するため,2024年6月開催の定時株主総会を以て,監査等委員会設置会社に移行している。「取締役会」,「監査等委員会」などの会社法で定められている機関に加え,「経営戦略会議」及び「経営執行会議」を設置している。 「取締役会」は,原則として毎月1回開催し,法令・定款所定の事項及び経営上重要な事項を審議・決定するとともに,取締役から職務執行状況の報告を受けるなどして,取締役の職務執行を監督している。また,監査等委員である取締役が取締役会における議決権を有することにより,監査・監督機能の実効性が更に強化されている。加えて,取締役(監査等委員である取締役を含む。)13名のうち7名(過半数)が社外取締役となっている。なお,男性10名・女性3名で構成されており,監査等委員である取締役は5名である。2025年6月26日開催予定の第101期定時株主総会の議案(決議事項)として,「取締役(監査等委員である取締役を除く。)8名選任の件」及び「監査等委員である取締役1名選任の件」を提案しており,当該議案が承認可決されると,取締役(監査等委員である取締役を含む。)13名のうち7名(過半数)が社外取締役となる予定である。なお,男性11名・女性2名で構成され,監査等委員である取締役は5名となる予定である。また,取締役会の構成,規模については,取締役会における審議の充実,経営の迅速な意思決定,取締役に対する監督機能及び中部電力グループ経営ビジョン2.0に掲げる,地球環境に配慮した良質なエネルギーを安全・安価で 安定的にお届けする「変わらぬ使命の完遂」と事業環境の変化に対応した新しいサービスをご提供する「新たな価値の創出」の達成や「脱炭素社会実現」への貢献など経営諸課題を総合的に勘案したうえで,各取締役の知識,能力,専門分野,実務経験などのバランスを踏まえ決定している。なお,取締役に求める専門性及び経験については,スキル・マトリックスとして公表している。スキル・マトリックスについて,「第101期定時株主総会招集ご通知」P.17,18を参照。https://www.chuden.co.jp/resource/ir/ir_kabunushi/ir_sokai/ir_sokai_101_01.pdf 社長,副社長,カンパニー社長,本部長,統括などで構成する「経営執行会議」は,原則として毎週1回開催し,取締役会付議事項の事前審議を行うとともに,それに該当しない業務執行上の重要事項について審議している。また,中長期的な経営に関する方向性については,代表取締役などで構成する「経営戦略会議」において協議し,必要なものについては経営執行会議及び取締役会に付議している。業務執行体制については,経営の意思決定・監督と執行の分離,業務執行の迅速化などを図るため,執行役員制を採用している。カンパニー社長・本部長・統括を務める執行役員には社長の権限を大幅に委譲し,特定分野の業務執行はカンパニー社長・本部長・統括以下で完結させる一方,その執行状況について,適宜,経営執行会議及び取締役会に報告させている。また,カンパニー制を採る再生可能エネルギーの事業分野においては,カンパニー社長の諮問機関としてカンパニーボードを設置している。さらに,経営責任・執行責任を明確にし,かつ経営環境の変化に即応できる経営体制を構築するため,取締役(監査等委員である取締役を除く。)及び執行役員の任期を1年としている。 「監査等委員会」は,原則として毎月1回開催し,監査等委員である取締役間の役割分担,情報共有により,組織的・効率的な監査を実現するとともに,法令・定款所定の事項について決議・同意などを行っている。監査等委員である取締役5名のうち3名が社外取締役,また男性4名・女性1名で構成されている。なお,当社は,2025年6月26日開催予定の第101期定時株主総会の議案(決議事項)として,「監査等委員である取締役1名選任の件」を提案しているが,当該議案が承認可決された場合においても,上記の構成に変更はない。 なお,2025年6月25日(有価証券報告書提出日)現在,各機関の構成員は下記のとおりである。機関名役職名氏名取締役会 代表取締役会長勝野 哲◎代表取締役社長林 欣吾取締役水谷 仁,鍋田 和宏 橋本 孝之,嶋尾 正,栗原 美津枝,工藤 陽子取締役常任監査等委員(常勤)古田 真二取締役監査等委員(常勤)澤栁 友之取締役監査等委員中川 清明,村瀬 桃子,山形 光正監査等委員会 取締役常任監査等委員(常勤)古田 真二◎取締役監査等委員(常勤)澤栁 友之取締役監査等委員中川 清明,村瀬 桃子,山形 光正経営戦略会議 代表取締役会長勝野 哲社長執行役員林 欣吾◎副社長執行役員鍋田 和宏 専務執行役員速水 敏浩経営執行会議 社長執行役員林 欣吾◎副社長執行役員伊原 一郎,鍋田 和宏,佐々木 敏春専務執行役員片山 明彦,大谷 真哉,佐藤 裕紀,野田 英智,中畑 禎,長谷川 聡,速水 敏浩,安井 稔常務執行役員植田 光紀中部電力ミライズ㈱社長神谷 泰範 (注) 1 ◎は各機関の長である。 2 取締役 橋本孝之,嶋尾正,栗原美津枝,工藤陽子は,社外取締役である。 3 取締役監査等委員 中川清明,村瀬桃子,山形光正は,社外取締役監査等委員である。 また,2025年6月26日開催予定の第101期定時株主総会の議案(決議事項)として,「取締役(監査等委員である取締役を除く。)8名選任の件」及び「監査等委員である取締役1名選任の件」を提案しており,当該議案が承認可決された場合,各機関の構成員は下記のとおりとなる予定である。なお,役員の役職名については,当該定時株主総会の直後に開催が予定されている取締役会及び監査等委員会の決議事項の内容を含めて記載している。機関名役職名氏名取締役会 代表取締役会長勝野 哲◎代表取締役社長林 欣吾代表取締役速水 敏浩取締役鍋田 和宏 橋本 孝之,嶋尾 正,栗原 美津枝,加藤 治彦取締役常任監査等委員(常勤)古田 真二取締役監査等委員(常勤)岡 俊彦取締役監査等委員中川 清明,村瀬 桃子,山形 光正監査等委員会 取締役常任監査等委員(常勤)古田 真二◎取締役監査等委員(常勤)岡 俊彦取締役監査等委員中川 清明,村瀬 桃子,山形 光正経営戦略会議 代表取締役会長勝野 哲社長執行役員林 欣吾◎副社長執行役員鍋田 和宏 専務執行役員速水 敏浩経営執行会議 社長執行役員林 欣吾◎副社長執行役員伊原 一郎,鍋田 和宏,佐々木 敏春専務執行役員片山 明彦,大谷 真哉,佐藤 裕紀,野田 英智,中畑 禎,長谷川 聡,速水 敏浩,安井 稔常務執行役員植田 光紀中部電力ミライズ㈱社長神谷 泰範 (注) 1 ◎は各機関の長である。 2 取締役 橋本孝之,嶋尾正,栗原美津枝,加藤治彦は,社外取締役である。 3 取締役監査等委員 中川清明,村瀬桃子,山形光正は,社外取締役監査等委員である。 当社のコーポレート・ガバナンス体制を図で示すと次のとおりである。 ③ 内部統制システムに関する基本的な考え方及びその整備状況当社は,内部統制システムの整備に関する基本的な考え方として「会社の業務の適正を確保するための体制」を定め,この体制に掲げる内部統制システムを整備し,運用している。 <会社の業務の適正を確保するための体制>当社は,公正・透明性を経営の中心に据え,業務の適正を確保するため,次の体制を整備するとともに,これを有効に機能させ,株主,お客さまをはじめとするステークホルダーから信頼される企業となるように努める。ア 経営管理に関する体制・中部電力グループの経営の最高責任者として,CEO(チーフ・エグゼクティブ・オフィサー)を置く。(ア) 業務執行に関する体制・取締役会は,原則として毎月1回開催し,法令・定款所定の決議事項及び経営上重要な事項を決定するとともに,取締役から職務執行状況の報告を受けるなどして,取締役の職務執行を監督する。また,社外取締役により社外の視点からの監督を行う。・監査等委員会は,職務執行状況の聴取などを通じて,取締役の職務執行を監査する。・業務執行における重要な事項について多面的に検討するため,経営執行会議及び経営戦略会議(以下,合わせて「経営会議」という。)を設置する。経営執行会議は,原則として毎週1回開催し,取締役会に付議する事項及び社長が意思決定すべきその他重要事項の審議を行うとともに,業務執行状況等に関する報告を受ける。また,会長,社長,副社長及び経営企画部門の長で構成する経営戦略会議は,必要に応じて開催し,経営に関する方針・方向性について審議する。・経営の意思決定・監督と執行の分離及び迅速な業務執行を実現するため,執行役員制を採り,カンパニー社長・本部長・統括を務める執行役員に社長の権限を大幅に委譲し,特定分野の業務執行をカンパニー社長・本部長・統括以下で完結させる一方,その執行状況について,適宜,経営執行会議及び取締役会に報告させる。・カンパニー制を採る再生可能エネルギーの事業分野においては,カンパニー社長の諮問機関としてカンパニーボードを設置する。 ・取締役ではないカンパニー社長・本部長・統括についても,経営執行会議の構成員として取締役会決議案件の審議に参加させ,また取締役会において適宜議案の説明をさせること等により,経営の意思決定と特定分野の業務執行との乖離の防止を図る。・取締役(監査等委員である取締役を除く。)並びに執行役員及びその他の職員(以下,「取締役等」という。)の職務執行の適正及び効率性を確保するため,社内規程において,各部門(カンパニー,本部,本店の部,支店・支社をいう。以下同じ。)及び各部署並びにそれらの長の業務分掌,権限等を定める。また,取締役等は,業務執行状況について,適時に,取締役会,経営執行会議,カンパニーボードまたは上位者に報告する。・取締役等の意思決定の適正を確保するため,決裁手続において,起案箇所,関係部門及び審査部門による審査を行う。(イ) 取締役等の職務執行に係る情報の保存及び管理に関する体制・取締役等の職務執行に係る情報の保存及び管理を適切に行うため,社内規程において,取締役会議事録,経営会議資料,カンパニーボード資料,決裁文書等の作成,保存及び管理に関する事項を定める。(ウ) 内部監査に関する体制・取締役等の職務執行の適正及び効率性を確保するため,業務執行ラインから独立した組織として社長直属の内部監査部門を設置する。内部監査部門は,各部門の業務執行状況等を定期的に監査し,その結果を社長及び取締役会に報告するとともに,必要に応じ各部門に改善を勧告する。イ リスク管理に関する体制・全社及び各部門のリスク管理が適切に行われるよう,組織,権限及び社内規程を整備するとともに,その責任者として,CRO(チーフ・リスクマネジメント・オフィサー)を置く。・個々の事業または業務運営上のリスクを管理するために,カンパニー社長,本店の部門の長を責任者(以下,「リスクオーナー」という。)とするとともに,経営に重大な影響を与えるリスクを統合的に管理するためにリスクマネジメント会議を設置する。また,リスクマネジメント会議の審議結果については,必要に応じて,取締役会へ付議する。・個々の事業または業務運営上のリスクについては,リスクオーナーが,これを管理する体制を整備する。また,リスクオーナーは,計画の策定・実行にあたり,リスクを把握・評価のうえ,その結果に基づいてこれを管理する。・経営に重大な影響を与えるリスクについては,経営戦略本部内のリスク管理部署がリスクオーナーの報告を把握・評価のうえ,リスクマネジメント会議に報告し,対応方針の審議を受けるとともに,経営計画及びリスクオーナーが実施するリスク対策にこれを反映する。・非常災害その他当社の財産,社会的信頼等に重大な影響を与える事象が発生したときの情報伝達及び対応について社内規程に定めるとともに,これら事象が発生したときに備え定期的に訓練等を実施する。・原子力の自主的・継続的な安全性向上に向けた取り組みとして,当社の原子力安全の取り組み姿勢・理念を反映した中部電力グループ原子力安全憲章を制定する。また,原子力部門へのガバナンスを強化するため,原子力安全向上会議を設置し,同会議において,リスクを分析・評価するとともに原子力の安全性向上に必要な対応策について審議する。さらに,社外の各分野の有識者のガバナンス等に関する知見を安全性向上に向けた取り組みに活用するため,原子力安全向上会議アドバイザリーボードを設置する。・社内外の原子力の専門家の安全に関する知見を現場における安全性向上の取り組みに活用するため,浜岡原子力安全アドバイザリーボードを設置する。・法令等に従って財務報告を適正に行うために,組織及び社内規程類を整備し,適切に運用する。ウ コンプライアンスに関する体制・コンプライアンス経営を推進するため,その責任者としてCCO(チーフ・コンプライアンス・オフィサー)を置くとともに,取締役会の監督のもと,社長を議長,CCOを副議長,社外委員及び監査等委員を加えたコンプライアンス推進会議を設置し,役員・管理職員等の役割・責務を明確化して,各々自律的にコンプライアンスを推進する体制を整備する。・法務・コンプライアンス機能を強化するため,コンプライアンス本部を設置する。 ・法令及び社会規範の遵守に関する理念並びに取締役等・監査等委員が遵守すべき基本的事項を定めた中部電力グループコンプライアンス基本方針,中部電力グループ贈収賄・腐敗防止方針及び中部電力グループ税務方針を制定・周知する。・コンプライアンスの定着を図るため,取締役及び管理職員を対象とした啓発活動を実施し,管下職員への適切な指導・監督に当たらせるとともに,職員に対し各種研修を行う。・独占禁止法において禁止される行為を未然に防止し,公正かつ自由な競争に基づく事業活動を確保するため,競合他社との接触について,社内規程を定める。・コンプライアンス違反事象の未然防止・早期改善のため,通常の業務報告経路とは別に,内部通報の窓口「ヘルプライン」を社内及び社外に設置する。なお,ヘルプラインの利用者の保護について,社内規程を定める。・反社会的勢力との関係遮断については,対応部署を定め,社内規程類を整備するとともに,関連する外部専門機関と連携して対応する。エ 監査に関する体制(ア) 監査等委員会の職務を補助すべき職員に関する事項・監査等委員会の職務を補助するため,監査特命役員を置くとともに,執行部門から独立した組織として監査等委員会直属の監査等委員会室を設置する。・監査等委員会室には,監査等委員会の意向を踏まえた員数の職員を置く。(イ) 監査等委員会の職務を補助すべき職員の独立性及び当該職員に対する監査等委員会の指示の実効性の確保に関する事項・監査特命役員及び監査等委員会室に所属する職員は,執行部門の業務に係る役職を兼務せず,取締役(監査等委員である取締役を除く。)の指揮・命令を受けない。・取締役等は,監査等委員会の指示に基づき職務を遂行したことを理由として,監査特命役員及び監査等委員会室に所属する職員に不利益を及ぼさない。・監査特命役員の選任及び解任並びに監査等委員会室に所属する職員の異動及び評定にあたっては,監査等委員会の意向を尊重する。(ウ) 監査等委員会への報告に関する体制・取締役等は,次のとおり,職務執行状況等について監査等委員会に報告する。・取締役会及び経営会議並びにカンパニーボードの付議事項について,監査等委員会からの求めに応じ報告する。・当社に著しい損失を与えるおそれのある事実を知ったときは,ただちに監査等委員会に報告する。・部門ごとに原則として年1回,当該部門に係る職務執行状況を監査等委員会に報告する。・重要な決裁文書については決裁後すみやかに,また業務執行に係るその他の文書類についても求めに応じて,監査等委員会の閲覧に供する。(エ) 監査等委員会に報告した者が当該報告をしたことを理由として不利益を受けないことを確保するための体制・取締役等は,監査等委員会もしくは監査特命役員または監査等委員会室に所属する職員に報告をしたことを理由として,報告した者に不利益を及ぼさない。・監査等委員及び取締役等は,監査等委員会に報告した者が望まない場合,正当な理由なく,その者の氏名等個人を特定できる情報を社内または社外に開示しない。(オ) 監査費用等に関する事項・監査等委員会が職務上必要と認める費用等を請求したときは,すみやかに当該費用等を支払う。(カ) その他監査等委員会の監査が実効的に行われることを確保する体制・監査等委員は,経営会議及びその他重要な会議体並びにカンパニーボードに出席のうえ,意見を述べることができる。・社長は,定期的に監査等委員会と代表取締役が経営全般に関し意見交換する機会を設ける。・内部監査部門及び会計監査人は,監査計画の策定・実施にあたって監査等委員会と調整するとともに,実施結果を監査等委員会に報告する。 オ 中部電力グループの業務の適正を確保するための体制・中部電力グループの業務の適正及び効率性を確保するため,グループ会社を統括する部門を設置し,グループ会社全般に関する経営戦略・方針の立案を行うとともに,社内規程類を整備し,経営上の特に重要な事項について協議または報告を求めるなど,グループ会社の経営管理を行う。また,グループ会社を統括する部門は,グループ各社の事業の概況を当社監査等委員会に報告する。・グループ各社のリスクについては,各社が把握・評価・管理する。・中部電力パワーグリッド㈱及び中部電力ミライズ㈱(以下,「事業会社」という。)の社長は,自社に加え自社のグループ会社について,当社のリスクオーナーとしての役割を果たす。・当該会社の経営施策及び経営に重大な影響を与えるリスクの検証,審議及び確認は,個別会社ごとに当該会社の社長と当社の社長等で構成する会議体で行う。 なお,その会議体は,事業会社に対しては四半期ごとに開催する目標設定・モニタリング委員会,その他のグループ各社に対しては,原則として年1回開催するグループ経営戦略会議とする。当社監査等委員は,これらに出席のうえ,意見を述べることができる。・当社の取締役等並びにグループ会社の取締役等及び監査役・監査等委員は,グループ会社においてグループ経営に重大な影響を与える事象が発生した場合,すみやかに状況把握を行うとともに,当社監査等委員会及び経営執行会議に報告する。・中部電力グループにおけるコンプライアンス推進のため,中部電力グループ・コンプライアンス推進協議会を設置するとともに,中部電力グループコンプライアンス基本方針,中部電力グループ贈収賄・腐敗防止方針及び中部電力グループ税務方針を制定する。また,グループ各社のコンプライアンス経営を推進するため,各社において,コンプライアンス委員会またはコンプライアンス担当の取締役等・部署の設置,その他推進体制を整備するとともに,基本方針の制定をはじめとする自律的な取り組みを行う。・コンプライアンス違反事象の未然防止・早期改善のため,グループ各社が必要に応じ自ら内部通報の窓口を設けるほか,グループ各社共同のコンプライアンスに関する内部通報の窓口「中電グループ・共同ヘルプライン」を設置する。・当社の取締役等または監査等委員等に,必要に応じグループ会社の取締役または監査役・監査等委員を兼務させる。・当社監査等委員会は,グループ会社監査役・監査等委員間の定期的な意見交換を行う。・当社の内部監査部門は,必要に応じてグループ会社に対して内部監査を行い,その結果を社長,取締役会及び監査等委員会に報告する。 ④ 責任限定契約の内容の概要当社は,会社法第427条第1項及び定款の規定により,社外取締役(監査等委員である取締役を含む。)との間で,任務を怠ったことによる損害賠償責任を会社法第425条第1項に定める最低責任限度額に限定する契約(責任限定契約)を締結している。 ⑤ 取締役会等の活動状況ア 取締役会等の開催状況当事業年度において当社は取締役会を合計18回,指名・報酬等検討会議を合計12回開催しており,個々の取締役(監査等委員である取締役を含む。)の出席状況については次のとおりである。役職名氏名取締役会指名・報酬等検討会議出席回数出席回数代表取締役会長勝野 哲全18回中18回―代表取締役社長林 欣吾全18回中18回全12回中12回代表取締役水谷 仁全18回中18回―代表取締役伊原 一郎(注)1全3回中3回―取締役伊藤 久德(注)1全3回中3回―取締役鍋田 和宏(注)2全15回中15回―取締役橋本 孝之全18回中18回全12回中12回取締役嶋尾 正全18回中18回全12回中12回取締役栗原 美津枝全18回中18回全12回中12回取締役工藤 陽子全18回中18回全12回中12回取締役常任監査等委員(常勤)古田 真二(注)2全15回中15回―取締役監査等委員(常勤)澤栁 友之全18回中18回―取締役監査等委員中川 清明(注)3全18回中18回全10回中10回取締役監査等委員村瀬 桃子(注)2全15回中15回―取締役監査等委員山形 光正(注)2全15回中15回― (注) 1 代表取締役 伊原一郎,取締役 伊藤久德の取締役会への出席状況については,当事業年度中,第100期定時株主総会の終結の時をもって退任するまでに開催した取締役会を対象に記載している。2 取締役 鍋田和宏,取締役常任監査等委員(常勤)古田真二,取締役監査等委員 村瀬桃子,山形光正の取締役会への出席状況については,当事業年度中,2024年6月26日就任後に開催した取締役会を対象に記載している。3 取締役監査等委員 中川清明の指名・報酬等検討会議への出席状況については,当事業年度中,2024年6月以降に開催した指名・報酬等検討会議を対象に記載している。 イ 具体的な検討内容(ア) 取締役会取締役会は,原則として毎月1回開催し,法令・定款所定の事項及び経営上重要な事項を審議・決定するとともに,取締役から職務執行状況の報告を受けるなどして取締役の職務執行を監督している。主な審議事項(2024年度)・株主総会の目的事項・役員人事・決算財務諸表の承認・中部電力グループ 経営計画の策定・脱炭素関連事業への投資・企業理念の改定 (イ) 指名・報酬等検討会議指名・報酬等検討会議は,社長及び社長が指名する独立社外取締役(監査等委員である取締役を含む。)で構成しており,取締役(監査等委員である取締役を含む。)及び役付執行役員の人事案並びに取締役(監査等委員である取締役を除く。),役付執行役員の報酬の決定にあたり,社外取締役から助言を得ることで,その公正・透明性を確保している。主な審議事項(2024年度)1 役員報酬・取締役(監査等委員である取締役を除く。)の個人別の報酬の内容についての決定に関する方針の一部変更・月例報酬支給額・2023年度業績連動賞与支給額・2024年度の業績連動報酬・2025年度株式報酬制度 2 役員人事・取締役候補者(監査等委員である取締役を含む。)及び役付執行役員の人事案・社長の後継候補者の育成状況の確認 ⑥ 取締役(監査等委員である取締役を含む。)の定数 当社の取締役(監査等委員である取締役を含む。)の員数を15人以内,そのうち監査等委員である取締役は6人以内とする旨定款に定めている。 ⑦ 取締役(監査等委員である取締役を含む。)の選任の決議要件当社は,取締役(監査等委員である取締役を含む。)の選任決議について,議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し,その議決権の過半数をもって行い,累積投票によらない旨を定款に定めている。 ⑧ 株主総会決議事項を取締役会で決議することができる事項ア 自己の株式の取得の決定機関当社は,機動的な経営の遂行を可能とするため,会社法第165条第2項の規定により,取締役会の決議をもって自己の株式を取得することができる旨定款に定めている。 イ 中間配当の決定機関当社は,株主への機動的な利益還元を行うため,取締役会の決議により,中間配当を行うことができる旨定款に定めている。 ウ 取締役(監査等委員である取締役を含む。)の責任免除当社は,取締役が期待される役割を十分に発揮できるようにするため,会社法第426条第1項の規定により,任務を怠ったことによる取締役(取締役であった者を含む。)の損害賠償責任を,法令の限度において,取締役会の決議をもって免除することができる旨定款に定めている。 ⑨ 株主総会の特別決議要件当社は,会社法第309条第2項に定める株主総会の特別決議について,株主総会を円滑に運営するため,議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し,その議決権の3分の2以上をもって行う旨定款に定めている。
人的資本(人材育成・社内環境整備方針) FY2025 / 約1,906字
(4) 人的資本・多様性に関する取り組み[戦略・指標及び目標]当社グループは現在,お客さま・社会とともに歩んできた中部電力グループ70年の歴史の中でも,社会・暮らしそしてエネルギー業界を取り巻く環境は「激変」ともいえる大きな転換期に直面している。この変化の中で,私たちは,エネルギーのお届けという変わらぬ使命の完遂と,事業環境の変化に対応した新たな価値の創出の同時達成を目指すこと,また,その実現に向けた,「人財一人ひとりの成長・活躍が企業価値そのもの」との基本的な考え方を経営ビジョン2.0に掲げた。これを踏まえて当社が策定した人財戦略においては,多種多様な力を持つ人財を確保・育成し,そして人財一人ひとりが,その能力を思う存分発揮するための取り組みを2本の柱として具体化し,社員に約束している。1本目の柱は,「多様な人財が活躍できる環境づくり」。企業経営の最優先事項である安全・健康への取り組みに加え,多様な個性を受入れ,認め合う風土醸成を目指し,一人ひとりの違いに配慮した制度整備や支援提供を行うことが,さらなる企業成長や社員の就労意欲向上のための投資そのものであるとの考えのもと,各種活動に取り組んでいる。2本目の柱は,「自己変革に挑戦する社員への機会と支援の提供」。多様な社員が自らのキャリアを考え,自律的にチャレンジし,先輩の軌跡を超えた成長・活躍を実現できる環境を整えるため,「Chance(チャンスを創出する)」「Challenge(果敢に挑戦する)」「Change(変革を実現する)」の3つのキーワードを軸に,「自己変革に挑戦する社員に機会と支援を提供」することを,社員に対する当社のコミットメントとして具体的な施策に取り組んでいる。上記の人財戦略を推進することにより,人財一人ひとりが,会社の目指す姿に共感し,その実現のために自身の能力を思う存分発揮したい,発揮していると実感できる状態に到達することで,私たち中部電力グループは地域・社会の持続的な発展に貢献していく。なお,人的資本に関するガバナンス・リスク管理については,「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (1) サステナビリティ全般に関する考え方及び取り組み」に記載している。 ※1 目標及び実績は中部電力(株),中部電力ミライズ(株),中部電力パワーグリッド(株)3社合計の値を記載。ただし,死亡災害発生件数には,執行役員,直接雇用の従業員及び派遣社員に加え,請負・委託による災害件数を含む。なお,連結ベースでの指標及び目標の開示については,各社毎に事業内容及び事業環境が多岐に亘るため,当社グループに属する全ての会社を統合した指標は設定していない。※2 健康イキイキ度とは,心身ともに万全な状態で働けている度合。評価手法「WLQ-J」で測定(2025年度から評価手法の見直しにより,「SPQ」にて測定予定)。傷病休務率とは,病気やけがで休務している度合。傷病による休務日数をもとに算出(2024年度より百分率で記載)。※3 「育児休業,介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」における「育児休業等と育児目的休暇の取得割合」を示す。※4 1日のフレックス精算時間をマイナスとする働き方。これにより捻出した時間を趣味等に活用。※5 KPIとして掲げる300ポストとは,「2025年度定期異動対応分」として2024年度に募集をかけるポスト数を示しており,その実績値(2024年度に募集をかけたポスト数)は420ポストである。※6 ㈱リンクアンドモチベーションが提供するエンゲージメントサーベイにて測定。 <管理職に占める女性労働者の割合における2023年度との差異> 2023年度までは,管理職を役付職員(一般役付職員と特別役付職員の合計)として,管理職に占める女性労働者の割合を算出していたが,2024年度より特別役付職員を管理職として算出している。 なお,役付職員(一般役付職員と特別役付職員の合計)・管理職員(特別役付職員)に占める女性労働者数及び割合の推移は以下のとおり。 ※1 中部電力(株),中部電力ミライズ(株),中部電力パワーグリッド(株) ※2 2014~2020年は(株)JERA転籍者を含む 今後は,特別役付職員を更に増加できるように,女性のキャリア形成に資する取り組み(メンタープログラム,主任ステップアップ研修等),及び仕事と家庭の両立支援(勤務時間の短縮措置,フレックスタイム勤務制などの両立支援制度や,育休復職者のためのキャリアアップ研修等)を強化し実施していく。
事業の内容 FY2025 / 約2,020字
3 【事業の内容】当社グループは,当社,子会社75社及び関連会社87社(2025年3月31日現在)で構成され,電気やガスなどを供給するエネルギー事業をコア領域として,海外エネルギー事業,エネルギー事業に関連する建設業・製造業,不動産事業など,さまざまな事業を展開している。当社は,2019年4月1日付で,燃料受入・貯蔵・送ガス事業及び既存火力発電事業等を吸収分割により㈱JERAに承継させ,2020年4月1日付で,当社が営む小売電気事業等を中部電力ミライズ㈱に,一般送配電事業等を中部電力パワーグリッド㈱に,権利義務を承継させた。この体制の下,「ミライズ」,「パワーグリッド」,「JERA」の3つを報告セグメントとしている。 [ミライズ]電力・ガスの販売と各種サービスの提供[パワーグリッド]電力ネットワークサービスの提供[JERA]燃料上流・調達から発電,電力・ガスの販売 当社及び関係会社の事業を「事業系統図」として示すと以下のとおりである。 ※1 ミライズエネチェンジ㈱は,出資により,新たに連結の範囲に含めている。これにより,ミライズエネチェンジ㈱の子会社を新たに連結の範囲に含めている。※2 中部精機㈱は,中部電力パワーグリッド㈱を承継会社とする吸収分割により,当社が保有する中部精機㈱株式を,中部電力パワーグリッド㈱に承継させたため,パワーグリッドセグメントへ変更している。※3 合同会社開発8号は,株式の追加取得により,持分法の適用範囲から除外し,新たに連結の範囲に含めている。※4 合同会社メガソーラーきそは,出資により,新たに連結の範囲に含めている。※5 Chubu HKW-A LP 1 B.V.及びChubu HKW-A LP 2 B.V.は,出資により,新たに連結の範囲に含めている。これにより,Ecowende C.V.を新たに持分法の適用範囲に含めている。また,Ecowende Beheer B.V.は.出資により,持分法の適用範囲に含めている。※6 ESCON USA Ⅴ LLCは,出資により,新たに連結の範囲に含めている。※7 BLACKSAND ALIA CE INTERNATIONAL CO-INVEST,L.P.は,出資により,新たに連結の範囲に含めている。※8 BLACKSAND KUILEI CE CO-INVEST,L.P.は,出資により,新たに連結の範囲に含めている。※9 上越バイオマス発電合同会社は,出資により,新たに持分法の適用範囲に含めている。※10 遠州フォレストエナジー合同会社は,出資により,新たに持分法の適用範囲に含めている。※11 Japan NuScale Innovation,LLCは,出資により,新たに持分法の適用範囲に含めている。※12 Tri-En TOENEC Co.,Ltdは,株式の追加取得により,新たに連結の範囲に含めている。※13 ㈱トーエネックは,株式を一部売却したことにより,同社を連結の範囲から除外し,新たに持分法の適用範囲に含めている。これにより,以下の関係会社を連結の範囲及び持分法の適用範囲から除外している。・連結子会社 :トーエネックサービス,統一能科建筑安装(上海)有限公司,TOENEC PHILIPPINES INCORPORATED,TOENEC(THAILAND)CO.,LTD,旭シンクロテック㈱,PT.ASAHI SYNCHROTECH INDONESIA,Tri-En TOENEC Co.,Ltd・持分法適用関連会社 :PFI豊川宝飯斎場㈱,Hawee Mechanical and Electrical Joint Stock Company,FUHBIC TOENEC Corporation※14 ㈱グリーンアースは,出資により,新たに持分法の適用範囲に含めている。※15 BLACKSAND ALIA PE INTERNATIONAL CO-INVEST,L.P.は,出資により,新たに持分法の適用範囲に含めている。※16 Alia Venture,L.P.は,出資により,新たに持分法の適用範囲に含めている。※17 第一環境㈱は,出資により,新たに持分法の適用範囲に含めている。※18 ㈱釧路ウッドプロダクツは,出資により,新たに持分法の適用範囲に含めている。※19 BLACKSAND KUILEI PE CO-INVEST Ⅱ,L.P.は,出資により,新たに持分法の適用範囲に含めている。※20 Kuilei Venture,L.P.は,出資により,新たに持分法の適用範囲に含めている。※21 ㈱ジェネストは,㈱ジェネックスを存続会社とする吸収合併に伴う消滅により,連結の範囲から除外している。※22 メディカルデータカード㈱は,株式を一部売却したことにより,連結の範囲から除外している。
事業等のリスク FY2025 / 約8,755字
3 【事業等のリスク】当社グループの財政状態,経営成績及びキャッシュ・フローの状況に関する変動要因のうち,投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる事項には,主に以下のようなものがある。なお,文中における将来に関する事項は,有価証券報告書提出日(2025年6月25日)現在において判断したものであり,今後のエネルギー政策や電気事業制度の見直しなどの影響を受ける可能性がある。 (1)事業環境の変化2024年度の期ずれを除いた連結経常損益は,2023年度に比べミライズにおける電源調達ポートフォリオの組み換えによる費用削減効果等の減少,パワーグリッドにおける需給調整取引にかかる費用の増加などはあったものの,2,640億円程度確保することができた。しかしながら,先行きを不透明にする事象として,世界の気候や景気等の動向に起因する燃料需要の大幅な増加,欧州における紛争や中東・アジア情勢などの地政学リスク,為替変動リスクも含めた燃料価格のボラティリティが高いことや,物価・賃金・金利の上昇,小売事業の競争激化,電気事業の制度変更などがある。また,出力が不安定な自然変動電源が大量導入される中,異常気象等による想定外の需要の増加や悪天候による太陽光発電量などの低下が重なり,さらに設備のトラブルが発生した場合や資源国において不測の事態が生じた場合などには,日本国内における需給状況が悪化することが懸念される。このような事業環境の変化に対して当社グループは,再生可能エネルギー発電出力の予測精度向上,他の一般送配電事業者との連携も含めた日々の系統運用・需給調整や水力発電所の安定的な運用,㈱JERAによる最新鋭の火力発電設備へのリプレース,火力発電所における補修点検時期の調整や重要設備の巡視強化,㈱JERAの子会社であるJERA Global Markets Pte.Ltd.を通じた機動的な調達や,認定供給確保事業者としての戦略的余剰LNGの確保などによる安定的な燃料確保,お客さまに電気を効率的にご利用いただくデマンドレスポンスの活用などにより,グループ一丸となってエネルギーの安定供給を継続する。安定的な事業成長に向けて,国内エネルギー事業においては,内外無差別な卸取引の進展も踏まえ,電源調達ポートフォリオの最適化,市場リスク管理の高度化などに引き続き取り組んでいく。加えて,新成長領域やグローバル事業の収益拡大などを通じて,持続的な成長を実現し,中期経営目標の達成を目指していく。中長期的には,GX(グリーントランスフォーメーション)やDX(デジタルトランスフォーメーション)の進展などにより電力需要の見通しは増加傾向に変化しており,エネルギー安定供給確保,経済成長,脱炭素を同時実現するべく「GX2040ビジョン」や「第7次エネルギー基本計画」が閣議決定された。また,電力システム改革の検証結果が取りまとめられ,安定供給確保や脱炭素化に必要な投資を確保していく仕組みを整備する方向性も示された。当社は,このような事業環境の変化に対応し,ステークホルダーのみなさまとともに持続的な成長を実現するため,2025年4月に企業理念を改定した。新たな企業理念のもと,経営ビジョン2.0の達成に向けグループ一体となって,電力の安定供給確保,分散・循環型システムが併用された安全で安心な脱炭素社会の実現,事業構造の変革を通じた新たな収益源の獲得・拡大,電化等による需要創出に取り組んでいく。また,「S(安全性の確保)+3E(エネルギー安定供給・経済効率性・環境適合性)」の実現に向けた設備形成などを加速するとともに,これに資するエネルギー政策や電気事業制度に関する提言を実施していく。ただし,産業構造の変化などに的確に対応できない場合や,欧州における紛争や中東・アジア情勢などの地政学リスクに起因する影響の拡大,各種市場における想定と異なる制度見直しの実施など,当社グループを取り巻く事業環境が変化した場合,財政状態,経営成績及びキャッシュ・フローは影響を受ける可能性がある。 ①燃料・電力価格の変動等当社グループの電源調達費用は,LNG,石炭,原油,卸電力などの市場価格及び為替相場の変動により影響を受ける可能性がある。これに対して中部電力ミライズ㈱では,これら価格のボラティリティが高い中においても,お客さまに安定して電気をお届けするため,燃料価格に加え卸電力取引市場価格の変動を反映させる燃料費調整の仕組みの導入など一部料金メニューの見直しとともに,電力先物取引や通貨オプションなどを始めとしたヘッジ取引により,調達価格の安定化を実施している。これらにより財政状態,経営成績及びキャッシュ・フローへの影響は緩和される。これらの取り組みに加えて,足元の燃料価格が安定的に推移していることや,当社グループ全体で取り組んでいる経営努力などを踏まえ,2025年度においても電気料金等の負担を軽減する施策を実施している。㈱JERAによる燃料調達や中部電力ミライズ㈱による市場などを通じた電力調達において,調達先の分散化,契約の長期化・柔軟性の確保など,燃料・電力等の市場変動に影響されにくい事業構造への移行を行っている。加えて,市場変動性の高まりを踏まえリスク管理の高度化や市場価格変動に柔軟に対応した販売施策に取り組んでいく。ただし,欧州における紛争や中東・アジア情勢などの地政学リスクに起因する影響の拡大,長期化などの政治・経済・社会情勢の悪化や天候の変動,調達先の設備・操業トラブルなどにより,需給状況や市場価格が大きく変動することがある。これらのリスクの顕在化に伴う,調達費用の増減,調達価格と販売価格の差異,電力の市場価格・卸価格の変動などにより,財政状態,経営成績及びキャッシュ・フローは影響を受ける可能性がある。 ②競争等への対応脱炭素化に伴うエネルギー需給構造の転換によりGXやDXが進展しており,中長期的な電力需要の見通しも増加傾向に変化している。厳しい競争環境が継続する中でも,中部地域及び中部電力グループを選んでいただくべく,グループ全体で的確に対応していく。中部電力ミライズ㈱では,これまでの電気・ガスなどのお届けを通じて築いてきたお客さまとの「つながり」をもとに,お客さまの暮らしを豊かにするサービスや,ビジネス上の課題解決を実現するサービスを提供し,新たな価値の提供を進めていく。㈱JERAは,最新鋭の火力発電設備へのリプレース,火力発電所における補修点検時期の調整や重要設備の巡視強化などを通じた追加供給力の確保などによる安定供給確保に取り組むとともに,燃料上流・調達から発電,電力・ガス販売にいたるバリューチェーンの最適運用,効率的運営に努めていく。ただし,産業構造の変化などに的確に対応できない場合や,欧州における紛争や中東・アジア情勢などの地政学リスクのさらなる高まりによる調達環境の悪化,競争激化や景気動向・気温変動などにより,財政状態,経営成績及びキャッシュ・フローは影響を受ける可能性がある。 ③新成長分野の事業化当社グループは,エネルギー事業とさまざまなサービスを掛け合わせた新たなサービスをお届けすることで,新たな価値の創出を目指していく。不動産事業においては,2025年4月に不動産事業本部を設置し,㈱日本エスコン及び中電不動産㈱とともに,グループの強みを活かしたまちづくりを推進している。資源循環・上下水道・地域交通・森林経営などの地域インフラ事業については,さまざまなパートナーのみなさまと連携して,地域のみなさまの安全・安心・利便性向上につながる取り組みを推進し,これらの取り組みを通じて,地域課題の解決に貢献していく。また,当社は,株式会社東芝及びそのグループ会社の企業価値向上を目的とするTB投資事業有限責任組合に,有限責任組合員として1,000億円を出資することを2023年9月21日付で決定した。本出資は,東芝が安定した経営基盤を構築し,同社の企業価値を大きく向上させることに貢献するものであり有意義な投資機会であると考えている。グローバル事業においては,再生可能エネルギーなどの「グリーン領域」,水素・アンモニアなどの「ブルー領域」,マイクログリッド・アジア配電事業などの「小売・送配電・新サービス領域」及び地熱発電などの「フロンティア領域」の4領域を組み合わせて最適なポートフォリオを形成し,各国・地域の社会課題解決への貢献と,収益の拡大を目指している。なお,当社は,2016年7月1日付で会社分割により海外発電・エネルギーインフラ事業を㈱JERAへ承継した取引について,2022年12月17日に,メキシコ税務当局から約759億円(2022年12月時点の為替レートに基づく)の納付を命じる更正決定通知を受領した。本通知の内容は,日墨租税条約及びメキシコ税法に反する不合理なものであることから,2023年2月10日に,当局に対し行政不服審査を申し立てた。加えて,日墨租税条約に基づく両国税務当局間の相互協議も実施中である。また,足元では資機材価格高騰などの継続が見込まれることから,グローバル事業をはじめとする新成長分野における事業への投資を厳選するとともに,適切なリスク評価と定期的なモニタリングを実施している。ただし,これらの事業が,他事業者との競争激化やカントリーリスクの顕在化,新技術の導入遅延や政策・制度等の変更などにより,当社グループの期待するような結果をもたらさない場合には,財政状態,経営成績及びキャッシュ・フローは影響を受ける可能性がある。 ④地球環境保全国の2050年カーボンニュートラル宣言以降,エネルギー安定供給,経済成長,脱炭素を同時実現するべく「GX2040ビジョン」及び「第7次エネルギー基本計画」が閣議決定されるなど,地球環境保全に向けた取り組みは喫緊の課題となっている。当社グループでは,「中部電力グループ環境基本方針」のもと,カーボンニュートラル実現に向けた取り組みを「ゼロエミチャレンジ2050」としてとりまとめた。社会やお客さまとともに,エネルギーインフラの革新を通じて「脱炭素」と「安全・安定・効率性」の同時達成を目指していく。具体的には,2030年頃に向けた再生可能エネルギーの拡大目標(保有・施工・保守含む)に関し,320万kW以上を目指すとともに,安全性の向上と地域の皆さまの信頼を最優先にした浜岡原子力発電所の活用,水素・アンモニアサプライチェーンの構築,アンモニア転換技術の確立に向けた碧南火力4号機における20%転換実証試験,非効率石炭火力発電の停廃止,火力発電のさらなる高効率化,再生可能エネルギー接続可能量の拡大に向けた電力系統設備・運用の高度化,需給運用の広域化,「ミライズGreenでんき」をはじめとするCO2フリーメニューの多様化などのあらゆる施策を総動員し,「2030年までに,お客さまへ販売する電気由来のCO2排出量を2013年度比で50%以上削減」を達成する。さらに,イノベーションによる革新的技術実用化・採用を通じ,「2050年までに,事業全体のCO2排出量ネット・ゼロに挑戦」していく。また,気候変動に伴う重要なリスクについても,社長が議長を務めるリスクマネジメント会議で審議,経営計画に反映し,取締役会で決議したうえで,適切に施策を実施している。 ただし,化石燃料賦課金や排出量取引制度などのカーボンプライシング制度をはじめとした脱炭素関連の制度や事業環境の変化に的確に対応できない場合,また,非化石価値の動向や技術革新などを踏まえたビジネスモデルの変革を的確に実施できない場合,財政状態,経営成績及びキャッシュ・フローは影響を受ける可能性がある。 ⑤金利及び物価・賃金の上昇等金利の上昇については,当社グループの有利子負債残高のうち91.2%は,社債,長期借入金の長期資金であり,その大部分を固定金利で調達しているため,財政状態,経営成績及びキャッシュ・フローへの影響は短期的には限定的である。ただし,今後新たに調達する資金等においては,金利の上昇の影響が見込まれる。市場金利の動向や資金需要の状況を引き続き見極めながら,適時適切に資金を調達していく。物価・賃金の上昇については,その影響を最小限に抑えられるよう効率化等に引き続き取り組んでいく。また,取引先の置かれた状況の把握に努め,適切な価格により取引先の皆さまと対等な立場で公平・公正な取引を実施している。ただし,金利・物価・賃金の上昇が継続する場合,財政状態,経営成績及びキャッシュ・フローは影響を受ける可能性がある。 ⑥米国の関税政策米国の関税政策により,今後,自動車等の輸出量が減少する場合,自動車関連の産業集積地である中部エリアの電力需要に一定の影響が生じる可能性がある。電力需要が減少する場合においても,市場価格や燃料価格の変動を捉えた電源調達費用の削減等により収支悪化の抑制に努めていく。ただし,電力需要の減少が継続する場合,財政状態,経営成績及びキャッシュ・フローは影響を受ける可能性がある。 (2)原子力発電設備の非稼働 国の2050年カーボンニュートラル宣言以降,エネルギー安定供給,経済成長,脱炭素を同時実現するべく「GX2040ビジョン」及び「第7次エネルギー基本計画」が閣議決定され,そのなかで再生可能エネルギーと原子力発電を最大限活用する方針が示された。当社では,浜岡原子力発電所全号機の運転停止から10年以上が経過し,現在,3・4号機については,原子力規制委員会による新規制基準への適合性確認審査を受けており,2023年9月の基準地震動に続き,2024年10月の審査会合において,基準津波も「おおむね妥当」と評価された。敷地内の断層(H断層)等の審査も継続して行われていることに加え,同年12月からはプラント関係の審査が行われており,着実に前進している。福島第一原子力発電所の事故以降に計画した地震・津波対策や重大事故対策などの4号機の主な工事は完了している。今後も,審査対応などにより必要となった追加の設備対策については,可能な限り早期に実施していく。3号機については,4号機に引き続き,新規制基準を踏まえた対策に努めていく。5号機については,海水流入事象に対する具体的な復旧方法の検討と並行して,新規制基準を踏まえた対策を検討し,審査の申請に向けた準備を進める。また,現場対応力の強化に向けた教育・訓練の充実や防災体制の整備を図るなど,発電所内を中心としたオンサイト対応を継続するとともに,住民避難を含む緊急時対応の実効性向上に向けて,国・自治体との連携強化を通じ,発電所周辺地域における原子力災害に備えたオフサイト対応の充実に努めていく。加えて,更なる原子力安全性の向上にむけて,社外有識者の知見を活用している。当社グループは,浜岡原子力発電所全号機の運転停止状況下において,火力電源での代替を行っており,これによる電源調達費用の大幅な増加などにより,財政状態,経営成績及びキャッシュ・フローは影響を受ける見込みである。また,新規制基準への対応などに伴う浜岡原子力発電所の運転停止状況の継続や当社グループが受電している他社の原子力発電設備の状況などによっては,財政状態,経営成績及びキャッシュ・フローは影響を受ける可能性がある。 (3)原子力バックエンド費用等原子力のバックエンド事業は,使用済燃料の再処理,放射性廃棄物の処分,原子力発電施設等の廃止措置など,超長期の事業で不確実性を有する。この不確実性は,使用済燃料再処理・廃炉推進機構が,再処理や廃止措置等に係る資金を確保・管理する仕組みをはじめとした国による制度措置などに基づき,必要な費用を引当て・拠出していることにより低減されている。しかしながら,原子力バックエンド費用及び原子燃料サイクルに関する費用は,制度の見直し,制度内外の将来費用の見積り額の増減,再処理施設の稼働状況などにより増減するため,財政状態,経営成績及びキャッシュ・フローは影響を受ける可能性がある。 (4)大規模自然災害等当社グループの事業活動においては,南海トラフ地震・巨大台風・異常気象などの大規模自然災害,武力攻撃,テロ行為,疫病の流行,事故などのリスクが存在する。当社グループでは,これらの事象が発生した場合に備えて,BCP(事業継続計画)などを策定のうえ,設備の形成,維持,運用などの事前対策に取り組むとともに,発生後における体制の整備や訓練などを実施している。2025年3月31日に国は「南海トラフ最大地震における被害想定見直し」及び「南海トラフ巨大地震対策」について報告書を取りまとめ, 2025年夏頃を目途に南海トラフ地震防災対策推進基本計画を改定する予定であることから,今後,国・自治体の動向を注視するとともに,当社グループにおいては,BCP(事業継続計画)などの見直しを行っていく。また,台風災害で得られた教訓などを踏まえ,アクションプランに基づき,各種復旧支援システムの整備による設備復旧体制の強化,ホームページやスマートフォンアプリによるお客さまへの情報発信の強化,自治体・他電力会社などとの連携強化に取り組んでいる。さらに,レジリエンス(強靭化・回復力)の強化に向けて,自治体などと連携しながら,予防保全のための樹木の事前伐採や無電柱化の一層の加速,水力発電用ダムの洪水発生が予想される場合における治水協力などに取り組んでいく。ただし,大規模自然災害,武力攻撃,テロ行為,疫病の流行,事故などにより,供給支障や設備の損壊などが発生した場合には,その被害状況などによっては,財政状態,経営成績及びキャッシュ・フローは影響を受ける可能性がある。 (5)セキュリティ(経済安全保障・情報管理等)当社グループでは,重要インフラであるエネルギーの安定供給を確保するため,サイバー攻撃などによる電力の供給支障や機微情報漏えいのリスクに対応すべく,ガバナンス体制の強化,電力ISACなどを通じた他事業者・関係機関などとの情報共有・分析,各種セキュリティ対策や訓練などを継続的に実施している。特に,基幹インフラ役務の安定的な提供の確保に関する制度の対象となる重要設備については,経済安全保障推進法やサイバー対処能力強化法などの関係法令に基づき,妨害行為を防止するために必要な措置を講じていく。今後も,国際情勢などの変化を常に注視し,サイバー攻撃に対する最新の対策を実施していく。また,個人情報(特定個人情報を含む)をはじめとした各種情報の管理の徹底に向け,専任部署を設置し,個人情報保護法などの関係法令に基づき,規程類を整備することに加え,教育や意識啓発活動の実施などの取り組みをこれまで以上に強化していく。加えて,リスクアセスメントの実施・分析を通じて,より高度なガバナンス体制の構築やITシステムの脆弱性の発見・解消,運用ルールの強化などに努め,さらなるセキュリティ確保に万全を期す。ただし,サイバー攻撃やITシステムの不備,情報の漏えいなどにより,対応に要する直接的な費用のほか,社会的信用の低下などが発生した場合には,財政状態,経営成績及びキャッシュ・フローは影響を受ける可能性がある。 (6)人的資本・人権今後,社会構造の変容が見込まれる中,変化に適切に対応していくためにも,将来を見据えた人財の確保・高度スキルの獲得等が重要な課題となっている。当社グループでは,この課題に対し,「一人ひとりの成長・活躍が企業価値そのもの」との考えに基づき人財戦略を公表するとともに,経営層においても多様な専門性を確保している。また,企業の人権に関する影響力が拡大する中,人権尊重の取り組みに対する要請は一層高まっている。当社グループでは,「中部電力グループ人権基本方針」に基づき,人権デュー・ディリジェンスをはじめとする人権尊重の実践に取り組んでいる。ただし,今後の人的資本の十分な質と量の確保ができない場合や,人権リスクが顕在化し社会的な信用の低下等が発生した場合には,財政状態,経営成績及びキャッシュ・フローは影響を受ける可能性がある。 (7)コンプライアンス当社グループでは,法令及び社会規範の遵守に関する基本方針及び行動原則を示した「中部電力グループコンプライアンス基本方針」のもと,「中部電力グループ贈収賄・腐敗防止方針」及び「金品授受に関するガイドライン」を制定するなど,コンプライアンスの徹底,企業倫理の向上に努めている。また,当社及び中部電力ミライズ㈱は,2023年4月7日に公表した「コンプライアンス徹底策」に加え,2024年3月4日に公表した「コンプライアンス徹底策の強化策」に取り組んでいくことで,二度と独占禁止法違反事案を起こさず,またそのような疑いを持たれることがないよう努めている。当社グループは,今後も,常にコンプライアンスに関する取り組み状況を確認し,その結果に基づいて説明責任を果たすとともに,コンプライアンス徹底に向けた不断の取り組みを進めていく。ただし,コンプライアンスに反する事象により,社会的信用の低下などが発生した場合には,財政状態,経営成績及びキャッシュ・フローは影響を受ける可能性がある。
事業方針・経営環境 FY2025 / 約3,544字
1 【経営方針,経営環境及び対処すべき課題等】文中における将来に関する事項は,有価証券報告書提出日(2025年6月25日)現在において判断したものである。 (1) 会社の経営の基本方針当社は,変化する事業環境に対応し,ステークホルダーのみなさまとともに持続的な成長を実現するため,2025年4月に企業理念を「人と社会のつながりを,幸せのエネルギーに」へ改定いたしました。新たな企業理念のもと,経営ビジョン2.0の達成に向けグループ一体となって事業に取り組んでまいります。当社を取巻く事業環境として,燃料価格につきましては,足元では低位に推移しておりますが,地政学リスクをはじめとする国際的な政治情勢の変化などにより,ボラティリティ(変動性)・不確実性が高い状態が継続しております。また,物価・労務単価・金利の上昇などにより投資環境の不透明性が増しております。さらに,再生可能エネルギーの大量導入による電気の流れの複雑化などにより,適切な電力品質の維持が難しくなっております。中長期的には,GX(グリーントランスフォーメーション)やDX(デジタルトランスフォーメーション)の進展などにより電力需要は増加傾向に変化しており,エネルギー安定供給確保,経済成長,脱炭素を同時実現するべく「GX2040ビジョン」や「第7次エネルギー基本計画」が閣議決定されました。また,電力システム改革の検証結果が取りまとめられ,安定供給確保や脱炭素化に必要な投資を確保していく仕組みを整備するとの方向性が示されております。当社は,新たな企業理念のもと,経営ビジョン2.0の達成に向けグループ一体となって,電力の安定供給確保,分散・循環型システムが併用された安全で安心な脱炭素社会の実現,事業構造の変革を通じた新たな収益源の獲得・拡大,電化等による需要創出に取り組んでおります。また,お客さまや地域・社会などのステークホルダーが求める価値を起点に新たなサービスを創出し,エネルギーとともにお届けするビジネスモデルへの変革に,当社グループの人財一人ひとりが取り組み,2050年に向けて持続的に成長してまいります。加えて,脱炭素社会の実現,社会課題の解決,大規模災害時における事業継続など,ESG(環境・社会・ガバナンス)の観点を踏まえた事業経営を深化させることで,SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献し,持続的な成長と企業価値の向上に努めてまいります。今後とも,お客さまや株主・投資家のみなさまに信頼,選択されるよう努め,地域社会の発展にも貢献してまいる所存です。 (2) 目標とする経営指標2025年度は中期経営目標の最終年度であり,引き続き,国内エネルギー事業において安定的な利益の確保に取り組むとともに,新成長領域やグローバル事業において収益の拡大などに努め,「連結経常利益2,000億円以上,ROIC3.2%以上」の達成を目指してまいります。 (3) 中長期的な会社の経営戦略・会社の対処すべき課題当社は,2020年4月から,送配電部門を中部電力パワーグリッド㈱,販売部門を中部電力ミライズ㈱にそれぞれ分社し,これらに㈱JERAを加えた3つの事業会社を核とする体制といたしました。中部電力パワーグリッド㈱においては,一層の中立性・公平性を図るとともに,中部電力ミライズ㈱・㈱JERAにおいては,それぞれの市場,お客さまと向き合い,より強靭な企業グループへの成長を目指してまいります。このような事業体制のもと,以下の課題への対応をはじめ,グループを挙げてエネルギーの安定供給に努めるとともに,お客さまの期待を超えるサービスの実現・提供により,中部電力グループ全体の持続的成長と企業価値の向上を果たしてまいります。 (S(安全性の確保)+3E(エネルギー安定供給・経済効率性・環境適合性)の実現に向けた取り組み)中部電力グループは,特定の電源に依存せず,多様かつバランスの取れた電源構成が重要であるとの考えにもとづき,エネルギー安全保障に寄与し脱炭素効果の高い再生可能エネルギーや原子力発電の最大限の活用などに取り組むとともに,供給力・調整力として重要な役割を担う火力発電の活用継続とその着実な脱炭素化を推進してまいります。再生可能エネルギーの拡大については,2017年度比で「2030年頃に保有・施工・保守を通じた320万kW(80億kWh)以上」を目指し,投資環境を見極めながら開発に取り組むとともに,グループ会社による太陽光発電設備の保守・施工などを進めてまいります。浜岡原子力発電所については,今後も,地域のみなさまのご理解をいただけるようコミュニケーションを図り,安全確保を大前提に早期の再稼働に向けて取り組んでまいります。また,電力需要の趨勢に応じて安定供給に必要な火力発電の維持等や燃料の確保に加え,JERAゼロエミッション2050のもと,非効率石炭火力の停廃止や水素・アンモニアのサプライチェーンの構築を含むゼロエミッション電源の追求などに取り組んでまいります。さらに,系統の次世代化や経済合理的な設備形成を進めるとともに,電力需給の大きな転換を踏まえ,ウェルカムゾーンの公表を通じた大型需要の適地誘導等のより良い連系サービスの提供に取り組んでまいります。加えて,太陽光発電をはじめとした自然変動電源の予測精度向上,他の一般送配電事業者と連携した広域的な需給運用の拡大などにより,中部エリアを中心に全国の安定供給の維持に寄与してまいります。 (浜岡原子力発電所の再稼働に向けた取り組み)浜岡原子力発電所については,「福島第一原子力発電所のような事故を二度と起こさない」という固い決意のもと,安全性向上対策を進めております。3・4号機については,原子力規制委員会による新規制基準への適合性確認審査の審査会合において,基準地震動に引き続き基準津波も「おおむね妥当」と評価され,これらにもとづくプラント関係の審査に進んでおります。今後も,新規制基準への適合性確認を早期にいただけるよう最大限努力するとともに,地域のみなさまのご理解をいただけるようコミュニケーションを図り,安全確保を大前提に浜岡原子力発電所の早期の再稼働に向けて取り組んでまいります。 (地域課題解決に向けた取り組み)中部電力グループは,エネルギー事業とさまざまなサービスを掛け合わせた新たなサービスをお届けすることで,新たな価値の創出を目指しております。不動産事業については,2025年4月に不動産事業本部を設置し,日本エスコン及び中電不動産とともに,グループの強みを活かしたまちづくりを推進してまいります。また,資源循環・上下水道・森林などの地域インフラ事業については,さまざまなパートナーのみなさまと連携して,地域のみなさまの安全・安心・利便性向上につながる取り組みを推進してまいります。今後も,これらの取り組みを通じて,地域課題の解決に貢献してまいります。 (資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた取り組み)中部電力グループは,企業価値向上を重要な経営課題と考えており,東京証券取引所の「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」の要請も踏まえ,取り組みを進めております。資本効率の向上については,政策保有株の売却などに取り組んできておりますが,今後は,事業ポートフォリオの組み替えや資産の入れ替え,事業別目標管理の高度化などを進めるほか,中期的な事業リスクの変化に応じた自己資本の水準を念頭に置きながら,自己株取得の検討も含め,最適な資本構成の追求,ROE(自己資本利益率)向上に努めてまいります。また,浜岡原子力発電所の再稼働に向けた取り組みや新成長領域における取り組みなどについても,定量的な情報を開示するとともに,対話を通じて資本市場のご理解をいただくよう努めてまいります。なお,これらの取り組みについては,次期中期経営計画において具体的に取りまとめ,公表させていただきます。 中部電力グループは,脱炭素社会の実現,社会課題の解決,大規模災害時における事業継続やサイバーセキュリティの高度化など,ESG(環境・社会・ガバナンス)の観点を踏まえた事業経営を深化させることで,SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献し,持続的な成長に努めてまいります。今後とも,お客さまや社会からの信頼が事業運営の基盤であることを肝に銘じ,コンプライアンス経営を徹底するとともに,企業の社会的責任(CSR)を果たすことで,ステークホルダーのみなさまとともに,社会の持続的な発展(サステナビリティ)に貢献してまいります。
経営者による分析 FY2025 / 約8,553字
4 【経営者による財政状態,経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(経営成績等の状況の概要) (1) 業績等の概要当連結会計年度におけるわが国経済は,一部に弱めの動きもみられたが,雇用・所得環境の改善などもあり,緩やかな景気回復が継続した。一方で,海外景気の減速などによる景気の下振れが懸念されている。燃料価格については,足元では低位に推移しているが,地政学リスクをはじめとする国際的な政治情勢の変化などにより,ボラティリティ(変動性)・不確実性が高い状態が継続している。また,物価・労務単価・金利の上昇などにより投資環境の不透明性が増している。さらに,再生可能エネルギーの大量導入による電気の流れの複雑化などにより,適切な電力品質の維持が難しくなっている。 このような中,当連結会計年度の収支状況について,連結売上高は,3兆6,692億円となり,前連結会計年度と比べ588億円の増収となった。連結経常損益は,2,764億円の利益となり,前連結会計年度と比べ2,328億円の減益となった。 (2) 生産,受注及び販売の状況当社グループは,電力・ガスの販売と各種サービスの提供を行う「ミライズ」,電力ネットワークサービスの提供を行う「パワーグリッド」,燃料上流・調達から発電,電力・ガスの販売を行う「JERA」等が,バリューチェーンを通じて,電気事業を運営している。当社グループにおける生産,受注及び販売の状況については,その大半を占める電気事業のうち主要な実績を記載している。 ① 発電実績種別当連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)対前年増減率(%)発電電力量(百万kWh)水力9,2636.1原子力――新エネルギー412△4.5合計9,6745.6出水率(%)104.9― (注) 1 発電電力量及び出水率は,中部電力㈱の実績を記載している。2 出水率は,1993年度から2022年度までの30カ年平均に対する比である。3 四捨五入の関係で,合計が一致しない場合がある。 ② 販売実績ア 販売電力量及び料金収入種別当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)対前年増減率(%)販売電力量(百万kWh)低圧31,2743.0高圧・特別高圧76,5904.3合計107,8643.9料金収入(百万円)2,350,857△2.6 (注) 1 販売電力量及び料金収入は,中部電力ミライズ㈱の実績を記載している。2 四捨五入の関係で,合計が一致しない場合がある。3 料金収入には「デフレ完全脱却のための総合経済対策」及び「国民の安心・安全と持続的な成長に向けた総合経済対策」に基づく施策である「電気・ガス料金支援」により受領する補助金90,280百万円を含む。 〔参考1〕グループ合計の販売電力量(百万kWh)117,2815.5 (注) 中部電力ミライズ㈱及びその子会社,関連会社の実績を記載している。なお,グループ内の販売電力量は除いている。 〔参考2〕他社販売電力量(百万kWh)21,48782.7 (注) 中部電力ミライズ㈱の実績を記載している。なお,中部電力ミライズ㈱の子会社及び関連会社への販売電力量は除いている。 イ 中部エリアの需要電力量及び料金収入種別当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)対前年増減率(%)中部エリアの需要電力量(百万kWh)124,5071.5料金収入(百万円)640,2092.2 (注) 1 中部エリアの需要電力量及び料金収入は,中部電力パワーグリッド㈱の実績を記載している。2 料金収入は,接続供給託送収益(インバランスの供給に係る収益を除く)を記載している。 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)当社グループに関する財政状態,経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析については,連結財務諸表に基づいて分析した内容である。 (1) 財政状態の分析① 資産固定資産については,㈱JERA などの関係会社長期投資の増加により投資その他の資産が増加したことなどから,前連結会計年度末と比べ1,633億円増加し,5兆9,820億円となった。流動資産については,㈱トーエネックが子会社から関連会社となったことなどから,前連結会計年度末と比べ1,471億円減少し,1兆1,427億円となった。 ② 負債有利子負債が増加したものの,㈱トーエネックが子会社から関連会社となったことなどから,負債合計は,前連結会計年度末と比べ1,472億円減少し,4兆2,662億円となった。 ③ 純資産配当金の支払いはあったが,親会社株主に帰属する当期純利益の計上やその他の包括利益累計額の増加などから,純資産合計は,前連結会計年度末と比べ1,634億円増加し,2兆8,585億円となった。この結果,自己資本比率は,39.1%となった。 〔資産・負債・純資産比較表(要旨)〕項 目前連結会計年度末(2024年3月31日)当連結会計年度末(2025年3月31日)増 減金額(億円)金額(億円)金額(億円)増減率(%)資 産固定資産58,18759,8201,6332.8 電気事業固定資産23,86823,633△235△1.0 その他の固定資産4,8744,017△856△17.6 固定資産仮勘定4,6435,21056612.2 投資その他の資産22,81324,9532,1399.4流動資産12,89811,427△1,471△11.4 現金及び預金3,9082,935△972△24.9 受取手形、売掛金及び契約資産3,5393,119△420△11.9 棚卸資産2,7053,05034512.8 合 計71,08671,2481610.2負 債 ・ 純 資 産固定負債31,15630,092△1,064△3.4 社債7,2806,760△520△7.1 長期借入金17,50518,1956903.9流動負債12,96312,550△413△3.2 1年以内に期限到来の固定負債2,8253,32850317.8 短期借入金3,1952,615△579△18.1 支払手形及び買掛金2,7122,293△419△15.4 負債合計44,13542,662△1,472△3.3株主資本22,56924,0051,4366.4 利益剰余金17,58419,0961,5118.6その他の包括利益累計額3,2853,85957417.5非支配株主持分1,096720△376△34.3 純資産合計26,95028,5851,6346.1 合 計71,08671,2481610.2 前連結会計年度末(2024年3月31日)当連結会計年度末(2025年3月31日)増 減増減率(%)自己資本比率(%)36.439.12.77.4有利子負債残高(億円)30,79130,778△12△0.0 (注) 1 億円未満切り捨て2 有利子負債残高の増減の内訳は,次のとおりである。 連結範囲の変更による影響 △311億円 調達・返済による影響 299億円 (2) 経営成績の分析中部電力ミライズ㈱の販売電力量は,中部エリア内外における契約獲得及び気温影響による空調設備の稼動増などから,前連結会計年度と比べ3.9%増加し1,079億kWhとなった。なお,中部電力ミライズ㈱及びその子会社,関連会社の合計の販売電力量は,中部エリア外を中心とした契約獲得などから,前連結会計年度と比べ5.5%増加し1,173億kWhとなった。 〔販売電力量〕 前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)増 減増減率(%)低圧(億kWh)30431393.0高圧・特別高圧(億kWh)734766324.3合 計1,0381,079413.9 (注) 1 販売電力量は,中部電力ミライズ㈱の実績を記載している。2 四捨五入の関係で,合計が一致しない場合がある。 〔参考1〕グループ合計の販売電力量(億kWh)1,1111,173615.5 (注) 中部電力ミライズ㈱及びその子会社,関連会社の実績を記載している。なお,グループ内の販売電力量は除いている。 〔参考2〕他社販売電力量(億kWh)1182159782.7 (注) 中部電力ミライズ㈱の実績を記載している。なお,中部電力ミライズ㈱の子会社及び関連会社への販売電力量は除いている。 中部エリアの需要電力量は,気温影響による空調設備の稼動増などから,前連結会計年度と比べ1.5%増加し1,245億kWhとなった。 〔中部エリアの需要電力量〕 前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)増 減増減率(%)中部エリアの需要電力量(億kWh)1,2271,245181.5 (注) 中部エリアの需要電力量は,中部電力パワーグリッド㈱の実績を記載している。 収支の状況については,連結売上高は,燃料費調整額(燃調収入)等の減少はあったものの,販売電力量の増加などから,前連結会計年度と比べ1.6%増加し3兆6,692億円となった。連結経常損益は,燃料価格等の変動が電力販売価格に反映されるまでの期ずれについて差益が減少したことや,中部電力ミライズにおける電源調達ポートフォリオの組み替えによる費用削減効果等の減少,中部電力パワーグリッドにおける需給バランス調整などを適切に実施するための調整力確保費用の増加などから,前連結会計年度と比べ2,328億円減少し2,764億円の利益となった。なお,期ずれを除いた連結経常損益は,2,640億円程度の利益と,前連結会計年度と比べ1,070億円程度の減益となった。また,子会社などにおける有価証券評価損64億円を特別損失に計上した。この結果,親会社株主に帰属する当期純損益は,前連結会計年度と比べ2,010億円減少し2,020億円の利益となった。 当連結会計年度におけるセグメント別の業績(内部取引消去前)及び取り組みは以下のとおりである。なお,㈱JERAは持分法適用関連会社のため,売上高は計上されない。 [ミライズ]〔業績〕電力・ガスの販売と各種サービスの提供に伴う売上高については,燃調収入等の減少はあったものの,販売電力量の増加などから,前連結会計年度と比べ2.5%増加し2兆9,622億円となった。経常損益は,電源調達ポートフォリオの組み替えによる費用削減効果等が減少したことなどから,前連結会計年度と比べ867億円減少し1,170億円の利益となった。〔当連結会計年度の取り組み〕電気・ガスなどのお届けを通じて築いてきたお客さまとのつながりをもとに,お客さまのくらしを豊かにするサービスや,ビジネス上の課題解決を実現するサービスを提供し,新たな価値をお届けしている。ご家庭のエネルギー最適化を提案し,快適で安心な生活の実現を支援するために「中部電力ミライズショップ」を2024年4月にオープンし,12月には,お客さま一人ひとりに便利でお得な毎日をお届けするためにご家庭向け銀行サービス「カテエネBANK」の提供を開始した。脱炭素の実現に向けては,CO₂フリー電気をお届けする「ミライズGreenでんき」,電気を効率的にご利用いただくためのデマンドレスポンスサービス「NACHARGE」などを提供している。また,EV充電事業を拡大するため,新たに「ミライズエネチェンジ株式会社」を設立した。経営環境は依然として不透明な状況が継続しているものの,燃料価格が安定的に推移していることや,中部電力グループ全体で取り組んでいる経営努力などを踏まえ,2023年度に引き続き,電気料金などの負担軽減策を実施した。具体的には,特別高圧・高圧とご家庭を中心とした低圧のお客さまの電気料金の割引に加え,ライフステージの変化を迎えたお客さまの暮らしを支えるためのキャンペーンなどを行った。2025年度においても,電気料金などの負担軽減策を実施するとともに,お客さまのニーズに応じた魅力的なサービスの開発・提供に努めていく。 [パワーグリッド]〔業績〕電力ネットワークサービスの提供に伴う売上高については,再生可能エネルギー特別措置法にもとづく購入電力の卸電力取引市場への販売単価の上昇などから,前連結会計年度と比べ6.3%増加し9,632億円となった。経常損益は,需要電力量の増加に伴う託送収益の増加はあったものの,需給バランス調整などを適切に実施するための調整力確保費用の増加などから,前連結会計年度と比べ480億円減少し475億円の利益となった。〔当連結会計年度の取り組み〕再生可能エネルギーの導入拡大や設備の高経年化が進む中において,日々の設備保守を確実に行うとともに,他の一般送配電事業者等との連携も含めた系統運用・需給調整により,中部エリアの安定供給に加え,全国の安定供給にも寄与してきた。また,中部エリアにおける電力需給の中長期的な見通しが大きく変化する中においても,将来にわたり電力の安定供給と脱炭素を両立していくため,電力系統の次世代化に向けた取り組みを実施している。具体的には,他エリアとの電力融通の拡大に向けた設備の増強を進めるとともに,人口減少や省エネ等に起因する電力需要の減少や分散型電源の導入拡大といった地域ごとの実情に応じ,設備形成の最適化などを進めている。さらに,GXやDXの進展等による電力需要増加に早期に対応するために,「中部地方のウェルカムゾーンマップ」を公開した。これを,特別高圧供給をご希望されるお客さまや,自治体等とのコミュニケーションツールとして活用するなど,より良い連系サービスの提供に努め,中部エリアの経済成長に貢献していく。 [JERA]〔業績〕燃料上流・調達から発電,電力・ガスの販売に伴う経常損益は,燃料価格の変動が電力販売価格に反映されるまでの期ずれについて差益が減少したことなどから,前連結会計年度と比べ1,115億円減少し673億円の利益となった。なお,期ずれを除いたJERAによる連結経常損益への影響は470億円程度の利益となった。〔当連結会計年度の取り組み〕燃料上流・調達から発電,電力・ガス販売にいたるバリューチェーンの最適運用,効率的運営に努めつつ,安定的な燃料調達などエネルギーの安定供給確保における重要な役割も担っている。燃料制約や需給ひっ迫の回避に向けては,最新鋭の火力発電設備へのリプレース,火力発電所における補修点検時期の調整やボイラ等重要設備の重点巡視等を通じ,安定的な供給力の確保に取り組むとともに,需給変化を迅速に捉え,JERAの子会社であるJERA Global Marketsを通じた機動的な調達や,認定供給確保事業者としての戦略的余剰LNGの確保など,安定的な燃料供給に努めている。また,エネルギーの安定供給を確保しながら,2050年時点で国内外の事業から排出されるCO₂を実質ゼロとするJERAゼロエミッション2050に向けた取り組みを進めている。まずは発電時にCO₂を排出しない燃料であるアンモニア転換の技術確立と商用運転開始を目指し,碧南火力発電所4号機において,アンモニア20%転換の実証試験を実施した。引き続き,燃料アンモニアの製造や調達,輸送に向けた協業の検討を進めるなどサプライチェーン構築にも取り組んでいく。また,再生可能エネルギーの拡大に向けて,JERA Nexを発足させるとともに,英国のbpとの間で,JERA Nex bpを設立して両社の洋上風力発電事業を統合することに基本合意した。(注) JERAゼロエミッション2050は,脱炭素技術の着実な進展と経済合理性,政策との整合性を前提としている。JERAは,引き続き,自ら脱炭素技術の開発を進め,経済合理性の確保に向けて主体的に取り組んでいく。 (目標とする経営指標の達成状況等)当社は,2024年4月,中期経営目標を「2025年度の連結経常利益2,000億円以上,ROIC3.2%以上」に引き上げており,当連結会計年度における期ずれ影響を除いた連結経常利益は2,640億円程度,ROIC(期ずれ除き)は3.8%となった。 〔連結収支比較表〕項 目前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)増 減金額(億円)金額(億円)金額(億円)増減率(%)経常収益営業収益(売上高)36,10436,6925881.6営業外収益1,994783△1,211△60.7合 計38,09837,475△623△1.6経常費用営業費用32,67034,2711,6014.9営業外費用33543910431.2合 計33,00534,7111,7055.2(営業損益)(3,433)(2,420)(△1,012)(△29.5)経常損益5,0922,764△2,328△45.7渇水準備金△156―特別利益92―△92―特別損失12664△62△49.4法人税等948603△345△36.4非支配株主に帰属する当期純損益8070△9△12.0親会社株主に帰属する当期純損益4,0312,020△2,010△49.9 (注) 1 特別利益:有価証券売却益(前連結会計年度)2 特別損失:減損損失,独占禁止法関連損失(前連結会計年度),有価証券評価損(当連結会計年度)3 内部取引相殺消去後(億円未満切り捨て) (3) キャッシュ・フローの状況の分析営業活動によるキャッシュ・フローは,中部電力パワーグリッドにおける需給調整費用の支出の増加などから,前連結会計年度と比べ427億円減少し3,013億円の収入となった。投資活動によるキャッシュ・フローは,固定資産の支出が増加したことなどから,前連結会計年度と比べ34億円支出が増加し3,917億円の支出となった。この結果,フリー・キャッシュ・フローは,前連結会計年度と比べ461億円悪化し904億円の支出となった。財務活動によるキャッシュ・フローは,資金調達による収入が減少したことなどから,前連結会計年度と比べ1,147億円減少し276億円の支出となった。これらにより,当連結会計年度末の現金及び現金同等物は,前連結会計年度末と比べ1,260億円減少した。 資本の財源及び資金の流動性について,当社グループは,主に電気事業の運営上必要な設備資金を,社債発行や銀行借入等により調達し,短期的な運転資金は,主に短期社債により調達することを基本としている。 〔連結キャッシュ・フロー比較表(要旨)〕項 目前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)増 減金額(億円)金額(億円)金額(億円)増減率(%)営業活動によるキャッシュ・フロー ①3,4403,013△427△12.4投資活動によるキャッシュ・フロー ②△3,883△3,917△340.9財務活動によるキャッシュ・フロー870△276△1,147― フリー・キャッシュ・フロー ①+②△442△904△461― 項 目前連結会計年度末(2024年3月31日)当連結会計年度末(2025年3月31日)増 減金額(億円)金額(億円)金額(億円)増減率(%)現金及び現金同等物の期末残高4,1852,924△1,260△30.1 (注) 億円未満切り捨て (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は,わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されている。この連結財務諸表を作成するにあたり重要となる会計方針については,「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載されているとおりである。当社グループは,固定資産の評価,繰延税金資産,貸倒引当金,退職給付に係る負債及び資産,企業結合などに関して,過去の実績や当該取引の状況に照らして,合理的と考えられる見積り及び判断を行い,その結果を資産・負債の帳簿価額及び収益・費用の金額に反映して連結財務諸表を作成しているが,実際の結果は見積り特有の不確実性があるため,これらの見積りと異なる場合がある。また,連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち,重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載している。
役員の状況 FY2025 / 約10,179字
(2) 【役員の状況】①役員一覧ア 2025年6月25日(有価証券報告書提出日)現在の当社の役員の状況は,以下のとおりである。男性10名 女性3名 (役員のうち女性の比率23.1%) 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)代表取締役会長勝 野 哲1954年6月13日1977年4月当社入社2007年7月当社常務執行役員 東京支社長2010年6月当社取締役 専務執行役員 経営戦略本部長2013年6月当社代表取締役 副社長執行役員 経営戦略本部長2015年6月当社代表取締役社長 社長執行役員2020年4月当社代表取締役会長(現)2024年6月中部日本放送株式会社社外監査役(現)(注)1039,820代表取締役社長 社長執行役員 CEO林 欣 吾1961年1月9日1984年4月当社入社2016年4月当社執行役員 東京支社長2018年4月当社専務執行役員 販売カンパニー社長2018年6月当社取締役 専務執行役員 販売カンパニー社長2020年4月当社代表取締役社長 社長執行役員2024年4月電気事業連合会会長(現)2025年4月当社代表取締役社長 社長執行役員CEO(現)(注)1035,228取締役水 谷 仁1962年3月22日1984年4月当社入社2018年4月当社常務執行役員 名古屋支店長 兼電力ネットワークカンパニー名古屋支社長2020年4月当社専務執行役員 経営管理本部長2020年6月当社代表取締役 専務執行役員経営管理本部長2021年4月当社代表取締役 副社長執行役員 経営管理本部長 CFO2022年4月当社代表取締役 副社長執行役員経営管理本部長 CFO,統括CKO2022年6月 当社代表取締役 副社長執行役員経営管理本部長 CFO,統括CKO,CCO2023年4月当社代表取締役 副社長執行役員経営管理本部長 CFO,CCO2024年4月当社代表取締役 副社長執行役員経営管理本部長 CFO2025年4月当社取締役(現)(注)1022,719取締役 副社長執行役員 経営戦略本部長 CIO鍋 田 和 宏1961年4月10日1986年4月当社入社2018年4月当社執行役員 コーポレート本部部長2020年4月当社専務執行役員 技術開発本部長2023年4月当社専務執行役員 技術開発本部長CTO,CSO2024年4月当社副社長執行役員 経営戦略本部長CIO2024年6月当社取締役 副社長執行役員経営戦略本部長 CIO(現)(注)1019,208取締役橋 本 孝 之1954年7月9日1978年4月日本アイ・ビー・エム株式会社入社2000年4月同社取締役2003年4月同社常務執行役員2007年1月同社専務執行役員2008年4月同社取締役 専務執行役員2009年1月同社代表取締役 社長執行役員2012年5月同社取締役会長2014年4月同社会長2015年1月同社副会長2016年6月当社社外取締役(現)2017年5月日本アイ・ビー・エム株式会社名誉相談役(現)2019年11月株式会社山城経営研究所代表取締役社長(現)2021年7月 デロイトトーマツ合同会社及び有限責任監査法人トーマツ独立非業務執行役員(現)(注)107,382 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)取締役嶋 尾 正1950年2月2日1973年4月大同製鋼株式会社(現大同特殊鋼株式会社)入社2004年6月同社取締役2006年6月同社常務取締役2009年6月同社代表取締役副社長2010年6月同社代表取締役社長2015年6月同社代表取締役 社長執行役員2016年6月同社代表取締役会長2019年6月当社社外取締役(現)2022年11月名古屋商工会議所会頭(現)2023年6月大同特殊鋼株式会社相談役(現)(注)1010,863取締役栗 原 美津枝1964年4月7日1987年4月日本開発銀行(現株式会社日本政策投資銀行)入行2008年6月米国スタンフォード大学国際政策研究所(派遣)2010年6月株式会社日本政策投資銀行財務部次長2011年5月同行企業金融第4部医療・生活室長2013年4月同行企業金融第6部長2015年2月同行常勤監査役2020年6月当社社外取締役(現)2020年6月 株式会社日本政策投資銀行退行2020年6月株式会社価値総合研究所代表取締役会長(現)2021年3月住友林業株式会社社外取締役(現)2024年6月株式会社みずほ銀行社外取締役監査等委員(現)(注)100取締役工 藤 陽 子1961年11月30日1982年4月大成火災海上保険株式会社(現損害保険ジャパン株式会社)入社1989年6月同社退社1993年9月プライスウォーターハウス(現プライスウォーターハウスクーパース)入所1996年11月同所退所1996年12月アーンスト・アンド・ヤング入所2005年4月新日本監査法人(現EY新日本有限責任監査法人)出向2006年1月同法人転籍2006年5月 同法人プリンシパル2020年7月同法人品質管理本部 非監査契約審査部長2022年6月同法人退所2022年6月ソフトバンク株式会社社外監査役(現)2022年6月当社社外取締役(現)(注)100取締役常任監査等委員(常勤)古 田 真 二1959年8月25日1983年4月当社入社2016年4月当社執行役員 三重支店長2018年4月当社執行役員 三重支店長 兼 電力ネットワークカンパニー 三重支社長2020年4月当社専務執行役員 安全健康推進室統括マネジメントサービス本部長2021年4月当社専務執行役員 秘書室,安全健康推進室統括マネジメントサービス本部長2024年4月当社監査特命役員2024年6月当社取締役常任監査等委員(常勤)(現)2024年6月愛知電機株式会社社外監査役(非常勤)(現)(注)1118,572取締役監査等委員(常勤)澤 栁 友 之1961年7月30日1987年4月当社入社2017年4月当社執行役員 長野支店長2018年4月当社執行役員 長野支店長 兼 電力ネットワークカンパニー長野支社長2020年4月中部電力パワーグリッド株式会社監査役2023年6月当社監査役(常勤)2024年6月当社取締役監査等委員(常勤)(現)(注)1114,013 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)取締役監査等委員中 川 清 明1958年9月13日1984年4月東京地方検察庁検事2010年8月法務省大臣官房審議官2012年1月高知地方検察庁検事正2013年4月最高検察庁検事2014年8月静岡地方検察庁検事正2015年10月最高検察庁公安部長2016年9月公安調査庁長官2020年5月名古屋高等検察庁検事長2021年9月退官2021年12月弁護士登録2023年6月当社社外監査役2024年6月当社社外取締役監査等委員(現)(注)11117 取締役監査等委員村 瀬 桃 子1966年4月12日1996年4月弁護士登録齋藤勉法律事務所(現本町シティ法律事務所)入所2003年12月同所退所2004年1月村瀬・矢崎綜合法律事務所(現ひのき綜合法律事務所)パートナー(現)2019年9月笹徳印刷株式会社社外監査役2020年6月株式会社コメ兵(現株式会社コメ兵ホールディングス)社外取締役2021年6月株式会社コメ兵ホールディングス社外取締役監査等委員(現)2023年4月笹徳印刷株式会社社外取締役監査等委員(現)2024年6月当社社外取締役監査等委員(現)(注)11532取締役監査等委員山 形 光 正1970年6月29日1995年4月トヨタ自動車株式会社 入社2013年5月同社エンジン設計部第1基盤技術設計室長2018年1月同社パワートレーン製品企画部チーフエンジニア2019年1月同社パワートレーンカンパニー製品企画/システム開発領域長2020年1月同社パワートレーンカンパニーExecutive Vice President2022年1月同社パワートレーンカンパニー President2023年7月同社水素ファクトリーPresident(現)2023年10月Commercial Japan Partnership Technologies 取締役(現)2024年6月当社社外取締役監査等委員(現)2024年6月トヨタホーム株式会社社外取締役(現)(注)110計168,454 (注) 1 CEO:Chief Executive Officer2 CFO:Chief Financial Officer3 統括CKO:統括 Chief Kaizen Officer4 CCO:Chief Compliance Officer5 CTO:Chief Technology Officer6 CSO:Chief Standardization Officer7 CIO:Chief Information Officer8 取締役 橋本孝之,嶋尾正,栗原美津枝,工藤陽子は,社外取締役である。9 取締役監査等委員 中川清明,村瀬桃子,山形光正は,社外取締役監査等委員である。10 2024年6月26日開催の定時株主総会終結の時から2025年3月期に係る定時株主総会終結の時までである。11 2024年6月26日開催の定時株主総会終結の時から2026年3月期に係る定時株主総会終結の時までである。12 当社は執行役員制を導入している。13 社外取締役(監査等委員である取締役を含む。)は全員,当社が上場する各金融商品取引所が定める独立役員の要件及び当社が定める社外取締役(監査等委員である取締役を含む。)の独立性判断基準を充たしており,当社は社外取締役(監査等委員である取締役を含む。)全員を独立役員として指定し,届け出ている。 14 当社は,法令に定める監査等委員である社外取締役の員数を欠くことになる場合に備え,会社法第329条第3項に定める補欠の監査等委員である取締役1名を選任している。補欠の監査等委員である取締役の略歴は次のとおりである。 氏 名生年月日略歴所有株式数 (株)永 冨 史 子1952年11月28日1981年4月弁護士登録蜂須賀法律事務所入所7,1001989年3月同所退所1989年4月永冨法律事務所開設(現)2016年6月当社社外監査役2017年6月日本特殊陶業株式会社社外監査役2022年6月同社社外取締役監査等委員(現)2024年6月当社社外監査役退任 イ 2025年6月26日開催予定の第101期定時株主総会の議案(決議事項)として,「取締役(監査等委員である取締役を除く。)8名選任の件」及び「監査等委員である取締役1名選任の件」を提案しており,当該議案が承認可決されると,当社の役員の状況は以下のとおりとなる予定である。なお,役員の役職等については,当該定時株主総会の直後に開催が予定される取締役会及び監査等委員会の決議事項の内容を含めて記載している。男性11名 女性2名 (役員のうち女性の比率15.4%) 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数 (株)代表取締役会長勝 野 哲1954年6月13日1977年4月当社入社2007年7月当社常務執行役員 東京支社長2010年6月当社取締役 専務執行役員 経営戦略本部長2013年6月当社代表取締役 副社長執行役員 経営戦略本部長2015年6月当社代表取締役社長 社長執行役員2020年4月当社代表取締役会長(現)2024年6月中部日本放送株式会社社外監査役(現)(注)939,820代表取締役社長 社長執行役員 CEO林 欣 吾1961年1月9日1984年4月当社入社2016年4月当社執行役員 東京支社長2018年4月当社専務執行役員 販売カンパニー社長2018年6月当社取締役 専務執行役員 販売カンパニー社長2020年4月当社代表取締役社長 社長執行役員2024年4月電気事業連合会会長(現)2025年4月当社代表取締役社長 社長執行役員CEO(現)(注)935,228代表取締役 専務執行役員 経営管理部,調達部, 事業基盤支援部統括 CFO速 水 敏 浩1967年6月27日1990年4月当社入社2020年4月当社経営管理本部部長2022年4月中部電力パワーグリッド株式会社執行役員 三重支社長2025年4月当社専務執行役員経営管理部,調達部,事業基盤支援部統括 CFO2025年6月当社代表取締役 専務執行役員 経営管理部,調達部,事業基盤支援部統括 CFO(現)(注)91,041取締役 副社長執行役員 経営戦略本部長 CIO鍋 田 和 宏1961年4月10日1986年4月当社入社2018年4月当社執行役員 コーポレート本部部長2020年4月当社専務執行役員 技術開発本部長2023年4月当社専務執行役員 技術開発本部長CTO,CSO2024年4月当社副社長執行役員 経営戦略本部長CIO2024年6月当社取締役 副社長執行役員経営戦略本部長 CIO(現)(注)919,208 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)取締役橋 本 孝 之1954年7月9日1978年4月日本アイ・ビー・エム株式会社入社2000年4月同社取締役2003年4月同社常務執行役員2007年1月同社専務執行役員2008年4月同社取締役 専務執行役員2009年1月同社代表取締役 社長執行役員2012年5月同社取締役会長2014年4月同社会長2015年1月同社副会長2016年6月当社社外取締役(現)2017年5月日本アイ・ビー・エム株式会社名誉相談役(現)2019年11月株式会社山城経営研究所代表取締役社長(現)2021年7月デロイトトーマツ合同会社及び有限責任監査法人トーマツ独立非業務執行役員(現)(注)97,382取締役嶋 尾 正1950年2月2日1973年4月大同製鋼株式会社(現大同特殊鋼株式会社)入社2004年6月同社取締役2006年6月同社常務取締役2009年6月同社代表取締役副社長2010年6月同社代表取締役社長2015年6月同社代表取締役 社長執行役員2016年6月同社代表取締役会長2019年6月当社社外取締役(現)2022年11月名古屋商工会議所会頭(現)2023年6月大同特殊鋼株式会社相談役(現)(注)910,863取締役栗 原 美津枝1964年4月7日1987年4月日本開発銀行(現株式会社日本政策投資銀行)入行2008年6月米国スタンフォード大学国際政策研究所(派遣)2010年6月株式会社日本政策投資銀行財務部次長2011年5月同行企業金融第4部医療・生活室長2013年4月同行企業金融第6部長2015年2月同行常勤監査役2020年6月当社社外取締役(現)2020年6月 株式会社日本政策投資銀行退行2020年6月株式会社価値総合研究所代表取締役会長(現)2021年3月住友林業株式会社社外取締役(現)2024年6月株式会社みずほ銀行社外取締役監査等委員(現)(注)90取締役加 藤 治 彦1952年7月21日1975年4月大蔵省入省2007年7月財務省主税局長2009年7月国税庁長官2010年7月退官2011年6月株式会社証券保管振替機構代表取締役社長2013年6月トヨタ自動車株式会社社外取締役2014年3月キヤノン株式会社社外取締役2019年6月トヨタ自動車株式会社常勤監査役2023年6月ニチコン株式会社社外取締役(現)2024年6月朝日放送グループホールディングス株式会社社外取締役監査等委員(現)(注)90取締役常任監査等委員(常勤)古 田 真 二1959年8月25日1983年4月当社入社2016年4月当社執行役員 三重支店長2018年4月当社執行役員 三重支店長 兼 電力ネットワークカンパニー 三重支社長2020年4月当社専務執行役員 安全健康推進室統括マネジメントサービス本部長2021年4月当社専務執行役員 秘書室,安全健康推進室統括マネジメントサービス本部長2024年4月当社監査特命役員2024年6月当社取締役常任監査等委員(常勤)(現)2024年6月愛知電機株式会社社外監査役(非常勤)(現)(注)1018,572取締役監査等委員(常勤)岡 俊 彦1963年11月11日1986年4月当社入社2021年4月中部電力パワーグリッド株式会社 取締役 副社長執行役員2023年4月当社執行役員かいぜん推進室長 統括CKO2025年4月当社監査特命役員2025年6月当社取締役監査等委員(常勤)(現)(注)112,522 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(株)取締役監査等委員中 川 清 明1958年9月13日1984年4月東京地方検察庁検事2010年8月法務省大臣官房審議官2012年1月高知地方検察庁検事正2013年4月最高検察庁検事2014年8月静岡地方検察庁検事正2015年10月最高検察庁公安部長2016年9月公安調査庁長官2020年5月名古屋高等検察庁検事長2021年9月退官2021年12月弁護士登録2023年6月当社社外監査役2024年6月当社社外取締役監査等委員(現)(注)10117 取締役監査等委員村 瀬 桃 子1966年4月12日1996年4月弁護士登録齋藤勉法律事務所(現本町シティ法律事務所)入所2003年12月同所退所2004年1月村瀬・矢崎綜合法律事務所(現ひのき綜合法律事務所)パートナー(現)2019年9月笹徳印刷株式会社社外監査役2020年6月株式会社コメ兵(現株式会社コメ兵ホールディングス)社外取締役2021年6月株式会社コメ兵ホールディングス社外取締役監査等委員(現)2023年4月笹徳印刷株式会社社外取締役監査等委員(現)2024年6月当社社外取締役監査等委員(現)(注)10532取締役監査等委員山 形 光 正1970年6月29日1995年4月トヨタ自動車株式会社 入社2013年5月同社エンジン設計部第1基盤技術設計室長2018年1月同社パワートレーン製品企画部チーフエンジニア2019年1月同社パワートレーンカンパニー製品企画/システム開発領域長2020年1月同社パワートレーンカンパニーExecutive Vice President2022年1月同社パワートレーンカンパニー President2023年7月同社水素ファクトリーPresident(現)2023年10月Commercial Japan Partnership Technologies 取締役(現)2024年6月当社社外取締役監査等委員(現)2024年6月トヨタホーム株式会社社外取締役(現)(注)100計135,285 (注) 1 CEO:Chief Executive Officer2 CIO:Chief Information Officer3 CTO:Chief Technology Officer4 CSO:Chief Standardization Officer5 CFO:Chief Financial Officer6 統括CKO:統括 Chief Kaizen Officer7 取締役 橋本孝之,嶋尾正,栗原美津枝,加藤治彦は,社外取締役である。8 取締役監査等委員 中川清明,村瀬桃子,山形光正は,社外取締役監査等委員である。9 2025年6月26日開催の定時株主総会終結の時から2026年3月期に係る定時株主総会終結の時までである。10 2024年6月26日開催の定時株主総会終結の時から2026年3月期に係る定時株主総会終結の時までである。11 2025年6月26日開催の定時株主総会終結の時から2027年3月期に係る定時株主総会終結の時までである。12 当社は執行役員制を導入している。13 社外取締役(監査等委員である取締役を含む。)は全員,当社が上場する各金融商品取引所が定める独立役員の要件及び当社が定める社外取締役(監査等委員である取締役を含む。)の独立性判断基準を充たしており,当社は社外取締役(監査等委員である取締役を含む。)全員を独立役員として指定し,届け出ている。14 当社は,法令に定める監査等委員である社外取締役の員数を欠くことになる場合に備え,2025年6月26日開催予定の第101期定時株主総会の議案(決議事項)として,「補欠の監査等委員である取締役1名選任の件」を提案している。当該議案が承認可決された場合,永冨史子が引き続き,補欠の監査等委員である取締役を継続する予定である。 ② 社外役員の状況等社外取締役(監査等委員である取締役を含む。)は,内部統制システムの整備・運用状況について報告を受けるとともに,定期的に,取締役(監査等委員である取締役を含む。)の間で意見交換を実施している。社外取締役(監査等委員である取締役を含む。)は,全員が当社の定める基準(※)に照らして独立性を有しており,経営陣から独立した立場で,それぞれの経歴を通じて培った識見・経験を踏まえ,経営の監督機能及び監査機能を担っている。なお,当社は,社外取締役(監査等委員である取締役を含む。)全員を,当社が上場する各金融商品取引所の定める独立役員として指定し,届け出ている。 (※) 社外取締役(監査等委員である取締役を含む。)の独立性判断基準当社は,社外取締役(監査等委員である取締役を含む。)の独立性判断基準として,株式会社東京証券取引所など国内の金融商品取引所が定める独立役員の要件を踏まえ,本人の現在及び過去3事業年度における以下に定める要件の該当の有無を確認のうえ,独立性を判断している。 1 当社の主要な取引先(※1)またはその業務執行者(※2)でないこと2 当社の主要な借入先(※3)またはその業務執行者でないこと3 当社より,役員報酬以外に多額(※4)の金銭その他の財産を得ているコンサルタント,会計専門家または法律専門家でないこと(ただし,当該財産を得ている者が法人,組合などの団体である場合は,当該団体に所属する者をいう)4 当社の大株主(※5)またはその業務執行者でないこと5 当社より,多額(※4)の寄付を受けていないこと(ただし,当該寄付を受けた者が法人,組合などの団体である場合は,当該団体に所属する者をいう)6 本人の配偶者,二親等以内の親族が以下に掲げる者に該当しないこと①上記1~5に掲げる者 ②当社または当社子会社の業務執行者,業務執行者でない取締役,監査役 ③当社の会計監査人の代表社員または社員 ※1 「主要な取引先」とは,年間取引額が,当社から支払いを受ける場合は,その者の直近事業年度における連結売上高の2%を,当社に支払いを行う場合は,当社の直近事業年度における連結売上高の2%をそれぞれ超える取引先をいう。※2 「業務執行者」とは,会社法施行規則第2条第3項第6号に規定する業務執行者をいう。※3 「主要な借入先」とは,借入額が当社連結総資産の2%を超える借入先をいう。※4 「多額」とは,個人である場合は年間1,000万円を超える額,法人,組合などの団体に所属する者である場合は,当該団体の直近事業年度における年間総収入の2%を超える額をいう。※5 「大株主」とは,直接・間接に10%以上の議決権を保有する者をいう。 取締役(監査等委員である取締役を含む。)及び役付執行役員の選任の公正・透明性を確保するため,各候補者については,会長,社長,その他の代表取締役,常任監査等委員などで構成する人事会議並びに社長及び社長が指名する独立社外取締役(監査等委員である取締役を含む。)を構成員とする指名・報酬等検討会議の協議を経て,取締役会にて決定している。指名・報酬等検討会議では,独立社外取締役(監査等委員である取締役を含む。)から,候補者の選定にあたり多様性やスキルの観点を含めて助言いただいているほか,社長の後継者計画の策定及び後継候補者の育成状況について定期的に確認いただいている。また,監査等委員である取締役候補者については,監査等委員会の同意を得ている。取締役(監査等委員である取締役を除く。)の報酬については,取締役会から授権された社長が,人事会議及び指名・報酬等検討会議の協議を経て決定している。監査等委員である取締役の報酬については,監査等委員会における監査等委員である取締役全員の協議により決定している。役付執行役員の報酬については,人事会議及び指名・報酬等検討会議の協議を経て社長が決定している。 ③ 会社と会社の社外取締役(監査等委員である取締役を含む。)の人的関係,資本的関係又は取引関係その他の利害関係の概要(提出日現在における社外取締役(監査等委員である取締役を含む。)との関係)社外取締役(監査等委員である取締役を含む。)7名と当社との間には特別の利害関係はない。
※ 出典: EDINET DB API より取得した有価証券報告書(2026年度)。
全文は 金融庁 EDINET でご確認ください。
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