コナミグループ株式会社 9766

情報・通信業 IFRS 健全性: S (100点)

データ取得日: 2026-06-07 | 過去14年分の財務データを掲載

AI 業績サマリー 生成: 2026-04-22 / claude-opus-4-6-v2
コナミグループは、デジタルエンタテインメント事業を中心に増収増益を達成し、極めて健全な財務基盤を維持している。PERはやや高めだが、高い収益性と資本効率、豊富なキャッシュフローが強み。

直近売上高は4,216億円(前年比+17.0%)、純利益は747億円(前年比+26.2%)と大幅に増加。自己資本比率は72.5%と非常に高く、ROEも16.4%と高水準で、資本効率の高さが際立つ。営業CFも安定してプラスであり、1,146億2千万円と潤沢なキャッシュ創出力を持つ。

デジタルエンタテインメント事業、アミューズメント事業、ゲーミング&システム事業、スポーツ事業の4つを柱とし、デジタル分野の技術革新や社会経済情勢の変化に対応しながら事業を展開している。リスク要因としては、競争激化、消費者嗜好の変化、各国の法的規制などが挙げられる。

デジタル人材の獲得競争が激化する中、いかに優秀な人材を確保し、変化の速い市場ニーズに対応できるかが今後の成長を左右する。新拠点「コナミクリエイティブフロント東京ベイ」建設などの投資が、将来の収益にどう貢献するかも注目される。
English version
Konami Group has achieved increased revenue and profit, centered on its digital entertainment business, while maintaining an extremely sound financial foundation. Though the PER is somewhat elevated, the company's strengths lie in high profitability, capital efficiency, and abundant cash flow. Recent sales reached 421.6 billion (YoY +17.0%), with net profit of 74.7 billion (YoY +26.2%), both showing significant growth. The equity ratio stands at 72.5%, exceptionally high, and ROE at 16.4%, demonstrating outstanding capital efficiency. Operating cash flow remains consistently positive at 114.62 billion, reflecting robust cash generation capacity. The company operates four core pillars: Digital Entertainment, Amusement, Gaming & Systems, and Sports businesses. It continues to adapt to technological innovation in the digital sector and changes in the socioeconomic environment. Key risk factors include intensifying competition, shifts in consumer preferences, and regulatory changes across jurisdictions. Amid fierce competition for digital talent, the ability to secure top talent and respond to rapidly changing market demands will be crucial for future growth. Investment initiatives such as the new "Konami Creative Front Tokyo Bay" facility will be closely watched for their contribution to future earnings.

※ EDINET DB API が生成・提供する AI要約です。投資判断は必ず一次情報(有価証券報告書・決算短信)をご確認ください。

業績推移

業績予想 次期通期予想(2026-05-08 発表)

項目 予想値 直近通期実績(2025年度) 増減
売上高 5,050億円 4,216億円 +19.8%
営業利益 1,430億円 1,019億円 +40.3%
純利益 1,010億円 747億円 +35.2%
EPS 745.08円 551.00円 +35.2%
1株配当 (DPS) 224.00円 165.50円 +35.3%
予想PER* 23.6倍 31.9倍 (実績)
予想配当利回り* 1.27% 0.94% (実績)

※ 業績予想は企業発表値です。期末決算と同時に発表された次期予想です。 * 印は当サイトが PBR×BPS から推定した株価をもとに独自計算した参考指標です。

財務指標(2025年度)

主要指標

ROE 16.4%
PER 31.9倍
PBR 4.95倍
配当利回り 0.94%
配当性向 30.0%

収益性

ROA 11.2%
売上総利益率 47.2%
営業利益率 24.2%
純利益率 17.7%

成長性

前年比 3Y CAGR 5Y CAGR
売上高 +17.0% +12.1% +9.9%
営業利益 +27.0%
純利益 +26.2% +10.9%
EPS +26.2% +10.3%

安全性

自己資本比率 72.5%
流動比率 315.4%
D/Eレシオ 0.12倍

派生指標 参考

時価総額* 23,852億円
ネットキャッシュ* 2,343億円
Net Debt/EBITDA* -1.80倍
EV/EBITDA* 16.5倍
FCFマージン* 11.1%
DOE* 4.66%

* 印は当サイトが EDINET から取得した財務データをもとに独自に計算した参考指標です。 EDINETから直接取得した数値ではないため、実際の市場値や各種データソースの公表値と乖離する場合があります。 投資判断は必ず一次情報をご確認ください。

業種比較 業種: 情報・通信業 日経225内同業 12社

指標 自社 日経225 同業平均
(12社)
EDINET 全体平均
(604社)
同業平均との偏差
ROE 16.4% 16.5% 12.7% -0.02pt
PER 31.9倍 24.0倍 +7.91
PBR 4.95倍 3.91倍 +1.04
配当利回り 0.94% 2.13% -1.19pt
配当性向 30.0% 42.2% -12.16pt
ROA 11.2% 6.2% +5.06pt
売上総利益率 47.2% 51.5% -4.28pt
営業利益率 24.2% 18.0% 6.0% +6.14pt
純利益率 17.7% 12.3% +5.47pt

※「日経225 同業平均」は当サイトで日経225採用銘柄から自前集計した値。 「EDINET 全体平均」は EDINET DB API が返す上場企業全体(中小・赤字含む)の平均で、ROE と営業利益率のみ提供されます。 偏差はパーセンテージポイント(pt)または倍率差。

キャッシュフロー(2025年度)

営業CF 1,146億円
投資CF ▲679億円
財務CF ▲258億円
設備投資 643億円
現金等残高 2,942億円
年度 営業CF 投資CF 財務CF フリーCF 設備投資 現金等残高
2025 1,146億円 ▲679億円 ▲258億円 467億円 643億円 2,942億円
2024 1,031億円 ▲292億円 ▲242億円 738億円 306億円 2,737億円
2023 361億円 ▲428億円 ▲275億円 ▲67億円 459億円 2,193億円
2022 965億円 ▲230億円 ▲279億円 735億円 263億円 2,507億円
2021 698億円 ▲224億円 224億円 474億円 240億円 2,024億円
2020 512億円 ▲621億円 ▲159億円 ▲110億円 629億円 1,314億円
2019 491億円 ▲225億円 ▲224億円 266億円 220億円 1,592億円
2018 540億円 ▲185億円 ▲148億円 355億円 1,545億円
2017 438億円 ▲136億円 ▲94億円 301億円 1,347億円
2016 713億円 ▲187億円 ▲19億円 526億円 1,139億円
2015 453億円 ▲245億円 ▲68億円 208億円 647億円
2014 297億円 ▲474億円 34億円 ▲177億円 500億円
2013 102億円 ▲116億円 ▲124億円 ▲13億円 637億円
2012 379億円 ▲76億円 ▲133億円 303億円 765億円

※ フリーCF = 営業CF + 投資CF(投資CFは通常マイナス)。設備投資額は絶対値で表示。

損益計算書(2025年度)

項目 金額 売上比
売上高 4,216億円 100.0%
売上原価 2,227億円 52.8%
売上総利益 1,989億円 47.2%
販管費 898億円 21.3%
営業利益 1,019億円 24.2%
経常利益 485億円 11.5%
純利益 747億円 17.7%

※ 会計基準: IFRS / 有報提出日: 2025-06-27 10:51。 売上原価・売上総利益・販管費が「—」の項目は EDINET に該当データが無いことを示します(金融・通信・IFRS企業など)。

貸借対照表(2025年度)

項目 金額 総資産比
資産
総資産 6,650億円 100.0%
現金等 2,942億円 44.2%
その他資産 3,708億円 55.8%
負債・純資産
総負債 1,832億円 27.5%
有利子負債 599億円 9.0%
その他負債 1,233億円 18.5%
純資産 4,819億円 72.5%
自己資本 4,819億円 72.5%
うち利益剰余金 3,592億円 54.0%

※「その他資産」「その他負債」は EDINET 取得値から計算で算出(その他資産 = 総資産 − 現金等、その他負債 = 総負債 − 有利子負債)。 利益剰余金は自己資本に含まれる内訳項目です。 総資産 = 総負債 + 純資産 が成立しない場合はデータの整合性をご確認ください。

事業規模・コスト構造(2025年度)

従業員数 5,045人 1人当たり売上 84百万円
研究開発費 578億円 売上比 13.71%
減価償却費 285億円 売上比 6.76%

※「1人当たり売上」「売上比%」はサイト内で計算した派生指標です。 研究開発費は製造業以外では非開示の場合があります(サービス業・金融業など)。

信用評価履歴 EDINET DB スコア(過去14年分)

健全性スコア (2025年度) 100点 ランク S
業種ベンチマーク 複数の指標で全業種上位に位置しており、競争力の高い企業 強み 5項目 / 弱み 0項目
直近の評価コメントを見る (2025年度)

信用評価

自己資本比率 72.5%。財務基盤は非常に堅い

投資評価

PER 31.9倍で成長期待を織り込み済み。複数の好材料あり。いくつかの懸念材料あり

※ EDINET DB API が独自の指標と業種ベンチマークから算出するスコア・ランク・コメントです。 S = 90点以上 / A = 75-89点 / B = 60-74点 / C/D = それ未満。

直近の決算短信

開示日時タイトル区分売上高前年比 営業利益前年比 純利益前年比EPS PDF
2026-05-08 15:30 2026年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結) Q4 4,937億円 +17.1% 1,359億円 +33.3% 1,000億円 +33.9% 737.8 PDF
業績概況・今後の見通し(2026-05-08 発表分) 約17,523字

qualitative
(添付資料)
【目 次】

1.経営成績等の概況………………………………………………………………………………………………………
2
(1)当期の経営成績の概況………………………………………………………………………………………………
2
(2)当期の財政状態の概況………………………………………………………………………………………………
7
(3)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当………………………………………………………………
8
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方……………………………………………………………………………
8
3.連結財務諸表及び主な注記……………………………………………………………………………………………
9
(1)連結財政状態計算書…………………………………………………………………………………………………
9
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書…………………………………………………………………………
10
(3)連結持分変動計算書…………………………………………………………………………………………………
12
(4)連結キャッシュ・フロー計算書……………………………………………………………………………………
13
(5)継続企業の前提に関する注記………………………………………………………………………………………
14
(6)セグメント情報………………………………………………………………………………………………………
14
(7)1株当たり情報………………………………………………………………………………………………………
16
(8)重要な後発事象………………………………………………………………………………………………………
16
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
① 当期の経営成績
当連結会計年度の国内経済は、物価上昇の継続が個人消費に及ぼす影響が懸念される中、雇用・所得環境の改善などにより緩やかな回復傾向が続いています。一方で世界経済は、中東情勢の影響や金融資本市場の変動、米国の通商政策をめぐる動向などを注視する必要があり、依然として先行きが不透明な状況にあります。
このような状況のもと、当社グループの当連結会計年度における経営成績は、主にデジタルエンタテインメント事業の主力コンテンツが好調に推移し、売上高、事業利益、営業利益、税引前利益及び親会社の所有者に帰属する当期利益の全ての区分において3期連続で過去最高を更新いたしました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は4,936億7千7百万円(前連結会計年度比17.1%増)、事業利益は1,435億8千3百万円(前連結会計年度比31.6%増)、営業利益は1,358億9千1百万円(前連結会計年度比33.3%増)、税引前利益は1,406億6千7百万円(前連結会計年度比35.2%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益は1,000億1千3百万円(前連結会計年度比33.9%増)となりました。
なお、2025年10月1日を効力発生日として、株式会社コナミアミューズメントのアーケードゲーム事業を2025年6月2日に新たに設立した株式会社コナミアーケードゲームスに吸収分割を実施いたしました。これに伴い、当第3四半期連結会計期間より、「アーケードゲーム事業」を独立した報告セグメントとし、遊技機事業については「その他」に含めております。
② 事業の種類別セグメントの業績
事業別売上高及び営業収入(セグメント間含む)要約版
前連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
当連結会計年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
増減率
金額(百万円)
金額(百万円)
(%)
デジタルエンタテインメント事業
305,187
370,950
21.5
アーケードゲーム事業
24,056
26,353
9.6
ゲーミング&システム事業
42,669
43,077
1.0
スポーツ事業
48,543
49,484
1.9
その他
3,578
6,254
74.8
調整額
△2,431
△2,441

連結合計
421,602
493,677
17.1
(デジタルエンタテインメント事業)
エンタテインメント市場におきましては、モバイル端末や家庭用ゲーム機器などの各種デバイスの高性能化、次世代通信システムの普及によりゲームコンテンツの今後の展開が期待されております。また、ゲームをスポーツ競技として捉えるeスポーツやゲームプレー動画などが着目されファン層を拡大するなど、コンテンツの楽しみ方が多様化しています。
このような状況のもと、当事業の新しい取り組みとして、「メタルギア」シリーズでは、究極のサバイバルステルスアクションが楽しめる「METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER(メタルギア ソリッド デルタ: スネークイーター)」を発売し、世界累計出荷本数が200万本を突破しました。「SILENT HILL」シリーズでは、初めて日本を舞台とした新たなサイコロジカルホラー「SILENT HILL f」を発売いたしました。美しさとおぞましさが交差する世界観の本作は、国内外の多くのお客様にご好評をいただいております。「桃太郎電鉄」シリーズでは、シリーズ史上最大ボリュームで「東日本編」「西日本編」の2マップが登場する最新作「桃太郎電鉄2 ~あなたの町も きっとある~」を発売いたしました。また、本格野球ゲーム「eBaseball™: PRO SPIRIT(イーベースボール プロ スピリット)」のグローバル配信を開始したほか、「スーパーボンバーマン」シリーズの5作品を含む計7作品を収録した「スーパーボンバーマン コレクション」のダウンロード版を発売いたしました。モバイルゲームでは、新作「パワプロアドベンチャーズ」の配信を開始しました。剣と魔法のファンタジー世界を舞台に、冒険者を育てる育成シミュレーションRPGです。これらに加えて、「遊戯王カードゲーム」の世界観を描くプロモーションショートアニメシリーズ「Yu-Gi-Oh! CARD GAME THE CHRONICLES」をYouTube「遊戯王OCGチャンネル」にて2025年4月より毎月公開しております。
継続した取り組みとしては、シリーズ累計10億ダウンロードを超え(2026年4月時点)、家庭用・PC・モバイルで配信中の「eFootball™」が引き続き好調に推移しました。「eBaseball™: MLB PRO SPIRIT(イーベースボール エムエルビー プロ スピリット)」においては、3月のアップデートでゲーム内に登場する選手や監督などが2026シーズンに対応し、カバーアスリートである大谷翔平選手の新キービジュアルを公開しました。手軽に打撃・投球アクションを楽しめる「カジュアルモード」が新たに登場し、さらに幅広いお客様にお楽しみいただけるゲームへと進化しました。また、「2026 WORLD BASEBALL CLASSIC™」に出場した日本代表「侍ジャパン」の選手が登場する施策などを展開した「プロ野球スピリッツA(エース)」や、9,000万ダウンロード記念施策を実施した「遊戯王 マスターデュエル」などが、引き続き多くのお客様にご好評をいただいております。このほか、「遊戯王カードゲーム」と「eFootball™」シリーズの期間限定スペシャルコラボレーションを実施しました。
eスポーツにおいては、「eFootball™」を競技タイトルとする公式eスポーツ大会「eFootball™ Championship 2025 World Finals」や、国際サッカー連盟(FIFA®)と共同開催の世界大会「FIFAe World Cup 2025™」が開催され、白熱した戦いが繰り広げられました。また、「WBSC eBASEBALL™パワフルプロ野球」を競技タイトルとする世界野球ソフトボール連盟(WBSC)主催の世界大会「WBSC eBaseball™ シリーズ 2025」が開催されました。さらに、モバイルゲーム「プロ野球スピリッツA(エース)」を競技タイトルとした「プロスピA プロリーグ」2025シーズンのe日本シリーズ、及び「プロスピA チャンピオンシップ」2025シーズンの決勝大会を開催いたしました。このほか、「遊戯王カードゲーム」の世界トップデュエリストを決定するeスポーツ世界選手権「Yu-Gi-Oh! World Championship 2025」全4部門の決勝戦をフランスのパリで開催し、大きな盛り上がりを見せました。
以上の結果、当事業の連結売上高は3,709億5千万円(前連結会計年度比21.5%増)となり、事業利益は1,360億6百万円(前連結会計年度比37.5%増)となりました。
(アーケードゲーム事業)
アーケードゲーム市場におきましては、国内経済が緩やかに改善していることを受け、市場全体として堅調に推移しております。
このような状況のもと、当事業のビデオゲームにおいては、「pop'n music」シリーズの最新作「pop'n music High☆Cheers!!(ポップンミュージック ハイチアーズ)」が稼働を開始しました。11月に開催された「AMUSEMENT EXPO 2025」では、大人気アニメ「鬼滅の刃」初のアーケードゲームとなる「鬼滅の刃 日輪バトルスラッシュ」などのタイトルを出展し、その魅力を体験いただきました。また、TVアニメ「サザエさん」を題材とした初めてのアーケードゲームとなる「サザエさん まちがいさがし」を市場に投入いたしました。
メダルゲームにおいては、「桃太郎電鉄ワールド ~地球もメダルもまわってる!~」を発売いたしました。地球をテーマにした半球型LEDモニターを活かした360度の迫力ある演出などをお楽しみいただいております。また、前期に発売したビデオゲーム「モンスター烈伝 オレカバトル2」で作成したオリジナルカードを使って遊ぶことができるメダルゲーム「モンスター烈伝 オレカバトル2 パンドラのメダル」を発売いたしました。
海外での取り組みとしては、北米向けに「パワフルプロ野球 開幕メダルシリーズ!」をモチーフにした「eBaseball™: POWER PROS BATTER UP!!」を発売するなど、複数のリデンプションゲームを市場に投入いたしました。
プライズゲームにおいては、「遊戯王」などの人気IPを活用したプライズがご好評をいただいております。また、オンラインくじ「コナミ プレミアムくじ ONLINE」では、KONAMIのIPから話題のアニメ・漫画IPまで幅広い商品を展開いたしました。
eスポーツにおいては、「BEMANI PRO LEAGUE -SEASON 5-」を開催し、多くのお客様に白熱した試合をお楽しみいただきました。
以上の結果、当事業の連結売上高は263億5千3百万円(前連結会計年度比9.6%増)となり、事業利益は67億7千9百万円(前連結会計年度比4.8%増)となりました。
(ゲーミング&システム事業)
ゲーミング市場におきましては、北米市場、豪州市場ともに堅調に推移しております。カジノ施設の新規開業や既存施設の入替需要などによりカジノ機器の新たな設置機会が生まれ、競合各社が続々と新しい製品を投入しています。
このような状況のもと、スロットマシン販売においては、約6年ぶりの新筐体「Solstice™(ソルスティス)」シリーズの第1弾となる「Solstice 49C™(ソルスティス フォーティーナイン シー)」を発売いたしました。10月に開催された「Global Gaming Expo」において「Best New Core Cabinet」に選ばれるなど、注目を集めております。
ゲーミングコンテンツでは、北米市場においてKONAMIの代表的なIPを題材とした「BOMBERMAN™(ボンバーマン)」シリーズなど、新筐体「Solstice™(ソルスティス)」シリーズ向けのコンテンツが高稼働を記録しております。豪州市場においては、「Bull Rush Stampede™(ブル ラッシュ スタンピード)」シリーズが人気を博しております。
カジノマネジメントシステムにおいては、米国カリフォルニア州、ニューメキシコ州のカジノ施設やクルーズ船などに「SYNKROS
®
(シンクロス)」が導入され、導入施設数を拡大しております。また、スロットマシン向け顔認証システムである「SYNK Vision™(シンク ビジョン)」の機能をテーブルゲームに拡張いたしました。これによりオペレーター及びカジノ利用客双方の利便性がさらに向上いたします。
スペシャリティマーケットでの取り組みとして、イリノイ州のVLT(ビデオ・ロッテリー・ターミナル)市場において受注を獲得いたしました。
さらに、新ブランド「Konami Online Interactive(コナミ オンライン インタラクティブ)」を立ち上げ、iGamingにおける市場シェア拡大に向けて取り組んでおります。
なお、当連結会計年度においては、米国の関税措置や、新筐体発売前の買い控えによる影響がありました。
以上の結果、当事業の連結売上高は430億7千7百万円(前連結会計年度比1.0%増)となり、事業利益は36億5千万円(前連結会計年度比50.4%減)となりました。
(スポーツ事業)
スポーツ市場におきましては、諸物価の上昇やエネルギーコスト高騰による経営環境への影響が続いておりますが、健康意識の高まりや業態・サービスの多様化により市場が拡大しております。
このような状況のもと、スポーツクラブ運営においては、長年にわたり多くの方に愛されてきた人気スタジオプログラムの大規模イベント「UNITED FEEL」を開催いたしました。さらに、施設の利用方法や運動方法をサポートする入会者向けの新サービス「ナビシリーズ」を導入いたしました。
こども向け運動スクール「運動塾」においては、スイミング、体操、ダンス、サッカー、テニス、ゴルフなど様々な種目を展開しております。ダンススクールでは、選抜チーム「KONAMI J.B.STAR」がアメリカのアリゾナで開催されたヒップホップダンスの大会「2025 WORLD HIP HOP DANCE CHAMPIONSHIP」に日本代表チームとして出場し、世界2位となりました。定期的なレッスンに加え、成果を披露する大会やイベントを通してお子様の心と体の成長をサポートいたします。また、スイミングスクールにおいてお子様や保護者の皆様からご好評をいただいている「運動塾デジタルノート」を、体操スクールとダンススクールへ新たに導入いたしました。
天井にミラーを設置したマシンピラティススタジオ「Pilates Mirror(ピラティスミラー)」では、埼玉県、京都府、兵庫県、福岡県での初出店を含む32店舗を新たにオープンし、合計で85店舗となりました。引き続き入会待ちとなる施設があるなど、お客様からご好評の声をいただいております。また、30分集中のパーソナルトレーニングジム「Personal 30(パーソナル サンジュウ)」では、東京都世田谷区に2店舗を新たにオープンいたしました。
資産を持たない形でネットワークを拡大するビジネス形態である受託事業におきましては、新たに埼玉県新座市、東京都中野区、豊島区、大阪府泉大津市のスポーツ施設の運営受託を開始いたしました。
学校水泳授業の受託におきましては、学校側のニーズがますます高まっており、日本全国の小中学校で対象校を拡大しております。
以上の結果、当事業の連結売上高は494億8千4百万円(前連結会計年度比1.9%増)となり、事業利益は34億1千1百万円(前連結会計年度比52.9%増)となりました。
③ 今後の見通し
次期の通期連結業績につきましては、売上高5,050億円、事業利益1,500億円、営業利益1,430億円、税引前利益1,430億円、親会社の所有者に帰属する当期利益1,010億円と予想しております。
(デジタルエンタテインメント事業)
ネットワークを通したエンタテインメントの提供が急速に普及し、今まで以上に多くの方々にあらゆるデバイスでゲームに親しんでいただける機会が増加しております。その中で当事業はデバイスにとらわれず、より多くの方にお楽しみいただけるゲームの遊び方を提案してまいります。また、コンテンツの楽しみ方が多様化する中で、幅広いゲームジャンルにおいてファンイベントやeスポーツ大会など様々な場面でお楽しみいただけるような取り組みをグローバルで推進してまいります。
今後に向けた取り組みとしては、「メタルギア」シリーズの集大成となるコレクションの第2弾「METAL GEAR SOLID: MASTER COLLECTION Vol.2(メタルギア ソリッド: マスターコレクション Vol.2)」の発売を予定しております。また、「SILENT HILL」シリーズの最新作でスコットランドの架空の孤島を舞台とする「SILENT HILL: Townfall」、「Castlevania」シリーズ40周年記念企画の第1弾となる最新作「Castlevania: Belmont's Curse(キャッスルヴァニア ベルモンドカース)」を発売に向けて鋭意制作中です。さらに、野球ゲームでは「パワフルプロ野球2026-2027」及び「プロ野球スピリッツ2026」を発売いたします。これらに加えて、Nintendo Switch™ 2 向けに発売する本格サッカーアクションゲーム「eFootball™ Kick-Off!」の予約受付を開始しました。
継続した取り組みとしては、「eFootball™」、「プロ野球スピリッツA(エース)」、「eBaseball™: MLB PRO SPIRIT(イーベースボール エムエルビー プロ スピリット)」、「遊戯王 マスターデュエル」など、配信中の各タイトルにおいても、より多くのお客様に楽しんでいただけるよう魅力ある施策を展開してまいります。
eスポーツにおいては、「eFootball™」を競技タイトルとし、明治安田Jリーグ百年構想リーグクラブ日本一を決定する「eJリーグ eFootball™ 2026シーズン」を公益社団法人 日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)と共同開催いたします。また、国際サッカー連盟(FIFA®)と共同開催する公式eスポーツ大会「FIFAe World Cup 2026™ featuring eFootball™」の予選が開催されています。過去最多の110以上のFIFA加盟国・地域が参戦し、出場選手たちが熱い戦いを繰り広げています。
さらに、「遊戯王カードゲーム」の世界トップデュエリストを決定するeスポーツ世界選手権「Yu-Gi-Oh! World Championship 2026」決勝戦を東京ガーデンシアター(東京都江東区有明)で開催いたします。今後もeスポーツの魅力を発信し、eスポーツファンのさらなる拡大に向けて活動を継続してまいります。
(アーケードゲーム事業)
お客様へ、驚きや感動、そして思い出を提供することを目指し、人と人との「リアルな体験」につながる新たな遊びを創出してまいります。
ビデオゲームにおいては、大人気アニメ「鬼滅の刃」初のアーケードゲーム「鬼滅の刃 日輪バトルスラッシュ」が稼働を開始します。ゲーム機から排出されるキャラクターのカードを集め、ゲーム機中央に設置された「日輪刀コントローラー(にちりんとうコントローラー)」を駆使して、様々な相手と戦うゲームです。プレーヤーは、日輪刀コントローラーを画面の指示に合わせて操作し、多様な攻撃を繰り出すことができます。斬る、守るなどといった剣戟アクションを通して、自分が登場人物として戦っているような臨場感あふれるバトルを体験できます。「鬼滅の刃」の世界観を忠実に再現した、爽快感あふれるアクションをお楽しみください。
海外での取り組みとしては、引き続き北米向けリデンプションゲームを市場に投入してまいります。
プライズゲームにおいては、引き続き多彩なプライズを展開してまいります。また、オンラインくじ「コナミ プレミアムくじ ONLINE」では、人気IPとのコラボグッズや、ここでしか手に入らないKONAMIの人気キャラクターのプレミアムグッズを提供してまいります。
お客様の期待を超える商品・サービスづくりに挑戦し、アーケードゲーム市場の活性化につなげてまいります。
(ゲーミング&システム事業)
ゲーミング市場においては、競合各社が新たなコンテンツを続々と投入し、一層商品力が求められる環境にあります。当社グループにおきましても、スロットマシン及びゲーミングコンテンツの新作の制作や、カジノマネジメントシステムの新機能の開発に取り組んでおります。あわせて、スペシャリティマーケットやiGamingでの取り組みを拡大してまいります。
スロットマシン販売においては、新筐体「Solstice™(ソルスティス)」シリーズの展開を加速してまいります。ゲーミングコンテンツにおいては、「Solstice™(ソルスティス)」シリーズに対応した新コンテンツをリリースいたします。遊び心満載のアニメーションとボーナス演出が特徴の「Diggin’ Bros.™(ディギン ブロス)」や、当社グループの主力シリーズである「All Aboard™(オール アボード)」を新筐体向けにアップデートした「All Aboard Diamond™(オール アボード ダイアモンド)」シリーズの発売を発表いたしました。
カジノマネジメントシステムにおいては、複数のカジノ施設への「SYNKROS
®
(シンクロス)」の導入が決定しております。今後もお客様のニーズに合わせて最先端の技術を活用した各種機能の開発を進めることで、市場シェア拡大を目指してまいります。
スペシャリティマーケットにおいては、VLT(ビデオ・ロッテリー・ターミナル)機器やHHR(ヒストリカル・ホース・レーシング)機器に加えて、クラスⅡ機器の展開を進めてまいります。
iGamingにおいては、人気ゲーミングコンテンツのiGamingへの展開を加速してまいります。
(スポーツ事業)
こども向け運動スクール「運動塾」におきましては、各種目において目標となる大会やイベントを開催するなど、お子様の技術とモチベーションの向上をサポートしてまいります。ゴルフスクールでは、「第13回 コナミスポーツ ジュニアカップ」の開催を決定しました。予選大会は、より多くのお子様が参加できるようゴルフシミュレーターを使用し、全国の施設で開催いたします。
天井にミラーを設置したマシンピラティススタジオ「Pilates Mirror(ピラティスミラー)」では、北海道初出店となる「Pilates Mirror 琴似」、及び千葉県初出店となる「Pilates Mirror 西船橋」など、引き続き多数の店舗のオープンを予定しております。30分集中のパーソナルトレーニングジム「Personal 30(パーソナル サンジュウ)」では、4号店となる「Personal 30 上野毛」を5月に東京都世田谷区にオープンいたします。より多くの方のニーズに応えていけるよう、今後も新業態の店舗を拡大していく予定です。
受託事業におきましては、4月より茨城県結城市、東京都八王子市、静岡県静岡市、兵庫県、広島県東広島市、福岡県福岡市のスポーツ施設運営を担う指定管理者として運営を開始いたします。各施設で体育館やトレーニング室等の運営に加え、各種スクールやイベントを開催し、お子様から高齢者まで幅広い年代の皆さまにご利用いただけるよう様々な取り組みを行ってまいります。
学校水泳授業の受託においては、専門スタッフにより安全が確保された環境と効果的な指導により子どもたちの泳力向上に努めてまいります。天候や気温による影響が少ない屋内プールで安心して授業を受けていただける環境を提供すべく、対象校の拡大を進めてまいります。
引き続きお客様のニーズを捉えた商品・サービスの提供に努めてまいります。
(2)当期の財政状態の概況
① 資産、負債及び資本の状況
(資産)
当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比較して837億2千5百万円増加し、7,487億6千5百万円となりました。これは主として、本業で稼得した営業活動によるキャッシュ・フローの収入増による現金及び現金同等物の増加、新拠点「コナミクリエイティブフロント東京ベイ」の竣工に伴う有形固定資産の増加、営業債権及びその他の債権の増加等によるものであります。
(負債)
当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比較して10億4千万円増加し、1,842億1千2百万円となりました。これは主として、社債及び借入金が減少した一方で、未払法人所得税やその他の流動負債が増加したこと等によるものであります。
(資本)
当連結会計年度末における資本合計は、前連結会計年度末に比較して826億8千5百万円増加し、5,645億5千3百万円となりました。これは主として、配当金の支払いがあった一方で、当期利益の計上や為替変動の影響により親会社の所有者に帰属する持分合計が増加したこと等によるものであります。
なお、親会社所有者帰属持分比率は、前連結会計年度末と比較して2.9ポイント増加し、75.4%となりました。
② キャッシュ・フローの状況
前連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
当連結会計年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
増減
区 分
金額(百万円)
金額(百万円)
金額(百万円)
営業活動によるキャッシュ・フロー
114,620
135,664
21,044
投資活動によるキャッシュ・フロー
△67,885
△55,323
12,562
財務活動によるキャッシュ・フロー
△25,784
△51,897
△26,113
現金及び現金同等物に係る為替変動の影響額
△482
4,904
5,386
現金及び現金同等物の純増減額
20,469
33,348
12,879
現金及び現金同等物の期末残高
294,216
327,564
33,348
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比較して333億4千8百万円増加し、当連結会計年度末には3,275億6千4百万円となりました。
また、当連結会計年度における各キャッシュ・フローは、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動により獲得した資金は、1,356億6千4百万円(前連結会計年度比18.4%増)となりました。これは主として、法人所得税の支払額が増加した一方で、当期利益が増加したこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動により使用した資金は、553億2千3百万円(前連結会計年度比18.5%減)となりました。これは主として、資本的支出が減少したこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動により使用した資金は、518億9千7百万円(前連結会計年度比101.3%増)となりました。これは主として、社債の償還による支出や配当金の支払額が増加したこと等によるものであります。
(3)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当
当社は、配当と企業価値の向上が株主の皆様への重要な利益還元と考えております。配当につきましては、連結配当性向30%以上を目処として、さらなる配当水準の向上に努めてまいります。また、内部留保につきましては、競争力を強化し、継続的な成長を実現するため、将来性の高い分野への投資に活用していく考えでおります。
なお、当連結会計年度の期末配当金につきましては、1株につき138.50円とする予定であります。年間配当金では、中間配当金(1株当たり83.00円)と合わせ、1株当たり221.50円とする予定であります。
また、次期の配当金につきましては、1株当たり224.00円とする予定です。
注意事項
本短信の業績見通しは、現時点で入手可能な情報に基づき当社の経営者が判断した見通しであり、リスクや不確実性を含んでおります。従いまして、これらの業績見通しのみに全面的に依拠して投資判断を下すことは控えるようお願いいたします。実際の業績は、様々な重要な要素により、これらの業績見通しとは大きく異なる結果となり得ることを、ご承知おきください。実際の業績に影響を与え得る重要な要素には、当社の事業領域を取り巻く経済情勢、市場の動向、対ドル、対ユーロをはじめとする円の為替レート等が含まれますが、これらに限定されるものではありません。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社は、財務情報の国際的な比較可能性の向上等を目的として、2015年3月期より、国際会計基準を任意適用しております。
3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結財政状態計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2025年3月31日)
当連結会計年度
(2026年3月31日)
資産
流動資産
現金及び現金同等物
294,216
327,564
営業債権及びその他の債権
47,220
60,023
棚卸資産
12,108
18,968
未収法人所得税
337
865
その他の流動資産
12,955
17,094
流動資産合計
366,836
424,514
非流動資産
有形固定資産
163,617
187,186
のれん及び無形資産
60,702
55,770
投資不動産
17,588
17,590
持分法で会計処理されている投資
4,484
5,901
その他の投資
1,671
2,016
その他の金融資産
17,903
17,491
繰延税金資産
31,130
36,766
その他の非流動資産
1,109
1,531
非流動資産合計
298,204
324,251
資産合計
665,040
748,765
負債及び資本
負債
流動負債
社債及び借入金
19,994

その他の金融負債
8,713
8,338
営業債務及びその他の債務
45,406
50,545
未払法人所得税
19,362
29,669
その他の流動負債
22,839
29,858
流動負債合計
116,314
118,410
非流動負債
社債及び借入金
39,911
39,936
その他の金融負債
15,622
15,513
引当金
8,271
7,022
繰延税金負債
1,213
1,296
その他の非流動負債
1,841
2,035
非流動負債合計
66,858
65,802
負債合計
183,172
184,212
資本
資本金
47,399
47,399
資本剰余金
78,144
78,146
自己株式
△21,617
△21,626
その他の資本の構成要素
18,737
26,255
利益剰余金
359,189
434,363
親会社の所有者に帰属する持分合計
481,852
564,537
非支配持分
16
16
資本合計
481,868
564,553
負債及び資本合計
665,040
748,765
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
当連結会計年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
売上高及び営業収入
製品売上高
129,886
140,370
サービス及びその他の収入
291,716
353,307
売上高及び営業収入合計
421,602
493,677
売上原価
製品売上原価
△61,027
△69,311
サービス及びその他の原価
△161,654
△181,187
売上原価合計
△222,681
△250,498
売上総利益
198,921
243,179
販売費及び一般管理費
△89,804
△99,596
その他の収益及びその他の費用
△7,173
△7,692
営業利益
101,944
135,891
金融収益
2,240
3,791
金融費用
△497
△473
持分法による投資利益
321
1,458
税引前利益
104,008
140,667
法人所得税
△29,316
△40,654
当期利益
74,692
100,013
当期利益の帰属:
親会社の所有者
74,692
100,013
非支配持分
0
0
1株当たり当期利益
(親会社の所有者に帰属)
基本的(円)
551.00
737.80
希薄化後(円)
551.00
737.80
(連結包括利益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
当連結会計年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
当期利益
74,692
100,013
その他の包括利益
純損益に振り替えられることのない項目
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融資産の公正価値の純変動
△102
85
純損益に振り替えられることのない項目合計
△102
85
純損益に振り替えられる可能性のある項目
在外営業活動体の換算差額
△1,786
7,333
純損益に振り替えられる可能性のある項目合計
△1,786
7,333
その他の包括利益合計
△1,888
7,418
当期包括利益
72,804
107,431
当期包括利益の帰属:
親会社の所有者
72,804
107,431
非支配持分
0
0
(3)連結持分変動計算書
(単位:百万円)
親会社の所有者に帰属する持分
非支配
持分
資本合計
資本金
資本
剰余金
自己株式
その他の
資本の
構成要素
利益
剰余金
合計
2024年4月1日残高
47,399
78,144

21,603
20,625
302,797
427,362
16
427,378
当期利益
74,692
74,692
0
74,692
その他の包括利益

1,888

1,888

1,888
当期包括利益合計




1,888
74,692
72,804
0
72,804
自己株式の取得

14

14

14
配当金

18,300

18,300

18,300
所有者との取引額合計



14


18,300

18,314


18,314
2025年3月31日残高
47,399
78,144

21,617
18,737
359,189
481,852
16
481,868
(単位:百万円)
親会社の所有者に帰属する持分
非支配
持分
資本合計
資本金
資本
剰余金
自己株式
その他の
資本の
構成要素
利益
剰余金
合計
2025年4月1日残高
47,399
78,144

21,617
18,737
359,189
481,852
16
481,868
当期利益
100,013
100,013
0
100,013
その他の包括利益
7,418
7,418
7,418
当期包括利益合計



7,418
100,013
107,431
0
107,431
自己株式の取得

9

9

9
自己株式の処分
2
0
2
2
配当金

24,739

24,739

24,739
その他の資本の構成要素から利益剰余金への振替
100

100


所有者との取引額合計

2

9
100

24,839

24,746


24,746
2026年3月31日残高
47,399
78,146

21,626
26,255
434,363
564,537
16
564,553
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
当連結会計年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
当期利益
74,692
100,013
減価償却費及び償却費
28,488
34,190
減損損失
5,434
8,101
受取利息及び受取配当金
△1,510
△1,671
支払利息
469
447
固定資産除売却損益(△)
288
675
持分法による投資損益(△)
△321
△1,458
法人所得税
29,316
40,654
営業債権及びその他の債権の純増(△)減
△3,808
△10,316
棚卸資産の純増(△)減
1,872
△5,764
営業債務及びその他の債務の純増減(△)
3,395
2,307
前払費用の純増(△)減
△210
206
契約負債の純増減(△)
△469
5,651
その他
△987
△1,977
利息及び配当金の受取額
1,480
1,625
利息の支払額
△425
△426
法人所得税の支払額
△23,084
△36,593
営業活動によるキャッシュ・フロー
114,620
135,664
投資活動によるキャッシュ・フロー
資本的支出
△66,862
△55,680
差入保証金の差入による支出
△265
△103
差入保証金の回収による収入
530
921
その他
△1,288
△461
投資活動によるキャッシュ・フロー
△67,885
△55,323
財務活動によるキャッシュ・フロー
社債の償還による支出

△20,000
リース負債の返済による支出
△7,482
△7,170
配当金の支払額
△18,288
△24,719
その他
△14
△8
財務活動によるキャッシュ・フロー
△25,784
△51,897
現金及び現金同等物に係る為替変動の影響額
△482
4,904
現金及び現金同等物の純増減額
20,469
33,348
現金及び現金同等物の期首残高
273,747
294,216
現金及び現金同等物の期末残高
294,216
327,564
(5)継続企業の前提に関する注記
該当事項はありません。
(6)セグメント情報
① 事業セグメント
前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
その他
調整額
連結計
デジタルエンタテインメント事業
アーケード
ゲーム事業
ゲーミング&
システム事業
スポーツ
事業
売上高及び営業収入
外部顧客に対する売上高
304,646
22,783
42,654
48,209
3,310

421,602
セグメント間の内部売上高
541
1,273
15
334
268
△2,431


305,187
24,056
42,669
48,543
3,578
△2,431
421,602
事業利益
98,935
6,470
7,359
2,231
△532
△5,346
109,117
その他の収益及び
その他の費用






△7,173
営業利益






101,944
金融収益及び金融費用






1,743
持分法による投資利益






321
税引前利益






104,008
当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
その他
調整額
連結計
デジタルエンタテインメント事業
アーケード
ゲーム事業
ゲーミング&
システム事業
スポーツ
事業
売上高及び営業収入
外部顧客に対する売上高
370,225
25,295
43,062
49,146
5,949

493,677
セグメント間の内部売上高
725
1,058
15
338
305
△2,441


370,950
26,353
43,077
49,484
6,254
△2,441
493,677
事業利益
136,006
6,779
3,650
3,411
538
△6,801
143,583
その他の収益及び
その他の費用






△7,692
営業利益






135,891
金融収益及び金融費用






3,318
持分法による投資利益






1,458
税引前利益






140,667
(注)1.各事業セグメントにおける主な事業内容は、以下のとおりであります。
a)デジタルエンタテインメント事業
モバイルゲーム、家庭用ゲーム、カードゲーム等のデジタルコンテンツ及びそれに関わる製品の制作、製造及び販売
b)アーケードゲーム事業
アーケードゲームの企画、制作及び販売
c)ゲーミング&システム事業
ゲーミング機器及びカジノマネジメントシステムの制作、製造、販売及びサービス
d)スポーツ事業
スポーツ施設運営、スイミング・体操・ダンス・サッカー・テニス・ゴルフなどのスクール運営及びスポーツ関連商品の制作、販売
2.当社グループは、各事業における事業利益をセグメント損益としております。各事業におけるセグメント損益は、売上高及び営業収入から売上原価と販売費及び一般管理費を控除したものであり、各セグメント損益には、全社費用や金融収益及び金融費用、並びに有形固定資産やのれん及び無形資産の減損損失等、各セグメントに関連する特別な費用は含まれておりません。
3.その他の収益及びその他の費用には、有形固定資産やのれん及び無形資産の減損損失、固定資産除売却損益等を含んでおります。
4.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、遊技機事業等を含んでおります。
5.調整額の項目は、特定のセグメントに直接関連しない本社費用及びセグメント間取引高消去等から構成されております。
6.2025年10月1日を効力発生日として、株式会社コナミアミューズメントのアーケードゲーム事業を2025年6月2日に新たに設立した株式会社コナミアーケードゲームスに吸収分割を実施いたしました。これに伴い、当第3四半期連結会計期間より、「アーケードゲーム事業」を独立した報告セグメントとし、遊技機事業については「その他」に含めております。なお、前連結会計年度のセグメント情報は、当連結会計年度の報告セグメントの区分に基づき作成したものを開示しております。
② 地域別情報
外部顧客に対する売上高及び営業収入
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
当連結会計年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
日本
298,945
352,015
米国
76,047
84,202
欧州
27,871
35,101
アジア・オセアニア
18,739
22,359
連結計
421,602
493,677
(注) 上記外部顧客に対する売上高及び営業収入については、当社グループ各社の所在地を基礎として地域を決定しております。
(7)1株当たり情報
前連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
当連結会計年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
親会社の所有者に帰属する当期利益
74,692
百万円
100,013
百万円
希薄化後1株当たり当期利益の算定に使用する当期利益調整額

百万円

百万円
希薄化後1株当たり当期利益の算定に使用する当期利益
74,692
百万円
100,013
百万円
基本的加重平均発行済普通株式数
135,557,371

135,556,652

希薄化後1株当たり当期利益の算定に使用する加重平均発行済普通株式数
135,557,371

135,556,652

基本的1株当たり当期利益
551.00

737.80

希薄化後1株当たり当期利益
551.00

737.80

(注) 希薄化後1株当たり当期利益については、潜在株式が存在しないため、基本的1株当たり当期利益と同額を記載しております。
(8)重要な後発事象
該当事項はありません。

出典: 決算短信PDF(外部リンク)

大量保有報告書(5%超の株主)

報告日 提出者(グループ) 個別保有者 保有割合
個別 / 合計
株数 保有目的 種別
2025-09-19 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 (同左) 1.80%
計 6.19%
258万株 投資信託契約、投資一任契約に基づく運用を目的として保有するもの。 変更
2025-09-19 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 アモーヴァ・アセットマネジメント株式会社 4.39%
計 6.19%
630万株 証券投資信託及び投資一任契約において、株券等の取得・処分の権限を有するもの。 変更
2025-09-19 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 (同左) 1.80%
計 6.19%
258万株 投資信託契約、投資一任契約に基づく運用を目的として保有するもの。 変更
2025-09-19 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 アモーヴァ・アセットマネジメント株式会社 4.39%
計 6.19%
630万株 証券投資信託及び投資一任契約において、株券等の取得・処分の権限を有するもの。 変更
2025-09-19 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 (同左) 1.80%
計 6.19%
258万株 投資信託契約、投資一任契約に基づく運用を目的として保有するもの。 変更
2025-09-19 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 アモーヴァ・アセットマネジメント株式会社 4.39%
計 6.19%
630万株 証券投資信託及び投資一任契約において、株券等の取得・処分の権限を有するもの。 変更
2025-09-19 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 (同左) 1.80%
計 6.19%
258万株 投資信託契約、投資一任契約に基づく運用を目的として保有するもの。 変更
2025-09-19 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 アモーヴァ・アセットマネジメント株式会社 4.39%
計 6.19%
630万株 証券投資信託及び投資一任契約において、株券等の取得・処分の権限を有するもの。 変更
2024-02-07 野村アセットマネジメント株式会社 (同左) 8.25% 1,184万株 信託財産の運用として保有している。 変更
2024-02-07 野村アセットマネジメント株式会社 (同左) 8.25% 1,184万株 信託財産の運用として保有している。 変更

※「個別保有者」が「(同左)」の行は提出者本人による保有。複数行が同じ提出者なら共同保有グループの内訳を表します。 保有目的が長い場合は冒頭40字のみ表示し、ホバーで全文表示します。

財務データ推移

年度売上高営業利益純利益 総資産純資産EPS配当
2025 4,216億円 1,019億円 747億円 6,650億円 4,819億円 551.0 165.5
2024 3,603億円 803億円 592億円 6,059億円 4,274億円 436.5 131.0
2023 3,143億円 462億円 349億円 5,472億円 3,763億円 258.8 124.0
2022 2,995億円 744億円 548億円 5,286億円 3,481億円 410.8 123.5
2021 2,727億円 366億円 323億円 4,890億円 2,987億円 242.2 73.0
2020 2,628億円 310億円 199億円 4,191億円 2,681億円 147.3 45.0
2019 2,625億円 505億円 342億円 3,780億円 2,756億円 252.9 126.0
2018 2,395億円 452億円 305億円 3,631億円 2,538億円 225.6 68.0
2017 2,299億円 364億円 260億円 3,371億円 2,344億円 191.9 58.0
2016 2,499億円 247億円 105億円 3,282億円 2,128億円 76.4 23.0
2015 2,182億円 153億円 99億円 3,116億円 2,178億円 71.6 21.0
2014 2,176億円 78億円 45億円 3,006億円 2,082億円 32.2 34.0
2013 2,260億円 219億円 132億円 3,011億円 2,078億円 95.0 50.0
2012 2,658億円 410億円 230億円 3,280億円 2,155億円 166.2 50.0

事業の状況(有価証券報告書より)

最新の有価証券報告書から、事業内容・リスク・経営方針・経営成績の概況を掲載します。各セクションをクリックして展開してください。

沿革 FY2025 / 約2,132字
2【沿革】1969年3月上月景正(現 代表取締役会長)が創業1973年3月コナミ工業株式会社(現 コナミグループ株式会社)を設立、アミューズメント機器の製造を開始1980年5月大阪府に新社屋完成、本社を移転1982年3月大阪市北区の大阪駅前第4ビルに本社を移転1982年11月米国に現地法人Konami of America,Inc.(現 Konami Digital Entertainment,Inc.)を設立1984年5月英国に現地法人Konami Ltd.(現 Konami Digital Entertainment B.V.)を設立1984年10月大阪証券取引所新二部(市場第二部特別指定銘柄)に上場1984年12月ドイツに現地法人Konami GmbH(現 Konami Digital Entertainment B.V.)を設立1986年8月神戸市中央区にコナミソフト開発ビル完成、本社を移転1987年12月コナミ興産株式会社(現 コナミリアルエステート株式会社)を設立1988年8月東京証券取引所及び大阪証券取引所市場第一部に上場1991年5月神戸市西区にコナミ技術研究所(現 神戸テクニカルセンター)完成1991年6月コナミ工業株式会社からコナミ株式会社に商号変更1993年4月東京都港区に本社を移転1994年8月神奈川県座間市に東京テクニカルセンター完成1994年9月香港に現地法人Konami(Hong Kong)Limited(現 Konami Digital Entertainment Limited)を設立1996年11月米国持株会社Konami Corporation of Americaを設立豪州に現地法人Konami Australia Pty Ltdを設立1997年1月米国に現地法人Konami Gaming,Inc.を設立1997年3月神戸市西区にAM機器事業本部工場(現 神戸テクニカルセンターに統合)完成1997年11月オランダに欧州持株会社Konami Europe B.V.(現 Konami Digital Entertainment B.V.)を設立1999年9月ロンドン証券取引所に上場1999年12月神戸市中央区から東京都港区に本店登記を移転2001年2月株式会社ピープル(現 コナミスポーツ株式会社)を友好的なTOB(公開買付)により子会社とする2001年8月株式会社ハドソンに資本参加 関連会社とする2002年8月東京都千代田区の丸ビルに本社を移転2002年9月ニューヨーク証券取引所に上場2005年6月米国ネバダ州ラスベガスにゲーミング機器の新社屋完成2006年3月リゾートソリューション株式会社(現 リソルホールディングス株式会社)に資本参加(持分法適用会社)するとともに、業務提携契約を締結当社のデジタルエンタテインメント事業を株式会社コナミデジタルエンタテインメントとして会社分割し、当社は純粋持株会社へ移行2007年4月東京都港区の東京ミッドタウンに本社を移転2011年1月株式交換によりアビリット株式会社(現 株式会社コナミアミューズメント)を完全子会社とする2011年9月愛知県一宮市に土地・建物を取得(現 コナミグループ一宮事業所)2012年3月株式会社コナミデジタルエンタテインメントが株式会社ハドソンを吸収合併2012年6月当社代表取締役社長に上月拓也が就任2013年6月東京都中央区に「コナミクリエイティブセンター銀座」用地を取得2015年3月コナミビジネスエキスパート株式会社を設立2015年9月米国ネバダ州ラスベガスにゲーミング&システム事業・第2工場完成2015年10月コナミ株式会社からコナミホールディングス株式会社に商号変更2016年11月グループ会社の事業再編を実施し、株式会社コナミアミューズメントが発足2019年3月株式会社コナミスポーツクラブからコナミスポーツ株式会社に商号変更2019年12月東京都中央区の「コナミクリエイティブセンター銀座」にて業務開始2020年1月「コナミクリエイティブセンター銀座」に開設したesports 銀座 studioがeスポーツ施設として稼働を開始し、一般社団法人日本野球機構(NPB)と共催で、「eBASEBALL プロリーグ」2019シーズンのeクライマックスシリーズ・e日本シリーズを開催2020年4月当社代表取締役社長に東尾公彦が就任2020年6月東京都中央区銀座一丁目11番1号に本店を移転2021年6月監査役会設置会社から監査等委員会設置会社に移行2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東証第一部からプライム市場に移行2022年5月東京都中央区のGINZA SIXにコナミ東京スタジオを開設2022年7月コナミホールディングス株式会社からコナミグループ株式会社に商号変更2022年10月東京都江東区有明に「コナミクリエイティブフロント東京ベイ」の建設工事を着工2023年3月大阪市北区の大阪梅田ツインタワーズ・サウスにコナミ大阪スタジオを開設2025年6月株式会社コナミアーケードゲームスを設立
配当政策 FY2025 / 約452字
3【配当政策】 当社は、配当と企業価値の向上が株主の皆様への重要な利益還元と考えております。配当につきましては、連結配当性向30%以上を目処として、さらなる配当水準の向上に努めてまいります。また、内部留保につきましては、競争力を強化し、継続的な成長を実現するため、将来性の高い分野への投資に活用していく考えでおります。 当社は、中間配当と期末配当の年2回の剰余金の配当を行うことを基本方針としております。 また、当社は「会社法第459条第1項の規定に基づき、取締役会の決議をもって剰余金の配当等を行うことができる。」旨及び「取締役会の決議により、毎年9月30日を基準日として、中間配当を行うことができる。」旨定款に定めており、これらの剰余金の配当の決定機関は取締役会であります。 なお、当事業年度に係る剰余金の配当は、以下のとおりであります。決議年月日配当金の総額(百万円)1株当たり配当額(円)2024年10月31日取締役会決議8,94766.002025年5月15日取締役会決議13,48899.50
監査の状況 FY2025 / 約2,359字
(3)【監査の状況】① 監査等委員会監査の状況 監査等委員会は、社外取締役3名で構成されております。監査等委員は、「監査等委員会監査等基準」及び「監査等委員会規則」に基づき監査の方針及び監査計画に従って、取締役の業務執行の監査及び内部統制システムの構築・運用の状況を監視及び検証を行っております。 また、当社は持株会社であり、事業部門はすべて傘下のグループ会社が担っておりますので、監査等委員会はグループ会社の監査役から適宜報告を受け、意見交換や情報共有を図ることで、グループ全体の監査の実効性を高めております。  当事業年度においては、監査等委員会を10回開催しており、個々の監査等委員の出席状況については、次のとおりであります。 氏名役職名開催回数出席回数山口 香社外取締役監査等委員10回10回久保 公人社外取締役監査等委員10回10回樋口 靖社外取締役監査等委員10回10回  監査等委員会の当事業年度における具体的な検討事項は、監査の方針、監査計画、職務分担、内部統制システムの整備・運用状況、会計監査人の監査の方法及び結果の相当性、株主総会に提出される議案・書類の調査等であります。 山口香氏は、教育及びスポーツ分野における豊富な実績と知見に基づき、客観的・中立的な立場から取締役の職務執行を監査しております。 久保公人氏は、教育・文化及びスポーツ分野における豊富な経験と知見に基づき、客観的・中立的な立場から取締役の職務執行を監査しております。 樋口靖氏は、企業経営者としての豊富な経験と実績に基づき、客観的・中立的な立場から取締役の職務執行を監査しております。② 内部監査の状況 内部監査につきましては、業務執行部門から独立した内部監査部門が実施しております。監査結果の報告経路については、代表取締役社長及び監査等委員会のデュアルレポーティングラインを保持しております。また、適宜取締役会へも報告しております。当社の内部監査部門は約20名の人員で構成されております。 内部監査室は各部門及びグループ各社における法令・社内規程の順守状況等についての監査を実施しております。また、内部統制室は財務諸表に係る内部統制の有効性の評価を行っており、同評価の監査を会計監査人及び監査等委員会より受けるために、これら三者は定期的に意見交換を行っております。③ 会計監査の状況(a)監査法人の名称PwC Japan有限責任監査法人 (b)継続監査期間10年間 (c)業務を執行した公認会計士林 壮一郎千代田 義央新保 智巳 (d)監査業務に係る補助者の構成当社の会計監査業務に係る補助者は、公認会計士9名、その他23名であります。 (e)監査法人の選定方針と理由 当社は、当社の業種や事業規模に適した監査対応及び監査費用の相当性等の観点で複数の監査法人・公認会計士等を比較検討した上で監査法人を選定しております。 会計監査人が会社法第340条第1号各号のいずれかに該当すると認められる場合、監査等委員会は監査等委員全員の同意により会計監査人を解任いたします。 また、上記の他、会計監査人の職務の執行に支障がある場合等、その必要があると判断した場合は、監査等委員会は、株主総会に提出する会計監査人の解任または不再任に関する議案の内容を決定いたします。 (f)監査等委員及び監査等委員会による監査法人の評価 監査等委員会は、日本監査役協会が公表する「会計監査人の評価及び選定基準策定に関する監査役等の実務指針」に基づき監査法人の評価を行っております。「監査体制と実施方法」「監査等委員との連携」「品質管理体制・審査体制」等に関する会計監査の状況について監査等委員会で意見交換し、評価した結果、職務執行等の状況に問題はないと判断し、会計監査人の継続について決議を行っております。④ 監査報酬の内容等(a)監査公認会計士等に対する報酬区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)提出会社98-96-連結子会社520540計15001500連結子会社における非監査業務の内容は、国際会計基準に関する情報提供サービス業務であります。(b)監査公認会計士等と同一のネットワーク(プライスウォーターハウスクーパース)に属する組織に対する報酬((a)を除く)区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)提出会社-19-23連結子会社23322502計2332125025当社及び連結子会社における非監査業務の内容は、税務コンサルティング業務等であります。 (c)その他重要な監査証明業務に基づく報酬の内容該当事項はありません。 (d)監査報酬の決定方針当社は、監査における品質の維持・向上を図るとともに、効率的な監査が行われることが重要であると考えており、当社の監査公認会計士等に対する監査報酬については、当社及び子会社の事業内容や事業規模、監査日数等を考慮の上、決定しております。また、監査公認会計士等との監査契約を締結する際には、当社監査等委員会に事前に承認を得た上で実施することとしております。 (e)監査等委員会が会計監査人の報酬等に同意した理由監査等委員会は、日本監査役協会が公表する「会計監査人との連携に関する実務指針」を踏まえ、会計監査人の監査計画の内容、会計監査の手続き・体制等について確認し、検討した結果、会計監査人の報酬等につき、会社法第399条第1項の同意を行っております。
設備の概要 FY2025 / 約242字
1【設備投資等の概要】 当連結会計年度における当社グループの設備投資額は、デジタルエンタテインメント事業やアミューズメント事業を中心に、64,274百万円(建設仮勘定、無形資産及び投資不動産を含む。)であります。 デジタルエンタテインメント事業においては、開発資産や設備機材等で22,620百万円の設備投資を実施したほか、アミューズメント事業においては、開発資産や金型等で4,901百万円の設備投資を実施しております。なお、当連結会計年度において重要な設備の除却、売却等はありません。
従業員の状況 FY2025 / 約1,602字
5【従業員の状況】(1) 連結会社の状況 2025年3月31日現在セグメントの名称従業員数(人)デジタルエンタテインメント事業2,208(25)アミューズメント事業829(48)ゲーミング&システム事業647(-)スポーツ事業839(3,860)全社(共通)522(60)合計5,045(3,993)(注)1.従業員数は就業人員であり、臨時従業員数は( )内に月間160時間換算による月平均人員を外数で記載しております。2.全社(共通)として記載されている従業員数は、特定のセグメントに区分できない管理部門等に所属しているものであります。(2) 提出会社の状況 2025年3月31日現在従業員数(人)平均年齢(才)平均勤続年数(年)平均年間給与(円)25035.610.07,898,848(注)1.従業員は就業人員であります。2.平均勤続年数の算定にあたっては、グループ会社からの転籍・出向等により当社で就業している従業員は、各社における勤続年数を通算しております。3.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。4.当社の従業員は、すべて特定のセグメントに区分できない全社(共通)に属するものとなります。(3) 労働組合の状況 当社の連結子会社の一部に労働組合が結成されておりますが、労使関係については特に記載すべき事項はありません。(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異① 提出会社当事業年度管理職に占める女性労働者の割合(%)   (注1)男性労働者の育児休業取得率(%)   (注2)労働者の男女の賃金の差異(%)(注1・3)全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者15.2100.075.173.997.8(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出しております。2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出しております。3.パート・有期労働者については、月間160時間換算による人員数を基に算出しております。 ② 連結子会社当事業年度名称管理職に占める女性労働者の割合(%) (注1)男性労働者の育児休業取得率  (%) (注2)労働者の男女の賃金の差異(%)(注1・3)全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者株式会社コナミデジタルエンタテインメント5.084.684.884.6-株式会社コナミアミューズメント4.7100.071.879.447.4コナミスポーツ株式会社13.714.386.583.0106.2コナミビジネスエキスパート株式会社11.8100.086.882.686.4(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出しております。2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出しております。3.パート・有期労働者については、月間160時間換算による人員数を基に算出しております。4.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではない連結子会社については、記載を省略しております。
研究開発活動 FY2025 / 約1,337字
6【研究開発活動】 当社グループにおいては、新ジャンルへのチャレンジと既存のジャンルでの商品強化・差別化を目的とした、積極的な開発・制作活動を行っております。 現在、開発・制作活動は、当社の各子会社のデジタルエンタテインメント事業、アミューズメント事業、ゲーミング&システム事業及びスポーツ事業等の各制作部門において推進しております。 当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費総額(注)は57,798百万円であります。 当連結会計年度における各セグメント別の成果及び研究開発費は次のとおりであります。(注) 上記金額は資産計上要件を満たす研究開発費及び資産計上要件を満たさず、発生時に費用認識した研究開発費等、開発・制作部門で発生した支出の総額です。(1) デジタルエンタテインメント事業 主に株式会社コナミデジタルエンタテインメントが中心となって、国内外で提供するコンテンツの制作等を行っております。当連結会計年度の主な成果としてはサイコロジカルホラーゲーム「SILENT HILL 2」のリメイク版や「パワフルプロ野球2024-2025」、「プロ野球スピリッツ2024-2025」の制作を行ったほか、「メタルギア」シリーズ等の制作を行っております。この他、大型アップデートを実施した「eFootball™」等、各種モバイルゲームやオンラインネットワークを活用した家庭用ゲームの制作も進行しております。 当事業に係る研究開発費は49,338百万円であります。(2) アミューズメント事業 主に株式会社コナミアミューズメントが中心となって、アミューズメント機器等の製造・制作を行っております。当連結会計年度の主な成果としては、コナミの人気IPである「パワフルプロ野球」をモチーフにした「パワフルプロ野球 開幕メダルシリーズ!」や「モンスター烈伝 オレカバトル2」を制作し、発売いたしました。ぱちんこ・パチスロにおいては、スマートパチスロ「七つの魔剣が支配する」等の制作を行っております。この他にも複数のタイトルの制作を進めております。また、オンラインくじ「コナミ プレミアムくじ ONLINE」、“e-AMUSEMENT”を活用した電子マネー「PASELI」や「e-AMUSEMENT Participation」サービスを提供しております。 当事業に係る研究開発費は7,340百万円であります。(3) ゲーミング&システム事業 Konami Gaming,Inc.及び Konami Australia Pty Ltd が中心となって、ゲーミング機器やゲーミングコンテンツ、カジノマネジメントシステムの制作を行っております。当連結会計年度の主な成果としては、「DIMENSION」シリーズの筐体や「Lucky Honeycomb™」シリーズ等のゲーミングコンテンツの制作に加えて、カジノマネジメントシステム「SYNKROSⓇ」の新機能開発などがあげられます。 当事業に係る研究開発費は1,010百万円であります。(4) スポーツ事業 コナミスポーツ株式会社が中心となってスポーツ関連商品等の製造・制作を行っております。 当事業に係る研究開発費は25百万円であります。
株式の保有状況 FY2025 / 約1,601字
(5)【株式の保有状況】① 投資株式の区分の基準及び考え方当社は、専ら株式の価値の変動又は株式に係る配当によって利益を受けることを目的として保有する株式を純投資目的の投資株式、それ以外の株式を純投資目的以外の目的で保有する投資株式と定義しております。② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容当社は、中長期的な視点で保有に伴うリスクやコストと保有により得られるリターン等を比較検討した上で、事業戦略や取引関係の維持・強化等の保有目的を総合的に勘案し、当社グループの企業価値向上に資すると判断される場合に、当該取引先の株式の保有を検討することを基本方針としております。保有する株式については保有の合理性を取締役会で定期的に検証し、保有する意義や合理性が認められなくなった場合は、市場への影響等を考慮した上で縮減を進めます。なお、当連結会計年度における資産合計に占める保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式の保有残高の割合は0.2%であります。現在保有する個別銘柄の保有の適否については主に下記に記載のとおり、各事業の収益獲得に貢献しており、継続保有に合理性があることを確認しております。b.株式の保有状況当社及び連結子会社のうち、投資株式の貸借対照表計上額(投資株式計上額)が最も大きい会社(最大保有会社)である当社及び株式会社コナミアミューズメントについては、以下のとおりであります。当社イ.投資株式のうち保有目的が純投資目的以外の目的であるものの銘柄数及び貸借対照表計上額の合計額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式2300非上場株式以外の株式1423 (当事業年度において株式数が増減した銘柄)当事業年度において株式数が増減した銘柄はありません。ロ.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)株式会社テレビ東京ホールディングス118,900118,900主にデジタルエンタテインメント事業主力製品において、アニメ放映との相乗効果による収益拡大が見込まれることから、協業を円滑に進めるために保有しております。無423355(注) 定量的な保有効果の記載は困難でありますが、定期的に個別銘柄の保有の適否を検証しております。 株式会社コナミアミューズメントイ.投資株式のうち保有目的が純投資目的以外の目的であるものの銘柄数及び貸借対照表計上額の合計額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式380非上場株式以外の株式1471 (当事業年度において株式数が増減した銘柄)当事業年度において株式数が増減した銘柄はありません。ロ.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)株式会社ゲームカード・ジョイコホールディングス200,000200,000アミューズメント機器に関連する重要な機器・システムの企画開発を行っており、当社グループの製品開発を円滑に進める目的での関係維持のため保有しております。無471536(注) 定量的な保有効果の記載は困難でありますが、定期的に個別銘柄の保有の適否を検証しております。 ③ 保有目的が純投資目的である投資株式該当事項はありません。
関係会社の状況 FY2025 / 約1,349字
4【関係会社の状況】(1) 連結子会社名称住所資本金主要な事業の内容議決権の所有割合又は被所有割合(%)関係内容株式会社コナミデジタルエンタテインメント(注4・5)東京都中央区百万円200デジタルエンタテインメント事業100経営管理役員兼任 有株式会社コナミアミューズメント愛知県一宮市百万円100アミューズメント事業100経営管理役員兼任 有コナミスポーツ株式会社(注5)東京都品川区百万円100スポーツ事業100経営管理資金貸借コナミリアルエステート株式会社東京都中央区百万円20全社100資金貸借役員兼任 有Konami Corporationof America米国カリフォルニア州US$35,500千全社100役員兼任 有Konami DigitalEntertainment,Inc.米国カリフォルニア州US$21,500千デジタルエンタテインメント事業、アミューズメント事業100(100)経営管理役員兼任 有Konami Cross Media NY, Inc.米国ニューヨーク州US$10デジタルエンタテインメント事業100(100)経営管理役員兼任 有Konami Gaming,Inc.米国ネバダ州US$25,000千ゲーミング&システム事業100(100)経営管理役員兼任 有Konami DigitalEntertainment B.V.英国バークシャー州EUR9,019千デジタルエンタテインメント事業、アミューズメント事業100経営管理役員兼任 有Konami DigitalEntertainmentLimited香港HK$19,500千デジタルエンタテインメント事業100経営管理役員兼任 有Konami AustraliaPty Ltdオーストラリア ニューサウスウェールズ州A$30,000千ゲーミング&システム事業100(100)経営管理その他14社----- (2) 持分法適用関連会社名称住所資本金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有割合又は被所有割合(%)関係内容リソルホールディングス株式会社(注3)東京都新宿区3,948スポーツ事業20スポーツ事業における出資提携役員兼任 有その他1社-----(注)1.主要な事業の内容欄には、セグメントの名称を記載しております。2.議決権の所有割合の ( ) 内は、間接所有割合で内数となっております。3.有価証券報告書を提出しております。4.特定子会社に該当します。5.株式会社コナミデジタルエンタテインメントについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。なお、コナミスポーツ株式会社については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えておりますが、スポーツ事業の売上高に占める当該連結子会社の売上高の割合が90%を超えているため、主要な損益情報等の記載を省略しております。主要な損益情報等 株式会社コナミデジタルエンタテインメント(1) 売上高282,515百万円(2) 税引前利益79,293百万円(3) 当期純利益57,484百万円(4) 純資産額91,027百万円(5) 総資産額152,833百万円
サステナビリティ FY2025 / 約4,469字
2【サステナビリティに関する考え方及び取組】 地球温暖化対策が世界共通の長期的な課題となり、世界中の多くの国々が2050年のカーボンニュートラルを目標に掲げています。当社グループは、事業を通じて持続可能な社会の実現に貢献し、社会から常に期待され、必要とされる企業を目指しております。当社グループにおける重要なサステナビリティに関する考え方及び取り組みは次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (ガバナンス) 当社代表取締役社長が委員長及び議長を務める、「サステナビリティ委員会」及び「健康経営推進会議」において、当社グループの持続可能性に関する様々なテーマを取り扱い、実効性のある施策を決定しております。サステナビリティ委員会、健康経営推進会議で決定した内容は定期的に取締役会に報告を行い、監督を受けております。 (リスク管理) サステナビリティに関するリスク管理の内容は必要に応じて四半期に一度開催されるサステナビリティ委員会、健康経営推進会議で報告されます。 また、当社及び当社グループに重大な影響を及ぼす可能性のあるリスクを一元的に把握し適切に対処するための組織としてリスクマネジメント委員会を設置しており、リスクマネジメント委員会と連携して全社リスク管理を行い、重要と判断されるものは取締役会へ報告されます。 (人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針) 当社グループは、持続的な成長をもたらす革新的な商品・サービスの創造の源泉はコナミグループの人材そのものと考えており、人材の多様性の確保や人材の育成など人的資本に関する様々な取り組みを行っております。 人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針としては、性別・年齢・人種・国籍・障がいの有無・性的指向・宗教などの違いや個性といったダイバーシティ(多様性)を尊重し、従業員の様々な意見や視点を取り入れることが、企業の持続的な成長に欠かせない要素であると考え、女性の活躍推進、子育て支援や多様な人材の採用などの施策を実施し、すべての人材が最大限能力を発揮することができる環境づくりを目指しております。 具体的な取り組みとして、管理職候補者の育成、能力開発を目的とした「役職者研修」、「管理職研修」の実施や、育児休業から復職した従業員と今後の働き方やキャリアについての面談の実施、新卒採用・中途採用における国籍や職種を問わないグローバルな採用活動の実施などに取り組んでおります。 社内環境整備に関する方針としては、「健康経営」の取り組みを通じて、従業員一人ひとりがその能力を十分に発揮できる環境を整え、従業員と会社がともに成長できる関係の構築を目指しております。当社の代表取締役社長が健康経営の責任者として議長を務め、各事業責任者および人事責任者、健康管理センターの責任者で構成している健康経営推進会議において、健康経営を推進するための目標値を設定し、その達成に向け、四半期ごとに従業員の健康状況や労働時間等の状況を確認、課題の共有とそれらを解決するための協議を行っています。 具体的な取り組みとして、従業員の健康管理・健康づくりをサポートする専門の部署として、健康管理センターを設置しており、各事業の人事部員および関東ITソフトウェア健康保険組合と協働して、禁煙推進、メンタルヘルス対策、健康増進施策の実施など、従業員の健康保持・増進に向けた施策を検討・展開しています。その結果、当社グループの健康経営への取り組みが認められ、経済産業省と日本健康会議が共同で実施する「健康経営優良法人 (ホワイト500)」に9年連続で認定されました。 今後も従業員が効率良く働ける環境や制度を整備し、これまで以上の成果を上げることを目的とした活動を進めてまいります。 当社グループでは、人的資本に関する取り組みの進捗を確認するため、指標を用いて定量的な管理を行っております。「管理職に占める女性労働者の割合」、「男性労働者の育児休業取得率」、「労働者の男女の賃金の差異」については「第1 企業の概況 5 従業員の状況」に記載しておりますが、これら以外の主な指標に関する目標及び実績は、次のとおりであります。 <主な指標>指標2024年度目標2024年度実績(注1)研修満足度88.0%88.6%1人あたり教育研修時間15.0時間18.1時間定期健康診断受診率100.0%100.0%ストレスチェック回答割合(注2)98.0%99.2%健康増進施策参加率70.0%79.5%有給休暇取得率70.0%73.5%有給休暇平均取得日数14.0日15.0日仕事のパフォーマンス(注3)95.0%94.4%従業員満足度(働きがい)(注4)13.0点12.5点(注)1.国内の連結子会社を含む数値となります。2.SOMPOヘルスサポート株式会社が提供するストレスチェック「LLax seed」を導入しております。3.「LLax seed」の生産性低下率測定プログラム(WLQ-J)を使用した分析結果に基づくもので、最も良好な状態のパフォーマンスを100%として算出した数値となります(基準値は94%)。4.「LLax seed」の新職業性ストレス簡易調査票(New BJSQ)を使用した分析結果に基づくもので、全国平均は11.5点となります。 (気候変動) 当社グループでは、温室効果ガスを削減するため、自社所有拠点への太陽光発電設備の設置や照明のLED化によるエネルギー消費量の削減等に取り組んでおります。また、気候変動関連の情報開示については、2022年5月にTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言への賛同を表明し、提言に沿った情報開示を開始いたしました。気候変動がもたらす事業への影響や温室効果ガスの排出量等について開示を行っております。 当社グループは、日本政府が表明した温室効果ガスの削減目標に賛同し、2050年までにCO₂(二酸化炭素)の排出量実質ゼロを目指します。 なお、複数のシナリオ分析を実施した上で気候変動が及ぼす中長期的な影響を評価した結果、当社グループには重要な影響がないことを確認しております。これにより気候変動対応における戦略及び指標と目標については記載を省略しております。気候変動による影響の評価は定期的に実施し、必要に応じて当社の戦略や情報開示に反映してまいります。 <シナリオ分析> 当社グループでは、気候変動による事業への中長期の影響を確認するため外部専門家の助言を反映した上でシナリオ分析を実施いたしました。気候変動がもたらす将来への影響を正確に予測することは困難であるため、想定し得る二つのシナリオを用いて分析を行っております。 シナリオ予想される将来像1.5℃シナリオ各国で積極的な気候変動対策が実行される2015年に採択されたパリ協定の目標に沿って産業革命以前と比較し、2100年までの気温上昇が1.5℃に抑えられるシナリオ・脱炭素化に向けて政策の大きな変化が想定される。温室効果ガスの排出量を抑制するため各国で高い炭素税が課税される。一方で、脱炭素化のための技術開発は、補助金等の優遇を受ける・環境問題に関する消費者の意識が変化し、より環境に配慮した製品・サービスが求められる4℃シナリオ気候変動対策が進展しない産業革命以前と比較し、2100年までに気温が4℃近く上昇するシナリオ・気温上昇により屋外での活動は制限される・感染症の発生確率が上昇・台風や豪雨、森林火災などの災害が激甚化し、自社拠点への損害・サプライチェーンの断絶といったリスクへの対応が必要 [参考としたシナリオ]IEA NZE(温室効果ガス排出量実質ゼロ:Net Zero Emission)IEA STEPS(公表政策シナリオ:Stated Policies Scenario)IPCC SSP5-8.5(共有社会経済経路:Shared Socio-Economic Pathway)  各シナリオにおいてTCFD提言が例示するリスクと機会をもとに、国際機関・業界団体のレポートや自社の事業特性を考慮した上で各事業における気候変動に関連するリスクと機会を特定しました。また、特定したリスクと機会の中で重要性が高いと判断したものについては、事業への影響度を評価いたしました。 この結果、いずれのシナリオにおいても当社グループに大きなインパクトをもたらすものはなく、レジリエントな経営を行うことが可能であることを確認いたしました。1.5℃シナリオでは炭素税の課税強化等が当社グループに影響を及ぼし、4℃シナリオでは感染症の拡大が当社グループに対して影響を与える可能性があることが分かりました。また、一方で脱炭素製品の需要拡大についてはビジネス機会があると認識しております。 これらの分析結果を踏まえて、リスクへの対策を進めてまいります。炭素税の課税強化に備え、再生可能エネルギーや省エネ設備の導入により、自社拠点で発生するCO2の排出削減等に取り組んでまいります。今後も気候変動に関する情報収集を行い、シナリオ分析及び事業への影響度評価を定期的にアップデートすることで、当社グループのレジリエンスのさらなる向上を目指してまいります。 ガバナンス 代表取締役社長が委員長を務め、各事業の責任者等が出席する「サステナビリティ委員会」を年に4回開催し、気候変動関連の取り組みについて決定します。また、気候変動担当役員を任命しております。 サステナビリティ委員会で決定した内容は取締役会に報告を行い、定期的な監督を受けております。決定された方針を各事業やグループ各社が実行に移し、サステナビリティ委員会事務局が取り組みの進捗をモニタリングします。 リスク管理 サステナビリティ委員会事務局が各事業と連携した上でリスクの識別・評価及び管理を行っております。外部専門家より提供される最新の知見にもとづき気候変動について常時情報収集を行い、新たなリスクや機会が識別された場合は、シナリオ分析や事業への影響度評価の更新の要否を検討しております。これらの結果は、サステナビリティ委員会で審議された上で、必要に応じて取締役会に報告を行っております。 <気候変動リスク管理プロセス> 識別・評価管理報告・連携・サステナビリティ委員会事務局がリスクの識別・評価を実施・新たな規制上の要件を含む関連するパラメータを抽出し、定期的に評価を実施・気候変動リスクはサステナビリティ委員会事務局が管理・シナリオ分析において、各リスクの定量的な財務的インパクトを評価し、優先順位付けを実施・気候変動リスクをリスクマネジメント項目に含め、開示・リスク評価の結果を取締役会で報告し、全社のリスク管理と連携
主要な設備の状況 FY2025 / 約1,102字
2【主要な設備の状況】 当社グループにおける主要な設備は、次のとおりであります。(1) 提出会社 2025年3月31日現在事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額従業員数(人)建物附属設備及び構築物(百万円)工具器具備品(百万円)土地(百万円)(面積㎡)その他(百万円)合計(百万円)本社(東京都中央区)全社管理-24--24250 (2) 国内子会社 2025年3月31日現在会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額従業員数(人)建物及び構築物(百万円)工具器具備品(百万円)土地(百万円)(面積㎡)その他(百万円)合計(百万円)株式会社コナミデジタルエンタテインメント本社他(東京都中央区他)デジタルエンタテインメント事業制作・営業・管理1,6081,602-4493,6591,966コナミスポーツ株式会社本店他(東京都品川区他)スポーツ事業スポーツクラブ17,9655143,015-21,494811(66,911)コナミリアルエステート株式会社研修センター(栃木県那須郡他)全社研修施設3,580508,2151011,855-(555,182)コナミリアルエステート株式会社本社他(東京都中央区他)デジタルエンタテインメント事業アミューズメント事業スポーツ事業制作・製造・管理他17,02772769,55137,868125,173-(1,174,276)(注)1.帳簿価額のうち「建物及び構築物」及び「土地」には、使用権資産を含んでおります。2.帳簿価額のうち「その他」は建設仮勘定及び投資不動産を含んでおります。3.コナミリアルエステート株式会社は、株式会社コナミデジタルエンタテインメント等に事務所を賃貸しております。 (3) 在外子会社 2025年3月31日現在会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額従業員数(人)建物及び構築物(百万円)工具器具備品(百万円)土地(百万円)(面積㎡)その他(百万円)合計(百万円)Konami DigitalEntertainment,Inc.本社他(米国、ロサンゼルス)デジタルエンタテインメント事業営業・管理4,2491851,955-6,389106(12,141)Konami DigitalEntertainment B.V.本社他(英国、ウィンザー)デジタルエンタテインメント事業営業・管理3774--38178Konami Gaming,Inc.本社他(米国、ラスベガス)ゲーミング&システム事業制作・製造・営業・管理5,6602,0379811528,830476(50,181)
コーポレート・ガバナンスの概要 FY2025 / 約5,686字
(1)【コーポレート・ガバナンスの概要】① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方 当社は、「『価値ある時間』の創造と提供を通して、常に期待される企業集団を目指す」ことを企業理念としております。また、経営の基本方針として「株主重視の基本姿勢」、「ステークホルダーとの良好な関係の維持と、良き企業市民として持続可能な社会の発展に貢献すること」を掲げております。この基本方針の堅持に不可欠である「開かれた経営」・「透明な経営」を実現するために、コーポレート・ガバナンス体制の充実を常に念頭に置いた経営を推進しております。② 企業統治の体制(a)企業統治の体制の概要 当社の取締役会は取締役(監査等委員である取締役を除く)6名(うち社外取締役1名)、及び監査等委員である取締役3名(うち社外取締役3名)で構成されており、代表取締役会長上月景正が議長を務めております。すべての社外取締役が東京証券取引所の定める独立役員として指定されております。構成員である取締役全員につきましては、後記「(2)役員の状況 ① 役員一覧」をご参照ください。 これら独立役員でもある社外取締役は、一般株主と利益相反の生じるおそれがないと当社が判断した取締役であり、その他の取締役とともに、取締役会での重要事項の決定に際して適切な判断を行える体制としております。 また、当社の監査等委員会は監査等委員である社外取締役3名で構成されており、内部統制システムを活用して組織的な監査・監督を行います。 さらに、当社では、任意の委員会である報酬委員会を設置し、取締役(監査等委員である取締役を除く)の個人別の報酬等の内容を決定しております。具体的な活動内容等につきましては、後記「(4)役員の報酬等」をご参照ください。 このほか、企業統治の強化を目的に、当社グループではリスクマネジメント委員会、コンプライアンス委員会、サステナビリティ委員会及び情報セキュリティ委員会をそれぞれ設置しております。各委員会の概要は次のとおりであります。 (リスクマネジメント委員会) 当社及び当社グループに重大な影響を及ぼす可能性のあるリスクを一元的に把握し適切に対処することを目的としております。四半期毎に開催し、当社グループ各社の個別事案を確認しております。 委員長:代表取締役社長 東尾公彦 委員:取締役 早川英樹、取締役 沖田勝典、執行役員 室田健志、執行役員 本林純一、執行役員 米山新一郎、執行役員 阿部豊、内部監査室長 浜田康夫、法務部副部長 田近裕之 (コンプライアンス委員会) 当社の企業活動全般における法令順守の徹底及び当社グループのコンプライアンス統制を図ることを目的としております。四半期毎に開催し、当社グループ全役職員へのコンプライアンス啓蒙の推進と実施状況を確認しております。 委員長:代表取締役社長 東尾公彦 委員:取締役 早川英樹、取締役 沖田勝典、執行役員 室田健志、執行役員 本林純一、執行役員 米山新一郎、執行役員 阿部豊、法務部副部長 田近裕之 (サステナビリティ委員会) 当社グループの強みを活かし、本業を通じて積極的にサステナビリティへの取り組みを進めることを目的としております。四半期毎に開催し、当社グループのサステナビリティへの取り組みの推進と実施状況を確認しております。 委員長:代表取締役社長 東尾公彦 委員:取締役 早川英樹、取締役 沖田勝典、執行役員 室田健志、執行役員 本林純一、執行役員 米山新一郎、執行役員 阿部豊 (情報セキュリティ委員会) 当社グループの個人情報保護とデータセキュリティの強化を推進することを目的としております。定期的に開催し、当社グループのデータセキュリティ強化への取り組みと実施状況を確認しております。 委員長:取締役 早川英樹 委員:経営企画部部長 吉﨑祐司、法務部副部長 田近裕之、株式会社コナミデジタルエンタテインメント法務部部長 村瀬俊介、情報システム部部長 菅田要之、データセキュリティ部部長 正延光弘  当社のコーポレート・ガバナンス体制の概要は、次のとおりであります。 (b)当該企業統治の体制を採用する理由 当社は、上記の体制を採用することにより、業務の適正や経営の透明性が確保されているものと考えております。 取締役会における意思決定及び取締役の職務執行の監督機能を強化し、効率的な経営・執行体制の確立を図るため、機関設計としては監査等委員会設置会社が有効であると判断して、採用しております。③ 企業統治に関するその他の事項(a)内部統制システムの整備の状況 当社が、取締役会において決議した「業務の適正を確保するための体制」の概要は、以下のとおりであります。イ.当社及びその子会社からなる企業集団(以下、「当社グループ」という。)の取締役及び使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制(ⅰ)当社では、高い倫理性に基づいた企業活動の実現のため「コナミグループ企業行動規範」を制定し、その具体的な指針として「コナミグループ役職員活動指針」を定め、「コナミグループコンプライアンス規程」を整備することで、法令順守の重要性を掲げるとともに、それらの内容を当社グループ役職員に周知します。(ⅱ)当社グループ役職員の法令順守の実効性を高めるための組織として、当社にコンプライアンス委員会を設置します。(ⅲ)違法行為に対するけん制機能として内部通報制度を制定し、不祥事の未然防止を図ります。(ⅳ)当社グループ役職員に対して、反社会的勢力及び団体とは一切の関わりを持たず、不当な要求に対しては警察等とも連携のうえ、毅然とした態度で臨むことを徹底します。ロ.当社グループにおける職務の執行に係る情報の保存及び管理等に関する体制(ⅰ)当社取締役の職務執行に係る情報については、情報管理に関する規則・規程類を整備し、重要文書の特定や保管形態を明確化して、適切に保存・管理します。(ⅱ)当社子会社の職務執行に係る情報については、「関係会社管理規程」を整備し、各子会社から重要な経営情報その他必要な情報を当社に報告することを定めます。ハ.当社グループの損失の危険の管理に関する規程その他の体制(ⅰ)当社グループ全体に係るリスクの防止及び損失の最小化を図ることを目的に「コナミグループリスクマネジメント規程」等を整備します。(ⅱ)当社及び主要な子会社に、リスクを一元的に把握し適切に対処するための組織としてリスクマネジメント委員会等を設置します。(ⅲ)コナミグループの個人情報保護とデータセキュリティの強化を推進することを目的として、情報セキュリティ委員会を設置します。ニ.当社グループの取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制 各部門の担当職務内容及び職務権限を明確にするため、当社においては職務分掌及び職務権限に関する規程を整備し、各子会社においてもこれに準拠した体制を構築します。ホ.当社グループにおける業務の適正を確保するための体制(ⅰ)持株会社である当社は、グループ各社の適正かつ調和の取れた業務運営の確保のため、適切な議決権行使等の手段を通じて、グループ全体の業務運営を管理します。(ⅱ)内部統制システムの整備、リスク管理、コンプライアンス等においてはグループ全体で統一的な対応を実施し、グループ一体経営の確立を図ります。(ⅲ)当社監査等委員会は、各子会社の監査役と適宜必要な連携を行い、グループ監査体制を構築します。へ.監査等委員会がその職務を補助すべき使用人(以下、「補助使用人」という。)を置くことを求めた場合における当該使用人に関する事項 監査等委員会が補助使用人を置くことを要請した場合は、総務本部構成員等、補助業務に十分な専門性を有する者を配置します。ト.補助使用人の当社取締役からの独立性及び監査等委員会の補助使用人に対する指示の実効性の確保に関する事項(ⅰ)監査等委員会は、配置すべき補助使用人の選任、考課等に関して意見を述べることができるものとします。(ⅱ)配置された補助使用人は、その補助業務に関しては監査等委員会の指揮命令下で遂行することとし、取締役からの指揮は受けないものとします。チ.監査等委員会への報告に関する体制 当社グループ役職員が当社監査等委員会に報告すべき事項を定める基準を制定します。リ.監査等委員会の職務執行について生ずる費用の前払または償還の手続その他の当該職務の執行について生ずる費用または債務の処理に係る方針に関する事項(ⅰ)監査等委員会の職務執行に関して毎年、一定額の予算を設けます。(ⅱ)監査等委員がその職務執行について、会社法第399条の2第4項に基づく費用の前払等の請求をしたときは、当該監査等委員の職務執行に必要でないと認められた場合を除き、速やかに当該費用または債務を処理します。ヌ.その他監査等委員会の監査が実効的に行われることを確保するための体制 監査等委員会は、職務執行に必要があると判断した場合、弁護士、公認会計士等の専門家に意見やアドバイスを依頼することができるものとします。(b)責任限定契約の内容の概要 当社と各社外取締役は、会社法第423条第1項に定める責任について、会社法第425条第1項各号に定める金額の合計額を限度とする契約を締結しております。(c)役員等賠償責任保険契約の内容の概要 当社グループは、会社法第430条の3第1項に規定する役員等賠償責任保険契約を保険会社との間で締結し、被保険者が職務の執行に関し責任を負う損害賠償金または当該責任の追及を受けることによって生ずる争訟費用等を当該保険契約により填補することとしています。ただし、贈収賄などの犯罪行為や意図的に違法行為を行った役員自身の損害などは免責事由とすることにより、役員等の職務の執行に適正性が損なわれないように措置を講じています。 当該保険契約の被保険者は、当社グループの役員及び執行役員等の主要な業務執行者です。 当該保険契約の保険料は、当社が全額を負担しております。 契約期間は1年間であり、当該期間の満了前に取締役会において決議のうえ、これを更新する予定です。(d)定款で取締役の定数または取締役の資格制限について定めた場合の、その内容 当社は、取締役(監査等委員である取締役を除く)は12名以内、監査等委員である取締役は5名以内とする旨定款に定めております。(e)取締役の選解任の決議要件につき、会社法と異なる別段の定めをした場合の、その理由 当社は、取締役の選任決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の過半数をもって行う旨、及びその選任決議は累積投票によらないものとする旨を定款に定めております。これは、株主総会における特別決議の定足数を緩和することにより、株主総会の円滑な運営を行うことを目的とするものであります。(f)株主総会決議事項を取締役会で決議できることとした場合の、その事項及びその理由 当社は、剰余金の配当等会社法第459条第1項各号に定める事項について、法令に別段の定めのある場合を除き、株主総会の決議によらず取締役会の決議により定める旨定款に定めております。これは剰余金の配当等を取締役会の権限とすることにより、株主への機動的な利益還元を行うことを目的としたものであります。(g)株主総会の特別決議要件を変更した場合の、その事項及びその理由 当社は、会社法第309条第2項に定める株主総会の特別決議要件について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨定款に定めております。これは、株主総会における特別決議の定足数を緩和することにより、株主総会の円滑な運営を行うことを目的とするものであります。④ 取締役会の活動状況当事業年度において当社は取締役会を11回開催しており、個々の取締役の出席状況については次のとおりであります。 氏名役職開催回数出席回数上月 景正代表取締役会長11回11回東尾 公彦代表取締役社長11回11回早川 英樹取締役11回11回沖田 勝典取締役11回11回松浦 芳弘取締役11回11回山口 香社外取締役監査等委員11回11回久保 公人社外取締役監査等委員11回11回樋口 靖社外取締役監査等委員11回11回ゼッターランド ヨーコ社外取締役8回8回(注)ゼッターランドヨーコ氏は、2024年6月26日開催の第52回定時株主総会において選任され、就任いたしました。 取締役会の当事業年度における具体的な検討事項は、グループの経営戦略、株主総会に関する事項、決算・配当に関する事項、重要な組織・人事に関する事項、重要な規則の改廃、重要な契約、重要な財産の取得、コーポレート・ガバナンスの取り組み、サステナビリティの方針に関する審議等であります。 ⑤ その他コーポレート・ガバナンスに重要な影響を与えうる特別な事情 当社は、2000年1月に日本企業としては初めて、米国ネバダ州においてゲーミング機器の製造に必要なライセンスを取得いたしました。そして、当社グループは、現在に至るまでに北米、豪州、アジア等、世界の主要なゲーミング市場においてゲーミング機器の製造及び販売に関するライセンスを取得しております。 ライセンスを維持するためには定期的に厳格な審査を受ける必要があり、コンプライアンスを重視する組織体制を維持することが求められます。このため全グループ役職員にコンプライアンスの重要性を周知徹底する取り組みを継続して行っております。 ステークホルダーからの信頼を一層高めていけるよう、今後も引き続きグローバル・スタンダードを意識した経営を進めてまいります。
人的資本(人材育成・社内環境整備方針) FY2025 / 約1,014字
(人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針) 当社グループは、持続的な成長をもたらす革新的な商品・サービスの創造の源泉はコナミグループの人材そのものと考えており、人材の多様性の確保や人材の育成など人的資本に関する様々な取り組みを行っております。 人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針としては、性別・年齢・人種・国籍・障がいの有無・性的指向・宗教などの違いや個性といったダイバーシティ(多様性)を尊重し、従業員の様々な意見や視点を取り入れることが、企業の持続的な成長に欠かせない要素であると考え、女性の活躍推進、子育て支援や多様な人材の採用などの施策を実施し、すべての人材が最大限能力を発揮することができる環境づくりを目指しております。 具体的な取り組みとして、管理職候補者の育成、能力開発を目的とした「役職者研修」、「管理職研修」の実施や、育児休業から復職した従業員と今後の働き方やキャリアについての面談の実施、新卒採用・中途採用における国籍や職種を問わないグローバルな採用活動の実施などに取り組んでおります。 社内環境整備に関する方針としては、「健康経営」の取り組みを通じて、従業員一人ひとりがその能力を十分に発揮できる環境を整え、従業員と会社がともに成長できる関係の構築を目指しております。当社の代表取締役社長が健康経営の責任者として議長を務め、各事業責任者および人事責任者、健康管理センターの責任者で構成している健康経営推進会議において、健康経営を推進するための目標値を設定し、その達成に向け、四半期ごとに従業員の健康状況や労働時間等の状況を確認、課題の共有とそれらを解決するための協議を行っています。 具体的な取り組みとして、従業員の健康管理・健康づくりをサポートする専門の部署として、健康管理センターを設置しており、各事業の人事部員および関東ITソフトウェア健康保険組合と協働して、禁煙推進、メンタルヘルス対策、健康増進施策の実施など、従業員の健康保持・増進に向けた施策を検討・展開しています。その結果、当社グループの健康経営への取り組みが認められ、経済産業省と日本健康会議が共同で実施する「健康経営優良法人 (ホワイト500)」に9年連続で認定されました。 今後も従業員が効率良く働ける環境や制度を整備し、これまで以上の成果を上げることを目的とした活動を進めてまいります。
事業の内容 FY2025 / 約869字
3【事業の内容】 当社グループは当社(コナミグループ株式会社)、連結子会社25社及び持分法適用会社2社により構成される、エンタテインメントとスポーツを通じて、顧客に「価値ある時間(=「High Quality Life」)」を提供する企業集団であります。 事業の内容と当社、連結子会社及び持分法適用会社の各事業における位置付け並びに事業別セグメントとの関連は、次のとおりであります。 次の4事業は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 4.セグメント情報」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。事業の種類 主要な会社デジタルエンタテインメント事業国内株式会社コナミデジタルエンタテインメント、他海外Konami Digital Entertainment,Inc.、Konami Digital Entertainment B.V.、Konami Digital Entertainment Limited、Konami Cross Media NY, Inc.、他アミューズメント事業国内株式会社コナミアミューズメント、他海外Konami Digital Entertainment,Inc.、Konami Digital Entertainment B.V.、他ゲーミング&システム事業海外Konami Gaming,Inc.、Konami Australia Pty Ltd、他スポーツ事業国内コナミスポーツ株式会社、リソルホールディングス株式会社(注2)、他(注)1.各事業毎の主要な会社は、複数事業を営んでいる場合にはそれぞれに含めております。2.関連会社であり、持分法適用会社であります。 事業系統図以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。
事業等のリスク FY2025 / 約3,168字
3【事業等のリスク】 当社及び当社グループ(以下、本項目においては当社と総称)の事業その他に関するリスクについて、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項を記載しております。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項についても、投資者の投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から以下に開示しております。なお、当社はこれらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める所存であります。 本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。(1) 新しい製品・サービスのリリースに関するリスク 新しい製品やサービスを適時にリリースできるかは、当社の制作リソースや生産能力だけでなく、新しい技術やプラットフォームへの適合など様々な要因が影響を及ぼすことが考えられます。これら全てに適切に対応し、お客様に満足いただける品質の製品・サービスをタイムリーに提供することができなければ、当社の売上・利益計画に影響が生じる可能性があります。(2) 競争に関するリスク当社が事業を展開するエンタテインメント及びスポーツ関連市場は競争が激しく、競合より新しい製品・サービスが次々にリリースされるだけでなく、競合となり得る新しい業態の娯楽・レジャーが続々と登場しています。これらが新たな競争を生み、市場における当社の競争優位を持続させることが困難になる可能性があります。(3) 景気低迷に関するリスク 消費者マインドを悪化させるような著しい景気の低迷は、当社が事業を展開するエンタテインメント及びスポーツに関連する製品・サービスに対する需要を減退させる可能性があります。(4) 少子高齢化に関するリスク 国内外で進展する少子高齢化は、当社が事業を展開するエンタテインメント及びスポーツ関連の市場を大きく変化させる可能性があります。(5) 消費者嗜好の変化に関するリスク エンタテインメント及びスポーツ関連市場は、テクノロジーの進化等を背景としたトレンドとブームが特徴で、消費者の嗜好が急速に変化します。急速に変化する消費者の嗜好に対応するためには、技術革新や製品・サービスの刷新をスピード感をもって行うことが必要です。消費者の嗜好の変化に対応した製品・サービスを提供し続けることができなければ、当社の業績に影響が生じる可能性があります。(6) 各国の法的規制等に関するリスク 当社が事業を展開する各国において法的規制等が変更された場合、当社はこれに対応するため製品・サービスだけでなく、ビジネスモデルや戦略の変更が必要となる可能性があり、当該国での事業の展開に影響を及ぼす可能性があります。 なお、ゲーミング(カジノ)に関する規制、ライセンスについては「第2 事業の状況 5 重要な契約等」に記載のとおりであります。(7) 知的財産権に関するリスク 当社の製品・サービスには、他者の著作物などの知的財産を使用しているものがあり、必要とする知的財産の使用許諾が受けられない場合、関連する製品・サービスの提供に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社は、他者の知的財産権を侵害することがないよう相当の注意を払っておりますが、見解の相違等により知的財産権の侵害を巡る争いが生じる可能性があります。そのような場合、当社としての正当性を主張してまいりますが、争いの解決にあたり和解金などの金銭支出が必要となる場合や、当該知的財産権を使用できなくなる場合もあり、当社の業績に影響が生じる可能性があります。(8) 製品・サービスの欠陥に関するリスク 当社が提供する製品・サービスについてはリリース前に徹底した品質の確認を行っておりますが、万が一重大な欠陥がリリース後に発見された場合、当社の業績に影響が生じる可能性があります。(9) 企業買収または投資に関するリスク 当社は、持続的な成長と企業価値向上を目指して、既存事業の拡大のためだけでなく、中長期的に成長が見込まれる新しい事業も視野に入れて、企業買収等の機会を模索しております。企業買収等は、買収後の統合作業の失敗や、当初計画していたとおりの業績が見込めなくなった場合の減損損失の計上等、さまざまなリスクを伴います。実行にあたっては、入念なデューデリジェンスを実施した上で慎重に検討を進めてまいります。(10) 人材に関するリスク 当社の成長は、経営幹部及び従業員の貢献が継続すること、そして新たに有能な従業員を採用できるかによるところが大きいといえます。特にデジタル人材は、世界的な獲得競争が繰り広げられており、人材確保が極めて困難な状況にあります。また、海外での事業展開に対応するためグローバル人材の確保が急務となっております。有能な人材を採用し、継続して雇用することができなければ当社の業績に影響が生じる可能性があります。(11) 海外での事業展開に関するリスク 海外での事業展開については、テロ・紛争等による社会的混乱や予期せぬ政治的要因、各国特有の商慣習、関税や為替変動によるリスク等も考慮して事業活動を行うことが必要です。これら全てに適切な対応ができなければ当社の業績に影響が生じる可能性があります。(12) 自然災害等に関するリスク 地震、洪水、台風等の自然災害やパンデミックといった事象は社会・経済に大きな影響を与える可能性があります。また、これらが発生する場合、当社製品のサプライチェーンに影響を及ぼすことが想定されます。建物の耐震対策や防災訓練、事業所内の衛生対策、安否確認システムの構築、主要部品の代替調達先の検討等の対策を講じておりますが、当社が事業を展開する国・地域においてこれらの事象が発生する場合、業績に影響が生じる可能性があります。(13) セキュリティに関するリスク 当社は、事業活動においてインターネット、クラウドを含む様々な情報システムを活用しておりますが、可用性やセキュリティを向上させる様々な対策を検討し、導入しております。 このような対策にもかかわらず、外部からのサイバー攻撃、予期せぬ自然災害や事故の発生、電力・通信インフラの停止等により情報システムに障害が発生し、お客様へ提供するサービスが停止した場合、当社の業績に影響が生じる可能性があります。(14) 個人情報管理に関するリスク 当社役職員による不適切な取扱いや、外部からの不正アクセス等によりお客様の個人情報が漏洩するような事態が万が一発生する場合、当社のブランドイメージ及び業績に大きな影響が生じる可能性があります。当社はこのような事態を未然に防止するため、厳格な情報管理規程を制定し、役職員への教育を徹底しているだけでなく、情報システムに強固なセキュリティ対策を講じております。また、世界各国の個人情報保護規則(GDPR等)に対応できる体制を整備するなど、万全を期して対策に取り組んでおります。(15) 訴訟に関するリスク 当社の事業活動が訴訟・仲裁その他の法的手続の対象とされ、当社に不利な判断が下された場合、当社の業績に影響が生じる可能性があります。(16) 不正行為に関するリスク 当社の製品・サービスを利用した不正行為に対しては、システム面での防止策を講じるだけでなく、利用規約で禁止し、お客様へ積極的に啓発を行っております。また、違反者に対しては厳正な対応を行っております。しかし、万が一、大規模な不正行為が発生した場合、当社の信頼やブランドイメージが毀損すること等により、当社の業績に影響が生じる可能性があります。
事業方針・経営環境 FY2025 / 約3,327字
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営の基本方針 当社グループは、「『価値ある時間』の創造と提供を通して、常に期待される企業集団を目指す」ことを企業理念に掲げ、1969年の創業以来、時代の変化を敏感に捉え挑戦を積み重ねてまいりました。また、「株主重視の基本姿勢」、「ステークホルダーとの良好な関係の維持と、良き企業市民として持続可能な社会の発展に貢献すること」を経営の基本方針に掲げております。 「株主重視の基本姿勢」に関しましては、安定した高配当と企業価値の向上による株主の皆様への利益還元が重要であると考えています。今後も成長に不可欠となる人的資本、最先端の研究開発環境、そして新技術などへの戦略的な投資を通じて業績を拡大し、さらなる配当水準の向上に努めます。 「ステークホルダーとの良好な関係の維持と、良き企業市民としての持続可能な社会の発展に貢献すること」に関しましては、株主、投資家、顧客、取引先、従業員、社会全般との良好な関係の維持を常に念頭におくとともに、教育、スポーツ、文化等幅広い分野への支援活動を展開しております。 当社グループは、こうした基本方針に則り、「価値ある時間」の創造と提供を通して、世界中の人々に夢と感動をお届けしてまいります。 (2) 重視する経営指標 当社グループは、売上高事業利益率、売上高営業利益率、売上高当期利益率、ROEを重要な経営指標と位置付け、資本コストの水準を把握した上で収益性と資本効率の向上に取り組んでおります。持続的成長の実現を目指し、成長に不可欠となる人材のほか、最高水準の研究開発環境、そして新技術などへの戦略的な投資を通じて、企業価値の向上に努めております。(3) 中長期的な会社の経営戦略と会社の対処すべき課題 ① 事業環境の急速な変化への対応 当社グループは、1969年の創業以来、世の中のニーズを掴む先見性や飽くなきチャレンジ精神を大切にし、人びとの趣味・嗜好や技術などの様々な変化の中で今日まで発展を遂げてまいりました。 事業を展開しております「デジタルエンタテインメント事業」、「アミューズメント事業」、「ゲーミング&システム事業」、「スポーツ事業」を取り巻く環境においては、テクノロジーの進化や社会経済情勢の変化に対応していくことが求められます。 テクノロジーの進化は、人々の生活に様々な変革をもたらしてきました。AI、5G/6G、WEB3、NFT、VR・ARなどのデジタル分野における新たな技術もこれからの事業を取り巻く環境に大きな影響をあたえてまいります。これらのテクノロジーは、私たちの持つコンテンツや開発力といった無形資産の価値をさらに高め、新たなユーザー体験の創出にチャレンジすることを可能にし、多くの成長機会をもたらしてくれます。 また、高齢化社会の進展や地政学リスクの高まりなど社会経済情勢の変化に対応していくため、スピード感をもって自らが変革し続けていくことが必要です。当社グループにおいては、これらの変化に対応し、常に時代の波頭を捉えた革新的な製品・サービスを世界中に提供することで持続的な成長と企業価値向上に努めてまいります。 ② 事業の成長に向けた経営資源の投入 デジタルエンタテインメント事業においては、ネットワークを介したエンタテインメントの急速な普及により、ゲームに親しんでいただける機会が増加し、そのニーズも一層多様化するものと考えております。デバイスにとらわれず、より多くの方にお楽しみいただけるゲームの遊び方を提案してまいります。また、既存の主力コンテンツのさらなる収益基盤の拡大を目指すと同時に、これまでの歴史の中で築き上げてきたIPを最大限活用し、新たな収益の柱を確立する取り組みを進めてまいります。これらに加え、最先端のテクノロジーを駆使したコンテンツ展開、ゲームをスポーツとして捉えるeスポーツを通じた新たなユーザー体験の創出、ゲーム制作で培った技術とノウハウを活かした新しい事業領域への進出や、グローバルでの収益拡大にもチャレンジしてまいります。 アミューズメント事業においては、長年培ってきたエンタテインメントのノウハウを活かし、遊び方やユーザー嗜好、事業を取り巻く各種規制の変化に的確に対応してまいります。また、グループ内のIPを有効活用した事業展開を強化するとともに、eスポーツを通じた市場の活性化にも取り組んでまいります。さらに、製造の効率化と製品の品質向上を常に追求し、新規ビジネスへの参入や海外事業の拡大を進めてまいります。 ゲーミング&システム事業においては、カジノが合法化された国や地域が年々増加傾向にあります。このような状況のもと、ゲーミングコンテンツを強化し、製品・サービスのラインアップを拡充することで市場におけるプレゼンスを高めてまいります。また、高い信頼性が評価されているカジノマネジメントシステムについては、新しいテクノロジーを応用した機能の開発などを進めることで事業の成長を目指してまいります。さらに、事業領域を拡大する取り組みを強化してまいります。 スポーツ事業においては、運動を通して健康増進に貢献する当事業の社会的意義は大きく、近年その役割と責任が重みを増していると考えます。物価高騰や市場環境の変化に対応できる、安定した事業基盤を築いてまいります。また、運動やスポーツに対するニーズが多様化しております。これに応えるべく、幅広いサービスを提案し続け、皆様の日常においてスポーツに取り組むことができる機会を増やしてまいります。さらに、各地域における小中学校の水泳授業受託や自治体向け健康増進支援等により社会課題の解決にも取り組んでまいります。 ③ サステナビリティ経営の推進 当社グループは、SDGs達成に貢献することを目指し、事業を通じた様々な活動を展開しています。当社代表取締役社長が委員長及び議長を務める、サステナビリティ委員会及び健康経営推進会議を中心に議論を行い、グループ全体で積極的にサステナビリティ活動に取り組んでおります。また、サステナビリティ活動の進捗は定期的に取締役会に報告を行い、監督を受けております。さらに、国内で整備されたサステナビリティ開示基準に対応した情報開示への準備を進めながら、任意開示の充実にも取り組んでまいります。(ⅰ) 人的資本 当社グループの持続的な発展のために不可欠なのは、従業員の健康と考えております。そのため、従業員の仕事のパフォーマンスを最大限に高めるために、心身のコンディションを整える「健康経営」の取り組みを強化しています。その結果、保険者と連携して優良な健康経営を実践している法人として、経済産業省と日本健康会議が共同で実施する「健康経営優良法人(ホワイト500)」に2017年度から9年連続で認定されました。今後も、「健康経営」の取り組みを通じて、従業員一人ひとりがその能力を十分に発揮し、会社とともに成長できるような環境整備を行っていきます。(ⅱ) 気候変動 地球温暖化対策が世界共通の長期的な課題となり、世界中の多くの国々が2050年のカーボンニュートラルを目標に掲げています。企業に対しては、気候変動に関する情報開示や対策の検討が求められております。当社グループにおきましては、TCFD提言に沿った情報開示を2022年5月より開始しておりますが、継続して内容の充実に取り組んでまいります。また、自社所有拠点への太陽光発電設備の設置や、照明のLED化等、二酸化炭素(CO₂)排出削減の取り組みを進めております。将来の世代も安心して暮らせる持続可能な社会をつくるため、カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを強化してまいります。  当社グループは、事業環境の急速な変化に対応し、事業の成長と持続可能な社会の実現の両立に向け最適な経営資源の投入を図り、社会から常に期待され、必要とされる企業を目指してまいります。
経営者による分析 FY2025 / 約9,961字
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績 当連結会計年度の国内経済は、物価上昇の継続が個人消費に及ぼす影響が懸念される中、雇用・所得環境の改善などにより緩やかな回復傾向が続いています。一方で世界経済は、米国の通商政策による影響、中国経済の見通しへの懸念、金融資本市場の変動や地政学リスクの高まりなどにより先行きが不透明な状況にあります。 このような状況のもと、当社グループの当連結会計年度における経営成績は、主にデジタルエンタテインメント事業が好調に推移したことに加え、アミューズメント事業、ゲーミング&システム事業、スポーツ事業もそれぞれ堅調に推移したことから、2年連続で売上高、事業利益、営業利益、税引前利益及び親会社の所有者に帰属する当期利益の全てが過去最高を更新いたしました。  以上の結果、当連結会計年度の売上高は4,216億2百万円(前連結会計年度比17.0%増)、事業利益は1,091億1千7百万円(前連結会計年度比23.7%増)、営業利益は1,019億4千4百万円(前連結会計年度比27.0%増)、税引前利益は1,040億8百万円(前連結会計年度比25.8%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益は746億9千2百万円(前連結会計年度比26.2%増)となりました。 事業別売上高及び営業収入(セグメント間含む)要約版 前連結会計年度(自 2023年4月1日至 2024年3月31日)当連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)増減率 金額(百万円)金額(百万円)(%)デジタルエンタテインメント事業249,121305,18722.5アミューズメント事業26,42727,6344.6ゲーミング&システム事業39,72942,6697.4スポーツ事業47,63148,5431.9消去△2,594△2,431-連結合計360,314421,60217.0 ② 財政状態(資産) 当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比較して591億9千万円増加し、6,650億4千万円となりました。これは主として、新拠点「コナミクリエイティブフロント東京ベイ」建設などのための資本的支出や配当金の支払いがあったものの、本業で稼得した営業活動によるキャッシュ・フローにより現金及び現金同等物が増加したこと等によるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比較して47億円増加し、1,831億7千2百万円となりました。これは主として、その他の金融負債や引当金が減少した一方で、未払法人所得税、営業債務及びその他の債務などが増加したこと等によるものであります。 (資本) 当連結会計年度末における資本合計は、前連結会計年度末に比較して544億9千万円増加し、4,818億6千8百万円となりました。これは主として、配当金の支払いがあった一方で、当期利益の計上により親会社の所有者に帰属する持分合計が増加したこと等によるものであります。 なお、親会社所有者帰属持分比率は、前連結会計年度末と比較して2.0ポイント増加し、72.5%となりました。 ③ キャッシュ・フロー当連結会計年度の概況 前連結会計年度(自 2023年4月1日至 2024年3月31日)当連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)増減区 分金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)営業活動によるキャッシュ・フロー103,061114,62011,559投資活動によるキャッシュ・フロー△29,216△67,885△38,669財務活動によるキャッシュ・フロー△24,199△25,784△1,585現金及び現金同等物に係る為替変動の影響額4,838△482△5,320現金及び現金同等物の純増減額54,48420,469△34,015現金及び現金同等物の期末残高273,747294,21620,469  当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比較して204億6千9百万円増加し、当連結会計年度末には2,942億1千6百万円となりました。 また、当連結会計年度における各キャッシュ・フローは、次のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動により獲得した資金は、1,146億2千万円(前連結会計年度比11.2%増)となりました。これは主として、法人所得税の支払額が増加した一方で、当期利益が増加したこと等によるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動により使用した資金は、678億8千5百万円(前連結会計年度比132.4%増)となりました。これは主として、新拠点建設のための資本的支出が増加したこと等によるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動により使用した資金は、257億8千4百万円(前連結会計年度比6.6%増)となりました。これは主として、配当金の支払額が増加したこと等によるものであります。④ 生産、受注及び販売の実績(ⅰ) 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称金額(百万円)前年同期増減率(%)デジタルエンタテインメント事業159,1949.1アミューズメント事業17,9419.9ゲーミング&システム事業14,106△9.6スポーツ事業43,9262.5合計235,1676.5(注) 上記の金額は、売上原価により算出しております。 (ⅱ) 受注実績 当社グループは受注生産を行っておりません。 (ⅲ) 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称金額(百万円)前年同期増減率(%)デジタルエンタテインメント事業304,64622.6アミューズメント事業26,0934.7ゲーミング&システム事業42,6547.6スポーツ事業48,2091.9合計421,60217.0(注) セグメント間の取引については相殺消去しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度においては、主にデジタルエンタテインメント事業における「eFootball™」等の主力タイトルが好調に推移していることに加え、家庭用ゲームの新作「SILENT HILL 2」の販売が伸長し、増収・増益となりました。 当連結会計年度の売上高事業利益率は25.9%、売上高営業利益率は24.2%、売上高当期利益率は17.7%、親会社所有者帰属持分当期利益率(ROE)は16.4%となり、重視する経営指標がいずれも前連結会計年度より改善いたしました。  重視する経営指標 前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) 当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)区 分(%)(%)売上高事業利益率24.525.9売上高営業利益率22.324.2売上高当期利益率16.417.7親会社所有者帰属持分当期利益率(ROE)14.716.4  当連結会計年度における経営成績等の分析・検討内容の詳細は、次のとおりであります。 事業別セグメント(デジタルエンタテインメント事業) エンタテインメント市場におきましては、モバイル端末や家庭用ゲーム機器などの各種デバイスの高性能化、次世代通信システムの普及によりゲームコンテンツの今後の展開が期待されております。また、ゲームをスポーツ競技として捉えるeスポーツやゲームプレー動画などが着目されファン層を拡大するなど、コンテンツの楽しみ方が多様化しています。 このような状況のもと当事業の新しい取り組みとして大谷翔平選手がアンバサダーを務めるKONAMIの野球ゲームでは、「パワフルプロ野球」シリーズの30周年記念作品「パワフルプロ野球2024-2025」及び「プロ野球スピリッツ」シリーズの20周年記念作品「プロ野球スピリッツ2024-2025」を発売いたしました。さらに、いつでもどこでも最高峰のプロ野球リーグMLB(メジャーリーグベースボール)の世界を体感できる全く新しいモバイルゲーム「eBaseball™: MLB PRO SPIRIT(イーベースボール エムエルビー プロ スピリット)」の配信を日本・アメリカを含む10の国と地域で開始しております。3月の2025シーズンアップデートではゲーム内に登場する選手や監督、ユニフォームなどが2025シーズンに対応し、キービジュアルを二刀流の大谷翔平選手のイメージに一新いたしました。また、MLBとグローバルパートナーシップ契約を締結しました。ゲームと野球、それぞれのさらなるファンの獲得や野球振興に努めてまいります。「SILENT HILL」シリーズでは、世界中で人気を博したサイコロジカルホラーゲーム「SILENT HILL 2」のリメイク版を発売いたしました。多くのお客様にご好評をいただき、世界累計出荷本数は200万本を突破しております。このほか、「幻想水滸伝 I&II HDリマスター 門の紋章戦争 / デュナン統一戦争」を発売いたしました。発売にあわせて公式番組「幻想水滸伝Live」を公開し、完全新作となるモバイルゲーム「幻想水滸伝 STAR LEAP」の制作や「幻想水滸伝II」のTVアニメ化などを発表しております。遊戯王カードゲームでは、25周年を記念して懐かしの歴代デジタルゲームを全14タイトル収録した「遊戯王 アーリーデイズコレクション」をNintendo Switch™とSteam®向けに発売いたしました。 継続した取り組みとしては、シリーズ累計8億ダウンロードを突破し、家庭用・PC・モバイルで配信中の「eFootball™」が引き続き好調に推移しております。新シーズン開幕時には大型アップデートを実施し、人気サッカー漫画とのスペシャルコラボやFC バルセロナの新旧スター選手のアンバサダー就任を記念したキャンペーンを開催するなど、様々な施策を展開いたしました。モバイルゲームでは、「プロ野球スピリッツA(エース)」、「実況パワフルプロ野球」がそれぞれ配信開始より9周年、10周年を迎え、記念したイベントやキャンペーンなどを実施いたしました。累計8,000万ダウンロードを突破した「遊戯王 マスターデュエル」や25周年を記念したスペシャルパックなどを発売した遊戯王カードゲームについても引き続き多くのお客様にお楽しみいただいております。また、学校教育機関に向けて無償で提供しているブラウザ版「桃太郎電鉄 教育版Lite ~日本っておもしろい!~」の導入校の総数が12,300校を超えました。 eスポーツにおいては、「eFootball™」最大の公式eスポーツ大会「eFootball™ Championship 2024」のWorld Finalsや国際サッカー連盟(FIFA®)主催のeスポーツ世界大会「FIFAe World Cup 2024™」が開催され、白熱した戦いが繰り広げられました。また、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)公式野球ゲーム「WBSC eBASEBALL™パワフルプロ野球」を競技タイトルとする「WBSC eプレミア12 2024」が開催されました。さらに、モバイルゲーム「プロ野球スピリッツA(エース)」を競技タイトルとする「プロスピA プロリーグ」2024シーズンのe日本シリーズを開催いたしました。このほか遊戯王カードゲームでは、世界トップデュエリストを決めるeスポーツ世界選手権「Yu-Gi-Oh! World Championship 2024」全4部門の決勝戦を米国シアトルで開催し、大きな盛り上がりを見せました。  以上の結果、当事業の連結売上高は3,051億8千7百万円(前連結会計年度比22.5%増)となり、事業利益は989億3千5百万円(前連結会計年度比24.7%増)となりました。セグメント資産は、前連結会計年度末に比較して406億4千8百万円増加し、3,296億8千2百万円となりました。 (アミューズメント事業) アミューズメント市場におきましては、国内経済が緩やかに改善していることを受けて市場全体として堅調に推移しております。 このような状況のもと当事業のメダルゲームにおいては、2024年7月に発売した「パワフルプロ野球 開幕メダルシリーズ!」を多くのお客様にお楽しみいただいております。プッシャーゲームでありながら野球の醍醐味を体験いただけます。3月には、KONAMI野球ゲームアンバサダーを務める大谷翔平選手が登場する最新作「パワフルプロ野球 開幕メダルシリーズ! 二刀流!」を市場に投入し、より一層の注目を集めております。また、「桃太郎電鉄 ~メダルゲームも定番!~」が引き続きご好評をいただいており、当連結会計年度においても販売台数を伸ばしました。アミューズメント施設向けビデオゲームでは、「モンスター烈伝 オレカバトル2」の設置台数が拡大しております。ゲーム内で作成した自分だけのオリジナルカード「オレカ」を使い、個性豊かなモンスターの収集と育成をお楽しみいただけます。「beatmania IIDX」シリーズでは、音楽が持つ「はじけるような明るさ」をイメージした最新作「beatmania IIDX 32 Pinky Crush(ビートマニア ツーディーエックス サンジュウニ ピンキー クラッシュ)」が稼働を開始しました。また、「GITADORA」シリーズの最新作「GITADORA -ARENA MODEL-(ギタドラ アリーナモデル)」を発売いたしました。大きなメインモニターと左右のサブモニターを搭載し、まるでLIVEステージに立っているかのような臨場感と没入感を演出しています。プライズゲームにおいては、「サーチライト」で初心者の方でも簡単に景品を狙いやすい新型クレーンゲーム機「プクレ」が稼働を開始いたしました。オンラインくじ「コナミ プレミアムくじ ONLINE」では、KONAMIの人気キャラクターをグッズとして展開し、ご好評をいただいております。 ぱちんこ・パチスロにおいては、テレビアニメでも人気のバトルファンタジー「七つの魔剣が支配する」のスマスロ機が稼働を開始いたしました。市場での高稼働を受け、追加受注を獲得しております。さらに、「今日から俺は!! パチスロ編」、「桃太郎電鉄 ~パチスロも定番!~」など様々なIPを題材にした新規タイトルを投入いたしました。 eスポーツでは、「BEMANI PRO LEAGUE -SEASON 4-」を開催し、「beatmania IIDX」、「DanceDanceRevolution」の2タイトルで白熱した試合が行われました。それぞれの大会後には「BEMANI」シリーズでおなじみの豪華アーティストによるDJライブを開催しました。「esports×音楽」の新感覚エンタテインメントをお楽しみいただき、大いに盛り上がりました。  以上の結果、当事業の連結売上高は276億3千4百万円(前連結会計年度比4.6%増)となり、事業利益は59億3千8百万円(前連結会計年度比14.5%増)となりました。セグメント資産は、前連結会計年度末に比較して10億3千8百万円減少し、581億4千2百万円となりました。 (ゲーミング&システム事業) ゲーミング市場におきましては、北米市場及び豪州市場が安定的に推移しております。カジノ施設の新規開業や既存施設の入替需要などによりカジノ機器の新たな設置機会が生まれ、競合各社が続々と新しい製品を投入しています。 このような状況のもと、49インチ高解像度ディスプレイを搭載した「DIMENSION 49™(ディメンション フォーティーナイン)」や27インチモニターを3台組み合わせた「DIMENSION 27™(ディメンション トゥエンティーセブン)」がスロットマシン販売をけん引いたしました。大型ディスプレイを組み合わせた「DIMENSION 43x3™(ディメンション フォーティースリーバイスリー)」も着実に販売台数を伸ばしております。 ゲーミングコンテンツでは、北米市場において様々なボーナスイベントが楽しめる「Fortune Bags™(フォーチュン バッグス)」、「Fortune Pots™(フォーチュン ポッツ)」の特徴を備えた「Lucky Honeycomb™(ラッキー ハニーコーム)」シリーズの販売が好調に推移いたしました。また、「Charms Full Link™(チャームズ フル リンク)」シリーズが高稼働を継続しております。豪州市場においては新たに投入した「Fortune Hearts™(フォーチュン ハーツ)」シリーズが人気を博しております。 カジノマネジメントシステムにおいては、米国ニュージャージー州の「Ocean Casino Resort」、オハイオ州の「JACK Cleveland Casino」及び「JACK Thistledown Racino」等の大型カジノ施設に「SYNKROS®(シンクロス)」が導入され、その後も導入施設数が拡大しています。稼働率99.9%という高い信頼性がオペレーターより評価されております。新機能としてスロットマシン筐体からドリンク注文が可能になる「SYNKROS® Drink System」を導入いたしました。 事業領域を拡大する取り組みとして、イリノイ州の大手オペレーター向けにVLT(ビデオ・ロッテリー・ターミナル)機器を販売しました。さらに、欧州市場でのプレゼンス拡大を目指し、ポルトガル最大のiGamingプラットフォームにおいてゲーミングコンテンツの提供を開始いたしました。  以上の結果、当事業の連結売上高は426億6千9百万円(前連結会計年度比7.4%増)となり、事業利益は73億5千9百万円(前連結会計年度比18.4%増)となりました。セグメント資産は、前連結会計年度末に比較して11億6千7百万円減少し、491億3千3百万円となりました。(スポーツ事業) スポーツ市場におきましては、諸物価の上昇やエネルギーコスト高騰による経営環境への影響が続いておりますが、健康意識の高まりや業態・サービスの多様化により市場が拡大しております。 このような状況のもとスポーツクラブ運営においては、長年にわたり多くの方に愛されてきた人気スタジオプログラムの大規模イベント「UNITED FEEL」を全国各地のコナミスポーツクラブで開催いたしました。コナミスポーツクラブ本店での開催回では、最も人気のあるスタジオプログラムの1つである「ボディコンバット」が100回目のリリースを迎えたことを記念し、本拠地ニュージーランドよりゲストパフォーマーを招いたスペシャルイベントを開催し、大盛況となりました。 こども向け運動スクール「運動塾」においては、お子様の心と体の成長をサポートするため、スイミング、体操、ダンス、サッカー、テニス、ゴルフなど様々な種目を展開しております。定期的なレッスンに加え、「運動塾」に通うお子様が日頃の練習の成果を発揮する場として大会やイベントを企画し、ご好評をいただいております。ゴルフスクールでは、「第11回 コナミスポーツクラブ キッズゴルファーチャレンジカップ」の決勝大会を那須ハイランドゴルフクラブ(栃木県)で開催いたしました。 天井にミラーを設置したマシンピラティススタジオ「Pilates Mirror(ピラティスミラー)」では、関西初出店となる「Pilates Mirror 高槻」をオープンし、出店エリアを拡大いたしました。当連結会計年度においては30店舗を新たにオープンし、合計で53店舗となりました。引き続き入会待ちとなる施設があるなど、お客様からご好評の声をいただいております。また、短時間で効率の良いトレーニングを行う30分集中のパーソナルジム「Personal 30(パーソナルサンジュウ)」の1号店を東京都の経堂にオープンいたしました。 当事業が日本総代理店として全国展開している世界最大級のダンスフィットネスプログラム「ジャザサイズ」においては、国内活動40周年を記念した大規模イベント「40th celebration Dance Party」を開催し、大きな盛り上がりを見せました。 資産を持たない形でネットワークを拡大するビジネス形態である受託事業におきましては、これまで培った運営・指導のノウハウや実績を活かして事業を推進しております。当連結会計年度においては新たに東京都町田市、神奈川県相模原市、石川県かほく市、大阪府大阪市のスポーツ施設の運営受託を開始しております。 学校水泳授業の受託におきましては学校側のニーズがますます高まっており、日本全国の小中学校で対象校を拡大しております。 なお、昨今の諸物価の上昇やエネルギーコスト高騰による影響を受けておりましたが、2024年8月よりコナミスポーツクラブの会費改定を実施いたしました。  以上の結果、当事業の連結売上高は485億4千3百万円(前連結会計年度比1.9%増)となり、事業利益は22億3千1百万円(前連結会計年度比4.2%減)となりました。セグメント資産は、前連結会計年度末に比較して50億7千万円減少し、492億円となりました。 ② 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ③ 資本の財源及び資金の流動性 当社における資金需要は、ゲームコンテンツ制作に係る支出、ロイヤリティ、部品費及び原材料費、従業員への給与・賃金その他、事業所や施設の賃借料、資産の取得及び修繕・維持費用などの支払、借入金の返済、配当金の支払、並びに納税等の支出を賄うためのものであります。これに加えて、当社グループの持続的な成長と企業価値向上を実現するため、既存事業の拡大や、新規事業への参入等のための投資の機会を模索しております。 当連結会計年度における主な資金需要は、通常の事業運営のために使用する資金であります。 当社の資金の源泉は、主に、手元現預金、営業活動により稼得する資金、金融機関と締結したコミットメントライン契約による融資枠並びに社債の発行などがあります。当社は、これらが資金需要に対する十分な資金源となるものと考えております。④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」第312条の規定により、IFRSに準拠して作成しております。この連結財務諸表の作成にあたり、必要な見積りは合理的な基準に基づいて実施しておりますが、見積り特有の不確実性が存在するため、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要性がある会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 3. 重要性がある会計方針」に記載しております。また、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 2. 作成の基礎 (3)見積り及び判断の利用」に記載のとおりであります。
役員の状況 FY2025 / 約3,424字
(2)【役員の状況】① 役員一覧男性7名 女性2名(役員のうち女性の比率22.2%)役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(千株)代表取締役会長(取締役会議長)上月 景正1940年11月12日生1973年3月 コナミ工業株式会社(現 コナミグループ株式会社)設立1982年6月 財団法人 上月教育振興会(現 一般財団法人 上月財団)理事長(現任)1987年6月 当社代表取締役会長(現任)(注2)172代表取締役社長(グループCEO)東尾 公彦1959年9月24日生1997年9月 当社入社2005年6月 当社取締役2010年5月 関東ITソフトウェア健康保険組合理事長(現任)2016年7月 コナミリアルエステート株式会社代表取締役社長(現任)2018年1月 当社取締役兼執行役員副社長(管理責任者)2019年6月 当社代表取締役副社長2020年4月 当社代表取締役社長(現任)2020年4月 株式会社コナミデジタルエンタテインメント代表取締役会長(現任)2020年4月 Konami Corporation of America取締役会長(現任)2020年7月 Konami Gaming, Inc.取締役会長(現任)(注2)31取締役早川 英樹1970年6月17日生1996年9月 当社入社2015年4月 株式会社コナミデジタルエンタテインメント代表取締役社長(現任)2017年6月 当社執行役員2018年2月 一般社団法人日本eスポーツ連合理事2018年5月 一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会会長2020年6月 当社取締役(現任)2023年3月 一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会理事(現任)2023年6月 一般社団法人日本eスポーツ連合会長(現任)(注2)2取締役沖田 勝典1968年2月1日生1990年4月 当社入社2016年8月 株式会社コナミアミューズメント代表取締役社長(現任)2017年6月 当社執行役員2019年6月 日本電動式遊技機工業協同組合監事2020年6月 当社取締役(現任)2023年6月 日本電動式遊技機工業協同組合理事(現任)(注2)16取締役秘書室長松浦 芳弘1983年3月22日生2005年4月 当社入社2009年6月 当社那須事業所 総支配人2013年1月 当社社長室長2017年6月 当社取締役(現任)2019年8月 当社秘書室長(現任)(注2)3社外取締役(監査等委員)山口 香1964年12月28日生2007年4月 武蔵大学人文学部教授2008年4月 筑波大学大学院人間総合科学研究科准教授2011年10月 筑波大学体育系准教授2014年6月 当社社外取締役2018年1月 筑波大学体育系教授(現任)2021年6月 当社社外取締役(監査等委員)(現任)(注3)6 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(千株)社外取締役(監査等委員)久保 公人1956年10月17日生1980年4月 文部省(現 文部科学省)入省2007年7月 文部科学省大臣官房審議官(高等教育担当)2012年1月 文部科学省スポーツ・青少年局長2016年4月 学校法人尚美学園理事長 兼 尚美学園大学学長2017年6月 当社社外取締役2021年6月 当社社外取締役(監査等委員)(現任)2024年4月 尚美学園大学名誉教授(現任)(注3)3社外取締役(監査等委員)樋口 靖1952年2月14日生1976年4月 株式会社熊谷組入社2008年4月 同社執行役員2013年6月 同社代表取締役兼執行役員社長2018年4月 同社取締役会長2021年6月 東京製綱株式会社社外取締役(現任)2023年6月 当社社外取締役(監査等委員)(現任)(注3)0社外取締役ゼッターランド ヨーコ1969年3月24日生2004年4月 有限会社オフィスブロンズ取締役(現任)2013年4月 嘉悦大学経営経済学部准教授2017年6月 公益財団法人日本スポーツ協会常務理事2019年4月 日本女子体育大学体育学部准教授2024年6月 当社社外取締役(現任)(注2)0計233(注)1.取締役の山口香、久保公人、樋口靖及びゼッターランドヨーコの4名は、社外取締役であります。2.2025年6月26日開催の定時株主総会から1年間3.2025年6月26日開催の定時株主総会から2年間 ② 社外役員の状況 当社は取締役会の監督機能の強化のため、当社取締役9名のうち4名は独立社外取締役としており、当社と独立社外取締役との間に特別の利害関係はありません。また、監査の独立性及び透明性の確保の観点から、独立社外取締役3名を監査等委員である取締役としております。 社外取締役と当社との資本関係(当社株式の保有状況)については、「①役員一覧」の各所有株式数の欄に記載のとおりであります。その他社外取締役と当社との間に、人的関係、取引関係及びその他の利害関係はありません。 現在在任中のすべての社外取締役は、当社の定めた「社外役員の独立性基準」の要件を満たしております。また、当社は、これらの社外取締役の全員を、東京証券取引所の定めに基づく独立役員として指定し、同取引所に届け出ております。 同基準の内容は、以下のとおりであります。<社外役員の独立性基準> 当社は、社外取締役 (以下、「社外役員」という。)が、当社において合理的に可能な範囲で調査した結果、次の各項目いずれにも該当しないと判断される場合に、独立性を有しているものと判断する。1.現在または過去10年間において、以下に該当する者(1)当社及びその連結子会社(以下、「当社グループ」という。)の業務執行者(注1)2.現在または過去5年間において、以下のいずれかに該当する者(1)当社グループの大株主(注2)もしくは当社グループが大株主である者またはその業務執行者(2)当社グループとの一事業年度の取引額が、当社グループまたは当該取引先のいずれかの連結売上高の2%を超える取引先またはその業務執行者(3)当社グループの借入額が当社連結総資産の2%を超える借入先またはその業務執行者3.現在または過去3年間において、以下のいずれかに該当する者(1)当社グループの会計監査人またはその社員等である者(2)当社グループより役員報酬以外に年間1,000万円を超える報酬を受けた者またはその連結売上高の2%を超える報酬を受けた団体に所属する者(3)当社グループより当該寄付先の年間総収入の2%を超える寄付を受けた者または受けた団体に所属する者(4)当社グループから取締役を受け入れている会社またはその親会社または子会社等の業務執行者4.上記1.、2.および3.に掲げる者の配偶者または二親等以内の親族5.その他、実質的な利益相反が生じるおそれがある者(注1)現に所属している業務執行取締役、執行役、執行役員その他これらに準じる者及び使用人(以下、「業務執行者」という。)及び過去に当社グループに所属したことがある業務執行者をいう。(注2)総議決権の10%以上の株式を保有する者  取締役の選任及び指名に当たっては、それぞれの候補として相応しい知識、経験、能力等のバランスに配慮し、取締役会の決議により決定しております。 取締役については、その経験、見識、専門性等に加えて、当社がゲーミング機器製造に関するライセンスを保有する米国ネバダ州をはじめとした世界各地のゲーミング事業規制の要件を満たすこと等を総合的に評価・判断して指名しております。③ 社外取締役による監督又は監査と内部監査、監査等委員会監査及び会計監査との相互連携並びに内部統制部門との関係 当社の社外取締役が企業統治において果たす機能及び役割は、「(1) コーポレート・ガバナンスの概要 ②企業統治の体制(a)企業統治の体制の概要」に記載のとおりであります。 社外取締役、内部監査室、内部統制室及び会計監査人は、定期的に、あるいは必要に応じて情報共有を図り、経営の監視機能強化及び監査の実効性向上に努めております。 当社は、会計監査や四半期レビューの報告等を通じ、会計監査人が定期的に監査等委員会に出席する機会を確保しているほか、会計監査人からの要望に応じ、内部監査室、内部統制室や社外取締役との連携の機会を確保することとしております。

※ 出典: EDINET DB API より取得した有価証券報告書(2025年度)。 全文は 金融庁 EDINET でご確認ください。